寄り付き概況ニュース一覧
寄り付き概況
日経平均は240円高でスタート、TDKやブリヂストンなどが上昇
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;39886.54;+240.18TOPIX;2827.13;+14.79[寄り付き概況] 11日の日経平均は240.18円高の39886.54円と反発して取引を開始した。前日10日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は192.34ドル高の44650.64ドル、ナスダックは19.32ポイント高の20630.66で取引を終了した。ブラジルからの輸入品への50%関税発表などを受けトランプ関税策への懸念が存続したほか、週次失業保険申請件数の予想外の減少で早期利下げ期待が後退し、寄り付き後、まちまち。その後、ダウは航空会社デルタの好決算を好感した買いに上昇に転じた。ナスダックは長期金利の上昇を警戒し上値が抑制されたが、連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事のハト派発言を受け買いに転じ、連日で史上最高値を更新した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価を支えた。また、このところの日経平均が39000円台半ばで下げ止まる動きとなっていることから、株価の下値は堅いとの見方があった。さらに、国内企業の3-5月期決算発表が増えていることから、好業績・好決算銘柄への物色意欲が株価下支え要因となった。一方、引き続きトランプ米政権の関税政策の不透明感が株価の重しとなった。また、20日に投開票予定の参院選で政権与党の苦戦も一部で伝えられており、投資家心理を慎重にさせたが、寄付き段階では買いが優勢だった。今日は株価指数先物オプション7月物の特別清算指数(SQ)算出日。SQ値はQUICK試算で40004.61円だった。 セクター別では、ゴム製品、パルプ・紙、輸送用機器、鉄鋼、精密機器などが値上がり率上位、小売業、保険業、鉱業などが値下がりしている。東証プライムの売買代金上位では、TDK<6762>、日東電<6988>、レーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>、ファナック<6954>、ベイカレント<6532>、7&iHD<3382>、アステラス薬<4503>、楽天グループ<4755>、ブリヂストン<5108>、テルモ<4543>、ダイキン<6367>、リクルートHD<6098>、デンソー<6902>などが上昇。他方、ファーストリテ<9983>、キオクシアHD<285A>、サンリオ<8136>などが下落している。
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2025/07/11 09:28
寄り付き概況
日経平均は25円安でスタート、オムロンや東京海上などが下落
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;39795.75;-25.53TOPIX;2825.14;-3.02[寄り付き概況] 10日の日経平均は25.53円安の39795.75円と3日ぶり反落して取引を開始した。前日9日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は217.54ドル高の44458.30ドル、ナスダックは192.88ポイント高の20611.34で取引を終了した。トランプ大統領が新たに設定した相互関税の一時停止期間の期限を巡り、「延長は認めない」としていたが柔軟な姿勢も示したため安心感に寄り付き後、上昇。半導体のエヌビディア(NVDA)の上昇がけん引し、相場は終日堅調に推移した。国内の10年債入札結果や連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を受けて、長期金利が低下し、終盤にかけて上げ幅を拡大。ナスダックは史上最高値を更新した。 今日の東京株式市場は売りが先行した。外為市場で1ドル=146円00銭台と、昨日15時30分頃と比べ1円ほど円高・ドル安に振れたことが東京市場の輸出株などの株価の重しとなった。また、米トランプ政権の関税政策の不透明感が引き続き投資家心理を重くした。一方、昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。また、海外市場で米長期金利が低下したことが安心感となった。さらに、ここから国内企業の3-5月期決算発表が増えることから、好業績・好決算企業への物色意欲が株価下支え要因になるとの見方もあったが、寄付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された6月の国内企業物価指数は、前年同月比2.9%上昇した。QUICKがまとめた民間予測の中央値は同2.9%上昇だった。同じく取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は6月29日-7月5日に国内株を2週連続で買い越した。買越額は6117億円だった。 セクター別では、電気機器、石油石炭製品、医薬品、保険業、鉱業などが値下がり率上位、パルプ・紙、建設業、倉庫運輸関連、非鉄金属、電気・ガス業などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、オムロン<6645>、SHIFT<3697>、KOKUSAI<6525>、東京海上<8766>、フジHD<4676>、ソニーG<6758>、日立<6501>、キオクシアHD<285A>、イオン<8267>、ルネサス<6723>、任天堂<7974>、キーエンス<6861>などが下落。他方、サイゼリヤ<7581>、ディスコ<6146>、楽天グループ<4755>、大成建<1801>、ソフトバンクG<9984>、HOYA<7741>、良品計画<7453>、フジクラ<5803>、みずほ<8411>、ソシオネクスト<6526>、古河電工<5801>、いすゞ<7202>、ホンダ<7267>などが上昇している。
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2025/07/10 09:41
寄り付き概況
日経平均は253円高でスタート、オムロンやカシオなどが上昇
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;39942.80;+253.99TOPIX;2831.50;+14.96[寄り付き概況] 9日の日経平均は253.99円高の39942.80円と続伸して取引を開始した。前日8日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は165.60ドル安の44240.76ドル、ナスダックは5.94ポイント高の20418.46で取引を終了した。主要経済指標の発表なく、寄り付き後、まちまち。トランプ大統領が新たに設定した上乗せ関税分の猶予期限8月1日の延長を認めない方針を示したため警戒感が広がり相場の売り圧力が強まった。関税を巡る不透明感にダウは終盤にかけて、売りが加速した。ナスダックは人工知能(AI)関連の強い需要期待が根強く下値を支え、かろうじてプラス圏を回復し、主要指数は高安まちまちで終了した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場は主要指数が高安まちまちだったが、ダウ平均が下落し、ナスダック総合指数の上げ幅が小幅にとどまる中、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が1.80%上昇したことが東京市場で半導体関連株の株価を支えた。また、外為市場で1ドル=146円80銭台と、引き続き円安・ドル高水準で推移していることが東京市場で輸出株などの株価支援要因となった。一方、トランプ米政権の関税政策の不透明感が引き続き株価の重しとなった。また、今週はETF(上場投資信託)の分配金捻出売りが出ることが予想されており、これを警戒する向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。今日は6月の中国消費者物価指数(CPI)と卸売物価指数(PPI)が発表される。 セクター別では、石油石炭製品、精密機器、輸送用機器、医薬品、海運業などが値上がり率上位、その他製品、サービス業が値下がりしている。東証プライムの売買代金上位では、オムロン<6645>、カシオ<6952>、キオクシアHD<285A>、ルネサス<6723>、ホンダ<7267>、第一三共<4568>、郵船<9101>、住友鉱<5713>、SMC<6273>、スクリーンHD<7735>、信越化<4063>、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、ディスコ<6146>などが上昇。他方、富士通<6702>、イビデン<4062>、日産自<7201>、三菱重<7011>、リクルートHD<6098>、川崎重<7012>、任天堂<7974>、IHI<7013>、日立<6501>、NEC<6701>、ソシオネクスト<6526>などが下落している。
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2025/07/09 09:40
寄り付き概況
日経平均は45円安でスタート、富士通や東京海上などが下落
