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みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=Aiロボ、倍々成長で時価総額1兆円へ  Aiロボティクス<247A.T>に注目。同社は2016年に創業。AIを活用した広告事業などを手掛けた後、現在ではこのノウハウを生かして一般消費者向けのスキンケアブランド「Yunth(ユンス)」、美容家電ブランド「Brighte(ブライト)」を展開する。29年3月期に時価総額1兆円(5月29日時点で573億円)とする野心的な目標を掲げており、今後の展開に期待が高まる。  29年3月期の業績目標については売上高2200億円、営業利益400億円を掲げている。既存ブランドの拡大と新規ブランドの創出、M&A戦略によって毎期2倍の増収増益を目指す構えで、25年3月期の売上高は約142億円(前の期は約71億円)、営業利益は約25億円(同13億円)で着地。26年3月期も売上高280億円、営業利益48億円とほぼ倍増を見込む。(イ) 出所:MINKABU PRESS 2025/05/30 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=四国化HD、ファインケミカル製品の販売好調  四国化成ホールディングス<4099.T>は4月25日、25年12月期第1四半期(1~3月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比26.3%増の30億3700万円となり、通期計画の94億円に対する進捗率は32%強に達した。  建材の売り上げが低調だったことによる利益減を収益性の高いファインケミカル製品の販売増がカバー。プリント配線板向け水溶性防錆材「タフエース」が半導体・エレクトロニクス市場の回復を受けて好調だったほか、密着性向上プロセス「GliCAP」もサーバー基板向けで採用案件が増加。半導体プロセス材料も顧客評価の進展とともに、新規試作案件の獲得が進んだ。なお、通期業績予想については従来計画を据え置いている。    足もとの株価は下値を切り上げる展開で、日足チャートでは25日移動平均線と75日移動平均線とのゴールデンクロスが目前。1月6日の年初来高値2085円奪回からの一段高に期待したい。(参) 出所:MINKABU PRESS 2025/05/29 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=学情、受注復調傾向で業績回復に期待  学情<2301.T>は、第1四半期の営業赤字拡大を受けて株価は急落していたが、4月7日につけた年初来安値1514円を底に緩やかに反発している。ただ、株価はいまだ下値圏にあり、業績回復期待から、時価水準は拾い場と考えたい。  同社は若手向けの転職・就職情報が主な事業で、20歳代向け転職サイト「Re就活」や、30歳代に特化したダイレクトリクルーティングサイト「Re就活30」を運営するほか、転職・就職イベントなどを開催している。企業の採用意欲は旺盛で、採用マーケットの状況は良好であり、同社の業績への期待も高かったが、3月10日に発表した第1四半期(24年11月~25年1月)単独決算で、営業損益が4億200万円の赤字となり、前年同期の5700万円の赤字から赤字幅が拡大した。会社側によると、新卒採用の早期化・難化により、新たな季節要因が発生したためとしている。  第1四半期の赤字幅拡大を受けて、6月9日に発表予定の上期決算も下振れが懸念されるが、会社側では足もとの受注は復調傾向にあるとしている。また、前述の季節性の変化に伴い売り上げの一部が下期に移動することもプラスに働く。通期では営業利益30億円(前期比12.9%増)の従来見通しを据え置いており、業績回復への期待は高い。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2025/05/28 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=オープンUP、業績成長路線走りインカムゲインにも期待  オープンアップグループ<2154.T>の1800円近辺のもみ合いは、中期視野で買い場とみたい。同社はIT関連や自動車関連、建設分野向けなどに技術者派遣を展開する。未経験者を採用した後に研修によって技術者を育成し、企業に派遣するというビジネスモデルで顧客基盤の拡大が続いている。  足もとの業績も好調を維持している。トップライン、営業利益ともに過去最高更新基調を継続中で、25年6月期は期初見通しを減額したものの、売上高が前期比7%増の1850億円、営業利益が同8%増の155億円予想といずれもピークを更新する見込みだ。株主配当にも前向きで、収益成長を背景とした累進配当への期待は大きい。