みんかぶニュース コラムニュース一覧
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=グンゼ、配当利回り6%台で投資妙味
グンゼ<3002.T>に注目したい。同社は、紳士肌着のトップ企業で電子機能材料などに注力している。26年3月期の連結営業利益は前期比7.3%増の85億円の見込みだ。5月に株主還元方針を変更し、配当はDOE(株主資本配当率)を従来の2.2%以上から4.0%以上とすることを発表。更に連結ROEが8%以上となるまで、還元性向100%超となる株主還元を機動的に実施することを表明した。これを受け25年3月期の配当は、特別配当の実施もあり株式分割を考慮した実質で前期比118円50銭増の195円とした。26年3月期も前期比21円増の216円が計画されている。
株価は株主還元の強化が好感され急伸したが、配当利回りは6%台で連結PBRは0.9倍台と依然として割安感は強い。株価は4000円台での活躍が期待できる。(地和)
出所:MINKABU PRESS
2025/06/30 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=伊藤園、今期最高益予想のサマーストック
伊藤園<2593.T>は中長期の大底圏に位置しており、ここからの出直りに期待したい。同社は飲料メーカー大手。今年の夏も猛暑となることが予想されるなか、株式市場では既にサマーストックへの関心が高まりつつあり、関連銘柄の一角として注目だ。
今月初めに発表した26年4月期通期業績予想は、営業利益が前期比11%増の255億円の見通し。前期の減益から回復し、2期ぶりの最高益更新を目指す。更に、配当予想は3期連続の増配を見込んだ。直近25日に一部製品の値上げ方針を発表しており、収益力の強化を図る姿勢を示した。通期計画達成の確度は高まったと捉えることができる。(イ)
出所:MINKABU PRESS
2025/06/27 10:00
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<注目銘柄>=Hmcomm、インフラ老朽化対策関連として要マーク
Hmcomm<265A.T>は24日、異音検知AIプラットフォーム「FAST-Dモニタリングエディション」の大規模アップデートを実施したと発表。この製品は社会問題となっているインフラ老朽化のメンテナンス需要に対応するもので、既に複数の大手インフラ企業や自治体との検証・導入が進行中だという。
5月15日に公表した25年12月期第1四半期の単独決算は営業損益が1500万円の赤字(昨年10月28日に新規上場したため前年同期との比較なし)となったが、これはコンサルタント人材の先行採用による費用増やリソースの一時的な不足による外注加工費が増えたため。AIプロダクト事業及びAIソリューション事業ともに計画通りに推移しているといい、第2四半期以降は人材採用の強化による内製化の推進などで費用水準は徐々に改善する見通しだとしている。
株価は戻りの鈍い展開となっているが、日足チャートでは25日移動平均線と75日移動平均線が接近中。ゴールデンクロスが実現すれば上げに拍車がかかりそうだ。(参)
出所:MINKABU PRESS
2025/06/26 10:00
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<注目銘柄>=東洋炭素、複合材その他製品堅調で業績回復に貢献へ
東洋炭素<5310.T>は4月7日の年初来安値3120円を底に反発基調へと転じているが、昨年秋以降の下落に対する戻りはまだ緒に就いたばかりであり、上昇余地は大きい。
5月12日に発表した第1四半期(1~3月)連結決算は、営業利益が21億4000万円(前年同期比15.9%減)と減益で着地した。市場の調整によりシリコン半導体やSiC(シリコンカーバイド)半導体などの用途が苦戦。工業炉用などの冶金用や軸受けなどの機械用カーボン分野は底堅く推移したものの、半導体用途のマイナスをカバーするには至らなかった。
25年12月期通期業績予想も営業利益100億円(前期比18.3%減)を予想と良いところがないようにも見えるが、第1四半期に複合材その他製品の受注金額が49億8600万円(前年同期比22.5%増、前四半期比33.0%増)と伸長していることに注目したい。SiCコーティング黒鉛製品は、SiC半導体用途は大幅減も、Si半導体用途が堅調。好採算の同製品の受注が堅調なことは全体にも好影響を与えるとみられ、下期からの業績回復期待に貢献しよう。26年12月期には営業利益120億円前後を見込む調査機関もあり、業績回復を先取りしたい。(仁)
