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株価指数先物 【週間展望】―「相互関税」発動を控えトランプ発言に振られやすい
今週の日経225先物は、トランプ米大統領の関税を巡る発言に振らされやすくなりそうだ。トランプ政権は4月2日にも貿易相手国に同水準の関税を課す「相互関税」を発動する方針だが、トランプ大統領は21日、同関税について「柔軟性がある」との認識を示している。EU(欧州連合)は対抗措置として4月1日から米国製品に関税を課すとしていたが、中旬に先延ばしした。米国と相互に合意できる解決策を見つけるための時間を確保するもので、協議の進展如何によって相場の変動幅は大きくなりそうだ。
また、時期は明らかにしていないものの、トランプ大統領が中国の習近平国家主席と会談し、関税について協議を計画していると報じられている。グリア米通商代表部(USTR)代表が今週、中国側と協議する予定であり、その行方に関心が集まりそうである。
21日の米国市場では、主要な株価指数が上昇した。景気減速や関税への懸念、地政学リスクを巡る不透明感などから、NYダウは500ドルあまり下落する場面もみられた。その後は前述したトランプ大統領の「柔軟性がある」との発言で不安が和らぎ、買い戻しを誘った。
日経225先物はナイトセッションで開始直後に3万7470円まで買われたが、その後は下落に転じ、米国市場の取引開始時には3万7100円まで下げ幅を広げた。ただし、終盤にかけて買い戻され、一時3万7380円まで下落幅を縮める動きをみせている。
3月11日につけた3万5730円(6月限)を安値としたボリンジャーバンドの-3σからのリバウンドにより、-2σを突破。先週は17日に-1σを上抜き、翌18日には中心値(25日)を捉えた。その後は日銀の金融政策決定会合や米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて、25日移動平均線水準での攻防が続いた。
25日線は下向きで推移しており、ナイトセッションで3万7600円まで下がってきた。同線が抵抗線として機能する状況が続くと、-1σ(3万6780円)辺りが意識されてくる可能性があろう。週足では-1σ(3万7150円)辺りでの攻防になりうそうであり、同水準を割り込む局面では、下へのバイアスが強まりやすいと考えられる。
トランプ大統領の関税を巡る発言が警戒されるなか、積極的なロングは手控えられるだろう。一方で、ショートも仕掛けにくく、スキャルピング中心のトレードのなか、短期的な需給に振らされることになりそうだ。ただ、相互関税については相当警戒されていることで、ポジションとしてはショートに傾いていると考えられる。相手国との協議への期待が高まりやすく、基本的には押し目狙いのロング対応に向かわせそうだ。
-1σと25日線によるレンジが意識され、オプション権利行使価格の3万6875円から3万7625円のレンジを想定する。25日線を明確に上抜けてくる局面では、3万8000円が射程に入るだろう。一方で、同線が抵抗として機能するなかでも、節目の3万7000円処では押し目を拾うタイミングになりそうである。
また、21日の米国市場ではマイクロン・テクノロジーが8%を超える急落となったほか、エヌビディアやアドバンスト・マイクロ・デバイセズなどハイテク株の一角が売られ、半導体SOX指数は続落した。アドバンテスト<6857>[東証P]や東京エレクトロン<8035>[東証P]など、指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均型の重荷となる可能性がある。
一方で、今週は3月期末となるため、配当志向の物色が強まりやすい。また、トランプ大統領は、空軍の次世代戦闘機「F47」の製造をボーイングが行うと発表した。また、「F47」を将来的に同盟国に性能を落としたうえで売却する考えを示した。日本では石破総理大臣が防衛大学校の卒業式で訓示し、防衛力の抜本的強化を着実に進めていく考えを示しており、三菱重工業<7011>[東証P]など防衛関連株への資金流入が続くことが見込まれる。
21日の米VIX指数は19.28(20日は19.80)に低下した。10日の29.57をピークに調整しており、週間(3月14日:21.77)でも低下した。19日には心理的な分かれ目となる20.00を割り込み、その後は切り返す場面もみられたが、25日線(20.84)が抵抗線として意識されてきており、連日で20.00を下回って終えている。トランプ関税の影響は不透明ながらも、カバーが強まる可能性はあるだろう。
先週末のNT倍率は先物中心限月で13.46倍に低下し、2020年4月以来の13.50倍を下回ってきた。節目の13.50倍を割り込んだことで、いったんはボトム形成が意識されてくる可能性はあるが、ハイテク株の一角が不安定な一方で、期末要因から配当志向の物色が意識されて、相対的にTOPIX型優位の展開が続く可能性がある。ただし、週足のボリンジャーでは急拡大するバンド形状で-3σに沿って低下を強めており、いつリバランスが入ってもおかしくない状況である。
3月第2週(3月10日-14日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では4週連続の売り越しであり、売り越し額は5459億円(3月第1週は4141億円の売り越し)だった。なお、現物は8085億円の売り越し(同1015億円の売り越し)と4週連続の売り越しであり、先物は2626億円の買い越し(同3126億円の売り越し)と4週ぶりの買い越し。個人は現物と先物の合算で2778億円の売り越しと2週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で279億円の買い越しとなり、4週連続の買い越し。
主要スケジュールでは、24日に米国3月製造業PMI、米国3月サービス業PMI、25日に日銀金融政策決定会合議事要旨、米国3月コンファレンスボード消費者信頼感指数、米国2月新築住宅販売件数、26日に2月企業向けサービス価格指数、米国2月耐久財受注、27日に権利付き最終売買日、1-2月中国工業企業利益、米国10-12月期実質GDP確報値、28日に日銀金融政策決定会合の主な意見、米国2月個人所得、米国2月個人消費支出などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
08月限 日経225 35661.68 TOPIX 2510.68
09月限 日経225 36906.92 TOPIX 2585.41
10月限 日経225 39701.93 TOPIX 2721.72
11月限 日経225 39901.35 TOPIX 2765.26
12月限 日経225 39434.85 TOPIX 2738.68
01月限 日経225 39343.19 TOPIX 2726.70
02月限 日経225 39432.64 TOPIX 2775.06
02月限 日経225 39432.64 TOPIX 2775.06
03月限 日経225 36483.79 TOPIX 2684.98
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/06 03月21日 37410 37780 37160 37400 -100
25/06 03月19日 37640 37870 37390 37500 -120
25/06 03月18日 37250 37770 37180 37620 +420
25/06 03月17日 36830 37360 36790 37200 +340
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/06 03月21日 2764.0 2792.0 2738.5 2777.5 +6.5
25/06 03月19日 2761.5 2788.5 2744.0 2771.0 +9.5
25/06 03月18日 2730.5 2767.0 2726.5 2761.5 +32.5
25/06 03月17日 2690.0 2731.0 2686.5 2729.0 +37.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
03月21日(06月限) 37355 -45
03月20日(06月限) 37435 -65
03月19日(06月限) 37625 +125
03月18日(06月限) 37535 -85
03月17日(06月限) 37690 +490
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
03月14日 1466億円 -1555億円 1兆9619億円 +2885億円
03月07日 3021億円 +340億円 1兆6734億円 -2386億円
02月28日 2680億円 +1010億円 1兆9120億円 -64億円
02月21日 1669億円 +53億円 1兆9184億円 -1573億円
02月14日 1616億円 -93億円 2兆0757億円 +841億円
02月07日 1709億円 +60億円 1兆9916億円 -1714億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
03月18日 4756万株 0株 8億9576万株 +2180万株
03月17日 4756万株 -28万株 8億7395万株 +46万株
03月14日 4785万株 -3637万株 8億7348万株 +8189万株
03月13日 8422万株 -1199万株 7億9159万株 +9349万株
03月12日 9622万株 -5万株 6億9810万株 +2585万株
03月11日 9627万株 +198万株 6億7225万株 -662万株
03月10日 9429万株 +198万株 6億7887万株 -1422万株
03月07日 9230万株 +601万株 6億9310万株 -9815万株
03月06日 8628万株 -69万株 7億9126万株 +851万株
03月05日 8697万株 +163万株 7億8274万株 -1150万株
03月04日 8534万株 +229万株 7億9424万株 -2533万株
03月03日 8305万株 +80万株 8億1957万株 +1980万株
02月28日 8225万株 -306万株 7億9977万株 -412万株
02月27日 8531万株 +2055万株 8億0390万株 +2571万株
02月26日 6476万株 +351万株 7億7818万株 -277万株
02月25日 6124万株 +953万株 7億8096万株 -312万株
株探ニュース
2025/03/23 17:00
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株価指数先物 【週間展望】―トレンド転換を意識した押し目狙いのロング対応
今週の日経225先物は、日米の金融政策を警戒しつつも、テクニカル面からはリバウンドを意識したスタンスになりそうだ。2月下旬以降、下向きで推移するボリンジャーバンドの-2σを中心に、-1σと-3σによるレンジ内での調整を続けてきたが、先週11日につけた3万5730円(6月限)を安値に-3σ水準から反発。週半ば以降は-2σと-1σによるレンジに切り上がり、週後半には-1σを捉える局面がみられた。
14日の取引終了後のナイトセッションでは-1σ(3万6900円)を突破し、一時3万7360円まで買われる場面もあった。3万7270円と-1σを上回って終えており、中心値(25日)である3万7810円とのレンジへ移行することになりそうだ。
14日の米国市場では、主要な株価指数が上昇した。足もとの下落でNYダウは昨年9月以来の安値をつけたほか、機関投資家がベンチマークとするS&P500指数は52週移動平均線を明確に割り込み、2月高値からの下落率が10%を超えたことで、調整局面入りのシグナルを発していた。米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて、持ち高調整に伴う買い戻しが入ったようである。
また、失効が迫っていた米連邦政府のつなぎ予算については、9月までの新たなつなぎ予算案を議会上院で可決し、政府機関の一部閉鎖は回避された。ロシア・ウクライナ情勢においては、トランプ米大統領が「紛争が終結する可能性が非常に高い」と自身のSNSに投稿したと報じられている。
こうした流れを受けて、週明けの日経225先物は買い先行で始まりそうだ。今週は18~19日に日銀の金融政策決定会合、米国でFOMCが開催される。日銀会合では、米国の関税政策による世界経済の下振れリスクが警戒されるなか、政策金利は据え置かれるとみられている。FOMCについても、同様の観点から金利据え置きが見込まれる。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は利上げを急がない姿勢を維持する可能性が高いと考えられ、円相場もドル高・円安に振れやすくなりそうだ。
東京市場は20日が休場になることで、ポジションを傾けにくい状況であるが、日米の金融イベント通過を睨んだ先回り的なカバーが入りやすく、祝日明け後はイベント通過によって押し目狙いのロングが強まる展開が期待される。トランプ大統領の新たな関税政策が警戒されるなかでは積極的な売買は手控えられようが、ショートカバーは入りやすくなるだろう。また、14日の日経平均株価は下落して始まったが、3月限のSQ値(3万6483.79円)を割り込まずに切り返したことによって、センチメントは改善傾向にある。
-1σと中心値によるレンジへの移行で、オプション権利行使価格の3万6875円から3万7875円のレンジを想定。そのなかで3万7000円から3万7500円処での推移が意識されやすいだろう。まずは、-1σを支持線とした底堅さがみられるかを見極めつつ、押し目狙いのロングでの対応とみておきたい。節目の3万7500円を捉える局面では、25日線水準へのリバウンド狙いとなりそうだ。
14日の米VIX指数は21.77(13日は24.66)に低下した。10日の29.57をピークに調整しており、週間(3月7日:23.37)でも低下した。2月下旬以降に上昇基調を強めていたが、週後半以降の低下によってリスク警戒は和らいだ。心理的な分かれ目となる20.00を上回っている状況であり慎重姿勢は崩せないが、同水準に位置する25日線まで低下する局面があれば、カバーが強まる可能性はあるだろう。
先週末のNT倍率は先物中心限月で13.69倍(13日は13.62倍)に上昇した。3月7日に13.59倍まで低下し、2023年9月下旬以来の安値水準に接近するなか、11日には13.78倍に上昇する場面もあった。2月下旬以降は指数インパクトの大きい値がさハイテク株が軟調な値動きとなるなか、NTショートによるスプレッド狙いの動きとなった。下向きのトレンドは継続しているが、13.60~13.80倍辺りのボトム圏での底堅さがみられるなか、NTショートを巻き戻す動きが入る可能性はありそうだ。
3月第1週(3月3日-7日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週連続の売り越しであり、売り越し額は4141億円(2月第4週は1兆1672億円の売り越し)だった。なお、現物は1015億円の売り越し(同6071億円の売り越し)と3週連続の売り越しであり、先物は3126億円の売り越し(同5601億円の売り越し)と3週連続の売り越し。個人は現物と先物の合算で4187億円の売り越しと3週ぶりの売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で5247億円の買い越しとなり、3週連続の買い越し。
主要スケジュールでは、17日に中国2月鉱工業生産、中国2月小売売上高、米国2月小売売上高、エヌビディアのAIカンファレンス「GTC」(~21日)、18日に米国2月住宅着工件数、米国2月鉱工業生産、19日に日銀金融政策決定会合政策金利、植田日銀総裁記者会見、1月機械受注、FOMC政策金利、パウエルFRB議長記者会見、20日にイングランド銀行(BOE)政策金利、米国2月コンファレンス・ボード景気先行指数、21日に2月全国消費者物価指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
08月限 日経225 35661.68 TOPIX 2510.68
09月限 日経225 36906.92 TOPIX 2585.41
10月限 日経225 39701.93 TOPIX 2721.72
11月限 日経225 39901.35 TOPIX 2765.26
12月限 日経225 39434.85 TOPIX 2738.68
01月限 日経225 39343.19 TOPIX 2726.70
02月限 日経225 39432.64 TOPIX 2775.06
02月限 日経225 39432.64 TOPIX 2775.06
03月限 日経225 36483.79 TOPIX 2684.98
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/06 03月14日 36520 36900 36270 36860 +350
25/03 03月13日 36850 37330 36750 36750 -40
25/03 03月12日 36730 36960 36110 36790 +30
25/03 03月11日 37020 37040 35980 36760 -320
25/03 03月10日 36870 37270 36470 37080 +310
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/06 03月14日 2671.0 2697.5 2656.0 2691.5 +21.0
25/03 03月13日 2694.0 2726.5 2690.0 2697.5 +4.5
25/03 03月12日 2669.0 2705.0 2627.0 2693.0 +21.5
25/03 03月11日 2702.5 2702.5 2619.5 2671.5 -33.5
25/03 03月10日 2711.5 2731.0 2686.0 2705.0 -0.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
03月14日(06月限) 37360 +500
03月13日(06月限) 36450 -60
03月12日(03月限) 37105 +315
03月11日(03月限) 36525 -235
03月10日(03月限) 36475 -605
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
03月07日 3021億円 +340億円 1兆6734億円 -2386億円
02月28日 2680億円 +1010億円 1兆9120億円 -64億円
02月21日 1669億円 +53億円 1兆9184億円 -1573億円
02月14日 1616億円 -93億円 2兆0757億円 +841億円
02月07日 1709億円 +60億円 1兆9916億円 -1714億円
01月31日 1649億円 +111億円 2兆1630億円 +1062億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
03月12日 9622万株 -5万株 6億9810万株 +2585万株
03月11日 9627万株 +198万株 6億7225万株 -662万株
03月10日 9429万株 +198万株 6億7887万株 -1422万株
03月07日 9230万株 +601万株 6億9310万株 -9815万株
03月06日 8628万株 -69万株 7億9126万株 +851万株
03月05日 8697万株 +163万株 7億8274万株 -1150万株
03月04日 8534万株 +229万株 7億9424万株 -2533万株
03月03日 8305万株 +80万株 8億1957万株 +1980万株
02月28日 8225万株 -306万株 7億9977万株 -412万株
02月27日 8531万株 +2055万株 8億0390万株 +2571万株
02月26日 6476万株 +351万株 7億7818万株 -277万株
02月25日 6124万株 +953万株 7億8096万株 -312万株
02月21日 5171万株 +271万株 7億8408万株 -1943万株
02月20日 4900万株 -58万株 8億0352万株 -6616万株
02月19日 4959万株 +16万株 8億6968万株 -223万株
02月18日 4942万株 -2万株 8億7191万株 +697万株
02月17日 4944万株 -29万株 8億6494万株 +2264万株
株探ニュース
2025/03/16 17:00
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株価指数先物 【週間展望】―ロール中心ながらボラティリティの高い状況で波乱も
今週の日経225先物は反発して始まりそうだが、トランプ米大統領の関税を巡る発言が警戒されるほか、週末に先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を控えて、ボラティリティの高い不安定な相場展開が見込まれる。
7日の米国市場では主要な株価指数が反発した。注目された2月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が15万1000人増と市場予想を下回った。失業率は4.1%と予想をわずかに上回った。トランプ政権が連邦政府職員の削減を進めていることで、職種別では連邦政府などの就業者が1万人減少しており、今後も減少幅が拡大するとみられている。雇用統計の結果を受けて米経済の減速懸念が高まり、NYダウの下げ幅は一時400ドルを超えた。
ただし、機関投資家がベンチマークとするS&P500指数がおよそ4カ月ぶりに5700を一時割り込み、下値メドとされる200日移動平均線を下回ったことで、売られ過ぎとの見方から買い戻しが入った。また、前日にはマーベル・テクノロジーが20%下落したことでエヌビディアなど他の半導体株に売りが広がったが、この日はブロードコムが決算評価により9%近く上昇したことで半導体株の買い戻しにつながった。
また、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長はシカゴ大主催のイベントで講演し、米経済は良好な状態が続いているとの認識を示した。米経済は不確実性が高まっているが、政策調整を急ぐ必要はないと述べている。
日経225先物のナイトセッションは米国市場に連動する形で、一時3万6470円まで売られる場面もみられたが、終盤にかけてロングが強まり、日中比490円高の3万7260円で終えた。週明けはこの流れを引き継ぐ形により買いが先行することになりそうだ。
しかし、日経225先物は2月下旬以降、下向きで推移するボリンジャーバンドの-2σを挟んだ-1σと-3σによるレンジで調整を継続している。ナイトセッションでは-3σに接近した後の切り返しにより、-2σを上回って終えた。-2σが3万6900円、-1σは3万7670円、-3σが3万6120円辺りに位置しているため、-2σを上回って推移することができるかが注目される。
まずはオプション権利行使価格の3万7000円を固めたいところであり、上下の権利行使価格である3万6250円から3万7750円処のレンジが意識される。3万7000円処で底堅さがみられるようだと、-1σ突破を試す展開もありそうだ。メジャーSQ週であるため、限月交代に伴うロールオーバーが中心で仕掛け的なトレードは限られるとみられるが、ボラティリティの高い状況での下げが続いていたことで、-1σを捉えてくるとヘッジ対応のロングが強まりそうだ。一方で、-2σを割り込むと、-3σに接近する形でショートが加速しそうである。
トランプ大統領は自身のSNSを活用した発言が多く、投資家は常に緊張感を保った状態であり、その投稿によって市場では売買が集中し、過剰に反応しやすい。トランプ関税を巡る状況は二転三転しており、予測できない状況が大きな懸念につながる。また、今週は12日に2月の米国消費者物価指数(CPI)、13日には米国生産者物価指数(PPI)の発表を控えており、結果を受けた米長期金利や為替市場への影響を見極めることになりそうだ。
なお、週足ベースの日経225先物も-2σ(3万6610円)を上回っているが、-1σ(3万7690円)を捉えることができないと、-3σ(3万5530円)とのレンジが継続することになる。明確な底入れを見極めにくいなかで、-2σを割り込んでくると、昨年9月前半以来の3万6000円割れが警戒されてくるだろう。
7日の米VIX指数は23.37(6日は24.87)に低下した。週間(2月28日:19.63)では上昇となった。一時26.56まで切り上がり、昨年12月18日の高値(28.32)が射程に入っている。7日の米国市場が売り一巡後に急速に切り返したことで、VIX指数は低下する形だったが、下値を切り上げる形状で上昇しており、慎重姿勢は崩せないと考えられる。
先週末のNT倍率は先物中心限月で13.59倍(6日は13.70倍)に低下した。昨年8月6日につけた13.65倍を下回っていることで、次のターゲットは2023年9月下旬につけた13.55倍が射程に入る。7日の半導体SOX指数が3%超上昇したことで、週初は指数インパクトの大きい値がさハイテク株の反発により、NTショートを巻き戻す動きが入りそうだ。ただし、下へのトレンドが強まるなか、戻りの場面ではNTショートによるスプレッド狙いのスタンスに向かわせやすいだろう。
2月第4週(2月25日-28日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週連続の売り越しであり、売り越し額は1兆1672億円(2月第3週は6248億円の売り越し)だった。なお、現物は6071億円の売り越し(同1632億円の売り越し)と2週連続の売り越しであり、先物は5601億円の売り越し(同4616億円の売り越し)と2週連続の売り越し。個人は現物と先物の合算で7039億円の買い越しと2週連続の買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で2762億円の買い越しとなり、2週連続の買い越し。
主要スケジュールでは、10日に1月景気動向指数、2月景気ウォッチャー調査、11日に1月全世帯家計調査、10-12月期GDP改定値、12日に1-3月期法人企業景気予測調査、米国2月消費者物価指数、13日に米国2月生産者物価指数、14日にメジャーSQ、米国3月ミシガン大学消費者信頼感指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
08月限 日経225 35661.68 TOPIX 2510.68
09月限 日経225 36906.92 TOPIX 2585.41
10月限 日経225 39701.93 TOPIX 2721.72
11月限 日経225 39901.35 TOPIX 2765.26
12月限 日経225 39434.85 TOPIX 2738.68
01月限 日経225 39343.19 TOPIX 2726.70
02月限 日経225 39432.64 TOPIX 2775.06
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/03 03月07日 37610 37640 36770 36770 -980
25/03 03月06日 37410 37880 37100 37750 +330
25/03 03月05日 37310 37620 36260 37420 +60
25/03 03月04日 37820 38260 36810 37360 -500
25/03 03月03日 37230 37890 37040 37860 +750
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/03 03月07日 2747.0 2748.5 2688.5 2705.5 -49.5
25/03 03月06日 2720.0 2758.0 2705.5 2755.0 +33.5
25/03 03月05日 2709.0 2729.5 2647.5 2721.5 +10.5
25/03 03月04日 2731.0 2762.5 2684.5 2711.0 -24.0
25/03 03月03日 2682.0 2735.5 2678.0 2735.0 +59.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
03月07日(03月限) 37270 +500
03月06日(03月限) 36895 -855
03月05日(03月限) 37695 +275
03月04日(03月限) 36955 -405
03月03日(03月限) 37310 -550
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
02月28日 2680億円 +1010億円 1兆9120億円 -64億円
02月21日 1669億円 +53億円 1兆9184億円 -1573億円
02月14日 1616億円 -93億円 2兆0757億円 +841億円
02月7日 1709億円 +60億円 1兆9916億円 -1714億円
01月31日 1649億円 +111億円 2兆1630億円 +1062億円
01月24日 1538億円 +35億円 2兆0567億円 +2743億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
03月05日 8697万株 +163万株 7億8274万株 -1150万株
03月04日 8534万株 +229万株 7億9424万株 -2533万株
03月03日 8305万株 +80万株 8億1957万株 +1980万株
02月28日 8225万株 -306万株 7億9977万株 -412万株
02月27日 8531万株 +2055万株 8億0390万株 +2571万株
02月26日 6476万株 +351万株 7億7818万株 -277万株
02月25日 6124万株 +953万株 7億8096万株 -312万株
02月21日 5171万株 +271万株 7億8408万株 -1943万株
02月20日 4900万株 -58万株 8億0352万株 -6616万株
02月19日 4959万株 +16万株 8億6968万株 -223万株
02月18日 4942万株 -2万株 8億7191万株 +697万株
02月17日 4944万株 -29万株 8億6494万株 +2264万株
02月14日 4974万株 -161万株 8億4229万株 -1181万株
02月13日 5135万株 -5万株 8億5411万株 +1132万株
02月12日 5141万株 -166万株 8億4278万株 +154万株
02月10日 5307万株 +64万株 8億4123万株 +1231万株
株探ニュース
2025/03/09 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】―3万7500円処で底堅さがみられるかを確認
今週の日経225先物は、米景気減速懸念が根強いなか、米国市場を睨んでの相場展開となりそうだ。2月28日の米国市場は主要な株価指数が上昇した。1月の米個人消費支出(PCE)統計では、総合指数が前年比2.5%上昇、変動の大きい食品とエネルギーを除いたコア指数は2.6%上昇といずれも前月から減少したが、概ね市場予想に一致。ただ、個人消費支出は前月比では0.2%減と予想外のマイナスとなったことを受けて、NYダウは下げに転じる場面もみられた。その後、米長期金利が低下したことで主力株に買いが入ったほか、前日までの大幅な調整で売りに傾いていたポジションを買い戻す動きにより切り返した。
NYダウは先週の下げで割り込んだ75日移動平均線水準を回復し、ナスダックは200日線が支持線として機能する形で反発した。この流れを引き継ぎ、週明けの東京市場は買い先行で始まりそうだ。ただし、前週末28日の日経225先物は1190円安と3%を超す下落を演じ、一時3万6840円まで下げてボリンジャーバンドの-3σ(3万7180円)を下回る場面もみられた。-3σを割り込んだことで売られ過ぎが意識されやすく、当然の自律反発といったところである。
ナイトセッションで-3σは3万6990円、-2σは3万7620円まで下がってきた。-2σに上値を抑えられるようだと、下向きで推移するバンドに沿った調整が続く可能性もあろう。前週の下落によって昨年10月以降のレンジ下限を割り込んだこともあり、これまでのレンジ下限水準であった3万7500円辺りを明確に上回ってこないと、同水準が抵抗線として強く意識されてくる可能性がある。戻り待ち狙いのショートを吸収しつつ、3万7500円水準で底堅さをみせてくるかを見極めたいところだ。
3万7500円処で底堅さがみられれば、自然体で-2σを上回ってくる。-2σと-1σ(3万8250円)によるレンジに移行することで、ショートカバーが入りやすくなるだろう。週足ではナイトセッションで-2σ(3万7230円)を上回ってきており、-1σ(3万8120円)とのレンジになりそうだ。そのため、まずはオプション権利行使価格の3万7500円を中心とした上下の権利行使価格である3万7125円から3万8125円のレンジを想定する。
ただし、3万7500円処で上値の重さが強く意識されてくると、バンドに沿った調整が警戒されやすい。昨年10月以降のレンジ下限が抵抗線に変わることで、トレンドとしては昨年9月9日安値の3万4970円が射程に入ってくるだろう。今週の米国では3月3日にISM製造業景気指数、5日にISM非製造業景気指数、ADP雇用統計、6日に卸売売上高、7日に雇用統計の発表を控えており、積極的なロングの動きは期待しづらい。
また、28日のトランプ米大統領とウクライナのゼレンスキー大統領による会談は激しい応酬となった。トランプ大統領はウクライナ側に退出を命じ、予定されていた共同記者会見やレアアース資源の権益を巡る合意文書の署名が見送られた。停戦交渉への影響は避けられず、地政学リスクが重荷になりそうだ。ドイツやフランスなど欧州各国はウクライナを支援する姿勢を鮮明にしており、ウクライナや関税を巡って欧米関係がこじれれば、リスク回避姿勢が強まろう。
来週末には3月限の先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)が控えている。限月交代に伴うロールオーバーの動きは来週に入ってからになるが、先週の大幅な下げによってレンジが切り下がっていることもあり、ポジションを圧縮する動きが続く可能性がある。現物市場でも、週末に米雇用統計の発表を控えて積極的にポジションを積み上げる動きは期待しづらい。商いは膨らみづらく、先物主導によるインデックス売買に振られやすい需給状況である。
28日の米VIX指数は19.63(27日は21.13)に低下した。一時22.40まで切り上がり、1月27日の高値(22.51)に接近する場面もみられた。2月21日に15.63で始まり、一時19.03まで急伸した後は、18.00~21.00辺りでの推移が続いている。1月の戻り高値水準では上値を抑えられていることもあり、過度なリスク回避姿勢には向かっていないようである。ただし、20.00を上回る状態が恒常化してくる局面では慎重姿勢が強まろう。
なお、先週末のNT倍率は先物中心限月で13.86倍に低下した。連休明け25日は14.12倍で始まり、その後はNTショートの動きが強まった。昨年9月5日の直近安値である13.93倍を割り込んでおり、方向性としては昨年8月6日につけた13.65倍が射程に入っている。28日の米国市場でエヌビディアが自律反発したこともあり、週初はNTショートの巻き戻しが入りやすい。ただし、トランプ政権による対中半導体規制の強化が警戒されるなか、方向性としてはTOPIX型優位になりそうだ。
