注目トピックス 外国株ニュース一覧

注目トピックス 外国株 26日の香港市場概況:ハンセン指数は続落、ハイテク関連が安い *18:17JST 26日の香港市場概況:ハンセン指数は続落、ハイテク関連が安い 26日の香港市場は続落。主要88銘柄で構成されるハンセン指数が前日比356.48ポイント(1.35%)安の26128.20ポイントで引けた。本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)は141.12ポイント(1.49%)安の9303.10ポイントと反落。売買代金は3236億7370万香港ドル(約6兆2310億円)だった。台風通過の余波を受け、流通障害や物流混乱懸念が市場心理を冷やした。特に交通・不動産・電力インフラ関連銘柄に売り圧が強まり、相場全体の重しとなった。また、米長期金利の上昇や米利下げ期待の後退なども圧迫材料。内部要因では、中国本土が来週から国慶節(建国記念日)の大型連休に突入するため、積極的な買いは手控えられた。ハンセン指数の構成銘柄では、ハイテク・インターネット関連株が売られた。小米集団(1810/HK)が8.1%安、アリババ(9988/HK)が3.2%安、JDドットコム(9618/HK)が3.7%安と大幅安で引けた。米国の中国ハイテク関連企業への規制強化の思惑や、利益確定の売りが広がったことが背景。特にスマートフォン関連やEC大手を中心に持ち高調整の動きが優勢となり、指数全体の重しとなった。同様に、医薬品・バイオ関連も軟調だった。JDヘルス(6618/HK)が4.3%安、ウーシー・アップテック(2359/HK)が3.1%安、アリババ・ヘルス(0241/HK)が4.6%安と、下げ幅が目立った。米国によるブランド医薬品への追加関税が警戒され、セクター全体が売りに押された。反面、銀行・エネルギー関連が相場の下支えとなった。中國建設銀行(0939/HK)が1.1%高、中國銀行(3988/HK)が0.7%高、中国石油天然気(0857/HK)が0.5%高と堅調に推移。中国本土の金利安定期待を背景に、配当利回り妙味のある大型株に資金が向かった。加えて、乳業の蒙牛乳業(2319/HK)が2.9%高と上昇率上位となり、消費関連の一角に物色が入った。中国本土市場は続落。主要指標の上海総合指数は前日比0.65%安の3828.11ポイントで引けた。電子や通信、医薬、家電などが売られた。半面、エネルギーは高い。不動産、公益、金融の一角も買われた。 <AK> 2025/09/26 18:17 注目トピックス 外国株 26日の中国本土市場概況:上海総合は続落、週末や大型連休を前に慎重姿勢 *18:11JST 26日の中国本土市場概況:上海総合は続落、週末や大型連休を前に慎重姿勢 26日の中国本土市場は続落。主要指標の上海総合指数が前日比25.20ポイント(0.65%)安の3828.11ポイントで引けた。週末と大型連休を控えたポジション調整優勢のなか、買い手は慎重姿勢を崩さなかった。ハイテク・電子情報セクター中心の売り圧力が強まったことが指数の下げを主導。最近の上昇基調で過熱感から利食い売りが優勢となった。来週から国慶節(建国記念日)の大型連休に突入するため、模様眺め姿勢が広がる中、全体のリスク選好は低下した。ただ、国内景気支援や政策スタンスの変化に対する期待感は一定程度残存し、下支え材料として機能した。ハイテク・電子部品関連の下げが顕著だった。半導体設計や電子材料株を中心に利益確定売りが膨らみ、恒生電子(600570/SH) 3.2%安、烽火通信科技(600498/SH) 3.4%安、JCET(600584/SH) 3.4%安と軟調。直近で上昇基調を示していた分野でもあり、連休前の持ち高調整が一因とみられる。加えて、関連セクターである中国国軟件(600536/SH)も3.4%安、Inesa智能科技(600602/SH)が4.8%安となり、業種全体で売り優勢となった。次いで売りが目立ったのは医薬品・バイオ関連株。上海復星医薬集団(600196/SH) 3.4%安、天士力製薬集団(600535/SH) 1.4%安、恒瑞医薬(600276/SH) 1.2%安など主力医薬株がそろって下落。医療費抑制政策への懸念や業績不透明感が投資家心理を圧迫したとみられる。一方、化学繊維株は高い。桐昆集団(601233/SH)が6.0%高、安徽皖維高新材料(600063/SH)と南京化繊(600889/SH)がそろって5.1%ずつ上昇した。ほかに、飛行機製造や農薬化学肥料、船舶製造株も買われた。外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.48ポイント(0.18%)安の260.49ポイント、深センB株指数が4.37ポイント(0.32%)高の1354.32ポイントで終了した。 <AK> 2025/09/26 18:11 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう ブラジル市場は3日ぶり反落、米利下げ期待の後退などを警戒 *10:17JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル市場は3日ぶり反落、米利下げ期待の後退などを警戒 【ブラジル】ボベスパ指数145306.23 -0.81%25日のブラジル株式市場は3日ぶりに反落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1185.52ポイント安(-0.81%)の145306.23で引けた。日中の取引レンジは145,186.77-146,519.13となった。終始マイナス圏で推移し、後半下げ幅を一段と拡大させた。米利下げ期待の後退が警戒され、売りは優勢。また、米長期金利の上昇や通貨レアル安の進行も圧迫材料となった。一方、インフレ率の落ち着きなどが国内の利下げ期待を高めた。【ロシア】MOEX指数 2708.68 -0.55%25日のロシア株式市場は小幅続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比14.90ポイント安(-0.55%)の2708.68となった。日中の取引レンジは2,699.42-2,738.58となった。買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。米利下げ期待の後退がロシア市場など新興国株の圧迫材料。また、米長期金利の上昇やウクライナ情勢の不透明感なども嫌気された。このほか、原油安や弱い経済指標が指数の足かせに。8月の鉱工業生産の増加率は前月の0.7%から0.5%に低下した。【インド】SENSEX指数 81159.68 -0.68%25日のインド株式市場は5日続落。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比555.95ポイント安(-0.68%)の81159.68、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同166.05ポイント安(-0.66%)の24890.85で取引を終えた。売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。外国人の売り越しが圧迫材料。外国人投資家はこの日まで4日連続の売り越しとなった。また、米金利高もインドなど新興国市場の売り手掛かりとなった。一方、指数の下値は限定的。利下げ期待の高まり支援材料となった。【中国】上海総合指数は3853.30 -0.01%25日の中国本土市場は小反落。主要指標の上海総合指数が前日比0.34ポイント安(-0.01%)の3853.30ポイントで引けた。市場では、来週から始まる大型連休を前に銀行株や酒造株など時価総額が大きい銘柄を中心に持ち高調整の売りが広がった。また、まとまった買い材料不足の中で上値追いは鈍かった点が挙げられる。一方、指数の下値は限定的。中国当局による追加的な景気対策の期待やハイテク分野の成長観測が指数をサポートした。 <AK> 2025/09/26 10:17 注目トピックス 外国株 25日の香港市場概況:ハンセン指数は小反落、ハイテクが下げ主導 *18:32JST 25日の香港市場概況:ハンセン指数は小反落、ハイテクが下げ主導 25日の香港市場は小反落。主要88銘柄で構成されるハンセン指数が前日比33.97ポイント(0.13%)安の26484.68ポイントで引けた一方、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)は1.23ポイント(0.01%)高の9444.22ポイントと小幅ながら続伸した。売買代金は3148億8970万香港ドル(約6兆206億円)に上った。香港市場は当初、スーパ­台風「ラガサ」による影響後退期待と中国本土の政策支援期待を背景に上昇傾向を示した。だが上昇地合いは限定的で、リスク回避的な手仕舞いも目立った。ネガティブ材料として、外部要因の不透明感や地政学リスクを警戒する動きが出た。また、中国本土市場が翌週中盤から大型連休に突入するため、連休前の手仕舞い売り圧力も強まった。ハンセン指数の構成銘柄では、ハイテク関連株が大きく売られた。レノボ・グループ(0992/HK)が3.7%安、チャイナ・ユニコム(0762/HK)が1.76%安となった。米中間のテクノロジー摩擦や米国の金利動向への警戒感が売り材料となり、半導体や通信関連株への圧力が強まった。加えて、IT関連ではテンセント(0700/HK)など主力株の戻りが鈍く、指数の重荷となった。次いで売られたのは不動産・金融関連で、新鴻基地產(0016/HK)が1.7%安、恒隆地産(0101/HK)が2.0%安、中国建設銀行(0939/HK)が2.3%安、中國銀行(香港)(2388/HK)が2.5%安など軟調だった。不動産市況に対する慎重姿勢と大型連休前の持ち高調整が売りを誘発した。反面、上昇が目立ったのは自動車・資源関連。紫金鉱業集団(2899/HK)が5.1%高、小米集団(1810/HK)が4.4%高、JDドットコム(9618/HK)が3.3%高、理想汽車(2015/HK)が3.0%高となった。中国政府による消費促進策やEV関連の成長期待が支援材料となったほか、一部新興銘柄に投資資金が流入した。バイドゥ(9888/HK)が2.2%高も指数を支える一因となった。中国本土市場は小反落。主要指標の上海総合指数は前日比0.01%安の3853.30ポイントで取引を終了した。銀行や不動産、消費関連、保険・証券、エネルギーなどが売られた。半面、ハイテクは高い。また、非鉄・レアメタル、自動車なども買われた。 <AK> 2025/09/25 18:32 注目トピックス 外国株 25日の中国本土市場概況:上海総合は小反落、大型連休を前に様子見ムード *18:23JST 25日の中国本土市場概況:上海総合は小反落、大型連休を前に様子見ムード 25日の中国本土市場は小反落。