相場概況ニュース一覧

相場概況 日経平均は5日ぶりに反落、前日の40000円台到達でやや達成感を意識 *16:00JST 日経平均は5日ぶりに反落、前日の40000円台到達でやや達成感を意識 12日の米国株式市場は下落。ダウ平均は234.44ドル安の43914.12ドル、ナスダックは132.05ポイント安の19902.84で取引を終了した。11月生産者物価指数(PPI)の予想外の加速を警戒し、寄り付き後、下落。ダウは予想外に弱まった雇用関連指標を警戒した売りや、管理医療会社のユナイテッドヘルスの下落が重しとなり、一段安となった。ナスダックは長期金利の上昇が警戒され下落。終盤にかけ、株式相場は下げ幅を拡大し終了した。米国株安を受けて、東京市場は売り優勢で取引を開始した。寄付きで12月限先物・オプション特別清算値(SQ値)算出に絡んだ売買が入った後、日経平均はじりじりと下げ幅を拡大。前日に11月限オプションSQ値や、心理的節目の40000円をつけたことなどが意識されて、達成感を材料とした売りに押され、前日分の上昇をほぼ吐き出す格好となった。なお、SQ概算値は市場推計で39434.85円。大引けの日経平均は前日比378.70円安(-0.95%)の39470.44円となった。東証プライム市場の売買高は19億9363万株。売買代金は4兆4220億円。業種別では、機械、医薬品、その他金融、精密機器、電子機器などが下落した一方、パルプ・紙、海運、その他製品の3セクターのみ上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は32.2%、対して値下がり銘柄は64.0%となっている。日経平均採用銘柄では、一部報道にて、自民、公明両党が、防衛力強化の財源とする所得、法人、たばこ3税のうち、所得税の増税実施時期の決定を先送りすることで一致したと伝わったことから三菱重工<7011>、川崎重工<7012>、IHI<7013>、日本製鋼所<5631>など防衛関連が総じて下落。このほか、オムロン<6645>、第一三共<4568>、住友ファーマ<4506>、スクリーンHD<7735>、東京エレクトロン<8035>、ソニーグループ<6758>などが売られた。一方、王子HD<3861>は自社株取得を発表したことで大幅高となったほか、バンダイナムコHD<7832>が人気アクションRPGを2025年に世界同時発売すると発表し大幅高。また、証券会社のポジティブなレポートを材料にカシオ<6952>が上昇。このほか、アドバンテスト<6857>、フジクラ<5803>、日本郵船<9101>、コニカミノルタ<4902>、シャープ<6753>、ソシオネクスト<6526>などが買われた。 <FA> 2024/12/13 16:00 相場概況 日経平均は大幅高で4日続伸、米ハイテク株高を材料に一時40000円台を回復 *16:00JST 日経平均は大幅高で4日続伸、米ハイテク株高を材料に一時40000円台を回復 11日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は99.27ドル安の44148.56ドル、ナスダックは347.65ポイント高の20034.89で取引を終了した。11月消費者物価指数(CPI)が想定内にとどまり12月連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利下げを期待した買いに、寄り付き後、上昇。ダウは利益確定売りに押され下落に転じた。ナスダックは利下げ期待を受けた買いやアルファベットなどハイテクの買いが主導し終盤にかけ上げ幅を拡大し過去最高値を更新。まちまちで終了した。ナスダックの大幅高を受けて、東京市場は買い優勢で取引を開始。ハイテク株などが買い優勢でスタートしたことで、日経平均は取引時間中として、10月15日以来、約2カ月ぶりに40000円台を付ける場面が見られた。12月限先物・オプション特別清算値(SQ値)算出を明日に控え、先物市場では思惑的な売買も入ったとの観測。買い一巡後の日経平均はやや上値が重くなったが、39900円水準でのもみ合いとなった。大引けの日経平均は前日比476.91円高(+1.21%)の39849.14円となった。東証プライム市場の売買高は19億3245万株。売買代金は4兆4089億円。業種別では、石油・石炭、サービス、電気機器、電気・ガス、ゴム製品などが上昇した一方、鉄鋼、金属製品の2セクターのみ下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は64.0%、対して値下がり銘柄は32.1%となっている。日経平均採用銘柄では、フジクラ<5803>が大幅続伸したほか、古河電工<5801>も買われた。また、ナスダック上昇やエヌビディア反発を受けて、アドバンテスト<6857>が上昇。このほか、三菱電機<6503>、日本製鋼所<5631>、三菱重工<7011>など防衛関連が買われた。ソニーグループ<6758>も連日で上場来高値を更新。イオン<8267>、清水建設<1803>、コニカミノルタ<4902>、出光興産<5019>などが買われた。一方、経営立て直しの一環としてCFOなど交代する人事案を発表したが、課題は多いとの見方から日産自<7201>が売られたほか、マツダ<7261>、ホンダ<7267>と自動車関連株の一角が弱い。また、世田谷区の分譲マンションで施工不良が見つかったことで住民に買取りを提案と報じられたことで事業主である東急不動産HD<3289>がさえない。このほか、SUMCO<3436>、ヤマハ<7951>、安川電機<6506>、JFEホールディングス<5411>、シャープ<6753>などが売られた。 <FA> 2024/12/12 16:00 相場概況 日経平均は3日続伸、金融株しっかりで底堅い動き *16:00JST 日経平均は3日続伸、金融株しっかりで底堅い動き 10日の米国株式市場は続落。ダウ平均は154.10ドル安の44247.83ドル、ナスダックは49.45ポイント安の19687.24で取引を終了した。材料難で売り買いが交錯し、寄り付き後、まちまち。ダウは高値警戒感を受けた売りにおされ、終日軟調に推移した。ナスダックはアルファベットの上昇が一時押し上げたが、金利高を嫌気した売りに加え、オラクルや半導体のエヌビディアの下落が重しとなり、下落に転じた。終盤にかけても国内消費者物価指数(CPI)の発表を12日に控え、利益確定売りが強まり、下げ幅を拡大し終了。米国株市場が下落したものの、為替が1ドル152円水準と前日比では円安ドル高が推移したことなどから、東京市場はまちまちで取引を開始した。前日終値水準でもみ合っていた日経平均はやや下に振れたが、39100円台で下げ渋った後は金融株がしっかりだったことなどから、小幅ながら切り返した。今晩の米CPI発表を控え、様子見ムードは強くプライム市場の売買代金は4.0兆円台を割り込んだ。大引けの日経平均は前日比4.65円高(+0.01%)の39372.23円となった。東証プライム市場の売買高は17億703万株。売買代金は3兆8412億円。業種別では、銀行、保険、繊維、精密機器、その他金融などが上昇した一方、電気・ガス、鉱業、ガラス・土石、医薬品、ゴム製品などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は50.0%、対して値下がり銘柄は45.6%となっている。日経平均採用銘柄では、ソニーグループ<6758>が3日続伸で取引時間中の上場来高値を更新。川崎重工<7012>、IHI<7013>、三菱重工<7011>、日本製鋼所<5631>など防衛関連が買われたほか、日本生命による大型買収報道や証券会社のポジティブなレポートが材料視されてT&Dホールディングス<8795>が上昇。このほか、コニカミノルタ<4902>、良品計画<7453>、キッコーマン<2801>、明治ホールディングス<2269>、三菱UFJFG<8306>などが買われた。一方、ディスコ<6146>、SUMCO<3436>、レーザーテック<6920>など半導体関連が総じて下落したほか、前日上昇した住友ファーマ<4506>が反落。このほか、TOTO<5332>、カナデビア<7004>、住友化学<4005>、第一三共<4568>、信越化学<4063>、オムロン<6645>、ソフトバンクグループ<9984>などが下落した。 <FA> 2024/12/11 16:00 相場概況 日経平均は続伸、中国経済政策への期待感で買われるも上値重い *16:00JST 日経平均は続伸、中国経済政策への期待感で買われるも上値重い 9日の米国株式市場は下落。ダウ平均は240.59ドル安の44401.93ドル、ナスダックは123.08ポイント安の19736.69で取引を終了した。過去最高値付近でのもみ合いで、寄り付き後、まちまち。ダウは連邦準備制度理事会(FRB)の追加利下げや中国の景気支援計画への期待に一時買われたが、シリアのアサド政権崩壊などを受けた地政学的リスクを警戒した売りに押され、下落に転じた。ナスダックも利益確定売りに加え、半導体のエヌビディアの下落が重しとなり指数を押し下げ。相場は終盤にかけて、下げ幅を拡大し終了した。米国株下落も為替の円安推移や中国経済政策期待などを材料に、東京市場はやや買い優勢で取引を開始。日経平均は39400円台まで上昇したが、買い一巡後は昨日同様、上値は重く上げ幅を縮小した。先物市場では、週末の12月先物・オプション特別清算値(SQ値)に絡んだ売買がメインとなり指数の方向感は乏しい。11日の米消費者物価指数発表を前に、やや様子見姿勢が強まった。大引けの日経平均は前日比207.08円高(+0.53%)の39367.58円となった。東証プライム市場の売買高は17億206万株。売買代金は3兆9325億円。業種別では、卸売、鉄鋼、電気機器、輸送用機器、海運などが上昇した一方、保険、電気・ガス、非鉄金属、その他製品、医薬品などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は42.7%、対して値下がり銘柄は53.1%となっている。日経平均採用銘柄では、証券会社のポジシティブなレポートが材料視されてディスコ<6146>が堅調推移。銅価格上昇が影響して住友金属鉱山<5713>が買われたほか、中国経済政策期待から資生堂<4911>、安川電機<6506>、TOTO<5332>、オムロン<6645>など中国関連銘柄が買われた。このほか、住友ファーマ<4506>、ソニーグループ<6758>、丸紅<8002>、ルネサスエレクトロニクス<6723>などが上昇した。一方、足元買われていた楽天G<4755>が売られたほか、フジクラ<5803>、古河電工<5801>など電線株もさえない。