注目トピックス 経済総合ニュース一覧
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NYの視点:FOMCは1年ぶり利下げ、速やかな利下げには消極的でタカ派利下げ
*07:44JST NYの視点:FOMCは1年ぶり利下げ、速やかな利下げには消極的でタカ派利下げ
連邦準備制度理事会(FRB)は米連邦公開市場委員会(FOMC)で市場の予想通り、政策金利(フェデラルファンドFF金利の誘導目標)を0.25%引き下げ4.00-4.25%に決定した。労働市場の下方リスクが上昇したことが指摘された。11対1で決定。新たに加わったミラン理事が0.5%の利下げを支持し、反対票に投じた。また、スタッフ予測では年あと2回の利下げを予想していることが明かになった。声明で、労働市場の判断が「労働市場は鈍化し、失業率は小幅上昇したが依然低い」と、前回の「失業率は依然低く、労働市場状況は依然堅調」から下方修正された。また、「2つの責務において、目標達成における両方のリスクに注視する」とした前回の文言に「雇用の下方リスクが上昇したと判断」と加えた。バランスリスクのシフトで委員会は利下げを決定したと言及。同時に、反対票に投じたのはミラン理事のみとなり、前回0.25%の利下げを支持し反対票に投じたウォラー理事やボウマン副議長は決定を支持した。また、ミラン理事が主張した0.5%利下げには広い支持が得られなかったことを、議長は会見で明らかにした。FRBは利下げペース拡大には依然慎重な姿勢が示され、タカ派利下げとなった。また、FRBの見解相違はより拡大したことが明かになった。◇年内金利予想1メンバー:利下げなし6メンバー:1回の利下げ2メンバー:2回の利下げ9メンバー:3回利下げ1メンバー:150BPCの利下げ◇前回声明との相違点◆労働市場:鈍化し、失業率は小幅上昇したが依然低い(前回:失業率は依然低く、労働市場状況は依然堅調◆2つの責務:2つの責務の目標達成において両方のリスクに注視し、雇用の下方リスクが上昇したと判断(前回:2つの責務の目標達成において両方のリスクに注視する)◆リスク:バランスリスクのシフト◆経済判断:最近の指標は上半期の経済活動の伸びが緩やかになったことを示唆(前回:純輸出の変動がデータに影響したが、最近の指標は上半期の経済活動の伸びが緩やかになったことを示唆◆反対票:1票・ミラン理事(前回:2票、ウォラーFRB理事、ボウマンFRB副議長)
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2025/09/18 07:44
注目トピックス 経済総合
南アフリカランド円今週の予想(9月16日)サンワード証券の陳氏
*17:49JST 南アフリカランド円今週の予想(9月16日)サンワード証券の陳氏
皆さん、こんにちは。今回は、南アフリカランド円についてのレポートを紹介します。陳さんはまず、今週の南アフリカランド円について、『押し目買いから堅調に推移しよう』と述べています。続いて、『17日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、0.25%の利下げが予想されているが、18日の南アフリカ中銀会合でも、政策金利の引き下げが予想されている』とし、『ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)はハト派姿勢を強める見込みで、10月以降の追加利下げも予想されるため、今回の南ア中銀による利下げは南アランドにとってはネガティブ要因にはなりにくいだろうと見解を述べています。次に、『南アフリカのラマポーザ大統領は9日、貿易交渉準備のため複数の当局者を米国に派遣したと明らかにした』とし、『南アはここ数カ月、米国による高関税の撤廃に向けトランプ政権との合意を目指している。ラマポーザ政権は貿易協定を繰り返し提案してきたものの、トランプ米大統領は先月、南アからの輸入品に30%の関税を発動した。ラマポーザ氏は、南アの強みは重要な鉱物資源などの天然資源で、米国との協議はこの点を中心に行われていると述べた』と伝えています。また、『南アフリカ貿易・産業・競争省のズコ・ゴドリンピ次官は10日開かれた議会で、中国自動車メーカーに対し現地生産への投資を促す協議を進めていると述べた』と伝え、『南ア政府は低コスト輸入車から国内産業を保護するために関税制度の見直しも行っている』と述べています。南アフリカランド円の今週のレンジについては、『8.30円~8.60円』と予想しています。上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の9月16日付「南アフリカランド円今週の予想(9月16日)にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。
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2025/09/17 17:49
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ドル円今週の予想(9月16日)サンワード証券の陳氏
*16:51JST ドル円今週の予想(9月16日)サンワード証券の陳氏
皆さん、こんにちは。今回は、ドル円についてのレポートを紹介します。陳さんはまず、今週のドル円について『米日の金融会合が開催される他に、自民党総裁選に向けた動き等もあって、方向性出にくく、レンジ相場が続くのではないか。ただ、材料が多くあるため、レンジ幅は拡大しよう』と述べています。続いて、『16~17日の連邦公開市場委員会(FOMC)では、0.25%の利下げ決定が見込まれている。一部では、0.5%の大幅引き下げになるとの見方や、最新の金利見通し「ドット・チャート」では、年内の想定利下げ回数が3回に増えるとの見方が一部にある』とし、『一方、18~19日の日銀会合では金利据え置きが有力視されているが、利上げ時機に関して何らかの示唆があるかどうか注目される。金融会合でサプライズがあるとすれば、FOMCの利下げが0.5%になり、次回以降の利下げ方針を明確に示すことだろう。また、日銀の植田和男総裁が会見で、10月以降の利上げを示唆するといったことだろう』と述べています。また、『石破首相の後任を選ぶ自民党総裁選9月22日に告示、10月4日に国会議員の投票を行って新総裁を選出する』と伝え、『総裁選は、国会議員票295と党員票295を合わせた590票をめぐって争われることになる。保守層を中心に人気を集める高市氏が選出されるかどうかだろう。同氏は、安倍晋三元首相の路線を継承し、積極的な財政政策や緩和的な金融政策を訴えており、選出されれば円安圧力が強まる可能性がある』と見解を述べています。陳さんは、『ただ、日米財務相は12日に、関税交渉の一環として協議を続けてきた為替政策に関し、共同声明を公表。財政・金融政策について「競争上の目的のために為替レートを目標とはしない」との認識を再確認した。日本企業に有利な通貨安誘導を米側がけん制した形で、米国側が円安是正を求めている可能性もあり、円売り圧力は強まりにくいのではないか』と考察しています。今週のドル円の予想レンジについては、『145.00円~151.00円』と想定しています。参考にしてみてくださいね。上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の9月16日付「ドル円今週の予想(9月16日)」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。
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2025/09/17 16:51
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NYの視点:米8月小売売上高は消費の底堅さ示す、FOMCでは利下げペースに焦点
*07:45JST NYの視点:米8月小売売上高は消費の底堅さ示す、FOMCでは利下げペースに焦点
米商務省が発表した8月小売売上高は前月比+0.6%と、鈍化予想に反し3月来の大幅な伸びとなった7月に並んだ。7月分は+0.6%と、+0.5%から上方修正された。トランプ政権が4月に大幅相互関税発表し一時、落ち込んだ後、6月から3カ月連続で回復基調にある。オンラインでの衣料、スポーツ用品など9月から始まる学校生活への必需品の購入が奏功したと見られている。関税や一部で見られる労働市場の減速兆候にもかかわらず消費が底堅い証拠となった。国内総生産(GDP)の算出に用いられる外食・自動車・建材・給油を除いたコントロールグループは前月比+0.7%と、7月の+0.5%から鈍化予想に反し伸びが加速し7-9月期GDPの成長にプラスに寄与した可能性を示唆した。アトランタ連銀は7-9月期GDP成長予想を3.4%と、従来の3.1%から引き上げた。実質個人消費支出の成長が2.3%から2.7%、実質民間国内投資の伸びは6.2%から6.9%へそれぞれ引き上げられた一方、純輸出の伸び寄与度が0.23%から0.08%へ低下した。連邦準備制度理事会(FRB)は本日から17日にかけて開催する連邦公開市場委員会(FOMC)で1年ぶりとなる利下げを実施することがほぼ織り込み済み。0.25%の利下げ予想が平均だが、ミラン新FRB理事が会合に参加することや労働市場減速懸念に0.5%の利下げ観測も存続。今後の焦点は利下げペースとなる。
