みんかぶニュース その他ニュース一覧
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―期末特有の需給要因を下支え、押し目狙いのロングを想定
「期末特有の需給要因を下支え、押し目狙いのロングを想定」
今週の日経225先物は急ピッチのリバウンドで過熱感は警戒されるものの、期末の需給要因を下支えに堅調な相場展開が見込まれる。3月16日以降、陽線を重ねる形でリバウンド基調を強めているが、先週は祝日明けの22日に2万7000円を回復すると、23日には一気に75日移動平均線を突破し2万7860円(ナイトセッションを含む)まで急伸。24日に2万7350円までの調整を経て、25日には1月半ば以来となる2万8000円台を回復した。
ボリンジャーバンド日足では+2σ水準に到達したことで過熱感が警戒される水準ではあるが、バンドの拡大によって+2σの水準は切り上がりを見せている。また、週足では現在+1σのほか、26週、52週線水準までのリバウンドを見せてきているため、これら抵抗線をクリアしてくるようだと、2万8780円辺りに位置している+2σが次のターゲットになりそうだ。
また、先週のリバウンドで日経平均株価は13週線を突破し、26週線まで上昇してきており、52週線が位置する2万8420円辺りが意識されてくる。3月期末に伴う配当落ち分は日経平均株価が230~240円、TOPIXで22ポイント程度と見られているため、日経平均の配当落ち分を考慮した場合、一段のリバウンドによって2万8000円処が支持線として機能する可能性もある。
需給面では、今回の上昇はCTA(商品投資顧問)の買いとヘッジファンドによるカバーが中心だったと見られるが、今週は期末特有の需給要因が下支えとなる。配当再投資のタイミングはそれぞれだが、これまで配当落ち日かその前日が多い。足元の強いリバウンドによって条件は変わっているだろうが、概ね1兆円~1兆3000億円の配当再投資金額が先物市場に流入することになる。原材料コスト上昇などが企業収益を圧迫する可能性はあるものの、足元でも増額修正の動きが目立っているほか、国内企業の還元性向がグローバル対比で低いこともバッファーとなりそうだ。
また、期末には年金基金による株式比率調整に伴うグローバルでの買いが見込まれる。国内勢は期末に集中するが、海外勢は4月前半までリバランスが継続すると見られ、ショートは仕掛けづらい一方で、押し目狙いのロングが入りやすい。52週線突破からは年初につけた高値奪回を意識したセンチメントに向かう可能性もあるため、ショートカバーの動きは強まりやすいと見ておきたい。
今週は週末に米雇用統計の発表を控えているため、慎重姿勢が高まる可能性はある。ただし、最近では米連邦準備理事会(FRB)の高官から相次いでタカ派傾斜の発言が目立ってきていることから、次回の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げ幅を0.5%に拡大する可能性などは織り込んできているだろう。利上げやウクライナ情勢を巡る報道によって神経質になる局面もあろうが、基本的には押し目狙いのロングの動きを想定しておきたい。
なお、VIX指数は週末に20.81に低下した。2月9日の19.96以来の水準に下がってきたため、テクニカル的にはダブルボトム形成からの反転が意識されやすいが、同水準を下回ってくるようだと一段とリスク選好に傾きやすいと見られる。
また、先週のNT倍率は先物中心限月で一時14.25倍に上昇し、目先的な抵抗線として意識されていた75日線を突破する場面も見られたが、その後は14.21倍と抵抗線に跳ね返される格好だった。25日の米国市場ではナスダック指数が反落しており、指数インパクトの大きい値がさ株などが利食い先行で始まることでTOPIX型優位となる可能性はある。期末の株式比率の修正に伴う年金基金による買い需要などからも、いったんはNT倍率の調整はありそうだ。ただし、足元で強いリバウンドの動きを見せてきていることもあり、NTショートの巻き戻しからNTロングの動きが強まる可能性もあり、スプレッド狙いでは目先的には方向性を見極めたいところであろう。
3月第3週(3月14日-19日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では5週ぶりに買い越しており、買い越し額は2470億円(前週は3149億円の売り越し)だった。なお、現物は1955億円の売り越し(同9935億円の売り越し)と4週連続の売り越しであり、先物は4695億円の買い越し(同6785億円の買い越し)と2週連続で買い越している。個人は現物と先物の合算で5777億円の売り越しで、5週ぶりの売り越しだった。
経済スケジュールでは、28日に米国2月卸売在庫、29日に2月失業率、米国1月ケース・シラー住宅価格指数、米国3月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)、30日に米国3月ADP雇用統計、31日に2月鉱工業生産、中国3月製造業購買担当者景気指数(PMI)、米国2月個人消費支出、米国3月シカゴ購買部協会景気指数、4月1日に日銀短観、中国3月財新製造業購買担当者景気指数(PMI)、米国3月雇用統計、米国3月ISM製造業景況指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
01月限 日経225 28266.57 TOPIX 1988.69
02月限 日経225 27835.60 TOPIX 1965.67
03月限 日経225 25457.94 TOPIX 1808.03
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/06 03月25日 27860 28140 27700 27910 +70
22/06 03月24日 27750 27930 27350 27840 -20
22/06 03月23日 27090 27860 27090 27860 +790
22/06 03月22日 26700 27120 26600 27070 +340
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/06 03月25日 1959.5 1976.5 1951.5 1963.0 +4.5
22/06 03月24日 1958.0 1966.0 1930.5 1958.5 -6.0
22/06 03月23日 1920.0 1964.5 1919.0 1964.5 +46.0
22/06 03月22日 1895.5 1919.0 1889.0 1918.5 +20.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日比
03月25日(06月限) 28045 +135
03月24日(06月限) 28095 +255
03月23日(06月限) 27385 -475
03月22日(06月限) 27450 +380
03月21日(06月限) 27060 +330
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
03月18日 2378億円 +317億円 1兆1545億円 +2178億円
03月11日 2060億円 +2018億円 9366億円 +4736億円
03月04日 42億円 -292億円 4630億円 +346億円
02月25日 334億円 -9億円 4283億円 -647億円
02月18日 344億円 -1482億円 4931億円 +805億円
02月10日 1826億円 +1471億円 4126億円 +603億円
02月04日 355億円 +316億円 3522億円 -84億円
01月28日 38億円 -16億円 3607億円 +59億円
01月21日 54億円 -31億円 3547億円 -597億円
01月14日 85億円 -287億円 4145億円 +528億円
01月07日 373億円 -346億円 3617億円 +316億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
03月23日 6628万株 +1万株 4億5867万株 +2855万株
03月22日 6626万株 -4万株 4億3011万株 +2558万株
03月18日 6631万株 +932万株 4億0453万株 +1843万株
03月17日 5698万株 -222万株 3億8609万株 +1276万株
03月16日 5921万株 +118万株 3億7332万株 +2642万株
03月15日 5803万株 -18万株 3億4689万株 +1396万株
03月14日 5821万株 -7万株 3億3293万株 -400万株
03月11日 5828万株 +4751万株 3億3693万株 +5578万株
03月10日 1076万株 -1756万株 2億8115万株 +7383万株
03月09日 2833万株 +1161万株 2億0731万株 +1729万株
03月08日 1672万株 +306万株 1億9002万株 +1154万株
03月07日 1365万株 +1182万株 1億7848万株 -603万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
株探ニュース
2022/03/27 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―期末の需給要因を下支えに、目先は一段のリバウンドを想定した強気スタンスに
「期末の需給要因を下支えに、目先は一段のリバウンドを想定した強気スタンスに」
今週の日経225先物は、引き続きウクライナとロシアの停戦協議の行方などを睨みつつも、期末特有の需給要因を下支えに、先週の強いリバウンドを引き継ぐ相場展開が期待されそうだ。
先週は、米連邦準備制度理事会(FRB)が米連邦公開市場委員会(FOMC)において予想通り0.25%の利上げ実施を発表。タイミングとしてはこれがアク抜けとなり、日経225先物は米国市場の上昇とともにリバウンド基調を強めた。これまで上値抵抗として意識されていた25日移動平均線を突破したことでショートカバーの勢いが増し、それに伴う裁定買い(現物買い・先物売り)が一段と日経平均株価を押し上げる格好となった。
18日の米国市場は「クアドルプル・ウィッチング」と言われるSQ期日であったが、これに絡んだ商いの影響もあり、主要な株価指数が上昇。FRB高官がインフレを抑制しつつも、良好な米経済環境が続くとの見解を示したことが、金融政策の不透明感を和らげる格好となった。ロシア軍がウクライナ攻撃を拡大しているとの報道を受けて、NYダウが下落に転じる局面が見られたものの、ハイテク株を中心に買い直された。この流れを受けて、日経225先物のナイトセッションで2万7000円を回復してきており、連休明けはこれにサヤ寄せする格好からギャップスタートが見込まれる。
先週のリバウンドで日経225先物は3月4-8日にかけての急落部分を吸収しており、いったんはショートカバーが一巡した感はある。ただし、ナイトセッションで一気に2万7000円を回復し、75日線水準までのリバウンドを見せてきたことで、年明け以降の調整トレンドは転換する格好になるため、一段とショートカバーの動きが強まりやすい。日経平均株価は2万7250円水準で累積出来高が積み上がっており、この水準を捉えてくることが見込まれる。強弱感は対立しやすいものの、この水準をクリアしてくると2万8500円辺りまでは累積出来高が積み上がっていない価格帯となることから、現物主導でリバウンドが強まる可能性はありそうだ。日経平均株価の75日線が位置する2万7500円水準では、いったん達成感が意識されやすいが、押し目狙いの動きは徐々に水準を切り上げてくることが見込まれる。
また、来週から月末にかけては期末特有の需給要因が下支えとなる。今週は配当取りの買いが膨らむ可能性があるほか、3月最終週となる翌週はパッシブファンドによる配当再投資に伴う先物買いが入ると思われる。さらに、この最終週から4月第1週辺りにかけては海外投資家の買い戻しのほか、年金資金などによる株式比率の修正に伴うリバランス買いも期待される。先週の先物手口では買い方はショートカバー、売り方は裁定買いに伴う先物売りが目立っていた。明確にロングのポジションを積み上げる動きは見られておらず、リバウンド余地は大きそうだ。
また、日経平均株価の13週線が2万7320円辺りに位置しているが、これをクリアできれば、2021年9月高値をピークとした調整トレンドラインのレンジ上限を突破してくるため、トレンド転換が意識されてくる。こちらも強弱感が対立しやすい水準ではあるが、ショートは仕掛けづらいところだ。
なお、先週はロシアの外貨建て国債(米ドル建て)の利払いが実施され、デフォルトリスクが和らいだことも安心材料になったが、償還期日は今後も続くため引き続き警戒は必要だろう。そのため、積極的にはロングを積み上げづらい需給状況と言えるが、ショートカバーが強まっている状況下においては、ショートをかけても下げづらい状況であるため、調整局面ではその後の反発を想定した押し目狙いのロングスタンスをみておきたい。
VIX指数は23.87に低下し、75日線を割り込んできた。前回の2月上旬に割り込んだ時は翌日に同線からのリバウンドを見せていたため、週明けの米国市場の動向が注目される。なお、21日10時時点のグローベックスの米株先物はマイナス圏ながら、小幅な下げで推移しているほか、シカゴ先物は2万7000円を上回って推移している。米国市場でも月末にリバランスに伴う買い需要が見込まれるため、小幅な調整にとどまっているようであれば、目先は一段のリバウンドを想定した強気のスタンスとなるか。
先週のNT倍率は先物中心限月で14.08倍に上昇し、年明け以降、上値抵抗線として意識されていた25日線を上回ってきた。ギャップスタートとなれば指数インパクトの大きい値がさ株が日経平均株価をけん引する格好となろう。NTショートの巻き戻しから、いったんはNTロングに切り替わる可能性があるため、75日線が位置する14.24倍辺りまでの上昇を意識しておいてもよさそうだ。ただし、期末要因や年金資金の流入が想定されるなか、TOPIX型優位となる可能性も考えられるため、戻り局面ではNTショートを組成させる動きも意識されよう。
