注目トピックス 外国株ニュース一覧
注目トピックス 外国株
15日の中国本土市場概況:上海総合は反落、景気先行き懸念が高まる
*18:39JST 15日の中国本土市場概況:上海総合は反落、景気先行き懸念が高まる
週明け15日の中国本土市場は反落。主要指標の上海総合指数が前営業日比21.43ポイント(0.55%)安の3867.92ポイントと反落した。午前発表の中国11月経済指標で小売売上高の伸び鈍化や内需の弱さが示され、景気先行き懸念が売りを優勢にした。また、米人工知能(AI)業界の不透明感なども懸念材料。一方で中国当局による追加景気刺激策への期待が下支え材料となり下げ幅は限定的だった。市場心理は慎重に傾き、リスク選好は後退した。内需指標の弱さが消費関連セクターを中心に圧迫し、外需や政策期待のみでは買い戻しにつながらなかったとの見方が強まった。指標発表後は売り圧力が優勢となり、主要株価指数の下値を探る展開となった。セクター別では、ハイテク関連が安い。富士康工業互聯網(601138/SH)が4.2%安、曙光信息産業(603019/SH)が3.9%安、三安光電(600703/SH)が3.7%安、深セン市景旺電子(603228/SH)が3.6%安で引けた。また、医薬株も売られた。河南太龍薬業(600222/SH)が3.4%安、薬明康徳(603259/SH)と江蘇恒瑞医薬(600276/SH)がそろって3.0%下落した。ほかに、不動産や自動車株、銀行株、公益株なども売られた。半面、保険株は買われた。中国平安保険(601318/SH)が5.0%高、中国太平洋保険(601601/SH)が3.5%高、中国人民保険集団(601319/SH)が2.8%高、新華人寿保険(601336/SH)が2.6%上昇した。外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.92ポイント(0.37%)安の248.63イント、深センB株指数が0.32ポイント(0.03%)安の1266.14ポイントで終了した。
<AK>
2025/12/15 18:39
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概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は3日続伸、内需関連が指数の上昇をけん引
*11:14JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は3日続伸、内需関連が指数の上昇をけん引
【ブラジル】ボベスパ指数 160766.38 +0.99%12日のブラジル株式市場は3日続伸。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1577.28ポイント高(+0.99%)の160766.38で引けた。日中の取引レンジは158,097.88-159,850.00となった。終始プラス圏で推移し、終盤上げ幅を再び拡大させた。内需関連が指数の上昇をけん引した。堅調な経済指標が引き続き支援材料となったもようだ。また、中国の景気対策への期待感も指数をサポートした。半面、指数の上値は重い。米株安や人工知能(AI)の不透明感などが指数の上値を押さえた。【ロシア】MOEX指数 2739.49 -0.34%12日のロシア株式市場は3日ぶりに反落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比9.44ポイント安(-0.34%)の2739.49となった。日中の取引レンジは2,731.98-2,769.35となった。プラス圏でもみ合った後は終盤マイナス圏に転落した。原油価格の下落がウエートの高い資源銘柄の売り手掛かり。また、連日の上昇で足元では高値警戒感も強まった。半面、指数の下値は限定的。ウクライナ和平案の進展期待などが指数をサポートした。【インド】SENSEX指数 85267.66 +0.53%12日のインド株式市場は続伸。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比449.53ポイント高(+0.53%)の85267.66、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同148.40ポイント高(+0.57%)の26046.95で取引を終えた。終始プラス圏で推移し、終盤上げ幅を拡大させた。成長予想の上方修正が引き続き好感された。また、国内消費が来年も安定的に拡大するとの見方や8割の農村世帯の消費額が前年比で増加したとの報告もサポート材料。物品・サービス税(GST)適用率の引き下げや利下げの実施などが背景にある。【中国】上海総合指数 3889.35 +0.41%12日の中国本土市場は4日ぶりに反発。主要指標の上海総合指数が前日比16.03ポイント高(+0.41%)の3889.35ポイントで引けた。安く始まった中国本土株式市場は下値模索の時間帯が続いたものの、政府による景気刺激策の公表期待が強まるなか次第に投資家心理が改善し反発に転じた。序盤は売り圧力が優勢で指数は軟調に推移したが、後場に入って買い戻しが優勢となり全体の値頃感が支えられた。なお、10-11日に開催された中央経済工作会議では、金融と財政で景気を支援する方針が決定された。
<AK>
2025/12/15 11:14
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12日の香港市場概況:ハンセン指数は反発、香港の利下げや中国の景気対策期待で
*19:05JST 12日の香港市場概況:ハンセン指数は反発、香港の利下げや中国の景気対策期待で
12日の香港市場は反発。主要89銘柄で構成されるハンセン指数が前日比446.28ポイント(1.75%)高の25976.79ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が145.07ポイント(1.62%)高の9079.35ポイントで引けた。前日までの中国共産党による重要経済会議では、金融と財政で景気を支援する方針が決定された。今後の追加刺激策への期待が高まり、香港株式市場は反発した。米国株の上昇も投資家心理を下支えし、序盤から買いが優勢となった。また、香港域内の利下げ実施も好感された。香港金融管理局(HKMA)は11日、香港の政策金利の基準金利を0.25%引き下げて4.0%にすると発表し、即日から実施した。ハンセン指数の構成銘柄では、保険やIT関連が堅調に推移した。中国人寿保険(2628/HK)が5.5%高、平安保険(2318/HK)が3.7%高、AIAグループ(1299/HK)も2.2%高と上昇が目立った。中国本土での政策期待が再燃するなか、金融・保険分野への資金流入が活発化した。加えて、テンセント(0700/HK)が2.4%高、アリババ(9988/HK)が2.3%高となるなど、主力ハイテク株も押し目買いが入り、相場全体の上昇を後押しした。また、人工知能(AI)関連も高い。北京第四範式智能技術(6682/HK)が5.8%高、商湯集団(センスタイム:20/HK)が4.7%高、クラウドの金山雲(3896/HK)が3.6%高となった。中国当局が「AIプラス」行動の徹底方針が買い手掛かりとなったもようだ。ほかに、インフラ関連も買われた。中国建築国際集団(3311/HK)が4.1%高、中国中鉄(390/HK)が3.2%高、中国交通建設(1800/HK)が3.0%高、華新建材集団(6655/HK)が4.4%高とそろって堅調な値動きを示した。中国本土市場は4日ぶりに反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.41%高の3889.35ポイントで取引を終了した。
<AK>
2025/12/12 19:05
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12日の中国本土市場概況:上海総合は4日ぶり反発、「AIプラス」行動の徹底方針で電力株が急伸
*18:59JST 12日の中国本土市場概況:上海総合は4日ぶり反発、「AIプラス」行動の徹底方針で電力株が急伸
12日の中国本土市場は4日ぶりに反発。主要指標の上海総合指数が前日比16.03ポイント(0.41%)高の3889.35ポイントで引けた。安く始まった中国本土株式市場は下値模索の時間帯が続いたものの、政府による景気刺激策の公表期待が強まるなか次第に投資家心理が改善し反発に転じた。序盤は売り圧力が優勢で指数は軟調に推移したが、後場に入って買い戻しが優勢となり全体の値頃感が支えられた。なお、10-11日に開催された中央経済工作会議では、金融と財政で景気を支援する方針が決定された。業種別では、電力関連などが急伸。「AIプラス」行動の徹底方針を受けて電力需要が増加するとの思惑が高まった。東方電気(600875/SH)や中国核工業建設(601611/SH)、保定天威保変電気(600550/SH)、中国西電電気(601179/SH)などがストップ高の10.0%上昇、特変電工(600089/SH)と河南平高電気(600312/SH)がそろって6.6%高となった。また、ハイテク株も高い。上海剣橋科技(603083/SH)が4.1%高、深セン豪威科技集団(603501/SH)が3.9%高、瑞芯微(603893/SH)が2.3%高となった。ほかに、金鉱株も買われた。中金黄金(600489/SH)が3.7%高、山東黄金(600547/SH)が2.9%高、紫金鉱業集団(601899/SH)が2.4%高、廈門タングステン業(600549/SH)が3.4%高で引けた。半面、銀行株は安い。中国農業銀行(601288/SH)が2.6%安、中国銀行(601988/SH)が2.1%安、中国郵政儲蓄銀行(601658/SH)が1.3%安と軟調な展開を示した。外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.78ポイント(0.31%)高の249.55ポイント、深センB株指数が0.37ポイント(0.03%)安の1266.46ポイントで終了した。