また、柏崎刈羽原発の再稼働が24年度内困難と伝わったことで三菱重工<7011>など原発関連の一角が売られた。このほか、日立<6501>、第一三共<4568>、富士電機<6504>、太平洋セメント<5233>、協和キリン<4151>、コムシスHD<1721>などが下落した。 <FA> 2024/12/10 16:00 相場概況 日経平均は小幅反発、買い一巡後は半導体安が重しに *16:00JST 日経平均は小幅反発、買い一巡後は半導体安が重しに 先週末6日の米国市場のダウ平均は123.19ドル安の44642.52ドル、ナスダックは159.05pt高の19859.77ptで取引を終了した。雇用統計を受けて12月連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利下げ期待が高まり、寄り付き後、上昇。その後、数人の連邦準備制度理事会(FRB)高官が利下げに慎重な姿勢を示したため、利下げペース減速の思惑が強まり、相場は伸び悩んだ。ダウは終日軟調に推移したものの、ナスダックは早期利下げ期待が支援し終日堅調に推移し、連日で過去最高値を更新した。米株市場を横目に、本日の日経平均は前週末比241.38円高の39332.55円と反発でスタート。シカゴ先物にサヤ寄せする形から買いが先行したが、買い一巡後は戻り待ちや利益確定の売りに押され、一時マイナス圏に転落。ただ、その後は買い戻しも向ってプラス圏に再浮上する展開となった。前週末に値がさ半導体関連株に物色が集まっていたため、本日は半導体関連に短期的な過熱感を意識した売りが出やすかった。大引けの日経平均は前日比69.33円高(+0.18%)の39160.50円となった。東証プライム市場の売買高は17億9792万株。売買代金は3兆8560億円。業種別では、サービス、空運、その他製品、金属製品、ガラス・土石などが上昇した一方、鉱業、保険業、機械、電気・ガス、石油・石炭などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は65.6%、対して値下がり銘柄は30.4%となっている。日経平均採用銘柄では、株主優待を好材料視された楽天グループ<4755>が急騰したほか、SUMCO<3436>、ヤマトHD<9064>、ソフトバンクグループ<9984>、IHI<7013>、ファーストリテ<9983>、リクルートHD<6098>、ソニーグループ<6758>などが上昇した。日経平均採用銘柄以外では、エラン<6099>、セレス<3696>、丸一鋼管<5463>などが値上がり率上位となった。一方、ディスコ<6146>や東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>などの一部の半導体関連株、三菱重工業<7011>や川崎重工業<7012>、IHI<7013>などの防衛関連株が軟調。また、SMC<6273>、関西電力<9503>、日本製鋼所<5631>などが下落となった。日経平均採用銘柄以外では、上半期営業益は計画比下振れ着地となったアインHD<9627>や第1四半期順調決算だが出尽くし感が先行した日本駐車場開発<2353>が急落となった。 <FA> 2024/12/09 16:00 相場概況 日経平均は5日ぶりに反落、雇用統計発表前で利益確定が先行 *16:00JST 日経平均は5日ぶりに反落、雇用統計発表前で利益確定が先行 5日の米国株式市場は反落。ダウ平均は248.33ドル安の44765.71ドル、ナスダックは34.40ポイント安の19700.72で取引を終了した。高値を試す動きに寄り付き後、小幅高。その後、高値警戒感で買いが続かず、さらに、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が利下げを急がない姿勢を表明したことを背景に長期金利の上昇に連れ相場は下落に転じた。雇用統計の発表を翌日に控え警戒感も強く、利益確定売りに押され相場は終日軟調に推移し終了。米国株安を受けて、東京市場は方向感に乏しいスタート。日経平均は前日終値水準でもみ合っていたが、じりじりと下げ幅を広げる展開となり、39000円水準まで下落した。足元の日経平均は4日続伸していたこともあり、今晩の米雇用統計発表を控え、利益確定の流れが強まった様子。ただ、様子見姿勢が強かったことで、売り圧力が強まることはなく39000円台を回復して取引を終えた。大引けの日経平均は前日比304.43円安(-0.77%)の39091.17円となった。東証プライム市場の売買高は14億4671万株。売買代金は3兆5595億円。業種別では、非鉄金属、その他製品、保険、電気機器、卸売などが下落した一方、空運、電気・ガス、精密機器、パルプ・紙、鉱業などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は41.1%、対して値下がり銘柄は55.0%となっている。日経平均採用銘柄では、前日に上場来高値をつけた後に反落したフジクラ<5803>が引き続き売り優勢となったほか、住友電工<5802>、古河電工<5801>と電線株が総じて下落。また、日本製鋼所<5631>、川崎重工<7012>など防衛関連も弱い。このほか、ディスコ<6146>、スクリーンHD<7735>、アドバンテスト<6857>、SUMCO<3436>、レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>など半導体関連も売られた。一方、11月以降、売り基調が強まっていたオムロン<6645>は反発継続。J・フロントリテイリング<3086>は証券会社のポジティブなレポートが材料視されて上昇した。また、三菱自動車<7211>、日産自<7201>、マツダ<7261>、いすゞ自<7202>など自動車株の一角が買われた。このほか、SMC<6273>、日立建機<6305>、野村総合研究所<4307>、住友ファーマ<4506>などが上昇。 <FA> 2024/12/06 16:00 相場概況 日経平均は4日続伸、米国株高で買い優勢も上値は重い *16:05JST 日経平均は4日続伸、米国株高で買い優勢も上値は重い 4日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は308.51ドル高の45014.04ドル、ナスダックは254.21ポイント高の19735.12で取引を終了した。民間部門の11月ADP雇用統計で堅調な雇用の伸びを確認し、寄り付き後、上昇。11月ISM非製造業景況指数が低調で一時伸び悩んだが、良好な成長期待が根強く相場は終日堅調に推移した。長期金利の低下でハイテクも買われ、相場をさらに支援。終盤にかけ、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長がインタビューで、経済に楽観的な見解を示したほか、FRBが公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)でも経済活動の拡大継続が確認されたため、相場は上げ幅を拡大し過去最高値を更新し終了した。米国株高を受けて、東京市場は買い優勢で取引を開始。日経平均は39600円台でスタートした後は、不透明な韓国情勢や明日の11月米雇用統計発表などが意識されて上値の重い展開となった。日本銀行の中村豊明審議委員は、広島市の講演にて、今後の追加利上げについて「多くのデータを確認し、経済の回復状況に応じて金融緩和度合いを慎重に調節していくことが重要だ」と述べたが、「利上げに反対しているわけではない」とも発言したことなどから、為替は1ドル149円70銭台と朝方比では90銭ほど円高ドル安に推移。日経平均の重しとなった。大引けの日経平均は前日比119.21円高(+0.30%)の39395.60円となった。東証プライム市場の売買高は18億4236万株。売買代金は4兆2150億円。業種別では、証券・商品先物、サービス、非鉄金属、その他製品、保険などが上昇した一方、海運、電気・ガス、卸売、医薬品、繊維などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は58.8%、対して値下がり銘柄は37.1%となっている。日経平均採用銘柄では、引き続き川崎重工<7012>が買われたほか、フジクラ<5803>、住友電工<5802>など電線株も強い。また、一部外資系証券が投資評価を引き上げたことで京王<9008>も上昇。このほか、リクルートHD<6098>、カシオ<6952>、アドバンテスト<6857>、荏原製作所<6361>、日産自<7201>、オークマ<6103>などが買われた。一方、「政府が中国人向けのビザの発給要件を緩和」などを材料に買われていた三越伊勢丹<3099>は反落したほか、日本製鋼所<5631>、レーザーテック<6920>、ニコン<7731>も売られた。また、三井物産<8031>、三菱商事<8058>など商社株も小安い。このほか、第一三共<4568>、ヤマハ<7951>、SMC<6273>、京成電鉄<9009>、ニデック<6594>などが下落した。 <FA> 2024/12/05 16:05 相場概況 日経平均は3日続伸、韓国情勢重しも防衛関連などが強い動き *16:00JST 日経平均は3日続伸、韓国情勢重しも防衛関連などが強い動き 3日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は76.47ドル安の44705.53ドル、ナスダックは76.96ポイント高の19480.91で取引を終了した。今週予定されている雇用統計の発表を控えた調整が続き、寄り付き後、まちまち。ダウは手仕舞い売りが継続し終日軟調に推移したものの、JOLTS求人件数が労働市場の底堅さを再表明したため景気に楽観的な見方が強まり下げ止まり、終盤にかけて下げ幅を縮小した。ナスダックは携帯端末のアップルやオンライン小売のアマゾンなどが買われ、指数を押し上げ終盤にかけ上げ幅を拡大し連日で過去最高値を更新。相場はまちまちで終了した。米国株は高安まちまちだったが、ハイテク株上昇の流れを受けて、東京市場は買い優勢で取引を開始した。寄付き後の日経平均は上昇したが、韓国情勢などが重しとなり、昨日の高値39427.37円手前で失速すると上げ幅を徐々に縮め前日比マイナス圏での推移となった。ただ、引き続き三菱重工<7011>、IHI<7013>など防衛関連銘柄が買われるなど大型株しっかりだったことで、39000円割れは回避され、後場は切り返して取引を終えた。大引けの日経平均は前日比27.53円高(+0.07%)の39276.39円となった。東証プライム市場の売買高は18億9737万株。売買代金は4兆2927億円。