相場概況ニュース一覧

相場概況 日経平均は4日ぶりに反落、36000円でもみ合う一方、決算銘柄はにぎわう展開 *15:30JST 日経平均は4日ぶりに反落、36000円でもみ合う一方、決算銘柄はにぎわう展開 1月31日の米国株式市場は下落。ダウ平均は317.01ドル安(-0.82%)の38150.30ドル、ナスダックは345.88ポイント安(-2.23%)の15164.01、S&P500は79.32ポイント安(-1.61%)の4845.65で取引を終了した。 米連邦準備制度理事会(FRB)の連邦公開市場委員会(FOMC)結果発表を控え様子見気配が強まり、寄り付き後はまちまち。FRBがFOMCで市場の予想通り4会合連続で金利据え置きを発表、利下げの可能性が明確化されなかったため早期利下げ期待が後退し売りが先行した。終盤にかけてパウエルFRB議長がFOMC後の会見にて、現時点で3月の利下げの可能性がベースシナリオではないとの委員会の考えを指摘すると下げ幅を拡大し終了した。 為替が1ドル146円台半ばと前日大引け時点よりも1円ほど円高に振れるなど外部環境の悪化を受けて、東京市場は売り優勢で取引を開始した。寄り付き後の日経平均は36000円を割り込む場面も見られたが、アジア株式市場で香港ハンセン指数が上昇したことなどから下値模索は回避された。売り一巡後は36000円を挟んだもみ合いとなり、投資家の関心は決算銘柄に集中。売買代金は4.5兆円と昨日に続き大商いとなった。 大引けの日経平均は前日比275.25円安(-0.76%)の36011.46円となった。東証プライム市場の売買高は17億7754万株、売買代金は4兆5809億円だった。セクター別では、保険業、ゴム製品、機械、輸送用機器、精密機器などが下落した一方、空運業、証券・商品先物取引業、陸運業、食料品、医薬品などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は29%、対して値下がり銘柄は67%となっている。日経平均採用銘柄では、24年3月期連結業績予想を下方修正したあおぞら銀行<8304>がストップ安となったほか、住友ファーマ<4506>も北米事業下振れで24年3月期純損失が拡大したことからストップ安。また、エムスリー<2413>も決算が嫌気されて大幅安となった。このほか、住友化学<4005>、トクヤマ<4043>、レーザーテック<6920>も売られた。一方、24年9月期第1四半期決算でメディア事業の好調が材料視されてサイバーエージ<4751>が買われたほか、自社株取得枠を設定したオークマ<6103>も上昇。また、第一三共<4568>、TDK<6762>も決算が好感された。取引時間中の決算発表が材料視されてしずおかFG<5831>も後場切り返した。日経平均採用以外では、決算が材料視されて九州電力<9508>が急騰した。きんでん<1944>は上限450万株の自己株取得枠の設定や期末配当予想を増額したことから買われた。ほか、黒崎播磨<5352>も業績等を材料視されて大幅高。 <FA> 2024/02/01 15:30 相場概況 日経平均は3日続伸、強い銀行株がけん引し切り返す展開に *15:30JST 日経平均は3日続伸、強い銀行株がけん引し切り返す展開に 30日の米国株式市場は高安まちまち。ダウ平均は133.86ドル高(+0.35%)の38467.31ドル、ナスダックは118.15ポイント安(-0.76%)の15509.90、S&P500は2.96ポイント安(-0.06%)の4924.97で取引を終了した。米連邦公開市場委員会(FOMC)や主要ハイテク企業決算を控えた警戒感を受けて、寄付き後は下落。ただ、12月JOLT求人件数や1月消費者信頼感指数の良好な結果を受けて、景気の底堅さを期待しダウは上昇に転じた。終日堅調に推移し終盤にかけ上げ幅を拡大、連日で過去最高値を更新。一方、早期利下げ観測の後退や携帯端末アップルの下落が重しとなりハイテクは下落したことから、まちまちで終了した。 米国株は高安まちまちだったものの、決算発表後のマイクロソフトが時間外でやや売られたことから、東京市場は半導体などハイテク関連がさえないスタート。日経平均は35700円で取引を開始したが、売り一巡後は、東エレク<8035>やアドバンテスト<6857>が下げ幅を縮小。また、朝方に発表された1月の日本銀行の金融政策決定会合での「主な意見」公表を受けて、4月マイナス金利解除の可能性が高まったとの見方が一段と高まったことから銀行株が上昇。大引けにかけて、日経平均は切り返す展開となった。 大引けの日経平均は前日比220.85円高(+0.61%)の36286.71円となった。東証プライム市場の売買高は17億1296万株、売買代金は4兆5332億円だった。セクター別では、銀行業、電気・ガス業、不動産業、その他金融業、保険業などが上昇した一方、石油・石炭業、鉱業、海運業、金属製品の4セクターのみ下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は73%、対して値下がり銘柄は24%となっている。 日経平均採用銘柄では、決算を受けてコマツ<6301>、キヤノン<7751>が買われたほか、コマツの上昇が刺激材料となり、先週末に決算発表した日立建機<6305>も買われた。また、10年債利回りが今年最高水準の0.75%まで上昇したことから、りそなHD<8308>、三菱UFJ<8306>のほか、ふくおかフィナンシャルグループ<8354>、千葉銀行<8331>など地銀株も上昇した。日経平均採用以外では、24年3月期第3四半期最終損益が黒字転換したことで、第一工業製薬<4461>がストップ高となった。一方、24年3月期業績予想の下方修正と期末配当予想の減額が嫌気されてアルプスアルパイン<6770>が急落。また、太陽誘電<6976>、横河電機<6841>、ファナック<6954>、キーエンス<6861>も下落した。日経平均採用以外では、24年12月期業績が連続減益見通しとなったことでVコマース<2491>が大幅反落となったほか、アンリツ<6754>も通信計測の受注減少を要因とした通期業績下方修正が嫌気されて売られた。 <FA> 2024/01/31 15:30 相場概況 日経平均は小幅続伸、米株上昇も中国株安などが重しに *15:30JST 日経平均は小幅続伸、米株上昇も中国株安などが重しに 29日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は224.02ドル高(+0.59%)の38,333.45ドル、ナスダックは172.68ポイント高(+1.12%)の15,628.05、S&P500は36.96ポイント高(+0.76%)の4927.93で取引を終了した。今週開催予定の連邦公開市場委員会(FOMC)を控え調整色が強まり、寄り付き後、まちまち。その後、1月ダラス連銀製造業活動指数が予想を下回り長期金利の低下に連れ、堅調に推移した。終盤にかけ米財務省が四半期入札規模予想を予想外に引き下げると金利の一段の低下に連れ買いにさらに拍車がかかり、上げ幅を拡大。ダウは連日で過去最高値を更新し終了した。 米国株高を材料に東京市場は買い優勢で取引を開始した。為替が1ドル147円台半ばと前日の大引け時点よりも円高ドル安で推移したことなどが重しとなり、買い一巡後の日経平均、TOPIXは上値が重くなった。香港ハンセン指数が前日比2%ほど下落したことも影響したもよう。大引けで四半期に一回のTOPIXリバランスが入ったことから売買代金は3兆円台後半まで膨らんだが、取引時間中は積極的な売買が手控えられた。大引けの日経平均は前日比38.92円高(+0.11%)の36065.86円となった。東証プライム市場の売買高は14億1367万株、売買代金は3兆7547億円だった。セクターでは、海運業、その他製品、保険業、化学、精密機器などが上昇した一方、石油・石炭製品、繊維製品、証券・商品先物取引業、その他金融業、陸運業などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は33%、対して値下がり銘柄は63%となっている。日経平均採用銘柄では、日東電工<6988>が後場一段高となったほか、ルネサスエレクトロニクス<6723>、日本取引所グループ<8697>、信越化学<4063>、三菱重工業<7011>も買われた。このほか、川崎汽船<9107>、商船三井<9104>が上昇した。日経平均採用以外では、株式分割を材料に急騰したほか、東光高岳<6617>も決算を材料に買われた一方、住友ファーマ<4506>、いすゞ自動車<7202>、ファナック<6954>がさえない。日経平均採用以外では、NEC<6701>が保有株売却に対応したディスカウントTOBを発表した日本航空電子<6807>が急落した。なお、イオン<8267>がオアシス・ファンドのツルハHD<3391>株取得で独占交渉と伝わったが、オアシス・ファンドによる追加購入期待が後退しツルハHDは大幅安となった。 <FA> 2024/01/30 15:30 相場概況 日経平均は反発、円安を追い風に36000円台を回復 *15:22JST 日経平均は反発、円安を追い風に36000円台を回復 26日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は60.3ドル高(+0.16%)の38109.43ドル、ナスダックは55.13ポイント安(-0.36%)の15455.36、S&P500は3.19ポイント安(-0.07%)の4890.97ポイントで取引を終了した。寄り付きは下落。23年12月PCEコア指数がインフレの鈍化を示し、投資家心理を支えた一方、利益確定の売りや長期金利の上昇などが重石となった。前日引け後に発表した決算が失望されたインテルが大幅安となり、半導体株を中心にハイテク株の一部が連れ安。ナスダック指数は7日ぶりに下落した。 米国株が高安まちまちだったことから、日経平均は先週末終値水準で取引を開始。為替が1ドル148円台と、先週末の大引け時点よりもやや円安ドル高に推移していることから、自動車など輸出関連銘柄がじりじりと上げ幅を拡大し、日経平均は36000円台を回復した。売買代金は4兆円に届かなかったが、プライム市場の8割超が上昇する全面高の地合いとなった。 大引けの日経平均は先週末比275.87円高(+0.77%)の36026.94円となった。東証プライム市場の売買高は13億7660万株、売買代金は3兆9033億円だった。全セクターが上昇するなか、鉱業、石油・石炭製品、輸送用機器、鉄鋼、証券・商品先物取引業の上げが目立った。東証プライム市場の値上がり銘柄は81%、対して値下がり銘柄は16%となっている。 