相場概況ニュース一覧

相場概況 日経平均は大幅続落、総選挙や米国による対中規制が警戒されて10日連続陰線 *15:30JST 日経平均は大幅続落、総選挙や米国による対中規制が警戒されて10日連続陰線 21日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は344.31ドル安の42931.60ドル、ナスダックは50.46ポイント高の18540.01で取引を終了した。長期金利の上昇を警戒した売りに、寄り付き後、下落。ダウは9月景気先行指数の予想以上の悪化を嫌った売りや利益確定売りなどに拍車がかかり、終日軟調に推移し終盤にかけ下げ幅を拡大した。ナスダックは半導体のエヌビディアや携帯端末のアップルの上昇が指数を支え底堅く推移、かろうじてプラス圏を回復し、まちまちで終了。米国株が高安まちまちだったことで、東京市場は方向感に乏しいスタートとなった。寄付き後の日経平均は薄商いで前日終値水準でのもみ合いとなったが、9時30分以降、先物市場でまとまった売りが入ったことで下げ幅を拡大。衆議院選挙で政権与党が苦戦しているとの話がメディアから相次いだことが嫌気されたほか、米国政府による対中規制などが警戒されて幅広い銘柄が売られる展開となった。日経平均は38200.82円まで下落する場面が見られ、10日連続陰線となった。大引けの日経平均は前日比542.64円安(-1.39%)の38411.96円となった。東証プライム市場の売買高は16億8467万株。売買代金は3兆8079億円。業種別では、機械、建設業、不動産業、証券・商品先物取引業、銀行業などが下落した一方、海運業、ゴム製品の2セクターのみ上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は8.2%、対して値下がり銘柄は90.7%となっている。日経平均採用銘柄では、一部証券会社のネガティブなレポートが影響してTOTO<5332>が下げたほか、日本製鋼所<5631>、川崎重工<7012>、三菱重工<7011>、IHI<7013>など防衛関連銘柄も売られた。このほか、東京エレクトロン<8035>、ルネサスエレクトロニクス<6723>、ソシオネクスト<6526>など半導体株も下落。良品計画<7453>、エムスリー<2413>、メルカリ<4385>の下げも目立った。一方、為替が1ドル151円台まで円安ドル高が進んだことで三菱自動車<7211>、トヨタ自<7203>、いすゞ<7202>など自動車株が買われた。また、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>、日本郵船<9101>など海運株がしっかり。 <FA> 2024/10/22 15:30 相場概況 日経平均は小幅反落、前日終値水準でのもみ合いに終始し9営業日連続陰線 *15:30JST 日経平均は小幅反落、前日終値水準でのもみ合いに終始し9営業日連続陰線 先週末の米国市場のダウ平均は36.86ドル高の43275.91ドル、ナスダックは115.94pt高の18489.55ptで取引を終了した。過去最高値付近からの利益確定売りや、景気の楽観的見解の後退で、ダウは軟調に推移。ナスダックは携帯端末のアップルや半導体エヌビディアの上昇がけん引したほか長期金利の低下が後押し堅調に推移し、相場全体を押し上げ。終盤にかけダウも再びプラス圏を回復し連日で過去最高値を更新した。上昇した米株市場を横目に、シカゴ日経225先物清算値は大阪比160円高の39170円。本日の日経平均は若干ながら売りが先行して始まった。その後はプラス圏を回復する場面もみられるなど、半導体関連の一角に買いが入って相場を支えたが、プライム市場の売買代金は3.4兆円に留まるなど積極的な売買は手控えられた。小幅ではあるが、本日も陰線となったことから9営業日連続陰線となった。大引けの日経平均は前日比27.15円安(-0.07%)の38954.60円となった。東証プライム市場の売買高は15億134万株。売買代金は3兆4127億円。業種別では、電気・ガス、水産・農林、銀行、食料品、保険などが下落した一方、海運、ゴム製品、精密機器、サービス、ガラス・土石などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は42.4%、対して値下がり銘柄は53.9%となっている。日経平均採用銘柄では、川崎船<9107>や日本郵船<9101>などの海運株やレーザーテック<6920>、東エレク<8035>などの半導体関連株が堅調に推移。また、霞ヶ関キャピタル<3498>、楽天グループ<4755>、ソフトバンクG<9984>、キーエンス<6861>、リクルートHD<6098>、任天堂<7974>などが上昇となった。そのほか、ジェイテックコーポレーション<3446>、サンウェルズ<9229>、PKSHA<3993>などが値上がり率上位となった。一方、三井住友<8316>やみずほ<8411>などの銀行株やトヨタ自<7203>やホンダ<7267>などの自動車関連株が軟調に推移。また、ファーストリテ<9983>、三菱重工業<7011>、IHI<7013>、川崎重<7012>、JT<2914>などが下落した。上半期営業減益見通しをマイナス視された東洋証券<8614>や通期業績上方修正も出尽くし感が先行したサーティワン<2268>が急落。ほか、北陸電力<9505>、ベイカレント<6532>、北海道電力<9509>などが値下がり率上位となった。 <FA> 2024/10/21 15:30 相場概況 日経平均は3日ぶりに反発、米株高で上昇も39000円台を維持できず *15:40JST 日経平均は3日ぶりに反発、米株高で上昇も39000円台を維持できず 17日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は161.35ドル高の43239.05ドル、ナスダックは6.53ポイント高の18373.61で取引を終了した。小売売上高が予想を上回ったため景気見通し改善で、寄り付き後、上昇。半導体メーカー、台湾セミコンダクターがアジア時間に発表した決算が好調で強い需要期待に同セクターの買いが相場を一段と支援した。金利先安観の後退で、終盤にかけてナスダックは失速したがダウは連日過去最高値を更新し終了。米国株上昇や為替の円安傾向を受けて、東京市場は買い優勢で取引を開始した。日経平均は39000円台を回復してスタートした後は、値がさ半導体株も高安まちまちな上、積極的な買いが手控えられたことなどから39000円を挟んだもみ合いとなった。日米政治イベントなどが意識されて様子見ムードは強まっており、プライム市場の売買代金は3.6兆円台に留まった。大引けの日経平均は前日比70.56円高(+0.18%)の38981.75円となった。東証プライム市場の売買高は14億3152万株。売買代金は3兆6276億円。業種別では、医薬品、機械、銀行、精密機器、海運などが下落した一方、石油・石炭製品、電気・ガス、ゴム製品、陸運、不動産などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は46.0%、対して値下がり銘柄は48.5%となっている。日経平均採用銘柄では、2024年4-12月期の連結純利益が前年同期比52%増の742億円になるとの見通しを発表したディスコ<6146>が買い優勢となったほか、富士電機<6504>、SMC<6273>、ファナック<6954>、クボタ<6326>など機械株もしっかり。また、三菱UFJ<8306>、三井住友トラスト<8309>など金融株も買われた。このほか、大塚ホールディングス<4578>、フジクラ<5803>、ソシオネクスト<6526>、HOYA<7741>なども上昇。一方、ルネサスエレクトロニクス<6723>、スクリーンHD<7735>、レーザーテック<6920>など半導体株の一角が売られたほか、中国関連銘柄の資生堂<4911>、安川電機<6506>の下げもやや目立つ。このほか、良品計画<7453>、ソニーグループ<6758>、アサヒグループ<2502>、住友鉱山<5713>、三井化学<4183>などが売られた。 <FA> 2024/10/18 15:40 相場概況 日経平均は続落、半導体安続き39000円を割り込む展開に *15:30JST 日経平均は続落、半導体安続き39000円を割り込む展開に 16日の米国株式市場は反発。ダウ平均は337.28ドル高の43077.70ドル、ナスダックは51.49ポイント高の18367.08で取引を終了した。半導体セクターへの懸念がくすぶり、寄り付き後、下落。その後は、航空会社、金融の好決算を好感した買いや半導体エヌビディアが買われ、投資家心理の改善を受けて上昇に転じた。ソフトランディング期待も手伝いダウは一段高。長期金利の低下も支援し、ナスダックも底堅く推移し、終盤にかけ相場は上げ幅を拡大した。米株の反発を受けて、東京市場はやや買い優勢で取引を開始した。日経平均は小幅反発でスタートしたが、すぐに上げ幅を縮小し前日終値水準でのもみ合いに。米株市場では、中国向け需要の減速懸念から半導体製造装置のアプライドマテリアルズやラム・リサーチなどが引き続き売られたことが影響し、値がさ半導体株が下落。日経平均は39000円を割り込み安値引けとなった。大引けの日経平均は前日比269.11円安(-0.69%)の38911.19円となった。東証プライム市場の売買高は16億3220万株。売買代金は3兆7538億円。業種別では、精密機器、非鉄金属、化学、小売、金属製品などが下落した一方、電気・ガス、海運、銀行、空運、証券・商品先物取引などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は34.0%、対して値下がり銘柄は62.4%となっている。日経平均採用銘柄では、米半導体株安が影響し、東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>、ソシオネクスト<6526>、ディスコ<6146>など半導体関連銘柄が下落したほか、前日しっかりだったアドバンテスト<6857>も売られた。また、フジクラ<5803>、古河電工<5801>など電線関連も弱い。このほか、ZOZO<3092>、HOYA<7741>、キーエンス<6861>、TDK<6762>、レゾナックHD<4004>がさえない。一方、米銀行の好決算を材料に、千葉銀行<8331>、野村HD<8604>、三菱UFJ<8306>、みずほFG<8411>、しずおかFG<5831>など金融株が上昇した。また、国内証券会社のレポートや原子力規制委が50年超の原発運転を認可したことなどから中部電力<9502>、関西電力<9503>、東京電力HD<9501>など電力株が強い。