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株価指数先物 【週間展望】 ―短期過熱を警戒しつつも、海外投資家による資金流入で相対的な強さが意識されやすい
「短期過熱を警戒しつつも、海外投資家による資金流入で相対的な強さが意識されやすい」
今週の日経225先物は、前週までの急ピッチの上昇に対する過熱感が警戒されるなか、米国の債務上限問題を巡る協議の行方を横睨みに、こう着感が強まりそうだ。19日の米国市場では、主要な株価指数が下落した。前日までバイデン米政権と共和党幹部らによる交渉の進展を期待した買いが入っていたが、この日は共和党の交渉担当者らが協議から退席したと伝わり、交渉の難航が懸念されて売り直された。
G7広島サミットに出席しているバイデン大統領は、デフォルトを回避できると確信していると述べているが、協議の行方を見極めたいところであろう。また、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は、銀行破綻の影響で金利を引き上げる必要がなくなる可能性があるとの認識を示しており、6月の連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ確率が低下している。一方で、イエレン米財務長官はさらなる銀行合併が必要になるかもしれないと、大手銀行の経営者に対して伝えたようである。債務交渉の行方や金融引き締め長期化への思惑、米地銀の破綻リスクなどを抱える米国市場の不安定な値動きは、日本市場にとって重荷となりそうだ。
また、米国では23日に5月の5月製造業購買担当者景気指数(PMI)、5月のリッチモンド連銀製造業指数、24日に米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨、26日に4月の個人消費支出(PCEデフレーター)、5月のミシガン大学消費者態度指数確報値といった指標の発表を控えており、これらが週を通じて不安定要因になるだろう。そのため、リスク回避的に海外投資家が日本株を選好する動きは続きやすく、相対的な強さが意識されやすい。
日経225先物は、19日の日中取引終了後のナイトセッションは、日中比80円安の3万820円だった。一時3万980円まで買われ、米国市場の取引開始後に3万670円まで軟化したものの、終盤にかけてはショートカバーが入り下げ幅を縮めていた。過熱感から短期的にはショートが入りやすいだろうが、ショートに傾けるのは避けておきたいところであり、利食いに押される局面では、カバー狙いのロングでの対応になろう。
日経225先物は、先週の上昇で2021年2月に付けた高値(3万720円)を突破。日経平均株価は同年9月高値(3万795円)を明確に上放れ、バブル後の高値を更新。達成感が意識されやすい水準からの一段高によって、ショートカバーに伴うヘッジ対応が加速した。
テクニカル面ではボリンジャーバンドの+2σを突破し、+2σを支持線とした+3σとの切り上がりに沿ったトレンドを継続している。+3σは3万1420円辺りまで切り上がってきており、+2σは3万660円辺りに上昇している。ナイトセッションでは+2σまでの調整を見せており、適度に過熱を抑えながら上昇トレンドを形成しているため、ショート筋には厳しい需給状況である。そのため、オプション権利行使価格の3万500円~3万1500円処での推移を想定していきたい。
VIX指数は16.81に上昇した。ただし、緩やかに切り下がる25日移動平均線に上値を抑えられる形状であり、ボトム水準での推移が続く。債務上限問題や金融引き締め長期化への警戒、さらに地銀の金融システム不安が燻るなかでも、投資家心理は落ち着いていることが窺える。経済指標の結果なども変動要因になりそうだが、75日線が位置する19.49を上放れ、20.00を超えた辺りで慎重姿勢に向かわせよう。
先週のNT倍率は先物中心限月で14.26倍に上昇した。15日に14.09倍辺りに位置していた200日線を捉え、18日には一時14.20倍まで上昇し、昨年12月半ば以来の水準に切り上がった。先週はアドバンテスト <6857> [東証P]が上場来高値を更新するなど、ハイテク株の強い値動きが目立っており、指数インパクトの大きい値がさハイテク株が指数をけん引していた。前週の反動は想定しつつも、日経平均型優位の状況は継続すると考えられ、引き続きNTロングでのスプレッド狙いは入りやすいと考えられる。
5月第2週(5月8日-12日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では6週連続で買い越しており、買い越し越し額は7844億円(5月第1週は4677億円の買い越し)だった。なお、現物は5658億円の買い越し(同1602億円の買い越し)と7週連続の買い越しであり、先物は2185億円の買い越し(同3074億円の買い越し)と2週連続で買い越している。個人は現物と先物の合算で3914億円の売り越しで、2週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で1731億円の売り越しとなり、6週連続の売り越しだった。
経済スケジュールでは22日に3月機械受注、23日に米国5月製造業・サービス部門購買担当者景気指数(PMI)、米国4月新築住宅販売件数、米国5月リッチモンド連銀製造業指数、24日に米国MBA住宅ローン申請指数、FOMC(5月2~3日開催分)議事要旨、25日に米国1-3月期GDP改定値、26日に5月東京都区部消費者物価指数(CPI)、4月企業向けサービス価格指数、3月景気動向指数改定値、米国4月個人所得・消費支出、米国4月耐久財受注、米国5月ミシガン大学消費者態度指数確報値などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
06月限 日経225 28122.81 TOPIX 1955.38
07月限 日経225 26659.58 TOPIX 1890.16
08月限 日経225 28525.62 TOPIX 1963.05
09月限 日経225 28253.40 TOPIX 1957.76
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 05月19日 30660 30940 30660 30900 +310
22/03 05月18日 30050 30670 30040 30590 +530
22/03 05月17日 29850 30140 29830 30060 +220
22/03 05月16日 29690 29920 29640 29840 +170
22/03 05月15日 29430 29670 29430 29670 +250
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 05月19日 2161.5 2178.0 2158.5 2165.5 +8.0
22/03 05月18日 2131.5 2162.5 2130.0 2157.5 +26.5
22/03 05月17日 2128.5 2137.5 2126.0 2131.0 +3.5
22/03 05月06日 2120.0 2132.0 2117.5 2127.5 +8.5
22/03 05月15日 2097.5 2119.0 2097.5 2119.0 +22.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
05月19日(6月限) 30855 -45
05月18日(6月限) 30905 +315
05月17日(6月限) 30530 +470
05月16日(6月限) 29870 +30
05月15日(6月限) 29870 +200
05月12日(6月限) 29575 +155
※前日比は大阪取引所終値比
●VIX指数
05月19日 16.13 17.36 15.85 16.81
05月18日 16.92 17.15 16.05 16.05
05月17日 17.96 18.26 16.68 16.87
05月16日 17.54 18.30 17.26 17.99
05月15日 17.44 18.16 17.08 17.12
05月12日 16.83 17.92 16.38 17.03
05月11日 16.80 18.19 16.63 16.93
05月10日 17.58 18.31 16.42 16.47
05月09日 17.71
05月08日 17.73 17.88 16.83 16.98
05月05日 19.50 19.63 16.69 17.19
05月04日 19.17 21.33 18.67 20.09
05月03日 17.82 18.83 17.19 18.34
05月02日 16.27 19.81 16.26 17.78
05月01日 16.08
04月28日 17.21 17.65 15.72 15.78
04月27日 17.03
04月26日 18.66 19.61 17.87 18.84
04月25日 17.62 19.86 17.33 18.76
04月24日 18.22 18.24 16.74 16.89
04月21日 17.51 17.71 16.58 16.77
04月20日 16.85 17.69 16.33 17.17
04月19日 17.30 17.72 16.17 16.46
04月18日 16.94 17.34 16.58 16.83
04月17日 17.58 17.79 16.90 16.95
04月14日 17.94 18.12 17.07 17.07
04月13日 17.80
04月12日 19.38 19.98 18.25 19.09
04月11日 19.08 19.28 18.56 19.10
04月10日 19.39 20.05 18.93 18.97
04月06日 19.30 19.88 18.35 18.40
04月05日 19.08
04月04日 18.79 20.03 18.58 19.00
04月03日 19.79 19.83 18.54 18.55
03月31日 19.21 19.43 18.52 18.70
03月30日 19.12 20.08 18.85 19.02
03月29日 19.39 19.45 19.09 19.12
03月28日 20.53 21.40 19.91 19.97
03月27日 22.05 22.93 20.57 20.60
03月24日 22.11 25.21 21.60 21.74
03月23日 21.54 24.91 20.16 22.61
03月22日 21.80 22.38 19.94 22.26
03月21日 24.16 24.16 21.29 21.38
03月20日 27.77 28.91 24.00 24.15
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
05月12日 934億円 -2480億円 9686億円 -511億円
05月02日 3414億円 -432億円 1兆0198億円 +986億円
04月28日 3847億円 -232億円 9211億円 -504億円
04月21日 4079億円 -207億円 9715億円 +235億円
04月14日 4286億円 +1445億円 9480億円 -48億円
04月07日 2841億円 -514億円 9528億円 -4089億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
05月17日 2345万株 +1450万株 4億0582万株 +2741万株
05月16日 894万株 -1478万株 3億7840万株 -1289万株
05月15日 2372万株 +128万株 3億9130万株 +2146万株
05月12日 2243万株 -2640万株 3億6984万株 -1172万株
05月11日 4884万株 -222万株 3億8156万株 -332万株
05月10日 5106万株 -237万株 3億8489万株 -624万株
05月09日 5343万株 -2853万株 3億9114万株 +1095万株
05月08日 8197万株 -68万株 3億8018万株 -1248万株
05月02日 8265万株 -134万株 3億9267万株 +1212万株
05月01日 8399万株 -1065万株 3億8054万株 +2541万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
株探ニュース
2023/05/21 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―海外投資家の日本株選好が一段と意識されやすく、リバウンド基調を継続か
「海外投資家の日本株選好が一段と意識されやすく、リバウンド基調を継続か」
今週の日経225先物は、短期的には過熱感が警戒されるものの、海外投資家による日本株選好の動きが一段と意識されやすく、リバウンド基調が継続しそうだ。前週は基本的にはこう着感の強い展開が続いたものの、SQ(特別清算指数算出)通過後にリバウンドが強まり、週末は前日比300円高の2万9420円で終えた。さらにナイトセッションの開始早々に2万9500円に乗せると、一時2万9580円まで買われている。
テクニカル面では、切り上がるボリンジャーバンドの+1σと+2σによるレンジ内で推移しており、+1σを挟んだ値動きを継続するなか、週末には+2σに接近する格好となった。節目の2万9500円を超えたことで、ヘッジ対応などショートカバーが強まりやすくなりそうだ。+2σは2万9690円処まで切り上がってきたが、週足形状では2万9850円まで上昇しているため、オプション権利行使価格の2万9875円辺りが意識されやすい。この水準を上回ってくると、オーバーシュート気味に節目の3万円回復がターゲットになりそうだ。
そのため、2万9500円水準では強弱感が対立しやすいが、昨年8月高値の2万9230円が意識される局面では、押し目狙いのロングスタンスで対応したい。前週末のSQでは、金額ベースで日経平均型が400億円の売り超、TOPIX型は150億円の買い超だったと推測される。ただし、SQ値は2万9235円08銭と日経平均株価の寄り付き水準を上回っており、海外投資家による実需の資金が流入したと考えられる。また、東京エレクトロン <8035> [東証P]は決算を受けて週末は売りが先行したものの、その後は買い戻されて3%を超える上昇を見せていた。指数インパクトの大きい値がさハイテク株の見直し買いは、支援材料になるだろう。
米国では米地銀の不安定な値動きが継続しているため、金融システム不安が燻っている状況である。また、連邦債務上限問題を巡るデフォルト(債務不履行)懸念も重荷となる。ただし、米地銀については需給要因による値動きとなっているため、値動きの割に市場は冷静に判断しているように映る。
連邦債務上限問題は、12日に予定されていたバイデン大統領と共和党幹部らによる協議が今週に延期されることが明らかになった。ホワイトハウスは、バイデン大統領がG7広島サミットに出席するため17日に米国を出発すると発表しており、週前半にも進展がみられる可能性がある。なお、協議が平行線を辿った場合には米株安につながる。その場合は、G7広島サミット以降の決着になるため、楽観視するのは禁物だが、週内は波乱の展開は限られそうだ。
また、米国が不安定な状況のなか、海外投資家が回避的に日本株への資金シフトを強めてくる可能性もあり、先物で買い手当てする動きに向かうことも考えられる。相対的に日本株の強さが意識されよう。
VIX指数は17.03に上昇した。ただし、切り下がる25日移動平均線に上値を抑えられる形状であり、ボトム水準での推移を継続している。米地銀の金融システム不安や連邦債務上限問題を巡るデフォルト懸念が燻るなか、投資家心理は落ち着いていることが窺える。25日線は17.54、75日線が19.62辺りに位置しており、終値で20.00を超えた辺りでは慎重姿勢に向かわせよう。
先週のNT倍率は先物中心限月で14.02倍だった。10日に一時13.91倍まで低下し75日線を下回った後は、NTショートを巻き戻す動きとなり、週末12日にはNTロング優勢の流れから、14.01倍に位置する25日線を上回ってきた。25日線近辺では強弱感が対立しやすいが、米国ではナスダックが強い基調を保っているほか、半導体株のアク抜け的な動きが継続する可能性がある。このため、14.10倍辺りに位置する200日線を想定した、NTロングでのスプレッド狙いが入りやすいと考えられる。
5月第1週(5月1日-2日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では5週連続で買い越しており、買い越し額は4677億円(4月第4週は1333億円の買い越し)だった。なお、現物は1602億円の買い越し(同1458億円の買い越し)と6週連続の買い越しであり、先物は3074億円の買い越し(同125億円の売り越し)と2週ぶりに買い越している。個人は現物と先物の合算で3181億円の売り越しで、2週ぶりの売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で358億円の売り越しとなり、5週連続の売り越しだった。
経済スケジュールでは15日に4月国内企業物価指数、米国5月ニューヨーク連銀製造業景気指数、16日に中国4月小売売上高、中国4月鉱工業生産、米国4月小売売上高、米国4月鉱工業生産、17日に1-3月期実質国内総生産(GDP)、3月鉱工業生産確報値、米国4月住宅着工件数、18日に4月貿易統計、米国5月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、米国4月中古住宅販売件数、米国4月景気先行指数、19日にG7広島サミット、4月全国消費者物価指数(CPI)、米パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長発言などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
06月限 日経225 28122.81 TOPIX 1955.38
07月限 日経225 26659.58 TOPIX 1890.16
08月限 日経225 28525.62 TOPIX 1963.05
09月限 日経225 28253.40 TOPIX 1957.76
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 05月12日 29110 29430 28950 29420 +300
22/03 05月11日 29150 29230 28890 29120 -20
22/03 05月10日 29220 29280 29070 29140 -100
22/03 05月09日 28990 29260 28950 29240 +290
22/03 05月08日 29120 29150 28560 28950 -180
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 05月12日 2083.0 2099.0 2070.5 2097.0 +15.0
22/03 05月11日 2087.5 2090.5 2066.0 2082.0 -5.5
22/03 05月10日 2096.5 2101.5 2083.5 2087.5 -11.0
22/03 05月09日 2074.0 2099.0 2071.0 2098.5 +27.5
22/03 05月08日 2077.0 2080.5 2034.0 2071.0 -5.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
05月12日(6月限) 29575 +155
05月11日(6月限) 29130 +10
05月10日(6月限) 29055 -85
05月09日(6月限) 29225 -15
05月08日(6月限) 29050 +100
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
05月02日 3414億円 -432億円 1兆0198億円 +986億円
04月28日 3847億円 -232億円 9211億円 -504億円
04月21日 4079億円 -207億円 9715億円 +235億円
04月14日 4286億円 +1445億円 9480億円 -48億円
04月07日 2841億円 -514億円 9528億円 -4089億円
03月31日 3356億円 +560億円 1兆3617億円 -777億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
05月10日 5106万株 -237万株 3億8489万株 -624万株
05月09日 5343万株 -2853万株 3億9114万株 +1095万株
05月08日 8197万株 -68万株 3億8018万株 -1248万株
05月02日 8265万株 -134万株 3億9267万株 +1212万株
05月01日 8399万株 -1065万株 3億8054万株 +2541万株
04月28日 9465万株 +88万株 3億5513万株 +948万株
04月27日 9377万株 -31万株 3億4565万株 -2186万株
04月26日 9408万株 -263万株 3億6751万株 -1630万株
04月25日 9671万株 -272万株 3億8381万株 +503万株
04月24日 9944万株 -135万株 3億7878万株 -182万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
株探ニュース
2023/05/14 17:00
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株価指数先物 【週間展望】 ―年内の米利下げを織り込む流れのなか、2万9000円固めからのロング対応を想定
「年内の米利下げを織り込む流れのなか、2万9000円固めからのロング対応を想定」
連休明けとなる今週の日経225先物は、決算発表がピークを迎えるなか、2万9000円水準での底固めを意識した展開になりそうだ。日本が連休中の米国では重要イベントが相次いだが、2日、3日に開催した米連邦公開市場委員会(FOMC)では、大方の予想通りに0.25%の追加利上げを決定した。前回の声明に盛り込まれた「追加の引き締めが適切」との表現は削除され、「金融政策運営のスタンスを適切に調整する用意がある」としたことで、今回で利上げが打ち止めになるとの期待が広がった。
5日に発表された4月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が25万3000人増となり、予想(18万人増程度)を上回ったほか、失業率は3.4%に低下し、予想(3.6%程度)以上に低下。また、平均時給は前年同月比4.4%増と、こちらも予想(4.3%増)を上回った。発表直後は株安で反応する場面も見られたが、予想を上回る1-3月期決算を発表したアップルが4%超上昇して相場をけん引する格好となり、5日のNYダウ、ナスダックは5営業日ぶりに反発した。
ただし、2日-4日は波乱の展開であった。破綻したファースト・リパブリック・バンクはJPモルガン・チェースによる救済買収が決まったが、米地銀の破綻が連鎖しかねないとの懸念から中堅地銀株が急落した。パックウェスト・バンコープが4日に5割超急落し、翌5日には急反発をみせるなど、荒い値動きとなった。そのほか多くの中堅銀行が急落するなか、ゴールドマン・サックス・グループやJPモルガン・チェースなど大手銀へも売りが広がった。この間、日経225先物は、祝日取引で一時2万8560円まで売られる場面が見られた。
日経225先物は祝日取引で急落こそあったが、終値では2日の日中終値比60円安の2万9070円と節目の2万9000円を上回っており、連休中の米国市場の波乱の影響は限られそうだ。米中堅銀行の急落は、その後の大幅な反発を見る限り、資金流出懸念というよりは需給要因が大きかったと考えられる。FOMCは想定内の結果であり、年内の利下げを織り込む流れが強まるなか、東京市場でも2万9000円固めからロングスタンスに向かいやすいだろう。
日経225先物は一時ボリンジャーバンドの+1σを下回り、中心値(25日移動平均線)に接近した後に切り返す形状となった。週足でもボリンジャーバンドの+1σ割れまでの調整を経てリバウンドを見せているため、過熱感は一気に後退した。改めて+1σを支持線としたトレンド形成が意識されやすい。日足の+2σは2万9270円、週足は2万9450円辺りで推移していることから、オプション権利行使価格の2万9000円を支持線に、その上の権利行使価格2万9250円および2万9500円を意識したレンジを想定。日足の+1σは2万8800円辺りに位置しているため、2万9000円を下回る局面では、+1σを支持線とした押し目狙いのロング対応となりそうだ。
VIX指数は17.19に低下した。4日には一時21.33まで急伸し、上値を抑えられていた75日線を突破する場面も見られたが、週末には14%超の下げにより、75日線および17.86辺りに位置していた25日線を下回って終えた。米中堅銀行の急落によるショック安の影響は通過した格好であり、リスク選好の流れとなりやすいだろう。
NT倍率は先物中心限月で14.00倍を挟んだレンジ推移を継続している。5日の米国市場の流れからは日経平均型優位の展開が見込まれる。主要企業の決算発表がピークを迎えるなかではトレンドは出にくいが、NTロングでのスプレッド狙いが入りやすいとみておきたい。
経済スケジュールでは、8日に日銀金融政策決定会合議事要旨(3月9日~10日開催分)、米国3月卸売売上高、9日に3月全世帯家計調査、中国4月貿易収支、10日に3月景気動向指数、米国4月消費者物価指数(CPI)、11日に日銀金融政策決定会合の主な意見(4月27日~28日分)、4月景気ウォッチャー調査、G7財務相・中央銀行総裁会合(~5月13日)、中国4月CPI、中国4月生産者物価指数(PPI)、イングランド銀行(BOE、英中央銀行)政策金利、米国4月PPI、12日に米国5月ミシガン大学消費者態度指数、米国4月輸入・輸出物価指数などが予定されている。
なお、4月第4週(4月24日-28日)の投資部門別売買動向は5月9日に発表される。また、5月第1週(5月1日-2日)分については、5月11日の発表が予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
05月限 日経225 25951.24 TOPIX 1838.12
06月限 日経225 28122.81 TOPIX 1955.38
07月限 日経225 26659.58 TOPIX 1890.16
08月限 日経225 28525.62 TOPIX 1963.05
09月限 日経225 28253.40 TOPIX 1957.76
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 05月02日 29170 29360 29080 29130 -30
22/03 05月01日 28920 29170 28730 29160 +290
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 05月02日 2081.0 2091.5 2068.5 2076.5 -4.5
22/03 05月01日 2059.5 2081.0 2046.5 2081.0 +23.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
05月05日(6月限) 29100 -30
05月04日(6月限) 28625 -505
05月03日(6月限) 28715 -415
05月02日(6月限) 28815 -315
05月01日(6月限) 29330 +170
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
04月21日 4079億円 -207億円 9715億円 +235億円
04月14日 4286億円 +1445億円 9480億円 -48億円
04月07日 2841億円 -514億円 9528億円 -4089億円
03月31日 3356億円 +560億円 1兆3617億円 -777億円
03月24日 2795億円 +248億円 1兆4395億円 +2108億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
04月28日 9465万株 +88万株 3億5513万株 +948万株
04月27日 9377万株 -31万株 3億4565万株 -2186万株
04月26日 9408万株 -263万株 3億6751万株 -1630万株
04月25日 9671万株 -272万株 3億8381万株 +503万株
04月24日 9944万株 -135万株 3億7878万株 -182万株
04月21日 1億0079万株 -50万株 3億8060万株 +319万株
04月20日 1億0129万株 -221万株 3億7741万株 +744万株
04月19日 1億0350万株 -284万株 3億6996万株 -850万株
04月18日 1億0635万株 -347万株 3億7847万株 +1148万株
04月17日 1億0982万株 +364万株 3億6698万株 -491万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
株探ニュース
2023/05/07 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―FOMC通過後を睨んだヘッジ対応のショートカバーが入りやすい展開に
「FOMC通過後を睨んだヘッジ対応のショートカバーが入りやすい展開に」
今週の日経225先物は、ナイトセッションで2万9000円を回復するなか、米連邦公開市場委員会(FOMC)通過後を睨んだヘッジ対応のショートカバーが入りやすい相場展開になりそうだ。通常取引は5月1日、2日の2営業日となるが、先物市場では3日~5日に祝日取引が行われる。市場参加者は限られるが、薄商いのなかで、より米国市場の動向に振られやすくなるだろう。
5月2日~3日には、米連邦公開市場委員会(FRB)がFOMCを開催する。米金融システム不安が残る中、FRBは今会合で0.25%の利上げを決定し、この利上げによって打ち止めが示唆されるとの見方がコンセンサスである。ただ、インフレ抑制に向けて6月以降も利上げが続く可能性を指摘する声も増えていることから、一定のショートポジションは積み上がっているとみられる。楽観はできないものの、FRBのタカ派色が和らぐようだと、アク抜け感が強まりそうだ。
FRBはシリコンバレーバンクの破綻を受けた検証で、同行のリスク管理の甘さと金融当局による監督不備を認めた。また、米地銀ファースト・リパブリック・バンクを巡って、米連邦預金保険公社(FDIC)が管理下に置くとの見方が強まっているほか、JPモルガン・チェースやPNCファイナンシャル・サービシズ・グループが買収を視野に入れているとも報じられた。ファースト・リパブリック・バンクの先行きについて目途がつく中、金融システム不安を背景としたショートポジションをカバーする動きに向かわせよう。
日経225先物は28日の日中取引で2万8870円まで買われ、日中の高値で取引を終えた。日銀の金融政策決定会合の結果判明後のヘッジ対応に伴うショートカバーが中心だったと考えられる。植田和男新総裁は大規模な金融緩和策について当面は継続する姿勢を示していたものの、会合で金融政策が修正されるのではないかとの観測も出ていた。そのため、これまでの金融政策の点検・検証に1年から1年半程度を充てる方針が示されると、今年度中の政策変更はないと受け止められて、ショートポジションを圧縮する動きが強まったようだ。
先週末の上昇で、日銀会合の結果を受けたカバーは一巡しているだろうが、米金融システム不安の後退に加えて、FOMC通過後のアク抜けへの思惑で下値の堅さは意識されそうである。なお、日経225先物はナイトセッションで2万9090円まで買われ、ボリンジャーバンドの+2σ(2万9130円辺り)に接近してきた。週足の+2σは2万9180円処に切り上がりを見せているため、5月1日、2日の通常取引では、オプション権利行使価格の2万9000円を中心とした上下の権利行使価格2万8875円~2万9125円のレンジ推移を想定する。2万9000円処で底堅さが見られる局面では、昨年8月17日に付けた2万9230円が意識されやすく、権利行使価格の2万9250円にレンジは切り上がろう。
VIX指数は15.78に低下し、終値ベースでは2021年11月4日以来の16.00割れとなった。リスク選好の流れのなか、ショートを仕掛けづらくさせそうだ。今週は米国4月ISM製造業景況指数(5月1日)、米国3月雇用動態調査(JOLT)求人件数(2日)、米国4月ADP雇用統計、米国4月ISM非製造業景況指数(3日)、米国1-3月期非農業部門労働生産性指数(4日)、米国4月雇用統計(5日)などの重要な経済指標の発表を控えているため、市場はこれらの結果に神経質になると考えられるが、弱含む局面では押し目狙いのロング対応とみておきたい。
なお、先週末のNT倍率は先物中心限月で14.02倍だった。日銀会合の結果待ちの中で13.96倍に低下する場面も見られたが、通過後はショートカバーが優勢となり、日経平均型のインデックス買いが優勢だった。14.00倍を挟んだ保ち合いを形成し、明確なトレンドは見られていないが、2万9000円固めからショートカバーが強まる局面では、ややNTロング対応に向かわせよう。
4月第3週(4月17日-21日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週連続で買い越しており、買い越し越し額は1兆0190億円(4月第2週は1兆5921億円の買い越し)だった。なお、現物は2760億円の買い越し(同1兆0494億円の買い越し)と4週連続の買い越しであり、先物は7430億円の買い越し(同5427億円の買い越し)と2週連続で買い越している。個人は現物と先物の合算で3510億円の売り越しで、2週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で1402億円の売り越しとなり、3週連続の売り越しだった。
経済スケジュールでは前述したもののほかに、5月1日に4月消費態度指数、2日に米国3月製造業新規受注、3日にFOMC終了後に政策金利、4日にECB(欧州中央銀行)政策金利、中国4月財新製造業PMI、米国3月貿易収支、5日に中国4月財新サービス業PMIの発表などが予定されている。また、主要企業の決算発表が本格化するなか、アドバンスト・マイクロ・デバイシズ、クアルコム、アップル、マイクロチップ・テクノロジー、モデルナなどの発表が予定されており、注目されよう。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
04月限 日経225 27122.37 TOPIX 1904.02
05月限 日経225 25951.24 TOPIX 1838.12
06月限 日経225 28122.81 TOPIX 1955.38
07月限 日経225 26659.58 TOPIX 1890.16
08月限 日経225 28525.62 TOPIX 1963.05
09月限 日経225 28253.40 TOPIX 1957.76
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 04月28日 28460 28870 28450 28870 +430
22/03 04月27日 28380 28460 28240 28440 +30
22/03 04月26日 28580 28650 28320 28410 -210
22/03 04月25日 28600 28800 28600 28620 +30
