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みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=Gセキュリ、28年3月期を最終年度とする中期計画を策定  グローバルセキュリティエキスパート<4417.T>は7月30日、3カ年の中期経営計画を策定したと発表。最終年度となる28年3月期の連結営業利益目標は37億8100万円(26年3月期予想は22億円)に設定した。  同日に発表した26年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算は、営業利益が前年同期比26.4%増の3億5200万円で着地。準大手・中堅・中小企業の旺盛なセキュリティー対策ニーズを捉えたビジネス戦略(企業規模に適したセキュリティーサービスの提供、広くITに関わる人材を対象にしたセキュリティー教育サービスの提供、企業のニーズに沿った専門人材の提供)が奏功した。  株価は6月3日につけた年初来高値3510円を抜け切れない展開が続いているが、日足チャートでは中期トレンドを示す75日移動平均線が上昇基調を維持。押し目は仕込み好機と捉えたい。(参) 出所:MINKABU PRESS 2025/08/14 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=KHネオケム、冷凍機油原料の拡大継続へ  KHネオケム<4189.T>は、8月4日に年初来高値3050円をつけたあと調整しているが、押し目は拾い場と考えたい。  同社はアルコール、エステル、ジオールなどの化学製品群をラインアップし、「基礎化学品」「機能性材料」「電子材料」の3つの事業領域を展開する化学メーカー。特に環境配慮型エアコンの冷媒に対応した冷凍機油原料では世界的に高シェアを有している。  8月4日に発表した6月中間期連結決算は、営業利益60億500万円(前年同期比24.7%増)と増益で着地した。新興国を中心とした需要堅調や、中国における補助金政策による買い替え需要などでエアコン市場が堅調に推移するなか、エアコン向けの冷凍機油原料が好調に推移。また、半導体向けの高純度溶剤も伸長した。  冷凍機油原料は、引き続き新興国におけるエアコン市場の成長や、生成AIの普及を背景としたデータセンター向け需要の拡大などを追い風に好調が持続する見通し。半導体向け高純度溶剤も先端半導体用途で伸長が見込まれる。会社側では、25年12月期通期の営業利益を140億円(前期比14.8%増)と予想。また、来期については営業利益160億円前後を見込む調査機関もある。成長期待に対して、PER9倍台の時価水準は割安感も十分だ。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2025/08/13 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=オーケーエム、造船関連のニッチトップとして急浮上  オーケーエム<6229.T>は7月中旬以降ジリ高歩調にあり、この流れについてみたい。バタフライバルブの大手で、船舶向け排ガス用バルブで一頭地を抜く世界シェアを誇る。造船業界への特需がテーマ視されるなか、グローバルニッチトップの一角である同社の存在に光が当たっている。26年3月期は営業13%減益予想ながら、これは新基幹システム整備の過渡期にあたり一時的に生産性が減退することに伴うもの。トップラインについては連続で過去最高を更新する見通しにあり、27年3月期以降は利益も急回復トレンドに復帰する公算が大きい。  株価は下値を漸次切り上げているが、1300円近辺はボックス圏上限にあり、ここをブレークすれば中長期上昇波への移行が鮮明となる。時価総額は60億円程度と小型で足は軽く、0.5倍台のPBRは割安感が強い。まずは2月14日と3月11日にダブルトップでつけた1430円の奪回が目標となる。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2025/08/12 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=北海電、泊原発の再稼働期待で高値圏  北海道電力<9509.T>の上昇局面についていきたい。泊原発3号機の再稼働を巡り、原子力規制委員会が7月30日に安全審査の合格を決定した。今後は地元同意のプロセスが焦点となるものの、再稼働に向けて大きく前進したことを受け、将来的な収益貢献への期待が膨らんでいる。  審査合格の翌31日に同社が発表した4~6月期連結決算は、純利益が前年同期比1.5%減の307億7500万円だった。燃料価格低下による増益影響があった一方、特別利益の核燃料売却益が前年同期と比べ大幅減となり打ち消す格好となった。