相場概況ニュース一覧

相場概況 日経平均は3日ぶりに反落、米株安受けて売り優勢も75日線は回復 *15:30JST 日経平均は3日ぶりに反落、米株安受けて売り優勢も75日線は回復 4月30日の米国株式市場は反落。ダウ平均は570.17ドル安(-1.49%)の37815.92ドル、ナスダックは325.26ポイント安(-2.04%)の15657.82、S&P500は80.48ポイント安(-1.57%)の5035.69で取引を終了した。1-3月期雇用コスト指数が予想上回る伸びとなったため、利下げ期待の後退で売られ寄り付き後、下落。賃金インフレが根強く高インフレが想定以上に長期化するとの懸念に長期金利の上昇が嫌気され相場は下落した。その後に発表された4月シカゴ購買部協会景気指数や消費者信頼感指数が予想を大幅に下回ったためスタグフレーション懸念も再燃しさらなる売り圧力となった。終盤にかけ、米連邦公開市場委員会(FOMC)のタカ派を警戒した売りも強まり、下げ幅を拡大し終了。米国株大幅安を受けて、東京市場は売り優勢で取引を開始した。日経平均は75日移動平均線38273円水準を下回ってスタートした後は下げ渋り、大引けでは、この水準を回復。今晩の米国では、米雇用関連などの経済指標やFOMC発表など重要イベントを控えていることから、積極的な売買は手控えられ、日経平均やTOPIXは方向感に乏しい一日となった。大引けの日経平均は前日比131.61円安(-0.34%)の38274.05円となった。東証プライム市場の売買高は16億2301万株、売買代金は4兆7091億円。業種別では、海運業、証券・商品先物取引業、石油・石炭製品、ガラス・土石製品、鉄鋼などが下落した一方、陸運業、水産・農林業、食料品、電気・ガス業、電気機器の5セクターのみ上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は26%、対して値下がり銘柄は70%となっている。日経平均採用銘柄では、サウジアラビアで採算が悪化し前期赤字転換予想と発表した日揮HD<1963>が急落となったほか、前日決算発表後に買われた商船三井<9104>は下落し、前日の上昇分がはく落。また、決算に関連して東武鉄道<9001>、野村HD<8604>も売られた。日経平均採用以外の銘柄では、日本調剤<3341>、平和不動産<8803>、東京エレクトロンデバイス<2760>は決算が嫌気されて下落。一方、1-3月期営業利益が前年同期比2.8倍で市場予想も上回ったことでレーザーテック<6920>が大幅高となったほか、JR西日本<9021>、JR東日本<9020>が買われた。また、資生堂<4911>、アドバンテスト<6857>、住友化学<4005>、三菱電機<6503>が上昇。後場は決算発表を受けて、双日<2768>が上昇。日経平均採用以外の銘柄では、決算などが材料視されて九州電力<9508>、北陸電力<9505>、東北電力<9506>など電力株が買われた。 <FA> 2024/05/01 15:30 相場概況 日経平均は大幅続伸、全面高で75日線を上回る展開に *15:30JST 日経平均は大幅続伸、全面高で75日線を上回る展開に 米国株式市場は続伸。ダウ平均は146.43ドル高(+0.38%)の38386.09ドル、ナスダックは55.19ポイント高(+0.35%)の15983.09、S&P500は16.21ポイント高(+0.32%)の5116.17で取引を終了した。マイクロソフト、アルファベットの決算を受けAI(人工知能)への楽観的見方に買われ寄り付き後、上昇。今週予定されている企業決算への期待感もさらなる買い材料となったほか、アップルやテスラの回復もハイテクをけん引し終日堅調に推移した。終盤にかけ、米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えた利益確定売りに伸び悩んだほか、財務省が発表した4-6月期の借り入れ推定額が予想外に上方修正されたことが警戒材料となり一時下落に転じた。しかし、押し目買い意欲も強く相場はプラス圏を回復し終了。米国株上昇を受けて、連休明けの東京市場は買い優勢で取引を開始した。決算を発表した日経平均採用銘柄が複数大幅高となっていることも影響し、日経平均は38300円台で寄り付いた後はじりじりと上げ幅を拡大。後場上げ幅を縮小する場面も見られたが、75日移動平均線38230円水準を上回って取引を終えた。大引けの日経平均は前営業日比470.90円高(+1.24%)の38405.66円となった。東証プライム市場の売買高は20億7443万株、売買代金は5兆6678億円。業種別では、海運業、ゴム製品、医薬品、機械、輸送用機器などが上昇した一方、空運業、パルプ・紙業の2セクターのみ下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は83%、対して値下がり銘柄は14%となっている。日経平均採用銘柄では、今期業績や自社株買いの枠設定、株式分割などが材料視された日立<6501>が急騰し上場来高値を更新したほか、今期業績予想が市場予想を大幅に超えた三菱電<6503>も大幅高となった。また、コマツ<6301>も自社株買いの枠設定などが材料視されて買われた。このほか、トクヤマ<4043>、住友商事<8053>、ソシオネクスト<6526>、住友ファーマ<4506>が上昇。日経平均採用以外の銘柄では、さくら<3778>が今期大幅増益見通しを材料に大幅高となった。一方、今期業績見通しが市場予想を下回ったことでアドバンテスト<6857>が大幅安となったほか、日東電工<6988>も今期最終減益見通しが嫌気されて売られた。また、エムスリー<2413>は前期業績などが嫌気されて大幅安。このほか、オリエンタルランド<4661>、セイコーエプソン<6724>、ANAホールディングス<9202>、TDK<6762>、住友化学<4005>が下落した。日経平均採用以外の銘柄では、決算発表後、共英製鋼<5440>、南海電鉄<9044>が後場急落となった。 <FA> 2024/04/30 15:30 相場概況 日経平均は反発、日銀会合ノーサプライズで一時38000円台回復 *15:30JST 日経平均は反発、日銀会合ノーサプライズで一時38000円台回復 25日の米国株式市場は下落。ダウ平均は375.12ドル安(-0.98%)の38085.80ドル、ナスダックは100.99ポイント安(-0.64%)の15611.76、S&P500は23.21ポイント安(-0.46%)の5048.42で取引を終了した。1-3月期国内総生産(GDP)の伸び鈍化を受け成長減速を懸念する売りに寄り付き後、下落。同時に、同四半期の価格指数は予想以上に伸びが加速したため長期金利上昇を嫌気した売りも強まった。ハイテクではメタの決算を受けた売りも重しとなったほか、NYダウはキャタピラーの下げが押し下げ、続落。終日軟調推移となったが、押し目では主要企業決算を期待した買いが支え終盤にかけ下げ幅を縮小し、終了した。米国株は下落したものの、決算発表後のアルファベットやマイクロソフトが時間外取引で急伸したことなどから、東京市場は高安まちまちでのスタートとなった。日経平均は前日終値水準でのもみ合いとなったが、売買一巡後は米国株先物が堅調推移だったことで、37800円台まで上昇した。ランチタイムに伝わった日本銀行の金融政策決定会合の結果が「金融政策の現状維持」だったことから、後場入り後、日経平均は上げ幅を拡大。38000円台を回復した。大引けの日経平均は前日比306.28円高(+0.81%)の37934.76円となった。東証プライム市場の売買高は18億6122万株、売買代金は4兆9674億円。業種別では、海運業、不動産業、その他製品、医薬品、保険業などが上昇した一方、化学、電気・ガス業、陸運業の3セクターのみ下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は72%、対して値下がり銘柄は25%となっている。日経平均採用銘柄では、前期業績が市場コンセンサスをやや上回ったキーエンス<6861>が大幅高となったほか、サイバーエージ<4751>は一部証券会社のレポートなどが材料視されて反発。また、1株を10株に分割と発表したソフトバンク<9434>も買われた。このほか、SUMCO<3436>、ソシオネクスト<6526>、キヤノン<7751>、ニデック<6594>が買われた。日経平均採用以外の銘柄では、決算内容を材料に野村不動産HD<3231>が買い優勢となったほか、取引時間中に決算を発表したアイザワ証券グループ<8708>がストップ高となった。一方、決算に関連して信越化学<4063>、富士通<6702>が売り優勢となった。ディスコ<6146>、NTN<6472>、日野自動車<7205>、ニコン<7731>が売られたほか、取引時間中に発表した決算が嫌気されてジェイテクト<6473>が後場急落した。日経平均採用以外の銘柄では、東光高岳<6617>は決算がネガティブ視されてストップ安となった。 <FA> 2024/04/26 15:30 相場概況 日経平均は大幅反落、決算嫌気で投資家マインド悪化し全面安に *15:30JST 日経平均は大幅反落、決算嫌気で投資家マインド悪化し全面安に 24日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は42.77ドル安(-0.11%)の38460.92ドル、ナスダックは16.11ポイント高(+0.10%)の15712.75、S&P500は1.08ポイント高(+0.02%)の5071.63で取引を終了した。半導体メーカーのテキサス・インスツルメンツの決算を好感し、半導体セクターの買戻しが加速し、寄り付き後、上昇。その後、今週実施されている過去最大規模の国債入札を材料にした長期金利上昇が警戒され失速、相場は一時下落に転じた。終盤にかけ、ハイテクの押し目買いに相場は持ち直したがダウは下落を消せずまちまちで終了した。米国株は高安まちまちだったが、決算を発表した米メタが時間外取引で10%超下落したことなどが影響して、東京市場は売り優勢で取引を開始した。指数ウェートが高いファーストリテ<9983>が大幅安となったことで日経平均を下押し。また、決算を発表したファナック<6954>やキヤノン<7751>が大幅安となったことも投資家マインドを冷やす材料となった。