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株価指数先物 【週間展望】 ―決算ピークのなかで+1σ水準での攻防に
今週の日経225先物は、決算発表がピークを迎えるなか積極的な売買は手控えられやすい。決算では大手商社やトヨタ自動車 <7203> [東証P]、任天堂 <7974> [東証P]のほか、ソフトバンクグループ <9984> [東証P]、東京エレクトロン <8035> [東証P]など指数インパクトの大きい値がさ株の発表が予定されており、個別決算の影響を受けやすいとみられる。
また、2日の米国市場では主要な株価指数が上昇した。1月の米雇用統計で農業部門雇用者数が前月比35.3万人増と予想(18万人増程度)を上回り、失業率は3.7%と予想(3.8%程度)より強い内容だった。これを受け早期利下げ観測が後退して米長期金利が上昇し、NYダウが下落する場面も見られた。
一方で、米国経済が底堅さを示し、ソフトランディング(軟着陸)に向かっているとの見方を強めた面がある。そのため、売り一巡後は買い優勢の展開となり、NYダウは最高値を更新した。1日の取引終了後に決算を発表したメタ・プラットフォームズが20%超、アマゾン・ドット・コムが8%近く上昇しており、マイクロソフトやエヌビディア、アドバンスト・マイクロ・デバイセズなどに買いが波及し、ナスダック指数は2年ぶりの高値水準を付けた。
米国市場がハイテク株主導で上昇するなか、日経225先物のナイトセッションは日中比280円高の3万6400円で終えた。上向きで推移するボリンジャーバンドの+1σ(3万6450円)に沿ったトレンドを形成しており、週初は+1σ突破を試す展開が期待される。ただ、国内企業の決算発表がピークを迎える影響で、同水準を挟んだ推移となる可能性が高そうだ。東京エレクの決算は週末に予定されており、トレンドが出てくるとすれば翌週がコンセンサスになりそうだ。
そのため、積極的に上値を追うロングは期待しづらい一方で、下値は3万6000円処で底堅さがみられており、押し目狙いのロング対応に向かわせよう。オプション権利行使価格の3万6000円から3万6500円辺りのレンジを想定し、+1σを明確に上回って推移するようだと、3万6375円から3万6875円辺りのレンジに移行しよう。
なお、米CBSニュースの番組「60ミニッツ」が、1日に行ったパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長のインタビューを4日に放送すると報じられている。利下げ見通しなどを語っていると伝えられており、週明けの米国株や金利市場に影響を与える可能性があり、グローベックスの米株先物の動向を睨んでの展開となりやすい。
週末のVIX指数は13.85(前日は13.88)に低下した。引き続き上向きで推移する25日移動平均線が支持線として機能する一方で、下向きで推移する75日線が上値抵抗として意識されている。両線のカイ離が収斂しているため、トレンドとしては上放れが意識されやすいだろう。もっとも、米連邦公開市場委員会(FOMC)や雇用統計の反応でも75日線を越えられなかったことから、ショートサイドは厳しい状況と考えられ、ショートカバーを強めてくる形でのVIX指数の低下を意識しておきたい。
なお、先週末のNT倍率は先物中心限月で14.24倍に上昇した。14.20倍で推移する25日線を上回って始まり、一時14.30倍まで切り上げる場面も見られるなど、ハイテク主導の上昇のなか、NTショートを巻き戻す動きとなった。メタやアマゾンの上昇は織り込まれているものの、エヌビディアが最高値を更新している流れにより、25日線を支持線としたNTロングでのスプレッド狙いが入りやすいだろう。
1月第4週(1月22日-26日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週ぶりに売り越しており、売り越し額は5696億円(1月第3週は3980億円の買い越し)だった。なお、現物は4105億円の買い越し(同3841億円の買い越し)と4週連続の買い越しであり、先物は9801億円の売り越し(同139億円の買い越し)と3週ぶりに売り越している。個人は現物と先物の合算で3959億円買い越しで、7週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で2370億円の売り越しとなり、3週連続の売り越しだった。
経済スケジュールでは、5日に中国1月財新サービス業PMI、米国1月ISM非製造業景気指数、6日に12月全世帯家計調査、12月毎月勤労統計、7日に12月景気動向指数、米国12月貿易収支、米国12月消費者信用残高、8日に12月国際収支、1月景気ウォッチャー調査、中国1月消費者物価指数、中国1月生産者物価指数、米国12月卸売売上高、9日にオプションSQ、中国休場(春節、~16日)などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/03 02月02日 35880 36430 35710 36120 +200
24/03 02月01日 36350 36370 35790 35920 -450
24/03 01月31日 35910 36370 35660 36370 +370
24/03 01月30日 36020 36230 35870 36000 -40
24/03 01月29日 35740 36180 35700 36040 +360
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/03 02月02日 2528.5 2550.5 2511.5 2536.5 +6.0
24/03 02月01日 2551.5 2554.0 2521.0 2530.5 -23.0
24/03 01月31日 2517.0 2555.0 2510.5 2553.5 +33.0
24/03 01月30日 2528.5 2540.0 2519.5 2520.5 -8.5
24/03 01月29日 2499.0 2536.0 2494.5 2529.0 +34.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
02月02日(03月限) 36410 +290
02月01日(03月限) 36120 +200
01月31日(03月限) 35875 -495
01月30日(03月限) 35930 -70
01月29日(03月限) 36125 +85
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
01月26日 994億円 +243億円 1兆0802億円 -3013億円
01月19日 750億円 +10億円 1兆3815億円 +388億円
01月12日 740億円 -1億円 1兆3427億円 +616億円
01月05日 741億円 -76億円 1兆2811億円 -327億円
12月29日 817億円 -79億円 1兆3138億円 +5121億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
01月31日 4010万株 +46万株 4億5600万株 +69万株
01月30日 3963万株 +310万株 4億5530万株 -355万株
01月29日 3653万株 +833万株 4億5886万株 +334万株
01月26日 2819万株 +236万株 4億5551万株 -2261万株
01月25日 2583万株 +993万株 4億7813万株 -4783万株
01月24日 1589万株 -531万株 5億2596万株 -4087万株
01月23日 2121万株 -606万株 5億6684万株 -612万株
01月22日 2727万株 -186万株 5億7296万株 -1213万株
01月19日 2914万株 -98万株 5億8509万株 +891万株
01月18日 3013万株 +358万株 5億7618万株 +213万株
01月17日 2654万株 -451万株 5億7404万株 -2503万株
01月16日 3105万株 +288万株 5億9908万株 -2282万株
01月15日 2816万株 +257万株 6億2190万株 +4875万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
10月4日 701億円
株探ニュース
2024/02/04 17:00
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株価指数先物 【週間展望】 ―FOMC・日米決算でボラティリティが高まる可能性
今週の日経225先物は、日米ともに主要企業の決算発表が本格化するため、個別企業の決算反応に振られやすくなりそうだ。26日の米国市場ではNYダウが続伸し、連日で最高値を更新した。インテルが予想を下回る見通しが嫌気されて12%近く急落したが、アメリカン・エキスプレスが予想を上回る見通しが好感されて7%を超える上昇となり、NYダウを支える格好だった。
今週は米国で30日にアドバンスト・マイクロ・デバイス、アルファベット、2月1日にはアップル、アマゾン・ドット・コム、メタ・プラットフォームズなどの決算発表が予定されている。国内では31日にアドバンテスト <6857> [東証P]、レーザーテック <6920> [東証P]などの発表が控えている。注目度の高い企業の決算反応によってボラティリティが高まる可能性があり、指数の振れ幅を大きくさせよう。
また、30~31日には米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催される。今週26日には米連邦準備理事会(FRB)がインフレの判断で重視する12月の米個人消費支出(PCE)が発表され、PCE総合価格指数は前月比0.2%上昇、PCEコア価格指数も同0.2%上昇と予想通りの結果だった。今回のFOMCでは4会合連続で政策金利を据え置くとみられるが、政策金利の引き下げを巡る議論は続いている。
市場では最初の利下げが3月ではなく、5月になると予想する向きが増えているが、1月のFOMCで何らかのヒントを探ることになろう。NYダウ、S&P500指数が史上最高値圏で推移するなか、FOMCが利益確定のきっかけになる可能性がある点には注意が必要だ。また、週末2月2日には1月の米雇用統計の発表を控えていることも、積極的な売買を手控えさせる要因となる。
先週の日経225先物は23日に3万6980円まで急伸したものの、その後は日銀の金融政策の正常化観測が再燃するなか、リバランスの動きが強まった。週末には翌週から本格化する決算を前にした持ち高調整の売りも加わり、500円を超す下げ幅となった。これにより、これまでのボリンジャーバンドの+1σと+2σによるレンジを割り込む格好となった。
26日取引終了後のナイトセッションではリバウンドを見せているが、3万6010円辺りで推移する+1σでの攻防を見せている。タイミングとしては押し狙いのロングとなろうが、米経済イベントや主要企業の決算が本格化する流れのなか、+1σ水準での攻防が意識されやすい。そのため、オプション権利行使価格の3万6000円を中心とした上下の権利行使価格である3万5500円から3万6500円辺りのレンジを想定する。+1σ水準で底堅さがみられ、+2σとのレンジに回帰するようであれば、押し目待ち狙いの買いが入りやすいだろう。
週末のVIX指数は、13.26(前日は13.45)に低下した。支持線として機能する25日移動平均線(13.21)を上回っての推移が目立った。ボトム圏での推移であり、リスク選好は継続しているが、75日線は14.52、200日線が15.21辺りに低下しており、FOMC後の反応次第では同線を突破してくる反発も意識しておく必要がありそうだ。
なお、先週末のNT倍率は、先物中心限月で14.30倍に低下した。23日に付けた14.43倍をピークに低下傾向が続き、週末には一時14.25倍まで低下する場面も見られた。指数インパクトの大きい値がさハイテク株が利食いで売られた影響で14.20倍に位置する25日線に接近してきた。いったんは同水準までの低下を想定するものの、米大型テック株の決算や国内半導体株の決算次第では反転するきっかけとなる可能性があろう。
1 月第3 週(1 月15 日-19 日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2 週連続で買い越しており、買い越し額は3980 億円(1 月第2 週は1兆4448 億円の買い越し)だった。なお、現物は3841 億円の買い越し(同9557 億円の買い越し)と3 週連続の買い越しであり、先物は139 億円の買い越し(同4891 億円の買い越し)と2 週連続で買い越している。個人は現物と先物の合算で985 億円の売り越しで、6 週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で2980 億円の売り越しとなり、2 週連続の売り越しだった。
経済スケジュールでは、30日に12月完全失業率、IMF世界経済見通し、米国11月S&Pケースシラー住宅価格、米国1月コンファレンスボード消費者信頼感指数、米国12月JOLTS求人件数、31日に12月鉱工業生産、12月商業動態統計、12月新設住宅着工件数、中国1月製造業PMI、米国1月ADP雇用統計、米国1月シカゴ購買部協会景気指数、FOMC終了後に政策金利、パウエルFRB議長記者会見、2月1日に米国1月雇用統計、米国1月ミシガン大学消費者信頼感指数、米国12月製造業新規受注、米国12月耐久財受注などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/03 01月26日 36210 36210 35670 35680 -540
24/03 01月25日 36280 36390 35880 36220 -40
24/03 01月24日 36420 36510 36030 36260 -280
24/03 01月23日 36600 36980 36410 36540 -70
24/03 01月22日 35970 36610 35910 36610 +610
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/03 01月26日 2530.0 2530.0 2493.5 2494.5 -36.0
24/03 01月25日 2532.5 2537.0 2513.5 2530.5 -1.5
24/03 01月24日 2536.5 2541.0 2512.5 2532.0 -11.5
24/03 01月23日 2549.0 2566.0 2532.5 2543.5 -5.0
24/03 01月22日 2508.0 2548.5 2505.0 2548.5 +38.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
01月26日(03月限) 35915 +235
01月25日(03月限) 36040 -180
01月24日(03月限) 36245 -15
01月23日(03月限) 36475 -65
01月22日(03月限) 36650 +40
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
01月19日 750億円 +10億円 1兆3815億円 +388億円
01月12日 740億円 -1億円 1兆3427億円 +616億円
01月05日 741億円 -76億円 1兆2811億円 -327億円
12月29日 817億円 -79億円 1兆3138億円 +5121億円
12月22日 897億円 +238億円 8017億円 +38億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
01月24日 1589万株 -531万株 5億2596万株 -4087万株
01月23日 2121万株 -606万株 5億6684万株 -612万株
01月22日 2727万株 -186万株 5億7296万株 -1213万株
01月19日 2914万株 -98万株 5億8509万株 +891万株
01月18日 3013万株 +358万株 5億7618万株 +213万株
01月17日 2654万株 -451万株 5億7404万株 -2503万株
01月16日 3105万株 +288万株 5億9908万株 -2282万株
01月15日 2816万株 +257万株 6億2190万株 +4875万株
01月12日 2559万株 +327万株 5億7315万株 -1033万株
01月11日 2231万株 -313万株 5億8348万株 +2512万株
01月10日 2544万株 -271万株 5億5835万株 +272万株
01月09日 2816万株 -112万株 5億5563万株 +611万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
10月4日 701億円
株探ニュース
2024/01/28 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―指数インパクト大きい値がさ株が日経平均型を牽引
今週の日経225先物は、堅調な相場展開が見込まれる。20日の米国市場では主要な株価指数が上昇し、多くの機関投資家がベンチマークとしているS&P500指数は2年ぶりに史上最高値を更新した。メタ・プラットフォームズがエヌビディアの画像処理半導体(GPU)を大量に購入する考えを示したと報じられるなか、半導体株に買いが入り相場を牽引した。
エヌビディアが4%を超える大幅高となり連日で最高値を更新したほか、ブロードコムやアドバンスト・マイクロ・デバイセズなどが買われるなか、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)指数は4%を超す上昇で最高値を更新している。また、マイクロソフト、アップル、アマゾン・ドット・コムなど大型テック株も買われた。
米国市場が半導体株主導の上昇を見せるなか、週明けの東京市場でも東京エレクトロン <8035> [東証P]やアドバンテスト <6857> [東証P]、レーザーテック <6920> [東証P]といった指数インパクトの大きい値がさ株が日経平均型を牽引する格好になりそうだ。
日経225先物はナイトセッションで一時3万6330円まで上昇しており、17日に付けた高値(3万6240円)を突破している。ハイテク株主導の上昇が見込まれ、ショートカバーを誘い込むことになりそうだ。また、足もとでボリンジャーバンドの+2σを下回っているが、バンドの上昇に沿った形でのリバウンドを継続している。+2σはナイトセッションで3万6500円辺りまで上昇しており、同水準を意識したトレンド形成が期待される。
そのため、オプション権利行使価格の3万6000円から3万6500円のレンジを想定し、+2σを上回る局面では、+2σと+3σが位置する3万7720円とのレンジに移行する展開を想定しておく必要があろう。過熱感が警戒されてくることも考えられるが、スタンスとしては押し目狙いのロング対応となろう。
週前半は日銀金融政策決定会合が開催されるため、結果待ちの模様眺めムードが強まる可能性はあるが、1月の会合では能登半島地震が経済に与える影響を考慮し、マイナス金利政策を維持する公算が大きい。そのため、日銀会合が通過した後は、アク抜けの流れに向かうことが期待される。
また、アジア市場では上海総合が昨年来安値を更新するなか、ハンセン指数は2022年10月以来の1万5000ポイント割れが意識されている。中国の投資家は高パフォーマンスを続ける日本株への関心を強めている。中国で取引されている日経平均連動型の上場投資信託(ETF)の商いが膨らんでおり、上海取引所は先週、投機的な取引による過熱を警告し取引を一時停止した。中国景気に対する先行き不安感は根強く、日本株への資金シフトが引き続き需給面での下支えとなろう。
また、グローバルでも高パフォーマンスを続けている日本株には関心が集まりやすい。海外ファンドなどは運用成績を上げるためにも日本株を組み入れざるを得ない需給状況であり、日経平均型などインデックスに絡んだ形での資金流入は継続しやすいとみておきたい。
週末のVIX指数は13.30(前日は14.13)に低下し、支持線として機能する25日移動平均線(13.12)近辺に接近した。主要な株価指数が上昇する局面で同線を下回っていないため、24日の米国1月製造業PMI、26日の米国12月個人所得や米国12月個人消費支出(PCE)の結果次第では、同線からの反発も意識しておく必要がありそうだ。
なお、先週末のNT倍率は先物中心限月で14.34倍に上昇した。一時14.35倍を付けており、昨年12月の高値(14.34倍)を上回る場面も見られた。いったんはダブルトップ形成からNTロングを巻き戻す動きも入りやすいだろうが、米ハイテク株の強い流れを映して日経平均型優位の展開を想定。トレンドとしては昨年6月高値の14.69倍を意識したNTロングが入りやすいだろう。
1月第2週(1月9日-12日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週ぶりに買い越しており、買い越し額は1兆4448億円(1月第1週は1137億円の売り越し)だった。なお、現物は9557億円の買い越し(同1405億円の買い越し)と2週連続の買い越しであり、先物は4891億円の買い越し(同2542億円の売り越し)と2週ぶりに買い越している。個人は現物と先物の合算で1兆2128億円の売り越しで、5週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で2387億円の売り越しとなり、3週ぶりの売り越しだった。
経済スケジュールでは、22日に米国12月コンファレンス・ボード景気先行指数、23日に日銀金融政策決定会合終了後に政策金利、植田和男日銀総裁会見、米国1月リッチモンド連銀製造業指数、24日に米国1月製造業PMI、米国1月サービス業PMI、25日に欧州中央銀行(ECB)政策金利、米国10-12月期GDP、米国12月耐久財受注、米国12月卸売在庫、米国12月新築住宅販売件数、26日に1月東京都区部消費者物価指数、12月企業向けサービス価格指数、日銀金融政策決定会合議事要旨、米国12月個人所得、米国12月個人消費支出などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/03 01月19日 35580 36140 35530 36000 +410
24/03 01月18日 35440 35730 35290 35590 +100
24/03 01月17日 35670 36240 35450 35490 -160
24/03 01月16日 36130 36170 35570 35650 -350
24/03 01月15日 35570 36000 35390 36000 +390
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/03 01月19日 2501.0 2527.5 2496.5 2510.0 +8.0
24/03 01月18日 2496.0 2508.0 2486.0 2502.0 +2.0
24/03 01月17日 2509.0 2543.0 2494.0 2500.0 -8.0
24/03 01月16日 2543.0 2544.0 2501.0 2508.0 -28.5
24/03 01月15日 2495.5 2536.5 2481.5 2536.5 +40.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
01月19日(03月限) 36300 +300
01月18日(03月限) 36070 +480
01月17日(03月限) 35500 +10
01月16日(03月限) 35855 +205
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
01月12日 740億円 -1億円 1兆3427億円 +616億円
01月05日 741億円 -76億円 1兆2811億円 -327億円
12月29日 817億円 -79億円 1兆3138億円 +5121億円
12月22日 897億円 +238億円 8017億円 +38億円
12月15日 659億円 +35億円 7979億円 +236億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
01月17日 2654万株 -451万株 5億7404万株 -2503万株
01月16日 3105万株 +288万株 5億9908万株 -2282万株
01月15日 2816万株 +257万株 6億2190万株 +4875万株
01月12日 2559万株 +327万株 5億7315万株 -1033万株
01月11日 2231万株 -313万株 5億8348万株 +2512万株
01月10日 2544万株 -271万株 5億5835万株 +272万株
01月09日 2816万株 -112万株 5億5563万株 +611万株
01月05日 2929万株 +230万株 5億4952万株 +657万株
01月04日 2698万株 -366万株 5億4294万株 -1764万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
10月4日 701億円
株探ニュース
2024/01/21 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―過熱警戒もロング優勢の需給状況が継続
今週の日経225先物は、先週の大幅な上昇に対して過熱感が意識されやすいが、ロング優勢の需給状況が続きそうだ。先週は前週比で一時2390円まで上げ幅を広げた。新NISA(少額投資非課税制度)絡みの需給に加えて、中国マネーの流入が相場を牽引した。さらに、1月のオプションSQを控えて、急ピッチの上昇に対してヘッジ対応の動きを強めたことも一因だった。
12日はSQに絡んだ商いに加えて、ファーストリテイリング <9983> [東証P]が決算評価により6%を超える上昇で日経平均株価を231円ほど押し上げたこともあり、日経225先物は寄り付きの3万5200円から現物の寄り付き後ほどなくして一時3万5710円まで急伸した。SQ通過後は膠着感の強い値動きを見せていたこともあり、ヘッジ対応の動きが強まった先週までの急ピッチの上昇は落ち着きをみせてきそうだ。
12日の米国市場では、NYダウが3日ぶりに反落した一方で、S&P500指数は反発、ナスダック指数は6日続伸した。ユナイテッドヘルス・グループが決算を受けて3%を超す下落となったほか、JPモルガン・チェースは予想を上回る決算で高値を更新したものの、その後は利益確定売りにより下落に転じており、NYダウの重荷となった。金融の決算ではバンク・オブ・アメリカやウェルズ・ファーゴなども下げており、企業決算への期待感はやや後退した。
ただし、11日に発表された12月の米消費者物価指数(CPI)は市場予想を上回ったものの、12日発表の12月の米卸売物価指数(PPI)が前月比で0.1%下落し、インフレ懸念が薄れたことが下支えとなった。今週は16日に米国1月ニューヨーク連銀製造業景気指数、17日に米国12月小売売上高、米地区連銀経済報告(ベージュブック)、18日に米国12月住宅着工件数、19日に米国1月ミシガン大学消費者信頼感指数などの発表が予定されている。ベージュブックの結果は1月末の連邦公開市場委員会(FOMC)で金融政策決定の際の参考材料となるとみられるため、注目されよう。
また、米国では決算発表が本格化してきており、今週も16日にゴールドマン・サックス・グループ、モルガン・スタンレー、17日にUSバンコープ、19日にステート・ストリートなど金融機関の発表が予定されている。主要企業の好業績期待が後退するようだと、東京市場でも今後本格化してくる決算に対し慎重姿勢につながりそうである。
日経225先物は足もとの急伸により、ボリンジャーバンドの+3σを上回る場面も見られており、テクニカル面では過熱感が警戒される。ただし、バンドが拡大していることから、ピーク感は台頭していない。ナイトセッションでは3万5500円を挟んでの保ち合いとなったが、+2σ(3万5180円)と+3σ(3万6050円)によるレンジ内で推移している。過熱感を冷ます流れとなれば、節目の3万5000円処を支持線とした押し目狙いのロング対応に向かわせそうだ。
12日のVIX指数は12.70(前日は12.44)に上昇した。ただし、5日に付けた14.58をピークに低下しており、12.85に位置する25日移動平均線を下回っているため、昨年12月12日に付けた11.31を意識したトレンドを形成。再び同線を上回ってくるようだと投資家心理を神経質にさせる可能性はあるが、現状ではショートカバーを誘い込みやすいとみておきたい。
なお、先週末のNT倍率は先物中心限月で14.26倍に上昇した。昨年12月同様、75日線からのリバウンドを見せるなか、14.08倍に位置する25日、200日線を上放れた。先週はファーストリテイリングの上昇が日経平均型を牽引する格好となっていた。反動安は意識されるものの、中国マネーの流入が観測されるなか、NTロングでのスプレッド狙いが入りやすいだろう。
12 月第4 週(12 月25 日-29 日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2 週ぶりに買い越しており、買い越し額は2141 億円(12 月第3 週は1166 億円の売り越し)だった。なお、現物は2020 億円の売り越し(同565 億円の買い越し)と3 週ぶりの売り越しであり、先物は4162 億円の買い越し(同1731 億円の売り越し)と3 週ぶりに買い越している。個人は現物と先物の合算で3236 億円の売り越しで、3 週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で1315 億円の買い越しとなり、4 週ぶりの売り越しだった。
経済スケジュールでは、16日に米国1月ニューヨーク連銀製造業景気指数、17日に中国10-12月期GDP、中国12月小売売上高、中国12月鉱工業生産、中国1-12月固定資産投資、米国12月小売売上高、米国12月鉱工業生産、米地区連銀経済報告(ベージュブック)、18日に11月機械受注、米国12月住宅着工件数、19日に12月全国消費者物価指数、米国1月ミシガン大学消費者信頼感指数、米国12月中古住宅販売件数などの発表が予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/03 01月12日 35320 35710 34990 35610 +360
24/03 01月11日 34480 35250 34460 35250 +800
24/03 01月10日 33770 34530 33590 34450 +690
24/03 01月09日 33360 33970 33270 33760 +440
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/03 01月12日 2496.0 2509.5 2475.0 2496.5 +3.0
24/03 01月11日 2449.0 2493.5 2446.5 2493.5 +46.5
24/03 01月10日 2413.5 2451.0 2400.0 2447.0 +34.5
24/03 01月09日 2394.5 2431.0 2390.0 2412.5 +21.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
01月12日(03月限) 35545 -65
01月11日(03月限) 35205 -45
01月10日(03月限) 34865 +415
01月09日(03月限) 33885 +125
01月08日(03月限) 33890 +570
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
01月05日 741億円 -76億円 1兆2811億円 -327億円
12月29日 817億円 -79億円 1兆3138億円 +5121億円
12月22日 897億円 +238億円 8017億円 +38億円
12月15日 659億円 +35億円 7979億円 +236億円