このほか、太平洋セメント<5233>、SUBARU<7270>、日本郵船<9101>、日本製鋼所<5631>などが買われた。 <FA> 2024/10/17 15:30 相場概況 日経平均は5日ぶりに大幅反落、蘭ASMLショックで半導体株が急落 *15:30JST 日経平均は5日ぶりに大幅反落、蘭ASMLショックで半導体株が急落 15日の米国株式市場は反落。ダウ平均は324.80ドル安の42740.42ドル、ナスダックは187.10ポイント安の18315.59で取引を終了した。銀行の決算を好感し、寄り付き後上昇。その後、半導体セクターの下落が影響し相場は下落に転じた。管理医療会社のユナイテッドヘルス・グループの下落もダウの重しとなり、終盤にかけて主要指数は下げ幅を拡大し終了。蘭半導体製造装置ASMLホールディングの受注低迷や業績見通しの下方修正を受けて、エヌビディアが前日比4%超、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が同5%超下落したことが影響して、東京市場は半導体株を中心に売り優勢で取引を開始した。寄付き後の日経平均は39062.85円と39000円台割れ寸前まで売り込まれたが、為替が1ドル149円台水準で推移したことなどが支援材料となり、売り一巡後は下げ渋る展開となった。大引けの日経平均は前日比730.25円安(-1.83%)の39180.30円となった。東証プライム市場の売買高は16億1511万株。売買代金は3兆9155億円。業種別では、精密機器、電気機器、化学、機械、ガラス・土石製品などが下落した一方、保険業、建設業、電気・ガス業、不動産業の4セクターのみ上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は21.5%、対して値下がり銘柄は75.7%となっている。日経平均採用銘柄では、レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>、スクリーンHD<7735>が前日比10%ほどの大幅安となったほか、ディスコ<6146>、ソシオネクスト<6526>、ルネサスエレクトロニクス<6723>など半導体株の下げが目立った。また、朝方に発表された8月機械受注が前年比、前月比ともにマイナスとなるなど大幅に悪化したことから、安川電機<6506>、SMC<6273>、日本精工<6471>、オムロン<6645>、ファナック<6954>、ニデック<6594>など機械株も売られた。このほか、決算が嫌気されて高島屋<8233>が売られたことで、三越伊勢丹HD<3099>、Jフロントリテイリング<3086>など百貨店株も安い。一方、大成建設<1801>、大林組<1802>はともに国内証券会社が格付けを引き上げたことなどが材料視されて買い優勢となり、清水建設<1803>、鹿島建設<1812>など大手建設株も総じてしっかり。また、東京建物<8804>、住友不動産<8830>、東急不動産HD<3289>、三井不動産<8801>など不動産株も買われた。このほか、三菱重工<7011>は目標株価引き上げを受けて上昇。 <FA> 2024/10/16 15:30 相場概況 日経平均は4日続伸、一時40000円台回復もアジア株安などが嫌気か *15:32JST 日経平均は4日続伸、一時40000円台回復もアジア株安などが嫌気か 14日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は201.36ドル高の43065.22ドル、ナスダックは159.75ポイント高の18502.69で取引を終了した。小幅利下げ観測を受けた売りと、中国政府による追加財政策を背景とした需要回復期待を受けた買いが交錯し、寄り付き後、まちまち。その後、主要企業決算への期待が後押しし、相場は上昇した。さらに、半導体エヌビディアの上昇がナスダックを押し上げ、終盤にかけて上げ幅を拡大。ダウは連日で過去最高値を更新した。米国株高や為替の円安を材料に、三連休明けの東京市場は買い優勢で取引を開始した。日経平均は7月19日以来の40000円台を回復してスタート。エヌビディア上昇を受けて、アドバンテスト<6857>、ソフトバンクG<9984>、東京エレクトロン<8035>など半導体株の上げが日経平均を押し上げた。ただ、後場入り後は、軟調なアジア株の動向が嫌気されたほか、40000円台回復などで達成感も意識されて上げ幅を縮小。日経平均は40000円台を割り込んで取引を終えた。大引けの日経平均は前営業日比304.75円高(+0.77%)の39910.55円となった。東証プライム市場の売買高は18億5726万株。売買代金は4兆4380億円。業種別では、銀行業、保険業、電気機器、情報・通信業、倉庫・運輸関連業などが上昇した一方、石油・石炭製品、鉱業、電気・ガス業、非鉄金属、鉄鋼などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は73.1%、対して値下がり銘柄は23.4%となっている。日経平均採用銘柄では、米ハイテク株上昇を受けて、アドバンテスト、ソフトバンクG、東京エレクトロンのほか、スクリーンHD<7735>、ソシオネクスト<6526>、レーザーテック<6920>、ルネサスエレクトロニクス<6723>など半導体株の上昇が目立つ。また、米銀行株の上昇を受けて、コンコルディアFG<7186>、しずおかFG<5831>、りそなHD<8308>、ふくおかFG<8354>など銀行株も買われた。このほか、中外製薬<4519>、荏原製作所<6361>、太陽誘電<6976>などが上昇。一方、原油価格の下落を受けて、ENEOSホールディングス<5020>、INPEX<1605>、出光興産<5019>など原油関連の下げが目立ったほか、指数インパクトが大きいファーストリテ<9983>が後場一段安。このほか、日本製鉄<5401>、良品計画<7453>、東レ<3402>、フジクラ<5803>、ダイキン工業<6367>なども下落した。 <FA> 2024/10/15 15:32 相場概況 日経平均は3日続伸、好決算のファストリに買いが集中 *15:30JST 日経平均は3日続伸、好決算のファストリに買いが集中 10日の米国株式市場は反落。ダウ平均は57.88ドル安の42454.12ドル、ナスダックは9.57ポイント安の18282.05で取引を終了した。消費者物価指数(CPI)が予想を上回り連邦準備制度理事会(FRB)の速やかな利下げ期待の後退で、寄り付き後、下落。大型ハリケーンが影響し週次新規失業保険申請件数が大幅増加したことも景気見通し悪化につながり、さらなる売り圧力となり続落した。AI分野を先導する半導体エヌビディアの上昇が相場全体の下支えとなり、終盤にかけ下げ幅を縮小し終了。米国株反落もエヌビディア上昇が材料視されて、東京市場は買い優勢で取引を開始した。日経平均は39600円台でスタートした後は、上値の重い展開となったが前日比プラス圏は維持。3連休なども意識されて積極的な売買は手控えられ薄商いとなるなか、好業績を発表したファーストリテ<9983>が大幅高となり日経平均を押し上げた。なお、寄付きで算出されたオプションとミニ日経平均先物10月物の特別清算指数(SQ)は39701.93円(概算値)となった。大引けの日経平均は前日比224.91円高(+0.57%)の39605.80円となった。東証プライム市場の売買高は15億7950万株。売買代金は3兆7755億円。業種別では、銀行業、小売業、保険業、非鉄金属、海運業の5セクターのみ上昇した一方、不動産業、陸運業、建設業、金属製品、電気・ガス業などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は30.5%、対して値下がり銘柄は66.0%となっている。日経平均採用銘柄では、国内外ユニクロ事業が好調で前期大幅上振れ着地となったファーストリテが上場来高値を更新し、後場一段高いとなったほか、証券会社のポジティブなレポートを材料に商船三井<9104>が買われた。このほか、三井住友FG<8316>、三菱UFJ<8306>、千葉銀行<8331>、りそなHD<8308>など銀行株が上昇。フジクラ<5803>、古河電工<5801>、アドバンテスト<6857>、中外製薬<4519>、川崎重工<7012>の上昇も目立った。一方、セブン&アイHD<3382>は企業価値向上に向けた事業再編を発表したが、同時に25年2月期利益予想を引き下げたことが嫌気されて売り優勢となった。このほか、アサヒグループHD<2502>、サッポロホールディングス<2501>、ニトリHD<9843>など円高メリット銘柄の一角が売られた。また、メトロ上場が意識されて、東武鉄道<9001>、小田急電鉄<9007>、京成電鉄<9009>など関東私鉄株もさえない。 <FA> 2024/10/11 15:30 相場概況 日経平均は続伸、円安で買われるも中国株やCPI発表が重しに *15:30JST 日経平均は続伸、円安で買われるも中国株やCPI発表が重しに 9日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は431.63ドル高の42512.00ドル、ナスダックは108.70ポイント高の18291.62で取引を終了した。連邦準備制度理事会(FRB)の速やかな利下げ期待の後退で、寄り付き後、下落。しかし、押し目からは、中国政府の景気底入れを目指した財政強化策が世界経済や企業の売上回復を支援するとの期待に買われ、相場は上昇に転じた。FRBが公表した9月連邦公開市場委員会(FOMC)議事録で、全参加者が利下げ継続で合意したことが明らかになり、終盤にかけて相場は上げ幅を拡大。ダウは過去最高値を更新し終了した。米国株の強い動きを受けて、東京市場は買い優勢で取引を開始した。日経平均は39600円台まで上昇した後は、乱高下する中国株式市場を見極めたいとするムードが強まり上げ一服。今晩の米9月消費者物価指数(CPI)発表も意識されて、上値の重い展開となった。プライム市場の売買代金は2日連続で4兆円を割り込んでおり、様子見姿勢の強い地合いとなっている。大引けの日経平均は前日比102.93円高(+0.26%)の39380.89円となった。東証プライム市場の売買高は15億675万株。売買代金は3兆5288億円。業種別では、ゴム製品、保険業、銀行業、医薬品、輸送用機器などが上昇した一方、小売業、サービス業、繊維製品、その他製品、石油・石炭製品などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は39.2%、対して値下がり銘柄は57.0%となっている。