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2025/09/17 07:45
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NYの視点:米9月NY連銀製造業景気指数は予想外のマイナス、ISM7カ月活動縮小を示唆、FRBは1年ぶりの利下げへ
*07:48JST NYの視点:米9月NY連銀製造業景気指数は予想外のマイナス、ISM7カ月活動縮小を示唆、FRBは1年ぶりの利下げへ
米9月NY連銀製造業景気指数は―8.7と、予想外に6月来のマイナスに落ち込んだ。3カ月平均では1月来の高水準を維持しており、底堅いとの見方もあると同時に、新規受注や出荷が大幅に鈍化しており、今後指数が減速する可能性が示唆された。重要項目の新規受注は-19.6と、6月来のマイナスに落ち込み、昨年4月来で最低。出荷も-17.3と、昨年4月以降ほぼ1年超ぶりの低水準に落ち込んだ。仕入れ価格は46.1と3月来で最低。6か月平均の52.1も下回った。販売価格は21.6で6か月平均の24.7を下回り物価の安定が見られることは連邦準備制度理事会(FRB)の利下げを正当化する。6か月先のビジネス状況は14.8と、8月の16から低下も新規受注の予想は16.6と16.3から上昇しており、回復を期待。唯一、雇用予想は1.2と、2016年来で最低を記録した。同項目と類似している10月1日に発表予定の全米の製造業活動を示すISM製造業景況指数の9月分も7カ月連続で50を割り込む活動縮小圏を維持すると見られる。FRBは16日から17日の2日間に開催する連邦公開市場委員会(FOMC)で1年来の利下げを実施することがほぼ確実視されている。◇米9月NY連銀製造業景気指数:―8.7(8月11.9)新規受注:-19.6(15.4)仕入れ価格:46.1(54.1)販売価格21.6(22.9)出荷:-17.3(12.2)入荷遅滞:0(17.4)在庫水準:-4.9(-6.4)受注残:-6.9(-5.5)雇用者数:-1.2(4.4)週平均就業時間:-5.1(0.2)◆6か月先予想景気指数:14.8(16.0)新規受注:16.6(16.3)仕入れ価格:57.8(64.2)販売価格43.1(41.3)出荷:13.5(17.9)入荷遅滞:-2.0(5.5)在庫水準:4.9(1.8)受注残:2.9(0.9)雇用者数:1.2(6.9)週平均就業時間:2.0(0.0)
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2025/09/16 07:48
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国内外の注目経済指標:米FOMC会合で0.25ptの利下げ決定へ
*14:02JST 国内外の注目経済指標:米FOMC会合で0.25ptの利下げ決定へ
9月15日-19日発表予定の経済指標予想については以下の通り。■16日(火)午後9時30分発表予定○(米)8月小売売上高-予想:前月比+0.3%参考となる7月実績は前月比+0.5%と2カ月連続で増加。関税政策による価格転嫁が本格化する前の前倒し的な購入が続いていたようだ。ただ、8月以降は価格上昇が消費者に転嫁される可能性があるため、売上高の伸びは7月実績を下回る見込み。■17日(水)日本時間18日午前3時発表予定○(米)連邦公開市場委員会(FOMC)会合-予想:0.25ptの利下げ直近の雇用統計は市場予想を下回る内容だったこと、今年3月までの1年間の国内雇用創出は従来推計を下回っていたことが判明しており、インフレ動向は無視できないものの、雇用情勢の悪化を考慮して0.25ptの利下げが決まる可能性が高い。■18日(木)午後8時発表予定○(英)英中央銀行政策金利発表-予想:政策金利の据え置き英政府はインフレ抑制に注力する方針であること、英中央銀行もインフレ抑制を意識した金融政策を維持するとみられており、政策金利は当面据え置きとなる可能性が高い。■19日(金)決定会合の終了予定時刻は未定○(日)日本銀行金融政策決定会合-予想:政策金利の据え置き日本銀行は経済・物価情勢について最新シナリオに沿った動きを保っているとの判断を変えていないようだ。年内に利上げ環境が整う可能性は残されているが、米関税政策の影響を慎重に見極める必要があることから、今回の会合でも政策金利の据え置きが決まる見込み。○その他の主な経済指標の発表予定・15日(月):(米)9月NY連銀製造業景気指数・16日(火):(欧)7月ユーロ圏鉱工業生産、(米)8月鉱工業生産・17日(水):(日)8月貿易収支、(加)カナダ中央銀行政策金利発表・18日(木):(NZ)4-6月期国内総生産、(豪)8月失業率、(米)8月景気先行指数・19日(金):(日)8月全国消費者物価指数
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2025/09/13 14:02
注目トピックス 経済総合
金は米利下げ見通しから最高値更新 サンワード証券の陳氏
*09:31JST 金は米利下げ見通しから最高値更新 サンワード証券の陳氏
皆さん、こんにちは。今回は、金についてのレポートを紹介します。陳さんはまず、『金は米利下げ見通しから最高値更新』と述べています。続けて、『先週のNY金(12月)は、雇用統計の結果を受けて、米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ見通しが強まり、史上最高値を更新した』と伝えています。また、『週明け8日のNY金(12月)は続伸。前週末比24.10ドル(0.66%)高の1オンス=3677.40ドル。中心限月の清算値ベースで2営業日連続で史上最高値を更新した。9月の利下げが決定されるとの観測が拡大し、金は買いが優勢となった』と伝えています。そして、今週は9日に雇用統計改定値、10日に8月の卸売物価指数(PPI)、11日に米消費者物価指数(CPI)がそれぞれ発表されます。陳さんは、『雇用統計改定値では、大幅な下方修正が予想されており、ドル安が予想されている。その通りであれば、金相場は一段高となろう。また、インフレが低下となれば、利下げ見通しをさらに強めるため、金相場の支援要因となろう』と考察しています。NY金の予想レンジは、『3600~3700ドル』と想定しています。一方、『NY金の最高値更新に連れてOSE金も9日に1万7479円と最高値を更新した。テクニカル的には買われ過ぎの領域に入っているため、高値警戒感が強まるところだが、押し目買い意欲も強く、調整安は浅くなりそうだ』と考察、『なお、FRBによる利下げ見通しから円高が懸念されるところだが、7日に石破首相が辞任したことで、自民党は総裁選が10月4日に行われる予定。日本の政局不透明感から円買いには限界があろう』と述べています。予想レンジは、『1万7000~1万8000円』想定しています。参考にしてみてくださいね。上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の9月9日付「金は米利下げ見通しから最高値更新」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。
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2025/09/12 09:31
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NYの視点:米労働市場の下方リスク上昇VSインフレサプライズなく、米利下げ確率は変わらず
*07:47JST NYの視点:米労働市場の下方リスク上昇VSインフレサプライズなく、米利下げ確率は変わらず
米連邦準備制度理事会(FRB)が16日、17日に開催する連邦公開市場委員会(FOMC)で金融政策判断の材料となる最新の8月消費者物価指数(CPI)は前月比+0.4%と、7月+0.2%から予想以上に加速し、1月来の高水準となった。前年比では+2.9%と、7月+2.7%から予想通り加速し、1月来で最高。連邦準備制度理事会(FRB)がインフレを判断するうえで注視している燃料、食品を除いたコア指数は前月比+0.3%と、予想通り7月と同水準。前年比は+3.1%と、やはり予想通り7月と同水準にとどまった。FRBが重要視している住宅を除いたコアのサービスは減速。医療ケアやレンタカーが下落し指数を押し下げ、利下げを後押しする。FRBの警戒をよそに関税によるインフレの急伸は見られず。一方で、労働市場の減速が明らかになりつつある。米7月、8月雇用統計が低調な結果となったことに加えて、5月、6月の大幅下方修正。さらに、別の基準で計算される3月までの年間雇用者数も91.1万人下方修正されたことに続き、週次の失業保険申請件数は2021年来の高水準に達した。パウエルFRB議長の指摘通り、リスクバランスの変化が見られる。関税が影響しインフレは高止まりも、サービスインフレの低下が相殺し、際立った急伸は見られず。一方で、労働市場は従来想定されていた程、強くないことが明かになりつつある。短期金融市場では9月連邦公開市場委員会(FOMC)の0.25%利下げを100%織り込んだ。一部では0.5%利下げ要請も見られる。
