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みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―ロールオーバー中心のなか、ショートカバー交えたリバランスが強まるか 「ロールオーバー中心のなか、ショートカバー交えたリバランスが強まるか」  今週の日経225先物は、3日の取引終了後のナイトセッションで一気に2万8000円を回復したことで、レンジの切り上がりが見込まれる。3日の米国市場では注目された2月のISM非製造業景況感指数が55.1と前月の55.2から若干低下したものの、市場予想(54.3程度)を上回り、21年11月以来の高水準だった。米連邦準備理事会(FRB)の利上げ長期化観測を強めるほどではないとの見方から、前日に一時4.09%と昨年11月以来の高水準を付けた米長期金利が3.9%台に低下し、大型テック株やハイテク株を中心に買われた。  日経225先物のナイトセッションは2万7900円を挟んでこう着が続くなか、米国市場の取引開始後にリバウンド基調が強まり、一時2万8230円まで買われた。先週末の上昇で2月6日の戻り高値(2万7820円)を突破し、ほぼ1カ月間続いたレンジを明確に上放れ、昨年12月半ば以来の水準を回復した。ナイトセッションで12月14日の戻り高値2万8260円に迫るなか、ショートカバーを交えたリバランスの動きが強まりやすいだろう。  また、今週末には3月限の先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を控えている。先週末には既に限月交代に伴うロールオーバーの動きがみられていた。直近のレンジを上放れ、昨年12月の戻り高値水準に接近するなか、ロールオーバーは一段と強まることになりそうだ。足もとでオプション権利行使価格の2万7500円を中心に、2万7125円~2万7875円のレンジ内での推移だった。このレンジを上放れたことによって、権利行使価格の2万7875円~2万8375円のレンジに移行しそうだ。レンジ上限に接近する局面では、昨年11月24日の戻り高値2万8420円が射程に入ってくる。これを捉えてくるようだと、8月17日につけた昨年来高値2万9020円が意識されてくる可能性がありそうだ。  一方で、今週はパウエルFRB議長が7日に米上院銀行委員会、8日に下院金委員会で半期に一度の議会証言を行う。最近のFRB高官らの発言で3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での0.50%利上げを支持する姿勢が見られるなか、パウエル議長の発言に市場の関心が集まりやすい。足もとでは消費者物価指数(CPI)や卸売物価指数(PPI)の伸びが予想を上回り、インフレ鈍化ペースが想定以上に遅いことが改めて確認されていることもあり、前回のFOMCまで使用していた「ディスインフレ(インフレ鈍化)」に関する発言の撤回のほか、FF金利誘導目標レンジを引き上げてくるのかを見極めたいとするムードが強まりやすい。  そのため、ロールオーバー中心の商いになるなか、パウエル議長の発言内容次第で大きく上下に振れる可能性がある。ヘッジ対応の動きによってバイアスが強まる可能性も想定しておきたいところだ。 また、国内では9-10日に黒田総裁にとって最後となる日銀金融政策決定会合が開催される。サプライズはないと考えられるが、3日の10年物国債利回りは一時0.505%と日銀が金融政策で上限とする0.5%を上回った。新総裁就任による日銀新体制のスタートが4月9日に迫り、金融政策の修正観測が再び高まってきた。ただし、当面は改めて現在の緩和政策を継続するといった見方に向かいやすいと見ておきたい。  VIX指数は18.49に低下した。2月22日に23.63まで上昇した後は調整が続き、週末には明確に25日移動平均線を下回る形状となり、直近の安値水準まで低下した。リスク選好に傾きやすく、ショートは避けておきたい。また、NYダウは昨年12月同様に200日線までの調整を経てリバウンドを見せ、ナスダックも足もとで75日線処から反発し200日線を突破して25日線を捉えてきている。テクニカル面では理想的な形でのリバウンドであり、抵抗線突破となれば上へのバイアスが強まるきっかけになろう。 NT倍率は先物中心限月で13.82倍に上昇した。25日線が13.84倍辺りに位置しているため、同線を明確に上放れてくる局面では、13.94倍辺りに位置する75日線を想定した、NTロングでのスプレッド狙いが勢いを増しそうだ。  2月第4週(2月20日- 24日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では7週ぶりに売り越しており、売り越し越し額は6億円(2月第3週は3802億円の買い越し)だった。なお、現物は2263億円の売り越し(同2331億円の買い越し)と3週ぶりの売り越しであり、先物は2256億円の買い越し(同1471億円の買い越し)と6週連続で買い越している。個人は現物と先物の合算で629億円の買い越しで、3週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で2053億円の売り越しとなり、7週連続の売り越しだった。  経済スケジュールでは6日に米国1月製造業新規受注、7日に中国2月貿易収支、米国1月卸売売上高、パウエルFRB議長の上院銀行委員会証言、8日に1月国際収支、1月景気動向指数、2月景気ウオッチャー調査、米国2月ADP雇用統計、米国1月貿易収支、米地区連銀経済報告ベージュブック、FRB議長の下院金融委員会証言、9日に10-12月期GDP改定値、中国2月消費者物価指数、中国2月生産者物価指数、バイデン大統領による予算教書提出、10日にメジャーSQ、日銀金融政策決定会合の結果発表、1月全世帯家計調査、2月国内企業物価指数、米国2月雇用統計などが予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 02月限 日経225 27835.60  TOPIX  1965.67 03月限 日経225 25457.94  TOPIX  1808.03 04月限 日経225 27122.37  TOPIX  1904.02 05月限 日経225 25951.24  TOPIX  1838.12 06月限 日経225 28122.81  TOPIX  1955.38 07月限 日経225 26659.58  TOPIX  1890.16 08月限 日経225 28525.62  TOPIX  1963.05 09月限 日経225 28253.40  TOPIX  1957.76 10月限 日経225 26666.31  TOPIX  1885.58 11月限 日経225 28225.86  TOPIX  1978.52 12月限 日経225 27576.37  TOPIX  1945.27 01月限 日経225 26325.21  TOPIX  1900.71 02月限 日経225 27779.75  TOPIX  1986.19 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/03 03月03日  27520  27970  27460  27900  +380 22/03 03月02日  27540  27610  27390  27520  -10 22/03 03月01日  27420  27560  27300  27530  +60 22/03 02月28日  27430  27580  27400  27470  +60 22/03 02月27日  27380  27460  27270  27410  +30 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/03 03月03日  1994.0  2022.5  1990.0  2019.0  +24.5 22/03 03月02日  1998.5  2005.0  1991.0  1994.5  -3.0 22/03 03月01日  1993.0  2001.0  1984.0  1997.5  +2.5 22/03 02月28日  1992.5  2001.5  1990.0  1995.0  +5.0 22/03 02月27日  1982.0  1994.0  1976.0  1990.0  +7.5 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日比 03月03日(3月限)  28205  +305 03月02日(3月限)  27705  +185 03月01日(3月限)  27485  -45 02月28日(3月限)  27425  -45 02月27日(3月限)  27535  +125 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 02月24日    2365億円 +2023億円  5084億円  +1482億円 02月17日    342億円  -230億円  3602億円  -0.09億円 02月10日    572億円 -1769億円  3602億円  -381億円 02月03日    2342億円 -1159億円  3983億円  -513億円 01月27日    3501億円 -2018億円  4496億円  +334億円 01月20日    5519億円  -410億円  4162億円  +700億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 03月01日    5425万株   -105万株  1億9059万株   +691万株 02月28日    5530万株   -309万株  1億8367万株   +210万株 02月27日    5840万株    -5万株  1億8157万株   +230万株 02月24日    5846万株    +27万株  1億7927万株   +93万株 02月22日    5818万株   +359万株  1億7833万株   -327万株 02月21日    5458万株   +4875万株  1億8161万株   +3404万株 02月20日    583万株    -429万株  1億4757万株   +123万株 02月17日    1012万株   -431万株  1億4633万株   -167万株 02月16日    1443万株   +427万株  1億4801万株   +28万株 02月15日    1016万株   -159万株  1億4772万株   -708万株 02月14日    1175万株   -194万株  1億5480万株   +1543万株 02月13日    1369万株   -228万株  1億3937万株   -459万株 ■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分) 【2022年】 1月14日  701億円 1月25日  701億円 2月14日  701億円 3月07日  701億円 4月07日  701億円 5月19日  701億円 6月13日  701億円 6月17日  701億円 12月2日  701億円 株探ニュース 2023/03/05 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―リバランスの反動でややNTショートの動きを想定 「リバランスの反動でややNTショートの動きを想定」  今週の日経225先物は、引き続き米企業決算や米経済指標の結果を受けた金利動向などの影響を受けることになりそうだ。先週の米国市場は、週を通じて主要な株価指数が下落した。ホーム・デポやウォルマートの予想を下回る決算や見通しが嫌気されたほか、2月の米購買担当者景気指数(PMI)が予想を上回ったことが売りにつながった。  また、公表された前回の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、利上げ継続が適切との見方やインフレ上振れリスクが指摘され、さらに数人の参加者が0.5%の利上げを支持していたことが分かると、米長期金利が昨年11月以来の水準に上昇する場面も見られた。  週後半にはエヌビディアの予想を上回る決算が市場心理を改善させたものの、24日にはFRB(連邦準備制度理事会)が物価指標として重視する1月の米個人消費支出、PCEデフレーターが予想を上回る上昇だったことを受け、利上げは想定より長引くとの警戒感が強まった。  今週の米国市場では、引き続き小売企業の決算発表が予定されており、先週のホーム・デポ同様に慎重な見通しが相次ぐ可能性があり、警戒が必要だ。また、経済指標では28日に2月のシカゴ購買部協会景気指数、リッチモンド連銀製造業指数、コンファレンス・ボード消費者信頼感指数、3月1日には2月のISM製造業景況指数、3日にはISM非製造業景況指数の発表などが予定されているため、これらを受けた金利の動向が注目を集めそうだ。  先週の日経225先物は一時2万6950円まで売られ、節目の2万7000円を割り込む場面があったが、週末にはエヌビディアの決算評価の流れにより、指数インパクトの大きい値がさ半導体株が買われ、日経平均株価をけん引する格好となった。また、次期日銀総裁候補の植田和男氏らに対する所信聴取は想定されていた内容ではあったが、足もとの調整でショートが積み上がっていたとみられ、リバランスに向かわせた。  ただし、あくまでもリバランスが中心であり、積極的にロングに傾けたものではない。再び調整を強めてくる可能性はあるが、一目均衡表の雲上限までの調整を経て、いったんは調整一巡感が意識されやすい。目先的には25日移動平均線が上値抵抗線として、75日線が位置するオプション権利行使価格の2万7250円のほか、200日線辺りが支持線として機能する展開が予想される。  そのため、オプション権利行使価格の2万7000円~2万7500円のレンジを想定しつつ、再び75日線割れから2万7000円辺りに位置する200日線に接近する局面では、押し目狙いのロング対応となる。一方で、25日線および先週末の高値2万7450円を上回る局面では、レンジ上限の想定をオプション権利行使価格の2万7875円に切り上げたい。  先週のVIX指数は週前半に上値抵抗線と機能していた75日線を突破し、一時23.63まで切り上がる場面が見られた。その後は調整を見せたが、75日線が支持線として機能している。昨年12月半ばの上昇では200日線までの切り上がりを見せていたため、同線が位置する24.46辺りまでの上昇は警戒しておきたい。  また、先週のNT倍率は先物中心限月で13.70倍までの調整を経て、週末には13.81倍に上昇した。東京エレクトロン <8035> [東証P]などが日経平均型をけん引した格好となったが、リバランス中心であったため、反動はみられそうだ。米長期金利の上昇や、円相場が1ドル=136円半ばと円安に振れて推移するなか、金融株や輸出関連株などへの物色が見込まれ、TOPIX型優位の展開も想定しておきたいところだろう。名実ともに3月相場入りとなるため、期末に向けた配当志向の物色にも向かいやすいこともあり、ややNTショートを想定しておきたい。  2月第3週(2月13日-17日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では6週連続で買い越しており、買い越し越し額は3802億円(2月第2週は6474億円の買い越し)だった。なお、現物は2331億円の買い越し(同1864億円の買い越し)と2週連続の買い越しであり、先物は1471億円の買い越し(同4609億円の買い越し)と5週連続で買い越している。個人は現物と先物の合算で84億円の売り越しで、2週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で1522億円の売り越しとなり、6週連続の売り越しだった。  主要スケジュールでは、27日に12月景気動向指数改定値、参院での次期日銀総裁候補の植田和男氏の所信聴取、米国1月耐久財受注、中国共産党・2中全会(26~28日)、28日に1月鉱工業生産、1月商業動態統計、米国2月シカゴ購買部協会景気指数、米国2月リッチモンド連銀製造業指数、米国2月コンファレンス・ボード消費者信頼感指数、3月1日に中国2月製造業PMI、中国2月財新製造業PMI、米国2月ISM製造業景況指数、2日に10-12月期法人企業統計調査、米国10-12月期非農業部門労働生産性改定値、3日に1月完全失業率、2月東京都区部CPI、中国2月財新サービス部門PMI、米国2月ISM非製造業PMIなどが予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 02月限 日経225 27835.60  TOPIX  1965.67 03月限 日経225 25457.94  TOPIX  1808.03 04月限 日経225 27122.37  TOPIX  1904.02 05月限 日経225 25951.24  TOPIX  1838.12 06月限 日経225 28122.81  TOPIX  1955.38 07月限 日経225 26659.58  TOPIX  1890.16 08月限 日経225 28525.62  TOPIX  1963.05 09月限 日経225 28253.40  TOPIX  1957.76 10月限 日経225 26666.31  TOPIX  1885.58 11月限 日経225 28225.86  TOPIX  1978.52 12月限 日経225 27576.37  TOPIX  1945.27 01月限 日経225 26325.21  TOPIX  1900.71 02月限 日経225 27779.75  TOPIX  1986.19 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/03 02月24日  27120  27450  26950  27380  +250 22/03 02月22日  27430  27460  27020  27130  -320 22/03 02月21日  27520  27520  27330  27450  -70 22/03 02月20日  27470  27520  27380  27520  +60 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/03 02月24日  1975.5  1989.5  1964.0  1982.5  +7.0 22/03 02月22日  1993.5  1997.5  1969.5  1975.5  -20.0 22/03 02月21日  1999.0  2003.5  1991.0  1995.5  -3.5 22/03 02月20日  1989.5  1999.5  1986.0  1999.0  +10.5 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日比 02月24日(3月限)  27330  -50 02月23日(3月限)  27230  +100 02月22日(3月限)  27030  -100 02月21日(3月限)  27255  -195 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 02月17日    342億円  -230億円  3602億円  -0.09億円 02月10日    572億円 -1769億円  3602億円  -381億円 02月03日    2342億円 -1159億円  3983億円  -513億円 01月27日    3501億円 -2018億円  4496億円  +334億円 01月20日    5519億円  -410億円  4162億円  +700億円 01月13日    5930億円  +368億円  3462億円  -42億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 02月21日    5458万株   +4875万株  1億8161万株   +3404万株 02月20日    583万株    -429万株  1億4757万株   +123万株 02月17日    1012万株   -431万株  1億4633万株   -167万株 02月16日    1443万株   +427万株  1億4801万株   +28万株 02月15日    1016万株   -159万株  1億4772万株   -708万株 02月14日    1175万株   -194万株  1億5480万株   +1543万株 02月13日    1369万株   -228万株  1億3937万株   -459万株 02月10日    1598万株   -1035万株  1億4396万株   -921万株 02月09日    2633万株    -76万株  1億5318万株   +1425万株 02月08日    2709万株   -2409万株  1億3893万株   -2041万株 02月07日    5118万株   +198万株  1億5934万株   +518万株 02月06日    4920万株   -1766万株  1億5416万株   +1435万株 ■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分) 【2022年】 1月14日  701億円 1月25日  701億円 2月14日  701億円 3月07日  701億円 4月07日  701億円 5月19日  701億円 6月13日  701億円 6月17日  701億円 12月2日  701億円 株探ニュース 2023/02/26 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―FOMC議事要旨、日銀総裁候補の所信聴取を控え、スキャルピング中心のトレードに 「FOMC議事要旨、日銀総裁候補の所信聴取を控え、スキャルピング中心のトレードに」  今週の日経225先物は、引き続き2万7500円を中心とした狭いレンジで推移しそうだ。