半導体株も総じて売られたことから前日の上昇分がほぼはく落、全面安のなか日経平均37600円台まで下落した。大引けの日経平均は前日比831.60円安(-2.16%)の37628.48円となった。東証プライム市場の売買高は15億9431万株、売買代金は3兆9669億円。全セクターが下落するなか、電気・ガス業、鉱業、輸送用機器、不動産業、電気機器の下げが目立った。東証プライム市場の値上がり銘柄は14%、対して値下がり銘柄は84%となっている。日経平均採用銘柄では、決算内容がネガティブ視されてキヤノン、ファナックが売られたほか、パナソニックHD<6752>は前期純利益を下方修正したことで売り優勢となった。また、昨日上昇したソシオネクスト<6526>、ニコン<7731>、東京エレクトロン<8035>、スクリーンHD<7735>が総じて反落となった。後場、決算を発表した東京ガス<9531>が急落。一方、ルネサスエレクトロニクス<6723>が1-3月期純利益前年同期比24%減も、底入れ期待感が先行し買われたほか、ニデック<6594>も買われた。このほか、エーザイ<4523>、アルプスアルパイン<6770>、ニチレイ<2871>、ニチレイ<2871>がしっかり。 <FA> 2024/04/25 15:30 相場概況 日経平均は大幅高で3日続伸、半導体株がけん引し高値引けに *16:24JST 日経平均は大幅高で3日続伸、半導体株がけん引し高値引けに 23日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は263.71ドル高(+0.69%)の38503.69ドル、ナスダックは245.33ポイント高(+1.59%)の15696.64、S&P500は59.95ポイント高(+1.20%)で取引を終了した。4月PMI速報値が予想外に悪化したため利下げ期待が再燃し、長期金利低下に伴い買われ、寄り付き後、上昇。金利先安観や主要ハイテク企業の決算を期待した買いにナスダックも上昇し、相場は終日堅調に推移した。終盤にかけ上げ幅を拡大し終了。米国株高や、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が前日比2.21%高と反発基調を強めたことなどが材料視されて、東京市場は買い優勢で取引を開始。決算発表後の米テスラが時間外取引で買われたことから安心感も広がり、半導体株がそろって上昇し日経平均をけん引。日経平均は上げ幅を拡大し38000円台、75日移動平均線水準を回復し高値引けとなった。大引けの日経平均は前日比907.92円高(+2.42%)の38460.08円となった。東証プライム市場の売買高は17億4055万株、売買代金は4兆5513億円。セクター別では、精密機器、電気機器、輸送用機器、卸売業、機械などが上昇した一方、電気・ガス業、陸運業、パルプ・紙、不動産業の4セクターが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は72%、対して値下がり銘柄は24%となっている。日経平均採用銘柄では、ニコン<7731>は英投資ファンドが同社株を5.02%取得したと分かったことで急騰。HOYA<7741>は一部証券会社が投資判断「Buy」としたことで買われた。また、ルネサスエレクトロニクス<6723>、東京エレクトロン<8035>、ディスコ<6146>、アドバンテスト<6857>、スクリーンHD<7735>など半導体株も上昇。後場は前期業績の修正を発表した清水建設<1803>が買われた。日経平均採用以外の銘柄では、野村マイクロ<6254>が好業績と大幅増配予想が材料視されてストップ高となった。一方、CB発行で1000億円調達と発表したことでレゾナックHD<4004>が急落。ニデック<6594>は決算がややネガティブ視されて売られたほか、IHI<7013>が子会社の船舶エンジンのデータ改ざんが報じられて後場一段安となった。このほか、旭化成<3407>、花王<4452>、アステラス製薬<4503>がさえない。 <FA> 2024/04/24 16:24 相場概況 日経平均は小幅続伸、方向感乏しくプライム売買代金は今年最低 *15:30JST 日経平均は小幅続伸、方向感乏しくプライム売買代金は今年最低 22日の米国市場は上昇。ダウ平均は253.58ドル高(+0.67%)の38239.98ドル、ナスダックは169.29ポイント高(+1.11%)の15451.30、S&P500は43.37ポイント高(+0.87%)の5010.60で取引を終了した。中東情勢の悪化への警戒感が後退したため寄り付き後、上昇。半導体のエヌビディアの反発がけん引したほか、ハイテクで売られ過ぎ感から買戻しが優勢となり、相場全体を支援し、終日堅調に推移。主要企業決算への期待もさらなる買い材料となり、終盤にかけて上げ幅を拡大し、終了した。米国株高を受けて、東京株式市場は買い優勢で取引を開始した。寄り付き後の日経平均は37800円台まで上昇する場面があったものの、引き続き半導体株関連が弱かったことで、前日比マイナス圏に突入する場面も見られた。売り一巡後は切り返したが、後場は37500円水準での小動きに。プライム市場の売買代金は4兆円を下回り、今年最も少ない売買代金となった。大引けの日経平均は前日比113.55円高(+0.30%)の37552.16円となった。東証プライム市場の売買高は14億3044万株、売買代金は3兆7014億円。セクター別では、保険業、証券・商品先物取引業、建設業、その他金融業、食料品などが上昇した一方、海運業、ゴム製品、金属製品、ガラス・土石製品、繊維製品などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は56%、対して値下がり銘柄は39%となっている。日経平均採用銘柄では、大阪ガス<9532>、東京ガス<9531>が買われたほか、築地再開発などが影響して鹿島建設<1812>も上昇。このほか、フジクラ<5803>、ファーストリテ<9983>、東京海上HD<8766>、日揮HD<1963>、味の素<2802>、信越化学<4063>が買われた。一方、ソシオネクスト<6526>、レーザーテック<6920>、SUMCO<3436>、ルネサスエレクトロニクス<6723>など半導体株が引き続き売られたほか、デンソー<6902>、日本郵船<9101>もさえない。また、J・フロントリテイリング<3086>、帝人<3401>が後場一段安となった。 <FA> 2024/04/23 15:30 相場概況 日経平均は大幅反発、半導体株安が重しとなるも全面高の展開に *15:30JST 日経平均は大幅反発、半導体株安が重しとなるも全面高の展開に 週末の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は211.02ドル高(+0.56%)の37986.40ドル、ナスダックは319.49ポイント安(-2.05%)15282.01、S&P500は43.89ポイント安(-0.88%)の4967.23で取引を終了した。イスラエルの対イラン報復攻撃が限定された規模でイランも損害はないと主張するなど中東情勢の一段の緊迫化を警戒した売りが後退し、寄り付き後、上昇。ダウは安心感から買戻しが継続したほか主要企業決算への期待を受けた買いに、終日堅調に推移した。一方、ハイテクで利下げ期待を受けた買いが後退したほか、動画配信のネットフリックスの下落に押され、ナスダックは大幅下落。まちまちで終了した。週末の中東情勢は小康状態となったことなどから、過度な警戒感が後退し、東京市場は反発で取引を開始した。プライム市場の多くの銘柄が上昇する全面高のなか、日経平均は反発でスタートし37500円台まで上昇したが、投資判断引き下げ観測などを背景に東京エレクトロン<8035>が大幅続落となったことで、一時前営業日比マイナス圏に入る場面も見られた。日経平均はその後切り返したが、半導体株が重しとなりTOPIX優位の地合いとなった。大引けの日経平均は前営業日比370.26円高(+1.00%)の37438.61円となった。東証プライム市場の売買高は17億828万株、売買代金は4兆3070億円。セクター別では、電気・ガス業、空運業、陸運業、証券・商品先物取引業、食料品などが上昇した一方、鉱業、石油・石炭製品の2セクターのみ下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は88%、対して値下がり銘柄は9%となっている。日経平均採用銘柄では、ネクソン<3659>、NTTデータ<9613>、エムスリー<2413>のほか、関西電力<9503>、中部電力<9502>など電力株が上昇。また、住友ファーマ<4506>、ヤマハ<7951>、オムロン<6645>、中外製薬<4519>、住友化学<4005>、ファナック<6954>、セイコーエプソン<6724>も買われた。一方、東京エレクトロンが弱かったほか、スクリーンHD<7735>、ディスコ<6146>、アドバンテスト<6857>、ルネサスエレクトロニクス<6723>、ソシオネクスト<6526>、SUMCO<3436>など半導体株が本日も総崩れとなった。このほか、ソフトバンクグループ<9984>、フジクラ<5803>、INPEX<1605>も弱い。 <FA> 2024/04/22 15:30 相場概況 日経平均は急落、半導体大幅安に中東情勢緊張化を受けて一時37000円割れ *15:45JST 日経平均は急落、半導体大幅安に中東情勢緊張化を受けて一時37000円割れ 18日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は22.07ドル高(+0.06%)の37775.38ドル、ナスダックは81.87ポイント安(-0.52%)の15601.50、S&P500は11.09ポイント安(-0.22%)の5011.12で取引を終了した。良好な雇用や製造業関連指標を好感し、寄り付き後、上昇。ダウは弱いハイテクに押され下落に転じる局面もあったが、良好な経済成長が持続可能との期待に終日底堅く推移した。一方、ナスダックは米連邦準備制度理事会(FRB)高官のタカ派発言などを受けた利下げ期待の後退や、半導体関連メーカーの台湾積体電路製造(TSMC)がスマホ・PC販売低迷で市場見通しを引き下げたため、需要鈍化が警戒され下落、まちまちで終了した。