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;39542.07;-45.61TOPIX;2806.37;-5.35[寄り付き概況] 8日の日経平均は45.61円安の39542.07円と続落して取引を開始した。前日7日の米国株式市場は反落。ダウ平均は422.17ドル安の44406.36ドル、ナスダックは188.58ポイント安の20412.52で取引を終了した。トランプ政権の相互関税上乗せ分停止期限が迫る中、警戒感に寄り付き後、下落。その後も売りが先行する中、昼にかけトランプ大統領が日本や韓国に対し25%関税を8月1日から賦課することを発表し、売りが加速し一段安となった。公開された関税文書で南アフリカやマレーシアなどへの関税も明らかになると、下げ幅を拡大。同時に、交渉期限も延長されたため警戒感が緩和し終盤にかけ下げ止まり、終了した。 今日の東京株式市場は、やや売りが先行した。米関税政策の不透明感から昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、海外市場で米長期金利が上昇したことも投資家心理を慎重にさせた。さらに、今週はETF(上場投資信託)の分配金捻出売りが出ることが予想されており、これを警戒する向きもあった。一方、トランプ米大統領が日本に対し8月1日から25%の関税をかけると通告したが、関税交渉の期限を7月9日から8月1日に延期するための大統領令に署名したことから、今後の交渉進展への期待感が株価を支えた。また、外為市場で1ドル=145円90銭台と、昨日15時30分頃と比べ90銭ほど円安・ドル高に振れたことが輸出株などの株価支援要因となった。さらに、今週は国内企業の3-5月期決算発表が増えることから、好業績・好決算銘柄への物色意欲が株価下支え要因となるとの見方もあり、寄り後、日経平均は上げに転じた。なお、取引開始前に発表された5月の国際収支状況(速報)によると、経常収支は3兆4364億円の黒字。QUICKがまとめた民間予測の中央値は2兆9380億円の黒字だった。 セクター別では、保険業、その他製品、電気・ガス業、医薬品、銀行業などが値下がり率上位、非鉄金属、サービス業、精密機器、鉱業、卸売業などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、富士通<6702>、パナHD<6752>、任天堂<7974>、東京海上<8766>、ソフトバンクG<9984>、りそなHD<8308>、ルネサス<6723>、東電力HD<9501>、良品計画<7453>、キヤノン<7751>、第一三共<4568>、IHI<7013>などが下落。他方、住友ファーマ<4506>、オムロン<6645>、古河電工<5801>、住友電工<5802>、リクルートHD<6098>、フジクラ<5803>、HOYA<7741>、ダイキン<6367>、F&LC<3563>、SMC<6273>、伊藤忠<8001>、日立<6501>、アシックス<7936>、コマツ<6301>、アドバンテスト<6857>などが上昇している。
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2025/07/08 09:34
寄り付き概況
日経平均は81円安でスタート、三菱UFJや川崎重工などが下落
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;39729.56;-81.32TOPIX;2827.16;-0.79[寄り付き概況] 7月7日の日経平均は前営業日比81.32円安の39729.56円と反落でスタート。4日の米国市場は独立記念日の祝日で休場だった。また、欧州市場は総じて軟調。本日の日経平均はやや売りが先行。ただし、その後は一時プラス圏を回復する場面もあった。トランプ米大統領が発表した上乗せ関税の一時停止期限が9日に迫っている他、台湾積体電路製造(TSMC)が米国への投資を優先させるため、日本での熊本第2工場の建設を延期する方針といった報道もあり全体としては様子見ムード優勢のようだ。 東証プライム市場の売買代金上位では、ディスコ<6146>、レーザーテック<6920>、良品計画<7453>などが上昇している反面、三菱UFJ<8306>、川崎重工<7012>、ソフトバンクG<9984>などが小安い。業種別では、パルプ紙、サービス、不動産などが上昇率上位で推移。
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2025/07/07 09:26
寄り付き概況
日経平均は208円高でスタート、東電力HDやりそなHDなどが上昇
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;39994.64;+208.74TOPIX;2841.59;+12.60[寄り付き概況] 4日の日経平均は208.74円高の39994.64円と続伸して取引を開始した。前日3日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は344.11ドル高の44828.53ドル、ナスダックは207.97ポイント高の20601.10で取引を終了した。雇用統計が予想外に強まったことを好感し、寄り付き後、上昇。通商交渉の進展やトランプ政権の大型減税成立期待を受けた買いが引き続き支援し、相場は終日堅調に推移した。独立記念日祭日の前日で短縮取引となる中、終盤にかけて上げ幅を拡大、ナスダックやS&P500種指数は連日で過去最高値を更新した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。また、外為市場で1ドル=144円70銭台と、昨日15時30分頃と比べ80銭ほど円安・ドル高に振れたことが東京市場で輸出株などの株価を支える要因となった。さらに、昨日の日経平均が一昨日に続き39000円台半ばで下げ渋る展開だったことから、相場の下値は堅いとの見方もあった。一方、昨日の海外市場で米長期金利が上昇したことが東京市場の株価の重しとなった。また、トランプ米政権の相互関税の上乗せ分の停止期限を9日に控え、日米関税交渉の先行き不透明感が引き続き意識され、市場の雰囲気を重くしたが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された5月の家計調査は2人以上世帯の実質消費支出が前年同月比4.7%増加した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は同1.2%増だった。 セクター別では、銀行業、証券商品先物、電気機器、電気・ガス業、非鉄金属などが値上がり率上位、保険業、不動産業、鉱業、海運業が値下がりしている。東証プライムの売買代金上位では、東電力HD<9501>、スクリーンHD<7735>、良品計画<7453>、りそなHD<8308>、アドバンテスト<6857>、みずほ<8411>、JFE<5411>、キーエンス<6861>、ルネサス<6723>、SMC<6273>、サンリオ<8136>、三菱UFJ<8306>、リクルートHD<6098>などが上昇。他方、東京海上<8766>、ソフトバンクG<9984>、NTT<9432>、日本製鉄<5401>、キオクシアHD<285A>、トヨタ<7203>、アサヒ<2502>などが下落している。
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2025/07/04 09:30
寄り付き概況
日経平均は34円高でスタート、ルネサスや日本製鉄などが上昇
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;39796.75;+34.27TOPIX;2825.46;-0.58[寄り付き概況] 3日の日経平均は34.27円高の39796.75円と3日ぶり反発して取引を開始した。前日2日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は10.52ドル安の44484.42ドル、ナスダックは190.24ポイント高の20393.13で取引を終了した。ADP雇用統計が予想外に減少したため、景気減速が警戒され寄り付き後、下落。その後、半導体のエヌビディア(NVDA)などの反発がけん引しナスダックは上昇に転じた。通商交渉進展やトランプ政権の大型減税成立期待にダウも下げ止まり。トランプ大統領がベトナムと関税政策を巡り合意に達したと明らかにすると、相場は一段高、ダウは下げ幅を縮小した。ナスダックやS&P500種指数は過去最高値を更新し終了した。 今日の東京株式市場は、やや買いが先行した。昨日の米株式市場でダウ平均は小幅に5日ぶりに反落したが、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数が0.94%上昇、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が1.88%上昇したことが、東京市場でハイテク株や半導体関連株の株価支援要因となった。また、日経平均が昨日までの2日間で720円あまり下落しており、押し目待ちや自律反発狙いの買いが入りやすかった。一方、昨日の海外市場で米長期金利が強含みで推移したことが東京市場の重しとなった。また、引き続き日米関税交渉の先行き不透明感が意識され、投資家心理を慎重にさせたこともあり、寄り後、日経平均は下げに転じた。なお、取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は6月22-28日に国内株を2週ぶりに買い越した。買越額は6513億円だった。今日は参議院選挙が公示され、今月20日の投票に向けて選挙戦が始まる。 セクター別では、その他製品、鉄鋼、非鉄金属、機械、銀行業などが値上がり率上位、医薬品、電気・ガス業、情報・通信業、その他金融業、倉庫運輸関連などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、ルネサス<6723>、キオクシアHD<285A>、フジクラ<5803>、日本製鉄<5401>、ソシオネクスト<6526>、JX金属<5016>、JFE<5411>、ファーストリテ<9983>、任天堂<7974>、アシックス<7936>、アドバンテスト<6857>、東エレク<8035>、三井住友<8316>などが上昇。他方、東電力HD<9501>、良品計画<7453>、ニトリHD<9843>、ソフトバンクG<9984>、カプコン<9697>、伊藤忠<8001>、第一三共<4568>、KDDI<9433>、日立<6501>、NTT<9432>、三井E&S<7003>、ソフトバンク<9434>などが下落している。
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2025/07/03 09:43
寄り付き概況
日経平均は355円安でスタート、古河電工やディスコなどが下落
