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株価指数先物 【週間展望】 ―米企業決算や為替を睨んだ相場展開に
今週の日経225先物は、本格化する米国企業の決算や、米経済指標の結果を受けた利上げ打ち止めを巡る思惑、為替動向などを睨んだ相場展開となりそうだ。14日に決算を発表したJPモルガン・チェースは4-6月期の純利益が四半期ベースで過去最高となり、年初来高値を更新したが、買い一巡後は戻り待ちの売りに押されて小幅な上昇にとどまった。また、シティグループは1株利益が予想を上回ったものの、4%を超える下落だった。
今週は、チャールズシュワブやバンク・オブ・アメリカ、モルガン・スタンレー、ゴールドマン・サックス・グループ、IBM、ネットフリックス、テスラ、ジョンソン・エンド・ジョンソンなどの決算発表が予定されている。これら主要企業の決算反応が日本株へも波及することになりそうだ。14日の米国市場ではNYダウが5営業日続伸したが、同日に決算を発表したユナイテッドヘルス・グループが7%を超える上昇でNYダウを押し上げていた。
また、米国経済指標では小売売上高、鉱工業生産などの発表が予定されている。先週は予想を下回った消費者物価指数(CPI)、卸売物価指数(PPI)を受けて、7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での0.25%利上げを最後に終了するとの観測が高まった。
14日に発表された7月のミシガン大学消費者態度指数は72.6に上昇し、2021年9月以来約2年ぶりの高水準だった。1年先のインフレ期待は3.4%と前月(3.3%)から上昇し、米消費者のセンチメントは予想以上に底堅く推移している。なお、今週発表される6月の小売売上高は前月から伸びが拡大すると予想されており、景気後退懸念が和らぐ可能性もありそうだ。
また、国内市場は為替動向に振られやすい需給状況である。先週は一時1ドル=137円前半まで円高が進行し、これまでの円安相場で買っていた海外投資家による資金流出が加速するとの見方から、先物市場では仕掛け的なショートが強まった。本格化する決算に加えて、7月のFOMCを翌週に控えて、商いは膨らみづらい。このため、仕掛け的な商いに振られやすくなるため、為替の動向を睨んでの展開になろう。
14日の取引終了後のナイトセッションでは、日経225先物は開始直後に付けた3万2240円を安値にリバウンドを強め、一時は3万2470円まで買われた。ただし、買い一巡後は3万2260円~3万2440円処での保ち合いを継続。祝日取引では一時3万2160円まで下げる場面が見られている(17日13時現在)。ボリンジャーバンドの-1σ(3万2420円)を下回っての推移であり、-2σ(3万1910円)とのレンジが意識されやすい。ただし、-1σ水準で底堅さをみせてくるようだと、25日移動平均線が位置する3万2940円辺りが射程に入ってくる。
VIX指数は13.34に低下した。12日に14.00辺りで推移する25日線を下回った後は、同線に上値を抑えられる格好で膠着している。7月FOMCを最後とする利上げ打ち止め観測が一段と強まれば、VIX指数の低下が意識されやすい。円相場の動向を警戒しつつも、米国のセンチメント改善を想定した押し目狙いのロング対応に向かわせよう。
前週末のNT倍率は先物中心限月で14.46倍に低下した。先週は10日に付けた14.30倍を安値にNTショートを巻き戻す動きが強まり、14日には一時14.58倍まで上昇する場面が見られたが、ファーストリテイリング <9983> [東証P]が朝高後に下げに転じたことなどが影響していた。米国では金融株の決算発表が相次ぐため、ややNTショートに傾きやすい面はありそうだ。
7月第1週(7月3日-7日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では4週ぶりに買い越しており、買い越し額は588億円(6月第4週は1963億円の売り越し)だった。なお、現物は313億円の買い越し(同3041億円の買い越し)と2週連続の買い越しであり、先物は274億円の買い越し(同5005億円の売り越し)と2週ぶりに買い越している。個人は現物と先物の合算で5267億円の買い越しで、2週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で3877億円売り越しとなり、3週連続の売り越しだった。
経済スケジュールでは、18日に米国6月小売売上高、米国6月鉱工業生産、19日に6月訪日外客数、米国6月住宅着工件数、20日に6月貿易統計、米国6月コンファレンス・ボード景気先行指数、米国6月中古住宅販売件数、21日に6月全国消費者物価指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
07月限 日経225 26659.58 TOPIX 1890.16
08月限 日経225 28525.62 TOPIX 1963.05
09月限 日経225 28253.40 TOPIX 1957.76
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/09 07月14日 32530 32850 32200 32340 -200
23/09 07月13日 31940 32540 31810 32540 +600
23/09 07月12日 32200 32370 31760 31940 -300
23/09 07月11日 32100 32460 32050 32240 +100
23/09 07月10日 32290 32670 32030 32140 -290
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/09 07月14日 2240.5 2258.0 2224.0 2235.5 -6.0
23/09 07月13日 2222.5 2249.0 2214.5 2241.5 +18.5
23/09 07月12日 2235.0 2246.0 2214.5 2223.0 -14.0
23/09 07月11日 2236.0 2256.0 2229.5 2237.0 -1.5
23/09 07月10日 2245.5 2269.5 2237.5 2238.5 -15.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
07月14日(9月限) 32320 -20
07月13日(9月限) 32730 +190
07月12日(9月限) 32035 +95
07月11日(9月限) 32295 +55
07月10日(9月限) 32270 +130
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
07月07日 3億円 -1208億円 1兆1347億円 -3139億円
06月30日 1212億円 +480億円 1兆4486億円 -636億円
06月23日 732億円 -235億円 1兆5123億円 +1345億円
06月16日 967億円 -915億円 1兆3778億円 +324億円
06月09日 1883億円 +331億円 1兆3453億円 +73億円
06月02日 1551億円 +444億円 1兆3379億円 +1433億円
05月26日 1107億円 +204億円 1兆1946億円 +768億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
07月12日 1425万株 +424万株 4億2732万株 -387万株
07月11日 1001万株 +172万株 4億3119万株 -4301万株
07月10日 829万株 +811万株 4億7421万株 -3050万株
07月07日 17万株 -820万株 5億0471万株 -2086万株
07月06日 838万株 -684万株 5億2558万株 -4619万株
07月05日 1522万株 -1266万株 5億7177万株 -1862万株
07月04日 2789万株 +49万株 5億9039万株 -2755万株
07月03日 2740万株 +42万株 6億1795万株 -469万株
06月30日 2697万株 -67万株 6億2265万株 -3502万株
06月29日 2764万株 +860万株 6億5767万株 +1億1127万株
06月28日 1904万株 +315万株 5億4640万株 +2342万株
06月27日 1589万株 +43万株 5億2297万株 -118万株
06月26日 1545万株 -30万株 5億2416万株 -229万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
株探ニュース
2023/07/17 17:00
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株価指数先物 【週間展望】 ―ETF決算通過で目先底を意識
今週の日経225先物は、10日の上場投資信託(ETF)の決算通過による需給改善を受けてロングが入りやすくなりそうだ。ただし、米国では米連邦準備理事会(FRB)が金融政策を決定する上で重要なインフレ指標として位置づける消費者物価指数(CPI)や卸売物価指数(PPI)の発表に加え、週末にはJPモルガン・チェースなど主要銀行の決算発表が予定されている。そのため、これらの結果を受けた米国市場の動向を睨んだトレードになりやすい。
ETFの分配金を捻出するための現物や先物の売り需要については、7日の値動きにも顕著に表れていた。投機筋による先回り的な動きも入ったと考えられ、後場半ばの3万2600円水準から大引けは3万2430円へ下げ、ナイトセッションの開始直後には3万2200円まで下落した。
10日はiFreeETF TOPIX(年1回決算型) <1305> [東証E]、NEXT FUNDS TOPIX連動型上場投信 <1306> [東証E]など5つのETFが決算となり、分配金見込み額は約1兆8147億円となる。先週の日経225先物は4日に付けた3万3810円を高値に、7日の取引終了後のナイトセッションで付けた3万2200円まで1610円下げている。7日時点でショートカバーのほか、押し目待ち狙いのロングも若干入っているとみられるが、分配金捻出のための売り需要に向かう形で、カバーを伴ったロングが入りやすいだろう。
日経225先物は、先週の下落で支持線として意識されていた25日移動平均線を割り込み、6月22日に付けた直近安値の3万2250円も下回るなど、トレンドは悪化傾向にある。ただし、大きな需給イベントを通過することによって、目先底入れをみせてくる可能性がある。テクニカル面では、ボリンジャーバンドの-1σを下回り、-2σが位置する3万1780円辺りが意識される。ただし、週初の売り需要で同水準まで調整をみせてくるようだと、調整一巡感が意識されやすい。
また、7日に発表された6月の米雇用統計では、非農業部門の雇用者数が前月比20万9000人増えた。雇用者数の増加幅は予想(23万人増程度)を下回ったが、平均時給の伸びが予想を上回っており、FRBによる金融引き締めへの警戒は解けず、主要な株価指数が下落した。しかし、前日に一時17.08まで上昇したVIX指数は14.83に低下しており、前日に発表されたADP雇用統計で織り込まれていたようだ。
もっとも、今週は重要なインフレ指標の発表を控えていることもあり、12日のCPIや13日のPPI発表前には積極的なロングは手控えられそうだ。そのため、需給イベントの通過による底入れが意識されるものの、強いリバウンドは期待しづらく、-2σから25日線辺りの推移になると考えられ、オプション権利行使価格の3万1875円~3万2875円処のレンジを想定する。
先週のNT倍率は、先物中心限月で14.38倍に低下した。ボリンジャーバンド-2σ水準での攻防が見られ、14.29倍辺りに位置する-3σが意識されやすいだろう。ただし、過去の動きでは-3σから反転へ向かう事例も少なくなく、同水準に接近する局面ではNTショートの巻き戻しが入る可能性があろう。
6月第4週(6月26日-30日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週連続で売り越しており、売り越し額は1963億円(6月第3週は3069億円の売り越し)だった。なお、現物は3041億円の買い越し(同3604億円の売り越し)と2週ぶりの買い越しであり、先物は5005億円の売り越し(同535億円の買い越し)と2週ぶりに売り越している。個人は現物と先物の合算で1095億円の売り越しで、2週ぶりの売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で861億円の売り越しとなり、2週連続の売り越しだった。
経済スケジュールでは、10日に6月景気ウオッチャー調査、中国6月消費者物価指数(CPI)、中国6月生産者物価指数(PPI)、米国5月卸売売上高、12日に5月機械受注、6月国内企業物価指数、米国6月CPI、米地区連銀経済報告(ベージュブック)、13日に中国6月貿易収支、米国6月PPI、14日に5月鉱工業生産確報値、米国6月輸入/輸出物価指数、米国7月ミシガン大学消費者態度指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
07月限 日経225 26659.58 TOPIX 1890.16
08月限 日経225 28525.62 TOPIX 1963.05
09月限 日経225 28253.40 TOPIX 1957.76
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/09 07月07日 32600 32720 32220 32430 -300
23/09 07月06日 33230 33240 32610 32730 -590
23/09 07月05日 33320 33370 33010 33320 ±0
23/09 07月04日 33720 33810 33300 33320 -330
23/09 07月03日 33200 33740 33170 33650 +460
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/09 07月07日 2266.0 2273.0 2244.0 2254.0 -19.0
23/09 07月06日 2299.5 2300.5 2265.5 2273.0 -31.5
23/09 07月05日 2303.0 2310.0 2287.0 2304.5 +0.5
23/09 07月04日 2318.5 2325.5 2298.5 2304.0 -11.0
23/09 07月03日 2287.0 2320.5 2286.5 2315.0 +28.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
07月07日(9月限) 32465 +35
07月06日(9月限) 32450 -280
07月05日(9月限) 33120 -200
07月04日(9月限) 休場
07月03日(9月限) 33615 -35
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
06月30日 1212億円 +480億円 1兆4486億円 -636億円
06月23日 732億円 -235億円 1兆5123億円 +1345億円
06月16日 967億円 -915億円 1兆3778億円 +324億円
06月09日 1883億円 +331億円 1兆3453億円 +73億円
06月02日 1551億円 +444億円 1兆3379億円 +1433億円
05月26日 1107億円 +204億円 1兆1946億円 +768億円
05月19日 902億円 -31億円 1兆1177億円 +1491億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
07月05日 1522万株 -1266万株 5億7177万株 -1862万株
07月04日 2789万株 +49万株 5億9039万株 -2755万株
07月03日 2740万株 +42万株 6億1795万株 -469万株
06月30日 2697万株 -67万株 6億2265万株 -3502万株
06月29日 2764万株 +860万株 6億5767万株 +1億1127万株
06月28日 1904万株 +315万株 5億4640万株 +2342万株
06月27日 1589万株 +43万株 5億2297万株 -118万株
06月26日 1545万株 -30万株 5億2416万株 -229万株
06月23日 1576万株 0万株 5億2646万株 +585万株
06月22日 1576万株 0万株 5億2061万株 -70万株
06月21日 1576万株 +34万株 5億2131万株 +907万株
06月20日 1542万株 -196万株 5億1224万株 +1791万株
06月19日 1739万株 -438万株 4億9432万株 +1679万株
06月16日 2177万株 -1440万株 4億7753万株 +669万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
株探ニュース
2023/07/09 17:00
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株価指数先物 【週間展望】 ―年初来高値を意識したトレンドながら、需給イベントをにらんだ展開に
今週の日経225先物は年初来高値の更新を意識しつつ、週後半にかけて需給要因を警戒する相場展開が見込まれる。6月30日の米国市場は、米連邦準備理事会(FRB)が重視する米個人消費支出(PCE)物価指数の伸びが鈍化したことでインフレ懸念が和らぎ、主要な株価指数が上昇。シカゴ日経平均先物は、日中大阪比245円高の3万3435円だった。
先週は26日に3万2330円まで売られたが、同水準に位置する25日移動平均線が支持線として機能する形でリバウンド機運が高まり、29日には3万3520円まで買われた。四半期末に伴うリバランス売りの影響で積極的なロングは限られたものの、ボリンジャーバンドの+1σ水準での底堅さも見られていた。
+1σは3万3440円辺りで推移しており、30日の取引終了後のナイトセッションで同水準を捉えてきており、3万4280円辺りに位置する+2σとのレンジへの移行が意識されてくる。19日に付けた年初来高値3万3950円が射程に入ってくることから、週末および翌週に控えた需給イベントを睨んだショート筋が、カバーの動きを速めてくる可能性もありそうだ。
一方で、その需給イベントだが、7月7日、10日にNEXT FUNDS 日経225連動型上場投信 <1321> [東証E]などパッシブ型ETFの決算を控えている。決算日に分配金捻出のための売り需要が観測されており、これを睨んだ先回り的なショートが入っていると考えられる。先週は四半期末に伴うリバランス売りの影響が見られたが、今週も週末以降の需給イベントによる影響が警戒されやすく、膠着感が強まるようだと、25日線水準までの調整も意識しておく必要があるだろう。
また、今週は4日が独立記念日の祝日で米国市場は休場となるほか、5日に米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨、6日に6月のISM非製造業景況指数、7日に6月の雇用統計の発表が予定されている。11会合ぶりに利上げを見送った6月FOMCの議事要旨が公表されることから、今後の利上げ再開の可能性を見極めたいとするムードが強まりやすく、想定はされているものの追加利上げ観測が高まる局面では、積極的な売買は手控えられそうだ。
週末は国内の需給イベントに加えて、米国での重要な経済イベントを控えて動きづらい一方で、ショートカバーなどリバランスに伴う動きによってトレンドが出やすい場面もあろう。そのため、ボリンジャーバンドの+1σ水準での攻防となりそうだが、レンジとしては25日線と+2σ水準が意識されやすく、オプション権利行使価格の3万2600円~3万4250円と広めのレンジを想定する。
恐怖指数と呼ばれる30日のVIX指数は13.59に上昇した。一時12.96まで下げており、22日に付けた12.73に接近する場面も見られた。米国市場は金融引き締め長期化への警戒感が根強いものの、依然としてボトム圏での推移である。今後の上昇(相場下落)を狙ったショートポジションは積み上がっていると考えられ、リスク選好に向かわせやすいと考えられる。
先週のNT倍率は先物中心限月で14.51倍だった。25日に14.38倍まで低下する場面も見られたが、ボリンジャーバンドの-2σまでの調整を経て、その後の上昇により中心値(25日)水準を捉えている。ただし、バンドが収斂するなかで、週末は-2σと中心値とのレンジで推移しており、トレンドが出やすいタイミングでもある。30日の米国市場ではアップルの時価総額が3兆ドルを超えるなか、日経平均型優位の流れからNTロングに向かわせやすい面がありそうだ。なお、NT倍率の-3σは14.33倍、+3σは14.69倍に位置している。
6月第3週(6月19日-23日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週連続で売り越しており、売り越し額は3069億円(6月第2週は210億円の売り越し)だった。なお、現物は3604億円の売り越し(同6414億円の買い越し)と13週ぶりの売り越しであり、先物は535億円の買い越し(同6625億円の売り越し)と2週ぶりに買い越している。個人は現物と先物の合算で3900億円の買い越しで、3週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で2390億円売り越しとなり、2週ぶりの売り越しだった。
経済スケジュールでは、3日に日銀短観、中国6月財新製造業購買担当者景気指数(PMI)、米国6月ISM製造業景況指数、5日に中国6月財新サービス部門PMI、米国5月製造業新規受注、FOMC(6月13~14日開催分)議事要旨、6日に米国6月ADP雇用統計、米5月貿易収支、米国6月ISM非製造業PMI 、7日に5月景気動向指数、米国6月雇用統計、ラガルドECB総裁講演などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
07月限 日経225 26659.58 TOPIX 1890.16
08月限 日経225 28525.62 TOPIX 1963.05
09月限 日経225 28253.40 TOPIX 1957.76
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/09 06月30日 33180 33290 32900 33190 +10
23/09 06月29日 33160 33520 33050 33180 +40
23/09 06月28日 32550 33140 32440 33140 +570
23/09 06月27日 32550 32680 32250 32570 -80
23/09 06月26日 32690 32870 32330 32650 -20
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/09 06月30日 2291.0 2297.0 2273.5 2287.0 -4.0
23/09 06月29日 2297.0 2312.0 2288.5 2291.0 -4.0
23/09 06月28日 2252.5 2295.5 2247.0 2295.0 +42.0
23/09 06月27日 2249.0 2260.5 2234.5 2253.0 -2.0
23/09 06月26日 2260.0 2269.5 2237.5 2255.0 -4.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
06月30日(9月限) 33435 +245
06月29日(9月限) 33180 ±0
06月28日(9月限) 33240 +100
06月27日(9月限) 32800 +230
06月26日(9月限) 32575 -75
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
06月23日 732億円 -235億円 1兆5123億円 +1345億円
06月16日 967億円 -915億円 1兆3778億円 +324億円
06月09日 1883億円 +331億円 1兆3453億円 +73億円
06月02日 1551億円 +444億円 1兆3379億円 +1433億円
05月26日 1107億円 +204億円 1兆1946億円 +768億円
05月19日 902億円 -31億円 1兆1177億円 +1491億円
05月12日 934億円 -2480億円 9686億円 -511億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
06月28日 1904万株 +315万株 5億4640万株 +2342万株
06月27日 1589万株 +43万株 5億2297万株 -118万株
06月26日 1545万株 -30万株 5億2416万株 -229万株
06月23日 1576万株 0万株 5億2646万株 +585万株
06月22日 1576万株 0万株 5億2061万株 -70万株
06月21日 1576万株 +34万株 5億2131万株 +907万株
06月20日 1542万株 -196万株 5億1224万株 +1791万株
06月19日 1739万株 -438万株 4億9432万株 +1679万株
06月16日 2177万株 -1440万株 4億7753万株 +669万株
06月15日 3618万株 +235万株 4億7084万株 +27万株
06月14日 3383万株 +506万株 4億7057万株 +1412万株
06月13日 2876万株 +124万株 4億5644万株 -598万株
06月12日 2751万株 -1368万株 4億6242万株 -1046万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
株探ニュース
2023/07/02 17:30
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―月末月初の売り需要は想定内、25日線水準では押し目狙いのスタンスに
「月末月初の売り需要は想定内、25日線水準では押し目狙いのスタンスに」
今週の日経225先物は、前週後半の調整によりセンチメントが冷まされたことで、積極的なロングは手控えられそうであり、底入れを見極めることになりそうだ。先週は野村アセットマネジメントが、1月に設定した「リオープン・ジャパン 2301」の繰り上げ償還を発表した。過熱感が意識されるなか、償還の前倒しなど需給の変化も警戒されて、ロングポジションを圧縮する動きが強まった。
また、米国では米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が議会公聴会で、年内にあと2回の利上げを行う必要性を改めて示唆した。インフレ抑制を優先させる考えを強調したことで、テスラやエヌビディアなど相場を牽引してきた銘柄に利益確定売りが強まったことも、日本株調整の背景となった。
日経225先物は、足もとでボリンジャーバンドの+1σと+2σによるレンジに沿って上昇を続けてきた。しかし、週末にサポートとして機能していた+1σを割り込んだことにより、ロングを圧縮する動きが強まったようだ。3万3000円に接近する局面では海外投資家による押し目買いが観測されたが、日中の変動幅が大きく、短期的にはショートを仕掛けやすい需給状況でもあった。次第に戻りの鈍さが意識され、22日の400円安でボリンジャーバンドの+1σを捉え、23日の500円安で明確に+1σを下放れた。
23日の米国市場では主要な株価指数が下落、NYダウは5営業日続落し25日移動平均線水準まで下げてきた。朝方発表された6月の米製造業購買担当者景気指数(PMI)は、製造業・サービス業を合わせた総合PMIが前月比1.3ポイント低下の53となり、景況感の悪化につながった。今週は週末にFRBが重視する5月の個人消費支出(PCEデフレーター)のほか、6月のシカゴ購買部協会景気指数などの発表が予定されていることもあり、慎重姿勢に傾きやすいだろう。
日経225先物は、23日の取引終了後のナイトセッションで、一時3万2350円まで売られる場面があった。中盤以降は買い戻され、日中大阪比70円安の3万2600円で取引を終えている。ボリンジャーバンドの+1σを下回った後に明確な戻りが見られなかったことで、NYダウ同様に25日線が位置する3万2160円および節目の3万2000円処での底堅さを見極める必要があり、先週後半の下げに対するリバランスは限られそうだ。また、今週は四半期末に伴う年金のリバランス需給が見込まれる。さらに7月上旬にはパッシブ型ETFの決算が控えている。分配金の捻出のための売り需要が発生するため、戻りの鈍さが意識されてくる局面では、ショートを誘い込みやすい。
ただし、市場では予め想定されていた需給要因であるほか、為替市場が1ドル=143円台後半の円安水準で推移しており、日米金利差を狙った海外投資家による資金流入は意識されやすい。25日線辺りまでの調整を経て、リバウンド機運が高まる可能性もあろう。ドル建ての日経平均株価は先週末の下落で25日線を下回ってきており、押し目狙いのスタンスで対応しておきたいところだろう。オプション権利行使価格の3万2000円と、ボリンジャーバンドの+1σが位置する3万3200円辺りでのレンジを想定する。
恐怖指数と呼ばれる23日のVIX指数は13.44に上昇したが、金融引き締め長期化の懸念から米国で主要な株価指数が下落したなかでは、依然としてボトム圏での推移である。ピーク感による調整というよりはリバランスが中心であるため、リスク選好に向かわせやすいと考えられる。
先週のNT倍率は先物中心限月で14.46倍だった。ボリンジャーバンドの+1σ水準を下回り、支持線として意識されていた25日線を割り込んできた。バンドが収斂するなかでトレンドが出やすいタイミングだったこともあり、目先的には-1σが位置する14.38倍辺りまでの低下は想定しておきたい。ただし、リバランス中心のなかで日経平均株価の底入れが意識される局面ではインデックス買いが断続的に入りやすく、NT倍率の反発もありそうだ。
6月第2週(6月12日-16日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では11週ぶりに売り越しており、売り越し額は210億円(6月第1週は1兆3903億円の買い越し)だった。なお、現物は6414億円の買い越し(同9854億円の買い越し)と12週連続の買い越しであり、先物は6625億円の売り越し(同4049億円の買い越し)と2週ぶりに売り越している。個人は現物と先物の合算で5142億円の売り越しで、2週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で1863億円の買い越しとなり、11週ぶりの買い越しだった。
経済スケジュールでは、26日に5月企業向けサービス価格指数、27日に米国5月耐久財受注、米国4月ケース・シラー米住宅価格指数、米国6月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)、28日に1-5月中国工業企業利益、米国5月卸売在庫、FRBによる銀行に対する年次ストレステストの結果発表、29日に5月商業動態統計、6月消費動向調査、米国1-3月期GDP確報値、30日に5月失業率、6月東京都区部消費者物価指数(CPI)、中国6月製造業購買担当者景気指数(PMI)、米国個人所得・消費支出、米国6月シカゴ購買部協会景気指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
07月限 日経225 26659.58 TOPIX 1890.16
08月限 日経225 28525.62 TOPIX 1963.05
09月限 日経225 28253.40 TOPIX 1957.76
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/09 06月23日 33150 33520 32520 32670 -500
23/09 06月22日 33580 33740 33170 33170 -400
23/09 06月21日 33270 33610 33020 33570 +230
23/09 06月20日 33450 33550 33030 33340 -70
23/09 06月19日 33730 33950 33170 33410 -240
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/09 06月23日 2288.0 2308.0 2249.5 2259.0 -31.5
23/09 06月22日 2297.0 2308.5 2288.5 2290.5 -7.0
23/09 06月21日 2278.0 2297.5 2260.5 2297.5 +13.5
23/09 06月20日 2295.5 2300.0 2265.0 2284.0 -6.5
23/09 06月19日 2298.0 2315.0 2275.0 2290.5 -2.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
06月22日(9月限) 32635 -35
06月22日(9月限) 33445 +275
06月21日(9月限) 33565 -5
06月20日(9月限) 33105 -235
06月19日(9月限) 休場
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
06月16日 967億円 -915億円 1兆3778億円 +324億円
06月09日 1883億円 +331億円 1兆3453億円 +73億円
06月02日 1551億円 +444億円 1兆3379億円 +1433億円
05月26日 1107億円 +204億円 1兆1946億円 +768億円
05月19日 902億円 -31億円 1兆1177億円 +1491億円
05月12日 934億円 -2480億円 9686億円 -511億円
05月02日 3414億円 -432億円 1兆0198億円 +986億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
06月21日 1576万株 +34万株 5億2131万株 +907万株
06月20日 1542万株 -196万株 5億1224万株 +1791万株
06月19日 1739万株 -438万株 4億9432万株 +1679万株
06月16日 2177万株 -1440万株 4億7753万株 +669万株
06月15日 3618万株 +235万株 4億7084万株 +27万株
06月14日 3383万株 +506万株 4億7057万株 +1412万株
06月13日 2876万株 +124万株 4億5644万株 -598万株
