相場概況ニュース一覧

相場概況 日経平均は大幅反発、金融政策の不透明感解消で1000円超の大幅高に *15:30JST 日経平均は大幅反発、金融政策の不透明感解消で1000円超の大幅高に 15日の米国市場は続落。ダウ平均は190.89ドル安(-0.49%)の38714.77ドル、ナスダックは155.35ポイント安(-0.96%)の15973.18、S&P500は33.39ポイント安(-0.65 %)の5117.09で取引を終了した。長期金利の上昇を嫌気し、寄り付き後、下落。昨日引け後に発表された決算を受けたソフトウエアメーカー、アドビの下落もハイテクセクターの重しとなった。最近の指標でインフレ改善の停滞が示されたため米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ先送り観測が強まる中、今週開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え警戒感に売りに拍車がかかったほか、先物や個別・指数オプションが同時に期限を迎えるトリプルウィッチングも影響し、テクニカルな売りも見られ終日軟調に推移した。週末、18日から19日まで開催される日本銀行の金融政策決定会合において、「マイナス金利の解除」を実施する公算が大きいと報じられたことで、金融政策を巡る不透明感解消を材料に、東京市場は買い優勢で取引を開始した。為替市場で1ドル149円台と円安ドル高が進行したこともあり、幅広い銘柄が買われる展開に。日経平均は39000円台を回復した後、上げ幅をじりじりと広げ、ほぼ高値引けとなった。大引けの日経平均は前営業日比1032.80円高(+2.67%)の39740.44円となった。東証プライム市場の売買高は18億4863万株、売買代金は4兆6092億円。セクター別では、不動産業、機械、証券・商品先物取引業、パルプ・紙、ゴム製品などが上昇した一方、電気・ガス業、石油・石炭製品などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は76%、対して値下がり銘柄は20%となっている。日経平均採用銘柄では、楽天グループ<4755>、ニデック<6594>、レーザーテック<6920>、GSユアサ<6674>、三井不動産<8801>の上げが目立ったほか、ファーストリテ<9983>、古河電工<5801>が上昇。日経平均採用以外の銘柄では、さくらインターネット<3778>がストップ高となったほか、決算を材料にエイチ・アイ・エス<9603>が買われた。一方、柏崎刈羽原発の再稼働に進展が見られたものの、既に報じられていたことで材料出尽くし感が先行し東京電力HD<9501>が急落。このほか、中部電力<9502>、帝人<3401>、住友ファーマ<4506>、三菱倉庫<9301>、長谷工コーポ<1808>がさえない動きとなった。 <FA> 2024/03/18 15:30 相場概況 日経平均は小幅反落、一瞬切り返すも東エレクの下げが重しに *15:37JST 日経平均は小幅反落、一瞬切り返すも東エレクの下げが重しに 14日の米国市場は下落。ダウ平均は137.66ドル安(-0.35%)の38905.66ドル、ナスダックは49.24ポイント安(-0.30%)の16128.53、S&P500は14.83ポイント安(-0.29%)の5150.48で取引を終了した。ソフトランディング期待の買いに寄り付き後、上昇。しかし、2月生産者物価指数(PPI)が予想を上回りインフレ長期化が示唆されたため利下げ期待が後退、売りに転じた。小売売上高が予想を下回ったほか、小売企業の決算から消費鈍化を懸念した売りも上値を抑制。さらに、長期金利の上昇や今までナスダックの上昇をけん引してきた半導体のエヌビディアなど人工知能(AI)関連セクターの利益確定売りが続き、さらなる売り圧力となり、終日軟調推移し終了した。米国株安が影響して、東京市場は売り優勢で取引を開始。日経平均は25日移動線が位置する38700円水準を割り込んでスタートした。為替が1ドル148円50銭台と昨日の大引け時点から円安ドル高に振れたことなどから、売り一巡後の日経平均はじりじりと下げ幅を縮小。14日に続き、時価総額が大きい資源関連銘柄や商社株が買われたことから、日経平均は後場一瞬切り返す場面は見られたが、東エレク<8035>の下げが影響して前日比マイナス圏での推移となった。大引けの日経平均は前日比99.74円安(-0.26%)の38707.64円となった。東証プライム市場の売買高は23億6898万株、売買代金は5兆7934億円。セクター別では、海運業、銀行業、電気機器、金属製品、その他金融業などが下落した一方、鉱業、石油・石炭製品、電気・ガス業、卸売業、不動産業などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は59%、対して値下がり銘柄は38%となっている。日経平均採用銘柄では、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)の下げが影響して、東エレクのほか、SUMCO<3436>、レーザーテック<6920>、スクリーンHD<7735>、アドバンテスト<6857>など半導体関連が下落。このほか、日本取引所G<8697>、楽天G<4755>、資生堂<4911>、中外製薬<4519>がさえない。一方、柏崎刈羽原発7号機について、斎藤健経済産業相が来週前半にも、新潟県の花角英世知事に再稼働への地元同意を求める方向で最終調整と報じられたことから東京電力HD<9501>が急騰。また、原油価格上昇を受けて、INPEX<1605>、出光興産<5019>、ENEOSホールディングス<5020>など資源関連の上昇が目立ったほか、三菱商事<8058>、三井物産<8031>、住友商事<8053>など総合商社は国内証券会社のレポートを材料に買われた。このほか、カシオ<6952>、ディー・エヌ・エー<2432>が買われた。 <FA> 2024/03/15 15:37 相場概況 日経平均は4日ぶり反発、売買代金減少も底堅い展開に *15:35JST 日経平均は4日ぶり反発、売買代金減少も底堅い展開に 13日の米国市場はまちまち。ダウ平均は37.83ドル高(+0.10%)の39043.32ドル、ナスダックは87.87ポイント安(-0.54%)の16177.77、S&P500は9.96ポイント安(-0.19%)の5165.31ポイントで取引を終了した。2カ月連続で予想を上回った2月の消費者物価指数(CPI)を巡る判断が分かれ、寄り付き後からまちまち。その後、長期金利の上昇に伴うハイテクの売りに拍車がかかり、相場全体の重しとなった。しかし、14日に発表を控える生産者物価指数(PPI)や来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)待ちで動意乏しく、終盤にかけ調整色が強まり、ダウは上げ幅を縮小し終了。ナスダックの下落を受けて、東京市場はハイテク株を中心に売り優勢で取引を開始。東京エレクトロン<8035>やアドバンテスト<6857>など半導体関連が日経平均を押し下げ、前場の日経平均は前日比マイナス圏での推移となった。一方、時価総額が大きい資源関連株や電力株が上昇したことや、為替が1ドル147円90銭台と朝方比ではやや円安ドル高に振れたことなどから日経平均は後場切り返す格好に。売買代金は減少しているが底堅い展開となった。大引けの日経平均は前日比111.41円高(+0.29%)の38807.38円となった。東証プライム市場の売買高は16億6028万株、売買代金は4兆3374億円と3営業日連続で5兆円を割り込んだ。セクター別では、電気・ガス業、石油・石炭製品、非鉄金属、鉱業、不動産業などが上昇した一方、パルプ・紙、銀行業、サービス業、精密機器の4セクターのみ下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は74%、対して値下がり銘柄は23%となっている。日経平均採用銘柄では、浮体式洋上風力で企業連合の動きが報じられたことから、関西電力<9503>、東京電力HD<9501>、中部電力<9502>など電力株が買われたほか、金価格上昇が影響して住友鉱山<5713>、三菱マテリアル<5711>、三井金属<5706>が大幅高。このほか、ENEOSホールディングス<5020>、INPEX<1605>といった原油関連銘柄の上げも目立った。日経平均採用以外の銘柄では、昨日配当性向引き上げなどを発表した極東証券<8706>が本日もストップ高。一方、東京エレクトロン、アドバンテストのほか、スクリーンHD<7735>、ルネサスエレクトロニクス<6723>と半導体関連銘柄がさえなかったほか、キーエンス<6861>、信越化学<4063>、村田製作所<6981>も売られた。日経平均採用以外の銘柄では、足元盛り上がっていたさくらインターネット<3778>、三井E&S<7003>が売り優勢となった。 <FA> 2024/03/14 15:35 相場概況 日経平均は3日続落、「満額回答」連発で日銀会合が意識されて買い手控え *15:30JST 日経平均は3日続落、「満額回答」連発で日銀会合が意識されて買い手控え 12日の米国市場は上昇。ダウ平均は235.83ドル高(+0.61%)の39005.49ドル、ナスダックは246.36ポイント高(+1.54%)の16265.64、S&P500は57.33ポイント高(+1.12%)の5175.27で取引を終了した。2月消費者物価指数(CPI)は市場予想を上回ったものの、米連邦準備制度理事会(FRB)の年内の利下げの道のりが修正されることはないとの見方に、寄り付き後、上昇。終日、利下げ期待を受けた買いが続き、堅調に推移。エヌビディアなど半導体セクターの反発も手伝い、終盤にかけて相場は上げ幅を拡大し終了した。ナスダック上昇や為替の円高一服などを材料に、東京市場は買い優勢で取引を開始した。寄付きから、日経平均は39000円台を回復したが、買い一巡後は、実需筋の円買い観測が強まったことから為替が1ドル147円20銭台と寄付き時点より40銭ほど円高に推移したことで、日経平均は前日比マイナス圏での推移に。また、2024年春季労使交渉で各企業から「満額回答」が相次いだことで、来週18-19日の日本銀行による金融政策決定会合にて「金融政策の正常化」に踏み出すとの思惑が強まったことも、買い手控え要因となった。大引けの日経平均は前日比101.54円安(-0.26%)の38695.97円となった。東証プライム市場の売買高は16億4871万株、売買代金は4兆4428億円だった。セクター別では、海運業、パルプ・紙、鉱業、医薬品、機械などが下落した一方、電気・ガス業、非鉄金属、保険業、証券・商品先物取引業、空運業などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は28%、対して値下がり銘柄は68%となっている。