12月08日 623億円 +315億円 7742億円 -2620億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
01月10日 2544万株 -271万株 5億5835万株 +272万株
01月09日 2816万株 -112万株 5億5563万株 +611万株
01月05日 2929万株 +230万株 5億4952万株 +657万株
01月04日 2698万株 -366万株 5億4294万株 -1764万株
12月29日 3064万株 -309万株 5億6059万株 +5619万株
12月28日 3374万株 -359万株 5億0440万株 -547万株
12月27日 3733万株 +725万株 5億0987万株 +8531万株
12月26日 3007万株 -242万株 4億2456万株 +1億1193万株
12月25日 3250万株 +18万株 3億1262万株 +329万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
10月4日 701億円
株探ニュース
2024/01/14 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―自律反発狙いのロングが入りやすい
今週の日経225先物は、引き続きボリンジャーバンドの+1σ(3万3440円)を中心とした25日移動平均線(3万3090円)から+2σ(3万3790円)のレンジで推移しそうだ。ただし、5日の米国市場ではNYダウが続伸し、ナスダックは6営業日ぶりに反発した。エヌビディア、アドバンスト・マイクロ・デバイシズなど半導体株の一角が買われており、昨年末からの米ハイテク株売りが一息ついた格好だ。東京市場でも東京エレクトロン <8035> [東証P]など指数インパクトの大きい値がさハイテク株を買い戻す動きから、自律反発狙いのロングが入りやすい。そのため、上記のレンジ上方での推移も意識されてきそうだ。
5日発表の12月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数が21万6000人増となり、市場予想(17万人程度)を上回った。米経済のソフトランディング期待を醸成したものの、早期利下げ観測はやや後退する格好となった。米長期金利が昨年12月半ば以来の4%台を回復してきたことが重荷となる場面も見られた。また、足もとでは利下げのタイミングについて予測が分かれてきており、3月もしくは6月との見方のようである。
今週は11日に12月の米国消費者物価指数(CPI)、12日には12月の米国生産者物価指数(PPI)の発表が予定されている。結果次第では米長期金利が振れやすいと考えられ、日米金利差を狙ったトレードが入りやすい点には注意しておきたい。また、12日にはバンク・オブ・アメリカ、シティグループ、JPモルガン・チェースなどの決算が予定されており、国内メガバンクに影響する可能性もある。13日に台湾総統選挙を控えていることも、投資家心理を神経質にさせる一因となろう。
日経225先物は直近で上値の重さが意識されているが、+1σ水準での底堅さがみられるなか、+2σを捉えてくる局面となれば、昨年11月20日の高値3万3770円をクリアしてくる可能性があるため、ショートカバーが入りやすいと考えられる。そのため、+1σ水準を下回る場面では押し目狙いのロング対応に向かわせそうだ。また、1月4日、5日の東証プライムの売買高は16億株台に増加しており、新NISA(少額投資非課税制度)による需給が少なからず下支えとして機能しているとみられる。
5日のVIX指数は13.35(前日は14.13)に低下した。12.88に位置する25日線を上回っており、同線が支持線として機能するようだと、15.42~15.58辺りで推移する75日、200日線を意識したトレンドが警戒されよう。25日線が支持線として機能するようだと、短期筋のショートを仕掛けてくる動きが入りやすい一方で、同線を下回ってくる局面ではショートカバーを誘い込みやすいとみておきたい。
なお、先週末のNT倍率は先物中心限月で13.93倍に低下した。昨年12月20日の14.34倍をピークに低下傾向を見せており、昨年末には25日、200日線水準まで下げていたが、年明けに両線を下回り、一気に75日線水準まで下げてきた。米ハイテク株が売られ、国内でも指数インパクトの大きい値がさハイテク株が軟調となり、日経平均型の重荷となった。半面、新NISAによる需給からTOPIX型優位の展開だったようだ。ただし、5日の米国市場でハイテク株の一角が買われており、いったんはNTショートを巻き戻す流れを想定しておきたい。
なお、12月第4週(12月25日-29日)の投資部門別売買動向は、1月10日に発表される。
経済スケジュールでは、8日に米国11月消費者信用残高、9日に11月全世帯家計調査、12月東京都区部消費者物価指数、米国11月貿易収支、米ハイテク見本市「CES」(ラスベガス、~12日)、10日に米国MBA住宅ローン申請指数、米国11月卸売売上高、11日に11月景気動向指数、米国12月消費者物価指数、米国新規失業保険申請件数、12日に11月国際収支、12月景気ウオッチャー調査、中国12月貿易収支、中国12月消費者物価指数、中国12月生産者物価指数、米国12月生産者物価指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/03 01月05日 33260 33560 33210 33320 +90
24/03 01月04日 33430 33520 32670 33230 -190
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/03 01月05日 2377.5 2400.5 2373.5 2391.5 +16.5
24/03 01月04日 2364.0 2380.0 2334.0 2375.0 +11.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
01月05日(03月限) 33410 +90
01月04日(03月限) 33285 +55
01月03日(03月限) 33065 -355
01月02日(03月限) 33010 -410
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
12月22日 897億円 +238億円 8017億円 +38億円
12月15日 659億円 +35億円 7979億円 +236億円
12月08日 623億円 +315億円 7742億円 -2620億円
12月01日 307億円 +30億円 1兆0362億円 +1656億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
12月29日 3064万株 -309万株 5億6059万株 +5619万株
12月28日 3374万株 -359万株 5億0440万株 -547万株
12月27日 3733万株 +725万株 5億0987万株 +8531万株
12月26日 3007万株 -242万株 4億2456万株 +1億1193万株
12月25日 3250万株 +18万株 3億1262万株 +329万株
12月22日 3232万株 -90万株 3億0932万株 +3595万株
12月21日 3322万株 +72万株 2億7337万株 -2733万株
12月20日 3250万株 +958万株 3億0071万株 -3860万株
12月19日 2291万株 -232万株 3億3931万株 +248万株
12月18日 2523万株 -254万株 3億3682万株 +3318万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
10月4日 701億円
株探ニュース
2024/01/08 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―米雇用統計を控え、狭いレンジでの推移がコンセンサスに
2024年の日経225先物は売り優勢でスタートしそうだ。2日の米国市場ではNYダウが最高値を更新した半面、アップルが4%を超える急落となったことが重荷となり、ハイテク株が売られてナスダックは3日続落した。バークレイズが「iPhone15」の中国での販売悪化を指摘して投資判断を引き下げたことが嫌気されており、マイクロソフトやメタプラットフォームズなどにも売りが波及した。
1月3日の祝日取引では一時3万3090円まで売られる場面があり、売り一巡後は3万3200円(日本時間11時時点)処で推移している。1日の能登半島地震に加えて、2日に発生した日本航空機と海上保安庁機の衝突事故で当面、羽田空港が滑走路3本での運用となる影響などがセンチメントを冷ます可能性がある。
日経225先物は祝日取引で25日移動平均線(3万3070円)水準まで下げた後は下落幅を縮めており、引き続き同線が支持線として意識されやすい。一方でボリンジャーバンドの+1σ(3万3420円)水準に上値を抑えられており、足もとでのレンジ推移を継続している。25日線までの調整を経て、リバウンドにより+1σ水準が意識されてくるようだと、+2σの3万3770円辺りを捉えてくる可能性があるため、まずは+1σ水準を巡って攻防がみられそうだ。
今週はオプション権利行使価格の3万3000円から3万3500円のレンジを想定しつつ、+1σを捉えてくる局面では3万3500円から3万3750円のレンジに移行することになろう。昨年12月半ば以降の保ち合いレンジを継続していることから、25日線がサポートとして機能しているようであれば、押し目狙いのロング対応に向かわせよう。
米国市場の流れからは、指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均型の重荷になりやすいが、ナスダックは3日続落で25日線水準まで調整しており、反発が意識される水準まで下げてきた。同線を支持線としてリバウンドをみせてくるようであれば、東京エレクトロン <8035> [東証P]などの動向を見極めたい。
大納会のNT倍率は先物中心限月で14.13倍だった。25日、200日線が位置する14.08倍がサポートとして意識されやすく、同水準まで低下するようなら、いったんはNTロングを組成するタイミングとなろう。ただし、14.08倍を明確に下放れてくると、75日線が位置する13.92倍辺りまでの低下を想定しておいた方がよさそうだ。
VIX指数は13.20(前日は12.45)に上昇し、再び25日線を上回ってきている。依然としてボトム圏での推移ではあるものの、今年前半の米利下げ期待が高まる中で買われてきたハイテク株などの一角に利益確定の売りが出るなか、VIX指数はボトム圏からの反発が意識されやすい状況のようだ。
12月第3週(12月18日-22日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週ぶりに売り越しており、売り越し額は1166億円(12月第2週は1223億円の買い越し)だった。なお、現物は565億円の買い越し(同2378億円の買い越し)と2週連続の買い越しであり、先物は1731億円の売り越し(同1155億円の売り越し)と2週連続で売り越している。個人は現物と先物の合算で1039億円の売り越しで、2週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で2億円の売り越しとなり、3週連続の売り越しだった。
経済スケジュールでは、4日に中国12月財新サービス業PMI、米国12月ADP雇用統計、米国12月サービス業PMI確報値、5日に12月消費者態度指数、米国12月雇用統計、米国12月ISM非製造業景気指数、米国11月製造業新規受注などが予定されている。
米雇用統計では米連邦準備制度理事会(FRB)による早期利上げ観測が後ずれずる可能性も燻ることから、日経225先物は狭いレンジでの推移がコンセンサスになりそうだ。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/03 12月29日 33450 33620 33260 33420 -60
23/03 12月28日 33630 33650 33370 33480 -120
23/03 12月27日 33250 33690 33200 33600 +380
23/03 12月26日 33200 33260 33100 33220 +20
23/03 12月25日 33050 33400 33050 33200 +140
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/03 12月29日 2355.0 2376.0 2347.5 2364.0 +7.0
23/03 12月28日 2365.0 2367.0 2346.5 2357.0 -5.5
23/03 12月27日 2335.5 2365.0 2333.0 2362.5 +28.5
23/03 12月26日 2335.0 2341.0 2326.0 2334.0 ±0.00
23/03 12月25日 2331.5 2356.0 2330.5 2334.0 +1.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
01月02日(03月限) 33010 -410
12月29日(03月限) 33265 -155
12月28日(03月限) 33425 -55
12月27日(03月限) 33450 -150
12月26日(03月限) 33430 +210
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
12月22日 897億円 +238億円 8017億円 +38億円
12月15日 659億円 +35億円 7979億円 +236億円
12月08日 623億円 +315億円 7742億円 -2620億円
12月01日 307億円 +30億円 1兆0362億円 +1656億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
12月27日 3733万株 +725万株 5億0987万株 +8531万株
12月26日 3007万株 -242万株 4億2456万株 +1億1193万株
12月25日 3250万株 +18万株 3億1262万株 +329万株
12月22日 3232万株 -90万株 3億0932万株 +3595万株
12月21日 3322万株 +72万株 2億7337万株 -2733万株
12月20日 3250万株 +958万株 3億0071万株 -3860万株
12月19日 2291万株 -232万株 3億3931万株 +248万株
12月18日 2523万株 -254万株 3億3682万株 +3318万株
12月15日 2778万株 +127万株 3億0364万株 -1089万株
12月14日 2651万株 +75万株 3億1454万株 -133万株
12月13日 2575万株 -45万株 3億1587万株 +896万株
12月12日 2621万株 +46万株 3億0691万株 +1826万株
12月11日 2574万株 -110万株 2億8864万株 +152万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
10月4日 701億円
★元日~4日に、2024年「新春特集」を一挙、"27本"配信します。ご期待ください。
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株探ニュース
2024/01/03 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―薄商いながら年末高を意識したロング対応
今週の日経225先物は、市場参加者は限られるものの、大納会に向けて11月20日以来の高値に迫る展開が意識されやすい。22日の米国市場ではNYダウが小幅に反落した一方で、 S&P500指数とナスダック指数は小幅続伸となった。
11月の米個人消費支出(PCE)は食品とエネルギーを除くPCEコア価格指数が前月比0.1%上昇と、市場予想(0.2%上昇)を下回り、2024年の米利下げ見通しを強める内容と受け止められた。12月の米ミシガン大消費者信頼感指数(確定値)で、5-10年先のインフレ期待が2.9%と速報値から上方修正されたことで、米長期金利の上昇が重荷となる場面も見られたが、クリスマス休暇入りで市場参加者が限られるなか、ハイテク株を中心に底堅い値動きだった。
日経225先物のナイトセッションは、日中比220円高の3万3280円だった。寄り付きで付けた3万3050円を安値にリバウンド基調を強め、中盤にかけて3万3350円まで買われた。買い一巡後に3万3190円まで上げ幅を縮めたが、終盤にかけて3万3250円を挟んで底堅い値動きを継続した。3万3070円処で推移する25日移動平均線を上回っており、引き続き25日線が支持線として意識されやすい。同水準で底堅さがみられるようだと、ボリンジャーバンドの+1σが位置する3万3405円から+2σの3万3740円、11月20日に付けた3万3770円を捉えてくるかが注目されよう。
週足では13週、26週線を支持線としたトレンドを形成しており、足もとで両線からの上放れを見せてきている。また、ボリンジャーバンドの+1σ(3万3330円)辺りでの攻防から、+2σが位置する3万4250円が意識されやすい形状となる。米国市場では25日のクリスマスの休場を経て商いが減少をみせてくるなか、仕掛け的な商いで大きく振れる需給状況になりやすく、3万3000円に接近する局面ではロングでの対応に向かわせよう。
そのため、日経平均株価がバブル後の高値に迫る展開を想定し、オプション権利行使価格の3万3000円から3万3875円のレンジを想定する。ボリンジャーバンドが横ばいで推移しトレンドが出にくい半面、煮詰まり感が意識されやすい形状である。米国ではNYダウが最高値圏で推移しているほか、S&P500指数は昨年1月高値に接近している。ナスダック指数の相対的な出遅れ感を背景に、ハイテク主導の買い戻しが意識され、日経平均型への支援材料となる展開が期待されそうだ。
VIX指数は13.03に低下した。ボトム圏で推移するなか、先週は上値を抑えられていた25日線を突破し、21日には一時14.49まで上昇した。22日は低下したが、25日線が支持線として機能していた。足もとで強い展開が続くなか、利益確定が入りやすい需給だったと考えられ、ロング解消の動きによる上昇だったとみられる。クリスマスの祝日明け後は年末高への思惑から米国市場も底堅い展開となる可能性があり、その場合リスク選好に向かいそうだ。
なお、先週末のNT倍率は、先物中心限月で14.17倍に低下した。20日には14.34倍と7月末以来の水準まで上昇していた。指数インパクトの大きい値がさハイテク株が牽引する可能性がある一方で、新NISAのスタートを睨んで配当志向の物色が強まる可能性もあり、TOPIX型優位から直近の上昇に対するNTロングのリバランスが入りやすい面もある。目先的には200日線が位置する14.07倍辺りまでの低下を意識しつつ、同水準に接近する局面では、NTロングでの対応を想定しておきたい。
12月第2週(12月11日-15日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では4週ぶりに買い越しており、買い越し額は1223億円(12月第1週は598億円の売り越し)だった。なお、現物は2378億円の買い越し(同5868億円の売り越し)と4週ぶりの買い越しであり、先物は1155億円の売り越し(同5270億円の買い越し)と2週ぶりに売り越している。個人は現物と先物の合算で4671億円の売り越しで、3週ぶりの売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で295億円の売り越しとなり、2週連続の売り越しだった。
経済スケジュールでは、25日に10月景気動向指数確定値、26日に11月失業率、米国10月ケース・シラー住宅価格指数、27日に日銀金融政策決定会合の主な意見、11月新設住宅着工戸数、1-11月中国工業企業利益、米国12月リッチモンド連銀製造業指数、28日に11月百貨店・スーパー販売額、11月鉱工業生産、米国11月仮契約住宅販売指数、29日に米国12月シカゴ購買部協会景気指数が予定されている。なお、29日大納会のゲストにはWBC日本代表・栗山英樹前監督さんが招かれている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/03 12月22日 33160 33280 33030 33060 -60
23/03 12月21日 33580 33600 33000 33120 -480
23/03 12月20日 33270 33750 33240 33600 +470
23/03 12月19日 32670 33200 32580 33130 +430
23/03 12月18日 32920 32950 32460 32700 -190
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/03 12月22日 2327.5 2345.0 2320.5 2332.5 +8.0
23/03 12月21日 2343.0 2345.0 2315.0 2324.5 -21.0
23/03 12月20日 2338.5 2358.5 2326.5 2345.5 +12.5
23/03 12月19日 2308.5 2353.5 2299.5 2333.0 +22.0
23/03 12月18日 2329.0 2331.5 2290.5 2311.0 -17.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
12月22日(03月限) 33270 +210
12月21日(03月限) 33250 +130
12月20日(03月限) 33050 -550
12月19日(03月限) 33330 +200
12月18日(03月限) 32720 +20
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
12月15日 659億円 +35億円 7979億円 +236億円
12月08日 623億円 +315億円 7742億円 -2620億円
12月01日 307億円 +30億円 1兆0362億円 +1656億円
11月24日 277億円 +30億円 8706億円 +564億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
12月20日 3250万株 +958万株 3億0071万株 -3860万株
12月19日 2291万株 -232万株 3億3931万株 +248万株
12月18日 2523万株 -254万株 3億3682万株 +3318万株
12月15日 2778万株 +127万株 3億0364万株 -1089万株
12月14日 2651万株 +75万株 3億1454万株 -133万株
12月13日 2575万株 -45万株 3億1587万株 +896万株
12月12日 2621万株 +46万株 3億0691万株 +1826万株
12月11日 2574万株 -110万株 2億8864万株 +152万株
12月08日 2685万株 -1840万株 2億8712万株 -1億4252万株
12月07日 4525万株 +1335万株 4億2965万株 -3834万株
12月06日 3190万株 +1320万株 4億6799万株 +3281万株
12月05日 1869万株 -47万株 4億3517万株 +6549万株
12月04日 1917万株 +955万株 3億6968万株 -1158万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
10月4日 701億円
★元日~4日に、2024年「新春特集」を一挙、"27本"配信します。ご期待ください。
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株探ニュース
2023/12/24 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―日銀会合を受けた荒い値動きに注意
今週の日経225先物は、日米金利差縮小への思惑が高まるなか、18日~19日に開催される日銀の金融政策決定会合の結果を受けて大きく振れやすくなるだろう。日銀の植田和男総裁は12月7日、参議院財政金融委員会で「年末から来年にかけて一段とチャレンジングな状況になる」と発言した。これをきっかけに10年債利回りが上昇し、為替市場では1ドル=141円台まで円高が進み、同日の株式市場は500円を超す急落となった。
一方、米国では12日~13日に開催した米連邦公開市場委員会(FOMC)で、予想通り3会合連続での金利据え置きを全会一致で決定。参加者の政策金利見通しは2024年に現在の水準から0.25%の利下げ3回を見込んでいることを示した。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は追加利上げの選択肢は維持しつつも、利下げは視野に入り始めていると述べた。2024年の利下げ観測が強まるなか、米長期金利が急低下し、円相場は一時1ドル=140円台に乗せた。
日経平均株価は11月20日に付けた3万3853円をピークに高値保ち合いを続け、12月8日には3万2205円まで調整した。その後は3万2500円~3万3100円辺りで推移しており、市場では積み上がっていた日米金利差を狙ったポジションを解消する動きが意識されている。日銀会合では緩和政策の維持が見込まれており、マイナス金利解除は来年後半との観測がコンセンサスであり、会合後は先回り的な動きに対するリバランスが入りやすいだろう。
ただし、植田総裁の会見を受けて政策変更時期が早まるとの見方が強まるようだと、円高の加速とともに、日米金利差を狙ったポジション解消への思惑からアルゴリズム発動によるショートが強まる可能性もある。結果判明後は先物主導での荒い値動きになりそうだ。
アク抜けからリバランスが入った場合には、足もとで上値を抑えられている25日移動平均線(3万3030円)突破から、ボリンジャーバンドの+1σが位置する3万3400円辺りが射程に入る。ただし、25日線処で上値の重さが意識される局面では、日米金利差を狙ったポジション解消への思惑が強まりやすく、75日線や-2σが位置する3万2300円が射程に入るほか、-3σが位置する3万2000円水準が警戒されそうだ。
また、今週は19日に日銀金融政策決定会合後に政策金利、植田日銀総裁記者会見、米国11月住宅着工件数、20日に11月貿易収支、11月訪日外客数、中国12月最優遇貸出金利、米国7-9月期経常収支、21日に米国7-9月期GDP確報値、米国12月フィラデルフィア連銀景況指数、米国12月コンファレンスボード消費者信頼感指数、22日に米国11月個人所得、米国11月個人消費支出(PCE)、米国11月耐久財受注、米国11月新築住宅販売件数の発表などが予定されている。特に11月のPCEではインフレの鈍化傾向を確認する格好になると考えられ、日本から米国への資金シフトが意識されやすいだろう。そのため、日経225先物は足もとで3万2500円から3万3000円辺りで保ち合いを継続するなか、3万2000円~3万3500円辺りへのレンジの広がりが見込まれる。
先週末のVIX指数は12.28に低下した。12日に11.81まで低下した後は、ロングの利益確定などから、若干リバウンドをみせる場面も見られた。ただし、下向きで推移する25日線に上値を抑えられる形状であり、米国市場ではショートカバーを誘い込みやすい状況である。
なお、先週末のNT倍率は、先物中心限月で14.12倍に上昇した。円高基調の強まりを背景に日米金利差を狙ったポジションを解消する流れとなり、バリュー株の持ち高調整に対して、指数インパクトの大きい値がさハイテク株か買われる格好となり、相対的に日経平均型優位の展開となった。引き続き為替の影響を受けやすいだろうが、20日にはマイクロン・テクノロジーの決算発表が予定されていることもあり、引き続きハイテク株への物色が強まる可能性がある。NT倍率は先週の上昇で200日線を突破し、8月以来の水準まで上昇するなか、NTロングでのスプレッド狙いに向かわせそうだ。
12月第1週(12月4日- 8日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週連続で売り越しており、売り越し額は598億円(11月第5週は4016億円の売り越し)だった。なお、現物は5868億円の売り越し(同3687億円の売り越し)と3週連続の売り越しであり、先物は5270億円の買い越し(同328億円の売り越し)と3週ぶりに買い越している。個人は現物と先物の合算で5370億円の買い越しで、2週連続の買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で1995億円の売り越しとなり、3週ぶりの売り越しだった。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/03 12月15日 32570 33040 32430 32890 +370
23/03 12月14日 32860 33090 32420 32520 -310
23/03 12月13日 32700 33020 32690 32830 +120
23/03 12月12日 32710 33130 32690 32710 -10
23/03 12月11日 32250 32860 32140 32720 +520
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/03 12月15日 2317.0 2338.5 2305.5 2328.0 +13.0
23/03 12月14日 2354.0 2354.5 2307.5 2315.0 -37.0
23/03 12月13日 2347.5 2360.5 2342.5 2352.0 +3.5
23/03 12月12日 2354.0 2375.0 2347.0 2348.5 -4.5
23/03 12月11日 2320.0 2359.0 2315.0 2353.0 +35.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
12月15日(12月限) 32630 -260
12月14日(12月限) 32605 +85
12月13日(12月限) 32840 +10
12月12日(12月限) 32865 +155
12月11日(12月限) 33045 +325
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
12月08日 623億円 +315億円 7742億円 -2620億円
12月01日 307億円 +30億円 1兆0362億円 +1656億円
11月24日 277億円 +30億円 8706億円 +564億円
11月17日 247億円 +187億円 8141億円 +1466億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
12月13日 2575万株 -45万株 3億1587万株 +896万株
12月12日 2621万株 +46万株 3億0691万株 +1826万株
12月11日 2574万株 -110万株 2億8864万株 +152万株
12月08日 2685万株 -1840万株 2億8712万株 -1億4252万株
12月07日 4525万株 +1335万株 4億2965万株 -3834万株
12月06日 3190万株 +1320万株 4億6799万株 +3281万株
12月05日 1869万株 -47万株 4億3517万株 +6549万株
12月04日 1917万株 +955万株 3億6968万株 -1158万株
12月01日 962万株 -105万株 3億8126万株 -684万株
11月30日 1067万株 +257万株 3億8810万株 -813万株
11月29日 810万株 -332万株 3億9624万株 +834万株
11月28日 1142万株 +101万株 3億8790万株 +2956万株