2月第3週(2月10日-14日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週ぶりの売り越しであり、売り越し額は6248億円(2月第2週は1884億円の買い越し)だった。なお、現物は1632億円の売り越し(同964億円の買い越し)と2週ぶりの売り越しであり、先物は4616億円の売り越し(同920億円の買い越し)と2週ぶりの売り越し。個人は現物と先物の合算で930億円の買い越しと2週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で1164億円の買い越しとなり、2週ぶりの買い越し。
主要スケジュールでは、3日に中国2月財新製造業PMI、米国2月ISM製造業景気指数、4日に1月完全失業率、10-12月期法人企業景気予測調査、トランプ政権による中国輸入品への追加関税引き上げ、5日に中国全人代開幕、中国2月財新サービス業PMI、米国2月ADP雇用統計、米国2月ISM非製造業景気指数、6日にECB(欧州中央銀行)政策金利、ラガルドECB総裁記者会見、米国1月貿易収支、米国1月卸売売上高、7日に中国2月貿易収支、米国2月雇用統計などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
08月限 日経225 35661.68 TOPIX 2510.68
09月限 日経225 36906.92 TOPIX 2585.41
10月限 日経225 39701.93 TOPIX 2721.72
11月限 日経225 39901.35 TOPIX 2765.26
12月限 日経225 39434.85 TOPIX 2738.68
01月限 日経225 39343.19 TOPIX 2726.70
02月限 日経225 39432.64 TOPIX 2775.06
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/03 02月28日 38250 38400 36840 37110 -1190
25/03 02月27日 38210 38470 37920 38300 +80
25/03 02月26日 38050 38320 37670 38220 -20
25/03 02月25日 38810 38870 37870 38240 -550
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/03 02月28日 2736.5 2745.0 2669.0 2676.0 -62.5
25/03 02月27日 2719.5 2741.0 2704.0 2738.5 +18.0
25/03 02月26日 2715.5 2729.5 2691.0 2720.5 -5.0
25/03 02月25日 2737.0 2741.0 2679.5 2725.5 -9.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
02月28日(03月限) 37590 +480
02月27日(03月限) 37585 -715
02月26日(03月限) 38055 -165
02月25日(03月限) 37955 -285
02月24日(03月限) 38020 -770
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
02月21日 1669億円 +53億円 1兆9184億円 -1573億円
02月14日 1616億円 -93億円 2兆0757億円 +841億円
02月7日 1709億円 +60億円 1兆9916億円 -1714億円
01月31日 1649億円 +111億円 2兆1630億円 +1062億円
01月24日 1538億円 +35億円 2兆0567億円 +2743億円
01月17日 1502億円 -127億円 1兆7824億円 -5615億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
02月26日 6476万株 +351万株 7億7818万株 -277万株
02月25日 6124万株 +953万株 7億8096万株 -312万株
02月21日 5171万株 +271万株 7億8408万株 -1943万株
02月20日 4900万株 -58万株 8億0352万株 -6616万株
02月19日 4959万株 +16万株 8億6968万株 -223万株
02月18日 4942万株 -2万株 8億7191万株 +697万株
02月17日 4944万株 -29万株 8億6494万株 +2264万株
02月14日 4974万株 -161万株 8億4229万株 -1181万株
02月13日 5135万株 -5万株 8億5411万株 +1132万株
02月12日 5141万株 -166万株 8億4278万株 +154万株
02月10日 5307万株 +64万株 8億4123万株 +1231万株
02月07日 5243万株 -520万株 8億2891万株 -2744万株
02月06日 5763万株 -12万株 8億5636万株 +2221万株
02月05日 5775万株 +182万株 8億3415万株 -546万株
02月04日 5592万株 +122万株 8億3961万株 -3214万株
02月03日 5470万株 +452万株 8億7175万株 -1404万株
株探ニュース
2025/03/02 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】―下へのバイアスが強まる展開を警戒
今週の日経225先物は、下へのバイアスが強まる展開を想定したセンチメントに傾きやすくなりそうだ。21日の米国市場では主要な株価指数が大幅に下落。NYダウは748ドル安と急落し、2日間でおよそ1200ドル下げた。また、S&P500指数の下落率は1.7%、ナスダックは2.2%となり、半導体SOX指数は3%を超えた。
2月の米ミシガン大消費者信頼感指数確報値は64.7と前月の71.7から低下し、市場予想を下回った。一方で1年先の期待インフレ率は4.3%(前月は3.3%)となり、2023年11月以来の高水準だった。2月の米購買担当者景気指数(PMI)は総合PMIが50.4と1年5カ月ぶりの低水準となり、サービス業PMIは49.9と約2年ぶりに景況感の分かれ目となる50を割り込んでいる。
これら経済指標の予想以上の悪化が嫌気された形だ。加えて、トランプ政権の関税政策を巡る不透明感やインフレ圧力への懸念、トランプ大統領による新たな政策発表も警戒されてリスク回避の動きが強まった。
日経225先物のナイトセッションは大阪比20円高の3万8810円で始まり、直後につけた3万8870円を高値に3万8760円~3万8860円辺りで保ち合いを継続。米国市場の取引開始後にレンジを下抜け、3万8500円水準で攻防をみせる場面もあった。ただし、終盤にかけて下へのバイアスが強まると、一時3万8050円まで下落幅を広げた。祝日取引では11時時点で3万8100円~3万8300円辺りでの攻防をみせている。
これにより、日経225先物は1月17日につけた直近安値(3万8070円)を下回り、昨年12月2日以来の水準まで下げてきた。ボリンジャーバンドの-2σ(3万8280円)を割り込み、-3σ(3万7860円)に接近する場面をみせている。これまで-2σを割り込む場面では、いったんはボトムを形成してきたため、週初は売り一巡後のカバーを狙う動きに向かう可能性もある。
ただし、米国市場が一段の調整をみせてくると、下へのバイアスが強まり、ヘッジ対応のショートが膨れる展開が警戒されやすい。ヘッジの動きが新たなヘッジにつながるなか、押し目狙いのロングは入りにくいだろう。一目均衡表では先週の下げで「雲」下限を下抜き、遅行スパンは実線を割り込む形となって、下方シグナルを発している。
また、週間形状では-2σ(3万7980円)に接近しており、節目の3万8000円辺りで底固めをみせてくるかが注目される。同水準を割り込むようだと、-3σ(3万7370円)が射程に入り、昨年8月5日の急落局面でつけた3万0480円がターゲットとして意識されてくる。パラボリックではSAR値にタッチしたことで、陰転シグナルを灯した。
シグナルが悪化傾向をみせるなか、トランプ米大統領は21日、アルファベットやメタ・プラットフォームズなど、米国の大手テック企業にデジタルサービス税を課す諸国に対し関税による対抗措置を検討する大統領覚書などに署名した。日本への影響は軽微とみられるもが、他国のIT投資抑制につながるようなことになれば、指数インパクトの大きい値がさハイテク株の重荷となる可能性があろう。
日経225先物は下へのバイアスの強まりが警戒される一方で、リバウンド局面で-2σ水準で攻防をみせてくるようなら、200日移動平均線(3万8700円)が射程に入ってくる。そのため、オプション権利行使価格の3万7875円から3万8750円処と広めのレンジを想定しておきたい。
トランプ関税によるインフレリスクが警戒されなか、週末28日には1月の米個人消費支出(PCE)が発表される。米連邦準備理事会(FRB)が物価動向をみるうえで最重要とする指標であり、変動の激しい食品とエネルギーコストを除いたPCEコア価格指数は鈍化するとみられている。ただし、当局の2%目標を上回る見込みであり、利下げは慎重にさせそうだ。また、26日にエヌビディアの決算発表が予定されており、ハイテク株に対する影響が警戒されやすいだろう。
21日の米VIX指数は18.21(20日は15.66)に上昇し18.00を上回った。先週は15.50辺りを挟んでの推移が続き、75日線(15.98)、25日線(16.00)、200日線(16.35)が抵抗線として機能していたが、週末の上昇で一気にこれらを上抜いた。依然としてボトム圏での推移ではあるが、再び20.00を捉えてくる局面では、リスク回避に向かわせよう。
そのほか、中国・武漢で新種のコウモリコロナウイルスが発見され、動物から人に感染する危険があると各メディアが伝えていることも、ポジション圧縮を誘う一因となる可能性がある。
なお、先週末のNT倍率は先物中心限月で14.18倍(20日は14.14倍)に上昇した。一時14.10倍に低下する場面もみられたが、足もとでのレンジ(14.10~14.22倍)の下限に到達したことで、NTショートを巻き戻す動きに向かわせたようだ。ボトム圏からのリバウンドで200日線が位置するレンジ上限が意識されやすいが、スプレッド狙いのトレードは限られそうである。
2月第2週(2月10日-14日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週ぶりの買い越しであり、買い越し額は1884億円(2月第1週は6352億円の売り越し)だった。なお、現物は964億円の買い越し(同2657億円の売り越し)と3週ぶりの買い越しであり、先物は920億円の買い越し(同3694億円の売り越し)と3週ぶりの買い越し。個人は現物と先物の合算で646億円の売り越しと3週ぶりの売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で3835億円の売り越しとなり、2週ぶりの売り越し。
主要スケジュールでは、25日に1月企業向けサービス価格指数、米国12月S&Pケースシラー住宅価格、米国2月コンファレンスボード消費者信頼感指数、26日に12月景気動向指数確報値、米国1月新築住宅販売件数、G20財務相・中央銀行総裁会議(~27日)、27日に米国10-12月期GDP確報値、米国1月耐久財受注、28日に1月鉱工業生産、米国1月個人所得、米国1月個人消費支出などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
08月限 日経225 35661.68 TOPIX 2510.68
09月限 日経225 36906.92 TOPIX 2585.41
10月限 日経225 39701.93 TOPIX 2721.72
11月限 日経225 39901.35 TOPIX 2765.26
12月限 日経225 39434.85 TOPIX 2738.68
01月限 日経225 39343.19 TOPIX 2726.70
02月限 日経225 39432.64 TOPIX 2775.06
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/03 02月21日 38730 38810 38380 38790 +80
25/03 02月20日 39180 39180 38450 38710 -460
25/03 02月19日 39330 39350 38990 39170 -120
25/03 02月18日 39170 39500 39130 39290 +90
25/03 02月17日 39160 39230 38990 39200 +90
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/03 02月21日 2738.5 2742.0 2716.5 2735.0 -1.5
25/03 02月20日 2768.5 2768.5 2721.5 2736.5 -31.0
25/03 02月19日 2777.0 2783.0 2757.5 2767.5 -9.0
25/03 02月18日 2769.5 2791.0 2766.0 2776.5 +6.5
25/03 02月17日 2758.5 2773.5 2753.0 2770.0 +16.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
02月21日(03月限) 38130 -660
02月20日(03月限) 38555 -155
02月19日(03月限) 38985 -185
02月18日(03月限) 39300 +10
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
02月14日 1616億円 -93億円 2兆0757億円 +841億円
02月7日 1709億円 +60億円 1兆9916億円 -1714億円
01月31日 1649億円 +111億円 2兆1630億円 +1062億円
01月24日 1538億円 +35億円 2兆0567億円 +2743億円
01月17日 1502億円 -127億円 1兆7824億円 -5615億円
01月10日 1630億円 -446億円 2兆3440億円 -1863億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
02月19日 4959万株 +16万株 8億6968万株 -223万株
02月18日 4942万株 -2万株 8億7191万株 +697万株
02月17日 4944万株 -29万株 8億6494万株 +2264万株
02月14日 4974万株 -161万株 8億4229万株 -1181万株
02月13日 5135万株 -5万株 8億5411万株 +1132万株
02月12日 5141万株 -166万株 8億4278万株 +154万株
02月10日 5307万株 +64万株 8億4123万株 +1231万株
02月07日 5243万株 -520万株 8億2891万株 -2744万株
02月06日 5763万株 -12万株 8億5636万株 +2221万株
02月05日 5775万株 +182万株 8億3415万株 -546万株
02月04日 5592万株 +122万株 8億3961万株 -3214万株
02月03日 5470万株 +452万株 8億7175万株 -1404万株
01月31日 5017万株 +179万株 8億8579万株 +58万株
01月30日 4838万株 +632万株 8億8521万株 -68万株
01月29日 4205万株 -425万株 8億8589万株 +1277万株
01月28日 4631万株 -331万株 8億7311万株 +28万株
01月27日 4962万株 +254万株 8億7283万株 +695万株
株探ニュース
2025/02/24 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】―一進一退で-1σと+1σによるレンジ推移を想定
今週の日経225先物は、トランプ政権の関税政策の影響を警戒しつつ、日米の金利動向や為替を睨んでの相場展開になりそうだ。先週は2月10日につけた3万8350円を安値にリバウンドをみせ、13日には3万9600円まで買われた。これにより3日の急落分(1030円安)をほぼ埋める形だった。3万9000円辺りで推移していた75日移動平均線を巡る攻防からのリバウンドで、上値を抑えられていた25日線を突破し、ボリンジャーバンドの+1σ水準を捉えた。週末は+1σに上値を抑えられる形でロング解消が優勢となり、25日線水準で終える形だった。今週は3万9000円近辺で推移する25日、75日線水準で底堅さをみせられるかが注目される。
14日の米国市場はNYダウ、S&P500が下落する一方で、ナスダックは上昇した。トランプ大統領は前日に、貿易相手国に同水準の関税を課す「相互関税」の導入を指示する覚書に署名した。国ごとに調査したうえで個別に対応する方針であり、市場が警戒した即時発動が回避されたことで、貿易摩擦への過度な懸念が後退した。
一方、1月の米小売売上高は前月比0.9%減となり、市場予想以上に減少した。カリフォルニア州の山火事や昨年の年末商戦の反動の影響とみられているが、この結果を受けて米長期金利が低下し、為替市場ではドル円が一時1ドル=152円台前半までドルが売られる場面もあった。NYダウ構成銘柄では、プロクター・アンド・ギャンブル、ユナイテッドヘルス・グループ、トラベラーズ、メルク、アムジェンといった景気敏感株や消費関連株などが売られた。
半面、エヌビディアやシスコシステムズ、アップル、IBMが買われた。そのほか、メタ・プラットフォームズが20営業日続伸したほか、ネットフリックスが買われ、ナスダック指数は3日続伸し1月23日以来の2万台を回復している。半導体SOX指数も3日続伸しており、日経平均型の下支えとなろう。
日経225先物は25日、75日線での攻防が意識され、底堅さがみられる局面では+1σ水準を試す可能性がある。ただし、バンドが下向きで推移しているため、バンドに上値を抑えられる状況が目立ってくるようだと、ショートが入りやすい需給状況になりそうだ。2月のSQ値(3万9432.64円)接近では戻り待ち狙いのショートに向かいやすい。
また、3万9000円処を下回ってくるようだと、-1σ(3万8660円)のほか200日線(3万8520円)が射程に入ってくる。-1σと+1σによるレンジで、オプション権利行使価格の3万8500円から3万9500円での推移が想定されよう。もっとも、これまで200日線水準での底堅さがみられているため、同水準に接近する局面では押し目狙いのロング対応に向かわせるとみておきたい。週明け17日の米国はプレジデントデーで祝日となる。海外勢のフローが限られるなか、下へのバイアスが強まる局面ではロングのタイミングになりそうだ。
また、トランプ大統領の「相互関税」については貿易相手国ごとに判断されるため、その審査にはかなりの時間を要するとみられている。相互関税導入案は4月上旬までに準備し、米商務長官と通商代表部(USTR)は調査結果を踏まえ、報告書を統領に提出することになる。詳細が明らかになるまではショートも仕掛けづらくさせる。トランプ大統領は先週、ロシアのプーチン大統領と電話で会談し、ロシアとウクライナの戦闘の終結に向けて交渉を始めることで合意した。楽観視はできないものの、地政学リスクに対する懸念が和らいでいることも、ショートに傾けにくいだろう。
一方、足もとで日銀の早期利上げ観測が警戒されているが、日銀は次回3月の金融政策決定会合からレギュラー出席者を増やすと報じられている。金融機構局担当の幹部らを毎回出席させるようであり、大規模な保有ETF(上場投資信託)の放出を巡って思惑が高まる可能性がある。金融システム正常化に向けた動きの一環ではあるが、積極的なロングを手控えさせる一因として関連する報道には注意しておきたい。
7日の米VIX指数は14.77(13日は15.10)に低下し、1月24日以来の15.00割れとなった。先週は25日線(16.27)、200日線(16.27)、75日線(16.30)での攻防が継続し、12日には一時17.18まで上昇する場面もあったが、その後は各移動平均線が抵抗線として機能しており、リスク選好に向かわせよう。
先週末のNT倍率は先物中心限月で14.20倍に低下した。週半ばには14.29倍まで上昇する場面もみられたが、同水準に位置する25日線(14.28倍)に上値を抑えられる形となり、週末には再び200日線(14.22倍)を割り込んでいる。ただし、週末要因に伴うリバランスの動きと考えられ、200日線での底堅さがみられてくるようだと、NTロングに向かわせる可能性はありそうだ。
2月第1週(2月3日-7日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週連続の売り越しであり、売り越し額は6352億円(1月第4週は4865億円の売り越し)だった。なお、現物は2657億円の売り越し(同3133億円の売り越し)と2週連続の売り越しであり、先物は3694億円の売り越し(同1732億円の売り越し)と2週連続の売り越し。個人は現物と先物の合算で6039億円の買い越しと2週連続の買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で200億円の買い越しとなり、3週ぶりの買い越し。
主要スケジュールでは、17日に10-12月期GDP、18日に米国2月ニューヨーク連銀製造業景気指数、19日に12月機械受注、1月貿易収支、中国1月70都市新築住宅価格動向、米国1月住宅着工件数、FOMC(1月28日~29日開催分)議事要旨、20日に米国2月フィラデルフィア連銀景況指数、米国1月コンファレンス・ボード景気先行指数、21日に1月全国消費者物価指数、米国2月製造業PMIなどが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
08月限 日経225 35661.68 TOPIX 2510.68
09月限 日経225 36906.92 TOPIX 2585.41
10月限 日経225 39701.93 TOPIX 2721.72
11月限 日経225 39901.35 TOPIX 2765.26
12月限 日経225 39434.85 TOPIX 2738.68
01月限 日経225 39343.19 TOPIX 2726.70
02月限 日経225 39432.64 TOPIX 2775.06
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/03 02月14日 39420 39590 39110 39110 -330
25/03 02月13日 39010 39600 38760 39440 +440
25/03 02月12日 38820 39130 38760 39000 +240
25/03 02月10日 38870 38940 38350 38760 -80
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/03 02月14日 2767.0 2786.0 2753.5 2753.5 -15.5
25/03 02月13日 2739.5 2773.5 2726.5 2769.0 +29.0
25/03 02月12日 2733.5 2751.0 2720.5 2740.0 +10.5
25/03 02月10日 2741.5 2748.5 2714.0 2729.5 -12.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
02月14日(03月限) 39100 -10
02月13日(03月限) 39480 +40
02月12日(03月限) 39165 +165
02月11日(03月限) 39070 +310
02月10日(03月限) 38925 +165
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
02月7日 1709億円 +60億円 1兆9916億円 -1714億円
01月31日 1649億円 +111億円 2兆1630億円 +1062億円
01月24日 1538億円 +35億円 2兆0567億円 +2743億円
01月17日 1502億円 -127億円 1兆7824億円 -5615億円
01月10日 1630億円 -446億円 2兆3440億円 -1863億円
12月30日 2076億円 -18億円 2兆5304億円 +1116億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
02月12日 5141万株 -166万株 8億4278万株 +154万株
02月10日 5307万株 +64万株 8億4123万株 +1231万株
02月07日 5243万株 -520万株 8億2891万株 -2744万株
02月06日 5763万株 -12万株 8億5636万株 +2221万株
02月05日 5775万株 +182万株 8億3415万株 -546万株
02月04日 5592万株 +122万株 8億3961万株 -3214万株
02月03日 5470万株 +452万株 8億7175万株 -1404万株
01月31日 5017万株 +179万株 8億8579万株 +58万株
01月30日 4838万株 +632万株 8億8521万株 -68万株
01月29日 4205万株 -425万株 8億8589万株 +1277万株
01月28日 4631万株 -331万株 8億7311万株 +28万株
01月27日 4962万株 +254万株 8億7283万株 +695万株
01月24日 4708万株 -440万株 8億6588万株 +1900万株
01月23日 5148万株 +94万株 8億4687万株 +5358万株
01月22日 5054万株 +68万株 7億9328万株 +2446万株
01月21日 4985万株 +156万株 7億6882万株 +939万株
01月20日 4829万株 +75万株 7億5942万株 -787万株
株探ニュース
2025/02/16 17:00
みんかぶニュース その他
25日線水準では戻り待ち狙いのショートが入りやすい
大阪3月限ナイトセッション
日経225先物 39080 +320 (+0.82%)
TOPIX先物 2748.0 +18.5 (+0.67%)
シカゴ日経平均先物 39070 +310
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)
11日の米国市場はNYダウ、 S&P500が上昇した一方で、ナスダックは下落。トランプ米大統領は10日、鉄鋼やアルミニウム製品の輸入に対し25%の関税を課す大統領令に署名した。トランプ政権の関税政策を巡る懸念により売りが先行し、NYダウの下落幅は一時150ドルを超える場面もあった。また、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が11日の米連邦議会上院での議会証言で、改めて政策金利の調整を急ぐ必要はないとの見解を示したことも重荷となった。ただし、2024年10-12月期決算が市場予想を上回ったコカ・コーラが買われたほか、アリババと提携し、中国でAIサービスを提供すると報じられたアップルなど主力株の一角に買いが入り、NYダウは上昇に転じた。
NYダウ構成銘柄では、コカ・コーラやアップルのほか、IBM、ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)、プロクター・アンド・ギャンブル(PG)、ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)、シェブロン(CVX)が上昇。半面、エヌビディアやアマゾン・ドット・コム、セールスフォース、マイクロソフト、シスコシステムズが売られた。
シカゴ日経平均先物(3月限)清算値は、大阪比310円高の3万9070円だった。日経225先物(3月限)のナイトセッションは、日中比60円高の3万8820円で始まり、3万8760円と日中比変わらずの水準まで軟化する場面もみられた。ただし、11日の米国市場の取引開始後にリバウンド基調が強まり、節目の3万9000円を回復。終盤にかけて3万9080円まで上げ幅を広げ、ナイトセッションの高値で取引を終えた。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まりそうだ。為替市場で円相場は1ドル=152円台半ばと円高・ドル安の進行が一服したことも支えになりそうだ。日経225先物はナイトセッションと祝日取引ではボリンジャーバンドの-1σ(3万8670円)を上回って推移し、75日移動平均線(3万9020円)を上回って終えた。3万9000円処での底堅さがみられるようだと、25日線(3万9170円)を試す可能性があるだろう。
もっとも、トランプ米大統領が鉄鋼やアルミニウム製品の輸入に対し、25%の関税を課す大統領令に署名したほか、今後は自動車などへの関税引き上げを検討するとも明らかにしており、トランプ政権の関税政策を巡る不透明感が拭えないなかでは、積極的なロングは限られそうである。25日線水準では戻り待ち狙いのショートが入りやすいとみておきたい。
そのため、オプション権利行使価格の3万9000円を中心とした上下の権利行使価格である、3万8750円から3万9250円のレンジを想定。25日線水準での上値の重さが意識される局面では、-1σと75日線辺りでの推移になりそうだ。
11日の米VIX指数は16.02(10日は15.81)に上昇した。一時16.42まで上昇する場面もみられたが、75日線(16.48)、25日線(16.65)が抵抗となり、前日までの調整で割り込んだ200日線(16.24)を下回って終えている。トランプ政権の関税政策が警戒されるものの、過度なリスク回避姿勢は強まらないだろう。
10日のNT倍率は先物中心限月で14.20倍(7日は14.16倍)に上昇した。200日線(14.22倍)が抵抗線として意識されている状況は変わらない。ただし、トランプ関税の影響が輸出関連株を手掛けづらくさせる半面、AI関連投資によるテック株への物色が意識されやすく、目先的には200日線突破からのNTロングでのスプレッド狙いの動きを想定しておきたい。
株探ニュース
2025/02/12 08:04
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株価指数先物 【週間展望】―トランプ関税警戒で戻り待ち狙いのショートが優勢
今週の日経225先物は、トランプ政権の関税政策を巡り不安定な展開が見込まれる。トランプ米大統領は7日、相互関税の導入計画を協議するための会合を10日ないし11日に開催すると報じられた。主要な貿易相手国との摩擦激化が警戒されて、7日の米国市場では主要な株価指数が下落した。
注目された1月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が14万3000人増と前月の30万7000人増から大幅に減少し、市場予想(17万人増程度)を下回った。一方で、失業率は4.0%と前月比横ばい予想(4.1%)から改善したほか、平均賃金は前月比+0.5%、前年比+4.1%となり、いずれも予想を上回る伸びだった。
同日発表された2月の米ミシガン大消費者信頼感指数は67.8と前月(71.1)から低下し7カ月ぶりの低水準となり、予想を下回る結果となった。しかし、1年先期待インフレ率は4.3%と前月の3.3%から上昇した。これらの結果を受けて米長期金利が上昇し、米連邦準備理事会(FRB)の追加利下げが後ずれするとの見方が広がった。
トランプ政権による相互関税の内容が焦点となるほか、経済指標では12日に米消費者物価指数(CPI)、13日には生産者物価指数(PPI)の発表が予定されている。これらの結果を見極めたいところであり、方向感をつかみづらくさせる。相互関税では自動車を対象とした関税が検討されていると伝えられている。
また、為替市場ではトランプ氏が日本に対する関税も選択肢の一つだと発言したことを受け、一時1ドル=150円台に突入した。先週は日銀の早期利上げ観測により円高基調を強めていたが、次回の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ観測が後退するなか、引き続き円高が株式市場の重荷となる可能性は高そうだ。
日経225先物は7日の取引終了後のナイトセッションで下落幅を広げており、一時3万8350円まで売られ、3万8370円とナイトセッションの安値圏で終えた。先週は200日移動平均線(3万8490円)での底堅さがみられ、75日線(3万9010円)を挟んでの推移だった。25日線(3万9160円)水準に接近する局面では上値を抑えられる形だったが、ボリンジャーバンドの-1σ(3万8640円)水準が支持線として意識されていた。
ナイトセッションで-1σのほか200日線を割り込んできたことで、-2σ(3万8130円)と節目の3万8000円が射程に入ってきた。1月17日につけた直近安値の3万8070円(ナイトセッションを含む)を下抜けてくるようだと、-3σ(3万7610円)が意識されるため、昨年11月28日につけた安値(3万7660円)へのバイアスが強まる展開は警戒しておきたい。
日米首脳会談をポジティブに伝えるメディアが目立っているが、一方でとりわけSNSにおいてはマイナス印象が多くみられる。日米首脳会談を評価した動きは期待しづらいところであり、イベント通過によるアク抜け期待は高まらず、押し目狙いのロングも控えられそうだ。
日経225先物は200日線水準での底堅さを見極めつつ、ボトムを探る動きになりそうだ。リバウンドをみせてきたとしても75日線や下向きで推移している25日線が抵抗線として機能し、戻り待ち狙いのショートが入りやすいと考えられる。そのため、まずはオプション権利行使価格の3万8125円から3万8625円のレンジを想定する。
-1σをクリアしてくる局面では、権利行使価格の3万8625円から3万9125円のレンジに移行。一方で、-1σに上値を抑えられるようだと、-2σとのレンジから、節目の3万8000円割れが警戒されてくる。
7日の米VIX指数は16.54(6日は15.50)に上昇し、週間ではトランプ関税発表で急伸した反動から低下した。もっとも、前日までに割り込んだ200日線(16.22)を上回り、75日線(16.58)、25日線(16.73)を捉えてきた。直近のボトム圏からのリバウンドの範囲内ではあるが、トランプ政権の相互関税やCPI、PPIの結果次第では急伸するリスクがありそうだ。
先週末のNT倍率は先物中心限月で14.16倍に低下した。足もとでは200日線(14.22倍)に上値を抑えられており、14.10~14.22倍辺りのレンジ推移を継続している。ボトム圏での推移であるが、指数インパクトの大きい値がさハイテク株が不安定な状況であるため、NTロングでのスプレッド狙いの動きは入りづらい。一方で、円高によって輸出関連株も手掛けづらいが、内需系に資金が向かいやすく、ややNTショートに振れやすいだろう。
1月第4週(1月27日-31日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週ぶりの売り越しであり、売り越し額は4865億円(1月第3週は9300億円の買い越し)だった。なお、現物は3133億円の売り越し(同3911億円の買い越し)と2週ぶりの売り越しであり、先物は1732億円の売り越し(同5389億円の買い越し)と2週ぶりの売り越し。個人は現物と先物の合算で2462億円の買い越しと2週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で62億円の売り越しとなり、2週連続の売り越し。
主要スケジュールでは、10日に1月景気ウォッチャー調査、11日にパウエルFRB議長の上院銀行委員会証言、12日に米国1月消費者物価指数、パウエルFRB議長の下院金融サービス委員会証言、13日に1月国内企業物価、米国1月生産者物価指数、14日に米国1月小売売上高、米国1月鉱工業生産指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
08月限 日経225 35661.68 TOPIX 2510.68
