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株価指数先物 【週間展望】 ―自律反発想定も、米国など外部要因の影響を受けやすい需給状況
今週の日経225先物は、引き続き米国など外部要因の影響を受けやすい需給状況になりそうだ。今週の米国では28日がサンクスギビング(感謝祭)で休場となり、翌29日は短縮取引になるため、週後半にかけて商いが細るとみられる。26日には米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨が、27日には10月の個人消費支出(PCEデフレーター)が発表される。また、感謝祭の翌日がブラックフライデーとなる。
12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)では0.25%の利下げが実施されるとの見方が強いが、直近発表された米消費者物価指数(CPI)や米卸売物価指数(PPI)は市場予想を上回っており、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長は今後の政策運営について、利下げを急がないスタンスを明確に示している。PCEデフレーターなどの結果を受けた思惑的な動きが意識されやすいところである。
22日に発表された11月の米総合購買担当者景気指数(PMI)は55.3と、2年7カ月ぶりの高水準だった。景気の底堅さを示したことが材料視されて、同日の米国市場では景気敏感株や消費関連株などに買いが広がり、NYダウは3日続伸し、終値での最高値を更新した。また、トランプ次期政権が打ち出す減税や規制緩和が景気を支えるとの期待も買い意欲の強さにつながっている。
ただし、次期政権の政策については、諸外国では大幅な関税引き上げなどが警戒されており、東京市場でも指数インパクトの大きい値がさハイテク株の弱さが目立つ。また、ロシア・ウクライナ情勢は新たな局面に突入しており、地政学リスクの高まりが重荷となる。情勢を見極めたいところであり、積極的にポジションを積み上げる動きは手控えられよう。
日経225先物は、22日の取引終了後のナイトセッションで3万8580円だった。一時下落に転じて3万8050円まで売られる場面もみられたが、節目の3万8000円接近では押し目待ちのロングによって切り返し、米国市場の取引開始直後に200日移動平均線(3万8350円)を上回ると、終盤にかけて強弱感が対立していた3万8500円水準を上回っていた。
下値は75日線(3万7930円)が支持線として意識されやすいなか、200日線を上回っていることから、先週までの調整に対する自律反発の展開が期待される。週足ベースでは13週線(3万8320円)、26週線(3万8350円)が支持線として機能している。また、上向きで推移する52週線が支持線として意識されているため、先週の3万7700円処までの調整によりいったんはリバウンドに向かわせそうである。
積極的な上値追いには慎重とみられるが、いったんは200日線を支持線とした値動きにより、25日線(3万8720円)が射程に入る。ボリンジャーバンドでは-1σ(3万8210円)が支持線として意識され、まずはオプション権利行使価格の3万8250円から3万8750円のレンジを想定する。3万8000円~3万8250円のレンジでは押し目狙いのロング対応に向かわせよう。一方で、200日線水準で底堅さがみられるようだと、25日線突破から+1σ(3万9230円)とのレンジに移行するとみておきたい。
22日の米VIX指数は15.24に低下した。先週は20日に一時18.79まで上昇し、抵抗線として意識されていた25日線(17.96)、75日線(18.03)を上回る場面もみられたが、週末には大きく低下し、200日線(15.89)を下回ってきた。米国では良好な経済指標、次期政権の政策への期待感などで市場が強い動きをみせるなか、再び200日線を下回ってきたことでリスク選好へ傾こう。
先週のNT倍率は先物中心限月で14.20倍に上昇した。21日の米国市場でエヌビディアが買われたことで、指数インパクトの大きい値がさハイテク株にはリバウンドの動きがみられており、相対的に日経平均型優位の展開だった。ただし22日はエヌビディアが3%を超える下落となっており、NTロングへの転換には見極めが必要と考えられ、方向性としてはNTショートでのスプレッド狙いが有効とみておきたい。
11月第2週(11月11日-15日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週連続の買い越しであり、買い越し額は491億円(11月第1週は7661億円の買い越し)だった。なお、現物は1521億円の買い越し(同1938億円の買い越し)と2週連続の買い越しであり、先物は1029億円の売り越し(同5723億円の買い越し)と2週ぶりの売り越し。個人は現物と先物の合算で1246億円の買い越しで2週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で252億円の売り越しとなり、3週ぶりの売り越しだった。
主要スケジュールでは、25日に9月景気動向指数改定値、26日に10月企業向けサービス価格指数、米国9月S&Pケースシラー住宅価格、米国11月コンファレンスボード消費者信頼感指数、米国10月新築住宅販売件数、FOMC(11月6日~7日開催分)議事要旨、27日に1-10月中国工業企業利益、米国7-9月期GDP改定値、米国10月個人所得、米国10月個人消費支出、28日に臨時国会召集、29日に10月完全失業率、10月有効求人倍率、10月鉱工業生産、石破首相所信表明演説、ブラックフライデーなどが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
08月限 日経225 35661.68 TOPIX 2510.68
09月限 日経225 36906.92 TOPIX 2585.41
10月限 日経225 39701.93 TOPIX 2721.72
11月限 日経225 39901.35 TOPIX 2765.26
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/12 11月22日 38030 38520 37700 38340 +300
24/12 11月21日 38490 38520 37860 38040 -400
24/12 11月20日 38420 38540 37710 38440 +20
24/12 11月19日 38190 38580 38140 38420 +160
24/12 11月18日 38570 38630 37780 38260 -410
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/12 11月22日 2683.5 2711.0 2663.5 2698.5 +13.5
24/12 11月21日 2707.0 2709.0 2675.5 2685.0 -21.0
24/12 11月20日 2712.0 2721.5 2668.0 2706.0 -6.0
24/12 11月19日 2690.0 2718.0 2689.0 2712.0 +18.0
24/12 11月18日 2703.5 2708.0 2668.0 2694.0 -15.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
11月22日(12月限) 38595 +255
11月21日(12月限) 38230 +190
11月20日(12月限) 38280 -160
11月19日(12月限) 38275 -145
11月18日(12月限) 38340 +80
※前日比は大阪取引
所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
11月15日 3261億円 +540億円 1兆4332億円 +400億円
11月08日 2720億円 +513億円 1兆3932億円 +1980億円
11月01日 2207億円 +518億円 1兆1951億円 -812億円
10月25日 1688億円 -85億円 1兆2764億円 -6063億円
10月18日 1774億円 +71億円 1兆8828億円 -1484億円
10月11日 1702億円 +378億円 2兆0312億円 +1765億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
11月20日 9419万株 -0.7万株 6億4170万株 -523万株
11月19日 9420万株 -6万株 6億4693万株 +5432万株
11月18日 9426万株 +226万株 5億9261万株 +577万株
11月15日 9199万株 +1253万株 5億8684万株 +1689万株
11月14日 7946万株 +12万株 5億6994万株 -1092万株
11月13日 7934万株 -52万株 5億8087万株 +783万株
11月12日 7987万株 +158万株 5億7348万株 +31万株
11月11日 7828万株 +237万株 5億7317万株 -83万株
11月08日 7591万株 +1693万株 5億7400万株 +430万株
11月07日 5898万株 -24万株 5億6970万株 +2667万株
11月06日 5922万株 -99万株 5億4302万株 -351万株
11月05日 6022万株 -438万株 5億4654万株 +2121万株
11月01日 6461万株 +1187万株 5億2532万株 -6274万株
10月31日 5273万株 -58万株 5億8806万株 +628万株
10月30日 5332万株 -1036万株 5億8178万株 +15万株
10月29日 6368万株 +341万株 5億8163万株 -620万株
10月28日 6026万株 +545万株 5億8783万株 +1836万株
株探ニュース
2024/11/24 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―米国市場との連動性が高まりやすくなる
今週の日経225先物は、決算発表がピークを通過したことで手掛かり材料に欠けるなか、米国市場との連動性が高まりやすくなりそうだ。そのうえで、トランプ次期政権に備えた動きに加えて、11月20日に発表が予定されるエヌビディアの決算に投資家の関心が集まろう。
15日の米国市場では主要な株価指数が下落した。13日発表された10月の米消費者物価指数(CPI)統計では、変動の大きい食品とエネルギーを除くコアCPIが堅調な伸びを示したほか、14日発表の米卸売物価指数(PPI)も予想通りの伸びだった。新規失業保険申請件数は予想を下回り、労働需要が健全であることが示された。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は14日の講演で、利上げを急ぐ必要はないとの見解を示している。
15日に発表された10月の米小売売上高は、前月比0.4%と市場予想(0.3%増程度)を上回ったほか前月分も上方修正した。また、11月のNY連銀製造業景況指数はプラス31.2となり、予想を大きく上回った。足もとの堅調な経済指標の結果を受けて長期金利は上昇基調を続けており、15日には一時4.50%と6月上旬以来の高水準を付けている。FRBが12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げを見送るとの観測が高まったほか、来年の利下げペースが緩やかになるとの見方から米株式市場では利益確定の売りが優勢となった。
また、トランプ次期大統領による閣僚人事の選出が物色に変化をもたらしている。対中強硬派として知られる共和党議員2人を国務長官と国家安全保障担当補佐官に選出したことで、中国からの輸入品への関税引き上げや対中規制の強化が警戒されて、半導体株には持ち高調整の売りが強まっている。さらに、大統領職と上下両院の多数派を共和党が占める「トリプルレッド」が実現することで、トランプ次期大統領が政策を推進しやすくなるとみられる。
なお、厚生長官には新型コロナウイルスのワクチンに懐疑的な立場だったロバート・ケネディ・ジュニア氏を起用すると発表。15日の米国市場ではモデルナやファイザー、アムジェン、イーライ・リリーなどの医薬品株が大幅に下げた。
市場の注目を集めるエヌビディアの決算発表だが、同社は8日からNYダウの構成銘柄に採用されている。そのため、その株価は他半導体株だけではなくNYダウにも影響を与えることで、東京市場におけるインパクトは大きくなりそうだ。
日経225先物は15日の取引終了後のナイトセッションで米株安の影響を受け、一時3万7780円と節目の3万8000円を割り込む場面もみられた。これにより支持線として意識されていた200日移動平均線(3万8280円)を割り込み、一気に75日線(3万7800円)水準まで下落した。ボリンジャーバンドの-2σ(3万7800円)まで下げてきたことで、いったんは売られ過ぎが意識されやすいと考えられる。
ただし、-2σを下回ってくる局面では、10月28日に付けた直近安値の3万7650円のほか、この水準を下回ると-3σ(3万7240円)辺りと、下へのバイアスが強まる可能性がある。一方で、売られ過ぎからリバウンドをみせてくるようだと、200日線のほか25日線の3万8910円が意識されてこよう。まずは、リバウンドからオプション権利行使価格の3万8000円から3万8500円のレンジを想定。エヌビディアの決算を受けて荒い値動きになる局面では3万7000円から3万9000円と広めのレンジをみておきたい。
15日の米VIX指数は16.14(前日は14.31)に上昇した。前日に一時13.59まで下げる場面もみられており、いったんはリバウンドが入りやすいところであろう。引き続き不安心理が高まった状態を示す20.00を下回っている状況であり、リスク選好の流れにある。ただし、200日線(15.84)を上回ってきたことで、やや市場心理を神経質にさせる可能性はありそうだ。
先週のNT倍率は先物中心限月で14.27倍に低下した。足もとで低下傾向が続くなか、支持線として意識されていた75日・200日線を下回ってきた。両線が位置する14.28倍辺りが抵抗線として機能してくると、NTショートに振れやすくなりそうだ。一方で、いったんは反転が意識されやすいとみられ、エヌビディアの決算で物色に変化がみられるかが注目される。
11月第1週(11月5日-8日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週ぶりの買い越しであり、買い越し額は7661億円(10月第5週は3372億円の売り越し)だった。なお、現物は1938億円の買い越し(同1885億円の売り越し)と4週ぶりの買い越しであり、先物は5723億円の買い越し(同1487億円の売り越し)と2週ぶりの買い越し。個人は現物と先物の合算で8713億円の売り越しで2週ぶりの売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で403億円の買い越しとなり、2週連続の買い越しだった。
主要スケジュールでは、11月18日に9月機械受注、G20サミット(~19日)、19日に米国10月住宅着工件数、20日に10月貿易統計、中国11月最優遇貸出金利、エヌビディア決算、21日に米国11月フィラデルフィア連銀景況指数、米国10月コンファレンス・ボード景気先行指数、米国10月中古住宅販売件数、22日に10月全国消費者物価指数、米国11月製造業PMI、米国11月サービス業PMIなどが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
08月限 日経225 35661.68 TOPIX 2510.68
09月限 日経225 36906.92 TOPIX 2585.41
10月限 日経225 39701.93 TOPIX 2721.72
11月限 日経225 39901.35 TOPIX 2765.26
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/12 11月15日 38660 39130 38600 38670 +90
24/12 11月14日 38720 39110 38490 38580 -70
24/12 11月13日 39500 39540 38610 38650 -760
24/12 11月12日 39610 39880 39140 39410 -140
24/12 11月11日 39540 39620 38960 39550 +50
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/12 11月15日 2709.0 2736.5 2705.5 2709.5 +6.5
24/12 11月14日 2707.0 2738.0 2696.0 2703.0 -2.0
24/12 11月13日 2745.0 2749.0 2701.0 2705.0 -38.5
24/12 11月12日 2743.0 2772.5 2733.0 2743.5 +2.5
24/12 11月11日 2746.0 2755.5 2708.0 2741.0 -4.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
11月15日(12月限) 38015 -655
11月14日(12月限) 38970 +390
11月13日(12月限) 38970 +320
11月12日(12月限) 39260 -150
11月11日(12月限) 39635 +85
※前日比は大阪取引
所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
11月08日 2720億円 +513億円 1兆3932億円 +1980億円
11月01日 2207億円 +518億円 1兆1951億円 -812億円
10月25日 1688億円 -85億円 1兆2764億円 -6063億円
10月18日 1774億円 +71億円 1兆8828億円 -1484億円
10月11日 1702億円 +378億円 2兆0312億円 +1765億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
11月13日 7934万株 -52万株 5億8087万株 +783万株
11月12日 7987万株 +158万株 5億7348万株 +31万株
11月11日 7828万株 +237万株 5億7317万株 -83万株
11月08日 7591万株 +1693万株 5億7400万株 +430万株
11月07日 5898万株 -24万株 5億6970万株 +2667万株
11月06日 5922万株 -99万株 5億4302万株 -351万株
11月05日 6022万株 -438万株 5億4654万株 +2121万株
11月01日 6461万株 +1187万株 5億2532万株 -6274万株
10月31日 5273万株 -58万株 5億8806万株 +628万株
10月30日 5332万株 -1036万株 5億8178万株 +15万株
10月29日 6368万株 +341万株 5億8163万株 -620万株
10月28日 6026万株 +545万株 5億8783万株 +1836万株
10月25日 5481万株 -101万株 5億6947万株 -5957万株
10月24日 5582万株 0株 6億2904万株 -1億3454万株
10月23日 5582万株 +2万株 7億6358万株 -5106万株
10月22日 5580万株 0株 8億1465万株 -272万株
10月21日 5580万株 0株 8億1738万株 -788万株
株探ニュース
2024/11/17 17:00
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株価指数先物 【週間展望】 ―トランプ政権の政策を睨んでの相場展開
今週の日経225先物は、トランプ氏の米大統領選勝利を受け、同氏が公約に掲げた減税や規制緩和、関税強化などを睨みながらの展開となろう。8日の米国市場ではトランプ次期政権の経済対策への期待から買いが継続し、NYダウ、 S&P500株価指数、ナスダックの主要な株価指数が最高値を更新。11月のミシガン大消費者信頼感指数は市場予想を上回り、7カ月ぶりの高水準だった。前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では予想通り0.25%の利下げを決定し、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が会見で、今後の利下げについて含みを持たせたことも投資家心理を明るくさせていた。
ただし、半導体SOX指数は下落した。S&P500指数、ナスダック指数は上昇したが、テスラの影響が大きい。同社は8日に8%を超す上昇となり、時価総額が1兆ドルに乗せていた。イーロン・マスクCEO(最高経営責任者)がトランプ氏勝利の立役者として優遇されるとの思惑が高まっていた。一方で、エヌビディア、アドバンスト・マイクロデバイセズ、マイクロン・テクノロジーなど半導体株の一角は売られた。
トランプ氏は中国製品に最大60%の関税を課すと示唆しており、中国は報復措置を講じる可能性がある。トランプ・ラリーの一方で、同氏の政策についてマイナス面の影響も市場は徐々に織り込むことになりそうだ。
先週の日経225先物は6日の1040円高で10月31日の戻り高値3万9720円を一気に突破し、7日には一時4万0170円(ナイトセッションを含む)まで買われ、大台の4万円を回復する場面もみられた。これにより、ボリンジャーバンドの+2σ(4万0010円)水準まで上昇したことで過熱感が警戒される一方、10月15日の戻り高値4万0300円が射程に入った。しかし、トランプ次期政権による関税強化を警戒し、指数インパクトの大きい値がさハイテク株の一角が売られており、8日の取引終了後のナイトセッションでは一時3万8960円と節目の3万9000円を割り込む場面もみられた。
また、国内では11日に特別国会が招集され、石破茂首相が衆院本会議での首相指名選挙で第103代首相に選出される見通しである。首相指名選挙は与党の過半数割れで石破氏と立憲民主党の野田佳彦代表による決選投票となる可能性が高い。波乱はないとみられるものの、週初は様子見ムードが高まりやすい。
日経225先物はナイトセッションでの調整で25日移動平均線(3万8980円)水準まで下げており、同線が支持線として機能するかが注目される。同線を明確に割り込んでくると、前週の上昇分を埋めてくる展開が警戒されやすく、ショートを誘う流れになりそうだ。また、支持線として機能したとしても、11月のSQ値が3万9901.35円であり、日経平均株価がこれを捉えることができないと、節目の4万円に接近する局面では戻り待ち狙いのショートが入りやすいだろう。
そのため、オプション権利行使価格の3万8000円から4万円と広めのレンジを想定しておきたい。25日線を下回る局面では、200日線が位置する3万7770円処が意識されてくる可能性はある。一方で、SQ値をクリアしてくると10月高値の4万0300円が改めてターゲットになりそうだ。
また、トランプ政権による中国への関税強化が警戒されるなか、いったんは中国の景気対策を手掛かりに日本から中国へシフトした資金が、再び日本に環流してくる可能性もあるだろう。そのため、下値の堅さは意識されやすく、25日線を下回ったとしても、ボリンジャーバンドの-1σが位置する3万8460円辺りでの押し目狙いに向かわせそうである。
そのほか、ピークを迎えている決算発表については、今週も1400社超が予定されているが、14日でピークは通過する。これまで米大統領選とFOMCの2大イベントを控えていたこともあり、先回り的な動きは限られていた。先週末は日産自動車 <7201> [東証P]が大幅な下方修正が嫌気されたが、売り一巡後は下落幅を縮めていた。決算発表がピークを通過し、機関投資家が動きやすくなるため、押し目狙いのロングの動きもみられそうだ。
8日の米VIX指数は14.94(前日は15.20)に低下した。先週は5日に22.00水準から一気に25日線(5日:20.16)近辺まで低下し、6日には一気に同線を割り込み、200日線(6日:15.79)を下回る場面もみられた。不安心理が高まった状態を示す20.00を明確に下回ったことでリスク選好の流れが強まった。8日は一時14.66まで下げており、8月19日に付けた14.46に接近している。同水準を下回ってくると、一段とリスク選好が強まりやすい。一方で200日線を上回ってくると、トランプ・ラリーの一巡が意識されてくるとみておきたい。
先週のNT倍率は先物中心限月で14.38倍に上昇した。前週末の14.41倍から6日には14.59倍に上昇する場面もみられ、抵抗線として意識されていた25日線(6日:14.47倍)を突破した。ただし、トランプ関税への警戒から半導体株の一角が売られるなか、7日には14.30倍まで大きく下げており、200日線(7日:14.28倍)、75日線(同:14.26倍)に接近する場面もあった。ハイテク株睨みとなるなか、200日線辺りまでの低下もありそうだ。
10月第5週(10月28日-11月1日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週ぶりの売り越しであり、売り越し額は3372億円(10月第4週は1293億円の買い越し)だった。なお、現物は1885億円の売り越し(同206億円の売り越し)と3週連続の売り越しであり、先物は1487億円の売り越し(同1500億円の買い越し)と2週ぶりの売り越し。個人は現物と先物の合算で329億円の買い越しで2週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で1495億円の買い越しとなり、5週ぶりの買い越しだった。
主要スケジュールでは、11月11日に日銀金融政策決定会合の主な意見(10月30~31日分)、10月景気ウォッチャー調査、首相指名選挙、中国「独身の日」、国連気候変動枠組み条約第29回締約国会議(COP29、~22日)、13日に10月国内企業物価、エヌビディアAIサミットジャパン、米国10月消費者物価指数、14日に米国10月生産者物価指数、パウエルFRB議長がダラス連銀主催のイベントで討議に参加、15日に7-9月期GDP、APEC首脳会議(~16日)、中国1-10月固定資産投資、中国10月鉱工業生産指数、中国10月小売売上高、米国10月小売売上高、米国10月鉱工業生産指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
08月限 日経225 35661.68 TOPIX 2510.68
09月限 日経225 36906.92 TOPIX 2585.41
10月限 日経225 39701.93 TOPIX 2721.72
11月限 日経225 39901.35 TOPIX 2765.26
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/12 11月08日 39170 39940 39160 39500 +260
24/12 11月07日 39790 40170 39030 39240 -460
24/12 11月06日 38640 39850 38540 39700 +1040
24/12 11月05日 38060 38790 38010 38660 +540
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/12 11月08日 2733.0 2774.5 2733.0 2745.0 +8.0
24/12 11月07日 2734.0 2767.0 2717.0 2737.0 +11.0
24/12 11月06日 2671.5 2748.5 2667.5 2726.0 +52.5
24/12 11月05日 2642.0 2690.5 2639.0 2673.5 +28.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
11月08日(12月限) 39135 -365
11月07日(12月限) 39690 +450
11月06日(12月限) 40035 +335
11月05日(12月限) 38970 +310
11月04日(12月限) 38375 +255
※前日比は大阪取引
所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
11月01日 2207億円 +518億円 1兆1951億円 -812億円
10月25日 1688億円 -85億円 1兆2764億円 -6063億円
10月18日 1774億円 +71億円 1兆8828億円 -1484億円
10月11日 1702億円 +378億円 2兆0312億円 +1765億円
10月04日 1323億円 -263億円 1兆8546億円 -1335億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
11月06日 5922万株 -99万株 5億4302万株 -351万株
11月05日 6022万株 -438万株 5億4654万株 +2121万株
11月01日 6461万株 +1187万株 5億2532万株 -6274万株
10月31日 5273万株 -58万株 5億8806万株 +628万株
10月30日 5332万株 -1036万株 5億8178万株 +15万株
10月29日 6368万株 +341万株 5億8163万株 -620万株
10月28日 6026万株 +545万株 5億8783万株 +1836万株
10月25日 5481万株 -101万株 5億6947万株 -5957万株
10月24日 5582万株 0株 6億2904万株 -1億3454万株
10月23日 5582万株 +2万株 7億6358万株 -5106万株
10月22日 5580万株 0株 8億1465万株 -272万株
10月21日 5580万株 0株 8億1738万株 -788万株
10月18日 5580万株 0株 8億2526万株 -518万株
10月17日 5580万株 0株 8億3044万株 -5894万株
10月16日 5580万株 -38万株 8億8939万株 -485万株
10月15日 5619万株 +290万株 8億9424万株 +652万株
株探ニュース
2024/11/10 17:01
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―米2大イベント通過後はロング対応
今週の日経225先物は、5日の米国大統領選挙と直後の6~7日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)の2大イベントと、ピークを迎える決算発表の影響を大きく受けるため、トレンドの出やすい週になりそうだ。米大統領選ではトランプ前大統領とハリス副大統領による接戦が続いているが、同時に行われる連邦議会の上下両院選も注目される。どのような結果になろうともボラティリティが高まりやすく、初動は大きくなろう。
FOMCについては0.25%の利下げがコンセンサスとなる。1日発表の10月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数が前月比1万2000人増と予想(10万人増)を大きく下回ったほか、10月の米ISM製造業景況感指数が46.5に低下し、予想(47.6程度)を下回った。雇用統計の伸び鈍化にはストライキやハリケーンなどの要因も影響した。これら指標の結果を受けて米景気の減速が意識され、米連邦準備理事会(FRB)が利下げを続けるとの見方が強まった。
相次ぐ大型テック株の決算発表では、1日にアップルが2024年10-12月期の見通しが慎重と受け止められて下落した一方で、アマゾン・ドット・コムは7-9月期決算が予想を上回ったとして6%を超す上昇となり、他のハイテク株に買いが波及した。前日に急落したマイクロソフトは小幅に反発した。
また、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスは1日、8日からダウ工業株30種平均(NYダウ)にエヌビディアを組み入れ、インテルを除外すると発表した。AI(人工知能)ブームを象徴するエヌビディアの組み入れにより、最高値圏で推移するNYダウの先高期待が強まりやすいだろう。なお、塗料大手のシャーウィン・ウィリアムズもダウに代わって採用される。
日経225先物は前週末に一時3万7940円と、節目の3万8000円を下回る場面がみられた。200日移動平均線(1日時点3万8090円)を割り込み、75日線(同:3万7830円)に接近する形となり、週前半の上昇分を帳消しにした。ただし、ナイトセッションでは強いリバウンドをみせており、一時3万8790円まで買われた。200日線を支持線とした切り返しにより、25日線(3万8800円)を捉えてきた。
米国市場の動向次第となるが、25日線突破から10月15日に付けた高値4万0300円とボリンジャーバンドの+3σ(4万0480円)が射程に入る。一方で、下へのバイアスが強まる局面では、75日線割れから-3σの3万7120円が意識されるだろう。そのため、オプション権利行使価格の3万7000円から4万0500円と広めのレンジを想定する。
また、米大統領選挙の結果を受けて下へのバイアスが強まったとしても、その後は経済政策への期待感が高まりやすい。新政権発足からの100日間はハネムーン期間とされ、報道機関や議会が厳しい批判を控えることでネガティブな材料も出にくい。年末高に向けて期待が高まりやすく、押し目狙いのロングで対応したい。
なお、東証は5日から現物市場の取引時間を午後3時半まで30分延長し、先物市場では日中立会は午後3時45分まで30分延長される。先物のナイトセッションは午後5時から翌朝6時までとなる。機関投資家によるアルゴリズム取引などのプログラム売買の頻度が高まりやすくなる点には注意が必要である。
1日の米VIX指数は21.88(前日は23.16)に低下した。先週は不安心理の高まりを示す20.00を挟んで推移し、マイクロソフトの下落をきっかけとしたハイテク株安もあり、31日には一時23.42まで上昇する場面もみられた。25日線(19.90)、75日線(18.79)が支持線として意識され、ボトム圏での推移であるが、米大統領選やFOMCの結果後にリバウンドを強める場面がありそうだ。反対に支持線を割り込む場面があれば、一気にリスク選好に向かわせよう。
