ランチタイムコメントニュース一覧

ランチタイムコメント 日経平均は反落、直近上昇に対する利食い売り優勢 *12:09JST 日経平均は反落、直近上昇に対する利食い売り優勢  日経平均は反落。563.28円安の50465.14円(出来高概算10億7342万株)で前場の取引を終えている。 前日4日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は31.96ドル安の47850.94ドル、ナスダックは51.05ポイント高の23505.14で取引を終了した。ダウ、ナスダックともに寄り付き直後にマイナスに転じ、その後前日終値を挟んだ値動き。目立った材料がない中、年内の追加利下げ観測が引き続き相場を下支えしたものの、ここまでの上昇を受けた利益確定の売りも出て小動きとなった。 米株市場を横目に、12月5日の日経平均は498.08円安の50530.34円と4日ぶり反落して取引を開始。その後は50400円を挟んで、マイナス圏で軟調もみあい展開となった。国内長期金利の上昇や日銀の利上げ観測が引き続き意識され、投資家心理を慎重にさせた。また、昨日の日経平均が1100円を超す大幅高となったことから、短期的な利益確定売りや戻り待ちの売りが出やすかった。 個別では、ソフトバンクG<9984>、イビデン<4062>、レーザーテック<6920>、フジクラ<5803>、ディスコ<6146>、ニトリHD<9843>、日製鋼<5631>、資生堂<4911>、メルカリ<4385>、味の素<2802>、住友ファーマ<4506>、IHI<7013>、コムシスHD<1721>、シャープ<6753>、三井金属<5706>などの銘柄が上昇。 一方、アドバンテ<6857>、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、TDK<6762>、リクルートHD<6098>、トレンド<4704>、中外薬<4519>、ソニーG<6758>、ダイキン<6367>、任天堂<7974>、ファナック<6954>、テルモ<4543>、トヨタ自動車<7203>、バンナムHD<7832>、セコム<9735>などの銘柄が下落。 業種別では、ゴム製品、その他製品、証券・商品先物取引業など幅広い業種が下落した一方で、情報・通信業、非鉄金属の2業種のみが上昇した。 後場の日経平均株価は、マイナス圏での軟調推移が継続しそうだ。前場時点の東証プライム値下がり銘柄数は77.3%と幅広い銘柄が下落している。日銀の早期利上げ観測や前日の米長期金利の上昇が投資家心理を悪化させる中、手掛かり材料に乏しく週末要因も相まって下げ幅を縮小する展開は想定しにくいか。一方で、節目として意識されていた25日移動平均線を上回って推移しており、同線が支持線として機能するか注目しておきたい。 <AK> 2025/12/05 12:09 ランチタイムコメント 日経平均は続伸、米株高と円安進行が追い風 *12:12JST 日経平均は続伸、米株高と円安進行が追い風  日経平均は続伸。731.56円高の50596.24円(出来高概算10億5249万株)で前場の取引を終えている。 前日3日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は408.44ドル高の47882.90ドル、ナスダックは40.42ポイント高の23454.09で取引を終了した。ダウ、ナスダックともにマイナス圏でのスタートとなったが、ダウは寄り付き直後にプラスへ転じ、その後は堅調に推移した。取引開始前に発表された11月のADP雇用統計で民間雇用者数が予想外に減少したことを受け、年内の追加利下げへの期待が継続、相場を下支えした。ナスダックは一部ハイテク株の下落が重しとなり、前日終値近辺でのもみ合いが続いた。セクター別では自動車・自動車部品が上昇、テクノロジー・ハード・機器が下落した。 米株式市場の動向を横目に、4日の日経平均は78.26円高の49942.94円と続伸して取引を開始した。寄付き後も堅調な展開が続き、為替のドル円が円安方向に推移したことで、輸出関連を中心に買いの手が先行した。ただ、需給においては利益確定の売りも見られ、午前の取引は上値を追う動きに慎重な面があった。市場全体としては、米市場の追い風と円安を背景に安心感が広がった様子だった。 個別では、ソフトバンクG<9984>、ファナック<6954>、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、信越化<4063>、リクルートHD<6098>、レーザーテク<6920>、中外薬<4519>、ダイキン<6367>、安川電<6506>、三菱商<8058>、三井物<8031>、KDDI<9433>、トヨタ<7203>、キーエンス<6861>などの銘柄が上昇。 一方、アドバンテスト<6857>、コナミG<9766>、住友電<5802>、住友ファーマ<4506>、エムスリー<2413>、フジクラ<5803>、荏原<6361>、浜ゴム<5101>、イビデン<4062>、スズキ<7269>、日ハム<2282>、電通グループ<4324>、スクリン<7735>、日電硝<5214>、JT<2914>などの銘柄が下落。 業種別では、鉱業、建設業、化学、医薬品、機械、電気機器、輸送用機器、精密機器、情報・通信業など幅広いセクターが上昇。一方、非鉄金属など一部で軟調な動きもみられた。 後場の日経平均株価は、引き続き堅調な推移が見込まれよう。米国で利下げ観測を背景としたリスク許容の広がりや、円安の流れが輸出関連や海外収益依存銘柄を支える可能性がある。ただ、午前にみられた一部での利益確定売りや、現在の水準の高さを受けた警戒感が後場の重しとなる可能性もあり、上値追いには慎重な見方が残る。市場参加者の需給動向や為替の変動、今後の海外勢の注文状況が、後場の方向性を左右しよう。 <AK> 2025/12/04 12:12 ランチタイムコメント 日経平均は続伸、半導体関連株が堅調推移 *12:09JST 日経平均は続伸、半導体関連株が堅調推移  日経平均は続伸。559.49円高の49862.94円(出来高概算10億6068万株)で前場の取引を終えている。 前日2日の米国株式市場は反発。ダウ平均は185.13ドル高の47474.46ドル、ナスダックは137.76ポイント高の23413.68で取引を終了した。暗号資産市場の回復でリスク警戒感が後退し、寄り付き後、上昇。トランプ大統領が次期連邦準備制度理事会(FRB)議長候補を来年初旬に指名するとしながらも、ハセット国家経済会議(NEC)委員長に言及したため積極的な利下げ期待に相場は終日堅調に推移。長期金利も伸び悩み相場を支援した。 米株市場を横目に、12月3日の日経平均は237.19円高の49540.64円と続伸して取引を開始。その後は49700円付近で推移したが、前引けにかけて上げ幅を広げる展開となり、高値圏で前場の取引を終了した。昨日の米株式市場でフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が1.84%上昇と、ダウやナスダックと比べ上昇率が大きく、東京市場でも半導体関連株の株価支援要因となった。また、米国で来年以降の継続利下げ期待が高まっている点も投資家心理にポジティブに働いている。 個別では、アドバンテ<6857>、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、リクルートHD<6098>、レーザーテック<6920>、イビデン<4062>、スクリン<7735>、住友電<5802>、フジクラ<5803>、ディスコ<6146>、太陽誘電<6976>、荏原<6361>、日東電工<6988>、ルネサス<6723>、安川電<6506>などの銘柄が上昇。 一方、ファーストリテ<9983>、コナミG<9766>、第一三共<4568>、イオン<8267>、TDK<6762>、ファナック<6954>、信越化学工業<4063>、ニトリHD<9843>、KDDI<9433>、バンナムHD<7832>、トヨタ<7203>、任天堂<7974>、スズキ<7269>、HOYA<7741>、キッコーマン<2801>などは下落。 業種別では、非鉄金属、電気機器、機械などが上昇した一方で、銀行業、電気・ガス業、小売業などが下落した。 後場の日経平均株価は、堅調な値動きが続くか。米利下げ期待が継続する中、半導体関連株中心に物色が継続しそうだ。ただ、前場時点の東証の値上がり銘柄数は32.5%、値下がり銘柄は63.7%で推移している。また、日銀が12月金融政策決定会合で利上げに踏み切るとの見方が広がっているほか、財政拡張への懸念もくすぶり長期金利は上昇しており、これらは投資家心理の重しとなるか。そのほか、2000年以降の月別騰落率を見ると、12月は11月に次ぐ高パフォーマンスとなっている。今年は11月が8カ月ぶりの下落となっており、通常パターンが当てはまるかは不透明と考えられてもいる。 <AK> 2025/12/03 12:09 ランチタイムコメント 日経平均は反発、前日下落のファーストリテや半導体が買われる *12:08JST 日経平均は反発、前日下落のファーストリテや半導体が買われる  日経平均は反発。195.78円高の49499.06円(出来高概算10億2372万株)で前場の取引を終えている。 前日1日の米国株式市場は大幅反落。ダウ平均は427.09ドル安の47289.33ドル、ナスダックは89.77ポイント安の23275.92で取引を終了した。暗号資産相場の下落や円キャリートレードの巻き戻しなどのリスクが警戒され、寄り付き後、下落。さらに、ISM製造業景況指数が予想外に悪化し、経済の成長減速懸念も重しとなった。その後も、ベネズエラを巡る地政学的リスクの上昇や、長期金利の上昇も嫌気され、相場は下落。終盤にかけても売りが続き終了した。セクター別ではテクノロジー・ハード・機器、エネルギーが上昇した一方、資本財・公益事業が下落した。 米株式市場の動向を横目に、2日の日経平均は191.30円高の49494.58円と反発して取引を開始した。東京市場では買い先行の展開となり、輸出関連や為替感応銘柄に対して円安・ドル高の進行が支えとなった。あわせて、国内外の需給バランスがやや引き締まり気味との見方もあり、前場序盤から全般にしっかりした売買が観測された。 個別では、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>、アドバンテスト<6857>、コナミG<9766>、レーザーテク<6920>、フジクラ<5803>、住友電<5802>、KDDI<9433>、信越化<4063>、TDK<6762>、HOYA<7741>、セコム<9735>、ニトリHD<9843>、ガイシ<5333>、安川電<6506>などの銘柄が上昇。 