先週の米国市場は1月の米消費者物価指数(CPI)や米卸売物価指数(PPI)が市場予想を上回ったことで、米連邦準備理事会(FRB)の利上げ継続観測を背景に調整が目立った。また、16日にはクリーブランド連銀のメスター総裁やセントルイス連銀のブラード総裁が3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.5%の利上げを支持する可能性を示したことも重荷となった。17日にはFRBのボウマン理事がインフレ抑制に進展がみられるまで利上げ継続の必要性を主張するなど、金融引き締めに積極的なタカ派寄りの発言が相次いだ。  今週は21日に2月の米製造業購買担当者景気指数(PMI)、2月の米サービス部門PMI、22日に米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨、24日に1月の米個人消費支出(PCEデフレーター)の発表が予定されている。足もとでFRB高官らの発言が相次ぐなか、FOMC議事要旨(1月31日、2月1日開催分)でインフレや金利見通しに関する議論がタカ派色の濃いものだった場合、米長期金利の上昇や為替市場での円安傾向が強まりやすいだろう。また、パウエルFRB議長がインフレ動向を測るうえで正確な指標としている、PCEデフレーターに投資家の関心が集まりそうだ。  20日はプレジデント・デー(大統領の日)で米国市場が休場、23日が天皇誕生日の祝日で国内市場が休場となるため、週を通じてポジションを傾けてくる動きは考えづらい。さらに、24日には日銀の次期総裁候補、植田和男氏の所信聴取が予定されている。市場では大規模緩和政策の修正思惑が高まっているが、金融政策正常化への観測が強まるようだと、短期的にはリバランスの動きに向かわせよう。  米国のPCEデフレーターやFOMC議事要旨、国内では日銀の次期総裁候補の所信聴取、そして日米の休場を挟むことにより、オーバーナイトでのポジションは取りづらくなるため、日中でのスキャルピング中心のトレードを想定しておきたい。また、米国市場の動向により、ナイトセッションで振れやすくなると考えられるが、VIX指数は先週の上昇で25日移動平均線を突破し、上値抵抗線として機能している75日線と13週線を捉えてきた。この抵抗線を明確に上放れてくると、昨年12月半ばに付けた25.84が射程に入ってくる可能性があるため、依然としてボトム圏での推移ではあるものの、ややリスクオフに傾く展開は意識しておきたい。  日経225先物は2万7500円を中心に、75日線が位置する2万7220円水準が支持線として機能する一方で、直近戻り高値の2万7820円を上値抵抗とするレンジを継続している。切り上がる25日線と75日線とのゴールデンクロス示現により、今後は25日線を支持線とした形でレンジ下限が徐々に切り上がってくることになる。そのため、オプション権利行使価格の2万7375円~2万7750円のレンジを想定しておきたい。米国市場の動向次第ではあるが、2万7500円を下回り、2万7375円辺りまでは押し目狙いのロングで対応。2万7625円から2万7750円辺りでは戻り売り狙いのショートスタンスといったところか。2万7750円をブレイクし、2万7820円をクリアした段階で、ショートカバーを想定した短期的なロングに向かわせよう。  先週のNT倍率は先物中心限月で13.80倍に低下し、支持線として機能していた25日線を若干ながら下回ってきた。米長期金利や為替にらみの展開になりそうだが、足もとでNTスプレッド狙いのトレードは限られているように映る。日銀の次期総裁候補の所信聴取において、緩和姿勢継続ならいったんはNTロングに振れやすくなるが、今後の政策修正への思惑が払拭しきれないなかでは、3月期末に向けた配当志向の物色が見込まれ、TOPIX型優位の流れが意識されるため、ややNTショートのトレードが有効と考えられる。  2月第2週(2月6日-10日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では5週連続で買い越しており、買い越し越し額は6474億円(2月第1週は2426億円の買い越し)だった。なお、現物は1864億円の買い越し(同67億円の売り越し)と2週ぶりの買い越しであり、先物は4609億円の買い越し(同2493億円の買い越し)と4週連続で買い越している。個人は現物と先物の合算で2055億円の売り越しで、2週ぶりの売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で2105億円の売り越しとなり、5週連続の売り越しだった。海外投資家は1月第4週の1兆3231億円の買い越し(現物・先物)で、いったんピーク感はあったものの、買い越しを継続しており、ショートを仕掛けづらそうだ。  経済スケジュールでは21日に米国2月製造業PMI、米国2月サービス部門PMI、22日にFOMC議事要旨、23日に米国10-12月期実質国内総生産(GDP)改定値、米国前週分新規失業保険申請件数、24日に1月全国消費者物価指数、日銀次期総裁候補の所信聴取、米国1月個人消費支出(PCEデフレーター)、米国1月新築住宅販売件数、米国2月ミシガン大学消費者態度指数確報値などが予定されている。なお、米決算では21日にウォルマート、22日にイーベイ、エヌビディアなどの発表が予定されている。エヌビディアの決算反応は、日経225先物のトレードに影響を与えよう。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 02月限 日経225 27835.60  TOPIX  1965.67 03月限 日経225 25457.94  TOPIX  1808.03 04月限 日経225 27122.37  TOPIX  1904.02 05月限 日経225 25951.24  TOPIX  1838.12 06月限 日経225 28122.81  TOPIX  1955.38 07月限 日経225 26659.58  TOPIX  1890.16 08月限 日経225 28525.62  TOPIX  1963.05 09月限 日経225 28253.40  TOPIX  1957.76 10月限 日経225 26666.31  TOPIX  1885.58 11月限 日経225 28225.86  TOPIX  1978.52 12月限 日経225 27576.37  TOPIX  1945.27 01月限 日経225 26325.21  TOPIX  1900.71 02月限 日経225 27779.75  TOPIX  1986.19 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/03 02月17日  27670  27680  27440  27460  -210 22/03 02月16日  27450  27730  27440  27670  +230 22/03 02月15日  27620  27770  27420  27440  -180 22/03 02月14日  27450  27710  27430  27620  +180 22/03 02月13日  27530  27690  27240  27440  -210 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/03 02月17日  1998.5  2000.5  1985.0  1988.5  -9.5 22/03 02月16日  1984.0  2005.0  1984.0  1998.0  +14.5 22/03 02月15日  1994.0  2005.0  1982.5  1983.5  -10.0 22/03 02月14日  1978.0  2000.0  1977.5  1993.5  +16.0 22/03 02月13日  1980.0  1988.5  1967.0  1977.5  -8.0 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日比 02月17日(3月限)  27505  +45 02月16日(3月限)  27515  -155 02月15日(3月限)  27620  +180 02月14日(3月限)  27745  +125 02月13日(3月限)  27700  +260 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 02月10日    572億円 -1769億円  3602億円  -381億円 02月03日    2342億円 -1159億円  3983億円  -513億円 01月27日    3501億円 -2018億円  4496億円  +334億円 01月20日    5519億円  -410億円  4162億円  +700億円 01月13日    5930億円  +368億円  3462億円  -42億円 01月06日    5561億円  +572億円  3504億円  -406億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 02月15日    1016万株   -159万株  1億4772万株   -708万株 02月14日    1175万株   -194万株  1億5480万株   +1543万株 02月13日    1369万株   -228万株  1億3937万株   -459万株 02月10日    1598万株   -1035万株  1億4396万株   -921万株 02月09日    2633万株    -76万株  1億5318万株   +1425万株 02月08日    2709万株   -2409万株  1億3893万株   -2041万株 02月07日    5118万株   +198万株  1億5934万株   +518万株 02月06日    4920万株   -1766万株  1億5416万株   +1435万株 02月03日    6687万株   -1320万株  1億3981万株   -1843万株 02月02日    8007万株   -1210万株  1億5824万株   -249万株 02月01日    9217万株    -71万株  1億6074万株   +500万株 01月31日    9288万株   -910万株  1億5573万株   +318万株 01月30日  1億0199万株   -481万株  1億5255万株   -142万株 ■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分) 【2022年】 1月14日  701億円 1月25日  701億円 2月14日  701億円 3月07日  701億円 4月07日  701億円 5月19日  701億円 6月13日  701億円 6月17日  701億円 12月2日  701億円 株探ニュース 2023/02/19 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―米重要インフレ指標や日銀人事を巡る報道により、アルゴリズムのトレードが入りやすい 「米重要インフレ指標や日銀人事を巡る報道により、アルゴリズムのトレードが入りやすい」  今週の日経225先物は、米連邦準備理事会(FRB)による利上げ長期化への警戒が燻るなか、同国の重要なインフレ指標などが相場の変動要因になりそうだ。また、国内では週前半で決算発表ピークを通過する。14日に政府が国会に提示する日銀正副総裁の人事案を受けた大規模緩和政策の持続性を巡る思惑がトレード要因になろう。  日銀人事については先週、政府が14日に提示するとの報道を受けて、雨宮正佳副総裁が本命視されるなか、大規模緩和政策が継続するとの見方により、円相場が1ドル=131円後半と円安に振れ、先物市場でも買い材料となった。しかし、その後、元日銀審議委員の植田和男氏を起用する人事を固めたと報じられた。  植田氏は積極的なハト派とはみられておらず、現在の大規模緩和策が見直されるとの思惑が浮上し、ドル円は一時1ドル=129円台まで円高に振れ、日経225先物はナイトセッションで一時2万7430円まで売られる場面も見られた。日銀人事に絡んだ報道によりアルゴリズムのトレードは入りやすく、為替市場や先物市場の変動幅が大きくなる可能性がある点には注意する必要があろう。  ただし、日経225先物は売り一巡後に早い段階で2万7500円を回復しており、引き続き2万7500円処での底堅さはみられる可能性がある。また、75日移動平均線が支持線として機能することが期待される。短期的なトレードが中心となるなか、調整基調が強まる局面では押し目狙いのロングでの対応を想定しておきたい。一方で、直近戻り高値の2万7820円に接近する局面では上値の重さが意識された。この水準を捉えてくるようだと、オプション権利行使価格の2万7875円および2万8000円が射程に入り、ショートカバーが強まる可能性も高まろう。  また、米国では14日に1月の消費者物価指数(CPI)、15日に1月の小売売上高、2月のニューヨーク連銀製造業景気指数、16日に2月のフィラデルフィア連銀製造業景気指数、1月の卸売物価指数(PPI)など重要指標の発表が予定されている。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が7日のインタビューで「ディスインフレのプロセスが始まっている」との認識を改めて示したことが材料視されたが、強い1月の雇用統計を受けてFRB高官らによるタカ派発言が相次ぐなか、神経質な状況が続くことになりそうだ。  先週末のVIX指数は20.53だった、9日に上値抵抗線の25日線を突破し、終値では1月19日以来の20.00を回復した。10日は小幅に低下したものの、一時21.94まで上昇し、75日線を上回る場面もあった。昨年11月以降、75日線が抵抗線として機能していることもあり、21.68辺りに位置する75日線を明確に上放れてくると、慎重姿勢に向かわせやすい。  先週のNT倍率は先物中心限月で13.92倍だった。週初に一時14.03倍まで上昇し75日線に接近する場面も見られたが、その後はNTロングを巻き戻す動きにより、9日には一時13.85倍と25日線水準まで低下した。日経225先物は2万7500円を中心としたレンジで推移する可能性は高そうだが、米国の指標を受けた長期金利の動向次第では、NTスプレッド狙いのトレードが入りそうだ。  2月第1週(1月30日-2月3日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では4週連続で買い越しており、買い越し越し額は2426億円(1月第4週は1兆3231億円の買い越し)だった。なお、現物は67億円の売り越し(同3037億円の買い越し)と4週ぶりの売り越しであり、先物は2493億円の買い越し(同1兆193億円の買い越し)と3週連続で買い越している。個人は現物と先物の合算で182億円の買い越しで、4週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で1739億円の売り越しとなり、4週連続の売り越しだった。  経済スケジュールでは14日に10-12月期実質国内総生産(GDP)、12月鉱工業生産(確報値)、米国1月消費者物価指数、15日に1月訪日外客数、米国1月小売売上高、米国2月ニューヨーク連銀製造業景気指数、米国1月鉱工業生産、16日に12月機械受注、1月貿易統計、米国1月住宅着工件数、米国2月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、米国1月卸売物価指数、17日に米国1月輸出入物価指数、米国1月コンファレンス・ボード景気先行指数が予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 02月限 日経225 27835.60  TOPIX  1965.67 03月限 日経225 25457.94  TOPIX  1808.03 04月限 日経225 27122.37  TOPIX  1904.02 05月限 日経225 25951.24  TOPIX  1838.12 06月限 日経225 28122.81  TOPIX  1955.38 07月限 日経225 26659.58  TOPIX  1890.16 08月限 日経225 28525.62  TOPIX  1963.05 09月限 日経225 28253.40  TOPIX  1957.76 10月限 日経225 26666.31  TOPIX  1885.58 11月限 日経225 28225.86  TOPIX  1978.52 12月限 日経225 27576.37  TOPIX  1945.27 01月限 日経225 26325.21  TOPIX  1900.71 02月限 日経225 27779.75  TOPIX  1986.19 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/03 02月10日  27580  27790  27500  27650  +120 22/03 02月09日  27580  27610  27360  27530  -70 22/03 02月08日  27600  27670  27360  27600   0 22/03 02月07日  27660  27790  27530  27600  -80 22/03 02月06日  27480  27820  27400  27680  +190 22/03 02月03日  27400  27600  27350  27490  +100 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/03 02月10日  1982.5  1999.5  1975.5  1985.5  +5.5 22/03 02月09日  1982.0  1987.5  1970.0  1980.0  -3.0 22/03 02月08日  1979.0  1990.5  1967.5  1983.0  +3.5 22/03 02月07日  1977.5  1989.5  1970.0  1979.5   0.0 22/03 02月06日  1967.5  1989.0  1964.5  1979.5  +11.5 22/03 02月03日  1965.0  1974.0  1956.0  1968.0  +2.0 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日比 02月10日(3月限)  27585  -65 02月09日(3月限)  27540  +10 02月08日(3月限)  27395  -205 02月07日(3月限)  27660  +60 02月06日(3月限)  27685  +5 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 02月03日    2342億円 -1159億円  3983億円  -513億円 01月27日    3501億円 -2018億円  4496億円  +334億円 01月20日    5519億円  -410億円  4162億円  +700億円 01月13日    5930億円  +368億円  3462億円  -42億円 01月06日    5561億円  +572億円  3504億円  -406億円 12月30日    4989億円  +391億円  3911億円  +177億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 02月08日    2709万株   -2409万株  1億3893万株   -2041万株 02月07日    5118万株   +198万株  1億5934万株   +518万株 02月06日    4920万株   -1766万株  1億5416万株   +1435万株 02月03日    6687万株   -1320万株  1億3981万株   -1843万株 02月02日    8007万株   -1210万株  1億5824万株   -249万株 02月01日    9217万株    -71万株  1億6074万株   +500万株 01月31日    9288万株   -910万株  1億5573万株   +318万株 01月30日  1億0199万株   -481万株  1億5255万株   -142万株 01月27日  1億0681万株   -2021万株  1億5397万株   +306万株 01月26日  1億2702万株   -2191万株  1億5091万株   -357万株 01月25日  1億4893万株   -1064万株  1億5448万株   -86万株 01月24日  1億5958万株   -1600万株  1億5534万株   +493万株 01月23日  1億7558万株   -2091万株  1億5041万株   +780万株 ■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分) 【2022年】 1月14日  701億円 1月25日  701億円 2月14日  701億円 3月07日  701億円 4月07日  701億円 5月19日  701億円 6月13日  701億円 6月17日  701億円 12月2日  701億円 株探ニュース 2023/02/12 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―2万7500円~2万8000円のレンジから徐々に下値切り上げへ 「2万7500円~2万8000円のレンジから徐々に下値切り上げへ」   今週の日経225先物は、2万7500円処での底固めからレンジを切り上げてくる展開が見込まれる。