注目トピックス 外国株ニュース一覧
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は4日ぶりに反落、連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり
*09:49JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は4日ぶりに反落、連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり
【ブラジル】ボベスパ指数 135173.39 -0.95%22日のブラジル株式市場は4日ぶりに反落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1290.27ポイント安(-0.95%)の135173.39で引けた。日中の取引レンジは134835.74-136462.18となった。売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りが優勢。また、米株安や米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長講演を控え、積極的な買いも手控えられた。ほかに、通貨レアル安の進行がブラジル株の圧迫材料となった。【ロシア】MOEX指数 2725.75 -1.53%22日のロシア株式市場は7日続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比42.39ポイント安(-1.53%)の2725.75ポイントで引けた。日中の取引レンジは2725.47-2786.76となった。プラス圏でもみ合った後は後半下げ幅をじりじりと拡大させた。MOEX指数はこの日、約14カ月ぶりの安値まで落ち込んだ。外資の売りが加速していることがロシア株の圧迫材料。また、利上げ懸念の高まりなども引き続き嫌気された。ほかに、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長講演を控え、積極的な買いは手控えられた。【インド】SENSEX指数 81053.19 +0.18%22日のインドSENSEX指数は強含み。前日比147.89ポイント高(+0.18%)の81053.19、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同41.30ポイント高(+0.17%)の24811.50で取引を終えた。買いが先行した後は狭いレンジでもみ合った。米利下げ期待が再び高まっていることが外資の流出懸念を後退させた。また、前日の米株高を受け、インド株も買いが先行。ほかに、外国人投資家(FII)が買い越しに転じたことが指数をサポートした。FIIはこの日、4日ぶりに買い越しに転じた。【中国本土】上海総合指数 2848.77 -0.27%22日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比7.81ポイント安(-0.27%)の2848.77ポイントと3日続落した。前日までの軟調地合いを継ぐ流れ。中国と西側諸国の関係悪化が不安視されている。中国商務部は21日、欧州連合(EU)産の乳製品に関し、不当な補助金がないか調査を始めたと改めて発表した。EUが導入した中国製電気自動車(EV)に対する追加関税の対抗措置とみられている。中国人民銀行(中央銀行)の資金吸収スタンスも逆風。人民銀は22日、リバースレポを通じ3593億人民元を供給したが、満期日との差し引きで2184億人民元の資金が吸収された。人民銀は21日にも差し引きで1112億人民元の資金を吸収している。
<CS>
2024/08/23 09:49
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は続落、投資家の慎重スタンスが継続する流れ
*09:38JST 概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は続落、投資家の慎重スタンスが継続する流れ
【ブラジル】ボベスパ指数 136463.65 +0.28%21日のブラジル株式市場は3日続伸。主要株価指数のボベスパ指数は前日比376.24ポイント高(+0.28%)の136463.65で引けた。日中の取引レンジは136085.84-137039.54となった。買いが先行した後は狭いレンジでもみ合った。米利下げ期待が再び高まっていることが支援材料。また、欧米株の上昇も買い安心感を与えた。一方、指数の上値は重い。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まったほか、通貨レアル安の進行も足かせとなった。また、原油価格の下落も資源セクターの売り手掛かりとなった。【ロシア】MOEX指数 2768.14 -0.01%21日のロシア株式市場は6日続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比0.28ポイント安(-0.01%)の2768.14ポイントで引けた。日中の取引レンジは2744.51-2783.44となった。買いが先行した後は前日の終値近辺でもみ合った。原油価格の下落が資源セクターの売り手掛かり。また、インフレ率の加速なども利上げ懸念を強めた。一方、指数の下値は限定的。連日の下落で値ごろ感が強まり、下値を拾う動きはみられた。また、欧米市場の上昇などもサポート材料となった。【インド】SENSEX指数 80905.30 +0.13%21日のインドSENSEX指数は小幅続伸。前日比102.44ポイント高(+0.13%)の80905.30、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同71.35ポイント高(+0.29%)の24770.20で取引を終えた。軟調な展開が続いた後は終盤プラス圏を回復した。欧州市場の上昇が終盤の買いにつながったもようだ。また、景気対策への期待感が指数をサポート。このほか、経済規模の拡大観測などが好感された。国際通貨基金(IMF)は最新リポートで、インド経済が8%の成長率を維持すれば、2047年の経済規模が55兆米ドル(約7999兆円)に拡大すると予測した。【中国本土】上海総合指数 2856.58 -0.35%21日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比10.08ポイント安(-0.35%)の2856.58ポイントと続落した。投資家の慎重スタンスが継続する流れ。中国と西側諸国の関係悪化などが懸念されている。欧州連合(EU)は20日、中国製の電気自動車(EV)について、追加関税の最終案を公表した。中国商務部の報道官は同日、「断固として反対する」と声明。対抗措置を打ち出すことも示唆した。中国製EVを巡っては、米国も輸入関税を引き上げる予定となっており、カナダも追随する方針を表明している。中国人民銀行(中央銀行)の資金吸収も逆風。人民銀は21日、リバースレポを通じ2580億人民元を供給したが、満期日との差し引きで1112億人民元の資金が吸収された。
<CS>
2024/08/22 09:38
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数はまちまち、両指数とも過去最高値の水準で推移
*09:51JST 概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数はまちまち、両指数とも過去最高値の水準で推移
【ブラジル】ボベスパ指数 136087.40 +0.23%20日のブラジル株式市場は小幅続伸。主要株価指数のボベスパ指数は前日比309.42ポイント高(+0.23%)の136087.40で引けた。日中の取引レンジは135311.68-136329.79となった。前半はマイナス圏に転落する場面もあったが、その後は買い戻された。成長予想の上方修正が改めて好感された。ブラジル中央銀行がエコノミストら約100人を対象とした調査では、2024年の成長予想は前回の2.20%から2.23%に引き上げられた。一方、年末までのインフレ予想は前回の4.20%から4.22%に上方修正された。一方、欧米市場の下落が指数の上値を抑えた。また、米景気後退の再燃なども警戒された。【ロシア】MOEX指数 2775.64 -1.86%20日のロシア株式市場は5日続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比7.22ポイント安(-0.26%)の2768.42ポイントで引けた。日中の取引レンジは2749.26-2799.85となった。中盤はプラス圏で推移したが、終盤は再び売りに押された。利上げ懸念が引き続き圧迫材料となり、売りは継続。また、原油価格の下落も資源セクターの売り手掛かりとなった。ほかに、欧米市場の下落などがロシア市場の売り圧力を強めた。一方、連日の下落で値ごろ感が強まり、中盤は買い戻しの動きは活発となった。【インド】SENSEX指数 80802.86 +0.47%20日のインドSENSEX指数は強含み。前日比378.18ポイント高(+0.47%)の80802.86、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同126.20ポイント高(+0.51%)の24698.85で取引を終えた。終始プラス圏で推移し、終盤上げ幅をやや縮小させた。米経済のソフトランディング(軟着陸)期待が好感された。国内では、民間投資の拡大観測などが支援材料。ほかに、インフレ率の落ち着きに伴う利下げ期待の高まりが引き続きサポート材料となった。【中国本土】上海総合指数 2866.66 -0.93%20日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比27.01ポイント安(-0.93%)の2866.66ポイントと4日ぶりに反落した。投資家の慎重スタンスが再び強まる流れ。新規買い材料に乏しい中、本土マネーの流出や不動産業の業績不振などが改めてクローズアップされた。また、株式市場の売買代金に回復の勢いはなく、個人投資家の株式離れも不安視されている。寄り付き前に発表された実質的な政策金利となる最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」に関しては、銀行貸出の指標となる1年物LPRは3.35%、住宅ローン金利の指標となる5年物LPRは3.85%に据え置かれた。予想通りとあって、相場に対する影響は限られている。
<CS>
2024/08/21 09:51
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数はまちまち、両指数とも過去最高値の水準で推移
*10:02JST 概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数はまちまち、両指数とも過去最高値の水準で推移
【ブラジル】ボベスパ指数 135777.98 +1.36%19日のブラジル株式市場は反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1824.73ポイント高(+1.36%)の135777.98で引けた。日中の取引レンジは133953.32-136179.21となった。買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏でもみ合った。米経済のソフトランディング(軟着陸)期待が好感され、買いは広がった。また、欧米市場の上昇も買い安心感を与えた。ほかに、通貨レアル高の進行がブラジル株の支援材料となった。【ロシア】MOEX指数 2775.64 -1.86%19日のロシア株式市場は4日続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比52.56ポイント安(-1.86%)の2775.64ポイントで引けた。日中の取引レンジは2775.64-2826.24となった。終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を一段と拡大させた。原油価格の大幅続落が嫌気され、資源の一角に売りは継続した。また、インフレ率の加速に伴う追加の利上げ懸念が高まっていることも圧迫材料。一方、欧米市場の上昇や米経済のソフトランディング(軟着陸)期待が指数をサポートした。【インド】SENSEX指数 80424.68 -0.02%19日のインドSENSEX指数はまちまち。前日比12.16ポイント安(-0.02%)の80424.68、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同31.50ポイント高(+0.13%)の24572.65で取引を終えた。買いが先行した後は前日の終値近辺でもみ合った。外国人投資家(FII)の売り越しが指数の足かせに。また、両指数とも過去最高値の水準で推移しており、過熱感から利益確定売り圧力も強まった。【中国本土】上海総合指数 2893.67 +0.49%19日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比14.24ポイント高(+0.49%)の2893.67ポイントと3日続伸した。先週の好地合いを継ぐ流れ。中国の内需持ち直しや、経済対策に対する期待感が続いている。李強・首相は16日、景気押し上げには多大な努力が必要だとして、消費活性化に向けた支援策に注力すると述べた。
