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株価指数先物 【週間展望】 ―薄商いながら+1σが射程に入ってくる可能性
今週の日経225先物は、連休の谷間で3日間の立ち合いとなり商いは膨らみづらく、一段と米国市場など外部要因の影響を受けやすくなりそうだ。26日の米国市場では主要な株価指数が上昇。ナスダック指数は大幅反発により直近で上値を抑えられていた75日移動平均線を突破してきた。前日に発表した決算が予想を上回ったマイクロソフトやアルファベットが買われ、アマゾン・ドット・コム、アドバンスト・マイクロデバイセズ、アームホールディングスなど他のハイテク株にも買いが波及した。
26日発表の米個人消費支出(PCE)コア価格指数は、前年同月比2.8%上昇(予想は2.7%上昇程度)、PCE総合価格指数は同2.7%上昇(同2.6%上昇程度)と、いずれも予想を上回り、米利下げが後ずれするとの懸念が重荷となった。ただし、このところの予想を上回る経済指標の発表を受けて年内の早期利下げ観測が後退するなか、この日は決算を手掛かりとした物色に向かわせた。
なお、シティグループは、米利下げ見通しを従来の6月開始から7月開始へ後退させ、年内の利下げ幅を125ベーシスから100ベーシスに縮小したようだ。バンク・オブ・アメリカやドイツ銀行などが12月利下げ開始を想定するのに対し、ハト派的な見解を示してきたシティグループにおいても2024年の利下げ予想を縮小しており、市場はこれを織り込んできていると考えられる。
4月30日~5月1日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)、会合後に予定されているパウエル連邦準備理事会(FRB)議長の発言も大きな変化はなさそうだ。また、3日発表予定の4月の雇用統計では、非農業部門雇用者数の伸びは緩やかになるものの、依然として力強いペースを維持するとみられている。
東京市場は先週の荒い値動きによって持ち高調整の動きは一巡したと考えられる。日経225先物は26日の取引終了後のナイトセッションで、ボリンジャーバンドの-1σ(3万8000円)および75日線(3万8070円)を突破した。25日線(3万9020円)が射程に入ってきており、-1σと中心値(25日)とのレンジに移行することで、オプション権利行使価格の3万8000円から3万9000円によるレンジ推移が見込まれる。
3日間の取引で手掛けづらさはあるが、FOMC通過後にアク抜け的な動きともなれば、米雇用統計の発表を控えつつも、25日線を捉えてくる可能性はありそうだ。基本は膠着とみるが、若干ロングに向かう展開は想定しておきたい。
また、26日の取引終了後に決算を発表したところでは、アドバンテスト <6857> [東証P]がPTS(私設取引)で5%超の下落となったが、ADR(米預託証券)では2.5%安と下げ幅を縮めていた。株価は足もとで調整を継続していたこともあり、織り込まれていた面もあろう。一方で、三菱電機 <6503> [東証P]、日立製作所 <6501> [東証P]、NEC<6701> [東証P]の重電3社は内容としてはポジティブであった。アドバンテストのマイナスインパクトは限られるだろう。
日経225先物は、ナイトセッション開始後に3万7800円~3万8000円辺りと、75日線水準での攻防を続けたが、米国市場の取引開始後にレンジを上放れ3万8350円辺りでの推移となった。祝日取引では10時40分時点で一時3万8750円まで買われる場面も見られた。
イスラエルが恒久的な停戦に向けて議論する用意があるとハマスに提案した、と米国メディアが報じた。イスラエル側から停戦の意思が示されたのは初であり、地政学リスクの後退が材料視されているとみられる。楽観は禁物だが、懸念要因だった地政学リスクが和らげば、リスク選好に傾きやすいだろう。日経225先物は25日線突破を意識したスタンスから、+1σが位置する4万0030円が射程に入ってくる可能性がありそうだ。
26日のVIX指数は、15.03(前日は15.37)に低下した。19日には一時21.36と昨年10月下旬以来の水準まで上昇したが、その後は調整し25日に25日線を割り込み、26日には200日線水準まで下げてきた。前週の上昇分を打ち消す形の低下をみせている。FOMC、米雇用統計など経済指標の内容次第では再びショートが強まる可能性はあるが、地政学リスクの後退によって一段の低下となれば、ショートカバーを強めてくる可能性がある。
なお、週末のNT倍率は先物中心限月で14.09倍(前日は14.12倍)だった。低下傾向にあったが、22日に付けた13.97倍をボトムに、その後はリバウンドの動きを見せた。ただし、14.17倍辺りに位置する200日線が抵抗線して機能している。日経225先物の祝日明けの強さから、いったんは25日線突破からNTショートを巻き戻す動きが強まる展開を想定しておきたいところだろう。ただし、大型連休明け後には決算発表がピークを迎えることから、スプレッド狙いのトレードは限られそうだ。
4月第3週(4月15日-19日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週ぶりに売り越しており、売り越し額は1兆1395億円の売り越し(4月第2週は8259億円の買い越し)だった。なお、現物は5924億円の売り越し(同5955億円の買い越し)と3週ぶりの売り越しであり、先物は5470億円の売り越し(同2304億円の買い越し)と2週ぶりに売り越している。個人は現物と先物の合算で1兆1130億円の買い越しで、2週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で587億円の買い越しとなり、3週ぶりの買い越しだった。
経済スケジュールでは、4月30日に3月完全失業率、3月有効求人倍率、3月鉱工業生産、中国4月製造業PMI、米国4月コンファレンスボード消費者信頼感指数、5月1日に米国4月ADP雇用統計、米国4月ISM製造業景気指数、FOMC終了後に政策金利発表、パウエルFRB議長記者会見、2日に4月消費動向調査、米国3月貿易収支、米国1-3月期非農業部門労働生産性指数、米国3月製造業新規受注、3日に米国4月雇用統計、米国4月ISM非製造業景気指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/06 04月26日 37610 38120 37130 37900 +290
24/06 04月25日 38400 38400 37590 37610 -830
24/06 04月24日 37580 38470 37530 38440 +890
24/06 04月23日 37390 37850 37340 37550 +120
24/06 04月22日 37270 37590 37020 37430 +330
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/06 04月26日 2661.5 2695.0 2636.5 2689.5 +27.0
24/06 04月25日 2709.0 2709.0 2659.5 2662.5 -47.5
24/06 04月24日 2668.0 2713.5 2664.5 2710.0 +46.0
24/06 04月23日 2660.0 2689.0 2651.5 2664.0 +1.0
24/06 04月22日 2636.5 2675.5 2631.0 2663.0 +37.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
04月26日(06月限) 38365 +465
04月25日(06月限) 37665 +55
04月24日(06月限) 38185 -255
04月23日(06月限) 37915 +365
04月22日(06月限) 37725 +295
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
04月19日 4205億円 -91億円 2兆2985億円 -1728億円
04月12日 4296億円 -1524億円 2兆4713億円 -495億円
04月05日 5821億円 +210億円 2兆5208億円 -278億円
03月29日 5610億円 +567億円 2兆5487億円 +2685億円
03月22日 5042億円 +672億円 2兆2802億円 +2058億円
03月15日 4370億円 +233億円 2兆0744億円 +1529億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
04月24日 9991万株 +33万株 7億5027万株 +664万株
04月23日 9958万株 0株 7億4363万株 -781万株
04月22日 9958万株 +47万株 7億5144万株 -1億0215万株
04月19日 9910万株 -63万株 8億5359万株 -888万株
04月18日 9974万株 -29万株 8億6248万株 -409万株
04月17日 1億0003万株 +272万株 8億6657万株 -434万株
04月16日 9731万株 +3万株 8億7092万株 +1248万株
04月15日 9728万株 +215万株 8億5843万株 -1000万株
04月12日 9512万株 -2594万株 8億6844万株 -2270万株
04月11日 1億2106万株 -181万株 8億9114万株 -2276万株
04月10日 1億2288万株 -911万株 9億1390万株 -374万株
04月09日 1億3200万株 -125万株 9億1765万株 -640万株
04月08日 1億3325万株 -532万株 9億2405万株 +2430万株
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株探ニュース
2024/04/29 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―大きく振れやすい需給状況のなかでスキャルピング中心に
今週の日経225先物は、不安定な相場展開が続きそうだ。19日の米国市場では、NYダウが続伸する一方、 S&P500、ナスダックは6日続落した。個別ではアメリカン・エキスプレスが発表した2024年1-3月期の売上高と1株当たり利益が市場予想を上回り、6%を超す上昇となった。また、プロクター・アンド・ギャンブルも24年6月期業績予想を上方修正したことが材料視されて堅調に推移するなど、ディフェンシブ株の一角が買われた。
一方で、ネットフリックスが発表した1-3月期は予想を上回ったものの、四半期ごとの新規会員数公表を停止したことが嫌気され、株価は9%超下落した。また、エヌビディアが10%安となるなど、ハイテク株の弱い動きが目立った。
米国で決算発表が本格化するなか、今週はテスラ、ラムリサーチ、メタ・プラットフォームズ、アマゾン・ドット・コム、アルファベット、マイクロソフトなどの発表が予定されている。米大型テック株決算への市場反応が注目されるが、国内でも今週から決算発表が本格化する。主要企業の決算内容に影響を受ける需給状況となりそうだ。
また、足もとでは予想を上回る米経済指標の発表が続き、米当局者による利下げ慎重発言が相次いでいる。このため、今週発表される米国4月製造業PMI(23日)、米国1-3月期GDP(25日)、米国3月個人消費支出(PCE)(26日)の結果などを受けた米長期金利や為替市場の動向を見極めたいとするムードが高まりやすい。
このほか、先週の大幅下落の要因となった中東情勢の緊迫化を背景に、積極的にポジションを傾けてくる動きは限られよう。先週の日経225先物は週間で2450円ほど下落し、25日移動平均線を明確に下放れ、週末には75日線を割り込んだ。急落に対する自律反発も期待されるが、一方でリスク回避姿勢が強まったことで需給状況は悪化傾向にある。日経225先物は前週末に一時3万6710円まで売られ、ボリンジャーバンドの-3σまで下落した。バンドが下向きで推移するなか、19日の取引終了後のナイトセッションでは-3σは3万6483円、-2σは3万7460円まで下がっている。
早期に-2σを突破し、-1σが位置する3万8440円辺りまでのリバウンドは可能だろうが、-2σに上値を抑えられると、バンドに沿った調整が長期化しやすく、2月上旬以来の3万6000円割れが意識されてくるだろう。週足ベースでは3万7100円に位置する-1σまで下げており、同水準を明確に下放れてくると、-2σの3万5650円が意識されてこよう。
そのため、大きく振れやすい需給状況のなか、当面はスキャルピング中心のトレードとなろう。自律反発局面でも上値の重さが意識されてくるようなら、短期的にショート優位の需給になりそうだ。レンジとしては、オプション権利行使価格の3万6000円から3万8000円と広めのゾーンを想定する。
19日のVIX指数は18.71(前日は18.00)に上昇した。足もとで上昇基調を強めており、週末には一時21.36と昨年10月下旬以来の水準まで上昇した。昨年10月23日に付けた23.08が射程に入っており、2022年3月高値36.45をピークとした調整トレンドラインの上限まで上昇してきた。いったんは低下が見込まれるものの、同水準を明確に上放れてくると、ショート優位の需給のなかでリスク回避の動きが強まる可能性がある。
なお、週末のNT倍率は先物中心限月で14.12倍(前日は14.25倍)だった。低下傾向を続けながらも14.18倍辺りに位置する200日線が支持線として機能していたが、週末には同線を下放れ、2月7日に付けた直近安値14.13倍を下回った。ダブルボトム形成が意識されるが、米大型テック株の決算反応によっては、NTショートが強まる可能性がある。積極的にポジションを傾けてくる動きが限られるなか、NTショートでのスプレッド狙いの動きに向かわせやすいだろう。なお、大型テック株の決算がポジティブな反応につながるようであれば、NTロングへの転換ポイントになりそうだ。
4月第2週(4月8日-12日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週連続で買い越しており、買い越し額は8259億円(4月第1週は8353億円の買い越し)だった。なお、現物は5955億円の買い越し(同1兆1821億円の買い越し)と2週連続の買い越しであり、先物は2304億円の買い越し(同3467億円の売り越し)と7週ぶりで買い越している。個人は現物と先物の合算で3401億円の売り越しで、3週ぶりの売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で2382億円の売り越しとなり、2週連続の売り越しだった。
経済スケジュールでは、4月23日に4月月例経済報告、米国4月製造業PMI、米国3月新築住宅販売件数、24日に3月企業向けサービス価格指数、米国3月耐久財受注、25日に2月景気動向指数改定値、米国1-3月期GDP、米国3月卸売在庫、米国3月仮契約住宅販売指数、26日に日銀金融政策決定会合(終了後に政策金利を発表)、植田和男日銀総裁の記者会見、経済・物価情勢の展望(展望レポート)、米国3月個人所得、米国3月個人消費支出などが予定されている。なお、植田日銀総裁は前週末に米ワシントンで講演し、基調的に物価上昇が続けば金利を引き上げる可能性が非常に高いとの見解を示している。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/06 04月19日 38200 38220 36710 37100 -1070
24/06 04月18日 37940 38250 37630 38170 +330
24/06 04月17日 38430 38660 37840 37840 -550
24/06 04月16日 39240 39500 38340 38390 -840
24/06 04月15日 39560 39570 38790 39230 -320
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/06 04月19日 2681.0 2683.0 2594.0 2626.0 -51.0
24/06 04月18日 2661.0 2690.5 2651.5 2677.0 +22.5
24/06 04月17日 2691.0 2707.0 2654.5 2654.5 -39.0
24/06 04月16日 2751.5 2770.0 2690.5 2693.5 -58.0
24/06 04月15日 2760.0 2760.0 2717.0 2751.5 -6.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
04月19日(06月限) 37100 0
04月18日(06月限) 37790 -380
04月17日(06月限) 37780 -60
04月16日(06月限) 38465 +75
04月15日(06月限) 38705 -525
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
04月12日 4296億円 -1524億円 2兆4713億円 -495億円
04月05日 5821億円 +210億円 2兆5208億円 -278億円
03月29日 5610億円 +567億円 2兆5487億円 +2685億円
03月22日 5042億円 +672億円 2兆2802億円 +2058億円
03月15日 4370億円 +233億円 2兆0744億円 +1529億円
03月08日 4136億円 +3795億円 1兆9214億円 -1311億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
04月17日 1億0003万株 +272万株 8億6657万株 -434万株
04月16日 9731万株 +3万株 8億7092万株 +1248万株
04月15日 9728万株 +215万株 8億5843万株 -1000万株
04月12日 9512万株 -2594万株 8億6844万株 -2270万株
04月11日 1億2106万株 -181万株 8億9114万株 -2276万株
04月10日 1億2288万株 -911万株 9億1390万株 -374万株
04月09日 1億3200万株 -125万株 9億1765万株 -640万株
04月08日 1億3325万株 -532万株 9億2405万株 +2430万株
04月05日 1億3857万株 +977万株 8億9975万株 +691万株
04月04日 1億2879万株 -1629万株 8億9283万株 +4453万株
04月03日 1億4509万株 0株 8億4830万株 -725万株
04月02日 1億4509万株 +1656万株 8億5555万株 -2113万株
04月01日 1億2853万株 -121万株 8億7669万株 -2215万株
株探ニュース
2024/04/21 17:00
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株価指数先物 【週間展望】 ―米決算と地政学リスクを受けた不安定な展開に
今週の日経225先物は、外部要因に振られやすい需給状況になりそうだ。12日の米国市場でNYダウは475ドル安と5日続落し、1月26日以来、およそ2カ月半ぶりに3万8000ドルを割り込んだ。4月の米ミシガン大学消費者態度指数が77.9と前月の79.4から低下し、市場予想(79.0程度)を下回った。1年先のインフレ期待は3.1%と前月の2.9%から上昇した。インフレの沈静化に時間がかかり、米利下げ開始時期が後ずれするとの見方が強まっている。また、この日は地政学リスクを巡る懸念が投資家心理の悪化につながった。
日経225先物は、12日の取引終了後のナイトセッションで日中比700円安の3万8850円だった。週明けの東京市場は、これにサヤ寄せする形で売り優勢の展開が見込まれる。大幅な下落からのスタートにより、インデックス売りが集中しやすく、オーバーシュート気味の動きが警戒される。また、12日の米国市場ではイスラエルに対するイランの報復が迫っているとの観測が広がったこともリスク回避姿勢を強めていた。
日本時間14日の早朝、イランからイスラエルに対して200余りのドローンが発射された。巡航ミサイルも発射したとの報道もなされており、リスク回避姿勢は一段と強まりそうだ。日経225先物は足もとで25日移動平均線を挟んだ膠着が続くなか、ナイトセッションで同線を明確に下放れる形となり、ボリンジャーバンドの-1σ(3万8850円)まで下げてきた。
昨年12月以降、日経225先物は明確には-1σを下回っておらず、テクニカル面では押し目狙いのスタンスに向かわせやすい水準ではある。ただし、地政学リスクを背景に-1σを下回ってくる可能性が高まっており、-2σが位置する3万8140円辺りが意識されてくるほか、3月半ばにつけた直近安値の3万8060円がターゲットとなりそうだ。この水準を割り込んでしまうと、ヘッジ対応のショートを強めてこよう。
また、米国では決算発表が本格化する。12日に発表したJPモルガン・チェースは、6%を超える急落となった。今週は15日にゴールドマン・サックス・グループ、チャールズシュワブ、16日にバンク・オブ・アメリカ、モルガン・スタンレー、17日にアルコア、USバンコープ、18日にネットフリックス、台湾積体電路製造(TSMC)などの決算発表が予定されている。地政学リスクの警戒感が和らいだとしても、本格化する企業決算を睨んでの展開となりそうだ。
一方で、国内の決算発表は翌週から本格化する。国内での手掛かり材料に欠けるため、海外など外部要因の影響が大きくなる。積極的にポジションを傾けづらい需給状況となるなか、ヘッジファンドなどの売買に振られやすいと考えられる。
そのため、日経225先物はオプション権利行使価格の3万8000円から25日線が位置する3万9550円辺りの比較的広めのレンジを想定する。-1σ水準で底堅さがみられるようだと、権利行使価格の3万9000円から3万9500円辺りのレンジでの膠着が続こう。
12日のVIX指数は17.31(前日は14.91)に上昇した。4日の急伸で200日線を突破したが、その後は同線を支持線とした反動安の動きをみせていた。米消費者物価指数(CPI)の上振れでもリスク回避の流れにはならなかった。ただし、週末には地政学リスクの高まりを受けて、19.20まで切り上がる場面も見られた。2月半ばに付けた17.94を一時上回ってきており、ショートを仕掛けてくる動きが強まりやすくなった。
なお、週末のNT倍率は先物中心限月で14.34倍(前日は14.33倍)だった。低下傾向を続けながらも週前半は75日線が支持線として機能していたが、週後半には同線を下回る形で下へのトレンドを強めてきた。地政学リスクの高まりによりバリュー株にシフトしやすく、NTショートでのスプレッド狙いに向かいやすいだろう。目先的には2月安値や200日線が位置する14.20倍割れが意識されてくる。
4月第1週(4月1日-5日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週ぶりに買い越しており、買い越し額は8353億円(3月第4週は1兆1800億円の売り越し)だった。なお、現物は1兆1821億円の買い越し(同2126億円の売り越し)と2週ぶりの買い越しであり、先物は3467億円の売り越し(同9674億円の売り越し)と6週連続で売り越している。個人は現物と先物の合算で7831億円の買い越しで、2週連続の買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で5947億円の売り越しとなり、3週ぶりの売り越しだった。配当再投資に伴う買い需要に対して、新年度入りに伴う益出しの動きとみられる。
経済スケジュールでは、4月15日に2月機械受注、米国3月小売売上高、米国4月ニューヨーク連銀製造業景気指数、IMF・世銀春季会合(~20日)、16日に中国1-3月期GDP、中国3月鉱工業生産指数、中国3月小売売上高、米国3月住宅着工件数、米国3月鉱工業生産指数、IMF世界経済見通し、17日に3月貿易収支、米国地区連銀経済報告(ベージュブック)、18日に米国4月フィラデルフィア連銀景況指数、米国3月コンファレンス・ボード景気先行指数、G20財務相・中央銀行総裁会議、19日に3月全国消費者物価指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/06 04月12日 39460 39810 39100 39550 +140
24/06 04月11日 39590 39630 39020 39410 -140
24/06 04月10日 39750 39750 39290 39550 -240
24/06 04月09日 39400 39820 39350 39790 +400
24/06 04月08日 39050 39650 38910 39390 +410
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/06 04月12日 2750.0 2770.0 2727.0 2758.0 +8.5
24/06 04月11日 2741.0 2753.0 2712.0 2749.5 +8.5
24/06 04月10日 2756.0 2756.5 2731.5 2741.0 -17.0
24/06 04月09日 2732.5 2758.0 2728.5 2758.0 +26.0
24/06 04月08日 2709.5 2742.5 2700.0 2732.0 +26.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
04月12日(06月限) 38865 -685
04月11日(06月限) 39635 +225
04月10日(06月限) 39220 -330
04月09日(06月限) 39600 -190
04月08日(06月限) 39450 +60
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
04月05日 5821億円 +210億円 2兆5208億円 -278億円
03月29日 5610億円 +567億円 2兆5487億円 +2685億円
03月22日 5042億円 +672億円 2兆2802億円 +2058億円
03月15日 4370億円 +233億円 2兆0744億円 +1529億円
03月08日 4136億円 +3795億円 1兆9214億円 -1311億円
03月01日 340億円 -39億円 2兆0525億円 +927億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
04月10日 1億2288万株 -911万株 9億1390万株 -374万株
04月09日 1億3200万株 -125万株 9億1765万株 -640万株
04月08日 1億3325万株 -532万株 9億2405万株 +2430万株
04月05日 1億3857万株 +977万株 8億9975万株 +691万株
04月04日 1億2879万株 -1629万株 8億9283万株 +4453万株
04月03日 1億4509万株 0株 8億4830万株 -725万株
04月02日 1億4509万株 +1656万株 8億5555万株 -2113万株
04月01日 1億2853万株 -121万株 8億7669万株 -2215万株
03月29日 1億2974万株 -114万株 8億9884万株 +746万株
03月28日 1億3088万株 +2293万株 8億9138万株 +1億0177万株
03月27日 1億0794万株 +220万株 7億8960万株 +9430万株
03月26日 1億0574万株 -21万株 6億9529万株 -5693万株
株探ニュース
2024/04/14 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―いったん自律反発狙いで25日線水準を意識
今週の日経225先物は、前週の下落に対する自律反発狙いのロングが入りやすい一方で、引き続き米経済指標を睨んでの展開を余儀なくされそうだ。5日の米国市場では、NYダウが5日ぶりに反発した。
3月の米雇用統計は非農業部門雇用者数が前月比30万3000人増と市場予想(20万人増程度)を大きく上回り、失業率は3.8%と2月(3.9%)から低下した。足もとでは予想を上回る経済指標の発表が相次ぐなか、米当局者によるタカ派発言が続き、NYダウは前日まで4日続落し、4日間の下げ幅は1200ドル超に達していた。米雇用統計の通過を受けて、いったんアク抜け感から買い戻しが入ったと考えられる。NYダウは4日の530ドル安で支持線として機能していた25日移動平均線を明確に下放れ、75日線水準まで下げたこともあり、同線を支持線としたリバウンドが入りやすいタイミングでもあった。
今週は10日に発表される米国3月消費者物価指(CPI)を受け、インフレ懸念が高まり、早期の米利下げ期待が一段と後退する可能性はある。経済指標の結果を受けて不安定な流れになりやすいと考えられるものの、利下げ後ずれ観測については相当織り込みが進んでいるとみられる。また、週後半からはシティグループ、JPモルガン・チェースなど主要企業の決算発表が本格化してくるため、市場の関心は個別の決算動向に移るだろう。
先週の日経225先物は、週初に付けた4万0760円を高値に軟調な相場展開となった。新年度入りによる新NISA(少額投資非課税制度)の影響など新規資金流入への期待が高まった一方で、国内機関投資家による益出しの動きも観測された。その後も25日線を支持線としたボリンジャーバンド+1σとのレンジは続いていいたが、4日の急落によって25日線を割り込み、-1σ水準まで売られた。
日経225先物は5日の取引終了後のナイトセッションで反発し、日中比320円高の3万9300円で終えた。-1σ(3万8910円)を支持線としたリバウンドであり、自律反発を狙ったロングが入りやすいタイミングである。25日線(3万9610円)が抵抗線として想定されるほか、大台の4万円接近では戻り待ち狙いのショートが入りやすいと考えられる。
ただし、先週末の急落によって国内機関投資家による益出しの動きはピークを打った可能性があろう。そのため、まずは-1σと25日線とのレンジを意識し、オプション権利行使価格の3万8875円から3万9625円のレンジを想定した、押し目狙いのロング対応となろう。ただし、-1σを割り込み、同水準が抵抗線として意識される局面では、-1σと-2σ(3万8210円)のレンジに移行するとともに、3月12日に付けた直近安値である3万8060円がターゲットになりやすく、ヘッジに伴うショートが強まりやすい。
一方で、-1σを支持線に25日線を捉えてくる局面では、短期筋のショートカバーを誘い込みやすく、再び25日線と+1σ(4万0310円)によるレンジに戻ることが期待される。また、国内も決算シーズンに入ってくることから、業績面に着目したトレードが中心になりやすく、全体としては落ち着きをみせてきそうだ。
市場の関心が高い安川電機 <6506> [東証P]が5日取引終了後に発表した2024年12月期の連結業績は、売上高・各段階利益とも会社計画を下回っての着地だった。25年12月期は市場予想には届かないものの、省力化投資の回復に伴う需要を見込み、増収増益を計画している。同社株の反応としては、PTS(私設取引)、ADR(米預託証券)ではプラス圏での推移だったこともあり、決算に対する期待感が相場全体の底堅さにつながることが期待される。
なお、中東情勢の緊迫化がリスク回避に向かわせる点には注意が必要だろう。イランは、シリアにあるイラン大使館が攻撃されたことへの対応を準備しており、戦争が本格化するリスクがある。また、イランが米国に対し「手を引く」よう求めたことを明らかにしたと報じられている。
5日のVIX指数は16.03(前日は16.35)に低下した。ただし、直近の戻り高値水準であるほか、+3σを捉えてきたこともあり、いったんはリバランスが入りやすいと考えられる。ただし、テクニカル面では、週足の一目均衡表の「雲」下限が17.20辺りに位置しており、これを捉えてくる局面では昨年10月高値の23.08辺りが意識されてくるため、リスク選好には向かいづらい面はある。
なお、5日のNT倍率は先物中心限月で14.00倍(前日は14.57倍)に低下した。これにより、-1σと25日線との保ち合いを下放れ、一気に75日線水準まで下げてきた。-2σを割り込み、-3σまで下げたことで、リバランスを狙ったNTロングに向かわせる可能性はありそうだ。
3月第4週(3月25日-29日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週ぶりに売り越しており、売り越し額は1兆1800億円(3月第3週は348億円の買い越し)だった。なお、現物は2126億円の売り越し(同960億円の買い越し)と2週ぶりの売り越しであり、先物は9674億円の売り越し(同612億円の売り越し)と5週連続で売り越している。個人は現物と先物の合算で3910億円の買い越しで、2週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で3604億円の買い越しとなり、2週連続の買い越しだった。
