注目トピックス 外国株ニュース一覧
注目トピックス 外国株
5日の香港市場概況:ハンセン指数は続伸、中国の政策期待が高まる
*18:44JST 5日の香港市場概況:ハンセン指数は続伸、中国の政策期待が高まる
5日の香港市場は続伸。主要88銘柄で構成されるハンセン指数が前日比149.18ポイント(0.58%)高の26085.08ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が91.82ポイント(1.01%)高の9198.30ポイントで引けた。香港株式市場は序盤に弱含んだ。ハンセン指数は安く寄り付いたものの、中国本土で12月中旬に予定される重要経済会議に先立ち、当局による追加の景気対策発表への期待がくすぶるなか、早期の持ち高調整売りが優勢となった。だが午後に入ると、景気下支えへの期待で買い戻しが強まり、投資家心理が改善。市場は短期的な警戒を抱えつつも、政策期待を背景に相場を支えた格好となった。ハンセン指数の構成銘柄では、保険セクターの上昇が目立った。中国平安保険(2318/HK)が6.7%高、チャイナライフ(2628/HK)が5.5%高で引けた。また、ハイテク関連も高い。百度集団(9888/HK)が5.0%上昇した。セクター別では、非鉄金属・レアメタルなどが高い。江西銅業(358/HK)が6.1%高、中国アルミ(2600/HK)が5.4%高、中国有色鉱業(1258/HK)が4.7%高となった。また、ハイテク関連も買われた。深セン市越疆科技(2432/HK)が4.1%高、深セン市優必選科技(9880/HK)が2.5%高、小鵬汽車(9868/HK)が2.3%高で引けた。半面、航空銘柄がさえない。中国南方航空(1055/HK)が3.2%安、中国国際航空(753/HK)が1.7%安、中国東方航空(670/HK)が1.0%安となった。中国本土市場は4日ぶりに反発。主要指標の上海総合指数は前日比0.70%高の3902.81ポイントで取引を終了した。
<AK>
2025/12/05 18:44
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5日の中国本土市場概況:上海総合は4日ぶり反発、政策期待などで金融株が高い
*18:38JST 5日の中国本土市場概況:上海総合は4日ぶり反発、政策期待などで金融株が高い
5日の中国本土市場は4日ぶりに反発。主要指標の上海総合指数が前日比27.02ポイント(0.70%)高の3902.81ポイントと4日ぶりに反発した。中国本土株式市場は朝方、来週に控える主要経済指標の発表を前に持ち高調整の売りが優勢となり軟調な立ち上がりとなった。だがその後、中国当局による追加の景気刺激策への期待が再び高まり、投資家心理が改善。特に保険・証券など金融株に買いが波及し、市場は当面のイベントを見据えつつも、政策期待に支えられた買い戻しが優勢となった。金融株を中心に多くの銘柄が値を戻し、今回の反発は「一過性」の調整にとどまらず、政策期待の根強さを改めて示した。業種別では、保険など金融銘柄の上昇が目立った。中国太平洋保険(601601/SH)が6.8%高、中国平安保険(601318/SH)が5.9%高、中国人民保険集団(601319/SH)が4.9%高、中国人寿保険(601628/SH)と新華人寿保険(601336/SH)がそろって4.6%ずつ上昇した。また、金鉱株や非鉄金属も高い。江西銅業(600362/SH)が5.4%高、中国アルミ(601600/SH)が4.7%高、洛陽モリブデン(603993/SH)が2.9%高、中金黄金(600489/SH)が3.3%高、紫金鉱業集団(601899/SH)が2.1%高で引けた。商品市況高が追い風となったもようだ。ほかに、インフラや消費関連、ハイテク銘柄も買われた。半面、エネルギー関連は安い。中国中煤能源(601898/SH)が1.7%安、中国石油天然気(601857/SH)が1.1%安となった。そのほか、輸送関連銘柄も大幅下落。招商局能源運輸(601872/SH)が5.9%安、中遠海運能源運輸(600026/SH)が2.0%安と値を下げた。外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.98ポイント(0.39%)高の251.78ポイント、深センB株指数が3.19ポイント(0.25%)高の1295.97ポイントで終了した。
<AK>
2025/12/05 18:38
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は3日続伸、GDPの上振れなどを好感
*10:01JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は3日続伸、GDPの上振れなどを好感
【ブラジル】ボベスパ指数 164455.61 +1.67%4日のブラジル株式市場は3日続伸。主要株価指数のボベスパ指数は前日比2700.43ポイント高(+1.67%)の164455.61で引けた。日中の取引レンジは161759.12-164550.77となった。買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏でもみ合った。国内総生産(GDP)の上振れが好感されたもようだ。7-9月期のGDP成長率は1.8%となり、予想の1.7%を上回った。また、年内の米利下げ期待の高まりも外資の流出懸念を公算させた。半面、通貨レアル安の進行などが指数の足かせとなった。【ロシア】MOEX指数 2657.13 +0.20%4日のロシア株式市場は3日ぶりに反発。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比5.42ポイント高(+0.20%)の2657.13となった。日中の取引レンジは2651.71-2668.09となった。終始プラス圏で推移し、終盤上げ幅をやや縮小させた。原油とルーブルが同時に上昇したことが支援材料となり、資源セクターを中心に買い戻しが優勢となった。また、年内の米利下げ期待も引き続きサポート材料。半面、ウクライナ「和平案」をめぐる交渉を見極めたいとのムードが指数の上値を抑えた。【インド】SENSEX指数 85265.32 +0.19%4日のインド株式市場は5日ぶりに反発。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比158.51ポイント高(+0.19%)の85265.32、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同47.75ポイント高(+0.18%)の26033.75で取引を終えた。後場はマイナス圏に転落する場面もあったが、その後は再び買い戻された。昨夜の米株高や米利下げ期待の高まりを受け、インド株も買いが先行。国内では、2026年度の予算に対する期待の高まりや、経済が安定的に成長するとの観測も指数をサポートした。一部では、米国の対印関税の引き上げで製造業の伸び鈍化が目立っているなか、政府が製造業などの支援予算を増やすとみている。【中国】上海総合指数 3875.79 -0.06%4日の中国本土市場は3日続落。主要指標の上海総合指数が前日比2.21ポイント安(-0.06%)の3875.79ポイントで引けた。景気先行きへの懸念から内需関連を中心に売り圧力が強まり、指数の下振れを促した。一方で半導体や非鉄などハイテク・資源株が一時的に買われ、反発する場面もあった。中国経済の減速懸念に加え、個人消費の弱さが改めて意識され、銀行株や国有大手、通信株など内需・ディフェンシブ系を中心に利益確定の売りが広がった。投資家心理は慎重姿勢に傾き、全面的な下げリスクが市場全体に波及した。その一方で半導体・非鉄をはじめ一部資本財銘柄が買われたのは、中国経済の構造転換や投資回復を期待する向きの買いも含まれた。だが、全体としては需給の重さが勝り終日押し込まれた。結果、上海市場は小幅ながら連続下落で終了し、不安定な地合いが改めて浮き彫りとなった。
<AK>
2025/12/05 10:01
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4日の香港市場概況:ハンセン指数は反発、米利下げ観測や中国の政策期待で
*18:15JST 4日の香港市場概況:ハンセン指数は反発、米利下げ観測や中国の政策期待で