<CS>
2024/08/20 10:02
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は3日続落、原油価格の下落が資源セクターの売り手掛かり
*09:44JST 概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は3日続落、原油価格の下落が資源セクターの売り手掛かり
【ブラジル】ボベスパ指数 133953.25 -0.15%16日のブラジル株式市場は9日ぶりに反落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比200.17ポイント安(-0.15%)の133953.25で引けた。日中の取引レンジは133851.67-134781.44となった。前半はプラス圏でもみ合ったが、後半は売りに押された。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りが優勢。また、原油価格の下落も資源セクターの売り手掛かりとなった。一方、指数の下値は限定的。欧米市場の上昇は早期の米利下げ期待の高まりなどが指数をサポートした。【ロシア】MOEX指数 2828.20 -0.35%16日のロシア株式市場は3日続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比9.91ポイント安(-0.35%)の2828.20ポイントで引けた。日中の取引レンジは2825.12-2847.32となった。買いが先行した後は前日の終値近辺でもみ合った。原油価格の下落が資源セクターの売り手掛かり。また、インフレ率の加速も引き続き嫌気された。一方、指数の下値は限定的。欧米市場の上昇や早期の米利下げ期待の高まりなどが指数をサポートした。【インド】SENSEX指数 80436.84 +1.68%16日のインドSENSEX指数は上昇。前日比1330.96ポイント高(+1.68%)の80436.84、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同397.40ポイント高(+1.65%)の24541.15で取引を終えた。買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。前日の欧米市場の上昇を受け、インド株も買いが先行。また、米経済のソフトランディング(軟着陸)期待も好感された。国内では、インフレ率の落ち着きが利下げ期待を高めた。【中国本土】上海総合指数 2879.43 +0.07%16日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比2.07ポイント高(+0.07%)の2879.43ポイントと小幅ながら続伸した。前日の好地合いを継ぐ流れ。15日に発表された7月の経済指標では、不動産関連の統計が弱かったものの、注目度の高かった小売売上高は市場予想を上回った。市場の一部からは、内需が持ち直しの兆しを見せているとの声も聞かれている。中国経済対策にも期待感。中国人民銀行(中央銀行)の潘功勝・総裁は15日、下半期の経済成長を支えるため、新たな政策を準備しているなどと述べた。人民銀は先週までリバースレポを通じた資金供給を抑えていたが、今週に入り、再び厚めの供給に舵を切っている。ただ、上値は限定的。不動産デベロッパーの債務問題が根強いほか、本土マネーの流出懸念もくすぶっている。指数は安く推移する場面もみられた。
<CS>
2024/08/19 09:44
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は8日続伸、欧米市場の上昇を受け
*09:31JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は8日続伸、欧米市場の上昇を受け
【ブラジル】ボベスパ指数 134153.42 +0.63%15日のブラジル株式市場は8日続伸。主要株価指数のボベスパ指数は前日比835.77ポイント高(+0.63%)の134153.42で引けた。日中の取引レンジは133318.76-134574.50となった。買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏でもみ合った。欧米市場の上昇を受け、ブラジル株にも買いが広がった。また、米経済のソフトランディング(軟着陸)期待も好感された。ほかに、原油価格の上昇が資源セクターの物色手掛かり。一方、連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、やや伸び悩む展開となった。【ロシア】MOEX指数 2838.11 -1.15%15日のロシア株式市場は続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比33.00ポイント安(-1.15%)の2838.11ポイントで引けた。日中の取引レンジは2835.69-2868.24となった。終始マイナス圏で推移し、終盤にかけて下げ幅をじりじりと拡大させた。インフレ率の加速が利下げ期待を後退させた。また、欧米が対ロ制裁を緩めない姿勢を示していることも懸念材料。一方、米経済のソフトランディング期待や欧米市場の上昇が指数をサポートした。【インド】休場【中国本土】上海総合指数 2877.36 +0.94%15日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比26.70ポイント高(+0.94%)の2877.36ポイントと反発した。自律反発狙いの買いが優勢となる流れ。上海総合指数は前日、2月7日以来、約半年ぶりの安値水準を切り下げただけに値ごろ感が着目された。中国経済の過度な減速懸念も後退している。取引時間中に公表された7月の経済指標では、不動産関連の統計が弱かったものの、注目度の高かった小売売上高は市場予想を上回った。これまでに公表された中国経済統計でも、輸入が上振れし、生産者物価指数(PPI)が予想を上回っている。内需の持ち直しも改めて意識された。
<CS>
2024/08/16 09:31
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は反落、融資縮小が投資家心理の重しとなる流れ
*09:34JST 概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は反落、融資縮小が投資家心理の重しとなる流れ
【ブラジル】ボベスパ指数 133317.66 +0.69%14日のブラジル株式市場は7日続伸。主要株価指数のボベスパ指数は前日比919.69ポイント高(+0.69%)の133317.66で引けた。日中の取引レンジは132112.23-133777.18となった。売りが先行した後は買い戻され、引けまで高値圏でもみ合った。欧米株高が好感され、ブラジル株にも買いが広がった。また、早期の米利下げ期待の高まりも外資の流出懸念を後退させた。一方、指数の上値は重い。連日の上昇で高値警戒感が強まったほか、弱い経済指標が足かせとなった。6月の小売売上高の上昇率(前年同月比)は前月の7.8%(改定値)から4.0%に低下し、予想の5.7%を下回った。【ロシア】MOEX指数 2871.11 -0.47%14日のロシア株式市場は小反落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比13.49ポイント安(-0.47%)の2871.11ポイントで引けた。日中の取引レンジは2867.64-2908.63となった。プラス圏で推移した後は終盤マイナス圏に転落した。原油価格の下落が資源セクターの売り手掛かり。また、インフレ率の加速も利下げ期待を後退させた。年初から8月12日までの消費者物価指数(CPI)上昇率は前回調査の4.99%から5.11%まで加速した。一方、指数の下値は限定的。欧米市場の上昇や早期の米利下げ期待などが指数をサポートした。【インド】SENSEX指数 79105.88 +0.19%14日のインドSENSEX指数は3日ぶりに小反発。前日比149.85ポイント高(+0.19%)の79105.88、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同4.75ポイント高(+0.02%)の24143.75で取引を終えた。売りが先行した後は買い戻され、引けまで狭いレンジでもみ合った。昨夜の欧米市場の上昇が好感され、インド株にも買いが優勢。また、早期の米利下げ期待の高まりなども外資の流出懸念を後退させた。国内では、利下げ期待の高まりが好感された。インフレ率の低下に加え、内需の伸び鈍化を受け、早期の利下げが必要だとの見方が広がっている。【中国本土】上海総合指数 2850.65 -0.60%14日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比17.29ポイント安(-0.60%)の2850.65ポイントと反落した。2月7日以来、約半年ぶりの安値水準を切り下げている。融資縮小が投資家心理の重しとなる流れ。中国人民銀行(中央銀行)が13日に公表した7月の金融統計では、マネーサプライ(通貨供給量)M2の伸びが予想をやや上回ったものの、人民元建て新規融資額が予想を大幅に下回った。融資額は前月比で88%も縮小し、15年ぶりの低水準に落ち込んでいる。企業や個人の需要低迷が危ぐされる状況だ。また、中国ではあす15日、7月の小売売上高や鉱工業生産などが発表される。内容を見極めたいとして、買いを手控えるムードも漂った。
<CS>
2024/08/15 09:34
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は小幅続落、。経済指標の悪化が圧迫材料
*10:00JST 概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は小幅続落、。経済指標の悪化が圧迫材料
【ブラジル】ボベスパ指数 132397.97 +0.98%13日のブラジル株式市場は6日続伸。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1282.06ポイント高(+0.98%)の132397.97で引けた。日中の取引レンジは131115.40-132429.50となった。高く寄り付いた後は狭いレンジでもみ合った。米長期利回りの低下や早期の米利下げ期待の高まりが外資の流出懸念を後退させた。また、欧米市場の上昇も買い安心感を与えた。一方、連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、やや伸び悩む展開となった。【ロシア】MOEX指数 2884.60 1.40%13日のロシア株式市場は4日ぶりに反発。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比39.83ポイント高(+1.40%)の2884.60ポイントで引けた。日中の取引レンジは2858.93-2895.28となった。買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。欧米市場の上昇が好感され、ロシア株にも買いが広がった。また、早期の米利下げ期待の高まりも外資の流出懸念を後退させた。ほかに、連日の下落で値ごろ感が強い。一方、原油価格の下落などが指数の足かせとなった。【インド】SENSEX指数 78956.03 -0.87%13日のインドSENSEX指数は小幅続落。前日比692.89ポイント安(-0.87%)の78956.03、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同208.00ポイント安(-0.85%)の24139.00で取引を終えた。小幅安で寄り付いた後は下げ幅をじりじりと拡大させた。経済指標の悪化が圧迫材料。6月の鉱工業生産の増加率(前年同月比)は前月の6.2%(改定値)から4.2%に低下し、予想の5.4%を下回った。また、外国人投資家(FII)の売り継続も足かせに。FIIはこの日まで2日連続の売り越しとなった。【中国本土】上海総合指数 2867.95 +0.34%13日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比9.74ポイント高(+0.34%)の2867.95ポイントと3日ぶりに反発した。中国人民銀行(中央銀行)の資金供給が好感される流れ。人民銀は朝方、リバースレポを通じ満期分との差引で3850億8000万人民元を市中供給している。人民銀は先週まで、資金供給を抑えていたが、一転、緩和スタンスに舵を切った格好だ。ただ、上値は限定的。週内に7月重要経済統計の公表を控える中、結果を見極めたいとするスタンスが様子見ムードを強めさせた(15日に小売売上高や鉱工業生産などのほか、金融統計も15日までに発表)。指数はマイナス圏で推移する場面もみられている。
