注目トピックス 外国株ニュース一覧
注目トピックス 外国株
2日の香港市場概況:3日ぶり反落、ハイテクを中心に利食い売り優勢
*19:24JST 2日の香港市場概況:3日ぶり反落、ハイテクを中心に利食い売り優勢
2日の香港市場は、主要85銘柄で構成されるハンセン指数が前日比120.87ポイント(0.47%)安の25496.55ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が13.75ポイント(0.15%)安の9108.12ポイントと3日ぶりに反落した。売買代金は3281億1860万香港ドル(約6兆2473億円)に縮小した。朝方はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。ハイテク関連を中心に売りが先行し、市場心理には慎重姿勢が広がった。全体としては短期的な利益確定売り圧力が優勢となり、相場は上値の重い展開で取引を終えた。ハンセン指数の構成銘柄では、テクノロジー関連株の下げが目立った。SMIC(0981/HK)が4.6%安、舜宇光学科技(集団)(2382/HK)が3.8%安と電子部品・半導体株が軟調に推移した。前日に大幅上昇していた一部銘柄に短期的な調整が入り、指数全体を押し下げる要因となった。インターネットサービス関連も弱含み、美団(3690/HK)が1.8%安、JD(9618/HK)が1.5%安、快手(1024/HK)が2.5%安と続落。ユーザー数や競争環境への懸念が相場の重しとなったほか、アリババ(9988/HK)も1.8%安と続落し、投資家心理を冷やした。その他では医薬や保険などディフェンシブ株にも幅広く売りが波及した。半面、一部の自動車・新エネルギー関連株が堅調。中昇(0881/HK)が5.0%高、小米(1810/HK)が3.4%高、メディア・グループ(2001/HK)が3.5%高と買われた。個別の好材料や買い戻しが入ったとの見方があり、選別的な物色が進んだ。銀行やインフラ関連にも堅調な銘柄がみられ、相場を下支えした。本土市場は4日ぶりに反落。上海総合指数は前日比17.40ポイント(0.45%)安の3858.13ポイントと4日ぶりに反落した。ハイテク株の下落が指数の足かせに。また、インフラ建設や金融関連も安い。一方、電力や金融関連が買われた。
<AK>
2025/09/02 19:24
注目トピックス 外国株
2日の中国本土市場概況:上海総合は4日ぶり反落、過熱感で利益確定売りが優勢
*19:17JST 2日の中国本土市場概況:上海総合は4日ぶり反落、過熱感で利益確定売りが優勢
2日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比17.40ポイント(0.45%)安の3858.13ポイントと4日ぶりに反落した。朝方は約十年ぶりの高値を上回る場面もみられたが、上海総合指数は値を保てず、利益確定の売りに押されて反落した。ハイテック関連を中心に上昇基調からの反落が目立ち、市場心理に慎重ムードが広がった。全体として短期の持ち高調整が強まり、上値は重く下値模索へ傾いた。エネルギー関連株が大幅に売られた。万華化学(600309/SH)が2.5%安、山西藍華科技(600123/SH)が0.9%安、山東華魯恒升(600426/SH)が4.0%安、燕郷能源(600157/SH)が0.6%安と下落した。原油市況の不透明感と需要減速懸念が重荷となり、エネルギーセクター全体で2.5%の下落率と市場を圧迫した。素材関連株の下げも目立った。内蒙古包頭鋼鉄(600010/SH)が3.3%安、寧波韻升(600366/SH)が7.1%安、中国稀土(600111/SH)が5.1%安、浙江巨化(600160/SH)が5.2%安、盛和資源(600392/SH)が5.3%安と幅広く軟調であった。鉄鋼や非鉄金属価格の下落、加えて一部で輸出需要の停滞懸念が指摘され、素材セクターは売りに押された。また、通信やハイテク関連も軟調。恒生電子(600570/SH)が7.1%安、烽火通信科技(600498/SH)が5.5%安と下落は目立った。一方で、電力・金融株が買われ市場を支えた。上海電力(600021/SH)が10.0%高、無錫華光ボイラー(600475/SH)が10.0%高、福建青山紙業(600103/SH)が10.0%高とストップ高水準に達した銘柄もみられた。また、銀行セクターも堅調。招商銀行(600036/SH)が3.6%高、中国銀行(601988/SH)が1.8%高で引けた。電力料金改定期待や金融緩和的な政策観測が背景にあり、公益・金融セクターへの資金流入が買いを支えた。外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.89ポイント(0.71%)安の264.14ポイント、深センB株指数が3.68ポイント(0.28%)安の1321.75ポイントで終了した。
<AK>
2025/09/02 19:17
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう インド株式市場は小反発、GDPの上振れなどが支援材料
*10:37JST 概況からBRICsを知ろう インド株式市場は小反発、GDPの上振れなどが支援材料
【ブラジル】ボベスパ指数 141283.02 -0.10%9月1日のブラジル株式市場は4日ぶりに反落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比139.25ポイント安(-0.10%)の141283.02で引けた。日中の取引レンジは140,878.30-141,949.94となった。買いが先行した後は売りに押され、引けまでマイナス圏で推移した。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りが優勢。また、弱い経済指標も圧迫材料となった。8月のS&Pグローバル製造業購買担当者景気指数(PMI)は前月の48.2から47.7に低下した。一方、中国の景気対策への期待感などが引き続き支援材料となった。【ロシア】MOEX指数 2886.97 -0.43%9月1日のロシア株式市場は小幅続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比12.41ポイント安(-0.43%)の2886.97となった。日中の取引レンジは2886.97-2925.02となった。前半はプラス圏で推移したが、その後は前日の終値近辺でもみ合った。ウクライナ情勢の緊張状態が引き続き懸念された流れとなった。また、この日の米株式市場がレーバーデーで休場となったため、積極的な買いも手控えられた。一方、中国の景気対策への期待感などが指数をサポートした。【インド】SENSEX指数 80364.49 +0.70%9月1日のインド株式市場は小反発。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比554.84ポイント高(+0.70%)の80364.49、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同198.20ポイント高(+0.81%)の24625.05で取引を終えた。買いが先行した後狭いレンジでもみ合った。国内総生産(GDP)の上振れが好感された。4-6月期の国内総生産(GDP)は7.8%となり、前期の7.4%と予想の6.7%を上回った。構造改革や健全な財政が主に寄与したもようだ。また、中印両国が互いの貿易や投資での協力を強化することで合意したことも支援材料となった。【中国】上海総合指数 3875.53 +0.46%9月1日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比17.60ポイント高(+0.46%)の3875.53ポイントと3日続伸した。中国当局による景気刺激姿勢の表明および人工知能(AI)分野への成長期待がポジティブな材料となり、相場を押し上げた。一方、半導体関連には米国側の装置購入特例の撤回懸念があったものの、国内メーカーへの逆風とはならず、むしろ一部で買いを誘発した。全体としては、政策支援と成長分野への注目が買いを牽引し、上海市場は前週末比で堅調に推移した。
<AK>
2025/09/02 10:37
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1日の香港市場概況:香港市場は大幅続伸、AI関連の買いが指数をけん引
*19:19JST 1日の香港市場概況:香港市場は大幅続伸、AI関連の買いが指数をけん引
1日の香港市場は、主要83銘柄で構成されるハンセン指数が前日比539.80ポイント(2.15%)高の25617.42ポイントと続伸。本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が174.08ポイント(1.95%)高の9121.87ポイントと続伸した。売買代金は前日比446億3000万香港ドル減の3802億3100万香港ドルと縮小。中国発AI半導体の開発進展に伴うテック株への買いが相場を強力に支えた。特にクラウド・AI関連に対する期待が広がったことで好業績銘柄にも資金が流入し、これが相場を全般的に牽引した。一方、米中貿易政策を巡る不透明感や米国の関税政策見直しに伴う懸念が依然として市場心理に影を落としたが、一部で利益確定の動きにとどまり全体への影響は限定的だった。ハンセン指数の構成銘柄では、情報技術・テクノロジー関連業種は強い買いに支えられた。特に中国電子商取引(EC)最大手の阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:9988/HK)が人工知能主導の成長戦略を受けて18%前後の急騰となり、テック株を牽引した。また、南北の資金をつなぐ「ストックコネクト」経由での資金流入が引き続き旺盛で、テックや保険などに資金が向かい、底堅い買いを支えた。半面、電気自動車・自動車関連業種で売りが目立った。比亜迪(BYD:1211/HK)が利益減少の発表を受け30%減益となり、香港株は始値で8%安と急落し、続けて日中には約5%安となったことが売りの主因とみられた。また、地産・不動産セクターには超過債務問題がくすぶり、開発業者への懸念が続いている。本土市場は小幅ながら3日続伸。上海総合指数は前日比0.4%高で取引を終え、3267.66ポイントに達したとの報道は確認できなかったが、取引終値は約0.37%から0.46%上昇との情報があり、指数は堅調な動きとなった。上海総合指数構成銘柄では、消費関連セクターが買いをけん引した。その他、金融、不動産、資本財、公益、素材、情報技術、半導体関連セクターも買いが目立った。反面、不動産セクターが最も売りが顕著だった。その他、希土類、半導体、一部公益、素材および資本財関連セクターにも売りが目立った。
<AK>
2025/09/01 19:19
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1日の中国本土市場概況:3日続伸、景気刺激スタンスやAI分野の成長期待で
*19:10JST 1日の中国本土市場概況:3日続伸、景気刺激スタンスやAI分野の成長期待で
1日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比17.60ポイント(0.46%)高の3875.53ポイントと3日続伸した。中国当局による景気刺激姿勢の表明および人工知能(AI)分野への成長期待がポジティブな材料となり、相場を押し上げた。一方、半導体関連には米国側の装置購入特例の撤回懸念があったものの、国内メーカーへの逆風とはならず、むしろ一部で買いを誘発した。全体としては、政策支援と成長分野への注目が買いを牽引し、上海市場は前週末比で堅調に推移した。セクター別では、ハイテク関連が高い。フラッシュメモリー中国大手の北京兆易創新科技(603986/SH)と電子機器メーカーの成都旭光電子(600353/SH)がそろって10.0%(ストップ)高、電子機器メーカーの方正科技集団(600601/SH)が5.9%高、スーパーコンピューター世界大手の曙光信息産業(603019/SH)が4.1%高で引けた。医薬株も物色される。浙江華海薬業(600521/SH)と健康元薬業集団(600380/SH)がそろって10.0%(ストップ)高、薬明康徳(603259/SH)が8.0%高、康美薬業(600518/SH)が3.9%高で取引を終えた。資源・素材株、自動車株なども買われている。一方、金融株は下落。興業銀行(601166/SH)が2.7%、招商銀行(600036/SH)が2.1%、中国人寿保険(601628/SH)が2.6%、中国平安保険(601318/SH)が2.3%、中国銀河証券(601881/SH)が1.5%、中信建投証券(601066/SH)が1.0%ずつ下落した。外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.148ポイント(0.06%)高の266.023ポイント、深センB株指数が2.313ポイント(0.17%)安の1325.43ポイントで終了した。