一方、ソフトバンクG<9984>、第一三共<4568>、リクルートHD<6098>、トヨタ<7203>、豊田通商<8015>、ベイカレント<6532>、三越伊勢丹<3099>、オリンパス<7733>、エーザイ<4523>、デンソー<6902>、ホンダ<7267>、三井不<8801>、住友ファーマ<4506>、キーエンス<6861>、SUBARU<7270>などの銘柄が下落。 業種別では、非鉄金属、石油・石炭製品、ゴム製品、化学、電気機器、精密機器、食料品、銀行業などが買われるなか、医薬品、機械、情報・通信業、輸送用機器、不動産業などが軟調だった。特に非鉄金属と石油・石炭製品セクターの堅調さが目立った。 後場の日経平均株価は、堅調に推移しそうだ。米国で利下げ観測が維持されるなか、円安気味の為替が輸出関連銘柄を支える可能性がある。また、ドル建て資産の再評価を背景とした買いも想定される。ただし、米長期金利や為替の急変動、それに伴うリスク回避の動きには注意が必要で、需給のひっ迫感が後場の焦点になろう。 <AK> 2025/12/02 12:08 ランチタイムコメント 日経平均は大幅反落、朝方に大きく下げ幅広げる *12:05JST 日経平均は大幅反落、朝方に大きく下げ幅広げる  日経平均は大幅反落。846.60円安の49407.31円(出来高概算11億1696万株)で前場の取引を終えている。 米国株式市場は続伸。ダウ平均は289.30ドル高の47716.42ドル、ナスダックは151.00ポイント高の23365.69で取引を終了した。年末商戦に向けた好調な消費動向が報じられ、寄り付き後、上昇。感謝祭の翌日で短縮取引となる中、小売が好調で相場を支援したほか、利下げ期待を受けた買いが続き終日堅調に推移し、終了した。 米株市場を横目に、12月1日の日経平均は前営業日比64.68円高の50318.59円と5営業日続伸でスタート。朝方に下げ幅を大きく広げると、前場中ごろに下げ渋った。ただ、戻りは鈍く、安値圏でもみ合う展開となった。短期的な過熱を警戒した利益確定売りが引き続き優勢になっている。米国では感謝祭からクリスマス休暇に入る参加者が多いとみられており、海外勢のフローは限られるとみられる中、その後早い段階でマイナスに転じている。 個別では、セコム<9735>、村田製<6981>、住友電<5802>、日立建機<6305>、SMC<6273>、太陽誘電<6976>、浜ゴム<5101>、三菱UFJ<8306>、ニコン<7731>、オークマ<6103>、しずおかFG<5831>、三井住友<8316>、ローム<6963>、千葉銀<8331>、スクリン<7735>などの銘柄が上昇。 一方、アドバンテス<6857>、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、フジクラ<5803>、TDK<6762>、中外薬<4519>、ソニーG<6758>、KDDI<9433>、コナミG<9766>、テルモ<4543>、リクルートHD<6098>、住友不<8830>、第一三共<4568>、ダイキン<6367>、日東電<6988>などの銘柄が下落。 業種別では、鉱業、非鉄金属、電気・ガス業など幅広い業種が下落した一方で、銀行業、金属製品の2業種のみが上昇した。 後場の日経平均株価は、さえない値動きが続きそうだ。国内独自の好材料は乏しいなか、12月相場入りとなった。国内のIT関連株や半導体株の過熱警戒感は依然として拭い切れていないとみられる。こうした状況下、今週は配当金の支払いが本格化する。年末に向けてのNISA資金の駆け込み買い、年始からの新たなNISA資金流入などを見据えると、高配当利回り銘柄などは押し目買いの好機になってくる可能性がある。先行き不透明感が残るグロース株からバリュー株への資金シフトの動きには引き続き期待したい。 <AK> 2025/12/01 12:05 ランチタイムコメント 日経平均は小反落、マイナス圏で軟調もみあい展開 *12:13JST 日経平均は小反落、マイナス圏で軟調もみあい展開  日経平均は小反落。22.34円安の50144.76円(出来高概算8億4435万株)で前場の取引を終えている。 前日27日の米国市場は感謝祭の祝日で休場。欧州主要市場は、英FTSETM100が0.02%高、独DAXが0.18%高、仏CAC40が0.04%高と小幅高となった。 手掛かり材料に乏しい中、28日の日経平均は51.86円高の50218.96円と4日続伸して取引を開始した。ただ、買いは続かず、日経平均株価は寄付き直後からマイナス圏に転落。下げ幅を広げる動きは限定的だったが、その後もマイナス圏で軟調もみあい展開となった。半導体関連株の一角に売りが優勢となり指数の重荷となったほか、日経平均は昨日までの3日続伸で1500円を超す上げとなったことから目先的な利益確定売りや戻り待ちの売りが出やすかった。 個別では、ソフトバンクG<9984>、アドバンテ<6857>、任天堂<7974>、アサヒ<2502>、ファナック<6954>、ホンダ<7267>、TOPPAN<7911>、ベイカレント<6532>、電通グループ<4324>、富士フイルム<4901>、オークマ<6103>、コナミG<9766>、ミネベア<6479>、日製鋼<5631>、テルモ<4543>、信越化<4063>などの銘柄が上昇。 一方、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、中外薬<4519>、良品計画<7453>、フジクラ<5803>、ソニーG<6758>、スクリン<7735>、エムスリー<2413>、三井物<8031>、アステラス製薬<4503>、セコム<9735>、リクルートHD<6098>、大塚HD<4578>、村田製<6981>などの銘柄が下落。 業種別では、陸運業、不動産業、電気機器などが下落した一方で、鉄鋼、パルプ・紙、その他製品、海運業などが上昇した。 後場の日経平均株価は、さえない値動きが続きそうだ。手掛かり材料難に加えて週末要因も相まっており、積極的に買い進む展開は想定しにくいか。テクニカル面では、日経平均は昨日段階で25日移動平均線が上値抵抗線として意識され、ここからの短期的な上値余地は大きくないとの見方もある。一方、28日はブラックフライデーとなり、年末商戦の状況次第では、個人消費の拡大が米国景気の支えになるとして、12月入り後の米国市場の明るい材料につながっていく可能性は残っている。 <AK> 2025/11/28 12:13 ランチタイムコメント 日経平均は続伸、米ハイテク株高を好感 *12:12JST 日経平均は続伸、米ハイテク株高を好感  日経平均は続伸。644.31円高の50203.38円(出来高概算9億8112万株)で前場の取引を終えている。 26日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は314.67ドル高の47427.12ドル、ナスダックは189.10ポイント高の23214.69で取引を終了した。年内の利下げ期待を受けた買いが続き、寄り付き後、上昇。金利安も支援し、相場は終日堅調に推移した。連邦準備制度理事会(FRB)が公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)でも労働市場の弱さが指摘され、長期金利が一段と低下すると、終盤にかけ上げ幅を拡大し、終了。セクター別では不動産管理・開発、半導体・同製造装置が上昇した一方、メディア・娯楽が下落した。 米株式市場の動向を横目に、27日の日経平均は309.72円高の49868.79円と続伸して取引を開始した。寄り付き後は買いが先行し、特に米ハイテク株の上昇を受けて半導体関連を中心に物色が強まった。加えて、海外で長期金利が弱含んだことも支えとなり、全体として買い優勢の展開となった。とはいえ、国内での金利動向や為替の不透明感が背景にあるとの見方もあり、需給には慎重さが残った。 個別では、アドバンテスト<6857>、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、TDK<6762>、イビデン<4062>、レーザーテック<6920>、豊田通商<8015>、ソニーG<6758>、ファナック<6954>、コナミG<9766>、信越化<4063>、京セラ<6971>、スクリン<7735>、ダイキン<6367>、ネクソン<3659>などの銘柄が上昇。 一方、中外薬<4519>、テルモ<4543>、エーザイ<4523>、塩野義<4507>、セコム<9735>、第一三共<4568>、リクルートHD<6098>、バンナムHD<7832>、SMC<6273>、エムスリー<2413>、ホンダ<7267>、大塚HD<4578>、任天堂<7974>、東京海上<8766>などの銘柄が下落。 業種別では、非鉄金属、電気機器、鉱業、化学、ガラス・土石製品などが上昇。一方、医薬品、石油・石炭製品、ゴム製品、精密機器、輸送用機器などが下落した。 後場の日経平均株価は、上昇基調が継続する可能性が高い。背景として、米国株の好調と抱える利下げ観測、半導体やテクノロジー関連の物色継続が挙げられる。また、直近で想定されていた5万円台回復への意欲が買いを支えやすい。ただし、国内の金利動向や為替の円高・円安の振れ、ならびに需給のひっ迫感、さらには国内経済・政策関連のニュースに対する警戒感も依然として存在する。これらの要因が後場の上げ幅を抑える可能性もあり、過熱感の有無に注目したい。 <AK> 2025/11/27 12:12 ランチタイムコメント 日経平均は大幅続伸、買い優勢で上げ幅広げる *12:14JST 日経平均は大幅続伸、買い優勢で上げ幅広げる  日経平均は大幅続伸。946.05円高の49605.57円(出来高概算11億3792万株)で前場の取引を終えている。 前日25日の米国株式市場は続伸。ダウ平均664.18ドル高の47112.45ドル、ナスダックは153.58ポイント高の23025.59で取引を終了した。雇用関連指標や小売売上高が予想を下回り年内の利下げ期待が高まったが、一部ハイテクが重しとなった。その後、消費者信頼感指数の低下や、次期FRB議長候補として国家経済会議(NEC)のハセット委員長が「最有力候補」と伝えられると12月の利下げ確率がさらに上昇し金利安が好感されダウは一段高となった。ナスダックも終盤にかけて下げを消し、終了した。 米株市場を横目に、26日の日経平均は352.73円高の49,012.25円と続伸して取引を開始。寄付き直後から大きく上げ幅を広げる展開となった。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなったほか、海外市場で米長期金利が低下していることも安心感となった。