ただ、通期計画(260億円)は大きく上回った。株価は足もと上げ足を速め、8月に入り1000円の大台を約10カ月ぶりに回復。年初来高値圏を突き進む展開となっている。(イ) 出所:MINKABU PRESS 2025/08/08 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=明和産、利益率の高い商材の売上好調  明和産業<8103.T>は化学品や樹脂、部品など競争力の高い多くの商材を扱う商社。足もとでは利益率の高い商材の売り上げが好調に推移している。  7月31日に発表した26年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算は、営業利益が前年同期比84.7%増の14億4100万円で着地。セグメント別では、第1事業(資源・環境ビジネス、難燃剤、機能建材)が堅調だった。通期の営業利益予想は従来通り32億円(前期比10.3%減)で据え置いており、第1四半期時点での進捗率は45%に達している。  株価は7月31日に年初来高値766円をつけたあとは上げ一服となっているが、25日移動平均線や75日移動平均線は上昇基調。PERやPBRには割安感があり、改めて上値を試す展開が期待できそうだ。(参) 出所:MINKABU PRESS 2025/08/07 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=りたりこ、児童福祉事業の回復順調で今期は上振れの可能性大  LITALICO<7366.T>は、7月30日に年初来高値1504円をつけたあと調整しているが、押し目は拾い場と考えたい。  同社は、障害のある人への就労支援や、発達が気になるこども向けの教育などを多角的に展開している。7月28日に第1四半期(4~6月)連結決算を発表し、売上高92億900万円(前年同期比28.4%増)、営業利益9億4800万円(同3.7倍)と大幅増益の着地となった。児童福祉事業の立て直しにより、短時間中心の支援プログラムへの回帰で施設稼働率が安定化し採算が改善に向かっていることが寄与。また、利用者・従事者向けのマッチングメディアや施設向けDX支援のSaaS事業を展開するプラットフォーム事業で営業体制強化の成果が表れ、契約事業所数が積み上がったことも貢献した。  第1四半期の営業増益を牽引した2事業のうち、児童福祉事業は今期18施設の開設を予定し、7月から開設が本格化する予定。利用者は前年同期の9202人から1万1930人と順調に推移しており、第1四半期は先行費用で営業損失を余儀なくされたが、通期では増益に貢献しそう。また、プラットフォーム事業の契約事業所数は3万1177施設と前期末から3.4%増と積み上がり、新規獲得ペースも加速しており、こちらも通期増益に寄与しよう。26年3月期は売上高365億円(前期比9.9%増)、営業利益40億円(同15.0%増)の従来見通しを据え置いたが、調査機関には同利益43億円前後を見込むところもあり、上振れが期待されている。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2025/08/06 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=トリドール、今期営業利益急回復でピーク更新へ  トリドールホールディングス<3397.T>が強力な株価上昇トレンドを形成中でマークしたい。現在は4000円台半ばの年初来高値圏で頑強な値動きを維持しているが、目先の押し目は狙い目となろう。  同社は低価格うどん店の「丸亀製麺」を主力展開しているが、国内で変わらぬ人気を博しているほか、海外でも不採算店の撤退に伴い収益体質が引き締まっている。26年3月期は営業利益が前期比68%増の146億円と急回復を見込むとともに、4期ぶりに過去最高を更新する見通しだ。丸亀製麺以外でもラーメン店やカフェなど他業態を手掛けており、いずれも好調で中期的な成長期待は強い。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2025/08/05 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=旭化成、最高益基調で割安感強い  旭化成<3407.T>に注目したい。同社は7月31日、第2四半期(4~9月)の連結営業利益を従来予想の950億円から1050億円(前年同期比3.6%減)へ上方修正した。ヘルスケア事業で医薬品などの販売が好調で、国内住宅事業も伸びているほか固定費削減も寄与する。26年3月期の同利益は2150億円(前期比1.5%増)で据え置かれているが、市場では2200億円近辺への上振れによる最高益更新が期待されている。来期も連続最高益が見込める。  