日経平均採用銘柄では、為替が1ドル149円台に乗せていることなどから、スズキ<7269>、SUBARU<7270>、ホンダ<7267>など自動車関連銘柄の一角が買われたほか、Jフロント<3086>はポジティブな証券会社のレポートが材料視されて上昇。このほか、ソフトバンクG<9984>、ニコン<7731>、リコー<7752>、住友電工<5802>、クボタ<6326>などが買われた。一方、24年3-8月期純利益が前年同期比76%減と発表したイオン<8267>は大幅安となったほか、資生堂<4911>、ファナック<6954>など中国関連銘柄の一角もさえない。また、川崎重工<7012>、京成電鉄<9009>、ルネサスエレクトロニクス<6723>、TOPPANホールディングス<7911>、フジクラ<5803>、NEC<6701>、中外製薬<4519>などが売られた。 <FA> 2024/10/10 15:30 相場概況 日経平均は反発、アジア株を横目に見つつ米テック株の上昇が下支えに *15:30JST 日経平均は反発、アジア株を横目に見つつ米テック株の上昇が下支えに 8日の米国株市場は、126.13ドル高の42080.37ドル、ナスダックは259.02ポイント高の18182.92で取引を終了した。中東情勢の緊迫化懸念が緩和し、寄り付き後、上昇。NY連銀のウィリアムズ総裁などが小幅な利下げ選択肢も存続することを示唆すると一時相場は売られた。ただ、押し目からはソフトランディング期待やAIの強い需要期待に半導体エヌビディアなどハイテクが買われ、相場を支援し、再び上昇。終盤にかけて上げ幅を拡大し、終了した。米国株の上昇と為替の落着きなどを材料に、東京市場は買い優勢で取引を開始した。日経平均は39000円台を回復した後、上げ幅をやや縮めたものの、前日比プラス圏でのしっかりとした推移となった。引き続き上海総合指数や香港ハンセン指数を横目に見た地合いとなったが、上海総合指数が下げ幅を縮小するなど底堅い値動きとなったことで、日経平均へのネガティブな材料とはならなかった。大引けの日経平均は前日比340.42円高(+0.87%)の39277.96円となった。東証プライム市場の売買高は15億8338万株。売買代金は3兆6430億円。業種別では、精密機器、小売業、サービス業、医薬品、化学などが上昇した一方、鉱業、保険業、電気・ガス業、鉄鋼、卸売業などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は53.8%、対して値下がり銘柄は43.7%となっている。日経平均採用銘柄では、買収提案しているカナダ企業が価格を引き上げると報じられたことで7&iHD<3382>が一時前日比12%ほど急騰し年初来高値を更新した。また、米エヌビディアの上昇を受けて、アドバンテスト<6857>、レーザーテック<6920>、スクリーンHD<7735>、東京エレクトロン<8035>など半導体株の一角が買われた。このほか、IHI<7013>、川崎重工<7012>、ニトリHD<9843>、資生堂<4911>、ディスコ<6146>、ZOZO<3092>、キヤノン<7751>などが上昇した。一方、任天堂<7974>はサウジアラビア政府系ファンドが一部売却したことが判明したことで下落。また、原油価格の下落を受けて、INPEX<1605>、出光興産<5019>、出光興産<5019>など資源関連銘柄の一角も弱いほか、三井物産<8031>、丸紅<8002>、三菱商事<8058>など商社株も売られた。このほか、住友化学<4005>、東海カーボン<5301>、日本製鉄<5401>、JFEホールディングス<5411>などがさえない。 <FA> 2024/10/09 15:30 相場概況 日経平均は大幅反落、円安一服や中国株の荒い値動きが重しに *15:30JST 日経平均は大幅反落、円安一服や中国株の荒い値動きが重しに 7日の米国株式市場は反落。ダウ平均は398.51ドル安の41954.24ドル、ナスダックは213.95ポイント安の17923.90で取引を終了した。ハマスによる攻撃から1年目となるイスラエルの首相が攻撃継続を表明、中東情勢悪化への警戒感が強まり、寄り付き後は下落。長期金利の上昇でナスダックも売られ、相場は終日軟調に推移した。新たに発生したハリケーンが勢力を増し、経済の混乱につながるとの懸念が強まり、終盤にかけ一段安となった。米国株安を受けて、東京市場は売り優勢で取引を開始した。日経平均は39000円台を割り込むと、為替が1ドル147円半ばまで円高ドル安が進行したことから、下げ幅をやや広げる展開となった。また、国慶節明けの上海総合指数は前営業日比10%超上昇して取引を再開したが、上げ幅を一気に縮小。香港ハンセン指数も下げ幅を一時前日比10%ほどまで拡大するなど、アジア株の荒い値動きが日経平均のネガティブ材料となった。大引けの日経平均は前日比395.20円安(-1.00%)の38937.54円となった。東証プライム市場の売買高は17億9372万株。売買代金は3兆9410億円。業種別では、証券・商品先物取引業、卸売業、輸送用機器、銀行業、保険業などが下落した一方、精密機器、電気・ガス業、鉱業の3セクターのみ上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は14.6%、対して値下がり銘柄は84.2%となっている。日経平均採用銘柄では、前日買われた千葉銀行<8331>、コンコルディアFG<7186>、三井住友<8316>、野村HD<8604>、第一生命HD<8750>など金融株が総じて売られた。また、損保会社から査定業務の委託を受ける東京損保鑑定がランサムウェアの攻撃を受けたと発表したことで情報漏洩の警戒感が先行し、SOMPOホールディングス<8630>、MS&AD<8725>など損保株もさえない。このほか、中国株の荒い値動きが嫌気されて資生堂<4911>、安川電機<6506>、ファナック<6954>など中国関連銘柄も売られた。一方、自社株買いなどが材料視されて富士通<6702>が年初来高値を更新する強い動きとなったほか、ニトリHD<9843>、ニチレイ<2871>、大塚HD<4578>など円高メリット銘柄の一角が上昇。このほか、フジクラ<5803>、アドバンテスト<6857>、コニカミノルタ<4902>、セイコーエプソン<6724>などが買われた。 <FA> 2024/10/08 15:30 相場概況 日経平均は大幅続伸、円安を材料に9月27日以来の39000円台を回復 *15:30JST 日経平均は大幅続伸、円安を材料に9月27日以来の39000円台を回復 先週末の米国市場のダウ平均は341.16ドル高の42352.75ドル、ナスダックは219.38pt高の18137.85ptで取引を終了した。東海岸の港湾労組スト終了や9月雇用統計の強い結果を好感した買いに、寄り付き後、上昇。景気見通しの大幅改善で終日堅調に推移した。AI関連の需要増期待に半導体のエヌビディアなどの上昇がナスダックの上昇をけん引。終盤にかけて相場は上げ幅を拡大し、ダウは過去最高値を更新した。上昇した米株市場を横目に、今日の東京株式市場は買いが先行した。日経平均株価もシカゴ先物の流れを受けて上昇して始まった。依然として中東情勢など地政学リスクは警戒されているが、米雇用統計の結果を受けて次回の米連邦公開市場委員会(FOMC)での大幅な利下げ観測は後退。為替が1ドル149円台をつけるなど円安が加速し、輸出関連銘柄を中心に強い一日となった。買い一巡後の日経平均は上値が重くなったが、終値ベースでは9月27日以来の39000円台回復となった。大引けの日経平均は前営業日比697.12円高(+1.80%)の39332.74円となった。東証プライム市場の売買高は19億1272万株。売買代金は4兆4765億円。業種別では、銀行業、保険業、証券・商品先物取引業、その他製品、サービス業などが上昇した一方、パルプ・紙、空運業、鉄鋼、海運業、不動産業の5セクターのみ下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は74.9%、対して値下がり銘柄は21.8%となっている。日経平均採用銘柄では、三井住友<8316>やみずほ<8411>などの銀行株やレーザーテック<6920>、東エレク<8035>などの半導体関連株が堅調に推移。また、トヨタ自<7203>やホンダ<7267>などの自動車関連株、フジクラ<5803>、メルカリ<4385>、ソフトバンクG<9984>、ソニーG<6758>、ファーストリテ<9983>、三菱重工業<7011>、リクルートHD<6098>、任天堂<7974>などが大幅高となった。ほか、第1四半期増益決算や実質増配を受けてウェザーニューズ<4825>が急騰、上半期業績は従来計画を上振れ着地したサンエー<2659>、LITALICO<7366>などが値上がり率上位となった。一方、米港湾スト終了で海上輸送混乱に伴う運賃上昇の思惑がはく落した川崎船<9107>などの海運株が引き続き軟調に推移。7-9月期個別売上高が市場コンセンサス比で下振れたディスコ<6146>が急落、市場コンセンサス水準にまで業績予想を下方修正した安川電機<6506>なども下落。ほか、光通信<9435>、あさひ<3333>、エニグモ<3665>などが値下がり率上位となった。 <FA> 2024/10/07 15:30 相場概況 日経平均は続伸、米雇用統計発表前で積極的な売買手控え *15:30JST 日経平均は続伸、米雇用統計発表前で積極的な売買手控え 3日の米国市場のダウ平均は184.93ドル安の42011.59ドル、ナスダックは6.64pt安の17918.48ptで取引を終了。中東情勢の深刻化懸念が重しとなったが、ISM非製造業景況指数が予想以上に上昇したため景気見通し改善で一時プラス圏に回復した。しかし、バイデン大統領がイスラエルのイラン報復を巡り石油施設攻撃の可能性を示唆すると原油高や地政学的リスク上昇を警戒した売りが加速し、再び下落。ナスダックは半導体のエヌビディアの上昇が下支えとなったが雇用統計の発表を控えた警戒感に利益確定売りにより、戻り鈍く終了した。下落した米株市場を横目に、今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要3指数が下落したが、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が続伸したことが東京市場の半導体関連株などの株価下支え要因となった。また、外為市場で円相場が落ち着いた推移となり安心感が台頭。