3日の米国市場では主要な株価指数が下落した。朝方発表された1月の米雇用統計で非農業部門雇用者数(季節調整済み)は51万7000人増加し、昨年12月の26万人増、市場予想(18万7000人増程度)をともに大きく上回った。失業率は予想に反して3.4%と53年ぶりの水準に低下している。雇用統計の結果を受けて米連邦準備理事会(FRB)が早期に利上げを停止するとの期待が後退。米長期金利は3.5%台に上昇し、前日まで強かったハイテク株が売られ、相場の下げを主導した。  週初は米国市場が下落した影響がありそうだ。注目のテック企業では、2日の取引終了後に決算を発表し、時間外取引で売られていたアップルが2%超上昇。一方、アマゾン・ドット・コムは8%を超える下落だったが、前日の先回りで買われた上昇分を打ち消した水準であり、ニュートラルだろう。値がさハイテク株などでは利益確定の売りが優勢となりそうだが、米雇用統計を受けて為替市場では1ドル=131円台と円安に振れて推移していることもあり、輸出関連株などに買い戻しが入る可能性はある。  日経225先物はナイトセッションで2万7400円まで売られる場面が見られたが、その後の切り返しで一時2万7720円まで買われた。引き続き5日移動平均線が支持線として機能するなか、心理的な抵抗だった2万7500円を上放れてきた。5日線が緩やかに切り上がりを見せてきたこともあり、2万7500円処での底固めから、オプション権利行使価格の2万7500円~2万7750円のレンジに移行しよう。さらに、昨年12月半ばの急落前の水準が意識されてくるなか、2万7500円~2万8000円のレンジから徐々に下値を切り上げてくる可能性があろう。  引き続き決算発表がピークを迎えていることもあり、ソフトバンクグループ <9984> [東証P]など指数インパクトの大きい値がさ株の決算影響は受けやすいだろう。ただし、2万7500円水準を支持線に変えてくるなか、ヘッジ対応のロングが入りやすいほか、押し目待ち狙いのロングも下値を切り上げてくる可能性があるとみておきたい。価格帯別売買動向で見ても2万7500円での商いが積み上がっているため、足もとでのこう着によって短期的にはショートが積み上がっていたとみられる。  また、VIX指数は18.33に低下した。先週は2日に17.06まで低下しており、チャート上では切り下がる25日線に上値を抑えられる形状であるため、リスク選好が継続している。なお、先週のNT倍率は先物中心限月で13.96倍に上昇した。週初の13.80倍水準から、一時14.02倍と昨年12月20日以来の14.00倍台に乗せる場面も見られた。心理的な上値抵抗として意識されている75日線が14.05倍で推移しており、先週末の米国市場の流れもあって、いったんはNTロングを巻き戻す動きがありそうだ。ただし、日米ともに出遅れていたハイテク株を見直す動きは継続すると考えられるため、NTロングによるトレードは入りやすいとみられる。また、13週線が13.96倍辺りに切り下がってきており、同線を明確に上放れてくると、昨年8月ピークの14.58倍を起点とした調整トレンドが転換する可能性もあるだろう。  1月第4週(1月23日-27日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週連続で買い越しており、買い越し越し額は1兆3231億円(1月第3週は4555億円の買い越し)だった。なお、現物は3037億円の買い越し(同987億円の買い越し)と3週連続の買い越しであり、先物は1兆193億円の買い越し(同3567億円の買い越し)と2週連続で買い越している。個人は現物と先物の合算で6765億円の売り越しで、3週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で3450億円の売り越しとなり、3週連続の売り越しだった。  経済スケジュールなどでは7日に12月全世帯家計調査、12月景気動向指数、米国12月貿易収支、バイデン米大統領一般教書演説、パウエルFRB議長講演、8日に12月国際収支、1月景気ウオッチャー調査、米国12月卸売売上高、9日に米国新規失業保険申請件数、10日に日銀正副総裁人事案の国会提示、1月国内企業物価指数、中国1月消費者物価指数(CPI)、中国1月生産者物価指数(PPI)、米国2月ミシガン大学消費者態度指数などが予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 02月限 日経225 27835.60  TOPIX  1965.67 03月限 日経225 25457.94  TOPIX  1808.03 04月限 日経225 27122.37  TOPIX  1904.02 05月限 日経225 25951.24  TOPIX  1838.12 06月限 日経225 28122.81  TOPIX  1955.38 07月限 日経225 26659.58  TOPIX  1890.16 08月限 日経225 28525.62  TOPIX  1963.05 09月限 日経225 28253.40  TOPIX  1957.76 10月限 日経225 26666.31  TOPIX  1885.58 11月限 日経225 28225.86  TOPIX  1978.52 12月限 日経225 27576.37  TOPIX  1945.27 01月限 日経225 26325.21  TOPIX  1900.71 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/03 02月03日  27400  27600  27350  27490  +100 22/03 02月02日  27340  27500  27130  27390  +80 22/03 02月01日  27310  27520  27190  27310  +10 22/03 01月31日  27350  27570  27280  27300  -70 22/03 01月30日  27350  27480  27280  27370  +10 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/03 02月03日  1965.0  1974.0  1956.0  1968.0  +2.0 22/03 02月02日  1973.0  1978.5  1958.5  1966.0  -5.0 22/03 02月01日  1976.0  1989.5  1967.5  1971.0  -4.5 22/03 01月31日  1978.5  1994.5  1971.5  1975.5  -5.0 22/03 01月30日  1981.0  1988.5  1976.0  1980.5  -1.0 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日比 02月03日(3月限)  27620  +130 02月02日(3月限)  27530  +140 02月01日(3月限)  27425  +115 01月31日(3月限)  27490  +190 01月30日(3月限)  27410  +40 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 01月27日    3501億円 -2018億円  4496億円  +334億円 01月20日    5519億円  -410億円  4162億円  +700億円 01月13日    5930億円  +368億円  3462億円  -42億円 01月06日    5561億円  +572億円  3504億円  -406億円 12月30日    4989億円  +391億円  3911億円  +177億円 12月23日    4597億円 +1347億円  3733億円  -1017億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 02月01日    9217万株    -71万株  1億6074万株   +500万株 01月31日    9288万株   -910万株  1億5573万株   +318万株 01月30日  1億0199万株   -481万株  1億5255万株   -142万株 01月27日  1億0681万株   -2021万株  1億5397万株   +306万株 01月26日  1億2702万株   -2191万株  1億5091万株   -357万株 01月25日  1億4893万株   -1064万株  1億5448万株   -86万株 01月24日  1億5958万株   -1600万株  1億5534万株   +493万株 01月23日  1億7558万株   -2091万株  1億5041万株   +780万株 01月20日  1億9650万株   -569万株  1億4260万株   +847万株 01月19日  2億0219万株   -1101万株  1億3413万株   +595万株 01月18日  2億1321万株   +327万株  1億2817万株   +548万株 01月17日  2億0994万株   -225万株  1億2269万株   +47万株 01月16日  2億1219万株   -242万株  1億2222万株   +40万株 ■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分) 【2022年】 1月14日  701億円 1月25日  701億円 2月14日  701億円 3月07日  701億円 4月07日  701億円 5月19日  701億円 6月13日  701億円 6月17日  701億円 12月2日  701億円 株探ニュース 2023/02/05 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―海外投資家が先物で6週ぶり買い越し、FOMCがトレンド転換のポイントに 「海外投資家が先物で6週ぶり買い越し、FOMCがトレンド転換のポイントに」  今週の日経225先物は、1月31日~2月1日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)がトレンド転換のポイントになるだろう。ウォール・ストリート・ジャーナル紙は先週、「米連邦準備理事会(FRB)が2会合連続で利上げペースを落とすとともに、今春に利上げを停止するかどうか検討し始める可能性がある」と伝えた。米国の利上げが最終局面に近づきつつあるとの見方が強まるなか、NYダウは6営業日続伸とリバウンド基調を強めた。出遅れ感のあった大型テック株や半導体株を見直す動きが強まり、ナスダックは昨年12月の戻り高値水準を突破し、9月以来の水準を回復した。  この流れを受けた日経225先物は、24日に節目の2万7000円を突破するとともに、昨年12月の日銀の金融政策修正を嫌気して急落した分を埋めた。心理的な抵抗線として意識されていた75日移動平均線を上放れ、その後は節目の2万7500円処での上値の重さが目立ったものの、75日線を支持線とした底堅さを見せていた。一目均衡表では「雲」上限を突破し、遅行スパンは実線を下から上に突き抜ける形状となり、上方シグナルを灯している。ただし、「雲」のねじれが起きる週に入り、上下いずれかへ大きくトレンドが出やすい形状でもある。そのため、テクニカル面からも、FOMCの結果次第でトレンドを強めてくる可能性が高そうだ。  もっとも、先週の上昇で13週、26週、52週線を突破してきたことで、26週線が位置する2万7240円辺りが支持線として意識されやすいだろう。リバウンド一巡後は2万7500円に上値を抑えられていたこともあり、若干ながらショートに傾いている可能性がある。そのため、2万7500円を明確に上放れてくるようだと、ショートカバーを交えたリバウンドが強まりやすいと考えられる。オプション権利行使価格の2万7250円~2万7875円のレンジ推移を想定する。  27日に発表された12月の米個人消費支出(PCE)価格指数では、FRBがインフレ指標として重要視しているPCEコア価格指数が前年同月比4.4%上昇し、前月の4.7%上昇から減速した。これにより、FRBが利上げペースを減速させるとの見方が強まった。また、1月のミシガン大学消費信頼感指数(確定値)は64.9と速報値の64.6から上方修正されており、米経済のソフトランディング(軟着陸)は可能との見方にもつながった。  FRB高官らは今会合で0.25%の利上げを実施する見込みであり、市場はこれを織り込んでいる。FRB声明やパウエル議長の会見で利上げ継続の姿勢を強めてくるようだと、足もとで楽観的な見方が強まっていただけに、波乱の展開となる可能性がある。このため、週前半はFOMCを見極めたいとして模様眺めムードが強まろう。  また、日米ともに主要企業の決算発表が続く。米国では大型テック株のほか、国内でもソニーグループ <6758> [東証P]やキーエンス <6861> [東証P]、アドバンテスト <6857> [東証P]、オムロン <6645> [東証P]などの発表が予定されている。先週末にはファナック <6954> [東証P]が通期業績予想の上方修正と1株を5株とする株式分割を発表した。決算評価の流れにより指数インパクトの大きい値がさ株が日経平均株価を下支えする展開も期待されやすい。  FOMCを通過後も、2月2日には欧州中央銀行(ECB)が政策金利を発表するほか、3日には米国で1月のISM非製造業景況指数や1月の雇用統計の発表を控えている。決算も本格化するなかでは、日替わり的な物色に向かいやすい点には注意しておく必要がありそうだ。短期的なトレードが中心になるようだと、反動によるリバランスの動きも強まりやすいだろう。  VIX指数は18.51に低下しており、切り下がる13週線に上値を抑えられる形状を継続している。一時17.97まで切り下がる場面も見られており、1月半ば以来の水準となった。2021年10月安値の15.01辺りが意識されてくるなか、リスク選好に向かいやすい。先週のNT倍率は先物中心限月で5日、25日線が位置する13.80倍辺りでのこう着を継続していた。米大型テック株や日米ハイテク株の決算評価の流れとなれば、25日線を上放れる形でNTロングに向かう可能性がありそうだ。  1月第3週(1月16日-20日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週連続で買い越しており、買い越し越し額は4555億円(1月第2週は516億円の買い越し)だった。なお、現物は987億円の買い越し(同1705億円の買い越し)と2週連続の買い越しであり、先物は3567億円の買い越し(同1188億円の売り越し)と6週ぶりに買い越している。個人は現物と先物の合算で1207億円の売り越しで、2週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で2909億円の売り越しとなり、2週連続の売り越しだった。  経済スケジュールでは、1月31日に12月失業率・有効求人倍率、12月鉱工業生産、中国1月製造業購買担当者景気指数(PMI)、米国11月ケース・シラー米住宅価格指数、米国1月シカゴ購買部協会景気指数、米国1月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)、IMF世界経済見通し、2月1日に中国1月財新製造業PMI、米国1月ADP雇用統計、米国1月ISM製造業景況指数、FOMC政策金利、2日にイングランド銀行(BOE)政策金利、ECB政策金利、米国12月製造業新規受注、3日に米国1月雇用統計、米国1月ISM非製造業景況指数などが予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 02月限 日経225 27835.60  TOPIX  1965.67 03月限 日経225 25457.94  TOPIX  1808.03 04月限 日経225 27122.37  TOPIX  1904.02 05月限 日経225 25951.24  TOPIX  1838.12 06月限 日経225 28122.81  TOPIX  1955.38 07月限 日経225 26659.58  TOPIX  1890.16 08月限 日経225 28525.62  TOPIX  1963.05 09月限 日経225 28253.40  TOPIX  1957.76 10月限 日経225 26666.31  TOPIX  1885.58 11月限 日経225 28225.86  TOPIX  1978.52 12月限 日経225 27576.37  TOPIX  1945.27 01月限 日経225 26325.21  TOPIX  1900.71 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/03 01月27日  27370  27510  27300  27360  -20 22/03 01月26日  27360  27490  27150  27380  +60 22/03 01月25日  27260  27450  27070  27320  +50 22/03 01月24日  26920  27360  26880  27270  +390 22/03 01月23日  26540  26910  26530  26880  +350 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/03 01月27日  1980.0  1989.5  1975.0  1981.5   0.0 22/03 01月26日  1981.5  1987.5  1965.0  1981.5  +2.0 22/03 01月25日  1971.0  1983.0  1960.0  1979.5  +7.0 22/03 01月24日  1945.5  1974.5  1944.0  1972.5  +28.0 22/03 01月23日  1926.0  1949.0  1926.0  1944.5  +19.0 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日比 01月27日(3月限)  27415  +55 01月26日(3月限)  27500  +120 01月25日(3月限)  27390  +70 01月24日(3月限)  27190  -80 01月23日(3月限)  27155  +275 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 01月20日    5519億円  -410億円  4162億円  +700億円 01月13日    5930億円  +368億円  3462億円  -42億円 01月06日    5561億円  +572億円  3504億円  -406億円 12月30日    4989億円  +391億円  3911億円  +177億円 12月23日    4597億円 +1347億円  3733億円  -1017億円 12月16日    3250億円  -72億円  4750億円  -344億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 01月25日  1億4893万株   -1064万株  1億5448万株   -86万株 01月24日  1億5958万株   -1600万株  1億5534万株   +493万株 01月23日  1億7558万株   -2091万株  1億5041万株   +780万株 01月20日  1億9650万株   -569万株  1億4260万株   +847万株 01月19日  2億0219万株   -1101万株  1億3413万株   +595万株 01月18日  2億1321万株   +327万株  1億2817万株   +548万株 01月17日  2億0994万株   -225万株  1億2269万株   +47万株 01月16日  2億1219万株   -242万株  1億2222万株   +40万株 01月13日  2億1461万株   -2557万株  1億2181万株   -292万株 01月12日  2億4018万株   +1414万株  1億2474万株   -166万株 01月11日  2億2604万株   +759万株  1億2641万株   -116万株 01月10日  2億1844万株   +510万株  1億2757万株   +176万株 ■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分) 【2022年】 1月14日  701億円 1月25日  701億円 2月14日  701億円 3月07日  701億円 4月07日  701億円 5月19日  701億円 6月13日  701億円 6月17日  701億円 12月2日  701億円 株探ニュース 2023/01/29 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―アク抜け感高まると2万7000円突破からリバランス強まる可能性も 「アク抜け感高まると2万7000円突破からリバランス強まる可能性も」  今週の日経225先物は、日米ともに本格化する決算発表に投資家の関心が集まるなか、主要企業の決算内容が指数に影響を与える可能性がある。特に、日本では日本電産 <6594> [東証P]や信越化学工業 <4063> [東証P]など、米国ではマイクロソフトやテスラ、ボーイングなどの決算発表が予定されている。日米ともに原材料・エネルギー価格の高騰による企業業績への影響が警戒されており、不透明感が高まるなかでの決算となるため、指数へのインパクトは強まりやすい。  ただし、決算については足もとでは上方修正期待などの強気な見方は限られており、株価水準にも割高感はない。