<AK>
2025/12/12 18:59
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概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は続伸、米利下げ決定を引き続き好感
*10:31JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は続伸、米利下げ決定を引き続き好感
【ブラジル】ボベスパ指数 159189.10 +0.07%11日のブラジル株式市場は続伸。主要株価指数のボベスパ指数は前日比114.12 ポイント高(+0.07%)の159189.10で引けた。日中の取引レンジは158,097.88-159,850.00となった。売りが先行した後は買い戻され、引けまで前日の終値近辺でもみ合った。米利下げ決定が引き続き好感され、買いは継続。また、経済指標の改善や通貨レアル高の進行もブラジル株の支援材料となった。10月の小売売上高が前年同月比で1.1%上昇し、前月の0.8%と予想の0.0%を上回った。半面、原油価格の下落などが指数の上値を押さえた。【ロシア】MOEX指数 2748.93 +1.04%11日のロシア株式市場は続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比28.27ポイント高(+1.04%)の2748.93となった。日中の取引レンジは2,720.66-2,761.94となった。買いが先行した後は狭いレンジでもみ合った。米利下げ決定が引き続き支援材料となったほか、ウクライナ和平案の進展期待がロシア株の支援材料となった。外電によると、米国による修正されたウクライナ和平案については、ウクライナ側が領土問題で譲歩する可能性が盛り込まれているという。半面、原油価格の下落が指数の足かせとなった。【インド】SENSEX指数 84818.13 +0.51%11日のインド株式市場は4日ぶりに反発。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比426.86ポイント高(+0.51%)の84818.13、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同140.55ポイント高(+0.55%)の25898.55で取引を終えた。買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。米利下げ決定が外資の流出懸念を後退させた。また、成長予想の上方修正も支援材料。アジア開発銀行(ADB)は最新リポートで、2025年度のインドの成長予想を70bp(ベーシスポイント)引き上げ、7.2%とした。物品・サービス税(GST)適用率の引き下げなどが挙げられた。ほかに、欧州連合(EU)との自由貿易協定(FTA)の交渉をめぐり、終盤に差し掛かっているとの報告も輸出伸びの拡大期待を高めた。【中国】上海総合指数 3873.32 -0.70%11日の中国本土市場は続落、主要指標の上海総合指数が前日比27.18ポイント安(-0.70%)の3873.32ポイントと3日続落した。発表された11月の消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回り、デフレ懸念が再燃。内需の回復に対する不安が広がり、景気の先行きに慎重な見方が強まったことで幅広い業種に売りが出た。一方、米連邦公開市場委員会(FOMC)で米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げを決定したことが支援材料。また、中国共産党の経済政策会議が近く開かれる見通しのなか、追加の景気刺激策に対する期待感も根強く、指数は下げ幅を縮小して取引を終えた。
<AK>
2025/12/12 10:31
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11日の香港市場概況:ハンセン指数は小幅反落、ITや消費関連が安い
*18:28JST 11日の香港市場概況:ハンセン指数は小幅反落、ITや消費関連が安い
11日の香港市場は小幅反落。主要89銘柄で構成されるハンセン指数が前日比10.27ポイント(0.04%)安の25530.51ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)は20.41ポイント(0.23%)安の8934.28ポイントで引けた。米国の利下げ観測を受けて寄り付きは堅調に推移したが、中国本土市場の下げが波及し、指数は午後に下落へ転じた。特に中国景気の先行き不透明感が意識され、ITや消費関連銘柄への売りが強まった。一方、米株先物の上昇や一部の金融株への買い戻しが下支えとなり、下落幅は限定的にとどまった。全体として様子見姿勢が強かった。ハンセン指数の構成銘柄では、テクノロジー・医薬品セクターに売りが広がった。レノボ・グループ(0992/HK)が2.7%安、アリババヘルス(0241/HK)が4.0%安、SMIC(0981/HK)が2.3%安と続落。レノボは世界的なPC需要鈍化懸念が重しとなり、SMICは半導体市況への慎重見通しが影響。アリババヘルスは、規制強化観測や中国内需回復の鈍さが投資家心理を圧迫した。全体としてハイテク関連には利食い売りが優勢だった。不動産およびエンターテインメント関連株にも売りが波及。サンズチャイナ(1928/HK)が2.3%安、銀河娯楽(0027/HK):1.8%安、JDヘルス(6618/HK):1.8%安と下落が目立った。中国本土の消費回復への懸念や、カジノ業における規制強化観測が重石となった。その他売られた業種では、通信、素材、エネルギー関連などでも軟調な動きが見られた。反面、金融・公益株に買いが集まった。HSBC(0005/HK)が2.1%高、中国招商銀行(3968/HK)が1.4%高、CLPホールディングス(0002/HK)が1.1%高と堅調。米国の利下げ期待を背景に、金利関連株への物色が進んだほか、防衛的な公益セクターにも資金が流入した。中国本土の追加金融緩和策への思惑が、香港金融株の支援材料となった。本土市場は3日続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.70%安の3873.32ポイントで取引を終了した。
<AK>
2025/12/11 18:28
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11日の中国本土市場概況:上海総合は続落、デフレ懸念が再燃
*18:22JST 11日の中国本土市場概況:上海総合は続落、デフレ懸念が再燃
11日の中国本土市場は続落、主要指標の上海総合指数が前日比27.18ポイント(0.70%)安の3873.32ポイントと3日続落した。発表された11月の消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回り、デフレ懸念が再燃。内需の回復に対する不安が広がり、景気の先行きに慎重な見方が強まったことで幅広い業種に売りが出た。一方、米連邦公開市場委員会(FOMC)で米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げを決定したことが支援材料。また、中国共産党の経済政策会議が近く開かれる見通しのなか、追加の景気刺激策に対する期待感も根強く、指数は下げ幅を縮小して取引を終えた。業種別では、不動産が大幅安。金地集団(600383/SH)が4.5%安、緑地HD(600606/SH)が4.0%安、保利発展控股集団(600048/SH)と光明地産(600708/SH)がそろって3.9%安で引けた。また、ハイテク株も売られた。富士康工業互聯網(601138/SH)が4.5%安、華勤技術(603296/SH)が2.8%安、杭州士蘭微電子(600460/SH)が2.3%安となった。最近の上昇で過熱感が強まったもようだ。半面、製薬銘柄は堅調。昭衍新薬(603127/SH)が3.0%高、北京福元医薬(601089/SH)が2.5%高、甘李薬業(603087/SH)が2.0%高で引けた。外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.09ポイント(0.04%)安の248.77ポイント、深センB株指数が10.12ポイント(0.79%)安の1266.83ポイントで終了した。
<AK>
2025/12/11 18:22
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概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は反発、米利下げ決定を好感
*10:51JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は反発、米利下げ決定を好感