さらに、日経平均は48,000円台半ばが下値支持帯として意識されており、ここからの短期的な下値余地は大きくないとの見方もあった。 個別では、SBG<9984>、アドテスト<6857>、ファストリ<9983>、東エレク<8035>、ファナック<6954>、リクルート<6098>、ソニーG<6758>、中外薬<4519>、KDDI<9433>、信越化<4063>、大塚HD<4578>、フジクラ<5803>、ダイキン<6367>、豊田通商<8015>、日東電<6988>などの銘柄が上昇した。 一方、イビデン<4062>、キッコマン<2801>、ベイカレント<6532>、キーエンス<6861>、日揮HD<1963>、郵船<9101>、出光興産<5019>、日本製鉄<5401>、商船三井<9104>、サッポロHD<2501>、NXHD<9147>、電通グループ<4324>などの銘柄が下落した。  業種別では、証券・商品先物取引業、電気・ガス業、銀行業など多くの業種が上昇した一方で、海運業、鉄鋼の2業種のみ下落した。 後場の日経平均株価は、堅調な値動きが続きそうだ。国内の投資家心理は改善しており、前場の日経平均の上げ幅は一時1000円を超える場面があった。東証の値上がり銘柄数は87.7%と幅広い銘柄に物色が向かっており、買い手優位の状況が続こう。そのほか、米国では27日に感謝祭の休日を控えており、来週の米国市場は様子見ムードも強まるとみられる。海外投資家の日本株への資金流入も細る公算がある一方、28日はブラックフライデーとなり、年末商戦の状況次第では個人消費の拡大が米国景気の支えになるとして、12月入り後の米国市場の明るい材料につながっていく可能性は残っている。 <NH> 2025/11/26 12:14 ランチタイムコメント 日経平均は反発、米FRBの追加利下げ観測などが好感される *12:14JST 日経平均は反発、米FRBの追加利下げ観測などが好感される  日経平均は反発。189.39円高の48815.27円(出来高概算11億9786万株)で前場の取引を終えている。 前日24日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は202.86ドル高の46448.27ドル、ナスダックは598.93ポイント高の22872.01で取引を終了した。年内の利下げ期待やハイテクが引き続き相場を押し上げ、寄り付き後、上昇。人工知能(AI)進展で検索グーグルを運営するアルファベット(GOOG)が続伸し、相場を支援した。ベッセント財務長官が週末のインタビューでトランプ政権が週内に医療費抑制策を発表する計画を明らかにしたことや米中首脳の電話会談が伝えられると、投資家心理が改善し、さらなる買い材料となり、終日堅調に推移し、終了。セクター別では自動車・自動車部品が上昇した一方、家庭・パーソナル用品は下落した。 米株式市場の動向を横目に、25日の日経平均は487.94円高の49113.82円と反発して取引を開始した。寄付き直後は米連邦準備理事会(FRB)の追加利下げ観測の高まりを受けて半導体・AI関連を中心に買いが先行し、特に一部値がさ株に資金が流入した。また、前週末に米長期金利が低下したことや、対中輸出緩和観測が報じられたことで、為替で円安傾向が進んだ点も下支えとなった。需給面では、前週末の下げ後とあって押し目買いの動きが強まり、値がさ株を中心に上値を追う展開となった。 個別では、アドバンテスト<6857>、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、TDK<6762>、リクルートHD<6098>、フジクラ<5803>、住友電<5802>、レーザーテク<6920>、ダイキン<6367>、第一三共<4568>、エーザイ<4523>、ファナック<6954>、HOYA<7741>、住友不<8830>、SMC<6273>などの銘柄が上昇。 一方、ソフトバンクG<9984>、KDDI<9433>、コナミG<9766>、ソニーG<6758>、テルモ<4543>、中外薬<4519>、任天堂<7974>、花王<4452>、味の素<2802>、ネクソン<3659>、三井金属<5706>、バンナムHD<7832>、ディスコ<6146>、良品計画<7453>、エムスリー<2413>などの銘柄が下落。 業種別では、非鉄金属が+2.93%と上昇率トップとなり、鉱業やガラス・土石製品、電気・ガス業なども上昇。一方、情報・通信業が-2.60%、保険業が-2.09%、空運業が-1.12%と下落が目立った。 後場の日経平均株価は、買いが先行した流れを維持しつつも、過熱感の警戒が重しとなるため横ばいからやや上値が抑えられた展開が予想されよう。為替ではドル円が引き続き円安水準近辺で推移しており、輸出関連株には支援材料となる一方で、円安によるコスト高警戒も意識される。需給面では、前週末の下げを受けた買い戻しの動きが継続しているものの、主力値がさ株の利食い売りも出やすいとの見方もある。 <AK> 2025/11/25 12:14 ランチタイムコメント 日経平均は大幅反落、売り優勢の展開で軟調推移 *12:05JST 日経平均は大幅反落、売り優勢の展開で軟調推移  日経平均は大幅反落。1170.14円安の48653.80円(出来高概算11億5380万株)で前場の取引を終えている。 前日20日の米国株式市場は反落。ダウ平均は386.51ドル安の45752.26ドル、ナスダックは486.18ポイント安の22078.05で取引を終了した。半導体のエヌビディアの決算を好感し投資家心理の改善で買いが加速。その後も9月雇用統計の強弱まちまちな結果を受け、堅調推移が続いた。しかし、連邦準備制度理事会(FRB)高官のタカ派発言で利下げ期待がさらに後退したほか、根強い人工知能(AI)バブル懸念を受けエヌビディアが下落に転じ相場を押し下げた。終盤にかけ、暗号資産市場の下落をきっかけに損失確定売りにも拍車がかかったと見られ、下げ幅を拡大した。 米株市場を横目に、21日の日経平均は572.68円安の49251.26円と反落して取引を開始した。寄付き直後は下げ幅を広げる展開となったが、早々に下げ渋る動きを見せた。ただ、下げ幅を縮小する動きは限定的で、大幅反落で前場の取引を終了した。ナスダック総合指数・フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)の大幅安を受けて、東京市場でハイテク株や半導体関連株の株価を抑える要因となった。また、国内長期金利上昇や日中関係悪化も引き続き警戒材料となった。 個別では、ソフトバンクG<9984>、アドバンテ<6857>、レーザーテック<6920>、フジクラ<5803>、ディスコ<6146>、三菱重工業<7011>、東エレク<8035>、三井海洋開発<6269>、古河電工<5801>、三井金属<5706>、日立<6501>、IHI<7013>、川崎重工業<7012>、住友電工<5802>などの銘柄が下落。 一方、ファーストリテ<9983>、イオン<8267>、東京海上<8766>、トヨタ自動車<7203>、任天堂<7974>、ソニーG<6758>、キーエンス<6861>、リクルートHD<6098>、三井住友<8316>、エムスリー<2413>、ヨシムラフード<2884>、オリンパス<7733>などの銘柄が上昇。 業種別では、非鉄金属、機械、電気機器などが下落した一方で、不動産業、繊維製品、サービス業などが上昇した。 後場の日経平均株価は、軟調推移を継続しそうだ。日経平均は昨日1300円近く上昇し、一昨日までの4日続落による下げ幅の3分の2戻しをクリアしたことから、短期調整は完了したとの見方もあったが、半導体やAI(人工知能)関連株は手掛けにくいか。一方、前場時点のTOPIX(東証株価指数)は売り先行も一時プラス圏に浮上していた。プライム市場では前場時点で7割以上の銘柄が上昇しており、後場も資金流入が割安感のある大型株や内需関連株に継続するか注目しておきたい。 <AK> 2025/11/21 12:05 ランチタイムコメント 日経平均は大幅反発、米エヌビディア決算を終え安心感広がる *12:27JST 日経平均は大幅反発、米エヌビディア決算を終え安心感広がる  日経平均は大幅反発。1487.40円高の50025.10円(出来高概算12億327万株)で前場の取引を終えている。 19日の米国株式市場は反発。ダウ平均は47.03ドル高の46138.77ドル、ナスダックは131.38ポイント高の22564.23で取引を終了した。半導体のエヌビディアの決算待ちで、寄り付き後、まちまち。その後、労働統計局(BLS)が10月雇用統計の発表中止を発表、さらに、連邦準備制度理事会(FRB)が公表した10月開催分の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨でも大半の参加者が12月利下げに否定的な姿勢を示したため金利高を警戒し、相場は失速。ダウは一時下落に転じた。ナスダックはハイテクセクターの回復で終日堅調に推移。終盤にかけダウもプラス圏を回復し終了した。 米株式市場の動向を横目に、20日の日経平均は591.59円高の49129.29円と反発して取引を開始した。米エヌビディアの決算を無事通過したことで、押し目買いや自律反発狙いの買いが午前の主導となった。また円相場が1ドル=157円台まで円安方向に振れたことが輸出関連株を中心にプラス要因となった。11時までの時間帯では、上値を追う動きに慎重さも見られつつも、幅広い銘柄に買いが波及した。 個別では、アドバンテスト<6857>、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、TDK<6762>、フジクラ<5803>、イビデン<4062>、ソニーG<6758>、日東電<6988>、ディスコ<6146>、レーザーテク<6920>、イオン<8267>、ファナック<6954>、住友電<5802>、テルモ<4543>などの銘柄が上昇。 一方、東京海上<8766>、ニトリHD<9843>、エムスリー<2413>、メルカリ<4385>、資生堂<4911>、三越伊勢丹<3099>、サイバー<4751>、ホンダ<7267>、OLC<4661>、明治HD<2269>、日ハム<2282>、日野自<7205>、東京電力HD<9501>、クラレ<3405>、東宝<9602>などの銘柄が下落。 業種別では、33業種中32業種が上昇しており、特に「非鉄金属」「電気機器」「証券・商品先物取引業」「機械」「ガラス・土石製品」「水産・農林業」などが目立って堅調だった。唯一「保険業」が下落した。 後場の日経平均株価は、買い基調を維持しつつも前場の上昇幅を確認しながら展開しよう。為替が1ドル=157円台半ばへと推移していることから、輸出関連を中心に支えが期待される。加えて、国内の政策発表や企業決算、海外要人発言などが材料出尽くし感を伴いかねない点には注意が必要。