先週のNT倍率は先物中心限月で14.41倍に低下した。25日線(14.46倍)を割り込み、一時14.36倍まで下げる場面もみられたが、米ハイテク株安の影響により相対的にTOPIX型優位の展開だった。1日の米国市場でハイテク株が買われたことで、リバランスの動きが入りやすいだろう。決算発表がピークを迎えるなか、決算の影響を受ける可能性があるが、先高観が強まる局面では日経平均型優位の展開が意識されそうだ。
10月第4週(10月21日-25日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週ぶりの買い越しであり、買い越し額は1293億円(10月第3週は4159億円の売り越し)だった。なお、現物は206億円の売り越し(同579億円の売り越し)と2週連続の売り越しであり、先物は1500億円の買い越し(同3580億円の売り越し)と2週ぶりの買い越し。個人は現物と先物の合算で436億円の売り越しで2週ぶりの売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で820億円の売り越しとなり、4週連続の売り越しだった。
主要スケジュールでは、11月4日に米国9月製造業新規受注、中国全国人民代表大会(全人代)常務委員会(~8日)、5日に東証が取引時間を延長、米大統領選挙、米国9月貿易収支、6日に日銀金融政策決定会合議事要旨(9月19・20日開催分)、7日に中国10月貿易収支、イングランド銀行(BOE)政策金利、FOMC終了後に政策金利、パウエルFRB議長記者会見、8日にオプションSQ、9月全世帯家計調査、9月景気動向指数、米国11月ミシガン大学消費者信頼感指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
08月限 日経225 35661.68 TOPIX 2510.68
09月限 日経225 36906.92 TOPIX 2585.41
10月限 日経225 39701.93 TOPIX 2721.72
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/12 11月01日 38820 38940 37940 38120 -940
24/12 10月31日 39550 39720 38840 39060 -430
24/12 10月30日 39090 39490 38890 39490 +520
24/12 10月29日 38710 38970 38270 38970 +300
24/12 10月28日 37960 38770 37550 38670 +660
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/12 11月01日 2684.0 2692.5 2639.0 2645.0 -49.5
24/12 10月31日 2717.5 2723.0 2681.5 2694.5 -20.5
24/12 10月30日 2692.5 2718.5 2687.0 2715.0 +26.5
24/12 10月29日 2667.0 2688.5 2641.0 2688.5 +26.5
24/12 10月28日 2621.5 2667.0 2602.0 2662.0 +35.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
11月01日(12月限) 38575 +455
10月31日(12月限) 38350 -710
10月30日(12月限) 39295 -195
10月29日(12月限) 39170 +200
10月28日(12月限) 38605 -65
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
10月25日 1688億円 -85億円 1兆2764億円 -6063億円
10月18日 1774億円 +71億円 1兆8828億円 -1484億円
10月11日 1702億円 +378億円 2兆0312億円 +1765億円
10月04日 1323億円 -263億円 1兆8546億円 -1335億円
09月27日 1587億円 +13億円 1兆9881億円 +1715億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
10月30日 5332万株 -1036万株 5億8178万株 +15万株
10月29日 6368万株 +341万株 5億8163万株 -620万株
10月28日 6026万株 +545万株 5億8783万株 +1836万株
10月25日 5481万株 -101万株 5億6947万株 -5957万株
10月24日 5582万株 0株 6億2904万株 -1億3454万株
10月23日 5582万株 +2万株 7億6358万株 -5106万株
10月22日 5580万株 0株 8億1465万株 -272万株
10月21日 5580万株 0株 8億1738万株 -788万株
10月18日 5580万株 0株 8億2526万株 -518万株
10月17日 5580万株 0株 8億3044万株 -5894万株
10月16日 5580万株 -38万株 8億8939万株 -485万株
10月15日 5619万株 +290万株 8億9424万株 +652万株
10月11日 5329万株 +370万株 8億8771万株 +2708万株
10月10日 4959万株 0株 8億6063万株 +170万株
10月09日 4959万株 0株 8億5893万株 +726万株
10月08日 4959万株 0株 8億5166万株 -931万株
10月07日 4959万株 +1117万株 8億6097万株 +4086万株
株探ニュース
2024/11/04 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―政治リスク不安も、ハイテク決算でロングタイミングを図る
今週の日経225先物は、衆議院議員選挙の結果が週明けの動向を大きく左右することになる。先週は与党過半数はギリギリの情勢との報道を受けて、政治リスクの織り込みが一段と強まり、24日には一時3万7640円まで売られる場面がみられた。
日経225先物は石破政権に対する期待から15日に4万0300円まで買われ、自民総裁選の結果を受けた急落分を解消するリバウンドをみせたが、10月半ば以降の調整によってリバウンド分を帳消しにしている。水準としては75日・200日移動平均線が位置する3万8000円処での攻防をみせており、同水準が支持線として意識されている。ただし、与党過半数割れとなった場合には、政治リスクを警戒する海外投資家によるショートの強まりが想定される。
一方、与党が過半数を維持した場合には、改めて石破政権への政策期待が高まることで、アク抜けによるリバウンドが意識されてくる可能性がある。もっとも、翌週には接戦が続く米大統領選挙の投票日を控えている。米国ではヘッジファンドなどの一部が、トランプ前大統領の勝利を想定したポジションを積み上げているようだ。また、決算発表が本格化するなかで、積極的にはポジションを傾けにくい需給状況が続くだろう。
米大統領選でトランプ氏優位の報道が目立つようだと、ややショートが意識されやすいとみられる。企業決算については、現在のところ日米ともに好印象である。国内ではディスコ <6146> [東証P]のほか、前週はニデック <6594> [東証P]の市場予想を上回る決算を評価したリバウンドの動きが、センチメントを支えた感がある。足もとで不安定な値動きが続くハイテク株だが、決算後のアク抜けが意識されてくると、押し目待ち狙いのロングも入りやすくなりそうだ。
日経225先物はボリンジャーバンドの-1σ(3万7980円)辺りでの攻防となった。10月半ば以降はバンドが収斂しており、トレンドが出やすいタイミングである。下へのバイアスが強まるようだと、-2σの3万7290円、‐3σの3万6600円辺りが意識されてくる。一方で、リバウンドが強まると中心値(25日)の3万8670円のほか、+1σの3万9350円がターゲットになるだろう。
25日の米国市場ではNYダウが5日続落し、週間では7週ぶりに下落した。10月の米ミシガン大学消費者態度指数(確報値)が70.5と9月の70.1から上昇したほか、市場予想(69程度)を上回った。米経済の底堅さが改めて意識されたほか、良好な決算が続くハイテク企業へ買いが入り、ナスダック指数は上昇した。前日に決算評価から20%を超える上昇となったテスラ は25日も続伸し、9月30日に付けた戻り高値を上回った。
今週の米国ではアドバンスト・マイクロ・デバイセズ、アルファベット、マイクロソフト、アップル、アマゾン・ドット・コムなど、大型テックや半導体株の決算発表が相次ぐ。良好な決算が続くようだと、指数インパクトの大きい値がさハイテク株の支援材料になりそうだ。
なお、国内では30日にアドバンテスト <6857> [東証P]の決算が予定されている。東京エレクトロン <8035> [東証P]など他の半導体株と比べて強いトレンドを継続していることもあり、予想を上回る決算となれば、センチメントを明るくさせそうだ。その場合、衆議院選挙の結果を受けて波乱の展開から下へのバイアスが強まったとしても、押し目狙いのタイミングを探ることになろう。
25日の米VIX指数は、20.33(前日は19.08)に上昇した。先週は22日に一時18.05まで低下する場面もみられ、不安心理の高まりを示す20.00を下回っての推移が目立った。25日線(18.88)を挟んでの推移となったが、75日線(18.38)が支持線として意識される形だった。ボトム圏での推移であるが、米大統領選を控えてリバウンドを強める場面もありそうだ。
先週のNT倍率は、先物中心限月で14.47倍に低下した。22日に14.59倍を付ける場面もみられたが、政治リスクの織り込みが進むなか、相対的に日経平均型の弱さが目立った。ただし、25日線が支持線として意識されており、週半ば以降は同線に沿った形で下値を切り上げている。選挙結果による波乱も予想されるが、米国の大型テックや半導体関連の決算が相次ぐなか、NTロングに振れやすくなる可能性はあろう。
10月第3週(10月15日-18日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週ぶりの売り越しであり、売り越し額は4159億円(10月第2週は4081億円の買い越し)だった。なお、現物は579億円の売り越し(同2473億円の買い越し)と3週ぶりの売り越しであり、先物は3580億円の売り越し(同1607億円の買い越し)と2週ぶりの売り越し。個人は現物と先物の合算で1824億円の買い越しで2週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で599億円の売り越しとなり、3週連続の売り越しだった。
主要スケジュールでは、29日に9月完全失業率、9月有効求人倍率、米国8月S&Pケースシラー住宅価格、米国10月コンファレンスボード消費者信頼感指数、米国9月JOLTS求人件数、30日に米国10月ADP雇用者数、米国7-9月期GDP、31日に日銀金融政策決定会合終了後に政策金利、9月鉱工業生産、植田和男日銀総裁が記者会見、中国10月製造業PMI、米国9月個人消費支出、米国9月個人所得、11月1日に中国10月財新製造業PMI、米国10月雇用統計、米国10月ISM製造業景気指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
08月限 日経225 35661.68 TOPIX 2510.68
09月限 日経225 36906.92 TOPIX 2585.41
10月限 日経225 39701.93 TOPIX 2721.72
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/12 10月25日 38230 38300 37730 38010 -150
24/12 10月24日 38170 38360 37640 38160 +90
24/12 10月23日 38530 38600 37990 38070 -360
24/12 10月22日 39090 39220 38200 38430 -590
24/12 10月21日 39110 39280 38790 39020 +10
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/12 10月25日 2638.0 2643.5 2606.5 2626.5 -8.0
24/12 10月24日 2643.0 2646.5 2606.0 2634.5 -2.0
24/12 10月23日 2658.5 2664.5 2632.5 2636.5 -16.5
24/12 10月22日 2685.5 2694.5 2636.5 2653.0 -29.5
24/12 10月21日 2696.5 2711.0 2672.5 2682.5 -7.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
10月25日(12月限) 38095 +85
10月24日(12月限) 38090 -70
10月23日(12月限) 37850 -220
10月22日(12月限) 38390 -40
10月21日(12月限) 39025 +5
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
10月18日 1774億円 +71億円 1兆8828億円 -1484億円
10月11日 1702億円 +378億円 2兆0312億円 +1765億円
10月04日 1323億円 -263億円 1兆8546億円 -1335億円
09月27日 1587億円 +13億円 1兆9881億円 +1715億円
09月20日 1573億円 -116億円 1兆8166億円 +3909億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
10月23日 5582万株 +2万株 7億6358万株 -5106万株
10月22日 5580万株 0株 8億1465万株 -272万株
10月21日 5580万株 0株 8億1738万株 -788万株
10月18日 5580万株 0株 8億2526万株 -518万株
10月17日 5580万株 0株 8億3044万株 -5894万株
10月16日 5580万株 -38万株 8億8939万株 -485万株
10月15日 5619万株 +290万株 8億9424万株 +652万株
10月11日 5329万株 +370万株 8億8771万株 +2708万株
10月10日 4959万株 0株 8億6063万株 +170万株
10月09日 4959万株 0株 8億5893万株 +726万株
10月08日 4959万株 0株 8億5166万株 -931万株
10月07日 4959万株 +1117万株 8億6097万株 +4086万株
10月04日 3841万株 -484万株 8億2011万株 +141万株
10月03日 4325万株 -195万株 8億1870万株 +835万株
10月02日 4521万株 +11万株 8億1034万株 -384万株
10月01日 4510万株 -43万株 8億1419万株 +1250万株
09月30日 4553万株 +136万株 8億0168万株 -3972万株
株探ニュース
2024/10/27 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―主要企業の決算の影響を受けやすい相場展開
今週の日経225先物は、発表が本格化する企業決算の影響を受けやすい相場展開になりそうだ。先週の米国では、ゴールドマン・サックス・グループやモルガン・スタンレーなど金融企業の良好な決算が相次ぎ、NYダウを押し上げる一方で、ユナイテッドヘルス・グループの慎重な見通しがNYダウを押し下げる場面もみられた。
さらに、オランダのASMLホールディングは2025年12月期の見通しを引き下げたことが嫌気されて急落し、他の半導体株に売りが広がった。その後、台湾積体電路製造(TSMC)の予想を上回る決算を受け、ASMLショックは和らぐ形となった。
18日の米国市場では、ネットフリックスが、前日の取引終了後に発表した7-9月期決算が予想を上回り大幅高となった。ハイテク株への投資家心理が上向くなかで、アマゾン・ドット・コムなど大型テック株の一角が買われた。主力企業の決算発表が本格的に始まったが、好調なスタートを切った形である。
国内ではディスコ <6146> [東証P]の決算に関心が集まっていたが、生成AI(人工知能)向けに高性能半導体の需要が増加し、ダイシングソーなどの出荷が好調であり、10-12月期見通しは予想を上回った。この結果を受けて18日は7%超上昇しており、今週もリバウンド基調が続くようだと、本格化するハイテク企業などの決算に対してアク抜けも意識されてこよう。
先週の日経225先物は15日に4万0300円をつけ4万円の大台を回復したが、翌日は3万8830円まで売られる荒い値動きとなった。ただし、その後は3万8790円まで下げる場面もみられたが、概ね3万9000円辺りでの底堅さが意識されていた。一方で、16日の下落局面ではボリンジャーバンドの+1σと+2σによるレンジを割り込んでおり、+1σ(3万9480円)が抵抗線として意識されてくる。
そのため、オプション権利行使価格の3万9000円を中心とした上下の権利行使価格3万8750円から3万9375円のレンジを想定する。今週はニデック <6594> [東証P]やキヤノン <7751> [東証P]、信越化学工業 <4063> [東証P]、ファナック <6954> [東証P]など主要企業の決算発表が予定されている。決算を受けた短期的な売買に振らされやすい面はあるが、3万9000円処では押し目狙いのロング対応となろう。
一方で、日米ともに良好な決算が相次ぐようだと、+1σを捉えてくる可能性がある。突破を狙ったロングの動きは限られようが、ショートカバーを誘う形に向かう展開も意識しておきたい。衆院選を控えるなかでロングは積み上がっておらず、反対に政権交代を警戒したショートが若干ながら積み上がっていると考えられる。
なお、18日の米VIX指数は18.03(前日は19.11)に低下した。先週は緩やかな低下傾向を維持しており、週末には支持線として意識されていた75日移動平均線(17.95)と25日線(14.49)を下回ってきた。不安心理が高まった状態とされる20.00を下回り、支持線水準を割り込んできたことで、リスク選好に向かわせよう。
10月第2週(10月7日-11日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では8週ぶりの買い越しであり、買い越し額は4081億円(10月第1週は2080億円の売り越し)だった。なお、現物は2473億円の買い越し(同3955億円の売り越し)と2週連続の買い越しであり、先物は1607億円の買い越し(同6036億円の売り越し)と4週ぶりの買い越し。個人は現物と先物の合算で1856億円の売り越しで2週ぶりの売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で1548億円の売り越しとなり、2週連続の売り越しだった。
主要スケジュールでは、21日に中国10月最優遇貸出金利、米国9月コンファレンス・ボード景気先行指数、22日にIMF世界経済見通し、23日にG20財務相・中央銀行総裁会議(~24日)、米国9月中古住宅販売件数、24日に米国10月製造業PMI、米国9月新築住宅販売件数、25日に10月東京都区部消費者物価指数、8月景気動向指数改定値、米国9月耐久財受注などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
08月限 日経225 35661.68 TOPIX 2510.68
09月限 日経225 36906.92 TOPIX 2585.41
10月限 日経225 39701.93 TOPIX 2721.72
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/12 10月18日 39180 39440 38930 39010 -90
24/12 10月17日 39130 39520 38790 39100 -90
24/12 10月16日 39820 39930 38830 39190 -720
24/12 10月15日 39500 40300 39410 39910 +300
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/12 10月18日 2699.0 2716.0 2685.5 2690.0 -5.0
24/12 10月17日 2686.5 2711.5 2682.0 2695.0 +4.5
24/12 10月16日 2717.5 2723.0 2679.0 2690.5 -31.5
24/12 10月15日 2701.5 2750.0 2698.5 2722.0 +14.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
10月18日(12月限) 39170 +160
10月17日(12月限) 39205 +105
10月16日(12月限) 39450 +260
10月15日(12月限) 38955 -955
10月14日(12月限) 40095 +485
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
10月11日 1702億円 +378億円 2兆0312億円 +1765億円
10月04日 1323億円 -263億円 1兆8546億円 -1335億円
09月27日 1587億円 +13億円 1兆9881億円 +1715億円
09月20日 1573億円 -116億円 1兆8166億円 +3909億円
09月13日 1690億円 -2543億円 1兆4256億円 +3072億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
10月16日 5580万株 -38万株 8億8939万株 -485万株
10月15日 5619万株 +290万株 8億9424万株 +652万株
10月11日 5329万株 +370万株 8億8771万株 +2708万株
10月10日 4959万株 0株 8億6063万株 +170万株
10月09日 4959万株 0株 8億5893万株 +726万株
10月08日 4959万株 0株 8億5166万株 -931万株
10月07日 4959万株 +1117万株 8億6097万株 +4086万株
10月04日 3841万株 -484万株 8億2011万株 +141万株
10月03日 4325万株 -195万株 8億1870万株 +835万株
10月02日 4521万株 +11万株 8億1034万株 -384万株
10月01日 4510万株 -43万株 8億1419万株 +1250万株
09月30日 4553万株 +136万株 8億0168万株 -3972万株
09月27日 4416万株 +179万株 8億4140万株 +1億1810万株
09月26日 4236万株 -78万株 7億2330万株 +9635万株
09月25日 4315万株 +559万株 6億2695万株 -5558万株
09月24日 3756万株 -187万株 6億8253万株 -1057万株
株探ニュース
2024/10/20 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―米金融決算に注目
今週の日経225先物は、米国の主力企業の決算を睨んでの相場展開になりそうである。11日の米国市場では、JPモルガン・チェースが発表した7-9月期決算は売上高に相当する純営業収益と一株利益が予想を上回り、4.4%超の上昇となった。ウェルズ・ファーゴも予想を上回る決算が評価されており、今週決算発表を控えるゴールドマン・サックス・グループなど金融株全般に買いが波及した。
また、9月の米卸売物価指数(PPI)は前月比横ばいとなり、市場予想(0.1%増程度)を下回ったほか、変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアPPIは前月比0.2%上昇と予想に一致した。前日の米消費者物価指数(CPI)では金利据え置きの可能性も意識されていたが、11月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の利下げをするとの見方を支えた形となった。
今週の米国ではゴールドマンのほか、シティグループやモルガン・スタンレー、USバンコープ、アメリカン・エキスプレスなど金融株の決算発表が予定されており、予想を上回る決算が相次ぐようだと、先高期待が高まろう。また、17日に予定されるネットフリックスの決算が好内容の場合、大型テック株への波及効果も期待できそうである。
ヒズボラによるイスラエル北部での無人機攻撃、レバノン国連軍施設へのイスラエル軍戦車の侵入が伝えられるなど、緊迫化する中東情勢は重荷であり、大型ハリケーン上陸による経済や大統領選への影響なども不透明要因となるが、投資家の関心は企業業績に移ることになるだろう。
先週の日経225先物は週末には好決算が評価されたファーストリテイリング <9983> [東証P]のインパクトが大きかったとはいえ、下値切り上げのトレンドを継続。11日の取引終了後のナイトセッションでは一時3万9940円まで買われており、9月27日の自民党総裁選の高市トレードで付けた高値3万9900円を上回ってきた。14日の祝日取引では上げ幅を縮めているものの、ボリンジャーバンドの+1σ(3万9170円)と+2σ(4万0540円)によるレンジ内で推移。ナイトセッションの動きからは3万9500円~4万円のレンジが意識されやすいとみられる。
9月27日の直近高値を更新したことで、いったんは達成感が意識されて利益確定に伴うロング解消が入りやすいところではある。ただし、3万9500円処では押し目狙いのロング対応としつつ、+2σ辺りへのトレンドを想定しておきたい。一方で、米決算が失望されたり、中東情勢の緊張が高まる局面では、スキャルピング中心のトレードになりそうだ。
また、国内ではディスコ <6146> [東証P]の決算が17日に予定されている。足もとでは7-9月期の個別出荷額が予想を下回ったことが嫌気されたが、アク抜けとなれば他の半導体株への支援材料になろう。米国でエヌビディアやマイクロン・テクノロジーなどがリバウンド基調を継続するなか、ハイテク株を見直す動きが強まるようだと、日経平均型の上昇が意識されやすい。
なお、11日の米VIX指数は20.46(前日は20.93)に低下した。先週は8日に23.14まで上昇する場面がみられ、その後は緩やかに低下する動きとなった。ただし、地政学リスクと大型ハリケーン上陸による経済への影響が警戒されるなか、不安心理が高まった状態を示すとされる20.00を上回って推移している。20.00を下回ってきたとしても、25日移動平均線が位置する18.20処が支持線として機能する可能性もあり、慎重姿勢は崩せないところである。
先週のNT倍率は先物中心限月で14.62倍に上昇した。11日朝方に14.47倍に低下する場面もみられたが、ファーストリテイリングのほか、アドバンテスト <6857> [東証P]が日経平均型を牽引する形となった半面、TOPIXが終盤にかけて弱含みで推移したことでスプレッドが拡大した。9月27日に付けた直近の戻り高値である14.51倍を上放れてきたことで、反動安を想定しつつも8月5日に付けた14.69倍が意識されやすく、目先的にはNTロングでのスプレッド狙いに向かいやすい。
10月第1週(9月30日-10月4日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では7週連続の売り越しであり、売り越し額は2080億円(9月第4週は9495億円の売り越し)だった。なお、現物は3955億円の買い越し(同567億円の売り越し)と7週ぶりの買い越しであり、先物は6036億円の売り越し(同8928億円の売り越し)と3週連続の売り越し。個人は現物と先物の合算で1089億円の買い越しで3週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で1233億円の売り越しとなり、3週ぶりの売り越しだった。
主要スケジュールでは、14日に中国9月貿易収支、15日に衆議院議員選挙公示、米国10月ニューヨーク連銀製造業景気指数、16日に8月機械受注、米国9月輸出入物価指数、17日に9月貿易統計、ECB政策金利、米国9月小売売上高、ラガルドECB総裁記者会見、米国9月鉱工業生産指数、18日に9月全国消費者物価指数、中国7-9月期GDP、中国9月鉱工業生産指数、中国9月小売売上高、中国1-9月固定資産投資、米国9月住宅着工件数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
08月限 日経225 35661.68 TOPIX 2510.68
09月限 日経225 36906.92 TOPIX 2585.41
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/12 10月11日 39270 39690 38900 39610 +300
24/12 10月10日 39170 39700 39150 39310 +20
24/12 10月09日 38870 39520 38830 39290 +330
24/12 10月08日 39290 39310 38710 38960 -410
24/12 10月07日 38570 39800 38570 39370 +810
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/12 10月11日 2709.0 2727.5 2687.0 2708.0 -1.0
24/12 10月10日 2700.5 2733.5 2699.5 2709.0 +1.0
24/12 10月09日 2696.0 2732.0 2693.5 2708.0 +4.5
24/12 10月08日 2735.5 2736.5 2688.5 2703.5 -36.0
24/12 10月07日 2690.5 2769.0 2690.5 2739.5 +49.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
10月11日(12月限) 39855 +245
10月10日(12月限) 39370 +60
10月09日(12月限) 39665 +375
10月08日(12月限) 39375 +415
10月07日(12月限) 38915 -455
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
10月04日 1323億円 -263億円 1兆8546億円 -1335億円
09月27日 1587億円 +13億円 1兆9881億円 +1715億円
09月20日 1573億円 -116億円 1兆8166億円 +3909億円
09月13日 1690億円 -2543億円 1兆4256億円 +3072億円
09月06日 4233億円 -706億円 1兆1184億円 -4548億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
10月09日 4959万株 0株 8億5893万株 +726万株
10月08日 4959万株 0株 8億5166万株 -931万株
10月07日 4959万株 +1117万株 8億6097万株 +4086万株
10月04日 3841万株 -484万株 8億2011万株 +141万株
10月03日 4325万株 -195万株 8億1870万株 +835万株
10月02日 4521万株 +11万株 8億1034万株 -384万株
10月01日 4510万株 -43万株 8億1419万株 +1250万株
09月30日 4553万株 +136万株 8億0168万株 -3972万株
09月27日 4416万株 +179万株 8億4140万株 +1億1810万株
09月26日 4236万株 -78万株 7億2330万株 +9635万株
09月25日 4315万株 +559万株 6億2695万株 -5558万株
09月24日 3756万株 -187万株 6億8253万株 -1057万株
09月20日 3943万株 +435万株 6億9310万株 +1910万株
09月19日 3508万株 +344万株 6億7400万株 +1187万株
09月18日 3164万株 -25万株 6億6212万株 +4143万株
09月17日 3189万株 -2161万株 6億2069万株 -6026万株
株探ニュース
2024/10/14 17:00
みんかぶニュース その他
本日の【株主優待】情報 (11日引け後 発表分)
10月11日引け後に、株主優待制度について新設や拡充、変更、廃止を発表した銘柄を取り上げた。
■記念優待 ――――――――――――――
ミガロホールディングス <5535> [東証P] 決算月【3月】 10/11発表
ホールディングス1周年記念株主優待を実施。25年3月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、一律1000円分のQUOカードを贈呈する。
■再開 ――――――――――――――――
カワサキ <3045> [東証S] 決算月【8月】 10/11発表
毎年2月末と8月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、直営オンラインショップ利用クーポン(保有株数に応じて1500~5000円相当)、および「ホテルレイクアルスター アルザ泉大津」利用券(1500~4500円相当)を贈呈する。
■廃止 ――――――――――――――――
サムティホールディングス <187A> [東証P] 決算月【12月】 10/11発表
TOBの成立を条件に、株主優待制度を廃止する。
株探ニュース
2024/10/11 19:50
