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株ブロガー・さなさえ:ズバリ!決算で注目した株はコレ、それでも市場は一時警戒モード【FISCOソーシャルレポーター】
*17:00JST 株ブロガー・さなさえ:ズバリ!決算で注目した株はコレ、それでも市場は一時警戒モード【FISCOソーシャルレポーター】
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「さなさえ」氏(ブログ:『さなさえの麗しき投資ライフ』)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。-----------※2025年11月6日19時に執筆皆様、おはこんばんちは。早いもので2025年も残り2ヵ月となりましたが、今年国民にとって最もサプライズとなったのは史上初の女性首相の誕生でしょう♪それまでの親中&緊縮財政の政権から、徹底的なまでの親米&積極財政の政権へとがらりと変わったのですから、個人投資家としては期待大です。今日もイケイケ…さなさえです。さて、夕刊フジ主催・株1GPグランドチャンピオン大会・準優勝(21年度)の妙齢女性投資家が綴る当記事の連載も、はや146回目…今回も表題のコラムと共に、最近の注目株をご紹介していきます。<市場はAIバブルに警戒>10月28日に米首都ワシントンで開催されたエヌビディアの開発者会議(GTC)の壇上でジェンスン・フアンCEOは、同社のAI半導体「Blackwell」と次世代半導体「Rubin」に関する巨大な需要について語り、それが好感されて同社のエヌビディアの時価総額は史上初の5兆ドルに達しました。しかし、その後の30日にゴールドマン・サックスのデービッド・ソロモンCEO(最高経営責任者)がAI相場の終焉に警戒感を示した事で、これまで続いてきたムーブメントが終わると懸念した投資家によってハイテク株売りに繋がったようです。個人的にはまだまだAIトレンドには期待したいのですが、一度「お味噌」がついてしまった訳ですから、「短期的な乱高下もあるかもな…」と、それなりに警戒して相場に臨んでいます。これまで高値圏にあった銘柄にこそ売りが出やすい相場になってきているので注意すべきですね。そんな調整含みな相場の中でも強気に上昇していく傾向があるのは、やっぱり「株の基本=業績」である事から、好業績への期待度が高いものチェックしたいですね。現在、本格的な決算シーズンに突入しているところですので、直近で注目した個別株を中心にご紹介していきます。<直近で注目した株はズバリ!コレ!>まずは液晶TACフィルムなどで知られたコニカミノルタ<4902>。5日に上方修正を発表して動いてきていますね。株価はまだ割安水準でこのまま上に行きそうな雰囲気もありますが、地合い次第では押し目を狙って見てもよさそうです。そして構内放送設備と防犯カメラを展開している事から防災関連としても知られるTOA<6809>は、4日に発表した好決算と増配で一気に高値圏突入。値幅を狙ってみても面白いかもしれません。同じ防犯カメラ運営でも知られたあいHD<3076>も14日の決算通過でどう動くかチェックです。自動車や電気機器のプリント配線板が主力の日本シイエムケイ<6958>は純利益予想の上方修正及び増配を発表。こちらもまだ割安です。同じく上方修正と増配を発表した山一電機<6941>は、データセンター向け新製品が好調との事で目先は思惑がありそうです。そうなれば電線・放送機器メーカーの平河ヒューテック<5821>にも注目。10月31日の決算で上方修正&最高益更新を達成して急騰しながらも、株価はまだ割安水準です。そして日本の企業のAI&DX化が進む中で、コンサル業界への期待はまだ続きそうですね。ビジネスB太田昭和<9658>は光通信による買いも注目されていましたが、11月10日の決算を待たずして、10月31日に増配を発表しています。8月にもご紹介した造船&防衛という二大テーマで期待の東京計器<7721>の7日の決算もチェック。同じく防衛という目線では放電精密加工研究所<6469>にも注目。ここまで業績も好調なようで24年3月の高値2638円を狙っているようにも見えます。あとは高市早苗首相の支柱政策である「核融合発電」から、中長期目線で東京電力HD<9501>、関西電力<9503>、北海道電力<9509>をピックアップ。やっぱり世界規模でAIデータセンター需要が高まっているならば、その膨大なエネルギーにこそ注目が集まりそうですよね。 最後はAI関連から、韓国ネット大手・NAVERと資本業務提携して急騰していたnote<5243>、さらに製造業に特化したAIソリューションを開発しているVRAINSOLUTION<135A>が、今後ジワジワと株価を上げてきそうな雰囲気なのでご紹介して締めたいと思います。はい、本当はもっと色々とご紹介したいのですが…今回は以上です。ここ最近のわたしのブログでは、ご紹介した注目株以外にも「さなさえのひとり株1GP」として月毎の注目株をピックアップして、毎週末にその値幅を計測しています。ご興味があれば覗きに来て下さい。もちろん、株の情報以外のネタも…怖いもの見たさでもお気軽にどうぞ (笑)ではでは。Have a nice trade.----執筆者名:さなさえブログ名:『さなさえの麗しき投資ライフ』
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2025/11/08 17:00
注目トピックス 市況・概況
来週の相場で注目すべき3つのポイント:ソフトバンクG決算、中「独身の日」、米政府機関閉鎖の行方
*16:09JST 来週の相場で注目すべき3つのポイント:ソフトバンクG決算、中「独身の日」、米政府機関閉鎖の行方
■株式相場見通し予想レンジ:上限51000円-下限50000円今週末の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は前日比74.80ドル高の46987.10ドル、ナスダックは同49.45ポイント安の23004.54で取引を終了した。225ナイト・セッションは日中終値比100円高の50410円。11月ミシガン大学消費者信頼感指数が想定以上に悪化したため、経済成長の鈍化懸念に売りが先行したものの、後半にかけ、民主党が政府機関の再開を巡る要求を緩和したと報じられ、閉鎖終了が近いとの期待感が高まって下げ幅を縮小した。米国では、政府機関の閉鎖期間が過去最長を記録する状況となっており、解除に向けた期待も足下高まりつつあるが、共和党の妥協などは依然として不透明。景気への影響を警戒する動きも徐々に強まっているほか、経済指標も多くの発表が行われておらず、来週予定されている消費者物価指数(CPI)なども発表は先送りされる公算。今週は雇用不安があらためて強まる形になっているが、経済指標が揃わない状況下では、連邦準備制度理事会(FRB)の12月利下げ期待が強まるような流れにもなりにくいだろう。そもそも米国の大手ハイテク株には過熱感が拭い切れておらず、先行き不透明感によるバリュエーション調整の動きは継続の余地が大きいように感じる。今週の国内市場では、日経平均50000円割れでの底堅さも意識されているが、ソフトバンクグループ<9984>などは25日線を割り込んでおり、今後の戻りも鈍い状況が続けば、その他の日経平均採用値嵩株でも追随する値動きをみせるものが増えてくる可能性はある。目先、日経平均は25日線レベルとの攻防になってくるとみられるが、同水準が今回も下値支持線となるのかを見極める必要性は高いと考える。なお、来週も国内外で重要な経済指標などのイベントは予定されていない。7-9月期決算が佳境を迎えるため、来週も決算発表を受けた個別物色の様相が強まりそうだ。