寄り付き概況ニュース一覧
寄り付き概況
日経平均は281円高でスタート、ディスコや川崎重などが上昇
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;39866.36;+281.78TOPIX;2819.88;+15.19[寄り付き概況] 27日の日経平均は281.78円高の39866.36円と4日続伸して取引を開始した。前日26日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は404.41ドル高の43386.84ドル、ナスダックは194.36ポイント高の20167.91で取引を終了した。トランプ大統領が次期連邦準備制度理事会(FRB)議長を早期指名するとの報道を受け、利下げ期待が再燃し、寄り付き後、上昇。金利低下が支援し、終日買いが先行した。金利安に加え、半導体のエヌビディア(NVDA)の上昇がけん引し、ナスダックも続伸、相場を一段と押し上げ、終盤にかけ上げ幅を拡大した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。また、米長期金利が低下したことも安心感となった。一方、日経平均は昨日までの3日続伸で1200円を超す上げとなったことから、高値警戒感が意識され、週末ということもあり、利益確定売りが出やすかった。また、中東情勢の先行き不透明感も引き続き意識され、積極的な買いを手控える向きもあったが、寄付き段階では買いが先行した。なお、取引開始前に発表された5月の完全失業率(季節調整値)は2.5%となり前月比横ばいだった。QUICKがまとめた市場予想の中央値は2.5%だった。また、5月の有効求人倍率(季節調整値)は1.24倍で前月から0.02ポイント低下した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は1.26倍だった。同じく取引開始前に発表された取引開始前に発表された6月の東京都区部消費者物価指数(CPI・中旬速報値)は、生鮮食品を除く総合指数が前年同月比3.1%上昇した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は同3.3%上昇だった。 セクター別では、非鉄金属、電気機器、輸送用機器、機械、証券商品先物などが値上がり率上位、鉱業、医薬品、ゴム製品、食料品、銀行業などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、ディスコ<6146>、住友鉱<5713>、川崎重<7012>、東エレク<8035>、ファナック<6954>、KOKUSAI<6525>、TDK<6762>、TOWA<6315>、日立<6501>、IHI<7013>、キーエンス<6861>、ルネサス<6723>、コマツ<6301>などが上昇。他方、ニデック<6594>、INPEX<1605>、JT<2914>、第一三共<4568>、ブリヂストン<5108>、みずほ<8411>、アドバンテスト<6857>、キヤノン<7751>、三菱商<8058>、すかいらーく<3197>、三井住友<8316>、パンパシHD<7532>などが下落している。
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2025/06/27 09:30
寄り付き概況
日経平均は130円高でスタート、ソフトバンクGやアドバンテストなどが上昇
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;39072.14;+130.07TOPIX;2784.59;+2.35[寄り付き概況] 26日の日経平均は130.07円高の39072.14円と3日続伸して取引を開始した。前日25日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は106.59ドル安の42982.43ドル、ナスダックは61.02ポイント高の19973.55で取引を終了した。連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の上院議会証言を控えて、寄り付き後、まちまち。中東情勢は安定も、新築住宅販売件数が予想以上に減少し成長減速が警戒されたほか、議長がインフレの上昇を示唆したことが嫌気され、ダウは売りが先行した。ナスダックは半導体エヌビディア(NVDA)の上昇が支援し、プラス圏を維持。主要指数は高安まちまちで終了した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場でダウ平均は下落したが、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数や、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数が上昇したことが東京市場でハイテク株や半導体関連株の株価の支えとなった。また、イスラエルとイランの停戦合意後も事態が落ち着いていることが安心感となった。一方、昨日の米株式市場でダウ平均が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、日経平均は昨日までの2日間で600円近く上昇し、昨日の終値が2月19日以来の高値水準となったことから、利益確定売りが出やすかった。さらに、中東情勢を巡る先行き不透明感から積極的な買いを手控える向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は15-21日に国内株を12週ぶりに売り越した。売越額は5243億円だった。今日は、エータイ<369A>が東証グロースに上場した。 セクター別では、電気・ガス業、海運業、その他製品、電気機器、情報・通信業などが値上がり率上位、精密機器、輸送用機器、鉱業、不動産業、ゴム製品などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、アドバンテスト<6857>、藤田観光<9722>、イビデン<4062>、ソシオネクスト<6526>、フジHD<4676>、コマツ<6301>、スクリーンHD<7735>、古河電工<5801>、IHI<7013>、良品計画<7453>、パンパシHD<7532>、東エレク<8035>、日立<6501>などが上昇。他方、ルネサス<6723>、三菱電<6503>、スズキ<7269>、オリンパス<7733>、第一三共<4568>、ブリヂストン<5108>、トヨタ<7203>、レーザーテック<6920>、三井住友<8316>、ディスコ<6146>などが下落している。
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2025/06/26 09:44
寄り付き概況
日経平均は113円高でスタート、東エレクや三菱電などが上昇
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;38904.18;+113.62TOPIX;2789.68;+8.33[寄り付き概況] 25日の日経平均は113.62円高の38904.18円と続伸して取引を開始した。前日24日の米国株式市場は大幅続伸。ダウ平均は507.24ドル高の43089.02ドル、ナスダックは281.57ポイント高の19912.54で取引を終了した。イスラエル・イラン停戦合意で中東情勢の改善を期待した買いに、寄り付き後、上昇。トランプ政権によるイランの核開発施設攻撃で長期的な中東、世界の地政学的リスクが低下したとの楽観的見方が広がり、一段高となった。連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は下院金融委での証言で、利下げを急がない姿勢を再表明したが、インフレの鈍化が継続し、労働市場が減速したら早期利下げの可能性にも言及。中東情勢の改善に連れた原油安でインフレ懸念も後退、金利安を好感し、相場は終日堅調に推移した。終盤にかけて上げ幅を拡大し、終了した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。中でも、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が3.77%上昇と、ダウ平均(1.19%上昇)やナスダック総合指数(1.43%上昇)に比べ上昇率が大きく、東京市場で半導体関連株の株価を支える要因となった。さらに、昨日の海外市場で米長期金利が低下したことも安心感となった。一方、昨日の米株上昇の要因の一つとなった中東情勢の緊張緩和への期待は、東京市場では昨日、すでにひとまず織り込まれており、改めて手掛かり材料にはなりにくかった。むしろ、停戦合意が順守されるかなどを懸念する向きもあった。また、日経平均は昨日400円を超す上げとなったことから、利益確定売りも出やすかったが、寄付き段階では買いが優勢だった。今日は、北里コーポレーション<368A>が東証プライムに上場した。 セクター別では、電気機器、証券商品先物、機械、非鉄金属、化学などが値上がり率上位、小売業、パルプ・紙、倉庫運輸関連、石油石炭製品、卸売業などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、アドバンテスト<6857>、東エレク<8035>、三菱電<6503>、スクリーンHD<7735>、キオクシアHD<285A>、川崎重<7012>、ディスコ<6146>、レーザーテック<6920>、ルネサス<6723>、ソシオネクスト<6526>、フジクラ<5803>、日立<6501>、野村<8604>などが上昇。他方、オリンパス<7733>、伊藤忠<8001>、ファーストリテ<9983>、丸紅<8002>、楽天グループ<4755>、三井物<8031>、みずほ<8411>、良品計画<7453>、三菱UFJ<8306>、KDDI<9433>、東京海上<8766>などが下落している。
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2025/06/25 09:36
寄り付き概況
日経平均は425円高でスタート、レーザーテックや東電力HDなどが上昇