日経平均採用銘柄では、取得上限300万株の自己株取得枠を設定した日東電工<6988>が大幅高となったほか、ホンダ<7267>、トヨタ自<7203>、日産自<7201>、マツダ<7261>も買われた。また、24年3月期業績予想を上方修正したファナック<6954>も上昇。そのほか、原油価格上昇を受けて、INPEX<1605>、出光興産<5019>、ENEOSホールディングス<5020>も総じて強かった。 一方、第3四半期調整後営業利益が40.8%増と上期の58.2%3増から増益率が鈍化した日立建機<6305>が売り優勢となったほか、第3四半期累計の営業利益が30.8%減となった信越化<4063>もさえない。また、楽天G<4755>も売られた。日経平均採用以外では、第3四半期営業利益が57.7%増と上期の9.2倍から増益率が鈍化したJCRファーマ<4552>が大幅安となったほか、フォークリフト等用エンジンの排出ガス試験における不正行為を発表した豊田織機<6201>が後場下落した。 <FA> 2024/01/29 15:22 相場概況 日経平均は大幅反落、半導体株大幅安で35700円台まで下落 *15:30JST 日経平均は大幅反落、半導体株大幅安で35700円台まで下落 25日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は242.74ドル高(+0.64%)の38049.13ドル、ナスダックは28.58ポイント高(+0.18%)の 15510.50、S&P500は25.61ポイント高(+0.53%)の4894.16ポイントで取引を終了した。寄り付きから上昇。朝方発表された2023年10-12月期の実質国内総生産(GDP)速報値が前期比3.3%増と市場予想を上回る強さを見せた一方、インフレの落ち着きが確認されたことで米経済のソフトランディング期待が高まった。ナスダックは決算が失望された電気自動車メーカーのテスラが押し下げ、下落に転じる場面もあったが持ち直した。 米国株は上昇したものの、決算内容が嫌気されて米半導体大手インテルが時間外で売られたことから、東京市場では値がさの半導体株が総じて弱いスタート。日経平均は36000円台で取引を開始した後、すぐに35000円台に突入した。足元、中国当局による政策期待で反発を見せていた香港ハンセン指数、上海総合指数が前日終値水準で反発一服となっていることも影響して、大型株は買い戻すタイミングを逸した様子。日経平均は前日比400円超の大幅下落で取引を終えた。 大引けの日経平均は前日比485.40円安(-1.34%)の35751.07円となった。東証プライム市場の売買高は15億8316万株、売買代金は4兆5018億円だった。セクターでは、海運業、銀行業、精密機器、輸送用機器、証券・商品先物取引業などが下落した一方、ゴム製品のみ上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は19%、対して値下がり銘柄は78%となっている。 日経平均採用銘柄では、インテルの決算が影響して、ルネサスエレクトロニクス<6723>、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、スクリーンHD<7735>など半導体株がきつい下げとなった。また、中国関連の村田製作<6981>、信越化学<4063>もさえない。このほか、京セラ<6971>、三菱UFJ<8306>、トヨタ自<7203>、ソニーグループ<6758>と幅広い銘柄が売られた。 一方、一部ファンドが株式を取得と報じられた大平洋金属<5541>が急騰したほか、米ドル債の発行を決定した楽天グループ<4755>も買われた。そのほか、資生堂<4911>、パナソニックHD<6752>が買われた。日経平均銘柄以外では、上方修正や増配を発表した未来工業<7931>が急騰したほか、金属チタンの値上げが評価されて東邦チタニウム<5727>、大阪チタニウム<5726>が買われた。 <FA> 2024/01/26 15:30 相場概況 日経平均は3日ぶりに反発、中国株高などを材料に切り返す展開に *15:30JST 日経平均は3日ぶりに反発、中国株高などを材料に切り返す展開に 24日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は99.06ドル安(-0.26%)の37,806.39ドル、ナスダックは55.97ポイント高(+0.36%)の15,481.92、S&P500は3.95ポイント高(+0.08%)の4868.55で取引を終了した。寄り付きは上昇。動画配信のネットフリックスや半導体製造メーカASMLホールディングの好決算を背景にハイテク・半導体関連銘柄を中心に買いが入り上昇をけん引した。しかし、長期金利の上昇に伴い上昇幅を縮小させるとダウ平均は下げに転じ、前日の終値近辺でもみ合う展開に。結局小幅安で取引を終えた一方、ナスダックは5日続伸した。 米国株の方向感が乏しかったことから、日経平均は前日終値水準で取引を開始。フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が5日続伸と強かったものの、値がさ半導体株の上値は重い。前日に買われた三菱UFJ<8306>など銀行株が前日比マイナス圏で推移したこともあり、日経平均は一時36000円台を割り込む場面も見られた。ただ、大型株を中心に下値では拾う動きも見られ、日経平均は切り返す展開に。中国当局の株価対策などを材料に中国株が上昇したことも影響して、日経平均は小幅ながら前日比プラス圏で取引を終えた。 大引けの日経平均は前日比9.99円高(+0.03%)の36236.47円となった。東証プライム市場の売買高は14億2510万株、売買代金は4兆2144億円だった。セクターでは、パルプ・紙、海運業、証券・商品先物取引業、鉄鋼、水産・農林業などが上昇した一方、石油・石炭製品、医薬品、サービス業、保険業、情報・通信業などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は74%、対して値下がり銘柄は23%となっている。 日経平均採用銘柄では、一部証券会社によるレポートを材料に大和証G<8601>、野村HD<8604>が買われたほか、半導体製造メーカASMLホールディングの好決算を受けて、レーザーテック<6920>も上昇。また、日本郵船<9101>、商船三井<9104>など海運株も買われた。日経平均銘柄以外では、一部証券会社によるカバレッジ開始が材料視されて広済堂HD<7868>が大幅高となった。 一方、ネクソン<3659>、リクルートHD<6098>、塩野義製薬<4507>、パナソニックHD<6752>、富士通<6702>が売られた。また、決算が嫌気されてニデック<6594>も大幅安となったが、下げ幅は縮小した。日経平均銘柄以外では、オービック<4684>が好決算を発表したものの利益確定売りに押された。 <FA> 2024/01/25 15:30 相場概況 日経平均は続落、金融政策の正常化への警戒感が先行 *15:30JST 日経平均は続落、金融政策の正常化への警戒感が先行 23日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は96.36ドル安(-0.25%)の37,905.45ドル、ナスダックは65.66ポイント高(+0.43%)の15,425.94、S&P500は14.17ポイント高(+0.29%)の4864.60で取引を終了した。寄り付きはまちまち。さえない決算を発表した3Mが大幅安となりダウを押し下げた。好決算を発表した銘柄が支えるも、高値への警戒感や利益確定の売りも重石となり、ダウは終日軟調に推移。ナスダックは長期金利の上昇に伴い下落する場面もあったが、小幅に続伸した。 外部環境がまちまちだったなか、前日の日本銀行金融政策決定会合(日銀会合)の結果を受けて、今年春頃には「金融政策の正常化」に動き出すとの思惑が高まり、東京市場はやや売り優勢でスタート。銀行株が上昇する一方、不動産株が下落するなど金利上昇に対するトレードが発生したほか、足元上昇していたTOPIXコア30銘柄の一部銘柄が売られたことから、日経平均は前日比マイナス圏での推移となった。為替市場で1ドル147円台後半まで円高ドル安が進んだことも影響して、後場下げ幅を広げる場面も見られた。 大引けの日経平均は前日比291.09円安(-0.80%)の36226.48円となった。東証プライム市場の売買高は15億6297万株、売買代金は4兆3242億円だった。セクターでは、不動産業、精密機器、建設業、陸運業、その他製品などが下落した一方、銀行業、保険業、パルプ・紙、鉱業の4セクターのみ上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は28%、対して値下がり銘柄は69%となっている。 日経平均採用銘柄では、住友不動産<8830>、三井不動産<8801>、東京建物<8804>など不動産株の下げが目立ったほか、東武鉄道<9001>、京成電鉄<9009>など私鉄も弱い。このほか、HOYA<7741>、ファナック<6954>、ダイキン<6367>も売られた。また、ニデック<6594>は買い一巡後は利益確定売りに押された。 一方、日本の10年債利回りが0.7%手前まで上昇したことから、三菱UFJ<8306>、りそなHD<8308>、千葉銀行<8331>など銀行株が逆行高となった。また、ナスダック指数上昇を材料にスクリーンHD<7735>、アドバンテスト<6857>など半導体株もしっかり。日経平均採用銘柄のほかは、霞ヶ関キャピタル<3498>が一部証券会社のレポートを材料に大幅高となった。また、GenkyDrugStores<9267>も好業績を材料に買い優勢となった。 <FA> 2024/01/24 15:30 相場概況 日経平均は3日ぶりに反落、日銀会合は想定線も利益確定売りが膨らむ *15:30JST 日経平均は3日ぶりに反落、日銀会合は想定線も利益確定売りが膨らむ 22日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は138.01ドル高(+0.36%)の38,001.81ドル、ナスダックは49.32ポイント高(+0.32%)の15,360.29、S&P500は、10.62ポイント高(+0.22%)の4850.43で取引を終了した。寄り付きは上昇。先週の流れを継いで業績期待からハイテク株が買われた。長期金利の上昇が一服したことも追い風に主要株式指数は終日プラス圏で推移。