ナスダック安を受けて、東京市場は売り優勢で取引を開始した。日経平均は38000円を割り込んでスタートした後はじりじりと下げ幅を拡大。値がさ半導体株の下げが影響して、下げ幅は1000円超まで拡大した。10時過ぎに「イランの複数個所で爆発音」と伝わったことで、日経平均は一段安の展開となったほか、為替も1ドル153円台に瞬間的に入る動きが見られた。プライム市場の9割超の銘柄が下落する全面安の展開となり、取引時間中としては2月9日以来の37000円割れとなった。大引けの日経平均は前日比1011.35円安(-2.66%)の37068.35円となった。東証プライム市場の売買高は21億6875万株、売買代金は5兆4658億円。セクター別では、電気機器、機械、金属製品、精密機器、証券・商品先物取引業などが下落した一方、鉱業、海運業、医薬品の3セクターのみ上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は5%、対して値下がり銘柄は94%となっている。日経平均採用銘柄では、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)の下落なども影響して、ソシオネクスト<6526>、レーザーテック<6920>、スクリーンHD<7735>、ディスコ<6146>、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>など半導体株の下げが目立った。また、フジクラ<5803>、ソフトバンクグループ<9984>、キーエンス<6861>、日立<6501>、楽天グループ<4755>も売りに押された。一方、中東情勢の緊迫化で原油価格が時間外で上昇したことなどが影響してINPEX<1605>が上昇したほか、川崎汽船<9107>、商船三井<9104>、日本郵船<9101>など海運株もそろって買われた。日経平均採用以外の銘柄では、経産省の支援補助が伝わったことでさくら<3778>がストップ高となった。 <FA> 2024/04/19 15:45 相場概況 日経平均は4日ぶりに反発、「売られすぎ」に対する自律反発との見方 *15:30JST 日経平均は4日ぶりに反発、「売られすぎ」に対する自律反発との見方 17日の米国市場は下落。ダウ平均は45.66ドル安(-0.12%)の37753.31ドル、ナスダックは181.88ポイント安(-1.15%)の15683.37、S&P500は29.20ポイント安(-0.58%)の5022.21で取引を終了した。金利の低下に連れて買われ、寄り付き後、上昇。その後、半導体メーカーのエヌビディアをはじめハイテクの売りに押され、相場は下落に転じた。ナスダックは終盤にかけて下げ幅を拡大。相場の重しとなり、ダウもプラス圏を維持できず下落で終了した。米国株下落を受けて、東京市場は引き続き売り優勢で取引を開始した。フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が大幅安となったことから、値がさ半導体株が売られ、日経平均は37644.91円まで下げ幅を拡大する場面がみられた。ただ、売り一巡後は、25日移動平均線との下方乖離率が4%超まで広がったことなどから「短期的な売られすぎ感」が意識されて下げ幅を縮小。アドバンテスト<6857>、スクリーンHD<7735>など半導体株の一部が切り返したことから、日経平均も切り返し38000円台を回復した。なお、台湾半導体受託製造装置の最大手TSMCの1-3月期決算は過去最高益の着地となったが、半導体株への影響はまちまちとなった。大引けの日経平均は前日比117.90円高(+0.31%)の38079.70円となった。東証プライム市場の売買高は15億2028万株、売買代金は4兆590億円。セクター別では、繊維製品、空運業、保険業、銀行業、非鉄金属などが上昇した一方、鉱業、不動産業の2セクターのみ下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は84%、対して値下がり銘柄は13%となっている。日経平均採用銘柄では、住信SBIネット銀行<7163>が短期プライムレートを引き上げたことが刺激材料となり、コンコルディア・フィナンシャル<7186>、千葉銀行<8331>、ふくおかフィナンシャルG<8354>など地銀株の上昇が目立った。また、米ユナイテッド航空が急騰したことでJAL<9201>も買われた。このほか、住友ファーマ<4506>、資生堂<4911>、クレディセゾン<8253>、が上昇。一方、前期営業利益下方修正や今期予想の市場予想下振れなどが影響して富士フイルム<4901>が売られたほか、英半導体アームの急落が影響してソフトバンクグループ<9984>も弱い。このほか、レゾナック・ホールディング<4004>、東京エレクトロン<8035>、伊藤忠<8001>、豊田通商<8015>が売られた。 <FA> 2024/04/18 15:30 相場概況 日経平均は後場一段安で3日続落、半導体株急落で2月14日以来の38000円割れ *15:30JST 日経平均は後場一段安で3日続落、半導体株急落で2月14日以来の38000円割れ 16日の米国市場はまちまち。ダウ平均は63.86ドル高(+0.17%)の37798.97ドル、ナスダックは19.77ポイント安(-0.12%)の15865.25、S&P500は10.41ポイント安(-0.21%)の5051.41で取引を終了した。国際通貨基金(IMF)による経済成長率の上方修正や予想を下回った住宅関連指標を受けて、寄り付き後はまちまち。その後、米連邦準備制度理事会(FRB)のジェファーソン副議長が、インフレが長期化した場合の高金利長期化の可能性を指摘すると金利が上昇し、相場の上値が抑制された。さらに、パウエルFRB議長は経済が強く、利下げに向けたインフレの進展が不十分で現行の金利を想定以上に長く維持する可能性に言及したため売り材料となった。ただ、次の行動が利下げであることには変わりはないことから売りは限定的。良好な成長期待に終盤にかけてダウは再び買われ底堅く推移。一方、金利高が重しとなりナスダックは下落となった。米国株が高安まちまちだったなか、前日の大幅安の反動が先行し、東京市場はやや買い優勢で取引を開始した。日経平均も前日比プラスでスタートしたが、ほぼ寄付きを高値に上げ幅を縮小し一気に前日比マイナス圏に突入。売り一巡後は一時切り返す動きもみられたが、14時のオランダ半導体製造装置大手ASMLホールディングスの決算発表を契機に、レーザーテック<6920>が急落。東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>、スクリーンHD<7735>など半導体株も下落したことで、日経平均は後場一段安の展開に。安値引けとなり、終値では2月14日以来となる38000円台割れとなった。大引けの日経平均は前日比509.40円安(-1.32%)の37961.80円となった。東証プライム市場の売買高は17億7851万株、売買代金は4兆5024億円。セクター別では、電気・ガス業、石油・石炭製品、鉱業、パルプ・紙、証券・商品先物取引業などが下落した一方、海運業、その他製品の2セクターのみ上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は13%、対して値下がり銘柄は84%となっている。日経平均採用銘柄では、総務省が3月に続き2度目の行政指導を行ったと伝わったことからラインヤフー<4689>が大幅安となったほか、中部電力<9502>、関西電力<9503>、東京電力HD<9501>など電力株も売られた。このほか、ENEOSホールディングス<5020>、オムロン<6645>、三菱自動車<7211>、住友鉱山<5713>が下落。日経平均採用以外の銘柄では、マネーフォワード<3994>は、決算が嫌気され引き続き売られた。一方、好業績を材料にレゾナックHD<4004>が急騰し年初来高値を更新したほか、IMF経済見通しを材料に川崎汽船<9107>、商船三井<9104>、日本郵船<9101>の海運株もそろって上昇。このほか、フジクラ<5803>、三菱重工<7011>、川崎重工<7012>がしっかり。日経平均採用以外の銘柄では、サービス値上げを発表したネオジャパン<3921>が急騰し、2021年10月以来の高値を付けた。 <FA> 2024/04/17 15:30 相場概況 日経平均は大幅続落、プライム市場の約9割が下落する全面安の地合いに *15:30JST 日経平均は大幅続落、プライム市場の約9割が下落する全面安の地合いに 昨晩の米国株式市場は続落。ダウ平均は248.13ドル安(-0.65%)の37735.11ドル、ナスダックは290.07ポイント安(-1.79%)の15885.02、S&P500は61.59ポイント(-1.20%)の5061.82で取引を終了した。イランによる対イスラエル攻撃の影響が最小限に抑制されたほか、一旦終了が示唆されたため寄り付き後、上昇。その後、小売売上高が予想を上回り、利下げ期待の後退で売りに転じた。長期金利上昇でハイテクも下落。その後、イスラエルがイラン反撃の意向を示唆したため中東情勢の一段の緊迫化を警戒しさらなる売り圧力となり、終盤にかけ下げ幅を拡大し終了。ナスダック大幅下落を受けて、東京市場はハイテクを中心に売り優勢で取引を開始。日経平均は39000円を割り込んでスタートした後は、値がさ半導体株の下げなどが影響してじりじりと下げ幅を拡大。大引けにかけてやや下げ幅を縮小したが、円安推移も下支えとはならず、プライム市場の9割近くが下落する全面安の地合いとなった。大引けの日経平均は前日比761.60円安(-1.94%)の38471.20円となった。東証プライム市場の売買高は19億7840万株、売買代金は4兆7857億円。セクター別では、海運業、石油・石炭製品、保険業、非鉄金属、証券・商品先物取引業などが下落した一方、精密機器、医薬品の2セクターのみ上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は10%、対して値下がり銘柄は88%となっている。