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株価指数先物 【週間展望】―日米関税交渉を巡って+1σを割り込む展開も
今週の日経225先物は、米トランプ政権による相互関税の上乗せ分の停止期限が9日に迫るなか、関税を巡る不透明感が重石となる可能性がある。足もとではトランプ米大統領がベトナムと20%の輸入関税で合意したと発表したことが、通商交渉の進展期待を高めている。日米間の交渉は目立った進展は見られないが、赤沢亮正経済再生相が5日までにラトニック米商務長官と2度にわたり電話会談を行ったと報じられている。
トランプ大統領は日本に対する一律関税について「30%や35%」といった数字を挙げ、「日本と合意できるとは思えない」との考えを示している。また、12カ国の貿易相手国に対して関税率を記した書簡を7日に送付すると述べた。圧力を強める一方で、ギリギリのタイミングで緩和して合意につなげる可能性もあるが、基本的には20日の参院選投開票日前に日本側が自動車などの分野で踏み込んだ譲歩を示すことは難しく、参院選通過までは不安定な値動きが続きそうだ。
もっとも、市場では合意を期待したロングは積み上がっておらず、協議延長に持っていくことができれば、ひとまず安心感につながる可能性があろう。日経225先物は6月30日につけた4万0870円をピークに、その後は短期的な過熱感が意識されて売り圧力が強まった。日経平均株価が直近2年は7月に高値ピークを形成していたこともあり、アノマリー的な要因も積極的なロングを手控えさせたのだろう。
一方で、海外投資家の買い越し基調が継続しているほか、米ハイテク株高によってナスダック指数は最高値を更新している。フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も昨年7月につけた最高値に接近しており、アドバンテスト<6857>[東証P]など指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均型を牽引する展開も期待される。そのため、積極的なショートも仕掛けづらいところである。
ただし、トランプ政権が中国に半導体が密輸されるリスクを阻止するため、マレーシアとタイへの人工知能(AI)向け半導体の輸出規制を計画していると伝えられており、エヌビディアなど米半導体株の動向を見極める必要があろう。
日経225先物は7月に入り調整をみせているが、上向きで推移するボリンジャーバンドの+1σ(3万9620円)が支持線として機能している。4日取引終了後のナイトセッションでも、3万9610円~3万9810円処の狭いレンジ推移ではあったが、+1σが支持線として機能していた。
+1σと+2σ(4万0480円)によるレンジをキープしているため、+1σ水準での底堅さがみられる局面では押し目狙いのロング対応に向かわせよう。ただし、日米交渉を受けて+1σを割り込んでくるようだと、短期的には中心値となる25日移動平均線が位置する3万8750円のほか、200日線の3万7960円や-1σの3万7890円辺りへのバイアスが強まる可能性が警戒される。一方で、アク抜け的な動きをみせてくると、+2σに接近することになろう。
そのため、日経225先物は+1σ水準での底堅さを見極めつつ、オプション権利行使価格の3万8750円から4万0375円と広めのレンジを想定しておきたい。
4日の米VIX指数は17.48(3日は16.38)に上昇した。週間(6月27日は16.32)でも上げている。ボトム圏での推移でありリスク選好の状況は継続しているが、4日の上昇で一時17.67まで上げる場面もみられ、下向きで推移する25日線(18.52)に接近してきた。同線のほか200日線(19.67)を捉えてくる展開から、市場心理をやや神経質にさせる可能性は意識しておきたい。
先週のNT倍率は先物中心限月で14.07倍(3日は14.05倍)に上昇した。週間(6月27日は14.11倍)では低下となった。6月30日につけた14.24倍をピークに低下する形であり、7月に入りリバランスの動きが入っている。ただし、200日線(14.04倍)を挟んで底堅さがみられており、SOX指数が高値更新ともなれば、再びNTロングに振れやすくなりそうである。
6月第4週(6月23日-27日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では11週連続の買い越しであり、買い越し額は3683億円(6月第3週は1889億円の買い越し)だった。なお、現物は3398億円の買い越し(同884億円の買い越し)と13週連続の買い越し、先物は285億円の買い越し(同1004億円の買い越し)と5週連続の買い越しであり、配当再投資に伴う現物買いの需給が影響したとみられる。個人は現物と先物の合算で6877億円の売り越しと3週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で328億円の買い越しとなり、10週ぶりの買い越しだった。
主要スケジュールでは、7日に5月毎月勤労統計、5月景気動向指数、8日に5月国際収支、6月景気ウォッチャー調査、米国5月消費者信用残高、9日に米国による日本への相互関税「上乗せ部分」の一時停止期限、中国6月消費者物価指数、中国6月生産者物価指数、FOMC議事録、10日に6月国内企業物価、米国新規失業保険申請件数、11日にオプションSQ、米国6月月次財政収支などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
08月限 日経225 35661.68 TOPIX 2510.68
09月限 日経225 36906.92 TOPIX 2585.41
10月限 日経225 39701.93 TOPIX 2721.72
11月限 日経225 39901.35 TOPIX 2765.26
12月限 日経225 39434.85 TOPIX 2738.68
01月限 日経225 39343.19 TOPIX 2726.70
02月限 日経225 39432.64 TOPIX 2775.06
02月限 日経225 39432.64 TOPIX 2775.06
03月限 日経225 36483.79 TOPIX 2684.98
04月限 日経225 32737.29 TOPIX 2418.70
05月限 日経225 37572.13 TOPIX 2733.00
06月限 日経225 38172.67 TOPIX 2776.06
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/09 07月04日 39770 40120 39690 39770 +50
25/09 07月03日 39760 39870 39570 39720 -70
25/09 07月02日 39840 39950 39430 39790 -100
25/09 07月01日 40470 40470 39890 39890 -550
25/09 06月30日 40200 40870 40160 40440 +260
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/09 07月04日 2828.0 2856.0 2821.0 2826.0 -0.5
25/09 07月03日 2826.0 2830.0 2816.5 2826.5 -0.5
25/09 07月02日 2823.5 2837.5 2810.0 2827.0 -1.0
25/09 07月01日 2854.0 2856.0 2827.5 2828.0 -27.5
25/09 06月30日 2848.0 2873.0 2845.5 2855.5 +8.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
07月04日(09月限) 休場
07月03日(09月限) 40120 +400
07月02日(09月限) 39715 -75
07月01日(09月限) 39660 -230
06月30日(09月限) 40295 -145
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
06月27日 1016億円 -974億円 1兆4909億円 -1471億円
06月20日 1991億円 +137億円 1兆6381億円 -764億円
06月13日 1853億円 +1112億円 1兆7146億円 +960億円
06月06日 741億円 +205億円 1兆6186億円 -1289億円
05月30日 535億円 +170億円 1兆7475億円 +9億円
05月23日 364億円 -214億円 1兆7465億円 +3625億円
05月16日 579億円 +431億円 1兆3840億円 -2266億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
07月02日 4500万株 +549万株 6億4101万株 -3900万株
07月01日 3951万株 +653万株 6億8001万株 -2045万株
06月30日 3298万株 +460万株 7億0047万株 -176万株
06月27日 2837万株 -84万株 7億0223万株 +4130万株
06月26日 2921万株 -3012万株 6億6093万株 -4244万株
06月25日 5934万株 -27万株 7億0338万株 -3818万株
06月24日 5961万株 +66万株 7億4156万株 -739万株
06月23日 5894万株 +203万株 7億4895万株 -1664万株
06月20日 5691万株 +71万株 7億6559万株 -3314万株
06月19日 5620万株 +541万株 7億9874万株 -529万株
06月18日 5078万株 -74万株 8億0403万株 -1644万株
06月17日 5153万株 -93万株 8億2048万株 -2153万株
06月16日 5246万株 -148万株 8億4201万株 +3496万株
株探ニュース
2025/07/06 17:00
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株価指数先物 【週間展望】―需給変化や7月アノマリーには注意
今週の日経225先物は、1月の年初来高値更新から昨年7月高値(4万1000円)を射程に入れたロング優勢の展開が見込まれる。ただし、海外投資家による買い越し基調が継続する一方、国内では配当再投資に伴う需給要因が一巡し、7月に入り需給状況に変化がみられる可能性がある。日経平均株価は2023年、2024年と7月に高値をつけており(24年は年間高値)、アノマリーによるピークアウトを意識した利益確定の動きが意識されやすい。
先週の日経225先物は5日続伸し4万0290円まで買われ、1月27日につけた年初来高値の4万0300円に迫った。27日の取引終了後のナイトセッションでは一時4万0640円まで上昇し、年初来高値を更新。昨年7月高値の4万1000円が射程に入ってきた。一方、上向きで推移するボリンジャーバンドの+3σ(4万0680円)に沿ったトレンドを形成しており、過熱感が警戒されやすいところである。週初の早い段階で+3σを明確に上抜いてくると、いったんはピークアウトが意識されそうだ。
27日の米国市場では主要な株価指数が上昇し、S&P500とナスダックが最高値を更新した。エヌビディアやアドバスト・マイクロ・デバイセズなど半導体株のほか、アルファベットやネットフリックス、メタプラットフォームズなどの大型テック株が買われた。週明けの東京市場も先週同様、アドバンテスト<6857>[東証P]など指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均株価を牽引する形となりそうだ。
5月の米個人消費支出(PCE)はインフレ調整後の実質ベースでは前月比0.3%減少と市場予想を下回った一方で、食品とエネルギーを除くコア価格指数が同0.2%上昇と市場予想の0.1%を上回った。6月の米ミシガン大消費者態度指数(確報値)は60.7と速報値(60.5)から上方修正され、4カ月ぶりの高水準だった。今週は7月1日に6月ISM製造業景気指数、2日に6月ADP雇用統計、3日に6月雇用統計、6月のISM非製造業景気指数などの重要な経済指標の発表が予定されている。7月29日・30日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)を睨んで一部で利下げ期待の高まりもみられ、指標の結果を受けた米国市場の動向が注目される。
先週はイスラエルとイランの停戦合意が好感されてリスク選好ムードが広がった。ただし、「米国はイランの核施設を攻撃したが大きな成果はなかった」とのハメネイ師の発言を受け、トランプ米大統領はイランの経済制裁緩和の検討を停止すると自身のSNSに投稿した。27日の記者会見では、イランがウラン濃縮を続ければ再び攻撃すると表明しており、地政学リスクが警戒されて再びリスク回避姿勢が強まる可能性には注意しておきたい。
また、4日は米国市場が独立記念日の祝日となるため、週後半には海外勢のフローが減少するとみられ、利益確定に伴うロング解消に向かわせやすいだろう。もっとも、買い越し基調が続く海外勢の需給変化を見極める必要があるため、これを確認するまではショートに傾ける戦略は避けておきたい。
+3σ水準での過熱感を警戒しつつ、押し目狙いのロングでの対応となりそうだ。そのため、オプション権利行使価格の4万円から4万1000円のレンジを想定。週足の+2σ(4万1070円)を明確に上抜いてくる局面では、+3σ(4万2930円)が射程に入ってくる可能性を若干ながら意識しておきたい。
27日の米VIX指数は16.32(27日は16.59)に低下した。週間(6月20日は20.62)でも下げている。地政学リスクの後退で24日に一気に25日線、200日線を明確に割り込み、リスク選好の動きが強まった。ボトム圏での推移が続くなか、方向性としては2月14日の14.74辺りが射程に入っている。
先週のNT倍率は先物中心限月で14.11倍に上昇(20日は13.86倍)した。一時14.16倍まで上昇する場面もあったが、+3σに接近するなかでリバランスが入りやすいところだった。ただし、上向きのトレンドを形成しており、ナイトセッションで+3σは14.24倍に上昇している。指数インパクトの大きい値がさハイテク株の動向を睨むなかで、1月23日につけた14.54倍辺りがターゲットになる半面、+2σ(14.07倍)を割り込んでくると、いったんNTロングの巻き戻しが強まる可能性もあろう。
6月第3週(6月16日-20日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では10週連続の買い越しであり、買い越し額は1889億円(6月第2週は2793億円の買い越し)だった。なお、現物は884億円の買い越し(同997億円の買い越し)と12週連続の買い越しであり、先物は1004億円の買い越し(同1795億円の買い越し)と4週連続の買い越し。個人は現物と先物の合算で2804億円の売り越しと2週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で2751億円の売り越しとなり、9週連続の売り越しだった。
主要スケジュールでは、6月30日に5月鉱工業生産、中国6月製造業PMI、米国6月シカゴ購買部協会景気指数、7月1日に日銀短観、中国6月財新製造業PMI、米国6月ISM製造業景気指数、2日に米国6月ADP雇用統計、3日に参院選公示(7月20日投開票)、米国6月雇用統計、米国5月貿易収支、米国6月ISM非製造業景気指数、4日に5月全世帯家計調査などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
08月限 日経225 35661.68 TOPIX 2510.68
09月限 日経225 36906.92 TOPIX 2585.41
10月限 日経225 39701.93 TOPIX 2721.72
11月限 日経225 39901.35 TOPIX 2765.26
12月限 日経225 39434.85 TOPIX 2738.68
01月限 日経225 39343.19 TOPIX 2726.70
02月限 日経225 39432.64 TOPIX 2775.06
02月限 日経225 39432.64 TOPIX 2775.06
03月限 日経225 36483.79 TOPIX 2684.98
04月限 日経225 32737.29 TOPIX 2418.70
05月限 日経225 37572.13 TOPIX 2733.00
06月限 日経225 38172.67 TOPIX 2776.06
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/09 06月27日 39470 40290 39390 40180 +680
25/09 06月26日 38970 39580 38890 39500 +570
25/09 06月25日 38710 38930 38600 38930 +120
25/09 06月24日 38490 38970 38220 38810 +410
25/09 06月23日 38460 38580 38000 38400 +50
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/09 06月27日 2803.0 2848.5 2797.0 2847.0 +44.5
25/09 06月26日 2783.5 2806.0 2772.0 2802.5 +19.5
25/09 06月25日 2777.5 2791.0 2767.0 2783.0 -1.5
25/09 06月24日 2769.0 2798.5 2756.0 2784.5 +22.5
25/09 06月23日 2770.0 2778.5 2745.5 2762.0 -3.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
06月27日(09月限) 40545 +365
06月26日(09月限) 39745 +245
06月25日(09月限) 38925 -5
06月24日(09月限) 38765 -45
06月23日(09月限) 38590 +190
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
06月20日 1991億円 +137億円 1兆6381億円 -764億円
06月13日 1853億円 +1112億円 1兆7146億円 +960億円
06月06日 741億円 +205億円 1兆6186億円 -1289億円
05月30日 535億円 +170億円 1兆7475億円 +9億円
05月23日 364億円 -214億円 1兆7465億円 +3625億円
05月16日 579億円 +431億円 1兆3840億円 -2266億円
05月09日 148億円 -321億円 1兆6106億円 +162億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
06月25日 5934万株 -27万株 7億0338万株 -3818万株
06月24日 5961万株 +66万株 7億4156万株 -739万株
06月23日 5894万株 +203万株 7億4895万株 -1664万株
06月20日 5691万株 +71万株 7億6559万株 -3314万株
06月19日 5620万株 +541万株 7億9874万株 -529万株
06月18日 5078万株 -74万株 8億0403万株 -1644万株
06月17日 5153万株 -93万株 8億2048万株 -2153万株
06月16日 5246万株 -148万株 8億4201万株 +3496万株
06月13日 5395万株 +2699万株 8億0705万株 +1317万株
06月12日 2696万株 +452万株 7億9387万株 +2955万株
06月11日 2244万株 -246万株 7億6431万株 -536万株
06月10日 2490万株 -160万株 7億6968万株 +3651万株
06月09日 2650万株 +518万株 7億3317万株 -295万株
06月06日 2132万株 +150万株 7億3612万株 +1134万株
06月05日 1982万株 -274万株 7億2478万株 -418万株
06月04日 2256万株 +532万株 7億2896万株 +474万株
06月03日 1724万株 +18万株 7億2422万株 -3583万株
06月02日 1705万株 +187万株 7億6006万株 -2398万株
株探ニュース
2025/06/29 17:00
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株価指数先物 【週間展望】―地政学リスクを警戒も、米国から欧州・アジアに資金シフト
今週の日経225先物は、地政学リスクの高まりなどの外部要因に対して、国内の需給要因が下支えとなりそうだ。トランプ米大統領は日本時間の22日、イランの核施設3カ所に攻撃を行ったと発表した。
トランプ大統領は先週、米軍によるイラン攻撃計画を承認したものの最終決定は保留、イランと交渉が行われる可能性があるとし、2週間以内に米国が介入するかを決定すると発表。英国、ドイツ、フランスの3カ国とイランは20日、外相会議を行っており、外交努力による仲介が進むとの思惑から、週末のストックス欧州600指数は4日ぶりに反発していた。
イラン攻撃に米国が本格的に関与したことでイランの反発は必至であり、中東情勢の緊迫化がリスク回避姿勢を誘いそうである。また、トランプ政権が、韓国のサムスン電子とSKハイニックス、台湾積体電路製造(TSMC)に対して、中国工場に米国製の半導体製造装置を出荷する際の規制免除の撤回を伝えたと報じられている。直近で日経平均株価を牽引していたアドバンテスト<6857>[東証P]など、半導体株の重荷になる可能性がある。
一方、国内要因では配当再投資への思惑が高まりやすい。パッシブ連動資産は3月末の配当落ち場面では目減り分を補うため先物買いを入れているが、配当金が払い込まれる5月下旬から6月末にかけては、現物買い・先物売りとなる。ただし、今週から株主総会が本格化することで、再編の動きや中期経営計画での成長に向けた施策なども発表されるとみられるため、ショートを仕掛けづらくさせるだろう。
為替市場では円相場が1ドル=146円台前半で推移しており、チャート上では抵抗線として機能していた75日移動平均線を上抜けてきた。足もとで円安基調を継続していることは、押し目狙いのロング対応に向かわせやすいと考えられる。
日経225先物は、20日の取引終了後のナイトセッションで日中比20円高の3万8370円で終えた。3万8580円まで買われた後に3万8230円まで軟化する場面もあったが、下へのバイアスは強まらず、売り一巡後はボリンジャーバンドの+1σ(3万8390円)を挟んでの推移だった。
週間形状では先週の上昇で52週線(3万7910円)や+1σ(3万8330円)を突破したことで、+1σから52週線辺りではロング対応になる。週初はショートが先行するとみられるが、まずはその後の底堅さを見極めたい。52週線を再び割り込んでくるようだと、26週線(3万7440円)や13週線(3万6700円)が射程に入ってくるだろう。一方で、週足の+1σ水準で底堅さがみられるようだと、+2σ(3万9970円)とのレンジが意識されてくる。
また、海外投資家による資金流入が継続している。米国でリスク回避姿勢が強まるなか、欧州やアジアへの資金シフトが一段と強まることも考えられよう。
20日の米VIX指数は20.62(19日は22.17)に低下した。週間(6月13日は20.82)でも下げている。ただし、25日線(19.16)、200日線(19.66)を上回っての推移が目立った。75日線(23.59)が抵抗線として機能していることでリスク回避姿勢はそれほど強まっていないが、中東情勢の緊迫化によって同線を上抜けてくる可能性はありそうだ。5月23日につけた直近戻り高値25.53を捉えてくるようだと、市場心理を神経質にさせそうである。
先週末のNT倍率は先物中心限月で13.86倍に上昇した。+1σ(13.76倍)と+2σ(13.86倍)での推移が続くなか、+2σ水準を捉えてきた。半導体株の買い戻しが強まるなかで、+2σ突破からのNTロングに振れやすくなる半面、5月14日の戻り高値13.86倍とのダブルトップ形成により、いったんはNTロングを巻き戻す動きが意識されやすい。
6月第2週(6月9日-13日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では9週連続の買い越しであり、買い越し額は2793億円(6月第1週は6301億円の買い越し)だった。なお、現物は997億円の買い越し(同3985億円の買い越し)と11週連続の買い越しであり、先物は1795億円の買い越し(同2315億円の買い越し)と3週連続の買い越し。個人は現物と先物の合算で47億円の売り越しと2週ぶりの売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で3785億円の売り越しとなり、8週連続の売り越しだった。
主要スケジュールでは、23日に米国6月製造業PMI、米国6月サービス業PMI、24日に米国1-3月期経常収支、米国6月コンファレンス・ボード消費者信頼感指数、パウエルFRB(連邦準備制度理事会)議長が米下院金融サービス委員会で証言、25日に日銀金融政策決定会合の主な意見(6月16日・17日分)、4月景気動向指数改定値、米国5月新築住宅販売件数、パウエルFRB議長が米上院銀行・住宅・都市問題委員会で証言、26日に米国1-3月期GDP確報値、米国5月耐久財受注、27日に5月完全失業率、5月有効求人倍率、株主総会集中日、米国5月個人所得、米国5月個人消費支出などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
08月限 日経225 35661.68 TOPIX 2510.68
09月限 日経225 36906.92 TOPIX 2585.41
10月限 日経225 39701.93 TOPIX 2721.72
11月限 日経225 39901.35 TOPIX 2765.26
12月限 日経225 39434.85 TOPIX 2738.68
01月限 日経225 39343.19 TOPIX 2726.70
02月限 日経225 39432.64 TOPIX 2775.06
02月限 日経225 39432.64 TOPIX 2775.06
03月限 日経225 36483.79 TOPIX 2684.98
04月限 日経225 32737.29 TOPIX 2418.70
05月限 日経225 37572.13 TOPIX 2733.00
06月限 日経225 38172.67 TOPIX 2776.06
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/09 06月20日 38500 38690 38330 38350 -160
25/09 06月19日 38850 38950 38460 38510 -340
25/09 06月18日 38430 38880 38200 38850 +340
25/09 06月17日 38400 38610 38290 38510 +150
25/09 06月16日 37880 38360 37850 38360 +580
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/09 06月20日 2790.5 2801.5 2762.5 2765.0 -26.0
25/09 06月19日 2805.5 2815.0 2785.0 2791.0 -16.0
25/09 06月18日 2779.5 2810.5 2765.0 2807.0 +22.5
25/09 06月17日 2783.5 2795.5 2775.5 2784.5 +4.0
25/09 06月16日 2760.0 2785.0 2759.5 2780.5 +27.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
06月20日(09月限) 38300 -50
06月19日(09月限) 休場
06月18日(09月限) 38640 -210
06月17日(09月限) 38230 -280
06月16日(09月限) 38510 +150
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
06月13日 1853億円 +1112億円 1兆7146億円 +960億円
06月06日 741億円 +205億円 1兆6186億円 -1289億円
05月30日 535億円 +170億円 1兆7475億円 +9億円
05月23日 364億円 -214億円 1兆7465億円 +3625億円
05月16日 579億円 +431億円 1兆3840億円 -2266億円
05月09日 148億円 -321億円 1兆6106億円 +162億円
05月02日 469億円 +108億円 1兆5944億円 +511億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
06月18日 5078万株 -74万株 8億0403万株 -1644万株
06月17日 5153万株 -93万株 8億2048万株 -2153万株
06月16日 5246万株 -148万株 8億4201万株 +3496万株
06月13日 5395万株 +2699万株 8億0705万株 +1317万株
06月12日 2696万株 +452万株 7億9387万株 +2955万株
06月11日 2244万株 -246万株 7億6431万株 -536万株
06月10日 2490万株 -160万株 7億6968万株 +3651万株
06月09日 2650万株 +518万株 7億3317万株 -295万株
06月06日 2132万株 +150万株 7億3612万株 +1134万株
06月05日 1982万株 -274万株 7億2478万株 -418万株
06月04日 2256万株 +532万株 7億2896万株 +474万株
06月03日 1724万株 +18万株 7億2422万株 -3583万株
06月02日 1705万株 +187万株 7億6006万株 -2398万株
05月30日 1518万株 -194万株 7億8404万株 -1317万株
05月29日 1712万株 -162万株 7億9721万株 +3033万株
05月28日 1875万株 +145万株 7億6688万株 +230万株
05月27日 1729万株 +705万株 7億6458万株 -1906万株
05月26日 1024万株 -32万株 7億8364万株 -463万株
株探ニュース
2025/06/22 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】―地政学リスクやG7サミット、日米金融会合にらみの展開
今週の日経225先物は、中東情勢の緊迫化を警戒しつつも、G7サミットに合わせた日米首脳会談や日米の金融政策に関心が向かうことになりそうだ。
13日の日経225先物は「イスラエルがイランの核関連施設などを攻撃」と伝わったことで地政学リスクが高まり、一時3万7470円まで売られたが、終盤にかけてショートカバーが入り3万7780円で終えていた。取引終了後のナイトセッションでは開始直後につけた3万7850円を安値に3万8000円を回復する場面もみられるなど、プラス圏での推移が続いた。13日の米国市場は主要な株価指数が大幅に下落したものの、日経225先物は落ち着いた値動きをみせている。
ナイトセッションでの底堅い値動きによって、25日移動平均線(3万7760円)、200日線(3万7840円)を回復しており、両線での底堅さがみられるようだと、ショートを仕掛けにくくさせそうだ。週足では52週線(3万7920円)を上回って終えていることも心理的な支えになるだろう。
イスラエルによるイランへの大規模な攻撃に対しては、イランが報復攻撃に乗り出している。イラン核問題を巡り15日に予定されていたイランと米国の協議は中止となり、中東情勢の一層の緊迫化が懸念される。イスラエルの攻撃について米国は関与を否定しているが、イスラエルは米政府の許可なしでは実現しなかったと主張していると伝えられており、米国を巻き込んだ三つどもえの構図に発展しかねない点は警戒要因である。
日米関税交渉については、6月15日~17日の主要7カ国首脳会議(G7サミット)に合わせて日米首脳会談が予定されている。13日には6回目の日米閣僚協議が行われたが、赤沢亮正経済再生担当大臣は会見で、G7サミットに合わせて行われる首脳会談前に一定の合意には至らなかったことを明らかにした。市場の期待感が後退するなかで、日米首脳会談で一定の合意を得ることができればロングが入りやすいだろう。
先週はイスラエルによるイラン攻撃でハシゴを外された形だったが、先週発表された米国の経済指標では、5月の消費者物価指数(CPI)、卸売物価指数(PPI)はいずれも市場予想を下回った。13日発表された6月のミシガン大消費者態度指数は市場予想を上回り、6カ月ぶりに改善。併せて発表された1年先期待インフレ率速報値は低下した。中東を巡る地政学リスクが小康状態をみせてくるようだと、ショートカバーを誘いそうだ。
国内では16~17日に日銀が金融政策決定会合を開き、米国でも17~18日に米連邦準備理事会(FRB)が米連邦公開市場委員会(FOMC)を開催する。いずれも金融政策の据え置きがコンセンサスであり、サプライズはなさそうだ。ただし、FOMCでは四半期ごとの経済予測とドットチャートが公表される予定である。原油高騰によるインフレ再燃懸念によって利下げに慎重な姿勢を維持するとの思惑が強まるなかで、年内2回の利下げ予想を織り込んでいる状況が後退する可能性については注意しておきたい。
日経225先物はナイトセッションで上昇したが、日中でのショートポジションをカバーする動きが入ったとみられる。改めてショートが強まる可能性はあるが、まずはボリンジャーバンドの-1σ(3万7380円)と+1σ(3万8130円)によるレンジを想定する。バンドは横ばいで推移しているため、ブレイクしたとしても-2σ(3万7010円)と+2σ(3万8500円)でのレンジになるだろう。不安定ではあるが、200日線水準での底堅さを見極めつつ、ショートが強まる局面では、その後のカバーを想定した押し目狙いのロング対応に向かわせよう。
テクニカル面ではパラボリックのSAR値(3万7640円)を上回って推移しており、陽転シグナルを継続している。一目均衡表では雲を上回っての推移が続くなか、遅行スパンが5月13日の直近戻り高値(38760円)を通過してくるため、いったん陰転シグナルを発生させる可能性がある。ただし、その後は実線が下向きで推移するため、早い段階で実線を上回る形で上方シグナルを点灯させそうだ。
13日の米VIX指数は20.82(12日は18.02)に上昇した。週間(6月6日は16.77)でもリバウンドをみせている。抵抗線として機能していた25日線(18.62)、200日線(19.65)のほか、判断の分かれ目となる20.00を上回ってきたことで、市場心理を神経質にさせそうだ。ただし、地政学リスクの高まりから主要な株価指数が大幅に下落するなかで、それほど強い動きにはならなかった。75日線(23.71)や5月23日の直近高値(25.53)を明確に上抜けてくるまでは、積極的なショートは控えておきたい。
先週のNT倍率は先物中心限月で13.72倍(6日は13.61倍)に上昇した。米中貿易摩擦を巡る懸念が和らぎ、アドバンテスト<6857>[東証P]など指数インパクトの大きい値がさハイテク株の買い戻しが日経平均型を牽引した。週末には一時13.66倍に低下する場面もみられたが、25日線(13.66倍)が支持線として意識されていた。同線のほか75日線(13.63倍)に接近する局面では、その後のリバランスを想定したNTロングに向かわせそうである。
6月第1週(6月2日-6日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では8週連続の買い越しであり、買い越し額は6301億円(5月第5週は6360億円の買い越し)だった。なお、現物は3985億円の買い越し(同6165億円の買い越し)と10週連続の買い越しであり、先物は2315億円の買い越し(同195億円の買い越し)と2週連続の買い越し。個人は現物と先物の合算で1132億円の買い越しと9週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で7901億円の売り越しとなり、7週連続の売り越しだった。
主要スケジュールでは、16日に中国5月鉱工業生産、中国5月小売売上高、米国6月ニューヨーク連銀製造業景気指数、17日に日銀金融政策決定会合終了後に政策金利、植田日銀総裁記者会見、米国5月小売売上高、米国5月鉱工業生産、18日に4月機械受注、5月貿易収支、米国5月住宅着工件数、FOMC終了後に政策金利、パウエルFRB議長記者会見、19日にイングランド銀行(BOE)政策金利、20日に5月全国消費者物価指数、日銀金融政策決定会合議事要旨、米国5月コンファレンス・ボード景気先行指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
08月限 日経225 35661.68 TOPIX 2510.68