出所:MINKABU PRESS
2025/06/25 10:00
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<注目銘柄>=すかいらーく、売上高2ケタ成長続き株主優待も魅力
すかいらーくホールディングス<3197.T>の3000円近辺でのもみ合いは買いのチャンスとみたい。ファミリーレストラン最大手で「ガスト」などを中心に業績は好調に推移している。物価高のさなかにあっても外食需要は旺盛であり、25年12月期もトップラインは前期比2ケタの伸びが続く見込み。営業利益については同3%増を会社側では予想するが上振れる可能性が高い。100株以上の株主を対象にグループ店舗で利用できる電子チケットを贈呈しており、株主優待狙いの買いも引き寄せている。
株価は5月下旬に3325円の上場来高値をつけた後は調整しているが、3000円トビ台では押し目買いニーズが強い。75日移動平均線が強力なサポートラインとして機能しそうであり時価近辺は拾い場に。再浮上すれば上場来高値更新の可能性が高い。(桂)
出所:MINKABU PRESS
2025/06/24 10:00
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<注目銘柄>=エディオン、猛暑関連株としても注目
エディオン<2730.T>に注目したい。大手家電量販店である同社の25年3月期の連結営業利益は前の期比38.2%増の233億9400万円と会社計画(222億円)を上回って着地した。エアコンなどの販売が好調だったほか、調理家電など生活家電、タブレットなど情報家電も伸びた。インバウンド需要も業績を押し上げた。26年3月期の同利益は前期比6.9%増の250億円と連続増益が見込まれている。
6月に入り、早くも真夏のような猛暑に見舞われており、今期もエアコンなどの伸びが見込め、サマーストックとして再評価されそうだ。株価は足もとで上昇基調を強めているが、連結PBRは0.9倍台と依然として割安でここからの一段高が見込める。(地和)
出所:MINKABU PRESS
2025/06/23 10:00
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<注目銘柄>=GSユアサ、再エネとデータセンター・防衛関連が追い風に
ジーエス・ユアサ コーポレーション<6674.T>は割安感が強く、業況を踏まえると見直し機運が高まる余地が大きい。自動車用・産業用電池大手である同社の26年3月期業績予想は、売上高が前期比3.4%増の6000億円、最終利益は同8.5%増の330億円を計画。主力事業の自動車用電池でトランプ関税に伴う顧客メーカーを介した間接的な出荷面での悪影響が懸念されるなかで、過去最高益の更新を予想する。
産業用電池電源部門では系統用蓄電池の市場拡大の恩恵を受けており、24年度の再生可能エネルギー向け補助金関連では約5割の受注をGSユアサ製電池が獲得。今期に期ずれした案件の存在により堅調な業績推移を見込む。同部門では中期的にデータセンター関連での需要増加も期待されるほか、特殊電池部門では政府による防衛費の増額に伴って、潜水艦向けリチウムイオン電池も成長が想定されている。
日本経済新聞電子版は19日夜、同社が滋賀県守山市で建設予定の電気自動車(EV)向けリチウムイオン電池工場について、「2028年ごろの完成を目指していたが、最大3年遅らせる」と報じた。建設地の埋蔵文化財の調査に時間がかかっているほか、EV市況の低迷も考慮し、着工を延期するという。中長期的な観点では車載リチウムイオン電池事業の収益拡大シナリオに対する影響が懸念される一方、短期的には費用を圧縮させる効果をもたらす可能性もあるだろう。株価は全体相場が調整した4月7日を底値に戻り歩調となった後、200日移動平均線を上抜けたところで頭を抑えられたが、PER(株価収益率)は8倍弱でPBR(株価純資産倍率)は1倍割れと割安感は強い。(碧)
出所:MINKABU PRESS
2025/06/20 10:00
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<注目銘柄>=フェイスNW、今期増益予想で株主還元にも積極的
フェイスネットワーク<3489.T>は城南地区(世田谷区、目黒区、渋谷区)を中心に投資用賃貸物件を販売。26年3月期通期の連結営業利益は前期比23.9%増の56億円を見込み、期末一括配当は前期比21円50銭増配の120円を計画している。