25年6月期は75円配当を計画、配当利回りに換算して4%強と高い。株価は1月29日に上ヒゲで1961円の年初来高値をつけているが、早晩ここをクリアして2000円台での活躍へ歩を進めそうだ。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2025/05/27 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=コスモス薬品、今期業績に増額修正観測  コスモス薬品<3349.T>に注目したい。同社は九州を地盤にドラッグストアを展開しており、低価格戦略で食品に強みを持っている。第3四半期累計(24年6月~25年2月)の連結営業利益は前年同期比33.2%増の316億2700万円と好調。新規出店の拡大や販管費の低減などが寄与した。25年5月期通期の同利益は前期比0.3%増の316億円の見通しだが、進捗率は100%に達しており380億円前後への増額修正が見込まれている。  同社は東日本への出店を拡大しており、ここからの勢力拡大が期待できる。今期は4期ぶりの最高益更新が見込め、株価の上値余地は大きい。先行き21年9月に記録した最高値1万350円更新からの一段高が見込めそうだ。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2025/05/26 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=三機工、中長期の上昇波動は不変か  三機工業<1961.T>は上場来高値近辺で足もと伸び悩みの展開となっているが、中長期的な上昇波動は不変ととらえたい。同社は設備工事大手としてビルや工場の空調設備や電気設備関連の事業を展開。5月13日に発表した25年3月期の連結決算は、売上高が前の期比14.1%増の2531億3600万円、最終利益が同92.2%増の172億300万円と、2ケタの増収増益で、過去最高益を更新した。  26年3月期は売上高が前期比1.2%減の2500億円と減収を見込むものの、最終利益は同13.3%増の195億円と連続最高益更新を計画。中期経営計画も公表し、28年3月期に売上高3000億円、営業利益300億円(26年3月期見通しは245億円)に伸ばす目標を示したほか、今期から3カ年の累計で400万株程度の自社株買いの実施と、株主資本配当率(DOE)を5.0%以上とする方針も公表した。  今期の受注高予想は前期から減少を見込むものの、ビルの脱炭素化に向けた潮流自体は不可逆的なものと期待されている。データセンター関連の投資需要や、一定の築年数が経過したビルの設備更新・メンテナンス需要も当面は底堅く推移する公算が大きく、安定した業績拡大が見込めそうだ。配当利回りは4.5%近辺と高水準であり、インカムゲイン狙いの資金を呼び込む余地も大きい状況といえるだろう。(碧) 出所:MINKABU PRESS 2025/05/23 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=アップガレG、リユース用品需要は今後も拡大へ  アップガレージグループ<7134.T>は自動車やバイク用品のリユース専門店を運営。新車の販売価格上昇などから保有年数が長期化していることや、新品用品の価格上昇からリユース用品に対する需要は今後も拡大しそうだ。  こうしたなか、26年3月期は直営店5拠点、フランチャイズ店舗10拠点の出店を計画。また、販売価格変更のシステム自動化による単価アップと回転率の向上、アプリ会員向け販促施策強化によるデータ基盤の整備と販売強化、法人営業の強化などにも取り組む構え。今期の営業利益は前期比25.9%増の13億1500万円を見込み、期末一括配当は前期比4円増配の36円50銭を計画している。  株価は13日に年初来高値1132円をつけたあとは上げ一服となっているが、日足チャートでは25日移動平均線と75日移動平均線とのゴールデンクロスが間近。PERは10倍以下と割安感もあり、上値を試す展開に期待したい。(参) 出所:MINKABU PRESS 2025/05/22 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=カカクコム、求人ボックスを牽引役とする中期成長への期待強い  カカクコム<2371.T>は、5月9日に年初来高値2724円をつけたあと短期的な調整局面にあるが、中期的な成長期待から先高感が強く、時価水準は仕込み場と考えたい。  5月8日に発表した26年3月期連結業績予想では、売上高920億円(前期比17.3%増)、営業利益280億円(同4.4%減)とした。価格.com事業、食べログ事業、求人ボックス事業、インキュベーション事業の各事業で成長を見込み売上高は2ケタ増となるものの、中期経営計画で掲げた求人ボックスへの積極投資に伴い減益を見込む。  