3月第2週(3月7日- 11日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では4週連続で売り越しており、売り越し額は3149億円(前週は3792億円の売り越し)だった。なお、現物は9935億円の売り越し(同2692億円の売り越し)と3週連続の売り越しであり、先物は6785億円の買い越し(同1100億円の売り越し)と4週ぶりに買い越している。個人は現物と先物の合算で670億円の買い越しで、4週連続の買い越しだった。
経済スケジュールでは、22日に米国3月リッチモンド連銀製造業指数、23日に1月景気動向指数改定値、米国2月新築住宅販売件数、24日に米国10-12月期経常収支、米国2月耐久財受注、米国3月製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値、米国3月サービス部門PMI速報値、米国2月企業向けサービス価格指数、25日に米国3月ミシガン大学消費者態度指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
01月限 日経225 28266.57 TOPIX 1988.69
02月限 日経225 27835.60 TOPIX 1965.67
03月限 日経225 25457.94 TOPIX 1808.03
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/06 03月18日 26420 26730 26270 26730 +290
22/06 03月17日 25630 26460 25600 26440 +840
22/06 03月16日 25010 25600 24840 25600 +470
22/06 03月15日 25100 25260 24960 25130 +80
22/06 03月14日 25140 25520 24900 25050 -40
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/06 03月18日 1879.5 1898.0 1867.0 1898.0 +18.0
22/06 03月17日 1839.0 1882.0 1837.0 1880.0 +42.5
22/06 03月16日 1797.0 1837.5 1784.0 1837.5 +30.5
22/06 03月15日 1792.5 1813.0 1785.5 1807.0 +18.5
22/06 03月14日 1789.0 1814.0 1773.5 1788.5 +2.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日比
03月18日(06月限) 27040 +310
03月17日(06月限) 26475 +35
03月16日(06月限) 26125 +525
03月15日(06月限) 25375 +245
03月14日(06月限) 25040 -10
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
03月11日 2060億円 +2018億円 9366億円 +4736億円
03月04日 42億円 -292億円 4630億円 +346億円
02月25日 334億円 -9億円 4283億円 -647億円
02月18日 344億円 -1482億円 4931億円 +805億円
02月10日 1826億円 +1471億円 4126億円 +603億円
02月04日 355億円 +316億円 3522億円 -84億円
01月28日 38億円 -16億円 3607億円 +59億円
01月21日 54億円 -31億円 3547億円 -597億円
01月14日 85億円 -287億円 4145億円 +528億円
01月07日 373億円 -346億円 3617億円 +316億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
03月16日 5921万株 +118万株 3億7332万株 +2642万株
03月15日 5803万株 -18万株 3億4689万株 +1396万株
03月14日 5821万株 -7万株 3億3293万株 -400万株
03月11日 5828万株 +4751万株 3億3693万株 +5578万株
03月10日 1076万株 -1756万株 2億8115万株 +7383万株
03月09日 2833万株 +1161万株 2億0731万株 +1729万株
03月08日 1672万株 +306万株 1億9002万株 +1154万株
03月07日 1365万株 +1182万株 1億7848万株 -603万株
03月04日 182万株 +9万株 1億8451万株 +169万株
03月03日 173万株 -624万株 1億8281万株 +958万株
03月02日 797万株 +77万株 1億7323万株 -1781万株
03月01日 719万株 -749万株 1億9104万株 +1461万株
02月28日 1469万株 +107万株 1億7643万株 -247万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
株探ニュース
2022/03/21 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―スキャルピングを中心とした短期売買に振らされやすい状況が続く
「スキャルピングを中心とした短期売買に振らされやすい状況が続く」
今週の日経225先物は、ロシアによるウクライナ侵攻と西側諸国の対ロ制裁などに起因する、エネルギー価格の高騰や世界経済の減速リスクの高まりを背景に不安定な状況が継続することになりそうだ。11日に3月限の先物オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を通過し需給が軽くなった一方で、積極的にポジションを取りづらい状況は変わらず、スキャルピングを中心とした短期的な売買に振られやすい状況は変わらない。週末のナイトセッションでも一時2万5520円まで上昇したものの、終盤にかけて上げ幅を縮め、結局2万4910円と下落に転じて取引を終えている。
チャート形状では25日移動平均線に上値を抑えられる格好で調整トレンドを継続する一方で、下値は3月9日につけた2万4310円(6月限、ナイトセッションを含む)を安値に下値を切り上げてきており、目先的には2万5000円を中心レンジとした攻防が見込まれる。もっとも、日中取引、ナイトセッションともに500円程度の振り幅を見せている。需給が軽くなった分、大きく振れた方向には追随する格好でロング、ショートともに値幅取り狙いの動きが加わりやすい。
先週末11日は前引けでTOPIXの下落率が2.0%を超えなかったことで、日銀のETF買い入れはないと見た売り仕掛けにより、後場には2万4720円まで売られた。ただし、引けにかけてのショートカバーにより2万5090円まで下落幅を縮めていた。スタンスとしてはショートから入る動きが優勢になりやすいが、スキャルピングを中心としたトレードのなか、バイアスが強まる局面ではカバーを狙ったロングでの値幅取り狙いは有効だろう。
なお、プーチン大統領の発言からはロシア・ウクライナの停戦交渉は進展が期待しづらいなか、市場の関心は15-16日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)に移ることになる。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、すでに3月会合で0.25パーセントの利上げを支持する方針を議会証言で明らかにしているため、サプライズはないと考えられる。とはいえ、FOMC通過までは模様眺めムードのなか、リバウンド機運は高まりづらいと考えられるため、予想通り0.25%パーセントの利上げとなれば、いったんはアク抜け感につながると見られる。
なお、ゴールドマン・サックスでは足元でS&P500の2022年末の見通しを修正しており、4900ポイントから4700ポイントに下方修正した。コモディティ価格急騰や世界景気の成長鈍化を背景にEPS予想を引き下げおり、ダウンサイドリスクでの想定としては、3600ポイントとしている。先週の引け味の悪さもあって、米国の動きに影響を受けやすい点には注意する必要はあるだろう。また、国内では日銀が17-18日に金融政策決定会合を開催する。金融政策面では、すべての面で現状維持が見込まれる。
VIX指数は30.75に上昇した。ウクライナ情勢を巡る報道によって終盤にかけて30.00を超えた格好だが、朝方には一時28.84まで低下する場面があった。リバウンドのトレンドからやや下放れを見せて25日線水準まで下げてきたため、いったんはリバウンドも想定されるが、同線を下回ってくるようだと、ややリスク選好の動きに向かう可能性もあるだろう。
先週のNT倍率は先物中心限月で14.04倍に低下した、足元では14.00~14.10倍辺りでの保ち合いを形成しており、上値は25日線に抑えられている。リスク選好となる局面では指数インパクトの大きい値がさ株が指数を押し上げる格好で日経平均型が優位となる可能性はあるものの、3月期末が意識されるなか、上昇局面ではNTショート(TOPIX先物買い・日経225先物売り)によるスプレッドを狙ったポジション組成の動きを取りたいところだ。
3月第1週(2月28日-3月4日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週連続で売り越しており、売り越し額は3792億円(前週は3083億円の売り越し)だった。なお、現物は2692億円の売り越し(同2678億円の売り越し)と2週連続の売り越しであり、先物は1100億円の売り越し(同405億円の売り越し)と3週連続で売り越している。個人は現物と先物の合算で4425億円の買い越しで、3週連続の買い越しだった。
経済スケジュールでは、15日に中国2月小売売上高、米国3月ニューヨーク連銀製造業景気指数、16日に2月貿易統計、米国2月小売売上高、17日に1月機械受注、米国2月住宅着工件数、米国3月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、米国2月鉱工業生産、18日に2月全国消費者物価指数、米国2月景気先行指標総合指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
04月限 日経225 29909.73 TOPIX 1961.13
05月限 日経225 27748.22 TOPIX 1871.53
06月限 日経225 29046.40 TOPIX 1958.82
07月限 日経225 27726.72 TOPIX 1897.15
08月限 日経225 28093.15 TOPIX 1958.27
09月限 日経225 30085.93 TOPIX 2065.84
10月限 日経225 28098.14 TOPIX 1967.56
11月限 日経225 29388.47 TOPIX 2024.92
12月限 日経225 28523.30 TOPIX 1987.25
01月限 日経225 28266.57 TOPIX 1988.69
02月限 日経225 27835.60 TOPIX 1965.67
03月限 日経225 25457.94 TOPIX 1808.03
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/06 03月11日 25480 25500 24720 25090 -410
22/03 03月10日 24850 25740 24800 25740 +990
22/03 03月09日 24680 25160 24550 24750 +60
22/03 03月08日 25250 25530 24690 24690 -520
22/03 03月07日 26120 26180 25000 25210 -890
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/06 03月11日 1813.5 1814.5 1765.51786.0 -27.5
22/03 03月10日 1770.0 1835.0 1765.5 1835.0 +73.5
22/03 03月09日 1755.0 1783.0 1747.5 1761.5 +2.5
22/03 03月08日 1793.0 1811.5 1755.5 1759.0 -32.5
22/03 03月07日 1854.0 1858.5 1781.0 1791.5 -60.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日比
03月11日(06月限) 24905 -185
03月10日(06月限) 25060 -440
03月09日(03月限) 25395 +645
03月08日(03月限) 24805 +115
03月07日(03月限) 25030 -180
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
03月04日 42億円 -292億円 4630億円 +346億円
02月25日 334億円 -9億円 4283億円 -647億円
02月18日 344億円 -1482億円 4931億円 +805億円
02月10日 1826億円 +1471億円 4126億円 +603億円
02月04日 355億円 +316億円 3522億円 -84億円
01月28日 38億円 -16億円 3607億円 +59億円
01月21日 54億円 -31億円 3547億円 -597億円
01月14日 85億円 -287億円 4145億円 +528億円
01月07日 373億円 -346億円 3617億円 +316億円
12月30日 720億円 -841億円 3300億円 +348億円