主要指標の上海総合指数が前日比0.34ポイント(0.01%)安の3853.30ポイントで引けた。市場では、来週から始まる大型連休を前に銀行株や酒造株など時価総額が大きい銘柄を中心に持ち高調整の売りが広がった。また、まとまった買い材料不足の中で上値追いは鈍かった点が挙げられる。一方、指数の下値は限定的。中国当局による追加的な景気対策の期待やハイテク分野の成長観測が指数をサポートした。銀行株が売り優勢となり、業種別で下げが目立った。中国招商銀行(600036/SH)が1.21%安、華夏銀行(600015/SH)が1.03%安、民生銀行(600016/SH)が0.49%安、中国銀行(601988/SH)が0.76%安と軟調だった。来週から始まる大型連休を前に、持ち高整理の売りが集まりやすかった。時価総額の大きい金融株を中心に利益確定の動きが広がり、相場全体の重しとなった。空運・観光関連も軟調。中国南方航空(600029/SH)が0.33%安、広州白雲国際機場(600004/SH) 0.64%安、上海国際機場(600009/SH)が0.56%安となった。また、旅行関連では黄山旅游(600054/SH)が0.69%安と軟調だった。国内移動需要の回復期待はあったものの、連休入りを控えた需給調整の影響が意識された。その他では酒造、証券、インフラ関連でも個別に売られる銘柄が散見された。一方、ハイテク株は高い。曙光信息産業(603019/SH)と携帯端末ODMの華勤技術(603296/SH)がそろって6.8%高、用友網絡科技(600588/SH)が6.6%、成都旭光電子(600353/SH)が5.3%と堅調な値動きを示した。外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.23ポイント(0.09%)高の260.97ポイント、深センB株指数が4.02ポイント(0.30%)安の1349.95ポイントで終了した。 <AK> 2025/09/25 18:23 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう ブラジル市場は小幅続伸、米金利高などで上値重い *10:17JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル市場は小幅続伸、米金利高などで上値重い 【ブラジル】ボベスパ指数146491.75 +0.05%24日のブラジル株式市場は小幅続伸。主要株価指数のボベスパ指数は前日比66.81ポイント高(+0.05%)の146491.75で引けた。日中の取引レンジは146,129.80-146,520.72となった。中盤は下値を模索する展開もみられたが、終盤プラス圏を回復した。原油価格の上昇が資源セクターの物色手掛かりとなった。一方、指数の上値は重い。米金利高や米追加の利下げをめぐる不透明感が懸念され、伸び悩む展開となった。また、通貨レアル安や経済指標が弱含みだったことも指数の足かせとなった。【ロシア】MOEX指数 2723.58 -1.27%24日のロシア株式市場は反落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比35.07ポイント安(-1.27%)の2723.58となった。日中の取引レンジは2675.62-2745.14となった。売りが先行した後はマイナス圏で一進一退の展開を示した。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が今後の利下げを慎重に判断すると発言したことが警戒され、売りは優勢。また、米金利高も嫌気された。このほか、ウクライナ情勢の不透明感が解消されていないことが引き続きロシア株の売り手掛かり。一方、原油価格が上昇したが、相場を支えるには力不足だった。【インド】SENSEX指数 25056.90 -0.45%24日のインド株式市場は続落。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比386.47ポイント安(-0.47%)の81715.63、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同112.60ポイント安(-0.45%)の25056.90で取引を終えた。売りが先行した後は狭いレンジで一進一退の展開を示した。アジア市場が軟調な値動きを示していることを受け、インド市場も売りが先行。また、通貨ルピー安の進行もインド株の圧迫材料。ルピーの対米ドル為替レートは米「H-1B」申請条件の厳格化で過去最安値を更新した。ほかに、9月のHSBC製造業購買担当者景気指数(PMI)がそろって前月を下回ったことが指数の足かせに。9月のHSBC製造業PMIは前月の59.3から58.5に鈍化。輸出関連の受注が縮小したことが主因だと分析された。外部環境では、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が今後の利下げを慎重に判断すると発言したことが警戒された。【中国】上海総合指数は3853.64 +0.83%24日の中国本土市場は反発。主要指標の上海総合指数が前日比31.81ポイント高(+0.83%)の3853.64ポイントで引けた。序盤は米国株安や利下げ観測の迷いもあり軟調な地合いで始まったが、午後にかけて半導体・再生可能エネルギー関連が急伸し投資家心理を改善させた。米中関係の改善期待が指数をサポート。中国が米ボーイング機を新規に購入する交渉は最集段階に入っていると報じられた。また、中国の李強首相など政府高官も北京で、米下院議員団との対話を加速しているもようだ。ただ、外部環境の不透明感は依然残る。世界的な金利動向と中国の景況指標動向という二重の足かせが意識された点が重荷。だが政策対応期待と需給改善観測が支えとなり、最終的には反発基調で引けた。 <AK> 2025/09/25 10:17 注目トピックス 外国株 24日の香港市場概況:ハンセン指数は3日ぶり反発、ハイテク株が上げ主導 *18:38JST 24日の香港市場概況:ハンセン指数は3日ぶり反発、ハイテク株が上げ主導 24日の香港市場は3日ぶりに反発、主要88銘柄で構成されるハンセン指数が前日比359.53ポイント(1.37%)高の26518.65ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が152.65ポイント(1.64%)高の9442.99ポイントと3日ぶりに反発した。売買代金は2887億7240万香港ドル(約5兆4982億円)となった。米中関係の改善期待が高まっていることを受け、投資家心理は上向く流れとなった。また、香港金融当局が先週、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げに追随し基準金利を25ベーシス下げて4.50%へ調整しており、流動性改善期待が下支え要因となった。半面、米金融政策へのまちまちな見方と中国沿岸に接近する大型台風が重荷となるなか、朝方は売りが先行した。また、パウエル米FRB議長が今後の利下げを慎重に判断すると発言したことも懸念材料となった。セクター別では、テクノロジー・電子商取引関連が堅調。アリババ(9988/HK)が9.7%高、JDドットコム(9618/HK)が3.0%高、シャオミ(1810/HK)が2.9%高と買われた。前日の米ナスダック上昇や大型自社株買い計画の観測が支援材料となった。また、半導体大手SMIC(0981/HK)は5.8%高と急伸し、シンギ・ソーラー(0968/HK)も4.6%高と再生可能エネルギー関連への資金流入が目立った。一方、ヘルスケア関連が軟調。シノ・バイオファーマシューティカル(1177/HK)が1.8%安、ニューオリエンタルエデュケーション(9901/HK)が1.7%安、ポップマート(9992/HK)が2.0%安と売られた。米国金利見通しに対する不透明感がグロース株全般に重荷となったほか、政策支援の材料不足も嫌気された。次いで下げが目立ったのは金融セクター。エイチエスビーシー(0005/HK)が1.2%安、中信泰富(0267/HK)が1.1%安、中国招商銀行(3968/HK)が1.1%安と軟調。米利下げ時期の不透明感が利ざや改善期待を後退させたほか、香港での台風接近に伴う業務影響懸念も広がった。中国本土市場も反発。主要指標の上海総合指数は前日比0.83%高の3853.64ポイントで引けた。半導体の上げが目立った。また、不動産、医薬、インフラ関連、消費関連なども買われた。半面、銀行や運輸の一角は売られた。 <AK> 2025/09/24 18:38 注目トピックス 外国株 24日の中国本土市場概況:上海総合は反発、米中関係の改善期待などで *18:04JST 24日の中国本土市場概況:上海総合は反発、米中関係の改善期待などで 24日の中国本土市場は反発。主要指標の上海総合指数が前日比31.81ポイント(0.83%)高の3853.64ポイントで引けた。序盤は米国株安や利下げ観測の迷いもあり軟調な地合いで始まったが、午後にかけて半導体・再生可能エネルギー関連が急伸し投資家心理を改善させた。米中関係の改善期待が指数をサポート。中国が米ボーイング機を新規に購入する交渉は最集段階に入っていると報じられた。また、中国の李強首相など政府高官も北京で、米下院議員団との対話を加速しているもようだ。ただ、外部環境の不透明感は依然残る。世界的な金利動向と中国の景況指標動向という二重の足かせが意識された点が重荷。だが政策対応期待と需給改善観測が支えとなり、最終的には反発基調で引けた。セクター別では、ハイテク・新エネルギー関連は物色された。ハイセンス電器(600060/SH) 10.0%高、フジアンチンシャン製紙(600567/SH)が10.1%高、河南黄河旋風(600172/SH)が10.1%高と急騰。市場では半導体部品や電力効率関連の政策支援期待が根強く、業績改善への思惑が買いを誘った。材料株や電力系も堅調で、グリンム材料(600206/SH)が6.2%高と大幅高で引けた。半面、自動車セクターが軟調。上海汽車(600104/SH)が5.6%安、臥龍電気集団(600580/SH)が5.4%安、ハンマテクノロジー(600178/SH)が4.3%安と大幅に下落した。業界全体でEV市場の競争激化や原材料コストの上昇に対する警戒感が再燃しており、売りが優勢となった。また、政策面での支援継続に対する不透明感も投資家心理を冷やす要因となった。金融関連株にも売りが波及。中信証券(600030/SH)が0.6%安、中国招商銀行(600036/SH)が0.5%安、華夏銀行(600015/SH)が0.6%安と軟調だった。