<AK>
2025/09/01 19:10
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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は小反落、ウクライナ緊張状態が再び高まる
*09:47JST 概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は小反落、ウクライナ緊張状態が再び高まる
【ブラジル】ボベスパ指数 141422.27 +0.26%8月29日のブラジル株式市場は3日続伸。主要株価指数のボベスパ指数は前日比373.06ポイント高(+0.26%)の141422.27で引けた。日中の取引レンジは141,000.05-142,378.69となった。小幅安で寄り付いた後は買い戻され、引けまで狭いレンジでもみ合った。米金利の低下や9月の米利下げが確実視されていることが引き続き支援材料。また、中国当局が景気対策を強化していることも好感された。一方、原油価格の下落が資源セクターの圧迫材料。また、成長率の鈍化観測なども警戒された。【ロシア】MOEX指数 2899.38 -0.46%8月29日のロシア株式市場は小反落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比13.34ポイント安(-0.46%)の2899.38となった。日中の取引レンジは2882.55-2904.14となった。売りが先行した後は狭いレンジで一進一退の展開を示した。ウクライナ情勢の緊張状態が再び高まっていることが圧迫材料。ウクライナ各地でロシアとウクライナの戦闘が続いていると報じられている。また、原油価格の下落も指数の足かせとなった。一方、9月の米利下げが確実視されていることや、中国の景気対策への期待感などが指数をサポートした。【インド】SENSEX指数 79809.65 -0.34%8月29日のインド株式市場は弱含み。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比270.92ポイント安(-0.34%)の79809.65、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同74.05ポイント安(-0.30%)の24426.85で取引を終えた。前半はプラス圏で推移したが、終盤は売りに押された。米国の高関税適用が嫌気された。米政府は8月27日、ロシア制裁の一環として、同国産の原油を輸入しているインドに対し25%の追加関税(最大合計50%)を発動した。一部では、米国の高関税政策の適用が2025年度のインドの成長率を30-80bp縮小させると試算している。また、7月の鉱工業生産や4-6月期の国内総生産(GDP)などがこの日から相次いで発表されるため、見極めるムードも強まった。なお、4-6月期の国内総生産(GDP)は7.8%となり、前期の7.4%と予想の6.7%を上回った。【中国】上海総合指数 3857.93 +0.37%8月29日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比14.33ポイント高(+0.37%)の3857.93ポイントと続伸した。前日の好地合いを継ぐ流れ。中国景気の鈍化が懸念される中、当局は足もとで、景気刺激や産業支援の動きを強めている。また、資金流入期待も大きく、相場の先高観も広がる状況だ。ただ、上値は限定的。きょう29日に中国の大手行が決算報告するほか、週末31日に、国家統計局などによる8月の中国製造業PMIと非製造業PMIが発表される。
<AK>
2025/09/01 09:47
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概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は堅調推移、ボべスパ指数の84の構成銘柄では78が上昇
*09:44JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は堅調推移、ボべスパ指数の84の構成銘柄では78が上昇
【ブラジル】ボベスパ指数 141049.20 +1.32%28日のブラジル株式市場は堅調推移。主要株価指数のボベスパ指数は、前営業日比1843.39ポイント高(+1.32%)の141049.20で引けた。ボべスパ指数の84の構成銘柄では78が上昇、5が下落、変わらずは1。マガジネ・ルイーザ(MGLU3)の上げが目立った。一方、ブラジレイラ・デ・ディストリブイサン(PCAR3)はさえない動きとなった。【ロシア】MOEX指数 2912.72 +0.04%28日のロシア株式市場は小幅高。主要株価指数のMOEXロシア指数は、前日比1.24ポイント高(+0.04%)の2912.72で引けた。日中の取引レンジは、2900.33-2919.01。外部環境の悪化を警戒した売りは縮小し、小動きだが底堅い値動きとなった。【インド】SENSEX指数 80080.57 -0.87%28日のインドSENSEX指数は弱含み。前日比705.97ポイント安(-0.87%)の80080.57、ナショナル証券取引所の主要50社株価指ニフティは0.85%(211.15ポイント)安の24500.90で取引終了。30社株価指数SENSEXの構成銘柄では、上昇が7、下落は23。変わらずは0。対米関係の悪化を警戒して過半数の銘柄が下げている。HCLテクノロジー(HCLT)の下げが目立った。一方、タイタン(TTAN)は堅調推移。【中国】上海総合指数 3843.60 +1.14%28日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比43.25ポイント高(+1.14%)の3843.60ポイントと反発。中国政府による景気刺激策への期待が再び高まり、ハイテクや消費関連銘柄を中心に買いが優勢となった。取引終盤にかけては、海外市場の堅調な動きも支援材料となり、指数は引けにかけて一段高で引けている。ただ、全体としては上値が重い。米関税政策の不透明感がくすぶっているほか、指数は依然として10年ぶりの高値圏で推移しているため、心理的節目の3800ポイントを挟んで、売り圧力も意識された。
<CS>
2025/08/29 09:44
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は続落、投資家の慎重スタンスが強まる流れ
*09:59JST 概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は続落、投資家の慎重スタンスが強まる流れ
【ブラジル】ボベスパ指数 139205.81 +1.04%27日のブラジル株式市場は反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1434.42ポイント高(+1.04%)の139205.81で引けた。日中の取引レンジは137,455.72-139,280.98となった。前日の終値近辺でもみ合った後は上げ幅をじりじりと拡大させた。米金利の低下が好感され、買いは広がった。また、最近の下落で値ごろ感が強まり、下値を拾う動きも活発となった。ほかに、通貨レアル高の進行や原油価格の上昇がブラジル株の支援材料となった。【ロシア】MOEX指数 2911.48 +0.89%27日のロシア株式市場は3日ぶりに反発。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比25.61ポイント高(+0.89%)の2911.48となった。日中の取引レンジは2,885.87-2,916.92となった。横ばいで寄り付いた後は上げ幅をじりじりと拡大させた。原油価格の上昇が資源セクターの支援材料。また、米金利安も外資の流出懸念を後退させた。一方、指数の上値は重い。ウクライナ問題の不透明感が引き続き懸念されたほか、弱い経済指標も指数の足かせとなった。7月の鉱工業生産の増加率(前年同月比)は前月の1.9%(改定値)と予想の1.5%を下回り、0.7%まで鈍化した。【インド】SENSEX指数 1672.78 +0.31%27日のSENSEX指数でホーチミンのVN指数、ハノイのVH指数はいずれもプラスを維持し、続伸で取引を終えた。ベトナム市場は利益確定売りと押し目買いが交錯し、方向感を欠く展開が続く。引き続き銀行株主導の取引で、値動きは荒い。VN指数は前日の急反発で弾みがつき、序盤は一時1700に接近。ただ、売り圧力も強まり、終盤にかけて上げ幅を縮小した。【中国】上海総合指数 3800.35 -1.76%27日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比68.03ポイント安(-1.76%)の3800.35ポイントと続落した。投資家の慎重スタンスが強まる流れ。米関税政策の不透明感が逆風となった。米政府は27日、ロシア制裁の一環として、同国産の原油を輸入しているインドに対し25%の追加関税(最大合計50%)を発動。ロシア産原油は中国も輸入しているため、関税交渉が厳しいものになると不安視されている。また、トランプ米大統領は25日、韓国大統領との会談中に、中国がレアアース(希土類)磁石の米国向け輸出を再び止めれば「200%関税」を課すことになると記者団に述べた。中国経済対策の期待感が根強い中、指数はプラス圏で推移する場面がみられたものの、後場に入り下げ幅を徐々に広げている。
<AK>
2025/08/28 09:59
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概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は反落、、インド株も売りが先行
*10:06JST 概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は反落、、インド株も売りが先行