09月限 日経225 36906.92 TOPIX 2585.41
10月限 日経225 39701.93 TOPIX 2721.72
11月限 日経225 39901.35 TOPIX 2765.26
12月限 日経225 39434.85 TOPIX 2738.68
01月限 日経225 39343.19 TOPIX 2726.70
02月限 日経225 39432.64 TOPIX 2775.06
02月限 日経225 39432.64 TOPIX 2775.06
03月限 日経225 36483.79 TOPIX 2684.98
04月限 日経225 32737.29 TOPIX 2418.70
05月限 日経225 37572.13 TOPIX 2733.00
06月限 日経225 38172.67 TOPIX 2776.06
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/09 06月13日 38080 38270 37470 37780 -370
25/06 06月12日 38480 38750 38090 38180 -260
25/06 06月11日 38220 38530 38140 38440 +210
25/06 06月10日 38100 38500 38080 38230 +120
25/06 06月09日 37740 38180 37730 38110 +340
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/09 06月13日 2775.5 2791.0 2738.5 2753.0 -27.0
25/06 06月12日 2791.5 2807.5 2774.0 2781.0 -8.0
25/06 06月11日 2786.0 2797.0 2781.5 2789.0 +3.0
25/06 06月10日 2787.5 2803.0 2780.0 2786.0 -2.0
25/06 06月09日 2773.0 2800.5 2771.5 2788.0 +14.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
06月13日(06月限) 37910 +130
06月12日(09月限) 38180 +30
06月11日(06月限) 38335 -105
06月10日(06月限) 38375 +145
06月09日(06月限) 38225 +115
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
06月06日 741億円 +205億円 1兆6186億円 -1289億円
05月30日 535億円 +170億円 1兆7475億円 +9億円
05月23日 364億円 -214億円 1兆7465億円 +3625億円
05月16日 579億円 +431億円 1兆3840億円 -2266億円
05月09日 148億円 -321億円 1兆6106億円 +162億円
05月02日 469億円 +108億円 1兆5944億円 +511億円
04月25日 361億円 -275億円 1兆5432億円 +752億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
06月11日 2244万株 -246万株 7億6431万株 -536万株
06月10日 2490万株 -160万株 7億6968万株 +3651万株
06月09日 2650万株 +518万株 7億3317万株 -295万株
06月06日 2132万株 +150万株 7億3612万株 +1134万株
06月05日 1982万株 -274万株 7億2478万株 -418万株
06月04日 2256万株 +532万株 7億2896万株 +474万株
06月03日 1724万株 +18万株 7億2422万株 -3583万株
06月02日 1705万株 +187万株 7億6006万株 -2398万株
05月30日 1518万株 -194万株 7億8404万株 -1317万株
05月29日 1712万株 -162万株 7億9721万株 +3033万株
05月28日 1875万株 +145万株 7億6688万株 +230万株
05月27日 1729万株 +705万株 7億6458万株 -1906万株
05月26日 1024万株 -32万株 7億8364万株 -463万株
05月23日 1056万株 -254万株 7億8827万株 +9318万株
05月22日 1311万株 -3099万株 6億9508万株 +9825万株
05月21日 4321万株 +2281万株 5億9683万株 -2765万株
05月20日 2039万株 +325万株 6億2448万株 -1157万株
05月19日 1714万株 +43万株 6億3606万株 +3933万株
株探ニュース
2025/06/15 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】―G7サミットを前にショートポジションを圧縮する動き
今週の日経225先物は、ロング優勢の相場展開が見込まれる。赤沢亮生経済再生相は6日、5回目の日米関税交渉でベッセント米財務長官、米ラトニック商務長官と個別に交渉を行った。赤沢大臣は会見で双方の主張には依然として隔たりがあるとの認識を示しているが、6月15日~17日の主要7カ国首脳会議(G7サミット)での合意を視野に入れており、交渉進展への思惑がショートを手控えさせそうだ。
週末13日は6月の先物・オプション特別清算指数算出日(メジャーSQ)となる。そのため、週半ば以降は限月交代に伴うロールオーバーが中心になり、基本的には大きなトレンドは出にくい需給状況である。ただし、積極的な売買は手控えられるものの、G7サミットを前にショートポジションを圧縮する動きが意識されて、上へのバイアスが強まる可能性はあるだろう。
日経225先物は5月13日につけた3万8790円をピークに調整を継続するなかで、5月26日の3万6450円を直近安値に、75日移動平均線を支持線とする形でリバウンドをみせた。その後は200日線を突破したが、同線を支持線とした3万7500円~3万8500円辺りでの推移となった。先週は3万7250円~3万7850円処の狭いレンジで推移しており、煮詰まり感が意識されている。
先週は200日線を挟んでの値動きが続き、方向感の定まらない状況であったが、上向きで推移する25日線が支持線として機能している。この25日線(3万7580円)と200日線(3万7640円)との乖離はナイトセッションで60円程度まで縮小してきた。今週にも両線がゴールデンクロスを示現する可能性があり、25日線を支持線としたトレンドが継続するようだと、リバウンド基調の強まりも期待されよう。
SQ週のためロールオーバーが中心になるが、トレンドが出てくるとヘッジ対応の動きが活発になり、バイアスが強まる可能性がある。ボリンジャーバンドは収斂しており、ナイトセッションで+1σ(3万7980円)を上回ってきた。そのため、-1σ(3万7180円)から+2σ(3万8380円)のレンジを想定。上へのバイアスが強まった場合、+3σ(3万8780円)辺りまでのブレイクがありそうだが、ピーク形成には注意しておきたい。
6日の米国市場では、主要な株価指数が上昇した。前日までに発表された5月の米ADP雇用統計や新規失業保険申請件数が労働市場の伸びの鈍化を示す内容だったため、米景気の先行きに不透明感が強まっていた。ただし、注目された5月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数が前月比13万9000人増と、市場予想(12万6000人増程度)を上回った。4月(14万7000人増)からは減速したものの、予想を上回ったことで労働市場の底堅さを示したと受け止められ、雇用悪化を巡る過度な懸念が後退。NYダウは足もとで上値を抑えられていた200日線を突破した。
トランプ米大統領は5日、中国の習近平国家主席と電話で協議し、近く閣僚級による通商協議を開くことで合意した。これにより米中貿易摩擦を巡る警戒感が後退する形となったが、トランプ大統領は6日、習主席がレアアースの供給再開に同意したと自身のSNSに投稿した。さらに、米中の通商交渉担当者がロンドンで9日に再開する通商協議の準備を進めていると伝えられている。米中貿易摩擦が和らぐとの期待が支援材料となろう。
6日の米VIX指数は16.77(5日は18.48)に低下した。週間(5月30日は18.57)でも調整をみせている。25日線を抵抗に200日線での攻防が続くなか、両線から下放れる形状となり、5月16日の直近安値(17.15)と3月26日につけた16.97を割り込んだ。これにより相互関税が警戒されて急伸する前の水準まで下がってきた。目先的には下向きで推移する25日線が抵抗線として意識されてくるとみられ、リスク選好に向かわせやすいだろう。
先週のNT倍率は先物中心限月で13.61倍に低下した。先週は6月2日の13.49倍から上昇が続き、5日には一時13.64倍まで上げた。抵抗線として意識される25日線を捉えてきたことで、いったんはNTロングを巻き戻す形でのリバランスが入りやすいところだった。ただし、25日線(13.65倍)や75日線(13.66倍)を明確に上抜けてくるようだと、NTロングでのスプレッド狙いの動きが強まりそうだ。
5月第5週(5月26日-30日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では7週連続の買い越しであり、買い越し額は6360億円(5月第4週は1093億円の買い越し)だった。なお、現物は6165億円の買い越し(同2850億円の買い越し)と9週連続の買い越しであり、先物は195億円の買い越し(同1756億円の売り越し)と2週ぶりの買い越し。個人は現物と先物の合算で3037億円の売り越しと8週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で1744億円の売り越しとなり、6週連続の売り越しだった。
主要スケジュールでは、9日に1-3月期GDP改定値、4月国際収支、5月景気ウォッチャー調査、中国5月消費者物価指数、中国5月生産者物価指数、中国5月貿易収支、11日に5月国内企業物価、米国5月消費者物価指数、12日に4-6月期法人企業景気予測調査、米国5月生産者物価指数、13日にメジャーSQ、4月鉱工業生産確報値、米国6月ミシガン大学消費者信頼感指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
08月限 日経225 35661.68 TOPIX 2510.68
09月限 日経225 36906.92 TOPIX 2585.41
10月限 日経225 39701.93 TOPIX 2721.72
11月限 日経225 39901.35 TOPIX 2765.26
12月限 日経225 39434.85 TOPIX 2738.68
01月限 日経225 39343.19 TOPIX 2726.70
02月限 日経225 39432.64 TOPIX 2775.06
02月限 日経225 39432.64 TOPIX 2775.06
03月限 日経225 36483.79 TOPIX 2684.98
04月限 日経225 32737.29 TOPIX 2418.70
05月限 日経225 37572.13 TOPIX 2733.00
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/06 06月06日 37640 37800 37310 37770 +250
25/06 06月05日 37850 37860 37480 37520 -260
25/06 06月04日 37450 37870 37390 37780 +270
25/06 06月03日 37390 37840 37280 37510 +20
25/06 06月02日 38000 38040 37330 37490 -470
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/06 06月06日 2759.5 2775.5 2741.5 2773.5 +20.0
25/06 06月05日 2792.5 2794.0 2753.0 2753.5 -33.0
25/06 06月04日 2769.5 2793.5 2765.5 2786.5 +13.5
25/06 06月03日 2770.0 2797.5 2763.5 2773.0 -5.5
25/06 06月02日 2801.5 2803.0 2763.0 2778.5 -19.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
06月06日(06月限) 37990 +220
06月05日(06月限) 37485 -35
06月04日(06月限) 37580 -200
06月03日(06月限) 37760 +250
06月02日(06月限) 37805 +315
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
05月30日 535億円 +170億円 1兆7475億円 +9億円
05月23日 364億円 -214億円 1兆7465億円 +3625億円
05月16日 579億円 +431億円 1兆3840億円 -2266億円
05月09日 148億円 -321億円 1兆6106億円 +162億円
05月02日 469億円 +108億円 1兆5944億円 +511億円
04月25日 361億円 -275億円 1兆5432億円 +752億円
04月18日 637億円 -197億円 1兆4680億円 -3997億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
06月04日 2256万株 +532万株 7億2896万株 +474万株
06月03日 1724万株 +18万株 7億2422万株 -3583万株
06月02日 1705万株 +187万株 7億6006万株 -2398万株
05月30日 1518万株 -194万株 7億8404万株 -1317万株
05月29日 1712万株 -162万株 7億9721万株 +3033万株
05月28日 1875万株 +145万株 7億6688万株 +230万株
05月27日 1729万株 +705万株 7億6458万株 -1906万株
05月26日 1024万株 -32万株 7億8364万株 -463万株
05月23日 1056万株 -254万株 7億8827万株 +9318万株
05月22日 1311万株 -3099万株 6億9508万株 +9825万株
05月21日 4321万株 +2281万株 5億9683万株 -2765万株
05月20日 2039万株 +325万株 6億2448万株 -1157万株
05月19日 1714万株 +43万株 6億3606万株 +3933万株
05月16日 1670万株 +48万株 5億9672万株 -1398万株
05月15日 1621万株 -183万株 6億1070万株 -6579万株
05月14日 1805万株 +306万株 6億7650万株 -1233万株
05月13日 1499万株 +415万株 6億8883万株 -794万株
05月12日 1084万株 +644万株 6億9678万株 -474万株
株探ニュース
2025/06/08 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】―トランプ発言で軟化の場面では押し目待ち狙いのロング
今週の日経225先物は、引き続きトランプ大統領の関税を巡る発言の影響を受けやすいほか、米雇用統計などの重要な経済指標の発表を控えて為替を睨んだ展開となりそうだ。先週は5月25日にトランプ大統領が欧州連合(EU)への50%関税発動を7月9日まで延期すると表明したことで、米欧の貿易摩擦激化への警戒感が和らぎ、3万7500円を回復して始まった。
その後はエヌビディアの良好な決算が、指数インパクトの大きい値がさハイテク株への支援材料となったことに加え、米国際貿易裁判所がトランプ大統領の関税措置などを「違法」と判断し「一部差し止め」を命じたことが材料視され、29日には3万8470円まで上昇した。だが、トランプ政権は即日控訴。米連邦巡回控訴裁判所が米国際貿易裁判所の差し止め命令を一時停止する判断を下したことで、翌30日は3万7720円まで売られる場面もあった。
米国と中国は5月半ばに相互に発動した関税率の115%引き下げと90日間の停止で合意したが、トランプ大統領は週末に「中国は合意を破った」とSNSに投稿し、貿易戦争を再燃させる構えをみせている。また、USスチールの製鉄所で演説を行い、輸入される鉄鋼とアルミニウムに課す追加関税を25%から50%に引き上げる計画を表明。演説後には6月4日から適用されるとSNSに投稿しており、これに対しEUは対抗措置の用意があると表明している。
5月30日取引終了後の日経225先物はナイトセッションを日中比280円安の3万7680円で終えており、一時3万7390円まで売られる場面もあった。支持線として機能していた200日移動平均線(3万7520円)を一時割り込んでおり、再び同線が支持線として機能するかを見極める必要があるほか、上向きで推移する25日線(3万7220円)辺りまでの調整が意識されそうである。
ただし、トランプ大統領は大幅な関税を発動し、その後緩和する動きを繰り返しており、これに市場は翻弄されている。ウォール街では「TACO(タコ):Trump Always Chickens Out:トランプはいつも尻込みする」という造語が流行し、大統領の関税発動に対し過度に動揺して売るべきではないという。実際、これまでも大統領の発言で売られる局面は、目先的な底になっていた。そのため、週初はショート優勢の動きになりそうだが、200日線、25日線水準では押し目待ち狙いのロング対応に向かわせそうだ。
5月30日発表の5月のミシガン大学消費者態度指数(確報値)は52.2と速報値(50.8)から上方修正された。1年先のインフレ予想は6.6%、5-10年先は4.2%とそれぞれ速報値から下方修正された。4月の米個人消費支出(PCE)物価指数は前年同月比で2.1%上昇と、市場予想(2.2%上昇程度)を下回った。市場では「インフレの減速傾向が続いていることを示した」と受け止められた。
今週の米国では発表が予定される重要統計が多く、政策判断への影響が注目されよう。6月2日のISM製造業景況指数、4日のISM非製造業景気指数、ADP雇用統計、6日の雇用統計などが景気に先行性のあるセンチメント指標として注目され、その内容によっては市場の利下げ観測が前倒しされる可能性がある。
先週の日経225先物の終値は3万7960円と3万8000円をキープできなかったが、52週線(3万7840円)を上回って終えた。ただし、ナイトセッションで同線を割り込み、26週線(3万7620円)を下回っており、両線での攻防が意識されそうである。
まずは25日線を支持線としたボリンジャーバンドの+1σ(3万8030円)とのレンジより、オプション権利行使価格の3万7250円から3万8000円での推移を想定。200日線水準で底堅さがみられる局面では3万7500円から3万8500円にレンジを引き上げたい。
30日の米VIX指数は18.57(29日は19.18)に低下した。週間でも調整をみせている(23日は22.29)。先週は27日に200日線(19.52)を割り込んでおり、その後は同線での攻防になった。抵抗線に変わりつつあり、ややリスク選好に傾きやすいだろう。
先週のNT倍率は先物中心限月で13.56倍に低下した。29日には一時13.68倍に上昇し、足もとで上値を抑えられていた25日線(13.64倍)を上抜いたが、週末は13.54倍と-1σ(13.55倍)を下回る場面もみられた。4月以降は-1σがサポートとして機能していたこともあり、リバランスの動きが入るかを見極めたいところだろう。
5月第4週(5月19日-23日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では6週連続の買い越しであり、買い越し額は1093億円(5月第3週は6722億円の買い越し)だった。なお、現物は2850億円の買い越し(同6232億円の買い越し)と8週連続の買い越しであり、先物は1756億円の売り越し(同490億円の買い越し)と3週ぶりの売り越し。個人は現物と先物の合算で301億円の売り越しと7週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で2232億円の売り越しとなり、5週連続の売り越しだった。
主要スケジュールでは、6月2日に1-3月期法人企業統計調査、米国5月ISM製造業景気指数、パウエルFRB(連邦準備制度理事会)議長講演、3日に中国5月財新製造業PMI、韓国大統領選挙、4日に米国5月ADP雇用統計、米国5月ISM非製造業景気指数、米地区連銀経済報告(ベージュブック)、5日にECB(欧州中央銀行)政策金利、米国4月貿易収支、ラガルドECB総裁記者会見、6日に4月全世帯家計調査、4月景気動向指数、米国5月雇用統計などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
08月限 日経225 35661.68 TOPIX 2510.68
09月限 日経225 36906.92 TOPIX 2585.41
10月限 日経225 39701.93 TOPIX 2721.72
11月限 日経225 39901.35 TOPIX 2765.26
12月限 日経225 39434.85 TOPIX 2738.68
01月限 日経225 39343.19 TOPIX 2726.70
02月限 日経225 39432.64 TOPIX 2775.06
02月限 日経225 39432.64 TOPIX 2775.06
03月限 日経225 36483.79 TOPIX 2684.98
04月限 日経225 32737.29 TOPIX 2418.70
05月限 日経225 37572.13 TOPIX 2733.00
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/06 05月30日 38370 38390 37720 37960 -450
25/06 05月29日 37750 38470 37660 38410 +710
25/06 05月28日 37890 38380 37700 37700 -120
25/06 05月27日 37580 37820 37410 37820 +230
25/06 05月26日 37210 37590 36450 37590 +400
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/06 05月30日 2806.0 2811.5 2767.0 2797.5 -10.5
25/06 05月29日 2773.5 2816.0 2766.5 2808.0 +37.5
25/06 05月28日 2781.0 2820.5 2768.5 2770.5 -7.0
25/06 05月27日 2755.5 2777.5 2746.5 2777.5 +21.5
25/06 05月26日 2738.5 2757.0 2685.0 2756.0 +19.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
05月30日(06月限) 37705 -255
05月29日(06月限) 37915 -495
05月28日(06月限) 37870 +170
05月27日(06月限) 38350 +530
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
05月23日 364億円 -214億円 1兆7465億円 +3625億円
05月16日 579億円 +431億円 1兆3840億円 -2266億円
05月09日 148億円 -321億円 1兆6106億円 +162億円
05月02日 469億円 +108億円 1兆5944億円 +511億円
04月25日 361億円 -275億円 1兆5432億円 +752億円
04月18日 637億円 -197億円 1兆4680億円 -3997億円
04月11日 834億円 -301億円 1兆8678億円 -1659億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
05月28日 1875万株 +145万株 7億6688万株 +230万株
05月27日 1729万株 +705万株 7億6458万株 -1906万株
05月26日 1024万株 -32万株 7億8364万株 -463万株
05月23日 1056万株 -254万株 7億8827万株 +9318万株
05月22日 1311万株 -3099万株 6億9508万株 +9825万株
05月21日 4321万株 +2281万株 5億9683万株 -2765万株
05月20日 2039万株 +325万株 6億2448万株 -1157万株
05月19日 1714万株 +43万株 6億3606万株 +3933万株
05月16日 1670万株 +48万株 5億9672万株 -1398万株
05月15日 1621万株 -183万株 6億1070万株 -6579万株
05月14日 1805万株 +306万株 6億7650万株 -1233万株
05月13日 1499万株 +415万株 6億8883万株 -794万株
05月12日 1084万株 +644万株 6億9678万株 -474万株
05月09日 440万株 +73万株 7億0152万株 -38万株
05月08日 366万株 -821万株 7億0190万株 +89万株
05月07日 1188万株 -316万株 7億0100万株 +644万株
株探ニュース
2025/06/01 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】―長期金利や為替を睨んでの相場展開
今週の日経225先物は、トランプ関税による貿易摩擦への懸念が再燃するなかで、長期金利や為替市場の動向を睨んでの相場展開となりそうだ。トランプ大統領は、欧州連合(EU)との交渉に不満を示し、EUからの輸入品に6月1日から50%の関税を課す考えを示した。また、国外で生産され米国で販売されるアップルの「iPhone」に少なくとも25%の関税を課すと表明した。日本製鉄<5401>[東証P]によるUSスチールの買収承認に転じたことは評価される可能性があるが、外部環境の不透明感が積極的な売買を手控えさせることになりそうだ。
日経225先物は5月23日の取引終了後のナイトセッションで一時3万6450円まで売られた後に持ち直し、3万6830円まで下落幅を縮めている。支持線として意識されていた75日移動平均線(3万6720円)を割り込んだことで下へのバイアスが強まったが、25日線(3万6520円)を下回った後は、ショートカバーが優勢になり、75日線を上回って終えている。4月7日につけた3万0650円をボトムとしたリバウンドによって5月13日には3万8790円まで上昇し、過熱が警戒され調整が続いていた。25日線までの下落により過熱感は後退したとみられ、いったんは押し目狙いのロング対応に向かわせる水準ではある。
ただし、トランプ大統領の関税を巡る発言が再び活発化してきたこともあり、もう一段の調整が警戒されやすいだろう。そのため、25日線までの調整を経てのリバウンドを意識しつつも、75日線をキープできないとボリンジャーバンドの-1σ(3万5290円)と+1σ(3万7740円)辺りでのレンジ推移となる可能性がある。上値は200日線が3万7510円に位置しており、同水準も抵抗線として機能するとみられるため、200日線に接近する局面では戻り待ち狙いのショートが入りやすいだろう。
週足の日経225先物は、足もとで26週線(3万7580円)と52週線(3万7820円)に上値を抑えられており、ナイトセッションでは13週線(3万6290円)に接近する場面もみられた。25日線を割り込んでくると、13週線を試しに行く展開はありそうだ。今週は26日の米国はメモリアルデーで休場となるため、週前半は海外勢のフローは限られる。
そのほか、赤澤亮生経済再生相は3回目の関税交渉を行ったが、ベッセント財務長官が欠席したことで今週末にも訪米することで調整しており、ポジションを傾けにくい状況である。スキャルピング中心の売買となりやすく、トランプ関税に関する報道には敏感に反応しやすいだろう。日本時間29日早朝に発表されるエヌビディア(NVDA)の決算を受けた波乱も警戒されやすい。
なお、先週の日経平均株価は6週ぶりに下落し、週間での下落率は-1.57%。一方でNYダウは-2.46%、 S&P500が-2.61%、ナスダックは-2.46%だった。相対的に日本株には底堅さがみられるが、海外投資家の買い越し基調が続いていることが需給を支えている。米国市場では引き続き関税政策と財政悪化懸念などが相場の重荷となりそうであり、これまで米国に集中していたグローバルマネーの欧州・アジアへの還流を巡って思惑が高まりそうだ。積極的な上値追いのロングは限られようが、底堅さがみられる局面では押し目待ち狙いのロングが入りやすいとみておきたい。
23日の米VIX指数は22.29(22日は20.28)に上昇した。週間でもリバウンドをみせてきている。先週は200日線(19.48)を下回って推移していたが、インフレや財政悪化に対する懸念が高まるなか、週半ばに同線を突破。週末には一時25.53まで切り上がる場面もみられ、一時25日線(22.87)や75日線(23.41)を上回っている。依然としてボトム圏での推移ではあるものの、終値で両線を上回ってくるようだと、ややリスク回避姿勢が強まりそうである。
先週末のNT倍率は先物中心限月で13.59倍に低下した。一時13.63倍に上昇する場面もみられたが、25日線(13.63倍)に上値を抑えられる形だった。一方で、13.56倍まで下げる動きをみせており、ボリンジャーバンドの-1σ(13.54倍)辺りが意識されていそうだ。4月以降は-1σが支持線として機能していたこともあり、NTショートを巻き戻す動きが出てくるかが注目されよう。そのきっかけになるのが、エヌビディアの決算を受けた市場反応になるだろう。
5月第3週(5月12日-16日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では5週連続の買い越しであり、買い越し額は6722億円(5月第2週は5830億円の買い越し)だった。なお、現物は6232億円の買い越し(同3570億円の買い越し)と7週連続の買い越しであり、先物は490億円の買い越し(同2259億円の買い越し)と2週連続の買い越し。個人は現物と先物の合算で2029億円の売り越しと6週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で5416億円の売り越しとなり、4週連続の売り越しだった。
主要スケジュールでは、26日に3月景気動向指数改定値、27日に4月企業向けサービス価格指数、中国1-4月工業企業利益、米国4月耐久財受注、米国3月S&Pケースシラー住宅価格、米国5月コンファレンスボード消費者信頼感指数、28日に米国5月リッチモンド連銀製造業指数、FOMC議事録(5月6日~7日開催分)、エヌビディア決算発表、29日に5月消費動向調査、米国1-3月期GDP改定値、30日に5月東京都区部消費者物価指数、4月完全失業率、4月鉱工業生産、取引終了後にMSCI定期銘柄入れ替え実施、米国4月個人所得、米国4月個人消費支出、米国5月シカゴ購買部協会景気指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
08月限 日経225 35661.68 TOPIX 2510.68
09月限 日経225 36906.92 TOPIX 2585.41
10月限 日経225 39701.93 TOPIX 2721.72
11月限 日経225 39901.35 TOPIX 2765.26
12月限 日経225 39434.85 TOPIX 2738.68
01月限 日経225 39343.19 TOPIX 2726.70
02月限 日経225 39432.64 TOPIX 2775.06
02月限 日経225 39432.64 TOPIX 2775.06
03月限 日経225 36483.79 TOPIX 2684.98
04月限 日経225 32737.29 TOPIX 2418.70
05月限 日経225 37572.13 TOPIX 2733.00
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/06 05月23日 36920 37380 36710 37190 +170
25/06 05月22日 37340 37360 36830 37020 -240
25/06 05月21日 37460 37710 37260 37260 -270
25/06 05月20日 37410 37940 37240 37530 +140
25/06 05月19日 37830 38000 37390 37390 -380
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/06 05月23日 2713.5 2745.0 2698.5 2736.5 +16.0
25/06 05月22日 2734.0 2740.0 2706.5 2720.5 -10.0
25/06 05月21日 2734.0 2755.0 2728.5 2730.5 -7.0
25/06 05月20日 2734.5 2762.0 2723.0 2737.5 +5.0
25/06 05月19日 2747.5 2762.0 2729.0 2732.5 -11.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
05月23日(06月限) 36855 -335
05月22日(06月限) 37040 +20
05月21日(06月限) 36920 -340
05月20日(06月限) 37620 +90
05月19日(06月限) 37605 +215
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
05月16日 579億円 +431億円 1兆3840億円 -2266億円
05月09日 148億円 -321億円 1兆6106億円 +162億円
05月02日 469億円 +108億円 1兆5944億円 +511億円
04月25日 361億円 -275億円 1兆5432億円 +752億円
04月18日 637億円 -197億円 1兆4680億円 -3997億円
04月11日 834億円 -301億円 1兆8678億円 -1659億円
04月04日 1136億円 +139億円 2兆0337億円 -4230億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
05月21日 4321万株 +2281万株 5億9683万株 -2765万株
05月20日 2039万株 +325万株 6億2448万株 -1157万株
05月19日 1714万株 +43万株 6億3606万株 +3933万株
05月16日 1670万株 +48万株 5億9672万株 -1398万株
05月15日 1621万株 -183万株 6億1070万株 -6579万株
05月14日 1805万株 +306万株 6億7650万株 -1233万株
05月13日 1499万株 +415万株 6億8883万株 -794万株
05月12日 1084万株 +644万株 6億9678万株 -474万株
05月09日 440万株 +73万株 7億0152万株 -38万株
05月08日 366万株 -821万株 7億0190万株 +89万株
05月07日 1188万株 -316万株 7億0100万株 +644万株
05月02日 1504万株 -82万株 6億9456万株 -402万株
05月01日 1587万株 -146万株 6億9858万株 +625万株
04月30日 1734万株 -110万株 6億9233万株 -1016万株
04月28日 1845万株 +627万株 7億0249万株 -364万株
株探ニュース
2025/05/25 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】―200日線を支持線とした押し目狙いのロング対応
今週の日経225先物は、目先は過熱を冷ます調整が意識されやすいが、押し目待ち狙いのロングが入りやすく、底堅い相場展開が見込まれる。先週は週初に米国と中国が互いの追加関税引き下げで合意し、米中貿易摩擦に対する警戒感が後退。トランプ米大統領は今後90日間の交渉期間で合意できなかったとしても、関税を再び145%に引き上げることはないと述べた。今後の協議進展への期待が高まり、日経225先物は5月13日には3万8790円(ナイトセッションを含む)まで買われる場面があった。
ただし、3月26日につけた直近の戻り高値(3万7970円)をギャップアップで一気に突破し、2月下旬以来の水準を回復してきたことで短期的な過熱感も強まった。為替市場で円相場が一時1ドル=144円台と円高に振れて推移していたことも重荷となり、週半ば以降は利益確定に伴うロング解消の動きが優勢だった。