22/03 04月24日 28530 28710 28480 28590 +30
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 04月28日 2032.0 2058.5 2031.0 2058.0 +28.0
22/03 04月27日 2022.5 2033.0 2014.0 2030.0 +6.0
22/03 04月26日 2039.0 2043.0 2016.0 2024.0 -18.5
22/03 04月25日 2039.0 2055.0 2039.0 2042.5 +3.5
22/03 04月24日 2032.0 2046.0 2030.0 2039.0 +5.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日比
04月28日(6月限) 29065 +195
04月27日(6月限) 28710 +270
04月26日(6月限) 28315 -95
04月25日(6月限) 28370 -250
04月24日(6月限) 28715 +125
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
04月21日 4079億円 -207億円 9715億円 +235億円
04月14日 4286億円 +1445億円 9480億円 -48億円
04月07日 2841億円 -514億円 9528億円 -4089億円
03月31日 3356億円 +560億円 1兆3617億円 -777億円
03月24日 2795億円 +248億円 1兆4395億円 +2108億円
03月17日 2547億円 +239億円 1兆2286億円 -2300億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
04月26日 9408万株 -263万株 3億6751万株 -1630万株
04月25日 9671万株 -272万株 3億8381万株 +503万株
04月24日 9944万株 -135万株 3億7878万株 -182万株
04月21日 1億0079万株 -50万株 3億8060万株 +319万株
04月20日 1億0129万株 -221万株 3億7741万株 +744万株
04月19日 1億0350万株 -284万株 3億6996万株 -850万株
04月18日 1億0635万株 -347万株 3億7847万株 +1148万株
04月17日 1億0982万株 +364万株 3億6698万株 -491万株
04月14日 1億0617万株 +2276万株 3億7189万株 -53万株
04月13日 8341万株 +569万株 3億7242万株 -6万株
04月12日 7771万株 +200万株 3億7249万株 +250万株
04月11日 7571万株 -13万株 3億6998万株 +142万株
04月10日 7584万株 +58万株 3億6855万株 -1040万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
株探ニュース
2023/04/30 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―レンジ推移のなかで、ボリンジャー+2σへのバイアス強まる展開は想定しておきたい
「レンジ推移のなかで、ボリンジャー+2σへのバイアス強まる展開は想定しておきたい」
今週の日経225先物は、東京市場が週末から大型連休に入り、連休中の5月2日-3日には米連邦公開市場委員会(FOMC)の開催が予定されているため、積極的にポジションを傾けてくる動きが限られるなかで、スキャルピング中心のトレードになりそうだ。
また、日米ともに主要企業の決算発表を控えており、今週は米国でマイクロソフトやメタ・プラットフォームズ、アマゾン・ドット・コムなどの大型テック株の発表が予定されている。国内でもアドバンテスト <6857> [東証P]、ファナック <6954> [東証P]、信越化学工業 <4063> [東証P]といった指数インパクトの大きい値がさ株の発表が予定されているため、実績や見通しを受けた株価反応が指数に影響を与えてくるだろう。そのため、様子見姿勢は強まりやすい。
日経225先物は足もとで2万8500円処の底堅さが見られるなか、オプション権利行使価格の2万8500円~2万8750円でのレンジ推移を継続しそうだ。また、ボリンジャーバンドの+1σはナイトセッションで2万8470円辺りまで切り上がってきており、21日取引終了後のナイトセッションでは同線が支持線として機能する一方で、+2σは2万9030円まで上昇してきた。バンドが上向きで推移するなかで、日経225先物は中心限月での昨年8月17日に付けた2万9230円が目先的なターゲットとして意識されやすいだろう。今週は基本的にはトレンドが出にくい週になりそうだが、良好な日米決算が続くようだと、+2σへのバイアスが強まる展開は想定しておきたい。
また、FOMCでの0.25%の追加利上げは織り込まれていると考えられる。先週は米連邦準備理事会(FRB)高官らの発言を受けて利上げ継続への見方が強まり、上値の重荷となる場面も見られていた。積極的にロングを傾けている動きは考えづらい一方、足もとでのリバウンド局面ではヘッジ対応が強まる形での上昇とはなっていないため、ショート筋はそれほどカバーを進めていないと考えられる。今週は、FOMC通過後のアク抜けを警戒したショートカバーも入ることで下値の堅さは意識されるとみられ、短期的に弱含む局面では押し目狙いのロングでの対応となろう。
VIX指数は16.77に低下し、19日には16.17まで下げる場面が見られた。2021年11月以来の水準まで低下しており、リスク選好の流れは継続。先週は予想を下回る経済指標により景気後退(リセッション)懸念が高まったほか、テスラなどの決算が予想を下回るなかでも落ち着いた動きで推移していた。
なお、21日の米国市場は主要な株価指数が小幅ながら上昇した。米S&Pグローバルが発表した製造業・サービス業を合わせた4月の総合購買担当者指数(PMI)速報値は、53.5と昨年5月以来11カ月ぶりの高水準だった。米金融引き締めが長期化するとの懸念が重荷となり、一時下落に転じる場面が見られたが、決算が評価されたプロクター・アンド・ギャンブルが3%を超える上昇で指数を下支えした。
シカゴ日経平均先物は大阪比115円高の2万8675円だった。週明けはこれにサヤ寄せする格好で買い先行で始まろう。先週は週足のボリンジャーバンドの+2σ水準が抵抗線として意識されていたが、+2σは2万8800円まで切り上がってきており、週足ベースでみても上値余地はある。
なお、先週末のNT倍率は先物中心限月で14.04倍だった。緩やかに切り上がる25日移動平均線を支持線としたトレンドが継続するなか、ファナックなどの決算次第では14.10倍に位置する200日線を捉えてくる可能性がある。また、52週線は14.11倍辺りに位置しており、下値は13.98倍辺りで推移する26週線とのレンジ推移を継続している。抵抗線突破は見極めが必要であるものの、米国の大型テック株の決算が評価されるようだと、短期的にはNTロングでのスプレッド狙いに向かいそうだ。
また、4月27、28日に開かれる日銀金融政策決定会合では、植田総裁ら新正副総裁が初めて参加する。イールドカーブ・コントロール(長短金利操作)政策の修正には慎重な見方もあり、市場マインドを神経質にさせそうである。ただし、金融緩和政策の現状維持がコンセンサスのなか、ショートは避けておきたい。
4月第2週(4月10日-14日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週連続で買い越しており、買い越し額は1兆5921億円(4月第1週は2935億円の買い越し)だった。なお、現物は1兆494億円の買い越し(同6796億円の買い越し)と3週連続の買い越しであり、先物は5427億円の買い越し(同3861億円の売り越し)と3週ぶりで買い越している。個人は現物と先物の合算で7512億円の売り越しで、2週ぶりの売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で3272億円の売り越しとなり、2週連続の売り越しだった。
経済スケジュールでは、25日に3月企業向けサービス価格指数、月例経済報告、米国2月ケース・シラー住宅価格指数、米国3月新築住宅販売件数、米国4月コンファレンス・ボード消費者信頼感指数、26日に米国3月耐久財受注、27日に2月景気動向指数(改定値)、中国1-3月工業企業利益、米国1-3月期実質国内総生産(GDP)、28日に3月失業率、4月東京都区部消費者物価指数(CPI)、3月鉱工業生産、日銀金融政策決定会合後に政策金利、3月商業動態統計、米国3月個人消費支出(PCE)、米国4月シカゴ購買部協会景気指数、米国4月ミシガン大学消費者態度指数(確報値)などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
04月限 日経225 27122.37 TOPIX 1904.02
05月限 日経225 25951.24 TOPIX 1838.12
06月限 日経225 28122.81 TOPIX 1955.38
07月限 日経225 26659.58 TOPIX 1890.16
08月限 日経225 28525.62 TOPIX 1963.05
09月限 日経225 28253.40 TOPIX 1957.76
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 04月21日 28610 28780 28490 28560 -90
22/03 04月20日 28560 28700 28400 28650 +70
22/03 04月19日 28670 28760 28530 28580 -70
22/03 04月18日 28550 28730 28430 28650 +120
22/03 04月17日 28460 28600 28320 28530 +110
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 04月21日 2035.5 2046.0 2029.0 2034.0 -4.5
22/03 04月20日 2038.0 2043.0 2025.5 2038.5 -1.0
22/03 04月19日 2043.0 2048.0 2032.5 2039.5 -1.5
22/03 04月18日 2029.0 2044.5 2023.5 2041.0 +12.5
22/03 04月17日 2017.0 2028.5 2012.0 2028.5 +13.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日比
04月21日(6月限) 28675 +115
04月20日(6月限) 28605 -45
04月19日(6月限) 28550 -30
04月18日(6月限) 28655 +5
04月17日(6月限) 28590 +60
04月14日(6月限) 28490 +70
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
04月14日 4286億円 +1445億円 9480億円 -48億円
04月07日 2841億円 -514億円 9528億円 -4089億円
03月31日 3356億円 +560億円 1兆3617億円 -777億円
03月24日 2795億円 +248億円 1兆4395億円 +2108億円
03月17日 2547億円 +239億円 1兆2286億円 -2300億円
03月10日 2307億円 -258億円 1兆4586億円 +6803億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
04月19日 1億0350万株 -284万株 3億6996万株 -850万株
04月18日 1億0635万株 -347万株 3億7847万株 +1148万株
04月17日 1億0982万株 +364万株 3億6698万株 -491万株
04月14日 1億0617万株 +2276万株 3億7189万株 -53万株
04月13日 8341万株 +569万株 3億7242万株 -6万株
04月12日 7771万株 +200万株 3億7249万株 +250万株
04月11日 7571万株 -13万株 3億6998万株 +142万株
04月10日 7584万株 +58万株 3億6855万株 -1040万株
04月07日 7526万株 +8万株 3億7895万株 -1850万株
04月06日 7517万株 -328万株 3億9745万株 -2074万株
04月05日 7845万株 -367万株 4億1820万株 -1578万株
04月04日 8213万株 -34万株 4億3399万株 -6606万株
04月03日 8247万株 -187万株 5億0006万株 -3566万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
株探ニュース
2023/04/23 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―ヘッジ対応も、2万8500円処での底固めから一段高を想定したロング対応
「ヘッジ対応も、2万8500円処での底固めから一段高を想定したロング対応」
今週の日経225先物は、オプション権利行使価格の2万8500円水準での底固めの動きが意識されやすいだろう。前週までの6営業日続伸で890円上昇し、3月9日の高値2万8480円を突破したことで、いったんは達成感につながりそうだ。ただし、米国では5月の連邦公開市場委員会(FOMC)における追加利上げは織り込まれてきたこともあり、積極的なショートポジションの積み上げは避けておきたい。
14日の米国市場は主要な株価指数が下落した。米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事が一段の金融引き締めが必要との考えを示した。前日までに発表された3月の米消費者物価指数(CPI)や卸売物価指数(PPI)が予想を下回ったほか、14日に発表された3月の米小売売上高が2カ月連続で減少した。一方で、このところ金融当局者らがさらなる利上げの必要性を強調しているため、利上げ継続による景気悪化の懸念が強まった。
そのなかで、注目された米大手銀の決算発表では、JPモルガン・チェースの2023年1-3月期決算売上高と1株利益が市場予想を上回り、7.5%を超える大幅高となり、ボトム圏からのリバウンドにより13週移動平均線を上放れた。シティグループの決算も市場予想を上回り、4.7%超の上昇だった。金利上昇に伴う利ざや改善のほか、シリコンバレーバンクなど地銀の破綻で金融不安が高まるなか、中小地銀からの資金流入があったようだ。投資家の関心が集まっていた大手銀行の決算が予想を上回ったため、センチメントの改善をもたらしそうだ。
ウォラー理事の発言をきっかけにロングポジションの圧縮が見られたものの、FOMCでの0.25%追加利上げは織り込まれてきており、過度な警戒感が強まる流れにはならないだろう。また、国内では来週の27-28日には植田新総裁が就任後初めてとなる金融政策決定会合に臨む。金融緩和策を修正するのではないかとの観測が市場心理を神経質にさせる可能性はあるが、円相場が1ドル=133円70銭台と円安傾向を見せるなか、日米金利差を狙った資金流入も期待され、相対的な日本株の底堅さが意識されやすい。
また、日経225先物は14日取引終了後のナイトセッションで、一時2万8580円まで買われ、昨年8月17日に付けた2万8570円を突破してきた。昨年からの抵抗ラインを捉えてきており、今後は2021年11月高値の2万8770円が意識されてくる。先週のリバウンド局面でボリンジャーバンドの+1σを上放れており、+2σは2万8640円辺りまで切り上がってきた。+3σが位置する2万9170円辺りまでのリバウンドは期待しづらいが、基本はヘッジ対応を行いながらも、2万8500円辺りでの底固めから、先行きの+2σ、+3σを狙ったロングスタンスとなろう。
VIX指数は17.07に低下した。シリコンバレーバンク破綻により信用不安が強まった3月半ばの30.81から、昨年1月以来の水準まで低下してきた。FRBによる利上げ観測や景気後退懸念などが燻るなかで低下傾向を継続しており、リスク選好の流れとなる。目先的な達成感によりショートの動きとなる局面では、その後のリバウンドを狙った押し目狙いとなりそうだ。
なお、先週のNT倍率は先物中心限月で14.10倍だった。一時14.12倍まで上昇し、上値抵抗線として意識されていた200日線を上回る場面も見られた。先週はファーストリテイリング <9983> [東証P]が、決算評価から年初来高値を更新するなど強い値動きで日経平均型を押し上げたインパクトが大きかった。また、手口面でも海外勢によるNTロングが観測された。今週は抵抗線までの回復と米大手銀行の上昇により、NTロングの巻き戻しが優勢になりそうだ。ただし、先高期待のなかでは、14.00倍に近づく場面があるようだと、その後の切り返しを狙ったNTロングでのスプレッドを狙いたいところだろう。なお、200日線を明確に上放れてくると、昨年12月の14.30倍辺りを狙ったNTロングとなる。
4月第1週(4月3日-7日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では4週ぶりに買い売り越しており、買い越し額は2935億円(3月第5週は4156億円の売り越し)だった。なお、現物は6796億円の買い越し(同70億円の買い越し)と2週連続の買い越しであり、先物は3861億円の売り越し(同4227億円の売り越し)と2週連続で売り越している。個人は現物と先物の合算で4379億円の買い越しで、2週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で4610億円の売り越しとなり、3週ぶりの売り越しだった。
経済スケジュールでは、17日に米国4月ニューヨーク連銀製造業景気指数、米国4月NAHB住宅市場指数、18日に中国1-3月期国内総生産(GDP)、中国3月小売売上高、米国3月住宅着工件数、19日に2月鉱工業生産確報値、3月訪日外客数、米地区連銀経済報告(ベージュブック)、20日に3月貿易統計、米国4月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、米国3月コンファレンス・ボード景気先行指数、21日に3月全国消費者物価指数、米国4月製造業購買担当者景気指数(PMI)などが予定されている。また、決算では18日のネットフリックス、バンク・オブ・アメリカ、ゴールドマン・サックス・グループ、19日のテスラ、ラムリサーチ、モルガン・スタンレーが注目されよう。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
04月限 日経225 27122.37 TOPIX 1904.02
05月限 日経225 25951.24 TOPIX 1838.12
06月限 日経225 28122.81 TOPIX 1955.38
07月限 日経225 26659.58 TOPIX 1890.16
08月限 日経225 28525.62 TOPIX 1963.05
09月限 日経225 28253.40 TOPIX 1957.76
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 04月14日 28220 28510 28120 28420 +230
22/03 04月13日 28100 28240 27900 28190 +100
22/03 04月12日 27930 28120 27870 28090 +150
22/03 04月11日 27650 28070 27630 27940 +270
22/03 04月10日 27520 27740 27480 27670 +130
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 04月14日 2010.5 2023.0 2000.0 2015.0 +6.5
22/03 04月13日 2008.0 2016.5 1996.0 2008.5 +1.5
22/03 04月12日 1993.5 2008.0 1990.0 2007.0 +14.0
22/03 04月11日 1977.0 1999.0 1974.0 1993.0 +15.5
22/03 04月10日 1965.5 1983.0 1964.5 1977.5 +12.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日比
04月14日(6月限) 28490 +70
04月13日(6月限) 28395 +205
04月12日(6月限) 27945 -145
04月11日(6月限) 28025 +85
04月10日(6月限) 27865 +195
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
04月07日 2841億円 -514億円 9528億円 -4089億円
03月31日 3356億円 +560億円 1兆3617億円 -777億円
03月24日 2795億円 +248億円 1兆4395億円 +2108億円
03月17日 2547億円 +239億円 1兆2286億円 -2300億円
03月10日 2307億円 -258億円 1兆4586億円 +6803億円
03月03日 2566億円 +200億円 7783億円 +2698億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
04月12日 7771万株 +200万株 3億7249万株 +250万株
04月11日 7571万株 -13万株 3億6998万株 +142万株
04月10日 7584万株 +58万株 3億6855万株 -1040万株
04月07日 7526万株 +8万株 3億7895万株 -1850万株
04月06日 7517万株 -328万株 3億9745万株 -2074万株
04月05日 7845万株 -367万株 4億1820万株 -1578万株
04月04日 8213万株 -34万株 4億3399万株 -6606万株
04月03日 8247万株 -187万株 5億0006万株 -3566万株
03月31日 8434万株 +2258万株 5億3572万株 -1915万株
03月30日 6175万株 -298万株 5億5488万株 -1億2895万株
03月29日 6473万株 +3万株 6億8383万株 +1億2231万株
03月28日 6470万株 -432万株 5億6151万株 -198万株
03月27日 6902万株 -112万株 5億6350万株 +489万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
株探ニュース
2023/04/16 17:23
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―米雇用統計を無難に通過し、自律反発狙いのロングが入りやすい
「米雇用統計を無難に通過し、自律反発狙いのロングが入りやすい」
今週の日経225先物は、米国経済指標のほか日米企業決算の動向に影響を受けそうだ。注目された3月の米国雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比23万6000人増と市場予想とほぼ一致した。失業率は3.5%と前月(3.6%)から低下した。これを受けて米連邦準備理事会(FRB)が次回5月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の追加利上げを行うとの観測が高まった。為替市場では1ドル=132円台前半とやや円安に振れて推移している。
7日の米国市場はグッドフライデー(聖金曜日)の祝日で休場だったことから、米国市場の雇用統計への反応は週明けに見極める必要があるが、グローベックスの米株先物が小幅に上昇したこともあり、波乱の展開は回避できそうだ。
日経225先物はナイトセッションで日中比110円高の2万7650円だった。先週は大幅な下げで2万7500円を下回る場面が見られたが、その後は25日移動平均線(2万7560円辺り)を挟んで底堅い値動きだった。ナイトセッションで25日線を上回って終えており、米雇用統計通過後のアク抜け期待により、いったんは先週の大幅な下げに対する自律反発狙いのロングが入りやすいだろう。
また、サマーズ元米財務長官は、このところの弱い経済指標の結果を踏まえ、米経済がリセッション(景気後退)に陥る可能性が高まっているとともに、利上げ局面が終わりに近づいているとの認識を示した。市場では5月のFOMCでの追加利上げを予想しているが、5月FOMCで利上げピークとなる可能性もありそうだ。
米国では今週、12日に3月の消費者物価指数(CPI)、13日に3月の卸売物価指数(PPI)、14日に3月の小売売上高、4月のミシガン大学消費者態度指数が発表される。予想を下回る経済指標の結果により米国のリセッション懸念が高まる可能性はあるものの、東京市場は先週の大幅な下げで断続的なインデックス売りが目立っていたため、ある程度ポジションは圧縮したと考えられる。
週明けは欧州市場がイースターマンデーの祝日となり、海外勢のフローは限られるため、まずは25日線を支持線とした2万7500円~2万7750円の狭いレンジ推移のなか、底固めの展開を想定。下値の堅さがみられてくるようであれば、ボリンジャーバンドの+1σが位置する2万8000円辺りへのリバウンドに向かわせよう。一方で、25日線を終値で割り込み、上値抵抗に変わるようだと、75日、200日線のほか、ボリンジャーバンドの-1σが位置する2万7000円辺りへのバイアスが強まる可能性も想定しておく必要がありそうだ。
そのため、まずはロングを意識しつつも、積極的にポジションは傾けづらく、スキャルピング中心のトレードとなろう。週後半にはシティグループ、JPモルガン・チェース、ウェルズ・ファーゴの決算発表が予定されている。シリコンバレーバンクなどの破綻の影響を見極めたいとのムードが高まりやすい。
ただし、6日のVIX指数は18.40に低下し、3月3日以来の水準まで下がっていた。リセッションが警戒されるなかのボトム圏での推移であり、市場が調整を見せるなかでも落ち着いた動きを見せていた。ポジションを圧縮する流れを警戒しつつも、積極的にショートを仕掛けてくる動きにはならないだろう。
先週末のNT倍率は先物中心限月で14.01倍だった。低下する場面では切り上がる25日線が支持線として機能しており、方向性としては200日線が位置する14.10倍を意識したトレンド形成となろう。米銀行株の決算を控えてメガバンクのリバウンド基調は強まりづらく、ややNTロングでのスプレッド狙いが入りやすいとみておきたい。
3月第5週(3月27日-31日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週連続で売り越しており、売り越し額は4156億円(前週は3528億円の売り越し)だった。なお、現物は70億円の買い越し(同4617億円の売り越し)と6週ぶりの買い越しであり、先物は4227億円の売り越し(同1088億円の買い越し)と2週ぶりに売り越している。個人は現物と先物の合算で5173億円の売り越しで、3週ぶりの売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で9541億円の買い越しとなり、2週連続の買い越しだった。
経済スケジュールでは、10日に3月消費動向調査、3月景気ウオッチャー調査、植田日銀新総裁の就任記者会見、米国2月卸売売上高、11日に中国3月消費者物価指数(CPI)、中国3月生産者物価指数(PPI)、12日に3月国内企業物価指数、2月機械受注、米国3月CPI、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨、13日に中国3月貿易収支、米国3月卸売物価指数、14日に米国3月小売売上高、米国3月輸出入物価指数、米国3月鉱工業生産指数、米国4月ミシガン大学消費者態度指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
04月限 日経225 27122.37 TOPIX 1904.02
05月限 日経225 25951.24 TOPIX 1838.12
06月限 日経225 28122.81 TOPIX 1955.38
07月限 日経225 26659.58 TOPIX 1890.16
08月限 日経225 28525.62 TOPIX 1963.05
09月限 日経225 28253.40 TOPIX 1957.76
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 04月07日 27560 27680 27450 27540 +10
22/03 04月06日 27820 27840 27430 27530 -290
22/03 04月05日 28260 28330 27780 27820 -440
22/03 04月04日 28240 28300 28040 28260 +10
22/03 04月03日 28050 28260 28000 28250 +160
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 04月07日 1965.5 1971.5 1960.5 1965.5 +2.5
22/03 04月06日 1982.0 1983.0 1958.0 1963.0 -19.0
22/03 04月05日 2020.0 2025.0 1979.5 1982.0 -38.0
22/03 04月04日 2020.5 2024.0 2007.5 2020.0 -1.5
22/03 04月03日 2004.0 2021.5 2000.5 2021.5 +14.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日比
04月06日(6月限) 27630 +100
04月05日(6月限) 27695 -125
04月04日(6月限) 28090 -170
04月03日(6月限) 28205 -45
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
03月31日 3356億円 +560億円 1兆3617億円 -777億円
03月24日 2795億円 +248億円 1兆4395億円 +2108億円
03月17日 2547億円 +239億円 1兆2286億円 -2300億円
03月10日 2307億円 -258億円 1兆4586億円 +6803億円
03月03日 2566億円 +200億円 7783億円 +2698億円
02月24日 2365億円 +2023億円 5084億円 +1482億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
04月05日 7845万株 -367万株 4億1820万株 -1578万株
04月04日 8213万株 -34万株 4億3399万株 -6606万株
04月03日 8247万株 -187万株 5億0006万株 -3566万株
03月31日 8434万株 +2258万株 5億3572万株 -1915万株
03月30日 6175万株 -298万株 5億5488万株 -1億2895万株
03月29日 6473万株 +3万株 6億8383万株 +1億2231万株
03月28日 6470万株 -432万株 5億6151万株 -198万株
03月27日 6902万株 -112万株 5億6350万株 +489万株
03月24日 7014万株 +366万株 5億5861万株 +2622万株
03月23日 6648万株 +62万株 5億3238万株 +3362万株
03月22日 6585万株 -555万株 4億9875万株 +5609万株
03月20日 7141万株 +727万株 4億4266万株 -3921万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
株探ニュース
2023/04/09 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―3月9日高値が射程に入るも、輸出規制強化の影響が日経平均型の重荷に
「3月9日高値が射程に入るも、輸出規制強化の影響が日経平均型の重荷に」
今週の日経225先物は、ロング優位の相場展開が期待されよう。3月31日の米国市場では主要な株価指数が上昇。NYダウが75日移動平均線水準を回復したほか、S&P500は3月6日の戻り高値を上回り、2月16日以来の4000を回復。ナスダックも2月2日以来の水準を回復した。米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として重要視する、2月の個人消費支出(PCEコア)価格指数は前月比0.3%上昇したものの、市場予想(0.4%上昇)を下回り、利上げピークは近いとの見方から買い優勢の展開だった。インフレ鈍化の期待に加え、足もとで金融システム不安が落ち着いていることも買い安心感につながったようだ。
この流れを受けて、シカゴ日経平均先物は日中大阪比115円高の2万8205円だった。週明けの日経225先物はこれにサヤ寄せする格好で買いが先行すると見られ、節目の2万8000円を明確に上放れてくる。先週末の上昇でボリンジャーバンドの+1σを突破し、ナイトセッションで+1σを支持線としたリバウンドを継続していた。これにより、ボリンジャーバンドの+2σが位置する2万8426円、3月9日に付けた戻り高値2万8480円が射程に入ってこよう。戻り高値に接近する局面ではショートカバーを交えたロングが強まりやすく、+3σが位置する2万8900円辺りが今後のターゲットとして意識されてくる。
また、VIX指数は18.70に低下し、シリコンバレーバンク破綻による金融市場の不安で急伸した前の水準まで低下してきた。リスク回避姿勢が和らぐことから、ショートカバーを誘い込みやすいだろう。
一方、日本政府は先週、先端半導体の製造装置23品目について輸出規制の強化を発表。中国を対象とするか言及はないが、米国が求める規制強化に足並みを揃えた形であり、中国を念頭に置いているとみられている。日本企業への直接の影響は、東京エレクトロン <8035> [東証P]など10社ほどとなるようだが、指数インパクトの大きい値がさ半導体関連株が弱い値動きをみせることも想定され、指数の重荷となる可能性には注意しておきたい。
また、メガバンクなど銀行株の戻りの強さを見極める必要があるだろう。米国市場ではゴールドマン・サックス・グループやJPモルガン・チェースがリバウンドを見せているが、急落前の半値戻しは達成できていない状況である。国内でも三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> [東証P]が依然としてボトム圏で推移していることもあり、銀行株が少なくとも25日、75日線辺りを捉えてくる展開にならないと、戻り待ちでのショートが入りそうだ。為替市場では円相場が1ドル=132円80銭台と、円高修正の動きによって輸出関連などが日経平均株価をけん引する格好になりそうだが、値がさ半導体株や銀行株の動向次第では投資家心理を神経質にさせよう。
先週末のNT倍率は先物中心限月で13.99倍だった。概ね14.00倍を挟んだ狭いレンジでの推移で、日経平均株価が強いリバウンド基調となるものの、やや低下傾向だった。値がさハイテク株の戻りの鈍さのほか、配当再投資や日経平均構成銘柄の定期入れ替えに伴う特殊要因の影響があったと考えられる。今週以降は需給イベント通過によるNT倍率の上昇が意識されるが、政府の輸出規制強化の影響によりトレンドは出にくいところだ。一方で、東証が資本効率の改善などを企業に要請することにより、低PBR企業への関心が高まりやすく、相対的にTOPIX優位となる可能性がありそうだ。