11日の決算発表を受けたソフトバンクGの株価動向などが最注目となりそうだが、半導体・AI関連における注目銘柄の決算発表なども多く残っている。一方、海外主要企業の決算発表は今週までで一巡した状況だが、翌週19日にはエヌビディアの決算発表が予定されている。半導体関連株は全般的に、エヌビディアの決算発表までポジション調整の手仕舞い売りがやや優勢となりそうだ。11日には中国で「独身の日」を迎える。状況次第で中国の消費関連銘柄などにスポットが当たる公算もあろう。また、好決算を発表して株価が上昇し、その後利食い売りで調整となっているような銘柄には幅広く注目したいところ。さらに、米国株の動向次第とはいえ、半導体・AI関連の調整が継続するようであれば、本格的なリターンリバーサルの動きなどにも注目度を高めておきたい。こうした流れは、グロース株からバリュー株への資金シフトにもつながる公算があろう。■為替市場見通し来週の米ドル・円は伸び悩みか。インフレ持続を受け、米金融当局者の間で今後の政策方針が分かれるものの、米国経済の不透明感から次回会合(12月)での追加利下げの可能性は残されている。また、日本銀行の12月利上げも多少意識され、円買いも入りやすい。米政府機関が1カ月以上も閉鎖され、金融政策決定を左右する重要指標である雇用統計は9月、10月分の発表が延期されている。来週予定される10月の消費者物価指数(CPI)と小売売上高の発表が延期された場合、直近におけるインフレと個人消費の動向を把握することが難しくなるため、リスク選好的なドル買い・円売りが拡大する可能性は低いとみられる。日本の通貨当局が物価高につながる円安進行をけん制していることも、ドル上昇を抑える一因となる。■来週の注目スケジュール11月10日(月):日銀金融政策決定会合における主な意見(10月29、30日分)、景気一致指数(9月)、景気先行CI指数(9月)、中・資金調達総額(10月、15日までに)、中・マネーサプライ(10月、15日までに)、中・元建て新規貸出残高(10月、15日までに)、AIサミット開幕(11日まで)など11月11日(火):国際収支(経常収支)(9月)、景気ウォッチャー調査 現状判断(10月)、景気ウォッチャー調査 先行き判断(10月)、銀行貸出動向(含信金前年比)(10月)、貸出動向 銀行計(10月)、中・「独身の日」、独・ZEW期待指数(11月)、英・失業率(10月)、英・ILO失業率(7-9月)など11月12日(水):工作機械受注(10月)、マネーストック(10月)、先進7カ国(G7)外相会合(13日まで)、独・CPI(10月)など11月13日(木):国内企業物価指数(10月)、米・消費者物価コア指数(10月)、米・新規失業保険申請件数(先週)、米・財政収支(10月)、欧・ユーロ圏鉱工業生産指数(9月)、英・GDP速報値(7-9月)、英・鉱工業生産指数(9月)、英・商品貿易収支(9月)、豪・失業率(10月)など11月14日(金):第3次産業活動指数(9月)、米・小売売上高(10月)、米・生産者物価コア指数(10月)、米・企業在庫(9月)、欧・ユーロ圏GDP)改定値(7-9月)、欧・ユーロ圏貿易収支(9月)、中・新築住宅価格(10月)、中・中古住宅価格(10月)、中・鉱工業生産指数(10月)、中・小売売上高(10月)、中・固定資産投資(都市部)(10月)、中・調査失業率(10月)、中・不動産投資(10月)、中・住宅不動産販売(10月)、露・GDP(7-9月)など
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2025/11/08 16:09
注目トピックス 市況・概況
英ポンド週間見通し:弱含みか、根強い英追加利下げ観測でポンド買い後退
*14:08JST 英ポンド週間見通し:弱含みか、根強い英追加利下げ観測でポンド買い後退
■弱含み、英中銀による12月利下げを警戒今週のポンド・円は弱含み。英中央銀行は11月6日に政策金利の据え置きを発表したが、金融政策委員会メンバー9人中4人が利下げを主張しており、次回会合での利下げが想定されたことでポンド売り・円買いが優勢となった。日本の通貨当局が円安進行をけん制していることも引き続き意識されたようだ。取引レンジ:199円07銭-202円81銭。■弱含みか、根強い英追加利下げ観測でポンド買い後退来週のポンド・円は弱含みか。英中央銀行は金融政策委員会(MPC)で政策金利の維持を決定。ただ、景気減速懸念で追加利下げ観測は根強い。英国の財政悪化も警戒され、ポンド売り地合いに振れやすい。一方、日米財務相会談で米トランプ政権が円安をけん制。日本銀行による12月利上げが意識され、円売り後退が見込まれる。○発表予定の英主要経済指標・注目イベント・11日:10月失業率(9月:4.4%)・13日:7-9月期国内総生産(4-6月期:前年比+1.4%)予想レンジ:199円50銭-202円50銭
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2025/11/08 14:08
注目トピックス 市況・概況
豪ドル週間見通し:もみ合いか、10月失業率が手掛かり材料に
*14:04JST 豪ドル週間見通し:もみ合いか、10月失業率が手掛かり材料に
■軟調推移、一時99円を下回る今週の豪ドル・円は軟調推移。豪準備銀行(中央銀行)は11月4日の理事会で政策金利の据え置きを決めたが、求人件数の減少や製造業の景況感は改善していないことから、リスク選好的な豪ドル買いは縮小。日本の通貨当局が円安をけん制したことも意識され、対円レートは一時99円を下回った。取引レンジ:98円77銭-100円86銭。■もみ合いか、10月失業率が手掛かり材料に来週の豪ドル・円はもみ合いか。豪準備銀行(中央銀行)の政策金利は長期間据え置きとなる可能性がある。ただし、10月失業率が上昇した場合、豪州の金利先高観は大幅に後退し、リスク選好的な豪ドル買い・円売りは縮小するとみられる。○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント・13日:10月失業率(9月:4.5%)予想レンジ:98円00銭-101円00銭
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2025/11/08 14:04
注目トピックス 市況・概況
国内株式市場見通し:日経平均は25日線レベルの攻防見極めたい、決算佳境で個別物色中心に
*14:03JST 国内株式市場見通し:日経平均は25日線レベルの攻防見極めたい、決算佳境で個別物色中心に
■過熱警戒感で利食い売り優勢も50000円割れ水準で下げ渋る今週の日経平均は週間で2134.97円安(-4.07%)の50276.37円で取引を終了。過熱警戒感の広がりを映して、連休明けから売りが優勢の展開となった。その後、主要金融会社のCEOがAIブーム後の市場の調整を警告したことや、著名空売り投資家が一部ハイテク企業の弱気ポジションを明らかにしたことなどから警戒感が強まり、米ハイテク株で売りが優勢となって、国内の半導体・AI関連株にも売り圧力が波及する展開となった。米国のISM非製造業景況指数が予想以上に回復したことを好材料視する場面も見られたが、週末には、民間データで米国企業の10月人員削減加速が明らかになり、あらためてハイテク株に売りが集まる展開となっている。リスク回避のドル安・円高が進んだことも東京市場の逆風となった。ただ、5日、7日ともに、日経平均50,000円割れ水準では押し目買いが入り、ともに長い下ヒゲをつけて下げ渋る動きにはなっている。なお、10月第5週の投資主体別売買動向によると、外国人投資家は現物を3717億円買い越した一方、先物は5300億円売り越し、合計1583億円の売り越しとなった。2週ぶりの売り越しとなる。個人投資家は現物を2239億円売り越すなど、合計で1219億円の売り越しとなっている。