その他、建設、不動産、素材関連にも下落銘柄が散見され、上海建工(600170/SH)は7.1%安と大幅安。業績懸念や金利環境の先行き不透明感が圧迫要因となった。外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.68ポイント(0.65%)高の260.74ポイント、深センB株指数が14.01ポイント(1.05%)高の1339.97ポイントで終了した。 <AK> 2025/09/24 18:04 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう ブラジル市場は反発、原油とレアルが同時高 *09:58JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル市場は反発、原油とレアルが同時高 【ブラジル】ボベスパ指数146424.94 +0.91%23日のブラジル株式市場は反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1315.69ポイント高(+0.91%)の146424.94で引けた。日中の取引レンジは145,106.58-147,178.47となった。買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏でもみ合った。原油価格と通貨レアルの同時高を受け、資源銘柄を中心に買いが広がった。一方、指数の上値は重い。米株の下落などが足かせとなった。また、利下げの見送りなども引き続き嫌気された。【ロシア】MOEX指数 2758.65 +0.64%23日のロシア株式市場は4日ぶりに反発。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比17.59ポイント高(+0.64%)の2758.65となった。日中の取引レンジは2733.36-2769.88となった。前半はマイナス圏に転じる場面もあったが、その後は再び買い戻された。原油価格の上昇が支援材料。また、最近の下落で値ごろ感も強まった。一方、指数の上値は重い。ウクライナ情勢の不透明感などが引き続き指数の足かせとなった。【インド】SENSEX指数 82102.10 -0.07%23日のインド株式市場は弱含み。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比57.87ポイント安(-0.07%)の82102.10、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同32.85ポイント安(-0.13%)の25169.50で取引を終えた。売りが先行した後は下げ幅を縮小させ、引けまで前日の終値近辺でもみ合った。米政府がIT人材「H-1B」ビザ申請を厳格化していることが引き続き対象セクターの圧迫材料。また、米高関税政策がインドの農村部経済に悪影響を与えていることも引き続き嫌気された。【中国】上海総合指数は3821.83 -0.18%23日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比6.74ポイント0.13%(-0.18%)の3821.83ポイントと反落。中国の金融政策は国内事情を考慮して利下げを急がない姿勢を維持しており、22日公表された9月の最優遇貸出金利(LPR)は4カ月連続で据え置きとなったことが前日に続いて嫌気されたようだ。 <AK> 2025/09/24 09:58 注目トピックス 外国株 22日の香港市場概況:ハンセン指数は反落、超大型台風の接近で売り優勢 *18:19JST 22日の香港市場概況:ハンセン指数は反落、超大型台風の接近で売り優勢 週明け22日の香港市場は反落。主要88銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比200.96ポイント(0.76%)安の26344.14ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が101.62ポイント(1.07%)安の9370.73ポイントで引けた。売買代金は2905億3710万香港ドル(約5兆5318億円)に縮小した。超大型台風が香港に接近し、23日以降、空港など交通インフラの運営に支障が出る可能性が高まっているとの報道が、売り圧力を増加させた。株式売買などの取引停止という報道も、市場の不透明感を高める要因となった。また、中国人民銀行(中央銀行)が金融緩和を急がないとの見方も投資家心理を冷え込ませた。きょう午前中に発表された政策金利となる9月の最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」は4カ月連続で据え置かれた。また、一方、米中首脳会談の進展が引き続き指数をサポートした。ハンセン指数の構成銘柄では、不動産業が下げを主導。華潤置地(1109/HK)が2.41%安、恒基地産(0012/HK)が1.77%安、新鴻基地產(0016/HK)が0.64%安と下落。外資系資金の買い控えが見られたことに加え、超大型台風の接近による都市封鎖や交通インフラへの懸念が不動産セクターの重荷となった。金融セクターも軟調で、中国平安(2318/HK)が2.30%安、中国人寿保険(2628/HK)が3.05%安、工商銀行(1398/HK)が2.38%安となった。中国建設銀行(0939/HK)も2.10%安で、金利動向や経済指標に対する慎重な見方が売りを誘った。反面、情報技術セクターの一角には買いが入り、中芯国際集成電路製造(0981/HK)が5.16%高、舜宇光学科技(2382/HK)は6.74%高と大幅高。業界内の競争環境改善や政策支援期待が下支えとなった。さらに、バイドゥ(9888/HK)が3.19%高、BYD電子(0285/HK)が3.61%高と上げを目立った。中国本土市場は3日ぶりに反発。主要指標の上海総合指数は前営業日比0.22%高の3828.58ポイントで引けた。ハイテクが高い。証券や軍需産業、医薬、不動産、自動車なども買われた。半面、金融や消費関連、運輸、エネルギー、公益などは売られた。 <FA> 2025/09/22 18:19 注目トピックス 外国株 22日の中国本土市場概況:上海総合は3日ぶり反発、半導体関連が高い *17:53JST 22日の中国本土市場概況:上海総合は3日ぶり反発、半導体関連が高い 週明け22日の中国本土市場は3日ぶりに反発。主要指標の上海総合指数が前営業日比8.49ポイント(0.22%)高の3828.58ポイントで引けた。人工知能(AI)分野への期待が根強く、半導体などテクノロジー株に買いが集まった。米アップルの新型スマートフォン「iPhone17」の増産報道を背景に、関連する電子機器株にも買いが波及した。前週末まで続いた下落の反動もあり、押し目買いが入りやすい地合いとなった。また、米中の緊張関係がやや緩和されていることもサポート材料。一方、不動産業界の資金繰り不安や消費回復の鈍さといったマクロ経済上の懸念は引き続き重荷となり、景気敏感株には上値の重さが意識された。セクター別では、半導体関連株には買いが集まった。中芯国際集成電路製造(688981/SH)が6.25%高、華虹半導体(600584/SH)が2.4%高、紫光国微(002049/SH)が0.9%高と上昇した。米国のハイテク株上昇を背景に投資家の期待感が波及したことに加え、中国国内での半導体産業支援策への思惑も追い風となった。政府の技術自立強化方針を背景に、同分野への資金流入が鮮明となった。半面、金融株が安い。中国建設銀行(601939/SH)が3.3%安、中国農業銀行(601288/SH)が2.4%安、上海浦東発展銀行(600000/SH)が2.1%安とそろって大幅下落した。また、自動車関連株もさえない。比亜迪(002594/SH)が1.01%安、上汽集団(600104/SH)が0.9%安、広汽集団(601238/SH)が0.7%安となった。原材料価格の上昇懸念や、国内外での販売競争激化が重荷となり、投資家の警戒感が強まった。さらに、政府による補助金政策の先行き不透明感が引き続き売り要因となった。外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.16ポイント(0.06%)安の260.52ポイント、深センB株指数が5.57ポイント(0.42%)高の1347.79ポイントで終了した。 <AK> 2025/09/22 17:53 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう ブラジル市場は小反発、米金融緩和サイクルの入り観測を好感 *11:24JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル市場は小反発、米金融緩和サイクルの入り観測を好感 【ブラジル】ボベスパ指数145865.11 +0.25%19日のブラジル株式市場は小反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比365.62ポイント高(+0.25%)の145865.11で引けた。日中の取引レンジは145,495.55-146,398.77となった。終始プラス圏で推移し、終盤上げ幅を再び縮小させた。米金融緩和サイクルに入ったとの観測が好感され、買いは優勢となった。一方、指数の上値は重い。国内の利下げが見送られたことが嫌気された。ブラジル中央銀行は19日日本時間未明、政策金利であるセリック金利を市場予想通り年15.00%に据え置いた。また、原油価格の下落も資源セクターの足かせとなった。【ロシア】MOEX指数 2748.06 -1.63%19日のロシア株式市場は続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比45.52ポイント安(-1.63%)の2748.06となった。日中の取引レンジは2,745.40-2,794.33となった。売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。ウクライナ情勢の緊迫化を受け、リスク回避の売りは広がった。また、デフレ懸念の高まりも圧迫材料。8月の生産者物価指数(PPI)は前年同月比で前月のマイナス0.3%からマイナス0.4%に拡大した。ほかに、原油価格の下落が資源セクターの売り手掛かりとなった。【インド】SENSEX指数 82626.23 -0.47%19日のインド株式市場は4日ぶり反落。