求人ボックスとは、同社が15年から展開している求人情報の一括検索サービス。全国の求人情報から、キーワードや給与、勤務地、こだわり条件などで絞り込みができ、気になる求人があればそのまま応募もできる。また仕事探しに役立つ、独自の求人統計データや豊富な記事コンテンツも掲載している。同社では認知率向上による利用者数の拡大と営業体制の構築による1人当たり売上高の増加を目指し、既に黒字化している同事業に対して赤字覚悟で投資を行う予定で、第3の柱とする方針だ。  前述のように、今期は求人ボックス事業の赤字が響き全体でも減益見通しだが、回収フェーズと位置づける28年3月期からは大幅な増益が期待できる。中期経営計画では30年3月期に売上高1430億円、営業利益530億円を目標としており、中期成長への期待は強い。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2025/05/21 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=SCSK、抜群の業績成長力で株価も青空圏へ  SCSK<9719.T>は住商系のITサービス大手で、売上高・利益ともに過去最高更新基調を継続し、株価も上昇トレンドをまい進中だ。5月12日に上場来高値4484円を形成した後ひと押し入れたが、早晩ここをブレークし青空圏を走る展開が見込まれる。  同社は製造業や流通サービスをはじめ多くの業界を対象に、基幹システムや情報システムの開発・保守・運用を行っており、人工知能(AI)分野にも傾注している。昨年12月には通信ネットワーク構築を手掛けるネットワンシステムズを買収し傘下に収めたことで、ビジネス領域の拡大と事業の高付加価値化に拍車がかかった。26年3月期は営業利益段階で前期比29%増の850億円を見込み、年間配当も前期実績から23円増配となる94円を計画しており、株主還元に前向きな姿勢も評価できる。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2025/05/20 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ワッツ、円高基調は追い風要因に  ワッツ<2735.T>に注目したい。同社は100円ショップの大手。25年8月期第2四半期累計(24年9月~25年2月)の連結純利益は前年同期比23.1%増の5億3600万円と好調。円高効果に加えて販管費の抑制などが業績を押し上げている。25年8月期通期の同利益は前期比5.1%増の9億5000万円が見込まれているが、市場には11億円近辺への増額修正期待が膨らんでいる。  物価高騰を背景とする消費者の節約志向は強く、低価格の100円ショップに対する需要は堅調だ。市場では、円高メリット株として同社株を見直す動きが強まっている。株価は連結PBR0.7倍台と割安で、昨年9月につけた高値859円奪回からの一段高が期待できる。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2025/05/19 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=アイドマHD、AI活用のコスト削減施策が奏功  アイドマ・ホールディングス<7373.T>はビッグデータを活用した営業戦略の立案からマーケティングまで、一気通貫した経営ソリューションを提供。Webマーケティングやシステム開発などの戦略投資を計画的に行い、利益率の安定化を実現している。  4月11日に公表した25年8月期第2四半期累計(24年9月~25年2月)の連結決算は、営業利益が前年同期比20.5%増の14億7700万円で通期計画に対する進捗率50.9%と順調に進捗。営業支援と人材支援の受注件数がともに四半期ベースで過去最高となったことや、人工知能(AI)活用によるコスト削減施策が奏功した。通期営業利益の見通しは29億円で据え置いているが、会社側では受注件数の継続的な伸びを見込んでいる。  株価は4月7日の年初来安値1223円で底入れし、その後は下値を切り上げる展開。日足チャートでは25日移動平均線と75日移動平均線とのゴールデンクロスが視野に入りつつあり、一段の上値を試す動きが期待できそうだ。(参) 出所:MINKABU PRESS 2025/05/15 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=山パン、2極化・3極化戦略で業績堅調  山崎製パン<2212.T>は好業績期待を背景に4000円台を目指す動きが期待できる。  4月25日に発表した第1四半期(1~3月)連結決算は、営業利益が168億1700万円(前年同期比1.8%増)だった。