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みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―決算・トランプトレードで方向感はつかみづらい  今週の日経225先物は、本格化する日米決算に市場の関心が集まり、企業業績の影響を受けやすくなるとみられる。また、米国では9月にも利下げが期待されるなか、出遅れ感のある銘柄が買われる一方で、これまで相場を牽引してきたハイテク株に持ち高調整の売りが出るといったローテーションの動きが観測された。  19日の米国市場では、マイクロソフトの基本ソフト(OS)で発生したシステム障害を受けて、リスク資産を圧縮する動きがみられた。クラウドストライク・ホールディングスのセキュリティ・ソフトウェアの更新で不具合があったためと原因が特定され、障害は収束に向かうとみられるが、影響を見極めるまでポジションの積み増しは手控えられそうだ。  また、4-6月期の売上高が予想に届かなかったトラベラーズが7%を超える急落となりNYダウを押し下げたほか、アメックスも決算が嫌気されていた。今週は22日にベライゾンコミュニケーションズ、23日にアルファベット、テキサス・インスツルメンツ、テスラ、24日にIBM、25日にアッヴィ、26日にスリーエムなどの決算発表が予定されている。  国内でも18日に4-6月期決算を発表したディスコ <6146> [東証P]が、19日に5%近く下落していた。今週は23日のニデック <6594> [東証P]や25日の日産自動車 <7201> [東証P]、26日の信越化学工業 <4063> [東証P]、日東電工 <6988> [東証P]などの決算が注目され、模様眺めムードが高まりやすいだろう。  日経225先物は7月12日に1200円安となり、祝日明け16日に小幅に反発したものの、その後は連日の調整で19日に節目の4万円を割り込んだ。4万円近辺に位置する25日移動平均線まで下げてきたことで、いったんは調整一巡によるリバウンドが意識されやすいところではある。だが、19日取引終了後のナイトセッションでは一時3万9570円まで売られている。マイクロソフトのシステム障害の影響があったと考えられ、リバウンド狙いの買いは期待されるものの、25日線が心理的な抵抗線として機能する可能性がある一方で、下へのバイアスが強まると75日線が位置する3万9000円近辺を試す展開もありそうだ。  そのため、オプション権利行使価格の3万9000円から4万円のレンジを想定する。ハイテク株の動向を見極めつつ、ボトムを探る流れになりそうだ。強いリバウンドは期待しづらく、戻り待ち狙いのショートが優勢になりそうだ。  直近の大幅な下げによって過熱感は後退し、値幅としては調整一巡感が意識されやすい。ただし、ローテーションの動きが強まったことで、指数インパクトの大きい値がさハイテク株の下げ止まりを見極める必要があろう。東京エレクトロン <8035> [東証P]は直近高値の7月11日3万8930円から18日安値の2万9755円まで下げ、節目の3万円を割り込んでいた。200日線までの調整を経て反転をみせてくるかが注目される。  そのほか、11月の米大統領選に向け、トランプ前大統領の再選機運が高まっている。先週はドル高是正発言を受けて円高に振れる場面が見られており、今後マーケットはトランプ氏の発言に振り回される状況が増えそうだ。また、19日にはウクライナのゼレンスキー大統領と電話会談を行ったと発表。次期大統領として侵攻を終結させることに意欲を示したと報じられている。今後は政策の影響を先取りする形でトランプトレードが本格化する可能性もある。  トランプトレードとなると、再生可能エネルギー促進からの政策転換で、石油などの資源株物色が意識されやすく、相対的にTOPIX型優位の展開が見込まれる。先週末のNT倍率は先物中心限月で14.00倍と横ばいだった。18日に7月2日に付けた直近安値の13.94倍を下回っていたこともあり、NTショートでのスプレッド狙いも一巡感が意識されやすいタイミングだった。ただ、トランプ氏の言動の予測不確実性もあって方向性は見極めにくくなりそうだ。  18日のVIX指数は16.52(前日は15.93)に上昇した。株式市場でローテーションが強まるなか、トランプ前大統領の発言に振られる状況を受けて、リスク回避の動きがみられた。また、19日には一時10.62まで急低下した後に切り返すなど荒い値動きだった。方向感は見極めづらいものの、4月15日の戻り高値19.23辺りが目先意識されそうだ。  7月第2週(7月8日-12日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週連続の買い越しであり、買い越し額は9786億円(7月第1週は8765億円の買い越し)だった。なお、現物は1288億円の買い越し(同1836億円の買い越し)と3週連続の買い越しであり、先物は8497億円の買い越し(同6928億円の買い越し)と3週連続で買い越した。個人は現物と先物の合算で1438億円の買い越しで、3週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で9975億円の売り越しとなり、8週連続の売り越しだった。  経済スケジュールでは、22日に中国7月中国最優遇貸出金利、23日に米国6月中古住宅販売件数、米国7月リッチモンド連銀製造業指数、24日に米国7月製造業PMI、米国7月サービス業PMI、米国6月新築住宅販売件数、25日にG20財務相・中央銀行総裁会議(~26日)、6月企業向けサービス価格指数、米国4-6月期GDP、米国6月耐久財受注、26日に7月東京都区部消費者物価指数、5月景気動向指数改定値、米国6月個人所得、米国6月個人支出、パリオリンピック開幕(~8月11日)などが予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 08月限 日経225 32013.86  TOPIX  2278.68 09月限 日経225 32921.39  TOPIX  2370.93 10月限 日経225 32360.91  TOPIX  2326.75 11月限 日経225 32454.88  TOPIX  2318.99 12月限 日経225 32639.57  TOPIX  2343.77 01月限 日経225 36025.97  TOPIX  2513.46 02月限 日経225 37018.07  TOPIX  2563.93 03月限 日経225 39863.92  TOPIX  2716.15 04月限 日経225 39820.59  TOPIX  2766.89 05月限 日経225 38509.47  TOPIX  2728.75 06月限 日経225 38535.35  TOPIX  2714.56 07月限 日経225 41531.26  TOPIX  2893.54 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 24/09 07月19日  40160  40360  39820  40040  -200 24/09 07月18日  40900  40910  40060  40240  -840 24/09 07月17日  41230  41590  41060  41080  -160 24/09 07月16日  41260  41530  41020  41240  +70 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 24/09 07月19日  2869.0  2882.5  2844.5  2860.0  -13.0 24/09 07月18日  2908.0  2909.0  2865.0  2873.0  -43.0 24/09 07月17日  2904.5  2930.0  2901.0  2916.0  +11.0 24/09 07月16日  2899.0  2923.0  2884.0  2905.0  +8.5 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日大阪比 07月19日(09月限) 39660  -380 07月18日(09月限) 40055  -185 07月17日(09月限) 40240  -840 07月16日(09月限) 41545  +305 07月15日(09月限) 41090  -80 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 07月12日    5525億円  +490億円 2兆6817億円  +1688億円 07月05日    5035億円  +237億円 2兆5129億円  +1441億円 06月28日    4797億円  +385億円 2兆3687億円  +2569億円 06月21日    4412億円  +145億円 2兆1118億円  +734億円 06月14日    4267億円  +758億円 2兆0384億円  -4321億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 07月17日  1億5064万株   +254万株  9億0852万株   +1119万株 07月16日  1億4810万株   +157万株  8億9733万株   +31万株 07月12日  1億4652万株   -104万株  8億9701万株   +2000万株 07月11日  1億4757万株   +882万株  8億7700万株   +295万株 07月10日  1億3874万株   +1307万株  8億7405万株   -119万株 07月09日  1億2567万株   +765万株  8億7525万株   +910万株 07月08日  1億1802万株   -293万株  8億6614万株   -560万株 07月05日  1億2095万株   -785万株  8億7175万株   +314万株 07月04日  1億2881万株   +104万株  8億6860万株   +2515万株 07月03日  1億2777万株   +1008万株  8億4345万株   +576万株 07月02日  1億1768万株   -173万株  8億3769万株   +1365万株 07月01日  1億1941万株   +788万株  8億2404万株   -614万株 06月28日  1億1153万株    -86万株  8億3018万株   +447万株 06月27日  1億1240万株   +824万株  8億2571万株   +1638万株 06月26日  1億0415万株   +162万株  8億0932万株   +3871万株 06月25日  1億0252万株   -248万株  7億7061万株   +1165万株 06月24日  1億0501万株    -43万株  7億5895万株   +2458万株 株探ニュース 2024/07/21 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―「もしトラ」の物色が強まるとTOPIX型が優位に  今週の日経225先物]は、米国市場の動向に影響を受けやすい展開が見込まれる。12日の米国市場は主要な株価指数が上昇し、[[stock/0800/chart|NYダウはおよそ2カ月ぶりに4万ドルを回復した。一時5月24日に付けた史上最高値4万0077ドルを上回る場面も見られた。7月の米ミシガン大学消費者態度指数が66.0と6月の68.2から低下し、市場予想(68.5程度)を下回った。また、1年先と5-10年先のインフレ期待がともに前月を下回っている。  6月の米卸売物価指数(PPI)は若干予想を上回ったものの、前日発表の6月の米消費者物価指数(CPI)が前月比で低下したこともあり、インフレの落ち着きを示す内容と受け止められて、米連邦準備理事会(FRB)が9月にも利下げに動くとの観測が引き続き買い材料となった。米セントルイス連銀のムサレム総裁は、最近の統計データは金融当局が物価目標に向けて前進していることを示すとの見方を明らかにしている。  一方で、米国では決算発表が本格化する。12日に4-6月期決算を発表したJPモルガン・チェースは、純利益が前年同期比25%増と4四半期ぶりに過去最高益を記録した。ただし、2024年12月期通期の純金利収入の見通しが慎重と受け止められ、同社株は下落。また、同日に決算を発表したシティグループとウェルズ・ファーゴも下落しており、今週予定されるゴールドマン・サックス・グループ(15日)、バンク・オブ・アメリカ、モルガン・スタンレー(16日)、ジョンソン・エンド・ジョンソン(17日)、ネットフリックス(18日)、アメリカン・エキスプレス(19日)などの決算動向の影響を受けやすいだろう。  また、12日の米国市場ではエヌビディアなど半導体株が反発した。前日には大きく下落しており、物色対象のローテーションが本格化するかが注目される。中小型株で構成されるラッセル2000指数は12日も上昇し、3日続伸した。大型株から中小型株への資金シフトが本格化すれば、東京市場でも指数インパクトの大きい値がさハイテク株の上値の重さが意識される可能性がありそうだ。  日経225先物は12日に1200円下落し、取引終了後のナイトセッションでは一時4万1020円まで売られる場面もみらた。その後4万1480円まで買われたが、大阪比20円高の4万1190円で終えた。祝日取引では4万1380円まで買われた後は、4万1250円辺りで推移しており、1200円幅の急落後の反動としてはリバウンド力は弱い。ボリンジャーバンドの+1σ(4万1050円)処まで調整をみせたことで、今週は引き続きリバウンドが意識されてこよう。ただし、週足では+2σ(4万1420円)が抵抗線として機能する可能性が出てきており、+1σ(4万0290円)処までの調整は警戒しておく必要があろう。  そのため、オプション権利行使価格の4万1250円を中心とした上下の権利行使価格4万1000円から4万1500円のレンジを想定する。米国でエヌビディアなど半導体株の買いが再び強まれば、先週末の下落に対するリバウンドが強まる可能性はありそうだ。  米国の大統領選挙を11月に控えるなか、米共和党のドナルド・トランプ前大統領が演説中に銃撃された。事件直後、オンライン予測市場ではトランプ氏の当選確率が上昇している。「もしトラ」を睨んだ物色が意識されやすく、三菱重工業 <7011> [東証P]や川崎重工業 <7012> [東証P]など防衛関連には追い風との見方がある。そのため、相対的にTOPIX型優位の展開となる可能性がある。  12日のVIX指数は12.46(前日は12.92)に低下した。一時12.11まで低下し、終値では12.55辺りに位置する25日移動平均線を下回って終えた。前日には一時13.33まで上昇する場面もみられたが、その後は25日線水準での攻防だった。いったんは75日線(13.77)、200日線(14.18)辺りが意識されてくる可能性はあるが、一方で再び12.00を下回ってくるようだと、リスク選好の流れに向かいやすいとみておきたい。  なお、先週末のNT倍率は先物中心限月で14.21倍に上昇した。先週は週初の上昇で75日線を上回り、14.20倍を突破すると、11日には一時14.47倍まで切り上がった。ただし、12日の急落によって14.21倍と安値で終えた。25日、75日、200日線が14.15~14.17倍辺りに位置しているため、これらの水準から反転をみせてくるかが注目されそうだ。  7月第1週(7月1日-5日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週連続の買い越しであり、買い越し額は8765億円(6月第4週は5964億円の買い越し)だった。なお、現物は1836億円の買い越し(同1239億円の買い越し)と2週連続の買い越しであり、先物は6928億円の買い越し(同4724億円の買い越し)と2週連続で買い越した。個人は現物と先物の合算で4904億円の売り越しで、2週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で3911億円の売り越しとなり、7週連続の売り越しだった。  経済スケジュールでは、16日に日銀金融政策決定会合議事録(1~6月分)、米国6月小売売上高、米国6月輸出入物価指数、米国5月企業在庫、17日に6月訪日外客数、米国6月住宅着工件数、米国6月鉱工業生産指数・設備稼働率、米国米地区連銀経済報告(ベージュブック)、18日に6月貿易収支、ECB(欧州中央銀行)政策金利、米国6月コンファレンス・ボード景気先行指数、19日に6月全国消費者物価指数などが予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 08月限 日経225 32013.86  TOPIX  2278.68 09月限 日経225 32921.39  TOPIX  2370.93 10月限 日経225 32360.91  TOPIX  2326.75 11月限 日経225 32454.88  TOPIX  2318.99 12月限 日経225 32639.57  TOPIX  2343.77 01月限 日経225 36025.97  TOPIX  2513.46 02月限 日経225 37018.07  TOPIX  2563.93 03月限 日経225 39863.92  TOPIX  2716.15 04月限 日経225 39820.59  TOPIX  2766.89 05月限 日経225 38509.47  TOPIX  2728.75 06月限 日経225 38535.35  TOPIX  2714.56 07月限 日経225 41531.26  TOPIX  2893.54 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 24/09 07月12日  42290  42400  41170  41170  -1200 24/09 07月11日  41950  42490  41900  42370  +430 24/09 07月10日  41610  41960  41440  41940  +320 24/09 07月09日  40890  41790  40880  41620  +770 24/09 07月08日  40840  41120  40790  40850  -10 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 24/09 07月12日  2924.5  2928.0  2883.0  2896.5  -32.5 24/09 07月11日  2915.5  2952.5  2913.0  2929.0  +13.5 24/09 07月10日  2895.5  2918.5  2886.5  2915.5  +19.0 24/09 07月09日  2876.5  2909.5  2869.0  2896.5  +23.5 24/09 07月08日  2884.0  2895.0  2867.5  2873.0  -12.0 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日大阪比 07月12日(09月限) 41210  +40 07月11日(09月限) 41560  -810 07月10日(09月限) 42470  +530 07月09日(09月限) 41515  -105 07月08日(09月限) 40910  +60 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 07月05日    5035億円  +237億円 2兆5129億円  +1441億円 06月28日    4797億円  +385億円 2兆3687億円  +2569億円 06月21日    4412億円  +145億円 2兆1118億円  +734億円 06月14日    4267億円  +758億円 2兆0384億円  -4321億円 06月07日    3508億円  +30億円 2兆4705億円  -1145億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 07月10日  1億3874万株   +1307万株  8億7405万株   -119万株 07月09日  1億2567万株   +765万株  8億7525万株   +910万株 07月08日  1億1802万株   -293万株  8億6614万株   -560万株 07月05日  1億2095万株   -785万株  8億7175万株   +314万株 07月04日  1億2881万株   +104万株  8億6860万株   +2515万株 07月03日  1億2777万株   +1008万株  8億4345万株   +576万株 07月02日  1億1768万株   -173万株  8億3769万株   +1365万株 07月01日  1億1941万株   +788万株  8億2404万株   -614万株 06月28日  1億1153万株    -86万株  8億3018万株   +447万株 06月27日  1億1240万株   +824万株  8億2571万株   +1638万株 06月26日  1億0415万株   +162万株  8億0932万株   +3871万株 06月25日  1億0252万株   -248万株  7億7061万株   +1165万株 06月24日  1億0501万株    -43万株  7億5895万株   +2458万株 06月21日  1億0544万株   -360万株  7億3436万株   +406万株 06月20日  1億0905万株    +80万株  7億3030万株   -10万株 06月19日  1億0824万株    -47万株  7億3040万株   +424万株 06月18日  1億0872万株   -297万株  7億2616万株   +1433万株 06月17日  1億1169万株   +1079万株  7億1183万株   +1234万株 株探ニュース 2024/07/15 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―パッシブ型ETF決算に伴う売り需要はロングで対応  今週の日経225先物は、急ピッチの上昇に対する過熱感や需給イベントに伴う売り需要が警戒されるものの、先高期待の強い展開が見込まれる。前週は7月4日に5営業日続伸し一時4万0980円まで買われ、3月22日に付けた4万0870円を突破。週末5日は一時4万1120円まで買われた。4日の米国が祝日だった影響もあり、海外勢のフローが限られるなかで6営業日ぶりに反落はしたが、30円安と小幅な下げにとどまっており、押し目買い意欲の強さが窺えた。  祝日明け5日の米国市場では、主要な株価指数が上昇した。注目されていた6月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比20万6000人増だった。予想(19万人増程度)は上回ったものの、5月の21万8000人増から伸びが鈍化している。平均時給は前月比0.3%増と市場予想と一致し、前月(0.4%増)から鈍化した。この結果を受けて早期利下げ観測が高まり、米長期金利の低下が追い風となった。  アマゾン・ドット・コムやアップル、マイクロソフトなど大型テック株が買われたほか、アームホールディングス、アドバンスト・マイクロデバイセズなど半導体株の一角が買われた。一方で、アナリストによる投資判断の格下げが観測されたエヌビディアは下落した。  シカゴ日経平均先物清算値は日中大阪比175円高の4万1035円だった。日経225先物のナイトセッションは終盤にかけてリバウンドを強め、4万1070円まで買われる場面もみられた。この流れを引き継ぎ、週明けは買い先行で始まりそうだ。日経225先物は6月下旬辺りからは、上向きで推移するボリンジャーバンドの+2σを挟んだ、+1σと+3σによるレンジ内で強いトレンドを継続。先週は中盤以降、+2σと+3σでのレンジ内で推移している。  5日の取引終了後のナイトセッションでは+2σを下回って始まったものの、その後の上昇で+2σを上回って終えた。+2σは4万0910円、+3σは4万1750円辺りに位置しており、+2σ水準での底堅さが意識されてくると、+3σをターゲットとしたトレンドに向かいやすいだろう。  一方で、今週は売り需要が見込まれている。インデックス連動のパッシブ型ETF(上場投資信託)の決算が8日、10日に控えており、分配金捻出のため、現物株と先物市場にポジション解消の売りが予想され、需給面の重荷となろう。  なお、2023年7月の月間騰落では3万3060円を高値に、一時3万1500円まで下げ、3万2510円で終えていた。短期的には+1σが位置する4万0080円辺りまでの調整は意識しておいた方が良さそうである。そのため、オプション権利行使価格の4万1000円を中心に、権利行使価格の4万0500円から4万1500円処のレンジを想定する。下半期入り後の急ピッチの上昇で買い遅れているファンドなどが、この売り需要に対して買い向かう可能性はありそうだ。4万0500円を下回ってきたとしても、+1σ水準までは基本的に押し目狙いのロング対応となろう。  5日のVIX指数は12.48(前日は12.26)に上昇した。一時12.61まで上昇する場面も見られたが、25日移動平均線(12.57)水準が抵抗線として意識される形で上げ幅を縮めていた。ボトム圏での推移を継続するなか、25日線を明確に上回ってくると、いったんは75日線(13.80)、200日線(14.35)辺りが意識されてくる可能性があろう。もっとも、現時点ではボトム圏での推移が続いているため、慎重姿勢は強まらないとみておきたい。  なお、先週末のNT倍率は先物中心限月で14.16倍に上昇した。14.14倍に位置している200日線を突破し、75日線が位置する14.19倍に接近してきた。ETFの決算に絡んだ売り需要によりTOPIX型が相対的に弱含む可能性があるため、75日線を突破してくることも考えられる。また、5日の米国ではエヌビディアは下落したが、アームホールディングスは8%近く上昇しており、ソフトバンクグループ <9984> [東証P]への支援材料になる可能性があり、日経平均型が優位になりそうである。  6月第4週(6月24日-28日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週ぶりの買い越しであり、買い越し額は5964億円(6月第3週は6257億円の売り越し)だった。なお、現物は1239億円の買い越し(同213億円の売り越し)と6週ぶりの買い越しであり、先物は4724億円の買い越し(同6043億円の売り越し)と2週ぶりに買い越した。個人は現物と先物の合算で6445億円の売り越しで、4週ぶりの売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で312億円の売り越しとなり、6週連続の売り越しだった。  経済スケジュールでは、8日に5月毎月勤労統計、5月国際収支、6月景気ウオッチャー調査、米国5月消費者信用残高、9日にパウエルFRB議長の上院銀行委員会での証言、10日に6月国内企業物価、中国6月生産者物価指数、中国6月消費者物価指数、米国5月卸売売上高、パウエルFRB議長の下院金融サービス委員会での証言、11日に5月機械受注、米国6月消費者物価指数、12日に中国6月貿易収支、米国6月生産者物価指数、米国7月ミシガン大学消費者信頼感指数などが予定されている。また、週末12日にはシティグループ、JPモルガン・チェース、ウェルズ・ファーゴの決算発表が予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 07月限 日経225 32484.24  TOPIX  2245.68 08月限 日経225 32013.86  TOPIX  2278.68 09月限 日経225 32921.39  TOPIX  2370.93 10月限 日経225 32360.91  TOPIX  2326.75 11月限 日経225 32454.88  TOPIX  2318.99 12月限 日経225 32639.57  TOPIX  2343.77 01月限 日経225 36025.97  TOPIX  2513.46 02月限 日経225 37018.07  TOPIX  2563.93 03月限 日経225 39863.92  TOPIX  2716.15 04月限 日経225 39820.59  TOPIX  2766.89 05月限 日経225 38509.47  TOPIX  2728.75 06月限 日経225 38535.35  TOPIX  2714.56 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 24/09 07月05日  40900  41120  40750  40860  -30 24/09 07月04日  40630  40980  40490  40890  +290 24/09 07月03日  40030  40710  39850  40600  +490 24/09 07月02日  39680  40190  39450  40110  +440 24/09 07月01日  39600  39960  39540  39670  +50 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 24/09 07月05日  2896.0  2909.5  2880.0  2885.0  -9.5 24/09 07月04日  2875.5  2903.5  2866.0  2894.5  +20.0 24/09 07月03日  2853.5  2878.0  2841.5  2874.5  +17.0 24/09 07月02日  2828.5  2865.0  2820.0  2857.5  +30.5 24/09 07月01日  2815.0  2845.5  2812.5  2827.0  +11.0 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日大阪比 07月05日(09月限) 41035  +175 07月03日(09月限) 40660  +60 07月02日(09月限) 40260  +150 07月01日(09月限) 39530  -140 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 06月28日    4797億円  +385億円 2兆3687億円  +2569億円 06月21日    4412億円  +145億円 2兆1118億円  +734億円 06月14日    4267億円  +758億円 2兆0384億円  -4321億円 06月07日    3508億円  +30億円 2兆4705億円  -1145億円 05月31日    3477億円  +98億円 2兆5850億円  +231億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 07月03日  1億2777万株   +1008万株  8億4345万株   +576万株 07月02日  1億1768万株   -173万株  8億3769万株   +1365万株 07月01日  1億1941万株   +788万株  8億2404万株   -614万株 06月28日  1億1153万株    -86万株  8億3018万株   +447万株 06月27日  1億1240万株   +824万株  8億2571万株   +1638万株 06月26日  1億0415万株   +162万株  8億0932万株   +3871万株 06月25日  1億0252万株   -248万株  7億7061万株   +1165万株 06月24日  1億0501万株    -43万株  7億5895万株   +2458万株 06月21日  1億0544万株   -360万株  7億3436万株   +406万株 06月20日  1億0905万株    +80万株  7億3030万株   -10万株 06月19日  1億0824万株    -47万株  7億3040万株   +424万株 06月18日  1億0872万株   -297万株  7億2616万株   +1433万株 06月17日  1億1169万株   +1079万株  7億1183万株   +1234万株 06月14日  1億0090万株   +5976万株  6億9948万株   -5356万株 06月13日    4113万株   +2001万株  7億5304万株   -1487万株 06月12日    2112万株   +264万株  7億6792万株   -3408万株 06月11日    1847万株    -75万株  8億0200万株   -2331万株 06月10日    1923万株   -6029万株  8億2531万株   -7030万株 株探ニュース 2024/07/07 17:00 みんかぶニュース その他 価指数先物 【週間展望】 ―短期過熱を警戒も、ショートカバーが入りやすい需給  今週の日経225先物は、4万円の大台回復を射程に捉え、ショートカバーが強まりやすい需給状況が期待される。6月28日の取引終了後のナイトセッションで一時3万9960円まで買われており、週足のボリンジャーバンドの+2σ(4万0060円)に接近してきた。+2σ接近で過熱感の強まりは警戒されやすいものの、収斂していたバンドは拡大傾向をみせてきており、バンドに沿ったトレンド形成が見込まれる。+3σは4万0780円まで拡大し、3月22日に付けた4万0870円(ナイトセッションを含む)が視野に入ってきた。+2σ突破では過熱が一段と警戒されてくるが、先週のレンジ上抜けによりショートカバーが入りやすい需給状況だ。  6月28日の米国市場では、主要な株価指数が下落した。ナイキが27日の取引終了後に発表した2024年3-5月期の売上高が市場予想を下回ったほか、2025年5月期通期の業績見通しを下方修正したことが嫌気されて20%近く下落したことが、NYダウの重荷となった。また、月末と四半期末が重なったほか、バイデン大統領とトランプ前大統領の討論会を受けて全体としては持ち高調整の動きが影響したとみられ、週末の米国株安の影響は限られるだろう。  一方で、同日に発表された5月の米個人消費支出(PCE)物価指数は、PCE総合価格指数が前月比横ばい、米連邦準備理事会(FRB)が金融政策決定で重視するPCEコアデフレーターは前月比0.1%上昇、前年同月比2.6%上昇と、4月の0.3%上昇、2.8%上昇から伸びが減速した。また、6月の米ミシガン大学消費者態度指数(確報値)は68.2となり、前月(69.1)から低下し、1年先のインフレ期待も前月を下回った。これらを受けて利下げ期待が高まる場面も見られた。  今週の米国では、7月1日に6月ISM製造業景気指数、2日に5月JOLTS求人件数、3日に6月ADP雇用統計、6月ISM非製造業景気指数、FOMC(6月11日~6月12日開催分)議事要旨が公表される。4日は独立記念日で休場となり、週末5日には6月の雇用統計の発表が予定されている。これら経済指標の発表を受けた米国市場の動向に影響されやすくなるほか、米国休場を挟むことで週後半は海外勢の商いが細る可能性があろう。  また、JPモルガン・チェースのストラテジストであるマルコ・コラノビッチ氏は28日、S&P500指数が年末までに4200(28日は5460)まで下落するとの半期見通しを示したようだ。一方、ゴールドマン・サックス・グループのトニー・パスクアリエロ氏は、ポートフォリオの軽減を指摘したと報じられており、こうした見方が市場心理を神経質にさせてくる可能性もある。  日経225先物は短期的には過熱が警戒されやすいが、4月半ば以降のレンジ相場を明確に上抜けたことで、シグナルは好転した。長期的には3月の上昇局面で、上向きで推移する月足の+2σを突破し、その後の調整で+1σまで下げており、過熱感は和らいでいる状態である。月足の+1σは3万9540円、+2σは4万3090円に位置している。4万円回復でいったんピーク感が強まったとしても、押し目狙いのロング対応に向かわせよう。そのため、短期過熱を警戒しつつ、今週はオプション権利行使価格の3万9625円から4万0375円のレンジを想定する。  28日のVIX指数は12.44(前日は12.24)に上昇した。先週は24日に13.88まで上昇する場面もみられたが、75日移動平均線(13.99)に上値を抑えられる形となり、週末には一時11.87まで低下している。その後は上昇に転じているが、水準としてはボトム圏での推移であり、慎重姿勢は強まらないだろう。  なお、先週末のNT倍率は、先物中心限月で14.06倍に低下した。米国市場でマイクロン・テクノロジー下落の半導体株への影響が限られたことで、値がさハイテク株の買い戻しによる日経平均型優位の展開が見込まれた。しかし、為替市場での円安進行を背景に、介入への思惑から金利が上昇。金融セクターへの物色が目立つなか、相対的にTOPIX型優位の展開となった。  25日線(14.06倍)処での攻防から同水準で底堅さをみせてくると、NTロングを組成する動きに向かいそうだ。一方で、ストレステスト合格で米銀各社が増配を発表するなか、28日の米国市場で銀行株が買われており、この流れでメガバンクへの物色が強まると、NTショートに振れやすくなろう。  6月第3週(6月17日-21日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週ぶりの売り越しであり、売り越し額は6257億円(6月第2週は503億円の買い越し)だった。なお、現物は213億円の売り越し(同2494億円の売り越し)と5週連続の売り越しであり、先物は6043億円の売り越し(同2997億円の買い越し)と2週ぶりに売り越した。個人は現物と先物の合算で506億円の買い越しで、3週連続の買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で923億円の売り越しとなり、5週連続の売り越しだった。  