ただ、引き続き中東の地政学リスクが懸念されていることに加えて、米国では今晩9月の米雇用統計が発表されることから、これらを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあり、上げ幅は限定的となっている。大引けの日経平均は前日比83.56円高(+0.22%)の38635.62円となった。東証プライム市場の売買高は18億1827万株。売買代金は3兆8802億円。業種別では、鉱業、石油・石炭製品、電気・ガス業、銀行業、パルプ・紙が上昇した一方、海運業、輸送用機器、電気機器の3セクターのみ下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は69.8%、対して値下がり銘柄は27.2%となっている。日経平均採用銘柄では、三井住友<8316>やみずほ<8411>などの銀行株が堅調に推移、エムスリー<2413>、ソフトバンクG<9984>、ソニーG<6758>、ファーストリテ<9983>、三菱重工業<7011>、リクルートHD<6098>、任天堂<7974>などが大幅高となった。ほか、第1四半期好決算や自社株買いを発表したクスリのアオキ<3549>が急騰、上半期営業利益は従来予想を上回る着地となったワールド<3612>などが値上がり率上位となった。一方、米港湾スト終了で海上輸送混乱に伴う運賃上昇の思惑がはく落した川崎船<9107>や日本郵船<9101>などの海運株が軟調に推移。ディスコ<6146>、東エレク<8035>、トヨタ自<7203>、フジクラ<5803>、伊藤忠<8001>などが下落。米金利低下期待織り込んだとして米系証券では格下げとなった住友林業<1911>、6-8月期コンセンサス上振れも目先のピークアウト感強まったキユーピー<2809>などが大幅安となった。ほか、瑞光<6279>、レック<7874>、ジャパンディスプレイ<6740>などが値下がり率上位となった。 <FA> 2024/10/04 15:30 相場概況 日経平均は大幅反発、円安推移を材料に前日の下げ分を取り戻す格好に *15:30JST 日経平均は大幅反発、円安推移を材料に前日の下げ分を取り戻す格好に 2日の米国株式市場は反発。ダウ平均は39.55ドル高(+0.09%)の42196.52ドル、ナスダックは14.77ポイント高(+0.08%)の17925.13、S&P500は0.79ポイント高(+0.01%)の5709.54で取引を終了した。イスラエルがイランのミサイル攻撃に対する厳しい報復を警告し地政学的リスクの上昇が警戒されたほか、強い雇用関連指標を受けた積極的な利下げ期待後退で、寄り付き後、下落。同時に、景気や雇用見通し改善で、ダウは上昇に転じた。半導体セクターが支援し、ナスダックも底堅く推移し終了。為替の円安ドル高加速を受けて、東京市場は買い優勢で取引を開始した。値がさのアップル関連株や半導体株などが買われたことで、日経平均はほぼ前日の下げ分(843.21円)を取り戻す動きを見せたが、225先物の短期売買が中心との声も聞かれ、日本株の方向感は読みにくい。香港株の上げ一服や中東情勢の緊迫化などが重しとなり、9月30日以来の39000円台回復とはならなかった。大引けの日経平均は前日比743.30円高(+1.97%)の38552.06円となった。東証プライム市場の売買高は19億664万株。売買代金は4兆2946億円。業種別では、保険業、海運業、医薬品、陸運業、サービス業などが上昇した一方、パルプ・紙、銀行業、鉄鋼、空運業、その他金融業の5セクターのみ下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は78.4%、対して値下がり銘柄は18.7%となっている。日経平均採用銘柄では、前日売り優勢だったTDK<6762>、太陽誘電<6976>が大幅反発となったほか、マツダ<7261>、SUBARU<7270>など自動車株も買われた。スクリーンHD<7735>、レーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>、ソシオネクスト<6526>、東京エレクトロン<8035>など半導体株も上昇。このほか、ディスコ<6146>、住友ファーマ<4506>、東京海上HD<8766>、エムスリー<2413>などが買われた。一方、早期の追加利上げ観測が後退したことから、りそなHD<8308>、みずほFG<8411>、ふくおかFG<8354>、千葉銀行<8331>、コンコルディアFG<7186>など銀行株が総じて下落したほか、円高メリット銘柄のニトリHD<9843>もさえない。このほか、日本取引所G<8697>、日立<6501>、日野自動車<7205>などが下落した。 <FA> 2024/10/03 15:30 相場概況 日経平均は大幅反落、中東情勢が嫌気されて買い手控えの状況に *15:30JST 日経平均は大幅反落、中東情勢が嫌気されて買い手控えの状況に 1日の米国株式市場は反落。ダウ平均は173.18ドル安(-0.41%)の42156.97ドル、ナスダックは278.81ポイント安(-1.53%)の17910.36、S&P500は53.73ポイント安(-0.93%)の5708.75で取引を終了した。連邦準備制度理事会(FRB)の利下げを急がない姿勢を受けた売りが続き、寄り付き後、下落。港湾労働者のスト突入で東海岸の港が閉鎖、9月ISM製造業景況指数が予想を下回り景気減速への懸念を受けた売りやハイテクが重しとなり相場をさらに押し下げた。その後、イランによるイスラエルへのミサイル攻撃が報じられると中東情勢悪化が警戒され、売りが一段と加速。攻撃終了とともに終盤にかけ下げ幅を縮小し、終了。中東情勢悪化が嫌気されて、東京市場は売り優勢で取引を開始した。為替は1ドル143円台後半と前日比で、さほどリスク回避の円買いは入っていない様子だが、日経平均は前日の上昇分を吐き出す格好に。一部では石破政権が掲げる政策に独自色がないことから、買いが入りにくくなっているとの声も聞かれ、後場の日経平均は下げ幅を広げ、一段安となった。大引けの日経平均は前日比843.21円安(-2.18%)の37808.76円となった。東証プライム市場の売買高は20億519万株。売買代金は4兆3895億円。業種別では、空運業、電気機器、銀行業、保険業、小売業などが下落した一方、鉱業、石油・石炭製品、鉄鋼、不動産業、水産・農林業の5セクターのみ上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は15.0%、対して値下がり銘柄は83.2%となっている。日経平均採用銘柄では、アップル下落に伴いTDK<6762>、村田製作所<6981>、太陽誘電<6976>、日東電工<6988>など関連銘柄が総じて下落した。また、フィラデルフィア半導体株価指数(SOX指数)が3%ほど下落したことで、レーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>、ソシオネクスト<6526>、東京エレクトロン<8035>など半導体関連も売られた。このほか、富士電機<6504>、ファーストリテ<9983>、信越化学<4063>などが下落した。一方、中東情勢の混迷化に伴い原油価格が上昇したことで、INPEX<1605>、出光興産<5019>、ENEOSホールディングス<5020>など資源関連が買われたほか、バークシャーによる円債発行が引き続き材料視されて丸紅<8002>、三井物産<8031>、三菱商事<8058>など商社株も上昇。このほか、7-9月の自動車販売実績が材料視されて三菱自動車<7211>が買われた。 <FA> 2024/10/02 15:30 相場概況 日経平均は大幅反発、円高一服で「石破ショック」の買戻しが先行 *15:30JST 日経平均は大幅反発、円高一服で「石破ショック」の買戻しが先行 9月30日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は17.15ドル高(+0.04%)の42330.15ドル、ナスダックは69.58ポイント高(+0.38%)の18189.17、S&P500は24.31ポイント高(+0.42%)の5762.48で取引を終了した。9月シカゴ購買部協会景気指数が予想外に改善したため買いが優勢となったが、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が小幅な利下げペースを示唆したため失望感から一時大きく売りに転じた。ナスダックは長期金利の上昇が嫌気されたが、アップルの上昇が下支えとなり、終盤にかけプラス圏に回復し相場を押し上げた。月末、四半期末の調整に加え景気に楽観的な議長の見解を受けソフトランディング期待を受けた買いに、終盤にかけてダウも上昇し連日過去最高値を更新した。米国株の上昇を受けて、東京市場は買い優勢で取引を開始した。前日の大幅安の反動が先行し、寄付きから38000円台を回復した日経平均は上げ幅をじりじりと拡大。朝方、日本銀行が公表した日銀金融政策決定会合における主な意見(9月19-20日分)を受けて早期利上げ観測が後退し、為替は一時1ドル144円台まで円安ドル高が進み、大型株の買戻しが優勢となった。日経平均は後場一段高となる場面も見られるなどしっかりとした推移に。大引けの日経平均は前日比732.42円高(+1.93%)の38651.97円となった。東証プライム市場の売買高は19億6258万株。売買代金は4兆1843億円。業種別では、機械、証券・商品先物取引業、卸売業、電気機器、ゴム製品などが上昇した一方、空運業、陸運業の2セクターのみ下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は77.3%、対して値下がり銘柄は20.1%となっている。日経平均採用銘柄では、川崎重工<702>、三菱重工<7011>、IHI<7013>、日本製鋼所<5631>など防衛関連銘柄が総じて買われたほか、三井物産<8031>、住友商事<8053>、伊藤忠<8001>など商社株も上昇。このほか、TDK<6762>、フジクラ<5803>、日東電工<6988>などが上昇。ルネサスエレクトロニクス<6723>、スクリーンHD<7735>、東京エレクトロン<8035>など半導体株も買われた。一方、ANAホールディングス<9202>、ニトリホールディングス<9843>、ZOZO<3092>、ニチレイ<2871>、サッポロHD<2501>など円高メリット銘柄が総じて売られたほか、10月に入ったことで東京地下鉄の上場が改めて意識されたことから小田急<9007>、東急<9005>、JR東海<9022>など鉄道株が下落した。 <FA> 2024/10/01 15:30 相場概況 日経平均は急反落、「石破ショック」で円急騰、指数は後場一段安に *15:35JST 日経平均は急反落、「石破ショック」で円急騰、指数は後場一段安に 先週末27日の米国市場のダウ平均は137.89ドル高(+0.33%)の42313.00ドル、ナスダックは70.70pt安(-0.39%)の18119.59pt、S&P500は7.20pt安(-0.13%)の5738.17ptで取引を終了した。8月PCE価格指数でインフレ鈍化基調の継続が証明され、予想以上の鈍化ペースを受けて大幅利下げ観測が支援して続伸した。ミシガン大消費者信頼感指数も予想を上回りダウは一段高。終盤にかけ、中東情勢の悪化懸念に失速も過去最高値を更新した。ナスダックは半導体のエヌビディアの下落が響き、下落に転じ、相場はまちまちで終了した。週末の米国市場がまちまちとなるなか、日経平均は大幅安で取引を開始した。先週末にかけて、自民党総裁選に絡んで高市氏の勝利を織り込んだポジションが積みあがっていたが、石破氏の逆転でこれらが一気に剥がれる格好となり、26日と27日の上昇分を吐き出す展開となった。石破氏は金融所得課税や法人税などへの課税強化に対して前向きな姿勢を示していたことから、マーケットの警戒感は強く、落ち着きどころを模索する展開となった。大引けの日経平均は前営業日比1910.01円安(-4.80%)の37919.55円となった。東証プライム市場の売買高は26億5万株。売買代金は6兆1216億円。業種別では、輸送用機器、不動産業、証券・商品先物取引業、電気・ガス業、電気機器などが下落した一方、銀行業のみ上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は7.9%、対して値下がり銘柄は91.5%となっている。日経平均採用銘柄では、東エレク<8035>やディスコ<6146>、レーザーテック<6920>などの半導体関連株、トヨタ自<7203>やホンダ<7267>などの自動車関連株、三菱商事<8058>や三井物産<8031>などの商社株、川崎船<9107>や日本郵船<9101>などの海運株も軒並み下落。ソフトバンクG<9984>、ソニーG<6758>、ファーストリテ<9983>、三菱重工業<7011>、リクルートHD<6098>、任天堂<7974>なども大幅安となった。ほか、業績・配当予想を大幅に下方修正したASTI<6899>がストップ安売り気配、インバウンド需要や富裕層の消費減退懸念で三越伊勢丹<3099>などが値下がり率上位となった。一方、三井住友<8316>やみずほ<8411>などの銀行株が堅調に推移。石破新総裁誕生で「地方創生」関連として物色されたチェンジHD<3962>、業績・配当予想の上方修正を発表した日本精線<5659>、防災関連銘柄として人気化しているモリタHD<6455>などが大幅高となった。ほか、メディカル・データ・ビジョン<3902>、能美防災<6744>、りそなHD<8308>などが値上がり率上位となった。 <FA> 2024/09/30 15:35 相場概況 日経平均は大幅続伸、自民党総裁選への思惑先行で2日連続の高値引け *15:30JST 日経平均は大幅続伸、自民党総裁選への思惑先行で2日連続の高値引け 26日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は260.36ドル高(+0.62%)の42175.11ドル、ナスダックは108.08ポイント高(+0.60%)の18190.29、S&P500は23.11ポイント高(+0.40%)の5745.37で取引を終了した。予想を上回った経済指標を受けて、景気見通し改善に伴う買いに、寄り付き後、上昇。中国政府が成長目標達成のため財政支援強化する方針を示し需要回復見通しも支援材料となった。ナスダックは半導体のマイクロンの上昇がけん引。相場は終日堅調に推移し終了した。米株高や為替の円安推移などを材料に、東京市場は買い優勢で取引を開始した。日経平均は9月2日以来となる39000円台を回復してスタートしたが、配当落ちや前日の1000円超の上昇などが意識されて、一時前日比マイナス圏に沈む場面も見られた。ただ、午後、自民党総裁選で財政積極派を掲げる高市氏が一回目の投票で一位となったことで、為替は1ドル146円台まで円安が加速。日経平均は上げ幅を広げ、2日連続となる高値引けで取引を終えた。大引けの日経平均は前日比903.93円高(+2.32%)の39829.56円となった。東証プライム市場の売買高は22億4955万株。売買代金は5兆6354億円。業種別では、精密機器、機械、化学、不動産業、電気機器などが上昇した一方、銀行業、石油・石炭製品、パルプ・紙、鉱業、鉄鋼などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は39.0%、対して値下がり銘柄は56.4%となっている。日経平均採用銘柄では、資生堂<4911>、安川電機<6506>、ファナック<6954>、ダイキン<6367>、SMC<6273>など中国関連銘柄の一角が買われたほか、米テック株の上昇を受けて、レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>など半導体株の一角が上昇。このほか、荏原製作所<6361>、住友鉱山<5713>、オムロン<6645>、レゾナックHD<4004>などが買われた。一方、原油価格下落を受けてENEOSホールディングス<5020>、INPEX<1605>が下落したほか、自民党総裁選に対する思惑で10年債利回りが0.8%まで低下したことで、三井住友トラストHD<8309>、りそなHD<8308>、三井住友FG<8316>、コンコルディアFG<7186>、みずほFG<8411>、MS&AD<8725>、野村HD<8604>など金融株が総じて売られた。このほか、大成建設<1801>、大林組<1802>、ニチレイ<2871>、ニデック<6594>などが下落した。 <FA> 2024/09/27 15:30 相場概況 日経平均は大幅反発、円安を材料に1000円超の上昇に *15:30JST 日経平均は大幅反発、円安を材料に1000円超の上昇に 25日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は293.47ドル安(-0.70%)の41914.75ドル、ナスダックは7.69ポイント高(+0.04%)の18082.21、S&P500は10.67ポイント安(-0.19%)で取引を終了した。経済協力開発機構(OECD)の世界経済成長見通し上方修正を好感した買いに、寄り付き後、上昇。その後、ダウは過去最高値付近からの利益確定売りが強まったほか、8月新築住宅販売が7月から減少し大幅下落に転じた。ナスダックは長期金利の上昇が重しとなったが、半導体セクターが強く、下値を支え小幅高。ダウは終盤にかけ下げ幅を拡大し、まちまちで終了した。為替の円安推移を材料に、東京市場は買い優勢で取引を開始した。寄付きから半導体株が上昇しており、日経平均は寄付き後、75日移動平均線を突破。為替が一時1ドル145円台まで円安ドル高が加速したことから、輸出関連銘柄など大型株に資金が向かう展開となり、日経平均は1000円超の大幅高で高値引けとなった。大引けの日経平均は前日比1055.37円高(+2.79%)の38925.63円となった。東証プライム市場の売買高は20億8531万株。売買代金は5兆2377億円。全業種が上昇するなか、その他製品、金属製品、電気機器、機械、ガラス・土石製品の上げが目立った。東証プライム市場の値上がり銘柄は96.0%、対して値下がり銘柄は3.4%となっている。日経平均採用銘柄では、米マイクロンの好決算や円安推移を受けて、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>、ソシオネクスト<6526>、スクリーンHD<7735>、SUMCO<3436>など半導体株が総じて上昇。このほか、荏原製作所<6361>、ディスコ<6146>、三越伊勢丹HD<3099>、日立<6501>、ソフトバンクグループ<9984>などが買われた。一方、昨日急落した協和キリン<4151>が引き続き売られたほか、アステラス製薬<4503>、東海カーボン<5301>、ニトリHD<9843>、三菱ケミカルグループ<4188>、 エムスリー<2413>、メルカリ<4385>が下落した。なお、日経平均採用銘柄で下落したのはこの7銘柄のみとなった。 <FA> 2024/09/26 15:30 相場概況 日経平均は5日ぶりに反落、中国関連株上昇も金融株の下げが重しに *15:30JST 日経平均は5日ぶりに反落、中国関連株上昇も金融株の下げが重しに 24日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は83.57ドル高(+0.20%)の42208.22ドル、ナスダックは100.25ポイント高(+0.56%)の18074.52、S&P500は14.36ポイント高(+0.25%)の5732.93で取引を終了した。年内の追加利下げ期待や中国の景気刺激策を受けた世界経済の見通し回復で、寄り付き後、上昇。その後、9月消費者信頼感指数が予想を下回ったため、景気への楽観的見方が後退し売りに転じた。ダウは過去最高値付近からの利食い売りも見られ、伸び悩んだ。ナスダックはAI需要を期待し、半導体エヌビディアなどの押し目買い意欲が強く底堅く推移し、相場を押し上げ。終盤にかけダウもプラス圏を回復し連日過去最高値を更新した。米国株上昇も、為替が1ドル143円台前半と前日比1円ほど円高ドル安に振れたことなどから、東京市場は方向感に乏しいスタートとなった。足元の日経平均は4日続伸していたこともあり上値の重い展開に。中国関連銘柄の上昇やエヌビディアなど米テック株の上昇で半導体株が総じて反発したことなどが、日経平均の下支えとなったが、売り買い一巡後の日経平均は38000円を挟んでのもみ合いとなった。大引けの日経平均は前日比70.33円安(-0.19%)の37870.26円となった。東証プライム市場の売買高は16億1221万株。売買代金は3兆8404億円。業種別では、保険業、銀行業、水産・農林業、精密機器、情報・通信業などが下落した一方、機械、空運業、パルプ・紙、ガラス・土石製品、輸送用機器などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は48.9%、対して値下がり銘柄は46.9%となっている。日経平均採用銘柄では、一方、アトピー薬候補に不透明感が強まったことで協和キリン<4151>が急落したほか、長期金利の指標となる10年国債利回りが一時8月5日以来となる0.795%まで低下したことで、りそなHD<8308>、東京海上HD<8766>、三井住友FG<8316>、MS&AD<8725>、三菱UFJ<8306>など金融株の下げが目立った。