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;38779.18;+425.09TOPIX;2788.26;+27.08[寄り付き概況] 24日の日経平均は425.09円高の38779.18円と4日ぶり反発して取引を開始した。前日23日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は374.96ドル高の42581.78ドル、ナスダックは183.57ポイント高の19630.98で取引を終了した。軍のイラン核開発施設攻撃を受けた中東情勢の悪化懸念に寄り付き後、下落。その後、連邦準備制度理事会(FRB)のボウマン副議長が7月の利下げを支持する可能性を示唆すると早期利下げ期待に相場は上昇に転じた。同時に中東各国が一時的な空域閉鎖を発表、イランは報復攻撃を開始したとの報道で、警戒感が強まり、再び大きく売られた。しかし、カタールがミサイルを迎撃、犠牲者はないことを発表すると限定的な報復攻撃にとどまるとの情勢鎮静化への期待に買い戻しが加速。終盤にかけて上げ幅を拡大し、終了した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。日本時間の今朝、トランプ米大統領が、イスラエルとイランが「完全な停戦で合意した」と自身のSNSに投稿したことを受け、中東の地政学リスクが後退。投資家心理を上向かせた。また、昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価支援要因となった。さらに、海外市場で米長期金利が低下したことも安心感となった。一方、昨日の東京市場の取引終了後に円相場が一旦、円安・ドル高方向に振れたものの、その後は円安一服となっていることが東京市場で輸出株の買い手控え要因となったが、寄付き段階では買いが優勢だった。今日は、プリモグローバルホールディングス<367A>が東証スタンダードに上場した。 セクター別では、空運業、その他製品、電気機器、精密機器、銀行業などが値上がり率上位、鉱業、石油石炭製品、海運業が値下がりしている。東証プライムの売買代金上位では、レーザーテック<6920>、スクリーンHD<7735>、東電力HD<9501>、東エレク<8035>、ソニーG<6758>、フジクラ<5803>、SBI<8473>、ディスコ<6146>、ソフトバンクG<9984>、キオクシアHD<285A>、日立<6501>、信越化<4063>などが上昇。他方、INPEX<1605>、三井E&S<7003>、川崎船<9107>、ルネサス<6723>、商船三井<9104>、郵船<9101>などが下落している。
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2025/06/24 09:37
寄り付き概況
日経平均は142円安でスタート、ディスコや三菱UFJなどが下落
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;38260.69;-142.54TOPIX;2764.51;-6.75[寄り付き概況] 6月23日の日経平均は前営業日比142.54円安の38260.69円と3営業日続落でスタート。20日の米国市場でダウ平均は35.16ドル高の42206.82ドル、ナスダックは98.86ポイント安の19447.41で取引を終了。イランと欧州の会合に加え、トランプ大統領がイスラエル・イラン対立について外交的解決の余地を与えたため安心感から、寄り付き後、上昇。さらに、連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事が早くて7月の利下げの可能性に言及すると早期利下げ期待を受けた買いも手伝い一段高となった。その後、ウォ―ルストリートジャーナル紙がトランプ政権が半導体を巡る対中規制を一段と強化することを検討していると報じるとナスダックの重しとなり、相場を押し下げ。リッチモンド連銀のバーキン総裁の「利下げを急がず」との発言も上値抑制につながった。さらに、オプション満期日で、テクニカルな取引も見られ、終日調整色が強くまちまちで終了。シカゴ日経225先物は大阪比50円安の38300円。本日の日経平均は売りが先行。米国がイランの核施設3カ所に攻撃を行ったことで、まずはリスク回避の動きが先行する展開に。 東証プライム市場の売買代金上位では、ディスコ<6146>、アドバンテ<6857>、レーザーテック<6920>、任天堂<7974>、三菱UFJ<8306>、東エレク<8035>、サンリオ<8136>、ソニーG<6758>、日立<6501>などが下落する一方、三菱重<7011>、IHI<7013>、川崎重<7012>などが上昇。業種別では、電気機器、非鉄金属、鉄鋼などが下落率上位で推移。
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2025/06/23 09:27
寄り付き概況
日経平均は16円安でスタート、任天堂やIHIなどが下落
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;38472.25;-16.09TOPIX;2786.13;-5.95[寄り付き概況] 20日の日経平均は16.09円安の38472.25円と続落して取引を開始した。前日19日の米国株式市場は休場。欧州主要市場は、英FTSETM100が0.58%安、独DAXが1.12%安、仏CAC40が1.34%安。 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場が休場で手掛かり材料に乏しい中、欧州市場で主要株価指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、中東情勢の緊迫化が引き続き懸念材料となり、積極的な買いを見送る向きもあった。さらに、昨日の日経平均が安値引けとなったことからやや慎重姿勢が台頭する中、今日は週末ということもあり、ひとまず利益確定売りを優先させる投資家が増えそうだとの見方もあった。一方、外為市場で1ドル=145円20銭台と、引き続き円安・ドル高水準で落ち着いた動きとなっていることが株式市場で安心感となった。また、昨日の日経平均が400円近く下落したことから、押し目待ちや自律反発狙いの買いが入りやすかったが、寄付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された5月の全国消費者物価指数(CPI)は、生鮮食品を除く総合指数が前年同月比3.7%上昇した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は同3.6%上昇だった。今日は、伊澤タオル<365A>が東証スタンダードに上場した。 セクター別では、その他製品、不動産業、水産・農林業、保険業、非鉄金属などが値下がり率上位、パルプ・紙、海運業、倉庫運輸関連、その他金融業、証券商品先物などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、任天堂<7974>、セガサミーHD<6460>、OLC<4661>、IHI<7013>、三井住友トラ<8309>、富士通<6702>、川崎重<7012>、トレンド<4704>、フジクラ<5803>、NTT<9432>、三菱重<7011>、第一三共<4568>、日本製鉄<5401>などが下落。他方、富士フイルム<4901>、アドバンテスト<6857>、7&iHD<3382>、郵船<9101>、川崎船<9107>、さくら<3778>、ルネサス<6723>、東エレク<8035>、ソシオネクスト<6526>、ディスコ<6146>、サンリオ<8136>などが上昇している。
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2025/06/20 09:49
寄り付き概況
日経平均は26円安でスタート、川崎船やソニーGなどが下落
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;38858.52;-26.63TOPIX;2807.46;-0.89[寄り付き概況] 19日の日経平均は26.63円安の38858.52円と4日ぶり反落して取引を開始した。前日18日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は44.14ドル安の42171.66ドル、ナスダックは25.18ポイント高の19546.27で取引を終了した。連邦公開市場委員会(FOMC)を控え様子見気配が強まり、寄り付き後、まちまち。イランが接触してきたことをトランプ大統領が明らかにすると、中東問題で外交的解決への期待に買戻しが優勢となった。その後、連邦準備制度理事会(FRB)がFOMCで市場の予想通り政策金利据え置きを決定、金融当局者が依然年2回の利下げ予想を維持したため利下げ期待に伴う買いがさらに強まったが、同時に、パウエル議長が会見で今後数カ月のインフレを想定していると警告すると、金利上昇を嫌気しダウは下げに転じ、主要指数は高安まちまちで終了した。 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場は主要指数が高安まちまちだったが、ダウ平均が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、中東情勢の緊迫度が増しており、地政学リスクの高まりが意識され、投資家心理を慎重にさせた。さらに、日経平均は昨日までの3日続伸で1000円を超す上げとなったことから、目先的な利益確定売りも出やすかった。一方、昨日の米株式市場で、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数や、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が上昇したことが、東京市場でハイテク株や半導体関連株の株価の支えとなった。また、日銀金融政策決定会合や米FOMCを通過したことが東京市場で買い安心感となった。さらに、昨日の日経平均が終日底堅く推移し、寄付き安値・大引け高値のいわゆる「陽の丸坊主」となったことから、買い意欲の強さを指摘する向きもあったが、寄付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は8-14日に国内株を11週連続で買い越した。買越額は4734億円だった。 セクター別では、海運業、石油石炭製品、精密機器、非鉄金属、電気機器などが値下がり率上位、証券商品先物、鉄鋼、空運業、電気・ガス業、水産・農林業などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、川崎船<9107>、ソニーG<6758>、アドバンテスト<6857>、東エレク<8035>、第一三共<4568>、キーエンス<6861>、ディスコ<6146>、レーザーテック<6920>、三井物<8031>、ジョイフル本田<3191>、トヨタ<7203>、商船三井<9104>、リクルートHD<6098>、東京海上<8766>などが下落。他方、SBI<8473>、さくら<3778>、ルネサス<6723>、gumi<3903>、F&LC<3563>、日本製鉄<5401>、東電力HD<9501>、良品計画<7453>、大和ハウス<1925>、メルカリ<4385>、任天堂<7974>、7&iHD<3382>、すかいらーく<3197>などが上昇している。
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2025/06/19 09:44
寄り付き概況
日経平均は172円安でスタート、日本製鉄やルネサスなどが下落