業種別では、小売、その他製品、石油・石炭製品、鉱業、倉庫・運輸関連などが上昇した一方、銀行、電気・ガス、金属製品、陸運、建設などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は19.8%、対して値下がり銘柄は77.8%となっている。日経平均採用銘柄では、三菱重工、IHIのほか、日本製鋼所<5631>、川崎重工<7012>などの防衛関連銘柄も買われた。また、月次が材料視されて良品計画<7453>が上昇。ZOZO<3092>、ニトリホールディングス<9843>、サッポロHD<2501>など円高メリット銘柄も買われた。このほか、フジクラ<5803>、ソニーグループ<6758>、レゾナックHD<4004>、ディー・エヌ・エー<2432>、任天堂<7974>などが上昇した。一方、山手線などの初乗り引き上げを近く申請と報じられたJR東日本<9020>が下落したほか、京成電鉄<9009>、小田急電鉄<9007>など関東私鉄もさえない。また、円高が嫌気されて、SUBARU<7270>、マツダ<7261>、日産自<7201>、ホンダ<7267>など自動車株も弱い。このほか、エーザイ<4523>、ニコン<7731>、DOWAホールディングス<5714>、りそなHD<8308>などが下落した。 <FA> 2024/12/04 16:00 相場概況 日経平均は大幅続伸、海外投資家による先物買いとの観測 *16:00JST 日経平均は大幅続伸、海外投資家による先物買いとの観測 2日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は128.65ドル安の44782.00ドル、ナスダックは185.78ポイント高の19403.95で取引を終了した。今週、雇用統計などの重要経済指標発表を控え調整が強まり、寄り付き後、まちまち。ダウは長期金利の上昇や、中東地政学的リスク、フランスの内閣が不信任の公算で崩壊の危機に直面していることなどが警戒され、終日軟調に推移。ナスダックはハイテクが支援し堅調に推移し、過去最高値を更新。相場はまちまちで終了した。米国市場はまちまちだったものの、ハイテク株高を受けて、東京市場は買い優勢で取引を開始した。日経平均は寄付きからじりじりと上げ幅を拡大し、終値ベースでは11月25日以来となる39000円台を回復した。年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の来年度からの運用計画で、実質的な運用利回りの目標を現状の1.7%から1.9%に引き上げる案を厚生労働省が示したことが引き続き材料視され、海外投資家が先物買いを入れたとの観測。東京エレクトロン<8035>や、アドバンテスト<6857>など値がさ半導体株が日経平均をけん引した。大引けの日経平均は前日比735.84円高(+1.91%)の39248.86円となった。東証プライム市場の売買高は21億3594万株。売買代金は5兆748億円。業種別では、海運、非鉄金属、卸売、電気機器、機械などが上昇した一方、水産・農林、鉱業の2セクターのみ下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は81.3%、対して値下がり銘柄は16.3%となっている。日経平均採用銘柄では、東京エレクトロンやアドバンテストのほか、ディスコ<6146>、レーザーテック<6920>、スクリーンHD<7735>などの半導体株が買われたほか、川崎重工<7012>、三菱電機<6503>など防衛関連の一角も上昇。このほか、古河電工<5801>、川崎汽船<9107>、フジクラ<5803>、オークマ<6103>、ソフトバンクグループ<9984>、ニデック<6594>などが買われた。一方、為替が1ドル150円台とやや円安ドル高に振れたことなどから、ニチレイ<2871>、ニッスイ<1332>、日清製粉グループ本社<2002>、日本航空<9201>、ANAホールディングス<9202>など円高メリット銘柄がさえない。このほか、関西電力<9503>、住友ファーマ<4506>、ソシオネクスト<6526>、シャープ<6753>、出光興産<5019>などが下落した。 <FA> 2024/12/03 16:00 相場概況 日経平均は反発、GPIF運用利回り目標引き上げ方針を材料視 *16:00JST 日経平均は反発、GPIF運用利回り目標引き上げ方針を材料視 先週末の11月29日の米国市場のダウ平均は188.59ドル高の44910.65ドル、ナスダックは157.69pt高の19218.17ptで取引を終了。大統領選挙後、中小企業の信頼感指数が上昇、また、関税策を巡りトランプ次期大統領とカナダ、メキシコ首脳が建設的な対話をしたことが明らかになり懸念が緩和し投資家心理の改善で買われ寄り付き後、上昇。感謝祭の翌日ブラックフライデーで小売店の割引セールなどに売上が過去最高規模に達するとの楽観的見方や年末商戦に向けた期待も手伝い小売セクター中心に買われ、相場全体を押し上げた。長期金利の低下を好感し、ハイテクも強く相場は終日堅調に推移、ダウは過去最高値を更新した。米株市場を横目に、本日の日経平均は前週末比8.92円高の38216.95円と小反発でスタート。円高が重荷となったことから、買い一巡後は売りも広がり日経平均はマイナス圏に転落したが、売り一巡後は、次第に押し目買いも広がり下げ幅を縮小し、プラス圏に浮上。後場は、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が、実質運用利回り目標を引き上げる方針と伝わったことで、日経平均は上げ幅を広げ、38500円水準まで上昇した。大引けの日経平均は前日比304.99円高(+0.80%)の38513.02円となった。東証プライム市場の売買高は16億9076万株。売買代金は3兆9896億円。業種別では、保険、銀行、非鉄金属、証券・商品先物、輸送用機器などが上昇した一方、小売のみ下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は64.8%、対して値下がり銘柄は31.1%となっている。日経平均採用銘柄では、アドバンテスト<6857>や東エレク<8035>などの一部の半導体関連株、三菱UFJ<8306>や三井住友<8316>、第一生命HD<8750>、SOMPOホールディングス<8630>などの金融株が堅調に推移。また、トヨタ自動車<7203>やホンダ<7267>、IHI<7013>、フジクラ<5803>などが上昇となった。このほか、大規模自社株買い実施の正式発表を受けて買いが向かったサンケン電気<6707>が急騰、プラスアルファ<4071>、SBIGAM<4765>などが値上がり率上位となった。一方、レーザーテック<6920>、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、大日本印刷<7912>などが軟調。また、資生堂<4911>、ソニーグループ<6758>、シャープ<6753>なども下落。このほか、不適切な売上計上の疑義で特別調査委員会を設置したACCESS<4813>がストップ安となったほか、金融庁の立ち入り検査報道が影響してFPパートナー<7388>もストップ安となった。 <FA> 2024/12/02 16:00 相場概況 日経平均は反落、円高加速も金融株などが下支え *16:00JST 日経平均は反落、円高加速も金融株などが下支え 昨晩の米国市場は感謝祭の祝日のため休場。為替市場は、主要通貨の為替取引は動意薄の状態が続いた。ドル・円は上げ渋り。一時151円77銭まで買われた後、151円41銭まで下落し、151円50銭で取引終了。米国市場は休場だったものの、朝方に発表された東京都区部消費者物価指数が市場予想を上振れたことで日本銀行による利上げ観測が強まり、1カ月ぶりに1ドル149円台に突入。為替の円高推移を受けて、東京市場は売り優勢で取引を開始した。日経平均は、一時38000円を割り込む場面も見られたが、金融株など内需株が買われたことなどから底堅い展開となり、75日移動平均線水準で取引を終えた。大引けの日経平均は前日比141.03円安(-0.37%)の38208.03円となった。東証プライム市場の売買高は16億2460万株。売買代金は3兆5973億円。業種別では、輸送用機器、機械、精密機器、電気機器、海運などが下落した一方、銀行、保険、繊維製品、サービス、電気・ガスなどが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は40.3%、対して値下がり銘柄は56.6%となっている。日経平均採用銘柄では、EMC不正が一部で報じられたことからファナック<6954>が下落したほか、円高推移を受けて、日産自<7201>、いすゞ自<7202>、トヨタ自<7203>、三菱自<7211>など自動車関連が売られた。このほか、SUMCO<3436>、ディスコ<6146>、キッコーマン<2801>、オークマ<6103>、東京エレクトロン<8035>、住友ファーマ<4506>、レゾナックHD<4004>などが下落した。一方、円高加速を受けて、ニトリHD<9843>、サッポロHD<2501>、東京ガス<9531>、大阪ガス<9532>など円高メリット銘柄が上昇したほか、日銀による利上げ観測が強まったことから、千葉銀行<8331>、しずおかFG<5831>、第一生命HD<8750>、SOMPOホールディングス<8630>、りそなHD<8308>、コンコルディアFG<7186>、みずほFG<8411>など金融株の上げが目立った。このほか、古河電工<5801>、鹿島建設<1812>、AGC<5201>などが買われた。 <FA> 2024/11/29 16:00 相場概況 日経平均は3日ぶりに反発、東エレク上昇で切り返す展開に *16:00JST 日経平均は3日ぶりに反発、東エレク上昇で切り返す展開に 27日の米国株式市場は反落。ダウ平均は138.25ドル安の44722.06ドル、ナスダックは115.10ポイント安の19060.48で取引を終了した。過去最高値付近から高値警戒感などに軟調に寄り付いた。ダウは一部小売り企業の好決算を好感し一時上昇したが、トランプ次期大統領が計画している追加関税策による経済や企業業績への影響を警戒した売りがくすぶり下落に転じた。ナスダックはAIへの期待が行き過ぎとの見方も浮上し、ハイテクの下落が重しとなり終日軟調に推移し、終了。米国株安や為替の円高推移を材料に、東京市場は売り優勢で取引を開始した。日経平均は38000円を割り込んでスタートしたが、感謝祭ウィークに伴い積極的な売買は手控えられたことから、売り一巡後は下げ渋る展開に。