11月27日 1041万株 0株 3億5833万株 +593万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
10月4日 701億円
株探ニュース
2023/12/17 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―自律反発を期待も、日米金融政策を受けた不安定な展開に
今週の日経225先物は、先週の大幅な下落に対する自律反発狙いのロングが先行することになりそうだ。ただし、日経平均株価が12月のSQ値3万2639.57円を早期に回復できないと、ショートの強まりやすい不安定な展開になる可能性がある。
8日に発表された11月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比19万9000人増と、市場予想(18万5000人増程度)を上回った。失業率は3.7%と前月の3.9%から低下し、平均時給が前月比0.4%増と予想を上回るなど総じて強い内容だった。雇用統計の結果を受けて、米長期金利は上昇した。ただし、米連邦準備理事会(FRB)が来年早期に利下げに動くとの期待は後退したものの、金融引き締めを長期化させるほどの内容でもないとの見方から、8日の米国市場では主要な株価指数が上昇した。
この流れを受けたナイトセッションの日経225先物は、日中大阪比320円高の3万2520円だった。ただ、週末の下落でボリンジャーバンドの-1σを割り込み、75日移動平均線まで下げたことで、値幅的には調整一巡が意識されやすく、想定内のリバウンドといったところである。ナイトセッションで-1σまで戻しており、早い段階で同水準をクリアできれば、25日線が位置する3万3000円辺りを射程に入れたロング優勢の展開が期待される。
一方で、ボリンジャーバンドが収斂するなかで戻りの鈍さが意識されるようだと、-2σの3万2050円やオーバーシュート気味に-3σが位置する3万1590円が射程に入ってくる可能性がある。そのきっかけとなるのは、12~13日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)になるだろう。
足もとの景気指標の結果を受けて、今回のFOMCでは3会合連続での金利据え置きが見込まれる。パウエルFRB議長は、市場で広がる来年の利下げ観測について、「時期尚早であり、追加引き締めの選択肢がある」との見解を維持している。今回の会見でもこのスタンスを変えることはないとみられる。ただし、仮に来年の利下げに関してヒントとなる言葉が示されるようだと、米長期金利の低下を背景に為替市場では円高基調が強まり、日米金利差を狙ったポジションを解消する流れに向かいやすいだろう。
一方で、米長期金利は11月以降、先回り的に低下基調を強めていたこともあり、FOMC通過を機にリバランスの動きをみせてくる可能性がある。その場合には先週の下落に対する買い戻しを強めてくる展開も想定しておく必要がありそうだ。ただし、翌週には12月の日銀の金融政策決定会合が控えている。
先週は日銀の植田和男総裁が参議院の財政金融委員会に出席し、金融政策の運営について「一段とチャレンジングになる」と述べたことがトリガーとなり、金融政策の早期正常化を急速に織り込む流れとなった。行き過ぎた値動きではあったものの、金融政策決定会合を見極めたいとする慎重姿勢が市場では強まりやすく、積極的なロングには向かわせにくいだろう。
今週は米国で12日に11月消費者物価指数(CPI)、13日に11月生産者物価指数(PPI)、14日に11月小売売上高、15日に12月製造業PMIなどが発表される。消費の減速やインフレ鈍化がデータで証明されると、来年の早期利下げ観測が強まりやすい。
そのため、先週の大幅な下落に対する自律反発が期待されるなかで、オプション権利行使価格の3万2500円を中心とした上下の権利行使価格である3万2000円から3万3000円のレンジを想定する。ただし、SQ値が抵抗として強く意識されるようだと、3万1625円から3万2625円によるレンジに移行する展開を意識しておきたい。
先週末のVIX指数は12.35に低下した。25日線に上値を抑えられるなか、ボトム圏での保ち合いを下放れてきており、ショートカバーを誘い込みやすい。2020年1月に付けた12.10倍が射程に入ってきており、米国市場では年末高に向けた意識が強まりそうである。
先週末のNT倍率は、先物中心限月で13.89倍に低下した。全面安商状となるなか、週末にはファーストリテイリング <9983> [東証P]や信越化学工業 <4063> [東証P]、東京エレクトロン <8035> [東証P]といった指数インパクトの大きい値がさ株の下落が影響していた。日銀の政策変更を巡る思惑から日米金利差を狙ったポジションを解消する流れが続く可能性がある一方で、米国では米長期金利の低下を受けたハイテク株物色が強まる可能性がある。その場合、国内のハイテク株への下支えとなるため、NTロングでのスプレッド狙いが意識されそうだ。
11月第5週(11月27日-12月1日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週連続で売り越しており、売り越し額は4016億円(11月第4週は4162億円の売り越し)だった。なお、現物は3687億円の売り越し(同10億円の売り越し)と2週連続の売り越しであり、先物は328億円の売り越し(同4152億円の売り越し)と2週連続で売り越している。個人は現物と先物の合算で856億円の買い越しで、5週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で211億円の買い越しとなり、2週連続の買い越しだった。
経済スケジュールでは、11日に10-12月期法人企業景気予測調査、12日に11月国内企業物価指数、米国11月消費者物価指数(CPI)、13日に日銀短観、米国11月生産者物価指数(PPI)、FOMC政策金利、パウエルFRB議長記者会見、14日に10月機械受注、欧州中央銀行(ECB)政策金利、ラガルドECB総裁会見、米国11月小売売上高、15日に中国11月鉱工業生産指数、中国11月小売売上高、米国12月ニューヨーク連銀製造業景気指数、米国11月鉱工業生産指数、米国12月製造業PMIなどが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/03 12月08日 32780 32800 32090 32200 -660
23/12 12月07日 33400 33470 32790 33010 -440
23/12 12月06日 32700 33450 32700 33450 +670
23/12 12月05日 33110 33170 32720 32780 -380
23/12 12月04日 33430 33490 33010 33160 -260
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/03 12月08日 2356.0 2358.5 2312.0 2318.0 -42.0
23/12 12月07日 2385.5 2389.5 2352.5 2365.0 -24.0
23/12 12月06日 2337.0 2390.0 2337.0 2389.0 +46.0
23/12 12月05日 2358.0 2365.0 2339.0 2343.0 -16.0
23/12 12月04日 2380.0 2384.0 2347.0 2359.0 -20.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
12月08日(12月限) 32520 +320
12月07日(12月限) 32360 -500
12月06日(12月限) 33160 -290
12月05日(12月限) 32905 +125
12月04日(12月限) 33050 -110
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
12月01日 307億円 +30億円 1兆0362億円 +1656億円
11月24日 277億円 +30億円 8706億円 +564億円
11月17日 247億円 +187億円 8141億円 +1466億円
11月10日 60億円 -349億円 6674億円 +1526億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
12月06日 3190万株 +1320万株 4億6799万株 +3281万株
12月05日 1869万株 -47万株 4億3517万株 +6549万株
12月04日 1917万株 +955万株 3億6968万株 -1158万株
12月01日 962万株 -105万株 3億8126万株 -684万株
11月30日 1067万株 +257万株 3億8810万株 -813万株
11月29日 810万株 -332万株 3億9624万株 +834万株
11月28日 1142万株 +101万株 3億8790万株 +2956万株
11月27日 1041万株 0株 3億5833万株 +593万株
11月24日 1041万株 -46万株 3億5239万株 +366万株
11月22日 1088万株 0株 3億4873万株 +3032万株
11月21日 1088万株 -116万株 3億1841万株 +2343万株
11月20日 1205万株 +233万株 2億9498万株 -2824万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
10月4日 701億円
株探ニュース
2023/12/10 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―メジャーSQを控え限月交代に伴うリバランスが中心に
今週の日経225先物は、週末の12月限の先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を控え、限月交代に伴うロールオーバーが中心になりやすい。そのため、膠着感が強まりやすい状況ながら、オプション権利行使価格の水準によってヘッジ対応の動きが強まる可能性がある。
1日の米国市場では、NYダウが連日で年初来高値を更新した。米連邦公開市場委員会(FOMC)のブラックアウト期間を前にして注目されたパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の発言だったが、議長は追加利上げの選択肢も維持すると述べた。市場の利下げ観測を牽制したものの、12月のFOMCでは金利が据え置かれ、2024年に金融緩和に動くとの観測が根強いなかで買いが膨らんだ。また、11月の米ISM製造業景気指数が予想を下回ったことも、金融引き締め長期化への懸念を後退させた。米長期金利は急低下し、これを背景に円相場は1ドル=146円台と円高に振れて推移している。
米国市場の上昇を受けて、週明けの東京市場では買い優勢の展開が見込まれる。NYダウは昨年1月に付けた史上最高値の3万6952ドルを徐々に射程に入れてきており、年末ラリーへの期待が高まりやすい。ただ、メジャーSQ週となる需給要因に加えて、米利下げ観測が強まるなか、日米金利差を狙ったポジションのリバランスの動きが表れやすく、米国市場への資金還流の可能性が意識されそうだ。
また、日経225先物は11月20日に3万3870円まで買われた後は、3万3500円を挟んだ狭いレンジでの日柄調整を続けている。ボリンジャーバンドでは11月以降、上向きで推移する+1σと+2σに沿ったトレンドを形成していたが、3万3870円までの上昇で+2σを捉え、その後の調整で+1σを支持線としたトレンドを継続していたが、先週は+1σを下回っての推移となった。+1σは3万3620円辺りに上昇しており、同水準での上値の重さが意識される局面では、戻り待ちのショートが入りやすいだろう。
そのため、オプション権利行使価格の3万3500円を中心とした上下の権利行使価格3万3250円から3万3750円辺りのレンジを想定する。+1σが抵抗線として機能し、3万3500円辺りでの上値の重さが意識される局面では、3万3250円から3万3500円処の狭いレンジ推移になりそうだ。一方で、+1σ水準をクリアしてくるようだと、ヘッジ対応の動きが強まりやすく、年初来高値の3万3870円が意識されやすい。SQに絡んだヘッジの動きから上へのバイアスが強まる展開も想定しておきたい。
また、今週の米国では5日にISM非製造業景気指数のほか、8日には雇用統計やミシガン大学消費者信頼感指数などの発表が予定されている。翌週のFOMCが近づくにつれて持ち高調整が入りやすいだろうが、指標の結果を受けて一段と利上げ終了観測が強まることが見込まれる。
先週末のVIX指数は12.63に低下した。11月24日に12.45まで低下し、9月半ば以来の年初来安値を更新した。28日に14.30まで上昇する場面も見られたが、ボトム圏での推移を継続している。方向性は下向きであり、短期的な自律反発のなかでは、ショートは避けておきたいところである。
また、NT倍率は先物中心限月で14.04倍だった。11月15日には13.95倍辺りから一気に14.31倍まで上昇し、14.05倍辺りで推移する200日移動平均線を突破した。その後は200日線を挟んだ保ち合いを継続している。週末には配当再投資に伴う需給要因からTOPIX型優位のなか、200日線を下回っている。スプレッドは狙いづらい状況ではあるが、配当再投資に伴う需給を通過することで、日経平均型にシフトする可能性はあるだろう。年末高を意識したセンチメントのなかでは、調整場面はNTロングを組成するスタンスとみておきたい。
11月第4週(11月20日-24日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では4週ぶりに売り越しており、売り越し額は4162億円(11月第3週は1兆296億円の買い越し)だった。なお、現物は10億円の売り越し(同3629億円の買い越し)と5週ぶりの売り越しであり、先物は4152億円の売り越し(同6667億円の買い越し)と4週ぶりに売り越している。個人は現物と先物の合算で491億円の売り越しで、4週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で3800億円の買い越しとなり、3週ぶりの買い越しだった。
経済スケジュールでは、4日に日銀「金融政策の多角的レビュー」に関するワークショップ、米国10月製造業新規受注、5日に11月東京都区部消費者物価指数(CPI)、中国11月財新サービス業PMI、米国11月ISM非製造業景気指数、6日に米国11月ADP雇用統計、米国10月貿易収支、7日に10月景気動向指数、中国11月貿易収支、米国10月卸売売上高、8日にメジャーSQ、11月景気ウォッチャー調査、米国11月雇用統計、米国12月ミシガン大学消費者信頼感指数、9日に中国11月消費者物価指数、中国11月生産者物価指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/12 12月01日 33500 33590 33370 33420 -80
23/12 11月30日 33290 33500 33160 33500 +230
23/12 11月29日 33350 33520 33180 33270 -110
23/12 11月28日 33460 33610 33300 33380 -60
23/12 11月27日 33630 33810 33390 33440 -160
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/12 12月01日 2376.5 2388.5 2369.5 2379.0 +3.0
23/12 11月30日 2363.5 2376.5 2352.0 2376.0 +13.0
23/12 11月29日 2374.0 2377.5 2358.0 2363.0 -13.0
23/12 11月28日 2383.0 2390.5 2367.5 2376.0 -6.5
23/12 11月27日 2389.5 2401.5 2376.5 2382.5 -6.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
12月01日(12月限) 33470 +50
11月30日(12月限) 33540 +40
11月29日(12月限) 33275 +5
11月28日(12月限) 33290 -90
11月27日(12月限) 33525 +85
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
11月24日 277億円 +30億円 8706億円 +564億円
11月17日 247億円 +187億円 8141億円 +1466億円
11月10日 60億円 -349億円 6674億円 +1526億円
11月02日 409億円 +53億円 5148億円 +1163億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
11月29日 810万株 -332万株 3億9624万株 +834万株
11月28日 1142万株 +101万株 3億8790万株 +2956万株
11月27日 1041万株 0株 3億5833万株 +593万株
11月24日 1041万株 -46万株 3億5239万株 +366万株
11月22日 1088万株 0株 3億4873万株 +3032万株
11月21日 1088万株 -116万株 3億1841万株 +2343万株
11月20日 1205万株 +233万株 2億9498万株 -2824万株
11月17日 971万株 +804万株 3億2322万株 +2664万株
11月16日 167万株 -116万株 2億9658万株 +113万株
11月15日 284万株 +23万株 2億9545万株 +2034万株
11月14日 260万株 0株 2億7510万株 -149万株
11月13日 260万株 +116万株 2億7660万株 -267万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
10月4日 701億円
株探ニュース
2023/12/03 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―節目の3万4000円を意識、調整局面では押し目狙いのロング対応
今週の日経225先物は、節目の3万4000円と年末高を意識するセンチメントが強まりそうだ。24日の米国市場はサンクスギビングデー(感謝祭)の翌日で短縮取引となるなか、NYダウとS&P500が上昇した一方で、米長期金利が上昇したことが重荷となり、ナスダックは下落した。積極的な売買は手控えられたが、今週はブラックフライデーや週明けのサイバーマンデーの売り上げ動向次第では、年末高への展開が一段と意識されることになりそうだ。
24日に発表された11月の米製造業・サービス業を合わせた総合購買担当者指数(PMI)では、雇用指数が49.7と1.6ポイント低下し、3年半ぶりに活動の拡大と縮小の境目を示す50を割った。米国の利上げ局面が終了したとの見方が引き続き相場を支えた。
先週の日経225先物は、20日に3万3870円まで買われ、6月19日に付けたバブル崩壊後の戻り高値を更新した。その後は3万3110円まで調整を見せた後、祝日明けの24日には3万3820円まで買われた。上向きで推移するボリンジャーバンドの+1σと+2σによるレンジ内での推移を継続しているが、+1σまでの調整を経て理想的なリバウンドとなった。
+1σは3万3310円処に位置し、+2σは3万4360円辺りまで上昇しており、節目の3万4000円を捉えたとしても過熱感は警戒されにくいだろう。いったんは達成感が意識される可能性はあるものの、調整をみせてくる局面では押し目狙いのロング対応を想定しておきたい。まずは、ナイトセッションの終値水準であるオプション権利行使価格の3万3750円を中心とした3万3625円から3万3875円のレンジを想定するが、3万3750円辺りでの底堅さが意識されてくる局面では、3万3750円から3万4000円へのレンジ切り上げも意識におきたい。
なお、先週の米国市場ではマイクロソフトとエヌビディアが上場来高値を更新し、これが指数インパクトの大きい値がさハイテク株への支援材料となり、日経平均株価を押し上げる格好となった。その後、エヌビディアは慎重な先行き見通しが嫌気されて利益を確定する動きをみせた。関係筋の話として、エヌビディアは中国向け人工知能(AI)用の新型半導体の発売を延期することを中国の顧客に伝えたと報じられている。米国の輸出規制を順守するために開発している中国向け半導体の一つであり、株価動向を注視する必要がありそうだ。
先週末のVIX指数は12.46に低下し、9月15日に付けた12.68を下回り、年初来安値を更新した。2020年1月以来の水準に低下しており、ショートカバーを強めてくる可能性はあろう。そのため、米年末商戦が予想を下回ったとしても、自律反発のなかではショートは避けておきたいところである。
また、NT倍率は先物中心限月で14.16倍だった。一時14.11倍まで上昇した場面も見られたが、半導体株の一角が軟化したほか、週末には1ドル=149円台半ばまで円安に振れたことでトヨタ自動車 <7203> [東証P]など輸出関連が買われており、ややTOPIX型優位となった影響である。ただし、200日移動平均線を挟んだ推移を継続するなか、同線での底堅さが見られていた。エヌビディアの動向次第の面はあるが、年末高が意識されるセンチメントのなか、調整場面ではNTロングでのスプレッド狙いのスタンスとみておきたい。
11月第3週(11月13日-17日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週連続で買い越しており、買い越し額は1兆296億円(11月第1週は1266億円の買い越し)と2週連続で1兆円を超える買い越しだった。なお、現物は3629億円の買い越し(同783億円の買い越し)と4週連続の買い越しであり、先物は6667億円の買い越し(同1兆482億円の買い越し)と3週連続で買い越している。個人は現物と先物の合算で5911億円の売り越しで、3週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で1346億円の売り越しとなり、2週連続の売り越しだった。
経済スケジュールでは、27日に10月企業向けサービス価格指数、1-10月中国工業企業利益、米国10月新築住宅販売件数、サイバーマンデー、28日に米国9月S&Pケースシラー住宅価格、米国11月コンファレンスボード消費者信頼感指数、29日に米国7-9月期GDP確報値、米地区連銀経済報告(ベージュブック)、30日に10月商業動態統計、10月鉱工業生産、国連気候変動枠組条約第28回締約国会議COP28(~12月12日)、中国11月製造業PMI、中国11月サービス業PMI、米国10月個人所得、米国10月個人支出(PCE)、米国11月シカゴ購買部協会景気指数、OPECプラス会合、12月1日に10月完全失業率・有効求人倍率、7-9月期法人企業統計調査、中国11月財新製造業PMI、米国11月ISM製造業景気指数、米国10月建設支出などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比23/12 11月24日
23/12 11月24日 33460 33820 33440 33600 +160
23/12 11月22日 33320 33600 33110 33440 +90
23/12 11月21日 33350 33470 33190 33350 +30
23/12 11月20日 33590 33870 33320 33320 -280
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/12 11月24日 2376.5 2399.0 2376.0 2388.5 +12.5
23/12 11月22日 2363.5 2387.5 2355.5 2376.0 +10.5
23/12 11月21日 2370.0 2374.0 2355.0 2365.5 -3.5
23/12 11月20日 2395.5 2405.5 2368.0 2369.0 -26.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
11月24日(12月限) 33740 +140
11月22日(12月限) 33770 +330
11月21日(12月限) 33200 -150
11月20日(12月限) 33380 +60
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
11月17日 247億円 +187億円 8141億円 +1466億円
11月10日 60億円 -349億円 6674億円 +1526億円
11月02日 409億円 +53億円 5148億円 +1163億円
10月27日 356億円 +2億円 3984億円 -1836億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
11月21日 1088万株 -116万株 3億1841万株 +2343万株
11月20日 1205万株 +233万株 2億9498万株 -2824万株
11月17日 971万株 +804万株 3億2322万株 +2664万株
11月16日 167万株 -116万株 2億9658万株 +113万株
11月15日 284万株 +23万株 2億9545万株 +2034万株
11月14日 260万株 0株 2億7510万株 -149万株
11月13日 260万株 +116万株 2億7660万株 -267万株
11月10日 143万株 0株 2億7927万株 -396万株
11月09日 143万株 -138万株 2億8323万株 +1319万株
11月08日 282万株 -476万株 2億7004万株 -419万株
11月07日 759万株 -256万株 2億7423万株 +20万株
11月06日 1015万株 -57万株 2億7403万株 +4395万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
10月4日 701億円
株探ニュース
2023/11/26 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―エヌビディア決算を受け日経平均型優位の展開となるか
今週の日経225先物は、米エヌビディアの決算を受けた相場の動向に関心が集まりそうだ。先週の米国市場は、10月の消費者物価指数(CPI)などが市場予想を下回り、利上げ打ち止めの見方とともに、来年の利下げ観測が高まった。米長期金利が低下基調を見せてきており、大型テック株などハイテク株へ物色の矛先が向かっている。
先週のナスダックは一時1万4194ポイントまで上昇し、7月19日に付けた年初来高値の1万4446ポイントに迫ってきており、エヌビディアの決算次第ではハイテク株物色の支援材料となる可能性が期待される。ハイテク主導の上昇が勢いづくようだと、国内でも指数インパクトの大きい値がさハイテク株へ波及する形で、日経平均型を押し上げよう。
先週の日経225先物は、15日に740円高で9月15日の戻り高値3万3450円を上放れ、その後は高値圏で保ち合ったものの、16日には一時3万3620円まで買われた。15日の大幅高によりボリンジャーバンドの+2σを突破したことで、短期過熱が警戒されていたが、高値保ち合いによって過熱を冷ましながら上向きトレンドを継続していた。
+2σはナイトセッション時点で3万3820円辺りまで切り上がりをみせ、+1σは3万2910円処まで上昇してきている。また、上向きで推移する25日移動平均線は3万3000円まで上昇し、3万3060円辺りで推移する75日線とのゴールデンクロスが接近している。週足の+2σは3万3930円、+1σは3万3100円に切り上がっており、上向きのトレンドのなか、6月19日に付けた年初来高値の3万3710円が射程に入るだろう。高値更新でも+2σを下回っていることから過熱感は高まらず、一段とショートカバーを誘い込む可能性が高そうだ。
また、米長期金利の低下基調により、為替市場では1ドル=149円台と円高に振れて推移しており、キャリー取引のショートカバーが入っているとみられている。NY原油先物相場は先週末に反発を見せたものの、16日には1バレル=72.90ドル台と7月以来の水準に低下しており、バリューからグロースへのリバランスも強まりやすい。
先週は東京エレクトロン <8035> [東証P]が上方修正を好感され、上場来高値を更新した。足もとでのハイテク株の強い値動きに対しては利食いも入りやすいが、断続的なショートカバーも入りやすく、日経225先物は押し目狙いのロング対応に向かわせやすい。
先週末のNT倍率は先物中心限月で14.02倍に低下し、14.05倍に位置する200日線を割り込んできた。アプライド・マテリアルズが対中輸出規制違反の疑いで捜査を受けていると伝わり時間外取引で急落したことで、ハイテク株の売りにつながったことが影響していた。ただし、17日の米国市場でアプライド・マテリアルズは売られたものの、売り一巡後は下落幅を縮めており、影響は限られていた。
また、NT倍率は先週の上昇で52週線を突破し、一時26週線を捉えていた。+2σを上放れ+3σに接近してきたこともあり、いったんは跳ね返される水準でもあった。米著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いるバークシャー・ハサウェイが、円債で1220億円を調達したと伝わるなか、バリュー株にシフトした面もあったとみられる。ただし、エヌビディアの決算次第ではあるが、週末の低下によって週足の+2σを下回ってきたことで調整一巡が意識されやすく、6月高値14.69倍からの低下に対するリバランスの動きを想定する。
なお、VIX指数は13.80に低下した。終値での14.00割れは9月15日以来であり、同日に付けた安値12.68をターゲットとしたトレンドを形成している。足もとでは15.00を挟んだ保ち合いレンジを下放れてきており、ショートカバーが強まりやすくなったとみておきたい。
そのほか、今週は23日が勤労感謝の日で休場となるほか、米国もサンクスギビングデーの祝日で休場となる。年末商戦に対する期待感が高まりやすくなる一方で、先週はウォルマートが慎重な見通しを嫌気されて急落したこともあり、消費を巡る不透明感が重荷となる可能性には注意する必要があろう。
11月第2週(11月6日-110日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週連続で買い越しており、買い越し額は1兆1266億円(11月第1週は2175億円の買い越し)だった。なお、現物は783億円の買い越し(同576億円の買い越し)と3週連続の買い越しであり、先物は1兆482億円の買い越し(同1599億円の買い越し)と2週連続で買い越している。個人は現物と先物の合算で3855億円の売り越しで、2週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で1779億円の売り越しとなり、3週ぶりの売り越しだった。
経済スケジュールでは、20日に米国10月コンファレンス・ボード景気先行指数、21日に米国10月中古住宅販売件数、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(10月31日~11月1日開催分)、22日に米国10月耐久財受注、米国11月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値、24日に10月全国消費者物価指数、9月景気動向指数確報値、ブラックフライデー、米国11月製造業購買担当者景気指数(PMI)、米国11月サービス業(PMI)などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/12 11月17日 33450 33610 33210 33600 +150
23/12 11月16日 33470 33620 33220 33450 ±0
23/12 11月15日 32700 33560 32700 33450 +740
23/12 11月14日 32600 32850 32570 32710 +140