<CS>
2024/08/14 10:00
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は3日続落、国内総生産(GDP)の下振れが圧迫材料
*09:49JST 概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は3日続落、国内総生産(GDP)の下振れが圧迫材料
【ブラジル】ボベスパ指数 128660.88 +0.90%12日のブラジル株式市場は5日続伸。主要株価指数のボベスパ指数は前日比501.31ポイント高(+0.38%)の131115.90で引けた。日中の取引レンジは130615.25-131661.99となった。買いが先行した後は狭いレンジでもみ合った。原油価格の上昇が好感され、資源の一角に買いは広がった。また、通貨レアル高の進行もブラジル株の支援材料となった。一方、指数の上値は重い。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まったほか、中東情勢の緊迫化が指数の上値を抑えた。【ロシア】MOEX指数 2844.77 -0.12%12日のロシア株式市場は3日続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比3.52ポイント安(-0.12%)の2844.77ポイントで引けた。日中の取引レンジは2814.58-2858.96となった。後半はプラス圏を回復したが、引け間際に再び売りに押された。国内総生産(GDP)の下振れが圧迫材料。4-6月期のGDP(速報)成長率は4.0%となり、前期の5.4%と予想の4.2%を下回った。また、インフレ率の加速も嫌気された。7月の消費者物価指数(CPI)上昇率(前年同月比)は前月の8.59%から9.13%に加速し、予想の9.10%を上回った。一方、原油価格が大幅に上昇したが、相場を支えるには力不足だった。【インド】SENSEX指数 79648.92 -0.07%12日のインドSENSEX指数は弱含み。前日比56.98ポイント安(-0.07%)の79648.92、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同20.50ポイント安(-0.08%)の24347.00で取引を終えた。中盤はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。この日の取引終了後に6月の鉱工業生産や7月の消費者物価指数(CPI)などが発表される予定となり、慎重ムードが強まった。なお、6月の鉱工業生産の増加率(前年同月比)は前月の6.2%(改定値)から4.2%に低下し、予想の5.4%を下回った。また、外国人投資家の売り越しも指数の足かせとなった。【中国本土】上海総合指数 2858.21 -0.14%週明け12日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比3.99ポイント安(-0.14%)の2858.21ポイントと続落した。様子見ムードが漂う流れ。中国では今週15日、7月の小売売上高や鉱工業生産などが発表される予定だ。また、7月の金融統計も15日までに報告される。内容を見極めたいとするスタンスが買い手控えにつながった。ほか、資金流出も警戒される。中国本土・香港間の株式相互取引(ストックコネクト)を通じた9日のノースバウンド取引(香港→本土)では、年初来で買い越しから売り越しに転じた。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。これまでに公表された中国経済統計では、輸入が上振れし、生産者物価指数(PPI)が予想を上回るなど、内需の持ち直しが示唆されている。指数はプラス圏で推移する場面もあった。
<CS>
2024/08/13 09:49
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は3日続伸、米景気の悪化懸念が後退していることが好感
*10:02JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は3日続伸、米景気の悪化懸念が後退していることが好感
【ブラジル】ボベスパ指数 128660.88 +0.90%8日のブラジル株式市場は3日続伸。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1147.00ポイント高(+0.90%)の128660.88で引けた。日中の取引レンジは127515.17-128792.99となった。買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。米景気の悪化懸念が後退していることが好感され、買いは継続。また、米株の大幅反発も買い安心感を与えた。ほかに、通貨レアル高の進行がブラジル株の支援材料となった。【ロシア】MOEX指数 2852.51 -0.78%8日のロシア株式市場は3日ぶりに反落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比22.43ポイント安(-0.78%)の2852.51ポイントで引けた。日中の取引レンジは2846.93-2888.10となった。前日の終値近辺でもみ合った後は下げ幅をじりじりと拡大させた。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まったほか、欧州市場がさえない展開を示したことを受け、ロシア市場にも売り圧力が強まった。また、4-6月期の国内総生産(GDP、速報)が週末に発表される予定となり、慎重ムードも高まった。一方、米株が大幅に反発したことが指数をサポートした。【インド】SENSEX指数 78886.22 -0.73%8日のインドSENSEX指数は反落。前日比581.79ポイント安(-0.73%)の78886.22、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同180.50ポイント安(-0.74%)の24117.00で取引を終えた。中盤はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。この日のアジア市場や欧州市場がさえない展開を示したことを受け、インド株にも売り圧力が強まった。また、食品インフレ率が一段と加速するとの観測も引き続き嫌気された。ほかに、政策金利の発表を控え、慎重ムードは強まった。なお、インド準備銀行(中央銀行)はこの日、市場予想通り政策金利を6.50%に据え置くと決定した。【中国本土】上海総合指数 2869.90 +0.00%8日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比0.07ポイント高(+0.00%)の2869.90ポイントと小幅ながら3日続伸した。中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。中国の内需不振が懸念される中、当局は追加の景気テコ入れ策を速やかに打ち出すとの見方が根強い状況だ。懸案の不動産対策に関しては、「住宅在庫の買い上げ」がこれから本格化すると予想されている。深セン市政府は7日、売れ行き不振の商品住宅を買い取り、低・中所得層向けの「保障性住宅」に転用すると発表した。ただ、全体としては方向感を欠く。指標発表を前に、様子見ムードも漂った。中国では9日に7月の物価統計、15日に小売売上高や鉱工業生産など、15日までに金融統計が相次ぎ公表される。
<CS>
2024/08/09 10:02
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は小幅ながら続伸、経済対策の期待感が相場を支える流れ
*11:07JST 概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は小幅ながら続伸、経済対策の期待感が相場を支える流れ
【ブラジル】ボベスパ指数 127513.88 +0.99%7日のブラジル株式市場は続伸。主要株価指数のボベスパ指数は前日比0.99%(1247.18ポイント)高の127513.88で引けた。日中の取引レンジは126267.70-127517.18となった。終始プラス圏で推移し、終盤上げ幅を拡大させた。原油価格の上昇が資源セクターの物色手掛かり。また、経済指標の改善や欧州市場の上昇も買い安心感を与えた。7月の自動車の輸出と販売台数はそろって前月を上回った。一方、米株安などが指数の上値を抑えた。【ロシア】MOEX指数 2874.94 +1.56%7日のロシア株式市場は続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比1.56%(44.19ポイント)高の2874.94ポイントで引けた。日中の取引レンジは2803.47-2875.45となった。前半は軟調な展開を示したが、その後は上げ幅をじりじりと拡大させた。原油価格の大幅上昇や通貨ルーブル安の進行を受け、ウエートの高い資源銘柄に買いが広がった。また、欧州市場の上昇も買い安心感を与えた。一方、米中景気の先行き不透明感が解消されていないことが引き続き指数の足かせとなった。【インド】SENSEX指数 79468.01 +1.11%7日のインドSENSEX指数は4日ぶりに反発。前日比874.94ポイント高(+1.11%)の79468.01、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同304.95ポイント高(+1.27%)の24297.50で取引を終えた。高く寄り付いた後は狭いレンジでもみ合った。連日の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢。また、この日のアジアや欧州市場の上昇もインド株の支援材料となった。ほかに、好調な企業決算が対象セクターの物色手掛かり。タタ・パワーはこのほど、4-6月期は31%の増加だと発表した。【中国本土】上海総合指数 2869.83 +0.09%7日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比2.55ポイント高(+0.09%)の2869.83ポイントと小幅ながら続伸した。経済対策の期待感が相場を支える流れ。内需不振など景気先行き不安がくすぶる中、7月の第20期中央委員会第3回全体会議(3中全会)で示された方針のもと、当局は支援策を急いでいる。直近では、国家発展改革委員会など関係部門が6日、電力システム更新に向けた3カ年計画を発表。「新型電力システム」の建設を加速し、新エネルギーの送電比率を高める構えだ。ただ、上値は重い。中国人民銀行(中央銀行)の緩和スタンス後退が逆風だ。人民銀は6日、リバースレポを通じ資金を供給したが、規模は2015年以来の低水準(満期日との差し引きでは2156億5000万人民元の吸収超)。7日は公開市場操作(オペ)を4年ぶりに見送り、リバースレポによる資金供給がゼロとなった(2516億7000万人民元の純吸収)。
<AK>
2024/08/08 11:07
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は4日続落、世界的な株安の連鎖でロシア市場にも売りが広がった
*09:54JST 概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は4日続落、世界的な株安の連鎖でロシア市場にも売りが広がった