4日の香港市場は反発。主要88銘柄で構成されるハンセン指数が前日比175.17ポイント(0.68%)高の25935.90ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が77.93ポイント(0.86%)高の9106.48ポイントで引けた。米国の利下げ観測が強まり前日の米株が上昇したことを受け、香港株も買いが優勢。米金利低下による資金流入期待が高まり、投資家心理が持ち直した。ただし、取引中は利益確定売りや様子見姿勢も強く、指数は一時小安く推移する場面も見られた。市場では、12月中旬に予定される中国共産党の中央経済工作会議を控え、今後の政策方針を見極めたいとのムードが広がった。不透明感が根強く、持ち高調整を目的とした売りが指数の上値を抑える格好となった。それでも米国の金融政策を巡る期待感やアジア市場の全体的な堅調さが香港市場を支える形となり、買いが優勢に転じた。終値は上昇して引け、足元では外部環境が相場の下支え要因として意識されている。ハンセン指数の構成銘柄では、半導体や新興テクノロジー関連が買い優勢となった。SMIC(0981/HK)が3.87%高、ウーシー・バイオロジクス(2269/HK)が7.09%高、シャオミ(1810/HK)が4.38%高、ファウンドリー関連のBYDエレクトロニック(0285/HK)も1.27%高となり、テクノロジーセクターの反発が相場を支えた。背景には米利下げ観測や中国国内の政策期待があり、関連銘柄に投資資金が流入した。半面、不動産業の下げが目立った。MTR(0066/HK)が1.26%安、新鴻基地産(0016/HK)が0.35%安と軟調に推移し、住宅市況の不透明感や政策期待の後退が売り材料となった。カジノ関連ではサンズチャイナ(1928/HK)が1.56%安、ギャラクシーエンターテインメント(0027/HK)が0.93%安と売られ、観光回復の鈍化懸念が影響した。中国本土市場は3日続落。主要指標の上海総合指数は前日比0.06%安の3875.79ポイントで取引を終了した。
<AK>
2025/12/04 18:15
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4日の中国本土市場概況:上海総合は3日続落、ハイテク株の上昇で下値限定的
*18:09JST 4日の中国本土市場概況:上海総合は3日続落、ハイテク株の上昇で下値限定的
4日の中国本土市場は3日続落。主要指標の上海総合指数が前日比2.21ポイント(0.06%)安の3875.79ポイントで引けた。景気先行きへの懸念から内需関連を中心に売り圧力が強まり、指数の下振れを促した。一方で半導体や非鉄などハイテク・資源株が一時的に買われ、反発する場面もあった。中国経済の減速懸念に加え、個人消費の弱さが改めて意識され、銀行株や国有大手、通信株など内需・ディフェンシブ系を中心に利益確定の売りが広がった。投資家心理は慎重姿勢に傾き、全面的な下げリスクが市場全体に波及した。その一方で半導体・非鉄をはじめ一部資本財銘柄が買われたのは、中国経済の構造転換や投資回復を期待する向きの買いも含まれた。だが、全体としては需給の重さが勝り終日押し込まれた。結果、上海市場は小幅ながら連続下落で終了し、不安定な地合いが改めて浮き彫りとなった。業種別では、消費など内需関連が売られた。山西杏花村フェン酒(600809/SH)が3.4%安、食品の桃李面包(603866/SH)が3.2%安、三江購物(601116/SH)が2.8%安となった。また、鉄鋼株も軟調。馬鞍山鋼鉄(600808/SH)が1.8%安、新疆八一鋼鉄 (600581/SH) が1.7%安、宝山鋼鉄(600019/SH)が1.2%安とさえない展開を示した。半面、軍需などハイテク関連が高い。中国衛星(600118/SH)が10.0%高、航天時代電子(600879/SH)が8.1%高、中国航発航空科技(600391/SH)が1.4%高で取引を終えた。外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.95ポイント(0.38%)高の250.81ポイント、深センB株指数が1.19ポイント(0.09%)安の1292.79ポイントで終了した。
<AK>
2025/12/04 18:09
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概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は小幅続伸、米利下げ期待や米株高で
*10:12JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は小幅続伸、米利下げ期待や米株高で
【ブラジル】ボベスパ指数 161755.19 +0.41%3日のブラジル株式市場は小幅続伸。主要株価指数のボベスパ指数は前日比662.94ポイント高(+0.41%)の161755.19で引けた。日中の取引レンジは161,092.80-161,963.50となった。小幅安で寄り付いた後は買い戻され、終盤は上げ幅を拡大させた。米利下げ期待の高まりが外資の流出懸念を後退させた。また、米株高や米長期金利の低下などもサポート材料。ほかに、通貨レアル高や原油価格の上昇が好感された。半面、指数の上値は重い。弱い経済指標などが引き続き指数の足かせとなった。【ロシア】MOEX指数 2651.71 -0.58%3日のロシア株式市場は続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比15.49ポイント安(-0.58%)安の2651.71となった。日中の取引レンジは2,619.88-2,667.20となった。終始マイナス圏で推移し、終盤下げ幅をやや縮小させた。最近の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りが継続。また、ウクライナ協議をめぐり、次の展開が不透明だとのトランプ米大統領の発言も指数の足かせとなった。半面、原油価格の上昇や米利下げ期待の高まりなどが指数をサポートした。【インド】SENSEX指数 85106.81 -0.04%3日のインド株式市場は小幅に4日続落。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比31.46ポイント安(-0.04%)の85106.81、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同46.20ポイント安(-0.18%)の25986.00で取引を終えた。終始マイナス圏で推移し、終盤前日の終値近辺まで回復した。弱い経済指標が引き続き不安材料。また、7-9月期の国内総生産(GDP)の上振れについて、物品・サービス税(GST)適用率の引き下げのほか、対象期間内に祭り期間が入っていたという特殊要因があったとの指摘もマイナス材料となった。ほかに、通貨ルピーの先安観などが引き続きインド株の圧迫材料となった。【中国】上海総合指数 3878.00 -0.51%3日の中国本土市場は続落。主要指標の上海総合指数が前日比19.71ポイント安(-0.51%)の3878.00ポイントで引けた。直近で発表された中国企業の景況感指数が低調だったことから、中国景気の先行き不安が改めて意識され、相場の重荷となった。一時、朝方には小幅な上昇も見られたが、午後はマイナス圏での推移が続いた。市場を支えるような顕著なポジティブ材料は乏しかった。世界市場でリスク回避ムードが和らぎ、米株高や債券・暗号資産市場の落ち着きなどを受けたアジア株の安定感も一部あったが、中国本土市場への波及は限られた。
<AK>
2025/12/04 10:12
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3日の香港市場概況:ハンセン指数は3日ぶり反落、中国の景気減速を警戒
*18:31JST 3日の香港市場概況:ハンセン指数は3日ぶり反落、中国の景気減速を警戒
3日の香港市場は3日ぶりに反落。主要88銘柄で構成されるハンセン指数が前日比334.32ポイント(1.28%)安の25760.73ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が154.10ポイント(1.68%)安の9028.55ポイントで引けた。中国の弱含む経済統計が相次ぎ、景気減速懸念が投資家心理を冷やした。ハンセン指数は前日比1.28%安の25760.73で取引を終えた。中国本土のテック株や金融株に利益確定売りが広がり、相場を押し下げた。特に前日に上昇していた大型ハイテク銘柄の一角に売りが集中し、終日軟調な展開が続いた。加えて、前日の米国市場でのテクノロジー株の一服感も重しとなった。一方、明確な買い材料は乏しかったものの、原油市況の安定やアジア他市場の底堅さが一部下支えとなった。ただ全体としては売り優勢の展開が目立ち、終値は取引時間中の安値圏に沈んだ。ハンセン指数の構成銘柄では、情報技術セクターが下げを主導。アリババ(9988/HK)が2.17%安、ネットイース(9999/HK)が2.85%安、JDドットコム(9618/HK)が0.52%安となった。中国国内で相次いで発表された経済指標が市場予想を下回り、景気減速懸念が改めて台頭。加えて、米国市場でのハイテク株の上値重さも香港テック株に連鎖的な売りを誘った。続いて売りが目立ったのは金融セクター。中国人寿保険(2628/HK)が3.59%安、平安保険(2318/HK)が2.02%安、中国建設銀行(0939/HK)が1.45%安と軒並み下落。利ざや改善の期待後退や景況感悪化が銀行・保険株の売り材料となった。その他、不動産関連やエネルギー株なども軟調に推移し、相場全体の重荷となった。反面、上昇が目立ったのは一部の工業・資本財セクター。テクトロニック・インダストリーズ(0669/HK)が3.15%高、チャイナ・ホンチャオ(1378/HK)が2.30%高、BYDエレクトロニック(0285/HK)が0.87%高と堅調。個別要因による買い戻しや短期的な割安感が支援材料となった。もっとも全体としては買い銘柄が限られ、相場の反発力は限定的だった。中国本土市場は続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.51%安の3878.00ポイントで取引を終了した。
<AK>