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;39631.17;-355.16TOPIX;2818.98;-13.09[寄り付き概況] 2日の日経平均は355.16円安の39631.17円と続落して取引を開始した。前日1日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は400.17ドル高の44494.94ドル、ナスダックは166.84ポイント安の20202.89で取引を終了した。連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が利下げに慎重な姿勢を再表明したため利下げ期待の後退で、寄り付き後、まちまち。長期金利の上昇に連れ、相場は売りが先行した。その後、ISM製造業やJOLT求人件数が予想を上回ると成長継続を期待した買いにダウは上昇に転じた。上院がトランプ大統領の大型減税法案を可決するとダウは続伸。ナスダックは金利高やエヌビディア(NVDA)などの下落に押され、一段安となり、主要指数は高安まちまちで終了した。 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場でダウ平均は上昇したが、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数や、機関投資家が運用指標とするS&P500、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)など、ダウ平均以外の主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、米長期金利が上昇したことも東京市場で買い手控え要因となった。さらに、トランプ米大統領が日本との関税交渉について、税率の引き上げを示唆するなど厳しい態度を見せていることも警戒感となった。一方、昨日の米株式市場でダウ平均が400ドルを超す上げとなったことが東京市場の株価の支えとなった。また、昨日の日経平均が500円あまり下げたことから、押し目待ちや自律反発狙いの買いも入りやすかったが、寄付き段階では売りが優勢だった。 セクター別では、非鉄金属、その他製品、機械、電気機器、保険業などが値下がり率上位、空運業、電気・ガス業、陸運業、不動産業、ゴム製品などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、古河電工<5801>、川崎重<7012>、フジクラ<5803>、ソシオネクスト<6526>、三菱重<7011>、アドバンテスト<6857>、IHI<7013>、三井E&S<7003>、ディスコ<6146>、SOMPO<8630>、レーザーテック<6920>、ソフトバンクG<9984>、サンリオ<8136>、東エレク<8035>などが下落。他方、三井海洋<6269>、JR東<9020>、関西電<9503>、フジHD<4676>、ANA<9202>、東電力HD<9501>、ダイキン<6367>、ソニーG<6758>、ホンダ<7267>、郵船<9101>、KDDI<9433>、ブリヂストン<5108>などが上昇している。
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2025/07/02 09:47
寄り付き概況
日経平均は146円安でスタート、東京海上やファーストリテなどが下落
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;40340.64;-146.75TOPIX;2848.88;-3.96[寄り付き概況] 1日の日経平均は146.75円安の40340.64円と6日ぶり反落して取引を開始した。前日6月30日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は275.50ドル高の44094.77ドル、ナスダックは96.27ポイント高の20369.73で取引を終了した。通商交渉に楽観的な見通しが強まったほか、トランプ政権の税制案の進展を好感し、寄り付き後、上昇。ナスダックは過去最高値水準での利益確定売りに一時伸び悩む局面もあったが早期利下げ期待を受けた買いも強まり、相場は終日底堅く推移した。終盤にかけて、上げ幅を拡大しS&P500種指数、ナスダックは連日で過去最高値を更新し、終了した。 今日の東京株式市場は売りが先行した。日経平均は昨日までの5日続伸で2100円あまり上昇したことから、目先高値警戒感が意識された。また、昨日の米株式市場で主要指数が上昇したが、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が小幅な上げにとどまったことが東京市場で半導体関連株の買い手控え要因となった。さらに、日米の関税交渉が難航していることも投資家心理に影を落とした。一方、昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。また、海外市場で米長期金利が低下したことが安心感となった。さらに、日経平均が節目と見られていた4万円を先週末に上抜けた後、昨日も上伸したことから、相場の腰は強いとの見方もあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された日銀短観(6月調査)で、大企業製造業の業況判断DIはプラス13と前回3月調査のプラス12から改善した。QUICKがまとめた民間予測の中央値はプラス10だった。9月までの先行きはプラス12(今回差マイナス1)となった。 セクター別では、その他製品、保険業、パルプ・紙、鉄鋼、銀行業などが値下がり率上位、電気・ガス業、食料品、空運業、その他金融業、機械などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、ソシオネクスト<6526>、レーザーテック<6920>、HOYA<7741>、ファーストリテ<9983>、サンリオ<8136>、東京海上<8766>、ディスコ<6146>、フジクラ<5803>、ソニーG<6758>、リクルートHD<6098>、任天堂<7974>、コマツ<6301>、東エレク<8035>などが下落。他方、東電力HD<9501>、イオン<8267>、フジHD<4676>、三菱電<6503>、古河電工<5801>、良品計画<7453>、TOTO<5332>、ダイキン<6367>、ファナック<6954>、三菱重<7011>、IHI<7013>、川崎重<7012>、ソフトバンク<9434>などが上昇している。
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2025/07/01 09:42
寄り付き概況
日経平均は400円高でスタート、ディスコやソフトバンクGなどが上昇
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;40550.79;+400.00TOPIX;2860.83;+20.29[寄り付き概況] 6月30日の日経平均は前営業日比400円高の40550.79円と大幅に5営業日続伸でスタート。27日の米国市場でダウ平均は432.43ドル高の43819.27ドル、ナスダックは105.55ポイント高の20273.46で取引を終了。政府が通商交渉の合意に向けた進展に楽観的見解を示し、寄り付き後、上昇。終日買いが先行し、S&P500種指数やナスダックは日中過去最高値を更新した。その後、トランプ大統領がカナダとの通商交渉を速やかに終了すると発表し、警戒感から相場は伸び悩み。ナスダックは一時下落に転じたが、終盤にかけて持ち直し終値でも過去最高値を更新し終了。シカゴ日経225先物は大阪比365円高の40545円。本日の日経平均は買いが先行。米株高の流れから、1月高値の40288.80円、昨年12月高値40398.23円を突破しており、投資家心理も改善しているようだ。 東証プライム市場の売買代金上位では、ディスコ<6146>、レーザーテック<6920>、三菱重<7011>、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、IHI<7013>、東京電力HD<9501>などが上昇。業種別では、精密機器、その他金融、機械などが上昇率上位で推移。
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2025/06/30 09:27
寄り付き概況
日経平均は281円高でスタート、ディスコや川崎重などが上昇
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;39866.36;+281.78TOPIX;2819.88;+15.19[寄り付き概況] 27日の日経平均は281.78円高の39866.36円と4日続伸して取引を開始した。前日26日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は404.41ドル高の43386.84ドル、ナスダックは194.36ポイント高の20167.91で取引を終了した。トランプ大統領が次期連邦準備制度理事会(FRB)議長を早期指名するとの報道を受け、利下げ期待が再燃し、寄り付き後、上昇。金利低下が支援し、終日買いが先行した。金利安に加え、半導体のエヌビディア(NVDA)の上昇がけん引し、ナスダックも続伸、相場を一段と押し上げ、終盤にかけ上げ幅を拡大した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。また、米長期金利が低下したことも安心感となった。一方、日経平均は昨日までの3日続伸で1200円を超す上げとなったことから、高値警戒感が意識され、週末ということもあり、利益確定売りが出やすかった。また、中東情勢の先行き不透明感も引き続き意識され、積極的な買いを手控える向きもあったが、寄付き段階では買いが先行した。なお、取引開始前に発表された5月の完全失業率(季節調整値)は2.5%となり前月比横ばいだった。QUICKがまとめた市場予想の中央値は2.5%だった。また、5月の有効求人倍率(季節調整値)は1.24倍で前月から0.02ポイント低下した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は1.26倍だった。同じく取引開始前に発表された取引開始前に発表された6月の東京都区部消費者物価指数(CPI・中旬速報値)は、生鮮食品を除く総合指数が前年同月比3.1%上昇した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は同3.3%上昇だった。 セクター別では、非鉄金属、電気機器、輸送用機器、機械、証券商品先物などが値上がり率上位、鉱業、医薬品、ゴム製品、食料品、銀行業などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、ディスコ<6146>、住友鉱<5713>、川崎重<7012>、東エレク<8035>、ファナック<6954>、KOKUSAI<6525>、TDK<6762>、TOWA<6315>、日立<6501>、IHI<7013>、キーエンス<6861>、ルネサス<6723>、コマツ<6301>などが上昇。他方、ニデック<6594>、INPEX<1605>、JT<2914>、第一三共<4568>、ブリヂストン<5108>、みずほ<8411>、アドバンテスト<6857>、キヤノン<7751>、三菱商<8058>、すかいらーく<3197>、三井住友<8316>、パンパシHD<7532>などが下落している。
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2025/06/27 09:30
寄り付き概況
日経平均は130円高でスタート、ソフトバンクGやアドバンテストなどが上昇