【ブラジル】ボベスパ指数 125854.09 -1.21%5日のブラジル株式市場は3日続落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比584.55ポイント安(-0.46%)の125269.54で引けた。日中の取引レンジは123073.16-125850.51となった。終始マイナス圏で推移し、終盤にかけて下げ幅をじりじりと縮小させた。海外株の下落を受け、ブラジル株にも売りが継続した。また、原油価格の下落なども資源セクターの売り手掛かり。一方、成長予想が上方修正されたが、相場を支えるには力不足だった。ブラジル中央銀行がエコノミストら約100人を対象にした最新調査では、2024年の成長予想が前回の2.19%から2.20%に引き上げられた。【ロシア】MOEX指数 2899.00 -1.25%5日のロシア株式市場は4日続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比70.28ポイント安(-2.42%)の2828.72ポイントで引けた。日中の取引レンジは2807.05-2868.46となった。終始マイナス圏で推移し、終盤下げ幅を拡大させた。世界的な株安の連鎖でロシア市場にも売りが広がった。また、原油価格の下落も資源セクターの売り手掛かり。一方、経済指標が改善したが、相場を支えるには力不足だった。7月のS&Pグローバル総合購買担当者景気指数(PMI)は51.9となり、前月の49.8と予想50.0を上回った。【インド】SENSEX指数 78759.40 -2.74%5日のインドSENSEX指数は大幅続落。前日比2222.55ポイント安(-2.74%)の78759.40、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同662.10ポイント安(-2.68%)の24055.60で取引を終えた。終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を再び拡大させた。世界的な株安を受け、インド市場にもリスク回避の売りは広がった。また、外国人投資家(FII)の売り継続も圧迫材料。FIIはこの日、2日連続の売り越しとなった。ほかに、利下げの見送り観測が嫌気された。食品価格の高騰を受け、インド準備銀行(中央銀行)が利下げを見送るとの見方は優勢になっている。【中国本土】上海総合指数 2860.70 -1.54%週明け5日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比44.64ポイント安(-1.54%)の2860.70ポイントと3日続落した。2月7日以来、約半年ぶりの安値水準に落ち込んでいる。前日の軟調地合いを継ぐ流れ。中国景気の先行き不安が強まっている。足元では7月の景況感指数が悪化し、4-6月期の経済成長率が事前予想を下回った。また、米国では7月の米雇用統計が予想以上に弱い内容となり、同国経済と世界経済のリセッション(景気後退)が危ぐされている。ただ、下値は限定的。中国経済対策の期待感が強まっている。国務院(内閣に相当)は3日、景気テコ入れ策の一環として、サービス消費の拡大を促す方針を明らかにした。中国の内需不振が不安視される中、市場からは、「当局は財政出動など景気テコ入れ策を強化する」との声が聞かれている。
<CS>
2024/08/06 09:54
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は続落、欧米市場など海外株の下落が警戒
*09:39JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は続落、欧米市場など海外株の下落が警戒
【ブラジル】ボベスパ指数 125854.09 -1.21%2日のブラジル株式市場は続落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1541.01ポイント安(-1.21%)の125854.09で引けた。日中の取引レンジは125730.94-128103.59となった。朝方はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は下げ幅をじりじりと拡大させた。欧米市場など海外株の下落が警戒され、ブラジル株にも売り圧力が強まった。また、原油価格の下落も資源セクターの売り手掛かり。一方、経済指標の改善が指数をサポートした。6月の鉱工業生産の増加率(前年同月比)は前月のマイナス1.1%(改定値)からプラス3.2%に改善し、予想のプラス1.6%を上回った。【ロシア】MOEX指数 2899.00 -1.25%2日のロシア株式市場は3日続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比36.69ポイント安(-1.25%)の2899.00ポイントで引けた。日中の取引レンジは2887.30-2932.16となった。終始マイナス圏で推移し、終盤下げ幅を拡大させた。海外株の下落を受け、ロシア株にも売り圧力が強まった。また、原油価格の下落も資源セクターの売り手掛かり。ほかに、米中景気の先行き不安などが引き続き圧迫材料となった。【インド】SENSEX指数 80981.95 -1.08%2日のインドSENSEX指数は6日ぶりに反落。前日比885.59ポイント安(-1.08%)の80981.95、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同293.20ポイント安(-1.17%)の24717.70で取引を終えた。売りが先行した後は狭いレンジでもみ合った。海外株の下落を受け、インド株も売りが広がった。また、米中景気の先行き不安が高まっていることもリスク回避の売りを加速させた。ほかに、両指数とも前日まで5連騰して過去最高値の水準で推移しており、過熱感から利益確定売り圧力が強まった。【中国本土】上海総合指数 2905.34 -0.92%2日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比27.05ポイント安(-0.92%)の2905.34ポイントと続落した。前日の軟調地合いを継ぐ流れ。中国景況感が悪化する中、景気先行きの不透明感が強まっている。7月の財新中国製造業PMI(民間集計)が49.8に低下し、景況判断の境目となる50を9カ月ぶりに割り込んだ。米国でも足元の経済指標が想定を上回るペースで落ち込み、米経済がリセッション(景気後退)に陥ると危惧されている。1日発表の7月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数が市場予想を下回った。
<CS>
2024/08/05 09:39
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう 1日の上海総合指数は反落、景況感の悪化が重しとなる流れ
*11:14JST 概況からBRICsを知ろう 1日の上海総合指数は反落、景況感の悪化が重しとなる流れ
【ブラジル】ボベスパ指数 127395.10 -0.20%1日のブラジル株式市場は反落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比0.20%(256.71ポイント)安の127395.10で引けた。日中の取引レンジは127149.63-128761.54となった。買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。米中景気の先行き不安が高まっていることが圧迫材料となった。また、欧米市場の下落もブラジル株の売り圧力を強めた。ほかに、原油価格の下落が資源銘柄の売り手掛かりとなった。【ロシア】MOEX指数 2935.69 -0.24%1日のロシア株式市場は続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比0.24%(6.99ポイント)安の2935.69ポイントで引けた。日中の取引レンジは2935.69-2966.66となった。買いが先行した後は狭いレンジでもみ合ったが、終盤はマイナス圏に転落した。海外株の下落を受け、ロシア株にも売り圧力が強まった。また、米中景気の先行き不安が高まっていることも圧迫材料。ほかに、原油価格の下落が資源セクターの売り手掛かりとなった。一方、指数の下値は限定的。7月のS&Pグローバル製造業購買担当者景気指数(PMI)が予想を上回ったことが好感されたもようだ。【インド】SENSEX指数 81867.55 +0.15%1日のインドSENSEX指数は小幅に5日続伸。前日比126.20ポイント高(+0.15%)の81867.55、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同59.75ポイント高(+0.24%)の25010.90で取引を終えた。買いが先行した後は前日の終値近辺でもみ合った。企業業績の改善が好感された。自動車最大手マルチ・スズキ・インディア(MSIL)はこのほど、4-6月期の純利益が375億97000万ルピー(約669億円)に上り、前年同期比で48%増加したと発表。これは市場予想の327億2000万ルピーを上回った。また、早期の米利下げ期待の高まりも引き続き支援材料。ほかに、前日の米ハイテク株の上昇を受け、IT関連への物色が活発になった。【中国本土】上海総合指数 2932.39 -0.22%1日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比6.36ポイント安(-0.22%)の2932.39ポイントと反落した。景況感の悪化が重しとなる流れ。取引時間中に公表された7月の財新中国製造業PMI(民間集計)は49.8に低下し、景況判断の境目となる50を9カ月ぶりに割り込んだ。これまでに報告された経済統計に関しても、内需不振を示す内容が多くみられている。当局による景気対策を意識し、朝方は買われる場面がみられたものの、上昇の勢いは続かず、引けにかけて再びマイナスに転じた。
<AK>
2024/08/02 11:14
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう インド市場は強含み、景気対策への期待などが支援材料
*10:19JST 概況からBRICsを知ろう インド市場は強含み、景気対策への期待などが支援材料
【ブラジル】ボベスパ指数 127651.81 +1.20%31日のブラジル株式市場は3日ぶりに反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1512.60ポイント高(+1.20%)の127651.81で引けた。日中の取引レンジは126139.21-127852.69となった。買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏でもみ合った。米利下げ期待の高まりが好感された。また、原油価格の上昇も資源セクターの物色手掛かり。ほかに、最近の下落で値ごろ感が強まり、下値を拾う動きは活発となった。【ロシア】MOEX指数 2942.68 -0.07%31日のロシア株式市場は小反落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比2.10ポイント安(-0.07%)の2942.68ポイントで引けた。日中の取引レンジは2927.05-2961.70となった。買いが先行した後は前日の終値近辺でもみ合った。弱い経済指標が指数の足かせに。6月の小売売上高の増加率(前年同月比)は前月7.5%から6.3%に低下し、予想の6.4%を下回った。また、前日の大幅高を受けた反動から利益確定売り圧力も強まった。一方、指数の下値は限定的。原油価格の大幅高が指数をサポートした。【インド】SENSEX指数 81741.34 +0.35%31日のSENSEX指数は強含み。前日比285.95ポイント高(+0.35%)の81741.34、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同93.85ポイント高(+0.38%)の24951.15で取引を終えた。 終始プラス圏で推移し、終盤上げ幅をやや拡大させた。景気対策への期待が引き続き支援材料。また、インド経済が高成長を維持するとの観測も引き続き好感された。【中国本土】上海総合指数 2938.75 +2.06%31日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比59.45ポイント高(+2.06%)の2938.75ポイントと反発した。投資家心理が上向く流れ。人民元安進行の懸念が薄らいだほか、中国の経済対策も改めて材料視された。中国人民銀行(中央銀行)は31日朝方、人民元レートの対米ドル基準値を3日ぶりに元高方向へと設定。31日の外国為替市場では、対米ドルの人民元が5月中旬以来の元高水準で推移している。中国の経済対策を巡っては、30日に開かれた中央政治局会議は新味に欠けるとの見方が多かったものの、これから効果が徐々に表れると期待された。会議では、積極的な財政政策と穏健な金融政策を着実に実施し、消費主導で内需を拡大させるなどの方針が決定されている。一方、寄り付き直後に国家統計局などが発表した7月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.4となり、景況判断の境目となる50を3カ月連続で割り込んでいる。景気懸念がくすぶる半面、当局が景気テコ入れ策を強めるとの思惑も広がった。
<NH>
2024/08/01 10:19
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は4日ぶり反発、買い戻しが優勢
*12:03JST 概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は4日ぶり反発、買い戻しが優勢