2025/12/03 18:31
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3日の中国本土市場概況:上海総合は続落、不動産やハイテク関連に売りが集中
*18:24JST 3日の中国本土市場概況:上海総合は続落、不動産やハイテク関連に売りが集中
3日の中国本土市場は続落。主要指標の上海総合指数が前日比19.71ポイント(0.51%)安の3878.00ポイントで引けた。直近で発表された中国企業の景況感指数が低調だったことから、中国景気の先行き不安が改めて意識され、相場の重荷となった。一時、朝方には小幅な上昇も見られたが、午後はマイナス圏での推移が続いた。市場を支えるような顕著なポジティブ材料は乏しかった。世界市場でリスク回避ムードが和らぎ、米株高や債券・暗号資産市場の落ち着きなどを受けたアジア株の安定感も一部あったが、中国本土市場への波及は限られた。セクター別では、半導体やソフトウエア、不動産関連を中心に売りが目立った。金地集団(600383/SH)が3.0%安、新城控股集団(601155/SH)が2.3%安、保利発展控股集団(600048/SH)が2.0%安となった。不動産セクターに関する悲観的な見方に加え、景況感の悪化を受けてリスク資産からの退避が優勢となった。投資家心理は慎重ムードに傾き、相場全体の重しとなった。一部報道によれば、オンライン上での不動産関連ネガティブ情報に対し規制強化が進むなど、業界の不透明感も売りを誘う要因となった。また、銀行・保険株も下落。中国銀行(601988/SH)が2.0%安、中国建設銀行(601939/SH)が1.7%安、交通銀行(601328/SH)が1.6%安となった。半面、非鉄・レアメタル株が逆行高。中国アルミ(601600/SH)が4.3%高、洛陽モリブデン(603993/SH)が2.5%高、中国北方稀土(600111/SH)が1.8%高となった。外貨建てB株相場は、上海B株指数が2.10ポイント(0.83%)安の249.86ポイント、深センB株指数が2.78ポイント(0.21%)安の1293.97ポイントで終了した。
<AK>
2025/12/03 18:24
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概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は反発、米利下げ期待や暗号資産市場の回復で
*10:20JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は反発、米利下げ期待や暗号資産市場の回復で
【ブラジル】ボベスパ指数 161092.25 +1.56%2日のブラジル株式市場は反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比2481.23ポイント高(+1.56%)の161092.25で引けた。日中の取引レンジは158,611.50-161,092.30となった。買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。米利下げ期待の高まりがブラジル株の支援材料。また、暗号資産市場の回復もリスクオン・ムードを強めた。半面、弱い経済指標が指数の足かせに。10月の鉱工業生産の増加率(前年同月比)は前月のプラス2.0%からマイナス0.5%に転落し、予想のプラス0.15%を下回った。また、原油価格の下落も資源セクターの売り圧力を強めた。【ロシア】MOEX指数 2667.20 -0.73%2日のロシア株式市場は3日ぶりに反落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比19.73ポイント安(-0.73%)の2667.20となった。日中の取引レンジは2,657.52-2,692.22となった。おおむねマイナス圏で推移し、終盤下げ幅をやや拡大させた。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りが優勢。また、原油価格の下落も資源セクターの売り手掛かりとなった。半面、米利下げ期待の高まりなどが指数をサポートした。【インド】SENSEX指数 85138.27 -0.59%2日のインド株式市場は3日続落。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比503.63ポイント安(-0.59%)の85138.27、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同143.55ポイント安(-0.55%)の26032.20で取引を終えた。売りが先行した後は狭いレンジでもみ合った。経済指標の悪化が圧迫材料。10月の鉱工業生産の増加率(前年同月比)は前月の4.6%(改定値)から0.4%に低下し、予想の2.5%を大幅に下回った。また、11月のHSBC製造業購買担当者景気指数(PMI、確定値)も56.6まで低下し、9カ月ぶりの低水準を記録。外部環境では、昨夜の米株安などを受け、インド株も売りが先行した。【中国】上海総合指数 3897.71 -0.42%2日の中国本土市場は4日ぶりに反落。主要指標の上海総合指数が前日比16.29ポイント安(-0.42%)の3897.71ポイントで引けた。市場心理には慎重ムードが広がり、特に需給のひっ迫感が和らいだことで、上値追いには躊躇されやすかった。とはいえ、下値も限定的だった。足元で発表された経済指標などを受け、一部で景況感の悪化が意識されていたものの、来る中旬の共産党主導の重要経済会議を控え、政策対応への期待がくすぶっていたため、売り一辺倒とはならなかった。総じて、本日の相場は「節目到達後の利益確定売りで調整。ただし政策イベントを控えたことで、過度な売りにはならず、下げ幅は限定的」という展開。今後は経済会議の内容やその先の政策対応をめぐる思惑が相場を左右しやすい局面となる。
<AK>
2025/12/03 10:20
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2日の香港市場概況:ハンセン指数は小幅続伸、中国の景気対策に期待
*18:30JST 2日の香港市場概況:ハンセン指数は小幅続伸、中国の景気対策に期待
2日の香港市場は小幅続伸。主要88銘柄で構成されるハンセン指数が前日比61.79ポイント(0.24%)高の26095.05ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が9.81ポイント(0.11%)高の9182.65ポイントで引けた。中国当局が12月中旬に開催予定の経済会議で追加の景気対策を打ち出すとの期待が広がり、景気敏感株を中心に買いが入った。一方、最近の上昇を受けた利益確定売りがハイテク株の一角に出ており、相場の上値を抑える要因となった。相場は一時マイナス圏に沈む場面もあったが、押し目買い意欲は根強く、全体としては底堅さを示した。投資家の関心は、割安水準とされる銘柄の物色に向かい始めており、市場全体に悲観的なムードは広がっていない。こうした中、観光や消費関連株の一角が堅調に推移し、相場を支える形となった。ハンセン指数の構成銘柄では、カジノや飲料関連など景気敏感株が買われた。ギャラクシー・エンターテインメント(0027/HK)は2.8%高、サンズ・チャイナ(1928/HK)が2.2%高、ビール大手のバドワイザーAPAC(1876/HK)は2.4%高だった。マカオの入境規制緩和や消費需要の回復期待が追い風となった。また、電機のレノボ・グループ(0992/HK)も2.2%高と買い進まれた。半面、テクノロジー関連株に利益確定売りが入り、下落が目立った。ウーシー・アップテック(2359/HK)は3.1%安、JDヘルス(6618/HK)は3.4%安、メイトゥアン(3690/HK)は3.1%安と軒並み下落した。直近で上昇していた銘柄が調整に転じたほか、中国当局による業界規制強化への懸念も上値を抑えた。バイオ医薬品セクターも軟調だった。ウーシー・バイオロジクス(2269/HK)が1.1%安、シノバイオファーマシューティカル(1177/HK)は0.1%安に沈んだほか、JD(9618/HK)も0.9%安となった。その他、消費関連ではチャウ・タイ・フック(1929/HK)が1.0%安、李寧(2331/HK)も0.8%安で推移した。中国本土市場は4日ぶりに反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.42%安の3897.71ポイントで取引を終了した。
<AK>
2025/12/02 18:30
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2日の中国本土市場概況:上海総合は4日ぶり反落、重要会議を前に慎重ムード
*18:25JST 2日の中国本土市場概況:上海総合は4日ぶり反落、重要会議を前に慎重ムード