ダウは初の3万8000ドル台を付け、連日で過去最高値を更新した。 良好な外部環境を背景に、東京市場は買い優勢で取引を開始した。為替が1ドル148円台を維持していることから輸出関連銘柄も買われるなど大型株主導の地合いが継続。ただ、ランチタイムに日本銀行の金融政策決定会合の結果「金融政策の現状維持」が伝わると、後場寄り後36984.51円をつけた後は相場付きが一変。為替が1ドル147円台に入ったことや、日銀会合という目先のイベント通過などが意識されて、大型株中心に利益確定の売りが膨らみ、日経平均は前日比マイナス圏まで押し下げられた。 大引けの日経平均は前日比29.38円安(-0.08%)の36517.57円となった。東証プライム市場の売買高は16億4569万株、売買代金は4兆9562億円だった。セクターでは、電気・ガス業、陸運業、繊維製品、海運業、証券・商品先物取引業などが下落した一方、精密機器、医薬品、食料品、金属製品、空運業などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は33%、対して値下がり銘柄は63%となっている。 日経平均採用銘柄では、前場買われ日経平均をけん引していた東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>など半導体株が下落したほか、三井金属<5706>、SUMCO<3436>、TOPPANホールディングス<7911>もさえなかった。また、京セラ<6971>の社長が一部売却を議論と伝わったことからKDDI<9433>も売られた。 一方、富士電機<6504>、ニデック<6594>、富士通<6702>、オムロン<6645>、村田製作所<6981>など電気機器セクターの上げが目立ったほか、エムスリー<2413>も買われた。日経平均採用以外の銘柄では、さくらインター<3778>が上げ幅を拡大し大商いとなった。 <FA> 2024/01/23 15:30 相場概況 日経平均は大幅続伸、半導体株がけん引し33年11カ月ぶりの36500円台まで上昇 *15:30JST 日経平均は大幅続伸、半導体株がけん引し33年11カ月ぶりの36500円台まで上昇 19日の米国株式市場は上昇。395.19ドル高(+1.05%)の37863.8ドル、ナスダックは255.32ポイント高(+1.70%)の15310.97、S&P500は58.87ポイント高(+1.23%)の4839.81ポイントで取引を終了した。1月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値が予想を大きく上回ったため長期金利が上昇し、ダウ平均は小幅に下落する場面もあったが、前日に続き人工知能(AI)向け需要への拡大期待から半導体関連やハイテク株への買いが入り相場の上昇をけん引。ダウ平均・ナスダックともに堅調に推移し、ダウは過去最高値を更新した。 良好な外部環境を背景に、東京市場は買い優勢で取引を開始した。フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が連日の大幅高となったことから、アドバンテスト<6857>、東エレク<8035>など半導体株が上げ幅を拡大。日経平均は半導体株の上昇を背景に、寄付きから1月17日につけた取引時間中の高値36239.22円を上回った。TOPIXコア30銘柄など時価総額の大きい銘柄だけではなく幅広い銘柄が買われ、日経平均は33年11カ月ぶりの水準である36500円台まで上昇し、高値圏で取引を終えた。 大引けの日経平均は先週末比583.68円高(+1.62%)の36546.95円となった。東証プライム市場の売買高は14億8464万株、売買代金は4兆2146億円だった。セクターでは、不動産業、保険業、ゴム製品、建設業、証券・商品先物取引業などが上昇した一方、パルプ・紙、石油・石炭製品の2業種のみ下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は88%、対して値下がり銘柄は10%となっている。 日経平均採用銘柄では、アドバンテスト、東エレクのほか、ルネサスエレクトロニクス<6723>、スクリーンHD<7735>が大幅高となった。また、三井不動産<8801>、住友不動産<8830>、東急不動産ホールディングス<3289>など不動産株の上げも目立つ。このほか、一部証券会社のレポートを材料にヤマハ発動<7272>が買い優勢となった。日経平均採用銘柄以外では、一部調査会社がカバレッジを開始したことからアカツキ<3932>が買われた。 一方、リクルートHD<6098>、任天堂<7974>、オリンパス<7733>がさえなかったほか、宝ホールディングス<2531>、アサヒグループ<2502>も弱かった。 <FA> 2024/01/22 15:30 相場概況 日経平均は4日ぶりに反発、半導体株がけん引し一時36000円台回復 *15:40JST 日経平均は4日ぶりに反発、半導体株がけん引し一時36000円台回復 18日の米国株式市場は反発。ダウ平均は201.94ドル高(+0.54%)の37,468.61ドル、ナスダックは200.03ポイント高(+1.35%)の15,055.65、S&P500は41.73ポイント高(+0.88%)の4780.94で取引を終了した。新規失業保険申請件数が労働市場の底堅さを示したため長期金利が上昇、ダウは売りが先行し下落して始まった。下げが一巡するとプラスに転じ、午後にかけては堅調に推移。半導体受託生産の台湾積体電路製造(TSMC)が発表した好調な業績見通しを受けた半導体やハイテク株の買い戻しの動きが相場を支えた。  良好な外部環境を背景に、東京市場は買い優勢で取引を開始した。フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が前日比3%超の大幅反発となったことから、アドバンテスト<6857>、東エレク<8035>など半導体株が上げ幅を拡大。TOPIXコア30銘柄が強い動きを見せるなど時価総額の大きい銘柄が買われて、日経平均は36000円台を回復する場面も見られた。買い一巡後は、中国株への警戒等で上げ幅を縮小する動きも見られたが、為替が1ドル148円半ばまで円安ドル高が進んだことなどから、日経平均は35900円台で取引を終えた。大引けの日経平均は前日比497円高(+1.40%)の35963.27円となった。東証プライム市場の売買高は15億5180万株、売買代金は4兆5009億円だった。セクターでは、精密機器、電気機器、金属製品、機械、建設業などが上昇した一方、電気・ガス業、ゴム製品、食料品、パルプ・紙、小売業などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は52%、対して値下がり銘柄は43%となっている。日経平均採用銘柄では、アドバンテスト、東エレクのほか、SUMCO<3436>、ルネサスエレクトロニクス<6723>、スクリーンHD<7735>が大幅高となった。また、村田製作所<6981>、ソニーグループ<6758>、信越化学<4063>も買われた。日経平均採用銘柄以外では、泉州電業<9824>、フォスター電機<6794>、ラウンドワン<4680>が一部証券会社のレポートを材料に買い優勢となった。一方、足元インバウンド関連銘柄の一角として買われていた京成電鉄<9009>、三越伊勢丹HD<3099>、高島屋<8233>は、目先の材料出尽くし感が意識されて売られた。また、サッポロHD<2501>、シャープ<6753>、中外製薬<4519>も軟調に推移した。日経平均採用銘柄以外では、さくらインター<3778>が乱高下の末、大幅続落。 <FA> 2024/01/19 15:40 相場概況 日経平均は3日続落、トヨタ上昇も中国株安を嫌気した展開に *15:35JST 日経平均は3日続落、トヨタ上昇も中国株安を嫌気した展開に 17日の米国株式市場は続落。ダウ平均は94.45ドル安(-0.25%)の37,266.67ドル、ナスダックは88.73ポイント安(-0.59%)の14,855.62、S&P500は26.77ポイント安(-0.56%)の4739.21で取引を終了した。 小売売上高や住宅関連指標が予想を上回ったため、早期利下げ観測が大きく後退し寄り付き後、下落。その後も長期金利の上昇に連れ、下げ幅を拡大し、終日相場は軟調に推移した。終盤にかけて米連邦準備制度理事会(FRB)が発表した地区連銀経済報告(ベージュブック)の結果がタカ派的な内容とならず金利も下げ止まると、下げ幅を縮小し終了。 米国株は続落となったものの、為替市場では1ドル148円台と円安ドル高が進行。円安を材料にトヨタ自<7203>が上場来高値を更新するなど輸出関連銘柄を中心に買われ、日経平均は35700円台まで上昇する場面もみられた。ただ、上海総合指数がじりじりと下げ幅を広げるなど軟調な中国株が東京市場の重しに。日経平均は再び前日比マイナス圏で推移し、前日比小幅安で取引を終えた。 大引けの日経平均は前日比11.58円安(-0.03%)の35466.17円となった。東証プライム市場の売買高は14億6267万株、売買代金は3兆9982億円だった。セクターでは、陸運業、保険業、電気・ガス業、化学、医薬品などが下落した一方、輸送用機器、ゴム製品、その他製品、ガラス・土石製品、倉庫・運輸関連業などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は52%、対して値下がり銘柄は43%となっている。 日経平均採用銘柄では、11月機械受注が2年7カ月ぶりの低水準となったことでファナック<6954>が弱かったほか、円安ドル高がネガティブ視されてニトリHD<9843>も売られた。このほか、レゾナックHD<4004>、資生堂<4911>、花王<4452>も売り優勢となった。日経平均以外の銘柄では、足元急騰していたさくらインター<3778>が、買い一巡後はストップ安となるなど乱高下となった。 一方、トヨタ自、マツダ<7261>、ホンダ<7267>など自動車株が総じて強かったほか、一部証券会社のアナリストレポートを受けてアドバンテスト<6857>も買われた。このほか、任天堂<7974>、デンソー<6902>が上昇。日経平均以外の銘柄では、上半期の好決算を材料に日本コンクリート<5269>が急騰した。 <FA> 2024/01/18 15:35 相場概況 日経平均は続落、買い一巡後は中国株安が影響して利益確定売りが優勢 *15:35JST 日経平均は続落、買い一巡後は中国株安が影響して利益確定売りが優勢 16日の米国株式市場は下落。