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みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―2万8000円~2万8375円のレンジを想定、2万8500円に切り上がる公算も 「2万8000円~2万8375円のレンジを想定、2万8500円に切り上がる公算も」  今週の日経225先物は、2万8000円を支持線に、3月30日と6月10日につけたダブルトップ水準の2万8350円を目先的なターゲットとしたトレンド形成が見込まれる。5日に発表された7月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が52.8万人増と、25万人増程度を見込んでいたコンセンサスを大きく上回った。堅調な労働需要が示されリセッション(景気後退)懸念が和らぎ、米連邦準備理事会(FRB)がインフレ抑制に向けて積極的に利上げを継続するとの見方が強まった。これを受けた米国市場は金利上昇を警戒した売りが先行する格好となったが、一方でリセッション懸念が後退したことで底堅さは意識された。  シカゴ日経平均先物は日中大阪比35円安の2万8135円、日経225先物のナイトセッションが同60円安の2万8110円だったことから、週明けの東京市場はやや利食い優勢の展開で始まることになろう。ただし、2万8000円を上回って取引を終えていることもあり、同水準がサポートとして意識されることになりそうだ。また、米国市場ではNYダウがプラスで終えたほか、 S&P500、ナスダックは下落ながらも陽線で終えており、押し目買い意欲の強さが窺えた。  米国では10日に7月の消費者物価指数(CPI)の発表が予定されている。11日は山の日の祝日で東京市場は休場となるため、様子見ムードが強まる可能性がある。とはいえ、9月の連邦公開市場委員会(FOMC)までまだ期間があることに加え、自社株買い、CTA(商品投資顧問)のフローも相まって、下値の堅さが想定される。  ナスダックの下落によって週初こそ、ハイテクセクターなどは利食い優勢で始まる可能性はあるが、8日には指数インパクトの大きい東京エレクトロン <8035> [東証P]、ソフトバンクグループ <9984> [東証P]の決算発表が予定されている。特に東京エレクトロンについては、相対的な出遅れ感が意識されている。決算内容がネガティブサプライズでなければ修正リバウンドも期待され、これが日経平均型の強い動きにつながる可能性もあろう。  日経225先物は、先週の上昇で心理的な抵抗線だった2万8000円を上回ってきたが、これによりCTAのリバランスに伴う株式買いが強まる可能性があるほか、ロングオンリーのファンドも6月の急落局面で解消したポジションを戻す動きを一段と迫られることになろう。7月半ば以降の保ち合いレンジを上放れてきたことで、押し目待ち狙いの買いが下値を切り上げてくる動きもありそうだ。そのため、レンジとしてはオプション権利行使価格の2万8000円~2万8375円を想定。ダブルトップ水準を捉えてくる局面では、上のターゲットを2万8500円に切り上げたい。  VIX指数は21.15に低下した。4月20日以来の水準まで切り下がってきており、リスク選好へ傾かせよう。52週移動平均線を抵抗線に変えてきたため、トレンドとしては4月前半につけた18.57倍辺りが意識されてくる。また、先週のNT倍率は先物中心限月で14.46倍に上昇し、52週線を明確に上放れ、1月高値水準を回復した。いったんは達成感からリバランスも想定されるが、昨年9月以降の抵抗線だった14.60倍台に向けたトレンド形成に期待。ハイテク株の出遅れ修正が見込まれるなか、リバランスによりNT倍率が低下する局面では、引き続きNTロング(日経225先物買い・TOPIX先物売り)のポジションを積み上げるタイミングと見ておきたい。  7月第4週(7月25日-29日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週ぶりに売り越しており、売り越し額は1483億円(前週は8856億円の買い越し)だった。なお、現物は3083億円の売り越し(同1919億円の買い越し)と2週ぶりの売り越しであり、先物は1599億円の買い越し(同6937億円の買い越し)と2週連続で買い越している。個人は現物と先物の合算で266億円の売り越しで、4週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で29億円の売り越しとなり、2週連続の売り越しだった。  経済スケジュールでは、8日に7月景気ウオッチャー調査、9日に米国4-6月期非農業部門労働生産性、10日に中国7月消費者物価指数(CPI)、中国7月生産者物価指数(PPI)、米国7月CPI、米国6月卸売売上高、11日に米国7月PPI、12日に米国7月輸出入物価指数、米国8月ミシガン大学消費者態度指数などが予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 01月限 日経225 28266.57  TOPIX  1988.69 02月限 日経225 27835.60  TOPIX  1965.67 03月限 日経225 25457.94  TOPIX  1808.03 04月限 日経225 27122.37  TOPIX  1904.02 05月限 日経225 25951.24  TOPIX  1838.12 06月限 日経225 28122.81  TOPIX  1955.38 07月限 日経225 26659.58  TOPIX  1890.16 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/09 08月05日  27960  28180  27820  28170  +220 22/09 08月04日  27730  28010  27700  27950  +240 22/09 08月03日  27610  27920  27580  27710  +40 22/09 08月02日  28000  28070  27510  27670  -330 22/09 08月01日  27790  28000  27730  28000  +250 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/09 08月05日  1935.5  1947.5  1925.0  1947.0  +13.0 22/09 08月04日  1928.5  1947.5  1927.5  1934.0  +6.5 22/09 08月03日  1925.0  1946.0  1921.5  1927.5  -2.5 22/09 08月02日  1961.5  1967.0  1921.5  1930.0  -30.5 22/09 08月01日  1939.5  1960.5  1936.0  1960.5  +23.0 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日比 08月05日(09月限)  28135  -35 08月04日(09月限)  27870  -80 08月03日(09月限)  27975  +265 08月02日(09月限)  27745  +75 08月01日(09月限)  27885  -115 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 07月29日    2884億円  -734億円  9344億円  -149億円 07月22日    3619億円  -646億円  9493億円  +1825億円 07月15日    4266億円  -965億円  7668億円  -1430億円 07月08日    5231億円  +463億円  9098億円  +2426億円 07月01日    4768億円 +2043億円  6671億円  -907億円 06月24日    2725億円  +270億円  7579億円  -1360億円 06月17日    2454億円  +319億円  8939億円  -1331億円 06月10日    2135億円  -346億円 1兆0271億円  -1039億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 08月03日    6730万株    +18万株  3億2858万株   -675万株 08月02日    6711万株   -157万株  3億3533万株   -1516万株 08月01日    6868万株    -6万株  3億5049万株   +2546万株 07月29日    6875万株   -723万株  3億2503万株   +287万株 07月28日    7599万株    -95万株  3億2215万株   -1521万株 07月27日    7694万株   -994万株  3億3736万株   +89万株 07月26日    8688万株   +105万株  3億3647万株   +675万株 07月25日    8583万株    -5万株  3億2971万株   +300万株 07月22日    8589万株   -325万株  3億2671万株   +2041万株 07月21日    8914万株   -538万株  3億0629万株   +1310万株 07月20日    9453万株   -2021万株  2億9319万株   +2261万株 07月19日  1億1475万株   +166万株  2億7057万株   +421万株 07月15日  1億1309万株   -232万株  2億6636万株   -1361万株 07月14日  1億1541万株    +60万株  2億7997万株   -419万株 07月13日  1億1480万株   -290万株  2億8416万株   -227万株 07月12日  1億1771万株   +118万株  2億8644万株   -3962万株 07月11日  1億1652万株   -3784万株  3億2607万株   +215万株 ■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分) 【2022年】 1月14日  701億円 1月25日  701億円 2月14日  701億円 3月07日  701億円 4月07日  701億円 5月19日  701億円 6月13日  701億円 6月17日  701億円 株探ニュース 2022/08/07 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―2万8000円水準での底固め意識しつつ、6月高値2万8350円を目先的なターゲットに 「2万8000円水準での底固め意識しつつ、6月高値2万8350円を目先的なターゲットに」  今週の日経225先物は、オプション権利行使価格の2万7750円~2万8125円と2万8000円水準での底固めを意識しつつ、6月10日高値の2万8350円を目先的なターゲットとした相場展開が見込まれる。ただし、決算発表がピークを迎えるなか、主要企業の決算の影響を受けやすくポジションは傾けづらい需給状況となろう。 29日の米国市場ではNYダウが3日続伸し6月以来の高値水準を回復し、強いリバウンド基調を継続しているナスダックも、6月2日につけた戻り高値を突破してきた。  米国では28日の取引終了後に予想を上回る決算を発表したアマゾン・ドット・コムが10%を超える上昇で指数をけん引したほか、アップルが3%を超える上昇で5月以来の高値水準を回復した。アマゾンやアップルの決算評価については先週末の時点で織り込まれているものの、ナスダックが6月高値を超えてきたことで、日経225先物も6月半ばの急落分を完全に埋めにくる展開への期待が高まりやすいだろう。  ただし、先週の東証プライムの売買高は週後半の28日、29日に10億株を超えており、2万8000円を捉える局面でロングオンリーのファンドによる資金流入が強まったと考えられる。ピークと見るのは時期尚早だが、決算発表がピークを迎えるなか、再び10億株を割り込んでくるようだと、次第にこう着感が強まる可能性はあるだろう。  また、29日取引終了後に決算を発表した主力企業では、ソニーグループ <6758> [東証P]が2023年3月期の連結営業利益を1兆1600億円→1兆1100億円(前期比7.7%減)に下方修正した。さらに富士通 <6702> [東証P]の第1四半期(4-6月)連結営業利益は前年同期比24.1%減の256億円で着地し、コンセンサスを下回る進捗だった。ハイテクセクターの弱い動きは日経平均型の重荷となる可能性がある点には注意する必要があろう。  なお、29日に発表された6月の米個人消費支出(PCE)では、PCE総合価格指数が前月比1%上昇、前年同月比では6.8%上昇だった。コア価格指数は前月比0.6%上昇となり、いずれも予想を0.1ポイント程度上回った。28日発表の米4-6月国内総生産(GDP)速報値は2四半期連続のマイナスだったが、米国市場の反応は、米連邦準備理事会(FRB)が利上げペースを緩めるとの見方が強まり、買い優勢の展開だった。そのため、雇用統計など重要な経済指標の発表を控えてはいるものの下値の堅さは意識されやすく、押し目待ちの買い意欲は強いだろう。  一方、米国のこうした流れを受けて、円相場は円高傾向を見せてきた。7月14日には1ドル=140円に迫った円安水準から、足元では132円台半ばまで円高に振れる場面も見られている。日米金利差を狙った資金のリバランスも意識されやすく、相対的にTOPIX型に売りが出やすい需給状況となる可能性がありそうだ。  なお、VIX指数は21.33に低下した。4月21日以来の水準まで低下しており、リスク選好の動きは継続するだろう。これまで支持線として機能していた52週移動平均線を下回ってきたことで、トレンドとしては4月4日につけた18.45倍辺りが意識されてくる。また、13週線の切り下がりによって26週線とのデッドクロスが迫っている。同線のデッドクロス示現となれば昨年6月以来となるため、一段とリスクオンに向かわせよう。  先週末のNT倍率は先物中心限月で14.32倍に上昇した。14.17~14.19倍に位置する13週、26週線を支持線に、14.28倍辺りに位置していた抵抗線の52週線を突破してきた。ソニーグループの決算影響により、いったんは低下が見込まれるが、52週線水準で底堅い動きを見せてくるようなら、NTロングのポジションを組成するタイミングになりそうだ。先高期待は高まるものの決算発表がピークを迎えるなかではポジションは傾けづらく、ヘッジを考慮したスプレッド狙いからもNTロングが意識されそうだ。  7月第3週(7月19日-22日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週ぶりに買い越しており、買い越し額は8856億円(前週は1867億円の売り越し)だった。なお、現物は1919億円の買い越し(同1443億円の売り越し)と2週ぶりの買い越しであり、先物は6937億円の買い越し(同424億円の売り越し)と2週ぶりに買い越している。個人は現物と先物の合算で7632億円の売り越しで、3週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で44億円の売り越しとなり、2週ぶりの売り越しだった。  経済スケジュールでは、8月1日に中国7月財新製造業購買担当者景気指数(PMI)、米国7月製造業(PMI)改定値、米国7月ISM製造業景況指数、2日に豪準備銀行(中央銀行)政策金利発表、3日に中国7月財新サービス部門PMI、米国7月ISM非製造業景況指数、4日にイングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表、米国6月貿易収支、5日に6月景気動向指数、米国7月雇用統計などが予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 01月限 日経225 28266.57  TOPIX  1988.69 02月限 日経225 27835.60  TOPIX  1965.67 03月限 日経225 25457.94  TOPIX  1808.03 04月限 日経225 27122.37  TOPIX  1904.02 05月限 日経225 25951.24  TOPIX  1838.12 06月限 日経225 28122.81  TOPIX  1955.38 07月限 日経225 26659.58  TOPIX  1890.16 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/09 07月29日  27840  28000  27600  27750  -60 22/09 07月28日  27770  28050  27630  27810  +50 22/09 07月27日  27670  27760  27400  27760  +110 22/09 07月26日  27690  27800  27520  27650  -50 22/09 07月25日  27910  27950  27560  27700  -190 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/09 07月29日  1949.5  1959.5  1933.5  1937.5  -9.0 22/09 07月28日  1949.0  1966.0  1938.5  1946.5  -1.0 22/09 07月27日  1945.0  1949.5  1931.5  1947.5  +3.5 22/09 07月26日  1944.0  1953.0  1938.0  1944.0  +0.5 22/09 07月25日  1958.0  1960.0  1935.0  1943.5  -14.0 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日比 07月29日(09月限)  27975  +225 07月28日(09月限)  27850  +40 07月27日(09月限)  28020  +260 07月26日(09月限)  27415  -235 07月25日(09月限)  27755  +55 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 07月22日    3619億円  -646億円  9493億円  +1825億円 07月15日    4266億円  -965億円  7668億円  -1430億円 07月08日    5231億円  +463億円  9098億円  +2426億円 07月01日    4768億円 +2043億円  6671億円  -907億円 06月24日    2725億円  +270億円  7579億円  -1360億円 06月17日    2454億円  +319億円  8939億円  -1331億円 06月10日    2135億円  -346億円 1兆0271億円  -1039億円 06月03日    2481億円  -736億円 1兆1310億円  +2769億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 07月27日    7694万株   -994万株  3億3736万株   +89万株 07月26日    8688万株   +105万株  3億3647万株   +675万株 07月25日    8583万株    -5万株  3億2971万株   +300万株 07月22日    8589万株   -325万株  3億2671万株   +2041万株 07月21日    8914万株   -538万株  3億0629万株   +1310万株 07月20日    9453万株   -2021万株  2億9319万株   +2261万株 07月19日  1億1475万株   +166万株  2億7057万株   +421万株 07月15日  1億1309万株   -232万株  2億6636万株   -1361万株 07月14日  1億1541万株    +60万株  2億7997万株   -419万株 07月13日  1億1480万株   -290万株  2億8416万株   -227万株 07月12日  1億1771万株   +118万株  2億8644万株   -3962万株 07月11日  1億1652万株   -3784万株  3億2607万株   +215万株 07月08日  1億5437万株   +805万株  3億2391万株   -1139万株 07月07日  1億4631万株   -1077万株  3億3530万株   +3012万株 07月06日  1億5709万株   +857万株  3億0518万株   +1512万株 07月05日  1億4852万株   -288万株  2億9005万株   +2660万株 07月04日  1億5140万株   -133万株  2億6344万株   +3048万株 ■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分) 【2022年】 1月14日  701億円 1月25日  701億円 2月14日  701億円 3月07日  701億円 4月07日  701億円 5月19日  701億円 6月13日  701億円 6月17日  701億円 株探ニュース 2022/07/31 17:16 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―日米決算とFOMC結果見極めで手掛けづらいものの、6月高値を意識したスタンス 「日米決算とFOMC結果見極めで手掛けづらいものの、6月高値を意識したスタンス」  今週の日経225先物は、本格化する日米決算の影響を受けやすい相場展開になりそうだ。先週は米国市場でのリスク選好の強まりを受けて、7営業日続伸で22日には2万7940円と節目の2万8000円に迫る場面があった。日経平均株価は2万7952円まで上昇しており、6月13日の急落局面で空けた窓(2万7389円~2万7795円)を埋めたほか、200日移動平均線を上回ってきた。週足では13週、26週線を支持線として長い陽線を形成しており、週末には52週線もクリアした。ボリンジャーバンド(日足)では+2σを上回ってきたこともあり、いったんは過熱感とともに達成感も意識されやすく、次の手掛かり材料待ちといった局面に入ろう。  足元のリバウンドは、6月半ばの急落局面で解消したポジションを以前の水準に戻す動きと見られる。また、商品相場の調整が続くなか、CTA(商品投資顧問)による株式を買い戻すリバランスもあったであろう。6月の急落後、ほぼ1カ月程度は26~27日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)での1%利上げ観測が高まるなどポジションを傾けづらく、明確な底打ち感も見極めづらかった。その間の日経225先物は2万5550円~2万7000円辺りでのレンジ推移を継続していたため、ロングを入れづらい状況であった。  ただし、20日の750円高で一気に2万7000円を明確にクリアすると、その後は断続的に裁定などプログラム買いが入り、これといった調整もないままリバウンド基調を強めていた。日中はこう着感の強い動きではあったものの、引けにかけてロングオーダーを消化する動きにより、陽線を形成する格好だった。  先週までの上昇で6月の急落局面で解消したロングポジションは、ほぼ以前の水準まで積み上げたと見られ、買いの勢いは鈍りそうだ。とはいえ、足元の上昇はニュートラルに戻った程度であり、大きくロングに傾いている需給状況ではないだろう。そのため、短期的な達成感から利食い優勢の動きとなったとしても、下値の堅さは意識されやすいと考えられる。  今週は改めてFOMCの結果待ちといったムードが強まる可能性はあるものの、先週までの上昇を見る限り、FOMC通過後を睨んだ動きであった。FOMCに対する警戒感よりも、主要企業の決算に関心が集まりやすい。米国では先週、テスラ、ネットフリックスの決算を受けて過度な警戒感が後退したものの、週末の米国市場ではスナップが予想を下回る決算が嫌気されて40%近く急落するなど、一気に警戒感を強めた。  今週はマイクロソフトやアルファベット、メタ・プラットフォームズ、アップル、アマゾン・ドット・コムといった大型テック株の決算発表が予定されているほか、国内ではエムスリー <2413> [東証P]や信越化学工業 <4063> [東証P]、ファナック <6954> [東証P]、ソニーグループ <6758> [東証P]といった指数インパクトの大きい値がさ株の決算発表が予定されている。直近では決算評価の動きによってファーストリテイリング <9983> [東証P]が日経平均株価をけん引していたこともあり、これらの決算反応を見極めたいところだろう。  シカゴ日経平均先物はスナップの急落を受けたハイテク株の下落影響により、日中大阪比250円安の2万7640だった。そのため、週明けはこれにサヤ寄せする形から売り先行で始まり、売り一巡後の底堅さを見極めることになりそうだ。2万7590円辺りに5日線が位置しているため、同水準を支持線に節目の2万8000円とのレンジとなろう。ただし、6月10日の高値2万8350円を意識したトレンド形成により、下値の堅さが意識されるようであれば、オプション権利行使価格の2万7500~2万8375円水準のレンジを想定しておきたい。  VIX指数は低下傾向を継続しており、22日には一時22.41と4月下旬以来の水準まで低下してきた。ナスダックは大幅反落したが、前日までの上昇で75日線を捉え、6月の戻り高値水準まで戻しており、利食いは想定内。決算の内容やFOMCでの1%利上げといったサプライズも警戒され、楽観視はできないものの、日経225先物でも6月高値が意識されやすいだろう。なお、週末の米国市場では月末のリバランスの商いが入る。7月の強い値動きによってリバランスに伴う売りが観測される点は意識しておきたい。  先週のNT倍率は14.24倍だった。7月11日の18.93倍をボトムにリバウンドが強まっており、6月6日につけた14.42倍をターゲットとしたトレンド形成である。決算本格化でポジションを傾けづらい状況のなか、NTロングによるスプレッド狙いのトレードが入りそうだ。  7月第2週(7月11日-15日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週ぶりに売り越しており、売り越し額は1867億円(前週は1兆1890億円の買い越し)だった。なお、現物は1443億円の売り越し(同4307億円の買い越し)と2週ぶりの売り越しであり、先物は424億円の売り越し(同7582億円の買い越し)と3週ぶりに売り越している。個人は現物と先物の合算で80億円の売り越しで、2週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で16億円の買い越しとなり、2週ぶりの買い越しだった。  経済スケジュールでは、26日に米国5月ケース・シラー住宅価格指数、米国7月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)、米国7月リッチモンド連銀製造業指数、27日に米国6月耐久財受注、FOMC政策金利発表、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長会見、28日に独7月消費者物価指数(CPI)速報値、米国4-6月期国内総生産(GDP)、29日に6月商業動態統計、米国6月個人消費支出(PCEコア・デフレーター)、米国7月シカゴ購買部協会景気指数、米国7月ミシガン大学消費者態度指数確報値などが予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 01月限 日経225 28266.57  TOPIX  1988.69 02月限 日経225 27835.60  TOPIX  1965.67 03月限 日経225 25457.94  TOPIX  1808.03 04月限 日経225 27122.37  TOPIX  1904.02 05月限 日経225 25951.24  TOPIX  1838.12 06月限 日経225 28122.81  TOPIX  1955.38 07月限 日経225 26659.58  TOPIX  1890.16 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/09 07月22日  27760  27940  27650  27890  +110 22/09 07月21日  27690  27810  27460  27780  +100 22/09 07月20日  26980  27700  26900  27680  +750 22/09 07月19日  26730  27030  26700  26930  +170 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/09 07月22日  1952.5  1958.5  1942.5  1957.5  +5.5 22/09 07月21日  1949.0  1952.5  1931.0  1952.0  +4.0 22/09 07月20日  1903.0  1948.5  1899.0  1948.0  +48.0 22/09 07月19日  1887.5  1907.0  1887.0  1900.0  +10.0 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日比 07月22日(09月限)  27640  -250 07月21日(09月限)  27865  +85 07月20日(09月限)  27575  -105 07月19日(09月限)  27365  +435 07月18日(09月限)  26920  +160 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 07月15日    4266億円  -965億円  7668億円  -1430億円 07月08日    5231億円  +463億円  9098億円  +2426億円 07月01日    4768億円 +2043億円  6671億円  -907億円 06月24日    2725億円  +270億円  7579億円  -1360億円 06月17日    2454億円  +319億円  8939億円  -1331億円 06月10日    2135億円  -346億円 1兆0271億円  -1039億円 06月03日    2481億円  -736億円 1兆1310億円  +2769億円 05月27日    3217億円  +108億円  8541億円  +1463億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 07月20日    9453万株   -2021万株  2億9319万株   +2261万株 07月19日  1億1475万株   +166万株  2億7057万株   +421万株 07月15日  1億1309万株   -232万株  2億6636万株   -1361万株 07月14日  1億1541万株    +60万株  2億7997万株   -419万株 07月13日  1億1480万株   -290万株  2億8416万株   -227万株 07月12日  1億1771万株   +118万株  2億8644万株   -3962万株 07月11日  1億1652万株   -3784万株  3億2607万株   +215万株 07月08日  1億5437万株   +805万株  3億2391万株   -1139万株 07月07日  1億4631万株   -1077万株  3億3530万株   +3012万株 07月06日  1億5709万株   +857万株  3億0518万株   +1512万株 07月05日  1億4852万株   -288万株  2億9005万株   +2660万株 07月04日  1億5140万株   -133万株  2億6344万株   +3048万株 07月01日  1億5273万株   +1353万株  2億3295万株   -177万株 06月30日  1億3920万株   +5248万株  2億3473万株   -2395万株 06月29日    8671万株   +586万株  2億5868万株   -865万株 06月28日    8085万株   +569万株  2億6733万株   +1986万株 06月27日    7515万株    -48万株  2億4747万株   -156万株 ■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分) 【2022年】 1月14日  701億円 1月25日  701億円 2月14日  701億円 3月07日  701億円 4月07日  701億円 5月19日  701億円 6月13日  701億円 6月17日  701億円 株探ニュース 2022/07/24 17:10 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―FOMC明け後を想定したロングを取りに行く動きが強まる可能性 「FOMC明け後を想定したロングを取りに行く動きが強まる可能性」  今週の日経225先物は、引き続き26-27日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)を前にした利上げ幅を巡る思惑や、本格化する企業決算を受けた米国市場の動向を睨みながらの相場展開となろう。15日の米国市場は足元での1%の利上げを織り込む流れが和らぎ、NYダウは6営業日ぶりに反発し、上値を抑えられていた25日移動平均線を上抜いた。また、ナスダックも25日線を突破してきた。  6月の米小売売上高が前月比1.0%増と市場予想(0.9%増程度)を上回ったほか、7月の米ミシガン大学消費者態度指数の改善により、景気敏感株や消費関連株を中心に買われた。また、シティグループが予想を上回る決算を受けて買われるなか、前日に予想を下回る減益決算が嫌気され3%を超える下落となったJPモルガン・チェースも買い直されるなど、他の金融株へ買いが波及。そのほか、アマゾン・ドット・コム、メタプラットフォームズといった大型テック株のほか、アドバンスト・マイクロ・デバイシズ、エヌビディアなど半導体株も軒並み上昇した。  これを受けて、シカゴ日経平均先物は日中大阪比220円高の2万6980円だった。週明けの米国市場次第の面はあるが、3連休明け後の東京市場で、日経225先物は節目の2万7000円を意識した相場展開が見込まれよう。先週の日経225先物は週前半の調整分を週末にかけての上昇で埋める格好だった。リバランス中心であったと見られるが、週末には上値抵抗線として意識された75日線を捉え、ナイトセッションで同線を上回ってきた。5月13日安値2万5480円と6月20日安値2万5450円との2点底形成後は下値切り上げのトレンドを形成しており、煮詰まり感が台頭。今週は保ち合い上放れを睨んだトレンド形成が意識されやすいだろう。  また、米国では18日にバンク・オブ・アメリカ、19日にジョンソン・エンド・ジョンソン、ネットフリックス、20日にはアルコア、テスラ、ツイッターなどの決算発表が予定されている。決算反応で相場の流れが一変する可能性があり、新規のポジションは積極的には取りづらい状況ではある。ただし、VIX指数は低下傾向を見せており、15日には24.23と6月8日以来の水準まで低下した。日経225先物が6月に戻り高値2万8350円をつけた以来の時点まで低下してきたことで、リスク選好に向かいやすいところだ。  日経225先物は2万8350円から6月20日には2万5450円まで急落したわけだが、その後は2万7000円で上値を抑えられ、保ち合いが続いていた。下値切り上げに伴い、抵抗線を突破してくるなか、商品市況では調整も見られ、CTA(商品投資顧問)によるリバランスに伴う株式市場へのショートカバーが強まりやすいだろう。また、ロングオンリーのファンドも6月の急落局面でロングポジションをほとんど解消していたと見られ、改めてロングポジションを持ち直す動きが強まりそうである。  7月のFOMC通過までは手掛けづらい状況であるが、通過後は次回FOMCまで2カ月空くことから、いったんはアク抜けが意識されやすい。そのため、FOMC明け後を想定したロングを取りに行く動きが強まる可能性はありそうだ。先週のNT倍率は先物中心限月で14.15倍に上昇した。6月6日の14.42倍からの調整トレンドラインの上限を捉えてきたことで、NTロングのポジションに向かわせよう。  一目均衡表では「雲」下限を捉えてきたが、今週は「雲」のねじれが起きるタイミングに入るため、テクニカル上ではトレンドが出やすい。遅行スパンが実線を下から上に突き抜ける“上方シグナル”を発生させてくる可能性もあり、オプション権利行使価格の2万7000円を中心とした2万6750円~2万7250円のレンジを想定し、2万7250円を捉えてくる局面では、2万7500円にレンジを切り上げたい。  7月第1週(7月4日-8日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では4週ぶりに買い越しており、買い越し額は1兆1890億円(前週は2682億円の売り越し)だった。なお、現物は4307億円の買い越し(同3673億円の売り越し)と4週ぶりの買い越しであり、先物は7582億円の買い越し(同990億円の買い越し)と2週連続で買い越している。個人は現物と先物の合算で4852億円の売り越しで、2週ぶりの売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で3825億円の売り越しとなり、4週ぶりの売り越しだった。  