09月限 日経225 36906.92 TOPIX 2585.41
10月限 日経225 39701.93 TOPIX 2721.72
11月限 日経225 39901.35 TOPIX 2765.26
12月限 日経225 39434.85 TOPIX 2738.68
01月限 日経225 39343.19 TOPIX 2726.70
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/03 02月07日 39070 39160 38760 38840 -250
25/03 02月06日 38770 39190 38570 39090 +350
25/03 02月05日 38820 39130 38680 38740 -30
25/03 02月04日 38630 39310 38460 38770 +170
25/03 02月03日 39650 39820 38380 38600 -1030
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/03 02月07日 2754.0 2761.5 2728.5 2741.5 -15.0
25/03 02月06日 2741.5 2771.0 2730.5 2756.5 +16.0
25/03 02月05日 2739.5 2769.5 2733.0 2740.5 +4.5
25/03 02月04日 2734.0 2765.5 2718.0 2736.0 +5.5
25/03 02月03日 2793.0 2801.0 2701.5 2730.5 -60.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
02月07日(03月限) 38375 -465
02月06日(03月限) 38970 -120
02月05日(03月限) 38955 +215
02月04日(03月限) 39110 +340
02月03日(03月限) 38895 +295
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
01月31日 1649億円 +111億円 2兆1630億円 +1062億円
01月24日 1538億円 +35億円 2兆0567億円 +2743億円
01月17日 1502億円 -127億円 1兆7824億円 -5615億円
01月10日 1630億円 -446億円 2兆3440億円 -1863億円
12月30日 2076億円 -18億円 2兆5304億円 +1116億円
12月27日 2094億円 -244億円 2兆4187億円 +3327億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
02月05日 5775万株 +182万株 8億3415万株 -546万株
02月04日 5592万株 +122万株 8億3961万株 -3214万株
02月03日 5470万株 +452万株 8億7175万株 -1404万株
01月31日 5017万株 +179万株 8億8579万株 +58万株
01月30日 4838万株 +632万株 8億8521万株 -68万株
01月29日 4205万株 -425万株 8億8589万株 +1277万株
01月28日 4631万株 -331万株 8億7311万株 +28万株
01月27日 4962万株 +254万株 8億7283万株 +695万株
01月24日 4708万株 -440万株 8億6588万株 +1900万株
01月23日 5148万株 +94万株 8億4687万株 +5358万株
01月22日 5054万株 +68万株 7億9328万株 +2446万株
01月21日 4985万株 +156万株 7億6882万株 +939万株
01月20日 4829万株 +75万株 7億5942万株 -787万株
01月17日 4753万株 -25万株 7億6730万株 -2807万株
01月16日 4779万株 +99万株 7億9537万株 -7509万株
01月15日 4680万株 -357万株 8億7047万株 -4367万株
01月14日 5036万株 +2万株 9億1414万株 -8406万株
株探ニュース
2025/02/09 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】―トランプ関税や米経済指標、日米決算を睨んでの相場展開
今週の日経225先物は、トランプ米政権の関税政策や米雇用統計などの重要な経済指標、さらには日米決算発表を睨んでの相場展開になりそうだ。1月31日の米国市場では、主要な株価指数が下落した。12月の米個人消費支出(PCE)では、米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として重視しているPCEコア指数が前月比0.2%上昇、前年比では2.8%上昇した。いずれも予想と一致し、追加利下げを後押しする内容と受け止められて、NYダウは一時12月4日につけた終値ベースの最高値(4万5014ドル)を上回る場面もみられた。
ただし、トランプ政権がカナダとメキシコに25%、中国には10%の関税を課すと改めて伝わるなか、関税発動は米国にも経済的な影響を及ぼす可能性があることが警戒されて、その後は売りが優勢となった。また、中国のディープシークが開発した低コスト・高性能の人工知能(AI)「DeepSeek」に対する警戒も燻り、エヌビディアは不安定な値動きを続けている。加えて、決算を受けて大きく買われたアップルがその後軟化し、下落に転じたことも市場心理を神経質にさせた。
今週もこうした要因に振られやすい状況が続きそうだ。日経225先物は1月31日の取引終了後のナイトセッションで、日中比270円安の3万9360円で終えた。ロング優勢で始まり、米国市場の取引開始後に上へのバイアスが強まると、一時3万9820円まで買われる場面もみられた。ただし、買い一巡後は終盤にかけてロング解消の動きが強まった。
なお、トランプ米大統領は2月1日、カナダとメキシコ、中国からの輸入品への関税賦課について大統領令に署名した。今後、対象国による対抗措置、さらにそれを受けた米国の報復措置が警戒されてくる可能性もあろう。関連する報道によっては、短期的にショートを仕掛けてくる動きがありそうだ。
また、米国の経済指標では、3日に1月ISM製造業景気指数、5日にADP雇用統計、ISM非製造業景気指数、7日に雇用統計などの発表が控える。これらの結果の見極めで慎重姿勢が強まる可能性もあるが、米連邦公開市場(FOMC)が通過したことで、市場に与える影響はそれほど大きくはないとみておきたい。
日経225先物は、25日移動平均線(3万9360円)水準が支持線として意識されやすい。同線を割り込んでくるようだと75日線(3万9060円)が意識されてくるが、オプション権利行使価格の3万9000円から3万9375円処では押し目狙いのロング対応を想定する。一方、3万9820円まで買われ、ボリンジャーバンドの+1σ(3万9860円)に接近する場面もみられた。+1σを捉えてくると、4万円の大台のほか+2σ(4万0360円)とのレンジに移行する可能性があろう。その場合にはオプション権利行使価格の3万9375円から4万0375円での推移が意識されてくる。
また、週間形状では13週線(3万9170円)と+1σ(3万9820円)によるレンジである。13週線を上回って推移する局面では、ショートを仕掛けづらくさせそうだ。半面、日足・週足いずれも同水準で推移する+1σを捉えてくるようだと、ショートカバーを誘うことになるだろう。
そのほか、決算発表が本格化するなか、積極的にポジションを傾けにくい需給状況であるが、先週はアドバンテスト <6857> [東証P]やNEC <6701> [東証P]、日立製作所 <6501> [東証P]などハイテク株の決算を受けた上昇によって、センチメントを明るくさせる場面もみられた。1月31日の大引け後に決算を発表したこところでは、アルプスアルパイン <6770> [東証P]、SCREENホールディングス <7735> [東証P]の決算が好感される可能性があろう。
ハイテク企業の良好な決算が目立っていることも、押し目狙いのロング対応に向かわせやすい。今週は東京エレクトロン <8035> [東証P]が6日に2025年3月期第3四半期決算の発表を予定しており、市場の関心が集まることになるだろう。
31日の米VIX指数は16.43(30日は15.84)に上昇し、週間でも上昇した。もっとも、1月27日にディープシーク・ショックの影響で一時22.51まで切り上げていたこともあり、その後は落ち着きをみせていた。週末は前日に割り込んだ200日線(16.19)を突破して終えており、一時75日線(16.71)、25日線(16.78)を上抜ける場面もあった。やや市場心理を神経質にさせてくる可能性はあるが、終値で20.00を上回ってくるまでは、過度なリスク警戒にはつながらないとみておきたい。
先週末のNT倍率は先物中心限月で14.19倍となり、前週末(1月24日)の14.52倍から低下している。これもディープシーク・ショックの影響が大きく、指数インパクトの大きい値がさハイテク株の下げが目立つ一方で、内需系などTOPIX型へのシフトが強まった影響である。週前半の低下で200日線(14.23倍)を割り込んでおり、その後は同線が抵抗線として意識されていた。昨年11月の直近安値水準まで低下したことで、いったんはリバランスが入りやすいとみられるが、まずは明確に200日線を上抜けてくるかを見極めたいところである。
1月第3週(1月20日-24日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では4週ぶりの買い越しであり、買い越し額は9300億円(1月第2週は9729億円の売り越し)だった。なお、現物は3911億円の買い越し(同46億円の売り越し)と2週ぶりの買い越しであり、先物は5389億円の買い越し(同9682億円の売り越し)と4週ぶりの買い越し。個人は現物と先物の合算で7491億円の売り越しと4週ぶりの売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で3776億円の売り越しとなり、2週ぶりに売り越した。
主要スケジュールでは、3日に日銀金融政策決定会合の主な意見(1月23~24日分)、米国1月ISM製造業景気指数、4日に米国12月製造業新規受注、5日に12月毎月勤労統計、中国1月財新サービス業PMI、米国1月ADP雇用統計、米国12月貿易収支、米国1月ISM非製造業景気指数、6日にイングランド銀行(BOE)政策金利、7日に12月景気動向指数、米国1月雇用統計、米国2月ミシガン大学消費者信頼感指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
08月限 日経225 35661.68 TOPIX 2510.68
09月限 日経225 36906.92 TOPIX 2585.41
10月限 日経225 39701.93 TOPIX 2721.72
11月限 日経225 39901.35 TOPIX 2765.26
12月限 日経225 39434.85 TOPIX 2738.68
01月限 日経225 39343.19 TOPIX 2726.70
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/03 01月31日 39480 39710 39350 39630 +210
25/03 01月30日 39560 39610 39130 39420 -170
25/03 01月29日 39170 39590 38940 39590 +520
25/03 01月28日 39410 39450 38660 39070 -410
25/03 01月27日 40040 40610 39480 39480 -460
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/03 01月31日 2781.0 2797.0 2776.5 2791.0 +13.0
25/03 01月30日 2778.0 2787.0 2761.0 2778.0 -1.5
25/03 01月29日 2763.5 2782.5 2757.5 2779.5 +20.5
25/03 01月28日 2747.5 2776.0 2713.0 2759.0 +7.5
25/03 01月27日 2754.0 2789.5 2745.5 2751.5 +1.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
01月31日(03月限) 39355 -275
01月30日(03月限) 39585 +165
01月29日(03月限) 39270 -320
01月28日(03月限) 39410 +340
01月27日(03月限) 39060 -420
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
01月24日 1538億円 +35億円 2兆0567億円 +2743億円
01月17日 1502億円 -127億円 1兆7824億円 -5615億円
01月10日 1630億円 -446億円 2兆3440億円 -1863億円
12月30日 2076億円 -18億円 2兆5304億円 +1116億円
12月27日 2094億円 -244億円 2兆4187億円 +3327億円
12月20日 2339億円 +253億円 2兆0859億円 +494億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
01月29日 4205万株 -425万株 8億8589万株 +1277万株
01月28日 4631万株 -331万株 8億7311万株 +28万株
01月27日 4962万株 +254万株 8億7283万株 +695万株
01月24日 4708万株 -440万株 8億6588万株 +1900万株
01月23日 5148万株 +94万株 8億4687万株 +5358万株
01月22日 5054万株 +68万株 7億9328万株 +2446万株
01月21日 4985万株 +156万株 7億6882万株 +939万株
01月20日 4829万株 +75万株 7億5942万株 -787万株
01月17日 4753万株 -25万株 7億6730万株 -2807万株
01月16日 4779万株 +99万株 7億9537万株 -7509万株
01月15日 4680万株 -357万株 8億7047万株 -4367万株
01月14日 5036万株 +2万株 9億1414万株 -8406万株
01月10日 5034万株 +280万株 9億9821万株 -2708万株
01月09日 4754万株 -637万株 10億2529万株 -4884万株
01月08日 5391万株 +1005万株 10億7414万株 +291万株
01月07日 4386万株 -1841万株 10億7123万株 +9259万株
01月06日 6227万株 +170万株 9億7864万株 -7603万株
12月30日 6057万株 +3万株 10億5467万株 +4078万株
株探ニュース
2025/02/02 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―いったんピーク形成も、ロング優勢の展開
今週の日経225先物は短期的な過熱感を警戒しつつも、押し目待ち狙いのロングが入りやすい需給状況のなかで、ロング優勢の相場展開が見込まれる。
前週の日経225先物は5日続伸で上昇幅は1470円に達し、週末には一時4万0410円まで買われる場面もみられた。さらに24日の取引終了後のナイトセッションでは4万0610円まで上昇し、4万0480円で終えた。トランプ大統領が就任後にソフトバンクグループ <9984> [東証P]などと巨額のAI(人工知能)インフラ投資を発表し、同社のほか指数インパクトの大きい値がさハイテク株の上昇が日経平均型を牽引した。
また、日銀は1月24日まで開いた金融政策決定会合で、予想通り政策金利を0.25%程度から0.5%程度に引き上げる追加の利上げを決定した。今回の利上げは織り込まれていたこともあり、昨年7月のような市場の混乱はなく、結果判明直後の反応で日経225先物は4万0410円まで買われた。その後は持ち高調整の動きにより4万円を割り込んで終えたが、イベント通過後のアク抜けを想定した先回り的なロングが入っていたと考えられ、植田和男総裁の会見内容を見極めたいこともあって、利食いに伴うロング解消が入りやすかった。
植田総裁は会合後の記者会見で、経済・物価の改善が続く見通しであれば追加利上げを検討する考えを示した。ただし、タカ派的な印象はなく、利上げペースについては毎回会合で各種データを基に判断していくと説明している。日経225先物はナイトセッションで4万円を回復して始まり、その後もロング優勢で強い上昇となり、昨年12月27日につけた戻り高値4万0460円を突破している。
ボリンジャーバンドでは前週後半に+1σを突破し、+2σを捉える場面もみられた。ただし、ナイトセッションで4万0460円まで切り上がってきた+2σを上回ってきており、短期的には過熱感が警戒されやすい一方で、バンドに沿った上昇が意識される。+2σ水準での攻防が意識されるなか、目先的なピークを想定したショートが入る場面も予想される一方、週足の+2σ(4万0710円)水準を捉えてくる可能性がある。また、ピーク形成につながる可能性もあるが、日足の+3σ(4万1020円)および週足の+3σ(4万1440円)が射程に入ってきそうた。
そのため、+2σ水準で強弱感が対立しやすく、いったん調整をみせてくる可能性はあるが、+1σ(3万9900円)が支持線として意識されるため、オプション権利行使価格の4万から4万1000円のレンジを想定。+2σ水準での底堅さがみられる局面では、ピーク感につながりそうだが、+3σ水準へのバイアスを強めることになる。調整局面では押し目狙いのロング対応とし、積極的なショートは控えておきたい。
トランプ大統領は大統領令の発令などで、これまで掲げてきた様々な政策を実行に移している。パフォーマンス的な面もあるとみられ、輸入関税の段階的な引き上げなどの懸念要因はあるものの、企業の事業環境を後押しする政策も多くみられる。イーロン・マスク氏は新設された「政府効率化省(DOGE)」においてブロックチェーン技術の活用について議論を始めた、と関係者の話として報じられている。引き続きハイテクセクターに関心が集まりやすいく、日経平均型優位の展開が見込まれる。
今週は28~29日に米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催されるが、金利を据え置くとの見方がコンセンサスである。今回は今後の政策金利見通しが公表される会合ではないが、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見などから金融政策を巡る見方が相場の変動要因となる。ただし、トランプ氏は先週、FRBに金利引き下げを求め、自身の方が金融政策をよく理解していると主張。利下げが実施されるようだと、トランプ氏の発言に対して一段と市場は敏感に反応することになるだろう。
また、今週から決算発表が本格化する。先週は決算を発表したニデック <6594> [東証P]、ディスコ <6146> [東証P]が売られ、不透明感が高まっている。これから本格化する決算発表が振るわなければ、株価が下押しするリスクを気に留めておく必要があるだろう。
24日の米VIX指数は14.85に低下し、終値では昨年12月26日以来の15.00を下回ってきた。12月24日につけた14.27を捉えてくると、下へのバイアスが強まる可能性がある。抵抗線に変わった200日移動平均線から下放れるなか、リスク選好に向かわせそうだ。
先週末のNT倍率は先物中心限月で14.52倍となり、前週末の14.33倍から上昇基調が強まった。ソフトバンクグループなど日経平均型優位の流れのなか、NTロングによるスプレッド狙いの動きが優勢となった。日銀会合の前後には景気敏感株を物色する場面もみられ、日経平均型を牽引していたソフトバンクグループは上昇一服とはなったが、トレンドは変わらず、方向性としては昨年10月14日の14.70倍を意識したNTロングに向かわせやすいだろう。
1月第2週(1月14日-17日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週連続の売り越しであり、売り越し額は9729億円(1月第1週は4875億円の売り越し)だった。なお、現物は46億円の売り越し(同3435億円の買い越し)と2週ぶりの売り越しであり、先物は9682億円の売り越し(同8311億円の売り越し)と3週連続の売り越し。個人は現物と先物の合算で5403億円の買い越しと3週連続の買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で1607億円の買い越しとなり、2週ぶりに買い越した。
主要スケジュールでは、27日に中国1月製造業PMI、米国12月新築住宅販売件数、28日に12月企業向けサービス価格指数、米国11月S&Pケースシラー住宅価格、米国1月コンファレンスボード消費者信頼感指数、29日に日銀金融政策決定会合議事要旨(12月18・19日開催分)、FOMC終了後に政策金利発表、パウエルFRB議長記者会見、30日にECB(欧州中央銀行)政策金利、米国10-12月期GDP、ラガルドECB総裁記者会見、31日に1月東京都区部消費者物価指数、12月完全失業率、12月鉱工業生産、米国12月個人所得、米国12月個人消費支出などが予定されている。
また、決算を発表では米国でラムリサーチ、マイクロソフト、メタ・プラットフォームズ、テスラ、アップル、インテル。国内ではファナック <6954> [東証P]、日東電工 <6988> [東証P]、信越化学工業 <4063> [東証P]、アドバンテスト <6857> [東証P]、レーザーテック <6920> [東証P]、商船三井 <9104> [東証P]などが注目されよう。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
08月限 日経225 35661.68 TOPIX 2510.68
09月限 日経225 36906.92 TOPIX 2585.41
10月限 日経225 39701.93 TOPIX 2721.72
11月限 日経225 39901.35 TOPIX 2765.26
12月限 日経225 39434.85 TOPIX 2738.68
01月限 日経225 39343.19 TOPIX 2726.70
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/03 01月24日 39860 40410 39710 39940 +50
25/03 01月23日 39580 40040 39500 39890 +310
25/03 01月22日 39020 39700 38960 39580 +620
25/03 01月21日 38920 39250 38640 38960 +50
25/03 01月20日 38470 39050 38400 38910 +440
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/03 01月24日 2749.5 2781.5 2742.0 2750.0 -1.0
25/03 01月23日 2736.5 2759.0 2733.5 2751.0 +14.5
25/03 01月22日 2713.5 2744.0 2713.0 2736.5 +26.0
25/03 01月21日 2714.0 2733.5 2695.0 2710.5 -4.5
25/03 01月20日 2683.5 2723.0 2680.0 2715.0 +30.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
01月24日(03月限) 40480 +540
01月23日(03月限) 39920 +30
01月22日(03月限) 39805 +225
01月21日(03月限) 39275 +315
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
01月17日 1502億円 -127億円 1兆7824億円 -5615億円
01月10日 1630億円 -446億円 2兆3440億円 -1863億円
12月30日 2076億円 -18億円 2兆5304億円 +1116億円
12月27日 2094億円 -244億円 2兆4187億円 +3327億円
12月20日 2339億円 +253億円 2兆0859億円 +494億円
12月13日 2086億円 -708億円 2兆0364億円 +3256億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
01月22日 5054万株 +68万株 7億9328万株 +2446万株
01月21日 4985万株 +156万株 7億6882万株 +939万株
01月20日 4829万株 +75万株 7億5942万株 -787万株
01月17日 4753万株 -25万株 7億6730万株 -2807万株
01月16日 4779万株 +99万株 7億9537万株 -7509万株
01月15日 4680万株 -357万株 8億7047万株 -4367万株
01月14日 5036万株 +2万株 9億1414万株 -8406万株
01月10日 5034万株 +280万株 9億9821万株 -2708万株
01月09日 4754万株 -637万株 10億2529万株 -4884万株
01月08日 5391万株 +1005万株 10億7414万株 +291万株
01月07日 4386万株 -1841万株 10億7123万株 +9259万株
01月06日 6227万株 +170万株 9億7864万株 -7603万株
12月30日 6057万株 +3万株 10億5467万株 +4078万株
12月27日 6053万株 -258万株 10億1389万株 +4229万株
12月26日 6312万株 -26万株 9億7160万株 -3161万株
12月25日 6338万株 -91万株 10億0321万株 +7843万株
12月24日 6429万株 -45万株 9億2477万株 +1079万株
12月23日 6475万株 -575万株 9億1398万株 +1232万株
株探ニュース
2025/01/26 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―トランプ大統領就任、日銀会合でボラティリティ高まる
今週の日経225先物は、1月20日のトランプ米大統領就任直後に発表されるとみられる関税策への警戒感が高まりやすいほか、23~24日開催の日銀の金融政策決定会合に関心が集まることで、ボラティリティの高まる相場展開が見込まれる。
前週の日経225先物は、14日に750円安と大幅な下げにより75日移動平均線、200日線を一気に割り込んだ。その後は200日線を挟んだ攻防が続き、3万8950円辺りに位置する75日線が抵抗線として機能するなか、17日には200日線(3万8500円)を下抜け、一時3万8070円まで売られた。節目の3万8000円に接近してきたことで、いったんはボトム形成が意識される半面、下へのバイアスが強まりやすい水準でもあろう。
17日の米国市場では主要な株価指数が上昇し、週間での上昇率はNYダウが3%を超え、S&P500、ナスダックは2%を超えた。NYダウは13日に一時4万1844ドルまで売られ、昨年11月の安値水準まで下げた。大統領選でのトランプ氏勝利を受けたトランプトレードによる上昇分を帳消しにしたことで、リバランスの買いが入ったとみられる。今後、トランプ政権による規制緩和や景気支援策への期待から、米国株は再動意をみせてくる可能性がある。
同様に日経平均株価も昨年11月以来の水準まで下げていることもあり、仕切り直しのタイミングとなる可能性がある。17日の米国市場の上昇を受け、日経225先物はナイトセッションで上昇しており、日中比360円高の3万8830円で終えた。
ナイトセッションで200日線を上回り、75日線に接近してきたことで、週初は75日線と節目の3万9000円を捉えられるかが注目される。20日の米国市場はキング牧師の生誕祭で休場となるため、海外勢のフローは限られるだろう。直近の調整によりポジションはややショートに傾いていると考えられ、米大統領就任式を前にニュートラルに近づける形でのカバーの動きが意識されやすい。海外勢のフローが限られ薄商いとなるなか、週明けはややロング対応に向かわせそうだ。
週間形状についても26週・52週線が支持線として機能する形でのリバウンドにより、13週線(3万8980円)に接近している。前週は一時支持線を割り込む場面もみられたが、終値としては両線を上回って終えていたこともあり、支持線として意識されてリバウンド狙いの動きが入りやすいところだ。
また、ボリンジャーバンドでは日足の-1σと-2σによるレンジ推移を継続しているが、前週は幾度となく-2σを下回る場面が目立った。バンドは下向きで推移していたこともあり、-2σに沿った調整によって売られ過ぎのシグナルを見極めにくくさせていた。ただし、ナイトセッションの上昇で-1σを捉えてきたことで、同バンド突破を狙った動きが期待される。週足のボリンジャーバンドは、-1σをサポートに中心値(13週)に接近してきた。
一目均衡表では前週の下げで雲上限を割り込み、週後半にはトレンドの出やすい雲のねじれの局面で、明確に雲を下放れる形状となった。遅行スパンが実線を割り込んだことで下方シグナルを発生。雲下限が概ね3万9000円辺りでの推移を継続することで、ここでも節目の3万9000円辺りが抵抗線として意識されて強弱感が対立しやすいだろう。
ただし、雲のねじれ局面のため雲の厚みは薄く、雲突破のハードルはそれほど高くはない。また、多くのテクニカルポイントで節目の3万9000円辺りが転換点となることで、同水準を突破してくる局面では、慎重姿勢にあった向きのロングの動きが強まる可能性がある。
そのほか、足もとでは日銀の金融政策決定会合で追加利上げを実施するとの観測が高まっていた。長期金利の上昇により、為替市場ではドル・円が1ドル=155円台と円高・ドル安に振れていたことで、追加利上げについては相当織り込んでいると考えられる。利上げ実施で波乱の場面もありそうだが、アク抜け的な動きに向かわせよう。
しかしながら、米国市場はトランプ政権への期待から上昇が期待される一方で、国内では米国の関税政策や人工知能(AI)向け半導体規制の影響を見極めたいとして、市場反応が限られる可能性がある。日経225先物は3万9000円辺りでの上値の重さが強く意識されてくるようだと、再び200日線や-2σ水準までの下げは十分考えられる。26週・52週線を割り込んでくると、-2σが位置する3万7690円辺りへのバイアスが強まる可能性には注意しておきたい。
まずは、オプション権利行使価格の3万8375円から3万9125円辺りのレンジを想定。ブレイク局面では上は3万9500円、下は3万7500円辺りを想定する。
17日の米VIX指数は15.97に低下した。13日につけた22.04を戻り高値に調整が強まり、週半ばに25日、75日線を割り込み200日線水準まで下げた。その後は200日線水準での攻防となり、週末の終値では同線を下回って終えている。200日線を抵抗ラインとして昨年12月24日につけた直近安値の14.27に接近してくる場面では、リスク選好に傾きそうだ。
先週末のNT倍率は先物中心限月で14.33倍だった。週初の低下で75日線を割り込み、15日には一時14.26倍まで低下し、200日線水準に接近する場面もあった。週後半にはリバランスにより75日線水準まで戻す形だった。指数インパクトの大きい値がさハイテク株に対する慎重姿勢が崩せないなか、ややNTショートが優勢になりそうだ。
1月第1週(1月6日-10日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週連続の売り越しであり、売り越し額は4875億円(12月第5週は2178億円の売り越し)だった。なお、現物は3435億円の買い越し(同657億円の売り越し)と2週ぶりの買い越しであり、先物は8311億円の売り越し(同1521億円の売り越し)と2週連続の売り越し。個人は現物と先物の合算で8175億円の買い越しと2週連続の買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で6847億円の売り越しとなり、4週ぶりに売り越した。
主要スケジュールでは、20日に11月機械受注、米大統領就任式、世界経済フォーラム・ダボス会議(~24日)、22日に米国12月コンファレンス・ボード景気先行指数、23日に12月貿易統計、24日に日銀金融政策決定会合(終了後に政策金利を発表)、12月全国消費者物価指数、植田和男日銀総裁が記者会見、米国1月製造業PMIなどが予定されている。
なお、決算では米国で21日にネットフリックス、国内では23日にディスコ <6146> [東証P]、ニデック <6594> [東証P]が発表を控えている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
08月限 日経225 35661.68 TOPIX 2510.68
09月限 日経225 36906.92 TOPIX 2585.41
10月限 日経225 39701.93 TOPIX 2721.72
11月限 日経225 39901.35 TOPIX 2765.26
12月限 日経225 39434.85 TOPIX 2738.68
01月限 日経225 39343.19 TOPIX 2726.70
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/03 01月17日 38780 38780 38070 38470 -200
25/03 01月16日 38330 38940 38230 38670 +280
25/03 01月15日 38540 38820 38320 38390 -110
25/03 01月14日 39280 39330 38310 38500 -750
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/03 01月17日 2701.0 2701.0 2650.0 2684.5 -12.5
25/03 01月16日 2685.5 2717.5 2682.0 2697.0 +6.5
25/03 01月15日 2686.0 2710.0 2681.0 2690.5 +7.5
25/03 01月14日 2720.0 2724.0 2671.0 2683.0 -37.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
01月17日(03月限) 38795 +325
01月16日(03月限) 38335 -335
01月15日(03月限) 38755 +365
01月14日(03月限) 38725 +225
01月13日(03月限) 38705 -545
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
01月10日 1630億円 -446億円 2兆3440億円 -1863億円
12月30日 2076億円 -18億円 2兆5304億円 +1116億円
12月27日 2094億円 -244億円 2兆4187億円 +3327億円
12月20日 2339億円 +253億円 2兆0859億円 +494億円
12月13日 2086億円 -708億円 2兆0364億円 +3256億円
12月06日 2794億円 -717億円 1兆7107億円 -596億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
01月15日 4680万株 -357万株 8億7047万株 -4367万株
01月14日 5036万株 +2万株 9億1414万株 -8406万株