一方、信託が2655億円の買い越し、都地銀も1672億円の買い越しだった。■日経平均は25日線レベルでの下げ止まりを確認したい今週末の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は前日比74.80ドル高の46987.10ドル、ナスダックは同49.45ポイント安の23004.54で取引を終了した。225ナイト・セッションは日中終値比100円高の50410円。11月ミシガン大学消費者信頼感指数が想定以上に悪化したため、経済成長の鈍化懸念に売りが先行したものの、後半にかけ、民主党が政府機関の再開を巡る要求を緩和したと報じられ、閉鎖終了が近いとの期待感が高まって下げ幅を縮小した。米国では、政府機関の閉鎖期間が過去最長を記録する状況となっており、解除に向けた期待も足下高まりつつあるが、共和党の妥協などは依然として不透明。景気への影響を警戒する動きも徐々に強まっているほか、経済指標も多くの発表が行われておらず、来週予定されている消費者物価指数(CPI)なども発表は先送りされる公算。今週は雇用不安があらためて強まる形になっているが、経済指標が揃わない状況下では、連邦準備制度理事会(FRB)の12月利下げ期待が強まるような流れにもなりにくいだろう。そもそも米国の大手ハイテク株には過熱感が拭い切れておらず、先行き不透明感によるバリュエーション調整の動きは継続の余地が大きいように感じる。今週の国内市場では、日経平均50000円割れでの底堅さも意識されているが、ソフトバンクグループ<9984>などは25日線を割り込んでおり、今後の戻りも鈍い状況が続けば、その他の日経平均採用値嵩株でも追随する値動きをみせるものが増えてくる可能性はある。目先、日経平均は25日線レベルとの攻防になってくるとみられるが、同水準が今回も下値支持線となるのかを見極める必要性は高いと考える。なお、来週も国内外で重要な経済指標などのイベントは予定されていない。■7-9月期決算発表佳境で個別物色中心に7-9月期決算が佳境を迎えるため、来週も決算発表を受けた個別物色の様相が強まりそうだ。11日の決算発表を受けたソフトバンクGの株価動向などが最注目となりそうだが、半導体・AI関連における注目銘柄の決算発表なども多く残っている。一方、海外主要企業の決算発表は今週までで一巡した状況だが、翌週19日にはエヌビディアの決算発表が予定されている。半導体関連株は全般的に、エヌビディアの決算発表までポジション調整の手仕舞い売りがやや優勢となりそうだ。11日には中国で「独身の日」を迎える。状況次第で中国の消費関連銘柄などにスポットが当たる公算もあろう。また、好決算を発表して株価が上昇し、その後利食い売りで調整となっているような銘柄には幅広く注目したいところ。さらに、米国株の動向次第とはいえ、半導体・AI関連の調整が継続するようであれば、本格的なリターンリバーサルの動きなどにも注目度を高めておきたい。こうした流れは、グロース株からバリュー株への資金シフトにもつながる公算があろう。■11日には中国「独身の日」迎える来週、国内では、10日に10月29-30日開催の日銀金融政策決定会合「主な意見」、9月景気動向指数、11日に10月景気ウォッチャー調査、9月経常収支、12日に10月マネーストック、13日に10月国内企業物価指数、14日に9月第三次産業活動指数などが公表される。海外では、11日に中・独身の日、独・11月ZEW景況感指数、13日に英・7-9月期GDP(速報値)、欧・9月ユーロ圏鉱工業生産、米・10月消費者物価指数、10月財政収支、新規失業保険申請件数、14日に中・10月小売売上高、10月工業生産、10月都市部固定資産投資、欧・7-9月期GDP(改定値)、9月貿易収支、米・10月生産者物価指数、10月小売売上高などが発表予定。今週までと同様、政府機関閉鎖の影響で米国の経済指標の一部は公表が遅れる可能性がある。なお、10日から21日まで国連気候変動枠組み条約第30回締約国会議(COP30)が開催される。
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2025/11/08 14:03
注目トピックス 市況・概況
新興市場見通し:トライアルHDやispace、Synspectiveの決算に注目
*14:01JST 新興市場見通し:トライアルHDやispace、Synspectiveの決算に注目
■新興市場から資金流出続く今週の新興市場は下落。同時期の騰落率は、日経平均が-4.07%だったのに対して、グロース市場指数は-1.78%、グロース市場250指数は-1.93%。日経平均株価は、相場を牽引してきた半導体・人工知能(AI)関連株への持ち高調整の売りが強まり、5万円の大台を割り込む場面もあった。新興市場からは資金流出が続いており、グロース250指数は一時5月半ば以来の700割れに。時価総額が大きい銘柄で構成されているグロース市場コア指数は、週間ベースで-2.01%だった。時価総額上位銘柄では、データセクション<3905>の週間上昇率が18%を超えた。11月7日付けで、新たな国内プロジェクトとして千葉県印西市におけるAIデータセンターの開設準備が整ったと発表。note<5243>は同17%超の上昇。韓国IT大手のネイバーとの資本業務提携、およびネイバーを割当先とする第三者割当増資を発表した。一方、サンバイオ<4592>の下落率が12%を超えた。海外市場で600万株の公募増資を行うとの発表を嫌気された。タイミー<215A>は、「メルカリ ハロ」のサービス提供終了を手掛かりとした買いが一巡した後の調整が続き、下落率は9%超となった。コンヴァノ<6574>の下落率は21%を超えた。その他、イオレ<2334>が週間で42%の上昇。SBIホールディングス<8473>傘下のSBI VCトレードと連携するとの発表が材料視された。メディア総研<9242>は同29%超の上昇。週初にストップ高をつけており、その後も投機資金が流入したようだ。一方で、JIG-SAW<3914>の下落率は24%を超えた。先週の急騰の反動から換金売りが強まる形になった。デコルテ・ホールディングス<7372>の下落率は21%を超えた。今週のIPOについては、4日にグロース市場に上場したNE<441A>の初値は公開価格(750円)と同じ750円だった。同じく5日にグロースに上場したクラシコ<442A>の初値は公開価格の約2.4倍となる3270円となった。ただ、6日に4050円まで買われた後に軟化し、7日はストップ安で2316円まで売られている。■決算を手掛かりとした個別物色が続く見込み来週の新興市場は、プライム市場の半導体・AI関連株への物色に変化がみられる中、11日に決算発表が予定されているソフトバンクグループ<9984>の動向に関心が集まるだろう。同社の決算は投資家心理に影響を与えると考えられる。調整が続くグロース250指数は52週線水準までの調整で正念場を迎えているが、いったんはリバウンドが意識されやすい水準である一方で、同線を割り込んでくる局面では下へのバイアスが強まる展開も想定しておきたいところである。新興市場銘柄を見直す動きが期待しにくい中、決算を手掛かりとした個別物色が続きそうだ。7日に発表したサスメド<4263>、HENNGE<4475>、ENECHANGE<4169>が注目される。そのほか、来週は10日にシーユーシー<9158>、11日にカバー<5253>、技術承継機構<319A>、12日にSBIインシュアランスグループ<7326>、弁護士ドットコム<6027>、INFORICH<9338>、13日にフルッタフルッタ<2586>、マイクロ波化学<9227>、トライアルホールディングス<141A>、FFRIセキュリティ<3692>、QDレーザ<6613>、14日にispace<9348>、Synspective<290A>などの発表が予定されている。来週は、IPOは予定されていない。11月21日にグロース市場に上場予定のノースサンド<446A>の仮条件は、1060-1120円に決まった。