2日の中国本土市場は4日ぶりに反落。主要指標の上海総合指数が前日比16.29ポイント(0.42%)安の3897.71ポイントで引けた。市場心理には慎重ムードが広がり、特に需給のひっ迫感が和らいだことで、上値追いには躊躇されやすかった。とはいえ、下値も限定的だった。足元で発表された経済指標などを受け、一部で景況感の悪化が意識されていたものの、来る中旬の共産党主導の重要経済会議を控え、政策対応への期待がくすぶっていたため、売り一辺倒とはならなかった。総じて、本日の相場は「節目到達後の利益確定売りで調整。ただし政策イベントを控えたことで、過度な売りにはならず、下げ幅は限定的」という展開。今後は経済会議の内容やその先の政策対応をめぐる思惑が相場を左右しやすい局面となる。セクター別では、半導体の下げが目立った。杭州士蘭微電子(600460/SH)が2.3%安、瑞芯微(603893/SH)が2.0%安、江蘇長電科技(600584/SH)が1.7%安と軒並み軟調な値動きを示した。また、非鉄金属やレアアースも安い。前日の上昇を受けた反動から売りは広がった。中国アルミ(601600/SH)が1.1%安、江西銅業(600362/SH)が1.0%安、中国北方稀土(600111/SH)が2.5%安、中金黄金(600489/SH)が1.7%安となった。半面、電力銘柄が上昇した。中ビン能源(600163/SH)が3.0%高、華電国際電力(600027/SH)と永泰能源(600157/SH)がそろって1.2上昇した。外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.38ポイント(0.15%)安の251.96ポイント、深センB株指数が2.40ポイント(0.18%)安の1296.75ポイントで終了した。
<AK>
2025/12/02 18:25
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は小反落、レアル安の進行や利下げ期待の後退で
*10:22JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は小反落、レアル安の進行や利下げ期待の後退で
【ブラジル】ボベスパ指数 158611.02 -0.29%1日のブラジル株式市場は小反落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比461.11ポイント安(-0.29%)安の158611.02で引けた。日中の取引レンジは158,029.50-159,223.90となった。前半はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。通貨レアル安の進行がブラジル株の圧迫材料。また、年内の利下げ期待の後退なども嫌気された。ほかに、内外景気の先行き不透明感が払しょくされていないことが引き続き懸念材料となった。半面、指数の下値は限定的。原油価格の上昇などが指数をサポートした。【ロシア】MOEX指数 2686.93 +0.39%1日のロシア株式市場は小幅続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比10.51ポイント高(+0.39%)の2686.93となった。日中の取引レンジは2,662.86-2,698.41となった。売りが先行した後は買い戻され、その後はプラス圏でもみ合った。ウクライナ「和平案」の前進期待が支援材料。また、原油価格の上昇も資源セクターの物色手掛かりとなった。半面、最近の上昇で足元では高値警戒感が強まり、やや伸び悩む展開となった。【インド】SENSEX指数 85641.90 -0.08%1日のインド株式市場は小幅続落。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比64.77ポイント安(-0.08%)の85641.90、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同27.20ポイント安(-0.10%)の26175.75で取引を終えた。前半はプラス圏で推移したが、その後は売りに押された。経済指標の悪化が警戒された。10月の鉱工業生産の増加率(前年同月比)は前月の4.6%(改定値)から0.4%に低下し、予想の2.5%を大幅に下回った。また、利下げの見送り観測も指数の足かせに。7-9月期のGDP成長率が予想以上に伸びたことを受け、今週12月3-5日に開催される金融政策決定会合では、政策金利が据え置かれる可能性があるとみられている。【中国】上海総合指数 3914.01 +0.65%週明け1日の中国本土市場は3日続伸。日本時間の主要指標の上海総合指数が前営業日比25.41ポイント高(+0.65%)の3914.01ポイントで引けた。足元では、12月中旬に開催予定の中央経済工作会議を控え、2026年の経済政策運営に関する基本方針が注目されている。この会議を契機とした国有資本を軸とする内需関連株の構造改革や産業政策強化への期待が強まり、内需分野を中心に買いが先行した。一方で、世界経済の先行きや米国の金融政策動向を慎重に見極めたいとの思惑から、資金の一部は抑制的な動きも残存。結果として、やや選別色の強い相場展開となった。全体としては、政策期待を支えに底堅く推移した。
<AK>
2025/12/02 10:22
注目トピックス 外国株
1日の香港市場概況:ハンセン指数は反発、米株高などで買い優勢
*18:20JST 1日の香港市場概況:ハンセン指数は反発、米株高などで買い優勢
週明け1日の香港市場は反発。主要88銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比174.37ポイント(0.67%)高の26033.26ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が42.66ポイント(0.47%)高の9172.84ポイントで引けた。香港株は前週末の米国株高を受け買い優勢で始まり、一時は堅調なムードが広がった。ただし、中国本土の景況感の悪化が改めて注目され、投資家の間には追加の景気刺激策に対する慎重な見方も根強かった。こうした警戒感が足元の買いをやや抑制する場面もあった。もっとも、中国当局による追加景気対策への思惑が重なり、資金流入の勢いが再び強まった。情報通信・テクノロジーセクターを中心に上昇が目立ち、相場全体を押し上げる支えとなった。その結果、売り一色にはならず、むしろ選別を交えた戻りが優勢となった。全体としては、外部環境の警戒と国内政策への期待との綱引きの中で、押し目買いが優勢となる展開となった。ハンセン指数の構成銘柄では、ネット関連を中心に買いが集まり、ネットイース(9999/HK)が3.9%高、新東方教育(9901/HK)が3.5%高、JDヘルス(6618/HK)が3.93%高となった。米株高と政策期待を背景に、成長性を評価する資金が流入した。中でも好決算観測や企業提携報道を手掛かりに買われる銘柄が目立ち、ハンセン指数の上昇を主導した。半面、情報技術セクターの一角であるポップマート・インターナショナル(9992/HK)が4.3%安、メイトゥアン(3690/HK)が2.9%安、シャオミ(1810/HK)が1.8%安と下げが目立った。前週末にかけて上昇が続いた反動に加え、中国景況感の弱さを背景とした業績懸念が重しとなった。新興テクノロジー株には利益確定売りが波及し、セクター全体の重荷となった。中国本土市場は3日続伸。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.65%高の3914.01ポイントで取引を終了した。
<AK>
2025/12/01 18:20
注目トピックス 外国株
1日の中国本土市場概況:上海総合指数は3日続伸、産業政策への期待感が高まる
*18:15JST 1日の中国本土市場概況:上海総合指数は3日続伸、産業政策への期待感が高まる
週明け1日の中国本土市場は3日続伸。日本時間の主要指標の上海総合指数が前営業日比25.41ポイント(0.65%)高の3914.01ポイントで引けた。足元では、12月中旬に開催予定の中央経済工作会議を控え、2026年の経済政策運営に関する基本方針が注目されている。この会議を契機とした国有資本を軸とする内需関連株の構造改革や産業政策強化への期待が強まり、内需分野を中心に買いが先行した。一方で、世界経済の先行きや米国の金融政策動向を慎重に見極めたいとの思惑から、資金の一部は抑制的な動きも残存。結果として、やや選別色の強い相場展開となった。全体としては、政策期待を支えに底堅く推移した。業種別では、金鉱株やレアアースなどが買われた。紫金鉱業集団(601899/SH)が5.2%高、中金黄金(600489/SH)が1.7%高、洛陽モリブデン(603993/SH)が6.5%高とそろって堅調な値動きを示した。ハイテク株も買われた。北京兆易創新科技(603986/SH)が4.8%高、半導体製造装置の瑞芯微(603893/SH)が3.7%高、半導体の封止・検査で中国首位の江蘇長電科技(600584/SH)が3.3%高で引けた。ほかに、航空会社も高い。中国国際航空(601111/SH)が5.4%高、吉祥航空(603885/SH)が4.3%高、中国南方航空(600029/SH)が3.0%高、中遠海運特殊運輸 (600428/SH)が5.2%高で引けた。外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.02ポイント(0.01%)高の252.35ポイント、深センB株指数が4.54ポイント(0.35%)高の1299.15ポイントで終了した。
<AK>
2025/12/01 18:15