経済スケジュールでは、7月1日に日銀短観、1-3月期GDP確報値、中国6月財新製造業PMI、米国6月ISM製造業景気指数、2日に米国5月JOLTS求人件数、3日に中国6月財新サービス業PMI、米国6月ADP雇用統計、米国6月ISM非製造業景気指数、FOMC(6月11日~6月12日開催分)議事要旨、5日に5月全世帯家計調査、5月景気動向指数、米国6月雇用統計などが予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 07月限 日経225 32484.24  TOPIX  2245.68 08月限 日経225 32013.86  TOPIX  2278.68 09月限 日経225 32921.39  TOPIX  2370.93 10月限 日経225 32360.91  TOPIX  2326.75 11月限 日経225 32454.88  TOPIX  2318.99 12月限 日経225 32639.57  TOPIX  2343.77 01月限 日経225 36025.97  TOPIX  2513.46 02月限 日経225 37018.07  TOPIX  2563.93 03月限 日経225 39863.92  TOPIX  2716.15 04月限 日経225 39820.59  TOPIX  2766.89 05月限 日経225 38509.47  TOPIX  2728.75 06月限 日経225 38535.35  TOPIX  2714.56 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 24/09 06月28日  39440  39800  39380  39620  +210 24/09 06月27日  39640  39690  39190  39410  -210 24/09 06月26日  39130  39790  39030  39620  +470 24/09 06月25日  38750  39200  38670  39150  +410 24/09 06月24日  38540  38880  38350  38740  +140 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 24/09 06月28日  2796.5  2824.5  2791.5  2816.0  +22.5 24/09 06月27日  2800.0  2801.5  2783.5  2793.5  -3.0 24/09 06月26日  2784.0  2807.5  2774.5  2796.5  +11.0 24/09 06月25日  2737.5  2789.0  2734.0  2785.5  +48.5 24/09 06月24日  2725.0  2749.5  2713.0  2737.0  +9.5 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日大阪比 06月28日(09月限) 39790  +170 06月27日(09月限) 39570  +160 06月26日(09月限) 39415  -205 06月25日(09月限) 39290  +140 06月24日(09月限) 38710  -30 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 06月21日    4412億円  +145億円 2兆1118億円  +734億円 06月14日    4267億円  +758億円 2兆0384億円  -4321億円 06月07日    3508億円  +30億円 2兆4705億円  -1145億円 05月31日    3477億円  +98億円 2兆5850億円  +231億円 05月24日    3378億円  -145億円 2兆5619億円  +6243億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 06月26日  1億0415万株   +162万株  8億0932万株   +3871万株 06月25日  1億0252万株   -248万株  7億7061万株   +1165万株 06月24日  1億0501万株    -43万株  7億5895万株   +2458万株 06月21日  1億0544万株   -360万株  7億3436万株   +406万株 06月20日  1億0905万株    +80万株  7億3030万株   -10万株 06月19日  1億0824万株    -47万株  7億3040万株   +424万株 06月18日  1億0872万株   -297万株  7億2616万株   +1433万株 06月17日  1億1169万株   +1079万株  7億1183万株   +1234万株 06月14日  1億0090万株   +5976万株  6億9948万株   -5356万株 06月13日    4113万株   +2001万株  7億5304万株   -1487万株 06月12日    2112万株   +264万株  7億6792万株   -3408万株 06月11日    1847万株    -75万株  8億0200万株   -2331万株 06月10日    1923万株   -6029万株  8億2531万株   -7030万株 06月07日    7952万株   +345万株  8億9562万株   -59万株 06月06日    7607万株    -72万株  8億9621万株   -769万株 06月05日    7679万株    -93万株  9億0391万株   -2686万株 06月04日    7773万株   -125万株  9億3078万株   -713万株 06月03日    7898万株    +6万株  9億3791万株   -233万株 株探ニュース 2024/06/30 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―13週線を挟んだ米国睨みの展開  今週の日経225先物は方向感に欠ける値動きが続くなか、米国市場の動向を睨んでの展開となりそうだ。先週の日経225先物は、週初に3万7920円(ナイトセッションを含む)まで売られた後は下げ幅を縮めたものの、25日移動平均線(3万8670円)、75日線(3万8850円)に上値を抑えられる形での推移だった。6月21日の取引終了後のナイトセッションでは3万8350円まで下げた後に3万8600円まで戻したが、25日線に上値を抑えられて3万8490円で取引を終えた。  21日の米国市場ではNYダウが4日続伸した半面、ナスダックは続落となった。株価指数と個別株、上場投資信託(ETF)が満期を迎えるトリプル・ウィッチングを迎え、足もとで売られていた景気敏感株を中心に買い戻される一方で、強い基調が続いていた半導体などハイテク株にはリバランスの売りが入った影響とみられる。ハイテク株の一角が売られたものの、ナスダック指数は18日まで7営業日続伸していたこともあり、利益確定の売りは想定された動きであろう。  トリプル・ウィッチングによる需給イベントを通過したことにより、再びハイテク株への資金シフトが強まるかが注目されよう。米国では25日に6月コンファレンスボード消費者信頼感指数、27日に1-3月期GDP確報値のほか、28日には5月個人消費支出(PCE)、6月シカゴ購買部協会景気指数などの発表が予定されている。  指標の結果を受けて利下げ期待が高まるようだと、ハイテク株への物色が意識されてくるだろう。もっとも、米連邦準備制度理事会(FRB)が金融政策を考慮する上で重視するPCEデフレーターの発表を週末に控えていることから、東京市場では積極的にポジションを傾けてくる動きは期待しづらいところである。  24日からソフトバンクグループ <9984> [東証P]傘下のアームホールディングスがナスダック100指数に組み入れられる。26日にはマイクロン・テクノロジーの決算発表も予定されており、これらを受けた指数インパクトの大きい値がさハイテク株の動向が、先物市場に影響を与えることが想定される。アームの値動きやマイクロンの決算評価の動き次第では、相対的に日経平均型優位の展開が見込まれよう。  日経225先物は下向きで推移する13週線での攻防が続いており、先週も週央に同線を突破する場面も見られたが、週末の終値で上回ることはできなかった。今週は13週線が3万8470円辺りに下がってくる一方で、上向きで推移する26週線が3万7980円辺りに位置しているため、オプション権利行使価格の3万8000円から3万8500円辺りのレンジが意識されやすい。3万8000円水準にある日足のボリンジャーバンドの-2σ水準に接近する局面では、押し目狙いのロング対応に向かわせそうだ。  13週線処で底堅い値動きをみせてくるようであれば、同線を中心とした権利行使価格の3万8250円から3万8750円辺りのレンジを想定する。また、週足のボリンジャーバンドが収斂してきており、トレンドが出やすいタイミングが近づいていることが窺える。支持線として機能する-1σを割り込む場面では-2σの3万7750円、上放れるようだと+1σの3万9030円が目先のターゲットとなろう。  21日のVIX指数は13.20(前日は13.28)に低下した。緩やかに低下する25日線(12.71)を挟んで推移を続けており、週末は小動きだったが同線を上回っての推移となり、一時13.78と75日(14.01)に接近する場面もみられた。ボトム圏での推移を継続しているほか、トリプル・ウィッチングの需給イベント通過により再び低下基調をみせてくる可能性はありそうだが、75日線を捉えてくる局面ではロングを手控えさせそうだ。  なお、先週末のNT倍率は先物中心限月で14.15倍に低下した。一時14.07倍に低下する場面も見られたが、25日線(14.06倍)が支持線として機能する形となった。その後は200日線(14.13倍)を挟んでの推移だった。足もとでは200日線を中心に14.05倍から14.20倍辺りでの保ち合いを継続している。5月半ばの戻り高値水準での攻防であり、14.20倍水準を上放れてくる局面では、NTロングを意識したスタンスに向かわせよう。  6月第2週(6月10日-14日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週ぶりの買い越しであり、買い越し額は503億円(6月第1週は3392億円の売り越し)だった。なお、現物は2494億円の売り越し(同1986億円の売り越し)と4週連続の売り越しであり、先物は2997億円の買い越し(同1406億円の売り越し)と2週ぶりに買い越した。個人は現物と先物の合算で990億円の買い越しで、2週連続の買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で326億円の売り越しとなり、4週連続の売り越しだった。  経済スケジュールでは、24日に日銀金融政策決定会合の主な意見(6月13~14日分)、25日に5月企業向けサービス価格指数、4月景気動向指数改定値、米国4月S&Pケースシラー住宅価格、米国4月FHFA住宅価格指数、米国6月コンファレンスボード消費者信頼感指数、26日に米国5月新築住宅販売件数、27日に6月月例経済報告、中国1-5月工業企業利益、米国1-3月期GDP確報値、米国5月耐久財受注、バイデン大統領・トランプ前大統領テレビ討論会、28日に5月完全失業率、5月鉱工業生産、米国5月個人所得、米国5月個人消費支出(PCE)、米国6月シカゴ購買部協会景気指数などが予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 07月限 日経225 32484.24  TOPIX  2245.68 08月限 日経225 32013.86  TOPIX  2278.68 09月限 日経225 32921.39  TOPIX  2370.93 10月限 日経225 32360.91  TOPIX  2326.75 11月限 日経225 32454.88  TOPIX  2318.99 12月限 日経225 32639.57  TOPIX  2343.77 01月限 日経225 36025.97  TOPIX  2513.46 02月限 日経225 37018.07  TOPIX  2563.93 03月限 日経225 39863.92  TOPIX  2716.15 04月限 日経225 39820.59  TOPIX  2766.89 05月限 日経225 38509.47  TOPIX  2728.75 06月限 日経225 38535.35  TOPIX  2714.56 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 24/09 06月21日  38620  38770  38400  38600  -10 24/09 06月20日  38470  38610  38230  38610  +120 24/09 06月19日  38430  38780  38330  38490  +90 24/09 06月18日  38100  38490  38070  38400  +400 24/09 06月17日  38770  38790  37920  38000  -840 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 24/09 06月21日  2724.5  2749.5  2720.0  2727.5  +2.5 24/09 06月20日  2726.5  2728.5  2703.0  2725.0  -3.5 24/09 06月19日  2716.5  2735.0  2708.5  2728.5  +14.5 24/09 06月18日  2701.0  2724.0  2696.0  2714.0  +20.5 24/09 06月17日  2746.0  2747.5  2691.0  2693.5  -55.5 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日大阪比 06月21日(09月限) 38475  -125 06月20日(09月限) 38545  -65 06月18日(09月限) 38610  +210 06月17日(09月限) 38410  +410 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 06月14日    4267億円  +758億円 2兆0384億円  -4321億円 06月07日    3508億円  +30億円 2兆4705億円  -1145億円 05月31日    3477億円  +98億円 2兆5850億円  +231億円 05月24日    3378億円  -145億円 2兆5619億円  +6243億円 05月17日    3524億円  -18億円 1兆9375億円  +534億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 06月19日  1億0824万株    -47万株  7億3040万株   +424万株 06月18日  1億0872万株   -297万株  7億2616万株   +1433万株 06月17日  1億1169万株   +1079万株  7億1183万株   +1234万株 06月14日  1億0090万株   +5976万株  6億9948万株   -5356万株 06月13日    4113万株   +2001万株  7億5304万株   -1487万株 06月12日    2112万株   +264万株  7億6792万株   -3408万株 06月11日    1847万株    -75万株  8億0200万株   -2331万株 06月10日    1923万株   -6029万株  8億2531万株   -7030万株 06月07日    7952万株   +345万株  8億9562万株   -59万株 06月06日    7607万株    -72万株  8億9621万株   -769万株 06月05日    7679万株    -93万株  9億0391万株   -2686万株 06月04日    7773万株   -125万株  9億3078万株   -713万株 06月03日    7898万株    +6万株  9億3791万株   -233万株 05月31日    7891万株    +54万株  9億4025万株   +3079万株 05月30日    7836万株   +325万株  9億0945万株   -1181万株 05月29日    7511万株    +75万株  9億2127万株   -391万株 05月28日    7435万株    -38万株  9億2518万株   +873万株 05月27日    7474万株   -195万株  9億1644万株   -941万株 株探ニュース 2024/06/23 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―米ハイテク株の動向を睨みつつ、レンジ下限ではロング対応  今週の日経225先物は、米ハイテク株の動向を睨みながらボックスレンジでの推移となりそうだ。先週6月11日~12日に開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)では、予想通り主要政策金利が7会合連続で据え置かれたが、注目された年内の利下げ予想回数は3回から1回に引き下げられた。2回への減少がコンセンサスだったため、予想より利下げに慎重な米当局の姿勢が示された。  一方で、12日発表の5月の米消費者物価指数(CPI)は、総合CPI、コアCPIともに予想を下回ったことで景気敏感株が売られた半面、米長期金利の低下を受けてハイテク株物色が強まった。週末14日は6月のミシガン大消費者態度指数が予想を下回り7カ月ぶりの低水準となったほか、1年インフレ期待が低下の予想に反し5月と同水準を維持した。NYダウが4日続落した一方、ナスダック指数は5日続伸し連日で史上最高値を更新した。  国内では14日の日銀の金融政策決定会合で政策金利が据え置かれ、注目された国債買い入れについては減額の方針を決定した。ただし、具体策は次回の7月会合に持ち越されたため、週末の東京市場ではTOPIX型を中心に買い戻しが入ったとみられる。  また、先週末は6月限の先物・オプション特別清算指数算出(SQ)を迎え、SQに絡んだ商いは金額ベースで日経平均型、TOPIX型いずれも450億円程度の売り越しだったと推測される。SQ値は3万8535.35円と足もとのレンジ中心値だったこともあり、波乱なく通過した。同日の日経平均株価はSQ値を上回って推移し、日銀会合後の買い戻しによって3万9000円を回復する場面もみられた。  先週末の日経225先物は3万8840円で取引を終えており、チャート上では3万8790円処に位置する13週移動平均線を上回ってきた。13週線を上回るのは4月半ばの急落以来となり、約2カ月ぶりである。シグナル好転が期待されたが、ナイトセッションでは一時3万8280円まで売られ、3万8460円で終えている。  日経225先物は、オプション権利行使価格の3万8500円を中心とした上下の権利行使価格3万8000円から3万9000円のレンジを越えられずにいる。レンジ下限を試す動きのほか、26週線が位置する権利行使価格3万7750円辺りまでの調整を想定しておく必要があるだろう。  米国ではナスダック指数が連日で史上最高値を更新するなど、ハイテク株に対する物色が強まっている。米経済に対する警戒感は燻るものの、成長期待の高い生成AIなどハイテク株への関心は根強い。先週は米アップルが最高値を更新し、時価総額トップに返り咲いた。アームホールディングスが24日からナスダック100指数に組み入れられることも材料視されやすく、ハイテク株に関心が集まりやすい。  また、国内では先週、ソフトバンクグループ <9984> [東証P]が1万円の大台を回復し、ITバブル時に付けた最高値を射程に入れている。指数インパクトの大きい値がさハイテク株の影響を受けやすくなるとともに、米ハイテク株の動向を睨みつつ、先物市場では短期的には仕掛け的なトレードが入りやすいだろう。  日経225先物のボリンジャーバンドは横ばいで推移しており、-2σは3万8160円、-3σが3万7880円辺りに位置している。そのため、3万8000円水準では売られ過ぎが意識されやすいため、押し目狙いのロングで対応したい。一方で、+1σが3万8990円に位置しており、3万9000円接近の場面では戻り売り狙いのショートスタンスになりそうだ。  14日のVIX指数は12.66(前日は11.94)に上昇した。一時13.45まで上昇し、上値抵抗線として意識されていた25日線(12.71)を捉えてきた。もっとも、前日に12.00を下回ったことでカバーの動きが入りやすいところでもあった。  なお、先週末のNT倍率は先物中心限月で14.12倍に低下した。朝方に14.20倍を付ける場面もみられたが、日銀会合の結果判明が近づくなかで低下傾向となり、結果判明後にTOPIX型の買い戻しとみられる動きにより200日線が位置する14.13倍を下回って終えた。日銀会合後のリバランスが一巡したとみられるなか、米ハイテク株への物色が継続する流れを背景に、NTロングによるスプレッド狙いの動きを想定しておきたい。  6月第1週(6月3日-7日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週ぶりの売り越しであり、売り越し額は3392億円(5月第5週は741億円の買い越し)だった。なお、現物は1986億円の売り越し(同1126億円の売り越し)と3週連続の売り越しであり、先物は1406億円の売り越し(同1868億円の買い越し)と3週ぶりに売り越した。個人は現物と先物の合算で3806億円の買い越しで、2週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で1708億円の売り越しとなり、3週連続の売り越しだった。  経済スケジュールでは、17日に4月機械受注、中国MLF(中期貸出制度)金利、中国5月鉱工業生産指数、中国5月小売売上高、中国1-5月固定資産投資、米国6月ニューヨーク連銀製造業景気指数、18日に米国5月小売売上高、米国5月鉱工業生産指数、19日に日銀金融政策決定会合議事要旨(4月25・26日開催分)、5月貿易収支、5月訪日外客数、20日に6月月例経済報告、中国6月中国最優遇貸出金利、イングランド銀行(BOE)政策金利、米国5月住宅着工件数、米国1-3月期経常収支、21日に5月全国消費者物価指数、米国6月製造業PMI、米国5月コンファレンス・ボード景気先行指数、米国5月中古住宅販売件数などが予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 07月限 日経225 32484.24  TOPIX  2245.68 08月限 日経225 32013.86  TOPIX  2278.68 09月限 日経225 32921.39  TOPIX  2370.93 10月限 日経225 32360.91  TOPIX  2326.75 11月限 日経225 32454.88  TOPIX  2318.99 12月限 日経225 32639.57  TOPIX  2343.77 01月限 日経225 36025.97  TOPIX  2513.46 02月限 日経225 37018.07  TOPIX  2563.93 03月限 日経225 39863.92  TOPIX  2716.15 04月限 日経225 39820.59  TOPIX  2766.89 05月限 日経225 38509.47  TOPIX  2728.75 06月限 日経225 38535.35  TOPIX  2714.56 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 24/09 06月14日  38810  39020  38380  38840  +120 24/06 06月13日  38960  39290  38690  38720  -230 24/06 06月12日  39170  39230  38800  38950  -230 24/06 06月11日  38910  39350  38820  39180  +180 24/06 06月10日  38630  39090  38550  39000  +350 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 24/09 06月14日  2736.5  2761.0  2705.0  2749.0  +17.0 24/06 06月13日  2759.0  2775.5  2727.5  2729.0  -30.0 24/06 06月12日  2779.5  2782.5  2752.0  2759.0  -21.0 24/06 06月11日  2773.5  2803.5  2767.5  2780.0  -0.5 24/06 06月10日  2752.0  2786.5  2747.0  2780.5  +28.5 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日大阪比 06月14日(09月限) 38495  -345 06月13日(09月限) 38580  -140 06月12日(06月限) 39170  +220 06月11日(06月限) 38905  -275 06月10日(06月限) 39185  +185 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 06月07日    3508億円  +30億円 2兆4705億円  -1145億円 05月31日    3477億円  +98億円 2兆5850億円  +231億円 05月24日    3378億円  -145億円 2兆5619億円  +6243億円 05月17日    3524億円  -18億円 1兆9375億円  +534億円 05月10日    3542億円  -793億円 1兆8841億円  -1178億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 06月12日    2112万株   +264万株  7億6792万株   -3408万株 06月11日    1847万株    -75万株  8億0200万株   -2331万株 06月10日    1923万株   -6029万株  8億2531万株   -7030万株 06月07日    7952万株   +345万株  8億9562万株   -59万株 06月06日    7607万株    -72万株  8億9621万株   -769万株 06月05日    7679万株    -93万株  9億0391万株   -2686万株 06月04日    7773万株   -125万株  9億3078万株   -713万株 06月03日    7898万株    +6万株  9億3791万株   -233万株 05月31日    7891万株    +54万株  9億4025万株   +3079万株 05月30日    7836万株   +325万株  9億0945万株   -1181万株 05月29日    7511万株    +75万株  9億2127万株   -391万株 05月28日    7435万株    -38万株  9億2518万株   +873万株 05月27日    7474万株   -195万株  9億1644万株   -941万株 05月24日    7669万株   +216万株  9億2586万株   +2554万株 05月23日    7453万株   -239万株  9億0031万株   +5894万株 05月22日    7693万株   -165万株  8億4137万株   +1億2114万株 05月21日    7858万株    -7万株  7億2022万株   -336万株 05月20日    7866万株   -120万株  7億2359万株   +1841万株 株探ニュース 2024/06/16 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―日米金融イベントとSQでトレンドが出やすい週に  今週の日経225先物は、米連邦公開市場委員会(FOMC: 6月11日~12日)および日銀の金融政策決定会合(6月13日~14日)を迎え、金利動向や為替市場の動向に大きく影響を受けることになる。7日に発表された5月の米雇用統計では、非農業部門の雇用者数が前月比27万2000人増と市場予想(19万人増程度)を上回ったことで、米利下げ開始時期が遅れるとの見方から、米債券市場で長期金利は4.4%台前半に上昇し、7日の米国市場では主要な株価指数が下落した。  米雇用統計の結果を受けて、市場では11月、12月の利下げがコンセンサスになりそうだ。今週のFOMCの結果判明までは積極的には動けないものの、FOMC通過後はアク抜けに向かう可能性はあるだろう。  日経225先物は、週前半は米利下げ観測の後退によりロングが入りづらい一方で、短期的にはショートでのスキャルピング中心のトレードになりそうである。足もとでは25日移動平均線と75日線とのレンジ内で推移しているほか、13週線に上値を抑えられる形での推移が続いている。25日線が3万3610円、75日線は3万8920円辺りに位置しており、7日取引終了後のナイトセッションでは3万8550円~3万8910円と概ね両線のレンジでの値動きだった。  ボリンジャーバンドは緩やかに収斂しており、-1σが3万8290円、+1σは75日線と同水準となる。そのため、25日線を下回る場面があれば-1σが意識されやすく、週前半はオプション権利行使価格の3万8250円から3万8900円辺りのレンジを想定しておきたい。FOMCでは政策金利が7会合連続で据え置かれる可能性が高いとみられるが、FOMCの結果判明後に長期金利上昇を嫌気した売り優勢の局面があれば、押し目狙いのロング対応に向かわせよう。  また、日銀の金融政策決定会合は、政策金利の据え置きが予想される一方で、国債買い入れの減額を決めるとみられている。利上げのタイミングは7月と10月がコンセンサスになっているが、物価上昇圧力や円安傾向の継続を背景に早期の追加利上げ観測が強まっているだけに、政策金利が据え置かれればアク抜けの動きに向かわせよう。これらの金融イベント通過後には圧縮していた日米金利差を狙ったポジションを積み増す動きも意識されそうである。  ただし、週末には6月限の先物・オプション特別清算指数算出(SQ)が控えている。基本的に週半ば以降は限月交代に伴うロールオーバーの商いが中心となる。現在の3万8500円を挟んだ膠着が続く可能性はあるが、日米金融政策の結果を受けたリバランスの動きが強まる可能性もある。これまでの狭いレンジでの推移により煮詰まり感が意識されていることもあり、大きくレンジを放れてくる展開を想定しておく必要がある。  日経225先物は一目均衡表では現在、3万8500円~3万8800円辺りで推移する雲の中での推移が続いている。金融イベント通過後のアク抜けを予想した場合には上へのバイアスが強まる展開を想定しておきたい。また、4月半ばの急落以降、13週線に上値を抑えられているが、同線は緩やかに下向きで推移しており、3万8800円辺りに位置している。幾度も同線を上回るものの、週末終値で超えることができずにいる。一目均衡表の雲上限レベルであり、この水準をクリアできればトレンドが強まりやすいだろう。  そのため、足もとのレンジを放れる局面では、下は-2σが位置するオプション権利行使価格の3万8000円、上は+2σが位置する権利行使価格の3万9250円を意識しておきたい。  7日のVIX指数は12.22(前日は12.58)に低下した。下向きで推移する25日線に上値を抑えられる形で低下基調をみせている。利下げ開始時期が遅れるとの見方から7日の米国株は下落したものの、VIX指数は低下傾向をみせており、FOMCの結果を前にショートポジションを圧縮する動きが入りやすいようだ。株式相場が不安定ながらもリスク選好の動きとなるなか、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうだ。  なお、先週末のNT倍率は先物中心限月で14.04倍に上昇した。14.13倍辺りで推移する200日線が抵抗線として意識されるが、5月31日に付けた13.85倍で目先のボトムを形成する形であった。金融イベントの通過と週末のSQに向けてリバランスが強まる可能性はありそうだ。スプレッド狙いの動きは取りづらいところだが、リバランスの観点からはNTショートを巻き戻す動きが入りやすいと考えられる。  5月第5週(5月27日-31日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では4週ぶりの買い越しであり、買い越し額は741億円(5月第4週は269億円の売り越し)だった。なお、現物は1126億円の売り越し(同1139億円の売り越し)と2週連続の売り越しであり、先物は1868億円の買い越し(同869億円の買い越し)と2週連続で買い越した。個人は現物と先物の合算で2041億円の売り越しで、2週ぶりの売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で1206億円の売り越しとなり、2週連続の売り越しだった。  経済スケジュールでは、10日に1-3月期GDP改定値、5月景気ウォッチャー調査、米アップルの世界開発者会議「WWDC」(~14日)、12日に5月国内企業物価、中国5月消費者物価指数、中国5月生産者物価指数、米国5月消費者物価指数、FOMC(米連邦公開市場委員会)終了後に政策金利、パウエルFRB(連邦準備制度理事会)議長記者会見、13日に4-6月期法人企業統計調査、米国5月生産者物価指数、G7サミット(~15日)、14日に日銀金融政策決定会合終了後に政策金利、植田和男日銀総裁記者会見、4月鉱工業生産確報値、米国5月輸出入物価指数、米国6月ミシガン大学消費者信頼感指数の発表などが予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 06月限 日経225 32018.38  TOPIX  2211.13 07月限 日経225 32484.24  TOPIX  2245.68 08月限 日経225 32013.86  TOPIX  2278.68 09月限 日経225 32921.39  TOPIX  2370.93 10月限 日経225 32360.91  TOPIX  2326.75 11月限 日経225 32454.88  TOPIX  2318.99 12月限 日経225 32639.57  TOPIX  2343.77 01月限 日経225 36025.97  TOPIX  2513.46 02月限 日経225 37018.07  TOPIX  2563.93 03月限 日経225 39863.92  TOPIX  2716.15 04月限 日経225 39820.59  TOPIX  2766.89 05月限 日経225 38509.47  TOPIX  2728.75 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 24/06 06月07日  38790  38850  38540  38650  -110 24/06 06月06日  38490  39070  38450  38760  +240 24/06 06月05日  38650  38700  38290  38520  -230 24/06 06月04日  38880  38900  38430  38750  -190 24/06 06月03日  38430  39050  38280  38940  +450 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 24/06 06月07日  2763.5  2767.0  2748.0  2752.0  -9.0 24/06 06月06日  2748.0  2776.0  2745.0  2761.0  +12.0 24/06 06月05日  2776.5  2777.0  2742.5  2749.0  -33.0 24/06 06月04日  2796.0  2800.5  2769.0  2782.0  -17.0 24/06 06月03日  2768.5  2811.0  2763.0  2799.0  +27.0 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日大阪比 06月07日(06月限) 38650   0 06月06日(06月限) 38635  -125 06月05日(06月限) 38965  +445 06月04日(06月限) 38425  -325 06月03日(06月限) 38650  -290 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 05月31日    3477億円  +98億円 2兆5850億円  +231億円 05月24日    3378億円  -145億円 2兆5619億円  +6243億円 05月17日    3524億円  -18億円 1兆9375億円  +534億円 05月10日    3542億円  -793億円 1兆8841億円  -1178億円 05月02日    4335億円  +158億円 2兆0020億円  -100億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 06月05日    7679万株    -93万株  9億0391万株   -2686万株 06月04日    7773万株   -125万株  9億3078万株   -713万株 06月03日    7898万株    +6万株  9億3791万株   -233万株 05月31日    7891万株    +54万株  9億4025万株   +3079万株 05月30日    7836万株   +325万株  9億0945万株   -1181万株 05月29日    7511万株    +75万株  9億2127万株   -391万株 05月28日    7435万株    -38万株  9億2518万株   +873万株 05月27日    7474万株   -195万株  9億1644万株   -941万株 05月24日    7669万株   +216万株  9億2586万株   +2554万株 05月23日    7453万株   -239万株  9億0031万株   +5894万株 05月22日    7693万株   -165万株  8億4137万株   +1億2114万株 05月21日    7858万株    -7万株  7億2022万株   -336万株 05月20日    7866万株   -120万株  7億2359万株   +1841万株 株探ニュース 2024/06/09 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―重要イベントを前にしたショートカバーに期待  今週の日経225先物は、日米の金融会合を翌週に控えて積極的な売買は手掛けづらい需給状況であろう。そのなかで、重要イベントを前にポジションをニュートラルに調整する流れにより、全体としてはリバウンドを意識した相場展開が見込まれる。先週の日経225先物は、週前半は25日移動平均線を支持線に3万8500円~3万9000円辺りで保ち合い、5月29日には一時3万9150円(ナイトセッションを含む)まで買われる場面も見られた。  ただし、日米長期金利の上昇基調を背景に、30日には25日線を割り込み、ボリンジャーバンドの-2σ水準である3万7610円まで急落。週末31日は長期金利の上昇が一服したことから買い戻される形で3万8500円近辺まで切り返しており、前日の下落分を吸収して終えた。ナイトセッションでは、4月の米個人消費支出(PCE)物価指数の結果を受けて、米長期金利が低下したことから、一時3万8750円まで買われ、25日線を上回って終えた。  米連邦準備理事会(FRB)がインフレ判断で重視するPCE物価指数は、食品とエネルギーを除くコア価格指数が前月比0.2%上昇し、市場予想と一致した。高インフレが続くとの懸念が和らぎ、米長期金利の低下につながった。PCEの結果を受けて、市場ではFRBが年後半に利下げを実施するとの観測が維持される形となった。  今週も米国では3日に5月ISM製造業景気指数、4日に4月JOLTS求人件数、5日に5月ADP雇用統計、5月ISM非製造業景気指、7日に5月雇用統計などの発表が予定されている。これら経済指標の発表を受けた金利動向に振られやすい需給状況になりそうだ。  一方で、先週は米当局者によるタカ派発言が相次いだことで長期金利が上昇し、相場の変動要因になっていたが、6月11~12日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)を前にしたブラックアウト期間(中銀関係者による金融政策に関する発言を禁じた期間)に入る。このため、相場の波乱要因が減ることになる。  また、31日の東証プライム市場の売買高は、前日の17億株台から29億株超に膨れていた。月末のドレッシング買いや自律反発狙いの動きがあったと考えられるが、PCE物価指数の発表を前にしたショートカバーも影響したとみられる。翌週にFOMC、日銀の金融政策決定会合を控えることから、重要イベントを前にしたショートカバーが相場全体の底堅さにつながる可能性はあろう。  