経済スケジュールでは、4月8日に2月毎月勤労統計、3月景気ウォッチャー調査、9日に3月消費動向調査、10日に3月国内企業物価、米国3月消費者物価指、FOMC(3月19日~20日開催分)議事要旨、日米首脳会談(ワシントン)、11日に中国3月消費者物価指数、中国3月生産者物価指数、ECB(欧州中央銀行)政策金利、米国3月生産者物価指数、ラガルドECB総裁記者会見、岸田首相が米議会で演説、12日にオプションSQ、2月鉱工業生産確報値、中国3月貿易収支、米国3月輸出入物価指数、米国4月ミシガン大学消費者信頼感指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/06 04月05日 39890 40010 38780 38980 -840
24/06 04月04日 39550 40290 39540 39820 +290
24/06 04月03日 39900 39980 39240 39530 -390
24/06 04月02日 39940 40190 39740 39920 +50
24/06 04月01日 40550 40760 39700 39870 -680
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/06 04月05日 2738.0 2747.0 2680.5 2706.0 -27.0
24/06 04月04日 2712.5 2754.5 2711.0 2733.0 +22.0
24/06 04月03日 2715.0 2721.5 2687.5 2711.0 -5.0
24/06 04月02日 2728.0 2744.0 2706.0 2716.0 -8.5
24/06 04月01日 2774.5 2785.5 2711.5 2724.5 -49.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
04月05日(06月限) 39335 +355
04月04日(06月限) 39120 -700
04月03日(06月限) 40030 +500
04月02日(06月限) 39670 -250
04月01日(06月限) 39985 +115
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
03月29日 5610億円 +567億円 2兆5487億円 +2685億円
03月22日 5042億円 +672億円 2兆2802億円 +2058億円
03月15日 4370億円 +233億円 2兆0744億円 +1529億円
03月08日 4136億円 +3795億円 1兆9214億円 -1311億円
03月01日 340億円 -39億円 2兆0525億円 +927億円
02月22日 380億円 -0.04億円 1兆9598億円 +3387億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
04月03日 1億4509万株 0株 8億4830万株 -725万株
04月02日 1億4509万株 +1656万株 8億5555万株 -2113万株
04月01日 1億2853万株 -121万株 8億7669万株 -2215万株
03月29日 1億2974万株 -114万株 8億9884万株 +746万株
03月28日 1億3088万株 +2293万株 8億9138万株 +1億0177万株
03月27日 1億0794万株 +220万株 7億8960万株 +9430万株
03月26日 1億0574万株 -21万株 6億9529万株 -5693万株
03月25日 1億0595万株 +295万株 7億5223万株 -1831万株
03月22日 1億0299万株 +848万株 7億7055万株 +854万株
03月21日 9450万株 +61万株 7億6201万株 -463万株
03月19日 9389万株 +4万株 7億6664万株 +365万株
03月18日 9384万枚 +10万株 7億6298万株 +1538万株
株探ニュース
2024/04/07 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―米経済指標を睨んでの押し目狙いのロング対応
今週の日経225先物は、米国の経済指標の結果を受けた金利や円相場の動向を睨んでの相場展開となりそうだ。
29日の米国市場はグッドフライデー(聖金曜日)の祝日で休場だった。同日に発表された2月の米個人消費支出(PCE)統計では、PCE総合価格指数が前月比0.3%増と予想(0.4%増)を下回ったほか、米連邦準備理事会(FRB)が重視するPCEコア価格指数は前月比0.3%上昇し予想と一致した。
米国市場が休場だったこともあり、PCE価格指数の結果を受けた市場反応については、週明けの東京市場で確認することになる。ただし、日経225先物はナイトセッションでは市場参加者が限られる薄商いの中、4万0510円~4万0610円の狭いレンジでの推移となり、日中比変わらずの4万0550円で終えている。ナイトセッションで反応がみられなかったこともあり、週明けはグローベックスの米株先物の動向を睨みながらの動きとなりそうだ。
今週は、名実ともに4月相場入りとなる。先週は年金資金の比率調整に伴うリバランス売りや配当志向、日経平均構成銘柄の入れ替えなどに伴う需給の影響を受ける格好だった。日経平均株価は配当権利付き最終日の3月27日にはインデックス買いが入り、一時4万1000円に迫る上昇をみせたが、翌28日は配当落ち分(約260円)を大きく超える下げ幅となり4万円の大台割れ目前まで下落した。
週末29日の日経平均構成銘柄の入れ替え(引け値基準)では、新規組み入れ銘柄が値さが株であるため、除外銘柄の売却資金では足りず、他の構成銘柄を売ることで組み入れ資金を手当てするとみられていた。ただし、新規組み入れとなるディスコ <6146> [東証P]が終日強含みで3.6%の上昇となるなか、リバランスによる影響は織り込まれる形となった。
米国市場でも先週は四半期末と月末に伴うリバランスが中心だったほか、3連休を控えて市場参加者が限られていたため、方向感は定まらない状況だった。祝日明けの米国ではPCE価格指数の結果を受けた市場反応のほか、1日にISM製造業景気指数、2日に製造業新規受注やJOLTS求人件数、3日にはADP雇用統計、ISM非製造業景気指数、4日に貿易収支、そして週末5日には雇用統計の発表などが予定されている。これらの結果によって、利下げのタイミングを巡る思惑も高まりやすく、米長期金利や円相場に影響を与えそうだ。
そのため、様子見ムードが強まりやすいところではある。ただし、足もとの予想を上回る米経済指標を受けて、米国市場では経済のソフトランディング期待が広がるなどプラスの反応をみせている。また、米当局者からは「利下げを急ぐ必要はない」との見解が相次いでいるものの、年内利下げの見方は変わらず、需給環境は良好とみておきたい。
先週の日経225先物は週間では下落したが、4万円処では押し目狙いのロングが意識されていた。ボリンジャーバンドは緩やかに上向きに推移する+1σ(4万0310円)が概ね支持線として機能しており、+2σ(4万1060円)によるレンジを継続している。そのため、オプション権利行使価格の4万0250円から4万1000円のレンジを想定する。米経済指標の結果次第の面もあり、膠着感が強まる局面では、権利行使価格の4万0375円から4万0625円辺りでの推移になりそうだ。+1σに接近する場面では押し目狙いのロング対応に向かわせよう。
28日のVIX指数は13.01(前日は12.78)に上昇した。13.00を挟んだ小動きであり、祝日前で方向感は定まらなかった。PCE価格指数の結果を受けて、祝日明けにトレンドが出やすいとも考えられるが、米金融政策は年央にも利下げに転じるとの見方が引き続き相場を支えよう。今週も重要な経済指標の発表が相次ぐため楽観は許されないが、VIX指数がボトム圏で推移するなか、リスク選好によるショートカバーが入りやすい需給状況は続くとみておきたい。
なお、29日のNT倍率は先物中心限月で14.61倍(前日は14.63倍)に低下した。3月半ば以降、25日移動平均線に上値を抑えられる一方で、-1σが支持線として意識される形で保ち合いが続いている。期末要因によりTOPIX型優位の場面もみられたが、明確なトレンドは出ていない。期末の需給要因が通過したことで、新年度相場入りを意識したNTロングに振れる展開もありそうだ。
3月第2週(3月18日-22日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週ぶりに買い越しており、買い越し額は348億円(3月第2週は6839億円の売り越し)だった。なお、現物は960億円の買い越し(同875億円の売り越し)と2週ぶりの買い越しであり、先物は612億円の売り越し(同5964億円の売り越し)と4週連続で売り越している。個人は現物と先物の合算で8528億円の売り越しで、3週ぶりの売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で852億円の買い越しとなり、11週ぶりの買い越しだった。
経済スケジュールでは、4月1日に日銀短観、中国3月財新製造業PMI、米国3月ISM製造業景気指数、2日に米国2月製造業新規受注、米国2月JOLTS求人件数、3日に中国3月財新サービス業PMI、米国3月ADP雇用統計、米国3月ISM非製造業景気指数、4日に米国2月貿易収支、5日に2月全世帯家計調査、2月景気動向指数、米国3月雇用統計などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/06 03月29日 40210 40570 40180 40550 +320
24/06 03月28日 40430 40510 40080 40230 -200
24/06 03月27日 40260 40770 40190 40430 +240
24/06 03月26日 40140 40320 39970 40190 +80
24/06 03月25日 40630 40750 40110 40110 -600
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/06 03月29日 2748.5 2779.0 2746.0 2774.0 +24.5
24/06 03月28日 2765.0 2780.0 2744.5 2749.5 -15.0
24/06 03月27日 2763.0 2789.0 2760.0 2764.5 +6.5
24/06 03月26日 2752.0 2764.5 2744.0 2758.0 +6.5
24/06 03月25日 2788.5 2797.0 2749.5 2751.5 -41.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
03月28日(06月限) 40360 +130
03月27日(06月限) 40465 +35
03月26日(06月限) 40270 +80
03月25日(06月限) 40130 +20
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
03月22日 5042億円 +672億円 2兆2802億円 +2058億円
03月15日 4370億円 +233億円 2兆0744億円 +1529億円
03月08日 4136億円 +3795億円 1兆9214億円 -1311億円
03月01日 340億円 -39億円 2兆0525億円 +927億円
02月22日 380億円 -0.04億円 1兆9598億円 +3387億円
02月16日 380億円 -18億円 1兆6210億円 +3722億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
03月27日 1億0794万株 +220万株 7億8960万株 +9430万株
03月26日 1億0574万株 -21万株 6億9529万株 -5693万株
03月25日 1億0595万株 +295万株 7億5223万株 -1831万株
03月22日 1億0299万株 +848万株 7億7055万株 +854万株
03月21日 9450万株 +61万株 7億6201万株 -463万株
03月19日 9389万株 +4万株 7億6664万株 +365万株
03月18日 9384万枚 +10万株 7億6298万株 +1538万株
03月15日 9373万株 -168万株 7億4760万株 -2075万株
03月14日 9542万株 -1959万株 7億6835万株 +1344万株
03月13日 1億1501万株 +1183万株 7億5491万株 +862万株
03月12日 1億0318万株 +48万株 7億4629万株 +1110万株
03月11日 1億0269万株 +1631万株 7億3518万株 +7006万株
株探ニュース
2024/03/31 17:00
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株価指数先物 【週間展望】 ―TOPIX先物の買い需要が需給面での下支えに
今週の日経225先物は、期末の需給要因の影響を意識した相場展開が見込まれる。3月期末を迎えて、配当落ち分を先物でヘッジすることになる。このため、TOPIX先物の買い需要が需給面での下支えとなり、相対的にTOPIX型優位の展開が意識されやすくなる。
また、先週の日経225先物は連日の大幅上昇により4万円の大台を突破し、3月7日高値の4万0340円を明確に上放れ、21日取引終了後のナイトセッションでは一時4万0910円まで買われた。週末22日は買い先行で始まった後に、急ピッチの上昇に対する過熱感もあって持ち高調整からロングをクローズする動きもみられた。
ボリンジャーバンドの中心値(25日)を下回る水準から強い基調によって、週後半には+2σ水準を捉えてきた。バンドは収斂から拡大に転じてきたため、過熱を警戒しつつも+2σに沿ったトレンド形成が意識されやすいだろう。22日のナイトセッションは利食い優勢で+2σを下回っているが、同水準での底堅さがみられており、方向性としては+2σが位置する4万0710円を挟んだ、+1σ(3万9940円)と+3σ(4万1480円)によるレンジ推移が期待されよう。
+2σが抵抗線として推移する局面では、+1σと+2σのレンジとなる。一方で、+2σを上回って推移するならば、+3σとのレンジに移行することになりそうだ。期末要因からTOPIX型優位の展開ではあるが、日米中央銀行の重要イベントを通過し、実質新年度相場入りとなるため、海外ファンドによる新規資金の流入が意識されてくる。日経平均型ファンドへの資金流入によって、指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均型を牽引してくる展開もありそうだ。
22日の米国市場では利益確定が優勢となったが、エヌビディアが5営業日続伸で3%を超える上昇となるなど、半導体株の一角が買われ、ナスダックは連日で過去最高値を更新した。日経225先物は22日の取引終了後のナイトセッションで日中比210円安の4万0500円だった。この影響により週初は利食い優勢で始まる可能性が高いものの、売り一巡後はハイテク株の底堅い値動きが下支えになるだろう。
そのため、4万0500円を中心としたオプション権利行使価格の4万0250円から4万0750円辺りのレンジを想定し、+2σをクリアしてきた時点で、4万0500円から4万1000円のレンジとみておきたい。4万0250円を下回り、4万円に接近する局面では押し目待ち狙いのロング対応に向かわせよう。
今週は米国で25日に2月新築住宅販売件数、26日に3月コンファレンスボード消費者信頼感指数、28日に3月シカゴ購買部協会景気指数、29日に2月個人所得・個人消費支出(PCE)の発表が予定されている。また、29日はグッドフライデー(聖金曜日)の祝日で主要各国は休場になるため、週後半に向けて商いが細る可能性がある。
週末のVIX指数は13.06(前日は12.92)に上昇した。先週は米連邦公開市場委員会(FOMC)通過後に下へのバイアスが強まり、支持線として意識されていた75日移動平均線を明確に下放れ、1月半ば以来の水準に低下した。今週発表される経済指標の結果を受けてリバウンドをみせる場面もありそうだが、方向性としてはリスク選好によりショートカバーが入りやすい需給状況とみておきたい。
なお、22日のNT倍率は先物中心限月で14.57倍(前日は14.60倍)に低下した。先週は上向きで推移する25日線に上値を抑えられる形で緩やかなリバウンドを見せているものの、期末要因や1ドル=151円台半ばと円安・ドル高で推移するなかで輸出関連が物色されており、相対的にTOPIX型優位の展開だった。今週もNT倍率は低下をみせてくる可能性が高そうだが、25日線を捉えてくる局面では、新年度入りを意識したNTロングに振れる展開もありそうだ。
3月第2週(3月11日-15日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週ぶりに売り越しており、売り越し額は6839億円(3月第1週は1758億円の買い越し)だった。なお、現物は875億円の売り越し(同1763億円の買い越し)と3週ぶりの売り越しであり、先物は5964億円の売り越し(同5億円の売り越し)と3週連続で売り越している。個人は現物と先物の合算で6403億円の買い越しで、2週連続の買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で3875億円の売り越しとなり、10週連続の売り越しだった。
経済スケジュールでは、25日に日銀金融政策決定会合議事要旨(1月22・23日開催分)、1月景気動向指数改定値、米国2月新築住宅販売件数、26日に2月企業向けサービス価格指数、米国2月耐久財受注、米国1月S&Pケースシラー住宅価格、米国3月コンファレンスボード消費者信頼感指数、27日に1-2月中国工業企業利益、28日に日銀金融政策決定会合の主な意見(3月18~19日分)、米国10-12月期GDP確報値、米国3月シカゴ購買部協会景気指数、米国3月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値、29日に2月完全失業率、2月鉱工業生産、米国2月個人所得・個人消費支出などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/06 03月22日 40590 40910 40490 40710 +130
24/06 03月21日 39570 40620 39460 40580 +980
24/06 03月19日 39510 39790 39180 39600 +80
24/06 03月18日 38450 39560 38420 39520 +1130
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/06 03月22日 2778.0 2798.5 2768.0 2792.5 +14.0
24/06 03月21日 2714.5 2778.5 2710.0 2778.5 +61.5
24/06 03月19日 2702.5 2732.5 2687.5 2717.0 +13.5
24/06 03月18日 2645.5 2703.5 2645.5 2703.5 +61.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
03月22日(06月限) 40555 -155
03月21日(06月限) 40800 +220
03月20日(06月限) 40335 +735
03月19日(06月限) 39835 +235
03月18日(06月限) 39415 -105
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
03月15日 4370億円 +233億円 2兆0744億円 +1529億円
03月08日 4136億円 +3795億円 1兆9214億円 -1311億円
03月01日 340億円 -39億円 2兆0525億円 +927億円
02月22日 380億円 -0.04億円 1兆9598億円 +3387億円
02月16日 380億円 -18億円 1兆6210億円 +3722億円
02月09日 398億円 -1036億円 1兆2488億円 +623億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
03月19日 9389万株 +4万株 7億6664万株 +365万株
03月18日 9384万枚 +10万株 7億6298万株 +1538万株
03月15日 9373万株 -168万株 7億4760万株 -2075万株
03月14日 9542万株 -1959万株 7億6835万株 +1344万株
03月13日 1億1501万株 +1183万株 7億5491万株 +862万株
03月12日 1億0318万株 +48万株 7億4629万株 +1110万株
03月11日 1億0269万株 +1631万株 7億3518万株 +7006万株
03月08日 8638万株 -2781万株 6億6511万株 -1億0216万株
03月07日 1億1419万株 +1667万株 7億6728万株 -8019万株
03月06日 9751万株 +8860万株 8億4748万株 +3664万株
03月05日 891万株 +3万株 8億1083万株 +1697万株
03月04日 887万株 +17万株 7億9386万株 +2302万株
株探ニュース
2024/03/24 17:00
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株価指数先物 【週間展望】 ―日米金融会合後のアク抜けを想定したスタンス
今週の日経225先物は、日米金融政策を睨んでの展開となるなか、重要イベント通過後のアク抜けを想定したスタンスになりそうだ。先週の日経225先物は、エヌビディアなど米半導体株の下落や日銀によるマイナス金利解除の思惑を背景に、11日に980円安と大幅に下落。その後は3万8000円処での底堅さが意識されたものの、概ね3万8300円~3万8600円処と25日移動平均線を挟んだ膠着が続いた。
米国市場は2月の消費者物価指数(CPI)や卸売物価指数(PPI)が予想を上回ったことで米連邦準備理事会(FRB)が利下げ時期を遅らせるとの見方が強まり、米長期金利が上昇。ハイテク株の利益確定売りを誘い、週を通じて主要な株価指数が下落した。
日経225先物は週初の急落以降は、横ばいでの推移となった。先週は連日のように日銀の政策正常化に関する報道が伝えられたが、金利差を狙って積み上がっていたポジションの巻き戻しを狙った先回り的な商いは、週初以降は落ち着きをみせた。その後も底堅さがみられており、織り込みは進んでいた。さらに週末には2024年春季労使交渉(春闘)の第1回回答集計の結果公表を控えていたが、週後半にかけて円相場が1ドル=148円台と円安に振れて推移していた。
なお、連合が15日公表した春闘の1次集計によると、賃上げ率は平均で5.28%となり、33年ぶりの5%超えとなった。この結果を受けて、日銀は18-19日の金融政策決定会合でマイナス金利の解除に踏み切るとみられており、実現すれば金融政策の正常化を開始する転換点となる。為替市場は初動では一時1ドル=148円前半まで円高が進んだが、その後は1ドル=149円で推移している。日経225先物は15日の取引終了後ナイトセッションで一時3万8740円まで買われ、日中比270円高の3万8660円で終えている。
日銀会合の結果待ちとなるなか、アク抜けを期待しつつも週前半はスキャルピング中心の売買になりやすいだろう。また、20日の祝日を挟むため、ポジションは傾けにくいと考えられる。祝日明け後は米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を受けた米国市場が波乱をみせたとしても、こちらもアク抜けを想定し、押し目狙いのスタンスとなろう。
FOMCでは政策金利を据え置くと予想されている。また、足もとの予想を上回るインフレ指標の発表を受けて、利下げを先送りするとの見方がされており、年内3回の利下げが2回に減るといった予想も浮上し、このところの不安定な相場につながっていた。先週の値動きにより、米国市場でも利下げ時期の後ズレに対する織り込みは進展している。また、エヌビディアは18~21日にAI技術カンファレンス「GTC2024」を開催する。基調講演でのジェンスン・フアンCEOの発言がエヌビディアの株価に大きく影響を与える可能性がある点も留意しておきたい。
日経225先物のボリンジャーバンドは、バンドが収斂してきている。日足の-1σは3万7890円、+1σは3万9450円に位置しており、アク抜けが意識されるなか、オプション権利行使価格の3万8625円を中心に3万8500円から3万9000円のレンジを想定。3万8625円を上回って推移するようだと、3万9500円を意識したレンジに移行しよう。
週末のVIX指数は14.41(前日は14.40)に上昇した。25日線を支持線に上昇し、一時15.53まで上昇したが、200日線(14.66)を下回って終えており、引き続きボトム圏での推移を継続している。先週はCPI、PPIの予想を上回る結果を受けて上昇する場面も見られたが、ショートの流れは限られていた。FOMC通過でショートカバーを強めてくる展開が意識されてくる。
なお、15日のNT倍率は先物中心限月で14.52倍(前日は14.61)に低下し、支持線として意識されていた25日線を割り込んだ。指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均型の重荷となる半面、バリュー株物色が強まったため、NTショートに振れた。期末要因による需給を考慮すると、NTショートに向かいやすいものの、エヌビディアのカンファレンスを受けた値動き次第では、NTロングに振れる展開も意識しておきたい。
3 月第1週(3月4日-8日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週連続で買い越しており、買い越し額は1758億円(2月第4週は661億円の買い越し)だった。なお、現物は1763億円の買い越し(同3834億円の買い越し)と2週連続の買い越しであり、先物は5億円の売り越し(同3173億円の売り越し)と2 週連続で売り越している。個人は現物と先物の合算で3488億円の買い越しで、4週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で5408億円の売り越しとなり、9週連続の売り越しだった。
経済スケジュールでは、18日に1月機械受注、中国2月小売売上高、中国2月鉱工業生産指数、19日に1月鉱工業生産指数・設備稼働率、日銀金融政策決定会合の結果発表、2月訪日外客数、米国2月住宅着工件数、米国2月住宅建築許可件数、20日にFOMC結果発表、パウエルFRB議長記者会見、21日に2月貿易統計、イングランド銀行(BOE)政策金利、米国10-12月経常収支、米国3月製造業PMI、米国2月コンファレンス・ボード景気先行指数、22日に2月全国消費者物価指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/06 03月15日 38610 38670 38080 38390 -200
24/06 03月14日 38440 38620 38180 38590 +240
24/06 03月13日 38500 38980 38230 38350 -140
24/06 03月12日 38510 38600 38060 38490 -40
24/06 03月11日 39490 39560 38280 38530 -980
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/06 03月15日 2640.5 2659.0 2621.0 2642.5 +2.0
24/06 03月14日 2626.0 2642.0 2613.5 2640.5 +20.0
24/06 03月13日 2628.0 2660.5 2608.5 2620.5 -6.5
24/06 03月12日 2641.5 2644.0 2594.5 2627.0 -15.5
24/06 03月11日 2706.0 2709.5 2615.0 2642.5 -64.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
03月15日(06月限) 38625 +235
03月14日(06月限) 38290 -300
03月13日(06月限) 38375 +25
03月12日(06月限) 38880 +390
03月11日(06月限) 38180 -350
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
03月08日 4136億円 +3795億円 1兆9214億円 -1311億円
03月01日 340億円 -39億円 2兆0525億円 +927億円
02月22日 380億円 -0.04億円 1兆9598億円 +3387億円
02月16日 380億円 -18億円 1兆6210億円 +3722億円
02月09日 398億円 -1036億円 1兆2488億円 +623億円
02月02日 1435億円 +441億円 1兆1865億円 +1063億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
03月13日 1億1501万株 +1183万株 7億5491万株 +862万株
03月12日 1億0318万株 +48万株 7億4629万株 +1110万株
03月11日 1億0269万株 +1631万株 7億3518万株 +7006万株
03月08日 8638万株 -2781万株 6億6511万株 -1億0216万株
03月07日 1億1419万株 +1667万株 7億6728万株 -8019万株
03月06日 9751万株 +8860万株 8億4748万株 +3664万株
03月05日 891万株 +3万株 8億1083万株 +1697万株
03月04日 887万株 +17万株 7億9386万株 +2302万株
03月01日 870万株 -48万株 7億7083万株 +1129万株
02月29日 918万株 0万株 7億5954万株 -803万株
02月28日 918万株 -89万株 7億6758万株 +1561万株
02月27日 1007万株 +4万株 7億5196万株 +673万株
02月26日 1003万株 +16万株 7億4523万株 +499万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
10月4日 701億円
株探ニュース
2024/03/17 17:29
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―日米金融政策を巡る思惑から持ち高調整が優勢
今週の日経225先物は、米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として注目する米消費者物価指数(CPIコア)などの経済指標の内容とともに、これを受けた米長期金利や為替市場の動向を睨んだ展開となりそうだ。翌週に米連邦公開市場委員会(FOMC)、日銀の金融政策決定会合を控え、持ち高調整の動きが強まりやすいだろう。
先週、パウエルFRB議長は下院金融委員会、上院銀行委員会で半期に一度の金融政策報告に関する議会証言に臨んだ。議長は利下げを急がない方針を示すとともに、「年内のいずれかの時点で利下げを始めることが適切になるだろう」との見解を示した。米国市場ではこれを受けてエヌビディアなど半導体株を中心に買われ、東京市場でも7日の日経平均株価は一時4万0472円まで買われ、取引時間中の史上最高値を更新した。
しかし、その直後に海外メディアが「一部の政府関係者は日銀が3月、4月の金融政策決定会合でマイナス金利を解除することを容認」と伝えたことがトリガーとなり、先物主導でショートの流れが強まった。週末8日に先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を控えていたこともあり、波乱含みのなかでヘッジ対応に伴うショートを迫られる形となり、日経平均株価は3万9500円台まで下落した。
8日のメジャーSQは波乱なく通過し、SQ値は3万9863.92円だった。SQ通過後の日経平均株価はSQ値を上回って一時3万9989円まで上昇し、押し目待ち狙いの買い意欲の強さがうかがえた。日経平均株価は上向きで推移するボリンジャーバンドの+1σまで調整した後に下げ渋る動きだった。