単体の和洋菓子が好調に推移したことに加えて、海外事業を中心に子会社業績が貢献した。これを受けて、会社側では25年12月期通期業績予想について、営業利益550億円(前期比6.0%増)の従来見通しを据え置いている。  今年1月の値上げの影響などが懸念されたものの、足もとで食パン・菓子パンの販売数量は堅調なようだ。コメ価格の上昇や外食、おにぎりなどの値上げにより、パンへの需要シフトが起きているとみられ、そこに同社の製品の価格に幅をもたせ、価格帯ごとに隙のない製品対応を行う2極化・3極化戦略がマッチしたようだ。  第1四半期決算の堅調を受けて、調査機関のなかには通期業績予想を見直したところもあり、市場では今期の営業利益予想を570億~590億円弱とするところが多い。それだけに好決算を発表しても織り込み済みとして短期的に利益確定売りが生じる可能性もあるが、上期決算で増益率の加速が確認できるようなら、株価4000円台での活躍も期待できそうだ。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2025/05/14 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=おきなわFG、業績好調かつPBR0.3倍台で水準訂正高へ  おきなわフィナンシャルグループ<7350.T>の目先の押し目形成場面は強気対処したい。沖縄銀行を中核とする金融持ち株会社でリース事業なども展開する。沖縄本島北部のテーマパーク「ジャングリア」に出資していることでも知られる。足もとの業績は好調だ。前週末9日の昼に25年3月期決算を発表したが、経常利益は前の期比19%増の104億8600万円と2ケタ成長を達成した。続く26年3月期も同利益は前期比24%増の130億円を見込むなど伸びが加速する見通しだ。年間配当も前期実績から15円増配となる120円を見込み、配当利回りは4%を優に超える。  株価は9日の決算発表を受け後場の取引で急騰したが、PERは6倍台、PBR0.3倍台と依然として割安で、上昇一服場面は狙える。当面は初の3000円大台乗せから、PBR0.5倍水準である3600円前後を目指す動きが期待される。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2025/05/13 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=コーナン、株主還元の積極化も評価  コーナン商事<7516.T>に注目したい。ホームセンター大手である同社の25年2月期の連結営業利益は前の期比3.8%増の250億100万円となった。新規出店の増加に加え、家電や日用品などが好調だった。26年2月期の同利益も前期比2.4%増の256億円の見通しだ。同社は28年2月期を最終年度とする次期中期経営計画のなかで、配当と自社株買いの純利益に占める比率を示す総還元性向を、従来の30%以上から40%以上に引き上げるなど株主還元を積極化する姿勢を示している。  4月の決算発表時には自社株買いを公表するとともに、今2月期の配当は前期比30円増の130円とすることを明らかにした。株価は連結PBRで0.6倍、配当利回りは3.4%前後の水準と割安感は強く、ここからの水準訂正が見込める。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2025/05/12 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=グロースxP、大手企業向けの取り組み拡大  グロースエクスパートナーズ<244A.T>は、デジタルトランスフォーメーション(DX)推進支援が主力事業。大手企業を中心とした顧客向けのDX支援コンサルティング、システム企画・開発・運用サービスなどを提供している。  4月11日に公表した25年8月期第2四半期累計(24年9月~25年2月)の連結決算は、流通・医療・スマートモビリティ・建設などの各業界における大手企業向けの取り組みが拡大したことから営業利益が3億8000万円で着地。昨年9月26日に東証グロース市場に新規上場したため前年同期との単純比較はできないが、通期計画の6億7500万円に対する進捗率は56%強に達している。同社はM&Aや業務提携の検討を進めており、今後の更なる成長が期待される。  株価は4月7日につけた上場来安値1175円で底入れし、同月15日には1741円まで持ち直した。その後は戻り一服となっているが、下落基調にあった25日移動平均線の傾きは徐々に緩やかになっており、時価は仕込み好機と捉えたい。(参) 出所:MINKABU PRESS 2025/05/08 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ヒトコムHD、エアポート・ホールセールが好調  ヒト・コミュニケーションズ・ホールディングス<4433.T>は、4月7日の年初来安値813円を底に反発基調に転じており、業績拡大期待を背景に、3月21日につけた年初来高値1030円更新から更に上値を目指す動きへと向かいそうだ。  