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2025/09/12 07:47
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NYの視点:9月FOMCで0.75%利下げ支持派も浮上、PPIが予想外の低下
*07:53JST NYの視点:9月FOMCで0.75%利下げ支持派も浮上、PPIが予想外の低下
米国労働統計局(BLS)が発表した8月生産者物価指数(PPI)は前月比-0.1%と、予想外に4月来のマイナスに落ち込んだ。前年比では+2.6%と、7月+3.1%から加速予想に反し鈍化し、6月来で最低。企業は関税によるコストの大幅上昇を販売価格に反映させることを回避している証拠と考えられている。ガソリンや野菜の値段が下落したことが全体指数を押し下げた。変動の激しい燃料や食品を除いたコア指数は前月比-0.1%。7月+0.7%から鈍化も予想外に4月来のマイナスとなった。前年比では+2.8%と、7月+3.4%から加速予想に反し鈍化し、6月来で最低となった。卸売業者と小売業者の利益率は1.7%低下し、低下率は2009年に統計開始以降最大に並んだ。サービス価格の3四半期連続の低下は機械や自動車が押し下げたとBLSは説明。11日に発表予定の消費者物価指数(CPI)は前年比で加速、食品、エネルギー除いたコア指数は前月から変わらず+3.1%が想定されている。PCE構成項目ともなる航空運賃は前月比+1.0%と、7月+1.1%から伸びが鈍化する見通し。また、ポートフォリオ管理も同比+2.0%と、前月の+5.8%から伸び鈍化が予想されている。医療は+0.1%と、前月0%と前月から小幅加速。PCEもインフレの鎮静化を示す可能性がある。一部、エコノミストは9月連邦公開市場委員会(FOMC)で0.75%の利下げを予想している。
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2025/09/11 07:53
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メキシコペソ円今週の予想(9月8日) サンワード証券の陳氏
*18:17JST メキシコペソ円今週の予想(9月8日) サンワード証券の陳氏
皆さん、こんにちは。今回は、メキシコペソ円についてのレポートを紹介します。陳さんはまず、メキシコペソ円について、『保ち合いが続きそうだ。メキシコ中銀の追加利下げ観測がある一方で、米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げも実現視されており、決め手の材料に欠ける状況』と述べています。続いて、『メキシコの足元の景気は底堅く推移している』と述べています。次に、『メキシコ中央銀行は8月、主要政策金利を0.25%引き下げ、7.75%とした。トランプ大統領の高関税政策により、「貿易面の緊張が大幅な下方リスクをもたらす」と警戒しており、追加利下げを示唆した』と伝えています。そして、『トランプ米政権は発足直後、メキシコからの全ての輸入品に25%の追加関税を課す大統領令を発令したが、直後の首脳協議を経て発動は延期された。ただし、その後は自動車や自動車部品、鉄鋼製品、アルミ製品に対する追加関税は発動されている。また、25%の追加関税についてはUSMCA(米国・メキシコ・カナダ協定)に準拠した財を対象外とすることで合意されたが、個別財に対する追加関税は継続されている』と伝えています。陳さんは、『メキシコの対米輸出額は輸出全体の8割を占めるとともに、名目GDP比で3割弱に達することから、関税引き上げによる実体経済への影響は大きい。足元では最悪の事態を回避されている』と見解を述べています。メキシコペソ円の今週のレンジについては、『7.80円~8.20円』と予想しています。参考にしてみてくださいね。上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の9月9日付「メキシコペソ円今週の予想(9月8日)」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。
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2025/09/10 18:17
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NYの視点:米雇用者数、年次基準改定の速報値は過去最大の下方修正、FRBの年内利下げを正当化
*07:47JST NYの視点:米雇用者数、年次基準改定の速報値は過去最大の下方修正、FRBの年内利下げを正当化
米労働統計局(BLS)は3月までの2025年度の年次ベンチマーク改定を発表した。速報は-91.1万人、または、-0.6%。下方修正幅は2024年81.8万人から縮小が予想されていたが、予想外に拡大し過去最大を記録した。26年間で最悪。確定値は来年の2月に発表される。雇用統計は世論調査ベースだが、改定では「四半期雇用・賃金調査」と実際のデータが基になるため、正確性は高い。BLSはエラーは世論調査での回答や不回答が影響した可能性が強いと指摘している。労働市場が想定以上に以前から弱まっていた証拠となり、連邦準備制度理事会(FRB)の利下げを正当化する結果となった。同時に雇用統計への信頼性が弱まりつつある。◇米労働統計局(BLS)3月までの2025年度の年次ベンチマーク改定-9.1万人 (-0.6%)●民間:-88万人 (-0.7%)鉱鉱採掘:-0.4万人 (-0.7%)建設:-2.9万人 (-0.4%)製造業:-9.5万人 (-0.8%)通商、運輸:-22.6万人 (-0.8%)卸売り: -11.03万人 (-1.2%)小売り:-12.62万人 (-0.8%)倉庫:+0.66万人 (+0.1%)公益事業:+0.37万人 (+0.6%)情報:-6.7万人 (-2.3%)金融:-3.9万人 (-0.4%)プロフェッショナル、ビジネスサービス:-15.8万人 (-0.7%)教育、ヘルスサービス:-3.5万人 (-0.1%)レジャー、宿泊施設: -17.6万人 (-1.1%)他のサービス:-5.1万人 (-0.9%)●政府-3.1万人 (-0.1%)
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2025/09/10 07:47
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NYの視点:NY連銀の8月消費者調査、インフレ期待率上昇も労働市場も減速、年3回の利下げ織り込む
*07:55JST NYの視点:NY連銀の8月消費者調査、インフレ期待率上昇も労働市場も減速、年3回の利下げ織り込む
NY連銀調査で、1年期待インフレは3.2%と、3.09%から上昇。5月来の高水準となった。5年先も2.93%と、2月来で最高を記録した。同時に、失業する可能性があるとの回答は14.48%と、5月来で最高となったほか、失業した場合に新たな職を得られる可能性は44.9%まで低下し、統計開始以来で最低となるなど労働市場の減速を示すあらたな証拠となった。また、今後3カ月で、債務返済が滞る可能性があるとの回答も13.09%と、5月来で最高となるなど、信用ひっ迫の兆候も見られる。◇8月NY連銀調査●インフレ期待1年:3.2%(7月3.09%)、3年先3%(3%)、5年先2.93%(2.88%)●失業する可能性:14.48%(14.43%)●自主的な退職する可能性:18.95%(18.97%)●もし失業した場合、3カ月内に新たな職が見つかる:44.91%(50.70%)●1年先の賃金の伸び:2.87%(2.95%)●今後3カ月で、債務返済が滞る可能性:13.09%(12.28%)労働市場の減速懸念に、短期金融市場では年3回近くの利下げを織り込んだ。9日には、米労働統計局(BLS)が雇用者数の年次ベンチマーク改定の速報値を発表する予定。雇用統計では5月、6月分が大幅に下方修正されたが、それよりも前に、労働市場が勢いを失っていたことを示す可能性が警告されている。労働統計局は年に1回、3月時点の雇用者数を見直す。ベンチマーク改定は、「四半期雇用・賃金調査」を基に行われる。同改定値は雇用統計の修正とは異なる。エコノミストは、基準改定での修正幅が100万人近くに達する可能性もあるとみている。ベッセント米財務長官は2024年に80万人の下方修正を想定している。昨年に続き雇用統計が大幅に修正されることになると、年内の利下げ観測が一段と強まり、ドル売りにさらに拍車をかける可能性もある。改定の確報値は、より正確なデータを参考に来年2月に公表される予定となっている。