このほか、テルモ<4543>、ニッスイ<1332>、ZOZO<3092>などが下落したほか、野村HD<8604>は不公正取引の疑いが報じられ後場一段安となった。一方、中国が景気刺激策を打ち出したことで資生堂<4911>が買われたほか、安川電機<6506>、ファナック<6954>、SMC<6273>、オークマ<6103>、ミネベアミツミ<6479>など工作機械関連も買われた。また、アドバンテスト<6857>、ルネサスエレクトロニクス<6723>など半導体株の一角が上昇。このほか、ダイキン<6367>、TOTO<5332>、住友金属鉱山<5713>などが買われた。 <FA> 2024/09/25 15:30 相場概況 日経平均は4日続伸、米株上昇で一時75MAを突破する場面も *15:30JST 日経平均は4日続伸、米株上昇で一時75MAを突破する場面も 23日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は61.29ドル高(+0.15%)の42124.65ドル、ナスダックは25.95ポイント高(+0.14%)の17974.27、S&P500は16.02ポイント高(+0.28%)の5718.57で取引を終了した。年内の追加利下げ期待に買われ、寄り付き後、上昇。9月サービス業PMIが予想を上回ったことを受けた長期金利の上昇で、相場は一時失速した。しかし、ソフトランディングを期待した買いや連邦準備制度理事会(FRB)高官が追加大幅利下げも除外しない考えを示したため下値も限られ、終盤にかけ持ち直し相場はプラス圏を維持、ダウは連日過去最高値を更新し終了。連休明けの東京市場は、米国株の上昇を受けて、買い優勢で取引を開始した。日経平均は75日移動平均線が位置する38291円水準を一時上回る場面も見られたが、半導体株が総じて安かったことなどが影響して上げ幅を縮小。買い一巡後の日経平均は38000円水準でのもみ合いとなった。大引けの日経平均は前営業日比216.68円高(+0.57%)の37940.59円となった。東証プライム市場の売買高は16億9699万株。売買代金は4兆3014億円。業種別では、海運業、保険業、電気・ガス業、非鉄金属、精密機器などが上昇した一方、空運業、陸運業、医薬品、サービス業、小売業などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は53.3%、対して値下がり銘柄は43.3%となっている。日経平均採用銘柄では、鉄道インフラ保守にエヌビディアのAI技術を活用と発表した日立<6501>が年初来高値を更新したほか、日本製鋼所<5631>、三菱重工業<7011>、IHI<7013>が上昇。また、ソニーグループ<6758>が証券会社のポジティブなレポートを材料に買われた。このほか、三越伊勢丹HD<3099>、TDK<6762>、オムロン<6645>、フジクラ<5803>、日本郵船<9101>などが買われた。一方、ルネサスエレクトロニクス<6723>、ソシオネクスト<6526>、レーザーテック<6920>、スクリーンHD<7735>、東京エレクトロン<8035>など半導体株が総じて軟調推移。このほか、第一三共<4568>、協和キリン<4151>、レゾナックHD<4004>、ニトリHD<9843>、エーザイ<4523>などが売られた。 <FA> 2024/09/24 15:30 相場概況 日経平均は3日続伸、米国株高を受けて一時38000円に迫る大幅高に *15:30JST 日経平均は3日続伸、米国株高を受けて一時38000円に迫る大幅高に 19日の米国株式市場は大幅反発。ダウ平均は522.09ドル高(+1.26%)の42025.19ドル、ナスダックは440.68ポイント高(+2.51%)の18013.98、S&P500は95.38ポイント高(+1.70%)の5713.64で取引を終了した。週次新規失業保険申請件数が4カ月ぶり低水準となり労働市場の減速懸念が後退し、寄り付き後、上昇。さらに、連邦公開市場委員会(FOMC)の大幅利下げが奏功し経済がそれほど落ち込まずソフトランディングにとどまるとの期待感も強まり、続伸した。ハイテクも強く相場を支援し、終盤にかけて上げ幅を拡大し、終了。米国株の大幅反発を材料に東京市場は買い優勢で取引を開始した。米ハイテク株の上昇を受けて、東京エレクトロン<8035>など半導体株の上げが目立ち、日経平均は37700円台でスタートした後、38000円台手前まで上げ幅を拡大。ランチタイムに日本銀行による金融政策決定会合の結果が伝わったが、想定通りの「金融政策の現状維持」だったことから売買材料とはならず。後場の日経平均は、3連休や植田和男日銀総裁の記者会見などが意識されて、上値は重くなったが、25日移動平均線(37449円)及び200日移動平均線(37621円)を上回って取引を終えた。大引けの日経平均は前日比568.58円高(+1.53%)の37723.91円となった。東証プライム市場の売買高は23億5357万株。売買代金は5兆9244億円。業種別では、石油・石炭製品、非鉄金属、電気機器、鉱業、銀行業などが上昇した一方、電気・ガス業、陸運業、海運業、倉庫・運輸関連業の4セクターのみ下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は65.5%、対して値下がり銘柄は30.6%となっている。日経平均採用銘柄では、東京エレクトロンのほか、ソシオネクスト<6526>、レーザーテック<6920>、ルネサスエレクトロニクス<6723>など半導体株の多くが買われた。また、黒鉛電極の販売価格引き上げ発表を受けて、レゾナック・ホールディングス<4004>が買われたほか、東海カーボン<5301>にも思惑的な買いが向かった。このほか、川崎重工<7012>、村田製作<6981>、古河電工<5801>、フジクラ<5803>、SUMCO<3436>、電通グループ<4324>などが上昇した。一方、京成電鉄<9009>、小田急電鉄<9007>、東武鉄道<9001>など私鉄株が総じて軟調だったほか、イオン<8267>、丸井グループ<8252>、ZOZO<3092>など小売関連も安い。このほか、清清水建設<1803>、大成建設<1801>、住友ファーマ<4506>、協和キリン<4151>などが下落した。 <FA> 2024/09/20 15:30 相場概況 日経平均は大幅続伸、円安推移を材料に9月4日以来の37000円台回復 *15:30JST 日経平均は大幅続伸、円安推移を材料に9月4日以来の37000円台回復 18日の米国市場は下落。ダウ平均は103.08ドル安(-0.25%)の41503.10ドル、ナスダックは54.76ポイント安(-0.31%)の17573.30、S&P500は16.32ポイント安(-0.29%)の5618.26で取引を終了した。連邦公開市場委員会(FOMC)結果を睨み寄り付き後、まちまち。連邦準備制度理事会(FRB)がFOMCで4年ぶり、0.5%利下げを決定すると、一時大幅上昇した。イベント通過で利益確定売りに加え、パウエル議長が会合後の会見で、特に今後の利下げを急ぐ必要はないと指摘すると、終盤にかけ金利上昇に伴い株式相場も下落に転じ終了。FOMC通過後、為替が1ドル142円台と円安ドル高に振れたことから、東京市場は買い優勢で取引を開始した。為替の円安推移が継続したことから、主力の輸出関連銘柄が総じて買われ、日経平均の上げ幅は一時1000円超まで拡大した。大引けにかけて、やや上げ幅を縮小したが、9月4日以来の37000円台を回復して取引を終了。大引けの日経平均は前日比775.16円高(+2.13%)の37155.33円となった。東証プライム市場の売買高は17億2591万株。売買代金は4兆594億円。全業種が上昇したなか、海運業、保険業、輸送用機器、非鉄金属、サービス業の上げが目立った。東証プライム市場の値上がり銘柄は81.5%、対して値下がり銘柄は15.6%となっている。日経平均採用銘柄では、昨日売られたIHI<7013>が反発し年初来高値を更新したほか、トヨタ自<7203>、ホンダ<7267>、日野自<7205>、三菱自<7211>など自動車株が総じて上昇。また、東京海上HD<8766>、MS&AD<8725>など保険株も買われた。このほか、メルカリ<4385>、フジクラ<5803>、住友ファーマ<4506>、日立<6501>、日本郵船<9101>、伊藤忠<8001>、レゾナックHD<4004>など幅広銘柄が買われた。一方、証券会社の投資判断引き下げを受けて三菱電機<6503>が売られたほか、ニチレイ<2871>、ニトリHD<9843>、明治ホールディングス<2269>、日本ハム<2282>など円高メリット銘柄の一角が下落。このほか、協和キリン<4151>、SUMCO<3436>などが売られた。なお、日経平均採用銘柄で下落したのは12銘柄のみとなった。 <FA> 2024/09/19 15:30 相場概況 日経平均は3日ぶり反発、FOMC発表控え買いは続かず *15:30JST 日経平均は3日ぶり反発、FOMC発表控え買いは続かず 17日の米国市場はまちまち。ダウ平均は15.90ドル安(-0.04%)の41606.18ドル、ナスダックは35.93ポイント高(+0.20%)の17628.06、S&P500は1.49ポイント高(+0.03%)の5634.58で取引を終了した。連邦公開市場委員会(FOMC)開催で利下げ期待に寄り付き後、上昇。その後、8月小売売上高が市場予想よりも強かったことで、大幅利下げ期待がやや後退。FOMCを控えた警戒感や調整で相場は伸び悩んだ。ダウは史上最高値付近からの利益確定売りも見られ、下落に転じた。ナスダックは金利先安観に支えられ底堅く推移し、まちまちで終了。米国株は高安まちまちで方向感に乏しかったが、為替が1ドル142円台まで円安ドル高が進んだことで、東京市場は買戻し優勢でスタートした。日経平均は前日高値の36600円水準で上昇一服となり、上げ幅を縮小。日本時間19日3時に発表されるFOMC結果に対する警戒感が先行し積極的な買いは手控えられ、前日比終値水準での小動き推移となった。大引けの日経平均は前日比176.95円高(+0.49%)の36380.17円となった。東証プライム市場の売買高は15億3192万株。売買代金は3兆4707億円。業種別では、輸送用機器、石油・石炭製品、鉱業、ゴム製品、倉庫・運輸関連業などが上昇した一方、陸運業、空運業、医薬品、不動産業、食料品などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は72.4%、対して値下がり銘柄は25.1%となっている。