同社は新築一棟RCマンション「GranDuo」シリーズや高級レジデンス「THE GRANDUO」シリーズの開発を推進するとともに、金融機関との連携強化による富裕層顧客の獲得に注力。また、国内外の機関投資家や法人による大型物件への需要が高まるなか、物件当たりの収益性向上と物件開発の効率化も図っている。
株価は堅調な展開で、日足チャートでは25日移動平均線や75日移動平均線が上昇基調。PERには割安感があり、押し目は積極的に拾ってみたい。(参)
出所:MINKABU PRESS
2025/06/19 09:58
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<注目銘柄>=アルファP、アニメ化効果で業績好調
アルファポリス<9467.T>は5月23日に年初来高値1649円をつけたあと調整しているが、押し目は拾い場と考えたい。
同社は小説投稿サイト「アルファポリス」を運営し、投稿された作品を書籍やマンガ化して出版しており、「GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり」「月が導く異世界道中」などアニメ化された作品も多い。IPを生み出し、それをメディア展開することで事業を拡大させている。
5月15日に発表した25年3月期単独決算は、営業利益が32億2200万円(前の期比41.8%増)と大幅増益で着地した。電子書籍の拡販施策の強化に加えて、アニメ化タイトルや新作タイトルが好調に推移したことが寄与。上期に実施した価格改定も貢献した。
今期も引き続き、自社IP作品の電子書籍プラットフォーム向けへの拡販施策や、テレビアニメ化を進める。今期は4作品の放映を予定しているが、このほか2作品のアニメ化も発表されており、原作タイトルの販促効果が期待できる。26年3月期は営業利益37億円(前期比14.8%増)を見込むが、保守的との見方が強く、上方修正の可能性は十分にあろう。更に、海外販売やアニメビジネスの拡大などにも取り組み、成長加速を目指している。(温羅)
出所:MINKABU PRESS
2025/06/18 10:00
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<注目銘柄>=兼松エンジ、国土強靱化を背景にバリュー株として再評価
兼松エンジニアリング<6402.T>は薄商いで目立たないなかも株価はじりじりと水準を切り上げており、中期スタンスで仕込んでみたい。同社は環境整備用特装車メーカーで、建設現場などで使う吸引作業車や高圧洗浄車などを主力に展開するが、圧倒的シェアで国内需要を囲い込み、堅調な業績に反映させている。国土強靱化を背景とした国策に乗る銘柄であるとともに、PER8倍台、PBR0.8倍前後、4%前後の配当利回りと3拍子揃ったバリュー株としての側面も評価できる。
26年3月期は売上高が前期比2%増の135億円、営業利益は同3%増の9億8000万円と増収増益を見込む。株価は4月25日に上ヒゲで年初来高値1310円まで買われた後、いったん値を消したものの上値を慕う展開に変わりなく、継続的な買いが入っていることをうかがわせる。早晩、1300円台に復帰し新値街道に突入しそうだ。(桂)
出所:MINKABU PRESS
2025/06/17 10:00
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<注目銘柄>=TIS、IT需要伸び業績拡大続く
TIS<3626.T>に注目したい。同社は独立系のシステムインテグレーターで製造業やサービス業など幅広い顧客層を抱えており、クレジットカード業界などに強みを持っている。25年3月期の連結営業利益は前の期比6.9%増の690億4700万円と過去最高益を更新。IT投資需要が拡大するなか顧客へのサービス提供が寄与した。26年3月期の同利益も前期比5.7%増の730億円と前期に続く最高益が見込まれている。
同社は27年3月期を最終年度とする中期経営計画で営業利益810億円を目標としている。今期配当は前期比6円増の76円を計画するなど株主還元を積極化。株価は5000円台乗せからの一段高が見込める。(地和)
出所:MINKABU PRESS
2025/06/16 10:00
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<注目銘柄>=トリケミカル、半導体関連のニッチトップ企業
トリケミカル研究所<4369.T>は半導体向けの化学メーカー。多品種・少量生産に強みを持つ。99.9999%以上の純度を誇るウルトラファインケミカル(高付加価値化学薬品)を手掛けるほか、絶縁膜材料で世界高シェアを握るなど高い技術力を有するニッチトップ企業だ。