3月第4週(3月20日- 24日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週連続で売り越しており、売り越し越し額は3528億円(3月第3週は2兆3765億円の売り越し)だった。なお、現物は4617億円の売り越し(同5686億円の売り越し)と5週連続の売り越しであり、先物は1088億円の買い越し(同1兆8078億円の売り越し)と2週ぶりに買い越している。個人は現物と先物の合算で1263億円の買い越しで、2週連続の買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で576億円の買い越しとなり、11週ぶりの買い越しだった。
経済スケジュールでは、3日に日銀短観、中国3月財新製造業購買担当者景気指数(PMI)、米国3月ISM製造業景況指数、4日に米国2月製造業新規受注、5日に米国3月ADP雇用統計、米国2月貿易収支、米国3月ISM非製造業景況指数、6日に中国3月財新サービス部門PMI、7日に2月毎月勤労統計調査、2月景気動向指数、米国3月雇用統計などの発表が予定されている。なお、7日はグッドフライデー(聖金曜日)の祝日で欧米市場は休場となる。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
04月限 日経225 27122.37 TOPIX 1904.02
05月限 日経225 25951.24 TOPIX 1838.12
06月限 日経225 28122.81 TOPIX 1955.38
07月限 日経225 26659.58 TOPIX 1890.16
08月限 日経225 28525.62 TOPIX 1963.05
09月限 日経225 28253.40 TOPIX 1957.76
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 03月31日 27810 28130 27800 28090 +290
22/03 03月30日 27600 27870 27590 27800 +210
22/03 03月29日 27290 27610 27150 27590 +300
22/03 03月28日 27240 27350 27130 27290 +20
22/03 03月27日 27190 27290 26850 27270 +90
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 03月31日 1985.5 2011.0 1984.5 2007.0 +22.0
22/03 03月30日 1970.5 1988.5 1969.5 1985.0 +14.5
22/03 03月29日 1946.5 1972.0 1938.0 1970.5 +23.5
22/03 03月28日 1939.0 1955.0 1932.0 1947.0 +6.0
22/03 03月27日 1936.5 1945.0 1907.5 1941.0 +5.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日比
03月31日(6月限) 28205 +115
03月30日(6月限) 27940 +140
03月29日(6月限) 27805 +215
03月28日(6月限) 27230 -60
03月27日(6月限) 27325 +55
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
03月24日 2795億円 +248億円 1兆4395億円 +2108億円
03月17日 2547億円 +239億円 1兆2286億円 -2300億円
03月10日 2307億円 -258億円 1兆4586億円 +6803億円
03月03日 2566億円 +200億円 7783億円 +2698億円
02月24日 2365億円 +2023億円 5084億円 +1482億円
02月17日 342億円 -230億円 3602億円 -0.09億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
03月29日 6473万株 +3万株 6億8383万株 +1億2231万株
03月28日 6470万株 -432万株 5億6151万株 -198万株
03月27日 6902万株 -112万株 5億6350万株 +489万株
03月24日 7014万株 +366万株 5億5861万株 +2622万株
03月23日 6648万株 +62万株 5億3238万株 +3362万株
03月22日 6585万株 -555万株 4億9875万株 +5609万株
03月20日 7141万株 +727万株 4億4266万株 -3921万株
03月17日 6414万株 +748万株 4億8187万株 -1603万株
03月16日 5665万株 -145万株 4億9790万株 -1258万株
03月15日 5810万株 +319万株 5億1049万株 -662万株
03月14日 5491万株 +36万株 5億1711万株 -2610万株
03月13日 5455万株 +8万株 5億4322万株 -364万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
株探ニュース
2023/04/02 17:00
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株価指数先物 【週間展望】 ―金融システム不安を警戒も、レンジ切り上げの可能性は意識しておきたい
「金融システム不安を警戒も、レンジ切り上げの可能性は意識しておきたい」
今週の日経225先物は、欧米で金融不安が燻るなか、外部環境にらみの展開になりそうだ。24日の欧州市場では、ドイツ銀行(NY市場でのティッカーは、以下同)が急落し、同行の債務不履行に伴うリスクを対象としたクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)が上昇した。独ショルツ首相は「心配の理由はない」と不安の鎮静化に努めたが、クレディ・スイス・グループや買収を発表したUBSグループのほか、コメルツ銀行、ソシエテ・ジェネラルなど銀行株が軒並み売られた。
一方で、24日の米国市場は上昇した。銀行の経営危機拡大の懸念が燻るなか、売りが先行し、NYダウは一時300ドルほど下落した。しかし、セントルイス地区連銀のブラード総裁が金融ストレスの抑え込みに前向きな見方を示したことを受けて、景気敏感株を中心に買い直され、プラスに転じた。
シカゴ日経平均先物(6月物)清算値は、日中大阪比65円安の2万7115円だった。週明けの先物市場はやや売りが先行しそうだが、2万7000円処での底堅さは意識されやすい。テクニカル面では、75日移動平均線が2万7120円辺りに位置しており、同線水準では強弱感が対立しやすいだろう。横ばいで推移する200日線が2万7300円辺りで推移しているほか、25日線が2万7400円処まで下がってきており、両線が上値抵抗線として機能するようだと、オプション権利行使価格の2万7000円~2万7375円辺りでのこう着が見込まれる。
一方で、カイ離が縮小してきた25日、200日線によるデッドクロスは警戒されるが、両線をクリアしてくると、2週間ぶりの抵抗線突破によって、ショートカバーを交えたリバウンドが強まりやすい。今週は29日が3月・9月期決算企業の権利付き最終日となるが、TOPIXのリバランス需給のほか、配当再投資に伴う需給が発生する。さらに、日経平均株価の構成銘柄の定期入れ替えに伴うヘッジ対応のリバランスなども見込まれるため、イベントに絡んだ需給の影響を受けやすい。加えて、実質新年度相場入りとなるため、先回り的な買いも意識されてきそうだ。
金融システム不安は重荷となるが、需給面による底堅さは意識されやすく、上値抵抗線を捉えてくる可能性はあろう。3月9日の戻り高値2万8730円から15日の2万6195円までの調整に対するリバウンドが強まる可能性もあり、権利行使価格の2万7500円~2万8000円にレンジを切り上げてくる可能性は意識しておきたい。
また、米国では先週の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の利上げを決定し、2023年末の政策金利見通しを5.1%(中央値)と前回の昨年12月の予想から変えなかった。年内にあと1回の利上げで達成となることから、利上げ停止は近いとの観測が強まっている。足もとで米長期金利が低下傾向を見せるなか、ハイテク株を見直す動きが継続している。今週は米国で2月個人消費支出(PCEデフレーター)、3月シカゴ購買部協会景気指数、3月ミシガン大学消費者態度指数(確報値)などの発表を控えているが、いずれも週末31日であるため、ショートの動きは強まらないだろう。
VIX指数は21.74に低下した。足もとでは20.00~25.00辺りでの推移を継続しているため、金融システム不安に対する警戒感は落ち着きをみせていると考えられる。銀行株のショートカバーは期待しづらく神経質な展開が予想されるものの、押し目狙いのスタンスに向かわせよう。
先週のNT倍率は先物中心限月で14.03倍だった。75日線を支持線に上向きのトレンドを継続しており、14.12倍辺りに位置する200日線を目先的なターゲットとした、NTロングによるスプレッド狙いのトレードは入りやすいだろう。NTロングのリバランスの動きからNTショートが優勢となり75日線に接近する場面では、NTロング組成のタイミングとなりそうだ。
3月第3週(3月13日-17日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週ぶりに売り越しており、売り越し越し額は2兆3765億円(3月第2週は286億円の買い越し)だった。なお、現物は5686億円の売り越し(同1兆1275億円の売り越し)と4週連続の売り越しであり、先物は1兆8078億円の売り越し(同1兆1562億円の買い越し)と9週ぶりに売り越している。個人は現物と先物の合算で1兆946億円の買い越しで、3週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で117億円の売り越しとなり、10週連続の売り越しだった。
経済スケジュールでは、27日に2月企業向けサービス価格指数、1月景気動向指数(改定値)、中国1-2月工業企業利益、28日に米国2月卸売在庫、米国1月ケース・シラー住宅価格指数、米国3月コンファレンス・ボード消費者信頼感指数、29日に米国MBA住宅ローン申請指数、30日に米国10-12月期実質国内総生産GDP(確定値)、31日に2月完全失業率・有効求人倍率、2月鉱工業生産、2月商業動態統計、中国3月製造業購買担当者景気指数(PMI)、米国2月個人所得・消費支出、米国3月シカゴ購買部協会景気指数、米国3月ミシガン大学消費者態度指数(確報値)などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
04月限 日経225 27122.37 TOPIX 1904.02
05月限 日経225 25951.24 TOPIX 1838.12
06月限 日経225 28122.81 TOPIX 1955.38
07月限 日経225 26659.58 TOPIX 1890.16
08月限 日経225 28525.62 TOPIX 1963.05
09月限 日経225 28253.40 TOPIX 1957.76
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 03月24日 27160 27370 26930 27180 +60
22/03 03月23日 27200 27360 26920 27120 -110
22/03 03月22日 26500 27270 26390 27230 +560
22/03 03月20日 27060 27150 26650 26670 -360
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 03月24日 1934.0 1948.5 1914.5 1936.0 +5.0
22/03 03月23日 1938.0 1950.0 1913.0 1931.0 -8.0
22/03 03月22日 1890.0 1946.5 1882.5 1939.0 +36.5
22/03 03月20日 1938.5 1943.0 1898.0 1902.5 -34.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日比
03月24日(6月限) 27115 -65
03月23日(6月限) 27025 -95
03月22日(6月限) 26980 -250
03月21日(6月限) 27110 +440
03月20日(6月限) 26840 +170
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
03月17日 2547億円 +239億円 1兆2286億円 -2300億円
03月10日 2307億円 -258億円 1兆4586億円 +6803億円
03月03日 2566億円 +200億円 7783億円 +2698億円
02月24日 2365億円 +2023億円 5084億円 +1482億円
02月17日 342億円 -230億円 3602億円 -0.09億円
02月10日 572億円 -1769億円 3602億円 -381億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
03月22日 6585万株 -555万株 4億9875万株 +5609万株
03月20日 7141万株 +727万株 4億4266万株 -3921万株
03月17日 6414万株 +748万株 4億8187万株 -1603万株
03月16日 5665万株 -145万株 4億9790万株 -1258万株
03月15日 5810万株 +319万株 5億1049万株 -662万株
03月14日 5491万株 +36万株 5億1711万株 -2610万株
03月13日 5455万株 +8万株 5億4322万株 -364万株
03月10日 5446万株 -2792万株 5億4686万株 -3782万株
03月09日 8239万株 +1844万株 5億8469万株 +6574万株
03月08日 6394万株 -151万株 5億1894万株 +1億2533万株
03月07日 6545万株 +810万株 3億9361万株 +5153万株
03月06日 5735万株 -545万株 3億4207万株 +5450万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
株探ニュース
2023/03/26 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―FRBはインフレ抑制策を緩めず、ヘッジ考慮したNTロングでのスプレッド狙ったトレード
「FRBはインフレ抑制策を緩めず、ヘッジ考慮したNTロングでのスプレッド狙ったトレード」
今週の日経225先物は、金融システム不安が高まるなか、21~22日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)で決定される利上げ幅などを巡る思惑が相場の変動要因となりそうだ。17日の日経225先物は、ファースト・リパブリック・バンクに対する米銀大手11行による支援策発表で金融不安が和らぎ、買い戻しの動きがとなり、節目の2万7000円を回復して取引を終えた。2万7000円水準には横ばい推移する75日、200日移動平均線が位置しており、支持・抵抗になり得る転換ポイントとして強く意識されている。現状では同水準が抵抗線として機能しているため、FOMCを受けて明確に上放れできないと、戻り待ち狙いのショートが強まりやすい。
足もとの金融システム不安を踏まえて、市場ではFRB(米連邦準備制度理事会)がいったん利上げを停止するとの思惑が高まる場面も見られた。ただし、先週の欧州中央銀行(ECB)理事会が予想通り0.5%の利上げを決めたことで、FRBはインフレ抑制策を緩めないといった見方も交錯している。また、サマーズ元米財務長官が、金融システム不安への過度な懸念により利上げペースを緩めるべきではないと指摘したとも報じられており、前回同様、0.25%の追加利上げがコンセンサスになるだろう。0.5%の利上げとなれば、さらなる銀行救済や信用基準の厳格化が進むリスクが高まり、リセッション(景気後退)懸念につながることも考えられる。
また、経営破綻したシリコンバレーバンクの持ち株会社だったSVBファイナンシャル・グループが17日、連邦破産法11条の適用を申請し、経営破綻した。シリコンバレーバンクに続き、元親会社が経営破綻したことで金融システム不安が再燃し、17日の米国市場は主要な株価指数が下落した。NYダウは9日の急落で200日線を割り込んだ後は、同線が上値抵抗線として機能する一方、ナスダックは200日線を上放れ、25日線を支持線に変えてきた。FOMC通過でリバウンドを見せてくる可能性はあるものの、金融業界を巡る不安が払拭されるまでは、全体のポジションを傾ける動きは考えづらく、金融株売りに対してハイテク買いといった形でのスプレッド狙いに向かわせよう。
そのため、オプション権利行使価格の2万7000円を中心に、権利行使価格の2万6375円と2万7375円によるレンジを想定。ヘッジを考慮したNTロングでのスプレッドを狙ったトレードになりそうだ。先週のNT倍率は先物中心限月で14日には一時14.09倍まで上昇し、2月6日の戻り高値14.03倍を上回り、昨年12月20日以来の水準まで上昇。その後はリバランスにより低下する場面も見られたが、75日線を支持線とした13.90~14.00倍辺りで推移した。75日線を支持線に、14.12倍辺りに位置する200日線を意識したトレンド形成が見込まれそうだ。
VIX指数は13日に一時30.81まで上昇し、その後は200日線での攻防を見せており、22.5~30.0辺りで荒い値動きを見せている。強弱感が対立している状況であるが、週足ベースでは26週、52週線を上回ってきた。昨年11月以降のボトムレンジから上放れてきたため、両移動平均線を下回ってくるまではリスク選好には向かいづらい。また、ヘッジファンドは世界の銀行株のロングポジションを解消し、ショートに傾けているとみられている。銀行株のショートカバーを交えた本格的なリバウンドが入るまでは、ヘッジを考慮したポジションになるだろう。
3月第2週(3月6日-10日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週連続で買い越しており、買い越し額は286億円(3月第1週は6992億円の買い越し)だった。なお、現物は1兆1275億円の売り越し(同994億円の売り越し)と3週連続の売り越しであり、先物は1兆1562億円の買い越し(同7986億円の買い越し)と8週連続で買い越している。個人は現物と先物の合算で773億円の売り越しで、2週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で2077億円の売り越しとなり、9週連続の売り越しだった。
経済スケジュールでは20日に日銀金融政策決定会合の主な意見(3月9日~10日分)、21日に米国2月中古住宅販売件数、ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁発言、22日にFOMC結果、パウエルFRB議長会見、23日にイングランド銀行(BOE)政策金利、米国10-12月期経常収支、米国2月新築住宅販売件数、24日に2月全国消費者物価指数、米国2月耐久財受注、米国3月製造業購買担当者景気指数(PMI)、米国3月サービス部門PMIなどが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
04月限 日経225 27122.37 TOPIX 1904.02
05月限 日経225 25951.24 TOPIX 1838.12
06月限 日経225 28122.81 TOPIX 1955.38
07月限 日経225 26659.58 TOPIX 1890.16
08月限 日経225 28525.62 TOPIX 1963.05
09月限 日経225 28253.40 TOPIX 1957.76
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 03月17日 26670 27100 26430 27030 +290
22/03 03月16日 27060 27090 26190 26740 -310
22/03 03月15日 26910 27250 26840 27050 +150
22/03 03月14日 27590 27650 26840 26900 -750
22/03 03月13日 27880 28020 27370 27650 -210
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 03月17日 1907.5 1937.5 1886.0 1936.5 +25.5
22/03 03月16日 1941.0 1943.5 1874.5 1911.0 -30.0
22/03 03月15日 1918.5 1949.0 1912.5 1941.0 +23.0
22/03 03月14日 1976.0 1979.0 1910.5 1918.0 -61.0
22/03 03月13日 2007.5 2014.5 1962.5 1979.0 -26.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日比
03月17日(6月限) 26710 -320
03月16日(6月限) 27015 +275
03月15日(6月限) 26490 -560
03月14日(6月限) 27210 +310
03月13日(6月限) 27160 -490
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
03月10日 2307億円 -258億円 1兆4586億円 +6803億円
03月03日 2566億円 +200億円 7783億円 +2698億円
02月24日 2365億円 +2023億円 5084億円 +1482億円
02月17日 342億円 -230億円 3602億円 -0.09億円
02月10日 572億円 -1769億円 3602億円 -381億円
02月03日 2342億円 -1159億円 3983億円 -513億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
03月15日 5810万株 +319万株 5億1049万株 -662万株
03月14日 5491万株 +36万株 5億1711万株 -2610万株
03月13日 5455万株 +8万株 5億4322万株 -364万株
03月10日 5446万株 -2792万株 5億4686万株 -3782万株
03月09日 8239万株 +1844万株 5億8469万株 +6574万株
03月08日 6394万株 -151万株 5億1894万株 +1億2533万株
03月07日 6545万株 +810万株 3億9361万株 +5153万株
03月06日 5735万株 -545万株 3億4207万株 +5450万株
03月03日 6281万株 +887万株 2億8757万株 +7723万株
03月02日 5394万株 -31万株 2億1034万株 +1974万株
03月01日 5425万株 -105万株 1億9059万株 +691万株
02月28日 5530万株 -309万株 1億8367万株 +210万株
02月27日 5840万株 -5万株 1億8157万株 +230万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
株探ニュース
2023/03/19 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―米金融システム不安で需給状況は一変、リスク回避で日本に資金流入も
「米金融システム不安で需給状況は一変、リスク回避で日本に資金流入も」
今週の日経225先物は、米金融システム不安の広がりが警戒されるなか、ショートが入りやすい展開が見込まれる。SVBファイナンシャル・グループ傘下で、スタートアップ企業向けを主な取引先とするシリコンバレーバンクが、10日に経営破綻した。金融システム全体への影響の波及が警戒されて、10日の米国市場ではリスク回避の動きが強まった。
イエレン米財務長官は米連邦準備理事会(FRB)や米連邦預金保険公社(FDIC)などと協議を行い、国内銀行システムの「強靱さに変わりはない」と述べている。スタートアップなど法人顧客を主力とする特殊な金融機関の破綻が、大手銀にすぐさま波及するリスクは今のところ少ないとみられるが、イエレン氏は非常に注意深く監視しているとも述べており、金融システムを巡る警戒感は燻りそうだ。
シリコンバレーバンクの破綻により需給状況は一変した。先週のNYダウは週間で1480ドル超下げ、昨年11月以来およそ4カ月ぶりに3万2000ドルを割り込んだ。シカゴ日経平均先物は日中大阪比335円安の2万7525円で終えており、一時2万7490円と節目の2万7500円を下回る場面があった。10日の日経225先物は500円を超える大幅下落で2万8000円を割り込んでいたが、ナイトセッションでの一段安によって需給悪化が警戒されよう。
日経225先物は3日から9日までの6営業日で1100円上昇したが、10日の日中取引とその後のナイトセッションで800円を超える急落となった。10日の日中取引での500円超の下落である程度織り込まれているとみられるが、米国市場が下げ止まらなかったことで、急ピッチの下落に対するヘッジ対応のショートが強まりやすいと考えられる。
特に米国では、21-22日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げ幅を再び0.5%に拡大するといった見方を織り込んできたなか、10日発表の2月の米雇用統計で賃金の伸びが予想を下回ったことで、大幅な利上げ観測が後退。米長期金利は3.7%台と前日の3.9%台から大幅に低下した。これを受けてNYダウが上昇に転じる場面も見られたが、金融システム不安という新たな悪材料によって売りが膨らんだ。
一方で、米国では国内の景気不透明感の強まりを受けて、国外の割安な株式へ資金シフトをする動きも見られる。週明けの日経225先物は下へのバイアスが強まりやすいだろうが、ナイトセッションで25日移動平均線水準まで下落したことにより、短期的な過熱感は後退した。節目の2万7000円処では75日、200日線がほぼ横ばいで推移しているため、同水準が支持線として機能する可能性がある。先週の日銀の金融政策決定会合では、現状の緩和策を継続するとしており、相対的に割安感がある日本株への資金シフトの思惑が高まりそうだ。そのほか、金融システム不安を背景に、FRBは次回のFOMCで利上げ幅を前回同様、0.25%とするといった見方も強まりそうである。
そのため、まずは25日線が位置する2万7500円前後での底堅さを見極めつつ、短期的には押し目狙いのロングスタンスになろう。25日線を明確に下回り、75日、200日線に接近する局面があったとしても、3月に入ってからの上昇分を帳消しにするなかで、需給調整の一巡が意識され、ショートカバーも入りやすい水準と考えられる。オプション権利行使価格の2万7500円を中心に、2万7000円~2万8000円辺りの広いレンジを想定する。
また、VIX指数は24.80に上昇し、高いところでは28.97と昨年10月下旬以来の水準まで切り上がったものの、終値では200日線水準まで上げ幅を縮めていた。しばらくは不安定な推移となる可能性は高そうだが、いったんはピーク感につながることも考えられ、200日線を下回ってくると、米国でも見直し買いに向かわせよう。
なお、先週のNT倍率は先物中心限月で13.89倍に上昇した。25日線を挟んだ攻防を継続するなか、週末の上昇で上値抵抗の75日線を捉えてきた。週初はギャップスタートの影響でNT倍率の低下が見込まれるものの、金融株に売りが波及するなか、NTロングでのスプレッド狙いによるポジションを組成する動きは入りそうだ。期末を意識した低PBRや配当志向の物色により、TOPIX優位が意識されるものの、金融システム不安のなかでは金融株が重荷となり、相対的に日経平均型優位の展開になりやすいだろう。
今週は14日に2月の米国消費者物価指数(CPI)、15日に2月の米国卸売物価指数(PPI)などの発表が予定されており、FRBの利上げペースを見極めたいとするムードが強まりそうだ。ただし、市場の関心はシリコンバレーバンク破綻の米金融システムへの影響に集まり、経済指標の結果を受けた市場反応は限られるとみておきたい。
3月第1週(2月27日-3月3日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週ぶりに買い越しており、買い越し越し額は6992億円(2月第4週は6億円の売り越し)だった。なお、現物は994億円の売り越し(同2263億円の売り越し)と2週連続の売り越しであり、先物は7986億円の買い越し(同2256億円の買い越し)と7週連続で買い越している。個人は現物と先物の合算で4006億円の売り越しで、2週ぶりの売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で743億円の売り越しとなり、8週連続の売り越しだった。
経済スケジュールでは13日に1-3月期法人企業景気予測調査、14日に米国2月消費者物価指数、15日に日銀金融政策決定会合議事要旨、中国2月小売売上高、中国2月鉱工業生産、米国3月ニューヨーク連銀製造業景気指数、米国2月小売売上高、米国2月卸売物価指数、米国3月NAHB住宅市場指数、16日に1月機械受注、2月貿易統計、米国2月住宅着工件数、米国2月輸入・輸出物価指数、米国3月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、欧州中央銀行(ECB)政策金利、17日に米国2月鉱工業生産、米国2月コンファレンス・ボード景気先行指数、米国3月ミシガン大学消費者態度指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
04月限 日経225 27122.37 TOPIX 1904.02
05月限 日経225 25951.24 TOPIX 1838.12
06月限 日経225 28122.81 TOPIX 1955.38
07月限 日経225 26659.58 TOPIX 1890.16
08月限 日経225 28525.62 TOPIX 1963.05
09月限 日経225 28253.40 TOPIX 1957.76
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/06 03月10日 28330 28340 27830 27860 -510
22/03 03月09日 28430 28730 28390 28640 +220
22/03 03月08日 28320 28480 28170 28420 +100
22/03 03月07日 28240 28400 28170 28320 +60
22/03 03月06日 27900 28320 27860 28260 +360
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/06 03月10日 2046.0 2047.0 2004.5 2005.0 -43.0
22/03 03月09日 2051.0 2072.5 2048.5 2072.0 +21.5
22/03 03月08日 2045.5 2054.0 2036.0 2050.5 +4.5
22/03 03月07日 2036.0 2047.0 2033.0 2046.0 +10.0
22/03 03月06日 2019.0 2041.5 2016.0 2036.0 +17.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日比
03月10日(6月限) 27525 -335
03月09日(6月限) 28000 -370
03月08日(3月限) 28620 +200
03月07日(3月限) 28205 -115
03月06日(3月限) 28200 -60
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
03月03日 2566億円 +200億円 7783億円 +2698億円
02月24日 2365億円 +2023億円 5084億円 +1482億円
02月17日 342億円 -230億円 3602億円 -0.09億円
02月10日 572億円 -1769億円 3602億円 -381億円
02月03日 2342億円 -1159億円 3983億円 -513億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
03月08日 6394万株 -151万株 5億1894万株 +1億2533万株
03月07日 6545万株 +810万株 3億9361万株 +5153万株
03月06日 5735万株 -545万株 3億4207万株 +5450万株
03月03日 6281万株 +887万株 2億8757万株 +7723万株
03月02日 5394万株 -31万株 2億1034万株 +1974万株
03月01日 5425万株 -105万株 1億9059万株 +691万株
02月28日 5530万株 -309万株 1億8367万株 +210万株
02月27日 5840万株 -5万株 1億8157万株 +230万株
02月24日 5846万株 +27万株 1億7927万株 +93万株
02月22日 5818万株 +359万株 1億7833万株 -327万株
02月21日 5458万株 +4875万株 1億8161万株 +3404万株
02月20日 583万株 -429万株 1億4757万株 +123万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
株探ニュース
2023/03/12 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―ロールオーバー中心のなか、ショートカバー交えたリバランスが強まるか
「ロールオーバー中心のなか、ショートカバー交えたリバランスが強まるか」
今週の日経225先物は、3日の取引終了後のナイトセッションで一気に2万8000円を回復したことで、レンジの切り上がりが見込まれる。3日の米国市場では注目された2月のISM非製造業景況感指数が55.1と前月の55.2から若干低下したものの、市場予想(54.3程度)を上回り、21年11月以来の高水準だった。米連邦準備理事会(FRB)の利上げ長期化観測を強めるほどではないとの見方から、前日に一時4.09%と昨年11月以来の高水準を付けた米長期金利が3.9%台に低下し、大型テック株やハイテク株を中心に買われた。
日経225先物のナイトセッションは2万7900円を挟んでこう着が続くなか、米国市場の取引開始後にリバウンド基調が強まり、一時2万8230円まで買われた。先週末の上昇で2月6日の戻り高値(2万7820円)を突破し、ほぼ1カ月間続いたレンジを明確に上放れ、昨年12月半ば以来の水準を回復した。ナイトセッションで12月14日の戻り高値2万8260円に迫るなか、ショートカバーを交えたリバランスの動きが強まりやすいだろう。