【ブラジル】ボベスパ指数 159074.97 +0.69%10日のブラジル株式市場は反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1093.84ポイント高(+0.69%)の159074.97で引けた。日中の取引レンジは157,628.30-159,690.70となった。買いが先行した後はしばらく狭いレンジでもみ合ったが、その後は上げ幅を拡大させた。米利下げ決定が好感され、幅広い銘柄が買い戻された。また、原油価格の上昇などもサポート材料した。一方、指数の上値は重い。国内の利下げの見送り観測が指数の上値を押さえた。なお、ブラジル中央銀行は11日日本時間未明、政策金利を市場予想通り年15.00%に据え置くと決定した。また、10月の小売売上高などが翌11日に発表されるため、見極めるムードも強まった。【ロシア】MOEX指数 2720.66 +0.66%10日のロシア株式市場は3日ぶりに反発。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比17.94ポイント高(+0.66%)の2720.66となった。日中の取引レンジは2,702.72-2,730.60となった。買いが先行した後は狭いレンジでもみ合った。原油価格の上昇が資源セクターの物色手掛かり。また、米FOMC(連邦公開市場委員会)で米連邦準備制度理事会(FRB)が市場予想通り3会合連続で0.25%の利下げを決定したことも買い安心感を与えた。半面、指数の上値は重い。ウクライナ和平案の交渉を見極めたいとのムードが指数の足かせとなった。【インド】SENSEX指数 84391.27 -0.32%10日のインド株式市場は3日続落。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比275.01ポイント安(-0.32%)の84391.27、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同81.65ポイント安(-0.32%)の25758.00で取引を終えた。買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。トランプ米大統領がインド産コメの輸入関税の引き上げることを示唆したことが嫌気された。また、通貨ルピーの先安観などが引き続き圧迫材料。ほかに、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控え、慎重ムードが強まった。【中国】上海総合指数 3900.50 -0.23%10日の中国本土市場は続落。主要指標の上海総合指数が前日比9.03ポイント安(-0.23%)の3900.50ポイントと続落した。午前発表の指標の弱さから消費動向の鈍さが意識され、原材料やハイテク関連など景気敏感株に売りが広がった。11月の中国CPIが市場予想を下回り、景気の先行きに対する警戒感が一段と強まった。一方で、近く開催予定の重要経済会議で追加刺激策が検討されるとの見方が下支えとなり、押し目買いもみられ、終盤は下値を探る動きがやや和らいだ。
<AK>
2025/12/11 10:51
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10日の香港市場概況:ハンセン指数は3日ぶり反発、重要経済会議を控えて上値重い
*18:27JST 10日の香港市場概況:ハンセン指数は3日ぶり反発、重要経済会議を控えて上値重い
10日の香港市場は3日ぶりに反発。主要89銘柄で構成されるハンセン指数が前日比106.55ポイント(0.42%)高の25540.78ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が18.28ポイント(0.20%)高の8954.69ポイントで引けた。午前は中国景気の不透明感を背景に弱含む場面があったが、重要経済会議を中旬に控え政策期待が意識され、次第に下げ渋った。景気動向を巡る不安は残るものの、午後に入ると当局の追加支援観測が強まり、指数を押し上げた。また、国際通貨基金(IMF)が中国の2025年成長率見通しを5.0%に引き上げたことが投資家心理を支えた。ハンセン指数の構成銘柄では、買いが目立ったのは医薬・消費関連で、CSPCファーマ(1093/HK)は3.19%高、李寧(2331/HK)は3.13%高となった。ネット関連では美団(3690/HK)が2.72%高、阿里巴巴(9988/HK)も1.52%高と堅調。中国宏橋(1378/HK)は2.11%高と資源株に買いが入り、旅行関連ではシートリップ(9961/HK)が1.48%高となった。また、不動産も高い。万科企業(2202/HK)が13.2%高、融創中国HD(1918/HK)が8.9%高、中国金茂HD(817/HK)が8.5%高、雅居楽集団HD(3383/HK)が6.5%上昇した。半面、海運・物流関連が軟調だった。オリエント・オーバーシーズ・インターナショナル(0316/HK)は5.92%安、ZTOエクスプレス(2057/HK)は1.35%安となった。太陽光関連では信義光能(0968/HK)が3.21%安と売られ、資源市況の不透明感が重荷となった。金融では招商銀行(3968/HK)が3.08%安と下げが目立った。中国本土市場は続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.23%安の3900.50ポイントで取引を終了した。
<AK>
2025/12/10 18:27
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10日の中国本土市場概況:上海総合は続落、消費動向の鈍さなどを警戒
*18:20JST 10日の中国本土市場概況:上海総合は続落、消費動向の鈍さなどを警戒
10日の中国本土市場は続落。主要指標の上海総合指数が前日比9.03ポイント(0.23%)安の3900.50ポイントと続落した。午前発表の指標の弱さから消費動向の鈍さが意識され、原材料やハイテク関連など景気敏感株に売りが広がった。11月の中国CPIが市場予想を下回り、景気の先行きに対する警戒感が一段と強まった。一方で、近く開催予定の重要経済会議で追加刺激策が検討されるとの見方が下支えとなり、押し目買いもみられ、終盤は下値を探る動きがやや和らいだ。業種別では、銀行株が大幅安。招商銀行(600036/SH)が3.1%安、中国農業銀行(601288/SH)が2.7%安、中国工商銀行(601398/SH)が2.0%安、興業銀行(601166/SH)が1.8%安とそろってさえない値動きを示した。また、ハイテク関連株の下げも目立った。曙光信息産業(603019/SH)がストップ安の10.0%下落、富士康工業互聯網(601138/SH)が4.1%安、広東生益科技(600183/SH)が3.1%安、深セン市景旺電子(603228/SH)が2.1%安となった。半面、不動産株は買われた。金地集団(600383/SH)が5.7%高、保利発展控股集団(600048/SH)が5.2%高、緑地HD(600606/SH)が3.6%高で引けた。外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.17ポイント(0.07%)高の248.86ポイント、深センB株指数が7.44ポイント(0.58%)安の1276.95ポイントで終了した。
<AK>
2025/12/10 18:20
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9日の香港市場概況:ハンセン指数は続落、米FOMC控えて売りは優勢
*18:20JST 9日の香港市場概況:ハンセン指数は続落、米FOMC控えて売りは優勢
9日の香港市場は続落。主要89銘柄で構成されるハンセン指数が前日比331.13ポイント(1.29%)安の25434.23ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が147.12ポイント(1.62%)安の8936.41ポイントで引けた。ハンセン指数はこの日、約2週ぶりの安値水準を更新した。週内の米連邦公開市場委員会(FOMC)や中国の物価指標発表を控え、売りが優勢となった。午前中は中国当局の政策期待を支えに買いが先行する場面もあったが、午後にかけて時価総額の大きいハイテク株を中心に売りが広がった。イベント前の持ち高調整や方向感の乏しさが上値を抑え、市場の様子見姿勢を反映した展開となった。ハンセン指数の構成銘柄では、不動産セクターが下げを主導。ロングフォー・プロパティーズ(0960/HK)が5.97%安、華潤置地(1109/HK)が3.77%安、チャイナ・オーバーシーズ(0688/HK)が3.15%安となった。米FOMCの結果公表や中国の物価統計発表を控えた不透明感に加え、金利高止まり懸念が高まるなか、利ざや確保が困難とみた売りが広がった。年末の持ち高調整圧力も影響した。金融セクターも軟調で、中国人寿保険(2628/HK)が4.13%安、中信泰富(0267/HK)が1.79%安、平安保険(2318/HK)が1.43%安と下げが目立った。大型株への売りが波及し、テンセント(0700/HK)は0.41%安、アリババ(9988/HK)は1.63%安となった。その他、エネルギー、カジノ、素材関連など幅広い業種で調整売りが見られた。反面、医薬品セクターでは底堅さが目立ち、ウーシー・バイオロジクス(2269/HK)が1.88%高、シノ・バイオファーマ(1177/HK)が1.33%高、ウーシー・アップテック(2359/HK)が1.06%高となった。米中対立の緩和観測や防衛的な業種選好が追い風となった。中国人民銀行による流動性供給期待も買い安心感を与えた。中国本土市場は3日ぶりに反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.37%安の3909.52ポイントで取引を終了した。
<AK>
2025/12/09 18:20
注目トピックス 外国株
9日の中国本土市場概況:上海総合は3日ぶり反落、非鉄金属などに利食い売り
*18:14JST 9日の中国本土市場概況:上海総合は3日ぶり反落、非鉄金属などに利食い売り