【ブラジル】ボベスパ指数 126139.21 -0.64%30日のブラジル株式市場は続落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比814.65ポイント安(-0.64%)の126139.21で引けた。日中の取引レンジは125972.91-126950.76となった。売りが先行した後は下げ幅を拡大させ、引けまで狭いレンジでもみ合った。原油価格の下落が資源セクターの圧迫材料。また、インフレ率の加速も嫌気された。7月のFGVインフレIGPMは前月比で3.82%上昇し、前月の2.45%と予想の3.68%を上回った。ほかに、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控え、積極的な買いは手控えられた。【ロシア】MOEX指数 2944.78 +1.30%30日のロシア株式市場は4日ぶりに反発。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比37.83ポイント高(+1.30%)の2944.78ポイントで引けた。日中の取引レンジは2895.25-2951.66となった。前日の終値近辺でもみ合った後は上げ幅をじりじりと拡大させた。連日の下落で値ごろ感強まり、買い戻しが優勢となった。また、通貨ルーブルの上昇もロシア株の支援材料。一方、原油価格の下落などが指数の足かせとなった。ほかに、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控え、積極的な買いは手控えられた。【インド】SENSEX指数 81455.40 +0.12%30日のインドSENSEX指数は強含み。前日比99.55ポイント高(+0.12%)の81455.40、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同21.20ポイント21.20ポイント(+0.09%)高の24857.30で取引を終えた。中盤は上値を追う展開を示したが、その後は上げ幅を再び縮小させた。インド経済が安定的に成長するとの観測が好感された。2024年度のインドの成長率が7%以上になると予測されている。シンクタンクNCAERは最新リポートで、モンスーン(雨季)の降雨量が例年並みになっていると指摘、電力供給の不安定が解消されると強調した。【中国本土】上海総合指数 2879.30 -0.43%30日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比12.55ポイント安(-0.43%)の2879.30ポイントと3日ぶりに反落した。2月8日以来、約5カ月半ぶりの安値水準を切り下げている。人民元安の進行が警戒される流れ。中国人民銀行(中央銀行)は30日朝方、人民元レートの対米ドル基準値を約8カ月ぶりの元安水準に設定している。中国本土からの資金流出が懸念された。中国景気の先行きも不安視。米金融大手のシティグループは29日、中国の2024年経済成長率予想を前年比5.0→4.8%に下方修正した。「足元で公表された中国経済指標は、経済活動が7月に弱まったことを示唆した」と指摘している。
<NH>
2024/07/31 12:03
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は小反落、米FOMCを控えて神経質な値動
*10:15JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は小反落、米FOMCを控えて神経質な値動
【ブラジル】ボベスパ指数 126953.86 -0.42%29日のブラジル株式市場は小反落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比538.63ポイント安(-0.42%)の126953.86で引けた。日中の取引レンジは126605.66-127657.17となった。買いが先行した後は下げ幅を拡大させ、引けまで狭いレンジでもみ合った。米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて神経質な値動きとなった。また、原油価格の下落も資源セクターの売り手掛かりとなった。一方、指数の下値は限定的。経済指標の改善などが引き続き支援材料となった。【ロシア】MOEX指数 2906.95 -2.88%29日のロシア株式市場は3日続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比86.28ポイント安(-2.88%)の2906.95ポイントで引けた。日中の取引レンジは2906.95-2979.43となった。売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。利上げの実施が引き続き圧迫材料。また、原油価格の下落も資源セクターの売り手掛かりとなった。ほかに、欧米との関係悪化が緩和されていないことが引き続き懸念材料となった。【インド】SENSEX指数 81332.72 +0.03%29日のSENSEX指数は小幅続伸。前日比23.12ポイント高(+0.03%)の81355.84、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同1.25ポイント高(+0.01%)の24836.10で取引を終えた。買いが先行した後は上げ幅を縮小させ、引けまで狭いレンジでもみ合った。年内の米利下げ観測が高まっていることが好感された。また、通貨ルピーの対米ドルレートは8月以降上昇するとの見通しもインド株の支援材料。内部環境では、経済指標の改善がサポート材料となった。製造業信頼感指数と内需指数はそろって4-6月期に上昇したと報告された。【中国本土】上海総合指数 2891.85 +0.03%週明け29日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比0.95ポイント(0.03%)高の2891.85ポイントと小幅ながら続伸した。企業業績の改善が相場を支える流れ。27日に公表された6月の工業企業利益は前年同月比で3.6%増加し、伸びは5月の0.7%から大幅に加速している。足元では内需不振を示す経済指標の発表が目立っていただけに、景気懸念がひとまず薄らぐ状況だ。また、中国当局は景気浮揚に向け、経済対策を強めていることも好感されている。ただ、上値は限定的。人民元安の進行が懸念されていることや、米中関係の悪化が重しだ。米政権は先端半導体の対中輸出規制を強化しているほか、8月から中国製の電気自動車(EV)や鉄鋼・アルミ製品の制裁関税を引き上げる予定。中国側は対抗措置を示唆している。指数は安く推移する場面もみられた。
<NH>
2024/07/30 10:15
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は5日ぶり反発、自動車・家電に買い
*10:25JST 概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は5日ぶり反発、自動車・家電に買い
【ブラジル】ボベスパ指数 127492.49 +1.22%26日のブラジル株式市場は4日ぶりに反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1538.40ポイント高(+1.22%)の127492.49で引けた。日中の取引レンジは125953.28-127699.91となった。小幅高で寄り付いた後は上げ幅をじりじりと拡大させた。原油価格の上昇が資源セクターの物色手掛かり。また、経済指標の改善も好感された。7月のFGV消費者信頼感指数は前月の91.1から92.9に上昇。ほかに、米株高や米利下げへの期待感が指数をサポートした。【ロシア】MOEX指数 2993.23 -1.58%26日のロシア株式市場は続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比48.14ポイント安(-1.58%)の2993.23ポイントで引けた。日中の取引レンジは2972.53-3060.68となった。前半はプラス圏で推移したが、後半は売りに押された。利上げの実施が嫌気された。ロシア中央銀行は26日、政策金利を市場予想通り年16.00%から18.00%に引き上げた。また、MOEX指数は2営業日前まで8日続伸しており、過熱感から利益確定売りも継続。このほか、原油価格の下落も資源セクターの圧迫材料となった。【インド】SENSEX指数 81332.72 +1.62%26日のインドSENSEX指数は反発。前日比1292.92ポイント高(+1.62%)の81332.72、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同428.75ポイント高(+1.76%)の24834.85で取引を終えた。買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。経済指標の改善も好感された。7月の民営企業の活動指数は61.4となり、前月の60.9を上回った。また、景気対策への期待感も引き続き支援材料。政府は食品価格の上昇抑制策を検討しているほか、電気自動車(EV)パーツの国内調達率を引き上げるよう自動車メーカーに指示した。ほかに、外国人投資家(FII)が4日ぶりに買い越しに転じたことが指数をサポートした。【中国本土】上海総合指数 2890.90 +0.14%26日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比4.16ポイント高(+0.14%)の2890.90ポイントと5日ぶりに反発した。中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。国家発展改革委員会などは25日、設備更新や消費財の買い替えを促す「以旧換新」政策を支援するため、超長期国債の発行により調達した約3000億人民元(6兆3900億円)を充当すると表明している。これについて中国国際金融(CICC)は、中国の国内総生産(GDP)成長率を0.3ポイント押し上げる効果が期待できると分析した。
<NH>
2024/07/29 10:25
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は弱含み、海外株の下落を受け
*09:37JST 概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は弱含み、海外株の下落を受け
【ブラジル】ボベスパ指数 125954.09 -0.37%25日のブラジル株式市場は3日続落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比468.63ポイント安(-0.37%)の125954.09で引けた。日中の取引レンジは125626.28-126422.73となった。横ばいで寄り付いた下げ幅をじりじりと拡大させた。インフレ率の加速に伴う利下げ懸念の高まりが嫌気された。7月の拡大消費者物価指数(IPCA)の上昇率(前年同月比)は前月4.06%から4.45%に加速し、予想の4.37%を上回った。一方、通貨レアルが対米ドルレートは上昇に転じたことが指数をサポートした。また、原油価格の上昇も資源セクターの物色手掛かりとなった。【ロシア】MOEX指数 3041.37 -0.34%25日のロシア株式市場は8日ぶりに反落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比10.39ポイント安(-0.34%)の3041.37ポイントで引けた。日中の取引レンジは3019.61-3045.70となった。売りが先行した後は狭いレンジでもみ合った。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りが優勢。また、弱い経済指標も改めて嫌気された。一方、指数の下値は限定的。原油価格の上昇が指数をサポートした。【インド】SENSEX指数 80039.80 -0.14%25日のインドSENSEX指数は弱含み。前日比109.09ポイント安(-0.14%)の80039.80、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同7.40ポイント安(-0.03%)の24406.10で取引を終えた。売りが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。海外株の下落を受け、インド株も売りが先行。また、4-6月期の企業決算の発表が相次いでいるなか、見極めるムードも強まった。ほかに、外国人投資家(FII)の売り継続が指数の足かせに。FIIはこの日まで3日連続の売り越しとなった。【中国本土】上海総合指数 2886.74 -0.52%25日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比15.21ポイント安(-0.52%)の2886.74ポイントと4日続落した。約5カ月半ぶりの安値水準を切り下げている。中国経済の先行き不安が強まる流れ。中国財政部が24日に公表した1-6月の国有企業業績は、前年同期比で1.9%増収、0.6%減益で推移し、1-5月の3.1%増収、2.3%増益から悪化した。これまで公表された各種の経済指標も、内需不振を印象付ける内容が多く見られている。また、来週は中央政治局会議が開催されるほか、7月31日に7月の中国PMI(国家統計局などが集計)が公表される予定。結果を見極めたいとするスタンスも買い手控えにつながっている。ただ、下値を叩くような売りはみられない。中国の金融緩和が支えだ。中国人民銀行(中央銀行)は25日、金融政策ツールの「中期流動性ファシリティ(MLF)」を通じ、計2000億人民元(約4兆2000億円)を市場に供給したと発表。MLFの実施は今月2回目で、市場の予想外だ。それより先、人民銀は22日、据え置き予想に反し、実質的な政策金利となる最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」を引き下げている。