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―週初の急落で需給整理が一気に進展しロング対応へ
今週の日経225先物は、波乱の展開から始まることになりそうだ。先週の米国市場は年内の追加利下げへの期待からNYダウ、 S&P500指数が連日で史上最高値を更新。中国の景気刺激策発表も材料視されたほか、マイクロン・テクノロジーの決算評価で他の半導体株に買いが広がる場面もみられ、主要な株価指数が週間ベースで上昇した。国内では良好な外部環境に加えて、9月期末の配当志向の物色や配当再投資に伴う需給が指数を押し上げる形となった。
また、自民総裁選を巡る思惑が相場の大きな変動要因となった。1回目の投票では、高市早苗氏が1位、石破茂氏が2位となった。日銀の利上げに批判的な高市氏がトップで決選投票に進んだことで、為替市場では1ドル=146円台に円安が進行し、これを受けて日経225先物は終盤にかけて急伸し、一時3万9900円まで買われた。
だが、決選投票では石破氏が逆転し、新総裁に選出。直後に円相場は一気に円高に振れ、日経225先物はナイトセッションで直近2日間の上昇分を帳消しにし、一時3万7290円まで急落し、日中比2410円安の3万7440円で終えている。
週初はこの下落に対する裁定解消売りが入るほか、ヘッジ対応のショートが強まりやすい。先週は9月2日の戻り高値3万8950円を突破し、13週移動平均線(3万7750円)、26週線(3万8120円)を大きく上放れて終えたが、ナイトセッションでこれらを割り込んでいる。75日線(3万8050円)を割り込んで始まり、200日線(3万7390円)、25日線(3万7350円)水準まで下げており、両線が支持線として機能するかを見極めることになりそうだ。
もっとも、高市氏の勝利を織り込んだ短期的な急伸後の急落であり、週初の波乱展開により需給整理は一気に進むとみられる。相場の落ち着きどころを探りつつ、改めて新政権への政策期待が高まる可能性があり、押し目狙いのロング対応に向かわせよう。石破氏勝利で利上げ観測の高まりも警戒されそうだが、石破氏は日曜日の報道番組に出演し、政策金利の引き上げに慎重な姿勢を示している。貯蓄から投資の流れは止めてはいけないとも述べており、イレギュラー的な下落はロングの好機になりそうだ。
一方で、今週の米国では、10月1日に9月ISM製造業景気指数、2日に米国9月ADP雇用統計、4日には9月雇用統計などの発表が予定されている。改めて経済指標の結果を受けた米国の金融政策の行方に関心が向かうことになろう。年内の大幅利下げ観測が高まるようだと、NYダウ、S&P500指数の高値更新が意識されやすく、支援材料になる可能性がある。
そのため、ボトムは見極めづらいものの、まずはオプション権利行使価格の3万7000円から3万8000円のレンジを想定しておきたい。先週末の急伸でボリンジャーバンドの+2σを突破し、+3σ(4万0070円)に接近していた。過熱感が警戒されるなか、ナイトセッションで一気に中心値(25日)まで下げている。3万7000円を割り込んでくると-1σが位置する3万6260円が意識される局面もありそうだが、25日線水準で底堅さがみられれば、75日線辺りを意識したリバウンドに向かわせよう。75日線突破後はさらにショートカバーを交えた値動きによって、3万8000円から3万9000円のレンジに移行するだろう。
なお、27日の米VIX指数は16.96(前日は15.37)に上昇した。ボトム圏での推移が続くなか、先週は週初に75日線を割り込み、その後も低下傾向をみせ200日線に接近していた。これまでも200日線が支持線として機能していたこともあり、反転しやすいところでもあったとみられる。週末には75日線(16.49)を上回り、25日線(17.34)に接近してきた。同線を上回ってくると慎重姿勢につながる可能性はあるが、基本的には20.00を明確に上回ってくるまでは、リスク選好の動きに向かいやすい。
先週末のNT倍率は先物中心限月で14.51倍に上昇した。指数インパクトの大きい東京エレクトロン <8035> [東証P]、ファーストリテイリング <9983> [東証P]、アドバンテスト <6857> [東証P]などが後場一段高となった影響が大きかった。一方で、東証プライムの騰落銘柄では値下がり数が過半数を占めるなど日経平均型に買いが集中していたため、ナイトセッションの動きから、NTロングのリバランスの動きが入りそうだ。ただし、一気に需給整理は進展するとみられ、リバランス一巡後はNTロングを意識しておきたいところである。
9月第3週(9月17日-20日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では5週連続の売り越しであり、売り越し額は7622億円(9月第2週は1兆0981億円の売り越し)だった。なお、現物は5122億円の売り越し(同1兆5425億円の売り越し)と5週連続の売り越しであり、先物は2500億円の売り越し(同4444億円の買い越し)と5週ぶりの買い越し。個人は現物と先物の合算で3421億円の売り越しで3週ぶりの売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で734億円の買い越しとなり、3週ぶりの買い越しだった。
主要スケジュールでは、9月30日に8月鉱工業生産、中国9月製造業PMI、米国9月シカゴ購買部協会景気指数、パウエルFRB議長講演、10月1日に8月完全失業率、日銀金融政策決定会合の主な意見、日銀短観、米国9月ISM製造業景気指数、米国8月JOLTS求人件数、米大統選副大統領候補テレビ討論会、2日に米国9月ADP雇用統計、3日に米国9月ISM非製造業景気指数、4日に米国9月雇用統計などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
08月限 日経225 35661.68 TOPIX 2510.68
09月限 日経225 36906.92 TOPIX 2585.41
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/12 09月27日 38820 39900 38750 39850 +1190
24/12 09月26日 37760 38740 37760 38660 +1000
24/12 09月25日 37920 38090 37480 37660 -160
24/12 09月24日 37790 38420 37690 37820 +290
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/12 09月27日 2706.5 2757.0 2690.0 2746.0 +48.0
24/12 09月26日 2633.5 2701.0 2633.5 2698.0 +69.5
24/12 09月25日 2644.0 2655.5 2620.0 2628.5 -8.5
24/12 09月24日 2631.5 2675.5 2630.5 2637.0 +21.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
09月27日(12月限) 37450 -2400
09月26日(12月限) 39280 +620
09月25日(12月限) 37980 +320
09月24日(12月限) 37670 -150
09月23日(12月限) 38115 +585
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
09月20日 1573億円 -116億円 1兆8166億円 +3909億円
09月13日 1690億円 -2543億円 1兆4256億円 +3072億円
09月06日 4233億円 -706億円 1兆1184億円 -4548億円
08月30日 4940億円 -428億円 1兆5733億円 -313億円
08月23日 5368億円 -25億円 1兆6046億円 +374億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
09月25日 4315万株 +559万株 6億2695万株 -5558万株
09月24日 3756万株 -187万株 6億8253万株 -1057万株
09月20日 3943万株 +435万株 6億9310万株 +1910万株
09月19日 3508万株 +344万株 6億7400万株 +1187万株
09月18日 3164万株 -25万株 6億6212万株 +4143万株
09月17日 3189万株 -2161万株 6億2069万株 -6026万株
09月13日 5350万株 -1億1836万株 5億6042万株 -4643万株
09月12日 1億7186万株 -4137万株 6億0686万株 +1億5176万株
09月11日 2億1324万株 +3705万株 4億5510万株 +3553万株
09月10日 1億7618万株 +694万株 4億1956万株 +1241万株
09月09日 1億6923万株 +3502万株 4億0715万株 -1126万株
09月06日 1億3421万株 -3199万株 4億1841万株 +252万株
09月05日 1億6621万株 -196万株 4億1589万株 +369万株
09月04日 1億6818万株 +850万株 4億1220万株 -1億0997万株
09月03日 1億5968万株 +323万株 5億2217万株 -2307万株
09月02日 1億5645万株 +8万株 5億4525万株 -1386万株
株探ニュース
2024/09/29 17:00
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株価指数先物 【週間展望】 ―抵抗線クリアでショートカバーが強まりやすい
今週の日経225先物は、ロング優勢の相場展開が見込まれる。注目された日米金融会合では、米連邦準備理事会(FRB)の大幅な利下げによってソフトランディングへの期待が強まり、NYダウ、 S&P500指数は最高値を更新。一方、日銀の金融政策決定会合では予想通り政策金利が据え置かれた。日米金融イベント通過後はショートカバーが強まり、19日に710円高で3万7000円を回復した日経225先物は、20日には3万7770円まで買われる場面もみられた。これにより9月4日の急落以降、上値抵抗線として機能していた25日・200日移動平均線を抜いてきた。
さらに、日銀会合後に植田和男総裁は、円高の修正によって物価上振れリスクは相応に減少していると説明。追加利上げに慎重と受け止められ、20日の取引終了後のナイトセッションでは3万8000円を回復した。75日線も突破し、4日の急落局面で残した大陰線(3万6620-3万8630円)を埋めに行く動きが意識されてきそうだ。
20日の取引終了後のナイトセッションでは、概ね3万7900円~3万8180円での推移だったが、23日の祝日取引では3万8400円を上回る場面もみられている。為替市場では円相場が1ドル=144円台前半と円安に振れて推移しており、連休明けの東京市場は一段の上昇が期待される。7月下旬に75日線を割り込み、8月の急落以降のリバウンド局面でも同線が抵抗線として機能していた。この抵抗線を明確に上放れてくると、ショートカバーが強まることになろう。
日経225先物は、ボリンジャーバンドの+1σ(3万8220円)を捉えてきた。バンドは足もとで収斂をみせていたが、先週半ば以降の上昇局面で拡大をみせつつあり、バンドの拡大に沿ったリバウンドが意識されてくる。+1σ水準で底堅さがみられるようだと、9月2日の戻り高値(3万8950円)を目先的なターゲットとしつつ、+2σ(3万9180円)とのレンジに移行することになろう。まずは+1σおよび75日線水準での押し目狙いのロング対応に向かわせそうだ。
また、週足形状では13週線(3万7880円)、26週線(3万8110円)を突破しており、パラボリックは陰転シグナルが継続しているが、SAR値は3万8810円辺りまで低下してきたため、シグナル好転が近づいてきた。9月の戻り高値を捉えてくる局面ではシグナル好転による先高期待なども高まってくると考えられる。
8月の急落局面でヘッジファンドなどは持ち高を解消したとみられるが、すぐさま方針を変更しているとも考えづらく、足もとのリバウンド局面でロングはさほど積み上がっていないと考えられる。反対にショートに傾いているとみられるため、オプション権利行使価格の3万8000円から3万9000円のレンジを想定する。
また、今週は3・9月期決算企業の配当落ちとなる。企業の配当政策によって配当金は高水準であり、27日の配当落ち分は日経平均株価で約280円程度とみられている。パッシブ連動資産はこの配当分を先物買いでヘッジを行う。金額ベースでは日経225先物に2000億円、TOPIX先物に1兆1000億円ほど買い需要が発生するとみられている。この需給要因が下支えとして意識されやすいためショートが仕掛けづらい一方で、押し目待ち狙いのロングは入りやすいとみられる。
なお、20日の米VIX指数は16.15(前日は16.33)に低下した。VIX指数は18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果判明時には19.39まで上昇し、25日線(18日時点17.29)を上回る場面もみられたが20.00を上回ることはなかった。その後の低下で20日には75日線(16.27)を下回り、200日線(14.77)に接近してきた。7月以降、支持線として機能していた75日、200日線を明確に下放れてくると、リスク選好が強まりやすい。
先週末のNT倍率は先物中心限月で14.34倍に上昇した。14.30倍を回復して始まり、一時14.24倍まで軟化する場面もみられたが、200日線(14.22倍)が支持線として意識される形で切り返していた。8月22日に付けた戻り高値の14.35倍に接近しており、この水準を突破してくると、NTロングによるスプレッド狙いの動きに向かわせよう。また、25日にマイクロン・テクノロジーの決算発表が予定されており、決算内容次第でNTスプレッドに影響を与えそうだ。
9月第2週(9月9日-13日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では4週連続の売り越しであり、売り越し額は1兆0981億円(9月第1週は7553億円の売り越し)だった。なお、現物は1兆5425億円の売り越し(同8235億円の売り越し)と4週連続の売り越しであり、先物は4444億円の買い越し(同物は682億円の買い越し)と4週連続の買い越し。個人は現物と先物の合算で2284億円の買い越しで2週連続の買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で268億円の売り越しとなり、2週連続の売り越しだった。
主要スケジュールでは、23日に米国9月製造業PMI、24日に米国7月S&Pケースシラー住宅価格、米国9月コンファレンスボード消費者信頼感指数、25日に8月企業向けサービス価格指数、米国8月新築住宅販売件数、26日に日銀金融政策決定会合議事要旨(7月30・31日開催分)、米国4-6月期GDP(確報値)、米国8月耐久財受注、パウエルFRB議長がNY連銀主催のカンファレンスで挨拶、27日に9月東京都区部消費者物価指数、7月景気動向指数(確報値)、自民党総裁選挙投開票、中国1-8月工業企業利益、米国8月個人所得、米国8月個人消費支出などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
08月限 日経225 35661.68 TOPIX 2510.68
09月限 日経225 36906.92 TOPIX 2585.41
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/12 09月20日 36860 37770 36800 37530 +640
24/12 09月19日 36220 37170 36050 36890 +710
24/12 09月18日 36020 36550 35890 36180 +170
24/12 09月17日 36450 36480 35570 36010 -280
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/12 09月20日 2588.0 2644.0 2584.5 2615.5 +25.5
24/12 09月19日 2547.0 2609.5 2538.0 2590.0 +46
24/12 09月18日 2536.0 2572.5 2520.5 2544.0 +9.5
24/12 09月17日 2555.0 2566.5 2496.5 2534.5 -10.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
09月20日(12月限) 37975 +445
09月19日(12月限) 37530 +640
09月18日(12月限) 36370 +190
09月17日(12月限) 36410 +400
09月16日(12月限) 36435 +145
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
09月13日 1690億円 -2543億円 1兆4256億円 +3072億円
09月06日 4233億円 -706億円 1兆1184億円 -4548億円
08月30日 4940億円 -428億円 1兆5733億円 -313億円
08月23日 5368億円 -25億円 1兆6046億円 +374億円
08月16日 5393億円 -748億円 1兆5671億円 +2230億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
09月18日 3164万株 -25万株 6億6212万株 +4143万株
09月17日 3189万株 -2161万株 6億2069万株 -6026万株
09月13日 5350万株 -1億1836万株 5億6042万株 -4643万株
09月12日 1億7186万株 -4137万株 6億0686万株 +1億5176万株
09月11日 2億1324万株 +3705万株 4億5510万株 +3553万株
09月10日 1億7618万株 +694万株 4億1956万株 +1241万株
09月09日 1億6923万株 +3502万株 4億0715万株 -1126万株
09月06日 1億3421万株 -3199万株 4億1841万株 +252万株
09月05日 1億6621万株 -196万株 4億1589万株 +369万株
09月04日 1億6818万株 +850万株 4億1220万株 -1億0997万株
09月03日 1億5968万株 +323万株 5億2217万株 -2307万株
09月02日 1億5645万株 +8万株 5億4525万株 -1386万株
08月30日 1億5636万株 -836万株 5億5911万株 -279万株
08月29日 1億6473万株 +46万株 5億6190万株 -70万株
08月28日 1億6426万株 +34万株 5億6260万株 +1520万株
08月27日 1億6391万株 -325万株 5億4740万株 +99万株
08月26日 1億6716万株 +22万株 5億4641万株 -1309万株
株探ニュース
2024/09/23 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―FOMC通過後のリバランスの動きを想定
今週の日経225先物は、日米の金融政策睨みの展開となる。9月17~18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では利下げ開始が確実視されている。前週発表された8月の米消費者物価指数の結果を受けて通常の倍となる0.50%の大幅な利下げ観測は後退したが、それでも通常の0.25%と0.50%で市場の見方は割れている。米長期金利は直近で3.64%台と昨年5月以来の水準に低下するなど、金利市場では0.50%利下げの観測が強まっているとみられる。
一方、日本銀行は19~20日に金融政策決定会合を開く。前回会合で利上げを決めたばかりで、市場では今回は金利を据え置くとの見方が強く、12月の利上げ確率が約50%で、来年1までに利上げを行うとの見方が9割近くを占めているようである。そのため、FOMCの結果およびパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長会見に市場は大きく反応することになるだろう。
今回のFOMCでは3カ月に1回示す参加者の政策金利見通し「ドットチャート」が発表されるため、より注目度が高まる。足もとで米長期金利と為替市場は0.50%の利下げを織り込む動きとみられることから、通常の0.25%の利下げとなれば、いったんはリバランスが強まる可能性がある。
日経225先物は9月4日に1790円安と急落し、6営業日続落で11日には一時3万5250円まで売られた。その後、11日発表の米CPIを受けて12日には1100円高で3万6800円台を回復し、週末13日は反落ながら3万6000円台をキープした。13日の取引終了後のナイトセッションでは3万6060円まで下げたが3万6000円を維持しており、同水準が支持線として意識されそうだ。
また、日経225先物はボリンジャーバンドの-1σ(3万6180円)が支持線として機能するようだと、中心値(25日)が位置する3万7160円とのレンジでの推移となろう。ただし、FOMCを受けて円相場が1ドル=139円台に突入する局面では、-2σの3万5200円へのバイアスが強まる可能性があろう。週足では52週移動平均線が3万6150円、-1σは3万5950円に位置していることで、3万6000円処が転換点となる。
もっとも、日銀会合ではサプライズはないとみられることから、FOMC後に波乱の展開になるようだと、押し目狙いのロングに向かわせる可能性がある。来週も3連休となるため積極的にポジションは傾けづらく、短期的な売買の影響を受けやすいが、FOMC通過後にリバランスの動きが強まる展開を想定しておきたい。
そのため、オプション権利行使価格の3万6000円を中心に権利行使価格の3万5000円から3万7000円のレンジを想定する。なお、9月限のSQ値は3万6906.92円だった。SQ値接近では戻り待ち狙いのショートが入りやすいが、この水準を上放れてくるようだと、25日線の3万7160円、200日線の3万7180円を捉えてくる展開も意識しておきたい。
なお、13日の米VIX指数は16.56(前日は17.07)に低下した。VIX指数は足もとで低下傾向を継続しており、12.81辺りの25日線を割り込み、200日線(14.44)、75日線(13.90)に接近してきた。8月5日の65.73をピークに低下傾向を継続し、足もとではボトム圏での推移をみせている。FOMCでアク抜けになるとみられ、リスク選好に向かわせやすい。
先週末のNT倍率は先物中心限月で14.26倍に上昇した。足もとで抵抗だった75日線を突破し、週末には200日線を上回ってきた。東京エレクトロン <8035> [東証P]など指数インパクトの大きい値がさハイテク株の一角がリバランスとみられる動きで買われた一方、円高の影響で相対的にTOPIX型の弱さが目立つなか、NTロングに振れやすい状況だった。FOMCでの利下げ幅次第ではあるが、リバランスが強まる相場展開からNTロングに振れやすいだろう。
9月第1週(9月2日-6日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週連続の売り越しであり、売り越し額は7553億円(8月第4週は2294億円の売り越し)だった。なお、現物は8235億円の売り越し(同2370億円の売り越し)と3週連続の売り越しであり、先物は682億円の買い越し(同物は75億円の買い越し)と3週連続の買い越し。個人は現物と先物の合算で5522億円の買い越しで5週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で499億円の売り越しとなり、2週ぶりの売り越しだった。
主要スケジュールでは、16日に米国9月ニューヨーク連銀製造業景気指数、17日に米国8月小売売上高、米国8月鉱工業生産、18日に7月機械受注、8月貿易収支、米国8月住宅着工件数、FOMC政策金利、FRB議長記者会見、19日にイングランド銀行(BOE)政策金利、米国4-6月期経常収支、米国8月コンファレンス・ボード景気先行指数、20日に日銀金融政策決定会合終了後に政策金利、植田和男日銀総裁記者会見、8月全国消費者物価指数、などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
08月限 日経225 35661.68 TOPIX 2510.68
09月限 日経225 36906.92 TOPIX 2585.41
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/12 09月13日 36680 36840 36150 36290 -340
24/09 09月12日 35900 36910 35410 36870 +1100
24/09 09月11日 36250 36450 35250 35770 -380
24/09 09月10日 36350 36540 35960 36150 -90
24/09 09月09日 36140 36670 35120 36240 -120
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/12 09月13日 2570.5 2579.0 2539.0 2544.5 -21.0
24/09 09月12日 2550.0 2604.5 2513.0 2590.0 +48.5
24/09 09月11日 2580.5 2597.5 2507.5 2541.5 -33.0
24/09 09月10日 2593.0 2604.0 2572.0 2574.5 -10.5
24/09 09月09日 2576.5 2605.5 2510.5 2585.0 -5.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
09月13日(12月限) 36220 -70
09月12日(12月限) 36740 +110
09月11日(09月限) 36595 +825
09月10日(09月限) 36140 -10
09月09日(09月限) 36215 -25
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
09月06日 4233億円 -706億円 1兆1184億円 -4548億円
08月30日 4940億円 -428億円 1兆5733億円 -313億円
08月23日 5368億円 -25億円 1兆6046億円 +374億円
08月16日 5393億円 -748億円 1兆5671億円 +2230億円
08月09日 6142億円 +504億円 1兆3441億円 -7664億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
09月11日 2億1324万株 +3705万株 4億5510万株 +3553万株
09月10日 1億7618万株 +694万株 4億1956万株 +1241万株
09月09日 1億6923万株 +3502万株 4億0715万株 -1126万株
09月06日 1億3421万株 -3199万株 4億1841万株 +252万株
09月05日 1億6621万株 -196万株 4億1589万株 +369万株
09月04日 1億6818万株 +850万株 4億1220万株 -1億0997万株
09月03日 1億5968万株 +323万株 5億2217万株 -2307万株
09月02日 1億5645万株 +8万株 5億4525万株 -1386万株
08月30日 1億5636万株 -836万株 5億5911万株 -279万株
08月29日 1億6473万株 +46万株 5億6190万株 -70万株
08月28日 1億6426万株 +34万株 5億6260万株 +1520万株
08月27日 1億6391万株 -325万株 5億4740万株 +99万株
08月26日 1億6716万株 +22万株 5億4641万株 -1309万株
08月23日 1億6694万株 -291万株 5億5950万株 +0.2万株
08月22日 1億6985万株 +141万株 5億5950万株 +1618万株
08月21日 1億6843万株 +58万株 5億4332万株 +58万株
08月20日 1億6785万株 -707万株 5億4273万株 +2940万株
08月19日 1億7492万株 +614万株 5億1332万株 -2568万株
株探ニュース
2024/09/16 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―アク抜けを期待も、メジャーSQ控えて需給変動を警戒
今週の日経225先物は、波乱を警戒した相場展開が見込まれる。先週は2日に付けた3万9140円を高値に調整が強まった。祝日明け3日の米国市場は8月のISM製造業景況指数が市場予想を下回り、米景気の先行き懸念が高まったほか、米司法省が反トラスト法違反を視野に召喚状を送付したと伝わったエヌビディアが急落。東京エレクトロン <8035> [東証P]など国内の半導体株へも売りが広がり、4日の日経225先物は1790円安と大幅な下落によって一時3万7000円を割り込んだ。
その後も7月の米雇用動態調査(JOLTS)、8月のADP雇用統計、新規失業保険申請件数などが米労働市場の減速を示す内容と受け止められ、9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.5%の利下げに踏み切るとの見方が高まった。これに伴い米長期金利が約1カ月ぶりの低水準を付けたほか、為替市場ではドルが売られ円高傾向が強まった。5日には3万6200円まで売られ、8月の米雇用統計に対する警戒感から6日も安値圏での推移となり、3万6360円で終えていた。
注目された米雇用統計は、農業部門雇用者数が前月比14万2000人増と、市場予想を下回った。6月と7月もこれまでの発表よりも下方修正しており、雇用拡大のペースが鈍化していることを示した。米連邦準備制度理事会(FRBの)ウォラー理事は雇用統計の結果を受け、9月の利下げが適切との見解を示している。ただし、失業率は4.2%(前月は4.3%)に低下し予想と一致したことで、6日の米国市場は下落したとはいえ、前月の急落による波乱展開は回避できた形である。
ウォラー理事は今後のデータが大幅な利下げを示唆する場合には、これを支持すると述べている。そのため、今週11日に発表される8月の米消費者物価指数(CPI)や12日の米生産者物価指数(PPI)の結果を受けた、米国市場の反応を見極めながらの相場展開になりそうだ。
日経225先物は先週の下落で13週移動平均線(3万8410円)、26週線(3万8580円)水準から、52週線(3万6250円)まで売られた。さらに6日取引終了後のナイトセッションでは一時3万5120円まで下落する場面もみられており、52週線を明確に下放れてきた。日足のボリンジャーバンドでは、-1σ(3万5110円)まで売られている。-1σを明確に下放れてくると、-2σが位置する3万3340円辺りが射程に入ってくるだろう。
また、今週は週末に9月限の先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を控えており、需給面の影響を大きく受けることになる。通常は限月交代に伴うロールオーバーなどSQに絡んだ商いが中心となり、積極的にポジションを傾けてくる動きは限られる。3連休前ということで商いは膨らみづらく、SQに絡んだ売買が中心になるが、レンジを大きく放れてくるようだと、ヘッジ対応の動きが強まりやすい。ヘッジが新たなヘッジ対応につながることから、トレンドが出やすくなる。そのため、オプション権利行使の3万3500円から3万7500円と広めのレンジを想定する。
米雇用統計については前回発表時の波乱が警戒されていたこともあり、-1σ水準で下げ渋る動きとなれば、アク抜けから先週の大幅な下げに対する自律反発が期待されやすい。ただし、足もとで指数インパクトの大きい値がさハイテク株の下げが目立っており、下げ止まりの動きを見極める必要があるだろう。値がさハイテク株に底打ち感が出てこないと、戻り待ち狙いのショートが入りやすくなり、SQに絡んだ商いの影響も重なって下へのバイアスが強まることが見込まれる。
なお、6日の米VIX指数は22.38(前日は19.90)に上昇した。先週は3日に75日線(15.32)が支持線として意識されるなか、25日線(25.19)を上回り、4日には一時23.31まで上げた。その後は20.00を挟んだ値動きで推移しており、25日線が支持線として機能している。そのなかで6日は一時23.76まで上昇する場面もみられた。ただし、7月の雇用統計発表後の波乱展開では65.73まで急伸していたこともあって、今回は落ち着きをみせた形である。そのため、ややリスク選好に向かいやすい。
なお、先週末のNT倍率は先物中心限月で14.03倍に上昇した。値がさハイテク株が日経平均型の重荷となっていたが、米雇用統計を警戒した持ち高調整とみられる断続的なインデックス売りにより、東証プライムの値下がり数が7割を占めていたためTOPIX型も弱く、小幅に上昇した形である。14.11倍辺りで推移する75日線が抵抗線として機能するようだと、NTショートに振れやすいだろう。
8月第4週(8月26日-30日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週連続の売り越しであり、売り越し額は2294億円(8月第3週は27億円の売り越し)だった。なお、現物は2370億円の売り越し(同3988億円の売り越し)と2週連続の売り越しであり、先物は75億円の買い越し(同物は3961億円の買い越し)と2週連続の買い越し。個人は現物と先物の合算で1043億円の売り越しで4週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で2341億円の買い越しとなり、2週ぶりの買い越しだった。