日経平均採用銘柄では、川崎汽船<9107>、日本郵船<9101>、商船三井<9104>など海運株は、米中関係の悪化懸念などが意識されて総じて弱くなったほか、第一三共<4568>、バンダイナムコホールディングス<7832>、ダイキン工業<6367>、住友大阪セメント<5232>が下落。日経平均採用以外の銘柄では、今期増収増増益見込みも中期経営計画を下振れたことで三井ハイテック<6966>が急落。また、信用取引の委託保証金率を引き上げたことから三井E&S<7003>も売り優勢となった。一方、一部外資系証券会社のレポートが材料視されて古河電工<5801>が買われたほか、東京エレクトロン<8035>、スクリーンHD<7735>と半導体株の一角もしっかり。このほか、日産自<7201>、住友鉱山<5713>、富士通<6702>が上昇。日経採用以外の銘柄では、急落していたさくらインターネット<3778>が急騰した。また、12時に配当性向引き上げと増配予想を発表した極東証券<8706>が後場ストップ高となった。 <FA> 2024/03/13 15:30 相場概況 日経平均は小幅続落、円高進行一服で大引け間際に切り返す場面も *15:30JST 日経平均は小幅続落、円高進行一服で大引け間際に切り返す場面も 11日の米国市場はまちまち。ダウ平均は46.97ドル高(+0.12%)の38769.66ドル、ナスダックは65.84ポイント安(-0.41%)の16019.27、S&P500は5.75ポイント安(-0.11%)の5117.94で取引を終了した。重要インフレ指標の発表を控えた長期金利の上昇を嫌気し、寄り付き後、下落。その後、ソフトランディング期待を受けた買いにダウは持ち直し、終盤にかけプラス圏を回復し相場を支えた。一方、ナスダックは金利高や半導体セクターの利益確定売りが継続し上値が抑制されプラス圏を回復できず、まちまちで終了。ナスダック下落や半導体最大手エヌビディア株の弱い動きなどを受けて、東京市場は売り優勢で取引を開始した。日経平均は38271.38円まで下げ幅を拡大する場面が見られたものの、半導体株の一角や、日経平均構成ウェートトップのファーストリテ<9983>も切り返したことで、売り一巡後は下げ渋る動きに。11時過ぎに、参議院財政金融委員会にて、植田和男日銀総裁が「個人消費は価格上昇幅が大きかった食料品など非耐久財への消費に弱めの動きがうかがわれる」と発言したことで、3月の日本銀行による金融政策決定会合での「金融政策の正常化」に踏み出すといった思惑がやや後退。為替が1ドル147円台と円安ドル高に振れたこともあり、日経平均は大引け直前に切り返す場面も見られた。大引けの日経平均は前日比22.98円安(-0.06%)の38797.51円となった。東証プライム市場の売買高は18億2973万株、売買代金は4兆7860億円だった。セクター別では、銀行業、保険業、卸売業、精密機器、その他製品などが下落した一方、パルプ・紙、ガラス・土石製品、繊維製品、石油・石炭製品、化学などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は65%、対して値下がり銘柄は31%となっている。日経平均採用銘柄では、三井物産<8031>、丸紅<8002>、住友商事<8053>など商社株の下げが目立ったほか、東エレク<8035>、ルネサスエレクトロニクス<6723>が下落。また、三菱UFJ<8306>、三井住友FG<8316>など銀行株や、T&Dホールディングス<8795>、SOMPOホールディングス<8630>など損保株も売られた。一方、アドバンテスト<6857>、レーザーテック<6920>、スクリーンHD<7735>、SUMCO<3436>が切り返すなど半導体株の一角が底堅い動きを見せたほか、資生堂<4911>、ダイキン<6367>、TOTO<5332>、キッコーマン<2801>がしっかり。また、「ゴジラ-1.0」が米アカデミー視覚効果賞を受賞したことで東宝<9602>が買われた。 <FA> 2024/03/12 15:30 相場概況 日経平均は大幅反落、幅広い銘柄が売られ下落幅は一時1200円に迫る *15:38JST 日経平均は大幅反落、幅広い銘柄が売られ下落幅は一時1200円に迫る 8日の米国市場は反落。ダウ平均は68.66ドル安(-0.18%)の38722.69ドル、ナスダックは188.26ポイント安(-1.16%)の16085.11、S&P500は33.67ポイント安(-0.65%)の5123.69で取引を終了した。2月雇用統計が労働市場の減速を証明したため利下げ期待を受けた買いに寄り付き後、上昇。その後、半導体のエヌビディア株が過去最高値を更新後、下落に転じ同セクターでの利益確定売りに拍車をかけ、相場全体を押し下げた。ダウは根強いソフトランディング期待に支えられ底堅く推移も終盤にかけてプラス圏を維持できず相場は反落し終了。米国株の下落や為替の円高推移を受けて、東京市場は売り優勢で取引を開始した。日経平均は39232.14円で寄り付いた後は、アドバンテスト<6857>、東エレク<8035>など値がさ半導体株の大幅安が影響して、38496.66円まで下げ幅を拡大する場面がみられた。年初からの急ピッチな日経平均の上昇に対する反動が意識されたほか、一部では、期末に絡んだ年金のリバランスが入っているとの声も聞かれ、東証プライム市場の8割超が下落する全面安の展開となった。大引けの日経平均は前営業日比868.45円安(-2.19%)の38820.49円となった。東証プライム市場の売買高は20億2854万株、売買代金は5兆2687億円だった。セクター別では、鉱業、銀行業、証券・商品先物取引業、鉄鋼、機械などの下げが目立った一方、パルプ・紙、その他製品の2セクターのみ上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は14%、対して値下がり銘柄は84%となっている。日経平均採用銘柄では、アドバンテスト、東エレクのほか、スクリーンHD<7735>、ルネサスエレクトロニクス<6723>、ソフトバンクグループ<9984>など半導体株がきつい下げとなったほか、みずほフィナンシャルG<8411>、野村ホールデングス<8604>など金融株も下落した。このほか、三井金属<5706>、川崎重工<7012>、大平洋金属<5541>、三菱地所<8802>の下げが目立った。一方、大規模な自己株式の取得実施を発表した大日本印刷<7912>が大幅高となったほか、国内証券会社のレポートがポジティブ視されて住友大阪セメント<5232>が買われた。このほか、帝人<3401>、エーザイ<4523>、ニトリホールディングス<9843>、資生堂<4911>がしっかり。 <FA> 2024/03/11 15:38 相場概況 日経平均は4日ぶりに反発、SQ値算出後は円高推移で上値の重い展開に *15:30JST 日経平均は4日ぶりに反発、SQ値算出後は円高推移で上値の重い展開に 7日の米国市場は続伸。ダウ平均は130.30ドル高(+0.34%)の38791.35ドル、ナスダックは241.83ポイント高(+1.51%)の16273.38、S&P500は52.60ポイント高(+1.03%)の5157.36で取引を終了した。10-12月期単位労働コストが予想を下回ったことを受けた金利低下を好感し、寄り付きから上昇。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は6日に続き上院議会証言で経済が予想通りに展開した場合の年内の利下げの可能性を繰り返したため利下げ期待を受けた買いがさらに強まり続伸した。特にエヌビディアなど半導体セクターの上昇が相場を一段と押し上げ、終日堅調に推移し終了。S&P500種指数は史上最高値を更新した。米国株の上昇を受けて、東京市場は買い優勢で取引を開始した。寄付き直後は3月限先物・オプション取引の特別清算値(SQ値、概算39863.92円)に絡んだ売買などが影響して、寄付き後の日経平均は、一時前日比マイナス圏に突入する場面が見られた。売り一巡後は、切り返したが、円高推移が重しとなり終値ベースではSQ値を下回った。なお、プライム市場の売買代金は、SQ値算出に絡んだ売買が加わったことから6.3兆円と商いが膨らんだ。大引けの日経平均は前日比90.23円高(+0.23%)の39688.94円となった。東証プライム市場の売買高は22億3578万株、売買代金は6兆3949億円だった。セクター別では、建設業、銀行業、電気・ガス業、鉄鋼、保険業などが上昇した一方、陸運業、空運業、輸送用機器、海運業、ゴム製品などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は67%、対して値下がり銘柄は29%となっている。日経平均採用銘柄では、鹿島建設<1812>、大成建設<1801>、大林組<1802>など建設株が総じて上昇したほか、日本銀行の金融政策決定会合への思惑が高まっていることから、みずほフィナンシャルグループ<8411>、三井住友FG<8316>など銀行株も強い。このほか、大阪ガス<9532>、エーザイ<4523>が買われた。日経平均採用以外の銘柄では、子会社の自動翻訳機を手掛けるポケトークの上場報道を受けて親会社のソースネクスト<4344>がストップ高となった。一方、保有するオリエンタルランド<4661>株式を譲渡することで期末配当予想を26円から34円に修正した京成電鉄<9009>が売られたほか、京王電鉄<9008>、東武鉄道<9001>、小田急電鉄<9007>、JR東日本<9020>など鉄道株も総じて安い。このほか、為替の円高推移がネガティブ視されて、いすゞ自動車<7202>、スズキ<7269>など自動車株も連日で売られた。日経採用以外の銘柄では、さくらインターネット<3778>が後場急落した。 <FA> 2024/03/08 15:30 相場概況 日経平均は大幅安で3日続落、40472.11円まで上昇後は先物売りに押される展開に *15:30JST 日経平均は大幅安で3日続落、40472.11円まで上昇後は先物売りに押される展開に 6日の米国市場は反発。ダウ平均は75.86ドル高(+0.20%)の38661.05ドル、ナスダックは91.96ポイント高(+0.58%)の16031.54、S&P500は26.11ポイント高(+0.51%)の5104.76で取引を終了した。金利低下を好感し、寄り付き後、上昇。雇用関連指標が労働市場のひっ迫緩和を示唆したため年内の利下げ期待も強まり、相場を一段と押し上げた。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は下院金融委員会での議会証言で「利下げを急がない方針」を再表明すると同時に、年内いずれかの時点で利下げが適切になる可能性が高いと言及すると、相場は終日堅調に推移。