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;38364.16;-172.58TOPIX;2777.29;-9.66[寄り付き概況] 18日の日経平均は172.58円安の38364.16円と3日ぶり反落して取引を開始した。前日17日の米国株式市場は反落。ダウ平均は299.29ドル安の42215.80ドル、ナスダックは180.12ポイント安の19521.09で取引を終了した。中東情勢の悪化懸念が再燃し、寄り付き後、下落。中盤にかけて、トランプ大統領が国家安全保障チームとの会合を開催すると報じられると、イスラエル、イラン戦への軍の関与の可能性などが警戒され、原油高などに連れ売りに拍車がかかった。終盤にかけても中東緊迫化を警戒する売りが続き下げ幅を拡大した。 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、日経平均は昨日までの続伸で700円を超す上げとなったことから、利益確定売りも出やすかった。さらに、日本時間の明日未明に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表とパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の記者会見が予定されていることから、これらの内容を確認したいとして積極的な買いを見送る向きもあった。一方、外為市場で1ドル=145円30銭台と、昨日15時30分頃と比べ60銭ほど円安・ドル高に振れたことが、東京市場の輸出株などの支えとなった。また、海外市場で米長期金利が低下したことも安心感となったが、寄付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された4月の機械受注統計は、民間設備投資の先行指標である「船舶・電力を除く民需」の受注額(季節調整済み)が前月比9.1%減だった。QUICKがまとめた民間予測の中央値は9.9%減だった。同じく取引開始前に発表された5月の貿易収支は6376億円の赤字だった。QUICKがまとめた民間予測の中央値は8852億円の赤字だった。 セクター別では、鉄鋼、海運業、ゴム製品、電気機器、銀行業などが値下がり率上位、パルプ・紙、その他製品、精密機器、鉱業、証券商品先物などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、日本製鉄<5401>、ルネサス<6723>、ソシオネクスト<6526>、ソフトバンク<9434>、商船三井<9104>、中外薬<4519>、富士通<6702>、東エレク<8035>、ブリヂストン<5108>、ソニーG<6758>、三菱重<7011>、フジクラ<5803>などが下落。他方、王子HD<3861>、SUBARU<7270>、任天堂<7974>、HOYA<7741>、SBI<8473>、リクルートHD<6098>、サンリオ<8136>、積水ハウス<1928>、良品計画<7453>、ホンダ<7267>、アドバンテスト<6857>、すかいらーく<3197>などが上昇している。
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2025/06/18 09:38
寄り付き概況
日経平均は55円高でスタート、レーザーテックや東電力HDなどが上昇
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;38366.68;+55.35TOPIX;2777.67;+0.54[寄り付き概況] 17日の日経平均は55.35円高の38366.68円と続伸して取引を開始した。前日16日の米国株式市場は反発。ダウ平均は317.30ドル高の42515.09ドル、ナスダックは294.38ポイント高の19701.21で取引を終了した。主要7か国(G7)首脳会談でいくつかの通商協定合意の可能性をトランプ大統領が示唆し、投資家心理が改善し、寄り付き後、上昇。さらに、情勢悪化を回避すべくイランが核兵器開発問題を巡り協議再開を望んでいるとの報道に加えて、イランとイスラエル戦争でトランプ政権が依然外交的解決を優先している考えが明かになったことも手伝い、終日堅調に推移した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。中でも、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数が1.51%上昇、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が3.03%上昇と、ダウ平均(0.75%上昇)と比べ上昇率が大きく、東京市場でハイテク株や半導体関連株の株価支援要因となった。また、外為市場で1ドル=144円70銭台と、昨日15時30分頃と比べ60銭ほど円安・ドル高に振れたことが東京市場で輸出株などの株価下支え要因となった。さらに、日米首脳会談については合意には至らなかったと伝えられているが、会談終了後も円相場が落ち着いた推移となっていることなどが安心感となったようだ。一方、東京市場は引き続き高値警戒感があることに加え、日経平均は38000円台半ばが上値抵抗帯として意識され、ここからの上値余地は大きくないとの見方があった。また、今日は日銀金融政策決定会合の結果発表と植田日銀総裁の記者会見が行われ、日本時間19日未明には米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表とパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の記者会見が予定されていることから、これらの内容を確認したいとして積極的な買いを見送る向きもあったが、寄付き段階では買いが先行した。 セクター別では、水産・農林業、非鉄金属、ガラス土石製品、パルプ・紙、証券商品先物などが値上がり率上位、鉄鋼、海運業、保険業、医薬品、石油石炭製品などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、レーザーテック<6920>、ディスコ<6146>、東電力HD<9501>、スクリーンHD<7735>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、ソフトバンクG<9984>、ソシオネクスト<6526>、ニデック<6594>、ルネサス<6723>、三菱電<6503>、三井住友<8316>、富士通<6702>などが上昇。他方、日本製鉄<5401>、ニトリHD<9843>、第一三共<4568>、gumi<3903>、ダイキン<6367>、IHI<7013>、三井E&S<7003>、キーエンス<6861>、三菱重<7011>、リクルートHD<6098>、ファーストリテ<9983>、良品計画<7453>などが下落している。
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2025/06/17 09:41
寄り付き概況
日経平均は222円高でスタート、三菱重やアドバンテなどが上昇
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;38056.86;+222.61TOPIX;2773.83;+17.36[寄り付き概況] 6月16日の日経平均は前営業日比222.61円高の38056.86円と反発でスタート。13日の米国市場でダウ平均は769.83ドル安の42197.79ドル、ナスダックは255.65ポイント安の19406.83で取引を終了。イスラエルのイラン空爆を受け中東情勢悪化を警戒した売りが加速し、寄り付き後、大幅下落。その後、ミシガン大消費者信頼感指数の改善や期待インフレ率の低下を好感し、売りが一段落したが、中盤にかけ、イランによるイスラエル報復ミサイル攻撃開始を受けて、再び売りが加速した。イスラエルが市民を対象にしたイランの報復攻撃を「レッドラインを超えた」と非難したため状況悪化を警戒し、終盤にかけ下げ幅を拡大。シカゴ日経225先物は大阪比130高の37910円。本日の日経平均は買いが先行。中東情勢を巡る警戒感は依然として残るものの、為替も朝方から円安方向に振れている他、トランプ米大統領がG7サミット期間中に新たな貿易合意を結ぶ可能性を示唆したと伝わるなか、リバウンド狙いの買いも入っているとみられる。 東証プライム市場の売買代金上位では、三菱重<7011>、IHI<7013>、アドバンテ<6857>、ディスコ<6146>、任天堂<7974>、川崎重<7012>、ソフトバンクG<9984>、INPEX<1605>、日本製鉄<5401>、レーザーテック<6920>などが上昇。業種別では、鉱業、海運、鉄鋼などが上昇率上位で推移。
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2025/06/16 10:07
寄り付き概況
日経平均は42円安でスタート、リクルートHDや東エレクなどが下落
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;38130.25;-42.84TOPIX;2774.49;-8.48[寄り付き概況] 13日の日経平均は42.84円安の38130.25円と続落して取引を開始した。前日12日の米国株式市場は反発。ダウ平均は101.85ドル高の42967.62ドル、ナスダックは46.60ポイント高の19662.48で取引を終了した。中東情勢の悪化を警戒し、寄り付き後、下落。その後、生産者物価指数(PPI)が消費者物価指数(CPI)に続きインフレ鈍化のあらたな証拠となったほか、失業保険申請件数の増加で労働市場の減速を背景に利下げ期待が高まり、買いに転じ、終日買戻しが続き堅調に推移した。 今日の東京株式市場は売りが先行した。トランプ米政権の関税政策や米中交渉の不透明感が株価の重しとなった。また、15日から17日に開催される主要7カ国首脳会議(G7サミット)や、これに合わせて開かれると見られる日米首脳会談の行方を見極めたいとして、引き続き積極的な買いを見送る向きもあった。さらに、日経平均は38000円台半ばでの上値の重さが意識され、ここからの短期的な上値余地は大きくないとの見方もあった。一方、昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。中でも、ダウ平均は取引開始後に250ドルを超す下げとなった後に上昇に転じており、米株価の腰の強さを確認したとの指摘があった。また、海外市場で米長期金利が低下したことが東京市場で安心感となったが、寄付き段階では売りが優勢だった。今日は株価指数先物・オプション6月物の特別清算指数(SQ)の算出日。SQ値はQUICK試算で38172.67円だった。 セクター別では、繊維製品、サービス業、輸送用機器、電気機器、金属製品などが値下がり率上位、鉱業、情報・通信業、倉庫運輸関連、機械、小売業などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、リクルートHD<6098>、東エレク<8035>、川崎重<7012>、TDK<6762>、パナHD<6752>、日立<6501>、サンリオ<8136>、ソニーG<6758>、トヨタ<7203>、第一三共<4568>、信越化<4063>などが下落。他方、ネクソン<3659>、INPEX<1605>、イオン<8267>、ソフトバンクG<9984>、SOMPO<8630>、コナミG<9766>、良品計画<7453>などが上昇している。