同社は、株主資本利益率(DOE)3%を目安に中長期的な累進配当を目指しており、今期配当は前期比2円増の40円の予定。株価は連結PBR0.8倍前後、配当利回りは3.7%近辺の水準にあり割安感は強く、ここからの水準訂正が見込める。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2025/08/04 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=トラースOP、連日の猛暑で「AIrux8」に関心  トラース・オン・プロダクト<6696.T>のAI電力コスト削減システム「AIrux8(エーアイラックスエイト)」に注目。このシステムは天井に設置したセンサーで環境情報や人の動向状況を取得し、データをAIが解析して自動的に照明や空調をコントロールすることで消費電力を削減する仕組みで、連日の猛暑などから一段と関心が高まりそうだ。  なお、6月5日に公表した26年1月期第1四半期(2~4月)の単独決算は堅調で、売上高は前年同期比73.0%増の1億4200万円、営業損益は700万円の黒字(前年同期は800万円の赤字)に浮上。大手携帯キャリアショップ約2000店舗へのデジタルサイネージプラットフォーム「CELDIS(セルディス)」の設置・導入がスタートし、初期導入収入や配信料収入が全体の売り上げ成長に貢献した。  足もとの株価は上値の重さが否めないものの、中期トレンドを示す75日移動平均線は上昇基調を維持。まずは3月17日につけた645円を目指す展開に期待したい。(参) 出所:MINKABU PRESS 2025/07/31 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=TKP、会議室需要回復にホテル拡大も業績に貢献  ティーケーピー<3479.T>が再騰機運を高めており、まずは6月4日につけた年初来高値2182円更新が期待できる。  同社は、国内における企業向け空間シェアリングの先駆者として、貸会議室、宿泊施設、レンタルオフィスなどを展開。7月15日に発表した26年2月期第1四半期連結決算は、営業利益が18億100万円(前年同期比6.4%増)となった。TKP本体における企業の人事研修需要の取り込みに加えて、オフィス回帰のトレンドによる長期貸し需要の発生、前期にオープンした宿泊施設の寄与などがあり、新規に連結したノバレーゼの閑散期影響を吸収。貸会議室の坪当たり売上高が4万8388円となり、前年同期を3.1%上回りコロナ前の20年2月期第1四半期4万7519円を上回り過去最高を更新したことも寄与した。  前年同期に法人税等調整額を計上した反動などから最終利益が10億7900万円(同42.4%減)と大幅減益となったことや、期待されていた上方修正がなかったことなどから、決算発表後に株価は急落した。ただ、貸会議室需要の拡大とアパホテルなど宿泊施設の積極展開、婚礼関連の業績寄与などで、業績は回復期から再拡大期へ入ったとみられる。26年2月期通期業績予想で、会社側では営業利益70億円(前期比18.3%増)で最高益更新を見込むが、調査機関のなかには同80億円前後、更に27年期は同100億円乗せを見込むところもある。(温羅) 出所:MINKABU PRESS 2025/07/30 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ククレブ、高成長路線まい進し株価も青空圏目指す  ククレブ・アドバイザーズ<276A.T>は売り一巡から戻り足をみせており、ここは注目しておきたい場面だ。同社は昨年11月に東証グロース市場に新規上場したニューフェースで、企業の保有不動産を有効活用するためのソリューション提供やコンサルティングなどを行う。人工知能(AI)を活用した先進的なアドバイザリー及び不動産仲介などが好調に推移し、業績は急拡大路線を走っている。25年8月期はトップラインが前期から倍増する見込みで、営業利益は同60%増の6億7200万円を予想。26年8月期以降も高成長トレンドが維持される公算は大きく、PERは割高に見えるものの、これが株価上昇の足かせとはなりにくい。  早晩7月14日の戻り高値6460円をクリアし、7000円台を目指す展開が期待できそうだ。また、6月24日につけた上場後の高値である7580円の更新もそれほど時間を要さない可能性が高い。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2025/07/29 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=エレコム、2000円台回復から一段高へ  エレコム<6750.T>に注目したい。同社は大手パソコン周辺機器メーカー。25年3月期の連結営業利益は前の期比9.3%増の135億3100万円だった。