12月24日 1561億円 +579億円 2951億円 +24億円
12月17日 982億円 -196億円 2927億円 +86億円
12月10日 1178億円 -967億円 2841億円 -727億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
03月09日 2833万株 +1161万株 2億0731万株 +1729万株
03月08日 1672万株 +306万株 1億9002万株 +1154万株
03月07日 1365万株 +1182万株 1億7848万株 -603万株
03月04日 182万株 +9万株 1億8451万株 +169万株
03月03日 173万株 -624万株 1億8281万株 +958万株
03月02日 797万株 +77万株 1億7323万株 -1781万株
03月01日 719万株 -749万株 1億9104万株 +1461万株
02月28日 1469万株 +107万株 1億7643万株 -247万株
02月25日 1361万株 +422万株 1億7890万株 -1242万株
02月24日 939万株 +5万株 1億9132万株 +1227万株
02月22日 934万株 +20万株 1億7904万株 -820万株
02月21日 913万株 -329万株 1億8725万株 -1622万株
02月18日 1243万株 -66万株 2億0347万株 -116万株
02月17日 1309万株 +273万株 2億0464万株 -1619万株
02月16日 1035万株 -1341万株 2億2083万株 +1890万株
02月15日 2376万株 -1968万株 2億0193万株 +1523万株
02月14日 4345万株 -483万株 1億8670万株 +1922万株
02月10日 4828万株 -595万株 1億6748万株 +220万株
02月09日 5423万株 +2885万株 1億6527万株 +1249万株
02月08日 2538万株 +1013万株 1億5278万株 +1398万株
02月07日 1525万株 +58万株 1億3880万株 -711万株
02月04日 1466万株 -187万株 1億4592万株 +708万株
02月03日 1654万株 +796万株 1億3884万株 -219万株
02月02日 857万株 -136万株 1億4103万株 +525万株
02月01日 994万株 -738万株 1億3577万株 -862万株
01月31日 1732万株 +1577万株 1億4440万株 -674万株
01月28日 155万株 -322万株 1億5114万株 +1584万株
01月27日 478万株 +317万株 1億3530万株 -338万株
01月26日 161万株 +2万株 1億3868万株 +55万株
01月25日 158万株 +38万株 1億3813万株 -838万株
01月24日 119万株 -10万株 1億4652万株 +153万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2021年】
1月4日 501億円
1月15日 501億円
1月20日 501億円
1月28日 501億円
2月26日 501億円
3月4日 501億円
3月5日 501億円
3月22日 501億円
3月24日 701億円
3月30日 501億円
4月21日 701億円
6月21日 701億円
9月29日 701億円
10月1日 701億円
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
株探ニュース
2022/03/13 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―メジャーSQに向けたロールは順調に進む可能性も、ヘッジ対応の動きには注意も
「メジャーSQに向けたロールは順調に進む可能性も、ヘッジ対応の動きには注意も」
今週の日経225先物は、引き続きウクライナ情勢を睨みながらの相場展開が続きそうだ。先週はロシアが強硬姿勢を緩めないなか、関連する報道に振らされる場面が目立った。特に欧米市場の動向に影響を受ける形で、ナイトセッションでの変動が大きかった。連日、ギャップスタートで始まることが多かったため、これに伴うヘッジ対応が日中の波乱につながる状況となった。
今週は、週末に3月限の先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を控え、商いは週を通じて6月限への限月交代に伴うロールオーバーが中心となる。通常であれば、こう着感の強い展開が予想されるが、ロシアのウクライナ攻撃が激化している状況では不確実性が大きく、落ち着きどころを探る動きになりそうだ。急激な変動に対してはヘッジの動きが強まりやすく、ヘッジがさらなるヘッジ対応につながる動きには注意しておきたい。
6月限とのスプレッドはマイナス250円程度で推移している。これは配当を反映したものだが、10-12月期決算の発表後に配当予想を増額修正する動きが見られていることから、スプレッドは拡大する可能性がある。ただし、現在のロール水準の実勢値は概ね妥当と考えられるため、ロールは順調に進むことになりそうだ。SQに絡んだ商いでは波乱の動きは高まらず、結局はウクライナ情勢がカギを握ることになる。
なお、4日の米国市場では主要な株価指数が下落し、シカゴ日経平均先物は日中大阪比230円安の2万5870円で取引を終えた。日経225先物のナイトセッションも同水準であり、週明けはこれにサヤ寄せする形になるだろう。また、2月の米雇用統計で非農業部門の雇用者数が前月比67万8000人増と市場予想(40万人増程度)を上回った。平均時給の伸び率は前月から鈍化し市場予想を下回っており、強いインフレ圧力がやや落ち着いたことも示唆された。もっとも、米金融政策の見通しを変えるほどの結果ではなく、市場の反応は限られた。
15-16日には米連邦公開市場委員会(FOMC)が予定されているが、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は先週の議会証言において0.25%の利上げに踏み切り、2020年3月のコロナ危機以来続けてきたゼロ金利政策を終える考えを表明している。これまで0.50%の利上げを予想する向きもあったが、ウクライナ侵攻や米欧などの経済制裁の影響を鑑みて0.25%の利上げにとどめると見られており、米金融政策に対する警戒感はそれほど高まらないと見ておきたい。
日経225先物は、チャート上では切り下がる25日移動平均線に上値を抑えられる調整トレンドを継続している。5日線とのマイナス乖離も開いていることから、5日線が位置する2万6370円辺りが上値抵抗線として意識されてくる可能性がある。一方で、下値については2月25日の2万5590円(ナイトセッションを含む)が射程に入ってきている。ロシアがウクライナに侵攻した2月24日の市場反応で見せた安値を下回ってくるようだと、下へのバイアスが強まりやすい点には注意する必要がありそうだ。そのため、日中はスキャルピングのトレードの中で、戻り売りスタンスでのショートが入りやすいだろう。
VIX指数は31.98に上昇。上昇ピッチは緩やかで落ち着いた動きだが、下値を切り上げるトレンドを形成しているため、リスクオンには向かいづらい。また、先週のNT倍率は先物中心限月で14.09倍に低下した。NTショートのリバランスにより週半ばには14.20倍まで上昇し、上値抵抗線として意識されていた25日線を突破する場面も見られた。ただし、週末には「ロシア軍がウクライナの原発を砲撃」といった報道をきっかけに日経平均型への売りが強まり、一時14.01倍に低下する場面もあった。外部環境の改善が見られるまでは、25日線水準までのリバウンドの局面では、NTショート(日経225先物売り・TOPIX先物買い)を組成する形とし、その後のNT倍率の低下を想定したスプレッド狙いのスタンスと見ておきたい。
2月第4週(2月21日- 25日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週連続で売り越しており、売り越し額は3083億円(前週は59億円の売り越し)だった。なお、現物は2678億円の売り越し(同32億円の買い越し)と2週ぶりの売り越しであり、先物は405億円の売り越し(同91億円の売り越し)と2週連続で売り越している。個人は現物と先物の合算で1058億円の買い越しで、2週連続の買い越しだった。
経済スケジュールでは、7日に中国2月貿易収支、米国1月消費者信用残高、8日に1月景気動向指数、米国1月貿易収支、9日に10-12月期GDP改定値、中国2月消費者物価指数、10日に欧州中央銀行(ECB)政策金利、米国2月消費者物価指数、11日に1-3月期法人企業景気予測調査、米国3月ミシガン大学消費者態度指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
03月限 日経225 29282.41 TOPIX 1930.42
04月限 日経225 29909.73 TOPIX 1961.13
05月限 日経225 27748.22 TOPIX 1871.53
06月限 日経225 29046.40 TOPIX 1958.82
07月限 日経225 27726.72 TOPIX 1897.15
08月限 日経225 28093.15 TOPIX 1958.27
09月限 日経225 30085.93 TOPIX 2065.84
10月限 日経225 28098.14 TOPIX 1967.56
11月限 日経225 29388.47 TOPIX 2024.92
12月限 日経225 28523.30 TOPIX 1987.25
01月限 日経225 28266.57 TOPIX 1988.69
02月限 日経225 27835.60 TOPIX 1965.67
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 03月04日 26640 26690 25760 26100 -560
22/03 03月03日 26250 26720 26230 26660 +300
22/03 03月02日 26940 26950 26270 26360 -520
22/03 03月01日 26580 27020 26490 26880 +320
22/03 02月28日 26480 26970 26260 26560 +60
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 03月04日 1883.5 1886.0 1835.5 1852.0 -33.5
22/03 03月03日 1852.0 1890.0 1851.0 1888.5 +26.5
22/03 03月02日 1905.0 1905.0 1855.5 1859.0 -41.0
22/03 03月01日 1892.5 1912.0 1885.5 1900.0 +9.0
22/03 02月28日 1878.0 1914.5 1867.0 1891.0 +11.0+
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日比
03月04日(03月限) 25870 -230
03月03日(03月限) 26370 -290
03月02日(03月限) 26670 +310
03月01日(03月限) 26425 -455
02月28日(03月限) 26650 +90
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
02月25日 334億円 -9億円 4283億円 -647億円
02月18日 344億円 -1482億円 4931億円 +805億円
02月10日 1826億円 +1471億円 4126億円 +603億円
02月04日 355億円 +316億円 3522億円 -84億円
01月28日 38億円 -16億円 3607億円 +59億円
01月21日 54億円 -31億円 3547億円 -597億円
01月14日 85億円 -287億円 4145億円 +528億円
01月07日 373億円 -346億円 3617億円 +316億円
12月30日 720億円 -841億円 3300億円 +348億円
12月24日 1561億円 +579億円 2951億円 +24億円
12月17日 982億円 -196億円 2927億円 +86億円
12月10日 1178億円 -967億円 2841億円 -727億円
12月03日 2146億円 +1687億円 3568億円 -1232億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
03月02日 797万株 +77万株 1億7323万株 -1781万株
03月01日 719万株 -749万株 1億9104万株 +1461万株
02月28日 1469万株 +107万株 1億7643万株 -247万株
02月25日 1361万株 +422万株 1億7890万株 -1242万株
02月24日 939万株 +5万株 1億9132万株 +1227万株
02月22日 934万株 +20万株 1億7904万株 -820万株
02月21日 913万株 -329万株 1億8725万株 -1622万株
02月18日 1243万株 -66万株 2億0347万株 -116万株
02月17日 1309万株 +273万株 2億0464万株 -1619万株
02月16日 1035万株 -1341万株 2億2083万株 +1890万株
02月15日 2376万株 -1968万株 2億0193万株 +1523万株
02月14日 4345万株 -483万株 1億8670万株 +1922万株
02月10日 4828万株 -595万株 1億6748万株 +220万株
02月09日 5423万株 +2885万株 1億6527万株 +1249万株
02月08日 2538万株 +1013万株 1億5278万株 +1398万株
