注目トピックス 外国株ニュース一覧
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は反発、景気の回復が順調
【ブラジル】ボベスパ指数 116677.08 -2.28%2日のブラジル株式市場は反落。主要指標のボベスパ指数は前日比2718.52ポイント安(-2.28%)の116677.08で取引を終了した。119396.6から116534.3まで下落した。売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。経済指標の悪化が警戒され、幅広い銘柄に売りが広がった。7月の鉱工業生産増加率(前年比)は1.2%となり、前月の12.0%と予想の2.0%を下回った。また、インフレ率の加速懸念なども引き続き圧迫材料となった。【ロシア】MOEX指数 3990.77 +0.50%2日のロシア株式市場は続伸。主要指標のMOEX指数は前日比19.75ポイント高(+0.50%)の3990.77で取引を終了した。3968.06から3994.77まで上昇した。前日の終値近辺でもみ合った後は上げ幅をじりじりと拡大させた。原油価格の上昇がウエートの高い資源銘柄の物色手掛かり。また、欧米株など海外市場が堅調だったことも買い安心感を与えた。なお、7月の経済指標がまちまちの結果となった。失業率は予想以上に低下した一方、小売売上高の伸び率は前月から大幅に縮小した。【インド】SENSEX指数 57852.54 +0.90%2日のインドSENSEX指数は反発。前日比514.33ポイント高(+0.90%)の57852.54、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同157.90ポイント高(+0.92%)の17234.15で取引を終えた。買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。景気の回復が順調に進んでいるとの観測が支援材料。8月の各種経済指標が安定していると報告されている。また、外国人投資家(FII)の買い継続も指数をサポート。FIIはこの日までに4日連続の買い越しとなった。【中国本土】上海総合指数 3597.04 +0.84%2日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比29.94ポイント高(+0.84%)の3597.04ポイントと5日続伸した。約2カ月ぶりの高値水準を回復している。経済対策に対する期待感が持続する流れ。官民が公表した8月の中国製造業PMIがそろって市場予想を大幅に下回る中、景気の落ち込みを回避するため、中国当局は財政・金融政策を強める——との思惑が広がっている。市場関係者の間からは、「中国人民銀行は9月にも預金準備率の追加引き下げや利下げに踏み切る」との声も聞かれた。また、財政部が1日公表したデータにより、8月の地方債発行が加速したことが判明している。インフラ投資が進むとの見方も強まった。
<CS>
2021/09/03 09:55
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概況からBRICsを知ろう シア株式市場は反発、欧州市場の上昇も買い安心感
【ブラジル】ボベスパ指数 119395.60 +0.52%1日のブラジル株式市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比614.57ポイント高(+0.52%)の119395.60で取引を終了した。118067.00から119941.9まで上昇した。前日の終値近辺でもみ合った後は上げ幅を拡大させた。成長加速が好感された。4-6月期の国内総生産(GDP)成長率は12.4%となり、前期の1.0%から加速した。ただ、予想の12.7%をやや下回った。また、8月の輸出額が予想以上に伸びたことも支援材料となった。一方、指数の上値は重い。インフレ予想の引き上げに伴う利上げ懸念の高まりが指数の足かせとなった。【ロシア】MOEX指数 3971.02 -1.33%1日のロシア株式市場は反発。主要指標のMOEX指数は前日比52.06ポイント高(-1.33%)の3971.02で取引を終了した。3924.32から3972.68まで上昇した。買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。原油価格の上昇がウエートの高い資源セクターの支援材料。また、欧州市場の上昇も買い安心感を与えた。国内では、企業業績の改善や景気対策への期待などが好感された。一方、弱い経済指標を受け、景気回復の遅れ懸念が強まった。8月のマークイット製造業購買担当者景気指数(PMI)は46.5となり、前月の47.5と市場予想の48.8を下回った。【インド】SENSEX指数 57338.21 -0.37%1日のインドSENSEX指数は小反落。前日比214.18ポイント安(-0.37%)の57338.21、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同55.95ポイント安(-0.33%)の17076.25で取引を終えた。