<CS>
2024/07/26 09:37
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は7日続伸、通貨ルーブル高の進行が支援材料
*09:34JST 概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は7日続伸、通貨ルーブル高の進行が支援材料
【ブラジル】ボベスパ指数 126422.73 -0.13%24日のブラジル株式市場は小幅続落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比167.12ポイント安(-0.13%)の126422.73で引けた。日中の取引レンジは126217.81-126822.50となった。買いが先行した後は前日の終値近辺でもみ合った。欧米株の下落が警戒され、ブラジル株にも売りが広がった。また、世界の経済指標がさえない展開を示していることも圧迫材料。ほかに、通貨レアル安の進行がブラジル株の圧迫材料となった。【ロシア】MOEX指数 3028.01 +0.11%24日のロシア株式市場は7日続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比23.75ポイント高(+0.78%)の3051.76ポイントで引けた。日中の取引レンジは3015.78-3054.34となった。売りが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。通貨ルーブル高の進行が支援材料。また、原油価格の上昇も資源セクターの物色手掛かりとなった。一方、指数の上値は重い。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、やや伸び悩む展開となった。また、弱い経済指標も指数の足かせに。6月の鉱工業生産の増加率(前年同月比)は前月の5.3%から1.9%に低下し、予想の4.5%を大幅に下回った。【インド】SENSEX指数 80148.88 -0.35%24日のインドSENSEX指数は弱含み。前日比280.16ポイント安(-0.35%)の80148.88、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同65.55ポイント安(-0.27%)の24413.50で取引を終えた。終始マイナス圏で推移し、終盤下げ幅をやや縮小させた。財政赤字目標の下方修正が圧迫材料。政府は2024年度の予算で、24年度の財政赤字の対国内総生産(GDP)比率を前回の5.1%から4.9%に引き下げた。また、前日の米株安を受け、インド株も売りが先行。ほかに、外国人投資家(FII)の売り継続が指数の足かせとなった。FIIはこの日まで2日連続の売り越しとなった。【中国本土】上海総合指数 2901.95 -0.46%24日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比13.42ポイント安(-0.46%)の2901.95ポイントと3日続落した。2月8日以来、約5カ月半ぶりの安値水準に落ち込んでいる。前日までの軟調地合いを継ぐ流れ。米中関係の悪化や中国の内需不振、人民元安の進行など懸念材料が山積している。また、来週は中央政治局会議が開催されるほか、7月31日に7月の中国PMI(国家統計局などが集計)が公表される予定。結果を見極めたいとするスタンスが様子見ムードを強めさせている。ただ、下値を叩くような売りはみられない。指数はこのところ急ピッチに下落していたこともあり、値ごろ感に着目した買いでプラス圏に浮上する場面もみられた。
<CS>
2024/07/25 09:34
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は反落、利益確定売りが優勢
*10:05JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は反落、利益確定売りが優勢
【ブラジル】ボベスパ指数 126589.84 -0.99%23日のブラジル株式市場は反落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1269.79ポイント安(-0.99%)の126589.84で引けた。日中の取引レンジは126530.02-127859.63となった。横ばいで寄り付いた後は下げ幅をじりじりと拡大させた。ボベスパ指数が過去最高値の水準で推移しており、過熱感から利益確定売り圧力が強まった。また、通貨レアル安の進行もブラジル株の圧迫材料。一方、米利下げ期待などが指数を下支えした。【ロシア】MOEX指数 3028.01 +0.11%23日のロシア株式市場は6日続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比3.47ポイント高(+0.11%)の3028.01ポイントで引けた。日中の取引レンジは3003.69-3033.18となった。小幅高で寄り付いた後は前日の終値近辺でもみ合った。銀行や資源の一角に買いが継続したことが指数をサポート。また、企業の配当に対する期待の高まりなども引き続き好感された。一方、指数の上値は重い。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まったほか、欧州連合(EU)がロシア中央銀行の一部資産の凍結期間を延長する方向で進めているとの報道が嫌気された。【インド】SENSEX指数 80429.04 -0.09%23日のインドSENSEX指数は小幅続落。前日比73.04ポイント安(-0.09%)の80429.04、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同30.20ポイント安(-0.12%)の24479.05で取引を終えた。小幅高で寄り付いた後は前日の終値近辺でもみ合った。2024年度予算がこの日に発表される予定となり、慎重ムードが強まった。また、地政学リスクの高まりで輸出の一段拡大は困難だとの見方が嫌気された。ほかに、外国人投資家(FII)が売り越しに転じたことが指数の足かせに。FIIはこの日まで7日ぶりの売り越しとなった。【中国本土】上海総合指数 2915.37 -1.65%23日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比48.85ポイント安(-1.65%)の2915.37ポイントと続落した。2月19日以来、約5カ月ぶりの安値水準に落ち込んでいる。前日の軟調地合いを継ぐ流れ。米中関係の悪化や人民元安の進行が引き続き売り材料視されたほか、景気鈍化の懸念が高まったこともマイナスだ。中国財政部が22日発表したデータによると、今年1-6月の一般公共予算収入(財政収入)は前年同期比で2.8%減少。
<FA>
2024/07/24 10:05
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は3日ぶりに反落、米中関係の悪化懸念が重しとなる流れ
*09:56JST 概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は3日ぶりに反落、米中関係の悪化懸念が重しとなる流れ
【ブラジル】ボベスパ指数 127859.63 +0.19%22日のブラジル株式市場は小反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比243.17ポイント高(+0.19%)の127859.63で引けた。日中の取引レンジは127455.86-128150.97となった。買いが先行した後は狭いレンジでもみ合った。欧米株高を受け、ブラジル株にも買いが広がった。また、米ハイテク株高や世界的なシステム障害の回復なども支援材料となった。一方、指数の上値は重い。通貨レアル安の進行などが指数の上値は抑えた。また、ボベスパ指数が引き続き過去最高値の水準で推移しており、過熱感から利益確定売り圧力も強まった。【ロシア】MOEX指数 3008.24 +0.93%22日のロシア株式市場は5日続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比16.30ポイント高(+0.54%)の3024.54ポイントで引けた。日中の取引レンジは3010.15-3042.14となった。買いが先行した後は前日の終値近辺でもみ合った。欧米市場の上昇が好感され、ロシア株にも買いが広がった。また、企業の配当に対する期待の高まりも対象セクターの物色手掛かりとなった。一方、指数の上値は重い。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まったほか、原油価格の下落が足かせとなった。【インド】SENSEX指数 80502.08 -0.13%22日のインドSENSEX指数は弱含み。前日比102.57ポイント安(-0.13%)の80502.08、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同21.65ポイント安(-0.09%)の24509.25で取引を終えた。小幅安で寄り付いた後は前日の終値近辺でもみ合った。2024年度の予算が翌23日に発表される予定となり、見極めるムードが強まった。また、両指数とも過去最高値の水準で推移しており、過熱感から利益確定売り圧力も強まった。ほかに、上場企業の業績悪化などが警戒された。4-6月期の上場企業の増益率は直近7四半期で最低だと報告された。【中国本土】上海総合指数 2964.22 -0.61%週明け22日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比18.09ポイント安(-0.61%)の2964.22ポイントと3日ぶりに反落した。米中関係の悪化懸念が重しとなる流れ。先端技術や貿易を巡り、米国と中国は対立を深めている。米商務省が日本やオランダなど同盟国に対し、半導体製造装置メーカーが中国に向けて先端半導体技術の提供を続けることに圧力をかけている事態に対し、中国商務部は19日、「自由貿易の原則を逸脱している」などと非難した。
<CS>
2024/07/23 09:56
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は小反落、通貨ルピー安の進行がインド株の圧迫材料
*09:42JST 概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は小反落、通貨ルピー安の進行がインド株の圧迫材料