日経平均採用銘柄では、三越伊勢丹HD<3099>、Jフロントリテイリング<3086>と百貨店が弱かったほか、ソシオネクスト<6526>、フジクラ<5803>、レゾナックHD<4004>、三菱重工<7011>、ディスコ<6146>、川崎汽船<9107>、富士電機<6504>も下落した。一方、前期業績の大幅な上振れ着地を受けて、東宝<9602>が急騰し年初来高値を更新した。また、水冷モジュールの生産能力拡大を発表したことでニデック<6594>も年初来高値を更新。このほか、オリンパス<7733>が一部証券会社のレポートを材料に買われた。また、ZOZO<3092>、ファナック<6954>、HOYA<7741>、資生堂<4911>が上昇。 <FA> 2024/04/16 15:30 相場概況 日経平均は反落、円安を下支えに売り一巡後は下げ幅縮小し高値引け *15:30JST 日経平均は反落、円安を下支えに売り一巡後は下げ幅縮小し高値引け 先週末の米国市場は下落。ダウ平均は475.84ドル安(-1.24%)の37983.24ドル、ナスダックは267.11ポイント安(-1.62%)の16175.09、S&P500は75.65ポイント安(-1.46%)の5123.41で取引を終了した。さえない銀行決算や中東情勢の緊迫化を警戒した売りに寄り付き後、大幅下落。米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ期待後退もさらなる売り圧力となり、終日軟調に推移した。終盤にかけて、下げ幅を拡大し終了。米国株の大幅安や、中東情勢の緊迫化などを受けて、東京株式市場は売り優勢で取引を開始。日経平均は寄付き後に38820.95円まで下げ幅を拡大する場面も見られた。ただ、為替が1ドル153円80銭台まで円安ドル高が進んだことから輸出関連銘柄がしっかり。また、商社株や銀行株、電力株もしっかりだったことから、日経平均は下げ幅をじりじりと縮小し、39200円台まで値を戻し高値引けとなった。大引けの日経平均は前営業日比290.75円安(-0.74%)の39232.80円となった。東証プライム市場の売買高は16億886万株、売買代金は3兆9857億円。セクター別では、医薬品、空運業、情報・通信業、その他製品、その他金融業などが下落した一方、電気・ガス業、海運業、非鉄金属、石油・石炭製品、ゴム製品などが上昇。東証プライム市場の値上がり銘柄は41%、対して値下がり銘柄は55%となっている。日経平均採用銘柄では、経常利益予想を下方修正したことからアステラス製薬<4503>が後場一段安となったほか、高島屋<8233>も今期以降の増益率鈍化見通しが嫌気されて売られた。このほか、荏原製作所<6361>、ソシオネクスト<6526>、レーザーテック<6920>、SMC<6273>、住友ファーマ<4506>、ディスコ<6146>が売り優勢となった。一方、米バークシャー・ハサウェイによる円建て債券発行に絡んだ思惑で丸紅<8002>、住友商事<8053>が買われたほか、中東情勢の不透明感に伴う資源関連価格の上昇を受けて、三菱マテリアル<5711>、三井金属<5706>、住友鉱山<5713>が上昇。また、柏崎刈羽原発への核燃料装填を原子力規制委員会が承認したことで東京電力HD<9501>が大幅高、関西電力<9503>、中部電力<9502>も買われた。 <FA> 2024/04/15 15:30 相場概況 日経平均は3日ぶりに反発、ハイテクや不動産株が上昇し一時25日線を上回る場面も *15:30JST 日経平均は3日ぶりに反発、ハイテクや不動産株が上昇し一時25日線を上回る場面も 11日の米国市場はまちまち。ダウ平均は2.43ドル安(-0.01%)の38459.08ドル、ナスダックは271.84ポイント高(+1.68%)の16442.20、S&P500は38.42ポイント高(+0.74%)の5199.06で取引を終了した。3月生産者物価指数(PPI)が警戒されたほど強まらず安心から買戻しが先行し、寄り付き後、上昇。その後、ウィリアムズNY連銀総裁が短期的に政策修正の必要がないと利下げに慎重姿勢を繰り返すと、金利先高観が再燃し相場は下落に転じた。ナスダックは携帯端末アップルの回復がけん引し、再び上昇し、終盤にかけて上げ幅を拡大し過去最高値を更新。一方、ダウは下落を消せず、まちまちで終了した。ナスダック上昇や為替の円安などを材料に、東京市場は買い優勢で取引を開始。指数ウェートが大きいファーストリテ<9983>の下げが重しとなったが、半導体関連が上昇したことで日経平均は前日比プラス圏で推移した。一時25日移動平均線を上回る場面も見られたが、上値は重く終値ベースでは25日線を下回った。なお、本日は寄付きで4月オプション特別清算指数(速報値:39820.59円)算出に絡んだ売買が入ったことから、プライム市場の売買代金は4.5兆円台まで膨らんだ。大引けの日経平均は前日比80.92円高(+0.21%)の39523.55円となった。東証プライム市場の売買高は16億3518万株、売買代金は4兆5786億円。セクター別では、不動産業の上げが目立ったほか、その他金融業、ガラス・土石製品、水産・農林業、食料品などが上昇した一方、石油・石炭製品、小売業、電気・ガス業、海運業、鉄鋼などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は56%、対して値下がり銘柄は40%となっている。日経平均採用銘柄では、株主還元策を含めた新経営計画に対する評価が先行し三井不動<8801>が急騰したほか、国内証券会社のポジティブなレポートが材料視されて三菱地所<8802>、住友不動産<8830>も買われた。また、バイオ薬受託に1800億円投資と報じられた富士フイルム<4901>も買い優勢。このほか、東京建物<8804>、スクリーンHD<7735>、村田製作所<6981>が上昇した。一方、決算発表がネガティブ視されてファーストリテが後場一段安となったほか、セブン&アイホールディングス<3382>、ニトリホールディングス<9843>と小売関連も弱い。このほか、SOMPOホールディングス<8630>、三井住友FG<8316>、三菱UFJ<8306>など金融株が売られた。 <FA> 2024/04/12 15:30 相場概況 日経平均は続落、円安で下げ渋るも円買い介入警戒が重しに *15:30JST 日経平均は続落、円安で下げ渋るも円買い介入警戒が重しに 10日の米国株式市場は下落。ダウ平均は422.16ドル安(-1.09%)の38461.51ドル、ナスダックは136.28ポイント安(-0.84%)の16170.36、S&P500は49.27ポイント安(-0.95%)の5160.64で取引を終了した。3月消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回ったため年内の利下げ期待が後退し、寄り付き後は下落。長期金利の大幅上昇が警戒され、終日軟調に推移した。終盤にかけ、10年債入札の弱い結果を受けて、金利が一段と上昇すると下げ幅を一段と拡大し終了。米国株の大幅下落を受けて、東京株式市場は売り優勢で取引を開始した。日経平均は39000円割れ寸前まで下落する場面が見られたが、売り一巡後はじりじりと下げ幅を縮小。為替が1ドル152円90銭台で推移しており、円安を材料に一部の輸出関連銘柄への買戻しなどが入ったもよう。ただ、政府・日本銀行による円買い介入への警戒感も高まっていることから、日経平均は終始マイナス圏での推移となった。大引けの日経平均は前日比139.18円安(-0.35%)の39442.63円となった。東証プライム市場の売買高は16億735万株、売買代金は4兆1293億円。セクター別では、不動産業、精密機器、小売業、情報・通信業、パルプ・紙などが下落した一方、鉱業、石油・石炭製品、電気・ガス業、銀行業、非鉄金属などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は42%、対して値下がり銘柄は54%となっている。日経平均採用銘柄では、決算を材料にセブン&アイHD<3382>、イオン<8267>が売られたほか、金利上昇が嫌気されて三井不動産<8801>、三菱地所<8802>、東急不動産HD<3289>が下落。また、清水建設<1803>、大林組<1802>、大成建設<1801>もさえない。日経平均採用以外の銘柄では、決算発表が影響して吉野家ホールディングス<9861>、サイゼリヤ<7581>が売り優勢となった。一方、金利上昇を受けて、りそなホールディングス<8308>、千葉銀行<8331>、ふくおかフィナンシャルグループ<8354>、しずおかフィナンシャルグループ<5831>、コンコルディア・フィナンシャル<7186>が上昇したほか、電力需要拡大期待から関西電力<9503>、中部電力<9502>が買われた。また、資源価格の上昇を受けて、INPEX<1605>、ENEOSホールディングス<5020>、出光興産<5019>が買われた <FA> 2024/04/11 15:30 相場概況 日経平均は3日ぶりに反落、25日線手前でもみ合い売買代金は2日連続4兆円割れ *15:30JST 日経平均は3日ぶりに反落、25日線手前でもみ合い売買代金は2日連続4兆円割れ 9日の米国市場はまちまち。ダウ平均は9.13ドル安(-0.02%)の38883.67ドル、ナスダックは52.68ポイント高(+0.32%)の16306.64、S&P500は7.52ポイント高(+0.14%)の5209.91で取引を終了した。押し目買いに寄り付き後、上昇。その後、消費者物価指数(CPI)など重要インフレ指標の発表を控えた警戒感に売られ、相場は下落に転じた。ハイテクは半導体のエヌビディアの下落も重しとなったが、金利低下に連れ買い戻され、終盤にかけプラスに回復。ダウは下落を消せず、結局、相場はまちまちで終了した。米国株が高安まちまちとなったなか、東京市場はやや売り優勢で取引を開始した。値がさ半導体株の下げに押されて、日経平均は前日比マイナスでスタートした後は下げ幅をやや縮小。25日移動平均線(39730円水準)手前でのもみ合いとなった。3月米CPIや、中東情勢の不透明感などが意識されて積極的な押し目買いは手控えられ、プライム市場の売買代金は2日連続で4兆円を割り込んだ。大引けの日経平均は前日比191.32円安(-0.48%)の39581.81円となった。東証プライム市場の売買高は14億6306万株、売買代金は3兆8033億円。