需給面では、前場の上げを受けて利益確定の売りが出る時間帯にも警戒される。以上の点を踏まえ、後場も堅調ながらも次の節目を意識した展開になろう。 <AK> 2025/11/20 12:27 ランチタイムコメント 日経平均は反発、押し目買い優勢も上げ幅限定的 *12:06JST 日経平均は反発、押し目買い優勢も上げ幅限定的  日経平均は反発。374.51円高の49077.49円(出来高概算12億3911万株)で前場の取引を終えている。 前日18日の米国株式市場は続落。ダウ平均は498.50ドル安の46091.74ドル、ナスダックは275.22ポイント安の22432.85で取引を終了した。一部主要企業決算が冴えず、寄り付き後、下落。人工知能(AI)バブル警戒感を受けたハイテクの手仕舞い売りにさらに拍車がかかり相場は、続落した。終日売りが優勢となり終了。 米株市場を横目に、19日の日経平均は119.90円高の48822.88円と4日ぶり反発して取引を開始した。寄付き直後はさえない値動きとなったが、早々にプラス圏に浮上。ただ、上げ幅限定的で前場の取引を終了した。昨日の日経平均が1600円あまり下落し、昨日までの3日続落で2500円を超す下げとなったことから、押し目待ちや自律反発狙いの買いが入りやすかった。 個別では、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、フジクラ<5803>、コナミG<9766>、第一三共<4568>、京セラ<6971>、良品計画<7453>、イオン<8267>、テルモ<4543>、スズキ<7269>、エーザイ<4523>、住友電工<5802>などの銘柄が上昇。 一方、アドバンテ<6857>、レーザーテック<6920>、KDDI<9433>、ディスコ<6146>、イビデン<4062>、スクリン<7735>、味の素<2802>、任天堂<7974>、日立建機<6305>、ネクソン<3659>、ルネサス<6723>、信越化学工業<4063>、荏原<6361>、オリンパス<7733>などの銘柄が下落。 業種別では、非鉄金属、不動産業、銀行業などが上昇した一方で、機械、その他製品、金属製品などが下落した。 後場の日経平均株価は、売り買い交錯か。前場時点の値上がり銘柄数は67.5%となっており、直近の下落に対する自律反発狙いの買いが継続しそうだが、日本時間明日早朝に発表される米エヌビディアの8-10月期決算を確認したいとして積極的な買いを見送る向きもあろう。そのほか、直近は億万長者のピーター・ティール氏がバブル懸念でエヌビディア株を全売却、ビルゲイツ財団もマイクロソフト株を売却するなど不穏な空気も重なっており、投資家心理はポジティブにはなりにくいだろう。 <AK> 2025/11/19 12:06 ランチタイムコメント 日経平均は続落、半導体株売りが重荷に *12:28JST 日経平均は続落、半導体株売りが重荷に  日経平均は続落。891.35円安の49432.56円(出来高概算10億8928万株)で前場の取引を終えている。 17日の米国株式市場は下落。ダウ平均は557.24ドル安の46590.24ドル、ナスダックは192.52ポイント安の22708.07で取引を終了した。利下げ期待の後退で、寄り付き後、下落。根強い人工知能(AI)バブル警戒感からハイテクも引き続き売られ、相場の重しとなった。終日軟調に推移し、終盤にかけ下げ幅を拡大し、終了。セクター別ではメディア・娯楽が上昇した一方、半導体・同製造装置、耐久消費財・アパレルが下落した。 米株式市場の動向を横目に、18日の日経平均は510.96円安の49812.95円と続落して取引を開始した。寄付き後は半導体や電子部品関連の売り先行で値を消す展開となり、為替市場では1ドル=155円台で円安が進行したことが輸出関連株の下支え材料となった。需給面では大型株を中心に利益確定売りが先行し、出来高は前日比でやや膨らんだ様子。10時台には持ち直しの動きも見られたが、上値の重さが意識されて前場終盤にかけて再び売りに押される形となった。 個別では、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、フジクラ<5803>、ファナック<6954>、イビデン<4062>、コナミG<9766>、アドバンテスト<6857>、TDK<6762>、信越化<4063>、日東電<6988>、ファーストリテ<9983>、レーザーテク<6920>、KDDI<9433>、リクルートHD<6098>、中外薬<4519>などの銘柄が下落。 一方、塩野義<4507>、電通グループ<4324>、良品計画<7453>、富士電機<6504>、第一三共<4568>、アステラス製薬<4503>、日揮HD<1963>、荏原<6361>、住友ファーマ<4506>、大日印<7912>、ニトリHD<9843>、OLC<4661>、ガイシ<5333>、花王<4452>、ZOZO<3092>などの銘柄が上昇。 業種別では、非鉄金属セクターの下落幅が目立ち、前日比-4.76%と大きく下落した。電気機器や機械も軟調で、それぞれ-2%前後で値を下げ、全体的に売り優勢の展開となっている。 後場の日経平均株価は、現状では下落基調を維持しそうだ。為替が1ドル=155円台の円安水準で推移している点は輸出関連には支援材料であるが、米国市場の先行き懸念や国内需給のひ弱さを背景に上値を取りにくい状況が続くと見られよう。テクニカル面では49200円近辺の支持が意識される一方で、50000円台回復に向けた明確な材料が乏しいため、売りが優先される可能性が意識されよう。 <AK> 2025/11/18 12:28 ランチタイムコメント 日経平均は続落、一時節目の5万円割れ *12:47JST 日経平均は続落、一時節目の5万円割れ  日経平均は続落。365.00円安の50011.53円(出来高概算12億2975万株)で前場の取引を終えている。 14日の米株式市場はまちまち。ダウ平均309.74ドル安の47147.48ドル、ナスダックは30.23ポイント高の22900.59で取引を終了した。利下げ観測の後退やAI関連銘柄の調整がダウの重しとなる一方で、ハイテク株に買い戻しが入ってナスダックを支えたとの見方が示されている。 米株式市場の動向を横目に、17日の日経平均は94.14円安の50282.39円と続落して取引を開始した。寄り付き時点では米国株のダウの続落を背景に売り優勢のスタートとなったものの、為替でドル円が154円台半ばで推移する中、日中に買い戻し圧力がやや強まる展開だった。ただ、午前の取引では小売・空運などの軟調な業種が重しとなり、全体としては戻りの鈍さが意識された。 個別では、ファーストリテ<9983>、ソニーG<6758>、ダイキン<6367>、良品計画<7453>、リクルートHD<6098>、ファナック<6954>、日東電<6988>、TDK<6762>、豊田通商<8015>、クレセゾン<8253>、トヨタ<7203>、京セラ<6971>、三越伊勢丹<3099>、資生堂<4911>、ホンダ<7267>などの銘柄が下落。 一方、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、中外薬<4519>、イビデン<4062>、フジクラ<5803>、イオン<8267>、三井金属<5706>、電通グループ<4324>、テルモ<4543>、荏原<6361>、ディスコ<6146>、KDDI<9433>、レーザーテクノロジー<6920>、東京海上<8766>などの銘柄が上昇。 業種別では、非鉄金属が+1.50%と上昇した一方、繊維製品が-2.21%、小売業が-2.97%、空運業が-3.34%といったセクターが軟調だった。 後場の日経平均株価は、下げ幅をさらに拡大する可能性が意識される。米国の利下げ観測の後退を受けたリスク回避ムード、さらに円高の進行が買い手を慎重にさせる環境が継続しそうだ。テクニカル面では、50000円付近が心理的な節目として意識されており、この水準を明確に下回ると下値を探る展開につながるとの見方がある。需給面では、寄付き後の売り先行の流れが残存しており、買い戻しが追いついていない状況も確認されており、これらを踏まえれば日中の反発には限界があるとの見方が浮上しよう。 <AK> 2025/11/17 12:47 ランチタイムコメント 日経平均は大幅反落、マイナス圏で軟調推移 *12:15JST 日経平均は大幅反落、マイナス圏で軟調推移  日経平均は大幅反落。847.29円安の50434.54円(出来高概算12億5389万株)で前場の取引を終えている。 前日13日の米国株式市場は大幅下落。ダウ平均797.60ドル安の47457.22ドル、ナスダックは536.10ポイント安の22870.36で取引を終了した。トランプ大統領の署名で政府機関が再開し材料出尽くしで寄り付き後、下落。根強い人工知能(AI)バブル懸念でハイテクが引き続き売られたほか、ウォルト・ディズニー(DIS)がダウの重しとなった。さらに、連邦準備制度理事会(FRB)高官のタカ派発言を受け利下げ期待が後退し、下落。トランプ政権によるベネズエラ侵攻の選択肢などの話題も懸念材料となり終盤にかけ下げ幅を拡大した。 米株市場を横目に、14日の日経平均は514.09円安の50767.74円と3日ぶり反落して取引を開始した。寄付き直後に大きく下げ幅を広げた後は、軟調もみ合い展開となった。昨日の米株式市場で主要指数が大幅に下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、外為市場で昨日大引け時点よりやや円高・ドル安に振れたほか、直近の上昇に対する利益確定や持ち高調整目的の売りが広がった。 個別では、第一三共<4568>、京セラ<6971>、TOPPAN<7911>、ベイカレント<6532>、東建物<8804>、TDK<6762>、SMC<6273>、エムスリー<2413>、セコム<9735>、大塚HD<4578>、野村総合研究所<4307>、KDDI<9433>、三井不<8801>、ニトリHD<9843>、三越伊勢丹<3099>などの銘柄が上昇。 一方、アドバンテ<6857>、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、フジクラ<5803>、イビデン<4062>、荏原<6361>、ファーストリテ<9983>、レーザーテク<6920>、リクルートHD<6098>、ダイキン<6367>、任天堂<7974>、日立<6501>、ディスコ<6146>、トヨタ<7203>、住友電工<5802>などの銘柄が下落。 業種別では、非鉄金属、機械、電気機器などが下落した一方で、鉱業、不動産業、石油・石炭製品のなどが上昇した。 後場の日経平均株価は、軟調な値動きが継続しそうだ。