主要スケジュールでは、9月9日に4-6月期GDP確報値、8月景気ウォッチャー調査、中国8月消費者物価指数、中国8月生産者物価指数、米アップル製品発表イベント、10日に中国8月貿易収支、11日に米国8月消費者物価指数、12日に7-9月期法人企業景気予測調査、8月国内企業物価、自民党総裁選挙告示、ECB(欧州中央銀行)政策金利、ラガルドECB総裁記者会見、米国8月生産者物価指数、13日にメジャーSQ、7月鉱工業生産確報値、米国8月輸出入物価指数、米国9月ミシガン大学消費者信頼感指数などが予定されている。また、米大統領選候補者によるテレビ討論会が10日に予定されており、選挙戦の行方を占ううえでマーケットへも影響がありそうだ。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
08月限 日経225 35661.68 TOPIX 2510.68
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/09 09月06日 36700 37120 36240 36360 -250
24/09 09月05日 36950 37240 36200 36610 -390
24/09 09月04日 38810 38860 36870 37000 -1790
24/09 09月03日 38630 38970 38570 38790 +100
24/09 09月02日 38730 39140 38480 38690 -20
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/09 09月06日 2619.0 2647.5 2584.0 2590.0 -25.0
24/09 09月05日 2628.5 2654.0 2591.52615.0 -17.5
24/09 09月04日 2734.0 2738.0 2624.0 2632.5 -99.0
24/09 09月03日 2710.5 2741.5 2706.5 2731.5 +17.0
24/09 09月02日 2718.0 2738.0 2700.0 2714.5 -1.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
09月06日(09月限) 35255 -1105
09月05日(09月限) 37010 +400
09月04日(09月限) 36725 -275
09月03日(09月限) 37595 -1195
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
08月30日 4940億円 -428億円 1兆5733億円 -313億円
08月23日 5368億円 -25億円 1兆6046億円 +374億円
08月16日 5393億円 -748億円 1兆5671億円 +2230億円
08月09日 6142億円 +504億円 1兆3441億円 -7664億円
08月02日 5638億円 +74億円 2兆1105億円 -2029億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
09月04日 1億6818万株 +850万株 4億1220万株 -1億0997万株
09月03日 1億5968万株 +323万株 5億2217万株 -2307万株
09月02日 1億5645万株 +8万株 5億4525万株 -1386万株
08月30日 1億5636万株 -836万株 5億5911万株 -279万株
08月29日 1億6473万株 +46万株 5億6190万株 -70万株
08月28日 1億6426万株 +34万株 5億6260万株 +1520万株
08月27日 1億6391万株 -325万株 5億4740万株 +99万株
08月26日 1億6716万株 +22万株 5億4641万株 -1309万株
08月23日 1億6694万株 -291万株 5億5950万株 +0.2万株
08月22日 1億6985万株 +141万株 5億5950万株 +1618万株
08月21日 1億6843万株 +58万株 5億4332万株 +58万株
08月20日 1億6785万株 -707万株 5億4273万株 +2940万株
08月19日 1億7492万株 +614万株 5億1332万株 -2568万株
08月16日 1億6878万株 -1876万株 5億3900万株 +4226万株
08月15日 1億8754万株 -662万株 4億9674万株 +57万株
08月14日 1億9420万株 +207万株 4億9617万株 -552万株
08月13日 1億9213万株 -815万株 5億0170万株 +1968万株
株探ニュース
2024/09/08 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―需給改善でヘッジ対応のロングが強まる可能性も
今週の日経225先物は、日米金融政策の行方に市場の関心が集まりやすいなか、米雇用関連指標を睨んでの相場展開になりそうだ。8月30日の米国市場では、NYダウが連日で史上最高値を更新した。朝方発表された7月の米個人消費支出(PCE)価格指数は前月比0.2%上昇し、市場予想と一致した。変動の大きい食品とエネルギーを除くコア指数も0.2%上昇だった。前年同月比では2.6%上昇と予想を下回っており、9月の米利下げ観測を後押しする形だった。
米国は9月2日がレイバーデーで休場となる。週末8月30日は3連休を前に持ち高調整の売りでNYダウは下げに転じる場面もみられたが、利下げ観測が支えとなってアマゾン・ドット・コムやインテルなどが買われ、終盤にかけて指数を押し上げていた。
23日の経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)ではパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が講演し、次回9月FOMC(連邦公開市場委員会)での利下げを強く示唆した。これを受け米長期金利が低下する一方、為替市場では円買い・ドル売りが強まり、週明け26日の日経225先物は一時3万7790円まで売られた。ただし、円相場の落ち着きを背景に、翌27日には前日の下落分を吸収。その後は、エヌビディアの決算を控えて膠着感が強まった。
28日に発表されたエヌビディアの決算は売上高見通しが予想を上回ったものの、同社株が時間外取引で一時8%ほど下落したことで、29日の日経225先物は3万7900円まで売られる場面もあった。だが、下へのバイアスは強まらず、29日の米国市場で波乱の展開が避けられたこともあり、30日の日経225先物は一時3万8830円まで買われた。
週末の上昇は、月末のドレッシング買いに伴う断続的なインデックス買いの影響があったとみられるが、心理的な抵抗線として意識されていた75日移動平均線(3万8630円)、13週線(3万8590円)、26週線(3万8700円)を上回る形となった。今回の急落局面で割り込んでいた水準を1カ月ぶりに上回ってきたことにより、需給状況が改善しよう。
また、東証プライムの売買高は連日で13億株台が続いていたが、29日に16億株、30日には13日以来の20億株に膨らんだ。需給状況が改善するなか、30日の取引終了後のナイトセッションではこれら抵抗線を上回って推移し、3万9000円を回復した。ボリンジャーバンド+1σ(3万8980円)を上回ってきたことで、+2σ(4万0810円)とのレンジに移行する可能性がある。また、急落局面で低下していたバンドは、足もとでは上向きで推移しており、バンドに沿ったリバウンドが意識されやすい。
今週の米国では3日に8月ISM製造業景気指数、4日に7月JOLTS求人件数、地区連銀経済報告(ベージュブック)、5日に8月ADP雇用統計、8月ISM非製造業景気指数、6日には8月雇用統計の発表などが予定されている。米経済のソフトランディング期待を支える内容となるかが注目される。ADP雇用統計の結果を受け、週末の雇用統計への警戒感が強まる可能性もありそうだ。
日経225先物は+1σ水準の攻防から、オプション権利行使価格の3万8625円から3万9625円のレンジを想定する。75日線が支持線として意識されやすく、同水準に接近する局面では押し目狙いのロング対応となろう。一方、同線を明確に下回って推移するケースでは、3万8500円~3万8600円辺りでの底固めになりそうだが、ショートは避けておきたい。
また、来週末には先物・オプション特別指数算出(メジャーSQ)が控えている。3万9000円を上回っての推移となれば、ヘッジ対応のロングが強まる可能性がある。
なお、30日の米VIX指数は15.00(前日は15.65)に低下した。支持線として意識される75日線(15.15)を下回ってきており、200日線(14.35)を割り込んでくると、リスク選好に向かいやすい。
先週末のNT倍率は先物中心限月で14.25倍に低下した。一時14.21倍辺りで推移する200日線を下回る場面もみられたが、その後は前日の終値水準での推移となった。30日の米国市場ではエヌビディアが反発をみせており、東京市場でも指数インパクトの大きい値がさハイテク株への見直しが強まる可能性があり、ややNTロングを意識しておきたい。
8月第2週(8月19日-23日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週ぶりの売り越しであり、売り越し額は27億円(8月第2週は681億円の買い越し)だった。なお、現物は3988億円の売り越し(同1872億円の買い越し)と3週ぶりの売りい越しであり、先物は3961億円の買い越し(同1190億円の売り越し)と6週ぶりの買い越し。個人は現物と先物の合算で725億円の売り越しで3週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で252億円の売り越しとなり、3週ぶりの売り越しだった。
経済スケジュールでは、9月2日に4-6月期法人企業統計調査、中国8月財新製造業PMI、3日に米国8月ISM製造業景気指数、4日に米国7月貿易収支、米国7月製造業新規受注、米国7月JOLTS求人件数、米地区連銀経済報告(ベージュブック)、5日に7月毎月勤労統計、米国8月ADP雇用統計、米国8月ISM非製造業景気指数、6日に7月全世帯家計調査、7月景気動向指数、米国8月雇用統計などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
08月限 日経225 35661.68 TOPIX 2510.68
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/09 08月30日 38430 38830 38180 38710 +360
24/09 08月29日 38410 38570 37900 38350 -20
24/09 08月28日 38370 38530 38130 38370 +70
24/09 08月27日 38060 38340 37890 38300 +260
24/09 08月26日 38380 38670 37790 38040 -370
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/09 08月30日 2696.0 2719.0 2675.5 2715.5 +26.5
24/09 08月29日 2694.5 2706.0 2663.0 2689.0 -3.5
24/09 08月28日 2685.0 2699.5 2668.0 2692.5 +12.0
24/09 08月27日 2660.5 2685.5 2652.5 2680.5 +22.0
24/09 08月26日 2684.5 2705.0 2646.0 2658.5 -29.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
08月30日(09月限) 38990 +280
08月29日(09月限) 38285 -65
08月28日(09月限) 38140 -230
08月27日(09月限) 38270 -30
08月26日(09月限) 38035 -5
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
08月23日 5368億円 -25億円 1兆6046億円 +374億円
08月16日 5393億円 -748億円 1兆5671億円 +2230億円
08月09日 6142億円 +504億円 1兆3441億円 -7664億円
08月02日 5638億円 +74億円 2兆1105億円 -2029億円
07月26日 5564億円 +13億円 2兆3134億円 -3289億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
08月28日 1億6426万株 +34万株 5億6260万株 +1520万株
08月27日 1億6391万株 -325万株 5億4740万株 +99万株
08月26日 1億6716万株 +22万株 5億4641万株 -1309万株
08月23日 1億6694万株 -291万株 5億5950万株 +0.2万株
08月22日 1億6985万株 +141万株 5億5950万株 +1618万株
08月21日 1億6843万株 +58万株 5億4332万株 +58万株
08月20日 1億6785万株 -707万株 5億4273万株 +2940万株
08月19日 1億7492万株 +614万株 5億1332万株 -2568万株
08月16日 1億6878万株 -1876万株 5億3900万株 +4226万株
08月15日 1億8754万株 -662万株 4億9674万株 +57万株
08月14日 1億9420万株 +207万株 4億9617万株 -552万株
08月13日 1億9213万株 -815万株 5億0170万株 +1968万株
08月09日 2億0028万株 -367万株 4億8202万株 -6203万株
08月08日 2億0395万株 +189万株 5億4405万株 -7351万株
08月07日 2億0206万株 -1459万株 6億1757万株 -3977万株
08月06日 2億1666万株 +213万株 6億5734万株 -7438万株
08月05日 2億1453万株 +2781万株 7億3172万株 -4297万株
株探ニュース
2024/09/01 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―エヌビディア決算で抵抗線突破に期待
今週の日経225先物は、28日に予定されるエヌビディアの決算に市場の関心が集まりやすく、日経平均型優位の展開からトレンドを強めてくるかが注目される。23日の米国市場は、主要な株価指数が上昇した。ジャクソンホール会議でパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が講演し、次回9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)における利下げを強く示唆した。
予想通りの内容ではあったが、発言を受けてNYダウは一時4万1200ドル台を付け、7月18日に付けた取引時間中の高値(4万1376ドル)が射程に入ってきた。また、米長期金利が低下し、為替市場では円買い・ドル売りが強まり、23日の円相場は2円近く変動し、1ドル=146円台から144円台前半へと円高に振れている。この影響によりナイトセッションの日経225先物は日中比130円安の3万8280円と下落して終えた。
週明けの日経225先物は売りが先行しそうだが、積極的なショートの動きは手控えられそうだ。ドル・円は円高に振れたものの、8月5日に付けた1ドル=141.70円までは円高に振れておらず、一段の円高を想定した動きは限られよう。また、8月の急落局面でヘッジファンドは持ち高をいったん解消しているとみられる。すぐに以前のポジションに戻す戦略変更は考えにくいが、調整局面でロングを入れてくる可能性はあろう。
日経225先物はナイトセッションで3万8140円まで売られる場面もみられたが、週末の日中安値(3万8040円)を上回っている。上値は75日移動平均線(3万8620円)が抵抗線として意識されているが、足もとのリバウンドでは下値切り上げのトレンドを継続している。3万8000円を下回ってくると、短期的にロングの解消が強まる可能性はあるものの、25日線(3万7180円)と200日線(3万7060円)処での押し目買い意欲は強いだろう。
一方で、75日線を明確に上放れてくると、短期のショートカバーを誘う流れが強まりやすく、ボリンジャーバンドの+1σ(3万9080円)のほか、4万円の大台が射程に入ってくる。13週線(3万8550円)、26週線(3万8680円)なども75日線近辺に位置しているため、これら抵抗線を捉えた場合、上へのバイアスが強まろう。
そのきっかけとして期待されるのが、エヌビディアの決算である。AI(人工知能)向け次世代製品「ブラックウェル」の生産遅延が警戒されているが、足もとでの指数インパクトの大きい値がさハイテク株の値動きをみると、既に織り込まれていると考えられる。生産遅延が発生したとしても、AIの成長が続くなかでは旧型製品の売上増につながる。決算後のアク抜けも意識される可能性があろう。
そのため、日経225先物は3万8000円処での底堅さが意識されるなか、75日線突破を狙ったスタンスになりそうだ。オプション権利行使価格の3万8000円から3万9000円のレンジを想定する。エヌビディアの決算がネガティブ視される局面では、その後のカバーを狙った押し目狙いのロングでの対応に向かわせよう。
米国では9月FOMCでの利下げがほぼ確実となったが、利下げ幅に対する思惑が金利や為替動向に大きく影響する可能性がある。そのため、26日の米7月耐久財受注や27日の6月ケース・シラー米住宅価格指数、米8月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)、米8月リッチモンド連銀製造業指数、29日の米4-6月期GDP改定値などが注目されそうだ。
なお、23日のVIX指数は15.86(前日は17.55)に低下した。先週はジャクソンホール会議でのFRB議長の講演を控え、22日には18.06まで上昇する場面もみられた。ただし、足もとで低下傾向を続けて支持線として意識される75日、200日線辺りまで下げてきたことで、いったんは反発が意識されやすいタイミングでもあった。不安心理が高まるとされる20.00を下回って推移するなかでは、ショートは仕掛けづらい。
なお、先週末のNT倍率は先物中心限月で14.29倍に上昇した。前週は14.20倍辺りで推移する200日線での攻防をみせていたが、20日に同線を上放れ、その後は支持線として機能していた。エヌビディアの決算で指数インパクトの大きい値がさハイテク株が買い戻される可能性もあり、NTロングに振れやすいとみておきたい。
8月第2週(8月13日-16日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では5週ぶりの買い越しであり、買い越し額は681億円(8月第1週は7823億円の売り越し)だった。なお、現物は1872億円の買い越し(同4953億円の買い越し)と2週連続の買い越しであり、先物は1190億円の売り越し(同1兆2777億円の売り越し)と5週連続の売り越し。個人は現物と先物の合算で5000億円の売り越しで2週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で2801億円の買い越しとなり、2週連続の買い越しだった。
経済スケジュールでは、26日に米国7月耐久財受注、27日に7月企業向けサービス価格指数、米国8月コンファレンスボード消費者信頼感指数、米国8月リッチモンド連銀製造業指数、29日に8月消費動向調査、米国4-6月期GDP確報値、30日に8月東京都区部消費者物価指数、7月完全失業率、7月鉱工業生産、米国7月個人所得、米国7月個人支出、米国8月シカゴ購買部協会景気指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
08月限 日経225 35661.68 TOPIX 2510.68
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/09 08月23日 38170 38650 37980 38410 +180
24/09 08月22日 37950 38390 37660 38230 +260
24/09 08月21日 38030 38090 37470 37970 -110
24/09 08月20日 37300 38270 37230 38080 +910
24/09 08月19日 38050 38110 37170 37170 -920
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/09 08月23日 2672.5 2700.0 2658.5 2687.5 +12.0
24/09 08月22日 2668.0 2686.5 2649.0 2675.5 +5.5
24/09 08月21日 2668.0 2672.0 2633.0 2670.0 -2.0
24/09 08月20日 2634.0 2685.0 2630.5 2672.0 +44.0
24/09 08月19日 2680.0 2681.0 2628.0 2628.0 -55.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
08月23日(09月限) 38330 -80
08月22日(09月限) 38050 -180
08月21日(09月限) 37885 -85
08月20日(09月限) 37535 -545
08月19日(09月限) 37820 +650
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
08月16日 5393億円 -748億円 1兆5671億円 +2230億円
08月09日 6142億円 +504億円 1兆3441億円 -7664億円
08月02日 5638億円 +74億円 2兆1105億円 -2029億円
07月26日 5564億円 +13億円 2兆3134億円 -3289億円
07月19日 5550億円 +24億円 2兆6424億円 -393億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
08月21日 1億6843万株 +58万株 5億4332万株 +58万株
08月20日 1億6785万株 -707万株 5億4273万株 +2940万株
08月19日 1億7492万株 +614万株 5億1332万株 -2568万株
08月16日 1億6878万株 -1876万株 5億3900万株 +4226万株
08月15日 1億8754万株 -662万株 4億9674万株 +57万株
08月14日 1億9420万株 +207万株 4億9617万株 -552万株
08月13日 1億9213万株 -815万株 5億0170万株 +1968万株
08月09日 2億0028万株 -367万株 4億8202万株 -6203万株
08月08日 2億0395万株 +189万株 5億4405万株 -7351万株
08月07日 2億0206万株 -1459万株 6億1757万株 -3977万株
08月06日 2億1666万株 +213万株 6億5734万株 -7438万株
08月05日 2億1453万株 +2781万株 7億3172万株 -4297万株
08月02日 1億8672万株 +2123万株 7億7469万株 -3799万株
08月01日 1億6548万株 +225万株 8億1269万株 -4810万株
07月31日 1億6323万株 -408万株 8億6079万株 +5389万株
07月30日 1億6732万株 +370万株 8億0689万株 +186万株
07月29日 1億6361万株 -580万株 8億0503万株 +422万株
株探ニュース
2024/08/25 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―ジャクソンホール会議で様子見も、ショートは避けたい
今週の日経225先物は、引き続き米国市場の影響を受けやすいと考えられる。16日の米国市場は主要な株価指数が上昇し、NYダウは4日続伸し8月初旬の急落前の水準を回復した。8月の米ミシガン大学消費者態度指数が67.8と、前回(66.4)から上昇。1年先の期待インフレは2.9%と前回と同じ、5年先の期待インフレが3.0%と横ばいだった。インフレが落ち着きをみせるなか、家計への楽観的な見通しが増えた形である。
市場関係者の関心が米国の経済指標に集まるなか、先週は7月の卸売物価指数(PPI)、米消費者物価指数(CPI)ともに市場の予想を下回ったことで、9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ確率が高まった。さらに、7月の小売売上高が予想を上回ったほか、米小売り大手ウォルマートが通期計画を上方修正したことで、個人消費の減速懸念が後退し、ソフトランディング(軟着陸)への期待が高まった。
先週の日経225先物は、米国市場の強いリバウンド基調が支援材料となり、週間の上げ幅は3040円に達した。16日には心理的な抵抗線として意識されていた200日移動平均線を上放れ、3万7900円処に位置していた25日線を突破。一時3万8140円まで買われ、2日、5日のチャート上の大陰線を完全に埋めた。
ボリンジャーバンドの-1σから中心値(25日)までのリバウンドにより、いったんは達成感が意識されやすい。16日取引終了後のナイトセッションでは日中終値比450円安の3万7640円で終えており、一時3万7290円まで下げる場面もみられた。このため、週初は利益確定に伴うロングの解消が先行しそうだ。下向きで推移する25日線は、ナイトセッションでは3万7710円辺りに下がってきており、同水準が支持線として機能するかを見極めたいところであろう。
米国では22日~24日にワイオミング州ジャクソンホールで年次経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)が開催される。23日には米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が講演を行う予定であり、その内容を見極めたいとするムードが強まる可能性がある。日米ともに急ピッチの上昇によって過熱が警戒されることから、ジャクソンホール会議を前に持ち高調整の動きも入りやすいと考えられる。
ただし、いったん調整をみせたとしても、ショートポジションの積み上げは避けておきたい。日経平均ボラティリティ・インデックスは、15~20辺りでの推移から、8月5日には85.38まで急伸したが、先週末には26.54に低下している。米VIX指数も65.73をピークに、16日には14.80まで低下している。VIX指数は不安心理が高まるとされる20.00を明確に下回ってきた。現時点ではジャクソンホール会議に対する過度な警戒感の高まりはみられない。
そのため、調整が入る局面では、押し目狙いのロング対応に向かいそうだ。足もとではレバレッジ型ETFの調整に伴う買いも観測されており、25日線水準から75日線(3万8640円)が射程に入ってくると、ショートカバーのほか、ヘッジ対応のロングが強まることも考えられる。また、週足ではボリンジャーバンドの-1σ(3万6830円)と13週線(3万8510円)でのレンジが意識されやすい。
そのため、オプション権利行使価格の3万6875円から3万8875円のレンジを想定する。75日線を捉えてくる局面では、+1σ水準の4万円処へのバイアスが強まる可能性がある。
なお、先週末のNT倍率は先物中心限月で14.19倍に上昇した。25日、75日線が位置する14.09倍を上回って始まり、14.19倍辺りで推移している200日線を捉える場面もみられた。引き続き、14.00倍~14.20倍の直近のレンジ内での推移である。明確なトレンドは出ていない状況だが、日経225先物が3万8000円水準から一段高をみせてくるようだと、相対的に日経平均型優位の展開となりそうだ。翌週の8月28日にはエヌビディアの決算発表が予定されている。指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均型を牽引し200日線を上放れてくると、7月半ばに付けた14.47倍が意識されてこよう。
8月第1週(8月5日-9日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では4週連続の売り越しであり、売り越し額は7823億円(7月第5週は1兆0669億円の売り越し)だった。なお、現物は4953億円の買い越し(同5524億円の売り越し)と4週ぶりの買い越しであり、先物は1兆2777億円の売り越し(同5144億円の売り越し)と4週連続の売り越し。個人は現物と先物の合算で1850億円の売り越しで、5週ぶりの売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で4216億円の買い越しとなり、2週ぶりの買い越しだった。
経済スケジュールでは、19日に6月機械受注、米国7月コンファレンス・ボード景気先行指数、20日に中国8月最優遇貸出金利、21日に7月貿易収支、7月訪日外客数、FOMC(7月30日~7月31日開催分)議事要旨、22日に「ジャクソンホール会議」開催(~24日)、米国8月製造業PMI、米国8月サービス業PMI、米国7月中古住宅販売件数、23日に7月全国消費者物価指数、植田日銀総裁が衆議院財務金融委員会に出席、米国7月新築住宅販売件数、パウエルFRB議長のジャクソンホール会議での講演などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
08月限 日経225 35661.68 TOPIX 2510.68
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/09 08月16日 36690 38140 36530 38090 +1440
24/09 08月15日 36370 36880 35830 36650 +270
24/09 08月14日 36260 36670 35850 36380 +160
24/09 08月13日 35100 36220 34800 36220 +1170
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/09 08月16日 2601.5 2683.0 2594.0 2683.0 +83.5
24/09 08月15日 2579.5 2618.0 2551.0 2599.5 +19.0
24/09 08月14日 2556.0 2599.0 2534.5 2580.5 +26.5
24/09 08月13日 2483.0 2556.5 2456.0 2554.0 +78.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
08月16日(09月限) 37650 -440
08月15日(09月限) 37625 +975
08月14日(09月限) 36275 -105
08月13日(09月限) 36415 +195
08月12日(09月限) 35545 +495
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
08月09日 6142億円 +504億円 1兆3441億円 -7664億円
08月02日 5638億円 +74億円 2兆1105億円 -2029億円
07月26日 5564億円 +13億円 2兆3134億円 -3289億円
07月19日 5550億円 +24億円 2兆6424億円 -393億円
07月12日 5525億円 +490億円 2兆6817億円 +1688億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
08月14日 1億9420万株 +207万株 4億9617万株 -552万株
08月13日 1億9213万株 -815万株 5億0170万株 +1968万株
08月09日 2億0028万株 -367万株 4億8202万株 -6203万株
08月08日 2億0395万株 +189万株 5億4405万株 -7351万株
08月07日 2億0206万株 -1459万株 6億1757万株 -3977万株
08月06日 2億1666万株 +213万株 6億5734万株 -7438万株
08月05日 2億1453万株 +2781万株 7億3172万株 -4297万株
08月02日 1億8672万株 +2123万株 7億7469万株 -3799万株
08月01日 1億6548万株 +225万株 8億1269万株 -4810万株
07月31日 1億6323万株 -408万株 8億6079万株 +5389万株
07月30日 1億6732万株 +370万株 8億0689万株 +186万株
07月29日 1億6361万株 -580万株 8億0503万株 +422万株
07月26日 1億6942万株 +361万株 8億0081万株 -2794万株
07月25日 1億6580万株 +1098万株 8億2875万株 -3140万株
07月24日 1億5482万株 +73万株 8億6016万株 -963万株
07月23日 1億5409万株 +102万株 8億6979万株 -975万株
07月22日 1億5307万株 +65万株 8億7955万株 -62万株
株探ニュース
2024/08/18 17:21
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―米PPI・CPIを警戒しつつも、押し目狙いのロング対応に
今週の日経225先物は、前週の記録的な波乱からの落ち着きを見極める展開になりそうだ。5日の日経225先物は4540円安となり、一時3万0370円まで急落。売買を一時停止するサーキットブレーカーが発動した。6日には一転して2860円高と急反発し、3万4000円台を回復。その後は緩やかなリバウンド基調から、9日には3万5900円台を回復する場面もみられた。
7日の日経225先物は830円高だったが、日中の変動幅は3000円を超えた。8日は290円安で日中の変動は1940円、9日は270円高で1560円の変動幅だった。依然としてボラティリティーの大きい状況ではあるが、5日の5420円の変動幅をピークに落ち着きをみせてきた。