日経平均採用銘柄では、NY金価格が3営業日連続で高値を更新していることで、DOWAホールディングス<5714>、住友鉱山<5713>、三菱マテリアル<5711>など資源関連株が買われたほか、円高一服を材料にマツダ<7261>、トヨタ自<7203>、日野自動車<7205>、ホンダ<7267>、スズキ<7269>など自動車関連が上昇。このほか、クレディセゾン<8253>、T&Dホールディングス<8795>、りそなHD<8308>など昨日売られた金融株の一角が反発した。一方、朝方、年初来高値を更新したIHI<7013>が反落したほか、同じ防衛関連銘柄である三菱重工<7011>も売られた。このほか、東京メトロ上場承認が近いとの思惑から、京王電鉄<9008>、小田急電鉄<9007>、東武鉄道<9001>、京成電鉄<9009>、JR西日本<9021>など鉄道株が総じて下落。また、三越伊勢丹HD<3099>、ニトリHD<9843>などが売られた。 <FA> 2024/09/18 15:30 相場概況 日経平均は大幅続落、円高加速や金利低下に伴う金融株の下げが重しに *15:30JST 日経平均は大幅続落、円高加速や金利低下に伴う金融株の下げが重しに 16日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は228.30ドル高(+0.55%)の41622.08ドル、ナスダックは91.85ポイント安(-0.52%)の17592.13、S&P500は7.07ポイント高(+0.13%)の5633.09で取引を終了した。今週開催される連邦公開市場委員会(FOMC)待ちで様子見気配が強まり、寄り付き後、まちまち。9月NY連銀製造業景気指数が約1年ぶりに拡大域に回復し、ソフトランディング期待に支えられた買いにダウは上昇し過去最高値を更新した。一方、ナスダックは携帯端末のアップルの下落が重しとなり、終日軟調に推移し、まちまちで終了。米国株まちまちのなか、為替の円高進行一服を受けて、連休明けの東京市場はやや買い物優勢でスタートした。日経平均は前営業日比小幅高で寄り付いたが、為替が1ドル140円30銭台と再び円高推移となったことが嫌気されて、輸出関連銘柄など主力株が下げ幅を拡大。米ハイテク株の下げも影響して半導体株が弱く、日経平均は36000円台を割り込む場面も見られた。売り一巡後は下げ渋ったものの、金利低下による金融株の下げなども重しとなり36200円台で取引を終えた。大引けの日経平均は、前営業日比378.54円安(-1.03%)の36203.22円となった。東証プライム市場の売買高は18億7458万株。売買代金は4兆2028億円。業種別では、保険業、銀行業、証券・商品先物取引業、電気機器、輸送用機器などが下落した一方、海運業、水産・農林業、陸運業、空運業、食料品などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は58.4%、対して値下がり銘柄は38.4%となっている。日経平均採用銘柄では、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>、ルネサスエレクトロニクス<6723>、ソシオネクスト<6526>、スクリーンHD<7735>、レーザーテック<6920>など半導体関連の下げが目立ったほか、りそなHD<8308>、第一生命HD<8750>、東京海上HD<8766>、野村HD<8604>、三井住友トラストHD<8309>など金融株も売られた。このほか、TDK<6762>、ディスコ<6146>、SUMCO<3436>、村田製作所<6981>などが下落。一方、日本郵船<9101>、川崎汽船<9107>、商船三井<9104>など海運株がしっかりだったほか、国内証券会社が目標株価を引き上げたことで住友化学<4005>が堅調推移となった。このほか、サッポロHD<2501>、ニチレイ<2871>、イオン<8267>、明治HD<2269>など円高メリット銘柄の一角が買われた。 <FA> 2024/09/17 15:30 相場概況 日経平均は反落、円高加速も三連休前で様子見姿勢強い地合いに *15:30JST 日経平均は反落、円高加速も三連休前で様子見姿勢強い地合いに 12日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は235.06ドル高(+0.58%)の41096.77ドル、ナスダックは174.15ポイント高(+1.00%)の17569.68、S&P500は41.63ポイント高(+0.75%)の5595.76で取引を終了した。8月生産者物価指数(PPI)が予想を上回ったが利下げ軌道は変わらずとの見方やエヌビディアなど半導体が強く、寄り付き後、上昇。同時に、緩やかな利下げペースに失望した売りも見られ一時下落に転じたが、ハイテクに支えられ相場は底堅く推移した。終盤にかけ、ウォ―ル・ストリート・ジャーナル紙が大幅利下げの可能性を指摘すると期待感に買戻しが加速し、終盤にかけて大幅続伸し終了。米国株は上昇したものの、為替の円高推移が重しとなり、東京市場は小動きスタート。寄り付き後の日経平均は36800円水準でのもみ合いが続いていたが、為替が1ドル140円台に入るなど円高進行が加速したことで、日経平均は軟調推移となった。ただ、円高が加速したにも関わらず、3連休前で様子見姿勢が強かったことから、後場一段安の展開は回避された。なお、寄付きで算出された9月限オプション・先物の特別清算指数(SQ)値は速報値で36906.92円。取引時間中で日経平均がこの水準を上回ることがなかったことから「幻のSQ」となった。大引けの日経平均は前日比251.51円安(-0.68%)の36581.76円となった。東証プライム市場の売買高は17億3770万株。売買代金は4兆2172億円。業種別では、ゴム製品、輸送用機器、医薬品、保険業、電気・ガス業などが下落した一方、海運業、鉱業、鉄鋼、空運業、機械などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は21.7%、対して値下がり銘柄は75.1%となっている。日経平均採用銘柄では、コナミグループ<9766>、ネクソン<3659>、サイバーエージ<4751>などがさえないほか、円高進行が嫌気されて日本電気<6701>、キヤノン<7751>、村田製作所<6981>、トヨタ自<7203>、ニデック<6594>、マツダ<7261>など輸出関連銘柄が売られた。このほか、アステラス製薬<4503>、味の素<2802>、塩野義製薬<4507>、コニカミノルタ<4902>などが下落した。一方、米系証券が新規で買い推奨したことが材料視されて川崎重<7012>が買われたほか、三越伊勢丹HD<3099>も証券会社のポジティブなレポートを受けて買われた。また、ナスダック上昇を材料に東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>など半導体株の一角がしっかり。このほか、荏原製作所<6361>、資生堂<4911>、クラレ<3405>、ディスコ<6146>、三菱重工<7011>などが買われた。 <FA> 2024/09/13 15:30 相場概況 日経平均は8日ぶりに反発、買戻し優勢で1200円超の大幅高 *15:30JST 日経平均は8日ぶりに反発、買戻し優勢で1200円超の大幅高 11日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は124.75ドル高(+0.31%)の40861.71ドル、ナスダックは369.65ポイント高(+2.17%)の17395.53、S&P500は58.61ポイント高(+1.07%)の5554.13で取引を終了した。8月消費者物価指数(CPI)のコア指数が想定外に加速し大幅な利下げ期待を受けた買いが後退し、寄り付き後は下落。9月末の政府機関閉鎖リスクを警戒した売りも相場をさらに押し下げ、大幅続落となった。ただ、ゴールドマン・サックス・グループのソロモンCEOが同社主催のイベントにおいて、依然ソフトランディングを予想していると景気に楽観的見解を示したことで金融セクターの持ち直しでダウが下げ幅を縮小。ナスダックは半導体のエヌビディアなどが後押しし、上昇に転じ相場全体を支援した。終盤にかけ、ダウもプラス圏を回復し終了。米国株の上昇や為替の円高進行一服などを受けて、東京市場は買い優勢で取引を開始した。足元の下げに対する買戻しが先物市場で入ったとの観測から、日経平均は上げ幅を広げ、前日比1200円超の大幅高となった。明日の9月限オプション・先物特別清算指数(SQ値)を意識した売買も入り、先物主導の相場展開となった。大引けの日経平均は前日比1213.50円高(+3.41%)の36833.27円となった。東証プライム市場の売買高は18億6465万株。売買代金は4兆2134億円。全業種が上昇したなか、電気機器、機械、非鉄金属、輸送用機器、海運業の上げが目立った。東証プライム市場の値上がり銘柄は94.3%、対して値下がり銘柄は4.6%となっている。日経平均採用銘柄では、国内証券会社のポジティブなレポートが材料視されてIHI<7013>、UBE<4208>が買われたほか、エヌビディアの大幅高などが影響して、アドバンテスト<6857>、ソシオネクスト<6526>、東京エレクトロン<8035>、ソフトバンクグループ<9984>など半導体株も上昇。このほか、荏原製作所<6361>、トクヤマ<4043>、NEC<6701>、フジクラ<5803>、村田製作所<6981>、川崎重工<7012>などが買われた。一方、日経平均採用銘柄では、第一三共<4568>、日清製粉グループ本社<2002>、伊藤忠<8001>の3銘柄のみ下落した。日経平均採用以外では、足元強い動きをみせていた神戸物産<3038>は、決算内容が嫌気されて下落した。 <FA> 2024/09/12 15:30 相場概況 日経平均は7日続落、ドル140円台突入で後場一段安の展開に *15:30JST 日経平均は7日続落、ドル140円台突入で後場一段安の展開に 10日の米国市場はまちまち。ダウ平均は92.63ドル安(-0.23%)の40736.96ドル、ナスダックは141.28ポイント高(+0.84%)の17025.88、S&P500は24.47ポイント高(+0.45%)の5495.52で取引を終了した。ソフトランディング期待を受けた買いが続き、寄り付き後、上昇。しかし、金融セクターの下落や原油価格の下落でエネルギーセクターが弱く、ダウは下落に転じ終日売られた。長期金利低下でハイテクは終日堅調に推移しまちまちで終了。