一方で、週末の日経225先物(6月限)は反発したものの、+1σ水準に上値を抑えられる形状だった。さらにナイトセッションではショート優勢で一時3万8740円まで売られ、3万8790円で終えている。+1σを明確に下放れる形状となり、25日移動平均線が位置する3万8190円辺りを試す展開が意識されてきた。年初以降、25日線が支持線として機能しており、2月半ば以降は+1σと+2σによるレンジ推移が続いていた。+1σを下回り、25日線を捉えてくるようだと、ショートを誘い込むことになろう。
週末に発表された2月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比27万5000人増加し、市場予想(20万人増程度)を上回ったが、失業率は3.9%と前の月より0.2ポイント悪化し約2年ぶりの水準に上昇した。これにより、米金融当局にとって、年内に利下げに踏み切る余地が生まれた形となった。
しかし、8日の米国市場ではNYダウ、S&P500、ナスダックなど主要な株価指数が下落。予想を下回る決算を発表したブロードコムとマーベル・テクノロジーが売られ、これらが波及しエヌビディアが史上最高値を更新後に利益確定売りに押されたこともセンチメントを冷ました。
今週は米国で12日に2月消費者物価指数(CPI)、14日に2月小売売上高、2月生産者物価指数(PPI)、15日に3月ニューヨーク連銀製造業景気指数、3月ミシガン大学消費者信頼感指数などの発表が予定されている。19日-20日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げに踏み切る可能性は低いが、FRBが重視するCPIコア指数の結果次第では年内の利下げが早まるといった見方が強まり、米長期金利の低下や為替市場での円高・ドル安の流れを後押しする可能性がある。
国内では18-19日に日銀の金融政策決定会合を控えている。「3月にマイナス金利の解除を示唆、4月に解除」が市場関係者のコンセンサスのようだ。日米金利差縮小の思惑から、先回り的に金利差を狙ったボジションを圧縮する動きが意識されやすい。ただし、先週辺りから持ち高調整がみられていたほか、マイナス金利解除後も緩和的な環境は維持される方針であるため、持ち高調整で軟化する局面では押し目狙いのロングでの対応となりそうだ。
また、BofA証券は、2024年末の日経平均株価の予想値を従来の4万1000円から4万3500円に引き上げたようであり、海外投資家の日本株への関心は高い。そのため、25日線と+1σのレンジ推移として、オプション権利行使価格の3万8250円から3万9375円のレンジを想定する。為替市場では一時1ドル=146円台に突入しており、円高・ドル安基調が強まる局面では短期的なショートが優位となろう。
週末のVIX指数は14.74(前日は14.44)に上昇した。25日線を支持線として一時15.53まで上昇しており、終値では2月21日以来の200日線(14.67)を上回った。今週はCPI、PPIの結果を受けて変動が大きくなる可能性がある。週足では26週線を捉えてきており、52週線が位置する15.39辺りに接近する局面ではショートカバーを強めてくる展開が意識されてくる。
なお、8日のNT倍率は先物中心限月で14.59倍に上昇した。ただし、前日は14.72倍から14.53倍に大きく低下したため、自律反発の範囲内である。25日線は14.53倍に位置しており、同線が支持線として機能するようだと、NTショートの巻き戻しから、NTロングに向かわせやすい。3月の配当志向の物色が意識されやすいほか、エヌビディアの動向にも影響を受けやすいだろう。
2月第4週(2月26日-3月1日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週ぶりの買い越しであり、買い越し額は661億円(2月第3週は66億円の売り越し)だった。なお、現物は3834億円の買い越し(同786億円の売り越し)と2週ぶりの買い越しであり、先物は3173億円の売り越し(同719億円の買い越し)と2週ぶりに売り越している。個人は現物と先物の合算で441億円の売り越しで、3週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で1024億円の売り越しとなり、8週連続の売り越しだった。
経済スケジュールでは、11日に10-12月期GDP確報値、米国予算教書、12日に2月国内企業物価、1-3月期法人企業景気予測調査、米国2月消費者物価指数、13日に春闘集中回答日、14日に米国2月小売売上高、米国2月生産者物価指数、15日に中国2月新築住宅販売価格、米国3月ニューヨーク連銀製造業景気指数、米国2月輸出入物価指数、米国2月鉱工業生産指数、米国3月ミシガン大学消費者信頼感指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/06 03月08日 39230 39770 38920 39510 +150
24/03 03月07日 40040 40570 39510 39600 -480
24/03 03月06日 40120 40190 39670 40080 -50
24/03 03月05日 40110 40260 39840 40130 -20
24/03 03月04日 40000 40350 39890 40150 +150
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/06 03月08日 2691.0 2720.5 2673.5 2706.5 +7.0
24/03 03月07日 2727.0 2756.5 2714.0 2724.0 -6.0
24/03 03月06日 2724.0 2735.0 2704.0 2730.0 +4.0
24/03 03月05日 2711.5 2726.0 2695.5 2726.0 +12.5
24/03 03月04日 2712.5 2727.0 2703.0 2713.5 +1.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
03月08日(03月限) 38785 -725
03月07日(06月限) 39530 +170
03月06日(03月限) 40330 +250
03月05日(03月限) 39800 -330
03月04日(03月限) 40105 -45
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
03月01日 340億円 -39億円 2兆0525億円 +927億円
02月22日 380億円 -0.04億円 1兆9598億円 +3387億円
02月16日 380億円 -18億円 1兆6210億円 +3722億円
02月09日 398億円 -1036億円 1兆2488億円 +623億円
02月02日 1435億円 +441億円 1兆1865億円 +1063億円
01月26日 994億円 +243億円 1兆0802億円 -3013億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
03月06日 9751万株 +8860万株 8億4748万株 +3664万株
03月05日 891万株 +3万株 8億1083万株 +1697万株
03月04日 887万株 +17万株 7億9386万株 +2302万株
03月01日 870万株 -48万株 7億7083万株 +1129万株
02月29日 918万株 0万株 7億5954万株 -803万株
02月28日 918万株 -89万株 7億6758万株 +1561万株
02月27日 1007万株 +4万株 7億5196万株 +673万株
02月26日 1003万株 +16万株 7億4523万株 +499万株
02月22日 987万株 -6820万株 7億4024万株 -3020万株
02月21日 7808万株 +6797万株 7億7044万株 +8072万株
02月20日 1010万株 +8万株 6億8972万株 +6196万株
02月19日 1002万株 -4万株 6億2776万株 +294万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
10月4日 701億円
株探ニュース
2024/03/10 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―SQ需給要因で上へのバイアスが強まる可能性
今週の日経225先物は、週末の需給イベントを前に荒い動きとなるなか、上へのバイアスが強まる展開が見込まれる。1日の米国市場は主要な株価指数が続伸し、S&P500、ナスダックは史上最高値を更新した。2月のISM製造業景況指数は、前月比1.3ポイント低下の47.8だった。市場予想(49.5程度)を下回ったことで発表後に米長期金利が低下し、これを手掛かりにNYダウ構成銘柄ではマイクロソフト、インテル、セールフォースなどハイテク株が上昇を牽引した。また、決算発表を受けた急騰後は利食いに押されていたエヌビディアは4%高と終値ベースで最高値を更新している。
先週の日経225先物は、1月の米個人消費支出(PCE)統計の発表を控えて、3万9000円を挟んだ狭いレンジでの膠着が続いた。PCE発表前日には一時3万8890円まで下げる場面も見られた。しかし、米連邦準備理事会(FRB)がインフレを判断する上で重要視しているPCEコア価格指数は、市場予想と一致した。2月29日の米国市場がハイテク株主導で上昇した流れを引き継ぎ、3月1日の日経225先物はこれといった調整を挟まずに、終盤にかけて上げ幅を広げ、4万円の大台に乗せた。
3万9000円処から4万円大台へと急ピッチの上昇を見せたことにより、押し目狙いのロングはエントリータイミングを引き上げざるを得なくなった一方、ショートにおいてはヘッジ対応の動きを強めた格好であろう。上向きで推移するボリンジャーバンドの+1σと+2σによるレンジに沿ったトレンドを形成するなか、先週は週初に+2σを突破したものの、その後の膠着で+1σに接近していた。週末には+1σを支持線とした上昇によって、+2σに接近する理想的なリバウンドとなった。
ナイトセッションで一時4万0290円まで買われており、終値は日中大阪比190円高の4万0190円だった。4万円の大台乗せにより、いったんは利益を確定するクローズが入りやすいものの、+2σはナイトセッションで4万0570円まで上昇している。今週は週末が3月限の先物・オプション特別清算指数算出日(メジャーSQ)となる。4万円水準で底堅さがみられるようだと、オプション権利行使価格の4万0500円とのレンジ推移が意識されやすく、ヘッジ対応の動きが加速する可能性を意識しておきたい。
一方で、米国では5日に2月ISM非製造業景気指数、1月製造業新規受注、6日に2月ADP雇用統計、米地区連銀経済報告(ベージュブック)のほか、パウエルFRB議長の下院金融委員での証言がある。さらに、8日には2月雇用統計の発表が予定されている。これらの結果を受けた米長期金利の動向などに振られやすい状況である点には注意が必要であろう。
米国市場が不安定な状況となると、短期的にショートが強まる可能性はあるが、メジャーSQを控えた現在の需給状況からは、ショートが強まる局面は押し目狙いのロングでの対応とみておきたい。そのため、オプション権利行使価格の4万円を中心とした4万円から4万0500円のレンジを想定する。ヘッジ対応が強まる局面では、+3σが位置する4万2000円へと上へのバイアスが強まる可能性もあるとみておきたい。
週末のVIX指数は13.11(前日は13.40)に低下した。終値では2月9日以来の75日移動平均線割れとなった。小幅な値動きであり、ショートカバーを強めてくる流れは強まっていない。ただし、昨年11月下旬以降のボトム圏での推移を継続するなか、足もとで支持線として意識されている13週線を下回ってくるようだと、ショートカバーを強めてくる展開が意識されてくる。
なお、1日のNT倍率は先物中心限月で14.74倍に上昇した。週末は指数インパクトの大きい値がさハイテク株が牽引する形で日経平均型が優位となり、2月16日に付けた14.79倍に接近してきた。日経225先物同様に、ボリンジャーバンドの+1σまでの調整を経てのリバウンドであり、+2σが位置する14.84倍辺りが意識されてきそうだ。3月相場入りし配当志向の物色が意識されやすいが、日経平均型への海外ファンドとみられる資金流入が継続するなか、+2σ水準のほか、長期的には2021年2月高値の15.68倍がターゲットとしてみえてくると考えられ、NTロングが優位になるだろう。
2月第3週(2月19日-22日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週ぶりの売り越しであり、売り越し額は66億円(2月第2週は1135億円の買い越し)だった。なお、現物は786億円の売り越し(同3013億円の買い越し)と8週ぶりの売り越しであり、先物は719億円の買い越し(同1878億円の売り越し)と2週ぶりに買い越している。個人は現物と先物の合算で1069億円の売り越しで、2週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で1089億円の売り越しとなり、7週連続の売り越しだった。
経済スケジュールでは、4日に10-12月期法人企業景気予測調査、5日に2月東京都区部消費者物価指数、中国全人代開幕、米スーパーチューズデー(大統領予備選の集中日)、中国2月財新サービス業PMI、米国2月ISM非製造業景気指数、米国1月製造業新規受注、6日にパウエルFRB議長の下院金融委員会での証言、米国2月ADP雇用統計、米国1月卸売売上高、米地区連銀経済報告(ベージュブック)、7日に1月毎月勤労統計調査、パウエル議長の上院銀行委員会での証言、バイデン米大統領の一般教書演説、中国2月貿易収支、ECB(欧州中央銀行)政策金利、米国1月貿易収支、米国1月消費者信用残高、8日にメジャーSQ、1月景気動向指数、2月景気ウォッチャー調査、米国2月雇用統計などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/03 03月01日 39230 40010 38990 40000 +740
24/03 02月29日 39160 39260 38890 39260 +90
24/03 02月28日 39280 39350 39080 39170 -100
24/03 02月27日 39230 39490 39090 39270 +40
24/03 02月26日 39130 39610 39070 39230 +110
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/03 03月01日 2677.0 2713.5 2658.5 2712.0 +31.0
24/03 02月29日 2671.0 2682.0 2653.0 2681.0 +9.5
24/03 02月28日 2684.0 2687.5 2667.5 2671.5 -12.0
24/03 02月27日 2678.0 2693.0 2672.5 2683.5 +6.5
24/03 02月26日 2661.5 2686.5 2657.5 2677.0 +17.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
03月01日(03月限) 40220 +220
02月29日(03月限) 39300 +40
02月28日(03月限) 39045 -125
02月27日(03月限) 39290 +20
02月26日(03月限) 39340 +110
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
02月22日 380億円 -0.04億円 1兆9598億円 +3387億円
02月16日 380億円 -18億円 1兆6210億円 +3722億円
02月09日 398億円 -1036億円 1兆2488億円 +623億円
02月02日 1435億円 +441億円 1兆1865億円 +1063億円
01月26日 994億円 +243億円 1兆0802億円 -3013億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
02月28日 918万株 -89万株 7億6758万株 +1561万株
02月27日 1007万株 +4万株 7億5196万株 +673万株
02月26日 1003万株 +16万株 7億4523万株 +499万株
02月22日 987万株 -6820万株 7億4024万株 -3020万株
02月21日 7808万株 +6797万株 7億7044万株 +8072万株
02月20日 1010万株 +8万株 6億8972万株 +6196万株
02月19日 1002万株 -4万株 6億2776万株 +294万株
02月16日 1007万株 -6811万株 6億2481万株 -2403万株
02月15日 7818万株 +6796万株 6億4884万株 +8935万株
02月14日 1022万株 +15万株 5億5949万株 +1286万株
02月13日 1006万株 -48万株 5億4662万株 +5641万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
10月4日 701億円
株探ニュース
2024/03/03 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―4万円大台を意識したロング優勢の展開か
今週の日経225先物は、23日の米国市場でNYダウ、S&P500が最高値を更新したことを受けて、4万円の大台を意識したロング優勢の展開が見込まれる。22日のナイトセッションで日経225先物は日中大阪比10円高の3万9130円で始まった後は強いトレンドを継続し、3万9520円まで買われた。さらに祝日取引では高値圏で推移し、一時3万9610円まで買われる場面があった。
ボリンジャーバンドは、上向きで推移する+1σ(3万8220円)を支持線に+2σ(3万9370円)に沿ったトレンドを形成しており、祝日取引で+2σを上回ってきた。過熱感が警戒されやすい水準だが、バンドに沿ったトレンド形成が意識されやすく、+3σ(4万0520円)とのレンジへの移行が期待されよう。
先週の日経平均株価は、決算が好感された米半導体大手エヌビディアの時間外取引での急伸が支援材料となり、約34年2カ月ぶりに史上最高値を更新した。
買い遅れていた投資家の資金流入が強まり、押し目待ち狙いの買い意欲の強さがみられるなかでは、ショートは避けたいところだろう。23日の米国市場ではエヌビディアが最高値更新後に利食いにより上げ幅を縮める動きをみせており、指数インパクトの大きい値がさハイテク株ではリバランスの動きもありそうだ。また、3月相場を睨んで配当志向の物色に向かいやすく、ややTOPIX型へのシフトも予想される。高値更新によっていったん利食いが入りやすい一方で、先高期待は強く良好な需給状況のなかでは、相対的に出遅れているバリュー株を見直す動きの強まりが想定され、全体としては上昇基調を継続するだろう。
また、著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いるバークシャー・ハサウェイの現金保有高が、昨年10-12月に過去最高に膨らんだようである。昨年に持ち高比率を高めた大手総合商社の昨年末の投資リターンは61%だったと伝えられており、今後、利益確定に伴う持ち高圧縮も意識されやすく、目先的な達成感からのショートと先高期待によるロングが交錯する場面がありそうだ。
ただし、高値を更新する過程で積極的にポジションをロングに傾けている動きは限定的とみられ、大きく調整する局面では押し目待ち狙いのロングで対応したい。+2σに沿ったトレンドを形成するなか、過度な過熱感は高まりづらく、まずは+2σが位置するオプション権利行使価格の3万9375円を中心とした、権利行使価格3万9125円から3万9625円処でのレンジを想定。レンジ上限での推移が継続するようだと、3万9625円と4万円のレンジが意識されよう。また、目先達成感からショートが積み上がりやすくなる半面、ショートカバーに伴うリバウンド直面では値幅が出やすいとみておきたい。なお、週足の+2σは4万0330円まで上昇しているが、1月第2週以降、+2σに沿った強いトレンドを形成している。
今週の米国では、27日に米国2月コンファレンスボード消費者信頼感指数や29日には米連邦準備理事会(FRB)が重視する米国1月個人消費支出(PCE)の発表が予定されている。先週の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、米当局者の多くが利下げに慎重だったことが明らかとなり、早期利下げ観測が後退した。今週もPCEの結果を受けた利下げ期待の後退がセンチメントを冷ます可能性はあるが、節目の3万9000円辺りまで調整する場面があれば、押し目狙いの好機になりそうだ。
週末のVIX指数は13.75(前日は14.54)に低下した。先週はエヌビディアの決算が警戒されて週前半には200日移動平均線を突破し、21日には一時16.12まで切り上げる場面が見られた。ただし、エヌビディアの決算が好感されるなか、同線を割り込み、週末には25日線を下回り、13.99辺りで推移する75日線に迫った。ボトム圏での推移ではあるが、エヌビディア決算後も下へのバイアスが極端に強まる展開にはならなかった。3月のFOMCは利下げ見送りがコンセンサスではあるものの、FOMCに向けて神経質な展開に向かわせる可能性がある。
なお、22日のNT倍率は先物中心限月で14.70倍に上昇した。+1σまでの調整を経て、22日にはNTロングの動きが強まり、+2σ(14.71倍)捉えてきた。方向性としては16日に付けた14.79倍が意識されるが、3月を睨んで配当志向の物色が意識されやすく、まずは+2σを明確に上放れてくるかを見極めたいところだろう。
2月第2週(2月13日-16日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週連続の買い越しであり、買い越し額は1135億円(2月第1週は8121億円の買い越し)だった。なお、現物は3013億円の買い越し(同3663億円の買い越し)と7週連続の買い越しであり、先物は1878億円の売り越し(同4457億円の買い越し)と2週ぶりに売り越している。個人は現物と先物の合算で1497億円の売り越しで、4週ぶりの売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で1741億円の売り越しとなり、6週連続の売り越しだった。
経済スケジュールでは、26日に米国1月新築住宅販売件数、27日に1月全国消費者物価指数、米国12月S&Pケースシラー住宅価格、米国2月コンファレンスボード消費者信頼感指数、米国2月リッチモンド連銀製造業指数、28日に12月景気動向指数確報値、米国10-12月期GDP確報値、G20財務相・中央銀行総裁会議(~29日)、29日に1月鉱工業生産、1月住宅着工件数、米国1月個人所得、米国1月個人消費支出(PCE)、米国2月シカゴ購買部協会景気指数、3月1日に1月完全失業率、中国2月製造業PMI、中国2月非製造業PMI、米国2月ISM製造業景気指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/03 02月22日 38310 39150 38210 39120 +830
24/03 02月21日 38470 38550 38080 38290 -220
24/03 02月20日 38470 38730 38260 38510 -10
24/03 02月19日 38610 38690 38270 38520 -90
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/03 02月22日 2630.5 2664.0 2624.5 2659.5 +30.5
24/03 02月21日 2639.5 2641.0 2614.0 2629.0 -11.0
24/03 02月20日 2643.5 2651.5 2624.0 2640.0 -6.5
24/03 02月19日 2631.0 2646.5 2617.0 2646.5 +15.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
02月23日(03月限) 39470 +350
02月22日(03月限) 39455 +335
02月21日(03月限) 38410 +120
02月20日(03月限) 38295 -215
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
02月16日 380億円 -18億円 1兆6210億円 +3722億円
02月09日 398億円 -1036億円 1兆2488億円 +623億円
02月02日 1435億円 +441億円 1兆1865億円 +1063億円
01月26日 994億円 +243億円 1兆0802億円 -3013億円
01月19日 750億円 +10億円 1兆3815億円 +388億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
02月20日 1010万株 +8万株 6億8972万株 +6196万株
02月19日 1002万株 -4万株 6億2776万株 +294万株
02月16日 1007万株 -6811万株 6億2481万株 -2403万株
02月15日 7818万株 +6796万株 6億4884万株 +8935万株
02月14日 1022万株 +15万株 5億5949万株 +1286万株
02月13日 1006万株 -48万株 5億4662万株 +5641万株
02月09日 1055万株 -2117万株 4億9020万株 +166万株
02月08日 3173万株 -919万株 4億8854万株 +2318万株
02月07日 4092万株 +488万株 4億6535万株 +258万株
02月06日 3604万株 +443万株 4億6277万株 -2356万株
02月05日 3160万株 -255万株 4億8633万株 +898万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
10月4日 701億円
株探ニュース
2024/02/25 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―エヌビディア決算が転換点になる可能性も
今週の日経225先物は、日経平均株価が1989年の大納会でつけた史上最高値3万8915円に迫るなか、押し目待ち狙いの買い意欲の強さが意識されよう。先週末の日経225先物は、シティグループ証券が日経平均株価の2024年の高値予想を従来の3万9000円から4万5000円に引き上げたと伝わるなか、先高期待が一段と高まった。ギャップアップで始まった後にオーバーシュート気味に上昇し、一時3万8850円まで買われた。その後は過熱感が意識され3万8360円まで上げ幅を縮めたものの、3万8610円で終えるなど底堅さが見られた。
日経平均株価は史上最高値にあと50円ほどに迫り、いったんは利食いに伴う持ち高調整が意識されやすいが、ピーク感は強まっておらず、高値更新からの一段高を狙う買い意欲は根強いだろう。16日の米国株式市場では1月の米卸売物価指数(PPI)が予想を上回る伸びとなり、早期利下げ観測が後退し、主要な株価指数が下落した。
もっとも、予想を上回った1月の米消費者物価指数(CPI)に続く市場反応であり、最高値圏で推移するなかでは、利食いが入りやすいところでもあろう。米経済のソフトランディング観測や米主要企業の業績改善期待が投資家心理を支えており、ポジションをショートに転換する流れではない。
これを受けて、日経225先物はナイトセッションで一時3万8290円まで売られ、3万8310円で取引を終えた。ボリンジャーバンドの+2σと+3σによるレンジを形成しており、ナイトセッションで3万8450円まで上昇してきた+2σを下回った。週初は利食い先行となろうが、+2σ水準が意識されやすく、オプション権利行使価格の3万8500円を中心とした、権利行使価格3万8250円から3万8750円辺りのレンジを想定する。早い段階で+2σ水準を固めてくるようだと、+3σが位置する3万9240円が目先的なターゲットとして意識されてこよう。
また、日経平均株価が史上最高値に迫ったことで利食いが入りやすく、短期的にはショートを誘い込みやすい面はある。ロングの利益確定に伴うクローズの動きと短期的なショートによって、高値圏での推移ながら大きくロングに傾く需給にはなりづらい。米国では米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げが実施されるまではピーク感が出にくいと考えられるため、東京市場でも調整局面では押し目狙いのロング対応に向かわせよう。
今週の米国では21日に米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨が公表される。足もとでは米当局による早期利下げ観測を牽制する発言が目立っていたほか、3月の利下げはなく5月に実施されるとの見方が強まっているため、議事要旨を受けて調整をみせる局面は押し目狙いのタイミングとなりそうだ。
同日にはエヌビディアやアナログ・デバイセズの決算発表が予定されている。特にエヌビディアの決算反応は、市場全体に大きな影響を与えるとみられる。東京市場でも足もとの上昇で値がさハイテク株のインパクトが相当大きいことから、エヌビディアの決算次第では転換点になる可能性もありそうだ。ポジティブ視されるようだとショートカバーを交えた上へのバイアスが強まりやすく、日経225先物では+3σが意識されそうだ。一方で、ネガティブ視されて大きく調整をみせる場面があれば、押し目狙いのタイミングとなるだろう。
先週末のVIX指数は14.24(前日は14.01)に上昇した。先週は25日移動平均線がサポートラインとして意識されるなか、13日には一時17.94まで急伸する場面も見られた。ただし、翌日には200日線を下回る低下となり、その後は25日線処での推移となった。エヌビディアの決算反応次第ではショートが強まる可能性はあるが、17.94を上回ってこないとショート優位の需給状況にはなりづらいと考えられる。
先週末のNT倍率は先物中心限月で14.67倍に低下した。朝方に14.79倍まで上昇し+3σを上回ったこともあり、その後はNTロングを巻き戻す動きとなったようだ。もっとも、NTショートに切り替えたというよりは、リバランスが中心と考えられる。+2σが位置する14.61倍辺りまで低下してくるようだと、NTロングを組成する動きが意識されそうだ。エヌビディアの決算を受けて、トレンドが出やすいタイミングである。
2月第1週(2月5日-9日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週ぶりに買い越しており、買い越し額は8121億円(1月第5週は2663億円の売り越し)だった。なお、現物は3663億円の買い越し(同1783億円の買い越し)と6週連続の買い越しであり、先物は4457億円の買い越し(同4447億円の売り越し)と3週ぶりに買い越している。個人は現物と先物の合算で1560億円の買い越しで、3週連続の買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で7549億円の売り越しとなり、5週連続の売り越しだった。
経済スケジュールでは、19日に12月機械受注、20日に米国1月コンファレンス・ボード景気先行指数、21日に1月貿易収支、1月訪日外客数、月例経済報告、FOMC(1月30日~31日開催分)議事要旨、22日に米国2月製造業PMI、米国2月サービス業PMI、米国1月中古住宅販売件数、23日に中国1月新築住宅販売価格などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/03 02月16日 38170 38850 38150 38610 +470
24/03 02月15日 37780 38180 37740 38140 +370
24/03 02月14日 38250 38250 37530 37770 -360
24/03 02月13日 36960 38130 36920 38130 +1240
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/03 02月16日 2591.5 2640.0 2590.0 2631.5 +42.0
24/03 02月15日 2589.0 2607.5 2581.0 2589.5 +1.5