02月07日 1525万株 +58万株 1億3880万株 -711万株
02月04日 1466万株 -187万株 1億4592万株 +708万株
02月03日 1654万株 +796万株 1億3884万株 -219万株
02月02日 857万株 -136万株 1億4103万株 +525万株
02月01日 994万株 -738万株 1億3577万株 -862万株
01月31日 1732万株 +1577万株 1億4440万株 -674万株
01月28日 155万株 -322万株 1億5114万株 +1584万株
01月27日 478万株 +317万株 1億3530万株 -338万株
01月26日 161万株 +2万株 1億3868万株 +55万株
01月25日 158万株 +38万株 1億3813万株 -838万株
01月24日 119万株 -10万株 1億4652万株 +153万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2021年】
1月4日 501億円
1月15日 501億円
1月20日 501億円
1月28日 501億円
2月26日 501億円
3月4日 501億円
3月5日 501億円
3月22日 501億円
3月24日 701億円
3月30日 501億円
4月21日 701億円
6月21日 701億円
9月29日 701億円
10月1日 701億円
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
株探ニュース
2022/03/06 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―日経225先物はウクライナ情勢と米金融政策の行方を探りながらの展開に
「日経225先物はウクライナ情勢と米金融政策の行方を探りながらの展開に」
今週の日経225先物は、ウクライナ情勢と米国の金融政策の行方を探りながらの相場展開になりそうだ。ウクライナ情勢については停戦に向けた動きが報じられたことを受けて、25日の米国市場ではNYダウが830ドルを超える上昇となるなど、主要な株価指数が大幅に続伸。シカゴ日経平均先物は大阪比480円高の2万6980円で取引を終えており、週明けはこれにサヤ寄せする格好でギャップスタートになりそうだ。ウクライナ情勢の緊迫化が警戒されるなか、これまでショート寄りのポジションに傾いていたと見られるため、目先的にはショートカバーに伴う動きが相場の下支えとなる可能性がありそうだ。
ただし、25日にウクライナ大統領が「交渉の座に着く」ことを呼びかける一方で、26日にロシア側が「ウクライナが交渉を拒否した」として攻撃を継続するなど、情報戦の中では先行きは不透明な状況である。引き続き報道内容に大きく振られやすく、ボラティリティの髙い需給状況となろう。また、27日には北朝鮮による飛翔体の発射が報じられている。ウクライナ情勢は中国・台湾間の緊張感を高める要因にもつながりかねないため、しばらくは東アジアを含む地政学リスクの高まりが市場ムードを神経質にさせよう。
ロシアとウクライナが停戦交渉につけば、ショートカバーに加えて、中長期的なポジションを抑えていたロングの動きも入りやすいだろう。チャート形状では切り下がる25日移動平均線が上値抵抗線として意識されているため、同線が位置する2万7000円辺りでは強弱感が対立しやすいが、これをクリアし75日線が位置する2万8150円辺りへのリバウンドも想定されてくる可能性がありそうだ。
一方、米国では、4日の雇用統計など重要な経済指標の発表が予定されている。また、バイデン米大統領が1日にインフレと経済を重点に置いた一般教書演説を行うほか、2日、3日にはパウエルFRB議長が半期に一度の金融政策報告について上下院で証言を行う予定である。市場は3月の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げを開始する可能性自体は織り込んできているものの、利上げやバランスシート縮小の時期などを探るうえで様子見姿勢が強まりやすく、上値を抑える要因になりそうだ。
これらを受けた米国市場の動向に影響を受けやすいなか、日経225先物はナイトセッションで大きく反応を示し、日中はギャップスタートとなる可能性が高いだろう。まずは2万7000円水準を明確に上放れてくるかを見極めつつ、戻り売りスタンスに。抵抗線突破となれば2万8000円をターゲットにロング比率を高めていきたいところ。なお、VIX指数は27.59に低下し、安心感につながるものの、25日線水準までの低下であり、もう一段の調整をみせてこないと慎重姿勢は崩せない。
先週のNT倍率は、先物中心限月で14.09倍に上昇した。24日に13.94倍に低下した後に、週末はリバウンドを見せた格好だ。週明けは米国市場の上昇を受けてNT倍率は上昇が見込まれるものの、下向きのトレンドは継続している。抵抗線として意識される25日線が位置する14.16倍辺りまでのリバウンドは想定しつつも、その後のリバランスを想定したNTショート(日経225先物売り・TOPIX先物買い)の組成も入りやすいタイミングになりそうだ。
2月第3週(2月14日-18日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週ぶりに売り越しており、売り越し額は59億円(前週は2169億円の買い越し)だった。なお、現物は32億円の買い越し(同148億円の売り越し)と6週ぶりの買い越しであり、先物は91億円の売り越し(同2318億円の買い越し)と2週ぶりに売り越している。個人は現物と先物の合算で1142億円の買い越しで、3週ぶりの買い越しだった。
経済スケジュールでは、28日に1月鉱工業生産速報値、3月1日に中国2月製造業購買担当者景気指数(PMI)、米国2月製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値、米国2月ISM製造業景況指数、2日に10-12月期法人企業統計調査、米国2月ADP雇用統計、米国地区連銀経済報告(ベージュブック)、3日に中国2月財新サービス部門PMI、米国2月サービス部門PMI改定値、2月ISM非製造業景況指数、4日に1月失業率、米国2月雇用統計などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
03月限 日経225 29282.41 TOPIX 1930.42
04月限 日経225 29909.73 TOPIX 1961.13
05月限 日経225 27748.22 TOPIX 1871.53
06月限 日経225 29046.40 TOPIX 1958.82
07月限 日経225 27726.72 TOPIX 1897.15
08月限 日経225 28093.15 TOPIX 1958.27
09月限 日経225 30085.93 TOPIX 2065.84
10月限 日経225 28098.14 TOPIX 1967.56
11月限 日経225 29388.47 TOPIX 2024.92
12月限 日経225 28523.30 TOPIX 1987.25
01月限 日経225 28266.57 TOPIX 1988.69
02月限 日経225 27835.60 TOPIX 1965.67
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 02月25日 25660 26500 25590 26500 +570
22/03 02月24日 26370 26920 25750 25930 -500
22/03 02月22日 26990 27000 26230 26430 -510
22/03 02月21日 27060 27130 26530 26940 -150
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 02月25日 1844.0 1880.0 1831.5 1880.0 +22.5
22/03 02月24日 1879.5 1912.5 1842.5 1857.5 -24.0
22/03 02月24日 1915.0 1917.0 1868.0 1881.5 -30.5
22/03 02月21日 1919.0 1923.5 1887.0 1912.0 -9.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日比
02月25日(03月限) 26980 +480
02月24日(03月限) 26260 +330
02月23日(03月限) 26330 -100
02月22日(03月限) 26655 +225
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
02月18日 344億円 -1482億円 4931億円 +805億円
02月10日 1826億円 +1471億円 4126億円 +603億円
02月04日 355億円 +316億円 3522億円 -84億円
01月28日 38億円 -16億円 3607億円 +59億円
01月21日 54億円 -31億円 3547億円 -597億円
01月14日 85億円 -287億円 4145億円 +528億円
01月07日 373億円 -346億円 3617億円 +316億円
12月30日 720億円 -841億円 3300億円 +348億円
12月24日 1561億円 +579億円 2951億円 +24億円
12月17日 982億円 -196億円 2927億円 +86億円
12月10日 1178億円 -967億円 2841億円 -727億円
12月03日 2146億円 +1687億円 3568億円 -1232億円
11月26日 458億円 +450億円 4801億円 -1800億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
02月22日 934万株 +20万株 1億7904万株 -820万株
02月21日 913万株 -329万株 1億8725万株 -1622万株
02月18日 1243万株 -66万株 2億0347万株 -116万株
02月17日 1309万株 +273万株 2億0464万株 -1619万株
02月16日 1035万株 -1341万株 2億2083万株 +1890万株
02月15日 2376万株 -1968万株 2億0193万株 +1523万株
02月14日 4345万株 -483万株 1億8670万株 +1922万株
02月10日 4828万株 -595万株 1億6748万株 +220万株
02月09日 5423万株 +2885万株 1億6527万株 +1249万株
02月08日 2538万株 +1013万株 1億5278万株 +1398万株
02月07日 1525万株 +58万株 1億3880万株 -711万株
02月04日 1466万株 -187万株 1億4592万株 +708万株
02月03日 1654万株 +796万株 1億3884万株 -219万株
02月02日 857万株 -136万株 1億4103万株 +525万株
02月01日 994万株 -738万株 1億3577万株 -862万株
01月31日 1732万株 +1577万株 1億4440万株 -674万株
01月28日 155万株 -322万株 1億5114万株 +1584万株
01月27日 478万株 +317万株 1億3530万株 -338万株
01月26日 161万株 +2万株 1億3868万株 +55万株
01月25日 158万株 +38万株 1億3813万株 -838万株
01月24日 119万株 -10万株 1億4652万株 +153万株
01月21日 129万株 -195万株 1億4498万株 +1115万株
01月20日 325万株 +104万株 1億3383万株 +505万株
01月19日 220万株 +40万株 1億2878万株 -2230万株
01月18日 179万株 -74万株 1億5108万株 -945万株
01月17日 254万株 +49万株 1億6054万株 -454万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2021年】
1月4日 501億円
1月15日 501億円
1月20日 501億円
1月28日 501億円
2月26日 501億円
3月4日 501億円
3月5日 501億円
3月22日 501億円
3月24日 701億円
3月30日 501億円
4月21日 701億円
6月21日 701億円
9月29日 701億円
10月1日 701億円
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
株探ニュース
2022/02/27 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―2万6700円から25日線水準のレンジでのスキャルピング中心の商いに
「2万6700円から25日線水準のレンジでのスキャルピング中心の商いに」
今週の日経225先物は、商いの膨らみづらい需給状況のなか、神経質な相場展開が見込まれる。先週はウクライナ情勢に関する報道と米金融当局による金融引き締めに関する発言など、外的要因に大きく振らされる相場展開だった。
2月15日に一時2万6700円(ナイトセッションを含む)まで下落した後は、ロシアがウクライナ国境付近に集結させている部隊の一部撤収を始めたとの発表を受けて、16日には一時2万7470円まで大幅反発。翌17日には1月の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨においてタカ派色が強まらなかったことが安心感につながると、2万7550円まで上昇する場面もあった。ただし、その直後にウクライナ情勢に関する報道をきっかけに弱い値動きを見せ、週末18日には2万6780円まで下落したが、米ロ会談が行われる見通しとなったことが材料視されて2万7000円を回復して週の取引を終えていた。トレンドを伴った展開とはならず、ウクライナ情勢に関する報道に敏感に反応する需給状況であり、短期筋の売買が中心だった。