日経225先物は週後半にかけての調整で3万8000円を割り込んだが、200日移動平均線(3万7440円)が支持線として意識されている。ボリンジャーバンドは上向きで推移しているが、5月に入ってからは+1σと+2σによるレンジに沿った形でリバウンドをみせていた。13日に+2σを突破した後の調整で+1σ(3万7430円)水準まで下げてきたが、+1σと200日線が支持線となるため、押し目待ち狙いのロングを誘う可能性がある。
一方、米格付け会社ムーディーズ・レーティングスは16日、米国の信用格付けを最上位の「Aaa」から「Aa1」に1段階引き下げたと発表。また、同日発表された5月の米ミシガン大学消費者信頼感指数は50.8と市場予想(53.4程度)を下回り、2022年6月以来の低水準だった。1年先の予想インフレ率は7.3%と4月(6.5%)から上昇するなど、トランプ政権の関税政策やインフレ圧力の高まりが警戒されやすい。
トランプ大統領は、今後2~3週間のうちに貿易相手国に対し新たな関税率を一方的に通知する考えを示したと報じられている。多くの国が合意締結を望んでおり、全ての国と協議するだけの時間がないことを理由に挙げている。日本は協議を進めることで合意しているため問題はないものの、積極的な売買を手控えさせる一因となる可能性がある。どの国が対象となるかは不明であり、トランプ氏のSNS投稿などを受けたアルゴリズム発動によるショートには注意しておく必要があろう。
もっとも、先週で決算発表が一巡したことにより、売買を手控えていた国内の機関投資家も動きやすくなったとみられる。決算発表が本格化した4月半ば以降、日経225先物は3万4200円水準から5月13日の3万8790円へと、これといった押し目を作らずに上昇してきた。週間形状では5週連続で陽線を形成し、52週線を一時突破してきたため、買い遅れている機関投資家による押し目狙いのロングが意識される。
日経225先物は26週線(3万7650円)、52週線(3万7860円)辺りで強弱感が対立する可能性はあるが、両線を明確に上抜くと週足の+1σ(3万7730円)と+2σ(3万9120円)によるレンジへと移行する。そのため、まずはオプション権利行使価格の3万7500円から3万9000円のレンジを想定しておきたい。一方で200日線を明確に割り込んでくる局面では、75日線が位置する3万6870円が目先のターゲットになるだろう。
週後半には、赤沢亮正経済再生担当大臣が米関税措置を巡り、ワシントンで3回目の閣僚協議を行う予定である。前週に米国と英国が貿易協定の締結で合意したことで、協議進展への期待が高まっている。交渉に進展がみられるようだと、ロングの動きが強まる可能性がある。そのほか、22日には米国や欧州各国では5月の製造業・サービス部門購買担当者景気指数(PMI)の発表が予定されており、結果を受けた為替動向には注意しておきたい。
16日の米VIX指数は17.24(15日は17.83)に低下した。先週は米中関税合意を受けて、9日の21.90から週明け12日には200日線を下抜け、18.39と判断の分かれ目となる20.00を一気に割り込んだ。その後も200日線が抵抗線として機能する形での推移を継続。3月26日の直近安値である16.97が射程に入るなかで、リスク選好の状況が続きそうだ。
先週末のNT倍率は先物中心限月で13.76倍(15日は13.79倍)に低下。14日に一時13.86倍まで上昇し、75日線を突破する場面もみられた。その後は短期的な過熱感から東京エレクトロン<8035>[東証P]やアドバンテスト<6857>[東証P]など、指数インパクトの大きい値がさハイテク株の一角が利食いに押され、低下傾向となった。+2σ(13.82倍)を挟んだ+1σ(13.72倍)と+3σ(13.91倍)とのレンジのなかで、週末に一時13.72倍と+1σ水準まで下げてきたことで、リバランスを想定したNTロングでのスプレッド狙いが入りやすいところだろう。
5月第2週(5月7日-9日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では4週連続の買い越しであり、買い越し額は5830億円(5月第1週は2192億円の買い越し)だった。なお、現物は3570億円の買い越し(同3946億円の買い越し)と6週連続の買い越しであり、先物は2259億円の買い越し(同1753億円の売り越し)と2週ぶりの買い越し。個人は現物と先物の合算で4089億円の売り越しと5週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で3505億円の売り越しとなり、3週連続の売り越しだった。
主要スケジュールでは、19日に中国4月鉱工業生産指数、中国4月小売売上高、米国4月コンファレンス・ボード景気先行指数、エヌビディアのジェンスン・フアンCEOが「COMPUTEX 2025」基調講演、20日にG7財務相・中央銀行総裁会議(~22日)、21日に4月貿易収支、国会で党首討論、22日に3月機械受注、米国5月製造業PMI、23日に4月全国消費者物価指数、米国4月新築住宅販売件数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
08月限 日経225 35661.68 TOPIX 2510.68
09月限 日経225 36906.92 TOPIX 2585.41
10月限 日経225 39701.93 TOPIX 2721.72
11月限 日経225 39901.35 TOPIX 2765.26
12月限 日経225 39434.85 TOPIX 2738.68
01月限 日経225 39343.19 TOPIX 2726.70
02月限 日経225 39432.64 TOPIX 2775.06
02月限 日経225 39432.64 TOPIX 2775.06
03月限 日経225 36483.79 TOPIX 2684.98
04月限 日経225 32737.29 TOPIX 2418.70
05月限 日経225 37572.13 TOPIX 2733.00
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/06 05月16日 37680 37840 37490 37770 +60
25/06 05月15日 38170 38200 37600 37710 -430
25/06 05月14日 38190 38510 37860 38140 -60
25/06 05月13日 38200 38790 38150 38200 +500
25/06 05月12日 37550 37840 37310 37700 +180
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/06 05月16日 2731.5 2752.5 2725.5 2743.5 +10.5
25/06 05月15日 2764.5 2767.5 2724.0 2733.0 -28.5
25/06 05月14日 2770.5 2784.0 2737.0 2761.5 -12.0
25/06 05月13日 2777.0 2816.5 2771.0 2773.5 +28.5
25/06 05月12日 2736.5 2753.5 2718.5 2745.0 +9.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
05月16日(06月限) 37995 +225
05月15日(06月限) 37755 +45
05月14日(06月限) 37720 -420
05月13日(06月限) 38370 +170
05月12日(06月限) 38760 +1060
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
05月09日 148億円 -321億円 1兆6106億円 +162億円
05月02日 469億円 +108億円 1兆5944億円 +511億円
04月25日 361億円 -275億円 1兆5432億円 +752億円
04月18日 637億円 -197億円 1兆4680億円 -3997億円
04月11日 834億円 -301億円 1兆8678億円 -1659億円
04月04日 1136億円 +139億円 2兆0337億円 -4230億円
03月28日 996億円 -550億円 2兆4567億円 +3949億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
05月14日 1805万株 +306万株 6億7650万株 -1233万株
05月13日 1499万株 +415万株 6億8883万株 -794万株
05月12日 1084万株 +644万株 6億9678万株 -474万株
05月09日 440万株 +73万株 7億0152万株 -38万株
05月08日 366万株 -821万株 7億0190万株 +89万株
05月07日 1188万株 -316万株 7億0100万株 +644万株
05月02日 1504万株 -82万株 6億9456万株 -402万株
05月01日 1587万株 -146万株 6億9858万株 +625万株
04月30日 1734万株 -110万株 6億9233万株 -1016万株
04月28日 1845万株 +627万株 7億0249万株 -364万株
04月25日 1217万株 -428万株 7億0613万株 +5678万株
04月24日 1646万株 +102万株 6億4935万株 +2683万株
04月23日 1544万株 -661万株 6億2252万株 -5077万株
04月22日 2205万株 +159万株 6億7329万株 +625万株
04月21日 2046万株 -57万株 6億6703万株 -2073万株
株探ニュース
2025/05/18 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】―海外勢のショートカバーが強まるか
今週の日経225先物は、10日、11日にスイスで行われた関税を巡る米中閣僚級協議の初動反応として、ボラティリティの高まりが想定される。週初は協議内容がアルゴリズム発動のトリガーとなる可能性があろう。
先週の東京市場は、大型連休明けで3日間の立ち合いだった。8日には、トランプ米政権がすべての貿易相手国を対象に行う「相互関税」において、米英が貿易協定を結ぶことで合意した。これにより米中貿易交渉への期待が高まり、9日の日経平均株価は3月27日以来となる3万7500円を回復。75日移動平均線(3万6950円)で攻防をみせていた日経225先物は同線を突破し、200日線(3万7620円)を捉えてきた。
9日の取引終了後のナイトセッションでは、米中協議の結果を見極めたいとのムードが強まったことで、3万7600円に下がった200日線での攻防となり、持ち高調整に伴うロングの解消が優勢だった。米中協議で進展がみられるようだと同線をクリアし、ショートカバーを中心に3月26日につけた戻り高値3万7970円の突破が意識されやすい。一方で、物別れに終わると、改めてショートポジションを積み増す動きが強まり、75日線までの調整が警戒されやすい。
ボリンジャーバンドでは、上向きで推移する+1σ(3万6530円)と+2σ(3万8150円)によるレンジ内で推移している。5月1日に+1σを突破した後は、+2σに沿ったリバウンドを継続。米中協議が失望を招けば、75日線から+1σ水準までの調整を警戒しておきたい。ただし、米英間の関税合意によって、5月中旬以降に3回目の閣僚級協議を調整している日米交渉についても進展期待が高まりやすい。75日線や+1σ水準までの調整があるようならば、押し目狙いのロングで対応したいところである。
先週はトランプ大統領の発言が大きく市場に影響を与えた。「中国側に譲歩する意向がある」「今すぐ株を買った方がいい」「所得250万ドル以上の富裕層に増税を求める」「対中関税は80%が適切だろう」などと自身のSNSに投稿し、これら発言がアルゴリズム発動のトリガーになっている。米中協議を受けたSNSでの発言が一段と活発化する可能性もあるため、スキャルピング中心のトレードに向かわせやすい面はありそうだ。
今週は決算発表がピークを迎え、週を通じて2000社ほどの企業の発表が予定されている。決算内容を見極めたいとするムードが強まりやすいほか、ソフトバンクグループ<9984>[東証P]など指数インパクトの大きい値がさ株の影響を受けやすい点には注意が必要だ。
米中協議を受けた週初以降は、決算の影響を受けやすいほか、米国では13日に4月消費者物価指数(CPI)、15日に4月生産者物価指数(PPI)が発表される。米連邦準備制度理事会(FRB)は当面様子見の姿勢を保っているが、注意を要することになろう。
日経225先物は200日線水準での攻防から、オプション権利行使価格の3万7000円から3万8000円のレンジを想定。75日線割れでは、+1σ水準を支持線とした押し目狙いのロング対応。一方で、200日線を明確に上抜けてくる局面では、+2σの上昇に沿ったトレンド形成となりそうだ。
9日の米VIX指数は21.90(8日は22.48)に低下した。直近で支持線として意識されていた25日線を割り込んでいる。200日線が位置する19.71が射程に入っており、判断の分かれ目となる20.00割れが射程に入ってきたことで、リスク選好に向かわせそうだ。米中協議が進展するようなら、3月26日の直近安値である16.97辺りが意識されそうであり、ショートカバーが強まりやすいだろう。
先週末のNT倍率は先物中心限月で13.71倍に低下しており、+2σ(13.72倍)に抑えられる形になった。ただし、一時13.67倍まで下げる場面もみられたが、+1σ(13.66倍)が支持線として機能しているため、+1σと+2σによるレンジを継続。バンドが緩やかながら上向きで推移していることもあり、NTロングに振れやすいとみておきたい。
5月第1週(4月28日-5月2日)の投資部門別売買動向は12日の引け後に発表され、5月第2週(7日- 9日)については15日に発表される。4月第4週時点で海外投資家は現物と先物の合算では2週連続で買い越している。日経平均株価は4月25日の3万5705円から5月9日には3万7503円と1800円近く上昇しているため、海外投資家の買い越し基調が継続しているとみられる。現物、先物いずれも3月26日の戻り高値が射程に入るなか、ショートカバーが本格化する可能性があろう。
主要スケジュールでは、12日に3月国際収支、4月景気ウォッチャー調査、米国4月月次財政収支、13日に金融政策決定会合の主な意見(4月30日~5月1日分)、米国4月消費者物価指数、トランプ米大統領・中東歴訪(~16日)、14日に4月国内企業物価、15日に米国4月小売売上高、米国4月生産者物価指数、米国4月鉱工業生産指数、16日に1-3月期GDP、米国4月住宅着工件数、米国4月輸出入物価指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
08月限 日経225 35661.68 TOPIX 2510.68
09月限 日経225 36906.92 TOPIX 2585.41
10月限 日経225 39701.93 TOPIX 2721.72
11月限 日経225 39901.35 TOPIX 2765.26
12月限 日経225 39434.85 TOPIX 2738.68
01月限 日経225 39343.19 TOPIX 2726.70
02月限 日経225 39432.64 TOPIX 2775.06
02月限 日経225 39432.64 TOPIX 2775.06
03月限 日経225 36483.79 TOPIX 2684.98
04月限 日経225 32737.29 TOPIX 2418.70
05月限 日経225 37572.13 TOPIX 2733.00
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/06 05月09日 37160 37680 37140 37520 +380
25/06 05月08日 36840 37140 36590 37140 +360
25/06 05月07日 36860 37350 36640 36780 -30
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/06 05月09日 2704.5 2745.0 2702.5 2736.0 +32.5
25/06 05月08日 2696.5 2705.5 2677.5 2703.5 +11.5
25/06 05月07日 2689.0 2721.5 2678.0 2692.0 +5.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
05月09日(06月限) 37470 -50
05月08日(06月限) 37470 +330
05月07日(06月限) 36960 +180
05月06日(06月限) 36750 -60
05月05日(06月限) 37155 +345
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
05月02日 469億円 +108億円 1兆5944億円 +511億円
04月25日 361億円 -275億円 1兆5432億円 +752億円
04月18日 637億円 -197億円 1兆4680億円 -3997億円
04月11日 834億円 -301億円 1兆8678億円 -1659億円
04月04日 1136億円 +139億円 2兆0337億円 -4230億円
03月28日 996億円 -550億円 2兆4567億円 +3949億円
03月21日 1547億円 +80億円 2兆0618億円 +998億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
05月07日 1188万株 -316万株 7億0100万株 +644万株
05月02日 1504万株 -82万株 6億9456万株 -402万株
05月01日 1587万株 -146万株 6億9858万株 +625万株
04月30日 1734万株 -110万株 6億9233万株 -1016万株
04月28日 1845万株 +627万株 7億0249万株 -364万株
04月25日 1217万株 -428万株 7億0613万株 +5678万株
04月24日 1646万株 +102万株 6億4935万株 +2683万株
04月23日 1544万株 -661万株 6億2252万株 -5077万株
04月22日 2205万株 +159万株 6億7329万株 +625万株
04月21日 2046万株 -57万株 6億6703万株 -2073万株
04月18日 2103万株 -19万株 6億8777万株 -3467万株
04月17日 2123万株 -171万株 7億2245万株 -1098万株
04月16日 2295万株 -157万株 7億3343万株 -5431万株
04月15日 2452万株 +91万株 7億8774万株 -1億5278万株
04月14日 2360万株 -440万株 9億4053万株 +965万株
株探ニュース
2025/05/11 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】―トランプ関税を警戒も、ショートカバーが本格化へ
株価指数先物 【週間展望】―トランプ関税を警戒も、ショートカバーが本格化へ
トランプ関税を警戒も、ショートカバーが本格化へ
今週の日経225先物はトランプ関税の影響は警戒されるが、順調なリバウンドを継続するなかでショートカバーが入りやすい需給状況が見込まれる。5月2日に一時3万7000円を回復し、同水準に位置する75日移動平均線(3万7000円)を捉えた。祝日取引では3万7350円まで上昇する場面もみられ、同線を上抜いてきた。75日線での攻防を意識しつつも、ボリンジャーバンドの+2σ(3万7550円)と200日線(3万7660円)を射程に捉えてきた。3月26日につけた戻り高値の3万7970円が次第に意識されてくるとみられ、カバーの動きが強まりやすい。
日経平均株価は4月23日から5月2日まで7営業日続伸し、2600円あまり上昇した。その間、東証プライムの出来高が20億株を上回ったのは4月28日と30日の2日間のみであり、この両日は月末のドレッシング買いの影響であろう。それ以外はロングが指数を押し上げたというよりは、積極的な売買が手控えられるなかでショーカバーが中心だったことが窺える。
日経225先物は先週の上昇で13週線(3万6570円)を突破し、2日の取引終了後のナイトセッションで3万6670円まで売られる場面はあったものの、同線が支持線として機能していた。13週線と26週線(3万7670円)によるレンジが意識され、26週線を捉えてくるようだと52週線(3万7880円)が射程に入ってくる。2月第4週(25~28日)に26週、52週線を割り込んだ後は両線に上値を抑えられていただけに、これらを捉えてくるとショートカバーが本格化するとともに、新たなロングの動きが強まることになりそうだ。
トランプ米大統領は4日、製品の大半に145%の関税を課している対中関税について「どこかの時点で引き下げるだろう」と述べていた。一方で、自身のSNSで米国外で製作する全ての映画に100%の関税を課す方針を示しており、関税の影響がエンタメ市場にも広がりをみせてきた。5日の米国市場では、ネットフリックスやウォルト・ディズニー、パラマウント・グローバル、ワーナー・ブラザーズ・ディスカバリーが売られ、NYダウ、S&P500指数は10営業日ぶりに下落した。トランプ大統領によるSNS投稿はアルゴリズム発動のトリガーになる可能性がある点には注意しておきたい。
6~7日に米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催される。政策金利は据え置きがコンセンサスであるが、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長の記者会見などを見極めたいとするムードも強く、積極的なロングは入りにくいだろう。国内では8日にトヨタ自動車<7203>[東証P]、任天堂<7974>[東証P]、コナミグループ<9766>[東証P]、9日にリクルートホールディングス<6098>[東証P]、三井不動産<8801>[東証P]などの決算発表が予定されている。今週末から来週に決算発表のピークを迎えることから、様子見姿勢が強まると、利益確定に伴うロング解消の動きが勢いを増す可能性もある。
そのため、日経225先物は75日線水準での攻防を意識しつつ、200日線とのレンジになりそうだ。オプション権利行使価格では3万6625円から3万7625円のレンジを想定する。3万7000円処での底堅さが意識される局面では、52週線を意識した3万7000円から3万8000円へとレンジが引き上げられよう。
5日の米VIX指数は23.64(2日は22.68)に上昇した。ただし、2日に一時22.34まで下げており、75日線(22.55)を下回る場面もみられていたため、いったんは反発が意識されやすいところだった。トランプ関税の影響を警戒しつつも、同線を明確に割り込んでくると、25日線(19.59)が射程に入ってくるだろう。20.00割れが意識されてくるなか、リスク選好に向かわせそうだ。
先週末のNT倍率は先物中心限月で13.69倍(1日は13.61倍)に上昇した。ボリンジャーバンドの+1σ突破から+2σ(13.70倍)水準まで切り上がってきている。週足では1月下旬以降、上値を抑えられていた13週線(13.74倍)に接近してきた。同線を上抜けてくるようだと、NTショートを巻き戻す動きが強まりそうだ。
4月第4週(4月21日-25日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週連続の買い越しであり、買い越し額は5242億円(4月第3週は3452億円の買い越し)だった。なお、現物は2881億円の買い越し(同1503億円の買い越し)と4週連続の買い越しであり、先物は2360億円の買い越し(同1948億円の買い越し)と2週連続の買い越し。個人は現物と先物の合算で4710億円の売り越しと3週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で1865億円の売り越しとなり、3週ぶりの売り越しだった。
主要スケジュールでは、6日に中国4月財新サービス業PMI、米国3月貿易収支、7日にFOMC終了後に政策金利、パウエルFRB議長記者会見、8日に日銀金融政策決定会合議事要旨(3月18・19日開催分)、イングランド銀行政策金利、米国1-3月期非農業部門労働生産性指数、9日にオプションSQ、3月全世帯家計調査、3月景気動向指数、中国4月貿易収支などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
08月限 日経225 35661.68 TOPIX 2510.68
09月限 日経225 36906.92 TOPIX 2585.41
10月限 日経225 39701.93 TOPIX 2721.72
11月限 日経225 39901.35 TOPIX 2765.26
12月限 日経225 39434.85 TOPIX 2738.68
01月限 日経225 39343.19 TOPIX 2726.70
02月限 日経225 39432.64 TOPIX 2775.06
02月限 日経225 39432.64 TOPIX 2775.06
03月限 日経225 36483.79 TOPIX 2684.98
04月限 日経225 32737.29 TOPIX 2418.70
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/06 05月02日 36600 37070 36540 36810 +260
25/06 05月01日 36120 36570 35630 36550 +520
25/06 04月30日 35880 36230 35710 36030 +120
25/06 04月28日 35700 36100 35480 35910 +130
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/06 05月02日 2685.0 2714.5 2679.5 2687.0 +3.0
25/06 05月01日 2672.5 2687.5 2631.5 2684.0 +19.5
25/06 04月30日 2652.0 2685.5 2649.0 2664.5 +11.0
25/06 04月28日 2630.0 2670.0 2618.5 2653.5 +17.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
05月05日(06月限) 37155 +345
05月02日(06月限) 37215 +405
05月01日(06月限) 36845 +295
04月30日(06月限) 36165 +135
04月29日(06月限) 36085 +175
04月28日(06月限) 35925 +15
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
04月25日 361億円 -275億円 1兆5432億円 +752億円
04月18日 637億円 -197億円 1兆4680億円 -3997億円
04月11日 834億円 -301億円 1兆8678億円 -1659億円
04月04日 1136億円 +139億円 2兆0337億円 -4230億円
03月28日 996億円 -550億円 2兆4567億円 +3949億円
03月21日 1547億円 +80億円 2兆0618億円 +998億円
03月14日 1466億円 -1555億円 1兆9619億円 +2885億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
04月30日 1734万株 -110万株 6億9233万株 -1016万株
04月28日 1845万株 +627万株 7億0249万株 -364万株
04月25日 1217万株 -428万株 7億0613万株 +5678万株
04月24日 1646万株 +102万株 6億4935万株 +2683万株
04月23日 1544万株 -661万株 6億2252万株 -5077万株
04月22日 2205万株 +159万株 6億7329万株 +625万株
04月21日 2046万株 -57万株 6億6703万株 -2073万株
04月18日 2103万株 -19万株 6億8777万株 -3467万株
04月17日 2123万株 -171万株 7億2245万株 -1098万株
04月16日 2295万株 -157万株 7億3343万株 -5431万株
04月15日 2452万株 +91万株 7億8774万株 -1億5278万株
04月14日 2360万株 -440万株 9億4053万株 +965万株
04月11日 2801万株 +933万株 9億3088万株 -3852万株
04月10日 1867万株 -388万株 9億6940万株 +2553万株
04月09日 2256万株 -1489万株 9億4387万株 -675万株
04月08日 3746万株 -581万株 9億5062万株 +617万株
04月07日 4327万株 -80万株 9億4444万株 -7288万株
株探ニュース
2025/05/06 17:00
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株価指数先物 【週間展望】―米関税政策を睨みつつ、ショートカバーが強まる
今週の日経225先物は、ゴールデンウィークに入り積極的にポジションを傾ける動きは限られるが、ショートカバーが強まりやすく、リバウンドを意識したスタンスとなろう。
先週21日は18日の欧米市場がグッドフライデー(聖金曜日)の祝日で休場だった影響で海外投資家の資金流入が限られ、3営業日ぶりに反落したが、その後は4日続伸し25日には一時3万5870円まで上げ幅を広げた。今回のリバウンドで25日移動平均線(3万4910円)を明確に上抜けて、25日の取引終了後のナイトセッションでは3万6000円を突破し、3月下旬以来の水準を回復してきた。
これにより25日線とボリンジャーバンドの+1σ(3万6470円)とのレンジに移行したため、目先的には+1σの突破を狙った動きとなろう。同バンドを突破してくると75日線の3万7120円、200日線の3万7730円、+2σの3万8070円が意識されてくるとみられ、3月26日戻り高値3万7970円から4月7日安値3万0650円の下げを完全に埋めてくる可能性が高まる。
25日の米国市場では主要な株価指数が上昇した。米中対立への過度な懸念が和らぐなか、NYダウが前日までの3日間で1900ドルあまり上昇したこともあり、主力株の一角に利益確定の売りが出て下落に転じる場面もあった。ただし、エヌビディアが4%を超す上昇となったほか、アマゾン・ドット・コムやマイクロソフトなどが買われた。指数インパクトの大きい値がさハイテク株の支援材料となりそうだ。
決算発表が本格化するなか、先週はファナック<6954>[東証P]の株価反応が投資家のセンチメントを明るくさせた。最終赤字拡大へ下方修正を行った日産自動車<7201>[東証P]も、構造改革への期待から株価が上昇した。また、25日の引け後に発表されたアドバンテスト<6857>[東証P]の決算は、2026年3月期の見通しが市場コンセンサスを下回ったが、同時に自社株買いを発表。PTS(私設取引)、ADR(米預託証券)では小動きながら、アク抜け感が強まるようだと、一段とセンチメントを明るくさせそうである。
30日に赤沢亮正経済財政再生相が訪米し、ベッセント米財務長官らと関税を巡る2回目の協議が予定されている。前週行われた第1回目の協議では、両国の良好な関係が確認されていた。楽観はできないが、トランプ米大統領は25日、日本と非常によい関係にあり、合意はかなり近いと述べている。関税交渉の進展期待によりショートを仕掛けづらくせるとともに、押し目待ち狙いのロングが入りやすい。国内では30日~5月1日に日銀の金融政策決定会合が開かれる。トランプ関税の影響を踏まえて利上げは見送られるとの見方が大勢であり、無難に通過することになるだろう。
日経225先物は、まずは+1σをターゲットとしたロング優勢の展開が期待される。29日の祝日を挟むうえ、週末からの4連休を控えて上値追いの動きは強まりにくいが、+1σ水準を回復したとしても戻り待ち狙いのショートは避けておきたい。レンジとしてはオプション権利行使価格の3万5500円から3万7000円辺りを想定する。
25日の米VIX指数は24.84(24日は26.47)に低下した。23日に25日線(28.82)を割り込み、その後も低下基調を継続した。4月3日から7日にかけての急伸前の水準まで下がってきた。20.00を上回っている状況であるが、目先的には75日線が位置する22.13辺りが意識されてくるため、リスク選好に向かわせよう。
先週のNT倍率は先物中心限月で13.57倍(24日は13.52倍)に上昇し、前週比で変わらずだった。23日に13.46倍に低下する場面もみられたが、週末は「中国が米国から輸入する半導体製品の一部を報復関税の対象から除外した」との報道をきっかけにハイテク株が買われ、日経平均型が優勢となるなかで切り返した。25日線が支持線として機能してくるようだと、リバランスを想定したNTロングへの転換を意識しておきたい。
4月第3週(4月14日-18日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では4週ぶりの買い越しであり、買い越し額は3452億円(4月第2週は1958億円の売り越し)だった。なお、現物は1503億円の買い越し(同1582億円の買い越し)と3週連続の買い越しであり、先物は1948億円の買い越し(同3540億円の売り越し)と4週ぶりの買い越し。個人は現物と先物の合算で3441億円の売り越しと2週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で1670億円の買い越しとなり、2週連続の買い越し。
主要スケジュールでは、29日に米国4月コンファレンスボード消費者信頼感指数、30日に3月鉱工業生産、中国4月製造業PMI、米国4月ADP雇用統計、米国1-3月期GDP、米国3月個人所得、米国3月個人消費支出、5月1日に日銀金融政策決定会合終了後に政策金利発表、日銀総裁記者会見、米国4月ISM製造業景気指数、赤澤経済再生担当大臣が米関税措置を巡る2回目の閣僚交渉(見通し)、2日に3月完全失業率、米国4月雇用統計などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
08月限 日経225 35661.68 TOPIX 2510.68
09月限 日経225 36906.92 TOPIX 2585.41
10月限 日経225 39701.93 TOPIX 2721.72
11月限 日経225 39901.35 TOPIX 2765.26
12月限 日経225 39434.85 TOPIX 2738.68
01月限 日経225 39343.19 TOPIX 2726.70
02月限 日経225 39432.64 TOPIX 2775.06
02月限 日経225 39432.64 TOPIX 2775.06
03月限 日経225 36483.79 TOPIX 2684.98
04月限 日経225 32737.29 TOPIX 2418.70
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/06 04月25日 34940 35870 34790 35780 +750
25/06 04月24日 35000 35510 34970 35030 +110
25/06 04月23日 34330 35400 34290 34920 +640
25/06 04月22日 34190 34370 33860 34280 +20
25/06 04月21日 34730 34820 34240 34260 -570
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/06 04月25日 2586.0 2640.5 2574.5 2636.0 +45.5
25/06 04月24日 2596.0 2629.0 2588.5 2590.5 +4.5
25/06 04月23日 2540.5 2613.0 2537.5 2586.0 +49.5
25/06 04月22日 2520.0 2539.0 2497.5 2536.5 +12.5
25/06 04月21日 2557.5 2564.5 2522.5 2524.0 -41.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
04月25日(06月限) 36000 +220
04月24日(06月限) 35570 +540
04月23日(06月限) 35355 +435
04月22日(06月限) 34845 +565
04月21日(06月限) 34155 -105
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
04月18日 637億円 -197億円 1兆4680億円 -3997億円
04月11日 834億円 -301億円 1兆8678億円 -1659億円
04月04日 1136億円 +139億円 2兆0337億円 -4230億円
03月28日 996億円 -550億円 2兆4567億円 +3949億円
03月21日 1547億円 +80億円 2兆0618億円 +998億円