経済スケジュールでは、18日に米国7月NAHB住宅市場指数、米国5月対米証券投資、19日に米国6月住宅着工件数、米国6月建設許可件数、20日に米国6月中古住宅販売件数、21日に日銀金融政策決定会合(2日目)、欧州中央銀行(ECB)政策金利、米国7月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、22日に米国7月製造業購買担当者景気指数(PMI)などが予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 01月限 日経225 28266.57  TOPIX  1988.69 02月限 日経225 27835.60  TOPIX  1965.67 03月限 日経225 25457.94  TOPIX  1808.03 04月限 日経225 27122.37  TOPIX  1904.02 05月限 日経225 25951.24  TOPIX  1838.12 06月限 日経225 28122.81  TOPIX  1955.38 07月限 日経225 26659.58  TOPIX  1890.16 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/09 07月15日  26720  26860  26420  26760  +60 22/09 07月14日  26430  26710  26210  26700  +260 22/09 07月13日  26290  26550  26240  26440  +160 22/09 07月12日  26680  26810  26250  26280  -370 22/09 07月11日  26620  27040  26520  26650  +40 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/09 07月15日  1892.5  1901.0  1871.5  1890.0   0.0 22/09 07月14日  1886.0  1895.5  1868.5  1890.0  +4.5 22/09 07月13日  1879.5  1900.5  1876.0  1885.5  +7.0 22/09 07月12日  1908.0  1917.5  1877.5  1878.5  -27.5 22/09 07月11日  1894.5  1925.0  1889.0  1906.0  +11.5 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日比 07月15日(09月限)  26980  +220 07月14日(09月限)  26700   0 07月13日(09月限)  26485  +45 07月12日(09月限)  26435  +155 07月11日(09月限)  26585  -65 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 07月08日    5231億円  +463億円  9098億円  +2426億円 07月01日    4768億円 +2043億円  6671億円  -907億円 06月24日    2725億円  +270億円  7579億円  -1360億円 06月17日    2454億円  +319億円  8939億円  -1331億円 06月10日    2135億円  -346億円 1兆0271億円  -1039億円 06月03日    2481億円  -736億円 1兆1310億円  +2769億円 05月27日    3217億円  +108億円  8541億円  +1463億円 05月20日    3108億円  +261億円  7078億円  -63億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 07月13日  1億1480万株   -290万株  2億8416万株   -227万株 07月12日  1億1771万株   +118万株  2億8644万株   -3962万株 07月11日  1億1652万株   -3784万株  3億2607万株   +215万株 07月08日  1億5437万株   +805万株  3億2391万株   -1139万株 07月07日  1億4631万株   -1077万株  3億3530万株   +3012万株 07月06日  1億5709万株   +857万株  3億0518万株   +1512万株 07月05日  1億4852万株   -288万株  2億9005万株   +2660万株 07月04日  1億5140万株   -133万株  2億6344万株   +3048万株 07月01日  1億5273万株   +1353万株  2億3295万株   -177万株 06月30日  1億3920万株   +5248万株  2億3473万株   -2395万株 06月29日    8671万株   +586万株  2億5868万株   -865万株 06月28日    8085万株   +569万株  2億6733万株   +1986万株 06月27日    7515万株    -48万株  2億4747万株   -156万株 06月24日    7563万株   -350万株  2億4903万株   -11万株 06月23日    7914万株   +1517万株  2億4892万株   -669万株 06月22日    6397万株    +56万株  2億5561万株   -2201万株 06月21日    6340万株   -720万株  2億7762万株   -641万株 06月20日    7060万株   +381万株  2億8404万株   -2258万株 ■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分) 【2022年】 1月14日  701億円 1月25日  701億円 2月14日  701億円 3月07日  701億円 4月07日  701億円 5月19日  701億円 6月13日  701億円 6月17日  701億円 株探ニュース 2022/07/18 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―米国のセンチメントに変化が見られ、2万7000円を再度試す展開へ 「米国のセンチメントに変化が見られ、2万7000円を再度試す展開へ」  今週の日経225先物は、2万7000円を再度試す展開が意識されやすいだろう。先週は週末の上場投資信託(ETF)の決算に伴う分配金を確保するための売りが警戒されたが、週半ば以降は先回り的にショートを仕掛けていた向きのカバーが優勢であった。週末には「安倍元首相が撃たれる」との一報が伝わるなかで需給面の混乱が見られたが、ETFに絡んだ需給を吸収したうえで、2万6500円を上回って取引を終えた。結局は週前半の2万6000円~2万6500円から、週後半には2万6500円~2万7000円へのレンジ移行が意識される展開となった。  先週末のランチタイムでは500円近く急落し、ヘッジ売りによって需給が崩れた状況だったが、ナイトセッションではこの急落部分を埋めてきており、需給状況は落ち着いていると見られる。25日移動平均線を回復し、2万6884円辺りに位置している75日線から節目の2万7000円を試す展開に向かいそうだ。6月29日につけた戻り高値2万7220円(ナイトセッションを含む)を捉えてくるようだと、5月13日安値2万5480円と6月20日安値2万5450円との2点底形成を確認するとともに、2万7000円~2万7500円のレンジに切り上がる可能性も高まるため、ショートカバーが強まりそうである。  また、米国市場ではセンチメントに変化が見られてきた。これまで米連邦準備理事会(FRB)による積極的な金融引き締めによって米経済がリセッション(景気後退)に陥るリスクを警戒し、経済指標の結果を受けて大きく相場が振れる需給状況が続いてきた。  そのなかで、先週は6月のFOMC(連邦公開市場委員会)議事要旨が公表された後の米国市場は上昇した。市場は景気後退よりもインフレの悪影響を懸念しており、インフレ抑制を優先するFRBの政策の容認に傾いていると見られる。週末に発表された6月の米雇用統計では、非農業部門の雇用者数が前月比37万2000人増と市場予想(25万人増程度)を上回ったほか、平均時給が前年同月比5.1%上昇と市場予想(5.0%程度)を上回った。この結果を受けてFRBは7月のFOMCで0.75%の利上げに動くとの見方があらためて強まったが、米経済のソフトランディング(軟着陸)への期待も浮上するなど、市場はプラス面に期待して反応した。  今週は13日に、6月の米消費者物価指数(CPI)の発表が予定されている。株式市場では波乱に対する警戒が強まると見られるが、8日のVIX指数は24.64に低下し、これまで支持線として意識されていた75日線を明確に下回ってきた。NYダウ、 S&P500は25日線水準での攻防を見せているが、ナスダックは5営業日続伸で25日線を上回ってきた。韓国サムスン電子の予想を上回る決算をきっかけにテクノロジー業界の減速懸念が後退。ハイテク株でリスクを取りに行く動きが見られており、指数インパクトの大きい東京エレクトロン <8035> [東証P]などへの支援材料になるとともに、日経平均型を押し上げよう。  もっとも、先週末のNT倍率は14.04倍に低下した。トレンドは下向きではあるものの、ランチタイム以降の波乱による影響が大きかったと見られる。上述した米ハイテク株を巡る変化に加え、国内のETFに絡んだ需給が一巡したことにより、リバランスの動きが意識されやすい。そのため、いったんは、NTロング(日経225先物買い、TOPIX先物売り)に向かう可能性があると見ておきたい。参院選が通過し、政策期待なども高まりやすくなると考えられ、これに伴う海外勢によるインデックスに絡んだ資金流入も呼び込みそうだ。  6月第5週(6月27日-7月1日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週連続で売り越しており、売り越し額は2682億円(前週は3237億円の売り越し)だった。なお、現物は3673億円の売り越し(同1656億円の売り越し)と3週連続の売り越しであり、先物は990億円の買い越し(同1581億円の売り越し)と3週ぶりに買い越している。個人は現物と先物の合算で1757億円の買い越しで、2週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で1587億円の買い越しとなり、3週連続の買い越しだった。  経済スケジュールでは、11日に5月機械受注、12日に6月国内企業物価指数、13日に中国6月貿易収支、米国6月消費者物価指数(CPI)、米国地区連銀経済報告(ベージュブック)、14日に5月鉱工業生産(確報値)、米国6月卸売物価指数(PPI)、15日に中国4-6月期 GDP、米国6月小売売上高、米国7月ミシガン大学消費者態度指数速報値などが予定されている。また、米国では、14日にJPモルガン・チェース、モルガン・スタンレー、15日にシティグループ、ブラックロックなど金融企業の決算発表が予定されており、投資家の関心は次第に企業業績に向かうことになろう。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 01月限 日経225 28266.57  TOPIX  1988.69 02月限 日経225 27835.60  TOPIX  1965.67 03月限 日経225 25457.94  TOPIX  1808.03 04月限 日経225 27122.37  TOPIX  1904.02 05月限 日経225 25951.24  TOPIX  1838.12 06月限 日経225 28122.81  TOPIX  1955.38 07月限 日経225 26659.58  TOPIX  1890.16 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/09 07月08日  26470  26860  26390  26610  +120 22/09 07月07日  26150  26530  26030  26490  +490 22/09 07月06日  26340  26340  25900  26000  -340 22/09 07月05日  26170  26520  26100  26340  +160 22/09 07月04日  25880  26320  25870  26180  +350 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/09 07月08日  1880.5  1909.0  1879.5  1894.5  +13.5 22/09 07月07日  1859.0  1884.0  1851.5  1881.0  +32.5 22/09 07月06日  1873.5  1875.5  1845.5  1848.5  -25.5 22/09 07月05日  1869.5  1885.0  1865.0  1874.0  +5.5 22/09 07月04日  1839.0  1877.0  1839.0  1868.5  +31.5 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日比 07月08日(09月限)  26775 +165 07月07日(09月限)  26650  +160 07月06日(09月限)  26265  +265 07月05日(09月限)  26245  -95 07月04日(09月限)  休場 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 07月01日    4768億円 +2043億円  6671億円  -907億円 06月24日    2725億円  +270億円  7579億円  -1360億円 06月17日    2454億円  +319億円  8939億円  -1331億円 06月10日    2135億円  -346億円 1兆0271億円  -1039億円 06月03日    2481億円  -736億円 1兆1310億円  +2769億円 05月27日    3217億円  +108億円  8541億円  +1463億円 05月20日    3108億円  +261億円  7078億円  -63億円 05月13日    2847億円  +105億円  7141億円  +161億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 07月06日  1億5709万株   +857万株  3億0518万株   +1512万株 07月05日  1億4852万株   -288万株  2億9005万株   +2660万株 07月04日  1億5140万株   -133万株  2億6344万株   +3048万株 07月01日  1億5273万株   +1353万株  2億3295万株   -177万株 06月30日  1億3920万株   +5248万株  2億3473万株   -2395万株 06月29日    8671万株   +586万株  2億5868万株   -865万株 06月28日    8085万株   +569万株  2億6733万株   +1986万株 06月27日    7515万株    -48万株  2億4747万株   -156万株 06月24日    7563万株   -350万株  2億4903万株   -11万株 06月23日    7914万株   +1517万株  2億4892万株   -669万株 06月22日    6397万株    +56万株  2億5561万株   -2201万株 06月21日    6340万株   -720万株  2億7762万株   -641万株 06月20日    7060万株   +381万株  2億8404万株   -2258万株 06月17日    6678万株    -39万株  3億0663万株   -2323万株 06月16日    6717万株   -120万株  3億2986万株   -1483万株 06月15日    6838万株   +254万株  3億4469万株   -640万株 06月14日    6584万株    +13万株  3億5110万株   -859万株 06月13日    6570万株   +1075万株  3億5969万株   +1510万株 ■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分) 【2022年】 1月14日  701億円 1月25日  701億円 2月14日  701億円 3月07日  701億円 4月07日  701億円 5月19日  701億円 6月13日  701億円 6月17日  701億円 株探ニュース 2022/07/10 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―米経済指標に対する市場反応と国内売り需要を睨みながらの動きに 「米経済指標に対する市場反応と国内売り需要を睨みながらの動きに」  今週の日経225先物は、週初こそ前週末の米国市場の上昇を引き継ぐ形で買い先行で始まることになろうが、その後は米国の経済指標のほか、これを受けた金融引き締めの動向を巡る思惑から不安定な相場になりそうだ。また、国内の需給要因にも注意を払う必要があろう。  1日の米国市場では、主要な株価指数が上昇した。6月のISM製造業総合景況指数が53に低下し、市場コンセンサス(54.5程度)を下回った。拡大と縮小の境目を示す50は上回っているが、2年ぶりの低水準だったため景気後退懸念が強まり、売り先行で始まった。ただし、同時にFRBによる積極的な金融引き締めへの警戒も和らぐ格好となり、長期金利が低下。下期入りに伴う新規資金の流入なども意識されて、上昇に転じた。  シカゴ日経平均先物(9月限)清算値は、日中大阪比480円高の2万6310円だった。日経225先物のナイトセッションではシカゴ先物にサヤ寄せする格好で、前日比490円高の2万6320円で終えており、前週末の下落分(480円)を吸収して終えた。短期的な資金が中心であるため、リバランスの動きは速く、値幅も出やすい需給状況である。週明け4日はこの流れを受けて買いが先行しそうだ。  ただし、米国の主要な株価指数は上昇したとはいえ、いずれも5日移動平均線水準までの戻りにとどまっており、方向感が変わったというよりは、日本同様、回転の速い資金による商いが中心と見られる。3連休を控え、リバランスの動きも入っていたとようだ。東京市場の週明けは海外勢のフローが限られるため、先週の調整に対するリバランスが意識されやすく、日経225先物は5日線が位置する2万6500円辺りを狙った動きに向かいそうである。  もっとも、今週は米国市場では6日に6月のサービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値、6月ISM非製造業景況指数、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨、7日に6月のADP雇用統計、5月貿易収支、そして8日には6月の雇用統計の発表が予定されている。指標内容の悪化が景気後退の懸念を高める一方で、利上げに対する警戒を和らげることにつながり、長期金利は低下に向かいやすい。市場反応が読みづらいなか、VIX指数の動向などによって市場のセンチメントを測ることになりそうだ。  そのVIX指数は26.70に低下し、再び支持線として機能している75日線水準まで調整してきた。同線を下回ってくるようだと6月8日につけた直近安値23.74を試す展開もありそうだ。リスク回避姿勢は和らぐ可能性もあり、まずは75日線を割り込んでくる局面では、日経225先物の5日線突破から25日、75日線が位置するオプション権利行使価格の2万6875円辺りまでのリバウンドを狙ったロングスタンスに向かいそうだ。  ただし、国内の需給要因として、パッシブ型の上場投資信託(ETF)の決算に伴う分配金の原資を確保するための売りが警戒されている。決算は7月8日に集中しており、主なところではTOPIX型では上場インデックスファンドTOPIX <1308> [東証E]、One ETF トピックス <1473> [東証E]、ダイワ上場投信-トピックス <1305> [東証E]など。日経平均型ではNEXT FUNDS 日経225連動型上場投信 <1321> [東証E]、上場インデックスファンド225 <1330> [東証E]、One ETF 日経225 <1369> [東証E]などで、現物と先物合算で1兆円を超える売り需要が想定されている。これらは決算日当日に行われるため、週半ば以降は先回り的にショートが入りやすいところである。  先週のNT倍率は先物中心限月で14.06倍に低下し、6月半ば以降、支持線として意識されていた14.10倍辺りを明確に下回ってきた。週初は反発を見せてくる可能性は高いが、14.10倍辺りで戻りの鈍さが意識されてくるようだと、5月10日につけた安値13.98倍をターゲットとしてNTショートが強まる可能性がある。指数インパクトの大きい東京エレクトロン <8035> [東証P]などハイテク株の底入れを見極めたいところである。  6月第4週(6月20日- 24日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週連続で売り越しており、売り越し額は3237億円(前週は1兆7156億円の売り越し)だった。なお、現物は1656億円の売り越し(同8044億円の売り越し)と2週連続の売り越しであり、先物は1581億円の売り越し(同9111億円の売り越し)と2週連続で売り越している。個人は現物と先物の合算で1650億円の売り越しで、2週ぶりの売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で791億円の買い越しとなり、2週連続の買い越しだった。  経済スケジュールでは、5日に中国6月財新サービス部門PMI、米国5月製造業新規受注、6日に米国6月サービス部門PMI改定値、米国6月ISM非製造業景況指数、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨、7日に5月景気動向指数、欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨、米国6月ADP雇用統計、米国5月貿易収支、8日に6月景気ウオッチャー調査、米国6月雇用統計などの発表が予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 01月限 日経225 28266.57  TOPIX  1988.69 02月限 日経225 27835.60  TOPIX  1965.67 03月限 日経225 25457.94  TOPIX  1808.03 04月限 日経225 27122.37  TOPIX  1904.02 05月限 日経225 25951.24  TOPIX  1838.12 06月限 日経225 28122.81  TOPIX  1955.38 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/09 07月01日  26240  26500  25810  25830  -480 22/09 06月30日  26700  26850  26290  26310  -370 22/09 06月29日  27070  27220  26650  26680  -390 22/09 06月28日  26850  27070  26660  27070  +300 22/09 06月27日  26430  26890  26410  26770  +290 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/09 07月01日  1859.5  1880.5  1834.0  1837.0  -28.5 22/09 06月30日  1885.0  1896.0  1864.5  1865.5  -19.5 22/09 06月29日  1906.5  1919.5  1885.0  1885.0  -22.5 22/09 06月28日  1884.5  1907.5  1873.0  1907.5  +28.0 22/09 06月27日  1862.0  1893.0  1860.0  1879.5  +14.5 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日比 07月01日(09月限)  26310  +480 06月30日(09月限)  26390  +80 06月29日(09月限)  26705  +25 06月28日(09月限)  26745  -325 06月27日(09月限)  26705  -65 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 06月24日    2725億円  +270億円  7579億円  -1360億円 06月17日    2454億円  +319億円  8939億円  -1331億円 06月10日    2135億円  -346億円 1兆0271億円  -1039億円 06月03日    2481億円  -736億円 1兆1310億円  +2769億円 05月27日    3217億円  +108億円  8541億円  +1463億円 05月20日    3108億円  +261億円  7078億円  -63億円 05月13日    2847億円  +105億円  7141億円  +161億円 05月06日    2741億円  -107億円  6979億円  -314億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 06月29日    8671万株   +586万株  2億5868万株   -865万株 06月28日    8085万株   +569万株  2億6733万株   +1986万株 06月27日    7515万株    -48万株  2億4747万株   -156万株 06月24日    7563万株   -350万株  2億4903万株   -11万株 06月23日    7914万株   +1517万株  2億4892万株   -669万株 06月22日    6397万株    +56万株  2億5561万株   -2201万株 06月21日    6340万株   -720万株  2億7762万株   -641万株 06月20日    7060万株   +381万株  2億8404万株   -2258万株 06月17日    6678万株    -39万株  3億0663万株   -2323万株 06月16日    6717万株   -120万株  3億2986万株   -1483万株 06月15日    6838万株   +254万株  3億4469万株   -640万株 06月14日    6584万株    +13万株  3億5110万株   -859万株 06月13日    6570万株   +1075万株  3億5969万株   +1510万株 06月10日    5494万株   -2894万株  3億4459万株   -3689万株 06月09日    8389万株   +353万株  3億8148万株   +2046万株 06月08日    8035万株   -286万株  3億6102万株   -2229万株 06月07日    8322万株   +1832万株  3億8331万株   +709万株 06月06日    6490万株   +245万株  3億7621万株   -1571万株 ■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分) 【2022年】 1月14日  701億円 1月25日  701億円 2月14日  701億円 3月07日  701億円 4月07日  701億円 5月19日  701億円 6月13日  701億円 6月17日  701億円 株探ニュース 2022/07/03 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―大幅調整の修正リバウンドが持続、ヘッジ対応に伴うロングも入りやすい 「大幅調整の修正リバウンドが持続、ヘッジ対応に伴うロングも入りやすい」  今週の日経225先物は、米国市場が週間ベースで4週ぶりに上昇するなか、引き続き自律反発を狙った動きに向かいそうである。24日の米国市場は、6月のミシガン大消費者マインド指数(確定値)で中長期の期待インフレ率が速報値から下方修正されたことで、インフレがピークに達した兆候を示したとして投資家心理が改善。米セントルイス連銀のブラード総裁がインフレ抑制に向けて利上げ前倒しの必要性を述べる一方で、リセッション(景気後退)入りの確率について議論するのは時期尚早と否定したことが材料視され、主要な株価指数は上昇した。  今週も、28日に6月の米消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)、29日に1-3月期国内総生産(GDP)、30日に5月の米個人所得・支出などの経済指標が発表される予定である。米連邦準備理事会(FRB)による急速な利上げ観測と、それに伴うリセッション懸念は高まる可能性はあるが、まずは6月に入ってからの大幅な調整に対する修正リバウンドを想定しておきたい。また、翌週の7月4日は独立記念日の祝日で米国市場は休場となる。そのため、週後半にかけては商いが細ると見られるが、リバウンド基調の継続によってヘッジ対応に伴うロングが入りやすくなる可能性はありそうだ。  一方で、自律反発の域を脱してくるかを見極める必要はあるだろう。先週は指数インパクトの大きい値がさ株の一角が週後半に反発を見せており、指数をけん引する格好だった。ただし、足元で弱い動きを継続していた東京エレクトロン <8035> [東証P]はリバウンドを見せたとはいえ、ボトム圏でのレンジ推移だった。信越化学工業 <4063> [東証P]も調整トレンドから脱しておらず、これらが底打ちから見直しの動きを強めてくるかが注目されよう。  日経225先物のナイトセッションは2万6830円で終えており、2万6763円辺りに位置していた75日移動平均線を突破し、2万6930円に位置する25日線に接近してきた。週初は25日線および節目の2万7000円を意識した展開が見込まれるものの、同水準を明確に上放れてこないと自律反発の域は脱せず、達成感につながる可能性もある。米国ではNYダウ、S&P500は25日線に接近する一方で、ナスダックは同線を突破してきた。このため、ハイテク株を見直す動きも意識されやすく、指数インパクトの大きい値がさハイテク株がけん引する形で、日経平均型優位の展開が期待される。  また、VIX指数は27.23に低下し、25日線を下回って75日線が位置する26.67に接近している。同線が支持線として意識されることから、リスク選好には向かいづらい面がある。日米各指数ともいったんは達成感につながりやすい一方、トレンド転換となる水準までリバウンドを見せてきているため、強弱感が対立しやすい。出来高は膨らみづらい需給状況ではあるが、達成感を想定したポジションを吸収することができれば、トレンドは強まりやすいと見ておきたい。まずは、オプション権利行使価格の2万6500円~2万7000円のレンジを想定しつつ、25日線水準で底堅い値動きを見せてくるようであれば、権利行使価格の2万7000円~2万7500円への切り上がりが期待される。  また、先週のNT倍率は先物中心限月で14.19倍に上昇し、一時14.23倍と同水準に位置する25日線水準までのリバウンドを見せた。14.08倍と直近のボトム水準である14.10倍を下回った後の上昇であり、リバランスの動きが中心だったと見られる。転換ポイントまで切り上がったことで、再びNTショートに向かいやすい面はあるものの、値がさハイテク株のリバウンド次第ではNTロングに向かうタイミングとなるだろう。  6月第3週(6月13日- 17日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では4週ぶりに売り越しており、売り越し額は1兆7156億円(前週は6372億円の買い越し)だった。なお、現物は8044億円の売り越し(同1823億円の買い越し)と2週ぶりの売り越しであり、先物は9111億円の売り越し(同4548億円の買い越し)と4週ぶりに売り越している。個人は現物と先物の合算で1兆284億円の買い越しで、5週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で1406億円の買い越しとなり、4週ぶりの買い越しだった。  この週は、日銀の政策決定会合を17日に控えて、スイス中銀の予想外の利上げによって、日銀の政策変更観測が浮上するなか、海外投資家が持ち高を解消する動きを加速させた。これにより現物と先物合算で直近3週間での買い越し額を上回る売り越しだった。  海外投資家が持ち高をほぼ解消したと見られるなか、先週は自律反発をみせたが商いは低水準だった。日経225先物は2万7000円接近で強弱感が対立しやすいが、持ち高がゼロに近いなか、押し目では改めて日米金利差を狙った海外勢による資金流入への思惑が高まりやすく、徐々に水準を切り上げてくる動きもありそうだ。  経済スケジュールでは、27日に4月景気動向指数(改定値)、中国1-5月工業企業利益、米国5月耐久財受注、米国5月仮契約住宅販売指数、28日に米国5月卸売在庫、米国6月コンファレンス・ボード消費者信頼感指数、米国6月リッチモンド連銀製造業指数、29日に5月百貨店・スーパー販売額、6月消費動向調査、米国MBA住宅ローン申請指数、米国1-3月期GDP(確定値)、30日に5月鉱工業生産、中国6月製造業購買担当者景気指数(PMI)、米国5月個人所得・支出、米国6月シカゴ購買部協会景気指数、7月1日に日銀短観、中国6月財新製造業PMI、米国6月製造業PMI(改定値)、米国6月ISM製造業景況指数などが予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 01月限 日経225 28266.57  TOPIX  1988.69 02月限 日経225 27835.60  TOPIX  1965.67 03月限 日経225 25457.94  TOPIX  1808.03 04月限 日経225 27122.37  TOPIX  1904.02 05月限 日経225 25951.24  TOPIX  1838.12 06月限 日経225 28122.81  TOPIX  1955.38 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/09 06月24日  26020  26480  25970  26480  +360 22/09 06月23日  26000  26400  25940  26120  +20 22/09 06月22日  26290  26480  26080  26100  -130 22/09 06月21日  25790  26370  25740  26230  +450 22/09 06月20日  25890  26170  25450  25780  ±0 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/09 06月24日  1842.5  1865.0  1837.5  1865.0  +16.0 22/09 06月23日  1842.0  1866.5  1838.5  1849.0  -1.0 22/09 06月22日  1856.5  1874.0  1847.0  1850.0  -3.0 22/09 06月21日  1820.0  1860.0  1817.5  1853.0  +33.5 22/09 06月20日  1829.0  1844.0  1804.0  1819.5  -2.0 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日比 06月24日(09月限)  26870  +390 06月23日(09月限)  26195  +75 06月22日(09月限)  26195  +95 06月21日(09月限)  26440  +210 06月20日(09月限)  休場 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 06月17日    2454億円  +319億円  8939億円  -1331億円 06月10日    2135億円  -346億円 1兆0271億円  -1039億円 06月03日    2481億円  -736億円 1兆1310億円  +2769億円 05月27日    3217億円  +108億円  8541億円  +1463億円 05月20日    3108億円  +261億円  7078億円  -63億円 05月13日    2847億円  +105億円  7141億円  +161億円 05月06日    2741億円  -107億円  6979億円  -314億円 04月28日    2849億円  +246億円  7294億円  -342億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 06月22日    6397万株    +56万株  2億5561万株   -2201万株 06月21日    6340万株   -720万株  2億7762万株   -641万株 06月20日    7060万株   +381万株  2億8404万株   -2258万株 06月17日    6678万株    -39万株  3億0663万株   -2323万株 06月16日    6717万株   -120万株  3億2986万株   -1483万株 06月15日    6838万株   +254万株  3億4469万株   -640万株 06月14日    6584万株    +13万株  3億5110万株   -859万株 06月13日    6570万株   +1075万株  3億5969万株   +1510万株 06月10日    5494万株   -2894万株  3億4459万株   -3689万株 06月09日    8389万株   +353万株  3億8148万株   +2046万株 06月08日    8035万株   -286万株  3億6102万株   -2229万株 06月07日    8322万株   +1832万株  3億8331万株   +709万株 06月06日    6490万株   +245万株  3億7621万株   -1571万株 06月03日    6244万株   -458万株  3億9192万株   +1563万株 06月02日    6703万株    -93万株  3億7629万株   +564万株 06月01日    6797万株   -1629万株  3億7065万株   +952万株 05月31日    8426万株   +165万株  3億6113万株   +1463万株 05月30日    8261万株   -1485万株  3億4650万株   +3305万株 ■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分) 【2022年】 1月14日  701億円 1月25日  701億円 2月14日  701億円 3月07日  701億円 4月07日  701億円 5月19日  701億円 6月13日  701億円 6月17日  701億円 株探ニュース 2022/06/26 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―世界景気のリセッション懸念がくすぶるなか、引き続きボラティリティの高い展開に 「世界景気のリセッション懸念がくすぶるなか、引き続きボラティリティの高い展開に」  今週の日経225先物は、先週の大幅な下落に対する自律反発が意識されるが、各国・地域の金融引き締めにより世界景気のリセッション(景気後退)懸念がくすぶるなか、引き続きボラティリティの高い相場展開が見込まれる。  先週は連日のギャップダウンによって6月10日の高値2万8350円から17日には2万5550円まで下落するなど、波乱の展開だった。5月半ばにつけた2万5480円をボトムにリバウンド基調を継続し、6月10日には3月末の戻り高値2万8350円にツラ合わせしたものの、わずか1週間でこの上昇分を帳消しにした。  東証プライムの売買高は10~15日まで12億株台が継続し、16日には11億株台と薄商いの需給状況だった。ただし、一時5月の直近安値に迫った17日の売買高は18億株台に膨れており、ヘッジ売りとともにロング解消の動きが加速したと見られる。出来高を伴った下落に加えて、5月安値とのダブルボトム形成も意識され、いったんはリバウンドを狙ったロングの動きが想定されやすい。日銀の金融政策決定会合では現在の緩和政策の継続が示され、為替市場では1ドル=134円台後半と円安で推移しており、日米金利差を狙った海外勢による資金流入の思惑も高まりやすい状況にある。  ただし、5月安値を明確に下回ってくる局面では、改めてショートを強めてくる可能性がある。相対的に底堅さの目立っていた東京市場だっただけに、5月安値を下回れば、次のターゲットは日経225先物で3月9日につけた安値の2万4340円となるだろう。  17日の米国市場はNYダウが下落する一方、ナスダックとS&P500が上昇と、まちまちの展開だった。この日は株式先物取引、株価指数オプション取引、個別株先物取引、個別株オプション取引の4つの取引期限満了日が重なるクアドルプル・ウィッチングだったほか、19日に奴隷解放記念日(ジューンティーンス)の祝日を控え、SQに絡んだ需給のほかは様子見ムードの強い相場展開だったと見られる。  週初の東京市場は米国休場の影響で海外勢のフローが限られるため、日経225先物は若干のリバウンドを想定しつつも2万6000円処での攻防になりそうだ。切り下がる5日移動平均線(2万6220円辺り)に上値を抑えられるチャート形状であり、週前半は権利行使価格の2万5750円~2万6250円辺りのレンジを想定。週半ば以降は、このレンジを放れることが見込まれる。上放れるようなら、ダブルボトム形成からリバウンド機運が高まるため、75日線が位置する2万6740円辺りをターゲットとしたロング。レンジを下放れるようだと、直近安値の2万5550円を巡る攻防を経て、3月安値を意識したショートスタンスに向わうといった、ボラティリティの高い状況となろう。  米国では6月の連邦公開市場委員会(FOMC)会合で通常の3倍となる0.75%の利上げを決定。