ただ、地銀のニューヨーク・コミュニティー・バンコープの急落を受け金融市場への不安に上値が抑制された。しかし、同行が10億ドル超の増資発表で株価が回復すると警戒感も後退し、終盤にかけ回復し終了。米国株上昇を受けて、東京市場は買い優勢で取引を開始した。取引開始後の日経平均は一時40472.11円と取引時間中の史上最高値を更新する場面も見られたが、徐々に上げ幅を縮小。為替が1ドル148円台に入るなど円高ドル安が進行しているほか、8日の3月限先物・オプション特別清算指数(SQ)算出を前に先物で売りが入ったことなどから日経平均は前日比マイナス圏に突入。後場も下げ幅を広げ、終値ベースでは3月1日以来の40000円割れとなった。大引けの日経平均は前日比492.07円安(-1.23%)の39598.71円となった。東証プライム市場の売買高は21億2419万株、売買代金は5兆9212億円だった。セクター別では、輸送用機器、ゴム製品、電気機器、鉄鋼、機械などが下落した一方、電気・ガス業、保険業、銀行業、陸運業、情報・通信業などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は40%、対して値下がり銘柄は56%となっている。日経平均採用銘柄では、アドバンテスト<6857>、スクリーンHD<7735>、東エレク<8035>など半導体関連の一角が売られたほか、マツダ<7261>、日産自<7201>、SUBARU<7270>など自動車関連も総じて下落。このほか、レゾナックHD<4004>、荏原製作所<6361>が売られた。日経平均採用以外の銘柄では、一部証券会社のレポートがネガティブ視されて日東紡<3110>が大幅安。一方、川崎重工<7012>、安川電機<6506>、SOMPOホールディングス<8630>、東京海上HD<8766>が買われたほか、みずほフィナンシャルG<8411>、三井住友トラストHD<8309>、ふくおかFG<8354>など銀行株も買われた。日経平均採用以外の銘柄では、昨日買われたツムラ<4540>、アインHD<9627>が大幅続伸したほか、上げ一服だったさくらインター<3778>が買われ、心理的な節目である10000円台を突破した。 <FA> 2024/03/07 15:30 相場概況 日経平均は小幅続落、大型バリュー株上昇で一時切り返す場面も *15:35JST 日経平均は小幅続落、大型バリュー株上昇で一時切り返す場面も 5日の米国市場は続落。ダウ平均は404.64ドル安(-1.04%)の38585.19ドル、ナスダックは267.92ポイント安(-1.65%)の15939.59、S&P500は52.30ポイント安(-1.02%)の5078.65で取引を終了した。利益確定売りが続き、寄り付き後、下落。その後、2月ISM非製造業景況指数など経済指標が予想以上に悪化したため景気への楽観的見方が後退し、相場は続落した。アップルやテスラの下落も相場の重しとなり、終日軟調に推移。さらに、明日から2日間にかけて行われる米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の議会証言を控えた調整売りに終盤にかけ下げ幅を拡大し終了した。米国株安を受けて、東京市場は売り優勢で取引を開始した。日経平均は40000円台を割り込んだが、売り一巡後は大型バリュー株を中心とした買いが入ったことから、じりじりと下げ幅を縮小。後場は一時切り返す場面も見られるなど底堅い展開となった。なお、TOPIXは小幅ながら続伸しておりNT倍率は14.6倍台まで縮小しており、日経平均の過熱感は徐々に収まりつつある。大引けの日経平均は前日比6.85円安(-0.02%)の40090.78円となった。東証プライム市場の売買高は18億3441万株、売買代金は5兆1232億円だった。セクター別では、海運業、精密機器、電気機器、サービス業、空運業などが下落した一方、鉱業、繊維製品、電気・ガス業、不動産業、パルプ・紙業などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は72%、対して値下がり銘柄は24%となっている。日経平均採用銘柄では、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が前日比2.05%下落したことから、ルネサスエレクトロニクス<6723>、レーザーテック<6920>、SUMCO<3436>など半導体株の一角が下落。また、宝ホールディングス<2531>、ソフトバンクグループ<9984>、村田製作所<6981>もさえない。日経平均採用以外では、さくらインターネット<3778>が心理的な水準である10000円を前に失速。一方、川崎重工<7012>、横河電機<6841>、三井金属<5706>が上昇したほか、あおぞら銀行<8304>、りそなホールディングス<8308>など銀行株もしっかり。また、一部証券会社のレポートを材料にニトリHD<9843>が続伸。日経平均採用以外では、三井ハイテク<6966>が業績予想の上方修正を発表し大幅高となったほか、アインHD<9627>がヘッジファンドのオアシスマネジメントが大量保有したことからストップ高。 <FA> 2024/03/06 15:35 相場概況 日経平均は小幅反落、米国株安受けて売りスタートも終値で40000円台は維持 *15:30JST 日経平均は小幅反落、米国株安受けて売りスタートも終値で40000円台は維持 4日の米国市場は反落。ダウ平均は97.55ドル安(-0.25%)の38989.83ドル、ナスダックは67.43ポイント安(-0.41%)の16207.51、S&P500は6.13ポイント安(-0.12%)の5130.95で取引を終了した。米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げを急がない姿勢を受けた長期金利の上昇を嫌気し、寄り付き後、下落。ダウは終日軟調に推移した。ハイテクは引き続き人工知能(AI)関連の強い需要を期待した買いが支え、一時プラス圏を回復し全体相場を支援。しかし、アトランタ連銀のボスティック総裁が年2回の利下げ予想を示し慎重姿勢を再表明すると、終盤にかけ利益確定売りが強まり、再び下落し終了した。米国株の下落を受けて、東京市場は売り優勢で取引を開始。日経平均は40000円を割り込んでスタートしたが、売り一巡後は40000円台を回復し、一時切り返す場面も見られた。半導体株の上げは一服したものの、トヨタ自<7203>のほか、銀行株、建設株などバリュー株が買われたことからTOPIXは切り返す動き。プライム市場の売買代金は4営業日連続で5兆円台と引き続き商い活況となった。大引けの日経平均は前日比11.60円安(-0.03%)の40097.63円となった。東証プライム市場の売買高は17億4166万株、売買代金は5兆1039億円だった。セクター別では、倉庫・運輸関連業、サービス業、海運業、不動産業、化学などが下落した一方、建設業、証券・商品先物取引業、鉱業、銀行業、機械などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は56%、対して値下がり銘柄は40%となっている。日経平均採用銘柄では、アドバンテスト<6857>、スクリーンHD<7735>、レーザーテック<6920>など半導体銘柄の一角が上げ一服となったほか、ディー・エヌ・エー<2432>、エムスリー<2413>、東京建物<8804>、エーザイ<4523>、TOTO<5332>が売られた。一方、配当方針変更に伴う増配を発表したことから大林組<1802>がストップ高。大林組の急騰が刺激材料となり、鹿島<1812>、大成建設<1801>、清水建設<1803>も買われた。このほか、フジクラ<5803>、コマツ<6301>、富士通<6702>が買い優勢となった。なお、日経平均の構成銘柄の定期見直しで除外される宝ホールディングス<2531>、大平洋金属<5541>は売られたが、住友大阪セメント<5232>は上昇。一方、新規で組み入れられるZOZO<3092>、ディスコ<6146>、ソシオネクスト<6526>は総じて買われた。 <FA> 2024/03/05 15:30 相場概況 日経平均は続伸、TOPIXマイナスとなるも史上初の40000円台を維持 *15:35JST 日経平均は続伸、TOPIXマイナスとなるも史上初の40000円台を維持 1日の米国市場は続伸。ダウ平均は90.99ドル高(+0.23%)の39087.38ドル、ナスダックは183.02ポイント高(+1.14%)の16274.94、S&P500は40.81ポイント高(+0.80%)の5137.08で取引を終了した。商業不動産セクターへの懸念が再燃し、寄り付き後はまちまち。その後、2月ISM製造業景況指数や2月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値が予想外に大幅悪化したため利下げ期待が再開、さらに、根強い人工知能(AI)関連需要への期待にハイテクセクターが続伸し、相場全体を押し上げた。ダウも上昇に転じ、終盤にかけて上げ幅を拡大。ナスダックは連日で史上最高値を更新し終了した。米国株上昇を受けて、東京市場は大型株を中心に買い優勢で取引を開始した。日経平均は寄付きから史上初の40000円台に乗せる展開に。東エレク<8035>が上場来高値を更新し日経平均をけん引した一方、プライム市場の7割超の銘柄が下落しTOPIXはマイナス圏で推移するなど歪な地合いとなった。ただ、日経平均の大台突破を受けて取引活況は継続、プライム市場の売買代金は連日で5兆円を超える大商いとなった。大引けの日経平均は前営業日比198.41円高(+0.50%)の40109.23円となった。東証プライム市場の売買高は18億5955万株、売買代金5兆3879億円だった。セクター別では、パルプ・紙、鉱業、電気機器、不動産業、機械などが上昇した一方、海運業、空運業、ゴム製品、食料品、その他製品などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は25%、対して値下がり銘柄は72%となっている。日経平均採用銘柄では、東エレク以外、ルネサスエレクトロニクス<6723>、アドバンテスト<6857>、レーザーテック<6920>など半導体株の上げが目立った。また、三越伊勢丹HD<3099>、オリンパス<7733>、SUMCO<3436>、キーエンス<6861>が上昇した。日経平均採用以外では、AI関連のさくらインターネット<3778>がストップ高となったほか、半導体関連の野村マイクロ・サイエンス<6254>も大幅高で7連騰。一方、先週急騰したディー・エヌ・エー<2432>が反落したほか、川崎汽船<9107>、ヤマトホールディングス<9064>の下げが目立った。