また、今週末には3月限の先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を控えている。先週末には既に限月交代に伴うロールオーバーの動きがみられていた。直近のレンジを上放れ、昨年12月の戻り高値水準に接近するなか、ロールオーバーは一段と強まることになりそうだ。足もとでオプション権利行使価格の2万7500円を中心に、2万7125円~2万7875円のレンジ内での推移だった。このレンジを上放れたことによって、権利行使価格の2万7875円~2万8375円のレンジに移行しそうだ。レンジ上限に接近する局面では、昨年11月24日の戻り高値2万8420円が射程に入ってくる。これを捉えてくるようだと、8月17日につけた昨年来高値2万9020円が意識されてくる可能性がありそうだ。
一方で、今週はパウエルFRB議長が7日に米上院銀行委員会、8日に下院金委員会で半期に一度の議会証言を行う。最近のFRB高官らの発言で3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での0.50%利上げを支持する姿勢が見られるなか、パウエル議長の発言に市場の関心が集まりやすい。足もとでは消費者物価指数(CPI)や卸売物価指数(PPI)の伸びが予想を上回り、インフレ鈍化ペースが想定以上に遅いことが改めて確認されていることもあり、前回のFOMCまで使用していた「ディスインフレ(インフレ鈍化)」に関する発言の撤回のほか、FF金利誘導目標レンジを引き上げてくるのかを見極めたいとするムードが強まりやすい。
そのため、ロールオーバー中心の商いになるなか、パウエル議長の発言内容次第で大きく上下に振れる可能性がある。ヘッジ対応の動きによってバイアスが強まる可能性も想定しておきたいところだ。
また、国内では9-10日に黒田総裁にとって最後となる日銀金融政策決定会合が開催される。サプライズはないと考えられるが、3日の10年物国債利回りは一時0.505%と日銀が金融政策で上限とする0.5%を上回った。新総裁就任による日銀新体制のスタートが4月9日に迫り、金融政策の修正観測が再び高まってきた。ただし、当面は改めて現在の緩和政策を継続するといった見方に向かいやすいと見ておきたい。
VIX指数は18.49に低下した。2月22日に23.63まで上昇した後は調整が続き、週末には明確に25日移動平均線を下回る形状となり、直近の安値水準まで低下した。リスク選好に傾きやすく、ショートは避けておきたい。また、NYダウは昨年12月同様に200日線までの調整を経てリバウンドを見せ、ナスダックも足もとで75日線処から反発し200日線を突破して25日線を捉えてきている。テクニカル面では理想的な形でのリバウンドであり、抵抗線突破となれば上へのバイアスが強まるきっかけになろう。
NT倍率は先物中心限月で13.82倍に上昇した。25日線が13.84倍辺りに位置しているため、同線を明確に上放れてくる局面では、13.94倍辺りに位置する75日線を想定した、NTロングでのスプレッド狙いが勢いを増しそうだ。
2月第4週(2月20日- 24日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では7週ぶりに売り越しており、売り越し越し額は6億円(2月第3週は3802億円の買い越し)だった。なお、現物は2263億円の売り越し(同2331億円の買い越し)と3週ぶりの売り越しであり、先物は2256億円の買い越し(同1471億円の買い越し)と6週連続で買い越している。個人は現物と先物の合算で629億円の買い越しで、3週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で2053億円の売り越しとなり、7週連続の売り越しだった。
経済スケジュールでは6日に米国1月製造業新規受注、7日に中国2月貿易収支、米国1月卸売売上高、パウエルFRB議長の上院銀行委員会証言、8日に1月国際収支、1月景気動向指数、2月景気ウオッチャー調査、米国2月ADP雇用統計、米国1月貿易収支、米地区連銀経済報告ベージュブック、FRB議長の下院金融委員会証言、9日に10-12月期GDP改定値、中国2月消費者物価指数、中国2月生産者物価指数、バイデン大統領による予算教書提出、10日にメジャーSQ、日銀金融政策決定会合の結果発表、1月全世帯家計調査、2月国内企業物価指数、米国2月雇用統計などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
02月限 日経225 27835.60 TOPIX 1965.67
03月限 日経225 25457.94 TOPIX 1808.03
04月限 日経225 27122.37 TOPIX 1904.02
05月限 日経225 25951.24 TOPIX 1838.12
06月限 日経225 28122.81 TOPIX 1955.38
07月限 日経225 26659.58 TOPIX 1890.16
08月限 日経225 28525.62 TOPIX 1963.05
09月限 日経225 28253.40 TOPIX 1957.76
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 03月03日 27520 27970 27460 27900 +380
22/03 03月02日 27540 27610 27390 27520 -10
22/03 03月01日 27420 27560 27300 27530 +60
22/03 02月28日 27430 27580 27400 27470 +60
22/03 02月27日 27380 27460 27270 27410 +30
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 03月03日 1994.0 2022.5 1990.0 2019.0 +24.5
22/03 03月02日 1998.5 2005.0 1991.0 1994.5 -3.0
22/03 03月01日 1993.0 2001.0 1984.0 1997.5 +2.5
22/03 02月28日 1992.5 2001.5 1990.0 1995.0 +5.0
22/03 02月27日 1982.0 1994.0 1976.0 1990.0 +7.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日比
03月03日(3月限) 28205 +305
03月02日(3月限) 27705 +185
03月01日(3月限) 27485 -45
02月28日(3月限) 27425 -45
02月27日(3月限) 27535 +125
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
02月24日 2365億円 +2023億円 5084億円 +1482億円
02月17日 342億円 -230億円 3602億円 -0.09億円
02月10日 572億円 -1769億円 3602億円 -381億円
02月03日 2342億円 -1159億円 3983億円 -513億円
01月27日 3501億円 -2018億円 4496億円 +334億円
01月20日 5519億円 -410億円 4162億円 +700億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
03月01日 5425万株 -105万株 1億9059万株 +691万株
02月28日 5530万株 -309万株 1億8367万株 +210万株
02月27日 5840万株 -5万株 1億8157万株 +230万株
02月24日 5846万株 +27万株 1億7927万株 +93万株
02月22日 5818万株 +359万株 1億7833万株 -327万株
02月21日 5458万株 +4875万株 1億8161万株 +3404万株
02月20日 583万株 -429万株 1億4757万株 +123万株
02月17日 1012万株 -431万株 1億4633万株 -167万株
02月16日 1443万株 +427万株 1億4801万株 +28万株
02月15日 1016万株 -159万株 1億4772万株 -708万株
02月14日 1175万株 -194万株 1億5480万株 +1543万株
02月13日 1369万株 -228万株 1億3937万株 -459万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
株探ニュース
2023/03/05 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―リバランスの反動でややNTショートの動きを想定
「リバランスの反動でややNTショートの動きを想定」
今週の日経225先物は、引き続き米企業決算や米経済指標の結果を受けた金利動向などの影響を受けることになりそうだ。先週の米国市場は、週を通じて主要な株価指数が下落した。ホーム・デポやウォルマートの予想を下回る決算や見通しが嫌気されたほか、2月の米購買担当者景気指数(PMI)が予想を上回ったことが売りにつながった。
また、公表された前回の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、利上げ継続が適切との見方やインフレ上振れリスクが指摘され、さらに数人の参加者が0.5%の利上げを支持していたことが分かると、米長期金利が昨年11月以来の水準に上昇する場面も見られた。
週後半にはエヌビディアの予想を上回る決算が市場心理を改善させたものの、24日にはFRB(連邦準備制度理事会)が物価指標として重視する1月の米個人消費支出、PCEデフレーターが予想を上回る上昇だったことを受け、利上げは想定より長引くとの警戒感が強まった。
今週の米国市場では、引き続き小売企業の決算発表が予定されており、先週のホーム・デポ同様に慎重な見通しが相次ぐ可能性があり、警戒が必要だ。また、経済指標では28日に2月のシカゴ購買部協会景気指数、リッチモンド連銀製造業指数、コンファレンス・ボード消費者信頼感指数、3月1日には2月のISM製造業景況指数、3日にはISM非製造業景況指数の発表などが予定されているため、これらを受けた金利の動向が注目を集めそうだ。
先週の日経225先物は一時2万6950円まで売られ、節目の2万7000円を割り込む場面があったが、週末にはエヌビディアの決算評価の流れにより、指数インパクトの大きい値がさ半導体株が買われ、日経平均株価をけん引する格好となった。また、次期日銀総裁候補の植田和男氏らに対する所信聴取は想定されていた内容ではあったが、足もとの調整でショートが積み上がっていたとみられ、リバランスに向かわせた。
ただし、あくまでもリバランスが中心であり、積極的にロングに傾けたものではない。再び調整を強めてくる可能性はあるが、一目均衡表の雲上限までの調整を経て、いったんは調整一巡感が意識されやすい。目先的には25日移動平均線が上値抵抗線として、75日線が位置するオプション権利行使価格の2万7250円のほか、200日線辺りが支持線として機能する展開が予想される。
そのため、オプション権利行使価格の2万7000円~2万7500円のレンジを想定しつつ、再び75日線割れから2万7000円辺りに位置する200日線に接近する局面では、押し目狙いのロング対応となる。一方で、25日線および先週末の高値2万7450円を上回る局面では、レンジ上限の想定をオプション権利行使価格の2万7875円に切り上げたい。
先週のVIX指数は週前半に上値抵抗線と機能していた75日線を突破し、一時23.63まで切り上がる場面が見られた。その後は調整を見せたが、75日線が支持線として機能している。昨年12月半ばの上昇では200日線までの切り上がりを見せていたため、同線が位置する24.46辺りまでの上昇は警戒しておきたい。
また、先週のNT倍率は先物中心限月で13.70倍までの調整を経て、週末には13.81倍に上昇した。東京エレクトロン <8035> [東証P]などが日経平均型をけん引した格好となったが、リバランス中心であったため、反動はみられそうだ。米長期金利の上昇や、円相場が1ドル=136円半ばと円安に振れて推移するなか、金融株や輸出関連株などへの物色が見込まれ、TOPIX型優位の展開も想定しておきたいところだろう。名実ともに3月相場入りとなるため、期末に向けた配当志向の物色にも向かいやすいこともあり、ややNTショートを想定しておきたい。
2月第3週(2月13日-17日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では6週連続で買い越しており、買い越し越し額は3802億円(2月第2週は6474億円の買い越し)だった。なお、現物は2331億円の買い越し(同1864億円の買い越し)と2週連続の買い越しであり、先物は1471億円の買い越し(同4609億円の買い越し)と5週連続で買い越している。個人は現物と先物の合算で84億円の売り越しで、2週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で1522億円の売り越しとなり、6週連続の売り越しだった。
主要スケジュールでは、27日に12月景気動向指数改定値、参院での次期日銀総裁候補の植田和男氏の所信聴取、米国1月耐久財受注、中国共産党・2中全会(26~28日)、28日に1月鉱工業生産、1月商業動態統計、米国2月シカゴ購買部協会景気指数、米国2月リッチモンド連銀製造業指数、米国2月コンファレンス・ボード消費者信頼感指数、3月1日に中国2月製造業PMI、中国2月財新製造業PMI、米国2月ISM製造業景況指数、2日に10-12月期法人企業統計調査、米国10-12月期非農業部門労働生産性改定値、3日に1月完全失業率、2月東京都区部CPI、中国2月財新サービス部門PMI、米国2月ISM非製造業PMIなどが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
02月限 日経225 27835.60 TOPIX 1965.67
03月限 日経225 25457.94 TOPIX 1808.03
04月限 日経225 27122.37 TOPIX 1904.02
05月限 日経225 25951.24 TOPIX 1838.12
06月限 日経225 28122.81 TOPIX 1955.38
07月限 日経225 26659.58 TOPIX 1890.16
08月限 日経225 28525.62 TOPIX 1963.05
09月限 日経225 28253.40 TOPIX 1957.76
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 02月24日 27120 27450 26950 27380 +250
22/03 02月22日 27430 27460 27020 27130 -320
22/03 02月21日 27520 27520 27330 27450 -70
22/03 02月20日 27470 27520 27380 27520 +60
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 02月24日 1975.5 1989.5 1964.0 1982.5 +7.0
22/03 02月22日 1993.5 1997.5 1969.5 1975.5 -20.0
22/03 02月21日 1999.0 2003.5 1991.0 1995.5 -3.5
22/03 02月20日 1989.5 1999.5 1986.0 1999.0 +10.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日比
02月24日(3月限) 27330 -50
02月23日(3月限) 27230 +100
02月22日(3月限) 27030 -100
02月21日(3月限) 27255 -195
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
02月17日 342億円 -230億円 3602億円 -0.09億円
02月10日 572億円 -1769億円 3602億円 -381億円
02月03日 2342億円 -1159億円 3983億円 -513億円
01月27日 3501億円 -2018億円 4496億円 +334億円
01月20日 5519億円 -410億円 4162億円 +700億円
01月13日 5930億円 +368億円 3462億円 -42億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
02月21日 5458万株 +4875万株 1億8161万株 +3404万株
02月20日 583万株 -429万株 1億4757万株 +123万株
02月17日 1012万株 -431万株 1億4633万株 -167万株
02月16日 1443万株 +427万株 1億4801万株 +28万株
02月15日 1016万株 -159万株 1億4772万株 -708万株
02月14日 1175万株 -194万株 1億5480万株 +1543万株
02月13日 1369万株 -228万株 1億3937万株 -459万株
02月10日 1598万株 -1035万株 1億4396万株 -921万株
02月09日 2633万株 -76万株 1億5318万株 +1425万株
02月08日 2709万株 -2409万株 1億3893万株 -2041万株
02月07日 5118万株 +198万株 1億5934万株 +518万株
02月06日 4920万株 -1766万株 1億5416万株 +1435万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
株探ニュース
2023/02/26 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―FOMC議事要旨、日銀総裁候補の所信聴取を控え、スキャルピング中心のトレードに
「FOMC議事要旨、日銀総裁候補の所信聴取を控え、スキャルピング中心のトレードに」
今週の日経225先物は、引き続き2万7500円を中心とした狭いレンジで推移しそうだ。先週の米国市場は1月の米消費者物価指数(CPI)や米卸売物価指数(PPI)が市場予想を上回ったことで、米連邦準備理事会(FRB)の利上げ継続観測を背景に調整が目立った。また、16日にはクリーブランド連銀のメスター総裁やセントルイス連銀のブラード総裁が3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.5%の利上げを支持する可能性を示したことも重荷となった。17日にはFRBのボウマン理事がインフレ抑制に進展がみられるまで利上げ継続の必要性を主張するなど、金融引き締めに積極的なタカ派寄りの発言が相次いだ。
今週は21日に2月の米製造業購買担当者景気指数(PMI)、2月の米サービス部門PMI、22日に米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨、24日に1月の米個人消費支出(PCEデフレーター)の発表が予定されている。足もとでFRB高官らの発言が相次ぐなか、FOMC議事要旨(1月31日、2月1日開催分)でインフレや金利見通しに関する議論がタカ派色の濃いものだった場合、米長期金利の上昇や為替市場での円安傾向が強まりやすいだろう。また、パウエルFRB議長がインフレ動向を測るうえで正確な指標としている、PCEデフレーターに投資家の関心が集まりそうだ。
20日はプレジデント・デー(大統領の日)で米国市場が休場、23日が天皇誕生日の祝日で国内市場が休場となるため、週を通じてポジションを傾けてくる動きは考えづらい。さらに、24日には日銀の次期総裁候補、植田和男氏の所信聴取が予定されている。市場では大規模緩和政策の修正思惑が高まっているが、金融政策正常化への観測が強まるようだと、短期的にはリバランスの動きに向かわせよう。
米国のPCEデフレーターやFOMC議事要旨、国内では日銀の次期総裁候補の所信聴取、そして日米の休場を挟むことにより、オーバーナイトでのポジションは取りづらくなるため、日中でのスキャルピング中心のトレードを想定しておきたい。また、米国市場の動向により、ナイトセッションで振れやすくなると考えられるが、VIX指数は先週の上昇で25日移動平均線を突破し、上値抵抗線として機能している75日線と13週線を捉えてきた。この抵抗線を明確に上放れてくると、昨年12月半ばに付けた25.84が射程に入ってくる可能性があるため、依然としてボトム圏での推移ではあるものの、ややリスクオフに傾く展開は意識しておきたい。
日経225先物は2万7500円を中心に、75日線が位置する2万7220円水準が支持線として機能する一方で、直近戻り高値の2万7820円を上値抵抗とするレンジを継続している。切り上がる25日線と75日線とのゴールデンクロス示現により、今後は25日線を支持線とした形でレンジ下限が徐々に切り上がってくることになる。そのため、オプション権利行使価格の2万7375円~2万7750円のレンジを想定しておきたい。米国市場の動向次第ではあるが、2万7500円を下回り、2万7375円辺りまでは押し目狙いのロングで対応。2万7625円から2万7750円辺りでは戻り売り狙いのショートスタンスといったところか。2万7750円をブレイクし、2万7820円をクリアした段階で、ショートカバーを想定した短期的なロングに向かわせよう。
先週のNT倍率は先物中心限月で13.80倍に低下し、支持線として機能していた25日線を若干ながら下回ってきた。米長期金利や為替にらみの展開になりそうだが、足もとでNTスプレッド狙いのトレードは限られているように映る。日銀の次期総裁候補の所信聴取において、緩和姿勢継続ならいったんはNTロングに振れやすくなるが、今後の政策修正への思惑が払拭しきれないなかでは、3月期末に向けた配当志向の物色が見込まれ、TOPIX型優位の流れが意識されるため、ややNTショートのトレードが有効と考えられる。
2月第2週(2月6日-10日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では5週連続で買い越しており、買い越し越し額は6474億円(2月第1週は2426億円の買い越し)だった。なお、現物は1864億円の買い越し(同67億円の売り越し)と2週ぶりの買い越しであり、先物は4609億円の買い越し(同2493億円の買い越し)と4週連続で買い越している。個人は現物と先物の合算で2055億円の売り越しで、2週ぶりの売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で2105億円の売り越しとなり、5週連続の売り越しだった。海外投資家は1月第4週の1兆3231億円の買い越し(現物・先物)で、いったんピーク感はあったものの、買い越しを継続しており、ショートを仕掛けづらそうだ。
経済スケジュールでは21日に米国2月製造業PMI、米国2月サービス部門PMI、22日にFOMC議事要旨、23日に米国10-12月期実質国内総生産(GDP)改定値、米国前週分新規失業保険申請件数、24日に1月全国消費者物価指数、日銀次期総裁候補の所信聴取、米国1月個人消費支出(PCEデフレーター)、米国1月新築住宅販売件数、米国2月ミシガン大学消費者態度指数確報値などが予定されている。なお、米決算では21日にウォルマート、22日にイーベイ、エヌビディアなどの発表が予定されている。エヌビディアの決算反応は、日経225先物のトレードに影響を与えよう。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
02月限 日経225 27835.60 TOPIX 1965.67
03月限 日経225 25457.94 TOPIX 1808.03
04月限 日経225 27122.37 TOPIX 1904.02
05月限 日経225 25951.24 TOPIX 1838.12
06月限 日経225 28122.81 TOPIX 1955.38
07月限 日経225 26659.58 TOPIX 1890.16
08月限 日経225 28525.62 TOPIX 1963.05
09月限 日経225 28253.40 TOPIX 1957.76
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 02月17日 27670 27680 27440 27460 -210
22/03 02月16日 27450 27730 27440 27670 +230
22/03 02月15日 27620 27770 27420 27440 -180
22/03 02月14日 27450 27710 27430 27620 +180
22/03 02月13日 27530 27690 27240 27440 -210
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 02月17日 1998.5 2000.5 1985.0 1988.5 -9.5
22/03 02月16日 1984.0 2005.0 1984.0 1998.0 +14.5
22/03 02月15日 1994.0 2005.0 1982.5 1983.5 -10.0
22/03 02月14日 1978.0 2000.0 1977.5 1993.5 +16.0
22/03 02月13日 1980.0 1988.5 1967.0 1977.5 -8.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日比
02月17日(3月限) 27505 +45
02月16日(3月限) 27515 -155
02月15日(3月限) 27620 +180
02月14日(3月限) 27745 +125
02月13日(3月限) 27700 +260
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
02月10日 572億円 -1769億円 3602億円 -381億円
02月03日 2342億円 -1159億円 3983億円 -513億円
01月27日 3501億円 -2018億円 4496億円 +334億円
01月20日 5519億円 -410億円 4162億円 +700億円
01月13日 5930億円 +368億円 3462億円 -42億円
01月06日 5561億円 +572億円 3504億円 -406億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
02月15日 1016万株 -159万株 1億4772万株 -708万株
02月14日 1175万株 -194万株 1億5480万株 +1543万株
02月13日 1369万株 -228万株 1億3937万株 -459万株
02月10日 1598万株 -1035万株 1億4396万株 -921万株
02月09日 2633万株 -76万株 1億5318万株 +1425万株
02月08日 2709万株 -2409万株 1億3893万株 -2041万株
02月07日 5118万株 +198万株 1億5934万株 +518万株
02月06日 4920万株 -1766万株 1億5416万株 +1435万株
02月03日 6687万株 -1320万株 1億3981万株 -1843万株
02月02日 8007万株 -1210万株 1億5824万株 -249万株
02月01日 9217万株 -71万株 1億6074万株 +500万株
01月31日 9288万株 -910万株 1億5573万株 +318万株
01月30日 1億0199万株 -481万株 1億5255万株 -142万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
株探ニュース
2023/02/19 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―米重要インフレ指標や日銀人事を巡る報道により、アルゴリズムのトレードが入りやすい
「米重要インフレ指標や日銀人事を巡る報道により、アルゴリズムのトレードが入りやすい」
今週の日経225先物は、米連邦準備理事会(FRB)による利上げ長期化への警戒が燻るなか、同国の重要なインフレ指標などが相場の変動要因になりそうだ。また、国内では週前半で決算発表ピークを通過する。14日に政府が国会に提示する日銀正副総裁の人事案を受けた大規模緩和政策の持続性を巡る思惑がトレード要因になろう。
日銀人事については先週、政府が14日に提示するとの報道を受けて、雨宮正佳副総裁が本命視されるなか、大規模緩和政策が継続するとの見方により、円相場が1ドル=131円後半と円安に振れ、先物市場でも買い材料となった。しかし、その後、元日銀審議委員の植田和男氏を起用する人事を固めたと報じられた。
植田氏は積極的なハト派とはみられておらず、現在の大規模緩和策が見直されるとの思惑が浮上し、ドル円は一時1ドル=129円台まで円高に振れ、日経225先物はナイトセッションで一時2万7430円まで売られる場面も見られた。日銀人事に絡んだ報道によりアルゴリズムのトレードは入りやすく、為替市場や先物市場の変動幅が大きくなる可能性がある点には注意する必要があろう。
ただし、日経225先物は売り一巡後に早い段階で2万7500円を回復しており、引き続き2万7500円処での底堅さはみられる可能性がある。また、75日移動平均線が支持線として機能することが期待される。短期的なトレードが中心となるなか、調整基調が強まる局面では押し目狙いのロングでの対応を想定しておきたい。一方で、直近戻り高値の2万7820円に接近する局面では上値の重さが意識された。この水準を捉えてくるようだと、オプション権利行使価格の2万7875円および2万8000円が射程に入り、ショートカバーが強まる可能性も高まろう。
また、米国では14日に1月の消費者物価指数(CPI)、15日に1月の小売売上高、2月のニューヨーク連銀製造業景気指数、16日に2月のフィラデルフィア連銀製造業景気指数、1月の卸売物価指数(PPI)など重要指標の発表が予定されている。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が7日のインタビューで「ディスインフレのプロセスが始まっている」との認識を改めて示したことが材料視されたが、強い1月の雇用統計を受けてFRB高官らによるタカ派発言が相次ぐなか、神経質な状況が続くことになりそうだ。
先週末のVIX指数は20.53だった、9日に上値抵抗線の25日線を突破し、終値では1月19日以来の20.00を回復した。10日は小幅に低下したものの、一時21.94まで上昇し、75日線を上回る場面もあった。昨年11月以降、75日線が抵抗線として機能していることもあり、21.68辺りに位置する75日線を明確に上放れてくると、慎重姿勢に向かわせやすい。
先週のNT倍率は先物中心限月で13.92倍だった。週初に一時14.03倍まで上昇し75日線に接近する場面も見られたが、その後はNTロングを巻き戻す動きにより、9日には一時13.85倍と25日線水準まで低下した。日経225先物は2万7500円を中心としたレンジで推移する可能性は高そうだが、米国の指標を受けた長期金利の動向次第では、NTスプレッド狙いのトレードが入りそうだ。
2月第1週(1月30日-2月3日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では4週連続で買い越しており、買い越し越し額は2426億円(1月第4週は1兆3231億円の買い越し)だった。なお、現物は67億円の売り越し(同3037億円の買い越し)と4週ぶりの売り越しであり、先物は2493億円の買い越し(同1兆193億円の買い越し)と3週連続で買い越している。個人は現物と先物の合算で182億円の買い越しで、4週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で1739億円の売り越しとなり、4週連続の売り越しだった。
経済スケジュールでは14日に10-12月期実質国内総生産(GDP)、12月鉱工業生産(確報値)、米国1月消費者物価指数、15日に1月訪日外客数、米国1月小売売上高、米国2月ニューヨーク連銀製造業景気指数、米国1月鉱工業生産、16日に12月機械受注、1月貿易統計、米国1月住宅着工件数、米国2月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、米国1月卸売物価指数、17日に米国1月輸出入物価指数、米国1月コンファレンス・ボード景気先行指数が予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
02月限 日経225 27835.60 TOPIX 1965.67
03月限 日経225 25457.94 TOPIX 1808.03
04月限 日経225 27122.37 TOPIX 1904.02
05月限 日経225 25951.24 TOPIX 1838.12
06月限 日経225 28122.81 TOPIX 1955.38
07月限 日経225 26659.58 TOPIX 1890.16
08月限 日経225 28525.62 TOPIX 1963.05
09月限 日経225 28253.40 TOPIX 1957.76
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 02月10日 27580 27790 27500 27650 +120
22/03 02月09日 27580 27610 27360 27530 -70
22/03 02月08日 27600 27670 27360 27600 0
22/03 02月07日 27660 27790 27530 27600 -80
22/03 02月06日 27480 27820 27400 27680 +190
22/03 02月03日 27400 27600 27350 27490 +100
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 02月10日 1982.5 1999.5 1975.5 1985.5 +5.5
22/03 02月09日 1982.0 1987.5 1970.0 1980.0 -3.0
22/03 02月08日 1979.0 1990.5 1967.5 1983.0 +3.5
22/03 02月07日 1977.5 1989.5 1970.0 1979.5 0.0
22/03 02月06日 1967.5 1989.0 1964.5 1979.5 +11.5
22/03 02月03日 1965.0 1974.0 1956.0 1968.0 +2.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日比
02月10日(3月限) 27585 -65
02月09日(3月限) 27540 +10
02月08日(3月限) 27395 -205
02月07日(3月限) 27660 +60
02月06日(3月限) 27685 +5
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
02月03日 2342億円 -1159億円 3983億円 -513億円
01月27日 3501億円 -2018億円 4496億円 +334億円
01月20日 5519億円 -410億円 4162億円 +700億円
01月13日 5930億円 +368億円 3462億円 -42億円
01月06日 5561億円 +572億円 3504億円 -406億円
12月30日 4989億円 +391億円 3911億円 +177億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