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2025/09/09 07:55
注目トピックス 経済総合
NYの視点:【今週の注目イベント】ECB理事会、米CPI・PPI、米財務省国債入札、仏バイル内閣信認
*07:43JST NYの視点:【今週の注目イベント】ECB理事会、米CPI・PPI、米財務省国債入札、仏バイル内閣信認
今週は米国の消費者物価指数(CPI)や欧州中央銀行(ECB)が開催する定例理事会での結果が注目材料となる。米財務省は入札を実施する計画で結果を睨む。フランスの政局不安がくすぶる中、バイル首相は国会で信任投票を実施する方針で、政局動向に注目される。政局不安でユーロの上値が引き続き抑制されると見る。ECBは理事会で政策金利を据え置く見込み。ラガルド総裁会見で、利下げの軌道を明らかにする。米総合CPIは前月比で0.40%、食品とエネルギーを除くコアCPIは0.33%、それぞれ上昇する公算。1月以来の高い伸びが予想されている。連邦準備制度理事会(FRB)が特に注視しているコア前年同月比では3.1%と、前月と同水準を維持する見込み。インフレが抑制されているため、労働市場の減速を受け、9月連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げはほぼ確実視されると見られる。短期金融市場は年内3回の利下げを織り込んだ。9月16日、17日に開催される連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、FRBはブラックアウト期間入りするため金融当局者のイベント、講演予定はない。7月の雇用統計を受けて、一部金融当局者は利下げに傾斜したが、8月の結果を受けて、当局者の見解がさらに利下げに傾斜した可能性もある。しかし、金融当局者による9月FOMC前で最後となる講演で、シカゴ連銀のグールズビー総裁はFRBの責務のひとつであるインフレを巡る動向にも注視が必要とし、「サービスインフレの上昇が一時的であることを確信したい」と、CPIの結果を見るまでは9月FOMCでの利下げを巡る判断を決定していないとした。利下げに依然慎重。FRB高官は市場が織り込んでいるほど、ハト派色を強めない可能性は残る。もし、重要インフレ指標であるCPIや生産者物価指数(PPI)が根強いインフレを示した場合、9月FOMCでの利下げの可能性が後退することはないが、年内の利下げペースは市場が織り込んでいるほど速やかにならない可能性が残る。■今週の主な注目イベント●米国8日:NY連銀消費者調査、消費者信用残高9日:3年債入札10日:卸売り在庫、PPI、10年債入札11日:CPI、失業保険申請件数、30年債入札●中国8日:中国貿易収支10日:PPI、CPI●ユーロ圏11日:ECB定例理事会、ラガルド総裁会見●独8日:鉱工業生産12日:CPI●仏8日:バイル氏、国会で信任投票を実施する方針12日:CPI●日本8日:GDP11日:PPI12日:鉱工業生産●英12日:鉱工業生産
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2025/09/08 07:43
注目トピックス 経済総合
国内外の注目経済指標:ECB政策金利は据え置き予想
*14:17JST 国内外の注目経済指標:ECB政策金利は据え置き予想
9月8日-12日発表予定の経済指標予想については以下の通り。■8日(月)午前8時50分発表予定○(日)4-6月期国内総生産改定値-予想は前期比年率+1.0%速報値は前期比年率+1.0%。参考となる4-6月期設備投資は高い伸びを記録した。他の項目で上方改定される可能性は低いものの、企業設備投資の拡大を反映して改定値は上方修正される可能性は残されている。■10日(水)午前10時30分発表予定○(中)8月消費者物価指数-予想:前年比-0.2%参考となる7月実績は前年比0.0%。内需の弱さが反映された。この状況は8月も変わっていないこと、ゆるやかな物価統制が続いていることから、8月のインフレ率は前年比マイナスとなる可能性がある。■11日(木)午後9時15分発表予定○(欧)欧州中央銀行政策金利発表-予想:政策金利の据え置き前回の理事会で政策金利の据え置きが決まったが、各種経済データやインフレの動向などに大きな変化はみられないため、政策金利は当面据え置きとなる可能性が高い。■11日(木)午後9時30分発表予定○(米)8月消費者物価コア指数-予想:前年比+3.1%参考となる7月実績は+3.1%。航空運賃や医療費などのサービスや、関税の影響を受けやすい品目の価格が上昇した。関税の影響がただちに消え去ることはないため、8月も7月並みのインフレ率となる可能性がある。○その他の主な経済指標の発表予定・8日(月):(中)8月貿易収支、(日)7月経常収支・10日(水):(中)8月消費者物価指数、(米)8月生産者物価コア指数・12日(金):(英)7月鉱工業生産、(米)9月ミシガン大学消費者信頼感指数
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2025/09/06 14:17
注目トピックス 経済総合
金は米利下げ期待から上昇が加速 サンワード証券の陳氏
*09:27JST 金は米利下げ期待から上昇が加速 サンワード証券の陳氏
皆さん、こんにちは。今回は、金についてのレポートを紹介します。陳さんはまず、『金は米利下げ期待から上昇が加速』と述べています。続けて、『先週のNY金(12月)は、米利下げ期待を背景に買い進まれた。週の終値は3516.10ドルと、中心限月の清算値ベースで最高値を更新した。週間では2.86%高』と伝えています。そして、『パウエルFRB議長は8月22日、西部ワイオミング州で開催された年次経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」で講演。雇用の下振れリスクが増大しているとした上で「政策スタンスの調整が必要になる可能性がある」と言明した。9月の連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げを検討する可能性が高まり、米長期金利低下、利子の付かない資産である金は買いが継続した』と述べています。また、『トランプ大統領は25日、連邦準備制度理事会(FRB)のクック理事が住宅ローンに関連して虚偽の申告をしたとして、即時解任すると表明した。しかし、クック理事は職務継続の確認を求めて提訴する方針と伝わり、中央銀行の独立性を巡る懸念や中央銀行を巡る人事の不透明感が金買いを強めた』と伝えています。次に、『3連休明け2日のNY金相場は、米国の関税政策や中央銀行人事を巡る不透明感を背景に、安全資産としての需要から買われ、5営業日続伸となった。前週末比76.10ドル高の3592.20ドル。2営業日連続で史上最高値を更新した』と伝えています。さらに、『天津で開かれた上海協力機構(SCO)首脳会議で、中国の習近平国家主席がSCO開発銀行の早期設立を表明した。また、インドのモディ首相が7年ぶりに中国を公式訪問したことでBRICSを軸にしたグローバルサウスが経済的な結びつきを強めることが予想され、将来の脱ドル化を促進するとの見方も金の押し上げ要因になったと考えられる』と見解を述べています。一方、『ワシントンの連邦巡回区控訴裁判所は、トランプ大統領が4月に発動した相互関税と、2月に中国、カナダ、メキシコに対して発動した関税の合法性について、大統領が国際緊急経済権限法(IEEPA)に基づき関税を課す権限はないと判断した』と伝え、『これに対し、トランプ大統領は2日、 連邦最高裁判所に迅速な判断を求めるとした。最高裁に上訴したものの判決次第では、トランプ関税政策がなかったことになり、大きな混乱をもたらすだろう』と述べています。陳さんは、『2日に金ETF(スパイダー・ゴールド)保有高は、990.56トンと年初来最大を更新し、1000トンの大台が意識される展開になったのもこうした背景だろう。裁判の渦中で投資家の不安は解消しづらく、金ETFは増加していくと予想される。現物需要を受けて金相場の強地合いは継続しよう』と分析しています。また、『今週は5日に8月雇用統計が発表される。7月に続いて8月も弱い結果となれば、9月の会合で0.5%の利下げも想定されるとの見方を強めよう。その場合、米金利、ドル安、金高の展開が予想される。ただ、強い結果となれば、値位置も高いため急落も想定される。週末のNY金は変動の高い展開が予想されよう』と考察し、NY金の予想レンジは、『3400~3700ドル』と想定しています。一方、『NY金の最高値更新に連れて、OSE金も3日に1万7120円と上場来の最高値を更新した。雇用統計を控えて、1万7000円を軸にした保ち合いとなりそうだ』と述べ、予想レンジは、『1万6500~1万7500円』と想定しています。参考にしてみてくださいね。上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の9月3日付「金は米利下げ期待から上昇が加速昇」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。