03月14日 1466億円 -1555億円 1兆9619億円 +2885億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
04月23日 1544万株 -661万株 6億2252万株 -5077万株
04月22日 2205万株 +159万株 6億7329万株 +625万株
04月21日 2046万株 -57万株 6億6703万株 -2073万株
04月18日 2103万株 -19万株 6億8777万株 -3467万株
04月17日 2123万株 -171万株 7億2245万株 -1098万株
04月16日 2295万株 -157万株 7億3343万株 -5431万株
04月15日 2452万株 +91万株 7億8774万株 -1億5278万株
04月14日 2360万株 -440万株 9億4053万株 +965万株
04月11日 2801万株 +933万株 9億3088万株 -3852万株
04月10日 1867万株 -388万株 9億6940万株 +2553万株
04月09日 2256万株 -1489万株 9億4387万株 -675万株
04月08日 3746万株 -581万株 9億5062万株 +617万株
04月07日 4327万株 -80万株 9億4444万株 -7288万株
04月04日 4407万株 -237万株 10億1733万株 -330万株
04月03日 4644万株 +614万株 10億2063万株 -2867万株
04月02日 4030万株 +123万株 10億4931万株 -1990万株
04月01日 3907万株 +186万株 10億6921万株 +737万株
03月31日 3720万株 +437万株 10億6184万株 -1518万株
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2025/04/27 17:00
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株価指数先物 【週間展望】―3万5000円、25日線が射程に入る
今週の日経225先物は、需給の改善により底堅さが意識される相場展開が見込まれる。先週(14~18日)の日経225先物は週間で1310円上昇。14日には3万2700円まで売られたが、関税を巡る協議で日米両国の良好な関係が確認され、交渉進展への期待が高まるなかで18日は3万4830円と同日の高値で終えた。
これにより、3月26日戻り高値から4月7日安値までの下落に対する半値戻し水準となる3万4310円を突破した。日経平均株価も半値戻しの3万4500円処を突破したことで需給状況は改善してきたと考えられる。先週の上昇に対する利益確定の動きが入りやすいものの、ショートは仕掛けにくくさせそうである。
日経225先物は4月7日の3万0650円をボトムとしたリバウンドにより、ボリンジャーバンドの-3σ割れから-2σ、-1σを突破し、中心値(25日移動平均線)に接近してきた。節目の3万5000円と25日線が位置する3万5320円への接近ではショートを誘う可能性はあるが、同水準を突破してくると+1σ(3万7200円)、75日線(3万7420円)が射程に入ってくるため、ショートカバーが強まりやすいだろう。
週足の日経225先物は先週の上昇で-2σ(3万3180円)から-1σ(3万5120円)に接近してきた。今週は-1σが3万4790円まで下がってくることで、同バンドを突破してくると、センチメントを明るくさせ、ショートカバーを誘うことになろう。そのため、オプション権利行使価格の3万4250円から3万5250円のレンジを想定する。節目の3万5000円に接近する局面では、押し目狙いのロングもエントリーポイントを引き上げてきそうだ。
18日の米国市場はグッドフライデー(聖金曜日)の祝日で休場だった。日経225先物は、18日取引終了後のナイトセッションは日中比180円安の3万4650円と下落しているが、商いは低水準で、薄商いのなかで持ち高調整の動きが優勢だったとみられる。週初は海外市場休場の影響から引き続き商いは膨らみづらいだろう。
17日夕に1-3月期決算を発表したネットフリックスは、4-9月期見通しともに市場予想を上回る内容だった。時間外取引では3.4%上昇したため、祝日明けの米国市場ではこれを評価した展開が見込まれる。
ただし、17日の米国では予想を下回る決算を発表したユナイテッドヘルス・グループが22%超下落し、NYダウの下落につながっていた。今週は22日にテスラ、23日にIBM、ラムリサーチ、24日にインテル、アルファベット、プロクター・アンド・ギャンブルなどが発表を予定しており、個別の決算の影響には注意したいところだろう。
もっとも、トランプ関税による不確実性が高まるなかで、決算を手掛かりとした物色に向かわせている点については、一時の混乱から市場は落ち着きをみせてきたとも考えられる。国内では23日にファナック<6954>、24日にニデック<6594>、25日に信越化学工業<4063>、アドバンテスト<6857>などの決算発表が予定されている。指数インパクトの大きい銘柄の決算では、先物主導で反応をみせてくる可能性がある。
17日の米VIX指数は29.65(16日は32.64)に低下した。7日に60.13まで急伸した後は荒い値動きが続いていたが、先週は30.00~35.00辺りでやや落ち着いた値動きだった。25日線(27.66)を上回っている状況のため楽観はできないが、関税が再発動されるとみられる7月の期限までは各国の交渉協議の進展が期待されるため、落ち着きをみせてきそうだ。25日線を割り込んでくるようだと、安心感につながろう。
先週のNT倍率は先物中心限月で13.57倍(17日は13.58倍)に低下した。14日に13.68倍に上昇する場面もみられたが、その後は上値を切り下げる一方で、下値は25日線(13.55倍)での底堅さが意識されている。同線が支持線として機能するかを見極めつつ、1月23日の高値14.54倍から4月1日の安値13.32倍までの下げに対するリバランスを想定したNTロングへの転換を意識しておきたい。
4月第2週(4月7日-11日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週連続の売り越しであり、売り越し額は1958億円(4月第1週は7730億円の売り越し)だった。なお、現物は1582億円の買い越し(同6011億円の買い越し)と2連続の買い越しであり、先物は3540億円の売り越し(同1兆3741億円の売り越し)と3週連続の売り越し。個人は現物と先物の合算で1569億円の売り越しと3週ぶりの売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で3880億円の買い越しとなり、2週ぶりの買い越し。
主要スケジュールでは、21日に米国3月コンファレンス・ボード景気先行指数、22日にIMF世界経済見通し、23日に米国4月製造業PMI、米国4月サービス業PMI、米国3月新築住宅販売件数、米地区連銀経済報告(ベージュブック)、24日にG20財務相・中央銀行総裁会議(~24日)、米国3月耐久財受注、25日に4月東京都区部消費者物価指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
08月限 日経225 35661.68 TOPIX 2510.68
09月限 日経225 36906.92 TOPIX 2585.41
10月限 日経225 39701.93 TOPIX 2721.72
11月限 日経225 39901.35 TOPIX 2765.26
12月限 日経225 39434.85 TOPIX 2738.68
01月限 日経225 39343.19 TOPIX 2726.70
02月限 日経225 39432.64 TOPIX 2775.06
02月限 日経225 39432.64 TOPIX 2775.06
03月限 日経225 36483.79 TOPIX 2684.98
04月限 日経225 32737.29 TOPIX 2418.70
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/06 04月18日 34430 34830 34270 34830 +400
25/06 04月17日 33780 34430 33600 34430 +510
25/06 04月16日 34420 34630 33680 33920 -440
25/06 04月15日 34200 34500 33980 34360 +190
25/06 04月14日 33170 34350 32700 34170 +650
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/06 04月18日 2534.0 2565.5 2525.5 2565.5 +30.5
25/06 04月17日 2490.0 2536.0 2477.5 2535.0 +35.0
25/06 04月16日 2523.0 2540.5 2478.5 2500.0 -16.5
25/06 04月15日 2500.0 2529.5 2491.0 2516.5 +19.0
25/06 04月14日 2430.5 2519.5 2393.5 2497.5 +39.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
04月18日(06月限) 休場
04月17日(06月限) 34465 +35
04月16日(06月限) 33835 -85
04月15日(06月限) 34490 +130
04月14日(06月限) 34295 +125
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
04月11日 834億円 -301億円 1兆8678億円 -1659億円
04月04日 1136億円 +139億円 2兆0337億円 -4230億円
03月28日 996億円 -550億円 2兆4567億円 +3949億円
03月21日 1547億円 +80億円 2兆0618億円 +998億円
03月14日 1466億円 -1555億円 1兆9619億円 +2885億円
03月07日 3021億円 +340億円 1兆6734億円 -2386億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
04月16日 2295万株 -157万株 7億3343万株 -5431万株
04月15日 2452万株 +91万株 7億8774万株 -1億5278万株
04月14日 2360万株 -440万株 9億4053万株 +965万株
04月11日 2801万株 +933万株 9億3088万株 -3852万株
04月10日 1867万株 -388万株 9億6940万株 +2553万株
04月09日 2256万株 -1489万株 9億4387万株 -675万株
04月08日 3746万株 -581万株 9億5062万株 +617万株
04月07日 4327万株 -80万株 9億4444万株 -7288万株
04月04日 4407万株 -237万株 10億1733万株 -330万株
04月03日 4644万株 +614万株 10億2063万株 -2867万株
04月02日 4030万株 +123万株 10億4931万株 -1990万株
04月01日 3907万株 +186万株 10億6921万株 +737万株
03月31日 3720万株 +437万株 10億6184万株 -1518万株
03月28日 3283万株 -533万株 10億7703万株 +629万株
03月27日 3816万株 -1302万株 10億7073万株 +7314万株
03月26日 5119万株 -108万株 9億9758万株 +7869万株
03月25日 5227万株 +42万株 9億1889万株 +1233万株
03月24日 5184万株 +98万株 9億0656万株 +561万株
株探ニュース
2025/04/20 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】―関税協議やハイテク株高期待でロング対応
今週の日経225先物は、引き続き米政策を巡る各国の動向のほか、トランプ大統領の発言による混乱を警戒しつつも、押し目狙いのロング対応に向かわせそうだ。中国は米国に対する報復関税を125%に引き上げたが、米側が再度関税を引き上げたとしてもこれ以上対抗しないとの見解を示しており、米中貿易摩擦に対する警戒が和らぐ可能性がある。
「相互関税」に対し報復措置をとらない大半の国は90日間関税が一時停止されたことで、この間に米国と協議を行うとみられる。日本は赤澤経済再生相が訪米し、17日にベッセント財務長官らと交渉を行う見通しである。二国間協議の進展期待によりショートは仕掛けづらく、ロングに傾きやすくなろう。
11日の米国市場では主要な株価指数が反発した。中国がこれ以上の報復関税は講じない考えを示したことが好感された。また、ボストン連銀のコリンズ総裁が、金融市場は持ちこたえており、しっかり機能していると発言。ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁も介入が正当化されるような兆候は見られないと指摘したことで、金融市場全般に対する過度な警戒感が和らいだ。
トランプ大統領は、スマートフォンやコンピューター機器、半導体製造装置を相互関税の対象から除外した。1月高値から半値水準まで下落しているアドバンテスト<6857>[東証P]や昨年7月高値から3分の1程度まで売られたディスコ<6146>[東証P]といった、指数インパクトの大きい値がさハイテク株の支援材料になる可能性がある。
先週の日経225先物は連日4ケタの変動幅での乱高下を演じ、3万0650円~3万5140円(ナイトセッションを含む)での荒い値動きながら前週比では240円安だった。今後もトランプ大統領のSNS投稿などをきっかけにアルゴリズムが発動することで荒い値動きが目立つだろうが、冷静に押し目を狙いたい。
日経225先物は、11日取引終了後のナイトセッションでは日中比200円高の3万3720円で終えた。売り先行で始まり、ナイトセッションでも1000円超の値幅とはなったが、中盤以降はショートカバーが優勢だった。ボリンジャーバンドでは7日に3万0650円まで急落する局面で-3σを大きく割り込んだが、その後は荒い値動きながら-2σを突破し、-1σを捉える形状をみせている。バンドは下向きで推移しているものの、-2σ(3万1940円)と-1σ(3万3840円)によるレンジを意識しつつ、-1σ突破から中心値である25日移動平均線(3万5740円)を射程に入れたロング優勢の展開が見込まれよう。
週足では-3σ割れから長い下ヒゲを残す形で-2σ水準を回復。ナイトセッションでは-2σ(3万2860円)を上回っての推移になった。-1σ(3万4920円)とのレンジが意識されてくるほか、下落要因は違うものの、形状としては昨年8月の長い下ヒゲを残しての-3σ割れからの切り返しと酷似しており、目先の底打ちも期待されてこよう。そのため、オプション権利行使価格の3万2000円から3万6000円のレンジを想定。
11日の米VIX指数は37.56(10日は40.72)に低下した。7日に60.13まで急伸した後は荒い値動きながら9日には31.90まで下げる場面もあった。25日線(26.88)を上回っている状況のため楽観はできないが、ひとまず落ち着きをみせてきそうだ。
JPモルガン・チェースが発表した第1四半期決算は一株利益が市場の予想を上回り、11日の米国市場で4%高だった。今週は14日にゴールドマン・サックス・グループ、15日にバンク・オブ・アメリカ、シティグループ、17日にネットフリックス、ユナイテッドヘルス・グループなどの決算発表が予定されており、主要企業の業績動向に関心が集まることになろう。
先週のNT倍率は先物中心限月で13.63倍(10日は13.62倍)に上昇した。一時13.55まで低下して25日線(13.57倍)を下回る場面もみられた。その後は下ヒゲを残す形で同線を上回って推移した。1月23日の高値14.54倍から4月1日の安値13.32倍までの下げに対するリバランスを想定し、75日線(14.00倍)、200日線(14.15倍)辺りを目先のターゲットとしたNTロングに振れやすいとみておきたい。
4月第1週(3月31日-4月4日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週連続の売り越しであり、売り越し額は7730億円(3月第4週は1兆2821億円の売り越し)だった。なお、現物は6011億円の買い越し(同8416億円の売り越し)と2週ぶりの買い越しであり、先物は1兆3741億円の売り越し(同4404億円の売り越し)と2週連続の売り越し。個人は現物と先物の合算で7274億円の買い越しと2週連続の買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で1976億円の売り越しとなり、2週ぶりの売り越し。
主要スケジュールでは、14日に中国3月貿易収支、15日に米国4月ニューヨーク連銀製造業景気指数、米国3月輸出入物価指数、16日に2月機械受注、中国1-3月期GDP、中国3月鉱工業生産指数、中国3月小売売上高、米国3月小売売上高、米国3月鉱工業生産指数、パウエルFRB議長講演、17日にECB(欧州中央銀行)政策金利、米国3月住宅着工件数、ラガルドECB総裁記者会見、18日に3月全国消費者物価指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
08月限 日経225 35661.68 TOPIX 2510.68
09月限 日経225 36906.92 TOPIX 2585.41
10月限 日経225 39701.93 TOPIX 2721.72
11月限 日経225 39901.35 TOPIX 2765.26
12月限 日経225 39434.85 TOPIX 2738.68
01月限 日経225 39343.19 TOPIX 2726.70
02月限 日経225 39432.64 TOPIX 2775.06
02月限 日経225 39432.64 TOPIX 2775.06
03月限 日経225 36483.79 TOPIX 2684.98
04月限 日経225 32737.29 TOPIX 2418.70
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/06 04月11日 34250 34260 32470 33520 -1120
25/06 04月10日 32300 35140 31120 34640 +2810
25/06 04月09日 33190 33920 31280 31830 -1270
25/06 04月08日 30940 33430 30790 33100 +2140
25/06 04月07日 33550 33660 30650 30960 -2800
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/06 04月11日 2516.0 2516.0 2370.0 2458.0 -84.5
25/06 04月10日 2389.0 2590.5 2301.0 2542.5 +192.5
25/06 04月09日 2443.5 2488.0 2319.5 2350.0 -83.5
25/06 04月08日 2262.5 2455.5 2256.0 2433.5 +166.5
25/06 04月07日 2464.5 2469.0 2223.5 2267.0 -208.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
04月11日(06月限) 33650 +130
04月10日(06月限) 33400 -1240
04月09日(06月限) 34860 +3030
04月08日(06月限) 32245 -855
04月07日(06月限) 32225 +1265
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
04月04日 1136億円 +139億円 2兆0337億円 -4230億円
03月28日 996億円 -550億円 2兆4567億円 +3949億円
03月21日 1547億円 +80億円 2兆0618億円 +998億円
03月14日 1466億円 -1555億円 1兆9619億円 +2885億円
03月07日 3021億円 +340億円 1兆6734億円 -2386億円
02月28日 2680億円 +1010億円 1兆9120億円 -64億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
04月09日 2256万株 -1489万株 9億4387万株 -675万株
04月08日 3746万株 -581万株 9億5062万株 +617万株
04月07日 4327万株 -80万株 9億4444万株 -7288万株
04月04日 4407万株 -237万株 10億1733万株 -330万株
04月03日 4644万株 +614万株 10億2063万株 -2867万株
04月02日 4030万株 +123万株 10億4931万株 -1990万株
04月01日 3907万株 +186万株 10億6921万株 +737万株
03月31日 3720万株 +437万株 10億6184万株 -1518万株
03月28日 3283万株 -533万株 10億7703万株 +629万株
03月27日 3816万株 -1302万株 10億7073万株 +7314万株
03月26日 5119万株 -108万株 9億9758万株 +7869万株
03月25日 5227万株 +42万株 9億1889万株 +1233万株
03月24日 5184万株 +98万株 9億0656万株 +561万株
03月21日 5086万株 +387万株 9億0095万株 +443万株
03月19日 4698万株 -58万株 8億9651万株 +75万株
03月18日 4756万株 0株 8億9576万株 +2180万株
03月17日 4756万株 -28万株 8億7395万株 +46万株
株探ニュース
2025/04/13 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】―下へのバイアスが落ち着く局面を狙ったロング対応
今週の日経225先物は、トランプ政権の「相互関税」を巡る各国の対応を見極めながらの神経質な相場展開になりそうだ。中国政府は4日、米国が中国からの輸入品に34%の関税を上乗せしたことへの対抗措置として、米国からの全ての輸入品に34%の追加関税をかけると発表した。さらに、レアアースなどの輸出規制の強化なども決めた。貿易戦争の激化による世界的な景気後退リスクが、投資家のセンチメントを冷ますことになろう。
4日の米国市場では、中国の報復関税による景気・企業業績の悪化が警戒され、主要な株価指数は軒並み5%を超す大幅下落となった。いずれも昨年8月の安値を大きく割り込んでおり、NYダウは4万ドルの大台割れで、昨年5月下旬以来、約10カ月ぶりの安値となった。また、トランプ大統領が3日夕、半導体と医薬品に対する関税引き上げを近く発表する考えを示したことで、半導体SOX指数の下落率は7%を超えた。JPモルガン・チェースでは、米国と世界が景気後退入りする確率を従来の40%から60%へ引き上げている。
トランプ大統領が発表した相互関税の内容は、世界で驚きをもって受け止められた。日本の適用率24%は予想を超える最悪シナリオといった見方もあり、日経225先物は週間で3250円下落した。4日の取引終了後のナイトセッションは日中比1540円安の3万2220円で終えており、一時3万1970円まで売られる場面もあった。今週も週初から波乱の展開が見込まれ、昨年8月5日につけた安値である3万0370円が射程に入ってくるとともに、23年5月以来の3万円割れが意識されてくる可能性がありそうだ。
一方で、今後は各国政府間の協議に関心が集まり、いずれかの国が米国から譲歩を引き出すことができれば、買い戻しが意識されるだろう。国内では石破首相が今週にもトランプ大統領と電話協議を行うとみられており、その結果が注目されよう。もっとも、目先底をつけてくる可能性はあるものの、地合いが急改善することは期待しづらい。
日経225先物はボリンジャーバンドの-3σ(3万2670円)を大きく割り込んでおり、売られ過ぎが意識される状況である。ただし、バンドが拡大傾向にあるなか下向きで推移する-3σに沿った調整を続けていることで、押し目狙いのタイミングが見極めにくい。週足の-3σは3万1010円まで下げており、昨年8月安値の水準に接近してきた。まずは、オプション権利行使価格の3万円から3万4000円辺りの広めのレンジを想定する。
なお、トランプ大統領が2日夕(日本では3日早朝)に発表した相互関税を受けた東京市場の初動反応では、パニック的な売りが集中したが、さらに3日の米国市場の大幅な下げの影響により4日も一段安となった。東証プライムの売買高は昨年10月30日以来となる30億株超に膨れ、ポジション解消が進んだと考えられる。リスク回避によるポジション圧縮は一巡したとの見方が出てきそうだ。
一方で、今後は各国の協議の進展に期待が高まりやすく、ショートを仕掛けづらくさせよう。しばらくはスキャルピング中心のトレードを余儀なくされようが、下へのバイアスが落ち着く局面を狙ったロング対応に向かわせそうだ。
4日の米VIX指数は45.31(3日は30.02)に急伸した。3日に3月11日の戻り高値29.57を捉えたが、4日の大幅な上昇によって昨年8月5日の高値38.57を上抜き、2020年4月以来の水準となった。チャート上で長い上ヒゲを残せればピーク感も出てきそうだが、ほぼ高値圏で終えている状況であるため、一段の上昇が警戒されやすい。方向性としては2020年3月につけた高値82.69が意識されてリスク回避姿勢を強めそうだが、各国の関税対応次第で急速に低下する可能性もあるだろう。
先週末のNT倍率は先物中心限月で13.63倍に上昇した。25日移動平均線(13.60倍)を上回ってきており、1月23日の14.54倍から4月1日の13.32倍までの調整トレンドに対するリバウンドが意識された。米国の相互関税を受けてポジション解消に向かう過程で、結果的には1月下旬から強まっていたNTショートのポジションを巻き戻す形となった。先週の反動をみせてくる展開もありそうだが、今後底入れからリバウンドを強めてくるようなら、NTロングによるスプレッド狙いに向かわせよう。
3月第4週(3月24日-28日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週ぶりの売り越しであり、売り越し額は1兆2821億円(3月第3週は6982億円の買い越し)だった。なお、現物は8416億円の売り越し(同2611億円の買い越し)と2週ぶりの売り越しであり、先物は4404億円の売り越し(同4371億円の買い越し)と3週ぶりの売り越し。個人は現物と先物の合算で5878億円の買い越しと4週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で5027億円の買い越しとなり、2週ぶりの買い越し。
主要スケジュールでは、7日に2月景気動向指数、米国2月消費者信用残高、8日に2月国際収支、3月景気ウォッチャー調査、9日に米国2月卸売売上高、FOMC議事要旨(3月18日~19日開催分)、米国による各国・地域別の上乗せ分の相互関税が発効、10日に3月国内企業物価、中国3月消費者物価指数、中国3月生産者物価指数、米国3月消費者物価指数、11日に米国3月生産者物価指数、米国4月ミシガン大学消費者信頼感指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
08月限 日経225 35661.68 TOPIX 2510.68
09月限 日経225 36906.92 TOPIX 2585.41
10月限 日経225 39701.93 TOPIX 2721.72
11月限 日経225 39901.35 TOPIX 2765.26
12月限 日経225 39434.85 TOPIX 2738.68
01月限 日経225 39343.19 TOPIX 2726.70
02月限 日経225 39432.64 TOPIX 2775.06
02月限 日経225 39432.64 TOPIX 2775.06
03月限 日経225 36483.79 TOPIX 2684.98
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/06 04月04日 34780 34830 33300 33760 -1090
25/06 04月03日 35700 36510 33390 34850 -910
25/06 04月02日 35550 35880 35130 35760 +140
25/06 04月01日 35770 36140 35480 35620 -100
25/06 03月31日 36880 36890 35580 35720 -1290
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/06 04月04日 2568.5 2572.5 2438.5 2475.5 -99.0
25/06 04月03日 2646.0 2699.0 2497.5 2574.5 -76.0
25/06 04月02日 2656.0 2678.5 2630.5 2650.5 -9.5
25/06 04月01日 2669.5 2700.0 2654.5 2660.0 -1.0
25/06 03月31日 2739.5 2741.0 2651.0 2661.0 -86.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
04月04日(06月限) 32245 -1515
04月03日(06月限) 33895 -955
04月02日(06月限) 35990 +230
04月01日(06月限) 35745 +125
03月31日(06月限) 36045 +325
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
03月28日 996億円 -550億円 2兆4567億円 +3949億円
03月21日 1547億円 +80億円 2兆0618億円 +998億円
03月14日 1466億円 -1555億円 1兆9619億円 +2885億円
03月07日 3021億円 +340億円 1兆6734億円 -2386億円
02月28日 2680億円 +1010億円 1兆9120億円 -64億円
02月21日 1669億円 +53億円 1兆9184億円 -1573億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
04月02日 4030万株 +123万株 10億4931万株 -1990万株
04月01日 3907万株 +186万株 10億6921万株 +737万株
03月31日 3720万株 +437万株 10億6184万株 -1518万株
03月28日 3283万株 -533万株 10億7703万株 +629万株
03月27日 3816万株 -1302万株 10億7073万株 +7314万株
03月26日 5119万株 -108万株 9億9758万株 +7869万株
03月25日 5227万株 +42万株 9億1889万株 +1233万株
03月24日 5184万株 +98万株 9億0656万株 +561万株
03月21日 5086万株 +387万株 9億0095万株 +443万株
03月19日 4698万株 -58万株 8億9651万株 +75万株
03月18日 4756万株 0株 8億9576万株 +2180万株
03月17日 4756万株 -28万株 8億7395万株 +46万株
03月14日 4785万株 -3637万株 8億7348万株 +8189万株
03月13日 8422万株 -1199万株 7億9159万株 +9349万株
03月12日 9622万株 -5万株 6億9810万株 +2585万株
03月11日 9627万株 +198万株 6億7225万株 -662万株
03月10日 9429万株 +198万株 6億7887万株 -1422万株
株探ニュース
2025/04/06 17:00
みんかぶニュース その他
リバランスを狙ったスキャルピング中心のトレード
大阪6月限ナイトセッション
日経225先物 36020 +300 (+0.83%)
TOPIX先物 2683.5 +22.5 (+0.84%)
シカゴ日経平均先物 36045 +325
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)
3月31日の米国市場はNYダウ、 S&P500が上昇した一方で、ナスダックは下落。トランプ米大統領が4月2日に相互関税の詳細を発表するほか、3日にはすべての輸入車に25%の関税を課す。トランプ政権の関税政策に伴う景況感の悪化に加えて、米物価上昇につながるとの懸念が高まり、売りが先行。NYダウの下落幅は一時400ドルを超えた。売り一巡後は月末・四半期末で機関投資家による資産配分を調整するための買いが観測されるなかで切り返し、ディフェンシブ株を中心に買われれる形で、NYダウの上げ幅は500ドルを超える場面もあった。
NYダウ構成銘柄では、ウォルマート、シャーウィン・ウィリアムズ、ホーム・デポ、ビザ、アップル、IBMが堅調。半面、ボーイング、アマゾン・ドット・コム、エヌビディア、マイクロソフト、セールスフォースが売られた。
シカゴ日経平均先物(6月限)清算値は、大阪比325円高の3万6045円だった。日経225先物(6月限)のナイトセッションは、日中比50円高の3万5770円で始まった。3万5560円~3万5760円辺りでの推移を続け、米国市場の取引開始後には3万5480円まで売られた。売り一巡後はショートカバーとみられる動きが優勢となりプラス圏を回復。終盤にかけて上げ幅を広げ3万6140円まで買われる場面もみられ、3万6020円でナイトセッションの取引を終えた。
月末・四半期末の調整買いによりNYダウは4日ぶりに反発したが、トランプ政権の関税発動を控え、荒い値動きだった。日経225先物は、直近の急落に対する持ち高調整に伴うリバランスから自律反発が意識されるだろうが、重要イベントを前にポジションを傾けてくる動きは乏しそうだ。リバランスを狙った動きに対して、スキャルピング中心のトレードになろう。
日経225先物はナイトセッションで一時3万5480円まで売られ、3月11日につけた3万5730円とのダブルボトム形成は期待しづらくなった。ただ、ボリンジャーバンドの-3σ(3万5360円)に接近した後に切り返しており、終値では-2σ(3万5960円)を上回って終えている。-2σ水準で底堅さがみられてくるようだと、前日の大幅な下げに対するリバランスが強まる可能性はあり、-1σ(3万6550円)が意識されてきそうだ。
そのため、3万6000円を挟んだ攻防のなか、-3σと-1σにより、オプション権利行使価格の3万5500円から3万6500円と広めのレンジを想定する。-2σ水準での底固めとなれば、3万6000円~3万6500円での推移になりそうである。
31日の米VIX指数は22.28(28日は21.65)に上昇し、一時24.80まで切り上がる場面もあった。28日の急伸で一気に突破した25日移動平均線(21.51)が支持線として機能する形状をみせており、一段の上昇が警戒されやすいだろう。トランプ関税発動後の動向に注目しておきたい。
昨日のNT倍率は先物中心限月で13.42倍に低下した。指数インパクトの大きいファーストリテイリング<9983>[東証P] や東京エレクトロン<8035>[東証P]、アドバンテスト<6857>[東証P]、ソフトバンクグループ<9984>[東証P]の4社で日経平均株価を500円超押し下げており、一時13.36倍まで下げる場面もあった。ただし、東証プライムの値下がり数が9割超となる全面安商状のなか、NTショートを巻き戻す動きも意識されたようだ。リバランスが入る可能性はあるものの、トランプ関税への警戒からNTショートに振れやすい需給状況だろう。
株探ニュース
2025/04/01 07:53
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】―トランプ政権の相互関税でボラティリティ高まる
今週の日経225先物は、トランプ米政権の関税政策によって不確実性が高まり、ボラティリティの高い相場展開となりそうだ。トランプ米大統領は4月2日に相互関税を導入するほか、3日にはすべての輸入車に25%の関税を課す。3月28日の米国市場では貿易戦争への警戒に加え、この日発表された経済指標を受けて米国のインフレ懸念が改めて強まった。
2月の米個人消費支出(PCE)統計では、米連邦準備理事会(FRB)が注目する食品とエネルギーを除くPCEコア価格指数は前月比0.4%上昇し、市場予想(0.3%上昇)を上回り約1年ぶりの伸びとなった。また、3月の米ミシガン大学消費者態度指数(確報値)は57.0と速報値(57.9)から下方修正された。1年先のインフレ期待は5.0%に上昇し、2022年以来の高水準となっている。
NYダウ、S&P500、ナスダックの主要な株価指数は大幅に下落。半導体SOX指数は3%近く下げ、終値では昨年1月18日以来となる4300割れとなった。シカゴ日経平均先物は大阪比630円安の3万6380円。日経225先物のナイトセッションは日中比710円安の3万6300円でナイトセッションの安値で終えた。