9日の中国本土市場は3日ぶりに反落。主要指標の上海総合指数が前日比14.56ポイント(0.37%)安の3909.52ポイントで引けた。これまで上海総合指数の上昇をけん引してきた非鉄や生保セクターで利益確定売りが強まり、指数の足かせに。半面、米国による先端半導体の対中輸出承認で人工知能(AI)サーバー関連銘柄に買いが入ったことが指数をサポートした。米政策を巡る期待と、足元の割高感を背景とする調整とのせめぎ合いを映している。市場全体では、特定テーマへの物色が断続する一方で、セクター間の格差が拡大。資金の再配分が進みやすい展開だが、当面はテーマ株の動向と非鉄・生保などに対する警戒感の両方を注視する必要がある。セクター別では、非鉄・金鉱株が安い。江西銅業(600362/SH)と洛陽モリブデン(603993/SH)がそろって6.1%下落、中国アルミ(601600/SH)が6.0%安、中金黄金(600489/SH)が4.7%安、紫金鉱業集団(601899/SH)が3.5%安で引けた。また、不動産の下げも目立った。新城控股集団(601155/SH)が3.7%安、金地集団(600383/SH)が3.1%安、保利発展控股集団(600048/SH)が2.5%安となった。半面、銀行株の一角は買われた。中国農業銀行(601288/SH)が2.6%高、中国工商銀行(601398/SH)が1.4%高、重慶銀行(601963/SH)が1.1%上昇した。ハイテク株や海運株の一角も買われた。外貨建てB株相場は、上海B株指数が2.88ポイント(1.14%)安の248.69ポイント、深センB株指数が10.29ポイント(0.79%)安の1284.39ポイントで終了した。
<AK>
2025/12/09 18:14
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は小反発、買い戻しが優勢
*10:56JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は小反発、買い戻しが優勢
【ブラジル】ボベスパ指数 158187.44 +0.52%8日のブラジル株式市場は小反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比818.08ポイント高(+0.52%)の158187.44で引けた。日中の取引レンジは157,369.36-159,235.36となった。終始プラス圏で推移し、終盤上げ幅を縮小させた。前日の大幅安を受けた反動から買い戻しが優勢となった。半面、指数の上値は重い。米連邦公開市場委員会(FOMC)の開催を控え、慎重ムードが強まった。また、原油価格の下落なども資源セクターの売り手掛かりとなった。【ロシア】MOEX指数 2705.17 -0.23%8日のロシア株式市場は3日ぶりに反落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比6.13ポイント安(-0.23%)の2705.17となった。日中の取引レンジは2,699.79-2,739.74となった。プラス圏で推移した後は終盤マイナス圏に転落した。原油価格の下落が資源セクターの売り手掛かり。また、米株安や米連邦公開市場委員会(FOMC)の開催を控え、見極めるムードも強まった。半面、「ウクライナ平和案」の進展期待が指数をサポート。トランプ米政権のケロッグ・ウクライナ担当特使はこのほど、ウクライナ平和案の合意が非常に近いと発言した。【インド】SENSEX指数 85102.69 -0.71%8日のインド株式市場は3日ぶりに反落。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比609.68ポイント安(-0.71%)の85102.69、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同225.90ポイント安(-0.86%)の25960.55で取引を終えた。終始マイナス圏で推移し、終盤下げ幅を拡大させた。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りが優勢となった。また、通貨レアル安の進行もインド株の圧迫材料となった。半面、利下げの実施が支援材料。インド準備銀行(中央銀行)は5日、政策金利を5.50%から5.25%に引き下げると発表した。【中国】上海総合指数 3924.08 +0.55%週明け8日の中国本土市場は続伸。主要指標の上海総合指数が前営業日比21.27ポイント高(+0.55%)の3924.08ポイントで引けた。中国本土の株式市場では、証券当局が証券会社に対する規制緩和を示唆したとの報を受け、市場のセンチメントが改善。特に証券セクターを中心に幅広く買いが入り、全体のリスク許容度が高まった。一方で、政治経済の安定性への懸念や世界的な景気後退懸念も依然として根強く、一部で慎重な見直し売りも観測された。ただ、中旬に予定される中国の重要経済会議に絡む産業支援策への期待やハイテク株への買いも加わり、相場全体を下支え。最終的に上海総合指数は前週末比で上昇し、比較的堅調な決着となった。
<AK>
2025/12/09 10:56
注目トピックス 外国株
8日の香港市場概況:ハンセン指数は3日ぶり反落、銀行銘柄が下げ主導
*18:26JST 8日の香港市場概況:ハンセン指数は3日ぶり反落、銀行銘柄が下げ主導
週明け8日の香港市場は3日ぶりに反落。主要89銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比319.72ポイント(1.23%)安の25765.36ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が114.77ポイント(1.25%)安の9083.53ポイントと3日ぶりに反落した。香港株式市場は反落。中国経済の先行き懸念が投資家心理を圧迫した。特に本土系銀行株の下げが指数を押し下げた。利ざや改善に対する不透明感や、経済成長鈍化を背景とした信用リスクへの警戒感が売りを誘発。半面、通商データの底堅さは景気下支え要因として一部では評価され、指数の下げ幅を限定した要因となった。なお、11月の輸出と輸入はそろって予想以上に伸びた。ハンセン指数の構成銘柄では、銀行業が全面安となり、相場全体の重荷となった。中国建設銀行(0939/HK)が4.0%安、招商銀行(3968/HK)が3.5%安、中国工商銀行(1398/HK)が3.5%安となった。中国の景気先行き不安が再燃し、信用リスクへの懸念が金融株売りを促した。加えて、中国当局による不動産関連融資の慎重姿勢も重しとなり、銀行株に対する投資家の警戒感が広がった。金融セクター全体の地合いを冷やしたことで指数を大きく押し下げた。不動産関連銘柄も軟調。恒基地産(0012/HK)が1.7%安、新鴻基地産(0016/HK)が1.5%安、華潤置地(1109/HK)が1.5%安と下落した。中国国内の住宅販売回復が鈍く、不動産業界の収益改善期待が後退したことが背景にある。そのほか、電力・公益株も冴えず、CLPホールディングス(0002/HK)が0.8%安、香港中華煤気(0003/HK)が1.0%安となるなど、景気敏感株への売りが波及した。反面、テクノロジー関連では一部銘柄に買いが入り、相場の下支え要因となった。中芯国際(0981/HK)が2.9%高、バイドゥ(9888/HK)が3.5%高、ギーリー・オートモービル(0175/HK)が1.8%高と上昇。中国政府によるハイテク産業支援継続への期待感や、米中テック摩擦の一服感が投資家心理を支えた。中国本土市場は続伸。主要指標の上海総合指数は前営業日比0.55%高の3924.08ポイントで取引を終了した。
<AK>
2025/12/08 18:26
注目トピックス 外国株
8日の中国本土市場概況:上海総合は続伸、証券の規制緩和などが支援材料
*18:19JST 8日の中国本土市場概況:上海総合は続伸、証券の規制緩和などが支援材料
8日の中国本土市場は続伸。主要指標の上海総合指数が前営業日比21.27ポイント(0.55%)高の3924.08ポイントで引けた。中国本土の株式市場では、証券当局が証券会社に対する規制緩和を示唆したとの報を受け、市場のセンチメントが改善。特に証券セクターを中心に幅広く買いが入り、全体のリスク許容度が高まった。一方で、政治経済の安定性への懸念や世界的な景気後退懸念も依然として根強く、一部で慎重な見直し売りも観測された。ただ、中旬に予定される中国の重要経済会議に絡む産業支援策への期待やハイテク株への買いも加わり、相場全体を下支え。最終的に上海総合指数は前週末比で上昇し、比較的堅調な決着となった。セクター別では、証券銘柄に買いが集中。興業証券(601377/SH)が6.9%高、華泰証券(601688/SH)が3.9%高、国泰海通証券(601211/SH)が3.3%高となった。また、ハイテク株も急伸。環旭電子(601231/SH)や南京華脈科技(603042/SH)、深セン市景旺電子(603228/SH)がそろってストップ(10.0%)高となった。烽火通信科技(600498/SH)が8.2%高、広東生益科技(600183/SH)が3.8%高で引けた。ほかに、保険株や不動産株なども買われた。半面、エネルギー銘柄が売られた。中国中煤能源(601898/SH)が1.8%安、陝西煤業(601225/SH)と中国神華能源(601088/SH)がそろって1.5%安となった。外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.22ポイント(0.09%)安の251.56ポイント、深センB株指数が1.30ポイント(0.10%)安の1294.68ポイントで終了した。
<AK>
2025/12/08 18:19
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は4日ぶり大幅反落、ボルソナロ前大統領長男が出馬宣言
*09:53JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は4日ぶり大幅反落、ボルソナロ前大統領長男が出馬宣言