11時前に「米政府、追加で対中半導体規制を課す予定だが、従来ほど踏み込んだ内容とはならない」と伝わったことから、東京エレクトロン<8035>、スクリーンHD<7735>が一気に切り返すなど半導体株の一角が上昇。日経平均は切り返し、38400円台まで上昇する場面が見られた。大引けの日経平均は前日比214.09円高(+0.56%)の38349.06円となった。東証プライム市場の売買高は16億8994万株。売買代金は4兆1774億円。全業種が上昇するなか、その他製品、水産・農林、食料品、鉱業、その他金融の上げが目立った。東証プライム市場の値上がり銘柄は71.7%、対して値下がり銘柄は24.6%となっている。日経平均採用銘柄では、株主還元策強化の方針を示したT&Dホールディングス<8795>が大幅高となったほか、米政府の対中半導体規制のニュースを受けて、東京エレクトロン、スクリーンHDのほか、SUMCO<3436>、ソシオネクスト<6526>が上昇。また、証券会社のポジティブなレポートを受けて、清水建設<1803>も買われた。このほか、カシオ<6952>、荏原製作所<6361>、オークマ<6103>、ニッスイ<1332>、資生堂<4911>などが上昇した。一方、足元上昇していたリコー<7752>は証券会社のネガティブなレポートで売りが優勢となったほか、住友ファーマ<4506>、ZOZO<3092>、テルモ<4543>、セイコーエプソン<6724>、安川電機<6506>が売られた。このほか、アドバンテスト<6857>、レーザーテック<6920>が下落するなど半導体株はまちまちとなった。 <FA> 2024/11/28 16:00 相場概況 日経平均は続落、貿易摩擦懸念が意識されて全面安に *16:00JST 日経平均は続落、貿易摩擦懸念が意識されて全面安に 26日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は123.74ドル高の44860.31ドル、ナスダックは120.74ポイント高の19175.58で取引を終了した。トランプ次期大統領が示した中国、メキシコ、カナダに対する追加関税案による影響を警戒し、寄り付き後、まちまち。ダウは一部企業の低調な決算を嫌気して下落。ナスダックは半導体エヌビディアの反発で安心感が広がり、終日堅調に推移。終盤にかけ、イスラエル治安内閣がレバノン停戦合意を承認したとの報道で、中東情勢の悪化懸念が後退、さらに、連邦準備制度理事会(FRB)が公表した11月連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で労働市場や経済の下方リスクが後退したと指摘されたためダウはプラス圏を回復し連日で過去最高値を更新し終了した。米国株は堅調推移となったが、トランプ次期政権による貿易摩擦発生の可能性が意識されて、東京市場は売り優勢で取引を開始。日経平均はじりじりと下げ幅を広げ、昨日同様、38000円割れ直前まで下落した。売り一巡後は、感謝祭ウィークで市場参加者が少ないことで38000円での静かな攻防となったが、トランプリスクが重しとなり、後場、一時38000円を割り込む場面も見られた。大引けの日経平均は前日比307.97円安(-0.80%)の38134.97円となった。東証プライム市場の売買高は18億2665万株。売買代金は4兆1750億円。業種別では、輸送用機器、海運、非鉄金属、卸売、ゴム製品などが下落した一方、その他製品、医薬品、サービス、空運、電気・ガスなどが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は16.4%、対して値下がり銘柄は82.3%となっている。日経平均採用銘柄では、足元強かった古河電工<5801>や住友電工<5802>、フジクラ<5803>など電線株の一角が売られたほか、為替の円高推移なども重しとなり、マツダ<7261>、日産自<7201>、日野自動車<7205>、トヨタ自<7203>、ホンダ<7267>など自動車株も総じて下落。このほか、三菱ケミカルグループ<4188>、東急<9005>、ジェイテクト<6473>、SMC<6273>などが売られた。一方、京成電鉄<9009>が保有するオリエンタルランド<4661>株の売却を実施したが、立会外で同社株を購入し全て消却する予定であることから、オリエンタルランドが上昇し京成電鉄も買われた。このほか、レゾナックHD<4004>、ディスコ<6146>、富士通<6702>などが上昇。ニトリHD<9843>、ニチレイ<2871>、イオン<8267>など円高メリット銘柄も買われた。 <FA> 2024/11/27 16:00 相場概況 日経平均は反落、トランプ発言で貿易摩擦を警戒した売りが優勢 *16:00JST 日経平均は反落、トランプ発言で貿易摩擦を警戒した売りが優勢 25日の米国市場は上昇。ダウ平均は440.06ドル高の44736.57ドル、ナスダックは51.19ポイント高の19054.84で取引を終了した。トランプ次期大統領が財務長官を指名し、不透明感払拭や極端な政策への懸念後退で、寄り付き後、上昇。また、イスラエル政府がヒズボラと停戦合意に向けた閣議開催との報道で中東情勢の悪化懸念が緩和し、株式相場は続伸した。長期金利の低下も支援し、終日相場は堅調に推移。ダウは連日過去最高値を更新し、終了した。寄付き前にトランプ次期大統領が、カナダ、メキシコに対して25%、中国には10%の関税新たにかけるとSNSで発表したことから、為替が乱高下。東京市場は貿易摩擦が警戒されて売り優勢で取引を開始した。朝方に次世代型ロケット「イプシロンS」が試験で火災発生と伝わったことも影響して大型株が売りに押されて、日経平均は一時38000円割れ寸前まで売られた。売り一巡後は、下げ幅を縮小したが、為替が1ドル153円台半ばと円高に振れたこともあり輸出関連銘柄がさえない展開となった。大引けの日経平均は前日比338.14円安(-0.87%)の38442.00円となった。東証プライム市場の売買高は19億550万株。売買代金は4兆3369億円。業種別では、石油・石炭、海運、非鉄金属、銀行、保険などが下落した一方、繊維、空運、その他製品、水産・農林、建設などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は42.7%、対して値下がり銘柄は54.4%となっている。日経平均採用銘柄では、トランプ次期大統領の発言が影響して、アドバンテスト<6857>、SUMCO<3436>、ディスコ<6146>、東京エレクトロン<8035>など半導体関連銘柄が総じて下落したなか、レーザーテック<6920>は証券会社によるネガティブなレポートも影響し年初来安値を更新。イプシロンSの影響でIHI<7013>、三菱重工<7011>、川崎重工<7012>などが売られた。このほか、メルカリ<4385>、フジクラ<5803>、古河電工<5801>、三井化学<4183>などが下落した。一方、旧村上ファンドの報道が引き続き材料視されて京成電鉄<9009>が上昇したほか、今期純利益予想を上方修正したリコー<7752>が買われた。バンダイナムコHD<7832>は証券会社のレポートがポジティブ視されてしっかり。このほか、花王<4452>、サッポロHD<2501>、ZOZO<3092>、クレディセゾン<8253>、東レ<3402>、長谷工コーポ<1808>などが上昇した。 <FA> 2024/11/26 16:00 相場概況 日経平均は大幅続伸、買い優勢で一時39000円台を回復 *16:00JST 日経平均は大幅続伸、買い優勢で一時39000円台を回復 先週末22日の米国市場のダウ平均は426.16ドル高の44296.51ドル、ナスダックは31.23pt高の19003.65ptで取引を終了した。製造業・サービス業PMIの改善で、ソフトランディング期待に買われ、寄り付き後、上昇。長期金利の低下やギャップ、ロス・ストアーズなど小売企業の好決算を受けダウは続伸し過去最高値を更新した。ナスダックはAI半導体市場をけん引しているエヌビディアの下落が重しとなり伸び悩んだが、プラス圏を維持した。米株市場を横目に、本日の日経平均はシカゴ先物にサヤ寄せする形から買いが先行。米小売企業の良好な決算を受けて、年末商戦への期待感も高まり買い優勢の展開となり、日経平均は一時、15日以来の39000円台を回復した。買い一巡後は上値の重い展開となったが、後場も上げ幅を一気に縮小するような展開とはならず、しっかりとしたまま取引を終えた。なお、MSCIリバランスが入ったことからプライム市場の売買代金は6.5兆円と大商いとなった。大引けの日経平均は前日比496.29円高(+1.30%)の38780.14円となった。東証プライム市場の売買高は27億4589万株。売買代金は6兆5076億円。業種別では、サービス、保険、医薬品、化学、陸運などが上昇した一方、鉄鋼、非鉄金属、水産・農林、空運、建設などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は45.2%、対して値下がり銘柄は50.0%となっている。日経平均採用銘柄では、レーザーテック<6920>や東エレク<8035>などの一部の半導体関連株、三菱UFJ<8306>や三井住友<8316>コンコルディアFG<7186>、T&Dホールディングス<8795>などの金融株が堅調に推移。また、三菱重工業<7011>、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、アシックス<7936>などが上昇となった。ほか、村上ファンド系の株式保有が一部伝わった京成電鉄<9009>が急騰、京浜急行電鉄<9006>、プロレド・パートナーズ<7034>、YTL<1773>などが値上がり率上位となった。一方、ディスコ<6146>、アドバンテ<6857>、フジクラ<5803>などが軟調に推移した。また、メルカリ<4385>、NTT<9432>、伊藤忠<8001>、日立<6501>などもさえない。主要金融機関による株式の売出実施を発表した明治HD<2269>が売り先行となった。ほか、システムリサーチ<3771>、セレス<3696>、泉州電業<9824>などが値下がり率上位となった。 <FA> 2024/11/25 16:00 相場概況 日経平均は反発、半導体関連が上昇するも商いは閑散のまま *16:20JST 日経平均は反発、半導体関連が上昇するも商いは閑散のまま 21日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は461.88ドル高の43870.35ドル、ナスダックは6.28ポイント高の18972.42で取引を終了した。