前場時点の東証プライム市場の値下がり銘柄数は57.9%。週末要因に加えて、来週19日発表予定の米エヌビディアの8-10月期決算を確認したいとして積極的な買いを見送る向きもあろう。ただ、国内主要企業の4-9月期決算発表が今日まで続き、好決算・好業績銘柄への物色意欲が引き続き株価支援要因となっている。節目の5万円に接近すると個人投資家を中心に押し目買いも入りそうで、下げ幅をさらに広げる展開は想定しにくい。 <AK> 2025/11/14 12:15 ランチタイムコメント 日経平均は続伸、円安追い風に5万1000円台維持 *12:19JST 日経平均は続伸、円安追い風に5万1000円台維持  日経平均は続伸。103.47円高の51166.78円(出来高概算13億1819万株)で前場の取引を終えている。 12日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均326.86ドル高の48254.82ドル、ナスダックは61.84ポイント安の23406.46で取引を終了した。議会下院によるつなぎ予算案を巡る採決を控え、政府機関の再開期待に寄り付き後、上昇。成長減速懸念の後退でダウは終日買われ、過去最高値を更新した。一方、根強い人工知能(AI)バブル懸念でハイテクが冴えずナスダックは軟調に推移し、まちまちで終了。 米株式市場の動向を横目に、13日の日経平均は50.16円安の51013.15円と反落して取引を開始した。朝方は為替ドル・円が155円台を付ける円安・ドル高水準となったことで、輸出関連株には好影響とみられた。寄付き後は小幅な下げから持ち直し、国内需給が売り過ぎ警戒から買いを誘った様子も見られた。ただ、為替の円安進行による介入警戒感もくすぶるなか、積極的な買いには慎重さが残る展開となった。 個別では、アドバンテスト<6857>、エムスリー<2413>、フジクラ<5803>、中外薬<4519>、ダイキン<6367>、住友電<5802>、ファナック<6954>、信越化<4063>、スクリン<7735>、ベイカレント<6532>、ソニーG<6758>、京セラ<6971>、豊田通商<8015>、日東電<6988>、住友ファーマ<4506>などの銘柄が上昇。 一方、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、テルモ<4543>、TDK<6762>、KDDI<9433>、デンソー<6902>、任天堂<7974>、コナミG<9766>、良品計画<7453>、クラレ<3405>、太陽誘電<6976>、大塚HD<4578>、バンナムHD<7832>、味の素<2802>、ヤマハ発<7272>などの銘柄が下落。 業種別では、非鉄金属、電気・ガス業、証券・商品先物取引業が値上がり率上位、情報・通信業、金属製品、精密機器が値下がり率上位となっている。 後場の日経平均株価は、上値を試す展開とみられよう。為替ではドル・円相場が円安継続となれば輸出株中心に買いが入りやすい。一方で、為替介入警戒感や地政学・米金利動向の逆風も引き続き材料となろう。テクニカル面では、直近高値水準への接近が上値の重さを意識させる可能性があるが、出来高13億株超の前場での膨らみを見ると日中の需給ひずみ是正の動きも働きやすい。需給が流れを支えている限り、大崩れとはなりにくく、後場でも下値を限定して推移するとの観測が意識されよう。 <AK> 2025/11/13 12:19 ランチタイムコメント 日経平均は反発、幅広い銘柄はプラス圏で推移 *12:10JST 日経平均は反発、幅広い銘柄はプラス圏で推移  日経平均は反発。84.36円高の50927.29円(出来高概算14億5964万株)で前場の取引を終えている。 前日11日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は559.33ドル高の47927.96ドル、ナスダックは58.87ポイント安の23468.30で取引を終了した。半導体のエヌビディア(NVDA)が重しとなり寄り付き後、まちまち。ADPが発表した民間雇用統計は人員削減を示す低調な結果となり成長懸念も強まったが、利下げ期待に支えられたほか、議会上院のつなぎ予算案合意により政府機関再開のめどがつき期待感にダウは続伸し終盤にかけ上げ幅を拡大した。ナスダックは終日軟調に推移しまちまちで終了。 米株市場を横目に、12日の日経平均は145.60円高の50,988.53円と反発して取引を開始した。寄付き直後は一時マイナス圏に転落したが、円安基調も支援して輸出関連銘柄中心に買いが続いた。また、米長期金利が低下したことが東京市場の株価の支えとなったほか、日経平均が昨日小幅ながら下落したことから、押し目狙いの買いも入りやすかった。 個別では、TDK<6762>、中外薬<4519>、日東電<6988>、ソニーG<6758>、フジクラ<5803>、ネクソン<3659>、味の素<2802>、テルモ<4543>、住友不<8830>、ファナック<6954>、ファストリ<9983>、京セラ<6971>、三井金属<5706>などの銘柄が上昇。 一方、SBG<9984>、アドテスト<6857>、東エレク<8035>、リクルート<6098>、HOYA<7741>、良品計画<7453>、コナミG<9766>、キッコマン<2801>、ディスコ<6146>、鹿島<1812>、セコム<9735>、ニチレイ<2871>、太陽誘電<6976>、イオン<8267>などの銘柄が下落。 業種別では、医薬品、非鉄金属、その他製品などが上昇した一方で、情報・通信業、ゴム製品、金属製品のなどが下落した。 後場の日経平均株価は、堅調な値動きが継続しそうだ。本日は、ソフトバンクグループや国内半導体関連株の下落が日経平均株価の重しとなっており、TOPIX(東証株価指数)は大幅高で値上がり銘柄数84.0%と幅広い銘柄がプラス圏で推移している。国内主要企業の4-9月期決算発表が続いており、好決算・好業績銘柄への物色意欲が引き続き下支え要因となろう。ただ、ソフトバンクグループが保有する米エヌビディアの全株式を売却したことは投資家心理を慎重にさせている。来週19日発表予定の米エヌビディアの8-10月期決算を確認したいとして積極的な買いを手控える向きも広がりそうだ。 <NH> 2025/11/12 12:10 ランチタイムコメント 日経平均は続伸、米株高に支えられ堅調な展開 *12:17JST 日経平均は続伸、米株高に支えられ堅調な展開  日経平均は続伸。219.52円高の51131.28円(出来高概算12億5046万株)で前場の取引を終えている。 10日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は381.53ドル高の47368.63ドル、ナスダックは522.64ポイント高の23527.18で取引を終了した。背景には、長期化していた米政府機関の閉鎖解消に向けた進展が報じられたことや、リスク許容度の改善を受けてハイテク株などが買われた流れがある。 米株式市場の動向を横目に、11日の日経平均は402.28円高の51314.04円と続伸して取引を開始した。序盤は輸出関連やハイテク関連に買いが先行し、円相場のドル高・円安傾向も支援材料とされた。その後、利益確定売りも散見されながらも、高値警戒感が抑えられたことで堅調に推移。需給面では、前日に上昇した銘柄のリスク調整売りと、新たな物色の交錯が見られた。 個別では、ソフトバンクG<9984>、中外薬<4519>、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、リクルートHD<6098>、イビデン<4062>、ファナック<6954>、レーザーテク<6920>、第一三共<4568>、日東電<6988>、任天堂<7974>、富士通<6702>、味の素<2802>、フジクラ<5803>、イオン<8267>などの銘柄が上昇。 一方、アドバンテスト<6857>、TDK<6762>、ディスコ<6146>、日産化<4021>、三菱地所<8802>、良品計画<7453>、富士フイルム<4901>、コナミG<9766>、京セラ<6971>、三井物<8031>、キッコマン<2801>、伊藤忠<8001>、三菱商<8058>、ニトリHD<9843>、JR東海<9022>などの銘柄が下落。 業種別では、医薬品が上昇率トップとなり値上がり17業種、値下がり16業種。陸運業が最も値下がりした。 後場の日経平均株価は、引き続き堅調な展開が予想される。ただし、上値では利益確定売りの圧力が意識されやすく、高値圏ではモメンタムが鈍る可能性がある。為替ではドル・円が円安寄りで推移しており、輸出関連銘柄には追い風となろう。また、今後発表予定の国内外経済指標や企業決算の内容次第で、物色の幅が拡大する可能性がある。需要・供給の面では、買い一巡後の手控えムードも念頭に置く必要があるため、後場も一進一退の展開が意識されよう。 <AK> 2025/11/11 12:17 ランチタイムコメント 日経平均は大幅反発、買い優勢の展開で堅調推移 *12:17JST 日経平均は大幅反発、買い優勢の展開で堅調推移  日経平均は大幅反発。490.52円高の50766.89円(出来高概算12億1890万株)で前場の取引を終えている。 7日の米国市場でダウ平均は74.80ドル高の46987.10ドル、ナスダックは49.45ポイント安の23004.54で取引を終了。人工知能(AI)バブル懸念や政府機関閉鎖の長期化による経済への影響を警戒した。11月ミシガン大学消費者信頼感指数が想定以上に悪化したため、成長懸念に売りが一段と加速し、続落した。終盤にかけ、共和党は拒否したものの民主党が政府機関の再開を巡る要求を緩和したとの報道で、交渉進展で閉鎖終了が近いとの期待に下げ幅を縮小。ダウはプラス圏を回復し、まちまちで終了した。 米株市場を横目に、11月10日の日経平均は前営業日比368.90円高の50645.27円と反発でスタート。その後はじりじりと上げ幅を広げて堅調な展開となった。米政府機関を巡る閉鎖解除期待がやや高まったことで、まずは自律反発の流れとなった。 個別では、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、アドバンテス<6857>、東エレク<8035>、ディスコ<6146>、レーザーテック<6920>、三菱UFJ<8306>、住友電工<5802>、キーエンス<6861>、古河電工<5801>、フジクラ<5803>、ファナック<6954>、JX金属<5016>、メルカリ<4385>、TOWA<6315>などの銘柄が上昇。 