買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。両指数とも前日31日に過去最高値を更新しており、過熱感から利益確定売り圧力が強まった。また、この日に発表された日経製造業購買担当者景気指数(PMI)は前月を大幅に下回ったことも景気の回復遅れ懸念を強めた。8月の日経製造業PMIは52.3となり、前月の55.3を下回った。【中国本土】上海総合指数 3567.10 +0.65%1日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比23.16ポイント高(+0.65%)の3567.10ポイントと4日続伸した。7月22日以来の高値水準を回復している。経済対策の期待感が一段と高まる流れ。取引時間中に発表された民間集計の8月・財新中国製造業PMIは49.2に悪化し、景況判断の分かれ目となる50を1年4カ月ぶりに下回った。先行して昨日公表された国家統計局による同月の中国製造業PMIも下振れし、非製造業PMIは1年6カ月ぶりに節目の50を割り込んでいる。景気減速を回避するため、中国当局は追加の刺激策を打ち出す——との観測が広がった。また、市場関係者の間からは、「中国人民銀行は9月にも預金準備率の追加引き下げや利下げに踏み切る」との声も聞かれている。
<CS>
2021/09/02 09:26
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概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は続落、欧米市場の下落
【ブラジル】ボベスパ指数 118781.03 -0.80%31日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比958.93ポイント安(-0.80%)の118781.03で取引を終了した。120156.9から117911.00まで下落した。前日の終値近辺でもみ合った後は下げ幅をじりじりと拡大させた。ボルソナロ大統領が国内のガソリン価格などの上昇を抑制すると発言したことが資源セクターの圧迫材料。また、翌9月1日に4-6月期の国内総生産(GDP)などが発表される予定となり、慎重ムードも強い。ほかに、欧米市場の下落などがブラジル株の売り手掛かりを強めた。【ロシア】MOEX指数 3918.96 -0.24%31日のロシア株式市場は3日ぶりに反落。主要指標のMOEX指数は前日比9.54ポイント安(-0.24%)の3918.96で取引を終了した。3938.68から3904.72まで下落した。前日の終値近辺でもみ合った後は下げ幅をじりじりと拡大させた。欧米市場の下落が嫌気され、ロシア株への売りも広がった。また、原油価格の下落も資源銘柄の売り手掛かりとなった。一方、指数の下値は限定的。ダイヤモンド生産のアルロサ(ALRS)の上昇などが指数を下支えした。同社の増配計画などが好感されたもようだ。【インド】SENSEX指数 57552.39 +1.16%31日のインドSENSEX指数は続伸。前日比662.63ポイント高(+1.16%)の57552.39、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同201.15ポイント高(+1.19%)の17132.20で取引を終えた。買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。両指数はこの日、再び過去最高値を更新して引けた。外国人投資家(FII)の買い継続が支援材料。また、一連の景気対策への期待なども引き続き好感された。ほかに、成長の加速観測が指数をサポート。なお、インド統計局はこの日の取引終了後、4-6月期の国内総生産(GDP)成長率が20.1%となり、前期の1.6%から加速したと発表した。ただ、これは市場の平均予想21.0%をやや下回る水準となった。【中国本土】上海総合指数 3543.94 +0.45%31日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比15.79ポイント高(+0.45%)の3543.94ポイントと3日続伸した。景気対策が期待される流れ。中国経済指標が下振れを受けて、当局は景気落ち込みを回避するため、テコ入れ策を強める——との見方が改めて広がった。また、中国人民銀行(中央銀行)など関係各局は先週27日、農村振興を支援する会議を開き、金融支援の強化方針を確認。市場の一部では、「農村振興のほか、ハイテク製造やグリーン産業支援のため、人民銀は9月に金融緩和策を打ち出す」との観測も流れている。朝方公表された8月の中国製造業PMI(国家統計局などが集計)は50.1となり、市場予想(50.2)を下回った。また、同月の非製造業PMIは47.5となり、景況判断の分かれ目となる50を1年6カ月ぶりに割り込んでいる。景気先行き不安で売りが先行したものの、下値は堅く、指数は後場途中からプラスに転じた。
<CS>
2021/09/01 09:42