日経225先物は30日に-2σまで売られた後に-1σ水準まで下落幅を縮め、31日は-1σを支持線としたリバウンドによって25日線を捉えた。31日の取引終了後のナイトセッションでは25日線を支持線に75日線を捉える値動きだった。収斂をみせていたバンドは再び広がりをみせつつあり、日米金融イベントに向けてトレンドが出やすいタイミングが近づいてきた。また、一目均衡表では雲がねじれる局面にきているほか、遅行スパンが上方シグナルを発生させてきた。  そのため、25日線を支持線に+2σとのレンジとなる、オプション権利行使価格の3万8500円から3万9250円のレンジを想定する。75日線辺りに位置する権利行使価格の3万8875円を捉えてくる局面では、+3σ水準の3万9625円の権利行使価格が意識されやすく、ショートカバーを交えたロングが強まろう。一方で、25日線水準での攻防から同線が抵抗線に変わる局面では、3万8000円水準を試す展開も意識しておきたい。  31日のVIX指数は12.92(前日は14.47)に低下した。長期金利の上昇基調が続き、米利下げ開始時期の後ずれが警戒されるなか、75日線および200日線を上回る場面もあったが、大きく低下し、25日線を下回ってきた。結果としては200日線が抵抗線として機能する形であり、ショートカバーが意識されやすいだろう。  なお、先週末のNT倍率は先物中心限月で13.88倍に低下した。先週は東京エレクトロン <8035> [東証P]など指数インパクトの大きい値がさハイテク株の弱さが目立つ一方で、週後半にはPBR1倍割れなどバリュー株が物色され、相対的にTOPIX型優位の展開だった。200日線が抵抗線として機能する形で昨年12月以来の水準まで低下しており、方向性としては昨年下旬に付けた13.55倍辺りを意識したトレンド形成となる。ハイテク株への物色がみられるまでは、NTショートによるスプレッド狙いが有効になりそうだ。  5月第4週(5月20日-24日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週連続の売り越しであり、売り越し額は269億円(5月第3週は1353億円の売り越し)だった。なお、現物は1139億円の売り越し(同383億円の買い越し)と5週ぶりの売り越しであり、先物は869億円の買い越し(同1737億円の売り越し)と3週ぶりに買い越した。個人は現物と先物の合算で374億円の買い越しで、5週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で430億円の売り越しとなり、6週ぶりの売り越しだった。  経済スケジュールでは、6月3日に1-3月期法人企業統計調査、中国5月財新製造業PMI、米国5月ISM製造業景気指数、4日に米国4月製造業新規受注、米国4月JOLTS求人件数、5日に中国5月財新サービス業PMI、米国5月ADP雇用統計、米国5月ISM非製造業景気指数、6日にECB(欧州中央銀行)政策金利、米国4月貿易収支、ラガルドECB総裁記者会見、7日に4月全世帯家計調査、4月景気動向指数、中国5月貿易収支、米国5月雇用統計、米国4月卸売売上高、米国4月消費者信用残高などが予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 06月限 日経225 32018.38  TOPIX  2211.13 07月限 日経225 32484.24  TOPIX  2245.68 08月限 日経225 32013.86  TOPIX  2278.68 09月限 日経225 32921.39  TOPIX  2370.93 10月限 日経225 32360.91  TOPIX  2326.75 11月限 日経225 32454.88  TOPIX  2318.99 12月限 日経225 32639.57  TOPIX  2343.77 01月限 日経225 36025.97  TOPIX  2513.46 02月限 日経225 37018.07  TOPIX  2563.93 03月限 日経225 39863.92  TOPIX  2716.15 04月限 日経225 39820.59  TOPIX  2766.89 05月限 日経225 38509.47  TOPIX  2728.75 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 24/06 05月31日  37940  38540  37940  38490  +490 24/06 05月30日  38540  38550  37610  38000  -490 24/06 05月29日  38870  39150  38480  38490  -360 24/06 05月28日  38900  38990  38760  38850  -80 24/06 05月27日  38590  38930  38570  38930  +330 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 24/06 05月31日  2722.0  2777.5  2722.0  2772.0  +46.0 24/06 05月30日  2741.5  2743.0  2695.5  2726.0  -13.5   24/06 05月29日  2772.0  2785.0  2738.0  2739.5  -31.5 24/06 05月28日  2768.5  2773.0  2759.5  2771.0  +1.5 24/06 05月27日  2740.5  2769.5  2738.5  2769.5  +27.5 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日大阪比 05月31日(06月限) 38635  +145 05月30日(06月限) 38230  +230 05月29日(06月限) 38315  -175 05月28日(06月限) 38960  +110 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 05月24日    3378億円  -145億円 2兆5619億円  +6243億円 05月17日    3524億円  -18億円 1兆9375億円  +534億円 05月10日    3542億円  -793億円 1兆8841億円  -1178億円 05月02日    4335億円  +158億円 2兆0020億円  -100億円 04月26日    4176億円  -28億円 2兆0120億円  -2864億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 05月29日    7511万株    +75万株  9億2127万株   -391万株 05月28日    7435万株    -38万株  9億2518万株   +873万株 05月27日    7474万株   -195万株  9億1644万株   -941万株 05月24日    7669万株   +216万株  9億2586万株   +2554万株 05月23日    7453万株   -239万株  9億0031万株   +5894万株 05月22日    7693万株   -165万株  8億4137万株   +1億2114万株 05月21日    7858万株    -7万株  7億2022万株   -336万株 05月20日    7866万株   -120万株  7億2359万株   +1841万株 05月17日    7986万株    +55万株  7億0518万株   +108万株 05月16日    7931万株    -21万株  7億0409万株   -285万株 05月15日    7953万株   -146万株  7億0694万株   +1043万株 05月14日    8099万株    -31万株  6億9651万株   +886万株 05月13日    8131万株    -13万株  6億8764万株   +77万株 株探ニュース 2024/06/02 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―米経済指標を睨んでの展開も、テクニカルシグナルは好  今週の日経225先物は、引き続き米国の経済指標の結果を睨んでの相場展開になりそうだ。週末24日の米国市場では、5月のミシガン大消費者信頼感指数(確報値)が69.1と速報値(67.4)から上方修正されたものの、5カ月ぶりの低水準だったほか、1年先の期待インフレ率が3.3%と速報値(3.5%)から低下したため、インフレ圧力が和らぐとの見方から、主要な株価指数は上昇した。  ただし、先週の米国市場はNYダウが週間で900ドル超下落した。米連邦準備理事会(FRB)が22日に公表した米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(4月30日~5月1日開催分)で、参加者がインフレ警戒の姿勢と、政策金利をより長期に維持するのが望ましいとの考えを示したことが明らかになった。  また、23日発表の新規失業保険申請件数が前週比8000件減少し、21万5000件と予想(22万件程度)を下回ったほか、5月の米購買担当者指数(PMI)では総合PMI、製造業PMI、サービス業PMIいずれも予想以上だった。インフレ再加速を示す内容として、FRBが利下げを急がないとの見方が相場の重荷となった。  今週の米国は週明け27日がメモリアルデーの祝日で休場となり、4日間の取引となる。28日に5月のコンファレンス・ボード消費者信頼感指数、29日に5月のリッチモンド連銀製造業指数、米国地区連銀経済報告(ベージュブック)、30日には1-3月期GD改定値、そして31日には4月の個人消費支出(PCEデフレーター)、5月のシカゴ購買部協会景気指数などの発表が予定されている。  6月11~12日にFOMCが開催されることから、ブラックアウト期間(中銀関係者による金融政策に関する発言を禁じた期間)入りを前に、今週は要人発言が集中する可能性がある。また、経済指標の結果を受けて思惑的な動きも強まりやすく、模様眺めムードが高まりやすい。  先週の東証プライムの売買高は週初こそ18億株だったが、その後は15億株台が続き、週末は13億株台と薄商いの状況だった。今週も商いは膨らみづらく、先物主導の売買に振られやすいだろう。  足もとの日経225先物は、75日移動平均線(3万8720円)とボリンジャーバンドの+1σ(3万8830円)を挟んで推移しており、25日線(3万8320円)と+2σ(3万9340円)辺りでのレンジを継続している。週間形状では13週線(3万8870円)に上値を抑えられているが、下値を徐々に切り上げるトレンドを形成している。  先週は、いったんは13週線を上回る場面も見られたが、週末の終値では同線をキープできなかったことで、引き続き上値抵抗線として意識されやすい。ただし、下値を切り上げてきているトレンドのため、煮詰まり感が意識されてきており、押し目狙いのロング対応に向かわせよう。  また、一目均衡表では雲の中にあるが、今週は雲が一気に縮小してくる。膠着のなかでも自然体で雲を上放れてくる可能性があるほか、遅行スパンが実線を下から上に突き抜ける上方シグナルを発生させてくると考えられる。トレンドが出やすいタイミングに入ってきており、米国市場睨みではあるが、ややロングが強まる展開を想定しておきたい。  日経225先物は24日の取引終了後のナイトセッションで75日線をクリアし、+1σ水準を捉えてきた。そのため、オプション権利行使価格の3万8500円から3万9000円のレンジを想定し、75日線を上回っての推移が固まる局面では3万8750円から3万9250円のレンジに移行しよう。  そのほか、先週はエヌビディアの決算が評価され、指数インパクトの大きい値がさハイテク株が買われる場面が見られた。24日の米国市場でエヌビディアは2%を超える上昇で連日の最高値更新となった。マイクロン・テクノロジー、アームホールディングス、アドバンスト・マイクロ・デバイセズなども買われており、週末に日経平均株価の重荷となった値がさハイテク株を見直す動きが見込まれる。  24日のVIX指数は11.93(前日は12.77)に低下した。23日には一時11.52まで低下し、2019年11月以来の低水準となった。その後は雇用指数が予想を上回ったことで利下げ期待の後退によって主要な株価指数が下落するなか13.37まで上昇する場面もあった。週末は前日の上昇に対する反動安の範囲であるが、リスク選好の流れが期待される。  なお、先週末のNT倍率は先物中心限月で14.07倍に低下した。前日にエヌビディアの時間外取引での上昇を手掛かりに日経平均型優位の展開となり、一時14.20倍に上昇し、14.14倍で推移している200日線を突破する場面も見られた。ただし、週末は米国市場の下げが嫌気されて指数インパクトの大きい値がさハイテク株が売られ、同線を下回って終えていた。引き続き200日線水準での攻防が続こうが、押し目ではNTロングへの転換を想定したスプレッド狙いの動きもみられそうだ。  5月第3週(5月13日-17日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週連続の売り越しであり、売り越し額は1353億円(5月第2週は163億円の売り越し)だった。なお、現物は383億円の買い越し(同2636億円の買い越し)と4週連続の買い越しであり、先物は1737億円の売り越し(同2799億円の売り越し)と2週連続で売り越した。個人は現物と先物の合算で73億円の売り越しで、4週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で451億円の買い越しとなり、5週連続の買い越しだった。  経済スケジュールでは、27日に植田日銀総裁が国際コンファランスで開会挨拶、5月月例経済報告、中国1-4月工業企業利益、28日に4月企業向けサービス価格指数、米国3月S&Pケースシラー住宅価格、米国5月コンファレンスボード消費者信頼感指数、29日に5月消費動向調査、米国5月リッチモンド連銀製造業指数、米国地区連銀経済報告(ベージュブック)、30日に米国1-3月期GDP[改定値]、米国新規失業保険申請件数、米国4月卸売在庫、米国4月仮契約住宅販売指数、31日に5月東京都区部消費者物価指数、4月完全失業率、4月鉱工業生産、中国5月製造業PMI、中国5月非製造業PMI、米国4月個人所得・消費支出、米国5月シカゴ購買部協会景気指数、MSCIによる世界株指数MSCI ACWIの銘柄入れ替えなどが予定されている。また、30日にはベスト・バイ、コストコホールセール、ギャップなど米小売企業の決算が予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 05月限 日経225 29235.08  TOPIX  2090.33 06月限 日経225 32018.38  TOPIX  2211.13 07月限 日経225 32484.24  TOPIX  2245.68 08月限 日経225 32013.86  TOPIX  2278.68 09月限 日経225 32921.39  TOPIX  2370.93 10月限 日経225 32360.91  TOPIX  2326.75 11月限 日経225 32454.88  TOPIX  2318.99 12月限 日経225 32639.57  TOPIX  2343.77 01月限 日経225 36025.97  TOPIX  2513.46 02月限 日経225 37018.07  TOPIX  2563.93 03月限 日経225 39863.92  TOPIX  2716.15 04月限 日経225 39820.59  TOPIX  2766.89 05月限 日経225 38509.47  TOPIX  2728.75 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 24/06 05月24日  39090  39190  38360  38600  -500 24/06 05月23日  38610  39150  38460  39100  +480 24/06 05月22日  38990  39010  38590  38620  -320 24/06 05月21日  39100  39370  38900  38940  -130 24/06 05月20日  38750  39460  38620  39070  +330 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 24/06 05月24日  2753.5  2763.0  2712.5  2742.0  -12.0 24/06 05月23日  2735.0  2758.5  2723.0  2754.0  +18.0 24/06 05月22日  2763.0  2764.0  2733.5  2736.0  -24.0 24/06 05月21日  2771.0  2787.0  2756.0  2760.0  -9.5 24/06 05月20日  2745.0  2786.0  2737.0  2769.5  +24.5 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日大阪比 05月24日(06月限) 38800  +200 05月23日(06月限) 38560  -540 05月22日(06月限) 38635  +15 05月21日(06月限) 38860  -80 05月20日(06月限) 39295  +225 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 05月17日    3524億円  -18億円 1兆9375億円  +534億円 05月10日    3542億円  -793億円 1兆8841億円  -1178億円 05月02日    4335億円  +158億円 2兆0020億円  -100億円 04月26日    4176億円  -28億円 2兆0120億円  -2864億円 04月19日    4205億円  -91億円 2兆2985億円  -1728億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 05月22日    7693万株   -165万株  8億4137万株   +1億2114万株 05月21日    7858万株    -7万株  7億2022万株   -336万株 05月20日    7866万株   -120万株  7億2359万株   +1841万株 05月17日    7986万株    +55万株  7億0518万株   +108万株 05月16日    7931万株    -21万株  7億0409万株   -285万株 05月15日    7953万株   -146万株  7億0694万株   +1043万株 05月14日    8099万株    -31万株  6億9651万株   +886万株 05月13日    8131万株    -13万株  6億8764万株   +77万株 05月10日    8144万株   -1849万株  6億8686万株   -1826万株 05月09日    9994万株   -1760万株  7億0513万株   +928万株 05月08日  1億1754万株   +293万株  6億9585万株   -2413万株 05月07日  1億1460万株   +1523万株  7億1999万株   -127万株 株探ニュース 2024/05/26 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―エヌビディアの決算が相場の転換点となるか  今週の日経225先物は、エヌビディアの決算が相場の転換点になりそうだ。先週の日経225先物は週間で500円上昇した。米国では米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として重視する4月の米消費者物価指数(CPI)が予想を下回ったことで、年後半には利下げに転じるとの観測が強まった。また、ウォルマートの予想を上回る業績見通しを受けて米経済に対する楽観的な見方も浮上し、NYダウは4万ドルの大台に乗せた。  一方、東京市場もリバウンドを見せ、日経225先物は16日には3万8970円(ナイトセッションを含む)まで買われた。節目の3万9000円接近では上値を抑えられる形ではあったが、徐々に下値を切り上げて、抵抗線として意識されていた25日移動平均線を支持線に変えてきた。  25日線と75日線とのデッドクロスにより、上向きで推移する75日線が支持線として機能するかを見極める必要はあるが、22日(日本時間23日早朝)に発表されるエヌビディアの決算が転換ポイントになるだろう。決算後の時間外取引やグローベックスのナスダック100先物の動向を睨みつつ、東京市場は先回り的に反応する可能性がある。  日経225先物は足もとでスキャルピング中心の売買であり、米国市場の流れを受けて始まった後は、ほぼ前場の段階で一回転していた。後場は持ち高調整の展開となり、先週の週後半はオプション権利行使価格の3万8500円から3万8875円辺りの狭いレンジでの推移だった。17日の取引終了後のナイトセッションでは3万8620円~3万8850円と小幅なレンジだったこともあり、ロングは積み上がっていないだろう。  一方で、米金融政策を巡る不透明感に加え、日本銀行の金融正常化観測、中東情勢を巡る地政学リスクの高まりなどから、ショートが入りやすい需給状況である。また、テクニカル面では4月半ば以降、一目均衡表の雲の中での推移が続いている。雲下限では底堅さがみられるものの、強弱感が対立しやすい状況である。ただし、雲の厚みが狭まってきているほか、遅行スパンが実線に接近してきたことで、今来週にもシグナル転換のタイミングが意識されやすい。  それだけに、エヌビディア決算への注目度は高い。米政府による中国輸出規制などを警戒し先行きに慎重な見通しを示してくると急落を演じる可能性はある。しかし、東京市場でも警戒感から東京エレクトロン <8035> [東証P]など半導体株は不安定な値動きを続けており、決算に対する期待値はそれほど高まっていないだろう。エヌビディア決算を受けて急落する局面があれば悪材料出尽くしにつながる一方で、逆に急騰をみせてくるとショートカバーを誘いやすいとみられる。  日経225先物は下向きで推移するボリンジャーバンドが徐々に収斂してきた。+1σは3万8900円処に位置しており、同水準をクリアしてくると、+2σの3万9490円がターゲットとして意識されてくる。下値は75日線(3万8510円)、25日線(3万8320円)がサポートとして機能しよう。そのため、オプション権利行使価格の3万8500円から3万9500円のレンジを想定する。レンジ下限を下回る局面では25日線辺りを意識しつつ、押し目狙いのロング対応となろう。  17日のVIX指数は11.99(前日は12.42)に低下した。昨年12月以来の12.00割れであり、終値で12.00を下回るのは2019年11月27日以来となる。年初からのボトム水準を下回ってきたことで、エヌビディアの決算反応次第では、一段とリスク選好を強めてくる流れが期待される。  なお、先週末のNT倍率は14.11倍に低下した。先週はNTショートを巻き戻す動きのなか、16日には一時14.22倍まで上昇した。週末はリバランスが見られ、14.15倍近辺に位置する25日、200日線を終値では下回っている。再びNTショートが入りやすい状況だが、エヌビディアの決算通過でアク抜けも意識されやすく、押し目ではNTロングへの転換を想定したスプレッド狙いの動きもみられそうだ。  5月第2週(5月7日-10日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週ぶりの売り越しであり、売り越し額は163億円(5月第1週は1836億円の買い越し)だった。なお、現物は2636億円の買い越し(同1745億円の買い越し)と3週連続の買い越しであり、先物は2799億円の売り越し(同90円の買い越し)と2週ぶりに売り越した。個人は現物と先物の合算で2123億円の売り越しで、3週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で628億円の買い越しとなり、4週連続の買い越しだった。  経済スケジュールでは、20日に中国5月最優遇貸出金利、21日に日銀「金融政策の多角的レビュー」に関する第2回ワークショップ、22日に3月機械受注、4月貿易収支、米国4月中古住宅販売件数、FOMC(4月30日~5月1日開催分)議事要旨、エヌビディア決算、23日に米国5月製造業PM、米国4月新築住宅販売件数、G7財務相・中央銀行総裁会合(~25日)、24日に4月全国消費者物価指数、米国4月耐久財受注などが予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 05月限 日経225 29235.08  TOPIX  2090.33 06月限 日経225 32018.38  TOPIX  2211.13 07月限 日経225 32484.24  TOPIX  2245.68 08月限 日経225 32013.86  TOPIX  2278.68 09月限 日経225 32921.39  TOPIX  2370.93 10月限 日経225 32360.91  TOPIX  2326.75 11月限 日経225 32454.88  TOPIX  2318.99 12月限 日経225 32639.57  TOPIX  2343.77 01月限 日経225 36025.97  TOPIX  2513.46 02月限 日経225 37018.07  TOPIX  2563.93 03月限 日経225 39863.92  TOPIX  2716.15 04月限 日経225 39820.59  TOPIX  2766.89 05月限 日経225 38509.47  TOPIX  2728.75 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 24/06 05月17日  38870  38970  38530  38740  -150 24/06 05月16日  38350  38970  38280  38890  +510 24/06 05月15日  38270  38840  38180  38380  +70 24/06 05月14日  38100  38490  38010  38310  +190 24/06 05月13日  38320  38440  37970  38120  -120 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 24/06 05月17日  2734.0  2749.5  2719.5  2745.0  +9.5 24/06 05月16日  2730.0  2750.0  2719.0  2735.5  +5.0 24/06 05月15日  2725.5  2759.5  2724.5  2730.5  +2.0 24/06 05月14日  2719.0  2743.5  2712.0  2728.5  +9.0 24/06 05月13日  2732.0  2742.0  2712.0  2719.5  -9.5 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日大阪比 05月17日(06月限) 38745  +5 05月16日(06月限) 38560  -330 05月15日(06月限) 38705  +325 05月14日(06月限) 38590  +280 05月13日(06月限) 38185  +65 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 05月10日    3542億円  -793億円 1兆8841億円  1178億円 05月02日    4335億円  +158億円 2兆0020億円  -100億円 04月26日    4176億円  -28億円 2兆0120億円  -2864億円 04月19日    4205億円  -91億円 2兆2985億円  -1728億円 04月12日    4296億円 -1524億円 2兆4713億円  -495億円 04月05日    5821億円  +210億円 2兆5208億円  -278億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 05月15日    7953万株   -146万株  7億0694万株   +1043万株 05月14日    8099万株    -31万株  6億9651万株   +886万株 05月13日    8131万株    -13万株  6億8764万株   +77万株 05月10日    8144万株   -1849万株  6億8686万株   -1826万株 05月09日    9994万株   -1760万株  7億0513万株   +928万株 05月08日  1億1754万株   +293万株  6億9585万株   -2413万株 05月07日  1億1460万株   +1523万株  7億1999万株   -127万株 05月02日    9937万株    +11万株  7億2126万株   -1254万株 05月01日    9925万株    -62万株  7億3380万株   +338万株 04月30日    9987万株   +349万株  7億3042万株   -176万株 株探ニュース 2024/05/19 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―米CPIを受けてトレンドが出やすいタイミング  今週の日経225先物は、足もとで煮詰まり感が台頭するなか、米国市場の影響を一段と受けやすい相場展開になりそうだ。先週は米雇用統計の結果を受けて米連邦準備制度理事会(FRB)が年後半に利下げに転じるとの期待が強まり、連休明け7日の日経225先物は一時3万8950円(祝日取引を含む)まで買われた。だが、翌8日は一時3万8160円まで売られ、前日の上昇分を打ち消しており、方向感のつかみづらい展開だった。週末には3万7980円(ナイトセッション)まで売られた後の切り返しで3万8770円まで戻したものの、その後は持ち高調整が優勢となり、3万8240円で取引を終えた。  決算発表がピークを迎えたほか、5月限オプションSQ(特別清算指数算出)を週末に控えていたことも方向感をつかみづらくさせていたが、チャートでは下向きに推移する25日移動平均線が上値抵抗として意識されている。上向きで推移する75日線を下値とする値動きであり、ボリンジャーバンドでは-1σと中心値(25日)とのレンジで推移している。25日線と75日線の乖離が縮小してきているため、トレンドが出やすいタイミングが近づいている。  日経225先物は現状、25日線が抵抗線として機能するなか、-1σ(3万7740円)が意識されやすいところである。ただし、国内では週前半で決算発表のピークを通過するほか、今週は米国ではFRBが金融政策を占う上で重視する4月の米消費者物価指数(CPI)の発表が予定されており、シグナル転換のきっかけとなる可能性があろう。  週足のボリンジャーバンドが収斂するなか、-1σと13週線による狭いレンジでの膠着が継続している。収斂が続いていたバンドは、先週やや拡大を見せてきた。13週線(3万8920円)が抵抗線として意識される可能性はあるが、米国市場でCPIがポジティブ視されるようだと、同水準を試しに行く展開は想定しておきたい。  そのため、25日線(3万8500円)が目先の抵抗線として意識されるものの、3万8920円辺りまでトレンドが強まる可能性もありそうだ。下値は節目の3万8000円辺りでの底堅さを意識しつつ、日足の-1σが位置する3万7740円処が下限になりそうだ。そのため、オプション権利行使価格の3万7750円から3万8875円のレンジを想定する。  10日の米国市場は年後半の利下げ期待により、NYダウは8営業日続伸となった。先週のNYダウは13週線を突破し、4月の下落分を埋めてきた。3月21日に付けた最高値3万9889ドルが射程に入ってきている。また、 S&P500指数も3月28日の高値5264ポイントに接近している。高値接近でショートカバーが強まりやすい状況下であり、CPIの結果次第で上へのバイアスが強まる可能性があるだろう。利下げ期待の後退により下へのトレンドをみせてくる展開も想定しておく必要はあるが、今週は日米ともに値動きが出やすいタイミングとなる。  なお、先週末に決算を発表した東京エレクトロン <8035> [東証P]は、PTS(私設取引)で買われる場面も見られたが、ADR(米預託証券)では軟調な推移となり、結局は10日の終値水準で終えていた。決算を控えるなかで週を通じて弱い値動きだったが、決算通過でアク抜けの動きをみせてくるようだと、指数インパクトの大きい値がさ株であるため、日経平均型を支えてくる可能性がある。  10日のVIX指数は12.55(前日は12.69)に低下した。4月19日に付けた21.36をピークに低下傾向を続け、直近では75日、200日線を明確に下放れ、昨年3月21日に付けた12.40に接近してきた。ダブルボトムが意識されやすい一方で、3月安値を明確に下放れてくると、ショートカバーを強めてくる展開がありそうだ。  なお、週末のNT倍率は先物中心限月で14.01倍に低下した。先週は14.16倍辺りで推移する200日線に跳ね返される形で低下傾向をみせており、週末には一時13.99倍まで下げる場面も見られた。2日に付けた13.95倍に接近してきたことで、いったんはNTショートを巻き戻す動きが入りやすい水準である。日経225先物がリバウンド基調を強めてくる局面では、NTロングを組成する動きもみられそうだ。  5月第1週(4月30日-5月2日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週連続の買い越しであり、買い越し額は1836億円の買い越し(4月第4週は1365億円の買い越し)だった。なお、現物は1745億円の買い越し(同2159億円の買い越し)と2週連続の買い越しであり、先物は90億円の買い越し(同794円の売り越し)と3週ぶりに買い越した。個人は現物と先物の合算で1656億円の売り越しで、2週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で257億円の買い越しとなり、3週連続の買い越しだった。  経済スケジュールでは、14日に国内企業物価、米国4月生産者物価指数、15日に4月訪日外客数、中国MLF(中期貸出制度)金利、米国4月消費者物価指数、米国4月小売売上高、米国5月ニューヨーク連銀製造業景気指数、16日に1-3月期GDP、3月鉱工業生産指数確定値、米国4月住宅着工件数、米国4月輸出入物価指数、米国4月鉱工業生産指数、17日に中国4月鉱工業生産指数、中国4月小売売上高、中国1-4月固定資産投資、米国4月コンファレンス・ボード景気先行指数などが予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 05月限 日経225 29235.08  TOPIX  2090.33 06月限 日経225 32018.38  TOPIX  2211.13 07月限 日経225 32484.24  TOPIX  2245.68 08月限 日経225 32013.86  TOPIX  2278.68 09月限 日経225 32921.39  TOPIX  2370.93 10月限 日経225 32360.91  TOPIX  2326.75 11月限 日経225 32454.88  TOPIX  2318.99 12月限 日経225 32639.57  TOPIX  2343.77 01月限 日経225 36025.97  TOPIX  2513.46 02月限 日経225 37018.07  TOPIX  2563.93 03月限 日経225 39863.92  TOPIX  2716.15 04月限 日経225 39820.59  TOPIX  2766.89 05月限 日経225 38509.47  TOPIX  2728.75 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 24/06 05月10日  38050  38770  37980  38240  +200 24/06 05月09日  38280  38460  38020  38040  -170 24/06 05月08日  38870  38910  38160  38210  -670 24/06 05月07日  38180  38950  37740  38880  +690 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 24/06 05月10日  2710.5  2755.5  2706.5  2729.0  +19.5 24/06 05月09日  2713.0  2732.0  2706.5  2709.5  ±0 24/06 05月08日  2748.5  2752.5  2705.0  2709.5  -40.5 24/06 05月07日  2720.0  2757.0  2689.5  2750.0  +28.0 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日大阪比 05月10日(06月限) 38195  -45 05月09日(06月限) 38435  +395 05月08日(06月限) 38425  +215 05月07日(06月限) 38715  -165 05月06日(06月限) 38880  +690 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 05月02日    4335億円  +158億円 2兆0020億円  -100億円 04月26日    4176億円  -28億円 2兆0120億円  -2864億円 04月19日    4205億円  -91億円 2兆2985億円  -1728億円 04月12日    4296億円 -1524億円 2兆4713億円  -495億円 04月05日    5821億円  +210億円 2兆5208億円  -278億円 03月29日    5610億円  +567億円 2兆5487億円  +2685億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 05月08日  1億1754万株   +293万株  6億9585万株   -2413万株 05月07日  1億1460万株   +1523万株  7億1999万株   -127万株 05月02日    9937万株    +11万株  7億2126万株   -1254万株 05月01日    9925万株    -62万株  7億3380万株   +338万株 04月30日    9987万株   +349万株  7億3042万株   -176万株 04月26日    9638万株    -4万株  7億3219万株   -19万株 04月25日    9642万株   -349万株  7億3238万株   -1789万株 04月24日    9991万株    +33万株  7億5027万株   +664万株 04月23日    9958万株      0株  7億4363万株   -781万株 04月22日    9958万株    +47万株  7億5144万株   -1億0215万株 株探ニュース 2024/05/12 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―ボリバン中心値(25日)突破なら一段のリバウンドを想定  今週の日経225先物は、主要企業の決算発表がピークを迎えるなか、引き続き商いは膨らみづらく、決算に加えて外部環境の影響を受けやすい需給状況になりそうだ。