ダウ平均は231.86ドル安(-0.62%)の37,361.12ドル、ナスダックは28.41ポイント安(-0.19%)の14,944.35、S&P500は17.85ポイント安(-0.37%)の4765.98ポイントで取引を終了した。 金融セクターの下げが重しとなり、寄り付き後、下落。航空機メーカー、ボーイングや携帯端末アップルの下落も相場を一段と押し下げ。空軍によるフーシ派に対する報復攻撃の報道で、地政学的リスクの上昇を受けた売りも強まった。また、米連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事が年内の利下げが可能だが迅速な利下げは必要ないと慎重な対応を支持したため大幅利下げ観測が後退。金利上昇に連れ下げ幅を拡大したのち終盤にかけては下げ止まった。 米国株が総じて弱かったものの、為替市場で1ドル147円台と円安ドル高が進行したことから、東京市場は買い優勢で取引を開始した。フィラデルフィア半導体株指数が先週末比で1%超上昇したことなどから日経平均は上げ幅をじりじりと拡大。先週末に算出された1月限オプション特別清算数値(36025.97円)を上回った。ただ、10時30分頃にスタートした中国株の下落を受けて、日経平均、TOPIXは上げ幅を縮小。11時の中国経済指標発表後、上海総合指数、香港ハンセン指数ともに下げ幅を拡大したことから、先物市場では売りが膨らみ、大型株中心に利益確定が強まった。大引けにかけて下げ幅をやや広げたことから、日経平均、TOPIXともにほぼ安値引けとなった。 大引けの日経平均は前日比141.43円安(-0.40%)の35477.75円となった。東証プライム市場の売買高は19億6260万株、売買代金は5兆2787億円だった。セクターでは、鉱業、電気・ガス業、医薬品、化学、精密機器などが下落した一方、卸売業、保険業、小売業、銀行業、ゴム製品などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は29%、対して値下がり銘柄は67%となっている。 日経平均採用銘柄では、英国の大冤罪事件の影響が継続し富士通<6702>が売り優勢となったほか、第一三共<4568>、中外製薬<4519>、住友ファーマ<4506>など製薬株も弱い。また、信越化学<4063>、京セラ<6971>、ニデック<6594>もさえない推移となった。そのほか、東京電力HD<9501>の下落も目立った。 一方、24年3月期通期最終損益が従来予想のトントンから小幅に上振れると社長が明らかにしたことで、古河電工<5801>が大幅高となったほか、レーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>、スクリーンHD<7735>、東エレク<8035>など半導体関連も買われた。また、三菱商事<8058>、丸紅<8002>も上昇した。 <FA> 2024/01/17 15:35 相場概況 日経平均は7日ぶりに反落、大型株を中心とした利益確定売りに押される展開 *15:30JST 日経平均は7日ぶりに反落、大型株を中心とした利益確定売りに押される展開 15日の米国株式市場は、キング牧師生誕記念日に伴い休場。欧州市場は軟調に推移、欧州中央銀行(ECB)が市場の想定ほど早期には利下げに動かない可能性が意識されたことや、銀行株などが売られて主要株価指数は下落した。 米国株式市場休場を受けて、日経平均は前日終値水準で取引を開始。寄り付き直後は、方向感に乏しい展開となっていたが、ソニーグループ<6758>、キーエンス<6861>などTOPIXコア30銘柄を中心に利益確定の売りが入ったこともあり、35500円台まで下落する場面が見られた。ただ、売り一巡後は、為替市場で1ドル146円台と円安ドル高が進んだこともあり、下げ渋る展開となった。 大引けの日経平均は前日比282.61円安(-0.79%)の35619.18円となった。東証プライム市場の売買高は15億3332万株、売買代金は3兆9416億円だった。セクターでは、繊維製品、倉庫・運輸関連業、水産・農林業、その他製品、非鉄金属などが下落した一方、海運業、鉱業、ゴム製品、石油・石炭製品、鉄鋼の5セクターのみ上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は14%、対して値下がり銘柄は83%となっている。 日経平均採用銘柄では、英国での大冤罪事件のドラマ化で批判が再燃している富士通<6702>が引き続きさえないほか、大日本印刷<7912>、三菱マテリアル<5711>も弱い。また、任天堂<7974>、東エレク<8035>も売られた。その他の銘柄では、日本国土開発<1887>、FPパートナー<7388>が決算に絡んで売り優勢となった。 一方、日本郵船<9101>、川崎汽船<9107>、商船三井<9104>など海運株が引き続き強い動きを見せたほか、新しい少額投資非課税制度(NISA)への期待感などから、野村HD<8604>も上昇。また、アステラス製薬<4503>、鹿島建設<1812>、京セラ<6971>もしっかり。その他の銘柄では、さくらインターネット<3778>が上げ幅を拡大する展開となった。 <FA> 2024/01/16 15:30 相場概況 日経平均は6日続伸、幅広い銘柄が買われ36000円台をつける場面も *15:30JST 日経平均は6日続伸、幅広い銘柄が買われ36000円台をつける場面も 12日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は118.04ドル安(-0.31%)の37,592.98ドル、ナスダックは2.58ポイント高(+0.02%)の14,972.76ポイント、S&P500は3.59ポイント高(+0.07%)の4783.83ポイントで取引を終了した。12月生産者物価指数(PPI)が予想を下回り早期の利下げ期待に買われ、寄り付き後は上昇。その後、決算を受けた銀行株の下落が重しとなり下落に転じた。ただ、金利先安観にハイテクは底堅く推移し、相場全体の下値を支えた。ダウは終日軟調に推移したが、ナスダックは終盤にかけプラス圏を回復しまちまちで終了。 米国株が高安まちまちだったことから、東京市場は小動きで取引を開始した。日経平均は先週末終値水準でのもみ合いが続いていたが、10時頃からじりじりと上げ幅を拡大。今晩の米国市場が休場のため様子見ムードが強かったものの、大型株を中心とした東証プライム市場の勢いは変わらず。日経平均、TOPIXはともに昨年来高値を更新、日経平均は1990年2月以来となる36000円台に乗せる場面がみられた。 大引けの日経平均は先週末比324.68円高(+0.91%)の35901.79円となった。東証プライム市場の売買高は15億5966万株、売買代金は4兆143億円だった。セクターでは、海運業、証券・商品先物取引業、電気・ガス業、鉱業、銀行業などが上昇した一方、空運業のみ下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は78%、対して値下がり銘柄は19%となっている。 日経平均採用銘柄では、12日に中国コンテナ船運賃指数が大幅に上昇したことから、川崎汽船<9107>、日本郵船<9101>が上場来高値を更新したほか、商船三井<9104>も買われた。また、強い日本株の上昇などが影響し、JPX<8697>、大和証G<8601>、野村HD<8604>も大幅高となった。また、東京電力HD<9501>、三越伊勢丹HD<3099>、鹿島建設<1812>も上昇。この他の銘柄では、「半導体装置向け工場を建設」と報じられたディスコ<6146>が買われた。 一方、資生堂<4911>、サイバーエージ<4751>が売られたほか、先週買われたソニーグループ<6758>が反落。なお、自動車関連は、トヨタ自<7203>が買われた一方、日産自<7201>、ホンダ<7267>が下落とまちまちだった。 <FA> 2024/01/15 15:30 相場概況 日経平均は大幅高で5日続伸、ファーストリテがけん引し一時35800円台まで上昇 *15:30JST 日経平均は大幅高で5日続伸、ファーストリテがけん引し一時35800円台まで上昇 11日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は15.29ドル高(+0.04%)の37,711.02ドル、ナスダックは0.53ポイント高(+0.00%)の14,970.18ポイント、S&P500は3.21ポイント安(-0.07%)の4780.24ポイントで取引を終了した。原油高に連れたエネルギーセクターの上昇がけん引し、寄り付き後は上昇。しかし、12月消費者物価指数が予想を上回ったため早期利下げ観測が後退し、長期金利上昇を警戒し相場は大きく下落した。終日軟調に推移したが、終盤にかけて30年債入札の良好な結果や中東地政学的リスク上昇を受け長期金利が低下に転じると相場は下げを消し前日終値水準で終了。 米国株はまちまちだが、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が反発したことや、時価総額が大きい銘柄への買い継続などが影響し、日経平均はマドを伴う上昇で取引を開始。指数インパクトが大きいファーストリテ<9983>が好決算で買われたことや、朝方のオプション特別清算指数(SQ)算出にからんだ売買フローが買いに傾いたことなども影響し、寄付き後の日経平均は35839.65円まで上昇する場面が見られた。買い一巡後は、さすがに5日続伸で上げ幅が2000円を超えていることなどから、短期的な過熱感も意識されて上値は重くなったが、35500台で取引を終了した。なお、1月SQ値の速報値は36,025.97円と幻のSQ値となった。 大引けの日経平均は前日比527.25円高(+1.50%)の35577.11円となった。東証プライム市場の売買高は18億3821万株、売買代金は5兆496億円だった。セクターでは、鉱業、その他製品、精密機器、サービス業、卸売業などが上昇した一方、証券・商品先物取引業、パルプ・紙、銀行業、空運業、電気・ガス業などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は33%、対して値下がり銘柄は63%となっている。 日経平均採用銘柄では、昨日、業績発表したファーストリテが急伸し日経平均を200円超押し上げた。このほか、一部証券会社のレポートを材料にニトリHD<9843>、SUMCO<3436>が買われたほか、富士フイルム<4901>、サッポロHD<2501>、TDK<6762>、リクルートHD<6098>も上昇。また、任天堂<7974>も買われ、連日で分割考慮後の上場来高値を更新した。 