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2025/09/05 09:27
注目トピックス 経済総合
NYの視点:米8月雇用統計先行指標、9月FOMCで50BPの利下げ強まる可能性も
*07:45JST NYの視点:米8月雇用統計先行指標、9月FOMCで50BPの利下げ強まる可能性も
米労働省が発表する8月雇用統計では非農業部門雇用者数が+7.5万人と7月の+7.3万人から伸び若干加速する見通しとなっている。しかし、4カ月連続で伸びが10万を割り込む公算。失業率は4.3%と、7月4.2%から上昇する見込み。米雇用統計では修正値にも焦点が集まる。雇用統計の先行指標も統計が低調な結果となる可能性を示唆。結果次第で、9月連邦公開市場委員会(FOMC)で50ベーシスポイント(bps)の利下げ観測が強まる可能性もある。雇用統計の先行指標のひとつ民間雇用者数を示すADP雇用統計の8月分は+5.4万人と、伸びは予想を下回り、7月+10.6万人から鈍化した。遅行指標の雇用統計に比べて最新の労働市場の状況をより正確にあらわすと注目される新規失業保険申請件数も11週ぶりの高水準に達した。米供給管理協会(ISM)製造業の雇用は43.8と7カ月連続で50を割り込む活動縮小圏。また、米国経済でとくに重要なISM非製造業での雇用も3カ月連続で活動縮小圏で推移した。コンファレンスボードが発表したエコノミストが労働市場の状況を判断するうえで注目している「十分」29.7と、「困難」20の差は9.7と21年2月来で最低。年初から低下基調にあり、労働市場の減速のさらなる証拠となった。パンデミック前は30超えだった。労働市場の不安から、裁量的な購入も減少傾向にある。割引などに、消費者はより敏感となっている。下半期の消費支出も低迷すると見られいる。■8月雇用先行指標●ADP雇用統計:+5.4万人(予想:+6.8万人、7月:+10.6万人←+10.4万人)●ISM製造業雇用:43.8(7月43.4)●ISM非製造業雇用:46.5(7月46.4)●コンファレンスボード消費者信頼感指数◇雇用十分:29.7(29.9)不十分:50.3(52.1)困難:20(18.9)6か月先増加:17.9(18.0)減少:26.8(25.1)困難:55.3(56.9)所得増加:18.3(18.7)減少:12.6(11.8)不変:69.1(69.5)所得指数:5.7(6.9)■市場予想・米・非農業部門雇用者数:予想:+7.5万人、7月:+7.3万人)・米・失業率:予想4.3%、7月:4.2%・米・平均時給:前月比+0.3%、前年比+3.8%、7月:+0.3%、+3.9%)
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2025/09/05 07:45
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メキシコペソ円今週の予想(9月1日) サンワード証券の陳氏
*17:21JST メキシコペソ円今週の予想(9月1日) サンワード証券の陳氏
皆さん、こんにちは。今回は、メキシコペソ円についてのレポートを紹介します。陳さんはまず、メキシコペソ円について、『堅調に推移しそうだ』と述べています。続けて、『メキシコの足元の景気は底堅く推移している。4~6月実質GDP(国内総生産)速報値は前期比0.7%増と、2四半期連続のプラス成長を記録。7月の経済活動指数速報値も前年比0.1%上昇した。6月の貿易収支は5億1400万ドルの黒字を確保した。輸出が前年比10.6%増と堅調だった』と述べています。次に、『メキシコ中央銀行は、8月7日の金融政策委員会で、政策金利を0.255%p引き下げて7.75%に決定した』と伝え、『メキシコ銀行は昨年3月にコロナ禍一巡後初の利下げに舵を切り、その後は小休止を交えつつ断続的に累計3.5%の利下げを実施しており、今回の利下げにより政策金利は3年ぶりの低水準となる。今回は5会合連続の利下げとなったが、6月の前回会合まで4会合連続で0.5%の大幅利下げであった一方、今会合での利下げ幅の縮小は前回の会合で示唆されており、その通りの決定となった』と解説しています。一方、『メキシコ国経済は『トランプ関税』に翻弄されている。トランプ米政権は発足直後、同国からの全ての輸入品に25%の追加関税を課す大統領令を発令したが、直後の首脳協議を経て発動は延期された。ただし、その後は自動車や自動車部品、鉄鋼製品、アルミ製品に対する追加関税は発動されている。また、25%の追加関税についてはUSMCA(米国・メキシコ・カナダ協定)に準拠した財を対象外とすることで合意されたが、個別財に対する追加関税は継続されている』と伝え、『メキシコの対米輸出額は輸出全体の8割を占めるとともに、名目GDP比で3割弱に達することから、関税引き上げによる実体経済への影響は大きい。足元では最悪の事態を回避できており、4-6月の実質GDPは前期比年率+2.72%と2四半期連続のプラス成長となるなど底堅い動きをみせている。第2四半期経常収支は2億0600万ドルの黒字だった。米貿易政策などに関連した世界的な経済の不透明感にもかかわらず、前年同期の9億1100万ドルの赤字から転換した』と説明しています。陳さんは、『しかし、景気の先行きには不透明要因が多い。ただ、米ドル安を受けてペソ相場は下支えされている』と見解を述べています。メキシコペソ円の今週のレンジについては、『7.80円~8.20円』と予想しています。参考にしてみてくださいね。上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の9月2日付「メキシコペソ円今週の予想(9月1日)」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。
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2025/09/04 17:21
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南アフリカランド円今週の予想(9月1日)サンワード証券の陳氏
*16:46JST 南アフリカランド円今週の予想(9月1日)サンワード証券の陳氏
皆さん、こんにちは。今回は、南アフリカランド円についてのレポートを紹介します。陳さんはまず、今週の南アフリカランド円について、『押し目買いになりそうだ』と述べています。続いて、『南アフリカ経済は低成長だが、引き続き回復の兆しが表れている。7月の南アフリカ総合購買担当者景況指数(PMI)は50.3と前月(50.1)から上昇した』と伝え、『世界的な貿易政策や為替水準への懸念が残る中、輸出は低迷するものの、国内需要の改善による販売増が寄与。サービスと卸売り・小売りが拡大したほか、雇用も増加し、事業環境は好転した。第2四半期の失業率は33.2%と前期の32.9%から上昇し、世界で最高水準となった。上昇は2四半期連続。発足から1年を迎える連立政権は失業率を大幅に下げることを優先事項に据えているが、達成できていない』と見解を述べています。次に、『南アフリカは12日、米国との間で締結を目指す貿易協定を巡り、新たな交渉案を提示すると発表した。貿易・産業・競争省によると、交渉案は5月に提示したものをたたき台にした。米国が2025年版外国貿易障壁報告書で提起した問題に実質的に対応しており、米国が南ア製品に課す30%の輸入関税の引き下げを目指すという』と伝えています。また、『第9回アフリカ開発会議(TICAD9)の関連イベントとして、企業などが出展するビジネスエキスポが20日、横浜市で開幕した。人口減で縮小する国内市場を尻目に、アフリカの経済成長と人口増が今後も続くとにらんで事業拡大を図る企業が構想を披露する場となる』と伝え、『』TICADはアフリカの開発をテーマとする日本政府主導の国際会議で、1993年が初回。最近は3年おきに開催されている。アフリカ54カ国の人口は現時点で約15億人だが、2050年には約25億人に迫り、世界人口の4分の1を占めると予測され「最後のフロンティア」と呼ばれる。日本からの直接投資残高は昨年末時点で1兆4232億円。米国向けの約120兆円とは比較にならないが、前年から24.7%拡大しており、金融・保険分野への投資も増えている。南アフリカは、アフリカ最大の工業国であり、今後の日本からの投資が期待される。南アフリカランド円の今週のレンジについては、『8.3円~8.5円』と予想しています。上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の9月2日付「南アフリカランド円今週の予想(9月1日)にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。