3日に発表された4月の米雇用統計は非農業部門雇用者数が予想を下回り、2023年10月以来の低い伸びとなった。また、失業率が予想を上回ったことを背景に、利下げ開始時期の先送り懸念が後退し、同日のNYダウの上昇幅は一時500ドルを超す場面も見られた。  日経225先物は祝日取引(6日)で一時3万8640円まで買われている。4月19日に付けた3万6710円(ナイトセッションを含む)を安値に、上向きで推移する75日移動平均線を挟んだ形で緩やかなリバウンドを継続している。  足もとで日中の値幅の大きな状況が続いているが、大型連休を挟むこともあって商いが膨らみづらい状況だったことが影響している。大型連休明けでやや商いは膨らむ可能性はあろうが、今・来週は決算発表がピークを迎えるため、引き続きスキャルピング中心のトレードになりやすいだろう。  また、4月の米雇用統計は非農業部門雇用者数が前月比17万5000人増加と、予想(24万人増程度)を下回った。失業率は3.9%となり前月から0.1ポイント上昇し、予想(3.8%程度)を上回った。これにより年内の利下げ期待を残す形だった。一方、4月のISM非製造業総合景況指数は前月比2ポイント低下の49.4(市場予想52程度)となり、活動の拡大と縮小の境目である50を下回った。経済成長の減速懸念が高まる可能性がありそうだ。  日経225先物は4月19日にボリンジャーバンドの-3σまでの調整を見せたが、その後の緩やかなリバウンドにより、直近では-1σと中心値(25日)によるレンジで推移している。75日線が緩やかに上昇する一方で、25日線は下向きで推移しており、両線とのカイ離が縮小してきた。25日線が抵抗線として機能するようだと、調整基調をみせてくる可能性がある。半面、バンドが収斂してきており、-2σと-3σは横ばいから上向きに転じつつある。  バンドが収斂をみせるなか、4月以降上値を抑えられている中心値を捉えてくるようだと、+1σへレンジを切り上げてくる可能性がある。そのため、-1σと中心値であるオプション権利行使価格の3万7875円から3万8750円とのレンジを意識しつつ、中心値を捉えてくる場面では3万8750円から+1σが位置する3万9700円のレンジへの移行を想定しておきたい。  今週は7日に任天堂 <7974> [東証P]、8日にオムロン <6645> [東証P]、三菱重工業 <7011> [東証P]、トヨタ自動車 <7203> [東証P]、9日にダイキン工業 <6367> [東証P]、ソフトバンク <9434> [東証P]、10日には東京エレクトロン <8035> [東証P]の決算が予定されている。指数インパクトの大きい値がさ株の動向が注目されるが、週末の東京エレクトロンに投資家の関心が集まりやすいだろう。  3日のVIX指数は13.49(前日は14.68)に低下した。4月19日に付けた21.36をピークに低下傾向を続け、直近では75日、200日線辺りでの推移をみせていたが、明確に下放れてきた。米雇用統計の結果を反映した形であり、リスク選好に向かわせよう。200日線が位置する14.89辺りが抵抗線として意識されやすく、目先的には3月安値12.40に接近する局面がありそうだ。  なお、週末のNT倍率は先物中心限月で14.03倍(前日は14.00倍)だった。低下傾向が続くなか、一時13.95倍を付けており、4月22日の13.97倍を下回ってきた。週足のボリンジャーバンドはバンドが拡大傾向にあり、下向きで推移する-2σを挟んだ低下をみせている。週足の一目均衡表では雲下限まで低下したため、テクニカル面ではいったんNTショートを巻き戻す動きが入りそうだ。ただし、雲下限を明確に割り込んでくる局面では、昨年9月安値の13.55倍をターゲットとしたNTショートが強まる可能性があるだろう。  4月第4週(4月22 日-26日)の投資部門別売買動向は、7日に発表される予定である。なお、4月第3週(4月15日-19日)は、海外投資家は現物と先物の合算では3週ぶりに売り越しており、売り越し額は1兆1395億円の売り越し(4月第2週は8259億円の買い越し)だった。なお、現物は5924億円の売り越し(同5955億円の買い越し)と3週ぶりの売り越しであり、先物は5470億円の売り越し(同2304億円の買い越し)と2週ぶりに売り越していた。個人は現物と先物の合算で1兆1130億円の買い越しで、2週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で587億円の買い越しとなり、3週ぶりの買い越しだった。  経済スケジュールでは、7日に米国3月消費者信用残高、8日に米国3月卸売売上高、9日に日銀金融政策決定会合の主な意見(4月25~26日分)、3月景気動向指数、中国4月貿易収支、イングランド銀行(BOE)が政策金利を発表、10日に3月全世帯家計調査、4月景気ウォッチャー調査、米国5月ミシガン大学消費者信頼感指数などが予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 05月限 日経225 29235.08  TOPIX  2090.33 06月限 日経225 32018.38  TOPIX  2211.13 07月限 日経225 32484.24  TOPIX  2245.68 08月限 日経225 32013.86  TOPIX  2278.68 09月限 日経225 32921.39  TOPIX  2370.93 10月限 日経225 32360.91  TOPIX  2326.75 11月限 日経225 32454.88  TOPIX  2318.99 12月限 日経225 32639.57  TOPIX  2343.77 01月限 日経225 36025.97  TOPIX  2513.46 02月限 日経225 37018.07  TOPIX  2563.93 03月限 日経225 39863.92  TOPIX  2716.15 04月限 日経225 39820.59  TOPIX  2766.89 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 24/06 05月02日  38220  38490  37760  38190  -20 24/06 05月01日  38490  38590  38040  38210  -260 24/06 04月30日  38000  38750  37700  38470  +570 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 24/06 05月02日  2727.5  2744.0  2707.5  2722.0  -6.0 24/06 05月01日  2746.5  2754.0  2716.0  2728.0  -19.0 24/06 04月30日  2695.5  2758.0  2682.5  2747.0  +57.5 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日大阪比 05月03日(06月限) 38360  +170 05月02日(06月限) 37875  -315 05月01日(06月限) 37965  -245 04月30日(06月限) 38165  -305 04月29日(06月限) 38325  +425 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 04月26日    4176億円  -28億円 2兆0120億円  -2864億円 04月19日    4205億円  -91億円 2兆2985億円  -1728億円 04月12日    4296億円 -1524億円 2兆4713億円  -495億円 04月05日    5821億円  +210億円 2兆5208億円  -278億円 03月29日    5610億円  +567億円 2兆5487億円  +2685億円 03月22日    5042億円  +672億円 2兆2802億円  +2058億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 04月30日    9987万株   +349万株  7億3042万株   -176万株 04月26日    9638万株    -4万株  7億3219万株   -19万株 04月25日    9642万株   -349万株  7億3238万株   -1789万株 04月24日    9991万株    +33万株  7億5027万株   +664万株 04月23日    9958万株      0株  7億4363万株   -781万株 04月22日    9958万株    +47万株  7億5144万株   -1億0215万株 04月19日    9910万株    -63万株  8億5359万株   -888万株 04月18日    9974万株    -29万株  8億6248万株   -409万株 04月17日  1億0003万株   +272万株  8億6657万株   -434万株 04月16日    9731万株    +3万株  8億7092万株   +1248万株 04月15日    9728万株   +215万株  8億5843万株   -1000万株 株探ニュース 2024/05/06 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―薄商いながら+1σが射程に入ってくる可能性  今週の日経225先物は、連休の谷間で3日間の立ち合いとなり商いは膨らみづらく、一段と米国市場など外部要因の影響を受けやすくなりそうだ。26日の米国市場では主要な株価指数が上昇。ナスダック指数は大幅反発により直近で上値を抑えられていた75日移動平均線を突破してきた。前日に発表した決算が予想を上回ったマイクロソフトやアルファベットが買われ、アマゾン・ドット・コム、アドバンスト・マイクロデバイセズ、アームホールディングスなど他のハイテク株にも買いが波及した。  26日発表の米個人消費支出(PCE)コア価格指数は、前年同月比2.8%上昇(予想は2.7%上昇程度)、PCE総合価格指数は同2.7%上昇(同2.6%上昇程度)と、いずれも予想を上回り、米利下げが後ずれするとの懸念が重荷となった。ただし、このところの予想を上回る経済指標の発表を受けて年内の早期利下げ観測が後退するなか、この日は決算を手掛かりとした物色に向かわせた。  なお、シティグループは、米利下げ見通しを従来の6月開始から7月開始へ後退させ、年内の利下げ幅を125ベーシスから100ベーシスに縮小したようだ。バンク・オブ・アメリカやドイツ銀行などが12月利下げ開始を想定するのに対し、ハト派的な見解を示してきたシティグループにおいても2024年の利下げ予想を縮小しており、市場はこれを織り込んできていると考えられる。  4月30日~5月1日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)、会合後に予定されているパウエル連邦準備理事会(FRB)議長の発言も大きな変化はなさそうだ。また、3日発表予定の4月の雇用統計では、非農業部門雇用者数の伸びは緩やかになるものの、依然として力強いペースを維持するとみられている。  東京市場は先週の荒い値動きによって持ち高調整の動きは一巡したと考えられる。日経225先物は26日の取引終了後のナイトセッションで、ボリンジャーバンドの-1σ(3万8000円)および75日線(3万8070円)を突破した。25日線(3万9020円)が射程に入ってきており、-1σと中心値(25日)とのレンジに移行することで、オプション権利行使価格の3万8000円から3万9000円によるレンジ推移が見込まれる。  3日間の取引で手掛けづらさはあるが、FOMC通過後にアク抜け的な動きともなれば、米雇用統計の発表を控えつつも、25日線を捉えてくる可能性はありそうだ。基本は膠着とみるが、若干ロングに向かう展開は想定しておきたい。  また、26日の取引終了後に決算を発表したところでは、アドバンテスト <6857> [東証P]がPTS(私設取引)で5%超の下落となったが、ADR(米預託証券)では2.5%安と下げ幅を縮めていた。株価は足もとで調整を継続していたこともあり、織り込まれていた面もあろう。一方で、三菱電機 <6503> [東証P]、日立製作所 <6501> [東証P]、NEC<6701> [東証P]の重電3社は内容としてはポジティブであった。アドバンテストのマイナスインパクトは限られるだろう。  日経225先物は、ナイトセッション開始後に3万7800円~3万8000円辺りと、75日線水準での攻防を続けたが、米国市場の取引開始後にレンジを上放れ3万8350円辺りでの推移となった。祝日取引では10時40分時点で一時3万8750円まで買われる場面も見られた。  イスラエルが恒久的な停戦に向けて議論する用意があるとハマスに提案した、と米国メディアが報じた。イスラエル側から停戦の意思が示されたのは初であり、地政学リスクの後退が材料視されているとみられる。楽観は禁物だが、懸念要因だった地政学リスクが和らげば、リスク選好に傾きやすいだろう。日経225先物は25日線突破を意識したスタンスから、+1σが位置する4万0030円が射程に入ってくる可能性がありそうだ。  26日のVIX指数は、15.03(前日は15.37)に低下した。19日には一時21.36と昨年10月下旬以来の水準まで上昇したが、その後は調整し25日に25日線を割り込み、26日には200日線水準まで下げてきた。前週の上昇分を打ち消す形の低下をみせている。FOMC、米雇用統計など経済指標の内容次第では再びショートが強まる可能性はあるが、地政学リスクの後退によって一段の低下となれば、ショートカバーを強めてくる可能性がある。  なお、週末のNT倍率は先物中心限月で14.09倍(前日は14.12倍)だった。低下傾向にあったが、22日に付けた13.97倍をボトムに、その後はリバウンドの動きを見せた。ただし、14.17倍辺りに位置する200日線が抵抗線して機能している。日経225先物の祝日明けの強さから、いったんは25日線突破からNTショートを巻き戻す動きが強まる展開を想定しておきたいところだろう。ただし、大型連休明け後には決算発表がピークを迎えることから、スプレッド狙いのトレードは限られそうだ。  4月第3週(4月15日-19日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週ぶりに売り越しており、売り越し額は1兆1395億円の売り越し(4月第2週は8259億円の買い越し)だった。なお、現物は5924億円の売り越し(同5955億円の買い越し)と3週ぶりの売り越しであり、先物は5470億円の売り越し(同2304億円の買い越し)と2週ぶりに売り越している。個人は現物と先物の合算で1兆1130億円の買い越しで、2週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で587億円の買い越しとなり、3週ぶりの買い越しだった。  経済スケジュールでは、4月30日に3月完全失業率、3月有効求人倍率、3月鉱工業生産、中国4月製造業PMI、米国4月コンファレンスボード消費者信頼感指数、5月1日に米国4月ADP雇用統計、米国4月ISM製造業景気指数、FOMC終了後に政策金利発表、パウエルFRB議長記者会見、2日に4月消費動向調査、米国3月貿易収支、米国1-3月期非農業部門労働生産性指数、米国3月製造業新規受注、3日に米国4月雇用統計、米国4月ISM非製造業景気指数などが予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 05月限 日経225 29235.08  TOPIX  2090.33 06月限 日経225 32018.38  TOPIX  2211.13 07月限 日経225 32484.24  TOPIX  2245.68 08月限 日経225 32013.86  TOPIX  2278.68 09月限 日経225 32921.39  TOPIX  2370.93 10月限 日経225 32360.91  TOPIX  2326.75 11月限 日経225 32454.88  TOPIX  2318.99 12月限 日経225 32639.57  TOPIX  2343.77 01月限 日経225 36025.97  TOPIX  2513.46 02月限 日経225 37018.07  TOPIX  2563.93 03月限 日経225 39863.92  TOPIX  2716.15 04月限 日経225 39820.59  TOPIX  2766.89 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 24/06 04月26日  37610  38120  37130  37900  +290 24/06 04月25日  38400  38400  37590  37610  -830 24/06 04月24日  37580  38470  37530  38440  +890 24/06 04月23日  37390  37850  37340  37550  +120 24/06 04月22日  37270  37590  37020  37430  +330 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 24/06 04月26日  2661.5  2695.0  2636.5  2689.5  +27.0 24/06 04月25日  2709.0  2709.0  2659.5  2662.5  -47.5 24/06 04月24日  2668.0  2713.5  2664.5  2710.0  +46.0 24/06 04月23日  2660.0  2689.0  2651.5  2664.0  +1.0 24/06 04月22日  2636.5  2675.5  2631.0  2663.0  +37.0 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日大阪比 04月26日(06月限) 38365  +465 04月25日(06月限) 37665  +55 04月24日(06月限) 38185  -255 04月23日(06月限) 37915  +365 04月22日(06月限) 37725  +295 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 04月19日    4205億円  -91億円 2兆2985億円  -1728億円 04月12日    4296億円 -1524億円 2兆4713億円  -495億円 04月05日    5821億円  +210億円 2兆5208億円  -278億円 03月29日    5610億円  +567億円 2兆5487億円  +2685億円 03月22日    5042億円  +672億円 2兆2802億円  +2058億円 03月15日    4370億円  +233億円 2兆0744億円  +1529億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 04月24日    9991万株    +33万株  7億5027万株   +664万株 04月23日    9958万株      0株  7億4363万株   -781万株 04月22日    9958万株    +47万株  7億5144万株   -1億0215万株 04月19日    9910万株    -63万株  8億5359万株   -888万株 04月18日    9974万株    -29万株  8億6248万株   -409万株 04月17日  1億0003万株   +272万株  8億6657万株   -434万株 04月16日    9731万株    +3万株  8億7092万株   +1248万株 04月15日    9728万株   +215万株  8億5843万株   -1000万株 04月12日    9512万株   -2594万株  8億6844万株   -2270万株 04月11日  1億2106万株   -181万株  8億9114万株   -2276万株 04月10日  1億2288万株   -911万株  9億1390万株   -374万株 04月09日  1億3200万株   -125万株  9億1765万株   -640万株 04月08日  1億3325万株   -532万株  9億2405万株   +2430万株 ★4月30日~5月6日に「ゴールデンウイーク特集」などを一挙、"35本"配信します。ご期待ください。         →→ 「ゴールデンウイーク特集」の記事一覧をみる 株探ニュース 2024/04/29 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―大きく振れやすい需給状況のなかでスキャルピング中心に  今週の日経225先物は、不安定な相場展開が続きそうだ。19日の米国市場では、NYダウが続伸する一方、 S&P500、ナスダックは6日続落した。個別ではアメリカン・エキスプレスが発表した2024年1-3月期の売上高と1株当たり利益が市場予想を上回り、6%を超す上昇となった。また、プロクター・アンド・ギャンブルも24年6月期業績予想を上方修正したことが材料視されて堅調に推移するなど、ディフェンシブ株の一角が買われた。  一方で、ネットフリックスが発表した1-3月期は予想を上回ったものの、四半期ごとの新規会員数公表を停止したことが嫌気され、株価は9%超下落した。また、エヌビディアが10%安となるなど、ハイテク株の弱い動きが目立った。  米国で決算発表が本格化するなか、今週はテスラ、ラムリサーチ、メタ・プラットフォームズ、アマゾン・ドット・コム、アルファベット、マイクロソフトなどの発表が予定されている。米大型テック株決算への市場反応が注目されるが、国内でも今週から決算発表が本格化する。主要企業の決算内容に影響を受ける需給状況となりそうだ。  また、足もとでは予想を上回る米経済指標の発表が続き、米当局者による利下げ慎重発言が相次いでいる。このため、今週発表される米国4月製造業PMI(23日)、米国1-3月期GDP(25日)、米国3月個人消費支出(PCE)(26日)の結果などを受けた米長期金利や為替市場の動向を見極めたいとするムードが高まりやすい。  このほか、先週の大幅下落の要因となった中東情勢の緊迫化を背景に、積極的にポジションを傾けてくる動きは限られよう。先週の日経225先物は週間で2450円ほど下落し、25日移動平均線を明確に下放れ、週末には75日線を割り込んだ。急落に対する自律反発も期待されるが、一方でリスク回避姿勢が強まったことで需給状況は悪化傾向にある。日経225先物は前週末に一時3万6710円まで売られ、ボリンジャーバンドの-3σまで下落した。バンドが下向きで推移するなか、19日の取引終了後のナイトセッションでは-3σは3万6483円、-2σは3万7460円まで下がっている。  早期に-2σを突破し、-1σが位置する3万8440円辺りまでのリバウンドは可能だろうが、-2σに上値を抑えられると、バンドに沿った調整が長期化しやすく、2月上旬以来の3万6000円割れが意識されてくるだろう。週足ベースでは3万7100円に位置する-1σまで下げており、同水準を明確に下放れてくると、-2σの3万5650円が意識されてこよう。  そのため、大きく振れやすい需給状況のなか、当面はスキャルピング中心のトレードとなろう。自律反発局面でも上値の重さが意識されてくるようなら、短期的にショート優位の需給になりそうだ。レンジとしては、オプション権利行使価格の3万6000円から3万8000円と広めのゾーンを想定する。  19日のVIX指数は18.71(前日は18.00)に上昇した。足もとで上昇基調を強めており、週末には一時21.36と昨年10月下旬以来の水準まで上昇した。昨年10月23日に付けた23.08が射程に入っており、2022年3月高値36.45をピークとした調整トレンドラインの上限まで上昇してきた。いったんは低下が見込まれるものの、同水準を明確に上放れてくると、ショート優位の需給のなかでリスク回避の動きが強まる可能性がある。  なお、週末のNT倍率は先物中心限月で14.12倍(前日は14.25倍)だった。低下傾向を続けながらも14.18倍辺りに位置する200日線が支持線として機能していたが、週末には同線を下放れ、2月7日に付けた直近安値14.13倍を下回った。ダブルボトム形成が意識されるが、米大型テック株の決算反応によっては、NTショートが強まる可能性がある。積極的にポジションを傾けてくる動きが限られるなか、NTショートでのスプレッド狙いの動きに向かわせやすいだろう。なお、大型テック株の決算がポジティブな反応につながるようであれば、NTロングへの転換ポイントになりそうだ。  4月第2週(4月8日-12日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週連続で買い越しており、買い越し額は8259億円(4月第1週は8353億円の買い越し)だった。なお、現物は5955億円の買い越し(同1兆1821億円の買い越し)と2週連続の買い越しであり、先物は2304億円の買い越し(同3467億円の売り越し)と7週ぶりで買い越している。個人は現物と先物の合算で3401億円の売り越しで、3週ぶりの売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で2382億円の売り越しとなり、2週連続の売り越しだった。  経済スケジュールでは、4月23日に4月月例経済報告、米国4月製造業PMI、米国3月新築住宅販売件数、24日に3月企業向けサービス価格指数、米国3月耐久財受注、25日に2月景気動向指数改定値、米国1-3月期GDP、米国3月卸売在庫、米国3月仮契約住宅販売指数、26日に日銀金融政策決定会合(終了後に政策金利を発表)、植田和男日銀総裁の記者会見、経済・物価情勢の展望(展望レポート)、米国3月個人所得、米国3月個人消費支出などが予定されている。なお、植田日銀総裁は前週末に米ワシントンで講演し、基調的に物価上昇が続けば金利を引き上げる可能性が非常に高いとの見解を示している。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 05月限 日経225 29235.08  TOPIX  2090.33 06月限 日経225 32018.38  TOPIX  2211.13 07月限 日経225 32484.24  TOPIX  2245.68 08月限 日経225 32013.86  TOPIX  2278.68 09月限 日経225 32921.39  TOPIX  2370.93 10月限 日経225 32360.91  TOPIX  2326.75 11月限 日経225 32454.88  TOPIX  2318.99 12月限 日経225 32639.57  TOPIX  2343.77 01月限 日経225 36025.97  TOPIX  2513.46 02月限 日経225 37018.07  TOPIX  2563.93 03月限 日経225 39863.92  TOPIX  2716.15 04月限 日経225 39820.59  TOPIX  2766.89 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 24/06 04月19日  38200  38220  36710  37100  -1070 24/06 04月18日  37940  38250  37630  38170  +330 24/06 04月17日  38430  38660  37840  37840  -550 24/06 04月16日  39240  39500  38340  38390  -840 24/06 04月15日  39560  39570  38790  39230  -320 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 24/06 04月19日  2681.0  2683.0  2594.0  2626.0  -51.0 24/06 04月18日  2661.0  2690.5  2651.5  2677.0  +22.5 24/06 04月17日  2691.0  2707.0  2654.5  2654.5  -39.0 24/06 04月16日  2751.5  2770.0  2690.5  2693.5  -58.0 24/06 04月15日  2760.0  2760.0  2717.0  2751.5  -6.5 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日大阪比 04月19日(06月限) 37100   0 04月18日(06月限) 37790  -380 04月17日(06月限) 37780  -60 04月16日(06月限) 38465  +75 04月15日(06月限) 38705  -525 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 04月12日    4296億円 -1524億円 2兆4713億円  -495億円 04月05日    5821億円  +210億円 2兆5208億円  -278億円 03月29日    5610億円  +567億円 2兆5487億円  +2685億円 03月22日    5042億円  +672億円 2兆2802億円  +2058億円 03月15日    4370億円  +233億円 2兆0744億円  +1529億円 03月08日    4136億円 +3795億円 1兆9214億円  -1311億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 04月17日  1億0003万株   +272万株  8億6657万株   -434万株 04月16日    9731万株    +3万株  8億7092万株   +1248万株 04月15日    9728万株   +215万株  8億5843万株   -1000万株 04月12日    9512万株   -2594万株  8億6844万株   -2270万株 04月11日  1億2106万株   -181万株  8億9114万株   -2276万株 04月10日  1億2288万株   -911万株  9億1390万株   -374万株 04月09日  1億3200万株   -125万株  9億1765万株   -640万株 04月08日  1億3325万株   -532万株  9億2405万株   +2430万株 04月05日  1億3857万株   +977万株  8億9975万株   +691万株 04月04日  1億2879万株   -1629万株  8億9283万株   +4453万株 04月03日  1億4509万株      0株  8億4830万株   -725万株 04月02日  1億4509万株   +1656万株  8億5555万株   -2113万株 04月01日  1億2853万株   -121万株  8億7669万株   -2215万株 株探ニュース 2024/04/21 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―米決算と地政学リスクを受けた不安定な展開に  今週の日経225先物は、外部要因に振られやすい需給状況になりそうだ。12日の米国市場でNYダウは475ドル安と5日続落し、1月26日以来、およそ2カ月半ぶりに3万8000ドルを割り込んだ。4月の米ミシガン大学消費者態度指数が77.9と前月の79.4から低下し、市場予想(79.0程度)を下回った。1年先のインフレ期待は3.1%と前月の2.9%から上昇した。インフレの沈静化に時間がかかり、米利下げ開始時期が後ずれするとの見方が強まっている。また、この日は地政学リスクを巡る懸念が投資家心理の悪化につながった。  日経225先物は、12日の取引終了後のナイトセッションで日中比700円安の3万8850円だった。週明けの東京市場は、これにサヤ寄せする形で売り優勢の展開が見込まれる。大幅な下落からのスタートにより、インデックス売りが集中しやすく、オーバーシュート気味の動きが警戒される。また、12日の米国市場ではイスラエルに対するイランの報復が迫っているとの観測が広がったこともリスク回避姿勢を強めていた。  日本時間14日の早朝、イランからイスラエルに対して200余りのドローンが発射された。巡航ミサイルも発射したとの報道もなされており、リスク回避姿勢は一段と強まりそうだ。日経225先物は足もとで25日移動平均線を挟んだ膠着が続くなか、ナイトセッションで同線を明確に下放れる形となり、ボリンジャーバンドの-1σ(3万8850円)まで下げてきた。  昨年12月以降、日経225先物は明確には-1σを下回っておらず、テクニカル面では押し目狙いのスタンスに向かわせやすい水準ではある。ただし、地政学リスクを背景に-1σを下回ってくる可能性が高まっており、-2σが位置する3万8140円辺りが意識されてくるほか、3月半ばにつけた直近安値の3万8060円がターゲットとなりそうだ。この水準を割り込んでしまうと、ヘッジ対応のショートを強めてこよう。  また、米国では決算発表が本格化する。12日に発表したJPモルガン・チェースは、6%を超える急落となった。今週は15日にゴールドマン・サックス・グループ、チャールズシュワブ、16日にバンク・オブ・アメリカ、モルガン・スタンレー、17日にアルコア、USバンコープ、18日にネットフリックス、台湾積体電路製造(TSMC)などの決算発表が予定されている。地政学リスクの警戒感が和らいだとしても、本格化する企業決算を睨んでの展開となりそうだ。  一方で、国内の決算発表は翌週から本格化する。国内での手掛かり材料に欠けるため、海外など外部要因の影響が大きくなる。積極的にポジションを傾けづらい需給状況となるなか、ヘッジファンドなどの売買に振られやすいと考えられる。  そのため、日経225先物はオプション権利行使価格の3万8000円から25日線が位置する3万9550円辺りの比較的広めのレンジを想定する。-1σ水準で底堅さがみられるようだと、権利行使価格の3万9000円から3万9500円辺りのレンジでの膠着が続こう。  12日のVIX指数は17.31(前日は14.91)に上昇した。4日の急伸で200日線を突破したが、その後は同線を支持線とした反動安の動きをみせていた。米消費者物価指数(CPI)の上振れでもリスク回避の流れにはならなかった。ただし、週末には地政学リスクの高まりを受けて、19.20まで切り上がる場面も見られた。2月半ばに付けた17.94を一時上回ってきており、ショートを仕掛けてくる動きが強まりやすくなった。  なお、週末のNT倍率は先物中心限月で14.34倍(前日は14.33倍)だった。低下傾向を続けながらも週前半は75日線が支持線として機能していたが、週後半には同線を下回る形で下へのトレンドを強めてきた。地政学リスクの高まりによりバリュー株にシフトしやすく、NTショートでのスプレッド狙いに向かいやすいだろう。目先的には2月安値や200日線が位置する14.20倍割れが意識されてくる。  4月第1週(4月1日-5日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週ぶりに買い越しており、買い越し額は8353億円(3月第4週は1兆1800億円の売り越し)だった。なお、現物は1兆1821億円の買い越し(同2126億円の売り越し)と2週ぶりの買い越しであり、先物は3467億円の売り越し(同9674億円の売り越し)と6週連続で売り越している。個人は現物と先物の合算で7831億円の買い越しで、2週連続の買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で5947億円の売り越しとなり、3週ぶりの売り越しだった。配当再投資に伴う買い需要に対して、新年度入りに伴う益出しの動きとみられる。  経済スケジュールでは、4月15日に2月機械受注、米国3月小売売上高、米国4月ニューヨーク連銀製造業景気指数、IMF・世銀春季会合(~20日)、16日に中国1-3月期GDP、中国3月鉱工業生産指数、中国3月小売売上高、米国3月住宅着工件数、米国3月鉱工業生産指数、IMF世界経済見通し、17日に3月貿易収支、米国地区連銀経済報告(ベージュブック)、18日に米国4月フィラデルフィア連銀景況指数、米国3月コンファレンス・ボード景気先行指数、G20財務相・中央銀行総裁会議、19日に3月全国消費者物価指数などが予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 05月限 日経225 29235.08  TOPIX  2090.33 06月限 日経225 32018.38  TOPIX  2211.13 07月限 日経225 32484.24  TOPIX  2245.68 08月限 日経225 32013.86  TOPIX  2278.68 09月限 日経225 32921.39  TOPIX  2370.93 10月限 日経225 32360.91  TOPIX  2326.75 11月限 日経225 32454.88  TOPIX  2318.99 12月限 日経225 32639.57  TOPIX  2343.77 01月限 日経225 36025.97  TOPIX  2513.46 02月限 日経225 37018.07  TOPIX  2563.93 03月限 日経225 39863.92  TOPIX  2716.15 04月限 日経225 39820.59  TOPIX  2766.89 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 24/06 04月12日  39460  39810  39100  39550  +140 24/06 04月11日  39590  39630  39020  39410  -140 24/06 04月10日  39750  39750  39290  39550  -240 24/06 04月09日  39400  39820  39350  39790  +400 24/06 04月08日  39050  39650  38910  39390  +410 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 24/06 04月12日  2750.0  2770.0  2727.0  2758.0  +8.5 24/06 04月11日  2741.0  2753.0  2712.0  2749.5  +8.5 24/06 04月10日  2756.0  2756.5  2731.5  2741.0  -17.0 24/06 04月09日  2732.5  2758.0  2728.5  2758.0  +26.0 24/06 04月08日  2709.5  2742.5  2700.0  2732.0  +26.0 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日大阪比 04月12日(06月限) 38865  -685 04月11日(06月限) 39635  +225 04月10日(06月限) 39220  -330 04月09日(06月限) 39600  -190 04月08日(06月限) 39450  +60 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 04月05日    5821億円  +210億円 2兆5208億円  -278億円 03月29日    5610億円  +567億円 2兆5487億円  +2685億円 03月22日    5042億円  +672億円 2兆2802億円  +2058億円 03月15日    4370億円  +233億円 2兆0744億円  +1529億円 03月08日    4136億円 +3795億円 1兆9214億円  -1311億円 03月01日    340億円  -39億円 2兆0525億円  +927億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 04月10日  1億2288万株   -911万株  9億1390万株   -374万株 04月09日  1億3200万株   -125万株  9億1765万株   -640万株 04月08日  1億3325万株   -532万株  9億2405万株   +2430万株 04月05日  1億3857万株   +977万株  8億9975万株   +691万株 04月04日  1億2879万株   -1629万株  8億9283万株   +4453万株 04月03日  1億4509万株      0株  8億4830万株   -725万株 04月02日  1億4509万株   +1656万株  8億5555万株   -2113万株 04月01日  1億2853万株   -121万株  8億7669万株   -2215万株 03月29日  1億2974万株   -114万株  8億9884万株   +746万株 03月28日  1億3088万株   +2293万株  8億9138万株   +1億0177万株 03月27日  1億0794万株   +220万株  7億8960万株   +9430万株 03月26日  1億0574万株    -21万株  6億9529万株   -5693万株 株探ニュース 2024/04/14 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―いったん自律反発狙いで25日線水準を意識  今週の日経225先物は、前週の下落に対する自律反発狙いのロングが入りやすい一方で、引き続き米経済指標を睨んでの展開を余儀なくされそうだ。