注目トピックス 外国株ニュース一覧

注目トピックス 外国株 22日の香港市場概況:ハンセン指数は軟調推移 *18:17JST 22日の香港市場概況:ハンセン指数は軟調推移 10月22日の香港市場は、主要88銘柄で構成されるハンセン指数が前日比245.78ポイント(0.94%)安の25781.77ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が78.88ポイント(0.85%)安の9223.78ポイントと反落。売買代金は2646億5690万香港ドル。米中関係を巡る不透明感が払しょくされていないため、売りが優勢となった。中国政府の経済政策への期待は持続しており、中国本土における金融緩和の思惑が浮上しているものの、売りの勢いが勝ったようだ。ハンセン指数の構成銘柄88で上昇は20、下落は66、変わらずは2で売りが優勢だった。ハンセン指数の構成銘柄では、宝飾小売チェーン大手の周大福珠宝(1929/HK)が5.7%安、医薬品メーカーの石薬集団(1093/HK)が5.2%安、中国オンラインゲーム大手の網易(ネットイース:9999/HK)が4.4%安。セクター別では、金相場の下落を受けて金鉱が安い。霊宝黄金(3330/HK)が4.7%安、山東黄金鉱業(1787/HK)が2.6%安。医療サービスや医療機器の銘柄群もさえない。京東健康(6618/HK)が3.7%安、平安健康医療科技(1833/HK)が2.9%安。一方、中国不動産セクターの一角はしっかり。雅居楽集団HD(3383/HK)が6.3%高、合景泰富地産HD(1813/HK)は3.9%高。他の個別株動向では、キャラクター商品「ラブブ」などを擁するフィギュア・玩具の泡泡瑪特国際集団(ポップ・マート:9992/HK)が2.4%高となっている。 <AK> 2025/10/22 18:17 注目トピックス 外国株 22日の中国本土市場概況:上海総合指数は小幅安 *18:11JST 22日の中国本土市場概況:上海総合指数は小幅安 10月22日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比2.57ポイント(0.07%)安の3913.76ポイントと小幅安となった。トランプ米大統領は次回の米中会談で良い通商取引が結べる見通しと述べながらも、予定している首脳会談が実現しない可能性に言及したことが嫌気されたようだ。ただ、中国政府の経済政策への期待は持続している。また、市場参加者の間では年末までに預金準備率と政策金利が引き下げられるとの観測も浮上しているようだ。業種別では、ハイテクがさえない。嘉興斯達半導体(603290/SH)が7.1%安、パワー半導体の杭州士蘭微電子(600460/SH)が4.5%安。金先物の急落を受けて産金株も安い。赤峰黄金(600988/SH)が3.4%安、山東黄金(600547/SH)は3.0%安。半面、不動産株はしっかり。中華企業(600675/SH)と京能置業(600791/SH)が3.6%高、華遠地産(600743/SH)は3.2%高。外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.99ポイント(0.38%)安の260.41ポイント、深センB株指数が11.98ポイント(0.88%)安の1342.17ポイントで取引を終了した。 <AK> 2025/10/22 18:11 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は弱含み *09:04JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は弱含み 【ブラジル】ボベスパ指数 144085.16 -0.29%21日のブラジル株式市場は弱含み。主要株価指数のボベスパ指数は、前営業日比424.16ポイント安(-0.29%)の144085.16で引けた。ボべスパ指数の84の構成銘柄では39が上昇、41が下落、変わらずは2。バモス・ロカサオ・デ・カミンオエス・マキナス・エ・エ(VAM03)(RAIZ4)の上げが目立った。一方、ブラバ・エネルジア(BRAV3)はさえない値動きとなった。【ロシア】MOEX指数 2632.42 -4.10%21日のロシア株式市場は大幅安。主要株価指数のMOEXロシア指数は、前日比112.41ポイント安(-4.10%)の2632.42で引けた。日中の取引レンジは、2608.42-2715.78。ウクライナ戦争の終結に向けた動きはやや停滞しており、対米関係のすみやかな改善は期待できないことから、利益確定を狙った売りが活発となった。【インド】SENSEX指数 84426.34 +0.07%21日のインド株式市場は小幅高。この日は1時間のみの時間短縮取引。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比62.97ポイント高(+0.07%)の84426.34、ナショナル証券取引所の主要50社株価指ニフティは25.45ポイント高(+0.10%)の25868.60で取引終了。30社株価指数SENSEXの構成銘柄では、上昇が16、下落は13、変わらずは1で買いがやや優勢。主な値上がり銘柄はバジャジ・フィンサーブ(BJFIN)、アクシス銀行(AXSB)。一方、主な値下がり銘柄はコダック・マヒンドラ銀行(KMB)、ICNCI銀行(ICICIBC)。外部環境の改善を好感した買いが入ったようだ。【中国】上海総合指数 3916.33 +1.36%21日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比52.44ポイント高(+1.36%)の3916.33ポイントと続伸。米中対立が一段と深まる可能性は低下しつつあること、中国の経済政策への期待が支援材料となった。中国共産党は10月20-23日に第20期中央委員会第4回全体会議(4中全会)を開催し、来年から始まる第15次5カ年計画(2026-30年)について協議する。内需拡大などが主要テーマになるとの見方が多い。 <AK> 2025/10/22 09:04 注目トピックス 外国株 21日の香港市場概況:ハンセン指数は強含み *18:16JST 21日の香港市場概況:ハンセン指数は強含み 21日の香港市場は、主要88銘柄で構成されるハンセン指数が前日比168.72ポイント(0.65%)高の26027.55ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が69.99ポイント(0.76%)高の9302.66ポイントと続伸。売買代金は2646億5690万香港ドル。米中関係の改善期待、中国政府の経済政策への期待が株式相場に対する支援材料となっている。中国共産党は10月20-23日に第20期中央委員会第4回全体会議(4中全会)を開き、来年から始まる第15次5カ年計画(2026-30年)について議論するもよう。中国当局は今年の成長率目標である5.0%前後を達成するため、追加の経済対策を打ち出すとの見方が残されているハンセン指数の構成銘柄では、生命保険事業最大手の中国人寿保険(2628/HK)が6.0%高、電子機器受託製造サービス(EMS)の比亜迪電子(BYDエレクトロニック:285/HK)が3.8%高、家電メーカー中国大手の海爾智家(6690/HK)が1.9%高。アップル関連のBYDエレクに関しては、9月に発売された「iPhone 17」シリーズの販売が好調との評価が好感されている。セクター別では、中国の保険・証券が高い。新華人寿保険(1336/HK)が4.8%、中国平安保険(2318/HK)が2.9%。新興EV(電気自動車)関連もしっかり。小鵬汽車(9868/HK)が3.7%高、蔚来集団(9866/HK)が2.8%高。一方、医薬セクターの一角は弱含み。勁方医薬科技(上海)(2595/HK)が6.4%安、康希諾生物(6185/HK)が1.6%安などとなっている。 <AK> 2025/10/21 18:16 注目トピックス 外国株 21日の中国本土市場概況:上海総合指数は続伸 *18:14JST 21日の中国本土市場概況:上海総合指数は続伸 10月21日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比52.44ポイント(1.36%)高の3916.33ポイントと続伸。米中対立が一段と深まる可能性は低下しつつあること、中国の経済政策への期待が支援材料となった。中国共産党は10月20-23日に第20期中央委員会第4回全体会議(4中全会)を開催し、来年から始まる第15次5カ年計画(2026-30年)について協議する。内需拡大などが主要テーマになるとの見方が多い。業種別では、ハイテクがしっかり。電子部品メーカー大手の環旭電子(601231/SH)と携帯端末ODM(開発・製造受託サービス)の聞泰科技(600745/SH)が10.0%高、産業向けIoT事業の富士康工業互聯網(601138/SH)が9.6%高。また、ハイテク・スタートアップ企業向け市場「科創板」では、人工知能(AI)チップの中科寒武紀科技(カンブリコン・テクノロジーズ:688256/SH)が6.9%高。主要50銘柄で構成される「上証科創板50成分指数(Star50)」は2.8%上昇。医薬株もしっかり。薬明康徳(603259/SH)が3.2%高、山東魯抗医薬(600789/SH)が3.0%高。インフラ建設株、消費関連株、資源・素材株、金融株なども買われた。外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.49ポイント(0.57%)高の261.40ポイント、深センB株指数が12.61ポイント(0.94%)高の1354.14ポイントで終了した。 <AK> 2025/10/21 18:14 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は強含み、米中会談の合意に期待 *10:45JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は強含み、米中会談の合意に期待 【ブラジル】ボベスパ指数 144509.32 +0.77%20日のブラジル株式市場は強含み。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1110.69ポイント高(+0.77%)の144509.32で引けた。日中の取引レンジは143,396.40-145,216.10となった。買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏でもみ合った。米中会談の合意に期待が高まっていることが好感され、買いは広がった。また、欧米市場の上昇も買い安心感を与えた。内部要因では、成長予想の上方修正が好感された。2025年の成長予想は前回調査の2.16%から2.17%に引き上げられた。【ロシア】MOEX指数 2744.83 +4.35%20日のロシア株式市場は強含み。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比23.69ポイント高(+0.87%)の2744.83となった。日中の取引レンジは2,726.99 ? 2,757.39となった。買いが先行した後は狭いレンジでもみ合った。米中関係の悪化懸念が後退していることが好感され、買いは継続。また、米ロ首脳会談への期待感も引き続き支援材料となった。一方、指数の上値は重い。原油価格の下落などが指数の足かせとなった。【インド】SENSEX指数 84363.37 +0.49%20日のインド株式市場は4日続伸。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比411.18ポイント高(+0.49%)の84363.37、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同133.30ポイント高(+0.52%)の25843.15で取引を終えた。買いが先行した後は狭いレンジでもみ合った。SENSEX指数は約52週ぶりの高値を更新した。デイワリ祭の突入に伴う消費の拡大期待から小売りなどを中心に買いが広がった。また、企業業績の改善期待などが指数をサポート。外部環境では、米中関係の悪化懸念がやや緩和していることが好感された。【中国】上海総合指数 3863.89 +0.63%20日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前営業日比24.14ポイント高(+0.63%)の3863.89ポイントと反発。米中は首脳会談に向け通商上の規制を巡って交渉が続いているが、関係改善に向けた動きも見え始めている。10月末に開かれるAPEC(アジア太平洋経済協力会議)にあわせて米中首脳会談が開かれる見通しとなったことが好感されたようだ。また、中国共産党は10月20-23日に第20期中央委員会第4回全体会議(4中全会)を開き、来年から始まる第15次5カ年計画(2026-30年)について議論する予定。本日公表された中国の経済指標では、7-9月期国内総生産(GDP)成長率が前年同期比+4.8%で市場予想をやや上回った。同時発表の9月鉱工業生産は市場予想を上回ったが、9月小売売上高は前月実績を下回った。 <AK> 2025/10/21 10:45 注目トピックス 外国株 20日の香港市場概況:ハンセン指数は堅調推移 *18:43JST 20日の香港市場概況:ハンセン指数は堅調推移 20日の香港市場では、主要88銘柄で構成されるハンセン指数が前日比611.73ポイント(2.42%)高の25858.83ポイントと反発。78が上昇、10が下落、変わらずは0。一方、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)は220.70ポイント(2.45%)高の9232.67ポイントと反発した。売買代金は2391億6060万香港ドル。10月末に開かれるAPEC(アジア太平洋経済協力会議)にあわせて米中首脳会談が行われることが材料視された。また、中国経済の鈍化懸念が強まる中、中国政府は今年の成長率目標である5.0%前後を達成させるため、追加の経済対策を打ち出すとの見方が広がっていることも好感されたようだ。報道によると、中国共産党は10月20-23日に第20期中央委員会第4回全体会議(4中全会)を開き、来年から始まる第15次5カ年計画について議論する予定ハンセン指数の構成銘柄では、中国オンラインゲーム大手の網易(9999/HK)が5.2%高、石油グループ大手の中国石油天然気(857/HK)が5.1%高、電子商取引(EC)中国最大手の阿里巴巴集団HD(9988/HK)が4.9%高。セクター別では、半導体が高い。蘇州貝克微電子(2149/HK)が5.2%高、上海復旦微電子集団(1385/HK)が5.0%高。ただ、金製品の銘柄群はさえない。赤峰吉隆黄金鉱業(6693/HK)は6.2%安、山東黄金鉱業(1787/HK)は5.8%安、紫金黄金国際(2259/HK)は5.3%安。 <AK> 2025/10/20 18:43 注目トピックス 外国株 20日の中国本土市場概況:中国本土市場は強含み *18:42JST 20日の中国本土市場概況:中国本土市場は強含み 20日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前営業日比24.14ポイント(0.63%)高の3863.89ポイントと反発。米中は首脳会談に向け通商上の規制を巡って交渉が続いているが、関係改善に向けた動きも見え始めている。10月末に開かれるAPEC(アジア太平洋経済協力会議)にあわせて米中首脳会談が開かれる見通しとなったことが好感されたようだ。また、中国共産党は10月20-23日に第20期中央委員会第4回全体会議(4中全会)を開き、来年から始まる第15次5カ年計画(2026-30年)について議論する予定。本日公表された中国の経済指標では、7-9月期国内総生産(GDP)成長率が前年同期比+4.8%で市場予想をやや上回った。同時発表の9月鉱工業生産は市場予想を上回ったが、9月小売売上高は前月実績を下回った。業種別では、ハイテクがしっかり。杭州士蘭微電子(600460/SH)が8.7%高、北京兆易創新科技(603986/SH)が3.5%高。また、エネルギー株もしっかりとなり、中国中煤能源(601898/SH)と洲際油気(600759/SH)が3.0%高。ただ、産金やレアアース・非鉄の銘柄はさえない。赤峰黄金(600988/SH)は6.8%安、山東黄金(600547/SH)は6.3%安。なお、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.05ポイント(0.02%)安の259.91ポイント、深センB株指数が3.62ポイント(0.27%)高の1341.54ポイントで取引を終了した。 <AK> 2025/10/20 18:42 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は強含み *11:41JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は強含み 【ブラジル】ボベスパ指数 143398.63 +0.84%17日のブラジル株式市場は強含み。主要株価指数のボベスパ指数は、前営業日比1198.61ポイント高(+0.84%)の143398.63で引けた。ボべスパ指数の84の構成銘柄では62が上昇、18が下落、変わらずは2。ライゼン(RAIZ4)の上げが目立った。一方、クラビン(KLBN11)はさえない値動きとなった。【ロシア】MOEX指数 2721.14 +4.35%17日のロシア株式市場は大幅高。主要株価指数のMOEXロシア指数は、前日比113.36ポイント高(+4.35%)の2721.14で引けた。日中の取引レンジは、2688.36-2734.79。対米関係のさらなる悪化は回避される可能性が高まり、強い動きとなった。【インド】SENSEX指数 83952.19 +0.58%17日のインド株式市場は強含み。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比484.53ポイント高(+0.58%)の83952.19、ナショナル証券取引所の主要50社株価指ニフティは124.55ポイント高(+0.49%)の25709.85で取引終了。30社株価指数SENSEXの構成銘柄では、上昇が17、下落は13、変わらずは0で買いが優勢。主な値上がり銘柄はアジアン・ペインツ(APNT)、マヒンドラ・マヒンドラ(MM)。一方、主な値下がり銘柄はインフォシス(INFO)、HCLテクノロジー(HCLT)。金利先安観を背景に過半数の銘柄が上昇した。【中国】上海総合指数 3839.76 -1.95%17日の中国本土市場は反落。主要指標の上海総合指数が前日比76.47ポイント安(-1.95%)の3839.76ポイントで引けた。上海総合指数は約3週ぶりの安値水準に落ち込んだ。米中貿易交渉の先行き不透明感が投資家心理を冷やしたうえ、週明け20日に発表予定の7-9月期国内総生産(GDP)など重要統計に対する思惑が先行し、これまで政策期待を背景に買われてきた分野で利益確定売りが目立った。インフラや公共投資関連が中心に手じまわれ、需給悪化観測が戻り売りを誘発した形。買い材料は限られ、下値追いの動きとなった。 <AK> 2025/10/20 11:41 注目トピックス 外国株 17日の香港市場概況:ハンセン指数は続落、持ち高調整売りが目立つ *18:28JST 17日の香港市場概況:ハンセン指数は続落、持ち高調整売りが目立つ 17日の香港市場は、主要88銘柄で構成されるハンセン指数が前日比641.41ポイント(2.48%)安の25247.10ポイントと続落し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が247.49ポイント(2.67%)安の9011.97ポイントと3日ぶりに反落した。ハンセン指数は約1カ月半ぶりの安値水準まで落ち込んだ。米国株の下落を受けて軟調に始まり、終日にわたり売り優勢の展開となった。週明けに控える中国の主要経済統計発表と重要会議を前に、投資家のリスク回避姿勢が強まり、持ち高調整の売りが広がった。下げは主に時価総額の大きいネット関連や消費関連株に集中し、相場の重しとなった。一方、底堅さを見せる場面は限定的で、買い材料に乏しい一日だった。ハンセン指数の構成銘柄では、テクノロジー関連が大幅安となり、サニーオプティカル(2382/HK)が5.2%安、SMIC(981/HK)が6.5%安、BYDエレクトロニック(285/HK)が8.1%安と軒並み下落した。米国株安の影響に加え、週明けに控える中国の経済統計発表や重要会議を前に、投資家の持ち高調整が進んだことが売り材料となった。市場では景気減速への懸念もくすぶっており、ハイテク銘柄中心にリスク回避の動きが広がった。不動産関連も軟調で、チャイナ・オーバーシーズ(688/HK)が1.8%安、華潤置地(1109/HK)が1.4%安、ロンフォー・プロパティーズ(960/HK)が2.2%安となった。金利上昇懸念が再燃する中、資金の逃避が続いた。加えて、保険・金融セクターも軟調で、中国平安(2318/HK)が3.3%安、中国人寿(2628/HK)が5.8%安だった。その他ではヘルスケアや消費関連の一角にも売りが波及した。反面、小売・公益関連には一部買いが入り、周大福珠宝(1929/HK)が5.0%高、ハンソー・ファーマ(3692/HK)が2.1%高、長江インフラ(1038/HK)が0.5%高と堅調だった。業績見通しの安定性や高配当利回りを背景に、防御的銘柄への資金シフトがうかがえた。市場全体がリスク回避の局面にある中で、ディフェンシブセクターが相対的に選好された格好だ。中国本土市場は3日ぶりに反落。主要指標の上海総合指数は、前日比1.95%安の3839.76ポイントで取引を終了した。 <AK> 2025/10/17 18:28 注目トピックス 外国株 17日の中国本土市場概況:上海総合は3日ぶり反落、米中貿易交渉の先行き不透明感を警戒 *18:16JST 17日の中国本土市場概況:上海総合は3日ぶり反落、米中貿易交渉の先行き不透明感を警戒 17日の中国本土市場反落。主要指標の上海総合指数が前日比76.47ポイント(1.95%)安の3839.76ポイントで引けた。上海総合指数は約3週ぶりの安値水準に落ち込んだ。米中貿易交渉の先行き不透明感が投資家心理を冷やしたうえ、週明け20日に発表予定の7-9月期国内総生産(GDP)など重要統計に対する思惑が先行し、これまで政策期待を背景に買われてきた分野で利益確定売りが目立った。インフラや公共投資関連が中心に手じまわれ、需給悪化観測が戻り売りを誘発した形。買い材料は限られ、下値追いの動きとなった。業種別では、ハイテク関連が大幅安。銅張積層板メーカー世界大手の広東生益科技(600183/SH)が10.0%安、電子機器メーカーの国睿科技(600562/SH)が5.9%安、富士康工業互聯網(601138/SH)が5.6%安、電子機器メーカーの方正科技集団(600601/SH)が3.8%安で引けた。自動車株も売られた。北汽藍谷新能源科技(600733/SH)が4.9%安、重慶千里科技(601777/SH)が4.8%安、安徽江淮汽車集団(600418/SH)が4.5%安とそろって軟調な展開を示した。医薬株の下落も目立った。薬明康徳(603259/SH)が4.4%安、浙江華海薬業(600521/SH)が3.1%安、江蘇恒瑞医薬(600276/SH)が2.6%安となった。一方、エネルギーや資源関連、ヘルスケアなどは比較的底堅さを保った。人民元の下落余地を織り込む動きや輸出関連の反応が支え要因となり、一部需給改善を見込む買いが入った。ただし全体を支えるには不十分で、相場の重さを払拭するには至らなかった。外貨建てB株相場は、上海B株指数が3.21ポイント(1.22%)安の259.96ポイント、深センB株指数が18.34ポイント(1.35%)安の1337.92ポイントで終了した。 <AK> 2025/10/17 18:16 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は弱含み、原油安や地政学リスクなどを懸念 *10:22JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は弱含み、原油安や地政学リスクなどを懸念 【ブラジル】ボベスパ指数 142200.02 -0.28%16日のブラジル株式市場は弱含み。主要株価指数のボベスパ指数は前日比403.64ポイント安(-0.28%)の142200.02で引けた。日中の取引レンジは141,445.80-143,190.60となった。前半はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。原油価格の下落が資源セクターの売り手掛かり。また、イスラエル・ハマス和平案を巡る先行き不透明感など地政学リスクの高まりも指数の足かせとなった。国内では、弱い経済指標が景気の先行き不安を強めた。8月の経済活動指数は前年同月比で0.12%増加し、前月の1.15%と予想の0.70%を下回った。一方、指数の下値は限定的。内需関連の上昇が指数をサポートした。【ロシア】MOEX指数 2607.78 +2.46%16日のロシア株式市場は大幅続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比62.56ポイント高(+2.46%)の2607.78となった。日中の取引レンジは2,528.86-2,617.18となった。横ばいで寄り付いた後はしばらく狭いレンジでもみ合ったが、終盤上げ幅を急速に拡大させた。米ロ首脳会談への期待感が高まっていることが支援材料となり、終盤に買いが広がった。トランプ米大統領は16日、ウクライナ停戦をめぐり、向こう2週間前後でプーチン大統領と会話すると発言した。トランプ大統領は、この会話を通じて多くの命が救われるとも強調した。一方、原油価格の下落や米中関係の悪化懸念などが指数の足かせとなった。【インド】SENSEX指数 83467.66 +1.04%16日のインド株式市場は続伸。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比862.23ポイント高(+1.04%)の83467.66、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同261.75ポイント高(+1.03%)の25585.30で取引を終えた。買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。内外の利下げ観測が引き続き好感された。10月米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ期待が高まっているほか、インド準備銀行(中央銀行)も年内追加の利下げに踏み切ると予測されている。また、アジア市場がおおむね堅調な値動きを示したことや欧州株の上昇も買い安心感を与えた。【中国】上海総合指数 3916.23 +0.10%16日の中国本土市場は小幅続伸。主要指標の上海総合指数が前日比4.02ポイント高(+0.10%)の3916.23ポイントで引けた。来週に控える重要会議で景気刺激策が打ち出されるとの観測が支えとなった。来週20-23日に開催される第20期中央委員会第4回全体会議(4中全会)では、第15次5カ年計画(2026-30年)について議論される予定だ。一方、米中関係を巡る通商摩擦への懸念が相場の重しとなり、取引時間中は下げに転じる場面も見られた。市場参加者の間では先行き不透明感が根強く、売り買いが交錯した。 <AK> 2025/10/17 10:22 注目トピックス 外国株 16日の香港市場概況:ハンセン指数は小反落、ITなどハイテク株の下落が足かせ *18:24JST 16日の香港市場概況:ハンセン指数は小反落、ITなどハイテク株の下落が足かせ 16日の香港市場は、主要88銘柄で構成されるハンセン指数が前日比22.09ポイント(0.09%)安の25888.51ポイントと小反落する一方、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)は8.55ポイント(0.09%)高の9259.46ポイントと小幅に続伸した。米中デカップリング懸念や通商摩擦再燃リスクが市場のセンチメントを抑えた。一方、中国国内経済や政策期待が下支え材料として意識された。中国本土系のハイテク株が軟調に推移、特に電気自動車(EV)関連銘柄に対する懸念が売りを誘発した。EVセクターでは需給見通しや補助金見直しリスクが意識され、複数銘柄で目立つ下落となった。通貨・資本規制や中国側の技術規制強化観測も、ハイテク分野に対する不透明感を強めた。他方、銀行や生保など本土系金融株には買いが向かい、下支え要素となった。終盤には一時的な買い戻しも入り、下落幅限定での引けとなった。市場参加者は引き続き米中関係の動向や中国の政策対応に注目しており、次の手掛かり材料待ちの展開であった。ハンセン指数の構成銘柄では、情報技術セクターの下げが際立った。小米集団(1810/HK)が3.6%安、SMIC(0981/HK)が2.8%安、百度(9888/HK)が1.7%安と続落。