セクター別では、保険業、医薬品、その他金融業、卸売業、機械などが下落した一方、電気・ガス業、非鉄金属、海運業、ガラス・土石製品、建設業などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は50%、対して値下がり銘柄は45%となっている。日経平均採用銘柄では、ZOZO<3092>が引き続き売られたほか、IHI<7013>、中外製薬<4519>、いすゞ自動車<7202>、三菱重工<7011>がさえない。日経平均採用以外の銘柄では、イオンモール<8905>が、25年2月期連結営業利益見通しが前期比19%増の550億円になりそうだと発表。市場コンセンサスを下振れたことで売り優勢となった。また、イオンFS<8570>も25年2月期業績見通しや配当計画据え置きなどがネガティブ材料となり売られた。一方、一部国内証券会社が目標価格を引き上げたことから日本製鋼所<5631>が上昇したほか、帝人<3401>、富士電機<6504>も買われた。このほか、東京ガス<9531>、東京電力ホールディングス<9501>、三井金属<5706>、東海カーボン<5301>、トクヤマ<4043>、レーザーテック<6920>が上昇した。 <FA> 2024/04/10 15:30 相場概況 日経平均は大幅続伸、様子見ムード強く売買代金減少も高値引け *15:30JST 日経平均は大幅続伸、様子見ムード強く売買代金減少も高値引け 8日の米国市場はまちまち。ダウ平均は11.24ドル安(-0.03%)の38892.80ドル、ナスダックは5.44 ポイント高(+0.03%)の16253.96、S&P500は1.95ポイント安(-0.04%)の5202.39で取引を終了した。3月雇用統計の強い結果を受けた底堅い成長期待に引き続き買われ、寄り付き後、上昇。しかし、金利の上昇が重しとなり上値を抑制し相場は下落に転じた。ただ、3月消費者物価指数(CPI)などの重要インフレ指標の発表を控え、終日調整色が強くもみ合いが続き、まちまちで終了。米国株が高安まちまちのなか、為替が1ドル151円80銭台と引き続き円安水準で推移していたことから、東京株式市場は買い優勢で取引を開始した。日経平均は、値がさ半導体銘柄の上昇が押し上げたことで高値引けとなった。一方、3月の米CPI待ちの状況となり積極的な売買は手控えられ、プライム市場の売買代金は1月30日以来となる4兆円割れとなった。大引けの日経平均は前日比426.09円高(+1.08%)の39773.13円となった。東証プライム市場の売買高は15億5143万株、売買代金は3兆9596億円。セクター別では、非鉄金属、卸売業、空運業、不動産業、輸送用機器などが上昇した一方、パルプ・紙、医薬品、海運業、建設業、精密機器の5セクターのみ下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は69%、対して値下がり銘柄は26%となっている。日経平均採用銘柄では、群馬県に半導体素材の新工場をつくると報じられた信越化学<4063>が買い優勢となったほか、東エレク<8035>、SMC<6273>、荏原製作所<6361>も買われた。このほか、安川電機<6506>、フジクラ<5803>、住友鉱山<5713>、三菱地所<8802>が買われた。一方、京成電鉄<9009>、DIC<4631>、ZOZO<3092>、清水建設<1803>が売り優勢となったほか、ルネサスエレクトロニクス<6723>、サッポロホールディングス<2501>も弱い。日経平均採用以外の銘柄では、ローム<6963>がCB発行による潜在的な希薄化が嫌気されて売られた。 <FA> 2024/04/09 15:30 相場概況 日経平均は反発、円安を材料に39000円台回復 *15:30JST 日経平均は反発、円安を材料に39000円台回復 5日の米国市場は反発。ダウ平均は307.06ドル高(+0.80%)の38904.04ドル、ナスダックは199.44 ポイント高(+1.24%)の16248.52、S&P500は57.13ポイント高(+1.11%)の5204.34で取引を終了した。3月雇用統計で失業率の低下に加え、雇用の伸びが予想外に加速するなど、労働市場が依然強い証拠を受け、強い成長期待に買われ、寄り付き後、上昇。国内の雇用や成長見通しに楽観的な見方が一段と強まり投資家心理の改善につながったほか、企業の業績改善期待を受けた買いに終日堅調に推移し、終了した。米国株の反発を受けて、東京株式市場は買い優勢で取引を開始した。日経平均は39000円台を回復した後はじりじりと上昇し、39617.36円まで上げ幅を拡大する場面が見られた。後場は上げ一服となったが、為替が1ドル151円70銭水準と先週末時点よりも円安ドル高で推移したことで、輸出関連銘柄など大型株が相対的に強含む展開となった。大引けの日経平均は前営業日比354.96円高(+0.91%)の39347.04円となった。東証プライム市場の売買高は15億6579万株、売買代金は4兆633億円。セクター別では、輸送用機器、証券・商品先物取引業、石油・石炭製品、その他金融業、銀行業などが上昇した一方、鉱業、空運業の2セクターのみ下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は74%、対して値下がり銘柄は23%となっている。日経平均採用銘柄では、一部証券会社がレーティングを引き上げたことから富士通<6702>が大幅高となったほか、ソシオネクスト<6526>、ディスコ<6146>、ルネサスエレクトロニクス<6723>、フジクラ<5803>が上昇。日経平均採用以外の銘柄では、キユーピー<2809>が決算を材料に急騰したほか、ミズノ<8022>が一部証券会社による「買い」カバレッジ開始を受けて買われた。一方、先週末に決算を発表した安川電機<6506>は朝方買われたものの、買い一巡後は売りに押された。このほか、アドバンテスト<6857>、シャープ<6753>、資生堂<4911>、中外製薬<4519>、INPEX<1605>が売られた。日経平均採用以外の銘柄では、足元急騰していたユニチカ<3103>が売り優勢となった。 <FA> 2024/04/08 15:30 相場概況 日経平均は大幅反落、下げ幅縮小も39000円を割り込む *15:43JST 日経平均は大幅反落、下げ幅縮小も39000円を割り込む 4日の米国市場は大幅下落。ダウ平均は530.16ドル安(-1.35%)の38596.98ドル、ナスダックは228.38ポイント安(-1.40%)の16049.08、S&P500は64.28ポイント安(-1.23%)の5147.21で取引を終了した。雇用関連指標が労働市場の減速を示唆したため利下げ期待が再燃し、寄り付き後、上昇。終日相場は堅調に推移したが、午後に入り、カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁が「インフレ改善が停滞した場合、年内利下げを実施しない可能性がある」と言及したほか、バイデン大統領がネタニヤフ首相との電話会談でガザ支援職員の死亡を受けてイスラエルを非難、政策変更を警告したとの報道で中東情勢の緊迫化を警戒し、下落に転じた。米雇用統計への警戒もあり売りに拍車がかかり、終盤にかけて下げ幅を拡大し終了。米国株安を受けて、東京市場は売り優勢で取引を開始した。日経平均は、前日比500円超の下落でスタートした後も下げ幅を拡大し39000円台を割り込む大幅下落となった。今晩の海外時間で、3月米雇用統計の発表を控えていることもあり、様子見ムードが強く押し目を狙う動きは限定的となった。ただ、為替が1ドル151円20銭台と円高進行が一服となったことから、後場の日経平均はやや下げ幅を縮小した。大引けの日経平均は前日比781.06円安(-1.96%)の38992.08円となった。東証プライム市場の売買高は18億2633万株、売買代金は4兆5108億円。セクター別では、精密機器、証券・商品先物取引業、電気機器、機械、電気・ガス業などが下落した一方、繊維施品、陸運業、石油・石炭製品、空運業、不動産業などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は34%、対して値下がり銘柄は62%となっている。日経平均採用銘柄では、前日大幅高となったソシオネクスト<6526>、東京電力HD<9501>、ディーエヌエー<2432>の下げが目立ったほか、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、スクリーンHD<7735>など半導体関連の大幅安。このほか、キーエンス<6861>、HOYA<7741>、信越化学<4063>も下げた。一方、証券会社によるポジティブなレポートが相次いだことから三菱地所<8802>、住友不動産<8830>など不動産株が買われたほか、協和キリン<4151>、TOTO<5332>もしっかり。日経平均採用以外の銘柄ではオンワードホールディングス<8016>が一部証券会社のレポートを材料に急騰した。 <FA> 2024/04/05 15:43 相場概況 日経平均は反発、前日下落の反動入るも25日線は回復できず *15:30JST 日経平均は反発、前日下落の反動入るも25日線は回復できず 3日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は43.10ドル安(-0.11%)の39127.14ドル、ナスダックは37.01ポイント高(+0.23%)の16277.46、S&P500は5.68ポイント高(+0.11%)の5211.49で取引を終了した。ADP雇用統計が予想を上回り、利下げがさらに遠のくことを警戒した売りに、寄り付き後、下落。その後、3月ISM非製造業景況指数が予想外に低下し、消費鈍化を示唆したため金利先安観が再燃。さらに、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエルFRB議長も、引き続き年内の利下げの可能性を示唆すると、相場は上昇に転じた。終盤にかけ、消費鈍化を警戒した売りが上値を抑制しダウは再び下落した一方、ナスダックは利下げ期待の再燃でかろうじてプラス圏を維持し、まちまちで終了。