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は小反発、年内の米利下げ期待などを好感
*10:42JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は小反発、年内の米利下げ期待などを好感
【ブラジル】ボベスパ指数 159072.13 +0.45%11月28日のブラジル株式市場は小反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比712.36ポイント高(+0.45%)の159072.13で引けた。日中の取引レンジは158,077.70-159,689.00となった。売りが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。年内の米利下げ期待の高まりや米株高などが好感され、ブラジル株にも買いが広がった。また、通貨レアル高の進行も支援材料。半面、原油価格の下落が資源セクターの売り手掛かりとなった。また、雇用市場の悪化なども引き続き懸念材料となった。【ロシア】MOEX指数 2676.42 +2.10%11月28日のロシア株式市場は大幅反発。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比55.05ポイント高(+2.10%)の2676.42となった。日中の取引レンジは2,623.38-2,685.88となった。買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。連日の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢。また、年内の米利下げ期待の高まりも好感された。ほかに、ウクライナ交渉の前進期待などがロシア株の支援材料となった。【インド】SENSEX指数 85706.67 -0.02%11月28日のインド株式市場は小反落。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比13.71ポイント安(-0.02%)の85706.67、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同12.60ポイント安(-0.05%)の26202.95で取引を終えた。買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。通貨ルピーの先安観などが引き続き警戒された。また、7-9月期の国内総生産(GDP)が取引終了後に発表されるため、慎重ムードも強まった。なお、7-9月期のGDP成長率は8.1%となり、前月の7.8%と予想の7.4%を上回った。【中国】上海総合指数 3888.60 +0.34%11月28日の中国本土市場は続伸。主要指標の上海総合指数は前日比13.34ポイント高(+0.34%)の3888.60ポイントで引けた。朝方は安く始まったものの、調整著しかったハイテク株を軸に「値ごろ感からの押し目買い」が広がったとの報道があった。特に半導体、自動車、バッテリー関連、それに証券株の上昇が目立った。
<AK>
2025/12/01 10:42
注目トピックス 外国株
28日の香港市場概況:ハンセン指数は5日ぶり反落、不動産が下げ主導
*18:56JST 28日の香港市場概況:ハンセン指数は5日ぶり反落、不動産が下げ主導
28日の香港市場は5日ぶりに反落。主要88銘柄で構成されるハンセン指数が前日比87.04ポイント(0.34%)安の25858.89ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が34.69ポイント(0.38%)安の9130.18ポイントと5日ぶりに反落した。香港市場では景気先行きへの不透明感が投資家心理を冷やす一方、一部テック株に限った買いが支え材料となった。中国本土の不動産大手の経営問題を受け内需関連のリスクが意識され、金融や保険など本土系銘柄に売りが波及。一部報道によればこの経営不安が中国全体の経済見通しの警戒を強めた。特に国有大手銀行や生保を含む金融セクターがそろって軟調。これがハンセン指数の重荷となり、投資家は内需や信用リスクを避ける傾向を強めた。他方、テック株の一角では買いが入った。とはいえ全体としてはリスク回避ムードが勝った。ハンセン指数の構成銘柄では、不動産業が下落率で最も大きく、チャイナ・オーバーシーズ(0688/HK)が2.85%安、華潤置地(1109/HK)が2.33%安、新鴻基地産(0016/HK)が0.60%安となった。背景には中国大手不動産企業の経営問題に加え、信用不安の再燃とそれに伴う景気悪化懸念がある。投資家のセンチメントは内需関連の見通し悪化を受けて慎重に傾いた。続いて売りが目立ったのは金融業で、中国人寿保険(2628/HK)が1.68%安、AIAグループ(1299/HK)が1.77%安、工商銀行(1398/HK)が0.77%安となった。その他、平安保険(2318/HK)や中国建設銀行(0939/HK)なども軟調で、中国景気の先行き懸念が銀行や保険といった本土系金融株に対する売り圧力を強めた。反面、カジノ・レジャー関連が買い優勢となり、ポップマート(9992/HK)が2.84%高、サンズチャイナ(1928/HK)が2.61%高、ギャラクシー・エンターテインメント(0027/HK)が1.36%高となった。中国本土からの観光需要回復期待やイベント需要への思惑が、消費関連や娯楽株への買いを後押ししたとの見方がある。本土市場は続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.34%高の3888.60ポイントで取引を終了した。
<AK>
2025/11/28 18:56
注目トピックス 外国株
28日の中国本土市場概況:上海総合は続伸、ハイテク株に買い戻しが優勢
*18:42JST 28日の中国本土市場概況:上海総合は続伸、ハイテク株に買い戻しが優勢
28日の中国本土市場は続伸。主要指標の上海総合指数は前日比13.34ポイント(0.34%)高の3888.60ポイントで引けた。朝方は安く始まったものの、調整著しかったハイテク株を軸に「値ごろ感からの押し目買い」が広がったとの報道があった。特に半導体、自動車、バッテリー関連、それに証券株の上昇が目立った。一方で、銀行株や電力、保険といったディフェンシブ銘柄の売りが見られた。こうした売りはリスク許容度の高い資金が成長・景気敏感株に移ったためと受け止められている。市場心理としては、先行調整の溜まっていたセクターへ再評価の動きが優勢となった。セクター別では、自動車銘柄が高い。広州汽車集団(601238/SH)が10.0%高、重慶千里科技(601777/SH)が3.9%高、北汽藍谷新能源科技(600733/SH)が3.6%高と軒並み買われた。また、ハイテク関連もしっかり。方正科技集団(600601/SH)が3.5%高、瑞芯微(603893/SH)が1.8%高、中電科数字技術(600850/SH)が1.2%高となった。半面、銀行株は下落。中国郵政儲蓄銀行(601658/SH)が1.9%安、中国銀行(601988/SH)と交通銀行(601328/SH)がそろって1.6%安となった。外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.83ポイント(0.73%)高の252.33ポイント、深センB株指数が5.33ポイント(0.41%)高の1294.61ポイントで終了した。
<AK>
2025/11/28 18:42
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は弱含み、雇用市場の悪化などが足かせ
*10:11JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は弱含み、雇用市場の悪化などが足かせ
【ブラジル】ボベスパ指数 158359.77 -0.12%27日のブラジル株式市場は弱含み。主要株価指数のボベスパ指数は前日比195.17ポイント安(-0.12%)の158359.77で引けた。日中の取引レンジは158,167.10-158,864.00となった。買いが先行した後は売りに押され、引けまで狭いレンジでもみ合った。雇用市場の悪化が指数の足かせに。10月の新規雇用者数は前月の21万3002人から8万5147人に急減した。また、通貨レアル安の進行もブラジル株の圧迫材料。半面、原油価格の上昇が資源セクターの物色手掛かりとなった。また、米利下げ期待の再燃なども指数をサポートした。【ロシア】MOEX指数 2621.37 -1.76%27日のロシア株式市場は続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比47.01ポイント安(-1.76%)の2621.37となった。日中の取引レンジは2,605.13-2,674.23となった。買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。最近の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りは継続。また、ウクライナ交渉を見極めたいとのムードも買い手控える要因だ。半面、経済指標の改善が好感された。10月の鉱工業生産の増加率(前年同月比)はプラス3.1%となり、前月のプラス0.3%と予想のマイナス0.2%を上回った。また、原油価格の上昇も資源セクターの物色手掛かりとなった。【インド】SENSEX指数 85720.38 +0.13%27日のインド株式市場は強含み。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比110.87ポイント高(+0.13%)の85720.38、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同10.25ポイント高(+0.04%)の26215.55で取引を終えた。後半はマイナス圏に転落する場面もあったが、その後は再び買い戻された。米利下げ期待の再燃が好感され、買いはやや優勢。また、海外株の上昇も買い安心感を与えた。【中国】上海総合指数 3875.26 +0.29%27日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比11.08ポイント高(+0.29%)の3875.26ポイントと反発。中国当局は追加の景気支援策を打ち出すとの見方が広がったことが支援材料となった。2026年の経済政策を決める中央経済工作会議が12月中旬ごろに開催される見通しは変わらず、市場関係者の間では来年1月にも預金準備率や政策金利を引き下げる可能性があるとの観測が広がっている。