米中対立の長期化懸念に加え、半導体関連への米国の規制強化観測が圧迫要因となった。加えて、業績見通しに慎重姿勢が強まったこともテック株全体の売りを誘発した。終日を通して売りが優勢となり、セクター全体の重荷となった。不動産セクターでも下落が目立ち、新鴻基地產(0016/HK)が1.8%安、恒隆地産(0101/HK)が2.3%安、長江実業(1113/HK)が0.6%安と軟調。金利先高観の継続と取引低迷を背景に、住宅販売や商業物件収益の鈍化懸念が広がった。反面、金融セクターが相場を支えた。中国人寿保険(2628/HK)が4.8%高、中国工商銀行(1398/HK)が2.1%高、中国建設銀行(0939/HK)が1.7%高と堅調。国債利回りの安定推移と、業績回復期待が背景にあるとみられる。また、教育や消費関連にも買いが入り、新東方教育科技(9901/HK)が8.9%高、泡泡瑪特(9992/HK)が5.6%高となった。セクター循環の流れを受けた買いが一部銘柄に波及した。中国本土市場は小幅続伸。主要指標の上海総合指数は前日比0.10%高の3916.23ポイントで取引を終了した。 <AK> 2025/10/16 18:24 注目トピックス 外国株 16日の中国本土市場概況:上海総合は小幅続伸、金融やエネルギー関連が高い *18:19JST 16日の中国本土市場概況:上海総合は小幅続伸、金融やエネルギー関連が高い 16日の中国本土市場は小幅続伸。主要指標の上海総合指数が前日比4.02ポイント(0.10%)高の3916.23ポイントで引けた。来週に控える重要会議で景気刺激策が打ち出されるとの観測が支えとなった。来週20-23日に開催される第20期中央委員会第4回全体会議(4中全会)では、第15次5カ年計画(2026-30年)について議論される予定だ。一方、米中関係を巡る通商摩擦への懸念が相場の重しとなり、取引時間中は下げに転じる場面も見られた。市場参加者の間では先行き不透明感が根強く、売り買いが交錯した。米国との関係悪化が再燃する中、海外需要や輸出企業への警戒感が意識された。半導体や輸出関連の一部では投資家心理が冷え込み、値動きは限定的となった。外部環境の不安定さが投資判断を難しくしており、積極的な買いにはつながりにくい展開となった。もっとも、国内政策への期待感は引き続き強く、銀行や保険などの金融株、消費関連の一角に資金が向かった。景気下支え策による内需の底堅さを織り込む動きが意識され、下値を支える要因となった。結局、市場は方向感を欠きつつも小幅高で取引を終え、政策動向を見極めたいとの姿勢が前面に出た。業種別では、銀行や保険が高い。中国農業銀行(601288/SH)が3.0%高、中国工商銀行(601398/SH)が2.3%高、中国人寿保険(601628/SH)が5.2%高、中国人民保険集団(601319/SH)が4.0%高と堅調な値動きを示した。また、エネルギー関連もしっかり。中国中煤能源(601898/SH)が7.4%高、中国神華能源(601088/SH)が2.8%高、中国石油天然気(601857/SH)が1.9%高となった。半面、金鉱株などが安い。山東黄金(600547/SH)が4.4%安、中金黄金(600489/SH)が3.1%安、紫金鉱業集団(601899/SH)が1.6%安となった。ほかに、鉄鋼など建材株、ハイテク株、自動車セクターなども売られた。外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.80ポイント(0.30%)安の263.18ポイント、深センB株指数が2.16ポイント(0.16%)安の1356.26ポイントで終了した。 <AK> 2025/10/16 18:19 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は小反発、米利下げ期待が引き続き支援材料 *10:03JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は小反発、米利下げ期待が引き続き支援材料 【ブラジル】ボベスパ指数 142603.66 +0.65%15日のブラジル株式市場は小反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比920.67ポイント高(+0.65%)の142603.66で引けた。日中の取引レンジは141,153.90-142,905.10となった。売りが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏でもみ合った。米利下げ期待の高まりが引き続き支援材料となり、買いは優勢。また、通貨レアル高の進行もブラジル株をサポートした。一方、米中関係の悪化懸念がくすぶっていることが指数の上値を抑えた。また、原油価格の下落も資源銘柄の売り手掛かりとなった。【ロシア】MOEX指数 2545.22 +0.15%15日のロシア株式市場は4日ぶりに反発。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比3.73ポイント高(+0.15%)の2545.22となった。日中の取引レンジは2,521.87-2,564.83となった。高く寄り付いた後は上げ幅をじりじりと縮小させた。年内の米利下げ期待が好感され、買いは優勢となった。一方、指数の上値は重い。原油価格の下落が資源セクターの売り手掛かりとなった。また、米中関係の悪化懸念なども引き続き圧迫材料となった。【インド】SENSEX指数 82605.43 +0.70%15日のインド株式市場は3日ぶりに反発。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比575.45ポイント高(+0.70%)の82605.43、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同178.05ポイント高(+0.71%)の25323.55で取引を終えた。買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。成長予想の上方修正が好感された。国際通貨基金(IMF)は最新リポートで、2025年度のインドの成長予想をこれまでの6.4%から6.6%に引き上げた。4-6月期の堅調な経済成長が米国の高関税政策がもたらす悪影響を埋め合わせしてくれると指摘した。また、内外の利下げ期待の高まりも好感された。インフレ率の鈍化を受け、インド準備銀行(中央銀行)が年内25-50bpの利下げに踏み切ると予測されている。【中国】上海総合指数 3912.21 +1.22%15日の中国本土市場は4日ぶりに反発。主要指標の上海総合指数が前日比46.98ポイント高(+1.22%)の3912.21ポイントで引けた。米中間の貿易・外交摩擦をめぐる慎重ムードが引き続き重荷となったため、寄り付きでは軟調な展開となった。特に輸出関連や景況感敏感セクターには調整圧力が出た。また、外資系の持ち高調整や利益確定売りも観測された。ただ、午後にかけて金融株を中心とする買い戻し圧力が強まり、相場の支えとなった。 <AK> 2025/10/16 10:03 注目トピックス 外国株 15日の香港市場概況:ハンセン指数は8日ぶり反発、中国の景気対策への期待感が高まる *18:32JST 15日の香港市場概況:ハンセン指数は8日ぶり反発、中国の景気対策への期待感が高まる 15日の香港市場では、主要88銘柄で構成されるハンセン指数が前日比469.25ポイント(1.84%)高の25910.60ポイントと8日ぶりに反発し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が171.75ポイント(1.89%)高の9250.91ポイントと4日ぶりに反発した。米中関係の悪化懸念がくすぶる中で、景気刺激策への期待とテック株の調整後の押し目買いが反発の契機となった。米国ではFRB議長の発言を受けて利下げ期待が台頭し、世界株式にも買い戻しが広がった。直近下落していたハイテク株や半導体関連に買いが入った。一部には中国当局の景気対策期待も支え材料として意識された。市場は慎重ながらも押し目買い優勢の展開で引けた。なお、9月の消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)が、それぞれマイナス0.3%(前月はマイナス0.4%)、マイナス2.3%(前月はマイナス2.9%)となり、下落率は前月を下回ったものの、引き続きデフレ基調が続いている。中国当局による追加の景気対策への期待感は根強い状態だ。ただ、対中関税や報復措置リスクは依然として重荷となり、投資家心理には慎重さが残る。総じて、過度の悲観後の戻りを演じた展開で、相場は上昇基調を試す形となった。ハンセン指数の構成銘柄では、テクノロジー・ヘルスケア関連が上昇を主導。チャイナ・ライフ(02628/HK)が6.3%高、JDヘルス(06618/HK)が6.1%高、中芯国際集成電路製造(00981/HK)が3.5%高と買われた。値ごろ感からの買い戻しが中心だが、中国当局による景気対策への期待がリスク資産への資金回帰を後押ししたとの見方もある。アリババ(09988/HK)も3.8%高と反発し、市場全体のセンチメント改善を映した。また、鉄鋼など建材関連も大幅高。中国建材(3323/HK)が7.7%高、中国西部水泥(2233/HK)が7.4%高、安徽海螺水泥(914/HK)が6.8%高、馬鞍山鋼鉄(323/HK)が7.3%高とそろって急伸した。ほかに、保険セクターも高い。新華人寿保険(1336/HK)が9.3%高、中国太平洋保険集団(2601/HK)が3.4%高、中信証券(6030/HK)が3.4%高となった。半面、不動産業が総じて軟調。