地政学的リスク懸念が緩和し、寄り付き後、上昇。グールズビー・シカゴ連銀総裁が来年の金利が「現状を下回るだろう」との考えを示すと、金利先安感に買われ、相場を押し上げた。ナスダックは長期金利の上昇が重しとなり伸び悩んだが半導体のエヌビディアの決算を好感した買いが下支えとなり、かろうじてプラス圏を維持し、終了。米国株高を材料に東京市場はやや買い優勢で取引を開始した。日経平均は38100円台でスタートした後は、アドバンテスト<6857>、東京エレクトロン<8035>など半導体株の上昇に引っ張られ、38400円台まで上げ幅を拡大。前場の高値圏で取引を終えたが、38500円水準での上値の重さなどが意識されて、商いを伴っての強い上昇とはならなかった。大引けの日経平均は前日比257.68円高(+0.68%)の38283.85円となった。東証プライム市場の売買高は16億8134万株。売買代金は3兆7897億円。業種別では、石油・石炭、繊維、非鉄金属、サービス、鉱業などが上昇した一方、海運、医薬品、電気・ガス、輸送用機器、精密機器の5セクターのみ下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は67.8%、対して値下がり銘柄は28.5%となっている。日経平均採用銘柄では、三井化学<4183>、トクヤマ<4043>、UBE<4208>など化学関連株が上昇。大林組<1802>が証券会社のポジティブなレポートを材料に上場来高値を更新。半導体株では、東京エレクトロン、アドバンテストのほか、外資系証券のポジティブなレポートを材料にディスコ<6146>が買われた。このほか、クレディセゾン<8253>、横河電機<6841>、レゾナックHD<4004>、ニトリHD<9843>、太平洋セメント<5233>などが上昇した。一方、太陽誘電<6976>、オムロン<6645>、ニデック<6594>など電気機器関連が弱かったほか、IHI<7013>、三菱重工<7011>など防衛関連銘柄がやや軟調。このほか、SOMPOホールディングス<8630>、三越伊勢丹HD<3099>、ルネサスエレクトロニクス<6723>、スズキ<7269>などが下げた。 <FA> 2024/11/22 16:20 相場概況 日経平均は続落、エヌビディア決算で半導体株の一角が下落 *16:05JST 日経平均は続落、エヌビディア決算で半導体株の一角が下落 20日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は139.53ドル高の43408.47ドル、ナスダックは21.33ポイント安の18966.14で取引を終了した。ウクライナがロシア領内に英国製の長距離ミサイルを発射したとの報道で地政学的リスクの存続が警戒され、寄り付き後、下落。連邦準備制度理事会(FRB)のボウマン理事がインフレの進展が停滞しているとタカ派姿勢を示し、長期金利の上昇を嫌気した売りに続落した。ただ、相場をけん引するとして動向が注目される半導体のエヌビディアの決算発表を取引終了後に控えダウは終盤にかけて買い戻され、上昇に転じた。ナスダックも下げ幅を縮小したがプラス圏を回復できず、まちまちで終了。東京時間6時過ぎに発表されたエヌビディアの8-10月期決算では、売上高は350.82億ドルで、市場予想の331.62億ドルを上回った。また、調整後の1株当たり利益も0.81ドルで市場予想の0.75ドルを上回った。一方、第4四半期の売上高は375億ドルになるとの見通しを示した。市場予想の370億ドルを上回ったものの、上振れが小幅だったことなどから、発表後のエヌビディアの株価は引け後の時間外取引で一時5%ほど下落した。東京市場は小動きで取引を開始したが、エヌビディアの決算発表や時間外取引の動向を受けて、アドバンテスト<6857>やディスコ<6146>など半導体関連の一角が下げ幅を広げたことなどから、日経平均はじりじりと下げ幅を拡大。一時38000円を割り込む場面も見られた。ただ、日本銀行による追加の利上げ期待などからメガバンクなど銀行株が総じて上昇。相対的にTOPIXが底堅いなか、日経平均は急落を回避、38000円水準でのもみ合いとなった。大引けの日経平均は前日比326.17円安(-0.85%)の38026.17円となった。東証プライム市場の売買高は16億8005万株。売買代金は3兆7207億円。業種別では、鉱業、精密機器、小売、陸運、機械などが下落した一方、非鉄金属、銀行、繊維の3セクターのみ上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は44.4%、対して値下がり銘柄は51.7%となっている。日経平均採用銘柄では、アドバンテスト、ディスコのほか、ソシオネクスト<6526>、スクリーンHD<7735>などの半導体株が売られたほか、IHI<7013>、三菱重工業<7011>など防衛関連の一角も下落。このほか、住友不動産<8830>、ファーストリテ<9983>、HOYA<7741>、三越伊勢丹HD<3099>、ソニーグループ<6758>、フジクラ<5803>などが売られた。一方、住友電工<5802>、古河電工<5801>など電線関連の一角が買われたほか、証券会社のポジティブなレポートが影響して太平洋セメント<5233>も上昇。日銀による追加の利上げ観測を材料に三井住友トラストグループ<8309>、みずほFG<8411>、ふくおかFG<8354>、千葉銀行<8331>、しずおかFG<5831>など銀行株も買われた。このほか、UBE<4208>、三井金属<5706>、東京ガス<9531>、エムスリー<2413>などが上昇。 <FA> 2024/11/21 16:05 相場概況 日経平均は反落、エヌビディア決算待ちで指数は小動き *16:00JST 日経平均は反落、エヌビディア決算待ちで指数は小動き 19日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は120.66ドル安の43268.94ドル、ナスダックは195.66ポイント高の18987.47で取引を終了した。ウクライナ・ロシア戦争の深刻化懸念に売りが加速し、寄り付き後、大幅安。低調な住宅着工件数を受けて成長懸念も浮上しダウは続落し終日軟調に推移した。一方、ナスダックは半導体エヌビディアの決算への期待や長期金利の低下で上昇に転じ、終盤にかけ上げ幅を拡大し、まちまちで終了。米国市場が高安まちまちだったことから、東京市場は小動きで取引を開始した。日経平均は前日終値水準でスタートした後は、下げ幅をやや広げる場面も見られたが、売り一巡後は下げ渋る展開となった。引き続き今晩のエヌビディア決算発表を前に様子見姿勢は強まっており、積極的な売買は手控えられ、プライム市場の売買代金は4兆円台に届かなかった。大引けの日経平均は前日比62.09円安(-0.16%)の38352.34円となった。東証プライム市場の売買高は16億5345万株。売買代金は3兆7494億円。業種別では、保険、陸運、鉱業、その他金融、銀行などが下落した一方、繊維、小売、その他製品、サービス、非鉄金属などが上昇している。東証プライム市場の値上がり銘柄は36.4%、対して値下がり銘柄は60.6%となっている。日経平均採用銘柄では、通期予想を上方修正したものの、政策株式売却益を除いたベースでの利益は実質下方修正だったことから東京海上HD<8766>が大幅安となったほか、MS&AD<8725>、T&Dホールディングス<8795>も売られた。また、京成電鉄<9009>、京王電鉄<9008>、小田急電鉄<9007>など首都圏私鉄が売られたほか、あおぞら<8304>、日産自<7201>、マツダ<7261>、スクリーンHD<7735>、清水建設<1803>などが下落した。一方、好業績のほか配当予想の上方修正や期待以上の自社株買い発表でSOMPO<8630>が買われて上場来高値を更新。また、創業家が今年度中に買収が完了すると報じられたことで7&iHD<3382>が買われ年初来高値を更新したほか、KADOKAWA<9468>の買収協議に入ったと報じられたソニーグループ<6758>も上昇。東ガス<9531>はエリオットによる大量保有を受けて大幅高。このほか、コニカミノルタ<4902>、ニデック<6594>、IHI<7013>、日本製鋼所<5631>などが買われた。 <FA> 2024/11/20 16:00 相場概況 日経平均は反発、エヌビディア決算待ちで小動き推移 *16:00JST 日経平均は反発、エヌビディア決算待ちで小動き推移 18日の米国市場はまちまち。ダウ平均は55.39ドル安の43389.60ドル、ナスダックは111.69ポイント高の18791.81で取引を終了した。材料乏しく寄り付き後、まちまち。11月NAHB住宅市場指数が予想外に改善したことや根強い成長期待が支えたが、ダウは利益確定売りに押され、終日軟調に推移した。ナスダックは電気自動車メーカー、テスラの上昇や長期金利の低下、半導体エヌビディアの決算を期待した買いが支援し上昇。まちまちで終了した。米国市場が高安まちまちだったことから、東京市場は小動きで取引を開始した。日経平均は前日終値水準でスタートした後は、国内の決算発表が一巡化したことや、米半導体大手エヌビディアの決算発表待ちで様子見ムードが強まり、値幅の狭いレンジが継続。為替が1ドル154円台での小動きとなったことも影響して、積極的な売買は手控えられ、後場も小動き推移となった。大引けの日経平均は前日比193.58円高(+0.51%)の38414.43円となった。東証プライム市場の売買高は18億378万株。売買代金は3兆8060億円。業種別では、非鉄金属、銀行、保険、輸送用機器、証券・商品先物取引などが上昇した一方、サービス、電気・ガス、パルプ・紙、空運、その他製品などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は65.6%、対して値下がり銘柄は30.5%となっている。日経平均採用銘柄では、エヌビディアの最新半導体「ブラックウェル」に関連した不具合発生などを受けて、アドバンテスト<6857>が上昇。日銀による追加利上げ観測が意識されて、みずほFG<8411>が16年ぶりの高値を更新したほか、三菱UFJ<8306>、三井住友FG<8316>も買われた。このほか、日本製鋼所<5631>、ニデック<6594>、フジクラ<5803>、荏原製作所<6361>などが上昇した。なお、KADOKAWA<9468>を買収と報じられたソニーグループ<6758>は小じっかりだったが、KADOKAWAはストップ高となった。