同社は、1998年に家電量販店向け人材派遣会社としてスタートし、現在は家電、通信・モバイル、生鮮食料品、化粧品、ファッション、観光、空港、スポーツなど幅広い分野の営業支援やデジタル営業支援事業を展開している。4月14日に発表した2月中間期連結決算は、営業利益が12億7800万円(前年同期比0.3%増)と微増益となったが、第1四半期決算発表時に上方修正した修正値(10億4000万円)を上回って着地した。  特に、中期経営計画の重点領域である「エアポート」と「ホールセール」が伸長していることに注目したい。エアポートでは、空港グランドハンドリング事業がランプ業務の新規拠点展開による新規受注が好調に推移したことに加えて、ホールセールでは、IPライセンスを活用した商品やインフルエンサーとのコラボ商品などの高付加価値商品の販売が好調に推移した。  会社側では、空港グランドハンドリング事業における夏ダイヤに係る新規受託案件の受託開始時期の遅れなどを勘案し、25年8月期通期業績予想を営業利益で20億円から22億円(前期比40.2%増)に上方修正するにとどめたが、保守的な見通しとの見方が強い。エアポート、ホールセール領域の伸びしろや他の重点領域である「デジタル営業支援」「インバウンド・ツーリズム」の成長性を考慮すると、来期以降も業績拡大が期待できそうだ。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2025/05/07 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=M&Aキャピ、上期急拡大で3期ぶり営業増益へ順調  M&Aキャピタルパートナーズ<6080.T>の押し目は拾い場かもしれない。同社は独立系の中小向けM&A仲介サービス会社。経営者の高齢化で事業承継ニーズが高まりをみせる一方、新規参入による競争激化もあり追い風一辺倒の状況ではないが、業界大手の同社には着実な案件獲得で成長を続けることが期待される。  4月30日に発表した上期決算は、営業利益が前年同期比2.5倍の42億3400万円と急拡大。大型案件が多数成約したことが寄与した。3期ぶり増益を目指す25年9月期通期の予想値(81億200万円)に対する進捗は順調だ。同社は株主還元に積極的な姿勢を示し、期中に配当性向の目安を20%から30%に引き上げた。今期の配当は51円84銭(前期40円)を見込む。足もと株価は上期決算を受けて利益確定売りに押される場面もあったが、200日移動平均線で踏みとどまり切り返す強さをみせた。(イ) 出所:MINKABU PRESS 2025/05/02 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=Dサイクル、電動アシスト車の販売増で客単価上昇  DAIWA CYCLE<5888.T>は自転車販売・修理の大手。出店数を加速させることでシェア拡大を目指すとともに、商品開発を強化して付加価値の高い商品を提供することで顧客の多様なニーズに対応している。  会社側が公表している26年1月期通期の単独営業利益予想は前期比1.0%増の13億8900万円となっているが、既存店売上高の好調さが続いていることを考えれば保守的といえそう。知名度向上などで客数が増加していることや、高単価商品である電動アシスト車の販売増などから客単価が上昇していることに注目したい。  株価は4月7日に年初来安値3265円をつけ、その後は下値を切り上げる動き。日足チャートでは25日移動平均線と75日移動平均線とのゴールデンクロスが目前で、上値を試す展開が期待できそうだ。(参) 出所:MINKABU PRESS 2025/05/01 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=バリュエンス、粗利益率改善で業績好転  バリュエンスホールディングス<9270.T>は4月7日につけた年初来安値664円を底に反発に転じている。ただ、中長期スタンスではいまだ底値圏にあり、見直し余地は大きい。  同社は「なんぼや」を中心としたブランド品や貴金属、骨董品などの買い取り及び販売が主な事業。4月11日に発表した2月中間期連結決算は、売上高408億3100万円(前年同期比3.6%増)、営業利益6億9800万円(前年同期10億5200万円の赤字)となった。注目は、売上高は地金拡大による影響が大きいものの、収益性の低い地金の構成比が高まっても粗利益率は25.6%(前年同期比3.2ポイント上昇)と大きく改善している点で、粗利率重視の仕入れを継続したことや店舗売上高の拡大、シームレス出品によるEC売上高の好調などが要因。