足もとで15.0~25.0処のレンジで推移していた日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)は、5日に一時85.38まで急伸した。日経平均VIは、世界保健機関(WHO)が新型コロナウイルスの「パンデミック(世界的大流行)」を宣言した2020年3月に付けた60.67を突破し、2008年のリーマン・ショック時に付けた92.03に迫る上昇であった。9日には45.39に低下しており、これまでのレンジ内に戻してくるかが注目される。
日経225先物のボラティリティーの高まりを受けてポジションを積み上げる動きは限られた。また、米国市場の方向感が定まらない状況では、オーバーナイトのポジションも取りづらかった。そのなか、日経平均ダブルインバースなどのヘッジ対応の需給が大きな変動要因になった。日中はスキャルピング中心の売買となり、短期的な需給により一方向にトレンドが出やすい状況であった。
今週はお盆休みで市場参加者が限られるため、引き続きスキャルピング中心の売買になりそうだ。ただし、相場に落ち着きがみられてきたほか、決算発表がピークを通過したことで、押し目狙いのロングによるエントリーが増えてくるだろう。米国では景気減速や金融政策の先行きに対する警戒は根強く、今週は13日に7月の米国生産者物価指数(PPI)、14日には米国消費者物価指数(CPI)の発表が予定されており、模様眺めムードが強まる可能性がある。ただし、円キャリー取引の急激な巻き戻しが一服したとの見方から、大きく調整していたハイテク株を見直す動きもみられている。
また、5日に一時65.73まで急伸した米VIX指数は、9日には20.37まで低下してきた。CPIの結果などで再び急伸する可能性はあるものの、今回の世界株安によってヘッジファンドはロングポジションを一気に解消したとみられており、需給状況の落ち着きを背景にリスク選好に向かいやすいだろう。
先週の日経225先物は週足のチャート上では、安値3万0370円から終値3万5050円の4680円幅に達する長い下ヒゲを残した。52週移動平均線が抵抗線として意識されやすく、同線が位置する3万5850円を捉えてくるかが注目される。同線を明確に突破してくると、ボトム意識が高まりやすい。
また、週足のボリンジャーバンドは-2σ水準での攻防となったが、バンドは下向きで推移しており、9日取引終了後のナイトセッションで-2σを上回っている。-2σは3万4620円、-1σは3万6490円辺りで推移しており、オプション権利行使価格の3万4625円から3万6500円処のレンジを想定する。52週線をクリアし-1σを捉えてくると、8月のSQ値3万5661.68円水準がターゲットとして意識され、クリアできればセンチメント改善につながる。
先週末のNT倍率は先物中心限月で14.15倍(前日は14.14倍)に上昇した。5日に一時14.69倍まで急伸し、翌6日には13.65倍まで急低下する荒い動きだった。ただし、その後は14.00倍~14.20倍辺りでの推移となった。スプレッド狙いのトレードは限られるとみられるが、14.18倍で推移する200日線を上回って推移するようだと、指数インパクトの大きい値がさハイテク株が牽引する形で、NTロングに振れやすくなる可能性があろう。
7月第5週(7月29日-8月2日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週連続の売り越しであり、売り越し額は1兆0669億円(7月第4週は1兆5674億円の売り越し)だった。なお、現物は5524億円の売り越し(同5659億円の売り越し)と3週連続の売り越しであり、先物は5144億円の売り越し(同1兆0015億円の売り越し)と3週連続の売り越し。個人は現物と先物の合算で4699億円の買い越しで、4週連続の買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で755億円の売り越しとなり、3週ぶりの売り越しだった。
経済スケジュールでは、13日に7月国内企業物価、米国7月生産者物価指数、14日に米国7月消費者物価指数、15日に4-6月期GDP、中国7月鉱工業生産、中国7月小売売上高、中国1-7月固定資産投資、米国7月小売売上高、米国新規失業保険申請件数、米国8月ニューヨーク連銀製造業景気指数、米国8月フィラデルフィア連銀景況指数、米国7月輸出入物価指数、16日に米国7月住宅着工件、米国7月住宅建築許可件数、米国8月ミシガン大学消費者信頼感指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
08月限 日経225 TOPIX
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/09 08月09日 34820 35920 34360 35050 +270
24/09 08月08日 34670 35690 33750 34780 -290
24/09 08月07日 33950 35850 32830 35070 +830
24/09 08月06日 31690 34910 31140 34240 +2860
24/09 08月05日 35770 35790 30370 31380 -4540
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/09 08月09日 2452.0 2526.5 2419.0 2476.0 +17.5
24/09 08月08日 2453.0 2516.5 2405.0 2458.5 -21.5
24/09 08月07日 2392.0 2542.5 2309.0 2480.0 +72.5
24/09 08月06日 2230.0 2468.0 2200.0 2407.5 +208.0
24/09 08月05日 2529.5 2532.0 2136.0 2199.5 -343.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
08月09日(09月限) 35275 +225
08月08日(09月限) 35575 +795
08月07日(09月限) 34370 -700
08月06日(09月限) 33605 -635
08月05日(09月限) 33190 +1810
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
08月02日 5638億円 +74億円 2兆1105億円 -2029億円
07月26日 5564億円 +13億円 2兆3134億円 -3289億円
07月19日 5550億円 +24億円 2兆6424億円 -393億円
07月12日 5525億円 +490億円 2兆6817億円 +1688億円
07月05日 5035億円 +237億円 2兆5129億円 +1441億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
08月07日 2億0206万株 -1459万株 6億1757万株 -3977万株
08月06日 2億1666万株 +213万株 6億5734万株 -7438万株
08月05日 2億1453万株 +2781万株 7億3172万株 -4297万株
08月02日 1億8672万株 +2123万株 7億7469万株 -3799万株
08月01日 1億6548万株 +225万株 8億1269万株 -4810万株
07月31日 1億6323万株 -408万株 8億6079万株 +5389万株
07月30日 1億6732万株 +370万株 8億0689万株 +186万株
07月29日 1億6361万株 -580万株 8億0503万株 +422万株
07月26日 1億6942万株 +361万株 8億0081万株 -2794万株
07月25日 1億6580万株 +1098万株 8億2875万株 -3140万株
07月24日 1億5482万株 +73万株 8億6016万株 -963万株
07月23日 1億5409万株 +102万株 8億6979万株 -975万株
07月22日 1億5307万株 +65万株 8億7955万株 -62万株
07月19日 1億5241万株 +177万株 8億8017万株 -1128万株
07月18日 1億5064万株 -0.5万株 8億9146万株 -1706万株
07月17日 1億5064万株 +254万株 9億0852万株 +1119万株
07月16日 1億4810万株 +157万株 8億9733万株 +31万株
株探ニュース
2024/08/12 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―海外勢のリスク回避姿勢のピークを見極め
今週の日経225先物は、需給状況が悪化するなか、不安定な展開が続きそうだ。先週後半の株安・円高は記録的な動きとなった。日銀は金融政策決定会合で0.25%の利上げを決め、植田和男総裁は会合後の会見で、物価上昇率が想定通りなら、さらに利上げする可能性を否定しなかった。一方で、米連邦公開市場委員会(FOMC)では政策金利が据え置かれ、パウエル連邦準備理事会(FRB)議長はFOMC後の会見で、早ければ9月の会合で利下げを議論する可能性があるとの見解を示した。
日米金利差の縮小が見込まれるなか、為替市場では円買い・ドル売りが強まり、円高が加速。海外投資家による日本株の持ち高圧縮を誘った。日経225先物は7月26日に3万7330円まで売られたが、31日には3万9230円までのリバウンドをみせていた。だが、8月1日に1280円安、2日には2030円安と大きく売られ、52週線(3万5700円)水準まで下げてきた。
値幅からは調整一巡が意識されやすいとみられたが、2日の取引終了後のナイトセッションでは一時3万4350円まで売られ、3万4800円で終えている。2日の米国市場では主要な株価指数が下落した。7月の米雇用統計は非農業部門雇用者数が前月比11万4000人増と、予想(17万5000人増程度)を下回った。6月分は速報値の20万6000人増から17万9000人増に下方修正された。労働市場の悪化によって、景気後退(リセッション)入りが警戒された。
著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハザウェイが4-6月期にアップルの保有株式数をほぼ半減させたことがわかったと報じられた。これまでも減少させてきたが、予想以上の削減と捉えられている。また、エヌビディアは次期AI半導体の発売が設計上の不備で遅れる見込みと、関係筋の話として報じられている。相場を牽引してきたAIブームが終了するとの思惑にもつながりやすい。足もとの調整で75日線水準での底堅さをみせていたナスダック指数は、2日の下落で同線を明確に割り込み、26週線水準まで下げてきた。4月半ばの調整では26週線が支持線として機能していたこともあり、これを明確に割り込んでくると、リスク回避姿勢が一段と強まりそうだ。
日経225先物は期待された支持線を次々と割り込んでおり、押し目狙いのロングが入りにくい。ボリンジャーバンドの-3σまで下げてきたことで売られ過ぎが意識されて、自律反発狙いの短期的なロングは入りやすいとみられる。ただし、バンドは急速に拡大傾向をみせており、バンドに沿った調整が続く可能性もある。2日の東証プライムの売買高は5月31日以来となる29億株超に達し、売買代金は連日で6兆円を超えていた。ポジション圧縮の動きが集中したこともあり、セリング・クライマックスも意識されてこよう。一方で、一段の下げとなると、1月以来の3万3000円水準が射程に入ってくる可能性もあるだろう。
そのため、オプション権利行使価格の3万3000円から52週線が位置する3万6000円と広めのレンジを想定する。52週線を突破してくると、底打ちの期待が高まり、週足の-1σが位置する3万7000円辺りがターゲットになろう。半面、3万3000円を割り込んでくると、1月安値の3万2740円が射程に入りそうだ。
先週末のNT倍率は先物中心限月で14.12倍に上昇した。25日、75日線が位置する14.09倍水準を上回り、200日線が位置する14.18倍まで切り上がる場面もみられた。指数インパクトの大きい値がさハイテク株の弱い値動きが日経平均型の重荷となったが、東証プライムの値下がり数が連日で9割を超える全面安商状のため、相対的にTOPIX型のマイナスの影響が大きかった。今週はナスダック指数が26週線水準からリバウンドをみせられないと、ややNTショートに振れやすくなる可能性があるだろう。
2日のVIX指数は23.39(前日は18.59)に上昇した。4月19日の直近高値21.36を上抜け、一時29.66まで上昇する場面もみられた。2022年10月以来の水準まで上昇しており、20.00を上回る水準での推移が続くようだと、リスク回避姿勢が強まりやすいとみられる。
7月第4週(7月22日-26日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週連続の売り越しであり、売り越し額は1兆5674億円(7月第3週は8110億円の売り越し)だった。なお、現物は5659億円の売り越し(同2459億円の売り越し)と2週連続の売り越しであり、先物は1兆0015億円の売り越し(同5650億円の売り越し)と2週連続の売り越し。個人は現物と先物の合算で7802億円の買い越しで、3週連続の買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で3577億円の買い越しとなり、2週連続の買い越しだった。
経済スケジュールでは、5日に日銀金融政策決定会合議事要旨(6月13・14日開催分)、中国7月財新サービス業PMI、米国7月ISM非製造業景気指数、6日に6月全世帯家計調査、米国6月貿易収支、7日に6月景気動向指数、中国7月貿易収支、8日に日銀金融政策決定会合の主な意見(7月30~31日分)、7月景気ウォッチャー調査、米国新規失業保険申請件数、米国6月卸売在庫、米国6月卸売売上高、9日に中国7月消費者物価指数、中国7月生産者物価指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/09 08月02日 37910 37950 35800 35920 -2030
24/09 08月01日 39090 39090 37730 37950 -1280
24/09 07月31日 38570 39230 37890 39230 +740
24/09 07月30日 38420 38550 38050 38490 +40
24/09 07月29日 37810 38710 37780 38450 +760
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/09 08月02日 2690.0 2695.5 2531.0 2542.5 -154.0
24/09 08月01日 2789.0 2791.5 2684.5 2696.5 -100.5
24/09 07月31日 2759.5 2806.0 2720.0 2797.0 +46.0
24/09 07月30日 2752.5 2760.0 2732.5 2751.0 -1.5
24/09 07月29日 2708.0 2769.0 2706.0 2752.5 +52.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
08月02日(09月限) 34950 -970
08月01日(09月限) 36845 -1105
07月31日(09月限) 38655 -575
07月30日(09月限) 38105 -385
07月29日(09月限) 38330 -120
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
07月26日 5564億円 +13億円 2兆3134億円 -3289億円
07月19日 5550億円 +24億円 2兆6424億円 -393億円
07月12日 5525億円 +490億円 2兆6817億円 +1688億円
07月05日 5035億円 +237億円 2兆5129億円 +1441億円
06月28日 4797億円 +385億円 2兆3687億円 +2569億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
07月31日 1億6323万株 -408万株 8億6079万株 +5389万株
07月30日 1億6732万株 +370万株 8億0689万株 +186万株
07月29日 1億6361万株 -580万株 8億0503万株 +422万株
07月26日 1億6942万株 +361万株 8億0081万株 -2794万株
07月25日 1億6580万株 +1098万株 8億2875万株 -3140万株
07月24日 1億5482万株 +73万株 8億6016万株 -963万株
07月23日 1億5409万株 +102万株 8億6979万株 -975万株
07月22日 1億5307万株 +65万株 8億7955万株 -62万株
07月19日 1億5241万株 +177万株 8億8017万株 -1128万株
07月18日 1億5064万株 -0.5万株 8億9146万株 -1706万株
07月17日 1億5064万株 +254万株 9億0852万株 +1119万株
07月16日 1億4810万株 +157万株 8億9733万株 +31万株
07月12日 1億4652万株 -104万株 8億9701万株 +2000万株
07月11日 1億4757万株 +882万株 8億7700万株 +295万株
07月10日 1億3874万株 +1307万株 8億7405万株 -119万株
07月09日 1億2567万株 +765万株 8億7525万株 +910万株
07月08日 1億1802万株 -293万株 8億6614万株 -560万株
株探ニュース
2024/08/04 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―日米金融政策と米ハイテク決算に注目
今週の日経225先物は、日米金融政策の行方と米主要ハイテク企業の決算内容を見極める展開になりそうだ。足もとの日経225先物は1200円安となった7月12日以降、株安に歯止めがかからず、25日には1390円安と大きく売られた。支持線として期待された75日移動平均線を割り込み、週末には一時3万7330円と5月末以来の水準まで下落した。ボリンジャーバンドの-2σを下回る水準まで調整し、売られ過ぎ感が台頭する一方で、-3σと200日線が位置する3万6000円処が意識されやすい。
26日の米国市場では、主要な株価指数が上昇した。米当局がインフレ指標として注目する6月の米個人消費支出(PCE)コア価格指数は前月比0.2%上昇と小幅な伸びで、予想に一致した。今週の米連邦公開市場委員会(FOMC)は政策金利を据え置くとの見方が大勢だか、9月にも利下げを開始するとの観測が強まった。
26日取引終了後の日経225先物ナイトセッションは、日中比510円高の3万8200円で終え、-2σを上回っている。週足の-1σを上回ってきており、3万8000円処での底堅さを見極める流れとなり、レンジとしては週足の-2σが位置する3万7000円から75日線、13週線水準の3万9000円によるレンジが意識されやすい。26日の米国市場が上昇したことで、まずは3万9000円辺りの戻りを試す展開になりそうだ。
先週は政治家による円安是正発言が相次ぐなか、日銀金融政策決定会合で利上げに踏み切るとの観測が高まり、一時1ドル=152円台と円高が進行した。日米金利差の縮小に伴う持ち高調整が勢いを増し、下へのバイアスが強まる形となった。日銀会合では足もとの株安を受けて政策金利を据え置くと考えられる。日米ともに政策金利は据え置くとみられ、リバランスの動きが期待されやすい。
ただし、急ピッチの下落によって、センチメントは悪化している。これまで相場を牽引していたハイテク株の底入れを見極める必要もあり、積極的なリバウンド狙いのロングは手控えられよう。そのため、3万9000円接近では戻り待ち狙いのショートが入りやすいほか、同水準を捉えられないと自律反発の域は脱せないだろう。
日米金融イベント前には買い戻しが入りやすいことに加え、月末のリバランス期待もあり、押し目狙いのロング対応としつつも、3万9000円に接近する局面ではニュートラルになりそうだ。また、週足では先週の下げによって4月半ばの急落局面以降、支持線として機能していた-1σを割り込んだ。ナイトセッションで同水準を回復しているものの、3万8000円を下回ってくると、持ち高調整が強まる可能性も意識しておきたい。
今週は米国で、アップル、アマゾン・ドット・コム、インテル、ラムリサーチ、クアルコムなどハイテク企業の決算発表が予定されている。日米金融イベント待ちで積極的に動きにくいところだが、米ハイテク企業の決算が評価されるようだと、東京市場でも指数インパクトの大きい値がさハイテク株を見直す動きが強まる可能性もある。その場合はややロングが強まることになろう。
先週末のNT倍率は先物中心限月で13.95倍に低下した。11日の14.47倍を直近高値に、ハイテク株の売りに対してバリュー株買いのローテーションが強まるなか、18日に14.00倍を下回った。その後は日米金利差縮小に伴う持ち高調整が強まり、TOPIX型のインデックス売りも断続的に入ったため、足もとでは13.90倍~14.00倍辺りでの推移となった。今週も同水準での推移が続くとみられるが、米ハイテク企業の決算次第ではトレンドが出てくる展開も意識しておきたい。
26日のVIX指数は16.39(前日は18.46)に低下した。米大型テック株の決算が嫌気されるなか、足もとで上へのトレンドを強めており、25日には一時19.36まで上昇する場面もみられた。FOMCを受けて低下をみせてくる可能性はあるが、方向性としては4月19日に付けた高値21.36辺りが意識されやすい。20.00を上回ってくる局面があるようだと、慎重姿勢に向かいやすいだろう。
7月第3週(7月16日-19日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では4週ぶりの売り越しであり、売り越し額は8110億円(7月第2週は9786億円の買い越し)だった。なお、現物は2459億円の売り越し(同1288億円の買い越し)と4週ぶりの売り越しであり、先物は5650億円の売り越し(同8497億円の買い越し)と4週ぶりに売り越した。個人は現物と先物の合算で3864億円の買い越しで、2週連続の買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で410億円の買い越しとなり、9週ぶりの買い越しだった。
経済スケジュールでは、30日に6月完全失業率、米国5月S&Pケースシラー住宅価格、米国7月コンファレンスボード消費者信頼感指数、米国6月JOLTS求人件数、31日に6月鉱工業生産、日銀金融政策決定会合(終了後に政策金利を発表)、植田日銀総裁記者会見、中国7月製造業PMI、米国7月ADP雇用統計、FOMC(終了後に政策金利を発表)、8月1日に中国7月財新製造業PMI、イングランド銀行(BOE)政策金利、米国7月ISM製造業景気指数、2日に米国7月雇用統計、米国6月製造業新規受注などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/09 07月26日 37680 38310 37330 37690 -40
24/09 07月25日 39050 39110 37700 37730 -1390
24/09 07月24日 39520 39670 39090 39120 -420
24/09 07月23日 39510 39970 39510 39540 +60
24/09 07月22日 39770 40030 39470 39480 -560
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/09 07月26日 2698.0 2728.0 2674.0 2700.5 -2.0
24/09 07月25日 2788.5 2792.0 2699.5 2702.5 -90.5
24/09 07月24日 2828.5 2837.5 2789.5 2793.0 -36.0
24/09 07月23日 2825.5 2853.0 2825.5 2829.0 +4.5
24/09 07月22日 2842.5 2861.5 2821.0 2824.5 -35.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
07月26日(09月限) 38235 +545
07月25日(09月限) 37770 +40
07月24日(09月限) 38115 -1005
07月23日(09月限) 39500 -40
07月22日(09月限) 39950 +470
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
07月19日 5550億円 +24億円 2兆6424億円 -393億円
07月12日 5525億円 +490億円 2兆6817億円 +1688億円
07月05日 5035億円 +237億円 2兆5129億円 +1441億円
06月28日 4797億円 +385億円 2兆3687億円 +2569億円
06月21日 4412億円 +145億円 2兆1118億円 +734億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
07月24日 1億5482万株 +73万株 8億6016万株 -963万株
07月23日 1億5409万株 +102万株 8億6979万株 -975万株
07月22日 1億5307万株 +65万株 8億7955万株 -62万株
07月19日 1億5241万株 +177万株 8億8017万株 -1128万株
07月18日 1億5064万株 -0.5万株 8億9146万株 -1706万株
07月17日 1億5064万株 +254万株 9億0852万株 +1119万株
07月16日 1億4810万株 +157万株 8億9733万株 +31万株
07月12日 1億4652万株 -104万株 8億9701万株 +2000万株
07月11日 1億4757万株 +882万株 8億7700万株 +295万株
07月10日 1億3874万株 +1307万株 8億7405万株 -119万株
07月09日 1億2567万株 +765万株 8億7525万株 +910万株
07月08日 1億1802万株 -293万株 8億6614万株 -560万株
07月05日 1億2095万株 -785万株 8億7175万株 +314万株
07月04日 1億2881万株 +104万株 8億6860万株 +2515万株
07月03日 1億2777万株 +1008万株 8億4345万株 +576万株
07月02日 1億1768万株 -173万株 8億3769万株 +1365万株
07月01日 1億1941万株 +788万株 8億2404万株 -614万株
株探ニュース
2024/07/28 17:00
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株価指数先物 【週間展望】 ―決算・トランプトレードで方向感はつかみづらい
今週の日経225先物は、本格化する日米決算に市場の関心が集まり、企業業績の影響を受けやすくなるとみられる。また、米国では9月にも利下げが期待されるなか、出遅れ感のある銘柄が買われる一方で、これまで相場を牽引してきたハイテク株に持ち高調整の売りが出るといったローテーションの動きが観測された。
19日の米国市場では、マイクロソフトの基本ソフト(OS)で発生したシステム障害を受けて、リスク資産を圧縮する動きがみられた。クラウドストライク・ホールディングスのセキュリティ・ソフトウェアの更新で不具合があったためと原因が特定され、障害は収束に向かうとみられるが、影響を見極めるまでポジションの積み増しは手控えられそうだ。
また、4-6月期の売上高が予想に届かなかったトラベラーズが7%を超える急落となりNYダウを押し下げたほか、アメックスも決算が嫌気されていた。今週は22日にベライゾンコミュニケーションズ、23日にアルファベット、テキサス・インスツルメンツ、テスラ、24日にIBM、25日にアッヴィ、26日にスリーエムなどの決算発表が予定されている。
国内でも18日に4-6月期決算を発表したディスコ <6146> [東証P]が、19日に5%近く下落していた。今週は23日のニデック <6594> [東証P]や25日の日産自動車 <7201> [東証P]、26日の信越化学工業 <4063> [東証P]、日東電工 <6988> [東証P]などの決算が注目され、模様眺めムードが高まりやすいだろう。
日経225先物は7月12日に1200円安となり、祝日明け16日に小幅に反発したものの、その後は連日の調整で19日に節目の4万円を割り込んだ。4万円近辺に位置する25日移動平均線まで下げてきたことで、いったんは調整一巡によるリバウンドが意識されやすいところではある。だが、19日取引終了後のナイトセッションでは一時3万9570円まで売られている。マイクロソフトのシステム障害の影響があったと考えられ、リバウンド狙いの買いは期待されるものの、25日線が心理的な抵抗線として機能する可能性がある一方で、下へのバイアスが強まると75日線が位置する3万9000円近辺を試す展開もありそうだ。
そのため、オプション権利行使価格の3万9000円から4万円のレンジを想定する。ハイテク株の動向を見極めつつ、ボトムを探る流れになりそうだ。強いリバウンドは期待しづらく、戻り待ち狙いのショートが優勢になりそうだ。
直近の大幅な下げによって過熱感は後退し、値幅としては調整一巡感が意識されやすい。ただし、ローテーションの動きが強まったことで、指数インパクトの大きい値がさハイテク株の下げ止まりを見極める必要があろう。東京エレクトロン <8035> [東証P]は直近高値の7月11日3万8930円から18日安値の2万9755円まで下げ、節目の3万円を割り込んでいた。200日線までの調整を経て反転をみせてくるかが注目される。
そのほか、11月の米大統領選に向け、トランプ前大統領の再選機運が高まっている。先週はドル高是正発言を受けて円高に振れる場面が見られており、今後マーケットはトランプ氏の発言に振り回される状況が増えそうだ。また、19日にはウクライナのゼレンスキー大統領と電話会談を行ったと発表。次期大統領として侵攻を終結させることに意欲を示したと報じられている。今後は政策の影響を先取りする形でトランプトレードが本格化する可能性もある。
トランプトレードとなると、再生可能エネルギー促進からの政策転換で、石油などの資源株物色が意識されやすく、相対的にTOPIX型優位の展開が見込まれる。先週末のNT倍率は先物中心限月で14.00倍と横ばいだった。18日に7月2日に付けた直近安値の13.94倍を下回っていたこともあり、NTショートでのスプレッド狙いも一巡感が意識されやすいタイミングだった。ただ、トランプ氏の言動の予測不確実性もあって方向性は見極めにくくなりそうだ。
18日のVIX指数は16.52(前日は15.93)に上昇した。株式市場でローテーションが強まるなか、トランプ前大統領の発言に振られる状況を受けて、リスク回避の動きがみられた。また、19日には一時10.62まで急低下した後に切り返すなど荒い値動きだった。方向感は見極めづらいものの、4月15日の戻り高値19.23辺りが目先意識されそうだ。
7月第2週(7月8日-12日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週連続の買い越しであり、買い越し額は9786億円(7月第1週は8765億円の買い越し)だった。なお、現物は1288億円の買い越し(同1836億円の買い越し)と3週連続の買い越しであり、先物は8497億円の買い越し(同6928億円の買い越し)と3週連続で買い越した。個人は現物と先物の合算で1438億円の買い越しで、3週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で9975億円の売り越しとなり、8週連続の売り越しだった。
経済スケジュールでは、22日に中国7月中国最優遇貸出金利、23日に米国6月中古住宅販売件数、米国7月リッチモンド連銀製造業指数、24日に米国7月製造業PMI、米国7月サービス業PMI、米国6月新築住宅販売件数、25日にG20財務相・中央銀行総裁会議(~26日)、6月企業向けサービス価格指数、米国4-6月期GDP、米国6月耐久財受注、26日に7月東京都区部消費者物価指数、5月景気動向指数改定値、米国6月個人所得、米国6月個人支出、パリオリンピック開幕(~8月11日)などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/09 07月19日 40160 40360 39820 40040 -200
24/09 07月18日 40900 40910 40060 40240 -840
24/09 07月17日 41230 41590 41060 41080 -160
24/09 07月16日 41260 41530 41020 41240 +70
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/09 07月19日 2869.0 2882.5 2844.5 2860.0 -13.0
24/09 07月18日 2908.0 2909.0 2865.0 2873.0 -43.0
24/09 07月17日 2904.5 2930.0 2901.0 2916.0 +11.0
24/09 07月16日 2899.0 2923.0 2884.0 2905.0 +8.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
07月19日(09月限) 39660 -380
07月18日(09月限) 40055 -185
07月17日(09月限) 40240 -840
07月16日(09月限) 41545 +305
07月15日(09月限) 41090 -80
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
07月12日 5525億円 +490億円 2兆6817億円 +1688億円