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は声明で7月の大幅利上げを示唆したほか、リセッションを招く可能性を実質的に認めている。インフレ抑制のためにはリセッションもやむを得ないとの姿勢を示したことで、7月も0.75%利上げに動くとの観測が高まろう。市場ではこれを織り込む形で、コンセンサスとしてはレンジ切り下がりによる3月安値をターゲットとしたショートに傾きそうである。  週末のVIX指数は31.13に低下したものの、週を通じて概ね30.00台での推移となり、25日、75日線を上回っている。5月高値の36.64は捉えていないものの、祝日明け後の米国市場では22日、23日にパウエル議長が上下両院で経済情勢や金融政策を巡る半年に一度の証言を予定している。これがトリガーとなって方向性を強めてくる可能性はあるだろう。また、週末のNT倍率は先物中心で14.15倍に低下した。FOMC通過後のアク抜けによって一時14.29倍まで切り返す場面も見られたが、週末には75日線水準での攻防から同線を下回る格好だった。目先的には5月1日の13.98倍が意識されやすいため、下へのバイアスが強まる局面では、NTショートによるスプレッド狙いの動きも入りやすいだろう。  6月第2週(6月6日-10日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週連続で買い越しており、買い越し額は6372億円(前週は6241億円の買い越し)だった。なお、現物は1823億円の買い越し(同410億円の売り越し)と3週ぶりの買い越しであり、先物は4548億円の買い越し(同6651億円の買い越し)と3週連続で買い越している。個人は現物と先物の合算で164億円の売り越しで、4週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で875億円の売り越しとなり、3週連続の売り越しだった。  この週の日経平均株価は、週初から200日線をこなして続伸し、一気に2万8000円台を回復したものの、米国の弱さに引きずられ週末には再び2万7000円台に沈んだ。海外投資家は前週の6241億円に続いて大幅な買い越しとなっており、買い越し金額の累計は3週で約1兆5170億円に。ただし、CTA経由では週後半には売り越しに転じていたと見られるが、遅行する指標であるため、実際の売りは当該週には出ていなかったようである。  経済スケジュールでは、20日に6月の月例経済報告、21日に米国5月中古住宅販売件数、22日にパウエルFRB議長の上院銀行委員会での証言、23日に米国6月製造業購買担当者景気指数(PMI)、米国1-3月期経常収支、パウエルFRB議長の下院金融委員会での証言、FRBによる銀行に対する年次ストレステストの結果発表、24日に5月全国消費者物価指数、米国5月新築住宅販売件数などが予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 01月限 日経225 28266.57  TOPIX  1988.69 02月限 日経225 27835.60  TOPIX  1965.67 03月限 日経225 25457.94  TOPIX  1808.03 04月限 日経225 27122.37  TOPIX  1904.02 05月限 日経225 25951.24  TOPIX  1838.12 06月限 日経225 28122.81  TOPIX  1955.38 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/09 06月17日  26210  26210  25550  25780  -650 22/09 06月16日  26270  26900  26140  26430  +150 22/09 06月15日  26540  26660  26230  26280  -380 22/09 06月14日  26860  26880  26290  26660  -180 22/09 06月13日  27670  27780  26840  26840  -1010 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/09 06月17日  1849.5  1851.0  1806.5  1821.5  -42.0 22/09 06月16日  1851.0  1890.0  1841.0  1863.5  +11.5 22/09 06月15日  1871.5  1876.0  1848.0  1852.0  -26.0 22/09 06月14日  1890.0  1892.5  1858.0  1878.0  -11.0 22/09 06月13日  1932.0  1941.5  1889.0  1889.0  -53.0 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日比 06月17日(09月限)  25930  +150 06月16日(09月限)  25600  -830 06月15日(09月限)  26510  +230 06月14日(09月限)  26420  -240 06月13日(09月限)  26375  -465 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 06月10日    2135億円  -346億円 1兆0271億円  -1039億円 06月03日    2481億円  -736億円 1兆1310億円  +2769億円 05月27日    3217億円  +108億円  8541億円  +1463億円 05月20日    3108億円  +261億円  7078億円  -63億円 05月13日    2847億円  +105億円  7141億円  +161億円 05月06日    2741億円  -107億円  6979億円  -314億円 04月28日    2849億円  +246億円  7294億円  -342億円 04月22日    2603億円  +53億円  7636億円  -332億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 06月15日    6838万株   +254万株  3億4469万株   -640万株 06月14日    6584万株    +13万株  3億5110万株   -859万株 06月13日    6570万株   +1075万株  3億5969万株   +1510万株 06月10日    5494万株   -2894万株  3億4459万株   -3689万株 06月09日    8389万株   +353万株  3億8148万株   +2046万株 06月08日    8035万株   -286万株  3億6102万株   -2229万株 06月07日    8322万株   +1832万株  3億8331万株   +709万株 06月06日    6490万株   +245万株  3億7621万株   -1571万株 06月03日    6244万株   -458万株  3億9192万株   +1563万株 06月02日    6703万株    -93万株  3億7629万株   +564万株 06月01日    6797万株   -1629万株  3億7065万株   +952万株 05月31日    8426万株   +165万株  3億6113万株   +1463万株 05月30日    8261万株   -1485万株  3億4650万株   +3305万株 05月27日    9746万株    +35万株  3億1345万株   +3789万株 05月26日    9710万株   +1240万株  2億7555万株   +1087万株 05月25日    8470万株   -247万株  2億6468万株   +449万株 05月24日    8717万株   -157万株  2億6019万株   -250万株 05月23日    8874万株   -265万株  2億6269万株   +237万株 ■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分) 【2022年】 1月14日  701億円 1月25日  701億円 2月14日  701億円 3月07日  701億円 4月07日  701億円 5月19日  701億円 6月13日  701億円 6月17日  701億円 株探ニュース 2022/06/19 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―ボラティリティ高い展開、週後半は日本株の底堅さを見極めつつ、押し目狙いのロングスタンス 「ボラティリティ高い展開、週後半は日本株の底堅さを見極めつつ、押し目狙いのロングスタンス」  今週は米連邦公開市場委員会(FOMC)と日銀の金融政策決定会合の開催が予定されており、日経225先物は日米の金融政策を睨みながらボラティリティの高い相場展開になるだろう。  先週は6月限の先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を控えるなか、9月限では限月交代に伴うロールオーバー中心の商いながら、6日の2万7460円を安値に機械的なヘッジ対応の買いによって、9日の日中取引終了後のナイトセッションでは2万8350円まで買われ、3月30日につけた戻り高値(2万8350円)に達した。しかし、いったんは達成感が意識されやすい水準でもあり、米消費者物価指数(CPI)へのヘッジ対応から米国市場の下落影響を受ける格好で、10日は一時2万7740円まで売られる場面があった。  そのなかで、注目された5月の米CPIは前年同月比8.6%に上昇が加速した。米国ではヘッジ対応の売りも強まっていたためアク抜けも期待されたが、CPIの結果を受けて米金融当局による利上げ加速が警戒されて、10日の米国市場は大幅に下落。これを受けて日経225先物はナイトセッションで一時2万7250円まで売られ、日中比510円安の2万7340円で終えた。  週明けの東京市場は、この流れを引き継いでギャップダウンから始まると見られる。日経225先物は25日移動平均線が位置する2万7000円辺りを目先的なターゲットとしてショートが強まりそうだ。SQ通過で需給が軽くなっているところでもあり、積極的にショートを仕掛けてくる動きには警戒しておきたい。  また、米国では15-16日のFOMCを前に、14日に5月生産者物価指数(PPI)の発表が予定されている。週半ばまでは米国市場の動向に振られやすく、ナイトセッションで値幅が出やすくなる。そのため、傾向としては日中はギャップスタート後にこう着感が強まる一方で、ナイトセッションにおいて短期筋の仕掛け的な売買が膨らむ可能性が高まりそうだ。  なお、FOMCでは6月、7月に連続で0.5%の利上げを実施する方針であり、市場の関心は9月の金融政策の行方に向かう。6月のFOMCでは、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見や声明に加えて、四半期に一度のメンバーの経済・金利見通しが公表される。9月会合での利上げ予想が強まるようだと、一段安につながる可能性もあろう。VIX指数は27.75に上昇し75日線突破から25日線を上回る場面も見られた。終値で30.00を超えてくる局面ではリスク回避の動きが強まると見られるため、注意が必要だ。  一方で、FOMCを通過すると、目先の市場の関心は日銀の金融政策決定会合に移る。緩和的な政策を据え置くとみられ、改めて日米金融政策の違いに着目した円売りが強まりそうだ。為替市場では1ドル=135円に迫る円安基調が継続するなか、円安のプラス面を手掛かりとした物色によって相対的に日本株の底堅さが意識されやすい。日経225先物は25日線辺りでの底堅さが見られるようだと、押し目狙いのタイミングとなり、週半ば以降はショートカバーが優勢になる可能性もある。そのため、日本株の底堅さを見極めつつ、押し目狙いのロングスタンスに向かわせよう。  また、週初の下落からオプション権利行使価格の2万7250円辺りで底堅い値動きを見せてくれば、ショートカバーの動きは速まりやすく、FOMC通過を前にアク抜け後を想定したリバウンドに向かう可能性もあろう。  先週末のNT倍率は、先物中心限月で14.34倍だった。75日線を支持線とした14.15倍から、6日に14.42倍まで上昇したこともあり、NTロングの巻き戻しによる動きに。今週は米国市場の下落により、25日線が位置する14.23倍、75日線の14.17倍辺りまでの調整を想定しつつ、週初のNTショートから、週後半に向けてNTロングによるスプレッド狙いに向かいやすいと見ておきたい。  6月第1週(5月30日-6月3日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週連続で買い越しており、買い越し額は6241億円(前週は2556億円の買い越し)だった。なお、現物は410億円の売り越し(同368億円の売り越し)と2週連続の売り越しであり、先物は6651億円の買い越し(同2924億円の買い越し)と2週連続で買い越している。個人は現物と先物の合算で3538億円の売り越しで、3週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で3369億円の売り越しとなり、2週連続の売り越しだった。この週の日経平均株価は2万7000円を突破し2万7500円に迫るなか、CTAによるショートカバーが強まったようであり、一方で個人はリバウンドが勢いを増すなかで利益確定に動いたと見られる。  経済スケジュールでは、13日に4-6月法人企業景気予測調査、14日に4月鉱工業生産(確報値)、15日に4月機械受注、中国5月鉱工業生産、米国5月小売売上高、FOMC政策金利、16日に5月貿易統計、イングランド銀行(BOE)政策金利、17日に日銀政策金利、米国5月景気先行指数の発表などが予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 01月限 日経225 28266.57  TOPIX  1988.69 02月限 日経225 27835.60  TOPIX  1965.67 03月限 日経225 25457.94  TOPIX  1808.03 04月限 日経225 27122.37  TOPIX  1904.02 05月限 日経225 25951.24  TOPIX  1838.12 06月限 日経225 28122.81  TOPIX  1955.38 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/09 06月10日  28230  28350  27740  27850  -380 22/06 06月09日  28200  28400  28100  28300  +110 22/06 06月08日  28040  28250  27880  28190  +180 22/06 06月07日  27940  28120  27860  28010  +100 22/06 06月06日  27730  27990  27510  27910  +120 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/09 06月10日  1967.0  1975.5  1936.0  1942.0  -25.0 22/06 06月09日  1967.5  1979.0  1958.5  1974.0  +7.0 22/06 06月08日  1953.0  1970.5  1941.0  1967.0  +17.5 22/06 06月07日  1937.5  1957.0  1936.5  1949.5  +14.0 22/06 06月06日  1929.5  1941.0  1916.5  1935.5  +2.0 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日比 06月10日(09月限)  27325  -525 06月09日(09月限)  27910  -320 06月08日(06月限)  28150  -40 06月07日(06月限)  28210  +200 06月06日(06月限)  28025  +115 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 06月03日    2481億円  -736億円 1兆1310億円  +2769億円 05月27日    3217億円  +108億円  8541億円  +1463億円 05月20日    3108億円  +261億円  7078億円  -63億円 05月13日    2847億円  +105億円  7141億円  +161億円 05月06日    2741億円  -107億円  6979億円  -314億円 04月28日    2849億円  +246億円  7294億円  -342億円 04月22日    2603億円  +53億円  7636億円  -332億円 04月15日    2549億円  -298億円  7969億円  -873億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 06月08日    8035万株   -286万株  3億6102万株   -2229万株 06月07日    8322万株   +1832万株  3億8331万株   +709万株 06月06日    6490万株   +245万株  3億7621万株   -1571万株 06月03日    6244万株   -458万株  3億9192万株   +1563万株 06月02日    6703万株    -93万株  3億7629万株   +564万株 06月01日    6797万株   -1629万株  3億7065万株   +952万株 05月31日    8426万株   +165万株  3億6113万株   +1463万株 05月30日    8261万株   -1485万株  3億4650万株   +3305万株 05月27日    9746万株    +35万株  3億1345万株   +3789万株 05月26日    9710万株   +1240万株  2億7555万株   +1087万株 05月25日    8470万株   -247万株  2億6468万株   +449万株 05月24日    8717万株   -157万株  2億6019万株   -250万株 05月23日    8874万株   -265万株  2億6269万株   +237万株 05月20日    9140万株   -666万株  2億6032万株   +151万株 05月19日    9807万株   +1539万株  2億5880万株   -21万株 05月18日    8267万株   +869万株  2億5902万株   +327万株 05月17日    7398万株   -474万株  2億5575万株   -840万株 05月16日    7872万株   -116万株  2億6415万株   -194万株 ■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分) 【2022年】 1月14日  701億円 1月25日  701億円 2月14日  701億円 3月07日  701億円 4月07日  701億円 5月19日  701億円 株探ニュース 2022/06/12 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―SQを控えロール中心ながら、2万7500円下限に2万8000円を意識したロングスタンス 「SQを控えロール中心ながら、2万7500円下限に2万8000円を意識したロングスタンス」  今週の日経225先物は、週末に6月限の先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を控え、9月限への限月交代に伴うロールオーバー中心の商いとなる。3月メジャーSQ時のような配当要因を考量した影響は小さく、足元での6月限と9月限のディスカウント値は、日経225先物はマイナス40~50円、TOPIX先物は4.0ポイント程度で推移しており、概ね妥当な水準でロールオーバーが進むと見られる。また、6月限から9月限の間の配当落ちは少なく、会社予想の中間配当で確定している会社が多いことから、メジャーSQにおける波乱の展開はなさそうだ。  ただし、先週の日経225先物は週初に心理的な上値抵抗線だった2万7000円を一気に上放れると、週末には2万7800円まで上昇。オプション権利行使価格では2万6500円から2万7750円(125円刻みで10本)まで中心レンジを切り上げてきた。4月下旬以降は2万7000円処で上値を抑えられる状態が継続していたため、急ピッチの上昇に対してヘッジ対応を迫られる格好で先物買いが強まった格好だ。今週はロール中心で大きなトレンドは出にくいが、先週のレンジ移行によって荒い値動きを見せてくる可能性はあるだろう。  3日の米国市場では、5月雇用統計で非農業部門雇用者数の増加幅が市場予想を上回り、米連邦準備理事会(FRB)による積極的な金融引き締めに対する警戒が広がった。長期金利上昇が嫌気されてハイテク株などへの売りが目立ったほか、週末を前に持ち高調整の売りも出やすかった。これにより、NYダウ、 S&P500、ナスダックの主要な株価指数が下落。日経225先物のナイトセッションは日中終値比220円安の2万7570円で終えた。  週初はこの影響で売りが先行するとみられる。先週末の上昇で4月22日につけた戻り高値(2万7760円)を超えたこともあり、いったんは達成感も意識されやすい水準でもある。オプション権利行使価格の2万7500円を下回ってくるようだと、25日、75日移動平均線を支持線として意識する動きから2万7000円水準までの調整が警戒され、ヘッジ対応の売りを想定した短期的なショートの動きは想定しておきたいところだ。  もっとも、先週の上昇によって需給状況は改善してきており、基本的には2万7500円を下限として2万8000円を意識した押し目狙いのロングスタンスと見ておきたい。需給が軽くなっていることもあり、2万7500円水準での底堅さが意識されると、先週末の中心レンジである2万7750円を捉え、2万7875円、2万8000円の各権利行使価格の突破もありそうだ。  米国の主要な株価指数は下落したものの、いずれも25日線が支持線として機能する形である。また、VIX指数は4日ぶりに反発したが、24.79と強弱感の分かれ目となる25.00を下回っているため、雇用統計の内容を受けた株価の下落に対してもセンチメントはさほど悪化していないだろう。VIX指数が再び30.00を超えてくるような局面にならない限り、ショートポジションを強める動きにはつながらないと見ておきたい。  先週のNT倍率は、先物中心限月で14.37倍に上昇した。1日に14.15倍に低下し支持線として意識される75日線まで下げた後のリバウンドであり、4月以降の抵抗線だった14.30倍水準を明確に上放れてきた。支持線に変わった14.30倍辺りを試す可能性はあるが、同水準を固めてくるようであれば、その後の上昇を想定したNTロングによるスプレッド狙いの動きが強まる可能性がある。  5月第4週(5月23日-27日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週ぶりに買い越しており、買い越し額は2556億円(前週は2050億円の売り越し)だった。なお、現物は368億円の売り越し(同336億円の買い越し)と2週ぶりの売り越しであり、先物は2924億円の買い越し(同2387億円の売り越し)と3週ぶりで買い越している。個人は現物と先物の合算で1270億円の売り越しで、2週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で234億円の売り越しとなり、5週ぶりの売り越しだった。日経平均株価は2万7000円水準での上値の重さが意識されていたものの、この週は欧州勢からの先物買いが目立っていた。  経済スケジュールでは、6日に中国5月財新サービス部門購買担当者景気指数(PMI)、7日に4月全世帯家計調査、4月景気動向、米国4月貿易収支、8日に1-3月期GDP改定値、米国4月卸売売上高、9日に中国5月貿易収支、ECB(欧州中央銀行)政策金利、10日に中国5月消費者物価指数(CPI)、米国5月CPI、米6月ミシガン大学消費者態度指数などの発表が予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 01月限 日経225 28266.57  TOPIX  1988.69 02月限 日経225 27835.60  TOPIX  1965.67 03月限 日経225 25457.94  TOPIX  1808.03 04月限 日経225 27122.37  TOPIX  1904.02 05月限 日経225 25951.24  TOPIX  1838.12 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/06 06月03日  27530  27800  27420  27790  +330 22/06 06月02日  27560  27620  27260  27460  -40 22/06 06月01日  27210  27500  27140  27500  +240 22/06 05月31日  27370  27470  27250  27260  -140 22/06 05月30日  26840  27410  26830  27400  +590 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/06 06月03日  1931.0  1947.0  1924.5  1933.5  +5.5 22/06 06月02日  1944.5  1947.5  1917.0  1928.0  -13.0 22/06 06月01日  1905.5  1942.0  1904.0  1941.0  +32.0 22/06 05月31日  1922.0  1926.5  1908.5  1909.0  -14.5 22/06 05月30日  1892.5  1927.0  1890.0  1923.5  +34.5 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日比 06月03日(06月限)  27575  -215 06月02日(06月限)  27775  +315 06月01日(06月限)  27430  -70 05月31日(06月限)  27180  -80 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 05月27日    3217億円  +108億円  8541億円  +1463億円 05月20日    3108億円  +261億円  7078億円  -63億円 05月13日    2847億円  +105億円  7141億円  +161億円 05月06日    2741億円  -107億円  6979億円  -314億円 04月28日    2849億円  +246億円  7294億円  -342億円 04月22日    2603億円  +53億円  7636億円  -332億円 04月15日    2549億円  -298億円  7969億円  -873億円 04月08日    2848億円  -226億円  8842億円  -2056億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 06月01日    6797万株   -1629万株  3億7065万株   +952万株 05月31日    8426万株   +165万株  3億6113万株   +1463万株 05月30日    8261万株   -1485万株  3億4650万株   +3305万株 05月27日    9746万株    +35万株  3億1345万株   +3789万株 05月26日    9710万株   +1240万株  2億7555万株   +1087万株 05月25日    8470万株   -247万株  2億6468万株   +449万株 05月24日    8717万株   -157万株  2億6019万株   -250万株 05月23日    8874万株   -265万株  2億6269万株   +237万株 05月20日    9140万株   -666万株  2億6032万株   +151万株 05月19日    9807万株   +1539万株  2億5880万株   -21万株 05月18日    8267万株   +869万株  2億5902万株   +327万株 05月17日    7398万株   -474万株  2億5575万株   -840万株 05月16日    7872万株   -116万株  2億6415万株   -194万株 05月13日    7989万株   -2460万株  2億6609万株   +656万株 05月12日  1億0450万株    -37万株  2億5953万株   -645万株 05月11日  1億0487万株   +305万株  2億6598万株   +336万株 05月10日  1億0182万株   +1370万株  2億6262万株   +256万株 05月09日    8812万株   +824万株  2億6006万株   +463万株 05月06日    7988万株   -375万株  2億5543万株   -130万株 05月02日    8363万株   -191万株  2億5673万株   -949万株 ■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分) 【2022年】 1月14日  701億円 1月25日  701億円 2月14日  701億円 3月07日  701億円 4月07日  701億円 5月19日  701億円 株探ニュース 2022/06/05 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―2万7000円の抵抗線突破、メジャーSQ控えヘッジ対応が強まるか 「2万7000円の抵抗線突破、メジャーSQ控えヘッジ対応が強まるか」  今週の日経225先物は、ナイトセッションで心理的な抵抗線として意識されていた2万7000円を終値で上回ってきたことで、先物主導でレバレッジ効果を狙った商いが一段と活発化する可能性がありそうだ。27日の米国市場ではNYダウが6営業日続伸で4月22日以降、上値抵抗線として機能していた25日移動平均線を突破してきており、ショートカバーが強まった。また、ナスダックは3日続伸で同様に25日線を突破し、5月6日以来の1万2000ポイントを回復している。  先週の米国では、25日に公表された5月の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨で、7月まで0.5%の利上げに動く方針が示されたものの、0.75%への利上げ幅拡大といったタカ派発言はなく、一段の金融引き締め加速を示唆する内容ではなかったと受け止められた。週末には米連邦準備理事会(FRB)がインフレ目標の基準値として重要視している4月の個人消費支出(PCEデフレーター)が発表されたが、変動の大きい食品とエネルギーを除くコアPCE指数は前年同月比4.9%上昇と予想と一致し、前月の5.2%上昇から伸びが鈍化したことを受けて、引き締めを加速せずに済むとの見方が広がった。  引き続き1つの経済指標や発言によってマーケットは反転する可能性は高いと考えられるが、構造的にショートもしくはフラットであるマーケットにおいては更なるリバウンド加速が期待されるところでもあろう。  5月30日の米国市場はメモリアルデーの祝日で3連休となるため、週明けの東京市場では海外勢のフローは限られるため、短期のヘッジファンドなどによる商いが中心となる。シカゴ日経平均先物(5月27日27140円)にサヤ寄せする格好で買い先行の展開が見込まれ、累積出来高の積み上がっている2万6900円~2万7000円のレンジを突破してくることにより、ショートカバーを誘い込んで、短期的にはロングに向かわせることになろう。  日経225先物は足元で2万7000円水準が上値抵抗線として意識されているものの、5月13日につけた2万5540円(ナイトセッションを含む)を安値に下値を切り上げるチャート形状を形成している。抵抗線突破によるレンジ切り上がりが意識されやすく、戻り売りを警戒しつつも、75日線が位置する2万7700円水準が目先的なターゲットとして意識されてくる可能性がある。特に翌週にはメジャーSQを控えているため、この時点での抵抗線突破によってヘッジ対応の動きも強まりやすい需給状況にあるといえよう。  米国では祝日明けの31日には年金のリバランスに伴う買い需要が見込まれる。先週の強いリバウンドによって金額自体は大きくないだろうが、需給面での押し上げが意識されるなか、日経225先物には先回り的な動きも見られよう。まずは2万7000円を支持線に変える動きを見極めつつ、オプション権利行使価格の2万7000円での商いの積み上がりとともに権利行使価格2万7250円、2万7500円を睨んだ売買に向かわせそうだ。  なお、VIX指数は25.72に低下し、直近のボトム水準まで調整してきており、リスク選好が強まりやすい。25.00を下回ってくると一段とショートカバーが強まると見られ、日経225先物は2万7000円水準でこう着感を強めたとしても、積極的にはショートは仕掛けづらくなった。  また、先週のNT倍率は先物中心限月で14.19倍だった。米国で過度なインフレ警戒が和らぐ中での景気敏感株主導の上昇であるため、NT倍率は低下傾向が意識されやすい。ただし、2万7000円固めからレンジが切り上がる局面においては、指数インパクトの大きい値がさハイテク株などが指数をけん引する格好となるため、NTロングでのスプレッド狙いから、75日線が位置する14.30倍辺りを狙ったポジションが積み上がることになりそうだ。  今週は5月ISM製造業景況指数、米地区連銀経済報告(ベージュブック)(6月1日)、5月ISM非製造業景況指数、5月雇用統計(3日)などの重要な経済指標の発表を控えている。結果次第ではマーケットのムードが一変する可能性もある一方で、トレンドはイベント通過後に一段と強まりやすい。なお、雇用統計については、非農業部門雇用者数は4月実績を多少下回る見込みだ。FRBの利上げペースに対する懸念が和らぐ可能性を想定し、弱含む局面では押し目狙いのロングスタンスと見ておきたい。  5月第3週(5月16日-20日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週連続で売り越しており、売り越し額は2050億円(前週は7530億円の売り越し)だった。なお、現物は336億円の買い越し(同3534億円の売り越し)と2週ぶりの買い越しであり、先物は2387億円の売り越し(同3996億円の売り越し)と2週連続で売り越している。個人は現物と先物の合算で1194億円の売り越しで、2週ぶりの売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で531億円の買い越しとなり、4週連続の買い越しだった。この週は決算も落ち着き、手掛かり材料に欠けるなか、レンジ推移の域を出ずに商いにつながりにくい状況。そのため、中国の経済指標の影響や米国のウォルマートの決算を受けてショートに傾くといった動きだった。  経済スケジュールでは、5月31日に4月鉱工業生産、中国5月製造業購買担当者景気指数(PMI)、米国5月シカゴ購買部協会景気指数、米国5月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)、6月1日に1-3月期法人企業統計、中国5月財新製造業PMI、米国5月ISM製造業景況指数、ベージュブック、2日に米国5月ADP雇用統計、米国4月製造業新規受注、3日に米国5月雇用統計、米国5月ISM非製造業景況指数などが予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 01月限 日経225 28266.57  TOPIX  1988.69 02月限 日経225 27835.60  TOPIX  1965.67 03月限 日経225 25457.94  TOPIX  1808.03 04月限 日経225 27122.37  TOPIX  1904.02 05月限 日経225 25951.24  TOPIX  1838.12 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/06 05月27日  26640  27020  26590  26810  +200 22/06 05月26日  26690  26900  26490  26610  -70 22/06 05月25日  26740  26840  26520  26680  -60 22/06 05月24日  27030  27140  26730  26740  -310 22/06 05月23日  26780  27050  26370  27050  +280 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/06 05月27日  1880.0  1905.0  1876.0  1889.0  +11.0 22/06 05月26日  1877.0  1892.5  1863.5  1878.0  +0.5 22/06 05月25日  1878.0  1885.0  1863.0  1877.5  -1.0 22/06 05月24日  1895.5  1904.5  1876.5  1878.5  -20.0 22/06 05月23日  1880.5  1898.5  1859.5  1898.5  +18.0 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日比 05月27日(06月限)  27140  +330 05月26日(06月限)  26960  +350 05月25日(06月限)  26790  +110 05月24日(06月限)  26675  -65 05月23日(06月限)  27085  +35 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 05月20日    3108億円  +261億円  7078億円  -63億円 05月13日    2847億円  +105億円  7141億円  +161億円 05月06日    2741億円  -107億円  6979億円  -314億円 04月28日    2849億円  +246億円  7294億円  -342億円 04月22日    2603億円  +53億円  7636億円  -332億円 04月15日    2549億円  -298億円  7969億円  -873億円 04月08日    2848億円  -226億円  8842億円  -2056億円 04月01日    3074億円  +560億円 1兆0899億円  -2338億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 05月25日    8470万株   -247万株  2億6468万株   +449万株 05月24日    8717万株   -157万株  2億6019万株   -250万株 05月23日    8874万株   -265万株  2億6269万株   +237万株 05月20日    9140万株   -666万株  2億6032万株   +151万株 05月19日    9807万株   +1539万株  2億5880万株   -21万株 05月18日    8267万株   +869万株  2億5902万株   +327万株 05月17日    7398万株   -474万株  2億5575万株   -840万株 05月16日    7872万株   -116万株  2億6415万株   -194万株 05月13日    7989万株   -2460万株  2億6609万株   +656万株 05月12日  1億0450万株    -37万株  2億5953万株   -645万株 05月11日  1億0487万株   +305万株  2億6598万株   +336万株 05月10日  1億0182万株   +1370万株  2億6262万株   +256万株 05月09日    8812万株   +824万株  2億6006万株   +463万株 05月06日    7988万株   -375万株  2億5543万株   -130万株 05月02日    8363万株   -191万株  2億5673万株   -949万株 04月28日    8554万株   +1662万株  2億6622万株   +596万株 04月27日    6892万株   -919万株  2億6026万株   -1244万株 04月26日    7811万株    -38万株  2億7271万株   -539万株 04月25日    7850万株   +151万株  2億7810万株   -309万株 ■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分) 【2022年】 1月14日  701億円 1月25日  701億円 2月14日  701億円 3月07日  701億円 4月07日  701億円 5月19日  701億円 株探ニュース 2022/05/29 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―日経225先物は押し目ではロングの動き、グローバル対比で相対的な底堅さが意識される可能性 「日経225先物は押し目ではロングの動き、グローバル対比で相対的な底堅さが意識される可能性」  今週の日経225先物は、高ボラティリティで値幅の出るマーケット環境下ではあるものの、グローバル対比では強さを見せてくると想定しておきたい。  