06月12日 2751万株 -1368万株 4億6242万株 -1046万株
06月09日 4119万株 -1892万株 4億7288万株 -1936万株
06月08日 6012万株 +1130万株 4億9225万株 -3434万株
06月07日 4882万株 -846万株 5億2660万株 -1563万株
06月06日 5729万株 +2345万株 5億4223万株 +3524万株
06月05日 3383万株 -110万株 5億0699万株 +3507万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
株探ニュース
2023/06/25 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―過熱を警戒しつつも、OP権利行使価格の3万3500円~3万4500円のレンジを想定
「過熱を警戒しつつも、OP権利行使価格の3万3500円~3万4500円のレンジを想定」
今週の日経225先物は、米国の金融引き締め長期化を警戒しつつも、日米金利差を手掛かりとした海外投資家による日本株選好の流れが一段と強まりそうだ。先週開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)は、予想通り利上げ見送りを決定した。ただし、政策金利見通しについては年内2回の利上げを見込んでおり、次回FOMCでの利上げ再開観測が高まるなか、利食いに押される場面が見られた。
15日に3万3760円まで買われた日経225先物は、翌16日には一時3万3110円まで売られた(ナイトセッションを含む)。ただし、日銀の金融政策決定会合で予想通り大規模な金融緩和政策の維持が決まると、改めて海外投資家の資金流入が強まり一時3万3700円を回復。さらに、16日の日中取引終了後のナイトセッションでは3万3950円まで買われ、節目の3万4000円に迫る場面もあった。
16日の米国市場は、リッチモンド連銀のバーキン総裁が「必要とあればさらなる利上げも辞さない」との見解を示したことで、利上げ長期化懸念が重荷となり、主要な株価指数は下落した。この流れを受けて、3万3950円まで買われた日経225先物は終盤にかけて3万3640円まで軟化し、下落に転じる場面も見られた。週明けの東京市場ではやや利食い優勢の流れが意識されやすいが、為替市場ではドル円が1ドル=141円台後半で推移していることもあり、軟化する局面では押し目狙いでロングでの対応に向かわせよう。
また、足もとで上昇ピッチが強まるなか、過熱感は警戒されやすいが、これまでもボリンジャーバンドの+2σの切り上がりに沿ったトレンドを継続しており、+2σを上回る場面では過熱を冷ましながら上昇している。現在の+2σは3万3890円辺りに位置しているが、バンドが切り上がり続けていることから、節目の3万4000円回復で達成感が一気に強まることはないだろう。+3σは3万5000円まで上昇してきたため、オプション権利行使価格の3万3500円~3万4500円辺りのレンジを想定しておきたい。
海外投資家の買いが上昇をけん引する一方、ダブルインバースなどの建玉が高水準で、国内の個人投資家などは下落を狙ったポジションを積み上げており、ショートカバーが相場を押し上げる一因でもある。過熱感が警戒されるなかでロングに傾けづらい面はあるものの、ショートは短期的な値幅取り以外は避けておきたい。ショートポジションがある程度整理され、個人投資家など国内勢のロング比率が高まった時点で、目先的なピークを迎える格好になりそうだ。
今週は、パウエルFRB議長の議会証言を控えている。FOMC後の定例記者会見とほぼ同じ内容と予想され、7月の政策決定については明言を避けると予想される。議会証言を前に利益確定が強まる局面は、押し目狙いのタイミングとなる可能性があろう。
恐怖指数と呼ばれるVIX指数は16日に13.54に低下。一時13.48まで下がり、年初来安値を更新し2020年1月以来の水準となった。米国市場で金融引き締め長期化への懸念から主要な株価指数が下落したなかでの低下であり、リスク選好に向かわせやすくなるとみられる。
先週のNT倍率は先物中心限月で14.67倍だった。14.50倍を挟んだ高値圏での保ち合いを継続するなか、これを上放れる形状となった。ボリンジャーバンドの切り上がる+1σを支持線としたトレンドを継続しており、14.75倍辺りに位置している+2σが意識されてきた。足もとでは景気敏感株など、相対的に出遅れていたセクターや銘柄への物色が見られてきたが、上昇ピッチを加速するなかで日経平均型主導の上昇を想定。21年2月高値の15.68倍に向けたNTロングが入りやすいとみておきたい。
6月第1週(6月5日-9日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では10週連続で買い越しており、買い越し額は9928億円(5月第5週は2216億円の買い越し)だった。なお、現物は9854億円の買い越し(同5352億円の買い越し)と11週連続の買い越しであり、先物は73億円の買い越し(同3136億円の売り越し)と2週ぶりに買い越している。個人は現物と先物の合算で4201億円の売り越しで、3週ぶりの売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で51億円の売り越しとなり、10週連続の売り越しだった。
主要スケジュールでは、19日に米国6月NAHB住宅市場指数、20日に4月鉱工業生産確報値、米国5月住宅着工件数、21日に日銀金融政策決定会合議事要旨(4月27・28日開催分)、通常国会会期末、パウエルFRB議長の下院金融委員会での証言、22日に6月月例経済報告、イングランド銀行(BOE)政策金利、米国1-3月経常収支、米国5月コンファレンス・ボード景気先行指数、パウエル議長の上院銀行委員会での証言、23日に5月全国消費者物価指数、米国6月製造業購買担当者景気指数(PMI)などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
07月限 日経225 26659.58 TOPIX 1890.16
08月限 日経225 28525.62 TOPIX 1963.05
09月限 日経225 28253.40 TOPIX 1957.76
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/09 06月16日 33520 33730 33110 33650 +240
23/09 06月15日 33680 33760 33220 33410 -140
23/09 06月14日 33070 33620 33060 33550 +520
23/09 06月13日 32460 33080 32440 33030 +610
23/09 06月12日 32140 32490 32110 32420 +220
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
23/09 06月16日 2297.0 2301.0 2274.0 2292.5 +0.5
23/09 06月15日 2304.5 2312.5 2280.5 2292.0 -6.0
23/09 06月14日 2265.0 2300.0 2265.0 2298.0 +35.0
23/09 06月13日 2238.5 2270.0 2238.5 2263.0 +26.5
23/09 06月12日 2215.5 2239.5 2214.5 2236.5 +17.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
06月15日(9月限) 33675 +25
06月15日(9月限) 33465 +55
06月14日(9月限) 33490 -60
06月13日(9月限) 33415 +385
06月12日(9月限) 32675 +255
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
06月09日 1883億円 +331億円 1兆3453億円 +73億円
06月02日 1551億円 +444億円 1兆3379億円 +1433億円
05月26日 1107億円 +204億円 1兆1946億円 +768億円
05月19日 902億円 -31億円 1兆1177億円 +1491億円
05月12日 934億円 -2480億円 9686億円 -511億円
05月02日 3414億円 -432億円 1兆0198億円 +986億円
04月28日 3847億円 -232億円 9211億円 -504億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
06月14日 3383万株 +506万株 4億7057万株 +1412万株
06月13日 2876万株 +124万株 4億5644万株 -598万株
06月12日 2751万株 -1368万株 4億6242万株 -1046万株
06月09日 4119万株 -1892万株 4億7288万株 -1936万株
06月08日 6012万株 +1130万株 4億9225万株 -3434万株
06月07日 4882万株 -846万株 5億2660万株 -1563万株
06月06日 5729万株 +2345万株 5億4223万株 +3524万株
06月05日 3383万株 -110万株 5億0699万株 +3507万株
06月02日 3493万株 -38万株 4億7191万株 +1678万株
06月01日 3531万株 -353万株 4億5513万株 +2395万株
05月31日 3885万株 +530万株 4億3117万株 +577万株
05月30日 3354万株 +52万株 4億2540万株 -440万株
05月29日 3302万株 +685万株 4億2981万株 -673万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
株探ニュース
2023/06/18 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―日米の金融政策や米経済指標が相場の大きな変動要因に
「日米の金融政策や米経済指標が相場の大きな変動要因に」
今週の日経225先物は、日米の金融政策や米経済指標が相場の大きな変動要因になりそうだ。前週はカナダ銀行(中央銀行)が3会合ぶりとなる利上げを、オーストラリア準備銀行(中銀)が2会合連続となる利上げを決めた。予想外の利上げ決定を受けて、米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締めの長期化観測が相場の重荷となる場面も見られた。
一方、日銀の植田和男総裁は7日、大規模な金融緩和の一環で買い入れてきた上場投資信託(ETF)に関して、「処分についての言及はまだ早い」と衆院財務金融委員会で述べた。「ETFの処分議論」といったヘッドラインにアルゴリズムが発動し、日経225先物は一時軟化する場面があった。ただし、植田総裁は9日、ETFについて持ち続けることも選択肢との見解を示しており、海外投資家による日本株選好の流れは継続しよう。
13、14日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)、15、16日に開く日銀の金融政策決定会合では政策金利は据え置かれるとみられており、楽観視は禁物だ金利上昇を警戒していた投資家の間で安心感が広がりそうだ。
このほか、米国では13日に5月の消費者物価指数(CPIコア指数)、14日に5月の卸売物価指数(PPIコア指数)の発表が予定されている。前月から伸びが鈍化すると見込まれているが、予想通りの結果となれば、FRBにさらなる利上げ停止の根拠を与えることになるとみられ、7月の利上げ再開の観測を後退させる可能性がある。
先週の日経225先物は、週明けに節目の3万2000円を回復し、7日には一時3万2710円まで買われた。その後一転して、8日に3万1410円まで売られたが、週末9日のリバウンドで3万2200円台まで戻した。テクニカル面では、ボリンジャーバンドの+2σ突破から一気に+1σまで売られた後の反発だった。
一時センチメントを冷ます場面もあったが、これまでの切り上がるボリンジャーバンドの+1σと+2σによるレンジに沿ったトレンドを継続している。+1σは3万1790円まで切り上がり、+2σは3万2790円に上昇。また、6月限の先物・オプション特別清算指数算出(SQ)に絡んだ商いは買い越し、SQ値が3万2018円38銭となったこともあり、3万2000円処は支持線として意識されよう。そのため、オプション権利行使価格の3万2000円から3万2800円辺りのレンジを想定する。
恐怖指数と呼ばれるVIX指数は9日に13.83と前日の13.65から上昇したが、一時13.50に低下する場面もあり、リスク選好が強まりやすいだろう。なお、短期VIXは11.59だったが一時8.84までに低下しており、4月以降の10.00-15.00辺りのレンジを下回る場面があった。
先週のNT倍率は先物中心限月で14.50倍だった。6日に14.56倍まで上昇した後はNTロングのリバランスが優勢となり、8日には14.44倍まで低下した。いったんは、ボリンジャーバンドの+1σを下回ったものの、その後は+1σ水準で底堅さが見られた。14.50倍を挟んだ5月下旬以降のレンジ内での推移であり、引き続き22年8月高値の14.58倍が意識される。また、同水準を上回ると、21年2月高値の15.68倍に向けたNTロングが入りやすいとみておきたい。
5月第5週(5月29日-6月2日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では9週連続で買い越しており、買い越し額は2216億円(5月第4週は5954億円の買い越し)だった。なお、現物は5352億円の買い越し(同3816億円の買い越し)と10週連続の買い越しであり、先物は3136億円の売り越し(同2137億円の買い越し)と5週ぶりに売り越している。個人は現物と先物の合算で1694億円の買い越しで、2週連続の買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で6343億円の売り越しとなり、9週連続の売り越しだった。
経済スケジュールでは、12日に5月国内企業物価指数、米国5月月次財政収支、13日に4-6月期法人企業景気予測調査、米国5月消費者物価指数、14日にFOMC(終了後に政策金利発表)、米国5月卸売物価指数、15日に4月機械受注、5月貿易統計、中国5月小売売上高、中国5月鉱工業生産、中国1-5月固定資産投資、ECB(欧州中央銀行)政策金利、米国5月小売売上高、米前週分新規失業保険申請件数、米国6月ニューヨーク連銀製造業景気指数、米国6月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、16日に日銀金融政策決定会合(終了後に政策金利発表)、米国6月ミシガン大学消費者態度指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
07月限 日経225 26659.58 TOPIX 1890.16
08月限 日経225 28525.62 TOPIX 1963.05
09月限 日経225 28253.40 TOPIX 1957.76
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/09 06月09日 31700 32250 31440 32200 +600
22/06 06月08日 31840 32090 31410 31690 -180
22/06 06月07日 32390 32710 31850 31870 -550
22/06 06月06日 32330 32570 31930 32420 +180
22/06 06月05日 31610 32290 31610 32240 +690
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/09 06月09日 2196.0 2225.5 2179.0 2219.5 +29.5
22/06 06月08日 2202.5 2215.5 2179.5 2193.5 -9.5
22/06 06月07日 2230.0 2253.0 2203.0 2203.0 -27.5
22/06 06月06日 2227.0 2239.5 2197.5 2230.5 +7.5
22/06 06月05日 2187.0 2225.0 2187.0 2223.0 +39.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
06月09日(9月限) 32325 +125
06月08日(9月限) 31835 +235
06月07日(6月限) 31885 +15
06月06日(6月限) 32645 +225
06月05日(6月限) 32100 -140
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
06月02日 1551億円 +444億円 1兆3379億円 +1433億円
05月26日 1107億円 +204億円 1兆1946億円 +768億円
05月19日 902億円 -31億円 1兆1177億円 +1491億円
05月12日 934億円 -2480億円 9686億円 -511億円
05月02日 3414億円 -432億円 1兆0198億円 +986億円
04月28日 3847億円 -232億円 9211億円 -504億円
04月21日 4079億円 -207億円 9715億円 +235億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
06月07日 4882万株 -846万株 5億2660万株 -1563万株
06月06日 5729万株 +2345万株 5億4223万株 +3524万株
06月05日 3383万株 -110万株 5億0699万株 +3507万株
06月02日 3493万株 -38万株 4億7191万株 +1678万株
06月01日 3531万株 -353万株 4億5513万株 +2395万株
05月31日 3885万株 +530万株 4億3117万株 +577万株
05月30日 3354万株 +52万株 4億2540万株 -440万株
05月29日 3302万株 +685万株 4億2981万株 -673万株
05月26日 2616万株 -5万株 4億3654万株 +1871万株
05月25日 2622万株 +149万株 4億1783万株 +49万株
05月24日 2473万株 -111万株 4億1733万株 -142万株
05月23日 2585万株 +93万株 4億1875万株 +250万株
05月22日 2492万株 +425万株 4億1625万株 +649万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
株探ニュース
2023/06/11 17:00
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株価指数先物 【週間展望】 ―ヘッジ対応に絡んだショートカバーが相場を押し上げる
「ヘッジ対応に絡んだショートカバーが相場を押し上げる」
今週の日経225先物は、週末に先物オプション特別清算指数算出(SQ)を控えて、ヘッジ対応に絡んだショートカバーが相場を押し上げる需給状況になりそうだ。2日の米国市場ではNYダウが今年最大の上げ幅を記録、ナスダックは昨年8月の戻り高値を突破し、昨年4月半ば以来となる1万3200ポイントを回復した。
米連邦政府の債務上限法案が上下両院で可決。また、米連邦準備制度理事会(FRB)が金融政策の判断材料とする5月の米雇用統計は、非農業部門の雇用者数が前月比33万9000人増と市場予想(19万人増)を大きく上回った。一方で、失業率は3.7%に上昇し予想(3.5%)を上回り、平均時給の前年同月比の上昇率は市場予想を下回った。この結果を受けて、6月FOMC(連邦公開市場委員会)では利上げを見送るとの見方が強まり、一段と相場を押し上げた。
2日のシカゴ日経平均先物は日中大阪比415円高の3万1965円だった。日経225先物はナイトセッションで一時3万2010円まで買われ、3万1970円と高値圏で終えており、週明けの東京市場はこれにサヤ寄せする格好で、ギャップスタートで始まることになろう。
先週の日経225先物は、5月31日には月末のリバランスとみられる売りが強まり、一時3万790円まで急落し、ナイトセッションでは3万640円まで下落した。これによりボリンジャーバンドの+1σを下回る場面もあったが、翌日の日中取引で3万1000円を回復し、3万1000円割れ水準での押し目買い意欲の強さが確認された。また、切り上がりをみせるボリンジャーバンドの+1σと+2σによるレンジに沿ったトレンドを継続するなか、2日の取引終了後のナイトセッションで5月29日の高値3万1670円を突破して、+2σを捉えてきた。
日経225先物は、過度に過熱感を高めることなく上昇基調を維持している。一気に+3σを上回ってくる場面があれば、いったんはピーク感も意識されようが、バンド内での推移ではピーク感が出にくい。そのため、ヘッジに絡んだショートカバーが断続的に入りやすい。なお、+2σが3万2190円まで切り上がり、+3σは3万3180円まで上昇している。
+2σに沿ったトレンド形成が意識されるなか、オプション権利行使価格の3万1500円から3万2000円のレンジを上放れてくるようだと、SQに絡んだヘッジ対応も加わり、+2σと+3σによるレンジに移行する可能性も高まりそうだ。一気に出来高を伴っての上昇加速となるまでは、過熱感を警戒しつつもショートポジションを積み上げる戦略は避けたい。
恐怖指数と呼ばれるVIX指数は14.60に下落し、2020年2月半ば以来の15.00を下回った。同指数は、地銀破綻による信用リスクが高まった局面でも、上昇こそしたものの、過去の信用不安が高まった時と比べ大きな上昇とはならず、センチメントを反映していないといった見方があった。そのため、短期VIXに着目する投資家が増えているが、その短期VIXも11.90に低下しており、リスク選好へと向かいやすいだろう。
先週のNT倍率は先物中心限月で14.44倍だった。5月29日に14.54倍まで上昇した後は14.50倍を挟んだ高値圏で保ち合いを継続。週末は東京エレクトロン <8035> [東証P]やアドバンテスト <6857> [東証P]が上げ一服となった影響により低下しているが、前週比ではほぼ変わらずである。今週は前週末の米国市場の流れを受けて、景気敏感株などの買い戻しが強まりやすく、NT倍率はやや低下を想定しておきたい。とはいえ、日経平均株価がバブル後の戻り高値を更新するなか、日経平均型のインデックス買いが入りやすく、NTショートに傾けるというよりは、NTロングの利益確定に伴うリバランスが中心だろう。ボリンジャーバンドの+1σは14.38倍辺りに位置しており、同水準に接近する局面ではNTロングの組成に向かわせよう。
5月第4週(5月22日-26日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では8週連続で買い越しており、買い越し額は5954億円(5月第3週は1兆2995億円の買い越し)だった。なお、現物は3816億円の買い越し(同7476億円の買い越し)と9週連続の買い越しであり、先物は2137億円の買い越し(同5518億円の買い越し)と4週連続で買い越している。個人は現物と先物の合算で429億円の買い越しで、4週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で2735億円の売り越しとなり、8週連続の売り越しだった。
経済スケジュールでは、5日に中国5月財新サービス部門購買担当者景気指数(PMI)、米国5月ISM非製造業景況指数、米国4月製造業新規受注、米国4月耐久財受注確定値、6日に4月全世帯家計調査、4月毎月勤労統計調査、7日に4月景気動向指数、中国5月貿易収支、米国4月貿易収支、8日に1-3月期GDP改定値、5月景気ウオッチャー調査、米国4月卸売売上高、9日に中国5月消費者物価指数、中国5月生産者物価指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
06月限 日経225 28122.81 TOPIX 1955.38
07月限 日経225 26659.58 TOPIX 1890.16
08月限 日経225 28525.62 TOPIX 1963.05
09月限 日経225 28253.40 TOPIX 1957.76
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 06月02日 31230 31550 31180 31550 +400
22/03 06月01日 30910 31200 30640 31150 +300
22/03 05月31日 31300 31450 30790 30850 -530
22/03 05月30日 31370 31390 31060 31380 +80
22/03 05月29日 30980 31670 30930 31300 +340
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 06月02日 2153.5 2183.5 2145.0 2183.5 +34.0
22/03 06月01日 2131.0 2151.5 2112.5 2149.5 +23.5
22/03 05月31日 2157.0 2165.0 2123.5 2126.0 -35.0
22/03 05月30日 2165.5 2167.0 2143.0 2161.0 -0.5
22/03 05月29日 2147.0 2182.5 2144.0 2161.5 +17.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
06月02日(6月限) 31965 +415
06月01日(6月限) 31400 +250
05月31日(6月限) 30780 -70
05月30日(6月限) 31145 -235
05月29日(6月限) 休場
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
05月26日 1107億円 +204億円 1兆1946億円 +768億円
05月19日 902億円 -31億円 1兆1177億円 +1491億円
05月12日 934億円 -2480億円 9686億円 -511億円
05月02日 3414億円 -432億円 1兆0198億円 +986億円
04月28日 3847億円 -232億円 9211億円 -504億円
04月21日 4079億円 -207億円 9715億円 +235億円
04月14日 4286億円 +1445億円 9480億円 -48億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
05月31日 3885万株 +530万株 4億3117万株 +577万株
05月30日 3354万株 +52万株 4億2540万株 -440万株
05月29日 3302万株 +685万株 4億2981万株 -673万株
05月26日 2616万株 -5万株 4億3654万株 +1871万株
05月25日 2622万株 +149万株 4億1783万株 +49万株
05月24日 2473万株 -111万株 4億1733万株 -142万株
05月23日 2585万株 +93万株 4億1875万株 +250万株
05月22日 2492万株 +425万株 4億1625万株 +649万株
05月19日 2067万株 -245万株 4億0975万株 -1835万株
05月18日 2312万株 -32万株 4億2810万株 +2228万株
05月17日 2345万株 +1450万株 4億0582万株 +2741万株
05月16日 894万株 -1478万株 3億7840万株 -1289万株
05月15日 2372万株 +128万株 3億9130万株 +2146万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
株探ニュース
2023/06/04 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―短期ターゲットは3万2320円、過熱警戒のなかでも打診的なショートは避けるべき
「短期ターゲットは3万2320円、過熱警戒のなかでも打診的なショートは避けるべき」
今週の日経225先物は、強い基調が継続するなかでショートカバーを強めてくる展開が見込まれる。
26日の米国市場では、債務上限問題を巡る協議の進展が期待されてリスク回避姿勢が和らぎ、NYダウは6営業日ぶりに反発した。NYダウは200日移動平均線水準まで調整していたこともあり、テクニカル的にも反発しやすいタイミングではあったが、「交渉が合意に近づいている」との報道をきっかけに買い戻しが入ったようだ。
バイデン大統領は27日、共和党のマッカーシ下院議長との間で上限引き上げで大筋合意に達したと発表しており、ショートポジションの圧縮へと向かいやすい。ただし、上限引き上げ問題が解消しても、その後は6月半ばに控えている米連邦公開市場委員会(FOMC)に市場の関心は向かうとみられ、金融引き締めへの警戒感が燻ることになる。
そのため、デフォルト懸念が後退して米国市場への資金回帰が強まったとしても、海外投資家の日本株選好の動きは継続することになりそうだ。日経225先物は26日の取引終了後のナイトセッションで大幅高となり、節目の3万1500円を回復した。23日に付けた高値3万1360円を一気に上放れたことで、その後の調整で積み上がったショートポジションの解消に向かわせやすい。出遅れている海外ファンドも、直近の調整幅が浅かったことで買いはさほど積み上がっていないとみられ、エントリータイミングを引き上げざるを得ない状況だろう。
日経225先物は、ボリンジャーバンドの切り上がりに沿ったトレンドを形成している。先週は高値更新後の調整によって+2σを下回り、+1σと+2σのレンジ推移だった。ただし、+1σまでの調整を経て、週末にかけて+2σに接近する形状である。ナイトセッションで+2σを捉えており、いったんは達成感からロングの利益確定は入りやすいだろう。とはいえ、バンドが切り上がりをみせるなか、+3σは3万2540円処まで切り上がっているため、ピーク感の醸成にはつながらないだろう。先週の上昇場面ではレバETFのヘッジ対応とみられる調整買いが目立っており、過熱警戒のなかでも打診的なショートは避けたい。
なお、23日の高値3万1360円から25日の安値3万400円までの調整幅をリプレイスした短期的なターゲットは3万2320円となる。ボリンジャーバンドに沿ったトレンドを形成している状況のなか、オプション権利行使価格の3万1000円から3万2000円の広いレンジを想定する。
VIX指数は17.95に下落した。先週は一時20.81まで切り上がり、上値抵抗として機能していた75線を上回る場面も見られたが、25日線水準まで低下してきた。ボトム水準での推移を継続しているため、リスク選好の背を押す要因となりそうだ。直近の安値は19日に付けた15.85であり、同水準に接近する局面をみせてくるかが注目される。
先週のNT倍率は先物中心限月で14.44倍に上昇した。昨年12月の戻り高値14.31倍を上放れ、昨年6月の14.58倍を意識したトレンドを形成している。足もとではアドバンテスト <6857> [東証P]が上場来高値を更新するなど、ハイテク株が指数をけん引する流れが続いている。日経平均型優位の状況は続くとみられ、引き続きNTロングでのスプレッド狙いが入りやすいと考えられる。ただし、為替市場ではドル円が1ドル=140円台を上回っており、輸出関連株などへの物色も意識されてくるため、NTロングを想定しつつも、TOPIXのショートヘッジは緩めにしておきたい。
5月第3週(5月15日-19日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算で7週連続で買い越しており、買い越し額は1兆2995億円(5月第2週は7844億円の買い越し)だった。なお、現物は7476億円の買い越し(同5658億円の買い越し)と8週連続の買い越しであり、先物は5518億円の買い越し(同2185億円の買い越し)と3週連続で買い越している。個人は現物と先物の合算で7275億円の売り越しで、3週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で1621億円の売り越しとなり、7週連続の売り越しだった。
経済スケジュールでは、30日に4月失業率、4月有効求人倍率、米国3月FHFA住宅価格指数、米国3月ケースシラー住宅価格、米国5月コンファレンス・ボード消費者信頼感指数、31日に4月鉱工業生産、4月商業動態統計、5月消費動向調査、中国5月製造業購買担当者景気指数(PMI)、米国5月シカゴ購買部協会景気指数、米国地区連銀経済報告(ベージュブック)、6月1日に1-3月期法人企業統計調査、中国5月財新製造業PMI、米国5月ADP雇用統計、米国5月ISM製造業景況指数などが予定されている。なお、週明け29日の米国市場はメモリアルデーの祝日で休場となる。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
06月限 日経225 28122.81 TOPIX 1955.38
07月限 日経225 26659.58 TOPIX 1890.16
08月限 日経225 28525.62 TOPIX 1963.05
09月限 日経225 28253.40 TOPIX 1957.76
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 05月26日 30830 31110 30710 30960 +130
22/03 05月25日 30550 30910 30400 30830 +220
22/03 05月24日 30870 30910 30550 30610 -240
22/03 05月23日 31050 31360 30820 30850 -180
22/03 05月22日 30910 31090 30670 31030 +130
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 05月26日 2149.5 2167.5 2141.0 2144.5 -3.5
22/03 05月25日 2143.0 2155.0 2133.0 2148.0 +0.5
22/03 05月24日 2158.0 2164.0 2140.5 2147.5 -8.5
22/03 05月23日 2173.0 2189.0 2155.0 2156.0 -17.0
22/03 05月22日 2167.5 2176.0 2150.5 2173.0 +7.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
05月26日(6月限) 31500 +540