モバイルバッテリーなどが堅調なほか、セキュリティー関連事業も伸びた。26年3月期の同利益は前期比10.1%増の149億円の見込み。今年10月のウィンドウズ10のサポート終了に伴う需要の高まりが見込め、同社への追い風が期待されている。  今期配当は前期比4円増の52円が計画されており、株主還元にも積極的な姿勢を示している。株価は上昇基調を強めるなか、先行き2021年8月以来、4年ぶりとなる2000円台回復からの一段高が期待できる。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2025/07/28 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=フリュー、「鬼滅の刃」関連銘柄として要マーク  フリュー<6238.T>はプリントシール機の大手。近年はクレーンゲーム用のぬいぐるみ、フィギュアといったキャラクター商品の販売事業が伸びている。今月18日に公開されたアニメ映画「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来」が記録的なヒットを飛ばしていることが話題となるなか、株式市場では早くも関連銘柄を探す動きが出ており、キャラクター商品事業で「鬼滅の刃」の関連グッズを取り扱う同社は要マークとなる。  業績面では今期回復を見込んでいる。26年3月期の営業利益は前期比34%増の30億円と、2期ぶりに増益転換する見通しだ。キャラクター商品事業は引き続き好調で海外での売り上げ増を狙う。前期に業績全体の足を引っ張ったプリントシール事業はプロモーション施策などで客単価向上を目指す。配当予想は前期比同額の39円で、足もとの利回りは3%台半ば。株価は長期トレンドを示す200日移動平均線を直近上回ってきたところだ。(イ) 出所:MINKABU PRESS 2025/07/25 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=大光、今期売上高は過去最高を更新する見通し  大光<3160.T>は7月14日、26年5月期通期の連結業績予想を公表。営業利益は前期比9.7%増の8億9000万円を見込み、年間配当は前期比1円増配の15円(中間配当、期末配当ともに7円50銭)を計画している。  主力の外商事業は、既存得意先との取引深耕及び外食需要の高まりやニーズの変化に応じた提案営業の強化などを図る方針。また、業務用食品などの小売事業であるアミカ事業は継続的な新規出店などを進め、水産品事業では輸出販売の推進(販売先の開拓、新規商材の開発)などに注力するとしている。こうした取り組みにより、売上高は同5.9%増の793億円と過去最高を更新する見通しだ。  株価は6月5日の年初来安値544円と、7月2日の直近安値548円でダブルボトムを形成。3月24日につけた年初来高値600円奪回後の一段高を期待したい。(参) 出所:MINKABU PRESS 2025/07/24 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=アシックス、収益性向上で好業績継続へ  アシックス<7936.T>は7月8日に直近高値3833円をつけたあと調整しているが、好業績期待から先高感は強く、押し目は狙い場と考えたい。  世界大手であるランニングシューズを中心とするスポーツ用品メーカー。製販一体となって事業を促進するカテゴリー経営体制を19年に導入したことに伴い、収益性を意識した組織体制が確立され、収益性が改善している点に注目したい。  5月に発表した第1四半期(1~3月)連結決算は、売上高2083億1300万円(前年同期比19.7%増)、営業利益445億1100万円(同31.6%増)だった。パフォーマンスランニング(ランニングシューズ)、コアパフォーマンススポーツ(ランニング以外の競技用シューズ)、スポーツスタイル(日常用のシューズ)、アパレル・エクィップメント(競技・日常用のウェア・アパレルや用具)、オニツカタイガー(「オニツカタイガー」ブランドのシューズ・アパレル)の5つのカテゴリー全てで売り上げが伸長。売上高の約8割を占める海外も全地域で増収を達成した。  足もとは、高付加価値製品の好調や直販比率の高まりなどによる収益性向上が続く。北米の売り上げ構成比が2割前後で競合他社より低いことから、米国の関税政策による影響も十分吸収でき、会社予想の25年12月期通期営業利益予想の1200億円(前期比19.9%増)は上振れの可能性が強い。更に、26年12月期に営業利益1400億円強を見込む調査機関もあり、業績好調が株価を押し上げそうだ。