02月08日 2709万株 -2409万株 1億3893万株 -2041万株
02月07日 5118万株 +198万株 1億5934万株 +518万株
02月06日 4920万株 -1766万株 1億5416万株 +1435万株
02月03日 6687万株 -1320万株 1億3981万株 -1843万株
02月02日 8007万株 -1210万株 1億5824万株 -249万株
02月01日 9217万株 -71万株 1億6074万株 +500万株
01月31日 9288万株 -910万株 1億5573万株 +318万株
01月30日 1億0199万株 -481万株 1億5255万株 -142万株
01月27日 1億0681万株 -2021万株 1億5397万株 +306万株
01月26日 1億2702万株 -2191万株 1億5091万株 -357万株
01月25日 1億4893万株 -1064万株 1億5448万株 -86万株
01月24日 1億5958万株 -1600万株 1億5534万株 +493万株
01月23日 1億7558万株 -2091万株 1億5041万株 +780万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
株探ニュース
2023/02/12 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―2万7500円~2万8000円のレンジから徐々に下値切り上げへ
「2万7500円~2万8000円のレンジから徐々に下値切り上げへ」
今週の日経225先物は、2万7500円処での底固めからレンジを切り上げてくる展開が見込まれる。3日の米国市場では主要な株価指数が下落した。朝方発表された1月の米雇用統計で非農業部門雇用者数(季節調整済み)は51万7000人増加し、昨年12月の26万人増、市場予想(18万7000人増程度)をともに大きく上回った。失業率は予想に反して3.4%と53年ぶりの水準に低下している。雇用統計の結果を受けて米連邦準備理事会(FRB)が早期に利上げを停止するとの期待が後退。米長期金利は3.5%台に上昇し、前日まで強かったハイテク株が売られ、相場の下げを主導した。
週初は米国市場が下落した影響がありそうだ。注目のテック企業では、2日の取引終了後に決算を発表し、時間外取引で売られていたアップルが2%超上昇。一方、アマゾン・ドット・コムは8%を超える下落だったが、前日の先回りで買われた上昇分を打ち消した水準であり、ニュートラルだろう。値がさハイテク株などでは利益確定の売りが優勢となりそうだが、米雇用統計を受けて為替市場では1ドル=131円台と円安に振れて推移していることもあり、輸出関連株などに買い戻しが入る可能性はある。
日経225先物はナイトセッションで2万7400円まで売られる場面が見られたが、その後の切り返しで一時2万7720円まで買われた。引き続き5日移動平均線が支持線として機能するなか、心理的な抵抗だった2万7500円を上放れてきた。5日線が緩やかに切り上がりを見せてきたこともあり、2万7500円処での底固めから、オプション権利行使価格の2万7500円~2万7750円のレンジに移行しよう。さらに、昨年12月半ばの急落前の水準が意識されてくるなか、2万7500円~2万8000円のレンジから徐々に下値を切り上げてくる可能性があろう。
引き続き決算発表がピークを迎えていることもあり、ソフトバンクグループ <9984> [東証P]など指数インパクトの大きい値がさ株の決算影響は受けやすいだろう。ただし、2万7500円水準を支持線に変えてくるなか、ヘッジ対応のロングが入りやすいほか、押し目待ち狙いのロングも下値を切り上げてくる可能性があるとみておきたい。価格帯別売買動向で見ても2万7500円での商いが積み上がっているため、足もとでのこう着によって短期的にはショートが積み上がっていたとみられる。
また、VIX指数は18.33に低下した。先週は2日に17.06まで低下しており、チャート上では切り下がる25日線に上値を抑えられる形状であるため、リスク選好が継続している。なお、先週のNT倍率は先物中心限月で13.96倍に上昇した。週初の13.80倍水準から、一時14.02倍と昨年12月20日以来の14.00倍台に乗せる場面も見られた。心理的な上値抵抗として意識されている75日線が14.05倍で推移しており、先週末の米国市場の流れもあって、いったんはNTロングを巻き戻す動きがありそうだ。ただし、日米ともに出遅れていたハイテク株を見直す動きは継続すると考えられるため、NTロングによるトレードは入りやすいとみられる。また、13週線が13.96倍辺りに切り下がってきており、同線を明確に上放れてくると、昨年8月ピークの14.58倍を起点とした調整トレンドが転換する可能性もあるだろう。
1月第4週(1月23日-27日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週連続で買い越しており、買い越し越し額は1兆3231億円(1月第3週は4555億円の買い越し)だった。なお、現物は3037億円の買い越し(同987億円の買い越し)と3週連続の買い越しであり、先物は1兆193億円の買い越し(同3567億円の買い越し)と2週連続で買い越している。個人は現物と先物の合算で6765億円の売り越しで、3週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で3450億円の売り越しとなり、3週連続の売り越しだった。
経済スケジュールなどでは7日に12月全世帯家計調査、12月景気動向指数、米国12月貿易収支、バイデン米大統領一般教書演説、パウエルFRB議長講演、8日に12月国際収支、1月景気ウオッチャー調査、米国12月卸売売上高、9日に米国新規失業保険申請件数、10日に日銀正副総裁人事案の国会提示、1月国内企業物価指数、中国1月消費者物価指数(CPI)、中国1月生産者物価指数(PPI)、米国2月ミシガン大学消費者態度指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
02月限 日経225 27835.60 TOPIX 1965.67
03月限 日経225 25457.94 TOPIX 1808.03
04月限 日経225 27122.37 TOPIX 1904.02
05月限 日経225 25951.24 TOPIX 1838.12
06月限 日経225 28122.81 TOPIX 1955.38
07月限 日経225 26659.58 TOPIX 1890.16
08月限 日経225 28525.62 TOPIX 1963.05
09月限 日経225 28253.40 TOPIX 1957.76
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 02月03日 27400 27600 27350 27490 +100
22/03 02月02日 27340 27500 27130 27390 +80
22/03 02月01日 27310 27520 27190 27310 +10
22/03 01月31日 27350 27570 27280 27300 -70
22/03 01月30日 27350 27480 27280 27370 +10
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 02月03日 1965.0 1974.0 1956.0 1968.0 +2.0
22/03 02月02日 1973.0 1978.5 1958.5 1966.0 -5.0
22/03 02月01日 1976.0 1989.5 1967.5 1971.0 -4.5
22/03 01月31日 1978.5 1994.5 1971.5 1975.5 -5.0
22/03 01月30日 1981.0 1988.5 1976.0 1980.5 -1.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日比
02月03日(3月限) 27620 +130
02月02日(3月限) 27530 +140
02月01日(3月限) 27425 +115
01月31日(3月限) 27490 +190
01月30日(3月限) 27410 +40
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
01月27日 3501億円 -2018億円 4496億円 +334億円
01月20日 5519億円 -410億円 4162億円 +700億円
01月13日 5930億円 +368億円 3462億円 -42億円
01月06日 5561億円 +572億円 3504億円 -406億円
12月30日 4989億円 +391億円 3911億円 +177億円
12月23日 4597億円 +1347億円 3733億円 -1017億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
02月01日 9217万株 -71万株 1億6074万株 +500万株
01月31日 9288万株 -910万株 1億5573万株 +318万株
01月30日 1億0199万株 -481万株 1億5255万株 -142万株
01月27日 1億0681万株 -2021万株 1億5397万株 +306万株
01月26日 1億2702万株 -2191万株 1億5091万株 -357万株
01月25日 1億4893万株 -1064万株 1億5448万株 -86万株
01月24日 1億5958万株 -1600万株 1億5534万株 +493万株
01月23日 1億7558万株 -2091万株 1億5041万株 +780万株
01月20日 1億9650万株 -569万株 1億4260万株 +847万株
01月19日 2億0219万株 -1101万株 1億3413万株 +595万株
01月18日 2億1321万株 +327万株 1億2817万株 +548万株
01月17日 2億0994万株 -225万株 1億2269万株 +47万株
01月16日 2億1219万株 -242万株 1億2222万株 +40万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
株探ニュース
2023/02/05 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―海外投資家が先物で6週ぶり買い越し、FOMCがトレンド転換のポイントに
「海外投資家が先物で6週ぶり買い越し、FOMCがトレンド転換のポイントに」
今週の日経225先物は、1月31日~2月1日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)がトレンド転換のポイントになるだろう。ウォール・ストリート・ジャーナル紙は先週、「米連邦準備理事会(FRB)が2会合連続で利上げペースを落とすとともに、今春に利上げを停止するかどうか検討し始める可能性がある」と伝えた。米国の利上げが最終局面に近づきつつあるとの見方が強まるなか、NYダウは6営業日続伸とリバウンド基調を強めた。出遅れ感のあった大型テック株や半導体株を見直す動きが強まり、ナスダックは昨年12月の戻り高値水準を突破し、9月以来の水準を回復した。
この流れを受けた日経225先物は、24日に節目の2万7000円を突破するとともに、昨年12月の日銀の金融政策修正を嫌気して急落した分を埋めた。心理的な抵抗線として意識されていた75日移動平均線を上放れ、その後は節目の2万7500円処での上値の重さが目立ったものの、75日線を支持線とした底堅さを見せていた。一目均衡表では「雲」上限を突破し、遅行スパンは実線を下から上に突き抜ける形状となり、上方シグナルを灯している。ただし、「雲」のねじれが起きる週に入り、上下いずれかへ大きくトレンドが出やすい形状でもある。そのため、テクニカル面からも、FOMCの結果次第でトレンドを強めてくる可能性が高そうだ。
もっとも、先週の上昇で13週、26週、52週線を突破してきたことで、26週線が位置する2万7240円辺りが支持線として意識されやすいだろう。リバウンド一巡後は2万7500円に上値を抑えられていたこともあり、若干ながらショートに傾いている可能性がある。そのため、2万7500円を明確に上放れてくるようだと、ショートカバーを交えたリバウンドが強まりやすいと考えられる。オプション権利行使価格の2万7250円~2万7875円のレンジ推移を想定する。
27日に発表された12月の米個人消費支出(PCE)価格指数では、FRBがインフレ指標として重要視しているPCEコア価格指数が前年同月比4.4%上昇し、前月の4.7%上昇から減速した。これにより、FRBが利上げペースを減速させるとの見方が強まった。また、1月のミシガン大学消費信頼感指数(確定値)は64.9と速報値の64.6から上方修正されており、米経済のソフトランディング(軟着陸)は可能との見方にもつながった。
FRB高官らは今会合で0.25%の利上げを実施する見込みであり、市場はこれを織り込んでいる。FRB声明やパウエル議長の会見で利上げ継続の姿勢を強めてくるようだと、足もとで楽観的な見方が強まっていただけに、波乱の展開となる可能性がある。このため、週前半はFOMCを見極めたいとして模様眺めムードが強まろう。
また、日米ともに主要企業の決算発表が続く。米国では大型テック株のほか、国内でもソニーグループ <6758> [東証P]やキーエンス <6861> [東証P]、アドバンテスト <6857> [東証P]、オムロン <6645> [東証P]などの発表が予定されている。先週末にはファナック <6954> [東証P]が通期業績予想の上方修正と1株を5株とする株式分割を発表した。決算評価の流れにより指数インパクトの大きい値がさ株が日経平均株価を下支えする展開も期待されやすい。
FOMCを通過後も、2月2日には欧州中央銀行(ECB)が政策金利を発表するほか、3日には米国で1月のISM非製造業景況指数や1月の雇用統計の発表を控えている。決算も本格化するなかでは、日替わり的な物色に向かいやすい点には注意しておく必要がありそうだ。短期的なトレードが中心になるようだと、反動によるリバランスの動きも強まりやすいだろう。
VIX指数は18.51に低下しており、切り下がる13週線に上値を抑えられる形状を継続している。一時17.97まで切り下がる場面も見られており、1月半ば以来の水準となった。2021年10月安値の15.01辺りが意識されてくるなか、リスク選好に向かいやすい。先週のNT倍率は先物中心限月で5日、25日線が位置する13.80倍辺りでのこう着を継続していた。米大型テック株や日米ハイテク株の決算評価の流れとなれば、25日線を上放れる形でNTロングに向かう可能性がありそうだ。
1月第3週(1月16日-20日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週連続で買い越しており、買い越し越し額は4555億円(1月第2週は516億円の買い越し)だった。なお、現物は987億円の買い越し(同1705億円の買い越し)と2週連続の買い越しであり、先物は3567億円の買い越し(同1188億円の売り越し)と6週ぶりに買い越している。個人は現物と先物の合算で1207億円の売り越しで、2週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で2909億円の売り越しとなり、2週連続の売り越しだった。
経済スケジュールでは、1月31日に12月失業率・有効求人倍率、12月鉱工業生産、中国1月製造業購買担当者景気指数(PMI)、米国11月ケース・シラー米住宅価格指数、米国1月シカゴ購買部協会景気指数、米国1月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)、IMF世界経済見通し、2月1日に中国1月財新製造業PMI、米国1月ADP雇用統計、米国1月ISM製造業景況指数、FOMC政策金利、2日にイングランド銀行(BOE)政策金利、ECB政策金利、米国12月製造業新規受注、3日に米国1月雇用統計、米国1月ISM非製造業景況指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
02月限 日経225 27835.60 TOPIX 1965.67
03月限 日経225 25457.94 TOPIX 1808.03
04月限 日経225 27122.37 TOPIX 1904.02
05月限 日経225 25951.24 TOPIX 1838.12
06月限 日経225 28122.81 TOPIX 1955.38
07月限 日経225 26659.58 TOPIX 1890.16
08月限 日経225 28525.62 TOPIX 1963.05
09月限 日経225 28253.40 TOPIX 1957.76
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 01月27日 27370 27510 27300 27360 -20
22/03 01月26日 27360 27490 27150 27380 +60
22/03 01月25日 27260 27450 27070 27320 +50
22/03 01月24日 26920 27360 26880 27270 +390
22/03 01月23日 26540 26910 26530 26880 +350
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 01月27日 1980.0 1989.5 1975.0 1981.5 0.0
22/03 01月26日 1981.5 1987.5 1965.0 1981.5 +2.0
22/03 01月25日 1971.0 1983.0 1960.0 1979.5 +7.0
22/03 01月24日 1945.5 1974.5 1944.0 1972.5 +28.0
22/03 01月23日 1926.0 1949.0 1926.0 1944.5 +19.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日比
01月27日(3月限) 27415 +55
01月26日(3月限) 27500 +120
01月25日(3月限) 27390 +70
01月24日(3月限) 27190 -80
01月23日(3月限) 27155 +275
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
01月20日 5519億円 -410億円 4162億円 +700億円
01月13日 5930億円 +368億円 3462億円 -42億円
01月06日 5561億円 +572億円 3504億円 -406億円
12月30日 4989億円 +391億円 3911億円 +177億円
12月23日 4597億円 +1347億円 3733億円 -1017億円
12月16日 3250億円 -72億円 4750億円 -344億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
01月25日 1億4893万株 -1064万株 1億5448万株 -86万株
01月24日 1億5958万株 -1600万株 1億5534万株 +493万株
01月23日 1億7558万株 -2091万株 1億5041万株 +780万株
01月20日 1億9650万株 -569万株 1億4260万株 +847万株
01月19日 2億0219万株 -1101万株 1億3413万株 +595万株
01月18日 2億1321万株 +327万株 1億2817万株 +548万株
01月17日 2億0994万株 -225万株 1億2269万株 +47万株
01月16日 2億1219万株 -242万株 1億2222万株 +40万株
01月13日 2億1461万株 -2557万株 1億2181万株 -292万株
01月12日 2億4018万株 +1414万株 1億2474万株 -166万株
01月11日 2億2604万株 +759万株 1億2641万株 -116万株
01月10日 2億1844万株 +510万株 1億2757万株 +176万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
株探ニュース
2023/01/29 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―アク抜け感高まると2万7000円突破からリバランス強まる可能性も
「アク抜け感高まると2万7000円突破からリバランス強まる可能性も」
今週の日経225先物は、日米ともに本格化する決算発表に投資家の関心が集まるなか、主要企業の決算内容が指数に影響を与える可能性がある。特に、日本では日本電産 <6594> [東証P]や信越化学工業 <4063> [東証P]など、米国ではマイクロソフトやテスラ、ボーイングなどの決算発表が予定されている。日米ともに原材料・エネルギー価格の高騰による企業業績への影響が警戒されており、不透明感が高まるなかでの決算となるため、指数へのインパクトは強まりやすい。
ただし、決算については足もとでは上方修正期待などの強気な見方は限られており、株価水準にも割高感はない。そのため、通期計画が据え置かれた段階で市場はポジティブな見方に向かいやすく、悪材料出尽くしとして見直す流れが期待される。また、日銀イベントを無難に通過したことで、決算に対する反応は強めになる可能性もある。
20日の米国市場は反発した。12月の中古住宅販売件数が季節調整済みで年換算402万戸に減少し、前月比での減少は11カ月連続となり、利上げ観測が後退した。また、米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事が、次回の米連邦公開市場委員会(FOMC)では利上げ幅を再度縮小し、0.25%の利上げを支持すると表明したことがセンチメントを改善させた。この流れのなか、シカゴ日経平均先物は大阪比385円高の2万6915円だった。
週初はこれにサヤ寄せする形で買い優勢の展開が見込まれる。ナイトセッションでは、18日の金融政策決定会合後の急伸時に付けた2万6920円に接近。19日の反落などである程度ショートも積み上がっていると考えられ、戻り高値を明確に突破してくると、リバランスの動きが強まる可能性はありそうだ。そうなると、節目の2万7000円や、75日移動平均線が位置する2万7100円水準を捉えてくる展開が意識されてくる。為替市場では、円相場が1ドル=129円台半ばで推移していることもロングに向かわせやすい。
日経225先物は75日線を捉えてくると、昨年12月の日銀による金融政策修正を嫌気した急落分も埋めてくる展開が期待されてくる。そうなると、よりリバランスを強めてくることが考えられる。そのため、個別の決算反応を見極めつつ、アク抜け感が強まる局面では、ややロング対応のトレードになりそうだ。
ただし、次回の米FOMC(1月31日~2月1日)を控えて、27日発表の12月の個人消費支出(PCEデフレーター)や1月のミシガン大学消費者態度指数(確報値)などの経済指標のほか、利上げペースに関する各種報道などの影響を受けやすい点には注意が必要だ。また、日経225先物は75日線を捉えたとしても、同水準では達成感が高まりやすく、米国市場の動向次第では一気にショートに傾く展開も想定しておく必要があろう。そのため、日経225先物はオプション権利行使価格の2万6500円~2万7500円のレンジを想定する。
なお、VIX指数は19.85に低下した。足もとでは切り下がる25日線に上値を抑えられていることから、リスク選好に向かわせやすい。先週末のNT倍率は先物中心限月で13.77倍だった。18日に一時13.88倍まで上昇した後はNTロングの巻き戻しが優勢となったものの、5日線水準で下げ渋る動きだった。上値を抑えられている25日線は13.87倍に切り下がっていることもあり、週初のリバランスで同線を捉えてくるようだと、NTロングに振れやすく、75日線が位置する14.09倍辺りを目指す動きが強まる展開も想定しておきたい。
1月第2週(1月10日- 13日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では5週ぶりに買い越しており、買い越し越し額は516億円(1月第1週は5668億円の売り越し)だった。なお、現物は1705億円の買い越し(同640億円の売り越し)と2週ぶりの買い越しであり、先物は1188億円の売り越し(同5028億円の売り越し)と5週連続で売り越している。個人は現物と先物の合算で584億円の売り越しで、2週ぶりの売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で1402億円の売り越しとなり、4週ぶりの売り越しだった。
経済スケジュールでは23日に日銀金融政策決定会合議事要旨、米国12月コンファレンス・ボード景気先行指数、24日に米国1月製造業購買担当者景気指数(PMI)、25日に11月景気動向指数改定値、1月月例経済報告、26日に日銀金融政策決定会合の主な意見、米国10-12月期GDP、米国12月耐久財受注、米国12月新築住宅販売件数、27日に米国12月個人消費支出、米国1月ミシガン大学消費者態度指数(確報値)などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
02月限 日経225 27835.60 TOPIX 1965.67
03月限 日経225 25457.94 TOPIX 1808.03
04月限 日経225 27122.37 TOPIX 1904.02
05月限 日経225 25951.24 TOPIX 1838.12
06月限 日経225 28122.81 TOPIX 1955.38
07月限 日経225 26659.58 TOPIX 1890.16
08月限 日経225 28525.62 TOPIX 1963.05
09月限 日経225 28253.40 TOPIX 1957.76
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 01月20日 26340 26540 26240 26530 +190
22/03 01月19日 26720 26760 26330 26340 -390
22/03 01月18日 26130 26920 26100 26730 +590
22/03 01月17日 25790 26170 25780 26140 +370
22/03 01月16日 26080 26080 25670 25770 -310
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 01月20日 1913.0 1927.0 1905.5 1925.5 +13.0
22/03 01月19日 1930.0 1932.5 1912.5 1912.5 -18.5
22/03 01月18日 1902.5 1943.5 1900.5 1931.0 +27.0
22/03 01月17日 1884.0 1904.0 1883.5 1904.0 +21.5
22/03 01月16日 1901.5 1902.0 1877.0 1882.5 -19.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日比
01月20日(3月限) 26915 +385
01月19日(3月限) 26320 -20
01月18日(3月限) 26470 -260
01月17日(3月限) 26250 +110
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
01月13日 5930億円 +368億円 3462億円 -42億円
01月06日 5561億円 +572億円 3504億円 -406億円
12月30日 4989億円 +391億円 3911億円 +177億円
12月23日 4597億円 +1347億円 3733億円 -1017億円
12月16日 3250億円 -72億円 4750億円 -344億円
12月09日 3322億円 +1529億円 5095億円 -324億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
01月18日 2億1321万株 +327万株 1億2817万株 +548万株
01月17日 2億0994万株 -225万株 1億2269万株 +47万株
01月16日 2億1219万株 -242万株 1億2222万株 +40万株
01月13日 2億1461万株 -2557万株 1億2181万株 -292万株
01月12日 2億4018万株 +1414万株 1億2474万株 -166万株
01月11日 2億2604万株 +759万株 1億2641万株 -116万株
01月10日 2億1844万株 +510万株 1億2757万株 +176万株
01月06日 2億1333万株 -126万株 1億2580万株 -308万株
01月05日 2億1459万株 +1734万株 1億2889万株 -422万株
01月04日 1億9725万株 +911万株 1億3311万株 -675万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
株探ニュース
2023/01/22 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―日米金利差縮小への思惑からリバランスの動きが強まりやすい
「日米金利差縮小への思惑からリバランスの動きが強まりやすい」
今週の日経225先物は、米国の重要経済指標のほか、国内では日銀の金融政策決定会合を控えるなか、米長期金利や為替動向の影響を受けやすいだろう。
13日の米国市場では主要な株価指数が上昇し、相対的に出遅れていたナスダックは6営業日続伸し約1カ月ぶりの水準を回復した。朝方は主要銀行が経済の先行きに対して慎重な見方を示し、景気悪化が警戒されて売りが先行した。一方で、米連邦準備理事会(FRB)が金融政策を決定する上で注視している1月のミシガン大学消費者態度指数(速報値)で、1年先のインフレ期待は4%と前月の4.4%から低下し、2021年4月以来の低水準だった。前日には12月の米消費者物価指数(CPI)がインフレ鈍化を示していたこともあり、期待インフレ率の低下によって、金利先高観がさらに後退する格好となり、FRBが利上げペースを緩めるとの見方から売り一巡後は買い直された。
これにより1ドル=127円台と昨年5月以来の円高に振れるなか、シカゴ日経平均先物は日中大阪比290円安の2万5790円と大幅に下落した。テクニカル面ではボリンジャーバンドの-1σをキープできなかったことで、4日につけた2万5570円のほか、-2σが位置する2万5090円辺りが意識されてくる可能性が出てきた。
今週は米国で18日に12月の卸売物価指数(PPI)および12月の小売売上高の発表が予定されている。変動の激しい食品やエネルギーを除いたコアPPIは前年比で5.4%増と、9カ月連続で伸びが鈍化すると予想されている。CPIに続いてPPIでもインフレ鈍化が示されるようだと、米長期金利の低下につながり、円相場は円高に振れやすいだろう。また、物価高と金利上昇によって家計は圧迫されており、小売売上高は前月比マイナスとなる可能性が高い。そのため、FRBによる利上げ減速の思惑が一段と強まり、米国では利上げ長期化懸念を受けた売りは後退するとみられる。
国内では17-18日に開催される日銀の金融政策決定会合に関心が集まる。日銀が金融政策決定会合で大規模な金融緩和策に伴う副作用を点検すると報じられるなか、追加の政策修正が警戒されている。先週は先月に続いてさらに日銀が金融政策を修正するのではないかとの見方を背景に、長期金利(10年国債金利)が日銀の引き上げた0.5%の上限を上回り、一時0.545%とおよそ7年7カ月ぶりの水準に上昇した。昨年12月会合での金融緩和策の修正は、実質的な利上げと受け止められて市場の混乱につながっただけに、日銀が追加的な金融緩和策の修正に動く可能性は低いとみられる。
とはいえ、日米金利差縮小への思惑からリバランスの動きは強まりやすく、積極的にポジションを取りに行く動きは限られるだろう。そのため、ヘッジを考慮したNTショートによるスプレッド狙いのトレードに振れやすい面はありそうだ。先週末のNT倍率は先物中心限月で一時13.69倍まで低下し、4日の安値13.72倍を下回った。いったんはボトム形成からの巻き戻しが意識されるものの、為替睨みのなかでは相対的にTOPIX優位の展開が想定される。
なお、VIX指数は18.35に低下し、リスク選好に向かわせやすい面はある。ナスダックがリバウンド基調を強めてきたこともあり、足もとで反発を強めてきた東京エレクトロン <8035> [東証P]など、指数インパクトの大きい値がさハイテク株の動向が日経平均型の下支えとして意識されてくる可能性がある。また、先週末に大きく売られたファーストリテイリング <9983> [東証P]は52週移動平均線水準まで下落したことにより、いったんはリバウンドに向かうことも期待されてこよう。ハイテク株やファーストリテイリングに底堅さが見られるようだと、NTショートの巻き戻しに加えて、日経225先物へのショートカバーが意識されてくるだろう。目先的にオプション権利行使価格の2万5500円~2万6000円のレンジを想定しておきたい。
1月第1週(1月4日- 6日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では4週連続で売り越し、売り越し額は5668億円(12月4週は2658億円の売り越し)だった。なお、現物は640億円の売り越し(同1782億円の買い越し)と2週ぶりの売り越しであり、先物は5028億円の売り越し(同4440億円の売り越し)と4週連続で売り越している。個人は現物と先物の合算で1796億円の買い越しで、2週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で88億円の買い越しとなり、3週連続の買い越しだった。
経済スケジュールでは16日に12月国内企業物価指数、米国市場はキング牧師記念日で休場、17日に中国12月小売売上高、中国12月鉱工業生産、中国10-12月期国内総生産(GDP)、米国1月ニューヨーク連銀製造業景気指数、18日に日銀金融政策決定会合(2日目)、日銀展望レポート、11月機械受注、米国12月小売売上高、米国12月卸売物価指数、米国12月鉱工業生産、米国地区連銀経済報告(ベージュブック)、19日に12月貿易統計、米国12月住宅着工件数、米国1月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、20日に12月全国消費者物価指数、米国12月中古住宅販売件数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
02月限 日経225 27835.60 TOPIX 1965.67
03月限 日経225 25457.94 TOPIX 1808.03
04月限 日経225 27122.37 TOPIX 1904.02
05月限 日経225 25951.24 TOPIX 1838.12
06月限 日経225 28122.81 TOPIX 1955.38
07月限 日経225 26659.58 TOPIX 1890.16
08月限 日経225 28525.62 TOPIX 1963.05
09月限 日経225 28253.40 TOPIX 1957.76
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 01月13日 26360 26360 25980 26080 -290