一方、リクルートHD<6098>、サンリオ<8136>、三菱重工業<7011>、IHI<7013>、任天堂<7974>、ホンダ<7267>、トヨタ自動車<7203>、味の素<2802>、TDK<6762>、イビデン<4062>、太陽誘電<6976>、ソニーG<6758>、コナミG<9766>などが売られた。 業種別では、石油・石炭製品、鉱業、非鉄金属などが上昇した一方で、その他製品、サービス業、輸送用機器などが下落した。 後場の日経平均株価は、堅調な値動きが継続しそうだ。7-9月期決算が佳境を迎えるため、決算発表を受けた個別物色の様相が強まっている。目先、日経平均は25日線レベルとの攻防になってくるとみられるが、同水準が今回も下値支持線となるのかを見極める必要性は高いと考える。なお、今週も国内外で重要な経済指標などのイベントは予定されていない。 <AK> 2025/11/10 12:17 ランチタイムコメント 日経平均は大幅反落、売り優勢の展開で5万円を再度割り込む *12:11JST 日経平均は大幅反落、売り優勢の展開で5万円を再度割り込む  日経平均は大幅反落。1100.19円安の49783.49円(出来高概算12億4421万株)で前場の取引を終えている。 前日6日の米国株式市場は反落。ダウ平均は398.70ドル安の46912.30ドル、ナスダックは445.81ポイント安の23053.99で取引を終了した。民間データで企業の10月人員削減加速が明らかになり、警戒感に売られ、寄り付き後、下落。加えて、政府機関閉鎖も過去最長を記録し終了する兆候も見られないため成長減速懸念にさらに売りに拍車がかかり、終盤にかけて下げ幅を拡大した。 米株市場を横目に、7日の日経平均は359.37円安の50524.31円と反落して取引を開始した。売り先行で始まった後は、次第に下げ幅を広げる展開となり前場中ごろに節目の5万円を割った。その後も戻りは鈍く、49800円を下回って前場の取引を終了した。米主要株価指数の下落を受けて、東京市場でハイテク株や半導体関連株の株価の重しとなった。また、上昇のけん引役だったAI関連株が一段と売りに押されたほか、為替がやや円高に振れた点も上値抑制要因になった。 個別では、リクルートHD<6098>、ファーストリテ<9983>、中外薬<4519>、KDDI<9433>、ダイキン<6367>、良品計画<7453>、バンナムHD<7832>、野村総合研究所<4307>、スズキ<7269>、キッコマン<2801>、イオン<8267>、住友不<8830>、ネクソン<3659>、セコム<9735>、7&iHD<3382>などの銘柄が上昇。 一方、ソフトバンクG<9984>、アドバンテス<6857>、東エレク<8035>、味の素<2802>、TDK<6762>、イビデン<4062>、フジクラ<5803>、太陽誘電<6976>、ソニーG<6758>、ファナック<6954>、ディスコ<6146>、日東電<6988>、住友電<5802>、コナミG<9766>、レーザーテック<6920>などが売られた。 業種別では、非鉄金属、電気機器、機械などが下落した一方で、サービス業、海運業、小売業のなどが上昇した。 後場の日経平均株価は、軟調な値動きが継続しそうだ。高市首相の経済政策への期待も一旦織り込まれたという声も広がっているなか、週末要因含めて、積極的に買い進む材料に乏しい。ただ、主要企業の4-9月期決算発表が続いており、好決算・好業績銘柄への物色意欲が引き続き株価下支え要因となるか。個別銘柄の選別タイミングととらえ、後場の動向を見守っておきたい。 <AK> 2025/11/07 12:11 ランチタイムコメント 日経平均は反発、輸出関連などを中心に買い優勢 *12:23JST 日経平均は反発、輸出関連などを中心に買い優勢  日経平均は反発。556.62円高の50768.89円(出来高概算13億3348万株)で前場の取引を終えている。 5日の米国株式市場は反発。ダウ平均は225.76ドル高の47311.00ドル、ナスダックは151.16ポイント高の23499.80で取引を終了した。良好な民間雇用統計を受け、寄り付き後、堅調。ISM非製造業景況指数も予想以上に回復したため、相場は上昇した。終盤にかけ上げ幅を拡大し終了。セクター別では自動車・自動車部品、メディア・娯楽が上昇した一方、ソフトウエアサービスが下落した。 米株式市場の動向を横目に、6日の日経平均は580.28円高の50792.55円と反発して取引を開始した。朝方は前夜の米国上昇や円相場の落ち着きが買い材料となり、寄付き直後から幅広い業種に買いが波及した。為替は円安進行一服と見られるが、輸出関連を中心に先行き期待が優勢となった。需給面でも先物主導の買いが働き、個人・機関ともに追随買いが散見された。11時にかけては持ち高調整の売りや利益確定も交じりながらも、大崩れせずに始値付近で推移した。 個別では、コニカミノルタ<4902>、フジクラ<5803>、ダイキン<6367>、ディスコ<6146>、三井金属<5706>、日立<6501>、東京電力HD<9501>、富士電機<6504>、ローム<6963>、トヨタ<7203>、レーザーテック<6920>、日本取引所グループ<8697>、豊田通商<8015>、アドバンテスト<6857>、住友商<8053>などの銘柄が上昇。 一方、日本製鉄<5401>、ソシオネクスト<6526>、SHIFT<3697>、イオン<8267>、ニトリHD<9843>、良品計画<7453>、IHI<7013>、JR西日本<9021>、エムスリー<2413>、住友ファーマ<4506>、OLC<4661>、住友化学<4005>、ネクソン<3659>、エプソン<6724>、太平洋セメント<5233>などの銘柄が下落。 業種別では、非鉄金属、機械、電気機器、輸送用機器などが堅調に推移した一方、鉄鋼、ゴム製品、陸運業などが軟調となった。 後場の日経平均株価は、もう一段の上昇を試みる展開となろう。為替で円相場が対ドルで落ち着きを取り戻しつつある点が輸出関連株の下支え要因となる。また、国内外の経済指標発表が控えており、企業決算の通期見通し修正などが材料視される可能性がある。需給面では、前場の上昇を受けた利益確定売りが重荷となる一方、年末に向けたポジション積み増し観測も意識されよう。 <AK> 2025/11/06 12:23 ランチタイムコメント 日経平均は大幅続落、投資家心理悪化で5万円を下回る *12:09JST 日経平均は大幅続落、投資家心理悪化で5万円を下回る  日経平均は大幅続落。2393.15円安の49104.05円(出来高概算16億912万株)で前場の取引を終えている。 前日4日の米国株式市場は下落。ダウ平均は251.44ドル安の47085.24ドル、ナスダックは486.08ポイント安の23348.64で取引を終了した。主要金融会社の最高経営責任者(CEO)が人工知能(AI)ブーム後の市場の調整を警告したため警戒感が広がった。さらに、著名空売り投資家が一部ハイテク企業の弱気ポジションを明らかにしたことも警戒感を強め、相場は大幅続落した。政府機関閉鎖が過去最長に並んだことも売り材料となり、終日売りが優勢となり終了。 米株市場を横目に、5日の日経平均は205.81円安の51291.39円と続落して取引を開始。前場は売り優勢の展開が続いて前引けまで下げ幅を大きく広げる展開となった。ナスダック総合指数の大幅安、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が4.01%下落と、東京市場でハイテク株や半導体関連株の株価の重しとなった。また、日経平均は昨日4日ぶりに反落したが、25日移動平均線との乖離率は6.49%と依然として買われ過ぎとされる5%を上回っており、高値警戒感から売りが出やすかった。 個別では、ファーストリテ<9983>、任天堂<7974>、日ハム<2282>、ニトリHD<9843>、第一三共<4568>、塩野義<4507>、ZOZO<3092>、日精工<6471>、バンナムHD<7832>、JAL<9201>、ヤマハ<7951>、野村総合研究所<4307>、セコム<9735>などの銘柄が上昇。 一方、ソフトバンクG<9984>、アドバンテ<6857>、東エレク<8035>、TDK<6762>、フジクラ<5803>、ファナック<6954>、イビデン<4062>、ディスコ<6146>、レーザーテク<6920>、日東電<6988>などの銘柄が下落。 業種別では、非鉄金属、情報・通信業、機械などが下落した一方で、その他製品、陸運業の2業種のみ上昇した。 後場の日経平均株価は、下げ幅を広げる展開が続くか。米国で著名な経営者と投資家が相次いで警戒感を示したことは国内の投資家心理にもネガティブに働いており、押し目買い意欲も後退している。前場時点の値下がり銘柄数は91.5%と幅広い銘柄が軟調に推移する中、引き続きAI関連株や半導体関連株の売りがふくらみそうだ。一方、主要企業の4-9月期決算発表が佳境となっており、好決算・好業績銘柄への物色意欲は続くか、注目しておきたい。 <AK> 2025/11/05 12:09 ランチタイムコメント 日経平均は小反落、利益確定売りが優勢 *12:34JST 日経平均は小反落、利益確定売りが優勢  日経平均は小反落。50.20円安の52361.14円(出来高概算14億1517万株)で前場の取引を終えている。 3日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は226.19ドル安の47336.68ドル、ナスダックは109.76ポイント高の23834.72で取引を終了した。ダウが反落した背景には、10月の米ISM製造業景況指数の低下により景気先行きに慎重な見方が広がったことや、利下げ期待の後退が影響したと報じられている。一方、ナスダックが上昇した背景には、Open AIとAmazonの大型クラウド契約発表など、AI・ハイテク関連の材料が波及したことがある。  米株式市場の動向を横目に、4日の日経平均は117.03円安の52294.31円と反落して取引を開始した。寄付き後は、4-9月期決算の良好な内容を背景とする半導体・ハイテク関連への買いが先行し、特に指数寄与度の大きい銘柄に資金が流入した。ただし、日経平均が52000円台前半へ到達後は高値警戒感とみられる利益確定売りが現れ、上値の重さを意識させる展開となった。 個別では、東エレク<8035>、ファナック<6954>、レーザーテク<6920>、住友電工<5802>、ネクソン<3659>、住友ファーマ<4506>、SMC<6273>、アステラス製薬<4503>、村田製<6981>、テルモ<4543>、トヨタ<7203>、アルプスアル<6770>、ディスコ<6146>、ダイキン<6367>、安川電<6506>などの銘柄が上昇。 