先週の日経225先物は18日まで4営業日続伸し、13日の2万5540円(ナイトセッション)を安値に18日には2万7060円までリバウンドを見せた。19日には490円安と大幅に下落したが、週末20日には400円高となり、週間ベースでは反発した。一方、景気後退(リセッション)入りが警戒されている米国市場ではNYダウが8週連続で下落しており、1923年以来の長期下落となっている。  ゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースなどでは「リセッション懸念は行き過ぎ」といった見方をしているが、投資家はリスク資産を圧縮する動きをより強めているように見られる。その要因の一つに挙げられるのが、先週の小売り大手ウォルマートやディスカウント大手のターゲットといった、大型生活必需品銘柄と大型一般消費財銘柄が崩れたことだ。景気の低迷時に頼れると信じられていた銘柄だっただけに、予想外の業績悪化がセンチメントを冷ます格好となった。  また、 S&P500は12日に3858ポイントまで下げて、いったんはショートカバーが強まり、17日には4090ポイントを回復。ただし、その後は再び売り直され、20日には一時3810ポイントまで下げる局面も見られた。S&P500の下落については、EV(電気自動車)大手のテスラが「S&P500 ESG指数」から除外されたことも要因とされるが、供給不足と原材料価格の高騰に直面するなかで先行き不透明感が強まっており、テスラの下落が他のグロース株の売りにも波及した格好だ。  なお、20日の米国市場はNYダウ、S&P500は売り一巡後に買い直され小幅に上昇。ナスダックは続落したものの小幅な下げであり、安値からは300ポイントほど下落幅を縮めていた。いずれも安値更新後に買い戻された格好である。また、20日はオプションの満期日だったこともあり、推計1兆9000億ドル(約240兆円)に上る既存のポジションから新たなポジションを構築するタイミングであった。そのため、週初はオプション満期日通過後の米国市場の動向が注目されることになりそうだ。  そうしたなか、東京市場は足元では2万6000円~2万7000円辺りで保ち合いを形成。テクニカル面では25日、75日移動平均線が位置する2万7000円水準で上値を抑えられる動きが見られるが、レンジ下限を下回る局面では押し目狙いのロングが目立った。日米金利差を狙った海外勢の資金流入に対する思惑も高まりやく、決算発表を通過したことで改めて業績を手掛かりに見直す動きも見られている。ソフトバンクグループ <9984> [東証P]は決算通過でショートカバーを強めており、抵抗線として意識されている25日、75日線を明確にクリアしてくるようだと、指数インパクトの大きいこともあり、市場参加者全般のセンチメント改善につながりそうだ。  20日のVIX指数は29.43と小幅に上昇した。一時32.91まで上昇したが、前日の高値水準で上値を抑えられていた。依然として75日線(26.74辺り)を上回って推移しているため楽観はできないが、30.00を下回る推移が続くようであれば、米国市場においても改めてショートカバーが意識されてくる可能性はあるだろう。  また、先週のNT倍率は先物中心限月で14.23倍に上昇して終えた。18日に14.32倍まで上げて1月下旬以来の水準をつけた後に、19日には14.19倍に低下。ただし、75日線が支持線として機能する格好で週末にはリバウンドを見せていた。日本株が相対的に底堅い動きを見せてくる中では、NTロングの動きが強まりやすいと見ておきたい。なお、米国では25日にエヌビディアの決算発表が予定されている。ゲーム向け半導体が減速との見方から足元で売られているだけに、決算がアク抜けにつながれば、指数インパクトの大きい値がさハイテク株への支援材料になりそうだ。  5月第2週(5月9日-13日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週ぶりに売り越しており、売り越し額は7530億円(前週は1003億円の買い越し)だった。なお、現物は3534億円の売り越し(同514億円の買い越し)と7週ぶりの売り越しであり、先物は3996億円の売り越し(同488億円の買い越し)と2週ぶりに売り越している。個人は現物と先物の合算で3869億円の買い越しで、2週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で1973億円の買い越しとなり、3週連続の買い越しだった。この週は注目されていた米消費者物価指数(CPI)、中国景気鈍化懸念の再燃などで指数が振らされたほか、国内では個別銘柄の決算発表もピークを迎えていたことで、トヨタ自動車 <7203> [東証P]、NTT <9432> [東証P]をはじめ大型銘柄のザラ場決算もあったため、指数へのインパクトも少なくなかった。  経済スケジュールでは、24日に米国5月製造業購買担当者景気指数(PMI)、米国5月サービス部門PMI、米国5月リッチモンド連銀製造業指数、25日に3月景気動向指数改定値、米国4月耐久財受注、26日に米1-3月期 GDP改定値、27日に中国1-4月工業企業利益、米国4月卸売在庫、米国4月個人消費支出(PCE)、米国5月ミシガン大学消費者態度指数確報値などが予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 01月限 日経225 28266.57  TOPIX  1988.69 02月限 日経225 27835.60  TOPIX  1965.67 03月限 日経225 25457.94  TOPIX  1808.03 04月限 日経225 27122.37  TOPIX  1904.02 05月限 日経225 25951.24  TOPIX  1838.12 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/06 05月20日  26210  26770  26080  26770  +400 22/06 05月19日  26860  26930  26120  26370  -490 22/06 05月18日  26650  27060  26640  26860  +230 22/06 05月17日  26500  26710  26430  26630  +150 22/06 05月16日  26390  26870  26370  26480  +90 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/06 05月20日  1847.0  1880.5  1835.5  1880.5  +22.5 22/06 05月19日  1881.5  1888.0  1837.5  1858.0  -23.5 22/06 05月18日  1865.0  1891.0  1864.5  1881.5  +18.5 22/06 05月17日  1860.0  1874.0  1857.5  1863.0  +4.0 22/06 05月16日  1863.0  1888.0  1858.5  1859.0  -3.0 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日比 05月20日(06月限)  26715  -55 05月19日(06月限)  26370   0 05月18日(06月限)  26295  -565 05月17日(06月限)  26825  +195 05月16日(06月限)  26500  +20 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 05月13日    2847億円  +105億円  7141億円  +161億円 05月06日    2741億円  -107億円  6979億円  -314億円 04月28日    2849億円  +246億円  7294億円  -342億円 04月22日    2603億円  +53億円  7636億円  -332億円 04月15日    2549億円  -298億円  7969億円  -873億円 04月08日    2848億円  -226億円  8842億円  -2056億円 04月01日    3074億円  +560億円 1兆0899億円  -2338億円 03月25日    2514億円  +136億円 1兆3237億円  +1692億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 05月18日    8267万株   +869万株  2億5902万株   +327万株 05月17日    7398万株   -474万株  2億5575万株   -840万株 05月16日    7872万株   -116万株  2億6415万株   -194万株 05月13日    7989万株   -2460万株  2億6609万株   +656万株 05月12日  1億0450万株    -37万株  2億5953万株   -645万株 05月11日  1億0487万株   +305万株  2億6598万株   +336万株 05月10日  1億0182万株   +1370万株  2億6262万株   +256万株 05月09日    8812万株   +824万株  2億6006万株   +463万株 05月06日    7988万株   -375万株  2億5543万株   -130万株 05月02日    8363万株   -191万株  2億5673万株   -949万株 04月28日    8554万株   +1662万株  2億6622万株   +596万株 04月27日    6892万株   -919万株  2億6026万株   -1244万株 04月26日    7811万株    -38万株  2億7271万株   -539万株 04月25日    7850万株   +151万株  2億7810万株   -309万株 04月22日    7699万株    +26万株  2億8120万株   -1093万株 04月21日    7672万株    -68万株  2億9214万株   +457万株 04月20日    7741万株    +82万株  2億8756万株   +782万株 04月19日    7658万株    -57万株  2億7974万株   -310万株 04月18日    7716万株   +440万株  2億8285万株   -1008万株 ■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分) 【2022年】 1月14日  701億円 1月25日  701億円 2月14日  701億円 3月07日  701億円 4月07日  701億円 5月19日  701億円 株探ニュース 2022/05/22 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―米国はショートカバーが強まりやすい水準まで調整、日経225先物は中心レンジを切り上げる 「米国はショートカバーが強まりやすい水準まで調整、日経225先物は中心レンジを切り上げる」  今週の日経225先物は、リバウンドを想定した押し目狙いのロングが優勢になりそうだ。先週の日経225先物は、リスク資産の圧縮が継続する米国市場のほか、国内では主要企業の決算反応の影響を大きく受ける相場展開だった。11日にはトヨタ自動車 <7203> [東証P]の決算後の急落を受けてTOPIX売りの動きが強まり、12日にはソフトバンクグループ <9984> [東証P]の決算を前にした急落により日経225先物への売り圧力が強まった。13日にはソフトバンクが決算通過でリバウンドを強めたほか、東京エレクトロン <8035> [東証P]の決算評価の動きが日経225先物のショートカバーに向かわせた。また、オプションSQに絡んだ売買の影響も加わり、直近の下落部分を吸収する格好でリバウンドした。  日経225先物は、2万6000円を中心に2万5500円~2万6500円の上下500円のレンジ推移が意識されるなか、ナイトセッションで2万5540円とレンジ下限レベルまでの調整を経て、週末のリバウンドとなった。13日の日中取引終了後のナイトセッションでは、米国市場でハイテク株が買い戻されるなか、レンジ上限の2万6500円を突破し、一時2万6680円まで上げ幅を広げる場面も見られた。ナイトセッションでは2万6260円辺りに位置する5日移動平均線を支持線に25日、75日線(2万6700円~2万6770円水準)を窺う動きだった。そのため、今週は2万6500円を中心とする上下500円の2万6000円~2万7000円のレンジに移行する展開が期待されそうだ。  また、先週後半の米国市場では、これまでのリスク資産を圧縮する動きに変化が見られており、ハイテク株などを買い戻す動きとなった。ナスダックが1万1100ポイント接近、S&P500は4000ポイント割れまでの調整によって、いったんはショートカバーの動きが強まりやすい水準まで調整した格好であろう。米連邦準備制度理事会(FRB)の急速な引き締めにより、来年にも景気後退入りするとの懸念は根強いが、パウエルFRB議長は先週、今後2回の連邦公開市場委員会(FOMC)会合で0.50%ずつ利上げするのが適切との見解をあらためて示している。経済指標次第で方針を転換する用意があるとしたものの、これまで市場が警戒していた0.75%の利上げ観測は後退した。  12日にパウエルFRB議長の再任を上院が承認した。17日には議長講演が予定されており、改めて0.50%の追加利上げが適切との見解を示すと見られ、過度なリスク回避姿勢を緩める動きになりそうだ。もっとも、ロシアによるウクライナ軍事侵攻の長期化や、中国の新型コロナウイルス感染拡大による都市封鎖などによって、世界経済の成長が減速するリスクや高インフレリスクが高まる局面が続いている状況に大きな変化はない。このため、明確なトレンド転換は期待しづらい点は意識しておきたい。  なお、国内では決算発表のピークが通過した。内外機関投資家の資金流入が増えてくる可能性があり、特に日米金利差を狙った海外勢の日本株への関心は高まりやすいとみられる。先物市場へは先回り的な資金流入が期待されるほか、決算通過によって現物主導の動きもありそうだ。また、13日のVIX指数は28.87と4日以来となる30.00を下回ってきた。25日、75日線が支持線として意識されており、上向きのトレンドは継続しているものの、支持線を下回ってくる局面では一段とリスク選好に向かわせる可能性がありそうだ。  先週のNT倍率は先物中心限月で14.17倍に上昇した。10日に13.98倍まで低下した後は、NTショートの巻き戻しが見られた。週末には75日線を突破し25日線(14.18倍)を捉えてきており、この抵抗線を突破してくるようだと、NTロングから直近の戻り高値水準である14.30倍辺りまでの上昇を想定した日経平均型優位の展開が想定される。  5月第1週(5月2日-6日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週ぶりに買い越しており、買い越し額は1003億円(前週は207億円の売り越し)だった。なお、現物は514億円の買い越し(同1514億円の買い越し)と6週連続の買い越しであり、先物は488億円の買い越し(同1721億円の売り越し)と3週ぶりに買い越している。個人は現物と先物の合算で1420億円の売り越しで、3週ぶりの売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で786億円の買い越しとなり、2週連続の買い越しだった。  経済スケジュールでは、16日に4月国内企業物価指数、中国4月小売売上高、中国4月鉱工業生産、米国5月ニューヨーク連銀製造業景気指数、17日に米国4月小売売上高、18日に1-3月期実質国内総生産(GDP)速報値、米国4月住宅着工件数、19日に4月貿易統計、3月機械受注、米国5月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、20日に4月全国消費者物価指数などが予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 01月限 日経225 28266.57  TOPIX  1988.69 02月限 日経225 27835.60  TOPIX  1965.67 03月限 日経225 25457.94  TOPIX  1808.03 04月限 日経225 27122.37  TOPIX  1904.02 05月限 日経225 25951.24  TOPIX  1838.12 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/06 05月13日  25680  26470  25540  26390  +620 22/06 05月12日  26150  26380  25680  25770  -480 22/06 05月11日  26290  26330  25920  26250  -20 22/06 05月10日  26420  26460  25760  26270  -120 22/06 05月09日  27000  27090  26310  26390  -720 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/06 05月13日  1825.0  1869.0  1814.0  1862.0  +32.0 22/06 05月12日  1846.0  1864.5  1825.5  1830.0  -21.5 22/06 05月11日  1868.5  1872.0  1843.5  1851.5  -15.5 22/06 05月10日  1882.0  1888.5  1839.0  1867.0  -14.5 22/06 05月09日  1912.5  1916.5  1876.5  1881.5  -38.0 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日比 05月13日(06月限)  26675  +285 05月12日(06月限)  25800  +30 05月11日(06月限)  25835  -415 05月10日(06月限)  26110  -160 05月09日(06月限)  25980  -410 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 05月06日    2741億円  -107億円  6979億円  -314億円 04月28日    2849億円  +246億円  7294億円  -342億円 04月22日    2603億円  +53億円  7636億円  -332億円 04月15日    2549億円  -298億円  7969億円  -873億円 04月08日    2848億円  -226億円  8842億円  -2056億円 04月01日    3074億円  +560億円 1兆0899億円  -2338億円 03月25日    2514億円  +136億円 1兆3237億円  +1692億円 03月18日    2378億円  +317億円 1兆1545億円  +2178億円 03月11日    2060億円 +2018億円  9366億円  +4736億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 05月11日  1億0487万株   +305万株  2億6598万株   +336万株 05月10日  1億0182万株   +1370万株  2億6262万株   +256万株 05月09日    8812万株   +824万株  2億6006万株   +463万株 05月06日    7988万株   -375万株  2億5543万株   -130万株 05月02日    8363万株   -191万株  2億5673万株   -949万株 04月28日    8554万株   +1662万株  2億6622万株   +596万株 04月27日    6892万株   -919万株  2億6026万株   -1244万株 04月26日    7811万株    -38万株  2億7271万株   -539万株 04月25日    7850万株   +151万株  2億7810万株   -309万株 04月22日    7699万株    +26万株  2億8120万株   -1093万株 04月21日    7672万株    -68万株  2億9214万株   +457万株 04月20日    7741万株    +82万株  2億8756万株   +782万株 04月19日    7658万株    -57万株  2億7974万株   -310万株 04月18日    7716万株   +440万株  2億8285万株   -1008万株 04月15日    7275万株    -68万株  2億9294万株   +898万株 04月14日    7344万株   -425万株  2億8395万株   -1084万株 04月13日    7770万株   -373万株  2億9479万株   +449万株 04月12日    8143万株   -697万株  2億9030万株   -2311万株 04月11日    8840万株   +676万株  3億1341万株   -1383万株 ■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分) 【2022年】 1月14日  701億円 1月25日  701億円 2月14日  701億円 3月07日  701億円 4月07日  701億円 株探ニュース 2022/05/15 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―外部環境は不透明ながら相対的に底堅い展開、ややロングを意識したポジションに 「外部環境は不透明ながら相対的に底堅い展開、ややロングを意識したポジションに」  今週の日経225先物は、インフレ懸念の強まる米国市場の不安定な値動きを警戒しつつも、相対的に底堅さが意識される相場展開に期待したいところだ。大型連休が明け、市場参加者は増えると見られるが、今週は決算発表が集中することもあって積極的にはポジションを傾けづらいとみられる。週間では2400社を超える企業が決算発表を予定しており、13日には1200社を超えピークを迎える。基本的には決算発表の集中期間を通過するまでは機関投資家の資金流入は期待しづらく、ヘッジファンドなど短期筋による商いに振られやすい需給状況であろう。  また、米国では米連邦公開市場委員会(FOMC)での予想通りの金融政策引き締めを受けて、いったんはアク抜け的な動きを見せた。しかし、これはFOMC前のヘッジを一気に外した影響と見られ、その後はインフレの高止まり懸念に加えて、米労働生産性指数の大幅低下や米長期金利の上昇が相場の重荷となり、売り直された格好だった。6日に発表された4月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比42万8000人増と、40万人程度の増加を見込んでいた市場予想をやや上回った。ただし、労働参加率は低下し、企業は一段と賃上げを迫られる可能性がある。  6日の米国市場では、雇用環境の改善を踏まえ、米連邦準備理事会(FRB)が金融引き締めを加速させる内容と受け止められたようだ。また、米国では11日に4月の消費者物価指数(CPI)、12日に4月の卸売物価指数(PPI)の発表が予定されている。パウエルFRB議長はFOMC声明で、0.75%の利上げは積極的な議論をしていないと言及した。ただし、CPIなどでインフレの高止まりが確認された場合には、より速いペースでの引き締めが必要となるとの見方が金利のさらなる上昇につながり、これが米国市場の売り圧力となる可能性がある。  一方、国内に目を移すと日銀が金融緩和を粘り強く続けるなか、日米金利差の拡大を背景に円安・ドル高基調が継続。また、岸田首相は約2000兆円の個人資産を投資に振り向けることで、「資産所得倍増プラン」を推進すると表明した。アベノミクス時のようなインパクトをもたらすかは不透明だが、6月には他のG7(主要7カ国)諸国並みに円滑な入国が可能となるよう水際対策を更に緩和するとの考えを示すなか、海外勢による資金流入が高まる可能性がある。先進国のなかで出遅れていた経済活動の正常化が見込まれる日本への注目度は高まることになろう。  日経225先物はテクニカル面では5日、75日移動平均線が位置する2万6800円近辺が支持線として意識される半面、25日線が位置する2万7100円辺りに上値を抑えられている。決算が集中するため大きなトレンドは出にくいものの、支持線を割り込んで調整が強まる局面では、押し目狙いのロングの動きを想定しておきたい。ショートからはスキャルピング中心での売買とし、スタンスとしてはややロングを意識したポジションに向かわせよう。  6日のVIX指数は一時35.34まで上昇する場面も見られたが、その後は30.19に低下した。25日、75日線を支持線としたリバウンド形状ではあるが、35.00辺りが抵抗線として意識されてきており、終値でこの水準を上回るまでは、リスクオフの動きはそれほど強まらないだろう。  NT倍率は先物中心限月で低下傾向が続いており、ナスダックが年初来安値を更新するなかではTOPIX型の優位が意識されやすい。このため、NTショート(日経225先物売り・TOPIX先物買い)の動きが続きそうだが、14.00倍に接近する局面では、その後のリバランスを想定したNTロングも狙いたいところだろう。  経済スケジュールでは、9日に中国4月貿易収支、米国3月卸売売上高、10日に3月全世帯家計調査、11日に3月景気動向指数、中国4月消費者物価指数、中国4月生産者物価指数、米国4月消費者物価指数、12日に4月景気ウォッチャー調査、米国4月卸売物価指数、13日に米国4月輸入物価指数、米国5月ミシガン大学消費者態度指数が予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 01月限 日経225 28266.57  TOPIX  1988.69 02月限 日経225 27835.60  TOPIX  1965.67 03月限 日経225 25457.94  TOPIX  1808.03 04月限 日経225 27122.37  TOPIX  1904.02 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/06 05月06日  26900  27110  26540  27110  +300 22/06 05月02日  26990  27380  26600  26810  -60 22/06 04月28日  26230  26880  26180  26870  +480 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/06 05月06日  1902.0  1919.5  1881.0  1919.5  +23.5 22/06 05月02日  1912.0  1939.0  1886.0  1896.0  -7.0 22/06 04月28日  1852.5  1903.0  1848.0  1903.0  +42.0 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日比 05月06日(06月限)  26885  -225 05月05日(06月限)  26735  -75 05月04日(06月限)  27425  +615 05月03日(06月限)  27065  +255 05月02日(06月限)  26860  +50 04月29日(06月限)  26730  -140 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 04月22日    2603億円  +53億円  7636億円  -332億円 04月15日    2549億円  -298億円  7969億円  -873億円 04月08日    2848億円  -226億円  8842億円  -2056億円 04月01日    3074億円  +560億円 1兆0899億円  -2338億円 03月25日    2514億円  +136億円 1兆3237億円  +1692億円 03月18日    2378億円  +317億円 1兆1545億円  +2178億円 03月11日    2060億円 +2018億円  9366億円  +4736億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 04月28日    8554万株   +1662万株  2億6622万株   +596万株 04月27日    6892万株   -919万株  2億6026万株   -1244万株 04月26日    7811万株    -38万株  2億7271万株   -539万株 04月25日    7850万株   +151万株  2億7810万株   -309万株 04月22日    7699万株    +26万株  2億8120万株   -1093万株 04月21日    7672万株    -68万株  2億9214万株   +457万株 04月20日    7741万株    +82万株  2億8756万株   +782万株 04月19日    7658万株    -57万株  2億7974万株   -310万株 04月18日    7716万株   +440万株  2億8285万株   -1008万株 04月15日    7275万株    -68万株  2億9294万株   +898万株 04月14日    7344万株   -425万株  2億8395万株   -1084万株 04月13日    7770万株   -373万株  2億9479万株   +449万株 04月12日    8143万株   -697万株  2億9030万株   -2311万株 04月11日    8840万株   +676万株  3億1341万株   -1383万株 ■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分) 【2022年】 1月14日  701億円 1月25日  701億円 2月14日  701億円 3月07日  701億円 4月07日  701億円 株探ニュース 2022/05/08 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―再び弱気なポジションに修正も、下値ではFOMC通過後のアク抜けを想定したロングの動き 「再び弱気なポジションに修正も、下値ではFOMC通過後のアク抜けを想定したロングの動き」  今週の日経225先物は2営業日のみとなるため、日本主導でのトレンド形成は考えづらく、様子見姿勢が強まるなかで外部環境の影響を大きく受けやすいだろう。  米国で主要企業の決算発表が本格化するなか、4月28日の米国市場ではメタ・プラットフォームズの決算が好感され、NYダウは614ドル高、ナスダックは382ポイント高だった。この日のシカゴ日経平均先物清算値は27日の日中大阪比405円高の2万7275円となった。  翌29日の米国市場は一変、NYダウは939ドル安、ナスダックは536ポイント安と大きく売られた。28日夕に2022年1-3月期決算を発表したアマゾン・ドット・コムの最終損益が7年ぶりの赤字となったほか、増収率が2四半期連続で10%を下回る小幅な伸びだったことが嫌気された。アマゾンが14%を超える下落となったほか、アップルやマイクロソフトなどハイテク株が軒並み下落。シカゴ日経225先物は27日の日中大阪比140円安の2万6730円だった。  5月2日の東京市場はこれにサヤ寄せする格好からギャップスタートが見込まれ、チャート上では75日線を下回り、5日線が位置する2万6730円辺りでの攻防となろう。ただし、連休の谷間とあって市場参加者が限られるなか、ヘッジ対応の商いが集中することによって、イレギュラー的な価格形成を見せる可能性もある。祝日前の4月28日は、急ピッチな円安進行によって弱気で見ていたポジションのヘッジを緩める動きから、引けにかけてリバウンドを強めた面もあったと考えられ、再び弱気なポジションに修正してくる可能性があるだろう。  ただし、5月3-4日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では0.5%の利上げを決めると予想されている。市場では0.75%の利上げを織り込む動きも見られていたことから、FOMC通過後のアク抜けの動きも想定される。そのため、ショートに大きく傾ける動きも考えづらく、売り一巡後はFOMC通過後の反転を睨んだ、ややロング寄りのポジションを取りに行く動きも意識されやすい。  VIX指数は33.40に上昇した。一時34.84まで上昇しており、26日につけた直近の高値33.81を超える場面も見られた。リスクオフに向かいやすい状況であり、スキャルピング中心の売買のほか、日中はグローベックスの米株先物などの動向を睨みながらの値動きとなろう。  また、週末6日には4月の米雇用統計が発表されるが、それに先だって4日に発表される4月ADP雇用統計の動向によって、方向性を探ることになるだろう。また、3日にはアドバンスト・マイクロ・デバイシズの決算発表が予定されており、先行きの見通しに対して市場の関心が集まることになりそうだ。  27日のNT倍率は先物中心限月で14.11倍に低下した。4月13日につけた直近安値水準まで下げてきたことで、いったんはリバウンドが意識されやすいが、米ハイテク株の下落影響による一段の低下が見込まれるところだ。この水準を明確に下回ってくるようだと、3月16日の安値13.85倍がターゲットとなる可能性があり、NTショート(日経225先物売り・TOPIX先物買い)によるスプレッド狙いの動きが強まる展開は意識しておきたい。  4月第3週(4月18日-22日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週連続で買い越しており、買い越し額は1139億円(前週は866億円の買い越し)だった。なお、現物は2380億円の買い越し(同863億円の買い越し)と4週連続の買い越しであり、先物は1241億円の売り越し(同3億円の買い越し)と2週ぶりに売り越している。個人は現物と先物の合算で329億円の買い越しで、2週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で162億円の売り越しとなり、3週連続の売り越しだった。海外投資家は3週連続での買い越しだったが、1100億円程度の買い越しと動きは限定的。レンジが定まらず、グローバル景気の後退懸念もあり、なかなかドルベースで安いと思えども手が出せなかったようだ。  経済スケジュールでは、2日に4月消費動向調査、米国4月ISM製造業景況指数、3日に米国3月製造業新規受注、4日に米国3月貿易収支、5日にイングランド(BOE)政策金利発表、中国4月財新サービス部門購買担当者景気指数(PMI)、米国1-3月期四半期非農業部門労働生産性速報値などが予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 01月限 日経225 28266.57  TOPIX  1988.69 02月限 日経225 27835.60  TOPIX  1965.67 03月限 日経225 25457.94  TOPIX  1808.03 04月限 日経225 27122.37  TOPIX  1904.02 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/06 04月28日  26230  26880  26180  26870  +480 22/06 04月27日  26540  26620  25970  26390  -260 22/06 04月26日  26600  26850  26400  26650  +110 22/06 04月25日  27070  27230  26470  26540  -560 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/06 04月28日  1852.5  1903.0  1848.0  1903.0  +42.0 22/06 04月27日  1870.0  1875.5  1835.0  1861.0  -15.0 22/06 04月26日  1876.5  1888.0  1860.0  1876.0  +3.5 22/06 04月25日  1902.0  1912.5  1865.0  1872.5  -30.5 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日比 04月29日(06月限)  26730  -140 04月28日(06月限)  27275  +405 04月27日(06月限)  26375  -15 04月26日(06月限)  26065  -585 04月25日(06月限)  26795  +255 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 04月22日    2603億円  +53億円  7636億円  -332億円 04月15日    2549億円  -298億円  7969億円  -873億円 04月08日    2848億円  -226億円  8842億円  -2056億円 04月01日    3074億円  +560億円 1兆0899億円  -2338億円 03月25日    2514億円  +136億円 1兆3237億円  +1692億円 03月18日    2378億円  +317億円 1兆1545億円  +2178億円 03月11日    2060億円 +2018億円  9366億円  +4736億円 03月04日     42億円  -292億円  4630億円  +346億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 04月26日    7811万株    -38万株  2億7271万株   -539万株 04月25日    7850万株   +151万株  2億7810万株   -309万株 04月22日    7699万株    +26万株  2億8120万株   -1093万株 04月21日    7672万株    -68万株  2億9214万株   +457万株 04月20日    7741万株    +82万株  2億8756万株   +782万株 04月19日    7658万株    -57万株  2億7974万株   -310万株 04月18日    7716万株   +440万株  2億8285万株   -1008万株 04月15日    7275万株    -68万株  2億9294万株   +898万株 04月14日    7344万株   -425万株  2億8395万株   -1084万株 04月13日    7770万株   -373万株  2億9479万株   +449万株 04月12日    8143万株   -697万株  2億9030万株   -2311万株 04月11日    8840万株   +676万株  3億1341万株   -1383万株 ■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分) 【2022年】 1月14日  701億円 1月25日  701億円 2月14日  701億円 3月07日  701億円 4月07日  701億円 株探ニュース 2022/05/01 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―米国市場は4会合の利上げを織り込む動き、目先のボトムを模索へ 「米国市場は4会合の利上げを織り込む動き、目先のボトムを模索へ」  今週の日経225先物は、22日の米国市場が大幅続落した影響により、週初はギャップスタートが見込まれる。