米国市場は高安まちまちだったものの、年度初めの機関投資家による益出しが一巡したとのことで需給面を材料に東京市場は買い優勢でスタート。日経平均は寄付き直後に40000円台を回復した後は、40243.02円まで上昇。買い一巡後は、政府・日本銀行による円買い介入警戒が高いことから上値は重くなり、終値での25日移動平均線(39796円)水準回復とはならなかった。大引けの日経平均は前日比321.29円高(+0.81%)の39773.14円となった。東証プライム市場の売買高は19億8441万株、売買代金は4兆7963億円。セクター別では、電気・ガス業、非鉄金属、鉱業、保険業、金属製品などが上昇した一方、空運業、水産・農林業、鉄鋼、陸運業の4セクターのみ下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は61%、対して値下がり銘柄は34%となっている。日経平均採用銘柄では、東京電力HD<9501>、関西電力<9503>など引き続き電力株が買われたほか、ディーエヌエー<2432>、ソシオネクスト<6526>が一部証券会社のレポートで急騰。また、住友鉱山<5713>、三井金属<5706>、三菱マテリアル<5711>など資源関連銘柄も買われた。このほか、コニカミノルタ<4902>、フジクラ<5803>、花王<4452>、SUMCO<3436>、荏原製作所<6361>が上昇。一方、ANAホールディングス<9202>、ニッスイ<1332>、日本製紙<3863>、IHI<7013>が売り優勢となったほか、富士通<6702>、住友ファーマ<4506>、日本製鉄<5401>が軟調推移。日経平均採用以外の銘柄では、KeePer技研<6036>が後場一段安となった。 <FA> 2024/04/04 15:30 相場概況 日経平均は反落、ファーストリテ下落などが影響し25日線を割り込む *15:30JST 日経平均は反落、ファーストリテ下落などが影響し25日線を割り込む 2日の米国市場は下落。ダウ平均は396.61ドル安(-1.00%)の39170.24ドル、ナスダックは156.38ポイント安(-0.95%)の16240.45、S&P500は37.96ポイント安(-0.72%)の5205.81で取引を終了した。長期金利の上昇を受け、大きく下落して寄り付いた。前週末にパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長がハト派姿勢を弱めたことや、前日発表された経済指標が強い内容だったことを受け、FRBによる利下げへの期待が後退、長期金利は今年の最高水準に上昇した。また、米原油先物相場が一時、昨年10月下旬以来の高値をつけたことがインフレ懸念につながった。ダウ平均の下げ幅は一時500ドルを超えた。米国株安を受けて、東京市場は売り優勢で取引を開始した。前日比で安く始まった日経平均は、指数ウェートが高いファーストリテ<9983>の下落なども影響して、39217.04円まで下げ幅を拡大する場面も見られ、25日移動平均線(39774円水準)を割り込んだ。ただ、プライム市場の値上がり、値下がり銘柄数はトントンと市場全体はやや落ち着いたムードに。一部で指摘されていた機関投資家の益出しの売りは一巡した可能性もある。大引けの日経平均は前日比387.06円安(-0.97%)の39451.85円となった。東証プライム市場の売買高は17億9795万株、売買代金は4兆7608億円。セクター別では、その他製品、精密機器、鉄鋼、情報・通信業、電気機器などが下落した一方、鉱業、電気・ガス業、海運業、銀行業、卸売業などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は48%、対して値下がり銘柄は47%となっている。日経平均採用銘柄では、指数ウェートが大きいファーストリテが3月の月次売上高が嫌気されて大幅安となったほか、三菱重工<7011>も売りが継続。このほか、清水建設<1803>、荏原製作所<6361>、エーザイ<4523>、キーエンス<6861>、HOYA<7741>が売り優勢となった。一方、後場、2024年度経営計画を発表した伊藤忠<8001>が後場上げ幅を拡大したほか、WTI原油価格が1バレル85ドル台まで上昇したことで、INPEX<1605>が買われたほか、日本郵船<9101>、商船三井<9104>など海運株も強い。このほか、住友ファーマ<4506>、DIC<4631>、三菱倉庫<9301>が買われた。 <FA> 2024/04/03 15:30 相場概況 日経平均は小幅反発、東エレク上昇でなんとかプラス圏を維持 *15:30JST 日経平均は小幅反発、東エレク上昇でなんとかプラス圏を維持 1日の米国市場はまちまち。ダウ平均は240.52ドル安(-0.60%)の39566.85ドル、ナスダックは17.37ポイント高(+0.11%)の16396.83、S&P500は10.58ポイント安(-0.20%)の5243.77で取引を終了した。先週末に発表されたPCE価格指数の結果を判断する動きにまちまちで寄り付いた。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエルFRB議長が先週の講演で「利下げを急がない」とハト派姿勢を弱めたため年内の利下げ期待が後退し相場の売り圧力となりダウは終日軟調に推移。また、ISM製造業景況指数が予想以上に強い結果となったため長期金利の上昇が圧力となりナスダックはかろうじてプラス圏を維持。ダウは終盤にかけ下げ幅を拡大し、まちまちで終了。米国株は高安まちまちだったものの、ナスダック指数しっかりを受けて、日経平均は反発で取引を開始した。値がさ半導体株が上昇したことから、日経平均は40151.05円まで上昇する場面が見られたものの、東証プライム市場の8割が下落する全面安の地合いとなったことで、徐々に上げ幅を縮小。「機関投資家の益出しが継続している」との声が聞かれるなか、TOPIXは前日比マイナスで取引を終了した。大引けの日経平均は前日比35.82円高(+0.09%)の39838.91円となった。東証プライム市場の売買高は17億3605万株、売買代金は4兆4002億円。セクター別では、石油・石炭製品、鉱業、保険業、鉄鋼、非鉄金属などが上昇した一方、海運業、ゴム製品、陸運業、空運業、小売業などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は17%、対して値下がり銘柄は81%となっている。日経平均採用銘柄では、金価格が高値更新していることなどから住友金属鉱山<5713>が買われたほか、東京エレクトロン<8035>、ルネサスエレクトロニクス<6723>、SUMCO<3436>、ディスコ<6146>、レーザーテック<6920>と半導体関連銘柄の上げも目立った。このほか、日本製鉄<5401>、フジクラ<5803>、ニデック<6594>が上昇。一方、昨日の上昇の反動で楽天グループ<4755>が売られたほか、オムロン<6645>、ファナック<6954>も弱い。このほか、ZOZO<3092>、小田急電鉄<9007>、東武鉄道<9001>、川崎汽船<9107>、日本郵船<9101>がさえない。 <FA> 2024/04/02 15:30 相場概況 日経平均は大幅反落、日銀短観や年度初めの売り需要で40000円割れ *15:30JST 日経平均は大幅反落、日銀短観や年度初めの売り需要で40000円割れ 3月29日の米国株式市場はグッドフライデーの祝日で休場。為替は1ドル151円30銭台で推移した。米国市場休場で売買材料に乏しいなか、東京株式市場は買い優勢で取引を開始した。ただ、買い一巡後は、日本銀行が朝方に発表した3月の全国企業短期経済観測調査(短観)で、大企業製造業の景況感を示す業況判断指数(DI)が、前回(2023年12月調査)比2ポイント悪化のプラス11と4期ぶりの悪化となったことが嫌気されて、トヨタ自<7203>など自動車が下げ幅を拡大。高寄り後の日経平均は、前営業日比マイナス圏に突入した後は、金融機関による年度初めの売り観測も影響して、節目の40000円台も割り込む大幅安の展開となった。終値ベースでの40000円割れは3月18日以来となる。大引けの日経平均は前営業日比566.35円安(-1.40%)の39803.09円となった。東証プライム市場の売買高は18億9505万株、売買代金は4兆6442億円。セクター別では、石油・石炭製品、証券・商品先物取引業、その他金融業、輸送用機器、銀行業などが下落した一方、ゴム製品のみ上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は17%、対して値下がり銘柄は80%となっている。日経平均採用銘柄では、レゾナックHD<4004>、川崎重工<7012>、スクリーンHD<7735>の下げが目立ったほか、野村ホールディングス<8604>、アドバンテスト<6857>、三菱重工<7011>も下落した。また、足元強かった三井不動産<8801>、住友不動産<8830>、東京建物<8804>など不動産株も売り優勢となった。一方、中国の3月製造業購買担当者景気指数(PMI)が50.8と半年ぶりに節目の50を上回ったことから、ファナック<6954>、安川電機<6506>、資生堂<4911>、花王<4452>、村田製作所<6981>など中国関連銘柄の一角が買われた。また、一部証券会社のレポートを材料に楽天グループ<4755>、シチズン<7762>も買われた。 <FA> 2024/04/01 15:30 相場概況 日経平均は反発、期末最終売買日のため需給に絡んだ売買がメインに *15:37JST 日経平均は反発、期末最終売買日のため需給に絡んだ売買がメインに 28日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は47.29ドル高(+0.12%)の39807.37ドル、ナスダックは20.06ポイント安(-0.12%)の16379.46、S&P500は5.86ポイント高(+0.11%)の5254.35で取引を終了した。先週分新規失業保険申請件数が予想外に減少、10-12月期国内総生産(GDP)確定値が予想外に上方修正されるなど良好な結果を受けて、ダウは上昇も、金利の上昇でハイテクは下落し、まちまちで寄り付いた。