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;39072.14;+130.07TOPIX;2784.59;+2.35[寄り付き概況] 26日の日経平均は130.07円高の39072.14円と3日続伸して取引を開始した。前日25日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は106.59ドル安の42982.43ドル、ナスダックは61.02ポイント高の19973.55で取引を終了した。連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の上院議会証言を控えて、寄り付き後、まちまち。中東情勢は安定も、新築住宅販売件数が予想以上に減少し成長減速が警戒されたほか、議長がインフレの上昇を示唆したことが嫌気され、ダウは売りが先行した。ナスダックは半導体エヌビディア(NVDA)の上昇が支援し、プラス圏を維持。主要指数は高安まちまちで終了した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場でダウ平均は下落したが、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数や、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数が上昇したことが東京市場でハイテク株や半導体関連株の株価の支えとなった。また、イスラエルとイランの停戦合意後も事態が落ち着いていることが安心感となった。一方、昨日の米株式市場でダウ平均が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、日経平均は昨日までの2日間で600円近く上昇し、昨日の終値が2月19日以来の高値水準となったことから、利益確定売りが出やすかった。さらに、中東情勢を巡る先行き不透明感から積極的な買いを手控える向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は15-21日に国内株を12週ぶりに売り越した。売越額は5243億円だった。今日は、エータイ<369A>が東証グロースに上場した。 セクター別では、電気・ガス業、海運業、その他製品、電気機器、情報・通信業などが値上がり率上位、精密機器、輸送用機器、鉱業、不動産業、ゴム製品などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、アドバンテスト<6857>、藤田観光<9722>、イビデン<4062>、ソシオネクスト<6526>、フジHD<4676>、コマツ<6301>、スクリーンHD<7735>、古河電工<5801>、IHI<7013>、良品計画<7453>、パンパシHD<7532>、東エレク<8035>、日立<6501>などが上昇。他方、ルネサス<6723>、三菱電<6503>、スズキ<7269>、オリンパス<7733>、第一三共<4568>、ブリヂストン<5108>、トヨタ<7203>、レーザーテック<6920>、三井住友<8316>、ディスコ<6146>などが下落している。
<CS>
2025/06/26 09:44
寄り付き概況
日経平均は113円高でスタート、東エレクや三菱電などが上昇
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;38904.18;+113.62TOPIX;2789.68;+8.33[寄り付き概況] 25日の日経平均は113.62円高の38904.18円と続伸して取引を開始した。前日24日の米国株式市場は大幅続伸。ダウ平均は507.24ドル高の43089.02ドル、ナスダックは281.57ポイント高の19912.54で取引を終了した。イスラエル・イラン停戦合意で中東情勢の改善を期待した買いに、寄り付き後、上昇。トランプ政権によるイランの核開発施設攻撃で長期的な中東、世界の地政学的リスクが低下したとの楽観的見方が広がり、一段高となった。連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は下院金融委での証言で、利下げを急がない姿勢を再表明したが、インフレの鈍化が継続し、労働市場が減速したら早期利下げの可能性にも言及。中東情勢の改善に連れた原油安でインフレ懸念も後退、金利安を好感し、相場は終日堅調に推移した。終盤にかけて上げ幅を拡大し、終了した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。中でも、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が3.77%上昇と、ダウ平均(1.19%上昇)やナスダック総合指数(1.43%上昇)に比べ上昇率が大きく、東京市場で半導体関連株の株価を支える要因となった。さらに、昨日の海外市場で米長期金利が低下したことも安心感となった。一方、昨日の米株上昇の要因の一つとなった中東情勢の緊張緩和への期待は、東京市場では昨日、すでにひとまず織り込まれており、改めて手掛かり材料にはなりにくかった。むしろ、停戦合意が順守されるかなどを懸念する向きもあった。また、日経平均は昨日400円を超す上げとなったことから、利益確定売りも出やすかったが、寄付き段階では買いが優勢だった。今日は、北里コーポレーション<368A>が東証プライムに上場した。 セクター別では、電気機器、証券商品先物、機械、非鉄金属、化学などが値上がり率上位、小売業、パルプ・紙、倉庫運輸関連、石油石炭製品、卸売業などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、アドバンテスト<6857>、東エレク<8035>、三菱電<6503>、スクリーンHD<7735>、キオクシアHD<285A>、川崎重<7012>、ディスコ<6146>、レーザーテック<6920>、ルネサス<6723>、ソシオネクスト<6526>、フジクラ<5803>、日立<6501>、野村<8604>などが上昇。他方、オリンパス<7733>、伊藤忠<8001>、ファーストリテ<9983>、丸紅<8002>、楽天グループ<4755>、三井物<8031>、みずほ<8411>、良品計画<7453>、三菱UFJ<8306>、KDDI<9433>、東京海上<8766>などが下落している。
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2025/06/25 09:36
寄り付き概況
日経平均は425円高でスタート、レーザーテックや東電力HDなどが上昇
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;38779.18;+425.09TOPIX;2788.26;+27.08[寄り付き概況] 24日の日経平均は425.09円高の38779.18円と4日ぶり反発して取引を開始した。前日23日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は374.96ドル高の42581.78ドル、ナスダックは183.57ポイント高の19630.98で取引を終了した。軍のイラン核開発施設攻撃を受けた中東情勢の悪化懸念に寄り付き後、下落。その後、連邦準備制度理事会(FRB)のボウマン副議長が7月の利下げを支持する可能性を示唆すると早期利下げ期待に相場は上昇に転じた。同時に中東各国が一時的な空域閉鎖を発表、イランは報復攻撃を開始したとの報道で、警戒感が強まり、再び大きく売られた。しかし、カタールがミサイルを迎撃、犠牲者はないことを発表すると限定的な報復攻撃にとどまるとの情勢鎮静化への期待に買い戻しが加速。終盤にかけて上げ幅を拡大し、終了した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。日本時間の今朝、トランプ米大統領が、イスラエルとイランが「完全な停戦で合意した」と自身のSNSに投稿したことを受け、中東の地政学リスクが後退。投資家心理を上向かせた。また、昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価支援要因となった。さらに、海外市場で米長期金利が低下したことも安心感となった。一方、昨日の東京市場の取引終了後に円相場が一旦、円安・ドル高方向に振れたものの、その後は円安一服となっていることが東京市場で輸出株の買い手控え要因となったが、寄付き段階では買いが優勢だった。今日は、プリモグローバルホールディングス<367A>が東証スタンダードに上場した。 セクター別では、空運業、その他製品、電気機器、精密機器、銀行業などが値上がり率上位、鉱業、石油石炭製品、海運業が値下がりしている。東証プライムの売買代金上位では、レーザーテック<6920>、スクリーンHD<7735>、東電力HD<9501>、東エレク<8035>、ソニーG<6758>、フジクラ<5803>、SBI<8473>、ディスコ<6146>、ソフトバンクG<9984>、キオクシアHD<285A>、日立<6501>、信越化<4063>などが上昇。他方、INPEX<1605>、三井E&S<7003>、川崎船<9107>、ルネサス<6723>、商船三井<9104>、郵船<9101>などが下落している。
<CS>
2025/06/24 09:37
寄り付き概況
日経平均は142円安でスタート、ディスコや三菱UFJなどが下落
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;38260.69;-142.54TOPIX;2764.51;-6.75[寄り付き概況] 6月23日の日経平均は前営業日比142.54円安の38260.69円と3営業日続落でスタート。20日の米国市場でダウ平均は35.16ドル高の42206.82ドル、ナスダックは98.86ポイント安の19447.41で取引を終了。イランと欧州の会合に加え、トランプ大統領がイスラエル・イラン対立について外交的解決の余地を与えたため安心感から、寄り付き後、上昇。さらに、連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事が早くて7月の利下げの可能性に言及すると早期利下げ期待を受けた買いも手伝い一段高となった。その後、ウォ―ルストリートジャーナル紙がトランプ政権が半導体を巡る対中規制を一段と強化することを検討していると報じるとナスダックの重しとなり、相場を押し下げ。リッチモンド連銀のバーキン総裁の「利下げを急がず」との発言も上値抑制につながった。さらに、オプション満期日で、テクニカルな取引も見られ、終日調整色が強くまちまちで終了。シカゴ日経225先物は大阪比50円安の38300円。本日の日経平均は売りが先行。米国がイランの核施設3カ所に攻撃を行ったことで、まずはリスク回避の動きが先行する展開に。 東証プライム市場の売買代金上位では、ディスコ<6146>、アドバンテ<6857>、レーザーテック<6920>、任天堂<7974>、三菱UFJ<8306>、東エレク<8035>、サンリオ<8136>、ソニーG<6758>、日立<6501>などが下落する一方、三菱重<7011>、IHI<7013>、川崎重<7012>などが上昇。業種別では、電気機器、非鉄金属、鉄鋼などが下落率上位で推移。
<CS>
2025/06/23 09:27
寄り付き概況
日経平均は16円安でスタート、任天堂やIHIなどが下落