米国株は高安まちまちも、為替の円高推移が嫌気されて、東京市場は売り優勢で取引を開始した。日経平均は36000円台を割り込んだ後は35800円水準で下げ渋ったが、中川順子日銀審議委員が今後の利上げを示唆したことで、為替は1ドル140円台と円高が加速。自動車株など輸出関連銘柄などが後場一段安となり、日経平均は9月9日の安値水準である35200円台まで下げ幅を拡大する場面が見られた。大引けの日経平均は前日比539.39円安(-1.49%)の35619.77円となった。東証プライム市場の売買高は19億3972万株。売買代金は4兆1993億円。全業種が下落するなか、鉱業、石油・石炭製品、不動産業、輸送用機器、水産・農林業の下げが目立った。東証プライム市場の値上がり銘柄は6.3%、対して値下がり銘柄は92.7%となっている。日経平均採用銘柄では、原油価格の下落を受けて、INPEX<1605>、出光興産<5019>、ENEOSホールディングス<5020>と資源関連の一角が売られたほか、為替の円高進行が嫌気されて、三菱自<7211>、SUBARU<7270>、日産自<7201>、いすゞ自<7202>、日野自<7205>など自動車株もさえない。このほか、東急不動産HD<3289>、サッポロHD<2501>、アマダ<6113>、川崎重工<7012>などが売られた。一方、国内証券会社が目標株価を引き上げたことから富士通<6702>が上昇し年初来高値を更新したほか、ナスダック上昇を受けてレーザーテック<6920>がなんとかプラス圏で取引を終えた。このほか、ヤマトHD<9064>、エーザイ<4523>、協和キリン<4151>、ソフトバンクグループ<9984>、小松製作所<6301>などが買われた。 <FA> 2024/09/11 15:30 相場概況 日経平均は6日続落、売り買い一巡後はメジャーSQを意識した売買に *15:30JST 日経平均は6日続落、売り買い一巡後はメジャーSQを意識した売買に 9日の米国市場は上昇。ダウ平均は484.18ドル高(+1.20%)の40829.59ドル、ナスダックは193.78ポイント高(+1.16%)の16884.61、S&P500は62.63ポイント高(+1.16%)で取引を終了した。 先週の相場の大幅下落後、押し目買い意欲が強まり寄り付き後、上昇。6日発表の8月雇用統計の結果が警戒されたほど悪化せず、ソフトランディング期待を受けた買いも支援材料に。半導体のエヌビディアなどAI関連が持ち直したほか、金利の低下でハイテクも買われ、終日堅調に推移し終了。米国株の上昇や為替の円高一服などを受けて、東京市場も買い優勢で取引を開始した。朝方の売買一巡後は、先物市場で、週末の9月限オプション・先物取引特別清算指数(SQ値)に絡んだ売買が入り、権利行使価格の36000円から36500円を意識した推移に。東京時間11日朝方に、米大統領選のテレビ討論会が実施されることも影響して、様子見姿勢の強い相場展開となった。大引けの日経平均は前日比56.59円安(-0.16%)の36159.16円となった。東証プライム市場の売買高は17億1349万株。売買代金は3兆7829億円。業種別では、医薬品、海運業、精密機器、繊維製品、鉱業などが下落した一方、水産・農林業、陸運業、倉庫・運輸関連業、空運業、食料品などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は48.8%、対して値下がり銘柄は47.9%となっている。日経平均採用銘柄では、抗がん剤の治験結果が嫌気されて第一三共<4568>が大幅安となったほか、太陽誘電<6976>、村田製作所<6981>、TDK<6762>などアップル関連銘柄の一角は、材料出尽くし感が先行し下落。このほか、テルモ<4543>、横河電機<6841>、レゾナックHD<4004>、コニカミノルタ<4902>、オムロン<6645>、第一生命HD<8750>、豊田通商<8015>などが売られた。一方、証券会社のポジティブなレポートを材料にコナミグループ<9766>が買われたほか、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)の上昇を受けて、スクリーンHD<7735>、東京エレクトロン<8035>など半導体株が上昇。このほか、荏原製作所<6361>、クレディセゾン<8253>、ニチレイ<2871>、ニトリホールディングス<9843>、キッコーマン<2801>などが買われた。 <FA> 2024/09/10 15:30 相場概況 日経平均は5日続落、売り一巡後は円高一服で買戻し進む *15:30JST 日経平均は5日続落、売り一巡後は円高一服で買戻し進む 前週末6日の米国市場でダウ平均は410.34ドル安(-1.01%)の40345.41ドル、ナスダックは436.83ポイント安(-2.55%)の16690.83、S&P500は94.99ポイント安(-1.73%)の5408.42で取引を終了。8月雇用統計の結果が強弱まちまちとなったため小幅高で寄り付いたが、過去2カ月の雇用者数の下方修正を受け、労働市場や景気の減速懸念が広がり相場は下げに転じた。半導体のエヌビディアなどの値動きの影響でナスダックも下落。ウォラー連邦準備制度理事会(FRB)理事が雇用統計の結果を受けて政策修正の必要性に言及し、大幅な利下げも支持する姿勢を表明したため警戒感が一層強まり、終盤にかけて下げ幅を拡大し終了した。前週末の米国株が下落した流れを引き継ぎ、本日の日経平均は売りが先行して始まった。米国の主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が前日比4.51%安となったことで国内半導体関連株安につながった。寄り付き後も下げ幅を広げて心理的な節目の36000円を割り込むと、取引時間中としては約1カ月ぶりに3万5000円台で推移した。ただ、売り一巡後の主力株がじりじりと下げ幅を縮小。円高一服で買戻しが進んだほか、一部では年金による買いとの声も聞かれるなか、日経平均は下げ幅を縮小し、36000円台を回復して取引を終えた。大引けの日経平均は前営業日比175.22円安(-0.48%)の36215.75円となった。東証プライム市場の売買高は18億135万株。売買代金は4兆626億円。業種別では、輸送用機器、保険業、海運業、銀行業、鉱業などが下落した一方、空運業、精密機器、食料品、サービス業、医薬品などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は32.6%、対して値下がり銘柄は65.3%となっている。日経平均採用銘柄では、東エレク<8035>やディスコ<6146>、レーザーテック<6920>などの半導体関連株が軟調に推移。また、トヨタ自<7203>やホンダ<7267>などの自動車関連株、三菱商事<8058>や川崎船<9107>や日本郵船<9101>などの海運株も軒並み下落。三菱UFJ<8306>やみずほ<8411>、ソニーG<6758>、三菱重工業<7011>、リクルートHD<6098>なども下落した。ほか、8月の月次増収率鈍化をマイナス視されたシュッピン<3179>が急落、フクシマガリレイ<6420>、エイチーム<3662>などが値下がり率上位となった。一方、メルカリ<4385>、7&iHD<3382>、アサヒグループHD<2502>、第一三共<4568>、協和キリン<4151>などが上昇した。ほか、第1四半期の営業利益が前年同期比で倍増した日本ハウスHD<1873>、大幅増配計画などをポジティブ視された日本駐車場開発<2353>、オアシスが大株主に浮上したセーレン<3569>などが大幅高、ミガロホールディングス<5535>、能美防災<6744>などが値上がり率上位となった。 <FA> 2024/09/09 15:30 相場概況 日経平均は4日続落、米雇用統計への警戒感が先行 *15:30JST 日経平均は4日続落、米雇用統計への警戒感が先行 5日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は219.22ドル安(-0.54%)の40755.75ドル、ナスダックは43.36ポイント高(+0.25%)の17127.66、S&P500は16.66ポイント安(-0.30%)の5503.41で取引を終了した。民間の雇用統計となるADP雇用統計の8月分が想定外に弱く労働市場や景気の減速を懸念した売りに、寄り付き後、下落。その後、8月ISM非製造業景況指数が予想外に改善したため景気減速懸念が後退し、相場は下げ止まった。ただ、6日に発表予定の米雇用統計を警戒した手仕舞い売りにおされ、ダウは続落し、下げ幅を拡大。ナスダックは半導体メーカーのエヌビディアの反発が支え、小幅上昇し、まちまちで終了した。米国株が高安まちまちだったものの、足元の下落に対する反発が先行し東京株式市場は買い優勢で取引を開始した。年金と思われる買い観測は根強く、寄付き後の日経平均は36898.28円まで上昇したが、為替の円高進行などが重しとなり前日比マイナス圏に突入。今晩の米雇用統計への警戒感も高いことから積極的な売買は手控えられて、後場は弱い地合いが続いた。大引けの日経平均は前日比265.62円安(-0.72%)の36391.47円となった。東証プライム市場の売買高は16億8430万株。売買代金は3兆8553億円。業種別では、機械、鉄鋼、電気機器、非鉄金属、証券・商品先物取引業などが下落した一方、電気・ガス業、倉庫・運輸関連業、小売業、その他製品、食料品の5セクターのみ上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は26.3%、対して値下がり銘柄は70.7%となっている。日経平均採用銘柄では、証券会社のネガティブなレポートを受けてJFEホールディングス<5411>が売られたほか、三菱重工<7011>、川崎重工<7012>など防衛関連銘柄の一角も下落。このほか、日立<6501>、キーエンス<6861>、ダイキン<6367>、SMC<6273>、古河電工<5801>、日立造船<7004>などが下落した。一方、年初来安値を連日で更新していた資生堂<4911>がテクニカルリバウンドで反発したほか、明治ホールディングス<2269>、イオン<8267>、ニトリHD<9843>など円高メリット銘柄の一角が上昇。このほか、エムスリー<2413>、高島屋<8233>、清水建設<1803>、丸井グループ<8252>、花王<4452>、キッコーマン<2801>などが買われた。 <FA> 2024/09/06 15:30

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