恒基地産(00012/HK)が0.4%安、華潤置地(01109/HK)が0.2%安、新鴻基地産(00016/HK)が0.1%安と下落。米中関係の緊張が続く中、外部環境への警戒感が不動産セクターの投資意欲を抑制したとみられる。特に政策期待が一服する中、利下げ観測も限定的との見方が売り圧力を強めた。中国本土市場も4日ぶりに反発。主要指標の上海総合指数は、前日比1.22%高の3912.21ポイントで取引を終了した。ハイテクや自動車が高い。半面、海運やエネルギー、軍需産業などが売られた。 <AK> 2025/10/15 18:32 注目トピックス 外国株 15日の中国本土市場概況:上海総合は4日ぶり反発、ハイテク関連に買い戻しが優勢 *18:25JST 15日の中国本土市場概況:上海総合は4日ぶり反発、ハイテク関連に買い戻しが優勢 15日の中国本土市場は4日ぶりに反発。主要指標の上海総合指数が前日比46.98ポイント(1.22%)高の3912.21ポイントで引けた。米中間の貿易・外交摩擦をめぐる慎重ムードが引き続き重荷となったため、寄り付きでは軟調な展開となった。特に輸出関連や景況感敏感セクターには調整圧力が出た。また、外資系の持ち高調整や利益確定売りも観測された。ただ、午後にかけて金融株を中心とする買い戻し圧力が強まり、相場の支えとなった。寄り付き後に発表された物価指標では、9月の消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)が、それぞれマイナス0.3%(前月はマイナス0.4%)、マイナス2.3%(前月はマイナス2.9%)となり、下落率は前月を下回ったものの、引き続きデフレ基調が続いている。業種別では、ハイテク関連の上昇が目立った。富士康工業互聯網(601138/SH)が6.1%高、環旭電子(601231/SH)が4.8%高、スーパーコンピューター世界大手の曙光信息産業(603019/SH)が4.6%高とそろって大幅高となった。また、銀行・証券銘柄も高い。ほかに、消費や自動車関連も買われた。上海家化聯合(600315/SH)が6.5%高、浙江中国小商品城集団(600415/SH)が3.0%高とそろって大幅高を示した。また、広州汽車集団(601238/SH)が7.4%高、重慶千里科技(601777/SH)が5.6%高、安徽江淮汽車集団(600418/SH)が3.0%高と堅調な値動きを示した。半面、エネルギーや海運関連がさえない展開を示した。寧波海運(600798/SH)が6.9%安、寧波遠洋(601022/SH)が4.5%安、招商局能源運輸(601872/SH)が3.4%安となった。外貨建てB株相場は、上海B株指数が3.29ポイント(1.26%)高の263.97ポイント、深センB株指数が11.77ポイント(0.87%)高の1358.42ポイントで終了した。 <AK> 2025/10/15 18:25 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は弱含み、原油安や米中の応酬激化を警戒 *10:54JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は弱含み、原油安や米中の応酬激化を警戒 【ブラジル】ボベスパ指数 141682.98 -0.07%14日のブラジル株式市場は弱含み。主要株価指数のボベスパ指数は前日比100.38ポイント安(-0.07%)の141682.98で引けた。日中の取引レンジは141,334.30-142,589.00となった。中盤はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。原油価格の下落が資源セクターの売り手掛かり。また、米中間の応酬の激化も輸出伸びの鈍化観測を高めた。一方、指数の下値は限定的。米利下げ期待の高まりが外資の流出懸念を後退させた。【ロシア】MOEX指数 2541.49 -1.35%14日のロシア株式市場は3日続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比34.89ポイント安(-1.35%)の2541.49となった。日中の取引レンジは2,530.17-2,575.76となった。終始マイナス圏で推移し、終盤下げ幅をやや拡大させた。原油価格の下落が資源セクターの売り手掛かり。また、米中関係の不透明感なども警戒された。ほかに、欧州市場の下落を受け、ロシア株にも売り圧力が強まった。一方、年内の米利下げ期待などが指数をサポートした。【インド】SENSEX指数 82029.98 -0.36%14日のインド株式市場は小幅続落。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比297.07ポイント安(-0.36%)の82029.98、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同81.85ポイント安(-0.32%)の25145.50で取引を終えた。小幅安で寄り付いた後は下げ幅をやや拡大させた。通貨ルピーの先安観がインド株の圧迫材料。また、欧州株の下落も終盤の下げ幅を拡大させた。ほかに、デフレ懸念がやや高まっていることがマイナス材料となった。【中国】上海総合指数 3865.23 -0.62%14日の中国本土市場は3日続落。主要指標の上海総合指数が前日比24.27ポイント安(-0.62%)の3865.23ポイントで引けた。午前は買い優勢で戻りを試す動きが見られたものの、午後にかけて売り圧が強まった。引け際にはセンチメントの悪化が鮮明化。米中貿易摩擦再燃懸念が投資家心理を冷やした。また、地政学リスクや米国の金利動向、ドル高基調も資金流出を後押し、資本コスト高が地場企業の収益見通し修正懸念を誘発。市場心理には明確な逆風となった。 <AK> 2025/10/15 10:54 注目トピックス 外国株 14日の香港市場概況:ハンセン指数は7日続落、米中関係の悪化懸念で1カ月ぶりの安値 *18:28JST 14日の香港市場概況:ハンセン指数は7日続落、米中関係の悪化懸念で1カ月ぶりの安値 14日の香港市場は7日続落。主要88銘柄で構成されるハンセン指数が前日比448.13ポイント(1.73%)安の25441.35ポイントで引けた。本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が143.38ポイント(1.55%)安の9079.16ポイントと3日続落した。ハンセン指数は9月5日以来、約1カ月ぶりの安値水準に落ち込んだ。買い先行で始まったが買いの持続力には乏しく、売り優勢に転じた。中国当局が米中貿易を巡る交渉で韓国系企業への制裁強化を示唆したとの報道や、米国の対中関税強化観測の再燃が警戒感を刺激。半導体分野やネット系のテック株を中心に利益確定売りも膨らんだ。一方で、目立ってポジティブな材料は乏しく、需給改善要因も乏しかったため、下押し圧力を抑えきれずに相場は一段と軟化した。ハンセン指数の構成銘柄では、テクノロジー関連株の下落が目立ち、半導体・電子機器セクターに大きな売り圧力がかかった。中芯国際(0981/HK)は8.5%安と急落し、レノボ・グループ(0992/HK)が3.9%安、舜宇光学科技(2382/HK)も3.6%安と続落した。中国当局が米中摩擦に関連して韓国系企業への制裁を示唆したとの報道を背景に、ハイテク株全体への警戒感が強まった。加えて、前日までの下落基調の中で短期リバウンドを狙った買いも続かず、戻り売りが優勢となった。生活必需品やヘルスケアセクターでも売りが広がり、華潤万家(1113/HK)が2.1%安、アリババ・ヘルス(0241/HK)は3.9%安と軟調。バイオ関連では薬明生物技術(2269/HK)が3.88%安、CSPC製薬(1093/HK)も7.1%安と大きく下げた。加えて、娯楽・カジノ関連も軟調で、サンズチャイナ(1928/HK)は4.7%安、銀河娯楽集団(0027/HK)は5.5%安と大幅安となった。いずれも外部リスクの高まりや業績見通しへの懸念が圧迫要因となった。反面、銀行・エネルギーなど一部ディフェンシブ業種には買いが入り、招商銀行(3968/HK)は4.7%高、新奥能源(2688/HK)が3.0%高、中国通信(0728/HK)も1.5%高となった。中国本土市場は3日続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.62%安の3865.23ポイントで取引を終了した。ハイテクの下落が指数の下げを主導。また、医薬や素材、自動車、インフラ関連、不動産なども売られた。半面、金融株やエネルギー、消費関連などが買われた。 <AK> 2025/10/14 18:28 注目トピックス 外国株 14日の中国本土市場概況:上海総合は3日続落、米中貿易摩擦の再燃懸念で *18:22JST 14日の中国本土市場概況:上海総合は3日続落、米中貿易摩擦の再燃懸念で 14日の中国本土市場は3日続落。主要指標の上海総合指数が前日比24.27ポイント(0.62%)安の3865.23ポイントで引けた。午前は買い優勢で戻りを試す動きが見られたものの、午後にかけて売り圧が強まった。引け際にはセンチメントの悪化が鮮明化。米中貿易摩擦再燃懸念が投資家心理を冷やした。また、地政学リスクや米国の金利動向、ドル高基調も資金流出を後押し、資本コスト高が地場企業の収益見通し修正懸念を誘発。市場心理には明確な逆風となった。中国商務部は造船分野を含む安全保障・経済政策を関連づけ、「国家利益保護」の観点から対象企業との取引遮断を強化する構えを明らかにした(対抗措置は国家主権・安全保障の名目)。この発表は、先行きに対する投資家の警戒感を急速に高め、輸出・製造業など外需関連セクターに売りを誘発した。ただし、下支え材料も散見された。中国当局による流動性支援余地や政策誘導期待は意識され、短期的な調整後の押し目買い圧力も残存した。