一方、昨日決算を発表したセブン&アイHD<3382>は買い一巡後はマイナス圏で推移したほか、LINEヤフー<4689>、ネクソン<3659>がさえない。その他の銘柄では、決算がネガティブ視されてディップ<2379>、わらべや日洋HD<2918>がきつい下げとなった。 <FA> 2024/01/12 15:30 相場概況 日経平均は4日続伸で大幅高、コア30銘柄全て上昇し35000円台を回復 *15:30JST 日経平均は4日続伸で大幅高、コア30銘柄全て上昇し35000円台を回復 10日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は170.57ドル高(+0.45%)の37,695.73ドル、ナスダックは111.94ポイント高(+0.75%)の14,969.65ポイント、S&P500は26.95ポイント高(+0.57%)の4783.45ポイントで取引を終了した。今週予定されている重要インフレ指標や銀行決算の発表を控えた調整が続き、寄り付き後、小幅高。長期金利が上昇に転じたため一時相場は下落に転じたが、ソフトランディング期待を受けた買いやハイテクの買いが下値を支え、終盤にかけて上げ幅を拡大した。引けにかけ、NY連銀のウィリアムズ総裁がバランスシート縮小ペースを減速する段階にはまだ達していないとの発言を受けて上昇一服し終了。 米国株の上昇を受けて、東京市場は買い優勢で取引を開始。昨日に続き、本日も時価総額の大きい銘柄に買いが入ったことや、明日12日がオプション特別清算指数(SQ)算出日ということで思惑的な買いも加わったことなどから日経平均は上げ幅を拡大。1990年2月23日以来となる35000円台を回復。TOPIXコア30銘柄が総じて上昇するなど強い地合いを維持したまま取引を終えた。 大引けの日経平均は前日比608.14円高(+1.77%)の35049.86円となった。東証プライム市場の売買高は18億4940万株、売買代金は4兆7912億円だった。セクターでは、全業種が上昇するなか、輸送用機器、証券・商品先物取引業、卸売業、機械、保険業の上げが目立った。東証プライム市場の値上がり銘柄は64%、対して値下がり銘柄は33%となっている。 日経平均採用銘柄では、一部証券関連会社のレポートを材料に伊藤忠<8001>、三井物産<8031>、丸紅<8002>など総合商社株が買われたほか、為替の円安推移なども影響してトヨタ自<7203>、ホンダ<7267>など自動車株も強い。また、SMC<6273>、日立<6501>、第一三共<4568>、ダイキン工業<6367>、三菱重工<7011>と幅広い銘柄が買われた。 一方、楽天グループ<4755>が繰り延べ税金資産取り崩しを発表したことで業績悪化を嫌気した売りに押されたほか、ヤマトHD<9064>、丸井グループ<8252>も下落。また、前日大幅高したオリンパス<7733>も売りに押された。 <FA> 2024/01/11 15:30 相場概況 日経平均は3日続伸で大幅高、連日のバブル後最高値を更新 *15:30JST 日経平均は3日続伸で大幅高、連日のバブル後最高値を更新 9日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は157.85ドル安(-0.42%)の37,525.16ドル、ナスダックは13.94ポイント高(+0.09%)の14,857.71、S&P500は7.04ポイント安(-0.15%)4756.50で取引を終了した。利益確定の売りが先行し寄り付き後、下落。ダウは高値警戒感から終日軟調に推移した。一方、ナスダックは金利先安観が支援し終盤にかけて切り返した。今週後半に発表を控えている消費者物価指数(CPI)や、生産者物価指数(PPI)を控え調整色が強くまちまちで終了した。  米国株はまちまちだったが、為替市場でドル・円がやや円安ドル高に振れたこともあり日経平均は上昇でスタートした。寄り付き後、ハイテク関連銘柄など幅広い銘柄が上げ幅を拡大したことで、1990年3月以来となる34000円台に到達。その後、225先物にまとまった買いが入ったとの声も聞かれ、日経平均は上げ幅をじりじりと広げ、後場には34500円台まで上昇した。なお、TOPIXも昨年9月の高値を更新。 大引けの日経平均は前日比678.54円高(+2.01%)の34441.72円となった。東証プライム市場の売買高は15億6222万株、売買代金は4兆664億円だった。セクターでは、精密機器、その他製品、医薬品、電気機器、輸送用機器などが上昇した一方、海運業、石油・石炭製品、鉄鋼、銀行業、証券・商品先物取引業などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は63%、対して値下がり銘柄は32%となっている。 日経平均採用銘柄では、一部証券会社の投資判断引き上げが材料視されて京セラ<6971>が大幅高となったほか、オリンパス<7733>、TDK<6762>、キーエンス<6861>、ソニーグループ<6758>も大幅高。また、昨日さえなかったファーストリテ<9983>も買われたほか、ファナック<6954>も上昇。なお、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)の上昇などを受けて東エレク<8035>も買われたが、上昇率は日経平均よりも小さかった。 一方、富士通<6702>が弱かったほか、住友化学<4005>、東ソー<4042>など化学株も売られた。また、短期資金の流出などが影響して、商船三井<9104>、日本郵船<9101>も引き続き下落した。 <FA> 2024/01/10 15:30 相場概況 日経平均は大幅続伸、半導体株がけん引し終値ベースでバブル後の高値を更新 *15:35JST 日経平均は大幅続伸、半導体株がけん引し終値ベースでバブル後の高値を更新 8日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は216.90ドル高(+0.58%)の37,683.01ドル、ナスダックは319.70ポイント高(+2.20%)の14,843.77、S&P500は66.30ポイント高(+1.41%)の4763.54ポイントで取引を終了した。航空機メーカーのボーイングの下落が重しとなり、寄り付き後はまちまち。ただ、携帯端末アップルや半導体エヌビディアの上昇に加えて、長期金利の低下で、ナスダックは終日堅調に推移し相場全体を支えた。終盤にかけて、ハイテクが上げ幅を一段と拡大。さらにボーイングの下げ幅縮小に連れてダウも大きく上昇に転じ終了した。 米国株の上昇を受けて、連休明けの東京市場は買い優勢で取引を開始した。寄り付き直後から日経平均は強く、上げ幅をじりじりと拡大。値がさの半導体関連株が大幅高となったことから、33990.28円まで上昇し、昨年の取引時間中の高値33853.46円(11月20日)を突破。買い一巡後は、為替の円高ドル安推移が重しとなったものの、終値ベースでバブル後の高値を更新した。 大引けの日経平均は先週末比385・76円高(+1.16%)の33763.18円となった。東証プライム市場の売買高は16億6160万株、売買代金は4兆1349億円だった。セクターでは、その他製品、機械、精密機器、金属製品、情報・通信業などが上昇した一方、海運業、鉱業、鉄鋼、石油・石炭製品、銀行業などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は79%、対して値下がり銘柄は18%となっている。 日経平均採用銘柄では、ナスダックやフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)の上昇を受けて、アドバンテスト<6857>、オムロン<6645>、東エレク<8035>など半導体関連の上げが目立ったほか、任天堂<7974>、ネクソン<3659>などゲーム関連も上昇。また、ディー・エヌ・エー<2432>は持分法適用関連会社のGOが株式上場に向け準備を開始と発表したことから大幅高となった。 一方、12月の既存店売上高が前年同月比15.4%減と2カ月ぶりのマイナスに転じたことから、ファーストリテ<9983>がさえなかったほか、足元上昇が目立っていた川崎汽船<9107>、日本郵船<9101>、商船三井<9104>はそろって売り優勢となった。 <FA> 2024/01/09 15:35 相場概況 日経平均は反発、円安推移のほか銀行株や不動産株が下支え *15:30JST 日経平均は反発、円安推移のほか銀行株や不動産株が下支え 4日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は10.15ドル高(+0.03%)の37,440.34ドル、S&P500は16.13ポイント安(-0.34%)の4688.68ポイント、ナスダックは81.91ポイント安(-0.56%)の14,510.30で取引を終了した。予想を上回った雇用関連指標を受けてソフトランディング期待も金利高で、寄り付き後からまちまち。12月サービス業PMIも予想外に上方修正され、長期金利が一段と上昇するとハイテクがさらに売られ、相場の重しとなった。ダウは銀行セクターが支え終日堅調に推移したが、終盤にかけ雇用統計を控えた調整などに上げ幅を縮小し終了。 米国株はまちまちだったものの、為替市場で1ドル144円台と前日の大引け時点よりも1円ほど円安ドル高が進行していたことから、日経平均は反発で取引を開始。寄り付き直後は、弱い半導体関連が日経平均の下押し要因となったが、銀行株や不動産株、自動車株などが日経平均を下支え。買い一巡後は、今晩発表される米雇用統計を見極めたいとするムードが強まり上値が重くなったものの、前日比プラス圏で取引を終えた。 大引けの日経平均は前日比89.13円高(+0.27%)の33377.42円となった。東証プライム市場の売買高は16億3981万株、売買代金は3兆9358億円だった。セクターでは、証券・商品先物取引業、銀行業、不動産業、鉄鋼、電気・ガス業などが上昇した一方、繊維製品、精密機器、化学、電気機器、水産・農林業などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は50%、対して値下がり銘柄は46%となっている。 日経平均採用銘柄では、一部証券会社が不動産業の投資判断を「Attractive」としたことから、三井不動<8801>、住友不動<8830>、東急不動産HD<3289>など不動産株の上げが目立ったほか、新しい少額投資非課税制度(NISA)スタートに伴い個人投資家の買いが入ったと観測されているみずほ<8411>、りそなHD<8308>など銀行株も強い。