5日の米国市場では、NYダウが5日ぶりに反発した。  3月の米雇用統計は非農業部門雇用者数が前月比30万3000人増と市場予想(20万人増程度)を大きく上回り、失業率は3.8%と2月(3.9%)から低下した。足もとでは予想を上回る経済指標の発表が相次ぐなか、米当局者によるタカ派発言が続き、NYダウは前日まで4日続落し、4日間の下げ幅は1200ドル超に達していた。米雇用統計の通過を受けて、いったんアク抜け感から買い戻しが入ったと考えられる。NYダウは4日の530ドル安で支持線として機能していた25日移動平均線を明確に下放れ、75日線水準まで下げたこともあり、同線を支持線としたリバウンドが入りやすいタイミングでもあった。  今週は10日に発表される米国3月消費者物価指(CPI)を受け、インフレ懸念が高まり、早期の米利下げ期待が一段と後退する可能性はある。経済指標の結果を受けて不安定な流れになりやすいと考えられるものの、利下げ後ずれ観測については相当織り込みが進んでいるとみられる。また、週後半からはシティグループ、JPモルガン・チェースなど主要企業の決算発表が本格化してくるため、市場の関心は個別の決算動向に移るだろう。  先週の日経225先物は、週初に付けた4万0760円を高値に軟調な相場展開となった。新年度入りによる新NISA(少額投資非課税制度)の影響など新規資金流入への期待が高まった一方で、国内機関投資家による益出しの動きも観測された。その後も25日線を支持線としたボリンジャーバンド+1σとのレンジは続いていいたが、4日の急落によって25日線を割り込み、-1σ水準まで売られた。  日経225先物は5日の取引終了後のナイトセッションで反発し、日中比320円高の3万9300円で終えた。-1σ(3万8910円)を支持線としたリバウンドであり、自律反発を狙ったロングが入りやすいタイミングである。25日線(3万9610円)が抵抗線として想定されるほか、大台の4万円接近では戻り待ち狙いのショートが入りやすいと考えられる。  ただし、先週末の急落によって国内機関投資家による益出しの動きはピークを打った可能性があろう。そのため、まずは-1σと25日線とのレンジを意識し、オプション権利行使価格の3万8875円から3万9625円のレンジを想定した、押し目狙いのロング対応となろう。ただし、-1σを割り込み、同水準が抵抗線として意識される局面では、-1σと-2σ(3万8210円)のレンジに移行するとともに、3月12日に付けた直近安値である3万8060円がターゲットになりやすく、ヘッジに伴うショートが強まりやすい。  一方で、-1σを支持線に25日線を捉えてくる局面では、短期筋のショートカバーを誘い込みやすく、再び25日線と+1σ(4万0310円)によるレンジに戻ることが期待される。また、国内も決算シーズンに入ってくることから、業績面に着目したトレードが中心になりやすく、全体としては落ち着きをみせてきそうだ。  市場の関心が高い安川電機 <6506> [東証P]が5日取引終了後に発表した2024年12月期の連結業績は、売上高・各段階利益とも会社計画を下回っての着地だった。25年12月期は市場予想には届かないものの、省力化投資の回復に伴う需要を見込み、増収増益を計画している。同社株の反応としては、PTS(私設取引)、ADR(米預託証券)ではプラス圏での推移だったこともあり、決算に対する期待感が相場全体の底堅さにつながることが期待される。  なお、中東情勢の緊迫化がリスク回避に向かわせる点には注意が必要だろう。イランは、シリアにあるイラン大使館が攻撃されたことへの対応を準備しており、戦争が本格化するリスクがある。また、イランが米国に対し「手を引く」よう求めたことを明らかにしたと報じられている。  5日のVIX指数は16.03(前日は16.35)に低下した。ただし、直近の戻り高値水準であるほか、+3σを捉えてきたこともあり、いったんはリバランスが入りやすいと考えられる。ただし、テクニカル面では、週足の一目均衡表の「雲」下限が17.20辺りに位置しており、これを捉えてくる局面では昨年10月高値の23.08辺りが意識されてくるため、リスク選好には向かいづらい面はある。  なお、5日のNT倍率は先物中心限月で14.00倍(前日は14.57倍)に低下した。これにより、-1σと25日線との保ち合いを下放れ、一気に75日線水準まで下げてきた。-2σを割り込み、-3σまで下げたことで、リバランスを狙ったNTロングに向かわせる可能性はありそうだ。  3月第4週(3月25日-29日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週ぶりに売り越しており、売り越し額は1兆1800億円(3月第3週は348億円の買い越し)だった。なお、現物は2126億円の売り越し(同960億円の買い越し)と2週ぶりの売り越しであり、先物は9674億円の売り越し(同612億円の売り越し)と5週連続で売り越している。個人は現物と先物の合算で3910億円の買い越しで、2週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で3604億円の買い越しとなり、2週連続の買い越しだった。  経済スケジュールでは、4月8日に2月毎月勤労統計、3月景気ウォッチャー調査、9日に3月消費動向調査、10日に3月国内企業物価、米国3月消費者物価指、FOMC(3月19日~20日開催分)議事要旨、日米首脳会談(ワシントン)、11日に中国3月消費者物価指数、中国3月生産者物価指数、ECB(欧州中央銀行)政策金利、米国3月生産者物価指数、ラガルドECB総裁記者会見、岸田首相が米議会で演説、12日にオプションSQ、2月鉱工業生産確報値、中国3月貿易収支、米国3月輸出入物価指数、米国4月ミシガン大学消費者信頼感指数などが予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 04月限 日経225 28519.43  TOPIX  2019.76 05月限 日経225 29235.08  TOPIX  2090.33 06月限 日経225 32018.38  TOPIX  2211.13 07月限 日経225 32484.24  TOPIX  2245.68 08月限 日経225 32013.86  TOPIX  2278.68 09月限 日経225 32921.39  TOPIX  2370.93 10月限 日経225 32360.91  TOPIX  2326.75 11月限 日経225 32454.88  TOPIX  2318.99 12月限 日経225 32639.57  TOPIX  2343.77 01月限 日経225 36025.97  TOPIX  2513.46 02月限 日経225 37018.07  TOPIX  2563.93 03月限 日経225 39863.92  TOPIX  2716.15 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 24/06 04月05日  39890  40010  38780  38980  -840 24/06 04月04日  39550  40290  39540  39820  +290 24/06 04月03日  39900  39980  39240  39530  -390 24/06 04月02日  39940  40190  39740  39920  +50 24/06 04月01日  40550  40760  39700  39870  -680 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 24/06 04月05日  2738.0  2747.0  2680.5  2706.0  -27.0 24/06 04月04日  2712.5  2754.5  2711.0  2733.0  +22.0 24/06 04月03日  2715.0  2721.5  2687.5  2711.0  -5.0 24/06 04月02日  2728.0  2744.0  2706.0  2716.0  -8.5 24/06 04月01日  2774.5  2785.5  2711.5  2724.5  -49.5 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日大阪比 04月05日(06月限) 39335  +355 04月04日(06月限) 39120  -700 04月03日(06月限) 40030  +500 04月02日(06月限) 39670  -250 04月01日(06月限) 39985  +115 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 03月29日    5610億円  +567億円 2兆5487億円  +2685億円 03月22日    5042億円  +672億円 2兆2802億円  +2058億円 03月15日    4370億円  +233億円 2兆0744億円  +1529億円 03月08日    4136億円 +3795億円 1兆9214億円  -1311億円 03月01日    340億円  -39億円 2兆0525億円  +927億円 02月22日    380億円 -0.04億円 1兆9598億円  +3387億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 04月03日  1億4509万株      0株  8億4830万株   -725万株 04月02日  1億4509万株   +1656万株  8億5555万株   -2113万株 04月01日  1億2853万株   -121万株  8億7669万株   -2215万株 03月29日  1億2974万株   -114万株  8億9884万株   +746万株 03月28日  1億3088万株   +2293万株  8億9138万株   +1億0177万株 03月27日  1億0794万株   +220万株  7億8960万株   +9430万株 03月26日  1億0574万株    -21万株  6億9529万株   -5693万株 03月25日  1億0595万株   +295万株  7億5223万株   -1831万株 03月22日  1億0299万株   +848万株  7億7055万株   +854万株 03月21日    9450万株    +61万株  7億6201万株   -463万株 03月19日    9389万株    +4万株  7億6664万株   +365万株 03月18日    9384万枚    +10万株  7億6298万株   +1538万株 株探ニュース 2024/04/07 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―米経済指標を睨んでの押し目狙いのロング対応  今週の日経225先物は、米国の経済指標の結果を受けた金利や円相場の動向を睨んでの相場展開となりそうだ。 29日の米国市場はグッドフライデー(聖金曜日)の祝日で休場だった。同日に発表された2月の米個人消費支出(PCE)統計では、PCE総合価格指数が前月比0.3%増と予想(0.4%増)を下回ったほか、米連邦準備理事会(FRB)が重視するPCEコア価格指数は前月比0.3%上昇し予想と一致した。  米国市場が休場だったこともあり、PCE価格指数の結果を受けた市場反応については、週明けの東京市場で確認することになる。ただし、日経225先物はナイトセッションでは市場参加者が限られる薄商いの中、4万0510円~4万0610円の狭いレンジでの推移となり、日中比変わらずの4万0550円で終えている。ナイトセッションで反応がみられなかったこともあり、週明けはグローベックスの米株先物の動向を睨みながらの動きとなりそうだ。  今週は、名実ともに4月相場入りとなる。先週は年金資金の比率調整に伴うリバランス売りや配当志向、日経平均構成銘柄の入れ替えなどに伴う需給の影響を受ける格好だった。日経平均株価は配当権利付き最終日の3月27日にはインデックス買いが入り、一時4万1000円に迫る上昇をみせたが、翌28日は配当落ち分(約260円)を大きく超える下げ幅となり4万円の大台割れ目前まで下落した。  週末29日の日経平均構成銘柄の入れ替え(引け値基準)では、新規組み入れ銘柄が値さが株であるため、除外銘柄の売却資金では足りず、他の構成銘柄を売ることで組み入れ資金を手当てするとみられていた。ただし、新規組み入れとなるディスコ <6146> [東証P]が終日強含みで3.6%の上昇となるなか、リバランスによる影響は織り込まれる形となった。  米国市場でも先週は四半期末と月末に伴うリバランスが中心だったほか、3連休を控えて市場参加者が限られていたため、方向感は定まらない状況だった。祝日明けの米国ではPCE価格指数の結果を受けた市場反応のほか、1日にISM製造業景気指数、2日に製造業新規受注やJOLTS求人件数、3日にはADP雇用統計、ISM非製造業景気指数、4日に貿易収支、そして週末5日には雇用統計の発表などが予定されている。これらの結果によって、利下げのタイミングを巡る思惑も高まりやすく、米長期金利や円相場に影響を与えそうだ。  そのため、様子見ムードが強まりやすいところではある。ただし、足もとの予想を上回る米経済指標を受けて、米国市場では経済のソフトランディング期待が広がるなどプラスの反応をみせている。また、米当局者からは「利下げを急ぐ必要はない」との見解が相次いでいるものの、年内利下げの見方は変わらず、需給環境は良好とみておきたい。  先週の日経225先物は週間では下落したが、4万円処では押し目狙いのロングが意識されていた。ボリンジャーバンドは緩やかに上向きに推移する+1σ(4万0310円)が概ね支持線として機能しており、+2σ(4万1060円)によるレンジを継続している。そのため、オプション権利行使価格の4万0250円から4万1000円のレンジを想定する。米経済指標の結果次第の面もあり、膠着感が強まる局面では、権利行使価格の4万0375円から4万0625円辺りでの推移になりそうだ。+1σに接近する場面では押し目狙いのロング対応に向かわせよう。  28日のVIX指数は13.01(前日は12.78)に上昇した。13.00を挟んだ小動きであり、祝日前で方向感は定まらなかった。PCE価格指数の結果を受けて、祝日明けにトレンドが出やすいとも考えられるが、米金融政策は年央にも利下げに転じるとの見方が引き続き相場を支えよう。今週も重要な経済指標の発表が相次ぐため楽観は許されないが、VIX指数がボトム圏で推移するなか、リスク選好によるショートカバーが入りやすい需給状況は続くとみておきたい。  なお、29日のNT倍率は先物中心限月で14.61倍(前日は14.63倍)に低下した。3月半ば以降、25日移動平均線に上値を抑えられる一方で、-1σが支持線として意識される形で保ち合いが続いている。期末要因によりTOPIX型優位の場面もみられたが、明確なトレンドは出ていない。期末の需給要因が通過したことで、新年度相場入りを意識したNTロングに振れる展開もありそうだ。  3月第2週(3月18日-22日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週ぶりに買い越しており、買い越し額は348億円(3月第2週は6839億円の売り越し)だった。なお、現物は960億円の買い越し(同875億円の売り越し)と2週ぶりの買い越しであり、先物は612億円の売り越し(同5964億円の売り越し)と4週連続で売り越している。個人は現物と先物の合算で8528億円の売り越しで、3週ぶりの売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で852億円の買い越しとなり、11週ぶりの買い越しだった。  経済スケジュールでは、4月1日に日銀短観、中国3月財新製造業PMI、米国3月ISM製造業景気指数、2日に米国2月製造業新規受注、米国2月JOLTS求人件数、3日に中国3月財新サービス業PMI、米国3月ADP雇用統計、米国3月ISM非製造業景気指数、4日に米国2月貿易収支、5日に2月全世帯家計調査、2月景気動向指数、米国3月雇用統計などが予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 04月限 日経225 28519.43  TOPIX  2019.76 05月限 日経225 29235.08  TOPIX  2090.33 06月限 日経225 32018.38  TOPIX  2211.13 07月限 日経225 32484.24  TOPIX  2245.68 08月限 日経225 32013.86  TOPIX  2278.68 09月限 日経225 32921.39  TOPIX  2370.93 10月限 日経225 32360.91  TOPIX  2326.75 11月限 日経225 32454.88  TOPIX  2318.99 12月限 日経225 32639.57  TOPIX  2343.77 01月限 日経225 36025.97  TOPIX  2513.46 02月限 日経225 37018.07  TOPIX  2563.93 03月限 日経225 39863.92  TOPIX  2716.15 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 24/06 03月29日  40210  40570  40180  40550  +320 24/06 03月28日  40430  40510  40080  40230  -200 24/06 03月27日  40260  40770  40190  40430  +240 24/06 03月26日  40140  40320  39970  40190  +80 24/06 03月25日  40630  40750  40110  40110  -600 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 24/06 03月29日  2748.5  2779.0  2746.0  2774.0  +24.5 24/06 03月28日  2765.0  2780.0  2744.5  2749.5  -15.0 24/06 03月27日  2763.0  2789.0  2760.0  2764.5  +6.5 24/06 03月26日  2752.0  2764.5  2744.0  2758.0  +6.5 24/06 03月25日  2788.5  2797.0  2749.5  2751.5  -41.0 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日大阪比 03月28日(06月限) 40360  +130 03月27日(06月限) 40465  +35 03月26日(06月限) 40270  +80 03月25日(06月限) 40130  +20 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 03月22日    5042億円  +672億円 2兆2802億円  +2058億円 03月15日    4370億円  +233億円 2兆0744億円  +1529億円 03月08日    4136億円 +3795億円 1兆9214億円  -1311億円 03月01日    340億円  -39億円 2兆0525億円  +927億円 02月22日    380億円 -0.04億円 1兆9598億円  +3387億円 02月16日    380億円  -18億円 1兆6210億円  +3722億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 03月27日  1億0794万株   +220万株  7億8960万株   +9430万株 03月26日  1億0574万株    -21万株  6億9529万株   -5693万株 03月25日  1億0595万株   +295万株  7億5223万株   -1831万株 03月22日  1億0299万株   +848万株  7億7055万株   +854万株 03月21日    9450万株    +61万株  7億6201万株   -463万株 03月19日    9389万株    +4万株  7億6664万株   +365万株 03月18日    9384万枚    +10万株  7億6298万株   +1538万株 03月15日    9373万株   -168万株  7億4760万株   -2075万株 03月14日    9542万株   -1959万株  7億6835万株   +1344万株 03月13日  1億1501万株   +1183万株  7億5491万株   +862万株 03月12日  1億0318万株    +48万株  7億4629万株   +1110万株 03月11日  1億0269万株   +1631万株  7億3518万株   +7006万株 株探ニュース 2024/03/31 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―TOPIX先物の買い需要が需給面での下支えに  今週の日経225先物は、期末の需給要因の影響を意識した相場展開が見込まれる。3月期末を迎えて、配当落ち分を先物でヘッジすることになる。このため、TOPIX先物の買い需要が需給面での下支えとなり、相対的にTOPIX型優位の展開が意識されやすくなる。  また、先週の日経225先物は連日の大幅上昇により4万円の大台を突破し、3月7日高値の4万0340円を明確に上放れ、21日取引終了後のナイトセッションでは一時4万0910円まで買われた。週末22日は買い先行で始まった後に、急ピッチの上昇に対する過熱感もあって持ち高調整からロングをクローズする動きもみられた。  ボリンジャーバンドの中心値(25日)を下回る水準から強い基調によって、週後半には+2σ水準を捉えてきた。バンドは収斂から拡大に転じてきたため、過熱を警戒しつつも+2σに沿ったトレンド形成が意識されやすいだろう。22日のナイトセッションは利食い優勢で+2σを下回っているが、同水準での底堅さがみられており、方向性としては+2σが位置する4万0710円を挟んだ、+1σ(3万9940円)と+3σ(4万1480円)によるレンジ推移が期待されよう。  +2σが抵抗線として推移する局面では、+1σと+2σのレンジとなる。一方で、+2σを上回って推移するならば、+3σとのレンジに移行することになりそうだ。期末要因からTOPIX型優位の展開ではあるが、日米中央銀行の重要イベントを通過し、実質新年度相場入りとなるため、海外ファンドによる新規資金の流入が意識されてくる。日経平均型ファンドへの資金流入によって、指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均型を牽引してくる展開もありそうだ。  22日の米国市場では利益確定が優勢となったが、エヌビディアが5営業日続伸で3%を超える上昇となるなど、半導体株の一角が買われ、ナスダックは連日で過去最高値を更新した。日経225先物は22日の取引終了後のナイトセッションで日中比210円安の4万0500円だった。この影響により週初は利食い優勢で始まる可能性が高いものの、売り一巡後はハイテク株の底堅い値動きが下支えになるだろう。  そのため、4万0500円を中心としたオプション権利行使価格の4万0250円から4万0750円辺りのレンジを想定し、+2σをクリアしてきた時点で、4万0500円から4万1000円のレンジとみておきたい。4万0250円を下回り、4万円に接近する局面では押し目待ち狙いのロング対応に向かわせよう。  今週は米国で25日に2月新築住宅販売件数、26日に3月コンファレンスボード消費者信頼感指数、28日に3月シカゴ購買部協会景気指数、29日に2月個人所得・個人消費支出(PCE)の発表が予定されている。また、29日はグッドフライデー(聖金曜日)の祝日で主要各国は休場になるため、週後半に向けて商いが細る可能性がある。  週末のVIX指数は13.06(前日は12.92)に上昇した。先週は米連邦公開市場委員会(FOMC)通過後に下へのバイアスが強まり、支持線として意識されていた75日移動平均線を明確に下放れ、1月半ば以来の水準に低下した。今週発表される経済指標の結果を受けてリバウンドをみせる場面もありそうだが、方向性としてはリスク選好によりショートカバーが入りやすい需給状況とみておきたい。  なお、22日のNT倍率は先物中心限月で14.57倍(前日は14.60倍)に低下した。先週は上向きで推移する25日線に上値を抑えられる形で緩やかなリバウンドを見せているものの、期末要因や1ドル=151円台半ばと円安・ドル高で推移するなかで輸出関連が物色されており、相対的にTOPIX型優位の展開だった。今週もNT倍率は低下をみせてくる可能性が高そうだが、25日線を捉えてくる局面では、新年度入りを意識したNTロングに振れる展開もありそうだ。  3月第2週(3月11日-15日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週ぶりに売り越しており、売り越し額は6839億円(3月第1週は1758億円の買い越し)だった。なお、現物は875億円の売り越し(同1763億円の買い越し)と3週ぶりの売り越しであり、先物は5964億円の売り越し(同5億円の売り越し)と3週連続で売り越している。個人は現物と先物の合算で6403億円の買い越しで、2週連続の買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で3875億円の売り越しとなり、10週連続の売り越しだった。  経済スケジュールでは、25日に日銀金融政策決定会合議事要旨(1月22・23日開催分)、1月景気動向指数改定値、米国2月新築住宅販売件数、26日に2月企業向けサービス価格指数、米国2月耐久財受注、米国1月S&Pケースシラー住宅価格、米国3月コンファレンスボード消費者信頼感指数、27日に1-2月中国工業企業利益、28日に日銀金融政策決定会合の主な意見(3月18~19日分)、米国10-12月期GDP確報値、米国3月シカゴ購買部協会景気指数、米国3月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値、29日に2月完全失業率、2月鉱工業生産、米国2月個人所得・個人消費支出などが予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 04月限 日経225 28519.43  TOPIX  2019.76 05月限 日経225 29235.08  TOPIX  2090.33 06月限 日経225 32018.38  TOPIX  2211.13 07月限 日経225 32484.24  TOPIX  2245.68 08月限 日経225 32013.86  TOPIX  2278.68 09月限 日経225 32921.39  TOPIX  2370.93 10月限 日経225 32360.91  TOPIX  2326.75 11月限 日経225 32454.88  TOPIX  2318.99 12月限 日経225 32639.57  TOPIX  2343.77 01月限 日経225 36025.97  TOPIX  2513.46 02月限 日経225 37018.07  TOPIX  2563.93 03月限 日経225 39863.92  TOPIX  2716.15 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 24/06 03月22日  40590  40910  40490  40710  +130 24/06 03月21日  39570  40620  39460  40580  +980 24/06 03月19日  39510  39790  39180  39600  +80 24/06 03月18日  38450  39560  38420  39520  +1130 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 24/06 03月22日  2778.0  2798.5  2768.0  2792.5  +14.0 24/06 03月21日  2714.5  2778.5  2710.0  2778.5  +61.5 24/06 03月19日  2702.5  2732.5  2687.5  2717.0  +13.5 24/06 03月18日  2645.5  2703.5  2645.5  2703.5  +61.0 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日大阪比 03月22日(06月限) 40555  -155 03月21日(06月限) 40800  +220 03月20日(06月限) 40335  +735 03月19日(06月限) 39835  +235 03月18日(06月限) 39415  -105 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 03月15日    4370億円  +233億円 2兆0744億円  +1529億円 03月08日    4136億円 +3795億円 1兆9214億円  -1311億円 03月01日    340億円  -39億円 2兆0525億円  +927億円 02月22日    380億円 -0.04億円 1兆9598億円  +3387億円 02月16日    380億円  -18億円 1兆6210億円  +3722億円 02月09日    398億円 -1036億円 1兆2488億円  +623億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 03月19日    9389万株    +4万株  7億6664万株   +365万株 03月18日    9384万枚    +10万株  7億6298万株   +1538万株 03月15日    9373万株   -168万株  7億4760万株   -2075万株 03月14日    9542万株   -1959万株  7億6835万株   +1344万株 03月13日  1億1501万株   +1183万株  7億5491万株   +862万株 03月12日  1億0318万株    +48万株  7億4629万株   +1110万株 03月11日  1億0269万株   +1631万株  7億3518万株   +7006万株 03月08日    8638万株   -2781万株  6億6511万株   -1億0216万株 03月07日  1億1419万株   +1667万株  7億6728万株   -8019万株 03月06日    9751万株   +8860万株  8億4748万株   +3664万株 03月05日    891万株    +3万株  8億1083万株   +1697万株 03月04日    887万株    +17万株  7億9386万株   +2302万株 株探ニュース 2024/03/24 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―日米金融会合後のアク抜けを想定したスタンス  今週の日経225先物は、日米金融政策を睨んでの展開となるなか、重要イベント通過後のアク抜けを想定したスタンスになりそうだ。先週の日経225先物は、エヌビディアなど米半導体株の下落や日銀によるマイナス金利解除の思惑を背景に、11日に980円安と大幅に下落。その後は3万8000円処での底堅さが意識されたものの、概ね3万8300円~3万8600円処と25日移動平均線を挟んだ膠着が続いた。  米国市場は2月の消費者物価指数(CPI)や卸売物価指数(PPI)が予想を上回ったことで米連邦準備理事会(FRB)が利下げ時期を遅らせるとの見方が強まり、米長期金利が上昇。ハイテク株の利益確定売りを誘い、週を通じて主要な株価指数が下落した。  日経225先物は週初の急落以降は、横ばいでの推移となった。先週は連日のように日銀の政策正常化に関する報道が伝えられたが、金利差を狙って積み上がっていたポジションの巻き戻しを狙った先回り的な商いは、週初以降は落ち着きをみせた。その後も底堅さがみられており、織り込みは進んでいた。さらに週末には2024年春季労使交渉(春闘)の第1回回答集計の結果公表を控えていたが、週後半にかけて円相場が1ドル=148円台と円安に振れて推移していた。  なお、連合が15日公表した春闘の1次集計によると、賃上げ率は平均で5.28%となり、33年ぶりの5%超えとなった。この結果を受けて、日銀は18-19日の金融政策決定会合でマイナス金利の解除に踏み切るとみられており、実現すれば金融政策の正常化を開始する転換点となる。為替市場は初動では一時1ドル=148円前半まで円高が進んだが、その後は1ドル=149円で推移している。日経225先物は15日の取引終了後ナイトセッションで一時3万8740円まで買われ、日中比270円高の3万8660円で終えている。  日銀会合の結果待ちとなるなか、アク抜けを期待しつつも週前半はスキャルピング中心の売買になりやすいだろう。また、20日の祝日を挟むため、ポジションは傾けにくいと考えられる。祝日明け後は米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を受けた米国市場が波乱をみせたとしても、こちらもアク抜けを想定し、押し目狙いのスタンスとなろう。  FOMCでは政策金利を据え置くと予想されている。また、足もとの予想を上回るインフレ指標の発表を受けて、利下げを先送りするとの見方がされており、年内3回の利下げが2回に減るといった予想も浮上し、このところの不安定な相場につながっていた。先週の値動きにより、米国市場でも利下げ時期の後ズレに対する織り込みは進展している。また、エヌビディアは18~21日にAI技術カンファレンス「GTC2024」を開催する。基調講演でのジェンスン・フアンCEOの発言がエヌビディアの株価に大きく影響を与える可能性がある点も留意しておきたい。  日経225先物のボリンジャーバンドは、バンドが収斂してきている。日足の-1σは3万7890円、+1σは3万9450円に位置しており、アク抜けが意識されるなか、オプション権利行使価格の3万8625円を中心に3万8500円から3万9000円のレンジを想定。3万8625円を上回って推移するようだと、3万9500円を意識したレンジに移行しよう。  週末のVIX指数は14.41(前日は14.40)に上昇した。25日線を支持線に上昇し、一時15.53まで上昇したが、200日線(14.66)を下回って終えており、引き続きボトム圏での推移を継続している。先週はCPI、PPIの予想を上回る結果を受けて上昇する場面も見られたが、ショートの流れは限られていた。FOMC通過でショートカバーを強めてくる展開が意識されてくる。  なお、15日のNT倍率は先物中心限月で14.52倍(前日は14.61)に低下し、支持線として意識されていた25日線を割り込んだ。指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均型の重荷となる半面、バリュー株物色が強まったため、NTショートに振れた。期末要因による需給を考慮すると、NTショートに向かいやすいものの、エヌビディアのカンファレンスを受けた値動き次第では、NTロングに振れる展開も意識しておきたい。  3 月第1週(3月4日-8日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週連続で買い越しており、買い越し額は1758億円(2月第4週は661億円の買い越し)だった。なお、現物は1763億円の買い越し(同3834億円の買い越し)と2週連続の買い越しであり、先物は5億円の売り越し(同3173億円の売り越し)と2 週連続で売り越している。個人は現物と先物の合算で3488億円の買い越しで、4週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で5408億円の売り越しとなり、9週連続の売り越しだった。  