また、あおぞら銀行<8304>、千葉銀行<8331>、ふくおかフィナンシャルG<8354>など銀行株がさえなかったほか、ソニーグループ<6758>がじりじりと下落した。 <FA> 2024/03/04 15:35 相場概況 日経平均は大幅反発、先物主導で40000円台に迫る上昇 *15:30JST 日経平均は大幅反発、先物主導で40000円台に迫る上昇 2月29日の米国市場は反発。ダウ平均は47.37ドル高(+0.12%)の38996.39ドル、ナスダックは144.18ポイント高(+0.90%)の16,091.92、S&P500は26.51ポイント高(+0.52%)の5096.27で取引を終了した。1月コアPCE価格指数が予想に一致し、前年比でインフレ改善の基調が維持されたため安心感から買われ、寄り付き後は上昇。その後、1月個人支出や2月シカゴPMI、1月中古住宅販売仮契約が予想外に悪化したため、景気減速懸念にダウは下落に転じた。下院が短期つなぎ予算案を可決すると、当面の政府機関閉鎖への懸念が緩和し下げ幅を縮小。ハイテクは長期金利の低下を好感し、終日堅調に推移し相場を支え終盤にかけ上げ幅を拡大。ダウもプラス圏を回復し終了した。ナスダックは過去最高値を更新。米国株の上昇を受けて、東京市場は買い優勢で取引を開始した。フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は大幅高となったことから、東エレク<8035>、ルネサスエレクトロニクス<6723>、スクリーンHD<7735>など半導体株の一角が上昇。また、先物市場を中心に新規の買いおよび買戻しが入っているとの観測も浮上し、日経平均は後場も上げ幅を拡大。取引時間中および終値ベースの史上最高値を更新する強い展開となった。なお、14時41分、一足先に日経平均先物は40010円まで上昇した。大引けの日経平均は前日比744.63円高(+1.90%)の39910.82円となった。東証プライム市場の売買高は17億9096万株、売買代金5兆1146億円だった。セクター別では、鉱業、石油・石炭製品、電気機器、海運業、保険業などが上昇した一方、パルプ・紙、空運業、小売業、水産・農林業、倉庫・運輸関連業などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は48%、対して値下がり銘柄は48%となっている。日経平均採用銘柄では、東エレクが2月16日につけた上場来高値を更新する大幅高となったほか、日本製鋼所<5631>、ニコン<7731>、川崎汽船<9107>、三菱地所<8802>と幅広い業種が買われた。日経平均以外の銘柄では、AI関連のさくらインターネット<3778>が大商いで急伸したほか、半導体関連のTOWA<6315>が一部証券会社のレポートを材料に買われた。一方、総務省が行政指導を行うと報じられたラインヤフー<4689>が売り優勢となったほか、サッポロHD<2501>、サイバーエージ<4751>、住友ファーマ<4506>、あおぞら銀行<8304>がさえない。 <FA> 2024/03/01 15:30 相場概況 日経平均は小幅続落、底堅い動きで一時切り返す場面も *15:40JST 日経平均は小幅続落、底堅い動きで一時切り返す場面も 28日の米国市場は下落。ダウ平均は23.39ドル安(-0.06%)の38949.02ドル、ナスダックは87.56ポイント安(-0.55%)の15947.74、S&P500は8.42ポイント安(-0.17%)の5069.76で取引を終了した。10-12月期国内総生産(GDP)改定値が予想外に下方修正され景気への楽観的見方が後退し、寄り付き後、下落。同時に長期金利の低下が安心感につながり下値を支えた。終日軟調に推移も、重要インフレ指標の発表を翌日に控えた調整で終盤にかけた買戻しに下げ幅を縮小し終了。米国株が弱かったことから、東京市場は売り優勢で取引を開始。日経平均は39000円台を割り込んでスタートしたが、短期筋とみられる先物を中心とした売りが一巡したことなどから39000円前後では下げ渋る展開に。引き続き下げ局面では押し目を狙う買いも入っており、後場は切り返す場面も見られたが、大引けのMSCIリバランスがやや売りに傾いたとの観測もあり小幅続落で取引を終えた。なお、東証プライム市場の売買代金は、リバランスが入ったことから6兆円台まで膨らんだ。大引けの日経平均は前日比41.84円安(-0.11%)の39166.19円となった。東証プライム市場の売買高は23億6583万株、売買代金6兆403億円だった。セクター別では、電気・ガス業、鉄鋼、非鉄金属、医薬品、繊維製品などが下落した一方、海運業、小売業、鉱業、銀行業、保険業などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は41%、対して値下がり銘柄は55%となっている。日経平均採用銘柄では、三菱電機<6503>が保有株を全て売却すると発表したことでルネサスエレクトロニクス<6723>が売られた。このほか、住友鉱山<5713>、神戸製鋼所<5406>、フジクラ<5803>、住友化学<4005>が売られた。日経平均採用以外では、約730億円の新株予約権付社債発行で将来の希薄化リスクが嫌気されてイビデン<4062>が弱い。一方、旧村上ファンド系が5.42%保有と公表されたことで、あおぞら<8304>が大幅高となったほか、セブン&アイHD<3382>が、一部報道を材料に買われた。このほか、アルプスアルパイン<6770>、川崎汽船<9107>、HOYA<7741>、コニカミノルタ<4902>が買われた。日経平均採用以外では、ビットコインの価格上昇を受けて、マネックスG<8698>が大幅高。 <FA> 2024/02/29 15:40 相場概況 日経平均は4日ぶりに反落、短期的な過熱感は徐々に和らぐ展開に *15:30JST 日経平均は4日ぶりに反落、短期的な過熱感は徐々に和らぐ展開に 27日の米国市場はまちまち。ダウ平均は96.82ドル安(-0.25%)の38972.41ドル、ナスダックは59.05ポイント高(+0.37%)の16035.30、S&P500は8.65ポイント高(+0.17%)の5078.18で取引を終了した。ソフトランディング期待に買われ、寄り付き後、上昇。その後、高値付近からの利益確定売りが続いたほか、2月消費者信頼感指数が予想外に悪化したため景気への楽観的見方が後退しダウは下落に転じ終日軟調に推移した。ハイテクは人工知能(AI)業界への期待が根強く押し目買いに底堅く推移、終盤にかけ上げ幅を拡大し、まちまちで終了。米国市場が高安まちまちだったことから、東京市場は小動きで取引を開始。2月及び8月決算企業の配当落ち(20円ほど)などが影響して、日経平均は小安くスタートした後は、前日終値水準でのもみ合いとなった。ただ、25日移動平均線との乖離率は、27日時点で+5.5%ほどまで低下したことなどから短期的な過熱感は解消されつつあり、下値は限定的となった。大引けの日経平均は前日比31.49円安(-0.08%)の39208.03円となった。東証プライム市場の売買高は18億5237万株、売買代金4兆7762億円だった。セクター別では、その他製品、海運業、ゴム製品、卸売業、医薬品などが下落した一方、電気・ガス業、パルプ・紙、水産・農林業、石油・石炭製品、サービス業などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は54%、対して値下がり銘柄は42%となっている。日経平均採用銘柄では、ネガティブな証券会社のレポートなどを材料にオムロン<6645>が売り優勢となったほか、続伸スタートした三菱重工<7011>は利益確定売りに押され下げ幅をやや拡大した。このほか、ルネサスエレクトロニクス<6723>、三井不動産<8801>、日本電気<6701>、みずほフィナンシャルG<8411>がさえない。一方、任天堂<7974>が「ポケモンカード」をテーマにした新たなスマホ向けアプリ「Pokemon Trading Card Game Pocket」をリリース予定と公開したことで、ディーエヌエー<2432>がストップ高。また、米S&Pが格付け見通しを「ネガティブ」から「安定的」に引き上げたことから東京電力HD<9501>が大幅高。このほか、フジクラ<5803>、三菱地所<8802>、住友化学<4005>、コニカミノルタ<4902>が買われた。日経平均採用以外では、三井E&S<7003>が昨年来高値を連日で更新する強い動きが継続。 <FA> 2024/02/28 15:30 相場概況 日経平均は3日続伸、内需株買われて3日連続で史上最高値更新 *15:40JST 日経平均は3日続伸、内需株買われて3日連続で史上最高値更新 26日の米国市場は下落。ダウ平均は62.30ドル安(-0.16%)の39069.23ドル、ナスダックは20.57ポイント安(-0.13%)の15976.25、S&P500は19.27ポイント安(-0.38%)の5069.53で取引を終了した。先週の相場の流れを継いで半導体セクターへの期待に買われ、寄り付き後、上昇。その後、過去最高値付近からの利益確定売り意欲も強く、ダウは下落に転じた。ナスダックも長期金利の上昇に連れ失速し、プラス圏を維持できず下落で終了。米国株が弱かったものの、先高感の強い地合いは継続しており、東京市場は買い優勢で取引を開始した。寄付き後の日経平均は一時39426.29円と取引時間ベースの史上最高値を連日で更新したが、11時以降、先物を中心にやや売りが膨らみ、日経平均は上げ幅を縮小し前日比マイナス圏での推移に。ただ、銀行株や鉄鋼株が強かったことから、日経平均は39000円台を割り込む展開とはならなかった。大引けの日経平均は前日比5.81円高(+0.01%)の39239.52円となった。東証プライム市場の売買高は18億3983万株、売買代金4兆9907億円だった。セクター別では、鉄鋼、銀行業、機械、証券・商品先物取引業、倉庫・運輸関連業などが上昇した一方、海運業、陸運業、小売業、食料品、建設業などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は57%、対して値下がり銘柄は40%となっている。日経平均採用銘柄では、半導体装置向けに全固定電池を始めて受注したと報じられたことで日立造船<7004>が大幅続伸。また、ふくおかFG<8354>も続伸したほか、神戸鋼<5406>、JFEホールディングス<5411>、日本製鉄<5401>など鉄鋼関連が買われた。日経平均採用以外では、じげん<3679>、ACCESS<4813>、帝国繊維<3302>が買い優勢となった。一方、朝方買われたアドバンテスト<6857>がマイナス圏に突入後、下げ幅を拡大。また、足元買われていたレゾナックHD<4004>も反落となった。