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比387.73ポイント安(-0.47%)の82626.23、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同96.55ポイント安(-0.38%)の25327.05で取引を終えた。売りが先行した後は狭いレンジでもみ合った。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りが優勢。また、国内総生産(GDP)の先行指標だと言われている主要8業種の生産高が週明け22日に発表されるため、見極めるムードも強まった。【中国】上海総合指数は3820.09 -0.30%19日の中国本土市場は続落。主要指標の上海総合指数が前日比11.57ポイント安(-0.30%)の3820.09ポイントと続落した。持ち高調整の売り圧力が週末を前に強まり,一時プラス圏に浮上したものの,米中首脳間の電話協議を控えた警戒感から方向感が定まらなかった。特に国有銀行株が下落し,全体の重しとなった。加えて,投資家心理にネガティブな不確実性が残っていた。市場を支えた要因としては,中国政府の政策スタンス維持期待や財政・規制の急変なしという見方が背景にあり,一部セクターで底堅さが見られた。しかしながら,持ち高圧力と協議前の様子見で相場全体の上値追いは限られた。 <AK> 2025/09/22 11:24 注目トピックス 外国株 19日の香港市場概況:ハンセン指数は小反発、米中首脳の電話会談を控え慎重ムード *18:25JST 19日の香港市場概況:ハンセン指数は小反発、米中首脳の電話会談を控え慎重ムード 19日の香港市場は小反発。主要88銘柄で構成されるハンセン指数が前日比0.25ポイント(0.00%)高の26545.10ポイントで引けた。本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が15.83ポイント(0.17%)高の9472.35ポイントと反発した。売買代金は3768億1230万香港ドル(約7兆1707億円)と高水準が続いた。投資家は米中首脳の電話会談を控え,その結果を見極めたい心理から様子見姿勢が強く、上値は重かった。長期金利上昇への懸念が一部で警戒され,医療・公共事業セクターには売り圧がかかった。一方で、中国での人工知能(AI)開発期待がテック銘柄やハイテク指数を支え,押し目買いが入りやすい流れとなった。素材・エネルギーセクターが堅調に推移し、市場全体の下支え要因となった。ハンセン指数の構成銘柄では、カジノ株が上げ主導。金沙中国(1928/HK)が6.2%高、銀河娯楽集団(27/HK)が4.2%高で取引を終えた。また、指数構成銘柄以外の新濠国際発展(200/HK)や永利澳門(1128/HK)がそろって6%以上上昇。マカオ域内の業界業績の改善が買い材料となったもようだ。また、非鉄や鉄鋼など素材株も高い。中国宏橋集団(1378/HK)が4.7%高、中国アルミ(2600/HK)が2.5%高、鞍鋼(347/HK)が3.3%高、馬鞍山鋼鉄(323/HK)が4.6%高とそろって堅調な値動きを示した。一方、医療や公益セクターは下落。信達生物製薬(1801/HK)が5.4%、緑葉製薬集団(2186/HK)が5.1%、翰森製薬集団(3692/HK)が2.6%安。また、CKインフラ(1038/HK)が2.1%安、香港中華煤気(0003/HK)が1.6%安となった。中国本土市場は続落。主要指標の上海総合指数は前日比0.30%安の3820.09ポイントで引けた。自動車や医薬、公益、不動産、金融の一角は売られた。一方、防衛産業や資源・素材、食品などは買われた。 <FA> 2025/09/19 18:25 注目トピックス 外国株 19日の中国本土市場概況:上海総合は続落、週末要因などで持ち高調整の売りは優勢 *18:19JST 19日の中国本土市場概況:上海総合は続落、週末要因などで持ち高調整の売りは優勢 19日の中国本土市場は続落。主要指標の上海総合指数が前日比11.57ポイント(0.30%)安の3820.09ポイントと続落した。持ち高調整の売り圧力が週末を前に強まり,一時プラス圏に浮上したものの,米中首脳間の電話協議を控えた警戒感から方向感が定まらなかった。特に国有銀行株が下落し,全体の重しとなった。加えて,投資家心理にネガティブな不確実性が残っていた。市場を支えた要因としては,中国政府の政策スタンス維持期待や財政・規制の急変なしという見方が背景にあり,一部セクターで底堅さが見られた。しかしながら,持ち高圧力と協議前の様子見で相場全体の上値追いは限られた。セクター別では、自動車株が急落。重慶千里科技(601777/SH)がストップ安の10.0%下落、北汽福田汽車(600166/SH)が3.1%安、遼寧曙光汽車集団(600303/SH)と北汽藍谷新能源科技(600733/SH)がそろって2.7%ずつ下落した。また、金融や建設、ハイテク関連も売られた。一方、防衛銘柄が高い。中航瀋飛(600760/SH)が6.5%高、烽火通信科技(600498/SH)が3.4%高、江西洪都航空工業(600316/SH)が4.4%高、中航動力(600893/SH)が3.0%高、四創電子(600990/SH)が2.7%高、航天時代電子(600879/SH)が1.2%高と堅調な値動きを示した。また、資源・素材株、食品関連も買われた。外貨建てB株相場は、上海B株指数が3.41ポイント(1.29%)安の260.68ポイント、深センB株指数が14.21ポイント(1.05%)安の1342.21ポイントで終了した。 <FA> 2025/09/19 18:19 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう ブラジル市場は弱含み、利益確定売りがやや優勢 *10:31JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル市場は弱含み、利益確定売りがやや優勢 【ブラジル】ボベスパ指数145499.48 -0.07%18日のブラジル株式市場は4日ぶりに小反落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比94.14 ポイント安(-0.07%)の145499.48で引けた。日中の取引レンジは144,993.21-145,726.41となった。横ばいで寄り付いた後は弱含みの展開が続いた。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りがやや優勢。また、原油価格の下落も資源セクターの売り手掛かりとなった。一方、指数の下値は限定的。米利下げの決定や追加の金融緩和観測が指数をサポートした。【ロシア】MOEX指数 2793.58 -0.73%18日のロシア株式市場は反落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比20.46ポイント安(-0.73%)の2793.58となった。日中の取引レンジは2,776.12-2,816.84となった。買いが先行した後は売りに押され、引けまで狭いレンジでもみ合った。弱い経済指標が圧迫材料。7-9月期の消費者信頼感指数は前月のマイナス8ポイントからマイナス9ポイントにさらに悪化した。また、原油価格の下落も資源セクターの売り手掛かり。一方、米利下げの決定が指数をサポートした。【インド】SENSEX指数 83013.96 +0.39%18日のインド株式市場は3日続伸。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比320.25ポイント高(+0.39%)の83013.96、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同93.35ポイント高(+0.37%)の25423.60で取引を終えた。終始プラス圏で推移し、終盤上げ幅を再び拡大させた。米利下げ決定が素直に好感された。米連邦準備制度理事会(FRB)は連邦公開市場委員会(FOMC)で市場の予想通り0.25%の利下げを決定したほか、追加利下げも示唆した。また、物品・サービス税(GST)税率の引き下げが9月22日から適用されるため、小売関連の一角が物色された。財務省はこのほど、GST税率の引き下げがインド経済に2兆ルピー(約3兆3600億円)以上の経済効果をもたらすと予測した。【中国】上海総合指数は3831.66 -1.15%18日の中国本土市場は3日ぶりに反落、主要指標の上海総合指数が前日比44.69ポイント安(-1.15%)の3831.66ポイントと3日ぶりに反落した。上海株式市場はハイテクの上昇で午前の取引で買い優勢に転じたものの、米中首脳の電話協議をあす19日に控えるため、買い持ちが徐々に解消された。ネガティブ材料としては、時価総額の大きい銀行株および不動産株に売り圧力が強まり,全体の重荷となった。特に銀行セクターでは国有銀行中心に利回り・規制の先行き不透明感が意識された。ポジティブ材料としては、ハイテク銘柄の一部に内需関連回復期待や部材価格の安定などが下支え要因となった。 <AK> 2025/09/19 10:31 注目トピックス 外国株 18日の香港市場概況:ハンセン指数は反落、ハイテク関連の下落が重し *18:19JST 18日の香港市場概況:ハンセン指数は反落、ハイテク関連の下落が重し 18日の香港市場は反落。主要88銘柄で構成されるハンセン指数が前日比363.54ポイント(1.35%)安の26544.85ポイントで引けた。本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が140.25ポイント(1.46%)安の9456.52ポイントと5日ぶりに反落した。売買代金は4133億1400万香港ドル(約7兆8281億円)に拡大し、今年3番目の規模となった。香港株式市場は朝方、米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ再開への期待が買い材料となり、心理的節目である2万7000ポイントを上抜ける場面もあったが、引けにかけて反落。ネガティブ材料としては、指数の寄与度が大きい中国ネット大手の一段安が重荷となり、午後には指数の下落率が一時2%を超える場面もあった。市場心理はリスク回避に傾き、特にハイテク株に売りが集中した。ポジティブ材料としては香港通貨制度の安定性や利下げ期待が根強く、基調として買い意欲を支える要素となった。ハンセン指数の構成銘柄では、情報技術業種の下げが顕著だった。テンセント(0700/HK)が2.95%安、アリババ(9988/HK)が1.98%安、シャオミ(1810/HK)が1.73%安と大手ネット・通信関連株が軒並み下落し、指数全体の重荷となった。米中首脳協議を控えた警戒感や、直近の上昇に対する利益確定売り圧力が強まった。