週明けの東京市場は、米株安の影響を受けてインデックスに絡んだ売りが入りやすく、先物市場ではヘッジ対応のショートが強まる可能性がある。ナイトセッションではボリンジャーバンドの-1σ(3万6710円)を下抜け、-2σ(3万6150円)に接近。調整幅としては下げ止まりが意識されてくるが、-2σを明確に割り込んでくると-3σ(3万5590円)へのバイアスが強まることも想定しておく必要がありそうだ。
一方で、トランプ大統領は関税を巡る交渉についてはオープンと述べている。トランプ政権による関税政策が明らかになり、関税の水準や各国との協議の進展へ関心が移ることになり、いったんはアク抜け感からのリバウンドが意識される局面もあるだろう。まずは4月3日の輸入車への関税発動を受けた各国の対応が注目されることになりそうだ。
ただ、トランプ大統領は米大手自動車メーカーに対して関税を理由とした値上げをしないよう警告していたと報じられている。関税によるコスト増を価格に転嫁できない状況になるため、企業業績に対する警戒感が投資家のセンチメントを冷ますことになるだろう。
日経225先物は3万6000円割れから-3σ水準が射程に入る半面、アク抜け感が強まるようだと先週の下げに対するリバウンドが意識されるため、25日移動平均線(3万7270円)および+1σ(3万7830円)水準が射程に入る。今週は3日に米国3月ISM非製造業景気指数、4日には3月の米雇用統計の発表が予定されているが、市場の関心は関税一択であり、それほど材料視されないだろう。そのため、楽観視はできないものの、関税発動後は押し目狙いのロング対応とし、各国の動向に注目したい。
28日の米VIX指数は21.65(27日は18.69)に上昇した。10日の29.57をピークに調整していたが、26日の16.97をボトムにリバウンドをみせており、週間(3月21日:19.28)でも上昇した。週前半の下げで75日線、200日線を割り込んだ後に、週末の急伸で一気に25日線(21.38)を突破してきた。心理的な分かれ目となる20.00を上回ったことでリスク回避姿勢が強まろう。ただし、同水準までのリバウンドは想定されていたと考えられ、関税発動後に10日につけた直近高値水準までの上昇とならなければ、落ち着きをみせてくる可能性はありそうだ。
先週末のNT倍率は先物中心限月で13.47倍(27日は13.44倍)に上昇したが、ボトム圏での推移が続いており、一時13.42倍まで低下する場面もみられた。配当落ちの影響もあって東証プライムの値下がり数が1400を超える状況のなか、相対的にTOPIX型の弱さにつながったようだ。ただし、アドバンテスト<6857>[東証P]が一時、昨年10月以来となる7000円割れまで売られるなど、指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均型の重荷となっている。アク抜けによるリバランスの可能性はあるものの、リスク回避姿勢から内需系にシフトしやすく、NTショートに振れやすい需給状況が続きそうだ。
3月第3週(3月17日-21日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では5週ぶりの買い越しであり、買い越し額は6982億円(3月第2週は5459億円の売り越し)だった。なお、現物は2611億円の買い越し(同8085億円の売り越し)と5週ぶりの買い越しであり、先物は4371億円の買い越し(同2626億円の買い越し)と2週連続の買い越し。個人は現物と先物の合算で4982億円の売り越しと3週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で2391億円の売り越しとなり、5週ぶりの売り越し。
主要スケジュールでは、31日に2月鉱工業生産、中国3月製造業PMI、4月1日に2月完全失業率、日銀短観、中国3月財新製造業PMI、米国3月ISM製造業景気指数、2日に米国3月ADP雇用統計、米国2月製造業新規受注、トランプ大統領が相互関税の詳細公表、3日に米国2月貿易収支、米国3月ISM非製造業景気指数、米国が輸入自動車に25%の関税発動、4日に2月全世帯家計調査、米国3月雇用統計、パウエルFRB議長講演などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
08月限 日経225 35661.68 TOPIX 2510.68
09月限 日経225 36906.92 TOPIX 2585.41
10月限 日経225 39701.93 TOPIX 2721.72
11月限 日経225 39901.35 TOPIX 2765.26
12月限 日経225 39434.85 TOPIX 2738.68
01月限 日経225 39343.19 TOPIX 2726.70
02月限 日経225 39432.64 TOPIX 2775.06
02月限 日経225 39432.64 TOPIX 2775.06
03月限 日経225 36483.79 TOPIX 2684.98
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/06 03月28日 37390 37530 36900 37010 -400
25/06 03月27日 37790 37810 37290 37410 -390
25/06 03月26日 37580 37970 37540 37800 +220
25/06 03月25日 37430 37870 37340 37580 +230
25/06 03月24日 37420 37590 37100 37350 -50
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/06 03月28日 2780.5 2788.0 2746.0 2747.0 -35.5
25/06 03月27日 2789.0 2790.0 2759.0 2782.5 -7.5
25/06 03月26日 2776.5 2803.5 2771.0 2790.0 +15.0
25/06 03月25日 2766.0 2792.0 2762.0 2775.0 +13.5
25/06 03月24日 2778.5 2784.5 2754.0 2761.5 -16.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
03月28日(06月限)
03月27日(06月限) 37395 -15
03月26日(06月限) 37460 -340
03月25日(06月限) 37820 +240
03月24日(06月限) 37735 +385
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
03月21日 1547億円 +80億円 2兆0618億円 +998億円
03月14日 1466億円 -1555億円 1兆9619億円 +2885億円
03月07日 3021億円 +340億円 1兆6734億円 -2386億円
02月28日 2680億円 +1010億円 1兆9120億円 -64億円
02月21日 1669億円 +53億円 1兆9184億円 -1573億円
02月14日 1616億円 -93億円 2兆0757億円 +841億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
03月26日 5119万株 -108万株 9億9758万株 +7869万株
03月25日 5227万株 +42万株 9億1889万株 +1233万株
03月24日 5184万株 +98万株 9億0656万株 +561万株
03月21日 5086万株 +387万株 9億0095万株 +443万株
03月19日 4698万株 -58万株 8億9651万株 +75万株
03月18日 4756万株 0株 8億9576万株 +2180万株
03月17日 4756万株 -28万株 8億7395万株 +46万株
03月14日 4785万株 -3637万株 8億7348万株 +8189万株
03月13日 8422万株 -1199万株 7億9159万株 +9349万株
03月12日 9622万株 -5万株 6億9810万株 +2585万株
03月11日 9627万株 +198万株 6億7225万株 -662万株
03月10日 9429万株 +198万株 6億7887万株 -1422万株
03月07日 9230万株 +601万株 6億9310万株 -9815万株
03月06日 8628万株 -69万株 7億9126万株 +851万株
03月05日 8697万株 +163万株 7億8274万株 -1150万株
03月04日 8534万株 +229万株 7億9424万株 -2533万株
03月03日 8305万株 +80万株 8億1957万株 +1980万株
株探ニュース
2025/03/30 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】―「相互関税」発動を控えトランプ発言に振られやすい
今週の日経225先物は、トランプ米大統領の関税を巡る発言に振らされやすくなりそうだ。トランプ政権は4月2日にも貿易相手国に同水準の関税を課す「相互関税」を発動する方針だが、トランプ大統領は21日、同関税について「柔軟性がある」との認識を示している。EU(欧州連合)は対抗措置として4月1日から米国製品に関税を課すとしていたが、中旬に先延ばしした。米国と相互に合意できる解決策を見つけるための時間を確保するもので、協議の進展如何によって相場の変動幅は大きくなりそうだ。
また、時期は明らかにしていないものの、トランプ大統領が中国の習近平国家主席と会談し、関税について協議を計画していると報じられている。グリア米通商代表部(USTR)代表が今週、中国側と協議する予定であり、その行方に関心が集まりそうである。
21日の米国市場では、主要な株価指数が上昇した。景気減速や関税への懸念、地政学リスクを巡る不透明感などから、NYダウは500ドルあまり下落する場面もみられた。その後は前述したトランプ大統領の「柔軟性がある」との発言で不安が和らぎ、買い戻しを誘った。
日経225先物はナイトセッションで開始直後に3万7470円まで買われたが、その後は下落に転じ、米国市場の取引開始時には3万7100円まで下げ幅を広げた。ただし、終盤にかけて買い戻され、一時3万7380円まで下落幅を縮める動きをみせている。
3月11日につけた3万5730円(6月限)を安値としたボリンジャーバンドの-3σからのリバウンドにより、-2σを突破。先週は17日に-1σを上抜き、翌18日には中心値(25日)を捉えた。その後は日銀の金融政策決定会合や米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて、25日移動平均線水準での攻防が続いた。
25日線は下向きで推移しており、ナイトセッションで3万7600円まで下がってきた。同線が抵抗線として機能する状況が続くと、-1σ(3万6780円)辺りが意識されてくる可能性があろう。週足では-1σ(3万7150円)辺りでの攻防になりうそうであり、同水準を割り込む局面では、下へのバイアスが強まりやすいと考えられる。
トランプ大統領の関税を巡る発言が警戒されるなか、積極的なロングは手控えられるだろう。一方で、ショートも仕掛けにくく、スキャルピング中心のトレードのなか、短期的な需給に振らされることになりそうだ。ただ、相互関税については相当警戒されていることで、ポジションとしてはショートに傾いていると考えられる。相手国との協議への期待が高まりやすく、基本的には押し目狙いのロング対応に向かわせそうだ。
-1σと25日線によるレンジが意識され、オプション権利行使価格の3万6875円から3万7625円のレンジを想定する。25日線を明確に上抜けてくる局面では、3万8000円が射程に入るだろう。一方で、同線が抵抗として機能するなかでも、節目の3万7000円処では押し目を拾うタイミングになりそうである。
また、21日の米国市場ではマイクロン・テクノロジーが8%を超える急落となったほか、エヌビディアやアドバンスト・マイクロ・デバイセズなどハイテク株の一角が売られ、半導体SOX指数は続落した。アドバンテスト<6857>[東証P]や東京エレクトロン<8035>[東証P]など、指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均型の重荷となる可能性がある。
一方で、今週は3月期末となるため、配当志向の物色が強まりやすい。また、トランプ大統領は、空軍の次世代戦闘機「F47」の製造をボーイングが行うと発表した。また、「F47」を将来的に同盟国に性能を落としたうえで売却する考えを示した。日本では石破総理大臣が防衛大学校の卒業式で訓示し、防衛力の抜本的強化を着実に進めていく考えを示しており、三菱重工業<7011>[東証P]など防衛関連株への資金流入が続くことが見込まれる。
21日の米VIX指数は19.28(20日は19.80)に低下した。10日の29.57をピークに調整しており、週間(3月14日:21.77)でも低下した。19日には心理的な分かれ目となる20.00を割り込み、その後は切り返す場面もみられたが、25日線(20.84)が抵抗線として意識されてきており、連日で20.00を下回って終えている。トランプ関税の影響は不透明ながらも、カバーが強まる可能性はあるだろう。
先週末のNT倍率は先物中心限月で13.46倍に低下し、2020年4月以来の13.50倍を下回ってきた。節目の13.50倍を割り込んだことで、いったんはボトム形成が意識されてくる可能性はあるが、ハイテク株の一角が不安定な一方で、期末要因から配当志向の物色が意識されて、相対的にTOPIX型優位の展開が続く可能性がある。ただし、週足のボリンジャーでは急拡大するバンド形状で-3σに沿って低下を強めており、いつリバランスが入ってもおかしくない状況である。
3月第2週(3月10日-14日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では4週連続の売り越しであり、売り越し額は5459億円(3月第1週は4141億円の売り越し)だった。なお、現物は8085億円の売り越し(同1015億円の売り越し)と4週連続の売り越しであり、先物は2626億円の買い越し(同3126億円の売り越し)と4週ぶりの買い越し。個人は現物と先物の合算で2778億円の売り越しと2週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で279億円の買い越しとなり、4週連続の買い越し。
主要スケジュールでは、24日に米国3月製造業PMI、米国3月サービス業PMI、25日に日銀金融政策決定会合議事要旨、米国3月コンファレンスボード消費者信頼感指数、米国2月新築住宅販売件数、26日に2月企業向けサービス価格指数、米国2月耐久財受注、27日に権利付き最終売買日、1-2月中国工業企業利益、米国10-12月期実質GDP確報値、28日に日銀金融政策決定会合の主な意見、米国2月個人所得、米国2月個人消費支出などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
08月限 日経225 35661.68 TOPIX 2510.68
09月限 日経225 36906.92 TOPIX 2585.41
10月限 日経225 39701.93 TOPIX 2721.72
11月限 日経225 39901.35 TOPIX 2765.26
12月限 日経225 39434.85 TOPIX 2738.68
01月限 日経225 39343.19 TOPIX 2726.70
02月限 日経225 39432.64 TOPIX 2775.06
02月限 日経225 39432.64 TOPIX 2775.06
03月限 日経225 36483.79 TOPIX 2684.98
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/06 03月21日 37410 37780 37160 37400 -100
25/06 03月19日 37640 37870 37390 37500 -120
25/06 03月18日 37250 37770 37180 37620 +420
25/06 03月17日 36830 37360 36790 37200 +340
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/06 03月21日 2764.0 2792.0 2738.5 2777.5 +6.5
25/06 03月19日 2761.5 2788.5 2744.0 2771.0 +9.5
25/06 03月18日 2730.5 2767.0 2726.5 2761.5 +32.5
25/06 03月17日 2690.0 2731.0 2686.5 2729.0 +37.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
03月21日(06月限) 37355 -45
03月20日(06月限) 37435 -65
03月19日(06月限) 37625 +125
03月18日(06月限) 37535 -85
03月17日(06月限) 37690 +490
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
03月14日 1466億円 -1555億円 1兆9619億円 +2885億円
03月07日 3021億円 +340億円 1兆6734億円 -2386億円
02月28日 2680億円 +1010億円 1兆9120億円 -64億円
02月21日 1669億円 +53億円 1兆9184億円 -1573億円
02月14日 1616億円 -93億円 2兆0757億円 +841億円
02月07日 1709億円 +60億円 1兆9916億円 -1714億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
03月18日 4756万株 0株 8億9576万株 +2180万株
03月17日 4756万株 -28万株 8億7395万株 +46万株
03月14日 4785万株 -3637万株 8億7348万株 +8189万株
03月13日 8422万株 -1199万株 7億9159万株 +9349万株
03月12日 9622万株 -5万株 6億9810万株 +2585万株
03月11日 9627万株 +198万株 6億7225万株 -662万株
03月10日 9429万株 +198万株 6億7887万株 -1422万株
03月07日 9230万株 +601万株 6億9310万株 -9815万株
03月06日 8628万株 -69万株 7億9126万株 +851万株
03月05日 8697万株 +163万株 7億8274万株 -1150万株
03月04日 8534万株 +229万株 7億9424万株 -2533万株
03月03日 8305万株 +80万株 8億1957万株 +1980万株
02月28日 8225万株 -306万株 7億9977万株 -412万株
02月27日 8531万株 +2055万株 8億0390万株 +2571万株
02月26日 6476万株 +351万株 7億7818万株 -277万株
02月25日 6124万株 +953万株 7億8096万株 -312万株
株探ニュース
2025/03/23 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】―トレンド転換を意識した押し目狙いのロング対応
今週の日経225先物は、日米の金融政策を警戒しつつも、テクニカル面からはリバウンドを意識したスタンスになりそうだ。2月下旬以降、下向きで推移するボリンジャーバンドの-2σを中心に、-1σと-3σによるレンジ内での調整を続けてきたが、先週11日につけた3万5730円(6月限)を安値に-3σ水準から反発。週半ば以降は-2σと-1σによるレンジに切り上がり、週後半には-1σを捉える局面がみられた。
14日の取引終了後のナイトセッションでは-1σ(3万6900円)を突破し、一時3万7360円まで買われる場面もあった。3万7270円と-1σを上回って終えており、中心値(25日)である3万7810円とのレンジへ移行することになりそうだ。
14日の米国市場では、主要な株価指数が上昇した。足もとの下落でNYダウは昨年9月以来の安値をつけたほか、機関投資家がベンチマークとするS&P500指数は52週移動平均線を明確に割り込み、2月高値からの下落率が10%を超えたことで、調整局面入りのシグナルを発していた。米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて、持ち高調整に伴う買い戻しが入ったようである。
また、失効が迫っていた米連邦政府のつなぎ予算については、9月までの新たなつなぎ予算案を議会上院で可決し、政府機関の一部閉鎖は回避された。ロシア・ウクライナ情勢においては、トランプ米大統領が「紛争が終結する可能性が非常に高い」と自身のSNSに投稿したと報じられている。
こうした流れを受けて、週明けの日経225先物は買い先行で始まりそうだ。今週は18~19日に日銀の金融政策決定会合、米国でFOMCが開催される。日銀会合では、米国の関税政策による世界経済の下振れリスクが警戒されるなか、政策金利は据え置かれるとみられている。FOMCについても、同様の観点から金利据え置きが見込まれる。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は利上げを急がない姿勢を維持する可能性が高いと考えられ、円相場もドル高・円安に振れやすくなりそうだ。
東京市場は20日が休場になることで、ポジションを傾けにくい状況であるが、日米の金融イベント通過を睨んだ先回り的なカバーが入りやすく、祝日明け後はイベント通過によって押し目狙いのロングが強まる展開が期待される。トランプ大統領の新たな関税政策が警戒されるなかでは積極的な売買は手控えられようが、ショートカバーは入りやすくなるだろう。また、14日の日経平均株価は下落して始まったが、3月限のSQ値(3万6483.79円)を割り込まずに切り返したことによって、センチメントは改善傾向にある。
-1σと中心値によるレンジへの移行で、オプション権利行使価格の3万6875円から3万7875円のレンジを想定。そのなかで3万7000円から3万7500円処での推移が意識されやすいだろう。まずは、-1σを支持線とした底堅さがみられるかを見極めつつ、押し目狙いのロングでの対応とみておきたい。節目の3万7500円を捉える局面では、25日線水準へのリバウンド狙いとなりそうだ。
14日の米VIX指数は21.77(13日は24.66)に低下した。10日の29.57をピークに調整しており、週間(3月7日:23.37)でも低下した。2月下旬以降に上昇基調を強めていたが、週後半以降の低下によってリスク警戒は和らいだ。心理的な分かれ目となる20.00を上回っている状況であり慎重姿勢は崩せないが、同水準に位置する25日線まで低下する局面があれば、カバーが強まる可能性はあるだろう。
先週末のNT倍率は先物中心限月で13.69倍(13日は13.62倍)に上昇した。3月7日に13.59倍まで低下し、2023年9月下旬以来の安値水準に接近するなか、11日には13.78倍に上昇する場面もあった。2月下旬以降は指数インパクトの大きい値がさハイテク株が軟調な値動きとなるなか、NTショートによるスプレッド狙いの動きとなった。下向きのトレンドは継続しているが、13.60~13.80倍辺りのボトム圏での底堅さがみられるなか、NTショートを巻き戻す動きが入る可能性はありそうだ。
3月第1週(3月3日-7日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週連続の売り越しであり、売り越し額は4141億円(2月第4週は1兆1672億円の売り越し)だった。なお、現物は1015億円の売り越し(同6071億円の売り越し)と3週連続の売り越しであり、先物は3126億円の売り越し(同5601億円の売り越し)と3週連続の売り越し。個人は現物と先物の合算で4187億円の売り越しと3週ぶりの売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で5247億円の買い越しとなり、3週連続の買い越し。
主要スケジュールでは、17日に中国2月鉱工業生産、中国2月小売売上高、米国2月小売売上高、エヌビディアのAIカンファレンス「GTC」(~21日)、18日に米国2月住宅着工件数、米国2月鉱工業生産、19日に日銀金融政策決定会合政策金利、植田日銀総裁記者会見、1月機械受注、FOMC政策金利、パウエルFRB議長記者会見、20日にイングランド銀行(BOE)政策金利、米国2月コンファレンス・ボード景気先行指数、21日に2月全国消費者物価指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
08月限 日経225 35661.68 TOPIX 2510.68
09月限 日経225 36906.92 TOPIX 2585.41
10月限 日経225 39701.93 TOPIX 2721.72
11月限 日経225 39901.35 TOPIX 2765.26
12月限 日経225 39434.85 TOPIX 2738.68
01月限 日経225 39343.19 TOPIX 2726.70
02月限 日経225 39432.64 TOPIX 2775.06
02月限 日経225 39432.64 TOPIX 2775.06
03月限 日経225 36483.79 TOPIX 2684.98
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/06 03月14日 36520 36900 36270 36860 +350
25/03 03月13日 36850 37330 36750 36750 -40
25/03 03月12日 36730 36960 36110 36790 +30
25/03 03月11日 37020 37040 35980 36760 -320
25/03 03月10日 36870 37270 36470 37080 +310
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/06 03月14日 2671.0 2697.5 2656.0 2691.5 +21.0
25/03 03月13日 2694.0 2726.5 2690.0 2697.5 +4.5
25/03 03月12日 2669.0 2705.0 2627.0 2693.0 +21.5
25/03 03月11日 2702.5 2702.5 2619.5 2671.5 -33.5
25/03 03月10日 2711.5 2731.0 2686.0 2705.0 -0.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
03月14日(06月限) 37360 +500
03月13日(06月限) 36450 -60
03月12日(03月限) 37105 +315
03月11日(03月限) 36525 -235
03月10日(03月限) 36475 -605
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
03月07日 3021億円 +340億円 1兆6734億円 -2386億円
02月28日 2680億円 +1010億円 1兆9120億円 -64億円
02月21日 1669億円 +53億円 1兆9184億円 -1573億円
02月14日 1616億円 -93億円 2兆0757億円 +841億円
02月07日 1709億円 +60億円 1兆9916億円 -1714億円
01月31日 1649億円 +111億円 2兆1630億円 +1062億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
03月12日 9622万株 -5万株 6億9810万株 +2585万株
03月11日 9627万株 +198万株 6億7225万株 -662万株
03月10日 9429万株 +198万株 6億7887万株 -1422万株
03月07日 9230万株 +601万株 6億9310万株 -9815万株
03月06日 8628万株 -69万株 7億9126万株 +851万株
03月05日 8697万株 +163万株 7億8274万株 -1150万株
03月04日 8534万株 +229万株 7億9424万株 -2533万株
03月03日 8305万株 +80万株 8億1957万株 +1980万株
02月28日 8225万株 -306万株 7億9977万株 -412万株
02月27日 8531万株 +2055万株 8億0390万株 +2571万株
02月26日 6476万株 +351万株 7億7818万株 -277万株
02月25日 6124万株 +953万株 7億8096万株 -312万株
02月21日 5171万株 +271万株 7億8408万株 -1943万株
02月20日 4900万株 -58万株 8億0352万株 -6616万株
02月19日 4959万株 +16万株 8億6968万株 -223万株
02月18日 4942万株 -2万株 8億7191万株 +697万株
02月17日 4944万株 -29万株 8億6494万株 +2264万株
株探ニュース
2025/03/16 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】―ロール中心ながらボラティリティの高い状況で波乱も
今週の日経225先物は反発して始まりそうだが、トランプ米大統領の関税を巡る発言が警戒されるほか、週末に先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を控えて、ボラティリティの高い不安定な相場展開が見込まれる。
7日の米国市場では主要な株価指数が反発した。注目された2月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が15万1000人増と市場予想を下回った。失業率は4.1%と予想をわずかに上回った。トランプ政権が連邦政府職員の削減を進めていることで、職種別では連邦政府などの就業者が1万人減少しており、今後も減少幅が拡大するとみられている。雇用統計の結果を受けて米経済の減速懸念が高まり、NYダウの下げ幅は一時400ドルを超えた。
ただし、機関投資家がベンチマークとするS&P500指数がおよそ4カ月ぶりに5700を一時割り込み、下値メドとされる200日移動平均線を下回ったことで、売られ過ぎとの見方から買い戻しが入った。また、前日にはマーベル・テクノロジーが20%下落したことでエヌビディアなど他の半導体株に売りが広がったが、この日はブロードコムが決算評価により9%近く上昇したことで半導体株の買い戻しにつながった。
また、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長はシカゴ大主催のイベントで講演し、米経済は良好な状態が続いているとの認識を示した。米経済は不確実性が高まっているが、政策調整を急ぐ必要はないと述べている。
日経225先物のナイトセッションは米国市場に連動する形で、一時3万6470円まで売られる場面もみられたが、終盤にかけてロングが強まり、日中比490円高の3万7260円で終えた。週明けはこの流れを引き継ぐ形により買いが先行することになりそうだ。
しかし、日経225先物は2月下旬以降、下向きで推移するボリンジャーバンドの-2σを挟んだ-1σと-3σによるレンジで調整を継続している。ナイトセッションでは-3σに接近した後の切り返しにより、-2σを上回って終えた。-2σが3万6900円、-1σは3万7670円、-3σが3万6120円辺りに位置しているため、-2σを上回って推移することができるかが注目される。
まずはオプション権利行使価格の3万7000円を固めたいところであり、上下の権利行使価格である3万6250円から3万7750円処のレンジが意識される。3万7000円処で底堅さがみられるようだと、-1σ突破を試す展開もありそうだ。メジャーSQ週であるため、限月交代に伴うロールオーバーが中心で仕掛け的なトレードは限られるとみられるが、ボラティリティの高い状況での下げが続いていたことで、-1σを捉えてくるとヘッジ対応のロングが強まりそうだ。一方で、-2σを割り込むと、-3σに接近する形でショートが加速しそうである。
トランプ大統領は自身のSNSを活用した発言が多く、投資家は常に緊張感を保った状態であり、その投稿によって市場では売買が集中し、過剰に反応しやすい。トランプ関税を巡る状況は二転三転しており、予測できない状況が大きな懸念につながる。また、今週は12日に2月の米国消費者物価指数(CPI)、13日には米国生産者物価指数(PPI)の発表を控えており、結果を受けた米長期金利や為替市場への影響を見極めることになりそうだ。
なお、週足ベースの日経225先物も-2σ(3万6610円)を上回っているが、-1σ(3万7690円)を捉えることができないと、-3σ(3万5530円)とのレンジが継続することになる。明確な底入れを見極めにくいなかで、-2σを割り込んでくると、昨年9月前半以来の3万6000円割れが警戒されてくるだろう。
7日の米VIX指数は23.37(6日は24.87)に低下した。週間(2月28日:19.63)では上昇となった。一時26.56まで切り上がり、昨年12月18日の高値(28.32)が射程に入っている。7日の米国市場が売り一巡後に急速に切り返したことで、VIX指数は低下する形だったが、下値を切り上げる形状で上昇しており、慎重姿勢は崩せないと考えられる。
先週末のNT倍率は先物中心限月で13.59倍(6日は13.70倍)に低下した。昨年8月6日につけた13.65倍を下回っていることで、次のターゲットは2023年9月下旬につけた13.55倍が射程に入る。7日の半導体SOX指数が3%超上昇したことで、週初は指数インパクトの大きい値がさハイテク株の反発により、NTショートを巻き戻す動きが入りそうだ。ただし、下へのトレンドが強まるなか、戻りの場面ではNTショートによるスプレッド狙いのスタンスに向かわせやすいだろう。
2月第4週(2月25日-28日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週連続の売り越しであり、売り越し額は1兆1672億円(2月第3週は6248億円の売り越し)だった。なお、現物は6071億円の売り越し(同1632億円の売り越し)と2週連続の売り越しであり、先物は5601億円の売り越し(同4616億円の売り越し)と2週連続の売り越し。個人は現物と先物の合算で7039億円の買い越しと2週連続の買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で2762億円の買い越しとなり、2週連続の買い越し。
主要スケジュールでは、10日に1月景気動向指数、2月景気ウォッチャー調査、11日に1月全世帯家計調査、10-12月期GDP改定値、12日に1-3月期法人企業景気予測調査、米国2月消費者物価指数、13日に米国2月生産者物価指数、14日にメジャーSQ、米国3月ミシガン大学消費者信頼感指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
08月限 日経225 35661.68 TOPIX 2510.68
09月限 日経225 36906.92 TOPIX 2585.41
10月限 日経225 39701.93 TOPIX 2721.72
11月限 日経225 39901.35 TOPIX 2765.26
12月限 日経225 39434.85 TOPIX 2738.68
01月限 日経225 39343.19 TOPIX 2726.70
02月限 日経225 39432.64 TOPIX 2775.06
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/03 03月07日 37610 37640 36770 36770 -980
25/03 03月06日 37410 37880 37100 37750 +330
25/03 03月05日 37310 37620 36260 37420 +60
25/03 03月04日 37820 38260 36810 37360 -500
25/03 03月03日 37230 37890 37040 37860 +750
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/03 03月07日 2747.0 2748.5 2688.5 2705.5 -49.5
25/03 03月06日 2720.0 2758.0 2705.5 2755.0 +33.5
25/03 03月05日 2709.0 2729.5 2647.5 2721.5 +10.5
25/03 03月04日 2731.0 2762.5 2684.5 2711.0 -24.0
25/03 03月03日 2682.0 2735.5 2678.0 2735.0 +59.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
03月07日(03月限) 37270 +500
03月06日(03月限) 36895 -855