05月25日(6月限) 31100 +270
05月24日(6月限) 30495 -115
05月23日(6月限) 30680 -170
05月22日(6月限) 31215 +185
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
05月19日 902億円 -31億円 1兆1177億円 +1491億円
05月12日 934億円 -2480億円 9686億円 -511億円
05月02日 3414億円 -432億円 1兆0198億円 +986億円
04月28日 3847億円 -232億円 9211億円 -504億円
04月21日 4079億円 -207億円 9715億円 +235億円
04月14日 4286億円 +1445億円 9480億円 -48億円
04月07日 2841億円 -514億円 9528億円 -4089億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
05月24日 2473万株 -111万株 4億1733万株 -142万株
05月23日 2585万株 +93万株 4億1875万株 +250万株
05月22日 2492万株 +425万株 4億1625万株 +649万株
05月19日 2067万株 -245万株 4億0975万株 -1835万株
05月18日 2312万株 -32万株 4億2810万株 +2228万株
05月17日 2345万株 +1450万株 4億0582万株 +2741万株
05月16日 894万株 -1478万株 3億7840万株 -1289万株
05月15日 2372万株 +128万株 3億9130万株 +2146万株
05月12日 2243万株 -2640万株 3億6984万株 -1172万株
05月11日 4884万株 -222万株 3億8156万株 -332万株
05月10日 5106万株 -237万株 3億8489万株 -624万株
05月09日 5343万株 -2853万株 3億9114万株 +1095万株
05月08日 8197万株 -68万株 3億8018万株 -1248万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
株探ニュース
2023/05/28 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―短期過熱を警戒しつつも、海外投資家による資金流入で相対的な強さが意識されやすい
「短期過熱を警戒しつつも、海外投資家による資金流入で相対的な強さが意識されやすい」
今週の日経225先物は、前週までの急ピッチの上昇に対する過熱感が警戒されるなか、米国の債務上限問題を巡る協議の行方を横睨みに、こう着感が強まりそうだ。19日の米国市場では、主要な株価指数が下落した。前日までバイデン米政権と共和党幹部らによる交渉の進展を期待した買いが入っていたが、この日は共和党の交渉担当者らが協議から退席したと伝わり、交渉の難航が懸念されて売り直された。
G7広島サミットに出席しているバイデン大統領は、デフォルトを回避できると確信していると述べているが、協議の行方を見極めたいところであろう。また、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は、銀行破綻の影響で金利を引き上げる必要がなくなる可能性があるとの認識を示しており、6月の連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ確率が低下している。一方で、イエレン米財務長官はさらなる銀行合併が必要になるかもしれないと、大手銀行の経営者に対して伝えたようである。債務交渉の行方や金融引き締め長期化への思惑、米地銀の破綻リスクなどを抱える米国市場の不安定な値動きは、日本市場にとって重荷となりそうだ。
また、米国では23日に5月の5月製造業購買担当者景気指数(PMI)、5月のリッチモンド連銀製造業指数、24日に米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨、26日に4月の個人消費支出(PCEデフレーター)、5月のミシガン大学消費者態度指数確報値といった指標の発表を控えており、これらが週を通じて不安定要因になるだろう。そのため、リスク回避的に海外投資家が日本株を選好する動きは続きやすく、相対的な強さが意識されやすい。
日経225先物は、19日の日中取引終了後のナイトセッションは、日中比80円安の3万820円だった。一時3万980円まで買われ、米国市場の取引開始後に3万670円まで軟化したものの、終盤にかけてはショートカバーが入り下げ幅を縮めていた。過熱感から短期的にはショートが入りやすいだろうが、ショートに傾けるのは避けておきたいところであり、利食いに押される局面では、カバー狙いのロングでの対応になろう。
日経225先物は、先週の上昇で2021年2月に付けた高値(3万720円)を突破。日経平均株価は同年9月高値(3万795円)を明確に上放れ、バブル後の高値を更新。達成感が意識されやすい水準からの一段高によって、ショートカバーに伴うヘッジ対応が加速した。
テクニカル面ではボリンジャーバンドの+2σを突破し、+2σを支持線とした+3σとの切り上がりに沿ったトレンドを継続している。+3σは3万1420円辺りまで切り上がってきており、+2σは3万660円辺りに上昇している。ナイトセッションでは+2σまでの調整を見せており、適度に過熱を抑えながら上昇トレンドを形成しているため、ショート筋には厳しい需給状況である。そのため、オプション権利行使価格の3万500円~3万1500円処での推移を想定していきたい。
VIX指数は16.81に上昇した。ただし、緩やかに切り下がる25日移動平均線に上値を抑えられる形状であり、ボトム水準での推移が続く。債務上限問題や金融引き締め長期化への警戒、さらに地銀の金融システム不安が燻るなかでも、投資家心理は落ち着いていることが窺える。経済指標の結果なども変動要因になりそうだが、75日線が位置する19.49を上放れ、20.00を超えた辺りで慎重姿勢に向かわせよう。
先週のNT倍率は先物中心限月で14.26倍に上昇した。15日に14.09倍辺りに位置していた200日線を捉え、18日には一時14.20倍まで上昇し、昨年12月半ば以来の水準に切り上がった。先週はアドバンテスト <6857> [東証P]が上場来高値を更新するなど、ハイテク株の強い値動きが目立っており、指数インパクトの大きい値がさハイテク株が指数をけん引していた。前週の反動は想定しつつも、日経平均型優位の状況は継続すると考えられ、引き続きNTロングでのスプレッド狙いは入りやすいと考えられる。
5月第2週(5月8日-12日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では6週連続で買い越しており、買い越し越し額は7844億円(5月第1週は4677億円の買い越し)だった。なお、現物は5658億円の買い越し(同1602億円の買い越し)と7週連続の買い越しであり、先物は2185億円の買い越し(同3074億円の買い越し)と2週連続で買い越している。個人は現物と先物の合算で3914億円の売り越しで、2週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で1731億円の売り越しとなり、6週連続の売り越しだった。
経済スケジュールでは22日に3月機械受注、23日に米国5月製造業・サービス部門購買担当者景気指数(PMI)、米国4月新築住宅販売件数、米国5月リッチモンド連銀製造業指数、24日に米国MBA住宅ローン申請指数、FOMC(5月2~3日開催分)議事要旨、25日に米国1-3月期GDP改定値、26日に5月東京都区部消費者物価指数(CPI)、4月企業向けサービス価格指数、3月景気動向指数改定値、米国4月個人所得・消費支出、米国4月耐久財受注、米国5月ミシガン大学消費者態度指数確報値などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
06月限 日経225 28122.81 TOPIX 1955.38
07月限 日経225 26659.58 TOPIX 1890.16
08月限 日経225 28525.62 TOPIX 1963.05
09月限 日経225 28253.40 TOPIX 1957.76
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 05月19日 30660 30940 30660 30900 +310
22/03 05月18日 30050 30670 30040 30590 +530
22/03 05月17日 29850 30140 29830 30060 +220
22/03 05月16日 29690 29920 29640 29840 +170
22/03 05月15日 29430 29670 29430 29670 +250
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 05月19日 2161.5 2178.0 2158.5 2165.5 +8.0
22/03 05月18日 2131.5 2162.5 2130.0 2157.5 +26.5
22/03 05月17日 2128.5 2137.5 2126.0 2131.0 +3.5
22/03 05月06日 2120.0 2132.0 2117.5 2127.5 +8.5
22/03 05月15日 2097.5 2119.0 2097.5 2119.0 +22.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
05月19日(6月限) 30855 -45
05月18日(6月限) 30905 +315
05月17日(6月限) 30530 +470
05月16日(6月限) 29870 +30
05月15日(6月限) 29870 +200
05月12日(6月限) 29575 +155
※前日比は大阪取引所終値比
●VIX指数
05月19日 16.13 17.36 15.85 16.81
05月18日 16.92 17.15 16.05 16.05
05月17日 17.96 18.26 16.68 16.87
05月16日 17.54 18.30 17.26 17.99
05月15日 17.44 18.16 17.08 17.12
05月12日 16.83 17.92 16.38 17.03
05月11日 16.80 18.19 16.63 16.93
05月10日 17.58 18.31 16.42 16.47
05月09日 17.71
05月08日 17.73 17.88 16.83 16.98
05月05日 19.50 19.63 16.69 17.19
05月04日 19.17 21.33 18.67 20.09
05月03日 17.82 18.83 17.19 18.34
05月02日 16.27 19.81 16.26 17.78
05月01日 16.08
04月28日 17.21 17.65 15.72 15.78
04月27日 17.03
04月26日 18.66 19.61 17.87 18.84
04月25日 17.62 19.86 17.33 18.76
04月24日 18.22 18.24 16.74 16.89
04月21日 17.51 17.71 16.58 16.77
04月20日 16.85 17.69 16.33 17.17
04月19日 17.30 17.72 16.17 16.46
04月18日 16.94 17.34 16.58 16.83
04月17日 17.58 17.79 16.90 16.95
04月14日 17.94 18.12 17.07 17.07
04月13日 17.80
04月12日 19.38 19.98 18.25 19.09
04月11日 19.08 19.28 18.56 19.10
04月10日 19.39 20.05 18.93 18.97
04月06日 19.30 19.88 18.35 18.40
04月05日 19.08
04月04日 18.79 20.03 18.58 19.00
04月03日 19.79 19.83 18.54 18.55
03月31日 19.21 19.43 18.52 18.70
03月30日 19.12 20.08 18.85 19.02
03月29日 19.39 19.45 19.09 19.12
03月28日 20.53 21.40 19.91 19.97
03月27日 22.05 22.93 20.57 20.60
03月24日 22.11 25.21 21.60 21.74
03月23日 21.54 24.91 20.16 22.61
03月22日 21.80 22.38 19.94 22.26
03月21日 24.16 24.16 21.29 21.38
03月20日 27.77 28.91 24.00 24.15
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
05月12日 934億円 -2480億円 9686億円 -511億円
05月02日 3414億円 -432億円 1兆0198億円 +986億円
04月28日 3847億円 -232億円 9211億円 -504億円
04月21日 4079億円 -207億円 9715億円 +235億円
04月14日 4286億円 +1445億円 9480億円 -48億円
04月07日 2841億円 -514億円 9528億円 -4089億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
05月17日 2345万株 +1450万株 4億0582万株 +2741万株
05月16日 894万株 -1478万株 3億7840万株 -1289万株
05月15日 2372万株 +128万株 3億9130万株 +2146万株
05月12日 2243万株 -2640万株 3億6984万株 -1172万株
05月11日 4884万株 -222万株 3億8156万株 -332万株
05月10日 5106万株 -237万株 3億8489万株 -624万株
05月09日 5343万株 -2853万株 3億9114万株 +1095万株
05月08日 8197万株 -68万株 3億8018万株 -1248万株
05月02日 8265万株 -134万株 3億9267万株 +1212万株
05月01日 8399万株 -1065万株 3億8054万株 +2541万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
株探ニュース
2023/05/21 17:00
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株価指数先物 【週間展望】 ―海外投資家の日本株選好が一段と意識されやすく、リバウンド基調を継続か
「海外投資家の日本株選好が一段と意識されやすく、リバウンド基調を継続か」
今週の日経225先物は、短期的には過熱感が警戒されるものの、海外投資家による日本株選好の動きが一段と意識されやすく、リバウンド基調が継続しそうだ。前週は基本的にはこう着感の強い展開が続いたものの、SQ(特別清算指数算出)通過後にリバウンドが強まり、週末は前日比300円高の2万9420円で終えた。さらにナイトセッションの開始早々に2万9500円に乗せると、一時2万9580円まで買われている。
テクニカル面では、切り上がるボリンジャーバンドの+1σと+2σによるレンジ内で推移しており、+1σを挟んだ値動きを継続するなか、週末には+2σに接近する格好となった。節目の2万9500円を超えたことで、ヘッジ対応などショートカバーが強まりやすくなりそうだ。+2σは2万9690円処まで切り上がってきたが、週足形状では2万9850円まで上昇しているため、オプション権利行使価格の2万9875円辺りが意識されやすい。この水準を上回ってくると、オーバーシュート気味に節目の3万円回復がターゲットになりそうだ。
そのため、2万9500円水準では強弱感が対立しやすいが、昨年8月高値の2万9230円が意識される局面では、押し目狙いのロングスタンスで対応したい。前週末のSQでは、金額ベースで日経平均型が400億円の売り超、TOPIX型は150億円の買い超だったと推測される。ただし、SQ値は2万9235円08銭と日経平均株価の寄り付き水準を上回っており、海外投資家による実需の資金が流入したと考えられる。また、東京エレクトロン <8035> [東証P]は決算を受けて週末は売りが先行したものの、その後は買い戻されて3%を超える上昇を見せていた。指数インパクトの大きい値がさハイテク株の見直し買いは、支援材料になるだろう。
米国では米地銀の不安定な値動きが継続しているため、金融システム不安が燻っている状況である。また、連邦債務上限問題を巡るデフォルト(債務不履行)懸念も重荷となる。ただし、米地銀については需給要因による値動きとなっているため、値動きの割に市場は冷静に判断しているように映る。
連邦債務上限問題は、12日に予定されていたバイデン大統領と共和党幹部らによる協議が今週に延期されることが明らかになった。ホワイトハウスは、バイデン大統領がG7広島サミットに出席するため17日に米国を出発すると発表しており、週前半にも進展がみられる可能性がある。なお、協議が平行線を辿った場合には米株安につながる。その場合は、G7広島サミット以降の決着になるため、楽観視するのは禁物だが、週内は波乱の展開は限られそうだ。
また、米国が不安定な状況のなか、海外投資家が回避的に日本株への資金シフトを強めてくる可能性もあり、先物で買い手当てする動きに向かうことも考えられる。相対的に日本株の強さが意識されよう。
VIX指数は17.03に上昇した。ただし、切り下がる25日移動平均線に上値を抑えられる形状であり、ボトム水準での推移を継続している。米地銀の金融システム不安や連邦債務上限問題を巡るデフォルト懸念が燻るなか、投資家心理は落ち着いていることが窺える。25日線は17.54、75日線が19.62辺りに位置しており、終値で20.00を超えた辺りでは慎重姿勢に向かわせよう。
先週のNT倍率は先物中心限月で14.02倍だった。10日に一時13.91倍まで低下し75日線を下回った後は、NTショートを巻き戻す動きとなり、週末12日にはNTロング優勢の流れから、14.01倍に位置する25日線を上回ってきた。25日線近辺では強弱感が対立しやすいが、米国ではナスダックが強い基調を保っているほか、半導体株のアク抜け的な動きが継続する可能性がある。このため、14.10倍辺りに位置する200日線を想定した、NTロングでのスプレッド狙いが入りやすいと考えられる。
5月第1週(5月1日-2日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では5週連続で買い越しており、買い越し額は4677億円(4月第4週は1333億円の買い越し)だった。なお、現物は1602億円の買い越し(同1458億円の買い越し)と6週連続の買い越しであり、先物は3074億円の買い越し(同125億円の売り越し)と2週ぶりに買い越している。個人は現物と先物の合算で3181億円の売り越しで、2週ぶりの売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で358億円の売り越しとなり、5週連続の売り越しだった。
経済スケジュールでは15日に4月国内企業物価指数、米国5月ニューヨーク連銀製造業景気指数、16日に中国4月小売売上高、中国4月鉱工業生産、米国4月小売売上高、米国4月鉱工業生産、17日に1-3月期実質国内総生産(GDP)、3月鉱工業生産確報値、米国4月住宅着工件数、18日に4月貿易統計、米国5月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、米国4月中古住宅販売件数、米国4月景気先行指数、19日にG7広島サミット、4月全国消費者物価指数(CPI)、米パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長発言などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
06月限 日経225 28122.81 TOPIX 1955.38
07月限 日経225 26659.58 TOPIX 1890.16
08月限 日経225 28525.62 TOPIX 1963.05
09月限 日経225 28253.40 TOPIX 1957.76
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 05月12日 29110 29430 28950 29420 +300
22/03 05月11日 29150 29230 28890 29120 -20
22/03 05月10日 29220 29280 29070 29140 -100
22/03 05月09日 28990 29260 28950 29240 +290
22/03 05月08日 29120 29150 28560 28950 -180
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 05月12日 2083.0 2099.0 2070.5 2097.0 +15.0
22/03 05月11日 2087.5 2090.5 2066.0 2082.0 -5.5
22/03 05月10日 2096.5 2101.5 2083.5 2087.5 -11.0
22/03 05月09日 2074.0 2099.0 2071.0 2098.5 +27.5
22/03 05月08日 2077.0 2080.5 2034.0 2071.0 -5.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
05月12日(6月限) 29575 +155
05月11日(6月限) 29130 +10
05月10日(6月限) 29055 -85
05月09日(6月限) 29225 -15
05月08日(6月限) 29050 +100
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
05月02日 3414億円 -432億円 1兆0198億円 +986億円
04月28日 3847億円 -232億円 9211億円 -504億円
04月21日 4079億円 -207億円 9715億円 +235億円
04月14日 4286億円 +1445億円 9480億円 -48億円
04月07日 2841億円 -514億円 9528億円 -4089億円
03月31日 3356億円 +560億円 1兆3617億円 -777億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
05月10日 5106万株 -237万株 3億8489万株 -624万株
05月09日 5343万株 -2853万株 3億9114万株 +1095万株
05月08日 8197万株 -68万株 3億8018万株 -1248万株
05月02日 8265万株 -134万株 3億9267万株 +1212万株
05月01日 8399万株 -1065万株 3億8054万株 +2541万株
04月28日 9465万株 +88万株 3億5513万株 +948万株
04月27日 9377万株 -31万株 3億4565万株 -2186万株
04月26日 9408万株 -263万株 3億6751万株 -1630万株
04月25日 9671万株 -272万株 3億8381万株 +503万株
04月24日 9944万株 -135万株 3億7878万株 -182万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
株探ニュース
2023/05/14 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―年内の米利下げを織り込む流れのなか、2万9000円固めからのロング対応を想定
「年内の米利下げを織り込む流れのなか、2万9000円固めからのロング対応を想定」
連休明けとなる今週の日経225先物は、決算発表がピークを迎えるなか、2万9000円水準での底固めを意識した展開になりそうだ。日本が連休中の米国では重要イベントが相次いだが、2日、3日に開催した米連邦公開市場委員会(FOMC)では、大方の予想通りに0.25%の追加利上げを決定した。前回の声明に盛り込まれた「追加の引き締めが適切」との表現は削除され、「金融政策運営のスタンスを適切に調整する用意がある」としたことで、今回で利上げが打ち止めになるとの期待が広がった。
5日に発表された4月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が25万3000人増となり、予想(18万人増程度)を上回ったほか、失業率は3.4%に低下し、予想(3.6%程度)以上に低下。また、平均時給は前年同月比4.4%増と、こちらも予想(4.3%増)を上回った。発表直後は株安で反応する場面も見られたが、予想を上回る1-3月期決算を発表したアップルが4%超上昇して相場をけん引する格好となり、5日のNYダウ、ナスダックは5営業日ぶりに反発した。
ただし、2日-4日は波乱の展開であった。破綻したファースト・リパブリック・バンクはJPモルガン・チェースによる救済買収が決まったが、米地銀の破綻が連鎖しかねないとの懸念から中堅地銀株が急落した。パックウェスト・バンコープが4日に5割超急落し、翌5日には急反発をみせるなど、荒い値動きとなった。そのほか多くの中堅銀行が急落するなか、ゴールドマン・サックス・グループやJPモルガン・チェースなど大手銀へも売りが広がった。この間、日経225先物は、祝日取引で一時2万8560円まで売られる場面が見られた。
日経225先物は祝日取引で急落こそあったが、終値では2日の日中終値比60円安の2万9070円と節目の2万9000円を上回っており、連休中の米国市場の波乱の影響は限られそうだ。米中堅銀行の急落は、その後の大幅な反発を見る限り、資金流出懸念というよりは需給要因が大きかったと考えられる。FOMCは想定内の結果であり、年内の利下げを織り込む流れが強まるなか、東京市場でも2万9000円固めからロングスタンスに向かいやすいだろう。
日経225先物は一時ボリンジャーバンドの+1σを下回り、中心値(25日移動平均線)に接近した後に切り返す形状となった。週足でもボリンジャーバンドの+1σ割れまでの調整を経てリバウンドを見せているため、過熱感は一気に後退した。改めて+1σを支持線としたトレンド形成が意識されやすい。日足の+2σは2万9270円、週足は2万9450円辺りで推移していることから、オプション権利行使価格の2万9000円を支持線に、その上の権利行使価格2万9250円および2万9500円を意識したレンジを想定。日足の+1σは2万8800円辺りに位置しているため、2万9000円を下回る局面では、+1σを支持線とした押し目狙いのロング対応となりそうだ。
VIX指数は17.19に低下した。4日には一時21.33まで急伸し、上値を抑えられていた75日線を突破する場面も見られたが、週末には14%超の下げにより、75日線および17.86辺りに位置していた25日線を下回って終えた。米中堅銀行の急落によるショック安の影響は通過した格好であり、リスク選好の流れとなりやすいだろう。
NT倍率は先物中心限月で14.00倍を挟んだレンジ推移を継続している。5日の米国市場の流れからは日経平均型優位の展開が見込まれる。主要企業の決算発表がピークを迎えるなかではトレンドは出にくいが、NTロングでのスプレッド狙いが入りやすいとみておきたい。
経済スケジュールでは、8日に日銀金融政策決定会合議事要旨(3月9日~10日開催分)、米国3月卸売売上高、9日に3月全世帯家計調査、中国4月貿易収支、10日に3月景気動向指数、米国4月消費者物価指数(CPI)、11日に日銀金融政策決定会合の主な意見(4月27日~28日分)、4月景気ウォッチャー調査、G7財務相・中央銀行総裁会合(~5月13日)、中国4月CPI、中国4月生産者物価指数(PPI)、イングランド銀行(BOE、英中央銀行)政策金利、米国4月PPI、12日に米国5月ミシガン大学消費者態度指数、米国4月輸入・輸出物価指数などが予定されている。
なお、4月第4週(4月24日-28日)の投資部門別売買動向は5月9日に発表される。また、5月第1週(5月1日-2日)分については、5月11日の発表が予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
05月限 日経225 25951.24 TOPIX 1838.12
06月限 日経225 28122.81 TOPIX 1955.38
07月限 日経225 26659.58 TOPIX 1890.16
08月限 日経225 28525.62 TOPIX 1963.05
09月限 日経225 28253.40 TOPIX 1957.76
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 05月02日 29170 29360 29080 29130 -30
22/03 05月01日 28920 29170 28730 29160 +290
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 05月02日 2081.0 2091.5 2068.5 2076.5 -4.5
22/03 05月01日 2059.5 2081.0 2046.5 2081.0 +23.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
05月05日(6月限) 29100 -30
05月04日(6月限) 28625 -505
05月03日(6月限) 28715 -415
05月02日(6月限) 28815 -315
05月01日(6月限) 29330 +170
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
04月21日 4079億円 -207億円 9715億円 +235億円
04月14日 4286億円 +1445億円 9480億円 -48億円
04月07日 2841億円 -514億円 9528億円 -4089億円
03月31日 3356億円 +560億円 1兆3617億円 -777億円
03月24日 2795億円 +248億円 1兆4395億円 +2108億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
04月28日 9465万株 +88万株 3億5513万株 +948万株
04月27日 9377万株 -31万株 3億4565万株 -2186万株
04月26日 9408万株 -263万株 3億6751万株 -1630万株
04月25日 9671万株 -272万株 3億8381万株 +503万株
04月24日 9944万株 -135万株 3億7878万株 -182万株
04月21日 1億0079万株 -50万株 3億8060万株 +319万株
04月20日 1億0129万株 -221万株 3億7741万株 +744万株
04月19日 1億0350万株 -284万株 3億6996万株 -850万株
04月18日 1億0635万株 -347万株 3億7847万株 +1148万株
04月17日 1億0982万株 +364万株 3億6698万株 -491万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
株探ニュース
2023/05/07 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―FOMC通過後を睨んだヘッジ対応のショートカバーが入りやすい展開に
「FOMC通過後を睨んだヘッジ対応のショートカバーが入りやすい展開に」
今週の日経225先物は、ナイトセッションで2万9000円を回復するなか、米連邦公開市場委員会(FOMC)通過後を睨んだヘッジ対応のショートカバーが入りやすい相場展開になりそうだ。通常取引は5月1日、2日の2営業日となるが、先物市場では3日~5日に祝日取引が行われる。市場参加者は限られるが、薄商いのなかで、より米国市場の動向に振られやすくなるだろう。
5月2日~3日には、米連邦公開市場委員会(FRB)がFOMCを開催する。米金融システム不安が残る中、FRBは今会合で0.25%の利上げを決定し、この利上げによって打ち止めが示唆されるとの見方がコンセンサスである。ただ、インフレ抑制に向けて6月以降も利上げが続く可能性を指摘する声も増えていることから、一定のショートポジションは積み上がっているとみられる。楽観はできないものの、FRBのタカ派色が和らぐようだと、アク抜け感が強まりそうだ。
FRBはシリコンバレーバンクの破綻を受けた検証で、同行のリスク管理の甘さと金融当局による監督不備を認めた。また、米地銀ファースト・リパブリック・バンクを巡って、米連邦預金保険公社(FDIC)が管理下に置くとの見方が強まっているほか、JPモルガン・チェースやPNCファイナンシャル・サービシズ・グループが買収を視野に入れているとも報じられた。ファースト・リパブリック・バンクの先行きについて目途がつく中、金融システム不安を背景としたショートポジションをカバーする動きに向かわせよう。
日経225先物は28日の日中取引で2万8870円まで買われ、日中の高値で取引を終えた。日銀の金融政策決定会合の結果判明後のヘッジ対応に伴うショートカバーが中心だったと考えられる。植田和男新総裁は大規模な金融緩和策について当面は継続する姿勢を示していたものの、会合で金融政策が修正されるのではないかとの観測も出ていた。そのため、これまでの金融政策の点検・検証に1年から1年半程度を充てる方針が示されると、今年度中の政策変更はないと受け止められて、ショートポジションを圧縮する動きが強まったようだ。
先週末の上昇で、日銀会合の結果を受けたカバーは一巡しているだろうが、米金融システム不安の後退に加えて、FOMC通過後のアク抜けへの思惑で下値の堅さは意識されそうである。なお、日経225先物はナイトセッションで2万9090円まで買われ、ボリンジャーバンドの+2σ(2万9130円辺り)に接近してきた。週足の+2σは2万9180円処に切り上がりを見せているため、5月1日、2日の通常取引では、オプション権利行使価格の2万9000円を中心とした上下の権利行使価格2万8875円~2万9125円のレンジ推移を想定する。2万9000円処で底堅さが見られる局面では、昨年8月17日に付けた2万9230円が意識されやすく、権利行使価格の2万9250円にレンジは切り上がろう。
VIX指数は15.78に低下し、終値ベースでは2021年11月4日以来の16.00割れとなった。リスク選好の流れのなか、ショートを仕掛けづらくさせそうだ。今週は米国4月ISM製造業景況指数(5月1日)、米国3月雇用動態調査(JOLT)求人件数(2日)、米国4月ADP雇用統計、米国4月ISM非製造業景況指数(3日)、米国1-3月期非農業部門労働生産性指数(4日)、米国4月雇用統計(5日)などの重要な経済指標の発表を控えているため、市場はこれらの結果に神経質になると考えられるが、弱含む局面では押し目狙いのロング対応とみておきたい。