一方、メガバンクが総じて上昇一方、しずおかFG<5831>がさえなかったほか、バンダイナムコHD<7832>、コニカミノルタ<4902>、アステラス製薬<4503>、アサヒグループHD<2502>、レーザーテック<6920>、太陽誘電<6976>、TDK<6762>などが下落した。 <FA> 2024/11/19 16:00 相場概況 日経平均は大幅反落、ハイテク株の下落が重し *16:15JST 日経平均は大幅反落、ハイテク株の下落が重し 先週末の米国市場のダウ平均は305.87ドル安の43444.99ドル、ナスダックは427.53pt安の18680.12ptで取引を終了した。連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長のタカ派発言を受けた売りが継続し、寄り付き後、下落。トランプ次期政権の規制緩和など企業の業績を支援する政策を期待した買いが一段落したほか、FRB高官発言を受けて12月の追加利下げ観測が後退したため続落した。下落した米株市場と同様、本日の日経平均は、シカゴ先物にサヤ寄せする形から売りが先行。その後もマイナス圏での軟調もみ合い推移で、前週からの上値の重い展開が続いた。トランプ次期政権の動向による米中関係の緊張を警戒するなか、ハイテク株が手掛けづらくなっており、東京市場でもこれらの銘柄が重しとなった。大引けの日経平均は前日比422.06円安(-1.09%)の38220.85円となった。東証プライム市場の売買高は17億万3308株。売買代金は3兆7718億円。業種別では、医薬品、銀行、機械、電気機器、卸売などが下落した一方、海運、パルプ・紙、鉄鋼、証券・商品先物取引、倉庫・運輸関連などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は44.%、対して値下がり銘柄は52.3%となっている。日経平均採用銘柄では、レーザーテック<6920>やソシオネクスト<6526>などの半導体関連株、三菱重工業<7011>、IHI<7013>、川崎重<7012>などが軟調に推移した。また、フジクラ<5803>、荏原製作所<6361>、エーザイ<4523>、リクルートHD<6098>、日本製鋼所<5631>なども下落。株式売出による目先の需給悪化を警戒で売りが広がったジョイフル本田<3191>や7-9月期減益決算が売り材料につながったあおぞら銀行<8304>が急落。ほか、ペプチドリーム<4587>、中外製薬<4519>、電通グループ<4324>などが値下がり率上位となった。一方、川崎汽船<9107>や日本郵船<9101>、商船三井<9104>などの海運株が堅調に推移。また、スズキ<7269>、良品計画<7453>、エムスリー<2413>、メルカリ<4385>などが上昇となった。このほか、第3四半期大幅増益決算を好感されたミルボン<4919>が急騰、日本コンクリート工業<5269>、ギフティ<4449>、EMシステムズ<4820>などが値上がり率上位となった。 <FA> 2024/11/18 16:15 相場概況 日経平均は4日ぶりに反発、一時39000円台つけるも上値重く2日連続安値引け *16:00JST 日経平均は4日ぶりに反発、一時39000円台つけるも上値重く2日連続安値引け 14日の米国株式市場は下落。ダウ平均は207.33ドル安の43750.86ドル、ナスダックは123.07ポイント安の19107.65で取引を終了した。長期金利の低下を好感し、寄り付き後、小幅高。その後、10月生産者物価指数(PPI)で根強いインフレが確認されたほか、新規失業保険申請件数で労働市場の強さが示され長期金利が上昇に転じると相場は下落に転じた。連邦準備制度理事会(FRB)のクグラー理事が利下げ見送りの可能性に言及したほか、終盤にかけ、パウエル議長が、経済が強く、速やかな利下げの必要性がないとの考えを示すと、下げ幅を拡大し、終了。米国株安も為替の円安推移などが材料視されて、東京市場は買い優勢で取引を開始した。日経平均は一時39000円台を回復する場面が見られたものの、買いは続かず、上げ幅を縮小する展開となった。みずほFG<8411>など銀行株の上昇が目立っていることから、相対的にTOPIX優勢の地合いに。後場の日経平均は上げ幅をじりじりと縮め、2日連続で安値引けとなった。大引けの日経平均は前日比107.21円高(+0.28%)の38642.91円となった。東証プライム市場の売買高は21億8810万株。売買代金は4兆6014円。業種別では、海運、鉱業、電気・ガス、銀行、輸送用機器などが上昇した一方、サービス、その他金融、非鉄金属、不動産、建設などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は49.4%、対して値下がり銘柄は46.6%となっている。日経平均採用銘柄では、好業績や株主還元策などが材料視されてみずほFGが年初来高値を更新したほか、コンコルディアFG<7186>、ふくおかFG<8354>、りそなHD<8308>、しずおかFG<5831>など銀行株が上昇。このほか、日本製鋼所<5631>、ディスコ<6146>、スクリーンHD<7735>、日揮HD<1963>、日産自動車<7201>などが上昇したほか、昨日急落した関西電力<9503>が反発した。一方、通期業績見通しの下方修正などが影響して電通G<4324>が売り優勢でストップ安となったほか、ネクソン<3659>、楽天グループ<4755>が続落。クレディセゾン<8253>は純利益見通しを上方修正したものの下落。アサヒグループHD<2502>も決算が嫌気されて売られた。このほか、荏原製作所<6361>、パナソニックHD<6752>、フジクラ<5803>、クボタ<6326>などが下落した。 <FA> 2024/11/15 16:00 相場概況 日経平均は3日続落、円安加速も株高にはつながらず *16:00JST 日経平均は3日続落、円安加速も株高にはつながらず 13日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は47.21ドル高の43958.19ドル、ナスダックは50.68ポイント安の19230.73で取引を終了した。10月消費者物価指数(CPI)が予想に一致したため安心感に買いが先行し、堅調に寄り付いた。同時に、CPIを受け12月連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利下げ観測が強まったため相場は上昇。ダウは終日堅調に推移したが、ナスダックは終盤にかけ失速し下落に転じ、終了した。米国株は高安まちまちだったが、前日の大幅安の反動などが先行して、東京市場は買い優勢で取引を開始した。日経平均は39000円台を回復する場面も見られたが、引き続き方向感には乏しく、買い一巡後は前日終値水準でのもみあいとなった。ドルインデックスは23年11月1日以来の106.5水準まで上昇するなどドル独歩高の展開となり、為替は1ドル156円台まで円安ドル高が加速したが、株高の原動力とはならなかった。大引けの日経平均は前日比185.96円安(-0.48%)の38535.70円となった。東証プライム市場の売買高は21億4202万株。売買代金は4兆6150円。業種別では、電気・ガス、石油・石炭、金属、海運、保険などが下落した一方、非鉄金属、倉庫・運輸関連、卸売、銀行、証券・商品先物取引などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は32.1%、対して値下がり銘柄は65.3%となっている。日経平均採用銘柄では、大型公募増資を発表した関西電力<9503>が急落したほか、創業者などによる非上場化の提案を受けたと発表している7&iHD<3382>は反落。24年7-9月期決算が携帯事業参入後初の営業黒字となった楽天グループ<4755>は買い一巡後にマイナス圏で推移。三越伊勢丹<3099>は、24年4-9月期業績は好調だったが、通期業績見通しを据え置いたことなどから材料出尽くし感が意識されて売られた。このほか、TOPPANホールディングス<7911>、住友ファーマ<4506>、レーザーテック<6920>、SUMCO<3436>などがさえない。一方、投資ファンドのオアシスが5%強保有したことが分かったことでメルカリ<4385>が上昇。証券会社によるポジティブなレポートを材料に三菱重工<7011>や三井住友トラストG<8309>が買われた。住友電工<5802>、古河電工<5801>など電線株の物色も続いた。このほか、クボタ<6326>、サッポロHD<2501>、富士通<6702>、パナソニックHD<6752>、コムシスHD<1721>、清水建設<1803>、ファナック<6954>などが買われた。 <FA> 2024/11/14 16:00 相場概況 日経平均は大幅続落、トランプ次期政権への警戒感を強く意識 *16:00JST 日経平均は大幅続落、トランプ次期政権への警戒感を強く意識 12日の米国株式市場は反落。ダウ平均は382.15ドル安の43910.98ドル、ナスダックは17.36ポイント安の19281.40で取引を終了した。過去最高値付近で様子見気配が強まり、寄り付き後、まちまち。新たな買い材料なく、さらに、一時的な高値達成感などに利益確定売りに押され、相場は下落に転じた。その後も、景気見通し改善や利下げ観測の緩和を背景とした長期金利の上昇を警戒し、終日軟調に推移。明日に消費者物価指数(CPI)の発表を控えた警戒感も売り材料となり戻り鈍く終了。米国株の反落を受けて、東京市場はやや売り優勢で取引を開始した。トランプ次期政権の人事報道を受けて、貿易摩擦の激化などへの警戒感が高まったことで、日経平均は寄付きから、じりじりと下げ幅を広げ、6日以来の39000円割れとなった。決算内容を材料に値がさ株の東京エレクトロン<8035>が大幅高となったが、自動車など幅広い業種が売られた。後場入り後もじりじりと下げ幅を広げる展開となり、終値ベースでは5日以来の39000円割れとなった。大引けの日経平均は前日比654.43円安(-1.66%)の38721.66円となった。東証プライム市場の売買高は23億3946万株。売買代金は4兆9077円。業種別では、精密機器、その他製品、輸送用機器、その他金融、医薬品などが下落した一方、石油・石炭、小売、海運、水産・農林、空運などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は35.6%、対して値下がり銘柄は61.5%となっている。日経平均採用銘柄では、決算発表を材料に買い優勢でスタートしたソフトバンクG<9984>は買い一巡後、マイナス圏に沈んだほか、今期業績予想が市場予想を下回ったネクソン<3659>は大幅安で年初来安値を更新。昨日急騰したリクルートHD<6098>も反落となった。