第1四半期(2~4月)の営業利益は前年同期比2.6倍の17億1200万円と急拡大。生成AI投資などを背景とした半導体関連需要の増加が追い風となった。連続最高益予想の今期計画(60億5000万円)に対する進捗は順調だ。株価は4月の全体暴落で1800円台に突っ込んだ後、足もとは2000円台後半~3000円近辺で推移する。3050円付近にある200日移動平均線をクリアできるか注目したい。(イ)
出所:MINKABU PRESS
2025/06/13 10:00
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<注目銘柄>=MCPs、ファインケミカル事業の伸長で今期黒字転換へ
マナック・ケミカル・パートナーズ<4360.T>は5月30日、26年3月期通期の連結業績予想を公表。経常損益は3億6000万円の黒字(前期は2億7500万円の赤字)に浮上する見通しだ。
ファインケミカル事業で半導体分野や医薬分野、及びヨウ素関連製品を中心に販売が増加するとみているほか、難燃剤事業の収益改善を見込んでいる。同社は24~25年度を事業再構築期間、26~27年度を事業拡大期間と位置づけた中期計画を推進中で、ファインケミカル事業の海外での事業開拓などに注力している。
株価は6月2日に直近高値550円をつけたあとは上げ一服商状となっているが、日足チャートでは25日移動平均線と75日移動平均線が徐々に接近。PBRは0.4倍前後と割安感があり、時価は仕込み好機と捉えたい。(参)
出所:MINKABU PRESS
2025/06/12 10:00
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<注目銘柄>=TSIHD、構造改革順調に進み業績は回復へ
TSIホールディングス<3608.T>は、4月14日につけた年初来安値947円を底に徐々に下値を切り上げつつある。業績回復への期待から今後株価も本格的な反発が期待されるだけに、まだ下値圏にある時価水準は拾い場と考えたい。
中期経営計画で掲げた構造改革の取り組みが順調に進んでいることに注目したい。構造改革では仕入れ原価の低減や店舗改革などに取り組み、ブランドポートフォリオの見直しによる低収益事業の撤退や、ゴルフ事業を中心とした過年度在庫の整理を推進。25年2月期は営業利益16億3600万円(前の期比7.1%減)となったが、取り組みは順調に進捗しているとした。
続く26年2月期は、これまでに行った構造改革により、主にコスト面での効果が発現する。また、前期の滞留在庫処分の反動による売上総利益率の改善や、改革に伴う一過性費用の剥落も見込まれる。事業撤退の影響で売上高は1530億円(前期比2.3%減)を見込むが、営業利益は57億円(同3.5倍)と大幅増益となる見通しだ。
更に、構造改革では需給管理の適正化などにも取り組む。中期経営計画では27年2月期に売上高1650億円、営業利益100億円を目指しており、業績は回復から再拡大へ向かおう。(仁)
出所:MINKABU PRESS
2025/06/11 10:00
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<注目銘柄>=LIFULL、リストラ完了で今期損益は大幅回復へ
LIFULL<2120.T>は低位株物色人気が高まるなかマークしておきたい。同社は不動産情報サイトを運営するが、賃貸住宅情報を中心に物件掲載数では業界トップを誇る。前期は営業損益が64億4300万円の赤字に沈んだが、今期は33億円の黒字予想と回復に転じる。業績の足を引っ張っていた海外子会社のリストラが1月下旬に完了し、減損から解放され今後は見直し余地が意識されそうだ。
株価はここ戻り足をみせているとはいえ、時価は依然として200円未満に位置しており、直近10年間の長期タームで見ても大底圏で食指が動く。病み上がりとはいえ時価予想PERは5倍台に過ぎず、大幅な水準訂正があっても不思議はない。180円を軸とするもみ合いを脱し、まずは200円台活躍を目指す。(桂)
出所:MINKABU PRESS
2025/06/10 10:00
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<注目銘柄>=USS、株主還元策を一段と強化