24/03 02月14日 2637.0 2637.0 2569.0 2588.0 -49.0
24/03 02月13日 2559.5 2637.0 2556.0 2637.0 +79.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
02月16日(03月限) 38300 -310
02月15日(03月限) 38575 +435
02月14日(03月限) 38100 +330
02月13日(03月限) 37685 -445
02月12日(03月限) 37470 +580
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
02月09日 398億円 -1036億円 1兆2488億円 +623億円
02月02日 1435億円 +441億円 1兆1865億円 +1063億円
01月26日 994億円 +243億円 1兆0802億円 -3013億円
01月19日 750億円 +10億円 1兆3815億円 +388億円
01月12日 740億円 -1億円 1兆3427億円 +616億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
02月14日 1022万株 +15万株 5億5949万株 +1286万株
02月13日 1006万株 -48万株 5億4662万株 +5641万株
02月09日 1055万株 -2117万株 4億9020万株 +166万株
02月08日 3173万株 -919万株 4億8854万株 +2318万株
02月07日 4092万株 +488万株 4億6535万株 +258万株
02月06日 3604万株 +443万株 4億6277万株 -2356万株
02月05日 3160万株 -255万株 4億8633万株 +898万株
02月02日 3415万株 +64万株 4億7735万株 -150万株
02月01日 3350万株 -659万株 4億7886万株 +2285万株
01月31日 4010万株 +46万株 4億5600万株 +69万株
01月30日 3963万株 +310万株 4億5530万株 -355万株
01月29日 3653万株 +833万株 4億5886万株 +334万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
10月4日 701億円
株探ニュース
2024/02/18 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―3万7000円固めから上値をうかがう展開
今週の日経225先物]は、節目の3万7000円固めから上値をうかがう展開が見込まれる。9日の米国市場では[[stock/0800/chart|NYダウが下落した一方で、 S&P500、ナスダックが上昇した。前日に決算評価により急伸したウォルトディズニーが上げ一服となるなど、主力株の一角に利益確定売りが出た。一方でマイクロソフトやインテルなどハイテク株の一角が買われており、下値を支える格好となった。多くの機関投資家がベンチマークとしているS&P500は、終値で節目の5000を付けて最高値を更新するなど先高期待の強い展開だった。
先週末の日経225先物は、3万7090円で始まり、3万7280円まで買われた後は持ち高調整の流れとなったが、ナイトセッションでは3万7170円まで買われた。祝日取引でも3万71000円を上回って推移しており、11時現在で3万7190円まで買われている。2月のSQ値である3万7018円07銭が支持線として意識されやすいだろう。
テクニカル面では、8日の700円を超える急伸でパラボリックが陽転シグナルを発した。ボリンジャーバンドでは+1σを上回って推移しており、+2σが位置する3万7390円とのレンジが意識されやすい。また、バンドが収斂してきているため、煮詰まり感から瞬間的には+3σの3万8100円水準へのバイアスが強まる展開を想定しておく必要がある。押し目待ち狙いのロング筋はエントリーポイントを引き上げるとともに、ショート筋がヘッジ対応のカバーの動きを強めてくる可能性がありそうだ。
足もとでは、海外ファンドとみられる日経平均型のインデックスに絡んだ商いが中心だったが、今週の半ばで決算発表が一巡する。決算シーズンを迎えて積極的な売買を手控えていた国内機関投資家の資金流入が期待され、出遅れ修正の流れが強まろう。また、米国ではハイテク株物色が継続しており、この流れを引き継ぐ形で指数インパクトの大きい値がさハイテク株への資金流入が継続しやすいだろう。
先週末に一時3万円の大台に乗せた東京エレクトロン <8035> [東証P]は、取引終了後に発表した決算が市場予想を上回り、PTS(私設取引)、ADR(米預託証券)で4%ほど上昇しており、他の半導体への波及が予想されるほか、日経平均株価にポジティブに作用することが見込まれる。今週14日にはソニーグループ <6758> [東証P]の決算発表が予定されているが、予想を上回ってくるようだと、ハイテク株物色が一段と強まる展開から、先物市場ではロングが勢いを増すことになりそうだ。
また、今週は米国で13日に1月消費者物価指数(CPI)、16日に1月生産者物価指数(PPI)の発表が予定されており、米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として注視している食品やエネルギーを除いたコアCPIの内容が注目される。9日に発表したCPI年次改定では、2023年10-12月のコア指数は年率3.3%上昇と改定前から変わらなかった。総合指数も小幅な修正にとどまったことで、インフレ改善がみられたとして今週のCPI予想通りの結果となれば、利下げ観測が高まりやすく、相場の支援材料になろう。
一方で、CPIの結果を受けて短期的なショートを誘う展開になったとしても、日経225先物は3万7000円が支持線として意識されており、+1σが位置する3万6680円辺りまでの調整では押し目狙いのロング対応となろう。まずはオプション権利行使価格の3万6875円から3万7375円辺りのレンジを想定する。なお、高値を更新する局面では、過熱感からのショート狙いのスタンスは避け、若干のヘッジ対応にとどめておきたい。
週末のVIX指数は12.93(前日は12.79)に上昇した。先週の低下で25日移動平均線を下回ったが、同線および75日線が下向きで推移するなか、1月25日に付けた直近安値12.41あたりが意識されている。今週はCPIやPPIの結果を受けたリバウンドを警戒しつつも、方向性としてはショートサイドは厳しい状況と考えられる。
なお、先週末のNT倍率は先物中心限月で14.42倍に上昇した。一時14.49倍まで切り上がり、1月23日の高値14.43倍を突破し、昨年7月以来の水準を回復した。東京エレクトロンの上昇が見込まれるなか、今週も日経平均型優位の展開が意識されやすく、昨年6月高値の14.69倍をターゲットとしたトレンド形成が続きそうだ。相場の過熱感が警戒されるなかでは、ヘッジを考慮したNTロングでのスプレッド狙いに向かわせそうだ。
1月第5週(1月29日-2月2日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週連続で売り越しており、売り越し額は2663 億円(1月第4週は5696億円の売り越し)だった。なお、現物は1783億円の買い越し(同4105億円の買い越し)と5週連続の買い越しであり、先物は4447 億円の売り越し(同9801億円の売り越し)と2週連続で売り越している。個人は現物と先物の合算で130億円買い越しで2週連続の買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で1896億円の売り越しとなり、4週連続の売り越しだった。
経済スケジュールでは、12日に米国1月月次財政収支、13日に1月国内企業物価、米国1月消費者物価指数、14日に米国MBA住宅ローン申請指数、15日に10-12月期GDP 、12月鉱工業生産確報値、米国1月小売売上高、米国2月ニューヨーク連銀製造業景気指数、米国1月鉱工業生産指数、16日に米国1月生産者物価指数、米国1月住宅着工件数、米国2月ミシガン大学消費者信頼感指数が予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/03 02月09日 36920 37280 36760 36890 +30
24/03 02月08日 36090 36950 36050 36860 +730
24/03 02月07日 36110 36190 35820 36130 +50
24/03 02月06日 36400 36400 36050 36080 -300
24/03 02月05日 36120 36490 36020 36380 +260
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/03 02月09日 2568.0 2576.5 2545.0 2558.0 -6.0
24/03 02月08日 2546.5 2573.0 2541.5 2564.0 +15.5
24/03 02月07日 2536.5 2558.0 2525.5 2548.5 +15.0
24/03 02月06日 2557.0 2560.5 2531.5 2533.5 -24.0
24/03 02月05日 2536.0 2566.0 2531.0 2557.5 +21.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
02月09日(03月限) 37155 +265
02月08日(03月限) 37095 +235
02月07日(03月限) 36280 +150
02月06日(03月限) 35970 -110
02月05日(03月限) 36335 -45
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
02月02日 1435億円 +441億円 1兆1865億円 +1063億円
01月26日 994億円 +243億円 1兆0802億円 -3013億円
01月19日 750億円 +10億円 1兆3815億円 +388億円
01月12日 740億円 -1億円 1兆3427億円 +616億円
01月05日 741億円 -76億円 1兆2811億円 -327億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
02月07日 4092万株 +488万株 4億6535万株 +258万株
02月06日 3604万株 +443万株 4億6277万株 -2356万株
02月05日 3160万株 -255万株 4億8633万株 +898万株
02月02日 3415万株 +64万株 4億7735万株 -150万株
02月01日 3350万株 -659万株 4億7886万株 +2285万株
01月31日 4010万株 +46万株 4億5600万株 +69万株
01月30日 3963万株 +310万株 4億5530万株 -355万株
01月29日 3653万株 +833万株 4億5886万株 +334万株
01月26日 2819万株 +236万株 4億5551万株 -2261万株
01月25日 2583万株 +993万株 4億7813万株 -4783万株
01月24日 1589万株 -531万株 5億2596万株 -4087万株
01月23日 2121万株 -606万株 5億6684万株 -612万株
01月22日 2727万株 -186万株 5億7296万株 -1213万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
10月4日 701億円
株探ニュース
2024/02/12 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―決算ピークのなかで+1σ水準での攻防に
今週の日経225先物は、決算発表がピークを迎えるなか積極的な売買は手控えられやすい。決算では大手商社やトヨタ自動車 <7203> [東証P]、任天堂 <7974> [東証P]のほか、ソフトバンクグループ <9984> [東証P]、東京エレクトロン <8035> [東証P]など指数インパクトの大きい値がさ株の発表が予定されており、個別決算の影響を受けやすいとみられる。
また、2日の米国市場では主要な株価指数が上昇した。1月の米雇用統計で農業部門雇用者数が前月比35.3万人増と予想(18万人増程度)を上回り、失業率は3.7%と予想(3.8%程度)より強い内容だった。これを受け早期利下げ観測が後退して米長期金利が上昇し、NYダウが下落する場面も見られた。
一方で、米国経済が底堅さを示し、ソフトランディング(軟着陸)に向かっているとの見方を強めた面がある。そのため、売り一巡後は買い優勢の展開となり、NYダウは最高値を更新した。1日の取引終了後に決算を発表したメタ・プラットフォームズが20%超、アマゾン・ドット・コムが8%近く上昇しており、マイクロソフトやエヌビディア、アドバンスト・マイクロ・デバイセズなどに買いが波及し、ナスダック指数は2年ぶりの高値水準を付けた。
米国市場がハイテク株主導で上昇するなか、日経225先物のナイトセッションは日中比280円高の3万6400円で終えた。上向きで推移するボリンジャーバンドの+1σ(3万6450円)に沿ったトレンドを形成しており、週初は+1σ突破を試す展開が期待される。ただ、国内企業の決算発表がピークを迎える影響で、同水準を挟んだ推移となる可能性が高そうだ。東京エレクの決算は週末に予定されており、トレンドが出てくるとすれば翌週がコンセンサスになりそうだ。
そのため、積極的に上値を追うロングは期待しづらい一方で、下値は3万6000円処で底堅さがみられており、押し目狙いのロング対応に向かわせよう。オプション権利行使価格の3万6000円から3万6500円辺りのレンジを想定し、+1σを明確に上回って推移するようだと、3万6375円から3万6875円辺りのレンジに移行しよう。
なお、米CBSニュースの番組「60ミニッツ」が、1日に行ったパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長のインタビューを4日に放送すると報じられている。利下げ見通しなどを語っていると伝えられており、週明けの米国株や金利市場に影響を与える可能性があり、グローベックスの米株先物の動向を睨んでの展開となりやすい。
週末のVIX指数は13.85(前日は13.88)に低下した。引き続き上向きで推移する25日移動平均線が支持線として機能する一方で、下向きで推移する75日線が上値抵抗として意識されている。両線のカイ離が収斂しているため、トレンドとしては上放れが意識されやすいだろう。もっとも、米連邦公開市場委員会(FOMC)や雇用統計の反応でも75日線を越えられなかったことから、ショートサイドは厳しい状況と考えられ、ショートカバーを強めてくる形でのVIX指数の低下を意識しておきたい。
なお、先週末のNT倍率は先物中心限月で14.24倍に上昇した。14.20倍で推移する25日線を上回って始まり、一時14.30倍まで切り上げる場面も見られるなど、ハイテク主導の上昇のなか、NTショートを巻き戻す動きとなった。メタやアマゾンの上昇は織り込まれているものの、エヌビディアが最高値を更新している流れにより、25日線を支持線としたNTロングでのスプレッド狙いが入りやすいだろう。
1月第4週(1月22日-26日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週ぶりに売り越しており、売り越し額は5696億円(1月第3週は3980億円の買い越し)だった。なお、現物は4105億円の買い越し(同3841億円の買い越し)と4週連続の買い越しであり、先物は9801億円の売り越し(同139億円の買い越し)と3週ぶりに売り越している。個人は現物と先物の合算で3959億円買い越しで、7週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で2370億円の売り越しとなり、3週連続の売り越しだった。
経済スケジュールでは、5日に中国1月財新サービス業PMI、米国1月ISM非製造業景気指数、6日に12月全世帯家計調査、12月毎月勤労統計、7日に12月景気動向指数、米国12月貿易収支、米国12月消費者信用残高、8日に12月国際収支、1月景気ウォッチャー調査、中国1月消費者物価指数、中国1月生産者物価指数、米国12月卸売売上高、9日にオプションSQ、中国休場(春節、~16日)などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/03 02月02日 35880 36430 35710 36120 +200
24/03 02月01日 36350 36370 35790 35920 -450
24/03 01月31日 35910 36370 35660 36370 +370
24/03 01月30日 36020 36230 35870 36000 -40
24/03 01月29日 35740 36180 35700 36040 +360
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/03 02月02日 2528.5 2550.5 2511.5 2536.5 +6.0
24/03 02月01日 2551.5 2554.0 2521.0 2530.5 -23.0
24/03 01月31日 2517.0 2555.0 2510.5 2553.5 +33.0
24/03 01月30日 2528.5 2540.0 2519.5 2520.5 -8.5
24/03 01月29日 2499.0 2536.0 2494.5 2529.0 +34.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
02月02日(03月限) 36410 +290
02月01日(03月限) 36120 +200
01月31日(03月限) 35875 -495
01月30日(03月限) 35930 -70
01月29日(03月限) 36125 +85
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
01月26日 994億円 +243億円 1兆0802億円 -3013億円
01月19日 750億円 +10億円 1兆3815億円 +388億円
01月12日 740億円 -1億円 1兆3427億円 +616億円
01月05日 741億円 -76億円 1兆2811億円 -327億円
12月29日 817億円 -79億円 1兆3138億円 +5121億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
01月31日 4010万株 +46万株 4億5600万株 +69万株
01月30日 3963万株 +310万株 4億5530万株 -355万株
01月29日 3653万株 +833万株 4億5886万株 +334万株
01月26日 2819万株 +236万株 4億5551万株 -2261万株
01月25日 2583万株 +993万株 4億7813万株 -4783万株
01月24日 1589万株 -531万株 5億2596万株 -4087万株
01月23日 2121万株 -606万株 5億6684万株 -612万株
01月22日 2727万株 -186万株 5億7296万株 -1213万株
01月19日 2914万株 -98万株 5億8509万株 +891万株
01月18日 3013万株 +358万株 5億7618万株 +213万株
01月17日 2654万株 -451万株 5億7404万株 -2503万株
01月16日 3105万株 +288万株 5億9908万株 -2282万株
01月15日 2816万株 +257万株 6億2190万株 +4875万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
10月4日 701億円
株探ニュース
2024/02/04 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―FOMC・日米決算でボラティリティが高まる可能性
今週の日経225先物は、日米ともに主要企業の決算発表が本格化するため、個別企業の決算反応に振られやすくなりそうだ。26日の米国市場ではNYダウが続伸し、連日で最高値を更新した。インテルが予想を下回る見通しが嫌気されて12%近く急落したが、アメリカン・エキスプレスが予想を上回る見通しが好感されて7%を超える上昇となり、NYダウを支える格好だった。
今週は米国で30日にアドバンスト・マイクロ・デバイス、アルファベット、2月1日にはアップル、アマゾン・ドット・コム、メタ・プラットフォームズなどの決算発表が予定されている。国内では31日にアドバンテスト <6857> [東証P]、レーザーテック <6920> [東証P]などの発表が控えている。注目度の高い企業の決算反応によってボラティリティが高まる可能性があり、指数の振れ幅を大きくさせよう。
また、30~31日には米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催される。今週26日には米連邦準備理事会(FRB)がインフレの判断で重視する12月の米個人消費支出(PCE)が発表され、PCE総合価格指数は前月比0.2%上昇、PCEコア価格指数も同0.2%上昇と予想通りの結果だった。今回のFOMCでは4会合連続で政策金利を据え置くとみられるが、政策金利の引き下げを巡る議論は続いている。
市場では最初の利下げが3月ではなく、5月になると予想する向きが増えているが、1月のFOMCで何らかのヒントを探ることになろう。NYダウ、S&P500指数が史上最高値圏で推移するなか、FOMCが利益確定のきっかけになる可能性がある点には注意が必要だ。また、週末2月2日には1月の米雇用統計の発表を控えていることも、積極的な売買を手控えさせる要因となる。
先週の日経225先物は23日に3万6980円まで急伸したものの、その後は日銀の金融政策の正常化観測が再燃するなか、リバランスの動きが強まった。週末には翌週から本格化する決算を前にした持ち高調整の売りも加わり、500円を超す下げ幅となった。これにより、これまでのボリンジャーバンドの+1σと+2σによるレンジを割り込む格好となった。
26日取引終了後のナイトセッションではリバウンドを見せているが、3万6010円辺りで推移する+1σでの攻防を見せている。タイミングとしては押し狙いのロングとなろうが、米経済イベントや主要企業の決算が本格化する流れのなか、+1σ水準での攻防が意識されやすい。そのため、オプション権利行使価格の3万6000円を中心とした上下の権利行使価格である3万5500円から3万6500円辺りのレンジを想定する。+1σ水準で底堅さがみられ、+2σとのレンジに回帰するようであれば、押し目待ち狙いの買いが入りやすいだろう。
週末のVIX指数は、13.26(前日は13.45)に低下した。支持線として機能する25日移動平均線(13.21)を上回っての推移が目立った。ボトム圏での推移であり、リスク選好は継続しているが、75日線は14.52、200日線が15.21辺りに低下しており、FOMC後の反応次第では同線を突破してくる反発も意識しておく必要がありそうだ。
なお、先週末のNT倍率は、先物中心限月で14.30倍に低下した。23日に付けた14.43倍をピークに低下傾向が続き、週末には一時14.25倍まで低下する場面も見られた。指数インパクトの大きい値がさハイテク株が利食いで売られた影響で14.20倍に位置する25日線に接近してきた。いったんは同水準までの低下を想定するものの、米大型テック株の決算や国内半導体株の決算次第では反転するきっかけとなる可能性があろう。
1 月第3 週(1 月15 日-19 日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2 週連続で買い越しており、買い越し額は3980 億円(1 月第2 週は1兆4448 億円の買い越し)だった。なお、現物は3841 億円の買い越し(同9557 億円の買い越し)と3 週連続の買い越しであり、先物は139 億円の買い越し(同4891 億円の買い越し)と2 週連続で買い越している。個人は現物と先物の合算で985 億円の売り越しで、6 週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で2980 億円の売り越しとなり、2 週連続の売り越しだった。
経済スケジュールでは、30日に12月完全失業率、IMF世界経済見通し、米国11月S&Pケースシラー住宅価格、米国1月コンファレンスボード消費者信頼感指数、米国12月JOLTS求人件数、31日に12月鉱工業生産、12月商業動態統計、12月新設住宅着工件数、中国1月製造業PMI、米国1月ADP雇用統計、米国1月シカゴ購買部協会景気指数、FOMC終了後に政策金利、パウエルFRB議長記者会見、2月1日に米国1月雇用統計、米国1月ミシガン大学消費者信頼感指数、米国12月製造業新規受注、米国12月耐久財受注などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/03 01月26日 36210 36210 35670 35680 -540
24/03 01月25日 36280 36390 35880 36220 -40
24/03 01月24日 36420 36510 36030 36260 -280
24/03 01月23日 36600 36980 36410 36540 -70
24/03 01月22日 35970 36610 35910 36610 +610
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/03 01月26日 2530.0 2530.0 2493.5 2494.5 -36.0
24/03 01月25日 2532.5 2537.0 2513.5 2530.5 -1.5
24/03 01月24日 2536.5 2541.0 2512.5 2532.0 -11.5
24/03 01月23日 2549.0 2566.0 2532.5 2543.5 -5.0
24/03 01月22日 2508.0 2548.5 2505.0 2548.5 +38.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
01月26日(03月限) 35915 +235
01月25日(03月限) 36040 -180
01月24日(03月限) 36245 -15
01月23日(03月限) 36475 -65
01月22日(03月限) 36650 +40
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
01月19日 750億円 +10億円 1兆3815億円 +388億円
01月12日 740億円 -1億円 1兆3427億円 +616億円
01月05日 741億円 -76億円 1兆2811億円 -327億円
12月29日 817億円 -79億円 1兆3138億円 +5121億円
12月22日 897億円 +238億円 8017億円 +38億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
01月24日 1589万株 -531万株 5億2596万株 -4087万株
01月23日 2121万株 -606万株 5億6684万株 -612万株
01月22日 2727万株 -186万株 5億7296万株 -1213万株
01月19日 2914万株 -98万株 5億8509万株 +891万株
01月18日 3013万株 +358万株 5億7618万株 +213万株
01月17日 2654万株 -451万株 5億7404万株 -2503万株
01月16日 3105万株 +288万株 5億9908万株 -2282万株
01月15日 2816万株 +257万株 6億2190万株 +4875万株
01月12日 2559万株 +327万株 5億7315万株 -1033万株
01月11日 2231万株 -313万株 5億8348万株 +2512万株
01月10日 2544万株 -271万株 5億5835万株 +272万株
01月09日 2816万株 -112万株 5億5563万株 +611万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
10月4日 701億円
株探ニュース
2024/01/28 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―指数インパクト大きい値がさ株が日経平均型を牽引
今週の日経225先物は、堅調な相場展開が見込まれる。20日の米国市場では主要な株価指数が上昇し、多くの機関投資家がベンチマークとしているS&P500指数は2年ぶりに史上最高値を更新した。メタ・プラットフォームズがエヌビディアの画像処理半導体(GPU)を大量に購入する考えを示したと報じられるなか、半導体株に買いが入り相場を牽引した。
エヌビディアが4%を超える大幅高となり連日で最高値を更新したほか、ブロードコムやアドバンスト・マイクロ・デバイセズなどが買われるなか、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)指数は4%を超す上昇で最高値を更新している。また、マイクロソフト、アップル、アマゾン・ドット・コムなど大型テック株も買われた。
米国市場が半導体株主導の上昇を見せるなか、週明けの東京市場でも東京エレクトロン <8035> [東証P]やアドバンテスト <6857> [東証P]、レーザーテック <6920> [東証P]といった指数インパクトの大きい値がさ株が日経平均型を牽引する格好になりそうだ。
日経225先物はナイトセッションで一時3万6330円まで上昇しており、17日に付けた高値(3万6240円)を突破している。ハイテク株主導の上昇が見込まれ、ショートカバーを誘い込むことになりそうだ。また、足もとでボリンジャーバンドの+2σを下回っているが、バンドの上昇に沿った形でのリバウンドを継続している。+2σはナイトセッションで3万6500円辺りまで上昇しており、同水準を意識したトレンド形成が期待される。
そのため、オプション権利行使価格の3万6000円から3万6500円のレンジを想定し、+2σを上回る局面では、+2σと+3σが位置する3万7720円とのレンジに移行する展開を想定しておく必要があろう。過熱感が警戒されてくることも考えられるが、スタンスとしては押し目狙いのロング対応となろう。
週前半は日銀金融政策決定会合が開催されるため、結果待ちの模様眺めムードが強まる可能性はあるが、1月の会合では能登半島地震が経済に与える影響を考慮し、マイナス金利政策を維持する公算が大きい。そのため、日銀会合が通過した後は、アク抜けの流れに向かうことが期待される。
また、アジア市場では上海総合が昨年来安値を更新するなか、ハンセン指数は2022年10月以来の1万5000ポイント割れが意識されている。中国の投資家は高パフォーマンスを続ける日本株への関心を強めている。中国で取引されている日経平均連動型の上場投資信託(ETF)の商いが膨らんでおり、上海取引所は先週、投機的な取引による過熱を警告し取引を一時停止した。中国景気に対する先行き不安感は根強く、日本株への資金シフトが引き続き需給面での下支えとなろう。
また、グローバルでも高パフォーマンスを続けている日本株には関心が集まりやすい。海外ファンドなどは運用成績を上げるためにも日本株を組み入れざるを得ない需給状況であり、日経平均型などインデックスに絡んだ形での資金流入は継続しやすいとみておきたい。
週末のVIX指数は13.30(前日は14.13)に低下し、支持線として機能する25日移動平均線(13.12)近辺に接近した。主要な株価指数が上昇する局面で同線を下回っていないため、24日の米国1月製造業PMI、26日の米国12月個人所得や米国12月個人消費支出(PCE)の結果次第では、同線からの反発も意識しておく必要がありそうだ。
なお、先週末のNT倍率は先物中心限月で14.34倍に上昇した。一時14.35倍を付けており、昨年12月の高値(14.34倍)を上回る場面も見られた。いったんはダブルトップ形成からNTロングを巻き戻す動きも入りやすいだろうが、米ハイテク株の強い流れを映して日経平均型優位の展開を想定。トレンドとしては昨年6月高値の14.69倍を意識したNTロングが入りやすいだろう。