23/12 11月13日 32610 33000 32420 32570 -10
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/12 11月17日 2372.0 2395.5 2358.5 2395.5 +24.5
23/12 11月16日 2370.0 2384.5 2359.0 2371.0 +1.0
23/12 11月15日 2343.0 2381.5 2343.0 2370.0 +26.5
23/12 11月14日 2341.0 2358.5 2338.0 2343.5 +4.5
23/12 11月13日 2336.5 2357.5 2328.0 2339.0 +2.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
11月17日(12月限) 33530 -70
11月16日(12月限) 33405 -45
11月15日(12月限) 33385 -65
11月14日(12月限) 33210 +500
11月13日(12月限) 32780 +210
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
11月10日 60億円 -349億円 6674億円 +1526億円
11月02日 409億円 +53億円 5148億円 +1163億円
10月27日 356億円 +2億円 3984億円 -1836億円
10月20日 353億円 -123億円 5821億円 -896億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
11月15日 284万株 +23万株 2億9545万株 +2034万株
11月14日 260万株 0株 2億7510万株 -149万株
11月13日 260万株 +116万株 2億7660万株 -267万株
11月10日 143万株 0株 2億7927万株 -396万株
11月09日 143万株 -138万株 2億8323万株 +1319万株
11月08日 282万株 -476万株 2億7004万株 -419万株
11月07日 759万株 -256万株 2億7423万株 +20万株
11月06日 1015万株 -57万株 2億7403万株 +4395万株
11月02日 1073万株 +95万株 2億3008万株 +449万株
11月01日 977万枚 -30万枚 2億2558万株 +4771万株
10月31日 1008万株 -35万株 1億7786万株 -1006万株
10月30日 1043万株 +53万株 1億8793万株 +296万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
10月4日 701億円
株探ニュース
2023/11/19 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―3万3000円及び9月高値を意識したロング対応
今週の日経225先物は、節目の3万3000円および9月高値を目先のターゲットとした相場展開が意識されやすいだろう。先週は米長期金利の低下傾向や3日発表の10月の米雇用統計が予想を下回ったことで利上げ長期化観測が後退し、米国市場が上昇。連休明け6日の日経225先物は一時3万2770円まで買われた。
その後は主要企業の決算発表がピークを迎えるなか、指数インパクトの大きい値がさ株の業績内容に全般相場が振られる場面も見られ、膠着感が強まった。ただし、週末のオプションSQを控え、リバランスに伴うヘッジ対応の動きなどもあり、3万2000円~3万2700円処での保ち合いとなった。
6日の大幅な上昇で抵抗線として意識されていた75日移動平均線を突破し、10月12日に付けた戻り高値3万2660円を上回った。その後の調整でも75日線が支持線として機能しており、ショートを仕掛けづらくする一方で、押し目待ち狙いのロング対応に向かわせていた。また、ボリンジャーバンドの+1σと+2σによるレンジ推移を継続しており、バンドが上向きで推移するなか、週の中盤以降は徐々に下値を切り上げるトレンドを形成していた。
バンドに沿ったトレンドが続くなか、10日の取引終了後のナイトセッションでは一時3万2930円まで買われ、節目の3万3000円が射程に入ってきている。+2σは3万3060円辺りまで上昇しており、3万3000円回復でも過熱感は意識しづらく、ショートは避けておきたいところ。また、週足の+2σは3万3430円辺りで推移していることから、9月15日に付けた3万3450円をターゲットとしたトレンドが強まりやすいだろう。
11月のSQ値は3万2454円88銭だった。SQ値が支持線として意識されやすく、まずはオプション権利行使価格の3万2500円から3万3000円のレンジを想定。レンジ上限を捉える局面では、週足の+1σを支持線とした3万2750円処での押し目狙いのロングを意識させよう。
今週の米国では、14日に10月の消費者物価指数(CPI)、15日に10月の小売売上高、生産者物価指数(PPI)、11月のニューヨーク連銀製造業景気指数、16日に11月のフィラデルフィア連銀景況指数などの発表が予定されている。また、ギャップ、ウォルマートなど小売企業の決算が予定されており、これらの業績動向も米長期金利に影響を与える可能性がありそうだ。予想を下回る経済指標や決算内容となれば、米長期金利の低下が相場の下支えとなるとみておきたい。
VIX指数は14.17(前日は15.29)に低下し、方向性としては9月15日に付けた12.68を意識した低下基調を継続している。利上げ観測が後退するなか、先週のNYダウは200日線を支持線とした保ち合いから週末には上値を抑えられていた75日線を突破。ナスダックは75日線を支持線に9月高値を意識したトレンドを形成しており、リスク選好に向かわせやすく、ショートカバーを誘い込みやすいだろう。
なお、先週のNT倍率は先物中心限月で13.94倍だった。リバウンド基調が強まるなか、9日には14.02倍まで上昇しており、10月18日の戻り高値(14.01倍)を突破した。上値抵抗線として意識される200日線(14.04倍)に接近するなか、週末にはリバランスが入った格好である。
一方で75日線が13.91倍辺りに位置しているため、同線が支持線として意識されるようだと、再びNTロングが強まりやすい。先週末は決算内容が嫌気されたソフトバンクグループ <9984> [東証P]が日経平均型の重荷となったが、10日のADR(米預託証券)では横ばいで推移していたほか、10日の大引け後に決算を発表した東京エレクトロン <8035> [東証P]は3%ほど上昇したため、日経平均型を牽引する格好になりそうだ。
11月第1週(10月30日-11月2日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週ぶりに買い越しており、買い越し額は2175億円(10月第4週は6004億円の売り越し)だった。なお、現物は576億円の買い越し(同594億円の買い越し)と2週連続の買い越しであり、先物は1599億円の買い越し(同6598億円の売り越し)と3週ぶりに買い越している。個人は現物と先物の合算で5528億円の売り越しで、3週ぶりの売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で2075億円の買い越しとなり、2週連続の買い越しだった。
経済スケジュールでは、13日に10月国内企業物価指数、14日に米国10月消費者物価指数、15日に7-9月期実質国内総生産(GDP)、中国10月小売売上高、中国10月鉱工業生産、中国1-10月固定資産投資、米国10月小売売上高、米国10月生産者物価指数、米国11月ニューヨーク連銀製造業景気指数、16日に9月機械受注、10月貿易収支、中国10月70都市新築住宅価格動向、米国11月フィラデルフィア連銀景況指数、米国10月鉱工業生産、17日に米国10月住宅着工件数、米連符政府つなぎ予算の期限などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/12 11月10日 32630 32870 32240 32580 -20
23/12 11月09日 32130 32730 32120 32600 +460
23/12 11月08日 32240 32560 32050 32140 -130
23/12 11月07日 32710 32760 32250 32270 -400
23/12 11月06日 31930 32770 31810 32670 +790
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/12 11月10日 2333.5 2348.5 2312.5 2337.0 +7.0
23/12 11月09日 2301.5 2341.0 2300.5 2330.0 +28.0
23/12 11月08日 2327.5 2347.0 2295.5 2302.0 -28.5
23/12 11月07日 2361.5 2367.0 2330.5 2330.5 -30.5
23/12 11月06日 2323.5 2374.0 2319.5 2361.0 +40.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
11月10日(12月限) 32885 +305
11月09日(12月限) 32515 -85
11月08日(12月限) 32330 +190
11月07日(12月限) 32480 +210
11月06日(12月限) 32600 -70
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
11月02日 409億円 +53億円 5148億円 +1163億円
10月27日 356億円 +2億円 3984億円 -1836億円
10月20日 353億円 -123億円 5821億円 -896億円
10月13日 476億円 -346億円 6717億円 -877億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
11月08日 282万株 -476万株 2億7004万株 -419万株
11月07日 759万株 -256万株 2億7423万株 +20万株
11月06日 1015万株 -57万株 2億7403万株 +4395万株
11月02日 1073万株 +95万株 2億3008万株 +449万株
11月01日 977万枚 -30万枚 2億2558万株 +4771万株
10月31日 1008万株 -35万株 1億7786万株 -1006万株
10月30日 1043万株 +53万株 1億8793万株 +296万株
10月27日 990万株 +71万株 1億8497万株 +588万株
10月26日 919万株 -48万株 1億7909万株 -109万株
10月25日 967万株 -251万株 1億8018万株 -209万株
10月24日 1218万株 +250万株 1億8228万株 -477万株
10月23日 968万株 +75万株 1億8705万株 -7992万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
10月4日 701億円
株探ニュース
2023/11/12 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―3万3000円へのバイアスが強まる可能性
今週の日経225先物は、一段のリバウンドを意識した相場展開が見込まれる。先週は週初こそ中東情勢の緊迫化などを警戒し、リスク回避の売りにより一時3万390円まで下落した。しかし、日本銀行の金融政策決定会合でイールドカーブ・コントロール(長短金利操作、YCC)の再修正が行われたが、マイナス金利解除といった過度な政策修正への警戒が後退した。また、米連邦公開市場委員会(FOMC)では、2会合連続で利上げが見送られた。重要な金融イベントを無難に通過したことで日米ともにリバウンド基調が強まり、日経225先物は連日の上昇で11月2日には一時3万2000円を回復した。
週末3日の米国市場では、10月の雇用統計で非農業部門雇用者数の伸びが市場の予想を下回り、インフレ圧力が弱まったとの見方から、追加利上げ観測が後退した。米長期金利が一時4.4%台まで低下したことを受けて、NYダウ 、 S&P500が5日続伸、ナスダックは6営業日続伸とリバウンド基調が強まった。この流れを受けた日経225先物はナイトセッションで一段高となり、一時3万2350円まで上げ幅を広げる場面があった。
週明けの日経225先物は、米国株高を受けてショートカバーが先行しそうだ。2日の上昇で75日移動平均線およびボリンジャーバンドの+1σが位置する3万2000円処を突破。ナイトセッションでの一段高により、+2σが位置する3万2620円および10月12日の戻り高値3万2660円が射程に入ってくる。また、週末にオプションSQを控えていることから、足もとの急ピッチの上昇によってヘッジに絡んだリバランスに伴うショートカバーが入りやすいだろう。10月の戻り高値を捉えてくるようだと、節目の3万3000円に向けたバイアスが強まる可能性がありそうだ。
そのため、オプション権利行使価格の3万2000円から3万2625円のレンジを想定する。3万2000円に接近する局面では押し目狙いのロング対応とし、10月戻り高値を捉えてくる局面では、3万3000円を意識したショートカバー狙いのロング対応に向かわせそうだ。
ただし、主要企業の決算発表が続いており、6日には三菱重工業 <7011> [東証P]、伊藤忠商事 <8001> [東証P]、日本郵船 <9101> [東証P]、NTTデータ <9613> [東証P]、7日にエーザイ <4523> [東証P]、ダイキン工業 <6367> [東証P]、任天堂 <7974> [東証P]、8日に富士フイルムホールディングス <4901> [東証P]、リクルートホールディングス <6098> [東証P]、9日にソニーグループ <6758> [東証P]、日産自動車 <7201> [東証P]、ホンダ <7267> [東証P]、オリンパス <7733> [東証P]、ソフトバンクグループ <9984> [東証P]、10日に資生堂 <4911> [東証P]、ブリヂストン <5108> [東証P]、東京エレクトロン <8035> [東証P]などが予定されている。指数インパクトの大きい値がさ株などの反応次第では慎重姿勢が強まる展開、もしくはアク抜けから指数を押し上げてくる要因になりそうだ。
VIX指数は14.91(前日は15.66)に低下した。10月半ばに付けた直近安値15.44倍を明確に下回ってきており、リスク選好に振れやすい。方向性としては9月15日に付けた12.68辺りが目先的なターゲットとして意識されるため、戻りの鈍さが意識される局面でもショートを仕掛けづらくさせることになろう。
なお、先週末のNT倍率は先物中心限月で13.73倍に上昇した。前日に一時13.61倍まで低下したものの、決算で失望売りを浴びたアドバンテスト <6857> [東証P]が10%の上昇で日経平均株価を牽引していた。今週も指数インパクトの大きい企業の決算が続くこともあり、コンセンサスを上回る決算内容となれば、25日線が位置する13.79倍辺りが意識されてきそうであり、10月半ば以降のNT低下に対するNTショートを巻き戻す動きに向かわせそうである。
10月第4週(10月23日- 27日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週連続で売り越しており、売り越し額は6004億円(10月第3週は1841億円の売り越し)だった。なお、現物は594億円の買い越し(同766億円の売り越し)と2週ぶりの買い越しであり、先物は6598億円の売り越し(同1075億円の売り越し)と2週連続で売り越している。個人は現物と先物の合算で2075億円の買い越しで、2週連続の買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で1676億円の買い越しとなり、4週ぶりの買い越しだった。
経済スケジュールでは、6日に日銀金融政策決定会合議事要旨、7日に9月全世帯家計調査、中国10月貿易収支、米国9月貿易収支、8日に9月景気動向指数、米国9月卸売売上高、9日に日銀金融政策決定会合の主な意見、10月景気ウォッチャー調査、中国10月消費者物価指数(CPI)、中国10月生産者物価指数(PPI)、10日にオプションSQ、英国9月国内総生産(GDP)、米国11月ミシガン大学消費者信頼感指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/12 11月02日 31650 32090 31450 31880 +280
23/12 11月01日 30910 31640 30880 31600 +750
23/12 10月31日 30730 30980 30390 30850 +150
23/12 10月30日 30950 30990 30530 30700 -340
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/12 11月02日 2316.5 2339.0 2304.0 2321.0 +8.5
23/12 11月01日 2258.0 2316.5 2256.0 2312.5 +58.5
23/12 10月31日 2236.0 2261.0 2221.0 2254.0 +19.5
23/12 10月30日 2250.5 2255.5 2221.5 2234.5 -21.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
11月03日(12月限) 32735 +855
11月02日(12月限) 32310 +430
11月01日(12月限) 31855 +255
10月31日(12月限) 31355 +505
10月30日(12月限) 30600 -100
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
10月27日 356億円 +2億円 3984億円 -1836億円
10月20日 353億円 -123億円 5821億円 -896億円
10月13日 476億円 -346億円 6717億円 -877億円
10月06日 823億円 +548億円 7594億円 -4435億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
10月31日 1008万株 -35万株 1億7786万株 -1006万株
10月30日 1043万株 +53万株 1億8793万株 +296万株
10月27日 990万株 +71万株 1億8497万株 +588万株
10月26日 919万株 -48万株 1億7909万株 -109万株
10月25日 967万株 -251万株 1億8018万株 -209万株
10月24日 1218万株 +250万株 1億8228万株 -477万株
10月23日 968万株 +75万株 1億8705万株 -7992万株
10月20日 893万株 +129万株 2億6697万株 -645万株
10月19日 763万株 -116万株 2億7343万株 -1040万株
10月18日 880万株 -303万株 2億8383万株 +99万株
10月17日 1184万株 0万株 2億8284万株 -1234万株
10月16日 1184万株 -66万株 2億9518万株 -484万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
10月4日 701億円
株探ニュース
2023/11/05 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―3万円割れを狙ったショートが入る展開も
今週の日経225先物は足もとで調整が継続するなか、節目の3万円を試す展開が意識されやすいだろう。先週末の米国市場はNYダウ、 S&P500指数が3日続落し、NYダウは3月以来の安値で終えた。9月の米個人消費支出(PCE)はPCEコア価格指数が前月比0.7%上昇し予想を上回ったほか、10月のミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)の1年後の予想インフレ率が5月以来の高水準となったことで、追加利上げの可能性が残されたとの見方が広がった。
31日から開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)で、米連邦準備理事会(FRB)は政策金利を据え置く見通しである。ただし、足もとの経済指標からは12月もしくは来年1月の会合での追加利上げの可能性が残されることになりそうで、今週予定されている米雇用統計やISM製造業・非製造業景況指数の結果を見極めたいとするムードが強まりやすい。
国内では30-31日に日本銀行が金融政策決定会合を開く。今回の会合は政策の現状維持を決定すると予想されている。日銀は12月4日に第1回ワークショップ「非伝統的金融政策の効果と副作用」を開催する予定であり、イールドカーブ・コントロール(長短金利操作、YCC)政策の修正論は燻るものの、今回の会合でアクションは起こさないとの見方がコンセンサスである。
日米の金融会合通過後はアク抜けの動きが意識されやすいが、市場の関心は本格化する企業決算に集中することになろう。先週の米国では、アルファベットやメタプラットフォームズの決算内容が失望されるなど、ポジティブな決算よりもネガティブな決算に対する市場の反応が目立っていた。今週もアドバンスト・マイクロ・デバイシズやアップルの決算が予定されている。
また、国内でも第1弾の決算ピークを迎えることになり、アドバンテスト <6857> [東証P]やレーザーテック <6920> [東証P]、ローム <6963> [東証P]、HOYA <7741> [東証P]、SCREENホールディングス <7735> [東証P]、トヨタ自動車 <7203> [東証P]のほか、三井物産 <8031> [東証P]、三菱商事 <8058> [東証P]、住友商事 <8053> [東証P]、丸紅 <8002> [東証P]など商社株の決算発表が予定されている。特にハイテク企業の決算は日経平均型に影響を与える可能性があるため、決算睨みの相場展開となりそうだ。
日経225先物は、10月5日に付けた直近安値3万300円および200日移動平均線が位置する3万円を試す形で戻り売り狙いのショートが入りやすいだろう。ボリンジャーバンドでは下向きで推移する-1σと-2σのレンジ内で推移しており、-1σが位置する3万940円辺りを明確に上放れてくるようだと、25日線が位置する3万1540円水準を意識したトレンド形成に向かう可能性がある。一方で、-1σを越えられず-2σ水準での攻防が続くようだと、節目の3万円からオーバーシュート気味に-3σが位置する2万9740円辺りを狙ったショートが入りやすいだろう。
また、イスラエルとハマスの衝突による地政学リスクを背景に、ショートに振れやすい需給面も気掛かりである。直近の報道によると、イスラエル軍は地上での軍事行動を拡大しており、イスラエル国防相は「戦争は新たな段階に入った」との声明を発表したと伝えられている。ガザ地区での作戦は長期化する可能性が高いため、リスクオンには向かいづらいところである。
VIX指数は21.27(前日は20.68)に上昇した。10月23日に23.08まで切り上がった後は低下する場面も見られたが、上向きで推移する25日線に沿ったトレンドを継続している。10月以降のリバウンドによって52週線を明確に上放れてきており、方向性としては3月高値の26.52を意識したトレンドとなる。そのためリスク回避に向かわせそうだ。
なお、先週末のNT倍率は先物中心限月で13.75倍に低下した。10月半ばに付けた14.01倍を戻り高値に低下傾向にあり、支持線として意識されていた25日線を下回ってきた。NT倍率の低下が強まる可能性はあるものの、主要ハイテク企業の決算がネガティブ視されなければ反転をみせてきそうだ。そのため、ボリンジャーバンドの-1σが位置する13.68倍と+1σが位置する13.89倍辺りのレンジを想定する。もっとも、地政学リスクへの警戒が強まる局面では、幅広い銘柄にポジションを圧縮する流れが影響しやすく、NTでのスプレッド狙いはとりづらい。
10月第3週(10月16日-20日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週ぶりに売り越しており、売り越し額は1841億円(10月第2週は8004億円の買い越し)だった。なお、現物は766億円の売り越し(同4749億円の買い越し)と3週ぶりの売り越しであり、先物は1075億円の売り越し(同3254億円の買い越し)と2週ぶりに売り越している。個人は現物と先物の合算で4757億円の買い越しで2週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で1840億円の売り越しとなり、3週連続の売り越しだった。
経済スケジュールでは、31日に日銀政策金利、日銀展望レポート、9月失業率、9月鉱工業生産、植田和男日銀総裁会見、中国10月製造業購買担当者景気指数(PMI)、米国8月ケース・シラー住宅価格指数、米国消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)、11月1日に中国10月財新製造業PMI、米国10月ADP雇用統計、米国10月ISM製造業景気指数、FOMC政策金利、パウエルFRB議長会見、2日にイングランド銀行(BOE、英中央銀行)政策金利、米国9月製造業新規受注、3日に中国10月財新サービス部門PMI、米国10月雇用統計、米国10月ISM非製造業景気指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/12 10月27日 30540 31090 30460 31040 +450
23/12 10月26日 31220 31360 30540 30590 -650
23/12 10月25日 31150 31470 30910 31240 +90
23/12 10月24日 30950 31210 30550 31150 +150
23/12 10月23日 31230 31370 30970 31000 -220
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/12 10月27日 2220.0 2258.5 2215.0 2256.0 +32.5
23/12 10月26日 2251.0 2262.0 2216.5 2223.5 -30.0
23/12 10月25日 2245.5 2270.0 2230.0 2253.5 +10.5
23/12 10月24日 2234.0 2247.5 2196.0 2243.0 +4.0
23/12 10月23日 2251.5 2260.5 2237.5 2239.0 -12.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
10月27日(12月限) 30610 -430
10月26日(12月限) 30585 -5
10月25日(12月限) 30980 -260
10月24日(12月限) 31255 +105
10月23日(12月限) 30975 -25
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
10月20日 353億円 -123億円 5821億円 -896億円
10月13日 476億円 -346億円 6717億円 -877億円
10月06日 823億円 +548億円 7594億円 -4435億円
09月29日 274億円 +263億円 1兆2030億円 -2481億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
10月25日 967万株 -251万株 1億8018万株 -209万株
10月24日 1218万株 +250万株 1億8228万株 -477万株
10月23日 968万株 +75万株 1億8705万株 -7992万株
10月20日 893万株 +129万株 2億6697万株 -645万株
10月19日 763万株 -116万株 2億7343万株 -1040万株
10月18日 880万株 -303万株 2億8383万株 +99万株
10月17日 1184万株 0万株 2億8284万株 -1234万株
10月16日 1184万株 -66万株 2億9518万株 -484万株
10月13日 1251万株 -1433万株 3億0002万株 -1531万株
10月12日 2685万株 +420万株 3億1534万株 -1785万株
10月11日 2265万株 +1092万株 3億3319万株 -365万株
10月10日 1172万株 -1200万株 3億3684万株 -319万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
10月4日 701億円
株探ニュース
2023/10/29 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―戻り待ちのショートが入りやすい需給状況
今週の日経225先物は、下へのバイアスが強まりやすい需給状況のなか、中東情勢を巡る地政学リスクや米長期金利の動向、個人消費支出(PCE)などの経済指標、さらには米主要企業の決算睨みの相場展開が見込まれる。20日の米国市場では、主要な株価指数が下落し、S&P500指数は弱気相場入りとなる200日移動平均線を下回ってきた。いったんは同線からリバウンドをみせてくる展開が意識されやすいが、4172辺りに位置する52週線(20日終値は4224.16)辺りまでの調整はありそうだ。
日経225先物は、20日取引終了後のナイトセッションは3万1000円と、ナイトセッションの安値で取引を終えた。節目の3万1000円までの調整で短期的なショートカバーは入りやすいものの、ボリンジャーバンドの-1σ(3万1230円辺り)を明確に下回ってきたため、-2σが位置する3万610円のほか、10月4日に付けた直近安値の3万265円や200日線が位置する3万200円辺りを目先的なターゲットとしてショートが入りやすい。また、-1σ水準では戻り待ちのショートも意識されよう。
20日の米国債券市場では米長期金利が4.925%に低下したが、前日に一時5%台を付けたこともあり、反動安の範囲と捉えられて株式を買い戻す動きは限られていた。反対にイスラエルとイスラム組織ハマスの衝突が他の中東地域に拡大するとの懸念が強まりリスク回避に向かわせた面が大きい。
イスラエル軍は「次の段階に向けて攻撃を強化する」と地上侵攻を含む大規模な軍事作戦を示唆している。一方、バイデン米政権はイスラエルとウクライナの支援を目的に合わせて約15兆円規模の緊急予算を議会に要請している。予算案が成立する見通しは不透明だが、中東情勢の一段の混迷が警戒されてリスク資産圧縮の動きにつながる可能性がある。
そのため、日経225先物は節目の3万1000円が支持線として意識され、早期に-1σを上回ってきたとしても、戻り待ち狙いのショートスタンスに向かわせやすい。そのため、オプション権利行使価格の3万1000円を中心としつつ、3万200円から3万1500円辺りのレンジ推移を想定する。
また、リスク回避が意識される需給状況のなか、新規資金は流入しづらく、外部環境の影響を受けて大きく振れやすくなる。今週は翌週の米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に、米連邦準備理事会(FRB)当局者が発言を控えるブラックアウト期間となる。そのなか米国10月製造業PMI(24日)、米国9月新築住宅販売件数(25日)、米国7-9月期GDP(26日)、米国9月個人所得、米国9月個人消費支(PCEデフレーター)(27日)などの結果を受けた思惑が、米長期金利に影響を与えることになる。
さらに、アルファベット、マイクロソフト、IBM、メタ・プラットフォームズ、アマゾン・ドット・コムなど主要企業の決算発表が予定されている。先週はテスラの予想を下回る決算が嫌気され、センチメントを冷ます格好だった。ネットフリックスは予想を上回る決算を受けて急伸していたが、現在の需給状況ではマイナス要因に市場は反応しやすい。国内でも23日にニデック <6594> [東証P]の決算発表が予定されており、ポジティブな反応につながらなかった場合には、今後本格化する決算に対して投資家心理を神経質にさせよう。