先週は2万7000円および75日移動平均線水準での底堅さが意識されていたが、ナイトセッションでこの水準を明確に割り込んできたため、2万6500円や4月13日につけた直近安値(ナイトセッション含む)である2万6240円、さらに節目の2万6000円が下値のメドとして意識されてくる可能性が高まった。  22日の米国市場でNYダウが一時1000ドルを超える下落となったほか、ナスダックは2.5%超の下落で3月半ば以来の安値水準に接近してきた。米長期金利が高止まりするなか、米連邦準備理事会(FRB)の積極的な金融引き締めが景気を冷やすとの懸念が改めて強まった。パウエルFRB議長は21日、国際通貨基金(IMF)の会合で、5月の米連邦公開市場委員会(FOMC)において0.5%の利上げが選択肢となるとの考えを示した。  5月FOMCでの0.5%利上げを市場はほぼ100%織り込んでいるものの、直近2日間の米国市場の下落は、5月、6月、7月、9月の4会合まで1会合当たり0.25~0.50%の引き上げを織り込んでいく動きのようにも映る。クリーブランド連銀のメスター総裁は1回の会合での0.75%の利上げには反対の考えを示しているが、市場は「0.5%の利上げを今後何回行うか」をテーマとして動くことになろう。  VIX指数は28.21に上昇し、上値抵抗線だった75日線を明確に上放れてきた。リスクオフに向かいやすいところだが、日経225先物のナイトセッションでの下落はそれほど大きくはなく、週明けの日本株は大幅続落が想定されるものの、ギャップスタート後の底堅さは意識される可能性がありそうだ。また、21日の米国市場では商いを伴っての下落であり、3月半ば以来の出来高だった。コモディティさえも弱くS&P500業種別指数はすべてが下落するなど、4回会合利上げを一気に織り込みに行ったともみられ、調整は最終段階にきている可能性もある。また、ショートも明らかに積み上がったとみられる。  今週は米国では大型テック株の決算が控えているほか、国内でも主要企業の決算発表が本格化する。さらに月末、ゴールデンウイーク(GW)前であることや、GW中に5月のFOMCが開催されるとあって、市場参加者は限られ、薄商いのなかでイレギュラー的に値幅の出やすい週でもある。基本的には短期的なトレードが中心で、ショートに向かいやすい需給状況であることから、その後のリバウンドを想定した押し目狙いのロングスタンスが有効になりそうだ。  なお、4月27日、28日の日銀金融政策決定会合では、金融政策に関してイールドカーブ・コントロール、資産買い入れ方針、フォワード・ガイダンスといった全ての面で据え置きが予想される。日銀が公表した地域経済報告で、9地域中8地域で景気判断が下方修正されている以上、日銀は当面、それをサポートすべく金融緩和を続けるとの判断に落ち着くと見られる。  また、先週のNT倍率は先物中心限月で14.20~14.30倍のレンジ推移だった。3月下旬以降は14.30倍が上値抵抗となる一方で、75日線水準では底堅さがみられていた。週初は指数インパクトの大きい値がさ株が指数を押し下げることで、NT倍率の低下が見込まれるものの、75日線および13日の安値14.10倍に接近する局面では、修正リバウンドを想定したNTロング(日経225先物買い・TOPIX先物売り)によるスプレッド狙いの動きが入りやすいだろう。  4月第2週(4月11日-15日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週連続で買い越しており、買い越し額は866億円(前週は6159億円の買い越し)だった。なお、現物は863億円の買い越し(同6857億円の買い越し)と3週連続の買い越しであり、先物は3億円の買い越し(同697億円の売り越し)と3週ぶりに買い越している。個人は現物と先物の合算で192億円の売り越しで、3週ぶりの売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で2309億円の売り越しとなり、2週連続の売り越しだった。  経済スケジュールでは、25日に2月景気動向指数改定値、26日に米国3月耐久財受注、米国4月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)、米国3月新築住宅販売件数、27日に米国3月卸売在庫、28日に3月鉱工業生産、米国1-3月期実質国内総生産(GDP)、29日に米国3月個人消費支出、米国4月ミシガン大学消費者態度指数確報値、米国4月シカゴ購買部協会景気指数が予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 01月限 日経225 28266.57  TOPIX  1988.69 02月限 日経225 27835.60  TOPIX  1965.67 03月限 日経225 25457.94  TOPIX  1808.03 04月限 日経225 27122.37  TOPIX  1904.02 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/06 04月22日  27520  27760  26890  27100  -420 22/06 04月21日  27200  27580  27080  27520  +340 22/06 04月20日  26950  27390  26870  27180  +130 22/06 04月19日  26730  27110  26660  27050  +300 22/06 04月18日  27110  27120  26560  26750  -330 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/06 04月22日  1927.0  1941.5  1891.5  1903.0  -24.5 22/06 04月21日  1914.5  1930.0  1908.5  1927.5  +13.5 22/06 04月20日  1894.0  1926.5  1888.5  1914.0  +14.5 22/06 04月19日  1875.0  1899.5  1872.5  1899.5  +23.0 22/06 04月18日  1898.0  1898.0  1862.0  1876.5  -20.0 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日比 04月22日(06月限)  26755  -345 04月21日(06月限)  27155  -365 04月20日(06月限)  27180  0 04月19日(06月限)  27260  +210 04月18日(06月限)  26845  +95 04月14日(06月限)  26915  -275 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 04月15日    2549億円  -298億円  7969億円  -873億円 04月08日    2848億円  -226億円  8842億円  -2056億円 04月01日    3074億円  +560億円 1兆0899億円  -2338億円 03月25日    2514億円  +136億円 1兆3237億円  +1692億円 03月18日    2378億円  +317億円 1兆1545億円  +2178億円 03月11日    2060億円 +2018億円  9366億円  +4736億円 03月04日     42億円  -292億円  4630億円  +346億円 02月25日    334億円   -9億円  4283億円  -647億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 04月20日    7741万株    +82万株  2億8756万株   +782万株 04月19日    7658万株    -57万株  2億7974万株   -310万株 04月18日    7716万株   +440万株  2億8285万株   -1008万株 04月15日    7275万株    -68万株  2億9294万株   +898万株 04月14日    7344万株   -425万株  2億8395万株   -1084万株 04月13日    7770万株   -373万株  2億9479万株   +449万株 04月12日    8143万株   -697万株  2億9030万株   -2311万株 04月11日    8840万株   +676万株  3億1341万株   -1383万株 04月08日    8163万株    -47万株  3億2724万株   -1833万株 04月07日    8211万株   -478万株  3億4557万株   +217万株 04月06日    8689万株   -158万株  3億4340万株   -2589万株 04月05日    8848万株   -186万株  3億6930万株   -681万株 04月04日    9034万株    -94万株  3億7611万株   -1045万株 ■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分) 【2022年】 1月14日  701億円 1月25日  701億円 2月14日  701億円 3月07日  701億円 4月07日  701億円 株探ニュース 2022/04/24 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―2万7000円を挟んだレンジ推移を想定、利益成長に市場の関心がシフトするなかNTロングでのスプレッド狙いも一考 「2万7000円を挟んだレンジ推移を想定、利益成長に市場の関心がシフトするなかNTロングでのスプレッド狙いも一考」  今週の日経225先物は、2万7000円を挟んで狭いレンジ推移が継続しそうである。先週は週前半に700円超下落し一時2万6260円(ナイトセッションを含む)まで売られたものの、週後半のリバウンドによって先週比で若干の上昇だった。また、米国市場もグッドフラーデーの3連休前のポジション調整やヘッジの売りもあって自律反発の域は脱せず、明確な方向感に乏しい週であった。先週はニューヨーク連銀総裁が0.5%の利上げに関して「妥当な選択肢」との見解を示したことで売られるなど、引き続き金利を巡る発言・報道に対してマーケットは過剰、かつ敏感に反応する状況だった。  15日に発表された4月のニューヨーク連銀製造業景況指数は24.6に上昇しコンセンサスを上回る内容だった。これを受けた連休明けの金利および株式市場の動向には注意する必要がある。また、月曜日は欧州市場がイースターマンデーの祝日となることから商いは膨らまず、週初はこう着感の強い相場展開になりそうだ。すでに15日の東証プライムの売買高は海外勢の商いが細った影響で8億8000万株と、東証1部だった2月21日以来の10億株を下回る薄商いであった。  為替市場の動向にも注視する必要があるだろう。今週は主要20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が20日に、米ワシントンで開かれる。約20年ぶりの水準まで進んだ円安を巡り、「21日を軸に日米財務相会談を開く方向で検討に入った」と報じられるなか、関連する報道によっては1ドル=130円台が視野に入る一方で、調整に入る可能性もあり、為替変動をきっかけとしたインデックスに絡んだ荒い値動きには警戒しておきたいところである。  また、決算シーズンに入るが、今週は21日に日本電産 <6594> [東証P]が予定されているほかは発表される企業数は少ない。米国では決算発表が本格化してきており、先週はゴールドマン・サックス・グループ、モルガン・スタンレー、シティグループ、USバンコープなどの金融株が厳しい環境下ながらコンセンサスを上回る決算となった。ただし、今後のコスト増や企業の資金調達の低迷といった要因が重荷となるとの見方もあり、まちまちの動きだった。  一方で、方向感が乏しくリバランス中心となるなか、米国の投資家が半導体関連のETFを大幅に買い越しているとの見方もされている。短期的にはボラティリティの高い状態ながら、TSMCが14日に発表した決算では成長率見通しを上方修正するなど堅調だったこともあり、市場の関心が金利上昇への警戒から徐々に利益成長にシフトしていく可能性もあるだろう。  そのため、決算待ちとはなるが、株価が低迷する東京エレクトロン <8035> [東証P]など成長期待の大きい半導体株を見直す動きが、日経平均型の底堅い値動きにつながることで、先回り的に日経225先物へのロングに向かわせる局面もありそうだ。先週のNT倍率は先物中心限月で一時3月半ば以来の14.30倍に上昇する場面が見られた。週前半に14.10倍まで低下し、支持線として意識されていた25日移動平均線を下回る場面もあったが、週後半にかけて上値抵抗線として意識されていた75日線を突破しており、トレンドは上向いている。相場全体がこう着感の強い展開になるなか、NTロング(日経225先物買い・TOPIX先物売り)によるスプレッド狙いは入りやすいだろう。  また、先週のVIX指数は12日に25.38まで上昇した後は、25日、75日線に上値を抑えられる形状で低下を見せている。金利動向のほかウクライナ情勢、中国のロックダウンによる経済への影響を警戒しつつもVIX指数は低位で落ち着いた動きであるため、リスク選好に向かいそうだ。そのため、積極的なリバウンド狙いのロングスタンスは考えづらいものの、ショートは振りづらく、押し目狙いのロングが入りやすいだろう。  4月第1週(4月4日-8日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週ぶりに買い越しており、買い越し額は6159億円(前週は8340億円の売り越し)だった。なお、現物は6857億円の買い越し(同3603億円の買い越し)と2週連続の買い越しであり、先物は697億円の売り越し(同1兆1944億円の売り越し)と2週連続で売り越している。個人は現物と先物の合算で3757億円の買い越しで、2週連続の買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で4764億円の売り越しとなり、5週ぶりの売り越しだった。信託銀行は3月第5週(3月28日-4月1日)で見られた配当再投資に伴う買いから、新年度入りに伴う利益確定の売りが入ったようだ。海外投資家も前週の大幅な売り越しに対するリバランスの動きとなった。  経済スケジュールでは、18日に中国3月小売売上高、中国3月鉱工業生産、中国1-3月期GDP、19日に2月鉱工業生産確報値、米国3月住宅着工件数、米国3月建設許可件数、20日に米地区連銀経済報告(ベージュブック)、G20財務相・中央銀行総裁会議、21日に米国4月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、米国3月景気先行指標総合指数、G7財務相・中央銀行総裁会合(~22)、22日に3月全国消費者物価指数、米国4月製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値などが予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 01月限 日経225 28266.57  TOPIX  1988.69 02月限 日経225 27835.60  TOPIX  1965.67 03月限 日経225 25457.94  TOPIX  1808.03 04月限 日経225 27122.37  TOPIX  1904.02 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/06 04月15日  27170  27310  26770  27080  -110 22/06 04月14日  26820  27210  26650  27190  +310 22/06 04月13日  26260  26880  26240  26880  +560 22/06 04月12日  26890  26970  26260  26320  -500 22/06 04月11日  27090  27180  26710  26820  -220 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/06 04月15日  1908.5  1910.5  1880.5  1896.5  -12.5 22/06 04月14日  1890.0  1910.0  1878.5  1909.0  +15.5 22/06 04月13日  1858.0  1893.5  1858.0  1893.5  +32.0 22/06 04月12日  1893.5  1902.0  1859.5  1861.5  -28.0 22/06 04月11日  1902.0  1910.0  1881.5  1889.5  -8.5 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日比 04月15日(06月限)  休場 04月14日(06月限)  26915  -275 04月13日(06月限)  26950  +70 04月12日(06月限)  26300  -20 04月11日(06月限)  26730  -90 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 04月08日    2848億円  -226億円  8842億円  -2056億円 04月01日    3074億円  +560億円 1兆0899億円  -2338億円 03月25日    2514億円  +136億円 1兆3237億円  +1692億円 03月18日    2378億円  +317億円 1兆1545億円  +2178億円 03月11日    2060億円 +2018億円  9366億円  +4736億円 03月04日     42億円  -292億円  4630億円  +346億円 02月25日    334億円   -9億円  4283億円  -647億円 02月18日    344億円 -1482億円  4931億円  +805億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 04月13日    7770万株   -373万株  2億9479万株   +449万株 04月12日    8143万株   -697万株  2億9030万株   -2311万株 04月11日    8840万株   +676万株  3億1341万株   -1383万株 04月08日    8163万株    -47万株  3億2724万株   -1833万株 04月07日    8211万株   -478万株  3億4557万株   +217万株 04月06日    8689万株   -158万株  3億4340万株   -2589万株 04月05日    8848万株   -186万株  3億6930万株   -681万株 04月04日    9034万株    -94万株  3億7611万株   -1045万株 04月01日    9129万株    -73万株  3億8656万株   -2931万株 03月31日    9202万株   +1521万株  4億1588万株   -9037万株 03月30日    7681万株   +218万株  5億0625万株   +216万株 03月29日    7462万株    +51万株  5億0409万株   +5041万株 ■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分) 【2022年】 1月14日  701億円 1月25日  701億円 2月14日  701億円 3月07日  701億円 4月07日  701億円 株探ニュース 2022/04/17 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―2万7000円水準での底固めを想定、指数イベント控えNT倍率は上向く可能性も 「2万7000円水準での底固めを想定、指数イベント控えNT倍率は上向く可能性も」  今週の日経225先物は、2万7000円水準での底固めを意識しつつも、75日移動平均線(2万7140円)や5日線(2万7230円)辺りで上値の重さが警戒される局面では、25日線が位置する2万6680円水準を試してくる可能性を警戒しておきたい。米国では今週から決算シーズンに入るほか、国内でも決算発表の本格化が近づく中、様子見気分は徐々に高まりやすいだろう。まずは8日取引終了後に決算を発表した安川電機 <6506> [東証P]の市場反応に関心が集まる。  同社の決算については、2023年2月期業績予想が市場コンセンサスを上回る強気の計画であり、ポジティブな反応となればセンチメント改善につながるだろう。ただし、市場反応が限られるようだと、今後本格化する決算に対して慎重姿勢が高まりやすく、商いの膨らみづらい需給状況が継続することになりそうだ。なお、米国ではJPモルガン・チェースやゴールドマン・サックス・グループ、モルガン・スタンレー、シティグループ、ウェルズ・ファーゴなど金融企業の決算が予定されている。  8日の米国市場ではNYダウが上昇する一方で、ナスダック、 S&P500が下落しており、ナスダック指数は25日線を割り込んできた。長期金利の上昇が嫌気されて半導体株などの弱い値動きが影響した格好だった。前週までのショートカバーが一巡するなかで支持線を下回ってきたため、連動性の観点からは日経平均型の重荷となる可能性がありそうだ。米国市場が金融引き締めの加速を織り込む動きを見せている状況のなか、引き続き長期金利の動向には注視する必要がありそうだ。  もっとも、6日公表の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨において示された5月FOMCでの0.5%利上げや資産圧縮(QT)開始については概ね織り込まれており、6月、7月の0.5%利上げについても織り込んできていると見られる。一方で長期金利の上昇によるVIXショックの再来を警戒する声も聞かれ始めており、まずは5月FOMCでの0.5%利上げが実施された後の市場反応を見極めたいとするムードは強い。ただし、8日のVIX指数は21.16に低下。先週は6日に24.76まで上昇する場面があったが、同水準に位置する75日線に上値を抑えられる格好となり、その後は低下を見せた。  そのため、現時点ではリスク回避姿勢はそれほど高まらないと見られるが、ロシア問題や上海市のロックダウン(都市封鎖)などに伴うコモディティ価格の高騰が、企業の業績見通しにどの程度影響を与えているかを見極めたいところであろう。慎重な業績見通しが相次ぐようであれば、景気後退リスクが高まるとともにVIX指数の上昇傾向は強まりやすく、ヘッジ対応のショートに向かう可能性にも注視しておく必要がある。  先週のNT倍率は先物中心限月で14.24倍だった。同水準に位置している75日線を挟んだ狭いレンジ推移を継続している。NTスプレッドの動きは明確な方向性を見せていないが、支持線として意識されつつある25日線が切り上がってきているため、小幅なレンジ推移ながらも、75日線を下回る局面では、その後の短期リバウンドを睨んだNTロング(日経225先物買い・TOPIX先物売り)が想定される。  また、長期金利が上昇するなかで指数インパクトの大きい値がさ株は手掛けづらいものの、TOPIXの浮動株比率変更を控えて、先週末には早速、「ウェート低下銘柄売り」・「ウェート上昇銘柄買い」のトレードが観測された。指数に絡んだ需給要因によって、相対的にはNT倍率は上昇しやすい。  3月第5週(3月28日-4月1日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週ぶりに売り越しており、売り越し額は8340億円(前週は1234億円の買い越し)だった。なお、現物は3603億円の買い越し(同1649億円の売り越し)と6週ぶりの買い越しであり、先物は1兆1944億円の売り越し(同2884億円の買い越し)と4週ぶりに売り越している。個人は現物と先物の合算で3週ぶりに1469億円の買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で6592億円と4週連続の買い越しだった。  なお、信託銀行は3月29~30日と配当再投資が行われたため、想定通りの買い越し。海外投資家は現物と先物の合算で最大の売り手となったが、特に先物での売り越しが目立っており、配当再投資に合わせたアービトラージの取引となったようだ。  経済スケジュールでは、11日に中国3月消費者物価指数(CPI)、中国3月生産者物価指数(PPI)。12日に米国3月CPI、13日に2月機械受注、中国3月貿易収支、米国3月PPI、14日に欧州中央銀行(ECB)政策金利、米国3月小売売上高、米国4月ミシガン大学消費者態度指数、15日に米国4月ニューヨーク連銀製造業景気指数、米国3月鉱工業生産などが予定されている。なお、15日はグッドフライデーの祝日で欧米市場は休場となる。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 01月限 日経225 28266.57  TOPIX  1988.69 02月限 日経225 27835.60  TOPIX  1965.67 03月限 日経225 25457.94  TOPIX  1808.03 04月限 日経225 27122.37  TOPIX  1904.02 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/06 04月08日  26960  27240  26760  27040  +140 22/06 04月07日  27430  27430  26780  26900  -530 22/06 04月06日  27840  27880  27200  27430  -370 22/06 04月05日  27690  28020  27630  27800  +10 22/06 04月04日  27730  27870  27570  27790  +130 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/06 04月08日  1895.5  1913.5  1883.0  1898.0  +7.0 22/06 04月07日  1927.5  1929.0  1881.0  1891.0  -36.5 22/06 04月06日  1955.0  1956.5  1918.5  1927.5  -24.0 22/06 04月05日  1953.5  1974.5  1942.5  1951.5  -6.5 22/06 04月04日  1948.0  1958.0  1939.5  1958.0  +16.5 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日比 04月08日(06月限)  26990  -50 04月07日(06月限)  27055  +155 04月06日(06月限)  27110  -320 04月05日(06月限)  27520  -280 04月04日(06月限)  28000  +210 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 04月01日    3074億円  +560億円 1兆0899億円  -2338億円 03月25日    2514億円  +136億円 1兆3237億円  +1692億円 03月18日    2378億円  +317億円 1兆1545億円  +2178億円 03月11日    2060億円 +2018億円  9366億円  +4736億円 03月04日     42億円  -292億円  4630億円  +346億円 02月25日    334億円   -9億円  4283億円  -647億円 02月18日    344億円 -1482億円  4931億円  +805億円 02月10日    1826億円 +1471億円  4126億円  +603億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 04月06日    8689万株   -158万株  3億4340万株   -2589万株 04月05日    8848万株   -186万株  3億6930万株   -681万株 04月04日    9034万株    -94万株  3億7611万株   -1045万株 04月01日    9129万株    -73万株  3億8656万株   -2931万株 03月31日    9202万株   +1521万株  4億1588万株   -9037万株 03月30日    7681万株   +218万株  5億0625万株   +216万株 03月29日    7462万株    +51万株  5億0409万株   +5041万株 03月28日    7410万株   +715万株  4億5368万株   -306万株 03月25日    6695万株   +165万株  4億5674万株   +179万株 03月24日    6530万株    -97万株  4億5494万株   -372万株 03月23日    6628万株    +1万株  4億5867万株   +2855万株 03月22日    6626万株    -4万株  4億3011万株   +2558万株 ■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分) 【2022年】 1月14日  701億円 1月25日  701億円 2月14日  701億円 3月07日  701億円 4月07日  701億円 株探ニュース 2022/04/10 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―2万8000円を中心に2万7500円~2万8500円辺りのレンジ推移を想定 「2万8000円を中心に2万7500円~2万8500円辺りのレンジ推移を想定」  今週の日経225先物は、2万8000円を中心に2万7500円~2万8500円辺りのレンジ推移を想定しておきたい。ウクライナ情勢に関する報道に加えて、6日には3月に開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨が公表されるため、外部環境に振られやすい状況が続く。ウクライナ情勢については、4月1日にオンラインで停戦協議が再開されたが、依然として双方の歩み寄りは見られなかった。ただし、ロシアのプーチン大統領とウクライナのゼレンスキー大統領による首脳会談が開かれる可能性なども報じられており、相場の変動要因になりそうだ。  また、FOMC議事要旨については、足元でパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長をはじめ複数のFRB高官が、5月のFOMCでの0.5%の利上げに言及しているほか、バランスシート縮小(QT)の可能性を示唆するなど、タカ派姿勢を強めていた。1日に発表された3月の米雇用統計では非農業部門雇用者数が前月比43.1万人増と予想は下回ったものの、失業率は市場予想以上に低下したほか、平均時給が予想以上に増えた。雇用統計の結果を受けて、債券市場では2年債が10年債利回りを上回る逆イールド(長短金利の逆転)が発生。インフレ押し下げに向けた措置を巡る協議内容に市場の関心が集まりやすく、これを受けた米国市場の動向に対して神経質になりそうである。  そのなかで、需給面が下支えとなる可能性がある。先週は期末特有の需給要因の影響からこう着感の強い相場展開だった。東京市場は配当再投資のほか年金基金による株式比率の修正に伴う需給、オリックス<8691>の日経平均組み入れのためのリバランスの商いを睨んだ動きだった。また、米国市場でも月末と期末が重なったことによるリバランスの動きがあった。特に米国のリバランス需給については、3月の上旬時点では買い越しと見られていたものの、その後の米国市場の強いリバウンドによって結果は大幅な売り越しとなり、3月31日のNYダウは550ドルを超える下落だった。  もっとも、期末の需給面での影響が大きかった分、これを通過したことによって今後は新年度入りに伴う資金流入が意識されてくることで、下値の堅さが意識されやすいだろう。日経225先物は75日移動平均線が2万7210円辺りに位置しており、レンジ下限を下回ったとしても同線が目先的には支持線として意識されやすく、押し目狙いのロングスタンスで対応したいところである。先週末の東京市場では米雇用統計の発表を控えていたこともあって、新年度入りに伴う資金流入と見られる動きは目立っていなかった。今週もFOMC議事要旨の公表を控えていることから慎重姿勢ながらも、押し目ではインデックスに絡んだ資金流入が意識されそうだ。  また、VIX指数は19.63に低下した。3月末には一時21.48に上昇する場面があったが、引き続き20.00を下回ってきたことで、ショート筋は仕掛けづらくなっただろう。3月半ば以降は低下が続いているため、いったんはリバウンドが想定されるものの、75日線が位置する24.30水準を明確に上放れてくるまでは、過度にリスクオフの動きにはつながらないとみておきたい。そのほか、先週のNT倍率は先物中心限月で緩やかな上昇を見せており、週半後半には約1カ月ぶりに14.30倍を回復。75日線を挟んだ攻防から同線を支持線に変えてきていることもあり、NTロング寄りの動きだった。  なお、4日から東証の市場区分が変更となり、プライム市場、スタンダード市場、グロース市場の3つに再編される。新たな市場区分によって物色に変化が見られるかを見極めたいところだが、TOPIXについては10月末から、四半期ごと10段階で構成比率を逓減(ていげん)する一方で、日経平均構成銘柄は毎年1回を原則として10月に定期入れ替えが行われる。ウエイト調整の頻度から見た場合、足元では日経平均型への組み入れが優勢になりそうだ。  3月第4週(3月22日-25日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週連続で買い越しており、買い越し額は1234億円(前週は2740億円の買い越し)だった。なお、現物は1649億円の売り越し(同1955億円の売り越し)と5週連続の売り越しであり、先物は2884億円の買い越し(同4695億円の買い越し)と3週連続で買い越している。個人は現物と先物の合算で3307億円の売り越しで、2週連続の売り越しだった。  経済スケジュールでは、4日に米国2月製造業新規受注、5日に米国2月貿易収支、米国3月ISM非製造業景況指数、6日に中国3月財新サービス部門購買担当者景気指数(PMI)、FOMC議事要旨、7日に2月景気先行指数、8日に3月景気ウオッチャー調査、米国2月卸売売上高などが予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 01月限 日経225 28266.57  TOPIX  1988.69 02月限 日経225 27835.60  TOPIX  1965.67 03月限 日経225 25457.94  TOPIX  1808.03 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/06 04月01日  27840  27920  27390  27660  -130 22/06 03月31日  27950  28090  27670  27790  -210 22/06 03月30日  28020  28410  27720  28000  +80 22/06 03月29日  27790  28030  27710  27920  +270 22/06 03月28日  27880  28050  27570  27650  -260 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/06 04月01日  1949.5  1954.5  1920.0  1941.5  -5.0 22/06 03月31日  1964.0  1970.5  1943.5  1946.5  -21.5 22/06 03月30日  1968.5  1994.5  1949.0  1968.0  +7.0 22/06 03月29日  1954.0  1972.0  1951.0  1961.0  +16.0 22/06 03月28日  1960.0  1972.0  1940.5  1945.0  -18.0 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日比 04月01日(06月限)  27795  +135 03月31日(06月限)  27535  -255 03月30日(06月限)  27760  -240 03月29日(06月限)  28340  +420 03月28日(06月限)  28010  +360 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 03月25日    2514億円  +136億円 1兆3237億円  +1692億円 03月18日    2378億円  +317億円 1兆1545億円  +2178億円 03月11日    2060億円 +2018億円  9366億円  +4736億円 03月04日     42億円  -292億円  4630億円  +346億円 02月25日    334億円   -9億円  4283億円  -647億円 02月18日    344億円 -1482億円  4931億円  +805億円 02月10日    1826億円 +1471億円  4126億円  +603億円 02月04日    355億円  +316億円  3522億円  -84億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 03月30日    7681万株   +218万株  5億0625万株   +216万株 03月29日    7462万株    +51万株  5億0409万株   +5041万株 03月28日    7410万株   +715万株  4億5368万株   -306万株 03月25日    6695万株   +165万株  4億5674万株   +179万株 03月24日    6530万株    -97万株  4億5494万株   -372万株 03月23日    6628万株    +1万株  4億5867万株   +2855万株 03月22日    6626万株    -4万株  4億3011万株   +2558万株 03月18日    6631万株   +932万株  4億0453万株   +1843万株 03月17日    5698万株   -222万株  3億8609万株   +1276万株 03月16日    5921万株   +118万株  3億7332万株   +2642万株 03月15日    5803万株    -18万株  3億4689万株   +1396万株 03月14日    5821万株    -7万株  3億3293万株   -400万株 ■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分) 【2022年】 1月14日  701億円 1月25日  701億円 2月14日  701億円 3月07日  701億円 株探ニュース 2022/04/03 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―期末特有の需給要因を下支え、押し目狙いのロングを想定 「期末特有の需給要因を下支え、押し目狙いのロングを想定」  今週の日経225先物は急ピッチのリバウンドで過熱感は警戒されるものの、期末の需給要因を下支えに堅調な相場展開が見込まれる。