01月10日 5034万株 +280万株 9億9821万株 -2708万株
01月09日 4754万株 -637万株 10億2529万株 -4884万株
01月08日 5391万株 +1005万株 10億7414万株 +291万株
01月07日 4386万株 -1841万株 10億7123万株 +9259万株
01月06日 6227万株 +170万株 9億7864万株 -7603万株
12月30日 6057万株 +3万株 10億5467万株 +4078万株
12月27日 6053万株 -258万株 10億1389万株 +4229万株
12月26日 6312万株 -26万株 9億7160万株 -3161万株
12月25日 6338万株 -91万株 10億0321万株 +7843万株
12月24日 6429万株 -45万株 9億2477万株 +1079万株
12月23日 6475万株 -575万株 9億1398万株 +1232万株
12月20日 7051万株 +32万株 9億0165万株 +1528万株
12月19日 7018万株 +9万株 8億8636万株 -552万株
12月18日 7008万株 +1091万株 8億9189万株 +1530万株
12月17日 5916万株 -56万株 8億7658万株 +1025万株
12月16日 5973万株 -343万株 8億6632万株 +531万株
株探ニュース
2025/01/19 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―下へのバイアスが強まり、ショート優勢の展開を警戒
今週の日経225先物は、米国市場の動向を睨みながらショート優勢の展開が警戒されやすくなりそうだ。10日の米国市場では主要な株価指数が下落し、NYダウは昨年11月以来の水準まで下げた。注目された12月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が25万6000人増と市場予想(16万5000人増程度)を上回り、失業率は4.1%(前月は4.2%)に低下したことで、米連邦準備理事会(FRB)の利下げペースが鈍化するとの見方が強まった。
また、1月の米ミシガン大学消費者信頼感指数で、1年先のインフレ期待が3.3%、5-10年先のインフレ期待も3.3%と予想を上回る伸びとなり、インフレ高止まりの懸念が強まった。1月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ観測が後退したほか、次回3月の会合についても政策金利の据え置き観測が高まっている。
NYダウは昨年11月の米大統領選前の水準まで下げており、トランプ次期政権の政策期待により上昇した分を帳消しにした。仕切り直しが意識される一方で、来週20日の大統領就任式を控えて、就任直後に発表されるトランプ関税に市場の関心が集まりやすい。東京市場でも積極的なロングは手控えられ、戻りの鈍さが意識される局面ではショートに振れやすくなりそうだ。
先週の日経225先物は7日に一時4万0320円まで買われたものの、その後は3日続落し週末には3万9160円まで売られ、3万9250円で日中取引を終了。10日の取引終了後のナイトセッションでは3万8770円で終えており、一時3万8630円まで下げ幅を広げる場面もみられている。
これにより75日移動平均線(3万8940円)を明確に割り込み、200日線(3万8530円)が射程に入ってきた。週明けの日経225先物は200日線を捉える形で、ギャップダウンで始まることが警戒される。週間形状では13週線(3万8940円)を割り込んでおり、足もとで支持線として機能している52週線(3万8370円)を試す展開がありそうだ。
また、ボリンジャーバンドでは‐2σ(3万8670円)を下回ったことで、‐3σ(3万8300円)が射程に入ってきている。売られ過ぎが意識されるものの、収斂していたバンドが拡大に転じることで、瞬間的に下へのバイアスが強まる可能性がある。-2σ水準では押し目狙いのタイミングになるが、イレギュラー的な下落には警戒が必要だろう。パラボリックのSAR値は200日線水準に位置しているため、陰転シグナルが発生する可能性もある。
そのほか、一目均衡表ではナイトセッションで雲上限まで下げてきた。週半ばには3万8800円辺りに位置する雲がねじれを起こす。先行スパンがクロスするタイミングでは雲が薄くなるためトレンドが出やすく、同水準を明確に下放れる局面ではショートの勢いが強まる可能性があるだろう。
今週は米国で14日に12月の生産者物価指数(PPI)、15日に12月の消費者物価指数(CPI)の発表が予定されている。堅調な雇用統計の発表後であり、FRBの利下げ減速観測を後押しすることが見込まれる。また、シティグループ、ゴールドマン・サックス・グループ、JPモルガン・チェース、モルガン・スタンレー、バンク・オブ・アメリカなどの決算発表を控えていることも、米国市場の動向への関心を高めそうだ。
そのほか、7日に米国ロサンゼルスで発生した山火事は鎮火のめどがたたず、1万棟以上が消失し、被害総額は日本円で20兆円を超えるとの見方が伝えられている。経済への影響が警戒されることも、積極的な売買を手控えさせよう。
そのため、200日線や-3σの水準では、いったん押し目狙いのロングを意識しつつも、ポジションを積み増す動きは限られそうであり、ヘッジを考慮しての対応に向かわせそうである。
先週末のNT倍率は先物中心限月で14.43倍と週間では上昇した。全体としては不安定な相場展開ながら、アドバンテスト <6857> [東証P]が最高値を更新するなど、指数インパクトの大きい値がさハイテク株の一角が日経平均型を支えた。
週明けは下へのバイアスが強まる影響を受けることになろうが、前週には9日に一時14.48倍まで切り上がり、昨年12月17日につけた戻り高値14.44倍を上回ってきている。方向性としては上向きのトレンドであり、弱含む局面ではNTロングでのスプレッドを狙ったポジションを組成するタイミングになりそうだ。
10日の米VIX指数は19.54に上昇した。前週は25日、200日線水準を支持線とした上昇により75日線を突破。同線から上放れる形状となった。一時20.31と20.00を上回る場面もみられており、市場心理をやや神経質にさせそうである。
12月第5週(12月30日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週ぶりの売り越しであり、売り越し額は2185億円(12月第4週は9381億円の買い越し)だった。なお、現物は657億円の売り越し(同4956億円の買い越し)と2週ぶりの売り越しであり、先物は1528億円の売り越し(同4425億円の買い越し)。個人は現物と先物の合算で1315億円の買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で313億円となり、2週連続の売り越しだった。
主要スケジュールでは、13日に中国12月貿易収支、14日に11月国際収支、12月景気ウォッチャー調査、米国12月生産者物価指数、15日に米国12月消費者物価指数、米国1月ニューヨーク連銀製造業景気指数、米地区連銀経済報告(ベージュブック)、16日に12月国内企業物価、米国12月小売売上高、米国12月輸出入物価指数、17日に中国12月小売売上高、中国10-12月期GDP、中国12月鉱工業生産指数、中国1-12月固定資産投資、米国12月住宅着工件数、米国12月鉱工業生産指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
08月限 日経225 35661.68 TOPIX 2510.68
09月限 日経225 36906.92 TOPIX 2585.41
10月限 日経225 39701.93 TOPIX 2721.72
11月限 日経225 39901.35 TOPIX 2765.26
12月限 日経225 39434.85 TOPIX 2738.68
01月限 日経225 39343.19 TOPIX 2726.70
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/03 01月10日 39480 39610 39160 39250 -310
25/03 01月09日 39960 40060 39380 39560 -400
25/03 01月08日 40000 40210 39650 39960 -40
25/03 01月07日 39360 40320 39340 40000 +660
25/03 01月06日 39930 40010 39220 39340 -650
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/03 01月10日 2733.5 2744.0 2712.5 2720.0 -17.0
25/03 01月09日 2765.5 2774.5 2728.5 2737.0 -28.5
25/03 01月08日 2781.0 2793.5 2762.0 2765.5 -15.5
25/03 01月07日 2760.5 2800.0 2758.0 2781.0 +21.0
25/03 01月06日 2781.5 2800.5 2729.0 2760.0 -26.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
01月10日(03月限) 38780 -470
01月09日(03月限) 39545 -15
01月08日(03月限) 39935 -25
01月07日(03月限) 39735 -265
01月06日(03月限) 39675 +335
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
12月30日 2076億円 -18億円 2兆5304億円 +1116億円
12月27日 2094億円 -244億円 2兆4187億円 +3327億円
12月20日 2339億円 +253億円 2兆0859億円 +494億円
12月13日 2086億円 -708億円 2兆0364億円 +3256億円
12月06日 2794億円 -717億円 1兆7107億円 -596億円
11月29日 3511億円 +65億円 1兆7704億円 -1509億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
01月08日 5391万株 +1005万株 10億7414万株 +291万株
01月07日 4386万株 -1841万株 10億7123万株 +9259万株
01月06日 6227万株 +170万株 9億7864万株 -7603万株
12月30日 6057万株 +3万株 10億5467万株 +4078万株
12月27日 6053万株 -258万株 10億1389万株 +4229万株
12月26日 6312万株 -26万株 9億7160万株 -3161万株
12月25日 6338万株 -91万株 10億0321万株 +7843万株
12月24日 6429万株 -45万株 9億2477万株 +1079万株
12月23日 6475万株 -575万株 9億1398万株 +1232万株
12月20日 7051万株 +32万株 9億0165万株 +1528万株
12月19日 7018万株 +9万株 8億8636万株 -552万株
12月18日 7008万株 +1091万株 8億9189万株 +1530万株
12月17日 5916万株 -56万株 8億7658万株 +1025万株
12月16日 5973万株 -343万株 8億6632万株 +531万株
12月13日 6316万株 -1907万株 8億6101万株 -4030万株
12月12日 8224万株 +43万株 9億0132万株 +6633万株
12月11日 8180万株 +45万株 8億3498万株 +419万株
12月10日 8135万株 +1355万株 8億3078万株 +1382万株
12月09日 6780万株 -1225万株 8億1696万株 +6961万株
株探ニュース
2025/01/13 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―AI関連物色の継続で押し目狙いのロング対応に
1月3日の米国市場ではNYダウが339ドル高と5営業日ぶりに反発したが、前日までの4営業日で930ドル超下落していた。ナスダックも340ポイント高と6営業日ぶりに反発したものの、前日までの5営業日で750ポイント下げていた。3日の米国株高は好材料ではあるが、東京市場の反応は限られそうで、大発会での好スタートは期待しづらいところである。
12月30日の取引終了後の日経225先物は、ナイトセッションで開始直後に3万9220円まで売られた後に切り返し、3万9610円(日中比380円安)で取引を終えた。3日のシカゴ日経平均先物は大阪比395円安の3万9595円だった。
大発会はシカゴ先物にサヤ寄せする形で、売りが先行して始まりそうである。また、バイデン米大統領は3日、日本製鉄 <5401> [東証P]によるUSスチールの買収計画を阻止する決定を下した。安全保障上の懸念を阻止の理由に挙げたが、日本企業による対米投資を冷え込ませるほか、同盟国である日米間の政治リスクの高まりも警戒される。
ただし、日経225先物はナイトセッションでは一時3万9220円まで売られたものの、25日移動平均線が支持線として機能していた。調整一巡感が意識されやすい水準まで下げたこともあり、まずは3万9500円水準での底堅さを見極めつつ、ナイトセッションの安値水準に接近し、節目の3万9000円辺りを試す局面では、押し目狙いのロング対応に向かいそうだ。
ボリンジャーバンドの+1σが3万9700円辺りに位置しており、同水準を上回ってくるようだと、4万円の大台をターゲットとするスタンスが意識されよう。昨年末には+2σを突破し過熱感が警戒されていたこともあり、25日線までの下げは仕切り直しのタイミングでもある。
3日の米国市場は、前述したように主要な株価指数が反発した。米下院議長選で現職のジョンソン議長(共和党)が再選されたことや、12月のISM製造業景況指数が予想以上に上昇したことが材料視された。また、エヌビディアの4%を超す上昇が半導体株の一角を牽引する形だった。スーパー・マイクロ・コンピューターの上昇率は10%を超えた。
この流れを受けて指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均型を牽引するかを見極めたいところだ。また、マイクロソフトがAI(人工知能)開発に必要なデータセンターの構築に日本円で約12兆6000億円を投じる計画を発表した。AIへの投資を巡っては、アルファベット傘下のグーグルやアマゾン・ドット・コムなどもデータセンターの建設を進めており、今年もAI関連へ関心が集まりやすいだろう。
日経平均先物のレンジだが、オプション権利行使価格の3万9250円から3万9750円のゾーンを想定する。+1σ水準での底堅さがみられる局面では、3万9625円から4万0125円のレンジに移行するとみておきたい。
3日の米VIX指数は16.13だった。75日線(17.21)を割り込み、200日線(16.11)にタッチする場面もみられた。年末の米株安の中で緩やかに上昇する形だったが、3日の反発時に低下した格好である。米連邦公開市場(FOMC)後の急伸以降は低下し、ボトム圏での推移を継続していることもあり、リスク回避の姿勢は強まっていないだろう。
12月30日のNT倍率は先物中心限月で14.35倍に上昇した。75日線(14.35倍)に上値を抑えられる形で、一時14.29倍に低下する場面もみられた。ただ、その後は25日線(14.25倍)が支持線として機能しており、75日線水準で終えている。エヌビディアの強い値動きの波及効果が意識されやすく、75日線を突破する局面ではNTロングに振れそうだ。
12月第3週(12月16日-20日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週ぶりの売り越しであり、売り越し額は5375億円(12月第2週は6341億円の買い越し)だった。なお、現物は4750億円の売り越し(同5092億円の売り越し)と2週連続の売り越しであり、先物は625億円の売り越し(同1兆1434億円の買い越し)と3週ぶりの売り越し。個人は現物と先物の合算で1951億円の買い越しで3週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で241億円の買い越しとなり、3週ぶりの買い越しだった。
主要スケジュールでは、6日に大発会、中国12月財新サービス業PMI、米国11月製造業新規受注、7日に米国11月貿易収支、米国12月ISM非製造業景気指数、米ハイテク見本市「CES」(ラスベガス、~10日)、8日に米国12月ADP雇用統計、FOMC(12月17日~18日開催分)議事要旨、9日に米国11月卸売売上高、10日にオプションSQ、11月全世帯家計調査、米国12月雇用統計、米国1月ミシガン大学消費者信頼感指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
08月限 日経225 35661.68 TOPIX 2510.68
09月限 日経225 36906.92 TOPIX 2585.41
10月限 日経225 39701.93 TOPIX 2721.72
11月限 日経225 39901.35 TOPIX 2765.26
12月限 日経225 39434.85 TOPIX 2738.68
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/03 12月30日 40180 40360 39880 39990 -240
25/03 12月27日 39460 40460 39340 40230 +740
25/03 12月26日 39170 39600 39080 39490 +290
25/03 12月25日 39110 39300 38940 39200 +80
25/03 12月24日 39180 39310 38870 39120 -70
25/03 12月23日 38720 39220 38340 39190 +480
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/03 12月30日 2800.5 2817.0 2781.0 2786.5 -18.0
25/03 12月27日 2764.5 2813.0 2759.5 2804.5 +37.0
25/03 12月26日 2738.0 2773.0 2734.5 2767.5 +26.5
25/03 12月25日 2732.5 2744.0 2708.5 2741.0 +6.5
25/03 12月24日 2728.0 2739.0 2709.5 2734.5 +6.5
25/03 12月23日 2701.0 2732.0 2681.0 2728.0 +26.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
01月03日(03月限) 39595 -395
01月02日(03月限) 39375 -615
01月01日(03月限) 休場
12月31日(03月限) 39390 -600
12月30日(03月限) 39435 -555
12月27日(03月限) 40130 -100
12月26日(03月限) 39700 +210
12月25日(03月限) 休場
12月24日(03月限) 39260 +140
12月23日(03月限) 39305 +115
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
12月20日 2339億円 +253億円 2兆0859億円 +494億円
12月13日 2086億円 -708億円 2兆0364億円 +3256億円
12月06日 2794億円 -717億円 1兆7107億円 -596億円
11月29日 3511億円 +65億円 1兆7704億円 -1509億円
11月22日 3445億円 +184億円 1兆9214億円 +4881億円
11月15日 3261億円 +540億円 1兆4332億円 +400億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
12月26日 6312万株 -26万株 9億7160万株 -3161万株
12月25日 6338万株 -91万株 10億0321万株 +7843万株
12月24日 6429万株 -45万株 9億2477万株 +1079万株
12月23日 6475万株 -575万株 9億1398万株 +1232万株
12月20日 7051万株 +32万株 9億0165万株 +1528万株
12月19日 7018万株 +9万株 8億8636万株 -552万株
12月18日 7008万株 +1091万株 8億9189万株 +1530万株
12月17日 5916万株 -56万株 8億7658万株 +1025万株
12月16日 5973万株 -343万株 8億6632万株 +531万株
12月13日 6316万株 -1907万株 8億6101万株 -4030万株
12月12日 8224万株 +43万株 9億0132万株 +6633万株
12月11日 8180万株 +45万株 8億3498万株 +419万株
12月10日 8135万株 +1355万株 8億3078万株 +1382万株
12月09日 6780万株 -1225万株 8億1696万株 +6961万株
12月06日 8006万株 -691万株 7億4734万株 -289万株
12月05日 8697万株 -1763万株 7億5024万株 -3503万株
12月04日 1億0460万株 -92万株 7億8527万株 +1230万株
12月03日 1億0552万株 +336万株 7億7297万株 +0.9万株
12月02日 1億0216万株 +176万株 7億7296万株 -66万株
株探ニュース
2025/01/05 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―市場参加者は限られるが、リスク選好に向かいやすい
2024年内の日経225先物は、不安定ながらも12月半ば以降の下落に対する修正の動きが意識されやすいだろう。12月12日につけた4万0150円を戻り高値に、米株安の影響が続くなか、17~18日に開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)ではメンバーらによる金利見通しがタカ派的と受け止められ、18日のNYダウは約50年ぶりの10日続落を記録し、2022年9月以来の下落幅となった。この影響を受け、19日の日経225先物は一時3万8210円まで急落する場面もみられた。
その後は18~19日の日銀金融政策決定会合で予想通り利上げが見送られ、早期利上げ観測が後退したことで、急速に下落幅を縮めた。ただし、週末20日のリバウンドは限られ、結局は6日続落し、前日に回復した25日移動平均線(3万8870円)を下回った。取引終了後のナイトセッションでは一時3万8340円まで下落し、再び75日・200日線が位置する3万8470円水準を割り込むなど、底入れを見極めづらくさせた。
ナイトセッションは売り一巡後の切り返しにより3万8880円で終えており、25日線水準を回復している。19日につけた3万8210円でのボトム形成は確認しにくいところだが、75日・200日線近辺では押し目狙いのロングに向かいやすいだろう。25日線水準での底堅さがみられてくると、前週末の調整に対するリバウンド狙いの動きが強まりそうだ。
20日の米国市場では主要な株価指数が上昇した。自律反発の域は脱していないが、ひとまず安心感につながろう。11月の米個人消費支出(PCE)物価指数は前年同月比で2.4%上昇し、市場予想の2.5%を下回った。PCEコア価格指数は同2.8%上昇となり、予想(2.9%上昇)を下回る結果だった。これを受けて、米連邦準備理事会(FRB)の25年の利下げペースが鈍化するとの懸念が後退した。
また、米政府が予算執行を続けるための「つなぎ予算」の期限が20日夜に迫っていたが、バイデン米大統領は21日未明、3月中旬までのつなぎ予算案に署名した。これにより政府機関の閉鎖は回避される運びとなり、センチメントの改善につながるだろう。
日経225先物は前週の下げで13週線(3万8840円)、26週線(3万8380円)を下回った。52週線(3万7940円)が意識される可能性はある。ただし、これまで4万円水準で上値を抑えられる一方で、上向きで推移する52週線が支持線として機能している。同線を下回ってくるとトレンド転換につながるが、日米の中銀イベントを通過し、今後はトランプ次期政権の経済運営を見極めたいところであり、ショートの動きは限られそうだ。
もっとも、FOMC通過後はクリスマス休暇に入る海外投資家が多い。つなぎ予算の期間が延長されたことで、より休暇に入りやすい環境が整ったともいえるだろう。主要国はクリスマスで休場を挟むこともあり、市場参加者が限られるなか、トレンドが出にくい需給状況になると考えられる。
そのため、為替動向を睨む中で、短期的な売買によって大きく振らされる可能性はあるが、早い段階でクローズに向かわせそうだ。まずは75日・200日線水準を支持線としたオプション権利行使価格の3万8500円から3万9500円のレンジを想定し、25日線が支持線として意識されてくる局面では3万8750円から3万9750円のレンジに切り上げたい。
20日の米VIX指数は18.36だった。FOMCの結果判明後に一時28.32まで急伸をみせたが、20日には17.82まで低下する場面もあった。18日の上昇でボリンジャーバンドの+3σを大きく上回ったことで修正の動きは意識されていた。20日の下げで+2σ、+1σを下回り、一時17.82まで下げて75日線(17.37)に接近する場面もみられた。75日線を割り込んでくると、リスク選好からショートカバーを意識したセンチメントに向かわせそうだ。
先週末のNT倍率は先物中心限月で14.32倍と前日から横ばいだった。17日に14.44倍まで上昇したが、FOMC後に一時14.26倍を付ける場面もみられ。ただし、同水準に位置する200日線が支持線として機能し、20日は同線からの上昇によって75日線水準を回復していた。薄商いのなか、ソフトバンクグループ <9984> [東証P]やアドバンテスト <6857> [東証P]など指数インパクトの大きい値がさ株の影響を受けやすいが、円相場が1ドル=156円台と前週末からはやや円高に振れていることもあり、TOPIX型に傾けにくいところでもある。足もとで低下をみせているが、年末に向けて底堅さが意識されるなか、ややNTロングでのスプレッド狙いを想定しておきたい。
12月第2週(12月9日-13日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週連続の買い越しであり、買い越し額は6341億円(12月第1週は5598億円の売り越し)だった。なお、現物は5092億円の売り越し(同1249億円の買い越し)と2週ぶりの売り越しであり、先物は1兆1434億円の買い越し(同4349億円の買い越し)と2週連続の買い越し。個人は現物と先物の合算で3741億円の売り越しで2週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で2703億円の売り越しとなり、2週連続の売り越しだった。
主要スケジュールでは、23日に米国12月コンファレンスボード消費者信頼感指数、24日に日銀金融政策決定会合議事要旨(10月30・31日開催分)、米国11月新築住宅販売件数、25日に10月景気動向指数改定値、26日に11月住宅着工件数、27日に12月東京都区部消費者物価指数、11月完全失業率、11月有効求人倍率、日銀金融政策決定会合の主な意見(12月18~19日分)、1-11月中国工業企業利益など、30日に米国12月シカゴ購買部協会景気指数、31日に米国10月住宅価格指数、米国10月ケース・シラー住宅価格指数などの発表が予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
08月限 日経225 35661.68 TOPIX 2510.68
09月限 日経225 36906.92 TOPIX 2585.41
10月限 日経225 39701.93 TOPIX 2721.72
11月限 日経225 39901.35 TOPIX 2765.26
12月限 日経225 39434.85 TOPIX 2738.68
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/03 12月20日 39190 39360 38690 38710 -370
25/03 12月19日 39240 39440 38210 39080 -120
25/03 12月18日 39360 39470 39090 39200 -200
25/03 12月17日 39430 39780 39340 39400 -60
25/03 12月16日 39500 39740 39370 39460 -10
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/03 12月20日 2736.0 2753.5 2698.5 2702.0 -26.5
25/03 12月19日 2727.0 2741.0 2669.5 2728.5 +4.0
25/03 12月18日 2729.0 2742.0 2718.5 2724.5 -7.5
25/03 12月17日 2740.0 2763.5 2723.0 2732.0 -10.0
25/03 12月16日 2748.0 2763.5 2735.5 2742.0 -5.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
12月20日(03月限) 38885 +175
12月19日(03月限) 39020 -60
12月18日(03月限) 38460 -740
12月17日(03月限) 39255 -145
12月16日(03月限) 39625 +165
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
12月13日 2086億円 -708億円 2兆0364億円 +3256億円
12月06日 2794億円 -717億円 1兆7107億円 -596億円
11月29日 3511億円 +65億円 1兆7704億円 -1509億円
11月22日 3445億円 +184億円 1兆9214億円 +4881億円
11月15日 3261億円 +540億円 1兆4332億円 +400億円
11月08日 2720億円 +513億円 1兆3932億円 +1980億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
12月18日 7008万株 +1091万株 8億9189万株 +1530万株
12月17日 5916万株 -56万株 8億7658万株 +1025万株
12月16日 5973万株 -343万株 8億6632万株 +531万株
12月13日 6316万株 -1907万株 8億6101万株 -4030万株
12月12日 8224万株 +43万株 9億0132万株 +6633万株
12月11日 8180万株 +45万株 8億3498万株 +419万株
12月10日 8135万株 +1355万株 8億3078万株 +1382万株
12月09日 6780万株 -1225万株 8億1696万株 +6961万株
12月06日 8006万株 -691万株 7億4734万株 -289万株
12月05日 8697万株 -1763万株 7億5024万株 -3503万株
12月04日 1億0460万株 -92万株 7億8527万株 +1230万株
12月03日 1億0552万株 +336万株 7億7297万株 +0.9万株
12月02日 1億0216万株 +176万株 7億7296万株 -66万株
11月29日 1億0040万株 +175万株 7億7362万株 -3778万株
11月28日 9864万株 -98万株 8億1141万株 +717万株
11月27日 9963万株 +23万株 8億0423万株 -3364万株
11月26日 9939万株 +10万株 8億3788万株 -272万株
11月25日 9928万株 +93万株 8億4060万株 +1350万株
(※次回の「株価指数先物 【週間展望】」は2025年1月5日17時の配信を予定しています)
株探ニュース
2024/12/22 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―金融イベント通過後のアク抜けを狙うスタンスへ
今週の日経225先物は、日米金融会合に関心が集まるなか、イベント通過後を睨んでの相場展開となりそうだ。米国市場では、NYダウが12月4日につけた4万5073ドルをピークに7日続落と調整を強めている。米長期金利は6日の4.15%水準から週末には一時4.40%を付ける場面もみられた。17~18日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)では0.25%の利下げを決めるとの観測が根強いが、FOMCの結果を前にいったんポジションをニュートラルに近づけたと推測される。リバランスに伴い景気敏感株からハイテク株への資金シフトがみられており、ナスダックは最高値圏で推移している。
また、日銀が18~19日に開く金融政策決定会合では、政策金利の引き上げは見送られるとの見方がコンセンサスである。
東京市場では日経平均株価が12日に一時4万円の大台を回復し、11月7日につけた戻り高値(3万9884円)を突破したが、積極的な上値追いの売買は手控えられた。週末には持ち高調整の動きを強めてきたこともあり、ロングポジションはそれほど積み上がっていないとみられる。
日米の金融会合の結果を見極めたいとするムードが強まる可能性はある。ただし、前週末の日経平均株価の終値は12月のSQ値(3万9434.85円)を上回って終えていたため、ショートは仕掛けづらいだろう。日経225先物は13日取引終了後のナイトセッションで一時3万9740円まで買われた後に軟化したものの、3万9450円を安値に持ち直しており、日中比130円高の3万9600円で終えている。SQ値水準が支持線として意識されやすく、金融イベント通過後のアク抜けを狙ったスタンスに向かわせそうだ。
日経225先物は膠着感の強い展開が続いているが、3日の急伸で支持線に変わった25日移動平均線を上回って推移しており、同線との乖離が広がりをみせている。また、ボリンジャーバンドの+1σ(3万9360円)と+2σ(3万9880円)によるレンジ内で推移しており、FOMCの結果判明後はレンジ上限を捉えてくる可能性があるとみておきたい。FOMCで利下げ見送りとなれば嫌気される可能性はあるが、NYダウをみてもリバランスの動きが続いていたことで、売り一巡後はアク抜けが強まる展開を想定しておきたい。
また、日経225先物は+1σを明確に割り込んだとしても、節目の3万9000円と25日線が位置する3万8470円が支持線として意識されそうである。一方でアク抜けが強まる局面では+2σ水準のほか、4万円の大台を試すことになろう。先週は一時4万0160円まで買われ、11月7日につけた4万0170円とのダブルトップ形成が意識されているが、これを再び捉えてくることで10月15日の戻り高値4万0300円が射程に入ってくる。直近のダブルトップ水準を突破してくるようだと、ショートカバーが強まることになりそうだ。
また、週足のボリンジャーバンドは収斂し、煮詰まり感が台頭している。現在は+1σ(3万9520円)を挟んだ推移をみせているが、+2σ(4万0140円)を捉えてくる局面では、収斂するバンドが拡大に向かう可能性が意識され、+2σに沿ったトレンド形成が期待されてくる。
そのため、オプション権利行使価格の3万9500円から4万円のレンジを想定しつつ、+1σを下回る局面では押し目狙いのロングでの対応となりそうだ。上値は4万円に接近する局面で戻り待ち狙いのショートが入りやすいところだが、金融イベント通過後は米次期政権に対する期待感から年末高を見込んだロングの強まりが想定され、あくまでも短期的なショートにとどめておきたい。