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2025/11/08 14:01
注目トピックス 市況・概況
米国株式市場見通し:エヌビディア決算発表まではAI関連への利食い売り優勢に
*13:59JST 米国株式市場見通し:エヌビディア決算発表まではAI関連への利食い売り優勢に
政府機関の閉鎖期間が過去最長を記録する状況となっており、今週末にかけては解除に向けた期待も高まる形となったが、共和党の妥協度合いなどは依然として不透明。景気への影響を警戒する動きも徐々に強まっている中、過度な期待感は高めにくいとみられる。また、経済指標も複数の発表が行われておらず、来週予定されている消費者物価指数(CPI)なども発表は先送りされる公算が大きい。こうした状況下では、今週に雇用不安があらためて強まる形になったとはいえ、連邦準備制度理事会(FRB)の12月利下げ期待が強まるような流れにもなりにくいだろう。ちなみに、今後は年末商戦への期待が高まる局面となるが、小売売上高の発表がなされておらず、例年のように期待感が高まるのかは不透明。米国の大手ハイテク株には過熱感が拭い切れておらず、先行き不透明感によるバリュエーション調整の動きは継続の余地が大きいように感じる。今回の決算では、発表後にメタやマイクロソフトが下落し、その後の戻りも鈍い状況にある。今週もクアルコムやAMDが好決算を発表したものの、株価のポジティブな反応は限られている。19日にはエヌビディアの決算発表が予定されているが、発表後の出尽くし感の強まりに対する懸念は払しょくできない状況であろう。少なくとも、AI・半導体関連株は全般的に、エヌビディアの決算発表までポジション調整の手仕舞い売りが優勢となる可能性がある。なお、来週はアプライド・マテリアルズの決算発表が予定されているものの、主要企業の決算発表は今週まででほぼ一巡する状況になっており、全般的に好決算が多かったことから考えると、今後は買い手掛かり材料の不足感も意識されることになる。経済指標は、13日に10月消費者物価指数、10月財政収支、新規失業保険申請件数、14日に10月生産者物価指数、10月小売売上高などが発表予定。今週までと同様、政府機関閉鎖の影響で経済指標の一部は公表が遅れる可能性がある。なお、10日から21日まで国連気候変動枠組み条約第30回締約国会議(COP30)が開催される。主要企業の決算発表は、10日にプラグ・パワー、11日にビヨンド・ミート、12日にシスコシステムズ、13日にウォルト・ディズニー、アプライド・マテリアルズなどが予定されている。
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2025/11/08 13:59
注目トピックス 市況・概況
ユーロ週間見通し:弱含みか、ECB利下げ観測再浮上の可能性
*13:58JST ユーロ週間見通し:弱含みか、ECB利下げ観測再浮上の可能性
■下げ渋り、米長期金利の上げ渋りを意識今週のユーロ・ドルは下げ渋り。ユーロ圏経済の先行き不安は消えていないものの、米長期金利の上げ渋りを意識してユーロ売り・米ドル買いは縮小した。欧州中央銀行(ECB)のシュナーベル専務理事は「量的緩和を再開する時期はまだ程遠い」との見解を示したことも材料視されたようだ。取引レンジ:1.1469ドル-1.1591ドル。■下げ渋りか、米国経済の不透明感がユーロ売り抑制も来週のユーロ・ドルは下げ渋りか。欧州中央銀行(ECB)は直近の理事会で政策金利据え置きを決定したが、今後の政策方針は不透明。経済指標が市場予想を下回った場合、利下げ再開の思惑が浮上し、ユーロ売り・米ドル買いがやや強まる可能性は残されている。予想レンジ:1.1400ドル-1.1700ドル■伸び悩み、日本の通貨当局による円安けん制を意識今週のユーロ・円は伸び悩み。日本の通貨当局による円安けん制は日経平均株価の下落を意識してリスク選好的なユーロ買い・円売りは縮小した。欧州中央銀行(ECB)の政策金利見通しが引き続きはっきりしないこともユーロ高・円安を抑制する一因となったようだ。取引レンジ:175円71銭-177円98銭。■弱含みか、ECB利下げ観測再浮上の可能性来週のユーロ・円は弱含みか。欧州中央銀行(ECB)は10月に開催された理事会で政策金利据え置きを決定も、今後の政策方針は不透明に。来週発表されるユーロ圏の経済指標が市場予想を下回った場合、ユーロ圏の金利先安観が再浮上し、リスク回避的なユーロ売り・円買いがやや強まる可能性は残されている。○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント・13日:9月鉱工業生産(8月:前月比-1.2%)・14日:7-9月期域内総生産改定値(速報値:前年比+1.2%)予想レンジ:175円00銭-179円00銭
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2025/11/08 13:58
注目トピックス 市況・概況
為替週間見通し:ドルは伸び悩みか、米国経済の不透明感で根強い利下げ観測
*13:56JST 為替週間見通し:ドルは伸び悩みか、米国経済の不透明感で根強い利下げ観測
【今週の概況】■日本の通貨当局による円安けん制でドルは伸び悩む今週の米ドル・円は伸び悩み。日経平均株価の反落を意識してリスク選好的な米ドル買い・円売りは縮小した。三村財務官は最近の円の動きについて、「日米の金利差から想定される水準からやや乖離が見られる」と述べたことも意識された。円安進行を受けて日本銀行が12月の金融政策決定会合で利上げを決定する可能性があることも米ドル高円安の進行を阻んだ。11月4日に154円台半ば近辺まで米ドル高円安が進行したが、米長期金利の低下を意識して7日の取引で152円82銭まで米ドル安円高に振れる場面があった。7日のニューヨーク外為市場で米ドル・円はドル・円は153円59銭まで反発した。米11月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値は予想以上に低下し、12月利下げを想定したドル売りが優勢となった。しかしながら、「米民主党上院のシューマー院内総務が米政府機関の閉鎖を終了するため、医療保険制度改革法(オバマケア)に基づく補助金を1年延長し、その間に協議することを提案した」との報道を受けてリスク回避的な米ドル売りは縮小。米ドル・円は153円44銭でこの週の取引を終えた。米ドル・円の取引レンジ:152円82銭-154円48銭。【来週の見通し】■ドルは伸び悩みか、米国経済の不透明感で根強い利下げ観測来週の米ドル・円は伸び悩みか。インフレ持続を受けて米金融当局者の間で今後の政策方針が分かれるものの、米国経済の不透明感で次回会合(12月)での追加利下げの可能性は残されている。また、日本銀行の12月利上げも多少意識され、円買いも入りやすい。米政府機関が1カ月以上も閉鎖され、金融政策決定を左右する重要指標である雇用統計は9月、10月分の発表が延期されている。来週予定される10月の消費者物価指数(CPI)と小売売上高の発表が延期された場合、直近におけるインフレと個人消費の動向を把握することは難しくなるため、リスク選好的なドル買い・円売りが拡大する可能性は低いとみられる。日本の通貨当局は物価高につながる円安進行をけん制していることも、ドル上昇を抑える一因となる。【米・10月消費者物価コア指数】(13日発表予定)13日発表の米国の10月消費者物価コア指数(CPI)は前年比+3.0%、コア指数は同+3.00%の見通し。インフレ緩和の兆候は確認されていないが、10月の数値が市場予想を下回った場合はドル売り材料となる。【米・10月小売売上高】(14日発表予定)14日発表予定の米国の10月小売売上高が前月比プラスとなった場合、消費改善による景気の押し上げが期待され、ドル買い要因となり得る。予想レンジ:151円00銭-155円00銭