【ブラジル】ボベスパ指数 137771.39 -0.18%26日のブラジル株式市場は3日ぶりに反落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比253.78ポイント安(-0.18%)の137771.39で引けた。日中の取引レンジは137,058.48-138,036.72となった。小幅高で寄り付いた後は売りに押され、終盤は前日の終値近辺まで回復した。成長予想の下方修正が引き続き嫌気されたほか、通貨レアル安の進行もブラジル株の圧迫材料となった。一方、指数の下値は限定的。米長期金利の低下が好感されたほか、インフレ率の落ち着きが利下げ期待を高めた。【ロシア】MOEX指数 2885.87 -0.05%26日のロシア株式市場は小幅続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比1.37ポイント安(-0.05%)の2885.87となった。日中の取引レンジは2,878.74-2,915.46となった。買いは先行した後はしばらくプラス圏で推移したが、終盤マイナス圏に転落した。原油価格の下落が資源セクター売り手掛かり。また、ウクライナ問題の不透明感も引き続き指数の足かせとなった。一方、指数の下値は限定的。米長期金利の低下などが指数をサポートした。【インド】SENSEX指数 80786.54 -1.04%26日のインドSENSEX指数は反落。前日比849.37ポイント安(-1.04%)の80786.54、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同255.70ポイント安(-1.02%)の24712.05で取引を終えた。売りが先行した後は狭いレンジでもみ合った。海外株の下落を受け、インド株も売りが先行。また、ロシアとウクライナの和平に向けた協議への進展も見られず、根強い地政学リスクなどもリスク回避の売りを加速させた。ほかに、米国の高関税政策などが引き続き嫌気された。【中国】上海総合指数 3868.38 -0.39%26日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比15.18ポイント安(-0.39%)の3868.38ポイントと5日ぶりに反落した。米関税政策の不透明感が重し。トランプ米大統領は25日、韓国大統領との会談中に、中国がレアアース(希土類)磁石の米国向け輸出を再び止めれば「200%関税」を課すことになると記者団に述べている。また、トランプ氏は自身のSNSに、米国のテクノロジー企業に規制をかけている国に対し、大幅な追加関税と半導体の輸出規制を課すと投稿した。売り圧力も意識される。上海総合指数はこのところ上昇基調を強め、約10年ぶりの高値水準を連日で切り上げていた。
<CS>
2025/08/27 10:06
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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は小反落、ウクライナ問題の不透明感などが足かせ
*10:08JST 概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は小反落、ウクライナ問題の不透明感などが足かせ
【ブラジル】ボベスパ指数 138025.17 +0.04%25日のブラジル株式市場は小幅続伸。主要株価指数のボベスパ指数は前日比57.02ポイント高(+0.04%)の138025.17で引けた。日中の取引レンジは137,970.63-138,890.17となった。買いが先行した後は上げ幅をじりじりと縮小させた。米利下げ期待が再び高まっていることが引き続き支援材料。また、原油価格の上昇も資源セクターの物色手掛かりとなった。一方、指数の上値は重い。米金利高が警戒されたほか、成長予想の上方修正が嫌気された。ブラジル中央銀行がエコノミストら約100人を対象とした最新調査では、2025年の成長予想が前回調査の2.21%から2.18%に下方修正された。【ロシア】MOEX指数 2887.24 -0.33%25日のロシア株式市場は小反落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比9.52ポイント安(-0.33%)の2887.24となった。日中の取引レンジは2,857.97-2,890.83となった。終始マイナス圏で推移し、終盤下げ幅をやや縮小させた。ウクライナ問題の不透明感が指数の足かせに。また、欧米市場の下落もマイナス材料となった。一方、指数の下値は限定的。原油価格の上昇が支援材料となったほか、米利下げ期待が再び高まっていることが引き続き支援材料となった。【インド】SENSEX指数 24967.75 +0.39%25日のインド株式市場は反発。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比329.06ポイント高(+0.40%)の81635.91、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同97.65ポイント高(+0.39%)の24967.75で取引を終えた。買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。米利下げ期待が再び高まっていることが好感された。国内では、外貨準備高の増加や物品・サービス税(GST)適用率の引き下げで消費の拡大観測などが支援材料となった。【中国】上海総合指数 3883.56 +1.51%週明け25日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前営業日比57.80ポイント高(+1.51%)の3883.56ポイントと4日続伸した。約10年ぶりの高値水準を連日で切り上げている。前週末までの好地合いを継ぐ流れ。中国の政策に対する期待感が根強いほか、資金流入の思惑も高まっている。足もとの本土市場は商いが活況。市場関係者からは、銀行などから証券市場に資金がシフトしているとの声も聞かれた。また、米利下げ再開観測もプラス。中国も金融緩和に動きやすくなるとの見方も広がっている。
<AK>
2025/08/26 10:08
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は大幅反発、米利下げ期待が再び高まる
*10:06JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は大幅反発、米利下げ期待が再び高まる
【ブラジル】ボベスパ指数 137968.16 +2.57%22日のブラジル株式市場は大幅反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比3457.31ポイント高(+2.57%)の137968.16で引けた。日中の取引レンジは134,511.48-138,071.55となった。買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏でもみ合った。米利下げ期待が再び高まっていることが好感され、幅広い銘柄に買いは広がった。また、通貨レアル高の進行もブラジル株の支援材料。ほかに、中国当局が景気支援スタンスを強めていることが引き続きサポート材料となった。【ロシア】MOEX指数 2896.76 +0.46%22日のロシア株式市場は3日ぶりに反発。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比13.26ポイント高(+0.46%)の2896.76となった。日中の取引レンジは2876.26-2903.48となった。売りが先行した後は前日の終値近辺でもみ合った。米利下げ期待が再び高まっていることが好感され、買いは広がった。また、原油価格の上昇も資源セクターの支援材料となった。一方、指数の上値は重い。ウクライナ問題をめぐる米・ウクライナ首脳、プーチン大統領の「3者協議」の調整を控え、見極めるムードが強まった。【インド】SENSEX指数 81306.85 -0.85%22日のインド株式市場は7日ぶりに反落。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比693.86ポイント安(-0.85%)の81306.85、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同213.65ポイント安(-0.85%)の24870.10で取引を終えた。売りが先行した後は下げ幅をやや拡大させた。両指数とも前日まで6日続伸しており、高値警戒感から利益確定売りが優勢。また、年内の米利下げ期待の後退も外資の流出懸念を強めた。このほか、成長鈍化観測が指数の足かせに。4-6月期の国内総生産(GDP)成長率は前期の7.4%から6.7%に鈍化すると予測されている。【中国】上海総合指数 3825.76 +1.45%22日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比54.66ポイント高(+1.45%)の3825.76ポイントと3日続伸した。約10年ぶりの高値水準を連日で切り上げている。前日までの好地合いを継ぐ流れ。中国の政策に対する期待感や、資金流入期待が相場を押し上げている。米中関係の改善期待も追い風。米ボーイングと中国は近く、最大500機の航空機購入契約を結ぶ見通しなどと外電で報じられた。実現すれば、2017年のトランプ米大統領(第1期)の訪中以来続いていたボーイングの対中販売不振に、ようやく終止符が打たれることとなる。また、外電が21日、消息筋情報として、「米GPU大手のエヌビディアはこのほど、中国市場向けAIチップ「H20」の生産停止を一部サプライヤーに指示したもよう」と伝えたこともプラス。中国政府は半導体の自給率引き上げ方針を示していることもあり、国内産業の躍進が期待された。
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2025/08/25 10:06
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は0.1%高で続伸、銀行株上げ主導
*09:53JST 概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は0.1%高で続伸、銀行株上げ主導
【ブラジル】ボベスパ指数 134510.84 -0.12%21日のブラジル株式市場は小反落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比155.61ポイント安(-0.12%)の134510.84で引けた。日中の取引レンジは133,874.43-134,836.72となった。売りが先行した後は狭いレンジでもみ合った。年内の米利下げ期待の後退が足かせとなった。一方、指数の下値は限定的。原油価格の上昇が資源セクターの物色手掛かりとなった。また、通貨レアル高の進行もブラジル株の支援材料となった。【ロシア】MOEX指数 2883.50 -1.95%21日のロシア株式市場は続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比57.28ポイント安(-1.95%)の2883.50となった。日中の取引レンジは2,879.36-2,940.78となった。売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。年内の米利下げ期待の後退が外資の流出懸念を強めた。また、ウクライナ問題をめぐる米・ウクライナ首脳、プーチン大統領の「3者協議」の調整を控え、見極めるムードも強まった。一方、原油価格の上昇が指数をサポートした。【インド】SENSEX指数 82000.71 +0.17%21日のインド株式市場は6日続伸。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比142.87ポイント高(+0.17%)の82000.71、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同33.20ポイント高(+0.13%)の25083.75で取引を終えた。買いが先行した後は狭いレンジでもみ合った。銀行セクターの上昇が指数をサポート。また、物品・サービス税(GST)の引き下げなど景気対策への期待感が引き続き好感された。【中国】上海総合指数 3771.10 +0.13%21日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比4.89ポイント高(+0.13%)の3771.10ポイントと続伸した。約10年ぶりの高値水準を連日で切り上げている。中国の政策に対する期待感が相場を支える流れ。20日に公表された最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」は予想通り3カ月連続で据え置かれたが、市場からは政策金利や預金準備率を引き下げる可能性が依然として残ると指摘された。一部では、第4四半期(10-12月)の引き下げが予想されている。個人マネーの流入もプラス。足もとでは銀行預金が縮小し、信託や証券などに資金が移動していると伝えられている。また、中国30年債利回りが年初来最高(債券価格は下落)で推移する中、投資家が債券を売って株式を購入しているとの見方も広がっている。ただ、このところの上昇で売り圧力も意識され、指数はマイナス圏に沈む場面もみられた。