経済スケジュールでは、18日に1月機械受注、中国2月小売売上高、中国2月鉱工業生産指数、19日に1月鉱工業生産指数・設備稼働率、日銀金融政策決定会合の結果発表、2月訪日外客数、米国2月住宅着工件数、米国2月住宅建築許可件数、20日にFOMC結果発表、パウエルFRB議長記者会見、21日に2月貿易統計、イングランド銀行(BOE)政策金利、米国10-12月経常収支、米国3月製造業PMI、米国2月コンファレンス・ボード景気先行指数、22日に2月全国消費者物価指数などが予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 04月限 日経225 28519.43  TOPIX  2019.76 05月限 日経225 29235.08  TOPIX  2090.33 06月限 日経225 32018.38  TOPIX  2211.13 07月限 日経225 32484.24  TOPIX  2245.68 08月限 日経225 32013.86  TOPIX  2278.68 09月限 日経225 32921.39  TOPIX  2370.93 10月限 日経225 32360.91  TOPIX  2326.75 11月限 日経225 32454.88  TOPIX  2318.99 12月限 日経225 32639.57  TOPIX  2343.77 01月限 日経225 36025.97  TOPIX  2513.46 02月限 日経225 37018.07  TOPIX  2563.93 03月限 日経225 39863.92  TOPIX  2716.15 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 24/06 03月15日  38610  38670  38080  38390  -200 24/06 03月14日  38440  38620  38180  38590  +240 24/06 03月13日  38500  38980  38230  38350  -140 24/06 03月12日  38510  38600  38060  38490  -40 24/06 03月11日  39490  39560  38280  38530  -980 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 24/06 03月15日  2640.5  2659.0  2621.0  2642.5  +2.0 24/06 03月14日  2626.0  2642.0  2613.5  2640.5  +20.0 24/06 03月13日  2628.0  2660.5  2608.5  2620.5  -6.5 24/06 03月12日  2641.5  2644.0  2594.5  2627.0  -15.5 24/06 03月11日  2706.0  2709.5  2615.0  2642.5  -64.0 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日大阪比 03月15日(06月限) 38625  +235 03月14日(06月限) 38290  -300 03月13日(06月限) 38375  +25 03月12日(06月限) 38880  +390 03月11日(06月限) 38180  -350 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 03月08日    4136億円 +3795億円 1兆9214億円  -1311億円 03月01日    340億円  -39億円 2兆0525億円  +927億円 02月22日    380億円 -0.04億円 1兆9598億円  +3387億円 02月16日    380億円  -18億円 1兆6210億円  +3722億円 02月09日    398億円 -1036億円 1兆2488億円  +623億円 02月02日    1435億円  +441億円 1兆1865億円  +1063億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 03月13日  1億1501万株   +1183万株  7億5491万株   +862万株 03月12日  1億0318万株    +48万株  7億4629万株   +1110万株 03月11日  1億0269万株   +1631万株  7億3518万株   +7006万株 03月08日    8638万株   -2781万株  6億6511万株   -1億0216万株 03月07日  1億1419万株   +1667万株  7億6728万株   -8019万株 03月06日    9751万株   +8860万株  8億4748万株   +3664万株 03月05日    891万株    +3万株  8億1083万株   +1697万株 03月04日    887万株    +17万株  7億9386万株   +2302万株 03月01日    870万株    -48万株  7億7083万株   +1129万株 02月29日    918万株     0万株  7億5954万株   -803万株 02月28日    918万株    -89万株  7億6758万株   +1561万株 02月27日    1007万株    +4万株  7億5196万株   +673万株 02月26日    1003万株    +16万株  7億4523万株   +499万株 ■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分) 【2022年】 1月14日  701億円 1月25日  701億円 2月14日  701億円 3月07日  701億円 4月07日  701億円 5月19日  701億円 6月13日  701億円 6月17日  701億円 12月2日  701億円 【2023年】 3月13日  701億円 3月14日  701億円 10月4日  701億円 株探ニュース 2024/03/17 17:29 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―日米金融政策を巡る思惑から持ち高調整が優勢  今週の日経225先物は、米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として注目する米消費者物価指数(CPIコア)などの経済指標の内容とともに、これを受けた米長期金利や為替市場の動向を睨んだ展開となりそうだ。翌週に米連邦公開市場委員会(FOMC)、日銀の金融政策決定会合を控え、持ち高調整の動きが強まりやすいだろう。  先週、パウエルFRB議長は下院金融委員会、上院銀行委員会で半期に一度の金融政策報告に関する議会証言に臨んだ。議長は利下げを急がない方針を示すとともに、「年内のいずれかの時点で利下げを始めることが適切になるだろう」との見解を示した。米国市場ではこれを受けてエヌビディアなど半導体株を中心に買われ、東京市場でも7日の日経平均株価は一時4万0472円まで買われ、取引時間中の史上最高値を更新した。  しかし、その直後に海外メディアが「一部の政府関係者は日銀が3月、4月の金融政策決定会合でマイナス金利を解除することを容認」と伝えたことがトリガーとなり、先物主導でショートの流れが強まった。週末8日に先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を控えていたこともあり、波乱含みのなかでヘッジ対応に伴うショートを迫られる形となり、日経平均株価は3万9500円台まで下落した。  8日のメジャーSQは波乱なく通過し、SQ値は3万9863.92円だった。SQ通過後の日経平均株価はSQ値を上回って一時3万9989円まで上昇し、押し目待ち狙いの買い意欲の強さがうかがえた。日経平均株価は上向きで推移するボリンジャーバンドの+1σまで調整した後に下げ渋る動きだった。  一方で、週末の日経225先物(6月限)は反発したものの、+1σ水準に上値を抑えられる形状だった。さらにナイトセッションではショート優勢で一時3万8740円まで売られ、3万8790円で終えている。+1σを明確に下放れる形状となり、25日移動平均線が位置する3万8190円辺りを試す展開が意識されてきた。年初以降、25日線が支持線として機能しており、2月半ば以降は+1σと+2σによるレンジ推移が続いていた。+1σを下回り、25日線を捉えてくるようだと、ショートを誘い込むことになろう。  週末に発表された2月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比27万5000人増加し、市場予想(20万人増程度)を上回ったが、失業率は3.9%と前の月より0.2ポイント悪化し約2年ぶりの水準に上昇した。これにより、米金融当局にとって、年内に利下げに踏み切る余地が生まれた形となった。  しかし、8日の米国市場ではNYダウ、S&P500、ナスダックなど主要な株価指数が下落。予想を下回る決算を発表したブロードコムとマーベル・テクノロジーが売られ、これらが波及しエヌビディアが史上最高値を更新後に利益確定売りに押されたこともセンチメントを冷ました。  今週は米国で12日に2月消費者物価指数(CPI)、14日に2月小売売上高、2月生産者物価指数(PPI)、15日に3月ニューヨーク連銀製造業景気指数、3月ミシガン大学消費者信頼感指数などの発表が予定されている。19日-20日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げに踏み切る可能性は低いが、FRBが重視するCPIコア指数の結果次第では年内の利下げが早まるといった見方が強まり、米長期金利の低下や為替市場での円高・ドル安の流れを後押しする可能性がある。  国内では18-19日に日銀の金融政策決定会合を控えている。「3月にマイナス金利の解除を示唆、4月に解除」が市場関係者のコンセンサスのようだ。日米金利差縮小の思惑から、先回り的に金利差を狙ったボジションを圧縮する動きが意識されやすい。ただし、先週辺りから持ち高調整がみられていたほか、マイナス金利解除後も緩和的な環境は維持される方針であるため、持ち高調整で軟化する局面では押し目狙いのロングでの対応となりそうだ。  また、BofA証券は、2024年末の日経平均株価の予想値を従来の4万1000円から4万3500円に引き上げたようであり、海外投資家の日本株への関心は高い。そのため、25日線と+1σのレンジ推移として、オプション権利行使価格の3万8250円から3万9375円のレンジを想定する。為替市場では一時1ドル=146円台に突入しており、円高・ドル安基調が強まる局面では短期的なショートが優位となろう。  週末のVIX指数は14.74(前日は14.44)に上昇した。25日線を支持線として一時15.53まで上昇しており、終値では2月21日以来の200日線(14.67)を上回った。今週はCPI、PPIの結果を受けて変動が大きくなる可能性がある。週足では26週線を捉えてきており、52週線が位置する15.39辺りに接近する局面ではショートカバーを強めてくる展開が意識されてくる。  なお、8日のNT倍率は先物中心限月で14.59倍に上昇した。ただし、前日は14.72倍から14.53倍に大きく低下したため、自律反発の範囲内である。25日線は14.53倍に位置しており、同線が支持線として機能するようだと、NTショートの巻き戻しから、NTロングに向かわせやすい。3月の配当志向の物色が意識されやすいほか、エヌビディアの動向にも影響を受けやすいだろう。  2月第4週(2月26日-3月1日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週ぶりの買い越しであり、買い越し額は661億円(2月第3週は66億円の売り越し)だった。なお、現物は3834億円の買い越し(同786億円の売り越し)と2週ぶりの買い越しであり、先物は3173億円の売り越し(同719億円の買い越し)と2週ぶりに売り越している。個人は現物と先物の合算で441億円の売り越しで、3週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で1024億円の売り越しとなり、8週連続の売り越しだった。  経済スケジュールでは、11日に10-12月期GDP確報値、米国予算教書、12日に2月国内企業物価、1-3月期法人企業景気予測調査、米国2月消費者物価指数、13日に春闘集中回答日、14日に米国2月小売売上高、米国2月生産者物価指数、15日に中国2月新築住宅販売価格、米国3月ニューヨーク連銀製造業景気指数、米国2月輸出入物価指数、米国2月鉱工業生産指数、米国3月ミシガン大学消費者信頼感指数などが予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 04月限 日経225 28519.43  TOPIX  2019.76 05月限 日経225 29235.08  TOPIX  2090.33 06月限 日経225 32018.38  TOPIX  2211.13 07月限 日経225 32484.24  TOPIX  2245.68 08月限 日経225 32013.86  TOPIX  2278.68 09月限 日経225 32921.39  TOPIX  2370.93 10月限 日経225 32360.91  TOPIX  2326.75 11月限 日経225 32454.88  TOPIX  2318.99 12月限 日経225 32639.57  TOPIX  2343.77 01月限 日経225 36025.97  TOPIX  2513.46 02月限 日経225 37018.07  TOPIX  2563.93 03月限 日経225 39863.92  TOPIX  2716.15 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 24/06 03月08日  39230  39770  38920  39510  +150 24/03 03月07日  40040  40570  39510  39600  -480 24/03 03月06日  40120  40190  39670  40080  -50 24/03 03月05日  40110  40260  39840  40130  -20 24/03 03月04日  40000  40350  39890  40150  +150 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 24/06 03月08日  2691.0  2720.5  2673.5  2706.5  +7.0 24/03 03月07日  2727.0  2756.5  2714.0  2724.0  -6.0 24/03 03月06日  2724.0  2735.0  2704.0  2730.0  +4.0 24/03 03月05日  2711.5  2726.0  2695.5  2726.0  +12.5 24/03 03月04日  2712.5  2727.0  2703.0  2713.5  +1.5 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日大阪比 03月08日(03月限) 38785  -725 03月07日(06月限) 39530  +170 03月06日(03月限) 40330  +250 03月05日(03月限) 39800  -330 03月04日(03月限) 40105  -45 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 03月01日    340億円  -39億円 2兆0525億円  +927億円 02月22日    380億円 -0.04億円 1兆9598億円  +3387億円 02月16日    380億円  -18億円 1兆6210億円  +3722億円 02月09日    398億円 -1036億円 1兆2488億円  +623億円 02月02日    1435億円  +441億円 1兆1865億円  +1063億円 01月26日    994億円  +243億円 1兆0802億円  -3013億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 03月06日    9751万株   +8860万株  8億4748万株   +3664万株 03月05日    891万株    +3万株  8億1083万株   +1697万株 03月04日    887万株    +17万株  7億9386万株   +2302万株 03月01日    870万株    -48万株  7億7083万株   +1129万株 02月29日    918万株     0万株  7億5954万株   -803万株 02月28日    918万株    -89万株  7億6758万株   +1561万株 02月27日    1007万株    +4万株  7億5196万株   +673万株 02月26日    1003万株    +16万株  7億4523万株   +499万株 02月22日    987万株   -6820万株  7億4024万株   -3020万株 02月21日    7808万株   +6797万株  7億7044万株   +8072万株 02月20日    1010万株    +8万株  6億8972万株   +6196万株 02月19日    1002万株    -4万株  6億2776万株   +294万株 ■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分) 【2022年】 1月14日  701億円 1月25日  701億円 2月14日  701億円 3月07日  701億円 4月07日  701億円 5月19日  701億円 6月13日  701億円 6月17日  701億円 12月2日  701億円 【2023年】 3月13日  701億円 3月14日  701億円 10月4日  701億円 株探ニュース 2024/03/10 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―SQ需給要因で上へのバイアスが強まる可能性  今週の日経225先物は、週末の需給イベントを前に荒い動きとなるなか、上へのバイアスが強まる展開が見込まれる。1日の米国市場は主要な株価指数が続伸し、S&P500、ナスダックは史上最高値を更新した。2月のISM製造業景況指数は、前月比1.3ポイント低下の47.8だった。市場予想(49.5程度)を下回ったことで発表後に米長期金利が低下し、これを手掛かりにNYダウ構成銘柄ではマイクロソフト、インテル、セールフォースなどハイテク株が上昇を牽引した。また、決算発表を受けた急騰後は利食いに押されていたエヌビディアは4%高と終値ベースで最高値を更新している。  先週の日経225先物は、1月の米個人消費支出(PCE)統計の発表を控えて、3万9000円を挟んだ狭いレンジでの膠着が続いた。PCE発表前日には一時3万8890円まで下げる場面も見られた。しかし、米連邦準備理事会(FRB)がインフレを判断する上で重要視しているPCEコア価格指数は、市場予想と一致した。2月29日の米国市場がハイテク株主導で上昇した流れを引き継ぎ、3月1日の日経225先物はこれといった調整を挟まずに、終盤にかけて上げ幅を広げ、4万円の大台に乗せた。  3万9000円処から4万円大台へと急ピッチの上昇を見せたことにより、押し目狙いのロングはエントリータイミングを引き上げざるを得なくなった一方、ショートにおいてはヘッジ対応の動きを強めた格好であろう。上向きで推移するボリンジャーバンドの+1σと+2σによるレンジに沿ったトレンドを形成するなか、先週は週初に+2σを突破したものの、その後の膠着で+1σに接近していた。週末には+1σを支持線とした上昇によって、+2σに接近する理想的なリバウンドとなった。  ナイトセッションで一時4万0290円まで買われており、終値は日中大阪比190円高の4万0190円だった。4万円の大台乗せにより、いったんは利益を確定するクローズが入りやすいものの、+2σはナイトセッションで4万0570円まで上昇している。今週は週末が3月限の先物・オプション特別清算指数算出日(メジャーSQ)となる。4万円水準で底堅さがみられるようだと、オプション権利行使価格の4万0500円とのレンジ推移が意識されやすく、ヘッジ対応の動きが加速する可能性を意識しておきたい。  一方で、米国では5日に2月ISM非製造業景気指数、1月製造業新規受注、6日に2月ADP雇用統計、米地区連銀経済報告(ベージュブック)のほか、パウエルFRB議長の下院金融委員での証言がある。さらに、8日には2月雇用統計の発表が予定されている。これらの結果を受けた米長期金利の動向などに振られやすい状況である点には注意が必要であろう。  米国市場が不安定な状況となると、短期的にショートが強まる可能性はあるが、メジャーSQを控えた現在の需給状況からは、ショートが強まる局面は押し目狙いのロングでの対応とみておきたい。そのため、オプション権利行使価格の4万円を中心とした4万円から4万0500円のレンジを想定する。ヘッジ対応が強まる局面では、+3σが位置する4万2000円へと上へのバイアスが強まる可能性もあるとみておきたい。  週末のVIX指数は13.11(前日は13.40)に低下した。終値では2月9日以来の75日移動平均線割れとなった。小幅な値動きであり、ショートカバーを強めてくる流れは強まっていない。ただし、昨年11月下旬以降のボトム圏での推移を継続するなか、足もとで支持線として意識されている13週線を下回ってくるようだと、ショートカバーを強めてくる展開が意識されてくる。  なお、1日のNT倍率は先物中心限月で14.74倍に上昇した。週末は指数インパクトの大きい値がさハイテク株が牽引する形で日経平均型が優位となり、2月16日に付けた14.79倍に接近してきた。日経225先物同様に、ボリンジャーバンドの+1σまでの調整を経てのリバウンドであり、+2σが位置する14.84倍辺りが意識されてきそうだ。3月相場入りし配当志向の物色が意識されやすいが、日経平均型への海外ファンドとみられる資金流入が継続するなか、+2σ水準のほか、長期的には2021年2月高値の15.68倍がターゲットとしてみえてくると考えられ、NTロングが優位になるだろう。  2月第3週(2月19日-22日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週ぶりの売り越しであり、売り越し額は66億円(2月第2週は1135億円の買い越し)だった。なお、現物は786億円の売り越し(同3013億円の買い越し)と8週ぶりの売り越しであり、先物は719億円の買い越し(同1878億円の売り越し)と2週ぶりに買い越している。個人は現物と先物の合算で1069億円の売り越しで、2週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で1089億円の売り越しとなり、7週連続の売り越しだった。  経済スケジュールでは、4日に10-12月期法人企業景気予測調査、5日に2月東京都区部消費者物価指数、中国全人代開幕、米スーパーチューズデー(大統領予備選の集中日)、中国2月財新サービス業PMI、米国2月ISM非製造業景気指数、米国1月製造業新規受注、6日にパウエルFRB議長の下院金融委員会での証言、米国2月ADP雇用統計、米国1月卸売売上高、米地区連銀経済報告(ベージュブック)、7日に1月毎月勤労統計調査、パウエル議長の上院銀行委員会での証言、バイデン米大統領の一般教書演説、中国2月貿易収支、ECB(欧州中央銀行)政策金利、米国1月貿易収支、米国1月消費者信用残高、8日にメジャーSQ、1月景気動向指数、2月景気ウォッチャー調査、米国2月雇用統計などが予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 02月限 日経225 27779.75  TOPIX  1986.19 03月限 日経225 28377.34  TOPIX  2047.32 04月限 日経225 28519.43  TOPIX  2019.76 05月限 日経225 29235.08  TOPIX  2090.33 06月限 日経225 32018.38  TOPIX  2211.13 07月限 日経225 32484.24  TOPIX  2245.68 08月限 日経225 32013.86  TOPIX  2278.68 09月限 日経225 32921.39  TOPIX  2370.93 10月限 日経225 32360.91  TOPIX  2326.75 11月限 日経225 32454.88  TOPIX  2318.99 12月限 日経225 32639.57  TOPIX  2343.77 01月限 日経225 36025.97  TOPIX  2513.46 02月限 日経225 37018.07  TOPIX  2563.93 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 24/03 03月01日  39230  40010  38990  40000  +740 24/03 02月29日  39160  39260  38890  39260  +90 24/03 02月28日  39280  39350  39080  39170  -100 24/03 02月27日  39230  39490  39090  39270  +40 24/03 02月26日  39130  39610  39070  39230  +110 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 24/03 03月01日  2677.0  2713.5  2658.5  2712.0  +31.0 24/03 02月29日  2671.0  2682.0  2653.0  2681.0  +9.5 24/03 02月28日  2684.0  2687.5  2667.5  2671.5  -12.0 24/03 02月27日  2678.0  2693.0  2672.5  2683.5  +6.5 24/03 02月26日  2661.5  2686.5  2657.5  2677.0  +17.5 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日大阪比 03月01日(03月限) 40220  +220 02月29日(03月限) 39300  +40 02月28日(03月限) 39045  -125 02月27日(03月限) 39290  +20 02月26日(03月限) 39340  +110 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 02月22日    380億円 -0.04億円 1兆9598億円  +3387億円 02月16日    380億円  -18億円 1兆6210億円  +3722億円 02月09日    398億円 -1036億円 1兆2488億円  +623億円 02月02日    1435億円  +441億円 1兆1865億円  +1063億円 01月26日    994億円  +243億円 1兆0802億円  -3013億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 02月28日    918万株    -89万株  7億6758万株   +1561万株 02月27日    1007万株    +4万株  7億5196万株   +673万株 02月26日    1003万株    +16万株  7億4523万株   +499万株 02月22日    987万株   -6820万株  7億4024万株   -3020万株 02月21日    7808万株   +6797万株  7億7044万株   +8072万株 02月20日    1010万株    +8万株  6億8972万株   +6196万株 02月19日    1002万株    -4万株  6億2776万株   +294万株 02月16日    1007万株   -6811万株  6億2481万株   -2403万株 02月15日    7818万株   +6796万株  6億4884万株   +8935万株 02月14日    1022万株    +15万株  5億5949万株   +1286万株 02月13日    1006万株    -48万株  5億4662万株   +5641万株 ■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分) 【2022年】 1月14日  701億円 1月25日  701億円 2月14日  701億円 3月07日  701億円 4月07日  701億円 5月19日  701億円 6月13日  701億円 6月17日  701億円 12月2日  701億円 【2023年】 3月13日  701億円 3月14日  701億円 10月4日  701億円 株探ニュース 2024/03/03 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―4万円大台を意識したロング優勢の展開か  今週の日経225先物は、23日の米国市場でNYダウ、S&P500が最高値を更新したことを受けて、4万円の大台を意識したロング優勢の展開が見込まれる。22日のナイトセッションで日経225先物は日中大阪比10円高の3万9130円で始まった後は強いトレンドを継続し、3万9520円まで買われた。さらに祝日取引では高値圏で推移し、一時3万9610円まで買われる場面があった。  ボリンジャーバンドは、上向きで推移する+1σ(3万8220円)を支持線に+2σ(3万9370円)に沿ったトレンドを形成しており、祝日取引で+2σを上回ってきた。過熱感が警戒されやすい水準だが、バンドに沿ったトレンド形成が意識されやすく、+3σ(4万0520円)とのレンジへの移行が期待されよう。  先週の日経平均株価は、決算が好感された米半導体大手エヌビディアの時間外取引での急伸が支援材料となり、約34年2カ月ぶりに史上最高値を更新した。  買い遅れていた投資家の資金流入が強まり、押し目待ち狙いの買い意欲の強さがみられるなかでは、ショートは避けたいところだろう。23日の米国市場ではエヌビディアが最高値更新後に利食いにより上げ幅を縮める動きをみせており、指数インパクトの大きい値がさハイテク株ではリバランスの動きもありそうだ。また、3月相場を睨んで配当志向の物色に向かいやすく、ややTOPIX型へのシフトも予想される。高値更新によっていったん利食いが入りやすい一方で、先高期待は強く良好な需給状況のなかでは、相対的に出遅れているバリュー株を見直す動きの強まりが想定され、全体としては上昇基調を継続するだろう。  また、著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いるバークシャー・ハサウェイの現金保有高が、昨年10-12月に過去最高に膨らんだようである。昨年に持ち高比率を高めた大手総合商社の昨年末の投資リターンは61%だったと伝えられており、今後、利益確定に伴う持ち高圧縮も意識されやすく、目先的な達成感からのショートと先高期待によるロングが交錯する場面がありそうだ。  ただし、高値を更新する過程で積極的にポジションをロングに傾けている動きは限定的とみられ、大きく調整する局面では押し目待ち狙いのロングで対応したい。+2σに沿ったトレンドを形成するなか、過度な過熱感は高まりづらく、まずは+2σが位置するオプション権利行使価格の3万9375円を中心とした、権利行使価格3万9125円から3万9625円処でのレンジを想定。レンジ上限での推移が継続するようだと、3万9625円と4万円のレンジが意識されよう。また、目先達成感からショートが積み上がりやすくなる半面、ショートカバーに伴うリバウンド直面では値幅が出やすいとみておきたい。なお、週足の+2σは4万0330円まで上昇しているが、1月第2週以降、+2σに沿った強いトレンドを形成している。  今週の米国では、27日に米国2月コンファレンスボード消費者信頼感指数や29日には米連邦準備理事会(FRB)が重視する米国1月個人消費支出(PCE)の発表が予定されている。先週の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、米当局者の多くが利下げに慎重だったことが明らかとなり、早期利下げ観測が後退した。今週もPCEの結果を受けた利下げ期待の後退がセンチメントを冷ます可能性はあるが、節目の3万9000円辺りまで調整する場面があれば、押し目狙いの好機になりそうだ。  週末のVIX指数は13.75(前日は14.54)に低下した。先週はエヌビディアの決算が警戒されて週前半には200日移動平均線を突破し、21日には一時16.12まで切り上げる場面が見られた。ただし、エヌビディアの決算が好感されるなか、同線を割り込み、週末には25日線を下回り、13.99辺りで推移する75日線に迫った。ボトム圏での推移ではあるが、エヌビディア決算後も下へのバイアスが極端に強まる展開にはならなかった。3月のFOMCは利下げ見送りがコンセンサスではあるものの、FOMCに向けて神経質な展開に向かわせる可能性がある。  なお、22日のNT倍率は先物中心限月で14.70倍に上昇した。+1σまでの調整を経て、22日にはNTロングの動きが強まり、+2σ(14.71倍)捉えてきた。方向性としては16日に付けた14.79倍が意識されるが、3月を睨んで配当志向の物色が意識されやすく、まずは+2σを明確に上放れてくるかを見極めたいところだろう。  2月第2週(2月13日-16日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週連続の買い越しであり、買い越し額は1135億円(2月第1週は8121億円の買い越し)だった。なお、現物は3013億円の買い越し(同3663億円の買い越し)と7週連続の買い越しであり、先物は1878億円の売り越し(同4457億円の買い越し)と2週ぶりに売り越している。個人は現物と先物の合算で1497億円の売り越しで、4週ぶりの売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で1741億円の売り越しとなり、6週連続の売り越しだった。  経済スケジュールでは、26日に米国1月新築住宅販売件数、27日に1月全国消費者物価指数、米国12月S&Pケースシラー住宅価格、米国2月コンファレンスボード消費者信頼感指数、米国2月リッチモンド連銀製造業指数、28日に12月景気動向指数確報値、米国10-12月期GDP確報値、G20財務相・中央銀行総裁会議(~29日)、29日に1月鉱工業生産、1月住宅着工件数、米国1月個人所得、米国1月個人消費支出(PCE)、米国2月シカゴ購買部協会景気指数、3月1日に1月完全失業率、中国2月製造業PMI、中国2月非製造業PMI、米国2月ISM製造業景気指数などが予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 02月限 日経225 27779.75  TOPIX  1986.19 03月限 日経225 28377.34  TOPIX  2047.32 04月限 日経225 28519.43  TOPIX  2019.76 05月限 日経225 29235.08  TOPIX  2090.33 06月限 日経225 32018.38  TOPIX  2211.13 07月限 日経225 32484.24  TOPIX  2245.68 08月限 日経225 32013.86  TOPIX  2278.68 09月限 日経225 32921.39  TOPIX  2370.93 10月限 日経225 32360.91  TOPIX  2326.75 11月限 日経225 32454.88  TOPIX  2318.99 12月限 日経225 32639.57  TOPIX  2343.77 01月限 日経225 36025.97  TOPIX  2513.46 02月限 日経225 37018.07  TOPIX  2563.93 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 24/03 02月22日  38310  39150  38210  39120  +830 24/03 02月21日  38470  38550  38080  38290  -220 24/03 02月20日  38470  38730  38260  38510  -10 24/03 02月19日  38610  38690  38270  38520  -90 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 24/03 02月22日  2630.5  2664.0  2624.5  2659.5  +30.5 24/03 02月21日  2639.5  2641.0  2614.0  2629.0  -11.0 24/03 02月20日  2643.5  2651.5  2624.0  2640.0  -6.5 24/03 02月19日  2631.0  2646.5  2617.0  2646.5  +15.0 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日大阪比 02月23日(03月限) 39470  +350 02月22日(03月限) 39455  +335 02月21日(03月限) 38410  +120 02月20日(03月限) 38295  -215 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 02月16日    380億円  -18億円 1兆6210億円  +3722億円 02月09日    398億円 -1036億円 1兆2488億円  +623億円 02月02日    1435億円  +441億円 1兆1865億円  +1063億円 01月26日    994億円  +243億円 1兆0802億円  -3013億円 01月19日    750億円  +10億円 1兆3815億円  +388億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 02月20日    1010万株    +8万株  6億8972万株   +6196万株 02月19日    1002万株    -4万株  6億2776万株   +294万株 02月16日    1007万株   -6811万株  6億2481万株   -2403万株 02月15日    7818万株   +6796万株  6億4884万株   +8935万株 02月14日    1022万株    +15万株  5億5949万株   +1286万株 02月13日    1006万株    -48万株  5億4662万株   +5641万株 02月09日    1055万株   -2117万株  4億9020万株   +166万株 02月08日    3173万株   -919万株  4億8854万株   +2318万株 02月07日    4092万株   +488万株  4億6535万株   +258万株 02月06日    3604万株   +443万株  4億6277万株   -2356万株 02月05日    3160万株   -255万株  4億8633万株   +898万株 ■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分) 【2022年】 1月14日  701億円 1月25日  701億円 2月14日  701億円 3月07日  701億円 4月07日  701億円 5月19日  701億円 6月13日  701億円 6月17日  701億円 12月2日  701億円 【2023年】 3月13日  701億円 3月14日  701億円 10月4日  701億円 株探ニュース 2024/02/25 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―エヌビディア決算が転換点になる可能性も  今週の日経225先物は、日経平均株価が1989年の大納会でつけた史上最高値3万8915円に迫るなか、押し目待ち狙いの買い意欲の強さが意識されよう。先週末の日経225先物は、シティグループ証券が日経平均株価の2024年の高値予想を従来の3万9000円から4万5000円に引き上げたと伝わるなか、先高期待が一段と高まった。ギャップアップで始まった後にオーバーシュート気味に上昇し、一時3万8850円まで買われた。その後は過熱感が意識され3万8360円まで上げ幅を縮めたものの、3万8610円で終えるなど底堅さが見られた。  日経平均株価は史上最高値にあと50円ほどに迫り、いったんは利食いに伴う持ち高調整が意識されやすいが、ピーク感は強まっておらず、高値更新からの一段高を狙う買い意欲は根強いだろう。16日の米国株式市場では1月の米卸売物価指数(PPI)が予想を上回る伸びとなり、早期利下げ観測が後退し、主要な株価指数が下落した。  もっとも、予想を上回った1月の米消費者物価指数(CPI)に続く市場反応であり、最高値圏で推移するなかでは、利食いが入りやすいところでもあろう。