業種別では、ハイテクに売りが集中。聞泰科技(600745/SH)がストップ安の10.0%下落、曙光信息産業(603019/SH)が8.0%安、江蘇長電科技(600584/SH)が6.5%安、富士康工業互聯網(601138/SH)が5.9%安、北京兆易創新科技(603986/SH)が5.7%安とそろって大幅下落した。また、薬品銘柄も売られた。江蘇恒瑞医薬(600276/SH)が4.0%安、薬明康徳(603259/SH)が3.8%安、浙江華海薬業(600521/SH)が3.7%安、上海復星医薬集団(600196/SH)が2.0%安、昭衍新薬(603127/SH)が1.9%ずつ下落した。自動車銘柄や素材株、インフラ関連株、証券株なども売られた。一方、金融株は高い。招商銀行(600036/SH)が2.9%高、中国工商銀行(601398/SH)が3.2%、中国農業銀行(601288/SH)が3.2%高、中国平安保険(601318/SH)が2.5%高、中国人寿保険(601628/SH)が2.1%高で引けた。外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.48ポイント(0.56%)安の260.69ポイント、深センB株指数が8.26ポイント(0.61%)安の1346.64ポイントで終了した。 <AK> 2025/10/14 18:22 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう ブラジル市場は3日ぶり反発、米中関係の悪化懸念がやや後退 *11:24JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル市場は3日ぶり反発、米中関係の悪化懸念がやや後退 【ブラジル】ボベスパ指数141783.36 +0.78%13日のブラジル株式市場は3日ぶりに反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1103.02ポイント高(+0.78%)の141783.36で引けた。日中の取引レンジは140,681.77-142,302.81となった。高く寄り付いた後は狭いレンジでもみ合った。米中関係の悪化懸念がやや後退していることが指数をサポートした。また、欧米株の上昇も買い安心感を与えた。このほか、原油価格の上昇が資源セクターの物色手掛かり。国内では、インフレ率の落ち着き観測が追加の金融緩和への期待感を高めた。一方、足元での景況感の悪化などが指数の上値を抑えた。【ロシア】MOEX指数2576.38 -0.47%13日のロシア株式市場は続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比12.18ポイント安(-0.47%)の2576.38となった。日中の取引レンジは2,549.77-2,611.54となった。買いが先行した後は下げ幅を拡大させ、引けまで安値圏でもみ合った。貿易黒字の大幅縮小などが懸念材料となった。一方、指数の下値は限定的。欧米株の上昇が指数をサポートした。また、原油価格の上昇も資源セクターの物色手掛かりとなった。【インド】SENSEX指数 82327.05 -0.21%13日のインド株式市場は3日ぶりに反落。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比173.77ポイント安(-0.21%)の82327.05、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同58.00ポイント安(-0.23%)の25227.35で取引を終えた。終始マイナス圏で推移し、終盤下げ幅をやや縮小させた。前営業日の欧米株安やこの日のアジア市場の下落を受け、インド株にも売り圧力が強まった。また、米中関係の悪化懸念も輸出伸びの鈍化観測を高めた。国内では、消費回復の遅れ懸念などが小売関連の売り手掛かり。国内消費の本格回復は予想より1四半期ぐらい遅れると予測されている。【中国】上海総合指数 3889.50 -0.19%13日の中国本土市場では、主要指標の上海総合指数が前営業日比7.53ポイント安(-0.19%)の3889.50ポイントと続落。米中の対立激化が警戒された。トランプ米大統領は10日、中国がレアアース(希土類)の輸出規制を厳格化したことに反発し、11月1日から中国の輸出品に100%の追加関税を課し、全ての重要ソフトウエアに対中輸出規制を導入する考えを伝えたことが要因。中国側は相応の措置を講じる可能性がある。ただ、中国経済対策への期待は残されており、売り一辺倒ではなかったようだ。 <AK> 2025/10/14 11:24 注目トピックス 外国株 10日の香港市場概況:ハンセン指数は5日続落、米株安や週末の持ち高調整で *18:26JST 10日の香港市場概況:ハンセン指数は5日続落、米株安や週末の持ち高調整で 10日の香港市場では、主要88銘柄で構成されるハンセン指数が前日比462.27ポイント(1.73%)安の26290.32ポイントと5日続落。本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が171.81ポイント(1.80%)安の9358.32ポイントと反落した。前日の米株安を背景に投資家心理が冷え込み、週末を前に持ち高調整売りが広がった。中国の主要経済統計の発表を来週に控えるなか、積極的な買いを控える姿勢が強まったことも相場を押し下げた。市場では特に時価総額の大きいネット関連株やテクノロジー株に売りが集まり、指数全体を下押しした。人工知能関連など前週まで堅調だった分野に利益確定の売りが優勢となり、幅広い業種に売りが波及した。来週の中国主要経済統計や月末の米中首脳会談を控え、様子見ムードが強い中でも限られた業種に資金が向かった。ハンセン指数の構成銘柄では、半導体が大幅安。中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が7.1%安、上海復旦微電子集団(1385/HK)が6.0%安、英諾賽科(蘇州)科技(2577/HK)が5.0%安、華虹半導体(1347/HK)が4.0%安とそろって大幅に下げた。また、リチウム関連も安い。江西カン鋒リ業集団(1772/HK)が10.8%安、天斉リ業(9696/HK)が9.9%安、寧徳時代(CATL:3750/HK)が7.2%安と売りが集中した。半面、農業関連は高い。中化化肥(297/HK)が9.8%高、窒素系肥料メーカーの中海石油化学(3983/HK)が4.3%高、アグリビジネスの超大現代農業(682/HK)が3.1%高と堅調な値動きを示した。本土市場は4日ぶりに反落。主要指標の上海総合指数は前日比0.94%安の3897.03ポイントで取引を終了した。ハイテク関連を中心に利益確定売りが優勢。金鉱株や非鉄金属、通信なども売られた。一方、金融やエネルギーなどが買われた。 <AK> 2025/10/10 18:26 注目トピックス 外国株 10日の中国本土市場概況:上海総合は4日ぶり反落、ハイテク株などに利益確定売りが目立つ *18:20JST 10日の中国本土市場概況:上海総合は4日ぶり反落、ハイテク株などに利益確定売りが目立つ 10日の中国本土市場は4営業日ぶりに反落した。上海総合指数は前日比36.94ポイント安の3897.03と3900の節目を割り込んだ。上海総合は前日に約10年2カ月ぶりの高値を付けていたことから利益確定売りが広がりやすく、特に上昇が目立っていたハイテク株を中心に調整圧力が強まった。加えて、来週発表される主要経済指標を前に投資家が持ち高を抑える動きを強めたことも重しとなった。市場では半導体や新興テクノロジー関連株の下落が鮮明となり、最近の急速な上昇分を相殺する格好となった。中国経済の成長見通しに不透明感が残る中、当面の政策対応を見極めたいとの姿勢が優勢となり、市場心理は慎重さを増した。特に外需に敏感な輸出関連銘柄への売りも散見され、全体相場を押し下げた。一方で、インフラ投資や公共事業に関連する銘柄には買いが入り、相場下支え要因となった。政府が景気の安定化を優先する姿勢を示していることから、景気敏感株への一定の資金流入が続いたとみられる。総じて上海総合指数は高値圏での調整色が強まったものの、政策期待が残る中で下値は限定的との見方も根強い。上海市場では半導体関連を中心に売りが優勢となった。中芯国際(688981/SH)が7.9%安、華虹半導体(688347/SH)が11.88%安、兆易創新(603986/SH)が4.6%安と下落が目立った。また、自動車株や素材株も軟調だった。上海汽車集団(600104/SH)が2.2%安、比亜迪(002594/SH)が2.5%安となった。一方で、金融株は逆行高。上海銀行(601229/SH)が2.6%高、中国農業銀行(601288/SH)が1.9%高、新華人寿保険(601336/SH)が1.5%高と堅調な値動きを示した。外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.23ポイント(0.09%)高の261.02ポイント、深センB株指数が0.07ポイント(0.01%)高の1354.22ポイントで終了した。 <AK> 2025/10/10 18:20 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう ブラジル市場は小反落、原油安や欧米株の下落で *09:59JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル市場は小反落、原油安や欧米株の下落で 【ブラジル】ボベスパ指数141708.19 -0.31%9日のブラジル株式市場は小反落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比437.19ポイント安(-0.31%)の141708.19で引けた。