また、先週末は決算を評価したブロードコムの時間外での上昇が、値がさハイテク株の一角の支えとなった。13日の米国市場で同社株は24%超上昇しており、改めて材料視されやすいだろう。また、今週はマイクロン・テクノロジーの決算発表が予定されている。同社株は7月の急落以降はボトム圏で推移していることもあり、決算が評価されるようであればセンチメントを明るくさせよう。
13日の米VIX指数は13.81に低下した。6日に12.70と13.00を割り込んだ後はリバウンドをみせたが、下向きで推移する25日線に上値を抑えられる形状だった。FOMCの結果とパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見を受けて上昇をみせる可能性もあるが、200日線(15.86)を上回ってくるまでは過度にリスク回避の流れには向かわないとみておきたい。
先週末のNT倍率は先物中心限月で14.36倍に低下した。一時14.43倍まで上昇した後に、14.34倍に低下する場面もみられたが、下値は75日線(14.32倍)が支持線として意識されている。アドバンテスト <6857> [東証P]が強い値動きだったが、ファーストリテイリング <9983> [東証P]や東京エレクトロン <8035> [東証P]が日経平均型の重荷となっていた。75日線が支持線とし機能しているほか、週足では52週線(14.27倍)を支持線に変え、一時13週線(14.38倍)を上回る場面もみられた。10月7日の14.70倍から11月21日の14.12倍までの低下に対するリバウンドが意識されやすく、NTロングに振れやすいだろう。
12月第1週(12月2日-6日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週ぶりの買い越しであり、買い越し額は5598億円(11月第4週は3460億円の売り越し)だった。なお、現物は1249億円の買い越し(同1794億円の売り越し)と3週ぶりの買い越しであり、先物は4349億円の買い越し(同1665億円の売り越し)と4週ぶりの買い越し。個人は現物と先物の合算で5604億円の売り越しで4週ぶりの売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で2582億円の売り越しとなり、2週ぶりの売り越しだった。
主要スケジュールでは、12月16日に10月機械受注、中国11月鉱工業生産指数、中国11月小売売上高、中国1-11月固定資産投資、米国12月ニューヨーク連銀製造業景気指数、米国12月製造業PMI、17日に米国11月小売売上高、米国11月鉱工業生産指数、18日に11月貿易収支、米国11月住宅着工件数、FOMC終了後に政策金利、パウエルFRB議長記者会見、19日に日銀金融政策決定会合終了後に政策金利、植田日銀総裁記者会見、イングランド銀行(BOE)政策金利、米国7-9月期実質GDP[確報値]、米国10月コンファレンス・ボード景気先行指数、20日に11月全国消費者物価指数、米国11月個人所得、米国11月個人消費支出などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
08月限 日経225 35661.68 TOPIX 2510.68
09月限 日経225 36906.92 TOPIX 2585.41
10月限 日経225 39701.93 TOPIX 2721.72
11月限 日経225 39901.35 TOPIX 2765.26
12月限 日経225 39434.85 TOPIX 2738.68
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/03 12月13日 39850 39880 39240 39470 -340
24/12 12月12日 39380 40160 39240 39830 +420
24/12 12月11日 39400 39510 39140 39410 +10
24/12 12月10日 39320 39530 39170 39400 +190
24/12 12月09日 39110 39460 38970 39210 +180
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/03 12月13日 2771.5 2774.0 2732.0 2747.5 -21.5
24/12 12月12日 2751.0 2793.5 2743.0 2769.0 +17.0
24/12 12月11日 2741.5 2753.0 2733.5 2752.0 +11.0
24/12 12月10日 2744.5 2761.5 2737.5 2741.0 +3.0
24/12 12月09日 2726.0 2749.0 2721.0 2738.0 +16.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
12月13日(03月限) 39570 +100
12月12日(03月限) 39665 -145
12月11日(12月限) 40065 +655
12月10日(12月限) 39320 -80
12月09日(12月限) 39320 +110
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
12月06日 2794億円 -717億円 1兆7107億円 -596億円
11月29日 3511億円 +65億円 1兆7704億円 -1509億円
11月22日 3445億円 +184億円 1兆9214億円 +4881億円
11月15日 3261億円 +540億円 1兆4332億円 +400億円
11月08日 2720億円 +513億円 1兆3932億円 +1980億円
11月01日 2207億円 +518億円 1兆1951億円 -812億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
12月11日 8180万株 +45万株 8億3498万株 +419万株
12月10日 8135万株 +1355万株 8億3078万株 +1382万株
12月09日 6780万株 -1225万株 8億1696万株 +6961万株
12月06日 8006万株 -691万株 7億4734万株 -289万株
12月05日 8697万株 -1763万株 7億5024万株 -3503万株
12月04日 1億0460万株 -92万株 7億8527万株 +1230万株
12月03日 1億0552万株 +336万株 7億7297万株 +0.9万株
12月02日 1億0216万株 +176万株 7億7296万株 -66万株
11月29日 1億0040万株 +175万株 7億7362万株 -3778万株
11月28日 9864万株 -98万株 8億1141万株 +717万株
11月27日 9963万株 +23万株 8億0423万株 -3364万株
11月26日 9939万株 +10万株 8億3788万株 -272万株
11月25日 9928万株 +93万株 8億4060万株 +1350万株
11月22日 9835万株 +322万株 8億2710万株 +1億0362万株
11月21日 9513万株 +93万株 7億2347万株 +8176万株
11月20日 9419万株 -0.7万株 6億4170万株 -523万株
11月19日 9420万株 -6万株 6億4693万株 +5432万株
11月18日 9426万株 +226万株 5億9261万株 +577万株
株探ニュース
2024/12/15 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―メジャーSQだが、トレンドが出やすいタイミング
今週の日経225先物は、米国市場の動向や週末の指数イベントに伴う需給要因の影響を受けつつも、ややロング優勢の相場展開となることが期待される。週末6日の米国市場では、NYダウは続落したが、S&P500、ナスダックが最高値を更新した。
朝方発表された11月の米雇用統計は非農業部門雇用者数が前月比22万7000人増となり、市場予想(20万人増)を上回った。ハリケーンと大規模ストの影響で前月に減速した反動であり、来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利下げは見送られるとの見方にはつながらなかった。また、12月のミシガン大消費者態度指数が74と4月以来の高水準となり、市場予想(73.0)を上回った。1年先の予想インフレ率は2.9%で前月の2.6%から上昇した。
今週の米国市場では11日に11月の米消費者物価指数(CPI)、12日には11月の米生産者物価指数(PPI)が発表される。CPI・PPIを見極めたうえで、利下げのコンセンサスが固まってくるとみておきたい。なお、17~18日のFOMCを控えて米当局者による発言が制限されるブラックアウト期間に入るため思惑的な動きは限られよう。
また、今週13日は12月の先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)が予定される。そのため、週半ば以降は限月交代に伴うロールオーバーが中心となり、積極的にポジションを傾けにくい需給状況になる。基本的にはスキャルピング中心のトレードを余儀なくされるだろう。
前週の日経225先物はリバウンドをみせ、11月29日終値3万8170円から12月5日には3万9770円まで上昇した。200日移動平均線からの上昇で25日線を突破し、概ね3万9000円~3万9500円処でのレンジ推移だった。3万9500円近辺では戻り待ち狙いのショートが入りやすい半面、3万9000円処では押し目待ち狙いのロングがみられた。ボリンジャーバンドの+1σが位置する3万9300円を挟んでの推移だった。
今週も基本的には3万9000円から3万9500円のレンジが意識されやすい。ただし、週足では上向きで推移する52週線を支持線としたトレンドを形成しており、上値はボリンジャーバンドの+1σが抵抗線として意識されている。バンドは収斂をみせており、煮詰まり感からトレンドが出やすいタイミングが近づいているとみられる。
そのため、3万9000円から3万9500円のレンジを基本としつつも、11月7日の戻り高値4万0170円、10月15日につけた4万0300円が射程に入る。米国の利下げ観測のほか、日銀の金融政策決定会合では利上げ予想が根強く、日米金利差の縮小によって為替市場では円高に振れやすい。このためポジションとしては、ややショートに傾いている可能性がある。節目の3万9500円を捉えてくる局面では、ショートカバーが強まりやすいとみておきたい。
6日の米VIX指数は12.77に低下した。11月20日につけた18.79を戻り高値に低下傾向を継続しており、7月以来の13.00を下回ってきた。米国では来週のFOMC通過後は、トランプ次期政権に対する期待感を背景に年末高を意識したトレンドが期待され、5月下旬につけた11.86が射程に入ってくるため、リスク選好に向かわせよう。
先週のNT倍率は先物中心限月で14.34倍に上昇した。2日に一時14.12倍まで低下し、11月12日につけた直近安値と顔合わせした後はNTショートを巻き戻す動きとなった。ナスダック指数が最高値を更新するなか、東京エレクトロン <8035> [東証P]など指数インパクトの大きい値がさハイテク株の支援材料になった。先週の上昇で25日、75日、200日線を突破してきたことで10月15日の14.70倍からの低下に対するリバランスの動きが強まる可能性がありそうだ。
11月第4週(11月25日-29日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週連続の売り越しであり、売り越し額は3460億円(11月第3週は4113億円の売り越し)だった。なお、現物は1794億円の売り越し(同3300億円の売り越し)と2週連続の売り越しであり、先物は1665億円の売り越し(同812億円の売り越し)と3週連続の売り越し。個人は現物と先物の合算で2070億円の買い越しで3週連続の買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で1421億円の買い越しとなり、3週ぶりの買い越しだった。
主要スケジュールでは、12月9日に7-9月期GDP改定値、11月景気ウォッチャー調査、中国11月消費者物価指数、中国11月生産者物価指数、10日に中国11月貿易収支、11日に10-12月期法人企業景気予測調査、11月国内企業物価、米国11月消費者物価指数、12日にECB(欧州中央銀行)政策金利、米国11月生産者物価指数、13日にメジャーSQ、日銀短観、10月鉱工業生産指数確報値、米国11月輸出入物価指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
08月限 日経225 35661.68 TOPIX 2510.68
09月限 日経225 36906.92 TOPIX 2585.41
10月限 日経225 39701.93 TOPIX 2721.72
11月限 日経225 39901.35 TOPIX 2765.26
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/12 12月06日 39430 39630 38940 39030 -360
24/12 12月05日 39360 39770 39320 39390 +120
24/12 12月04日 39200 39420 38860 39270 +120
24/12 12月03日 38440 39430 38380 39150 +680
24/12 12月02日 38090 38560 37950 38470 +300
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/12 12月06日 2741.5 2760.5 2719.0 2721.5 -18.0
24/12 12月05日 2747.5 2771.5 2735.0 2739.5 -2.0
24/12 12月04日 2748.0 2763.0 2731.0 2741.5 -6.5
24/12 12月03日 2708.5 2766.5 2706.0 2748.0 +37.5
24/12 12月02日 2673.0 2720.0 2670.0 2710.5 +31.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
12月06日(12月限) 39335 +305
12月05日(12月限) 39340 -50
12月04日(12月限) 39625 +355
12月03日(12月限) 39240 +90
12月02日(12月限) 38615 +145
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
11月29日 3511億円 +65億円 1兆7704億円 -1509億円
11月22日 3445億円 +184億円 1兆9214億円 +4881億円
11月15日 3261億円 +540億円 1兆4332億円 +400億円
11月08日 2720億円 +513億円 1兆3932億円 +1980億円
11月01日 2207億円 +518億円 1兆1951億円 -812億円
10月25日 1688億円 -85億円 1兆2764億円 -6063億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
12月04日 1億0460万株 -92万株 7億8527万株 +1230万株
12月03日 1億0552万株 +336万株 7億7297万株 +0.9万株
12月02日 1億0216万株 +176万株 7億7296万株 -66万株
11月29日 1億0040万株 +175万株 7億7362万株 -3778万株
11月28日 9864万株 -98万株 8億1141万株 +717万株
11月27日 9963万株 +23万株 8億0423万株 -3364万株
11月26日 9939万株 +10万株 8億3788万株 -272万株
11月25日 9928万株 +93万株 8億4060万株 +1350万株
11月22日 9835万株 +322万株 8億2710万株 +1億0362万株
11月21日 9513万株 +93万株 7億2347万株 +8176万株
11月20日 9419万株 -0.7万株 6億4170万株 -523万株
11月19日 9420万株 -6万株 6億4693万株 +5432万株
11月18日 9426万株 +226万株 5億9261万株 +577万株
11月15日 9199万株 +1253万株 5億8684万株 +1689万株
11月14日 7946万株 +12万株 5億6994万株 -1092万株
11月13日 7934万株 -52万株 5億8087万株 +783万株
11月12日 7987万株 +158万株 5億7348万株 +31万株
11月11日 7828万株 +237万株 5億7317万株 -83万株
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2024/12/08 17:00
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株価指数先物 【週間展望】 ―米国市場や為替市場を睨んでの展開
今週の日経225先物は、引き続き米国市場や為替市場を睨みながらの展開が見込まれる。感謝祭明け29日の米国市場は短縮取引であったが、米経済に対する楽観的な見方を背景にNYダウ、S&P500指数が最高値を更新した。また、米長期金利の低下を追い風に半導体株の一角が買われ、ナスダックは反発した。
12月の米連邦公開市場(FOMC)で利下げが見込まれる一方、29日に発表された11月の東京都区部消費者物価(CPI)が市場予想を上回ったことで、為替市場では12月の日銀金融政策決定会合での追加利上げ観測が高まった。円相場は心理的な節目の1ドル=150円を突破し、149円台で推移。日銀の植田和男総裁が米国経済の動向を見極めたいとの見解を示していることもあり、今週発表される米経済指標の結果次第で一段の円高に振れる可能性も警戒されそうだ。
なお、今週はFOMCのブラックアウト期間入りを前に、ウォラーFRB理事、パウエルFRB議長らの発言機会が予定されている。FRBが26日に公表した議事要旨に沿った発言内容であれば、円高が一服する可能性もあるため、内容次第で下値は堅くなるとみられている。
また、米国では29日は年末商戦が本格的に始まる「ブラックフライデー」であり、実店舗の販売は伸び悩んだが、EC販売は好調のようだ。なお、全米小売業協会は、11月から12月にかけての年末商戦の売り上げは前期比2.5%~3.5%増と見込んでおり、6年ぶりの低い伸び率となる。良好な消費が確認されれば、米経済にとってポジティブであり、株式市場の支援材料になる可能性はある。
もっとも、米経済の楽観的な見方は米国市場を押し上げる一方で、東京市場への効果は限られそうで、引き続きトランプ次期米大統領が目指す対中関税などの影響が警戒されやすい。特に先週はトランプ氏のSNSへの投稿が相場を大きく動かした。今後もトランプ氏のSNSへの投稿によって相場の変動率が高まる可能性があり、積極的にはポジションを傾けにくいだろう。
先週の日経225先物は、米国株高の流れを受けて週初25日に一時3万9080円と節目の3万9000円を回復した。ただし、その後はトランプ氏のSNS投稿をきっかけとした円高加速などが嫌気され、28日には3万7650円(ナイトセッションを含む)まで売られる場面もみられた。売り一巡後はリバランスにより節目の3万8000円を回復したが、週末は感謝祭による休日で海外勢のフローが限られ、3万8000円を挟んで膠着感の強い相場展開だった。
週明けの日経225先物は、29日の米国市場の上昇を受けた反発が見込まれる。3万8000円を下回る局面では押し目待ち狙いのロングが入りやすく、下値の堅さが意識されやすいだろう。一方で200日移動平均線(3万8410円)のほか、25日線(3万8710円)辺りが抵抗線になりそうだ。反応は限られるとはいえ、米国市場の先高期待が支援材料になるため、先週の調整に対するリバランスの動きが期待され、75日線(3万8160円)辺りでの攻防から、まずは200日線を狙ったロング対応へ向かわせよう。
オプション権利行使価格では3万8000円から3万8700円のレンジを想定する。レンジを割り込む局面ではボリンジャーバンドの-2σ(3万7710円)水準が支持線として機能するとの見方から、同水準に接近する局面ではその後のカバー狙いのスタンスとなろう。
また、ドル・円は200日線が位置していた152円を明確に割り込んだことで、75日線(148円40銭)辺りが目先的なターゲットになろう。円高が加速するなかではショートが入りやすいとみられるものの、3万8000円割れの水準では押し目待ちの買い意欲の強さもみられており、ショートを積み増す動きは控えたい。
29日の米VIX指数は13.51(前日は13.90)に低下した。14日につけた直近安値(13.59)を下回り、7月半ば以来の水準まで下げてきた。5月下旬につけた11.86が意識されてきており、米国では年末高を意識したリスク選好が強まろう。足もとで調整を継続しているエヌビディアは、75日線水準までの調整を経て自律反発の動きをみせた。対中関税が警戒されて調整が続いている半導体株を買い戻す動きが強まるようだと、日経平均型の支援材料となろう。
先週のNT倍率は先物中心限月で14.24倍に低下した。東京エレクトロン <8035> [東証P]など指数インパクトの大きい値がさハイテク株の弱い値動きが、日経平均型の重荷となった。円高進行を背景に輸出関連株も売られたが、リスク回避から内需系が底堅い値動きをみせるなかで相対的にTOPIX型優位だった。足もとでは200日線(14.28倍)、75日線(14.31倍)、25日線(14.34倍)が抵抗として意識されやすく、これらを突破するまではトレンド転換は期待しづらく、NTショートに振れやすい。ただし、一段と円高に振れるようだと、NTショートによるスプレッド狙いを難しくさせよう。
11月第3週(11月18日-22日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週ぶりの越しであり、売り越し額は4113億円(11月第2週は491億円の買い越し)だった。なお、現物は3300億円の売り越し(同1521億円の買い越し)と3週ぶりの売り越しであり、先物は812億円の売り越し(同1029億円の売り越し)と2週連続の売り越し。個人は現物と先物の合算で1758億円の買い越しで2週連続の買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で200億円の売り越しとなり、2週連続の売り越しだった。
主要スケジュールでは、12月2日に7-9月期法人企業景気予測調査、中国11月財新製造業PMI、米国11月ISM製造業景気指数、3日に米国10月JOLTS求人件数、4日に米国11月ADP雇用統計、米国11月ISM非製造業景気指数、米地区連銀経済報告(ベージュブック)、5日に米国10月貿易収支、6日に10月全世帯家計調査、10月景気動向指数、米国11月雇用統計などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
08月限 日経225 35661.68 TOPIX 2510.68
09月限 日経225 36906.92 TOPIX 2585.41
10月限 日経225 39701.93 TOPIX 2721.72
11月限 日経225 39901.35 TOPIX 2765.26
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/12 11月29日 38370 38440 37990 38170 -210
24/12 11月28日 38110 38490 37650 38380 +280
24/12 11月27日 38400 38530 38000 38100 -390
24/12 11月26日 38740 38880 38030 38490 -250
24/12 11月25日 38350 39080 38050 38740 +400
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/12 11月29日 2687.0 2693.0 2668.0 2679.0 -9.0
24/12 11月28日 2665.0 2692.5 2638.5 2688.0 +23.5
24/12 11月27日 2690.0 2696.5 2653.5 2664.5 -29.0
24/12 11月26日 2711.0 2723.5 2670.0 2693.5 -17.5
24/12 11月25日 2699.0 2735.5 2680.5 2711.0 +12.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
11月29日(12月限) 38300 +130
11月27日(12月限) 37810 -290
11月26日(12月限) 38330 -160
11月25日(12月限) 38795 +55
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
11月22日 3445億円 +184億円 1兆9214億円 +4881億円
11月15日 3261億円 +540億円 1兆4332億円 +400億円
11月08日 2720億円 +513億円 1兆3932億円 +1980億円
11月01日 2207億円 +518億円 1兆1951億円 -812億円
10月25日 1688億円 -85億円 1兆2764億円 -6063億円
10月18日 1774億円 +71億円 1兆8828億円 -1484億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
11月27日 9963万株 +23万株 8億0423万株 -3364万株
11月26日 9939万株 +10万株 8億3788万株 -272万株
11月25日 9928万株 +93万株 8億4060万株 +1350万株
11月22日 9835万株 +322万株 8億2710万株 +1億0362万株
11月21日 9513万株 +93万株 7億2347万株 +8176万株
11月20日 9419万株 -0.7万株 6億4170万株 -523万株
11月19日 9420万株 -6万株 6億4693万株 +5432万株
11月18日 9426万株 +226万株 5億9261万株 +577万株
11月15日 9199万株 +1253万株 5億8684万株 +1689万株
11月14日 7946万株 +12万株 5億6994万株 -1092万株
11月13日 7934万株 -52万株 5億8087万株 +783万株
11月12日 7987万株 +158万株 5億7348万株 +31万株
11月11日 7828万株 +237万株 5億7317万株 -83万株
11月08日 7591万株 +1693万株 5億7400万株 +430万株
11月07日 5898万株 -24万株 5億6970万株 +2667万株
11月06日 5922万株 -99万株 5億4302万株 -351万株
11月05日 6022万株 -438万株 5億4654万株 +2121万株
株探ニュース
2024/12/01 17:04
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株価指数先物 【週間展望】 ―自律反発想定も、米国など外部要因の影響を受けやすい需給状況
今週の日経225先物は、引き続き米国など外部要因の影響を受けやすい需給状況になりそうだ。今週の米国では28日がサンクスギビング(感謝祭)で休場となり、翌29日は短縮取引になるため、週後半にかけて商いが細るとみられる。26日には米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨が、27日には10月の個人消費支出(PCEデフレーター)が発表される。また、感謝祭の翌日がブラックフライデーとなる。
12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)では0.25%の利下げが実施されるとの見方が強いが、直近発表された米消費者物価指数(CPI)や米卸売物価指数(PPI)は市場予想を上回っており、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長は今後の政策運営について、利下げを急がないスタンスを明確に示している。PCEデフレーターなどの結果を受けた思惑的な動きが意識されやすいところである。
22日に発表された11月の米総合購買担当者景気指数(PMI)は55.3と、2年7カ月ぶりの高水準だった。景気の底堅さを示したことが材料視されて、同日の米国市場では景気敏感株や消費関連株などに買いが広がり、NYダウは3日続伸し、終値での最高値を更新した。また、トランプ次期政権が打ち出す減税や規制緩和が景気を支えるとの期待も買い意欲の強さにつながっている。
ただし、次期政権の政策については、諸外国では大幅な関税引き上げなどが警戒されており、東京市場でも指数インパクトの大きい値がさハイテク株の弱さが目立つ。また、ロシア・ウクライナ情勢は新たな局面に突入しており、地政学リスクの高まりが重荷となる。情勢を見極めたいところであり、積極的にポジションを積み上げる動きは手控えられよう。
日経225先物は、22日の取引終了後のナイトセッションで3万8580円だった。一時下落に転じて3万8050円まで売られる場面もみられたが、節目の3万8000円接近では押し目待ちのロングによって切り返し、米国市場の取引開始直後に200日移動平均線(3万8350円)を上回ると、終盤にかけて強弱感が対立していた3万8500円水準を上回っていた。
下値は75日線(3万7930円)が支持線として意識されやすいなか、200日線を上回っていることから、先週までの調整に対する自律反発の展開が期待される。週足ベースでは13週線(3万8320円)、26週線(3万8350円)が支持線として機能している。また、上向きで推移する52週線が支持線として意識されているため、先週の3万7700円処までの調整によりいったんはリバウンドに向かわせそうである。
積極的な上値追いには慎重とみられるが、いったんは200日線を支持線とした値動きにより、25日線(3万8720円)が射程に入る。ボリンジャーバンドでは-1σ(3万8210円)が支持線として意識され、まずはオプション権利行使価格の3万8250円から3万8750円のレンジを想定する。3万8000円~3万8250円のレンジでは押し目狙いのロング対応に向かわせよう。一方で、200日線水準で底堅さがみられるようだと、25日線突破から+1σ(3万9230円)とのレンジに移行するとみておきたい。
22日の米VIX指数は15.24に低下した。先週は20日に一時18.79まで上昇し、抵抗線として意識されていた25日線(17.96)、75日線(18.03)を上回る場面もみられたが、週末には大きく低下し、200日線(15.89)を下回ってきた。米国では良好な経済指標、次期政権の政策への期待感などで市場が強い動きをみせるなか、再び200日線を下回ってきたことでリスク選好へ傾こう。
先週のNT倍率は先物中心限月で14.20倍に上昇した。21日の米国市場でエヌビディアが買われたことで、指数インパクトの大きい値がさハイテク株にはリバウンドの動きがみられており、相対的に日経平均型優位の展開だった。ただし22日はエヌビディアが3%を超える下落となっており、NTロングへの転換には見極めが必要と考えられ、方向性としてはNTショートでのスプレッド狙いが有効とみておきたい。
11月第2週(11月11日-15日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週連続の買い越しであり、買い越し額は491億円(11月第1週は7661億円の買い越し)だった。なお、現物は1521億円の買い越し(同1938億円の買い越し)と2週連続の買い越しであり、先物は1029億円の売り越し(同5723億円の買い越し)と2週ぶりの売り越し。個人は現物と先物の合算で1246億円の買い越しで2週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で252億円の売り越しとなり、3週ぶりの売り越しだった。
主要スケジュールでは、25日に9月景気動向指数改定値、26日に10月企業向けサービス価格指数、米国9月S&Pケースシラー住宅価格、米国11月コンファレンスボード消費者信頼感指数、米国10月新築住宅販売件数、FOMC(11月6日~7日開催分)議事要旨、27日に1-10月中国工業企業利益、米国7-9月期GDP改定値、米国10月個人所得、米国10月個人消費支出、28日に臨時国会召集、29日に10月完全失業率、10月有効求人倍率、10月鉱工業生産、石破首相所信表明演説、ブラックフライデーなどが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
08月限 日経225 35661.68 TOPIX 2510.68
09月限 日経225 36906.92 TOPIX 2585.41
10月限 日経225 39701.93 TOPIX 2721.72
11月限 日経225 39901.35 TOPIX 2765.26
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/12 11月22日 38030 38520 37700 38340 +300
24/12 11月21日 38490 38520 37860 38040 -400
24/12 11月20日 38420 38540 37710 38440 +20
24/12 11月19日 38190 38580 38140 38420 +160
24/12 11月18日 38570 38630 37780 38260 -410
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/12 11月22日 2683.5 2711.0 2663.5 2698.5 +13.5
24/12 11月21日 2707.0 2709.0 2675.5 2685.0 -21.0
24/12 11月20日 2712.0 2721.5 2668.0 2706.0 -6.0
24/12 11月19日 2690.0 2718.0 2689.0 2712.0 +18.0
24/12 11月18日 2703.5 2708.0 2668.0 2694.0 -15.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
11月22日(12月限) 38595 +255
11月21日(12月限) 38230 +190
11月20日(12月限) 38280 -160
11月19日(12月限) 38275 -145
11月18日(12月限) 38340 +80
※前日比は大阪取引
所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
11月15日 3261億円 +540億円 1兆4332億円 +400億円
11月08日 2720億円 +513億円 1兆3932億円 +1980億円
11月01日 2207億円 +518億円 1兆1951億円 -812億円
10月25日 1688億円 -85億円 1兆2764億円 -6063億円
10月18日 1774億円 +71億円 1兆8828億円 -1484億円
10月11日 1702億円 +378億円 2兆0312億円 +1765億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
11月20日 9419万株 -0.7万株 6億4170万株 -523万株
11月19日 9420万株 -6万株 6億4693万株 +5432万株