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2025/07/23 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=トリプラ、事業拡大余地大きく再評価も  tripla<5136.T>は2000円近辺で下値抵抗力を示している。成長性の高い企業とあって、今後の反転攻勢を見据えて仕込み場ととらえたい。  同社は宿泊施設を対象とした予約システムを主力とし、AIチャットボットシステムや決済サービスなども提供する。25年10月期第2四半期累計(24年11月~25年4月)の連結決算は、売上高が前年同期比61.7%増の12億3000万円、営業利益が同4.4倍の2億3800万円、最終利益は同8.8倍の2億3200万円と急成長。ただし会社計画に対して売上高と営業利益の実績は若干ながら下振れして着地し、6月16日の決算開示翌日に同社株は下押しを余儀なくされた。  もっとも同社は下期偏重型の収益モデルだとしており、挽回の可能性は十分に高いと言えるだろう。オンライン旅行会社(OTA)経由ではなく、公式ホームページ経由での予約拡大を促すトリプラのシステムは、宿泊施設にとって直販比率の拡大による収益性の向上という効果をもたらすだけに、魅力度の高い状態には変わりがなく、トリプラの事業拡大余地は大きい。足もとではシンガポールの旅行予約サイト「アゴダ」を通じた予約トラブルが問題化しており、これを機にトリプラのシステムを取り入れる宿泊施設が増加することも期待される。(碧) 出所:MINKABU PRESS 2025/07/18 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=モリト、目標の売上総利益率30%を達成  モリト<9837.T>は11日、25年11月期第2四半期累計(24年12月~25年5月)の連結決算を発表。第8次中期経営計画の開始当初からの目標である売上総利益率30%を達成した。  売上高は前年同期比8.7%増の258億500万円で、売上総利益は同13.5%増の78億6800万円(売上総利益率は30.5%)となった。国内アパレル市場の回復が追い風となったほか、スポーツ・アウトドア関連商品の売り上げが伸長。また、服飾雑貨の製造・輸入・販売を手掛けるMs.IDを子会社化したことも寄与した。あわせて期末配当を従来計画比2円増額の36円とすることも発表しており、中間配当33円と合計した年間配当は69円(前期は63円)となる。  この決算を受けて株価は動意をみせており、日足チャートでは25日移動平均線と75日移動平均線が接近。PBRは0.9倍台と割安感もあり、1月16日につけた年初来高値1663円を目指す展開に期待したい。(参) 出所:MINKABU PRESS 2025/07/17 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ネクステージ、業績予想の上方修正を評価不足  ネクステージ<3186.T>は、7月7日に25年11月期連結業績予想の上方修正を発表。これを受けて株価は急伸したものの評価不足との見方が強く、上昇余地はまだ十分にありそうだ。  7日に発表した上方修正で、営業利益は従来予想の150億円から170億円(前期比31.3%増)へ引き上げられた。商品ラインアップの充実を図ったことで販売台数が想定以上の増加となったことに加えて、販管費の抑制を図り、上期業績が計画を上回って着地したことが要因。下期計画は期初予想を据え置いたが、会社側では下期の進捗次第では今後更に見通しの変更を行う可能性があるとしている。  同社では、23年11月期、24年11月期と2期連続減益となったことを受けて、収益改善プロジェクトを発足。店舗運営や商談数・成約率の改善やコスト削減に取り組んでいる。その成果が上期業績に表れているほか、今期から導入された四半期販売量インセンティブも奏功したようだ。今回の業績予想の上方修正は、同社の業績が本格的に回復に向かっていることを強く印象づけることにつながり、今後の業績拡大への期待も高まる。  また、今後は大型総合店の出店加速も予想される。26年11月期に営業利益200億円強を見込む調査機関もあり、中長期的にこれを織り込む動きへと向かいそうだ。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2025/07/16 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=月島HD、ピーク益更新続き株主還元にも積極的  月島ホールディングス<6332.T>の2000円台前半のもみ合いは買い場と判断したい。上下水処理設備など水環境事業が売上高の約3分の2を占めるが、それ以外に化学向けなど産業プラントも手掛けている。豊富な受注残を背景に収益は好調に推移しており、営業利益は25年3月期に前の期比32%増益と大幅な伸びで過去最高記録を塗り替えた。