日中の取引レンジは141,603.20-143,212.00となった。買いが先行した後は売りに押され、引けまで安値圏でもみ合った。原油価格の下落が資源セクターの売り手掛かり。また、欧米株の下落もブラジル株の売り圧力を強めた。一方、指数の下値は限定的。経済指標の改善が引き続き好感されたほか、中国の景気対策への期待感や地政学リスクの緩和などが指数をサポートした。【ロシア】MOEX指数2638.37 +2.96%9日のロシア株式市場は大幅反発。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比75.86ポイント高(+2.96%)の2638.37となった。日中の取引レンジは2,521.43-2,645.81となった。大幅高で寄り付いた後は上げ幅を縮小させ、その後は狭いレンジで一進一退の展開を示した。前日の大幅安を受けた反動から買い戻しが優勢。また、ウクライナ紛争の早期終結に向けた米ロ間の取り組みは継続しているとのロシア大統領補佐官ウシャコフ氏の発言も好感された。一方、原油価格の下落や欧米株安などが指数の足かせとなった。【インド】SENSEX指数 82172.10 +0.49%9日のインド株式市場は小反発。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比398.44ポイント高(+0.49%)の82172.10、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同135.65ポイント高(+0.54%)の25181.80で取引を終えた。終始プラス圏で推移し、終盤上げ幅をやや拡大させた。インフレ率の鈍化に伴う追加の利下げ期待の高まりが指数をサポート。また、米人工知能(AI)バブル懸念がやや緩和されていることもハイテク関連の物色手掛かりとなった。一方、指数の上値は重い。通貨ルピーの先安観が指数の上値を抑えた。【中国】上海総合指数 3933.97 +1.32%大型連休明け9日の中国本土市場は3営業日続伸。主要指標の上海総合指数が前営業日比51.20ポイント高(+1.32%)の3933.97ポイントで引けた。上海総合指数は約10年ぶりに3900ptの大台乗せた。半導体やAI関連、金関連株が買われ相場を押し上げた。政策期待の高まりなどが買いにつながったもようだ。第20期中央委員会第4回全体会議(4中全会)は今月20-23日に開催される予定で、第15次5カ年計画(2026-30年)について議論される見通しだ。一方、9月の主要な経済指標が来週に相次いで発表される予定となり、慎重ムードが強まった。 <AK> 2025/10/10 09:59 注目トピックス 外国株 9日の香港市場概況:ハンセン指数は4日続落、利益確定売りが優勢 *18:27JST 9日の香港市場概況:ハンセン指数は4日続落、利益確定売りが優勢 9日の香港市場は、主要88銘柄で構成されるハンセン指数が前日比76.87ポイント(0.29%)安の26752.59ポイントと4日続落する一方、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)は6.26ポイント(0.07%)高の9530.13ポイントと4日ぶりに反発した。人工知能関連を中心に上昇が続いていたテック株に利益確定売りが強まり、相場の重荷となった。中国本土市場が10年ぶりの高値を付ける場面を受けて一時は買いが広がったが、大引けにかけてネット関連など時価総額の大きい銘柄に売りが優勢となり、指数を押し下げた。ハンセン指数の構成銘柄では、製薬セクターが大きく売られた。シノ・バイオファーマシューティカル(1177/HK)が7.5%安、ハンソー・ファーマシューティカル(3692/HK)が6.7%安、CSPCファーマシューティカル(1093/HK)が4.3%安と急落した。医薬品規制強化や収益性悪化への懸念が背景にあり、バイオ関連株全般に売りが波及した。さらにウーシー・バイオロジクス(2269/HK)が2.5%安も下げを主導し、セクター全体の投資家心理を冷やした。金融株も軟調で、HSBCホールディングス(0005/HK)が5.8%安、中国工商銀行(1398/HK)が0.9%安と下落した。特にHSBCは大口投資家による利益確定売りが観測され、指数を押し下げた。他にAIAグループ(1299/HK) 0.7%安なども軟調で、金融セクター全体の重荷となった。ほかに、ネット関連ではアリババ(9988/HK)が2.4%安、京東健康(6618/HK)が4.5%安と売りがかさんだ。反面、上昇が目立ったのは銀行や資源関連株だった。ハンセン銀行(0011/HK)が25.9%高と急伸し、業績見通し改善や配当期待が材料視された。資源株ではズージン・マイニング(2899/HK)が5.2%高、中国アルミ(1378/HK)が3.1%高と堅調。さらにレノボ・グループ(0992/HK)が7.3%高、クアイショウ(1024/HK)が3.6%高とテクノロジー株の一角にも買いが入り、相場下支え要因となった。大型連休明けの本土市場は3営業日続伸。主要指標の上海総合指数は前営業日比1.32%高の3933.97ポイントで取引を終了した。非鉄金属や金鉱株が高い。インフラ関連、ハイテク、エネルギー、公益、建材、金融の一角なども買われた。半面、不動産や消費関連などは安い。 <AK> 2025/10/09 18:27 注目トピックス 外国株 9日の中国本土市場概況:上海総合は3日続伸、政策期待で約10年ぶり3900pt大台乗せ *18:18JST 9日の中国本土市場概況:上海総合は3日続伸、政策期待で約10年ぶり3900pt大台乗せ 大型連休明け9日の中国本土市場は3営業日続伸。主要指標の上海総合指数が前営業日比51.20ポイント(1.32%)高の3933.97ポイントで引けた。上海総合指数は約10年ぶりに3900ptの大台乗せた。半導体やAI関連、金関連株が買われ相場を押し上げた。政策期待の高まりなどが買いにつながったもようだ。第20期中央委員会第4回全体会議(4中全会)は今月20-23日に開催される予定で、第15次5カ年計画(2026-30年)について議論される見通しだ。一方、9月の主要な経済指標が来週に相次いで発表される予定となり、慎重ムードが強まった。上海市場では、素材関連の上昇が目立った。中国アルミ(601600/SH)が5.2%高、江西銅業(600362/SH)が10.0%高、紫金鉱業(601899/SH)が10.0%高と大幅高を記録し、非鉄金属セクター全体が堅調に推移した。国際商品市況の持ち直しに加え、国内の資源開発支援策への思惑が買い材料となったことが背景にある。また、盛和資源(600392/SH)が9.4%高、中国北方稀土(600111/SH)が10.0%高も続伸し、レアアース関連の上昇も投資家心理を押し上げた。エネルギーや電力関連も堅調で、中国石油(601857/SH)が2.7%高、中国神華能源(601088/SH)が2.4%高、中国核電(601985/SH)が4.6%高と幅広く買われた。加えて、上海電気(601727/SH)が10.0%高、東方電気(600875/SH)が10.0%高、特変電工(600089/SH) 10.0%高といった電力設備メーカーも軒並み急伸した。エネルギー安全保障や設備投資拡大に対する期待感が支えとなり、関連業種が指数をけん引した形となった。半面、不動産株はさえない。新城控股集団(601155/SH)が5.7%安、万業企業(600641/SH)が4.1%安、信達地産(600657/SH)が2.0%安とそろって下落した。消費関連株、自動車株、医薬株も売られた。外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.66ポイント(0.25%)安の260.79ポイント、深センB株指数が3.13ポイント(0.23%)高の1354.15ポイントで終了した。 <AK> 2025/10/09 18:18 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう ブラジル市場は3日ぶり反発、米AIバブル懸念がやや緩和 *10:05JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル市場は3日ぶり反発、米AIバブル懸念がやや緩和 【ブラジル】ボベスパ指数142145.38 +0.56%8日のブラジル株式市場は3日ぶりに反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比788.95ポイント高(+0.56%)の142145.38で引けた。日中の取引レンジは141,356.40-142,385.00となった。買いが先行した後はプラス圏でもみ合った。米人工知能(AI)バブル懸念がやや緩和されていることや、年内の米利下げ期待の高まりが好感され、ブラジル株にも買いは優勢となった。また、通貨レアル高や原油価格の上昇もサポート材料となった。ほかに、9月の自動車販売台数が前月を上回ったなど経済指標の改善が景気の先行き不安をやや緩和させた。【ロシア】MOEX指数2562.51 -3.98%8日のロシア株式市場は大幅反落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比106.09ポイント安(-3.98%)の2562.51となった。日中の取引レンジは2,548.37-2,677.75となった。小幅高で寄り付いた後は下げ幅をじりじりと拡大させた。ウクライナ平和の機運がほぼ失われたとのロシア・リャブコフ外務次官の発言が警戒され、ロシア売りは加速させた。また、連日の上昇で足元では高値警戒感も強まった。一方、原油価格の上昇や中国の景気対策への期待感などが指数をサポートした。