週末の米国市場は、バイデン米大統領が「プーチン大統領はウクライナ侵攻を決断したと確信している」と述べたことがリスク回避に向かわせており、主要な株価指数が下落。この流れを受けた日経225先物はナイトセッションで再び2万7000円を割り込んでいる。米国市場では週明け月曜日がプレジデントデー(大統領の日)の祝日となることから、3連休前のポジション調整の動きも強まったと考えられるが、今週開催されると見られる米ロ会談の進展待ちといったところであろう。
日経225先物はチャートでみると、切り下がる25日移動平均線に上値を抑えられる形状を続けている。まずは、この抵抗線を明確に上放れてこないと、ショートカバーは強まりづらく、戻り売りスタンスのトレードがコンセンサスとなる。下値は2万6700円辺りが支持線として意識されそうだが、市場参加者の多くは下へのバイアスが強まると見ていると推測される。それでも2万6700円から25日線水準のレンジとしては現時点で600円程度の値幅があるため、薄商いのなかではこのレンジ内での値幅取り狙いの動きが活発化することになりそうだ。
先週の東証1部の売買代金は連日で3兆円を下回っており、中長期目線での資金流入は限られている。米金融引き締めについては3月のFOMCで利上げに踏み切ることは、市場は既に織り込んでいるであろう。結局はウクライナ情勢に市場の関心が集まるなか、中長期目線の投資家は様子見を続けていることになる。先物の手口を見てもポジションを大きく傾けてくる動きは限られており、乱高下に伴うレバETFなどのヘッジ対応はあるものの、概ね日中で取引を完結する動きが目立っていた。外部環境の落ち着きが明確に見られるまでは、スキャルピングを中心とした商いが継続しそうだ。
なお、VIX指数は週初に32.04まで上昇した後は落ち着いた動きを見せていた。週半ばに23.88まで低下した後は同水準に位置する25日線を支持線として反発したものの、ウクライナ情勢を巡る報道に対して過度な反応はみせておらず、市場は情勢を見守っているといったところであろう。
先週のNT倍率は、先物中心限月で13.98倍まで低下した後は14.14倍までのリバウンドを見せる場面があった。地政学リスクが急速に和らぐ局面では指数インパクトの大きい値がさ株主導になるため、25日線が位置する14.20倍辺りまでの上昇は想定しておきたいところ。一方で、3月末が接近するなかでは配当志向の物色が強まりやすく、バリューシフトからTOPIX型優位の状況に向かいやすいと考えられる。ポジションを積極的には傾けづらい需給状況においては、NTショート(日経225先物売り・TOPIX先物買い)によるスプレッド狙いが有効になると見ておきたい。
2月第2週(2月7日-2月10日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では5週ぶりに買い越しており、買い越し額は2169億円(前週は2151億円の売り越し)だった。なお、現物は148億円の売り越し(同1705億円の売り越し)と5週連続の売り越しであり、先物は2318億円の買い越し(同445億円の売り越し)と5週ぶりに買い越している。個人は現物と先物の合算で2158億円の売り越しで、2週連続の売り越しだった。
経済スケジュールでは、22日に米国2月製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値、米国2月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)、24日に米国10-12月期実質国内総生産(GDP)改定値、米国1月新築住宅販売件数、25日に12月景気動向指数改定値、米国1月個人所得、米国1月個人消費支出、米国2月ミシガン大学消費者態度指数確報値などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
02月限 日経225 29718.77 TOPIX 1940.02
03月限 日経225 29282.41 TOPIX 1930.42
04月限 日経225 29909.73 TOPIX 1961.13
05月限 日経225 27748.22 TOPIX 1871.53
06月限 日経225 29046.40 TOPIX 1958.82
07月限 日経225 27726.72 TOPIX 1897.15
08月限 日経225 28093.15 TOPIX 1958.27
09月限 日経225 30085.93 TOPIX 2065.84
10月限 日経225 28098.14 TOPIX 1967.56
11月限 日経225 29388.47 TOPIX 2024.92
12月限 日経225 28523.30 TOPIX 1987.25
01月限 日経225 28266.57 TOPIX 1988.69
02月限 日経225 27835.60 TOPIX 1965.67
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 02月18日 27220 27320 26780 27090 -70
22/03 02月17日 27410 27550 27060 27160 -270
22/03 02月16日 26860 27470 26820 27430 +590
22/03 02月15日 27060 27150 26700 26840 -260
22/03 02月14日 27690 27750 26920 27100 -600
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 02月18日 1931.0 1936.5 1904.0 1921.0 -6.0
22/03 02月17日 1945.0 1955.5 1919.5 1927.0 -18.5
22/03 02月16日 1914.5 1953.0 1910.5 1945.5 +33.0
22/03 02月15日 1929.5 1936.0 1905.0 1912.5 -19.5
22/03 02月14日 1964.5 1967.5 1912.5 1932.0 -34.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日比
02月18日(03月限) 26845 -245
02月17日(03月限) 26880 -280
02月16日(03月限) 27460 +30
02月15日(03月限) 27445 +605
02月14日(03月限) 27055 -45
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
02月10日 1826億円 +1471億円 4126億円 +603億円
02月04日 355億円 +316億円 3522億円 -84億円
01月28日 38億円 -16億円 3607億円 +59億円
01月21日 54億円 -31億円 3547億円 -597億円
01月14日 85億円 -287億円 4145億円 +528億円
01月07日 373億円 -346億円 3617億円 +316億円
12月30日 720億円 -841億円 3300億円 +348億円
12月24日 1561億円 +579億円 2951億円 +24億円
12月17日 982億円 -196億円 2927億円 +86億円
12月10日 1178億円 -967億円 2841億円 -727億円
12月03日 2146億円 +1687億円 3568億円 -1232億円
11月26日 458億円 +450億円 4801億円 -1800億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
02月16日 1035万株 -1341万株 2億2083万株 +1890万株
02月15日 2376万株 -1968万株 2億0193万株 +1523万株
02月14日 4345万株 -483万株 1億8670万株 +1922万株
02月10日 4828万株 -595万株 1億6748万株 +220万株
02月09日 5423万株 +2885万株 1億6527万株 +1249万株
02月08日 2538万株 +1013万株 1億5278万株 +1398万株
02月07日 1525万株 +58万株 1億3880万株 -711万株
02月04日 1466万株 -187万株 1億4592万株 +708万株
02月03日 1654万株 +796万株 1億3884万株 -219万株
02月02日 857万株 -136万株 1億4103万株 +525万株
02月01日 994万株 -738万株 1億3577万株 -862万株
01月31日 1732万株 +1577万株 1億4440万株 -674万株
01月28日 155万株 -322万株 1億5114万株 +1584万株
01月27日 478万株 +317万株 1億3530万株 -338万株
01月26日 161万株 +2万株 1億3868万株 +55万株
01月25日 158万株 +38万株 1億3813万株 -838万株
01月24日 119万株 -10万株 1億4652万株 +153万株
01月21日 129万株 -195万株 1億4498万株 +1115万株
01月20日 325万株 +104万株 1億3383万株 +505万株
01月19日 220万株 +40万株 1億2878万株 -2230万株
01月18日 179万株 -74万株 1億5108万株 -945万株
01月17日 254万株 +49万株 1億6054万株 -454万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2021年】
1月4日 501億円
1月15日 501億円
1月20日 501億円
1月28日 501億円
2月26日 501億円
3月4日 501億円
3月5日 501億円
3月22日 501億円
3月24日 701億円
3月30日 501億円
4月21日 701億円
6月21日 701億円
9月29日 701億円
10月1日 701億円
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
株探ニュース
2022/02/20 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―地政学リスク警戒でギャップスタート、NTショートによるスプレッド狙いが有効
「地政学リスク警戒でギャップスタート、NTショートによるスプレッド狙いが有効」
今週の日経225先物は、波乱含みのスタートになりそうだ。注目された1月米国消費者物価指数(CPI)が市場予想を大幅に上回る伸びとなったことが嫌気され、10日のシカゴ日経平均先物は2万7385円(日経225先物のナイトセッションは2万7380円)に下落した。チャート形状では25日移動平均線に上値を抑えられる格好で、5日線を若干下回る形状だった。
翌11日の米国市場ではNYダウが503ドル安、S&P500が85ポイント安、ナスダックが394ポイントと主要3指数が大幅に続落。米政府はロシアが早ければ北京冬季五輪が閉幕する前にウクライナに対し軍事攻撃に出る恐れがあるとの見解を示したことを受け、地政学リスクを警戒した売りが膨らんだ。シカゴ日経225先物も2万6930円と連日で大幅に下落し、終値ベースでは2月3日以来1週間ぶりに2万7000円を割り込んだ。この影響により週明けの東京市場はギャップスタートとなろう。
日経225先物は先週の上昇で2万7500円~2万8000円のレンジに移行していただけに、再び2万7000円を割り込んでくることで、ヘッジ対応の売り圧力が警戒されやすい。米国務省は在ウクライナ大使館員に退避命令を出しており、領事業務を13日に停止すると報じられていることもあり、今週はウクライナ情勢の行方に神経質にならざるを得ない状況である。
まずはギャップスタート後の底堅さを見極めるなか、2万7000円水準で踏ん張りを見せられるかがポイントとなる。下へのバイアスが強まるようだと、2万6500円~2万7000円のレンジに移行し、次第に1月27日につけた2万6020円(ナイトセッショを含む)が意識されてくる可能性も出てくるため、戻り売りスタンスによるショートが優勢になるだろう。パラボリックではシグナル転換となるSAR値は2万6776円辺りに位置しているため、これにタッチすると陰転シグナルが発生することになる。一方で2万7000円水準での底堅さが見られるようだと押し目狙いのロングスタンスに向わせる可能性もあり、積極的にはポジションを傾けづらい需給状況である。
また、VIX指数は27.36に上昇した。先週は低下傾向から1月14日以来の20.00を下回ったものの、25日線水準からリバウンドを見せる格好となった。一時30.99と30.00を超える場面もあったこともあり、リスクオフに向わせやすいだろう。
そのほか、先週のNT倍率は先物中心限月で14.08倍だった。9日には一時14.07倍に低下したため、昨年10月安値だった14.11倍を下回ってきた。これまでの支持線を下回ってきたことでサポートが失われ、NT倍率の低下傾向が続きやすい。2020年5月以来の14.00倍割れも意識されやすく、NTショート(日経225先物売り・TOPIX先物買い)によるスプレッド狙いの動きが有効になりそうだ。NTショートで対応しつつ、地政学リスクが和らぐ局面では、日経225先物のショートを減らす格好で、若干ロング寄りのポジションに向わせよう。
2月第1週(1月31日-2月4日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では4週連続で売り越しており、売り越し額は2151億円(前週は5200億円の売り越し)だった。なお、現物株は1705億円の売り越し(同2009億円の売り越し)と4週連続の売り越しであり、先物は445億円の売り越し(同3190億円の売り越し)と4週連続で売り越している。個人は現物と先物の合算で1586億円の売り越しで、5週ぶりの売り越しだった。