07月05日 5035億円 +237億円 2兆5129億円 +1441億円
06月28日 4797億円 +385億円 2兆3687億円 +2569億円
06月21日 4412億円 +145億円 2兆1118億円 +734億円
06月14日 4267億円 +758億円 2兆0384億円 -4321億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
07月17日 1億5064万株 +254万株 9億0852万株 +1119万株
07月16日 1億4810万株 +157万株 8億9733万株 +31万株
07月12日 1億4652万株 -104万株 8億9701万株 +2000万株
07月11日 1億4757万株 +882万株 8億7700万株 +295万株
07月10日 1億3874万株 +1307万株 8億7405万株 -119万株
07月09日 1億2567万株 +765万株 8億7525万株 +910万株
07月08日 1億1802万株 -293万株 8億6614万株 -560万株
07月05日 1億2095万株 -785万株 8億7175万株 +314万株
07月04日 1億2881万株 +104万株 8億6860万株 +2515万株
07月03日 1億2777万株 +1008万株 8億4345万株 +576万株
07月02日 1億1768万株 -173万株 8億3769万株 +1365万株
07月01日 1億1941万株 +788万株 8億2404万株 -614万株
06月28日 1億1153万株 -86万株 8億3018万株 +447万株
06月27日 1億1240万株 +824万株 8億2571万株 +1638万株
06月26日 1億0415万株 +162万株 8億0932万株 +3871万株
06月25日 1億0252万株 -248万株 7億7061万株 +1165万株
06月24日 1億0501万株 -43万株 7億5895万株 +2458万株
株探ニュース
2024/07/21 17:00
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株価指数先物 【週間展望】 ―「もしトラ」の物色が強まるとTOPIX型が優位に
今週の日経225先物]は、米国市場の動向に影響を受けやすい展開が見込まれる。12日の米国市場は主要な株価指数が上昇し、[[stock/0800/chart|NYダウはおよそ2カ月ぶりに4万ドルを回復した。一時5月24日に付けた史上最高値4万0077ドルを上回る場面も見られた。7月の米ミシガン大学消費者態度指数が66.0と6月の68.2から低下し、市場予想(68.5程度)を下回った。また、1年先と5-10年先のインフレ期待がともに前月を下回っている。
6月の米卸売物価指数(PPI)は若干予想を上回ったものの、前日発表の6月の米消費者物価指数(CPI)が前月比で低下したこともあり、インフレの落ち着きを示す内容と受け止められて、米連邦準備理事会(FRB)が9月にも利下げに動くとの観測が引き続き買い材料となった。米セントルイス連銀のムサレム総裁は、最近の統計データは金融当局が物価目標に向けて前進していることを示すとの見方を明らかにしている。
一方で、米国では決算発表が本格化する。12日に4-6月期決算を発表したJPモルガン・チェースは、純利益が前年同期比25%増と4四半期ぶりに過去最高益を記録した。ただし、2024年12月期通期の純金利収入の見通しが慎重と受け止められ、同社株は下落。また、同日に決算を発表したシティグループとウェルズ・ファーゴも下落しており、今週予定されるゴールドマン・サックス・グループ(15日)、バンク・オブ・アメリカ、モルガン・スタンレー(16日)、ジョンソン・エンド・ジョンソン(17日)、ネットフリックス(18日)、アメリカン・エキスプレス(19日)などの決算動向の影響を受けやすいだろう。
また、12日の米国市場ではエヌビディアなど半導体株が反発した。前日には大きく下落しており、物色対象のローテーションが本格化するかが注目される。中小型株で構成されるラッセル2000指数は12日も上昇し、3日続伸した。大型株から中小型株への資金シフトが本格化すれば、東京市場でも指数インパクトの大きい値がさハイテク株の上値の重さが意識される可能性がありそうだ。
日経225先物は12日に1200円下落し、取引終了後のナイトセッションでは一時4万1020円まで売られる場面もみらた。その後4万1480円まで買われたが、大阪比20円高の4万1190円で終えた。祝日取引では4万1380円まで買われた後は、4万1250円辺りで推移しており、1200円幅の急落後の反動としてはリバウンド力は弱い。ボリンジャーバンドの+1σ(4万1050円)処まで調整をみせたことで、今週は引き続きリバウンドが意識されてこよう。ただし、週足では+2σ(4万1420円)が抵抗線として機能する可能性が出てきており、+1σ(4万0290円)処までの調整は警戒しておく必要があろう。
そのため、オプション権利行使価格の4万1250円を中心とした上下の権利行使価格4万1000円から4万1500円のレンジを想定する。米国でエヌビディアなど半導体株の買いが再び強まれば、先週末の下落に対するリバウンドが強まる可能性はありそうだ。
米国の大統領選挙を11月に控えるなか、米共和党のドナルド・トランプ前大統領が演説中に銃撃された。事件直後、オンライン予測市場ではトランプ氏の当選確率が上昇している。「もしトラ」を睨んだ物色が意識されやすく、三菱重工業 <7011> [東証P]や川崎重工業 <7012> [東証P]など防衛関連には追い風との見方がある。そのため、相対的にTOPIX型優位の展開となる可能性がある。
12日のVIX指数は12.46(前日は12.92)に低下した。一時12.11まで低下し、終値では12.55辺りに位置する25日移動平均線を下回って終えた。前日には一時13.33まで上昇する場面もみられたが、その後は25日線水準での攻防だった。いったんは75日線(13.77)、200日線(14.18)辺りが意識されてくる可能性はあるが、一方で再び12.00を下回ってくるようだと、リスク選好の流れに向かいやすいとみておきたい。
なお、先週末のNT倍率は先物中心限月で14.21倍に上昇した。先週は週初の上昇で75日線を上回り、14.20倍を突破すると、11日には一時14.47倍まで切り上がった。ただし、12日の急落によって14.21倍と安値で終えた。25日、75日、200日線が14.15~14.17倍辺りに位置しているため、これらの水準から反転をみせてくるかが注目されそうだ。
7月第1週(7月1日-5日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週連続の買い越しであり、買い越し額は8765億円(6月第4週は5964億円の買い越し)だった。なお、現物は1836億円の買い越し(同1239億円の買い越し)と2週連続の買い越しであり、先物は6928億円の買い越し(同4724億円の買い越し)と2週連続で買い越した。個人は現物と先物の合算で4904億円の売り越しで、2週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で3911億円の売り越しとなり、7週連続の売り越しだった。
経済スケジュールでは、16日に日銀金融政策決定会合議事録(1~6月分)、米国6月小売売上高、米国6月輸出入物価指数、米国5月企業在庫、17日に6月訪日外客数、米国6月住宅着工件数、米国6月鉱工業生産指数・設備稼働率、米国米地区連銀経済報告(ベージュブック)、18日に6月貿易収支、ECB(欧州中央銀行)政策金利、米国6月コンファレンス・ボード景気先行指数、19日に6月全国消費者物価指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/09 07月12日 42290 42400 41170 41170 -1200
24/09 07月11日 41950 42490 41900 42370 +430
24/09 07月10日 41610 41960 41440 41940 +320
24/09 07月09日 40890 41790 40880 41620 +770
24/09 07月08日 40840 41120 40790 40850 -10
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/09 07月12日 2924.5 2928.0 2883.0 2896.5 -32.5
24/09 07月11日 2915.5 2952.5 2913.0 2929.0 +13.5
24/09 07月10日 2895.5 2918.5 2886.5 2915.5 +19.0
24/09 07月09日 2876.5 2909.5 2869.0 2896.5 +23.5
24/09 07月08日 2884.0 2895.0 2867.5 2873.0 -12.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
07月12日(09月限) 41210 +40
07月11日(09月限) 41560 -810
07月10日(09月限) 42470 +530
07月09日(09月限) 41515 -105
07月08日(09月限) 40910 +60
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
07月05日 5035億円 +237億円 2兆5129億円 +1441億円
06月28日 4797億円 +385億円 2兆3687億円 +2569億円
06月21日 4412億円 +145億円 2兆1118億円 +734億円
06月14日 4267億円 +758億円 2兆0384億円 -4321億円
06月07日 3508億円 +30億円 2兆4705億円 -1145億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
07月10日 1億3874万株 +1307万株 8億7405万株 -119万株
07月09日 1億2567万株 +765万株 8億7525万株 +910万株
07月08日 1億1802万株 -293万株 8億6614万株 -560万株
07月05日 1億2095万株 -785万株 8億7175万株 +314万株
07月04日 1億2881万株 +104万株 8億6860万株 +2515万株
07月03日 1億2777万株 +1008万株 8億4345万株 +576万株
07月02日 1億1768万株 -173万株 8億3769万株 +1365万株
07月01日 1億1941万株 +788万株 8億2404万株 -614万株
06月28日 1億1153万株 -86万株 8億3018万株 +447万株
06月27日 1億1240万株 +824万株 8億2571万株 +1638万株
06月26日 1億0415万株 +162万株 8億0932万株 +3871万株
06月25日 1億0252万株 -248万株 7億7061万株 +1165万株
06月24日 1億0501万株 -43万株 7億5895万株 +2458万株
06月21日 1億0544万株 -360万株 7億3436万株 +406万株
06月20日 1億0905万株 +80万株 7億3030万株 -10万株
06月19日 1億0824万株 -47万株 7億3040万株 +424万株
06月18日 1億0872万株 -297万株 7億2616万株 +1433万株
06月17日 1億1169万株 +1079万株 7億1183万株 +1234万株
株探ニュース
2024/07/15 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―パッシブ型ETF決算に伴う売り需要はロングで対応
今週の日経225先物は、急ピッチの上昇に対する過熱感や需給イベントに伴う売り需要が警戒されるものの、先高期待の強い展開が見込まれる。前週は7月4日に5営業日続伸し一時4万0980円まで買われ、3月22日に付けた4万0870円を突破。週末5日は一時4万1120円まで買われた。4日の米国が祝日だった影響もあり、海外勢のフローが限られるなかで6営業日ぶりに反落はしたが、30円安と小幅な下げにとどまっており、押し目買い意欲の強さが窺えた。
祝日明け5日の米国市場では、主要な株価指数が上昇した。注目されていた6月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比20万6000人増だった。予想(19万人増程度)は上回ったものの、5月の21万8000人増から伸びが鈍化している。平均時給は前月比0.3%増と市場予想と一致し、前月(0.4%増)から鈍化した。この結果を受けて早期利下げ観測が高まり、米長期金利の低下が追い風となった。
アマゾン・ドット・コムやアップル、マイクロソフトなど大型テック株が買われたほか、アームホールディングス、アドバンスト・マイクロデバイセズなど半導体株の一角が買われた。一方で、アナリストによる投資判断の格下げが観測されたエヌビディアは下落した。
シカゴ日経平均先物清算値は日中大阪比175円高の4万1035円だった。日経225先物のナイトセッションは終盤にかけてリバウンドを強め、4万1070円まで買われる場面もみられた。この流れを引き継ぎ、週明けは買い先行で始まりそうだ。日経225先物は6月下旬辺りからは、上向きで推移するボリンジャーバンドの+2σを挟んだ、+1σと+3σによるレンジ内で強いトレンドを継続。先週は中盤以降、+2σと+3σでのレンジ内で推移している。
5日の取引終了後のナイトセッションでは+2σを下回って始まったものの、その後の上昇で+2σを上回って終えた。+2σは4万0910円、+3σは4万1750円辺りに位置しており、+2σ水準での底堅さが意識されてくると、+3σをターゲットとしたトレンドに向かいやすいだろう。
一方で、今週は売り需要が見込まれている。インデックス連動のパッシブ型ETF(上場投資信託)の決算が8日、10日に控えており、分配金捻出のため、現物株と先物市場にポジション解消の売りが予想され、需給面の重荷となろう。
なお、2023年7月の月間騰落では3万3060円を高値に、一時3万1500円まで下げ、3万2510円で終えていた。短期的には+1σが位置する4万0080円辺りまでの調整は意識しておいた方が良さそうである。そのため、オプション権利行使価格の4万1000円を中心に、権利行使価格の4万0500円から4万1500円処のレンジを想定する。下半期入り後の急ピッチの上昇で買い遅れているファンドなどが、この売り需要に対して買い向かう可能性はありそうだ。4万0500円を下回ってきたとしても、+1σ水準までは基本的に押し目狙いのロング対応となろう。
5日のVIX指数は12.48(前日は12.26)に上昇した。一時12.61まで上昇する場面も見られたが、25日移動平均線(12.57)水準が抵抗線として意識される形で上げ幅を縮めていた。ボトム圏での推移を継続するなか、25日線を明確に上回ってくると、いったんは75日線(13.80)、200日線(14.35)辺りが意識されてくる可能性があろう。もっとも、現時点ではボトム圏での推移が続いているため、慎重姿勢は強まらないとみておきたい。
なお、先週末のNT倍率は先物中心限月で14.16倍に上昇した。14.14倍に位置している200日線を突破し、75日線が位置する14.19倍に接近してきた。ETFの決算に絡んだ売り需要によりTOPIX型が相対的に弱含む可能性があるため、75日線を突破してくることも考えられる。また、5日の米国ではエヌビディアは下落したが、アームホールディングスは8%近く上昇しており、ソフトバンクグループ <9984> [東証P]への支援材料になる可能性があり、日経平均型が優位になりそうである。
6月第4週(6月24日-28日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週ぶりの買い越しであり、買い越し額は5964億円(6月第3週は6257億円の売り越し)だった。なお、現物は1239億円の買い越し(同213億円の売り越し)と6週ぶりの買い越しであり、先物は4724億円の買い越し(同6043億円の売り越し)と2週ぶりに買い越した。個人は現物と先物の合算で6445億円の売り越しで、4週ぶりの売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で312億円の売り越しとなり、6週連続の売り越しだった。
経済スケジュールでは、8日に5月毎月勤労統計、5月国際収支、6月景気ウオッチャー調査、米国5月消費者信用残高、9日にパウエルFRB議長の上院銀行委員会での証言、10日に6月国内企業物価、中国6月生産者物価指数、中国6月消費者物価指数、米国5月卸売売上高、パウエルFRB議長の下院金融サービス委員会での証言、11日に5月機械受注、米国6月消費者物価指数、12日に中国6月貿易収支、米国6月生産者物価指数、米国7月ミシガン大学消費者信頼感指数などが予定されている。また、週末12日にはシティグループ、JPモルガン・チェース、ウェルズ・ファーゴの決算発表が予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/09 07月05日 40900 41120 40750 40860 -30
24/09 07月04日 40630 40980 40490 40890 +290
24/09 07月03日 40030 40710 39850 40600 +490
24/09 07月02日 39680 40190 39450 40110 +440
24/09 07月01日 39600 39960 39540 39670 +50
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/09 07月05日 2896.0 2909.5 2880.0 2885.0 -9.5
24/09 07月04日 2875.5 2903.5 2866.0 2894.5 +20.0
24/09 07月03日 2853.5 2878.0 2841.5 2874.5 +17.0
24/09 07月02日 2828.5 2865.0 2820.0 2857.5 +30.5
24/09 07月01日 2815.0 2845.5 2812.5 2827.0 +11.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
07月05日(09月限) 41035 +175
07月03日(09月限) 40660 +60
07月02日(09月限) 40260 +150
07月01日(09月限) 39530 -140
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
06月28日 4797億円 +385億円 2兆3687億円 +2569億円
06月21日 4412億円 +145億円 2兆1118億円 +734億円
06月14日 4267億円 +758億円 2兆0384億円 -4321億円
06月07日 3508億円 +30億円 2兆4705億円 -1145億円
05月31日 3477億円 +98億円 2兆5850億円 +231億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
07月03日 1億2777万株 +1008万株 8億4345万株 +576万株
07月02日 1億1768万株 -173万株 8億3769万株 +1365万株
07月01日 1億1941万株 +788万株 8億2404万株 -614万株
06月28日 1億1153万株 -86万株 8億3018万株 +447万株
06月27日 1億1240万株 +824万株 8億2571万株 +1638万株
06月26日 1億0415万株 +162万株 8億0932万株 +3871万株
06月25日 1億0252万株 -248万株 7億7061万株 +1165万株
06月24日 1億0501万株 -43万株 7億5895万株 +2458万株
06月21日 1億0544万株 -360万株 7億3436万株 +406万株
06月20日 1億0905万株 +80万株 7億3030万株 -10万株
06月19日 1億0824万株 -47万株 7億3040万株 +424万株
06月18日 1億0872万株 -297万株 7億2616万株 +1433万株
06月17日 1億1169万株 +1079万株 7億1183万株 +1234万株
06月14日 1億0090万株 +5976万株 6億9948万株 -5356万株
06月13日 4113万株 +2001万株 7億5304万株 -1487万株
06月12日 2112万株 +264万株 7億6792万株 -3408万株
06月11日 1847万株 -75万株 8億0200万株 -2331万株
06月10日 1923万株 -6029万株 8億2531万株 -7030万株
株探ニュース
2024/07/07 17:00
みんかぶニュース その他
価指数先物 【週間展望】 ―短期過熱を警戒も、ショートカバーが入りやすい需給
今週の日経225先物は、4万円の大台回復を射程に捉え、ショートカバーが強まりやすい需給状況が期待される。6月28日の取引終了後のナイトセッションで一時3万9960円まで買われており、週足のボリンジャーバンドの+2σ(4万0060円)に接近してきた。+2σ接近で過熱感の強まりは警戒されやすいものの、収斂していたバンドは拡大傾向をみせてきており、バンドに沿ったトレンド形成が見込まれる。+3σは4万0780円まで拡大し、3月22日に付けた4万0870円(ナイトセッションを含む)が視野に入ってきた。+2σ突破では過熱が一段と警戒されてくるが、先週のレンジ上抜けによりショートカバーが入りやすい需給状況だ。
6月28日の米国市場では、主要な株価指数が下落した。ナイキが27日の取引終了後に発表した2024年3-5月期の売上高が市場予想を下回ったほか、2025年5月期通期の業績見通しを下方修正したことが嫌気されて20%近く下落したことが、NYダウの重荷となった。また、月末と四半期末が重なったほか、バイデン大統領とトランプ前大統領の討論会を受けて全体としては持ち高調整の動きが影響したとみられ、週末の米国株安の影響は限られるだろう。
一方で、同日に発表された5月の米個人消費支出(PCE)物価指数は、PCE総合価格指数が前月比横ばい、米連邦準備理事会(FRB)が金融政策決定で重視するPCEコアデフレーターは前月比0.1%上昇、前年同月比2.6%上昇と、4月の0.3%上昇、2.8%上昇から伸びが減速した。また、6月の米ミシガン大学消費者態度指数(確報値)は68.2となり、前月(69.1)から低下し、1年先のインフレ期待も前月を下回った。これらを受けて利下げ期待が高まる場面も見られた。
今週の米国では、7月1日に6月ISM製造業景気指数、2日に5月JOLTS求人件数、3日に6月ADP雇用統計、6月ISM非製造業景気指数、FOMC(6月11日~6月12日開催分)議事要旨が公表される。4日は独立記念日で休場となり、週末5日には6月の雇用統計の発表が予定されている。これら経済指標の発表を受けた米国市場の動向に影響されやすくなるほか、米国休場を挟むことで週後半は海外勢の商いが細る可能性があろう。
また、JPモルガン・チェースのストラテジストであるマルコ・コラノビッチ氏は28日、S&P500指数が年末までに4200(28日は5460)まで下落するとの半期見通しを示したようだ。一方、ゴールドマン・サックス・グループのトニー・パスクアリエロ氏は、ポートフォリオの軽減を指摘したと報じられており、こうした見方が市場心理を神経質にさせてくる可能性もある。
日経225先物は短期的には過熱が警戒されやすいが、4月半ば以降のレンジ相場を明確に上抜けたことで、シグナルは好転した。長期的には3月の上昇局面で、上向きで推移する月足の+2σを突破し、その後の調整で+1σまで下げており、過熱感は和らいでいる状態である。月足の+1σは3万9540円、+2σは4万3090円に位置している。4万円回復でいったんピーク感が強まったとしても、押し目狙いのロング対応に向かわせよう。そのため、短期過熱を警戒しつつ、今週はオプション権利行使価格の3万9625円から4万0375円のレンジを想定する。
28日のVIX指数は12.44(前日は12.24)に上昇した。先週は24日に13.88まで上昇する場面もみられたが、75日移動平均線(13.99)に上値を抑えられる形となり、週末には一時11.87まで低下している。その後は上昇に転じているが、水準としてはボトム圏での推移であり、慎重姿勢は強まらないだろう。
なお、先週末のNT倍率は、先物中心限月で14.06倍に低下した。米国市場でマイクロン・テクノロジー下落の半導体株への影響が限られたことで、値がさハイテク株の買い戻しによる日経平均型優位の展開が見込まれた。しかし、為替市場での円安進行を背景に、介入への思惑から金利が上昇。金融セクターへの物色が目立つなか、相対的にTOPIX型優位の展開となった。
25日線(14.06倍)処での攻防から同水準で底堅さをみせてくると、NTロングを組成する動きに向かいそうだ。一方で、ストレステスト合格で米銀各社が増配を発表するなか、28日の米国市場で銀行株が買われており、この流れでメガバンクへの物色が強まると、NTショートに振れやすくなろう。
6月第3週(6月17日-21日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週ぶりの売り越しであり、売り越し額は6257億円(6月第2週は503億円の買い越し)だった。なお、現物は213億円の売り越し(同2494億円の売り越し)と5週連続の売り越しであり、先物は6043億円の売り越し(同2997億円の買い越し)と2週ぶりに売り越した。個人は現物と先物の合算で506億円の買い越しで、3週連続の買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で923億円の売り越しとなり、5週連続の売り越しだった。
経済スケジュールでは、7月1日に日銀短観、1-3月期GDP確報値、中国6月財新製造業PMI、米国6月ISM製造業景気指数、2日に米国5月JOLTS求人件数、3日に中国6月財新サービス業PMI、米国6月ADP雇用統計、米国6月ISM非製造業景気指数、FOMC(6月11日~6月12日開催分)議事要旨、5日に5月全世帯家計調査、5月景気動向指数、米国6月雇用統計などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/09 06月28日 39440 39800 39380 39620 +210
24/09 06月27日 39640 39690 39190 39410 -210
24/09 06月26日 39130 39790 39030 39620 +470
24/09 06月25日 38750 39200 38670 39150 +410
24/09 06月24日 38540 38880 38350 38740 +140
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/09 06月28日 2796.5 2824.5 2791.5 2816.0 +22.5
24/09 06月27日 2800.0 2801.5 2783.5 2793.5 -3.0
24/09 06月26日 2784.0 2807.5 2774.5 2796.5 +11.0
24/09 06月25日 2737.5 2789.0 2734.0 2785.5 +48.5
24/09 06月24日 2725.0 2749.5 2713.0 2737.0 +9.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
06月28日(09月限) 39790 +170
06月27日(09月限) 39570 +160
06月26日(09月限) 39415 -205
06月25日(09月限) 39290 +140
06月24日(09月限) 38710 -30
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
06月21日 4412億円 +145億円 2兆1118億円 +734億円
06月14日 4267億円 +758億円 2兆0384億円 -4321億円
06月07日 3508億円 +30億円 2兆4705億円 -1145億円
05月31日 3477億円 +98億円 2兆5850億円 +231億円
05月24日 3378億円 -145億円 2兆5619億円 +6243億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
06月26日 1億0415万株 +162万株 8億0932万株 +3871万株
06月25日 1億0252万株 -248万株 7億7061万株 +1165万株
06月24日 1億0501万株 -43万株 7億5895万株 +2458万株
06月21日 1億0544万株 -360万株 7億3436万株 +406万株
06月20日 1億0905万株 +80万株 7億3030万株 -10万株
06月19日 1億0824万株 -47万株 7億3040万株 +424万株
06月18日 1億0872万株 -297万株 7億2616万株 +1433万株
06月17日 1億1169万株 +1079万株 7億1183万株 +1234万株
06月14日 1億0090万株 +5976万株 6億9948万株 -5356万株
06月13日 4113万株 +2001万株 7億5304万株 -1487万株
06月12日 2112万株 +264万株 7億6792万株 -3408万株
06月11日 1847万株 -75万株 8億0200万株 -2331万株
06月10日 1923万株 -6029万株 8億2531万株 -7030万株
06月07日 7952万株 +345万株 8億9562万株 -59万株
06月06日 7607万株 -72万株 8億9621万株 -769万株
06月05日 7679万株 -93万株 9億0391万株 -2686万株
06月04日 7773万株 -125万株 9億3078万株 -713万株
06月03日 7898万株 +6万株 9億3791万株 -233万株
株探ニュース
2024/06/30 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―13週線を挟んだ米国睨みの展開
今週の日経225先物は方向感に欠ける値動きが続くなか、米国市場の動向を睨んでの展開となりそうだ。先週の日経225先物は、週初に3万7920円(ナイトセッションを含む)まで売られた後は下げ幅を縮めたものの、25日移動平均線(3万8670円)、75日線(3万8850円)に上値を抑えられる形での推移だった。6月21日の取引終了後のナイトセッションでは3万8350円まで下げた後に3万8600円まで戻したが、25日線に上値を抑えられて3万8490円で取引を終えた。
21日の米国市場ではNYダウが4日続伸した半面、ナスダックは続落となった。株価指数と個別株、上場投資信託(ETF)が満期を迎えるトリプル・ウィッチングを迎え、足もとで売られていた景気敏感株を中心に買い戻される一方で、強い基調が続いていた半導体などハイテク株にはリバランスの売りが入った影響とみられる。ハイテク株の一角が売られたものの、ナスダック指数は18日まで7営業日続伸していたこともあり、利益確定の売りは想定された動きであろう。
トリプル・ウィッチングによる需給イベントを通過したことにより、再びハイテク株への資金シフトが強まるかが注目されよう。米国では25日に6月コンファレンスボード消費者信頼感指数、27日に1-3月期GDP確報値のほか、28日には5月個人消費支出(PCE)、6月シカゴ購買部協会景気指数などの発表が予定されている。
指標の結果を受けて利下げ期待が高まるようだと、ハイテク株への物色が意識されてくるだろう。もっとも、米連邦準備制度理事会(FRB)が金融政策を考慮する上で重視するPCEデフレーターの発表を週末に控えていることから、東京市場では積極的にポジションを傾けてくる動きは期待しづらいところである。
24日からソフトバンクグループ <9984> [東証P]傘下のアームホールディングスがナスダック100指数に組み入れられる。26日にはマイクロン・テクノロジーの決算発表も予定されており、これらを受けた指数インパクトの大きい値がさハイテク株の動向が、先物市場に影響を与えることが想定される。アームの値動きやマイクロンの決算評価の動き次第では、相対的に日経平均型優位の展開が見込まれよう。
日経225先物は下向きで推移する13週線での攻防が続いており、先週も週央に同線を突破する場面も見られたが、週末の終値で上回ることはできなかった。今週は13週線が3万8470円辺りに下がってくる一方で、上向きで推移する26週線が3万7980円辺りに位置しているため、オプション権利行使価格の3万8000円から3万8500円辺りのレンジが意識されやすい。3万8000円水準にある日足のボリンジャーバンドの-2σ水準に接近する局面では、押し目狙いのロング対応に向かわせそうだ。
13週線処で底堅い値動きをみせてくるようであれば、同線を中心とした権利行使価格の3万8250円から3万8750円辺りのレンジを想定する。また、週足のボリンジャーバンドが収斂してきており、トレンドが出やすいタイミングが近づいていることが窺える。支持線として機能する-1σを割り込む場面では-2σの3万7750円、上放れるようだと+1σの3万9030円が目先のターゲットとなろう。
21日のVIX指数は13.20(前日は13.28)に低下した。緩やかに低下する25日線(12.71)を挟んで推移を続けており、週末は小動きだったが同線を上回っての推移となり、一時13.78と75日(14.01)に接近する場面もみられた。ボトム圏での推移を継続しているほか、トリプル・ウィッチングの需給イベント通過により再び低下基調をみせてくる可能性はありそうだが、75日線を捉えてくる局面ではロングを手控えさせそうだ。