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2025/08/22 09:53
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は5日続伸、物品・サービス税(GST)適用率の引き下げが消費の拡大に
*10:24JST 概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は5日続伸、物品・サービス税(GST)適用率の引き下げが消費の拡大に
【ブラジル】ボベスパ指数 134666.45 +0.17%20日のブラジル株式市場は小反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比0.17%(234.19ポイント)高の134666.45で引けた。日中の取引レンジは134,121.67-134,963.84となった。売りが先行した後は買い戻され、引けまで狭いレンジでもみ合った。原油価格の上昇が支援材料となり、資源セクターの買いが指数をサポートした。また、通貨レアル高の進行もブラジル株の支援材料となった。一方、指数の上値は重い。米国の高関税政策などが引き続き懸念された。【ロシア】MOEX指数 2940.78 -0.84%20日のロシア株式市場は小反落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比0.84%(24.88ポイント)安の2940.78となった。日中の取引レンジは2,928.85-2,977.26となった。買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。最近の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りが優勢。また、ウクライナ問題をめぐる米・ウクライナ首脳、プーチン大統領の「3者協議」の調整を控え、見極めるムードが強まった。一方、原油価格の上昇などが指数をサポートした。【インド】SENSEX指数 81857.84 +0.26%20日のインドSENSEX指数は5日続伸。前日比213.45ポイント高(+0.26%)の81857.84、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同69.90ポイント高(+0.28%)の25050.55で取引を終えた。買いが先行した後は上げ幅をやや拡大させた。物品・サービス税(GST)適用率の引き下げが消費の拡大につながるとの予測が好感された。GST適用率の引き下げで国内消費額は1.98兆ルピー(約3兆3264億円)拡大すると試算されている。また、米国の高関税政策がインドの長期成長に大きく影響しないとの見方も、過度な景気不安を緩和させた。【中国】上海総合指数 3766.21 +1.04%20日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比38.92ポイント高(+1.04%)の3766.21ポイントと反発した。約10年ぶりの高値水準を再び切り上げている。中国の景気支援スタンスが好感される流れ。中国財政部が19日公表したデータによると、1-7月の財政赤字は前年同期比で49%拡大している。米関税政策の影響や、製造業の過当競争などで中国景気の減速が懸念される中、政府は財政赤字の拡大で経済を支える構えだ。李強・首相が18日、消費を促進し、経済成長を維持していく方針を表明するなど、政府は景気支援に注力していることも改めて材料視されている。
<AK>
2025/08/21 10:24
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は小反発、終盤上げ幅を縮小させた
*09:55JST 概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は小反発、終盤上げ幅を縮小させた
【ブラジル】ボベスパ指数 134432.27 -2.10%19日のブラジル株式市場は反落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比2889.38ポイント安(-2.10%)の134432.27で引けた。日中の取引レンジは133,996.87-137,321.13となった。売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。原油価格の下落が資源セクターの売り手掛かり。また、通貨レアル安の進行もブラジル株の圧迫材料となった。このほか、大幅な米利下げ期待の後退が外資の流出懸念を高めた。【ロシア】MOEX指数 2951.26 -2.02%19日のロシア株式市場は小反発。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比14.40ポイント高(+0.49%)の2965.66となった。日中の取引レンジは2,962.37-3,006.13となった。買いが先行した後はしばらく狭いレンジでもみ合ったが、終盤上げ幅を縮小させた。ウクライナ問題をめぐる米・ウクライナ首脳、プーチン大統領の「3者協議」に期待が高まっていることが支援材料となった。一方、指数の上値は重い。原油価格の下落などが指数の足かせとなった。また、米大幅な利下げ期待の後退も圧迫材料となった。【インド】SENSEX指数 81644.39 +0.46%19日のインドSENSEX指数は4日続伸。前日比370.64ポイント高(+0.46%)の81644.39、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同103.70ポイント高(+0.42%)の24980.65で取引を終えた。買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。失業率の低下が好感された。7月の失業率は5.2%となり、3カ月ぶりの低水準を記録。また、政府が物品・サービス税(GST)などを引き下げる計画を示したことも、消費の拡大期待を高めた。ほかに、インドの格上げが引き続きサポート材料となった。【中国】上海総合指数 3727.29 -0.02%19日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比0.74ポイント安(-0.02%)の3727.29ポイントと3日ぶりに小反落した。中国の金利上昇が警戒される流れ。中国10年国債利回りはこのところ上昇基調を強め、前日は4月2日以来の高水準に達した。19日は中国人民銀行(中央銀行)が短期資金を大規模供給し、上昇は一服しているが、市場関係者によると資金調達コストは依然として高いままだ。売り圧力も意識される。上海総合指数は前日、約10年ぶりの高値水準を回復した。
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2025/08/20 09:55
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は4日ぶりに反発、連日の下落で値ごろ感が強まる
*09:40JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は4日ぶりに反発、連日の下落で値ごろ感が強まる
【ブラジル】ボベスパ指数 137321.64 +0.72%18日のブラジル株式市場は4日ぶりに反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比980.87ポイント高(+0.72%)の137321.64で引けた。日中の取引レンジは136,340.60-137,901.59となった。買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで狭いレンジでもみ合った。連日の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢。また、原油価格の上昇も資源セクターの物色手掛かりとなった。一方、米速やかな利下げ期待の後退などが指数の上値を抑えた。【ロシア】MOEX指数 2951.26 -2.02%18日のロシア株式市場は大幅反落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比60.83ポイント安(-2.02%)の2951.26となった。日中の取引レンジは2,941.70-3,012.09となった。大幅安で寄り付いた後は狭いレンジでもみ合った。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売り圧力が強まった。また、ウクライナ情勢の不透明感も改めて警戒された。ほかに、トランプ大統領と、欧州指導者やウクライナ大統領との会談を控え、見極めるムードが強まった。、一方、原油価格の上昇などが指数をサポートした。【インド】SENSEX指数 81273.75 +0.84%18日のインドSENSEX指数は3日続伸。前日比676.09ポイント高(+0.84%)の81273.75、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同245.65ポイント高(+1.00%)の24876.95で取引を終えた。高く寄り付いた後狭いレンジでもみ合った。格上げが支援材料。S&Pグローバル・レーティングは最新リポートで、インドの長期ソブリン信用格付けを「BBBマイナス」から「BBB」に引き上げると決定した。引き上げは18年ぶりとなる。S&Pは、力強い経済成長や、財政の健全性、公共支出の拡大などを評価した。また、国内の利下げ期待の高まりなども好感された。【中国】上海総合指数 3728.03 +0.85%週明け18日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比31.26ポイント高(+0.85%)の3728.03ポイントと続伸した。2015年8月19日以来、約10年ぶりの高値水準を回復している。前週末の好地合いを継ぐ流れ。中国の政策に対する期待感が引き続き相場を支えた。7月の中国経済統計が総じて弱含む中、当局は追加の景気対策を打ち出すとの観測が広がっている。また、中国人民銀行(中央銀行)は15日、四半期金融政策報告書を公表。ハイテクと消費分野の成長支援を強化する方針が示された。
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2025/08/19 09:40
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は反発、中国の政策に対する期待感が相場を押し上げる流れ
*09:28JST 概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は反発、中国の政策に対する期待感が相場を押し上げる流れ
【ブラジル】ボベスパ指数 136340.77 -0.01%15日のブラジル株式市場は3日続落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比15.02ポイント安(-0.01%)の136340.77で引けた。日中の取引レンジは135,583.06-136,431.44となった。おおむねマイナス圏で推移し、終盤は前日の終値近辺まで回復した。原油価格の下落が資源セクターの売り手掛かり。また、米景気の悪化懸念やインフレ率の上昇なども指数の足かせとなった。一方、指数の下値は限定的。通貨レアル高の進行がブラジル株の支援材料となった。また、中国当局が景気対策を追加するとの期待感も指数をサポートした。【ロシア】MOEX指数 3012.09 +1.17%15日のロシア株式市場は続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比34.75ポイント高(+1.17%)の3012.09となった。日中の取引レンジは2,978.69-3,014.21となった。小幅高で寄り付いた後は上げ幅をじりじりと拡大させた。米ロ首脳がそろって米ロ首脳会談に前向きな評価を出していることが好感された。また、景気対策への期待感も支援材料。一方、原油価格の下落やウクライナ紛争の停戦に向けた進展が言及されなかったことなどが指数の足かせとなった。【インド】休場【中国】上海総合指数 3696.77 +0.83%15日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比30.33ポイント高(+0.83%)の3696.77ポイントと反発した。約3年11カ月ぶりの高値水準を再び切り上げている。中国の政策に対する期待感が相場を押し上げる流れ。取引時間中に公表された中国指標の下振れで景気鈍化懸念が高まる中、当局は追加の景気対策を打ち出すとの観測が広がった。中国指標では、7月の小売売上高や鉱工業生産、1-7月の固定資産投資などが予想以上に前回から伸びが縮小。1-7月の不動産開発投資は12.0%減と、下げが加速している(1-6月は11.2%減)。指数は小安くスタートしたが、指標発表後に買いが優勢となり、引けにかけて上げ幅を拡大した。