そして26年3月期も前期比7%増の95億円とピーク利益更新基調が続く見通しにある。自社株買いや増配などに積極的な取り組みをみせるなど、株主還元にも前向きで総還元性向50%以上を掲げている。なお、今期予想配当利回りは3.8%前後に達している。  株価は5月9日につけた年初来高値2222円は1996年以来約29年ぶりの高値水準だった。しかし、株価指標面から割安感は依然として強く、この高値を早晩クリアして実質的な青空圏を舞う強調展開が期待できる。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2025/07/15 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ライト、今期は4期ぶり最高益更新  ライト工業<1926.T>に注目したい。地盤改良などに強みを持つ建設会社で、斜面の崩落・地滑り対策の法面工事などを得意としている。25年3月期の連結営業利益は前の期比13.9%増の128億1100万円と堅調だった。防災・減災などに絡む建設需要が伸びた。26年3月期の同利益も前期比6.9%増の137億円と4期ぶりに最高益を更新する見込み。配当は前期比7円増の107円が計画されている。  政府は国土強靱化で今後5年間で20兆円強を投じる計画。同社は、中期経営計画で28年3月期の連結営業利益155億円、株主資本配当率(DOE)6.0%以上を掲げている。インフラ老朽化対策に絡む需要拡大期待などで、株価は最高値水準にあるが、配当利回りは3.7%前後となお割安。3000円台乗せからの一段高が期待できる。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2025/07/14 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=gumi、仮想通貨・ブロックチェーンの事業展開に期待  gumi<3903.T>は押し目狙いのスタンスで注目したい。同社はスマホアプリの開発を主力に、ブロックチェーン関連事業に傾注し業容を拡大している。先月にはSBIホールディングス<8473.T>と共同で仮想通貨(暗号資産)の運用ファンドを組成すると発表しており、今後の展開に期待が高まる。  その仮想通貨ファンド発表と同時に開示した25年4月期連結決算は、最終損益が20億6300万円の黒字(前の期59億3400万円の赤字)と急改善した。主力のゲーム事業で開発体制の見直しに伴うコスト適正化を進めたことが奏功。ブロックチェーン技術を活用した推し活プロジェクト「OSHI3」の進捗や仮想通貨の管理・運用業務なども寄与した。なお、今期見通しは非開示とした。  この決算が好感され、株価は500円台前半から800円台まで短期間で急伸。その後500円台に押し戻される場面もあったが、75日移動平均線がサポートラインとして意識され、足もと切り返す動きをみせている。(イ) 出所:MINKABU PRESS 2025/07/11 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=サムコ、売上高総利益率は高水準を維持  サムコ<6387.T>は半導体など電子部品製造装置を製造。販売価格の値引き抑制や操業度向上などにより、売上高総利益率は高水準を維持している。  6月11日に公表した25年7月期第3四半期累計(24年8月~25年4月)の単独決算は、営業利益が前年同期比7.9%増の13億9300万円で着地した。化合物半導体分野は減収となったものの、シリコン半導体分野はシリコンフォトニクス用途(導波路など)やシリコンウエハーの欠陥解析用途などの売り上げが伸長。また、電子部品分野は高周波フィルター用途の販売に加え、量子デバイス用途やセンサー用途などが増加したことから増収となった。第3四半期末の受注残高は同7.0%増の56億9700万円で、順調に消化できれば通期業績が上振れする可能性がありそうだ。  株価は6月30日に直近高値3220円をつけたあとは上げ一服となっているが、25日移動平均線の水準まで調整したことで出直り機運。1月7日の年初来高値3315円奪回からの一段高に期待したい。(参) 出所:MINKABU PRESS 2025/07/10 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=アリアケ、外食産業向けの拡大続く  アリアケジャパン<2815.T>は、好業績期待を背景に一段高が期待できる。  同社は畜産系エキスを原料とした天然調味料最大手。料理の出汁やソースのベースとなるブイヨン、コンソメ、フォン、湯など、味の基本となる調味料から完成品までを手掛けており、加工食品メーカーや外食産業、コンビニエンスストア、スーパー、弁当店などへ販売している。  