なお、先週末のNT倍率は先物中心限月で14.15倍に低下した。一時14.07倍に低下する場面も見られたが、25日線(14.06倍)が支持線として機能する形となった。その後は200日線(14.13倍)を挟んでの推移だった。足もとでは200日線を中心に14.05倍から14.20倍辺りでの保ち合いを継続している。5月半ばの戻り高値水準での攻防であり、14.20倍水準を上放れてくる局面では、NTロングを意識したスタンスに向かわせよう。
6月第2週(6月10日-14日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週ぶりの買い越しであり、買い越し額は503億円(6月第1週は3392億円の売り越し)だった。なお、現物は2494億円の売り越し(同1986億円の売り越し)と4週連続の売り越しであり、先物は2997億円の買い越し(同1406億円の売り越し)と2週ぶりに買い越した。個人は現物と先物の合算で990億円の買い越しで、2週連続の買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で326億円の売り越しとなり、4週連続の売り越しだった。
経済スケジュールでは、24日に日銀金融政策決定会合の主な意見(6月13~14日分)、25日に5月企業向けサービス価格指数、4月景気動向指数改定値、米国4月S&Pケースシラー住宅価格、米国4月FHFA住宅価格指数、米国6月コンファレンスボード消費者信頼感指数、26日に米国5月新築住宅販売件数、27日に6月月例経済報告、中国1-5月工業企業利益、米国1-3月期GDP確報値、米国5月耐久財受注、バイデン大統領・トランプ前大統領テレビ討論会、28日に5月完全失業率、5月鉱工業生産、米国5月個人所得、米国5月個人消費支出(PCE)、米国6月シカゴ購買部協会景気指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/09 06月21日 38620 38770 38400 38600 -10
24/09 06月20日 38470 38610 38230 38610 +120
24/09 06月19日 38430 38780 38330 38490 +90
24/09 06月18日 38100 38490 38070 38400 +400
24/09 06月17日 38770 38790 37920 38000 -840
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/09 06月21日 2724.5 2749.5 2720.0 2727.5 +2.5
24/09 06月20日 2726.5 2728.5 2703.0 2725.0 -3.5
24/09 06月19日 2716.5 2735.0 2708.5 2728.5 +14.5
24/09 06月18日 2701.0 2724.0 2696.0 2714.0 +20.5
24/09 06月17日 2746.0 2747.5 2691.0 2693.5 -55.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
06月21日(09月限) 38475 -125
06月20日(09月限) 38545 -65
06月18日(09月限) 38610 +210
06月17日(09月限) 38410 +410
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
06月14日 4267億円 +758億円 2兆0384億円 -4321億円
06月07日 3508億円 +30億円 2兆4705億円 -1145億円
05月31日 3477億円 +98億円 2兆5850億円 +231億円
05月24日 3378億円 -145億円 2兆5619億円 +6243億円
05月17日 3524億円 -18億円 1兆9375億円 +534億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
06月19日 1億0824万株 -47万株 7億3040万株 +424万株
06月18日 1億0872万株 -297万株 7億2616万株 +1433万株
06月17日 1億1169万株 +1079万株 7億1183万株 +1234万株
06月14日 1億0090万株 +5976万株 6億9948万株 -5356万株
06月13日 4113万株 +2001万株 7億5304万株 -1487万株
06月12日 2112万株 +264万株 7億6792万株 -3408万株
06月11日 1847万株 -75万株 8億0200万株 -2331万株
06月10日 1923万株 -6029万株 8億2531万株 -7030万株
06月07日 7952万株 +345万株 8億9562万株 -59万株
06月06日 7607万株 -72万株 8億9621万株 -769万株
06月05日 7679万株 -93万株 9億0391万株 -2686万株
06月04日 7773万株 -125万株 9億3078万株 -713万株
06月03日 7898万株 +6万株 9億3791万株 -233万株
05月31日 7891万株 +54万株 9億4025万株 +3079万株
05月30日 7836万株 +325万株 9億0945万株 -1181万株
05月29日 7511万株 +75万株 9億2127万株 -391万株
05月28日 7435万株 -38万株 9億2518万株 +873万株
05月27日 7474万株 -195万株 9億1644万株 -941万株
株探ニュース
2024/06/23 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―米ハイテク株の動向を睨みつつ、レンジ下限ではロング対応
今週の日経225先物は、米ハイテク株の動向を睨みながらボックスレンジでの推移となりそうだ。先週6月11日~12日に開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)では、予想通り主要政策金利が7会合連続で据え置かれたが、注目された年内の利下げ予想回数は3回から1回に引き下げられた。2回への減少がコンセンサスだったため、予想より利下げに慎重な米当局の姿勢が示された。
一方で、12日発表の5月の米消費者物価指数(CPI)は、総合CPI、コアCPIともに予想を下回ったことで景気敏感株が売られた半面、米長期金利の低下を受けてハイテク株物色が強まった。週末14日は6月のミシガン大消費者態度指数が予想を下回り7カ月ぶりの低水準となったほか、1年インフレ期待が低下の予想に反し5月と同水準を維持した。NYダウが4日続落した一方、ナスダック指数は5日続伸し連日で史上最高値を更新した。
国内では14日の日銀の金融政策決定会合で政策金利が据え置かれ、注目された国債買い入れについては減額の方針を決定した。ただし、具体策は次回の7月会合に持ち越されたため、週末の東京市場ではTOPIX型を中心に買い戻しが入ったとみられる。
また、先週末は6月限の先物・オプション特別清算指数算出(SQ)を迎え、SQに絡んだ商いは金額ベースで日経平均型、TOPIX型いずれも450億円程度の売り越しだったと推測される。SQ値は3万8535.35円と足もとのレンジ中心値だったこともあり、波乱なく通過した。同日の日経平均株価はSQ値を上回って推移し、日銀会合後の買い戻しによって3万9000円を回復する場面もみられた。
先週末の日経225先物は3万8840円で取引を終えており、チャート上では3万8790円処に位置する13週移動平均線を上回ってきた。13週線を上回るのは4月半ばの急落以来となり、約2カ月ぶりである。シグナル好転が期待されたが、ナイトセッションでは一時3万8280円まで売られ、3万8460円で終えている。
日経225先物は、オプション権利行使価格の3万8500円を中心とした上下の権利行使価格3万8000円から3万9000円のレンジを越えられずにいる。レンジ下限を試す動きのほか、26週線が位置する権利行使価格3万7750円辺りまでの調整を想定しておく必要があるだろう。
米国ではナスダック指数が連日で史上最高値を更新するなど、ハイテク株に対する物色が強まっている。米経済に対する警戒感は燻るものの、成長期待の高い生成AIなどハイテク株への関心は根強い。先週は米アップルが最高値を更新し、時価総額トップに返り咲いた。アームホールディングスが24日からナスダック100指数に組み入れられることも材料視されやすく、ハイテク株に関心が集まりやすい。
また、国内では先週、ソフトバンクグループ <9984> [東証P]が1万円の大台を回復し、ITバブル時に付けた最高値を射程に入れている。指数インパクトの大きい値がさハイテク株の影響を受けやすくなるとともに、米ハイテク株の動向を睨みつつ、先物市場では短期的には仕掛け的なトレードが入りやすいだろう。
日経225先物のボリンジャーバンドは横ばいで推移しており、-2σは3万8160円、-3σが3万7880円辺りに位置している。そのため、3万8000円水準では売られ過ぎが意識されやすいため、押し目狙いのロングで対応したい。一方で、+1σが3万8990円に位置しており、3万9000円接近の場面では戻り売り狙いのショートスタンスになりそうだ。
14日のVIX指数は12.66(前日は11.94)に上昇した。一時13.45まで上昇し、上値抵抗線として意識されていた25日線(12.71)を捉えてきた。もっとも、前日に12.00を下回ったことでカバーの動きが入りやすいところでもあった。
なお、先週末のNT倍率は先物中心限月で14.12倍に低下した。朝方に14.20倍を付ける場面もみられたが、日銀会合の結果判明が近づくなかで低下傾向となり、結果判明後にTOPIX型の買い戻しとみられる動きにより200日線が位置する14.13倍を下回って終えた。日銀会合後のリバランスが一巡したとみられるなか、米ハイテク株への物色が継続する流れを背景に、NTロングによるスプレッド狙いの動きを想定しておきたい。
6月第1週(6月3日-7日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週ぶりの売り越しであり、売り越し額は3392億円(5月第5週は741億円の買い越し)だった。なお、現物は1986億円の売り越し(同1126億円の売り越し)と3週連続の売り越しであり、先物は1406億円の売り越し(同1868億円の買い越し)と3週ぶりに売り越した。個人は現物と先物の合算で3806億円の買い越しで、2週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で1708億円の売り越しとなり、3週連続の売り越しだった。
経済スケジュールでは、17日に4月機械受注、中国MLF(中期貸出制度)金利、中国5月鉱工業生産指数、中国5月小売売上高、中国1-5月固定資産投資、米国6月ニューヨーク連銀製造業景気指数、18日に米国5月小売売上高、米国5月鉱工業生産指数、19日に日銀金融政策決定会合議事要旨(4月25・26日開催分)、5月貿易収支、5月訪日外客数、20日に6月月例経済報告、中国6月中国最優遇貸出金利、イングランド銀行(BOE)政策金利、米国5月住宅着工件数、米国1-3月期経常収支、21日に5月全国消費者物価指数、米国6月製造業PMI、米国5月コンファレンス・ボード景気先行指数、米国5月中古住宅販売件数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/09 06月14日 38810 39020 38380 38840 +120
24/06 06月13日 38960 39290 38690 38720 -230
24/06 06月12日 39170 39230 38800 38950 -230
24/06 06月11日 38910 39350 38820 39180 +180
24/06 06月10日 38630 39090 38550 39000 +350
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/09 06月14日 2736.5 2761.0 2705.0 2749.0 +17.0
24/06 06月13日 2759.0 2775.5 2727.5 2729.0 -30.0
24/06 06月12日 2779.5 2782.5 2752.0 2759.0 -21.0
24/06 06月11日 2773.5 2803.5 2767.5 2780.0 -0.5
24/06 06月10日 2752.0 2786.5 2747.0 2780.5 +28.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
06月14日(09月限) 38495 -345
06月13日(09月限) 38580 -140
06月12日(06月限) 39170 +220
06月11日(06月限) 38905 -275
06月10日(06月限) 39185 +185
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
06月07日 3508億円 +30億円 2兆4705億円 -1145億円
05月31日 3477億円 +98億円 2兆5850億円 +231億円
05月24日 3378億円 -145億円 2兆5619億円 +6243億円
05月17日 3524億円 -18億円 1兆9375億円 +534億円
05月10日 3542億円 -793億円 1兆8841億円 -1178億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
06月12日 2112万株 +264万株 7億6792万株 -3408万株
06月11日 1847万株 -75万株 8億0200万株 -2331万株
06月10日 1923万株 -6029万株 8億2531万株 -7030万株
06月07日 7952万株 +345万株 8億9562万株 -59万株
06月06日 7607万株 -72万株 8億9621万株 -769万株
06月05日 7679万株 -93万株 9億0391万株 -2686万株
06月04日 7773万株 -125万株 9億3078万株 -713万株
06月03日 7898万株 +6万株 9億3791万株 -233万株
05月31日 7891万株 +54万株 9億4025万株 +3079万株
05月30日 7836万株 +325万株 9億0945万株 -1181万株
05月29日 7511万株 +75万株 9億2127万株 -391万株
05月28日 7435万株 -38万株 9億2518万株 +873万株
05月27日 7474万株 -195万株 9億1644万株 -941万株
05月24日 7669万株 +216万株 9億2586万株 +2554万株
05月23日 7453万株 -239万株 9億0031万株 +5894万株
05月22日 7693万株 -165万株 8億4137万株 +1億2114万株
05月21日 7858万株 -7万株 7億2022万株 -336万株
05月20日 7866万株 -120万株 7億2359万株 +1841万株
株探ニュース
2024/06/16 17:00
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株価指数先物 【週間展望】 ―日米金融イベントとSQでトレンドが出やすい週に
今週の日経225先物は、米連邦公開市場委員会(FOMC: 6月11日~12日)および日銀の金融政策決定会合(6月13日~14日)を迎え、金利動向や為替市場の動向に大きく影響を受けることになる。7日に発表された5月の米雇用統計では、非農業部門の雇用者数が前月比27万2000人増と市場予想(19万人増程度)を上回ったことで、米利下げ開始時期が遅れるとの見方から、米債券市場で長期金利は4.4%台前半に上昇し、7日の米国市場では主要な株価指数が下落した。
米雇用統計の結果を受けて、市場では11月、12月の利下げがコンセンサスになりそうだ。今週のFOMCの結果判明までは積極的には動けないものの、FOMC通過後はアク抜けに向かう可能性はあるだろう。
日経225先物は、週前半は米利下げ観測の後退によりロングが入りづらい一方で、短期的にはショートでのスキャルピング中心のトレードになりそうである。足もとでは25日移動平均線と75日線とのレンジ内で推移しているほか、13週線に上値を抑えられる形での推移が続いている。25日線が3万3610円、75日線は3万8920円辺りに位置しており、7日取引終了後のナイトセッションでは3万8550円~3万8910円と概ね両線のレンジでの値動きだった。
ボリンジャーバンドは緩やかに収斂しており、-1σが3万8290円、+1σは75日線と同水準となる。そのため、25日線を下回る場面があれば-1σが意識されやすく、週前半はオプション権利行使価格の3万8250円から3万8900円辺りのレンジを想定しておきたい。FOMCでは政策金利が7会合連続で据え置かれる可能性が高いとみられるが、FOMCの結果判明後に長期金利上昇を嫌気した売り優勢の局面があれば、押し目狙いのロング対応に向かわせよう。
また、日銀の金融政策決定会合は、政策金利の据え置きが予想される一方で、国債買い入れの減額を決めるとみられている。利上げのタイミングは7月と10月がコンセンサスになっているが、物価上昇圧力や円安傾向の継続を背景に早期の追加利上げ観測が強まっているだけに、政策金利が据え置かれればアク抜けの動きに向かわせよう。これらの金融イベント通過後には圧縮していた日米金利差を狙ったポジションを積み増す動きも意識されそうである。
ただし、週末には6月限の先物・オプション特別清算指数算出(SQ)が控えている。基本的に週半ば以降は限月交代に伴うロールオーバーの商いが中心となる。現在の3万8500円を挟んだ膠着が続く可能性はあるが、日米金融政策の結果を受けたリバランスの動きが強まる可能性もある。これまでの狭いレンジでの推移により煮詰まり感が意識されていることもあり、大きくレンジを放れてくる展開を想定しておく必要がある。
日経225先物は一目均衡表では現在、3万8500円~3万8800円辺りで推移する雲の中での推移が続いている。金融イベント通過後のアク抜けを予想した場合には上へのバイアスが強まる展開を想定しておきたい。また、4月半ばの急落以降、13週線に上値を抑えられているが、同線は緩やかに下向きで推移しており、3万8800円辺りに位置している。幾度も同線を上回るものの、週末終値で超えることができずにいる。一目均衡表の雲上限レベルであり、この水準をクリアできればトレンドが強まりやすいだろう。
そのため、足もとのレンジを放れる局面では、下は-2σが位置するオプション権利行使価格の3万8000円、上は+2σが位置する権利行使価格の3万9250円を意識しておきたい。
7日のVIX指数は12.22(前日は12.58)に低下した。下向きで推移する25日線に上値を抑えられる形で低下基調をみせている。利下げ開始時期が遅れるとの見方から7日の米国株は下落したものの、VIX指数は低下傾向をみせており、FOMCの結果を前にショートポジションを圧縮する動きが入りやすいようだ。株式相場が不安定ながらもリスク選好の動きとなるなか、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうだ。
なお、先週末のNT倍率は先物中心限月で14.04倍に上昇した。14.13倍辺りで推移する200日線が抵抗線として意識されるが、5月31日に付けた13.85倍で目先のボトムを形成する形であった。金融イベントの通過と週末のSQに向けてリバランスが強まる可能性はありそうだ。スプレッド狙いの動きは取りづらいところだが、リバランスの観点からはNTショートを巻き戻す動きが入りやすいと考えられる。
5月第5週(5月27日-31日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では4週ぶりの買い越しであり、買い越し額は741億円(5月第4週は269億円の売り越し)だった。なお、現物は1126億円の売り越し(同1139億円の売り越し)と2週連続の売り越しであり、先物は1868億円の買い越し(同869億円の買い越し)と2週連続で買い越した。個人は現物と先物の合算で2041億円の売り越しで、2週ぶりの売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で1206億円の売り越しとなり、2週連続の売り越しだった。
経済スケジュールでは、10日に1-3月期GDP改定値、5月景気ウォッチャー調査、米アップルの世界開発者会議「WWDC」(~14日)、12日に5月国内企業物価、中国5月消費者物価指数、中国5月生産者物価指数、米国5月消費者物価指数、FOMC(米連邦公開市場委員会)終了後に政策金利、パウエルFRB(連邦準備制度理事会)議長記者会見、13日に4-6月期法人企業統計調査、米国5月生産者物価指数、G7サミット(~15日)、14日に日銀金融政策決定会合終了後に政策金利、植田和男日銀総裁記者会見、4月鉱工業生産確報値、米国5月輸出入物価指数、米国6月ミシガン大学消費者信頼感指数の発表などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/06 06月07日 38790 38850 38540 38650 -110
24/06 06月06日 38490 39070 38450 38760 +240
24/06 06月05日 38650 38700 38290 38520 -230
24/06 06月04日 38880 38900 38430 38750 -190
24/06 06月03日 38430 39050 38280 38940 +450
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/06 06月07日 2763.5 2767.0 2748.0 2752.0 -9.0
24/06 06月06日 2748.0 2776.0 2745.0 2761.0 +12.0
24/06 06月05日 2776.5 2777.0 2742.5 2749.0 -33.0
24/06 06月04日 2796.0 2800.5 2769.0 2782.0 -17.0
24/06 06月03日 2768.5 2811.0 2763.0 2799.0 +27.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
06月07日(06月限) 38650 0
06月06日(06月限) 38635 -125
06月05日(06月限) 38965 +445
06月04日(06月限) 38425 -325
06月03日(06月限) 38650 -290
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
05月31日 3477億円 +98億円 2兆5850億円 +231億円
05月24日 3378億円 -145億円 2兆5619億円 +6243億円
05月17日 3524億円 -18億円 1兆9375億円 +534億円
05月10日 3542億円 -793億円 1兆8841億円 -1178億円
05月02日 4335億円 +158億円 2兆0020億円 -100億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
06月05日 7679万株 -93万株 9億0391万株 -2686万株
06月04日 7773万株 -125万株 9億3078万株 -713万株
06月03日 7898万株 +6万株 9億3791万株 -233万株
05月31日 7891万株 +54万株 9億4025万株 +3079万株
05月30日 7836万株 +325万株 9億0945万株 -1181万株
05月29日 7511万株 +75万株 9億2127万株 -391万株
05月28日 7435万株 -38万株 9億2518万株 +873万株
05月27日 7474万株 -195万株 9億1644万株 -941万株
05月24日 7669万株 +216万株 9億2586万株 +2554万株
05月23日 7453万株 -239万株 9億0031万株 +5894万株
05月22日 7693万株 -165万株 8億4137万株 +1億2114万株
05月21日 7858万株 -7万株 7億2022万株 -336万株
05月20日 7866万株 -120万株 7億2359万株 +1841万株
株探ニュース
2024/06/09 17:00
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株価指数先物 【週間展望】 ―重要イベントを前にしたショートカバーに期待
今週の日経225先物は、日米の金融会合を翌週に控えて積極的な売買は手掛けづらい需給状況であろう。そのなかで、重要イベントを前にポジションをニュートラルに調整する流れにより、全体としてはリバウンドを意識した相場展開が見込まれる。先週の日経225先物は、週前半は25日移動平均線を支持線に3万8500円~3万9000円辺りで保ち合い、5月29日には一時3万9150円(ナイトセッションを含む)まで買われる場面も見られた。
ただし、日米長期金利の上昇基調を背景に、30日には25日線を割り込み、ボリンジャーバンドの-2σ水準である3万7610円まで急落。週末31日は長期金利の上昇が一服したことから買い戻される形で3万8500円近辺まで切り返しており、前日の下落分を吸収して終えた。ナイトセッションでは、4月の米個人消費支出(PCE)物価指数の結果を受けて、米長期金利が低下したことから、一時3万8750円まで買われ、25日線を上回って終えた。
米連邦準備理事会(FRB)がインフレ判断で重視するPCE物価指数は、食品とエネルギーを除くコア価格指数が前月比0.2%上昇し、市場予想と一致した。高インフレが続くとの懸念が和らぎ、米長期金利の低下につながった。PCEの結果を受けて、市場ではFRBが年後半に利下げを実施するとの観測が維持される形となった。
今週も米国では3日に5月ISM製造業景気指数、4日に4月JOLTS求人件数、5日に5月ADP雇用統計、5月ISM非製造業景気指、7日に5月雇用統計などの発表が予定されている。これら経済指標の発表を受けた金利動向に振られやすい需給状況になりそうだ。
一方で、先週は米当局者によるタカ派発言が相次いだことで長期金利が上昇し、相場の変動要因になっていたが、6月11~12日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)を前にしたブラックアウト期間(中銀関係者による金融政策に関する発言を禁じた期間)に入る。このため、相場の波乱要因が減ることになる。
また、31日の東証プライム市場の売買高は、前日の17億株台から29億株超に膨れていた。月末のドレッシング買いや自律反発狙いの動きがあったと考えられるが、PCE物価指数の発表を前にしたショートカバーも影響したとみられる。翌週にFOMC、日銀の金融政策決定会合を控えることから、重要イベントを前にしたショートカバーが相場全体の底堅さにつながる可能性はあろう。
日経225先物は30日に-2σまで売られた後に-1σ水準まで下落幅を縮め、31日は-1σを支持線としたリバウンドによって25日線を捉えた。31日の取引終了後のナイトセッションでは25日線を支持線に75日線を捉える値動きだった。収斂をみせていたバンドは再び広がりをみせつつあり、日米金融イベントに向けてトレンドが出やすいタイミングが近づいてきた。また、一目均衡表では雲がねじれる局面にきているほか、遅行スパンが上方シグナルを発生させてきた。
そのため、25日線を支持線に+2σとのレンジとなる、オプション権利行使価格の3万8500円から3万9250円のレンジを想定する。75日線辺りに位置する権利行使価格の3万8875円を捉えてくる局面では、+3σ水準の3万9625円の権利行使価格が意識されやすく、ショートカバーを交えたロングが強まろう。一方で、25日線水準での攻防から同線が抵抗線に変わる局面では、3万8000円水準を試す展開も意識しておきたい。
31日のVIX指数は12.92(前日は14.47)に低下した。長期金利の上昇基調が続き、米利下げ開始時期の後ずれが警戒されるなか、75日線および200日線を上回る場面もあったが、大きく低下し、25日線を下回ってきた。結果としては200日線が抵抗線として機能する形であり、ショートカバーが意識されやすいだろう。
なお、先週末のNT倍率は先物中心限月で13.88倍に低下した。先週は東京エレクトロン <8035> [東証P]など指数インパクトの大きい値がさハイテク株の弱さが目立つ一方で、週後半にはPBR1倍割れなどバリュー株が物色され、相対的にTOPIX型優位の展開だった。200日線が抵抗線として機能する形で昨年12月以来の水準まで低下しており、方向性としては昨年下旬に付けた13.55倍辺りを意識したトレンド形成となる。ハイテク株への物色がみられるまでは、NTショートによるスプレッド狙いが有効になりそうだ。
5月第4週(5月20日-24日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週連続の売り越しであり、売り越し額は269億円(5月第3週は1353億円の売り越し)だった。なお、現物は1139億円の売り越し(同383億円の買い越し)と5週ぶりの売り越しであり、先物は869億円の買い越し(同1737億円の売り越し)と3週ぶりに買い越した。個人は現物と先物の合算で374億円の買い越しで、5週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で430億円の売り越しとなり、6週ぶりの売り越しだった。
経済スケジュールでは、6月3日に1-3月期法人企業統計調査、中国5月財新製造業PMI、米国5月ISM製造業景気指数、4日に米国4月製造業新規受注、米国4月JOLTS求人件数、5日に中国5月財新サービス業PMI、米国5月ADP雇用統計、米国5月ISM非製造業景気指数、6日にECB(欧州中央銀行)政策金利、米国4月貿易収支、ラガルドECB総裁記者会見、7日に4月全世帯家計調査、4月景気動向指数、中国5月貿易収支、米国5月雇用統計、米国4月卸売売上高、米国4月消費者信用残高などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/06 05月31日 37940 38540 37940 38490 +490
24/06 05月30日 38540 38550 37610 38000 -490
24/06 05月29日 38870 39150 38480 38490 -360
24/06 05月28日 38900 38990 38760 38850 -80
24/06 05月27日 38590 38930 38570 38930 +330
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/06 05月31日 2722.0 2777.5 2722.0 2772.0 +46.0
24/06 05月30日 2741.5 2743.0 2695.5 2726.0 -13.5
24/06 05月29日 2772.0 2785.0 2738.0 2739.5 -31.5
24/06 05月28日 2768.5 2773.0 2759.5 2771.0 +1.5
24/06 05月27日 2740.5 2769.5 2738.5 2769.5 +27.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
05月31日(06月限) 38635 +145
05月30日(06月限) 38230 +230
05月29日(06月限) 38315 -175
05月28日(06月限) 38960 +110
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
05月24日 3378億円 -145億円 2兆5619億円 +6243億円
05月17日 3524億円 -18億円 1兆9375億円 +534億円
05月10日 3542億円 -793億円 1兆8841億円 -1178億円
05月02日 4335億円 +158億円 2兆0020億円 -100億円
04月26日 4176億円 -28億円 2兆0120億円 -2864億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
05月29日 7511万株 +75万株 9億2127万株 -391万株
05月28日 7435万株 -38万株 9億2518万株 +873万株
05月27日 7474万株 -195万株 9億1644万株 -941万株
05月24日 7669万株 +216万株 9億2586万株 +2554万株
05月23日 7453万株 -239万株 9億0031万株 +5894万株
05月22日 7693万株 -165万株 8億4137万株 +1億2114万株
05月21日 7858万株 -7万株 7億2022万株 -336万株
05月20日 7866万株 -120万株 7億2359万株 +1841万株
05月17日 7986万株 +55万株 7億0518万株 +108万株
05月16日 7931万株 -21万株 7億0409万株 -285万株
05月15日 7953万株 -146万株 7億0694万株 +1043万株
05月14日 8099万株 -31万株 6億9651万株 +886万株
05月13日 8131万株 -13万株 6億8764万株 +77万株
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2024/06/02 17:00
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株価指数先物 【週間展望】 ―米経済指標を睨んでの展開も、テクニカルシグナルは好
今週の日経225先物は、引き続き米国の経済指標の結果を睨んでの相場展開になりそうだ。週末24日の米国市場では、5月のミシガン大消費者信頼感指数(確報値)が69.1と速報値(67.4)から上方修正されたものの、5カ月ぶりの低水準だったほか、1年先の期待インフレ率が3.3%と速報値(3.5%)から低下したため、インフレ圧力が和らぐとの見方から、主要な株価指数は上昇した。