このほか、京成電鉄<9009>、スズキ<7269>、住友不動産<8830>、清水建設<1803>が売られた。日経平均採用以外では、マツキヨココカラ<3088>、明和産業<8103>、三陽商会<8011>が大幅安となった。 <FA> 2024/02/27 15:40 相場概況 日経平均は続伸、幅広い銘柄買われて連日で史上最高値を更新 *15:30JST 日経平均は続伸、幅広い銘柄買われて連日で史上最高値を更新 23日の米国市場はまちまち。ダウ平均は62.42ドル高(+0.16%)の39131.53ドル、ナスダックは44.80ポイント安(-0.28%)の15996.82、S&P500は1.77ポイント高(+0.03%)の5088.80で取引を終了した。半導体エヌビディアの好決算を受け生成AI利用の急拡大を背景とした同セクターへの成長期待に買いが継続し、寄り付き後、上昇。ナスダックは昨日の急伸後の一部ハイテクの利益確定売りにおされ下落に転じた。ダウは経済に楽観的な見方を受けた買いが支え、まちまち。ダウやS&P500種指数は連日で過去最高値を更新して終了。米国株は高安まちまちだったが、エヌビディア株の上昇を受けて、東京市場は買い優勢で取引を開始した。日経平均は39388.08円まで上昇した後は上げ一服。25日移動平均線との乖離率が6%を超えたことなどから短期的な過熱感が意識されて上値は重くなった。ただ、終始、前営業日比プラス圏で推移し、連日で史上最高値を更新。なお、半導体株がさえなかった一方、トヨタ自<7203>や銀行株や商社株など時価総額が大きい銘柄が強かったことから、TOPIXが相対的に強い地合いとなった。大引けの日経平均は前営業日比135.03円高(+0.35%)の39233.71円となった。東証プライム市場の売買高は18億4278万株、売買代金は5兆1119億円だった。セクター別では、医薬品、精密機器、銀行業、小売業、その他金融業などが上昇した一方、海運業、鉱業、パルプ・紙、倉庫・運輸関連業、食料品などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は50%、対して値下がり銘柄は45%となっている。日経平均採用銘柄では、SUMCO<3436>、川崎重工<7012>、レゾナックHD<4004>が買われたほか、半導体受託製造最大手TSMCの熊本工場開所式が行われたことが刺激材料となり、ふくおかフィナンシャルG<8354>も買い優勢となった。このほか、中外製薬<4519>が反発。信越化学<4063>も買われて昨年来高値を更新した。日経平均採用以外では、ウエルシアHD<3141>とツルハHD<3391>の統合検討が報じられて、2銘柄とも大幅高となった。また、さくらインターネット<3778>も大幅高で上場来高値を更新。一方、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>が高寄り後、2月16日高値を更新できずにマイナス圏に突入したほか、スクリーンHD<7735>、レーザーテック<6920>も売られるなど半導体株は総じて弱い。また、足元買われていたあおぞら<8304>もさえない。 <FA> 2024/02/26 15:30 相場概況 日経平均は大幅高で4日ぶり反発、史上最高値更新で39000円台に到達 *15:32JST 日経平均は大幅高で4日ぶり反発、史上最高値更新で39000円台に到達 21日の米国市場はまちまち。ダウ平均は48.44ドル高(+0.13%)の38612.24ドル、ナスダックは49.91ポイント安(-0.32%)の15580.87、S&P500は6.29ポイント高(+0.13%)の4981.80で取引を終了した。半導体エヌビディアの四半期決算発表を警戒した売りが続き、寄り付き後は下落。その後も、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨公表を控えた調整売り圧力も強まり、一段安となった。議事要旨で、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げに慎重な姿勢が確認されたため利下げ期待が後退し、一段と売りに拍車がかかり、下げ幅を拡大。しかし、引けにかけて、調整と見られる買戻しにダウは切り返し、ナスダックも下げ幅を縮小し終了した。注目のエヌビディアの決算が市場予想を上回り、時間外で買われたことから、東京市場は買い優勢で取引を開始した。半導体関連の東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>が指数を押し上げたことなどから、日経平均は10時16分に38924.88円と1989年12月29日につけた終値ベースでの史上最高値38915.87円をついに上回った。後場も日経平均は上げ幅を拡大し、39156.97円まで上昇。終値ベースでも明確に史上最高値を更新するなど歴史的な一日となった。大引けの日経平均は前日比836.52円高(+2.19%)の39098.68円となった。東証プライム市場の売買高は17億6948万株、売買代金5兆5622億円だった。セクター別では、電気機器、輸送用機器、機械、石油・石炭製品、鉱業などが買われたほか、医薬品、サービス業の2セクターのみ下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は65%、対して値下がり銘柄は31%となっている。日経平均採用銘柄では、東エレク、アドバンテストのほか、スクリーンHD<7735>、レーザーテック<6920>、ルネサスエレクトロニクス<6723>など半導体株が総じて上昇。ソフトバンクグループ<9984>も買われた。また、半導体材料を強化と伝わったレゾナックHD<4004>も買い優勢となった。このほか、日立<6501>、信越化学<4063>、三菱商事<8058>、トヨタ自<7203>が買われた。日経平均採用以外では、昨日に続き日本マイクロニクス<6871>が大幅高。一方、中外製薬<4519>、アステラス製薬<4503>、住友ファーマ<4506>、サイバーエージ<4751>など内需系がさえなかったほか、ファナック<6954>、オークマ<6103>など中国関連の一角も売られた。このほか、ニコン<7731>、住友大阪セメント<5232>、コニカミノルタ<4902>が弱い。 <FA> 2024/02/22 15:32 相場概況 日経平均は3日続落、エヌビディア決算待ちで静かな地合いに *15:30JST 日経平均は3日続落、エヌビディア決算待ちで静かな地合いに 20日の米国市場は続落。ダウ平均は64.19ドル安(-0.17%)の38563.80ドル、ナスダックは144.87ポイント安(-0.92%)の15630.79、S&P500は30.06ポイント安(-0.60%)の4975.51で取引を終了した。21日引け後の半導体エヌビディアの四半期決算発表を警戒した売りが影響し寄り付き後は下落。その後も経済指標の冴えない結果を受け、成長減速を懸念した売り圧力も強まった。特にハイテクでの調整売りが続き上値を抑制。相場は終日軟調に推移し、戻り鈍く終了した。休場明けの米国市場が安かったことから、東京市場は売り優勢で取引を開始した。寄付きから半導体関連が弱く、日経平均は前日比マイナス圏での推移となった。下値では押し目を狙う動きが見られたものの、今晩のエヌビディア決算が様子見姿勢を強める材料として強く意識されておりTOPIXコア30銘柄は高安まちまち。プライム市場の売買代金は4.2兆円台とそれなりにできているが、盛り上がりに欠ける静かな一日となった。大引けの日経平均は前日比101.45円安(-0.26%)の38262.16円となった。東証プライム市場の売買高は15億3549万株、売買代金は4兆2861億円だった。セクター別では、鉱業、保険業、石油・石炭製品、機械、空運業などが下落した一方、その他製品、ゴム製品、パルプ・紙、海運業、繊維製品などが上昇。東証プライム市場の値上がり銘柄は36%、対して値下がり銘柄は59%となっている。日経平均採用銘柄では、SMC<6273>、安川電機<6506>など足元買われていた中国関連銘柄の一角が売られたほか、アドバンテスト<6857>、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>が今晩のエヌビディア決算を前に利益確定に押された。このほか、住友ファーマ<4506>、第一生命HD<8750>、DOWAホールディングス<5714>がさえない。一方、あおぞら<8304>が引き続き来期の復配期待で反発したほか、日立造船<7004>、ニコン<7731>、古河電工<5801>、レゾナック・ホールディング<4004>が買われた。日経平均採用以外ではノジマ<7419>が自己株取得枠設定を材料に買い優勢となった。また、一部証券会社のレポートを材料に日本マイクロニクス<6871>が急騰。 <FA> 2024/02/21 15:30 相場概況 日経平均は続落、下値では押し目買いが入るしっかりとした地合い *15:30JST 日経平均は続落、下値では押し目買いが入るしっかりとした地合い 19日の米国市場はプレジデンツデーの祝日に伴い、株式市場、債券市場ともに休場。為替市場は薄商いのなか、1ドル150円00銭から20銭での小動きとなった。米国市場休場を受けて、東京市場は小動きで取引を開始。日経平均は前日終値水準でもみ合った後、上げ幅をじりじりと拡大し38742.33円まで上昇する場面が見られたが、アジア株式市場がスタートしたタイミングで、225先物に断続的な売りが入り失速。日経平均、TOPIXともに前日終値水準でのもみ合いと方向感に乏しい地合いとなった。ただ、下値では押し目を狙うような買いも入ったことから、売買代金は引き続き4兆円台を維持している。大引けの日経平均は前日比106.77円安(-0.28%)の38363.61円となった。東証プライム市場の売買高は16億1113万株、売買代金は4兆4390億円だった。セクター別では、保険業、パルプ・紙、水産・農林業、証券・商品先物取引業、サービス業が下落した一方、機械、海運業、医薬品、鉄鋼、電気・ガス業などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は42%、対して値下がり銘柄は54%となっている。日経平均採用銘柄では、足元上昇していた楽天グループ<4755>が反落となったほか、オリエンタルランド<4661>も反落。また、ヤマハ<7951>、東京海上HD<8766>、サッポロHD<2501>、王子ホールディングス<3861>、オリンパス<7733>が売られた。日経平均採用以外では、センコーHD<9069>、平和堂<8276>は株式売り出しに伴う需給悪化が嫌気されて売られた。