また金融機関、他業種などとの提携数拡大により、アライアンスによる仕入れが堅調なことも寄与した。  中間決算の発表と同時に、25年8月期通期業績予想について売上高を840億円から842億円(前期比3.4%増)へ、営業利益を6億円から13億円(前期4億2600万円の赤字)へ上方修正した。買い取り、販売のオペレーション改善が定着し粗利益率が向上していることを考慮すると、達成は十分可能とみられ、上振れの可能性もある。(温羅) 出所:MINKABU PRESS 2025/04/30 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=東急不HD、連結PBR0.9倍台は割安 東急不動産ホールディングス<3289.T>に注目したい。不動産大手である同社の25年3月期連結営業利益は、前の期比12.3%増の1350億円と最高益を更新する見込み。渋谷エリアのオフィス賃料上昇が寄与するほか、マンション分譲・売買仲介が好調で、旺盛なインバウンド需要を背景にホテル事業なども伸びている。26年3月期も同社への追い風は続き最高益の更新が予想されている。  同社は5月に次期中期経営計画を発表する方針。同計画では、株主還元方針で現在は30%以上としている配当性向が上方修正されるとの期待も出ている。前向きな株主還元策が打ち出されれば、市場は好感しそうだ。株価は連結PBR0.9倍台と割安で、先行き24年3月につけた1266円50銭の更新から一段高が期待できる。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2025/04/28 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ヤプリ、成長軌道不変で評価余地大  ヤプリ<4168.T>は事業成長の軌道自体が大きく変化するとは見込みにくく、足もとの株価水準は値頃感も意識される。同社はプログラミングの知識がなくてもスマートフォン向けのアプリを開発・運用できるノーコードプラットフォーム「Yappli」を提供。ノーコードプラットフォームの国内シェアはトップとされる。  25年12月期の売上高は前期比12.5%増の62億円、経常利益は同33.2%増の7億3000万円と2ケタの伸びで、人員投資を強化しながらも前期に続き過去最高益の更新を計画。認知獲得に向けた先行投資のフェーズを経て、今期は収益性を更に高める方針を示している。企業のDXを後押しするアプリの需要そのものは今後も堅調に拡大することが見込まれ、内需成長株として評価の余地は大きい。  半面、グロース銘柄で時価総額が100億円未満とあって4月の全体ショック安後も戻りは鈍く、年初来で株価は20%を超す下げとなっている。1月29日のザラ場高値920円と4月7日の安値585円の半値戻しの水準が753円近辺。これを明確に上抜けられれば、戻り足を速める展開が見込めそうだ。(碧) 出所:MINKABU PRESS 2025/04/25 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=エーアイテイ、営業収益1000億円の早期実現目指す  エーアイテイー<9381.T>は関西地盤の国際フォワーダー(自ら輸送手段を持たず貨物輸送を行う事業者)。戦略的アライアンスやM&Aの推進などにより、連結営業収益1000億円の早期実現を目指している。  14日に公表した26年2月期通期の連結業績予想は、営業収益が前期比7.8%増の600億円、営業利益が同5.6%増の43億円で、年間配当は前期比10円増配の90円を計画。持続的な収益拡大を図るため営業人材の育成強化に取り組み、主力である国際貨物輸送をはじめ、通関や配送、海外倉庫でのアソート業務を含めた流通加工業務といった輸出入の付帯業務の受注増加に注力する構えだ。  足もとの株価は17日に年初来高値1835円をつけ、その後は上げ一服となっている。ただ、日足チャートでは25日移動平均線と75日移動平均線とのゴールデンクロスが実現しており、改めて上値を試す展開が見込まれる。(参) 出所:MINKABU PRESS 2025/04/24 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=バンナムHD、26年3月期は連続最高益更新に期待  バンダイナムコホールディングス<7832.T>は3月26日につけた実質上場来高値5300円更新を目指す動きが期待できる。  25年3月期業績予想は第3四半期決算の発表と同時に上方修正され、連結営業利益は1800億円(前の期比98.5%増)が見込まれているが、続く26年3月期も増収増益で連続最高益更新が期待できる。  