連休を控えた調整が続き、終日売り買いが交錯したがダウは強い経済への期待を受けた買いが支え底堅く推移し、終盤にかけて上げ幅を拡大し過去最高値を更新。ナスダックは金利高が警戒されプラス圏を維持できず、まちまちで終了した。米国株は高安まちまちだったものの、前日の大幅安の反動などが先行し東京市場は買い優勢で取引を開始。日経平均は反発スタート後、全面高の地合いとなったことからじりじりと上げ幅を広げる動きも見られた。大引けに日経平均採用銘柄を中心に需給に絡んだ売りが入ったことで、東証プライム市場の売買代金は5兆円台まで膨らんだ。ただ、今晩の海外市場は休場が多いことから、取引時間中は盛り上がりに欠ける展開となった。大引けの日経平均は前日比201.37円高(+0.50%)の40369.44円となった。東証プライム市場の売買高は17億5159万株、売買代金は5兆890億円。セクター別では、繊維製品、不動産業、建設業、パルプ・紙、空運業などが上昇した一方、海運業、ゴム製品の2セクターのみ下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は82%、対して値下がり銘柄は15%となっている。日経平均採用銘柄では、三菱重工<7011>が買われたほか、東京建物<8804>、住友不動産<8830>など不動産株が引き続き強い。このほか、大林組<1802>、大成建設<1801>、清水建設<1803>など建設株も買われた。また、福井地裁が美浜・高浜原発の運転差し止め仮処分を却下と伝わったことから、関西電力<9503>が後場一段高となった。一方、バルチック海運指数の下落が影響して日本郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>の海運株がそろって下落。このほか、レーザーテック<6920>、三井化学<4183>、ルネサスエレクトロニクス<6723>、シャープ<6753>、ニデック<6594>も売られた。 <FA> 2024/03/29 15:37 相場概況 日経平均は大幅反落、配当落ちや介入警戒感の強まりが影響し全面安 *15:35JST 日経平均は大幅反落、配当落ちや介入警戒感の強まりが影響し全面安 27日の米国市場は反発。ダウ平均は477.75ドル高(+1.22%)の39760.08ドル、ナスダックは83.83ポイント高(+0.51%)の16399.52、S&P500は44.91ポイント高(+0.86%)の5248.49で取引を終了した。値ごろ感からの買いに、寄り付き後から上昇。携帯端末のアップルや電気自動車テスラなど一部ハイテク株の回復、利下げ期待やソフトランディング期待を受けた買いが引き続き支援し、相場は終日堅調に推移した。終盤にかけ、月末、期末に向けた調整と見られる買戻しに上げ幅を拡大し終了。米国株は大幅高となったが、期末の配当落ちなどが影響して東京市場は売り優勢で取引を開始。日経平均は前日比マイナスでスタートした後は、配当落ち分(約264円)なども影響し弱い動きが継続。政府・日本銀行による為替介入への警戒感が高まっているほか、日経平均採用銘柄の入れ替えを明日29日に控えていることもあり積極的な買いは手控えられた。日経平均は40054.06円まで下げ幅を拡大する場面も見られた。大引けの日経平均は前日比594.66円安(-1.46%)の40168.07円となった。東証プライム市場の売買高は19億8744万株、売買代金は4兆9134億円。セクター別では、パルプ・紙、陸運業、鉄鋼、水産・農林業、医薬品などが下落した一方、鉱業のみ上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は13%、対して値下がり銘柄は82%となっている。日経平均採用銘柄では、ソフトバンク<9434>、NTTデータ<9613>、大林組<1802>、クレディセゾン<8253>、ニッスイ<1332>が売られたほか、小田急電鉄<9007>、東武鉄道<9001>も下落。日経平均採用以外の銘柄では、権利落ちなどが影響して極東証券<8706>、東洋建設<1890>が下落したほか、目立った売買材料は観測されていないが、北越コーポ<3865>が急落。一方、1対10の大型株式分割を行った三菱重工<7011>が買われたほか、住友不動産<8830>、東京建物<8804>が昨日に続き上昇。このほか、資生堂<4911>、日本電気硝子<5214>、IHI<7013>が買われた。日経平均採用以外の銘柄では野村マイクロ<6254>が買い優勢となった。 <FA> 2024/03/28 15:35 相場概況 日経平均は3日ぶり反発、円安を材料に一時41000円に迫る場面も *15:30JST 日経平均は3日ぶり反発、円安を材料に一時41000円に迫る場面も 26日の米国市場は続落。ダウ平均は31.31ドル安(-0.08%)の39282.33ドル、ナスダックは68.77ポイント安(-0.42%)の16315.70、S&P500は14.61ドル安(-0.28%)の5203.58で取引を終了した。利下げ期待を受けた買いによって、寄り付き後は上昇。ソフトランディング期待も支援し、相場は終日堅調に推移した。しかし、終盤にかけ月末、期末絡みの調整で売りに転じ終了。米国株は弱かったものの、為替の円安推移などを材料に東京市場はやや買い優勢で取引を開始した。日経平均は40500円台でスタートした後はじりじりと上げ幅を拡大。タカ派と見られていた田村直樹日本銀行審議委員から「追加の利上げ時期」等の発言が無かったことで、為替が1ドル151円90銭台まで円安ドル高が進行。幅広い銘柄が買われる全面高の展開となり、日経平均は後場一段高。一時41000円台手前まで上昇するなど強い地合いとなった。大引けの日経平均は前日比364.70円高(+0.90%)の40762.73円となった。東証プライム市場の売買高は18億9669万株、売買代金は5兆2189億円。セクター別では、不動産業、その他製品、保険業、パルプ・紙、ゴム製品などが上昇した一方、電気・ガス業のみ下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は73%、対して値下がり銘柄は23%となっている。日経平均採用銘柄では、2024年公示価格で全用途の全国平均が前年比2.3%上がったことから、住友不動産<8830>、東京建物<8804>、東急不動産HD<3289>、三菱地所<8802>、三井不動産<8801>がそろって上昇。また、大日本印刷<7912>は、最先端半導体の国産化を目指すラピダス向けに回路形成に使う原版「フォトマスク」を2027年度に国内で量産と報じられ買われた。このほか、りそなHD<8308>、スズキ<7269>、TDK<6762>、TOTO<5332>も上昇。一方、足元買われていたフジクラ<5803>、川崎重工<7012>が売られたほか、三菱重工<7011>は経済産業省が国産旅客機開発へ再挑戦と報じられたことがネガティブ視されて下落。また、キーエンス<6861>、スクリーンHD<7735>、ニデック<6594>、SUMCO<3436>が下落した。日経平均採用以外の銘柄では、三井E&S<7003>、さくらインターネット<3778>、小林製薬<4967>の下げが目立った。 <FA> 2024/03/27 15:30 相場概況 日経平均は小幅続落、期末特有の需給中心で前日終値水準での小動きに *15:33JST 日経平均は小幅続落、期末特有の需給中心で前日終値水準での小動きに 25日の米国市場は下落。ダウ平均は162.26ドル安(-0.41%)の39313.64ドル、ナスダックは44.35ポイント安(-0.27%)の16384.47、S&P500は、15.99ポイント安(-0.31%)の5218.19で取引を終了した。ボスティック・アトランタ連銀総裁など一部米連邦準備制度理事会(FRB)高官が年内の利下げペースが一段と遅くなる可能性を示唆したため、寄り付き後、下落。住宅や製造業関連の指標が予想を下回る中、長期金利は上昇し、終日軟調に推移した。終盤にかけダウは下げ幅を拡大した一方、ナスダックは人工知能(AI)技術への需要増期待を背景としたエヌビディアなどの上昇が支援し回復したがプラス圏を維持できず、終了。米国株は下落したものの、為替が1ドル151円30-40銭水準と前日比ではやや円安に振れたことから、東京市場は高安まちまちで取引を開始した。日経平均は前日終値水準での小動き推移となり、期末特有の需給面が意識されて積極的な売買は手控えられた。大引けの日経平均は前日比16.09円安(-0.04%)の40398.03円となった。東証プライム市場の売買高は15億7175万株、売買代金は4兆3525億円。セクター別では、陸運業、石油・石炭製品、パルプ・紙、鉄鋼、ゴム製品などが下落した一方、保険業、機械、医薬品、不動産業、電気・ガス業などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は52%、対して値下がり銘柄は44%となっている。日経平均採用銘柄では、3か年中期経営計画がネガティブ視された東急<9005>が大幅反落となったほか、日産自<7201>も経営計画発表で目先の出尽くし感が意識されて売られた。このほか、小田急<9007>、住友ファーマ<4506>、ファナック<6954>、ニトリHD<9843>がさえない。一方、IHI<7013>が来期の営業黒字1100億円と報じられて買われたほか、政府が次期戦闘機を第三国への輸出を可能にするため三原則指針を改定すると報じられたことから三菱重工<7011>、川崎重工<7012>も上昇。このほか、スクリーンHD<7735>、荏原製作所<6361>、富士電機<6504>、日本製鋼所<5631>、リコー<7752>が買われた。 <FA> 2024/03/26 15:33 相場概況 日経平均は5日ぶり反落、円安一服で売り優勢の地合いに *15:30JST 日経平均は5日ぶり反落、円安一服で売り優勢の地合いに 22日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は305.47ドル安(-0.77%)の39475.90ドル、ナスダックは26.98ポイント高(+0.16%)の16428.82、S&P500は7.35ポイント安(-0.14%)の5234.18で取引を終了した。史上最高値付近からの利益確定売りに押され、寄り付き後、下落。