一方、会社説明会にて25年3月期第1四半期から四半期配当復配予定の方針が伝わったことからあおぞら<8304>が引き続き値を戻しているほか、一部証券会社によるレポートが材料視された三菱重工<7011>も買われた。このほか、オムロン<6645>、SMC<6273>、日立造船<7004>、安川電機<6506>、ファナック<6954>が買われた。 <FA> 2024/02/20 15:30 相場概況 日経平均は小幅反落、半導体株下落も幅広い銘柄買われ底堅い展開に *15:30JST 日経平均は小幅反落、半導体株下落も幅広い銘柄買われ底堅い展開に 16日の米国市場は反落。ダウ平均は145.13ドル安(-0.37%)の38627.99ドル、ナスダックは130.52ポイント安(-0.82%)の15775.66で、S&P500は24.16ポイント安(-0.48%)の5005.57で取引を終了した。1月生産者物価指数(PPI)が消費者物価指数(CPI)に続き予想を上回ったため、インフレ長期化が警戒され、寄り付き後は下落。その後、2月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値が予想を下回ったほか、米連邦準備制度理事会(FRB)高官の発言を受けて次の行動が利下げであることを確認し相場は下げ止まった。ただ、長期金利の上昇が引き続き重しとなり、上値を抑制しマイナス圏で終了。米国株安を受けて、東京市場はやや売り優勢で取引を開始した。寄付き後の日経平均は切り返す場面も見られたが、値がさ半導体銘柄の一角が売られたことから前営業日比マイナス圏での推移となった。ただ、先週末同様、金融や建設など内需関連銘柄がしっかりとした動きを見せたことで、日経平均は下げ渋る展開に。押し目買いや出遅れ銘柄への物色が入り、日経平均は先週末終値水準で取引を終えた。大引けの日経平均は前営業日比16.86円安(-0.04%)の38470.38円となった。東証プライム市場の売買高は15億9574万株、売買代金は4兆3545億円だった。セクター別では、その他製品の下げが目立ったほか、電気機器、ゴム製品、医薬品、機械などが下落した一方、銀行業、水産・農林業、卸売業、証券、商品先物取引業、パルプ・紙などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は75%、対して値下がり銘柄は22%となっている。日経平均採用銘柄では、家庭用ゲーム機の「ニンテンドースイッチ」の後継機が25年1-3月期に後ずれすると報じられた任天堂<7974>が大幅続落。また、アドバンテスト<6857>、スクリーンHD<7735>、ルネサスエレクトロニクス<6723>、東エレク<8035>など半導体関連も弱い。このほか、荏原製作所<6361>、ミネベアミツミ<6479>、コニカミノルタ<4902>が売られた。一方、インドで日本車販売網を構築と報じられた三菱商事<8058>が買われたほか、昨年来安値からのテクニカルリバウンドなどであおぞら銀行<8304>も上昇。また、H3ロケットの打ち上げ成功が材料視されて三菱重工<7011>も買われた。このほか、オリエンタルランド<4661>、大林組<1802>、横浜ゴム<5101>、清水建設<1803>が上昇。 <FA> 2024/02/19 15:30 相場概況 日経平均は続伸、幅広い銘柄が買われて一時38865円まで上昇 *15:30JST 日経平均は続伸、幅広い銘柄が買われて一時38865円まで上昇 15日の米国市場は続伸。ダウ平均は348.85ドル高(+0.91%)の38773.12ドル、ナスダックは47.03ポイント高(+0.30%)の15906.18、S&P500は29.11ポイント高(+0.58%)の5029.73で取引を終了した。利下げ期待の再燃で寄り付き後から上昇。1月小売売上高が予想を下回り、利下げ期待がさらに強まると一段と買われた。ハイテクは一部で著名投資会社の売却が当局への届け出で明らかになると、利益確定売りに上値が抑制された。ダウは企業の好決算を好感した買いも見られ、終盤にかけて上げ幅を拡大し終了。米国株高などを受けて、東京市場は買い優勢で取引を開始。半導体製造装置大手のアプライドマテリアルズの好決算を受けて、半導体株が上げ幅を拡大したことから、日経平均は一時38865.06円と終値ベースの史上最高値38915.87円(取引時間中は38957.44円)にあと50円ほどまで迫る場面が見られた。買い一巡後の半導体株が伸び悩んだことから日経平均は上げ幅を縮小したが、東証プライム市場の8割強が上昇する全面高に。売買代金は昨年6月以来となる6兆円台に乗せた。大引けの日経平均は前日比329.30円高(+0.86%)の38487.24円となった。東証プライム市場の売買高は22億417万株、売買代金は6兆7212億円だった。セクター別では、石油・石炭製品、鉱業、不動産業、保険業、銀行業などが上昇した一方、金属製品、ゴム製品の2セクターのみ下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は83%、対して値下がり銘柄は14%となっている。日経平均採用銘柄では、前日、急騰した楽天G<4755>が引き続き買われたほか、損保会社の政策保有株の売却の話が相次いでいることが影響しT&Dホールディングス<8795>、第一生命HD<8750>も買い優勢となった。このほか、オリンパス<7733>、横浜ゴム<5101>、出光興産<5019>、三井物産<8031>、資生堂<4911>が買われた。一方、今期大幅増益見通しも材料出尽くし感が先行したトレンドマイクロ<4704>がストップ安となったほか、半導体関連のスクリーンHD<7735>、SUMCO<3436>、レーザーテック<6920>、ルネサスエレクトロニクス<6723>、ソフトバンクG<9984>が売られた。また、ソニーグループ<6758>も引き続き軟調となった。 <FA> 2024/02/16 15:30 相場概況 日経平均は大幅反発、半導体株がけん引し38100円台まで上昇 *15:30JST 日経平均は大幅反発、半導体株がけん引し38100円台まで上昇 14日の米国株式市場は反発。ダウ平均は151.52ドル高(+0.40%)の38424.27ドル、ナスダックは203.55ポイント高(+1.30%)の15859.15、S&P500は47.45ポイント高(+0.96%)の5000.62で取引を終了した。13日の大幅下落の反動で寄り付き後から上昇。ボストン連銀の前総裁が1月消費者物価指数(CPI)を受けた市場反応が行き過ぎとの見解を示したほか、イエレン財務長官や、グールズビー・シカゴ連銀総裁がインフレ2%目標回帰の道筋にあることに変わりはない、と表明したため利下げ期待の再燃で相場は終日底堅く推移した。特に、金利先安感にハイテクが買い戻され、相場を支援し終盤にかけて上昇幅を拡大し終了。米国株の反発を受けて、東京市場は買い優勢で取引を開始した。フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)の大幅反発が影響して、半導体関連が上昇。値がさ銘柄が強い動きを示したこともあり、日経平均は38000円台を回復した。買い一巡後は38000円水準でのもみ合いとなる場面も見られたが、決算関連銘柄を中心に買い意欲は強く、38100円台と本日の高値圏で取引を終えた。大引けの日経平均は前日比454.62円高(+1.21%)の38157.94円となった。東証プライム市場の売買高は20億1041万株、売買代金は5兆4919億円だった。セクター別では、保険業、機械、石油・石炭製品、ゴム製品、不動産業などが上昇した一方、鉱業、パルプ・紙、繊維製品、その他製品、陸運業などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は30%、対して値下がり銘柄は66%となっている。日経平均採用銘柄では、携帯事業の赤字縮小が確認できたことから楽天グループ<4755>が一時ストップ高となったほか、荏原製作所<6361>は決算が材料視されてストップ高。また、SOMPOホールディングス<8630>が株式分割を材料に買い優勢となった。このほか、MS&AD<8725>、住友重機械<6302>、レゾナックHD<4004>、クボタ<6326>、日東電工<6988>、スクリーンHD<7735>、東エレク<8035>が買い優勢となった。一方、決算がネガティブ視されて、バンダイナムコHD<7832>、TOPPANホールディングス<7911>、ソニーグループ<6758>、サッポロホールディングス<2501>が売り優勢となった。日経平均採用以外では、エイチワン<5989>が決算発表が嫌気されてストップ安比例配分となった。 <FA> 2024/02/15 15:30 相場概況 日経平均は4日ぶりに反落、米国株安で売り優勢も底堅い展開に *15:40JST 日経平均は4日ぶりに反落、米国株安で売り優勢も底堅い展開に 13日の米国市場は大幅下落。ダウ平均は524.63ドル安(-1.35%)の38272.75ドル、ナスダックは286.95ポイント安(-1.80%)の15655.60で、S&P500 は68.67ポイント安(-1.37%)の4953.17で取引を終了した。1月消費者物価指数(CPI)の伸びが予想ほど減速せず、早期の利下げ期待を受けた買いが後退し、寄り付きから下落。その後、長期金利の大幅上昇に連れて売りが一段と加速し、終日軟調に推移した。終盤にかけては手仕舞い売りを巻き込み下げ幅を拡大し終了。米国株安を受けて、東京市場は売り優勢で取引を開始した。昨日の急騰に対する反動もあり日経平均は37600円台まで下落したが、押し目を狙う投資家の買いによって日経平均は底堅い格好に。TOPIXは前日比1%超安となったが、日経平均は相対的にしっかりとした展開となった。引き続き決算発表銘柄の物色が強いことから、東証プライム市場の売買代金は4営業日連続5兆円台となった。大引けの日経平均は前日比260.65円安(-0.69%)の37703.32円となった。東証プライム市場の売買高は19億898万株、売買代金は5兆1900億円だった。セクター別では、パルプ・紙、鉄鋼、不動産業、保険業、電気・ガス業などが下落した一方、海運業、その他製品、石油・石炭製品、医薬品、小売業の5セクターのみ上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は19%、対して値下がり銘柄は79%となっている。日経平均採用銘柄では、メルカリ<4385>が米フリマ事業の伸び悩みが意識されて売り優勢となったほか、ヤマハ<7951>、大平洋金属<5541>、資生堂<4911>、DOWAホールディングス<5714>が下落した。日経平均採用以外では、さえない決算が嫌気されたスノーピーク<7816>、ナブテスコ<6268>、サイボウズ<4776>、シマノ<7309>が急落した。