【ブラジル】ボベスパ指数 157369.36 -4.31%5日のブラジル株式市場は4日ぶりに反落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比7086.25ポイント安(-4.31%)の157369.36で引けた。日中の取引レンジは157,006.60ー165,036.00となった。買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。ボルソナロ前大統領の長男フラビオ上院議員の出馬宣言がマイナス材料となったもようだ。フラビオ上院議員は右派の自由党から出馬する意向を表明した。なお、ボルソナロ前大統領は現在服役中。半面、原油価格の上昇や米利下げ期待などが指数をサポートした。【ロシア】MOEX指数 2711.30 +2.04%5日のロシア株式市場は続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比54.17ポイント高(+2.04%)の2711.30となった。日中の取引レンジは2,656.92-2,718.32となった。買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。原油価格の上昇が資源セクターの物色手掛かり。また、米利下げ期待の高まりも外資の流出懸念を後退させた。ほかに、ウクライナ和平案の進展期待などが引き続き支援材料となった。【インド】SENSEX指数 85712.37 +0.52%5日のインド株式市場は続伸。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比447.05ポイント高(+0.52%)の85712.37、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同152.70ポイント高(+0.59%)の26186.45で取引を終えた。売りが先行した後は買い戻され、その後も上げ幅を拡大させた。国内総生産(GDP)成長率の引き上げが支援材料。格付け会社フィッチ・レーティングスは最新リポートで、2025年度のインドの成長予想を従来の6.9%から7.4%に上方修正した。物品・サービス税(GST)適用率の引き下げを受け、消費者信頼感の上昇や消費拡大などが挙げられている。また、収入の増加なども国内消費を押し上げていると指摘した。外部環境では、年内の米利下げ期待の高まりや米長期金利の低下などがプラス材料となった。【中国】上海総合指数 3902.81 +0.70%5日の中国本土市場は4日ぶりに反発。主要指標の上海総合指数が前日比27.02ポイント高(+0.70%)の3902.81ポイントと4日ぶりに反発した。中国本土株式市場は朝方、来週に控える主要経済指標の発表を前に持ち高調整の売りが優勢となり軟調な立ち上がりとなった。だがその後、中国当局による追加の景気刺激策への期待が再び高まり、投資家心理が改善。特に保険・証券など金融株に買いが波及し、市場は当面のイベントを見据えつつも、政策期待に支えられた買い戻しが優勢となった。金融株を中心に多くの銘柄が値を戻し、今回の反発は「一過性」の調整にとどまらず、政策期待の根強さを改めて示した。
<AK>
2025/12/08 09:53
注目トピックス 外国株
5日の香港市場概況:ハンセン指数は続伸、中国の政策期待が高まる
*18:44JST 5日の香港市場概況:ハンセン指数は続伸、中国の政策期待が高まる
5日の香港市場は続伸。主要88銘柄で構成されるハンセン指数が前日比149.18ポイント(0.58%)高の26085.08ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が91.82ポイント(1.01%)高の9198.30ポイントで引けた。香港株式市場は序盤に弱含んだ。ハンセン指数は安く寄り付いたものの、中国本土で12月中旬に予定される重要経済会議に先立ち、当局による追加の景気対策発表への期待がくすぶるなか、早期の持ち高調整売りが優勢となった。だが午後に入ると、景気下支えへの期待で買い戻しが強まり、投資家心理が改善。市場は短期的な警戒を抱えつつも、政策期待を背景に相場を支えた格好となった。ハンセン指数の構成銘柄では、保険セクターの上昇が目立った。中国平安保険(2318/HK)が6.7%高、チャイナライフ(2628/HK)が5.5%高で引けた。また、ハイテク関連も高い。百度集団(9888/HK)が5.0%上昇した。セクター別では、非鉄金属・レアメタルなどが高い。江西銅業(358/HK)が6.1%高、中国アルミ(2600/HK)が5.4%高、中国有色鉱業(1258/HK)が4.7%高となった。また、ハイテク関連も買われた。深セン市越疆科技(2432/HK)が4.1%高、深セン市優必選科技(9880/HK)が2.5%高、小鵬汽車(9868/HK)が2.3%高で引けた。半面、航空銘柄がさえない。中国南方航空(1055/HK)が3.2%安、中国国際航空(753/HK)が1.7%安、中国東方航空(670/HK)が1.0%安となった。中国本土市場は4日ぶりに反発。主要指標の上海総合指数は前日比0.70%高の3902.81ポイントで取引を終了した。
<AK>
2025/12/05 18:44
注目トピックス 外国株
5日の中国本土市場概況:上海総合は4日ぶり反発、政策期待などで金融株が高い
*18:38JST 5日の中国本土市場概況:上海総合は4日ぶり反発、政策期待などで金融株が高い
5日の中国本土市場は4日ぶりに反発。主要指標の上海総合指数が前日比27.02ポイント(0.70%)高の3902.81ポイントと4日ぶりに反発した。中国本土株式市場は朝方、来週に控える主要経済指標の発表を前に持ち高調整の売りが優勢となり軟調な立ち上がりとなった。だがその後、中国当局による追加の景気刺激策への期待が再び高まり、投資家心理が改善。特に保険・証券など金融株に買いが波及し、市場は当面のイベントを見据えつつも、政策期待に支えられた買い戻しが優勢となった。金融株を中心に多くの銘柄が値を戻し、今回の反発は「一過性」の調整にとどまらず、政策期待の根強さを改めて示した。業種別では、保険など金融銘柄の上昇が目立った。中国太平洋保険(601601/SH)が6.8%高、中国平安保険(601318/SH)が5.9%高、中国人民保険集団(601319/SH)が4.9%高、中国人寿保険(601628/SH)と新華人寿保険(601336/SH)がそろって4.6%ずつ上昇した。また、金鉱株や非鉄金属も高い。江西銅業(600362/SH)が5.4%高、中国アルミ(601600/SH)が4.7%高、洛陽モリブデン(603993/SH)が2.9%高、中金黄金(600489/SH)が3.3%高、紫金鉱業集団(601899/SH)が2.1%高で引けた。商品市況高が追い風となったもようだ。ほかに、インフラや消費関連、ハイテク銘柄も買われた。半面、エネルギー関連は安い。中国中煤能源(601898/SH)が1.7%安、中国石油天然気(601857/SH)が1.1%安となった。そのほか、輸送関連銘柄も大幅下落。招商局能源運輸(601872/SH)が5.9%安、中遠海運能源運輸(600026/SH)が2.0%安と値を下げた。外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.98ポイント(0.39%)高の251.78ポイント、深センB株指数が3.19ポイント(0.25%)高の1295.97ポイントで終了した。
<AK>
2025/12/05 18:38
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は3日続伸、GDPの上振れなどを好感
*10:01JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は3日続伸、GDPの上振れなどを好感
【ブラジル】ボベスパ指数 164455.61 +1.67%4日のブラジル株式市場は3日続伸。主要株価指数のボベスパ指数は前日比2700.43ポイント高(+1.67%)の164455.61で引けた。日中の取引レンジは161759.12-164550.77となった。買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏でもみ合った。国内総生産(GDP)の上振れが好感されたもようだ。7-9月期のGDP成長率は1.8%となり、予想の1.7%を上回った。また、年内の米利下げ期待の高まりも外資の流出懸念を公算させた。半面、通貨レアル安の進行などが指数の足かせとなった。【ロシア】MOEX指数 2657.13 +0.20%4日のロシア株式市場は3日ぶりに反発。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比5.42ポイント高(+0.20%)の2657.13となった。日中の取引レンジは2651.71-2668.09となった。終始プラス圏で推移し、終盤上げ幅をやや縮小させた。原油とルーブルが同時に上昇したことが支援材料となり、資源セクターを中心に買い戻しが優勢となった。また、年内の米利下げ期待も引き続きサポート材料。半面、ウクライナ「和平案」をめぐる交渉を見極めたいとのムードが指数の上値を抑えた。【インド】SENSEX指数 85265.32 +0.19%4日のインド株式市場は5日ぶりに反発。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比158.51ポイント高(+0.19%)の85265.32、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同47.75ポイント高(+0.18%)の26033.75で取引を終えた。後場はマイナス圏に転落する場面もあったが、その後は再び買い戻された。昨夜の米株高や米利下げ期待の高まりを受け、インド株も買いが先行。国内では、2026年度の予算に対する期待の高まりや、経済が安定的に成長するとの観測も指数をサポートした。一部では、米国の対印関税の引き上げで製造業の伸び鈍化が目立っているなか、政府が製造業などの支援予算を増やすとみている。【中国】上海総合指数 3875.79 -0.06%4日の中国本土市場は3日続落。主要指標の上海総合指数が前日比2.21ポイント安(-0.06%)の3875.79ポイントで引けた。景気先行きへの懸念から内需関連を中心に売り圧力が強まり、指数の下振れを促した。一方で半導体や非鉄などハイテク・資源株が一時的に買われ、反発する場面もあった。中国経済の減速懸念に加え、個人消費の弱さが改めて意識され、銀行株や国有大手、通信株など内需・ディフェンシブ系を中心に利益確定の売りが広がった。投資家心理は慎重姿勢に傾き、全面的な下げリスクが市場全体に波及した。その一方で半導体・非鉄をはじめ一部資本財銘柄が買われたのは、中国経済の構造転換や投資回復を期待する向きの買いも含まれた。だが、全体としては需給の重さが勝り終日押し込まれた。結果、上海市場は小幅ながら連続下落で終了し、不安定な地合いが改めて浮き彫りとなった。