経済スケジュールでは、15日に10-12月期国内総生産(GDP)速報値、米国1月卸売物価指数(PPI)、米国2月ニューヨーク連銀製造業景気指数、16日に中国1月CPI、中国1月PPI、米国1月小売売上高、米国1月鉱工業生産、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨、17日に米国1月住宅着工件数、米国2月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、18日に米国1月中古住宅販売件数、米国1月景気先行指標総合指数などが予定されている。なお、米1月PPIは伸びが鈍化すると予想されているため、インフレ懸念を和らげる可能性があり、反発材料になりそうだ。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
02月限 日経225 29718.77 TOPIX 1940.02
03月限 日経225 29282.41 TOPIX 1930.42
04月限 日経225 29909.73 TOPIX 1961.13
05月限 日経225 27748.22 TOPIX 1871.53
06月限 日経225 29046.40 TOPIX 1958.82
07月限 日経225 27726.72 TOPIX 1897.15
08月限 日経225 28093.15 TOPIX 1958.27
09月限 日経225 30085.93 TOPIX 2065.84
10月限 日経225 28098.14 TOPIX 1967.56
11月限 日経225 29388.47 TOPIX 2024.92
12月限 日経225 28523.30 TOPIX 1987.25
01月限 日経225 28266.57 TOPIX 1988.69
02月限 日経225 27835.60 TOPIX 1965.67
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 02月10日 27550 27860 27510 27700 +150
22/03 02月09日 27270 27610 27190 27550 +270
22/03 02月08日 27270 27450 27130 27280 +60
22/03 02月07日 27390 27440 27070 27220 -190
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 02月10日 1952.0 1970.0 1949.0 1966.0 +13.0
22/03 02月09日 1932.5 1958.0 1926.5 1953.0 +20.5
22/03 02月08日 1926.0 1942.0 1916.0 1932.5 +10.0
22/03 02月07日 1929.0 1930.0 1906.5 1922.5 -7.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日比
02月11日(03月限) 26930 -770
02月10日(03月限) 27385 -315
02月09日(03月限) 27825 +275
02月08日(03月限) 27395 +115
02月07日(03月限) 27200 -20
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
02月04日 355億円 +316億円 3522億円 -84億円
01月28日 38億円 -16億円 3607億円 +59億円
01月21日 54億円 -31億円 3547億円 -597億円
01月14日 85億円 -287億円 4145億円 +528億円
01月07日 373億円 -346億円 3617億円 +316億円
12月30日 720億円 -841億円 3300億円 +348億円
12月24日 1561億円 +579億円 2951億円 +24億円
12月17日 982億円 -196億円 2927億円 +86億円
12月10日 1178億円 -967億円 2841億円 -727億円
12月03日 2146億円 +1687億円 3568億円 -1232億円
11月26日 458億円 +450億円 4801億円 -1800億円
11月19日 7億円 -285億円 6601億円 +513億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
02月08日 2538万株 +1013万株 1億5278万株 +1398万株
02月07日 1525万株 +58万株 1億3880万株 -711万株
02月04日 1466万株 -187万株 1億4592万株 +708万株
02月03日 1654万株 +796万株 1億3884万株 -219万株
02月02日 857万株 -136万株 1億4103万株 +525万株
02月01日 994万株 -738万株 1億3577万株 -862万株
01月31日 1732万株 +1577万株 1億4440万株 -674万株
01月28日 155万株 -322万株 1億5114万株 +1584万株
01月27日 478万株 +317万株 1億3530万株 -338万株
01月26日 161万株 +2万株 1億3868万株 +55万株
01月25日 158万株 +38万株 1億3813万株 -838万株
01月24日 119万株 -10万株 1億4652万株 +153万株
01月21日 129万株 -195万株 1億4498万株 +1115万株
01月20日 325万株 +104万株 1億3383万株 +505万株
01月19日 220万株 +40万株 1億2878万株 -2230万株
01月18日 179万株 -74万株 1億5108万株 -945万株
01月17日 254万株 +49万株 1億6054万株 -454万株
01月14日 205万株 -50万株 1億6509万株 -1669万株
01月13日 256万株 -664万株 1億8178万株 +1626万株
01月12日 920万株 -193万株 1億6552万株 +1876万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2021年】
1月4日 501億円
1月15日 501億円
1月20日 501億円
1月28日 501億円
2月26日 501億円
3月4日 501億円
3月5日 501億円
3月22日 501億円
3月24日 701億円
3月30日 501億円
4月21日 701億円
6月21日 701億円
9月29日 701億円
10月1日 701億円
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
株探ニュース
2022/02/13 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―2万7000円底固めから2万7500円突破を想定
「2万7000円底固めから2万7500円突破を想定」
今週の日経225先物は2万7000円水準での底固めを意識しつつ、2万7500円のレンジ上限突破を想定しておきたい。
注目された1月の米雇用統計は、非農業部門の雇用者数が前月比46万7000人増と市場予想(15万人増程度)を大幅に上回った。ADP雇用統計で民間雇用が予想外に減少したこともあって弱い雇用統計を織り込んでいただけに、安心材料となるだろう。4日の米国市場では雇用統計の結果を受けて米連邦準備理事会(FRB)が積極的に金融引き締めを進めるとの見方が高まり、経済活動への影響が警戒されて景気敏感株の一角に売りが見られた。ただし、米長期金利が上昇する局面においてもハイテク株は総じて堅調だった。決算が評価されたアマゾン・ドット・コムの大幅上昇が支援材料となったにせよ、株式市場はある意味、正常化の動きを見せてきたようだ。
また、新型コロナウイルスの新規感染者数が急増するなか、東京都が緊急事態宣言の発出を要請するにあたって基準となる新たな指標を発表した。新たな指標では現状は緊急事態宣言がすぐさま発出される水準ではないため、経済活動の正常化が遅れるとの不安感は和らいだ。さらに、山際新型コロナ対策担当相が水際対策について緩和に向けて柔軟に対応するとの見解を示しており、ショートは仕掛けづらくなったと考えられる。そのため、2万7000円近辺では押し目狙いのロングが入りやすいだろう。
先週の日経225先物は2万7000円水準からのリバウンドにより、3日に2万7570円(ナイトセッションを含む)まで上昇した。その後はメタ・プラットフォームズの急落といった個別企業の決算の影響を大きく受けたほか、節目の2万7500円回復で目先的な達成感も意識されやすい水準であった。2万7500円回復後は調整含みの展開ながら2万7000円水準での底堅さが見られており、1月の米金融政策の行方を警戒視した波乱含みの状況からは落ち着きを取り戻しつつある格好だろう。
市場では3月のFOMC(連邦公開市場委員会)での利上げ、5月のQT(バランスシートの縮小)開始がコンセンサスとなるなか、これらを消化しつつあるようだ。10日には米国1月消費者物価指数の発表が予定されており、インフレ懸念が再び高まる可能性はあるものの、緩やかに織り込む格好になりそうだ。
週末のVIX指数は23.22に低下した。1月24日に38.94まで急伸した後は低下傾向を見せており、2日には20.46まで低下し、支持線として意識される75日移動平均線水準まで調整した。その後は若干のリバウンドを見せているものの、いったんは反転が警戒されやすい水準であろう。ひとまず20.00~25.00近辺での落ち着いた動きが続くようであれば、過度な警戒感は高まらないと見ておきたい。
なお、市場が正常化に向かうなか、ピークを迎える企業決算に関心が集まる。国内では8日に指数インパクトの大きいソフトバンクグループ<9984>の決算発表が予定されており、ソフトバンクグループへの仕掛け的な商いによって、日経225先物の変動を狙った動きも入りやすいだろう。
また、先週のNT倍率は先物中心限月で14.20倍だった。3日には14.14倍に低下する場面もあり、チャート形状では切り下がる25日線に上値を抑えられている。米ハイテク株の底堅い値動きを背景に週初は反発が見込まれるが、昨年10月6日につけた14.11倍を下回ってくると目先的なサポートを失うため、25日線を明確に突破するまではNTショート(日経225先物売り・TOPIX先物買い)でのスプレッド狙いのトレードに向かいやすい面はありそうだ。
1月第4週(1月24日-28日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週連続で売り越しており、売り越し額は5200億円(前週は5793億円の売り越し)だった。なお、現物株は2009億円の売り越し(同3046億円の売り越し)と3週連続の売り越しであり、先物は3190億円の売り越し(同2747億円の売り越し)と3週連続で売り越している。個人は現物と先物の合算で1854億円の買い越しで、4週連続の買い越しだった。
経済スケジュールでは、7日に12月景気動向指数、中国1月財新サービス部門購買担当者景気指数(PMI)、米国12月消費者信用残高、8日に1月景気ウオッチャー調査、米国12月貿易収支、9日に米国12月卸売売上高、10日に米国1月消費者物価指数、米国前週分新規失業保険申請件数、11日に米国2月ミシガン大学消費者態度指数速報値などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
02月限 日経225 29718.77 TOPIX 1940.02
03月限 日経225 29282.41 TOPIX 1930.42
04月限 日経225 29909.73 TOPIX 1961.13
05月限 日経225 27748.22 TOPIX 1871.53
06月限 日経225 29046.40 TOPIX 1958.82
07月限 日経225 27726.72 TOPIX 1897.15
08月限 日経225 28093.15 TOPIX 1958.27
09月限 日経225 30085.93 TOPIX 2065.84
10月限 日経225 28098.14 TOPIX 1967.56
11月限 日経225 29388.47 TOPIX 2024.92
12月限 日経225 28523.30 TOPIX 1987.25
01月限 日経225 28266.57 TOPIX 1988.69
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 02月04日 27180 27430 26940 27410 +210
22/03 02月03日 27490 27570 27150 27200 -340
22/03 02月02日 27080 27540 26970 27540 +510
22/03 02月01日 26970 27400 26820 27030 -20
22/03 01月31日 26660 27120 26230 27050 +340
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 02月04日 1918.0 1932.0 1901.0 1930.0 +10.5
22/03 02月03日 1934.0 1939.0 1915.5 1919.5 -19.5
22/03 02月02日 1896.5 1939.5 1889.5 1939.0 +45.0
22/03 02月01日 1892.5 1919.5 1881.0 1894.0 -4.5
22/03 01月31日 1873.5 1900.5 1842.0 1898.5 +23.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日比
02月04日(03月限) 27290 -120
02月03日(03月限) 26945 -255
02月02日(03月限) 27450 -90
02月01日(03月限) 27165 +135
01月31日(03月限) 27310 +260