22/03 01月12日 26350 26520 26340 26370 -40
22/03 01月11日 26130 26450 26070 26410 +250
22/03 01月10日 25900 26290 25880 26160 +230
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 01月13日 1906.0 1913.5 1885.0 1901.5 -4.0
22/03 01月12日 1896.0 1909.0 1894.5 1905.5 +6.5
22/03 01月11日 1877.5 1900.5 1874.0 1899.0 +19.5
22/03 01月10日 1870.0 1893.0 1869.5 1879.5 +7.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日比
01月13日(3月限) 25790 -290
01月12日(3月限) 26195 -175
01月11日(3月限) 26525 +115
01月10日(3月限) 26255 +95
01月09日(3月限) 26195 +265
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
01月06日 5561億円 +572億円 3504億円 -406億円
12月30日 4989億円 +391億円 3911億円 +177億円
12月23日 4597億円 +1347億円 3733億円 -1017億円
12月16日 3250億円 -72億円 4750億円 -344億円
12月09日 3322億円 +1529億円 5095億円 -324億円
12月02日 1793億円 -99億円 5420億円 -321億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
01月11日 2億2604万株 +759万株 1億2641万株 -116万株
01月10日 2億1844万株 +510万株 1億2757万株 +176万株
01月06日 2億1333万株 -126万株 1億2580万株 -308万株
01月05日 2億1459万株 +1734万株 1億2889万株 -422万株
01月04日 1億9725万株 +911万株 1億3311万株 -675万株
12月30日 1億8813万株 +1225万株 1億3986万株 -458万株
12月29日 1億7588万株 +451万株 1億4444万株 +3万株
12月28日 1億7136万株 +607万株 1億4441万株 +1146万株
12月27日 1億6529万株 +28万株 1億3295万株 +238万株
12月26日 1億6501万株 -166万株 1億3056万株 +241万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
株探ニュース
2023/01/15 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―2万6000円支持線にリバランス強まりやすく、レンジ切り上げ
「2万6000円支持線にリバランス強まりやすく、レンジ切り上げも」
今週の日経225先物は、2万6000円固めからリバウンドを試す展開が意識されそうだ。6日の米国市場ではNYダウが700ドル高と大幅に反発した。朝方発表された12月の米雇用統計は非農業部門就業者数が前月比22万3000人増と市場予想(約20万人増)を上回った。一方で、平均時給は前月比0.3%上昇と、11月(0.4%上昇)から鈍化。前年同月比の上昇率も4.6%と、11月(4.8%、改定値)から縮小し、賃金インフレの鈍化が示された。
これを受けて、米連邦準備理事会(FRB)による利上げ長期化への警戒が和らぎ、幅広い銘柄が買われた。また、12月の米ISM非製造業景況感指数は49.6と前月(56.5)から低下し、市場予想(55.1)も下回った。サービス業の拡大と縮小の境目を示す50を2年7カ月ぶりに下回ったことで、金融引き締めの減速や利下げにつながるとの見方も買いを誘った。
これを受けたシカゴ日経平均先物(清算値)は、日中大阪比230円高の2万6160円と節目の2万6000円を上放れた。日経225先物のナイトセッションは米雇用統計の結果を受けた米株高によって、一気に2万6100円まで上昇。その後、2万6000円水準での底固めを経て、一時2万6200円まで上げ幅を広げる場面も見られた。週明けの日経225先物は、節目の2万6000円が支持線として意識されるなか、リバランスの動きが強まりやすいだろう。
テクニカル面では、ボリンジャーバンドの‐2σから放れる格好となり、5日に上値抵抗線として機能していた5日移動平均線を終値で突破した日経225先物は、ナイセッションで同線を支持線に上げ幅を広げる形となった。また、2万6070円辺りに位置するボリンジャーバンドの-1σを上回ってきており、2万6000円を支持線に変えてくるようだと、25日線が位置する2万6900円辺りとのレンジに切り上がる可能性も意識されてきそうだ。
また、昨年12月の日銀の金融政策修正をきっかけに、日経225先物は2万7300円水準から一気に2万6050円まで下落したが、この急落局面でNTショートが強まっていたため、その巻き戻しといったリバランスに向かいやすいだろう。NT倍率は先物中心限月で4日に一時13.72倍に低下した後は、NTショートの巻き戻しで6日は13.85倍に上昇して終えた。この上昇によってこれまで上値を抑えられていた5日線を突破しており、25日線が位置する14.03倍辺りが目先的なターゲットとして意識されてくる。
VIX指数は21.13に低下し、支持線として機能していた5日、25日線を割り込んだ。足もとで下値を切り上げていたトレンドを割り込む形状となったことで、リスク選好に向かわせよう。ただし、今週は12日にFRBがインフレ指標として特に動向を注視している12月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控えている。また、13日のシティグループやJPモルガン・チェース、ウェルズ・ファーゴなど米金融機関を皮切りに決算発表シーズンに入る。これらがVIX指数の変動要因になりそうだ。
米CPI発表を控えて積極的にポジションを傾けてくる動きは限られそうだが、12月の日銀会合後に大きく変動したトレンドに対するリバランスを前提に、まずはオプション権利行使価格の2万6000円~2万6500円辺りのレンジを想定しておきたい。2万6500円を捉えてくる局面では、25日線水準を想定した権利行使価格の2万6875円水準にレンジは切り上がるとみられる。また、ヘッジを考慮した形でNTショートの巻き戻しを狙ったNTロングのトレードも強まりそうだ。
経済スケジュールでは、10日に11月全世帯家計調査、米国11月卸売売上高、11日に11月景気動向指数、米国MBA住宅ローン申請指数、12日に12月景気ウオッチャー調査、さくらリポート、中国12月消費者物価指数、米国12月消費者物価指数、13日に中国12月貿易収支、米国12月輸出入物価指数、米国1月ミシガン大学消費者態度指数などが予定されている。
なお、12月第4週分(12月26日- 30日)の投資部門別売買動向は1月10日に、1月第1週分(1月4日-6日)については1月13日に発表される予定である。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
01月限 日経225 28266.57 TOPIX 1988.69
02月限 日経225 27835.60 TOPIX 1965.67
03月限 日経225 25457.94 TOPIX 1808.03
04月限 日経225 27122.37 TOPIX 1904.02
05月限 日経225 25951.24 TOPIX 1838.12
06月限 日経225 28122.81 TOPIX 1955.38
07月限 日経225 26659.58 TOPIX 1890.16
08月限 日経225 28525.62 TOPIX 1963.05
09月限 日経225 28253.40 TOPIX 1957.76
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 01月06日 25750 26000 25670 25930 +150
22/03 01月05日 25630 25920 25620 25780 +170
22/03 01月04日 25990 26020 25570 25610 -380
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 01月06日 1862.0 1878.5 1855.5 1872.0 +8.5
22/03 01月05日 1862.5 1878.0 1860.0 1863.5 +2.5
22/03 01月04日 1885.5 1888.0 1859.5 1861.0 -25.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日比
01月06日(3月限) 26160 +230
01月05日(3月限) 25680 -100
01月04日(3月限) 25825 +215
01月03日(3月限) 25780 -210
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
12月30日 4989億円 +391億円 3911億円 +177億円
12月23日 4597億円 +1347億円 3733億円 -1017億円
12月16日 3250億円 -72億円 4750億円 -344億円
12月09日 3322億円 +1529億円 5095億円 -324億円
12月02日 1793億円 -99億円 5420億円 -321億円
11月25日 1892億円 -484億円 5742億円 +861億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
01月04日 1億9725万株 +911万株 1億3311万株 -675万株
12月30日 1億8813万株 +1225万株 1億3986万株 -458万株
12月29日 1億7588万株 +451万株 1億4444万株 +3万株
12月28日 1億7136万株 +607万株 1億4441万株 +1146万株
12月27日 1億6529万株 +28万株 1億3295万株 +238万株
12月26日 1億6501万株 -166万株 1億3056万株 +241万株
12月23日 1億6667万株 +991万株 1億2814万株 -476万株
12月22日 1億5675万株 +697万株 1億3291万株 +522万株
12月21日 1億4977万株 +1179万株 1億2769万株 -1734万株
12月20日 1億3798万株 +2379万株 1億4503万株 -1234万株
12月19日 1億1419万株 +259万株 1億5738万株 -65万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
株探ニュース
2023/01/09 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―OP権利行使価格の2万5500円~2万6000円のレンジに切り下がる可能性
「OP権利行使価格の2万5500円~2万6000円のレンジに切り下がる可能性」
2023年の日経225先物は、不安定なスタートになりそうだ。22年12月30日の米国市場では、米長期金利の上昇が重荷となり、主要な株価指数が下落した。ただし、米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締めが米景気や企業業績を圧迫するとの警戒感が根強いなか、前日の上昇に対する反動安といったところであり、全体としては底堅い値動きで2022年の取引を終えた。一方、シカゴ日経平均先物は一時2万5620円まで売られ、2万5735円で年内の取引を終えた。
日経225先物は祝日取引で2万5630円まで売られた後は、9時50分時点で2万5750円辺りと若干ながら下落幅を縮めて推移している。昨年12月半ば以降の2万6000円~2万6500円辺りのレンジを下放れる格好となったため、昨年10月3日の安値2万5530円が射程に入ってきた。
また、テクニカル面ではボリンジャーバンドの-2σの切り下がりに沿った調整を継続しており、-2σは2万5550円辺りまで切り下がってきた。5日移動平均線が2万6070円、-1σは2万6350円辺りに位置しているため、これらが抵抗線として機能する状況が続くようだと、昨年10月安値とのダブルボトム形成からの底入れは期待しづらくなる。
グローベックスの米株先物は、9時50分時点で0.20%と小幅ながらプラス圏で推移している。米国市場の底堅い値動きに対して日経225先物の弱さが目立っているほか、円相場は1ドル=130円50銭台と円高に振れており、指数インパクトの大きい値がさハイテク株への買いは期待しづらく、NT倍率の低下傾向も意識されやすい。昨年のNT倍率は先物中心限月で12月29日に一時13.73倍まで低下した。2020年5月半ば以来の水準まで低下しており、円高傾向が続くなか、引き続きNTショートによるスプレッド狙いのトレードに向かわせそうだ。
2022年最終のVIX指数は21.67に上昇したが、引き続き5日、25日線を挟んだこう着で推移している。今週は後述するように米国雇用統計など週を通じて重要な経済指標の発表が予定されている。このため、模様眺めムードが強まりやすく、短期的な自律反発狙いのトレードにとどまりそうだ。
そのため、オプション権利行使価格の2万5500円~2万6000円辺りでのレンジ推移を想定しておきたい。2万6000円辺りで戻りの鈍さが意識されてくるようであれば、短期的にはショートの動きが入りやすいだろう。積極的にポジションを積み上げるトレードは考えづらく、スキャルピング中心のトレードと、NTショートによるスプレッド狙いのトレードとみておきたい。
12月第3週(12月19日- 23日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算で2週連続で売り越しており、売り越し額は1兆0103億円(前週は2480億円の売り越し)だった。なお、現物は2418億円の売り越し(同164億円の売り越し)と4週連続の売り越しであり、先物は7684億円の売り越し(同2316億円の売り越し)と2週連続で売り越している。個人は現物と先物の合算で3733億円の買い越しで2週連続の買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で177億円の買い越しとなり、6週ぶりの買い越しだった。
経済スケジュールでは、4日に米国12月ISM製造業景況指数、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨、5日に中国12月財新サービス部門購買担当者景気指数(PMI)、米国12月ADP雇用統計、米国11月貿易収支、6日に米12月雇用統計、米国12月ISM非製造業PMIなどの発表が予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
01月限 日経225 28266.57 TOPIX 1988.69
02月限 日経225 27835.60 TOPIX 1965.67
03月限 日経225 25457.94 TOPIX 1808.03
04月限 日経225 27122.37 TOPIX 1904.02
05月限 日経225 25951.24 TOPIX 1838.12
06月限 日経225 28122.81 TOPIX 1955.38
07月限 日経225 26659.58 TOPIX 1890.16
08月限 日経225 28525.62 TOPIX 1963.05
09月限 日経225 28253.40 TOPIX 1957.76
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 12月30日 25990 26330 25980 25990 +10
22/03 12月29日 26260 26310 25890 25980 -250
22/03 12月28日 26350 26400 26120 26230 -130
22/03 12月27日 26370 26560 26350 26360 -10
22/03 12月26日 26130 26380 26060 26370 +220
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 12月30日 1888.5 1910.5 1884.5 1886.0 -1.5
22/03 12月29日 1905.0 1909.0 1878.5 1887.5 -15.5
22/03 12月28日 1904.0 1907.5 1893.0 1903.0 -1.5
22/03 12月27日 1899.0 1914.0 1898.0 1904.5 +4.5
22/03 12月26日 1890.5 1904.0 1886.0 1900.0 +8.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日比
12月30日(3月限) 25735 -255
12月29日(3月限) 26270 +290
12月28日(3月限) 26030 -200
12月27日(3月限) 26210 -150
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
12月23日 4597億円 +1347億円 3733億円 -1017億円
12月16日 3250億円 -72億円 4750億円 -344億円
12月09日 3322億円 +1529億円 5095億円 -324億円
12月02日 1793億円 -99億円 5420億円 -321億円
11月25日 1892億円 -484億円 5742億円 +861億円
11月18日 2376億円 -2418億円 4880億円 +279億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
12月28日 1億7136万株 +607万株 1億4441万株 +1146万株
12月27日 1億6529万株 +28万株 1億3295万株 +238万株
12月26日 1億6501万株 -166万株 1億3056万株 +241万株
12月23日 1億6667万株 +991万株 1億2814万株 -476万株
12月22日 1億5675万株 +697万株 1億3291万株 +522万株
12月21日 1億4977万株 +1179万株 1億2769万株 -1734万株
12月20日 1億3798万株 +2379万株 1億4503万株 -1234万株
12月19日 1億1419万株 +259万株 1億5738万株 -65万株
12月16日 1億1159万株 +1745万株 1億5803万株 -148万株
12月15日 9414万株 -1476万株 1億5951万株 +25万株
12月14日 1億0890万株 -2411万株 1億5926万株 +141万株
12月13日 1億3301万株 -1073万株 1億5784万株 +291万株
12月12日 1億4375万株 +3050万株 1億5493万株 -972万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
株探ニュース
2023/01/03 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―一段の下落を警戒しつつ、2万6000円を支持線に2万6500円とのレンジを想定
「一段の下落を警戒しつつ、2万6000円を支持線に2万6500円とのレンジを想定」
今週の日経225先物は、先週の大幅な下げに対する自律反発も期待されるが、年内最終週を迎えて不安定な相場展開が続きそうだ。23日の米国市場では主要な株価指数が上昇した。注目された11月の米個人消費支出(PCEコア)価格指数は前年同月比4.7%上昇と市場予想(4.6%程度)を上回った。米連邦準備理事会(FRB)のタカ派姿勢を和らげるほどではなく、米長期金利が上昇。NYダウは一時200ドル超下落したが、12月の米ミシガン大学消費者態度指数(確定値)で1年期待インフレ率が1年半ぶりの低水準となったことが支援材料となり、上昇に転じた。
シカゴ日経平均先物は、大阪比65円高の2万6215円だった。23日の米国市場の上昇やPCEコアの発表を通過したことで、週明けの日経225先物は先週の大幅な下げに対する自律反発が期待される。ナイトセッションでは2万6060円まで下落する場面も見られたが、週末の日中取引同様、節目の2万6000円を下回らなかったことで、ひとまず同水準での底堅さが意識されやすい。また、週末時点の為替市場では1ドル=132円80銭台と若干ながら円安に振れて推移している。
先週は日銀の金融緩和修正を受けて、金融市場は大きく荒れた。円相場は一時1ドル=130円台半ばまで円高に振れ、株式市場ではグロース株を中心に持ち高調整に伴うリバランスの動きが強まった。今週は2万6000円水準での底堅さが意識されるなか、日銀の金融緩和修正を受けた売り圧力は一巡したとの見方に向かう可能性がある。
引き続き、為替動向に反応しやすい需給状況は変わらないだろう。そのため、26日に予定されている経団連での黒田日銀総裁の講演や、28日の金融政策決定会合における「主な意見」の公表を受けて円高が進むようだと、株式市場が一段安となる可能性があることには注意しておきたい。なお、主要中央銀行がインフレ抑制のための金融引き締めを継続するなか、先週は株式ファンドからの資金流出が約420億ドル(約5兆5700億円)と2008年のリーマン・ショック以降で最大となったようだ。2023年も不安定な相場が警戒されやすく、リバウンドを狙うとしても短期的な売買にとどまりそうである。
今週は26日がクリスマスの祝日で、米国など主要国の市場は休場となる。海外勢のフローは週を通じて減少するとみられるが、祝日明け後は直近の急落に対する値頃感から見直し買いも入りそうだ。指数インパクトの大きい東京エレクトロン <8035> [東証P]は7営業日続落となり、終値ベースでは11月7日以来となる4万円を割り込んだ。明確なボトム形成は確認できていないものの、底堅さがみられるようだと、短期的なリバウンドを狙ったNTショートの巻き戻しに向かわせそうだ。
先週のNT倍率は先物中心限月で一時13.80倍まで急低下し、3月安値を下回り2020年5月以来の水準まで下押した。年初以降のボトム水準を下回ったことでNTショートの動きが一段と強まる可能性がある一方で、短期的には巻き戻しを狙ったNTロングでの対応も想定しておきたいところだろう。また、VIX指数は20.87に低下し、25日移動平均線を挟んでのレンジ推移を継続している。ボトム圏での推移を見せているため、リスクを取りやすくさせよう。
日銀の金融緩和修正についても、2013年から10年続いたイレギュラーな政策の正常化に向けた一歩であり、市場も徐々に落ち着きを見せてくることに期待したい。もっとも、日経225先物は切り下がるボリンジャーバンドの-3σに沿った調整を継続しており、上値は-2σのほか5日線に抑えられている。トレンドとしては10月安値の2万5530円が意識されるものの、テクニカル面では売られ過ぎも強く意識されるため、2万6000円を支持線に2万6500円とのレンジを想定しておきたい。
12月第2週(12月12日- 16日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週ぶりに売り越しており、売り越し額は2480億円(前週は3492億円の買い越し)だった。なお、現物は164億円の売り越し(同797億円の売り越し)と3週連続の売り越しであり、先物は2316億円の売り越し(同4289億円の買い越し)と2週ぶりに売り越している。個人は現物と先物の合算で3557億円の買い越しで、2週ぶりに買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で424億円の売り越しとなり、5週連続の売り越しだった。
経済スケジュールでは、26日に11月企業向けサービス価格指数、27日に11月失業率、11月商業動態統計、中国1-11月工業企業利益、米国10月ケース・シラー住宅価格指数、28日に11月鉱工業生産、日銀金融政策決定会合の主な意見、米国11月仮契約住宅販売指数、29日に米国新規失業保険申請件数、30日に大納会、米国12月シカゴ購買部協会景気指数などの発表が予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
01月限 日経225 28266.57 TOPIX 1988.69
02月限 日経225 27835.60 TOPIX 1965.67
03月限 日経225 25457.94 TOPIX 1808.03
04月限 日経225 27122.37 TOPIX 1904.02
05月限 日経225 25951.24 TOPIX 1838.12
06月限 日経225 28122.81 TOPIX 1955.38
07月限 日経225 26659.58 TOPIX 1890.16
08月限 日経225 28525.62 TOPIX 1963.05
09月限 日経225 28253.40 TOPIX 1957.76
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 12月23日 26420 26460 25900 26150 -290
22/03 12月22日 26320 26530 26240 26440 +120
22/03 12月21日 26610 26610 26190 26320 -200
22/03 12月20日 27230 27310 26050 26520 -700
22/03 12月19日 27480 27490 27080 27220 -250
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 12月23日 1900.0 1902.5 1871.5 1891.5 -10.5
22/03 12月22日 1887.0 1904.5 1884.0 1902.0 +13.0
22/03 12月21日 1910.0 1910.5 1883.0 1889.0 -15.5
22/03 12月20日 1934.0 1940.0 1860.0 1904.5 -29.5
22/03 12月19日 1945.5 1945.5 1922.5 1934.0 -10.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日比
12月23日(3月限) 26215 +65
12月22日(3月限) 26110 -330
12月21日(3月限) 26410 +90
12月20日(3月限) 26325 -195
12月19日(3月限) 27170 -50
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
12月16日 3250億円 -72億円 4750億円 -344億円
12月09日 3322億円 +1529億円 5095億円 -324億円
12月02日 1793億円 -99億円 5420億円 -321億円
11月25日 1892億円 -484億円 5742億円 +861億円
11月18日 2376億円 -2418億円 4880億円 +279億円
11月11日 4795億円 -429億円 4601億円 -608億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
12月21日 1億4977万株 +1179万株 1億2769万株 -1734万株
12月20日 1億3798万株 +2379万株 1億4503万株 -1234万株
12月19日 1億1419万株 +259万株 1億5738万株 -65万株
12月16日 1億1159万株 +1745万株 1億5803万株 -148万株
12月15日 9414万株 -1476万株 1億5951万株 +25万株
12月14日 1億0890万株 -2411万株 1億5926万株 +141万株
12月13日 1億3301万株 -1073万株 1億5784万株 +291万株
12月12日 1億4375万株 +3050万株 1億5493万株 -972万株
12月09日 1億1324万株 -1380万株 1億6466万株 -2274万株
12月08日 1億2705万株 +6995万株 1億8740万株 +1137万株
12月07日 5709万株 +1318万株 1億7603万株 +619万株
12月06日 4391万株 +274万株 1億6983万株 -763万株
12月05日 4117万株 -486万株 1億7747万株 -1192万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
株探ニュース
2022/12/25 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―米重要イベントを通過、2万7000円水準でボトム探る展開に
「米重要イベントを通過、2万7000円水準でボトム探る展開に」
今週の日経225先物は、ショートが強まりやすいなか、ボトムを探る動きに向かいそうだ。
米連邦準備制度理事会(FRB)は先週の連邦公開市場委員会(FOMC)で、利上げ幅を4会合連続で続いた0.75%から0.50%へと減速させたほか、2023年時点の政策金利見通しを引き上げ、金融引き締めの長期化方針を示した。これらは予想されていたことでもあり、FOMC通過後のアク抜けが期待されたが、株式市場ではリバウンド狙いのロングは限られる一方で、改めてショートの動きが強まった。米NY連銀のウィリアムズ総裁がFRBは来年に予想以上に政策金利を引き上げる可能性があるとの見解を示したことも重荷となり、16日の米国市場では主要な株価指数が下落した。
16日のシカゴ日経平均先物は、日中大阪比190円安の2万7280円だった。16日の日経225先物は日中取引で一時2万7420円まで売られ、終値は490円安の2万7470円と大幅に下落し、支持線として意識されていた75日移動平均線(2万7390円)に迫る場面が見られた。ナイトセッションは日中比190円安の2万7280円であり、一時2万7120円まで下げ幅を広げた。そのため、週初は節目の2万7000円を試す動きを見せてくる可能性があり、同水準でボトムを形成できるかを見極めたいところである。
テクニカル面では、ボリンジャーバンドのバンドが収斂してきており、ナイトセッションで-3σまで下落してきた。一目均衡表では雲下限が2万7000円辺りで横ばいで推移しているほか、52週線も位置しているため、いったんはボトム形成が期待される水準でもある。
足もとではFOMCの結果発表を控えるなかでリバランスに伴うショートカバーが継続し、2万7500円水準から14日には2万8620円まで買われたが、週末の下落でこの上昇分を帳消しにした。さらにナイトセッションで下落幅を広げたものの、ここからはボトムを探る水準に入ったとみられる。
また、16日の米国では株価指数先物取引、株価指数オプション取引、個別株オプション取引、株式先物取引の4つの取引期限満了日が重なる「クアドプルウィッチング」だった。重要イベントのFOMCに加えて需給イベントも通過したことで、ポジション調整は一巡することも考えられる。ただし、イベント通過で改めて積極的にポジションを積み上げてくる動きも考えづらい。
海外勢がクリスマス休暇入りで商いが細るなか、短期筋の売買が中心になるため仕掛け的な動きもあろうが、バイアスが強まる局面では、その後のリバウンドを狙ったスキャルピング中心のトレードに向かわせそうだ。戻りの鈍さが意識される場面ではショートカバーの動きを強めてくる展開には注意したい。なお、米国11月個人消費支出(PCE)、米国12月ミシガン大学消費者態度指数確報値の発表を控え、週末はリバランスに伴う動きが強まりやすいだろう。
VIX指数は22.62に低下した。FOMCの結果前には25.84まで上昇するなど、オプションのプットに資金が集中する格好でショートを仕掛ける動きが見られた。ただし、FOMC通過後は一気に22.50辺りまで低下し、その後は25日線を挟んだボトム圏での推移を継続していた。16日の米国市場の下落局面でも低下を見せていることもあり、改めてショートを仕掛けてくる動きも限られそうだ。
先週のNT倍率は先物中心限月で14.13倍に低下し、一時14.08倍まで下げる場面が見られた。12月1日のリバウンド局面で空けた窓(14.08~14.18倍)を一気に埋め、NTの巻き戻しも一巡した感がある。日経225先物が2万7000円水準を試す局面では、11月28日につけた13.97倍が意識されてくる可能性はあろう。ただし、ボトム接近でリバランスを見せてくる可能性もあり、14.00倍辺りに近づく場面では、リバランスに伴うNTロングによるスプレッド狙いも意識しておきたい。
12月第1週(12月5日-9日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週ぶりに買い越し、買い越し額は3492億円(前週は8081億円の売り越し)だった。なお、現物は797億円の売り越し(同101億円の売り越し)と2週連続の売り越しであり、先物は4289億円の買い越し(同7979億円の売り越し)と2週ぶりに買い越している。個人は現物と先物の合算で351億円の売り越しで、2週ぶりに売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で6434億円の売り越しとなり、4週連続の売り越しだった。
経済スケジュールでは、19日に米国12月NAHB住宅市場指数、20日に日銀金融政策決定会合(2日目、会合後に政策金利発表)、米国11月住宅着工件数、21日に米国7-9月期経常収支、米国12月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)、22日に10月景気動向指数改定値、米国7-9月期国内総生産(GDP)確定値、米国11月景気先行指数、23日に11月全国消費者物価指数(CPI)、米国11月耐久財受注、米国11月個人消費支出、米国11月新築住宅販売件数の発表などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
01月限 日経225 28266.57 TOPIX 1988.69
02月限 日経225 27835.60 TOPIX 1965.67
03月限 日経225 25457.94 TOPIX 1808.03
04月限 日経225 27122.37 TOPIX 1904.02
05月限 日経225 25951.24 TOPIX 1838.12
06月限 日経225 28122.81 TOPIX 1955.38
07月限 日経225 26659.58 TOPIX 1890.16
08月限 日経225 28525.62 TOPIX 1963.05
09月限 日経225 28253.40 TOPIX 1957.76
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 12月16日 27940 27940 27420 27470 -490
22/03 12月15日 28060 28110 27820 27960 -120
22/03 12月14日 27900 28260 27880 28080 +190
22/03 12月13日 27760 28040 27730 27890 +120
22/03 12月12日 27850 27930 27640 27770 -80