なお、先週末のNT倍率は先物中心限月で14.02倍だった。日銀会合の結果待ちの中で13.96倍に低下する場面も見られたが、通過後はショートカバーが優勢となり、日経平均型のインデックス買いが優勢だった。14.00倍を挟んだ保ち合いを形成し、明確なトレンドは見られていないが、2万9000円固めからショートカバーが強まる局面では、ややNTロング対応に向かわせよう。
4月第3週(4月17日-21日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週連続で買い越しており、買い越し越し額は1兆0190億円(4月第2週は1兆5921億円の買い越し)だった。なお、現物は2760億円の買い越し(同1兆0494億円の買い越し)と4週連続の買い越しであり、先物は7430億円の買い越し(同5427億円の買い越し)と2週連続で買い越している。個人は現物と先物の合算で3510億円の売り越しで、2週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で1402億円の売り越しとなり、3週連続の売り越しだった。
経済スケジュールでは前述したもののほかに、5月1日に4月消費態度指数、2日に米国3月製造業新規受注、3日にFOMC終了後に政策金利、4日にECB(欧州中央銀行)政策金利、中国4月財新製造業PMI、米国3月貿易収支、5日に中国4月財新サービス業PMIの発表などが予定されている。また、主要企業の決算発表が本格化するなか、アドバンスト・マイクロ・デバイシズ、クアルコム、アップル、マイクロチップ・テクノロジー、モデルナなどの発表が予定されており、注目されよう。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
04月限 日経225 27122.37 TOPIX 1904.02
05月限 日経225 25951.24 TOPIX 1838.12
06月限 日経225 28122.81 TOPIX 1955.38
07月限 日経225 26659.58 TOPIX 1890.16
08月限 日経225 28525.62 TOPIX 1963.05
09月限 日経225 28253.40 TOPIX 1957.76
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 04月28日 28460 28870 28450 28870 +430
22/03 04月27日 28380 28460 28240 28440 +30
22/03 04月26日 28580 28650 28320 28410 -210
22/03 04月25日 28600 28800 28600 28620 +30
22/03 04月24日 28530 28710 28480 28590 +30
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 04月28日 2032.0 2058.5 2031.0 2058.0 +28.0
22/03 04月27日 2022.5 2033.0 2014.0 2030.0 +6.0
22/03 04月26日 2039.0 2043.0 2016.0 2024.0 -18.5
22/03 04月25日 2039.0 2055.0 2039.0 2042.5 +3.5
22/03 04月24日 2032.0 2046.0 2030.0 2039.0 +5.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日比
04月28日(6月限) 29065 +195
04月27日(6月限) 28710 +270
04月26日(6月限) 28315 -95
04月25日(6月限) 28370 -250
04月24日(6月限) 28715 +125
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
04月21日 4079億円 -207億円 9715億円 +235億円
04月14日 4286億円 +1445億円 9480億円 -48億円
04月07日 2841億円 -514億円 9528億円 -4089億円
03月31日 3356億円 +560億円 1兆3617億円 -777億円
03月24日 2795億円 +248億円 1兆4395億円 +2108億円
03月17日 2547億円 +239億円 1兆2286億円 -2300億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
04月26日 9408万株 -263万株 3億6751万株 -1630万株
04月25日 9671万株 -272万株 3億8381万株 +503万株
04月24日 9944万株 -135万株 3億7878万株 -182万株
04月21日 1億0079万株 -50万株 3億8060万株 +319万株
04月20日 1億0129万株 -221万株 3億7741万株 +744万株
04月19日 1億0350万株 -284万株 3億6996万株 -850万株
04月18日 1億0635万株 -347万株 3億7847万株 +1148万株
04月17日 1億0982万株 +364万株 3億6698万株 -491万株
04月14日 1億0617万株 +2276万株 3億7189万株 -53万株
04月13日 8341万株 +569万株 3億7242万株 -6万株
04月12日 7771万株 +200万株 3億7249万株 +250万株
04月11日 7571万株 -13万株 3億6998万株 +142万株
04月10日 7584万株 +58万株 3億6855万株 -1040万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
株探ニュース
2023/04/30 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―レンジ推移のなかで、ボリンジャー+2σへのバイアス強まる展開は想定しておきたい
「レンジ推移のなかで、ボリンジャー+2σへのバイアス強まる展開は想定しておきたい」
今週の日経225先物は、東京市場が週末から大型連休に入り、連休中の5月2日-3日には米連邦公開市場委員会(FOMC)の開催が予定されているため、積極的にポジションを傾けてくる動きが限られるなかで、スキャルピング中心のトレードになりそうだ。
また、日米ともに主要企業の決算発表を控えており、今週は米国でマイクロソフトやメタ・プラットフォームズ、アマゾン・ドット・コムなどの大型テック株の発表が予定されている。国内でもアドバンテスト <6857> [東証P]、ファナック <6954> [東証P]、信越化学工業 <4063> [東証P]といった指数インパクトの大きい値がさ株の発表が予定されているため、実績や見通しを受けた株価反応が指数に影響を与えてくるだろう。そのため、様子見姿勢は強まりやすい。
日経225先物は足もとで2万8500円処の底堅さが見られるなか、オプション権利行使価格の2万8500円~2万8750円でのレンジ推移を継続しそうだ。また、ボリンジャーバンドの+1σはナイトセッションで2万8470円辺りまで切り上がってきており、21日取引終了後のナイトセッションでは同線が支持線として機能する一方で、+2σは2万9030円まで上昇してきた。バンドが上向きで推移するなかで、日経225先物は中心限月での昨年8月17日に付けた2万9230円が目先的なターゲットとして意識されやすいだろう。今週は基本的にはトレンドが出にくい週になりそうだが、良好な日米決算が続くようだと、+2σへのバイアスが強まる展開は想定しておきたい。
また、FOMCでの0.25%の追加利上げは織り込まれていると考えられる。先週は米連邦準備理事会(FRB)高官らの発言を受けて利上げ継続への見方が強まり、上値の重荷となる場面も見られていた。積極的にロングを傾けている動きは考えづらい一方、足もとでのリバウンド局面ではヘッジ対応が強まる形での上昇とはなっていないため、ショート筋はそれほどカバーを進めていないと考えられる。今週は、FOMC通過後のアク抜けを警戒したショートカバーも入ることで下値の堅さは意識されるとみられ、短期的に弱含む局面では押し目狙いのロングでの対応となろう。
VIX指数は16.77に低下し、19日には16.17まで下げる場面が見られた。2021年11月以来の水準まで低下しており、リスク選好の流れは継続。先週は予想を下回る経済指標により景気後退(リセッション)懸念が高まったほか、テスラなどの決算が予想を下回るなかでも落ち着いた動きで推移していた。
なお、21日の米国市場は主要な株価指数が小幅ながら上昇した。米S&Pグローバルが発表した製造業・サービス業を合わせた4月の総合購買担当者指数(PMI)速報値は、53.5と昨年5月以来11カ月ぶりの高水準だった。米金融引き締めが長期化するとの懸念が重荷となり、一時下落に転じる場面が見られたが、決算が評価されたプロクター・アンド・ギャンブルが3%を超える上昇で指数を下支えした。
シカゴ日経平均先物は大阪比115円高の2万8675円だった。週明けはこれにサヤ寄せする格好で買い先行で始まろう。先週は週足のボリンジャーバンドの+2σ水準が抵抗線として意識されていたが、+2σは2万8800円まで切り上がってきており、週足ベースでみても上値余地はある。
なお、先週末のNT倍率は先物中心限月で14.04倍だった。緩やかに切り上がる25日移動平均線を支持線としたトレンドが継続するなか、ファナックなどの決算次第では14.10倍に位置する200日線を捉えてくる可能性がある。また、52週線は14.11倍辺りに位置しており、下値は13.98倍辺りで推移する26週線とのレンジ推移を継続している。抵抗線突破は見極めが必要であるものの、米国の大型テック株の決算が評価されるようだと、短期的にはNTロングでのスプレッド狙いに向かいそうだ。
また、4月27、28日に開かれる日銀金融政策決定会合では、植田総裁ら新正副総裁が初めて参加する。イールドカーブ・コントロール(長短金利操作)政策の修正には慎重な見方もあり、市場マインドを神経質にさせそうである。ただし、金融緩和政策の現状維持がコンセンサスのなか、ショートは避けておきたい。
4月第2週(4月10日-14日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週連続で買い越しており、買い越し額は1兆5921億円(4月第1週は2935億円の買い越し)だった。なお、現物は1兆494億円の買い越し(同6796億円の買い越し)と3週連続の買い越しであり、先物は5427億円の買い越し(同3861億円の売り越し)と3週ぶりで買い越している。個人は現物と先物の合算で7512億円の売り越しで、2週ぶりの売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で3272億円の売り越しとなり、2週連続の売り越しだった。
経済スケジュールでは、25日に3月企業向けサービス価格指数、月例経済報告、米国2月ケース・シラー住宅価格指数、米国3月新築住宅販売件数、米国4月コンファレンス・ボード消費者信頼感指数、26日に米国3月耐久財受注、27日に2月景気動向指数(改定値)、中国1-3月工業企業利益、米国1-3月期実質国内総生産(GDP)、28日に3月失業率、4月東京都区部消費者物価指数(CPI)、3月鉱工業生産、日銀金融政策決定会合後に政策金利、3月商業動態統計、米国3月個人消費支出(PCE)、米国4月シカゴ購買部協会景気指数、米国4月ミシガン大学消費者態度指数(確報値)などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
04月限 日経225 27122.37 TOPIX 1904.02
05月限 日経225 25951.24 TOPIX 1838.12
06月限 日経225 28122.81 TOPIX 1955.38
07月限 日経225 26659.58 TOPIX 1890.16
08月限 日経225 28525.62 TOPIX 1963.05
09月限 日経225 28253.40 TOPIX 1957.76
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 04月21日 28610 28780 28490 28560 -90
22/03 04月20日 28560 28700 28400 28650 +70
22/03 04月19日 28670 28760 28530 28580 -70
22/03 04月18日 28550 28730 28430 28650 +120
22/03 04月17日 28460 28600 28320 28530 +110
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 04月21日 2035.5 2046.0 2029.0 2034.0 -4.5
22/03 04月20日 2038.0 2043.0 2025.5 2038.5 -1.0
22/03 04月19日 2043.0 2048.0 2032.5 2039.5 -1.5
22/03 04月18日 2029.0 2044.5 2023.5 2041.0 +12.5
22/03 04月17日 2017.0 2028.5 2012.0 2028.5 +13.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日比
04月21日(6月限) 28675 +115
04月20日(6月限) 28605 -45
04月19日(6月限) 28550 -30
04月18日(6月限) 28655 +5
04月17日(6月限) 28590 +60
04月14日(6月限) 28490 +70
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
04月14日 4286億円 +1445億円 9480億円 -48億円
04月07日 2841億円 -514億円 9528億円 -4089億円
03月31日 3356億円 +560億円 1兆3617億円 -777億円
03月24日 2795億円 +248億円 1兆4395億円 +2108億円
03月17日 2547億円 +239億円 1兆2286億円 -2300億円
03月10日 2307億円 -258億円 1兆4586億円 +6803億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
04月19日 1億0350万株 -284万株 3億6996万株 -850万株
04月18日 1億0635万株 -347万株 3億7847万株 +1148万株
04月17日 1億0982万株 +364万株 3億6698万株 -491万株
04月14日 1億0617万株 +2276万株 3億7189万株 -53万株
04月13日 8341万株 +569万株 3億7242万株 -6万株
04月12日 7771万株 +200万株 3億7249万株 +250万株
04月11日 7571万株 -13万株 3億6998万株 +142万株
04月10日 7584万株 +58万株 3億6855万株 -1040万株
04月07日 7526万株 +8万株 3億7895万株 -1850万株
04月06日 7517万株 -328万株 3億9745万株 -2074万株
04月05日 7845万株 -367万株 4億1820万株 -1578万株
04月04日 8213万株 -34万株 4億3399万株 -6606万株
04月03日 8247万株 -187万株 5億0006万株 -3566万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
株探ニュース
2023/04/23 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―ヘッジ対応も、2万8500円処での底固めから一段高を想定したロング対応
「ヘッジ対応も、2万8500円処での底固めから一段高を想定したロング対応」
今週の日経225先物は、オプション権利行使価格の2万8500円水準での底固めの動きが意識されやすいだろう。前週までの6営業日続伸で890円上昇し、3月9日の高値2万8480円を突破したことで、いったんは達成感につながりそうだ。ただし、米国では5月の連邦公開市場委員会(FOMC)における追加利上げは織り込まれてきたこともあり、積極的なショートポジションの積み上げは避けておきたい。
14日の米国市場は主要な株価指数が下落した。米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事が一段の金融引き締めが必要との考えを示した。前日までに発表された3月の米消費者物価指数(CPI)や卸売物価指数(PPI)が予想を下回ったほか、14日に発表された3月の米小売売上高が2カ月連続で減少した。一方で、このところ金融当局者らがさらなる利上げの必要性を強調しているため、利上げ継続による景気悪化の懸念が強まった。
そのなかで、注目された米大手銀の決算発表では、JPモルガン・チェースの2023年1-3月期決算売上高と1株利益が市場予想を上回り、7.5%を超える大幅高となり、ボトム圏からのリバウンドにより13週移動平均線を上放れた。シティグループの決算も市場予想を上回り、4.7%超の上昇だった。金利上昇に伴う利ざや改善のほか、シリコンバレーバンクなど地銀の破綻で金融不安が高まるなか、中小地銀からの資金流入があったようだ。投資家の関心が集まっていた大手銀行の決算が予想を上回ったため、センチメントの改善をもたらしそうだ。
ウォラー理事の発言をきっかけにロングポジションの圧縮が見られたものの、FOMCでの0.25%追加利上げは織り込まれてきており、過度な警戒感が強まる流れにはならないだろう。また、国内では来週の27-28日には植田新総裁が就任後初めてとなる金融政策決定会合に臨む。金融緩和策を修正するのではないかとの観測が市場心理を神経質にさせる可能性はあるが、円相場が1ドル=133円70銭台と円安傾向を見せるなか、日米金利差を狙った資金流入も期待され、相対的な日本株の底堅さが意識されやすい。
また、日経225先物は14日取引終了後のナイトセッションで、一時2万8580円まで買われ、昨年8月17日に付けた2万8570円を突破してきた。昨年からの抵抗ラインを捉えてきており、今後は2021年11月高値の2万8770円が意識されてくる。先週のリバウンド局面でボリンジャーバンドの+1σを上放れており、+2σは2万8640円辺りまで切り上がってきた。+3σが位置する2万9170円辺りまでのリバウンドは期待しづらいが、基本はヘッジ対応を行いながらも、2万8500円辺りでの底固めから、先行きの+2σ、+3σを狙ったロングスタンスとなろう。
VIX指数は17.07に低下した。シリコンバレーバンク破綻により信用不安が強まった3月半ばの30.81から、昨年1月以来の水準まで低下してきた。FRBによる利上げ観測や景気後退懸念などが燻るなかで低下傾向を継続しており、リスク選好の流れとなる。目先的な達成感によりショートの動きとなる局面では、その後のリバウンドを狙った押し目狙いとなりそうだ。
なお、先週のNT倍率は先物中心限月で14.10倍だった。一時14.12倍まで上昇し、上値抵抗線として意識されていた200日線を上回る場面も見られた。先週はファーストリテイリング <9983> [東証P]が、決算評価から年初来高値を更新するなど強い値動きで日経平均型を押し上げたインパクトが大きかった。また、手口面でも海外勢によるNTロングが観測された。今週は抵抗線までの回復と米大手銀行の上昇により、NTロングの巻き戻しが優勢になりそうだ。ただし、先高期待のなかでは、14.00倍に近づく場面があるようだと、その後の切り返しを狙ったNTロングでのスプレッドを狙いたいところだろう。なお、200日線を明確に上放れてくると、昨年12月の14.30倍辺りを狙ったNTロングとなる。
4月第1週(4月3日-7日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では4週ぶりに買い売り越しており、買い越し額は2935億円(3月第5週は4156億円の売り越し)だった。なお、現物は6796億円の買い越し(同70億円の買い越し)と2週連続の買い越しであり、先物は3861億円の売り越し(同4227億円の売り越し)と2週連続で売り越している。個人は現物と先物の合算で4379億円の買い越しで、2週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で4610億円の売り越しとなり、3週ぶりの売り越しだった。
経済スケジュールでは、17日に米国4月ニューヨーク連銀製造業景気指数、米国4月NAHB住宅市場指数、18日に中国1-3月期国内総生産(GDP)、中国3月小売売上高、米国3月住宅着工件数、19日に2月鉱工業生産確報値、3月訪日外客数、米地区連銀経済報告(ベージュブック)、20日に3月貿易統計、米国4月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、米国3月コンファレンス・ボード景気先行指数、21日に3月全国消費者物価指数、米国4月製造業購買担当者景気指数(PMI)などが予定されている。また、決算では18日のネットフリックス、バンク・オブ・アメリカ、ゴールドマン・サックス・グループ、19日のテスラ、ラムリサーチ、モルガン・スタンレーが注目されよう。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
04月限 日経225 27122.37 TOPIX 1904.02
05月限 日経225 25951.24 TOPIX 1838.12
06月限 日経225 28122.81 TOPIX 1955.38
07月限 日経225 26659.58 TOPIX 1890.16
08月限 日経225 28525.62 TOPIX 1963.05
09月限 日経225 28253.40 TOPIX 1957.76
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 04月14日 28220 28510 28120 28420 +230
22/03 04月13日 28100 28240 27900 28190 +100
22/03 04月12日 27930 28120 27870 28090 +150
22/03 04月11日 27650 28070 27630 27940 +270
22/03 04月10日 27520 27740 27480 27670 +130
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 04月14日 2010.5 2023.0 2000.0 2015.0 +6.5
22/03 04月13日 2008.0 2016.5 1996.0 2008.5 +1.5
22/03 04月12日 1993.5 2008.0 1990.0 2007.0 +14.0
22/03 04月11日 1977.0 1999.0 1974.0 1993.0 +15.5
22/03 04月10日 1965.5 1983.0 1964.5 1977.5 +12.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日比
04月14日(6月限) 28490 +70
04月13日(6月限) 28395 +205
04月12日(6月限) 27945 -145
04月11日(6月限) 28025 +85
04月10日(6月限) 27865 +195
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
04月07日 2841億円 -514億円 9528億円 -4089億円
03月31日 3356億円 +560億円 1兆3617億円 -777億円
03月24日 2795億円 +248億円 1兆4395億円 +2108億円
03月17日 2547億円 +239億円 1兆2286億円 -2300億円
03月10日 2307億円 -258億円 1兆4586億円 +6803億円
03月03日 2566億円 +200億円 7783億円 +2698億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
04月12日 7771万株 +200万株 3億7249万株 +250万株
04月11日 7571万株 -13万株 3億6998万株 +142万株
04月10日 7584万株 +58万株 3億6855万株 -1040万株
04月07日 7526万株 +8万株 3億7895万株 -1850万株
04月06日 7517万株 -328万株 3億9745万株 -2074万株
04月05日 7845万株 -367万株 4億1820万株 -1578万株
04月04日 8213万株 -34万株 4億3399万株 -6606万株
04月03日 8247万株 -187万株 5億0006万株 -3566万株
03月31日 8434万株 +2258万株 5億3572万株 -1915万株
03月30日 6175万株 -298万株 5億5488万株 -1億2895万株
03月29日 6473万株 +3万株 6億8383万株 +1億2231万株
03月28日 6470万株 -432万株 5億6151万株 -198万株
03月27日 6902万株 -112万株 5億6350万株 +489万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
株探ニュース
2023/04/16 17:23
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―米雇用統計を無難に通過し、自律反発狙いのロングが入りやすい
「米雇用統計を無難に通過し、自律反発狙いのロングが入りやすい」
今週の日経225先物は、米国経済指標のほか日米企業決算の動向に影響を受けそうだ。注目された3月の米国雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比23万6000人増と市場予想とほぼ一致した。失業率は3.5%と前月(3.6%)から低下した。これを受けて米連邦準備理事会(FRB)が次回5月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の追加利上げを行うとの観測が高まった。為替市場では1ドル=132円台前半とやや円安に振れて推移している。
7日の米国市場はグッドフライデー(聖金曜日)の祝日で休場だったことから、米国市場の雇用統計への反応は週明けに見極める必要があるが、グローベックスの米株先物が小幅に上昇したこともあり、波乱の展開は回避できそうだ。
日経225先物はナイトセッションで日中比110円高の2万7650円だった。先週は大幅な下げで2万7500円を下回る場面が見られたが、その後は25日移動平均線(2万7560円辺り)を挟んで底堅い値動きだった。ナイトセッションで25日線を上回って終えており、米雇用統計通過後のアク抜け期待により、いったんは先週の大幅な下げに対する自律反発狙いのロングが入りやすいだろう。
また、サマーズ元米財務長官は、このところの弱い経済指標の結果を踏まえ、米経済がリセッション(景気後退)に陥る可能性が高まっているとともに、利上げ局面が終わりに近づいているとの認識を示した。市場では5月のFOMCでの追加利上げを予想しているが、5月FOMCで利上げピークとなる可能性もありそうだ。
米国では今週、12日に3月の消費者物価指数(CPI)、13日に3月の卸売物価指数(PPI)、14日に3月の小売売上高、4月のミシガン大学消費者態度指数が発表される。予想を下回る経済指標の結果により米国のリセッション懸念が高まる可能性はあるものの、東京市場は先週の大幅な下げで断続的なインデックス売りが目立っていたため、ある程度ポジションは圧縮したと考えられる。
週明けは欧州市場がイースターマンデーの祝日となり、海外勢のフローは限られるため、まずは25日線を支持線とした2万7500円~2万7750円の狭いレンジ推移のなか、底固めの展開を想定。下値の堅さがみられてくるようであれば、ボリンジャーバンドの+1σが位置する2万8000円辺りへのリバウンドに向かわせよう。一方で、25日線を終値で割り込み、上値抵抗に変わるようだと、75日、200日線のほか、ボリンジャーバンドの-1σが位置する2万7000円辺りへのバイアスが強まる可能性も想定しておく必要がありそうだ。
そのため、まずはロングを意識しつつも、積極的にポジションは傾けづらく、スキャルピング中心のトレードとなろう。週後半にはシティグループ、JPモルガン・チェース、ウェルズ・ファーゴの決算発表が予定されている。シリコンバレーバンクなどの破綻の影響を見極めたいとのムードが高まりやすい。
ただし、6日のVIX指数は18.40に低下し、3月3日以来の水準まで下がっていた。リセッションが警戒されるなかのボトム圏での推移であり、市場が調整を見せるなかでも落ち着いた動きを見せていた。ポジションを圧縮する流れを警戒しつつも、積極的にショートを仕掛けてくる動きにはならないだろう。
先週末のNT倍率は先物中心限月で14.01倍だった。低下する場面では切り上がる25日線が支持線として機能しており、方向性としては200日線が位置する14.10倍を意識したトレンド形成となろう。米銀行株の決算を控えてメガバンクのリバウンド基調は強まりづらく、ややNTロングでのスプレッド狙いが入りやすいとみておきたい。
3月第5週(3月27日-31日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週連続で売り越しており、売り越し額は4156億円(前週は3528億円の売り越し)だった。なお、現物は70億円の買い越し(同4617億円の売り越し)と6週ぶりの買い越しであり、先物は4227億円の売り越し(同1088億円の買い越し)と2週ぶりに売り越している。個人は現物と先物の合算で5173億円の売り越しで、3週ぶりの売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で9541億円の買い越しとなり、2週連続の買い越しだった。
経済スケジュールでは、10日に3月消費動向調査、3月景気ウオッチャー調査、植田日銀新総裁の就任記者会見、米国2月卸売売上高、11日に中国3月消費者物価指数(CPI)、中国3月生産者物価指数(PPI)、12日に3月国内企業物価指数、2月機械受注、米国3月CPI、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨、13日に中国3月貿易収支、米国3月卸売物価指数、14日に米国3月小売売上高、米国3月輸出入物価指数、米国3月鉱工業生産指数、米国4月ミシガン大学消費者態度指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
04月限 日経225 27122.37 TOPIX 1904.02
05月限 日経225 25951.24 TOPIX 1838.12
06月限 日経225 28122.81 TOPIX 1955.38
07月限 日経225 26659.58 TOPIX 1890.16
08月限 日経225 28525.62 TOPIX 1963.05
09月限 日経225 28253.40 TOPIX 1957.76
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 04月07日 27560 27680 27450 27540 +10
22/03 04月06日 27820 27840 27430 27530 -290
22/03 04月05日 28260 28330 27780 27820 -440
22/03 04月04日 28240 28300 28040 28260 +10
22/03 04月03日 28050 28260 28000 28250 +160
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 04月07日 1965.5 1971.5 1960.5 1965.5 +2.5
22/03 04月06日 1982.0 1983.0 1958.0 1963.0 -19.0
22/03 04月05日 2020.0 2025.0 1979.5 1982.0 -38.0
22/03 04月04日 2020.5 2024.0 2007.5 2020.0 -1.5
22/03 04月03日 2004.0 2021.5 2000.5 2021.5 +14.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日比
04月06日(6月限) 27630 +100
04月05日(6月限) 27695 -125
04月04日(6月限) 28090 -170
04月03日(6月限) 28205 -45
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
03月31日 3356億円 +560億円 1兆3617億円 -777億円
03月24日 2795億円 +248億円 1兆4395億円 +2108億円
03月17日 2547億円 +239億円 1兆2286億円 -2300億円
03月10日 2307億円 -258億円 1兆4586億円 +6803億円
03月03日 2566億円 +200億円 7783億円 +2698億円
02月24日 2365億円 +2023億円 5084億円 +1482億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
04月05日 7845万株 -367万株 4億1820万株 -1578万株
04月04日 8213万株 -34万株 4億3399万株 -6606万株
04月03日 8247万株 -187万株 5億0006万株 -3566万株
03月31日 8434万株 +2258万株 5億3572万株 -1915万株
03月30日 6175万株 -298万株 5億5488万株 -1億2895万株
03月29日 6473万株 +3万株 6億8383万株 +1億2231万株
03月28日 6470万株 -432万株 5億6151万株 -198万株
03月27日 6902万株 -112万株 5億6350万株 +489万株
03月24日 7014万株 +366万株 5億5861万株 +2622万株
03月23日 6648万株 +62万株 5億3238万株 +3362万株
03月22日 6585万株 -555万株 4億9875万株 +5609万株