【インド】SENSEX指数 81773.66 -0.19%8日のインド株式市場は5日ぶりに反落。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比153.09ポイント安(-0.19%)の81773.66、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同62.15ポイント安(-0.25%)の25046.15で取引を終えた。買いが先行した後は前日の終値近辺でもみ合った。両指数とも前日まで4日続伸しており、高値警戒感から利益確定売り圧力が強まった。また、前日の米株安や人工知能(AI)バブルが懸念されていることも、ITなどハイテク株の売り圧力を強めた。一方、指数の下値は限定的。成長予想の上方修正が好感された。世界銀行は7日、2025年度のインドの成長予想をこれまでの6.3%から6.5%に引き上げている【中国】休場8日の中国本土市場は国慶節(建国記念日)連休で休場となった。 <AK> 2025/10/09 10:05 注目トピックス 外国株 8日の香港市場概況:ハンセン指数は3日続落、ハイテク関連が下げ主導 *18:14JST 8日の香港市場概況:ハンセン指数は3日続落、ハイテク関連が下げ主導 休場明けとなる8日の香港市場は3日続落。主要88銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比128.31ポイント(0.48%)安の26829.46ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が49.51ポイント(0.52%)安の9523.87ポイントで引けた。中国本土市場の大型連休による手掛かり難に加え、前日の米国株安が投資家心理を冷やし売りが優勢となった。特に米国で人工知能(AI)クラウド関連銘柄が下落した影響を受け、香港市場もハイテク株が弱含み、指数の重荷となった。一方で、米国金利動向への警戒感が和らぎつつあることや、安全資産需要を背景に金価格が最高値を更新したことが一定の支えとなった。ただ、香港市場全体では材料不足が続き、短期的な値動きに左右されやすい展開が続いた。総じて相場は方向感を欠き、投資家は本土市場再開後の動向を見極めようとする姿勢が強まった。ハンセン指数の構成銘柄では、ハイテク関連が下落を主導した。バイドゥ(9888/HK)が3.0%安、クワイショウW(1024/HK)が2.5%安、アントア(2020/HK)が2.5%安と下げが目立った。米市場でのAI関連株安の流れを受け、成長期待の高いテック株に利益確定売りが波及したことが背景とみられる。さらにメイトゥアン(3690/HK)が1.8%安、アリババ(9988/HK)が1.6%安など電子商取引関連にも売りが及び、投資家心理を冷やした。また、金融株や不動産関連でも軟調な動きが広がった。平安保険(2318/HK)が0.9%安、AIAグループ(1299/HK)が0.8%安、ハンセン銀行(0011/HK)が1.1%安など金融株が軒並み安。恒隆地産(0101/HK)が1.7%安、華潤置地(1109/HK)が0.6%安、チャイナ・オーバーシーズ(0688/HK)が2.1%安と不動産株も下げが目立った。その他では、香港証券取引所(0388/HK)が0.9%安、中国移動(0941/HK)が0.8%安など主力銘柄も軟調となり、市場全体の重しとなった。反面、医薬品や生活必需品関連は買いが優勢だった。恒安国際(1044/HK)が3.5%高、JDヘルス(6618/HK)が3.2%高、ジーリー汽車(0175/HK)が3.1%高などが上昇。ネットイース(9999/HK)が2.9%高、シノ・バイオファーマ(1177/HK)が2.9%高と堅調に推移した。中国本土市場の休場で手掛かり難の中でも、防衛的な消費関連やヘルスケア株に資金が向かい、指数全体の下げを一定程度緩和する動きとなった。なお、本日の中国本土市場は国慶節(建国記念日)連休で休場となった。 <AK> 2025/10/08 18:14 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう ブラジル市場は続落、貿易黒字の大幅縮小などが圧迫材料 *10:31JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル市場は続落、貿易黒字の大幅縮小などが圧迫材料 【ブラジル】ボベスパ指数141356.43 -1.57%7日のブラジル株式市場は続落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1.57%(2251.65ポイント)安の141356.43で引けた。日中の取引レンジは141,035.10-143,606.00となった。売りが先行した後は下げ幅を拡大させ、引けまで安値圏でもみ合った。貿易統計の悪化が嫌気され、売りは優勢。9月の貿易黒字は前月の58億6100万米ドル(改定値)から29億9000万米ドルに縮小した。また、米株安や通貨レアル安の進行などもブラジル株の売り圧力を高めた。一方、原油価格の上昇などが指数をサポートした。【ロシア】MOEX指数2668.60 -0.76%7日のロシア株式市場は続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比0.76%(20.10ポイント)高の2668.60となった。日中の取引レンジは2,635.79-2,673.27となった。売りが先行した後は買い戻され、引けまでプラス圏でもみ合った。原油価格の上昇などを受けて買い戻しは継続。また、中国の景気対策への期待感も指数をサポートした。ただ、指数の上値は重い。ウクライナ情勢の不透明感など地政学リスクが払しょくされていないことが指数の上値を抑えた。【インド】SENSEX指数 81926.75 +0.17%7日のインド株式市場は4日続伸。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比0.17%(136.63ポイント)高の81926.75、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同0.12%(30.65ポイント)高の25108.30で取引を終えた。終始プラス圏で推移し、終盤上げ幅を縮小させた。海外株の上昇を受け、インド株にも買いが先行。また、前日の米ハイテク株高もITセクターの物色手掛かりとなった。ほかに、インド準備銀行(中央銀行)がドル売り・ルピー買いの為替介入を実施していたことが、ルピーの先安懸念をやや緩和させた。【中国】休場7日の中国本土市場は国慶節(建国記念日)連休で休場となった。 <NH> 2025/10/08 10:31 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう ブラジル市場は小反落、内需関連が下げ主導 *10:19JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル市場は小反落、内需関連が下げ主導 【ブラジル】ボベスパ指数143608.08 -0.41%6日のブラジル株式市場は小反落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比592.57ポイント安(-0.41%)の143608.08で引けた。日中の取引レンジは143,375.67-144,531.61となった。買いが先行した後は売りに押され、引けまで狭いレンジでもみ合った。内需関連の下落が指数の下げを主導。景気の先行き不安などで国内の消費不振などが売り要因となったもようだ。また、貿易黒字の縮小など弱い経済指標も指数の足かせとなった。一方、指数の下値は限定的。原油価格の上昇や米利下げ期待の高まりなどが指数をサポートした。【ロシア】MOEX指数2648.50 +1.69%6日のロシア株式市場は4日ぶりに反発。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比43.69ポイント高(+1.69%)の2648.50となった。日中の取引レンジは2,579.19-2,651.14となった。売りが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。原油価格の上昇が資源セクターの物色手掛かり。また、連日の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しも活発となった。ほかに、米利下げ期待の高まりが改めて好感された。一方、ウクライナ情勢の不透明感が引き続き警戒された。【インド】SENSEX指数 81790.12 +0.72%6日のインド株式市場は3日続伸。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比582.95ポイント高(+0.72%)の81790.12、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同183.40ポイント高(+0.74%)の25077.65で取引を終えた。買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。米利下げ期待の高まりが外資の流出懸念を後退させた。また、インフレ率の落ち着きも金融緩和への期待感を高めた。ほかに、アジア市場がおおむね堅調な値動きを示したことも買い安心感を与えた。【中国】休場6日の中国本土市場は国慶節(建国記念日)連休で休場となった。 <AK> 2025/10/07 10:19

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