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2025/11/08 13:56
注目トピックス 市況・概況
7日の米国市場ダイジェスト:NYダウは74ドル高、政府機関の閉鎖終了期待が支える
*07:38JST 7日の米国市場ダイジェスト:NYダウは74ドル高、政府機関の閉鎖終了期待が支える
■NY株式:NYダウは74ドル高、政府機関の閉鎖終了期待が支える米国株式市場はまちまち。ダウ平均は74.80ドル高の46987.10ドル、ナスダックは49.45ポイント安の23004.54で取引を終了した。人工知能(AI)バブル懸念や政府機関閉鎖の長期化による経済への影響を警戒し、寄り付き後、下落。11月ミシガン大学消費者信頼感指数が想定以上に悪化したため、成長懸念に売りが一段と加速し、続落した。終盤にかけ、共和党は拒否したものの民主党が政府機関の再開を巡る要求を緩和したとの報道で、交渉進展で閉鎖終了が近いとの期待に下げ幅を縮小。ダウはプラス圏を回復し、まちまちで終了した。セクター別では消費者サービスが上昇した一方、自動車・自動車部品が下落。オンライン旅行会社のエクスピディア(EXPE)は四半期決算の強い結果や見通し引き上げを好感した買いが続いた。予約サイト運営のエアビーアンドビー(ABNB)は第3四半期の予約が予想を上回ったほか、業績見通しが予想を上回り、上昇。在宅フィットネス事業を展開するペロトン・インタラクティブ(PTON)は四半期決算で1株当たり利益が予想を上回ったほか、年末商戦が含まれる次期四半期の業績見通しも予想を上回り、上昇。ビデオゲーム開発メーカーのテイクツー・インタラクティブ・ソフトウエア(TTWO)は第2四半期決算で調整後の1株当たり利益が予想を上回ったが、人気ゲーム発売の再度延期が発表され、下落。連邦準備制度理事会(FRB)のジェファーソン副議長は中立金利に近づくにつれ、緩やかなペースで進めるのが妥当と、慎重姿勢を示した。(Horiko Capital Management LLC)■NY為替:米ミシガン大消費者信頼感指数は3年ぶり低水準も政府機関閉鎖の行方にらむ7日のニューヨーク外為市場でドル・円は153円48銭から153円01銭まで下落後、153円59銭まで上昇し、153円47銭で引けた。米11月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値が予想以上に低下し2022年6月来で最低となったほか、10月NY連銀の短期インフレ期待低下で長期金利低下に伴うドル売りが優勢となった。その後、民主党が政府機関閉鎖する案を提示したと報じられ警戒感が緩和、ドル買い、円売りが強まった。ユーロ・ドルは1.1556ドルから1.1591ドルまで上昇し、引けた。ユーロ・円は176円87銭から177円61銭まで上昇した。ポンド・ドルは1.3120ドルから1.3175ドルまで上昇。ドル・スイスは0.8057フランから0.8032フランまで下落した。■NY原油:強含み、一時60ドル台を回復NYMEX原油12月限終値:59.75 ↑0.327日のNY原油先物12月限は強含み。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は、前営業日比+0.32ドル(+0.54%)の59.75ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは59.32-60.46ドル。ロンドン市場で60.46まで買われた後、米国市場の中盤にかけて59.32ドルまで売られたが、押し目買いが観測されており、59ドル台後半まで戻した。通常取引終了後の時間外取引では主に59.70ドルを挟んだ水準で推移。■主要米国企業の終値銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)バンクオブアメリカ(BAC) 53.20ドル -0.09ドル(-0.16%)モルガン・スタンレー(MS) 162.36ドル -1.06ドル(-0.64%)ゴールドマン・サックス(GS)786.34ドル -1.24ドル(-0.15%)インテル(INTC) 38.13ドル +0.89ドル(+2.38%)アップル(AAPL) 268.47ドル -1.30ドル(-0.48%)アルファベット(GOOG) 279.70ドル -5.64ドル(-1.97%)メタ(META) 621.71ドル +2.77ドル(+0.44%)キャタピラー(CAT) 563.10ドル -6.68ドル(-1.17%)アルコア(AA) 37.32ドル +0.62ドル(+1.68%)ウォルマート(WMT) 102.59ドル +0.91ドル(+0.89%)
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2025/11/08 07:38
注目トピックス 市況・概況
NY為替:米ミシガン大消費者信頼感指数は3年ぶり低水準も政府機関閉鎖の行方にらむ
*07:32JST NY為替:米ミシガン大消費者信頼感指数は3年ぶり低水準も政府機関閉鎖の行方にらむ
7日のニューヨーク外為市場でドル・円は153円48銭から153円01銭まで下落後、153円59銭まで上昇し、153円47銭で引けた。米11月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値が予想以上に低下し2022年6月来で最低となったほか、10月NY連銀の短期インフレ期待低下で長期金利低下に伴うドル売りが優勢となった。その後、民主党が政府機関閉鎖する案を提示したと報じられ警戒感が緩和、ドル買い、円売りが強まった。ユーロ・ドルは1.1556ドルから1.1591ドルまで上昇し、引けた。ユーロ・円は176円87銭から177円61銭まで上昇した。ポンド・ドルは1.3120ドルから1.3175ドルまで上昇。ドル・スイスは0.8057フランから0.8032フランまで下落した。
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2025/11/08 07:32
注目トピックス 市況・概況
NY金:やや強含み、安全逃避的な買いが入る
*07:20JST NY金:やや強含み、安全逃避的な買いが入る
COMEX金12月限終値:4009.80 ↑18.807日のNY金先物12月限はやや強含み。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は、前営業日比+18.80ドル(+0.47%)の4009.80ドルで通常取引終了。時間外取引を含めた取引レンジは3981.60-4035.80ドル。アジア市場の序盤で3981.60ドルまで売られたが、まもなく4000ドル台を回復。ロンドン市場で4022.60ドルまで戻した。その後は上げ渋り、米国市場で3991.00ドルまで値を下げたが4035.80ドルまで反発。米連邦政府機関の一部閉鎖が続いており、米国経済に与える影響は無視できないため、安全逃避的な買いが入ったようだ。通常取引終了後の時間外取引では主に4010ドルを挟んだ水準で推移。
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2025/11/08 07:20
注目トピックス 市況・概況
NY原油:強含み、一時60ドル台を回復
*07:18JST NY原油:強含み、一時60ドル台を回復