【ブラジル】ボベスパ指数 127616.46 -0.03%19日のブラジル株式市場は続落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比35.60ポイント安(-0.03%)の127616.46で引けた。日中の取引レンジは127412.84-128360.05となった。買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。世界的なシステム障害の発生で世界の経済活動の混乱懸念が高まった。これに伴うリスク回避の売りが広がった。また、欧米市場の下落もブラジル株の売り圧力を強めた。ほかに、通貨レアル安の進行がブラジル株の売り圧力を高めた。【ロシア】MOEX指数 3008.24 +0.93%19日のロシア株式市場は4日続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比27.62ポイント高(+0.93%)の3008.24ポイントで引けた。日中の取引レンジは2974.62-3024.88となった。前日の終値近辺でもみ合った後は上げ幅を拡大させた。MOEX指数はこの日、3000ptの大台を回復して引けた。最近の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しは継続。また、中国政府が金融緩和に踏み切るとの期待も好感された。一方、指数の上値は重い。原油価格の下落が資源セクターの圧迫材料となった。また、欧米市場の下落もロシア株の売り圧力を強めた。【インド】SENSEX指数 80604.65 -0.91%19日のインドSENSEX指数は小反落。前日比738.81ポイント安(-0.91%)の80604.65、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同269.95ポイント安(-1.09%)の24530.90で取引を終えた。小幅高で寄り付いた後は下げ幅をじりじりと拡大させた。通貨ルピー安の進行がインド株の圧迫材料。ルピーの対米ドル為替レートは過去最安値を再び更新している。また、早期の米利下げ期待の後退なども外資の流出懸念を強めた。ほかに、両指数とも過去最高値の水準で推移しており、過熱感から利益確定売り圧力が強まった。【中国本土】上海総合指数 2982.31 +0.17%19日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比5.18ポイント高(+0.17%)の2982.31ポイントと続伸した。見直し買いが優勢となる流れ。中国景気の鈍化懸念がくすぶる中、指数は安く推移していたものの、業績改善が見込まれるセクターなどの物色で、指数は引けにかけてプラスに転じた。また、週明け22日に発表される銀行貸出の指標となる最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」について、市場コンセンサスでは据え置き予想だが、一部の専門家が引き下げの可能性があると述べたことも材料視されている。18日に閉幕した中期的な重要政策の方針を話し合う第20期中央委員会第3回全体会議(3中全会)に関しては、各種の改革目標が示されたものの、改革の具体的な内容は明らかにされず、景気浮揚には時間がかかるとの見方も一部で流れた。
<CS>
2024/07/22 09:42
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は3日続伸、中国政府が景気対策を強化するとの観測
*09:16JST 概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は3日続伸、中国政府が景気対策を強化するとの観測
【ブラジル】ボベスパ指数 127652.06 -1.39%18日のブラジル株式市場は反落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1798.26ポイント安(-1.39%)の127652.06で引けた。日中の取引レンジは127522.81-129453.81となった。売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。早期の米利下げ期待の後退が圧迫材料。また、ボベスパ指数指数が過去最高値の水準で推移しており、過熱感から利益確定売り圧力が強まった。ほかに、通貨レアル安の進行がブラジル株の売り圧力を強めた。【ロシア】MOEX指数 2980.62 +1.13%18日のロシア株式市場は3日続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比33.38ポイント高(+1.13%)の2980.62ポイントで引けた。日中の取引レンジは2938.47-2984.15となった。軟調な展開が続いた後は終盤プラス圏を回復した。MOEX指数は最近の下落で3000ptの大台を割り込んで昨年9月以来の安値水準で推移しており、売られすぎ感から買い戻しは継続。また、中国政府が景気対策を強化するとの観測も対中輸出の拡大期待を高めた。一方、欧米との対立激化などが引き続き指数の足かせとなった。【インド】SENSEX指数 81343.46 +0.78%18日のインドSENSEX指数は強含み。前日比626.91ポイント高(+0.78%)の81343.46、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同187.85ポイント高(+0.76%)の24800.85で取引を終えた。前日の終値近辺でもみ合った後は終盤プラス圏を回復した。成長予想の上方修正が支援材料。国際通貨基金(IMF)は最新リポートで、2024年度のインドの成長予想を6.8%から7.0%に引き上げた。個人消費なかでも農村部の伸びが加速していることが成長予想の上方修正の理由として挙げられた。また、アジア開発銀行(ADB)も最新リポートで、インドの財政収支の改善が経済成長に好影響を与えると指摘。ただ、24年度のインド成長予想を7%に据え置いた。ほかに、外国人投資家(FII)の買い継続が指数をサポートした。【中国本土】上海総合指数 2977.13 +0.48%18日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比14.28ポイント高(+0.48%)の2977.13ポイントと反発した。当局の相場安定化スタンスが支えとなる流れ。「国家隊」と呼ばれる政府系ファンドが今週、CSI300指数連動の上場投資信託(ETF)3銘柄を大幅に買い入れたとの観測が流れている。中期的な重要政策の方針を話し合う第20期中央委員会第3回全体会議(3中全会)の会期中(15-18日)に、当局は相場の安定を図ったとの見方だ。会議後には今後の政策方針を盛り込んだコミュニケ(声明)が公表され、19日に記者会見が行われるという。米中関係の悪化懸念などで安く推移していたが、指数は引けにかけてプラスに転じた。
<CS>
2024/07/19 09:16
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は小反発、原油価格の上昇が資源セクターの物色手掛かり
*09:46JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は小反発、原油価格の上昇が資源セクターの物色手掛かり
【ブラジル】ボベスパ指数 129450.32 +0.26%17日のブラジル株式市場は小反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比339.94ポイント高(+0.26%)の129450.32で引けた。日中の取引レンジは128741.50-129657.80となった。売りが先行した後は買い戻され、引けまで狭いレンジでもみ合った。原油価格の上昇が資源セクターの物色手掛かり。また、米経済のソフトランディング(軟着陸)期待も引き続き支援材料となった。一方、指数の上値は重い。最近の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売り圧力が強まった。【ロシア】MOEX指数 2947.24 +0.08%17日のロシア株式市場は小幅続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比2.38ポイント高(+0.08%)の2947.24ポイントで引けた。日中の取引レンジは2938.47-2984.15となった。小幅高で寄り付いた後は前日の終値近辺でもみ合った。原油価格の上昇が好感され、資源の一角に買いは広がった。また、最近の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しも継続した。一方、指数の上値は重い。欧米が対ロ制裁を追加するとの懸念が指数の上値を抑えた。【インド】休場【中国本土】上海総合指数 2962.86 -0.45%17日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比13.45ポイント安(-0.45%)の2962.86ポイントと5日ぶりに反落した。資源相場の軟調が重しとなる流れ。昨夜のNY商品市場では、中国経済の減速で原油需要が伸び悩むとの見方で、WTI原油先物が1.4%値下がりした。ロンドン金属取引所(LME)では、アルミや銅など主要産品の先物価格が下落している。様子見ムードも漂う。中期的な重要政策の方針を話し合う第20期中央委員会第3回全体会議(3中全会)が15-18日の日程で開催中で、最終日に今後の政策方針を盛り込んだコミュニケ(声明)が公表される予定だ。ただ、下値は限定的。中国人民銀行(中央銀行)の資金供給スタンスなどが支えだ。人民銀は今週、リバースレポを通じた厚めの資金供給を連日で実施している。また、中国の証券専門紙が17日、専門家の見解として、銀行貸出の指標となる最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」が7月に引き下げられる可能性があると報じたこともプラスだ。
<CS>
2024/07/18 09:46
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は4日続伸、中国経済対策の期待感が相場を支える流れ
*09:51JST 概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は4日続伸、中国経済対策の期待感が相場を支える流れ
【ブラジル】ボベスパ指数 129110.38 +0.16%16日のブラジル株式市場は12日ぶりに反落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比210.58ポイント高(+0.16%)の129110.38で引けた。日中の取引レンジは128760.81-129520.99となった。小幅高で寄り付いた後は売りに押され、引けまで狭いレンジでもみ合った。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りが優勢。また、インフレ率の加速懸念なども指数の足かせとなった。一方、指数の下値は限定的。米経済のソフトランディング(軟着陸)期待などが指数をサポートした。【ロシア】MOEX指数 2944.86 +1.08%16日のロシア株式市場は反発。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比31.38ポイント高(+1.08%)の2944.86ポイントで引けた。日中の取引レンジは2879.23-2962.11となった。前日の終値近辺でもみ合った後は終盤上げ幅を拡大させた。MOEX指数が前日15日は昨年7月以来の安値水準まで落ち込んでおり、売られすぎ感から買い戻しが優勢。また、早期の米利下げ期待や米経済のソフトランディング(軟着陸)観測なども支援材料。一方、原油価格の下落や利上げ懸念が指数の足かせとなった。【インド】SENSEX指数 80716.55 +0.06%16日のインドSENSEX指数は小幅続伸。前日比51.69ポイント高(+0.06%)の80716.55、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同26.30ポイント高(+0.11%)の24613.00で取引を終えた。後半はマイナス圏に転落する場面もあったが、終盤は再び買い戻された。外国人投資家(FII)の買い越しが支援材料。FIIはこの日まで3日連続の買い越しとなった。また、高級消費財の販売が24年度の前半期は堅調な伸びを示したとの報告も小売関連の物色手掛かり。ほかに、早期の米利下げ観測が引き続き好感された。【中国本土】上海総合指数 2976.30 +0.08%16日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比2.29ポイント高(+0.08%)の2976.30ポイントと小幅ながら4日続伸した。中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。今年第2四半期(4-6月)の国内総生産(GDP)成長率が大幅に下振れる中、当局は追加の景気対策を打ち出すとの期待が根強い状況だ。ただ、上値は重い。中国の政策動向を見極めたいとするスタンスも漂っている。中期的な重要政策の方針を話し合う第20期中央委員会第3回全体会議(3中全会)が15日に開幕し、最終日の18日に、今後の政策方針を盛り込んだコミュニケ(声明)が公表される予定だ。
<CS>
2024/07/17 09:51
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は小幅続伸、米国が大幅な利下げに踏み切るとの観測
*11:18JST 概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は小幅続伸、米国が大幅な利下げに踏み切るとの観測