11月18日 9426万株 +226万株 5億9261万株 +577万株
11月15日 9199万株 +1253万株 5億8684万株 +1689万株
11月14日 7946万株 +12万株 5億6994万株 -1092万株
11月13日 7934万株 -52万株 5億8087万株 +783万株
11月12日 7987万株 +158万株 5億7348万株 +31万株
11月11日 7828万株 +237万株 5億7317万株 -83万株
11月08日 7591万株 +1693万株 5億7400万株 +430万株
11月07日 5898万株 -24万株 5億6970万株 +2667万株
11月06日 5922万株 -99万株 5億4302万株 -351万株
11月05日 6022万株 -438万株 5億4654万株 +2121万株
11月01日 6461万株 +1187万株 5億2532万株 -6274万株
10月31日 5273万株 -58万株 5億8806万株 +628万株
10月30日 5332万株 -1036万株 5億8178万株 +15万株
10月29日 6368万株 +341万株 5億8163万株 -620万株
10月28日 6026万株 +545万株 5億8783万株 +1836万株
株探ニュース
2024/11/24 17:00
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株価指数先物 【週間展望】 ―米国市場との連動性が高まりやすくなる
今週の日経225先物は、決算発表がピークを通過したことで手掛かり材料に欠けるなか、米国市場との連動性が高まりやすくなりそうだ。そのうえで、トランプ次期政権に備えた動きに加えて、11月20日に発表が予定されるエヌビディアの決算に投資家の関心が集まろう。
15日の米国市場では主要な株価指数が下落した。13日発表された10月の米消費者物価指数(CPI)統計では、変動の大きい食品とエネルギーを除くコアCPIが堅調な伸びを示したほか、14日発表の米卸売物価指数(PPI)も予想通りの伸びだった。新規失業保険申請件数は予想を下回り、労働需要が健全であることが示された。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は14日の講演で、利上げを急ぐ必要はないとの見解を示している。
15日に発表された10月の米小売売上高は、前月比0.4%と市場予想(0.3%増程度)を上回ったほか前月分も上方修正した。また、11月のNY連銀製造業景況指数はプラス31.2となり、予想を大きく上回った。足もとの堅調な経済指標の結果を受けて長期金利は上昇基調を続けており、15日には一時4.50%と6月上旬以来の高水準を付けている。FRBが12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げを見送るとの観測が高まったほか、来年の利下げペースが緩やかになるとの見方から米株式市場では利益確定の売りが優勢となった。
また、トランプ次期大統領による閣僚人事の選出が物色に変化をもたらしている。対中強硬派として知られる共和党議員2人を国務長官と国家安全保障担当補佐官に選出したことで、中国からの輸入品への関税引き上げや対中規制の強化が警戒されて、半導体株には持ち高調整の売りが強まっている。さらに、大統領職と上下両院の多数派を共和党が占める「トリプルレッド」が実現することで、トランプ次期大統領が政策を推進しやすくなるとみられる。
なお、厚生長官には新型コロナウイルスのワクチンに懐疑的な立場だったロバート・ケネディ・ジュニア氏を起用すると発表。15日の米国市場ではモデルナやファイザー、アムジェン、イーライ・リリーなどの医薬品株が大幅に下げた。
市場の注目を集めるエヌビディアの決算発表だが、同社は8日からNYダウの構成銘柄に採用されている。そのため、その株価は他半導体株だけではなくNYダウにも影響を与えることで、東京市場におけるインパクトは大きくなりそうだ。
日経225先物は15日の取引終了後のナイトセッションで米株安の影響を受け、一時3万7780円と節目の3万8000円を割り込む場面もみられた。これにより支持線として意識されていた200日移動平均線(3万8280円)を割り込み、一気に75日線(3万7800円)水準まで下落した。ボリンジャーバンドの-2σ(3万7800円)まで下げてきたことで、いったんは売られ過ぎが意識されやすいと考えられる。
ただし、-2σを下回ってくる局面では、10月28日に付けた直近安値の3万7650円のほか、この水準を下回ると-3σ(3万7240円)辺りと、下へのバイアスが強まる可能性がある。一方で、売られ過ぎからリバウンドをみせてくるようだと、200日線のほか25日線の3万8910円が意識されてこよう。まずは、リバウンドからオプション権利行使価格の3万8000円から3万8500円のレンジを想定。エヌビディアの決算を受けて荒い値動きになる局面では3万7000円から3万9000円と広めのレンジをみておきたい。
15日の米VIX指数は16.14(前日は14.31)に上昇した。前日に一時13.59まで下げる場面もみられており、いったんはリバウンドが入りやすいところであろう。引き続き不安心理が高まった状態を示す20.00を下回っている状況であり、リスク選好の流れにある。ただし、200日線(15.84)を上回ってきたことで、やや市場心理を神経質にさせる可能性はありそうだ。
先週のNT倍率は先物中心限月で14.27倍に低下した。足もとで低下傾向が続くなか、支持線として意識されていた75日・200日線を下回ってきた。両線が位置する14.28倍辺りが抵抗線として機能してくると、NTショートに振れやすくなりそうだ。一方で、いったんは反転が意識されやすいとみられ、エヌビディアの決算で物色に変化がみられるかが注目される。
11月第1週(11月5日-8日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週ぶりの買い越しであり、買い越し額は7661億円(10月第5週は3372億円の売り越し)だった。なお、現物は1938億円の買い越し(同1885億円の売り越し)と4週ぶりの買い越しであり、先物は5723億円の買い越し(同1487億円の売り越し)と2週ぶりの買い越し。個人は現物と先物の合算で8713億円の売り越しで2週ぶりの売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で403億円の買い越しとなり、2週連続の買い越しだった。
主要スケジュールでは、11月18日に9月機械受注、G20サミット(~19日)、19日に米国10月住宅着工件数、20日に10月貿易統計、中国11月最優遇貸出金利、エヌビディア決算、21日に米国11月フィラデルフィア連銀景況指数、米国10月コンファレンス・ボード景気先行指数、米国10月中古住宅販売件数、22日に10月全国消費者物価指数、米国11月製造業PMI、米国11月サービス業PMIなどが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
08月限 日経225 35661.68 TOPIX 2510.68
09月限 日経225 36906.92 TOPIX 2585.41
10月限 日経225 39701.93 TOPIX 2721.72
11月限 日経225 39901.35 TOPIX 2765.26
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/12 11月15日 38660 39130 38600 38670 +90
24/12 11月14日 38720 39110 38490 38580 -70
24/12 11月13日 39500 39540 38610 38650 -760
24/12 11月12日 39610 39880 39140 39410 -140
24/12 11月11日 39540 39620 38960 39550 +50
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/12 11月15日 2709.0 2736.5 2705.5 2709.5 +6.5
24/12 11月14日 2707.0 2738.0 2696.0 2703.0 -2.0
24/12 11月13日 2745.0 2749.0 2701.0 2705.0 -38.5
24/12 11月12日 2743.0 2772.5 2733.0 2743.5 +2.5
24/12 11月11日 2746.0 2755.5 2708.0 2741.0 -4.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
11月15日(12月限) 38015 -655
11月14日(12月限) 38970 +390
11月13日(12月限) 38970 +320
11月12日(12月限) 39260 -150
11月11日(12月限) 39635 +85
※前日比は大阪取引
所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
11月08日 2720億円 +513億円 1兆3932億円 +1980億円
11月01日 2207億円 +518億円 1兆1951億円 -812億円
10月25日 1688億円 -85億円 1兆2764億円 -6063億円
10月18日 1774億円 +71億円 1兆8828億円 -1484億円
10月11日 1702億円 +378億円 2兆0312億円 +1765億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
11月13日 7934万株 -52万株 5億8087万株 +783万株
11月12日 7987万株 +158万株 5億7348万株 +31万株
11月11日 7828万株 +237万株 5億7317万株 -83万株
11月08日 7591万株 +1693万株 5億7400万株 +430万株
11月07日 5898万株 -24万株 5億6970万株 +2667万株
11月06日 5922万株 -99万株 5億4302万株 -351万株
11月05日 6022万株 -438万株 5億4654万株 +2121万株
11月01日 6461万株 +1187万株 5億2532万株 -6274万株
10月31日 5273万株 -58万株 5億8806万株 +628万株
10月30日 5332万株 -1036万株 5億8178万株 +15万株
10月29日 6368万株 +341万株 5億8163万株 -620万株
10月28日 6026万株 +545万株 5億8783万株 +1836万株
10月25日 5481万株 -101万株 5億6947万株 -5957万株
10月24日 5582万株 0株 6億2904万株 -1億3454万株
10月23日 5582万株 +2万株 7億6358万株 -5106万株
10月22日 5580万株 0株 8億1465万株 -272万株
10月21日 5580万株 0株 8億1738万株 -788万株
株探ニュース
2024/11/17 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―トランプ政権の政策を睨んでの相場展開
今週の日経225先物は、トランプ氏の米大統領選勝利を受け、同氏が公約に掲げた減税や規制緩和、関税強化などを睨みながらの展開となろう。8日の米国市場ではトランプ次期政権の経済対策への期待から買いが継続し、NYダウ、 S&P500株価指数、ナスダックの主要な株価指数が最高値を更新。11月のミシガン大消費者信頼感指数は市場予想を上回り、7カ月ぶりの高水準だった。前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では予想通り0.25%の利下げを決定し、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が会見で、今後の利下げについて含みを持たせたことも投資家心理を明るくさせていた。
ただし、半導体SOX指数は下落した。S&P500指数、ナスダック指数は上昇したが、テスラの影響が大きい。同社は8日に8%を超す上昇となり、時価総額が1兆ドルに乗せていた。イーロン・マスクCEO(最高経営責任者)がトランプ氏勝利の立役者として優遇されるとの思惑が高まっていた。一方で、エヌビディア、アドバンスト・マイクロデバイセズ、マイクロン・テクノロジーなど半導体株の一角は売られた。
トランプ氏は中国製品に最大60%の関税を課すと示唆しており、中国は報復措置を講じる可能性がある。トランプ・ラリーの一方で、同氏の政策についてマイナス面の影響も市場は徐々に織り込むことになりそうだ。
先週の日経225先物は6日の1040円高で10月31日の戻り高値3万9720円を一気に突破し、7日には一時4万0170円(ナイトセッションを含む)まで買われ、大台の4万円を回復する場面もみられた。これにより、ボリンジャーバンドの+2σ(4万0010円)水準まで上昇したことで過熱感が警戒される一方、10月15日の戻り高値4万0300円が射程に入った。しかし、トランプ次期政権による関税強化を警戒し、指数インパクトの大きい値がさハイテク株の一角が売られており、8日の取引終了後のナイトセッションでは一時3万8960円と節目の3万9000円を割り込む場面もみられた。
また、国内では11日に特別国会が招集され、石破茂首相が衆院本会議での首相指名選挙で第103代首相に選出される見通しである。首相指名選挙は与党の過半数割れで石破氏と立憲民主党の野田佳彦代表による決選投票となる可能性が高い。波乱はないとみられるものの、週初は様子見ムードが高まりやすい。
日経225先物はナイトセッションでの調整で25日移動平均線(3万8980円)水準まで下げており、同線が支持線として機能するかが注目される。同線を明確に割り込んでくると、前週の上昇分を埋めてくる展開が警戒されやすく、ショートを誘う流れになりそうだ。また、支持線として機能したとしても、11月のSQ値が3万9901.35円であり、日経平均株価がこれを捉えることができないと、節目の4万円に接近する局面では戻り待ち狙いのショートが入りやすいだろう。
そのため、オプション権利行使価格の3万8000円から4万円と広めのレンジを想定しておきたい。25日線を下回る局面では、200日線が位置する3万7770円処が意識されてくる可能性はある。一方で、SQ値をクリアしてくると10月高値の4万0300円が改めてターゲットになりそうだ。
また、トランプ政権による中国への関税強化が警戒されるなか、いったんは中国の景気対策を手掛かりに日本から中国へシフトした資金が、再び日本に環流してくる可能性もあるだろう。そのため、下値の堅さは意識されやすく、25日線を下回ったとしても、ボリンジャーバンドの-1σが位置する3万8460円辺りでの押し目狙いに向かわせそうである。
そのほか、ピークを迎えている決算発表については、今週も1400社超が予定されているが、14日でピークは通過する。これまで米大統領選とFOMCの2大イベントを控えていたこともあり、先回り的な動きは限られていた。先週末は日産自動車 <7201> [東証P]が大幅な下方修正が嫌気されたが、売り一巡後は下落幅を縮めていた。決算発表がピークを通過し、機関投資家が動きやすくなるため、押し目狙いのロングの動きもみられそうだ。
8日の米VIX指数は14.94(前日は15.20)に低下した。先週は5日に22.00水準から一気に25日線(5日:20.16)近辺まで低下し、6日には一気に同線を割り込み、200日線(6日:15.79)を下回る場面もみられた。不安心理が高まった状態を示す20.00を明確に下回ったことでリスク選好の流れが強まった。8日は一時14.66まで下げており、8月19日に付けた14.46に接近している。同水準を下回ってくると、一段とリスク選好が強まりやすい。一方で200日線を上回ってくると、トランプ・ラリーの一巡が意識されてくるとみておきたい。
先週のNT倍率は先物中心限月で14.38倍に上昇した。前週末の14.41倍から6日には14.59倍に上昇する場面もみられ、抵抗線として意識されていた25日線(6日:14.47倍)を突破した。ただし、トランプ関税への警戒から半導体株の一角が売られるなか、7日には14.30倍まで大きく下げており、200日線(7日:14.28倍)、75日線(同:14.26倍)に接近する場面もあった。ハイテク株睨みとなるなか、200日線辺りまでの低下もありそうだ。
10月第5週(10月28日-11月1日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週ぶりの売り越しであり、売り越し額は3372億円(10月第4週は1293億円の買い越し)だった。なお、現物は1885億円の売り越し(同206億円の売り越し)と3週連続の売り越しであり、先物は1487億円の売り越し(同1500億円の買い越し)と2週ぶりの売り越し。個人は現物と先物の合算で329億円の買い越しで2週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で1495億円の買い越しとなり、5週ぶりの買い越しだった。
主要スケジュールでは、11月11日に日銀金融政策決定会合の主な意見(10月30~31日分)、10月景気ウォッチャー調査、首相指名選挙、中国「独身の日」、国連気候変動枠組み条約第29回締約国会議(COP29、~22日)、13日に10月国内企業物価、エヌビディアAIサミットジャパン、米国10月消費者物価指数、14日に米国10月生産者物価指数、パウエルFRB議長がダラス連銀主催のイベントで討議に参加、15日に7-9月期GDP、APEC首脳会議(~16日)、中国1-10月固定資産投資、中国10月鉱工業生産指数、中国10月小売売上高、米国10月小売売上高、米国10月鉱工業生産指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
08月限 日経225 35661.68 TOPIX 2510.68
09月限 日経225 36906.92 TOPIX 2585.41
10月限 日経225 39701.93 TOPIX 2721.72
11月限 日経225 39901.35 TOPIX 2765.26
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/12 11月08日 39170 39940 39160 39500 +260
24/12 11月07日 39790 40170 39030 39240 -460
24/12 11月06日 38640 39850 38540 39700 +1040
24/12 11月05日 38060 38790 38010 38660 +540
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/12 11月08日 2733.0 2774.5 2733.0 2745.0 +8.0
24/12 11月07日 2734.0 2767.0 2717.0 2737.0 +11.0
24/12 11月06日 2671.5 2748.5 2667.5 2726.0 +52.5
24/12 11月05日 2642.0 2690.5 2639.0 2673.5 +28.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
11月08日(12月限) 39135 -365
11月07日(12月限) 39690 +450
11月06日(12月限) 40035 +335
11月05日(12月限) 38970 +310
11月04日(12月限) 38375 +255
※前日比は大阪取引
所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
11月01日 2207億円 +518億円 1兆1951億円 -812億円
10月25日 1688億円 -85億円 1兆2764億円 -6063億円
10月18日 1774億円 +71億円 1兆8828億円 -1484億円
10月11日 1702億円 +378億円 2兆0312億円 +1765億円
10月04日 1323億円 -263億円 1兆8546億円 -1335億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
11月06日 5922万株 -99万株 5億4302万株 -351万株
11月05日 6022万株 -438万株 5億4654万株 +2121万株
11月01日 6461万株 +1187万株 5億2532万株 -6274万株
10月31日 5273万株 -58万株 5億8806万株 +628万株
10月30日 5332万株 -1036万株 5億8178万株 +15万株
10月29日 6368万株 +341万株 5億8163万株 -620万株
10月28日 6026万株 +545万株 5億8783万株 +1836万株
10月25日 5481万株 -101万株 5億6947万株 -5957万株
10月24日 5582万株 0株 6億2904万株 -1億3454万株
10月23日 5582万株 +2万株 7億6358万株 -5106万株
10月22日 5580万株 0株 8億1465万株 -272万株
10月21日 5580万株 0株 8億1738万株 -788万株
10月18日 5580万株 0株 8億2526万株 -518万株
10月17日 5580万株 0株 8億3044万株 -5894万株
10月16日 5580万株 -38万株 8億8939万株 -485万株
10月15日 5619万株 +290万株 8億9424万株 +652万株
株探ニュース
2024/11/10 17:01
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―米2大イベント通過後はロング対応
今週の日経225先物は、5日の米国大統領選挙と直後の6~7日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)の2大イベントと、ピークを迎える決算発表の影響を大きく受けるため、トレンドの出やすい週になりそうだ。米大統領選ではトランプ前大統領とハリス副大統領による接戦が続いているが、同時に行われる連邦議会の上下両院選も注目される。どのような結果になろうともボラティリティが高まりやすく、初動は大きくなろう。
FOMCについては0.25%の利下げがコンセンサスとなる。1日発表の10月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数が前月比1万2000人増と予想(10万人増)を大きく下回ったほか、10月の米ISM製造業景況感指数が46.5に低下し、予想(47.6程度)を下回った。雇用統計の伸び鈍化にはストライキやハリケーンなどの要因も影響した。これら指標の結果を受けて米景気の減速が意識され、米連邦準備理事会(FRB)が利下げを続けるとの見方が強まった。
相次ぐ大型テック株の決算発表では、1日にアップルが2024年10-12月期の見通しが慎重と受け止められて下落した一方で、アマゾン・ドット・コムは7-9月期決算が予想を上回ったとして6%を超す上昇となり、他のハイテク株に買いが波及した。前日に急落したマイクロソフトは小幅に反発した。
また、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスは1日、8日からダウ工業株30種平均(NYダウ)にエヌビディアを組み入れ、インテルを除外すると発表した。AI(人工知能)ブームを象徴するエヌビディアの組み入れにより、最高値圏で推移するNYダウの先高期待が強まりやすいだろう。なお、塗料大手のシャーウィン・ウィリアムズもダウに代わって採用される。
日経225先物は前週末に一時3万7940円と、節目の3万8000円を下回る場面がみられた。200日移動平均線(1日時点3万8090円)を割り込み、75日線(同:3万7830円)に接近する形となり、週前半の上昇分を帳消しにした。ただし、ナイトセッションでは強いリバウンドをみせており、一時3万8790円まで買われた。200日線を支持線とした切り返しにより、25日線(3万8800円)を捉えてきた。
米国市場の動向次第となるが、25日線突破から10月15日に付けた高値4万0300円とボリンジャーバンドの+3σ(4万0480円)が射程に入る。一方で、下へのバイアスが強まる局面では、75日線割れから-3σの3万7120円が意識されるだろう。そのため、オプション権利行使価格の3万7000円から4万0500円と広めのレンジを想定する。
また、米大統領選挙の結果を受けて下へのバイアスが強まったとしても、その後は経済政策への期待感が高まりやすい。新政権発足からの100日間はハネムーン期間とされ、報道機関や議会が厳しい批判を控えることでネガティブな材料も出にくい。年末高に向けて期待が高まりやすく、押し目狙いのロングで対応したい。
なお、東証は5日から現物市場の取引時間を午後3時半まで30分延長し、先物市場では日中立会は午後3時45分まで30分延長される。先物のナイトセッションは午後5時から翌朝6時までとなる。機関投資家によるアルゴリズム取引などのプログラム売買の頻度が高まりやすくなる点には注意が必要である。
1日の米VIX指数は21.88(前日は23.16)に低下した。先週は不安心理の高まりを示す20.00を挟んで推移し、マイクロソフトの下落をきっかけとしたハイテク株安もあり、31日には一時23.42まで上昇する場面もみられた。25日線(19.90)、75日線(18.79)が支持線として意識され、ボトム圏での推移であるが、米大統領選やFOMCの結果後にリバウンドを強める場面がありそうだ。反対に支持線を割り込む場面があれば、一気にリスク選好に向かわせよう。
先週のNT倍率は先物中心限月で14.41倍に低下した。25日線(14.46倍)を割り込み、一時14.36倍まで下げる場面もみられたが、米ハイテク株安の影響により相対的にTOPIX型優位の展開だった。1日の米国市場でハイテク株が買われたことで、リバランスの動きが入りやすいだろう。決算発表がピークを迎えるなか、決算の影響を受ける可能性があるが、先高観が強まる局面では日経平均型優位の展開が意識されそうだ。
10月第4週(10月21日-25日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週ぶりの買い越しであり、買い越し額は1293億円(10月第3週は4159億円の売り越し)だった。なお、現物は206億円の売り越し(同579億円の売り越し)と2週連続の売り越しであり、先物は1500億円の買い越し(同3580億円の売り越し)と2週ぶりの買い越し。個人は現物と先物の合算で436億円の売り越しで2週ぶりの売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で820億円の売り越しとなり、4週連続の売り越しだった。
主要スケジュールでは、11月4日に米国9月製造業新規受注、中国全国人民代表大会(全人代)常務委員会(~8日)、5日に東証が取引時間を延長、米大統領選挙、米国9月貿易収支、6日に日銀金融政策決定会合議事要旨(9月19・20日開催分)、7日に中国10月貿易収支、イングランド銀行(BOE)政策金利、FOMC終了後に政策金利、パウエルFRB議長記者会見、8日にオプションSQ、9月全世帯家計調査、9月景気動向指数、米国11月ミシガン大学消費者信頼感指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
08月限 日経225 35661.68 TOPIX 2510.68
09月限 日経225 36906.92 TOPIX 2585.41
10月限 日経225 39701.93 TOPIX 2721.72
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/12 11月01日 38820 38940 37940 38120 -940
24/12 10月31日 39550 39720 38840 39060 -430
24/12 10月30日 39090 39490 38890 39490 +520
24/12 10月29日 38710 38970 38270 38970 +300
24/12 10月28日 37960 38770 37550 38670 +660
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/12 11月01日 2684.0 2692.5 2639.0 2645.0 -49.5
24/12 10月31日 2717.5 2723.0 2681.5 2694.5 -20.5
24/12 10月30日 2692.5 2718.5 2687.0 2715.0 +26.5
24/12 10月29日 2667.0 2688.5 2641.0 2688.5 +26.5
24/12 10月28日 2621.5 2667.0 2602.0 2662.0 +35.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
11月01日(12月限) 38575 +455
10月31日(12月限) 38350 -710
10月30日(12月限) 39295 -195
10月29日(12月限) 39170 +200
10月28日(12月限) 38605 -65
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
10月25日 1688億円 -85億円 1兆2764億円 -6063億円
10月18日 1774億円 +71億円 1兆8828億円 -1484億円
10月11日 1702億円 +378億円 2兆0312億円 +1765億円
10月04日 1323億円 -263億円 1兆8546億円 -1335億円
09月27日 1587億円 +13億円 1兆9881億円 +1715億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
10月30日 5332万株 -1036万株 5億8178万株 +15万株
10月29日 6368万株 +341万株 5億8163万株 -620万株
10月28日 6026万株 +545万株 5億8783万株 +1836万株
10月25日 5481万株 -101万株 5億6947万株 -5957万株
10月24日 5582万株 0株 6億2904万株 -1億3454万株
10月23日 5582万株 +2万株 7億6358万株 -5106万株
10月22日 5580万株 0株 8億1465万株 -272万株
10月21日 5580万株 0株 8億1738万株 -788万株
10月18日 5580万株 0株 8億2526万株 -518万株
10月17日 5580万株 0株 8億3044万株 -5894万株
10月16日 5580万株 -38万株 8億8939万株 -485万株
10月15日 5619万株 +290万株 8億9424万株 +652万株
10月11日 5329万株 +370万株 8億8771万株 +2708万株
10月10日 4959万株 0株 8億6063万株 +170万株
10月09日 4959万株 0株 8億5893万株 +726万株
10月08日 4959万株 0株 8億5166万株 -931万株
10月07日 4959万株 +1117万株 8億6097万株 +4086万株
株探ニュース
2024/11/04 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―政治リスク不安も、ハイテク決算でロングタイミングを図る
今週の日経225先物は、衆議院議員選挙の結果が週明けの動向を大きく左右することになる。先週は与党過半数はギリギリの情勢との報道を受けて、政治リスクの織り込みが一段と強まり、24日には一時3万7640円まで売られる場面がみられた。
日経225先物は石破政権に対する期待から15日に4万0300円まで買われ、自民総裁選の結果を受けた急落分を解消するリバウンドをみせたが、10月半ば以降の調整によってリバウンド分を帳消しにしている。水準としては75日・200日移動平均線が位置する3万8000円処での攻防をみせており、同水準が支持線として意識されている。ただし、与党過半数割れとなった場合には、政治リスクを警戒する海外投資家によるショートの強まりが想定される。
一方、与党が過半数を維持した場合には、改めて石破政権への政策期待が高まることで、アク抜けによるリバウンドが意識されてくる可能性がある。もっとも、翌週には接戦が続く米大統領選挙の投票日を控えている。米国ではヘッジファンドなどの一部が、トランプ前大統領の勝利を想定したポジションを積み上げているようだ。また、決算発表が本格化するなかで、積極的にはポジションを傾けにくい需給状況が続くだろう。
米大統領選でトランプ氏優位の報道が目立つようだと、ややショートが意識されやすいとみられる。企業決算については、現在のところ日米ともに好印象である。国内ではディスコ <6146> [東証P]のほか、前週はニデック <6594> [東証P]の市場予想を上回る決算を評価したリバウンドの動きが、センチメントを支えた感がある。足もとで不安定な値動きが続くハイテク株だが、決算後のアク抜けが意識されてくると、押し目待ち狙いのロングも入りやすくなりそうだ。
日経225先物はボリンジャーバンドの-1σ(3万7980円)辺りでの攻防となった。10月半ば以降はバンドが収斂しており、トレンドが出やすいタイミングである。下へのバイアスが強まるようだと、-2σの3万7290円、‐3σの3万6600円辺りが意識されてくる。一方で、リバウンドが強まると中心値(25日)の3万8670円のほか、+1σの3万9350円がターゲットになるだろう。
25日の米国市場ではNYダウが5日続落し、週間では7週ぶりに下落した。10月の米ミシガン大学消費者態度指数(確報値)が70.5と9月の70.1から上昇したほか、市場予想(69程度)を上回った。米経済の底堅さが改めて意識されたほか、良好な決算が続くハイテク企業へ買いが入り、ナスダック指数は上昇した。前日に決算評価から20%を超える上昇となったテスラ は25日も続伸し、9月30日に付けた戻り高値を上回った。
今週の米国ではアドバンスト・マイクロ・デバイセズ、アルファベット、マイクロソフト、アップル、アマゾン・ドット・コムなど、大型テックや半導体株の決算発表が相次ぐ。良好な決算が続くようだと、指数インパクトの大きい値がさハイテク株の支援材料になりそうだ。
なお、国内では30日にアドバンテスト <6857> [東証P]の決算が予定されている。東京エレクトロン <8035> [東証P]など他の半導体株と比べて強いトレンドを継続していることもあり、予想を上回る決算となれば、センチメントを明るくさせそうだ。その場合、衆議院選挙の結果を受けて波乱の展開から下へのバイアスが強まったとしても、押し目狙いのタイミングを探ることになろう。
25日の米VIX指数は、20.33(前日は19.08)に上昇した。先週は22日に一時18.05まで低下する場面もみられ、不安心理の高まりを示す20.00を下回っての推移が目立った。25日線(18.88)を挟んでの推移となったが、75日線(18.38)が支持線として意識される形だった。ボトム圏での推移であるが、米大統領選を控えてリバウンドを強める場面もありそうだ。
先週のNT倍率は、先物中心限月で14.47倍に低下した。22日に14.59倍を付ける場面もみられたが、政治リスクの織り込みが進むなか、相対的に日経平均型の弱さが目立った。ただし、25日線が支持線として意識されており、週半ば以降は同線に沿った形で下値を切り上げている。選挙結果による波乱も予想されるが、米国の大型テックや半導体関連の決算が相次ぐなか、NTロングに振れやすくなる可能性はあろう。