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 12月16日 1966.0 1966.5 1942.5 1944.0 -23.0
22/03 12月15日 1970.0 1975.0 1956.0 1967.0 -3.5
22/03 12月14日 1963.0 1981.5 1961.0 1970.5 +8.0
22/03 12月13日 1951.5 1972.5 1949.0 1962.5 +11.0
22/03 12月12日 1957.5 1964.0 1946.0 1951.5 -6.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日比
12月16日(3月限) 27280 -190
12月15日(3月限) 27605 -355
12月14日(3月限) 27890 -190
12月13日(3月限) 27970 +80
12月12日(3月限) 27995 +225
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
12月09日 3322億円 +1529億円 5095億円 -324億円
12月02日 1793億円 -99億円 5420億円 -321億円
11月25日 1892億円 -484億円 5742億円 +861億円
11月18日 2376億円 -2418億円 4880億円 +279億円
11月11日 4795億円 -429億円 4601億円 -608億円
11月04日 5225億円 +421億円 5209億円 -983億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
12月14日 1億0890万株 -2411万株 1億5926万株 +141万株
12月13日 1億3301万株 -1073万株 1億5784万株 +291万株
12月12日 1億4375万株 +3050万株 1億5493万株 -972万株
12月09日 1億1324万株 -1380万株 1億6466万株 -2274万株
12月08日 1億2705万株 +6995万株 1億8740万株 +1137万株
12月07日 5709万株 +1318万株 1億7603万株 +619万株
12月06日 4391万株 +274万株 1億6983万株 -763万株
12月05日 4117万株 -486万株 1億7747万株 -1192万株
12月02日 4603万株 +699万株 1億8939万株 -2529万株
12月01日 3904万株 +760万株 2億1469万株 -913万株
11月30日 3143万株 -805万株 2億2382万株 +1990万株
11月29日 3949万株 -713万株 2億0392万株 +335万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
株探ニュース
2022/12/18 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―米CPIでFOMCを織り込み、通過後はリバウンドを想定
「米CPIでFOMCを織り込み、通過後はリバウンドを想定」
今週の日経225先物は、13~14日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)を睨み、週前半は模様眺めムードの強い相場展開になりそうだ。先週の日経225先物は週末の12月限の先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を控えて、限月交代に伴うロールオーバーの商いが中心だった。また、9日にはFOMCの判断材料となる米卸売物価指数(PPI)の発表を控えていたため、積極的にポジションを傾けてくる動きは限られた。
テクニカル面では、75日移動平均線が支持線として機能する一方、5日、25日線が上値抵抗線として機能する形で、こう着感の強い展開が継続。切り下がる5日線に上値を抑えられる形での煮詰まり感が意識されるなか、SQ通過後は現物主導の上昇で、日経225先物は5日線を突破し、25日線水準までのリバウンドを見せていた。
米卸売物価指数は前月比0.3%上昇と、市場予想を上回った。12月のミシガン大学消費者態度指数で1年先のインフレ期待が2021年9月以来の低水準だったことから、9日の米国市場は一時買われる場面があったが、予想を上回るPPIを受けた長期金利上昇が嫌気され下落に転じた。なお、9日のシカゴ日経平均先物は日中大阪比105円安の2万7745円だった。これにサヤ寄せする形で週初は売り先行で始まりそうだ。
今週はFOMCのほか、13日に発表される11月の米消費者物価指数(CPI)に市場の関心が集まることになる。CPIの内容次第ではFOMCの結果を前にショートが強まる可能性があるが、その場合でも短期的な売買になるとみられる。直近の支持線として機能している25日線が位置する2万7400~2万7500円水準まで調整する局面では、その後のリバウンドを想定したロング狙いのスタンスとみておきたい。また、12月のSQ値である2万7576円37銭が、サポート水準として意識されやすい。
足もとの経済指標からは、12月FOMCでは4会合連続の0.75%から0.5%に利上げ幅を緩める可能性が高い一方で、金融引き締めの長期化に対する警戒感が高まっている。VIX指数は12月2日の18.95から、先週はリバウンドを見せており、9日には22.83に上昇している。
そのため慎重姿勢を持ちつつも、FOMC通過後のリバウンドを想定しておきたい。先週末にはSQに絡んだ商いは売り越しだったが、75日線を支持線とするリバウンドでカバーが強まり、オプション権利行使価格の2万7875円を捉える場面も見られた。再び2万7875円を捉えてくるようだと、リバランスに伴うショートカバーが一段と強まる可能性がある。2万8000円~2万8250円辺りのレンジに切り上がり、12月2日の陰線部分を吸収してくる可能性に期待したいところでもある。
先週のNT倍率は先物中心限月で14.22倍だった。週前半は前週からのNTショートの巻き戻しが継続し14.31倍まで上昇し、直近の戻り高値だった11月半ば以来の水準まで切り上がった。その後は米PPIの結果待ちとなるなか、再びNTショートに傾いたが、14.20倍辺りに位置する25日線水準での底堅さが見られていた。FOMC通過後には1日に空けた窓(14.11~14.18倍)を埋める動き、もしくは14.31倍突破から10月下旬の戻り高値14.36倍を意識したトレンドに向かわせそうであり、方向性を見極めたい。
11月第5週(11月28日-12月2日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週ぶりに売り越しており、売り越し額は8081億円(前週は9895億円の買い越し)だった。なお、現物は101億円の売り越し(同4029億円の買い越し)と2週ぶりの売り越しであり、先物は7979億円の売り越し(同5865億円の買い越し)と4週ぶりに売り越している。個人は現物と先物の合算で7567億円の買い越しで、2週ぶりに買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で2948億円の売り越しとなり、3週連続の売り越しだった。
経済スケジュールでは、12日に国内企業物価指数、10-12月期法人企業景気予測調査、13日に米国11月消費者物価指数(CPI)、14日に日銀短観、FOMC結果、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長会見、15日に11月貿易統計、中国11月小売売上高、中国11月鉱工業生産、ECB政策金利、米国11月小売売上高、米国11月鉱工業生産、16日に米国12月製造業購買担当者景気指数(PMI)、米国12月サービス部業PMIなどが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
01月限 日経225 28266.57 TOPIX 1988.69
02月限 日経225 27835.60 TOPIX 1965.67
03月限 日経225 25457.94 TOPIX 1808.03
04月限 日経225 27122.37 TOPIX 1904.02
05月限 日経225 25951.24 TOPIX 1838.12
06月限 日経225 28122.81 TOPIX 1955.38
07月限 日経225 26659.58 TOPIX 1890.16
08月限 日経225 28525.62 TOPIX 1963.05
09月限 日経225 28253.40 TOPIX 1957.76
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 12月09日 27520 27890 27480 27850 +360
22/12 12月08日 27660 27720 27410 27550 -110
22/12 12月07日 27860 27910 27550 27660 -200
22/12 12月06日 27840 27940 27630 27860 +20
22/12 12月05日 27770 27860 27480 27840 +80
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 12月09日 1937.0 1961.5 1934.5 1958.0 +22.5
22/12 12月08日 1945.5 1948.5 1928.5 1942.0 -3.5
22/12 12月07日 1947.0 1954.0 1929.0 1945.5 -2.0
22/12 12月06日 1948.5 1953.5 1936.0 1947.5 -0.5
22/12 12月05日 1953.0 1955.5 1927.0 1948.0 -3.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日比
12月09日(3月限) 27745 -105
12月08日(3月限) 27685 +195
12月07日(12月限) 27585 -75
12月06日(12月限) 27660 -200
12月05日(12月限) 27685 -155
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
12月02日 1793億円 -99億円 5420億円 -321億円
11月25日 1892億円 -484億円 5742億円 +861億円
11月18日 2376億円 -2418億円 4880億円 +279億円
11月11日 4795億円 -429億円 4601億円 -608億円
11月04日 5225億円 +421億円 5209億円 -983億円
10月28日 4804億円 +192億円 6193億円 -1912億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
12月07日 5709万株 +1318万株 1億7603万株 +619万株
12月06日 4391万株 +274万株 1億6983万株 -763万株
12月05日 4117万株 -486万株 1億7747万株 -1192万株
12月02日 4603万株 +699万株 1億8939万株 -2529万株
12月01日 3904万株 +760万株 2億1469万株 -913万株
11月30日 3143万株 -805万株 2億2382万株 +1990万株
11月29日 3949万株 -713万株 2億0392万株 +335万株
11月28日 4662万株 -75万株 2億0057万株 +353万株
11月25日 4737万株 -444万株 1億9704万株 +1265万株
11月24日 5182万株 -352万株 1億8438万株 +1453万株
11月22日 5534万株 -521万株 1億6985万株 +1635万株
11月21日 6055万株 -385万株 1億5349万株 -1207万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
株探ニュース
2022/12/11 17:49
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―メジャーSQ控えロール中心のなか、一段の円高による荒い値動きに注意
「メジャーSQ控えロール中心のなか、一段の円高による荒い値動きに注意」
今週の日経225先物は、週末に12月限の先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を控え、やや波乱含みの展開には注意しておく必要がありそうだ。
先週は11月30日にパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演が予定されていたため、週前半は調整含みながらも2万8000円水準で底堅い値動きが続いた。その後、パウエル議長が講演で、早ければ12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で金融引き締めペースを減速する可能性が高いことを示唆すると、12月1日には2万8490円まで買われる場面が見られた。ただし、利上げペースの減速が確定的とみられるなか、米長期金利が低下傾向を強めると、為替市場で1ドル=135円前半まで円高・ドル安が進んだことをきっかけに売られ、2日の東京市場は2万7660円まで下落した。
なお、11月の米雇用統計は、非農業部門の就業者数が前月比26.3万人増だった。市場コンセンサス(20万人程度の増加)を上回ったほか、平均時給も予想を上回った。FRBは積極的な利上げを当分継続するとの見方が広がり、2日の NYダウは一時350ドルほど下落したが、売り一巡後は利上げペース鈍化への期待が勝って買い戻しが優勢だった。
円相場は雇用統計の結果を受けて一時1ドル135円台後半まで下げたものの、その後は134円台前半での推移を見せており、引き続き為替の動向には注意する必要がありそうだ。今週は5日に米ISM非製造業景況指数、9日に米卸売物価指数(PPI)の発表が予定されており、これらが予想を下回るようだとドル売り圧力が強まる可能性がありそうだ。
日経225先物は、2日取引終了後のナイトセッションで一時2万7480円まで売られ、75日移動平均線水準まで調整してきた。その後は2万7700円まで買い戻されており、調整幅としては一巡感が意識されやすいだろう。ただし、円高が一段と進んだ場合にはアルゴリズムの発動によるショートが強まる可能性も考えられ、13週、26週線が位置する2万7300円辺りまでの調整は想定しておく必要はありそうだ。
また、週末にメジャーSQを控えているため、限月交代に伴うロールオーバーの商いが中心となるものの、荒い値動きに対してヘッジ対応の動きが強まることから、イレギュラー的な値動きにも注意する必要がありそうだ。そのため、レンジとしては2万7300円~2万8200円辺りを想定しておきたい。
一方で、VIX指数は19.06に低下。一時18.95と19.00を下回る場面も見られ、FOMCを翌週に控えるなかでは積極的にはショートを仕掛けづらい状況でもある。ロールオーバー中心のなかでリバウンド狙いのロングも入りづらいものの、再び75日線を窺うトレンドを見せてくる局面では、短期反発を狙ったロングでの対応となろう。
また、先週のNT倍率は先物中心限月で14.22倍に上昇した。11月28日の安値(ナイトセッションを含む)13.97倍からリバウンド基調を強めてきている。2日には一時14.26倍まで上昇し、75日線に接近していた。短期的にはリバウンド一巡感が意識されるものの、米長期金利が低下傾向を継続するなかでは、指数インパクトの大きい値がさハイテク株へはリバランスに伴うショートカバーの動きが継続すると考えられる。そのため、NTロングに向かわせやすく、相対的に日経平均型優位の展開を想定しておきたい。
11月第4週(11月21日-25日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週ぶりに買い越しており、買い越し額は9895億円(前週は78億円の売り越し)だった。なお、現物は4029億円の買い越し(同169億円の売り越し)と2週ぶりの買い越しであり、先物は5865億円の買い越し(同90億円の買い越し)と3週連続で買い越している。個人は現物と先物の合算で6607億円の売り越しで、2週ぶりの売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で1006億円の売り越しとなり、2週連続の売り越しだった。
経済スケジュールでは、5日に中国11月財新サービス業購買担当者景気指数(PMI)、米国11月ISM非製造業PMI、米国10月製造業新規受注、6日に10月全世帯家計調査、米国10月貿易収支、7日に10月景気動向指数、中国11月貿易収支、米国7-9月期非農業部門労働生産性指数改定値、8日に7-9月期GDP改定値、11月景気ウォッチャー調査、9日に中国11月消費者物価指数(CPI)、中国11月生産者物価指数(PPI)、米国10月PPI、米国12月ミシガン大学消費者態度指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
01月限 日経225 28266.57 TOPIX 1988.69
02月限 日経225 27835.60 TOPIX 1965.67
03月限 日経225 25457.94 TOPIX 1808.03
04月限 日経225 27122.37 TOPIX 1904.02
05月限 日経225 25951.24 TOPIX 1838.12
06月限 日経225 28122.81 TOPIX 1955.38
07月限 日経225 26659.58 TOPIX 1890.16
08月限 日経225 28525.62 TOPIX 1963.05
09月限 日経225 28253.40 TOPIX 1957.76
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/12 12月02日 28200 28250 27660 27760 -490
22/12 12月01日 28060 28490 27970 28250 +210
22/12 11月30日 28080 28110 27800 28040 -20
22/12 11月29日 28180 28300 27900 28060 -100
22/12 11月28日 28330 28380 28040 28160 -170
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/12 12月02日 1984.0 1987.5 1944.5 1951.5 -35.5
22/12 12月01日 1991.5 2004.0 1981.5 1987.0 -3.0
22/12 11月30日 1995.5 1995.5 1975.5 1990.0 -2.5
22/12 11月29日 2008.0 2016.0 1985.0 1992.5 -12.5
22/12 11月28日 2020.0 2025.0 1997.0 2005.0 -15.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日比
12月02日(12月限) 27710 -50
12月01日(12月限) 28010 -240
11月30日(12月限) 28370 +330
11月29日(12月限) 27990 -70
11月28日(12月限) 28090 -70
11月25日(12月限) 28340 +10
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
11月25日 1892億円 -484億円 5742億円 +861億円
11月18日 2376億円 -2418億円 4880億円 +279億円
11月11日 4795億円 -429億円 4601億円 -608億円
11月04日 5225億円 +421億円 5209億円 -983億円
10月28日 4804億円 +192億円 6193億円 -1912億円
10月21日 4611億円 -962億円 8105億円 -487億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
11月30日 3143万株 -805万株 2億2382万株 +1990万株
11月29日 3949万株 -713万株 2億0392万株 +335万株
11月28日 4662万株 -75万株 2億0057万株 +353万株
11月25日 4737万株 -444万株 1億9704万株 +1265万株
11月24日 5182万株 -352万株 1億8438万株 +1453万株
11月22日 5534万株 -521万株 1億6985万株 +1635万株
11月21日 6055万株 -385万株 1億5349万株 -1207万株
11月18日 6441万株 -6250万株 1億6557万株 -576万株
11月17日 1億2691万株 -1048万株 1億7134万株 +127万株
11月16日 1億3739万株 -1111万株 1億7006万株 +2906万株
11月15日 1億4851万株 +223万株 1億4100万株 -539万株
11月14日 1億4628万株 +961万株 1億4639万株 -748万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
株探ニュース
2022/12/04 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―米重要指標発表を控え様子見姿勢も、リバランスに伴うショートカバーの動きは継続
「米重要指標発表を控え様子見姿勢も、リバランスに伴うショートカバーの動きは継続」
今週の日経225先物は、米国で重要な経済指標の発表を控えて様子見姿勢が強まる可能性があるものの、先高期待が高まりやすい相場展開を想定する。先週は23日に公表された11月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、大半の当局者が利上げペースを緩める必要があるとの認識を示していたことが明らかになった。金融引き締めへの警戒感が後退し、日経225先物は一時2万8500円(ナイトセッションを含む)を回復した。その後は米国の祝日(感謝祭)の影響で海外勢のフローが限られこう着感が強まったが、切り上がる5日移動平均線を上回る形で底堅い値動きを継続した。
感謝祭明け後、25日の米国市場は半日取引であったが、NYダウは3営業日続伸で4月21日以来の高値水準を回復した。ウォルマートなど小売の一角がブラックフライデーへの期待で買われており、今週もサイバーマンデーに対する期待もあって、消費関連株への資金シフトが意識されやすいだろう。一方、ナスダックは3営業日ぶりに反落し、75日線に上値を抑えられる形状だった。そのため、東京市場でも先週同様、ややTOPIX型優位の流れに向かいやすいとみられ、足元で低下傾向を継続しているNT倍率は先物中心限月で14.0倍割れの場面もありそうだ。
一方で、今週は週半ばの11月30日にブルッキング研究所でのイベントで、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長による発言が予定されている。足元ではFRB高官らの「タカ派」発言が相次いだこともあり、経済見通しや労働市場を巡り、利上げ継続の必要性を主張する内容につながるようだと、調整が強まる場面も想定される。そのほか、28日にはニューヨーク連銀のウイリアムズ総裁、セントルイス連銀のブラード総裁、12月2日にはシカゴ連銀のエバンス総裁の講演なども予定されている。
もっとも、欧州中央銀行(ECB)が24日に公表した10月開催の理事会議事要旨で、追加利上げが必要との見解は示したものの、0.75%利上げ支持が大半のなか、少数ながら0.50%の利上げを支持する政策当局者がいた。米国、欧州による利上げペース減速の思惑が燻るなか、積極的にショートを仕掛けてくる動きは限られよう。
日経225先物は足元で切り上がる5日線およびボリンジャーバンドの+1σが支持線として意識されており、2万8150円~2万8200円辺りでの底堅さが見られよう。一方で、上値はボリンジャーバンドの+2σ接近では短期的な過熱感が警戒されやすく、2万8580円辺りに接近する局面では、短期的なショートが入りやすいと考えられる。ただし、トレンドとしては25日線と+2σによるレンジ推移を継続している。このため、5日線、+1σを下回って2万8000円を割り込んだとしても、25日線が位置する2万7700円を割り込まなければトレンドは悪化せず、押し目狙いのロングを入れるタイミングになりそうだ。
また、今週は米国で多数の経済指標の発表が予定されており、12月1日発表の10月の個人消費支出(PCEコア価格指数)は9月実績をやや下回ると予想されているほか、2日に発表される11月の雇用統計も、雇用者増加数と平均時給は10月実績を下回る可能性が高いと見られている。これらを睨んでインフレのピークアウトが意識され、リバランスに伴うショートカバーの動きが継続しそうである。
そのため、週を通じてこう着感は強まりやすいものの、2万8250円を中心とした、オプション権利行使価格の2万8000円~2万8500円辺りのレンジを想定する。ボリンジャーバンドの+2σは切り上がりを見せているため、2万8500円を再び捉えてくる局面では、オーバーシュート気味に上昇する可能性はあるだろう。
VIX指数は20.50と小幅に上昇した。節目の20.00台まで低下してきたことで、いったんは反発が意識されやすい。経済指標の結果を受けた米長期金利の低下を背景に、半導体株などがリバウンドを見せてくるようだと、8月18日以来の20.00割れもありそうで、リスク選好の流れは継続しやすい。
11月第3週(11月14日- 18日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では4週ぶりに売り越しており、売り越し額は78億円(前週は7335億円の買い越し)だった。なお、現物は169億円の売り越し(同5209億円の買い越し)と4週ぶりの売り越しであり、先物は90億円の買い越し(同2125億円の買い越し)と2週連続で買い越している。個人は現物と先物の合算で1586億円の買い越しで、4週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で739億円の売り越しとなり、9週ぶりの売り越しだった。
経済スケジュールでは、28日にラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁発言、29日に10月失業率・有効求人倍率、10月百貨店・スーパー販売額、米国11月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)、30日に10月鉱工業生産、中国11月製造業購買担当者景気指数(PMI)、米国11月ADP雇用統計、米国11月シカゴ購買部協会景気指数、米地区連銀経済報告(ベージュブック)、12月1日に7-9月期法人企業統計調査、中国11月財新製造業PMI、米国10月個人消費支出(PCEコア価格指数)、米国11月ISM製造業景況指数、2日に米国11月雇用統計、ユーロ圏10月卸売物価指数(PPI)などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
01月限 日経225 28266.57 TOPIX 1988.69
02月限 日経225 27835.60 TOPIX 1965.67
03月限 日経225 25457.94 TOPIX 1808.03
04月限 日経225 27122.37 TOPIX 1904.02
05月限 日経225 25951.24 TOPIX 1838.12
06月限 日経225 28122.81 TOPIX 1955.38
07月限 日経225 26659.58 TOPIX 1890.16
08月限 日経225 28525.62 TOPIX 1963.05
09月限 日経225 28253.40 TOPIX 1957.76
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/12 11月25日 28390 28420 28250 28330 -40
22/12 11月24日 28090 28500 28040 28370 +250
22/12 11月22日 27950 28200 27910 28120 +150
22/12 11月21日 27910 28020 27840 27970 +90
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/12 11月25日 2018.0 2023.5 2013.5 2020.0 +1.5
22/12 11月24日 1993.5 2025.5 1990.5 2018.5 +23.0
22/12 11月22日 1973.0 1999.5 1970.5 1995.5 +22.0
22/12 11月21日 1968.0 1976.5 1964.5 1973.5 +6.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日比
11月25日(12月限) 28340 +10
11月24日(12月限) 休場
11月23日(12月限) 28345 +225
11月22日(12月限) 28345 +225
11月21日(12月限) 28045 +75
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
11月18日 2376億円 -2418億円 4880億円 +279億円
11月11日 4795億円 -429億円 4601億円 -608億円
11月04日 5225億円 +421億円 5209億円 -983億円
10月28日 4804億円 +192億円 6193億円 -1912億円
10月21日 4611億円 -962億円 8105億円 -487億円
10月14日 5574億円 +768億円 8592億円 -296億円
10月07日 4805億円 +1138億円 8889億円 -1461億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
11月22日 5534万株 -521万株 1億6985万株 +1635万株
11月21日 6055万株 -385万株 1億5349万株 -1207万株
11月18日 6441万株 -6250万株 1億6557万株 -576万株
11月17日 1億2691万株 -1048万株 1億7134万株 +127万株
11月16日 1億3739万株 -1111万株 1億7006万株 +2906万株
11月15日 1億4851万株 +223万株 1億4100万株 -539万株
11月14日 1億4628万株 +961万株 1億4639万株 -748万株
11月11日 1億3666万株 +1727万株 1億5388万株 -315万株
11月10日 1億1939万株 -296万株 1億5703万株 -539万株
11月09日 1億2236万株 -714万株 1億6243万株 -331万株
11月08日 1億2950万株 -1654万株 1億6574万株 -1200万株
11月07日 1億4604万株 -810万株 1億7775万株 +167万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
株探ニュース
2022/11/27 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―2万8000円を中心としたOP権利行使価格の2万7750円~2万8250円のレンジを想定
「2万8000円を中心としたOP権利行使価格の2万7750円~2万8250円のレンジを想定」
今週の日経225先物は、引き続き2万8000円を挟んだ狭いレンジでの推移が見込まれる。今週は東京市場が23日(水)、米国市場が24日(木)にそれぞれ祝日で休場となるほか、25日(金)は米国市場が半日取引となるため、週を通じて商いは膨らみづらいとみられる。投資家の関心は25日のブラックフライデーから本格化する米国のクリスマス商戦に集まりやすい。高インフレが影響して消費の急激な冷え込みが警戒されるなか、ブラックフライデーやサイバーマンデー(28日)での出足が好調となれば、相場の下支えとなるだろう。
また、23日には米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨が公表されるため、その内容に注目が集まることになりそうだ。12月13~14日開催のFOMCで利上げペースを緩めるとの見方からリスク選好の流れが継続しているが、先週は米連邦準備理事会(FRB)高官らによる「タカ派発言」が相次いだ。金利水準のピークについても、米セントルイス連銀のブラード総裁は最低でも5.00%-5.25%に引き上げるべきとの見解を示している。米長期金利は10月24日の4.24%をピークに低下傾向を継続していたが、11月16日の3.69%をボトムに直近で切り上げを見せていることもあり、利上げのピークアウトに先んじて低下傾向を見せていた動きの修正には注意する必要がある。
NYダウは8月戻り高値水準でこう着を見せており、チャート上では52週移動平均線を上回ってきた。一方でナスダックは75日線に上値を抑えられる形状であり、切り下がる13週、26週線に上値を抑えられる格好で調整トレンドを継続している。日経平均株価は指数インパクトの大きい値がさハイテク株の寄与度が大きく、ナスダックとの連動性が高いため、日経225先物も上へのトレンドは高まりづらいところではある。反対に12月のFOMCを控えるなか、海外投資家はリバランスに伴うショートカバーを継続しているため、ショートも仕掛けづらいだろう。
日経225先物は切り上がる25日線を支持線としたトレンドを形成しているが、25日線、75日線とのゴールデンクロスが接近しているため、よりトレンドが明確に表れやすい。また、上値はボリンジャーバンドの+2σに上値を抑えられる格好で推移しているが、直近こう着するなかで+1σ水準での推移を継続しており、過熱感は和らいでいる。+2σ超えから調整に入っているが、値幅調整ではなく2万8000円を挟んだ日柄調整によってリバウンドのタイミングを探る動きであろう。
そのため、今週は2万8000円を中心とした、オプション権利行使価格の2万7750円~2万8250円辺りのレンジを想定する。2万7750円を下回る局面では、25日線が位置する2万7500円をボトムとした押し目狙いのロングでの対応になろう。2万8250円を捉えてくる場面では、ボリンジャーバンドの+2σが位置する2万8350円辺りで過熱感が警戒されやすいとみておきたい。
VIX指数は23.12に低下した。足元では23.0~25.00辺りでのこう着が継続しており、25日、75日線とのデッドクロスが接近しており、リスク選好の流れは継続。先週のNT倍率は先物中心限月で14.17倍に低下した。マイクロン・テクノロジーが生産削減計画を発表したことをきっかけに、値がさハイテク株の利益確定へと向かわせた影響があった。また、ソフトバンクグループ <9984> [東証P]の調整が強まったことも重荷となった。FOMC議事要旨の内容を受けた長期金利の上昇も警戒されやすく、NT倍率はやや低下傾向を見せてくる可能性がありそうだ。
11月第2週(11月7日-11日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週連続で買い越しており、買い越し額は7335億円(前週は2480億円の買い越し)だった。なお、現物は5209億円の買い越し(同3904億円の買い越し)と3週連続の買い越しであり、先物は2125億円の買い越し(同1423億円の売り越し)と2週ぶりに買い越している。個人は現物と先物の合算で9015億円の売り越しで、3週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で534億円の買い越しとなり、8週連続の買い越しだった。