そのため、通期計画が据え置かれた段階で市場はポジティブな見方に向かいやすく、悪材料出尽くしとして見直す流れが期待される。また、日銀イベントを無難に通過したことで、決算に対する反応は強めになる可能性もある。  20日の米国市場は反発した。12月の中古住宅販売件数が季節調整済みで年換算402万戸に減少し、前月比での減少は11カ月連続となり、利上げ観測が後退した。また、米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事が、次回の米連邦公開市場委員会(FOMC)では利上げ幅を再度縮小し、0.25%の利上げを支持すると表明したことがセンチメントを改善させた。この流れのなか、シカゴ日経平均先物は大阪比385円高の2万6915円だった。  週初はこれにサヤ寄せする形で買い優勢の展開が見込まれる。ナイトセッションでは、18日の金融政策決定会合後の急伸時に付けた2万6920円に接近。19日の反落などである程度ショートも積み上がっていると考えられ、戻り高値を明確に突破してくると、リバランスの動きが強まる可能性はありそうだ。そうなると、節目の2万7000円や、75日移動平均線が位置する2万7100円水準を捉えてくる展開が意識されてくる。為替市場では、円相場が1ドル=129円台半ばで推移していることもロングに向かわせやすい。  日経225先物は75日線を捉えてくると、昨年12月の日銀による金融政策修正を嫌気した急落分も埋めてくる展開が期待されてくる。そうなると、よりリバランスを強めてくることが考えられる。そのため、個別の決算反応を見極めつつ、アク抜け感が強まる局面では、ややロング対応のトレードになりそうだ。  ただし、次回の米FOMC(1月31日~2月1日)を控えて、27日発表の12月の個人消費支出(PCEデフレーター)や1月のミシガン大学消費者態度指数(確報値)などの経済指標のほか、利上げペースに関する各種報道などの影響を受けやすい点には注意が必要だ。また、日経225先物は75日線を捉えたとしても、同水準では達成感が高まりやすく、米国市場の動向次第では一気にショートに傾く展開も想定しておく必要があろう。そのため、日経225先物はオプション権利行使価格の2万6500円~2万7500円のレンジを想定する。  なお、VIX指数は19.85に低下した。足もとでは切り下がる25日線に上値を抑えられていることから、リスク選好に向かわせやすい。先週末のNT倍率は先物中心限月で13.77倍だった。18日に一時13.88倍まで上昇した後はNTロングの巻き戻しが優勢となったものの、5日線水準で下げ渋る動きだった。上値を抑えられている25日線は13.87倍に切り下がっていることもあり、週初のリバランスで同線を捉えてくるようだと、NTロングに振れやすく、75日線が位置する14.09倍辺りを目指す動きが強まる展開も想定しておきたい。  1月第2週(1月10日- 13日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では5週ぶりに買い越しており、買い越し越し額は516億円(1月第1週は5668億円の売り越し)だった。なお、現物は1705億円の買い越し(同640億円の売り越し)と2週ぶりの買い越しであり、先物は1188億円の売り越し(同5028億円の売り越し)と5週連続で売り越している。個人は現物と先物の合算で584億円の売り越しで、2週ぶりの売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で1402億円の売り越しとなり、4週ぶりの売り越しだった。  経済スケジュールでは23日に日銀金融政策決定会合議事要旨、米国12月コンファレンス・ボード景気先行指数、24日に米国1月製造業購買担当者景気指数(PMI)、25日に11月景気動向指数改定値、1月月例経済報告、26日に日銀金融政策決定会合の主な意見、米国10-12月期GDP、米国12月耐久財受注、米国12月新築住宅販売件数、27日に米国12月個人消費支出、米国1月ミシガン大学消費者態度指数(確報値)などが予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 02月限 日経225 27835.60  TOPIX  1965.67 03月限 日経225 25457.94  TOPIX  1808.03 04月限 日経225 27122.37  TOPIX  1904.02 05月限 日経225 25951.24  TOPIX  1838.12 06月限 日経225 28122.81  TOPIX  1955.38 07月限 日経225 26659.58  TOPIX  1890.16 08月限 日経225 28525.62  TOPIX  1963.05 09月限 日経225 28253.40  TOPIX  1957.76 10月限 日経225 26666.31  TOPIX  1885.58 11月限 日経225 28225.86  TOPIX  1978.52 12月限 日経225 27576.37  TOPIX  1945.27 01月限 日経225 26325.21  TOPIX  1900.71 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/03 01月20日  26340  26540  26240  26530  +190 22/03 01月19日  26720  26760  26330  26340  -390 22/03 01月18日  26130  26920  26100  26730  +590 22/03 01月17日  25790  26170  25780  26140  +370 22/03 01月16日  26080  26080  25670  25770  -310 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/03 01月20日  1913.0  1927.0  1905.5  1925.5  +13.0 22/03 01月19日  1930.0  1932.5  1912.5  1912.5  -18.5 22/03 01月18日  1902.5  1943.5  1900.5  1931.0  +27.0 22/03 01月17日  1884.0  1904.0  1883.5  1904.0  +21.5 22/03 01月16日  1901.5  1902.0  1877.0  1882.5  -19.0 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日比 01月20日(3月限)  26915  +385 01月19日(3月限)  26320  -20 01月18日(3月限)  26470  -260 01月17日(3月限)  26250 +110 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 01月13日    5930億円  +368億円  3462億円  -42億円 01月06日    5561億円  +572億円  3504億円  -406億円 12月30日    4989億円  +391億円  3911億円  +177億円 12月23日    4597億円 +1347億円  3733億円  -1017億円 12月16日    3250億円  -72億円  4750億円  -344億円 12月09日    3322億円 +1529億円  5095億円  -324億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 01月18日  2億1321万株   +327万株  1億2817万株   +548万株 01月17日  2億0994万株   -225万株  1億2269万株   +47万株 01月16日  2億1219万株   -242万株  1億2222万株   +40万株 01月13日  2億1461万株   -2557万株  1億2181万株   -292万株 01月12日  2億4018万株   +1414万株  1億2474万株   -166万株 01月11日  2億2604万株   +759万株  1億2641万株   -116万株 01月10日  2億1844万株   +510万株  1億2757万株   +176万株 01月06日  2億1333万株   -126万株  1億2580万株   -308万株 01月05日  2億1459万株   +1734万株  1億2889万株   -422万株 01月04日  1億9725万株   +911万株  1億3311万株   -675万株 ■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分) 【2022年】 1月14日  701億円 1月25日  701億円 2月14日  701億円 3月07日  701億円 4月07日  701億円 5月19日  701億円 6月13日  701億円 6月17日  701億円 12月2日  701億円 株探ニュース 2023/01/22 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―日米金利差縮小への思惑からリバランスの動きが強まりやすい 「日米金利差縮小への思惑からリバランスの動きが強まりやすい」  今週の日経225先物は、米国の重要経済指標のほか、国内では日銀の金融政策決定会合を控えるなか、米長期金利や為替動向の影響を受けやすいだろう。  13日の米国市場では主要な株価指数が上昇し、相対的に出遅れていたナスダックは6営業日続伸し約1カ月ぶりの水準を回復した。朝方は主要銀行が経済の先行きに対して慎重な見方を示し、景気悪化が警戒されて売りが先行した。一方で、米連邦準備理事会(FRB)が金融政策を決定する上で注視している1月のミシガン大学消費者態度指数(速報値)で、1年先のインフレ期待は4%と前月の4.4%から低下し、2021年4月以来の低水準だった。前日には12月の米消費者物価指数(CPI)がインフレ鈍化を示していたこともあり、期待インフレ率の低下によって、金利先高観がさらに後退する格好となり、FRBが利上げペースを緩めるとの見方から売り一巡後は買い直された。  これにより1ドル=127円台と昨年5月以来の円高に振れるなか、シカゴ日経平均先物は日中大阪比290円安の2万5790円と大幅に下落した。テクニカル面ではボリンジャーバンドの-1σをキープできなかったことで、4日につけた2万5570円のほか、-2σが位置する2万5090円辺りが意識されてくる可能性が出てきた。  今週は米国で18日に12月の卸売物価指数(PPI)および12月の小売売上高の発表が予定されている。変動の激しい食品やエネルギーを除いたコアPPIは前年比で5.4%増と、9カ月連続で伸びが鈍化すると予想されている。CPIに続いてPPIでもインフレ鈍化が示されるようだと、米長期金利の低下につながり、円相場は円高に振れやすいだろう。また、物価高と金利上昇によって家計は圧迫されており、小売売上高は前月比マイナスとなる可能性が高い。そのため、FRBによる利上げ減速の思惑が一段と強まり、米国では利上げ長期化懸念を受けた売りは後退するとみられる。  国内では17-18日に開催される日銀の金融政策決定会合に関心が集まる。日銀が金融政策決定会合で大規模な金融緩和策に伴う副作用を点検すると報じられるなか、追加の政策修正が警戒されている。先週は先月に続いてさらに日銀が金融政策を修正するのではないかとの見方を背景に、長期金利(10年国債金利)が日銀の引き上げた0.5%の上限を上回り、一時0.545%とおよそ7年7カ月ぶりの水準に上昇した。昨年12月会合での金融緩和策の修正は、実質的な利上げと受け止められて市場の混乱につながっただけに、日銀が追加的な金融緩和策の修正に動く可能性は低いとみられる。  とはいえ、日米金利差縮小への思惑からリバランスの動きは強まりやすく、積極的にポジションを取りに行く動きは限られるだろう。そのため、ヘッジを考慮したNTショートによるスプレッド狙いのトレードに振れやすい面はありそうだ。先週末のNT倍率は先物中心限月で一時13.69倍まで低下し、4日の安値13.72倍を下回った。いったんはボトム形成からの巻き戻しが意識されるものの、為替睨みのなかでは相対的にTOPIX優位の展開が想定される。  なお、VIX指数は18.35に低下し、リスク選好に向かわせやすい面はある。ナスダックがリバウンド基調を強めてきたこともあり、足もとで反発を強めてきた東京エレクトロン <8035> [東証P]など、指数インパクトの大きい値がさハイテク株の動向が日経平均型の下支えとして意識されてくる可能性がある。また、先週末に大きく売られたファーストリテイリング <9983> [東証P]は52週移動平均線水準まで下落したことにより、いったんはリバウンドに向かうことも期待されてこよう。ハイテク株やファーストリテイリングに底堅さが見られるようだと、NTショートの巻き戻しに加えて、日経225先物へのショートカバーが意識されてくるだろう。目先的にオプション権利行使価格の2万5500円~2万6000円のレンジを想定しておきたい。  1月第1週(1月4日- 6日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では4週連続で売り越し、売り越し額は5668億円(12月4週は2658億円の売り越し)だった。なお、現物は640億円の売り越し(同1782億円の買い越し)と2週ぶりの売り越しであり、先物は5028億円の売り越し(同4440億円の売り越し)と4週連続で売り越している。個人は現物と先物の合算で1796億円の買い越しで、2週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で88億円の買い越しとなり、3週連続の買い越しだった。  経済スケジュールでは16日に12月国内企業物価指数、米国市場はキング牧師記念日で休場、17日に中国12月小売売上高、中国12月鉱工業生産、中国10-12月期国内総生産(GDP)、米国1月ニューヨーク連銀製造業景気指数、18日に日銀金融政策決定会合(2日目)、日銀展望レポート、11月機械受注、米国12月小売売上高、米国12月卸売物価指数、米国12月鉱工業生産、米国地区連銀経済報告(ベージュブック)、19日に12月貿易統計、米国12月住宅着工件数、米国1月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、20日に12月全国消費者物価指数、米国12月中古住宅販売件数などが予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 02月限 日経225 27835.60  TOPIX  1965.67 03月限 日経225 25457.94  TOPIX  1808.03 04月限 日経225 27122.37  TOPIX  1904.02 05月限 日経225 25951.24  TOPIX  1838.12 06月限 日経225 28122.81  TOPIX  1955.38 07月限 日経225 26659.58  TOPIX  1890.16 08月限 日経225 28525.62  TOPIX  1963.05 09月限 日経225 28253.40  TOPIX  1957.76 10月限 日経225 26666.31  TOPIX  1885.58 11月限 日経225 28225.86  TOPIX  1978.52 12月限 日経225 27576.37  TOPIX  1945.27 01月限 日経225 26325.21  TOPIX  1900.71 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/03 01月13日  26360  26360  25980  26080  -290 22/03 01月12日  26350  26520  26340  26370  -40 22/03 01月11日  26130  26450  26070  26410  +250 22/03 01月10日  25900  26290  25880  26160  +230 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/03 01月13日  1906.0  1913.5  1885.0  1901.5  -4.0 22/03 01月12日  1896.0  1909.0  1894.5  1905.5  +6.5 22/03 01月11日  1877.5  1900.5  1874.0  1899.0  +19.5 22/03 01月10日  1870.0  1893.0  1869.5  1879.5  +7.5 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日比 01月13日(3月限)  25790  -290 01月12日(3月限)  26195  -175 01月11日(3月限)  26525  +115 01月10日(3月限)  26255  +95 01月09日(3月限)  26195  +265 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 01月06日    5561億円  +572億円  3504億円  -406億円 12月30日    4989億円  +391億円  3911億円  +177億円 12月23日    4597億円 +1347億円  3733億円  -1017億円 12月16日    3250億円  -72億円  4750億円  -344億円 12月09日    3322億円 +1529億円  5095億円  -324億円 12月02日    1793億円  -99億円  5420億円  -321億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 01月11日  2億2604万株   +759万株  1億2641万株   -116万株 01月10日  2億1844万株   +510万株  1億2757万株   +176万株 01月06日  2億1333万株   -126万株  1億2580万株   -308万株 01月05日  2億1459万株   +1734万株  1億2889万株   -422万株 01月04日  1億9725万株   +911万株  1億3311万株   -675万株 12月30日  1億8813万株   +1225万株  1億3986万株   -458万株 12月29日  1億7588万株   +451万株  1億4444万株   +3万株 12月28日  1億7136万株   +607万株  1億4441万株   +1146万株 12月27日  1億6529万株    +28万株  1億3295万株   +238万株 12月26日  1億6501万株   -166万株  1億3056万株   +241万株 ■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分) 【2022年】 1月14日  701億円 1月25日  701億円 2月14日  701億円 3月07日  701億円 4月07日  701億円 5月19日  701億円 6月13日  701億円 6月17日  701億円 12月2日  701億円 株探ニュース 2023/01/15 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―2万6000円支持線にリバランス強まりやすく、レンジ切り上げ 「2万6000円支持線にリバランス強まりやすく、レンジ切り上げも」  今週の日経225先物は、2万6000円固めからリバウンドを試す展開が意識されそうだ。6日の米国市場ではNYダウが700ドル高と大幅に反発した。朝方発表された12月の米雇用統計は非農業部門就業者数が前月比22万3000人増と市場予想(約20万人増)を上回った。一方で、平均時給は前月比0.3%上昇と、11月(0.4%上昇)から鈍化。前年同月比の上昇率も4.6%と、11月(4.8%、改定値)から縮小し、賃金インフレの鈍化が示された。  これを受けて、米連邦準備理事会(FRB)による利上げ長期化への警戒が和らぎ、幅広い銘柄が買われた。また、12月の米ISM非製造業景況感指数は49.6と前月(56.5)から低下し、市場予想(55.1)も下回った。サービス業の拡大と縮小の境目を示す50を2年7カ月ぶりに下回ったことで、金融引き締めの減速や利下げにつながるとの見方も買いを誘った。  これを受けたシカゴ日経平均先物(清算値)は、日中大阪比230円高の2万6160円と節目の2万6000円を上放れた。日経225先物のナイトセッションは米雇用統計の結果を受けた米株高によって、一気に2万6100円まで上昇。その後、2万6000円水準での底固めを経て、一時2万6200円まで上げ幅を広げる場面も見られた。週明けの日経225先物は、節目の2万6000円が支持線として意識されるなか、リバランスの動きが強まりやすいだろう。  テクニカル面では、ボリンジャーバンドの‐2σから放れる格好となり、5日に上値抵抗線として機能していた5日移動平均線を終値で突破した日経225先物は、ナイセッションで同線を支持線に上げ幅を広げる形となった。また、2万6070円辺りに位置するボリンジャーバンドの-1σを上回ってきており、2万6000円を支持線に変えてくるようだと、25日線が位置する2万6900円辺りとのレンジに切り上がる可能性も意識されてきそうだ。  また、昨年12月の日銀の金融政策修正をきっかけに、日経225先物は2万7300円水準から一気に2万6050円まで下落したが、この急落局面でNTショートが強まっていたため、その巻き戻しといったリバランスに向かいやすいだろう。NT倍率は先物中心限月で4日に一時13.72倍に低下した後は、NTショートの巻き戻しで6日は13.85倍に上昇して終えた。