03月20日 7141万株 +727万株 4億4266万株 -3921万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
株探ニュース
2023/04/09 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―3月9日高値が射程に入るも、輸出規制強化の影響が日経平均型の重荷に
「3月9日高値が射程に入るも、輸出規制強化の影響が日経平均型の重荷に」
今週の日経225先物は、ロング優位の相場展開が期待されよう。3月31日の米国市場では主要な株価指数が上昇。NYダウが75日移動平均線水準を回復したほか、S&P500は3月6日の戻り高値を上回り、2月16日以来の4000を回復。ナスダックも2月2日以来の水準を回復した。米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として重要視する、2月の個人消費支出(PCEコア)価格指数は前月比0.3%上昇したものの、市場予想(0.4%上昇)を下回り、利上げピークは近いとの見方から買い優勢の展開だった。インフレ鈍化の期待に加え、足もとで金融システム不安が落ち着いていることも買い安心感につながったようだ。
この流れを受けて、シカゴ日経平均先物は日中大阪比115円高の2万8205円だった。週明けの日経225先物はこれにサヤ寄せする格好で買いが先行すると見られ、節目の2万8000円を明確に上放れてくる。先週末の上昇でボリンジャーバンドの+1σを突破し、ナイトセッションで+1σを支持線としたリバウンドを継続していた。これにより、ボリンジャーバンドの+2σが位置する2万8426円、3月9日に付けた戻り高値2万8480円が射程に入ってこよう。戻り高値に接近する局面ではショートカバーを交えたロングが強まりやすく、+3σが位置する2万8900円辺りが今後のターゲットとして意識されてくる。
また、VIX指数は18.70に低下し、シリコンバレーバンク破綻による金融市場の不安で急伸した前の水準まで低下してきた。リスク回避姿勢が和らぐことから、ショートカバーを誘い込みやすいだろう。
一方、日本政府は先週、先端半導体の製造装置23品目について輸出規制の強化を発表。中国を対象とするか言及はないが、米国が求める規制強化に足並みを揃えた形であり、中国を念頭に置いているとみられている。日本企業への直接の影響は、東京エレクトロン <8035> [東証P]など10社ほどとなるようだが、指数インパクトの大きい値がさ半導体関連株が弱い値動きをみせることも想定され、指数の重荷となる可能性には注意しておきたい。
また、メガバンクなど銀行株の戻りの強さを見極める必要があるだろう。米国市場ではゴールドマン・サックス・グループやJPモルガン・チェースがリバウンドを見せているが、急落前の半値戻しは達成できていない状況である。国内でも三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> [東証P]が依然としてボトム圏で推移していることもあり、銀行株が少なくとも25日、75日線辺りを捉えてくる展開にならないと、戻り待ちでのショートが入りそうだ。為替市場では円相場が1ドル=132円80銭台と、円高修正の動きによって輸出関連などが日経平均株価をけん引する格好になりそうだが、値がさ半導体株や銀行株の動向次第では投資家心理を神経質にさせよう。
先週末のNT倍率は先物中心限月で13.99倍だった。概ね14.00倍を挟んだ狭いレンジでの推移で、日経平均株価が強いリバウンド基調となるものの、やや低下傾向だった。値がさハイテク株の戻りの鈍さのほか、配当再投資や日経平均構成銘柄の定期入れ替えに伴う特殊要因の影響があったと考えられる。今週以降は需給イベント通過によるNT倍率の上昇が意識されるが、政府の輸出規制強化の影響によりトレンドは出にくいところだ。一方で、東証が資本効率の改善などを企業に要請することにより、低PBR企業への関心が高まりやすく、相対的にTOPIX優位となる可能性がありそうだ。
3月第4週(3月20日- 24日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週連続で売り越しており、売り越し越し額は3528億円(3月第3週は2兆3765億円の売り越し)だった。なお、現物は4617億円の売り越し(同5686億円の売り越し)と5週連続の売り越しであり、先物は1088億円の買い越し(同1兆8078億円の売り越し)と2週ぶりに買い越している。個人は現物と先物の合算で1263億円の買い越しで、2週連続の買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で576億円の買い越しとなり、11週ぶりの買い越しだった。
経済スケジュールでは、3日に日銀短観、中国3月財新製造業購買担当者景気指数(PMI)、米国3月ISM製造業景況指数、4日に米国2月製造業新規受注、5日に米国3月ADP雇用統計、米国2月貿易収支、米国3月ISM非製造業景況指数、6日に中国3月財新サービス部門PMI、7日に2月毎月勤労統計調査、2月景気動向指数、米国3月雇用統計などの発表が予定されている。なお、7日はグッドフライデー(聖金曜日)の祝日で欧米市場は休場となる。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
04月限 日経225 27122.37 TOPIX 1904.02
05月限 日経225 25951.24 TOPIX 1838.12
06月限 日経225 28122.81 TOPIX 1955.38
07月限 日経225 26659.58 TOPIX 1890.16
08月限 日経225 28525.62 TOPIX 1963.05
09月限 日経225 28253.40 TOPIX 1957.76
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 03月31日 27810 28130 27800 28090 +290
22/03 03月30日 27600 27870 27590 27800 +210
22/03 03月29日 27290 27610 27150 27590 +300
22/03 03月28日 27240 27350 27130 27290 +20
22/03 03月27日 27190 27290 26850 27270 +90
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 03月31日 1985.5 2011.0 1984.5 2007.0 +22.0
22/03 03月30日 1970.5 1988.5 1969.5 1985.0 +14.5
22/03 03月29日 1946.5 1972.0 1938.0 1970.5 +23.5
22/03 03月28日 1939.0 1955.0 1932.0 1947.0 +6.0
22/03 03月27日 1936.5 1945.0 1907.5 1941.0 +5.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日比
03月31日(6月限) 28205 +115
03月30日(6月限) 27940 +140
03月29日(6月限) 27805 +215
03月28日(6月限) 27230 -60
03月27日(6月限) 27325 +55
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
03月24日 2795億円 +248億円 1兆4395億円 +2108億円
03月17日 2547億円 +239億円 1兆2286億円 -2300億円
03月10日 2307億円 -258億円 1兆4586億円 +6803億円
03月03日 2566億円 +200億円 7783億円 +2698億円
02月24日 2365億円 +2023億円 5084億円 +1482億円
02月17日 342億円 -230億円 3602億円 -0.09億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
03月29日 6473万株 +3万株 6億8383万株 +1億2231万株
03月28日 6470万株 -432万株 5億6151万株 -198万株
03月27日 6902万株 -112万株 5億6350万株 +489万株
03月24日 7014万株 +366万株 5億5861万株 +2622万株
03月23日 6648万株 +62万株 5億3238万株 +3362万株
03月22日 6585万株 -555万株 4億9875万株 +5609万株
03月20日 7141万株 +727万株 4億4266万株 -3921万株
03月17日 6414万株 +748万株 4億8187万株 -1603万株
03月16日 5665万株 -145万株 4億9790万株 -1258万株
03月15日 5810万株 +319万株 5億1049万株 -662万株
03月14日 5491万株 +36万株 5億1711万株 -2610万株
03月13日 5455万株 +8万株 5億4322万株 -364万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
株探ニュース
2023/04/02 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―金融システム不安を警戒も、レンジ切り上げの可能性は意識しておきたい
「金融システム不安を警戒も、レンジ切り上げの可能性は意識しておきたい」
今週の日経225先物は、欧米で金融不安が燻るなか、外部環境にらみの展開になりそうだ。24日の欧州市場では、ドイツ銀行(NY市場でのティッカーは、以下同)が急落し、同行の債務不履行に伴うリスクを対象としたクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)が上昇した。独ショルツ首相は「心配の理由はない」と不安の鎮静化に努めたが、クレディ・スイス・グループや買収を発表したUBSグループのほか、コメルツ銀行、ソシエテ・ジェネラルなど銀行株が軒並み売られた。
一方で、24日の米国市場は上昇した。銀行の経営危機拡大の懸念が燻るなか、売りが先行し、NYダウは一時300ドルほど下落した。しかし、セントルイス地区連銀のブラード総裁が金融ストレスの抑え込みに前向きな見方を示したことを受けて、景気敏感株を中心に買い直され、プラスに転じた。
シカゴ日経平均先物(6月物)清算値は、日中大阪比65円安の2万7115円だった。週明けの先物市場はやや売りが先行しそうだが、2万7000円処での底堅さは意識されやすい。テクニカル面では、75日移動平均線が2万7120円辺りに位置しており、同線水準では強弱感が対立しやすいだろう。横ばいで推移する200日線が2万7300円辺りで推移しているほか、25日線が2万7400円処まで下がってきており、両線が上値抵抗線として機能するようだと、オプション権利行使価格の2万7000円~2万7375円辺りでのこう着が見込まれる。
一方で、カイ離が縮小してきた25日、200日線によるデッドクロスは警戒されるが、両線をクリアしてくると、2週間ぶりの抵抗線突破によって、ショートカバーを交えたリバウンドが強まりやすい。今週は29日が3月・9月期決算企業の権利付き最終日となるが、TOPIXのリバランス需給のほか、配当再投資に伴う需給が発生する。さらに、日経平均株価の構成銘柄の定期入れ替えに伴うヘッジ対応のリバランスなども見込まれるため、イベントに絡んだ需給の影響を受けやすい。加えて、実質新年度相場入りとなるため、先回り的な買いも意識されてきそうだ。
金融システム不安は重荷となるが、需給面による底堅さは意識されやすく、上値抵抗線を捉えてくる可能性はあろう。3月9日の戻り高値2万8730円から15日の2万6195円までの調整に対するリバウンドが強まる可能性もあり、権利行使価格の2万7500円~2万8000円にレンジを切り上げてくる可能性は意識しておきたい。
また、米国では先週の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の利上げを決定し、2023年末の政策金利見通しを5.1%(中央値)と前回の昨年12月の予想から変えなかった。年内にあと1回の利上げで達成となることから、利上げ停止は近いとの観測が強まっている。足もとで米長期金利が低下傾向を見せるなか、ハイテク株を見直す動きが継続している。今週は米国で2月個人消費支出(PCEデフレーター)、3月シカゴ購買部協会景気指数、3月ミシガン大学消費者態度指数(確報値)などの発表を控えているが、いずれも週末31日であるため、ショートの動きは強まらないだろう。
VIX指数は21.74に低下した。足もとでは20.00~25.00辺りでの推移を継続しているため、金融システム不安に対する警戒感は落ち着きをみせていると考えられる。銀行株のショートカバーは期待しづらく神経質な展開が予想されるものの、押し目狙いのスタンスに向かわせよう。
先週のNT倍率は先物中心限月で14.03倍だった。75日線を支持線に上向きのトレンドを継続しており、14.12倍辺りに位置する200日線を目先的なターゲットとした、NTロングによるスプレッド狙いのトレードは入りやすいだろう。NTロングのリバランスの動きからNTショートが優勢となり75日線に接近する場面では、NTロング組成のタイミングとなりそうだ。
3月第3週(3月13日-17日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週ぶりに売り越しており、売り越し越し額は2兆3765億円(3月第2週は286億円の買い越し)だった。なお、現物は5686億円の売り越し(同1兆1275億円の売り越し)と4週連続の売り越しであり、先物は1兆8078億円の売り越し(同1兆1562億円の買い越し)と9週ぶりに売り越している。個人は現物と先物の合算で1兆946億円の買い越しで、3週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で117億円の売り越しとなり、10週連続の売り越しだった。
経済スケジュールでは、27日に2月企業向けサービス価格指数、1月景気動向指数(改定値)、中国1-2月工業企業利益、28日に米国2月卸売在庫、米国1月ケース・シラー住宅価格指数、米国3月コンファレンス・ボード消費者信頼感指数、29日に米国MBA住宅ローン申請指数、30日に米国10-12月期実質国内総生産GDP(確定値)、31日に2月完全失業率・有効求人倍率、2月鉱工業生産、2月商業動態統計、中国3月製造業購買担当者景気指数(PMI)、米国2月個人所得・消費支出、米国3月シカゴ購買部協会景気指数、米国3月ミシガン大学消費者態度指数(確報値)などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
04月限 日経225 27122.37 TOPIX 1904.02
05月限 日経225 25951.24 TOPIX 1838.12
06月限 日経225 28122.81 TOPIX 1955.38
07月限 日経225 26659.58 TOPIX 1890.16
08月限 日経225 28525.62 TOPIX 1963.05
09月限 日経225 28253.40 TOPIX 1957.76
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 03月24日 27160 27370 26930 27180 +60
22/03 03月23日 27200 27360 26920 27120 -110
22/03 03月22日 26500 27270 26390 27230 +560
22/03 03月20日 27060 27150 26650 26670 -360
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 03月24日 1934.0 1948.5 1914.5 1936.0 +5.0
22/03 03月23日 1938.0 1950.0 1913.0 1931.0 -8.0
22/03 03月22日 1890.0 1946.5 1882.5 1939.0 +36.5
22/03 03月20日 1938.5 1943.0 1898.0 1902.5 -34.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日比
03月24日(6月限) 27115 -65
03月23日(6月限) 27025 -95
03月22日(6月限) 26980 -250
03月21日(6月限) 27110 +440
03月20日(6月限) 26840 +170
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
03月17日 2547億円 +239億円 1兆2286億円 -2300億円
03月10日 2307億円 -258億円 1兆4586億円 +6803億円
03月03日 2566億円 +200億円 7783億円 +2698億円
02月24日 2365億円 +2023億円 5084億円 +1482億円
02月17日 342億円 -230億円 3602億円 -0.09億円
02月10日 572億円 -1769億円 3602億円 -381億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
03月22日 6585万株 -555万株 4億9875万株 +5609万株
03月20日 7141万株 +727万株 4億4266万株 -3921万株
03月17日 6414万株 +748万株 4億8187万株 -1603万株
03月16日 5665万株 -145万株 4億9790万株 -1258万株
03月15日 5810万株 +319万株 5億1049万株 -662万株
03月14日 5491万株 +36万株 5億1711万株 -2610万株
03月13日 5455万株 +8万株 5億4322万株 -364万株
03月10日 5446万株 -2792万株 5億4686万株 -3782万株
03月09日 8239万株 +1844万株 5億8469万株 +6574万株
03月08日 6394万株 -151万株 5億1894万株 +1億2533万株
03月07日 6545万株 +810万株 3億9361万株 +5153万株
03月06日 5735万株 -545万株 3億4207万株 +5450万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
株探ニュース
2023/03/26 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―FRBはインフレ抑制策を緩めず、ヘッジ考慮したNTロングでのスプレッド狙ったトレード
「FRBはインフレ抑制策を緩めず、ヘッジ考慮したNTロングでのスプレッド狙ったトレード」
今週の日経225先物は、金融システム不安が高まるなか、21~22日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)で決定される利上げ幅などを巡る思惑が相場の変動要因となりそうだ。17日の日経225先物は、ファースト・リパブリック・バンクに対する米銀大手11行による支援策発表で金融不安が和らぎ、買い戻しの動きがとなり、節目の2万7000円を回復して取引を終えた。2万7000円水準には横ばい推移する75日、200日移動平均線が位置しており、支持・抵抗になり得る転換ポイントとして強く意識されている。現状では同水準が抵抗線として機能しているため、FOMCを受けて明確に上放れできないと、戻り待ち狙いのショートが強まりやすい。
足もとの金融システム不安を踏まえて、市場ではFRB(米連邦準備制度理事会)がいったん利上げを停止するとの思惑が高まる場面も見られた。ただし、先週の欧州中央銀行(ECB)理事会が予想通り0.5%の利上げを決めたことで、FRBはインフレ抑制策を緩めないといった見方も交錯している。また、サマーズ元米財務長官が、金融システム不安への過度な懸念により利上げペースを緩めるべきではないと指摘したとも報じられており、前回同様、0.25%の追加利上げがコンセンサスになるだろう。0.5%の利上げとなれば、さらなる銀行救済や信用基準の厳格化が進むリスクが高まり、リセッション(景気後退)懸念につながることも考えられる。
また、経営破綻したシリコンバレーバンクの持ち株会社だったSVBファイナンシャル・グループが17日、連邦破産法11条の適用を申請し、経営破綻した。シリコンバレーバンクに続き、元親会社が経営破綻したことで金融システム不安が再燃し、17日の米国市場は主要な株価指数が下落した。NYダウは9日の急落で200日線を割り込んだ後は、同線が上値抵抗線として機能する一方、ナスダックは200日線を上放れ、25日線を支持線に変えてきた。FOMC通過でリバウンドを見せてくる可能性はあるものの、金融業界を巡る不安が払拭されるまでは、全体のポジションを傾ける動きは考えづらく、金融株売りに対してハイテク買いといった形でのスプレッド狙いに向かわせよう。
そのため、オプション権利行使価格の2万7000円を中心に、権利行使価格の2万6375円と2万7375円によるレンジを想定。ヘッジを考慮したNTロングでのスプレッドを狙ったトレードになりそうだ。先週のNT倍率は先物中心限月で14日には一時14.09倍まで上昇し、2月6日の戻り高値14.03倍を上回り、昨年12月20日以来の水準まで上昇。その後はリバランスにより低下する場面も見られたが、75日線を支持線とした13.90~14.00倍辺りで推移した。75日線を支持線に、14.12倍辺りに位置する200日線を意識したトレンド形成が見込まれそうだ。
VIX指数は13日に一時30.81まで上昇し、その後は200日線での攻防を見せており、22.5~30.0辺りで荒い値動きを見せている。強弱感が対立している状況であるが、週足ベースでは26週、52週線を上回ってきた。昨年11月以降のボトムレンジから上放れてきたため、両移動平均線を下回ってくるまではリスク選好には向かいづらい。また、ヘッジファンドは世界の銀行株のロングポジションを解消し、ショートに傾けているとみられている。銀行株のショートカバーを交えた本格的なリバウンドが入るまでは、ヘッジを考慮したポジションになるだろう。
3月第2週(3月6日-10日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週連続で買い越しており、買い越し額は286億円(3月第1週は6992億円の買い越し)だった。なお、現物は1兆1275億円の売り越し(同994億円の売り越し)と3週連続の売り越しであり、先物は1兆1562億円の買い越し(同7986億円の買い越し)と8週連続で買い越している。個人は現物と先物の合算で773億円の売り越しで、2週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で2077億円の売り越しとなり、9週連続の売り越しだった。
経済スケジュールでは20日に日銀金融政策決定会合の主な意見(3月9日~10日分)、21日に米国2月中古住宅販売件数、ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁発言、22日にFOMC結果、パウエルFRB議長会見、23日にイングランド銀行(BOE)政策金利、米国10-12月期経常収支、米国2月新築住宅販売件数、24日に2月全国消費者物価指数、米国2月耐久財受注、米国3月製造業購買担当者景気指数(PMI)、米国3月サービス部門PMIなどが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
04月限 日経225 27122.37 TOPIX 1904.02
05月限 日経225 25951.24 TOPIX 1838.12
06月限 日経225 28122.81 TOPIX 1955.38
07月限 日経225 26659.58 TOPIX 1890.16
08月限 日経225 28525.62 TOPIX 1963.05
09月限 日経225 28253.40 TOPIX 1957.76
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 03月17日 26670 27100 26430 27030 +290
22/03 03月16日 27060 27090 26190 26740 -310
22/03 03月15日 26910 27250 26840 27050 +150
22/03 03月14日 27590 27650 26840 26900 -750
22/03 03月13日 27880 28020 27370 27650 -210
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 03月17日 1907.5 1937.5 1886.0 1936.5 +25.5
22/03 03月16日 1941.0 1943.5 1874.5 1911.0 -30.0
22/03 03月15日 1918.5 1949.0 1912.5 1941.0 +23.0
22/03 03月14日 1976.0 1979.0 1910.5 1918.0 -61.0
22/03 03月13日 2007.5 2014.5 1962.5 1979.0 -26.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日比
03月17日(6月限) 26710 -320
03月16日(6月限) 27015 +275
03月15日(6月限) 26490 -560
03月14日(6月限) 27210 +310
03月13日(6月限) 27160 -490
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
03月10日 2307億円 -258億円 1兆4586億円 +6803億円
03月03日 2566億円 +200億円 7783億円 +2698億円
02月24日 2365億円 +2023億円 5084億円 +1482億円
02月17日 342億円 -230億円 3602億円 -0.09億円
02月10日 572億円 -1769億円 3602億円 -381億円
02月03日 2342億円 -1159億円 3983億円 -513億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
03月15日 5810万株 +319万株 5億1049万株 -662万株
03月14日 5491万株 +36万株 5億1711万株 -2610万株
03月13日 5455万株 +8万株 5億4322万株 -364万株
03月10日 5446万株 -2792万株 5億4686万株 -3782万株
03月09日 8239万株 +1844万株 5億8469万株 +6574万株
03月08日 6394万株 -151万株 5億1894万株 +1億2533万株
03月07日 6545万株 +810万株 3億9361万株 +5153万株
03月06日 5735万株 -545万株 3億4207万株 +5450万株
03月03日 6281万株 +887万株 2億8757万株 +7723万株
03月02日 5394万株 -31万株 2億1034万株 +1974万株
03月01日 5425万株 -105万株 1億9059万株 +691万株
02月28日 5530万株 -309万株 1億8367万株 +210万株
02月27日 5840万株 -5万株 1億8157万株 +230万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
株探ニュース
2023/03/19 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―米金融システム不安で需給状況は一変、リスク回避で日本に資金流入も
「米金融システム不安で需給状況は一変、リスク回避で日本に資金流入も」
今週の日経225先物は、米金融システム不安の広がりが警戒されるなか、ショートが入りやすい展開が見込まれる。SVBファイナンシャル・グループ傘下で、スタートアップ企業向けを主な取引先とするシリコンバレーバンクが、10日に経営破綻した。金融システム全体への影響の波及が警戒されて、10日の米国市場ではリスク回避の動きが強まった。
イエレン米財務長官は米連邦準備理事会(FRB)や米連邦預金保険公社(FDIC)などと協議を行い、国内銀行システムの「強靱さに変わりはない」と述べている。スタートアップなど法人顧客を主力とする特殊な金融機関の破綻が、大手銀にすぐさま波及するリスクは今のところ少ないとみられるが、イエレン氏は非常に注意深く監視しているとも述べており、金融システムを巡る警戒感は燻りそうだ。
シリコンバレーバンクの破綻により需給状況は一変した。先週のNYダウは週間で1480ドル超下げ、昨年11月以来およそ4カ月ぶりに3万2000ドルを割り込んだ。シカゴ日経平均先物は日中大阪比335円安の2万7525円で終えており、一時2万7490円と節目の2万7500円を下回る場面があった。10日の日経225先物は500円を超える大幅下落で2万8000円を割り込んでいたが、ナイトセッションでの一段安によって需給悪化が警戒されよう。
日経225先物は3日から9日までの6営業日で1100円上昇したが、10日の日中取引とその後のナイトセッションで800円を超える急落となった。10日の日中取引での500円超の下落である程度織り込まれているとみられるが、米国市場が下げ止まらなかったことで、急ピッチの下落に対するヘッジ対応のショートが強まりやすいと考えられる。
特に米国では、21-22日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げ幅を再び0.5%に拡大するといった見方を織り込んできたなか、10日発表の2月の米雇用統計で賃金の伸びが予想を下回ったことで、大幅な利上げ観測が後退。米長期金利は3.7%台と前日の3.9%台から大幅に低下した。これを受けてNYダウが上昇に転じる場面も見られたが、金融システム不安という新たな悪材料によって売りが膨らんだ。
一方で、米国では国内の景気不透明感の強まりを受けて、国外の割安な株式へ資金シフトをする動きも見られる。週明けの日経225先物は下へのバイアスが強まりやすいだろうが、ナイトセッションで25日移動平均線水準まで下落したことにより、短期的な過熱感は後退した。節目の2万7000円処では75日、200日線がほぼ横ばいで推移しているため、同水準が支持線として機能する可能性がある。先週の日銀の金融政策決定会合では、現状の緩和策を継続するとしており、相対的に割安感がある日本株への資金シフトの思惑が高まりそうだ。そのほか、金融システム不安を背景に、FRBは次回のFOMCで利上げ幅を前回同様、0.25%とするといった見方も強まりそうである。
そのため、まずは25日線が位置する2万7500円前後での底堅さを見極めつつ、短期的には押し目狙いのロングスタンスになろう。25日線を明確に下回り、75日、200日線に接近する局面があったとしても、3月に入ってからの上昇分を帳消しにするなかで、需給調整の一巡が意識され、ショートカバーも入りやすい水準と考えられる。オプション権利行使価格の2万7500円を中心に、2万7000円~2万8000円辺りの広いレンジを想定する。
また、VIX指数は24.80に上昇し、高いところでは28.97と昨年10月下旬以来の水準まで切り上がったものの、終値では200日線水準まで上げ幅を縮めていた。しばらくは不安定な推移となる可能性は高そうだが、いったんはピーク感につながることも考えられ、200日線を下回ってくると、米国でも見直し買いに向かわせよう。
なお、先週のNT倍率は先物中心限月で13.89倍に上昇した。25日線を挟んだ攻防を継続するなか、週末の上昇で上値抵抗の75日線を捉えてきた。週初はギャップスタートの影響でNT倍率の低下が見込まれるものの、金融株に売りが波及するなか、NTロングでのスプレッド狙いによるポジションを組成する動きは入りそうだ。期末を意識した低PBRや配当志向の物色により、TOPIX優位が意識されるものの、金融システム不安のなかでは金融株が重荷となり、相対的に日経平均型優位の展開になりやすいだろう。
今週は14日に2月の米国消費者物価指数(CPI)、15日に2月の米国卸売物価指数(PPI)などの発表が予定されており、FRBの利上げペースを見極めたいとするムードが強まりそうだ。ただし、市場の関心はシリコンバレーバンク破綻の米金融システムへの影響に集まり、経済指標の結果を受けた市場反応は限られるとみておきたい。
3月第1週(2月27日-3月3日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週ぶりに買い越しており、買い越し越し額は6992億円(2月第4週は6億円の売り越し)だった。なお、現物は994億円の売り越し(同2263億円の売り越し)と2週連続の売り越しであり、先物は7986億円の買い越し(同2256億円の買い越し)と7週連続で買い越している。個人は現物と先物の合算で4006億円の売り越しで、2週ぶりの売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で743億円の売り越しとなり、8週連続の売り越しだった。
経済スケジュールでは13日に1-3月期法人企業景気予測調査、14日に米国2月消費者物価指数、15日に日銀金融政策決定会合議事要旨、中国2月小売売上高、中国2月鉱工業生産、米国3月ニューヨーク連銀製造業景気指数、米国2月小売売上高、米国2月卸売物価指数、米国3月NAHB住宅市場指数、16日に1月機械受注、2月貿易統計、米国2月住宅着工件数、米国2月輸入・輸出物価指数、米国3月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、欧州中央銀行(ECB)政策金利、17日に米国2月鉱工業生産、米国2月コンファレンス・ボード景気先行指数、米国3月ミシガン大学消費者態度指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
04月限 日経225 27122.37 TOPIX 1904.02
05月限 日経225 25951.24 TOPIX 1838.12
06月限 日経225 28122.81 TOPIX 1955.38
07月限 日経225 26659.58 TOPIX 1890.16
08月限 日経225 28525.62 TOPIX 1963.05
09月限 日経225 28253.40 TOPIX 1957.76
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/06 03月10日 28330 28340 27830 27860 -510
22/03 03月09日 28430 28730 28390 28640 +220