1月第2週(1月9日-12日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週ぶりに買い越しており、買い越し額は1兆4448億円(1月第1週は1137億円の売り越し)だった。なお、現物は9557億円の買い越し(同1405億円の買い越し)と2週連続の買い越しであり、先物は4891億円の買い越し(同2542億円の売り越し)と2週ぶりに買い越している。個人は現物と先物の合算で1兆2128億円の売り越しで、5週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で2387億円の売り越しとなり、3週ぶりの売り越しだった。
経済スケジュールでは、22日に米国12月コンファレンス・ボード景気先行指数、23日に日銀金融政策決定会合終了後に政策金利、植田和男日銀総裁会見、米国1月リッチモンド連銀製造業指数、24日に米国1月製造業PMI、米国1月サービス業PMI、25日に欧州中央銀行(ECB)政策金利、米国10-12月期GDP、米国12月耐久財受注、米国12月卸売在庫、米国12月新築住宅販売件数、26日に1月東京都区部消費者物価指数、12月企業向けサービス価格指数、日銀金融政策決定会合議事要旨、米国12月個人所得、米国12月個人消費支出などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/03 01月19日 35580 36140 35530 36000 +410
24/03 01月18日 35440 35730 35290 35590 +100
24/03 01月17日 35670 36240 35450 35490 -160
24/03 01月16日 36130 36170 35570 35650 -350
24/03 01月15日 35570 36000 35390 36000 +390
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/03 01月19日 2501.0 2527.5 2496.5 2510.0 +8.0
24/03 01月18日 2496.0 2508.0 2486.0 2502.0 +2.0
24/03 01月17日 2509.0 2543.0 2494.0 2500.0 -8.0
24/03 01月16日 2543.0 2544.0 2501.0 2508.0 -28.5
24/03 01月15日 2495.5 2536.5 2481.5 2536.5 +40.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
01月19日(03月限) 36300 +300
01月18日(03月限) 36070 +480
01月17日(03月限) 35500 +10
01月16日(03月限) 35855 +205
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
01月12日 740億円 -1億円 1兆3427億円 +616億円
01月05日 741億円 -76億円 1兆2811億円 -327億円
12月29日 817億円 -79億円 1兆3138億円 +5121億円
12月22日 897億円 +238億円 8017億円 +38億円
12月15日 659億円 +35億円 7979億円 +236億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
01月17日 2654万株 -451万株 5億7404万株 -2503万株
01月16日 3105万株 +288万株 5億9908万株 -2282万株
01月15日 2816万株 +257万株 6億2190万株 +4875万株
01月12日 2559万株 +327万株 5億7315万株 -1033万株
01月11日 2231万株 -313万株 5億8348万株 +2512万株
01月10日 2544万株 -271万株 5億5835万株 +272万株
01月09日 2816万株 -112万株 5億5563万株 +611万株
01月05日 2929万株 +230万株 5億4952万株 +657万株
01月04日 2698万株 -366万株 5億4294万株 -1764万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
10月4日 701億円
株探ニュース
2024/01/21 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―過熱警戒もロング優勢の需給状況が継続
今週の日経225先物は、先週の大幅な上昇に対して過熱感が意識されやすいが、ロング優勢の需給状況が続きそうだ。先週は前週比で一時2390円まで上げ幅を広げた。新NISA(少額投資非課税制度)絡みの需給に加えて、中国マネーの流入が相場を牽引した。さらに、1月のオプションSQを控えて、急ピッチの上昇に対してヘッジ対応の動きを強めたことも一因だった。
12日はSQに絡んだ商いに加えて、ファーストリテイリング <9983> [東証P]が決算評価により6%を超える上昇で日経平均株価を231円ほど押し上げたこともあり、日経225先物は寄り付きの3万5200円から現物の寄り付き後ほどなくして一時3万5710円まで急伸した。SQ通過後は膠着感の強い値動きを見せていたこともあり、ヘッジ対応の動きが強まった先週までの急ピッチの上昇は落ち着きをみせてきそうだ。
12日の米国市場では、NYダウが3日ぶりに反落した一方で、S&P500指数は反発、ナスダック指数は6日続伸した。ユナイテッドヘルス・グループが決算を受けて3%を超す下落となったほか、JPモルガン・チェースは予想を上回る決算で高値を更新したものの、その後は利益確定売りにより下落に転じており、NYダウの重荷となった。金融の決算ではバンク・オブ・アメリカやウェルズ・ファーゴなども下げており、企業決算への期待感はやや後退した。
ただし、11日に発表された12月の米消費者物価指数(CPI)は市場予想を上回ったものの、12日発表の12月の米卸売物価指数(PPI)が前月比で0.1%下落し、インフレ懸念が薄れたことが下支えとなった。今週は16日に米国1月ニューヨーク連銀製造業景気指数、17日に米国12月小売売上高、米地区連銀経済報告(ベージュブック)、18日に米国12月住宅着工件数、19日に米国1月ミシガン大学消費者信頼感指数などの発表が予定されている。ベージュブックの結果は1月末の連邦公開市場委員会(FOMC)で金融政策決定の際の参考材料となるとみられるため、注目されよう。
また、米国では決算発表が本格化してきており、今週も16日にゴールドマン・サックス・グループ、モルガン・スタンレー、17日にUSバンコープ、19日にステート・ストリートなど金融機関の発表が予定されている。主要企業の好業績期待が後退するようだと、東京市場でも今後本格化してくる決算に対し慎重姿勢につながりそうである。
日経225先物は足もとの急伸により、ボリンジャーバンドの+3σを上回る場面も見られており、テクニカル面では過熱感が警戒される。ただし、バンドが拡大していることから、ピーク感は台頭していない。ナイトセッションでは3万5500円を挟んでの保ち合いとなったが、+2σ(3万5180円)と+3σ(3万6050円)によるレンジ内で推移している。過熱感を冷ます流れとなれば、節目の3万5000円処を支持線とした押し目狙いのロング対応に向かわせそうだ。
12日のVIX指数は12.70(前日は12.44)に上昇した。ただし、5日に付けた14.58をピークに低下しており、12.85に位置する25日移動平均線を下回っているため、昨年12月12日に付けた11.31を意識したトレンドを形成。再び同線を上回ってくるようだと投資家心理を神経質にさせる可能性はあるが、現状ではショートカバーを誘い込みやすいとみておきたい。
なお、先週末のNT倍率は先物中心限月で14.26倍に上昇した。昨年12月同様、75日線からのリバウンドを見せるなか、14.08倍に位置する25日、200日線を上放れた。先週はファーストリテイリングの上昇が日経平均型を牽引する格好となっていた。反動安は意識されるものの、中国マネーの流入が観測されるなか、NTロングでのスプレッド狙いが入りやすいだろう。
12 月第4 週(12 月25 日-29 日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2 週ぶりに買い越しており、買い越し額は2141 億円(12 月第3 週は1166 億円の売り越し)だった。なお、現物は2020 億円の売り越し(同565 億円の買い越し)と3 週ぶりの売り越しであり、先物は4162 億円の買い越し(同1731 億円の売り越し)と3 週ぶりに買い越している。個人は現物と先物の合算で3236 億円の売り越しで、3 週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で1315 億円の買い越しとなり、4 週ぶりの売り越しだった。
経済スケジュールでは、16日に米国1月ニューヨーク連銀製造業景気指数、17日に中国10-12月期GDP、中国12月小売売上高、中国12月鉱工業生産、中国1-12月固定資産投資、米国12月小売売上高、米国12月鉱工業生産、米地区連銀経済報告(ベージュブック)、18日に11月機械受注、米国12月住宅着工件数、19日に12月全国消費者物価指数、米国1月ミシガン大学消費者信頼感指数、米国12月中古住宅販売件数などの発表が予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/03 01月12日 35320 35710 34990 35610 +360
24/03 01月11日 34480 35250 34460 35250 +800
24/03 01月10日 33770 34530 33590 34450 +690
24/03 01月09日 33360 33970 33270 33760 +440
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/03 01月12日 2496.0 2509.5 2475.0 2496.5 +3.0
24/03 01月11日 2449.0 2493.5 2446.5 2493.5 +46.5
24/03 01月10日 2413.5 2451.0 2400.0 2447.0 +34.5
24/03 01月09日 2394.5 2431.0 2390.0 2412.5 +21.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
01月12日(03月限) 35545 -65
01月11日(03月限) 35205 -45
01月10日(03月限) 34865 +415
01月09日(03月限) 33885 +125
01月08日(03月限) 33890 +570
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
01月05日 741億円 -76億円 1兆2811億円 -327億円
12月29日 817億円 -79億円 1兆3138億円 +5121億円
12月22日 897億円 +238億円 8017億円 +38億円
12月15日 659億円 +35億円 7979億円 +236億円
12月08日 623億円 +315億円 7742億円 -2620億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
01月10日 2544万株 -271万株 5億5835万株 +272万株
01月09日 2816万株 -112万株 5億5563万株 +611万株
01月05日 2929万株 +230万株 5億4952万株 +657万株
01月04日 2698万株 -366万株 5億4294万株 -1764万株
12月29日 3064万株 -309万株 5億6059万株 +5619万株
12月28日 3374万株 -359万株 5億0440万株 -547万株
12月27日 3733万株 +725万株 5億0987万株 +8531万株
12月26日 3007万株 -242万株 4億2456万株 +1億1193万株
12月25日 3250万株 +18万株 3億1262万株 +329万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
10月4日 701億円
株探ニュース
2024/01/14 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―自律反発狙いのロングが入りやすい
今週の日経225先物は、引き続きボリンジャーバンドの+1σ(3万3440円)を中心とした25日移動平均線(3万3090円)から+2σ(3万3790円)のレンジで推移しそうだ。ただし、5日の米国市場ではNYダウが続伸し、ナスダックは6営業日ぶりに反発した。エヌビディア、アドバンスト・マイクロ・デバイシズなど半導体株の一角が買われており、昨年末からの米ハイテク株売りが一息ついた格好だ。東京市場でも東京エレクトロン <8035> [東証P]など指数インパクトの大きい値がさハイテク株を買い戻す動きから、自律反発狙いのロングが入りやすい。そのため、上記のレンジ上方での推移も意識されてきそうだ。
5日発表の12月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数が21万6000人増となり、市場予想(17万人程度)を上回った。米経済のソフトランディング期待を醸成したものの、早期利下げ観測はやや後退する格好となった。米長期金利が昨年12月半ば以来の4%台を回復してきたことが重荷となる場面も見られた。また、足もとでは利下げのタイミングについて予測が分かれてきており、3月もしくは6月との見方のようである。
今週は11日に12月の米国消費者物価指数(CPI)、12日には12月の米国生産者物価指数(PPI)の発表が予定されている。結果次第では米長期金利が振れやすいと考えられ、日米金利差を狙ったトレードが入りやすい点には注意しておきたい。また、12日にはバンク・オブ・アメリカ、シティグループ、JPモルガン・チェースなどの決算が予定されており、国内メガバンクに影響する可能性もある。13日に台湾総統選挙を控えていることも、投資家心理を神経質にさせる一因となろう。
日経225先物は直近で上値の重さが意識されているが、+1σ水準での底堅さがみられるなか、+2σを捉えてくる局面となれば、昨年11月20日の高値3万3770円をクリアしてくる可能性があるため、ショートカバーが入りやすいと考えられる。そのため、+1σ水準を下回る場面では押し目狙いのロング対応に向かわせそうだ。また、1月4日、5日の東証プライムの売買高は16億株台に増加しており、新NISA(少額投資非課税制度)による需給が少なからず下支えとして機能しているとみられる。
5日のVIX指数は13.35(前日は14.13)に低下した。12.88に位置する25日線を上回っており、同線が支持線として機能するようだと、15.42~15.58辺りで推移する75日、200日線を意識したトレンドが警戒されよう。25日線が支持線として機能するようだと、短期筋のショートを仕掛けてくる動きが入りやすい一方で、同線を下回ってくる局面ではショートカバーを誘い込みやすいとみておきたい。
なお、先週末のNT倍率は先物中心限月で13.93倍に低下した。昨年12月20日の14.34倍をピークに低下傾向を見せており、昨年末には25日、200日線水準まで下げていたが、年明けに両線を下回り、一気に75日線水準まで下げてきた。米ハイテク株が売られ、国内でも指数インパクトの大きい値がさハイテク株が軟調となり、日経平均型の重荷となった。半面、新NISAによる需給からTOPIX型優位の展開だったようだ。ただし、5日の米国市場でハイテク株の一角が買われており、いったんはNTショートを巻き戻す流れを想定しておきたい。
なお、12月第4週(12月25日-29日)の投資部門別売買動向は、1月10日に発表される。
経済スケジュールでは、8日に米国11月消費者信用残高、9日に11月全世帯家計調査、12月東京都区部消費者物価指数、米国11月貿易収支、米ハイテク見本市「CES」(ラスベガス、~12日)、10日に米国MBA住宅ローン申請指数、米国11月卸売売上高、11日に11月景気動向指数、米国12月消費者物価指数、米国新規失業保険申請件数、12日に11月国際収支、12月景気ウオッチャー調査、中国12月貿易収支、中国12月消費者物価指数、中国12月生産者物価指数、米国12月生産者物価指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/03 01月05日 33260 33560 33210 33320 +90
24/03 01月04日 33430 33520 32670 33230 -190
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/03 01月05日 2377.5 2400.5 2373.5 2391.5 +16.5
24/03 01月04日 2364.0 2380.0 2334.0 2375.0 +11.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
01月05日(03月限) 33410 +90
01月04日(03月限) 33285 +55
01月03日(03月限) 33065 -355
01月02日(03月限) 33010 -410
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
12月22日 897億円 +238億円 8017億円 +38億円
12月15日 659億円 +35億円 7979億円 +236億円
12月08日 623億円 +315億円 7742億円 -2620億円
12月01日 307億円 +30億円 1兆0362億円 +1656億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
12月29日 3064万株 -309万株 5億6059万株 +5619万株
12月28日 3374万株 -359万株 5億0440万株 -547万株
12月27日 3733万株 +725万株 5億0987万株 +8531万株
12月26日 3007万株 -242万株 4億2456万株 +1億1193万株
12月25日 3250万株 +18万株 3億1262万株 +329万株
12月22日 3232万株 -90万株 3億0932万株 +3595万株
12月21日 3322万株 +72万株 2億7337万株 -2733万株
12月20日 3250万株 +958万株 3億0071万株 -3860万株
12月19日 2291万株 -232万株 3億3931万株 +248万株
12月18日 2523万株 -254万株 3億3682万株 +3318万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
10月4日 701億円
株探ニュース
2024/01/08 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―米雇用統計を控え、狭いレンジでの推移がコンセンサスに
2024年の日経225先物は売り優勢でスタートしそうだ。2日の米国市場ではNYダウが最高値を更新した半面、アップルが4%を超える急落となったことが重荷となり、ハイテク株が売られてナスダックは3日続落した。バークレイズが「iPhone15」の中国での販売悪化を指摘して投資判断を引き下げたことが嫌気されており、マイクロソフトやメタプラットフォームズなどにも売りが波及した。
1月3日の祝日取引では一時3万3090円まで売られる場面があり、売り一巡後は3万3200円(日本時間11時時点)処で推移している。1日の能登半島地震に加えて、2日に発生した日本航空機と海上保安庁機の衝突事故で当面、羽田空港が滑走路3本での運用となる影響などがセンチメントを冷ます可能性がある。
日経225先物は祝日取引で25日移動平均線(3万3070円)水準まで下げた後は下落幅を縮めており、引き続き同線が支持線として意識されやすい。一方でボリンジャーバンドの+1σ(3万3420円)水準に上値を抑えられており、足もとでのレンジ推移を継続している。25日線までの調整を経て、リバウンドにより+1σ水準が意識されてくるようだと、+2σの3万3770円辺りを捉えてくる可能性があるため、まずは+1σ水準を巡って攻防がみられそうだ。
今週はオプション権利行使価格の3万3000円から3万3500円のレンジを想定しつつ、+1σを捉えてくる局面では3万3500円から3万3750円のレンジに移行することになろう。昨年12月半ば以降の保ち合いレンジを継続していることから、25日線がサポートとして機能しているようであれば、押し目狙いのロング対応に向かわせよう。
米国市場の流れからは、指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均型の重荷になりやすいが、ナスダックは3日続落で25日線水準まで調整しており、反発が意識される水準まで下げてきた。同線を支持線としてリバウンドをみせてくるようであれば、東京エレクトロン <8035> [東証P]などの動向を見極めたい。
大納会のNT倍率は先物中心限月で14.13倍だった。25日、200日線が位置する14.08倍がサポートとして意識されやすく、同水準まで低下するようなら、いったんはNTロングを組成するタイミングとなろう。ただし、14.08倍を明確に下放れてくると、75日線が位置する13.92倍辺りまでの低下を想定しておいた方がよさそうだ。
VIX指数は13.20(前日は12.45)に上昇し、再び25日線を上回ってきている。依然としてボトム圏での推移ではあるものの、今年前半の米利下げ期待が高まる中で買われてきたハイテク株などの一角に利益確定の売りが出るなか、VIX指数はボトム圏からの反発が意識されやすい状況のようだ。
12月第3週(12月18日-22日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週ぶりに売り越しており、売り越し額は1166億円(12月第2週は1223億円の買い越し)だった。なお、現物は565億円の買い越し(同2378億円の買い越し)と2週連続の買い越しであり、先物は1731億円の売り越し(同1155億円の売り越し)と2週連続で売り越している。個人は現物と先物の合算で1039億円の売り越しで、2週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で2億円の売り越しとなり、3週連続の売り越しだった。
経済スケジュールでは、4日に中国12月財新サービス業PMI、米国12月ADP雇用統計、米国12月サービス業PMI確報値、5日に12月消費者態度指数、米国12月雇用統計、米国12月ISM非製造業景気指数、米国11月製造業新規受注などが予定されている。
米雇用統計では米連邦準備制度理事会(FRB)による早期利上げ観測が後ずれずる可能性も燻ることから、日経225先物は狭いレンジでの推移がコンセンサスになりそうだ。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/03 12月29日 33450 33620 33260 33420 -60
23/03 12月28日 33630 33650 33370 33480 -120
23/03 12月27日 33250 33690 33200 33600 +380
23/03 12月26日 33200 33260 33100 33220 +20
23/03 12月25日 33050 33400 33050 33200 +140
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/03 12月29日 2355.0 2376.0 2347.5 2364.0 +7.0
23/03 12月28日 2365.0 2367.0 2346.5 2357.0 -5.5
23/03 12月27日 2335.5 2365.0 2333.0 2362.5 +28.5
23/03 12月26日 2335.0 2341.0 2326.0 2334.0 ±0.00
23/03 12月25日 2331.5 2356.0 2330.5 2334.0 +1.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
01月02日(03月限) 33010 -410
12月29日(03月限) 33265 -155
12月28日(03月限) 33425 -55
12月27日(03月限) 33450 -150
12月26日(03月限) 33430 +210
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
12月22日 897億円 +238億円 8017億円 +38億円
12月15日 659億円 +35億円 7979億円 +236億円
12月08日 623億円 +315億円 7742億円 -2620億円
12月01日 307億円 +30億円 1兆0362億円 +1656億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
12月27日 3733万株 +725万株 5億0987万株 +8531万株
12月26日 3007万株 -242万株 4億2456万株 +1億1193万株
12月25日 3250万株 +18万株 3億1262万株 +329万株
12月22日 3232万株 -90万株 3億0932万株 +3595万株
12月21日 3322万株 +72万株 2億7337万株 -2733万株
12月20日 3250万株 +958万株 3億0071万株 -3860万株
12月19日 2291万株 -232万株 3億3931万株 +248万株
12月18日 2523万株 -254万株 3億3682万株 +3318万株
12月15日 2778万株 +127万株 3億0364万株 -1089万株
12月14日 2651万株 +75万株 3億1454万株 -133万株
12月13日 2575万株 -45万株 3億1587万株 +896万株
12月12日 2621万株 +46万株 3億0691万株 +1826万株
12月11日 2574万株 -110万株 2億8864万株 +152万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
10月4日 701億円
★元日~4日に、2024年「新春特集」を一挙、"27本"配信します。ご期待ください。
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株探ニュース
2024/01/03 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―薄商いながら年末高を意識したロング対応
今週の日経225先物は、市場参加者は限られるものの、大納会に向けて11月20日以来の高値に迫る展開が意識されやすい。22日の米国市場ではNYダウが小幅に反落した一方で、 S&P500指数とナスダック指数は小幅続伸となった。
11月の米個人消費支出(PCE)は食品とエネルギーを除くPCEコア価格指数が前月比0.1%上昇と、市場予想(0.2%上昇)を下回り、2024年の米利下げ見通しを強める内容と受け止められた。12月の米ミシガン大消費者信頼感指数(確定値)で、5-10年先のインフレ期待が2.9%と速報値から上方修正されたことで、米長期金利の上昇が重荷となる場面も見られたが、クリスマス休暇入りで市場参加者が限られるなか、ハイテク株を中心に底堅い値動きだった。
日経225先物のナイトセッションは、日中比220円高の3万3280円だった。寄り付きで付けた3万3050円を安値にリバウンド基調を強め、中盤にかけて3万3350円まで買われた。買い一巡後に3万3190円まで上げ幅を縮めたが、終盤にかけて3万3250円を挟んで底堅い値動きを継続した。3万3070円処で推移する25日移動平均線を上回っており、引き続き25日線が支持線として意識されやすい。同水準で底堅さがみられるようだと、ボリンジャーバンドの+1σが位置する3万3405円から+2σの3万3740円、11月20日に付けた3万3770円を捉えてくるかが注目されよう。
週足では13週、26週線を支持線としたトレンドを形成しており、足もとで両線からの上放れを見せてきている。また、ボリンジャーバンドの+1σ(3万3330円)辺りでの攻防から、+2σが位置する3万4250円が意識されやすい形状となる。米国市場では25日のクリスマスの休場を経て商いが減少をみせてくるなか、仕掛け的な商いで大きく振れる需給状況になりやすく、3万3000円に接近する局面ではロングでの対応に向かわせよう。
そのため、日経平均株価がバブル後の高値に迫る展開を想定し、オプション権利行使価格の3万3000円から3万3875円のレンジを想定する。ボリンジャーバンドが横ばいで推移しトレンドが出にくい半面、煮詰まり感が意識されやすい形状である。米国ではNYダウが最高値圏で推移しているほか、S&P500指数は昨年1月高値に接近している。ナスダック指数の相対的な出遅れ感を背景に、ハイテク主導の買い戻しが意識され、日経平均型への支援材料となる展開が期待されそうだ。
VIX指数は13.03に低下した。ボトム圏で推移するなか、先週は上値を抑えられていた25日線を突破し、21日には一時14.49まで上昇した。22日は低下したが、25日線が支持線として機能していた。足もとで強い展開が続くなか、利益確定が入りやすい需給だったと考えられ、ロング解消の動きによる上昇だったとみられる。クリスマスの祝日明け後は年末高への思惑から米国市場も底堅い展開となる可能性があり、その場合リスク選好に向かいそうだ。
なお、先週末のNT倍率は、先物中心限月で14.17倍に低下した。20日には14.34倍と7月末以来の水準まで上昇していた。指数インパクトの大きい値がさハイテク株が牽引する可能性がある一方で、新NISAのスタートを睨んで配当志向の物色が強まる可能性もあり、TOPIX型優位から直近の上昇に対するNTロングのリバランスが入りやすい面もある。目先的には200日線が位置する14.07倍辺りまでの低下を意識しつつ、同水準に接近する局面では、NTロングでの対応を想定しておきたい。
12月第2週(12月11日-15日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では4週ぶりに買い越しており、買い越し額は1223億円(12月第1週は598億円の売り越し)だった。なお、現物は2378億円の買い越し(同5868億円の売り越し)と4週ぶりの買い越しであり、先物は1155億円の売り越し(同5270億円の買い越し)と2週ぶりに売り越している。個人は現物と先物の合算で4671億円の売り越しで、3週ぶりの売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で295億円の売り越しとなり、2週連続の売り越しだった。
経済スケジュールでは、25日に10月景気動向指数確定値、26日に11月失業率、米国10月ケース・シラー住宅価格指数、27日に日銀金融政策決定会合の主な意見、11月新設住宅着工戸数、1-11月中国工業企業利益、米国12月リッチモンド連銀製造業指数、28日に11月百貨店・スーパー販売額、11月鉱工業生産、米国11月仮契約住宅販売指数、29日に米国12月シカゴ購買部協会景気指数が予定されている。なお、29日大納会のゲストにはWBC日本代表・栗山英樹前監督さんが招かれている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/03 12月22日 33160 33280 33030 33060 -60
23/03 12月21日 33580 33600 33000 33120 -480
23/03 12月20日 33270 33750 33240 33600 +470
23/03 12月19日 32670 33200 32580 33130 +430
23/03 12月18日 32920 32950 32460 32700 -190
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/03 12月22日 2327.5 2345.0 2320.5 2332.5 +8.0
23/03 12月21日 2343.0 2345.0 2315.0 2324.5 -21.0
23/03 12月20日 2338.5 2358.5 2326.5 2345.5 +12.5
23/03 12月19日 2308.5 2353.5 2299.5 2333.0 +22.0
23/03 12月18日 2329.0 2331.5 2290.5 2311.0 -17.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