この上昇によってこれまで上値を抑えられていた5日線を突破しており、25日線が位置する14.03倍辺りが目先的なターゲットとして意識されてくる。  VIX指数は21.13に低下し、支持線として機能していた5日、25日線を割り込んだ。足もとで下値を切り上げていたトレンドを割り込む形状となったことで、リスク選好に向かわせよう。ただし、今週は12日にFRBがインフレ指標として特に動向を注視している12月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控えている。また、13日のシティグループやJPモルガン・チェース、ウェルズ・ファーゴなど米金融機関を皮切りに決算発表シーズンに入る。これらがVIX指数の変動要因になりそうだ。  米CPI発表を控えて積極的にポジションを傾けてくる動きは限られそうだが、12月の日銀会合後に大きく変動したトレンドに対するリバランスを前提に、まずはオプション権利行使価格の2万6000円~2万6500円辺りのレンジを想定しておきたい。2万6500円を捉えてくる局面では、25日線水準を想定した権利行使価格の2万6875円水準にレンジは切り上がるとみられる。また、ヘッジを考慮した形でNTショートの巻き戻しを狙ったNTロングのトレードも強まりそうだ。  経済スケジュールでは、10日に11月全世帯家計調査、米国11月卸売売上高、11日に11月景気動向指数、米国MBA住宅ローン申請指数、12日に12月景気ウオッチャー調査、さくらリポート、中国12月消費者物価指数、米国12月消費者物価指数、13日に中国12月貿易収支、米国12月輸出入物価指数、米国1月ミシガン大学消費者態度指数などが予定されている。  なお、12月第4週分(12月26日- 30日)の投資部門別売買動向は1月10日に、1月第1週分(1月4日-6日)については1月13日に発表される予定である。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 01月限 日経225 28266.57  TOPIX  1988.69 02月限 日経225 27835.60  TOPIX  1965.67 03月限 日経225 25457.94  TOPIX  1808.03 04月限 日経225 27122.37  TOPIX  1904.02 05月限 日経225 25951.24  TOPIX  1838.12 06月限 日経225 28122.81  TOPIX  1955.38 07月限 日経225 26659.58  TOPIX  1890.16 08月限 日経225 28525.62  TOPIX  1963.05 09月限 日経225 28253.40  TOPIX  1957.76 10月限 日経225 26666.31  TOPIX  1885.58 11月限 日経225 28225.86  TOPIX  1978.52 12月限 日経225 27576.37  TOPIX  1945.27 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/03 01月06日  25750  26000  25670  25930  +150 22/03 01月05日  25630  25920  25620  25780  +170 22/03 01月04日  25990  26020  25570  25610  -380 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/03 01月06日  1862.0  1878.5  1855.5  1872.0  +8.5 22/03 01月05日  1862.5  1878.0  1860.0  1863.5  +2.5 22/03 01月04日  1885.5  1888.0  1859.5  1861.0  -25.0 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日比 01月06日(3月限)  26160  +230 01月05日(3月限)  25680  -100 01月04日(3月限)  25825  +215 01月03日(3月限)  25780  -210 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 12月30日    4989億円  +391億円  3911億円  +177億円 12月23日    4597億円 +1347億円  3733億円  -1017億円 12月16日    3250億円  -72億円  4750億円  -344億円 12月09日    3322億円 +1529億円  5095億円  -324億円 12月02日    1793億円  -99億円  5420億円  -321億円 11月25日    1892億円  -484億円  5742億円  +861億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 01月04日  1億9725万株   +911万株  1億3311万株   -675万株 12月30日  1億8813万株   +1225万株  1億3986万株   -458万株 12月29日  1億7588万株   +451万株  1億4444万株   +3万株 12月28日  1億7136万株   +607万株  1億4441万株   +1146万株 12月27日  1億6529万株    +28万株  1億3295万株   +238万株 12月26日  1億6501万株   -166万株  1億3056万株   +241万株 12月23日  1億6667万株   +991万株  1億2814万株   -476万株 12月22日  1億5675万株   +697万株  1億3291万株   +522万株 12月21日  1億4977万株   +1179万株  1億2769万株   -1734万株 12月20日  1億3798万株   +2379万株  1億4503万株   -1234万株 12月19日  1億1419万株   +259万株  1億5738万株   -65万株 ■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分) 【2022年】 1月14日  701億円 1月25日  701億円 2月14日  701億円 3月07日  701億円 4月07日  701億円 5月19日  701億円 6月13日  701億円 6月17日  701億円 12月2日  701億円 株探ニュース 2023/01/09 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―OP権利行使価格の2万5500円~2万6000円のレンジに切り下がる可能性 「OP権利行使価格の2万5500円~2万6000円のレンジに切り下がる可能性」  2023年の日経225先物は、不安定なスタートになりそうだ。22年12月30日の米国市場では、米長期金利の上昇が重荷となり、主要な株価指数が下落した。ただし、米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締めが米景気や企業業績を圧迫するとの警戒感が根強いなか、前日の上昇に対する反動安といったところであり、全体としては底堅い値動きで2022年の取引を終えた。一方、シカゴ日経平均先物は一時2万5620円まで売られ、2万5735円で年内の取引を終えた。  日経225先物は祝日取引で2万5630円まで売られた後は、9時50分時点で2万5750円辺りと若干ながら下落幅を縮めて推移している。昨年12月半ば以降の2万6000円~2万6500円辺りのレンジを下放れる格好となったため、昨年10月3日の安値2万5530円が射程に入ってきた。  また、テクニカル面ではボリンジャーバンドの-2σの切り下がりに沿った調整を継続しており、-2σは2万5550円辺りまで切り下がってきた。5日移動平均線が2万6070円、-1σは2万6350円辺りに位置しているため、これらが抵抗線として機能する状況が続くようだと、昨年10月安値とのダブルボトム形成からの底入れは期待しづらくなる。  グローベックスの米株先物は、9時50分時点で0.20%と小幅ながらプラス圏で推移している。米国市場の底堅い値動きに対して日経225先物の弱さが目立っているほか、円相場は1ドル=130円50銭台と円高に振れており、指数インパクトの大きい値がさハイテク株への買いは期待しづらく、NT倍率の低下傾向も意識されやすい。昨年のNT倍率は先物中心限月で12月29日に一時13.73倍まで低下した。2020年5月半ば以来の水準まで低下しており、円高傾向が続くなか、引き続きNTショートによるスプレッド狙いのトレードに向かわせそうだ。  2022年最終のVIX指数は21.67に上昇したが、引き続き5日、25日線を挟んだこう着で推移している。今週は後述するように米国雇用統計など週を通じて重要な経済指標の発表が予定されている。このため、模様眺めムードが強まりやすく、短期的な自律反発狙いのトレードにとどまりそうだ。  そのため、オプション権利行使価格の2万5500円~2万6000円辺りでのレンジ推移を想定しておきたい。2万6000円辺りで戻りの鈍さが意識されてくるようであれば、短期的にはショートの動きが入りやすいだろう。積極的にポジションを積み上げるトレードは考えづらく、スキャルピング中心のトレードと、NTショートによるスプレッド狙いのトレードとみておきたい。  12月第3週(12月19日- 23日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算で2週連続で売り越しており、売り越し額は1兆0103億円(前週は2480億円の売り越し)だった。なお、現物は2418億円の売り越し(同164億円の売り越し)と4週連続の売り越しであり、先物は7684億円の売り越し(同2316億円の売り越し)と2週連続で売り越している。個人は現物と先物の合算で3733億円の買い越しで2週連続の買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で177億円の買い越しとなり、6週ぶりの買い越しだった。  経済スケジュールでは、4日に米国12月ISM製造業景況指数、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨、5日に中国12月財新サービス部門購買担当者景気指数(PMI)、米国12月ADP雇用統計、米国11月貿易収支、6日に米12月雇用統計、米国12月ISM非製造業PMIなどの発表が予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 01月限 日経225 28266.57  TOPIX  1988.69 02月限 日経225 27835.60  TOPIX  1965.67 03月限 日経225 25457.94  TOPIX  1808.03 04月限 日経225 27122.37  TOPIX  1904.02 05月限 日経225 25951.24  TOPIX  1838.12 06月限 日経225 28122.81  TOPIX  1955.38 07月限 日経225 26659.58  TOPIX  1890.16 08月限 日経225 28525.62  TOPIX  1963.05 09月限 日経225 28253.40  TOPIX  1957.76 10月限 日経225 26666.31  TOPIX  1885.58 11月限 日経225 28225.86  TOPIX  1978.52 12月限 日経225 27576.37  TOPIX  1945.27 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/03 12月30日  25990  26330  25980  25990  +10 22/03 12月29日  26260  26310  25890  25980  -250 22/03 12月28日  26350  26400  26120  26230  -130 22/03 12月27日  26370  26560  26350  26360  -10 22/03 12月26日  26130  26380  26060  26370  +220 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/03 12月30日  1888.5  1910.5  1884.5  1886.0  -1.5 22/03 12月29日  1905.0  1909.0  1878.5  1887.5  -15.5 22/03 12月28日  1904.0  1907.5  1893.0  1903.0  -1.5 22/03 12月27日  1899.0  1914.0  1898.0  1904.5  +4.5 22/03 12月26日  1890.5  1904.0  1886.0  1900.0  +8.5 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日比 12月30日(3月限)  25735  -255 12月29日(3月限)  26270  +290 12月28日(3月限)  26030  -200 12月27日(3月限)  26210  -150 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 12月23日    4597億円 +1347億円  3733億円  -1017億円 12月16日    3250億円  -72億円  4750億円  -344億円 12月09日    3322億円 +1529億円  5095億円  -324億円 12月02日    1793億円  -99億円  5420億円  -321億円 11月25日    1892億円  -484億円  5742億円  +861億円 11月18日    2376億円 -2418億円  4880億円  +279億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 12月28日  1億7136万株   +607万株  1億4441万株   +1146万株 12月27日  1億6529万株    +28万株  1億3295万株   +238万株 12月26日  1億6501万株   -166万株  1億3056万株   +241万株 12月23日  1億6667万株   +991万株  1億2814万株   -476万株 12月22日  1億5675万株   +697万株  1億3291万株   +522万株 12月21日  1億4977万株   +1179万株  1億2769万株   -1734万株 12月20日  1億3798万株   +2379万株  1億4503万株   -1234万株 12月19日  1億1419万株   +259万株  1億5738万株   -65万株 12月16日  1億1159万株   +1745万株  1億5803万株   -148万株 12月15日    9414万株   -1476万株  1億5951万株   +25万株 12月14日  1億0890万株   -2411万株  1億5926万株   +141万株 12月13日  1億3301万株   -1073万株  1億5784万株   +291万株 12月12日  1億4375万株   +3050万株  1億5493万株   -972万株 ■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分) 【2022年】 1月14日  701億円 1月25日  701億円 2月14日  701億円 3月07日  701億円 4月07日  701億円 5月19日  701億円 6月13日  701億円 6月17日  701億円 12月2日  701億円 株探ニュース 2023/01/03 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―一段の下落を警戒しつつ、2万6000円を支持線に2万6500円とのレンジを想定 「一段の下落を警戒しつつ、2万6000円を支持線に2万6500円とのレンジを想定」  今週の日経225先物は、先週の大幅な下げに対する自律反発も期待されるが、年内最終週を迎えて不安定な相場展開が続きそうだ。23日の米国市場では主要な株価指数が上昇した。注目された11月の米個人消費支出(PCEコア)価格指数は前年同月比4.7%上昇と市場予想(4.6%程度)を上回った。米連邦準備理事会(FRB)のタカ派姿勢を和らげるほどではなく、米長期金利が上昇。NYダウは一時200ドル超下落したが、12月の米ミシガン大学消費者態度指数(確定値)で1年期待インフレ率が1年半ぶりの低水準となったことが支援材料となり、上昇に転じた。  シカゴ日経平均先物は、大阪比65円高の2万6215円だった。23日の米国市場の上昇やPCEコアの発表を通過したことで、週明けの日経225先物は先週の大幅な下げに対する自律反発が期待される。ナイトセッションでは2万6060円まで下落する場面も見られたが、週末の日中取引同様、節目の2万6000円を下回らなかったことで、ひとまず同水準での底堅さが意識されやすい。また、週末時点の為替市場では1ドル=132円80銭台と若干ながら円安に振れて推移している。  先週は日銀の金融緩和修正を受けて、金融市場は大きく荒れた。円相場は一時1ドル=130円台半ばまで円高に振れ、株式市場ではグロース株を中心に持ち高調整に伴うリバランスの動きが強まった。今週は2万6000円水準での底堅さが意識されるなか、日銀の金融緩和修正を受けた売り圧力は一巡したとの見方に向かう可能性がある。  引き続き、為替動向に反応しやすい需給状況は変わらないだろう。そのため、26日に予定されている経団連での黒田日銀総裁の講演や、28日の金融政策決定会合における「主な意見」の公表を受けて円高が進むようだと、株式市場が一段安となる可能性があることには注意しておきたい。なお、主要中央銀行がインフレ抑制のための金融引き締めを継続するなか、先週は株式ファンドからの資金流出が約420億ドル(約5兆5700億円)と2008年のリーマン・ショック以降で最大となったようだ。2023年も不安定な相場が警戒されやすく、リバウンドを狙うとしても短期的な売買にとどまりそうである。  今週は26日がクリスマスの祝日で、米国など主要国の市場は休場となる。海外勢のフローは週を通じて減少するとみられるが、祝日明け後は直近の急落に対する値頃感から見直し買いも入りそうだ。指数インパクトの大きい東京エレクトロン <8035> [東証P]は7営業日続落となり、終値ベースでは11月7日以来となる4万円を割り込んだ。明確なボトム形成は確認できていないものの、底堅さがみられるようだと、短期的なリバウンドを狙ったNTショートの巻き戻しに向かわせそうだ。  先週のNT倍率は先物中心限月で一時13.80倍まで急低下し、3月安値を下回り2020年5月以来の水準まで下押した。年初以降のボトム水準を下回ったことでNTショートの動きが一段と強まる可能性がある一方で、短期的には巻き戻しを狙ったNTロングでの対応も想定しておきたいところだろう。また、VIX指数は20.87に低下し、25日移動平均線を挟んでのレンジ推移を継続している。ボトム圏での推移を見せているため、リスクを取りやすくさせよう。  日銀の金融緩和修正についても、2013年から10年続いたイレギュラーな政策の正常化に向けた一歩であり、市場も徐々に落ち着きを見せてくることに期待したい。もっとも、日経225先物は切り下がるボリンジャーバンドの-3σに沿った調整を継続しており、上値は-2σのほか5日線に抑えられている。トレンドとしては10月安値の2万5530円が意識されるものの、テクニカル面では売られ過ぎも強く意識されるため、2万6000円を支持線に2万6500円とのレンジを想定しておきたい。  12月第2週(12月12日- 16日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週ぶりに売り越しており、売り越し額は2480億円(前週は3492億円の買い越し)だった。なお、現物は164億円の売り越し(同797億円の売り越し)と3週連続の売り越しであり、先物は2316億円の売り越し(同4289億円の買い越し)と2週ぶりに売り越している。個人は現物と先物の合算で3557億円の買い越しで、2週ぶりに買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で424億円の売り越しとなり、5週連続の売り越しだった。  