22/03 03月08日 28320 28480 28170 28420 +100
22/03 03月07日 28240 28400 28170 28320 +60
22/03 03月06日 27900 28320 27860 28260 +360
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/06 03月10日 2046.0 2047.0 2004.5 2005.0 -43.0
22/03 03月09日 2051.0 2072.5 2048.5 2072.0 +21.5
22/03 03月08日 2045.5 2054.0 2036.0 2050.5 +4.5
22/03 03月07日 2036.0 2047.0 2033.0 2046.0 +10.0
22/03 03月06日 2019.0 2041.5 2016.0 2036.0 +17.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日比
03月10日(6月限) 27525 -335
03月09日(6月限) 28000 -370
03月08日(3月限) 28620 +200
03月07日(3月限) 28205 -115
03月06日(3月限) 28200 -60
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
03月03日 2566億円 +200億円 7783億円 +2698億円
02月24日 2365億円 +2023億円 5084億円 +1482億円
02月17日 342億円 -230億円 3602億円 -0.09億円
02月10日 572億円 -1769億円 3602億円 -381億円
02月03日 2342億円 -1159億円 3983億円 -513億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
03月08日 6394万株 -151万株 5億1894万株 +1億2533万株
03月07日 6545万株 +810万株 3億9361万株 +5153万株
03月06日 5735万株 -545万株 3億4207万株 +5450万株
03月03日 6281万株 +887万株 2億8757万株 +7723万株
03月02日 5394万株 -31万株 2億1034万株 +1974万株
03月01日 5425万株 -105万株 1億9059万株 +691万株
02月28日 5530万株 -309万株 1億8367万株 +210万株
02月27日 5840万株 -5万株 1億8157万株 +230万株
02月24日 5846万株 +27万株 1億7927万株 +93万株
02月22日 5818万株 +359万株 1億7833万株 -327万株
02月21日 5458万株 +4875万株 1億8161万株 +3404万株
02月20日 583万株 -429万株 1億4757万株 +123万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
株探ニュース
2023/03/12 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―ロールオーバー中心のなか、ショートカバー交えたリバランスが強まるか
「ロールオーバー中心のなか、ショートカバー交えたリバランスが強まるか」
今週の日経225先物は、3日の取引終了後のナイトセッションで一気に2万8000円を回復したことで、レンジの切り上がりが見込まれる。3日の米国市場では注目された2月のISM非製造業景況感指数が55.1と前月の55.2から若干低下したものの、市場予想(54.3程度)を上回り、21年11月以来の高水準だった。米連邦準備理事会(FRB)の利上げ長期化観測を強めるほどではないとの見方から、前日に一時4.09%と昨年11月以来の高水準を付けた米長期金利が3.9%台に低下し、大型テック株やハイテク株を中心に買われた。
日経225先物のナイトセッションは2万7900円を挟んでこう着が続くなか、米国市場の取引開始後にリバウンド基調が強まり、一時2万8230円まで買われた。先週末の上昇で2月6日の戻り高値(2万7820円)を突破し、ほぼ1カ月間続いたレンジを明確に上放れ、昨年12月半ば以来の水準を回復した。ナイトセッションで12月14日の戻り高値2万8260円に迫るなか、ショートカバーを交えたリバランスの動きが強まりやすいだろう。
また、今週末には3月限の先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を控えている。先週末には既に限月交代に伴うロールオーバーの動きがみられていた。直近のレンジを上放れ、昨年12月の戻り高値水準に接近するなか、ロールオーバーは一段と強まることになりそうだ。足もとでオプション権利行使価格の2万7500円を中心に、2万7125円~2万7875円のレンジ内での推移だった。このレンジを上放れたことによって、権利行使価格の2万7875円~2万8375円のレンジに移行しそうだ。レンジ上限に接近する局面では、昨年11月24日の戻り高値2万8420円が射程に入ってくる。これを捉えてくるようだと、8月17日につけた昨年来高値2万9020円が意識されてくる可能性がありそうだ。
一方で、今週はパウエルFRB議長が7日に米上院銀行委員会、8日に下院金委員会で半期に一度の議会証言を行う。最近のFRB高官らの発言で3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での0.50%利上げを支持する姿勢が見られるなか、パウエル議長の発言に市場の関心が集まりやすい。足もとでは消費者物価指数(CPI)や卸売物価指数(PPI)の伸びが予想を上回り、インフレ鈍化ペースが想定以上に遅いことが改めて確認されていることもあり、前回のFOMCまで使用していた「ディスインフレ(インフレ鈍化)」に関する発言の撤回のほか、FF金利誘導目標レンジを引き上げてくるのかを見極めたいとするムードが強まりやすい。
そのため、ロールオーバー中心の商いになるなか、パウエル議長の発言内容次第で大きく上下に振れる可能性がある。ヘッジ対応の動きによってバイアスが強まる可能性も想定しておきたいところだ。
また、国内では9-10日に黒田総裁にとって最後となる日銀金融政策決定会合が開催される。サプライズはないと考えられるが、3日の10年物国債利回りは一時0.505%と日銀が金融政策で上限とする0.5%を上回った。新総裁就任による日銀新体制のスタートが4月9日に迫り、金融政策の修正観測が再び高まってきた。ただし、当面は改めて現在の緩和政策を継続するといった見方に向かいやすいと見ておきたい。
VIX指数は18.49に低下した。2月22日に23.63まで上昇した後は調整が続き、週末には明確に25日移動平均線を下回る形状となり、直近の安値水準まで低下した。リスク選好に傾きやすく、ショートは避けておきたい。また、NYダウは昨年12月同様に200日線までの調整を経てリバウンドを見せ、ナスダックも足もとで75日線処から反発し200日線を突破して25日線を捉えてきている。テクニカル面では理想的な形でのリバウンドであり、抵抗線突破となれば上へのバイアスが強まるきっかけになろう。
NT倍率は先物中心限月で13.82倍に上昇した。25日線が13.84倍辺りに位置しているため、同線を明確に上放れてくる局面では、13.94倍辺りに位置する75日線を想定した、NTロングでのスプレッド狙いが勢いを増しそうだ。
2月第4週(2月20日- 24日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では7週ぶりに売り越しており、売り越し越し額は6億円(2月第3週は3802億円の買い越し)だった。なお、現物は2263億円の売り越し(同2331億円の買い越し)と3週ぶりの売り越しであり、先物は2256億円の買い越し(同1471億円の買い越し)と6週連続で買い越している。個人は現物と先物の合算で629億円の買い越しで、3週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で2053億円の売り越しとなり、7週連続の売り越しだった。
経済スケジュールでは6日に米国1月製造業新規受注、7日に中国2月貿易収支、米国1月卸売売上高、パウエルFRB議長の上院銀行委員会証言、8日に1月国際収支、1月景気動向指数、2月景気ウオッチャー調査、米国2月ADP雇用統計、米国1月貿易収支、米地区連銀経済報告ベージュブック、FRB議長の下院金融委員会証言、9日に10-12月期GDP改定値、中国2月消費者物価指数、中国2月生産者物価指数、バイデン大統領による予算教書提出、10日にメジャーSQ、日銀金融政策決定会合の結果発表、1月全世帯家計調査、2月国内企業物価指数、米国2月雇用統計などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
02月限 日経225 27835.60 TOPIX 1965.67
03月限 日経225 25457.94 TOPIX 1808.03
04月限 日経225 27122.37 TOPIX 1904.02
05月限 日経225 25951.24 TOPIX 1838.12
06月限 日経225 28122.81 TOPIX 1955.38
07月限 日経225 26659.58 TOPIX 1890.16
08月限 日経225 28525.62 TOPIX 1963.05
09月限 日経225 28253.40 TOPIX 1957.76
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 03月03日 27520 27970 27460 27900 +380
22/03 03月02日 27540 27610 27390 27520 -10
22/03 03月01日 27420 27560 27300 27530 +60
22/03 02月28日 27430 27580 27400 27470 +60
22/03 02月27日 27380 27460 27270 27410 +30
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 03月03日 1994.0 2022.5 1990.0 2019.0 +24.5
22/03 03月02日 1998.5 2005.0 1991.0 1994.5 -3.0
22/03 03月01日 1993.0 2001.0 1984.0 1997.5 +2.5
22/03 02月28日 1992.5 2001.5 1990.0 1995.0 +5.0
22/03 02月27日 1982.0 1994.0 1976.0 1990.0 +7.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日比
03月03日(3月限) 28205 +305
03月02日(3月限) 27705 +185
03月01日(3月限) 27485 -45
02月28日(3月限) 27425 -45
02月27日(3月限) 27535 +125
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
02月24日 2365億円 +2023億円 5084億円 +1482億円
02月17日 342億円 -230億円 3602億円 -0.09億円
02月10日 572億円 -1769億円 3602億円 -381億円
02月03日 2342億円 -1159億円 3983億円 -513億円
01月27日 3501億円 -2018億円 4496億円 +334億円
01月20日 5519億円 -410億円 4162億円 +700億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
03月01日 5425万株 -105万株 1億9059万株 +691万株
02月28日 5530万株 -309万株 1億8367万株 +210万株
02月27日 5840万株 -5万株 1億8157万株 +230万株
02月24日 5846万株 +27万株 1億7927万株 +93万株
02月22日 5818万株 +359万株 1億7833万株 -327万株
02月21日 5458万株 +4875万株 1億8161万株 +3404万株
02月20日 583万株 -429万株 1億4757万株 +123万株
02月17日 1012万株 -431万株 1億4633万株 -167万株
02月16日 1443万株 +427万株 1億4801万株 +28万株
02月15日 1016万株 -159万株 1億4772万株 -708万株
02月14日 1175万株 -194万株 1億5480万株 +1543万株
02月13日 1369万株 -228万株 1億3937万株 -459万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
株探ニュース
2023/03/05 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―リバランスの反動でややNTショートの動きを想定
「リバランスの反動でややNTショートの動きを想定」
今週の日経225先物は、引き続き米企業決算や米経済指標の結果を受けた金利動向などの影響を受けることになりそうだ。先週の米国市場は、週を通じて主要な株価指数が下落した。ホーム・デポやウォルマートの予想を下回る決算や見通しが嫌気されたほか、2月の米購買担当者景気指数(PMI)が予想を上回ったことが売りにつながった。
また、公表された前回の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、利上げ継続が適切との見方やインフレ上振れリスクが指摘され、さらに数人の参加者が0.5%の利上げを支持していたことが分かると、米長期金利が昨年11月以来の水準に上昇する場面も見られた。
週後半にはエヌビディアの予想を上回る決算が市場心理を改善させたものの、24日にはFRB(連邦準備制度理事会)が物価指標として重視する1月の米個人消費支出、PCEデフレーターが予想を上回る上昇だったことを受け、利上げは想定より長引くとの警戒感が強まった。
今週の米国市場では、引き続き小売企業の決算発表が予定されており、先週のホーム・デポ同様に慎重な見通しが相次ぐ可能性があり、警戒が必要だ。また、経済指標では28日に2月のシカゴ購買部協会景気指数、リッチモンド連銀製造業指数、コンファレンス・ボード消費者信頼感指数、3月1日には2月のISM製造業景況指数、3日にはISM非製造業景況指数の発表などが予定されているため、これらを受けた金利の動向が注目を集めそうだ。
先週の日経225先物は一時2万6950円まで売られ、節目の2万7000円を割り込む場面があったが、週末にはエヌビディアの決算評価の流れにより、指数インパクトの大きい値がさ半導体株が買われ、日経平均株価をけん引する格好となった。また、次期日銀総裁候補の植田和男氏らに対する所信聴取は想定されていた内容ではあったが、足もとの調整でショートが積み上がっていたとみられ、リバランスに向かわせた。
ただし、あくまでもリバランスが中心であり、積極的にロングに傾けたものではない。再び調整を強めてくる可能性はあるが、一目均衡表の雲上限までの調整を経て、いったんは調整一巡感が意識されやすい。目先的には25日移動平均線が上値抵抗線として、75日線が位置するオプション権利行使価格の2万7250円のほか、200日線辺りが支持線として機能する展開が予想される。
そのため、オプション権利行使価格の2万7000円~2万7500円のレンジを想定しつつ、再び75日線割れから2万7000円辺りに位置する200日線に接近する局面では、押し目狙いのロング対応となる。一方で、25日線および先週末の高値2万7450円を上回る局面では、レンジ上限の想定をオプション権利行使価格の2万7875円に切り上げたい。
先週のVIX指数は週前半に上値抵抗線と機能していた75日線を突破し、一時23.63まで切り上がる場面が見られた。その後は調整を見せたが、75日線が支持線として機能している。昨年12月半ばの上昇では200日線までの切り上がりを見せていたため、同線が位置する24.46辺りまでの上昇は警戒しておきたい。
また、先週のNT倍率は先物中心限月で13.70倍までの調整を経て、週末には13.81倍に上昇した。東京エレクトロン <8035> [東証P]などが日経平均型をけん引した格好となったが、リバランス中心であったため、反動はみられそうだ。米長期金利の上昇や、円相場が1ドル=136円半ばと円安に振れて推移するなか、金融株や輸出関連株などへの物色が見込まれ、TOPIX型優位の展開も想定しておきたいところだろう。名実ともに3月相場入りとなるため、期末に向けた配当志向の物色にも向かいやすいこともあり、ややNTショートを想定しておきたい。
2月第3週(2月13日-17日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では6週連続で買い越しており、買い越し越し額は3802億円(2月第2週は6474億円の買い越し)だった。なお、現物は2331億円の買い越し(同1864億円の買い越し)と2週連続の買い越しであり、先物は1471億円の買い越し(同4609億円の買い越し)と5週連続で買い越している。個人は現物と先物の合算で84億円の売り越しで、2週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で1522億円の売り越しとなり、6週連続の売り越しだった。
主要スケジュールでは、27日に12月景気動向指数改定値、参院での次期日銀総裁候補の植田和男氏の所信聴取、米国1月耐久財受注、中国共産党・2中全会(26~28日)、28日に1月鉱工業生産、1月商業動態統計、米国2月シカゴ購買部協会景気指数、米国2月リッチモンド連銀製造業指数、米国2月コンファレンス・ボード消費者信頼感指数、3月1日に中国2月製造業PMI、中国2月財新製造業PMI、米国2月ISM製造業景況指数、2日に10-12月期法人企業統計調査、米国10-12月期非農業部門労働生産性改定値、3日に1月完全失業率、2月東京都区部CPI、中国2月財新サービス部門PMI、米国2月ISM非製造業PMIなどが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
02月限 日経225 27835.60 TOPIX 1965.67
03月限 日経225 25457.94 TOPIX 1808.03
04月限 日経225 27122.37 TOPIX 1904.02
05月限 日経225 25951.24 TOPIX 1838.12
06月限 日経225 28122.81 TOPIX 1955.38
07月限 日経225 26659.58 TOPIX 1890.16
08月限 日経225 28525.62 TOPIX 1963.05
09月限 日経225 28253.40 TOPIX 1957.76
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 02月24日 27120 27450 26950 27380 +250
22/03 02月22日 27430 27460 27020 27130 -320
22/03 02月21日 27520 27520 27330 27450 -70
22/03 02月20日 27470 27520 27380 27520 +60
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 02月24日 1975.5 1989.5 1964.0 1982.5 +7.0
22/03 02月22日 1993.5 1997.5 1969.5 1975.5 -20.0
22/03 02月21日 1999.0 2003.5 1991.0 1995.5 -3.5
22/03 02月20日 1989.5 1999.5 1986.0 1999.0 +10.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日比
02月24日(3月限) 27330 -50
02月23日(3月限) 27230 +100
02月22日(3月限) 27030 -100
02月21日(3月限) 27255 -195
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
02月17日 342億円 -230億円 3602億円 -0.09億円
02月10日 572億円 -1769億円 3602億円 -381億円
02月03日 2342億円 -1159億円 3983億円 -513億円
01月27日 3501億円 -2018億円 4496億円 +334億円
01月20日 5519億円 -410億円 4162億円 +700億円
01月13日 5930億円 +368億円 3462億円 -42億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
02月21日 5458万株 +4875万株 1億8161万株 +3404万株
02月20日 583万株 -429万株 1億4757万株 +123万株
02月17日 1012万株 -431万株 1億4633万株 -167万株
02月16日 1443万株 +427万株 1億4801万株 +28万株
02月15日 1016万株 -159万株 1億4772万株 -708万株
02月14日 1175万株 -194万株 1億5480万株 +1543万株
02月13日 1369万株 -228万株 1億3937万株 -459万株
02月10日 1598万株 -1035万株 1億4396万株 -921万株
02月09日 2633万株 -76万株 1億5318万株 +1425万株
02月08日 2709万株 -2409万株 1億3893万株 -2041万株
02月07日 5118万株 +198万株 1億5934万株 +518万株
02月06日 4920万株 -1766万株 1億5416万株 +1435万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
株探ニュース
2023/02/26 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―FOMC議事要旨、日銀総裁候補の所信聴取を控え、スキャルピング中心のトレードに
「FOMC議事要旨、日銀総裁候補の所信聴取を控え、スキャルピング中心のトレードに」
今週の日経225先物は、引き続き2万7500円を中心とした狭いレンジで推移しそうだ。先週の米国市場は1月の米消費者物価指数(CPI)や米卸売物価指数(PPI)が市場予想を上回ったことで、米連邦準備理事会(FRB)の利上げ継続観測を背景に調整が目立った。また、16日にはクリーブランド連銀のメスター総裁やセントルイス連銀のブラード総裁が3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.5%の利上げを支持する可能性を示したことも重荷となった。17日にはFRBのボウマン理事がインフレ抑制に進展がみられるまで利上げ継続の必要性を主張するなど、金融引き締めに積極的なタカ派寄りの発言が相次いだ。
今週は21日に2月の米製造業購買担当者景気指数(PMI)、2月の米サービス部門PMI、22日に米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨、24日に1月の米個人消費支出(PCEデフレーター)の発表が予定されている。足もとでFRB高官らの発言が相次ぐなか、FOMC議事要旨(1月31日、2月1日開催分)でインフレや金利見通しに関する議論がタカ派色の濃いものだった場合、米長期金利の上昇や為替市場での円安傾向が強まりやすいだろう。また、パウエルFRB議長がインフレ動向を測るうえで正確な指標としている、PCEデフレーターに投資家の関心が集まりそうだ。
20日はプレジデント・デー(大統領の日)で米国市場が休場、23日が天皇誕生日の祝日で国内市場が休場となるため、週を通じてポジションを傾けてくる動きは考えづらい。さらに、24日には日銀の次期総裁候補、植田和男氏の所信聴取が予定されている。市場では大規模緩和政策の修正思惑が高まっているが、金融政策正常化への観測が強まるようだと、短期的にはリバランスの動きに向かわせよう。
米国のPCEデフレーターやFOMC議事要旨、国内では日銀の次期総裁候補の所信聴取、そして日米の休場を挟むことにより、オーバーナイトでのポジションは取りづらくなるため、日中でのスキャルピング中心のトレードを想定しておきたい。また、米国市場の動向により、ナイトセッションで振れやすくなると考えられるが、VIX指数は先週の上昇で25日移動平均線を突破し、上値抵抗線として機能している75日線と13週線を捉えてきた。この抵抗線を明確に上放れてくると、昨年12月半ばに付けた25.84が射程に入ってくる可能性があるため、依然としてボトム圏での推移ではあるものの、ややリスクオフに傾く展開は意識しておきたい。
日経225先物は2万7500円を中心に、75日線が位置する2万7220円水準が支持線として機能する一方で、直近戻り高値の2万7820円を上値抵抗とするレンジを継続している。切り上がる25日線と75日線とのゴールデンクロス示現により、今後は25日線を支持線とした形でレンジ下限が徐々に切り上がってくることになる。そのため、オプション権利行使価格の2万7375円~2万7750円のレンジを想定しておきたい。米国市場の動向次第ではあるが、2万7500円を下回り、2万7375円辺りまでは押し目狙いのロングで対応。2万7625円から2万7750円辺りでは戻り売り狙いのショートスタンスといったところか。2万7750円をブレイクし、2万7820円をクリアした段階で、ショートカバーを想定した短期的なロングに向かわせよう。
先週のNT倍率は先物中心限月で13.80倍に低下し、支持線として機能していた25日線を若干ながら下回ってきた。米長期金利や為替にらみの展開になりそうだが、足もとでNTスプレッド狙いのトレードは限られているように映る。日銀の次期総裁候補の所信聴取において、緩和姿勢継続ならいったんはNTロングに振れやすくなるが、今後の政策修正への思惑が払拭しきれないなかでは、3月期末に向けた配当志向の物色が見込まれ、TOPIX型優位の流れが意識されるため、ややNTショートのトレードが有効と考えられる。
2月第2週(2月6日-10日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では5週連続で買い越しており、買い越し越し額は6474億円(2月第1週は2426億円の買い越し)だった。なお、現物は1864億円の買い越し(同67億円の売り越し)と2週ぶりの買い越しであり、先物は4609億円の買い越し(同2493億円の買い越し)と4週連続で買い越している。個人は現物と先物の合算で2055億円の売り越しで、2週ぶりの売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で2105億円の売り越しとなり、5週連続の売り越しだった。海外投資家は1月第4週の1兆3231億円の買い越し(現物・先物)で、いったんピーク感はあったものの、買い越しを継続しており、ショートを仕掛けづらそうだ。
経済スケジュールでは21日に米国2月製造業PMI、米国2月サービス部門PMI、22日にFOMC議事要旨、23日に米国10-12月期実質国内総生産(GDP)改定値、米国前週分新規失業保険申請件数、24日に1月全国消費者物価指数、日銀次期総裁候補の所信聴取、米国1月個人消費支出(PCEデフレーター)、米国1月新築住宅販売件数、米国2月ミシガン大学消費者態度指数確報値などが予定されている。なお、米決算では21日にウォルマート、22日にイーベイ、エヌビディアなどの発表が予定されている。エヌビディアの決算反応は、日経225先物のトレードに影響を与えよう。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
02月限 日経225 27835.60 TOPIX 1965.67
03月限 日経225 25457.94 TOPIX 1808.03
04月限 日経225 27122.37 TOPIX 1904.02
05月限 日経225 25951.24 TOPIX 1838.12
06月限 日経225 28122.81 TOPIX 1955.38
07月限 日経225 26659.58 TOPIX 1890.16
08月限 日経225 28525.62 TOPIX 1963.05
09月限 日経225 28253.40 TOPIX 1957.76
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 02月17日 27670 27680 27440 27460 -210
22/03 02月16日 27450 27730 27440 27670 +230
22/03 02月15日 27620 27770 27420 27440 -180
22/03 02月14日 27450 27710 27430 27620 +180
22/03 02月13日 27530 27690 27240 27440 -210
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 02月17日 1998.5 2000.5 1985.0 1988.5 -9.5
22/03 02月16日 1984.0 2005.0 1984.0 1998.0 +14.5
22/03 02月15日 1994.0 2005.0 1982.5 1983.5 -10.0
22/03 02月14日 1978.0 2000.0 1977.5 1993.5 +16.0
22/03 02月13日 1980.0 1988.5 1967.0 1977.5 -8.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日比
02月17日(3月限) 27505 +45
02月16日(3月限) 27515 -155
02月15日(3月限) 27620 +180
02月14日(3月限) 27745 +125
02月13日(3月限) 27700 +260
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
02月10日 572億円 -1769億円 3602億円 -381億円
02月03日 2342億円 -1159億円 3983億円 -513億円
01月27日 3501億円 -2018億円 4496億円 +334億円
01月20日 5519億円 -410億円 4162億円 +700億円
01月13日 5930億円 +368億円 3462億円 -42億円
01月06日 5561億円 +572億円 3504億円 -406億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
02月15日 1016万株 -159万株 1億4772万株 -708万株
02月14日 1175万株 -194万株 1億5480万株 +1543万株
02月13日 1369万株 -228万株 1億3937万株 -459万株
02月10日 1598万株 -1035万株 1億4396万株 -921万株
02月09日 2633万株 -76万株 1億5318万株 +1425万株
02月08日 2709万株 -2409万株 1億3893万株 -2041万株
02月07日 5118万株 +198万株 1億5934万株 +518万株
02月06日 4920万株 -1766万株 1億5416万株 +1435万株
02月03日 6687万株 -1320万株 1億3981万株 -1843万株
02月02日 8007万株 -1210万株 1億5824万株 -249万株
02月01日 9217万株 -71万株 1億6074万株 +500万株
01月31日 9288万株 -910万株 1億5573万株 +318万株
01月30日 1億0199万株 -481万株 1億5255万株 -142万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
株探ニュース
2023/02/19 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―米重要インフレ指標や日銀人事を巡る報道により、アルゴリズムのトレードが入りやすい
「米重要インフレ指標や日銀人事を巡る報道により、アルゴリズムのトレードが入りやすい」
今週の日経225先物は、米連邦準備理事会(FRB)による利上げ長期化への警戒が燻るなか、同国の重要なインフレ指標などが相場の変動要因になりそうだ。また、国内では週前半で決算発表ピークを通過する。14日に政府が国会に提示する日銀正副総裁の人事案を受けた大規模緩和政策の持続性を巡る思惑がトレード要因になろう。
日銀人事については先週、政府が14日に提示するとの報道を受けて、雨宮正佳副総裁が本命視されるなか、大規模緩和政策が継続するとの見方により、円相場が1ドル=131円後半と円安に振れ、先物市場でも買い材料となった。しかし、その後、元日銀審議委員の植田和男氏を起用する人事を固めたと報じられた。
植田氏は積極的なハト派とはみられておらず、現在の大規模緩和策が見直されるとの思惑が浮上し、ドル円は一時1ドル=129円台まで円高に振れ、日経225先物はナイトセッションで一時2万7430円まで売られる場面も見られた。日銀人事に絡んだ報道によりアルゴリズムのトレードは入りやすく、為替市場や先物市場の変動幅が大きくなる可能性がある点には注意する必要があろう。
ただし、日経225先物は売り一巡後に早い段階で2万7500円を回復しており、引き続き2万7500円処での底堅さはみられる可能性がある。また、75日移動平均線が支持線として機能することが期待される。短期的なトレードが中心となるなか、調整基調が強まる局面では押し目狙いのロングでの対応を想定しておきたい。一方で、直近戻り高値の2万7820円に接近する局面では上値の重さが意識された。この水準を捉えてくるようだと、オプション権利行使価格の2万7875円および2万8000円が射程に入り、ショートカバーが強まる可能性も高まろう。
また、米国では14日に1月の消費者物価指数(CPI)、15日に1月の小売売上高、2月のニューヨーク連銀製造業景気指数、16日に2月のフィラデルフィア連銀製造業景気指数、1月の卸売物価指数(PPI)など重要指標の発表が予定されている。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が7日のインタビューで「ディスインフレのプロセスが始まっている」との認識を改めて示したことが材料視されたが、強い1月の雇用統計を受けてFRB高官らによるタカ派発言が相次ぐなか、神経質な状況が続くことになりそうだ。