12月22日(03月限) 33270 +210
12月21日(03月限) 33250 +130
12月20日(03月限) 33050 -550
12月19日(03月限) 33330 +200
12月18日(03月限) 32720 +20
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
12月15日 659億円 +35億円 7979億円 +236億円
12月08日 623億円 +315億円 7742億円 -2620億円
12月01日 307億円 +30億円 1兆0362億円 +1656億円
11月24日 277億円 +30億円 8706億円 +564億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
12月20日 3250万株 +958万株 3億0071万株 -3860万株
12月19日 2291万株 -232万株 3億3931万株 +248万株
12月18日 2523万株 -254万株 3億3682万株 +3318万株
12月15日 2778万株 +127万株 3億0364万株 -1089万株
12月14日 2651万株 +75万株 3億1454万株 -133万株
12月13日 2575万株 -45万株 3億1587万株 +896万株
12月12日 2621万株 +46万株 3億0691万株 +1826万株
12月11日 2574万株 -110万株 2億8864万株 +152万株
12月08日 2685万株 -1840万株 2億8712万株 -1億4252万株
12月07日 4525万株 +1335万株 4億2965万株 -3834万株
12月06日 3190万株 +1320万株 4億6799万株 +3281万株
12月05日 1869万株 -47万株 4億3517万株 +6549万株
12月04日 1917万株 +955万株 3億6968万株 -1158万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
10月4日 701億円
★元日~4日に、2024年「新春特集」を一挙、"27本"配信します。ご期待ください。
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株探ニュース
2023/12/24 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―日銀会合を受けた荒い値動きに注意
今週の日経225先物は、日米金利差縮小への思惑が高まるなか、18日~19日に開催される日銀の金融政策決定会合の結果を受けて大きく振れやすくなるだろう。日銀の植田和男総裁は12月7日、参議院財政金融委員会で「年末から来年にかけて一段とチャレンジングな状況になる」と発言した。これをきっかけに10年債利回りが上昇し、為替市場では1ドル=141円台まで円高が進み、同日の株式市場は500円を超す急落となった。
一方、米国では12日~13日に開催した米連邦公開市場委員会(FOMC)で、予想通り3会合連続での金利据え置きを全会一致で決定。参加者の政策金利見通しは2024年に現在の水準から0.25%の利下げ3回を見込んでいることを示した。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は追加利上げの選択肢は維持しつつも、利下げは視野に入り始めていると述べた。2024年の利下げ観測が強まるなか、米長期金利が急低下し、円相場は一時1ドル=140円台に乗せた。
日経平均株価は11月20日に付けた3万3853円をピークに高値保ち合いを続け、12月8日には3万2205円まで調整した。その後は3万2500円~3万3100円辺りで推移しており、市場では積み上がっていた日米金利差を狙ったポジションを解消する動きが意識されている。日銀会合では緩和政策の維持が見込まれており、マイナス金利解除は来年後半との観測がコンセンサスであり、会合後は先回り的な動きに対するリバランスが入りやすいだろう。
ただし、植田総裁の会見を受けて政策変更時期が早まるとの見方が強まるようだと、円高の加速とともに、日米金利差を狙ったポジション解消への思惑からアルゴリズム発動によるショートが強まる可能性もある。結果判明後は先物主導での荒い値動きになりそうだ。
アク抜けからリバランスが入った場合には、足もとで上値を抑えられている25日移動平均線(3万3030円)突破から、ボリンジャーバンドの+1σが位置する3万3400円辺りが射程に入る。ただし、25日線処で上値の重さが意識される局面では、日米金利差を狙ったポジション解消への思惑が強まりやすく、75日線や-2σが位置する3万2300円が射程に入るほか、-3σが位置する3万2000円水準が警戒されそうだ。
また、今週は19日に日銀金融政策決定会合後に政策金利、植田日銀総裁記者会見、米国11月住宅着工件数、20日に11月貿易収支、11月訪日外客数、中国12月最優遇貸出金利、米国7-9月期経常収支、21日に米国7-9月期GDP確報値、米国12月フィラデルフィア連銀景況指数、米国12月コンファレンスボード消費者信頼感指数、22日に米国11月個人所得、米国11月個人消費支出(PCE)、米国11月耐久財受注、米国11月新築住宅販売件数の発表などが予定されている。特に11月のPCEではインフレの鈍化傾向を確認する格好になると考えられ、日本から米国への資金シフトが意識されやすいだろう。そのため、日経225先物は足もとで3万2500円から3万3000円辺りで保ち合いを継続するなか、3万2000円~3万3500円辺りへのレンジの広がりが見込まれる。
先週末のVIX指数は12.28に低下した。12日に11.81まで低下した後は、ロングの利益確定などから、若干リバウンドをみせる場面も見られた。ただし、下向きで推移する25日線に上値を抑えられる形状であり、米国市場ではショートカバーを誘い込みやすい状況である。
なお、先週末のNT倍率は、先物中心限月で14.12倍に上昇した。円高基調の強まりを背景に日米金利差を狙ったポジションを解消する流れとなり、バリュー株の持ち高調整に対して、指数インパクトの大きい値がさハイテク株か買われる格好となり、相対的に日経平均型優位の展開となった。引き続き為替の影響を受けやすいだろうが、20日にはマイクロン・テクノロジーの決算発表が予定されていることもあり、引き続きハイテク株への物色が強まる可能性がある。NT倍率は先週の上昇で200日線を突破し、8月以来の水準まで上昇するなか、NTロングでのスプレッド狙いに向かわせそうだ。
12月第1週(12月4日- 8日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週連続で売り越しており、売り越し額は598億円(11月第5週は4016億円の売り越し)だった。なお、現物は5868億円の売り越し(同3687億円の売り越し)と3週連続の売り越しであり、先物は5270億円の買い越し(同328億円の売り越し)と3週ぶりに買い越している。個人は現物と先物の合算で5370億円の買い越しで、2週連続の買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で1995億円の売り越しとなり、3週ぶりの売り越しだった。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/03 12月15日 32570 33040 32430 32890 +370
23/03 12月14日 32860 33090 32420 32520 -310
23/03 12月13日 32700 33020 32690 32830 +120
23/03 12月12日 32710 33130 32690 32710 -10
23/03 12月11日 32250 32860 32140 32720 +520
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/03 12月15日 2317.0 2338.5 2305.5 2328.0 +13.0
23/03 12月14日 2354.0 2354.5 2307.5 2315.0 -37.0
23/03 12月13日 2347.5 2360.5 2342.5 2352.0 +3.5
23/03 12月12日 2354.0 2375.0 2347.0 2348.5 -4.5
23/03 12月11日 2320.0 2359.0 2315.0 2353.0 +35.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
12月15日(12月限) 32630 -260
12月14日(12月限) 32605 +85
12月13日(12月限) 32840 +10
12月12日(12月限) 32865 +155
12月11日(12月限) 33045 +325
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
12月08日 623億円 +315億円 7742億円 -2620億円
12月01日 307億円 +30億円 1兆0362億円 +1656億円
11月24日 277億円 +30億円 8706億円 +564億円
11月17日 247億円 +187億円 8141億円 +1466億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
12月13日 2575万株 -45万株 3億1587万株 +896万株
12月12日 2621万株 +46万株 3億0691万株 +1826万株
12月11日 2574万株 -110万株 2億8864万株 +152万株
12月08日 2685万株 -1840万株 2億8712万株 -1億4252万株
12月07日 4525万株 +1335万株 4億2965万株 -3834万株
12月06日 3190万株 +1320万株 4億6799万株 +3281万株
12月05日 1869万株 -47万株 4億3517万株 +6549万株
12月04日 1917万株 +955万株 3億6968万株 -1158万株
12月01日 962万株 -105万株 3億8126万株 -684万株
11月30日 1067万株 +257万株 3億8810万株 -813万株
11月29日 810万株 -332万株 3億9624万株 +834万株
11月28日 1142万株 +101万株 3億8790万株 +2956万株
11月27日 1041万株 0株 3億5833万株 +593万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
10月4日 701億円
株探ニュース
2023/12/17 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―自律反発を期待も、日米金融政策を受けた不安定な展開に
今週の日経225先物は、先週の大幅な下落に対する自律反発狙いのロングが先行することになりそうだ。ただし、日経平均株価が12月のSQ値3万2639.57円を早期に回復できないと、ショートの強まりやすい不安定な展開になる可能性がある。
8日に発表された11月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比19万9000人増と、市場予想(18万5000人増程度)を上回った。失業率は3.7%と前月の3.9%から低下し、平均時給が前月比0.4%増と予想を上回るなど総じて強い内容だった。雇用統計の結果を受けて、米長期金利は上昇した。ただし、米連邦準備理事会(FRB)が来年早期に利下げに動くとの期待は後退したものの、金融引き締めを長期化させるほどの内容でもないとの見方から、8日の米国市場では主要な株価指数が上昇した。
この流れを受けたナイトセッションの日経225先物は、日中大阪比320円高の3万2520円だった。ただ、週末の下落でボリンジャーバンドの-1σを割り込み、75日移動平均線まで下げたことで、値幅的には調整一巡が意識されやすく、想定内のリバウンドといったところである。ナイトセッションで-1σまで戻しており、早い段階で同水準をクリアできれば、25日線が位置する3万3000円辺りを射程に入れたロング優勢の展開が期待される。
一方で、ボリンジャーバンドが収斂するなかで戻りの鈍さが意識されるようだと、-2σの3万2050円やオーバーシュート気味に-3σが位置する3万1590円が射程に入ってくる可能性がある。そのきっかけとなるのは、12~13日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)になるだろう。
足もとの景気指標の結果を受けて、今回のFOMCでは3会合連続での金利据え置きが見込まれる。パウエルFRB議長は、市場で広がる来年の利下げ観測について、「時期尚早であり、追加引き締めの選択肢がある」との見解を維持している。今回の会見でもこのスタンスを変えることはないとみられる。ただし、仮に来年の利下げに関してヒントとなる言葉が示されるようだと、米長期金利の低下を背景に為替市場では円高基調が強まり、日米金利差を狙ったポジションを解消する流れに向かいやすいだろう。
一方で、米長期金利は11月以降、先回り的に低下基調を強めていたこともあり、FOMC通過を機にリバランスの動きをみせてくる可能性がある。その場合には先週の下落に対する買い戻しを強めてくる展開も想定しておく必要がありそうだ。ただし、翌週には12月の日銀の金融政策決定会合が控えている。
先週は日銀の植田和男総裁が参議院の財政金融委員会に出席し、金融政策の運営について「一段とチャレンジングになる」と述べたことがトリガーとなり、金融政策の早期正常化を急速に織り込む流れとなった。行き過ぎた値動きではあったものの、金融政策決定会合を見極めたいとする慎重姿勢が市場では強まりやすく、積極的なロングには向かわせにくいだろう。
今週は米国で12日に11月消費者物価指数(CPI)、13日に11月生産者物価指数(PPI)、14日に11月小売売上高、15日に12月製造業PMIなどが発表される。消費の減速やインフレ鈍化がデータで証明されると、来年の早期利下げ観測が強まりやすい。
そのため、先週の大幅な下落に対する自律反発が期待されるなかで、オプション権利行使価格の3万2500円を中心とした上下の権利行使価格である3万2000円から3万3000円のレンジを想定する。ただし、SQ値が抵抗として強く意識されるようだと、3万1625円から3万2625円によるレンジに移行する展開を意識しておきたい。
先週末のVIX指数は12.35に低下した。25日線に上値を抑えられるなか、ボトム圏での保ち合いを下放れてきており、ショートカバーを誘い込みやすい。2020年1月に付けた12.10倍が射程に入ってきており、米国市場では年末高に向けた意識が強まりそうである。
先週末のNT倍率は、先物中心限月で13.89倍に低下した。全面安商状となるなか、週末にはファーストリテイリング <9983> [東証P]や信越化学工業 <4063> [東証P]、東京エレクトロン <8035> [東証P]といった指数インパクトの大きい値がさ株の下落が影響していた。日銀の政策変更を巡る思惑から日米金利差を狙ったポジションを解消する流れが続く可能性がある一方で、米国では米長期金利の低下を受けたハイテク株物色が強まる可能性がある。その場合、国内のハイテク株への下支えとなるため、NTロングでのスプレッド狙いが意識されそうだ。
11月第5週(11月27日-12月1日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週連続で売り越しており、売り越し額は4016億円(11月第4週は4162億円の売り越し)だった。なお、現物は3687億円の売り越し(同10億円の売り越し)と2週連続の売り越しであり、先物は328億円の売り越し(同4152億円の売り越し)と2週連続で売り越している。個人は現物と先物の合算で856億円の買い越しで、5週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で211億円の買い越しとなり、2週連続の買い越しだった。
経済スケジュールでは、11日に10-12月期法人企業景気予測調査、12日に11月国内企業物価指数、米国11月消費者物価指数(CPI)、13日に日銀短観、米国11月生産者物価指数(PPI)、FOMC政策金利、パウエルFRB議長記者会見、14日に10月機械受注、欧州中央銀行(ECB)政策金利、ラガルドECB総裁会見、米国11月小売売上高、15日に中国11月鉱工業生産指数、中国11月小売売上高、米国12月ニューヨーク連銀製造業景気指数、米国11月鉱工業生産指数、米国12月製造業PMIなどが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/03 12月08日 32780 32800 32090 32200 -660
23/12 12月07日 33400 33470 32790 33010 -440
23/12 12月06日 32700 33450 32700 33450 +670
23/12 12月05日 33110 33170 32720 32780 -380
23/12 12月04日 33430 33490 33010 33160 -260
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/03 12月08日 2356.0 2358.5 2312.0 2318.0 -42.0
23/12 12月07日 2385.5 2389.5 2352.5 2365.0 -24.0
23/12 12月06日 2337.0 2390.0 2337.0 2389.0 +46.0
23/12 12月05日 2358.0 2365.0 2339.0 2343.0 -16.0
23/12 12月04日 2380.0 2384.0 2347.0 2359.0 -20.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
12月08日(12月限) 32520 +320
12月07日(12月限) 32360 -500
12月06日(12月限) 33160 -290
12月05日(12月限) 32905 +125
12月04日(12月限) 33050 -110
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
12月01日 307億円 +30億円 1兆0362億円 +1656億円
11月24日 277億円 +30億円 8706億円 +564億円
11月17日 247億円 +187億円 8141億円 +1466億円
11月10日 60億円 -349億円 6674億円 +1526億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
12月06日 3190万株 +1320万株 4億6799万株 +3281万株
12月05日 1869万株 -47万株 4億3517万株 +6549万株
12月04日 1917万株 +955万株 3億6968万株 -1158万株
12月01日 962万株 -105万株 3億8126万株 -684万株
11月30日 1067万株 +257万株 3億8810万株 -813万株
11月29日 810万株 -332万株 3億9624万株 +834万株
11月28日 1142万株 +101万株 3億8790万株 +2956万株
11月27日 1041万株 0株 3億5833万株 +593万株
11月24日 1041万株 -46万株 3億5239万株 +366万株
11月22日 1088万株 0株 3億4873万株 +3032万株
11月21日 1088万株 -116万株 3億1841万株 +2343万株
11月20日 1205万株 +233万株 2億9498万株 -2824万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
10月4日 701億円
株探ニュース
2023/12/10 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―メジャーSQを控え限月交代に伴うリバランスが中心に
今週の日経225先物は、週末の12月限の先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を控え、限月交代に伴うロールオーバーが中心になりやすい。そのため、膠着感が強まりやすい状況ながら、オプション権利行使価格の水準によってヘッジ対応の動きが強まる可能性がある。
1日の米国市場では、NYダウが連日で年初来高値を更新した。米連邦公開市場委員会(FOMC)のブラックアウト期間を前にして注目されたパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の発言だったが、議長は追加利上げの選択肢も維持すると述べた。市場の利下げ観測を牽制したものの、12月のFOMCでは金利が据え置かれ、2024年に金融緩和に動くとの観測が根強いなかで買いが膨らんだ。また、11月の米ISM製造業景気指数が予想を下回ったことも、金融引き締め長期化への懸念を後退させた。米長期金利は急低下し、これを背景に円相場は1ドル=146円台と円高に振れて推移している。
米国市場の上昇を受けて、週明けの東京市場では買い優勢の展開が見込まれる。NYダウは昨年1月に付けた史上最高値の3万6952ドルを徐々に射程に入れてきており、年末ラリーへの期待が高まりやすい。ただ、メジャーSQ週となる需給要因に加えて、米利下げ観測が強まるなか、日米金利差を狙ったポジションのリバランスの動きが表れやすく、米国市場への資金還流の可能性が意識されそうだ。
また、日経225先物は11月20日に3万3870円まで買われた後は、3万3500円を挟んだ狭いレンジでの日柄調整を続けている。ボリンジャーバンドでは11月以降、上向きで推移する+1σと+2σに沿ったトレンドを形成していたが、3万3870円までの上昇で+2σを捉え、その後の調整で+1σを支持線としたトレンドを継続していたが、先週は+1σを下回っての推移となった。+1σは3万3620円辺りに上昇しており、同水準での上値の重さが意識される局面では、戻り待ちのショートが入りやすいだろう。
そのため、オプション権利行使価格の3万3500円を中心とした上下の権利行使価格3万3250円から3万3750円辺りのレンジを想定する。+1σが抵抗線として機能し、3万3500円辺りでの上値の重さが意識される局面では、3万3250円から3万3500円処の狭いレンジ推移になりそうだ。一方で、+1σ水準をクリアしてくるようだと、ヘッジ対応の動きが強まりやすく、年初来高値の3万3870円が意識されやすい。SQに絡んだヘッジの動きから上へのバイアスが強まる展開も想定しておきたい。
また、今週の米国では5日にISM非製造業景気指数のほか、8日には雇用統計やミシガン大学消費者信頼感指数などの発表が予定されている。翌週のFOMCが近づくにつれて持ち高調整が入りやすいだろうが、指標の結果を受けて一段と利上げ終了観測が強まることが見込まれる。
先週末のVIX指数は12.63に低下した。11月24日に12.45まで低下し、9月半ば以来の年初来安値を更新した。28日に14.30まで上昇する場面も見られたが、ボトム圏での推移を継続している。方向性は下向きであり、短期的な自律反発のなかでは、ショートは避けておきたいところである。
また、NT倍率は先物中心限月で14.04倍だった。11月15日には13.95倍辺りから一気に14.31倍まで上昇し、14.05倍辺りで推移する200日移動平均線を突破した。その後は200日線を挟んだ保ち合いを継続している。週末には配当再投資に伴う需給要因からTOPIX型優位のなか、200日線を下回っている。スプレッドは狙いづらい状況ではあるが、配当再投資に伴う需給を通過することで、日経平均型にシフトする可能性はあるだろう。年末高を意識したセンチメントのなかでは、調整場面はNTロングを組成するスタンスとみておきたい。
11月第4週(11月20日-24日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では4週ぶりに売り越しており、売り越し額は4162億円(11月第3週は1兆296億円の買い越し)だった。なお、現物は10億円の売り越し(同3629億円の買い越し)と5週ぶりの売り越しであり、先物は4152億円の売り越し(同6667億円の買い越し)と4週ぶりに売り越している。個人は現物と先物の合算で491億円の売り越しで、4週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で3800億円の買い越しとなり、3週ぶりの買い越しだった。
経済スケジュールでは、4日に日銀「金融政策の多角的レビュー」に関するワークショップ、米国10月製造業新規受注、5日に11月東京都区部消費者物価指数(CPI)、中国11月財新サービス業PMI、米国11月ISM非製造業景気指数、6日に米国11月ADP雇用統計、米国10月貿易収支、7日に10月景気動向指数、中国11月貿易収支、米国10月卸売売上高、8日にメジャーSQ、11月景気ウォッチャー調査、米国11月雇用統計、米国12月ミシガン大学消費者信頼感指数、9日に中国11月消費者物価指数、中国11月生産者物価指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/12 12月01日 33500 33590 33370 33420 -80
23/12 11月30日 33290 33500 33160 33500 +230
23/12 11月29日 33350 33520 33180 33270 -110
23/12 11月28日 33460 33610 33300 33380 -60
23/12 11月27日 33630 33810 33390 33440 -160
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/12 12月01日 2376.5 2388.5 2369.5 2379.0 +3.0
23/12 11月30日 2363.5 2376.5 2352.0 2376.0 +13.0
23/12 11月29日 2374.0 2377.5 2358.0 2363.0 -13.0
23/12 11月28日 2383.0 2390.5 2367.5 2376.0 -6.5
23/12 11月27日 2389.5 2401.5 2376.5 2382.5 -6.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
12月01日(12月限) 33470 +50
11月30日(12月限) 33540 +40
11月29日(12月限) 33275 +5
11月28日(12月限) 33290 -90
11月27日(12月限) 33525 +85
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
11月24日 277億円 +30億円 8706億円 +564億円
11月17日 247億円 +187億円 8141億円 +1466億円
11月10日 60億円 -349億円 6674億円 +1526億円
11月02日 409億円 +53億円 5148億円 +1163億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
11月29日 810万株 -332万株 3億9624万株 +834万株
11月28日 1142万株 +101万株 3億8790万株 +2956万株
11月27日 1041万株 0株 3億5833万株 +593万株
11月24日 1041万株 -46万株 3億5239万株 +366万株
11月22日 1088万株 0株 3億4873万株 +3032万株
11月21日 1088万株 -116万株 3億1841万株 +2343万株
11月20日 1205万株 +233万株 2億9498万株 -2824万株
11月17日 971万株 +804万株 3億2322万株 +2664万株
11月16日 167万株 -116万株 2億9658万株 +113万株
11月15日 284万株 +23万株 2億9545万株 +2034万株
11月14日 260万株 0株 2億7510万株 -149万株
11月13日 260万株 +116万株 2億7660万株 -267万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
10月4日 701億円
株探ニュース
2023/12/03 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―節目の3万4000円を意識、調整局面では押し目狙いのロング対応
今週の日経225先物は、節目の3万4000円と年末高を意識するセンチメントが強まりそうだ。24日の米国市場はサンクスギビングデー(感謝祭)の翌日で短縮取引となるなか、NYダウとS&P500が上昇した一方で、米長期金利が上昇したことが重荷となり、ナスダックは下落した。積極的な売買は手控えられたが、今週はブラックフライデーや週明けのサイバーマンデーの売り上げ動向次第では、年末高への展開が一段と意識されることになりそうだ。
24日に発表された11月の米製造業・サービス業を合わせた総合購買担当者指数(PMI)では、雇用指数が49.7と1.6ポイント低下し、3年半ぶりに活動の拡大と縮小の境目を示す50を割った。米国の利上げ局面が終了したとの見方が引き続き相場を支えた。
先週の日経225先物は、20日に3万3870円まで買われ、6月19日に付けたバブル崩壊後の戻り高値を更新した。その後は3万3110円まで調整を見せた後、祝日明けの24日には3万3820円まで買われた。上向きで推移するボリンジャーバンドの+1σと+2σによるレンジ内での推移を継続しているが、+1σまでの調整を経て理想的なリバウンドとなった。
+1σは3万3310円処に位置し、+2σは3万4360円辺りまで上昇しており、節目の3万4000円を捉えたとしても過熱感は警戒されにくいだろう。いったんは達成感が意識される可能性はあるものの、調整をみせてくる局面では押し目狙いのロング対応を想定しておきたい。まずは、ナイトセッションの終値水準であるオプション権利行使価格の3万3750円を中心とした3万3625円から3万3875円のレンジを想定するが、3万3750円辺りでの底堅さが意識されてくる局面では、3万3750円から3万4000円へのレンジ切り上げも意識におきたい。
なお、先週の米国市場ではマイクロソフトとエヌビディアが上場来高値を更新し、これが指数インパクトの大きい値がさハイテク株への支援材料となり、日経平均株価を押し上げる格好となった。その後、エヌビディアは慎重な先行き見通しが嫌気されて利益を確定する動きをみせた。関係筋の話として、エヌビディアは中国向け人工知能(AI)用の新型半導体の発売を延期することを中国の顧客に伝えたと報じられている。米国の輸出規制を順守するために開発している中国向け半導体の一つであり、株価動向を注視する必要がありそうだ。
先週末のVIX指数は12.46に低下し、9月15日に付けた12.68を下回り、年初来安値を更新した。2020年1月以来の水準に低下しており、ショートカバーを強めてくる可能性はあろう。そのため、米年末商戦が予想を下回ったとしても、自律反発のなかではショートは避けておきたいところである。
また、NT倍率は先物中心限月で14.16倍だった。一時14.11倍まで上昇した場面も見られたが、半導体株の一角が軟化したほか、週末には1ドル=149円台半ばまで円安に振れたことでトヨタ自動車 <7203> [東証P]など輸出関連が買われており、ややTOPIX型優位となった影響である。ただし、200日移動平均線を挟んだ推移を継続するなか、同線での底堅さが見られていた。エヌビディアの動向次第の面はあるが、年末高が意識されるセンチメントのなか、調整場面ではNTロングでのスプレッド狙いのスタンスとみておきたい。
11月第3週(11月13日-17日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週連続で買い越しており、買い越し額は1兆296億円(11月第1週は1266億円の買い越し)と2週連続で1兆円を超える買い越しだった。なお、現物は3629億円の買い越し(同783億円の買い越し)と4週連続の買い越しであり、先物は6667億円の買い越し(同1兆482億円の買い越し)と3週連続で買い越している。個人は現物と先物の合算で5911億円の売り越しで、3週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で1346億円の売り越しとなり、2週連続の売り越しだった。