足もとでは、外食業界向けが好調に推移しており、25年3月期連結決算は営業利益が111億1700万円(前の期比28.3%増)と大幅増益を達成した。世界的な日本ラーメンの認知度向上や国内外でのラーメン店の増加、インバウンドを背景としたホテルやレストラン業界の人手不足の深刻化などで出汁製造工程の外注が増加していることが背景にある。また、価格改定効果も寄与した。  外食業界向けの伸長は当面継続するとみられ、同社にとって追い風が吹く。また、メーカー向けやスーパー・ドラッグストアのバックヤード向けなどは伸びしろがあるとされ、営業強化を図る。一方、海外は台湾やインドネシアなどアジアの拡大を目指す。26年3月期は営業利益122億2000万円(前期比9.9%増)を予想するが、調査機関のなかには同128億円を見込むところもある。会社側では28年3月期に営業利益147億円を目指すが、達成は十分可能との見方が強い。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2025/07/09 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=サイバー、売上高ピーク更新続き利益も成長路線回帰  サイバーエージェント<4751.T>の1500円台は押し目買い好機と判断される。ネット広告事業を祖業とするが、現在はスマートフォンゲームやネットテレビ局「アベマ」などを展開し業容拡大が顕著だ。ネット広告は人工知能(AI)を活用して広告効果の最大化に加え、業務合理化などにも取り組む。ゲーム事業が好調なほか、直近では社内用に開発したAIエージェントを外販して顧客開拓を進めている。  業績は好調を極め、トップラインは過去最高更新基調が続く見通し。利益面も回復色鮮明で、営業利益は24年9月期の8割増益に続き25年9月期も前期比増益基調を維持する見通しだが、上期の進捗率から通期予想の420億円は430億~440億円程度に増額修正される可能性がある。株価は年初来高値1677円の払拭から中勢2000円台活躍を目指す。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2025/07/08 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=双日、連結PBR0.7倍台で割安  双日<2768.T>に注目したい。同社の25年3月期連結純利益は前の期比9.8%増の1106億3300万円と堅調だった。防衛や航空機関連取引が増加し航空・社会インフラ事業などが収益に寄与した。26年3月期の同利益は前期比3.9%増の1150億円と3期ぶりに最高益を更新する見込みだ。トランプ関税による減益要因も考慮するが、オーストラリアの中古車事業の改善や航空・社会インフラ関連の好調持続などを見込んでいる。  今期配当は前期比15円増の165円を計画しているほか、自社株買いの実施など株主還元に前向きな姿勢を示している。株価は今期予想配当利回りで4.6%前後、連結PBRは0.7倍台の水準と割安。先行き4000円台回復からの一段高が期待できる。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2025/07/07 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=バリューHR、人的資本経営の潮流不変で仕切り直しへ  バリューHR<6078.T>の仕切り直しに期待したい。同社は自社開発の健康管理プラットフォーム「バリューカフェテリアシステム」を活用したサービスや事務代行サービスを展開。健康保険組合の新規設立や運営支援も行う。25年12月期第1四半期(1~3月)の売上高は前年同期比17.7%増の22億7100万円と2ケタの増収となった一方で、営業利益は同10.8%減の2億4900万円と苦戦した。健診事務代行業務で繁忙期の業務処理のために外注費用が発生し、利益率の悪化につながった。外注費用は上期に集中する見込みで通期では収益性の回復を想定している。  5月15日の営業減益決算の発表後、株価の深押しは回避し、その後は1600円を中心とするもみ合いに移行した。主力事業の季節性から営業利益が下期に偏重する傾向があることや、人的資本経営を重視する社会的な潮流による市場規模の拡大シナリオを踏まえると、200日移動平均線を下回る株価水準は仕込み場とも受け止められる。信用倍率は1倍割れと売り長の状態が継続。下値の堅い局面が続くなかで、売り方の買い戻しが入れば、上昇指向を強める可能性がある。(碧) 出所:MINKABU PRESS 2025/07/04 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=三桜工、データセンター事業の早期確立に注力  三櫻工業<6584.T>は自動車用の各種チューブや集合配管などを製造。