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2025/09/04 16:46
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NYの視点:米7月JOLT求人件数は減少で9月FOMCでの利下げ確率上昇、労働市場の減速示唆
*07:43JST NYの視点:米7月JOLT求人件数は減少で9月FOMCでの利下げ確率上昇、労働市場の減速示唆
米国労働統計局が発表した米7月JOLT求人件数は718.1万件と、6月から予想以上に減少し昨年9月来で最小となった。6月分も735.7万件と、743.7万件から下方修正された。ヘルスケア、小売、エンタテインメントやレクリエーション部門での求人件数の減少が目立つ。消費者が裁量的支出を控えている証拠となった。求人件数や採用が鈍化、連邦準備制度理事会(FRB)の見解通り、労働市場の供給、需要の鈍化が明らかになった。1人の失業者による対する求人件数の割合は0.992件と、6月の1.049件から低下し、1件を割り込んだ。パンデミック直前は1.2件だった。雇用者の労働市場を巡る自主的退職率は2.0%と6月と同水準。採用率も3.3%と、6月と同水準を維持。通常、強い経済の中での採用率は、3.7%から4%とされているため、6月に続き、労働市場の減速の証拠ととらえられている。労働者は、高賃金の職を見つけることに懐疑的見方を強めつつある。結果は総じて、連邦準備制度理事会(FRB)の利下げを正当化する内容となったため、9月連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ確率が95%へ上昇した。■7月労働市場ダッシュボード求人件数率:4.3%(6月4.4%)雇用削減率:1.1%(1.1%)自主的退職率:2.0%(2.0%)採用率:3.3%(3.3%)失業率:4.2%(4.1%)不完全雇用率(U6):7.9%(5月7.7%)非農業部門雇用者数:+7.3万人(+1.4万人)平均時給:前月比+0.3%、前年比+3.9%(+0.2%、+3.8%)
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2025/09/04 07:43
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NYの視点:米8月ISM製造業景況指数は6か月連続で活動縮小、新規受注は回復示唆
*07:42JST NYの視点:米8月ISM製造業景況指数は6か月連続で活動縮小、新規受注は回復示唆
全米供給管理協会(ISM)が発表した8月ISM製造業景況指数は7月48.0から上昇したが予想49.0には達しなかった。 活動の拡大と縮小の境目となる50を6か月連続で下回り、活動の縮小を示した。製造業者は関税を巡るコストの上昇、関税や米国、世界経済を巡る顧客の不透明感を指摘し、悲観的なコメントを示した。ただ、重要項目である新規受注が51.4と予想外に活動拡大となる50を1月以来で初めて上回ったことは回復期待につながる。また、支払い価格も63.7と、64.8から低下し、4月に相互関税策が発表される前の2月の物価圧力水準に軽減したことも安心感につながる。雇用は43.8と、43.4から若干回復も7カ月連続で50割れとなり、活動縮小となったことは利下げを後押しする結果ともとれる。生産は47.8と、5月来の50割れとなり、再び活動縮小に落ち込んだ。アトランタ連銀の第3四半期国内総生産(GDP)見通しは3.0%と、従来の3.5%から引き下げられた。◇米8月ISM製造業景況指数:48.7(7月48.0)●支払い価格:63.7(64.8)●新規受注:51.4(47.1)●雇用:43.8(43.4)●生産:47.8(51.4)●輸入:46.0(47.6)●新規輸出受注:47.6(46.1)●在庫:49.4(48.9)
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2025/09/03 07:42
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NYの視点:【今週の注目イベント】米雇用統計、ISM、ベージュブック、各国PMI
*07:37JST NYの視点:【今週の注目イベント】米雇用統計、ISM、ベージュブック、各国PMI
今週は米国の雇用統計の最新8月分が発表される。結果は9月連邦公開市場委員会(FOMC)で金融政策を判断するうえで、重要となる。前回の7月雇用統計で雇用の伸びが予想を下回ったほか、5月、6月分の雇用が大幅に下方修正され労働市場の減速が従来想定されていたよりも加速した可能性が強まり、年内の利下げ観測が強まった。一部の中銀の金融当局者も早期利下げを支持する姿勢に傾斜。8月雇用統計で労働市場の減速度合いをさらに判断していく。労働市場の急速な減速がさらに確認されると9月FOMCでの大幅利下げ確率も高まる可能性がある。市場エコノミスト予想では、非農業部門雇用者数が7.5万人増加が予想されている。4カ月連続で10万人を割り込む伸びにとどまる見込み。失業率は4.3%と7月4.2%から上昇すると見られている。■今週の主な注目イベント●米国9月1日:レーバーデーで休場2日:建設支出、ISM製造業、製造業PMI3日:製造業受注、JOLT求人、連邦準備制度理事会(FRB)がベージュブックを公表、ムサレム米セントルイス連銀総裁講演4日:貿易収支、新規失業保険申請件数、ADP雇用統計、ISMサービス、ウィリアムズ米NY連銀総裁が講演、グールズビー米シカゴ連銀総裁が討論会に参加5日:雇用統計●欧州9月1日:ユーロ圏製造業PMI、失業率2日:ユーロ圏CPI3日:PPI、サービスPMI、ラガルドECB総裁があいさつ5日:ユーロ圏GDP●日本9月1日:製造業PMI5日:先行指標、世帯支出●中国9月1日:レーティングドッ製造業PMI3日:レーティングドックサービスPMI●英9月1日:製造業PMI5日:小売売上高●加9月5日:失業率
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2025/09/01 07:37
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米国の注目経済指標:8月雇用統計の大幅な改善は期待薄か
*13:55JST 米国の注目経済指標:8月雇用統計の大幅な改善は期待薄か
9月1日-5日発表予定の経済指標予想については以下の通り。■2日(火)午後11時発表予定○(米)8月ISM製造業景況指数-予想は48.9参考となる7月実績は48.0で雇用指数が主に悪化した。受注指数はわずかに改善。8月については雇用の大幅な改善が期待できないため、前回実績を若干上回る数値にとどまる可能性がある。■4日(木)午後9時30分発表予定○(米)7月貿易収支-予想:-626億ドル参考となる6月実績は-602億ドルで赤字幅は前月比-16.0%。消費財の輸入が急減したことで縮小。7月については消費財の輸入額が大幅に増加する可能性は低いものの、輸出急増は予想されておらず、貿易赤字は6月実績を上回る可能性がある。■4日(木)午後11時発表予定○(米)8月ISM非製造業景況指数-予想:50.5参考となる6月実績は50.1。投入コストは上昇したが、受注はほぼ横ばい、雇用は一段と軟化。8月については雇用の改善は期待できないこと、相互関税措置の影響があることから、7月実績並みの水準にとどまる見込み。■5日(金)午後9時30分発表予定○(米)8月雇用統計-予想:非農業部門雇用者数:前月比+8.0万人、失業率:4.3%8月については政府部門における大幅な雇用増は期待できないものの、一部サービス部門における雇用者数は一定規模の増加が予想されるため、8月の非農業部門雇用者数は7月実績をやや上回る可能性がある。○その他の主な経済指標の発表予定・1日(月):(欧)7月ユーロ圏失業率・2日(火):(欧)8月ユーロ圏消費者物価指数・3日(水):(豪)4-6月期国内総生産・4日(木):(欧)7月ユーロ圏小売売上高、(米)8月ADP雇用統計・5日(金):(英)7月小売売上高、(欧)4-6月期ユーロ圏域内総生産確定値、(加)8月失業率
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2025/08/30 13:55
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NYの視点:米住宅市場冴えず、住宅販売契約キャンセル率は15%と過去最高水準
*07:40JST NYの視点:米住宅市場冴えず、住宅販売契約キャンセル率は15%と過去最高水準