次いで下げが目立ったのは不動産関連業種。チャイナ・オーバーシーズ(0688/HK)が2.99%安、華潤置地(1109/HK)が2.30%安、ロングフォー・プロパティーズ(0960/HK)が2.31%安など、主要デベロッパーが軒並み軟調だった。金利動向への不安に加え、住宅販売の先行き不透明感が市場心理を圧迫した。その他、消費関連やエネルギー株も売られ、全体に幅広いセクターで調整色が強まった。反面、医薬品・バイオ関連株には一部買いが入った。SMIC(0981/HK)が2.66%高、CSPCファーマ(1093/HK)が1.30%高、シノ・バイオファーマ(1177/HK)が1.45%高と、選別的に物色された。業界全体に明確な買い材料は見られなかったものの、前日までの調整を受けたリバウンド狙いの買いが下支えした。特にディフェンシブな医薬品関連が相対的に強含んだ。中国本土市場は3日ぶりに反落。主要指標の上海総合指数は前日比1.15%安の3831.66ポイントで取引を終了した。金融・不動産が下げ主導。石油・石炭、消費関連、自動車なども安い。半面、ハイテクは急伸した。 <AK> 2025/09/18 18:19 注目トピックス 外国株 18日の中国本土市場概況:上海総合は3日ぶり反落、金融や不動産が下げ主導 *18:12JST 18日の中国本土市場概況:上海総合は3日ぶり反落、金融や不動産が下げ主導 18日の中国本土市場は3日ぶりに反落、主要指標の上海総合指数が前日比44.69ポイント(1.15%)安の3831.66ポイントと3日ぶりに反落した。上海株式市場はハイテクの上昇で午前の取引で買い優勢に転じたものの、米中首脳の電話協議をあす19日に控えるため、買い持ちが徐々に解消された。ネガティブ材料としては、時価総額の大きい銀行株および不動産株に売り圧力が強まり,全体の重荷となった。特に銀行セクターでは国有銀行中心に利回り・規制の先行き不透明感が意識された。ポジティブ材料としては、ハイテク銘柄の一部に内需関連回復期待や部材価格の安定などが下支え要因となった。セクター別では、銀行株が売られた。中国農業銀行(601288/SH)が2.7%安、中国工商銀行(601398/SH)が2.3%安、中国招商銀行(600036/SH)が2.1%安、華夏銀行(600015/SH)が1.6%安となった。大型株には持ち高調整の動きが強まり、相場全体の重荷となった。長期金利の方向性に対する不透明感が銀行収益への懸念を誘発し、利ざや縮小への警戒も重なった。加えて、前日までの上昇で短期的な過熱感が意識されたことも下落に拍車をかけた。不動産や空運関連も軟調。万科企業(000002/SH)が3.9%安、上海建工集団(600170/SH)が4.1%安、上海国際機場(600009/SH)が1.3%安とそろって下落した。中国恒大集団の資産売却計画の不透明性や業界全体の資金繰り懸念が、不動産株への売りを誘発した。航空株は燃料費上昇や国際線回復の鈍さが嫌気され、中国東方航空(600115/SH)が3.8%安、中国南方航空(600029/SH)が3.9%安と大幅安で引けた。一方、素材・医薬品関連の一角には買いが入った。中国医薬集団(600056/SH)10.1%高、江蘇江南化工(002226/SH)10.2%高、烽火通信科技(600498/SH)10.0%高が値を飛ばした。特に中国医薬集団は、新製品の販売拡大報道を材料視した買いが流入した。また、通信機器や新材料分野でも、国内の政策支援観測から資金が向かい、臥龍電気集団(600580/SH)9.6%高、江蘇中天科技(600522/SH)が7.0%高と上昇。市場全体では幅広い調整色が強い一方、テーマ性のある一部銘柄に選別的な資金が流入した。外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.12ポイント(0.42%)安の264.09ポイント、深センB株指数が4.60ポイント(0.34%)安の1356.43ポイントで終了した。 <AK> 2025/09/18 18:12 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう ブラジル市場は3日続伸、米利下げ実施を好感 *10:14JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル市場は3日続伸、米利下げ実施を好感 【ブラジル】ボベスパ指数145593.63 +1.06%17日のブラジル株式市場は3日続伸。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1531.89ポイント高(+1.06%)の145593.63で引けた。日中の取引レンジは143,910.14-146,330.90となった。売りが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏で推移した。米利下げの実施が支援材料。連邦準備制度理事会(FRB)はFOMCで市場の予想通り0.25%の利下げを決定したほか、追加利下げも示唆した。また、原油価格の下落が資源セクターの足かせ。また、国内の政策金利の発表を控え、見極めるムードも強まった。なお、ブラジル中央銀行は18日の日本時間未明、政策金利であるセリック金利を市場予想通り15.00%に据え置いた。【ロシア】MOEX指数 2814.04 +0.40%17日のロシア株式市場は3日ぶりに反発。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比11.27ポイント高(+0.40%)の2814.04となった。日中の取引レンジは2,784.37-2,823.75となった。小幅安で寄り付いた後は前日の終値近辺でもみ合った。米利下げ観測が好感され、買いは広がった。なお、連邦準備制度理事会(FRB)はFOMCで市場の予想通り0.25%の利下げを決定したほか、追加利下げも示唆した。また、最近の下落で値ごろ感も強い。一方、指数の上値は重い。原油価格の下落やウクライナ問題の不透明感などが指数の上値を抑えた。【インド】SENSEX指数 82693.71 +0.38%17日のインド株式市場は小幅続伸。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比313.02ポイント高(+0.38%)の82693.71、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同91.15ポイント高(+0.36%)の25330.25で取引を終えた。小幅高で寄り付いた後は狭いレンジでもみ合った。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果待ちで見極めるムードが強まった。強弱材料では、米印両国が互恵的な貿易パートナーシップの形成で合意したことが支援材料。また、米利下げ期待も引き続き好感された。なお、連邦準備制度理事会(FRB)はFOMCで市場の予想通り0.25%の利下げを決定したほか、追加利下げも示唆した。【中国】上海総合指数は3876.34 +0.37%17日の中国本土市場は小幅ながら続伸。主要指標の上海総合指数が前日比14.48ポイント高(+0.37%)の3876.34ポイントで引けた。米連邦公開市場委員会(FOMC)や米中首脳電話会議を控えた慎重ムードのなかでスタートしたものの、政策期待を背景に持ち直した。米国の金利動向や貿易摩擦再燃の懸念が売り圧力を生んだが限定的だった。相場全体では保ち合いからの上放れの様相だった。中国政府の内需拡大政策の見通しと規制緩和の期待を受け、自動車・家電・電子製造受託(生産受託)関連セクターに買いが入り、相場を下支えした。また、鴻海(ホンハイ)などアップル新型iPhoneの組立て関連企業の見通し改善も好感された。 <AK> 2025/09/18 10:14 注目トピックス 外国株 17日の香港市場概況:ハンセン指数は反発、ハイテク株上昇で約4年2カ月ぶりの高水準 *18:15JST 17日の香港市場概況:ハンセン指数は反発、ハイテク株上昇で約4年2カ月ぶりの高水準 17日の香港市場は、主要88銘柄で構成されるハンセン指数が前日比469.88ポイント(1.78%)高の26908.39ポイントと反発し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が210.38ポイント(2.24%)高の9596.77ポイントと4日続伸した。売買代金は3602億8360万香港ドル(約6兆7913億円)に拡大した。ハンセン指数は2021年7月以来、約4年2カ月ぶりの高値水準を回復。中国当局による追加の景気刺激策期待と、AI分野などハイテク銘柄への買いが広がり、反発基調で始まった。米中関係の不透明感への懸念が一部には残るものの、市場心理には底堅さが浮上した。ポジティブ材料はAI関連企業への期待の高まりと、中国国内での消費刺激策見直しとの連動性。加えて、中国当局が景気下支えを目的とする追加措置を検討しているとの見方が強まり、テック株・インターネット関連が買われた。百度集団などが一時大きく上昇した。一方、米国の金利政策を見極めたいとのムードや世界的な景気後退リスクが依然として重しとなった。また、中国経済指標の一部に伸び悩みが見られ、特に輸出や工業生産の先行きについて慎重な声が投資家の間で広がった。ハンセン指数の構成銘柄では、ハイテク関連や消費関連を中心に買いが広がった。百度(9888/HK)が15.28%高、JD(9618/HK)が5.23%高、アリババ(9988/HK)が5.41%高とネット・テック株に買いが集中した。背景には中国政府による景気刺激策への期待や、人工知能分野を中心とした業績改善への思惑がある。また、リチウム電池・EVメーカーのリ・オート(2015/HK)が5.00%高や、美団(3690/HK)が4.99%高も堅調に推移した。一方、不動産関連の一角に売りが膨らんだ。恒基地産(0012/HK)が0.92%安、CKインフラストラクチャー(1038/HK)が1.11%安。金利高止まりの影響が根強く、業績回復への懸念が売りを誘ったとの見方がある。その他、金融株の一部にも利益確定の売りが入り、エイチエスビーシー(0005/HK)が0.65%安や中國銀行(香港)(2388/HK)が1.05%安となった。公益・通信系も軟調で、パワーアセッツ(0006/HK)が0.58%安、香港中華煤気(0003/HK)が0.28%安、中国移動(0941/HK)が0.69%安と値を下げた。その他売られた業種としては、医薬品や一部素材関連などが挙げられる。中国本土市場は小幅ながら続伸。主要指標の上海総合指数は前日比0.37%高の3876.34ポイントで引けた。ハイテクが大幅高。