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
01月28日 38億円 -16億円 3607億円 +59億円
01月21日 54億円 -31億円 3547億円 -597億円
01月14日 85億円 -287億円 4145億円 +528億円
01月07日 373億円 -346億円 3617億円 +316億円
12月30日 720億円 -841億円 3300億円 +348億円
12月24日 1561億円 +579億円 2951億円 +24億円
12月17日 982億円 -196億円 2927億円 +86億円
12月10日 1178億円 -967億円 2841億円 -727億円
12月03日 2146億円 +1687億円 3568億円 -1232億円
11月26日 458億円 +450億円 4801億円 -1800億円
11月19日 7億円 -285億円 6601億円 +513億円
11月12日 293億円 +235億円 6088億円 -25億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
02月02日 857万株 -136万株 1億4103万株 +525万株
02月01日 994万株 -738万株 1億3577万株 -862万株
01月31日 1732万株 +1577万株 1億4440万株 -674万株
01月28日 155万株 -322万株 1億5114万株 +1584万株
01月27日 478万株 +317万株 1億3530万株 -338万株
01月26日 161万株 +2万株 1億3868万株 +55万株
01月25日 158万株 +38万株 1億3813万株 -838万株
01月24日 119万株 -10万株 1億4652万株 +153万株
01月21日 129万株 -195万株 1億4498万株 +1115万株
01月20日 325万株 +104万株 1億3383万株 +505万株
01月19日 220万株 +40万株 1億2878万株 -2230万株
01月18日 179万株 -74万株 1億5108万株 -945万株
01月17日 254万株 +49万株 1億6054万株 -454万株
01月14日 205万株 -50万株 1億6509万株 -1669万株
01月13日 256万株 -664万株 1億8178万株 +1626万株
01月12日 920万株 -193万株 1億6552万株 +1876万株
01月11日 1114万株 -205万株 1億4675万株 +522万株
01月07日 1319万株 -25万株 1億4153万株 -1716万株
01月06日 1344万株 -458万株 1億5869万株 +1158万株
01月05日 1803万株 -59万株 1億4710万株 -13万株
01月04日 1862万株 -218万株 1億4724万株 +1254万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2021年】
1月4日 501億円
1月15日 501億円
1月20日 501億円
1月28日 501億円
2月26日 501億円
3月4日 501億円
3月5日 501億円
3月22日 501億円
3月24日 701億円
3月30日 501億円
4月21日 701億円
6月21日 701億円
9月29日 701億円
10月1日 701億円
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
株探ニュース
2022/02/06 17:00
みんかぶニュース その他
売り買いともに積極的な売買は手控えられ、久しぶりに狭いレンジでの推移に
大阪3月限
日経225先物 27200 -340 (-1.23%)
TOPIX先物 1919.5 -19.5 (-1.00%)
日経225先物(3月限)は、前日比340円安の2万7200円で取引を終了。寄り付きは2万7260円と、TOPIX先物清算値(2万7450円)を大きく下回り、売りが先行した。直後につけた2万7300円を高値に下落幅を広げ、一時は2万7150円まで売られた。ただし、積極的に売り込む流れにもならず、前場は概ね2万7150円~2万7300円水準での保ち合いとなった。後場に入ると一段とこう着感が強まり、2万7190円~2万7260円と、より狭いレンジでの推移だった。
米国の時間外取引でメタ・プラットフォームズが20%を超える下落で推移していたほか、クアルコムが予想を上回る決算内容にもかかわらず時間外で3%を超える下落となり、エヌビディアなど他の半導体株に売りが広がった。これによりグローベックスのナスダック100先物の下落率は2.0%を超え、センチメントを冷ます格好となった。足元で大きく値幅が出る荒い動きを見せていた日経225先物だったが、本日は狭いレンジでの推移であり、久しぶりに売り買いともに積極的な売買は手控えられたようだ。
朝方はナスダック100先物の弱い値動きが嫌気され、短期筋によるショートを仕掛ける動きがあったと見られる。ただし、2万7110円辺りに位置する5日移動平均線を割り込まなかったことで、早い段階でショートカバーが入ったようだ。もっとも、ショートカバーを狙ったロングの動きは限られており、戻りも限定的だった。なお、5日線は切り上がりを見せているため、ナイトセッションでは2万7200円水準に上昇する。引き続き支持線として機能するかを見極めたいところだ。
本日は時間外での米半導体株安を受けてグロース株が売られ、日経平均株価の重荷となったことから、NT倍率は先物中心限月で一時14.14倍に低下した。1月半ばにつけた直近安値水準を下回ったことから、目先的には昨年10月6日につけた14.11倍が意識されよう。この水準を割り込んでくるようだと明確な支持線を失うため、低下傾向が強まる可能性はある。まずは米半導体株の持ち直しの動きのほか、好決算ながら売りを浴びたソニーグループ<6758>の反転を見極めたいところだ。
手口面では、日経225先物は野村が800枚、大和が470枚、BofAは410枚程度の売り越しに対して、クレディスイスが490枚、ABNアムロが380枚、ソジェンが300枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はBofAが880枚、モルガンSが830枚、ゴールドマンが790枚、JPモルガンが450枚程度の売り越しに対して、ソジェンが880枚、バークレイズが590枚、野村が370枚程度の買い越しだった。
株探ニュース
2022/02/03 17:19
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―日経225先物は5日線を明確に突破できるかがカギ、2万6700円水準では強弱感が対立
「日経225先物は5日線を明確に突破できるかがカギ、2万6700円水準では強弱感が対立」
今週の日経225先物は引き続き不安定な値動きが警戒され、短期筋の売買に振られやすい需給状況が続こう。28日の米国市場でアップルやビザが決算評価から買われたほか、米長期金利の低下を受けてハイテク株が買い直された。ただし、アップルの上昇は時間外取引の上昇で織り込まれていることもあり、東京市場での反応は限られそうである。一方で、市場予想を下回る決算を発表したキャタピラーやシェブロンなどが売られており、発表が本格化する日米決算の影響を受けやすくなろう。
日経225先物は、ナイトセッションで2万6670円と日中比40円安で取引を終えた。一時2万6230円まで下落する場面が見られたものの、引けにかけて日中終値水準まで下落幅を縮めていた。週初は米国市場の反発を受けて買いが先行するものの、2万6700円水準では強弱感が対立しやすく、年明け以降継続している5日移動平均線に上値を抑えられるトレンド形状を明確にクリアできないと、戻り待ちのショートに上値を抑えられやすい。
ナイトセッションの時点で5日線は2万6734円水準に位置しているため、明確にこれを突破できるかが注目される。反対に価格帯別出来高では2万6700円水準で商いが積み上がっていることから、上値抵抗線を突破できないと下へのバイアスが強まるリスクがある。日経平均株価は2020年11月以来の水準まで下落したが、20年10月半ばから11月下旬までの2万4000円~2万6000円の価格帯の商いは薄く、再び2万6000円水準に近づく局面があると、ヘッジ対応の売りが強まることになりそうだ。
なお、米国では米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締め加速が景気を冷やすとの警戒感から、本格的なリバウンドに入るかは不透明な状況であるものの、ひとまず1月の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を消化するなかで米長期金利は低下を見せている。ハイテク株については売られ過ぎといった見方もなされており、アップルの決算をきっかけにハイテク株の買い戻しが見られる可能性はある。そのため、米国市場でハイテク株主導の物色が勢いを強めてくるようだと、日経225先物の5日線突破の可能性は高まりやすい。
VIX指数は27.66に低下した。このところ31.00を挟んだ保ち合いを見せており、保ち合いレンジの下限水準まで低下。依然として不安定な水準ではあるが30.00を下回ったことで、ややリスク選好に向かいやすくなると見ておきたい。先週のNT倍率は先物中心限月で14.24倍だった。一時14.16倍まで低下し、1月13日につけた安値である14.17倍を下回った。トレンドは下向きであるものの、米ハイテク株の買い戻しが継続するようだと、NTロング(日経225先物買い・TOPIX先物売り)によるスプレッド狙いの動きも見られそうである。
1月第3週(1月17-21日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算で2週連続で売り越しており、売り越し額は5793億円(前週は3448億円の売り越し)だった。なお、現物株は3046億円の売り越し(同727億円の売り越し)と2週連続の売り越しであり、先物は2747億円の売り越し(同2721億円の売り越し)と2週連続で売り越している。個人は現物と先物の合算で3698億円の買い越しで、3週連続の買い越しだった。
経済スケジュールでは、31日に12月鉱工業生産速報値、米国1月シカゴ購買部協会景気指数、2月1日に12月失業率、米国1月ISM製造業景況指数、2日に米国1月ADP雇用統計、3日に米国1月チャレンジャー人員削減数、欧州中央銀行(ECB)政策金利、米国1月ISM非製造業景況指数、4日に米国1月雇用統計などが予定されている。そのほか、2日にメタ・プラットフォームズ、3日にアマゾン・ドット・コムの決算発表が予定されており、先物市場に影響を与える可能性がある点には留意しておきたい。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
02月限 日経225 29718.77 TOPIX 1940.02
03月限 日経225 29282.41 TOPIX 1930.42
04月限 日経225 29909.73 TOPIX 1961.13
05月限 日経225 27748.22 TOPIX 1871.53
06月限 日経225 29046.40 TOPIX 1958.82
07月限 日経225 27726.72 TOPIX 1897.15
08月限 日経225 28093.15 TOPIX 1958.27
09月限 日経225 30085.93 TOPIX 2065.84
10月限 日経225 28098.14 TOPIX 1967.56
11月限 日経225 29388.47 TOPIX 2024.92
12月限 日経225 28523.30 TOPIX 1987.25
01月限 日経225 28266.57 TOPIX 1988.69
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 01月28日 26320 26830 26260 26710 +490
22/03 01月27日 27010 27400 26020 26220 -790
22/03 01月26日 26960 27340 26840 27010 -50
22/03 01月25日 27540 27550 26680 27060 -520
22/03 01月24日 27580 27680 27170 27580 +60
22/03 01月21日 27800 27940 27100 27520 -270
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 01月28日 1849.5 1886.0 1846.5 1875.0 +32.5
22/03 01月27日 1891.5 1920.5 1833.0 1842.5 -48.5
22/03 01月26日 1886.0 1912.5 1876.5 1891.0 -1.0
22/03 01月25日 1927.0 1927.5 1870.0 1892.0 -36.0
22/03 01月24日 1929.0 1936.5 1902.5 1928.0 +3.0
22/03 01月21日 1940.0 1949.5 1898.5 1925.0 -13.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日比
01月28日(03月限) 26670 -40
01月27日(03月限) 26550 +330
01月26日(03月限) 26920 -90
01月25日(03月限) 27130 +70
01月24日(03月限) 27275 -305
01月21日(03月限) 27225 -295
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
01月21日 54億円 -31億円 3547億円 -597億円
01月14日 85億円 -287億円 4145億円 +528億円
01月07日 373億円 -346億円 3617億円 +316億円