<AK>
2025/11/28 10:11
注目トピックス 外国株
27日の香港市場概況:香港市場は小幅高
*18:11JST 27日の香港市場概況:香港市場は小幅高
27日の香港市場は小幅高。主要88銘柄で構成されるハンセン指数が前日比17.85ポイント(0.07%)高の25945.93ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)は2.50ポイント(0.03%)高の9164.87ポイントで引けた。報道によると、中国当局は11月27日、消費の促進に向けた新たな政策ガイドラインを発表した。2027年までに「3つの兆人民元クラス消費分野」「10の千億人民元クラス消費分野」を育成する方針を掲げている。ハンセン指数の構成銘柄では、消費関連がしっかりとなった。フィギュア・玩具の泡泡瑪特国際集団(ポップ・マート:9992/HK)は6.8%高、自動車ディーラー中国大手の中升集団HD(881/HK)は2.5%高、乳製品メーカーの中国蒙牛乳業(2319/HK)が1.8%高。自動車セクターも強含み。浙江零ホウ科技(9863/HK)が4.9%高、奇瑞汽車(9973/HK)が4.7%高。一方、中国の不動産セクターはさえない。万科企業(2202/HK)が7.7%安、世茂集団HD(813/HK)は6.4%安、龍湖集団HD(960/HK)は3.7%安。ハンセン指数の構成銘柄では47が上昇、38が下落、変わらずは3で買いがやや優勢だった。
<AK>
2025/11/27 18:11
注目トピックス 外国株
27日の中国本土市場概況:上海総合指数は小幅高
*17:48JST 27日の中国本土市場概況:上海総合指数は小幅高
27日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比11.08ポイント(0.29%)高の3875.26ポイントと反発。中国当局は追加の景気支援策を打ち出すとの見方が広がったことが支援材料となった。2026年の経済政策を決める中央経済工作会議が12月中旬ごろに開催される見通しは変わらず、市場関係者の間では来年1月にも預金準備率や政策金利を引き下げる可能性があるとの観測が広がっている。業種別では、ハイテクがややしっかり。アナログ半導体チップの中電科芯片技術(600877/SH)が10.0%高、産業向けIoT事業の富士康工業互聯網(601138/SH)と電子部品メーカー大手の環旭電子(601231/SH)が2.3%高、フラッシュメモリー中国大手の北京兆易創新科技(603986/SH)が2.2%高。銀行・保険株も強含み。中国農業銀行(601288/SH)が2.0%高、上海農村商業銀行(601825/SH)が1.9%高。一方、医薬関連株はさえない動きとなった。薬明康徳(603259/SH)は3.2%安、昭衍新薬(603127/SH)が1.4%安、上海復星医薬集団(600196/SH)は1.2%安。なお、外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.31ポイント(0.52%)安の250.50ポイント、深センB株指数は0.18ポイント(0.01%)安の1289.28ポイントで27日の取引を終了した。
<AK>
2025/11/27 17:48
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は堅調推移
*10:39JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は堅調推移
【ブラジル】ボベスパ指数 158559.72 +1.70%26日のブラジル株式市場は堅調推移。主要株価指数のボベスパ指数は、前営業日比2649.54ポイント高(+1.70%)の158559.72で引けた。ボべスパ指数の84の構成銘柄では67が上昇、15が下落、変わらずは2。欧米、インドなどの株高が好感されたようだ。主な上昇銘柄はルモ(RAIL3)は9.14%高、主な値下がり銘柄は、ハプビターパーティシパコーズインベスティメントーズ(HAPV3)は6.45%安。【ロシア】MOEX指数 2668.38 -0.65%26日のロシア株式市場は反落。主要株価指数のMOEXロシア指数は、前日比17.57ポイント安(-0.65%)の2668.38で引けた。日中の取引レンジは、2660.88-2679.97。ウクライナ戦争の終結を巡って売買交錯となったが、ロシア経済の先行きは不透明であること、金融緩和を期待できるインドなどに資金を向ける動きが出ており、株価指数を圧迫した。経済制裁緩和は織り込み済みとなった。ただ、原油価格の動向は特に意識されていないようだ。【インド】SENSEX指数 85609.51 +1.21%26日のインド株式市場は堅調推移。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比1022.50ポイント高(+1.21%)の85609.51、ナショナル証券取引所の主要50社株価指ニフティは320.50ポイント高(+1.24%)の26205.30で取引を終えた。金利先安観は消えていないことやウクライナ戦争の終結は近いとの見方が浮上し、外部環境の改善が期待されたことで買いが強まる展開。30社株価指数SENSEXの構成銘柄では、上昇が28、下落は2、変わらずは0で買いが優勢となった。バジャジ・フィンサーブ(BJFIN)の上げが目立った。一方、バーティ・エアテル(BHATI)はさえない動きとなった。【中国】上海総合指数 3864.18 -0.15%26日の中国本土市場は小幅安。主要指標の上海総合指数は前日比5.84ポイント安(-0.15%)の3864.18ポイントで引けた。来年1月にも預金準備率や政策金利を引き下げる可能性があるとの見方が広がっているが、国内関連の新規材料には乏しく、伸び悩んだ。銀行・保険株の下げが影響したようだ。中国工商銀行(601398/SH)と中国銀行(601988/SH)は1.8%安、中国農業銀行(601288/SH)が1.6%安、中国人民保険集団(601319/SH)は1.2%安。軍需産業関連も弱含み。長城軍工(601606/SH)が8.0%安、軍用電子機器の中国海防(600764/SH)は5.6%安。そのほかでは、深セン市明微電子股分(688699/SH)、蘇州長光華芯光電技術(688048/SH)が20.0%高と値を上げたが、江蘇厚生新能源科技(688426/SH)は10.8%安とさえない値動きとなった。一方、ハイテク株はしっかり。半導体製造装置の瑞芯微(603893/SH)が4.2%高、富士康工業互聯網(601138/SH)が4.1%高と強い動きを見せた。なお、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.69ポイント(0.27%)安の251.81ポイント、深センB株指数が2.86ポイント(0.22%)安の1289.46ポイントで26日の取引を終了した。
<AK>
2025/11/27 10:39
注目トピックス 外国株
26日の香港市場概況:香港市場は小幅高
*18:08JST 26日の香港市場概況:香港市場は小幅高
26日の香港市場は小幅高。主要88銘柄で構成されるハンセン指数が前日比33.53ポイント(0.13%)高の25928.08ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)は4.06ポイント(0.04%)高の9162.37ポイントで引けた。25日の米国株高は支援材料になるとみられたが、大きな影響はなかった。来年1月にも預金準備率や政策金利を引き下げる可能性があるとの見方が広がっているが、国内関連の新規材料には乏しく、伸び悩んだ。ハンセン指数の構成銘柄では51が上昇、32が下落、変わらずは5。ハンセン指数の構成銘柄では、デリバリー事業大手の美団(3690/HK)が5.7%高、宅配サービス中国大手の中通快逓(2057/HK)が4.2%高、中国ニット衣料最大手の申洲国際集団HD(2313/HK)が3.2%高、医薬関連もしっかり。江蘇恒瑞医薬(1276/HK)が4.6%高、三生製薬(1530/HK)が3.8%、石薬集団(1093/HK)が2.3%高。消費セクターの一角もしっかり。組み立てキャラクター玩具の布魯可集団(325/HK)が2.1%高、免税店の中国旅遊集団中免(1880/HK)が3.3%高。半面、プラットフォーマー関連の銘柄は弱含み。ショート動画投稿アプリの快手科技(1024/HK)が2.8%安、動画配信プラットフォーム中国大手のビリビリ(9626/HK)が2.4%、音楽配信大手の騰訊音楽娯楽集団(テンセント・ミュージック:1698/HK)が2.2%安で26日の取引を終えた。