米経済のソフトランディング観測や米主要企業の業績改善期待が投資家心理を支えており、ポジションをショートに転換する流れではない。  これを受けて、日経225先物はナイトセッションで一時3万8290円まで売られ、3万8310円で取引を終えた。ボリンジャーバンドの+2σと+3σによるレンジを形成しており、ナイトセッションで3万8450円まで上昇してきた+2σを下回った。週初は利食い先行となろうが、+2σ水準が意識されやすく、オプション権利行使価格の3万8500円を中心とした、権利行使価格3万8250円から3万8750円辺りのレンジを想定する。早い段階で+2σ水準を固めてくるようだと、+3σが位置する3万9240円が目先的なターゲットとして意識されてこよう。  また、日経平均株価が史上最高値に迫ったことで利食いが入りやすく、短期的にはショートを誘い込みやすい面はある。ロングの利益確定に伴うクローズの動きと短期的なショートによって、高値圏での推移ながら大きくロングに傾く需給にはなりづらい。米国では米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げが実施されるまではピーク感が出にくいと考えられるため、東京市場でも調整局面では押し目狙いのロング対応に向かわせよう。  今週の米国では21日に米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨が公表される。足もとでは米当局による早期利下げ観測を牽制する発言が目立っていたほか、3月の利下げはなく5月に実施されるとの見方が強まっているため、議事要旨を受けて調整をみせる局面は押し目狙いのタイミングとなりそうだ。  同日にはエヌビディアやアナログ・デバイセズの決算発表が予定されている。特にエヌビディアの決算反応は、市場全体に大きな影響を与えるとみられる。東京市場でも足もとの上昇で値がさハイテク株のインパクトが相当大きいことから、エヌビディアの決算次第では転換点になる可能性もありそうだ。ポジティブ視されるようだとショートカバーを交えた上へのバイアスが強まりやすく、日経225先物では+3σが意識されそうだ。一方で、ネガティブ視されて大きく調整をみせる場面があれば、押し目狙いのタイミングとなるだろう。  先週末のVIX指数は14.24(前日は14.01)に上昇した。先週は25日移動平均線がサポートラインとして意識されるなか、13日には一時17.94まで急伸する場面も見られた。ただし、翌日には200日線を下回る低下となり、その後は25日線処での推移となった。エヌビディアの決算反応次第ではショートが強まる可能性はあるが、17.94を上回ってこないとショート優位の需給状況にはなりづらいと考えられる。  先週末のNT倍率は先物中心限月で14.67倍に低下した。朝方に14.79倍まで上昇し+3σを上回ったこともあり、その後はNTロングを巻き戻す動きとなったようだ。もっとも、NTショートに切り替えたというよりは、リバランスが中心と考えられる。+2σが位置する14.61倍辺りまで低下してくるようだと、NTロングを組成する動きが意識されそうだ。エヌビディアの決算を受けて、トレンドが出やすいタイミングである。  2月第1週(2月5日-9日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週ぶりに買い越しており、買い越し額は8121億円(1月第5週は2663億円の売り越し)だった。なお、現物は3663億円の買い越し(同1783億円の買い越し)と6週連続の買い越しであり、先物は4457億円の買い越し(同4447億円の売り越し)と3週ぶりに買い越している。個人は現物と先物の合算で1560億円の買い越しで、3週連続の買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で7549億円の売り越しとなり、5週連続の売り越しだった。  経済スケジュールでは、19日に12月機械受注、20日に米国1月コンファレンス・ボード景気先行指数、21日に1月貿易収支、1月訪日外客数、月例経済報告、FOMC(1月30日~31日開催分)議事要旨、22日に米国2月製造業PMI、米国2月サービス業PMI、米国1月中古住宅販売件数、23日に中国1月新築住宅販売価格などが予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 02月限 日経225 27779.75  TOPIX  1986.19 03月限 日経225 28377.34  TOPIX  2047.32 04月限 日経225 28519.43  TOPIX  2019.76 05月限 日経225 29235.08  TOPIX  2090.33 06月限 日経225 32018.38  TOPIX  2211.13 07月限 日経225 32484.24  TOPIX  2245.68 08月限 日経225 32013.86  TOPIX  2278.68 09月限 日経225 32921.39  TOPIX  2370.93 10月限 日経225 32360.91  TOPIX  2326.75 11月限 日経225 32454.88  TOPIX  2318.99 12月限 日経225 32639.57  TOPIX  2343.77 01月限 日経225 36025.97  TOPIX  2513.46 02月限 日経225 37018.07  TOPIX  2563.93 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 24/03 02月16日  38170  38850  38150  38610  +470 24/03 02月15日  37780  38180  37740  38140  +370 24/03 02月14日  38250  38250  37530  37770  -360 24/03 02月13日  36960  38130  36920  38130  +1240 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 24/03 02月16日  2591.5  2640.0  2590.0  2631.5  +42.0 24/03 02月15日  2589.0  2607.5  2581.0  2589.5  +1.5 24/03 02月14日  2637.0  2637.0  2569.0  2588.0  -49.0 24/03 02月13日  2559.5  2637.0  2556.0  2637.0  +79.0 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日大阪比 02月16日(03月限) 38300  -310 02月15日(03月限) 38575  +435 02月14日(03月限) 38100  +330 02月13日(03月限) 37685  -445 02月12日(03月限) 37470  +580 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 02月09日    398億円 -1036億円 1兆2488億円  +623億円 02月02日    1435億円  +441億円 1兆1865億円  +1063億円 01月26日    994億円  +243億円 1兆0802億円  -3013億円 01月19日    750億円  +10億円 1兆3815億円  +388億円 01月12日    740億円   -1億円 1兆3427億円  +616億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 02月14日    1022万株    +15万株  5億5949万株   +1286万株 02月13日    1006万株    -48万株  5億4662万株   +5641万株 02月09日    1055万株   -2117万株  4億9020万株   +166万株 02月08日    3173万株   -919万株  4億8854万株   +2318万株 02月07日    4092万株   +488万株  4億6535万株   +258万株 02月06日    3604万株   +443万株  4億6277万株   -2356万株 02月05日    3160万株   -255万株  4億8633万株   +898万株 02月02日    3415万株    +64万株  4億7735万株   -150万株 02月01日    3350万株   -659万株  4億7886万株   +2285万株 01月31日    4010万株    +46万株  4億5600万株   +69万株 01月30日    3963万株   +310万株  4億5530万株   -355万株 01月29日    3653万株   +833万株  4億5886万株   +334万株 ■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分) 【2022年】 1月14日  701億円 1月25日  701億円 2月14日  701億円 3月07日  701億円 4月07日  701億円 5月19日  701億円 6月13日  701億円 6月17日  701億円 12月2日  701億円 【2023年】 3月13日  701億円 3月14日  701億円 10月4日  701億円 株探ニュース 2024/02/18 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―3万7000円固めから上値をうかがう展開  今週の日経225先物]は、節目の3万7000円固めから上値をうかがう展開が見込まれる。9日の米国市場では[[stock/0800/chart|NYダウが下落した一方で、 S&P500、ナスダックが上昇した。前日に決算評価により急伸したウォルトディズニーが上げ一服となるなど、主力株の一角に利益確定売りが出た。一方でマイクロソフトやインテルなどハイテク株の一角が買われており、下値を支える格好となった。多くの機関投資家がベンチマークとしているS&P500は、終値で節目の5000を付けて最高値を更新するなど先高期待の強い展開だった。  先週末の日経225先物は、3万7090円で始まり、3万7280円まで買われた後は持ち高調整の流れとなったが、ナイトセッションでは3万7170円まで買われた。祝日取引でも3万71000円を上回って推移しており、11時現在で3万7190円まで買われている。2月のSQ値である3万7018円07銭が支持線として意識されやすいだろう。  テクニカル面では、8日の700円を超える急伸でパラボリックが陽転シグナルを発した。ボリンジャーバンドでは+1σを上回って推移しており、+2σが位置する3万7390円とのレンジが意識されやすい。また、バンドが収斂してきているため、煮詰まり感から瞬間的には+3σの3万8100円水準へのバイアスが強まる展開を想定しておく必要がある。押し目待ち狙いのロング筋はエントリーポイントを引き上げるとともに、ショート筋がヘッジ対応のカバーの動きを強めてくる可能性がありそうだ。  足もとでは、海外ファンドとみられる日経平均型のインデックスに絡んだ商いが中心だったが、今週の半ばで決算発表が一巡する。決算シーズンを迎えて積極的な売買を手控えていた国内機関投資家の資金流入が期待され、出遅れ修正の流れが強まろう。また、米国ではハイテク株物色が継続しており、この流れを引き継ぐ形で指数インパクトの大きい値がさハイテク株への資金流入が継続しやすいだろう。  先週末に一時3万円の大台に乗せた東京エレクトロン <8035> [東証P]は、取引終了後に発表した決算が市場予想を上回り、PTS(私設取引)、ADR(米預託証券)で4%ほど上昇しており、他の半導体への波及が予想されるほか、日経平均株価にポジティブに作用することが見込まれる。今週14日にはソニーグループ <6758> [東証P]の決算発表が予定されているが、予想を上回ってくるようだと、ハイテク株物色が一段と強まる展開から、先物市場ではロングが勢いを増すことになりそうだ。  また、今週は米国で13日に1月消費者物価指数(CPI)、16日に1月生産者物価指数(PPI)の発表が予定されており、米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として注視している食品やエネルギーを除いたコアCPIの内容が注目される。9日に発表したCPI年次改定では、2023年10-12月のコア指数は年率3.3%上昇と改定前から変わらなかった。総合指数も小幅な修正にとどまったことで、インフレ改善がみられたとして今週のCPI予想通りの結果となれば、利下げ観測が高まりやすく、相場の支援材料になろう。  一方で、CPIの結果を受けて短期的なショートを誘う展開になったとしても、日経225先物は3万7000円が支持線として意識されており、+1σが位置する3万6680円辺りまでの調整では押し目狙いのロング対応となろう。まずはオプション権利行使価格の3万6875円から3万7375円辺りのレンジを想定する。なお、高値を更新する局面では、過熱感からのショート狙いのスタンスは避け、若干のヘッジ対応にとどめておきたい。  週末のVIX指数は12.93(前日は12.79)に上昇した。先週の低下で25日移動平均線を下回ったが、同線および75日線が下向きで推移するなか、1月25日に付けた直近安値12.41あたりが意識されている。今週はCPIやPPIの結果を受けたリバウンドを警戒しつつも、方向性としてはショートサイドは厳しい状況と考えられる。  なお、先週末のNT倍率は先物中心限月で14.42倍に上昇した。一時14.49倍まで切り上がり、1月23日の高値14.43倍を突破し、昨年7月以来の水準を回復した。東京エレクトロンの上昇が見込まれるなか、今週も日経平均型優位の展開が意識されやすく、昨年6月高値の14.69倍をターゲットとしたトレンド形成が続きそうだ。相場の過熱感が警戒されるなかでは、ヘッジを考慮したNTロングでのスプレッド狙いに向かわせそうだ。  1月第5週(1月29日-2月2日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週連続で売り越しており、売り越し額は2663 億円(1月第4週は5696億円の売り越し)だった。なお、現物は1783億円の買い越し(同4105億円の買い越し)と5週連続の買い越しであり、先物は4447 億円の売り越し(同9801億円の売り越し)と2週連続で売り越している。個人は現物と先物の合算で130億円買い越しで2週連続の買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で1896億円の売り越しとなり、4週連続の売り越しだった。  経済スケジュールでは、12日に米国1月月次財政収支、13日に1月国内企業物価、米国1月消費者物価指数、14日に米国MBA住宅ローン申請指数、15日に10-12月期GDP 、12月鉱工業生産確報値、米国1月小売売上高、米国2月ニューヨーク連銀製造業景気指数、米国1月鉱工業生産指数、16日に米国1月生産者物価指数、米国1月住宅着工件数、米国2月ミシガン大学消費者信頼感指数が予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 02月限 日経225 27779.75  TOPIX  1986.19 03月限 日経225 28377.34  TOPIX  2047.32 04月限 日経225 28519.43  TOPIX  2019.76 05月限 日経225 29235.08  TOPIX  2090.33 06月限 日経225 32018.38  TOPIX  2211.13 07月限 日経225 32484.24  TOPIX  2245.68 08月限 日経225 32013.86  TOPIX  2278.68 09月限 日経225 32921.39  TOPIX  2370.93 10月限 日経225 32360.91  TOPIX  2326.75 11月限 日経225 32454.88  TOPIX  2318.99 12月限 日経225 32639.57  TOPIX  2343.77 01月限 日経225 36025.97  TOPIX  2513.46 02月限 日経225 37018.07  TOPIX  2563.93 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 24/03 02月09日  36920  37280  36760  36890  +30 24/03 02月08日  36090  36950  36050  36860  +730 24/03 02月07日  36110  36190  35820  36130  +50 24/03 02月06日  36400  36400  36050  36080  -300 24/03 02月05日  36120  36490  36020  36380  +260 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 24/03 02月09日  2568.0  2576.5  2545.0  2558.0  -6.0 24/03 02月08日  2546.5  2573.0  2541.5  2564.0  +15.5 24/03 02月07日  2536.5  2558.0  2525.5  2548.5  +15.0 24/03 02月06日  2557.0  2560.5  2531.5  2533.5  -24.0 24/03 02月05日  2536.0  2566.0  2531.0  2557.5  +21.0 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日大阪比 02月09日(03月限) 37155  +265 02月08日(03月限) 37095  +235 02月07日(03月限) 36280  +150 02月06日(03月限) 35970  -110 02月05日(03月限) 36335  -45 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 02月02日    1435億円  +441億円 1兆1865億円  +1063億円 01月26日    994億円  +243億円 1兆0802億円  -3013億円 01月19日    750億円  +10億円 1兆3815億円  +388億円 01月12日    740億円   -1億円 1兆3427億円  +616億円 01月05日    741億円  -76億円 1兆2811億円  -327億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 02月07日    4092万株   +488万株  4億6535万株   +258万株 02月06日    3604万株   +443万株  4億6277万株   -2356万株 02月05日    3160万株   -255万株  4億8633万株   +898万株 02月02日    3415万株    +64万株  4億7735万株   -150万株 02月01日    3350万株   -659万株  4億7886万株   +2285万株 01月31日    4010万株    +46万株  4億5600万株   +69万株 01月30日    3963万株   +310万株  4億5530万株   -355万株 01月29日    3653万株   +833万株  4億5886万株   +334万株 01月26日    2819万株   +236万株  4億5551万株   -2261万株 01月25日    2583万株   +993万株  4億7813万株   -4783万株 01月24日    1589万株   -531万株  5億2596万株   -4087万株 01月23日    2121万株   -606万株  5億6684万株   -612万株 01月22日    2727万株   -186万株  5億7296万株   -1213万株 ■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分) 【2022年】 1月14日  701億円 1月25日  701億円 2月14日  701億円 3月07日  701億円 4月07日  701億円 5月19日  701億円 6月13日  701億円 6月17日  701億円 12月2日  701億円 【2023年】 3月13日  701億円 3月14日  701億円 10月4日  701億円 株探ニュース 2024/02/12 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―決算ピークのなかで+1σ水準での攻防に  今週の日経225先物は、決算発表がピークを迎えるなか積極的な売買は手控えられやすい。決算では大手商社やトヨタ自動車 <7203> [東証P]、任天堂 <7974> [東証P]のほか、ソフトバンクグループ <9984> [東証P]、東京エレクトロン <8035> [東証P]など指数インパクトの大きい値がさ株の発表が予定されており、個別決算の影響を受けやすいとみられる。  また、2日の米国市場では主要な株価指数が上昇した。1月の米雇用統計で農業部門雇用者数が前月比35.3万人増と予想(18万人増程度)を上回り、失業率は3.7%と予想(3.8%程度)より強い内容だった。これを受け早期利下げ観測が後退して米長期金利が上昇し、NYダウが下落する場面も見られた。  一方で、米国経済が底堅さを示し、ソフトランディング(軟着陸)に向かっているとの見方を強めた面がある。そのため、売り一巡後は買い優勢の展開となり、NYダウは最高値を更新した。1日の取引終了後に決算を発表したメタ・プラットフォームズが20%超、アマゾン・ドット・コムが8%近く上昇しており、マイクロソフトやエヌビディア、アドバンスト・マイクロ・デバイセズなどに買いが波及し、ナスダック指数は2年ぶりの高値水準を付けた。  米国市場がハイテク株主導で上昇するなか、日経225先物のナイトセッションは日中比280円高の3万6400円で終えた。上向きで推移するボリンジャーバンドの+1σ(3万6450円)に沿ったトレンドを形成しており、週初は+1σ突破を試す展開が期待される。ただ、国内企業の決算発表がピークを迎える影響で、同水準を挟んだ推移となる可能性が高そうだ。東京エレクの決算は週末に予定されており、トレンドが出てくるとすれば翌週がコンセンサスになりそうだ。  そのため、積極的に上値を追うロングは期待しづらい一方で、下値は3万6000円処で底堅さがみられており、押し目狙いのロング対応に向かわせよう。オプション権利行使価格の3万6000円から3万6500円辺りのレンジを想定し、+1σを明確に上回って推移するようだと、3万6375円から3万6875円辺りのレンジに移行しよう。  なお、米CBSニュースの番組「60ミニッツ」が、1日に行ったパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長のインタビューを4日に放送すると報じられている。利下げ見通しなどを語っていると伝えられており、週明けの米国株や金利市場に影響を与える可能性があり、グローベックスの米株先物の動向を睨んでの展開となりやすい。  週末のVIX指数は13.85(前日は13.88)に低下した。引き続き上向きで推移する25日移動平均線が支持線として機能する一方で、下向きで推移する75日線が上値抵抗として意識されている。両線のカイ離が収斂しているため、トレンドとしては上放れが意識されやすいだろう。もっとも、米連邦公開市場委員会(FOMC)や雇用統計の反応でも75日線を越えられなかったことから、ショートサイドは厳しい状況と考えられ、ショートカバーを強めてくる形でのVIX指数の低下を意識しておきたい。  なお、先週末のNT倍率は先物中心限月で14.24倍に上昇した。14.20倍で推移する25日線を上回って始まり、一時14.30倍まで切り上げる場面も見られるなど、ハイテク主導の上昇のなか、NTショートを巻き戻す動きとなった。メタやアマゾンの上昇は織り込まれているものの、エヌビディアが最高値を更新している流れにより、25日線を支持線としたNTロングでのスプレッド狙いが入りやすいだろう。  1月第4週(1月22日-26日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週ぶりに売り越しており、売り越し額は5696億円(1月第3週は3980億円の買い越し)だった。なお、現物は4105億円の買い越し(同3841億円の買い越し)と4週連続の買い越しであり、先物は9801億円の売り越し(同139億円の買い越し)と3週ぶりに売り越している。個人は現物と先物の合算で3959億円買い越しで、7週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で2370億円の売り越しとなり、3週連続の売り越しだった。  経済スケジュールでは、5日に中国1月財新サービス業PMI、米国1月ISM非製造業景気指数、6日に12月全世帯家計調査、12月毎月勤労統計、7日に12月景気動向指数、米国12月貿易収支、米国12月消費者信用残高、8日に12月国際収支、1月景気ウォッチャー調査、中国1月消費者物価指数、中国1月生産者物価指数、米国12月卸売売上高、9日にオプションSQ、中国休場(春節、~16日)などが予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 02月限 日経225 27779.75  TOPIX  1986.19 03月限 日経225 28377.34  TOPIX  2047.32 04月限 日経225 28519.43  TOPIX  2019.76 05月限 日経225 29235.08  TOPIX  2090.33 06月限 日経225 32018.38  TOPIX  2211.13 07月限 日経225 32484.24  TOPIX  2245.68 08月限 日経225 32013.86  TOPIX  2278.68 09月限 日経225 32921.39  TOPIX  2370.93 10月限 日経225 32360.91  TOPIX  2326.75 11月限 日経225 32454.88  TOPIX  2318.99 12月限 日経225 32639.57  TOPIX  2343.77 01月限 日経225 36025.97  TOPIX  2513.46 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 24/03 02月02日  35880  36430  35710  36120  +200 24/03 02月01日  36350  36370  35790  35920  -450 24/03 01月31日  35910  36370  35660  36370  +370 24/03 01月30日  36020  36230  35870  36000  -40 24/03 01月29日  35740  36180  35700  36040  +360 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 24/03 02月02日  2528.5  2550.5  2511.5  2536.5  +6.0 24/03 02月01日  2551.5  2554.0  2521.0  2530.5  -23.0 24/03 01月31日  2517.0  2555.0  2510.5  2553.5  +33.0 24/03 01月30日  2528.5  2540.0  2519.5  2520.5  -8.5 24/03 01月29日  2499.0  2536.0  2494.5  2529.0  +34.5 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日大阪比 02月02日(03月限) 36410  +290 02月01日(03月限) 36120  +200 01月31日(03月限) 35875  -495 01月30日(03月限) 35930  -70 01月29日(03月限) 36125  +85 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 01月26日    994億円  +243億円 1兆0802億円  -3013億円 01月19日    750億円  +10億円 1兆3815億円  +388億円 01月12日    740億円   -1億円 1兆3427億円  +616億円 01月05日    741億円  -76億円 1兆2811億円  -327億円 12月29日    817億円  -79億円 1兆3138億円  +5121億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 01月31日    4010万株    +46万株  4億5600万株   +69万株 01月30日    3963万株   +310万株  4億5530万株   -355万株 01月29日    3653万株   +833万株  4億5886万株   +334万株 01月26日    2819万株   +236万株  4億5551万株   -2261万株 01月25日    2583万株   +993万株  4億7813万株   -4783万株 01月24日    1589万株   -531万株  5億2596万株   -4087万株 01月23日    2121万株   -606万株  5億6684万株   -612万株 01月22日    2727万株   -186万株  5億7296万株   -1213万株 01月19日    2914万株    -98万株  5億8509万株   +891万株 01月18日    3013万株   +358万株  5億7618万株   +213万株 01月17日    2654万株   -451万株  5億7404万株   -2503万株 01月16日    3105万株   +288万株  5億9908万株   -2282万株 01月15日    2816万株   +257万株  6億2190万株   +4875万株 ■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分) 【2022年】 1月14日  701億円 1月25日  701億円 2月14日  701億円 3月07日  701億円 4月07日  701億円 5月19日  701億円 6月13日  701億円 6月17日  701億円 12月2日  701億円 【2023年】 3月13日  701億円 3月14日  701億円 10月4日  701億円 株探ニュース 2024/02/04 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―FOMC・日米決算でボラティリティが高まる可能性  今週の日経225先物は、日米ともに主要企業の決算発表が本格化するため、個別企業の決算反応に振られやすくなりそうだ。26日の米国市場ではNYダウが続伸し、連日で最高値を更新した。インテルが予想を下回る見通しが嫌気されて12%近く急落したが、アメリカン・エキスプレスが予想を上回る見通しが好感されて7%を超える上昇となり、NYダウを支える格好だった。  今週は米国で30日にアドバンスト・マイクロ・デバイス、アルファベット、2月1日にはアップル、アマゾン・ドット・コム、メタ・プラットフォームズなどの決算発表が予定されている。国内では31日にアドバンテスト <6857> [東証P]、レーザーテック <6920> [東証P]などの発表が控えている。注目度の高い企業の決算反応によってボラティリティが高まる可能性があり、指数の振れ幅を大きくさせよう。  また、30~31日には米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催される。今週26日には米連邦準備理事会(FRB)がインフレの判断で重視する12月の米個人消費支出(PCE)が発表され、PCE総合価格指数は前月比0.2%上昇、PCEコア価格指数も同0.2%上昇と予想通りの結果だった。今回のFOMCでは4会合連続で政策金利を据え置くとみられるが、政策金利の引き下げを巡る議論は続いている。  市場では最初の利下げが3月ではなく、5月になると予想する向きが増えているが、1月のFOMCで何らかのヒントを探ることになろう。NYダウ、S&P500指数が史上最高値圏で推移するなか、FOMCが利益確定のきっかけになる可能性がある点には注意が必要だ。また、週末2月2日には1月の米雇用統計の発表を控えていることも、積極的な売買を手控えさせる要因となる。  先週の日経225先物は23日に3万6980円まで急伸したものの、その後は日銀の金融政策の正常化観測が再燃するなか、リバランスの動きが強まった。週末には翌週から本格化する決算を前にした持ち高調整の売りも加わり、500円を超す下げ幅となった。これにより、これまでのボリンジャーバンドの+1σと+2σによるレンジを割り込む格好となった。  26日取引終了後のナイトセッションではリバウンドを見せているが、3万6010円辺りで推移する+1σでの攻防を見せている。タイミングとしては押し狙いのロングとなろうが、米経済イベントや主要企業の決算が本格化する流れのなか、+1σ水準での攻防が意識されやすい。そのため、オプション権利行使価格の3万6000円を中心とした上下の権利行使価格である3万5500円から3万6500円辺りのレンジを想定する。+1σ水準で底堅さがみられ、+2σとのレンジに回帰するようであれば、押し目待ち狙いの買いが入りやすいだろう。  週末のVIX指数は、13.26(前日は13.45)に低下した。支持線として機能する25日移動平均線(13.21)を上回っての推移が目立った。ボトム圏での推移であり、リスク選好は継続しているが、75日線は14.52、200日線が15.21辺りに低下しており、FOMC後の反応次第では同線を突破してくる反発も意識しておく必要がありそうだ。  なお、先週末のNT倍率は、先物中心限月で14.30倍に低下した。23日に付けた14.43倍をピークに低下傾向が続き、週末には一時14.25倍まで低下する場面も見られた。指数インパクトの大きい値がさハイテク株が利食いで売られた影響で14.20倍に位置する25日線に接近してきた。いったんは同水準までの低下を想定するものの、米大型テック株の決算や国内半導体株の決算次第では反転するきっかけとなる可能性があろう。  1 月第3 週(1 月15 日-19 日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2 週連続で買い越しており、買い越し額は3980 億円(1 月第2 週は1兆4448 億円の買い越し)だった。なお、現物は3841 億円の買い越し(同9557 億円の買い越し)と3 週連続の買い越しであり、先物は139 億円の買い越し(同4891 億円の買い越し)と2 週連続で買い越している。個人は現物と先物の合算で985 億円の売り越しで、6 週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で2980 億円の売り越しとなり、2 週連続の売り越しだった。  経済スケジュールでは、30日に12月完全失業率、IMF世界経済見通し、米国11月S&Pケースシラー住宅価格、米国1月コンファレンスボード消費者信頼感指数、米国12月JOLTS求人件数、31日に12月鉱工業生産、12月商業動態統計、12月新設住宅着工件数、中国1月製造業PMI、米国1月ADP雇用統計、米国1月シカゴ購買部協会景気指数、FOMC終了後に政策金利、パウエルFRB議長記者会見、2月1日に米国1月雇用統計、米国1月ミシガン大学消費者信頼感指数、米国12月製造業新規受注、米国12月耐久財受注などが予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 02月限 日経225 27779.75  TOPIX  1986.19 03月限 日経225 28377.34  TOPIX  2047.32 04月限 日経225 28519.43  TOPIX  2019.76 05月限 日経225 29235.08  TOPIX  2090.33 06月限 日経225 32018.38  TOPIX  2211.13 07月限 日経225 32484.24  TOPIX  2245.68 08月限 日経225 32013.86  TOPIX  2278.68 09月限 日経225 32921.39  TOPIX  2370.93 10月限 日経225 32360.91  TOPIX  2326.75 11月限 日経225 32454.88  TOPIX  2318.99 12月限 日経225 32639.57  TOPIX  2343.77 01月限 日経225 36025.97  TOPIX  2513.46 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 24/03 01月26日  36210  36210  35670  35680  -540 24/03 01月25日  36280  36390  35880  36220  -40 24/03 01月24日  36420  36510  36030  36260  -280 24/03 01月23日  36600  36980  36410  36540  -70 24/03 01月22日  35970  36610  35910  36610  +610 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 24/03 01月26日  2530.0  2530.0  2493.5  2494.5  -36.0 24/03 01月25日  2532.5  2537.0  2513.5  2530.5  -1.5 24/03 01月24日  2536.5  2541.0  2512.5  2532.0  -11.5 24/03 01月23日  2549.0  2566.0  2532.5  2543.5  -5.0 24/03 01月22日  2508.0  2548.5  2505.0  2548.5  +38.5 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日大阪比 01月26日(03月限) 35915  +235 01月25日(03月限) 36040  -180 01月24日(03月限) 36245  -15 01月23日(03月限) 36475  -65 01月22日(03月限) 36650  +40 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 01月19日    750億円  +10億円 1兆3815億円  +388億円 01月12日    740億円   -1億円 1兆3427億円  +616億円 01月05日    741億円  -76億円 1兆2811億円  -327億円 12月29日    817億円  -79億円 1兆3138億円  +5121億円 12月22日    897億円  +238億円  8017億円  +38億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 01月24日    1589万株   -531万株  5億2596万株   -4087万株 01月23日    2121万株   -606万株  5億6684万株   -612万株 01月22日    2727万株   -186万株  5億7296万株   -1213万株 01月19日    2914万株    -98万株  5億8509万株   +891万株 01月18日    3013万株   +358万株  5億7618万株   +213万株 01月17日    2654万株   -451万株  5億7404万株   -2503万株 01月16日    3105万株   +288万株  5億9908万株   -2282万株 01月15日    2816万株   +257万株  6億2190万株   +4875万株 01月12日    2559万株   +327万株  5億7315万株   -1033万株 01月11日    2231万株   -313万株  5億8348万株   +2512万株 01月10日    2544万株   -271万株  5億5835万株   +272万株 01月09日    2816万株   -112万株  5億5563万株   +611万株 ■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分) 【2022年】 1月14日  701億円 1月25日  701億円 2月14日  701億円 3月07日  701億円 4月07日  701億円 5月19日  701億円 6月13日  701億円 6月17日  701億円 12月2日  701億円 【2023年】 3月13日  701億円 3月14日  701億円 10月4日  701億円 株探ニュース 2024/01/28 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―指数インパクト大きい値がさ株が日経平均型を牽引  今週の日経225先物は、堅調な相場展開が見込まれる。