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2025/06/13 09:38
寄り付き概況
日経平均は96円安でスタート、日野自やOLCなどが下落
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;38324.93;-96.26TOPIX;2790.23;+1.51[寄り付き概況] 12日の日経平均は96.26円安の38324.93円と5日ぶり反落して取引を開始した。前日11日の米国株式市場は反落。ダウ平均は1.10ドル安の42865.77ドル、ナスダックは99.11ポイント安の19615.88で取引を終了した。対中通商の合意成立を好感し、寄り付き後、上昇。消費者物価指数(CPI)も予想を下回る伸びに留まり年内の利下げ期待を受けて、続伸した。終盤にかけて、イランが地域の基地攻撃を警告、イラク大使館員の避難が報じられると中東地政学的リスクを警戒し、下落に転じた。 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、外為市場で1ドル=144円20銭台と、昨日15時30分頃と比べ1円ほど円高・ドル安に振れたことが東京市場で輸出株などの買い手控え要因となった。さらに、15日から17日に開催される主要7カ国首脳会議(G7サミット)や、これに合わせて開かれると見られる日米首脳会談の行方を見極めたいとして、引き続き積極的な買いを見送る向きもあった。一方、米中通商協議には先行き不透明感も指摘されているが、ひとまず進展を好感する買いが東京市場の株価の支えとなった。また、海外市場で米長期金利が低下したことが市場の安心感となったが、寄付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は1-7日に国内株を10週連続で買い越した。買越額は1802億円だった。 セクター別では、鉄鋼、金属製品、精密機器、空運業、小売業などが値下がり率上位、その他製品、石油石炭製品、ゴム製品、保険業、銀行業などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、日野自<7205>、OLC<4661>、日立<6501>、レーザーテック<6920>、第一三共<4568>、ファーストリテ<9983>、富士通<6702>、アドバンテスト<6857>、パナHD<6752>、キーエンス<6861>、DeNA<2432>、トヨタ<7203>などが下落。他方、住友ファーマ<4506>、さくら<3778>、ソシオネクスト<6526>、任天堂<7974>、川崎重<7012>、三菱重<7011>、JT<2914>、ブリヂストン<5108>、村田製<6981>、INPEX<1605>、郵船<9101>、IHI<7013>、ソニーG<6758>などが上昇している。
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2025/06/12 09:33
寄り付き概況
日経平均は219円高でスタート、マイクロニクスや資生堂などが上昇
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;38431.10;+219.59TOPIX;2794.65;+8.41[寄り付き概況] 11日の日経平均は219.59円高の38431.10円と4日続伸して取引を開始した。前日10日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は105.11ドル高の42866.87ドル、ナスダックは123.75ポイント高の19714.99で取引を終了した。対中通商協議の行方を睨み寄り付き後、小幅高。協議の進展期待を受けた買いに加え長期金利の低下も支援し、相場は終日底堅く推移した。終盤にかけて、商務長官が協議を巡り「順調に進行している」とし、本日中にも終了することを期待していると言及すると、楽観的見方が一段と強まり、一段高となり終了した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。中でも、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が2.06%上昇と、ダウ平均(0.25%上昇)やナスダック総合指数(0.63%上昇)と比べ上昇率が大きく、東京市場で半導体関連株の株価支援要因となった。また、円相場や米長期金利が落ち着いた動きだったことも東京市場で安心感となった。一方、日経平均は昨日までの3日続伸で600円を超す上げとなったことから、利益確定売りが出やすかった。また、昨日の日経平均が午後の時間帯に急速に伸び悩む展開となったことから、株価の上値の重さも意識された。さらに、米中貿易協議の行方や、15日から17日に開催される主要7カ国首脳会議(G7サミット)に合わせて開かれると見られる日米首脳会談で関税や貿易に関し何らかの合意に至れるかなどを見極めたいとして、引き続き積極的な買いを見送る向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された5月の国内企業物価指数は、前年同月比3.2%上昇した。QUICKがまとめた民間予測の中央値は同3.5%上昇だった。 セクター別では、医薬品、電気機器、鉱業、精密機器、ゴム製品などが値上がり率上位、その他製品、海運業、保険業、石油石炭製品、倉庫運輸関連などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、マイクロニクス<6871>、資生堂<4911>、アドバンテスト<6857>、スタンレー電<6923>、ルネサス<6723>、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、住友ファーマ<4506>、ソシオネクスト<6526>、日立<6501>、いすゞ<7202>、村田製<6981>などが上昇。他方、IHI<7013>、任天堂<7974>、川崎重<7012>、三菱重<7011>、東京海上<8766>、三菱電<6503>、三井E&S<7003>、NEC<6701>、サンリオ<8136>、積水ハウス<1928>、富士通<6702>などが下落している。
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2025/06/11 09:28
寄り付き概況
日経平均は189円高でスタート、ルネサスやサンリオなどが上昇
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;38278.17;+189.60TOPIX;2793.30;+7.89[寄り付き概況] 10日の日経平均は189.60円高の38278.17円と3日続伸して取引を開始した。前日9日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は1.11ドル安の42761.76ドル、ナスダックは61.29ポイント高の19591.24で取引を終了した。対中通商協議の再開で、期待感から買われ寄り付き後、上昇。NY連銀が発表したインフレ期待率の低下で長期金利が低下したことも好感されナスダックは続伸した。終盤にかけ、通商協議が明日も継続することが明かになると、様子見気配が強まり、ダウは失速し小幅安に転じ、主要指数は高安まちまちで終了した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場でダウ平均は小幅に下落したが、ハイテク株の比率が高いナスダック総合指数や主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が上昇したことが、東京市場のハイテク株や半導体関連株の株価支援要因となった。また、米長期金利や円相場が落ち着いた動きだったことも東京市場で安心感となった。さらに、昨日の日経平均が37900円台に位置する200日移動平均線や節目とされる38000円を上回って取引を終えたことから、相場は上昇基調にあるとの見方もあった。一方、今日も開かれると見られる米中貿易協議の結果や、15日から17日に開催される主要7カ国首脳会議(G7サミット)に合わせて開かれると見られる日米首脳会談で関税や貿易に関し何らかの合意に至れるかなどを見極めたいとして、積極的な買いを見送る向きがあった。また、日経平均は昨日までの2営業日で500円を超す上げとなったことから、目先的な利益確定売りや戻り待ちの売りも出やすかったが、寄付き段階では買いが優勢だった。 セクター別では、精密機器、電気機器、化学、サービス業、ガラス土石製品などが値上がり率上位、その他製品、倉庫運輸関連、医薬品、小売業、不動産業などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、ルネサス<6723>、ベイカレント<6532>、サンリオ<8136>、SMC<6273>、アドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>、HOYA<7741>、信越化<4063>、リクルートHD<6098>、住友林<1911>、古河電工<5801>、いすゞ<7202>などが上昇。他方、任天堂<7974>、三菱重<7011>、三井不<8801>、ファーストリテ<9983>、フジクラ<5803>、ソシオネクスト<6526>、伊藤忠<8001>などが下落している。
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2025/06/10 09:28
寄り付き概況
日経平均は287円高でスタート、アドバンテやみずほなどが上昇
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;38028.71;+287.10TOPIX;2787.66;+18.33[寄り付き概況] 6月9日の日経平均は前営業日比287.10円高の38028.71円と続伸でスタート。6日の米国市場でダウ平均は443.13ドル高の42762.87ドル、ナスダックは231.50ポイント高の19529.95で取引を終了。雇用統計で雇用の伸びが減速するも予想を上回ったため景気への悲観的見方が後退し、寄り付き後、大幅高。テスラの反発やトランプ大統領が米中通商交渉再開を発表すると、投資家心理改善で終日堅調に推移し終了。シカゴ日経225先物は大阪比220高の37990円。本日の日経平均は買いが先行。5回目の日米関税協議については、議論進展とする一方、「一致点は見いだせていない」と赤沢経財相が語っている。ただ、米中の閣僚級通商協議がロンドンで9日に開催されると伝わっており、米中貿易摩擦が和らぐとの期待感が浮上している他、無事に米雇用統計を通過したことも安心感に繋がっている。 東証プライム市場の売買代金上位では、アドバンテ<6857>、フジクラ<5803>、東エレク<8035>、みずほ<8411>、ディスコ<6146>、レーザーテック<6920>、日立<6501>、ファーストリテ<9983>、ソニーG<6758>などが上昇。業種別では、医薬品、電気機器、銀行などが上昇率上位で推移。