インフラ建設、自動車、不動産、証券、運輸、公益なども買われた。半面、金融株や消費関連、医薬、資源・素材も売られた。 <AK> 2025/09/17 18:15 注目トピックス 外国株 17日の中国本土市場概況:上海総合指数は小幅続伸、政策期待が指数をサポート *17:55JST 17日の中国本土市場概況:上海総合指数は小幅続伸、政策期待が指数をサポート 17日の中国本土市場は小幅ながら続伸。主要指標の上海総合指数が前日比14.48ポイント(0.37%)高の3876.34ポイントで引けた。米連邦公開市場委員会(FOMC)や米中首脳電話会議を控えた慎重ムードのなかでスタートしたものの、政策期待を背景に持ち直した。米国の金利動向や貿易摩擦再燃の懸念が売り圧力を生んだが限定的だった。相場全体では保ち合いからの上放れの様相だった。中国政府の内需拡大政策の見通しと規制緩和の期待を受け、自動車・家電・電子製造受託(生産受託)関連セクターに買いが入り、相場を下支えした。また、鴻海(ホンハイ)などアップル新型iPhoneの組立て関連企業の見通し改善も好感された。一方、重要イベント前のポジション調整売りが見られた。為替に関しても人民元の動きに敏感な輸入コストや企業収益への逆風となる要因が意識されていた。セクター別では、ハイテク関連が高い。昆山科森科技(603626/SH)がストップ高の10.0%高、広東世運電路科技(603920/SH)が7.8%高、鴻遠電子(603267/SH)が6.5%高、聞泰科技(600745/SH)が3.9%高とそろって堅調な値動きを示した。また、インフラ関連や発電設備銘柄も買われた。特変電工(600089/SH)と上海建工集団(600170/SH)がそろってストップ高の10.0%高、臥竜電気駆動集団(600580/SH)が8.7%高、中国建築(601668/SH)が1.3%高となった。一方、金融株が安い。上海浦東発展銀行(600000/SH)が1.5%安、南京銀行(601009/SH)が1.2%安、中国農業銀行(601288/SH)が1.1%安、中国太平洋保険(601601/SH)が1.0%安で引けた。また、医薬株や資源・素材関連もさえない展開となった。外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.28ポイント(0.11%)高の265.21ポイント、深センB株指数が1.47ポイント(0.11%)高の1361.03ポイントで終了した。 <AK> 2025/09/17 17:55 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう ブラジル市場は続伸、原油高や米利下げ期待で *10:51JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル市場は続伸、原油高や米利下げ期待で 【ブラジル】ボベスパ指数144061.73 +0.36%16日のブラジル株式市場は続伸。主要株価指数のボベスパ指数は前日比515.16ポイント高(+0.36%)の144061.73で引けた。日中の取引レンジは143,546.58-144,584.10となった。終始プラス圏で推移し、終盤上げ幅を再び拡大させた。原油価格の上昇が好感され、資源の一角に買いは広がった。また、米連邦公開市場委員会(FOMC)開催で利下げ期待から買いも継続した。一方、指数の上値は重い。景気の先行き不安などが指数の上値を抑えた。また、FOMCを見極めたいとのムードも強まった。【ロシア】MOEX指数 2802.77 -0.25%16日のロシア株式市場は小幅続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比7.08ポイント安(-0.25%)の2802.77となった。日中の取引レンジは2,778.51-2,831.8となった。小幅高で寄り付いた後は前日の終値近辺でもみ合った。ウクライナ情勢の不透明感が引き続き警戒され、売りは継続した。また、米連邦公開市場委員会(FOMC)の開催を控えて慎重ムードも強まった。一方、指数の下値は限定的。米利下げ観測や中国の景気対策の期待感が引き続き支援材料となった。また、原油価格の上昇も資源セクターの物色手掛かりとなった。【インド】SENSEX指数 82380.69 +0.73%16日のインド株式市場は反発。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比594.95ポイント高(+0.73%)の82380.69、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同169.90ポイント高(+0.68%)の25239.10で取引を終えた。買いが先行した後は上げ幅をやや拡大させた。米利下げが確実視されていることが好感された。米連邦準備制度理事会(FRB)は今週16-17日に開催される連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げ再開を決定すると予測されている。また、デフレ懸念がやや後退していることも景気不安をやや緩和させた。8月の卸売物価指数(WPI)は前月のマイナス0.58%からプラス0.52%に回復し、予想のプラス0.30%を上回った。このほか、米印間の通商交渉がきょうから再開される予定となり、交渉の前進期待が高まっていることがサポート材料となった。【中国】上海総合指数は3861.87 +0.04%16日の中国本土市場は3日ぶりに小反発。主要指標の上海総合指数が前日比1.36ポイント高(+0.04%)の3861.87ポイントで引けた。米国製半導体から中国製への切り替えが進むとの期待が広がり、テクノロジー株が買われ市場を下支えした。半導体関連の強含みが指数をサポート。中国の自主技術開発に関する期待感も投資家心理を下支えした。一方、米中首脳協議を控えて通商摩擦の行方が不透明ななか、警戒感から指数は一時下落する場面が見られた。投資家の持ち高調整が相場を圧迫し、様子見姿勢も強まった。結局、指数は前日比でわずかに上昇し、下値の堅さを示す展開となった。米中関係の行方を見極めようとする投資家の慎重姿勢と、中国内需や景気対策に対する楽観的な見方が交錯し、全体として方向感に乏しい値動きにとどまった。 <AK> 2025/09/17 10:51 注目トピックス 外国株 16日の香港市場概況:ハンセン指数は3日ぶり小反落、米中の通商摩擦などが足かせ *19:07JST 16日の香港市場概況:ハンセン指数は3日ぶり小反落、米中の通商摩擦などが足かせ 16日の香港市場は3日ぶりに小反落。主要88銘柄で構成されるハンセン指数が前日比8.05ポイント(0.03%)安の26438.51ポイントで引けた。一方、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)は1.63ポイント(0.02%)高の9386.39ポイントと小幅ながら3日続伸した。売買代金は2940億6910万香港ドル(約5兆5461億円)となった。前日の米株高や米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ期待が香港市場を午前中に押し上げた。一方、中国本土からの資金による利益確定売りが重荷となり、小幅反落で引けた。米中の通商摩擦やティックトックを巡る枠組みなど、政策面の不透明感が投資家心理を抑制。さらに、中国当局による独占禁止法調査の動きもリスク要因として意識された。前日に本土株が上昇した反動で、電子商取引やハイテクを中心に売りが入りやすくなった。一方で、海外市場の堅調さと流動性の潤沢さが下支え役となり、急激な売り崩れには至らず。結果としては、指標は小幅安で引け、取引終了間際に上昇分を手放す形で下落に転じた。ハンセン指数の構成銘柄では、ヘルスケア関連の下げが目立った。中でもJDヘルス(6618/HK)は5.82%安と大幅安となり、アリババヘルス(0241/HK)は3.89%安、シノバイオファーマ(1177/HK)も2.18%安に沈んだ。背景には、当局による薬価引き下げ政策や利益圧縮への懸念が再燃したことがある。加えて、医薬品業界の競争激化や研究開発費の増大が収益性への不安を強めたことで、投資家のセンチメントが悪化した。次いで売り込まれたのは不動産関連で、広州富力地産(2777/HK)が8.0%安、雅居楽集団HD(3383/HK)が3.7%安、新鴻基地產(0016/HK)が1.34%安、ロンフォー・プロパティーズ(0960/HK)が1.69%安、恒安国際集団(1044/HK)が1.00%安となった。反面、買いが集まったのは一部消費関連およびテクノロジー関連で、トリップドットコム(9961/HK)は4.09%高、シュンズウ・インターナショナル(2313/HK)は3.51%高、ミートゥアン(3690/HK)は3.03%高と堅調だった。観光・外食・ネット関連サービスへの需要拡大が評価されたことが背景にある。また、自動車関連のジーリー(0175/HK)も3.20%高と買われ、個人消費の底堅さや政策支援への期待感が相場を支えた。中国本土市場は3日ぶりに小反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.04%高の3861.87ポイントで取引を終了した。ハイテクが高い。不動産、自動車、インフラ建設なども買われた。一方、資源・素材は安い。銀行・保険、消費銘柄なども売られた。 <AK> 2025/09/16 19:07 注目トピックス 外国株 16日の中国本土市場概況:上海総合は3日ぶり小反発、ハイテク株の上昇が指数をサポート *19:01JST 16日の中国本土市場概況:上海総合は3日ぶり小反発、ハイテク株の上昇が指数をサポート 16日の中国本土市場は3日ぶりに小反発。主要指標の上海総合指数が前日比1.36ポイント(0.04%)高の3861.87ポイントで引けた。米国製半導体から中国製への切り替えが進むとの期待が広がり、テクノロジー株が買われ市場を下支えした。半導体関連の強含みが指数をサポート。中国の自主技術開発に関する期待感も投資家心理を下支えした。一方、米中首脳協議を控えて通商摩擦の行方が不透明ななか、警戒感から指数は一時下落する場面が見られた。投資家の持ち高調整が相場を圧迫し、様子見姿勢も強まった。結局、指数は前日比でわずかに上昇し、下値の堅さを示す展開となった。米中関係の行方を見極めようとする投資家の慎重姿勢と、中国内需や景気対策に対する楽観的な見方が交錯し、全体として方向感に乏しい値動きにとどまった。セクター別では、ハイテクの上昇が目立った。曙光信息産業(603019/SH)が8.8%高、ガラスメーカーの凱盛科技(600552/SH)が3.9%高、江蘇長電科技(600584/SH)が2.3%高、液晶パネルメーカーの南京中電熊猫信息産業集団(600775/SH)が1.7%高とそろって堅調な値動きを示した。