<AK>
2025/12/05 10:01
注目トピックス 外国株
4日の香港市場概況:ハンセン指数は反発、米利下げ観測や中国の政策期待で
*18:15JST 4日の香港市場概況:ハンセン指数は反発、米利下げ観測や中国の政策期待で
4日の香港市場は反発。主要88銘柄で構成されるハンセン指数が前日比175.17ポイント(0.68%)高の25935.90ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が77.93ポイント(0.86%)高の9106.48ポイントで引けた。米国の利下げ観測が強まり前日の米株が上昇したことを受け、香港株も買いが優勢。米金利低下による資金流入期待が高まり、投資家心理が持ち直した。ただし、取引中は利益確定売りや様子見姿勢も強く、指数は一時小安く推移する場面も見られた。市場では、12月中旬に予定される中国共産党の中央経済工作会議を控え、今後の政策方針を見極めたいとのムードが広がった。不透明感が根強く、持ち高調整を目的とした売りが指数の上値を抑える格好となった。それでも米国の金融政策を巡る期待感やアジア市場の全体的な堅調さが香港市場を支える形となり、買いが優勢に転じた。終値は上昇して引け、足元では外部環境が相場の下支え要因として意識されている。ハンセン指数の構成銘柄では、半導体や新興テクノロジー関連が買い優勢となった。SMIC(0981/HK)が3.87%高、ウーシー・バイオロジクス(2269/HK)が7.09%高、シャオミ(1810/HK)が4.38%高、ファウンドリー関連のBYDエレクトロニック(0285/HK)も1.27%高となり、テクノロジーセクターの反発が相場を支えた。背景には米利下げ観測や中国国内の政策期待があり、関連銘柄に投資資金が流入した。半面、不動産業の下げが目立った。MTR(0066/HK)が1.26%安、新鴻基地産(0016/HK)が0.35%安と軟調に推移し、住宅市況の不透明感や政策期待の後退が売り材料となった。カジノ関連ではサンズチャイナ(1928/HK)が1.56%安、ギャラクシーエンターテインメント(0027/HK)が0.93%安と売られ、観光回復の鈍化懸念が影響した。中国本土市場は3日続落。主要指標の上海総合指数は前日比0.06%安の3875.79ポイントで取引を終了した。
<AK>
2025/12/04 18:15
注目トピックス 外国株
4日の中国本土市場概況:上海総合は3日続落、ハイテク株の上昇で下値限定的
*18:09JST 4日の中国本土市場概況:上海総合は3日続落、ハイテク株の上昇で下値限定的
4日の中国本土市場は3日続落。主要指標の上海総合指数が前日比2.21ポイント(0.06%)安の3875.79ポイントで引けた。景気先行きへの懸念から内需関連を中心に売り圧力が強まり、指数の下振れを促した。一方で半導体や非鉄などハイテク・資源株が一時的に買われ、反発する場面もあった。中国経済の減速懸念に加え、個人消費の弱さが改めて意識され、銀行株や国有大手、通信株など内需・ディフェンシブ系を中心に利益確定の売りが広がった。投資家心理は慎重姿勢に傾き、全面的な下げリスクが市場全体に波及した。その一方で半導体・非鉄をはじめ一部資本財銘柄が買われたのは、中国経済の構造転換や投資回復を期待する向きの買いも含まれた。だが、全体としては需給の重さが勝り終日押し込まれた。結果、上海市場は小幅ながら連続下落で終了し、不安定な地合いが改めて浮き彫りとなった。業種別では、消費など内需関連が売られた。山西杏花村フェン酒(600809/SH)が3.4%安、食品の桃李面包(603866/SH)が3.2%安、三江購物(601116/SH)が2.8%安となった。また、鉄鋼株も軟調。馬鞍山鋼鉄(600808/SH)が1.8%安、新疆八一鋼鉄 (600581/SH) が1.7%安、宝山鋼鉄(600019/SH)が1.2%安とさえない展開を示した。半面、軍需などハイテク関連が高い。中国衛星(600118/SH)が10.0%高、航天時代電子(600879/SH)が8.1%高、中国航発航空科技(600391/SH)が1.4%高で取引を終えた。外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.95ポイント(0.38%)高の250.81ポイント、深センB株指数が1.19ポイント(0.09%)安の1292.79ポイントで終了した。
<AK>
2025/12/04 18:09
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は小幅続伸、米利下げ期待や米株高で
*10:12JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は小幅続伸、米利下げ期待や米株高で
【ブラジル】ボベスパ指数 161755.19 +0.41%3日のブラジル株式市場は小幅続伸。主要株価指数のボベスパ指数は前日比662.94ポイント高(+0.41%)の161755.19で引けた。日中の取引レンジは161,092.80-161,963.50となった。小幅安で寄り付いた後は買い戻され、終盤は上げ幅を拡大させた。米利下げ期待の高まりが外資の流出懸念を後退させた。また、米株高や米長期金利の低下などもサポート材料。ほかに、通貨レアル高や原油価格の上昇が好感された。半面、指数の上値は重い。弱い経済指標などが引き続き指数の足かせとなった。【ロシア】MOEX指数 2651.71 -0.58%3日のロシア株式市場は続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比15.49ポイント安(-0.58%)安の2651.71となった。日中の取引レンジは2,619.88-2,667.20となった。終始マイナス圏で推移し、終盤下げ幅をやや縮小させた。最近の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りが継続。また、ウクライナ協議をめぐり、次の展開が不透明だとのトランプ米大統領の発言も指数の足かせとなった。半面、原油価格の上昇や米利下げ期待の高まりなどが指数をサポートした。【インド】SENSEX指数 85106.81 -0.04%3日のインド株式市場は小幅に4日続落。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比31.46ポイント安(-0.04%)の85106.81、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同46.20ポイント安(-0.18%)の25986.00で取引を終えた。終始マイナス圏で推移し、終盤前日の終値近辺まで回復した。弱い経済指標が引き続き不安材料。また、7-9月期の国内総生産(GDP)の上振れについて、物品・サービス税(GST)適用率の引き下げのほか、対象期間内に祭り期間が入っていたという特殊要因があったとの指摘もマイナス材料となった。ほかに、通貨ルピーの先安観などが引き続きインド株の圧迫材料となった。【中国】上海総合指数 3878.00 -0.51%3日の中国本土市場は続落。主要指標の上海総合指数が前日比19.71ポイント安(-0.51%)の3878.00ポイントで引けた。直近で発表された中国企業の景況感指数が低調だったことから、中国景気の先行き不安が改めて意識され、相場の重荷となった。一時、朝方には小幅な上昇も見られたが、午後はマイナス圏での推移が続いた。市場を支えるような顕著なポジティブ材料は乏しかった。世界市場でリスク回避ムードが和らぎ、米株高や債券・暗号資産市場の落ち着きなどを受けたアジア株の安定感も一部あったが、中国本土市場への波及は限られた。
<AK>
2025/12/04 10:12
注目トピックス 外国株
3日の香港市場概況:ハンセン指数は3日ぶり反落、中国の景気減速を警戒
*18:31JST 3日の香港市場概況:ハンセン指数は3日ぶり反落、中国の景気減速を警戒