経済スケジュールでは、26日に11月企業向けサービス価格指数、27日に11月失業率、11月商業動態統計、中国1-11月工業企業利益、米国10月ケース・シラー住宅価格指数、28日に11月鉱工業生産、日銀金融政策決定会合の主な意見、米国11月仮契約住宅販売指数、29日に米国新規失業保険申請件数、30日に大納会、米国12月シカゴ購買部協会景気指数などの発表が予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 01月限 日経225 28266.57  TOPIX  1988.69 02月限 日経225 27835.60  TOPIX  1965.67 03月限 日経225 25457.94  TOPIX  1808.03 04月限 日経225 27122.37  TOPIX  1904.02 05月限 日経225 25951.24  TOPIX  1838.12 06月限 日経225 28122.81  TOPIX  1955.38 07月限 日経225 26659.58  TOPIX  1890.16 08月限 日経225 28525.62  TOPIX  1963.05 09月限 日経225 28253.40  TOPIX  1957.76 10月限 日経225 26666.31  TOPIX  1885.58 11月限 日経225 28225.86  TOPIX  1978.52 12月限 日経225 27576.37  TOPIX  1945.27 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/03 12月23日  26420  26460  25900  26150  -290 22/03 12月22日  26320  26530  26240  26440  +120 22/03 12月21日  26610  26610  26190  26320  -200 22/03 12月20日  27230  27310  26050  26520  -700 22/03 12月19日  27480  27490  27080  27220  -250 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/03 12月23日  1900.0  1902.5  1871.5  1891.5  -10.5 22/03 12月22日  1887.0  1904.5  1884.0  1902.0  +13.0 22/03 12月21日  1910.0  1910.5  1883.0  1889.0  -15.5 22/03 12月20日  1934.0  1940.0  1860.0  1904.5  -29.5 22/03 12月19日  1945.5  1945.5  1922.5  1934.0  -10.0 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日比 12月23日(3月限)  26215  +65 12月22日(3月限)  26110  -330 12月21日(3月限)  26410  +90 12月20日(3月限)  26325  -195 12月19日(3月限)  27170  -50 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 12月16日    3250億円  -72億円  4750億円  -344億円 12月09日    3322億円 +1529億円  5095億円  -324億円 12月02日    1793億円  -99億円  5420億円  -321億円 11月25日    1892億円  -484億円  5742億円  +861億円 11月18日    2376億円 -2418億円  4880億円  +279億円 11月11日    4795億円  -429億円  4601億円  -608億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 12月21日  1億4977万株   +1179万株  1億2769万株   -1734万株 12月20日  1億3798万株   +2379万株  1億4503万株   -1234万株 12月19日  1億1419万株   +259万株  1億5738万株   -65万株 12月16日  1億1159万株   +1745万株  1億5803万株   -148万株 12月15日    9414万株   -1476万株  1億5951万株   +25万株 12月14日  1億0890万株   -2411万株  1億5926万株   +141万株 12月13日  1億3301万株   -1073万株  1億5784万株   +291万株 12月12日  1億4375万株   +3050万株  1億5493万株   -972万株 12月09日  1億1324万株   -1380万株  1億6466万株   -2274万株 12月08日  1億2705万株   +6995万株  1億8740万株   +1137万株 12月07日    5709万株   +1318万株  1億7603万株   +619万株 12月06日    4391万株   +274万株  1億6983万株   -763万株 12月05日    4117万株   -486万株  1億7747万株   -1192万株 ■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分) 【2022年】 1月14日  701億円 1月25日  701億円 2月14日  701億円 3月07日  701億円 4月07日  701億円 5月19日  701億円 6月13日  701億円 6月17日  701億円 12月2日  701億円 株探ニュース 2022/12/25 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―米重要イベントを通過、2万7000円水準でボトム探る展開に 「米重要イベントを通過、2万7000円水準でボトム探る展開に」  今週の日経225先物は、ショートが強まりやすいなか、ボトムを探る動きに向かいそうだ。  米連邦準備制度理事会(FRB)は先週の連邦公開市場委員会(FOMC)で、利上げ幅を4会合連続で続いた0.75%から0.50%へと減速させたほか、2023年時点の政策金利見通しを引き上げ、金融引き締めの長期化方針を示した。これらは予想されていたことでもあり、FOMC通過後のアク抜けが期待されたが、株式市場ではリバウンド狙いのロングは限られる一方で、改めてショートの動きが強まった。米NY連銀のウィリアムズ総裁がFRBは来年に予想以上に政策金利を引き上げる可能性があるとの見解を示したことも重荷となり、16日の米国市場では主要な株価指数が下落した。  16日のシカゴ日経平均先物は、日中大阪比190円安の2万7280円だった。16日の日経225先物は日中取引で一時2万7420円まで売られ、終値は490円安の2万7470円と大幅に下落し、支持線として意識されていた75日移動平均線(2万7390円)に迫る場面が見られた。ナイトセッションは日中比190円安の2万7280円であり、一時2万7120円まで下げ幅を広げた。そのため、週初は節目の2万7000円を試す動きを見せてくる可能性があり、同水準でボトムを形成できるかを見極めたいところである。  テクニカル面では、ボリンジャーバンドのバンドが収斂してきており、ナイトセッションで-3σまで下落してきた。一目均衡表では雲下限が2万7000円辺りで横ばいで推移しているほか、52週線も位置しているため、いったんはボトム形成が期待される水準でもある。  足もとではFOMCの結果発表を控えるなかでリバランスに伴うショートカバーが継続し、2万7500円水準から14日には2万8620円まで買われたが、週末の下落でこの上昇分を帳消しにした。さらにナイトセッションで下落幅を広げたものの、ここからはボトムを探る水準に入ったとみられる。  また、16日の米国では株価指数先物取引、株価指数オプション取引、個別株オプション取引、株式先物取引の4つの取引期限満了日が重なる「クアドプルウィッチング」だった。重要イベントのFOMCに加えて需給イベントも通過したことで、ポジション調整は一巡することも考えられる。ただし、イベント通過で改めて積極的にポジションを積み上げてくる動きも考えづらい。  海外勢がクリスマス休暇入りで商いが細るなか、短期筋の売買が中心になるため仕掛け的な動きもあろうが、バイアスが強まる局面では、その後のリバウンドを狙ったスキャルピング中心のトレードに向かわせそうだ。戻りの鈍さが意識される場面ではショートカバーの動きを強めてくる展開には注意したい。なお、米国11月個人消費支出(PCE)、米国12月ミシガン大学消費者態度指数確報値の発表を控え、週末はリバランスに伴う動きが強まりやすいだろう。  VIX指数は22.62に低下した。FOMCの結果前には25.84まで上昇するなど、オプションのプットに資金が集中する格好でショートを仕掛ける動きが見られた。ただし、FOMC通過後は一気に22.50辺りまで低下し、その後は25日線を挟んだボトム圏での推移を継続していた。16日の米国市場の下落局面でも低下を見せていることもあり、改めてショートを仕掛けてくる動きも限られそうだ。  先週のNT倍率は先物中心限月で14.13倍に低下し、一時14.08倍まで下げる場面が見られた。12月1日のリバウンド局面で空けた窓(14.08~14.18倍)を一気に埋め、NTの巻き戻しも一巡した感がある。日経225先物が2万7000円水準を試す局面では、11月28日につけた13.97倍が意識されてくる可能性はあろう。ただし、ボトム接近でリバランスを見せてくる可能性もあり、14.00倍辺りに近づく場面では、リバランスに伴うNTロングによるスプレッド狙いも意識しておきたい。  12月第1週(12月5日-9日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週ぶりに買い越し、買い越し額は3492億円(前週は8081億円の売り越し)だった。なお、現物は797億円の売り越し(同101億円の売り越し)と2週連続の売り越しであり、先物は4289億円の買い越し(同7979億円の売り越し)と2週ぶりに買い越している。個人は現物と先物の合算で351億円の売り越しで、2週ぶりに売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で6434億円の売り越しとなり、4週連続の売り越しだった。  経済スケジュールでは、19日に米国12月NAHB住宅市場指数、20日に日銀金融政策決定会合(2日目、会合後に政策金利発表)、米国11月住宅着工件数、21日に米国7-9月期経常収支、米国12月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)、22日に10月景気動向指数改定値、米国7-9月期国内総生産(GDP)確定値、米国11月景気先行指数、23日に11月全国消費者物価指数(CPI)、米国11月耐久財受注、米国11月個人消費支出、米国11月新築住宅販売件数の発表などが予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 01月限 日経225 28266.57  TOPIX  1988.69 02月限 日経225 27835.60  TOPIX  1965.67 03月限 日経225 25457.94  TOPIX  1808.03 04月限 日経225 27122.37  TOPIX  1904.02 05月限 日経225 25951.24  TOPIX  1838.12 06月限 日経225 28122.81  TOPIX  1955.38 07月限 日経225 26659.58  TOPIX  1890.16 08月限 日経225 28525.62  TOPIX  1963.05 09月限 日経225 28253.40  TOPIX  1957.76 10月限 日経225 26666.31  TOPIX  1885.58 11月限 日経225 28225.86  TOPIX  1978.52 12月限 日経225 27576.37  TOPIX  1945.27 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/03 12月16日  27940  27940  27420  27470  -490 22/03 12月15日  28060  28110  27820  27960  -120 22/03 12月14日  27900  28260  27880  28080  +190 22/03 12月13日  27760  28040  27730  27890  +120 22/03 12月12日  27850  27930  27640  27770  -80 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/03 12月16日  1966.0  1966.5  1942.5  1944.0  -23.0 22/03 12月15日  1970.0  1975.0  1956.0  1967.0  -3.5 22/03 12月14日  1963.0  1981.5  1961.0  1970.5  +8.0 22/03 12月13日  1951.5  1972.5  1949.0  1962.5  +11.0 22/03 12月12日  1957.5  1964.0  1946.0  1951.5  -6.5 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日比 12月16日(3月限)  27280  -190 12月15日(3月限)  27605  -355 12月14日(3月限)  27890  -190 12月13日(3月限)  27970  +80 12月12日(3月限)  27995  +225 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 12月09日    3322億円 +1529億円  5095億円  -324億円 12月02日    1793億円  -99億円  5420億円  -321億円 11月25日    1892億円  -484億円  5742億円  +861億円 11月18日    2376億円 -2418億円  4880億円  +279億円 11月11日    4795億円  -429億円  4601億円  -608億円 11月04日    5225億円  +421億円  5209億円  -983億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 12月14日  1億0890万株   -2411万株  1億5926万株   +141万株 12月13日  1億3301万株   -1073万株  1億5784万株   +291万株 12月12日  1億4375万株   +3050万株  1億5493万株   -972万株 12月09日  1億1324万株   -1380万株  1億6466万株   -2274万株 12月08日  1億2705万株   +6995万株  1億8740万株   +1137万株 12月07日    5709万株   +1318万株  1億7603万株   +619万株 12月06日    4391万株   +274万株  1億6983万株   -763万株 12月05日    4117万株   -486万株  1億7747万株   -1192万株 12月02日    4603万株   +699万株  1億8939万株   -2529万株 12月01日    3904万株   +760万株  2億1469万株   -913万株 11月30日    3143万株   -805万株  2億2382万株   +1990万株 11月29日    3949万株   -713万株  2億0392万株   +335万株 ■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分) 【2022年】 1月14日  701億円 1月25日  701億円 2月14日  701億円 3月07日  701億円 4月07日  701億円 5月19日  701億円 6月13日  701億円 6月17日  701億円 12月2日  701億円 株探ニュース 2022/12/18 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―米CPIでFOMCを織り込み、通過後はリバウンドを想定 「米CPIでFOMCを織り込み、通過後はリバウンドを想定」  今週の日経225先物は、13~14日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)を睨み、週前半は模様眺めムードの強い相場展開になりそうだ。先週の日経225先物は週末の12月限の先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を控えて、限月交代に伴うロールオーバーの商いが中心だった。また、9日にはFOMCの判断材料となる米卸売物価指数(PPI)の発表を控えていたため、積極的にポジションを傾けてくる動きは限られた。  テクニカル面では、75日移動平均線が支持線として機能する一方、5日、25日線が上値抵抗線として機能する形で、こう着感の強い展開が継続。切り下がる5日線に上値を抑えられる形での煮詰まり感が意識されるなか、SQ通過後は現物主導の上昇で、日経225先物は5日線を突破し、25日線水準までのリバウンドを見せていた。  米卸売物価指数は前月比0.3%上昇と、市場予想を上回った。12月のミシガン大学消費者態度指数で1年先のインフレ期待が2021年9月以来の低水準だったことから、9日の米国市場は一時買われる場面があったが、予想を上回るPPIを受けた長期金利上昇が嫌気され下落に転じた。なお、9日のシカゴ日経平均先物は日中大阪比105円安の2万7745円だった。これにサヤ寄せする形で週初は売り先行で始まりそうだ。  今週はFOMCのほか、13日に発表される11月の米消費者物価指数(CPI)に市場の関心が集まることになる。CPIの内容次第ではFOMCの結果を前にショートが強まる可能性があるが、その場合でも短期的な売買になるとみられる。直近の支持線として機能している25日線が位置する2万7400~2万7500円水準まで調整する局面では、その後のリバウンドを想定したロング狙いのスタンスとみておきたい。また、12月のSQ値である2万7576円37銭が、サポート水準として意識されやすい。  足もとの経済指標からは、12月FOMCでは4会合連続の0.75%から0.5%に利上げ幅を緩める可能性が高い一方で、金融引き締めの長期化に対する警戒感が高まっている。VIX指数は12月2日の18.95から、先週はリバウンドを見せており、9日には22.83に上昇している。  そのため慎重姿勢を持ちつつも、FOMC通過後のリバウンドを想定しておきたい。先週末にはSQに絡んだ商いは売り越しだったが、75日線を支持線とするリバウンドでカバーが強まり、オプション権利行使価格の2万7875円を捉える場面も見られた。再び2万7875円を捉えてくるようだと、リバランスに伴うショートカバーが一段と強まる可能性がある。2万8000円~2万8250円辺りのレンジに切り上がり、12月2日の陰線部分を吸収してくる可能性に期待したいところでもある。  先週のNT倍率は先物中心限月で14.22倍だった。週前半は前週からのNTショートの巻き戻しが継続し14.31倍まで上昇し、直近の戻り高値だった11月半ば以来の水準まで切り上がった。その後は米PPIの結果待ちとなるなか、再びNTショートに傾いたが、14.20倍辺りに位置する25日線水準での底堅さが見られていた。FOMC通過後には1日に空けた窓(14.11~14.18倍)を埋める動き、もしくは14.31倍突破から10月下旬の戻り高値14.36倍を意識したトレンドに向かわせそうであり、方向性を見極めたい。  11月第5週(11月28日-12月2日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週ぶりに売り越しており、売り越し額は8081億円(前週は9895億円の買い越し)だった。なお、現物は101億円の売り越し(同4029億円の買い越し)と2週ぶりの売り越しであり、先物は7979億円の売り越し(同5865億円の買い越し)と4週ぶりに売り越している。個人は現物と先物の合算で7567億円の買い越しで、2週ぶりに買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で2948億円の売り越しとなり、3週連続の売り越しだった。  