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2025/06/09 09:30
寄り付き概況
日経平均は35円高でスタート、さくらや中外薬などが上昇
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;37590.44;+35.95TOPIX;2763.18;+6.71[寄り付き概況] 6日の日経平均は35.95円高の37590.44円と反発して取引を開始した。前日5日の米国株式市場は下落。ダウ平均は108.00ドル安の42319.74ドル、ナスダックは162.04ポイント安の19298.45で取引を終了した。週次新規失業保険申請件数が予想外に増加し、労働市場の減速で利下げ期待が強まり寄り付き後、小幅高。トランプ大統領が中国の国家主席との電話会談が前向きな結果で終了したと言及すると貿易摩擦問題解決期待に続伸した。その後、テスラの下落が重しとなったほか、連邦準備制度理事会(FRB)のクーグラー理事が現在インフレに焦点を当てていると言及すると年内の利下げ期待が後退し売りに転じた。雇用統計の発表を控えた警戒感も売り材料となり戻りなく終了。 今日の東京株式市場は買いが先行した。米中首脳による電話協議を受け、今後の交渉進展への期待感が東京市場で株価支援要因となった。また、外為市場で1ドル=143円50銭台と、昨日15時30分頃と比べ40銭ほど円安・ドル高水準と、円相場が落ち着いた動きとなっていることも東京市場で安心感となった。さらに、日経平均は昨日段階で37400円台に位置する25日移動平均線が下値支持線として意識され、ここからの短期的な下値余地は大きくないとの見方もあった。一方、昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、海外市場で米長期金利が強含みの動きとなったことも投資家心理を慎重にさせた。さらに、米関税政策による米国経済の下押し圧力が意識される中、今晩、米国で5月の米雇用統計が発表されることから、これを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された4月の家計調査は2人以上世帯の実質消費支出が前年同月比0.1%減少した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は同1.4%増だった。 セクター別では、その他製品、保険業、陸運業、医薬品、空運業などが値上がり率上位、精密機器、電気機器、水産・農林業などが値下がりしている。東証プライムの売買代金上位では、さくら<3778>、メルカリ<4385>、中外薬<4519>、任天堂<7974>、ルネサス<6723>、SOMPO<8630>、7&iHD<3382>、NTT<9432>、ホンダ<7267>、東エレク<8035>、武田薬<4502>、スズキ<7269>、村田製<6981>、積水ハウス<1928>などが上昇。他方、パナHD<6752>、HOYA<7741>、レーザーテック<6920>、三菱電<6503>、サンリオ<8136>、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>、良品計画<7453>、日立<6501>、伊藤忠<8001>、ソニーG<6758>などが下落している。
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2025/06/06 09:33
寄り付き概況
日経平均は157円安でスタート、ベイカレントや日本郵政などが下落
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;37590.39;-157.06TOPIX;2769.39;-15.74[寄り付き概況] 5日の日経平均は157.06円安の37590.39円と反落して取引を開始した。前日4日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は91.90ドル安の42427.74ドル、ナスダックは61.53ポイント高の19460.49で取引を終了した。ダウ、ナスダックともに寄り付き後小幅に上昇したが、取引開始前に発表された5月のADP雇用統計で非農業部門の雇用者数が市場予想を下回り、2年ぶりの低い伸びとなったことで米国経済への先行き懸念が意識され上値が抑えられた。また5月のISM非製造業景気指数も好不調の境目となる50を下回るネガティブサプライズで、一時マイナスに転じた。その後は好調が続く半導体株に下支えされながら、関税交渉など新たな材料待ちの状態が続き、1日を通して小動きだった。結局ダウは小幅に下落、ナスダックは小幅に上昇した。 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場でダウ平均が取引終了にかけて売りに押され、5日ぶりに反落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、外為市場で1ドル=142円70銭台と、昨日15時30分頃と比べ1円20銭ほど円高・ドル安に振れたことが、東京市場で輸出株などの買い手控え要因となった。さらに、週内に行われると見られる米中首脳による電話協議や、関税を巡る5回目の日米協議を控え、これらの結果を見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあった。一方、昨日の米株式市場でダウ平均は下落したが、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数や、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が上昇したことが、東京市場でハイテク株や半導体関連株の株価の支えとなった。また、海外市場で米長期金利が低下したことも東京市場で安心感となったが、寄付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は5月25-31日に国内株を9週連続で買い越した。買越額は3361億円だった。 セクター別では、石油石炭製品、輸送用機器、ゴム製品、銀行業、保険業などが値下がり率上位、空運業、陸運業、証券商品先物、倉庫運輸関連が値上がりしている。東証プライムの売買代金上位では、ベイカレント<6532>、第一三共<4568>、パナHD<6752>、日本郵政<6178>、三井E&S<7003>、ホンダ<7267>、リクルートHD<6098>、トヨタ<7203>、ブリヂストン<5108>、IHI<7013>、キーエンス<6861>、HOYA<7741>、サンリオ<8136>などが下落。他方、ローム<6963>、ルネサス<6723>、アドバンテスト<6857>、レーザーテック<6920>、ソシオネクスト<6526>、東エレク<8035>、すかいらーくHD<3197>、良品計画<7453>、SOMPO<8630>などが上昇している。
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2025/06/05 09:26
寄り付き概況
日経平均は239円高でスタート、アドバンテストや任天堂などが上昇
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;37686.66;+239.85TOPIX;2783.07;+11.96[寄り付き概況] 4日の日経平均は239.85円高の37686.66円と4日ぶり反発して取引を開始した。前日3日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は214.16ドル高の42519.64ドル、ナスダックは156.35ポイント高の19398.96で取引を終了した。取引開始前に伝わったOECD(経済協力開発機構)による世界やアメリカの成長率見通しの引き下げが重しとなり、ダウ、ナスダックともに寄り付き後は前日の終値近辺で一進一退、上値の重い展開が続いた。しかし、関税交渉を巡って週内にも米中首脳による直接対話が予定される中、協議の進展期待が相場を下支えした。その後ダウ、ナスダックは揃ってプラス圏で堅調に推移、ナスダックは引き続きエヌビディア(NVDA)など半導体株がけん引、徐々に上げ幅を拡大する展開となった。ダウ、ナスダックは上昇して取引を終了した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。中でも、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が2.72%上昇と、ダウ平均(0.51%上昇)やナスダック総合指数(0.81%上昇)に比べ上昇率が大きく、東京市場の半導体関連株の株価支援要因となった。また、外為市場で1ドル=143円90銭台と、昨日15時30分頃と比べ1円ほど円安・ドル高に振れたことが東京市場の輸出株などの株価の支えとなった。一方、トランプ米政権の通商政策に対する不透明感が引き続き意識され、6月15-17日に開催される主要7カ国首脳会議(G7サミット)に合わせて行われると見られる日米首脳会談で何らかの合意に至ることができるかどうかを見極めたいとして、積極的な買いを見送る向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。 セクター別では、その他製品、輸送用機器、機械、非鉄金属、精密機器などが値上がり率上位、金属製品、ゴム製品、倉庫運輸関連、小売業が値下がりしている。東証プライムの売買代金上位では、古河電工<5801>、ルネサス<6723>、アドバンテスト<6857>、任天堂<7974>、オリンパス<7733>、日製鋼所<5631>、エムスリー<2413>、りそなHD<8308>、ディスコ<6146>、JAL<9201>、レーザーテック<6920>、デンソー<6902>、すかいらーく<3197>、フジクラ<5803>、リクルートHD<6098>、トヨタ<7203>などが上昇。他方、楽天グループ<4755>、ソシオネクスト<6526>、NTT<9432>、ブリヂストン<5108>、富士通<6702>、JT<2914>、ホンダ<7267>、MS&AD<8725>などが下落している。
<AK>
2025/06/04 09:29
寄り付き概況