経済スケジュールでは、27日に10月企業向けサービス価格指数、1-10月中国工業企業利益、米国10月新築住宅販売件数、サイバーマンデー、28日に米国9月S&Pケースシラー住宅価格、米国11月コンファレンスボード消費者信頼感指数、29日に米国7-9月期GDP確報値、米地区連銀経済報告(ベージュブック)、30日に10月商業動態統計、10月鉱工業生産、国連気候変動枠組条約第28回締約国会議COP28(~12月12日)、中国11月製造業PMI、中国11月サービス業PMI、米国10月個人所得、米国10月個人支出(PCE)、米国11月シカゴ購買部協会景気指数、OPECプラス会合、12月1日に10月完全失業率・有効求人倍率、7-9月期法人企業統計調査、中国11月財新製造業PMI、米国11月ISM製造業景気指数、米国10月建設支出などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比23/12 11月24日
23/12 11月24日 33460 33820 33440 33600 +160
23/12 11月22日 33320 33600 33110 33440 +90
23/12 11月21日 33350 33470 33190 33350 +30
23/12 11月20日 33590 33870 33320 33320 -280
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/12 11月24日 2376.5 2399.0 2376.0 2388.5 +12.5
23/12 11月22日 2363.5 2387.5 2355.5 2376.0 +10.5
23/12 11月21日 2370.0 2374.0 2355.0 2365.5 -3.5
23/12 11月20日 2395.5 2405.5 2368.0 2369.0 -26.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
11月24日(12月限) 33740 +140
11月22日(12月限) 33770 +330
11月21日(12月限) 33200 -150
11月20日(12月限) 33380 +60
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
11月17日 247億円 +187億円 8141億円 +1466億円
11月10日 60億円 -349億円 6674億円 +1526億円
11月02日 409億円 +53億円 5148億円 +1163億円
10月27日 356億円 +2億円 3984億円 -1836億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
11月21日 1088万株 -116万株 3億1841万株 +2343万株
11月20日 1205万株 +233万株 2億9498万株 -2824万株
11月17日 971万株 +804万株 3億2322万株 +2664万株
11月16日 167万株 -116万株 2億9658万株 +113万株
11月15日 284万株 +23万株 2億9545万株 +2034万株
11月14日 260万株 0株 2億7510万株 -149万株
11月13日 260万株 +116万株 2億7660万株 -267万株
11月10日 143万株 0株 2億7927万株 -396万株
11月09日 143万株 -138万株 2億8323万株 +1319万株
11月08日 282万株 -476万株 2億7004万株 -419万株
11月07日 759万株 -256万株 2億7423万株 +20万株
11月06日 1015万株 -57万株 2億7403万株 +4395万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
10月4日 701億円
株探ニュース
2023/11/26 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―エヌビディア決算を受け日経平均型優位の展開となるか
今週の日経225先物は、米エヌビディアの決算を受けた相場の動向に関心が集まりそうだ。先週の米国市場は、10月の消費者物価指数(CPI)などが市場予想を下回り、利上げ打ち止めの見方とともに、来年の利下げ観測が高まった。米長期金利が低下基調を見せてきており、大型テック株などハイテク株へ物色の矛先が向かっている。
先週のナスダックは一時1万4194ポイントまで上昇し、7月19日に付けた年初来高値の1万4446ポイントに迫ってきており、エヌビディアの決算次第ではハイテク株物色の支援材料となる可能性が期待される。ハイテク主導の上昇が勢いづくようだと、国内でも指数インパクトの大きい値がさハイテク株へ波及する形で、日経平均型を押し上げよう。
先週の日経225先物は、15日に740円高で9月15日の戻り高値3万3450円を上放れ、その後は高値圏で保ち合ったものの、16日には一時3万3620円まで買われた。15日の大幅高によりボリンジャーバンドの+2σを突破したことで、短期過熱が警戒されていたが、高値保ち合いによって過熱を冷ましながら上向きトレンドを継続していた。
+2σはナイトセッション時点で3万3820円辺りまで切り上がりをみせ、+1σは3万2910円処まで上昇してきている。また、上向きで推移する25日移動平均線は3万3000円まで上昇し、3万3060円辺りで推移する75日線とのゴールデンクロスが接近している。週足の+2σは3万3930円、+1σは3万3100円に切り上がっており、上向きのトレンドのなか、6月19日に付けた年初来高値の3万3710円が射程に入るだろう。高値更新でも+2σを下回っていることから過熱感は高まらず、一段とショートカバーを誘い込む可能性が高そうだ。
また、米長期金利の低下基調により、為替市場では1ドル=149円台と円高に振れて推移しており、キャリー取引のショートカバーが入っているとみられている。NY原油先物相場は先週末に反発を見せたものの、16日には1バレル=72.90ドル台と7月以来の水準に低下しており、バリューからグロースへのリバランスも強まりやすい。
先週は東京エレクトロン <8035> [東証P]が上方修正を好感され、上場来高値を更新した。足もとでのハイテク株の強い値動きに対しては利食いも入りやすいが、断続的なショートカバーも入りやすく、日経225先物は押し目狙いのロング対応に向かわせやすい。
先週末のNT倍率は先物中心限月で14.02倍に低下し、14.05倍に位置する200日線を割り込んできた。アプライド・マテリアルズが対中輸出規制違反の疑いで捜査を受けていると伝わり時間外取引で急落したことで、ハイテク株の売りにつながったことが影響していた。ただし、17日の米国市場でアプライド・マテリアルズは売られたものの、売り一巡後は下落幅を縮めており、影響は限られていた。
また、NT倍率は先週の上昇で52週線を突破し、一時26週線を捉えていた。+2σを上放れ+3σに接近してきたこともあり、いったんは跳ね返される水準でもあった。米著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いるバークシャー・ハサウェイが、円債で1220億円を調達したと伝わるなか、バリュー株にシフトした面もあったとみられる。ただし、エヌビディアの決算次第ではあるが、週末の低下によって週足の+2σを下回ってきたことで調整一巡が意識されやすく、6月高値14.69倍からの低下に対するリバランスの動きを想定する。
なお、VIX指数は13.80に低下した。終値での14.00割れは9月15日以来であり、同日に付けた安値12.68をターゲットとしたトレンドを形成している。足もとでは15.00を挟んだ保ち合いレンジを下放れてきており、ショートカバーが強まりやすくなったとみておきたい。
そのほか、今週は23日が勤労感謝の日で休場となるほか、米国もサンクスギビングデーの祝日で休場となる。年末商戦に対する期待感が高まりやすくなる一方で、先週はウォルマートが慎重な見通しを嫌気されて急落したこともあり、消費を巡る不透明感が重荷となる可能性には注意する必要があろう。
11月第2週(11月6日-110日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週連続で買い越しており、買い越し額は1兆1266億円(11月第1週は2175億円の買い越し)だった。なお、現物は783億円の買い越し(同576億円の買い越し)と3週連続の買い越しであり、先物は1兆482億円の買い越し(同1599億円の買い越し)と2週連続で買い越している。個人は現物と先物の合算で3855億円の売り越しで、2週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で1779億円の売り越しとなり、3週ぶりの売り越しだった。
経済スケジュールでは、20日に米国10月コンファレンス・ボード景気先行指数、21日に米国10月中古住宅販売件数、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(10月31日~11月1日開催分)、22日に米国10月耐久財受注、米国11月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値、24日に10月全国消費者物価指数、9月景気動向指数確報値、ブラックフライデー、米国11月製造業購買担当者景気指数(PMI)、米国11月サービス業(PMI)などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/12 11月17日 33450 33610 33210 33600 +150
23/12 11月16日 33470 33620 33220 33450 ±0
23/12 11月15日 32700 33560 32700 33450 +740
23/12 11月14日 32600 32850 32570 32710 +140
23/12 11月13日 32610 33000 32420 32570 -10
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/12 11月17日 2372.0 2395.5 2358.5 2395.5 +24.5
23/12 11月16日 2370.0 2384.5 2359.0 2371.0 +1.0
23/12 11月15日 2343.0 2381.5 2343.0 2370.0 +26.5
23/12 11月14日 2341.0 2358.5 2338.0 2343.5 +4.5
23/12 11月13日 2336.5 2357.5 2328.0 2339.0 +2.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
11月17日(12月限) 33530 -70
11月16日(12月限) 33405 -45
11月15日(12月限) 33385 -65
11月14日(12月限) 33210 +500
11月13日(12月限) 32780 +210
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
11月10日 60億円 -349億円 6674億円 +1526億円
11月02日 409億円 +53億円 5148億円 +1163億円
10月27日 356億円 +2億円 3984億円 -1836億円
10月20日 353億円 -123億円 5821億円 -896億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
11月15日 284万株 +23万株 2億9545万株 +2034万株
11月14日 260万株 0株 2億7510万株 -149万株
11月13日 260万株 +116万株 2億7660万株 -267万株
11月10日 143万株 0株 2億7927万株 -396万株
11月09日 143万株 -138万株 2億8323万株 +1319万株
11月08日 282万株 -476万株 2億7004万株 -419万株
11月07日 759万株 -256万株 2億7423万株 +20万株
11月06日 1015万株 -57万株 2億7403万株 +4395万株
11月02日 1073万株 +95万株 2億3008万株 +449万株
11月01日 977万枚 -30万枚 2億2558万株 +4771万株
10月31日 1008万株 -35万株 1億7786万株 -1006万株
10月30日 1043万株 +53万株 1億8793万株 +296万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
10月4日 701億円
株探ニュース
2023/11/19 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―3万3000円及び9月高値を意識したロング対応
今週の日経225先物は、節目の3万3000円および9月高値を目先のターゲットとした相場展開が意識されやすいだろう。先週は米長期金利の低下傾向や3日発表の10月の米雇用統計が予想を下回ったことで利上げ長期化観測が後退し、米国市場が上昇。連休明け6日の日経225先物は一時3万2770円まで買われた。
その後は主要企業の決算発表がピークを迎えるなか、指数インパクトの大きい値がさ株の業績内容に全般相場が振られる場面も見られ、膠着感が強まった。ただし、週末のオプションSQを控え、リバランスに伴うヘッジ対応の動きなどもあり、3万2000円~3万2700円処での保ち合いとなった。
6日の大幅な上昇で抵抗線として意識されていた75日移動平均線を突破し、10月12日に付けた戻り高値3万2660円を上回った。その後の調整でも75日線が支持線として機能しており、ショートを仕掛けづらくする一方で、押し目待ち狙いのロング対応に向かわせていた。また、ボリンジャーバンドの+1σと+2σによるレンジ推移を継続しており、バンドが上向きで推移するなか、週の中盤以降は徐々に下値を切り上げるトレンドを形成していた。
バンドに沿ったトレンドが続くなか、10日の取引終了後のナイトセッションでは一時3万2930円まで買われ、節目の3万3000円が射程に入ってきている。+2σは3万3060円辺りまで上昇しており、3万3000円回復でも過熱感は意識しづらく、ショートは避けておきたいところ。また、週足の+2σは3万3430円辺りで推移していることから、9月15日に付けた3万3450円をターゲットとしたトレンドが強まりやすいだろう。
11月のSQ値は3万2454円88銭だった。SQ値が支持線として意識されやすく、まずはオプション権利行使価格の3万2500円から3万3000円のレンジを想定。レンジ上限を捉える局面では、週足の+1σを支持線とした3万2750円処での押し目狙いのロングを意識させよう。
今週の米国では、14日に10月の消費者物価指数(CPI)、15日に10月の小売売上高、生産者物価指数(PPI)、11月のニューヨーク連銀製造業景気指数、16日に11月のフィラデルフィア連銀景況指数などの発表が予定されている。また、ギャップ、ウォルマートなど小売企業の決算が予定されており、これらの業績動向も米長期金利に影響を与える可能性がありそうだ。予想を下回る経済指標や決算内容となれば、米長期金利の低下が相場の下支えとなるとみておきたい。
VIX指数は14.17(前日は15.29)に低下し、方向性としては9月15日に付けた12.68を意識した低下基調を継続している。利上げ観測が後退するなか、先週のNYダウは200日線を支持線とした保ち合いから週末には上値を抑えられていた75日線を突破。ナスダックは75日線を支持線に9月高値を意識したトレンドを形成しており、リスク選好に向かわせやすく、ショートカバーを誘い込みやすいだろう。
なお、先週のNT倍率は先物中心限月で13.94倍だった。リバウンド基調が強まるなか、9日には14.02倍まで上昇しており、10月18日の戻り高値(14.01倍)を突破した。上値抵抗線として意識される200日線(14.04倍)に接近するなか、週末にはリバランスが入った格好である。
一方で75日線が13.91倍辺りに位置しているため、同線が支持線として意識されるようだと、再びNTロングが強まりやすい。先週末は決算内容が嫌気されたソフトバンクグループ <9984> [東証P]が日経平均型の重荷となったが、10日のADR(米預託証券)では横ばいで推移していたほか、10日の大引け後に決算を発表した東京エレクトロン <8035> [東証P]は3%ほど上昇したため、日経平均型を牽引する格好になりそうだ。
11月第1週(10月30日-11月2日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週ぶりに買い越しており、買い越し額は2175億円(10月第4週は6004億円の売り越し)だった。なお、現物は576億円の買い越し(同594億円の買い越し)と2週連続の買い越しであり、先物は1599億円の買い越し(同6598億円の売り越し)と3週ぶりに買い越している。個人は現物と先物の合算で5528億円の売り越しで、3週ぶりの売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で2075億円の買い越しとなり、2週連続の買い越しだった。
経済スケジュールでは、13日に10月国内企業物価指数、14日に米国10月消費者物価指数、15日に7-9月期実質国内総生産(GDP)、中国10月小売売上高、中国10月鉱工業生産、中国1-10月固定資産投資、米国10月小売売上高、米国10月生産者物価指数、米国11月ニューヨーク連銀製造業景気指数、16日に9月機械受注、10月貿易収支、中国10月70都市新築住宅価格動向、米国11月フィラデルフィア連銀景況指数、米国10月鉱工業生産、17日に米国10月住宅着工件数、米連符政府つなぎ予算の期限などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/12 11月10日 32630 32870 32240 32580 -20
23/12 11月09日 32130 32730 32120 32600 +460
23/12 11月08日 32240 32560 32050 32140 -130
23/12 11月07日 32710 32760 32250 32270 -400
23/12 11月06日 31930 32770 31810 32670 +790
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/12 11月10日 2333.5 2348.5 2312.5 2337.0 +7.0
23/12 11月09日 2301.5 2341.0 2300.5 2330.0 +28.0
23/12 11月08日 2327.5 2347.0 2295.5 2302.0 -28.5
23/12 11月07日 2361.5 2367.0 2330.5 2330.5 -30.5
23/12 11月06日 2323.5 2374.0 2319.5 2361.0 +40.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
11月10日(12月限) 32885 +305
11月09日(12月限) 32515 -85
11月08日(12月限) 32330 +190
11月07日(12月限) 32480 +210
11月06日(12月限) 32600 -70
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
11月02日 409億円 +53億円 5148億円 +1163億円
10月27日 356億円 +2億円 3984億円 -1836億円
10月20日 353億円 -123億円 5821億円 -896億円
10月13日 476億円 -346億円 6717億円 -877億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
11月08日 282万株 -476万株 2億7004万株 -419万株
11月07日 759万株 -256万株 2億7423万株 +20万株
11月06日 1015万株 -57万株 2億7403万株 +4395万株
11月02日 1073万株 +95万株 2億3008万株 +449万株
11月01日 977万枚 -30万枚 2億2558万株 +4771万株
10月31日 1008万株 -35万株 1億7786万株 -1006万株
10月30日 1043万株 +53万株 1億8793万株 +296万株
10月27日 990万株 +71万株 1億8497万株 +588万株
10月26日 919万株 -48万株 1億7909万株 -109万株
10月25日 967万株 -251万株 1億8018万株 -209万株
10月24日 1218万株 +250万株 1億8228万株 -477万株
10月23日 968万株 +75万株 1億8705万株 -7992万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
10月4日 701億円
株探ニュース
2023/11/12 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―3万3000円へのバイアスが強まる可能性
今週の日経225先物は、一段のリバウンドを意識した相場展開が見込まれる。先週は週初こそ中東情勢の緊迫化などを警戒し、リスク回避の売りにより一時3万390円まで下落した。しかし、日本銀行の金融政策決定会合でイールドカーブ・コントロール(長短金利操作、YCC)の再修正が行われたが、マイナス金利解除といった過度な政策修正への警戒が後退した。また、米連邦公開市場委員会(FOMC)では、2会合連続で利上げが見送られた。重要な金融イベントを無難に通過したことで日米ともにリバウンド基調が強まり、日経225先物は連日の上昇で11月2日には一時3万2000円を回復した。
週末3日の米国市場では、10月の雇用統計で非農業部門雇用者数の伸びが市場の予想を下回り、インフレ圧力が弱まったとの見方から、追加利上げ観測が後退した。米長期金利が一時4.4%台まで低下したことを受けて、NYダウ 、 S&P500が5日続伸、ナスダックは6営業日続伸とリバウンド基調が強まった。この流れを受けた日経225先物はナイトセッションで一段高となり、一時3万2350円まで上げ幅を広げる場面があった。
週明けの日経225先物は、米国株高を受けてショートカバーが先行しそうだ。2日の上昇で75日移動平均線およびボリンジャーバンドの+1σが位置する3万2000円処を突破。ナイトセッションでの一段高により、+2σが位置する3万2620円および10月12日の戻り高値3万2660円が射程に入ってくる。また、週末にオプションSQを控えていることから、足もとの急ピッチの上昇によってヘッジに絡んだリバランスに伴うショートカバーが入りやすいだろう。10月の戻り高値を捉えてくるようだと、節目の3万3000円に向けたバイアスが強まる可能性がありそうだ。
そのため、オプション権利行使価格の3万2000円から3万2625円のレンジを想定する。3万2000円に接近する局面では押し目狙いのロング対応とし、10月戻り高値を捉えてくる局面では、3万3000円を意識したショートカバー狙いのロング対応に向かわせそうだ。
ただし、主要企業の決算発表が続いており、6日には三菱重工業 <7011> [東証P]、伊藤忠商事 <8001> [東証P]、日本郵船 <9101> [東証P]、NTTデータ <9613> [東証P]、7日にエーザイ <4523> [東証P]、ダイキン工業 <6367> [東証P]、任天堂 <7974> [東証P]、8日に富士フイルムホールディングス <4901> [東証P]、リクルートホールディングス <6098> [東証P]、9日にソニーグループ <6758> [東証P]、日産自動車 <7201> [東証P]、ホンダ <7267> [東証P]、オリンパス <7733> [東証P]、ソフトバンクグループ <9984> [東証P]、10日に資生堂 <4911> [東証P]、ブリヂストン <5108> [東証P]、東京エレクトロン <8035> [東証P]などが予定されている。指数インパクトの大きい値がさ株などの反応次第では慎重姿勢が強まる展開、もしくはアク抜けから指数を押し上げてくる要因になりそうだ。
VIX指数は14.91(前日は15.66)に低下した。10月半ばに付けた直近安値15.44倍を明確に下回ってきており、リスク選好に振れやすい。方向性としては9月15日に付けた12.68辺りが目先的なターゲットとして意識されるため、戻りの鈍さが意識される局面でもショートを仕掛けづらくさせることになろう。
なお、先週末のNT倍率は先物中心限月で13.73倍に上昇した。前日に一時13.61倍まで低下したものの、決算で失望売りを浴びたアドバンテスト <6857> [東証P]が10%の上昇で日経平均株価を牽引していた。今週も指数インパクトの大きい企業の決算が続くこともあり、コンセンサスを上回る決算内容となれば、25日線が位置する13.79倍辺りが意識されてきそうであり、10月半ば以降のNT低下に対するNTショートを巻き戻す動きに向かわせそうである。
10月第4週(10月23日- 27日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週連続で売り越しており、売り越し額は6004億円(10月第3週は1841億円の売り越し)だった。なお、現物は594億円の買い越し(同766億円の売り越し)と2週ぶりの買い越しであり、先物は6598億円の売り越し(同1075億円の売り越し)と2週連続で売り越している。個人は現物と先物の合算で2075億円の買い越しで、2週連続の買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で1676億円の買い越しとなり、4週ぶりの買い越しだった。
経済スケジュールでは、6日に日銀金融政策決定会合議事要旨、7日に9月全世帯家計調査、中国10月貿易収支、米国9月貿易収支、8日に9月景気動向指数、米国9月卸売売上高、9日に日銀金融政策決定会合の主な意見、10月景気ウォッチャー調査、中国10月消費者物価指数(CPI)、中国10月生産者物価指数(PPI)、10日にオプションSQ、英国9月国内総生産(GDP)、米国11月ミシガン大学消費者信頼感指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/12 11月02日 31650 32090 31450 31880 +280
23/12 11月01日 30910 31640 30880 31600 +750
23/12 10月31日 30730 30980 30390 30850 +150
23/12 10月30日 30950 30990 30530 30700 -340
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/12 11月02日 2316.5 2339.0 2304.0 2321.0 +8.5
23/12 11月01日 2258.0 2316.5 2256.0 2312.5 +58.5
23/12 10月31日 2236.0 2261.0 2221.0 2254.0 +19.5
23/12 10月30日 2250.5 2255.5 2221.5 2234.5 -21.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
11月03日(12月限) 32735 +855
11月02日(12月限) 32310 +430
11月01日(12月限) 31855 +255
10月31日(12月限) 31355 +505
10月30日(12月限) 30600 -100
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
10月27日 356億円 +2億円 3984億円 -1836億円
10月20日 353億円 -123億円 5821億円 -896億円
10月13日 476億円 -346億円 6717億円 -877億円
10月06日 823億円 +548億円 7594億円 -4435億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
10月31日 1008万株 -35万株 1億7786万株 -1006万株
10月30日 1043万株 +53万株 1億8793万株 +296万株
10月27日 990万株 +71万株 1億8497万株 +588万株
10月26日 919万株 -48万株 1億7909万株 -109万株
10月25日 967万株 -251万株 1億8018万株 -209万株
10月24日 1218万株 +250万株 1億8228万株 -477万株
10月23日 968万株 +75万株 1億8705万株 -7992万株
10月20日 893万株 +129万株 2億6697万株 -645万株
10月19日 763万株 -116万株 2億7343万株 -1040万株
10月18日 880万株 -303万株 2億8383万株 +99万株
10月17日 1184万株 0万株 2億8284万株 -1234万株
10月16日 1184万株 -66万株 2億9518万株 -484万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
10月4日 701億円
株探ニュース
2023/11/05 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―3万円割れを狙ったショートが入る展開も
今週の日経225先物は足もとで調整が継続するなか、節目の3万円を試す展開が意識されやすいだろう。先週末の米国市場はNYダウ、 S&P500指数が3日続落し、NYダウは3月以来の安値で終えた。9月の米個人消費支出(PCE)はPCEコア価格指数が前月比0.7%上昇し予想を上回ったほか、10月のミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)の1年後の予想インフレ率が5月以来の高水準となったことで、追加利上げの可能性が残されたとの見方が広がった。
31日から開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)で、米連邦準備理事会(FRB)は政策金利を据え置く見通しである。ただし、足もとの経済指標からは12月もしくは来年1月の会合での追加利上げの可能性が残されることになりそうで、今週予定されている米雇用統計やISM製造業・非製造業景況指数の結果を見極めたいとするムードが強まりやすい。
国内では30-31日に日本銀行が金融政策決定会合を開く。今回の会合は政策の現状維持を決定すると予想されている。日銀は12月4日に第1回ワークショップ「非伝統的金融政策の効果と副作用」を開催する予定であり、イールドカーブ・コントロール(長短金利操作、YCC)政策の修正論は燻るものの、今回の会合でアクションは起こさないとの見方がコンセンサスである。
日米の金融会合通過後はアク抜けの動きが意識されやすいが、市場の関心は本格化する企業決算に集中することになろう。先週の米国では、アルファベットやメタプラットフォームズの決算内容が失望されるなど、ポジティブな決算よりもネガティブな決算に対する市場の反応が目立っていた。今週もアドバンスト・マイクロ・デバイシズやアップルの決算が予定されている。
また、国内でも第1弾の決算ピークを迎えることになり、アドバンテスト <6857> [東証P]やレーザーテック <6920> [東証P]、ローム <6963> [東証P]、HOYA <7741> [東証P]、SCREENホールディングス <7735> [東証P]、トヨタ自動車 <7203> [東証P]のほか、三井物産 <8031> [東証P]、三菱商事 <8058> [東証P]、住友商事 <8053> [東証P]、丸紅 <8002> [東証P]など商社株の決算発表が予定されている。特にハイテク企業の決算は日経平均型に影響を与える可能性があるため、決算睨みの相場展開となりそうだ。
日経225先物は、10月5日に付けた直近安値3万300円および200日移動平均線が位置する3万円を試す形で戻り売り狙いのショートが入りやすいだろう。ボリンジャーバンドでは下向きで推移する-1σと-2σのレンジ内で推移しており、-1σが位置する3万940円辺りを明確に上放れてくるようだと、25日線が位置する3万1540円水準を意識したトレンド形成に向かう可能性がある。一方で、-1σを越えられず-2σ水準での攻防が続くようだと、節目の3万円からオーバーシュート気味に-3σが位置する2万9740円辺りを狙ったショートが入りやすいだろう。