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;38472.25;-16.09TOPIX;2786.13;-5.95[寄り付き概況] 20日の日経平均は16.09円安の38472.25円と続落して取引を開始した。前日19日の米国株式市場は休場。欧州主要市場は、英FTSETM100が0.58%安、独DAXが1.12%安、仏CAC40が1.34%安。 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場が休場で手掛かり材料に乏しい中、欧州市場で主要株価指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、中東情勢の緊迫化が引き続き懸念材料となり、積極的な買いを見送る向きもあった。さらに、昨日の日経平均が安値引けとなったことからやや慎重姿勢が台頭する中、今日は週末ということもあり、ひとまず利益確定売りを優先させる投資家が増えそうだとの見方もあった。一方、外為市場で1ドル=145円20銭台と、引き続き円安・ドル高水準で落ち着いた動きとなっていることが株式市場で安心感となった。また、昨日の日経平均が400円近く下落したことから、押し目待ちや自律反発狙いの買いが入りやすかったが、寄付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された5月の全国消費者物価指数(CPI)は、生鮮食品を除く総合指数が前年同月比3.7%上昇した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は同3.6%上昇だった。今日は、伊澤タオル<365A>が東証スタンダードに上場した。 セクター別では、その他製品、不動産業、水産・農林業、保険業、非鉄金属などが値下がり率上位、パルプ・紙、海運業、倉庫運輸関連、その他金融業、証券商品先物などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、任天堂<7974>、セガサミーHD<6460>、OLC<4661>、IHI<7013>、三井住友トラ<8309>、富士通<6702>、川崎重<7012>、トレンド<4704>、フジクラ<5803>、NTT<9432>、三菱重<7011>、第一三共<4568>、日本製鉄<5401>などが下落。他方、富士フイルム<4901>、アドバンテスト<6857>、7&iHD<3382>、郵船<9101>、川崎船<9107>、さくら<3778>、ルネサス<6723>、東エレク<8035>、ソシオネクスト<6526>、ディスコ<6146>、サンリオ<8136>などが上昇している。
<AK>
2025/06/20 09:49
寄り付き概況
日経平均は26円安でスタート、川崎船やソニーGなどが下落
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;38858.52;-26.63TOPIX;2807.46;-0.89[寄り付き概況] 19日の日経平均は26.63円安の38858.52円と4日ぶり反落して取引を開始した。前日18日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は44.14ドル安の42171.66ドル、ナスダックは25.18ポイント高の19546.27で取引を終了した。連邦公開市場委員会(FOMC)を控え様子見気配が強まり、寄り付き後、まちまち。イランが接触してきたことをトランプ大統領が明らかにすると、中東問題で外交的解決への期待に買戻しが優勢となった。その後、連邦準備制度理事会(FRB)がFOMCで市場の予想通り政策金利据え置きを決定、金融当局者が依然年2回の利下げ予想を維持したため利下げ期待に伴う買いがさらに強まったが、同時に、パウエル議長が会見で今後数カ月のインフレを想定していると警告すると、金利上昇を嫌気しダウは下げに転じ、主要指数は高安まちまちで終了した。 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場は主要指数が高安まちまちだったが、ダウ平均が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、中東情勢の緊迫度が増しており、地政学リスクの高まりが意識され、投資家心理を慎重にさせた。さらに、日経平均は昨日までの3日続伸で1000円を超す上げとなったことから、目先的な利益確定売りも出やすかった。一方、昨日の米株式市場で、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数や、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が上昇したことが、東京市場でハイテク株や半導体関連株の株価の支えとなった。また、日銀金融政策決定会合や米FOMCを通過したことが東京市場で買い安心感となった。さらに、昨日の日経平均が終日底堅く推移し、寄付き安値・大引け高値のいわゆる「陽の丸坊主」となったことから、買い意欲の強さを指摘する向きもあったが、寄付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は8-14日に国内株を11週連続で買い越した。買越額は4734億円だった。 セクター別では、海運業、石油石炭製品、精密機器、非鉄金属、電気機器などが値下がり率上位、証券商品先物、鉄鋼、空運業、電気・ガス業、水産・農林業などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、川崎船<9107>、ソニーG<6758>、アドバンテスト<6857>、東エレク<8035>、第一三共<4568>、キーエンス<6861>、ディスコ<6146>、レーザーテック<6920>、三井物<8031>、ジョイフル本田<3191>、トヨタ<7203>、商船三井<9104>、リクルートHD<6098>、東京海上<8766>などが下落。他方、SBI<8473>、さくら<3778>、ルネサス<6723>、gumi<3903>、F&LC<3563>、日本製鉄<5401>、東電力HD<9501>、良品計画<7453>、大和ハウス<1925>、メルカリ<4385>、任天堂<7974>、7&iHD<3382>、すかいらーく<3197>などが上昇している。
<CS>
2025/06/19 09:44
寄り付き概況
日経平均は172円安でスタート、日本製鉄やルネサスなどが下落
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;38364.16;-172.58TOPIX;2777.29;-9.66[寄り付き概況] 18日の日経平均は172.58円安の38364.16円と3日ぶり反落して取引を開始した。前日17日の米国株式市場は反落。ダウ平均は299.29ドル安の42215.80ドル、ナスダックは180.12ポイント安の19521.09で取引を終了した。中東情勢の悪化懸念が再燃し、寄り付き後、下落。中盤にかけて、トランプ大統領が国家安全保障チームとの会合を開催すると報じられると、イスラエル、イラン戦への軍の関与の可能性などが警戒され、原油高などに連れ売りに拍車がかかった。終盤にかけても中東緊迫化を警戒する売りが続き下げ幅を拡大した。 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、日経平均は昨日までの続伸で700円を超す上げとなったことから、利益確定売りも出やすかった。さらに、日本時間の明日未明に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表とパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の記者会見が予定されていることから、これらの内容を確認したいとして積極的な買いを見送る向きもあった。一方、外為市場で1ドル=145円30銭台と、昨日15時30分頃と比べ60銭ほど円安・ドル高に振れたことが、東京市場の輸出株などの支えとなった。また、海外市場で米長期金利が低下したことも安心感となったが、寄付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された4月の機械受注統計は、民間設備投資の先行指標である「船舶・電力を除く民需」の受注額(季節調整済み)が前月比9.1%減だった。QUICKがまとめた民間予測の中央値は9.9%減だった。同じく取引開始前に発表された5月の貿易収支は6376億円の赤字だった。QUICKがまとめた民間予測の中央値は8852億円の赤字だった。 セクター別では、鉄鋼、海運業、ゴム製品、電気機器、銀行業などが値下がり率上位、パルプ・紙、その他製品、精密機器、鉱業、証券商品先物などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、日本製鉄<5401>、ルネサス<6723>、ソシオネクスト<6526>、ソフトバンク<9434>、商船三井<9104>、中外薬<4519>、富士通<6702>、東エレク<8035>、ブリヂストン<5108>、ソニーG<6758>、三菱重<7011>、フジクラ<5803>などが下落。他方、王子HD<3861>、SUBARU<7270>、任天堂<7974>、HOYA<7741>、SBI<8473>、リクルートHD<6098>、サンリオ<8136>、積水ハウス<1928>、良品計画<7453>、ホンダ<7267>、アドバンテスト<6857>、すかいらーく<3197>などが上昇している。
<CS>
2025/06/18 09:38
寄り付き概況
日経平均は55円高でスタート、レーザーテックや東電力HDなどが上昇