そのほか、一部証券会社のポジティブなレポートを材料にレゾナックHD<4004>も買われた。 一方、ナスダック下落が影響して、レーザーテック<6920>、ルネサスエレクトロニクス<6723>など半導体関連が引き続き売られたほか、為替の円安進行が嫌気されてニトリHD<9843>も大幅安となった。このほか、安川電機<6506>、信越化学<4063>も売り優勢となった。 <FA> 2024/01/05 15:30 相場概況 日経平均は3日続落、能登半島地震の影響で売り優勢後、下げ幅縮小する展開に *15:30JST 日経平均は3日続落、能登半島地震の影響で売り優勢後、下げ幅縮小する展開に 3日の米国株式市場は下落。ダウ平均は284.85ドル安(-0.76%)の37,430.19ドル、S&P500は38.02ポイント安(-0.80%)の4704.81ポイント、ナスダックは173.73ポイント安(-1.18%)の14,592.21で取引を終了した。リッチモンド連銀のバーキン総裁が講演で、追加利上げの選択肢も依然あると言及したため早期の利下げ期待が後退し、寄り付き後、下落。長期金利の上昇でハイテクも売られ、相場を押し下げた。米連邦準備制度理事会(FRB)が公表した米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録でも、長期にわたり金融引き締め策を維持する方針が再確認されると、終盤にかけ下げ幅を拡大した。 大発会の東京市場は、米国株安や1月1日に発生した能登半島地震の影響などが嫌気されて、売り優勢でスタート。日経平均は前営業日比700円安まで下げ幅を拡大する場面が見られた。ただ、売り一巡後は、復旧・復興を見込んだ買いが建設株など関連銘柄に入るなど、地震による相場への悪影響は一時的との見方から、日経平均は下げ幅を縮小。為替市場で、1ドル143円台後半と大納会時点よりも2円強円安ドル高が進行したことから、トヨタ自<7203>など自動車株は総じてしっかり。日経平均は、33000円台を回復した後、25日移動平均線も上回って取引を終えた。 大引けの日経平均は前営業日比175.88円安(-0.53%)の33288.29円となった。東証プライム市場の売買高は16億7612万株、売買代金は4兆1136億円だった。セクターでは、電気機器、精密機器、その他製品、サービス業、機械などが下落した一方、海運業、石油・石炭製品、鉱業、医薬品、鉄鋼などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は73%、対して値下がり銘柄は24%となっている。 日経平均採用銘柄では、ナスダックの下落などが影響して東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、レーザーテック<6920>、スクリーンHD<7735>、ルネサスエレクトロニクス<6723>など半導体関連の下げが目立ったほか、指数インパクトが大きいソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>も大幅下落。また、米アップルの下落が影響して村田製作所<6981>も売り優勢となった。 一方、デンマークの海運大手マースク社が紅海とアデン湾を通過する全ての航行を一時停止すると発表したことから、日本郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>が急反発したほか、復旧・復興を見込んだ思惑買いが入ったことから、鹿島建設<1812>、大成建設<1801>、日立建機<6305>が上昇した。その他の銘柄では、北陸電気工事<1930>、福田組<1899>、日本コンクリート<5269>の上げも目立った。 <FA> 2024/01/04 15:30 相場概況 日経平均は続落、先物売りで下げ幅拡大も大引けにかけては下げ渋る展開に *15:40JST 日経平均は続落、先物売りで下げ幅拡大も大引けにかけては下げ渋る展開に 28日のダウ平均は53.58ドル高(+0.14%)の37,710.10ドル、S&P500は1.77ポイント高(+0.04%)の4783.35ポイント、ナスダックは4.04ポイント安(-0.03%)の15,095.14ポイントで取引を終了した。来年の早期利下げを期待した買いが続き、寄り付き後は上昇。ソフトランディング期待を受けた買いも目立ち終日、堅調に推移した。しかし、過去最高水準での利食い売りが相場の上値を抑制。また、長期金利が上昇したためハイテクは終盤にかけて下落に転じ、まちまちで終了した。 為替の円高進行一服を受けて、寄付き後の日経平均は33600円台まで買われたが、米国市場がまちまちだったことなどから失速。指数インパクトが大きいファーストリテ<9983>が下幅をじりじりと広げたことなどが影響して、日経平均も前日比マイナス圏での推移となった。後場入り後、225先物にまとまった売りが入り下げ幅を広げる場面は見られたが、トヨタ自<7203>など自動車株がしっかりだったことから大引けにかけては下げ幅を縮小。5日移動平均線を上回って取引を終えた。 大引けの日経平均は前日比75.45円安(-0.22%)の33464.17円となった。東証プライム市場の売買高は12億8510万株、売買代金は3兆818億円だった。セクターでは、鉱業、石油・石炭製品、海運業、小売業、非鉄金属などが下落した一方、その他製品、輸送用機器、その他金融業、電気・ガス業、建設業などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は63%、対して値下がり銘柄は32%となっている。 日経平均採用銘柄では、225先物が売られたことが影響して、ファーストリテのほか、ファナック<6954>、東エレク<8035>など日経平均指数インパクトが大きい銘柄の下げが目立ったほか、出光興産<5019>、住友ファーマ<4506>もさえない。その他の銘柄では、新株予約権の権利行使条件達成の可能性が高まったことからクスリのアオキ<3549>が急落した。 一方、楽天グループ<4755>が、楽天モバイルの契約数が600万回線を突破と発表したことから3日続伸したほか、個人投資家を中心とした買い観測などを背景に、任天堂<7974>が16年ぶりに上場来高値を更新。また、SOMPOホールディングス<8630>、DIC<4631>も買われた。その他の銘柄では、前日に株式分割を行ったソシオネクスト<6526>が流動性向上期待から大幅高となった。 <FA> 2023/12/29 15:40 相場概況 日経平均は反落、円高推移や権利落ちで下げるも底堅い動き *15:30JST 日経平均は反落、円高推移や権利落ちで下げるも底堅い動き 27日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は111.19ドル高(+0.30%)の37,656.52ドル、S&P500は6.83ポイント高(+0.14%)の4781.58ポイント、ナスダックは24.60ポイント高(+0.16%)の15,099.18で取引を終了した。高値警戒感で寄り付き後はまちまちとなったが、米連邦準備制度理事会(FRB)の早期利下げを織り込み、長期金利が大幅に低下すると買いが先行した。金利先安観にハイテクも買われ、終日、底堅く推移。5年債入札が強い結果となると、金利が一段と低下し再び買いの勢いが強まった。 米国株は上昇したものの、為替市場で1ドル141円前半と前日の大引け時点より1円ほど円高ドル安が進行していることを受けて、日経平均は反落スタート。権利落ち(約50円)も影響して、下げ幅は前日比250円を超える場面もあった。ただ、寄り付き後は、大納会前日ということも影響して積極的な売買は手控えられ一段安は回避。円高進行の割に輸出関連銘柄を中心に底堅い動きも見られ、日経平均は33500円台を回復して取引を終えた。 大引けの日経平均は前日比141.62円安(-0.42%)の33539.62円となった。東証プライム市場の売買高は10億9423万株、売買代金は2兆6966億円だった。セクターでは、海運業、鉱業、ゴム製品、食料品、不動産業などが下落した一方、鉄鋼、保険業、非鉄金属、繊維製品、その他金融業などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は60%、対して値下がり銘柄は35%となっている。 日経平均採用銘柄では、海運大手マースクが数十隻のコンテナ船について、紅海経由の運航を数日後から再開すると明らかにしたことで、川崎汽船<9107>、商船三井<9104>、日本郵船<9101>が大幅安となっているほか、権利落ちが影響してトレンドマイクロ<4704>、キヤノン<7751>、JT<2914>も売られた。この他の銘柄では、NJS<2325>、gumi<3903>が大幅安となった。 一方、DIC<4631が、香港を拠点とする投資ファンドのオアシス・マネジメントが同社を6.90%保有していると判明したことから買い優勢となったほか、日本製鉄<5401>、スズキ<7269>が上昇した。この他の銘柄では、第3四半期業績の好進捗をポジティブ視されて瑞光<6279>が大幅高となったほか、イメージセンサ検査関連製品の大口受注獲得が材料視されてインターアクション<7725>も買われた。 <FA> 2023/12/28 15:30 相場概況 日経平均は大幅続伸、外部環境等を材料に全業種が上昇する展開に *15:52JST 日経平均は大幅続伸、外部環境等を材料に全業種が上昇する展開に 26日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は159.36ドル高(+0.43%)の37,545.33ドル、S&P500は20.12ポイント高(+0.42%)の15074.57ポイント、ナスダックは81.60ポイント高(+0.54%)の15,074.57で取引を終了した。連休明け、様子見気配強くまちまちで寄り付いた。その後、原油価格の回復でエネルギーセクター中心に買われたほか、10月住宅価格指数も予想ほど伸びなかったものの依然プラス圏を維持し住宅市場の底堅さが確認され相場を支援。半導体インテルの上昇が相場を一段と押し上げ終日堅調に推移した。 日経平均は、休場明けの外部環境を材料に買い優勢で取引を開始。為替市場では、1ドルが142円台後半と前日大引け時点との比較ではやや円安ドル高に振れたことなどから輸出関連銘柄などが上昇。日経平均は上げ幅を広げ、33700円台まで上昇するなど強い動きを見せた。