10月第3週(10月15日-18日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週ぶりの売り越しであり、売り越し額は4159億円(10月第2週は4081億円の買い越し)だった。なお、現物は579億円の売り越し(同2473億円の買い越し)と3週ぶりの売り越しであり、先物は3580億円の売り越し(同1607億円の買い越し)と2週ぶりの売り越し。個人は現物と先物の合算で1824億円の買い越しで2週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で599億円の売り越しとなり、3週連続の売り越しだった。
主要スケジュールでは、29日に9月完全失業率、9月有効求人倍率、米国8月S&Pケースシラー住宅価格、米国10月コンファレンスボード消費者信頼感指数、米国9月JOLTS求人件数、30日に米国10月ADP雇用者数、米国7-9月期GDP、31日に日銀金融政策決定会合終了後に政策金利、9月鉱工業生産、植田和男日銀総裁が記者会見、中国10月製造業PMI、米国9月個人消費支出、米国9月個人所得、11月1日に中国10月財新製造業PMI、米国10月雇用統計、米国10月ISM製造業景気指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
08月限 日経225 35661.68 TOPIX 2510.68
09月限 日経225 36906.92 TOPIX 2585.41
10月限 日経225 39701.93 TOPIX 2721.72
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/12 10月25日 38230 38300 37730 38010 -150
24/12 10月24日 38170 38360 37640 38160 +90
24/12 10月23日 38530 38600 37990 38070 -360
24/12 10月22日 39090 39220 38200 38430 -590
24/12 10月21日 39110 39280 38790 39020 +10
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/12 10月25日 2638.0 2643.5 2606.5 2626.5 -8.0
24/12 10月24日 2643.0 2646.5 2606.0 2634.5 -2.0
24/12 10月23日 2658.5 2664.5 2632.5 2636.5 -16.5
24/12 10月22日 2685.5 2694.5 2636.5 2653.0 -29.5
24/12 10月21日 2696.5 2711.0 2672.5 2682.5 -7.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
10月25日(12月限) 38095 +85
10月24日(12月限) 38090 -70
10月23日(12月限) 37850 -220
10月22日(12月限) 38390 -40
10月21日(12月限) 39025 +5
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
10月18日 1774億円 +71億円 1兆8828億円 -1484億円
10月11日 1702億円 +378億円 2兆0312億円 +1765億円
10月04日 1323億円 -263億円 1兆8546億円 -1335億円
09月27日 1587億円 +13億円 1兆9881億円 +1715億円
09月20日 1573億円 -116億円 1兆8166億円 +3909億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
10月23日 5582万株 +2万株 7億6358万株 -5106万株
10月22日 5580万株 0株 8億1465万株 -272万株
10月21日 5580万株 0株 8億1738万株 -788万株
10月18日 5580万株 0株 8億2526万株 -518万株
10月17日 5580万株 0株 8億3044万株 -5894万株
10月16日 5580万株 -38万株 8億8939万株 -485万株
10月15日 5619万株 +290万株 8億9424万株 +652万株
10月11日 5329万株 +370万株 8億8771万株 +2708万株
10月10日 4959万株 0株 8億6063万株 +170万株
10月09日 4959万株 0株 8億5893万株 +726万株
10月08日 4959万株 0株 8億5166万株 -931万株
10月07日 4959万株 +1117万株 8億6097万株 +4086万株
10月04日 3841万株 -484万株 8億2011万株 +141万株
10月03日 4325万株 -195万株 8億1870万株 +835万株
10月02日 4521万株 +11万株 8億1034万株 -384万株
10月01日 4510万株 -43万株 8億1419万株 +1250万株
09月30日 4553万株 +136万株 8億0168万株 -3972万株
株探ニュース
2024/10/27 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―主要企業の決算の影響を受けやすい相場展開
今週の日経225先物は、発表が本格化する企業決算の影響を受けやすい相場展開になりそうだ。先週の米国では、ゴールドマン・サックス・グループやモルガン・スタンレーなど金融企業の良好な決算が相次ぎ、NYダウを押し上げる一方で、ユナイテッドヘルス・グループの慎重な見通しがNYダウを押し下げる場面もみられた。
さらに、オランダのASMLホールディングは2025年12月期の見通しを引き下げたことが嫌気されて急落し、他の半導体株に売りが広がった。その後、台湾積体電路製造(TSMC)の予想を上回る決算を受け、ASMLショックは和らぐ形となった。
18日の米国市場では、ネットフリックスが、前日の取引終了後に発表した7-9月期決算が予想を上回り大幅高となった。ハイテク株への投資家心理が上向くなかで、アマゾン・ドット・コムなど大型テック株の一角が買われた。主力企業の決算発表が本格的に始まったが、好調なスタートを切った形である。
国内ではディスコ <6146> [東証P]の決算に関心が集まっていたが、生成AI(人工知能)向けに高性能半導体の需要が増加し、ダイシングソーなどの出荷が好調であり、10-12月期見通しは予想を上回った。この結果を受けて18日は7%超上昇しており、今週もリバウンド基調が続くようだと、本格化するハイテク企業などの決算に対してアク抜けも意識されてこよう。
先週の日経225先物は15日に4万0300円をつけ4万円の大台を回復したが、翌日は3万8830円まで売られる荒い値動きとなった。ただし、その後は3万8790円まで下げる場面もみられたが、概ね3万9000円辺りでの底堅さが意識されていた。一方で、16日の下落局面ではボリンジャーバンドの+1σと+2σによるレンジを割り込んでおり、+1σ(3万9480円)が抵抗線として意識されてくる。
そのため、オプション権利行使価格の3万9000円を中心とした上下の権利行使価格3万8750円から3万9375円のレンジを想定する。今週はニデック <6594> [東証P]やキヤノン <7751> [東証P]、信越化学工業 <4063> [東証P]、ファナック <6954> [東証P]など主要企業の決算発表が予定されている。決算を受けた短期的な売買に振らされやすい面はあるが、3万9000円処では押し目狙いのロング対応となろう。
一方で、日米ともに良好な決算が相次ぐようだと、+1σを捉えてくる可能性がある。突破を狙ったロングの動きは限られようが、ショートカバーを誘う形に向かう展開も意識しておきたい。衆院選を控えるなかでロングは積み上がっておらず、反対に政権交代を警戒したショートが若干ながら積み上がっていると考えられる。
なお、18日の米VIX指数は18.03(前日は19.11)に低下した。先週は緩やかな低下傾向を維持しており、週末には支持線として意識されていた75日移動平均線(17.95)と25日線(14.49)を下回ってきた。不安心理が高まった状態とされる20.00を下回り、支持線水準を割り込んできたことで、リスク選好に向かわせよう。
10月第2週(10月7日-11日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では8週ぶりの買い越しであり、買い越し額は4081億円(10月第1週は2080億円の売り越し)だった。なお、現物は2473億円の買い越し(同3955億円の売り越し)と2週連続の買い越しであり、先物は1607億円の買い越し(同6036億円の売り越し)と4週ぶりの買い越し。個人は現物と先物の合算で1856億円の売り越しで2週ぶりの売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で1548億円の売り越しとなり、2週連続の売り越しだった。
主要スケジュールでは、21日に中国10月最優遇貸出金利、米国9月コンファレンス・ボード景気先行指数、22日にIMF世界経済見通し、23日にG20財務相・中央銀行総裁会議(~24日)、米国9月中古住宅販売件数、24日に米国10月製造業PMI、米国9月新築住宅販売件数、25日に10月東京都区部消費者物価指数、8月景気動向指数改定値、米国9月耐久財受注などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
08月限 日経225 35661.68 TOPIX 2510.68
09月限 日経225 36906.92 TOPIX 2585.41
10月限 日経225 39701.93 TOPIX 2721.72
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/12 10月18日 39180 39440 38930 39010 -90
24/12 10月17日 39130 39520 38790 39100 -90
24/12 10月16日 39820 39930 38830 39190 -720
24/12 10月15日 39500 40300 39410 39910 +300
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/12 10月18日 2699.0 2716.0 2685.5 2690.0 -5.0
24/12 10月17日 2686.5 2711.5 2682.0 2695.0 +4.5
24/12 10月16日 2717.5 2723.0 2679.0 2690.5 -31.5
24/12 10月15日 2701.5 2750.0 2698.5 2722.0 +14.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
10月18日(12月限) 39170 +160
10月17日(12月限) 39205 +105
10月16日(12月限) 39450 +260
10月15日(12月限) 38955 -955
10月14日(12月限) 40095 +485
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
10月11日 1702億円 +378億円 2兆0312億円 +1765億円
10月04日 1323億円 -263億円 1兆8546億円 -1335億円
09月27日 1587億円 +13億円 1兆9881億円 +1715億円
09月20日 1573億円 -116億円 1兆8166億円 +3909億円
09月13日 1690億円 -2543億円 1兆4256億円 +3072億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
10月16日 5580万株 -38万株 8億8939万株 -485万株
10月15日 5619万株 +290万株 8億9424万株 +652万株
10月11日 5329万株 +370万株 8億8771万株 +2708万株
10月10日 4959万株 0株 8億6063万株 +170万株
10月09日 4959万株 0株 8億5893万株 +726万株
10月08日 4959万株 0株 8億5166万株 -931万株
10月07日 4959万株 +1117万株 8億6097万株 +4086万株
10月04日 3841万株 -484万株 8億2011万株 +141万株
10月03日 4325万株 -195万株 8億1870万株 +835万株
10月02日 4521万株 +11万株 8億1034万株 -384万株
10月01日 4510万株 -43万株 8億1419万株 +1250万株
09月30日 4553万株 +136万株 8億0168万株 -3972万株
09月27日 4416万株 +179万株 8億4140万株 +1億1810万株
09月26日 4236万株 -78万株 7億2330万株 +9635万株
09月25日 4315万株 +559万株 6億2695万株 -5558万株
09月24日 3756万株 -187万株 6億8253万株 -1057万株
株探ニュース
2024/10/20 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―米金融決算に注目
今週の日経225先物は、米国の主力企業の決算を睨んでの相場展開になりそうである。11日の米国市場では、JPモルガン・チェースが発表した7-9月期決算は売上高に相当する純営業収益と一株利益が予想を上回り、4.4%超の上昇となった。ウェルズ・ファーゴも予想を上回る決算が評価されており、今週決算発表を控えるゴールドマン・サックス・グループなど金融株全般に買いが波及した。
また、9月の米卸売物価指数(PPI)は前月比横ばいとなり、市場予想(0.1%増程度)を下回ったほか、変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアPPIは前月比0.2%上昇と予想に一致した。前日の米消費者物価指数(CPI)では金利据え置きの可能性も意識されていたが、11月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の利下げをするとの見方を支えた形となった。
今週の米国ではゴールドマンのほか、シティグループやモルガン・スタンレー、USバンコープ、アメリカン・エキスプレスなど金融株の決算発表が予定されており、予想を上回る決算が相次ぐようだと、先高期待が高まろう。また、17日に予定されるネットフリックスの決算が好内容の場合、大型テック株への波及効果も期待できそうである。
ヒズボラによるイスラエル北部での無人機攻撃、レバノン国連軍施設へのイスラエル軍戦車の侵入が伝えられるなど、緊迫化する中東情勢は重荷であり、大型ハリケーン上陸による経済や大統領選への影響なども不透明要因となるが、投資家の関心は企業業績に移ることになるだろう。
先週の日経225先物は週末には好決算が評価されたファーストリテイリング <9983> [東証P]のインパクトが大きかったとはいえ、下値切り上げのトレンドを継続。11日の取引終了後のナイトセッションでは一時3万9940円まで買われており、9月27日の自民党総裁選の高市トレードで付けた高値3万9900円を上回ってきた。14日の祝日取引では上げ幅を縮めているものの、ボリンジャーバンドの+1σ(3万9170円)と+2σ(4万0540円)によるレンジ内で推移。ナイトセッションの動きからは3万9500円~4万円のレンジが意識されやすいとみられる。
9月27日の直近高値を更新したことで、いったんは達成感が意識されて利益確定に伴うロング解消が入りやすいところではある。ただし、3万9500円処では押し目狙いのロング対応としつつ、+2σ辺りへのトレンドを想定しておきたい。一方で、米決算が失望されたり、中東情勢の緊張が高まる局面では、スキャルピング中心のトレードになりそうだ。
また、国内ではディスコ <6146> [東証P]の決算が17日に予定されている。足もとでは7-9月期の個別出荷額が予想を下回ったことが嫌気されたが、アク抜けとなれば他の半導体株への支援材料になろう。米国でエヌビディアやマイクロン・テクノロジーなどがリバウンド基調を継続するなか、ハイテク株を見直す動きが強まるようだと、日経平均型の上昇が意識されやすい。
なお、11日の米VIX指数は20.46(前日は20.93)に低下した。先週は8日に23.14まで上昇する場面がみられ、その後は緩やかに低下する動きとなった。ただし、地政学リスクと大型ハリケーン上陸による経済への影響が警戒されるなか、不安心理が高まった状態を示すとされる20.00を上回って推移している。20.00を下回ってきたとしても、25日移動平均線が位置する18.20処が支持線として機能する可能性もあり、慎重姿勢は崩せないところである。
先週のNT倍率は先物中心限月で14.62倍に上昇した。11日朝方に14.47倍に低下する場面もみられたが、ファーストリテイリングのほか、アドバンテスト <6857> [東証P]が日経平均型を牽引する形となった半面、TOPIXが終盤にかけて弱含みで推移したことでスプレッドが拡大した。9月27日に付けた直近の戻り高値である14.51倍を上放れてきたことで、反動安を想定しつつも8月5日に付けた14.69倍が意識されやすく、目先的にはNTロングでのスプレッド狙いに向かいやすい。
10月第1週(9月30日-10月4日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では7週連続の売り越しであり、売り越し額は2080億円(9月第4週は9495億円の売り越し)だった。なお、現物は3955億円の買い越し(同567億円の売り越し)と7週ぶりの買い越しであり、先物は6036億円の売り越し(同8928億円の売り越し)と3週連続の売り越し。個人は現物と先物の合算で1089億円の買い越しで3週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で1233億円の売り越しとなり、3週ぶりの売り越しだった。
主要スケジュールでは、14日に中国9月貿易収支、15日に衆議院議員選挙公示、米国10月ニューヨーク連銀製造業景気指数、16日に8月機械受注、米国9月輸出入物価指数、17日に9月貿易統計、ECB政策金利、米国9月小売売上高、ラガルドECB総裁記者会見、米国9月鉱工業生産指数、18日に9月全国消費者物価指数、中国7-9月期GDP、中国9月鉱工業生産指数、中国9月小売売上高、中国1-9月固定資産投資、米国9月住宅着工件数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
08月限 日経225 35661.68 TOPIX 2510.68
09月限 日経225 36906.92 TOPIX 2585.41
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/12 10月11日 39270 39690 38900 39610 +300
24/12 10月10日 39170 39700 39150 39310 +20
24/12 10月09日 38870 39520 38830 39290 +330
24/12 10月08日 39290 39310 38710 38960 -410
24/12 10月07日 38570 39800 38570 39370 +810
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/12 10月11日 2709.0 2727.5 2687.0 2708.0 -1.0
24/12 10月10日 2700.5 2733.5 2699.5 2709.0 +1.0
24/12 10月09日 2696.0 2732.0 2693.5 2708.0 +4.5
24/12 10月08日 2735.5 2736.5 2688.5 2703.5 -36.0
24/12 10月07日 2690.5 2769.0 2690.5 2739.5 +49.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
10月11日(12月限) 39855 +245
10月10日(12月限) 39370 +60
10月09日(12月限) 39665 +375
10月08日(12月限) 39375 +415
10月07日(12月限) 38915 -455
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
10月04日 1323億円 -263億円 1兆8546億円 -1335億円
09月27日 1587億円 +13億円 1兆9881億円 +1715億円
09月20日 1573億円 -116億円 1兆8166億円 +3909億円
09月13日 1690億円 -2543億円 1兆4256億円 +3072億円
09月06日 4233億円 -706億円 1兆1184億円 -4548億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
10月09日 4959万株 0株 8億5893万株 +726万株
10月08日 4959万株 0株 8億5166万株 -931万株
10月07日 4959万株 +1117万株 8億6097万株 +4086万株
10月04日 3841万株 -484万株 8億2011万株 +141万株
10月03日 4325万株 -195万株 8億1870万株 +835万株
10月02日 4521万株 +11万株 8億1034万株 -384万株
10月01日 4510万株 -43万株 8億1419万株 +1250万株
09月30日 4553万株 +136万株 8億0168万株 -3972万株
09月27日 4416万株 +179万株 8億4140万株 +1億1810万株
09月26日 4236万株 -78万株 7億2330万株 +9635万株
09月25日 4315万株 +559万株 6億2695万株 -5558万株
09月24日 3756万株 -187万株 6億8253万株 -1057万株
09月20日 3943万株 +435万株 6億9310万株 +1910万株
09月19日 3508万株 +344万株 6億7400万株 +1187万株
09月18日 3164万株 -25万株 6億6212万株 +4143万株
09月17日 3189万株 -2161万株 6億2069万株 -6026万株
株探ニュース
2024/10/14 17:00
みんかぶニュース その他
本日の【株主優待】情報 (11日引け後 発表分)
10月11日引け後に、株主優待制度について新設や拡充、変更、廃止を発表した銘柄を取り上げた。
■記念優待 ――――――――――――――
ミガロホールディングス <5535> [東証P] 決算月【3月】 10/11発表
ホールディングス1周年記念株主優待を実施。25年3月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、一律1000円分のQUOカードを贈呈する。
■再開 ――――――――――――――――
カワサキ <3045> [東証S] 決算月【8月】 10/11発表
毎年2月末と8月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、直営オンラインショップ利用クーポン(保有株数に応じて1500~5000円相当)、および「ホテルレイクアルスター アルザ泉大津」利用券(1500~4500円相当)を贈呈する。
■廃止 ――――――――――――――――
サムティホールディングス <187A> [東証P] 決算月【12月】 10/11発表
TOBの成立を条件に、株主優待制度を廃止する。
株探ニュース
2024/10/11 19:50
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―週初の急落で需給整理が一気に進展しロング対応へ
今週の日経225先物は、波乱の展開から始まることになりそうだ。先週の米国市場は年内の追加利下げへの期待からNYダウ、 S&P500指数が連日で史上最高値を更新。中国の景気刺激策発表も材料視されたほか、マイクロン・テクノロジーの決算評価で他の半導体株に買いが広がる場面もみられ、主要な株価指数が週間ベースで上昇した。国内では良好な外部環境に加えて、9月期末の配当志向の物色や配当再投資に伴う需給が指数を押し上げる形となった。
また、自民総裁選を巡る思惑が相場の大きな変動要因となった。1回目の投票では、高市早苗氏が1位、石破茂氏が2位となった。日銀の利上げに批判的な高市氏がトップで決選投票に進んだことで、為替市場では1ドル=146円台に円安が進行し、これを受けて日経225先物は終盤にかけて急伸し、一時3万9900円まで買われた。
だが、決選投票では石破氏が逆転し、新総裁に選出。直後に円相場は一気に円高に振れ、日経225先物はナイトセッションで直近2日間の上昇分を帳消しにし、一時3万7290円まで急落し、日中比2410円安の3万7440円で終えている。
週初はこの下落に対する裁定解消売りが入るほか、ヘッジ対応のショートが強まりやすい。先週は9月2日の戻り高値3万8950円を突破し、13週移動平均線(3万7750円)、26週線(3万8120円)を大きく上放れて終えたが、ナイトセッションでこれらを割り込んでいる。75日線(3万8050円)を割り込んで始まり、200日線(3万7390円)、25日線(3万7350円)水準まで下げており、両線が支持線として機能するかを見極めることになりそうだ。
もっとも、高市氏の勝利を織り込んだ短期的な急伸後の急落であり、週初の波乱展開により需給整理は一気に進むとみられる。相場の落ち着きどころを探りつつ、改めて新政権への政策期待が高まる可能性があり、押し目狙いのロング対応に向かわせよう。石破氏勝利で利上げ観測の高まりも警戒されそうだが、石破氏は日曜日の報道番組に出演し、政策金利の引き上げに慎重な姿勢を示している。貯蓄から投資の流れは止めてはいけないとも述べており、イレギュラー的な下落はロングの好機になりそうだ。
一方で、今週の米国では、10月1日に9月ISM製造業景気指数、2日に米国9月ADP雇用統計、4日には9月雇用統計などの発表が予定されている。改めて経済指標の結果を受けた米国の金融政策の行方に関心が向かうことになろう。年内の大幅利下げ観測が高まるようだと、NYダウ、S&P500指数の高値更新が意識されやすく、支援材料になる可能性がある。
そのため、ボトムは見極めづらいものの、まずはオプション権利行使価格の3万7000円から3万8000円のレンジを想定しておきたい。先週末の急伸でボリンジャーバンドの+2σを突破し、+3σ(4万0070円)に接近していた。過熱感が警戒されるなか、ナイトセッションで一気に中心値(25日)まで下げている。3万7000円を割り込んでくると-1σが位置する3万6260円が意識される局面もありそうだが、25日線水準で底堅さがみられれば、75日線辺りを意識したリバウンドに向かわせよう。75日線突破後はさらにショートカバーを交えた値動きによって、3万8000円から3万9000円のレンジに移行するだろう。
なお、27日の米VIX指数は16.96(前日は15.37)に上昇した。ボトム圏での推移が続くなか、先週は週初に75日線を割り込み、その後も低下傾向をみせ200日線に接近していた。これまでも200日線が支持線として機能していたこともあり、反転しやすいところでもあったとみられる。週末には75日線(16.49)を上回り、25日線(17.34)に接近してきた。同線を上回ってくると慎重姿勢につながる可能性はあるが、基本的には20.00を明確に上回ってくるまでは、リスク選好の動きに向かいやすい。
先週末のNT倍率は先物中心限月で14.51倍に上昇した。指数インパクトの大きい東京エレクトロン <8035> [東証P]、ファーストリテイリング <9983> [東証P]、アドバンテスト <6857> [東証P]などが後場一段高となった影響が大きかった。一方で、東証プライムの騰落銘柄では値下がり数が過半数を占めるなど日経平均型に買いが集中していたため、ナイトセッションの動きから、NTロングのリバランスの動きが入りそうだ。ただし、一気に需給整理は進展するとみられ、リバランス一巡後はNTロングを意識しておきたいところである。
9月第3週(9月17日-20日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では5週連続の売り越しであり、売り越し額は7622億円(9月第2週は1兆0981億円の売り越し)だった。なお、現物は5122億円の売り越し(同1兆5425億円の売り越し)と5週連続の売り越しであり、先物は2500億円の売り越し(同4444億円の買い越し)と5週ぶりの買い越し。個人は現物と先物の合算で3421億円の売り越しで3週ぶりの売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で734億円の買い越しとなり、3週ぶりの買い越しだった。
主要スケジュールでは、9月30日に8月鉱工業生産、中国9月製造業PMI、米国9月シカゴ購買部協会景気指数、パウエルFRB議長講演、10月1日に8月完全失業率、日銀金融政策決定会合の主な意見、日銀短観、米国9月ISM製造業景気指数、米国8月JOLTS求人件数、米大統選副大統領候補テレビ討論会、2日に米国9月ADP雇用統計、3日に米国9月ISM非製造業景気指数、4日に米国9月雇用統計などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
08月限 日経225 35661.68 TOPIX 2510.68
09月限 日経225 36906.92 TOPIX 2585.41
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/12 09月27日 38820 39900 38750 39850 +1190
24/12 09月26日 37760 38740 37760 38660 +1000
24/12 09月25日 37920 38090 37480 37660 -160
24/12 09月24日 37790 38420 37690 37820 +290
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/12 09月27日 2706.5 2757.0 2690.0 2746.0 +48.0
24/12 09月26日 2633.5 2701.0 2633.5 2698.0 +69.5
24/12 09月25日 2644.0 2655.5 2620.0 2628.5 -8.5
24/12 09月24日 2631.5 2675.5 2630.5 2637.0 +21.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
09月27日(12月限) 37450 -2400
09月26日(12月限) 39280 +620
09月25日(12月限) 37980 +320
09月24日(12月限) 37670 -150
09月23日(12月限) 38115 +585
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
09月20日 1573億円 -116億円 1兆8166億円 +3909億円
09月13日 1690億円 -2543億円 1兆4256億円 +3072億円
09月06日 4233億円 -706億円 1兆1184億円 -4548億円
08月30日 4940億円 -428億円 1兆5733億円 -313億円
08月23日 5368億円 -25億円 1兆6046億円 +374億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
09月25日 4315万株 +559万株 6億2695万株 -5558万株
09月24日 3756万株 -187万株 6億8253万株 -1057万株
09月20日 3943万株 +435万株 6億9310万株 +1910万株
09月19日 3508万株 +344万株 6億7400万株 +1187万株
09月18日 3164万株 -25万株 6億6212万株 +4143万株
09月17日 3189万株 -2161万株 6億2069万株 -6026万株
09月13日 5350万株 -1億1836万株 5億6042万株 -4643万株
09月12日 1億7186万株 -4137万株 6億0686万株 +1億5176万株
09月11日 2億1324万株 +3705万株 4億5510万株 +3553万株
09月10日 1億7618万株 +694万株 4億1956万株 +1241万株
09月09日 1億6923万株 +3502万株 4億0715万株 -1126万株
09月06日 1億3421万株 -3199万株 4億1841万株 +252万株
09月05日 1億6621万株 -196万株 4億1589万株 +369万株
09月04日 1億6818万株 +850万株 4億1220万株 -1億0997万株
09月03日 1億5968万株 +323万株 5億2217万株 -2307万株
09月02日 1億5645万株 +8万株 5億4525万株 -1386万株
株探ニュース
2024/09/29 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―抵抗線クリアでショートカバーが強まりやすい
今週の日経225先物は、ロング優勢の相場展開が見込まれる。注目された日米金融会合では、米連邦準備理事会(FRB)の大幅な利下げによってソフトランディングへの期待が強まり、NYダウ、 S&P500指数は最高値を更新。一方、日銀の金融政策決定会合では予想通り政策金利が据え置かれた。日米金融イベント通過後はショートカバーが強まり、19日に710円高で3万7000円を回復した日経225先物は、20日には3万7770円まで買われる場面もみられた。これにより9月4日の急落以降、上値抵抗線として機能していた25日・200日移動平均線を抜いてきた。
さらに、日銀会合後に植田和男総裁は、円高の修正によって物価上振れリスクは相応に減少していると説明。追加利上げに慎重と受け止められ、20日の取引終了後のナイトセッションでは3万8000円を回復した。75日線も突破し、4日の急落局面で残した大陰線(3万6620-3万8630円)を埋めに行く動きが意識されてきそうだ。
20日の取引終了後のナイトセッションでは、概ね3万7900円~3万8180円での推移だったが、23日の祝日取引では3万8400円を上回る場面もみられている。為替市場では円相場が1ドル=144円台前半と円安に振れて推移しており、連休明けの東京市場は一段の上昇が期待される。7月下旬に75日線を割り込み、8月の急落以降のリバウンド局面でも同線が抵抗線として機能していた。この抵抗線を明確に上放れてくると、ショートカバーが強まることになろう。
日経225先物は、ボリンジャーバンドの+1σ(3万8220円)を捉えてきた。バンドは足もとで収斂をみせていたが、先週半ば以降の上昇局面で拡大をみせつつあり、バンドの拡大に沿ったリバウンドが意識されてくる。+1σ水準で底堅さがみられるようだと、9月2日の戻り高値(3万8950円)を目先的なターゲットとしつつ、+2σ(3万9180円)とのレンジに移行することになろう。まずは+1σおよび75日線水準での押し目狙いのロング対応に向かわせそうだ。
また、週足形状では13週線(3万7880円)、26週線(3万8110円)を突破しており、パラボリックは陰転シグナルが継続しているが、SAR値は3万8810円辺りまで低下してきたため、シグナル好転が近づいてきた。9月の戻り高値を捉えてくる局面ではシグナル好転による先高期待なども高まってくると考えられる。
8月の急落局面でヘッジファンドなどは持ち高を解消したとみられるが、すぐさま方針を変更しているとも考えづらく、足もとのリバウンド局面でロングはさほど積み上がっていないと考えられる。反対にショートに傾いているとみられるため、オプション権利行使価格の3万8000円から3万9000円のレンジを想定する。