ユー・エス・エス<4732.T>に注目したい。同社は中古車オークション運営の最大手。前3月期の連結営業利益は前の期比10.8%増の542億600万円と最高益を更新した。自動車メーカーの認証試験不正問題解消により新車供給が回復し、出品台数が増加した。これを受け、オートオークションや中古自動車など買取販売が堅調に推移した。26年3月期の同利益は前期比2.9%増の558億円の見込みだが、560億円台への上振れ期待が強い。
同社は、中長期経営目標で連結配当性向を従来の55%以上から60%以上とし、総還元性向を80%から100%以上に引き上げている。株主還元を一段と拡充し、今期配当は前期比5円20銭増の48円60銭と26期連続増配を予定している。株価は先行き2000円を目指す一段高が期待できる。(地和)
出所:MINKABU PRESS
2025/06/09 10:00
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<注目銘柄>=朝日工、良好な設備投資環境追い風に高値更新を期待
朝日工業社<1975.T>は業績面で買い安心感があり、今年1月につけた上場来高値の更新とその後の持続的な株高を期待したい。同社は空調・衛生工事の大手で、26年3月期の売上高は1000億円(前期比8.8%増)、最終利益は64億円(同2.7%増)を計画。3期連続で過去最高益を更新する見通しだ。設備工事部門では前期に食品や医薬品をはじめとする工場関連の受注が増加。機器製造販売では、フィルムなどの乾燥に用いるドライヤー関連の大型受注を獲得した。繰越高が高水準に積みあがるなか、今期も企業の設備投資意欲が堅調に推移すると想定し、受注高は1000億円(同7.4%増)を予想する。
データセンター関連の設備工事需要が中期的な成長ドライバーとなると期待されている同社だが、人員増に伴う施工体制の強化や、DXによる業務効率化による内部努力による収益貢献も見込まれる状況だ。創業100周年に伴う前期の記念配当20円を落とし、今期は年間配当100円を計画するが、それでも配当利回りは4.3%前後と高水準。全体相場の調整局面では下値抵抗力を発揮する可能性が高い。(碧)
出所:MINKABU PRESS
2025/06/06 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=Ine、M&Aや事業領域拡大でメガベンチャー目指す
I-ne<4933.T>は美容関連商品の企画・販売などを展開。M&Aを通じた新たな強みの獲得及び事業領域の拡大により、国内トップレベルのメガベンチャーを目指している。
5月9日に公表した25年12月期第1四半期(1~3月)の連結決算は、営業利益が前年同期比41.3%増の9億100万円と好スタート。主力のヘアケア系で「YOLU」ブランドがリニューアル効果などを背景に販売が伸びたほか、美容家電では中高価格帯商品が大きく伸長。スキンケア他のカテゴリーでは前期に買収した肌ケアの企画・販売会社のトゥヴェールなどが寄与した。
株価は戻りの鈍い展開となっているが、日足チャートでは25日移動平均線と75日移動平均線とのゴールデンクロスが実現。2月12日には年初来高値2274円をつけていたこともあり、時価は仕込み好機と捉えたい。(参)
出所:MINKABU PRESS
2025/06/05 10:00
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<注目銘柄>=カチタス、中古再生住宅への見直し機運高まる
カチタス<8919.T>は、5月12日に年初来高値2380円をつけたあと調整していたが、再度上値を更新する動きへと向かっている。
同社は、中古住宅の再生販売が主な事業。地方・築古・戸建ての物件を買い取り仕入れし、現代の生活に合わせたリフォームで住宅を再生して新築の半額程度で販売するビジネスモデルで、買い取る住宅の約8割が空き家だ。
長引く物価高騰の影響や建築コストの上昇を受けて、地方都市を中心に戸建て分譲の新規着工数が減少。代わりに中古再生住宅への見直し機運が高まっている。同社の25年3月期連結決算は、営業利益が142億2200万円(前の期比12.2%増)と2ケタ増を達成。低価格帯の住宅の提供をはじめとした粗利向上施策が寄与し、売上総利益率が前の期の21.9%から23.7%へ1.8ポイント上昇したことなども寄与した。
続く26年3月期業績は、営業利益162億円(前期比13.9%増)を予想する。需要は好調で、販売件数は前期比11.8%増の8240件を計画。上期を中心に粗利向上施策の効果継続を見込んでおり、収益性を改善させながらの成長を見込む。また、同社では中期経営計画で28年3月期営業利益200億円、配当性向50%以上(25年3月期46.4%)、かつ累進配当の方針を明らかにしており、今期は年間配当70円(前期56円)を予定している。(仁)