また、データセンター向け冷却機器など新たな分野にも積極的に取り組んでおり、早期確立が期待される。  5月12日に公表した26年3月期通期の連結業績予想は、売上高が前期比7.9%減の1470億円、営業利益は同13.2%増の55億円となっている。米関税措置による材料輸入のコスト上昇分の影響は受けないニュートラルな前提で試算しているが、北米市場での新車販売は約10%の減少を見込み業績予想に反映している。  株価は上値の重い展開が続いているものの、日足チャートでは25日移動平均線と75日移動平均線とのゴールデンクロスが目前。会社側がPBR1倍割れ問題に対して新規事業の創出など、さまざまな施策に取り組んでいることもあり、時価は仕込み好機と捉えたい。(参) 出所:MINKABU PRESS 2025/07/03 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ギフトHD、新規出店による成長性に期待  ギフトホールディングス<9279.T>は、新規出店を背景とした成長性を評価すると上値余地は十分にあり、押し目は拾い場と考えたい。  第1四半期(24年11月~25年1月)の営業利益は7億7400万円(前年同期比14.7%減)と減益となったが、上期は同15億4700万円(同0.1%増)と増益に転じたことに注目したい。第1四半期は積極的な出店による一過性の費用が先行したほか、キャベツ・コメなどの想定外のコストの増加が影響。また、前年同期に価格改定タイミングのズレから超過収益があった反動もあった。ただ、3月に価格改定を行ったほか、客数に応じたシフト設定に変更するなどして4月からは人件費の上昇に対する対策も実施し、これらが増益に貢献した。  25年10月期通期業績予想は、営業利益36億円(前期比23.7%増)の従来予想を据え置いている。引き続き「町田商店」「豚山」「元祖油堂」の主要3業態を中心に積極的に新規出店を行う方針で、新卒社員の加入もあり人手不足が解消されることで下期は出店ペースが加速する見込み。また、アジアを中心に出店を進め海外事業の拡大を図る。食材調達コストの上昇による影響が一巡するとみられる26年10月期以降は、新規出店効果により増益幅が拡大するとみられ、調査機関のなかには年率3割以上の営業利益成長率を予想するところもある。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2025/07/02 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=大塚商会、好業績かつ配当政策に積極的で底値買い好機  大塚商会<4768.T>の3000円手前のもみ合いは押し目買いの好機とみたい。システム開発や保守サービスのほか、オフィス業務用品の販売などワンストップで対応する。AIソリューションなどにも強みを有し、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)需要を取り込んでいる。25年12月期は営業利益段階で前期比11%増の823億円予想と連続ピーク利益更新を見込んでいる。株主還元にも積極的で毎期増配を繰り返しており、今期年間配当は前期比5円増配の85円を計画している。  株価は底値圏でもみ合いが続いているが早晩見直されそうだ。5月1日の急落で開けたマドを埋めに行く展開で3200円どころが当面の目標となる。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2025/07/01 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=グンゼ、配当利回り6%台で投資妙味  グンゼ<3002.T>に注目したい。同社は、紳士肌着のトップ企業で電子機能材料などに注力している。26年3月期の連結営業利益は前期比7.3%増の85億円の見込みだ。5月に株主還元方針を変更し、配当はDOE(株主資本配当率)を従来の2.2%以上から4.0%以上とすることを発表。更に連結ROEが8%以上となるまで、還元性向100%超となる株主還元を機動的に実施することを表明した。これを受け25年3月期の配当は、特別配当の実施もあり株式分割を考慮した実質で前期比118円50銭増の195円とした。26年3月期も前期比21円増の216円が計画されている。  株価は株主還元の強化が好感され急伸したが、配当利回りは6%台で連結PBRは0.9倍台と依然として割安感は強い。株価は4000円台での活躍が期待できる。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2025/06/30 10:00

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