<CS>
2025/08/18 09:28
注目トピックス 外国株
前日に動いた銘柄 part1 コンヴァノ、ケアネット、アミューズなど
*07:15JST 前日に動いた銘柄 part1 コンヴァノ、ケアネット、アミューズなど
銘柄名<コード>15日終値⇒前日比朝日インテック<7747> 2642 +151営業利益が前期35.9%増・今期8.5%増予想。ウインテスト<6721> 116 -7上期営業損益が3.76億円の赤字。第1四半期の1.74億円の赤字から赤字幅拡大。ソラコム<147A> 1135 +150第1四半期営業利益35.0%増。ファンデリー<3137> 482 +381株を2株に分割。コンヴァノ<6574> 1647 +30014日取引終了後に26年3月期業績予想を上方修正。15日昼休みに1対10の株式分割も発表。いつも<7694> 880 -155第1四半期営業損益が0.80億円の赤字。ケアネット<2150> 1067 +150欧州系ファンドによるTOB価格1130円にサヤ寄せ続く。アンビスD<7071> 772 +72上半期決算もあく抜け材料につながる。アミューズ<4301> 1951 +257第1四半期大幅増益で一転増益見通しに上方修正。ラックランド<9612> 1285 +139リスク注記の記載解消で。荏原製作所<6361> 3238 +326堅調決算に加えて自社株買いの実施も発表。ギフティ<4449> 1552 +158上半期大幅増益で好進捗に。チェンジHD<3962> 1242 +85第1四半期の堅調推移や株主優待制度の導入で。地主<3252> 2790 +299順調な仕入れ拡大などをポジティブ視へ。三井金属鉱業<5706> 8461 +775決算評価の流れが続く中で買い戻しも優勢に。日本取引所グループ<8697> 1676 +137.5ゴールドマン・サックス証券では投資判断を格上げ。レーザーテック<6920> 17405 +1335トランプ政権がインテルへの出資検討かなどと報じられ。ライフドリンク カンパニー<2585> 2959 +213第1四半期好業績確認から見直し買い続く。古河電気工業<5801> 8750 +539ジェフリーズ証券では新規に買い推奨観測。SREHD<2980> 3245 +200SBI証券では目標株価を引き上げ。タムラ製作所<6768> 533 +25特に材料ないがもみ合い上放れに追随買い。三井E&S<7003> 3885 +150地合い改善の中で値幅取り資金の流入活発化も。セグエグループ<3968> 653 +32想定以上の好業績を評価が続く。DmMiX<7354> 284 +164-6月期は増益率拡大。ソフトバンクグループ<9984> 16520 +995ドイツ銀行が目標株価を引き上げ観測。サンドラッグ<9989> 4820 +231想定やや上回る決算受けて買い安心感。東海カーボン<5301> 1050.5 +52.2SMBC日興証券では投資判断を格上げ。四国電力<9507> 1390 +63電力株全面高の流れも支援に。りそなHD<8308> 1560 +95GDP堅調で日銀の利上げ期待も高まるか。メニコン<7780> 1210 +52野村證券では目標株価を引き上げ。ゼンショーHD<7550> 10485 +485モルガン・スタンレーMUFG証券では目標株価を引き上げ。マネジメントソリューションズ<7033> 1444 -301通期営業益予想を下方修正。メドレー<4480> 2704 -546上半期大幅経常減益決算嫌気。東邦亜鉛<5707> 646 -132第1四半期は経常赤字決算に。
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2025/08/16 07:15
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は小幅続伸、米国が大幅な利下げに踏み切るとの観測
*09:46JST 概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は小幅続伸、米国が大幅な利下げに踏み切るとの観測
【ブラジル】ボベスパ指数 136355.78 -0.24%14日のブラジル株式市場は小幅続落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比331.54ポイント安(-0.24%)の136355.78で引けた。日中の取引レンジは135,587.94-137,436.74となった。中盤はプラス圏を回復したが、その後は再び売りに押された。米インフレ加速で利下げ期待がやや後退していることが指数の足かせに。また、通貨レアル安の進行もブラジル株の圧迫材料となった。一方、中国当局が消費刺激策など景気対策を追加する方針が引き続き好感された。【ロシア】MOEX指数 2977.34 +0.15%14日のロシア株式市場は小反発。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比4.32ポイント高(+0.15%)の2977.34となった。日中の取引レンジは2,933.82-2,985.27となった。売りが先行した後は下げ幅を縮小させ、終盤はプラス圏を回復した。米ロ首脳会談がきょう15日に開催される予定となり、それに対する期待感から買いは継続。また、原油価格の上昇も資源セクターの物色手掛かりとなった。一方、国内総生産(GDP)の下振れなどが指数の足かせとなった。【インド】SENSEX指数 80597.66 +0.07%14日のインドSENSEX指数は小幅続伸。前日比57.75ポイント高(+0.07%)の80597.66、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同11.95ポイント高(+0.05%)の24631.30で取引を終えた。買いが先行した後はプラス圏で一進一退の展開を示した。米国が大幅な利下げに踏み切るとの観測が、外資の流出懸念を後退させた。また、政府が輸出企業の支援計画を発表したことも好感された。輸出企業の支援金をめぐり、政府は総額2500億ルピー(約4200億円)を用意していると報じられている。ほかに、米国の高関税政策がインドの成長率に影響しないとの見方もサポート材料。S&Pグローバル・レーティングは最新リポートで、トランプ関税がインドの成長に影響しないとの見方を示し、2025年度のインドの成長率が6.5%になるとの見方を示した。【中国】上海総合指数 3666.44 -0.46%14日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比17.02ポイント安(-0.46%)の3666.44ポイントと4日ぶりに反落した。指標発表前に利益確定売りが優勢となる流れ(上海総合指数は前日、約3年11カ月ぶりの高値水準を回復している)。中国ではあす15日、7月の小売売上高や鉱工業生産、1-7月の鉱工業生産や不動産投資などが公表される予定だ。いずれも前回から伸びが鈍化すると予想されている。融資下振れも逆風。前日引け後に公表された7月の中国金融統計では、人民元建て新規融資額が前年同月比で500億人民元(約1兆200億円)減少し、2005年7月以来のマイナス成長に落ち込んだ(市場予想は3000億人民元の増加)。中国の政策に対する期待感などで小高く推移していたが、上値は重く、指数は引けにかけてマイナスに転じている。
<CS>
2025/08/15 09:46
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は5日ぶり反落、GDPの下振れなどが圧迫材料
*10:18JST 概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は5日ぶり反落、GDPの下振れなどが圧迫材料
【ブラジル】ボベスパ指数 136687.32 -0.89%13日のブラジル株式市場は反落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1226.36ポイント安(-0.89%)の136687.32で引けた。日中の取引レンジは136,534.63-137,912.90となった。売りは先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。弱い経済指標が指数の足かせに。6月の小売売上高の増加率(前年同月比)は0.3%となり、前月の1.7%(改定値)と予想の2.7%を大幅に下回った。また、通貨レアル安の進行も圧迫材料。一方、米国の大幅利下げ観測が指数をサポートした。また、中国当局が消費刺激策を追加する方針も好感された。【ロシア】MOEX指数 2973.02 -0.14%13日のロシア株式市場は5日ぶりに反落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比4.16ポイント安(-0.14%)の2973.02となった。日中の取引レンジは2,959.75-2,988.06となった。買いが先行した後は売りに押され、引けまで前日の終値近辺でもみ合った。国内総生産(GDP)の下振れが指数の足かせに。4-6月期のGDP(速報)成長率は1.1%となり、前期の1.4%と予想の1.5%を下回った。また、連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売り圧力も強まった。一方、米ロ首脳会談への期待感が引き続き指数をサポートした。【インド】SENSEX指数 80539.91 +0.38%13日のインドSENSEX指数は小反発。前日比304.32ポイント高(+0.38%)の80539.91、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同131.95ポイント高(+0.54%)の24619.35で取引を終えた。終始プラス圏で推移し、終盤上げ幅をやや拡大させた。早期の米利下げ期待が外資の流出懸念を後退させた。また、国内のインフレ率の鈍化で早期の利下げへの期待も高まった。7月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前月の2.10%から1.55%に鈍化し、8年ぶりの低水準を記録。このほか、中国当局が消費刺激策を追加するとの観測が対中輸出の拡大期待を高めた。【中国】上海総合指数 3683.47 +0.48%13日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比17.55ポイント高(+0.48%)の3683.47ポイントと3日続伸した。約3年11カ月ぶりの高値水準を回復している。前日までの好地合いを継ぐ流れ。中国の政策に対する期待感が引き続き相場の支えとなった。中国の関連部局は12日、内需拡大に向けた景気刺激策の一環として、サービス業や個人の消費ローンに対する利子補給を実施すると発表。そのほか政府は、製造業の「内巻」(過当競争)是正に向けた動きを強めているほか、少子化対策などにも注力している。また、米国で9月利下げ観測が再び強まったことも材料視された。昨夜の米株市場では、ナスダック指数が2日ぶりに史上最高値を更新している。