先週末のVIX指数は20.53だった、9日に上値抵抗線の25日線を突破し、終値では1月19日以来の20.00を回復した。10日は小幅に低下したものの、一時21.94まで上昇し、75日線を上回る場面もあった。昨年11月以降、75日線が抵抗線として機能していることもあり、21.68辺りに位置する75日線を明確に上放れてくると、慎重姿勢に向かわせやすい。
先週のNT倍率は先物中心限月で13.92倍だった。週初に一時14.03倍まで上昇し75日線に接近する場面も見られたが、その後はNTロングを巻き戻す動きにより、9日には一時13.85倍と25日線水準まで低下した。日経225先物は2万7500円を中心としたレンジで推移する可能性は高そうだが、米国の指標を受けた長期金利の動向次第では、NTスプレッド狙いのトレードが入りそうだ。
2月第1週(1月30日-2月3日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では4週連続で買い越しており、買い越し越し額は2426億円(1月第4週は1兆3231億円の買い越し)だった。なお、現物は67億円の売り越し(同3037億円の買い越し)と4週ぶりの売り越しであり、先物は2493億円の買い越し(同1兆193億円の買い越し)と3週連続で買い越している。個人は現物と先物の合算で182億円の買い越しで、4週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で1739億円の売り越しとなり、4週連続の売り越しだった。
経済スケジュールでは14日に10-12月期実質国内総生産(GDP)、12月鉱工業生産(確報値)、米国1月消費者物価指数、15日に1月訪日外客数、米国1月小売売上高、米国2月ニューヨーク連銀製造業景気指数、米国1月鉱工業生産、16日に12月機械受注、1月貿易統計、米国1月住宅着工件数、米国2月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、米国1月卸売物価指数、17日に米国1月輸出入物価指数、米国1月コンファレンス・ボード景気先行指数が予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
02月限 日経225 27835.60 TOPIX 1965.67
03月限 日経225 25457.94 TOPIX 1808.03
04月限 日経225 27122.37 TOPIX 1904.02
05月限 日経225 25951.24 TOPIX 1838.12
06月限 日経225 28122.81 TOPIX 1955.38
07月限 日経225 26659.58 TOPIX 1890.16
08月限 日経225 28525.62 TOPIX 1963.05
09月限 日経225 28253.40 TOPIX 1957.76
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 02月10日 27580 27790 27500 27650 +120
22/03 02月09日 27580 27610 27360 27530 -70
22/03 02月08日 27600 27670 27360 27600 0
22/03 02月07日 27660 27790 27530 27600 -80
22/03 02月06日 27480 27820 27400 27680 +190
22/03 02月03日 27400 27600 27350 27490 +100
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 02月10日 1982.5 1999.5 1975.5 1985.5 +5.5
22/03 02月09日 1982.0 1987.5 1970.0 1980.0 -3.0
22/03 02月08日 1979.0 1990.5 1967.5 1983.0 +3.5
22/03 02月07日 1977.5 1989.5 1970.0 1979.5 0.0
22/03 02月06日 1967.5 1989.0 1964.5 1979.5 +11.5
22/03 02月03日 1965.0 1974.0 1956.0 1968.0 +2.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日比
02月10日(3月限) 27585 -65
02月09日(3月限) 27540 +10
02月08日(3月限) 27395 -205
02月07日(3月限) 27660 +60
02月06日(3月限) 27685 +5
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
02月03日 2342億円 -1159億円 3983億円 -513億円
01月27日 3501億円 -2018億円 4496億円 +334億円
01月20日 5519億円 -410億円 4162億円 +700億円
01月13日 5930億円 +368億円 3462億円 -42億円
01月06日 5561億円 +572億円 3504億円 -406億円
12月30日 4989億円 +391億円 3911億円 +177億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
02月08日 2709万株 -2409万株 1億3893万株 -2041万株
02月07日 5118万株 +198万株 1億5934万株 +518万株
02月06日 4920万株 -1766万株 1億5416万株 +1435万株
02月03日 6687万株 -1320万株 1億3981万株 -1843万株
02月02日 8007万株 -1210万株 1億5824万株 -249万株
02月01日 9217万株 -71万株 1億6074万株 +500万株
01月31日 9288万株 -910万株 1億5573万株 +318万株
01月30日 1億0199万株 -481万株 1億5255万株 -142万株
01月27日 1億0681万株 -2021万株 1億5397万株 +306万株
01月26日 1億2702万株 -2191万株 1億5091万株 -357万株
01月25日 1億4893万株 -1064万株 1億5448万株 -86万株
01月24日 1億5958万株 -1600万株 1億5534万株 +493万株
01月23日 1億7558万株 -2091万株 1億5041万株 +780万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
株探ニュース
2023/02/12 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―2万7500円~2万8000円のレンジから徐々に下値切り上げへ
「2万7500円~2万8000円のレンジから徐々に下値切り上げへ」
今週の日経225先物は、2万7500円処での底固めからレンジを切り上げてくる展開が見込まれる。3日の米国市場では主要な株価指数が下落した。朝方発表された1月の米雇用統計で非農業部門雇用者数(季節調整済み)は51万7000人増加し、昨年12月の26万人増、市場予想(18万7000人増程度)をともに大きく上回った。失業率は予想に反して3.4%と53年ぶりの水準に低下している。雇用統計の結果を受けて米連邦準備理事会(FRB)が早期に利上げを停止するとの期待が後退。米長期金利は3.5%台に上昇し、前日まで強かったハイテク株が売られ、相場の下げを主導した。
週初は米国市場が下落した影響がありそうだ。注目のテック企業では、2日の取引終了後に決算を発表し、時間外取引で売られていたアップルが2%超上昇。一方、アマゾン・ドット・コムは8%を超える下落だったが、前日の先回りで買われた上昇分を打ち消した水準であり、ニュートラルだろう。値がさハイテク株などでは利益確定の売りが優勢となりそうだが、米雇用統計を受けて為替市場では1ドル=131円台と円安に振れて推移していることもあり、輸出関連株などに買い戻しが入る可能性はある。
日経225先物はナイトセッションで2万7400円まで売られる場面が見られたが、その後の切り返しで一時2万7720円まで買われた。引き続き5日移動平均線が支持線として機能するなか、心理的な抵抗だった2万7500円を上放れてきた。5日線が緩やかに切り上がりを見せてきたこともあり、2万7500円処での底固めから、オプション権利行使価格の2万7500円~2万7750円のレンジに移行しよう。さらに、昨年12月半ばの急落前の水準が意識されてくるなか、2万7500円~2万8000円のレンジから徐々に下値を切り上げてくる可能性があろう。
引き続き決算発表がピークを迎えていることもあり、ソフトバンクグループ <9984> [東証P]など指数インパクトの大きい値がさ株の決算影響は受けやすいだろう。ただし、2万7500円水準を支持線に変えてくるなか、ヘッジ対応のロングが入りやすいほか、押し目待ち狙いのロングも下値を切り上げてくる可能性があるとみておきたい。価格帯別売買動向で見ても2万7500円での商いが積み上がっているため、足もとでのこう着によって短期的にはショートが積み上がっていたとみられる。
また、VIX指数は18.33に低下した。先週は2日に17.06まで低下しており、チャート上では切り下がる25日線に上値を抑えられる形状であるため、リスク選好が継続している。なお、先週のNT倍率は先物中心限月で13.96倍に上昇した。週初の13.80倍水準から、一時14.02倍と昨年12月20日以来の14.00倍台に乗せる場面も見られた。心理的な上値抵抗として意識されている75日線が14.05倍で推移しており、先週末の米国市場の流れもあって、いったんはNTロングを巻き戻す動きがありそうだ。ただし、日米ともに出遅れていたハイテク株を見直す動きは継続すると考えられるため、NTロングによるトレードは入りやすいとみられる。また、13週線が13.96倍辺りに切り下がってきており、同線を明確に上放れてくると、昨年8月ピークの14.58倍を起点とした調整トレンドが転換する可能性もあるだろう。
1月第4週(1月23日-27日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週連続で買い越しており、買い越し越し額は1兆3231億円(1月第3週は4555億円の買い越し)だった。なお、現物は3037億円の買い越し(同987億円の買い越し)と3週連続の買い越しであり、先物は1兆193億円の買い越し(同3567億円の買い越し)と2週連続で買い越している。個人は現物と先物の合算で6765億円の売り越しで、3週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で3450億円の売り越しとなり、3週連続の売り越しだった。
経済スケジュールなどでは7日に12月全世帯家計調査、12月景気動向指数、米国12月貿易収支、バイデン米大統領一般教書演説、パウエルFRB議長講演、8日に12月国際収支、1月景気ウオッチャー調査、米国12月卸売売上高、9日に米国新規失業保険申請件数、10日に日銀正副総裁人事案の国会提示、1月国内企業物価指数、中国1月消費者物価指数(CPI)、中国1月生産者物価指数(PPI)、米国2月ミシガン大学消費者態度指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
02月限 日経225 27835.60 TOPIX 1965.67
03月限 日経225 25457.94 TOPIX 1808.03
04月限 日経225 27122.37 TOPIX 1904.02
05月限 日経225 25951.24 TOPIX 1838.12
06月限 日経225 28122.81 TOPIX 1955.38
07月限 日経225 26659.58 TOPIX 1890.16
08月限 日経225 28525.62 TOPIX 1963.05
09月限 日経225 28253.40 TOPIX 1957.76
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 02月03日 27400 27600 27350 27490 +100
22/03 02月02日 27340 27500 27130 27390 +80
22/03 02月01日 27310 27520 27190 27310 +10
22/03 01月31日 27350 27570 27280 27300 -70
22/03 01月30日 27350 27480 27280 27370 +10
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 02月03日 1965.0 1974.0 1956.0 1968.0 +2.0
22/03 02月02日 1973.0 1978.5 1958.5 1966.0 -5.0
22/03 02月01日 1976.0 1989.5 1967.5 1971.0 -4.5
22/03 01月31日 1978.5 1994.5 1971.5 1975.5 -5.0
22/03 01月30日 1981.0 1988.5 1976.0 1980.5 -1.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日比
02月03日(3月限) 27620 +130
02月02日(3月限) 27530 +140
02月01日(3月限) 27425 +115
01月31日(3月限) 27490 +190
01月30日(3月限) 27410 +40
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
01月27日 3501億円 -2018億円 4496億円 +334億円
01月20日 5519億円 -410億円 4162億円 +700億円
01月13日 5930億円 +368億円 3462億円 -42億円
01月06日 5561億円 +572億円 3504億円 -406億円
12月30日 4989億円 +391億円 3911億円 +177億円
12月23日 4597億円 +1347億円 3733億円 -1017億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
02月01日 9217万株 -71万株 1億6074万株 +500万株
01月31日 9288万株 -910万株 1億5573万株 +318万株
01月30日 1億0199万株 -481万株 1億5255万株 -142万株
01月27日 1億0681万株 -2021万株 1億5397万株 +306万株
01月26日 1億2702万株 -2191万株 1億5091万株 -357万株
01月25日 1億4893万株 -1064万株 1億5448万株 -86万株
01月24日 1億5958万株 -1600万株 1億5534万株 +493万株
01月23日 1億7558万株 -2091万株 1億5041万株 +780万株
01月20日 1億9650万株 -569万株 1億4260万株 +847万株
01月19日 2億0219万株 -1101万株 1億3413万株 +595万株
01月18日 2億1321万株 +327万株 1億2817万株 +548万株
01月17日 2億0994万株 -225万株 1億2269万株 +47万株
01月16日 2億1219万株 -242万株 1億2222万株 +40万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
株探ニュース
2023/02/05 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―海外投資家が先物で6週ぶり買い越し、FOMCがトレンド転換のポイントに
「海外投資家が先物で6週ぶり買い越し、FOMCがトレンド転換のポイントに」
今週の日経225先物は、1月31日~2月1日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)がトレンド転換のポイントになるだろう。ウォール・ストリート・ジャーナル紙は先週、「米連邦準備理事会(FRB)が2会合連続で利上げペースを落とすとともに、今春に利上げを停止するかどうか検討し始める可能性がある」と伝えた。米国の利上げが最終局面に近づきつつあるとの見方が強まるなか、NYダウは6営業日続伸とリバウンド基調を強めた。出遅れ感のあった大型テック株や半導体株を見直す動きが強まり、ナスダックは昨年12月の戻り高値水準を突破し、9月以来の水準を回復した。
この流れを受けた日経225先物は、24日に節目の2万7000円を突破するとともに、昨年12月の日銀の金融政策修正を嫌気して急落した分を埋めた。心理的な抵抗線として意識されていた75日移動平均線を上放れ、その後は節目の2万7500円処での上値の重さが目立ったものの、75日線を支持線とした底堅さを見せていた。一目均衡表では「雲」上限を突破し、遅行スパンは実線を下から上に突き抜ける形状となり、上方シグナルを灯している。ただし、「雲」のねじれが起きる週に入り、上下いずれかへ大きくトレンドが出やすい形状でもある。そのため、テクニカル面からも、FOMCの結果次第でトレンドを強めてくる可能性が高そうだ。
もっとも、先週の上昇で13週、26週、52週線を突破してきたことで、26週線が位置する2万7240円辺りが支持線として意識されやすいだろう。リバウンド一巡後は2万7500円に上値を抑えられていたこともあり、若干ながらショートに傾いている可能性がある。そのため、2万7500円を明確に上放れてくるようだと、ショートカバーを交えたリバウンドが強まりやすいと考えられる。オプション権利行使価格の2万7250円~2万7875円のレンジ推移を想定する。
27日に発表された12月の米個人消費支出(PCE)価格指数では、FRBがインフレ指標として重要視しているPCEコア価格指数が前年同月比4.4%上昇し、前月の4.7%上昇から減速した。これにより、FRBが利上げペースを減速させるとの見方が強まった。また、1月のミシガン大学消費信頼感指数(確定値)は64.9と速報値の64.6から上方修正されており、米経済のソフトランディング(軟着陸)は可能との見方にもつながった。
FRB高官らは今会合で0.25%の利上げを実施する見込みであり、市場はこれを織り込んでいる。FRB声明やパウエル議長の会見で利上げ継続の姿勢を強めてくるようだと、足もとで楽観的な見方が強まっていただけに、波乱の展開となる可能性がある。このため、週前半はFOMCを見極めたいとして模様眺めムードが強まろう。
また、日米ともに主要企業の決算発表が続く。米国では大型テック株のほか、国内でもソニーグループ <6758> [東証P]やキーエンス <6861> [東証P]、アドバンテスト <6857> [東証P]、オムロン <6645> [東証P]などの発表が予定されている。先週末にはファナック <6954> [東証P]が通期業績予想の上方修正と1株を5株とする株式分割を発表した。決算評価の流れにより指数インパクトの大きい値がさ株が日経平均株価を下支えする展開も期待されやすい。
FOMCを通過後も、2月2日には欧州中央銀行(ECB)が政策金利を発表するほか、3日には米国で1月のISM非製造業景況指数や1月の雇用統計の発表を控えている。決算も本格化するなかでは、日替わり的な物色に向かいやすい点には注意しておく必要がありそうだ。短期的なトレードが中心になるようだと、反動によるリバランスの動きも強まりやすいだろう。
VIX指数は18.51に低下しており、切り下がる13週線に上値を抑えられる形状を継続している。一時17.97まで切り下がる場面も見られており、1月半ば以来の水準となった。2021年10月安値の15.01辺りが意識されてくるなか、リスク選好に向かいやすい。先週のNT倍率は先物中心限月で5日、25日線が位置する13.80倍辺りでのこう着を継続していた。米大型テック株や日米ハイテク株の決算評価の流れとなれば、25日線を上放れる形でNTロングに向かう可能性がありそうだ。
1月第3週(1月16日-20日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週連続で買い越しており、買い越し越し額は4555億円(1月第2週は516億円の買い越し)だった。なお、現物は987億円の買い越し(同1705億円の買い越し)と2週連続の買い越しであり、先物は3567億円の買い越し(同1188億円の売り越し)と6週ぶりに買い越している。個人は現物と先物の合算で1207億円の売り越しで、2週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で2909億円の売り越しとなり、2週連続の売り越しだった。
経済スケジュールでは、1月31日に12月失業率・有効求人倍率、12月鉱工業生産、中国1月製造業購買担当者景気指数(PMI)、米国11月ケース・シラー米住宅価格指数、米国1月シカゴ購買部協会景気指数、米国1月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)、IMF世界経済見通し、2月1日に中国1月財新製造業PMI、米国1月ADP雇用統計、米国1月ISM製造業景況指数、FOMC政策金利、2日にイングランド銀行(BOE)政策金利、ECB政策金利、米国12月製造業新規受注、3日に米国1月雇用統計、米国1月ISM非製造業景況指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
02月限 日経225 27835.60 TOPIX 1965.67
03月限 日経225 25457.94 TOPIX 1808.03
04月限 日経225 27122.37 TOPIX 1904.02
05月限 日経225 25951.24 TOPIX 1838.12
06月限 日経225 28122.81 TOPIX 1955.38
07月限 日経225 26659.58 TOPIX 1890.16
08月限 日経225 28525.62 TOPIX 1963.05
09月限 日経225 28253.40 TOPIX 1957.76
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 01月27日 27370 27510 27300 27360 -20
22/03 01月26日 27360 27490 27150 27380 +60
22/03 01月25日 27260 27450 27070 27320 +50
22/03 01月24日 26920 27360 26880 27270 +390
22/03 01月23日 26540 26910 26530 26880 +350
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 01月27日 1980.0 1989.5 1975.0 1981.5 0.0
22/03 01月26日 1981.5 1987.5 1965.0 1981.5 +2.0
22/03 01月25日 1971.0 1983.0 1960.0 1979.5 +7.0
22/03 01月24日 1945.5 1974.5 1944.0 1972.5 +28.0
22/03 01月23日 1926.0 1949.0 1926.0 1944.5 +19.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日比
01月27日(3月限) 27415 +55
01月26日(3月限) 27500 +120
01月25日(3月限) 27390 +70
01月24日(3月限) 27190 -80
01月23日(3月限) 27155 +275
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
01月20日 5519億円 -410億円 4162億円 +700億円
01月13日 5930億円 +368億円 3462億円 -42億円
01月06日 5561億円 +572億円 3504億円 -406億円
12月30日 4989億円 +391億円 3911億円 +177億円
12月23日 4597億円 +1347億円 3733億円 -1017億円
12月16日 3250億円 -72億円 4750億円 -344億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
01月25日 1億4893万株 -1064万株 1億5448万株 -86万株
01月24日 1億5958万株 -1600万株 1億5534万株 +493万株
01月23日 1億7558万株 -2091万株 1億5041万株 +780万株
01月20日 1億9650万株 -569万株 1億4260万株 +847万株
01月19日 2億0219万株 -1101万株 1億3413万株 +595万株
01月18日 2億1321万株 +327万株 1億2817万株 +548万株
01月17日 2億0994万株 -225万株 1億2269万株 +47万株
01月16日 2億1219万株 -242万株 1億2222万株 +40万株
01月13日 2億1461万株 -2557万株 1億2181万株 -292万株
01月12日 2億4018万株 +1414万株 1億2474万株 -166万株
01月11日 2億2604万株 +759万株 1億2641万株 -116万株
01月10日 2億1844万株 +510万株 1億2757万株 +176万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
株探ニュース
2023/01/29 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―アク抜け感高まると2万7000円突破からリバランス強まる可能性も
「アク抜け感高まると2万7000円突破からリバランス強まる可能性も」
今週の日経225先物は、日米ともに本格化する決算発表に投資家の関心が集まるなか、主要企業の決算内容が指数に影響を与える可能性がある。特に、日本では日本電産 <6594> [東証P]や信越化学工業 <4063> [東証P]など、米国ではマイクロソフトやテスラ、ボーイングなどの決算発表が予定されている。日米ともに原材料・エネルギー価格の高騰による企業業績への影響が警戒されており、不透明感が高まるなかでの決算となるため、指数へのインパクトは強まりやすい。
ただし、決算については足もとでは上方修正期待などの強気な見方は限られており、株価水準にも割高感はない。そのため、通期計画が据え置かれた段階で市場はポジティブな見方に向かいやすく、悪材料出尽くしとして見直す流れが期待される。また、日銀イベントを無難に通過したことで、決算に対する反応は強めになる可能性もある。
20日の米国市場は反発した。12月の中古住宅販売件数が季節調整済みで年換算402万戸に減少し、前月比での減少は11カ月連続となり、利上げ観測が後退した。また、米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事が、次回の米連邦公開市場委員会(FOMC)では利上げ幅を再度縮小し、0.25%の利上げを支持すると表明したことがセンチメントを改善させた。この流れのなか、シカゴ日経平均先物は大阪比385円高の2万6915円だった。
週初はこれにサヤ寄せする形で買い優勢の展開が見込まれる。ナイトセッションでは、18日の金融政策決定会合後の急伸時に付けた2万6920円に接近。19日の反落などである程度ショートも積み上がっていると考えられ、戻り高値を明確に突破してくると、リバランスの動きが強まる可能性はありそうだ。そうなると、節目の2万7000円や、75日移動平均線が位置する2万7100円水準を捉えてくる展開が意識されてくる。為替市場では、円相場が1ドル=129円台半ばで推移していることもロングに向かわせやすい。
日経225先物は75日線を捉えてくると、昨年12月の日銀による金融政策修正を嫌気した急落分も埋めてくる展開が期待されてくる。そうなると、よりリバランスを強めてくることが考えられる。そのため、個別の決算反応を見極めつつ、アク抜け感が強まる局面では、ややロング対応のトレードになりそうだ。
ただし、次回の米FOMC(1月31日~2月1日)を控えて、27日発表の12月の個人消費支出(PCEデフレーター)や1月のミシガン大学消費者態度指数(確報値)などの経済指標のほか、利上げペースに関する各種報道などの影響を受けやすい点には注意が必要だ。また、日経225先物は75日線を捉えたとしても、同水準では達成感が高まりやすく、米国市場の動向次第では一気にショートに傾く展開も想定しておく必要があろう。そのため、日経225先物はオプション権利行使価格の2万6500円~2万7500円のレンジを想定する。
なお、VIX指数は19.85に低下した。足もとでは切り下がる25日線に上値を抑えられていることから、リスク選好に向かわせやすい。先週末のNT倍率は先物中心限月で13.77倍だった。18日に一時13.88倍まで上昇した後はNTロングの巻き戻しが優勢となったものの、5日線水準で下げ渋る動きだった。上値を抑えられている25日線は13.87倍に切り下がっていることもあり、週初のリバランスで同線を捉えてくるようだと、NTロングに振れやすく、75日線が位置する14.09倍辺りを目指す動きが強まる展開も想定しておきたい。
1月第2週(1月10日- 13日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では5週ぶりに買い越しており、買い越し越し額は516億円(1月第1週は5668億円の売り越し)だった。なお、現物は1705億円の買い越し(同640億円の売り越し)と2週ぶりの買い越しであり、先物は1188億円の売り越し(同5028億円の売り越し)と5週連続で売り越している。個人は現物と先物の合算で584億円の売り越しで、2週ぶりの売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で1402億円の売り越しとなり、4週ぶりの売り越しだった。
経済スケジュールでは23日に日銀金融政策決定会合議事要旨、米国12月コンファレンス・ボード景気先行指数、24日に米国1月製造業購買担当者景気指数(PMI)、25日に11月景気動向指数改定値、1月月例経済報告、26日に日銀金融政策決定会合の主な意見、米国10-12月期GDP、米国12月耐久財受注、米国12月新築住宅販売件数、27日に米国12月個人消費支出、米国1月ミシガン大学消費者態度指数(確報値)などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
02月限 日経225 27835.60 TOPIX 1965.67
03月限 日経225 25457.94 TOPIX 1808.03
04月限 日経225 27122.37 TOPIX 1904.02
05月限 日経225 25951.24 TOPIX 1838.12
06月限 日経225 28122.81 TOPIX 1955.38
07月限 日経225 26659.58 TOPIX 1890.16
08月限 日経225 28525.62 TOPIX 1963.05
09月限 日経225 28253.40 TOPIX 1957.76
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 01月20日 26340 26540 26240 26530 +190
22/03 01月19日 26720 26760 26330 26340 -390
22/03 01月18日 26130 26920 26100 26730 +590
22/03 01月17日 25790 26170 25780 26140 +370
22/03 01月16日 26080 26080 25670 25770 -310
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 01月20日 1913.0 1927.0 1905.5 1925.5 +13.0
22/03 01月19日 1930.0 1932.5 1912.5 1912.5 -18.5
22/03 01月18日 1902.5 1943.5 1900.5 1931.0 +27.0
22/03 01月17日 1884.0 1904.0 1883.5 1904.0 +21.5
22/03 01月16日 1901.5 1902.0 1877.0 1882.5 -19.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日比
01月20日(3月限) 26915 +385
01月19日(3月限) 26320 -20
01月18日(3月限) 26470 -260
01月17日(3月限) 26250 +110
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
01月13日 5930億円 +368億円 3462億円 -42億円
01月06日 5561億円 +572億円 3504億円 -406億円
12月30日 4989億円 +391億円 3911億円 +177億円
12月23日 4597億円 +1347億円 3733億円 -1017億円
12月16日 3250億円 -72億円 4750億円 -344億円
12月09日 3322億円 +1529億円 5095億円 -324億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
01月18日 2億1321万株 +327万株 1億2817万株 +548万株
01月17日 2億0994万株 -225万株 1億2269万株 +47万株
01月16日 2億1219万株 -242万株 1億2222万株 +40万株
01月13日 2億1461万株 -2557万株 1億2181万株 -292万株
01月12日 2億4018万株 +1414万株 1億2474万株 -166万株
01月11日 2億2604万株 +759万株 1億2641万株 -116万株
01月10日 2億1844万株 +510万株 1億2757万株 +176万株
01月06日 2億1333万株 -126万株 1億2580万株 -308万株
01月05日 2億1459万株 +1734万株 1億2889万株 -422万株
01月04日 1億9725万株 +911万株 1億3311万株 -675万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
株探ニュース
2023/01/22 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―日米金利差縮小への思惑からリバランスの動きが強まりやすい
「日米金利差縮小への思惑からリバランスの動きが強まりやすい」
今週の日経225先物は、米国の重要経済指標のほか、国内では日銀の金融政策決定会合を控えるなか、米長期金利や為替動向の影響を受けやすいだろう。