3日の香港市場は3日ぶりに反落。主要88銘柄で構成されるハンセン指数が前日比334.32ポイント(1.28%)安の25760.73ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が154.10ポイント(1.68%)安の9028.55ポイントで引けた。中国の弱含む経済統計が相次ぎ、景気減速懸念が投資家心理を冷やした。ハンセン指数は前日比1.28%安の25760.73で取引を終えた。中国本土のテック株や金融株に利益確定売りが広がり、相場を押し下げた。特に前日に上昇していた大型ハイテク銘柄の一角に売りが集中し、終日軟調な展開が続いた。加えて、前日の米国市場でのテクノロジー株の一服感も重しとなった。一方、明確な買い材料は乏しかったものの、原油市況の安定やアジア他市場の底堅さが一部下支えとなった。ただ全体としては売り優勢の展開が目立ち、終値は取引時間中の安値圏に沈んだ。ハンセン指数の構成銘柄では、情報技術セクターが下げを主導。アリババ(9988/HK)が2.17%安、ネットイース(9999/HK)が2.85%安、JDドットコム(9618/HK)が0.52%安となった。中国国内で相次いで発表された経済指標が市場予想を下回り、景気減速懸念が改めて台頭。加えて、米国市場でのハイテク株の上値重さも香港テック株に連鎖的な売りを誘った。続いて売りが目立ったのは金融セクター。中国人寿保険(2628/HK)が3.59%安、平安保険(2318/HK)が2.02%安、中国建設銀行(0939/HK)が1.45%安と軒並み下落。利ざや改善の期待後退や景況感悪化が銀行・保険株の売り材料となった。その他、不動産関連やエネルギー株なども軟調に推移し、相場全体の重荷となった。反面、上昇が目立ったのは一部の工業・資本財セクター。テクトロニック・インダストリーズ(0669/HK)が3.15%高、チャイナ・ホンチャオ(1378/HK)が2.30%高、BYDエレクトロニック(0285/HK)が0.87%高と堅調。個別要因による買い戻しや短期的な割安感が支援材料となった。もっとも全体としては買い銘柄が限られ、相場の反発力は限定的だった。中国本土市場は続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.51%安の3878.00ポイントで取引を終了した。
<AK>
2025/12/03 18:31
注目トピックス 外国株
3日の中国本土市場概況:上海総合は続落、不動産やハイテク関連に売りが集中
*18:24JST 3日の中国本土市場概況:上海総合は続落、不動産やハイテク関連に売りが集中
3日の中国本土市場は続落。主要指標の上海総合指数が前日比19.71ポイント(0.51%)安の3878.00ポイントで引けた。直近で発表された中国企業の景況感指数が低調だったことから、中国景気の先行き不安が改めて意識され、相場の重荷となった。一時、朝方には小幅な上昇も見られたが、午後はマイナス圏での推移が続いた。市場を支えるような顕著なポジティブ材料は乏しかった。世界市場でリスク回避ムードが和らぎ、米株高や債券・暗号資産市場の落ち着きなどを受けたアジア株の安定感も一部あったが、中国本土市場への波及は限られた。セクター別では、半導体やソフトウエア、不動産関連を中心に売りが目立った。金地集団(600383/SH)が3.0%安、新城控股集団(601155/SH)が2.3%安、保利発展控股集団(600048/SH)が2.0%安となった。不動産セクターに関する悲観的な見方に加え、景況感の悪化を受けてリスク資産からの退避が優勢となった。投資家心理は慎重ムードに傾き、相場全体の重しとなった。一部報道によれば、オンライン上での不動産関連ネガティブ情報に対し規制強化が進むなど、業界の不透明感も売りを誘う要因となった。また、銀行・保険株も下落。中国銀行(601988/SH)が2.0%安、中国建設銀行(601939/SH)が1.7%安、交通銀行(601328/SH)が1.6%安となった。半面、非鉄・レアメタル株が逆行高。中国アルミ(601600/SH)が4.3%高、洛陽モリブデン(603993/SH)が2.5%高、中国北方稀土(600111/SH)が1.8%高となった。外貨建てB株相場は、上海B株指数が2.10ポイント(0.83%)安の249.86ポイント、深センB株指数が2.78ポイント(0.21%)安の1293.97ポイントで終了した。
<AK>
2025/12/03 18:24
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は反発、米利下げ期待や暗号資産市場の回復で
*10:20JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は反発、米利下げ期待や暗号資産市場の回復で
【ブラジル】ボベスパ指数 161092.25 +1.56%2日のブラジル株式市場は反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比2481.23ポイント高(+1.56%)の161092.25で引けた。日中の取引レンジは158,611.50-161,092.30となった。買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。米利下げ期待の高まりがブラジル株の支援材料。また、暗号資産市場の回復もリスクオン・ムードを強めた。半面、弱い経済指標が指数の足かせに。10月の鉱工業生産の増加率(前年同月比)は前月のプラス2.0%からマイナス0.5%に転落し、予想のプラス0.15%を下回った。また、原油価格の下落も資源セクターの売り圧力を強めた。【ロシア】MOEX指数 2667.20 -0.73%2日のロシア株式市場は3日ぶりに反落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比19.73ポイント安(-0.73%)の2667.20となった。日中の取引レンジは2,657.52-2,692.22となった。おおむねマイナス圏で推移し、終盤下げ幅をやや拡大させた。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りが優勢。また、原油価格の下落も資源セクターの売り手掛かりとなった。半面、米利下げ期待の高まりなどが指数をサポートした。【インド】SENSEX指数 85138.27 -0.59%2日のインド株式市場は3日続落。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比503.63ポイント安(-0.59%)の85138.27、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同143.55ポイント安(-0.55%)の26032.20で取引を終えた。売りが先行した後は狭いレンジでもみ合った。経済指標の悪化が圧迫材料。10月の鉱工業生産の増加率(前年同月比)は前月の4.6%(改定値)から0.4%に低下し、予想の2.5%を大幅に下回った。また、11月のHSBC製造業購買担当者景気指数(PMI、確定値)も56.6まで低下し、9カ月ぶりの低水準を記録。外部環境では、昨夜の米株安などを受け、インド株も売りが先行した。【中国】上海総合指数 3897.71 -0.42%2日の中国本土市場は4日ぶりに反落。主要指標の上海総合指数が前日比16.29ポイント安(-0.42%)の3897.71ポイントで引けた。市場心理には慎重ムードが広がり、特に需給のひっ迫感が和らいだことで、上値追いには躊躇されやすかった。とはいえ、下値も限定的だった。足元で発表された経済指標などを受け、一部で景況感の悪化が意識されていたものの、来る中旬の共産党主導の重要経済会議を控え、政策対応への期待がくすぶっていたため、売り一辺倒とはならなかった。総じて、本日の相場は「節目到達後の利益確定売りで調整。ただし政策イベントを控えたことで、過度な売りにはならず、下げ幅は限定的」という展開。今後は経済会議の内容やその先の政策対応をめぐる思惑が相場を左右しやすい局面となる。
<AK>
2025/12/03 10:20
注目トピックス 外国株
2日の香港市場概況:ハンセン指数は小幅続伸、中国の景気対策に期待
*18:30JST 2日の香港市場概況:ハンセン指数は小幅続伸、中国の景気対策に期待
2日の香港市場は小幅続伸。主要88銘柄で構成されるハンセン指数が前日比61.79ポイント(0.24%)高の26095.05ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が9.81ポイント(0.11%)高の9182.65ポイントで引けた。中国当局が12月中旬に開催予定の経済会議で追加の景気対策を打ち出すとの期待が広がり、景気敏感株を中心に買いが入った。一方、最近の上昇を受けた利益確定売りがハイテク株の一角に出ており、相場の上値を抑える要因となった。相場は一時マイナス圏に沈む場面もあったが、押し目買い意欲は根強く、全体としては底堅さを示した。投資家の関心は、割安水準とされる銘柄の物色に向かい始めており、市場全体に悲観的なムードは広がっていない。こうした中、観光や消費関連株の一角が堅調に推移し、相場を支える形となった。ハンセン指数の構成銘柄では、カジノや飲料関連など景気敏感株が買われた。ギャラクシー・エンターテインメント(0027/HK)は2.8%高、サンズ・チャイナ(1928/HK)が2.2%高、ビール大手のバドワイザーAPAC(1876/HK)は2.4%高だった。マカオの入境規制緩和や消費需要の回復期待が追い風となった。また、電機のレノボ・グループ(0992/HK)も2.2%高と買い進まれた。半面、テクノロジー関連株に利益確定売りが入り、下落が目立った。ウーシー・アップテック(2359/HK)は3.1%安、JDヘルス(6618/HK)は3.4%安、メイトゥアン(3690/HK)は3.1%安と軒並み下落した。直近で上昇していた銘柄が調整に転じたほか、中国当局による業界規制強化への懸念も上値を抑えた。バイオ医薬品セクターも軟調だった。ウーシー・バイオロジクス(2269/HK)が1.1%安、シノバイオファーマシューティカル(1177/HK)は0.1%安に沈んだほか、JD(9618/HK)も0.9%安となった。その他、消費関連ではチャウ・タイ・フック(1929/HK)が1.0%安、李寧(2331/HK)も0.8%安で推移した。中国本土市場は4日ぶりに反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.42%安の3897.71ポイントで取引を終了した。
<AK>
2025/12/02 18:30
注目トピックス 外国株