3月16日以降、陽線を重ねる形でリバウンド基調を強めているが、先週は祝日明けの22日に2万7000円を回復すると、23日には一気に75日移動平均線を突破し2万7860円(ナイトセッションを含む)まで急伸。24日に2万7350円までの調整を経て、25日には1月半ば以来となる2万8000円台を回復した。  ボリンジャーバンド日足では+2σ水準に到達したことで過熱感が警戒される水準ではあるが、バンドの拡大によって+2σの水準は切り上がりを見せている。また、週足では現在+1σのほか、26週、52週線水準までのリバウンドを見せてきているため、これら抵抗線をクリアしてくるようだと、2万8780円辺りに位置している+2σが次のターゲットになりそうだ。  また、先週のリバウンドで日経平均株価は13週線を突破し、26週線まで上昇してきており、52週線が位置する2万8420円辺りが意識されてくる。3月期末に伴う配当落ち分は日経平均株価が230~240円、TOPIXで22ポイント程度と見られているため、日経平均の配当落ち分を考慮した場合、一段のリバウンドによって2万8000円処が支持線として機能する可能性もある。  需給面では、今回の上昇はCTA(商品投資顧問)の買いとヘッジファンドによるカバーが中心だったと見られるが、今週は期末特有の需給要因が下支えとなる。配当再投資のタイミングはそれぞれだが、これまで配当落ち日かその前日が多い。足元の強いリバウンドによって条件は変わっているだろうが、概ね1兆円~1兆3000億円の配当再投資金額が先物市場に流入することになる。原材料コスト上昇などが企業収益を圧迫する可能性はあるものの、足元でも増額修正の動きが目立っているほか、国内企業の還元性向がグローバル対比で低いこともバッファーとなりそうだ。  また、期末には年金基金による株式比率調整に伴うグローバルでの買いが見込まれる。国内勢は期末に集中するが、海外勢は4月前半までリバランスが継続すると見られ、ショートは仕掛けづらい一方で、押し目狙いのロングが入りやすい。52週線突破からは年初につけた高値奪回を意識したセンチメントに向かう可能性もあるため、ショートカバーの動きは強まりやすいと見ておきたい。  今週は週末に米雇用統計の発表を控えているため、慎重姿勢が高まる可能性はある。ただし、最近では米連邦準備理事会(FRB)の高官から相次いでタカ派傾斜の発言が目立ってきていることから、次回の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げ幅を0.5%に拡大する可能性などは織り込んできているだろう。利上げやウクライナ情勢を巡る報道によって神経質になる局面もあろうが、基本的には押し目狙いのロングの動きを想定しておきたい。  なお、VIX指数は週末に20.81に低下した。2月9日の19.96以来の水準に下がってきたため、テクニカル的にはダブルボトム形成からの反転が意識されやすいが、同水準を下回ってくるようだと一段とリスク選好に傾きやすいと見られる。 また、先週のNT倍率は先物中心限月で一時14.25倍に上昇し、目先的な抵抗線として意識されていた75日線を突破する場面も見られたが、その後は14.21倍と抵抗線に跳ね返される格好だった。25日の米国市場ではナスダック指数が反落しており、指数インパクトの大きい値がさ株などが利食い先行で始まることでTOPIX型優位となる可能性はある。期末の株式比率の修正に伴う年金基金による買い需要などからも、いったんはNT倍率の調整はありそうだ。ただし、足元で強いリバウンドの動きを見せてきていることもあり、NTショートの巻き戻しからNTロングの動きが強まる可能性もあり、スプレッド狙いでは目先的には方向性を見極めたいところであろう。  3月第3週(3月14日-19日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では5週ぶりに買い越しており、買い越し額は2470億円(前週は3149億円の売り越し)だった。なお、現物は1955億円の売り越し(同9935億円の売り越し)と4週連続の売り越しであり、先物は4695億円の買い越し(同6785億円の買い越し)と2週連続で買い越している。個人は現物と先物の合算で5777億円の売り越しで、5週ぶりの売り越しだった。  経済スケジュールでは、28日に米国2月卸売在庫、29日に2月失業率、米国1月ケース・シラー住宅価格指数、米国3月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)、30日に米国3月ADP雇用統計、31日に2月鉱工業生産、中国3月製造業購買担当者景気指数(PMI)、米国2月個人消費支出、米国3月シカゴ購買部協会景気指数、4月1日に日銀短観、中国3月財新製造業購買担当者景気指数(PMI)、米国3月雇用統計、米国3月ISM製造業景況指数などが予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 01月限 日経225 28266.57  TOPIX  1988.69 02月限 日経225 27835.60  TOPIX  1965.67 03月限 日経225 25457.94  TOPIX  1808.03 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/06 03月25日  27860  28140  27700  27910  +70 22/06 03月24日  27750  27930  27350  27840  -20 22/06 03月23日  27090  27860  27090  27860  +790 22/06 03月22日  26700  27120  26600  27070  +340 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/06 03月25日  1959.5  1976.5  1951.5  1963.0  +4.5 22/06 03月24日  1958.0  1966.0  1930.5  1958.5  -6.0 22/06 03月23日  1920.0  1964.5  1919.0  1964.5  +46.0 22/06 03月22日  1895.5  1919.0  1889.0  1918.5  +20.5 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日比 03月25日(06月限)  28045  +135 03月24日(06月限)  28095  +255 03月23日(06月限)  27385  -475 03月22日(06月限)  27450  +380 03月21日(06月限)  27060  +330 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 03月18日    2378億円  +317億円 1兆1545億円  +2178億円 03月11日    2060億円 +2018億円  9366億円  +4736億円 03月04日     42億円  -292億円  4630億円  +346億円 02月25日    334億円   -9億円  4283億円  -647億円 02月18日    344億円 -1482億円  4931億円  +805億円 02月10日    1826億円 +1471億円  4126億円  +603億円 02月04日    355億円  +316億円  3522億円  -84億円 01月28日     38億円  -16億円  3607億円  +59億円 01月21日     54億円  -31億円  3547億円  -597億円 01月14日     85億円  -287億円  4145億円  +528億円 01月07日    373億円  -346億円  3617億円  +316億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 03月23日    6628万株    +1万株  4億5867万株   +2855万株 03月22日    6626万株    -4万株  4億3011万株   +2558万株 03月18日    6631万株   +932万株  4億0453万株   +1843万株 03月17日    5698万株   -222万株  3億8609万株   +1276万株 03月16日    5921万株   +118万株  3億7332万株   +2642万株 03月15日    5803万株    -18万株  3億4689万株   +1396万株 03月14日    5821万株    -7万株  3億3293万株   -400万株 03月11日    5828万株   +4751万株  3億3693万株   +5578万株 03月10日    1076万株   -1756万株  2億8115万株   +7383万株 03月09日    2833万株   +1161万株  2億0731万株   +1729万株 03月08日    1672万株   +306万株  1億9002万株   +1154万株 03月07日    1365万株   +1182万株  1億7848万株   -603万株 ■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分) 【2022年】 1月14日  701億円 1月25日  701億円 2月14日  701億円 3月07日  701億円 株探ニュース 2022/03/27 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―期末の需給要因を下支えに、目先は一段のリバウンドを想定した強気スタンスに 「期末の需給要因を下支えに、目先は一段のリバウンドを想定した強気スタンスに」  今週の日経225先物は、引き続きウクライナとロシアの停戦協議の行方などを睨みつつも、期末特有の需給要因を下支えに、先週の強いリバウンドを引き継ぐ相場展開が期待されそうだ。  先週は、米連邦準備制度理事会(FRB)が米連邦公開市場委員会(FOMC)において予想通り0.25%の利上げ実施を発表。タイミングとしてはこれがアク抜けとなり、日経225先物は米国市場の上昇とともにリバウンド基調を強めた。これまで上値抵抗として意識されていた25日移動平均線を突破したことでショートカバーの勢いが増し、それに伴う裁定買い(現物買い・先物売り)が一段と日経平均株価を押し上げる格好となった。  18日の米国市場は「クアドルプル・ウィッチング」と言われるSQ期日であったが、これに絡んだ商いの影響もあり、主要な株価指数が上昇。FRB高官がインフレを抑制しつつも、良好な米経済環境が続くとの見解を示したことが、金融政策の不透明感を和らげる格好となった。ロシア軍がウクライナ攻撃を拡大しているとの報道を受けて、NYダウが下落に転じる局面が見られたものの、ハイテク株を中心に買い直された。この流れを受けて、日経225先物のナイトセッションで2万7000円を回復してきており、連休明けはこれにサヤ寄せする格好からギャップスタートが見込まれる。  先週のリバウンドで日経225先物は3月4-8日にかけての急落部分を吸収しており、いったんはショートカバーが一巡した感はある。ただし、ナイトセッションで一気に2万7000円を回復し、75日線水準までのリバウンドを見せてきたことで、年明け以降の調整トレンドは転換する格好になるため、一段とショートカバーの動きが強まりやすい。日経平均株価は2万7250円水準で累積出来高が積み上がっており、この水準を捉えてくることが見込まれる。強弱感は対立しやすいものの、この水準をクリアしてくると2万8500円辺りまでは累積出来高が積み上がっていない価格帯となることから、現物主導でリバウンドが強まる可能性はありそうだ。日経平均株価の75日線が位置する2万7500円水準では、いったん達成感が意識されやすいが、押し目狙いの動きは徐々に水準を切り上げてくることが見込まれる。  また、来週から月末にかけては期末特有の需給要因が下支えとなる。今週は配当取りの買いが膨らむ可能性があるほか、3月最終週となる翌週はパッシブファンドによる配当再投資に伴う先物買いが入ると思われる。さらに、この最終週から4月第1週辺りにかけては海外投資家の買い戻しのほか、年金資金などによる株式比率の修正に伴うリバランス買いも期待される。先週の先物手口では買い方はショートカバー、売り方は裁定買いに伴う先物売りが目立っていた。明確にロングのポジションを積み上げる動きは見られておらず、リバウンド余地は大きそうだ。  また、日経平均株価の13週線が2万7320円辺りに位置しているが、これをクリアできれば、2021年9月高値をピークとした調整トレンドラインのレンジ上限を突破してくるため、トレンド転換が意識されてくる。こちらも強弱感が対立しやすい水準ではあるが、ショートは仕掛けづらいところだ。  なお、先週はロシアの外貨建て国債(米ドル建て)の利払いが実施され、デフォルトリスクが和らいだことも安心材料になったが、償還期日は今後も続くため引き続き警戒は必要だろう。そのため、積極的にはロングを積み上げづらい需給状況と言えるが、ショートカバーが強まっている状況下においては、ショートをかけても下げづらい状況であるため、調整局面ではその後の反発を想定した押し目狙いのロングスタンスをみておきたい。  VIX指数は23.87に低下し、75日線を割り込んできた。前回の2月上旬に割り込んだ時は翌日に同線からのリバウンドを見せていたため、週明けの米国市場の動向が注目される。なお、21日10時時点のグローベックスの米株先物はマイナス圏ながら、小幅な下げで推移しているほか、シカゴ先物は2万7000円を上回って推移している。米国市場でも月末にリバランスに伴う買い需要が見込まれるため、小幅な調整にとどまっているようであれば、目先は一段のリバウンドを想定した強気のスタンスとなるか。  先週のNT倍率は先物中心限月で14.08倍に上昇し、年明け以降、上値抵抗線として意識されていた25日線を上回ってきた。ギャップスタートとなれば指数インパクトの大きい値がさ株が日経平均株価をけん引する格好となろう。NTショートの巻き戻しから、いったんはNTロングに切り替わる可能性があるため、75日線が位置する14.24倍辺りまでの上昇を意識しておいてもよさそうだ。ただし、期末要因や年金資金の流入が想定されるなか、TOPIX型優位となる可能性も考えられるため、戻り局面ではNTショートを組成させる動きも意識されよう。  3月第2週(3月7日- 11日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では4週連続で売り越しており、売り越し額は3149億円(前週は3792億円の売り越し)だった。なお、現物は9935億円の売り越し(同2692億円の売り越し)と3週連続の売り越しであり、先物は6785億円の買い越し(同1100億円の売り越し)と4週ぶりに買い越している。個人は現物と先物の合算で670億円の買い越しで、4週連続の買い越しだった。  経済スケジュールでは、22日に米国3月リッチモンド連銀製造業指数、23日に1月景気動向指数改定値、米国2月新築住宅販売件数、24日に米国10-12月期経常収支、米国2月耐久財受注、米国3月製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値、米国3月サービス部門PMI速報値、米国2月企業向けサービス価格指数、25日に米国3月ミシガン大学消費者態度指数などが予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 01月限 日経225 28266.57  TOPIX  1988.69 02月限 日経225 27835.60  TOPIX  1965.67 03月限 日経225 25457.94  TOPIX  1808.03 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/06 03月18日  26420  26730  26270  26730  +290 22/06 03月17日  25630  26460  25600  26440  +840 22/06 03月16日  25010  25600  24840  25600  +470 22/06 03月15日  25100  25260  24960  25130  +80 22/06 03月14日  25140  25520  24900  25050  -40 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/06 03月18日  1879.5  1898.0  1867.0  1898.0  +18.0 22/06 03月17日  1839.0  1882.0  1837.0  1880.0  +42.5 22/06 03月16日  1797.0  1837.5  1784.0  1837.5  +30.5 22/06 03月15日  1792.5  1813.0  1785.5  1807.0  +18.5 22/06 03月14日  1789.0  1814.0  1773.5  1788.5  +2.5 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日比 03月18日(06月限)  27040  +310 03月17日(06月限)  26475  +35 03月16日(06月限)  26125  +525 03月15日(06月限)  25375  +245 03月14日(06月限)  25040  -10 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 03月11日    2060億円 +2018億円  9366億円  +4736億円 03月04日     42億円  -292億円  4630億円  +346億円 02月25日    334億円   -9億円  4283億円  -647億円 02月18日    344億円 -1482億円  4931億円  +805億円 02月10日    1826億円 +1471億円  4126億円  +603億円 02月04日    355億円  +316億円  3522億円  -84億円 01月28日     38億円  -16億円  3607億円  +59億円 01月21日     54億円  -31億円  3547億円  -597億円 01月14日     85億円  -287億円  4145億円  +528億円 01月07日    373億円  -346億円  3617億円  +316億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 03月16日    5921万株   +118万株  3億7332万株   +2642万株 03月15日    5803万株    -18万株  3億4689万株   +1396万株 03月14日    5821万株    -7万株  3億3293万株   -400万株 03月11日    5828万株   +4751万株  3億3693万株   +5578万株 03月10日    1076万株   -1756万株  2億8115万株   +7383万株 03月09日    2833万株   +1161万株  2億0731万株   +1729万株 03月08日    1672万株   +306万株  1億9002万株   +1154万株 03月07日    1365万株   +1182万株  1億7848万株   -603万株 03月04日    182万株    +9万株  1億8451万株   +169万株 03月03日    173万株   -624万株  1億8281万株   +958万株 03月02日    797万株    +77万株  1億7323万株   -1781万株 03月01日    719万株   -749万株  1億9104万株   +1461万株 02月28日    1469万株   +107万株  1億7643万株   -247万株 ■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分) 【2022年】 1月14日  701億円 1月25日  701億円 2月14日  701億円 3月07日  701億円 株探ニュース 2022/03/21 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―スキャルピングを中心とした短期売買に振らされやすい状況が続く 「スキャルピングを中心とした短期売買に振らされやすい状況が続く」  今週の日経225先物は、ロシアによるウクライナ侵攻と西側諸国の対ロ制裁などに起因する、エネルギー価格の高騰や世界経済の減速リスクの高まりを背景に不安定な状況が継続することになりそうだ。11日に3月限の先物オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を通過し需給が軽くなった一方で、積極的にポジションを取りづらい状況は変わらず、スキャルピングを中心とした短期的な売買に振られやすい状況は変わらない。週末のナイトセッションでも一時2万5520円まで上昇したものの、終盤にかけて上げ幅を縮め、結局2万4910円と下落に転じて取引を終えている。  チャート形状では25日移動平均線に上値を抑えられる格好で調整トレンドを継続する一方で、下値は3月9日につけた2万4310円(6月限、ナイトセッションを含む)を安値に下値を切り上げてきており、目先的には2万5000円を中心レンジとした攻防が見込まれる。もっとも、日中取引、ナイトセッションともに500円程度の振り幅を見せている。需給が軽くなった分、大きく振れた方向には追随する格好でロング、ショートともに値幅取り狙いの動きが加わりやすい。  先週末11日は前引けでTOPIXの下落率が2.0%を超えなかったことで、日銀のETF買い入れはないと見た売り仕掛けにより、後場には2万4720円まで売られた。ただし、引けにかけてのショートカバーにより2万5090円まで下落幅を縮めていた。スタンスとしてはショートから入る動きが優勢になりやすいが、スキャルピングを中心としたトレードのなか、バイアスが強まる局面ではカバーを狙ったロングでの値幅取り狙いは有効だろう。  なお、プーチン大統領の発言からはロシア・ウクライナの停戦交渉は進展が期待しづらいなか、市場の関心は15-16日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)に移ることになる。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、すでに3月会合で0.25パーセントの利上げを支持する方針を議会証言で明らかにしているため、サプライズはないと考えられる。とはいえ、FOMC通過までは模様眺めムードのなか、リバウンド機運は高まりづらいと考えられるため、予想通り0.25%パーセントの利上げとなれば、いったんはアク抜け感につながると見られる。  なお、ゴールドマン・サックスでは足元でS&P500の2022年末の見通しを修正しており、4900ポイントから4700ポイントに下方修正した。コモディティ価格急騰や世界景気の成長鈍化を背景にEPS予想を引き下げおり、ダウンサイドリスクでの想定としては、3600ポイントとしている。先週の引け味の悪さもあって、米国の動きに影響を受けやすい点には注意する必要はあるだろう。また、国内では日銀が17-18日に金融政策決定会合を開催する。金融政策面では、すべての面で現状維持が見込まれる。  VIX指数は30.75に上昇した。ウクライナ情勢を巡る報道によって終盤にかけて30.00を超えた格好だが、朝方には一時28.84まで低下する場面があった。リバウンドのトレンドからやや下放れを見せて25日線水準まで下げてきたため、いったんはリバウンドも想定されるが、同線を下回ってくるようだと、ややリスク選好の動きに向かう可能性もあるだろう。  先週のNT倍率は先物中心限月で14.04倍に低下した、足元では14.00~14.10倍辺りでの保ち合いを形成しており、上値は25日線に抑えられている。リスク選好となる局面では指数インパクトの大きい値がさ株が指数を押し上げる格好で日経平均型が優位となる可能性はあるものの、3月期末が意識されるなか、上昇局面ではNTショート(TOPIX先物買い・日経225先物売り)によるスプレッドを狙ったポジション組成の動きを取りたいところだ。  3月第1週(2月28日-3月4日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週連続で売り越しており、売り越し額は3792億円(前週は3083億円の売り越し)だった。なお、現物は2692億円の売り越し(同2678億円の売り越し)と2週連続の売り越しであり、先物は1100億円の売り越し(同405億円の売り越し)と3週連続で売り越している。個人は現物と先物の合算で4425億円の買い越しで、3週連続の買い越しだった。  経済スケジュールでは、15日に中国2月小売売上高、米国3月ニューヨーク連銀製造業景気指数、16日に2月貿易統計、米国2月小売売上高、17日に1月機械受注、米国2月住宅着工件数、米国3月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、米国2月鉱工業生産、18日に2月全国消費者物価指数、米国2月景気先行指標総合指数などが予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 04月限 日経225 29909.73  TOPIX  1961.13 05月限 日経225 27748.22  TOPIX  1871.53 06月限 日経225 29046.40  TOPIX  1958.82 07月限 日経225 27726.72  TOPIX  1897.15 08月限 日経225 28093.15  TOPIX  1958.27 09月限 日経225 30085.93  TOPIX  2065.84 10月限 日経225 28098.14  TOPIX  1967.56 11月限 日経225 29388.47  TOPIX  2024.92 12月限 日経225 28523.30  TOPIX  1987.25 01月限 日経225 28266.57  TOPIX  1988.69 02月限 日経225 27835.60  TOPIX  1965.67 03月限 日経225 25457.94  TOPIX  1808.03 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/06 03月11日  25480  25500  24720  25090  -410 22/03 03月10日  24850  25740  24800  25740  +990 22/03 03月09日  24680  25160  24550  24750  +60 22/03 03月08日  25250  25530  24690  24690  -520 22/03 03月07日  26120  26180  25000  25210  -890 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/06 03月11日  1813.5  1814.5  1765.51786.0  -27.5 22/03 03月10日  1770.0  1835.0  1765.5  1835.0  +73.5 22/03 03月09日  1755.0  1783.0  1747.5  1761.5  +2.5 22/03 03月08日  1793.0  1811.5  1755.5  1759.0  -32.5 22/03 03月07日  1854.0  1858.5  1781.0  1791.5  -60.5 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日比 03月11日(06月限)  24905  -185 03月10日(06月限)  25060  -440 03月09日(03月限)  25395  +645 03月08日(03月限)  24805  +115 03月07日(03月限)  25030  -180 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 03月04日     42億円  -292億円  4630億円  +346億円 02月25日    334億円   -9億円  4283億円  -647億円 02月18日    344億円 -1482億円  4931億円  +805億円 02月10日    1826億円 +1471億円  4126億円  +603億円 02月04日    355億円  +316億円  3522億円  -84億円 01月28日     38億円  -16億円  3607億円  +59億円 01月21日     54億円  -31億円  3547億円  -597億円 01月14日     85億円  -287億円  4145億円  +528億円 01月07日    373億円  -346億円  3617億円  +316億円 12月30日    720億円  -841億円  3300億円  +348億円 12月24日    1561億円  +579億円  2951億円  +24億円 12月17日    982億円  -196億円  2927億円  +86億円 12月10日    1178億円  -967億円  2841億円  -727億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 03月09日    2833万株   +1161万株  2億0731万株   +1729万株 03月08日    1672万株   +306万株  1億9002万株   +1154万株 03月07日    1365万株   +1182万株  1億7848万株   -603万株 03月04日    182万株    +9万株  1億8451万株   +169万株 03月03日    173万株   -624万株  1億8281万株   +958万株 03月02日    797万株    +77万株  1億7323万株   -1781万株 03月01日    719万株   -749万株  1億9104万株   +1461万株 02月28日    1469万株   +107万株  1億7643万株   -247万株 02月25日    1361万株   +422万株  1億7890万株   -1242万株 02月24日    939万株    +5万株  1億9132万株   +1227万株 02月22日    934万株    +20万株  1億7904万株   -820万株 02月21日    913万株   -329万株  1億8725万株   -1622万株 02月18日    1243万株    -66万株  2億0347万株   -116万株 02月17日    1309万株   +273万株  2億0464万株   -1619万株 02月16日    1035万株   -1341万株  2億2083万株   +1890万株 02月15日    2376万株   -1968万株  2億0193万株   +1523万株 02月14日    4345万株   -483万株  1億8670万株   +1922万株 02月10日    4828万株   -595万株  1億6748万株   +220万株 02月09日    5423万株   +2885万株  1億6527万株   +1249万株 02月08日    2538万株   +1013万株  1億5278万株   +1398万株 02月07日    1525万株    +58万株  1億3880万株   -711万株 02月04日    1466万株   -187万株  1億4592万株   +708万株 02月03日    1654万株   +796万株  1億3884万株   -219万株 02月02日    857万株   -136万株  1億4103万株   +525万株 02月01日    994万株   -738万株  1億3577万株   -862万株 01月31日    1732万株   +1577万株  1億4440万株   -674万株 01月28日    155万株   -322万株  1億5114万株   +1584万株 01月27日    478万株   +317万株  1億3530万株   -338万株 01月26日    161万株    +2万株  1億3868万株   +55万株 01月25日    158万株    +38万株  1億3813万株   -838万株 01月24日    119万株    -10万株  1億4652万株   +153万株 ■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分) 【2021年】 1月4日  501億円 1月15日  501億円 1月20日  501億円 1月28日  501億円 2月26日  501億円 3月4日  501億円 3月5日  501億円 3月22日  501億円 3月24日  701億円 3月30日  501億円 4月21日  701億円 6月21日  701億円 9月29日  701億円 10月1日  701億円 【2022年】 1月14日  701億円 1月25日  701億円 2月14日  701億円 3月07日  701億円 株探ニュース 2022/03/13 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―メジャーSQに向けたロールは順調に進む可能性も、ヘッジ対応の動きには注意も 「メジャーSQに向けたロールは順調に進む可能性も、ヘッジ対応の動きには注意も」  今週の日経225先物は、引き続きウクライナ情勢を睨みながらの相場展開が続きそうだ。先週はロシアが強硬姿勢を緩めないなか、関連する報道に振らされる場面が目立った。特に欧米市場の動向に影響を受ける形で、ナイトセッションでの変動が大きかった。連日、ギャップスタートで始まることが多かったため、これに伴うヘッジ対応が日中の波乱につながる状況となった。  今週は、週末に3月限の先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を控え、商いは週を通じて6月限への限月交代に伴うロールオーバーが中心となる。通常であれば、こう着感の強い展開が予想されるが、ロシアのウクライナ攻撃が激化している状況では不確実性が大きく、落ち着きどころを探る動きになりそうだ。急激な変動に対してはヘッジの動きが強まりやすく、ヘッジがさらなるヘッジ対応につながる動きには注意しておきたい。  6月限とのスプレッドはマイナス250円程度で推移している。これは配当を反映したものだが、10-12月期決算の発表後に配当予想を増額修正する動きが見られていることから、スプレッドは拡大する可能性がある。ただし、現在のロール水準の実勢値は概ね妥当と考えられるため、ロールは順調に進むことになりそうだ。SQに絡んだ商いでは波乱の動きは高まらず、結局はウクライナ情勢がカギを握ることになる。  なお、4日の米国市場では主要な株価指数が下落し、シカゴ日経平均先物は日中大阪比230円安の2万5870円で取引を終えた。日経225先物のナイトセッションも同水準であり、週明けはこれにサヤ寄せする形になるだろう。また、2月の米雇用統計で非農業部門の雇用者数が前月比67万8000人増と市場予想(40万人増程度)を上回った。平均時給の伸び率は前月から鈍化し市場予想を下回っており、強いインフレ圧力がやや落ち着いたことも示唆された。もっとも、米金融政策の見通しを変えるほどの結果ではなく、市場の反応は限られた。  15-16日には米連邦公開市場委員会(FOMC)が予定されているが、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は先週の議会証言において0.25%の利上げに踏み切り、2020年3月のコロナ危機以来続けてきたゼロ金利政策を終える考えを表明している。これまで0.50%の利上げを予想する向きもあったが、ウクライナ侵攻や米欧などの経済制裁の影響を鑑みて0.25%の利上げにとどめると見られており、米金融政策に対する警戒感はそれほど高まらないと見ておきたい。  日経225先物は、チャート上では切り下がる25日移動平均線に上値を抑えられる調整トレンドを継続している。5日線とのマイナス乖離も開いていることから、5日線が位置する2万6370円辺りが上値抵抗線として意識されてくる可能性がある。一方で、下値については2月25日の2万5590円(ナイトセッションを含む)が射程に入ってきている。ロシアがウクライナに侵攻した2月24日の市場反応で見せた安値を下回ってくるようだと、下へのバイアスが強まりやすい点には注意する必要がありそうだ。そのため、日中はスキャルピングのトレードの中で、戻り売りスタンスでのショートが入りやすいだろう。  VIX指数は31.98に上昇。上昇ピッチは緩やかで落ち着いた動きだが、下値を切り上げるトレンドを形成しているため、リスクオンには向かいづらい。また、先週のNT倍率は先物中心限月で14.09倍に低下した。NTショートのリバランスにより週半ばには14.20倍まで上昇し、上値抵抗線として意識されていた25日線を突破する場面も見られた。ただし、週末には「ロシア軍がウクライナの原発を砲撃」といった報道をきっかけに日経平均型への売りが強まり、一時14.01倍に低下する場面もあった。外部環境の改善が見られるまでは、25日線水準までのリバウンドの局面では、NTショート(日経225先物売り・TOPIX先物買い)を組成する形とし、その後のNT倍率の低下を想定したスプレッド狙いのスタンスと見ておきたい。  2月第4週(2月21日- 25日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週連続で売り越しており、売り越し額は3083億円(前週は59億円の売り越し)だった。なお、現物は2678億円の売り越し(同32億円の買い越し)と2週ぶりの売り越しであり、先物は405億円の売り越し(同91億円の売り越し)と2週連続で売り越している。個人は現物と先物の合算で1058億円の買い越しで、2週連続の買い越しだった。  