経済スケジュールでは22日に米国11月リッチモンド連銀製造業指数、OECD経済見通し、23日に米国10月耐久財受注、米国11月製造業購買担当者景気指数(PMI)、米11月サービス業PMI、米国10月新築住宅販売件数、FOMC(11月1~2日開催分)議事要旨、24日に9月景気動向指数改定値、11 月の月例経済報告、25日に11月東京都区部消費者物価指数、10月企業向けサービス価格指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
01月限 日経225 28266.57 TOPIX 1988.69
02月限 日経225 27835.60 TOPIX 1965.67
03月限 日経225 25457.94 TOPIX 1808.03
04月限 日経225 27122.37 TOPIX 1904.02
05月限 日経225 25951.24 TOPIX 1838.12
06月限 日経225 28122.81 TOPIX 1955.38
07月限 日経225 26659.58 TOPIX 1890.16
08月限 日経225 28525.62 TOPIX 1963.05
09月限 日経225 28253.40 TOPIX 1957.76
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/12 11月18日 28000 28050 27780 27880 -100
22/12 11月17日 28070 28110 27890 27980 -60
22/12 11月16日 28050 28210 27730 28040 +10
22/12 11月15日 27990 28170 27890 28030 +70
22/12 11月14日 28260 28300 27940 27960 -310
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/12 11月18日 1970.5 1976.5 1957.0 1967.5 -1.5
22/12 11月17日 1966.5 1973.0 1957.0 1969.0 +3.5
22/12 11月16日 1968.0 1977.5 1948.0 1965.5 -1.5
22/12 11月15日 1959.0 1972.5 1954.0 1967.0 +9.5
22/12 11月14日 1980.0 1982.5 1954.0 1957.5 -25.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日比
11月18日(12月限) 27965 +85
11月17日(12月限) 27965 -15
11月16日(12月限) 27920 -120
11月15日(12月限) 27985 -45
11月14日(12月限) 27955 -5
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
11月11日 4795億円 -429億円 4601億円 -608億円
11月04日 5225億円 +421億円 5209億円 -983億円
10月28日 4804億円 +192億円 6193億円 -1912億円
10月21日 4611億円 -962億円 8105億円 -487億円
10月14日 5574億円 +768億円 8592億円 -296億円
10月07日 4805億円 +1138億円 8889億円 -1461億円
09月30日 3666億円 +1211億円 1兆0350億円 -3778億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
11月16日 1億3739万株 -1111万株 1億7006万株 +2906万株
11月15日 1億4851万株 +223万株 1億4100万株 -539万株
11月14日 1億4628万株 +961万株 1億4639万株 -748万株
11月11日 1億3666万株 +1727万株 1億5388万株 -315万株
11月10日 1億1939万株 -296万株 1億5703万株 -539万株
11月09日 1億2236万株 -714万株 1億6243万株 -331万株
11月08日 1億2950万株 -1654万株 1億6574万株 -1200万株
11月07日 1億4604万株 -810万株 1億7775万株 +167万株
11月04日 1億5415万株 +1295万株 1億7608万株 -2078万株
11月02日 1億4120万株 +184万株 1億9686万株 -1024万株
11月01日 1億3935万株 -250万株 2億0710万株 -465万株
10月31日 1億4186万株 +517万株 2億1176万株 -40万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
株探ニュース
2022/11/20 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―短期過熱感を警戒しつつも、需給変化が見込まれるなかロング対応を想定
「短期過熱感を警戒しつつも、需給変化が見込まれるなかロング対応を想定」
今週の日経225先物は、短期的な過熱感を警戒しつつも、需給変化を想定したロング優位の相場展開が見込まれる。先週は米中間選挙および10月の米消費者物価指数(CPI)の結果に市場の関心が集まった。週前半は米中間選挙で共和党が躍進し、民主党が進める企業・富裕層に対する増税といった政策は実現が難しくなるとの見方が株式の買いにつながった。この流れを受けて11月8日の日経225先物は、一時2万7950円と節目の2万8000円に迫る場面が見られた。その後、米中間選挙での予想外の民主党善戦に加え、CPI発表を前にしたヘッジ対応の動きにより、10日には2万7350円まで売られた。だが、注目されたCPIの結果は伸び率が前月から減速し、予想を下回るものだった。このため、インフレがピークアウトした兆しを示したと受け止められて買いが強まり、10日の米国市場ではNYダウが1200ドルを超える大幅高となった。これを受けて、11日の東京市場では日経225先物が一時2万8330円まで急伸した。
テクニカル面では、切り上がる25日移動平均線を支持線としたトレンドを継続しており、週間形状では26週、52週線を支持線に変えて上放れる形状だった。また、これまでボリンジャーバンドの+2σを抵抗としたトレンドを継続してきたが、週初に+2σ水準まで上昇し、週半ばに中心値(25日)までの調整を経て、週末の大幅上昇で+2σを上回ってきた。今年に入ってからは年初のほか、3月下旬、6月半ば、8月半ばのいずれのリバウンド局面でも、ボリンジャーバンドの+2σ突破で目先的なピークを形成してきた。そのため、先週末の大幅上昇によっていったんは達成感が意識されやすいだろう。
もっとも、11日取引終了後のナイトセッションでは一時2万8000円を下回る場面が見られるなど調整を入れており、+2σを下回っている。また、バンドは切り上がりを見せているため、2万8240円辺りまで上昇してきた。5日線は2万7870円まで切り上がってきており、2万8000円の底固めが意識されるなか、同水準を下回ったとしても、5日線水準までの調整では押し目値狙いのロングで対応したい。また、上値については過熱感が警戒されつつも+2σの切り上がりに沿ったリバウンドが見込まれ、現在+3σが位置する2万8730円辺りを意識したトレンド形成が期待される。そのため、オプション権利行使価格の2万7875円~2万8750円辺りのレンジを想定しつつ、まずは9月14日につけた戻り高値2万8470円が目先的なターゲットとなろう。
なお、米中間選挙については、ジョージア州の上院選で12月6日に決選投票が実施される。確定までは時間がかかる見通しではあるが、ひとまず中間選挙を通過したことにより、過去のアノマリーから先高期待が高まりやすい。また、CPIの結果についてイエレン米財務長官は評価しつつも、一つの指標の単月データに依存し過ぎないよう注意を促した。このため、15日に発表される10月の米卸売物価指数(PPI)に関心が集まりやすい。CPIに続きコア指数の減速が確認されれば、株式市場は一段高となりそうである。
そのほか、14日にアゼンタ、16日にエヌビディア、17日にはアプライド マテリアルズなどハイテク企業の決算を控えている。CPIの結果を受けてハイテクなどグロース株への資金シフトが見られたこともあり、この流れをより継続させる動きにつながるかが注目されそうだ。先週末のNT倍率は先物中心限月で14.25倍だった。一時14.31倍まで上昇し75日線を捉える場面もあったが、引け後に決算発表を控えていたソフトバンクグループ <9984> [東証P]が高値更新後に上げ幅を縮めた影響があったとみられる。ソフトバンクグループはADR市場で弱い動きを見せたこともあり、週初はNT倍率の低下が見込まれるが、今後の需給変化が想定されるなか、NT倍率の低下局面はNTロングを組成するタイミングとしてみておきたい。
VIX指数は22.52に低下した。8月25日以来の水準まで下げてきており、8月半ば以来の20.00割れも意識されてきそうだ。リスク選好の流れが一段と強まる可能性があるため、ショートポジションは避けたい。先週末の大幅上昇でリバランスに伴うショートカバーが大きく進んだとみられるものの、米国ではクリスマスラリーが意識されて、一段とショートカバーの動きが強まりやすいだろう。
11月第1週(10月31日-11月4日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週連続で買い越しており、買い越し額は2480億円(前週は1780億円の買い越し)だった。なお、現物は3904億円の買い越し(同835億円の買い越し)と2週連続の買い越しであり、先物は1423億円の売り越し(同945億円の買い越し)と3週ぶりに売り越している。個人は現物と先物の合算で434億円の売り越しで、2週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で109億円の買い越しとなり、7週連続の買い越しだった。
経済スケジュールでは、15日に7-9月期実質国内総生産(GDP)、中国10月小売売上高、米国11月ニューヨーク連銀製造業景気指数、米国10月卸売物価指数、16日に9月機械受注、米国10月小売売上高、米国10月鉱工業生産、17日に米国10月住宅着工件数、米国11月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、18日に10月全国消費者物価指数(CPI)、米国10月中古住宅販売件数、米国10月景気先行指標総合指数などの発表が予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
01月限 日経225 28266.57 TOPIX 1988.69
02月限 日経225 27835.60 TOPIX 1965.67
03月限 日経225 25457.94 TOPIX 1808.03
04月限 日経225 27122.37 TOPIX 1904.02
05月限 日経225 25951.24 TOPIX 1838.12
06月限 日経225 28122.81 TOPIX 1955.38
07月限 日経225 26659.58 TOPIX 1890.16
08月限 日経225 28525.62 TOPIX 1963.05
09月限 日経225 28253.40 TOPIX 1957.76
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/12 11月11日 27380 28330 27370 28270 +840
22/12 11月10日 27690 27780 27350 27430 -220
22/12 11月09日 27860 28010 27650 27650 -240
22/12 11月08日 27530 27950 27490 27890 +340
22/12 11月07日 27200 27570 27160 27550 +360
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/12 11月11日 1932.5 1984.0 1932.5 1982.5 +48.0
22/12 11月10日 1945.5 1953.0 1929.5 1934.5 -8.5
22/12 11月09日 1959.5 1964.5 1943.0 1943.0 -16.0
22/12 11月08日 1935.5 1962.0 1931.5 1959.0 +22.5
22/12 11月07日 1913.0 1939.0 1912.0 1936.5 +25.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日比
11月11日(12月限) 28120 -150
11月10日(12月限) 27975 +545
11月09日(12月限) 27520 -130
11月08日(12月限) 27880 -10
11月07日(12月限) 27620 +70
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
11月04日 5225億円 +421億円 5209億円 -983億円
10月28日 4804億円 +192億円 6193億円 -1912億円
10月21日 4611億円 -962億円 8105億円 -487億円
10月14日 5574億円 +768億円 8592億円 -296億円
10月07日 4805億円 +1138億円 8889億円 -1461億円
09月30日 3666億円 +1211億円 1兆0350億円 -3778億円
09月22日 2454億円 +603億円 1兆4129億円 -41億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
11月09日 1億2236万株 -714万株 1億6243万株 -331万株
11月08日 1億2950万株 -1654万株 1億6574万株 -1200万株
11月07日 1億4604万株 -810万株 1億7775万株 +167万株
11月04日 1億5415万株 +1295万株 1億7608万株 -2078万株
11月02日 1億4120万株 +184万株 1億9686万株 -1024万株
11月01日 1億3935万株 -250万株 2億0710万株 -465万株
10月31日 1億4186万株 +517万株 2億1176万株 -40万株
10月28日 1億3668万株 +1228万株 2億1217万株 -2141万株
10月27日 1億2440万株 +112万株 2億3358万株 -725万株
10月26日 1億2328万株 -462万株 2億4084万株 +744万株
10月25日 1億2790万株 -170万株 2億3340万株 -855万株
10月24日 1億2961万株 +92万株 2億4195万株 -4372万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
株探ニュース
2022/11/13 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―米中間選挙・CPIを警戒しつつ、下値切り上げトレンドを想定した押し目狙い
「米中間選挙・CPIを警戒しつつ、下値切り上げトレンドを想定した押し目狙い」
今週の日経225先物は、10日に発表される10月の米消費者物価指数(CPI)が警戒視されるなか、引き続き米金融政策に対する思惑などが相場の変動要因になる可能性が高いだろう。また、8日に投開票される米中間選挙の結果が、相場の大きな変動につながる可能性がある。中間選挙の結果次第では、バイデン大統領の残り2年の政権運営にも影響を及ぼす可能性があるが、下院は共和党が過半数を獲得する見通しであり、上院で多数派を死守できるかが注目されている。万が一、上下院両院とも共和党が過半数獲得となれば、債務上限問題に対する警戒感が高まってくる可能性がある。ちなみに、債務上限を一時凍結させる法案は12月16日に効力が失効する。
そのため、積極的にポジションを傾ける動きは限られよう。米国市場の値動きに連動する形で、日中はギャップスタート後にこう着感の強い相場展開になりうそうだ。もっとも、先週2日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の声明では、次回12月の会合で利上げペースを見直す可能性が示唆された。市場は利上げ幅の0.50%へのペースダウンに過半のFOMC参加者が11月会合で同意したと見ているようである。また、政策金利のゴールは従来想定より高くなると考えられている。
2日の米国市場では、政策金利のゴールが引き上げられるとの見方に過剰に反応し、NYダウは500ドルを超す下落となった。これにより、祝日明け4日の東京市場でも指数インパクトの大きい値がさ株の下げが相場を押し下げ、日経225先物は一時2万7010円まで急落する場面が見られた。ただし、25日移動平均が支持線として機能するなか、4日の米国市場が反発したことで、ナイトセッションは日中比290円高の2万7480円まで戻している。
4日の米国市場は、10月の米雇用統計で非農業部門雇用者数が予想を上回り、労働市場の好調さが改めて裏づけられた一方で、失業率が上昇したことで利上げ幅縮小の観測を支える格好となった。NYダウは400ドル高と5日ぶりに反発し、テクニカル面では75日線水準からのリバウンドをみせている。また、ボストン連銀のコリンズ総裁が、金融政策は比較的小幅な利上げを必要とする局面に入ったと述べたほか、リッチモンド連銀のバーキン総裁は利上げペースを緩める可能性に言及したと伝わったことも買い戻しに向かわせた。
基本的には、12月のFOMC会合で利上げペースを見直す確率は高まったと見られる。戻り売りを警戒しつつも、リバランスに伴うショートカバーによって、下値切り上げのトレンドが継続すると見ておきたい。東京市場も不安定ながらも、弱含む局面では押し目狙いのロングでの対応となろう。また、VIX指数は24.55に低下した。約2カ月ぶりに25.00を割り込み、75日線を明確に下放れてきており、リスク選好に向かわせやすいだろう。
日経225先物は25日線を支持線にリバウンドを見せており、5日、75日線水準を回復。一目均衡表では4日の下落で雲下限までの調整を経て、ナイトセッションで雲上限を上放れてきた。雲上限は2万7300円辺りで横ばい推移するため、同水準を支持線とした推移が続くようだと、ボリンジャーバンドの+2σが位置する2万7900円辺りを目先的なターゲットとしたトレンド形成が意識されてこよう。
先週のNT倍率は先物中心限月で一時14.15倍に低下した。10月半ば以降、支持線として機能していた25日線を下回ったことにより、リバランスに伴うTOPIX型優位の流れだった。週初はNTロングが入りやすいと見られるが、来週は指数インパクトの大きい東京エレクトロン <8035> [東証P]の決算が予定されていることもあり、同社の決算初動によってNT倍率が低下する局面では、その後の反転を狙ったスプレッド狙いも一考だろう。
10月第4週(10月24日- 28日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週ぶりに買い越しており、買い越し額は1780億円(前週は3542億円の売り越し)だった。なお、現物は835億円の買い越し(同4930億円の売り越し)と2週ぶりの買い越しであり、先物は945億円の買い越し(同1387億円の買い越し)と2週連続で買い越している。個人は現物と先物の合算で1904億円の売り越しで、3週ぶりの売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で770億円の買い越しとなり、6週連続の買い越しだった。
経済スケジュールでは、7日に中国10月貿易収支、米国9月消費者信用残高、8日に9月景気動向指数、ユーロ圏9月小売売上高、9日に中国10月CPI、中国10月生産者物価指数(PPI)、米国9月卸売売上高、10日に米国10月CPI、11日に10月国内企業物価指数、米国11月ミシガン大学消費者態度指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
01月限 日経225 28266.57 TOPIX 1988.69
02月限 日経225 27835.60 TOPIX 1965.67
03月限 日経225 25457.94 TOPIX 1808.03
04月限 日経225 27122.37 TOPIX 1904.02
05月限 日経225 25951.24 TOPIX 1838.12
06月限 日経225 28122.81 TOPIX 1955.38
07月限 日経225 26659.58 TOPIX 1890.16
08月限 日経225 28525.62 TOPIX 1963.05
09月限 日経225 28253.40 TOPIX 1957.76
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/12 11月04日 27610 27740 27010 27190 -450
22/12 11月02日 27640 27770 27500 27640 -50
22/12 11月01日 27520 27700 27450 27690 +140
22/12 10月31日 27010 27590 27000 27550 +540
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/12 11月04日 1934.5 1940.5 1904.0 1911.5 -24.5
22/12 11月02日 1937.5 1944.5 1927.5 1936.0 -4.0
22/12 11月01日 1924.5 1940.0 1920.5 1940.0 +14.0
22/12 10月31日 1887.5 1928.5 1887.0 1926.0 +39.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日比
11月04日(12月限) 27505 +315
11月03日(12月限) 27255 -385
11月02日(12月限) 27315 -325
11月01日(12月限) 27590 -100
10月31日(12月限) 27550 0
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
10月28日 4804億円 +192億円 6193億円 -1912億円
10月21日 4611億円 -962億円 8105億円 -487億円
10月14日 5574億円 +768億円 8592億円 -296億円
10月07日 4805億円 +1138億円 8889億円 -1461億円
09月30日 3666億円 +1211億円 1兆0350億円 -3778億円
09月22日 2454億円 +603億円 1兆4129億円 -41億円
09月16日 1851億円 -42億円 1兆4171億円 +115億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
11月01日 1億3935万株 -250万株 2億0710万株 -465万株
10月31日 1億4186万株 +517万株 2億1176万株 -40万株
10月28日 1億3668万株 +1228万株 2億1217万株 -2141万株
10月27日 1億2440万株 +112万株 2億3358万株 -725万株
10月26日 1億2328万株 -462万株 2億4084万株 +744万株
10月25日 1億2790万株 -170万株 2億3340万株 -855万株
10月24日 1億2961万株 +92万株 2億4195万株 -4372万株
10月21日 1億2868万株 -902万株 2億8567万株 +43万株
10月20日 1億3771万株 -2061万株 2億8524万株 +467万株
10月19日 1億5832万株 -87万株 2億8056万株 -1544万株
10月18日 1億5919万株 +552万株 2億9601万株 +0.2万株
10月17日 1億5366万株 -88万株 2億9600万株 -233万株
10月14日 1億5455万株 +1814万株 2億9834万株 -339万株
10月13日 1億3640万株 -297万株 3億0174万株 -259万株
10月12日 1億3937万株 -716万株 3億0433万株 +670万株
10月11日 1億4653万株 +843万株 2億9763万株 -938万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
株探ニュース
2022/11/06 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―FOMCを転換点に、リバランスに伴うショートカバー優勢の展開に期待
今週の日経225先物は、11月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で相場が転換する可能性が高まりそうだ。米連邦準備理事会(FRB)は11月のFOMCで4会合連続の0.75%利上げを決定すると予想されており、市場の焦点は12月以降の利上げペースの行方となる。
日米株式市場は、米ウォール・ストリート・ジャーナル紙が「11月のFOMCでは、12月会合で利上げペースを減速させるかを議論する」と報じたことをきっかけに需給状況が一変した。メタプラットフォームズ、アルファベット、アマゾン・ドット・コムなど大型テック株が予想を下回る決算が嫌気され急落したものの、利上げペース減速の思惑から長期金利が低下するなか、相場全体としてはリバウンド基調を継続していた。
さらに、28日の米国市場ではアップルが7-9月期決算を発表し、売上高および1株利益が予想を上回ったとして7.5%超上昇し、他のハイテク株に買いが波及する格好となったことで、総崩れしていた大型テック株の業績不安を払拭する格好となった。NYダウは6営業日続伸で2カ月ぶりの高値水準を回復し、ナスダックは25日移動平均線を支持線とした形での反発だった。
シカゴ日経平均先物は日中大阪比495円高の2万7505円で終えており、週明けの東京市場はこれにさや寄せする格好から、ギャップスタートで始まろう。先週の日経225先物は27日に一時2万7620円まで買われる場面があったが、終値では節目の2万7500円を超えられずにいる。また、9月半ば以降は75日線(2万7390円)が上値抵抗線として意識されているため、同水準では戻り待ちのショートも入りやすかった。ナイトセッションで75日線を突破し、節目の2万7500円を捉えてきたことで、75日線を支持線に変えてくる可能性が期待されそうだ。
また、足元の上昇については、米利上げペースの減速を材料視した短期的なロングが積み上がったというよりも、昨年2月以降の景気不透明感を背景としたリスクヘッジに伴うポジションの修正によって、需給状況が変化した可能性がある。NT倍率は先物中心限月で昨年2月に15.68倍まで上昇した後は低下傾向にあり、今年の3月には13.85倍まで低下した。その後は14.00~14.50倍辺りのレンジ推移を継続。そのため、需給が大きく変化することにより、長期的にリバランスが起きる展開も意識されよう。
もっとも、11月のFOMCで12月以降も積極的な利上げペースを続ける方針となれば、市場の失望を招き、足もとのリバウンドに対する反動が生じるだろう。ただし、25日線がサポートとして機能する可能性があり、2万6800円辺りでの底堅さが見られる局面では押し目狙いのスタンスとなるか。一方、予想通り利上げペースが鈍化すれば、いったんは材料出尽くしになったとしても、需給変化による先行きのNT倍率の上昇が想定され、日経平均型優位の展開に向かわせよう。
そのため、日経225先物は5日線を支持線としたオプション権利行使価格の2万7375円をサポートに、節目の2万8000円とのレンジを想定するとともに、9月14日につけた戻り高値2万8470円が射程に入る展開を想定する。一目均衡表において「雲」のねじれが起きるため、テクニカル面ではトレンドが出やすいタイミングでもある。決算発表が本格化する中でヘッジを考慮した動きとなろうが、ショート部分を徐々に減らす形に向かいそうだ。
また、FOMC発表は日本時間の3日未明であり、この日の東京市場は祝日で休場となる。ただし、先物市場では祝日取引によって先回り的な動きが活発化すると考えられ、祝日明け4日は大きなトレンドが出やすい。なお、VIX指数は25.75に低下し、1カ月ぶりに25日線を下回ってきた。いったんは反発が意識されるものの、リスク選好の動きを強めやすいだろう。
そのほか、今週は米国ではFOMC通過後の3日に9月の貿易収支、10月のISM非製造業景況指数、4日には10月の雇用統計が予定されている。FOMCで次回12月の利上げペース鈍化の方針が示されれば、これら指標の結果が予想を下回ったとしても、嫌気される局面では押し目狙いのロング対応を想定しておきたい。
10月第3週(10月17日-21日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週連続で売り越しており、売り越し額は3542億円(前週は759億円の売り越し)だった。なお、現物は4930億円の売り越し(同1524億円の買い越し)と3週ぶりの売り越しであり、先物は1387億円の買い越し(同2283億円の売り越し)と2週ぶりに買い越している。個人は現物と先物の合算で2059億円の買い越しで2週連続の買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で1381億円の買い越しとなり、5週連続の買い越しだった。
経済スケジュールでは、31日に9月商業動態統計、9月鉱工業生産、中国10月製造業PMI、米国10月シカゴ購買部協会景気指数、11月1日に中国10月財新製造業PMI、豪準備銀行(中央銀行)政策金利、米国10月ISM製造業景況指数、2日に米国10月ADP雇用統計、FOMC政策金利、パウエルFRB議長会見、3日に英中銀(MPC)政策金利、中国10月財新サービス業PMI、米国9月貿易収支、米国10月ISM非製造業PMI、米国9月製造業新規受注、4日に米国10月雇用統計などが予定されている。
米決算ではアムコー・テクノロジー、オン・セミコンダクター、アドバンスト・マイクロ・デバイシズ、クアルコム、マイクロチップ・テクノロジーなど半導体企業のほか、ファイザー、ノババックス、アムジェン、モデルナなどバイオ企業の決算が予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
01月限 日経225 28266.57 TOPIX 1988.69
02月限 日経225 27835.60 TOPIX 1965.67
03月限 日経225 25457.94 TOPIX 1808.03
04月限 日経225 27122.37 TOPIX 1904.02
05月限 日経225 25951.24 TOPIX 1838.12
06月限 日経225 28122.81 TOPIX 1955.38
07月限 日経225 26659.58 TOPIX 1890.16
08月限 日経225 28525.62 TOPIX 1963.05
09月限 日経225 28253.40 TOPIX 1957.76
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/12 10月28日 27250 27360 26930 27010 -290
22/12 10月27日 27450 27620 27270 27300 -140
22/12 10月26日 27220 27590 27160 27440 +180
22/12 10月25日 26920 27330 26850 27260 +300
22/12 10月24日 26920 27310 26790 26960 +60
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/12 10月28日 1901.0 1909.0 1881.51886.5 -17.5
22/12 10月27日 1919.0 1929.0 1900.5 1904.0 -14.5
22/12 10月26日 1906.0 1926.5 1900.5 1918.5 +10.0
22/12 10月25日 1882.0 1913.5 1879.0 1908.5 +24.5
22/12 10月24日 1886.5 1906.0 1876.0 1884.0 -1.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日比
10月28日(12月限) 27505 +495
10月27日(12月限) 27075 -225
10月26日(12月限) 27380 -60
10月25日(12月限) 27555 +295
10月24日(12月限) 27145 +185
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
10月21日 4611億円 -962億円 8105億円 -487億円
10月14日 5574億円 +768億円 8592億円 -296億円
10月07日 4805億円 +1138億円 8889億円 -1461億円
09月30日 3666億円 +1211億円 1兆0350億円 -3778億円
09月22日 2454億円 +603億円 1兆4129億円 -41億円
09月16日 1851億円 -42億円 1兆4171億円 +115億円
09月09日 1893億円 -676億円 1億4056億円 +1795億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
10月26日 1億2328万株 -462万株 2億4084万株 +744万株
10月25日 1億2790万株 -170万株 2億3340万株 -855万株
10月24日 1億2961万株 +92万株 2億4195万株 -4372万株
10月21日 1億2868万株 -902万株 2億8567万株 +43万株
10月20日 1億3771万株 -2061万株 2億8524万株 +467万株
10月19日 1億5832万株 -87万株 2億8056万株 -1544万株
10月18日 1億5919万株 +552万株 2億9601万株 +0.2万株
10月17日 1億5366万株 -88万株 2億9600万株 -233万株
10月14日 1億5455万株 +1814万株 2億9834万株 -339万株
10月13日 1億3640万株 -297万株 3億0174万株 -259万株
10月12日 1億3937万株 -716万株 3億0433万株 +670万株
10月11日 1億4653万株 +843万株 2億9763万株 -938万株
10月07日 1億3810万株 +1173万株 3億0701万株 -2784万株
10月06日 1億2637万株 +3193万株 3億3485万株 +734万株
10月05日 9443万株 -653万株 3億2751万株 -2324万株
10月04日 1億0096万株 -113万株 3億5075万株 -623万株
10月03日 1億0210万株 +426万株 3億5699万株 -1131万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
株探ニュース
2022/10/30 17:00