日経平均は127円高でスタート、エムスリーやIHIなどが上昇
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;37598.31;+127.64TOPIX;2781.62;+4.33[寄り付き概況] 3日の日経平均は127.64円高の37598.31円と3日ぶり反発して取引を開始した。前日2日の米国株式市場は小幅に上昇。ダウ平均は35.41ドル高の42305.48ドル、ナスダックは128.84ポイント高の19242.61で取引を終了した。米中貿易摩擦の悪化懸念やトランプ大統領が鉄鋼とアルミニウムの関税引き上げを発表したことが嫌気され、寄り付き後、下落。5月ISM製造業景況指数が低下、予想を下回ったことを受けて下げ幅を拡大する場面があったが、ナスダックは半導体銘柄の上昇に支えられその後はプラス圏で推移。トランプ大統領と中国の習近平国家主席が週内にも電話会談を行う可能性があると伝わるとダウ平均もプラス圏に浮上し、取引を終えた。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。中でも、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が1.57%上昇と、ダウ平均(0.08%上昇)と比べ上昇率が大きく、東京市場で半導体関連株の株価支援要因となった。また、ダウ平均が一時400ドル安となった後に下げ渋り、小幅ながら上昇に転じて取引を終えたことも安心感となった。さらに、日経平均は昨日までの続落で900円を超す下げとなったことから、押し目待ちの買いも入りやすかった。一方、外為市場で1ドル=142円60銭台と、昨日15時30分頃と比べ60銭ほど円高・ドル安に振れたことが東京市場で輸出株などの株価の重しとなった。また、米関税政策を巡る不透明感が引き続き強く、積極的な買いを見送る向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。今日は韓国大統領選の投開票が行われる。 セクター別では、その他製品、機械、電気機器、パルプ・紙、情報・通信業などが値上がり率上位、輸送用機器、電気・ガス業、海運業、不動産業、その他金融業などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、エムスリー<2413>、IHI<7013>、川崎重<7012>、SMC<6273>、三菱電<6503>、三菱重<7011>、ソニーG<6758>、ルネサス<6723>、アドバンテスト<6857>、古河電工<5801>、ディスコ<6146>、レーザーテック<6920>、任天堂<7974>、ファーストリテ<9983>などが上昇。他方、クボタ<6326>、スズキ<7269>、デンソー<6902>、ホンダ<7267>、第一三共<4568>、トヨタ<7203>、三井住友<8316>、みずほ<8411>、MS&AD<8725>、KDDI<9433>、日本製鉄<5401>、キヤノン<7751>などが下落している。
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2025/06/03 09:29
寄り付き概況
日経平均は313円安でスタート、三菱UFJやディスコなどが下落
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;37651.18;-313.92円TOPIX;2783.94;-17.63[寄り付き概況] 6月2日の日経平均は前営業日比313.92円安の37651.18円と大幅続落でスタート。5月30日の米国市場でダウ平均は54.34ドル高の42270.07ドル、ナスダックは62.10ポイント安の19113.77で取引を終了。寄り付き後ダウ、ナスダックはともに下落。トランプ大統領が自身のSNSに「中国は米国との合意に完全に違反」と投稿し、米中対立への懸念が再び高まった。一方、朝方発表された4月の米個人消費支出(PCE)物価指数は前年同月比で2.1%上昇と、市場予想(2.2%)を下回り、インフレに対する懸念後退や利下げへの期待につながり、相場を下支えした。ダウはプラスに切り返し、ナスダックは下げ渋って終了。シカゴ日経225先物は大阪比255円安の37705円。本日の日経平均は売りが先行。米中対立への懸念再燃に加え、米国が計画している鉄鋼・アルミニウムへの追加関税に対して、EU側が「報復する用意」があると表明していることも心理的な重しとなっているようだ。 東証プライム市場の売買代金上位では、三菱UFJ<8306>、ディスコ<6146>、任天堂<7974>、川崎重<7012>、東エレク<8035>、アドバンテ<6857>、トヨタ自<7203>、ソフトバンクG<9984>などが下落している反面、日本製鉄<5401>や富士通<6702>などが上昇。業種別では、輸送用機器、ゴム製品、サービスなどが下落率上位で推移。
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2025/06/02 09:49
寄り付き概況
日経平均は520円安でスタート、ディスコやルネサスなどが下落
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;37912.49;-520.49円TOPIX;2780.40;-31.62[寄り付き概況] 30日の日経平均は520.49円安の37912.49円と反落して取引を開始した。前日29日の米国株式市場は反発。ダウ平均は117.03ドル高の42215.73ドル、ナスダックは74.93ポイント高の19175.87で取引を終了した。寄り付き後、ダウ、ナスダックともに上昇。好調な決算を発表したエヌビディア(NVDA)の上昇がけん引し、また米国際貿易裁判所がトランプ関税を「違法で無効」と判断し、差し止めを命じる決定をしたことが支援材料となった。しかし関税を巡っては政権が控訴審で保留が認められない場合、30日にも連邦最高裁判所に上訴する意向を示唆したと伝わったほか、トランプ大統領が別の関税手段を用いることができるとの見方もあり、先行きへの不透明感が上値を抑えた。またダウは構成銘柄のセールスフォース(CRM)の大幅安も重しだった。ナスダックも徐々に失速、ダウ、ナスダックともに小幅な上昇で終えた。 今日の東京株式市場は売りが先行した。外為市場で1ドル=143円60銭台と、昨日15時30分頃と比べ2円ほど円高・ドル安に振れたことが東京市場で輸出株などの株価の重しとなった。また、日経平均は昨日までの5営業日で1400円を超す上げとなったことから、利益確定売りが出やすかった。さらに、関税を巡る4回目の日米交渉がこの週末に予定されていることから、これを見守りたいとして積極的な買いを見送る向きもあった。一方、昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。また、海外市場で米長期金利が低下したことも安心感となったが、寄付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された4月の完全失業率(季節調整値)は2.5%となり前月比横ばいだった。QUICKがまとめた市場予想の中央値は2.5%だった。また、4月の有効求人倍率(季節調整値)は1.26倍で前月と同水準。QUICKがまとめた市場予想の中央値は1.26倍だった。同じく取引開始前に発表された5月の東京都区部消費者物価指数(CPI・中旬速報値)は、生鮮食品を除く総合指数が前年同月比3.6%上昇した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は同3.5%上昇だった。さらに、4月の鉱工業生産指数(季節調整済み)速報値は前月比0.9%低下した。QUICKがまとめた民間予測の中央値は同1.5%低下だった。 セクター別では全業種が値下がり。その他製品、精密機器、輸送用機器、電気機器、ゴム製品などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、ディスコ<6146>、ルネサス<6723>、任天堂<7974>、ソフトバンクG<9984>、アドバンテスト<6857>、リクルートHD<6098>、東エレク<8035>、第一三共<4568>、HOYA<7741>、ホンダ<7267>、ソニーG<6758>、トヨタ<7203>などが下落。他方、サンリオ<8136>、三井E&S<7003>、DeNA<2432>、武田薬<4502>などが上昇している。
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2025/05/30 09:33
寄り付き概況
日経平均は324円高でスタート、アドバンテストや住友電工などが上昇
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;38046.97;+324.57円TOPIX;2788.11;+18.60[寄り付き概況] 29日の日経平均は324.57円高の38046.97円と反発して取引を開始した。前日28日の米国株式市場は反落。ダウ平均は244.95ドル安の42098.70ドル、ナスダックは98.22ポイント安の19100.94で取引を終了した。ダウ、ナスダックは寄り付き後揃って小幅に上昇。しかし前日の大幅高の反動に加え、引け後のエヌビディアの決算発表を控え様子見姿勢が強まり、ダウはじり安、ナスダックは前日の終値近辺でのもみ合いが続いた。取引時間中に公表された5月開催分のFOMC議事要旨では、関税の影響を見極めるまで政策金利変更には慎重な姿勢が改めて示されたが相場の反応は限定的だった。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が下落したが、取引終了後に発表された米エヌビディアの決算を受け、同社株が時間外取引で上昇。ダウ平均先物も時間外取引で大幅高となっていることが東京市場の株価支援要因となった。また、外為市場で1ドル=145円70銭台と、昨日15時30分頃と比べ1円40銭ほど円安・ドル高方向に振れたことが東京市場で輸出株などの株価の支えとなった。一方、昨日の米株式市場で主要指数が下落したことは東京市場の株価の重しとなった。また、海外市場で米長期金利が強含みの展開となったことも投資家心理を慎重にさせた。さらに、日経平均は昨日、心理的な節目とされる38000円を一時回復したが、終値では上回ることができず、株価の上値の重さが意識されたが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は5月18-24日に国内株を8週連続で買い越した。買越額は3093億円だった。 セクター別では、輸送用機器、電気機器、非鉄金属、保険業、医薬品などが値上がり率上位、水産・農林業が値下がりしている。東証プライムの売買代金上位では、アドバンテスト<6857>、リクルートHD<6098>、ルネサス<6723>、住友電工<5802>、フジクラ<5803>、ディスコ<6146>、キオクシアHD<285A>、トヨタ<7203>、東エレク<8035>、レーザーテック<6920>、村田製<6981>、MS&AD<8725>、ホンダ<7267>などが上昇。他方、ベイカレント<6532>、バンナムHD<7832>、ニトリHD<9843>、三菱電<6503>、クリエイトSD<3148>、IHI<7013>、すかいらーく<3197>、みずほ<8411>などが下落している。