03月05日(03月限) 37695 +275
03月04日(03月限) 36955 -405
03月03日(03月限) 37310 -550
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
02月28日 2680億円 +1010億円 1兆9120億円 -64億円
02月21日 1669億円 +53億円 1兆9184億円 -1573億円
02月14日 1616億円 -93億円 2兆0757億円 +841億円
02月7日 1709億円 +60億円 1兆9916億円 -1714億円
01月31日 1649億円 +111億円 2兆1630億円 +1062億円
01月24日 1538億円 +35億円 2兆0567億円 +2743億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
03月05日 8697万株 +163万株 7億8274万株 -1150万株
03月04日 8534万株 +229万株 7億9424万株 -2533万株
03月03日 8305万株 +80万株 8億1957万株 +1980万株
02月28日 8225万株 -306万株 7億9977万株 -412万株
02月27日 8531万株 +2055万株 8億0390万株 +2571万株
02月26日 6476万株 +351万株 7億7818万株 -277万株
02月25日 6124万株 +953万株 7億8096万株 -312万株
02月21日 5171万株 +271万株 7億8408万株 -1943万株
02月20日 4900万株 -58万株 8億0352万株 -6616万株
02月19日 4959万株 +16万株 8億6968万株 -223万株
02月18日 4942万株 -2万株 8億7191万株 +697万株
02月17日 4944万株 -29万株 8億6494万株 +2264万株
02月14日 4974万株 -161万株 8億4229万株 -1181万株
02月13日 5135万株 -5万株 8億5411万株 +1132万株
02月12日 5141万株 -166万株 8億4278万株 +154万株
02月10日 5307万株 +64万株 8億4123万株 +1231万株
株探ニュース
2025/03/09 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】―3万7500円処で底堅さがみられるかを確認
今週の日経225先物は、米景気減速懸念が根強いなか、米国市場を睨んでの相場展開となりそうだ。2月28日の米国市場は主要な株価指数が上昇した。1月の米個人消費支出(PCE)統計では、総合指数が前年比2.5%上昇、変動の大きい食品とエネルギーを除いたコア指数は2.6%上昇といずれも前月から減少したが、概ね市場予想に一致。ただ、個人消費支出は前月比では0.2%減と予想外のマイナスとなったことを受けて、NYダウは下げに転じる場面もみられた。その後、米長期金利が低下したことで主力株に買いが入ったほか、前日までの大幅な調整で売りに傾いていたポジションを買い戻す動きにより切り返した。
NYダウは先週の下げで割り込んだ75日移動平均線水準を回復し、ナスダックは200日線が支持線として機能する形で反発した。この流れを引き継ぎ、週明けの東京市場は買い先行で始まりそうだ。ただし、前週末28日の日経225先物は1190円安と3%を超す下落を演じ、一時3万6840円まで下げてボリンジャーバンドの-3σ(3万7180円)を下回る場面もみられた。-3σを割り込んだことで売られ過ぎが意識されやすく、当然の自律反発といったところである。
ナイトセッションで-3σは3万6990円、-2σは3万7620円まで下がってきた。-2σに上値を抑えられるようだと、下向きで推移するバンドに沿った調整が続く可能性もあろう。前週の下落によって昨年10月以降のレンジ下限を割り込んだこともあり、これまでのレンジ下限水準であった3万7500円辺りを明確に上回ってこないと、同水準が抵抗線として強く意識されてくる可能性がある。戻り待ち狙いのショートを吸収しつつ、3万7500円水準で底堅さをみせてくるかを見極めたいところだ。
3万7500円処で底堅さがみられれば、自然体で-2σを上回ってくる。-2σと-1σ(3万8250円)によるレンジに移行することで、ショートカバーが入りやすくなるだろう。週足ではナイトセッションで-2σ(3万7230円)を上回ってきており、-1σ(3万8120円)とのレンジになりそうだ。そのため、まずはオプション権利行使価格の3万7500円を中心とした上下の権利行使価格である3万7125円から3万8125円のレンジを想定する。
ただし、3万7500円処で上値の重さが強く意識されてくると、バンドに沿った調整が警戒されやすい。昨年10月以降のレンジ下限が抵抗線に変わることで、トレンドとしては昨年9月9日安値の3万4970円が射程に入ってくるだろう。今週の米国では3月3日にISM製造業景気指数、5日にISM非製造業景気指数、ADP雇用統計、6日に卸売売上高、7日に雇用統計の発表を控えており、積極的なロングの動きは期待しづらい。
また、28日のトランプ米大統領とウクライナのゼレンスキー大統領による会談は激しい応酬となった。トランプ大統領はウクライナ側に退出を命じ、予定されていた共同記者会見やレアアース資源の権益を巡る合意文書の署名が見送られた。停戦交渉への影響は避けられず、地政学リスクが重荷になりそうだ。ドイツやフランスなど欧州各国はウクライナを支援する姿勢を鮮明にしており、ウクライナや関税を巡って欧米関係がこじれれば、リスク回避姿勢が強まろう。
来週末には3月限の先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)が控えている。限月交代に伴うロールオーバーの動きは来週に入ってからになるが、先週の大幅な下げによってレンジが切り下がっていることもあり、ポジションを圧縮する動きが続く可能性がある。現物市場でも、週末に米雇用統計の発表を控えて積極的にポジションを積み上げる動きは期待しづらい。商いは膨らみづらく、先物主導によるインデックス売買に振られやすい需給状況である。
28日の米VIX指数は19.63(27日は21.13)に低下した。一時22.40まで切り上がり、1月27日の高値(22.51)に接近する場面もみられた。2月21日に15.63で始まり、一時19.03まで急伸した後は、18.00~21.00辺りでの推移が続いている。1月の戻り高値水準では上値を抑えられていることもあり、過度なリスク回避姿勢には向かっていないようである。ただし、20.00を上回る状態が恒常化してくる局面では慎重姿勢が強まろう。
なお、先週末のNT倍率は先物中心限月で13.86倍に低下した。連休明け25日は14.12倍で始まり、その後はNTショートの動きが強まった。昨年9月5日の直近安値である13.93倍を割り込んでおり、方向性としては昨年8月6日につけた13.65倍が射程に入っている。28日の米国市場でエヌビディアが自律反発したこともあり、週初はNTショートの巻き戻しが入りやすい。ただし、トランプ政権による対中半導体規制の強化が警戒されるなか、方向性としてはTOPIX型優位になりそうだ。
2月第3週(2月10日-14日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週ぶりの売り越しであり、売り越し額は6248億円(2月第2週は1884億円の買い越し)だった。なお、現物は1632億円の売り越し(同964億円の買い越し)と2週ぶりの売り越しであり、先物は4616億円の売り越し(同920億円の買い越し)と2週ぶりの売り越し。個人は現物と先物の合算で930億円の買い越しと2週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で1164億円の買い越しとなり、2週ぶりの買い越し。
主要スケジュールでは、3日に中国2月財新製造業PMI、米国2月ISM製造業景気指数、4日に1月完全失業率、10-12月期法人企業景気予測調査、トランプ政権による中国輸入品への追加関税引き上げ、5日に中国全人代開幕、中国2月財新サービス業PMI、米国2月ADP雇用統計、米国2月ISM非製造業景気指数、6日にECB(欧州中央銀行)政策金利、ラガルドECB総裁記者会見、米国1月貿易収支、米国1月卸売売上高、7日に中国2月貿易収支、米国2月雇用統計などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
08月限 日経225 35661.68 TOPIX 2510.68
09月限 日経225 36906.92 TOPIX 2585.41
10月限 日経225 39701.93 TOPIX 2721.72
11月限 日経225 39901.35 TOPIX 2765.26
12月限 日経225 39434.85 TOPIX 2738.68
01月限 日経225 39343.19 TOPIX 2726.70
02月限 日経225 39432.64 TOPIX 2775.06
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/03 02月28日 38250 38400 36840 37110 -1190
25/03 02月27日 38210 38470 37920 38300 +80
25/03 02月26日 38050 38320 37670 38220 -20
25/03 02月25日 38810 38870 37870 38240 -550
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/03 02月28日 2736.5 2745.0 2669.0 2676.0 -62.5
25/03 02月27日 2719.5 2741.0 2704.0 2738.5 +18.0
25/03 02月26日 2715.5 2729.5 2691.0 2720.5 -5.0
25/03 02月25日 2737.0 2741.0 2679.5 2725.5 -9.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
02月28日(03月限) 37590 +480
02月27日(03月限) 37585 -715
02月26日(03月限) 38055 -165
02月25日(03月限) 37955 -285
02月24日(03月限) 38020 -770
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
02月21日 1669億円 +53億円 1兆9184億円 -1573億円
02月14日 1616億円 -93億円 2兆0757億円 +841億円
02月7日 1709億円 +60億円 1兆9916億円 -1714億円
01月31日 1649億円 +111億円 2兆1630億円 +1062億円
01月24日 1538億円 +35億円 2兆0567億円 +2743億円
01月17日 1502億円 -127億円 1兆7824億円 -5615億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
02月26日 6476万株 +351万株 7億7818万株 -277万株
02月25日 6124万株 +953万株 7億8096万株 -312万株
02月21日 5171万株 +271万株 7億8408万株 -1943万株
02月20日 4900万株 -58万株 8億0352万株 -6616万株
02月19日 4959万株 +16万株 8億6968万株 -223万株
02月18日 4942万株 -2万株 8億7191万株 +697万株
02月17日 4944万株 -29万株 8億6494万株 +2264万株
02月14日 4974万株 -161万株 8億4229万株 -1181万株
02月13日 5135万株 -5万株 8億5411万株 +1132万株
02月12日 5141万株 -166万株 8億4278万株 +154万株
02月10日 5307万株 +64万株 8億4123万株 +1231万株
02月07日 5243万株 -520万株 8億2891万株 -2744万株
02月06日 5763万株 -12万株 8億5636万株 +2221万株
02月05日 5775万株 +182万株 8億3415万株 -546万株
02月04日 5592万株 +122万株 8億3961万株 -3214万株
02月03日 5470万株 +452万株 8億7175万株 -1404万株
株探ニュース
2025/03/02 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】―下へのバイアスが強まる展開を警戒
今週の日経225先物は、下へのバイアスが強まる展開を想定したセンチメントに傾きやすくなりそうだ。21日の米国市場では主要な株価指数が大幅に下落。NYダウは748ドル安と急落し、2日間でおよそ1200ドル下げた。また、S&P500指数の下落率は1.7%、ナスダックは2.2%となり、半導体SOX指数は3%を超えた。
2月の米ミシガン大消費者信頼感指数確報値は64.7と前月の71.7から低下し、市場予想を下回った。一方で1年先の期待インフレ率は4.3%(前月は3.3%)となり、2023年11月以来の高水準だった。2月の米購買担当者景気指数(PMI)は総合PMIが50.4と1年5カ月ぶりの低水準となり、サービス業PMIは49.9と約2年ぶりに景況感の分かれ目となる50を割り込んでいる。
これら経済指標の予想以上の悪化が嫌気された形だ。加えて、トランプ政権の関税政策を巡る不透明感やインフレ圧力への懸念、トランプ大統領による新たな政策発表も警戒されてリスク回避の動きが強まった。
日経225先物のナイトセッションは大阪比20円高の3万8810円で始まり、直後につけた3万8870円を高値に3万8760円~3万8860円辺りで保ち合いを継続。米国市場の取引開始後にレンジを下抜け、3万8500円水準で攻防をみせる場面もあった。ただし、終盤にかけて下へのバイアスが強まると、一時3万8050円まで下落幅を広げた。祝日取引では11時時点で3万8100円~3万8300円辺りでの攻防をみせている。
これにより、日経225先物は1月17日につけた直近安値(3万8070円)を下回り、昨年12月2日以来の水準まで下げてきた。ボリンジャーバンドの-2σ(3万8280円)を割り込み、-3σ(3万7860円)に接近する場面をみせている。これまで-2σを割り込む場面では、いったんはボトムを形成してきたため、週初は売り一巡後のカバーを狙う動きに向かう可能性もある。
ただし、米国市場が一段の調整をみせてくると、下へのバイアスが強まり、ヘッジ対応のショートが膨れる展開が警戒されやすい。ヘッジの動きが新たなヘッジにつながるなか、押し目狙いのロングは入りにくいだろう。一目均衡表では先週の下げで「雲」下限を下抜き、遅行スパンは実線を割り込む形となって、下方シグナルを発している。
また、週間形状では-2σ(3万7980円)に接近しており、節目の3万8000円辺りで底固めをみせてくるかが注目される。同水準を割り込むようだと、-3σ(3万7370円)が射程に入り、昨年8月5日の急落局面でつけた3万0480円がターゲットとして意識されてくる。パラボリックではSAR値にタッチしたことで、陰転シグナルを灯した。
シグナルが悪化傾向をみせるなか、トランプ米大統領は21日、アルファベットやメタ・プラットフォームズなど、米国の大手テック企業にデジタルサービス税を課す諸国に対し関税による対抗措置を検討する大統領覚書などに署名した。日本への影響は軽微とみられるもが、他国のIT投資抑制につながるようなことになれば、指数インパクトの大きい値がさハイテク株の重荷となる可能性があろう。
日経225先物は下へのバイアスの強まりが警戒される一方で、リバウンド局面で-2σ水準で攻防をみせてくるようなら、200日移動平均線(3万8700円)が射程に入ってくる。そのため、オプション権利行使価格の3万7875円から3万8750円処と広めのレンジを想定しておきたい。
トランプ関税によるインフレリスクが警戒されなか、週末28日には1月の米個人消費支出(PCE)が発表される。米連邦準備理事会(FRB)が物価動向をみるうえで最重要とする指標であり、変動の激しい食品とエネルギーコストを除いたPCEコア価格指数は鈍化するとみられている。ただし、当局の2%目標を上回る見込みであり、利下げは慎重にさせそうだ。また、26日にエヌビディアの決算発表が予定されており、ハイテク株に対する影響が警戒されやすいだろう。
21日の米VIX指数は18.21(20日は15.66)に上昇し18.00を上回った。先週は15.50辺りを挟んでの推移が続き、75日線(15.98)、25日線(16.00)、200日線(16.35)が抵抗線として機能していたが、週末の上昇で一気にこれらを上抜いた。依然としてボトム圏での推移ではあるが、再び20.00を捉えてくる局面では、リスク回避に向かわせよう。
そのほか、中国・武漢で新種のコウモリコロナウイルスが発見され、動物から人に感染する危険があると各メディアが伝えていることも、ポジション圧縮を誘う一因となる可能性がある。
なお、先週末のNT倍率は先物中心限月で14.18倍(20日は14.14倍)に上昇した。一時14.10倍に低下する場面もみられたが、足もとでのレンジ(14.10~14.22倍)の下限に到達したことで、NTショートを巻き戻す動きに向かわせたようだ。ボトム圏からのリバウンドで200日線が位置するレンジ上限が意識されやすいが、スプレッド狙いのトレードは限られそうである。
2月第2週(2月10日-14日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週ぶりの買い越しであり、買い越し額は1884億円(2月第1週は6352億円の売り越し)だった。なお、現物は964億円の買い越し(同2657億円の売り越し)と3週ぶりの買い越しであり、先物は920億円の買い越し(同3694億円の売り越し)と3週ぶりの買い越し。個人は現物と先物の合算で646億円の売り越しと3週ぶりの売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で3835億円の売り越しとなり、2週ぶりの売り越し。
主要スケジュールでは、25日に1月企業向けサービス価格指数、米国12月S&Pケースシラー住宅価格、米国2月コンファレンスボード消費者信頼感指数、26日に12月景気動向指数確報値、米国1月新築住宅販売件数、G20財務相・中央銀行総裁会議(~27日)、27日に米国10-12月期GDP確報値、米国1月耐久財受注、28日に1月鉱工業生産、米国1月個人所得、米国1月個人消費支出などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
08月限 日経225 35661.68 TOPIX 2510.68
09月限 日経225 36906.92 TOPIX 2585.41
10月限 日経225 39701.93 TOPIX 2721.72
11月限 日経225 39901.35 TOPIX 2765.26
12月限 日経225 39434.85 TOPIX 2738.68
01月限 日経225 39343.19 TOPIX 2726.70
02月限 日経225 39432.64 TOPIX 2775.06
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/03 02月21日 38730 38810 38380 38790 +80
25/03 02月20日 39180 39180 38450 38710 -460
25/03 02月19日 39330 39350 38990 39170 -120
25/03 02月18日 39170 39500 39130 39290 +90
25/03 02月17日 39160 39230 38990 39200 +90
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/03 02月21日 2738.5 2742.0 2716.5 2735.0 -1.5
25/03 02月20日 2768.5 2768.5 2721.5 2736.5 -31.0
25/03 02月19日 2777.0 2783.0 2757.5 2767.5 -9.0
25/03 02月18日 2769.5 2791.0 2766.0 2776.5 +6.5
25/03 02月17日 2758.5 2773.5 2753.0 2770.0 +16.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
02月21日(03月限) 38130 -660
02月20日(03月限) 38555 -155
02月19日(03月限) 38985 -185
02月18日(03月限) 39300 +10
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
02月14日 1616億円 -93億円 2兆0757億円 +841億円
02月7日 1709億円 +60億円 1兆9916億円 -1714億円
01月31日 1649億円 +111億円 2兆1630億円 +1062億円
01月24日 1538億円 +35億円 2兆0567億円 +2743億円
01月17日 1502億円 -127億円 1兆7824億円 -5615億円
01月10日 1630億円 -446億円 2兆3440億円 -1863億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
02月19日 4959万株 +16万株 8億6968万株 -223万株
02月18日 4942万株 -2万株 8億7191万株 +697万株
02月17日 4944万株 -29万株 8億6494万株 +2264万株
02月14日 4974万株 -161万株 8億4229万株 -1181万株
02月13日 5135万株 -5万株 8億5411万株 +1132万株
02月12日 5141万株 -166万株 8億4278万株 +154万株
02月10日 5307万株 +64万株 8億4123万株 +1231万株
02月07日 5243万株 -520万株 8億2891万株 -2744万株
02月06日 5763万株 -12万株 8億5636万株 +2221万株
02月05日 5775万株 +182万株 8億3415万株 -546万株
02月04日 5592万株 +122万株 8億3961万株 -3214万株
02月03日 5470万株 +452万株 8億7175万株 -1404万株
01月31日 5017万株 +179万株 8億8579万株 +58万株
01月30日 4838万株 +632万株 8億8521万株 -68万株
01月29日 4205万株 -425万株 8億8589万株 +1277万株
01月28日 4631万株 -331万株 8億7311万株 +28万株
01月27日 4962万株 +254万株 8億7283万株 +695万株
株探ニュース
2025/02/24 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】―一進一退で-1σと+1σによるレンジ推移を想定
今週の日経225先物は、トランプ政権の関税政策の影響を警戒しつつ、日米の金利動向や為替を睨んでの相場展開になりそうだ。先週は2月10日につけた3万8350円を安値にリバウンドをみせ、13日には3万9600円まで買われた。これにより3日の急落分(1030円安)をほぼ埋める形だった。3万9000円辺りで推移していた75日移動平均線を巡る攻防からのリバウンドで、上値を抑えられていた25日線を突破し、ボリンジャーバンドの+1σ水準を捉えた。週末は+1σに上値を抑えられる形でロング解消が優勢となり、25日線水準で終える形だった。今週は3万9000円近辺で推移する25日、75日線水準で底堅さをみせられるかが注目される。
14日の米国市場はNYダウ、S&P500が下落する一方で、ナスダックは上昇した。トランプ大統領は前日に、貿易相手国に同水準の関税を課す「相互関税」の導入を指示する覚書に署名した。国ごとに調査したうえで個別に対応する方針であり、市場が警戒した即時発動が回避されたことで、貿易摩擦への過度な懸念が後退した。
一方、1月の米小売売上高は前月比0.9%減となり、市場予想以上に減少した。カリフォルニア州の山火事や昨年の年末商戦の反動の影響とみられているが、この結果を受けて米長期金利が低下し、為替市場ではドル円が一時1ドル=152円台前半までドルが売られる場面もあった。NYダウ構成銘柄では、プロクター・アンド・ギャンブル、ユナイテッドヘルス・グループ、トラベラーズ、メルク、アムジェンといった景気敏感株や消費関連株などが売られた。
半面、エヌビディアやシスコシステムズ、アップル、IBMが買われた。そのほか、メタ・プラットフォームズが20営業日続伸したほか、ネットフリックスが買われ、ナスダック指数は3日続伸し1月23日以来の2万台を回復している。半導体SOX指数も3日続伸しており、日経平均型の下支えとなろう。
日経225先物は25日、75日線での攻防が意識され、底堅さがみられる局面では+1σ水準を試す可能性がある。ただし、バンドが下向きで推移しているため、バンドに上値を抑えられる状況が目立ってくるようだと、ショートが入りやすい需給状況になりそうだ。2月のSQ値(3万9432.64円)接近では戻り待ち狙いのショートに向かいやすい。
また、3万9000円処を下回ってくるようだと、-1σ(3万8660円)のほか200日線(3万8520円)が射程に入ってくる。-1σと+1σによるレンジで、オプション権利行使価格の3万8500円から3万9500円での推移が想定されよう。もっとも、これまで200日線水準での底堅さがみられているため、同水準に接近する局面では押し目狙いのロング対応に向かわせるとみておきたい。週明け17日の米国はプレジデントデーで祝日となる。海外勢のフローが限られるなか、下へのバイアスが強まる局面ではロングのタイミングになりそうだ。
また、トランプ大統領の「相互関税」については貿易相手国ごとに判断されるため、その審査にはかなりの時間を要するとみられている。相互関税導入案は4月上旬までに準備し、米商務長官と通商代表部(USTR)は調査結果を踏まえ、報告書を統領に提出することになる。詳細が明らかになるまではショートも仕掛けづらくさせる。トランプ大統領は先週、ロシアのプーチン大統領と電話で会談し、ロシアとウクライナの戦闘の終結に向けて交渉を始めることで合意した。楽観視はできないものの、地政学リスクに対する懸念が和らいでいることも、ショートに傾けにくいだろう。
一方、足もとで日銀の早期利上げ観測が警戒されているが、日銀は次回3月の金融政策決定会合からレギュラー出席者を増やすと報じられている。金融機構局担当の幹部らを毎回出席させるようであり、大規模な保有ETF(上場投資信託)の放出を巡って思惑が高まる可能性がある。金融システム正常化に向けた動きの一環ではあるが、積極的なロングを手控えさせる一因として関連する報道には注意しておきたい。
7日の米VIX指数は14.77(13日は15.10)に低下し、1月24日以来の15.00割れとなった。先週は25日線(16.27)、200日線(16.27)、75日線(16.30)での攻防が継続し、12日には一時17.18まで上昇する場面もあったが、その後は各移動平均線が抵抗線として機能しており、リスク選好に向かわせよう。
先週末のNT倍率は先物中心限月で14.20倍に低下した。週半ばには14.29倍まで上昇する場面もみられたが、同水準に位置する25日線(14.28倍)に上値を抑えられる形となり、週末には再び200日線(14.22倍)を割り込んでいる。ただし、週末要因に伴うリバランスの動きと考えられ、200日線での底堅さがみられてくるようだと、NTロングに向かわせる可能性はありそうだ。
2月第1週(2月3日-7日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週連続の売り越しであり、売り越し額は6352億円(1月第4週は4865億円の売り越し)だった。なお、現物は2657億円の売り越し(同3133億円の売り越し)と2週連続の売り越しであり、先物は3694億円の売り越し(同1732億円の売り越し)と2週連続の売り越し。個人は現物と先物の合算で6039億円の買い越しと2週連続の買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で200億円の買い越しとなり、3週ぶりの買い越し。
主要スケジュールでは、17日に10-12月期GDP、18日に米国2月ニューヨーク連銀製造業景気指数、19日に12月機械受注、1月貿易収支、中国1月70都市新築住宅価格動向、米国1月住宅着工件数、FOMC(1月28日~29日開催分)議事要旨、20日に米国2月フィラデルフィア連銀景況指数、米国1月コンファレンス・ボード景気先行指数、21日に1月全国消費者物価指数、米国2月製造業PMIなどが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
08月限 日経225 35661.68 TOPIX 2510.68
09月限 日経225 36906.92 TOPIX 2585.41
10月限 日経225 39701.93 TOPIX 2721.72
11月限 日経225 39901.35 TOPIX 2765.26
12月限 日経225 39434.85 TOPIX 2738.68
01月限 日経225 39343.19 TOPIX 2726.70
02月限 日経225 39432.64 TOPIX 2775.06
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/03 02月14日 39420 39590 39110 39110 -330
25/03 02月13日 39010 39600 38760 39440 +440
25/03 02月12日 38820 39130 38760 39000 +240
25/03 02月10日 38870 38940 38350 38760 -80
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/03 02月14日 2767.0 2786.0 2753.5 2753.5 -15.5
25/03 02月13日 2739.5 2773.5 2726.5 2769.0 +29.0
25/03 02月12日 2733.5 2751.0 2720.5 2740.0 +10.5
25/03 02月10日 2741.5 2748.5 2714.0 2729.5 -12.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
02月14日(03月限) 39100 -10
02月13日(03月限) 39480 +40
02月12日(03月限) 39165 +165
02月11日(03月限) 39070 +310
02月10日(03月限) 38925 +165
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
02月7日 1709億円 +60億円 1兆9916億円 -1714億円
01月31日 1649億円 +111億円 2兆1630億円 +1062億円
01月24日 1538億円 +35億円 2兆0567億円 +2743億円
01月17日 1502億円 -127億円 1兆7824億円 -5615億円
01月10日 1630億円 -446億円 2兆3440億円 -1863億円
12月30日 2076億円 -18億円 2兆5304億円 +1116億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
02月12日 5141万株 -166万株 8億4278万株 +154万株
02月10日 5307万株 +64万株 8億4123万株 +1231万株
02月07日 5243万株 -520万株 8億2891万株 -2744万株
02月06日 5763万株 -12万株 8億5636万株 +2221万株
02月05日 5775万株 +182万株 8億3415万株 -546万株
02月04日 5592万株 +122万株 8億3961万株 -3214万株
02月03日 5470万株 +452万株 8億7175万株 -1404万株
01月31日 5017万株 +179万株 8億8579万株 +58万株
01月30日 4838万株 +632万株 8億8521万株 -68万株
01月29日 4205万株 -425万株 8億8589万株 +1277万株
01月28日 4631万株 -331万株 8億7311万株 +28万株
01月27日 4962万株 +254万株 8億7283万株 +695万株
01月24日 4708万株 -440万株 8億6588万株 +1900万株
01月23日 5148万株 +94万株 8億4687万株 +5358万株
01月22日 5054万株 +68万株 7億9328万株 +2446万株
01月21日 4985万株 +156万株 7億6882万株 +939万株
01月20日 4829万株 +75万株 7億5942万株 -787万株
株探ニュース
2025/02/16 17:00
みんかぶニュース その他
25日線水準では戻り待ち狙いのショートが入りやすい
大阪3月限ナイトセッション
日経225先物 39080 +320 (+0.82%)
TOPIX先物 2748.0 +18.5 (+0.67%)
シカゴ日経平均先物 39070 +310
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)
11日の米国市場はNYダウ、 S&P500が上昇した一方で、ナスダックは下落。トランプ米大統領は10日、鉄鋼やアルミニウム製品の輸入に対し25%の関税を課す大統領令に署名した。トランプ政権の関税政策を巡る懸念により売りが先行し、NYダウの下落幅は一時150ドルを超える場面もあった。また、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が11日の米連邦議会上院での議会証言で、改めて政策金利の調整を急ぐ必要はないとの見解を示したことも重荷となった。ただし、2024年10-12月期決算が市場予想を上回ったコカ・コーラが買われたほか、アリババと提携し、中国でAIサービスを提供すると報じられたアップルなど主力株の一角に買いが入り、NYダウは上昇に転じた。
NYダウ構成銘柄では、コカ・コーラやアップルのほか、IBM、ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)、プロクター・アンド・ギャンブル(PG)、ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)、シェブロン(CVX)が上昇。半面、エヌビディアやアマゾン・ドット・コム、セールスフォース、マイクロソフト、シスコシステムズが売られた。
シカゴ日経平均先物(3月限)清算値は、大阪比310円高の3万9070円だった。日経225先物(3月限)のナイトセッションは、日中比60円高の3万8820円で始まり、3万8760円と日中比変わらずの水準まで軟化する場面もみられた。ただし、11日の米国市場の取引開始後にリバウンド基調が強まり、節目の3万9000円を回復。終盤にかけて3万9080円まで上げ幅を広げ、ナイトセッションの高値で取引を終えた。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まりそうだ。為替市場で円相場は1ドル=152円台半ばと円高・ドル安の進行が一服したことも支えになりそうだ。日経225先物はナイトセッションと祝日取引ではボリンジャーバンドの-1σ(3万8670円)を上回って推移し、75日移動平均線(3万9020円)を上回って終えた。3万9000円処での底堅さがみられるようだと、25日線(3万9170円)を試す可能性があるだろう。
もっとも、トランプ米大統領が鉄鋼やアルミニウム製品の輸入に対し、25%の関税を課す大統領令に署名したほか、今後は自動車などへの関税引き上げを検討するとも明らかにしており、トランプ政権の関税政策を巡る不透明感が拭えないなかでは、積極的なロングは限られそうである。25日線水準では戻り待ち狙いのショートが入りやすいとみておきたい。
そのため、オプション権利行使価格の3万9000円を中心とした上下の権利行使価格である、3万8750円から3万9250円のレンジを想定。25日線水準での上値の重さが意識される局面では、-1σと75日線辺りでの推移になりそうだ。
11日の米VIX指数は16.02(10日は15.81)に上昇した。一時16.42まで上昇する場面もみられたが、75日線(16.48)、25日線(16.65)が抵抗となり、前日までの調整で割り込んだ200日線(16.24)を下回って終えている。トランプ政権の関税政策が警戒されるものの、過度なリスク回避姿勢は強まらないだろう。
10日のNT倍率は先物中心限月で14.20倍(7日は14.16倍)に上昇した。200日線(14.22倍)が抵抗線として意識されている状況は変わらない。ただし、トランプ関税の影響が輸出関連株を手掛けづらくさせる半面、AI関連投資によるテック株への物色が意識されやすく、目先的には200日線突破からのNTロングでのスプレッド狙いの動きを想定しておきたい。