このほか、住友鉱山<5713>、日揮HD<1963>、第一三共<4568>、日立<6501>、東京建物<8804>ディスコ<6146>、SUMCO<3436>、デンソー<6902>などが下落した。一方、好業績を受けて東京エレクトロンが大幅高となったほか、上期営業損益が黒字化したシャープ<6753>も買われた。また、古河電工<5801>、フジクラ<5803>など電線株も堅調。アグロカネショウ<4955>へのTOBを発表した出光興産<5019>が買われ、アグロカネショウはストップ高買い気配。このほか、レゾナックHD<4004>、リコー<7752>、カシオ<6952>、住友ファーマ<4506>などが買われた。なお、後場、決算を材料にENEOSホールディングス<5020>が買われたほか、創業家などによるMBOが報じられた7&iHD<3382>が大幅高となった。 <FA> 2024/11/13 16:00 相場概況 日経平均は3日ぶりに反落、トランプ次期政権への警戒感が意識され *16:02JST 日経平均は3日ぶりに反落、トランプ次期政権への警戒感が意識され 11日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は304.14ドル高の44293.13ドル、ナスダックは11.99ポイント高の19298.76で取引を終了した。トランプ次期政権による規制緩和や成長優先策を期待した買いが継続し、寄り付き後、上昇。その後、ベテランズデーの祭日に伴い債券市場休場で材料難となる中、ローテーションにより小型株が買われた一方でハイテク売られ、ナスダックは一時下落に転じた。ダウは終日堅調に推移し連日で過去最高値を更新、相場全体を支えナスダックもプラス圏を回復し終了。堅調な米国株を受けて、東京市場はやや買い優勢で取引を開始した。日経平均は小幅高でスタートした後は、39866.72円まで上昇する場面が見られたものの、値がさ半導体株が弱かったことから上値の重い展開に。昼頃、トランプ次期政権に対中強硬派のマルコ・ルビオ氏が要職に就くとの報道が伝わったことで日経平均は後場下落。大引けにかけて下げ幅を縮小したが、トランプ次期政権への警戒感が意識される相場展開となった。大引けの日経平均は前日比157.23円安(-0.40%)の39376.09円となった。東証プライム市場の売買高は24億6006万株。売買代金は5兆158億円。業種別では、電気機器、石油・石炭、医薬品、繊維、化学などが下落した一方、輸送用機器、ゴム、建設、サービス、鉱業などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は48.6%、対して値下がり銘柄は47.6%となっている。日経平均採用銘柄では、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)がさえなかったことで、レーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>、東京エレクトロン<8035>など半導体株が下落したほか、スクリーンHD<7735>は半期報告書提出期限の延長も嫌気された。また、DOWA<5714>は通期経常利益見通しを上方修正したが、市場コンセンサスに届かなったことで下落。このほか、川崎汽船<9107>、千葉銀行<8331>、日立<6501>、NEC<6701>、セイコーエプソン<6724>などがさえない。一方、米労働市場の改善で今期一転して増益予想となったリクルートHD<6098>が上昇し上場来高値を更新。3メガバンクの純利益が2兆円超と報じられたことで、みずほHD<8411>、三井住友FG<8316>、三菱UFJフィナンシャルグループ<8306>が上昇。このほか、ルネサスエレクトロニクス<6723>、古河電工<5801>、日産自動車<7201>、三菱自動車<7211>、スズキ<7269>などが上昇した。後場は、清水建設<1803>は決算内容や自社株取得枠などを材料に急騰。 <FA> 2024/11/12 16:02 相場概況 日経平均は小幅続伸、決算発表に関心が集中し指数は小動き *16:00JST 日経平均は小幅続伸、決算発表に関心が集中し指数は小動き 先週末の米国市場のダウ平均は259.65ドル高の43988.99ドル、ナスダックは17.32pt高の19286.78ptで取引を終了した。次期大統領に選出されたトランプ氏の成長優先する政策を期待した買いが一段と強まり、寄り付き後、上昇。さらに、ミシガン大消費者信頼感指数が予想を上回ると、成長期待に相場は上昇した。長期金利の低下も支援し、相場は過去最高値を更新した。堅調に推移した米株市場を横目に、本日の日経平均はシカゴ先物にサヤ寄せする形からやや売りが先行して始まった。SOX指数の下落を受けて、東京市場でも半導体関連が冴えない動きとなることが見込まれていたが、比較的底堅い動きとなっており、日経平均は前日終値水準でのもみ合いに。ただ、決算発表がピークを迎えるなかで積極的に動きにくいなか、心理的節目の4万円を前に利益確定や戻り待ちの売りが優勢で上値の重い展開が続いた。大引けの日経平均は前日比32.95円高(+0.08%)の39533.32円となった。東証プライム市場の売買高は20億2618万株。売買代金は4兆2256億円。業種別では、非鉄金属、ゴム、倉庫・運輸、その他製品、空運などが上昇した一方、化学、石油・石炭、鉄鋼、その他金融、食料品などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は42.4%、対して値下がり銘柄は55.2%となっている。日経平均採用銘柄では、フジクラ<5803>、古河電工<5801>、ディー・エヌ・エー<2432>、ソフトバンクG<9984>、任天堂<7974>などが上昇。日経平均採用以外では、上期は営業増益確保で通期予想上方修正したスターティアH<3393>や業績上方修正や高水準の自社株買いを発表した京阪HD<9045>などが急騰、高砂香料<4914>、アイ・ピー・エス<4390>、古河電工<5801>などが値上がり率上位となった。一方、レーザーテック<6920>や東エレク<8035>、ソシオネクスト<6526>などの半導体関連株のほか、川崎重工<7012>、日本製鋼所<5631>、日立建機<6305>、オムロン<6645>などが下落した。日経平均採用以外では、今期ガイダンスは期待値に届かなかったプラスアルファ<4071>や今期の連続減益ガイダンスをマイナス視された浜松ホトニクス<6965>が急落。ほか、アンビスホールディングス<7071>、artience<4634>、レオパレス21<8848>などが値下がり率上位となった。 <FA> 2024/11/11 16:00 相場概況 日経平均は反発、売り買い一巡後は決算銘柄に関心は集中 *16:00JST 日経平均は反発、売り買い一巡後は決算銘柄に関心は集中 7日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は0.59ドル安の43729.34ドル、ナスダックは285.99ポイント高の19269.46で取引を終了した。大統領選挙でのトランプ氏勝利を好感した買いが続いたほか、連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ期待に買われ、寄り付き後、上昇。連邦準備制度理事会(FRB)がFOMCで予想通り利下げを決定、長期金利の低下に連れナスダックは続伸し連日で過去最高値を更新。相場全体を押し上げたがダウはプラス圏を維持できずまちまちで終了した。米国株まちまちもナスダックの強い動きを材料に、東京市場は買い優勢で取引を開始した。朝方に入った11月限オプションSQ(特別清算指数)算出に絡んだ売買がやや買いに傾いたことなども影響し、日経平均は39818.41円まで上げ幅を広げたが、昨日の高値39884.01円には届かなかったことなどから上げ幅をじりじりと縮小。引き続き決算発表銘柄に関心が向かい、売り買い一巡後の日経平均は39500円水準でのもみ合いとなった。なお、SQ値は概算39901.35円。大引けの日経平均は前日比118.96円高(+0.30%)の39500.37円となった。東証プライム市場の売買高は24億412万株。売買代金は5兆2651億円。業種別では、サービス、その他金融、情報・通信、精密機器、証券・商品先物取引などが上昇した一方、パルプ・紙、輸送用機器、ゴム、鉱業、ガラス・土石などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は38.4%、対して値下がり銘柄は58.9%となっている。日経平均採用銘柄では、今期純利益見通しを大幅に上方修正した古河電工<5801>がストップ高比例配分となったほか、好業績や株主還元策などが材料視されて味の素<2802>が買われ上場来高値を更新。決算発表を受けて川崎重工<7012>も買われたほか、三菱重工<7011>、日本製鋼所<5631>など政策関連銘柄も上昇。このほか、野村総合研究所<4307>、ZOZO<3092>、スズキ<7269>、京成電鉄<9009>などが買われた。一方、経常利益予想を下方修正した太陽誘電<6976>は急落で年初来安値を更新。また、業績内容や世界の生産能力を2割削減すると発表した日産自<7201>が大幅安となったほか、今期業績を減益予想に下方修正した資生堂<4911>も売り優勢。朝方、業績内容を材料に買い優勢となったフジクラ<5803>は買い一巡後に失速し前日比マイナス圏での推移。このほか、カナデビア<7004>、UBE<4208>、デンカ<4061>、マツダ<7261>、王子ホールディングス<3861>、トヨタ自<7203>などが売られた。 <FA> 2024/11/08 16:00 相場概況 日経平均は3日ぶりに反落、前日大幅高の反動が先行 *16:00JST 日経平均は3日ぶりに反落、前日大幅高の反動が先行 6日の米国株式市場は大幅続伸。ダウ平均は1508.05ドル高の43729.93ドル、ナスダックは544.29ポイント高の18983.46で取引を終了した。大統領選挙通過で不透明感払拭に買われ、寄り付き後、大幅高。規制緩和などが企業の収益増につながるなど第2次トランプ政権のプロビジネス策への期待に買いが加速し、終日堅調に推移。景気にも楽観的な見解や連邦準備制度理事会(FRB)の連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利下げ期待に相場は終盤にかけ、上げ幅を拡大し、過去最高値を更新し終了。米国株の大幅上昇を受けて、東京市場も買い優勢で取引を開始した。