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;38366.68;+55.35TOPIX;2777.67;+0.54[寄り付き概況] 17日の日経平均は55.35円高の38366.68円と続伸して取引を開始した。前日16日の米国株式市場は反発。ダウ平均は317.30ドル高の42515.09ドル、ナスダックは294.38ポイント高の19701.21で取引を終了した。主要7か国(G7)首脳会談でいくつかの通商協定合意の可能性をトランプ大統領が示唆し、投資家心理が改善し、寄り付き後、上昇。さらに、情勢悪化を回避すべくイランが核兵器開発問題を巡り協議再開を望んでいるとの報道に加えて、イランとイスラエル戦争でトランプ政権が依然外交的解決を優先している考えが明かになったことも手伝い、終日堅調に推移した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。中でも、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数が1.51%上昇、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が3.03%上昇と、ダウ平均(0.75%上昇)と比べ上昇率が大きく、東京市場でハイテク株や半導体関連株の株価支援要因となった。また、外為市場で1ドル=144円70銭台と、昨日15時30分頃と比べ60銭ほど円安・ドル高に振れたことが東京市場で輸出株などの株価下支え要因となった。さらに、日米首脳会談については合意には至らなかったと伝えられているが、会談終了後も円相場が落ち着いた推移となっていることなどが安心感となったようだ。一方、東京市場は引き続き高値警戒感があることに加え、日経平均は38000円台半ばが上値抵抗帯として意識され、ここからの上値余地は大きくないとの見方があった。また、今日は日銀金融政策決定会合の結果発表と植田日銀総裁の記者会見が行われ、日本時間19日未明には米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表とパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の記者会見が予定されていることから、これらの内容を確認したいとして積極的な買いを見送る向きもあったが、寄付き段階では買いが先行した。 セクター別では、水産・農林業、非鉄金属、ガラス土石製品、パルプ・紙、証券商品先物などが値上がり率上位、鉄鋼、海運業、保険業、医薬品、石油石炭製品などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、レーザーテック<6920>、ディスコ<6146>、東電力HD<9501>、スクリーンHD<7735>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、ソフトバンクG<9984>、ソシオネクスト<6526>、ニデック<6594>、ルネサス<6723>、三菱電<6503>、三井住友<8316>、富士通<6702>などが上昇。他方、日本製鉄<5401>、ニトリHD<9843>、第一三共<4568>、gumi<3903>、ダイキン<6367>、IHI<7013>、三井E&S<7003>、キーエンス<6861>、三菱重<7011>、リクルートHD<6098>、ファーストリテ<9983>、良品計画<7453>などが下落している。
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2025/06/17 09:41
寄り付き概況
日経平均は222円高でスタート、三菱重やアドバンテなどが上昇
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;38056.86;+222.61TOPIX;2773.83;+17.36[寄り付き概況] 6月16日の日経平均は前営業日比222.61円高の38056.86円と反発でスタート。13日の米国市場でダウ平均は769.83ドル安の42197.79ドル、ナスダックは255.65ポイント安の19406.83で取引を終了。イスラエルのイラン空爆を受け中東情勢悪化を警戒した売りが加速し、寄り付き後、大幅下落。その後、ミシガン大消費者信頼感指数の改善や期待インフレ率の低下を好感し、売りが一段落したが、中盤にかけ、イランによるイスラエル報復ミサイル攻撃開始を受けて、再び売りが加速した。イスラエルが市民を対象にしたイランの報復攻撃を「レッドラインを超えた」と非難したため状況悪化を警戒し、終盤にかけ下げ幅を拡大。シカゴ日経225先物は大阪比130高の37910円。本日の日経平均は買いが先行。中東情勢を巡る警戒感は依然として残るものの、為替も朝方から円安方向に振れている他、トランプ米大統領がG7サミット期間中に新たな貿易合意を結ぶ可能性を示唆したと伝わるなか、リバウンド狙いの買いも入っているとみられる。 東証プライム市場の売買代金上位では、三菱重<7011>、IHI<7013>、アドバンテ<6857>、ディスコ<6146>、任天堂<7974>、川崎重<7012>、ソフトバンクG<9984>、INPEX<1605>、日本製鉄<5401>、レーザーテック<6920>などが上昇。業種別では、鉱業、海運、鉄鋼などが上昇率上位で推移。
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2025/06/16 10:07
寄り付き概況
日経平均は42円安でスタート、リクルートHDや東エレクなどが下落
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;38130.25;-42.84TOPIX;2774.49;-8.48[寄り付き概況] 13日の日経平均は42.84円安の38130.25円と続落して取引を開始した。前日12日の米国株式市場は反発。ダウ平均は101.85ドル高の42967.62ドル、ナスダックは46.60ポイント高の19662.48で取引を終了した。中東情勢の悪化を警戒し、寄り付き後、下落。その後、生産者物価指数(PPI)が消費者物価指数(CPI)に続きインフレ鈍化のあらたな証拠となったほか、失業保険申請件数の増加で労働市場の減速を背景に利下げ期待が高まり、買いに転じ、終日買戻しが続き堅調に推移した。 今日の東京株式市場は売りが先行した。トランプ米政権の関税政策や米中交渉の不透明感が株価の重しとなった。また、15日から17日に開催される主要7カ国首脳会議(G7サミット)や、これに合わせて開かれると見られる日米首脳会談の行方を見極めたいとして、引き続き積極的な買いを見送る向きもあった。さらに、日経平均は38000円台半ばでの上値の重さが意識され、ここからの短期的な上値余地は大きくないとの見方もあった。一方、昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。中でも、ダウ平均は取引開始後に250ドルを超す下げとなった後に上昇に転じており、米株価の腰の強さを確認したとの指摘があった。また、海外市場で米長期金利が低下したことが東京市場で安心感となったが、寄付き段階では売りが優勢だった。今日は株価指数先物・オプション6月物の特別清算指数(SQ)の算出日。SQ値はQUICK試算で38172.67円だった。 セクター別では、繊維製品、サービス業、輸送用機器、電気機器、金属製品などが値下がり率上位、鉱業、情報・通信業、倉庫運輸関連、機械、小売業などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、リクルートHD<6098>、東エレク<8035>、川崎重<7012>、TDK<6762>、パナHD<6752>、日立<6501>、サンリオ<8136>、ソニーG<6758>、トヨタ<7203>、第一三共<4568>、信越化<4063>などが下落。他方、ネクソン<3659>、INPEX<1605>、イオン<8267>、ソフトバンクG<9984>、SOMPO<8630>、コナミG<9766>、良品計画<7453>などが上昇している。
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2025/06/13 09:38
寄り付き概況
日経平均は96円安でスタート、日野自やOLCなどが下落
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;38324.93;-96.26TOPIX;2790.23;+1.51[寄り付き概況] 12日の日経平均は96.26円安の38324.93円と5日ぶり反落して取引を開始した。前日11日の米国株式市場は反落。ダウ平均は1.10ドル安の42865.77ドル、ナスダックは99.11ポイント安の19615.88で取引を終了した。対中通商の合意成立を好感し、寄り付き後、上昇。消費者物価指数(CPI)も予想を下回る伸びに留まり年内の利下げ期待を受けて、続伸した。終盤にかけて、イランが地域の基地攻撃を警告、イラク大使館員の避難が報じられると中東地政学的リスクを警戒し、下落に転じた。 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、外為市場で1ドル=144円20銭台と、昨日15時30分頃と比べ1円ほど円高・ドル安に振れたことが東京市場で輸出株などの買い手控え要因となった。さらに、15日から17日に開催される主要7カ国首脳会議(G7サミット)や、これに合わせて開かれると見られる日米首脳会談の行方を見極めたいとして、引き続き積極的な買いを見送る向きもあった。一方、米中通商協議には先行き不透明感も指摘されているが、ひとまず進展を好感する買いが東京市場の株価の支えとなった。また、海外市場で米長期金利が低下したことが市場の安心感となったが、寄付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は1-7日に国内株を10週連続で買い越した。買越額は1802億円だった。 セクター別では、鉄鋼、金属製品、精密機器、空運業、小売業などが値下がり率上位、その他製品、石油石炭製品、ゴム製品、保険業、銀行業などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、日野自<7205>、OLC<4661>、日立<6501>、レーザーテック<6920>、第一三共<4568>、ファーストリテ<9983>、富士通<6702>、アドバンテスト<6857>、パナHD<6752>、キーエンス<6861>、DeNA<2432>、トヨタ<7203>などが下落。他方、住友ファーマ<4506>、さくら<3778>、ソシオネクスト<6526>、任天堂<7974>、川崎重<7012>、三菱重<7011>、JT<2914>、ブリヂストン<5108>、村田製<6981>、INPEX<1605>、郵船<9101>、IHI<7013>、ソニーG<6758>などが上昇している。
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2025/06/12 09:33
寄り付き概況
日経平均は219円高でスタート、マイクロニクスや資生堂などが上昇