一方、アドバンテス<6857>、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、リクルートHD<6098>、第一三共<4568>、スクリン<7735>、ソシオネクスト<6526>、TDK<6762>、野村総合研究所<4307>、コナミG<9766>、イオン<8267>、スズキ<7269>、中外薬<4519>、ZOZO<3092>、京セラ<6971>などの銘柄が下落。 業種別では、非鉄金属が+4.28%、ゴム製品+1.89%、ガラス・土石製品+2.53%、石油・石炭製品+1.81%といったセクターの上昇が目立った。逆に、医薬品が-0.33%、サービス業が-1.19%と軟調な業種もあった。 後場の日経平均株価は、概ね横ばいからやや上値を試す展開となる可能性がある。背景としては、国内で発表された4-9月期決算の市場想定以上の結果が一部銘柄に買いを誘っていることが挙げられる一方で、52000円台前半という価格水準が意識されており、利益確定の売りが上値を抑える圧力になっている。さらに、為替市場でのドル・円の154円台前半と円安傾向が継続しており、輸出関連には支援材料となるが、その反面「上値余地の限定」が意識されやすい状況でもある。これらを踏まえると、特定の好決算銘柄やハイテク・半導体関連に物色が集中する一方、指数全体としては方向感を欠いた取引となる公算が大きい。 <AK> 2025/11/04 12:34 ランチタイムコメント 日経平均は大幅続伸、買い優勢の展開続く *12:26JST 日経平均は大幅続伸、買い優勢の展開続く  日経平均は大幅続伸。622.65円高の51948.26円(出来高概算13億5183万株)で前場の取引を終えている。 前日30日の米国株式市場は下落。ダウ平均は109.88ドル安の47522.12ドル、ナスダックは377.33ポイント安の23581.14で取引を終了した。エヌビディア(NVDA)やメタ・プラットフォームズ(META)の下落が重しとなった。ダウは対中通商協議の進展が好感され一時上昇したものの政府機関閉鎖の長期化による経済への影響を懸念した売りにおされ失速し上げを消した。ナスダックは金利高も嫌気され、終日軟調に推移した。 米株市場を横目に、31日の日経平均は304.19円高の51629.80円と3日続伸して取引を開始した。朝方に52400円手前まで上げ幅を広げた後は、やや失速したものの52000円付近で推移した。日銀が追加利上げに慎重との見方が広がるなかで円安ドル高が進行、輸出関連株の追い風となった。また、昨日の日経平均は小幅高にとどまったが東証プライムの売買代金が初めて10兆円を超していたが、本日も物色意欲が旺盛となっている。 個別では、アドバンテス<6857>、ファーストリテ<9983>、コナミG<9766>、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、中外薬<4519>、ソシオネクスト<6526>、JT<2914>、ソニーG<6758>、フジクラ<5803>、野村総合研究所<4307>、日立<6501>、ネクソン<3659>、塩野義<4507>、リクルートHD<6098>などの銘柄が上昇。 一方、京セラ<6971>、デンソー<6902>、OLC<4661>、ファナック<6954>、トヨタ<7203>、キーエンス<6861>、ホンダ<7267>、ニデック<6594>、レーザーテク<6920>、ヤマトHD<9064>、パナHD<6752>、日立建機<6305>、NEC<6701>、武田<4502>、スズキ<7269>などの銘柄が下落。 業種別では、電気・ガス業、食料品、情報・通信業などが上昇した一方で、輸送用機器、金属製品、サービス業などが下落した。 後場の日経平均株価は、プラス圏で推移も上げ幅を広げる動きは限定的か。売り材料に乏しい中、円安が進行していることは国内輸出関連株にポジティブに働こう。また、主要企業の4-9月期決算発表が佳境となっており、好決算・好業績銘柄への物色意欲が株価下支え要因となろう。ただ、東京市場は明日から3連休となることから、次第に積極的な買いを手控える動きも広がりそうだ。 <AK> 2025/10/31 12:26 ランチタイムコメント 日経平均は続伸、半導体関連の上昇が続く *12:19JST 日経平均は続伸、半導体関連の上昇が続く  日経平均は続伸。89.20円高の51396.85円(出来高概算11億8887万株)で前場の取引を終えている。 29日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は74.37ドル安の47632.00ドル、ナスダックは130.98ポイント高の23958.47で取引を終了した。半導体エヌビディア(NVDA)の上昇がけん引し寄り付き後、上昇。ハイテクが引き続き相場を押し上げたほか、利下げ期待に続伸した。終盤にかけ、連邦準備制度理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)で予想通り0.25%の利下げを決定したものの、1メンバーが据え置きを主張したほか、パウエル議長が12月FOMCでの利下げを巡り「決定ではない」と慎重な姿勢を示し失望感に相場は失速。ダウは下落に転じたが、ナスダックはプラス圏を維持、連日で過去最高値を更新し、まちまちで終了した。 米株式市場の動向を横目に、30日の日経平均は161.38円安の51146.27円と反落して取引を開始した。寄り付き後は利益確定売りが先行したものの、前日の米国株や円安進行を背景に半導体関連を中心に買い戻しが優勢となった。TOPIXも上昇に転じ、東証プライムの値上がり銘柄数は全体の7割を占めた。決算発表シーズンが本格化するなか、業績上振れ期待が高い銘柄に物色が向かった。 個別では、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>、レーザーテック<6920>、NEC<6701>、フジクラ<5803>、住友電気工業<5802>、HOYA<7741>、SCREENホールディングス<7735>、ニデック<6594>、富士通<6702>などの銘柄が上昇。 一方、ソフトバンクグループ<9984>、ファーストリテイリング<9983>、ディスコ<6146>、コナミグループ<9766>、TDK<6762>、コマツ<6301>、日東電工<6988>、任天堂<7974>、ルネサスエレクトロニクス<6723>、JR東海<9022>、ニトリホールディングス<9843>などの銘柄が下落。 業種別では、非鉄金属、銀行業、鉱業、電気機器、電気ガス業などが上昇。一方で、情報・通信業、繊維製品、その他製品、陸運業などが軟調となった。 後場の日経平均株価は、前場終値を挟んだもみ合い展開が見込まれる。米長期金利の動向や円相場が依然として投資家心理を左右しており、決算発表を控えた個別物色中心の展開となろう。午後には国内主要企業の決算発表が相次ぐ予定で、内容次第では指数構成銘柄への影響も意識されそうだ。 <AK> 2025/10/30 12:19 ランチタイムコメント 日経平均は大幅反発、一時51300円台まで上げ幅広げる *12:23JST 日経平均は大幅反発、一時51300円台まで上げ幅広げる  日経平均は大幅反発。1030.64円高の51249.82円(出来高概算11億9102万株)で前場の取引を終えている。 前日28日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は161.78ドル高の47706.37ドル、ナスダックは190.04ポイント高の23827.50で取引を終了した。連邦公開市場委員会(FOMC)開始で利下げ期待に寄り付き後、上昇。対中首脳会談での通商合意期待も根強く続伸した。さらに、好決算が好感材料となったほか、半導体のエヌビディア(NVDA)がけん引し、相場は一段高。終日買いが先行し、終盤にかけて上げ幅を拡大し、連日過去最高値を更新した。 米株市場を横目に、29日の日経平均は234.46円高の50453.64円と反発して取引を開始した。その後も買い手優位の状況が続き、取引時間中に一時51300円台まで上げ幅を大きく広げた。想定以上の業績上方修正や自社株買いを評価されたアドバンテスト<6857>が1銘柄で989円押し上げた。全体では、昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなったほか、日米首脳会談が昨日終了したことも買い安心感となった 個別では、アドバンテスト、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、フジクラ<5803>、レーザーテク<6920>、ディスコ<6146>、住友電<5802>、日立建機<6305>、スクリン<7735>、村田製<6981>、日東電<6988>、太陽誘電<6976>、日立<6501>、三菱電<6503>、キーエンス<6861>などの銘柄が上昇。 一方、ファーストリテ<9983>、テルモ<4543>、リクルートHD<6098>、京セラ<6971>、ベイカレント<6532>、ダイキン<6367>、第一三共<4568>、ソニーG<6758>、KDDI<9433>、ニデック<6594>、中外薬<4519>、コナミG<9766>、東京海上<8766>、富士フイルム<4901>、オリンパス<7733>などの銘柄が下落。 業種別では、非鉄金属、電気機器、建設業などが上昇した一方で、パルプ・紙、不動産業、医薬品などが下落した。 後場の日経平均株価は、堅調な値動きが継続か。引き続き半導体関連株のけん引が指数にプラス寄与しそうだ。ただ、日経平均株価はアドバンテストの上昇が大きく寄与している一方で、東証株価指数(TOPIX)は一時マイナス圏に転落するなどさえない値動きとなっている。前場終了時点で値上がり銘柄数18.3%、値下がり銘柄数79.1%と、幅広い銘柄を手掛ける動きは限定的。ここから国内3月決算企業の上期決算発表が佳境となるほか、米連邦公開市場委員会(FOMC)、日銀金融政策決定会合などを控え、これらの結果を見極めたい動きも広がりそうだ。 <AK> 2025/10/29 12:23 ランチタイムコメント 日経平均は反落、利確売り優勢も50000円台は維持 *12:15JST 日経平均は反落、利確売り優勢も50000円台は維持  日経平均は反落。92.36円安の50419.96円(出来高概算11億6149万株)で前場の取引を終えている。 27日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は337.47ドル高の47544.59ドル、ナスダック総合指数は432.59ポイント高の23637.46で取引を終えた。トランプ大統領やベッセント財務長官の発言を受け、対中通商合意への期待が広がった。