一方、決算が材料視されてシチズン時計<7762>が昨年来高値を更新したほか、引き続き2月のMSCI銘柄定期入れ替えに伴う新規採用が材料視されてスクリーンHD<7735>が強い。このほか、サッポロHD<2501>、川崎汽船<9107>、アドバンテスト<6857>が上昇。日経平均採用以外では、業績予想の上方修正と期末配当の増額と自社株取得枠を設定したニッパツ<5991>が急騰したほか、イトーキ<7972>も好業績や年間配当の増額、株主優待制度の新設などが材料視されてストップ高比例配分となった。 <FA> 2024/02/14 15:40 相場概況 日経平均は大幅高で3日続伸、上げ幅1000円超で一時38000円台に乗せる場面も *15:30JST 日経平均は大幅高で3日続伸、上げ幅1000円超で一時38000円台に乗せる場面も 12日の米国市場はまちまち。ダウ平均は125.69ドル高(+0.33%)の38797.38ドル、ナスダックは48.12ポイント安(-0.30%)の15942.55、S&P500は4.77ポイント安(-0.09%)の5021.84で取引を終了した。高値警戒感で売られて、寄り付き後は下落。その後、今週発表の重要インフレ指標が米連邦準備制度理事会(FRB)の年内の利下げをより確実にするとの期待に長期金利低下に連れ、上昇に転じた。ダウは終日堅調に推移し、終盤にかけインフレ指標発表を控えた利益確定売りに押され失速したものの、連日で過去最高値を更新。ハイテクは再び下落し、結局高安まちまちで終了した。米国株は高安まちまちだったが、円建てCME先物が37470円を付けたことから、東京市場は買い優勢で取引を開始。寄付きから日経平均寄与度の高い東エレク<8035>、ソフトバンクグループ<9984>が大幅続伸し、日経平均は37248.36円でスタートすると上げ幅を拡大。日経平均寄与度の高い銘柄以外も買われ、プライム市場の7割超が上昇する強い相場展開となり、日経平均は38010.69円まで上昇。ほぼ高値引けで取引を終えた。なお、2020年6月16日以来の1000円超の上げ幅となった。大引けの日経平均は先週末比1066.55円高(+2.89%)の37963.97円となった。東証プライム市場の売買高は21億4573万株、売買代金は5兆9628億円だった。セクター別では、保険業の大幅高が目立ったほか、電気機器、サービス業、輸送用機器、卸売業などが上昇。一方、パルプ・紙、不動産業の2セクターのみ下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は76%、対して値下がり銘柄は21%となっている。日経平均採用銘柄では、金融庁主導で政策保有株の売却報道があったことからMS&AD<8725>、東京海上HD<8766>、SOMPOホールディングス<8630>、T&Dホールディングス<8795>がそろって急騰。また、今期純利益予想の上振れを発表した東エレクが後場一段高。このほか、IHI<7013>、フジクラ<5803>、SUBARU<7270>、リクルートHD<6098>、ニコン<7731>、鹿島建設<1812>が買われた。日経平均採用以外では、決算を材料にアシックス<7936>がストップ高となったほか、三桜工業<6584>、ローランドDG<6789>も決算が材料視されて大幅高となった。一方、今期一転減益に下方修正した日揮ホールディングス<1963>が一時ストップ安となったほか、日本製紙<3863>も今期営業利益見通しを下方修正し大幅安。このほか、ディー・エヌ・エー<2432>、マツダ<7261>、大塚HD<4578>、住友不動産<8830>も売り優勢となった。 <FA> 2024/02/13 15:30 相場概況 日経平均は小幅続伸、ソフトバンクG急騰で37000円台回復も上げ幅は縮小 *15:40JST 日経平均は小幅続伸、ソフトバンクG急騰で37000円台回復も上げ幅は縮小 8日の米国株式市場は小幅続伸。ダウ平均は48.97ドル高(+0.13%)の38,726.33ドル、ナスダックは37.07ポイント高(+0.24%)の15,793.71、S&P500は2.85ポイント高(+0.06%)の4997.91で取引を終了した。想定以上に強い経済を好感した買いに寄付き後は上昇。その後、利食いにおされ一時下落に転じたが、企業の好決算を好感した買いや予想を下回った週次失業保険申請件数が労働市場しっかりの証拠となりソフトランディング期待を受けた買いが支え、底堅く推移。ハイテクが強く終盤にかけ、相場を一段と押し上げ、ダウは連日で過去最高値を更新し終了した。米国株高や為替の円安推移などを材料に東京市場は買い優勢で取引を開始した。寄付きから日経平均寄与度の高いソフトバンクグループ<9984>が大幅続伸しており、日経平均は37287.26円まで上げ幅を拡大する場面が見られた。ただ、プライム市場の6割が前日比マイナスとなるなどTOPIXは3日ぶりに反落。日経平均は上げ幅を縮小して37000円台を割り込んで取引を終えた。なお、2月限オプションの特別清算指数(SQ)は37018.07円(速報値ベース)となった。大引けの日経平均は前日比34.14円高(+0.09%)の36897.42円となった。東証プライム市場の売買高は21億4004万株、売買代金は5兆5733億円だった。セクター別では、石油・石炭製品、非鉄金属、金属製品、小売業、その他金融業などが上昇した一方、海運業、繊維製品、電気・ガス業、建設業、輸送用機器などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は34%、対して値下がり銘柄は63%となっている。日経平均採用銘柄では、決算が材料視されてフジクラ<5803>がストップ高となったほか、引き続き決算や英アームの大幅高を材料にソフトバンクグループが大幅続伸。このほか、ニトリHD<9843>、ルネサスエレクトロニクス<6723>、クラレ<3405>、古河電工<5801>も買われた。日経平均採用以外では、UTグループ<2146>、東亜建設<1885>、美津濃<8022>、博報堂DYホールディングス<2433>が急騰した。一方、日産自<7201>、ネクソン<3659>、帝人<3401>は決算が嫌気されて売り優勢となった。また、欧州の海運大手マースクが決算発表後、株価が急落したことから川崎汽船<9107>、日本郵船<9101>、商船三井<9104>も売られた。日経平均採用以外では、リログループ<8876>、KLab<3656>、KADOKAWA<9468>が急落した。 <FA> 2024/02/09 15:40 相場概況 日経平均は大幅反発、日銀副総裁発言を材料に終値ベースでは90年2月以来の高値更新 *15:30JST 日経平均は大幅反発、日銀副総裁発言を材料に終値ベースでは90年2月以来の高値更新 7日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は156.00ドル高(+0.40%)の38,677.36ドル、ナスダックは147.65ポイント高(+0.95%)の15,756.64、S&P500は40.83ポイント高(+0.82%)の4995.06で取引を終了した。米連邦準備制度理事会(FRB)高官が年内の利下げの可能性に言及し、期待感を受けた買いに寄り付き後は上昇。最近の強いデータを受け、堅調な経済を期待した買いや、企業決算を好感した買いに相場は終日堅調に推移した。商業用不動産懸念にジャンク級に格下げされた地銀のニューヨーク・コミュニティー・バンコープの回復に連れ投資家心理も改善し、終盤にかけて上げ幅を拡大しダウは過去最高値を更新し終了。 米国株式市場の上昇を受けて、東京市場は買い優勢で取引を開始した。英アームの好決算が影響してソフトバンクG<9984>が大幅高となり、日経平均を押し上げる格好に。11時過ぎには、日本銀行の内田副総裁が「マイナス金利解除でも緩和維持」と発言したことから225先物にまとまった買いが入り、日経平均は上げ幅を拡大。日経平均寄与度の大きい銘柄に買いが集中し、プライム市場の6割の銘柄が下落した一方、日経平均は24年1月22日につけた終値ベースでの高値36546.95円を更新した。 大引けの日経平均は前日比743.36円高(+2.06%)の36863.28円となった。東証プライム市場の売買高は20億9634万株、売買代金は5兆5622億円だった。セクター別では、その他金融業、その他製品、輸送用機器、電気機器、医薬品などが上昇した一方、繊維製品、電気・ガス業、建設業、ガラス・土石製品、銀行業などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は35%、対して値下がり銘柄は61%となっている。 日経平均採用銘柄では、決算が材料視されて協和キリン<4151>が大幅高となったほか、アドバンテスト<6857>、スクリーンHD<7735>、東エレク<8035>の半導体関連も上昇。また、9時ちょうどに決算を発表したルネサスエレクトロニクス<6723>も買われた。このほか、NTTデータ<9613>、テルモ<4543>、太陽誘電<6976>、トヨタ自<7203>、SUBARU<7270>が上昇。 一方、ディー・エヌ・エー<2432>、三井金属<5706>、スズキ<7269>、カシオ<6952>、花王<4452>、AGC<5201>は決算発表を受けて売り優勢となったほか、日銀副総裁の発言がネガティブ材料となり、みずほFG<8411>、三井住友FG<8316>、千葉銀行<8331>など銀行株がさえない。また、取引時間中の決算が嫌気されて清水建設<1803>、大成建設<1801>が後場、急落した。 <FA> 2024/02/08 15:30 相場概況 日経平均は小幅続落、上場来高値更新のトヨタが下支えに *15:32JST 日経平均は小幅続落、上場来高値更新のトヨタが下支えに 6日の米国市場は反発。ダウ平均は141.24ドル高(+0.37%)の38521.36ドル、ナスダックは11.32ポイント高(+0.07%)の15609.00、S&P500は11.42ポイント高(+0.23%)の4954.23で取引を終了した。米連邦準備制度理事会(FRB)高官の講演やイベント待ちで、寄付き後はまちまち。中国政府による株価対策への期待が相場を支えダウは上昇に転じ堅調に推移も地銀セクターへの懸念が上値を抑制した。ハイテクは利食いに押され、軟調に推移。メスター・クリーブランド連銀総裁が「連邦公開市場委員会(FOMC)が年後半に利下げを巡りより確信するだろう」と発言すると金利低下に連れ、ダウは上げ幅を拡大。ナスダックもプラス圏を回復し終了した。米国株しっかりも、為替が1ドル147円台後半と前日大引け時点との比較では、60銭ほど円高に振れたことなどから、東京市場はやや売り優勢で取引を開始した。