<AK>
2025/11/26 18:08
注目トピックス 外国株
26日の中国本土市場概況:中国本土市場は小幅安
*17:39JST 26日の中国本土市場概況:中国本土市場は小幅安
26日の中国本土市場は小幅安。主要指標の上海総合指数は前日比5.84ポイント(0.15%)安の3864.18ポイントで引けた。来年1月にも預金準備率や政策金利を引き下げる可能性があるとの見方が広がっているが、国内関連の新規材料には乏しく、伸び悩んだ。銀行・保険株の下げが影響したようだ。中国工商銀行(601398/SH)と中国銀行(601988/SH)は1.8%安、中国農業銀行(601288/SH)が1.6%安、中国人民保険集団(601319/SH)は1.2%安。軍需産業関連も弱含み。長城軍工(601606/SH)が8.0%安、軍用電子機器の中国海防(600764/SH)は5.6%安。そのほかでは、深セン市明微電子股分(688699/SH)、蘇州長光華芯光電技術(688048/SH)が20.0%高と値を上げたが、江蘇厚生新能源科技(688426/SH)は10.8%安とさえない値動きとなった。一方、ハイテク株はしっかり。半導体製造装置の瑞芯微(603893/SH)が4.2%高、富士康工業互聯網(601138/SH)が4.1%高と強い動きを見せた。なお、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.69ポイント(0.27%)安の251.81ポイント、深センB株指数が2.86ポイント(0.22%)安の1289.46ポイントで26日の取引を終了した。
<AK>
2025/11/26 17:39
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は強含み、経済制裁緩和の可能性が高まっている
*10:37JST 概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は強含み、経済制裁緩和の可能性が高まっている
【ブラジル】ボベスパ指数 155910.18 +0.41%25日のブラジル株式市場はやや強含み。主要株価指数のボベスパ指数は、前営業日比632.62ポイント高(+0.41%)の155910.18で引けた。ボべスパ指数の84の構成銘柄では54が上昇、25が下落、変わらずは3。米国株高が好感されたようだ。ウジナス・シデルルジカス・デ・ミナスジェライス(USIM5)はしっかり。一方、マルコポーロ(POMO4)はさえない値動きとなった。【ロシア】MOEX指数 2685.95 +1.17%25日のロシア株式市場は強含み。主要株価指数のMOEXロシア指数は、前日比31.11ポイント高(1.17%)の2685.95で引けた。日中の取引レンジは、2639.72-2695.04。ロシア経済の先行きは不透明であるものの、経済制裁緩和の可能性が高まっており、株価指数の先高観が浮上している。原油価格の動向は特に意識されていないようだ。【インド】SENSEX指数 84587.01 -0.37%25日のインド株式市場は弱含み。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比313.70ポイント安(-0.37%)の84587.01、ナショナル証券取引所の主要50社株価指ニフティは74.70ポイント安(-0.29%)の25884.80で取引終了。金利先安観はあるものの、強気になれない状況が続いている。30社株価指数SENSEXの構成銘柄では、上昇が7、下落は23、変わらずは0で売りが優勢。バーラト・エレクトロニクス(BHE)の上げが目立ったが、タタ・モーターズ・パッセンジャー・ビークル(TMPV)はさえない動きとなった。【中国】上海総合指数 3870.02 +0.87%25日の中国本土市場は続伸。主要指標の上海総合指数が前日比33.26ポイント高(+0.87%)の3870.02ポイントで引けた。米中首脳の電話協議とその後の米大統領による「中国との関係は非常に強固だ」との投稿を受け、投資家の米中対立懸念が後退し、投資家心理の改善に繋がった。銀行・保険セクターが買われ、リスクオンの地合いが広がった。ネガティブ材料としては世界的な景気減速懸念などが依然として重石となった。これを受けて慎重な姿勢も散見されたが、ポジティブ材料が優勢となり、本日の相場を支えた。結果、主要指数は前日比0.86%高で続伸し、株価上昇基調が維持された。セクター別では、ハイテク関連が堅調。北京兆易創新科技(603986/SH)が6.4%高、広東生益科技(600183/SH)が5.1%高、方正科技集団(600601/SH)が4.2%高、環旭電子(601231/SH)が3.2%高、半導体製造装置の瑞芯微(603893/SH)が2.6%高となった。また、金鉱株も高い。中金黄金(600489/SH)が4.2%高、山東黄金(600547/SH)が2.5%高、洛陽モリブデン(603993/SH)が4.0%高となった。ほかに、金融や不動産、自動車なども買われた。
<NH>
2025/11/26 10:37
注目トピックス 外国株
25日の香港市場概況:ハンセン指数は続伸、米中関係の改善期待で
*18:18JST 25日の香港市場概況:ハンセン指数は続伸、米中関係の改善期待で
25日の香港市場は続伸。主要88銘柄で構成されるハンセン指数が前日比178.05ポイント(0.69%)高の25894.55ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が78.89ポイント(0.87%)高の9158.31ポイントで引けた。前日の米株高が投資家心理を支え、米中首脳協議後の関係改善期待も相場に追い風となった。一方で、中国本土経済の先行き不安や不動産関連の懸念は依然として重しとなり、買い一巡後の利益確定売りも一部で見られた。ただし、電子商取引やクラウド分野への関心の高まりを背景に、本土系テック株が相場をけん引した。ハンセン指数の構成銘柄では、医薬・ハイテク関連が物色され、石薬集団(01093/HK)が2.8%高、アリババ・ヘルス(00241/HK)が4.4%高、BYDエレクトロニクス(00285/HK)が2.1%高と大幅高。米金利安定や業績期待を背景に、成長期待の高いセクターに資金が流入した。特に小売り向け医薬品・電子部品など内需消費の底堅さが評価され、シャオミ(01810/HK)も4.4%高、百度(09888/HK)は4.6%高と堅調に推移した。半面、ガラスや不動産関連を中心とする建材セクターに売りが波及。恒隆地産(00101/HK)は1.8%安、新鴻基地産(0016/HK)が0.3%安となった。中国本土の不動産市場低迷が続く中、商業施設の収益見通し悪化や賃料収入の鈍化が嫌気された。また、金利高止まりへの警戒感が不動産株全体の重しとなった。また、航空株も大幅安。中国東方航空(670/HK)が5.9%安、中国国際航空(753/HK)が3.3%安、中国南方航空(1055/HK)が1.9%安で取引を終えた。本土市場は続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.87%高の3870.02ポイントで取引を終了した。ハイテクが高い。素材や金融、不動産なども買われた。半面、航空株の下げが目立った。
<AK>
2025/11/25 18:18
注目トピックス 外国株
25日の中国本土市場概況:上海総合は続伸、米中対立懸念が後退
*18:11JST 25日の中国本土市場概況:上海総合は続伸、米中対立懸念が後退
25日の中国本土市場は続伸。主要指標の上海総合指数が前日比33.26ポイント(0.87%)高の3870.02ポイントで引けた。米中首脳の電話協議とその後の米大統領による「中国との関係は非常に強固だ」との投稿を受け、投資家の米中対立懸念が後退し、投資家心理の改善に繋がった。銀行・保険セクターが買われ、リスクオンの地合いが広がった。ネガティブ材料としては世界的な景気減速懸念などが依然として重石となった。これを受けて慎重な姿勢も散見されたが、ポジティブ材料が優勢となり、本日の相場を支えた。結果、主要指数は前日比0.86%高で続伸し、株価上昇基調が維持された。セクター別では、ハイテク関連が堅調。北京兆易創新科技(603986/SH)が6.4%高、広東生益科技(600183/SH)が5.1%高、方正科技集団(600601/SH)が4.2%高、環旭電子(601231/SH)が3.2%高、半導体製造装置の瑞芯微(603893/SH)が2.6%高となった。また、金鉱株も高い。中金黄金(600489/SH)が4.2%高、山東黄金(600547/SH)が2.5%高、洛陽モリブデン(603993/SH)が4.0%高となった。ほかに、金融や不動産、自動車なども買われた。半面、航空セクターが安い。中国東方航空(600115/SH)が3.9%安、中国国際航空(601111/SH)が3.0%安、中国南方航空(600029/SH)が2.9%安となった。外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.79ポイント(0.31%)高の252.50ポイント、深センB株指数が15.01ポイント(1.18%)高の1292.32ポイントで終了した。