VIX指数は21.71(前日は21.40)に上昇した。10月4日に付けた20.88から12日には一時15.44まで低下していたが、75日線を支持線とする格好で急伸しており、3月半ば以来の水準まで切り上がってきた。週足形状では52週線を明確に上回ってきており、3月の年初来高値である26.52を意識したトレンド形成が警戒されてリスク回避に向かわせそうだ。
なお、先週末のNT倍率は先物中心限月で13.86倍に低下した。足もとで8月末以来の14.00倍を回復し、14.05倍前後で推移する75日、200日線に接近してきたが、両線に上値を抑えられる格好となった。週間形状では13週線での攻防から同線に上値を抑えられる形状であり、いったんは跳ね返されるタイミングであろう。米主要企業の決算がネガティブに作用するようだと、NT倍率の低下が意識されやすいだろう。ただし、地政学リスクへの警戒が強まる局面では、これまで積み上がっていたバリュー株のポジションを圧縮する流れにつながりやすく、NTでのスプレッド狙いの動きは限られよう。
10月第2週(10月10日-13日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では4週ぶりに買い越しており、買い越し額は8004億円(10月第1週は8963億円の売り越し)だった。なお、現物は4749億円の買い越し(同5262億円の買い越し)と2週連続の買い越しであり、先物は3254億円の買い越し(同1兆4226億円の売り越し)と4週ぶりに買い越している。個人は現物と先物の合算で4796億円の売り越しで4週ぶりの売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で1258億円の売り越しとなり、2週連続の売り越しだった。
主要スケジュールでは、23日に岸田首相の臨時国会での所信表明演説、24日に米国10月製造業PMI、25日に8月景気動向指数改定値、米国9月新築住宅販売件数、26日に欧州中央銀行(ECB)政策金利、米国7-9月期GDP、27日に10月東京都区部消費者物価指数、1-9月中国工業企業利益、米国9月個人所得、米国9月個人消費支出などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/12 10月20日 31440 31730 31110 31220 -180
23/12 10月19日 31960 32070 31400 31400 -640
23/12 10月18日 32020 32230 31820 32040 ±0
23/12 10月17日 31690 32260 31590 32040 +360
23/12 10月16日 32320 32340 31560 31680 -570
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/12 10月20日 2266.0 2279.0 2242.0 2251.0 -11.5
23/12 10月19日 2291.0 2296.0 2256.5 2262.5 -33.0
23/12 10月18日 2291.0 2310.0 2279.0 2295.5 +4.0
23/12 10月17日 2277.0 2310.5 2270.5 2291.5 +15.0
23/12 10月16日 2308.0 2311.0 2265.5 2276.5 -29.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
10月20日(12月限) 31060 -160
10月19日(12月限) 31315 -85
10月18日(12月限) 31640 -400
10月17日(12月限) 32110 +70
10月16日(12月限) 31960 +280
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
10月13日 476億円 -346億円 6717億円 -877億円
10月06日 823億円 +548億円 7594億円 -4435億円
09月29日 274億円 +263億円 1兆2030億円 -2481億円
09月22日 11億円 +11億円 1兆4512億円 -575億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
10月18日 880万株 -303万株 2億8383万株 +99万株
10月17日 1184万株 0万株 2億8284万株 -1234万株
10月16日 1184万株 -66万株 2億9518万株 -484万株
10月13日 1251万株 -1433万株 3億0002万株 -1531万株
10月12日 2685万株 +420万株 3億1534万株 -1785万株
10月11日 2265万株 +1092万株 3億3319万株 -365万株
10月10日 1172万株 -1200万株 3億3684万株 -319万株
10月06日 2372万株 +229万株 3億4003万株 -5078万株
10月05日 2143万株 +566万株 3億9082万株 -2385万株
10月04日 1577万株 +326万株 4億1467万株 -3539万株
10月03日 1250万株 +301万株 4億5006万株 -2111万株
10月02日 949万株 +23万株 4億7118万株 -4445万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
10月4日 701億円
株探ニュース
2023/10/22 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―米長期金利や中東情勢を睨んでの相場展開に
今週の日日経225先物は、米長期金利の動向や緊迫化する中東情勢を睨んでの相場展開となりそうだ。13日の米国市場ではNYダウ]が反発したものの、200日移動平均線水準での攻防を見せている。[[stock/0802/chart|ナスダックは75日線に上値を抑えられて続落し、25日線を下回ってきた。10月のミシガン大消費者態度指数で1年先のインフレ期待が3.8%に上昇し、予想(3.2%程度)を上回ったことでインフレ懸念が再び強まった。また、イスラエルとイスラム組織ハマスの軍事衝突が激化するなか、NY原油先物相場が5.7%超の上昇を見せており、地政学リスクが重荷となっている。
米国が決算発表シーズン入りするなか、JPモルガン・チェースが発表した7-9月期決算は市場予想を上回り、一時5.0%ほど上昇する場面も見られた。しかし、金融引き締め長期化懸念や地政学リスクの高まりが重荷となり、1.5%高まで上げ幅を縮めていた。今週はチャールズ・シュワブやバンク・オブ・アメリカ、ゴールドマン・サックス・グループなどの金融株のほか、テスラの決算発表が予定されている。決算発表が本格化するなか、主要企業の決算動向は注目されるものの、業績相場には移行しづらそうだ。
また、今週は10月のニューヨーク連銀製造業景気指数、9月の米小売売上高、米地区連銀経済報告(ベージュブック)、10月のフィラデルフィア連銀製造業景気指数に加えて、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長発言などが予定されており、これらの内容から年内の利上げの可能性を見極めたいところであろう。先週はFRB高官らの発言を受けて追加利上げ観測が後退したものの、9月の米消費者物価指数(CPI)が予想を上回ったことで警戒感が再燃していたこともあり、指標の結果などに神経質になりそうだ。
先週の日経225先物は前週後半からのリバウンド基調が継続し、12日に心理的な抵抗線として意識されていた25日、75日移動平均線を明確に上放れ、一時3万2660円まで買われた。翌13日は利食い優勢ながら両線を上回って終えていたが、取引終了後のナイトセッションで割り込み、節目の3万2000円を下回ってきた。そのため、25日、75日線が位置する3万2100円~3万2200円水準が再び抵抗線として意識されやすく、ボリンジャーバンドの-1σが位置する3万1450円処への調整を想定しておく必要がありそうだ。
早い段階で3万2000円を回復してくると、ショートを仕掛けづらくさせようが、上値の重さが意識される局面では短期的にショートが入りやすいと考えられる。ボリンジャーバンドの-1σに接近するようだと、先週のリバウンド分を帳消しにする形で-2σが位置する3万790円までの調整が警戒されよう。一方で、3万2000円処で底堅さが見られると、+1σが位置する3万2790円から節目の3万3000円を意識したトレンドが強まりやすいとみられる。
また、このところバリュー株からグロース株へのリバランスが目立っていたが、この流れが継続するか注目される。これを見極める上でも米長期金利の動向がポイントとなる。13日の米国市場の流れから先週までの反動は意識されやすいが、米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨では年内にあと1回の利上げ予想を示したものの、政策決定においては慎重に進めるとしており、次回のFOMCでは利上げは見送られるとの見方がコンセンサスである。そのため、方向性としてはグロース株へのリバランスの動きが継続しやすいとみておきたい。
VIX指数は19.32(前日は16.69)に上昇した。10月4日に付けた20.88から12日には一時15.44まで低下していたが、75日線を支持線とする形で急伸している。一時20.78まで切り上がる場面もあり、週足形状では52週線を上回ってきた。VIX指数の上昇を狙った動きが入りやすくなったため、リスク回避に向かわせそうだ。
なお、先週末のNT倍率は先物中心限月で13.98倍に上昇し、一時14.01倍まで切り上げており、8月末以来の水準を回復した。今週は反動が意識されやすいが、14.05倍前後で推移する75日、200日線を捉えてくると、NTショートの巻き戻しが強まる可能性がある。緊迫する中東情勢を背景に持ち高調整も意識されやすく、これまで積み上がっていたバリュー株のポジションを圧縮し、ハイテクなどグロース株を買い戻すリバランスの動きが継続しそうだ。
10月第1週(10月2日-6日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週連続で売り越しており、売り越し額は8963億円(9月第4週は1兆6370億円の売り越し)だった。なお、現物は5262億円の買い越し(同776億円の売り越し)と5週ぶりの買い越しであり、先物は1兆4226億円の売り越し(同1兆5594億円の売り越し)と3週連続で売り越している。個人は現物と先物の合算で4847億円の買い越しで、3週連続の買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で523億円の売り越しとなり、2週ぶりの売り越しだった。
経済スケジュールでは、16日に8月鉱工業生産確報値、米国10月ニューヨーク連銀製造業景気指数、17日に8月第三次産業活動指数、米国9月小売売上高、米国9月鉱工業生産、18日に中国7-9月国内総生産(GDP)、中国9月小売売上高、米国9月住宅着工件数、米国地区連銀経済報告(ベージュブック) 、19日に9月貿易統計、中国9月70都市新築住宅価格動向、米国9月中古住宅販売件数、米国9月コンファレンス・ボード景気先行指数、パウエルFRB議長発言、20日に9月全国消費者物価指数(CPI)などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/12 10月13日 32610 32650 32090 32250 -390
23/12 10月12日 31970 32660 31860 32640 +740
23/12 10月11日 31780 32040 31760 31900 +170
23/12 10月10日 31080 31820 30860 31730 +710
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/12 10月13日 2342.5 2346.0 2302.5 2305.5 -39.0
23/12 10月12日 2308.0 2347.0 2300.5 2344.5 +40.0
23/12 10月11日 2312.0 2320.5 2304.0 2304.5 -1.5
23/12 10月10日 2267.5 2316.5 2255.5 2306.0 +43.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
10月13日(12月限) 31885 -365
10月12日(12月限) 32270 -370
10月11日(12月限) 31990 +90
10月10日(12月限) 31820 +90
10月09日(12月限) 31255 +235
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
10月06日 823億円 +548億円 7594億円 -4435億円
09月29日 274億円 +263億円 1兆2030億円 -2481億円
09月22日 11億円 +11億円 1兆4512億円 -575億円
09月15日 0億円 -39億円 1兆5087億円 +2063億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
10月11日 2265万株 +1092万株 3億3319万株 -365万株
10月10日 1172万株 -1200万株 3億3684万株 -319万株
10月06日 2372万株 +229万株 3億4003万株 -5078万株
10月05日 2143万株 +566万株 3億9082万株 -2385万株
10月04日 1577万株 +326万株 4億1467万株 -3539万株
10月03日 1250万株 +301万株 4億5006万株 -2111万株
10月02日 949万株 +23万株 4億7118万株 -4445万株
09月29日 925万株 -123万株 5億1563万株 -3678万株
09月28日 1048万株 +540万株 5億5242万株 -6654万株
09月27日 508万株 +473万株 6億1897万株 +3551万株
09月26日 34万株 0株 5億8345万株 +3518万株
09月25日 34万株 0株 5億4827万株 -2476万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
10月4日 701億円
株探ニュース
2023/10/15 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―米CPIなど今週も米国睨みの相場展開
今週の日経225先物は、引き続き米国を睨んでの相場展開を余儀なくされそうだ。注目されていた9月の米雇用統計は非農業部門雇用者数が前月比33万6000人増加し、予想を大幅に上回ったことを受けて、6日の米国市場では売りが先行した。ただし、平均時給の前月比の伸び率が予想を下回ったほか、その後、米長期金利が低下に転じたこともあり、雇用統計を警戒した先回りの売りに対して買い戻しが入り、主要な株価指数は上昇に転じた。
6日の米国市場の上昇により、日経225先物のナイトセッションは日中比310円高の3万1330円だった。米雇用統計の結果を受けて3万860円まで売られる場面も見られたが、終盤にかけてリバウンドを強めており、一時3万1390円まで買われた。シカゴ日経平均先物は大阪比310円高の3万1330円で終えている。
連休明けの東京市場は、6日の米国市場の上昇を受けて買いが先行しそうだ。しかし、日経225先物は祝日取引で売りが先行し、3万960円まで軟化する場面も見られている(本稿執筆時点)。短期的な売買が中心で持ち直しの動きもありそうだが、イスラム組織ハマスによるイスラエル攻撃とイスラエル軍の報復作戦により、NY原油先物相場は4%を超える急伸を見せており、地政学リスクの影響が警戒される。
日経225先物はナイトセッションで一時3万1390円まで買われ、テクニカル面ではボリンジャーバンドの-1σ(3万1450円辺り)に接近した後に、3万1000円を挟んで推移している。先週末の上昇で-2σ(3万710円辺り)を上回ったものの、引き続き下向きで推移する-1σと-2σのレンジ内での推移が意識されやすい。そのため、オプション権利行使価格の3万1000円を中心とした3万750円から3万1500円処での推移を想定しておきた。
また、今週は11日に米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の発表が予定されている。米雇用統計の結果を受けてFOMCは年内の再利上げに傾く可能性が高いとみられるが、議事要旨の内容次第では一段と利上げ観測が高まると考えられ、米国市場の変動要因になりそうだ。そのほか、米経済指標では11日に9月卸売物価指数(PPI)、12日に9月消費者物価指数(CPI)、13日には10月ミシガン大学消費者態度指数の発表が予定されている。これらの結果が相場の変動要因にもなると考えられ、積極的にポジションを傾ける動きは限られそうだ。
さらに、米国ではJPモルガン・チェース、シティグループなど金融株の決算発表が予定されているほか、国内でJ.フロント リテイリング <3086> [東証P]、ファーストリテイリング <9983> [東証P]などの決算発表も予定されている。指数インパクトの大きいファーストリテイリングの決算次第では、日経平均型の変動が大きくなることを意識しておきたい。
VIX指数は17.45(前日は18.49)に低下した。米雇用統計を受けて一時19.93まで上昇する場面も見られたが、その後の低下により支持線として意識される200日移動平均線水準まで下げてきた。VIX指数上昇を想定したトレードが見られたが、20.00を越えなかったことで、上昇を狙ったポジションは積み上がったままの状態と考えられる。CPIやPPIなどを受けてインフレ警戒が和らぐ局面では、VIX指数が急低下する可能性も考えられ、VIX指数の反応にも注意が必要だ。
なお、先週末のNT倍率は先物中心限月で13.70倍に低下した。前日には一時13.80倍まで上昇し、13.77倍辺に位置する25日線を上回る場面も見られたが、引き続き下向きで推移する同線に上値を抑えられる形状が続いている。なお、米商務省の産業安全保障局(BIS)は、ロシアに関与した疑いで中国の42の企業・団体を禁輸対象「エンティティーリスト」に掲載すると報じられた。これを受けて、ハイテクセクターに対する慎重姿勢の高まりが警戒される。NT倍率は低下傾向を継続することが予想され、25日線を明確に上放れるまではNTショートでのスプレッド狙いに向かわせよう。
9月第4週(9月25日- 29日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週連続で売り越しており、売り越し額は1兆6370億円(9月第3週は1兆2526億円の売り越し)だった。なお、現物は776億円の売り越し(同9131億円の売り越し)と4週連続の売り越しであり、先物は1兆5594億円の売り越し(同3394億円の売り越し)と2週連続で売り越している。個人は現物と先物の合算で6207億円の買い越しで、2週連続の買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で6127億円の買い越しとなり、4週ぶりの買い越しだった。
経済スケジュールでは、10日に8月国際収支、9月景気ウオッチャー調査、米国8月卸売売上高、IMF世界経済見通し、11日に米国9月卸売物価指数、FOMC議事要旨、12日に9月国内企業物価指、8月機械受注、米国9月消費者物価指数、13日に中国9月貿易収支、中国9月消費者物価指数、中国9月生産者物価指数、米国10月ミシガン大学消費者態度指数などの発表が予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/12 10月06日 30940 31200 30840 31020 ±0
23/12 10月05日 30320 31080 30300 31020 +620
23/12 10月04日 31190 31350 30400 30400 -800
23/12 10月03日 31890 31920 31150 31200 -620
23/12 10月02日 31990 32410 31740 31820 -200
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/12 10月06日 2253.5 2278.0 2251.5 2263.0 +3.5
23/12 10月05日 2203.0 2265.5 2203.0 2259.5 +50.0
23/12 10月04日 2274.5 2286.0 2209.5 2209.5 -65.0
23/12 10月03日 2322.0 2326.5 2270.0 2274.5 -44.0
23/12 10月02日 2331.5 2356.5 2313.02318.5 -15.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
10月06日(12月限) 31330 +310
10月05日(12月限) 31030 +10
10月04日(12月限) 30710 +310
10月03日(12月限) 30750 -450
10月02日(12月限) 31610 -210
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
09月29日 274億円 +263億円 1兆2030億円 -2481億円
09月22日 11億円 +11億円 1兆4512億円 -575億円
09月15日 0億円 -39億円 1兆5087億円 +2063億円
09月08日 39億円 -465億円 1兆3023億円 +414億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
10月04日 1577万株 +326万株 4億1467万株 -3539万株
10月03日 1250万株 +301万株 4億5006万株 -2111万株
10月02日 949万株 +23万株 4億7118万株 -4445万株
09月29日 925万株 -123万株 5億1563万株 -3678万株
09月28日 1048万株 +540万株 5億5242万株 -6654万株
09月27日 508万株 +473万株 6億1897万株 +3551万株
09月26日 34万株 0株 5億8345万株 +3518万株
09月25日 34万株 0株 5億4827万株 -2476万株
09月22日 34万株 +34万株 5億7303万株 -1533万株
09月21日 0株 0株 5億8836万株 +474万株
09月20日 0株 0株 5億8362万株 -2494万株
09月19日 0株 0株 6億0856万株 +2851万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
10月4日 701億円
株探ニュース
2023/10/09 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―「つなぎ予算」可決で-1σ突破か
今週の日経225先物は、米国の動向を睨んでの展開になりそうだ。9月29日に発表された8月の米個人消費支出(PCE)物価指数は食品とエネルギーを除くPCEコア価格指数が市場の予想ほど伸びなかった。これを受けて次回の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げは見送られるとの見方から、米国市場は買い先行で始まった。ただし、買い一巡後は米政府機関の一部閉鎖への警戒感からNYダウは下落に転じた。
なお、米上下両院は9月30日、45日分の「つなぎ予算」案を可決した。週明けの東京市場ではその初動反応を見せることになる。つなぎ予算の可決により、ひとまず米政府機関の閉鎖懸念は後退するとみられる。
日経225先物は、29日の取引終了後のナイトセッションで米PCEを手掛かりに一時3万2130円まで上昇する場面も見られたが、その後は米政府機関の閉鎖懸念により軟化し、3万1800円で取引を終えている。ボリンジャーバンドの-1σと-2σのレンジ内での推移を見せているが、つなぎ予算が可決されたことで-1σ突破から75日移動平均線が位置するオプション権利行使価格の3万2375円辺りが意識されてきそうだ。
また、全米自動車労働組合(UAW)は9月29日、ストライキを拡大すると表明した。2工場、計7000人がストに加わる。ストの拡大・長期化により、経済損失拡大を懸念する見方が強まろう。そのため、つなぎ予算が好感されたとしても、自律反発の域は脱せないとみておいた方が良さそうだ。
今週は米国で10月2日に9月ISM製造業景況指数、3日に8月JOLTS求人件数、4日に9月ADP雇用統計、9月ISM非製造業景況指数、6日に9月雇用統計の発表が予定されており、米金融政策を巡る市場の思惑に影響を与える可能性がある。
一方、国内では9月下旬の需給イベントが通過したことで、下期入りに伴う新規資金流入への期待が下支えになりそうだ。また、先週末は引け間際に相対的に弱い値動きが続いていた値がさハイテク株を買い戻す動きが見られた。先週末のNT倍率は先物中心限月で13.72倍に上昇した。下向きのトレンドを継続しているものの、28日に13.55倍まで低下し、1月16日に付けた13.62倍を下回っていた。年初来安値更新によって、いったんは6月16日の高値14.69倍からの下降トレンドに対して修正の動きを見せる可能性がある。下向きで推移する25日線に上値を抑えられる形状のなか、まずは同線が位置する13.81倍辺りを狙ったNTロングが入りそうだ。
週末のVIX指数は17.52(前日は17.34)に上昇した。前週からの上昇基調が継続し、27日には19.71まで切り上がる場面が見られた。週末はPCEの結果を受けて一時15.83まで低下したが、その後の切り返しで200日線水準を回復している。米政府機関の閉鎖問題やUAWのスト拡大に加えて、雇用統計など重要指標の発表を受けて、大きな変動をみせる可能性もあり、同指数の動きには注意したい。
9月第3週(9月19日-22日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週ぶりに売り越しており、売り越し額は1兆2526億円(9月第2週は5421億円の買い越し)だった。なお、現物は9131億円の売り越し(同2781億円の売り越し)と3週連続の売り越しであり、先物は3394億円の売り越し(同8203億円の買い越し)と5週ぶりに売り越している。個人は現物と先物の合算で9222億円の買い越しで、2週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で1809億円の売り越しとなり、3週連続の売り越しだった。
経済スケジュールでは、2日に日銀短観、米国9月ISM製造業景況指数、3日に米国8月JOLTS求人件数、4日に米国9月ADP雇用統計、米国9月ISM非製造業景況指数、5日に米国8月貿易収支、6日に8月全世帯家計調査、8月景気動向指数、米国9月雇用統計などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/12 09月29日 31830 32060 31660 32020 +170
23/12 09月28日 32170 32260 31670 31850 -300
23/12 09月27日 32010 32150 31740 32150 +70
23/12 09月26日 32520 32530 32080 32080 -400
23/12 09月25日 32300 32520 32180 32480 +210
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/12 09月29日 2339.0 2356.5 2315.0 2333.5 -6.5
23/12 09月28日 2359.5 2366.0 2331.5 2340.0 -18.0
23/12 09月27日 2346.5 2359.0 2326.0 2358.0 +7.0
23/12 09月26日 2367.5 2369.5 2348.5 2351.0 -13.5
23/12 09月25日 2360.5 2370.0 2351.5 2364.5 +6.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
09月29日(12月限) 31825 -195
09月28日(12月限) 31990 +140
09月27日(12月限) 32100 -50
09月26日(12月限) 31870 -210
09月25日(12月限) 32465 -15
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
09月22日 11億円 +11億円 1兆4512億円 -575億円
09月15日 0億円 -39億円 1兆5087億円 +2063億円
09月08日 39億円 -465億円 1兆3023億円 +414億円
09月01日 505億円 +115億円 1兆2609億円 +4668億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
09月27日 508万株 473万株 6億1897万株 +3551万株
09月26日 34万株 0株 5億8345万株 +3518万株
09月25日 34万株 0株 5億4827万株 -2476万株
09月22日 34万株 +34万株 5億7303万株 -1533万株
09月21日 0株 0株 5億8836万株 +474万株
09月20日 0株 0株 5億8362万株 -2494万株
09月19日 0株 0株 6億0856万株 +2851万株
09月15日 0株 0株 5億8005万株 +146万株
09月14日 0株 0株 5億7859万株 +3120万株
09月13日 0株 -78万株 5億4738万株 +1048万株
09月12日 78万株 -100万株 5億3690万株 +522万株
09月11日 178万株 -0.3万株 5億3167万株 +946万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
株探ニュース
2023/10/01 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―需給イベントの影響を受けやすい
今週の日経225先物は、米国市場の動向を睨みながら、需給イベントの影響を受けやすい展開になりそうだ。前週の米連邦公開市場委員会(FOMC)では予想通り政策金利が据え置かれた。ただし、FOMC後の声明で年内1回の追加利上げ余地が残されたほか、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が会見で追加利上げの可能性を否定しなかったことで、改めて金融引き締めが長期化するとの見方が広がっている。週末の米国市場では、ボストン連銀のコリンズ総裁が「さらなる利上げの可能性は排除されていない」との認識を示したことが売りを誘った。
今週は26日に米国9月コンファレンス・ボード消費者信頼感指数、28日に米国4-6月期GDP確報値、29日には米国8月個人消費支出(PCE)などの発表が予定されている。これらの結果を受けた米国市場の動向に影響を受けやすくなろう。
また、国内では週後半からは半期末に伴う需給イベントが控えている。27日は権利付き最終日、28日は権利落ち日となり、年金資金などTOPIXをベンチマークとしたファンドによる「配当再投資」に伴う買いが入る。また、10月2日に日経平均株価の構成銘柄の入れ替えが行われるため、週末にかけてリバランスに伴う動きが見込まれる。新規採用と除外銘柄の換算係数調整株価は新規採用銘柄の方が大きいため、幅広い銘柄を売る動きとなる。想定されている需給イベントではあるが、換金売りが生じるなかでヘッジに伴う売りも意識されやすいだろう。