また、不動産やインフラ、自動車株も買われた。半面、素材株やエネルギー株はさえない。レアアースの中国北方稀土(600111/SH)が4.0%安、洛陽モリブデン(603993/SH)が2.7%安、セメントの華新水泥(600801/SH)が2.4%安、中国石油天然気(601857/SH)が1.5%安、宝山鋼鉄(600019/SH)が1.1%安で引けた。外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.71ポイント(0.65%)高の264.92ポイント、深センB株指数が9.26ポイント(0.69%)高の1359.55ポイントで終了した。 <AK> 2025/09/16 19:01 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう ブラジル市場は反発、米利下げ観測や米中通商交渉の進展で *10:39JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル市場は反発、米利下げ観測や米中通商交渉の進展で 【ブラジル】ボベスパ指数143546.58 +0.90%15日のブラジル株式市場は反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1275.00ポイント高(+0.90%)の143546.58で引けた。日中の取引レンジは142,292.21-144,193.58となった。終始プラス圏で推移し、終盤上げ幅をやや縮小させた。米利下げが確実視されていることが好感され、買いは広がった。米連邦準備制度理事会(FRB)は今週17-18日に開催される連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げ再開を決定する見通しだ。また、原油価格の上昇や米中通商交渉の進展もサポート材料となった。一方、弱い経済指標などが指数の上値を抑えた。【ロシア】MOEX指数 2809.85 -1.05%15日のロシア株式市場は反落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比29.88ポイント安(-1.05%)の2809.85となった。日中の取引レンジは2,801.03-2,834.6となった。終始マイナス圏で推移し、終盤下げ幅をやや縮小させた。ウクライナ情勢の緊迫化を受け、売りは優勢。ロシア軍によるウクライナへの侵攻が続いており、ウクライナ各地でロシア軍とウクライナ軍の戦闘が続いていると報じられている。また、通貨ルーブル安の進行もロシア株の圧迫材料。半面、原油価格の上昇や米利下げが確実視されていることが指数をサポートした。【インド】SENSEX指数 81785.74 -0.15%15日のインド株式市場は小反落。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比118.96ポイント安(-0.15%)の81785.74、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同44.80ポイント安(-0.18%)の25069.20で取引を終えた。買いが先行した後は前日の終値近辺で一進一退の展開を示した。利下げの先送り観測が圧迫材料。インフレ率の一段鈍化が予想されているが、それでもインド準備銀行(中央銀行)が10月に開催される金融政策会合で、利下げを実施しないと予測されている。また、中東やウクライナ問題の不透明感なども引き続き警戒された。【中国】上海総合指数は3860.50 -0.26%15日の中国本土市場は続落。主要指標の上海総合指数が前営業日比10.09ポイント安(-0.26%)の3860.50ポイントで引けた。経済指標の下振れが警戒され、売りは優勢。取引時間中に発表された8月の鉱工業生産や小売売上高はそろって市場予想を下回ったほか、1-8月の不動産投資の伸び率も鈍化した。また、中東やウクライナなど地政学的リスクの不透明感も懸念材料となった。 <AK> 2025/09/16 10:39 注目トピックス 外国株 12日の香港市場概況:香港市場は反発、ハンセン指数は約4年1カ月ぶりの高値 *18:07JST 12日の香港市場概況:香港市場は反発、ハンセン指数は約4年1カ月ぶりの高値 12日の香港市場は反発。主要88銘柄で構成されるハンセン指数が前日比301.84ポイント(1.16%)高の26388.16ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が104.69ポイント(1.13%)高の9364.94ポイントで引けた。ハンセン指数は2021年8月以来、約4年1カ月ぶりの高値水準を回復。売買代金は3207億3390万香港ドル(約6兆843億円)となった。中国の人工知能開発が米国依存を避けつつ進展するとの見方が強まり、テクノロジー関連株を中心に買いが集まった。加えて、米長期金利の低下が投資家のリスク選好を後押しした。こうした材料を背景に相場は堅調に推移し、高値圏で週末を終えた。ハンセン指数の構成銘柄では、テクノロジー関連株は買いを集めた。百度(9888/HK)が8.0%高、アリババ(9988/HK)が5.4%高、テンセント(700/HK)が2.3%高と大幅に上昇。京東集団(9618/HK)が1.3%高、快手科技(1024/HK)が2.3%高も堅調で、AIやクラウド関連事業の成長期待が追い風となった。加えて、中国宏橋(1378/HK)が6.5%高、レノボ(992/HK)が2.3%高といった銘柄も急伸し、指数全体の押し上げ役を担った。半面、生活必需品や消費関連株に売りが広がった。チョウタイフック珠宝集団(1929/HK)が3.1%安、アリババヘルス(241/HK)が2.6%安、ブドワイザーAPAC(1876/HK)が2.2%安と軟調。新東方教育科技(9901/HK)が2.4%安や中国神華能源(1088/HK)が2.1%安も下落した。高値警戒感が意識され、利益確定売りが優勢となったことが背景にあるまた、エネルギーや素材関連株も軟調に推移した。中国石油天然気(857/HK)が1.2%安、中国海洋石油(883/HK)が0.6%安、ジーリー汽車(175/HK)が1.2%安と下げを主導。本土市場は3日ぶりに反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.12%安の3870.60ポイントで取引を終了した。金融が下げ主導。消費関連、自動車、エネルギーなども売られた。一方、ハイテクが逆行高。自動車、医薬なども買われた。 <AK> 2025/09/12 18:07 注目トピックス 外国株 12日の中国本土市場概況:上海総合指数は3日ぶり反落、週末要因などで持ち高整理が優勢 *18:02JST 12日の中国本土市場概況:上海総合指数は3日ぶり反落、週末要因などで持ち高整理が優勢 12日の中国本土市場は3日ぶりに反落。主要指標の上海総合指数が前日比4.71ポイント(0.12%)安の3870.60ポイントで引けた。翌週明けに主要な経済指標の発表を控えて様子見姿勢が強まった。また、相場過熱感への警戒に加え週末要因も重なり持ち高整理の売りが優勢となった。一方で、中国当局による景気刺激策への期待は根強く、取引中には小高く推移する場面もみられた。全体として方向感に乏しく、指数は狭いレンジ内での動きにとどまった。上海市場では金融株に売りが広がった。浦東発展銀行(600000/SH)が3.5%安、中信証券(600030/SH)が1.9%安、中国招商銀行(600036/SH)が1.8%安と下落が目立ち、華夏銀行(600015/SH)が1.9%安も軟調だった。金利動向への警戒感や不良債権リスクが引き続き投資家心理を圧迫したとみられた。不動産関連株も下げが目立った。北京万通(600246/SH)が5.6%安、臥龍不動産(600173/SH)が8.2%安、上海家化聯合(600315/SH)が4.1%安など大きく値を崩した。政府による追加的な景気刺激策の期待が後退する中、需給懸念や信用リスクが再び意識され、不動産セクター全般が重荷となった。一方で素材・新エネルギー関連には買いが集まった。河南豫光金鉛(600531/SH)が10.0%高、創業科技(600601/SH)が10.0%高、新疆八一鋼鉄(600581/SH)が10.0%高と急騰し、中国北方稀土(600111/SH)が6.0%高や江西銅業(600362/SH)が6.8%高も強含んだ。資源価格の上昇や政策的な新エネルギー支援期待が背景にあり、鉄鋼・非鉄金属を中心に物色が強まった。外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.02ポイント(0.39%)安の263.19ポイント、深センB株指数が4.12ポイント(0.30%)安の1359.45ポイントで終了した。 <AK> 2025/09/12 18:02 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう ブラジル市場は反発、米利下げ観測を好感 *10:21JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル市場は反発、米利下げ観測を好感 【ブラジル】ボベスパ指数142348.70 +0.52%11日のブラジル株式市場は3日ぶりに反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比730.41ポイント高(+0.52%)の142348.70で引けた。日中の取引レンジは141,611.77-143,181.59となった。買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで狭いレンジでもみ合った。米利下げが確実視されていることが好感され、買いは継続。また、経済指標の改善も支援材料となった。7月の小売売上高の上昇率は前月の0.4%(改定値)から1.0%に上昇し、予想の0.8%を上回った。一方、指数の上値は重い。原油価格の下落が成長率の鈍化観測などが指数の足かせとなった。【ロシア】MOEX指数 2908.14 -0.21%11日のロシア株式市場は小幅続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比6.12ポイント安(-0.21%)の2908.14となった。日中の取引レンジは2,890.68-2,916.35となった。中盤は下値を探る展開を示したが、その後は前日の終値近辺まで値を戻した。原油価格の下落が指数の足かせとなった。