ただし、先週の米国市場はNYダウが週間で900ドル超下落した。米連邦準備理事会(FRB)が22日に公表した米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(4月30日~5月1日開催分)で、参加者がインフレ警戒の姿勢と、政策金利をより長期に維持するのが望ましいとの考えを示したことが明らかになった。
また、23日発表の新規失業保険申請件数が前週比8000件減少し、21万5000件と予想(22万件程度)を下回ったほか、5月の米購買担当者指数(PMI)では総合PMI、製造業PMI、サービス業PMIいずれも予想以上だった。インフレ再加速を示す内容として、FRBが利下げを急がないとの見方が相場の重荷となった。
今週の米国は週明け27日がメモリアルデーの祝日で休場となり、4日間の取引となる。28日に5月のコンファレンス・ボード消費者信頼感指数、29日に5月のリッチモンド連銀製造業指数、米国地区連銀経済報告(ベージュブック)、30日には1-3月期GD改定値、そして31日には4月の個人消費支出(PCEデフレーター)、5月のシカゴ購買部協会景気指数などの発表が予定されている。
6月11~12日にFOMCが開催されることから、ブラックアウト期間(中銀関係者による金融政策に関する発言を禁じた期間)入りを前に、今週は要人発言が集中する可能性がある。また、経済指標の結果を受けて思惑的な動きも強まりやすく、模様眺めムードが高まりやすい。
先週の東証プライムの売買高は週初こそ18億株だったが、その後は15億株台が続き、週末は13億株台と薄商いの状況だった。今週も商いは膨らみづらく、先物主導の売買に振られやすいだろう。
足もとの日経225先物は、75日移動平均線(3万8720円)とボリンジャーバンドの+1σ(3万8830円)を挟んで推移しており、25日線(3万8320円)と+2σ(3万9340円)辺りでのレンジを継続している。週間形状では13週線(3万8870円)に上値を抑えられているが、下値を徐々に切り上げるトレンドを形成している。
先週は、いったんは13週線を上回る場面も見られたが、週末の終値では同線をキープできなかったことで、引き続き上値抵抗線として意識されやすい。ただし、下値を切り上げてきているトレンドのため、煮詰まり感が意識されてきており、押し目狙いのロング対応に向かわせよう。
また、一目均衡表では雲の中にあるが、今週は雲が一気に縮小してくる。膠着のなかでも自然体で雲を上放れてくる可能性があるほか、遅行スパンが実線を下から上に突き抜ける上方シグナルを発生させてくると考えられる。トレンドが出やすいタイミングに入ってきており、米国市場睨みではあるが、ややロングが強まる展開を想定しておきたい。
日経225先物は24日の取引終了後のナイトセッションで75日線をクリアし、+1σ水準を捉えてきた。そのため、オプション権利行使価格の3万8500円から3万9000円のレンジを想定し、75日線を上回っての推移が固まる局面では3万8750円から3万9250円のレンジに移行しよう。
そのほか、先週はエヌビディアの決算が評価され、指数インパクトの大きい値がさハイテク株が買われる場面が見られた。24日の米国市場でエヌビディアは2%を超える上昇で連日の最高値更新となった。マイクロン・テクノロジー、アームホールディングス、アドバンスト・マイクロ・デバイセズなども買われており、週末に日経平均株価の重荷となった値がさハイテク株を見直す動きが見込まれる。
24日のVIX指数は11.93(前日は12.77)に低下した。23日には一時11.52まで低下し、2019年11月以来の低水準となった。その後は雇用指数が予想を上回ったことで利下げ期待の後退によって主要な株価指数が下落するなか13.37まで上昇する場面もあった。週末は前日の上昇に対する反動安の範囲であるが、リスク選好の流れが期待される。
なお、先週末のNT倍率は先物中心限月で14.07倍に低下した。前日にエヌビディアの時間外取引での上昇を手掛かりに日経平均型優位の展開となり、一時14.20倍に上昇し、14.14倍で推移している200日線を突破する場面も見られた。ただし、週末は米国市場の下げが嫌気されて指数インパクトの大きい値がさハイテク株が売られ、同線を下回って終えていた。引き続き200日線水準での攻防が続こうが、押し目ではNTロングへの転換を想定したスプレッド狙いの動きもみられそうだ。
5月第3週(5月13日-17日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週連続の売り越しであり、売り越し額は1353億円(5月第2週は163億円の売り越し)だった。なお、現物は383億円の買い越し(同2636億円の買い越し)と4週連続の買い越しであり、先物は1737億円の売り越し(同2799億円の売り越し)と2週連続で売り越した。個人は現物と先物の合算で73億円の売り越しで、4週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で451億円の買い越しとなり、5週連続の買い越しだった。
経済スケジュールでは、27日に植田日銀総裁が国際コンファランスで開会挨拶、5月月例経済報告、中国1-4月工業企業利益、28日に4月企業向けサービス価格指数、米国3月S&Pケースシラー住宅価格、米国5月コンファレンスボード消費者信頼感指数、29日に5月消費動向調査、米国5月リッチモンド連銀製造業指数、米国地区連銀経済報告(ベージュブック)、30日に米国1-3月期GDP[改定値]、米国新規失業保険申請件数、米国4月卸売在庫、米国4月仮契約住宅販売指数、31日に5月東京都区部消費者物価指数、4月完全失業率、4月鉱工業生産、中国5月製造業PMI、中国5月非製造業PMI、米国4月個人所得・消費支出、米国5月シカゴ購買部協会景気指数、MSCIによる世界株指数MSCI ACWIの銘柄入れ替えなどが予定されている。また、30日にはベスト・バイ、コストコホールセール、ギャップなど米小売企業の決算が予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/06 05月24日 39090 39190 38360 38600 -500
24/06 05月23日 38610 39150 38460 39100 +480
24/06 05月22日 38990 39010 38590 38620 -320
24/06 05月21日 39100 39370 38900 38940 -130
24/06 05月20日 38750 39460 38620 39070 +330
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/06 05月24日 2753.5 2763.0 2712.5 2742.0 -12.0
24/06 05月23日 2735.0 2758.5 2723.0 2754.0 +18.0
24/06 05月22日 2763.0 2764.0 2733.5 2736.0 -24.0
24/06 05月21日 2771.0 2787.0 2756.0 2760.0 -9.5
24/06 05月20日 2745.0 2786.0 2737.0 2769.5 +24.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
05月24日(06月限) 38800 +200
05月23日(06月限) 38560 -540
05月22日(06月限) 38635 +15
05月21日(06月限) 38860 -80
05月20日(06月限) 39295 +225
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
05月17日 3524億円 -18億円 1兆9375億円 +534億円
05月10日 3542億円 -793億円 1兆8841億円 -1178億円
05月02日 4335億円 +158億円 2兆0020億円 -100億円
04月26日 4176億円 -28億円 2兆0120億円 -2864億円
04月19日 4205億円 -91億円 2兆2985億円 -1728億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
05月22日 7693万株 -165万株 8億4137万株 +1億2114万株
05月21日 7858万株 -7万株 7億2022万株 -336万株
05月20日 7866万株 -120万株 7億2359万株 +1841万株
05月17日 7986万株 +55万株 7億0518万株 +108万株
05月16日 7931万株 -21万株 7億0409万株 -285万株
05月15日 7953万株 -146万株 7億0694万株 +1043万株
05月14日 8099万株 -31万株 6億9651万株 +886万株
05月13日 8131万株 -13万株 6億8764万株 +77万株
05月10日 8144万株 -1849万株 6億8686万株 -1826万株
05月09日 9994万株 -1760万株 7億0513万株 +928万株
05月08日 1億1754万株 +293万株 6億9585万株 -2413万株
05月07日 1億1460万株 +1523万株 7億1999万株 -127万株
株探ニュース
2024/05/26 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―エヌビディアの決算が相場の転換点となるか
今週の日経225先物は、エヌビディアの決算が相場の転換点になりそうだ。先週の日経225先物は週間で500円上昇した。米国では米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として重視する4月の米消費者物価指数(CPI)が予想を下回ったことで、年後半には利下げに転じるとの観測が強まった。また、ウォルマートの予想を上回る業績見通しを受けて米経済に対する楽観的な見方も浮上し、NYダウは4万ドルの大台に乗せた。
一方、東京市場もリバウンドを見せ、日経225先物は16日には3万8970円(ナイトセッションを含む)まで買われた。節目の3万9000円接近では上値を抑えられる形ではあったが、徐々に下値を切り上げて、抵抗線として意識されていた25日移動平均線を支持線に変えてきた。
25日線と75日線とのデッドクロスにより、上向きで推移する75日線が支持線として機能するかを見極める必要はあるが、22日(日本時間23日早朝)に発表されるエヌビディアの決算が転換ポイントになるだろう。決算後の時間外取引やグローベックスのナスダック100先物の動向を睨みつつ、東京市場は先回り的に反応する可能性がある。
日経225先物は足もとでスキャルピング中心の売買であり、米国市場の流れを受けて始まった後は、ほぼ前場の段階で一回転していた。後場は持ち高調整の展開となり、先週の週後半はオプション権利行使価格の3万8500円から3万8875円辺りの狭いレンジでの推移だった。17日の取引終了後のナイトセッションでは3万8620円~3万8850円と小幅なレンジだったこともあり、ロングは積み上がっていないだろう。
一方で、米金融政策を巡る不透明感に加え、日本銀行の金融正常化観測、中東情勢を巡る地政学リスクの高まりなどから、ショートが入りやすい需給状況である。また、テクニカル面では4月半ば以降、一目均衡表の雲の中での推移が続いている。雲下限では底堅さがみられるものの、強弱感が対立しやすい状況である。ただし、雲の厚みが狭まってきているほか、遅行スパンが実線に接近してきたことで、今来週にもシグナル転換のタイミングが意識されやすい。
それだけに、エヌビディア決算への注目度は高い。米政府による中国輸出規制などを警戒し先行きに慎重な見通しを示してくると急落を演じる可能性はある。しかし、東京市場でも警戒感から東京エレクトロン <8035> [東証P]など半導体株は不安定な値動きを続けており、決算に対する期待値はそれほど高まっていないだろう。エヌビディア決算を受けて急落する局面があれば悪材料出尽くしにつながる一方で、逆に急騰をみせてくるとショートカバーを誘いやすいとみられる。
日経225先物は下向きで推移するボリンジャーバンドが徐々に収斂してきた。+1σは3万8900円処に位置しており、同水準をクリアしてくると、+2σの3万9490円がターゲットとして意識されてくる。下値は75日線(3万8510円)、25日線(3万8320円)がサポートとして機能しよう。そのため、オプション権利行使価格の3万8500円から3万9500円のレンジを想定する。レンジ下限を下回る局面では25日線辺りを意識しつつ、押し目狙いのロング対応となろう。
17日のVIX指数は11.99(前日は12.42)に低下した。昨年12月以来の12.00割れであり、終値で12.00を下回るのは2019年11月27日以来となる。年初からのボトム水準を下回ってきたことで、エヌビディアの決算反応次第では、一段とリスク選好を強めてくる流れが期待される。
なお、先週末のNT倍率は14.11倍に低下した。先週はNTショートを巻き戻す動きのなか、16日には一時14.22倍まで上昇した。週末はリバランスが見られ、14.15倍近辺に位置する25日、200日線を終値では下回っている。再びNTショートが入りやすい状況だが、エヌビディアの決算通過でアク抜けも意識されやすく、押し目ではNTロングへの転換を想定したスプレッド狙いの動きもみられそうだ。
5月第2週(5月7日-10日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週ぶりの売り越しであり、売り越し額は163億円(5月第1週は1836億円の買い越し)だった。なお、現物は2636億円の買い越し(同1745億円の買い越し)と3週連続の買い越しであり、先物は2799億円の売り越し(同90円の買い越し)と2週ぶりに売り越した。個人は現物と先物の合算で2123億円の売り越しで、3週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で628億円の買い越しとなり、4週連続の買い越しだった。
経済スケジュールでは、20日に中国5月最優遇貸出金利、21日に日銀「金融政策の多角的レビュー」に関する第2回ワークショップ、22日に3月機械受注、4月貿易収支、米国4月中古住宅販売件数、FOMC(4月30日~5月1日開催分)議事要旨、エヌビディア決算、23日に米国5月製造業PM、米国4月新築住宅販売件数、G7財務相・中央銀行総裁会合(~25日)、24日に4月全国消費者物価指数、米国4月耐久財受注などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/06 05月17日 38870 38970 38530 38740 -150
24/06 05月16日 38350 38970 38280 38890 +510
24/06 05月15日 38270 38840 38180 38380 +70
24/06 05月14日 38100 38490 38010 38310 +190
24/06 05月13日 38320 38440 37970 38120 -120
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/06 05月17日 2734.0 2749.5 2719.5 2745.0 +9.5
24/06 05月16日 2730.0 2750.0 2719.0 2735.5 +5.0
24/06 05月15日 2725.5 2759.5 2724.5 2730.5 +2.0
24/06 05月14日 2719.0 2743.5 2712.0 2728.5 +9.0
24/06 05月13日 2732.0 2742.0 2712.0 2719.5 -9.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
05月17日(06月限) 38745 +5
05月16日(06月限) 38560 -330
05月15日(06月限) 38705 +325
05月14日(06月限) 38590 +280
05月13日(06月限) 38185 +65
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
05月10日 3542億円 -793億円 1兆8841億円 1178億円
05月02日 4335億円 +158億円 2兆0020億円 -100億円
04月26日 4176億円 -28億円 2兆0120億円 -2864億円
04月19日 4205億円 -91億円 2兆2985億円 -1728億円
04月12日 4296億円 -1524億円 2兆4713億円 -495億円
04月05日 5821億円 +210億円 2兆5208億円 -278億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
05月15日 7953万株 -146万株 7億0694万株 +1043万株
05月14日 8099万株 -31万株 6億9651万株 +886万株
05月13日 8131万株 -13万株 6億8764万株 +77万株
05月10日 8144万株 -1849万株 6億8686万株 -1826万株
05月09日 9994万株 -1760万株 7億0513万株 +928万株
05月08日 1億1754万株 +293万株 6億9585万株 -2413万株
05月07日 1億1460万株 +1523万株 7億1999万株 -127万株
05月02日 9937万株 +11万株 7億2126万株 -1254万株
05月01日 9925万株 -62万株 7億3380万株 +338万株
04月30日 9987万株 +349万株 7億3042万株 -176万株
株探ニュース
2024/05/19 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―米CPIを受けてトレンドが出やすいタイミング
今週の日経225先物は、足もとで煮詰まり感が台頭するなか、米国市場の影響を一段と受けやすい相場展開になりそうだ。先週は米雇用統計の結果を受けて米連邦準備制度理事会(FRB)が年後半に利下げに転じるとの期待が強まり、連休明け7日の日経225先物は一時3万8950円(祝日取引を含む)まで買われた。だが、翌8日は一時3万8160円まで売られ、前日の上昇分を打ち消しており、方向感のつかみづらい展開だった。週末には3万7980円(ナイトセッション)まで売られた後の切り返しで3万8770円まで戻したものの、その後は持ち高調整が優勢となり、3万8240円で取引を終えた。
決算発表がピークを迎えたほか、5月限オプションSQ(特別清算指数算出)を週末に控えていたことも方向感をつかみづらくさせていたが、チャートでは下向きに推移する25日移動平均線が上値抵抗として意識されている。上向きで推移する75日線を下値とする値動きであり、ボリンジャーバンドでは-1σと中心値(25日)とのレンジで推移している。25日線と75日線の乖離が縮小してきているため、トレンドが出やすいタイミングが近づいている。
日経225先物は現状、25日線が抵抗線として機能するなか、-1σ(3万7740円)が意識されやすいところである。ただし、国内では週前半で決算発表のピークを通過するほか、今週は米国ではFRBが金融政策を占う上で重視する4月の米消費者物価指数(CPI)の発表が予定されており、シグナル転換のきっかけとなる可能性があろう。
週足のボリンジャーバンドが収斂するなか、-1σと13週線による狭いレンジでの膠着が継続している。収斂が続いていたバンドは、先週やや拡大を見せてきた。13週線(3万8920円)が抵抗線として意識される可能性はあるが、米国市場でCPIがポジティブ視されるようだと、同水準を試しに行く展開は想定しておきたい。
そのため、25日線(3万8500円)が目先の抵抗線として意識されるものの、3万8920円辺りまでトレンドが強まる可能性もありそうだ。下値は節目の3万8000円辺りでの底堅さを意識しつつ、日足の-1σが位置する3万7740円処が下限になりそうだ。そのため、オプション権利行使価格の3万7750円から3万8875円のレンジを想定する。
10日の米国市場は年後半の利下げ期待により、NYダウは8営業日続伸となった。先週のNYダウは13週線を突破し、4月の下落分を埋めてきた。3月21日に付けた最高値3万9889ドルが射程に入ってきている。また、 S&P500指数も3月28日の高値5264ポイントに接近している。高値接近でショートカバーが強まりやすい状況下であり、CPIの結果次第で上へのバイアスが強まる可能性があるだろう。利下げ期待の後退により下へのトレンドをみせてくる展開も想定しておく必要はあるが、今週は日米ともに値動きが出やすいタイミングとなる。
なお、先週末に決算を発表した東京エレクトロン <8035> [東証P]は、PTS(私設取引)で買われる場面も見られたが、ADR(米預託証券)では軟調な推移となり、結局は10日の終値水準で終えていた。決算を控えるなかで週を通じて弱い値動きだったが、決算通過でアク抜けの動きをみせてくるようだと、指数インパクトの大きい値がさ株であるため、日経平均型を支えてくる可能性がある。
10日のVIX指数は12.55(前日は12.69)に低下した。4月19日に付けた21.36をピークに低下傾向を続け、直近では75日、200日線を明確に下放れ、昨年3月21日に付けた12.40に接近してきた。ダブルボトムが意識されやすい一方で、3月安値を明確に下放れてくると、ショートカバーを強めてくる展開がありそうだ。
なお、週末のNT倍率は先物中心限月で14.01倍に低下した。先週は14.16倍辺りで推移する200日線に跳ね返される形で低下傾向をみせており、週末には一時13.99倍まで下げる場面も見られた。2日に付けた13.95倍に接近してきたことで、いったんはNTショートを巻き戻す動きが入りやすい水準である。日経225先物がリバウンド基調を強めてくる局面では、NTロングを組成する動きもみられそうだ。
5月第1週(4月30日-5月2日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週連続の買い越しであり、買い越し額は1836億円の買い越し(4月第4週は1365億円の買い越し)だった。なお、現物は1745億円の買い越し(同2159億円の買い越し)と2週連続の買い越しであり、先物は90億円の買い越し(同794円の売り越し)と3週ぶりに買い越した。個人は現物と先物の合算で1656億円の売り越しで、2週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で257億円の買い越しとなり、3週連続の買い越しだった。
経済スケジュールでは、14日に国内企業物価、米国4月生産者物価指数、15日に4月訪日外客数、中国MLF(中期貸出制度)金利、米国4月消費者物価指数、米国4月小売売上高、米国5月ニューヨーク連銀製造業景気指数、16日に1-3月期GDP、3月鉱工業生産指数確定値、米国4月住宅着工件数、米国4月輸出入物価指数、米国4月鉱工業生産指数、17日に中国4月鉱工業生産指数、中国4月小売売上高、中国1-4月固定資産投資、米国4月コンファレンス・ボード景気先行指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/06 05月10日 38050 38770 37980 38240 +200
24/06 05月09日 38280 38460 38020 38040 -170
24/06 05月08日 38870 38910 38160 38210 -670
24/06 05月07日 38180 38950 37740 38880 +690
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/06 05月10日 2710.5 2755.5 2706.5 2729.0 +19.5
24/06 05月09日 2713.0 2732.0 2706.5 2709.5 ±0
24/06 05月08日 2748.5 2752.5 2705.0 2709.5 -40.5
24/06 05月07日 2720.0 2757.0 2689.5 2750.0 +28.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
05月10日(06月限) 38195 -45
05月09日(06月限) 38435 +395
05月08日(06月限) 38425 +215
05月07日(06月限) 38715 -165
05月06日(06月限) 38880 +690
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
05月02日 4335億円 +158億円 2兆0020億円 -100億円
04月26日 4176億円 -28億円 2兆0120億円 -2864億円
04月19日 4205億円 -91億円 2兆2985億円 -1728億円
04月12日 4296億円 -1524億円 2兆4713億円 -495億円
04月05日 5821億円 +210億円 2兆5208億円 -278億円
03月29日 5610億円 +567億円 2兆5487億円 +2685億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
05月08日 1億1754万株 +293万株 6億9585万株 -2413万株
05月07日 1億1460万株 +1523万株 7億1999万株 -127万株
05月02日 9937万株 +11万株 7億2126万株 -1254万株
05月01日 9925万株 -62万株 7億3380万株 +338万株
04月30日 9987万株 +349万株 7億3042万株 -176万株
04月26日 9638万株 -4万株 7億3219万株 -19万株
04月25日 9642万株 -349万株 7億3238万株 -1789万株
04月24日 9991万株 +33万株 7億5027万株 +664万株
04月23日 9958万株 0株 7億4363万株 -781万株
04月22日 9958万株 +47万株 7億5144万株 -1億0215万株
株探ニュース
2024/05/12 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―ボリバン中心値(25日)突破なら一段のリバウンドを想定
今週の日経225先物は、主要企業の決算発表がピークを迎えるなか、引き続き商いは膨らみづらく、決算に加えて外部環境の影響を受けやすい需給状況になりそうだ。3日に発表された4月の米雇用統計は非農業部門雇用者数が予想を下回り、2023年10月以来の低い伸びとなった。また、失業率が予想を上回ったことを背景に、利下げ開始時期の先送り懸念が後退し、同日のNYダウの上昇幅は一時500ドルを超す場面も見られた。
日経225先物は祝日取引(6日)で一時3万8640円まで買われている。4月19日に付けた3万6710円(ナイトセッションを含む)を安値に、上向きで推移する75日移動平均線を挟んだ形で緩やかなリバウンドを継続している。
足もとで日中の値幅の大きな状況が続いているが、大型連休を挟むこともあって商いが膨らみづらい状況だったことが影響している。大型連休明けでやや商いは膨らむ可能性はあろうが、今・来週は決算発表がピークを迎えるため、引き続きスキャルピング中心のトレードになりやすいだろう。
また、4月の米雇用統計は非農業部門雇用者数が前月比17万5000人増加と、予想(24万人増程度)を下回った。失業率は3.9%となり前月から0.1ポイント上昇し、予想(3.8%程度)を上回った。これにより年内の利下げ期待を残す形だった。一方、4月のISM非製造業総合景況指数は前月比2ポイント低下の49.4(市場予想52程度)となり、活動の拡大と縮小の境目である50を下回った。経済成長の減速懸念が高まる可能性がありそうだ。
日経225先物は4月19日にボリンジャーバンドの-3σまでの調整を見せたが、その後の緩やかなリバウンドにより、直近では-1σと中心値(25日)によるレンジで推移している。75日線が緩やかに上昇する一方で、25日線は下向きで推移しており、両線とのカイ離が縮小してきた。25日線が抵抗線として機能するようだと、調整基調をみせてくる可能性がある。半面、バンドが収斂してきており、-2σと-3σは横ばいから上向きに転じつつある。
バンドが収斂をみせるなか、4月以降上値を抑えられている中心値を捉えてくるようだと、+1σへレンジを切り上げてくる可能性がある。そのため、-1σと中心値であるオプション権利行使価格の3万7875円から3万8750円とのレンジを意識しつつ、中心値を捉えてくる場面では3万8750円から+1σが位置する3万9700円のレンジへの移行を想定しておきたい。
今週は7日に任天堂 <7974> [東証P]、8日にオムロン <6645> [東証P]、三菱重工業 <7011> [東証P]、トヨタ自動車 <7203> [東証P]、9日にダイキン工業 <6367> [東証P]、ソフトバンク <9434> [東証P]、10日には東京エレクトロン <8035> [東証P]の決算が予定されている。指数インパクトの大きい値がさ株の動向が注目されるが、週末の東京エレクトロンに投資家の関心が集まりやすいだろう。
3日のVIX指数は13.49(前日は14.68)に低下した。4月19日に付けた21.36をピークに低下傾向を続け、直近では75日、200日線辺りでの推移をみせていたが、明確に下放れてきた。米雇用統計の結果を反映した形であり、リスク選好に向かわせよう。200日線が位置する14.89辺りが抵抗線として意識されやすく、目先的には3月安値12.40に接近する局面がありそうだ。
なお、週末のNT倍率は先物中心限月で14.03倍(前日は14.00倍)だった。低下傾向が続くなか、一時13.95倍を付けており、4月22日の13.97倍を下回ってきた。週足のボリンジャーバンドはバンドが拡大傾向にあり、下向きで推移する-2σを挟んだ低下をみせている。週足の一目均衡表では雲下限まで低下したため、テクニカル面ではいったんNTショートを巻き戻す動きが入りそうだ。ただし、雲下限を明確に割り込んでくる局面では、昨年9月安値の13.55倍をターゲットとしたNTショートが強まる可能性があるだろう。
4月第4週(4月22 日-26日)の投資部門別売買動向は、7日に発表される予定である。なお、4月第3週(4月15日-19日)は、海外投資家は現物と先物の合算では3週ぶりに売り越しており、売り越し額は1兆1395億円の売り越し(4月第2週は8259億円の買い越し)だった。なお、現物は5924億円の売り越し(同5955億円の買い越し)と3週ぶりの売り越しであり、先物は5470億円の売り越し(同2304億円の買い越し)と2週ぶりに売り越していた。個人は現物と先物の合算で1兆1130億円の買い越しで、2週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で587億円の買い越しとなり、3週ぶりの買い越しだった。
経済スケジュールでは、7日に米国3月消費者信用残高、8日に米国3月卸売売上高、9日に日銀金融政策決定会合の主な意見(4月25~26日分)、3月景気動向指数、中国4月貿易収支、イングランド銀行(BOE)が政策金利を発表、10日に3月全世帯家計調査、4月景気ウォッチャー調査、米国5月ミシガン大学消費者信頼感指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/06 05月02日 38220 38490 37760 38190 -20
24/06 05月01日 38490 38590 38040 38210 -260
24/06 04月30日 38000 38750 37700 38470 +570
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/06 05月02日 2727.5 2744.0 2707.5 2722.0 -6.0
24/06 05月01日 2746.5 2754.0 2716.0 2728.0 -19.0
24/06 04月30日 2695.5 2758.0 2682.5 2747.0 +57.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
05月03日(06月限) 38360 +170
05月02日(06月限) 37875 -315
05月01日(06月限) 37965 -245
04月30日(06月限) 38165 -305
04月29日(06月限) 38325 +425
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
04月26日 4176億円 -28億円 2兆0120億円 -2864億円
04月19日 4205億円 -91億円 2兆2985億円 -1728億円
04月12日 4296億円 -1524億円 2兆4713億円 -495億円
04月05日 5821億円 +210億円 2兆5208億円 -278億円
03月29日 5610億円 +567億円 2兆5487億円 +2685億円
03月22日 5042億円 +672億円 2兆2802億円 +2058億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
04月30日 9987万株 +349万株 7億3042万株 -176万株
04月26日 9638万株 -4万株 7億3219万株 -19万株
04月25日 9642万株 -349万株 7億3238万株 -1789万株
04月24日 9991万株 +33万株 7億5027万株 +664万株
04月23日 9958万株 0株 7億4363万株 -781万株
04月22日 9958万株 +47万株 7億5144万株 -1億0215万株
04月19日 9910万株 -63万株 8億5359万株 -888万株
04月18日 9974万株 -29万株 8億6248万株 -409万株
04月17日 1億0003万株 +272万株 8億6657万株 -434万株
04月16日 9731万株 +3万株 8億7092万株 +1248万株
04月15日 9728万株 +215万株 8億5843万株 -1000万株
株探ニュース
2024/05/06 17:00