後場は新規の買い材料に乏しかったことから上値は重くなったものの、12月期決算企業等の権利取り最終売買日だったことも影響して、幅広い銘柄が買われた。 大引けの日経平均は前日比375.39円高(+1.13%)の33681.24円となった。東証プライム市場の売買高は13億8435万株、売買代金は3兆5187億円だった。セクターでは、全業種が上昇するなか、海運業、石油・石炭製品、鉄鋼、電気・ガス業、鉱業の上昇が目立った。東証プライム市場の値上がり銘柄は89%、対して値下がり銘柄は7%と全面高となっている。 日経平均採用銘柄では、住友ファーマ<4506>が引き続き米国における「iPS細胞由来ドパミン神経前駆細胞を用いたパーキンソン病治療」に関するニュースが材料視されて大幅続高となった。また、ソフトバンクG<9984>も大幅高となり、日経平均を50円ほど押し上げたほか、川崎汽船<9107>、商船三井<9104>、日本郵船<9101>など海運株も買われた。その他の銘柄では、ブイ・テクノロジー<7717>、ジャパンディスプレイ<6740>が大幅高となった。 一方、Jフロント<3086>、高島屋<8233>など百貨店株が引き続き売られたほか、SUMCO<3436>もさえなかった。このほかの銘柄では、ヨータイ<5357>、霞ヶ関キャピタル<3498>が売られた。 <FA> 2023/12/27 15:52 相場概況 日経平均は三日続伸、薄商いのなか半導体株がけん引 *15:30JST 日経平均は三日続伸、薄商いのなか半導体株がけん引 25日の海外市場はクリスマス休暇のため休場。225ナイト・セッションは通常終値比10円安の33190円と小動きとなった。為替市場も参加者が減少していたことから、1ドル142円40銭水準とこちらも小動き。 手掛かり材料に乏しいことから、日経平均は前日終値水準でスタート。本日の海外市場も、香港、オセアニア、英国、欧州市場がクリスマス休暇及びボクシングデーの祝日で休場となっていることから、積極的な売買は手控えられた。後場に33200円台を割り込む場面も見られたが、参加者が少ないこともあり下げ幅拡大は回避。大引けにまとまったバスケット買いが入ったとの観測もあり、プラス圏と取引を終えた。 大引けの日経平均は前日比51.82円高(+0.16%)の33305.85円となった。東証プライム市場の売買高は10億4887万株、売買代金は2兆5632億円だった。セクターでは、昨日急落した海運業が反発したほか、パルプ・紙、鉱業、その他製品、倉庫・運輸関連業などが上昇した一方、空運業、ゴム製品、陸運業、繊維製品、小売業などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は55%、対して値下がり銘柄は40%となっている。 日経平均採用銘柄では、レーザーテック<6920>、スクリーンHD<7735>、アドバンテスト<6857>、東エレク<8035>など半導体関連が買われたほか、アーク・インベストメントのキャシー・ウッド氏が1年ぶりに購入したと伝わったことから、ラインヤフー<4689>が後場上昇した。その他の銘柄では、米ファンドのバリューアクトが5%超保有したことが明らかとなったことから日本光電<6849>が急騰、ほぼ高値引けとなった。 一方、前日買われていた高島屋<8233>、Jフロント<3086>、三越伊勢丹HD<3099>など百貨店株が後場下げ幅を拡大したほか、昨日買われたネクソン<3659>は利益確定売りに押された。また、マツダ<7261>、日産自<7201>、三菱自動車<7211>など自動車関連も売られた。その他の銘柄では、インバウンド需要が好調で業績を材料に買われていた藤田観光<9722>が売り優勢となった。 <FA> 2023/12/26 15:30 相場概況 日経平均は小幅続伸、買い一巡後は欧米市場休場に伴い上げ幅縮小 *15:45JST 日経平均は小幅続伸、買い一巡後は欧米市場休場に伴い上げ幅縮小 22日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は18.38ドル安(-0.05%)の37,385.97ドル、S&P500は7.88ポイント高(+0.17%)の4754.63ポイント、ナスダックは29.11ポイント高(+0.19%)の14,992.97で取引を終了した。連休を控えた調整で寄り付き後、まちまち。11月コアPCE価格指数の伸びが予想を下回ったことから、米連邦準備制度理事会(FRB)の早期利下げを正当化させるとの見方が高まり長期金利が低下、ハイテク中心に買いが先行した。その後、12月ミシガン大消費者信頼感指数確定値や長期インフレ期待が予想外に上方修正されると、長期金利が上昇に転じたことで相場は失速。終盤にかけダウは小幅下落に転じた。ナスダックは根強い金利先安感に底堅く推移しまちまちで終了した。 先週末の225ナイト・セッションが通常終値比で220円高だったことから、日経平均は買い先行でスタート。ただ、米株市場がまちまちで方向感に乏しいことから買いは続かず、上げ幅をじりじりと縮小。今晩の海外市場では、クリスマス休暇に伴い、欧州、英国、米国市場が休場となっていることから、参加者は限定的となり薄商いで静かな地合いに。後場に植田和男日本銀行総裁の講演内容が伝わったものの、19日の日銀金融政策決定会合後の記者会見とほぼ同じ内容だったことから、株式市場、為替市場への影響は限定的となり、日経平均は静かなまま取引を終えた。 大引けの日経平均は先週末比84.98円高(+0.26%)の33254.03円となった。東証プライム市場の売買高は9億5278万株、売買代金は2兆4958億円だった。セクターでは、ゴム製品、精密機器、医薬品、食料品、機械などが上昇した一方、海運業、パルプ・紙、鉄鋼、倉庫・運輸関連業、証券・商品先物取引業などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は38%、対して値下がり銘柄は59%となっている。 日経平均採用銘柄では、百貨店の23年7-12月期の免税売上高が過去最高になる見通しと伝わったことで、三越伊勢丹HD<3099>、高島屋<8233>、Jフロント<3086>が上昇。中国がゲーム規制の見直しを検討すると発表したことから、ネクソン<3659>が大幅高となったほか、コナミG<9766>も買われた。 一方、足元上昇が目立っていた川崎汽船<9107>、日本郵船<9101>、商船三井<9104>は、欧州海運のマースクが紅海の運航を再開準備と伝わったことから利益確定の売りに押された。なお、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が続伸したことから、レーザーテック<6920>、ルネサス<6723>が買われた一方、スクリーンHD<7735>、アドバンテスト<6857>は売られるなど半導体関連はまちまちとなった。 <FA> 2023/12/25 15:45 相場概況 日経平均は小幅反発、買い一巡後は売買手控えムード強まる *15:45JST 日経平均は小幅反発、買い一巡後は売買手控えムード強まる 21日のNY市場は反発。ダウ平均は322.35ドル高(+0.87%)の37,404.35ドル、S&P500は48.40ポイント高(+1.03%)の4746.75ポイント、ナスダックは185.92ポイント高(+1.26%)の14,963.87ポイントで取引を終了した。昨日の大幅反落の反動で、寄り付き後、上昇。7-9月期国内総生産(GDP)・個人消費、価格指数確定値の予想外の下方修正を受け、来年の利下げ観測が強まり、一段の上昇につながった。同時に、週次新規失業保険申請件数が予想外に減少し労働市場の底堅さが証明され、長期金利上昇で上値も限定的となった。ただ、半導体メーカーのマイクロン・テクノロジーなどの良好な決算を好感し下値も底堅く、終盤にかけて上げ幅を拡大し終了。 良好な外部環境を受けて、日経平均は反発でスタートした。33300円台まで上昇する場面も見られたが、買い一巡後は、為替市場でドル・円が142円台半ばと前日大引け時点よりも円高ドル安で推移していることなどが重しとなり、日経平均は上げ幅を縮小。週末要因や海外の機関投資家がクリスマス休暇に入っていることなども影響して、積極的な売買は手控えられた。 大引けの日経平均は前日比28.58円高(+0.09%)の33169.05円となった。東証プライム市場の売買高は12億9578万株、売買代金は3兆4074億円だった。セクターでは、海運業、銀行業、パルプ・紙、化学、倉庫・運輸関連業などが上昇した一方、不動産業、輸送用機器、その他製品、ゴム製品、繊維製品などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は76%、対して値下がり銘柄は21%となっている。 日経平均採用銘柄では、川崎汽船<9107>が連日で上場来高値を更新したほか、日本郵船<9101>、商船三井<9104>も引き続き上昇。10年国債利回りがやや上昇したことなども影響して、みずほHD<8411>、三菱UFJ<8306>など銀行株も強い。このほか、住友ファーマ<4506>、信越化学<4063>も買われたほか、20日に発表した新たな収益改善策が再評価されたとの観測から資生堂<4911>も大幅高となった。 一方、取引時間中に社長交代が伝わったことで三菱ケミカルG<4188>が後場急落したほか、三井不動<8801>、住友不動<8830>など不動産株も売られた。そのほか、寄付き強かったアドバンテスト<6857>、スクリーンHD<7735>は、ともに買い一巡後は売りに押された。 <FA> 2023/12/22 15:45 相場概況 日経平均は大幅反落、米国株安とトヨタ自の大幅安で投資家心理悪化 *15:30JST 日経平均は大幅反落、米国株安とトヨタ自の大幅安で投資家心理悪化 20日のNY市場は大幅反落。ダウ平均は475.92ドル安(-1.27%)の37,082.00ドル、S&P500は70.02ポイント安(-1.47%)の4698.35ポイント、ナスダックは225.28ポイント安(-1.50%)の14,777.94ポイントで取引を終了した。予想を上回った12月消費者信頼感指数や11月中古住宅販売件数を好感し、一時上昇に転じたが、フェデックスの低調な決算を受けた根強い景気減速懸念に再び下落。さらに、イエメンの親イラン武装組織フーシ派による紅海での度重なる船舶攻撃への対処で、米国が軍事行動を検討しているとの報道を受けた地政学的リスク上昇を警戒した売りが加速、終盤にかけて下げ幅を拡大し終了した。 米国株の大幅反落を受けて、日経平均も大幅反落でスタート。