また、中東の地政学リスクも引き続き警戒材料となった。一方、指数の下値は限定的。国内の利下げ観測が好感されたほか、米利下げが確実視されていることも外資の流出懸念を後退させた。【インド】SENSEX指数 81548.73 +0.15%11日のインド株式市場は小幅続伸。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比123.58ポイント高(+0.15%)の81548.73、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同32.40ポイント高(+0.13%)の25005.50で取引を終えた。前日の終値近辺でもみ合った後は上げ幅をやや拡大させた。成長予想の上方修正が好感された。格付け会社フィッチ・レーティングスは最新リポートで、2025年度のインドの成長予想をこれまでの6.5%から6.9%に引き上げた。米国の高関税政策がインドに与える影響は限定的だと指摘し、物品・サービス税(GST)適用率の引き下げが国内消費を押し上げ、成長加速につながると指摘した。また、フィッチは、2025年度の財政赤字目標が達成できるとの見方も示した。外部環境では、米利下げ期待の高まりなどが引き続き支援材料となった。【中国】上海総合指数は3875.31 +1.65%11日の中国本土マーケットは続伸。主要指標の上海総合指数が前日比63.09ポイント高(+1.65%)の3875.31ポイントで引けた。米国のハイテク株の上昇やアップルの新型iPhone関連製造受託業務の好調報道が追い風となった。通信や半導体・電子部品株が急伸し、科創板や創業板など新興テック企業の上昇が目立った。国内では、景気刺激策への期待が根強く、政策支援の可能性が相場に好影響を与えた。指数上昇の主力となったのはこれらの成長セクターとなった。ただ、中東地政学的リスクが引き続き懸念材料となった。また、上海総合指数が約10年ぶりの高値水準まで回復しており、過熱感を抑える売りもところどころで観測され、特にバリュエーションが高かった銘柄群には調整が入る場面はみられた。 <AK> 2025/09/12 10:21 注目トピックス 外国株 11日の香港市場概況:香港市場は5日ぶり反落、利益確定売りが優勢 *18:27JST 11日の香港市場概況:香港市場は5日ぶり反落、利益確定売りが優勢 11日の香港市場は5日ぶりに反落、主要88銘柄で構成されるハンセン指数が前日比113.94ポイント(0.43%)安の26086.32ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が67.91ポイント(0.73%)安の9260.25ポイントで引けた。売買代金は3252億530万香港ドル(約6兆1723億円)に拡大した。ハンセン指数が約4年ぶり高値圏まで回復しており、過熱感から利益確定売り圧力が優勢となった。外部環境では、米国の金利動向や世界経済リスクが警戒された。外国為替市場で人民元の動きにも注目が集まり、ドル高・利回りの上昇観測がリスク回避的な売りを誘った。半面、中国当局による追加景気刺激策への期待が投資家に一定の安心感を与えたほか、中国本土市場の強い上昇が香港市場にも波及した。データセンター・通信・半導体セクターなどテック関連が物色されたことで、下げ幅は限定された。ハンセン指数の構成銘柄では、医薬品関連株が大幅に売られた。翰森製薬(03692/HK)が8.8%安、CSPC製薬集団(01093/HK)が7.5%安、無錫バイオロジクス(02269/HK)が4.3%安と下げが目立った。中国本土での薬価抑制強化や収益性低下への懸念が再燃したことが背景とみられ、セクター全体に売りが波及した。また、金融・ネット関連も軟調で、中国建設銀行(00939/HK)が1.1%安、テンセント(00700/HK)が0.6%安、京東集団(09618/HK)が1.7%安、快手科技(01024/HK)が1.1%安と主要ネット株も利益確定売りに押された。このほか、自動車関連では理想汽車(02015/HK)が3.0%安、小鵬汽車や吉利汽車も弱含み、成長株全般に調整色が強まった。反面、半導体や消費関連には買いが集まった。中芯国際集成電路(00981/HK)が5.0%高と急伸し、次いで中国宏橋(01378/HK)が3.6%高、新東方教育科技(09901/HK)が3.1%高と上昇が目立った。レノボ(00992/HK)が2.3%高、信義ガラス(00868/HK)が2.2%高も堅調で、業績改善や政策支援期待を背景に投資資金が循環した。これにより、指数全体の下値は一定程度支えられた。中国本土市場は続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比1.65%高の3875.31ポイントで取引を終了した。ハイテクが高い。不動産、素材、インフラ建設、自動車、消費関連、銀行・保険なども買われた。半面、医薬は売られた。 <AK> 2025/09/11 18:27 注目トピックス 外国株 11日の中国本土市場概況:上海市場は続伸、ハイテクや素材が上げ主導 *18:20JST 11日の中国本土市場概況:上海市場は続伸、ハイテクや素材が上げ主導 11日の中国本土市場は続伸。主要指標の上海総合指数が前日比63.09ポイント(1.65%)高の3875.31ポイントで引けた。米国のハイテク株の上昇やアップルの新型iPhone関連製造受託業務の好調報道が追い風となった。通信や半導体・電子部品株が急伸し、科創板や創業板など新興テック企業の上昇が目立った。国内では、景気刺激策への期待が根強く、政策支援の可能性が相場に好影響を与えた。指数上昇の主力となったのはこれらの成長セクターとなった。ただ、中東地政学的リスクが引き続き懸念材料となった。また、上海総合指数が約10年ぶりの高値水準まで回復しており、過熱感を抑える売りもところどころで観測され、特にバリュエーションが高かった銘柄群には調整が入る場面はみられた。個別銘柄では、ハイテク関連株が高い。恒生電子(600570/SH)が2.5%高、烽火通信科技(600498/SH)が4.5%高、用友網絡科技(600588/SH)が5.6%高とそろって大幅上昇した。加えて、臥龍電気集団(600580/SH)が7.3%高、福耀ガラス(600660/SH)が3.3%高などエネルギーや素材関連も買われた。米国市場でのテクノロジー株高や新型スマートフォン関連需要への期待が波及し、市場全体の上昇をけん引した。半面、消費関連は景気回復の鈍さや需要の伸び悩みが意識され、投資家の慎重姿勢が続いたことで全体として重しとなった。大龍地産(600159/SH)が1.3%安、天津中房(600322/SH)が0.4%安、上海復星医薬集団(600196/SH)が0.7%安、貴州益佰製薬(600594/SH)が0.2%安と軟調な値動きを示した。外貨建てB株相場は、上海B株指数が2.00ポイント(0.76%)高の264.22ポイント、深センB株指数が4.15ポイント(0.31%)高の1363.57ポイントで終了した。 <AK> 2025/09/11 18:20 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう ブラジル市場は3日ぶり反発、原油・レアルが同時高 *10:06JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル市場は3日ぶり反発、原油・レアルが同時高 【ブラジル】ボベスパ指数142348.70 +0.52%10日のブラジル株式市場は3日ぶりに反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比730.41ポイント高(+0.52%)の142348.70で引けた。日中の取引レンジは141,611.77-143,181.59となった。買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで狭いレンジでもみ合った。原油価格と通貨レアルの同時高が好感され、資源銘柄を中心に買いは広がった。また、インフレ率の鈍化なども指数の支援材料。一方、成長率の鈍化観測や米国の高関税政策などが引き続きマイナス材料視された。【ロシア】MOEX指数 2914.26 -0.74%10日のロシア株式市場は4日ぶりに反落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比21.70ポイント安(-0.74%)の2914.26となった。日中の取引レンジは2,912.5-2,938.36となった。買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りが優勢。また、イスラエル軍がカタールの首都ドーハを攻撃したことなど地政学リスクの高まりなども警戒された。一方、原油価格の上昇などが指数をサポートした。また、インフレ率の鈍化も利下げ期待を高めた。【インド】SENSEX指数 81425.15 +0.40%10日のインド株式市場は小幅続伸。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比323.83ポイント高(+0.40%)の81425.15、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同104.50ポイント高(+0.42%)の24973.10で取引を終えた。買いが先行した後は上げ幅をやや縮小させた。米金利の低下や米利下げ期待の高まりが、外資の流出懸念を後退させた。また、この日のアジア市場がおおむね堅調な値動きを示したこともインド株の支援材料。内部要因では、物品・サービス税(GST)適用率の引き下げが消費の拡大につながるとの指摘が好感された。また、世帯の四半期支出が2025年平均で33%増加したとの報告も小売りなどの物色手掛かりとなった。【中国】上海総合指数は3812.22 +0.13%10日の中国本土市場は反発。主要指標の上海総合指数が前日比4.93ポイント高(+0.13%)の3812.22ポイントで引けた。きょう10日午前中に発表された8月の物価統計では、消費者物価指数(CPI)が前年同月比でマイナス0.4%と前月の横ばいから下落に転じた。デフレ懸念の高まりを受け、当局による追加景気刺激策への期待が強まった。他方、8月に急伸してきた銘柄を中心に利益確定売りが広がり、指数は一時下げに転じる場面もあった。通信やソフトウエア関連が買われる一方、酒造や大手銀行株が軟調となり、相場は方向感を欠きつつも政策期待に支えられる形で小幅高にとどまった。 <AK> 2025/09/11 10:06

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