【ブラジル】ボベスパ指数 129320.96 +0.33%15日のブラジル株式市場は11日続伸。主要株価指数のボベスパ指数は前日比0.33%(423.98ポイント)高の129320.96で引けた。日中の取引レンジは128723.20-129485.44となった。前日の終値近辺でもみ合った後は上げ幅をやや拡大させた。早期の米利下げ観測が引き続き好感され、買いは継続した。一方、指数の上値は重い。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、やや伸び悩む展開となった。また、弱い経済指標も指数の足かせに。5月の経済活動指数は前年同月比で1.30%となり、予想の1.10%を上回ったものの、前月の4.28%を大幅に下回った。【ロシア】MOEX指数 2913.48 -2.01%15日のロシア株式市場は続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比2.01%(59.73ポイント)安の2913.48ポイントで引けた。日中の取引レンジは2910.48-2994.45となった。買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。原油価格の下落が資源セクターの売り手掛かり。また、利上げ懸念も引き続き圧迫材料となった。ほかに、欧米との対立激化が引き続きロシア株のマイナス材料となった。【インド】SENSEX指数 80664.86 +0.18%15日のインドSENSEX指数は小幅続伸。前日比145.52ポイント高(+0.18%)の80664.86、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同84.55ポイント高(+0.35%)の24586.70で取引を終えた。終始プラス圏で推移し、終盤上げ幅を縮小させた。米国が大幅な利下げに踏み切るとの観測が外資の流出懸念を後退させた。また、経済指標の改善も好感された。5月の鉱工業生産の増加率(前年同月比)は5.9%となり、前月の5.0%と予想の4.9%を上回った。ほかに、外国人投資家の買い越しが指数をサポートした。【中国本土】上海総合指数 2974.01 +0.09%週明け15日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比2.72ポイント高(+0.09%)の2974.01ポイントと小幅ながら3日続伸した。中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。中国の景気鈍化が警戒される中、「当局は追加の景気テコ入れ策を打ち出す」との期待が高まった。中国で取引時間中に公表された今年第2四半期(4-6月)の国内総生産(GDP)成長率は前年同期比4.7%にとどまり、前四半期(1-3月)の実績(5.3%)、市場予想(5.1%)をともに下回っている。6月の経済統計に関しては、鉱工業生産は予想をやや上回ったものの、小売売上高は大幅に下回った。住宅価格の下落も続いている。また、12日に発表された金融統計では、人民元建て新規融資額が予想に届かず、マネーサプライ(通貨供給量)M2の伸びも予想を下回って過去最低を記録した。
<AK>
2024/07/16 11:18
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は3日続落、。欧米との対立が緩和されていないことが引き続き嫌気
*09:39JST 概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は3日続落、。欧米との対立が緩和されていないことが引き続き嫌気
【ブラジル】ボベスパ指数 128293.61 +0.85%11日のブラジル株式市場は9日続伸。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1075.37ポイント高(+0.85%)の128293.61で引けた。日中の取引レンジは127220.95-128326.23となった。高く寄り付いた後は狭いレンジでもみ合った。経済指標の改善が好感された。5月の小売売上高の上昇率(前年同月比)は8.1%となり、前月の2.2%と予想の4.4%を大幅に上回った。また、米利下げの前倒し観測も外資の流出懸念を後退させた。ほかに、欧州市場の上昇が買い安心感を与えた。一方、連日の上昇で高値警戒感が強まり、やや伸び悩む展開となった。【ロシア】MOEX指数 2992.2 +0.55%11日のロシア株式市場は4日ぶりに反発。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比(16.46ポイント高(+0.55%)の2992.21ポイントで引けた。日中の取引レンジは2901.61-2996.34となった。売りが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。MOEX指数が前日3000ptの大台を割り込んで昨年7月以来の安値水準まで落ち込んだ。売られすぎ感から買い戻しが優勢。また、米利下げの前倒し期待や欧州市場の上昇など外部環境の改善も支援材料となった。一方、指数の上値は重い。利下げ懸念の高まりや欧米との対立などが引き続き圧迫材料となった。【インド】SENSEX指数 79897.34 -0.03%11日のインドSENSEX指数は弱含み。前日比27.34ポイント安(-0.03%)の79897.34、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同8.50ポイント安(-0.04%)の24315.95で取引を終えた。小幅高で寄り付いた後は前日の終値近辺でもみ合った。5月の鉱工業生産などが翌12日に発表される予定となり、見極めるムードが強まった。また、インフレ率の加速懸念も引き続き警戒された。ほかに、両指数とも過去最高値の水準で推移しており、過熱感から利益確定売り圧力が強まった。【中国本土】上海総合指数 2970.39 +1.06%11日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比31.02ポイント高(+1.06%)の2970.39ポイントと反発した。中国の市場テコ入れ策が好感される流れ。貸株業務の一時停止を求める申請を承認するなど中国証券監督管理委員会(証監会)は10日、株式市場の安定に向けた複数措置を発表した。間接的に空売りを制限することになり、相場の下値不安が薄らいでいる。人民元安進行の警戒感もやや後退。中国人民銀行(中央銀行)は11日朝方、人民元レートの対米ドル基準値を3日ぶりに元高方向へと設定している。指数は上げ幅を徐々に広げた。
<CS>
2024/07/12 09:39
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は3日続落、。欧米との対立が緩和されていないことが引き続き嫌気
*10:01JST 概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は3日続落、。欧米との対立が緩和されていないことが引き続き嫌気
【ブラジル】ボベスパ指数 127218.24 +0.09%10日のブラジル株式市場は8日続伸。主要株価指数のボベスパ指数は前日比110.02ポイント高(+0.09%)の127218.24で引けた。日中の取引レンジは126928.28-127769.25となった。高く寄り付いた後は上げ幅を縮小させ、引けまで狭いレンジでもみ合った。米利下げ期待の高まりが外資の流出懸念を後退させた。また、欧米市場の上昇も買い安心感を与えた。一方、指数の上値は重い。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、やや伸び悩む展開となった。【ロシア】MOEX指数 3054.07 -2.51%10日のロシア株式市場は3日続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比78.51ポイント安(-2.51%)の3054.07ポイントで引けた。日中の取引レンジは3,050.05-3,124.74となった。売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。MOEX指数はこの日、3000ptの大台を割り込んで昨年7月以来の安値水準まで落ち込んだ。欧米との対立が緩和されていないことが引き続き嫌気された。また、インフレ率の加速に伴う利上げ懸念の高まりもロシア株の圧迫材料となった。一方、欧米市場が堅調な値動きを示したが、相場を支えるには力不足だった。【インド】SENSEX指数 79924.77 -0.53%10日のインドSENSEX指数は小反落。前日比426.87ポイント安(-0.53%)の79924.77、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同108.75ポイント安(-0.45%)の24324.45で取引を終えた。終始マイナス圏で推移し、終盤下げ幅をやや縮小させた。インフレ率の加速懸念が圧迫材料。伝統料理の食材であるトマトなどの野菜価格が熱波の影響で一段と上昇すると予測されている。また、昨夜の欧州市場の下落を受け、インド株も売りが先行。ほかに、両指数とも過去最高値の水準で推移しており、過熱感から利益確定売り圧力が強まった。【中国本土】上海総合指数 2939.36 -0.68%10日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比20.01ポイント安(-0.68%)の2939.36ポイントと反落した。人民元安進行の警戒感が再び強まる流れ。中国人民銀行(中央銀行)は10日朝方、人民元レートの対米ドル基準値を2日続けて元安方向へと設定している。基準値としては2023年11月21日以来の元安水準だ。10日の外国為替市場では、対米ドルの人民元が元安で推移している。
<CS>
2024/07/11 10:01
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は7日続伸、内需関連の上昇が指数をサポート
*09:56JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は7日続伸、内需関連の上昇が指数をサポート
【ブラジル】ボベスパ指数 127108.22 +0.44%9日のブラジル株式市場は7日続伸。主要株価指数のボベスパ指数は前日比559.88ポイント高(+0.44%)の127108.22で引けた。日中の取引レンジは125936.61-127294.63となった。売りが先行した後は買い戻され、引けまで狭いレンジでもみ合った。内需関連の上昇が指数をサポートした。一方、連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、やや伸び悩む展開となった。また、欧州市場の下落なども指数の足かせとなった。【ロシア】MOEX指数 3054.07 -2.51%9日のロシア株式市場は続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比78.51ポイント安(-2.51%)の3054.07ポイントで引けた。日中の取引レンジは3,050.05-3,124.74となった。売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。原油価格の下落が資源セクターの売り手掛かり。また、欧州市場の下落も不安材料となった。ほかに、欧米との対立が緩和されていないことが引き続き圧迫材料となった。【インド】SENSEX指数 80351.64 +0.49%9日のインドSENSEX指数は小反発。前日比391.26ポイント高(+0.49%)の80351.64、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同112.65ポイント高(+0.46%)の24433.20で取引を終えた。終始プラス圏で推移し、終盤上げ幅を拡大させた。外国人投資家(FII)の買い継続が支援材料。FIIはこの日まで6日連続の買い越しとなった。また、再生可能エネルギーや教育、ヘルスなど予算の割当率が拡大されるとの観測が対象セクターの物色手掛かりとなった。【中国本土】上海総合指数 2959.37 +1.26%9日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比36.92ポイント高(+1.26%)の2959.37ポイントと5日ぶりに反発した。自律反発狙いの買いが優勢となる流れ。上海総合指数は前日まで4日続落し、足元では約5カ月ぶりの安値水準に落ち込んでいた。中国の政策に対する期待感も支え。中国の証券アナリストらは、中国の金融当局が流動性を確保するため、第3四半期(7-9月)に預金準備率を引き下げる可能性があると指摘した。ほか、中国では15-18日、中期的な重要政策の方針を話し合う第20期中央委員会第3回全体会議(3中全会)が開かれる。中国の内需不振や対外関係の悪化を警戒した売りがみられたものの、指数は日かにかけて上げ幅を広げている。
<CS>
2024/07/10 09:56