また、今週は3・9月期決算企業の配当落ちとなる。企業の配当政策によって配当金は高水準であり、27日の配当落ち分は日経平均株価で約280円程度とみられている。パッシブ連動資産はこの配当分を先物買いでヘッジを行う。金額ベースでは日経225先物に2000億円、TOPIX先物に1兆1000億円ほど買い需要が発生するとみられている。この需給要因が下支えとして意識されやすいためショートが仕掛けづらい一方で、押し目待ち狙いのロングは入りやすいとみられる。
なお、20日の米VIX指数は16.15(前日は16.33)に低下した。VIX指数は18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果判明時には19.39まで上昇し、25日線(18日時点17.29)を上回る場面もみられたが20.00を上回ることはなかった。その後の低下で20日には75日線(16.27)を下回り、200日線(14.77)に接近してきた。7月以降、支持線として機能していた75日、200日線を明確に下放れてくると、リスク選好が強まりやすい。
先週末のNT倍率は先物中心限月で14.34倍に上昇した。14.30倍を回復して始まり、一時14.24倍まで軟化する場面もみられたが、200日線(14.22倍)が支持線として意識される形で切り返していた。8月22日に付けた戻り高値の14.35倍に接近しており、この水準を突破してくると、NTロングによるスプレッド狙いの動きに向かわせよう。また、25日にマイクロン・テクノロジーの決算発表が予定されており、決算内容次第でNTスプレッドに影響を与えそうだ。
9月第2週(9月9日-13日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では4週連続の売り越しであり、売り越し額は1兆0981億円(9月第1週は7553億円の売り越し)だった。なお、現物は1兆5425億円の売り越し(同8235億円の売り越し)と4週連続の売り越しであり、先物は4444億円の買い越し(同物は682億円の買い越し)と4週連続の買い越し。個人は現物と先物の合算で2284億円の買い越しで2週連続の買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で268億円の売り越しとなり、2週連続の売り越しだった。
主要スケジュールでは、23日に米国9月製造業PMI、24日に米国7月S&Pケースシラー住宅価格、米国9月コンファレンスボード消費者信頼感指数、25日に8月企業向けサービス価格指数、米国8月新築住宅販売件数、26日に日銀金融政策決定会合議事要旨(7月30・31日開催分)、米国4-6月期GDP(確報値)、米国8月耐久財受注、パウエルFRB議長がNY連銀主催のカンファレンスで挨拶、27日に9月東京都区部消費者物価指数、7月景気動向指数(確報値)、自民党総裁選挙投開票、中国1-8月工業企業利益、米国8月個人所得、米国8月個人消費支出などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
08月限 日経225 35661.68 TOPIX 2510.68
09月限 日経225 36906.92 TOPIX 2585.41
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/12 09月20日 36860 37770 36800 37530 +640
24/12 09月19日 36220 37170 36050 36890 +710
24/12 09月18日 36020 36550 35890 36180 +170
24/12 09月17日 36450 36480 35570 36010 -280
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/12 09月20日 2588.0 2644.0 2584.5 2615.5 +25.5
24/12 09月19日 2547.0 2609.5 2538.0 2590.0 +46
24/12 09月18日 2536.0 2572.5 2520.5 2544.0 +9.5
24/12 09月17日 2555.0 2566.5 2496.5 2534.5 -10.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
09月20日(12月限) 37975 +445
09月19日(12月限) 37530 +640
09月18日(12月限) 36370 +190
09月17日(12月限) 36410 +400
09月16日(12月限) 36435 +145
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
09月13日 1690億円 -2543億円 1兆4256億円 +3072億円
09月06日 4233億円 -706億円 1兆1184億円 -4548億円
08月30日 4940億円 -428億円 1兆5733億円 -313億円
08月23日 5368億円 -25億円 1兆6046億円 +374億円
08月16日 5393億円 -748億円 1兆5671億円 +2230億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
09月18日 3164万株 -25万株 6億6212万株 +4143万株
09月17日 3189万株 -2161万株 6億2069万株 -6026万株
09月13日 5350万株 -1億1836万株 5億6042万株 -4643万株
09月12日 1億7186万株 -4137万株 6億0686万株 +1億5176万株
09月11日 2億1324万株 +3705万株 4億5510万株 +3553万株
09月10日 1億7618万株 +694万株 4億1956万株 +1241万株
09月09日 1億6923万株 +3502万株 4億0715万株 -1126万株
09月06日 1億3421万株 -3199万株 4億1841万株 +252万株
09月05日 1億6621万株 -196万株 4億1589万株 +369万株
09月04日 1億6818万株 +850万株 4億1220万株 -1億0997万株
09月03日 1億5968万株 +323万株 5億2217万株 -2307万株
09月02日 1億5645万株 +8万株 5億4525万株 -1386万株
08月30日 1億5636万株 -836万株 5億5911万株 -279万株
08月29日 1億6473万株 +46万株 5億6190万株 -70万株
08月28日 1億6426万株 +34万株 5億6260万株 +1520万株
08月27日 1億6391万株 -325万株 5億4740万株 +99万株
08月26日 1億6716万株 +22万株 5億4641万株 -1309万株
株探ニュース
2024/09/23 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―FOMC通過後のリバランスの動きを想定
今週の日経225先物は、日米の金融政策睨みの展開となる。9月17~18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では利下げ開始が確実視されている。前週発表された8月の米消費者物価指数の結果を受けて通常の倍となる0.50%の大幅な利下げ観測は後退したが、それでも通常の0.25%と0.50%で市場の見方は割れている。米長期金利は直近で3.64%台と昨年5月以来の水準に低下するなど、金利市場では0.50%利下げの観測が強まっているとみられる。
一方、日本銀行は19~20日に金融政策決定会合を開く。前回会合で利上げを決めたばかりで、市場では今回は金利を据え置くとの見方が強く、12月の利上げ確率が約50%で、来年1までに利上げを行うとの見方が9割近くを占めているようである。そのため、FOMCの結果およびパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長会見に市場は大きく反応することになるだろう。
今回のFOMCでは3カ月に1回示す参加者の政策金利見通し「ドットチャート」が発表されるため、より注目度が高まる。足もとで米長期金利と為替市場は0.50%の利下げを織り込む動きとみられることから、通常の0.25%の利下げとなれば、いったんはリバランスが強まる可能性がある。
日経225先物は9月4日に1790円安と急落し、6営業日続落で11日には一時3万5250円まで売られた。その後、11日発表の米CPIを受けて12日には1100円高で3万6800円台を回復し、週末13日は反落ながら3万6000円台をキープした。13日の取引終了後のナイトセッションでは3万6060円まで下げたが3万6000円を維持しており、同水準が支持線として意識されそうだ。
また、日経225先物はボリンジャーバンドの-1σ(3万6180円)が支持線として機能するようだと、中心値(25日)が位置する3万7160円とのレンジでの推移となろう。ただし、FOMCを受けて円相場が1ドル=139円台に突入する局面では、-2σの3万5200円へのバイアスが強まる可能性があろう。週足では52週移動平均線が3万6150円、-1σは3万5950円に位置していることで、3万6000円処が転換点となる。
もっとも、日銀会合ではサプライズはないとみられることから、FOMC後に波乱の展開になるようだと、押し目狙いのロングに向かわせる可能性がある。来週も3連休となるため積極的にポジションは傾けづらく、短期的な売買の影響を受けやすいが、FOMC通過後にリバランスの動きが強まる展開を想定しておきたい。
そのため、オプション権利行使価格の3万6000円を中心に権利行使価格の3万5000円から3万7000円のレンジを想定する。なお、9月限のSQ値は3万6906.92円だった。SQ値接近では戻り待ち狙いのショートが入りやすいが、この水準を上放れてくるようだと、25日線の3万7160円、200日線の3万7180円を捉えてくる展開も意識しておきたい。
なお、13日の米VIX指数は16.56(前日は17.07)に低下した。VIX指数は足もとで低下傾向を継続しており、12.81辺りの25日線を割り込み、200日線(14.44)、75日線(13.90)に接近してきた。8月5日の65.73をピークに低下傾向を継続し、足もとではボトム圏での推移をみせている。FOMCでアク抜けになるとみられ、リスク選好に向かわせやすい。
先週末のNT倍率は先物中心限月で14.26倍に上昇した。足もとで抵抗だった75日線を突破し、週末には200日線を上回ってきた。東京エレクトロン <8035> [東証P]など指数インパクトの大きい値がさハイテク株の一角がリバランスとみられる動きで買われた一方、円高の影響で相対的にTOPIX型の弱さが目立つなか、NTロングに振れやすい状況だった。FOMCでの利下げ幅次第ではあるが、リバランスが強まる相場展開からNTロングに振れやすいだろう。
9月第1週(9月2日-6日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週連続の売り越しであり、売り越し額は7553億円(8月第4週は2294億円の売り越し)だった。なお、現物は8235億円の売り越し(同2370億円の売り越し)と3週連続の売り越しであり、先物は682億円の買い越し(同物は75億円の買い越し)と3週連続の買い越し。個人は現物と先物の合算で5522億円の買い越しで5週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で499億円の売り越しとなり、2週ぶりの売り越しだった。
主要スケジュールでは、16日に米国9月ニューヨーク連銀製造業景気指数、17日に米国8月小売売上高、米国8月鉱工業生産、18日に7月機械受注、8月貿易収支、米国8月住宅着工件数、FOMC政策金利、FRB議長記者会見、19日にイングランド銀行(BOE)政策金利、米国4-6月期経常収支、米国8月コンファレンス・ボード景気先行指数、20日に日銀金融政策決定会合終了後に政策金利、植田和男日銀総裁記者会見、8月全国消費者物価指数、などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
08月限 日経225 35661.68 TOPIX 2510.68
09月限 日経225 36906.92 TOPIX 2585.41
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/12 09月13日 36680 36840 36150 36290 -340
24/09 09月12日 35900 36910 35410 36870 +1100
24/09 09月11日 36250 36450 35250 35770 -380
24/09 09月10日 36350 36540 35960 36150 -90
24/09 09月09日 36140 36670 35120 36240 -120
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/12 09月13日 2570.5 2579.0 2539.0 2544.5 -21.0
24/09 09月12日 2550.0 2604.5 2513.0 2590.0 +48.5
24/09 09月11日 2580.5 2597.5 2507.5 2541.5 -33.0
24/09 09月10日 2593.0 2604.0 2572.0 2574.5 -10.5
24/09 09月09日 2576.5 2605.5 2510.5 2585.0 -5.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
09月13日(12月限) 36220 -70
09月12日(12月限) 36740 +110
09月11日(09月限) 36595 +825
09月10日(09月限) 36140 -10
09月09日(09月限) 36215 -25
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
09月06日 4233億円 -706億円 1兆1184億円 -4548億円
08月30日 4940億円 -428億円 1兆5733億円 -313億円
08月23日 5368億円 -25億円 1兆6046億円 +374億円
08月16日 5393億円 -748億円 1兆5671億円 +2230億円
08月09日 6142億円 +504億円 1兆3441億円 -7664億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
09月11日 2億1324万株 +3705万株 4億5510万株 +3553万株
09月10日 1億7618万株 +694万株 4億1956万株 +1241万株
09月09日 1億6923万株 +3502万株 4億0715万株 -1126万株
09月06日 1億3421万株 -3199万株 4億1841万株 +252万株
09月05日 1億6621万株 -196万株 4億1589万株 +369万株
09月04日 1億6818万株 +850万株 4億1220万株 -1億0997万株
09月03日 1億5968万株 +323万株 5億2217万株 -2307万株
09月02日 1億5645万株 +8万株 5億4525万株 -1386万株
08月30日 1億5636万株 -836万株 5億5911万株 -279万株
08月29日 1億6473万株 +46万株 5億6190万株 -70万株
08月28日 1億6426万株 +34万株 5億6260万株 +1520万株
08月27日 1億6391万株 -325万株 5億4740万株 +99万株
08月26日 1億6716万株 +22万株 5億4641万株 -1309万株
08月23日 1億6694万株 -291万株 5億5950万株 +0.2万株
08月22日 1億6985万株 +141万株 5億5950万株 +1618万株
08月21日 1億6843万株 +58万株 5億4332万株 +58万株
08月20日 1億6785万株 -707万株 5億4273万株 +2940万株
08月19日 1億7492万株 +614万株 5億1332万株 -2568万株
株探ニュース
2024/09/16 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―アク抜けを期待も、メジャーSQ控えて需給変動を警戒
今週の日経225先物は、波乱を警戒した相場展開が見込まれる。先週は2日に付けた3万9140円を高値に調整が強まった。祝日明け3日の米国市場は8月のISM製造業景況指数が市場予想を下回り、米景気の先行き懸念が高まったほか、米司法省が反トラスト法違反を視野に召喚状を送付したと伝わったエヌビディアが急落。東京エレクトロン <8035> [東証P]など国内の半導体株へも売りが広がり、4日の日経225先物は1790円安と大幅な下落によって一時3万7000円を割り込んだ。
その後も7月の米雇用動態調査(JOLTS)、8月のADP雇用統計、新規失業保険申請件数などが米労働市場の減速を示す内容と受け止められ、9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.5%の利下げに踏み切るとの見方が高まった。これに伴い米長期金利が約1カ月ぶりの低水準を付けたほか、為替市場ではドルが売られ円高傾向が強まった。5日には3万6200円まで売られ、8月の米雇用統計に対する警戒感から6日も安値圏での推移となり、3万6360円で終えていた。
注目された米雇用統計は、農業部門雇用者数が前月比14万2000人増と、市場予想を下回った。6月と7月もこれまでの発表よりも下方修正しており、雇用拡大のペースが鈍化していることを示した。米連邦準備制度理事会(FRBの)ウォラー理事は雇用統計の結果を受け、9月の利下げが適切との見解を示している。ただし、失業率は4.2%(前月は4.3%)に低下し予想と一致したことで、6日の米国市場は下落したとはいえ、前月の急落による波乱展開は回避できた形である。
ウォラー理事は今後のデータが大幅な利下げを示唆する場合には、これを支持すると述べている。そのため、今週11日に発表される8月の米消費者物価指数(CPI)や12日の米生産者物価指数(PPI)の結果を受けた、米国市場の反応を見極めながらの相場展開になりそうだ。
日経225先物は先週の下落で13週移動平均線(3万8410円)、26週線(3万8580円)水準から、52週線(3万6250円)まで売られた。さらに6日取引終了後のナイトセッションでは一時3万5120円まで下落する場面もみられており、52週線を明確に下放れてきた。日足のボリンジャーバンドでは、-1σ(3万5110円)まで売られている。-1σを明確に下放れてくると、-2σが位置する3万3340円辺りが射程に入ってくるだろう。
また、今週は週末に9月限の先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を控えており、需給面の影響を大きく受けることになる。通常は限月交代に伴うロールオーバーなどSQに絡んだ商いが中心となり、積極的にポジションを傾けてくる動きは限られる。3連休前ということで商いは膨らみづらく、SQに絡んだ売買が中心になるが、レンジを大きく放れてくるようだと、ヘッジ対応の動きが強まりやすい。ヘッジが新たなヘッジ対応につながることから、トレンドが出やすくなる。そのため、オプション権利行使の3万3500円から3万7500円と広めのレンジを想定する。
米雇用統計については前回発表時の波乱が警戒されていたこともあり、-1σ水準で下げ渋る動きとなれば、アク抜けから先週の大幅な下げに対する自律反発が期待されやすい。ただし、足もとで指数インパクトの大きい値がさハイテク株の下げが目立っており、下げ止まりの動きを見極める必要があるだろう。値がさハイテク株に底打ち感が出てこないと、戻り待ち狙いのショートが入りやすくなり、SQに絡んだ商いの影響も重なって下へのバイアスが強まることが見込まれる。
なお、6日の米VIX指数は22.38(前日は19.90)に上昇した。先週は3日に75日線(15.32)が支持線として意識されるなか、25日線(25.19)を上回り、4日には一時23.31まで上げた。その後は20.00を挟んだ値動きで推移しており、25日線が支持線として機能している。そのなかで6日は一時23.76まで上昇する場面もみられた。ただし、7月の雇用統計発表後の波乱展開では65.73まで急伸していたこともあって、今回は落ち着きをみせた形である。そのため、ややリスク選好に向かいやすい。
なお、先週末のNT倍率は先物中心限月で14.03倍に上昇した。値がさハイテク株が日経平均型の重荷となっていたが、米雇用統計を警戒した持ち高調整とみられる断続的なインデックス売りにより、東証プライムの値下がり数が7割を占めていたためTOPIX型も弱く、小幅に上昇した形である。14.11倍辺りで推移する75日線が抵抗線として機能するようだと、NTショートに振れやすいだろう。
8月第4週(8月26日-30日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週連続の売り越しであり、売り越し額は2294億円(8月第3週は27億円の売り越し)だった。なお、現物は2370億円の売り越し(同3988億円の売り越し)と2週連続の売り越しであり、先物は75億円の買い越し(同物は3961億円の買い越し)と2週連続の買い越し。個人は現物と先物の合算で1043億円の売り越しで4週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で2341億円の買い越しとなり、2週ぶりの買い越しだった。
主要スケジュールでは、9月9日に4-6月期GDP確報値、8月景気ウォッチャー調査、中国8月消費者物価指数、中国8月生産者物価指数、米アップル製品発表イベント、10日に中国8月貿易収支、11日に米国8月消費者物価指数、12日に7-9月期法人企業景気予測調査、8月国内企業物価、自民党総裁選挙告示、ECB(欧州中央銀行)政策金利、ラガルドECB総裁記者会見、米国8月生産者物価指数、13日にメジャーSQ、7月鉱工業生産確報値、米国8月輸出入物価指数、米国9月ミシガン大学消費者信頼感指数などが予定されている。また、米大統領選候補者によるテレビ討論会が10日に予定されており、選挙戦の行方を占ううえでマーケットへも影響がありそうだ。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
08月限 日経225 35661.68 TOPIX 2510.68
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/09 09月06日 36700 37120 36240 36360 -250
24/09 09月05日 36950 37240 36200 36610 -390
24/09 09月04日 38810 38860 36870 37000 -1790
24/09 09月03日 38630 38970 38570 38790 +100
24/09 09月02日 38730 39140 38480 38690 -20
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/09 09月06日 2619.0 2647.5 2584.0 2590.0 -25.0
24/09 09月05日 2628.5 2654.0 2591.52615.0 -17.5
24/09 09月04日 2734.0 2738.0 2624.0 2632.5 -99.0
24/09 09月03日 2710.5 2741.5 2706.5 2731.5 +17.0
24/09 09月02日 2718.0 2738.0 2700.0 2714.5 -1.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
09月06日(09月限) 35255 -1105
09月05日(09月限) 37010 +400
09月04日(09月限) 36725 -275
09月03日(09月限) 37595 -1195
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
08月30日 4940億円 -428億円 1兆5733億円 -313億円
08月23日 5368億円 -25億円 1兆6046億円 +374億円
08月16日 5393億円 -748億円 1兆5671億円 +2230億円
08月09日 6142億円 +504億円 1兆3441億円 -7664億円
08月02日 5638億円 +74億円 2兆1105億円 -2029億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
09月04日 1億6818万株 +850万株 4億1220万株 -1億0997万株
09月03日 1億5968万株 +323万株 5億2217万株 -2307万株
09月02日 1億5645万株 +8万株 5億4525万株 -1386万株
08月30日 1億5636万株 -836万株 5億5911万株 -279万株
08月29日 1億6473万株 +46万株 5億6190万株 -70万株
08月28日 1億6426万株 +34万株 5億6260万株 +1520万株
08月27日 1億6391万株 -325万株 5億4740万株 +99万株
08月26日 1億6716万株 +22万株 5億4641万株 -1309万株
08月23日 1億6694万株 -291万株 5億5950万株 +0.2万株
08月22日 1億6985万株 +141万株 5億5950万株 +1618万株
08月21日 1億6843万株 +58万株 5億4332万株 +58万株
08月20日 1億6785万株 -707万株 5億4273万株 +2940万株
08月19日 1億7492万株 +614万株 5億1332万株 -2568万株
08月16日 1億6878万株 -1876万株 5億3900万株 +4226万株
08月15日 1億8754万株 -662万株 4億9674万株 +57万株
08月14日 1億9420万株 +207万株 4億9617万株 -552万株
08月13日 1億9213万株 -815万株 5億0170万株 +1968万株
株探ニュース
2024/09/08 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―需給改善でヘッジ対応のロングが強まる可能性も
今週の日経225先物は、日米金融政策の行方に市場の関心が集まりやすいなか、米雇用関連指標を睨んでの相場展開になりそうだ。8月30日の米国市場では、NYダウが連日で史上最高値を更新した。朝方発表された7月の米個人消費支出(PCE)価格指数は前月比0.2%上昇し、市場予想と一致した。変動の大きい食品とエネルギーを除くコア指数も0.2%上昇だった。前年同月比では2.6%上昇と予想を下回っており、9月の米利下げ観測を後押しする形だった。
米国は9月2日がレイバーデーで休場となる。週末8月30日は3連休を前に持ち高調整の売りでNYダウは下げに転じる場面もみられたが、利下げ観測が支えとなってアマゾン・ドット・コムやインテルなどが買われ、終盤にかけて指数を押し上げていた。
23日の経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)ではパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が講演し、次回9月FOMC(連邦公開市場委員会)での利下げを強く示唆した。これを受け米長期金利が低下する一方、為替市場では円買い・ドル売りが強まり、週明け26日の日経225先物は一時3万7790円まで売られた。ただし、円相場の落ち着きを背景に、翌27日には前日の下落分を吸収。その後は、エヌビディアの決算を控えて膠着感が強まった。
28日に発表されたエヌビディアの決算は売上高見通しが予想を上回ったものの、同社株が時間外取引で一時8%ほど下落したことで、29日の日経225先物は3万7900円まで売られる場面もあった。だが、下へのバイアスは強まらず、29日の米国市場で波乱の展開が避けられたこともあり、30日の日経225先物は一時3万8830円まで買われた。
週末の上昇は、月末のドレッシング買いに伴う断続的なインデックス買いの影響があったとみられるが、心理的な抵抗線として意識されていた75日移動平均線(3万8630円)、13週線(3万8590円)、26週線(3万8700円)を上回る形となった。今回の急落局面で割り込んでいた水準を1カ月ぶりに上回ってきたことにより、需給状況が改善しよう。
また、東証プライムの売買高は連日で13億株台が続いていたが、29日に16億株、30日には13日以来の20億株に膨らんだ。需給状況が改善するなか、30日の取引終了後のナイトセッションではこれら抵抗線を上回って推移し、3万9000円を回復した。ボリンジャーバンド+1σ(3万8980円)を上回ってきたことで、+2σ(4万0810円)とのレンジに移行する可能性がある。また、急落局面で低下していたバンドは、足もとでは上向きで推移しており、バンドに沿ったリバウンドが意識されやすい。
今週の米国では3日に8月ISM製造業景気指数、4日に7月JOLTS求人件数、地区連銀経済報告(ベージュブック)、5日に8月ADP雇用統計、8月ISM非製造業景気指数、6日には8月雇用統計の発表などが予定されている。米経済のソフトランディング期待を支える内容となるかが注目される。ADP雇用統計の結果を受け、週末の雇用統計への警戒感が強まる可能性もありそうだ。
日経225先物は+1σ水準の攻防から、オプション権利行使価格の3万8625円から3万9625円のレンジを想定する。75日線が支持線として意識されやすく、同水準に接近する局面では押し目狙いのロング対応となろう。一方、同線を明確に下回って推移するケースでは、3万8500円~3万8600円辺りでの底固めになりそうだが、ショートは避けておきたい。
また、来週末には先物・オプション特別指数算出(メジャーSQ)が控えている。3万9000円を上回っての推移となれば、ヘッジ対応のロングが強まる可能性がある。
なお、30日の米VIX指数は15.00(前日は15.65)に低下した。支持線として意識される75日線(15.15)を下回ってきており、200日線(14.35)を割り込んでくると、リスク選好に向かいやすい。
先週末のNT倍率は先物中心限月で14.25倍に低下した。一時14.21倍辺りで推移する200日線を下回る場面もみられたが、その後は前日の終値水準での推移となった。30日の米国市場ではエヌビディアが反発をみせており、東京市場でも指数インパクトの大きい値がさハイテク株への見直しが強まる可能性があり、ややNTロングを意識しておきたい。
8月第2週(8月19日-23日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週ぶりの売り越しであり、売り越し額は27億円(8月第2週は681億円の買い越し)だった。なお、現物は3988億円の売り越し(同1872億円の買い越し)と3週ぶりの売りい越しであり、先物は3961億円の買い越し(同1190億円の売り越し)と6週ぶりの買い越し。個人は現物と先物の合算で725億円の売り越しで3週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で252億円の売り越しとなり、3週ぶりの売り越しだった。
経済スケジュールでは、9月2日に4-6月期法人企業統計調査、中国8月財新製造業PMI、3日に米国8月ISM製造業景気指数、4日に米国7月貿易収支、米国7月製造業新規受注、米国7月JOLTS求人件数、米地区連銀経済報告(ベージュブック)、5日に7月毎月勤労統計、米国8月ADP雇用統計、米国8月ISM非製造業景気指数、6日に7月全世帯家計調査、7月景気動向指数、米国8月雇用統計などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
08月限 日経225 35661.68 TOPIX 2510.68
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/09 08月30日 38430 38830 38180 38710 +360
24/09 08月29日 38410 38570 37900 38350 -20
24/09 08月28日 38370 38530 38130 38370 +70
24/09 08月27日 38060 38340 37890 38300 +260
24/09 08月26日 38380 38670 37790 38040 -370
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/09 08月30日 2696.0 2719.0 2675.5 2715.5 +26.5
24/09 08月29日 2694.5 2706.0 2663.0 2689.0 -3.5
24/09 08月28日 2685.0 2699.5 2668.0 2692.5 +12.0
24/09 08月27日 2660.5 2685.5 2652.5 2680.5 +22.0
24/09 08月26日 2684.5 2705.0 2646.0 2658.5 -29.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
08月30日(09月限) 38990 +280
08月29日(09月限) 38285 -65
08月28日(09月限) 38140 -230
08月27日(09月限) 38270 -30
08月26日(09月限) 38035 -5
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
08月23日 5368億円 -25億円 1兆6046億円 +374億円
08月16日 5393億円 -748億円 1兆5671億円 +2230億円
08月09日 6142億円 +504億円 1兆3441億円 -7664億円
08月02日 5638億円 +74億円 2兆1105億円 -2029億円
07月26日 5564億円 +13億円 2兆3134億円 -3289億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
08月28日 1億6426万株 +34万株 5億6260万株 +1520万株
08月27日 1億6391万株 -325万株 5億4740万株 +99万株
08月26日 1億6716万株 +22万株 5億4641万株 -1309万株
08月23日 1億6694万株 -291万株 5億5950万株 +0.2万株
08月22日 1億6985万株 +141万株 5億5950万株 +1618万株
08月21日 1億6843万株 +58万株 5億4332万株 +58万株
08月20日 1億6785万株 -707万株 5億4273万株 +2940万株
08月19日 1億7492万株 +614万株 5億1332万株 -2568万株
08月16日 1億6878万株 -1876万株 5億3900万株 +4226万株
08月15日 1億8754万株 -662万株 4億9674万株 +57万株
08月14日 1億9420万株 +207万株 4億9617万株 -552万株
08月13日 1億9213万株 -815万株 5億0170万株 +1968万株
08月09日 2億0028万株 -367万株 4億8202万株 -6203万株
08月08日 2億0395万株 +189万株 5億4405万株 -7351万株
08月07日 2億0206万株 -1459万株 6億1757万株 -3977万株
08月06日 2億1666万株 +213万株 6億5734万株 -7438万株
08月05日 2億1453万株 +2781万株 7億3172万株 -4297万株
株探ニュース
2024/09/01 17:00