2日の中国本土市場概況:上海総合は4日ぶり反落、重要会議を前に慎重ムード
*18:25JST 2日の中国本土市場概況:上海総合は4日ぶり反落、重要会議を前に慎重ムード
2日の中国本土市場は4日ぶりに反落。主要指標の上海総合指数が前日比16.29ポイント(0.42%)安の3897.71ポイントで引けた。市場心理には慎重ムードが広がり、特に需給のひっ迫感が和らいだことで、上値追いには躊躇されやすかった。とはいえ、下値も限定的だった。足元で発表された経済指標などを受け、一部で景況感の悪化が意識されていたものの、来る中旬の共産党主導の重要経済会議を控え、政策対応への期待がくすぶっていたため、売り一辺倒とはならなかった。総じて、本日の相場は「節目到達後の利益確定売りで調整。ただし政策イベントを控えたことで、過度な売りにはならず、下げ幅は限定的」という展開。今後は経済会議の内容やその先の政策対応をめぐる思惑が相場を左右しやすい局面となる。セクター別では、半導体の下げが目立った。杭州士蘭微電子(600460/SH)が2.3%安、瑞芯微(603893/SH)が2.0%安、江蘇長電科技(600584/SH)が1.7%安と軒並み軟調な値動きを示した。また、非鉄金属やレアアースも安い。前日の上昇を受けた反動から売りは広がった。中国アルミ(601600/SH)が1.1%安、江西銅業(600362/SH)が1.0%安、中国北方稀土(600111/SH)が2.5%安、中金黄金(600489/SH)が1.7%安となった。半面、電力銘柄が上昇した。中ビン能源(600163/SH)が3.0%高、華電国際電力(600027/SH)と永泰能源(600157/SH)がそろって1.2上昇した。外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.38ポイント(0.15%)安の251.96ポイント、深センB株指数が2.40ポイント(0.18%)安の1296.75ポイントで終了した。
<AK>
2025/12/02 18:25
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は小反落、レアル安の進行や利下げ期待の後退で
*10:22JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は小反落、レアル安の進行や利下げ期待の後退で
【ブラジル】ボベスパ指数 158611.02 -0.29%1日のブラジル株式市場は小反落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比461.11ポイント安(-0.29%)安の158611.02で引けた。日中の取引レンジは158,029.50-159,223.90となった。前半はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。通貨レアル安の進行がブラジル株の圧迫材料。また、年内の利下げ期待の後退なども嫌気された。ほかに、内外景気の先行き不透明感が払しょくされていないことが引き続き懸念材料となった。半面、指数の下値は限定的。原油価格の上昇などが指数をサポートした。【ロシア】MOEX指数 2686.93 +0.39%1日のロシア株式市場は小幅続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比10.51ポイント高(+0.39%)の2686.93となった。日中の取引レンジは2,662.86-2,698.41となった。売りが先行した後は買い戻され、その後はプラス圏でもみ合った。ウクライナ「和平案」の前進期待が支援材料。また、原油価格の上昇も資源セクターの物色手掛かりとなった。半面、最近の上昇で足元では高値警戒感が強まり、やや伸び悩む展開となった。【インド】SENSEX指数 85641.90 -0.08%1日のインド株式市場は小幅続落。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比64.77ポイント安(-0.08%)の85641.90、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同27.20ポイント安(-0.10%)の26175.75で取引を終えた。前半はプラス圏で推移したが、その後は売りに押された。経済指標の悪化が警戒された。10月の鉱工業生産の増加率(前年同月比)は前月の4.6%(改定値)から0.4%に低下し、予想の2.5%を大幅に下回った。また、利下げの見送り観測も指数の足かせに。7-9月期のGDP成長率が予想以上に伸びたことを受け、今週12月3-5日に開催される金融政策決定会合では、政策金利が据え置かれる可能性があるとみられている。【中国】上海総合指数 3914.01 +0.65%週明け1日の中国本土市場は3日続伸。日本時間の主要指標の上海総合指数が前営業日比25.41ポイント高(+0.65%)の3914.01ポイントで引けた。足元では、12月中旬に開催予定の中央経済工作会議を控え、2026年の経済政策運営に関する基本方針が注目されている。この会議を契機とした国有資本を軸とする内需関連株の構造改革や産業政策強化への期待が強まり、内需分野を中心に買いが先行した。一方で、世界経済の先行きや米国の金融政策動向を慎重に見極めたいとの思惑から、資金の一部は抑制的な動きも残存。結果として、やや選別色の強い相場展開となった。全体としては、政策期待を支えに底堅く推移した。
<AK>
2025/12/02 10:22
注目トピックス 外国株
1日の香港市場概況:ハンセン指数は反発、米株高などで買い優勢
*18:20JST 1日の香港市場概況:ハンセン指数は反発、米株高などで買い優勢
週明け1日の香港市場は反発。主要88銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比174.37ポイント(0.67%)高の26033.26ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が42.66ポイント(0.47%)高の9172.84ポイントで引けた。香港株は前週末の米国株高を受け買い優勢で始まり、一時は堅調なムードが広がった。ただし、中国本土の景況感の悪化が改めて注目され、投資家の間には追加の景気刺激策に対する慎重な見方も根強かった。こうした警戒感が足元の買いをやや抑制する場面もあった。もっとも、中国当局による追加景気対策への思惑が重なり、資金流入の勢いが再び強まった。情報通信・テクノロジーセクターを中心に上昇が目立ち、相場全体を押し上げる支えとなった。その結果、売り一色にはならず、むしろ選別を交えた戻りが優勢となった。全体としては、外部環境の警戒と国内政策への期待との綱引きの中で、押し目買いが優勢となる展開となった。ハンセン指数の構成銘柄では、ネット関連を中心に買いが集まり、ネットイース(9999/HK)が3.9%高、新東方教育(9901/HK)が3.5%高、JDヘルス(6618/HK)が3.93%高となった。米株高と政策期待を背景に、成長性を評価する資金が流入した。中でも好決算観測や企業提携報道を手掛かりに買われる銘柄が目立ち、ハンセン指数の上昇を主導した。半面、情報技術セクターの一角であるポップマート・インターナショナル(9992/HK)が4.3%安、メイトゥアン(3690/HK)が2.9%安、シャオミ(1810/HK)が1.8%安と下げが目立った。前週末にかけて上昇が続いた反動に加え、中国景況感の弱さを背景とした業績懸念が重しとなった。新興テクノロジー株には利益確定売りが波及し、セクター全体の重荷となった。中国本土市場は3日続伸。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.65%高の3914.01ポイントで取引を終了した。
<AK>
2025/12/01 18:20
注目トピックス 外国株
1日の中国本土市場概況:上海総合指数は3日続伸、産業政策への期待感が高まる
*18:15JST 1日の中国本土市場概況:上海総合指数は3日続伸、産業政策への期待感が高まる
週明け1日の中国本土市場は3日続伸。日本時間の主要指標の上海総合指数が前営業日比25.41ポイント(0.65%)高の3914.01ポイントで引けた。足元では、12月中旬に開催予定の中央経済工作会議を控え、2026年の経済政策運営に関する基本方針が注目されている。この会議を契機とした国有資本を軸とする内需関連株の構造改革や産業政策強化への期待が強まり、内需分野を中心に買いが先行した。一方で、世界経済の先行きや米国の金融政策動向を慎重に見極めたいとの思惑から、資金の一部は抑制的な動きも残存。結果として、やや選別色の強い相場展開となった。全体としては、政策期待を支えに底堅く推移した。業種別では、金鉱株やレアアースなどが買われた。紫金鉱業集団(601899/SH)が5.2%高、中金黄金(600489/SH)が1.7%高、洛陽モリブデン(603993/SH)が6.5%高とそろって堅調な値動きを示した。ハイテク株も買われた。北京兆易創新科技(603986/SH)が4.8%高、半導体製造装置の瑞芯微(603893/SH)が3.7%高、半導体の封止・検査で中国首位の江蘇長電科技(600584/SH)が3.3%高で引けた。ほかに、航空会社も高い。中国国際航空(601111/SH)が5.4%高、吉祥航空(603885/SH)が4.3%高、中国南方航空(600029/SH)が3.0%高、中遠海運特殊運輸 (600428/SH)が5.2%高で引けた。外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.02ポイント(0.01%)高の252.35ポイント、深センB株指数が4.54ポイント(0.35%)高の1299.15ポイントで終了した。
<AK>
2025/12/01 18:15