ダウは終日軟調に推移した。一方、携帯端末アップルの回復や生成人工知能(AI)利用の急拡大を背景としたエヌビディアなど半導体セクターの上昇で、ナスダックはプラスに改善し連日で過去最高値を更新。終盤にかけダウは下げ幅を拡大し、まちまちで終了した。米国株安を受けて、東京市場は売り優勢で取引を開始し、日経平均も前営業日比100円安ほどの水準でスタート。朝方の日経平均は下げ幅を縮小する場面も見られたが、政府・日銀による為替介入への警戒感がやや高まったことで、為替が1ドル151円10銭台と先週末比では円高に推移。輸出関連銘柄などが売られたことから、日経平均は安値引けとなった。大引けの日経平均は前営業日比474.31円安(-1.16%)の40414.12円となった。東証プライム市場の売買高は16億1094万株、売買代金は4兆3417億円。セクター別では、精密機器、不動産業、サービス業、銀行業、化学などが下落した一方、陸運業、その他金融業、石油・石炭製品、パルプ・紙、鉄鋼の5セクターのみ上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は21%、対して値下がり銘柄は76%となっている。日経平均採用銘柄では、先週末に買われたシャープ<6753>が大幅反落となったほか、三井不動産<8801>、住友不動産<8830>、三菱地所<8802>と不動産株がさえない。また、オリンパス<7733>、クボタ<6326>、HOYA<7741>、ソニーグループ<6758>が売られた。日経平均採用以外の銘柄では、さくらインターネット<3778>が売り優勢。また、紅麴を使用した機能性表示食品の自主回収が影響して小林製薬<4967>がストップ安となった。一方、エヌビディア上昇を材料にアドバンテスト<6857>が買われたほか、日本製鋼所<5631>、日本取引所G<8697>、フジクラ<5803>が上昇。このほか、内需関連のニトリHD<9843>が3日続伸で上場来高値を更新。日経平均採用以外の銘柄では、24年3月期最終利益と配当予想を上方修正した北海道電力<9509>が大幅高となった。 <FA> 2024/03/25 15:30 相場概況 日経平均は4日続伸、円安を追い風に一時41000円台に *15:52JST 日経平均は4日続伸、円安を追い風に一時41000円台に 21日の米国市場は続伸。ダウ平均は269.24ドル高(+0.68%)の39781.37ドル、ナスダックは32.43ポイント高(+0.20%)の16401.84、S&P500は16.91ポイント高(+0.32%)の5241.53で取引を終了した。米連邦公開市場委員会(FOMC)を受けた年内利下げ期待を受けた買いが続き、寄り付き後、上昇。良好な雇用や住宅関連指標を受けて成長期待を受けた買いも相場を一段と押し上げ、相場は終日堅調に推移した。ナスダックは携帯端末アップルの下落が上値を抑制し、終盤にかけて上げ幅を縮小したが、主要株式指数は連日過去最高値を更新し終了。米国株高や為替の円安推移を背景に、東京市場は買い優勢で取引を開始した。寄付き直後、日経平均は一時41000円台に乗せる場面も見られたが、買い一巡後は週末要因などが意識されて上げ幅を縮小。日経平均ウェートが大きい東京エレクトロン<8035>が前日比マイナス圏に入ったことなどが影響し、TOPIX優位の地合いとなった。大引けの日経平均は前日比72.77円高(+0.18%)の40888.43円となった。東証プライム市場の売買高は19億2481万株、売買代金は5兆2480億円。セクター別では、ゴム製品、銀行業、輸送用機器、水産・農林業、空運業などが上昇した一方、鉱業、精密機器、医薬品、金属製品などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は65%、対して値下がり銘柄は31%となっている。日経平均採用銘柄では、液晶ディスプレー事業の縮小を検討と報じられたことからシャープ<6753>が大幅高となったほか、日産自<7201>、スズキ<7269>、日野自動車<7205>など自動車関連が上昇。また、フジクラ<5803>は一部国内証券会社がカバレッジを開始したことで買われた。このほか、住友大阪セメント<5232>、ブリヂストン<5108>、クボタ<6326>がしっかり。一方、アドバンテスト<6857>、スクリーンHD<7735>など半導体株の一角が弱かったほか、中外製薬<4519>、テルモ<4543>、コマツ<6301>、ミネベアミツミ<6479>がさえない。日経平均採用以外の銘柄では、インフロニアHD<5076>、さくらインターネット<3778>が売り優勢となった。 <FA> 2024/03/22 15:52 相場概況 日経平均は大幅高で3日続伸、東エレク大幅高で史上最高値を更新 *15:30JST 日経平均は大幅高で3日続伸、東エレク大幅高で史上最高値を更新 20日の米国市場は大幅続伸。ダウ平均は401.37ドル高(+1.03%)の39512.13ドル、ナスダックは202.62ポイント高(+1.25%)の16369.41、S&P500は46.11ポイント高(+0.89%)の5224.62で取引を終了した。米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、まちまちで寄り付いた。その後、米連邦準備制度理事会(FRB)がFOMCの結果を発表。予想通り5会合連続で政策据え置きを決定したほか、金融当局者が依然年内3回の利下げを予想していることや、パウエル議長も年内の利下げを想定している姿勢を再表明したため年内の利下げ期待が強まり大きく買われた。主要株式指数は過去最高値を更新し終了。祝日明けの東京市場は、米国株の大幅上昇を受けて、買い優勢で取引を開始した。日経平均は寄付きから取引時間中の史上最高値(3月7日の40472.11円)を更新。為替は1ドル150円台後半と19日大引け時点よりも円安ドル高が加速したことから、輸出関連銘柄を中心に幅広い銘柄が買われ、日経平均、TOPIXともに強い動きに。東証プライム市場の売買代金は5.9兆円台と商い活況となり、日経平均は終値ベースでも史上最高値を更新した。大引けの日経平均は前営業日比812.06円高(+2.03%)の40815.66円となった。東証プライム市場の売買高は22億1465万株、売買代金は5兆9014億円。セクター別では、パルプ・紙、銀行業、卸売業、輸送用機器、保険業などが上昇した一方、海運業、陸運業、食料品の3セクターのみ下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は67%、対して値下がり銘柄は29%となっている。日経平均採用銘柄では、米半導体メモリのマイクロン・テクノロジーが決算を材料に時間外取引で急伸したことから、東エレク<8035>が後場一段高で日経平均を200円超押し上げた。また、東京電力HD<9501>は、資源エネルギー庁長官が新潟県知事を訪ね「柏崎原発再稼働へ理解を要請」と伝わったことで買われた。このほか、千葉銀行<8331>、ネクソン<3659>、ニデック<6594>、三井物産<8031>、三菱重工<7011>が上昇。一方、日本郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>の海運大手がそろって売られたほか、サッポロホールディングス<2501>、DOWAホールディングス<5714>、ファナック<6954>、JR東日本<9020>がさえない。 <FA> 2024/03/21 15:30 相場概況 日経平均は反発、日銀会合の結果発表後に切り返し40000円台を回復 *15:30JST 日経平均は反発、日銀会合の結果発表後に切り返し40000円台を回復 18日の米国市場は反発。ダウ平均は75.66ドル高(+0.20%)の38790.43ドル、ナスダックは130.28ポイント高(+0.82%)の16103.45、S&P500は32.33ポイント高(+0.63%)の5149.42で取引を終了した。予想を上回った経済指標が好感され、寄り付き後、上昇。18日から開催されるエヌビディア主催の人工知能(AI)の年次会議への期待に主にハイテクが買われ、相場全体の上昇をけん引した。長期金利の上昇が上値を抑制し、終盤にかけて、上げ幅を縮小し終了。米国株は上昇と外部環境は良好だったものの、前日の大幅高の反動などが影響して、東京市場は売り優勢で取引を開始した。日経平均は寄付き後、前日比マイナス圏での推移が続いたが、12時35分に日本銀行の金融政策決定会合の結果が伝わると地合いが一変。「マイナス金利の解除」「長短金利操作(イールドカーブ・コントロール(YCC))の終了」「上場投資信託(ETF)などリスク資産の買い入れの終了」「当面、緩和的な金融環境が継続」とほぼ想定線の内容だったものの、為替は1ドル150円台まで円安ドル高が加速。日経平均は切り返し、大引けで40000円台を回復した。大引けの日経平均は前日比263.16円高(+0.66%)の40003.60円となった。東証プライム市場の売買高は19億3254万株、売買代金は5兆2007億円。セクター別では、不動産業、鉱業、輸送用機器、ゴム製品、その他金融業などが上昇した一方、海運業、医薬品、銀行業の3セクターのみ下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は75%、対して値下がり銘柄は22%となっている。日経平均採用銘柄では、住友不動産<8830>、東京建物<8804>、三菱地所<8802>、東急不動産HD<3289>、三井不動産<8801>など不動産関連の上げが目立ったほか、クレディセゾン<8253>、三井化学<4183>、ニデック<6594>、デンソー<6902>、トヨタ自<7203>が上昇した。一方、川崎汽船<9107>が後場一段安となったほか、大平洋金属<5541>、テルモ<4543>、りそなHD<8308>、NEC<6701>が下落した。また、日経平均ウェートの高いファーストリテ<9983>、アドバンテスト<6857>の下げも目立った。日経平均採用以外の銘柄では、ダブル・スコープ<6619>が大幅安。 <FA> 2024/03/19 15:30

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