加えて、人工知能(AI)関連銘柄を中心としたハイテク株が買われたほか、翌日から開催される連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利下げ観測も支援材料となった。終盤にかけて買いが強まり、主要指数はいずれも過去最高値を更新して取引を終えた。 米株式市場の動向を横目に、28日の日経平均は155.17円安の50357.15円と反落して取引を開始した。序盤は半導体やハイテク関連の一角に買いが入り下げ幅を縮小する場面もあったが、為替が円高方向に振れたことや、利益確定売りが優勢となったことから上値は限定的だった。前日までの上昇に伴う戻り待ちの売りも重しとなり、午前中は方向感に乏しい展開が続いた。 個別では、ソフトバンクグループ<9984>、東京エレクトロン<8035>、中外製薬<4519>、信越化学工業<4063>、住友電気工業<5802>、イオン<8267>、ディー・エヌ・エー<2432>、塩野義製薬<4507>、古河電気工業<5801>、テルモ<4543>、東京ガス<9531>、ディスコ<6146>、オリンパス<7733>、ルネサスエレクトロニクス<6723>などの銘柄が上昇。 一方、ファーストリテイリング<9983>、ニデック<6594>、リクルートホールディングス<6098>、キヤノン<7751>、ファナック<6954>、ベイカレント<6532>、日東電工<6988>、良品計画<7453>、HOYA<7741>、京セラ<6971>、任天堂<7974>、安川電機<6506>、セイコーエプソン<6724>、レーザーテック<6920>などの銘柄が下落。 業種別では、電気・ガス業、海運業、情報・通信業、銀行業、証券・商品先物が上昇。一方で、繊維製品、倉庫・運輸関連、金属製品、ガラス土石製品、サービス業などが下落した。 後場の日経平均株価は、米国市場の堅調地合いが引き続き下支えとなる一方、為替動向やFOMCの結果を見極めたいとのムードが重しとなり、もみ合い推移が想定される。決算発表シーズンを迎え、個別株物色が活発化する一方で、インデックス全体としては方向感を欠く展開となりそうだ。特に午後は、米長期金利の動向やドル円相場が投資家心理を左右する要因として意識されよう。 <AK> 2025/10/28 12:15 ランチタイムコメント 日経平均は大幅続伸、5万円台の大台に到達 *12:13JST 日経平均は大幅続伸、5万円台の大台に到達  日経平均は大幅続伸。1037.71円高の50337.36円(出来高概算9億4983万株)で前場の取引を終えている。 24日の米国市場でダウ平均は472.51ドル高の47207.12ドル、ナスダックは263.07ポイント高の23204.87で取引を終了。消費者物価指数(CPI)が予想を下回ったため連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ期待に寄り付き後、上昇。10月連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げを確信した買いが終日続いた。終盤にかけ、上げ幅を拡大し、相場は過去最高値を更新し終了。 米株式市場の動向を横目に、10月27日の日経平均は前営業日比606.15円高の49905.80円と大幅続伸でスタート。初めて5万円の大台に乗せた後は、高値圏での推移を継続した。前週末の米株高の流れに加え、米中対立の緩和期待も追い風となった。また、高市首相とトランプ米大統領による首脳会談に先んじて行われた、両氏による短時間の電話協議も先行き期待に繋がると捉えられたことが投資家心理にポジティブに働いた。 個別では、アドバンテス<6857>、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、フジクラ<5803>、TDK<6762>、HOYA<7741>、日東電<6988>、ファナック<6954>、ダイキン<6367>、テルモ<4543>、KDDI<9433>、任天堂<7974>、伊藤忠<8001>などの銘柄が上昇。 一方、信越化<4063>、中外薬<4519>、良品計画<7453>、安川電<6506>、住友重<6302>、パナHD<6752>、日産化<4021>、東海カーボン<5301>、旭化成<3407>、三越伊勢丹<3099>、SUMCO<3436>、クボタ<6326>、シャープ<6753>などの銘柄が下落。 業種別では、精密機器、非鉄金属、証券・商品先物取引業などを筆頭に、東証全業種が上昇した。 後場の日経平均株価は、買い優勢の展開となるか。初の5万円台に到達した後も高値圏での推移が続いているが、売り材料に乏しいなかで買い手優位の状況が続こう。そのほか、今週は国内主要企業の決算発表のほかにも、注目イベントが数多く予定されている。個別物色主体となりがちな決算発表シーズンではあるものの、イベント次第でマーケット全体の変動幅も大きくなる可能性があろう。米連邦公開市場委員会(FOMC)、日銀金融政策決定会合、日米首脳会談、米中首脳会談などの動向を見守っておきたい。 <AK> 2025/10/27 12:13 ランチタイムコメント 日経平均は大幅反発、米株高受けて買い優勢の展開 *12:16JST 日経平均は大幅反発、米株高受けて買い優勢の展開  日経平均は大幅反発。657.51円高の49299.12円(出来高概算10億4616万株)で前場の取引を終えている。 前日23日の米国株式市場は反発。ダウ平均は144.20ドル高の46734.61ドル、ナスダックは201.40ポイント高の22941.80で取引を終了した。材料乏しい中、寄り付き後、上昇。翌日の消費者物価指数(CPI)の発表を控え、様子見気配が強まりもみ合いが続いた。中盤にかけ、報道官がトランプ大統領と中国主席との会談スケジュールを確認すると対中貿易摩擦悪化の警戒感が緩和し、買いに拍車がかかり、終盤にかけ上げ幅を拡大した。 米株式市場の動向を横目に、本日の日経平均は453.66円高の49095.27円と3日ぶり反発して取引を開始。買い先行で始まると、49200円を超えてじり高基調となった。米主要株価指数の上昇が東京市場で半導体関連株などの株価支援要因となった。また、日経平均は昨日までの続落で670円あまり下落しており、押し目待ちの買いも入りやすかった。さらに、今日は高市首相の所信表明演説が予定されていることから、政策への期待感が高まり、株価下支え要因となった。 個別では、アドバンテ<6857>、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、TDK<6762>、リクルートHD<6098>、ファーストリテ<9983>、フジクラ<5803>、ディスコ<6146>、ダイキン<6367>、コナミG<9766>、日東電<6988>、豊田通商<8015>、レーザーテク<6920>、村田製<6981>などが上昇。 一方、中外薬<4519>、ニデック<6594>、任天堂<7974>、キッコマン<2801>、住友不<8830>、三井不<8801>、ニトリHD<9843>、7&iHD<3382>、ソニーG<6758>、オリンパス<7733>、良品計画<7453>、アサヒ<2502>、IHI<7013>、サッポロHD<2501>、大塚HD<4578>などが下落した。 業種別では、非鉄金属、電気機器、サービス業などが上昇する一方、空運業、不動産業、食料品などが下落した。 後場の日経平均株価は、上値の重い展開となるか。為替が引き続き円安傾向を維持するなか、輸出関連株に対する買い圧力が継続する可能性がある。ただ、週末要因に加えて、来週から国内3月決算企業の上期決算発表が本格化することから、これを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあろう。 <AK> 2025/10/24 12:16 ランチタイムコメント 日経平均は続落、前日の米ハイテク株安が波及 *12:20JST 日経平均は続落、前日の米ハイテク株安が波及  日経平均は続落。643.05円安の48664.74円(出来高概算10億2881万株)で前場の取引を終えている。 22日の米国株式市場は下落した。ダウ平均は334.33ドル安の46590.41ドル、ナスダック(総合)は213.27ポイント安の22740.40で取引を終えた。背景には、米政府機関の閉鎖が終了する兆しが見えないなか、ネットフリックスの決算に基づく失望売りのほか、トランプ政権が中国向けに重要ソフトウエア製品の輸出制限を検討しているとの報道を受け、米中貿易摩擦の悪化懸念が強まったことでハイテク中心に売りが優勢となった。 米株式市場の動向を横目に、23日の日経平均は441.21円安の48866.58円と続落して取引を開始した。寄付き直後から輸出関連を中心に売りが先行し、ドル・円相場は152円近辺で推移しており、円安を背景とする輸出株支援の動きも限定的にとどまった。また、国内では期末に向けたポジション調整と見られる売り注文が出やすかったほか、海外投資家の国内株買い越し継続も相場への下押し要因となったとの見方もある。 個別では、KDDI<9433>、フジクラ<5803>、豊田通商<8015>、三井不<8801>、日東電<6988>、資生堂<4911>、ネクソン<3659>、イオン<8267>、住友重<6302>、大塚HD<4578>、住友鉱<5713>、住友不<8830>、東京海上<8766>、丸紅<8002>、アステラス薬<4503>といった銘柄が上昇。 一方、ソフトバンクG<9984>、アドバンテスト<6857>、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、TDK<6762>、ダイキン<6367>、リクルートHD<6098>、ディスコ<6146>、ファナック<6954>、レーザーテク<6920>、信越化<4063>、テルモ<4543>、村田製<6981>、ホンダ<7267>、安川電<6506>といった銘柄が下落。 業種別では、水産・農林業、鉱業、石油・石炭製品、倉庫・運輸関連業、不動産業などが上昇しており、一方で電気機器、機械、情報・通信業、その他金融業、証券・商品先物取引業などが軟調となった。 後場の日経平均株価は、さらなる下落基調を想定せざるを得ない。米中貿易摩擦の深刻化懸念、米政府機関の閉鎖リスク、半導体関連の世界景況感悪化といった外部環境が重荷となる可能性がある。一方で、為替は円安基調を継続しており、輸出関連株には下支え要因ともなり得る。国内では3月期決算企業の上期決算発表が本格化するため、特に予想を上回る業績を示す銘柄には買いが入りやすいとの見方もある。総じて、米中関連の通商リスクが明示的に緩和されない限り、後場も軟調な展開となる可能性が意識されよう。 <AK> 2025/10/23 12:20

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