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;38431.10;+219.59TOPIX;2794.65;+8.41[寄り付き概況] 11日の日経平均は219.59円高の38431.10円と4日続伸して取引を開始した。前日10日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は105.11ドル高の42866.87ドル、ナスダックは123.75ポイント高の19714.99で取引を終了した。対中通商協議の行方を睨み寄り付き後、小幅高。協議の進展期待を受けた買いに加え長期金利の低下も支援し、相場は終日底堅く推移した。終盤にかけて、商務長官が協議を巡り「順調に進行している」とし、本日中にも終了することを期待していると言及すると、楽観的見方が一段と強まり、一段高となり終了した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。中でも、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が2.06%上昇と、ダウ平均(0.25%上昇)やナスダック総合指数(0.63%上昇)と比べ上昇率が大きく、東京市場で半導体関連株の株価支援要因となった。また、円相場や米長期金利が落ち着いた動きだったことも東京市場で安心感となった。一方、日経平均は昨日までの3日続伸で600円を超す上げとなったことから、利益確定売りが出やすかった。また、昨日の日経平均が午後の時間帯に急速に伸び悩む展開となったことから、株価の上値の重さも意識された。さらに、米中貿易協議の行方や、15日から17日に開催される主要7カ国首脳会議(G7サミット)に合わせて開かれると見られる日米首脳会談で関税や貿易に関し何らかの合意に至れるかなどを見極めたいとして、引き続き積極的な買いを見送る向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された5月の国内企業物価指数は、前年同月比3.2%上昇した。QUICKがまとめた民間予測の中央値は同3.5%上昇だった。 セクター別では、医薬品、電気機器、鉱業、精密機器、ゴム製品などが値上がり率上位、その他製品、海運業、保険業、石油石炭製品、倉庫運輸関連などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、マイクロニクス<6871>、資生堂<4911>、アドバンテスト<6857>、スタンレー電<6923>、ルネサス<6723>、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、住友ファーマ<4506>、ソシオネクスト<6526>、日立<6501>、いすゞ<7202>、村田製<6981>などが上昇。他方、IHI<7013>、任天堂<7974>、川崎重<7012>、三菱重<7011>、東京海上<8766>、三菱電<6503>、三井E&S<7003>、NEC<6701>、サンリオ<8136>、積水ハウス<1928>、富士通<6702>などが下落している。
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2025/06/11 09:28
寄り付き概況
日経平均は189円高でスタート、ルネサスやサンリオなどが上昇
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;38278.17;+189.60TOPIX;2793.30;+7.89[寄り付き概況] 10日の日経平均は189.60円高の38278.17円と3日続伸して取引を開始した。前日9日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は1.11ドル安の42761.76ドル、ナスダックは61.29ポイント高の19591.24で取引を終了した。対中通商協議の再開で、期待感から買われ寄り付き後、上昇。NY連銀が発表したインフレ期待率の低下で長期金利が低下したことも好感されナスダックは続伸した。終盤にかけ、通商協議が明日も継続することが明かになると、様子見気配が強まり、ダウは失速し小幅安に転じ、主要指数は高安まちまちで終了した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場でダウ平均は小幅に下落したが、ハイテク株の比率が高いナスダック総合指数や主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が上昇したことが、東京市場のハイテク株や半導体関連株の株価支援要因となった。また、米長期金利や円相場が落ち着いた動きだったことも東京市場で安心感となった。さらに、昨日の日経平均が37900円台に位置する200日移動平均線や節目とされる38000円を上回って取引を終えたことから、相場は上昇基調にあるとの見方もあった。一方、今日も開かれると見られる米中貿易協議の結果や、15日から17日に開催される主要7カ国首脳会議(G7サミット)に合わせて開かれると見られる日米首脳会談で関税や貿易に関し何らかの合意に至れるかなどを見極めたいとして、積極的な買いを見送る向きがあった。また、日経平均は昨日までの2営業日で500円を超す上げとなったことから、目先的な利益確定売りや戻り待ちの売りも出やすかったが、寄付き段階では買いが優勢だった。 セクター別では、精密機器、電気機器、化学、サービス業、ガラス土石製品などが値上がり率上位、その他製品、倉庫運輸関連、医薬品、小売業、不動産業などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、ルネサス<6723>、ベイカレント<6532>、サンリオ<8136>、SMC<6273>、アドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>、HOYA<7741>、信越化<4063>、リクルートHD<6098>、住友林<1911>、古河電工<5801>、いすゞ<7202>などが上昇。他方、任天堂<7974>、三菱重<7011>、三井不<8801>、ファーストリテ<9983>、フジクラ<5803>、ソシオネクスト<6526>、伊藤忠<8001>などが下落している。
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2025/06/10 09:28
寄り付き概況
日経平均は287円高でスタート、アドバンテやみずほなどが上昇
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;38028.71;+287.10TOPIX;2787.66;+18.33[寄り付き概況] 6月9日の日経平均は前営業日比287.10円高の38028.71円と続伸でスタート。6日の米国市場でダウ平均は443.13ドル高の42762.87ドル、ナスダックは231.50ポイント高の19529.95で取引を終了。雇用統計で雇用の伸びが減速するも予想を上回ったため景気への悲観的見方が後退し、寄り付き後、大幅高。テスラの反発やトランプ大統領が米中通商交渉再開を発表すると、投資家心理改善で終日堅調に推移し終了。シカゴ日経225先物は大阪比220高の37990円。本日の日経平均は買いが先行。5回目の日米関税協議については、議論進展とする一方、「一致点は見いだせていない」と赤沢経財相が語っている。ただ、米中の閣僚級通商協議がロンドンで9日に開催されると伝わっており、米中貿易摩擦が和らぐとの期待感が浮上している他、無事に米雇用統計を通過したことも安心感に繋がっている。 東証プライム市場の売買代金上位では、アドバンテ<6857>、フジクラ<5803>、東エレク<8035>、みずほ<8411>、ディスコ<6146>、レーザーテック<6920>、日立<6501>、ファーストリテ<9983>、ソニーG<6758>などが上昇。業種別では、医薬品、電気機器、銀行などが上昇率上位で推移。
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2025/06/09 09:30
寄り付き概況
日経平均は35円高でスタート、さくらや中外薬などが上昇
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;37590.44;+35.95TOPIX;2763.18;+6.71[寄り付き概況] 6日の日経平均は35.95円高の37590.44円と反発して取引を開始した。前日5日の米国株式市場は下落。ダウ平均は108.00ドル安の42319.74ドル、ナスダックは162.04ポイント安の19298.45で取引を終了した。週次新規失業保険申請件数が予想外に増加し、労働市場の減速で利下げ期待が強まり寄り付き後、小幅高。トランプ大統領が中国の国家主席との電話会談が前向きな結果で終了したと言及すると貿易摩擦問題解決期待に続伸した。その後、テスラの下落が重しとなったほか、連邦準備制度理事会(FRB)のクーグラー理事が現在インフレに焦点を当てていると言及すると年内の利下げ期待が後退し売りに転じた。雇用統計の発表を控えた警戒感も売り材料となり戻りなく終了。 今日の東京株式市場は買いが先行した。米中首脳による電話協議を受け、今後の交渉進展への期待感が東京市場で株価支援要因となった。また、外為市場で1ドル=143円50銭台と、昨日15時30分頃と比べ40銭ほど円安・ドル高水準と、円相場が落ち着いた動きとなっていることも東京市場で安心感となった。さらに、日経平均は昨日段階で37400円台に位置する25日移動平均線が下値支持線として意識され、ここからの短期的な下値余地は大きくないとの見方もあった。一方、昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、海外市場で米長期金利が強含みの動きとなったことも投資家心理を慎重にさせた。さらに、米関税政策による米国経済の下押し圧力が意識される中、今晩、米国で5月の米雇用統計が発表されることから、これを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された4月の家計調査は2人以上世帯の実質消費支出が前年同月比0.1%減少した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は同1.4%増だった。 セクター別では、その他製品、保険業、陸運業、医薬品、空運業などが値上がり率上位、精密機器、電気機器、水産・農林業などが値下がりしている。東証プライムの売買代金上位では、さくら<3778>、メルカリ<4385>、中外薬<4519>、任天堂<7974>、ルネサス<6723>、SOMPO<8630>、7&iHD<3382>、NTT<9432>、ホンダ<7267>、東エレク<8035>、武田薬<4502>、スズキ<7269>、村田製<6981>、積水ハウス<1928>などが上昇。他方、パナHD<6752>、HOYA<7741>、レーザーテック<6920>、三菱電<6503>、サンリオ<8136>、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>、良品計画<7453>、日立<6501>、伊藤忠<8001>、ソニーG<6758>などが下落している。
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2025/06/06 09:33
寄り付き概況
日経平均は157円安でスタート、ベイカレントや日本郵政などが下落