13日の米国市場では主要な株価指数が上昇し、相対的に出遅れていたナスダックは6営業日続伸し約1カ月ぶりの水準を回復した。朝方は主要銀行が経済の先行きに対して慎重な見方を示し、景気悪化が警戒されて売りが先行した。一方で、米連邦準備理事会(FRB)が金融政策を決定する上で注視している1月のミシガン大学消費者態度指数(速報値)で、1年先のインフレ期待は4%と前月の4.4%から低下し、2021年4月以来の低水準だった。前日には12月の米消費者物価指数(CPI)がインフレ鈍化を示していたこともあり、期待インフレ率の低下によって、金利先高観がさらに後退する格好となり、FRBが利上げペースを緩めるとの見方から売り一巡後は買い直された。
これにより1ドル=127円台と昨年5月以来の円高に振れるなか、シカゴ日経平均先物は日中大阪比290円安の2万5790円と大幅に下落した。テクニカル面ではボリンジャーバンドの-1σをキープできなかったことで、4日につけた2万5570円のほか、-2σが位置する2万5090円辺りが意識されてくる可能性が出てきた。
今週は米国で18日に12月の卸売物価指数(PPI)および12月の小売売上高の発表が予定されている。変動の激しい食品やエネルギーを除いたコアPPIは前年比で5.4%増と、9カ月連続で伸びが鈍化すると予想されている。CPIに続いてPPIでもインフレ鈍化が示されるようだと、米長期金利の低下につながり、円相場は円高に振れやすいだろう。また、物価高と金利上昇によって家計は圧迫されており、小売売上高は前月比マイナスとなる可能性が高い。そのため、FRBによる利上げ減速の思惑が一段と強まり、米国では利上げ長期化懸念を受けた売りは後退するとみられる。
国内では17-18日に開催される日銀の金融政策決定会合に関心が集まる。日銀が金融政策決定会合で大規模な金融緩和策に伴う副作用を点検すると報じられるなか、追加の政策修正が警戒されている。先週は先月に続いてさらに日銀が金融政策を修正するのではないかとの見方を背景に、長期金利(10年国債金利)が日銀の引き上げた0.5%の上限を上回り、一時0.545%とおよそ7年7カ月ぶりの水準に上昇した。昨年12月会合での金融緩和策の修正は、実質的な利上げと受け止められて市場の混乱につながっただけに、日銀が追加的な金融緩和策の修正に動く可能性は低いとみられる。
とはいえ、日米金利差縮小への思惑からリバランスの動きは強まりやすく、積極的にポジションを取りに行く動きは限られるだろう。そのため、ヘッジを考慮したNTショートによるスプレッド狙いのトレードに振れやすい面はありそうだ。先週末のNT倍率は先物中心限月で一時13.69倍まで低下し、4日の安値13.72倍を下回った。いったんはボトム形成からの巻き戻しが意識されるものの、為替睨みのなかでは相対的にTOPIX優位の展開が想定される。
なお、VIX指数は18.35に低下し、リスク選好に向かわせやすい面はある。ナスダックがリバウンド基調を強めてきたこともあり、足もとで反発を強めてきた東京エレクトロン <8035> [東証P]など、指数インパクトの大きい値がさハイテク株の動向が日経平均型の下支えとして意識されてくる可能性がある。また、先週末に大きく売られたファーストリテイリング <9983> [東証P]は52週移動平均線水準まで下落したことにより、いったんはリバウンドに向かうことも期待されてこよう。ハイテク株やファーストリテイリングに底堅さが見られるようだと、NTショートの巻き戻しに加えて、日経225先物へのショートカバーが意識されてくるだろう。目先的にオプション権利行使価格の2万5500円~2万6000円のレンジを想定しておきたい。
1月第1週(1月4日- 6日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では4週連続で売り越し、売り越し額は5668億円(12月4週は2658億円の売り越し)だった。なお、現物は640億円の売り越し(同1782億円の買い越し)と2週ぶりの売り越しであり、先物は5028億円の売り越し(同4440億円の売り越し)と4週連続で売り越している。個人は現物と先物の合算で1796億円の買い越しで、2週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で88億円の買い越しとなり、3週連続の買い越しだった。
経済スケジュールでは16日に12月国内企業物価指数、米国市場はキング牧師記念日で休場、17日に中国12月小売売上高、中国12月鉱工業生産、中国10-12月期国内総生産(GDP)、米国1月ニューヨーク連銀製造業景気指数、18日に日銀金融政策決定会合(2日目)、日銀展望レポート、11月機械受注、米国12月小売売上高、米国12月卸売物価指数、米国12月鉱工業生産、米国地区連銀経済報告(ベージュブック)、19日に12月貿易統計、米国12月住宅着工件数、米国1月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、20日に12月全国消費者物価指数、米国12月中古住宅販売件数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
02月限 日経225 27835.60 TOPIX 1965.67
03月限 日経225 25457.94 TOPIX 1808.03
04月限 日経225 27122.37 TOPIX 1904.02
05月限 日経225 25951.24 TOPIX 1838.12
06月限 日経225 28122.81 TOPIX 1955.38
07月限 日経225 26659.58 TOPIX 1890.16
08月限 日経225 28525.62 TOPIX 1963.05
09月限 日経225 28253.40 TOPIX 1957.76
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 01月13日 26360 26360 25980 26080 -290
22/03 01月12日 26350 26520 26340 26370 -40
22/03 01月11日 26130 26450 26070 26410 +250
22/03 01月10日 25900 26290 25880 26160 +230
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 01月13日 1906.0 1913.5 1885.0 1901.5 -4.0
22/03 01月12日 1896.0 1909.0 1894.5 1905.5 +6.5
22/03 01月11日 1877.5 1900.5 1874.0 1899.0 +19.5
22/03 01月10日 1870.0 1893.0 1869.5 1879.5 +7.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日比
01月13日(3月限) 25790 -290
01月12日(3月限) 26195 -175
01月11日(3月限) 26525 +115
01月10日(3月限) 26255 +95
01月09日(3月限) 26195 +265
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
01月06日 5561億円 +572億円 3504億円 -406億円
12月30日 4989億円 +391億円 3911億円 +177億円
12月23日 4597億円 +1347億円 3733億円 -1017億円
12月16日 3250億円 -72億円 4750億円 -344億円
12月09日 3322億円 +1529億円 5095億円 -324億円
12月02日 1793億円 -99億円 5420億円 -321億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
01月11日 2億2604万株 +759万株 1億2641万株 -116万株
01月10日 2億1844万株 +510万株 1億2757万株 +176万株
01月06日 2億1333万株 -126万株 1億2580万株 -308万株
01月05日 2億1459万株 +1734万株 1億2889万株 -422万株
01月04日 1億9725万株 +911万株 1億3311万株 -675万株
12月30日 1億8813万株 +1225万株 1億3986万株 -458万株
12月29日 1億7588万株 +451万株 1億4444万株 +3万株
12月28日 1億7136万株 +607万株 1億4441万株 +1146万株
12月27日 1億6529万株 +28万株 1億3295万株 +238万株
12月26日 1億6501万株 -166万株 1億3056万株 +241万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
株探ニュース
2023/01/15 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―2万6000円支持線にリバランス強まりやすく、レンジ切り上げ
「2万6000円支持線にリバランス強まりやすく、レンジ切り上げも」
今週の日経225先物は、2万6000円固めからリバウンドを試す展開が意識されそうだ。6日の米国市場ではNYダウが700ドル高と大幅に反発した。朝方発表された12月の米雇用統計は非農業部門就業者数が前月比22万3000人増と市場予想(約20万人増)を上回った。一方で、平均時給は前月比0.3%上昇と、11月(0.4%上昇)から鈍化。前年同月比の上昇率も4.6%と、11月(4.8%、改定値)から縮小し、賃金インフレの鈍化が示された。
これを受けて、米連邦準備理事会(FRB)による利上げ長期化への警戒が和らぎ、幅広い銘柄が買われた。また、12月の米ISM非製造業景況感指数は49.6と前月(56.5)から低下し、市場予想(55.1)も下回った。サービス業の拡大と縮小の境目を示す50を2年7カ月ぶりに下回ったことで、金融引き締めの減速や利下げにつながるとの見方も買いを誘った。
これを受けたシカゴ日経平均先物(清算値)は、日中大阪比230円高の2万6160円と節目の2万6000円を上放れた。日経225先物のナイトセッションは米雇用統計の結果を受けた米株高によって、一気に2万6100円まで上昇。その後、2万6000円水準での底固めを経て、一時2万6200円まで上げ幅を広げる場面も見られた。週明けの日経225先物は、節目の2万6000円が支持線として意識されるなか、リバランスの動きが強まりやすいだろう。
テクニカル面では、ボリンジャーバンドの‐2σから放れる格好となり、5日に上値抵抗線として機能していた5日移動平均線を終値で突破した日経225先物は、ナイセッションで同線を支持線に上げ幅を広げる形となった。また、2万6070円辺りに位置するボリンジャーバンドの-1σを上回ってきており、2万6000円を支持線に変えてくるようだと、25日線が位置する2万6900円辺りとのレンジに切り上がる可能性も意識されてきそうだ。
また、昨年12月の日銀の金融政策修正をきっかけに、日経225先物は2万7300円水準から一気に2万6050円まで下落したが、この急落局面でNTショートが強まっていたため、その巻き戻しといったリバランスに向かいやすいだろう。NT倍率は先物中心限月で4日に一時13.72倍に低下した後は、NTショートの巻き戻しで6日は13.85倍に上昇して終えた。この上昇によってこれまで上値を抑えられていた5日線を突破しており、25日線が位置する14.03倍辺りが目先的なターゲットとして意識されてくる。
VIX指数は21.13に低下し、支持線として機能していた5日、25日線を割り込んだ。足もとで下値を切り上げていたトレンドを割り込む形状となったことで、リスク選好に向かわせよう。ただし、今週は12日にFRBがインフレ指標として特に動向を注視している12月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控えている。また、13日のシティグループやJPモルガン・チェース、ウェルズ・ファーゴなど米金融機関を皮切りに決算発表シーズンに入る。これらがVIX指数の変動要因になりそうだ。
米CPI発表を控えて積極的にポジションを傾けてくる動きは限られそうだが、12月の日銀会合後に大きく変動したトレンドに対するリバランスを前提に、まずはオプション権利行使価格の2万6000円~2万6500円辺りのレンジを想定しておきたい。2万6500円を捉えてくる局面では、25日線水準を想定した権利行使価格の2万6875円水準にレンジは切り上がるとみられる。また、ヘッジを考慮した形でNTショートの巻き戻しを狙ったNTロングのトレードも強まりそうだ。
経済スケジュールでは、10日に11月全世帯家計調査、米国11月卸売売上高、11日に11月景気動向指数、米国MBA住宅ローン申請指数、12日に12月景気ウオッチャー調査、さくらリポート、中国12月消費者物価指数、米国12月消費者物価指数、13日に中国12月貿易収支、米国12月輸出入物価指数、米国1月ミシガン大学消費者態度指数などが予定されている。
なお、12月第4週分(12月26日- 30日)の投資部門別売買動向は1月10日に、1月第1週分(1月4日-6日)については1月13日に発表される予定である。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
01月限 日経225 28266.57 TOPIX 1988.69
02月限 日経225 27835.60 TOPIX 1965.67
03月限 日経225 25457.94 TOPIX 1808.03
04月限 日経225 27122.37 TOPIX 1904.02
05月限 日経225 25951.24 TOPIX 1838.12
06月限 日経225 28122.81 TOPIX 1955.38
07月限 日経225 26659.58 TOPIX 1890.16
08月限 日経225 28525.62 TOPIX 1963.05
09月限 日経225 28253.40 TOPIX 1957.76
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 01月06日 25750 26000 25670 25930 +150
22/03 01月05日 25630 25920 25620 25780 +170
22/03 01月04日 25990 26020 25570 25610 -380
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 01月06日 1862.0 1878.5 1855.5 1872.0 +8.5
22/03 01月05日 1862.5 1878.0 1860.0 1863.5 +2.5
22/03 01月04日 1885.5 1888.0 1859.5 1861.0 -25.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日比
01月06日(3月限) 26160 +230
01月05日(3月限) 25680 -100
01月04日(3月限) 25825 +215
01月03日(3月限) 25780 -210
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
12月30日 4989億円 +391億円 3911億円 +177億円
12月23日 4597億円 +1347億円 3733億円 -1017億円
12月16日 3250億円 -72億円 4750億円 -344億円
12月09日 3322億円 +1529億円 5095億円 -324億円
12月02日 1793億円 -99億円 5420億円 -321億円
11月25日 1892億円 -484億円 5742億円 +861億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
01月04日 1億9725万株 +911万株 1億3311万株 -675万株
12月30日 1億8813万株 +1225万株 1億3986万株 -458万株
12月29日 1億7588万株 +451万株 1億4444万株 +3万株
12月28日 1億7136万株 +607万株 1億4441万株 +1146万株
12月27日 1億6529万株 +28万株 1億3295万株 +238万株
12月26日 1億6501万株 -166万株 1億3056万株 +241万株
12月23日 1億6667万株 +991万株 1億2814万株 -476万株
12月22日 1億5675万株 +697万株 1億3291万株 +522万株
12月21日 1億4977万株 +1179万株 1億2769万株 -1734万株
12月20日 1億3798万株 +2379万株 1億4503万株 -1234万株
12月19日 1億1419万株 +259万株 1億5738万株 -65万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
株探ニュース
2023/01/09 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―OP権利行使価格の2万5500円~2万6000円のレンジに切り下がる可能性
「OP権利行使価格の2万5500円~2万6000円のレンジに切り下がる可能性」
2023年の日経225先物は、不安定なスタートになりそうだ。22年12月30日の米国市場では、米長期金利の上昇が重荷となり、主要な株価指数が下落した。ただし、米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締めが米景気や企業業績を圧迫するとの警戒感が根強いなか、前日の上昇に対する反動安といったところであり、全体としては底堅い値動きで2022年の取引を終えた。一方、シカゴ日経平均先物は一時2万5620円まで売られ、2万5735円で年内の取引を終えた。
日経225先物は祝日取引で2万5630円まで売られた後は、9時50分時点で2万5750円辺りと若干ながら下落幅を縮めて推移している。昨年12月半ば以降の2万6000円~2万6500円辺りのレンジを下放れる格好となったため、昨年10月3日の安値2万5530円が射程に入ってきた。
また、テクニカル面ではボリンジャーバンドの-2σの切り下がりに沿った調整を継続しており、-2σは2万5550円辺りまで切り下がってきた。5日移動平均線が2万6070円、-1σは2万6350円辺りに位置しているため、これらが抵抗線として機能する状況が続くようだと、昨年10月安値とのダブルボトム形成からの底入れは期待しづらくなる。
グローベックスの米株先物は、9時50分時点で0.20%と小幅ながらプラス圏で推移している。米国市場の底堅い値動きに対して日経225先物の弱さが目立っているほか、円相場は1ドル=130円50銭台と円高に振れており、指数インパクトの大きい値がさハイテク株への買いは期待しづらく、NT倍率の低下傾向も意識されやすい。昨年のNT倍率は先物中心限月で12月29日に一時13.73倍まで低下した。2020年5月半ば以来の水準まで低下しており、円高傾向が続くなか、引き続きNTショートによるスプレッド狙いのトレードに向かわせそうだ。
2022年最終のVIX指数は21.67に上昇したが、引き続き5日、25日線を挟んだこう着で推移している。今週は後述するように米国雇用統計など週を通じて重要な経済指標の発表が予定されている。このため、模様眺めムードが強まりやすく、短期的な自律反発狙いのトレードにとどまりそうだ。
そのため、オプション権利行使価格の2万5500円~2万6000円辺りでのレンジ推移を想定しておきたい。2万6000円辺りで戻りの鈍さが意識されてくるようであれば、短期的にはショートの動きが入りやすいだろう。積極的にポジションを積み上げるトレードは考えづらく、スキャルピング中心のトレードと、NTショートによるスプレッド狙いのトレードとみておきたい。
12月第3週(12月19日- 23日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算で2週連続で売り越しており、売り越し額は1兆0103億円(前週は2480億円の売り越し)だった。なお、現物は2418億円の売り越し(同164億円の売り越し)と4週連続の売り越しであり、先物は7684億円の売り越し(同2316億円の売り越し)と2週連続で売り越している。個人は現物と先物の合算で3733億円の買い越しで2週連続の買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で177億円の買い越しとなり、6週ぶりの買い越しだった。
経済スケジュールでは、4日に米国12月ISM製造業景況指数、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨、5日に中国12月財新サービス部門購買担当者景気指数(PMI)、米国12月ADP雇用統計、米国11月貿易収支、6日に米12月雇用統計、米国12月ISM非製造業PMIなどの発表が予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
01月限 日経225 28266.57 TOPIX 1988.69
02月限 日経225 27835.60 TOPIX 1965.67
03月限 日経225 25457.94 TOPIX 1808.03
04月限 日経225 27122.37 TOPIX 1904.02
05月限 日経225 25951.24 TOPIX 1838.12
06月限 日経225 28122.81 TOPIX 1955.38
07月限 日経225 26659.58 TOPIX 1890.16
08月限 日経225 28525.62 TOPIX 1963.05
09月限 日経225 28253.40 TOPIX 1957.76
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 12月30日 25990 26330 25980 25990 +10
22/03 12月29日 26260 26310 25890 25980 -250
22/03 12月28日 26350 26400 26120 26230 -130
22/03 12月27日 26370 26560 26350 26360 -10
22/03 12月26日 26130 26380 26060 26370 +220
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 12月30日 1888.5 1910.5 1884.5 1886.0 -1.5
22/03 12月29日 1905.0 1909.0 1878.5 1887.5 -15.5
22/03 12月28日 1904.0 1907.5 1893.0 1903.0 -1.5
22/03 12月27日 1899.0 1914.0 1898.0 1904.5 +4.5
22/03 12月26日 1890.5 1904.0 1886.0 1900.0 +8.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日比
12月30日(3月限) 25735 -255
12月29日(3月限) 26270 +290
12月28日(3月限) 26030 -200
12月27日(3月限) 26210 -150
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
12月23日 4597億円 +1347億円 3733億円 -1017億円
12月16日 3250億円 -72億円 4750億円 -344億円
12月09日 3322億円 +1529億円 5095億円 -324億円
12月02日 1793億円 -99億円 5420億円 -321億円
11月25日 1892億円 -484億円 5742億円 +861億円
11月18日 2376億円 -2418億円 4880億円 +279億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
12月28日 1億7136万株 +607万株 1億4441万株 +1146万株
12月27日 1億6529万株 +28万株 1億3295万株 +238万株
12月26日 1億6501万株 -166万株 1億3056万株 +241万株
12月23日 1億6667万株 +991万株 1億2814万株 -476万株
12月22日 1億5675万株 +697万株 1億3291万株 +522万株
12月21日 1億4977万株 +1179万株 1億2769万株 -1734万株
12月20日 1億3798万株 +2379万株 1億4503万株 -1234万株
12月19日 1億1419万株 +259万株 1億5738万株 -65万株
12月16日 1億1159万株 +1745万株 1億5803万株 -148万株
12月15日 9414万株 -1476万株 1億5951万株 +25万株
12月14日 1億0890万株 -2411万株 1億5926万株 +141万株
12月13日 1億3301万株 -1073万株 1億5784万株 +291万株
12月12日 1億4375万株 +3050万株 1億5493万株 -972万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
株探ニュース
2023/01/03 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―一段の下落を警戒しつつ、2万6000円を支持線に2万6500円とのレンジを想定
「一段の下落を警戒しつつ、2万6000円を支持線に2万6500円とのレンジを想定」
今週の日経225先物は、先週の大幅な下げに対する自律反発も期待されるが、年内最終週を迎えて不安定な相場展開が続きそうだ。23日の米国市場では主要な株価指数が上昇した。注目された11月の米個人消費支出(PCEコア)価格指数は前年同月比4.7%上昇と市場予想(4.6%程度)を上回った。米連邦準備理事会(FRB)のタカ派姿勢を和らげるほどではなく、米長期金利が上昇。NYダウは一時200ドル超下落したが、12月の米ミシガン大学消費者態度指数(確定値)で1年期待インフレ率が1年半ぶりの低水準となったことが支援材料となり、上昇に転じた。
シカゴ日経平均先物は、大阪比65円高の2万6215円だった。23日の米国市場の上昇やPCEコアの発表を通過したことで、週明けの日経225先物は先週の大幅な下げに対する自律反発が期待される。ナイトセッションでは2万6060円まで下落する場面も見られたが、週末の日中取引同様、節目の2万6000円を下回らなかったことで、ひとまず同水準での底堅さが意識されやすい。また、週末時点の為替市場では1ドル=132円80銭台と若干ながら円安に振れて推移している。
先週は日銀の金融緩和修正を受けて、金融市場は大きく荒れた。円相場は一時1ドル=130円台半ばまで円高に振れ、株式市場ではグロース株を中心に持ち高調整に伴うリバランスの動きが強まった。今週は2万6000円水準での底堅さが意識されるなか、日銀の金融緩和修正を受けた売り圧力は一巡したとの見方に向かう可能性がある。
引き続き、為替動向に反応しやすい需給状況は変わらないだろう。そのため、26日に予定されている経団連での黒田日銀総裁の講演や、28日の金融政策決定会合における「主な意見」の公表を受けて円高が進むようだと、株式市場が一段安となる可能性があることには注意しておきたい。なお、主要中央銀行がインフレ抑制のための金融引き締めを継続するなか、先週は株式ファンドからの資金流出が約420億ドル(約5兆5700億円)と2008年のリーマン・ショック以降で最大となったようだ。2023年も不安定な相場が警戒されやすく、リバウンドを狙うとしても短期的な売買にとどまりそうである。
今週は26日がクリスマスの祝日で、米国など主要国の市場は休場となる。海外勢のフローは週を通じて減少するとみられるが、祝日明け後は直近の急落に対する値頃感から見直し買いも入りそうだ。指数インパクトの大きい東京エレクトロン <8035> [東証P]は7営業日続落となり、終値ベースでは11月7日以来となる4万円を割り込んだ。明確なボトム形成は確認できていないものの、底堅さがみられるようだと、短期的なリバウンドを狙ったNTショートの巻き戻しに向かわせそうだ。
先週のNT倍率は先物中心限月で一時13.80倍まで急低下し、3月安値を下回り2020年5月以来の水準まで下押した。年初以降のボトム水準を下回ったことでNTショートの動きが一段と強まる可能性がある一方で、短期的には巻き戻しを狙ったNTロングでの対応も想定しておきたいところだろう。また、VIX指数は20.87に低下し、25日移動平均線を挟んでのレンジ推移を継続している。ボトム圏での推移を見せているため、リスクを取りやすくさせよう。
日銀の金融緩和修正についても、2013年から10年続いたイレギュラーな政策の正常化に向けた一歩であり、市場も徐々に落ち着きを見せてくることに期待したい。もっとも、日経225先物は切り下がるボリンジャーバンドの-3σに沿った調整を継続しており、上値は-2σのほか5日線に抑えられている。トレンドとしては10月安値の2万5530円が意識されるものの、テクニカル面では売られ過ぎも強く意識されるため、2万6000円を支持線に2万6500円とのレンジを想定しておきたい。
12月第2週(12月12日- 16日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週ぶりに売り越しており、売り越し額は2480億円(前週は3492億円の買い越し)だった。なお、現物は164億円の売り越し(同797億円の売り越し)と3週連続の売り越しであり、先物は2316億円の売り越し(同4289億円の買い越し)と2週ぶりに売り越している。個人は現物と先物の合算で3557億円の買い越しで、2週ぶりに買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で424億円の売り越しとなり、5週連続の売り越しだった。
経済スケジュールでは、26日に11月企業向けサービス価格指数、27日に11月失業率、11月商業動態統計、中国1-11月工業企業利益、米国10月ケース・シラー住宅価格指数、28日に11月鉱工業生産、日銀金融政策決定会合の主な意見、米国11月仮契約住宅販売指数、29日に米国新規失業保険申請件数、30日に大納会、米国12月シカゴ購買部協会景気指数などの発表が予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
01月限 日経225 28266.57 TOPIX 1988.69
02月限 日経225 27835.60 TOPIX 1965.67
03月限 日経225 25457.94 TOPIX 1808.03
04月限 日経225 27122.37 TOPIX 1904.02
05月限 日経225 25951.24 TOPIX 1838.12
06月限 日経225 28122.81 TOPIX 1955.38
07月限 日経225 26659.58 TOPIX 1890.16
08月限 日経225 28525.62 TOPIX 1963.05
09月限 日経225 28253.40 TOPIX 1957.76
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 12月23日 26420 26460 25900 26150 -290
22/03 12月22日 26320 26530 26240 26440 +120
22/03 12月21日 26610 26610 26190 26320 -200
22/03 12月20日 27230 27310 26050 26520 -700
22/03 12月19日 27480 27490 27080 27220 -250
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/03 12月23日 1900.0 1902.5 1871.5 1891.5 -10.5
22/03 12月22日 1887.0 1904.5 1884.0 1902.0 +13.0
22/03 12月21日 1910.0 1910.5 1883.0 1889.0 -15.5
22/03 12月20日 1934.0 1940.0 1860.0 1904.5 -29.5
22/03 12月19日 1945.5 1945.5 1922.5 1934.0 -10.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日比
12月23日(3月限) 26215 +65
12月22日(3月限) 26110 -330
12月21日(3月限) 26410 +90
12月20日(3月限) 26325 -195
12月19日(3月限) 27170 -50
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
12月16日 3250億円 -72億円 4750億円 -344億円
12月09日 3322億円 +1529億円 5095億円 -324億円
12月02日 1793億円 -99億円 5420億円 -321億円
11月25日 1892億円 -484億円 5742億円 +861億円
11月18日 2376億円 -2418億円 4880億円 +279億円
11月11日 4795億円 -429億円 4601億円 -608億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
12月21日 1億4977万株 +1179万株 1億2769万株 -1734万株
12月20日 1億3798万株 +2379万株 1億4503万株 -1234万株
12月19日 1億1419万株 +259万株 1億5738万株 -65万株
12月16日 1億1159万株 +1745万株 1億5803万株 -148万株
12月15日 9414万株 -1476万株 1億5951万株 +25万株
12月14日 1億0890万株 -2411万株 1億5926万株 +141万株
12月13日 1億3301万株 -1073万株 1億5784万株 +291万株
12月12日 1億4375万株 +3050万株 1億5493万株 -972万株
12月09日 1億1324万株 -1380万株 1億6466万株 -2274万株
12月08日 1億2705万株 +6995万株 1億8740万株 +1137万株
12月07日 5709万株 +1318万株 1億7603万株 +619万株
12月06日 4391万株 +274万株 1億6983万株 -763万株
12月05日 4117万株 -486万株 1億7747万株 -1192万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
株探ニュース
2022/12/25 17:00