出所:MINKABU PRESS
2025/06/04 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=KeePer、抜群の収益成長力で株価も見直しへ
KeePer技研<6036.T>の4000円近辺のもみ合いは仕込み場と判断したい。自社独自開発の自動車コーティング(キーパーコーティング)を展開し、トップライン・利益ともに成長トレンドをまい進する。売上高は上場前から数えて前期(24年6月期)まで14期連続の増収を達成しており、25年6月期も前期比19%増の245億円予想と業績拡大基調に陰りがない。また、営業利益については前期まで6期連続増益かつ過去最高更新を続け、今期も前期比15%増の70億円を見込んでいるが、なお増額修正の公算が大きい。自動車コーティング専門店の店舗網拡大に積極的に取り組む構えを明示している点も注目。大都市圏を中心に年間70店ペースというハイピッチで出店を行い、現在の国内150店程度の店舗数を2030年までに500店舗まで拡大する計画を掲げている。
株価は1月上旬に4965円の年初来高値形成後に下値模索の展開を強いられたが、株式需給面での売り圧力は既に枯れつつあり、抜群の収益成長力を背景に見直し買いの機が熟している。当面は5月中旬の戻り高値4400円を目標に切り返す展開を期待したい。(桂)
出所:MINKABU PRESS
2025/06/03 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=エクシオG、業績好調で14期連続増配へ
エクシオグループ<1951.T>に注目したい。同社は大手電気通信工事会社。26年3月期の連結営業利益は前期比10.7%増の470億円と前期に続き最高益を更新する見込みだ。デジタルトランスフォーメーション(DX)関連の需要が好調に推移しており業績は拡大基調にある。今期配当は前期比3円増の66円と14期連続増配を計画。自社株買いの実施も含め積極的な株主還元策が評価されている。
株価は5月には1961円をつけ上場来高値を更新した。今期予想配当利回りは3.6%近辺と依然として割安感は強い。好業績が続く内需系銘柄で買い安心感は強く、先行き2000円台での強調相場が見込める。(地和)
出所:MINKABU PRESS
2025/06/02 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=Aiロボ、倍々成長で時価総額1兆円へ
Aiロボティクス<247A.T>に注目。同社は2016年に創業。AIを活用した広告事業などを手掛けた後、現在ではこのノウハウを生かして一般消費者向けのスキンケアブランド「Yunth(ユンス)」、美容家電ブランド「Brighte(ブライト)」を展開する。29年3月期に時価総額1兆円(5月29日時点で573億円)とする野心的な目標を掲げており、今後の展開に期待が高まる。
29年3月期の業績目標については売上高2200億円、営業利益400億円を掲げている。既存ブランドの拡大と新規ブランドの創出、M&A戦略によって毎期2倍の増収増益を目指す構えで、25年3月期の売上高は約142億円(前の期は約71億円)、営業利益は約25億円(同13億円)で着地。26年3月期も売上高280億円、営業利益48億円とほぼ倍増を見込む。(イ)
出所:MINKABU PRESS
2025/05/30 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=四国化HD、ファインケミカル製品の販売好調
四国化成ホールディングス<4099.T>は4月25日、25年12月期第1四半期(1~3月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比26.3%増の30億3700万円となり、通期計画の94億円に対する進捗率は32%強に達した。
建材の売り上げが低調だったことによる利益減を収益性の高いファインケミカル製品の販売増がカバー。プリント配線板向け水溶性防錆材「タフエース」が半導体・エレクトロニクス市場の回復を受けて好調だったほか、密着性向上プロセス「GliCAP」もサーバー基板向けで採用案件が増加。半導体プロセス材料も顧客評価の進展とともに、新規試作案件の獲得が進んだ。なお、通期業績予想については従来計画を据え置いている。
足もとの株価は下値を切り上げる展開で、日足チャートでは25日移動平均線と75日移動平均線とのゴールデンクロスが目前。1月6日の年初来高値2085円奪回からの一段高に期待したい。(参)