12月30日 720億円 -841億円 3300億円 +348億円
12月24日 1561億円 +579億円 2951億円 +24億円
12月17日 982億円 -196億円 2927億円 +86億円
12月10日 1178億円 -967億円 2841億円 -727億円
12月03日 2146億円 +1687億円 3568億円 -1232億円
11月26日 458億円 +450億円 4801億円 -1800億円
11月19日 7億円 -285億円 6601億円 +513億円
11月12日 293億円 +235億円 6088億円 -25億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
01月26日 161万株 +2万株 1億3868万株 +55万株
01月25日 158万株 +38万株 1億3813万株 -838万株
01月24日 119万株 -10万株 1億4652万株 +153万株
01月21日 129万株 -195万株 1億4498万株 +1115万株
01月20日 325万株 +104万株 1億3383万株 +505万株
01月19日 220万株 +40万株 1億2878万株 -2230万株
01月18日 179万株 -74万株 1億5108万株 -945万株
01月17日 254万株 +49万株 1億6054万株 -454万株
01月14日 205万株 -50万株 1億6509万株 -1669万株
01月13日 256万株 -664万株 1億8178万株 +1626万株
01月12日 920万株 -193万株 1億6552万株 +1876万株
01月11日 1114万株 -205万株 1億4675万株 +522万株
01月07日 1319万株 -25万株 1億4153万株 -1716万株
01月06日 1344万株 -458万株 1億5869万株 +1158万株
01月05日 1803万株 -59万株 1億4710万株 -13万株
01月04日 1862万株 -218万株 1億4724万株 +1254万株
12月30日 2081万株 -232万株 1億3470万株 -1954万株
12月29日 2314万株 -1344万株 1億5424万株 -560万株
12月28日 3658万株 -2337万株 1億5985万株 +2743万株
12月27日 5995万株 +944万株 1億3241万株 +1179万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2021年】
1月4日 501億円
1月15日 501億円
1月20日 501億円
1月28日 501億円
2月26日 501億円
3月4日 501億円
3月5日 501億円
3月22日 501億円
3月24日 701億円
3月30日 501億円
4月21日 701億円
6月21日 701億円
9月29日 701億円
10月1日 701億円
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
株探ニュース
2022/01/30 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―FOMC通過待ち、長期的なヘッジ対応のフローが増える可能性には警戒
「FOMC通過待ち、長期的なヘッジ対応のフローが増える可能性には警戒」
今週の日経225先物は、2万7000円処でサポートされるかを見極める週になりそうだ。週末に東京市場の下落要因の一つとなったネットフリックスに対する米国市場の反応は、前日時間外での下落同様、20%を超える下げとなった。決算発表でハイテク企業の先陣を切ったネットフリックスの大幅な下げによって、今週決算発表が本格化する主力ハイテク株への警戒姿勢が高まりやすいだろう。また、21日の米国市場では米長期金利が低下を見せたものの大型テック株が売られたほか、米連邦準備理事会(FRB)の早期の金融引き締めは米景気の減速につながるとの見方が根強く、景気敏感株も引き続き売られた。
また、VIX指数は28.85に上昇し、一時29.79と30.00に迫る場面が見られた。12月20日につけた直近戻り高値の27.39を明確に上放れてきたことで、12月3日の高値35.30を意識したトレンド形成が警戒されやすく、不安心理の高まりがリスクオフに向かわせそうだ。
先週の米国市場では、S&P500が上昇トレンド形成においてサポートを果たしてきた100日移動平均線を割り込んだことが話題となっていた。先週までの下落でNYダウ、ナスダックともに52週線を割り込んだが、S&P500も52週線に接近してきているため、同線を割り込むと明確に調整入りしたとの見方が高まる可能性がある。
そのうえで注目されるのは、1月25~26日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)となる。市場では3月の利上げ開始のほか、年4回の利上げは概ね織り込まれているとみられる。1月のFOMCではこれを改めて確認するきっかけになるとみられ、積極的にポジションを取りづらい需給状況になりやすい。1月のFOMC通過で、いったんはアク抜けとなる一方で、改めて3月に向けたヘッジ対応の動きが強まる動きが警戒される。
また、先週の日経225先物の日中値幅(ナイトセッションを含む)を見ても、17日は400円程度だったものの、18日は610円、19日が1020円、20日が680円、21日は840円とボラティリティの大きな状態が目立つ。それだけ方向感はつかみづらく、米国市場の動向にはより注意が必要である。さらに、日本市場の先安感の背景に、岸田政権の政策に対する警戒感がある点にも注意したい。岸田首相が金融所得課税の見直しについて、与党の税制調査会で議論するとの意向を改めて示したこともあり、長期的なヘッジ対応のフローが増えてくる可能性がある。
そのため、本格的なリバウンドは期待しづらいところであり、リバウンド局面では戻り売りのショートが強まりそうだ。先週の日経225先物は週末に2万7100円まで下落し、12月1日の安値2万7380円を明確に割り込み、10月7日につけた安値2万6980円が射程に入ってきた。また、日経平均株価については週足の一目均衡表で「雲」上限を割り込んでおり、先週の下落によって「雲」下限が位置する2万6600円辺りを意識したチャート形状を形成していることも、押し目買いの動きを手控えさせることにつながろう。
先週のNT倍率は先物中心限月で14.29倍に上昇した。13日につけた14.17倍をボトムに、足元では緩やかなリバウンドを見せている。抵抗線として意識される25日線が14.35倍、75日線が14.40倍水準で推移しており、これらの水準に接近する局面では強弱感が対立しやすい。米国では景気減速懸念で景気敏感株も売られる状況のなか、NT倍率はリバウンド基調を継続するとの見方により、NT倍率の低下局面では、NTロング(日経225先物買い・TOPIX先物売り)によるスプレッド狙いのポジション取りを想定しておきたい。
1月第2週(1月11-14日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では4週ぶりに売り越しており、売り越し額は3448億円(前週は3478億円の買い越し)だった。なお、現物株は727億円の売り越し(同2988億円の買い越し)と4週ぶりの売り越しであり、先物は2721億円の売り越し(同489億円の買い越し)と6週ぶりに売り越している。個人は現物と先物の合算で2359億円の買い越しで、2週連続の買い越しだった。
経済スケジュールでは、24日に米国1月製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値、25日に米国1月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)、IMF世界経済見通し、26日に米国12月卸売在庫、米国12月新築住宅販売件数、27日に米国10-12月期実質国内総生産(GDP)速報値、米国12月耐久財受注、28日に米国12月個人消費支出などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
02月限 日経225 29718.77 TOPIX 1940.02
03月限 日経225 29282.41 TOPIX 1930.42
04月限 日経225 29909.73 TOPIX 1961.13
05月限 日経225 27748.22 TOPIX 1871.53
06月限 日経225 29046.40 TOPIX 1958.82
07月限 日経225 27726.72 TOPIX 1897.15
08月限 日経225 28093.15 TOPIX 1958.27
09月限 日経225 30085.93 TOPIX 2065.84
10月限 日経225 28098.14 TOPIX 1967.56
11月限 日経225 29388.47 TOPIX 2024.92
12月限 日経225 28523.30 TOPIX 1987.25
01月限 日経225 28266.57 TOPIX 1988.69
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 01月21日 27800 27940 27100 27520 -270
22/03 01月20日 27470 27870 27190 27790 +270
22/03 01月19日 28250 28300 27280 27520 -730
22/03 01月18日 28340 28720 28110 28250 -90
22/03 01月17日 28190 28430 28020 28340 +150
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 01月21日 1940.0 1949.5 1898.5 1925.0 -13.5
22/03 01月20日 1921.5 1948.0 1906.5 1938.5 +14.0
22/03 01月19日 1976.0 1980.0 1912.0 1924.5 -53.0
22/03 01月18日 1988.0 2007.0 1968.0 1977.5 -10.5
22/03 01月17日 1982.0 2000.0 1970.5 1988.0 +6.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日比
01月21日(03月限) 27225 -295
01月20日(03月限) 27500 -290
01月19日(03月限) 27575 +55
01月18日(03月限) 28005 -245
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
01月14日 85億円 -287億円 4145億円 +528億円
01月07日 373億円 -346億円 3617億円 +316億円
12月30日 720億円 -841億円 3300億円 +348億円
12月24日 1561億円 +579億円 2951億円 +24億円
12月17日 982億円 -196億円 2927億円 +86億円
12月10日 1178億円 -967億円 2841億円 -727億円
12月03日 2146億円 +1687億円 3568億円 -1232億円
11月26日 458億円 +450億円 4801億円 -1800億円
11月19日 7億円 -285億円 6601億円 +513億円
11月12日 293億円 +235億円 6088億円 -25億円
11月05日 58億円 +54億円 6113億円 -1240億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
01月19日 220万株 +40万株 1億2878万株 -2230万株
01月18日 179万株 -74万株 1億5108万株 -945万株
01月17日 254万株 +49万株 1億6054万株 -454万株
01月14日 205万株 -50万株 1億6509万株 -1669万株
01月13日 256万株 -664万株 1億8178万株 +1626万株
01月12日 920万株 -193万株 1億6552万株 +1876万株
01月11日 1114万株 -205万株 1億4675万株 +522万株
01月07日 1319万株 -25万株 1億4153万株 -1716万株
01月06日 1344万株 -458万株 1億5869万株 +1158万株
01月05日 1803万株 -59万株 1億4710万株 -13万株
01月04日 1862万株 -218万株 1億4724万株 +1254万株
12月30日 2081万株 -232万株 1億3470万株 -1954万株
12月29日 2314万株 -1344万株 1億5424万株 -560万株
12月28日 3658万株 -2337万株 1億5985万株 +2743万株
12月27日 5995万株 +944万株 1億3241万株 +1179万株
12月24日 5051万株 +285万株 1億2062万株 +62万株
12月23日 4765万株 -185万株 1億1999万株 -263万株
12月22日 4951万株 +893万株 1億2263万株 -76万株
12月21日 4057万株 -1095万株 1億2340万株 +1492万株
12月20日 5153万株 +1425万株 1億0847万株 -1345万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2021年】
1月4日 501億円
1月15日 501億円
1月20日 501億円
1月28日 501億円
2月26日 501億円
3月4日 501億円
3月5日 501億円
3月22日 501億円
3月24日 701億円
3月30日 501億円
4月21日 701億円
6月21日 701億円
9月29日 701億円
10月1日 701億円
【2022年】
1月14日 701億円
株探ニュース
2022/01/23 17:00