前期好調だった反動減が懸念される家庭用ゲームは5月に協力型サバイバルアクションゲーム「ELDEN RING NIGHTREIGN(エルデンリング ナイトレイン)」を発売するほか、「ニンテンドースイッチ2」向けに、アクションRPG「ELDEN RING Tarnished Edition(エルデンリング ターニッシュドエディション)」、探索型2Dアクションゲーム「Shadow Labyrinth(シャドウラビリンス)」、おみせやさんごっこゲーム「たまごっちのプチプチおみせっち おまちど~さま!」を投入する予定。また、収益性の高いリピート販売では24年10月に発売した「ドラゴンボール Sparking! ZERO」が牽引役となりそうだ。更に「機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)」のテレビアニメ放送効果でガンプラの販売増も期待できる。  中期的には、同社は28年3月期に売上高1兆4500億円(25年3月期予想1兆2300億円)、営業利益2000億円を目標としている。足もとの状況から、前倒し達成の可能性は高そうだ。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2025/04/23 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ニッパツ、指標面の割安さと株式需給改善で反騰機運  ニッパツ<5991.T>は、独立系ばねメーカー最大手として不動の地位を確保しており、自動車用懸架ばねでは世界首位級の商品競争力を誇っている。自動車用シートのほか、HDD用サスペンションなどでも高実績を有する。自動車関連セクターは米国の高関税政策などによって収益環境の不透明感は強いものの、同社は25年3月期第3四半期時点で営業利益が前年同期比倍増となる352億円を達成しており、通期では前期比44%増の500億円を見込む。PER6倍台、PBR0.7倍台で、年間配当63円予想から換算される配当利回りは4%を優に超えるなど、割安感が際立っている。  株価は今月7日に1300円を割り込んだところで大底を確認、時価は戻り足に転じているもののリバウンドの初動といってよい。信用買い残の整理が大幅に進捗しており、株式需給面でも上値が軽い。中勢トレンドで75日移動平均線が位置する1700円台への復帰が視野に入る。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2025/04/22 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=しまむら、高単価PB商品の販売好調  しまむら<8227.T>に注目したい。ファッション衣料専門店を全国展開する同社の業績は好調だ。25年2月期の連結営業利益は前の期比7.1%増の592億4000万円と最高益を更新した。高単価のプライベートブランド(PB)商品の販売が伸びたほか、新規出店の増加などが寄与した。会社側では26年2月期の同利益は前期比2.4%増の606億9000万円を予想しているが、市場には610億円台への上振れ期待も膨らんでいる。  株価は業績好調を評価して、9800円前後に上昇しているが、米国景気など海外情勢の影響を受けにくい内需系銘柄として更なる活躍期待は強い。先行き1999年12月につけた株式分割考慮ベースの最高値である1万250円の更新から一段高が見込めそうだ。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2025/04/21 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=キャンドゥ、成長トレンド続ける円高メリット株  キャンドゥ<2698.T>の株価上昇に注目したい。同社はイオン系の100円ショップ大手。トランプ米政権の関税政策で世界経済が混乱するなか、足もと為替市場ではリスク回避の円買いが進んでいる。円高メリット株に位置づけられる同社の追い風として強く意識されている。  今月10日に発表した25年2月期決算は、営業利益が前の期比3.5倍の8億4900万円と急拡大した。増収や原価低減策などが寄与した。減損損失の計上で最終損益段階では赤字着地を余儀なくされた。一方、続く26年2月期は営業利益が前期比27%増の10億8000万円と成長トレンド継続の予想。最終損益も黒字転換する見通しを示した。配当予想は前期比据え置きの17円を見込む。(イ) 出所:MINKABU PRESS 2025/04/18 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ミット、主力サービスで安定した受注を確保  MITホールディングス<4016.T>は14日、25年11月期第1四半期(24年12月~25年2月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比63.0%増の8700万円と好スタートを切り、通期計画の2億8500万円に対する進捗率は30%超に達している。  