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2025/05/29 09:28
寄り付き概況
日経平均は370円高でスタート、イビデンや丸紅などが上昇
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;38,094.79;+370.68円TOPIX;2793.15;+23.66[寄り付き概況] 28日の日経平均は370.68円高の38,094.79円と4日続伸して取引を開始した。前日27日の米国株式市場は反発。ダウ平均は740.58ドル高の42343.65ドル、ナスダックは461.95ポイント高の19199.16で取引を終了した。トランプ大統領がEUへの50%関税導入を6月1日から7月9日まで延期すると発表したことを受け、ダウ、ナスダックともに寄り付き後上昇。長期金利低下を追い風にハイテク株や主力株に買い戻しの動きが強まった。また5月の消費者信頼感指数が市場予想を上回ったことで過度な景気悪化懸念が後退し、上げ幅を拡大した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が大幅に上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。中でも、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数が2.47%上昇、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が3.38%上昇と、ダウ平均(1.78%上昇)と比べさらに上昇率が大きく、東京市場でハイテク株や半導体関連株の株価支援要因となった。また、外為市場で1ドル=144円00銭台と、昨日15時30分頃と比べ90銭ほど円安・ドル高に振れたことが東京市場で輸出株などの買い安心感となった。さらに、海外市場で米長期金利が低下したことも東京市場で安心感となった。一方、日経平均は昨日までの3日続伸で700円を超す上げとなっていることから、利益確定売りや戻り待ちの売りが出やすかった。また、日経平均は37800円近辺に位置する200日移動平均線や38000円が節目として意識され、ここからの短期的な上値寄りは大きくないとの見方もあった。さらに、日本時間明日早朝に米エヌビディアが2-4月期決算発表を予定していることから、これを見極めたいとして積極的な買いを手控える向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。 セクター別では、機械、保険業、輸送用機器、電気機器、サービス業、などが値上がり率上位、鉄鋼が値下がりしている。東証プライムの売買代金上位では、イビデン<4062>、フジクラ<5803>、アドバンテスト<6857>、丸紅<8002>、IHI<7013>、レーザーテック<6920>、ディスコ<6146>、東京海上<8766>、住友電工<5802>、ホンダ<7267>、サンリオ<8136>、古河電工<5801>、JX金属<5016>などが上昇。他方、豊田織<6201>、日本製鉄<5401>、HOYA<7741>などが下落している。
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2025/05/28 09:21
寄り付き概況
日経平均は8円安でスタート、ソシオネクストやJR東などが下落
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;37523.37;-8.16円TOPIX;2750.64;-1.37[寄り付き概況] 27日の日経平均は8.16円安の37523.37円と3日ぶり反落して取引を開始した。前日26日の米国市場はメモリアルデーで休場。欧州主要市場は、ロンドン市場がスプリング・バンクホリデーで休場、独DAXが1.68%高、仏CAC40が1.21%高。 今日の東京株式市場は、やや売りが先行した。昨日の米株式市場が休場で手掛かり材料に乏しく、また、引き続きトランプ米政権の関税政策の不透明感が市場心理を慎重にさせた。一方、昨日の米株式市場は休場だったが、欧州主要指数の株価指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。また、外為市場で1ドル=142円50銭台と円相場が落ち着いた動きとなっていることも東京市場で安心感となった。さらに、日経平均は昨日まで続伸し、昨日は高値引けとなったことから、相場の腰の強さを指摘する向きもあったが、寄付き段階ではやや売りが優勢だった。 セクター別では、精密機器、銀行業、鉄鋼、保険業、サービス業などが値下がり率上位、非鉄金属、繊維製品、ゴム製品、海運業、証券商品先物などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、ソシオネクスト<6526>、JR東<9020>、ディスコ<6146>、信越化<4063>、日本製鉄<5401>、キーエンス<6861>、NEC<6701>、東エレク<8035>、楽天グループ<4755>、富士通<6702>、レーザーテック<6920>、三井住友<8316>、HOYA<7741>などが下落。他方、古河電工<5801>、川崎重<7012>、フジクラ<5803>、SOMPO<8630>、サンリオ<8136>、住友鉱<5713>、任天堂<7974>、IHI<7013>、日立<6501>、村田製<6981>、伊藤忠<8001>、三菱重<7011>、すかいらーく<3197>などが上昇している。
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2025/05/27 09:37
寄り付き概況
日経平均は48円高でスタート、日本製鉄やレーザーテックなどが上昇
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;37209.26;+48.79円TOPIX;2740.87;+5.35[寄り付き概況] 5月26日の日経平均は前営業日比48.79円高の37209.26円と続伸でスタート。23日の米国市場でダウ平均は256.02ドル安の41603.07ドル、ナスダックは188.52ポイント安の18737.21で取引を終了。朝方トランプ大統領がEU(欧州連合)からの輸入品に対しに6月1日から関税50%を課すことを提案すると自身のSNSに投稿し、ダウ、ナスダックともに寄り付き後下落。またトランプ大統領が同日、アップルに対しても高関税を課す姿勢を示したことを受け、アップル株下落が相場の重しとなった。ただ、ホワイトハウスは大統領発言を正式な声明だとは解釈していないと一部メディアが報じたことやベッセント財務長官が数週間以内にいくつかの大規模な貿易合意を発表する予定と発言したことが伝わると下げ渋った。シカゴ日経225先物は大阪比335円安の36855円。本日の日経平均は買いが先行。トランプ米大統領が対EU関税の発動期限を7月9日まで延長との一部報道を好感した流れだ。ただし、26日の米国市場はメモリアルデーの祝日で休場になるため、徐々にこう着感が強まりやすいとの見方も。 東証プライム市場の売買代金上位では、川崎重<7012>、日本製鉄<5401>、IHI<7013>、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、アドバンテ<6857>、レーザーテック<6920>などが上昇する反面、任天堂<7974>、サンリオ<8136>などが小安い。業種別では、鉄鋼、空運、不動産などが上昇率上位で推移。
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2025/05/26 09:27
寄り付き概況
日経平均は175円高でスタート、住友電工や神戸物産などが上昇
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;37161.74;+175.87円TOPIX;2727.54;+10.45[寄り付き概況] 23日の日経平均は175.87円高の37161.74円と3日ぶり反発して取引を開始した。前日22日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は1.35ドル安の41859.09ドル、ナスダックは53.09ポイント高の18925.73で取引を終了した。長期金利の高止まりを受け、寄り付き後下落。朝方米下院はトランプ減税の延長を含む大型の税制・歳出法案の修正案を僅差で可決したが、前日までの財政悪化懸念による長期金利上昇の動きに一服感が出たことで、買い戻しが入った。また新規失業保険申請件数や5月の製造業PMI、サービス業PMIがともに市場予想よりいい内容だったことも相場を下支えした。ダウ、ナスダックともにプラスに転じたものの、ダウは買いの勢いが続かず、わずかに下げて終了。ナスダックはプラス圏を維持して終えた。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が高安まちまちで、東京市場で手掛かり材料となりにくかったが、海外市場で米長期金利が上昇した後に低下に向かったことが東京市場の株価の支えとなった。また、外為市場で1ドル=143円90銭台と、昨日15時30分頃と比べ70銭ほど円安・ドル高方向に振れたことが株式市場で安心感となった。さらに、日経平均は5月14日から昨日までで1200円近く下落したことから、高値警戒感がやや緩み、買いが入りやすかった。一方、昨日の米株式市場で、主要指数が取引終了にかけて値を消す展開となったことが東京市場で投資姿勢を慎重にさせた。また、日米関税交渉の3回目協議を控え、結果を見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された4月の全国消費者物価指数(CPI)は、生鮮食品を除く総合指数が前年同月比3.5%上昇した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は同3.4%上昇だった。 セクター別では、非鉄金属、その他製品、電気機器、繊維製品、パルプ・紙などが値上がり率上位、鉱業、サービス業、その他金融業が値下がりしている。東証プライムの売買代金上位では、住友電工<5802>、神戸物産<3038>、日製鋼所<5631>、富士通<6702>、バンナムHD<7832>、古河電工<5801>、JR東海<9022>、フジクラ<5803>、任天堂<7974>、三井E&S<7003>、アステラス薬<4503>、ソニーG<6758>、ルネサス<6723>、IHI<7013>などが上昇。他方、オリックス<8591>、郵船<9101>、ニトリHD<9843>、7&iHD<3382>などが下落している。