先週の日経225先物はFOMC通過後の米国株安の影響により下落基調が強まり、日銀の政策修正を巡る思惑から支持線として意識されていた25日、75日移動平均線を下回った。日銀会合で金融緩和策の維持を決定したことによりショートカバーが入ったものの、25日、75日線が抵抗線として意識されていた。
日経平均株価は先週末の下げで一目均衡表の雲下限まで下げた後に、雲上限まで買い戻された。配当落ち分が250円程度と観測されており、雲下限割れによるシグナル悪化を避けるうえでも、3万2400円水準はキープしておきたい。日経225先物については25日、75日線を上回っての推移をみせたいところである。配当落ちでシグナルが悪化する可能性が高まる局面では、先物市場では先回り的にショートを仕掛けてくる動きに注意したい。そのため、オプション権利行使価格の3万2250円を中心に3万1875円から3万2625円のレンジを想定する。
週末のVIX指数は17.20(前日は17.54)に低下した。前日に200日線水準まで大きく上昇しており、いったん同線に上値を抑えられる形状となった。8月半ばのリバウンド局面では同線に跳ね返されたこともあり、戻り一巡から低下傾向をみせてくるようだと、リスク選好に向かわせる可能性はありそうだ。ただし、先週の上昇で13週、26週線を上放れており、19.22辺りに位置する52週線が意識されているため、積極的なロングは期待しづらい。
なお、先週のNT倍率は先物中心限月で一時13.64倍まで低下した。1月16日につけた13.62倍に接近しており、6月半ばの14.69倍をピークとしたNTショートは一巡し、NTショートを巻き戻す動きが入る可能性があるだろう。
9月第2週(9月11日-15日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週ぶりに買い越しており、買い越し額は5421億円(9月第1週は7197億円の売り越し)だった。なお、現物は2781億円の売り越し(同7625億円の売り越し)と2週連続の売り越しであり、先物は8203億円の買い越し(同428億円の買い越し)と4週連続で買い越している。個人は現物と先物の合算で5486億円の売り越しで、2週ぶりの売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で1262億円の売り越しとなり、2週連続の売り越しだった。
経済スケジュールでは、26日に8月企業向けサービス価格指数、米国8月新築住宅販売件、米国9月コンファレンス・ボード消費者信頼感指数、27日に日銀金融政策決定会合議事要旨、7月景気動向指数改定値、米国8月耐久財受注、28日に米国4-6月期GDP確報値、米国8月仮契約住宅販売指数、29日に9月東京都区部消費者物価指数、8月鉱工業生産、中国9月財新製造業PMI、中国9月財新サービス業PMI、米国8月個人消費支出、米国9月シカゴ購買部協会景気指数の発表などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/12 09月22日 32410 32430 31940 32270 -140
23/12 09月21日 32910 33070 32350 32410 -480
23/12 09月20日 33100 33180 32780 32890 -150
23/12 09月19日 33320 33360 32920 33040 -240
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/12 09月22日 2363.0 2366.0 2334.0 2358.5 -4.5
23/12 09月21日 2390.0 2400.0 2360.0 2363.0 -26.0
23/12 09月20日 2417.0 2422.0 2384.5 2389.0 -23.5
23/12 09月19日 2407.5 2413.0 2385.5 2412.5 +7.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
09月22日(12月限) 32265 -5
09月21日(12月限) 32030 -380
09月20日(12月限) 32795 -95
09月19日(12月限) 33055 +15
09月18日(12月限) 33065 -215
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
09月15日 0円 -39億円 1兆5087億円 +2063億円
09月08日 39億円 -465億円 1兆3023億円 +414億円
09月01日 505億円 +115億円 1兆2609億円 +4668億円
08月25日 389億円 -80億円 7940億円 +318億円
08月18日 470億円 +199億円 7622億円 -455億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
09月20日 0株 0株 5億8362万株 -2494万株
09月19日 0株 0株 6億0856万株 +2851万株
09月15日 0株 0株 5億8005万株 +146万株
09月14日 0株 0株 5億7859万株 +3120万株
09月13日 0株 -78万株 5億4738万株 +1048万株
09月12日 78万株 -100万株 5億3690万株 +522万株
09月11日 178万株 -0.3万株 5億3167万株 +946万株
09月08日 178万株 -576万株 5億2221万株 +594万株
09月07日 755万株 -231万株 5億1626万株 -7106万株
09月06日 986万株 -25万株 5億8733万株 +2833万株
09月05日 1012万株 -263万株 5億5899万株 +4009万株
09月04日 1276万株 +32万株 5億1890万株 +1739万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
株探ニュース
2023/09/24 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―ロング・ショートいずれもカバー狙いのスタンス
今週の日経225先物は、19~20日の米連邦公開市場委員会(FOMC)、21~22日に開催される日銀の金融政策決定会合に市場の関心が集まるなか、これらの結果を受けた金利や為替の動向の影響が予想され、様子見姿勢が強まりそうだ。
9月上旬にFEDウォッチャーとして知られるウォールストリート・ジャーナル(WSJ)のニック・ティミラオス記者が「米連邦準備理事会(FRB)は9月のFOMCで政策金利を据え置く公算が大きい」と報じていたこともあり、9月FOMCに関しては金利据え置きがコンセンサスとなっている。ただし、年内もう1回の追加利上げ方針を示すとみられており、パウエルFRB議長の会見が注目される。年内の追加利上げ観測が高まり、長期にわたって金利をピーク水準に据え置くといった見方が強まると、ショートに傾きやすいだろう。
また、日銀の金融政策決定会合では、金融政策の現状維持が決定される見込みである。ただし、植田和男総裁が「2%の物価目標の達成が可能と判断すればマイナス金利を解除する選択肢もある」との見解を示したことをきっかけに、足もとで長期金利が上昇傾向を強めた。為替市場では1ドル=148円台に迫るなど円安基調が続いており、円安抑制に向けた政策修正への思惑が燻る。
先週の日経225先物は11日に付けた3万2170円を安値にリバウンド基調を強め、15日には一時3万3450円まで買われた。これにより7日の戻り高値(3万3110円)、8月1日に付けた戻り高値(3万3230円)を突破した。次のターゲットは7月4日の戻り高値3万3570円、さらには6月19日の高値3万3710円が意識されてくる。
ただし、先週後半にかけての上昇は、9月SQ値を突破したことによるショートカバーのほか、3連休前に日米の中銀イベントを控えた持ち高調整の商いが集中した面もあったとみられる。
日経225先物は先週末の上昇でボリンジャーバンドの+2σを突破したことで、短期的な過熱感が警戒されやすい。バンドは拡大傾向を見せており、現在は3万3400円辺りに切り上がってきているが、重要イベントを前に+2σ水準を明確に上放れてロングが強まる展開は期待しづらいところである。
また、15日の米国市場では主要な株価指数が下落した。来週にFOMCを控えるなか、株価指数先物、株価指数オプション、個別株オプション、個別株先物の4つの取引の清算日となるクアドルプル・ウィッチングが到来した需給面での影響があったと考えられる。加えて、全米自動車労組(UAW)と3大自動車メーカー経営側が労使交渉で合意できず、一部工場でストライキに突入したことも米国景気への懸念につながった。
さらに、半導体受託製造の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が高性能半導体の製造装置の納入延期を複数の取引先に要請したと報じられたことが嫌気された。エヌビディアやインテルなど半導体株が売られており、センチメントを冷ます格好だった。
この影響により、週明けの東京市場は売り優勢の展開が見込まれ、指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均型の重荷となろう。日経225先物は15日取引終了後のナイトセッションで下落し、3万3070円で取引を終えた。18日の祝日取引は執筆時点では3万3050円と弱含みでしている。週初は節目の3万3000円準での攻防を見せそうだ。
まずはオプション権利行使価格の3万3000円から3万3500円のレンジ推移を想定しておきたい。3万3000円を下回る場面では、+1σが位置する権利行使価格3万2850円辺りまでの調整を意識しつつも、その後のショートカバーを狙った押し目狙いのロング対応となろう。日米の中銀イベントを受けて、初動はアルゴリズム発動によってオーバーシュート気味に動きやすいだろう。週内は短期トレードが中心となるなか、ロング・ショートいずれもカバー狙いのスタンスとなる。
VIX指数は13.79(前日は12.82)に上昇した。ただし、直近で上値抵抗線として機能している75日移動平均線を下回っていることもあり、過度なリスク回避姿勢は強まらないだろう。FOMC通過後はアク抜け的な動きから一段と低下する可能性もあるため、基本的にはショートからのエントリーは控えておきたい。
なお、先週末のNT倍率は先物中心限月で13.83倍だった。週前半に13.76倍まで低下したが、週後半はリバランスにより若干の上昇をみせていた。米半導体株の下落影響で、週初は指数インパクトの大きい値がさハイテク株は手掛けづらくなる。一方で、日銀の政策変更への思惑から金融株への物色が継続すると考えられ、若干ながらTOPIX優位に傾きやすく、NTショートでのスプレッド狙いの動きが入りやすい。
9月第1週(9月4日-8日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週ぶりに売り越しており、売り越し額は7197億円(8月第5週は9715億円の買い越し)だった。なお、現物は7625億円の売り越し(同3393億円の買い越し)と2週ぶりに売り越しであり、先物は428億円の買い越し(同6322億円の買い越し)と3週連続で買い越している。個人は現物と先物の合算で2846億円の買い越しで、3週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で558億円の売り越しとなり、3週ぶりの売り越しだった。
経済スケジュールでは、18日に米国9月NAHB住宅市場指数、19日に米国8月住宅着工件数、20日に8月貿易統計、8月訪日外客数、FOMC終了後に政策金利、パウエルFRB議長記者会見、21日にイングランド銀行(BOE)政策金利、米国9月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、米国8月コンファレンス・ボード景気先行指数、22日に日銀金融政策決定会合終了後に政策金利、植田日銀総裁記者会見、8月全国消費者物価指数、米国9月製造業購買担当者景気指数(PMI)、米国9月サービス業PMIなどが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/12 09月15日 32960 33450 32920 33280 +300
23/12 09月14日 32520 33040 32440 32980 +530
23/12 09月13日 32560 32680 32400 32450 -170
23/12 09月12日 32300 32620 32220 32620 +340
23/12 09月11日 32420 32560 32170 32280 -140
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/12 09月15日 2385.5 2418.5 2383.0 2405.5 +20.5
23/12 09月14日 2358.5 2391.0 2353.5 2385.0 +30.5
23/12 09月13日 2359.5 2368.0 2351.5 2354.5 -9.5
23/12 09月12日 2345.0 2364.0 2340.0 2364.0 +20.5
23/12 09月11日 2340.5 2354.5 2330.5 2343.5 +3.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
09月15日(12月限) 33055 -225
09月14日(12月限) 33180 +200
09月13日(12月限) 32635 +185
09月12日(12月限) 32585 -35
09月11日(12月限) 32435 +155
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
09月08日 39億円 -465億円 1兆3023億円 +414億円
09月01日 505億円 +115億円 1兆2609億円 +4668億円
08月25日 389億円 -80億円 7940億円 +318億円
08月18日 470億円 +199億円 7622億円 -455億円
08月10日 270億円 -214億円 8078億円 +1255億円
08月04日 484億円 +346億円 6822億円 -3304億円
07月28日 138億円 -141億円 1兆0127億円 +734億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
09月13日 0株 -78万株 5億4738万株 +1048万株
09月12日 78万株 -100万株 5億3690万株 +522万株
09月11日 178万株 -0.3万株 5億3167万株 +946万株
09月08日 178万株 -576万株 5億2221万株 +594万株
09月07日 755万株 -231万株 5億1626万株 -7106万株
09月06日 986万株 -25万株 5億8733万株 +2833万株
09月05日 1012万株 -263万株 5億5899万株 +4009万株
09月04日 1276万株 +32万株 5億1890万株 +1739万株
09月01日 1243万株 +193万株 5億0151万株 +8479万株
08月31日 1049万株 +323万株 4億1671万株 +5968万株
08月30日 726万株 0株 3億5703万株 +751万株
08月29日 726万株 -210万株 3億4951万株 +731万株
08月28日 936万株 -162万株 3億4219万株 +1725万株
08月25日 1099万株 +264万株 3億2494万株 +531万株
08月24日 835万株 -82万株 3億1963万株 +46万株
08月23日 917万株 -0.2万株 3億1917万株 +132万株
08月22日 917万株 -91万株 3億1784万株 +331万株
08月21日 1008万株 -369万株 3億1452万株 -570万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
株探ニュース
2023/09/18 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―株価指数先物 【週間展望】 ―米国にらみの3万2500円を挟んだ短期的な売買
今週の日経225先物は、米国市場の動向に振られやすい展開になりそうだ。13日に8月の米消費者物価指数(CPI)、14日に米小売売上高、米卸売物価指数(PPI)、15日に9月のニューヨーク連銀製造業景気指数、ミシガン大学消費者態度指数の発表が予定されている。翌週に米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて、FOMCメンバーらによる金融政策に関する発言を禁じる「ブラックアウト」期間に入る。このため、これら経済指標の結果を受けて思惑的な動きが強まりやすい。
また、先週は中国当局が政府職員に対し米アップルの「iPhone」など海外メーカーの小型機器の使用を禁止する計画が報じられ、さらに使用禁止の範囲を拡大すると伝えられた。報道を受けてアップルが大幅に下落したほか、米ハイテク企業への規制拡大が警戒されて、エヌビディアなどの弱い値動きも目立っていた。8日の米国市場でアップルには買い戻しが見られたものの、米ハイテク株の値動きが指数インパクトの大きい値がさハイテク株に影響を与えると考えられ、先物市場では短期筋の仕掛け的な売買が強まりやすい。
先週の日経225先物は、前週の8月28日からのリバウンド基調を継続するなか、9月7日には3万3110円(12月限)まで買われた。週末に9月限の先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を控え、権利行使価格のレンジ切り上げとともにヘッジ対応の動きが指数を押し上げる流れが続いた。しかし、中国のiPhone規制報道をきっかけに週後半は軟化し、結局は前週比マイナスだった。
なお、9月のSQ値は3万2921円39銭だった。SQに絡んだ商いはTOPIX型の売り越しに対して、日経平均型は買い越しだったこともあり、前日の日経平均株価に対して70円程度の下げにとどまった。波乱なくSQは通過したが、日経平均株価は寄り付き直後に付けた3万2920円を高値に軟化しており、SQ値が心理的な抵抗となっていた。SQ通過で需給が軽くなるなか、その後はショート優勢の展開となった。
日経225先物は先週の下げによりボリンジャーバンドの+1σを下回り、75日移動平均線水準まで下げてきたことで、同線のほか3万2070円辺りに位置する25日線が支持線として意識されやすいだろう。+1σが3万2550円辺りに位置しているため、3万2500円辺りを中心とした上下の権利行使価格である3万2250円から、SQ値手前の権利行使価格3万2875円処のレンジを想定する。3万2500円を中心に、下限に接近する局面では押し目狙いのロング対応に、レンジ上限に接近する局面では戻り売り狙いの短期ショートの対応に向かわせよう。
VIX指数は13.84に低下した。前日には一時15.68まで上昇し、75日線突破から25日線を捉える場面も見られた。抵抗線を試した後に再び低下を見せていることで、リスク選好に傾きやすいだろう。そのため、週初の日経225先物はリバウンド狙いのロングが入りやすいと考えられる。
なお、先週末のNT倍率は先物中心限月で13.85倍に低下し、一時13.79倍と3月前半以来の水準まで下げてきた。目先的には2月22日の13.70倍のほか、1月16日の13.62倍が意識されやすい。年初の水準に接近するなかで、NTショートを巻き戻す動きが意識されてくるものの、米ハイテク株を巡って不透明感が燻るなか、ややTOPIX型優位の展開が継続しそうだ。
8月第5週(8月28日-9月1日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週ぶりに買い越しており、買い越し額は9715億円(8月第4週は1082億円の売り越し)だった。なお、現物は3393億円の買い越し(同2046億円の売り越し)と3週ぶりの買い越しであり、先物は6322億円の買い越し(同964億円の買い越し)と2週連続で買い越している。個人は現物と先物の合算で1兆1687億円の売り越しで、2週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で670億円の買い越しとなり、2週連続の買い越しだった。
主要スケジュールでは、12日に米アップルがスペシャルイベントを開催するほか、13日に7-9月期法人企業景気予測調査、8月国内企業物価、米国8月消費者物価指数、14日に7月機械受注、7月鉱工業生産確報値、米国8月小売売上高、米国8月卸売物価指数、欧州中央銀行(ECB)政策金利、ラガルドECB総裁会見、15日に中国8月小売売上高、中国8月鉱工業生産、米国9月ニューヨーク連銀製造業景気指数、米国8月鉱工業生産、米国9月ミシガン大学消費者態度指数などが予定されている。なお、岸田首相は13日に内閣改造と自民党の役員人事を実施するとみられている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/12 09月08日 32740 32840 32290 32420 -350
23/09 09月07日 33230 33330 32980 33000 -240
23/09 09月06日 32930 33290 32830 33240 +270
23/09 09月05日 33010 33090 32790 32970 -10
23/09 09月04日 32680 32980 32610 32980 +280
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/12 09月08日 2363.0 2369.0 2333.5 2340.5 -24.5
23/09 09月07日 2393.5 2398.0 2378.5 2384.0 -10.5
23/09 09月06日 2372.5 2396.5 2366.0 2394.5 +19.5
23/09 09月05日 2379.5 2384.0 2361.5 2375.0 -2.0
23/09 09月04日 2345.0 2377.0 2345.0 2377.0 +30.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
09月08日(12月限) 32520 +100
09月07日(12月限) 32895 +125
09月06日(9月限) 33125 -115
09月05日(9月限) 33110 +140
09月04日(9月限) 休場
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
09月01日 505億円 +115億円 1兆2609億円 +4668億円
08月25日 389億円 -80億円 7940億円 +318億円
08月18日 470億円 +199億円 7622億円 -455億円
08月10日 270億円 -214億円 8078億円 +1255億円
08月04日 484億円 +346億円 6822億円 -3304億円
07月28日 138億円 -141億円 1兆0127億円 +734億円
07月21日 280億円 -52億円 9393億円 +497億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
09月06日 986万株 -25万株 5億8733万株 +2833万株
09月05日 1012万株 -263万株 5億5899万株 +4009万株
09月04日 1276万株 +32万株 5億1890万株 +1739万株
09月01日 1243万株 +193万株 5億0151万株 +8479万株
08月31日 1049万株 +323万株 4億1671万株 +5968万株
08月30日 726万株 0株 3億5703万株 +751万株
08月29日 726万株 -210万株 3億4951万株 +731万株
08月28日 936万株 -162万株 3億4219万株 +1725万株
08月25日 1099万株 +264万株 3億2494万株 +531万株
08月24日 835万株 -82万株 3億1963万株 +46万株
08月23日 917万株 -0.2万株 3億1917万株 +132万株
08月22日 917万株 -91万株 3億1784万株 +331万株
08月21日 1008万株 -369万株 3億1452万株 -570万株
08月18日 1378万株 +133万株 3億2023万株 -546万株
08月17日 1245万株 -121万株 3億2569万株 -707万株
08月16日 1366万株 +404万株 3億3276万株 -925万株
08月15日 962万株 +136万株 3億4202万株 +78万株
08月14日 826万株 +211万株 3億4123万株 +294万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
株探ニュース
2023/09/10 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―ロール中心のなかヘッジ対応の動きが強まる
今週の日経225先物は、週末の需給イベントに向けて、やや強含みの展開が見込まれる。先週は米長期金利の低下を背景とした米株式市場の上昇が支援材料となり5日続伸し、一時3万2850円までのリバウンドを見せたが、米雇用統計の発表を控えていたこともあり、週末は終盤にかけて上げ幅を縮めていた。
1日に発表された8月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比18万7000人増加し、市場予想(16.5万人増程度)を上回った。ただし、6月と7月の雇用者数が下方修正されたほか、失業率は3.8%に上昇し予想(同3.6%程度)を上回った。また、平均時給の伸び率は0.24%となり、市場予想(0.30%程度)を下回った。8月のISM製造業景況感指数が47.6と予想(47.1程度)を上回ったことが重荷となったものの、雇用統計の結果を受けて金融引き締め長期化への過度な警戒が和らぎ、NYダウは一時250ドルほど上げ幅を広げる場面も見られた。
一方で、米クリーブランド地区連銀のメスター総裁が講演で「労働市場は均衡化の兆候が出てきたが、なお堅調な状態を維持している」と指摘した。この発言が伝わると金融引き締めへの警戒が再燃、米長期金利が上昇したことでNYダウは上げ幅を縮めたほか、ナスダックは小幅ながら6営業日ぶりに下落した。
米当局者の発言などを受けた米長期金利の動向を警戒しつつも、米雇用統計を無難に通過したことで、東京市場は前週の流れを引き継ぐ形で緩やかなリバウンド基調が意識されそうだ。4日の米国市場はレイバー・デーの祝日となり、海外勢のフローは限られるだろうが、短期的にショートが入る局面では、その後のリバウンドを想定した押し目狙いのロングスタンスに向かわせよう。
今週は、週末に9月限の先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)が控えている。限月交代に伴うロールオーバーが中心になるため、大きなトレンドは出にくいと考えられる。しかし、先週は週初の3万1610円(ナイトセッションを含む)を安値にリバウンド基調を継続し、週末には一時3万2850円までのリバウンドを見せた。積極的な上値追いのロングが手控えられるなか、オプション権利行使価格のレンジを日々切り上げる展開によって、ヘッジ対応の動きが指数を押し上げた格好である。
1日のシカゴ日経平均先物清算値は3万2760円だった。ボリンジャーバンドの+1σ(3万2720円)を挟んだ膠着だったが、同バンドを上回ってくるようだと、ヘッジ対応の動きがより強まろう。そのため、週初はオプション権利行使価格の3万2500円から3万2750円のレンジを想定するが、+1σ水準での底堅い値動きにより、3万2750円から3万3000円へとレンジを切り上げてくる展開に期待したいところだろう。3万3000円へのトレンドが強まるようだと、+2σが位置する3万3190円辺りがターゲットになりそうだ。
また、VIX指数は13.09に低下し、一時13.02まで下げる場面が見られた。6営業日連続で低下しており、7月下旬以来の13.00割れが意識されている。VIXの上昇を想定したショートを巻き戻す動きも強まってくる可能性があるため、ショートを仕掛けづらくさせそうである。
なお、先週末のNT倍率は先物中心限月で13.93倍に低下した。5月10日以来の水準まで低下しており、上昇基調が強まった5月半ばから6月半ばまでの上昇分を埋めてきた。方向性としては1月半ばの13.62倍が意識されてくるものの、いったんはNTショートを巻き戻す動きに向かわせる水準であろう。先週はTOPIXがバブル崩壊後の戻り高値を更新した。相対的に日経平均型の出遅れ感が意識されてくる可能性もある。メジャーSQを前にポジションを傾けてくる動きは限られようが、メジャーSQ通過後はNTロングに向かわせる可能性を意識しておきたい。
8月第4週(8月21日-25日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週連続で売り越しており、売り越し額は1082億円(8月第3週は8351億円の売り越し)だった。なお、現物は2046億円の売り越し(同7415億円の売り越し)と2週連続の売り越しであり、先物は964億円の買い越し(同936億円の売り越し)と2週ぶりに買い越している。個人は現物と先物の合算で909億円の売り越しで、2週ぶりの売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で68億円の買い越しとなり、10週ぶりの買い越しだった。
経済スケジュールでは、5日に7月全世帯家計調査、中国8月財新サービス業購買担当者景気指数(PMI)、米国7月製造業新規受、米国6月耐久財受注確報値、6日に米国7月貿易収支、米国8月ISM非製造業PMI、米地区連銀経済報告(ベージュブック)、7日に7月景気動向指数、中国8月貿易収支、米国4-6月期非農業部門労働生産性指数確報値、8日に7月毎月勤労統計調査、4-6月期GDP改定値、7月国際収支、8月景気ウォッチャー調査、米国7月卸売売上高などの発表が予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
09月限 日経225 28253.40 TOPIX 1957.76
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/09 09月01日 32590 32850 32400 32700 +90
23/09 08月31日 32270 32700 32200 32610 +330
23/09 08月30日 32250 32570 32140 32280 +70
23/09 08月29日 32190 32370 32110 32210 +40
23/09 08月28日 31650 32200 31610 32170 +540
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/09 09月01日 2329.5 2354.5 2321.0 2346.5 +16.0
23/09 08月31日 2310.0 2337.5 2303.5 2330.5 +20.5
23/09 08月30日 2307.5 2323.0 2301.5 2310.0 +5.5
23/09 08月29日 2299.5 2312.0 2296.0 2304.5 +6.0
23/09 08月28日 2269.0 2301.5 2267.0 2298.5 +31.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
09月01日(9月限) 32760 +60
08月31日(9月限) 32500 -110
08月30日(9月限) 32390 +110
08月29日(9月限) 32420 +210
08月28日(9月限) 32280 +110