また、イスラエルとハマスの衝突による地政学リスクを背景に、ショートに振れやすい需給面も気掛かりである。直近の報道によると、イスラエル軍は地上での軍事行動を拡大しており、イスラエル国防相は「戦争は新たな段階に入った」との声明を発表したと伝えられている。ガザ地区での作戦は長期化する可能性が高いため、リスクオンには向かいづらいところである。
VIX指数は21.27(前日は20.68)に上昇した。10月23日に23.08まで切り上がった後は低下する場面も見られたが、上向きで推移する25日線に沿ったトレンドを継続している。10月以降のリバウンドによって52週線を明確に上放れてきており、方向性としては3月高値の26.52を意識したトレンドとなる。そのためリスク回避に向かわせそうだ。
なお、先週末のNT倍率は先物中心限月で13.75倍に低下した。10月半ばに付けた14.01倍を戻り高値に低下傾向にあり、支持線として意識されていた25日線を下回ってきた。NT倍率の低下が強まる可能性はあるものの、主要ハイテク企業の決算がネガティブ視されなければ反転をみせてきそうだ。そのため、ボリンジャーバンドの-1σが位置する13.68倍と+1σが位置する13.89倍辺りのレンジを想定する。もっとも、地政学リスクへの警戒が強まる局面では、幅広い銘柄にポジションを圧縮する流れが影響しやすく、NTでのスプレッド狙いはとりづらい。
10月第3週(10月16日-20日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週ぶりに売り越しており、売り越し額は1841億円(10月第2週は8004億円の買い越し)だった。なお、現物は766億円の売り越し(同4749億円の買い越し)と3週ぶりの売り越しであり、先物は1075億円の売り越し(同3254億円の買い越し)と2週ぶりに売り越している。個人は現物と先物の合算で4757億円の買い越しで2週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で1840億円の売り越しとなり、3週連続の売り越しだった。
経済スケジュールでは、31日に日銀政策金利、日銀展望レポート、9月失業率、9月鉱工業生産、植田和男日銀総裁会見、中国10月製造業購買担当者景気指数(PMI)、米国8月ケース・シラー住宅価格指数、米国消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)、11月1日に中国10月財新製造業PMI、米国10月ADP雇用統計、米国10月ISM製造業景気指数、FOMC政策金利、パウエルFRB議長会見、2日にイングランド銀行(BOE、英中央銀行)政策金利、米国9月製造業新規受注、3日に中国10月財新サービス部門PMI、米国10月雇用統計、米国10月ISM非製造業景気指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/12 10月27日 30540 31090 30460 31040 +450
23/12 10月26日 31220 31360 30540 30590 -650
23/12 10月25日 31150 31470 30910 31240 +90
23/12 10月24日 30950 31210 30550 31150 +150
23/12 10月23日 31230 31370 30970 31000 -220
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/12 10月27日 2220.0 2258.5 2215.0 2256.0 +32.5
23/12 10月26日 2251.0 2262.0 2216.5 2223.5 -30.0
23/12 10月25日 2245.5 2270.0 2230.0 2253.5 +10.5
23/12 10月24日 2234.0 2247.5 2196.0 2243.0 +4.0
23/12 10月23日 2251.5 2260.5 2237.5 2239.0 -12.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
10月27日(12月限) 30610 -430
10月26日(12月限) 30585 -5
10月25日(12月限) 30980 -260
10月24日(12月限) 31255 +105
10月23日(12月限) 30975 -25
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
10月20日 353億円 -123億円 5821億円 -896億円
10月13日 476億円 -346億円 6717億円 -877億円
10月06日 823億円 +548億円 7594億円 -4435億円
09月29日 274億円 +263億円 1兆2030億円 -2481億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
10月25日 967万株 -251万株 1億8018万株 -209万株
10月24日 1218万株 +250万株 1億8228万株 -477万株
10月23日 968万株 +75万株 1億8705万株 -7992万株
10月20日 893万株 +129万株 2億6697万株 -645万株
10月19日 763万株 -116万株 2億7343万株 -1040万株
10月18日 880万株 -303万株 2億8383万株 +99万株
10月17日 1184万株 0万株 2億8284万株 -1234万株
10月16日 1184万株 -66万株 2億9518万株 -484万株
10月13日 1251万株 -1433万株 3億0002万株 -1531万株
10月12日 2685万株 +420万株 3億1534万株 -1785万株
10月11日 2265万株 +1092万株 3億3319万株 -365万株
10月10日 1172万株 -1200万株 3億3684万株 -319万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
10月4日 701億円
株探ニュース
2023/10/29 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―戻り待ちのショートが入りやすい需給状況
今週の日経225先物は、下へのバイアスが強まりやすい需給状況のなか、中東情勢を巡る地政学リスクや米長期金利の動向、個人消費支出(PCE)などの経済指標、さらには米主要企業の決算睨みの相場展開が見込まれる。20日の米国市場では、主要な株価指数が下落し、S&P500指数は弱気相場入りとなる200日移動平均線を下回ってきた。いったんは同線からリバウンドをみせてくる展開が意識されやすいが、4172辺りに位置する52週線(20日終値は4224.16)辺りまでの調整はありそうだ。
日経225先物は、20日取引終了後のナイトセッションは3万1000円と、ナイトセッションの安値で取引を終えた。節目の3万1000円までの調整で短期的なショートカバーは入りやすいものの、ボリンジャーバンドの-1σ(3万1230円辺り)を明確に下回ってきたため、-2σが位置する3万610円のほか、10月4日に付けた直近安値の3万265円や200日線が位置する3万200円辺りを目先的なターゲットとしてショートが入りやすい。また、-1σ水準では戻り待ちのショートも意識されよう。
20日の米国債券市場では米長期金利が4.925%に低下したが、前日に一時5%台を付けたこともあり、反動安の範囲と捉えられて株式を買い戻す動きは限られていた。反対にイスラエルとイスラム組織ハマスの衝突が他の中東地域に拡大するとの懸念が強まりリスク回避に向かわせた面が大きい。
イスラエル軍は「次の段階に向けて攻撃を強化する」と地上侵攻を含む大規模な軍事作戦を示唆している。一方、バイデン米政権はイスラエルとウクライナの支援を目的に合わせて約15兆円規模の緊急予算を議会に要請している。予算案が成立する見通しは不透明だが、中東情勢の一段の混迷が警戒されてリスク資産圧縮の動きにつながる可能性がある。
そのため、日経225先物は節目の3万1000円が支持線として意識され、早期に-1σを上回ってきたとしても、戻り待ち狙いのショートスタンスに向かわせやすい。そのため、オプション権利行使価格の3万1000円を中心としつつ、3万200円から3万1500円辺りのレンジ推移を想定する。
また、リスク回避が意識される需給状況のなか、新規資金は流入しづらく、外部環境の影響を受けて大きく振れやすくなる。今週は翌週の米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に、米連邦準備理事会(FRB)当局者が発言を控えるブラックアウト期間となる。そのなか米国10月製造業PMI(24日)、米国9月新築住宅販売件数(25日)、米国7-9月期GDP(26日)、米国9月個人所得、米国9月個人消費支(PCEデフレーター)(27日)などの結果を受けた思惑が、米長期金利に影響を与えることになる。
さらに、アルファベット、マイクロソフト、IBM、メタ・プラットフォームズ、アマゾン・ドット・コムなど主要企業の決算発表が予定されている。先週はテスラの予想を下回る決算が嫌気され、センチメントを冷ます格好だった。ネットフリックスは予想を上回る決算を受けて急伸していたが、現在の需給状況ではマイナス要因に市場は反応しやすい。国内でも23日にニデック <6594> [東証P]の決算発表が予定されており、ポジティブな反応につながらなかった場合には、今後本格化する決算に対して投資家心理を神経質にさせよう。
VIX指数は21.71(前日は21.40)に上昇した。10月4日に付けた20.88から12日には一時15.44まで低下していたが、75日線を支持線とする格好で急伸しており、3月半ば以来の水準まで切り上がってきた。週足形状では52週線を明確に上回ってきており、3月の年初来高値である26.52を意識したトレンド形成が警戒されてリスク回避に向かわせそうだ。
なお、先週末のNT倍率は先物中心限月で13.86倍に低下した。足もとで8月末以来の14.00倍を回復し、14.05倍前後で推移する75日、200日線に接近してきたが、両線に上値を抑えられる格好となった。週間形状では13週線での攻防から同線に上値を抑えられる形状であり、いったんは跳ね返されるタイミングであろう。米主要企業の決算がネガティブに作用するようだと、NT倍率の低下が意識されやすいだろう。ただし、地政学リスクへの警戒が強まる局面では、これまで積み上がっていたバリュー株のポジションを圧縮する流れにつながりやすく、NTでのスプレッド狙いの動きは限られよう。
10月第2週(10月10日-13日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では4週ぶりに買い越しており、買い越し額は8004億円(10月第1週は8963億円の売り越し)だった。なお、現物は4749億円の買い越し(同5262億円の買い越し)と2週連続の買い越しであり、先物は3254億円の買い越し(同1兆4226億円の売り越し)と4週ぶりに買い越している。個人は現物と先物の合算で4796億円の売り越しで4週ぶりの売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で1258億円の売り越しとなり、2週連続の売り越しだった。
主要スケジュールでは、23日に岸田首相の臨時国会での所信表明演説、24日に米国10月製造業PMI、25日に8月景気動向指数改定値、米国9月新築住宅販売件数、26日に欧州中央銀行(ECB)政策金利、米国7-9月期GDP、27日に10月東京都区部消費者物価指数、1-9月中国工業企業利益、米国9月個人所得、米国9月個人消費支出などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/12 10月20日 31440 31730 31110 31220 -180
23/12 10月19日 31960 32070 31400 31400 -640
23/12 10月18日 32020 32230 31820 32040 ±0
23/12 10月17日 31690 32260 31590 32040 +360
23/12 10月16日 32320 32340 31560 31680 -570
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/12 10月20日 2266.0 2279.0 2242.0 2251.0 -11.5
23/12 10月19日 2291.0 2296.0 2256.5 2262.5 -33.0
23/12 10月18日 2291.0 2310.0 2279.0 2295.5 +4.0
23/12 10月17日 2277.0 2310.5 2270.5 2291.5 +15.0
23/12 10月16日 2308.0 2311.0 2265.5 2276.5 -29.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
10月20日(12月限) 31060 -160
10月19日(12月限) 31315 -85
10月18日(12月限) 31640 -400
10月17日(12月限) 32110 +70
10月16日(12月限) 31960 +280
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
10月13日 476億円 -346億円 6717億円 -877億円
10月06日 823億円 +548億円 7594億円 -4435億円
09月29日 274億円 +263億円 1兆2030億円 -2481億円
09月22日 11億円 +11億円 1兆4512億円 -575億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
10月18日 880万株 -303万株 2億8383万株 +99万株
10月17日 1184万株 0万株 2億8284万株 -1234万株
10月16日 1184万株 -66万株 2億9518万株 -484万株
10月13日 1251万株 -1433万株 3億0002万株 -1531万株
10月12日 2685万株 +420万株 3億1534万株 -1785万株
10月11日 2265万株 +1092万株 3億3319万株 -365万株
10月10日 1172万株 -1200万株 3億3684万株 -319万株
10月06日 2372万株 +229万株 3億4003万株 -5078万株
10月05日 2143万株 +566万株 3億9082万株 -2385万株
10月04日 1577万株 +326万株 4億1467万株 -3539万株
10月03日 1250万株 +301万株 4億5006万株 -2111万株
10月02日 949万株 +23万株 4億7118万株 -4445万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
10月4日 701億円
株探ニュース
2023/10/22 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―米長期金利や中東情勢を睨んでの相場展開に
今週の日日経225先物は、米長期金利の動向や緊迫化する中東情勢を睨んでの相場展開となりそうだ。13日の米国市場ではNYダウ]が反発したものの、200日移動平均線水準での攻防を見せている。[[stock/0802/chart|ナスダックは75日線に上値を抑えられて続落し、25日線を下回ってきた。10月のミシガン大消費者態度指数で1年先のインフレ期待が3.8%に上昇し、予想(3.2%程度)を上回ったことでインフレ懸念が再び強まった。また、イスラエルとイスラム組織ハマスの軍事衝突が激化するなか、NY原油先物相場が5.7%超の上昇を見せており、地政学リスクが重荷となっている。
米国が決算発表シーズン入りするなか、JPモルガン・チェースが発表した7-9月期決算は市場予想を上回り、一時5.0%ほど上昇する場面も見られた。しかし、金融引き締め長期化懸念や地政学リスクの高まりが重荷となり、1.5%高まで上げ幅を縮めていた。今週はチャールズ・シュワブやバンク・オブ・アメリカ、ゴールドマン・サックス・グループなどの金融株のほか、テスラの決算発表が予定されている。決算発表が本格化するなか、主要企業の決算動向は注目されるものの、業績相場には移行しづらそうだ。
また、今週は10月のニューヨーク連銀製造業景気指数、9月の米小売売上高、米地区連銀経済報告(ベージュブック)、10月のフィラデルフィア連銀製造業景気指数に加えて、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長発言などが予定されており、これらの内容から年内の利上げの可能性を見極めたいところであろう。先週はFRB高官らの発言を受けて追加利上げ観測が後退したものの、9月の米消費者物価指数(CPI)が予想を上回ったことで警戒感が再燃していたこともあり、指標の結果などに神経質になりそうだ。
先週の日経225先物は前週後半からのリバウンド基調が継続し、12日に心理的な抵抗線として意識されていた25日、75日移動平均線を明確に上放れ、一時3万2660円まで買われた。翌13日は利食い優勢ながら両線を上回って終えていたが、取引終了後のナイトセッションで割り込み、節目の3万2000円を下回ってきた。そのため、25日、75日線が位置する3万2100円~3万2200円水準が再び抵抗線として意識されやすく、ボリンジャーバンドの-1σが位置する3万1450円処への調整を想定しておく必要がありそうだ。
早い段階で3万2000円を回復してくると、ショートを仕掛けづらくさせようが、上値の重さが意識される局面では短期的にショートが入りやすいと考えられる。ボリンジャーバンドの-1σに接近するようだと、先週のリバウンド分を帳消しにする形で-2σが位置する3万790円までの調整が警戒されよう。一方で、3万2000円処で底堅さが見られると、+1σが位置する3万2790円から節目の3万3000円を意識したトレンドが強まりやすいとみられる。
また、このところバリュー株からグロース株へのリバランスが目立っていたが、この流れが継続するか注目される。これを見極める上でも米長期金利の動向がポイントとなる。13日の米国市場の流れから先週までの反動は意識されやすいが、米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨では年内にあと1回の利上げ予想を示したものの、政策決定においては慎重に進めるとしており、次回のFOMCでは利上げは見送られるとの見方がコンセンサスである。そのため、方向性としてはグロース株へのリバランスの動きが継続しやすいとみておきたい。
VIX指数は19.32(前日は16.69)に上昇した。10月4日に付けた20.88から12日には一時15.44まで低下していたが、75日線を支持線とする形で急伸している。一時20.78まで切り上がる場面もあり、週足形状では52週線を上回ってきた。VIX指数の上昇を狙った動きが入りやすくなったため、リスク回避に向かわせそうだ。
なお、先週末のNT倍率は先物中心限月で13.98倍に上昇し、一時14.01倍まで切り上げており、8月末以来の水準を回復した。今週は反動が意識されやすいが、14.05倍前後で推移する75日、200日線を捉えてくると、NTショートの巻き戻しが強まる可能性がある。緊迫する中東情勢を背景に持ち高調整も意識されやすく、これまで積み上がっていたバリュー株のポジションを圧縮し、ハイテクなどグロース株を買い戻すリバランスの動きが継続しそうだ。
10月第1週(10月2日-6日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週連続で売り越しており、売り越し額は8963億円(9月第4週は1兆6370億円の売り越し)だった。なお、現物は5262億円の買い越し(同776億円の売り越し)と5週ぶりの買い越しであり、先物は1兆4226億円の売り越し(同1兆5594億円の売り越し)と3週連続で売り越している。個人は現物と先物の合算で4847億円の買い越しで、3週連続の買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で523億円の売り越しとなり、2週ぶりの売り越しだった。
経済スケジュールでは、16日に8月鉱工業生産確報値、米国10月ニューヨーク連銀製造業景気指数、17日に8月第三次産業活動指数、米国9月小売売上高、米国9月鉱工業生産、18日に中国7-9月国内総生産(GDP)、中国9月小売売上高、米国9月住宅着工件数、米国地区連銀経済報告(ベージュブック) 、19日に9月貿易統計、中国9月70都市新築住宅価格動向、米国9月中古住宅販売件数、米国9月コンファレンス・ボード景気先行指数、パウエルFRB議長発言、20日に9月全国消費者物価指数(CPI)などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/12 10月13日 32610 32650 32090 32250 -390
23/12 10月12日 31970 32660 31860 32640 +740
23/12 10月11日 31780 32040 31760 31900 +170
23/12 10月10日 31080 31820 30860 31730 +710
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/12 10月13日 2342.5 2346.0 2302.5 2305.5 -39.0
23/12 10月12日 2308.0 2347.0 2300.5 2344.5 +40.0
23/12 10月11日 2312.0 2320.5 2304.0 2304.5 -1.5
23/12 10月10日 2267.5 2316.5 2255.5 2306.0 +43.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
10月13日(12月限) 31885 -365
10月12日(12月限) 32270 -370
10月11日(12月限) 31990 +90
10月10日(12月限) 31820 +90
10月09日(12月限) 31255 +235
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
10月06日 823億円 +548億円 7594億円 -4435億円
09月29日 274億円 +263億円 1兆2030億円 -2481億円
09月22日 11億円 +11億円 1兆4512億円 -575億円
09月15日 0億円 -39億円 1兆5087億円 +2063億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
10月11日 2265万株 +1092万株 3億3319万株 -365万株
10月10日 1172万株 -1200万株 3億3684万株 -319万株
10月06日 2372万株 +229万株 3億4003万株 -5078万株
10月05日 2143万株 +566万株 3億9082万株 -2385万株
10月04日 1577万株 +326万株 4億1467万株 -3539万株
10月03日 1250万株 +301万株 4億5006万株 -2111万株
10月02日 949万株 +23万株 4億7118万株 -4445万株
09月29日 925万株 -123万株 5億1563万株 -3678万株
09月28日 1048万株 +540万株 5億5242万株 -6654万株
09月27日 508万株 +473万株 6億1897万株 +3551万株
09月26日 34万株 0株 5億8345万株 +3518万株
09月25日 34万株 0株 5億4827万株 -2476万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
10月4日 701億円
株探ニュース
2023/10/15 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―米CPIなど今週も米国睨みの相場展開
今週の日経225先物は、引き続き米国を睨んでの相場展開を余儀なくされそうだ。注目されていた9月の米雇用統計は非農業部門雇用者数が前月比33万6000人増加し、予想を大幅に上回ったことを受けて、6日の米国市場では売りが先行した。ただし、平均時給の前月比の伸び率が予想を下回ったほか、その後、米長期金利が低下に転じたこともあり、雇用統計を警戒した先回りの売りに対して買い戻しが入り、主要な株価指数は上昇に転じた。
6日の米国市場の上昇により、日経225先物のナイトセッションは日中比310円高の3万1330円だった。米雇用統計の結果を受けて3万860円まで売られる場面も見られたが、終盤にかけてリバウンドを強めており、一時3万1390円まで買われた。シカゴ日経平均先物は大阪比310円高の3万1330円で終えている。
連休明けの東京市場は、6日の米国市場の上昇を受けて買いが先行しそうだ。しかし、日経225先物は祝日取引で売りが先行し、3万960円まで軟化する場面も見られている(本稿執筆時点)。短期的な売買が中心で持ち直しの動きもありそうだが、イスラム組織ハマスによるイスラエル攻撃とイスラエル軍の報復作戦により、NY原油先物相場は4%を超える急伸を見せており、地政学リスクの影響が警戒される。
日経225先物はナイトセッションで一時3万1390円まで買われ、テクニカル面ではボリンジャーバンドの-1σ(3万1450円辺り)に接近した後に、3万1000円を挟んで推移している。先週末の上昇で-2σ(3万710円辺り)を上回ったものの、引き続き下向きで推移する-1σと-2σのレンジ内での推移が意識されやすい。そのため、オプション権利行使価格の3万1000円を中心とした3万750円から3万1500円処での推移を想定しておきた。
また、今週は11日に米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の発表が予定されている。米雇用統計の結果を受けてFOMCは年内の再利上げに傾く可能性が高いとみられるが、議事要旨の内容次第では一段と利上げ観測が高まると考えられ、米国市場の変動要因になりそうだ。そのほか、米経済指標では11日に9月卸売物価指数(PPI)、12日に9月消費者物価指数(CPI)、13日には10月ミシガン大学消費者態度指数の発表が予定されている。これらの結果が相場の変動要因にもなると考えられ、積極的にポジションを傾ける動きは限られそうだ。
さらに、米国ではJPモルガン・チェース、シティグループなど金融株の決算発表が予定されているほか、国内でJ.フロント リテイリング <3086> [東証P]、ファーストリテイリング <9983> [東証P]などの決算発表も予定されている。指数インパクトの大きいファーストリテイリングの決算次第では、日経平均型の変動が大きくなることを意識しておきたい。
VIX指数は17.45(前日は18.49)に低下した。米雇用統計を受けて一時19.93まで上昇する場面も見られたが、その後の低下により支持線として意識される200日移動平均線水準まで下げてきた。VIX指数上昇を想定したトレードが見られたが、20.00を越えなかったことで、上昇を狙ったポジションは積み上がったままの状態と考えられる。CPIやPPIなどを受けてインフレ警戒が和らぐ局面では、VIX指数が急低下する可能性も考えられ、VIX指数の反応にも注意が必要だ。
なお、先週末のNT倍率は先物中心限月で13.70倍に低下した。前日には一時13.80倍まで上昇し、13.77倍辺に位置する25日線を上回る場面も見られたが、引き続き下向きで推移する同線に上値を抑えられる形状が続いている。なお、米商務省の産業安全保障局(BIS)は、ロシアに関与した疑いで中国の42の企業・団体を禁輸対象「エンティティーリスト」に掲載すると報じられた。これを受けて、ハイテクセクターに対する慎重姿勢の高まりが警戒される。NT倍率は低下傾向を継続することが予想され、25日線を明確に上放れるまではNTショートでのスプレッド狙いに向かわせよう。
9月第4週(9月25日- 29日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週連続で売り越しており、売り越し額は1兆6370億円(9月第3週は1兆2526億円の売り越し)だった。なお、現物は776億円の売り越し(同9131億円の売り越し)と4週連続の売り越しであり、先物は1兆5594億円の売り越し(同3394億円の売り越し)と2週連続で売り越している。個人は現物と先物の合算で6207億円の買い越しで、2週連続の買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で6127億円の買い越しとなり、4週ぶりの買い越しだった。
経済スケジュールでは、10日に8月国際収支、9月景気ウオッチャー調査、米国8月卸売売上高、IMF世界経済見通し、11日に米国9月卸売物価指数、FOMC議事要旨、12日に9月国内企業物価指、8月機械受注、米国9月消費者物価指数、13日に中国9月貿易収支、中国9月消費者物価指数、中国9月生産者物価指数、米国10月ミシガン大学消費者態度指数などの発表が予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/12 10月06日 30940 31200 30840 31020 ±0
23/12 10月05日 30320 31080 30300 31020 +620
23/12 10月04日 31190 31350 30400 30400 -800
23/12 10月03日 31890 31920 31150 31200 -620
23/12 10月02日 31990 32410 31740 31820 -200
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/12 10月06日 2253.5 2278.0 2251.5 2263.0 +3.5
23/12 10月05日 2203.0 2265.5 2203.0 2259.5 +50.0
23/12 10月04日 2274.5 2286.0 2209.5 2209.5 -65.0
23/12 10月03日 2322.0 2326.5 2270.0 2274.5 -44.0
23/12 10月02日 2331.5 2356.5 2313.02318.5 -15.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
10月06日(12月限) 31330 +310
10月05日(12月限) 31030 +10
10月04日(12月限) 30710 +310
10月03日(12月限) 30750 -450
10月02日(12月限) 31610 -210
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
09月29日 274億円 +263億円 1兆2030億円 -2481億円
09月22日 11億円 +11億円 1兆4512億円 -575億円
09月15日 0億円 -39億円 1兆5087億円 +2063億円
09月08日 39億円 -465億円 1兆3023億円 +414億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
10月04日 1577万株 +326万株 4億1467万株 -3539万株
10月03日 1250万株 +301万株 4億5006万株 -2111万株
10月02日 949万株 +23万株 4億7118万株 -4445万株
09月29日 925万株 -123万株 5億1563万株 -3678万株
09月28日 1048万株 +540万株 5億5242万株 -6654万株
09月27日 508万株 +473万株 6億1897万株 +3551万株
09月26日 34万株 0株 5億8345万株 +3518万株
09月25日 34万株 0株 5億4827万株 -2476万株
09月22日 34万株 +34万株 5億7303万株 -1533万株
09月21日 0株 0株 5億8836万株 +474万株
09月20日 0株 0株 5億8362万株 -2494万株
09月19日 0株 0株 6億0856万株 +2851万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
10月4日 701億円
株探ニュース
2023/10/09 17:00