経済スケジュールでは、12日に国内企業物価指数、10-12月期法人企業景気予測調査、13日に米国11月消費者物価指数(CPI)、14日に日銀短観、FOMC結果、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長会見、15日に11月貿易統計、中国11月小売売上高、中国11月鉱工業生産、ECB政策金利、米国11月小売売上高、米国11月鉱工業生産、16日に米国12月製造業購買担当者景気指数(PMI)、米国12月サービス部業PMIなどが予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 01月限 日経225 28266.57  TOPIX  1988.69 02月限 日経225 27835.60  TOPIX  1965.67 03月限 日経225 25457.94  TOPIX  1808.03 04月限 日経225 27122.37  TOPIX  1904.02 05月限 日経225 25951.24  TOPIX  1838.12 06月限 日経225 28122.81  TOPIX  1955.38 07月限 日経225 26659.58  TOPIX  1890.16 08月限 日経225 28525.62  TOPIX  1963.05 09月限 日経225 28253.40  TOPIX  1957.76 10月限 日経225 26666.31  TOPIX  1885.58 11月限 日経225 28225.86  TOPIX  1978.52 12月限 日経225 27576.37  TOPIX  1945.27 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/03 12月09日  27520  27890  27480  27850  +360 22/12 12月08日  27660  27720  27410  27550  -110 22/12 12月07日  27860  27910  27550  27660  -200 22/12 12月06日  27840  27940  27630  27860  +20 22/12 12月05日  27770  27860  27480  27840  +80 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/03 12月09日  1937.0  1961.5  1934.5  1958.0  +22.5 22/12 12月08日  1945.5  1948.5  1928.5  1942.0  -3.5 22/12 12月07日  1947.0  1954.0  1929.0  1945.5  -2.0 22/12 12月06日  1948.5  1953.5  1936.0  1947.5  -0.5 22/12 12月05日  1953.0  1955.5  1927.0  1948.0  -3.5 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日比 12月09日(3月限)  27745  -105 12月08日(3月限)  27685  +195 12月07日(12月限)  27585  -75 12月06日(12月限)  27660  -200 12月05日(12月限)  27685  -155 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 12月02日    1793億円  -99億円  5420億円  -321億円 11月25日    1892億円  -484億円  5742億円  +861億円 11月18日    2376億円 -2418億円  4880億円  +279億円 11月11日    4795億円  -429億円  4601億円  -608億円 11月04日    5225億円  +421億円  5209億円  -983億円 10月28日    4804億円  +192億円  6193億円  -1912億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 12月07日    5709万株   +1318万株  1億7603万株   +619万株 12月06日    4391万株   +274万株  1億6983万株   -763万株 12月05日    4117万株   -486万株  1億7747万株   -1192万株 12月02日    4603万株   +699万株  1億8939万株   -2529万株 12月01日    3904万株   +760万株  2億1469万株   -913万株 11月30日    3143万株   -805万株  2億2382万株   +1990万株 11月29日    3949万株   -713万株  2億0392万株   +335万株 11月28日    4662万株    -75万株  2億0057万株   +353万株 11月25日    4737万株   -444万株  1億9704万株   +1265万株 11月24日    5182万株   -352万株  1億8438万株   +1453万株 11月22日    5534万株   -521万株  1億6985万株   +1635万株 11月21日    6055万株   -385万株  1億5349万株   -1207万株 ■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分) 【2022年】 1月14日  701億円 1月25日  701億円 2月14日  701億円 3月07日  701億円 4月07日  701億円 5月19日  701億円 6月13日  701億円 6月17日  701億円 12月2日  701億円 株探ニュース 2022/12/11 17:49 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―メジャーSQ控えロール中心のなか、一段の円高による荒い値動きに注意 「メジャーSQ控えロール中心のなか、一段の円高による荒い値動きに注意」  今週の日経225先物は、週末に12月限の先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を控え、やや波乱含みの展開には注意しておく必要がありそうだ。  先週は11月30日にパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演が予定されていたため、週前半は調整含みながらも2万8000円水準で底堅い値動きが続いた。その後、パウエル議長が講演で、早ければ12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で金融引き締めペースを減速する可能性が高いことを示唆すると、12月1日には2万8490円まで買われる場面が見られた。ただし、利上げペースの減速が確定的とみられるなか、米長期金利が低下傾向を強めると、為替市場で1ドル=135円前半まで円高・ドル安が進んだことをきっかけに売られ、2日の東京市場は2万7660円まで下落した。  なお、11月の米雇用統計は、非農業部門の就業者数が前月比26.3万人増だった。市場コンセンサス(20万人程度の増加)を上回ったほか、平均時給も予想を上回った。FRBは積極的な利上げを当分継続するとの見方が広がり、2日の NYダウは一時350ドルほど下落したが、売り一巡後は利上げペース鈍化への期待が勝って買い戻しが優勢だった。  円相場は雇用統計の結果を受けて一時1ドル135円台後半まで下げたものの、その後は134円台前半での推移を見せており、引き続き為替の動向には注意する必要がありそうだ。今週は5日に米ISM非製造業景況指数、9日に米卸売物価指数(PPI)の発表が予定されており、これらが予想を下回るようだとドル売り圧力が強まる可能性がありそうだ。  日経225先物は、2日取引終了後のナイトセッションで一時2万7480円まで売られ、75日移動平均線水準まで調整してきた。その後は2万7700円まで買い戻されており、調整幅としては一巡感が意識されやすいだろう。ただし、円高が一段と進んだ場合にはアルゴリズムの発動によるショートが強まる可能性も考えられ、13週、26週線が位置する2万7300円辺りまでの調整は想定しておく必要はありそうだ。  また、週末にメジャーSQを控えているため、限月交代に伴うロールオーバーの商いが中心となるものの、荒い値動きに対してヘッジ対応の動きが強まることから、イレギュラー的な値動きにも注意する必要がありそうだ。そのため、レンジとしては2万7300円~2万8200円辺りを想定しておきたい。  一方で、VIX指数は19.06に低下。一時18.95と19.00を下回る場面も見られ、FOMCを翌週に控えるなかでは積極的にはショートを仕掛けづらい状況でもある。ロールオーバー中心のなかでリバウンド狙いのロングも入りづらいものの、再び75日線を窺うトレンドを見せてくる局面では、短期反発を狙ったロングでの対応となろう。  また、先週のNT倍率は先物中心限月で14.22倍に上昇した。11月28日の安値(ナイトセッションを含む)13.97倍からリバウンド基調を強めてきている。2日には一時14.26倍まで上昇し、75日線に接近していた。短期的にはリバウンド一巡感が意識されるものの、米長期金利が低下傾向を継続するなかでは、指数インパクトの大きい値がさハイテク株へはリバランスに伴うショートカバーの動きが継続すると考えられる。そのため、NTロングに向かわせやすく、相対的に日経平均型優位の展開を想定しておきたい。  11月第4週(11月21日-25日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週ぶりに買い越しており、買い越し額は9895億円(前週は78億円の売り越し)だった。なお、現物は4029億円の買い越し(同169億円の売り越し)と2週ぶりの買い越しであり、先物は5865億円の買い越し(同90億円の買い越し)と3週連続で買い越している。個人は現物と先物の合算で6607億円の売り越しで、2週ぶりの売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で1006億円の売り越しとなり、2週連続の売り越しだった。  経済スケジュールでは、5日に中国11月財新サービス業購買担当者景気指数(PMI)、米国11月ISM非製造業PMI、米国10月製造業新規受注、6日に10月全世帯家計調査、米国10月貿易収支、7日に10月景気動向指数、中国11月貿易収支、米国7-9月期非農業部門労働生産性指数改定値、8日に7-9月期GDP改定値、11月景気ウォッチャー調査、9日に中国11月消費者物価指数(CPI)、中国11月生産者物価指数(PPI)、米国10月PPI、米国12月ミシガン大学消費者態度指数などが予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 01月限 日経225 28266.57  TOPIX  1988.69 02月限 日経225 27835.60  TOPIX  1965.67 03月限 日経225 25457.94  TOPIX  1808.03 04月限 日経225 27122.37  TOPIX  1904.02 05月限 日経225 25951.24  TOPIX  1838.12 06月限 日経225 28122.81  TOPIX  1955.38 07月限 日経225 26659.58  TOPIX  1890.16 08月限 日経225 28525.62  TOPIX  1963.05 09月限 日経225 28253.40  TOPIX  1957.76 10月限 日経225 26666.31  TOPIX  1885.58 11月限 日経225 28225.86  TOPIX  1978.52 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/12 12月02日  28200  28250  27660  27760  -490 22/12 12月01日  28060  28490  27970  28250  +210 22/12 11月30日  28080  28110  27800  28040  -20 22/12 11月29日  28180  28300  27900  28060  -100 22/12 11月28日  28330  28380  28040  28160  -170 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/12 12月02日  1984.0  1987.5  1944.5  1951.5  -35.5 22/12 12月01日  1991.5  2004.0  1981.5  1987.0  -3.0 22/12 11月30日  1995.5  1995.5  1975.5  1990.0  -2.5 22/12 11月29日  2008.0  2016.0  1985.0  1992.5  -12.5 22/12 11月28日  2020.0  2025.0  1997.0  2005.0  -15.0 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日比 12月02日(12月限)  27710  -50 12月01日(12月限)  28010  -240 11月30日(12月限)  28370  +330 11月29日(12月限)  27990  -70 11月28日(12月限)  28090  -70 11月25日(12月限)  28340  +10 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 11月25日    1892億円  -484億円  5742億円  +861億円 11月18日    2376億円 -2418億円  4880億円  +279億円 11月11日    4795億円  -429億円  4601億円  -608億円 11月04日    5225億円  +421億円  5209億円  -983億円 10月28日    4804億円  +192億円  6193億円  -1912億円 10月21日    4611億円  -962億円  8105億円  -487億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 11月30日    3143万株   -805万株  2億2382万株   +1990万株 11月29日    3949万株   -713万株  2億0392万株   +335万株 11月28日    4662万株    -75万株  2億0057万株   +353万株 11月25日    4737万株   -444万株  1億9704万株   +1265万株 11月24日    5182万株   -352万株  1億8438万株   +1453万株 11月22日    5534万株   -521万株  1億6985万株   +1635万株 11月21日    6055万株   -385万株  1億5349万株   -1207万株 11月18日    6441万株   -6250万株  1億6557万株   -576万株 11月17日  1億2691万株   -1048万株  1億7134万株   +127万株 11月16日  1億3739万株   -1111万株  1億7006万株   +2906万株 11月15日  1億4851万株   +223万株  1億4100万株   -539万株 11月14日  1億4628万株   +961万株  1億4639万株   -748万株 ■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分) 【2022年】 1月14日  701億円 1月25日  701億円 2月14日  701億円 3月07日  701億円 4月07日  701億円 5月19日  701億円 6月13日  701億円 6月17日  701億円 12月2日  701億円 株探ニュース 2022/12/04 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―米重要指標発表を控え様子見姿勢も、リバランスに伴うショートカバーの動きは継続 「米重要指標発表を控え様子見姿勢も、リバランスに伴うショートカバーの動きは継続」  今週の日経225先物は、米国で重要な経済指標の発表を控えて様子見姿勢が強まる可能性があるものの、先高期待が高まりやすい相場展開を想定する。先週は23日に公表された11月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、大半の当局者が利上げペースを緩める必要があるとの認識を示していたことが明らかになった。金融引き締めへの警戒感が後退し、日経225先物は一時2万8500円(ナイトセッションを含む)を回復した。その後は米国の祝日(感謝祭)の影響で海外勢のフローが限られこう着感が強まったが、切り上がる5日移動平均線を上回る形で底堅い値動きを継続した。  感謝祭明け後、25日の米国市場は半日取引であったが、NYダウは3営業日続伸で4月21日以来の高値水準を回復した。ウォルマートなど小売の一角がブラックフライデーへの期待で買われており、今週もサイバーマンデーに対する期待もあって、消費関連株への資金シフトが意識されやすいだろう。一方、ナスダックは3営業日ぶりに反落し、75日線に上値を抑えられる形状だった。そのため、東京市場でも先週同様、ややTOPIX型優位の流れに向かいやすいとみられ、足元で低下傾向を継続しているNT倍率は先物中心限月で14.0倍割れの場面もありそうだ。  一方で、今週は週半ばの11月30日にブルッキング研究所でのイベントで、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長による発言が予定されている。足元ではFRB高官らの「タカ派」発言が相次いだこともあり、経済見通しや労働市場を巡り、利上げ継続の必要性を主張する内容につながるようだと、調整が強まる場面も想定される。そのほか、28日にはニューヨーク連銀のウイリアムズ総裁、セントルイス連銀のブラード総裁、12月2日にはシカゴ連銀のエバンス総裁の講演なども予定されている。  もっとも、欧州中央銀行(ECB)が24日に公表した10月開催の理事会議事要旨で、追加利上げが必要との見解は示したものの、0.75%利上げ支持が大半のなか、少数ながら0.50%の利上げを支持する政策当局者がいた。米国、欧州による利上げペース減速の思惑が燻るなか、積極的にショートを仕掛けてくる動きは限られよう。  日経225先物は足元で切り上がる5日線およびボリンジャーバンドの+1σが支持線として意識されており、2万8150円~2万8200円辺りでの底堅さが見られよう。一方で、上値はボリンジャーバンドの+2σ接近では短期的な過熱感が警戒されやすく、2万8580円辺りに接近する局面では、短期的なショートが入りやすいと考えられる。ただし、トレンドとしては25日線と+2σによるレンジ推移を継続している。このため、5日線、+1σを下回って2万8000円を割り込んだとしても、25日線が位置する2万7700円を割り込まなければトレンドは悪化せず、押し目狙いのロングを入れるタイミングになりそうだ。  また、今週は米国で多数の経済指標の発表が予定されており、12月1日発表の10月の個人消費支出(PCEコア価格指数)は9月実績をやや下回ると予想されているほか、2日に発表される11月の雇用統計も、雇用者増加数と平均時給は10月実績を下回る可能性が高いと見られている。これらを睨んでインフレのピークアウトが意識され、リバランスに伴うショートカバーの動きが継続しそうである。  そのため、週を通じてこう着感は強まりやすいものの、2万8250円を中心とした、オプション権利行使価格の2万8000円~2万8500円辺りのレンジを想定する。ボリンジャーバンドの+2σは切り上がりを見せているため、2万8500円を再び捉えてくる局面では、オーバーシュート気味に上昇する可能性はあるだろう。  VIX指数は20.50と小幅に上昇した。節目の20.00台まで低下してきたことで、いったんは反発が意識されやすい。経済指標の結果を受けた米長期金利の低下を背景に、半導体株などがリバウンドを見せてくるようだと、8月18日以来の20.00割れもありそうで、リスク選好の流れは継続しやすい。  11月第3週(11月14日- 18日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では4週ぶりに売り越しており、売り越し額は78億円(前週は7335億円の買い越し)だった。なお、現物は169億円の売り越し(同5209億円の買い越し)と4週ぶりの売り越しであり、先物は90億円の買い越し(同2125億円の買い越し)と2週連続で買い越している。個人は現物と先物の合算で1586億円の買い越しで、4週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で739億円の売り越しとなり、9週ぶりの売り越しだった。  