出所:MINKABU PRESS
2025/05/29 10:00
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<注目銘柄>=学情、受注復調傾向で業績回復に期待
学情<2301.T>は、第1四半期の営業赤字拡大を受けて株価は急落していたが、4月7日につけた年初来安値1514円を底に緩やかに反発している。ただ、株価はいまだ下値圏にあり、業績回復期待から、時価水準は拾い場と考えたい。
同社は若手向けの転職・就職情報が主な事業で、20歳代向け転職サイト「Re就活」や、30歳代に特化したダイレクトリクルーティングサイト「Re就活30」を運営するほか、転職・就職イベントなどを開催している。企業の採用意欲は旺盛で、採用マーケットの状況は良好であり、同社の業績への期待も高かったが、3月10日に発表した第1四半期(24年11月~25年1月)単独決算で、営業損益が4億200万円の赤字となり、前年同期の5700万円の赤字から赤字幅が拡大した。会社側によると、新卒採用の早期化・難化により、新たな季節要因が発生したためとしている。
第1四半期の赤字幅拡大を受けて、6月9日に発表予定の上期決算も下振れが懸念されるが、会社側では足もとの受注は復調傾向にあるとしている。また、前述の季節性の変化に伴い売り上げの一部が下期に移動することもプラスに働く。通期では営業利益30億円(前期比12.9%増)の従来見通しを据え置いており、業績回復への期待は高い。(仁)
出所:MINKABU PRESS
2025/05/28 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=オープンUP、業績成長路線走りインカムゲインにも期待
オープンアップグループ<2154.T>の1800円近辺のもみ合いは、中期視野で買い場とみたい。同社はIT関連や自動車関連、建設分野向けなどに技術者派遣を展開する。未経験者を採用した後に研修によって技術者を育成し、企業に派遣するというビジネスモデルで顧客基盤の拡大が続いている。
足もとの業績も好調を維持している。トップライン、営業利益ともに過去最高更新基調を継続中で、25年6月期は期初見通しを減額したものの、売上高が前期比7%増の1850億円、営業利益が同8%増の155億円予想といずれもピークを更新する見込みだ。株主配当にも前向きで、収益成長を背景とした累進配当への期待は大きい。25年6月期は75円配当を計画、配当利回りに換算して4%強と高い。株価は1月29日に上ヒゲで1961円の年初来高値をつけているが、早晩ここをクリアして2000円台での活躍へ歩を進めそうだ。(桂)
出所:MINKABU PRESS
2025/05/27 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=コスモス薬品、今期業績に増額修正観測
コスモス薬品<3349.T>に注目したい。同社は九州を地盤にドラッグストアを展開しており、低価格戦略で食品に強みを持っている。第3四半期累計(24年6月~25年2月)の連結営業利益は前年同期比33.2%増の316億2700万円と好調。新規出店の拡大や販管費の低減などが寄与した。25年5月期通期の同利益は前期比0.3%増の316億円の見通しだが、進捗率は100%に達しており380億円前後への増額修正が見込まれている。
同社は東日本への出店を拡大しており、ここからの勢力拡大が期待できる。今期は4期ぶりの最高益更新が見込め、株価の上値余地は大きい。先行き21年9月に記録した最高値1万350円更新からの一段高が見込めそうだ。(地和)
出所:MINKABU PRESS
2025/05/26 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=三機工、中長期の上昇波動は不変か
三機工業<1961.T>は上場来高値近辺で足もと伸び悩みの展開となっているが、中長期的な上昇波動は不変ととらえたい。同社は設備工事大手としてビルや工場の空調設備や電気設備関連の事業を展開。5月13日に発表した25年3月期の連結決算は、売上高が前の期比14.1%増の2531億3600万円、最終利益が同92.2%増の172億300万円と、2ケタの増収増益で、過去最高益を更新した。