経済スケジュールでは、7日に中国2月貿易収支、米国1月消費者信用残高、8日に1月景気動向指数、米国1月貿易収支、9日に10-12月期GDP改定値、中国2月消費者物価指数、10日に欧州中央銀行(ECB)政策金利、米国2月消費者物価指数、11日に1-3月期法人企業景気予測調査、米国3月ミシガン大学消費者態度指数などが予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 03月限 日経225 29282.41  TOPIX  1930.42 04月限 日経225 29909.73  TOPIX  1961.13 05月限 日経225 27748.22  TOPIX  1871.53 06月限 日経225 29046.40  TOPIX  1958.82 07月限 日経225 27726.72  TOPIX  1897.15 08月限 日経225 28093.15  TOPIX  1958.27 09月限 日経225 30085.93  TOPIX  2065.84 10月限 日経225 28098.14  TOPIX  1967.56 11月限 日経225 29388.47  TOPIX  2024.92 12月限 日経225 28523.30  TOPIX  1987.25 01月限 日経225 28266.57  TOPIX  1988.69 02月限 日経225 27835.60  TOPIX  1965.67 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/03 03月04日  26640  26690  25760  26100  -560 22/03 03月03日  26250  26720  26230  26660  +300 22/03 03月02日  26940  26950  26270  26360  -520 22/03 03月01日  26580  27020  26490  26880  +320 22/03 02月28日  26480  26970  26260  26560  +60 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/03 03月04日  1883.5  1886.0  1835.5  1852.0  -33.5 22/03 03月03日  1852.0  1890.0  1851.0  1888.5  +26.5 22/03 03月02日  1905.0  1905.0  1855.5  1859.0  -41.0 22/03 03月01日  1892.5  1912.0  1885.5  1900.0  +9.0 22/03 02月28日  1878.0  1914.5  1867.0  1891.0  +11.0+ ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日比 03月04日(03月限)  25870  -230 03月03日(03月限)  26370  -290 03月02日(03月限)  26670  +310 03月01日(03月限)  26425  -455 02月28日(03月限)  26650  +90 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 02月25日    334億円   -9億円  4283億円  -647億円 02月18日    344億円 -1482億円  4931億円  +805億円 02月10日    1826億円 +1471億円  4126億円  +603億円 02月04日    355億円  +316億円  3522億円  -84億円 01月28日     38億円  -16億円  3607億円  +59億円 01月21日     54億円  -31億円  3547億円  -597億円 01月14日     85億円  -287億円  4145億円  +528億円 01月07日    373億円  -346億円  3617億円  +316億円 12月30日    720億円  -841億円  3300億円  +348億円 12月24日    1561億円  +579億円  2951億円  +24億円 12月17日    982億円  -196億円  2927億円  +86億円 12月10日    1178億円  -967億円  2841億円  -727億円 12月03日    2146億円 +1687億円  3568億円  -1232億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 03月02日    797万株   +77万株   1億7323万株   -1781万株 03月01日    719万株   -749万株  1億9104万株   +1461万株 02月28日    1469万株   +107万株  1億7643万株   -247万株 02月25日    1361万株   +422万株  1億7890万株   -1242万株 02月24日    939万株    +5万株  1億9132万株   +1227万株 02月22日    934万株    +20万株  1億7904万株   -820万株 02月21日    913万株   -329万株  1億8725万株   -1622万株 02月18日    1243万株    -66万株  2億0347万株   -116万株 02月17日    1309万株   +273万株  2億0464万株   -1619万株 02月16日    1035万株   -1341万株  2億2083万株   +1890万株 02月15日    2376万株   -1968万株  2億0193万株   +1523万株 02月14日    4345万株   -483万株  1億8670万株   +1922万株 02月10日    4828万株   -595万株  1億6748万株   +220万株 02月09日    5423万株   +2885万株  1億6527万株   +1249万株 02月08日    2538万株   +1013万株  1億5278万株   +1398万株 02月07日    1525万株    +58万株  1億3880万株   -711万株 02月04日    1466万株   -187万株  1億4592万株   +708万株 02月03日    1654万株   +796万株  1億3884万株   -219万株 02月02日    857万株   -136万株  1億4103万株   +525万株 02月01日    994万株   -738万株  1億3577万株   -862万株 01月31日    1732万株   +1577万株  1億4440万株   -674万株 01月28日    155万株   -322万株  1億5114万株   +1584万株 01月27日    478万株   +317万株  1億3530万株   -338万株 01月26日    161万株    +2万株  1億3868万株   +55万株 01月25日    158万株    +38万株  1億3813万株   -838万株 01月24日    119万株    -10万株  1億4652万株   +153万株 ■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分) 【2021年】 1月4日  501億円 1月15日  501億円 1月20日  501億円 1月28日  501億円 2月26日  501億円 3月4日  501億円 3月5日  501億円 3月22日  501億円 3月24日  701億円 3月30日  501億円 4月21日  701億円 6月21日  701億円 9月29日  701億円 10月1日  701億円 【2022年】 1月14日  701億円 1月25日  701億円 2月14日  701億円 株探ニュース 2022/03/06 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―日経225先物はウクライナ情勢と米金融政策の行方を探りながらの展開に 「日経225先物はウクライナ情勢と米金融政策の行方を探りながらの展開に」  今週の日経225先物は、ウクライナ情勢と米国の金融政策の行方を探りながらの相場展開になりそうだ。ウクライナ情勢については停戦に向けた動きが報じられたことを受けて、25日の米国市場ではNYダウが830ドルを超える上昇となるなど、主要な株価指数が大幅に続伸。シカゴ日経平均先物は大阪比480円高の2万6980円で取引を終えており、週明けはこれにサヤ寄せする格好でギャップスタートになりそうだ。ウクライナ情勢の緊迫化が警戒されるなか、これまでショート寄りのポジションに傾いていたと見られるため、目先的にはショートカバーに伴う動きが相場の下支えとなる可能性がありそうだ。  ただし、25日にウクライナ大統領が「交渉の座に着く」ことを呼びかける一方で、26日にロシア側が「ウクライナが交渉を拒否した」として攻撃を継続するなど、情報戦の中では先行きは不透明な状況である。引き続き報道内容に大きく振られやすく、ボラティリティの髙い需給状況となろう。また、27日には北朝鮮による飛翔体の発射が報じられている。ウクライナ情勢は中国・台湾間の緊張感を高める要因にもつながりかねないため、しばらくは東アジアを含む地政学リスクの高まりが市場ムードを神経質にさせよう。  ロシアとウクライナが停戦交渉につけば、ショートカバーに加えて、中長期的なポジションを抑えていたロングの動きも入りやすいだろう。チャート形状では切り下がる25日移動平均線が上値抵抗線として意識されているため、同線が位置する2万7000円辺りでは強弱感が対立しやすいが、これをクリアし75日線が位置する2万8150円辺りへのリバウンドも想定されてくる可能性がありそうだ。  一方、米国では、4日の雇用統計など重要な経済指標の発表が予定されている。また、バイデン米大統領が1日にインフレと経済を重点に置いた一般教書演説を行うほか、2日、3日にはパウエルFRB議長が半期に一度の金融政策報告について上下院で証言を行う予定である。市場は3月の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げを開始する可能性自体は織り込んできているものの、利上げやバランスシート縮小の時期などを探るうえで様子見姿勢が強まりやすく、上値を抑える要因になりそうだ。  これらを受けた米国市場の動向に影響を受けやすいなか、日経225先物はナイトセッションで大きく反応を示し、日中はギャップスタートとなる可能性が高いだろう。まずは2万7000円水準を明確に上放れてくるかを見極めつつ、戻り売りスタンスに。抵抗線突破となれば2万8000円をターゲットにロング比率を高めていきたいところ。なお、VIX指数は27.59に低下し、安心感につながるものの、25日線水準までの低下であり、もう一段の調整をみせてこないと慎重姿勢は崩せない。  先週のNT倍率は、先物中心限月で14.09倍に上昇した。24日に13.94倍に低下した後に、週末はリバウンドを見せた格好だ。週明けは米国市場の上昇を受けてNT倍率は上昇が見込まれるものの、下向きのトレンドは継続している。抵抗線として意識される25日線が位置する14.16倍辺りまでのリバウンドは想定しつつも、その後のリバランスを想定したNTショート(日経225先物売り・TOPIX先物買い)の組成も入りやすいタイミングになりそうだ。  2月第3週(2月14日-18日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週ぶりに売り越しており、売り越し額は59億円(前週は2169億円の買い越し)だった。なお、現物は32億円の買い越し(同148億円の売り越し)と6週ぶりの買い越しであり、先物は91億円の売り越し(同2318億円の買い越し)と2週ぶりに売り越している。個人は現物と先物の合算で1142億円の買い越しで、3週ぶりの買い越しだった。  経済スケジュールでは、28日に1月鉱工業生産速報値、3月1日に中国2月製造業購買担当者景気指数(PMI)、米国2月製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値、米国2月ISM製造業景況指数、2日に10-12月期法人企業統計調査、米国2月ADP雇用統計、米国地区連銀経済報告(ベージュブック)、3日に中国2月財新サービス部門PMI、米国2月サービス部門PMI改定値、2月ISM非製造業景況指数、4日に1月失業率、米国2月雇用統計などが予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 03月限 日経225 29282.41  TOPIX  1930.42 04月限 日経225 29909.73  TOPIX  1961.13 05月限 日経225 27748.22  TOPIX  1871.53 06月限 日経225 29046.40  TOPIX  1958.82 07月限 日経225 27726.72  TOPIX  1897.15 08月限 日経225 28093.15  TOPIX  1958.27 09月限 日経225 30085.93  TOPIX  2065.84 10月限 日経225 28098.14  TOPIX  1967.56 11月限 日経225 29388.47  TOPIX  2024.92 12月限 日経225 28523.30  TOPIX  1987.25 01月限 日経225 28266.57  TOPIX  1988.69 02月限 日経225 27835.60  TOPIX  1965.67 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/03 02月25日  25660  26500  25590  26500  +570 22/03 02月24日  26370  26920  25750  25930  -500 22/03 02月22日  26990  27000  26230  26430  -510 22/03 02月21日  27060  27130  26530  26940  -150 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/03 02月25日  1844.0  1880.0  1831.5  1880.0  +22.5 22/03 02月24日  1879.5  1912.5  1842.5  1857.5  -24.0 22/03 02月24日  1915.0  1917.0  1868.0  1881.5  -30.5 22/03 02月21日  1919.0  1923.5  1887.0  1912.0  -9.0 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日比 02月25日(03月限)  26980  +480 02月24日(03月限)  26260  +330 02月23日(03月限)  26330  -100 02月22日(03月限)  26655  +225 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 02月18日    344億円 -1482億円  4931億円  +805億円 02月10日    1826億円 +1471億円  4126億円  +603億円 02月04日    355億円  +316億円  3522億円  -84億円 01月28日     38億円  -16億円  3607億円  +59億円 01月21日     54億円  -31億円  3547億円  -597億円 01月14日     85億円  -287億円  4145億円  +528億円 01月07日    373億円  -346億円  3617億円  +316億円 12月30日    720億円  -841億円  3300億円  +348億円 12月24日    1561億円  +579億円  2951億円  +24億円 12月17日    982億円  -196億円  2927億円  +86億円 12月10日    1178億円  -967億円  2841億円  -727億円 12月03日    2146億円 +1687億円  3568億円  -1232億円 11月26日    458億円  +450億円  4801億円  -1800億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 02月22日    934万株    +20万株  1億7904万株   -820万株 02月21日    913万株   -329万株  1億8725万株   -1622万株 02月18日    1243万株    -66万株  2億0347万株   -116万株 02月17日    1309万株   +273万株  2億0464万株   -1619万株 02月16日    1035万株   -1341万株  2億2083万株   +1890万株 02月15日    2376万株   -1968万株  2億0193万株   +1523万株 02月14日    4345万株   -483万株  1億8670万株   +1922万株 02月10日    4828万株   -595万株  1億6748万株   +220万株 02月09日    5423万株   +2885万株  1億6527万株   +1249万株 02月08日    2538万株   +1013万株  1億5278万株   +1398万株 02月07日    1525万株    +58万株  1億3880万株   -711万株 02月04日    1466万株   -187万株  1億4592万株   +708万株 02月03日    1654万株   +796万株  1億3884万株   -219万株 02月02日    857万株   -136万株  1億4103万株   +525万株 02月01日    994万株   -738万株  1億3577万株   -862万株 01月31日    1732万株   +1577万株  1億4440万株   -674万株 01月28日    155万株   -322万株  1億5114万株   +1584万株 01月27日    478万株   +317万株  1億3530万株   -338万株 01月26日    161万株    +2万株  1億3868万株   +55万株 01月25日    158万株    +38万株  1億3813万株   -838万株 01月24日    119万株    -10万株  1億4652万株   +153万株 01月21日    129万株   -195万株  1億4498万株   +1115万株 01月20日    325万株   +104万株  1億3383万株   +505万株 01月19日    220万株    +40万株  1億2878万株   -2230万株 01月18日    179万株    -74万株  1億5108万株   -945万株 01月17日    254万株    +49万株  1億6054万株   -454万株 ■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分) 【2021年】 1月4日  501億円 1月15日  501億円 1月20日  501億円 1月28日  501億円 2月26日  501億円 3月4日  501億円 3月5日  501億円 3月22日  501億円 3月24日  701億円 3月30日  501億円 4月21日  701億円 6月21日  701億円 9月29日  701億円 10月1日  701億円 【2022年】 1月14日  701億円 1月25日  701億円 2月14日  701億円 株探ニュース 2022/02/27 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―2万6700円から25日線水準のレンジでのスキャルピング中心の商いに 「2万6700円から25日線水準のレンジでのスキャルピング中心の商いに」  今週の日経225先物は、商いの膨らみづらい需給状況のなか、神経質な相場展開が見込まれる。先週はウクライナ情勢に関する報道と米金融当局による金融引き締めに関する発言など、外的要因に大きく振らされる相場展開だった。  2月15日に一時2万6700円(ナイトセッションを含む)まで下落した後は、ロシアがウクライナ国境付近に集結させている部隊の一部撤収を始めたとの発表を受けて、16日には一時2万7470円まで大幅反発。翌17日には1月の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨においてタカ派色が強まらなかったことが安心感につながると、2万7550円まで上昇する場面もあった。ただし、その直後にウクライナ情勢に関する報道をきっかけに弱い値動きを見せ、週末18日には2万6780円まで下落したが、米ロ会談が行われる見通しとなったことが材料視されて2万7000円を回復して週の取引を終えていた。トレンドを伴った展開とはならず、ウクライナ情勢に関する報道に敏感に反応する需給状況であり、短期筋の売買が中心だった。  週末の米国市場は、バイデン米大統領が「プーチン大統領はウクライナ侵攻を決断したと確信している」と述べたことがリスク回避に向かわせており、主要な株価指数が下落。この流れを受けた日経225先物はナイトセッションで再び2万7000円を割り込んでいる。米国市場では週明け月曜日がプレジデントデー(大統領の日)の祝日となることから、3連休前のポジション調整の動きも強まったと考えられるが、今週開催されると見られる米ロ会談の進展待ちといったところであろう。  日経225先物はチャートでみると、切り下がる25日移動平均線に上値を抑えられる形状を続けている。まずは、この抵抗線を明確に上放れてこないと、ショートカバーは強まりづらく、戻り売りスタンスのトレードがコンセンサスとなる。下値は2万6700円辺りが支持線として意識されそうだが、市場参加者の多くは下へのバイアスが強まると見ていると推測される。それでも2万6700円から25日線水準のレンジとしては現時点で600円程度の値幅があるため、薄商いのなかではこのレンジ内での値幅取り狙いの動きが活発化することになりそうだ。  先週の東証1部の売買代金は連日で3兆円を下回っており、中長期目線での資金流入は限られている。米金融引き締めについては3月のFOMCで利上げに踏み切ることは、市場は既に織り込んでいるであろう。結局はウクライナ情勢に市場の関心が集まるなか、中長期目線の投資家は様子見を続けていることになる。先物の手口を見てもポジションを大きく傾けてくる動きは限られており、乱高下に伴うレバETFなどのヘッジ対応はあるものの、概ね日中で取引を完結する動きが目立っていた。外部環境の落ち着きが明確に見られるまでは、スキャルピングを中心とした商いが継続しそうだ。  なお、VIX指数は週初に32.04まで上昇した後は落ち着いた動きを見せていた。週半ばに23.88まで低下した後は同水準に位置する25日線を支持線として反発したものの、ウクライナ情勢を巡る報道に対して過度な反応はみせておらず、市場は情勢を見守っているといったところであろう。  先週のNT倍率は、先物中心限月で13.98倍まで低下した後は14.14倍までのリバウンドを見せる場面があった。地政学リスクが急速に和らぐ局面では指数インパクトの大きい値がさ株主導になるため、25日線が位置する14.20倍辺りまでの上昇は想定しておきたいところ。一方で、3月末が接近するなかでは配当志向の物色が強まりやすく、バリューシフトからTOPIX型優位の状況に向かいやすいと考えられる。ポジションを積極的には傾けづらい需給状況においては、NTショート(日経225先物売り・TOPIX先物買い)によるスプレッド狙いが有効になると見ておきたい。  2月第2週(2月7日-2月10日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では5週ぶりに買い越しており、買い越し額は2169億円(前週は2151億円の売り越し)だった。なお、現物は148億円の売り越し(同1705億円の売り越し)と5週連続の売り越しであり、先物は2318億円の買い越し(同445億円の売り越し)と5週ぶりに買い越している。個人は現物と先物の合算で2158億円の売り越しで、2週連続の売り越しだった。  経済スケジュールでは、22日に米国2月製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値、米国2月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)、24日に米国10-12月期実質国内総生産(GDP)改定値、米国1月新築住宅販売件数、25日に12月景気動向指数改定値、米国1月個人所得、米国1月個人消費支出、米国2月ミシガン大学消費者態度指数確報値などが予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 02月限 日経225 29718.77  TOPIX  1940.02 03月限 日経225 29282.41  TOPIX  1930.42 04月限 日経225 29909.73  TOPIX  1961.13 05月限 日経225 27748.22  TOPIX  1871.53 06月限 日経225 29046.40  TOPIX  1958.82 07月限 日経225 27726.72  TOPIX  1897.15 08月限 日経225 28093.15  TOPIX  1958.27 09月限 日経225 30085.93  TOPIX  2065.84 10月限 日経225 28098.14  TOPIX  1967.56 11月限 日経225 29388.47  TOPIX  2024.92 12月限 日経225 28523.30  TOPIX  1987.25 01月限 日経225 28266.57  TOPIX  1988.69 02月限 日経225 27835.60  TOPIX  1965.67 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値  清算値  前日比 22/03 02月18日  27220  27320  26780  27090  -70 22/03 02月17日  27410  27550  27060  27160  -270 22/03 02月16日  26860  27470  26820  27430  +590 22/03 02月15日  27060  27150  26700  26840  -260 22/03 02月14日  27690  27750  26920  27100  -600 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/03 02月18日  1931.0  1936.5  1904.0  1921.0  -6.0 22/03 02月17日  1945.0  1955.5  1919.5  1927.0  -18.5 22/03 02月16日  1914.5  1953.0  1910.5  1945.5  +33.0 22/03 02月15日  1929.5  1936.0  1905.0  1912.5  -19.5 22/03 02月14日  1964.5  1967.5  1912.5  1932.0  -34.0 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日比 02月18日(03月限)  26845  -245 02月17日(03月限)  26880  -280 02月16日(03月限)  27460  +30 02月15日(03月限)  27445  +605 02月14日(03月限)  27055  -45 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 02月10日    1826億円 +1471億円  4126億円  +603億円 02月04日    355億円  +316億円  3522億円  -84億円 01月28日     38億円  -16億円  3607億円  +59億円 01月21日     54億円  -31億円  3547億円  -597億円 01月14日     85億円  -287億円  4145億円  +528億円 01月07日    373億円  -346億円  3617億円  +316億円 12月30日    720億円  -841億円  3300億円  +348億円 12月24日    1561億円  +579億円  2951億円  +24億円 12月17日    982億円  -196億円  2927億円  +86億円 12月10日    1178億円  -967億円  2841億円  -727億円 12月03日    2146億円 +1687億円  3568億円  -1232億円 11月26日    458億円  +450億円  4801億円  -1800億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 02月16日    1035万株   -1341万株  2億2083万株   +1890万株 02月15日    2376万株   -1968万株  2億0193万株   +1523万株 02月14日    4345万株   -483万株  1億8670万株   +1922万株 02月10日    4828万株   -595万株  1億6748万株   +220万株 02月09日    5423万株   +2885万株  1億6527万株   +1249万株 02月08日    2538万株   +1013万株  1億5278万株   +1398万株 02月07日    1525万株    +58万株  1億3880万株   -711万株 02月04日    1466万株   -187万株  1億4592万株   +708万株 02月03日    1654万株   +796万株  1億3884万株   -219万株 02月02日    857万株   -136万株  1億4103万株   +525万株 02月01日    994万株   -738万株  1億3577万株   -862万株 01月31日    1732万株   +1577万株  1億4440万株   -674万株 01月28日    155万株   -322万株  1億5114万株   +1584万株 01月27日    478万株   +317万株  1億3530万株   -338万株 01月26日    161万株    +2万株  1億3868万株   +55万株 01月25日    158万株    +38万株  1億3813万株   -838万株 01月24日    119万株    -10万株  1億4652万株   +153万株 01月21日    129万株   -195万株  1億4498万株   +1115万株 01月20日    325万株   +104万株  1億3383万株   +505万株 01月19日    220万株    +40万株  1億2878万株   -2230万株 01月18日    179万株    -74万株  1億5108万株   -945万株 01月17日    254万株    +49万株  1億6054万株   -454万株 ■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分) 【2021年】 1月4日  501億円 1月15日  501億円 1月20日  501億円 1月28日  501億円 2月26日  501億円 3月4日  501億円 3月5日  501億円 3月22日  501億円 3月24日  701億円 3月30日  501億円 4月21日  701億円 6月21日  701億円 9月29日  701億円 10月1日  701億円 【2022年】 1月14日  701億円 1月25日  701億円 2月14日  701億円 株探ニュース 2022/02/20 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―地政学リスク警戒でギャップスタート、NTショートによるスプレッド狙いが有効 「地政学リスク警戒でギャップスタート、NTショートによるスプレッド狙いが有効」  今週の日経225先物は、波乱含みのスタートになりそうだ。注目された1月米国消費者物価指数(CPI)が市場予想を大幅に上回る伸びとなったことが嫌気され、10日のシカゴ日経平均先物は2万7385円(日経225先物のナイトセッションは2万7380円)に下落した。チャート形状では25日移動平均線に上値を抑えられる格好で、5日線を若干下回る形状だった。  翌11日の米国市場ではNYダウが503ドル安、S&P500が85ポイント安、ナスダックが394ポイントと主要3指数が大幅に続落。米政府はロシアが早ければ北京冬季五輪が閉幕する前にウクライナに対し軍事攻撃に出る恐れがあるとの見解を示したことを受け、地政学リスクを警戒した売りが膨らんだ。シカゴ日経225先物も2万6930円と連日で大幅に下落し、終値ベースでは2月3日以来1週間ぶりに2万7000円を割り込んだ。この影響により週明けの東京市場はギャップスタートとなろう。  日経225先物は先週の上昇で2万7500円~2万8000円のレンジに移行していただけに、再び2万7000円を割り込んでくることで、ヘッジ対応の売り圧力が警戒されやすい。米国務省は在ウクライナ大使館員に退避命令を出しており、領事業務を13日に停止すると報じられていることもあり、今週はウクライナ情勢の行方に神経質にならざるを得ない状況である。  まずはギャップスタート後の底堅さを見極めるなか、2万7000円水準で踏ん張りを見せられるかがポイントとなる。下へのバイアスが強まるようだと、2万6500円~2万7000円のレンジに移行し、次第に1月27日につけた2万6020円(ナイトセッショを含む)が意識されてくる可能性も出てくるため、戻り売りスタンスによるショートが優勢になるだろう。パラボリックではシグナル転換となるSAR値は2万6776円辺りに位置しているため、これにタッチすると陰転シグナルが発生することになる。一方で2万7000円水準での底堅さが見られるようだと押し目狙いのロングスタンスに向わせる可能性もあり、積極的にはポジションを傾けづらい需給状況である。  また、VIX指数は27.36に上昇した。先週は低下傾向から1月14日以来の20.00を下回ったものの、25日線水準からリバウンドを見せる格好となった。一時30.99と30.00を超える場面もあったこともあり、リスクオフに向わせやすいだろう。  そのほか、先週のNT倍率は先物中心限月で14.08倍だった。9日には一時14.07倍に低下したため、昨年10月安値だった14.11倍を下回ってきた。これまでの支持線を下回ってきたことでサポートが失われ、NT倍率の低下傾向が続きやすい。2020年5月以来の14.00倍割れも意識されやすく、NTショート(日経225先物売り・TOPIX先物買い)によるスプレッド狙いの動きが有効になりそうだ。NTショートで対応しつつ、地政学リスクが和らぐ局面では、日経225先物のショートを減らす格好で、若干ロング寄りのポジションに向わせよう。  2月第1週(1月31日-2月4日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では4週連続で売り越しており、売り越し額は2151億円(前週は5200億円の売り越し)だった。なお、現物株は1705億円の売り越し(同2009億円の売り越し)と4週連続の売り越しであり、先物は445億円の売り越し(同3190億円の売り越し)と4週連続で売り越している。個人は現物と先物の合算で1586億円の売り越しで、5週ぶりの売り越しだった。  経済スケジュールでは、15日に10-12月期国内総生産(GDP)速報値、米国1月卸売物価指数(PPI)、米国2月ニューヨーク連銀製造業景気指数、16日に中国1月CPI、中国1月PPI、米国1月小売売上高、米国1月鉱工業生産、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨、17日に米国1月住宅着工件数、米国2月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、18日に米国1月中古住宅販売件数、米国1月景気先行指標総合指数などが予定されている。なお、米1月PPIは伸びが鈍化すると予想されているため、インフレ懸念を和らげる可能性があり、反発材料になりそうだ。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 02月限 日経225 29718.77  TOPIX  1940.02 03月限 日経225 29282.41  TOPIX  1930.42 04月限 日経225 29909.73  TOPIX  1961.13 05月限 日経225 27748.22  TOPIX  1871.53 06月限 日経225 29046.40  TOPIX  1958.82 07月限 日経225 27726.72  TOPIX  1897.15 08月限 日経225 28093.15  TOPIX  1958.27 09月限 日経225 30085.93  TOPIX  2065.84 10月限 日経225 28098.14  TOPIX  1967.56 11月限 日経225 29388.47  TOPIX  2024.92 12月限 日経225 28523.30  TOPIX  1987.25 01月限 日経225 28266.57  TOPIX  1988.69 02月限 日経225 27835.60  TOPIX  1965.67 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値  清算値  前日比 22/03 02月10日  27550  27860  27510  27700  +150 22/03 02月09日  27270  27610  27190  27550  +270 22/03 02月08日  27270  27450  27130  27280  +60 22/03 02月07日  27390  27440  27070  27220  -190 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/03 02月10日  1952.0  1970.0  1949.0  1966.0  +13.0 22/03 02月09日  1932.5  1958.0  1926.5  1953.0  +20.5 22/03 02月08日  1926.0  1942.0  1916.0  1932.5  +10.0 22/03 02月07日  1929.0  1930.0  1906.5  1922.5  -7.5 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日比 02月11日(03月限)  26930  -770 02月10日(03月限)  27385  -315 02月09日(03月限)  27825  +275 02月08日(03月限)  27395  +115 02月07日(03月限)  27200  -20 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 02月04日    355億円  +316億円  3522億円  -84億円 01月28日     38億円  -16億円  3607億円  +59億円 01月21日     54億円  -31億円  3547億円  -597億円 01月14日     85億円  -287億円  4145億円  +528億円 01月07日    373億円  -346億円  3617億円  +316億円 12月30日    720億円  -841億円  3300億円  +348億円 12月24日    1561億円  +579億円  2951億円  +24億円 12月17日    982億円  -196億円  2927億円  +86億円 12月10日    1178億円  -967億円  2841億円  -727億円 12月03日    2146億円 +1687億円  3568億円  -1232億円 11月26日    458億円  +450億円  4801億円  -1800億円 11月19日     7億円  -285億円  6601億円  +513億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 02月08日    2538万株   +1013万株  1億5278万株   +1398万株 02月07日    1525万株    +58万株  1億3880万株   -711万株 02月04日    1466万株   -187万株  1億4592万株   +708万株 02月03日    1654万株   +796万株  1億3884万株   -219万株 02月02日    857万株   -136万株  1億4103万株   +525万株 02月01日    994万株   -738万株  1億3577万株   -862万株 01月31日    1732万株   +1577万株  1億4440万株   -674万株 01月28日    155万株   -322万株  1億5114万株   +1584万株 01月27日    478万株   +317万株  1億3530万株   -338万株 01月26日    161万株    +2万株  1億3868万株   +55万株 01月25日    158万株    +38万株  1億3813万株   -838万株 01月24日    119万株    -10万株  1億4652万株   +153万株 01月21日    129万株   -195万株  1億4498万株   +1115万株 01月20日    325万株   +104万株  1億3383万株   +505万株 01月19日    220万株    +40万株  1億2878万株   -2230万株 01月18日    179万株    -74万株  1億5108万株   -945万株 01月17日    254万株    +49万株  1億6054万株   -454万株 01月14日    205万株    -50万株  1億6509万株   -1669万株 01月13日    256万株   -664万株  1億8178万株   +1626万株 01月12日    920万株   -193万株  1億6552万株   +1876万株 ■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分) 【2021年】 1月4日  501億円 1月15日  501億円 1月20日  501億円 1月28日  501億円 2月26日  501億円 3月4日  501億円 3月5日  501億円 3月22日  501億円 3月24日  701億円 3月30日  501億円 4月21日  701億円 6月21日  701億円 9月29日  701億円 10月1日  701億円 【2022年】 1月14日  701億円 1月25日  701億円 株探ニュース 2022/02/13 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―2万7000円底固めから2万7500円突破を想定 「2万7000円底固めから2万7500円突破を想定」  今週の日経225先物は2万7000円水準での底固めを意識しつつ、2万7500円のレンジ上限突破を想定しておきたい。  