全米不動産業者協会(NAR)が発表した7月中古住宅販売仮契約指数は前月比―0.4%の71.7と、6月-0.8%から改善も予想を下回った。2カ月連続の減少。今後、1,2カ月は中古住宅販売が減速する可能性を示唆した。高止まりしている住宅価格や住宅ローン金利が引き続き販売を抑制している証拠となった。住宅ローン金利30年物固定金利が6.67%と4カ月ぶりの低水準となったが、金利コストは依然2021年の2倍になる。住宅ローン金利、値ごろ感、在庫の緩やかな改善も消費者は依然購入を躊躇していると、NARのチーフエコノミストが明らかにした。住宅価格は前年比+0.2%。契約のキャンセル率は15%と、過去最高を記録。おおよそ、5.8万件の住宅販売契約がキャンセルされた。経済の不透明性、雇用状況が影響した可能性もある。高金利などで住宅ローンの取得ができないケースが増えている可能性が示唆された。パンデミック前は12%だった。
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2025/08/29 07:40
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金はジャクソンホール会合受けて急上昇 サンワード証券の陳氏
*17:06JST 金はジャクソンホール会合受けて急上昇 サンワード証券の陳氏
皆さん、こんにちは。今回は、金についてのレポートを紹介します。陳さんはまず、『金はジャクソンホール会合受けて急上昇』と述べています。続けて、『先週のNY金(12月)は、早期の米利下げ観測の高まりを背景に大幅反発し、週の終値はオンス=3418.50ドル。これは8日に付けた史上最高値(3491.30ドル)以来2週間ぶりの高値水準で、週間では1.06%上昇となった』と伝えています。次に、『米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は先週22日、年次経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」で講演し、利下げの検討を「慎重に進められる状況にある」と述べた』と伝え、『市場は、政策金利の引き下げに後ろ向きな姿勢が示されるのではないかと警戒を強めていたが、「予想よりもハト派的」と受け止められた。9月17日のFOMCまでに、雇用統計とインフレ指標がそれぞれ発表されるため、結果次第では0.5%に利下げも想定されるとの見方も出ているようだ』と解説しています。そして、『週明け25日は、先週末の急上昇を受けた利益確定売りが出て反落。前週末比1.00ドル(0.03%)安の1オンス=3417.50ドル。パウエル議長の発言で9月利下げは確実となったが、その先の利下げペースについては不透明なままで、今後の経済指標、とりわけ9月5日の8月雇用統計や、12日の消費者物価指数(CPI)や、それに続く卸売物価指数(PPI)の結果を見て判断されよう』と見解を述べています。次に、『トランプ大統領がクック連邦準備制度理事会(FRB)理事の解任を発表した。トランプ氏はクック理事に対し、住宅ローンを不正取得したとして辞任を求めていた後任にトランプ氏の意向に沿うハト派の理事が就任すれば、利下げムードはさらに高まる。なお、クック理事は解任を拒否しており、法廷闘争に入ることになった』と伝えています。こうしたことから、陳さんは、『大統領の介入によるドルの信任が低下する一方、欧州中央銀行(ECB)は利下げ打ち止めを示唆しており、ユーロが対ドルで上昇する可能性が高まっている。ジャクソンホール会議でECB政策委員会のナーゲル・ドイツ連邦銀行(中央銀行)総裁、レーン・フィンランド中銀総裁、カザークス・ラトビア中央銀行総裁が相次いで追加利下げは不要との認識を示した。ドル安基調に支えられ、NY金は目先、3450~3500ドルのレンジに水準を切り上げそうだ。また、OSE金もそれに連れて上昇し、最高値(1万6326円)を更新する可能性が高まってきた』と考察しています。参考にしてみてくださいね。上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の8月27日付「金はジャクソンホール会合受けて急上昇」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。
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2025/08/28 17:06
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メキシコペソ円今週の予想(8月25日) サンワード証券の陳氏
*16:45JST メキシコペソ円今週の予想(8月25日) サンワード証券の陳氏
続けて、『メキシコの足元の景気は底堅く推移している』と伝え、『中央銀行は8月、主要政策金利を0.25%引き下げ、7.75%とした。トランプ米大統領の高関税政策により、「貿易面の緊張が大幅な下方リスクをもたらす」と警戒しており、追加利下げを示唆した』と述べています。そして、『メキシコ中央銀行は、8月7日の金融政策委員会で、政策金利を0.255%p引き下げて7.75%に決定した』と伝えています。一方、『メキシコ国経済はトランプ関税に翻弄されている』と述べ、『トランプ米政権は発足直後、同国からの全ての輸入品に25%の追加関税を課す大統領令を発令したが、直後の首脳協議を経て発動は延期された。ただし、その後は自動車や自動車部品、鉄鋼製品、アルミ製品に対する追加関税は発動されている。また、25%の追加関税についてはUSMCA(米国・メキシコ・カナダ協定)に準拠した財を対象外とすることで合意されたが、個別財に対する追加関税は継続されている』と解説しています。さらに、『トランプ氏は7月、麻薬カルテル阻止への対応が不十分であるとして8月1日付で追加関税の税率を30%に引き上げる方針を示したが、発動直前に90日間延期することで合意した。足元では最悪の事態を回避できており、4-6月の実質GDPは前期比年率+2.72%と2四半期連続のプラス成長となるなど底堅い動きをみせている。しかし、景気の先行きには不透明要因が山積している』と考察しています。陳さんは、『為替市場では米ドル安を受けてペソ相場は下支えされているが、市場はトランプ関税の行方に神経を尖らしている』と述べています。メキシコペソ円の今週のレンジについては、『7.80円~8.20円』と予想しています。参考にしてみてくださいね。上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の8月26日付「メキシコペソ円今週の予想(8月25日)」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。
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2025/08/28 16:45
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ドル円今週の予想(8月25日)サンワード証券の陳氏
*09:49JST ドル円今週の予想(8月25日)サンワード証券の陳氏
皆さん、こんにちは。今回は、ドル円についてのレポートを紹介します。陳さんはまず、今週のドル円について『ジャクソンホール会合のパウエル議長の発言を受けて、戻り売りが優勢となろう』と述べています。続けて、『米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は先週22日、年次経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」で講演し、利下げの検討を「慎重に進められる状況にある」と述べた。市場は、政策金利の引き下げに後ろ向きな姿勢が示されるのではないかと警戒を強めていたが、「予想よりもハト派的」と受け止められた。9月17日のFOMCまでに、雇用統計とインフレ指標がそれぞれ発表されるため、結果次第では0.5%に利下げも想定されるとの見方も出ているようだ』と伝えています。次に、『日本銀行の植田和男総裁は23日、「ジャクソンホール会議」で講演し、大きな負の需要ショックが生じない限り、賃金には上昇圧力がかかり続けるとの見解を示した。金融政策は、人手不足に伴う経済の供給サイドの変化を踏まえて運営していくと語った』と伝え、『日銀は米関税政策の影響によって政策判断で重視する基調的な物価上昇率がいったん伸び悩むものの、その後は2%の物価安定目標が実現していくとみている。植田総裁はシナリオ実現に改めて自信を示したといえそうだ』と見解を述べています。陳さんは、『利下げに前向きなFRBと利上げの道筋を示した日銀の対比から、ドル円の戻り売りが強まりそうだ。今週も引き続き、米利下げ見通しが注目されるため、FRB幹部の発言などから、その確信を探る展開になろう』と考察しています。今週のドル円の予想レンジについては、『145.50円~149.50円』と想定しています。参考にしてみてくださいね。上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の8月26日付「ドル円今週の予想(8月25日)」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。