26年3月期は売上高が前期比1.2%減の2500億円と減収を見込むものの、最終利益は同13.3%増の195億円と連続最高益更新を計画。中期経営計画も公表し、28年3月期に売上高3000億円、営業利益300億円(26年3月期見通しは245億円)に伸ばす目標を示したほか、今期から3カ年の累計で400万株程度の自社株買いの実施と、株主資本配当率(DOE)を5.0%以上とする方針も公表した。
今期の受注高予想は前期から減少を見込むものの、ビルの脱炭素化に向けた潮流自体は不可逆的なものと期待されている。データセンター関連の投資需要や、一定の築年数が経過したビルの設備更新・メンテナンス需要も当面は底堅く推移する公算が大きく、安定した業績拡大が見込めそうだ。配当利回りは4.5%近辺と高水準であり、インカムゲイン狙いの資金を呼び込む余地も大きい状況といえるだろう。(碧)
出所:MINKABU PRESS
2025/05/23 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=アップガレG、リユース用品需要は今後も拡大へ
アップガレージグループ<7134.T>は自動車やバイク用品のリユース専門店を運営。新車の販売価格上昇などから保有年数が長期化していることや、新品用品の価格上昇からリユース用品に対する需要は今後も拡大しそうだ。
こうしたなか、26年3月期は直営店5拠点、フランチャイズ店舗10拠点の出店を計画。また、販売価格変更のシステム自動化による単価アップと回転率の向上、アプリ会員向け販促施策強化によるデータ基盤の整備と販売強化、法人営業の強化などにも取り組む構え。今期の営業利益は前期比25.9%増の13億1500万円を見込み、期末一括配当は前期比4円増配の36円50銭を計画している。
株価は13日に年初来高値1132円をつけたあとは上げ一服となっているが、日足チャートでは25日移動平均線と75日移動平均線とのゴールデンクロスが間近。PERは10倍以下と割安感もあり、上値を試す展開に期待したい。(参)
出所:MINKABU PRESS
2025/05/22 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=カカクコム、求人ボックスを牽引役とする中期成長への期待強い
カカクコム<2371.T>は、5月9日に年初来高値2724円をつけたあと短期的な調整局面にあるが、中期的な成長期待から先高感が強く、時価水準は仕込み場と考えたい。
5月8日に発表した26年3月期連結業績予想では、売上高920億円(前期比17.3%増)、営業利益280億円(同4.4%減)とした。価格.com事業、食べログ事業、求人ボックス事業、インキュベーション事業の各事業で成長を見込み売上高は2ケタ増となるものの、中期経営計画で掲げた求人ボックスへの積極投資に伴い減益を見込む。
求人ボックスとは、同社が15年から展開している求人情報の一括検索サービス。全国の求人情報から、キーワードや給与、勤務地、こだわり条件などで絞り込みができ、気になる求人があればそのまま応募もできる。また仕事探しに役立つ、独自の求人統計データや豊富な記事コンテンツも掲載している。同社では認知率向上による利用者数の拡大と営業体制の構築による1人当たり売上高の増加を目指し、既に黒字化している同事業に対して赤字覚悟で投資を行う予定で、第3の柱とする方針だ。
前述のように、今期は求人ボックス事業の赤字が響き全体でも減益見通しだが、回収フェーズと位置づける28年3月期からは大幅な増益が期待できる。中期経営計画では30年3月期に売上高1430億円、営業利益530億円を目標としており、中期成長への期待は強い。(仁)
出所:MINKABU PRESS
2025/05/21 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=SCSK、抜群の業績成長力で株価も青空圏へ
SCSK<9719.T>は住商系のITサービス大手で、売上高・利益ともに過去最高更新基調を継続し、株価も上昇トレンドをまい進中だ。5月12日に上場来高値4484円を形成した後ひと押し入れたが、早晩ここをブレークし青空圏を走る展開が見込まれる。
同社は製造業や流通サービスをはじめ多くの業界を対象に、基幹システムや情報システムの開発・保守・運用を行っており、人工知能(AI)分野にも傾注している。昨年12月には通信ネットワーク構築を手掛けるネットワンシステムズを買収し傘下に収めたことで、ビジネス領域の拡大と事業の高付加価値化に拍車がかかった。26年3月期は営業利益段階で前期比29%増の850億円を見込み、年間配当も前期実績から23円増配となる94円を計画しており、株主還元に前向きな姿勢も評価できる。(桂)
出所:MINKABU PRESS
2025/05/20 10:00