傘下のダイハツの不正問題のほか、米国での100万台に及ぶリコール実施などを発表したトヨタ自<7203>の大幅安が、投資家の心理状態悪化を引き起こし、日経平均は下げ幅をじりじりと拡大。為替市場で、ドル・円が143円を割り込むなど円高・ドル安が進行したことも影響して、前日上昇分(456.55円)を超える大幅下落となった。 大引けの日経平均は前日比535.47円安(-1.59%)の33140.47円となった。東証プライム市場の売買高は13億7002万株、売買代金は3兆4482億円だった。セクターでは、輸送用機器、精密機器、その他金融業、証券・商品先物取引業、石油・石炭製品などが下落した一方、海運業と陸運業の2セクターのみ上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は17%、対して値下がり銘柄は79%となっている。 日経平均採用銘柄では、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)やナスダックの大幅反落が嫌気されて、ルネサス<6723>、アドバンテスト<6857>、東エレク<8035>が弱かったほか、トヨタ自の下落がほかの自動車株にも波及し、マツダ<7261>、日産自<7201>、ホンダ<7267>も売られた。また、前日急騰したTOPPAN<7911>は利益確定の売りが強まった。このほかの銘柄では、東洋建設<1890>が、任天堂<7974>創業家YFOによる同社買収提案の撤回報道を受けて急落した。 一方、22日に上海発コンテナ船のスポット運賃が発表されることから、足元強い川崎汽船<9107>、日本郵船<9101>、商船三井<9104>に思惑買いが向かった。このほかの銘柄では、アカツキ<3932>が、ソニーG<6758>との資本業務提携が材料視されてストップ高となった。 <FA> 2023/12/21 15:30 相場概況 日経平均は大幅続伸、外部環境を材料に年初来高値に迫る上昇 *15:40JST 日経平均は大幅続伸、外部環境を材料に年初来高値に迫る上昇 19日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は251.90ドル高(+0.68%)の37,557.92ドル、S&P500は27.81ポイント高(+0.59%)の4768.37ポイント、ナスダックは98.03ポイント高(+0.66%)の15,003.22ポイントで取引を終了した。11月住宅着工件数の予想外の改善でソフトランデイング期待を受けた買いが続き、寄り付き後、上昇。リッチモンド連銀のバーキン総裁がインフレを巡り進展が続けば適切に対応すると利下げの可能性を示唆し、長期金利の低下を好感した買いも相場を押し上げ、終日堅調に推移した。終盤にかけ、相場は上げ幅を拡大し、ダウは連日で過去最高値を更新し終了。堅調な外部環境を材料に日経平均は続伸でスタート。寄り付き後、TOPIXコア30銘柄など大型株を中心に買いが入ったことから、日経平均は上げ幅をじりじりと拡大し、11月20日の年初来高値33853.46円(取引時間中)にあと数十円の水準まで上昇するなど強い地合いとなった。後場は、為替市場でドル・円が朝方比でやや円高に振れたことなどから、日経平均の上値は重くなったが、前日比400円超の大幅続伸で取引を終えた。大引けの日経平均は前日比456.55円高(+1.37%)の33675.94円となった。東証プライム市場の売買高は16億4478万株、売買代金は4兆1823億円だった。セクターでは、海運業、機械、化学、証券・商品先物取引業、その他金融業などが上昇した一方、電気・ガス業、石油・石炭製品、倉庫・運輸関連業、銀行業、情報・通信業などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は57%、対して値下がり銘柄は37%となっている日経平均採用銘柄では、一部証券会社が投資判断を引き上げたことからTOPPAN<7911>が大幅高となったほか、引き続き川崎汽船<9107>も買われた。また、米住宅着工件数が想定以上の伸びを見せたことで信越化学<4063>も上昇したほか、マツダ<7261>、大日本印刷<7912>、三菱重工業<7011>、ファーストリテ<9983>の上昇が目立った。その他の銘柄では、クラボウ<3106>、イーレックス<9517>、鎌倉新書<6184>の上げが目立った。一方、昨日、日本銀行の金融政策決定会合で「金融政策の現状維持」が発表されたことから、千葉銀行<8331>、コンコルディアHD<7186>、ふくおかFG<8354>など地銀株が下落となったほか、半導体関連で買われていたスクリーンHD<7735>が売られた。また、関西電力<9503>も昨日に続き売り優勢となった。その他の銘柄では、楽天銀行<5838>、ISID<4812>の下げが目立った。 <FA> 2023/12/20 15:40 相場概況 日経平均は大幅反発、日銀の「現状維持」を材料に高値引け *15:45JST 日経平均は大幅反発、日銀の「現状維持」を材料に高値引け 18日のNY市場は上昇。ダウ平均は0.86ドル高(+0.00%)の37,306.02ドル、S&P500は、21.37ポイント高(+0.45%)の4740.56ポイント、ナスダックは91.27ポイント高(+0.62%)の14,905.19ポイントで取引を終了した。12月住宅市場指数の改善でソフトランディング観測が強まり、寄り付き後、上昇。エネルギーセクターや会員制倉庫型卸売・小売会社のコストコホールセールの上昇も相場を押し上げた。一部、米連邦準備制度理事会(FRB)関係者が市場の早期利下げ観測に懐疑的見方を表明したものの、金利先安感が根強くハイテクが相場を支えたほか、年末にかけたサンタクロースラリーを期待した買いで終日堅調に推移。終盤にかけダウは失速も小幅ながら連日で過去最高値を更新した。日経平均は小幅反発でスタートした後は、日本銀行の金融政策決定会合の結果待ちの状況となり、前日終値水準でのもみあいとなったが、結果発表後に雰囲気は一変。「大規模緩和の維持」「先行きの政策指針であるフォワードガイダンスの変更も無し」という結果内容を受けて、為替市場ではドル・円が一時143円台後半と円安・ドル高が進行し、後場寄り後の日経平均は33000円台を回復した。その後も、大型株を中心に買われ、日経平均は高値引けとなった。大引けの日経平均は前日比460.41円高(+1.41%)の33219.39円となった。東証プライム市場の売買高は14億9036万株、売買代金は3兆6364億円だった。セクターでは、その他製品、保険業、海運業、食料品、電気機器などが買われた一方、陸運業、空運業、銀行業、鉄鋼、建設業などが売られた。東証プライム市場の値上がり銘柄は72%、対して値下がり銘柄は24%となっている 日経平均採用銘柄では、為替の円安推移や、ナスダック上昇を背景に、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、スクリーンHD<7735>が後場一段高となったほか、川崎汽船<9107>も引き続き買われた。また、一部証券会社の「アウトパフォーム」格上げを受けてコナミG<9766>が買われたほか、ネクソン<3659>、任天堂<7974>などゲーム関連銘柄も強かった。一方、USスチール買収を発表した日本製鉄<5401>は、資金負担増加が懸念されて売り優勢となったほか、和歌山の火力発電所の建設中止と報じられた関西電力<9503>も売られた。その他の銘柄では、日本製鉄の巨額買収によって、日本製鉄の完全子会社化の思惑が先行していた山陽特殊製鋼<5481>は大幅安となった。 <FA> 2023/12/19 15:45 相場概況 日経平均は反落、売り一巡後は堅調な米国株先物を材料に下げ幅縮小 *15:35JST 日経平均は反落、売り一巡後は堅調な米国株先物を材料に下げ幅縮小 15日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は56.81ドル高(+0.15%)の37,305.16ドル、S&P500は0.36ポイント安(-0.01%)の4719.19ポイント、ナスダックは52.36ポイント高(+0.35%)の14,813.92で取引を終了した。NY連銀のウィリアムズ総裁が早期利下げを否定したため、寄り付き後、下落。その後、アトランタ連銀のボスティック総裁が来年下半期の利下げを予想していると発言すると、上昇に転じた。過去最高値付近での利食い売りに、ダウは一時下落に転じるも、終盤にかけ航空機メーカーのボーイングがけん引する形で底堅く推移。ナスダックも半導体インテルの上昇や金利先安感にプラス圏を維持し年初来高値で終了した一方、S&P500は反落となった。方向感に欠ける外部環境を受けて、日経平均は先週末の大幅反発の反動が先行し反落でスタート。為替市場では、ドル・円が142円台前半と先週末大引け時点よりもやや円安に振れたが、日本銀行の金融政策決定会合が明日19日まで開催されることから、日銀会合への警戒感に伴い不動産株などが下げ幅を拡大した。日経平均は32500円台まで下落したものの、時間外の米国株先物が堅調に推移していることなどを材料に、後場は下げ幅をじりじりと縮小。ドル・円の動きも静かだったことから、日経平均は32700円台まで戻して取引を終えた。 大引けの日経平均は先週末比211.57円安(-0.64%)の32758.98円となった。東証プライム市場の売買高は15億7310万株、売買代金は3兆6258億円だった。セクターでは、保険業、石油・石炭製品、不動産業、電気・ガス業、ゴム製品などが下落した一方、海運業、輸送用機器、パルプ・紙、精密機器の4業種が上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は26%、対して値下がり銘柄は70%となっている。日経平均採用銘柄では、日銀会合への警戒感から住友不動<8830>、東急不動産HD<3289>、三井不動<8801>など不動産株が売られたほか、東京海上HD<8766>や、第一生命HD<8750>、三井住友トラストHD<8309>など金融関連株も弱い。その他の銘柄では、今期業績の大幅営業減益見通しが嫌気されてセルソース<4880>が急落した。一方、武装組織による船舶への攻撃を受けて業界大手のマースクが紅海の運行を見合わせたことを受けて、川崎汽船<9107>、日本郵船<9101>、商船三井<9104>の上げが目立った。また、総還元性向を上回る自社株買い発表が材料視されて日産化<4021>も買われたほか、一部証券会社が「買い」に格上げしたことで豊田通商<8015>も上昇した。 <FA> 2023/12/18 15:35

ニュースカテゴリ