NYMEX原油12月限終値:59.75 ↑0.327日のNY原油先物12月限は強含み。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は、前営業日比+0.32ドル(+0.54%)の59.75ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは59.32-60.46ドル。ロンドン市場で60.46まで買われた後、米国市場の中盤にかけて59.32ドルまで売られたが、押し目買いが観測されており、59ドル台後半まで戻した。通常取引終了後の時間外取引では主に59.70ドルを挟んだ水準で推移。
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2025/11/08 07:18
注目トピックス 市況・概況
NY債券:米長期債相場は伸び悩み、消費者信頼感は低下
*07:16JST NY債券:米長期債相場は伸び悩み、消費者信頼感は低下
7日の米国長期債相場は伸び悩み。米ミシガン大学がこの日発表した11月消費者信頼感指数(速報値)は50.3に低下し、2022年6月以来の低水準に落ち込んだ。ただ、米連邦政府機関の一部閉鎖措置は月内に解除されるとの思惑が浮上し、長期債利回りは下げ渋った。米連邦政府の一部閉鎖は38日目に入っている。イールドカーブは若干のスティープニング。CMEのFedWatchツールによると、7日時点で12月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が3.50-3.75%となる確率は67%程度。2026年1月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が3.50-3.75%以下となる確率は80%程度。10年債利回りは4.087%近辺で取引を開始し、4.110%近辺まで上昇したが、米国市場の中盤にかけて4.064%近辺まで下落したが、取引終了時点にかけて4.093%近辺で推移。イールドカーブは若干のスティープニング。2年-10年は53.70bp近辺、2-30年は114.00bp近辺で引けた。2年債利回りは3.56%(前日比:0bp)、10年債利回りは4.09%(前日比+1bp)、30年債利回りは、4.70%(前日比:+2bp)で取引を終えた。
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2025/11/08 07:16
注目トピックス 市況・概況
NY株式:NYダウは74ドル高、政府機関の閉鎖終了期待が支える
*07:13JST NY株式:NYダウは74ドル高、政府機関の閉鎖終了期待が支える
米国株式市場はまちまち。ダウ平均は74.80ドル高の46987.10ドル、ナスダックは49.45ポイント安の23004.54で取引を終了した。人工知能(AI)バブル懸念や政府機関閉鎖の長期化による経済への影響を警戒し、寄り付き後、下落。11月ミシガン大学消費者信頼感指数が想定以上に悪化したため、成長懸念に売りが一段と加速し、続落した。終盤にかけ、共和党は拒否したものの民主党が政府機関の再開を巡る要求を緩和したとの報道で、交渉進展で閉鎖終了が近いとの期待に下げ幅を縮小。ダウはプラス圏を回復し、まちまちで終了した。セクター別では消費者サービスが上昇した一方、自動車・自動車部品が下落。オンライン旅行会社のエクスピディア(EXPE)は四半期決算の強い結果や見通し引き上げを好感した買いが続いた。予約サイト運営のエアビーアンドビー(ABNB)は第3四半期の予約が予想を上回ったほか、業績見通しが予想を上回り、上昇。在宅フィットネス事業を展開するペロトン・インタラクティブ(PTON)は四半期決算で1株当たり利益が予想を上回ったほか、年末商戦が含まれる次期四半期の業績見通しも予想を上回り、上昇。ビデオゲーム開発メーカーのテイクツー・インタラクティブ・ソフトウエア(TTWO)は第2四半期決算で調整後の1株当たり利益が予想を上回ったが、人気ゲーム発売の再度延期が発表され、下落。連邦準備制度理事会(FRB)のジェファーソン副議長は中立金利に近づくにつれ、緩やかなペースで進めるのが妥当と、慎重姿勢を示した。(Horiko Capital Management LLC)
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2025/11/08 07:13
注目トピックス 市況・概況
11月7日のNY為替概況
*05:25JST 11月7日のNY為替概況
7日のニューヨーク外為市場でドル・円は153円48銭から153円01銭まで下落後、153円42銭まで戻し、引けた。米11月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値が予想以上に低下したほか、10月NY連銀の短期インフレ期待低下で長期金利低下に伴うドル売りが優勢となった。その後、民主党が政府機関閉鎖する案を提示したと報じられ警戒感が緩和した。ユーロ・ドルは1.1556ドルから1.1591ドルまで上昇し、引けた。ユーロ・円は176円87銭から177円61銭まで上昇した。ポンド・ドルは1.3120ドルから1.3175ドルまで上昇。ドル・スイスは0.8057フランから0.8032フランまで下落した。[経済指標]・米・11月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値:50.3(予想:53.0、10月:53.6)・米・11月ミシガン大学1年期待インフレ率速報値:4.7%(予想:4.6%、10月:4.6%)・米・11月ミシガン大学5-10年期待インフレ率速報値:3.6%(予想:3.8%、10月:3.9%)・米・10月NY連銀調査:1年先のインフレ期待3.24%(9月3.38%)、3年先:3.0%(3.05%)、5年先3.0%(2.97%)
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2025/11/08 05:25
注目トピックス 市況・概況
[通貨オプション]R/R、円コール買い強まる
*04:33JST [通貨オプション]R/R、円コール買い強まる
ドル・円オプション市場で変動率はまちまち。短期物でリスク警戒感が高まりオプション買いが継続したが、3カ月物以降では売られた。リスクリバーサルで円コールスプレッドが連日拡大。ドル・円下値ヘッジ目的の円コール買いが強まった。■変動率・1カ月物7.99%⇒8.13%(08年=31.044%)・3カ月物8.80%⇒8.69%(08年=31.044%)・6カ月物9.06%⇒9.04%(08年=23.92%)・1年物9.32%⇒9.26%(08年10/24=20.00%、21.25%=98年10月以来の高水準)■リスクリバーサル(25デルタ円コール)・1カ月物+0.98%⇒+1.08%(08年10/27=+10.63%)・3カ月物+0.91%⇒+0.98%(08年10/27=+10.90%)・6カ月物+0.76%⇒+0.80%(08年10/27=+10.70%)・1年物+0.56%⇒+0.57%(08年10/27=+10.71%)
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2025/11/08 04:33
注目トピックス 市況・概況
NY外為:BTC反発、米金利低下に連れ、不透明感くすぶる
*03:52JST NY外為:BTC反発、米金利低下に連れ、不透明感くすぶる
暗号通貨のビットコイン(BTC)は反発し、10.2万ドル台を回復した。米金利低下で警戒感が緩和したと見られる。ただ、米政府機関閉鎖が38日目と過去最長を記録するなど、経済の成長を巡る不透明感がリスク資産の上値を抑制していると見られる。