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
08月25日 389億円 -80億円 7940億円 +318億円
08月18日 470億円 +199億円 7622億円 -455億円
08月10日 270億円 -214億円 8078億円 +1255億円
08月04日 484億円 +346億円 6822億円 -3304億円
07月28日 138億円 -141億円 1兆0127億円 +734億円
07月21日 280億円 -52億円 9393億円 +497億円
07月14日 332億円 +328億円 8895億円 -2452億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
08月30日 726万株 0株 3億5703万株 +751万株
08月29日 726万株 -210万株 3億4951万株 +731万株
08月28日 936万株 -162万株 3億4219万株 +1725万株
08月25日 1099万株 +264万株 3億2494万株 +531万株
08月24日 835万株 -82万株 3億1963万株 +46万株
08月23日 917万株 -0.2万株 3億1917万株 +132万株
08月22日 917万株 -91万株 3億1784万株 +331万株
08月21日 1008万株 -369万株 3億1452万株 -570万株
08月18日 1378万株 +133万株 3億2023万株 -546万株
08月17日 1245万株 -121万株 3億2569万株 -707万株
08月16日 1366万株 +404万株 3億3276万株 -925万株
08月15日 962万株 +136万株 3億4202万株 +78万株
08月14日 826万株 +211万株 3億4123万株 +294万株
08月10日 614万株 -265万株 3億3828万株 +2133万株
08月09日 880万株 -416万株 3億1695万株 -249万株
08月08日 1297万株 +61万株 3億1944万株 +2445万株
08月07日 1235万株 +30万株 2億9498万株 +162万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
株探ニュース
2023/09/03 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―買い戻し先行も、自律反発の域は脱せず
今週の日経225先物は、重要イベント通過により、自律反発狙いの買いが先行することになりそうだ。先週は週初に付けた3万1270円を安値に、米半導体大手エヌビディアの予想を上回る決算評価の流れもあり、24日まで4日続伸し、一時3万2290円まで買われた。しかし、経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」でのパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演への警戒感から、25日は一時3万1540円まで売られ、3万1630円で週末の取引を終えた。
注目されたパウエル議長の講演は、「必要と判断すれば、さらに利上げする用意がある」と述べ、改めてインフレ抑制を優先する姿勢を示した。一方で「金融引き締めの長期化によって悪影響を与える可能性もある」と述べており、景気にも配慮する姿勢を示した。
これを受けた25日の米国市場は、講演後に売られる場面が見られたものの、発言内容は想定内だったとする見方もあり、売り一巡後は買い戻されて上昇に転じた。昨年はジャクソンホール会議でのパウエル議長の講演後にNYダウは1000ドル安、日経平均株価が700円超下落していただけにリスクポジションを圧縮していたと考えられ、週初は買い戻しが入りやすいだろう。
ただし、8月の米国ミシガン大学消費者調査(確報値)で1年先のインフレ期待は3.5%に上昇し、前月の3.4%を上回り、3カ月ぶりの高水準だった。今週は2米国で9日に7月JOLTS求人件数、8月のコンファレンス・ボード消費者信頼感指数、30日に4-6月期の実質国内総生産(GDP)改定値、31日に7月の個人消費支出(PCEデフレーター)、9月1日には8月の雇用統計、8月のISM製造業景況指数の発表などが予定されており、これら経済指標の発表を受けた米国市場の影響を受けやすい。
そのため、日経225先物は買い戻しが先行するものの、自律反発の域は脱しないだろう。さらに翌週末には9月限の先物・オプション特別清算指数算出(SQ)を控えているため、限月交代に伴うロールオーバーが意識されやすく、積極的にポジションを傾けてくる流れにはなりづらいと考えられる。
日経225先物はオプション権利行使価格の3万1500円水準での底堅さが意識される半面、節目の3万2000円のほか、25日、75日移動平均線辺りでは強弱感が対立しやすい。ナイトセッションを3万1860円で終えたこともあり、まずはオプション権利行使価格の3万1875円を中心とした上下の権利行使価格となる3万1625円から3万2125円のレンジを想定。3万2000円処で底堅さがみられる局面では、ショートカバーを誘う格好から、25日線が位置する3万2270円およびオプション権利行使価格の3万2500円水準が意識されてきそうだ。
週末のVIX指数は15.68(前日は17.20)に低下し、前日の上昇分を埋める形で大幅な低下(8.8%)を見せており、25日、75日線水準まで下げている。75日線(15.18)を下回ってくるようだとリスク選好に向かわせやすく、センチメントを測るうえで注目しておきたい。一方で、200日線が18.37に位置しているため、同線に接近する局面ではリスク回避姿勢が強まりやすいだろう。
なお、先週末のNT倍率は先物中心限月で13.95倍に低下した。終値で14.00倍を下回ったのは5月11日以来となり、同月10日に付けた直近安値13.91倍が意識されている。25日の下落で指数インパクトの大きいアドバンテスト<6857>[東証P]や東京エレクトロン<8035>[東証P]、ファーストリテイリング<9983>[東証P]、ソフトバンクグループ<9984>[東証P]の4銘柄が、日経平均株価を400円超押し下げた影響である。週初はリバランスの流れが意識されやすいが、14.11倍辺りに位置する200日線を明確に上放れてこないと、同線接近ではNTショートによるスプレッド狙いに向かわせやすいとみておきたい。
8月第3週(8月14日-18日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週ぶりに売り越しており、売り越し額は8351億円(8月第2週は6460億円の買い越し)だった。なお、現物は7415億円の売り越し(同1799億円の買い越し)と8週ぶりの売り越しであり、先物は936億円の売り越し(同4661億円の買い越し)と2週ぶりに売り越している。個人は現物と先物の合算で5323億円の買い越しで、2週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で1144億円の売り越しとなり、9週連続の売り越しだった。
経済スケジュールでは、28日に6月景気動向指数改定値、29日に7月失業率、7月有効求人倍率、米国6月ケース・シラー住宅価格指数、米国8月コンファレンス・ボード消費者信頼感指数、米国7月JOLTS求人件数、30日に8月消費動向調査、米国8月ADP雇用統計、米国4-6月期GDP改定値、31日に7月鉱工業生産、7月商業動態統計、中国8月製造業購買担当者景気指数(PMI)、米国7月個人所得・個人消費支出、米国8月シカゴ購買部協会景気指数、9月1日に4-6月期法人企業統計調査、中国8月財新製造業PMI、米国8月雇用統計、米国8月ISM製造業景況指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
09月限 日経225 28253.40 TOPIX 1957.76
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/09 08月25日 32190 32210 31540 31630 -590
23/09 08月24日 32010 32290 31830 32220 +250
23/09 08月23日 31930 32030 31690 31970 +50
23/09 08月22日 31570 31920 31570 31920 +420
23/09 08月21日 31400 31760 31270 31500 +30
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/09 08月25日 2282.0 2284.0 2257.0 2267.0 -16.5
23/09 08月24日 2276.5 2289.5 2266.5 2283.5 +8.5
23/09 08月23日 2268.5 2278.0 2252.52275.0 +7.5
23/09 08月22日 2242.5 2268.0 2242.5 2267.5 +28.5
23/09 08月21日 2232.5 2254.0 2224.5 2239.0 +2.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
08月25日(9月限) 31860 +230
08月24日(9月限) 31690 -530
08月23日(9月限) 31995 +25
08月22日(9月限) 31760 -160
08月21日(9月限) 31800 +300
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
08月18日 470億円 +199億円 7622億円 -455億円
08月10日 270億円 -214億円 8078億円 +1255億円
08月04日 484億円 +346億円 6822億円 -3304億円
07月28日 138億円 -141億円 1兆0127億円 +734億円
07月21日 280億円 -52億円 9393億円 +497億円
07月14日 332億円 +328億円 8895億円 -2452億円
07月07日 3億円 -1208億円 1兆1347億円 -3139億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
08月23日 917万株 -0.2万株 3億1917万株 +132万株
08月22日 917万株 -91万株 3億1784万株 +331万株
08月21日 1008万株 -369万株 3億1452万株 -570万株
08月18日 1378万株 +133万株 3億2023万株 -546万株
08月17日 1245万株 -121万株 3億2569万株 -707万株
08月16日 1366万株 +404万株 3億3276万株 -925万株
08月15日 962万株 +136万株 3億4202万株 +78万株
08月14日 826万株 +211万株 3億4123万株 +294万株
08月10日 614万株 -265万株 3億3828万株 +2133万株
08月09日 880万株 -416万株 3億1695万株 -249万株
08月08日 1297万株 +61万株 3億1944万株 +2445万株
08月07日 1235万株 +30万株 2億9498万株 +162万株
08月04日 1205万株 -269万株 2億9336万株 -1203万株
08月03日 1475万株 +123万株 3億0539万株 -9352万株
08月02日 1352万株 +881万株 3億9891万株 -4901万株
08月01日 470万株 -28万株 4億4793万株 +1426万株
07月31日 499万株 +181万株 4億3366万株 -159万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
株探ニュース
2023/08/27 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―ヘッジを挟んでのスプレッド狙いが中心
今週の日経225先物は、引き続き米国の金利動向と中国経済の先行き不安など、外部要因の影響を受けやすい展開が見込まれる。先週は予想を上回る経済指標の結果に対し、米国の金融引き締めが長期化すると受け止められて米長期金利が上昇し、ハイテク株の重荷となった。また、不動産大手の中国恒大集団が米国で破産法の適用を申請し、中国経済の先行き不安も投資家心理を冷ます格好だった。
傾向としてはナイトセッションで米国市場の影響を、日中は香港ハンセン指数の動きに連動しやすい需給状況だった。日経225先物は1週間で1000円超下落しており、支持線として意識されていた75日移動平均線を下回った。ボリンジャーバンドでは下向きで推移する-2σを挟んで推移しており、-3σを捉える場面も見られた。テクニカル面では売られ過ぎが意識されるものの、下向きで推移するバンドに沿う形で調整が続いており、ボトムを見極めづらくさせている。
週間形状では7月前半以降、+1σに上値を抑えられる形状で、先週の下落で-1σを下回ってきており、-2σが位置する3万1110円処が意識されやすい。同水準から-3σの3万0490円辺りを目先のターゲットとしてショート優勢の需給状況となりそうだ。一方、上値は-1σ(3万1910円)、75日線(3万1950円)辺りが抵抗線として意識されやすく、先週の調整に対する自律反発をみせたとしても、3万1900円に接近する場面では戻り待ち狙いのショートが強まりやすい。そのため、オプション権利行使価格の3万1500円を中心に上下の権利行使価格である3万1125円から3万1875円辺りのレンジを想定する。
今週は、8月24日から26日にかけて経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」が開催され、世界経済や金融政策を巡って議論が交わされる。昨年の会議ではパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が講演で「景気を犠牲にしても物価高を定着させない」との見解を示し、利上げ警戒からNYダウが1000ドルを超える下落となり、日経平均株価も760円超下落した。パウエル議長は日本時間の25日午後11時05分から講演すると伝えられており、週末にかけては持ち高調整の動きが中心になりそうだ。
また、23日にはエヌビディアの決算発表が予定されている。5-7月期決算は好調が見込まれるが、材料出尽くしになるとの見方が大勢であろう。ただし、期待先行では買われておらず、出尽くし感が強まったとしても、指数インパクトの大きい値がさハイテク株などではアク抜け感が強まる可能性もあり、足もとで低下傾向にあるNT倍率の修正が入る展開も想定しておきたい。
そのNT倍率だが、先物中心限月で14.11倍辺りに位置する200日線を下回り、週末には一時13.99倍と節目の14.00倍を下回る場面もみられた。節目を割り込んだことで、いったんは利益確定に伴うNTショートの巻き戻しが入り、14.06倍で終えていた。方向性としては5月半ばに付けた13.91倍が意識されやすいが、エヌビディアの決算次第ではトレンド転換の可能性もある点は意識しておきたい。特に足もとでは積極的にポジションを傾けてくる動きは限られていたと考えられ、ヘッジを挟んでスプレッド狙いの動きが中心になりやすい。
先週末のVIX指数は17.30(前日は17.89)に低下した。ただし、一時18.88まで切り上がり、18.55辺りに位置する200日線を上放れる場面があった。同線を明確に上放れると、3月の30.81が意識されてくる可能性もあり、投資家心理を神経質にさせよう。
8月第2週(8月7日- 10日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週ぶりに買い越しており、買い越し額は6460億円(8月第1週は3782億円の売り越し)だった。なお、現物は1799億円の買い越し(同188億円の買い越し)と7週連続の買い越しであり、先物は4661億円の買い越し(同3970億円の売り越し)と3週ぶりに買い越している。個人は現物と先物の合算で3621億円の売り越しで、2週ぶりの売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で2822億円の売り越しとなり、8週連続の売り越しだった。
主要スケジュールでは、21日に中国人民銀による最優遇貸出金利の発表、22日に米国7月中古住宅販売件数、米国8月リッチモンド連銀製造業指数、BRICS首脳会議(南ア、~24日)、23日に米国8月製造業PMI、米国7月新築住宅販売件数、米大統領選共和党候補の初回討論会、エヌビディア決算、24日に米国7月耐久財受注、25日に8月東京都区部消費者物価指数、米国8月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値、パウエルFRB議長によるジャクソンホール会議での講演などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
09月限 日経225 28253.40 TOPIX 1957.76
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/09 08月18日 31660 31770 31230 31470 -200
23/09 08月17日 31800 31910 31280 31670 -60
23/09 08月16日 32150 32160 31700 31730 -520
23/09 08月15日 32190 32390 32070 32250 +160
23/09 08月14日 32570 32810 32010 32090 -470
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/09 08月18日 2254.0 2262.0 2227.5 2237.0 -18.0
23/09 08月17日 2262.0 2268.5 2226.5 2255.0 -2.0
23/09 08月16日 2283.5 2284.0 2255.5 2257.0 -32.0
23/09 08月15日 2289.0 2300.0 2282.5 2289.0 +5.5
23/09 08月14日 2309.5 2323.0 2276.0 2283.5 -24.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
08月18日(9月限) 31460 -10
08月17日(9月限) 31380 -290
08月16日(9月限) 31690 -40
08月15日(9月限) 31940 -310
08月14日(9月限) 32295 +205
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
08月10日 270億円 -214億円 8078億円 +1255億円
08月04日 484億円 +346億円 6822億円 -3304億円
07月28日 138億円 -141億円 1兆0127億円 +734億円
07月21日 280億円 -52億円 9393億円 +497億円
07月14日 332億円 +328億円 8895億円 -2452億円
07月07日 3億円 -1208億円 1兆1347億円 -3139億円
06月30日 1212億円 +480億円 1兆4486億円 -636億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
08月16日 1366万株 +404万株 3億3276万株 -925万株
08月15日 962万株 +136万株 3億4202万株 +78万株
08月14日 826万株 +211万株 3億4123万株 +294万株
08月10日 614万株 -265万株 3億3828万株 +2133万株
08月09日 880万株 -416万株 3億1695万株 -249万株
08月08日 1297万株 +61万株 3億1944万株 +2445万株
08月07日 1235万株 +30万株 2億9498万株 +162万株
08月04日 1205万株 -269万株 2億9336万株 -1203万株
08月03日 1475万株 +123万株 3億0539万株 -9352万株
08月02日 1352万株 +881万株 3億9891万株 -4901万株
08月01日 470万株 -28万株 4億4793万株 +1426万株
07月31日 499万株 +181万株 4億3366万株 -159万株
07月28日 318万株 -643万株 4億3525万株 -2808万株
07月27日 961万株 +91万株 4億6334万株 +1339万株
07月26日 870万株 +301万株 4億4995万株 -263万株
07月25日 568万株 +152万株 4億5258万株 -403万株
07月24日 415万株 -316万株 4億5662万株 +3909万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
株探ニュース
2023/08/20 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―米金利動向を睨みつつ、押し目狙いのロング対応
今週の日経225先物は、米国経済指標の結果を受けた金利動向を睨みながらの相場展開になりそうだ。先週の米国市場では、10日に発表された7月の米消費者物価指数(CPI)が2カ月連続で低い伸びだったことを受けて、インフレ沈静化への期待が高まった。しかし、11日発表の7月の米卸売物価指数(PPI)が予想を上回ったことで、米金融引き締めが長引くとの懸念につながった。
これを受けて11日の米債券市場では長期金利が上昇し、ハイテク株の重荷となっている。今週は15日に7月米国小売売上高、8月ニューヨーク連銀製造業景気指数の発表が予定されているほか、16日には米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨が公表されるため、これらを受けた金利の動向を注視することになろう。
バイデン米大統領は9日、中国に対し米投資を制限する大統領令に署名した。中国の軍事・監視技術の開発を抑制する取り組みとして、半導体や人工知能(AI)、量子技術が対象になるため、エヌビディアなどハイテク企業の株価は足もとで調整が強まっている。この影響はアドバンテスト<6857> [東証P]など指数インパクトの大きい値がさハイテク株への投資を慎重にさせており、日経平均型の重荷となる可能性が警戒されている。
先週末10日の日経225先物は、寄り付き直後に3万2010円まで売られたものの、その後はショートカバーを交えて上昇し、3万2560円と高値で取引を終えた。ナイトセッションでは一時3万2810円まで買われたが、祝日取引で軟化しており、3万2450円で取引を終えた。一時25日移動平均線を上放れ、ボリンジャーバンドの+1σ(3万2850円)水準に迫る場面も見られた。バンドは収斂してきており、25日線を挟んだ煮詰まり感が意識されてきそうだ。そのため、オプション権利行使価格の3万2500円を中心に、3万2250円~3万2875円のレンジを想定しておきたい。
レンジ下限を下回る局面では、8月のSQ値である3万2013円86銭がサポートとして期待されることから押し目狙いのロングスタンスとし、ボリンジャーバンドの+1σを上回る局面では、節目の3万3000円狙いのロング対応に向かわせよう。米国では小売企業の決算発表が予定されているが、国内は10日に800社ほどの企業が決算を発表しており、ピークは通過した。国内外の機関投資家は決算通過で動きやすくなるため、下値の堅さが意識されやすくなるだろう。
VIX指数は14.84に低下した。先週は一時18.14まで上昇する場面も見られ、その後は落ち着いた値動きではあったが、75日線を上回って推移していた。週末の15.00割れで75日線も下回ってきており、ややリスク選好に向かわせやすい。
なお、先週末のNT倍率は先物中心限月で14.11倍だった。一時14.05倍まで低下しており、200日線を割り込んできた。同線が上値抵抗線として意識されてきており、ハイテク株に不透明感があるなか、円相場が一時1ドル=145円台に乗せるなど円安基調が強まっており、相対的にTOPIX型優位の流れになりそうである。そのため、200日線が位置する14.12倍辺りが抵抗となるようだと、5月10日に付けた13.91倍辺りを想定したNTショートによるスプレッド狙いの動きが強まってくる可能性がある。
8月第1週(7月31日-8月4日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週連続で売り越しており、売り越し額は3782億円(7月第4週は2557億円の売り越し)だった。なお、現物は188億円の買い越し(同738億円の買い越し)と6週連続の買い越しであり、先物は3970億円の売り越し(同3295億円の売り越し)と2週連続で売り越している。個人は現物と先物の合算で3427億円の買い越しで、2週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で1342億円の売り越しとなり、7週連続の売り越しだった。
経済スケジュールでは、15日に4-6月期実質国内総生産(GDP)、6月鉱工業生産確報値、中国7月小売売上高、中国7月鉱工業生産、中国1-7月固定資産投資、米国7月小売売上高、米国8月ニューヨーク連銀製造業景気指数、米国7月輸入・輸出物価指数、16日に7月訪日外客数、米国7月住宅着工件数、米国7月鉱工業生産、FOMC(7月25~26日開催分)議事要旨、17日に7月貿易統計、6月機械受注、米国8月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、米国7月コンファレンス・ボード景気先行指数、18日に7月全国消費者物価指数(CPI)、日米韓首脳会談などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
09月限 日経225 28253.40 TOPIX 1957.76
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/09 08月10日 32280 32560 32010 32560 +340
23/09 08月09日 32280 32400 32090 32220 -70
23/09 08月08日 32330 32530 32200 32290 -30
23/09 08月07日 32110 32320 31800 32320 +170
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/09 08月10日 2287.5 2307.5 2271.0 2307.5 +23.5
23/09 08月09日 2288.5 2292.0 2275.0 2284.0 -6.0
23/09 08月08日 2289.0 2300.5 2280.5 2290.0 +2.0
23/09 08月07日 2269.0 2288.0 2258.5 2288.0 +17.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
08月11日(9月限) 32455 -105
08月10日(9月限) 32530 -30
08月09日(9月限) 32120 -100
08月08日(9月限) 32310 +20
08月07日(9月限) 32405 +85
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
08月04日 484億円 +346億円 6822億円 -3304億円
07月28日 138億円 -141億円 1兆0127億円 +734億円
07月21日 280億円 -52億円 9393億円 +497億円
07月14日 332億円 +328億円 8895億円 -2452億円
07月07日 3億円 -1208億円 1兆1347億円 -3139億円
06月30日 1212億円 +480億円 1兆4486億円 -636億円
06月23日 732億円 -235億円 1兆5123億円 +1345億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
08月08日 1297万株 +61万株 3億1944万株 +2445万株
08月07日 1235万株 +30万株 2億9498万株 +162万株
08月04日 1205万株 -269万株 2億9336万株 -1203万株
08月03日 1475万株 +123万株 3億0539万株 -9352万株
08月02日 1352万株 +881万株 3億9891万株 -4901万株
08月01日 470万株 -28万株 4億4793万株 +1426万株
07月31日 499万株 +181万株 4億3366万株 -159万株
07月28日 318万株 -643万株 4億3525万株 -2808万株
07月27日 961万株 +91万株 4億6334万株 +1339万株
07月26日 870万株 +301万株 4億4995万株 -263万株
07月25日 568万株 +152万株 4億5258万株 -403万株
07月24日 415万株 -316万株 4億5662万株 +3909万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
株探ニュース
2023/08/13 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―米CPI、PPIの結果を見極め
今週の日経225先物は、米国市場の動向を睨みながらのなか、目先のボトムを探る相場展開になりそうだ。先週は格付け会社フィッチ・レーティングスの米国債格下げをきっかけに、ショート優勢の展開となった。週初は金融政策決定会合の結果を受けた日銀トレードの巻き戻しなどで、8月1日には3万3470円まで買われたものの、米国債格下げを受けて翌日は急落。その後も不安定な展開が続き、4日には一時3万1660円まで売られ、節目の3万2000円を割り込んだ。
テクニカル面では75日移動平均線水準まで下げたほか、ボリンジャーバンドの-2σを下回る場面も見られており、いったんは調整一巡感が意識されやすい。ただし、来週前半までは決算発表が続くこともあり、積極的なリバウンドを狙ったロングは限られるだろう。反対に短期的には戻りを試す場面ではショートが入りやすい。
また、米国市場は相対的に強い値動きを継続しているものの、先週までの調整でナナスダック指数、S&P500指数が25日線を下回ってきた。注目された7月の米雇用統は、非農業部門の雇用者数が前月比で18万7000人増と市場の予想には届かなかったが、平均時給は予想以上に伸びており、人手不足による賃上げ圧力がなお根強いことが示された。米連邦準備理事会(FRB)による利上げ継続の可能性も意識されるなか、売り優勢の展開だった。
FRBは7月の連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の利上げ再開を決定し、パウエルFRB議長は声明で、政策金利を再び引き上げるか据え置くかは今後のデータ次第とし、経済指標を見極める考えを強調した。利上げの可能性を除外しなかったこともあり、10日発表の7月の米消費者物価指数(CPI)、11日発表の7月の米卸売物価指数(PPI)に市場の関心は集まろう。
日米ともに決算発表が続くほか、夏休みで市場参加者は限られるとみられ、経済指標の結果次第では短期筋の売買に大きく影響を受けそうだ。もっとも、6月のCPIは前年比3.0%上昇し、5月の4.0%から鈍化した。2カ月連続で伸びが鈍化するようだと、利上げ終了への期待が高まり、リバウンドをみせてくる可能性がある。
そのため、まずは3万2000円を中心に、75日線を支持線として、3万1500円から25日線が位置する3万2630円のレンジを想定する。ただし、緩やかながら調整が継続していることから積極的な上値追いは控え、押し目狙いのロング対応となろう。
4日のVIX指数は17.10に上昇した。一時14.57まで低下し、75日線割れから25日線に接近する場面も見られた。ただし、その後の切り返しで75日線を上回って推移しており、目先的には200日線が位置する14.04辺りまでの上昇が警戒されやすい。米経済指標の結果次第の面はあるが、先高観が意識されやすいなか、慎重姿勢に向かわせそうだ。