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2025/08/14 10:18
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は3日ぶりに反発、9月の米利下げ期待が高まっていることが好感
*10:03JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は3日ぶりに反発、9月の米利下げ期待が高まっていることが好感
【ブラジル】ボベスパ指数 137913.68 +1.69%12日のブラジル株式市場は3日ぶりに反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比2290.53ポイント高(+1.69%)の137913.68で引けた。日中の取引レンジは135,629.09-138,414.25となった。買いは先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏でもみ合った。9月の米利下げ期待が高まっていることが好感され、買いは広がった。また、通貨レアル高の進行もブラジル株の支援材料。ほかに、中国当局が消費刺激策を強化する方針を示したことが対中輸出の拡大期待を強めた。一方、米国の高関税政策が引き続き指数の足かせとなった。【ロシア】MOEX指数 2977.18 +0.44%12日のロシア株式市場は4日続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比13.03ポイント高(+0.44%)の2977.18となった。日中の取引レンジは2,952.34-2,980.01となった。軟調な展開が続いた後は終盤プラス圏を回復した。9月の米利下げ期待の高まりが好感され、買いは継続。また、米ロ首脳会談への期待感も引き続き支援材料となった。一方、指数の上値は重い。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売り圧力が強まった。【インド】SENSEX指数 80235.59 -0.46%12日のインドSENSEX指数は小反落。前日比368.49ポイント安(-0.46%)の80235.59、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同97.65ポイント安(-0.40%)の24487.40で取引を終えた。買いが先行した後は売りに押され、終盤は下げ幅を拡大させた。米トランプ政権がインドに高関税を適用させることが引き続き警戒された。これにより、55%の対米輸出品が悪影響を受けると指摘された。また、7月の消費者物価指数(CPI)や貿易収支が12日から相次いで発表されるため、慎重ムードも強まった。なお、7月のCPI上昇率は前月の2.1%から1.55%まで低下したものの、予想の1.40%を上回った。【中国】上海総合指数 3665.92 +0.50%12日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比18.37ポイント高(+0.50%)の3665.92ポイントと続伸した。約3年8カ月ぶりの高値水準を切り上げている。前日の好地合いを継ぐ流れ。中国経済成長の減速懸念がひとまず薄らいでいる。大手ブローカーや国際機関は、中国が追加の景気対策で中国経済を支える可能性が高いとして、2025年の成長予想を相次ぎ上方修正した。中国当局は製造業の内巻(過当競争)是正に向けた動きを強めているほか、少子化対策にも注力している。また、財政政策として、総投資額が約1兆2000億人民元(約24兆8200億円)に上る世界最大級の大規模水力発電ダム建設も着工した。一方、トランプ米大統領が中国に対する関税措置の一時停止を90日間延長する大統領令に署名したことについては、すでに予想されたことだとしてそれほど好材料視されていない。
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2025/08/13 10:03
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は反発、投資家心理がやや上向く流れ
*09:56JST 概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は反発、投資家心理がやや上向く流れ
【ブラジル】ボベスパ指数 135623.15 -0.21%11日のブラジル株式市場は小幅続落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比290.10ポイント安(-0.21%)の135623.15で引けた。日中の取引レンジは135,495.75-136,307.33となった。前日の終値近辺でもみ合った後は後半マイナス圏に転落した。米株安が足かせとなり、ブラジル株にも売りが広がった。また、通貨レアル安の進行もブラジル株の圧迫材料となった。一方、指数の下値は限定的。中国当局が景気対策を追加するとの期待感や米ロ首脳会談に期待が高まっていることなどが支援材料となった。【ロシア】MOEX指数 2964.15 +1.35%11日のロシア株式市場は3日続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比39.52ポイント高(+1.35%)の2964.15となった。日中の取引レンジは2,924.63-2,996.40となった。買いが先行した後は狭いレンジでもみ合った。米ロ首脳会談に期待が高まっていることが引き続き支援材料となり、買いは継続。今回の会談でウクライナ戦争は早期に終結するとも期待されている。一方、最近の上昇で足元では高値警戒感が強まり、買い一巡後は上げ渋る展開となった。【インド】SENSEX指数 80604.08 +0.93%11日のインドSENSEX指数は小反発。前日比746.29ポイント高(+0.93%)の80604.08、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同221.75ポイント高(+0.91%)の24585.05で取引を終えた。買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。輸出企業の支援策など景気対策への期待感が支援材料。また、中国当局が景気対策を強化するとの観測も、対中輸出の拡大期待を高めた。ほかに、4-6月期の財政赤字の縮小報告が財政支出の拡大観測を高めた。【中国】上海総合指数 3647.55 +0.34%週明け11日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比12.42ポイント高(+0.34%)の3647.55ポイントと反発した。約3年8カ月ぶりの高値水準を回復している。投資家心理がやや上向く流れ。米利下げ観測が高まったことや、東欧地域の地政学リスクが後退しつつあることを好感している。中国の政策に対する期待も根強い。大手ブローカーや国際機関は、中国が追加の景気対策で中国経済を支える可能性が高いとして、今年の成長目標を上方修正している。
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2025/08/12 09:56
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は3日ぶりに反発、早期の米利下げ観測が高まっている
*09:25JST 概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は3日ぶりに反発、早期の米利下げ観測が高まっている
【ブラジル】ボベスパ指数 134537.63 +1.04%7日のブラジル株式市場は3日続伸。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1386.33ポイント高(+1.04%)の134537.63で引けた。日中の取引レンジは133,169.04-135,240.61となった。買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏でもみ合った。堅調な貿易データが好感され、買いは継続。7月の貿易黒字は70億7500万米ドルに上り、前月の改定値57億900万米ドルと予想の58億米ドルを大幅に上回った。また、早期の米利下げ期待も引き続き支援材料。一方、原油価格の下落や米国がブラジルに対して高関税を課す方針などが指数の足かせとなった。【ロシア】MOEX指数 2876.43 +4.04%7日のロシア株式市場は大幅反発。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比111.81ポイント高(+4.04%)の2876.43となった。日中の取引レンジは2,824.78-2,915.43となった。高く寄り付いた後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏でもみ合った。米ロ首脳が近日中での会談が合意したことが好感され、買いは広がった。また、早期の米利下げ期待の高まりなども引き続き支援材料となった。一方、原油安やインドに向けた原油輸出が大幅に減少するとの観測が引き続き指数の足かせとなった。【インド】SENSEX指数 80623.26 +0.10%7日のインドSENSEX指数は3日ぶりに反発。前日比79.27ポイント高(+0.10%)の80623.26、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同21.95ポイント高(+0.09%)の24596.15で取引を終えた。軟調な展開が続いた後は終盤プラス圏を回復した。連日の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢。また、早期の米利下げ観測が高まっていることも、外資の流出懸念を後退させた。ほかに、中国当局が景気対策を追加するとの期待感も引き続き支援材料となった。【中国】上海総合指数 3639.67 +0.16%7日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比5.67ポイント高(+0.16%)の3639.67ポイントと小幅ながら4日続伸している。約3年7カ月ぶりの高値水準を連日で切り上げた。前日までの好地合いを継ぐ流れ。米利下げ観測が高まっているほか、中国の政策に対する期待感が引き続き相場を支えている。中国経済見通しを巡っては、HSBCが追加の支援策が打ち出される可能性が高いと分析したうえで、2025年の中国GDP成長率予想を従来の4.5%から4.9%に上方修正した。指標改善もプラス。取引時間中に公表された7月の中国貿易統計では、米ドル建て輸出と輸入が予想を上回り、伸びは6月から拡大した。ただ、上値は限定的。米高関税政策の不透明感がくすぶっているほか、このところの上昇基調で売り圧力も高まっている。指数は安く推移する場面もみられた。
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2025/08/08 09:25
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は小反落、弱い経済指標が改めて嫌気
*09:54JST 概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は小反落、弱い経済指標が改めて嫌気