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2025/11/08 03:52
注目トピックス 市況・概況
【市場反応】米10月NY連銀調査:短期インフレ期待は低下、ドル続落
*01:31JST 【市場反応】米10月NY連銀調査:短期インフレ期待は低下、ドル続落
米10月NY連銀調査で1年先のインフレ期待は3.24%(9月3.38%)、3年先は3.0%(3.05%)とそれぞれ低下した。一方、5年先は3.0%と、9月2.97%から小幅上昇した。ミシガン大消費者信頼感指数の悪化やインフレ期待の低下を受け、米国債相場は反発。10年債利回りは4.11%から4.06%まで低下。ドルも続落し、ドル・円は153円48銭から153円08銭まで反落。ユーロ・ドルは1.1560ドルから1.1591ドルまで上昇した。ポンド・ドルは1.3120ドルから1.3174ドルまで上昇。【経済指標】・米・10月NY連銀調査:1年先のインフレ期待3.24%(9月3.38%)、3年先:3.0%(3.05%)、5年先3.0%(2.97%)
<KY>
2025/11/08 01:31
注目トピックス 市況・概況
【市場反応】米11月ミシガン大消費者信頼感指数速報値は低下、現況は過去最低に落ち込む、ドル売り
*00:39JST 【市場反応】米11月ミシガン大消費者信頼感指数速報値は低下、現況は過去最低に落ち込む、ドル売り
米11月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値は50.3と、10月53.6から予想以上に低下し22年6月来で最低となった。特に政府機関閉鎖で現状景況感は52.3と、過去最低に落ち込んだ。先行景況感は活動の縮小となる50割れ。5月来で最低となった。連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ期待を判断するうえで重視している同指数の1年期待インフレ率速報値は4.7%と、予想外に10月4.6%から上昇。同指数の5-10年期待インフレ率速報値は3.6%と、10月3.9%から予想以上に低下し8月来で最低となった。低調な結果を受けて、ドル売りが強まり、ドル・円は153円47銭から153円14銭まで下落。ユーロ・ドルは1.1553ドルから1.1590ドルまで上昇した。ポンド・ドルは1.3120ドルから1.3174ドルまで上昇。【経済指標】・米・11月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値:50.3(予想:53.0、10月:53.6)・米・11月ミシガン大学1年期待インフレ率速報値:4.7%(予想:4.6%、10月:4.6%)・米・11月ミシガン大学5-10年期待インフレ率速報値:3.6%(予想:3.8%、10月:3.9%)
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2025/11/08 00:39
注目トピックス 市況・概況
【市場反応】カナダ10月失業率は予想外に低下、雇用増で加ドル買い
*22:49JST 【市場反応】カナダ10月失業率は予想外に低下、雇用増で加ドル買い
カナダ10月失業率は6.9%と、予想外に9月7.1%から低下し、7月来で最低となった。同月雇用ネット変化は+6.66万人と、9月+6.04万人から減少に落ち込む予想に反し増加。伸びは6月来で最大を記録した。ポジティブサプライズでカナダドル買いが加速。ドル・カナダは1.4110カナダドルから1.4060カナダドルまで下落し4日来の安値を更新。カナダ・円は108円45銭から108円92銭へ急伸した。【経済指標】・カナダ・10月失業率:6.9%(予想:7.1%、9月:7.1%)・カナダ・10月雇用ネット変化:+6.66万人(予想-0.5万人、9月+6.04万人)
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2025/11/07 22:49
注目トピックス 市況・概況
欧州為替:ドル・円は伸び悩み、欧米株安に警戒
*20:03JST 欧州為替:ドル・円は伸び悩み、欧米株安に警戒
欧州市場でドル・円は伸び悩み、153円50銭台から153円30銭付近に値を下げている。米10年債利回りの失速でドル買いは後退。一方、欧州株式市場で主要指数は下げ幅を拡大、時間外取引の米株式先物はマイナスに転じ、株価にらみの円買いも。ここまでの取引レンジは、ドル・円は153円32銭から153円52銭、ユ-ロ・円は176円88銭から177円18銭、ユ-ロ・ドルは1.1529ドルから1.1550ドル。
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2025/11/07 20:03
注目トピックス 市況・概況
欧州為替:ドル・円は高値もみ合い、ユーロに買戻し
*19:22JST 欧州為替:ドル・円は高値もみ合い、ユーロに買戻し
欧州市場でドル・円は手がかりが乏しいなか、153円40銭と高値圏を維持を維持。一方、ユーロに買戻しが強まり、主要通貨に対し上昇基調を強めている。ユーロ・ドルは1.1545ドルまで、ユーロ・円は177円18銭まで、それぞれ上値を伸ばした。ここまでの取引レンジは、ドル・円は153円35銭から153円52銭、ユ-ロ・円は176円88銭から177円18銭、ユ-ロ・ドルは1.1529ドルから1.1545ドル。
<TY>
2025/11/07 19:22
注目トピックス 市況・概況
欧州為替:ドル・円は小動き、米金利は小幅上昇
*18:26JST 欧州為替:ドル・円は小動き、米金利は小幅上昇
欧州市場でドル・円は小動きとなり、153円35銭から153円52銭のレンジ内で推移。米10年債利回りの小幅上昇でややドル買いに振れ、ユーロ・ドルは伸び悩む展開。一方、欧州株式市場で主要指数はマイナスが目立ち、円売りは抑制されている。ここまでの取引レンジは、ドル・円は153円35銭から153円52銭、ユ-ロ・円は176円88銭から177円10銭、ユ-ロ・ドルは1.1529ドルから1.1539ドル。
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2025/11/07 18:26
注目トピックス 市況・概況
日経平均テクニカル:反落、週足10週ぶり陰線
*18:15JST 日経平均テクニカル:反落、週足10週ぶり陰線
7日の日経平均は反落した。ローソク足は陰線で終了。5万円割れまで下ヒゲを伸ばした後、終値は5万円台に復帰して下値を固める形となった。一方、昨日に続いて下降中の5日移動平均線下方で推移した。週足では10週ぶりに陰線を引いたこともあり、上値の重さを確認する形となった。今週は右肩上がりを維持する25日線割れを回避して大勢強気継続を窺わせたが、本日終値は一目均衡表の転換線を下回っており、短期的には上値追い一服が予想される。
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2025/11/07 18:15
注目トピックス 市況・概況
欧米為替見通し: ドル・円は戻りの鈍い値動きか、米雇用情勢悪化と円買いが下押し
*17:25JST 欧米為替見通し: ドル・円は戻りの鈍い値動きか、米雇用情勢悪化と円買いが下押し