株探ニュース
2025/02/12 08:04
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】―トランプ関税警戒で戻り待ち狙いのショートが優勢
今週の日経225先物は、トランプ政権の関税政策を巡り不安定な展開が見込まれる。トランプ米大統領は7日、相互関税の導入計画を協議するための会合を10日ないし11日に開催すると報じられた。主要な貿易相手国との摩擦激化が警戒されて、7日の米国市場では主要な株価指数が下落した。
注目された1月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が14万3000人増と前月の30万7000人増から大幅に減少し、市場予想(17万人増程度)を下回った。一方で、失業率は4.0%と前月比横ばい予想(4.1%)から改善したほか、平均賃金は前月比+0.5%、前年比+4.1%となり、いずれも予想を上回る伸びだった。
同日発表された2月の米ミシガン大消費者信頼感指数は67.8と前月(71.1)から低下し7カ月ぶりの低水準となり、予想を下回る結果となった。しかし、1年先期待インフレ率は4.3%と前月の3.3%から上昇した。これらの結果を受けて米長期金利が上昇し、米連邦準備理事会(FRB)の追加利下げが後ずれするとの見方が広がった。
トランプ政権による相互関税の内容が焦点となるほか、経済指標では12日に米消費者物価指数(CPI)、13日には生産者物価指数(PPI)の発表が予定されている。これらの結果を見極めたいところであり、方向感をつかみづらくさせる。相互関税では自動車を対象とした関税が検討されていると伝えられている。
また、為替市場ではトランプ氏が日本に対する関税も選択肢の一つだと発言したことを受け、一時1ドル=150円台に突入した。先週は日銀の早期利上げ観測により円高基調を強めていたが、次回の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ観測が後退するなか、引き続き円高が株式市場の重荷となる可能性は高そうだ。
日経225先物は7日の取引終了後のナイトセッションで下落幅を広げており、一時3万8350円まで売られ、3万8370円とナイトセッションの安値圏で終えた。先週は200日移動平均線(3万8490円)での底堅さがみられ、75日線(3万9010円)を挟んでの推移だった。25日線(3万9160円)水準に接近する局面では上値を抑えられる形だったが、ボリンジャーバンドの-1σ(3万8640円)水準が支持線として意識されていた。
ナイトセッションで-1σのほか200日線を割り込んできたことで、-2σ(3万8130円)と節目の3万8000円が射程に入ってきた。1月17日につけた直近安値の3万8070円(ナイトセッションを含む)を下抜けてくるようだと、-3σ(3万7610円)が意識されるため、昨年11月28日につけた安値(3万7660円)へのバイアスが強まる展開は警戒しておきたい。
日米首脳会談をポジティブに伝えるメディアが目立っているが、一方でとりわけSNSにおいてはマイナス印象が多くみられる。日米首脳会談を評価した動きは期待しづらいところであり、イベント通過によるアク抜け期待は高まらず、押し目狙いのロングも控えられそうだ。
日経225先物は200日線水準での底堅さを見極めつつ、ボトムを探る動きになりそうだ。リバウンドをみせてきたとしても75日線や下向きで推移している25日線が抵抗線として機能し、戻り待ち狙いのショートが入りやすいと考えられる。そのため、まずはオプション権利行使価格の3万8125円から3万8625円のレンジを想定する。
-1σをクリアしてくる局面では、権利行使価格の3万8625円から3万9125円のレンジに移行。一方で、-1σに上値を抑えられるようだと、-2σとのレンジから、節目の3万8000円割れが警戒されてくる。
7日の米VIX指数は16.54(6日は15.50)に上昇し、週間ではトランプ関税発表で急伸した反動から低下した。もっとも、前日までに割り込んだ200日線(16.22)を上回り、75日線(16.58)、25日線(16.73)を捉えてきた。直近のボトム圏からのリバウンドの範囲内ではあるが、トランプ政権の相互関税やCPI、PPIの結果次第では急伸するリスクがありそうだ。
先週末のNT倍率は先物中心限月で14.16倍に低下した。足もとでは200日線(14.22倍)に上値を抑えられており、14.10~14.22倍辺りのレンジ推移を継続している。ボトム圏での推移であるが、指数インパクトの大きい値がさハイテク株が不安定な状況であるため、NTロングでのスプレッド狙いの動きは入りづらい。一方で、円高によって輸出関連株も手掛けづらいが、内需系に資金が向かいやすく、ややNTショートに振れやすいだろう。
1月第4週(1月27日-31日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週ぶりの売り越しであり、売り越し額は4865億円(1月第3週は9300億円の買い越し)だった。なお、現物は3133億円の売り越し(同3911億円の買い越し)と2週ぶりの売り越しであり、先物は1732億円の売り越し(同5389億円の買い越し)と2週ぶりの売り越し。個人は現物と先物の合算で2462億円の買い越しと2週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で62億円の売り越しとなり、2週連続の売り越し。
主要スケジュールでは、10日に1月景気ウォッチャー調査、11日にパウエルFRB議長の上院銀行委員会証言、12日に米国1月消費者物価指数、パウエルFRB議長の下院金融サービス委員会証言、13日に1月国内企業物価、米国1月生産者物価指数、14日に米国1月小売売上高、米国1月鉱工業生産指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
08月限 日経225 35661.68 TOPIX 2510.68
09月限 日経225 36906.92 TOPIX 2585.41
10月限 日経225 39701.93 TOPIX 2721.72
11月限 日経225 39901.35 TOPIX 2765.26
12月限 日経225 39434.85 TOPIX 2738.68
01月限 日経225 39343.19 TOPIX 2726.70
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/03 02月07日 39070 39160 38760 38840 -250
25/03 02月06日 38770 39190 38570 39090 +350
25/03 02月05日 38820 39130 38680 38740 -30
25/03 02月04日 38630 39310 38460 38770 +170
25/03 02月03日 39650 39820 38380 38600 -1030
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/03 02月07日 2754.0 2761.5 2728.5 2741.5 -15.0
25/03 02月06日 2741.5 2771.0 2730.5 2756.5 +16.0
25/03 02月05日 2739.5 2769.5 2733.0 2740.5 +4.5
25/03 02月04日 2734.0 2765.5 2718.0 2736.0 +5.5
25/03 02月03日 2793.0 2801.0 2701.5 2730.5 -60.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
02月07日(03月限) 38375 -465
02月06日(03月限) 38970 -120
02月05日(03月限) 38955 +215
02月04日(03月限) 39110 +340
02月03日(03月限) 38895 +295
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
01月31日 1649億円 +111億円 2兆1630億円 +1062億円
01月24日 1538億円 +35億円 2兆0567億円 +2743億円
01月17日 1502億円 -127億円 1兆7824億円 -5615億円
01月10日 1630億円 -446億円 2兆3440億円 -1863億円
12月30日 2076億円 -18億円 2兆5304億円 +1116億円
12月27日 2094億円 -244億円 2兆4187億円 +3327億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
02月05日 5775万株 +182万株 8億3415万株 -546万株
02月04日 5592万株 +122万株 8億3961万株 -3214万株
02月03日 5470万株 +452万株 8億7175万株 -1404万株
01月31日 5017万株 +179万株 8億8579万株 +58万株
01月30日 4838万株 +632万株 8億8521万株 -68万株
01月29日 4205万株 -425万株 8億8589万株 +1277万株
01月28日 4631万株 -331万株 8億7311万株 +28万株
01月27日 4962万株 +254万株 8億7283万株 +695万株
01月24日 4708万株 -440万株 8億6588万株 +1900万株
01月23日 5148万株 +94万株 8億4687万株 +5358万株
01月22日 5054万株 +68万株 7億9328万株 +2446万株
01月21日 4985万株 +156万株 7億6882万株 +939万株
01月20日 4829万株 +75万株 7億5942万株 -787万株
01月17日 4753万株 -25万株 7億6730万株 -2807万株
01月16日 4779万株 +99万株 7億9537万株 -7509万株
01月15日 4680万株 -357万株 8億7047万株 -4367万株
01月14日 5036万株 +2万株 9億1414万株 -8406万株
株探ニュース
2025/02/09 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】―トランプ関税や米経済指標、日米決算を睨んでの相場展開
今週の日経225先物は、トランプ米政権の関税政策や米雇用統計などの重要な経済指標、さらには日米決算発表を睨んでの相場展開になりそうだ。1月31日の米国市場では、主要な株価指数が下落した。12月の米個人消費支出(PCE)では、米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として重視しているPCEコア指数が前月比0.2%上昇、前年比では2.8%上昇した。いずれも予想と一致し、追加利下げを後押しする内容と受け止められて、NYダウは一時12月4日につけた終値ベースの最高値(4万5014ドル)を上回る場面もみられた。
ただし、トランプ政権がカナダとメキシコに25%、中国には10%の関税を課すと改めて伝わるなか、関税発動は米国にも経済的な影響を及ぼす可能性があることが警戒されて、その後は売りが優勢となった。また、中国のディープシークが開発した低コスト・高性能の人工知能(AI)「DeepSeek」に対する警戒も燻り、エヌビディアは不安定な値動きを続けている。加えて、決算を受けて大きく買われたアップルがその後軟化し、下落に転じたことも市場心理を神経質にさせた。
今週もこうした要因に振られやすい状況が続きそうだ。日経225先物は1月31日の取引終了後のナイトセッションで、日中比270円安の3万9360円で終えた。ロング優勢で始まり、米国市場の取引開始後に上へのバイアスが強まると、一時3万9820円まで買われる場面もみられた。ただし、買い一巡後は終盤にかけてロング解消の動きが強まった。
なお、トランプ米大統領は2月1日、カナダとメキシコ、中国からの輸入品への関税賦課について大統領令に署名した。今後、対象国による対抗措置、さらにそれを受けた米国の報復措置が警戒されてくる可能性もあろう。関連する報道によっては、短期的にショートを仕掛けてくる動きがありそうだ。
また、米国の経済指標では、3日に1月ISM製造業景気指数、5日にADP雇用統計、ISM非製造業景気指数、7日に雇用統計などの発表が控える。これらの結果の見極めで慎重姿勢が強まる可能性もあるが、米連邦公開市場(FOMC)が通過したことで、市場に与える影響はそれほど大きくはないとみておきたい。
日経225先物は、25日移動平均線(3万9360円)水準が支持線として意識されやすい。同線を割り込んでくるようだと75日線(3万9060円)が意識されてくるが、オプション権利行使価格の3万9000円から3万9375円処では押し目狙いのロング対応を想定する。一方、3万9820円まで買われ、ボリンジャーバンドの+1σ(3万9860円)に接近する場面もみられた。+1σを捉えてくると、4万円の大台のほか+2σ(4万0360円)とのレンジに移行する可能性があろう。その場合にはオプション権利行使価格の3万9375円から4万0375円での推移が意識されてくる。
また、週間形状では13週線(3万9170円)と+1σ(3万9820円)によるレンジである。13週線を上回って推移する局面では、ショートを仕掛けづらくさせそうだ。半面、日足・週足いずれも同水準で推移する+1σを捉えてくるようだと、ショートカバーを誘うことになるだろう。
そのほか、決算発表が本格化するなか、積極的にポジションを傾けにくい需給状況であるが、先週はアドバンテスト <6857> [東証P]やNEC <6701> [東証P]、日立製作所 <6501> [東証P]などハイテク株の決算を受けた上昇によって、センチメントを明るくさせる場面もみられた。1月31日の大引け後に決算を発表したこところでは、アルプスアルパイン <6770> [東証P]、SCREENホールディングス <7735> [東証P]の決算が好感される可能性があろう。
ハイテク企業の良好な決算が目立っていることも、押し目狙いのロング対応に向かわせやすい。今週は東京エレクトロン <8035> [東証P]が6日に2025年3月期第3四半期決算の発表を予定しており、市場の関心が集まることになるだろう。
31日の米VIX指数は16.43(30日は15.84)に上昇し、週間でも上昇した。もっとも、1月27日にディープシーク・ショックの影響で一時22.51まで切り上げていたこともあり、その後は落ち着きをみせていた。週末は前日に割り込んだ200日線(16.19)を突破して終えており、一時75日線(16.71)、25日線(16.78)を上抜ける場面もあった。やや市場心理を神経質にさせてくる可能性はあるが、終値で20.00を上回ってくるまでは、過度なリスク警戒にはつながらないとみておきたい。
先週末のNT倍率は先物中心限月で14.19倍となり、前週末(1月24日)の14.52倍から低下している。これもディープシーク・ショックの影響が大きく、指数インパクトの大きい値がさハイテク株の下げが目立つ一方で、内需系などTOPIX型へのシフトが強まった影響である。週前半の低下で200日線(14.23倍)を割り込んでおり、その後は同線が抵抗線として意識されていた。昨年11月の直近安値水準まで低下したことで、いったんはリバランスが入りやすいとみられるが、まずは明確に200日線を上抜けてくるかを見極めたいところである。
1月第3週(1月20日-24日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では4週ぶりの買い越しであり、買い越し額は9300億円(1月第2週は9729億円の売り越し)だった。なお、現物は3911億円の買い越し(同46億円の売り越し)と2週ぶりの買い越しであり、先物は5389億円の買い越し(同9682億円の売り越し)と4週ぶりの買い越し。個人は現物と先物の合算で7491億円の売り越しと4週ぶりの売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で3776億円の売り越しとなり、2週ぶりに売り越した。
主要スケジュールでは、3日に日銀金融政策決定会合の主な意見(1月23~24日分)、米国1月ISM製造業景気指数、4日に米国12月製造業新規受注、5日に12月毎月勤労統計、中国1月財新サービス業PMI、米国1月ADP雇用統計、米国12月貿易収支、米国1月ISM非製造業景気指数、6日にイングランド銀行(BOE)政策金利、7日に12月景気動向指数、米国1月雇用統計、米国2月ミシガン大学消費者信頼感指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
08月限 日経225 35661.68 TOPIX 2510.68
09月限 日経225 36906.92 TOPIX 2585.41
10月限 日経225 39701.93 TOPIX 2721.72
11月限 日経225 39901.35 TOPIX 2765.26
12月限 日経225 39434.85 TOPIX 2738.68
01月限 日経225 39343.19 TOPIX 2726.70
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/03 01月31日 39480 39710 39350 39630 +210
25/03 01月30日 39560 39610 39130 39420 -170
25/03 01月29日 39170 39590 38940 39590 +520
25/03 01月28日 39410 39450 38660 39070 -410
25/03 01月27日 40040 40610 39480 39480 -460
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/03 01月31日 2781.0 2797.0 2776.5 2791.0 +13.0
25/03 01月30日 2778.0 2787.0 2761.0 2778.0 -1.5
25/03 01月29日 2763.5 2782.5 2757.5 2779.5 +20.5
25/03 01月28日 2747.5 2776.0 2713.0 2759.0 +7.5
25/03 01月27日 2754.0 2789.5 2745.5 2751.5 +1.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
01月31日(03月限) 39355 -275
01月30日(03月限) 39585 +165
01月29日(03月限) 39270 -320
01月28日(03月限) 39410 +340
01月27日(03月限) 39060 -420
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
01月24日 1538億円 +35億円 2兆0567億円 +2743億円
01月17日 1502億円 -127億円 1兆7824億円 -5615億円
01月10日 1630億円 -446億円 2兆3440億円 -1863億円
12月30日 2076億円 -18億円 2兆5304億円 +1116億円
12月27日 2094億円 -244億円 2兆4187億円 +3327億円
12月20日 2339億円 +253億円 2兆0859億円 +494億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
01月29日 4205万株 -425万株 8億8589万株 +1277万株
01月28日 4631万株 -331万株 8億7311万株 +28万株
01月27日 4962万株 +254万株 8億7283万株 +695万株
01月24日 4708万株 -440万株 8億6588万株 +1900万株
01月23日 5148万株 +94万株 8億4687万株 +5358万株
01月22日 5054万株 +68万株 7億9328万株 +2446万株
01月21日 4985万株 +156万株 7億6882万株 +939万株
01月20日 4829万株 +75万株 7億5942万株 -787万株
01月17日 4753万株 -25万株 7億6730万株 -2807万株
01月16日 4779万株 +99万株 7億9537万株 -7509万株
01月15日 4680万株 -357万株 8億7047万株 -4367万株
01月14日 5036万株 +2万株 9億1414万株 -8406万株
01月10日 5034万株 +280万株 9億9821万株 -2708万株
01月09日 4754万株 -637万株 10億2529万株 -4884万株
01月08日 5391万株 +1005万株 10億7414万株 +291万株
01月07日 4386万株 -1841万株 10億7123万株 +9259万株
01月06日 6227万株 +170万株 9億7864万株 -7603万株
12月30日 6057万株 +3万株 10億5467万株 +4078万株
株探ニュース
2025/02/02 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―いったんピーク形成も、ロング優勢の展開
今週の日経225先物は短期的な過熱感を警戒しつつも、押し目待ち狙いのロングが入りやすい需給状況のなかで、ロング優勢の相場展開が見込まれる。
前週の日経225先物は5日続伸で上昇幅は1470円に達し、週末には一時4万0410円まで買われる場面もみられた。さらに24日の取引終了後のナイトセッションでは4万0610円まで上昇し、4万0480円で終えた。トランプ大統領が就任後にソフトバンクグループ <9984> [東証P]などと巨額のAI(人工知能)インフラ投資を発表し、同社のほか指数インパクトの大きい値がさハイテク株の上昇が日経平均型を牽引した。
また、日銀は1月24日まで開いた金融政策決定会合で、予想通り政策金利を0.25%程度から0.5%程度に引き上げる追加の利上げを決定した。今回の利上げは織り込まれていたこともあり、昨年7月のような市場の混乱はなく、結果判明直後の反応で日経225先物は4万0410円まで買われた。その後は持ち高調整の動きにより4万円を割り込んで終えたが、イベント通過後のアク抜けを想定した先回り的なロングが入っていたと考えられ、植田和男総裁の会見内容を見極めたいこともあって、利食いに伴うロング解消が入りやすかった。
植田総裁は会合後の記者会見で、経済・物価の改善が続く見通しであれば追加利上げを検討する考えを示した。ただし、タカ派的な印象はなく、利上げペースについては毎回会合で各種データを基に判断していくと説明している。日経225先物はナイトセッションで4万円を回復して始まり、その後もロング優勢で強い上昇となり、昨年12月27日につけた戻り高値4万0460円を突破している。
ボリンジャーバンドでは前週後半に+1σを突破し、+2σを捉える場面もみられた。ただし、ナイトセッションで4万0460円まで切り上がってきた+2σを上回ってきており、短期的には過熱感が警戒されやすい一方で、バンドに沿った上昇が意識される。+2σ水準での攻防が意識されるなか、目先的なピークを想定したショートが入る場面も予想される一方、週足の+2σ(4万0710円)水準を捉えてくる可能性がある。また、ピーク形成につながる可能性もあるが、日足の+3σ(4万1020円)および週足の+3σ(4万1440円)が射程に入ってきそうた。
そのため、+2σ水準で強弱感が対立しやすく、いったん調整をみせてくる可能性はあるが、+1σ(3万9900円)が支持線として意識されるため、オプション権利行使価格の4万から4万1000円のレンジを想定。+2σ水準での底堅さがみられる局面では、ピーク感につながりそうだが、+3σ水準へのバイアスを強めることになる。調整局面では押し目狙いのロング対応とし、積極的なショートは控えておきたい。
トランプ大統領は大統領令の発令などで、これまで掲げてきた様々な政策を実行に移している。パフォーマンス的な面もあるとみられ、輸入関税の段階的な引き上げなどの懸念要因はあるものの、企業の事業環境を後押しする政策も多くみられる。イーロン・マスク氏は新設された「政府効率化省(DOGE)」においてブロックチェーン技術の活用について議論を始めた、と関係者の話として報じられている。引き続きハイテクセクターに関心が集まりやすいく、日経平均型優位の展開が見込まれる。
今週は28~29日に米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催されるが、金利を据え置くとの見方がコンセンサスである。今回は今後の政策金利見通しが公表される会合ではないが、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見などから金融政策を巡る見方が相場の変動要因となる。ただし、トランプ氏は先週、FRBに金利引き下げを求め、自身の方が金融政策をよく理解していると主張。利下げが実施されるようだと、トランプ氏の発言に対して一段と市場は敏感に反応することになるだろう。
また、今週から決算発表が本格化する。先週は決算を発表したニデック <6594> [東証P]、ディスコ <6146> [東証P]が売られ、不透明感が高まっている。これから本格化する決算発表が振るわなければ、株価が下押しするリスクを気に留めておく必要があるだろう。
24日の米VIX指数は14.85に低下し、終値では昨年12月26日以来の15.00を下回ってきた。12月24日につけた14.27を捉えてくると、下へのバイアスが強まる可能性がある。抵抗線に変わった200日移動平均線から下放れるなか、リスク選好に向かわせそうだ。
先週末のNT倍率は先物中心限月で14.52倍となり、前週末の14.33倍から上昇基調が強まった。ソフトバンクグループなど日経平均型優位の流れのなか、NTロングによるスプレッド狙いの動きが優勢となった。日銀会合の前後には景気敏感株を物色する場面もみられ、日経平均型を牽引していたソフトバンクグループは上昇一服とはなったが、トレンドは変わらず、方向性としては昨年10月14日の14.70倍を意識したNTロングに向かわせやすいだろう。
1月第2週(1月14日-17日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週連続の売り越しであり、売り越し額は9729億円(1月第1週は4875億円の売り越し)だった。なお、現物は46億円の売り越し(同3435億円の買い越し)と2週ぶりの売り越しであり、先物は9682億円の売り越し(同8311億円の売り越し)と3週連続の売り越し。個人は現物と先物の合算で5403億円の買い越しと3週連続の買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で1607億円の買い越しとなり、2週ぶりに買い越した。
主要スケジュールでは、27日に中国1月製造業PMI、米国12月新築住宅販売件数、28日に12月企業向けサービス価格指数、米国11月S&Pケースシラー住宅価格、米国1月コンファレンスボード消費者信頼感指数、29日に日銀金融政策決定会合議事要旨(12月18・19日開催分)、FOMC終了後に政策金利発表、パウエルFRB議長記者会見、30日にECB(欧州中央銀行)政策金利、米国10-12月期GDP、ラガルドECB総裁記者会見、31日に1月東京都区部消費者物価指数、12月完全失業率、12月鉱工業生産、米国12月個人所得、米国12月個人消費支出などが予定されている。
また、決算を発表では米国でラムリサーチ、マイクロソフト、メタ・プラットフォームズ、テスラ、アップル、インテル。国内ではファナック <6954> [東証P]、日東電工 <6988> [東証P]、信越化学工業 <4063> [東証P]、アドバンテスト <6857> [東証P]、レーザーテック <6920> [東証P]、商船三井 <9104> [東証P]などが注目されよう。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
08月限 日経225 35661.68 TOPIX 2510.68
09月限 日経225 36906.92 TOPIX 2585.41
10月限 日経225 39701.93 TOPIX 2721.72
11月限 日経225 39901.35 TOPIX 2765.26
12月限 日経225 39434.85 TOPIX 2738.68
01月限 日経225 39343.19 TOPIX 2726.70
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/03 01月24日 39860 40410 39710 39940 +50
25/03 01月23日 39580 40040 39500 39890 +310
25/03 01月22日 39020 39700 38960 39580 +620
25/03 01月21日 38920 39250 38640 38960 +50
25/03 01月20日 38470 39050 38400 38910 +440
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/03 01月24日 2749.5 2781.5 2742.0 2750.0 -1.0
25/03 01月23日 2736.5 2759.0 2733.5 2751.0 +14.5
25/03 01月22日 2713.5 2744.0 2713.0 2736.5 +26.0
25/03 01月21日 2714.0 2733.5 2695.0 2710.5 -4.5
25/03 01月20日 2683.5 2723.0 2680.0 2715.0 +30.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
01月24日(03月限) 40480 +540
01月23日(03月限) 39920 +30
01月22日(03月限) 39805 +225
01月21日(03月限) 39275 +315
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
01月17日 1502億円 -127億円 1兆7824億円 -5615億円
01月10日 1630億円 -446億円 2兆3440億円 -1863億円
12月30日 2076億円 -18億円 2兆5304億円 +1116億円
12月27日 2094億円 -244億円 2兆4187億円 +3327億円
12月20日 2339億円 +253億円 2兆0859億円 +494億円
12月13日 2086億円 -708億円 2兆0364億円 +3256億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
01月22日 5054万株 +68万株 7億9328万株 +2446万株
01月21日 4985万株 +156万株 7億6882万株 +939万株
01月20日 4829万株 +75万株 7億5942万株 -787万株
01月17日 4753万株 -25万株 7億6730万株 -2807万株
01月16日 4779万株 +99万株 7億9537万株 -7509万株
01月15日 4680万株 -357万株 8億7047万株 -4367万株
01月14日 5036万株 +2万株 9億1414万株 -8406万株
01月10日 5034万株 +280万株 9億9821万株 -2708万株
01月09日 4754万株 -637万株 10億2529万株 -4884万株
01月08日 5391万株 +1005万株 10億7414万株 +291万株
01月07日 4386万株 -1841万株 10億7123万株 +9259万株
01月06日 6227万株 +170万株 9億7864万株 -7603万株
12月30日 6057万株 +3万株 10億5467万株 +4078万株
12月27日 6053万株 -258万株 10億1389万株 +4229万株
12月26日 6312万株 -26万株 9億7160万株 -3161万株
12月25日 6338万株 -91万株 10億0321万株 +7843万株
12月24日 6429万株 -45万株 9億2477万株 +1079万株
12月23日 6475万株 -575万株 9億1398万株 +1232万株
株探ニュース
2025/01/26 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―トランプ大統領就任、日銀会合でボラティリティ高まる
今週の日経225先物は、1月20日のトランプ米大統領就任直後に発表されるとみられる関税策への警戒感が高まりやすいほか、23~24日開催の日銀の金融政策決定会合に関心が集まることで、ボラティリティの高まる相場展開が見込まれる。
前週の日経225先物は、14日に750円安と大幅な下げにより75日移動平均線、200日線を一気に割り込んだ。その後は200日線を挟んだ攻防が続き、3万8950円辺りに位置する75日線が抵抗線として機能するなか、17日には200日線(3万8500円)を下抜け、一時3万8070円まで売られた。節目の3万8000円に接近してきたことで、いったんはボトム形成が意識される半面、下へのバイアスが強まりやすい水準でもあろう。
17日の米国市場では主要な株価指数が上昇し、週間での上昇率はNYダウが3%を超え、S&P500、ナスダックは2%を超えた。NYダウは13日に一時4万1844ドルまで売られ、昨年11月の安値水準まで下げた。大統領選でのトランプ氏勝利を受けたトランプトレードによる上昇分を帳消しにしたことで、リバランスの買いが入ったとみられる。今後、トランプ政権による規制緩和や景気支援策への期待から、米国株は再動意をみせてくる可能性がある。
同様に日経平均株価も昨年11月以来の水準まで下げていることもあり、仕切り直しのタイミングとなる可能性がある。17日の米国市場の上昇を受け、日経225先物はナイトセッションで上昇しており、日中比360円高の3万8830円で終えた。
ナイトセッションで200日線を上回り、75日線に接近してきたことで、週初は75日線と節目の3万9000円を捉えられるかが注目される。20日の米国市場はキング牧師の生誕祭で休場となるため、海外勢のフローは限られるだろう。直近の調整によりポジションはややショートに傾いていると考えられ、米大統領就任式を前にニュートラルに近づける形でのカバーの動きが意識されやすい。海外勢のフローが限られ薄商いとなるなか、週明けはややロング対応に向かわせそうだ。
週間形状についても26週・52週線が支持線として機能する形でのリバウンドにより、13週線(3万8980円)に接近している。前週は一時支持線を割り込む場面もみられたが、終値としては両線を上回って終えていたこともあり、支持線として意識されてリバウンド狙いの動きが入りやすいところだ。
また、ボリンジャーバンドでは日足の-1σと-2σによるレンジ推移を継続しているが、前週は幾度となく-2σを下回る場面が目立った。バンドは下向きで推移していたこともあり、-2σに沿った調整によって売られ過ぎのシグナルを見極めにくくさせていた。ただし、ナイトセッションの上昇で-1σを捉えてきたことで、同バンド突破を狙った動きが期待される。週足のボリンジャーバンドは、-1σをサポートに中心値(13週)に接近してきた。
一目均衡表では前週の下げで雲上限を割り込み、週後半にはトレンドの出やすい雲のねじれの局面で、明確に雲を下放れる形状となった。遅行スパンが実線を割り込んだことで下方シグナルを発生。雲下限が概ね3万9000円辺りでの推移を継続することで、ここでも節目の3万9000円辺りが抵抗線として意識されて強弱感が対立しやすいだろう。
ただし、雲のねじれ局面のため雲の厚みは薄く、雲突破のハードルはそれほど高くはない。また、多くのテクニカルポイントで節目の3万9000円辺りが転換点となることで、同水準を突破してくる局面では、慎重姿勢にあった向きのロングの動きが強まる可能性がある。
そのほか、足もとでは日銀の金融政策決定会合で追加利上げを実施するとの観測が高まっていた。長期金利の上昇により、為替市場ではドル・円が1ドル=155円台と円高・ドル安に振れていたことで、追加利上げについては相当織り込んでいると考えられる。利上げ実施で波乱の場面もありそうだが、アク抜け的な動きに向かわせよう。
しかしながら、米国市場はトランプ政権への期待から上昇が期待される一方で、国内では米国の関税政策や人工知能(AI)向け半導体規制の影響を見極めたいとして、市場反応が限られる可能性がある。日経225先物は3万9000円辺りでの上値の重さが強く意識されてくるようだと、再び200日線や-2σ水準までの下げは十分考えられる。26週・52週線を割り込んでくると、-2σが位置する3万7690円辺りへのバイアスが強まる可能性には注意しておきたい。
まずは、オプション権利行使価格の3万8375円から3万9125円辺りのレンジを想定。ブレイク局面では上は3万9500円、下は3万7500円辺りを想定する。
17日の米VIX指数は15.97に低下した。13日につけた22.04を戻り高値に調整が強まり、週半ばに25日、75日線を割り込み200日線水準まで下げた。その後は200日線水準での攻防となり、週末の終値では同線を下回って終えている。200日線を抵抗ラインとして昨年12月24日につけた直近安値の14.27に接近してくる場面では、リスク選好に傾きそうだ。