寄付き後に日経平均は39884.01円まで上昇したが、トランプ氏勝利は既に前日の急騰で織り込まれていたことから、買い一巡後の日経平均は一気に39000円割れ寸前まで下落する場面も見られた。上下に振れる荒い展開となったが、トヨタ自<7203>や銀行株などがしっかりだったことから後場は下げ幅をやや縮小。決算銘柄なども物色されたことから、プライム市場の売買代金は6兆円台と商い活況となった。大引けの日経平均は前日比99.26円安(-0.25%)の39381.41円となった。東証プライム市場の売買高は27億5761万株。売買代金は6兆594億円。業種別では、精密機器、小売、医薬品、非鉄金属の4セクターのみ下落した一方、繊維、保険、建設、鉄鋼、電気・ガスなどが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は76.9%、対して値下がり銘柄は21.4%となっている。日経平均採用銘柄では、純利益見通しを下方修正したミネベアミツミ<6479>が大幅安となったほか、上期純利益が市場予想に届かなかったことでニトリHD<9843>も売られた。また、昨日決算を材料に買われたバンナムHD<7832>も反落。スクリーンHD<7735>、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、ディスコ<6146>など半導体株が売られた。このほか、ファーストリテ<9983>、キーエンス<6861>、中外製薬<4519>、HOYA<7741>、オムロン<6645>などが下落した。一方、京王<9008>は、業績及び配当予想の上方修正や自社株買いなどを材料に大幅高となったほか、ダイキン<6367>、東武<9001>、東海カーボン<5301>も決算が材料視されて上昇。このほか、ヤマハ発動<7272>、デンソー<6902>、太平洋セメント<5233>、コニカミノルタ<4902>、ディー・エヌ・エー<2432>、東京ガス<9531>などが買われた。後場は、大成建設<1801>、清水建設<1803>など大手ゼネコン、東レ<3402>の上げが目立った。 <FA> 2024/11/07 16:00 相場概況 日経平均は大幅続伸、大統領選でのトランプ氏勝利を織り込む動き *16:00JST 日経平均は大幅続伸、大統領選でのトランプ氏勝利を織り込む動き 5日の米国市場は上昇。ダウ平均は427.28ドル高の42221.88ドル、ナスダックは259.19ポイント高の18439.17で取引を終了した。大統領選挙通過により不透明性が払拭されるとの期待に買われ、寄り付き後、上昇。10月ISM非製造業景況指数の予想外の改善で、ソフトランディング期待を受けた買いも強まり反発。終日相場は高値圏で推移し終了した。米国株高を受けて、東京市場は買い優勢で取引を開始。38600円台でスタートした日経平均は、為替の急速な円安推移を受けて上げ幅をじりじりと拡大し39000円台を突破した後も上昇する強い展開となった。米大統領選挙で、トランプ前大統領が激戦州を含め順調に選挙人を獲得していたことから、トランプトレードが意識され、日経平均は後場一段高。取引時間中の決算発表銘柄への関心も引き続き高まったことから、プライム市場の売買代金は5兆円台乗せとなった。大引けの日経平均は前日比1005.77円高(+2.61%)の39480.67円となった。東証プライム市場の売買高は24億5518万株。売買代金は5兆6352億円。業種別では、銀行、機械、その製品、保険、非鉄金属などが上昇した一方、海運、水産・農林、電気・ガス、倉庫・運輸関連、陸運などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は66.7%、対して値下がり銘柄は29.5%となっている。日経平均採用銘柄では、トランプトレードの影響で、三菱重工<7011>、IHI<7013>、日本製鋼所<5631>、川崎重工<7012>など防衛関連の一角が上げ幅を拡大。IHIは強い決算も発表したことからストップ高となった。また、一部証券会社のポジティブなレポートを受けてアドバンテスト<6857>も大幅高したほか、時間外の米10年国債利回りが4.4%台まで上昇したことなどが刺激材料となり、りそなHD<8308>、三井住友FG<8316>、みずほFG<8411>、三菱UFJ<8306>、千葉銀行<8331>など銀行株も買われた。このほか、フジクラ<5803>、TDK<6762>、ファナック<6954>、古河電工<5801>などが上昇した。なお、決算発表を受けてトヨタ自<7203>は乱高下したが、結果として前日比プラス圏で取引を終えた。一方、決算の内容や成長率鈍化などが嫌気されてメルカリ<4385>が急落したほか、構造改革などが影響し通期営業赤字に下方修正したコニカミノルタ<4902>も売られた。このほか、シャープ<6753>、ニトリHD<9843>、パナソニックHD<6752>などがさえない。後場入り後、通期業績見通しを下方修正したホンダ<7267>が売られたことで、マツダ<7261>、三菱自<7211>、SUBARU<7270>など自動車関連が売られたほか、郵船<9101>も決算が嫌気されて下落した。 <FA> 2024/11/06 16:00 相場概況 日経平均は大幅反発、買戻し一巡後は米大統領選前で上値重い展開に *16:00JST 日経平均は大幅反発、買戻し一巡後は米大統領選前で上値重い展開に 4日の米国株式市場は反落。ダウ平均は257.59ドル安の41794.60ドル、ナスダックは59.93ポイント安の18179.98で取引を終了した。大統領選挙を控えた不透明感に手仕舞い売りが先行したと見られ、寄り付き後、下落。ダウは終日軟調に推移した。ナスダックは長期金利の低下が支援したほか、エヌビディアの上昇が下支えとなり下げ止った。連休明けの東京市場は、先週末の1000円超の下落に対する反動が先行してスタート。買戻し優勢となった日経平均は38600円台まで上げ幅を拡大する展開となったが、今晩の米大統領選挙の投開票や、6-7日の米連邦公開市場委員会(FOMC)開催などを控え上値は重く、前日下げ幅の半値戻し水準に留まった。なお、本日から大引けの取引時間が30分延長となったことが影響して、連休明けではあるが、プライム市場の売買代金は4兆円台に乗せた。大引けの日経平均は前日比421.23円高(+1.11%)の38474.90円となった。東証プライム市場の売買高は18億9658万株。売買代金は4兆484億円。業種別では、証券・商品先物取引、非鉄金属、卸売、その他金融、金属製品などが上昇した一方、その他製品、空運、サービス、電気・ガス、石油・石炭などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は59.6%、対して値下がり銘柄は37.6%となっている。日経平均採用銘柄では、住友電工<5802>、TDK<6762>、三菱ケミG<4188>、野村ホールディングス<8604>は決算が材料視されて買い優勢となったほか、スクリーンHD<7735>、ディスコ<6146>など半導体株の一角がしっかり。このほか、パナソニックHD<6752>、村田製作所<6981>、豊田通商<8015>、京セラ<6971>などが買われた。後場は、決算を発表した東ソー<4042>が一段高となった。一方、中国でピアノ事業が不振で今期純利益見通しを下方修正したヤマハ<7951>が急落したほか、日本ハム<2282>も決算内容が嫌気されて売られた。サイバーエージ<4751>は証券会社のネガティブなレポートを受けて売り優勢。このほか、中外製薬<4519>、塩野義製薬<4507>などが下落。後場は、決算を発表した三菱重工<7011>が下げ幅を拡大した。 <FA> 2024/11/05 16:00 相場概況 日経平均は大幅続落、米ハイテク株安などを受けて一時37000円台に突入 *15:30JST 日経平均は大幅続落、米ハイテク株安などを受けて一時37000円台に突入 10月31日の米国株式市場は続落。ダウ平均は378.08ドル安の41763.46ドル、ナスダックは512.78ポイント安の18095.15で取引を終了した。コアPCE価格指数が予想を上回り、寄り付き後、下落。月末で雇用統計を控え調整売りに続落した。ソフトウエア会社のマイクロソフトやソーシャルメディアのフェイスブックを運営するメタ・プラットフォームズの下落が重しとなり、ナスダックは下げを加速。終盤にかけて、イランが対イスラエルの大規模報復攻撃を準備しているとの報道で中東情勢悪化懸念も売り材料となり終了。米国市場でハイテク株が下落したことなどから、東京市場は売り優勢で取引を開始。為替が1ドル152円台前半と円高ドル安に振れたことなども影響して、日経平均は38500円台でスタートした後は下げ幅を拡大した。決算が嫌気されてレーザーテック<6920>、ソシオネクスト<6526>が急落するなど半導体株の下げが目立った。後場も日経平均はじり安の展開となり、一時37000円台を割り込む場面も見られるなど全面安となった。大引けの日経平均は前日比1027.58円安(-2.63%)の38053.67円となった。東証プライム市場の売買高は19億9628万株。売買代金は4兆4905億円。業種別では、非鉄金属、輸送用機器、電気機器、化学、機械などが下落した一方、ガラス・土石のみ上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は13.3%、対して値下がり銘柄は85.3%となっている。日経平均採用銘柄では、市場コンセンサスを大幅に下回ったことでレーザーテックがきつい下落となったほか、ソシオネクスト、富士通<6702>、ニコン<7731>、住友重<6302>も決算内容が嫌気されて売り優勢となった。また、フジクラ<5803>、古河電工<5801>など電線株も弱い。このほか、資生堂<4911>、ソフトバンクG<9984>、日本電気硝子<5214>、東京エレクトロン<8035>などが売られた。後場は、決算を発表したSUBARU<7270>が一段安となった。一方、決算が材料視されて三菱電機<6503>、パナソニックHD<6752>の上げが目立ったほか、イオン<8267>との資本業務提携や株式分割などを発表した京成電鉄<9009>が大幅高。また、千葉銀行<8331>、りそなHD<8308>、しずおかFG<5831>、コンコルディアFG<7186>など銀行株はしっかり。このほか、ジェイテクト<6473>、日本ガイシ<5333>、ニチレイ<2871>、協和キリン<4151>などが買われた。後場は決算を材料に旭化成<3407>が上昇。 <FA> 2024/11/01 15:30

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