7日の欧米外為市場では、ドル・円は戻りが鈍い値動きを予想する。米国の雇用情勢悪化が警戒され、根強い追加利下げ観測からドル売り先行の見通し。また、日銀の今後の利上げが意識されれば円買いに振れ、ドルの下押し圧力となりそうだ。前日の海外市場で米雇用関連指標の弱さを受け、連邦準備制度理事会(FRB)の追加利下げ観測が再浮上。米長期金利が低下し、ドルが主要通貨に対して軟化した。ユーロ・ドルは1.1550ドル台に切り返し、ドル・円は152円80銭台まで円高が進行した後、米株価が下げ止まると153円付近に持ち直した。本日アジア市場で日経平均株価の急反落で円買いが先行したものの、ドルは値ごろ感から買い戻され、ドル・円は底堅く推移した。この後の海外市場は米国経済の不透明感が意識されやすい。米雇用統計の発表が2カ月連続で見送られている中、労働市場の弱さが改めて材料視される見通し。FRBの年内利下げ観測はやや後退したが、積極的なドル買いを支える材料にはなりにくい。一方で、日銀の早期追加利上げ観測が再燃すれば円買いが強まり、ドルの戻りを抑制する展開が予想される。ドル・円は前日の下落を受けて買い戻しが入りやすいものの、方向感を探る値動きとなりそうだ。【今日の欧米市場の予定】・22:30 加・10月失業率(9月:7.1%)・22:30 米・10月失業率・22:30 米・10月非農業部門雇用者数・22:30 米・10月平均時給・24:00 米・11月ミシガン大学消費者信頼感指数速報(予想:54.0、10月:53.6)
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2025/11/07 17:25
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円は堅調、日本株の下げ幅縮小で
*17:18JST 東京為替:ドル・円は堅調、日本株の下げ幅縮小で
7日の東京市場でドル・円は堅調。米10年債利回りの上昇を受けドル買いが先行し、朝方の152円80銭から上昇基調に振れた。日経平均株価は急落したが、後場下げ幅を急激に縮小するとリスク回避的な円買いは後退し、ドルは夕方に153円52銭まで上昇。・ユ-ロ・円は176円51銭から177円04銭まで上昇。・ユ-ロ・ドルは1.1551ドルから1.1530ドルまで値を下げた。・日経平均株価:始値50,524.31円、高値50,642.79円、安値49,640.56円、終値50,276.37円(前日比607.31円安)・17時時点:ドル・円153円40-50銭、ユ-ロ・円177円00-10銭【経済指標】・日・9月全世帯家計調査・消費支出:前年比+1.8%(予想:+2.5%、8月:+2.3%)【要人発言】・ウィリアムズ米NY連銀総裁「いつ十分な水準になるかを評価することだ」「段階的な資産購入のプロセスを開始する時期になるだろう」「銀行システムは十分な資本と流動性を備えている」「金利がさらに低下すれば住宅市場は改善する可能性」・ハマック米クリーブランド連銀総裁「高インフレを懸念、金融政策はそれに対応するものでなくてはならない」「直近の会合後、金融政策はほとんど引き締め的ではなくなった」「緩やかに引き締め的でなければならない」
<TY>
2025/11/07 17:18
注目トピックス 市況・概況
米景気減速懸念からリスク回避の動き【クロージング】
*16:49JST 米景気減速懸念からリスク回避の動き【クロージング】
7日の日経平均は大幅反落。607.31円安の50276.37円(出来高概算25億5000万株)で取引を終えた。前日の米国市場でハイテク株が売られた流れを受けて、東京市場でも半導体や人工知能(AI)関連株を中心に売られた。また、円相場が一時1ドル=152円台後半まで円高が進んだことも投資家心理を不安にさせ、前場中盤に節目の5万円台を割り込んだ。その後はやや値を戻したものの、先行き不透明感から売りは続き、後場取引開始後には49640.56円まで水準を切り下げた。ただ、高市首相が衆院予算委員会で、「単年度の基礎的財政収支(プライマリーバランス)の黒字化目標を取り下げる」との考えを示したことが買い戻しを誘ったようだ。東証プライム市場の騰落銘柄数は、値上がり銘柄数が全体の5割超を占めた。セクター別では、サービス、海運、鉄鋼、小売など16業種が上昇。一方、非鉄金属、電気機器、機械、情報通信など17業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、リクルートHD<6098>、中外薬<4519>、ファーストリテ<9983>、KDDI<9433>が堅調だった半面、ソフトバンクG<9984>、アドバンテス<6857>、味の素<2802>、東エレク<8035>が軟調で、アドバンテスとソフトバンクGの2銘柄で日経平均を633円超押し下げた。米企業による人員削減数が過去20年余りで最多となったことが景気減速懸念を強め、前日の米国市場では主要株価指数がそろって下落した。東京市場でもソフトバンクGやアドバンテスなど指数寄与度の大きいテック株中心に下落する銘柄が増加した。また、市場予想を下回る決算を発表した味の素がストップ安まで売られ、カナデビア<7004>やローム<6963>も急落し、日経平均の下げ幅は一時1200円を超えた。一方、2026年3月期の業績予想を上方修正したリクルートHDが急伸し、肥満治療薬の早期発売期待が高まった中外薬も大幅に上昇した。日経平均は下げ幅を縮めたものの、米テック企業の先行き懸念は依然としてくすぶっている。また、米政府機関の閉鎖が長引く中、雇用改善などを裏付けるデータに乏しく、景気の先行き不透明感が高まっているなかで、今後も不安定な動きが続くことが想定されよう。国内では来週11日に、ソフトバンクGの決算発表が控えているため、決算次第では、再び日経平均の変動幅が大きくなる可能性があり警戒が必要だ。
<CS>
2025/11/07 16:49
注目トピックス 市況・概況
日経VI:上昇、株価大幅安で警戒感強まる
*16:35JST 日経VI:上昇、株価大幅安で警戒感強まる
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は7日、前日比+1.88(上昇率5.59%)の35.51と上昇した。なお、高値は37.36、安値は34.65。昨日の米株式市場で主要指数が下落した流れを受け、今日の東京市場は売りが先行し、日経225先物は下落して始まった。市場では引き続き高値警戒感が意識され、今後の高値波乱への警戒感がある中、今日は取引開始後に日経225先物が大幅安となったこともあり、ボラティリティーの高まりを警戒するムードが強まり、日経VIは終日、昨日の水準を上回って推移した。【日経平均VIとは】日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。
<SK>
2025/11/07 16:35
注目トピックス 市況・概況
東証グロース市場250指数先物概況:続落も積極財政による景気拡大期待で下げ幅縮小
*16:30JST 東証グロース市場250指数先物概況:続落も積極財政による景気拡大期待で下げ幅縮小
11月7日の東証グロース市場250指数先物は前営業日比3pt安の697pt。なお、高値は699pt、安値は689pt、日中取引高は2951枚。前日6日の米国市場のダウ平均は反落。民間データで企業の10月人員削減加速が明らかになり、警戒感に売られ、寄り付き後、下落。加えて、政府機関閉鎖も過去最長を記録し終了する兆候も見られないため成長減速懸念にさらに売りに拍車がかかり、続落した。終日売りが先行し終盤にかけて下げ幅を拡大し、終了。本日の東証グロース市場250指数先物は、前営業日比11pt安の689ptからスタートした。米国の雇用不安により売り優勢で始まったものの、安寄り後は下げ渋る格好。高市首相が単年度での基礎的財政収支(プライマリーバランス)黒字化目標を取り下げると表明したことで、積極財政による景気拡大期待が高まり、下値は限定的となった。引けにかけては売り方による週末のポジション調整も観測され、下げ幅を縮小。小幅続落となる697ptで取引を終了した。東証グロ-ス市場の主力株では、サンバイオ<4592>や技術承継機構<319A>などが下落した。
<SK>
2025/11/07 16:30