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2025/11/25 18:11
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は小反発、米利下げ期待を引き続き好感
*10:03JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は小反発、米利下げ期待を引き続き好感
【ブラジル】ボベスパ指数 155277.56 +0.33%24日のブラジル株式市場は小反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比507.46ポイント高(+0.33%)の155277.56で引けた。日中の取引レンジは154,529.20-155,832.30となった。売りが先行した後は買い戻され、引けまで高値圏でもみ合った。米利下げ期待の再燃が引き続き好感され、買いは優勢。また、原油価格の上昇も資源セクターの物色手掛かり。ほかに、通貨レアル高の進行がブラジル株の支援材料となった。半面、指数の上値は重い。国内の利下げ期待の後退などが指数の上値を抑えた。【ロシア】MOEX指数 2654.84 -1.12%24日のロシア株式市場は反落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比30.19ポイント安(-1.12%)の2654.84となった。日中の取引レンジは2,645.91-2,713.02となった。買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。前日の大幅上昇を受けた反動から利益確定売りが優勢となった。一方、原油価格の上昇が指数をサポート。また、米利下げ期待の再燃なども外資の流出懸念をやや後退させた。【インド】SENSEX指数 84900.71 -0.39%24日のインド株式市場は小幅続落。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比331.21ポイント安(-0.39%)の84900.71、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同108.65ポイント安(-0.42%)の25959.50で取引を終えた。プラス圏で推移した後は終盤マイナス圏に転落した。通貨ルピーの先安観が指数の足かせに。年末までの米ドル対ルピーのレートは1米ドル=90ルピーまでルピー安が進行すると予測されている。また、11月の民営企業の活動指数が6カ月ぶりの低水準を記録したとの報告も景気の先行き不安を高めた。【中国】上海総合指数 3836.77 +0.05%24日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前営業日比1.87ポイント高(+0.05%)の3836.77ポイントと小幅高。米連邦準備制度理事会(FRB)が12月の連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利下げを決定するとの見方が広がっており、中国本土でも、米中金利差を背景に緩和余地が広がるとの見方が浮上したことが要因。ただ、12月中旬ごろに開かれる中国で開かれる中央経済工作会議の結果を見極めたいとするムードが広がっており、売買は拮抗となった。
<AK>
2025/11/25 10:03
注目トピックス 外国株
21日の香港市場概況:香港市場は大幅安
*18:13JST 21日の香港市場概況:香港市場は大幅安
21日の香港市場は大幅安。主要88銘柄で構成されるハンセン指数が前日比615.55ポイント(2.38%)安の25220.02ポイントと大幅下落。本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)は223.56ポイント(2.45%)安の8919.78ポイントで引けた。ハンセン指数の構成銘柄では4が上昇、83が下落、変わらずは1で大部分の銘柄が値下がり。人工知能(AI)産業の過剰投資や関連銘柄の割高感などに対する懸念は消えていないため、午後の取引でも20日の米国株安に対するネガティブな反応がみられた。米追加利下げ観測は後退し、中国の金融緩和への期待がやや低下していることも株式相場を圧迫したようだ。ハンセン指数の構成銘柄では、香港リート(不動産投資信託)の領展房地産投資信託基金(823/HK)が7.5%安、オンライン医療の京東健康(JDヘルス:6618/HK)が8.6%安。セクター別では、半導体弱含み。ASMPT(522/HK)が6.1%安、中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が6.4%安。値上り銘柄では龍湖集団(960/HK)が1.4%高、小米集団(1810/HK)が1.0%高でこの日の取引を終えた。
<AK>
2025/11/21 18:13
注目トピックス 外国株
21日の中国本土市場概況:上海総合指数は続落
*18:03JST 21日の中国本土市場概況:上海総合指数は続落
21日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比96.16ポイント(2.45%)安の3834.89ポイントと続落。人工知能(AI)産業の過剰投資や関連銘柄の割高感などに対する懸念は消えていないため、20日の米国株安に対するネガティブな反応がみられた。米追加利下げ観測は後退し、中国の金融緩和への期待がやや低下していることも株式相場を圧迫したようだ。業種別では、非鉄金属株が弱含み。西蔵珠峰資源(600338/SH)がストップ安、雲南省貴金属新材料HD(600459/SH)が8.6%安、四川宏達(600331/SH)が7.6%安。一方、造船株は強含み。中船海洋与防務装備(600685/SH)は6.4%高、江蘇亜星錨鏈(601890/SH)は3.4%高。なお、外貨建てB株相場は、上海B株指数が4.48ポイント(1.76%)安の249.45ポイント、深センB株指数が22.60ポイント(1.73%)安の1280.37ポイントで21日の取引を終えた。
<AK>
2025/11/21 18:03
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は弱含み、米利下げ期待の後退などが足かせ
*10:13JST 概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は弱含み、米利下げ期待の後退などが足かせ
【ブラジル】ボベスパ指数 休場20日のブラジル株式市場は黒人の意識高揚の日で休場となった。【ロシア】MOEX指数 2628.31 -0.67%20日のロシア株式市場は弱含み。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比17.71ポイント安(-0.67%)の2628.31となった。日中の取引レンジは2,617.57-2,661.12となった。中盤はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。米利下げ期待の後退が警戒され、売りは優勢。また、海外市場の下落もロシア株の売り圧力を強めた。半面、指数の下値は限定的。デフレ懸念がやや後退していることが指数をサポートした。【インド】SENSEX指数 85632.68 +0.52%20日のインド株式市場は続伸。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比446.21ポイント高(+0.52%)の85632.68、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同139.50ポイント高(+0.54%)の26192.15で取引を終えた。買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。SENSEX指数はこの日、過去最高値を更新して引けた。米ハイテク株の上昇を受け、ITセクターに物色の動きが活発になった。また、年内の利下げ期待なども引き続き好感された。【中国】上海総合指数 3931.05 -0.40%20日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比15.69ポイント安(-0.40%)の3931.05ポイントと反落した。約1カ月ぶりの安値水準を付けている。米追加利下げの期待が後退し、中国の金融緩和も先送りされるとの見方が浮上しており、株式相場を圧迫した。米金利上昇に伴う米ドル高を背景に、人民元の先安感が強まったこともマイナス。
<AK>
2025/11/21 10:13