日経平均は2月1日以来となる36000円割れの場面も見られたが、昨日の決算が引き続き材料視されたトヨタ自<7203>が連日の上場来高値を更新したことから、TOPIXが切り替えし、日経平均も前日終値付近まで値を戻した。引き続き決算銘柄への物色意欲は強く、売買代金は5兆円に迫る盛り上がりとなった。大引けの日経平均は前日比40.74円安(-0.11%)の36119.92円となった。東証プライム市場の売買高は18億1413万株、売買代金は4兆9208億円だった。セクター別では、機械、倉庫・運輸関連業、空運業、食料品、情報・通信業などが下落した一方、卸売業、輸送用機器、海運業、鉱業、鉄鋼などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は52%、対して値下がり銘柄は44%となっている。日経平均採用銘柄では、24年3月期売上高予想を下方修正したLINE ヤフー<4689>が急落したほか、厳しい中小型ディスプレイ市況の影響からさえない決算となったシャープ<6753>も売り優勢。また、昨日の取引時間中に上場来初めての株式分割を発表した三菱重工<7011>は反落。このほか、ダイキン<6367>、味の素<2802>、旭化成<3407>、三井化学<4183>が売られた。日経平均採用以外では、好決算発表も市場コンセンサスを下回った島津製作所<7701>が大幅安となった。一方、24年3月期利益予想の上方修正と期末配当予想の増額を発表したGSユアサ<6674>が急騰したほか、三菱商事<8058>は大規模な自己株式の取得枠設定が材料視されて買われた。このほか、リコー<7752>、ニッスイ<1332>、デンソー<6902>が上昇。日経平均採用以外では、極東開発工業<7226>が、24年3月期業績予想の上方修正と期末配当予想の増額を材料に大幅高となった。なお、KDDI<9433>がTOB実施を発表したことで監理ポストに移行したローソン<2651>はTOB価格10360円にサヤ寄せし急騰した。 <FA> 2024/02/07 15:32 相場概況 日経平均は3日ぶり反落、円安材料に下げ幅縮小、トヨタは上場来高値更新 *15:30JST 日経平均は3日ぶり反落、円安材料に下げ幅縮小、トヨタは上場来高値更新 5日の米国株式市場は、ダウ平均は274.30ドル安(-0.71%)の38380.12ドル、ナスダックは31.27ポイント安(-0.20%)の15597.68、S&P500は15.80ポイント安(-0.32%)の4942.81で取引を終了した。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が週末のインタビューで利下げを急がない姿勢を再確認したため早期利下げ期待の後退で売られ、寄付き後、下落。1月ISM非製造業景況指数が予想を上回り消費の底堅さが証明され、利下げ先送り観測が強まり一段安となった。下値はソフトランディング期待を受けた買いが支え、終盤にかけて下げ幅を縮小し終了。米国株安を受けて、東京市場はやや売り優勢で取引を開始した。日経平均は36065.98円まで下げ幅を広げる場面も見られたが、為替が1ドル148円台半ばで推移していることもあり、先物を中心に大きく売り崩すような動きは手控えられた。また、アジア株市場で香港ハンセン指数が前日比3%高、上海総合指数も前日比2%高と大幅高していることが支援材料に。引き続き決算発表銘柄への物色意欲は強く、トヨタ自<7203>は決算発表後に切り返し上場来高値を更新。日本企業としては初めて時価総額50兆円台に乗せた。大引けの日経平均は前日比193.50円安(-0.53%)の36160.66円となった。東証プライム市場の売買高は19億1158万株、売買代金は5兆274億円だった。セクター別では、電気・ガス業、鉱業、銀行業、不動産業、石油・石炭製品などが下落した一方、輸送用機器、水産・農林業、パルプ・紙、証券・商品先物取引業の4セクターのみ上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は23%、対して値下がり銘柄は74%となっている。日経平均採用銘柄では、24年3月期業績予想を下方修正したオムロン<6645>がストップ安となったほか、三菱電機<6503>は23年4-12月期の連結決算は増益着地も、材料出尽くしで売り優勢となった。そのほか、大平洋金属<5541>、ヤマトHD<9064>、エーザイ<4523>、アステラス製薬<4503>が売られた。一方、住友電工<5802>が24年3月連結業績予想の上方修正と期末配当予想の増額を発表したことで上昇したほか、コニカミノルタ<4902>、三越伊勢丹HD<3099>、スクリーンHD<7735>が買われた。また、取引時間中に決算発表した三菱重工<7011>、ニッスイ<1332>も買い優勢となった。日経平均採用以外では、ヤマシンフィルタ<6240>、西松建設<1820>が決算を材料に急騰した。 <FA> 2024/02/06 15:30 相場概況 日経平均は続伸、決算銘柄に物色集中、4営業日連続で売買代金4.5兆円超え *15:30JST 日経平均は続伸、決算銘柄に物色集中、4営業日連続で売買代金4.5兆円超え 日経平均は続伸、決算銘柄に物色集中し4営業日連続で売買代金4.5兆円超え2日の米国株式市場では、ダウ平均は134.58ドル高(+0.35%)の38654.42ドル、ナスダックは267.31ポイント高(+1.74%)の15628.95、S&P500は52.42ポイント高(+1.07%)の4958.61で取引を終了した。一部主要ハイテク企業決算や1月雇用統計受け、寄り付き後はまちまち。雇用統計やミシガン大学消費者信頼感指数確報値が予想を上回り労働市場や消費の強さが再確認され成長期待にダウは上昇に転じた。また、利下げ期待が後退したものの好決算を受けたアマゾンやメタの上昇でハイテクが特に買われ相場全体を支援。終盤にかけて上げ幅を拡大し、終了した。ダウは連日で過去最高値を更新。米国株高や為替の円安推移などを材料に、東京市場は買い優勢で取引を開始した。日経平均は36400円台で取引を開始した後は、値がさ半導体株が弱いことなどが影響して徐々に上値の重い展開に。アジア株式市場で、上海総合指数が先週末比2%超の大幅安となっていることも影響して、買い一巡後の日経平均は36300円台でのもみ合いとなった。ただ、引き続き決算発表銘柄への物色は活発で、売買代金は4営業日連続で4.5兆円超えとなった。大引けの日経平均は先週末比196.14円高(+0.54%)の36354.16円となった。東証プライム市場の売買高は18億6986万株、売買代金は4兆8295億円だった。セクター別では、不動産業、銀行業、輸送用機器、保険業、証券・商品先物取引業などが上昇した一方、海運業、卸売業、倉庫・運輸関連業、サービス業、その他製品などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は66%、対して値下がり銘柄は30%となっている。日経平均採用銘柄では、期末配当予想の増額と自己株取得および消却発表を受けて、三越伊勢丹HD<3099>が昨年来高値を更新。また、24年3月期第3四半期累計純利益が通期計画を超過したみずほ<8411>が買われたほか、キーエンス<6861>、パナソニックHD<6752>も決算が材料視されて上昇。日経平均採用以外では、23年10-12月期営業利益の増益転換など好業績が材料視されてネットワン<7518>が大幅高となったほか、ジーテクト<5970>、エフシーシー<7296>も決算をきっかけに急騰した。一方、24年3月期損益見通しが過去最大の2450億円の赤字となった住友化学<4005>がきつい下げとなったほか、23年10-12月期営業利益が市場予想を下振れたことから村田製作所<6981>も売り優勢となった。このほか、豊田通商<8015>、日本郵船<9101>、アドバンテスト<6857>、丸紅<8002>がさえない。 <FA> 2024/02/05 15:30 相場概況 日経平均は反発、決算発表銘柄への旺盛な物色が続く *15:30JST 日経平均は反発、決算発表銘柄への旺盛な物色が続く 2月1日の米国株式市場は反発。ダウ平均は369.54ドル高(+0.97%)の38519.84ドル、ナスダックは197.63ポイント高(+1.30%)の15361.64、S&P500は60.54ポイント高(+1.25%)の4906.19で取引を終了した。前日の大幅下落の反動で、寄り付き後は上昇。主要ハイテク企業の決算を控えた買いや、長期金利の低下を好感した買いを受けて相場は終日堅調に推移した。イスラエル、ハマス停戦の可能性との報道も一段の買い材料となり、終盤にかけては上げ幅を拡大し終了。 米国株上昇を材料に東京市場は買い優勢で取引を開始した。為替が1ドル146円台前半と前日大引け時点よりも50銭ほど円高に推移していたものの、225先物に外国人投資家の買いが入っているとの声も聞かれたことから、日経平均は一時36400円台まで上げ幅を拡大した。引き続き決算発表銘柄を中心とした物色は活発で、売買代金は3営業日連続で4.5兆円超えとなった。 大引けの日経平均は前日比146.56円高(+0.41%)の36158.02円となった。東証プライム市場の売買高は17億6861万株、売買代金は4兆6801億円だった。セクター別では、その他製品、情報・通信業、陸運業、化学、機械などが上昇した一方、海運業、保険業、医薬品、証券・商品先物取引業、卸売業などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は50%、対して値下がり銘柄は45%となっている。 日経平均採用銘柄では、中国でのオンラインゲームライセンスが承認されたことからネクソン<3659>がストップ高となったほか、24年4-12月期最終赤字が24年4-9月期比で縮小したコニカミノルタ<4902>も大幅高となった。また、一部証券会社のレーティング引き上げ観測を材料に三井金属<5706>も上昇したほか、デンソー<6902>は11時20分の決算発表後、買い優勢となった。日経平均採用以外では、名簿外の外国人株主に配当実施と伝わったことで日テレHD<9404>が急騰。連想買いも入ったことで、テレビ朝日HD<9409>、TBSHD<9401>など民放株が総じて大幅高となった。 一方、決算を材料に前日ストップ安となったあおぞら<8304>は、来年度の配当も減少するとの見方が強まり大幅続落。取引時間中に決算発表した丸紅<8002>、三井物産<8031>もさえない。また、24年3月期連結通期営業利益見通しを下方修正した京セラ<6971>も売られた。日経平均採用以外では、決算が嫌気されてJVCケンウッド<6632>が大幅安となった。 <FA> 2024/02/02 15:30

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