【ブラジル】ボベスパ指数 134537.63 +1.04%6日のブラジル株式市場は3日続伸。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1386.33ポイント高(+1.04%)の134537.63で引けた。日中の取引レンジは133,169.04-135,240.61となった。買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏でもみ合った。早期の米利下げ観測が好感され、買いは継続。また、中国当局が景気対策を強化していることも引き続き支援材料となった。一方、原油価格の下落や米国がブラジルに対して高関税を課す方針などが指数の足かせとなった。【ロシア】MOEX指数 2764.62 -0.78%6日のロシア株式市場は小反落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比21.75ポイント安(-0.78%)の2764.62となった。日中の取引レンジは2,754.51-2,798.21となった。前日の終値近辺でもみ合った後は終盤下げ幅を拡大させた。弱い経済指標が改めて嫌気された。また、インド向けの原油輸出が大幅に減少するとの観測も圧迫材料。ロシアからの原油輸入をめぐり、米国がインドに対してペナルティーを追加する方針を示した。一方、指数の下値は限定的。早期の米利下げ観測が再び高まっていることが好感された。【インド】SENSEX指数 80543.99 -0.21%6日のインドSENSEX指数は小幅続落。前日比166.26ポイント安(-0.21%)の80543.99、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同75.35ポイント安(-0.31%)の24574.20で取引を終えた。小幅安で寄り付いた後はマイナス圏で一進一退の展開を示した。トランプ米政権がインドに対して高関税の適用で強硬な姿勢を示していることが引き続き嫌気された。また、米景気見通しの悪化も圧迫材料。ほかに、通貨ルピー安の進行がインド株のマイナス材料となった。ルピーの対米ドルレートは過去最安値の水準で推移している。【中国】上海総合指数 3634.00 +0.45%6日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比16.40ポイント高(+0.45%)の3634.00ポイントと3日続伸している。約3年7カ月ぶりの高値水準を連日で切り上げた。前日までの好地合いを継ぐ流れ。中国の政策に対する期待感が根強いほか、中国景気の減速懸念が後退していることもプラス材料だ。HSBCは最新リポートで、2025年の中国GDP成長率予想を従来の4.5%から4.9%に引き上げた。追加の支援策が打ち出される可能性が高いと分析している。それより先、国際通貨基金(IMF)も7月下旬、中国の25年成長率見通しを上方修正した。米中関係の改善期待も支え。トランプ米大統領は5日、中国との貿易協定締結は近いとしたうえで、合意に達すれば年内に習近平・国家主席と会談すると述べた。
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2025/08/07 09:54
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は小幅続伸、経済指標の改善が支援材料
*09:50JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は小幅続伸、経済指標の改善が支援材料
【ブラジル】ボベスパ指数 133151.30 +0.14%5日のブラジル株式市場は小幅続伸。主要株価指数のボベスパ指数は前日比180.10ポイント高(+0.14%)の133151.30で引けた。日中の取引レンジは132,681.92-134,232.83となった。おおむねプラス圏で推移し、終盤上げ幅をやや縮小させた。経済指標の改善が支援材料。また、中国当局が景気対策を強化していることも好感された。一方、指数の上値は重い。米景気見通しの悪化が警戒された。また、原油価格の下落などもマイナス材料となった。【ロシア】MOEX指数 2786.37 +0.45%5日のロシア株式市場は続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比12.52ポイント高(+0.45%)の2786.37となった。日中の取引レンジは2,764.77-2,792.51となった。中盤はマイナス圏に転落する場面もあったが、その後は再び買い戻された。中国当局が景気対策を追加するとの観測が好感された。また、通貨ルーブル安の進行も輸出銘柄の支援材料となった。一方、指数の上値は重い。原油価格の下落が資源セクターの圧迫材料となった。また、米ロ関係の悪化なども引き続き懸念された。【インド】SENSEX指数 80710.25 -0.38%5日のインドSENSEX指数は小反落。前日比308.47ポイント安(-0.38%)の80710.25、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同73.20ポイント安(-0.30%)の24649.55で取引を終えた。終始マイナス圏で推移し、終盤下げ幅をやや縮小させた。米国の関税圧力がインド株の圧迫材料。トランプ米政権は4日、インドに課す予定となる25%の輸入課税を実行に移すと示唆した。ロシアから原油を輸入して国内で加工し、海外への輸出で膨大な利益を獲得していると批判した。また、成長率の鈍化観測も嫌気された。トランプ米政権の高関税政策に加え、経済活動指数の低下や銀行の貸し出し率の伸び鈍化などが指摘された。【中国】上海総合指数 3617.60 +0.96%5日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比34.29ポイント高(+0.96%)の3617.60ポイントと続伸している。約3年7カ月ぶりの高値水準を切り上げた。前日の好地合いを継ぐ流れ。中国景況感悪化を背景に、当局が追加の景気支援に動くとの見方が強まる状況だ。また、中国の長期国債利回りが低水準で推移する中、配当利回りの高さも注目されている。当局は昨年末、中央企業(中央政府直属の国有企業)傘下企業の価値向上に向け、現金配当引き上げなど、時価総額管理の強化を要求。銀行を始め、大型企業の配当性向は高まっている。
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2025/08/06 09:50
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は3日ぶりに反発、中国の政策に対する期待感が相場を支える流れ
*09:59JST 概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は3日ぶりに反発、中国の政策に対する期待感が相場を支える流れ
【ブラジル】ボベスパ指数 132971.20 +0.40%4日のブラジル株式市場は強含み。主要株価指数のボベスパ指数は前日比533.81ポイント高(+0.40%)の132971.20で引けた。日中の取引レンジは132,439.54-133,928.94となった。終始プラス圏で推移し、終盤上げ幅をやや縮小させた。米利下げ期待の高まりが外資の流出懸念を後退させた。また、欧米市場の上昇も買い安心感を与えた。一方、指数の上値は重い。米国がブラジル製品に高関税を適用させる方針が引き続き嫌気された。また、原油価格の下落も資源セクターの足かせとなった。【ロシア】MOEX指数 2773.85 +1.68%4日のロシア株式市場は反発。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比45.87ポイント高(+1.68%)の2773.85となった。日中の取引レンジは2,727.86-2,776.99となった。買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。海外市場の上昇を受け、ロシア株にも買いが広がった。また、米利下げ期待の高まりも外資の流出懸念を後退させた。一方、原油価格の下落や米ロ対立の激化などが引き続き指数の足かせとなった。買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。連日の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢。また、利下げ期待の高まりも引き続き好感された。ほかに、欧州市場の上昇が終盤のプラス材料となった。【中国】上海総合指数 3583.31 +0.66%週明け4日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比23.36ポイント高(+0.66%)の3583.31ポイントと3日ぶりに反発している。中国の政策に対する期待感が相場を支える流れ。中国景況感が悪化する中、当局は今年の経済目標達成のため、景気対策を強めるとの見方が改めて広がっている。先週公表された国家統計局などによる7月の製造業PMIは49.3と市場予想(49.7)に届かず、景況判断の境目となる50を4カ月連続で下回った。また、7月のS&Pグローバル中国製造業PMI(民間集計)は予想(50.2)を下回る49.5で着地。景況判断の境目となる50を再び割り込んだ。景気懸念で朝方は安く推移する場面がみられたものの、指数は程なくプラスに転じている。
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2025/08/05 09:59
注目トピックス 外国株
任天堂、1Q営業利益 4.4%増 569億円---決算チェック
*09:39JST 任天堂、1Q営業利益 4.4%増 569億円---決算チェック
任天堂<7974>が発表した2026年3月期第1四半期の連結業績は、売上高が前年同期比132.1%増の5723億6300万円、営業利益は同4.4%増の569億2800万円だった。ゲーム専用機の発売後4日間の世界累計販売台数(セルスルー)としては過去最高の350万台を突破し、好調な滑り出しとなった。IP関連収入等については、映画関連の売上が減少した。■プラスかどや油<2612>:四半三ツ知<3439>:通期コラボス<3908>:四半イビデン<4062>:四半DI<4310>:四半西菱電機<4341>:四半環境管理<4657>:修正DMG森精機<6141>:中期日アビオ<6946>:四半クボテック<7709>:四半タカノ<7885>:四半共栄タンカー<9130>:四半銀座ルノア<9853>:四半■マイナス3Dマトリクス<7777>:修正■中立TANAKEN<1450>:四半高橋ウォール<1994>:修正山崎パン<2212>:中期寿スピリッツ<2222>:四半日ハム<2282>:四半エヌアイデイ<2349>:四半シスロケ<2480>:四半UNITED<2497>:四半マルサンアイ<2551>:四半YKT<2693>:中期日東紡<3110>:四半ソフトクリエ<3371>:四半ジーダット<3841>:四半早稲アカ<4718>:四半大塚商会<4768>:中期ヤマウHD<5284>:四半ニッカトー<5367>:四半日本製鉄<5401>:修正EG<6050>:四半こころネット<6060>:四半タクミナ<6322>:四半JVCKW<6632>:四半TDK<6762>:四半SANTEC<6777>:四半アストマックス<7162>:四半スズデン<7480>:四半アイエーG<7509>:四半丸文<7537>:四半ウェッズ<7551>:四半アルゴグラフ<7595>:四半ダイトロン<7609>:中期任天堂<7974>:四半ルックHD<8029>:修正ロイヤルHD<8179>:修正あおぞら<8304>:四半八十二銀<8359>:四半松井証<8628>:四半ランビジネス<8944>:四半ファイズHD<9325>:四半KDDI<9433>:四半ニシオHD<9699>:四半ストライダーズ<9816>:四半セキド<9878>:四半dely<299A>:四半
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2025/08/04 09:39
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は弱含み、米国との通商関係の悪化が懸念
*09:36JST 概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は弱含み、米国との通商関係の悪化が懸念