なお、先週末のNT倍率は先物中心限月で14.15倍に低下し、200日線が位置する14.12倍に接近してきた。52週線水準まで低下してきたこともあり、いったんはNTショートを巻き戻す動きが入りやすいタイミングとみられる。ただし、200日線を明確に下回ってくるようだと、下へのバイアスが強まる可能性はあろう。ボリンジャーバンドの-3σは14.05倍辺りに位置しており、瞬間的には14.00倍割れも想定しておく必要がありそうだ。
7月第4週(7月24日-28日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では4週ぶりに売り越しており、売り越し額は2557億円(7月第3週は577億円の買い越し)だった。なお、現物は738億円の買い越し(同197億円の買い越し)と5週連続の買い越しであり、先物は3295億円の売り越し(同380億円の買い越し)と4週ぶりに売り越している。個人は現物と先物の合算で2312億円の売り越しで、4週ぶりの売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で527億円の売り越しとなり、6週連続の売り越しだった。
経済スケジュールでは、7日に日銀金融政策決定会合の主な意見(7月27~28日分)、6月景気動向指数、米国6月消費者信用残高、8日に7月景気ウオッチャー調査、中国7月貿易収支、米国6月貿易収支、米国6月卸売売上高、9日に中国7月CPI、中国7月PPI、10日に7月国内企業物価指数、米国7月CPI、11日に米国7月PPI、米国8月ミシガン大学消費者態度指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
08月限 日経225 28525.62 TOPIX 1963.05
09月限 日経225 28253.40 TOPIX 1957.76
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/09 08月04日 32010 32280 31660 32150 -30
23/09 08月03日 32550 32630 32080 32180 -430
23/09 08月02日 33390 33390 32590 32610 -800
23/09 08月01日 33300 33470 33190 33410 +150
23/09 07月31日 32680 33390 32550 33260 +490
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/09 08月04日 2257.5 2278.0 2238.0 2271.0 +4.0
23/09 08月03日 2291.0 2297.5 2263.5 2267.0 -28.5
23/09 08月02日 2333.0 2334.0 2294.5 2295.5 -38.0
23/09 08月01日 2329.5 2338.0 2321.0 2333.5 +6.5
23/09 07月31日 2287.0 2330.5 2286.0 2327.0 +36.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
08月04日(9月限) 31980 -170
08月03日(9月限) 31930 -250
08月02日(9月限) 32345 -265
08月01日(9月限) 33200 -210
07月31日(9月限) 33260 ±0
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
07月28日 138億円 -141億円 1兆0127億円 +734億円
07月21日 280億円 -52億円 9393億円 +497億円
07月14日 332億円 +328億円 8895億円 -2452億円
07月07日 3億円 -1208億円 1兆1347億円 -3139億円
06月30日 1212億円 +480億円 1兆4486億円 -636億円
06月23日 732億円 -235億円 1兆5123億円 +1345億円
06月16日 967億円 -915億円 1兆3778億円 +324億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
08月02日 1352万株 +881万株 3億9891万株 -4901万株
08月01日 470万株 -28万株 4億4793万株 +1426万株
07月31日 499万株 +181万株 4億3366万株 -159万株
07月28日 318万株 -643万株 4億3525万株 -2808万株
07月27日 961万株 +91万株 4億6334万株 +1339万株
07月26日 870万株 +301万株 4億4995万株 -263万株
07月25日 568万株 +152万株 4億5258万株 -403万株
07月24日 415万株 -316万株 4億5662万株 +3909万株
07月21日 731万株 -148万株 4億1752万株 -9万株
07月20日 880万株 +12万株 4億1761万株 -389万株
07月19日 868万株 +249万株 4億2151万株 +971万株
07月18日 618万株 -240万株 4億1180万株 +691万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
株探ニュース
2023/08/06 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―日米の中銀イベント通過でリバウンドを意識へ
今週の日経225先物は、日米中央銀行の重要イベントを通過したことで、需給状況は落ち着きをみせてくると考えられる。先週は米連邦準備理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)で予想通り0.25%の利上げを再開した。パウエルFRB議長は声明で、政策金利を再び引き上げるか据え置くかは今後のデータ次第とし、経済指標を見極める考えを強調。これを受けて市場では利上げペースが一段と減速するとの思惑が高まった。また、日銀は金融政策決定会合で、金利操作をより柔軟に運用することを決め、長期金利の上昇をこれまでの0.5%程度から事実上、1%まで容認する方針を示した。
先週はFOMCよりも日銀会合を手掛かりとしたトレードが活発だった。27日の取引終了後のナイトセッションでは日本経済新聞(電子版)による「日銀の金融政策決定会合で長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)の修正案を議論する」とのリーク報道によって、3万3220円から一気に3万2400円まで急落。28日の日中取引では結果発表後には材料出尽くし感からショートカバーが入り3万2850円まで切り返した。しかし、カバー一巡後は前述の通りYCC柔軟化を受けて売り直され、一時3万2000円まで下落幅を広げ、終盤にかけては植田総裁の会見内容を見極めたいとして買い戻しが優勢となっていた。いずれも発表直後に動意を強めていたことから、日銀会合をトリガーとするアルゴリズムのトレードが発動したと考えられる。
イベントを手掛かりとしたトレードが一巡したことにより、改めて日銀会合を手掛かりに急落した前の水準への修正が意識されやすい。米国ではFRB議長の発言を受けて、今週に発表が予定されているISM製造業・非製造業景気指数、雇用統計などの経済指標に関心が集まろう。これら指標の結果を受けて追加利上げ観測が後退するようだと、米国市場の上昇が支援材料になる可能性がある。
また、米インフレ懸念が和らぐなか、円売り・ドル買いが優勢となっており、再び1ドル=141円台に円安が進行している。日銀は1%まで金利上昇を容認した一方で、当分は政策変更を行わないといった見方から、株式市場は仕切り直しに向かおう。日米ともに決算発表が本格化するなか、機関投資家の積極的な売買は手控えられようが、押し目待ち狙いのロング対応に向かわせると考えられる。
なお、28日の取引終了後のナイトセッションではリバウンド基調が強まり、節目の3万3000円を回復し、3万3100円で取引を終えていた。チャート上では25日移動平均線が位置する3万2720円を支持線に、ボリンジャーバンドの+1σ水準まで回復してきた。主要企業の決算や為替動向を睨んだ展開を意識しつつも、25日線に接近する局面では押し目狙いのロング対応とし、+1σを上回ってくる局面では、短期的ながらも+2σが位置する3万3560円辺りを狙った動きから、7月4日の戻り高値3万3810円が次第に意識されてきそうだ。
VIX指数は13.33に低下した。日銀の政策変更に関するリーク報道を受けて、27日には一時15.02まで上昇する場面も見られたが、翌日の低下によって25日線を下回ってきた。リスク選好が強まる一方、ショートを仕掛けづらくさせそうである。なお、先週末のNT倍率は先物中心限月で14.30倍だった。14.18倍から14.39倍と変動幅は大きかったが、足もとで保ち合いを見せていた75日線水準で終えていた。NT低下の場面ではボリンジャーバンドの-3σの水準まで低下しており、下向きのトレンドではあるものの、いったんはNTショートの巻き戻しが入る可能性もあろう。
7月第3週(7月18日-21日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週連続で買い越しており、買い越し額は577億円(7月第2週は8811億円の買い越し)だった。なお、現物は197億円の買い越し(同2793億円の買い越し)と4週連続の買い越しであり、先物は380億円の買い越し(同6017億円の買い越し)と3週連続で買い越している。個人は現物と先物の合算で188億円の買い越しで、3週連続の買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で1274億円の売り越しとなり、5週連続の売り越しだった。
経済スケジュールでは、31日に6月鉱工業生産、7月消費動向調査、6月新設住宅着工戸数、中国7月製造業PMI、米国7月シカゴ購買部協会景気指数、8月1日に6月完全失業率、中国7月財新製造業PMI、米国7月ISM製造業景気指数、米国6月建設支出、米国6月JOLTS求人件数、2日に日銀金融政策決定会合議事要旨、米国7月ADP雇用統計、3日に中国7月財新サービス業PMI、イングランド銀行(BOE)政策金利、米国7月ISM非製造業PMI、米国6月製造業新規受注、4日に米国7月雇用統計が予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
08月限 日経225 28525.62 TOPIX 1963.05
09月限 日経225 28253.40 TOPIX 1957.76
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/09 07月28日 32930 33220 32000 32770 -150
23/09 07月27日 32570 32930 32390 32920 +320
23/09 07月26日 32590 32710 32460 32600 -40
23/09 07月25日 32640 32750 32490 32640 +30
23/09 07月24日 32350 32820 32350 32610 +340
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/09 07月28日 2300.0 2313.5 2253.5 2290.5 -8.5
23/09 07月27日 2282.0 2299.0 2270.5 2299.0 +17.0
23/09 07月26日 2280.5 2286.5 2269.5 2282.0 -2.0
23/09 07月25日 2278.5 2286.5 2271.5 2284.0 +6.5
23/09 07月24日 2262.5 2287.5 2262.5 2277.5 +19.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
07月28日(9月限) 33130 +360
07月27日(9月限) 32505 -415
07月26日(9月限) 32530 -70
07月25日(9月限) 32595 -45
07月24日(9月限) 32715 +105
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
07月21日 280億円 -52億円 9393億円 +497億円
07月14日 332億円 +328億円 8895億円 -2452億円
07月07日 3億円 -1208億円 1兆1347億円 -3139億円
06月30日 1212億円 +480億円 1兆4486億円 -636億円
06月23日 732億円 -235億円 1兆5123億円 +1345億円
06月16日 967億円 -915億円 1兆3778億円 +324億円
06月09日 1883億円 +331億円 1兆3453億円 +73億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
07月26日 870万株 +301万株 4億4995万株 -263万株
07月25日 568万株 +152万株 4億5258万株 -403万株
07月24日 415万株 -316万株 4億5662万株 +3909万株
07月21日 731万株 -148万株 4億1752万株 -9万株
07月20日 880万株 +12万株 4億1761万株 -389万株
07月19日 868万株 +249万株 4億2151万株 +971万株
07月18日 618万株 -240万株 4億1180万株 +691万株
07月14日 858万株 -910万株 4億0488万株 -1886万株
07月13日 1769万株 +343万株 4億2375万株 -357万株
07月12日 1425万株 +424万株 4億2732万株 -387万株
07月11日 1001万株 +172万株 4億3119万株 -4301万株
07月10日 829万株 +811万株 4億7421万株 -3050万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
株探ニュース
2023/07/30 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―主要国の金融政策や日米ハイテク決算に注目
今週の日経225先物は、日米主要企業の決算発表が本格化するなか、日米欧の金融政策のほか、米国の4-6月期実質国内総生産(GDP)や6月個人消費支出(PCEデフレーター)などの結果を受けて、足もとの保ち合いレンジを大きく放れる可能性がある。
日経225先物は概ね3万2000円~3万3000円処のレンジで推移し、上値は25日移動平均線が抵抗線として機能する一方で、下値はボリンジャーバンドの-2σ辺りを支持線としたチャート形状を続けている。先週は19日に3万2980円まで買われたが、翌20日にはテスラ、ネットフリックスの決算が失望され、前日の上昇分を帳消しにした。週末21日には3万2060円と3万2000円に迫る場面を見せた後は、為替市場での円高が一服したことで下げ幅を縮めていた。
先週後半にかけての下落により下へのバイアスが警戒される状況だったが、21日取引終了後のナイトセッションで一時3万2760円までの切り返しを見せた。複数の関係者の話として「日本銀行は現時点でイールドカーブ・コントロール(YCC)政策の副作用に緊急に対応する必要性は乏しいと認識」と報じられた。この報道を受けて早期見直しの検討を想定していたポジションが巻き戻され、円相場は1ドル=141円80銭台まで一気に円安に振れる場面があった。この流れから日経225先物もショートカバーの流れが強まったようだ。
なお、円相場は75日線までの調整を経て、25日線水準まで回復してきた。テクニカル面では同線に上値を抑えられる可能性はあるものの、25日線を明確に上回ってくると6月下旬に付けた145円が意識されてくる。25-26日の米連邦公開市場委員会(FOMC)、27日の欧州中央銀行(ECB)理事会、27-28日の日銀金融政策決定会合を受けた市場反応が注目されることになるだろう。
米国では週明け24日にナスダック100指数のリバランスが実施される。先週の米ハイテク株の弱い値動きからは、先回り的な動きが入っていたとも考えられよう。しばらくはリバランスの影響を見極める必要がありそうだが、イベント通過による巻き戻しの動きも意識しておきたい。
また、7月FOMCでの0.25%利上げによって利上げは打ち止めとなり、9月FOMCでは金利が据え置かれるとの見方がコンセンサスである。足もとでは年内2回の追加利上げを警戒していたショートポジションのカバーによって、NYダウは10営業日続伸とリバウンド基調が強まっている。予想通りの内容となれば改めてショートカバーに向かわせることになろう。
一方、日経225先物は、先週末の報道を受けてYCC早期修正観測が後退し、ナイトセッションでショートポジションを巻き戻す格好となったが、あくまでも短期ポジションの巻き戻しと考えられ、日銀会合通過後には海外投資家による資金流入が再開する可能性がありそうだ。
決算では米国ではアルファベット、マイクロソフト、ラム・リサーチ、テラダイン、インテルなどハイテク企業の決算が予定されている。失望売りを浴びたテスラとネットフリックスが、週末も売りに押されていたこともあり、ハイテク企業の決算に市場は神経質になりそうだ。国内ではアドバンテスト <6857> [東証P]、信越化学工業 <4063> [東証P]の決算発表が予定されている。決算内容次第ではハイテク株の持ち高調整に向かわせる可能性もあり、投資家の関心も高い。
先週末のNT倍率は先物中心限月で14.28倍に低下し、直近安値を下回り75日線水準まで低下した。ボリンジャーバンドの-2σを下回り-3σに接近してきたため、いったんはNTショートの巻き戻しが入りやすい水準である。ただし、日米ハイテクの決算次第ではNTショートへのバイアスが強まる可能性もあるため、方向性を見極めたいところだろう。
なお、VIX指数は13.60に低下した。25日線に上値を抑えられる格好でボトム圏での膠着が続いている。FOMC通過でショートカバーが強まる展開も考えられ、一段と低下する局面では、日経225先物の25日線突破を想定したロングに向かわせそうだ。
7月第2週(7月10日-14日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週連続で買い越しており、買い越し額は8811億円(7月第1週は588億円の買い越し)だった。なお、現物は2793億円の買い越し(同313億円の買い越し)と3週連続の買い越しであり、先物は6017億円の買い越し(同274億円の買い越し)と2週連続で買い越している。個人は現物と先物の合算で2017億円の買い越しで、2週連続の買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で1兆1648億円の売り越しとなり、4週連続の売り越しだった。
経済スケジュールでは、24日にナスダック100指数の特別リバランス、米国7月製造業PMI 、25日に米国5月ケース・シラー住宅価格指数、米国7月コンファレンス・ボード消費者信頼感指数、IMF世界経済見通し、26日に5月景気動向指数改定値、米国6月新築住宅販売件数、FOMC終了後に政策金利発表、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長会見、27日に中国1-6月工業企業利益、ECB政策金利、米国4-6月期GDP、米国6月耐久財受注、28日に日銀金融政策決定会合後に政策金利発表、植田日銀総裁記者会見、米国6月個人所得・個人消費支出などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
08月限 日経225 28525.62 TOPIX 1963.05
09月限 日経225 28253.40 TOPIX 1957.76
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/09 07月21日 32360 32490 32060 32270 -140
23/09 07月20日 33040 33040 32410 32410 -570
23/09 07月19日 32360 32980 32330 32980 +600
23/09 07月18日 32350 32700 32090 32380 +40
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/09 07月21日 2254.5 2270.5 2247.0 2258.5 ±0.0
23/09 07月20日 2287.5 2288.0 2258.0 2258.5 -26.5
23/09 07月19日 2245.0 2286.0 2244.0 2285.0 +39.0
23/09 07月18日 2237.0 2260.5 2218.5 2246.0 +10.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
07月21日(9月限)
07月20日(9月限) 32330 -80
07月19日(9月限) 32880 -100
07月18日(9月限) 32740 +360
07月17日(9月限) 32340 ±0
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
07月14日 332億円 +328億円 8895億円 -2452億円
07月07日 3億円 -1208億円 1兆1347億円 -3139億円
06月30日 1212億円 +480億円 1兆4486億円 -636億円
06月23日 732億円 -235億円 1兆5123億円 +1345億円
06月16日 967億円 -915億円 1兆3778億円 +324億円
06月09日 1883億円 +331億円 1兆3453億円 +73億円
06月02日 1551億円 +444億円 1兆3379億円 +1433億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
07月19日 868万株 +249万株 4億2151万株 +971万株
07月18日 618万株 -240万株 4億1180万株 +691万株
07月14日 858万株 -910万株 4億0488万株 -1886万株
07月13日 1769万株 +343万株 4億2375万株 -357万株
07月12日 1425万株 +424万株 4億2732万株 -387万株
07月11日 1001万株 +172万株 4億3119万株 -4301万株
07月10日 829万株 +811万株 4億7421万株 -3050万株
07月07日 17万株 -820万株 5億0471万株 -2086万株
07月06日 838万株 -684万株 5億2558万株 -4619万株
07月05日 1522万株 -1266万株 5億7177万株 -1862万株
07月04日 2789万株 +49万株 5億9039万株 -2755万株
07月03日 2740万株 +42万株 6億1795万株 -469万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
株探ニュース
2023/07/23 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―米企業決算や為替を睨んだ相場展開に
今週の日経225先物は、本格化する米国企業の決算や、米経済指標の結果を受けた利上げ打ち止めを巡る思惑、為替動向などを睨んだ相場展開となりそうだ。14日に決算を発表したJPモルガン・チェースは4-6月期の純利益が四半期ベースで過去最高となり、年初来高値を更新したが、買い一巡後は戻り待ちの売りに押されて小幅な上昇にとどまった。また、シティグループは1株利益が予想を上回ったものの、4%を超える下落だった。
今週は、チャールズシュワブやバンク・オブ・アメリカ、モルガン・スタンレー、ゴールドマン・サックス・グループ、IBM、ネットフリックス、テスラ、ジョンソン・エンド・ジョンソンなどの決算発表が予定されている。これら主要企業の決算反応が日本株へも波及することになりそうだ。14日の米国市場ではNYダウが5営業日続伸したが、同日に決算を発表したユナイテッドヘルス・グループが7%を超える上昇でNYダウを押し上げていた。
また、米国経済指標では小売売上高、鉱工業生産などの発表が予定されている。先週は予想を下回った消費者物価指数(CPI)、卸売物価指数(PPI)を受けて、7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での0.25%利上げを最後に終了するとの観測が高まった。
14日に発表された7月のミシガン大学消費者態度指数は72.6に上昇し、2021年9月以来約2年ぶりの高水準だった。1年先のインフレ期待は3.4%と前月(3.3%)から上昇し、米消費者のセンチメントは予想以上に底堅く推移している。なお、今週発表される6月の小売売上高は前月から伸びが拡大すると予想されており、景気後退懸念が和らぐ可能性もありそうだ。
また、国内市場は為替動向に振られやすい需給状況である。先週は一時1ドル=137円前半まで円高が進行し、これまでの円安相場で買っていた海外投資家による資金流出が加速するとの見方から、先物市場では仕掛け的なショートが強まった。本格化する決算に加えて、7月のFOMCを翌週に控えて、商いは膨らみづらい。このため、仕掛け的な商いに振られやすくなるため、為替の動向を睨んでの展開になろう。
14日の取引終了後のナイトセッションでは、日経225先物は開始直後に付けた3万2240円を安値にリバウンドを強め、一時は3万2470円まで買われた。ただし、買い一巡後は3万2260円~3万2440円処での保ち合いを継続。祝日取引では一時3万2160円まで下げる場面が見られている(17日13時現在)。ボリンジャーバンドの-1σ(3万2420円)を下回っての推移であり、-2σ(3万1910円)とのレンジが意識されやすい。ただし、-1σ水準で底堅さをみせてくるようだと、25日移動平均線が位置する3万2940円辺りが射程に入ってくる。
VIX指数は13.34に低下した。12日に14.00辺りで推移する25日線を下回った後は、同線に上値を抑えられる格好で膠着している。7月FOMCを最後とする利上げ打ち止め観測が一段と強まれば、VIX指数の低下が意識されやすい。円相場の動向を警戒しつつも、米国のセンチメント改善を想定した押し目狙いのロング対応に向かわせよう。
前週末のNT倍率は先物中心限月で14.46倍に低下した。先週は10日に付けた14.30倍を安値にNTショートを巻き戻す動きが強まり、14日には一時14.58倍まで上昇する場面が見られたが、ファーストリテイリング <9983> [東証P]が朝高後に下げに転じたことなどが影響していた。米国では金融株の決算発表が相次ぐため、ややNTショートに傾きやすい面はありそうだ。
7月第1週(7月3日-7日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では4週ぶりに買い越しており、買い越し額は588億円(6月第4週は1963億円の売り越し)だった。なお、現物は313億円の買い越し(同3041億円の買い越し)と2週連続の買い越しであり、先物は274億円の買い越し(同5005億円の売り越し)と2週ぶりに買い越している。個人は現物と先物の合算で5267億円の買い越しで、2週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で3877億円売り越しとなり、3週連続の売り越しだった。
経済スケジュールでは、18日に米国6月小売売上高、米国6月鉱工業生産、19日に6月訪日外客数、米国6月住宅着工件数、20日に6月貿易統計、米国6月コンファレンス・ボード景気先行指数、米国6月中古住宅販売件数、21日に6月全国消費者物価指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
07月限 日経225 26659.58 TOPIX 1890.16
08月限 日経225 28525.62 TOPIX 1963.05
09月限 日経225 28253.40 TOPIX 1957.76
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/09 07月14日 32530 32850 32200 32340 -200
23/09 07月13日 31940 32540 31810 32540 +600
23/09 07月12日 32200 32370 31760 31940 -300
23/09 07月11日 32100 32460 32050 32240 +100
23/09 07月10日 32290 32670 32030 32140 -290
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/09 07月14日 2240.5 2258.0 2224.0 2235.5 -6.0
23/09 07月13日 2222.5 2249.0 2214.5 2241.5 +18.5
23/09 07月12日 2235.0 2246.0 2214.5 2223.0 -14.0
23/09 07月11日 2236.0 2256.0 2229.5 2237.0 -1.5
23/09 07月10日 2245.5 2269.5 2237.5 2238.5 -15.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
07月14日(9月限) 32320 -20
07月13日(9月限) 32730 +190
07月12日(9月限) 32035 +95
07月11日(9月限) 32295 +55
07月10日(9月限) 32270 +130
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
07月07日 3億円 -1208億円 1兆1347億円 -3139億円
06月30日 1212億円 +480億円 1兆4486億円 -636億円
06月23日 732億円 -235億円 1兆5123億円 +1345億円
06月16日 967億円 -915億円 1兆3778億円 +324億円
06月09日 1883億円 +331億円 1兆3453億円 +73億円
06月02日 1551億円 +444億円 1兆3379億円 +1433億円
05月26日 1107億円 +204億円 1兆1946億円 +768億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
07月12日 1425万株 +424万株 4億2732万株 -387万株
07月11日 1001万株 +172万株 4億3119万株 -4301万株
07月10日 829万株 +811万株 4億7421万株 -3050万株
07月07日 17万株 -820万株 5億0471万株 -2086万株
07月06日 838万株 -684万株 5億2558万株 -4619万株
07月05日 1522万株 -1266万株 5億7177万株 -1862万株
07月04日 2789万株 +49万株 5億9039万株 -2755万株
07月03日 2740万株 +42万株 6億1795万株 -469万株
06月30日 2697万株 -67万株 6億2265万株 -3502万株
06月29日 2764万株 +860万株 6億5767万株 +1億1127万株
06月28日 1904万株 +315万株 5億4640万株 +2342万株
06月27日 1589万株 +43万株 5億2297万株 -118万株
06月26日 1545万株 -30万株 5億2416万株 -229万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
株探ニュース
2023/07/17 17:00