先週末のNT倍率は先物中心限月で14.33倍だった。週初の低下で75日線を割り込み、15日には一時14.26倍まで低下し、200日線水準に接近する場面もあった。週後半にはリバランスにより75日線水準まで戻す形だった。指数インパクトの大きい値がさハイテク株に対する慎重姿勢が崩せないなか、ややNTショートが優勢になりそうだ。
1月第1週(1月6日-10日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週連続の売り越しであり、売り越し額は4875億円(12月第5週は2178億円の売り越し)だった。なお、現物は3435億円の買い越し(同657億円の売り越し)と2週ぶりの買い越しであり、先物は8311億円の売り越し(同1521億円の売り越し)と2週連続の売り越し。個人は現物と先物の合算で8175億円の買い越しと2週連続の買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で6847億円の売り越しとなり、4週ぶりに売り越した。
主要スケジュールでは、20日に11月機械受注、米大統領就任式、世界経済フォーラム・ダボス会議(~24日)、22日に米国12月コンファレンス・ボード景気先行指数、23日に12月貿易統計、24日に日銀金融政策決定会合(終了後に政策金利を発表)、12月全国消費者物価指数、植田和男日銀総裁が記者会見、米国1月製造業PMIなどが予定されている。
なお、決算では米国で21日にネットフリックス、国内では23日にディスコ <6146> [東証P]、ニデック <6594> [東証P]が発表を控えている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
08月限 日経225 35661.68 TOPIX 2510.68
09月限 日経225 36906.92 TOPIX 2585.41
10月限 日経225 39701.93 TOPIX 2721.72
11月限 日経225 39901.35 TOPIX 2765.26
12月限 日経225 39434.85 TOPIX 2738.68
01月限 日経225 39343.19 TOPIX 2726.70
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/03 01月17日 38780 38780 38070 38470 -200
25/03 01月16日 38330 38940 38230 38670 +280
25/03 01月15日 38540 38820 38320 38390 -110
25/03 01月14日 39280 39330 38310 38500 -750
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/03 01月17日 2701.0 2701.0 2650.0 2684.5 -12.5
25/03 01月16日 2685.5 2717.5 2682.0 2697.0 +6.5
25/03 01月15日 2686.0 2710.0 2681.0 2690.5 +7.5
25/03 01月14日 2720.0 2724.0 2671.0 2683.0 -37.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
01月17日(03月限) 38795 +325
01月16日(03月限) 38335 -335
01月15日(03月限) 38755 +365
01月14日(03月限) 38725 +225
01月13日(03月限) 38705 -545
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
01月10日 1630億円 -446億円 2兆3440億円 -1863億円
12月30日 2076億円 -18億円 2兆5304億円 +1116億円
12月27日 2094億円 -244億円 2兆4187億円 +3327億円
12月20日 2339億円 +253億円 2兆0859億円 +494億円
12月13日 2086億円 -708億円 2兆0364億円 +3256億円
12月06日 2794億円 -717億円 1兆7107億円 -596億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
01月15日 4680万株 -357万株 8億7047万株 -4367万株
01月14日 5036万株 +2万株 9億1414万株 -8406万株
01月10日 5034万株 +280万株 9億9821万株 -2708万株
01月09日 4754万株 -637万株 10億2529万株 -4884万株
01月08日 5391万株 +1005万株 10億7414万株 +291万株
01月07日 4386万株 -1841万株 10億7123万株 +9259万株
01月06日 6227万株 +170万株 9億7864万株 -7603万株
12月30日 6057万株 +3万株 10億5467万株 +4078万株
12月27日 6053万株 -258万株 10億1389万株 +4229万株
12月26日 6312万株 -26万株 9億7160万株 -3161万株
12月25日 6338万株 -91万株 10億0321万株 +7843万株
12月24日 6429万株 -45万株 9億2477万株 +1079万株
12月23日 6475万株 -575万株 9億1398万株 +1232万株
12月20日 7051万株 +32万株 9億0165万株 +1528万株
12月19日 7018万株 +9万株 8億8636万株 -552万株
12月18日 7008万株 +1091万株 8億9189万株 +1530万株
12月17日 5916万株 -56万株 8億7658万株 +1025万株
12月16日 5973万株 -343万株 8億6632万株 +531万株
株探ニュース
2025/01/19 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―下へのバイアスが強まり、ショート優勢の展開を警戒
今週の日経225先物は、米国市場の動向を睨みながらショート優勢の展開が警戒されやすくなりそうだ。10日の米国市場では主要な株価指数が下落し、NYダウは昨年11月以来の水準まで下げた。注目された12月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が25万6000人増と市場予想(16万5000人増程度)を上回り、失業率は4.1%(前月は4.2%)に低下したことで、米連邦準備理事会(FRB)の利下げペースが鈍化するとの見方が強まった。
また、1月の米ミシガン大学消費者信頼感指数で、1年先のインフレ期待が3.3%、5-10年先のインフレ期待も3.3%と予想を上回る伸びとなり、インフレ高止まりの懸念が強まった。1月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ観測が後退したほか、次回3月の会合についても政策金利の据え置き観測が高まっている。
NYダウは昨年11月の米大統領選前の水準まで下げており、トランプ次期政権の政策期待により上昇した分を帳消しにした。仕切り直しが意識される一方で、来週20日の大統領就任式を控えて、就任直後に発表されるトランプ関税に市場の関心が集まりやすい。東京市場でも積極的なロングは手控えられ、戻りの鈍さが意識される局面ではショートに振れやすくなりそうだ。
先週の日経225先物は7日に一時4万0320円まで買われたものの、その後は3日続落し週末には3万9160円まで売られ、3万9250円で日中取引を終了。10日の取引終了後のナイトセッションでは3万8770円で終えており、一時3万8630円まで下げ幅を広げる場面もみられている。
これにより75日移動平均線(3万8940円)を明確に割り込み、200日線(3万8530円)が射程に入ってきた。週明けの日経225先物は200日線を捉える形で、ギャップダウンで始まることが警戒される。週間形状では13週線(3万8940円)を割り込んでおり、足もとで支持線として機能している52週線(3万8370円)を試す展開がありそうだ。
また、ボリンジャーバンドでは‐2σ(3万8670円)を下回ったことで、‐3σ(3万8300円)が射程に入ってきている。売られ過ぎが意識されるものの、収斂していたバンドが拡大に転じることで、瞬間的に下へのバイアスが強まる可能性がある。-2σ水準では押し目狙いのタイミングになるが、イレギュラー的な下落には警戒が必要だろう。パラボリックのSAR値は200日線水準に位置しているため、陰転シグナルが発生する可能性もある。
そのほか、一目均衡表ではナイトセッションで雲上限まで下げてきた。週半ばには3万8800円辺りに位置する雲がねじれを起こす。先行スパンがクロスするタイミングでは雲が薄くなるためトレンドが出やすく、同水準を明確に下放れる局面ではショートの勢いが強まる可能性があるだろう。
今週は米国で14日に12月の生産者物価指数(PPI)、15日に12月の消費者物価指数(CPI)の発表が予定されている。堅調な雇用統計の発表後であり、FRBの利下げ減速観測を後押しすることが見込まれる。また、シティグループ、ゴールドマン・サックス・グループ、JPモルガン・チェース、モルガン・スタンレー、バンク・オブ・アメリカなどの決算発表を控えていることも、米国市場の動向への関心を高めそうだ。
そのほか、7日に米国ロサンゼルスで発生した山火事は鎮火のめどがたたず、1万棟以上が消失し、被害総額は日本円で20兆円を超えるとの見方が伝えられている。経済への影響が警戒されることも、積極的な売買を手控えさせよう。
そのため、200日線や-3σの水準では、いったん押し目狙いのロングを意識しつつも、ポジションを積み増す動きは限られそうであり、ヘッジを考慮しての対応に向かわせそうである。
先週末のNT倍率は先物中心限月で14.43倍と週間では上昇した。全体としては不安定な相場展開ながら、アドバンテスト <6857> [東証P]が最高値を更新するなど、指数インパクトの大きい値がさハイテク株の一角が日経平均型を支えた。
週明けは下へのバイアスが強まる影響を受けることになろうが、前週には9日に一時14.48倍まで切り上がり、昨年12月17日につけた戻り高値14.44倍を上回ってきている。方向性としては上向きのトレンドであり、弱含む局面ではNTロングでのスプレッドを狙ったポジションを組成するタイミングになりそうだ。
10日の米VIX指数は19.54に上昇した。前週は25日、200日線水準を支持線とした上昇により75日線を突破。同線から上放れる形状となった。一時20.31と20.00を上回る場面もみられており、市場心理をやや神経質にさせそうである。
12月第5週(12月30日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週ぶりの売り越しであり、売り越し額は2185億円(12月第4週は9381億円の買い越し)だった。なお、現物は657億円の売り越し(同4956億円の買い越し)と2週ぶりの売り越しであり、先物は1528億円の売り越し(同4425億円の買い越し)。個人は現物と先物の合算で1315億円の買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で313億円となり、2週連続の売り越しだった。
主要スケジュールでは、13日に中国12月貿易収支、14日に11月国際収支、12月景気ウォッチャー調査、米国12月生産者物価指数、15日に米国12月消費者物価指数、米国1月ニューヨーク連銀製造業景気指数、米地区連銀経済報告(ベージュブック)、16日に12月国内企業物価、米国12月小売売上高、米国12月輸出入物価指数、17日に中国12月小売売上高、中国10-12月期GDP、中国12月鉱工業生産指数、中国1-12月固定資産投資、米国12月住宅着工件数、米国12月鉱工業生産指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
08月限 日経225 35661.68 TOPIX 2510.68
09月限 日経225 36906.92 TOPIX 2585.41
10月限 日経225 39701.93 TOPIX 2721.72
11月限 日経225 39901.35 TOPIX 2765.26
12月限 日経225 39434.85 TOPIX 2738.68
01月限 日経225 39343.19 TOPIX 2726.70
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/03 01月10日 39480 39610 39160 39250 -310
25/03 01月09日 39960 40060 39380 39560 -400
25/03 01月08日 40000 40210 39650 39960 -40
25/03 01月07日 39360 40320 39340 40000 +660
25/03 01月06日 39930 40010 39220 39340 -650
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/03 01月10日 2733.5 2744.0 2712.5 2720.0 -17.0
25/03 01月09日 2765.5 2774.5 2728.5 2737.0 -28.5
25/03 01月08日 2781.0 2793.5 2762.0 2765.5 -15.5
25/03 01月07日 2760.5 2800.0 2758.0 2781.0 +21.0
25/03 01月06日 2781.5 2800.5 2729.0 2760.0 -26.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
01月10日(03月限) 38780 -470
01月09日(03月限) 39545 -15
01月08日(03月限) 39935 -25
01月07日(03月限) 39735 -265
01月06日(03月限) 39675 +335
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
12月30日 2076億円 -18億円 2兆5304億円 +1116億円
12月27日 2094億円 -244億円 2兆4187億円 +3327億円
12月20日 2339億円 +253億円 2兆0859億円 +494億円
12月13日 2086億円 -708億円 2兆0364億円 +3256億円
12月06日 2794億円 -717億円 1兆7107億円 -596億円
11月29日 3511億円 +65億円 1兆7704億円 -1509億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
01月08日 5391万株 +1005万株 10億7414万株 +291万株
01月07日 4386万株 -1841万株 10億7123万株 +9259万株
01月06日 6227万株 +170万株 9億7864万株 -7603万株
12月30日 6057万株 +3万株 10億5467万株 +4078万株
12月27日 6053万株 -258万株 10億1389万株 +4229万株
12月26日 6312万株 -26万株 9億7160万株 -3161万株
12月25日 6338万株 -91万株 10億0321万株 +7843万株
12月24日 6429万株 -45万株 9億2477万株 +1079万株
12月23日 6475万株 -575万株 9億1398万株 +1232万株
12月20日 7051万株 +32万株 9億0165万株 +1528万株
12月19日 7018万株 +9万株 8億8636万株 -552万株
12月18日 7008万株 +1091万株 8億9189万株 +1530万株
12月17日 5916万株 -56万株 8億7658万株 +1025万株
12月16日 5973万株 -343万株 8億6632万株 +531万株
12月13日 6316万株 -1907万株 8億6101万株 -4030万株
12月12日 8224万株 +43万株 9億0132万株 +6633万株
12月11日 8180万株 +45万株 8億3498万株 +419万株
12月10日 8135万株 +1355万株 8億3078万株 +1382万株
12月09日 6780万株 -1225万株 8億1696万株 +6961万株
株探ニュース
2025/01/13 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―AI関連物色の継続で押し目狙いのロング対応に
1月3日の米国市場ではNYダウが339ドル高と5営業日ぶりに反発したが、前日までの4営業日で930ドル超下落していた。ナスダックも340ポイント高と6営業日ぶりに反発したものの、前日までの5営業日で750ポイント下げていた。3日の米国株高は好材料ではあるが、東京市場の反応は限られそうで、大発会での好スタートは期待しづらいところである。
12月30日の取引終了後の日経225先物は、ナイトセッションで開始直後に3万9220円まで売られた後に切り返し、3万9610円(日中比380円安)で取引を終えた。3日のシカゴ日経平均先物は大阪比395円安の3万9595円だった。
大発会はシカゴ先物にサヤ寄せする形で、売りが先行して始まりそうである。また、バイデン米大統領は3日、日本製鉄 <5401> [東証P]によるUSスチールの買収計画を阻止する決定を下した。安全保障上の懸念を阻止の理由に挙げたが、日本企業による対米投資を冷え込ませるほか、同盟国である日米間の政治リスクの高まりも警戒される。
ただし、日経225先物はナイトセッションでは一時3万9220円まで売られたものの、25日移動平均線が支持線として機能していた。調整一巡感が意識されやすい水準まで下げたこともあり、まずは3万9500円水準での底堅さを見極めつつ、ナイトセッションの安値水準に接近し、節目の3万9000円辺りを試す局面では、押し目狙いのロング対応に向かいそうだ。
ボリンジャーバンドの+1σが3万9700円辺りに位置しており、同水準を上回ってくるようだと、4万円の大台をターゲットとするスタンスが意識されよう。昨年末には+2σを突破し過熱感が警戒されていたこともあり、25日線までの下げは仕切り直しのタイミングでもある。
3日の米国市場は、前述したように主要な株価指数が反発した。米下院議長選で現職のジョンソン議長(共和党)が再選されたことや、12月のISM製造業景況指数が予想以上に上昇したことが材料視された。また、エヌビディアの4%を超す上昇が半導体株の一角を牽引する形だった。スーパー・マイクロ・コンピューターの上昇率は10%を超えた。
この流れを受けて指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均型を牽引するかを見極めたいところだ。また、マイクロソフトがAI(人工知能)開発に必要なデータセンターの構築に日本円で約12兆6000億円を投じる計画を発表した。AIへの投資を巡っては、アルファベット傘下のグーグルやアマゾン・ドット・コムなどもデータセンターの建設を進めており、今年もAI関連へ関心が集まりやすいだろう。
日経平均先物のレンジだが、オプション権利行使価格の3万9250円から3万9750円のゾーンを想定する。+1σ水準での底堅さがみられる局面では、3万9625円から4万0125円のレンジに移行するとみておきたい。
3日の米VIX指数は16.13だった。75日線(17.21)を割り込み、200日線(16.11)にタッチする場面もみられた。年末の米株安の中で緩やかに上昇する形だったが、3日の反発時に低下した格好である。米連邦公開市場(FOMC)後の急伸以降は低下し、ボトム圏での推移を継続していることもあり、リスク回避の姿勢は強まっていないだろう。
12月30日のNT倍率は先物中心限月で14.35倍に上昇した。75日線(14.35倍)に上値を抑えられる形で、一時14.29倍に低下する場面もみられた。ただ、その後は25日線(14.25倍)が支持線として機能しており、75日線水準で終えている。エヌビディアの強い値動きの波及効果が意識されやすく、75日線を突破する局面ではNTロングに振れそうだ。
12月第3週(12月16日-20日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週ぶりの売り越しであり、売り越し額は5375億円(12月第2週は6341億円の買い越し)だった。なお、現物は4750億円の売り越し(同5092億円の売り越し)と2週連続の売り越しであり、先物は625億円の売り越し(同1兆1434億円の買い越し)と3週ぶりの売り越し。個人は現物と先物の合算で1951億円の買い越しで3週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で241億円の買い越しとなり、3週ぶりの買い越しだった。
主要スケジュールでは、6日に大発会、中国12月財新サービス業PMI、米国11月製造業新規受注、7日に米国11月貿易収支、米国12月ISM非製造業景気指数、米ハイテク見本市「CES」(ラスベガス、~10日)、8日に米国12月ADP雇用統計、FOMC(12月17日~18日開催分)議事要旨、9日に米国11月卸売売上高、10日にオプションSQ、11月全世帯家計調査、米国12月雇用統計、米国1月ミシガン大学消費者信頼感指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
08月限 日経225 35661.68 TOPIX 2510.68
09月限 日経225 36906.92 TOPIX 2585.41
10月限 日経225 39701.93 TOPIX 2721.72
11月限 日経225 39901.35 TOPIX 2765.26
12月限 日経225 39434.85 TOPIX 2738.68
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/03 12月30日 40180 40360 39880 39990 -240
25/03 12月27日 39460 40460 39340 40230 +740
25/03 12月26日 39170 39600 39080 39490 +290
25/03 12月25日 39110 39300 38940 39200 +80
25/03 12月24日 39180 39310 38870 39120 -70
25/03 12月23日 38720 39220 38340 39190 +480
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/03 12月30日 2800.5 2817.0 2781.0 2786.5 -18.0
25/03 12月27日 2764.5 2813.0 2759.5 2804.5 +37.0
25/03 12月26日 2738.0 2773.0 2734.5 2767.5 +26.5
25/03 12月25日 2732.5 2744.0 2708.5 2741.0 +6.5
25/03 12月24日 2728.0 2739.0 2709.5 2734.5 +6.5
25/03 12月23日 2701.0 2732.0 2681.0 2728.0 +26.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
01月03日(03月限) 39595 -395
01月02日(03月限) 39375 -615
01月01日(03月限) 休場
12月31日(03月限) 39390 -600
12月30日(03月限) 39435 -555
12月27日(03月限) 40130 -100
12月26日(03月限) 39700 +210
12月25日(03月限) 休場
12月24日(03月限) 39260 +140
12月23日(03月限) 39305 +115
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
12月20日 2339億円 +253億円 2兆0859億円 +494億円
12月13日 2086億円 -708億円 2兆0364億円 +3256億円
12月06日 2794億円 -717億円 1兆7107億円 -596億円
11月29日 3511億円 +65億円 1兆7704億円 -1509億円
11月22日 3445億円 +184億円 1兆9214億円 +4881億円
11月15日 3261億円 +540億円 1兆4332億円 +400億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
12月26日 6312万株 -26万株 9億7160万株 -3161万株
12月25日 6338万株 -91万株 10億0321万株 +7843万株
12月24日 6429万株 -45万株 9億2477万株 +1079万株
12月23日 6475万株 -575万株 9億1398万株 +1232万株
12月20日 7051万株 +32万株 9億0165万株 +1528万株
12月19日 7018万株 +9万株 8億8636万株 -552万株
12月18日 7008万株 +1091万株 8億9189万株 +1530万株
12月17日 5916万株 -56万株 8億7658万株 +1025万株
12月16日 5973万株 -343万株 8億6632万株 +531万株
12月13日 6316万株 -1907万株 8億6101万株 -4030万株
12月12日 8224万株 +43万株 9億0132万株 +6633万株
12月11日 8180万株 +45万株 8億3498万株 +419万株
12月10日 8135万株 +1355万株 8億3078万株 +1382万株
12月09日 6780万株 -1225万株 8億1696万株 +6961万株
12月06日 8006万株 -691万株 7億4734万株 -289万株
12月05日 8697万株 -1763万株 7億5024万株 -3503万株
12月04日 1億0460万株 -92万株 7億8527万株 +1230万株
12月03日 1億0552万株 +336万株 7億7297万株 +0.9万株
12月02日 1億0216万株 +176万株 7億7296万株 -66万株
株探ニュース
2025/01/05 17:00
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株価指数先物 【週間展望】 ―市場参加者は限られるが、リスク選好に向かいやすい
2024年内の日経225先物は、不安定ながらも12月半ば以降の下落に対する修正の動きが意識されやすいだろう。12月12日につけた4万0150円を戻り高値に、米株安の影響が続くなか、17~18日に開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)ではメンバーらによる金利見通しがタカ派的と受け止められ、18日のNYダウは約50年ぶりの10日続落を記録し、2022年9月以来の下落幅となった。この影響を受け、19日の日経225先物は一時3万8210円まで急落する場面もみられた。
その後は18~19日の日銀金融政策決定会合で予想通り利上げが見送られ、早期利上げ観測が後退したことで、急速に下落幅を縮めた。ただし、週末20日のリバウンドは限られ、結局は6日続落し、前日に回復した25日移動平均線(3万8870円)を下回った。取引終了後のナイトセッションでは一時3万8340円まで下落し、再び75日・200日線が位置する3万8470円水準を割り込むなど、底入れを見極めづらくさせた。
ナイトセッションは売り一巡後の切り返しにより3万8880円で終えており、25日線水準を回復している。19日につけた3万8210円でのボトム形成は確認しにくいところだが、75日・200日線近辺では押し目狙いのロングに向かいやすいだろう。25日線水準での底堅さがみられてくると、前週末の調整に対するリバウンド狙いの動きが強まりそうだ。
20日の米国市場では主要な株価指数が上昇した。自律反発の域は脱していないが、ひとまず安心感につながろう。11月の米個人消費支出(PCE)物価指数は前年同月比で2.4%上昇し、市場予想の2.5%を下回った。PCEコア価格指数は同2.8%上昇となり、予想(2.9%上昇)を下回る結果だった。これを受けて、米連邦準備理事会(FRB)の25年の利下げペースが鈍化するとの懸念が後退した。
また、米政府が予算執行を続けるための「つなぎ予算」の期限が20日夜に迫っていたが、バイデン米大統領は21日未明、3月中旬までのつなぎ予算案に署名した。これにより政府機関の閉鎖は回避される運びとなり、センチメントの改善につながるだろう。
日経225先物は前週の下げで13週線(3万8840円)、26週線(3万8380円)を下回った。52週線(3万7940円)が意識される可能性はある。ただし、これまで4万円水準で上値を抑えられる一方で、上向きで推移する52週線が支持線として機能している。同線を下回ってくるとトレンド転換につながるが、日米の中銀イベントを通過し、今後はトランプ次期政権の経済運営を見極めたいところであり、ショートの動きは限られそうだ。
もっとも、FOMC通過後はクリスマス休暇に入る海外投資家が多い。つなぎ予算の期間が延長されたことで、より休暇に入りやすい環境が整ったともいえるだろう。主要国はクリスマスで休場を挟むこともあり、市場参加者が限られるなか、トレンドが出にくい需給状況になると考えられる。
そのため、為替動向を睨む中で、短期的な売買によって大きく振らされる可能性はあるが、早い段階でクローズに向かわせそうだ。まずは75日・200日線水準を支持線としたオプション権利行使価格の3万8500円から3万9500円のレンジを想定し、25日線が支持線として意識されてくる局面では3万8750円から3万9750円のレンジに切り上げたい。
20日の米VIX指数は18.36だった。FOMCの結果判明後に一時28.32まで急伸をみせたが、20日には17.82まで低下する場面もあった。18日の上昇でボリンジャーバンドの+3σを大きく上回ったことで修正の動きは意識されていた。20日の下げで+2σ、+1σを下回り、一時17.82まで下げて75日線(17.37)に接近する場面もみられた。75日線を割り込んでくると、リスク選好からショートカバーを意識したセンチメントに向かわせそうだ。
先週末のNT倍率は先物中心限月で14.32倍と前日から横ばいだった。17日に14.44倍まで上昇したが、FOMC後に一時14.26倍を付ける場面もみられ。ただし、同水準に位置する200日線が支持線として機能し、20日は同線からの上昇によって75日線水準を回復していた。薄商いのなか、ソフトバンクグループ <9984> [東証P]やアドバンテスト <6857> [東証P]など指数インパクトの大きい値がさ株の影響を受けやすいが、円相場が1ドル=156円台と前週末からはやや円高に振れていることもあり、TOPIX型に傾けにくいところでもある。足もとで低下をみせているが、年末に向けて底堅さが意識されるなか、ややNTロングでのスプレッド狙いを想定しておきたい。
12月第2週(12月9日-13日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週連続の買い越しであり、買い越し額は6341億円(12月第1週は5598億円の売り越し)だった。なお、現物は5092億円の売り越し(同1249億円の買い越し)と2週ぶりの売り越しであり、先物は1兆1434億円の買い越し(同4349億円の買い越し)と2週連続の買い越し。個人は現物と先物の合算で3741億円の売り越しで2週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で2703億円の売り越しとなり、2週連続の売り越しだった。
主要スケジュールでは、23日に米国12月コンファレンスボード消費者信頼感指数、24日に日銀金融政策決定会合議事要旨(10月30・31日開催分)、米国11月新築住宅販売件数、25日に10月景気動向指数改定値、26日に11月住宅着工件数、27日に12月東京都区部消費者物価指数、11月完全失業率、11月有効求人倍率、日銀金融政策決定会合の主な意見(12月18~19日分)、1-11月中国工業企業利益など、30日に米国12月シカゴ購買部協会景気指数、31日に米国10月住宅価格指数、米国10月ケース・シラー住宅価格指数などの発表が予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
06月限 日経225 38535.35 TOPIX 2714.56
07月限 日経225 41531.26 TOPIX 2893.54
08月限 日経225 35661.68 TOPIX 2510.68
09月限 日経225 36906.92 TOPIX 2585.41
10月限 日経225 39701.93 TOPIX 2721.72
11月限 日経225 39901.35 TOPIX 2765.26
12月限 日経225 39434.85 TOPIX 2738.68
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/03 12月20日 39190 39360 38690 38710 -370
25/03 12月19日 39240 39440 38210 39080 -120
25/03 12月18日 39360 39470 39090 39200 -200
25/03 12月17日 39430 39780 39340 39400 -60
25/03 12月16日 39500 39740 39370 39460 -10
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
25/03 12月20日 2736.0 2753.5 2698.5 2702.0 -26.5
25/03 12月19日 2727.0 2741.0 2669.5 2728.5 +4.0
25/03 12月18日 2729.0 2742.0 2718.5 2724.5 -7.5
25/03 12月17日 2740.0 2763.5 2723.0 2732.0 -10.0
25/03 12月16日 2748.0 2763.5 2735.5 2742.0 -5.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
12月20日(03月限) 38885 +175
12月19日(03月限) 39020 -60
12月18日(03月限) 38460 -740
12月17日(03月限) 39255 -145
12月16日(03月限) 39625 +165
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
12月13日 2086億円 -708億円 2兆0364億円 +3256億円
12月06日 2794億円 -717億円 1兆7107億円 -596億円
11月29日 3511億円 +65億円 1兆7704億円 -1509億円
11月22日 3445億円 +184億円 1兆9214億円 +4881億円
11月15日 3261億円 +540億円 1兆4332億円 +400億円
11月08日 2720億円 +513億円 1兆3932億円 +1980億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
12月18日 7008万株 +1091万株 8億9189万株 +1530万株
12月17日 5916万株 -56万株 8億7658万株 +1025万株
12月16日 5973万株 -343万株 8億6632万株 +531万株
12月13日 6316万株 -1907万株 8億6101万株 -4030万株
12月12日 8224万株 +43万株 9億0132万株 +6633万株
12月11日 8180万株 +45万株 8億3498万株 +419万株
12月10日 8135万株 +1355万株 8億3078万株 +1382万株
12月09日 6780万株 -1225万株 8億1696万株 +6961万株
12月06日 8006万株 -691万株 7億4734万株 -289万株
12月05日 8697万株 -1763万株 7億5024万株 -3503万株
12月04日 1億0460万株 -92万株 7億8527万株 +1230万株
12月03日 1億0552万株 +336万株 7億7297万株 +0.9万株
12月02日 1億0216万株 +176万株 7億7296万株 -66万株
11月29日 1億0040万株 +175万株 7億7362万株 -3778万株
11月28日 9864万株 -98万株 8億1141万株 +717万株
11月27日 9963万株 +23万株 8億0423万株 -3364万株
11月26日 9939万株 +10万株 8億3788万株 -272万株
11月25日 9928万株 +93万株 8億4060万株 +1350万株
(※次回の「株価指数先物 【週間展望】」は2025年1月5日17時の配信を予定しています)
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2024/12/22 17:00