【ブラジル】ボベスパ指数 132437.40 -0.48%1日のブラジル株式市場は弱含み。主要株価指数のボベスパ指数は、前営業日比633.65ポイント安(-0.48%)の132437.40で引けた。ボべスパ指数の84の構成銘柄では42が上昇、41が下落、変わらずは1。マルコポーロ(POMO4)の上げが目立った。一方、ブラジル銀行(BBAS3)はさえない動きとなった。【ロシア】MOEX指数 2727.98 -0.15%1日のロシア株式市場は小幅安。主要株価指数のMOEXロシア指数は、前日比4.14ポイント安(-0.15%)の2727.98で引けた。日中の取引レンジは、2724.54-2755.95。外部環境の悪化を警戒した売りが観測されており、上値の重さが意識される相場展開となった。【インド】SENSEX指数 80599.91 -0.72%1日のインドSENSEX指数は弱含み。前日比585.67ポイント安(-0.72%)の80599.91、ナショナル証券取引所の主要50社株価指ニフティは203.00ポイント安(-0.82%)の24565.35で取引終了。30社株価指数SENSEXの構成銘柄では、上昇が7、下落は23。変わらずは0。米国との通商関係の悪化が懸念されており、過半数の銘柄が下落した。サンファーマシューティカルズ・インダストリーズ(SUNP)の下げが目立った。一方、トレント(TRENT)は堅調推移。【中国】上海総合指数 3559.95 -0.37%1日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比13.26ポイント安(-0.37%)の3559.95ポイントと続落している。約2週ぶりの安値水準に落ち込んだ。7月31日に公表された国家統計局などによる7月の製造業PMIは49.3と市場予想(49.7)に届かず、景況判断の境目となる50を4カ月連続で下回っている。本日発表された7月S&Pグローバル中国製造業PMIは予想(50.2)を下回る49.5。景況判断の境目となる50を再び割り込んだ。そのほか、米利下げ期待の後退や、米関税政策の不透明感も相場の足かせとなっている。ただ、下値は限定的。中国景気の鈍化懸念が強まる中、当局は経済対策を強めるとの見方が改めて浮上している。指数はプラス圏で推移する場面もあった。
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2025/08/04 09:36
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は小反発、インフレ率の鈍化に伴う利下げ期待の高まり
*09:38JST 概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は小反発、インフレ率の鈍化に伴う利下げ期待の高まり
【ブラジル】ボベスパ指数 132725.69 +0.45%31日のブラジル株式市場は3日ぶりに反落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比918.69ポイント安(-0.69%)の133071.05で引けた。日中の取引レンジは132,096.29-133,987.26となった。売りが先行した後はマイナス圏で一進一退の展開を示した。欧米株の下落が警戒され、ブラジル株にも売り圧力が強まった。また、米国がブラジル製品に対して高関税を適用させる方針も引き続き嫌気された。ほかに、原油安などが資源セクターの売り手掛かり。一方、米中関係の悪化が緩和されていることが指数をサポートした。【ロシア】MOEX指数 2732.12 +0.22%31日のロシア株式市場は小反発。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比5.88ポイント高(+0.22%)の2732.12となった。日中の取引レンジは2,713.68-2,741.14となった。前日の終値近辺でもみ合った後は終盤プラス圏を回復した。インフレ率の鈍化に伴う利下げ期待の高まりが支援材料となった。一方、指数の上値は重い。米国がインドにペナルティを追加する方針を示したことを受け、インドへの原油輸出が大幅に減少するとの懸念が高まっている。また、原油価格の下落も指数の足かせとなった。【インド】SENSEX指数 81185.58 -0.36%31日のインドSENSEX指数は3日ぶりに小反落。前日比296.28ポイント安(-0.36%)の81185.58、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同86.70ポイント安(-0.35%)の24768.35で取引を終えた。後半はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。トランプ米政権がインドの輸出品に対し、25%の関税適用を決定したことが嫌気された。米政府は7月30日、関税の決定が8月1日から適用し、インドに対して不特定のペナルティを追加する方針も明確にした。また、通貨ルピー安の進行もインド株の圧迫材料。ルピーの対米ドルレートは約5カ月ぶりの安値を更新している。【中国】上海総合指数 3573.21 -1.18%31日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比42.51ポイント安(-1.18%)の3573.21ポイントと4日ぶりに反落している。中国景況感の悪化が重しとなる流れ。寄り付き直後に公表された7月の製造業PMIは49.3と市場予想(49.7)に届かず、景況判断の境目となる50を4カ月連続で下回った。非製造業PMIは予想(50.2)をやや下回る50.1で着地している。一方、前日に開催された中国共産党の中央政治局会議に関しては、2025年下半期の基本的な政策スタンスとして、「より積極的な」財政政策と「適度に緩和的な」金融政策を実施する方針が示されたが、従来方針を改めて確認したにとどまり、市場ではポジティブサプライズがなかったとの見方が支配的となっている。
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2025/08/01 09:38
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は続伸、インフレ率の鈍化が好感
*09:42JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は続伸、インフレ率の鈍化が好感
【ブラジル】ボベスパ指数 132725.69 +0.45%30日のブラジル株式市場は続伸。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1264.05ポイント高(+0.95%)の133989.73で引けた。日中の取引レンジは131,882.74-134,367.54となった。前日の終値近辺でもみ合った後は終盤上げ幅を拡大させた。インフレ率の鈍化が好感され、利下げ期待は高まった。また、原油価格の上昇も資源セクターの支援材料。ほかに、通貨レアル高の進行がブラジル株のサポート材料となった。一方、9月の米利下げ期待の後退などが指数の上値を抑えた。【ロシア】MOEX指数 2726.24 -1.16%30日のロシア株式市場は反落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比32.04ポイント安(-1.16%)の2726.24となった。日中の取引レンジは2,718.65-2,758.28となった。売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。景気不安が圧迫材料となり、売りは優勢。また、早期の米利下げ期待の後退なども外資の流出懸念を強めた。一方、原油価格の上昇が支援材料。また、中国当局が景気対策を強化していることも好感された。【インド】SENSEX指数 81481.86 +0.18%30日のインドSENSEX指数は小幅続伸。前日比143.91ポイント高(+0.18%)の81481.86、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同33.95ポイント高(+0.14%)の24855.05で取引を終えた。前日の終値近辺でもみ合った後は買い戻され、引けまで狭いレンジでもみ合った。成長予想の上方修正が支援材料。国際通貨基金(IMF)は最新リポートで、2025年度のインドの成長予想をこれまでの6.2%から6.4%に引き上げた。良性な外部環境に加え、インフレ率の鈍化観測が挙げられている。また、世帯の消費が2-3四半期後に改善されるとの見通しも小売関連の物色手掛かりとなった。【中国】上海総合指数 3615.72 +0.17%30日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比6.01ポイント高(+0.17%)の3615.72ポイントと3日続伸している。約3年7カ月ぶりの高値水準を切り上げた。中国の政策に対する期待感が相場を支える流れ。足もとでは、中央政府が少子化対策として、満3歳までの子どもを対象とした育児手当として、1人当たり年間3600人民元(約7万4500円)を支給すると発表した。また、下半期の政策方針を決定する中央政治局会議が月内に開かれるとみられているため、追加の刺激策が打ち出されることも期待されている。中国景気の先行き不安も後退。国際通貨基金(IMF)が29日公表した世界経済見通し(WEO)では、中国の25年成長率予想が前回の4.0%から今回4.8%に引き上げられた。そのほか、ゴールドマン・サックスは最新リポートで、MSCI中国指数の12カ月先予想を上方修正している。
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2025/07/31 09:42
注目トピックス 外国株
30日の香港市場見通し:上値の重い展開か、米FOMCと中国PMIが気がかり
*09:57JST 30日の香港市場見通し:上値の重い展開か、米FOMCと中国PMIが気がかり
30日の香港市場は、米国の金融政策や中国の景気動向見極めで上値の重い展開か。外部環境は安定的。米関税政策による世界経済混乱の警戒感が薄れている。貿易問題を巡り、米中が29日までスウェーデン開いた閣僚級会議では、8月12日に期限を迎える追加関税の一時停止措置を3カ月延長する方針が確認された。協議に参加したベッセント米財務長官は記者会見で、「協議は建設的だった」としたうえで、90日間の再延長については、トランプ米大統領が30日に最終判断をすると述べている。米国と貿易相手国の通商交渉はこれまでに、日本や欧州連合(EU)などとも合意が結ばれた。29日の米株市場は、機関投資家がベンチマークとして重視するS&P500指数が前日比で0.3%安と7日ぶりに反落した(前日まで6日連続で史上最高値を更新)。主要指標のNYダウは0.5%安と続落し、ハイテク株比率の大きいナスダック指数は0.4%安と5日ぶりに反落した。4-6月期決算が予想下振れしたユナイテッドヘルスが7.4%安と急落し、指数を押し下げている。また、米連邦公開市場委員会(FOMC)が29-30日まで開かれ、7月の米雇用統計が8月1日に公表されることも買い手控え要因となった。中国銘柄もさえない。中国企業のADR(米国預託証券)で構成されるナスダック・ゴールデン・ドラゴン中国指数(HXC)は1.4%安と4日続落している。理想汽車(リ・オート:LI/NASDAQ、2015/HK)が6.2%安、百度(バイドゥ:BIDU/NASDAQ、9888/HK)が2.9%安蔚来汽車(NIO/NYSE、9866/HK)が2.5%安と下げが目立った。一方、内部的には中国指標の発表が気がかり。あす31日には、国家統計局などによる7月の製造業PMIと非製造業PMIが公表される。最新の市場コンセンサスでは、製造業PMIが6月の49.7と同水準、非製造業PMIは6月の50.5から50.3にやや低下する見通しだ。それより先、27日に報告された1-6月の工業企業利益が前年同期比1.8%減となり1-5月の1.1%減から減少幅が拡大したこともあり、下振れも懸念されている。こうした中、本日の香港市場は全体として上値の重い展開か。米金融政策や中国景気動向を見極めたいとするスタンスが強まろう。また、米中協議が無難に終わったことはプラスだが、最終決定がトランプ氏に委ねられたとあって、慎重姿勢は崩せない。
<CS>
2025/07/30 09:57