主力のシステムインテグレーションサービスでは、社会インフラ系の基幹システム開発、及びネットワーク基盤構築を柱として安定した受注を確保。また、大型案件受注で運輸物流分野の売り上げが拡大した。また、DXソリューションサービスは図面DXソリューションやクラウドシステムソリューションが順調に拡大した。  株価は7日につけた年初来安値652円を底に切り返し、足もとでは25日移動平均線や75日移動平均線を突破。PERは10倍以下と割安感があり、更なる株価上昇が期待できそうだ。(参) 出所:MINKABU PRESS 2025/04/17 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ユニチャーム、増益基調継続で見直し余地大  ユニ・チャーム<8113.T>は2月25日に年初来安値1108.5円をつけたあとも安値圏で推移しているが、安定的な好業績見通しを考慮すると見直し余地は大きいだろう。  足もとで業績が回復から拡大へ向かっている点に注目したい。25年12月期は国内で価値転嫁を進めたことでウェルネスケアやペットケアなどの高成長が見込まれ、DX関連や物流費、人件費などのコスト増加を吸収し増益を牽引。アジアでは特にフェミニンケアで独自性のある商品を連続展開することで東南アジアやインドで伸長を見込む。北米ではトイレタリー商品の拡充と猫おやつブランド認知拡大などによる安定成長を見込んでおり、これらが業績に貢献する。コア営業利益(売上総利益から販売費及び一般管理費を控除したもの)は1460億円(前期比5.4%増)を予想している。  今後は、所得の上昇が予想されるインドでの事業成長やそれ以外のアジアでのペット用品や大人用紙おむつの事業拡大が期待できる。同社はこれまでにも、高付加価値化により市場シェアの拡大や価値転嫁を実施し、成長を実現してきたが、国内は各事業で価値転嫁の継続が可能とみており、大人用紙おむつの市場拡大と相まって成長余力は十分にある。アジアの回復やコストコントロールによる増益基調は継続するとみられ、株価も改めてこれを織り込む動きが期待できよう。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2025/04/16 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=コカBJH、好業績・ディフェンシブ銘柄として実力発揮  コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス<2579.T>の2000円台前半は買い場とみたい。世界的な波乱相場のなかも、強いディフェンシブ性を発揮しており、今後もマーケットで注目を浴びそうだ。同社は「コカ・コーラ」の製造・販売を担うホールディング会社。国内最大の販売エリアを有し、売上高でもアジア首位級のコカ・コーラボトラーとして存在感を示す。24年12月期は商品価格値上げにもかかわらず数量も増勢を維持し、営業利益段階で前の期比3.9倍となる133億9000万円と急拡大を果たした。25年12月期も同利益は前期比34%増の180億円予想と2ケタ増益が見込まれている。  株価は今年1月8日に2565円50銭の年初来高値をつけているが、早晩ここを上回る強調展開が見込まれる。中期的には2020年2月以来となる3000円台突入も視野に入りそうだ。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2025/04/15 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=高砂熱、高水準の空調関連需要が続く  高砂熱学工業<1969.T>に注目したい。同社は空調工事のトップ企業。25年3月期連結純利益は前の期比21.9%増の239億円と最高益を更新する見込み。半導体関連を中心とする製造業や非製造業での需要は堅調で、受注高は拡大している。バブル期に建てられたオフィスビルなどが改修期に入っており、今後も高水準の空調関連の需要は続く見通しだ。26年3月期の同利益は260億円近辺への連続増益が見込める。  株価は昨年5月に6740円の最高値をつけた後は調整局面にあるが、今月7日の4915円前後は当面の底値圏となることが期待できる。好業績の内需関連株が見直されるなか、先行き6000円台回復後、再び最高値更新からの一段高を目指す展開が期待できる。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2025/04/14 10:00

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