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2025/08/28 09:49
注目トピックス 経済総合
南アフリカランド円今週の予想(8月25日)サンワード証券の陳氏
*09:25JST 南アフリカランド円今週の予想(8月25日)サンワード証券の陳氏
皆さん、こんにちは。今回は、南アフリカランド円についてのレポートを紹介します。陳さんはまず、今週の南アフリカランド円について、『押し目買いになりそうだ』と述べています。続いて、『南アフリカ経済は低成長だが、引き続き回復の兆しが表れている。7月の南アフリカ総合購買担当者景況指数(PMI)は50.3と前月(50.1)から上昇した』と伝え、一方で、『第2四半期の失業率は33.2%と前期の32.9%から上昇し、世界で最高水準となった。上昇は2四半期連続。発足から1年を迎える連立政権は失業率を大幅に下げることを優先事項に据えているが、達成できていない』と言及しています。また、『南アフリカは12日、米国との間で締結を目指す貿易協定を巡り、新たな交渉案を提示すると発表した。貿易・産業・競争省によると、交渉案は5月に提示したものをたたき台にした。米国が2025年版外国貿易障壁報告書で提起した問題に実質的に対応しており、米国が南ア製品に課す30%の輸入関税の引き下げを目指すという』と伝えています。次に、『第9回アフリカ開発会議(TICAD9)の関連イベントとして、企業などが出展するビジネスエキスポが20日、横浜市で開幕した。人口減で縮小する国内市場を尻目に、アフリカの経済成長と人口増が今後も続くとにらんで事業拡大を図る企業が構想を披露する場となる』と述べています。陳さんは、『アフリカ54カ国の人口は現時点で約15億人だが、2050年には約25億人に迫り、世界人口の4分の1を占めると予測され「最後のフロンティア」と呼ばれる。日本からの直接投資残高は昨年末時点で1兆4232億円。米国向けの約120兆円とは比較にならないが、前年から24.7%拡大しており、金融・保険分野への投資も増えている。南アフリカは、アフリカ最大の工業国であり、今後の日本からの投資が期待される』と考察しています。南アフリカランド円の今週のレンジについては、『8.3円~8.5円』と予想しています。上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の8月26日付「南アフリカランド円今週の予想(8月25日)にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。
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2025/08/28 09:25
注目トピックス 経済総合
NYの視点:ウィリアムズ米NY連銀総裁は9月利下げも除外せず、タカ派姿勢弱める
*07:38JST NYの視点:ウィリアムズ米NY連銀総裁は9月利下げも除外せず、タカ派姿勢弱める
連邦準備制度理事会(FRB)議長や副議長と同様、連邦公開市場委員会(FOMC)内で、影響力がある米NY連銀のウィリアムズ総裁は現在の引き締め策を緩和することはデータ次第とし、各会合がライブとなると、9月連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げを完全に除外しなかった。ウィリアムズ総裁は現在の金融政策が引き締め的だが、労働市場を保護するため金利を下げる必要性にも言及。雇用は減速も依然プラス圏にあると加えた。同時に、インフレを2%目標に戻すことにも焦点を当てている。国内総生産(GDP)が上半期に成長鈍化しており、年内は減速基調が続くと見ている。経済は調整過程で、年1%、1.5%の成長を予想。労働市場に関しては堅調で、失業率も歴史的に低い水準を維持していると指摘した一方で、供給・需要両方が影響し減速していると指摘した。インフレに関しては、関税を別にすると、緩やかに鈍化。依然2%超えだが、基調は低下との見解。住宅インフレも減速。サービスインフレを注視する必要があると加えたが、タカ派姿勢を弱めた可能性がある。●ウィリアムズ米NY連銀総裁の見解◇雇用雇用の伸びは、供給・需要両方鈍化により減速。他のデータも弱いがまだプラス圏◇インフレ関税を別にすると、インフレも緩やかに鈍化。依然2%超えだが、基調は低下。住宅インフレも減速している。サービスインフレを注視。◇金融政策我々は緩やかな金融引き締め政策。引き締め緩和はデータ次第で可能◇成長国内総生産(GDP)が上半期に成長鈍化しており、年内は減速基調が続くと見ている。
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2025/08/28 07:38
注目トピックス 経済総合
NYの視点:米8月消費者信頼感は7月から低下、労働市場への不安強く年後半の支出も低迷か
*07:43JST NYの視点:米8月消費者信頼感は7月から低下、労働市場への不安強く年後半の支出も低迷か
米コンファレンスボードが発表した8月消費者信頼感指数は97.4と、予想96.5を上回った。7月は98.7と、97.2から2月来の高水準に上方修正された。ただ、パンデミック前の水準を依然下回ったまま。現況は131.2と、7月の132.8から低下。4月来の低水準となった。期待は74.8と7月76から低下した。消費者の雇用や所得に対する懸念が反映されたと見られる。雇用項目で「十分」は29.7と、29.9から低下。「困難」は20と、18.9から上昇。2カ月連続の上昇で、2021年来で最高と記録した。6か月先予想は「増加」が17.9と、18.0から低下、「困難」は55.3と56.9から低下した。所得は「増加」が18.3と、18.7から低下。「減少」は12.6と11.8から上昇した。エコノミストが労働市場の状況を判断するうえで注目している「十分」29.7と、「困難」20の差は9.7と21年2月来で最低。年初から低下基調にあり、労働市場の減速があらたに証明された。パンデミック前は30超えだった。7月雇用統計での雇用の伸びが予想を下回つたほか、5月、6月の雇用の大幅下方修正後、労働市場減速の実態が明らかになりつつある。労働市場の不安から、休暇予定や裁量的な購入も減少傾向にある。割引などに、消費者はより敏感となっている。下半期の消費支出も低迷すると見られいる。米国経済の7割を占める消費の低迷は年後半の連邦準備制度理事会(FRB)の利下げを正当化する可能性がある。■8月消費者信頼感指数97.4(7月98.7)現況:131.2(7月132.8)期待:74.8(76)◇雇用十分:29.7(29.9)不十分:50.3(52.1)困難:20(18.9)6か月先増加:17.9(18.0)減少:26.8(25.1)困難:55.3(56.9)所得増加:18.3(18.7)減少:12.6(11.8)不変:69.1(69.5)所得指数:5.7(6.9)◇ビジネス環境良好:22.0(20.5)悪化:14.2(13.6)普通:63.8(65.9)6か月先改善:19.5(19.0)悪化:21.9(22.7)変わらず:58.6(58.3)◇インフレ期待12カ月:6.2(5.7)
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2025/08/27 07:43
注目トピックス 経済総合
NYの視点:米7月新築住宅販売件数は予想上回る、在庫増や高金利が住宅市場活動を当面圧迫と市場は慎重
*07:46JST NYの視点:米7月新築住宅販売件数は予想上回る、在庫増や高金利が住宅市場活動を当面圧迫と市場は慎重
米商務省が発表した7月新築住宅販売件数は前月比-0.6%の65.2万戸と、前月分から減少も予想63万戸を上回った。6月分も65.6万戸と、62.7万戸から大幅に上方修正され4月来で最高となった。住宅ローン金利は高止まりとなったが、住宅建設会社のインセンティブや住宅価格の下落が販売を支援したと見られる。中間住宅価格は40.38万ドルと前年比で6%下落。7月としては2021年以来の低水準となった。新築住宅は住宅市場に占める割合は小さいが、契約時点での統計となるため、住宅市場の先行指標として注目されている。7月新築住宅は重要な項目である1戸建て住宅販売が予想を上回り全体指数を押し上げた。新築一戸建て住宅の在庫は9.2カ月。予想を上回る結果も、エコノミストは住宅ローン金利の高止まりや在庫の増加が今後数カ月の住宅市場の活動や価格をさらに圧迫することになると慎重姿勢を崩していない。
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2025/08/26 07:46