20日の米国市場では主要な株価指数が上昇し、多くの機関投資家がベンチマークとしているS&P500指数は2年ぶりに史上最高値を更新した。メタ・プラットフォームズがエヌビディアの画像処理半導体(GPU)を大量に購入する考えを示したと報じられるなか、半導体株に買いが入り相場を牽引した。  エヌビディアが4%を超える大幅高となり連日で最高値を更新したほか、ブロードコムやアドバンスト・マイクロ・デバイセズなどが買われるなか、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)指数は4%を超す上昇で最高値を更新している。また、マイクロソフト、アップル、アマゾン・ドット・コムなど大型テック株も買われた。  米国市場が半導体株主導の上昇を見せるなか、週明けの東京市場でも東京エレクトロン <8035> [東証P]やアドバンテスト <6857> [東証P]、レーザーテック <6920> [東証P]といった指数インパクトの大きい値がさ株が日経平均型を牽引する格好になりそうだ。  日経225先物はナイトセッションで一時3万6330円まで上昇しており、17日に付けた高値(3万6240円)を突破している。ハイテク株主導の上昇が見込まれ、ショートカバーを誘い込むことになりそうだ。また、足もとでボリンジャーバンドの+2σを下回っているが、バンドの上昇に沿った形でのリバウンドを継続している。+2σはナイトセッションで3万6500円辺りまで上昇しており、同水準を意識したトレンド形成が期待される。  そのため、オプション権利行使価格の3万6000円から3万6500円のレンジを想定し、+2σを上回る局面では、+2σと+3σが位置する3万7720円とのレンジに移行する展開を想定しておく必要があろう。過熱感が警戒されてくることも考えられるが、スタンスとしては押し目狙いのロング対応となろう。  週前半は日銀金融政策決定会合が開催されるため、結果待ちの模様眺めムードが強まる可能性はあるが、1月の会合では能登半島地震が経済に与える影響を考慮し、マイナス金利政策を維持する公算が大きい。そのため、日銀会合が通過した後は、アク抜けの流れに向かうことが期待される。  また、アジア市場では上海総合が昨年来安値を更新するなか、ハンセン指数は2022年10月以来の1万5000ポイント割れが意識されている。中国の投資家は高パフォーマンスを続ける日本株への関心を強めている。中国で取引されている日経平均連動型の上場投資信託(ETF)の商いが膨らんでおり、上海取引所は先週、投機的な取引による過熱を警告し取引を一時停止した。中国景気に対する先行き不安感は根強く、日本株への資金シフトが引き続き需給面での下支えとなろう。  また、グローバルでも高パフォーマンスを続けている日本株には関心が集まりやすい。海外ファンドなどは運用成績を上げるためにも日本株を組み入れざるを得ない需給状況であり、日経平均型などインデックスに絡んだ形での資金流入は継続しやすいとみておきたい。  週末のVIX指数は13.30(前日は14.13)に低下し、支持線として機能する25日移動平均線(13.12)近辺に接近した。主要な株価指数が上昇する局面で同線を下回っていないため、24日の米国1月製造業PMI、26日の米国12月個人所得や米国12月個人消費支出(PCE)の結果次第では、同線からの反発も意識しておく必要がありそうだ。  なお、先週末のNT倍率は先物中心限月で14.34倍に上昇した。一時14.35倍を付けており、昨年12月の高値(14.34倍)を上回る場面も見られた。いったんはダブルトップ形成からNTロングを巻き戻す動きも入りやすいだろうが、米ハイテク株の強い流れを映して日経平均型優位の展開を想定。トレンドとしては昨年6月高値の14.69倍を意識したNTロングが入りやすいだろう。  1月第2週(1月9日-12日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週ぶりに買い越しており、買い越し額は1兆4448億円(1月第1週は1137億円の売り越し)だった。なお、現物は9557億円の買い越し(同1405億円の買い越し)と2週連続の買い越しであり、先物は4891億円の買い越し(同2542億円の売り越し)と2週ぶりに買い越している。個人は現物と先物の合算で1兆2128億円の売り越しで、5週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で2387億円の売り越しとなり、3週ぶりの売り越しだった。  経済スケジュールでは、22日に米国12月コンファレンス・ボード景気先行指数、23日に日銀金融政策決定会合終了後に政策金利、植田和男日銀総裁会見、米国1月リッチモンド連銀製造業指数、24日に米国1月製造業PMI、米国1月サービス業PMI、25日に欧州中央銀行(ECB)政策金利、米国10-12月期GDP、米国12月耐久財受注、米国12月卸売在庫、米国12月新築住宅販売件数、26日に1月東京都区部消費者物価指数、12月企業向けサービス価格指数、日銀金融政策決定会合議事要旨、米国12月個人所得、米国12月個人消費支出などが予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 02月限 日経225 27779.75  TOPIX  1986.19 03月限 日経225 28377.34  TOPIX  2047.32 04月限 日経225 28519.43  TOPIX  2019.76 05月限 日経225 29235.08  TOPIX  2090.33 06月限 日経225 32018.38  TOPIX  2211.13 07月限 日経225 32484.24  TOPIX  2245.68 08月限 日経225 32013.86  TOPIX  2278.68 09月限 日経225 32921.39  TOPIX  2370.93 10月限 日経225 32360.91  TOPIX  2326.75 11月限 日経225 32454.88  TOPIX  2318.99 12月限 日経225 32639.57  TOPIX  2343.77 01月限 日経225 36025.97  TOPIX  2513.46 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 24/03 01月19日  35580  36140  35530  36000  +410 24/03 01月18日  35440  35730  35290  35590  +100 24/03 01月17日  35670  36240  35450  35490  -160 24/03 01月16日  36130  36170  35570  35650  -350 24/03 01月15日  35570  36000  35390  36000  +390 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 24/03 01月19日  2501.0  2527.5  2496.5  2510.0  +8.0 24/03 01月18日  2496.0  2508.0  2486.0  2502.0  +2.0 24/03 01月17日  2509.0  2543.0  2494.0  2500.0  -8.0 24/03 01月16日  2543.0  2544.0  2501.0  2508.0  -28.5 24/03 01月15日  2495.5  2536.5  2481.5  2536.5  +40.0 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日大阪比 01月19日(03月限) 36300  +300 01月18日(03月限) 36070  +480 01月17日(03月限) 35500  +10 01月16日(03月限) 35855  +205 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 01月12日    740億円   -1億円 1兆3427億円  +616億円 01月05日    741億円  -76億円 1兆2811億円  -327億円 12月29日    817億円  -79億円 1兆3138億円  +5121億円 12月22日    897億円  +238億円  8017億円  +38億円 12月15日    659億円  +35億円  7979億円  +236億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 01月17日    2654万株   -451万株  5億7404万株   -2503万株 01月16日    3105万株   +288万株  5億9908万株   -2282万株 01月15日    2816万株   +257万株  6億2190万株   +4875万株 01月12日    2559万株   +327万株  5億7315万株   -1033万株 01月11日    2231万株   -313万株  5億8348万株   +2512万株 01月10日    2544万株   -271万株  5億5835万株   +272万株 01月09日    2816万株   -112万株  5億5563万株   +611万株 01月05日    2929万株   +230万株  5億4952万株   +657万株 01月04日    2698万株   -366万株  5億4294万株   -1764万株 ■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分) 【2022年】 1月14日  701億円 1月25日  701億円 2月14日  701億円 3月07日  701億円 4月07日  701億円 5月19日  701億円 6月13日  701億円 6月17日  701億円 12月2日  701億円 【2023年】 3月13日  701億円 3月14日  701億円 10月4日  701億円 株探ニュース 2024/01/21 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―過熱警戒もロング優勢の需給状況が継続  今週の日経225先物は、先週の大幅な上昇に対して過熱感が意識されやすいが、ロング優勢の需給状況が続きそうだ。先週は前週比で一時2390円まで上げ幅を広げた。新NISA(少額投資非課税制度)絡みの需給に加えて、中国マネーの流入が相場を牽引した。さらに、1月のオプションSQを控えて、急ピッチの上昇に対してヘッジ対応の動きを強めたことも一因だった。  12日はSQに絡んだ商いに加えて、ファーストリテイリング <9983> [東証P]が決算評価により6%を超える上昇で日経平均株価を231円ほど押し上げたこともあり、日経225先物は寄り付きの3万5200円から現物の寄り付き後ほどなくして一時3万5710円まで急伸した。SQ通過後は膠着感の強い値動きを見せていたこともあり、ヘッジ対応の動きが強まった先週までの急ピッチの上昇は落ち着きをみせてきそうだ。  12日の米国市場では、NYダウが3日ぶりに反落した一方で、S&P500指数は反発、ナスダック指数は6日続伸した。ユナイテッドヘルス・グループが決算を受けて3%を超す下落となったほか、JPモルガン・チェースは予想を上回る決算で高値を更新したものの、その後は利益確定売りにより下落に転じており、NYダウの重荷となった。金融の決算ではバンク・オブ・アメリカやウェルズ・ファーゴなども下げており、企業決算への期待感はやや後退した。  ただし、11日に発表された12月の米消費者物価指数(CPI)は市場予想を上回ったものの、12日発表の12月の米卸売物価指数(PPI)が前月比で0.1%下落し、インフレ懸念が薄れたことが下支えとなった。今週は16日に米国1月ニューヨーク連銀製造業景気指数、17日に米国12月小売売上高、米地区連銀経済報告(ベージュブック)、18日に米国12月住宅着工件数、19日に米国1月ミシガン大学消費者信頼感指数などの発表が予定されている。ベージュブックの結果は1月末の連邦公開市場委員会(FOMC)で金融政策決定の際の参考材料となるとみられるため、注目されよう。  また、米国では決算発表が本格化してきており、今週も16日にゴールドマン・サックス・グループ、モルガン・スタンレー、17日にUSバンコープ、19日にステート・ストリートなど金融機関の発表が予定されている。主要企業の好業績期待が後退するようだと、東京市場でも今後本格化してくる決算に対し慎重姿勢につながりそうである。  日経225先物は足もとの急伸により、ボリンジャーバンドの+3σを上回る場面も見られており、テクニカル面では過熱感が警戒される。ただし、バンドが拡大していることから、ピーク感は台頭していない。ナイトセッションでは3万5500円を挟んでの保ち合いとなったが、+2σ(3万5180円)と+3σ(3万6050円)によるレンジ内で推移している。過熱感を冷ます流れとなれば、節目の3万5000円処を支持線とした押し目狙いのロング対応に向かわせそうだ。  12日のVIX指数は12.70(前日は12.44)に上昇した。ただし、5日に付けた14.58をピークに低下しており、12.85に位置する25日移動平均線を下回っているため、昨年12月12日に付けた11.31を意識したトレンドを形成。再び同線を上回ってくるようだと投資家心理を神経質にさせる可能性はあるが、現状ではショートカバーを誘い込みやすいとみておきたい。  なお、先週末のNT倍率は先物中心限月で14.26倍に上昇した。昨年12月同様、75日線からのリバウンドを見せるなか、14.08倍に位置する25日、200日線を上放れた。先週はファーストリテイリングの上昇が日経平均型を牽引する格好となっていた。反動安は意識されるものの、中国マネーの流入が観測されるなか、NTロングでのスプレッド狙いが入りやすいだろう。  12 月第4 週(12 月25 日-29 日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2 週ぶりに買い越しており、買い越し額は2141 億円(12 月第3 週は1166 億円の売り越し)だった。なお、現物は2020 億円の売り越し(同565 億円の買い越し)と3 週ぶりの売り越しであり、先物は4162 億円の買い越し(同1731 億円の売り越し)と3 週ぶりに買い越している。個人は現物と先物の合算で3236 億円の売り越しで、3 週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で1315 億円の買い越しとなり、4 週ぶりの売り越しだった。  経済スケジュールでは、16日に米国1月ニューヨーク連銀製造業景気指数、17日に中国10-12月期GDP、中国12月小売売上高、中国12月鉱工業生産、中国1-12月固定資産投資、米国12月小売売上高、米国12月鉱工業生産、米地区連銀経済報告(ベージュブック)、18日に11月機械受注、米国12月住宅着工件数、19日に12月全国消費者物価指数、米国1月ミシガン大学消費者信頼感指数、米国12月中古住宅販売件数などの発表が予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 02月限 日経225 27779.75  TOPIX  1986.19 03月限 日経225 28377.34  TOPIX  2047.32 04月限 日経225 28519.43  TOPIX  2019.76 05月限 日経225 29235.08  TOPIX  2090.33 06月限 日経225 32018.38  TOPIX  2211.13 07月限 日経225 32484.24  TOPIX  2245.68 08月限 日経225 32013.86  TOPIX  2278.68 09月限 日経225 32921.39  TOPIX  2370.93 10月限 日経225 32360.91  TOPIX  2326.75 11月限 日経225 32454.88  TOPIX  2318.99 12月限 日経225 32639.57  TOPIX  2343.77 01月限 日経225 36025.97  TOPIX  2513.46 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 24/03 01月12日  35320  35710  34990  35610  +360 24/03 01月11日  34480  35250  34460  35250  +800 24/03 01月10日  33770  34530  33590  34450  +690 24/03 01月09日  33360  33970  33270  33760  +440 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 24/03 01月12日  2496.0  2509.5  2475.0  2496.5  +3.0 24/03 01月11日  2449.0  2493.5  2446.5  2493.5  +46.5 24/03 01月10日  2413.5  2451.0  2400.0  2447.0  +34.5 24/03 01月09日  2394.5  2431.0  2390.0  2412.5  +21.0 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日大阪比 01月12日(03月限) 35545  -65 01月11日(03月限) 35205  -45 01月10日(03月限) 34865  +415 01月09日(03月限) 33885  +125 01月08日(03月限) 33890  +570 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 01月05日    741億円  -76億円 1兆2811億円  -327億円 12月29日    817億円  -79億円 1兆3138億円  +5121億円 12月22日    897億円  +238億円  8017億円  +38億円 12月15日    659億円  +35億円  7979億円  +236億円 12月08日    623億円  +315億円  7742億円  -2620億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 01月10日    2544万株   -271万株  5億5835万株   +272万株 01月09日    2816万株   -112万株  5億5563万株   +611万株 01月05日    2929万株   +230万株  5億4952万株   +657万株 01月04日    2698万株   -366万株  5億4294万株   -1764万株 12月29日    3064万株   -309万株  5億6059万株   +5619万株 12月28日    3374万株   -359万株  5億0440万株   -547万株 12月27日    3733万株   +725万株  5億0987万株   +8531万株 12月26日    3007万株   -242万株  4億2456万株   +1億1193万株 12月25日    3250万株    +18万株  3億1262万株   +329万株 ■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分) 【2022年】 1月14日  701億円 1月25日  701億円 2月14日  701億円 3月07日  701億円 4月07日  701億円 5月19日  701億円 6月13日  701億円 6月17日  701億円 12月2日  701億円 【2023年】 3月13日  701億円 3月14日  701億円 10月4日  701億円 株探ニュース 2024/01/14 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―自律反発狙いのロングが入りやすい  今週の日経225先物は、引き続きボリンジャーバンドの+1σ(3万3440円)を中心とした25日移動平均線(3万3090円)から+2σ(3万3790円)のレンジで推移しそうだ。ただし、5日の米国市場ではNYダウが続伸し、ナスダックは6営業日ぶりに反発した。エヌビディア、アドバンスト・マイクロ・デバイシズなど半導体株の一角が買われており、昨年末からの米ハイテク株売りが一息ついた格好だ。東京市場でも東京エレクトロン <8035> [東証P]など指数インパクトの大きい値がさハイテク株を買い戻す動きから、自律反発狙いのロングが入りやすい。そのため、上記のレンジ上方での推移も意識されてきそうだ。  5日発表の12月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数が21万6000人増となり、市場予想(17万人程度)を上回った。米経済のソフトランディング期待を醸成したものの、早期利下げ観測はやや後退する格好となった。米長期金利が昨年12月半ば以来の4%台を回復してきたことが重荷となる場面も見られた。また、足もとでは利下げのタイミングについて予測が分かれてきており、3月もしくは6月との見方のようである。  今週は11日に12月の米国消費者物価指数(CPI)、12日には12月の米国生産者物価指数(PPI)の発表が予定されている。結果次第では米長期金利が振れやすいと考えられ、日米金利差を狙ったトレードが入りやすい点には注意しておきたい。また、12日にはバンク・オブ・アメリカ、シティグループ、JPモルガン・チェースなどの決算が予定されており、国内メガバンクに影響する可能性もある。13日に台湾総統選挙を控えていることも、投資家心理を神経質にさせる一因となろう。  日経225先物は直近で上値の重さが意識されているが、+1σ水準での底堅さがみられるなか、+2σを捉えてくる局面となれば、昨年11月20日の高値3万3770円をクリアしてくる可能性があるため、ショートカバーが入りやすいと考えられる。そのため、+1σ水準を下回る場面では押し目狙いのロング対応に向かわせそうだ。また、1月4日、5日の東証プライムの売買高は16億株台に増加しており、新NISA(少額投資非課税制度)による需給が少なからず下支えとして機能しているとみられる。  5日のVIX指数は13.35(前日は14.13)に低下した。12.88に位置する25日線を上回っており、同線が支持線として機能するようだと、15.42~15.58辺りで推移する75日、200日線を意識したトレンドが警戒されよう。25日線が支持線として機能するようだと、短期筋のショートを仕掛けてくる動きが入りやすい一方で、同線を下回ってくる局面ではショートカバーを誘い込みやすいとみておきたい。  なお、先週末のNT倍率は先物中心限月で13.93倍に低下した。昨年12月20日の14.34倍をピークに低下傾向を見せており、昨年末には25日、200日線水準まで下げていたが、年明けに両線を下回り、一気に75日線水準まで下げてきた。米ハイテク株が売られ、国内でも指数インパクトの大きい値がさハイテク株が軟調となり、日経平均型の重荷となった。半面、新NISAによる需給からTOPIX型優位の展開だったようだ。ただし、5日の米国市場でハイテク株の一角が買われており、いったんはNTショートを巻き戻す流れを想定しておきたい。  なお、12月第4週(12月25日-29日)の投資部門別売買動向は、1月10日に発表される。  経済スケジュールでは、8日に米国11月消費者信用残高、9日に11月全世帯家計調査、12月東京都区部消費者物価指数、米国11月貿易収支、米ハイテク見本市「CES」(ラスベガス、~12日)、10日に米国MBA住宅ローン申請指数、米国11月卸売売上高、11日に11月景気動向指数、米国12月消費者物価指数、米国新規失業保険申請件数、12日に11月国際収支、12月景気ウオッチャー調査、中国12月貿易収支、中国12月消費者物価指数、中国12月生産者物価指数、米国12月生産者物価指数などが予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 01月限 日経225 26325.21  TOPIX  1900.71 02月限 日経225 27779.75  TOPIX  1986.19 03月限 日経225 28377.34  TOPIX  2047.32 04月限 日経225 28519.43  TOPIX  2019.76 05月限 日経225 29235.08  TOPIX  2090.33 06月限 日経225 32018.38  TOPIX  2211.13 07月限 日経225 32484.24  TOPIX  2245.68 08月限 日経225 32013.86  TOPIX  2278.68 09月限 日経225 32921.39  TOPIX  2370.93 10月限 日経225 32360.91  TOPIX  2326.75 11月限 日経225 32454.88  TOPIX  2318.99 12月限 日経225 32639.57  TOPIX  2343.77 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 24/03 01月05日  33260  33560  33210  33320  +90 24/03 01月04日  33430  33520  32670  33230  -190 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 24/03 01月05日  2377.5  2400.5  2373.5  2391.5  +16.5 24/03 01月04日  2364.0  2380.0  2334.0  2375.0  +11.0 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日大阪比 01月05日(03月限) 33410  +90 01月04日(03月限) 33285  +55 01月03日(03月限) 33065  -355 01月02日(03月限) 33010  -410 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 12月22日    897億円  +238億円  8017億円  +38億円 12月15日    659億円  +35億円  7979億円  +236億円 12月08日    623億円  +315億円  7742億円  -2620億円 12月01日    307億円  +30億円 1兆0362億円  +1656億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 12月29日    3064万株   -309万株  5億6059万株   +5619万株 12月28日    3374万株   -359万株  5億0440万株   -547万株 12月27日    3733万株   +725万株  5億0987万株   +8531万株 12月26日    3007万株   -242万株  4億2456万株   +1億1193万株 12月25日    3250万株    +18万株  3億1262万株   +329万株 12月22日    3232万株    -90万株  3億0932万株   +3595万株 12月21日    3322万株    +72万株  2億7337万株   -2733万株 12月20日    3250万株   +958万株  3億0071万株   -3860万株 12月19日    2291万株   -232万株  3億3931万株   +248万株 12月18日    2523万株   -254万株  3億3682万株   +3318万株 ■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分) 【2022年】 1月14日  701億円 1月25日  701億円 2月14日  701億円 3月07日  701億円 4月07日  701億円 5月19日  701億円 6月13日  701億円 6月17日  701億円 12月2日  701億円 【2023年】 3月13日  701億円 3月14日  701億円 10月4日  701億円 株探ニュース 2024/01/08 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―米雇用統計を控え、狭いレンジでの推移がコンセンサスに  2024年の日経225先物は売り優勢でスタートしそうだ。2日の米国市場ではNYダウが最高値を更新した半面、アップルが4%を超える急落となったことが重荷となり、ハイテク株が売られてナスダックは3日続落した。バークレイズが「iPhone15」の中国での販売悪化を指摘して投資判断を引き下げたことが嫌気されており、マイクロソフトやメタプラットフォームズなどにも売りが波及した。  1月3日の祝日取引では一時3万3090円まで売られる場面があり、売り一巡後は3万3200円(日本時間11時時点)処で推移している。1日の能登半島地震に加えて、2日に発生した日本航空機と海上保安庁機の衝突事故で当面、羽田空港が滑走路3本での運用となる影響などがセンチメントを冷ます可能性がある。  日経225先物は祝日取引で25日移動平均線(3万3070円)水準まで下げた後は下落幅を縮めており、引き続き同線が支持線として意識されやすい。一方でボリンジャーバンドの+1σ(3万3420円)水準に上値を抑えられており、足もとでのレンジ推移を継続している。25日線までの調整を経て、リバウンドにより+1σ水準が意識されてくるようだと、+2σの3万3770円辺りを捉えてくる可能性があるため、まずは+1σ水準を巡って攻防がみられそうだ。  今週はオプション権利行使価格の3万3000円から3万3500円のレンジを想定しつつ、+1σを捉えてくる局面では3万3500円から3万3750円のレンジに移行することになろう。昨年12月半ば以降の保ち合いレンジを継続していることから、25日線がサポートとして機能しているようであれば、押し目狙いのロング対応に向かわせよう。  米国市場の流れからは、指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均型の重荷になりやすいが、ナスダックは3日続落で25日線水準まで調整しており、反発が意識される水準まで下げてきた。同線を支持線としてリバウンドをみせてくるようであれば、東京エレクトロン <8035> [東証P]などの動向を見極めたい。  大納会のNT倍率は先物中心限月で14.13倍だった。25日、200日線が位置する14.08倍がサポートとして意識されやすく、同水準まで低下するようなら、いったんはNTロングを組成するタイミングとなろう。ただし、14.08倍を明確に下放れてくると、75日線が位置する13.92倍辺りまでの低下を想定しておいた方がよさそうだ。  VIX指数は13.20(前日は12.45)に上昇し、再び25日線を上回ってきている。依然としてボトム圏での推移ではあるものの、今年前半の米利下げ期待が高まる中で買われてきたハイテク株などの一角に利益確定の売りが出るなか、VIX指数はボトム圏からの反発が意識されやすい状況のようだ。  12月第3週(12月18日-22日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週ぶりに売り越しており、売り越し額は1166億円(12月第2週は1223億円の買い越し)だった。なお、現物は565億円の買い越し(同2378億円の買い越し)と2週連続の買い越しであり、先物は1731億円の売り越し(同1155億円の売り越し)と2週連続で売り越している。個人は現物と先物の合算で1039億円の売り越しで、2週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で2億円の売り越しとなり、3週連続の売り越しだった。  経済スケジュールでは、4日に中国12月財新サービス業PMI、米国12月ADP雇用統計、米国12月サービス業PMI確報値、5日に12月消費者態度指数、米国12月雇用統計、米国12月ISM非製造業景気指数、米国11月製造業新規受注などが予定されている。  米雇用統計では米連邦準備制度理事会(FRB)による早期利上げ観測が後ずれずる可能性も燻ることから、日経225先物は狭いレンジでの推移がコンセンサスになりそうだ。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 01月限 日経225 26325.21  TOPIX  1900.71 02月限 日経225 27779.75  TOPIX  1986.19 03月限 日経225 28377.34  TOPIX  2047.32 04月限 日経225 28519.43  TOPIX  2019.76 05月限 日経225 29235.08  TOPIX  2090.33 06月限 日経225 32018.38  TOPIX  2211.13 07月限 日経225 32484.24  TOPIX  2245.68 08月限 日経225 32013.86  TOPIX  2278.68 09月限 日経225 32921.39  TOPIX  2370.93 10月限 日経225 32360.91  TOPIX  2326.75 11月限 日経225 32454.88  TOPIX  2318.99 12月限 日経225 32639.57  TOPIX  2343.77 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 23/03 12月29日  33450  33620  33260  33420  -60 23/03 12月28日  33630  33650  33370  33480  -120 23/03 12月27日  33250  33690  33200  33600  +380 23/03 12月26日  33200  33260  33100  33220  +20 23/03 12月25日  33050  33400  33050  33200  +140 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 23/03 12月29日  2355.0  2376.0  2347.5  2364.0  +7.0 23/03 12月28日  2365.0  2367.0  2346.5  2357.0  -5.5 23/03 12月27日  2335.5  2365.0  2333.0  2362.5  +28.5 23/03 12月26日  2335.0  2341.0  2326.0  2334.0  ±0.00 23/03 12月25日  2331.5  2356.0  2330.5  2334.0  +1.5 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日大阪比 01月02日(03月限) 33010  -410 12月29日(03月限) 33265  -155 12月28日(03月限) 33425  -55 12月27日(03月限) 33450  -150 12月26日(03月限) 33430  +210 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 12月22日    897億円  +238億円  8017億円  +38億円 12月15日    659億円  +35億円  7979億円  +236億円 12月08日    623億円  +315億円  7742億円  -2620億円 12月01日    307億円  +30億円 1兆0362億円  +1656億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 12月27日    3733万株   +725万株  5億0987万株   +8531万株 12月26日    3007万株   -242万株  4億2456万株   +1億1193万株 12月25日    3250万株    +18万株  3億1262万株   +329万株 12月22日    3232万株    -90万株  3億0932万株   +3595万株 12月21日    3322万株    +72万株  2億7337万株   -2733万株 12月20日    3250万株   +958万株  3億0071万株   -3860万株 12月19日    2291万株   -232万株  3億3931万株   +248万株 12月18日    2523万株   -254万株  3億3682万株   +3318万株 12月15日    2778万株   +127万株  3億0364万株   -1089万株 12月14日    2651万株    +75万株  3億1454万株   -133万株 12月13日    2575万株    -45万株  3億1587万株   +896万株 12月12日    2621万株    +46万株  3億0691万株   +1826万株 12月11日    2574万株   -110万株  2億8864万株   +152万株 ■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分) 【2022年】 1月14日  701億円 1月25日  701億円 2月14日  701億円 3月07日  701億円 4月07日  701億円 5月19日  701億円 6月13日  701億円 6月17日  701億円 12月2日  701億円 【2023年】 3月13日  701億円 3月14日  701億円 10月4日  701億円 ★元日~4日に、2024年「新春特集」を一挙、"27本"配信します。ご期待ください。 →→ 「新春特集」の記事一覧をみる 株探ニュース 2024/01/03 17:00

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