注目された1月の米雇用統計は、非農業部門の雇用者数が前月比46万7000人増と市場予想(15万人増程度)を大幅に上回った。ADP雇用統計で民間雇用が予想外に減少したこともあって弱い雇用統計を織り込んでいただけに、安心材料となるだろう。4日の米国市場では雇用統計の結果を受けて米連邦準備理事会(FRB)が積極的に金融引き締めを進めるとの見方が高まり、経済活動への影響が警戒されて景気敏感株の一角に売りが見られた。ただし、米長期金利が上昇する局面においてもハイテク株は総じて堅調だった。決算が評価されたアマゾン・ドット・コムの大幅上昇が支援材料となったにせよ、株式市場はある意味、正常化の動きを見せてきたようだ。  また、新型コロナウイルスの新規感染者数が急増するなか、東京都が緊急事態宣言の発出を要請するにあたって基準となる新たな指標を発表した。新たな指標では現状は緊急事態宣言がすぐさま発出される水準ではないため、経済活動の正常化が遅れるとの不安感は和らいだ。さらに、山際新型コロナ対策担当相が水際対策について緩和に向けて柔軟に対応するとの見解を示しており、ショートは仕掛けづらくなったと考えられる。そのため、2万7000円近辺では押し目狙いのロングが入りやすいだろう。  先週の日経225先物は2万7000円水準からのリバウンドにより、3日に2万7570円(ナイトセッションを含む)まで上昇した。その後はメタ・プラットフォームズの急落といった個別企業の決算の影響を大きく受けたほか、節目の2万7500円回復で目先的な達成感も意識されやすい水準であった。2万7500円回復後は調整含みの展開ながら2万7000円水準での底堅さが見られており、1月の米金融政策の行方を警戒視した波乱含みの状況からは落ち着きを取り戻しつつある格好だろう。  市場では3月のFOMC(連邦公開市場委員会)での利上げ、5月のQT(バランスシートの縮小)開始がコンセンサスとなるなか、これらを消化しつつあるようだ。10日には米国1月消費者物価指数の発表が予定されており、インフレ懸念が再び高まる可能性はあるものの、緩やかに織り込む格好になりそうだ。  週末のVIX指数は23.22に低下した。1月24日に38.94まで急伸した後は低下傾向を見せており、2日には20.46まで低下し、支持線として意識される75日移動平均線水準まで調整した。その後は若干のリバウンドを見せているものの、いったんは反転が警戒されやすい水準であろう。ひとまず20.00~25.00近辺での落ち着いた動きが続くようであれば、過度な警戒感は高まらないと見ておきたい。  なお、市場が正常化に向かうなか、ピークを迎える企業決算に関心が集まる。国内では8日に指数インパクトの大きいソフトバンクグループ<9984>の決算発表が予定されており、ソフトバンクグループへの仕掛け的な商いによって、日経225先物の変動を狙った動きも入りやすいだろう。  また、先週のNT倍率は先物中心限月で14.20倍だった。3日には14.14倍に低下する場面もあり、チャート形状では切り下がる25日線に上値を抑えられている。米ハイテク株の底堅い値動きを背景に週初は反発が見込まれるが、昨年10月6日につけた14.11倍を下回ってくると目先的なサポートを失うため、25日線を明確に突破するまではNTショート(日経225先物売り・TOPIX先物買い)でのスプレッド狙いのトレードに向かいやすい面はありそうだ。  1月第4週(1月24日-28日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週連続で売り越しており、売り越し額は5200億円(前週は5793億円の売り越し)だった。なお、現物株は2009億円の売り越し(同3046億円の売り越し)と3週連続の売り越しであり、先物は3190億円の売り越し(同2747億円の売り越し)と3週連続で売り越している。個人は現物と先物の合算で1854億円の買い越しで、4週連続の買い越しだった。  経済スケジュールでは、7日に12月景気動向指数、中国1月財新サービス部門購買担当者景気指数(PMI)、米国12月消費者信用残高、8日に1月景気ウオッチャー調査、米国12月貿易収支、9日に米国12月卸売売上高、10日に米国1月消費者物価指数、米国前週分新規失業保険申請件数、11日に米国2月ミシガン大学消費者態度指数速報値などが予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 02月限 日経225 29718.77  TOPIX  1940.02 03月限 日経225 29282.41  TOPIX  1930.42 04月限 日経225 29909.73  TOPIX  1961.13 05月限 日経225 27748.22  TOPIX  1871.53 06月限 日経225 29046.40  TOPIX  1958.82 07月限 日経225 27726.72  TOPIX  1897.15 08月限 日経225 28093.15  TOPIX  1958.27 09月限 日経225 30085.93  TOPIX  2065.84 10月限 日経225 28098.14  TOPIX  1967.56 11月限 日経225 29388.47  TOPIX  2024.92 12月限 日経225 28523.30  TOPIX  1987.25 01月限 日経225 28266.57  TOPIX  1988.69 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値  清算値  前日比 22/03 02月04日  27180  27430  26940  27410 +210 22/03 02月03日  27490  27570  27150  27200  -340 22/03 02月02日  27080  27540  26970  27540  +510 22/03 02月01日  26970  27400  26820  27030  -20 22/03 01月31日  26660  27120  26230  27050  +340 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/03 02月04日  1918.0  1932.0  1901.0  1930.0  +10.5 22/03 02月03日  1934.0  1939.0  1915.5  1919.5  -19.5 22/03 02月02日  1896.5  1939.5  1889.5  1939.0  +45.0 22/03 02月01日  1892.5  1919.5  1881.0  1894.0  -4.5 22/03 01月31日  1873.5  1900.5  1842.0  1898.5  +23.5 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日比 02月04日(03月限)  27290  -120 02月03日(03月限)  26945  -255 02月02日(03月限)  27450  -90 02月01日(03月限)  27165  +135 01月31日(03月限)  27310  +260 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 01月28日     38億円  -16億円  3607億円  +59億円 01月21日     54億円  -31億円  3547億円  -597億円 01月14日     85億円  -287億円  4145億円  +528億円 01月07日    373億円  -346億円  3617億円  +316億円 12月30日    720億円  -841億円  3300億円  +348億円 12月24日    1561億円  +579億円  2951億円  +24億円 12月17日    982億円  -196億円  2927億円  +86億円 12月10日    1178億円  -967億円  2841億円  -727億円 12月03日    2146億円 +1687億円  3568億円  -1232億円 11月26日    458億円  +450億円  4801億円  -1800億円 11月19日     7億円  -285億円  6601億円  +513億円 11月12日    293億円  +235億円  6088億円  -25億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)       売り      前日比    買い       前日比 02月02日    857万株   -136万株  1億4103万株   +525万株 02月01日    994万株   -738万株  1億3577万株   -862万株 01月31日    1732万株   +1577万株  1億4440万株   -674万株 01月28日    155万株   -322万株  1億5114万株   +1584万株 01月27日    478万株   +317万株  1億3530万株   -338万株 01月26日    161万株    +2万株  1億3868万株   +55万株 01月25日    158万株    +38万株  1億3813万株   -838万株 01月24日    119万株    -10万株  1億4652万株   +153万株 01月21日    129万株   -195万株  1億4498万株   +1115万株 01月20日    325万株   +104万株  1億3383万株   +505万株 01月19日    220万株    +40万株  1億2878万株   -2230万株 01月18日    179万株    -74万株  1億5108万株   -945万株 01月17日    254万株    +49万株  1億6054万株   -454万株 01月14日    205万株    -50万株  1億6509万株   -1669万株 01月13日    256万株   -664万株  1億8178万株   +1626万株 01月12日    920万株   -193万株  1億6552万株   +1876万株 01月11日    1114万株   -205万株  1億4675万株   +522万株 01月07日    1319万株    -25万株  1億4153万株   -1716万株 01月06日    1344万株   -458万株  1億5869万株   +1158万株 01月05日    1803万株    -59万株  1億4710万株   -13万株 01月04日    1862万株   -218万株  1億4724万株   +1254万株 ■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分) 【2021年】 1月4日  501億円 1月15日  501億円 1月20日  501億円 1月28日  501億円 2月26日  501億円 3月4日  501億円 3月5日  501億円 3月22日  501億円 3月24日  701億円 3月30日  501億円 4月21日  701億円 6月21日  701億円 9月29日  701億円 10月1日  701億円 【2022年】 1月14日  701億円 1月25日  701億円 株探ニュース 2022/02/06 17:00 みんかぶニュース その他 売り買いともに積極的な売買は手控えられ、久しぶりに狭いレンジでの推移に 大阪3月限 日経225先物 27200 -340 (-1.23%) TOPIX先物 1919.5 -19.5 (-1.00%)  日経225先物(3月限)は、前日比340円安の2万7200円で取引を終了。寄り付きは2万7260円と、TOPIX先物清算値(2万7450円)を大きく下回り、売りが先行した。直後につけた2万7300円を高値に下落幅を広げ、一時は2万7150円まで売られた。ただし、積極的に売り込む流れにもならず、前場は概ね2万7150円~2万7300円水準での保ち合いとなった。後場に入ると一段とこう着感が強まり、2万7190円~2万7260円と、より狭いレンジでの推移だった。  米国の時間外取引でメタ・プラットフォームズが20%を超える下落で推移していたほか、クアルコムが予想を上回る決算内容にもかかわらず時間外で3%を超える下落となり、エヌビディアなど他の半導体株に売りが広がった。これによりグローベックスのナスダック100先物の下落率は2.0%を超え、センチメントを冷ます格好となった。足元で大きく値幅が出る荒い動きを見せていた日経225先物だったが、本日は狭いレンジでの推移であり、久しぶりに売り買いともに積極的な売買は手控えられたようだ。  朝方はナスダック100先物の弱い値動きが嫌気され、短期筋によるショートを仕掛ける動きがあったと見られる。ただし、2万7110円辺りに位置する5日移動平均線を割り込まなかったことで、早い段階でショートカバーが入ったようだ。もっとも、ショートカバーを狙ったロングの動きは限られており、戻りも限定的だった。なお、5日線は切り上がりを見せているため、ナイトセッションでは2万7200円水準に上昇する。引き続き支持線として機能するかを見極めたいところだ。  本日は時間外での米半導体株安を受けてグロース株が売られ、日経平均株価の重荷となったことから、NT倍率は先物中心限月で一時14.14倍に低下した。1月半ばにつけた直近安値水準を下回ったことから、目先的には昨年10月6日につけた14.11倍が意識されよう。この水準を割り込んでくるようだと明確な支持線を失うため、低下傾向が強まる可能性はある。まずは米半導体株の持ち直しの動きのほか、好決算ながら売りを浴びたソニーグループ<6758>の反転を見極めたいところだ。  手口面では、日経225先物は野村が800枚、大和が470枚、BofAは410枚程度の売り越しに対して、クレディスイスが490枚、ABNアムロが380枚、ソジェンが300枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はBofAが880枚、モルガンSが830枚、ゴールドマンが790枚、JPモルガンが450枚程度の売り越しに対して、ソジェンが880枚、バークレイズが590枚、野村が370枚程度の買い越しだった。 株探ニュース 2022/02/03 17:19 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―日経225先物は5日線を明確に突破できるかがカギ、2万6700円水準では強弱感が対立 「日経225先物は5日線を明確に突破できるかがカギ、2万6700円水準では強弱感が対立」  今週の日経225先物は引き続き不安定な値動きが警戒され、短期筋の売買に振られやすい需給状況が続こう。28日の米国市場でアップルやビザが決算評価から買われたほか、米長期金利の低下を受けてハイテク株が買い直された。ただし、アップルの上昇は時間外取引の上昇で織り込まれていることもあり、東京市場での反応は限られそうである。一方で、市場予想を下回る決算を発表したキャタピラーやシェブロンなどが売られており、発表が本格化する日米決算の影響を受けやすくなろう。  日経225先物は、ナイトセッションで2万6670円と日中比40円安で取引を終えた。一時2万6230円まで下落する場面が見られたものの、引けにかけて日中終値水準まで下落幅を縮めていた。週初は米国市場の反発を受けて買いが先行するものの、2万6700円水準では強弱感が対立しやすく、年明け以降継続している5日移動平均線に上値を抑えられるトレンド形状を明確にクリアできないと、戻り待ちのショートに上値を抑えられやすい。  ナイトセッションの時点で5日線は2万6734円水準に位置しているため、明確にこれを突破できるかが注目される。反対に価格帯別出来高では2万6700円水準で商いが積み上がっていることから、上値抵抗線を突破できないと下へのバイアスが強まるリスクがある。日経平均株価は2020年11月以来の水準まで下落したが、20年10月半ばから11月下旬までの2万4000円~2万6000円の価格帯の商いは薄く、再び2万6000円水準に近づく局面があると、ヘッジ対応の売りが強まることになりそうだ。  なお、米国では米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締め加速が景気を冷やすとの警戒感から、本格的なリバウンドに入るかは不透明な状況であるものの、ひとまず1月の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を消化するなかで米長期金利は低下を見せている。ハイテク株については売られ過ぎといった見方もなされており、アップルの決算をきっかけにハイテク株の買い戻しが見られる可能性はある。そのため、米国市場でハイテク株主導の物色が勢いを強めてくるようだと、日経225先物の5日線突破の可能性は高まりやすい。  VIX指数は27.66に低下した。このところ31.00を挟んだ保ち合いを見せており、保ち合いレンジの下限水準まで低下。依然として不安定な水準ではあるが30.00を下回ったことで、ややリスク選好に向かいやすくなると見ておきたい。先週のNT倍率は先物中心限月で14.24倍だった。一時14.16倍まで低下し、1月13日につけた安値である14.17倍を下回った。トレンドは下向きであるものの、米ハイテク株の買い戻しが継続するようだと、NTロング(日経225先物買い・TOPIX先物売り)によるスプレッド狙いの動きも見られそうである。  1月第3週(1月17-21日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算で2週連続で売り越しており、売り越し額は5793億円(前週は3448億円の売り越し)だった。なお、現物株は3046億円の売り越し(同727億円の売り越し)と2週連続の売り越しであり、先物は2747億円の売り越し(同2721億円の売り越し)と2週連続で売り越している。個人は現物と先物の合算で3698億円の買い越しで、3週連続の買い越しだった。  経済スケジュールでは、31日に12月鉱工業生産速報値、米国1月シカゴ購買部協会景気指数、2月1日に12月失業率、米国1月ISM製造業景況指数、2日に米国1月ADP雇用統計、3日に米国1月チャレンジャー人員削減数、欧州中央銀行(ECB)政策金利、米国1月ISM非製造業景況指数、4日に米国1月雇用統計などが予定されている。そのほか、2日にメタ・プラットフォームズ、3日にアマゾン・ドット・コムの決算発表が予定されており、先物市場に影響を与える可能性がある点には留意しておきたい。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 02月限 日経225 29718.77  TOPIX  1940.02 03月限 日経225 29282.41  TOPIX  1930.42 04月限 日経225 29909.73  TOPIX  1961.13 05月限 日経225 27748.22  TOPIX  1871.53 06月限 日経225 29046.40  TOPIX  1958.82 07月限 日経225 27726.72  TOPIX  1897.15 08月限 日経225 28093.15  TOPIX  1958.27 09月限 日経225 30085.93  TOPIX  2065.84 10月限 日経225 28098.14  TOPIX  1967.56 11月限 日経225 29388.47  TOPIX  2024.92 12月限 日経225 28523.30  TOPIX  1987.25 01月限 日経225 28266.57  TOPIX  1988.69 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値  清算値  前日比 22/03 01月28日  26320  26830  26260  26710  +490 22/03 01月27日  27010  27400  26020  26220  -790 22/03 01月26日  26960  27340  26840  27010  -50 22/03 01月25日  27540  27550  26680  27060  -520 22/03 01月24日  27580  27680  27170  27580  +60 22/03 01月21日  27800  27940  27100  27520  -270 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/03 01月28日  1849.5  1886.0  1846.5  1875.0  +32.5 22/03 01月27日  1891.5  1920.5  1833.0  1842.5  -48.5 22/03 01月26日  1886.0  1912.5  1876.5  1891.0  -1.0 22/03 01月25日  1927.0  1927.5  1870.0  1892.0  -36.0 22/03 01月24日  1929.0  1936.5  1902.5  1928.0  +3.0 22/03 01月21日  1940.0  1949.5  1898.5  1925.0  -13.5 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日比 01月28日(03月限)  26670  -40 01月27日(03月限)  26550  +330 01月26日(03月限)  26920  -90 01月25日(03月限)  27130  +70 01月24日(03月限)  27275  -305 01月21日(03月限)  27225  -295 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 01月21日     54億円  -31億円  3547億円  -597億円 01月14日     85億円  -287億円  4145億円  +528億円 01月07日    373億円  -346億円  3617億円  +316億円 12月30日    720億円  -841億円  3300億円  +348億円 12月24日    1561億円  +579億円  2951億円  +24億円 12月17日    982億円  -196億円  2927億円  +86億円 12月10日    1178億円  -967億円  2841億円  -727億円 12月03日    2146億円 +1687億円  3568億円  -1232億円 11月26日    458億円  +450億円  4801億円  -1800億円 11月19日     7億円  -285億円  6601億円  +513億円 11月12日    293億円  +235億円  6088億円  -25億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)       売り      前日比    買い       前日比 01月26日    161万株    +2万株  1億3868万株   +55万株 01月25日    158万株    +38万株  1億3813万株   -838万株 01月24日    119万株    -10万株  1億4652万株   +153万株 01月21日    129万株   -195万株  1億4498万株   +1115万株 01月20日    325万株   +104万株  1億3383万株   +505万株 01月19日    220万株    +40万株  1億2878万株   -2230万株 01月18日    179万株    -74万株  1億5108万株   -945万株 01月17日    254万株    +49万株  1億6054万株   -454万株 01月14日    205万株    -50万株  1億6509万株   -1669万株 01月13日    256万株   -664万株  1億8178万株   +1626万株 01月12日    920万株   -193万株  1億6552万株   +1876万株 01月11日    1114万株   -205万株  1億4675万株   +522万株 01月07日    1319万株    -25万株  1億4153万株   -1716万株 01月06日    1344万株   -458万株  1億5869万株   +1158万株 01月05日    1803万株    -59万株  1億4710万株   -13万株 01月04日    1862万株   -218万株  1億4724万株   +1254万株 12月30日    2081万株   -232万株  1億3470万株   -1954万株 12月29日    2314万株   -1344万株  1億5424万株   -560万株 12月28日    3658万株   -2337万株  1億5985万株   +2743万株 12月27日    5995万株   +944万株  1億3241万株   +1179万株 ■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分) 【2021年】 1月4日  501億円 1月15日  501億円 1月20日  501億円 1月28日  501億円 2月26日  501億円 3月4日  501億円 3月5日  501億円 3月22日  501億円 3月24日  701億円 3月30日  501億円 4月21日  701億円 6月21日  701億円 9月29日  701億円 10月1日  701億円 【2022年】 1月14日  701億円 1月25日  701億円 株探ニュース 2022/01/30 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―FOMC通過待ち、長期的なヘッジ対応のフローが増える可能性には警戒 「FOMC通過待ち、長期的なヘッジ対応のフローが増える可能性には警戒」  今週の日経225先物は、2万7000円処でサポートされるかを見極める週になりそうだ。週末に東京市場の下落要因の一つとなったネットフリックスに対する米国市場の反応は、前日時間外での下落同様、20%を超える下げとなった。決算発表でハイテク企業の先陣を切ったネットフリックスの大幅な下げによって、今週決算発表が本格化する主力ハイテク株への警戒姿勢が高まりやすいだろう。また、21日の米国市場では米長期金利が低下を見せたものの大型テック株が売られたほか、米連邦準備理事会(FRB)の早期の金融引き締めは米景気の減速につながるとの見方が根強く、景気敏感株も引き続き売られた。  また、VIX指数は28.85に上昇し、一時29.79と30.00に迫る場面が見られた。12月20日につけた直近戻り高値の27.39を明確に上放れてきたことで、12月3日の高値35.30を意識したトレンド形成が警戒されやすく、不安心理の高まりがリスクオフに向かわせそうだ。  先週の米国市場では、S&P500が上昇トレンド形成においてサポートを果たしてきた100日移動平均線を割り込んだことが話題となっていた。先週までの下落でNYダウ、ナスダックともに52週線を割り込んだが、S&P500も52週線に接近してきているため、同線を割り込むと明確に調整入りしたとの見方が高まる可能性がある。  そのうえで注目されるのは、1月25~26日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)となる。市場では3月の利上げ開始のほか、年4回の利上げは概ね織り込まれているとみられる。1月のFOMCではこれを改めて確認するきっかけになるとみられ、積極的にポジションを取りづらい需給状況になりやすい。1月のFOMC通過で、いったんはアク抜けとなる一方で、改めて3月に向けたヘッジ対応の動きが強まる動きが警戒される。  また、先週の日経225先物の日中値幅(ナイトセッションを含む)を見ても、17日は400円程度だったものの、18日は610円、19日が1020円、20日が680円、21日は840円とボラティリティの大きな状態が目立つ。それだけ方向感はつかみづらく、米国市場の動向にはより注意が必要である。さらに、日本市場の先安感の背景に、岸田政権の政策に対する警戒感がある点にも注意したい。岸田首相が金融所得課税の見直しについて、与党の税制調査会で議論するとの意向を改めて示したこともあり、長期的なヘッジ対応のフローが増えてくる可能性がある。  そのため、本格的なリバウンドは期待しづらいところであり、リバウンド局面では戻り売りのショートが強まりそうだ。先週の日経225先物は週末に2万7100円まで下落し、12月1日の安値2万7380円を明確に割り込み、10月7日につけた安値2万6980円が射程に入ってきた。また、日経平均株価については週足の一目均衡表で「雲」上限を割り込んでおり、先週の下落によって「雲」下限が位置する2万6600円辺りを意識したチャート形状を形成していることも、押し目買いの動きを手控えさせることにつながろう。  先週のNT倍率は先物中心限月で14.29倍に上昇した。13日につけた14.17倍をボトムに、足元では緩やかなリバウンドを見せている。抵抗線として意識される25日線が14.35倍、75日線が14.40倍水準で推移しており、これらの水準に接近する局面では強弱感が対立しやすい。米国では景気減速懸念で景気敏感株も売られる状況のなか、NT倍率はリバウンド基調を継続するとの見方により、NT倍率の低下局面では、NTロング(日経225先物買い・TOPIX先物売り)によるスプレッド狙いのポジション取りを想定しておきたい。  1月第2週(1月11-14日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では4週ぶりに売り越しており、売り越し額は3448億円(前週は3478億円の買い越し)だった。なお、現物株は727億円の売り越し(同2988億円の買い越し)と4週ぶりの売り越しであり、先物は2721億円の売り越し(同489億円の買い越し)と6週ぶりに売り越している。個人は現物と先物の合算で2359億円の買い越しで、2週連続の買い越しだった。  経済スケジュールでは、24日に米国1月製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値、25日に米国1月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)、IMF世界経済見通し、26日に米国12月卸売在庫、米国12月新築住宅販売件数、27日に米国10-12月期実質国内総生産(GDP)速報値、米国12月耐久財受注、28日に米国12月個人消費支出などが予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 02月限 日経225 29718.77  TOPIX  1940.02 03月限 日経225 29282.41  TOPIX  1930.42 04月限 日経225 29909.73  TOPIX  1961.13 05月限 日経225 27748.22  TOPIX  1871.53 06月限 日経225 29046.40  TOPIX  1958.82 07月限 日経225 27726.72  TOPIX  1897.15 08月限 日経225 28093.15  TOPIX  1958.27 09月限 日経225 30085.93  TOPIX  2065.84 10月限 日経225 28098.14  TOPIX  1967.56 11月限 日経225 29388.47  TOPIX  2024.92 12月限 日経225 28523.30  TOPIX  1987.25 01月限 日経225 28266.57  TOPIX  1988.69 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値  清算値  前日比 22/03 01月21日  27800  27940  27100  27520  -270 22/03 01月20日  27470  27870  27190  27790  +270 22/03 01月19日  28250  28300  27280  27520  -730 22/03 01月18日  28340  28720  28110  28250  -90 22/03 01月17日  28190  28430  28020  28340  +150 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/03 01月21日  1940.0  1949.5  1898.5  1925.0  -13.5 22/03 01月20日  1921.5  1948.0  1906.5  1938.5  +14.0 22/03 01月19日  1976.0  1980.0  1912.0  1924.5  -53.0 22/03 01月18日  1988.0  2007.0  1968.0  1977.5  -10.5 22/03 01月17日  1982.0  2000.0  1970.5  1988.0  +6.0 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日比 01月21日(03月限)  27225  -295 01月20日(03月限)  27500  -290 01月19日(03月限)  27575  +55 01月18日(03月限)  28005  -245 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 01月14日     85億円  -287億円  4145億円  +528億円 01月07日    373億円  -346億円  3617億円  +316億円 12月30日    720億円  -841億円  3300億円  +348億円 12月24日    1561億円  +579億円  2951億円  +24億円 12月17日    982億円  -196億円  2927億円  +86億円 12月10日    1178億円  -967億円  2841億円  -727億円 12月03日    2146億円 +1687億円  3568億円  -1232億円 11月26日    458億円  +450億円  4801億円  -1800億円 11月19日     7億円  -285億円  6601億円  +513億円 11月12日    293億円  +235億円  6088億円  -25億円 11月05日     58億円  +54億円  6113億円  -1240億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)       売り      前日比    買い       前日比 01月19日    220万株    +40万株  1億2878万株   -2230万株 01月18日    179万株    -74万株  1億5108万株   -945万株 01月17日    254万株    +49万株  1億6054万株   -454万株 01月14日    205万株    -50万株  1億6509万株   -1669万株 01月13日    256万株   -664万株  1億8178万株   +1626万株 01月12日    920万株   -193万株  1億6552万株   +1876万株 01月11日    1114万株   -205万株  1億4675万株   +522万株 01月07日    1319万株    -25万株  1億4153万株   -1716万株 01月06日    1344万株   -458万株  1億5869万株   +1158万株 01月05日    1803万株    -59万株  1億4710万株   -13万株 01月04日    1862万株   -218万株  1億4724万株   +1254万株 12月30日    2081万株   -232万株  1億3470万株   -1954万株 12月29日    2314万株   -1344万株  1億5424万株   -560万株 12月28日    3658万株   -2337万株  1億5985万株   +2743万株 12月27日    5995万株   +944万株  1億3241万株   +1179万株 12月24日    5051万株   +285万株  1億2062万株   +62万株 12月23日    4765万株   -185万株  1億1999万株   -263万株 12月22日    4951万株   +893万株  1億2263万株   -76万株 12月21日    4057万株   -1095万株  1億2340万株   +1492万株 12月20日    5153万株   +1425万株  1億0847万株   -1345万株 ■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分) 【2021年】 1月4日  501億円 1月15日  501億円 1月20日  501億円 1月28日  501億円 2月26日  501億円 3月4日  501億円 3月5日  501億円 3月22日  501億円 3月24日  701億円 3月30日  501億円 4月21日  701億円 6月21日  701億円 9月29日  701億円 10月1日  701億円 【2022年】 1月14日  701億円 株探ニュース 2022/01/23 17:00

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