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;37590.39;-157.06TOPIX;2769.39;-15.74[寄り付き概況] 5日の日経平均は157.06円安の37590.39円と反落して取引を開始した。前日4日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は91.90ドル安の42427.74ドル、ナスダックは61.53ポイント高の19460.49で取引を終了した。ダウ、ナスダックともに寄り付き後小幅に上昇したが、取引開始前に発表された5月のADP雇用統計で非農業部門の雇用者数が市場予想を下回り、2年ぶりの低い伸びとなったことで米国経済への先行き懸念が意識され上値が抑えられた。また5月のISM非製造業景気指数も好不調の境目となる50を下回るネガティブサプライズで、一時マイナスに転じた。その後は好調が続く半導体株に下支えされながら、関税交渉など新たな材料待ちの状態が続き、1日を通して小動きだった。結局ダウは小幅に下落、ナスダックは小幅に上昇した。 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場でダウ平均が取引終了にかけて売りに押され、5日ぶりに反落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、外為市場で1ドル=142円70銭台と、昨日15時30分頃と比べ1円20銭ほど円高・ドル安に振れたことが、東京市場で輸出株などの買い手控え要因となった。さらに、週内に行われると見られる米中首脳による電話協議や、関税を巡る5回目の日米協議を控え、これらの結果を見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあった。一方、昨日の米株式市場でダウ平均は下落したが、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数や、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が上昇したことが、東京市場でハイテク株や半導体関連株の株価の支えとなった。また、海外市場で米長期金利が低下したことも東京市場で安心感となったが、寄付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は5月25-31日に国内株を9週連続で買い越した。買越額は3361億円だった。 セクター別では、石油石炭製品、輸送用機器、ゴム製品、銀行業、保険業などが値下がり率上位、空運業、陸運業、証券商品先物、倉庫運輸関連が値上がりしている。東証プライムの売買代金上位では、ベイカレント<6532>、第一三共<4568>、パナHD<6752>、日本郵政<6178>、三井E&S<7003>、ホンダ<7267>、リクルートHD<6098>、トヨタ<7203>、ブリヂストン<5108>、IHI<7013>、キーエンス<6861>、HOYA<7741>、サンリオ<8136>などが下落。他方、ローム<6963>、ルネサス<6723>、アドバンテスト<6857>、レーザーテック<6920>、ソシオネクスト<6526>、東エレク<8035>、すかいらーくHD<3197>、良品計画<7453>、SOMPO<8630>などが上昇している。
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2025/06/05 09:26
寄り付き概況
日経平均は239円高でスタート、アドバンテストや任天堂などが上昇
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;37686.66;+239.85TOPIX;2783.07;+11.96[寄り付き概況] 4日の日経平均は239.85円高の37686.66円と4日ぶり反発して取引を開始した。前日3日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は214.16ドル高の42519.64ドル、ナスダックは156.35ポイント高の19398.96で取引を終了した。取引開始前に伝わったOECD(経済協力開発機構)による世界やアメリカの成長率見通しの引き下げが重しとなり、ダウ、ナスダックともに寄り付き後は前日の終値近辺で一進一退、上値の重い展開が続いた。しかし、関税交渉を巡って週内にも米中首脳による直接対話が予定される中、協議の進展期待が相場を下支えした。その後ダウ、ナスダックは揃ってプラス圏で堅調に推移、ナスダックは引き続きエヌビディア(NVDA)など半導体株がけん引、徐々に上げ幅を拡大する展開となった。ダウ、ナスダックは上昇して取引を終了した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。中でも、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が2.72%上昇と、ダウ平均(0.51%上昇)やナスダック総合指数(0.81%上昇)に比べ上昇率が大きく、東京市場の半導体関連株の株価支援要因となった。また、外為市場で1ドル=143円90銭台と、昨日15時30分頃と比べ1円ほど円安・ドル高に振れたことが東京市場の輸出株などの株価の支えとなった。一方、トランプ米政権の通商政策に対する不透明感が引き続き意識され、6月15-17日に開催される主要7カ国首脳会議(G7サミット)に合わせて行われると見られる日米首脳会談で何らかの合意に至ることができるかどうかを見極めたいとして、積極的な買いを見送る向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。 セクター別では、その他製品、輸送用機器、機械、非鉄金属、精密機器などが値上がり率上位、金属製品、ゴム製品、倉庫運輸関連、小売業が値下がりしている。東証プライムの売買代金上位では、古河電工<5801>、ルネサス<6723>、アドバンテスト<6857>、任天堂<7974>、オリンパス<7733>、日製鋼所<5631>、エムスリー<2413>、りそなHD<8308>、ディスコ<6146>、JAL<9201>、レーザーテック<6920>、デンソー<6902>、すかいらーく<3197>、フジクラ<5803>、リクルートHD<6098>、トヨタ<7203>などが上昇。他方、楽天グループ<4755>、ソシオネクスト<6526>、NTT<9432>、ブリヂストン<5108>、富士通<6702>、JT<2914>、ホンダ<7267>、MS&AD<8725>などが下落している。
<AK>
2025/06/04 09:29
寄り付き概況
日経平均は127円高でスタート、エムスリーやIHIなどが上昇
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;37598.31;+127.64TOPIX;2781.62;+4.33[寄り付き概況] 3日の日経平均は127.64円高の37598.31円と3日ぶり反発して取引を開始した。前日2日の米国株式市場は小幅に上昇。ダウ平均は35.41ドル高の42305.48ドル、ナスダックは128.84ポイント高の19242.61で取引を終了した。米中貿易摩擦の悪化懸念やトランプ大統領が鉄鋼とアルミニウムの関税引き上げを発表したことが嫌気され、寄り付き後、下落。5月ISM製造業景況指数が低下、予想を下回ったことを受けて下げ幅を拡大する場面があったが、ナスダックは半導体銘柄の上昇に支えられその後はプラス圏で推移。トランプ大統領と中国の習近平国家主席が週内にも電話会談を行う可能性があると伝わるとダウ平均もプラス圏に浮上し、取引を終えた。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。中でも、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が1.57%上昇と、ダウ平均(0.08%上昇)と比べ上昇率が大きく、東京市場で半導体関連株の株価支援要因となった。また、ダウ平均が一時400ドル安となった後に下げ渋り、小幅ながら上昇に転じて取引を終えたことも安心感となった。さらに、日経平均は昨日までの続落で900円を超す下げとなったことから、押し目待ちの買いも入りやすかった。一方、外為市場で1ドル=142円60銭台と、昨日15時30分頃と比べ60銭ほど円高・ドル安に振れたことが東京市場で輸出株などの株価の重しとなった。また、米関税政策を巡る不透明感が引き続き強く、積極的な買いを見送る向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。今日は韓国大統領選の投開票が行われる。 セクター別では、その他製品、機械、電気機器、パルプ・紙、情報・通信業などが値上がり率上位、輸送用機器、電気・ガス業、海運業、不動産業、その他金融業などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、エムスリー<2413>、IHI<7013>、川崎重<7012>、SMC<6273>、三菱電<6503>、三菱重<7011>、ソニーG<6758>、ルネサス<6723>、アドバンテスト<6857>、古河電工<5801>、ディスコ<6146>、レーザーテック<6920>、任天堂<7974>、ファーストリテ<9983>などが上昇。他方、クボタ<6326>、スズキ<7269>、デンソー<6902>、ホンダ<7267>、第一三共<4568>、トヨタ<7203>、三井住友<8316>、みずほ<8411>、MS&AD<8725>、KDDI<9433>、日本製鉄<5401>、キヤノン<7751>などが下落している。
<CS>
2025/06/03 09:29
寄り付き概況
日経平均は313円安でスタート、三菱UFJやディスコなどが下落
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;37651.18;-313.92円TOPIX;2783.94;-17.63[寄り付き概況] 6月2日の日経平均は前営業日比313.92円安の37651.18円と大幅続落でスタート。5月30日の米国市場でダウ平均は54.34ドル高の42270.07ドル、ナスダックは62.10ポイント安の19113.77で取引を終了。寄り付き後ダウ、ナスダックはともに下落。トランプ大統領が自身のSNSに「中国は米国との合意に完全に違反」と投稿し、米中対立への懸念が再び高まった。一方、朝方発表された4月の米個人消費支出(PCE)物価指数は前年同月比で2.1%上昇と、市場予想(2.2%)を下回り、インフレに対する懸念後退や利下げへの期待につながり、相場を下支えした。ダウはプラスに切り返し、ナスダックは下げ渋って終了。シカゴ日経225先物は大阪比255円安の37705円。本日の日経平均は売りが先行。米中対立への懸念再燃に加え、米国が計画している鉄鋼・アルミニウムへの追加関税に対して、EU側が「報復する用意」があると表明していることも心理的な重しとなっているようだ。 東証プライム市場の売買代金上位では、三菱UFJ<8306>、ディスコ<6146>、任天堂<7974>、川崎重<7012>、東エレク<8035>、アドバンテ<6857>、トヨタ自<7203>、ソフトバンクG<9984>などが下落している反面、日本製鉄<5401>や富士通<6702>などが上昇。業種別では、輸送用機器、ゴム製品、サービスなどが下落率上位で推移。
<CS>
2025/06/02 09:49