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2025/05/23 09:39
寄り付き概況
日経平均は367円安でスタート、アドバンテストや日立などが下落
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;36931.89;-367.09TOPIX;2713.71;-19.17[寄り付き概況] 22日の日経平均は367.09円安の36931.89円と続落して取引を開始した。前日21日の米株式市場で米国株式市場は続落。ダウ平均は816.80ドル安の41860.44ドル、ナスダックは270.07ポイント安の18872.64で取引を終了した。長期金利上昇を嫌気した売りが先行し、寄り付き後、下落。欧州中央銀行(ECB)が21日発表した金融安定報告で、米トランプ大統領の関税政策で米国資産のリスクに対する投資家の懸念が強まり、世界の金融システムにさらなる衝撃を与える可能性があると指摘。また審議中の減税法案を巡り、財政悪化懸念が広がり、長期金利が一段高、午後下げ幅を拡大した。ダウは管理医療会社ユナイテッドヘルス(UNH)の下落も重しだった。ナスダックはアルファベット(GOOG)の上昇を追い風に一時プラスに転じるも買いの勢いは続かず下落して終了した。 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が大きく下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、米長期金利が上昇したことが投資家心理を委縮させた。さらに、日米関税交渉の3回目の協議を控え、積極的な買いを見送る向きもあった。一方、日米財務相会談が行われたと伝わっているが、外為市場で円相場の反応が限定的なことが市場の安心感となった。また、日経平均は5月14日から昨日までの6営業日で終値ベースで900円近く下げていることから、下値では買いが入りやすいとの見方もあったが、寄付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された3月の機械受注統計は、民間設備投資の先行指標である「船舶・電力を除く民需」の受注額(季節調整済み)が前月比13.0%増だった。QUICKがまとめた民間予測の中央値は1.6%減だった。同じく取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は5月11-17日に国内株を7週連続で買い越した。買越額は7149億円だった。 セクター別では、非鉄金属、精密機器、石油石炭製品、機械、鉱業などが値下がり率上位、その他製品、倉庫運輸関連、医薬品が値上がりしている。東証プライムの売買代金上位では、フジクラ<5803>、アドバンテスト<6857>、ルネサス<6723>、東エレク<8035>、クボタ<6326>、ディスコ<6146>、日立<6501>、三菱重<7011>、MS&AD<8725>、ダイキン<6367>、ファーストリテ<9983>などが下落。他方、楽天銀行<5838>、NEC<6701>、古河電工<5801>、大成建<1801>、アシックス<7936>、第一三共<4568>、武田薬<4502>、任天堂<7974>、IHI<7013>などが上昇している。
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2025/05/22 09:41
寄り付き概況
日経平均は60円高でスタート、ソシオネクストやみずほなどが上昇
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;37590.15;+60.66TOPIX;2747.68;+8.85[寄り付き概況] 21日の日経平均は60.66円高の37590.15円と続伸して取引を開始した。前日20日の米国株式市場は反落。ダウ平均は114.83ドル安の42677.24ドル、ナスダックは72.75ポイント安の19142.71で取引を終了した。動意乏しく、寄り付き後、まちまち。連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策当局者が現在の政策金利が良好な位置にあり、当面静観することが適切との見解を表明したため利下げ期待の後退で相場は売りが加速した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。4月上旬の急落以降、日本株は急ピッチな戻り相場となったことから、買い遅れた投資家も多いと見られ、買い意欲が継続した。また、日経平均は37500円近辺が下値支持帯として意識され、ここからの短期的な下値余地は大きくないとの見方もあった。一方、昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、昨日の海外市場で米長期金利が上昇したことが投資家心理を慎重にさせた。さらに、近く行われる見込みの日米財務相会談や関税を巡る3回目の日米交渉を前に、積極的な買いを見送る向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された4月の貿易収支は1158億円の赤字だった。QUICKがまとめた民間予測の中央値は2150億円の黒字だった。 セクター別では、鉱業、石油石炭製品、銀行業、電気・ガス業、ゴム製品などが値上がり率上位、保険業、電気機器、機械などが値下がりしている。東証プライムの売買代金上位では、ソシオネクスト<6526>、みずほ<8411>、INPEX<1605>、テルモ<4543>、ホンダ<7267>、ファナック<6954>、りそなHD<8308>、村田製<6981>、IHI<7013>、三井住友トラ<8309>、三菱UFJ<8306>、第一生命HD<8750>、サンリオ<8136>などが上昇。他方、セブン銀行<8410>、ルネサス<6723>、ソニーG<6758>、東京海上<8766>、アドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>、DeNA<2432>、三菱重<7011>、豊田織<6201>、MS&AD<8725>、リクルートHD<6098>、任天堂<7974>、JT<2914>、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>などが下落している。
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2025/05/21 09:57
寄り付き概況
日経平均は224円高でスタート、豊田織やサンリオなどが上昇
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;37723.60;+224.97TOPIX;2754.52;+16.13[寄り付き概況] 20日の日経平均は224.97円高の37723.60円と5日ぶり反発して取引を開始した。前日19日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は137.33ドル高の42792.07ドル、ナスダックは4.36ポイント高の19215.46で取引を終了した。格付け会社ムーディーズによる信用格付け引き下げを嫌気し、寄り付き後、下落。その後、国債相場が反発し金利が低下に転じると安心感から買いが強まり、相場はプラス圏を回復した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。また、昨日の海外市場で米長期金利が上昇した後に低下に向かったことが東京市場で安心感となった。一方、昨日の米株式市場で主要3指数は上昇したが、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が3日続落したことが東京市場で半導体関連株の株価の重しとなった。また、今日から22日までカナダで開かれる主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議で日米財務相が会談する見込みで、また、週後半には関税を巡る3回目の日米交渉が始まる可能性があり、これらを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。 セクター別では、輸送用機器、証券商品先物、石油石炭製品、非鉄金属、医薬品などが値上がり率上位、繊維製品、水産・農林業、電気・ガス業、不動産業、小売業が値下がりしている。東証プライムの売買代金上位では、豊田織<6201>、安川電<6506>、サンリオ<8136>、ファナック<6954>、バンナムHD<7832>、住友鉱<5713>、ソニーG<6758>、アシックス<7936>、レーザーテック<6920>、トヨタ<7203>、信越化<4063>、三菱商<8058>、IHI<7013>などが上昇。他方、フジHD<4676>、楽天グループ<4755>、村田製<6981>などが下落している。
<CS>
2025/05/20 09:34
寄り付き概況
日経平均は181円安でスタート、アドバンテやリクルートHDなどが下落
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;37572.36;-181.36TOPIX;2734.69;-5.76[寄り付き概況] 5月19日の日経平均は前営業日比181.36円安の37572.36円と4営業日続落でスタート。16日の米国市場でダウ平均は331.99ドル高の42654.74ドル、ナスダックは98.78ポイント高の19211.10で取引を終了。住宅着工件数が予想を下回り、寄り付き後、まちまち。その後発表されたミシガン大消費者信頼感指数が予想外に低下した一方、期待インフレ率が上昇し利下げ期待の後退で相場は一時売りに転じた。しかし、ユナイテッドヘルス・グループ(UNH)が幹部による自社株購入の報道で反発すると相場はプラス圏を回復し終盤にかけ上げ幅を拡大し、終了。シカゴ日経225先物は大阪比225円高の37995円。本日の日経平均は売りが先行。米格付け会社ムーディーズ・レーティングスは16日、米国の信用格付けを最上位の「Aaa」から「Aa1」に1段階引き下げた。他社動向を踏まえれば想定内との指摘もあるが、関税問題も依然気がかりななか、やや様子見ムードに傾きやすいところ。 東証プライム市場の売買代金上位では、アドバンテ<6857>、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、リクルートHD<6098>などが下落する反面、三菱商事<8058>、サンリオ<8136>、トヨタ自<7203>などが上昇。業種別では、保険、証券商品先物、石油石炭などが下落率上位で推移。
<CS>
2025/05/19 09:24