経済スケジュールでは、28日にラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁発言、29日に10月失業率・有効求人倍率、10月百貨店・スーパー販売額、米国11月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)、30日に10月鉱工業生産、中国11月製造業購買担当者景気指数(PMI)、米国11月ADP雇用統計、米国11月シカゴ購買部協会景気指数、米地区連銀経済報告(ベージュブック)、12月1日に7-9月期法人企業統計調査、中国11月財新製造業PMI、米国10月個人消費支出(PCEコア価格指数)、米国11月ISM製造業景況指数、2日に米国11月雇用統計、ユーロ圏10月卸売物価指数(PPI)などが予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 01月限 日経225 28266.57  TOPIX  1988.69 02月限 日経225 27835.60  TOPIX  1965.67 03月限 日経225 25457.94  TOPIX  1808.03 04月限 日経225 27122.37  TOPIX  1904.02 05月限 日経225 25951.24  TOPIX  1838.12 06月限 日経225 28122.81  TOPIX  1955.38 07月限 日経225 26659.58  TOPIX  1890.16 08月限 日経225 28525.62  TOPIX  1963.05 09月限 日経225 28253.40  TOPIX  1957.76 10月限 日経225 26666.31  TOPIX  1885.58 11月限 日経225 28225.86  TOPIX  1978.52 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/12 11月25日  28390  28420  28250  28330  -40 22/12 11月24日  28090  28500  28040  28370  +250 22/12 11月22日  27950  28200  27910  28120  +150 22/12 11月21日  27910  28020  27840  27970  +90 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/12 11月25日  2018.0  2023.5  2013.5  2020.0  +1.5 22/12 11月24日  1993.5  2025.5  1990.5  2018.5  +23.0 22/12 11月22日  1973.0  1999.5  1970.5  1995.5  +22.0 22/12 11月21日  1968.0  1976.5  1964.5  1973.5  +6.0 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日比 11月25日(12月限)  28340  +10 11月24日(12月限)  休場 11月23日(12月限)  28345  +225 11月22日(12月限)  28345  +225 11月21日(12月限)  28045  +75 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 11月18日    2376億円 -2418億円  4880億円  +279億円 11月11日    4795億円  -429億円  4601億円  -608億円 11月04日    5225億円  +421億円  5209億円  -983億円 10月28日    4804億円  +192億円  6193億円  -1912億円 10月21日    4611億円  -962億円  8105億円  -487億円 10月14日    5574億円  +768億円  8592億円  -296億円 10月07日    4805億円 +1138億円  8889億円  -1461億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 11月22日    5534万株   -521万株  1億6985万株   +1635万株 11月21日    6055万株   -385万株  1億5349万株   -1207万株 11月18日    6441万株   -6250万株  1億6557万株   -576万株 11月17日  1億2691万株   -1048万株  1億7134万株   +127万株 11月16日  1億3739万株   -1111万株  1億7006万株   +2906万株 11月15日  1億4851万株   +223万株  1億4100万株   -539万株 11月14日  1億4628万株   +961万株  1億4639万株   -748万株 11月11日  1億3666万株   +1727万株  1億5388万株   -315万株 11月10日  1億1939万株   -296万株  1億5703万株   -539万株 11月09日  1億2236万株   -714万株  1億6243万株   -331万株 11月08日  1億2950万株   -1654万株  1億6574万株   -1200万株 11月07日  1億4604万株   -810万株  1億7775万株   +167万株 ■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分) 【2022年】 1月14日  701億円 1月25日  701億円 2月14日  701億円 3月07日  701億円 4月07日  701億円 5月19日  701億円 6月13日  701億円 6月17日  701億円 株探ニュース 2022/11/27 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―2万8000円を中心としたOP権利行使価格の2万7750円~2万8250円のレンジを想定 「2万8000円を中心としたOP権利行使価格の2万7750円~2万8250円のレンジを想定」  今週の日経225先物は、引き続き2万8000円を挟んだ狭いレンジでの推移が見込まれる。今週は東京市場が23日(水)、米国市場が24日(木)にそれぞれ祝日で休場となるほか、25日(金)は米国市場が半日取引となるため、週を通じて商いは膨らみづらいとみられる。投資家の関心は25日のブラックフライデーから本格化する米国のクリスマス商戦に集まりやすい。高インフレが影響して消費の急激な冷え込みが警戒されるなか、ブラックフライデーやサイバーマンデー(28日)での出足が好調となれば、相場の下支えとなるだろう。  また、23日には米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨が公表されるため、その内容に注目が集まることになりそうだ。12月13~14日開催のFOMCで利上げペースを緩めるとの見方からリスク選好の流れが継続しているが、先週は米連邦準備理事会(FRB)高官らによる「タカ派発言」が相次いだ。金利水準のピークについても、米セントルイス連銀のブラード総裁は最低でも5.00%-5.25%に引き上げるべきとの見解を示している。米長期金利は10月24日の4.24%をピークに低下傾向を継続していたが、11月16日の3.69%をボトムに直近で切り上げを見せていることもあり、利上げのピークアウトに先んじて低下傾向を見せていた動きの修正には注意する必要がある。  NYダウは8月戻り高値水準でこう着を見せており、チャート上では52週移動平均線を上回ってきた。一方でナスダックは75日線に上値を抑えられる形状であり、切り下がる13週、26週線に上値を抑えられる格好で調整トレンドを継続している。日経平均株価は指数インパクトの大きい値がさハイテク株の寄与度が大きく、ナスダックとの連動性が高いため、日経225先物も上へのトレンドは高まりづらいところではある。反対に12月のFOMCを控えるなか、海外投資家はリバランスに伴うショートカバーを継続しているため、ショートも仕掛けづらいだろう。  日経225先物は切り上がる25日線を支持線としたトレンドを形成しているが、25日線、75日線とのゴールデンクロスが接近しているため、よりトレンドが明確に表れやすい。また、上値はボリンジャーバンドの+2σに上値を抑えられる格好で推移しているが、直近こう着するなかで+1σ水準での推移を継続しており、過熱感は和らいでいる。+2σ超えから調整に入っているが、値幅調整ではなく2万8000円を挟んだ日柄調整によってリバウンドのタイミングを探る動きであろう。  そのため、今週は2万8000円を中心とした、オプション権利行使価格の2万7750円~2万8250円辺りのレンジを想定する。2万7750円を下回る局面では、25日線が位置する2万7500円をボトムとした押し目狙いのロングでの対応になろう。2万8250円を捉えてくる場面では、ボリンジャーバンドの+2σが位置する2万8350円辺りで過熱感が警戒されやすいとみておきたい。  VIX指数は23.12に低下した。足元では23.0~25.00辺りでのこう着が継続しており、25日、75日線とのデッドクロスが接近しており、リスク選好の流れは継続。先週のNT倍率は先物中心限月で14.17倍に低下した。マイクロン・テクノロジーが生産削減計画を発表したことをきっかけに、値がさハイテク株の利益確定へと向かわせた影響があった。また、ソフトバンクグループ <9984> [東証P]の調整が強まったことも重荷となった。FOMC議事要旨の内容を受けた長期金利の上昇も警戒されやすく、NT倍率はやや低下傾向を見せてくる可能性がありそうだ。  11月第2週(11月7日-11日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週連続で買い越しており、買い越し額は7335億円(前週は2480億円の買い越し)だった。なお、現物は5209億円の買い越し(同3904億円の買い越し)と3週連続の買い越しであり、先物は2125億円の買い越し(同1423億円の売り越し)と2週ぶりに買い越している。個人は現物と先物の合算で9015億円の売り越しで、3週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で534億円の買い越しとなり、8週連続の買い越しだった。  経済スケジュールでは22日に米国11月リッチモンド連銀製造業指数、OECD経済見通し、23日に米国10月耐久財受注、米国11月製造業購買担当者景気指数(PMI)、米11月サービス業PMI、米国10月新築住宅販売件数、FOMC(11月1~2日開催分)議事要旨、24日に9月景気動向指数改定値、11 月の月例経済報告、25日に11月東京都区部消費者物価指数、10月企業向けサービス価格指数などが予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 01月限 日経225 28266.57  TOPIX  1988.69 02月限 日経225 27835.60  TOPIX  1965.67 03月限 日経225 25457.94  TOPIX  1808.03 04月限 日経225 27122.37  TOPIX  1904.02 05月限 日経225 25951.24  TOPIX  1838.12 06月限 日経225 28122.81  TOPIX  1955.38 07月限 日経225 26659.58  TOPIX  1890.16 08月限 日経225 28525.62  TOPIX  1963.05 09月限 日経225 28253.40  TOPIX  1957.76 10月限 日経225 26666.31  TOPIX  1885.58 11月限 日経225 28225.86  TOPIX  1978.52 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/12 11月18日  28000  28050  27780  27880  -100 22/12 11月17日  28070  28110  27890  27980  -60 22/12 11月16日  28050  28210  27730  28040  +10 22/12 11月15日  27990  28170  27890  28030  +70 22/12 11月14日  28260  28300  27940  27960  -310 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/12 11月18日  1970.5  1976.5  1957.0  1967.5  -1.5 22/12 11月17日  1966.5  1973.0  1957.0  1969.0  +3.5 22/12 11月16日  1968.0  1977.5  1948.0  1965.5  -1.5 22/12 11月15日  1959.0  1972.5  1954.0  1967.0  +9.5 22/12 11月14日  1980.0  1982.5  1954.0  1957.5  -25.0 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日比 11月18日(12月限)  27965  +85 11月17日(12月限)  27965  -15 11月16日(12月限)  27920  -120 11月15日(12月限)  27985  -45 11月14日(12月限)  27955  -5 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 11月11日    4795億円  -429億円  4601億円  -608億円 11月04日    5225億円  +421億円  5209億円  -983億円 10月28日    4804億円  +192億円  6193億円  -1912億円 10月21日    4611億円  -962億円  8105億円  -487億円 10月14日    5574億円  +768億円  8592億円  -296億円 10月07日    4805億円 +1138億円  8889億円  -1461億円 09月30日    3666億円 +1211億円 1兆0350億円  -3778億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 11月16日  1億3739万株   -1111万株  1億7006万株   +2906万株 11月15日  1億4851万株   +223万株  1億4100万株   -539万株 11月14日  1億4628万株   +961万株  1億4639万株   -748万株 11月11日  1億3666万株   +1727万株  1億5388万株   -315万株 11月10日  1億1939万株   -296万株  1億5703万株   -539万株 11月09日  1億2236万株   -714万株  1億6243万株   -331万株 11月08日  1億2950万株   -1654万株  1億6574万株   -1200万株 11月07日  1億4604万株   -810万株  1億7775万株   +167万株 11月04日  1億5415万株   +1295万株  1億7608万株   -2078万株 11月02日  1億4120万株   +184万株  1億9686万株   -1024万株 11月01日  1億3935万株   -250万株  2億0710万株   -465万株 10月31日  1億4186万株   +517万株  2億1176万株   -40万株 ■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分) 【2022年】 1月14日  701億円 1月25日  701億円 2月14日  701億円 3月07日  701億円 4月07日  701億円 5月19日  701億円 6月13日  701億円 6月17日  701億円 株探ニュース 2022/11/20 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―短期過熱感を警戒しつつも、需給変化が見込まれるなかロング対応を想定 「短期過熱感を警戒しつつも、需給変化が見込まれるなかロング対応を想定」  今週の日経225先物は、短期的な過熱感を警戒しつつも、需給変化を想定したロング優位の相場展開が見込まれる。先週は米中間選挙および10月の米消費者物価指数(CPI)の結果に市場の関心が集まった。週前半は米中間選挙で共和党が躍進し、民主党が進める企業・富裕層に対する増税といった政策は実現が難しくなるとの見方が株式の買いにつながった。この流れを受けて11月8日の日経225先物は、一時2万7950円と節目の2万8000円に迫る場面が見られた。その後、米中間選挙での予想外の民主党善戦に加え、CPI発表を前にしたヘッジ対応の動きにより、10日には2万7350円まで売られた。だが、注目されたCPIの結果は伸び率が前月から減速し、予想を下回るものだった。このため、インフレがピークアウトした兆しを示したと受け止められて買いが強まり、10日の米国市場ではNYダウが1200ドルを超える大幅高となった。これを受けて、11日の東京市場では日経225先物が一時2万8330円まで急伸した。  テクニカル面では、切り上がる25日移動平均線を支持線としたトレンドを継続しており、週間形状では26週、52週線を支持線に変えて上放れる形状だった。また、これまでボリンジャーバンドの+2σを抵抗としたトレンドを継続してきたが、週初に+2σ水準まで上昇し、週半ばに中心値(25日)までの調整を経て、週末の大幅上昇で+2σを上回ってきた。今年に入ってからは年初のほか、3月下旬、6月半ば、8月半ばのいずれのリバウンド局面でも、ボリンジャーバンドの+2σ突破で目先的なピークを形成してきた。そのため、先週末の大幅上昇によっていったんは達成感が意識されやすいだろう。  もっとも、11日取引終了後のナイトセッションでは一時2万8000円を下回る場面が見られるなど調整を入れており、+2σを下回っている。また、バンドは切り上がりを見せているため、2万8240円辺りまで上昇してきた。5日線は2万7870円まで切り上がってきており、2万8000円の底固めが意識されるなか、同水準を下回ったとしても、5日線水準までの調整では押し目値狙いのロングで対応したい。また、上値については過熱感が警戒されつつも+2σの切り上がりに沿ったリバウンドが見込まれ、現在+3σが位置する2万8730円辺りを意識したトレンド形成が期待される。そのため、オプション権利行使価格の2万7875円~2万8750円辺りのレンジを想定しつつ、まずは9月14日につけた戻り高値2万8470円が目先的なターゲットとなろう。  なお、米中間選挙については、ジョージア州の上院選で12月6日に決選投票が実施される。確定までは時間がかかる見通しではあるが、ひとまず中間選挙を通過したことにより、過去のアノマリーから先高期待が高まりやすい。また、CPIの結果についてイエレン米財務長官は評価しつつも、一つの指標の単月データに依存し過ぎないよう注意を促した。このため、15日に発表される10月の米卸売物価指数(PPI)に関心が集まりやすい。CPIに続きコア指数の減速が確認されれば、株式市場は一段高となりそうである。  そのほか、14日にアゼンタ、16日にエヌビディア、17日にはアプライド マテリアルズなどハイテク企業の決算を控えている。CPIの結果を受けてハイテクなどグロース株への資金シフトが見られたこともあり、この流れをより継続させる動きにつながるかが注目されそうだ。先週末のNT倍率は先物中心限月で14.25倍だった。一時14.31倍まで上昇し75日線を捉える場面もあったが、引け後に決算発表を控えていたソフトバンクグループ <9984> [東証P]が高値更新後に上げ幅を縮めた影響があったとみられる。ソフトバンクグループはADR市場で弱い動きを見せたこともあり、週初はNT倍率の低下が見込まれるが、今後の需給変化が想定されるなか、NT倍率の低下局面はNTロングを組成するタイミングとしてみておきたい。  VIX指数は22.52に低下した。8月25日以来の水準まで下げてきており、8月半ば以来の20.00割れも意識されてきそうだ。リスク選好の流れが一段と強まる可能性があるため、ショートポジションは避けたい。先週末の大幅上昇でリバランスに伴うショートカバーが大きく進んだとみられるものの、米国ではクリスマスラリーが意識されて、一段とショートカバーの動きが強まりやすいだろう。  11月第1週(10月31日-11月4日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週連続で買い越しており、買い越し額は2480億円(前週は1780億円の買い越し)だった。なお、現物は3904億円の買い越し(同835億円の買い越し)と2週連続の買い越しであり、先物は1423億円の売り越し(同945億円の買い越し)と3週ぶりに売り越している。個人は現物と先物の合算で434億円の売り越しで、2週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で109億円の買い越しとなり、7週連続の買い越しだった。  経済スケジュールでは、15日に7-9月期実質国内総生産(GDP)、中国10月小売売上高、米国11月ニューヨーク連銀製造業景気指数、米国10月卸売物価指数、16日に9月機械受注、米国10月小売売上高、米国10月鉱工業生産、17日に米国10月住宅着工件数、米国11月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、18日に10月全国消費者物価指数(CPI)、米国10月中古住宅販売件数、米国10月景気先行指標総合指数などの発表が予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 01月限 日経225 28266.57  TOPIX  1988.69 02月限 日経225 27835.60  TOPIX  1965.67 03月限 日経225 25457.94  TOPIX  1808.03 04月限 日経225 27122.37  TOPIX  1904.02 05月限 日経225 25951.24  TOPIX  1838.12 06月限 日経225 28122.81  TOPIX  1955.38 07月限 日経225 26659.58  TOPIX  1890.16 08月限 日経225 28525.62  TOPIX  1963.05 09月限 日経225 28253.40  TOPIX  1957.76 10月限 日経225 26666.31  TOPIX  1885.58 11月限 日経225 28225.86  TOPIX  1978.52 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/12 11月11日  27380  28330  27370  28270  +840 22/12 11月10日  27690  27780  27350  27430  -220 22/12 11月09日  27860  28010  27650  27650  -240 22/12 11月08日  27530  27950  27490  27890  +340 22/12 11月07日  27200  27570  27160  27550  +360 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/12 11月11日  1932.5  1984.0  1932.5  1982.5  +48.0 22/12 11月10日  1945.5  1953.0  1929.5  1934.5  -8.5 22/12 11月09日  1959.5  1964.5  1943.0  1943.0  -16.0 22/12 11月08日  1935.5  1962.0  1931.5  1959.0  +22.5 22/12 11月07日  1913.0  1939.0  1912.0  1936.5  +25.0 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日比 11月11日(12月限)  28120  -150 11月10日(12月限)  27975  +545 11月09日(12月限)  27520  -130 11月08日(12月限)  27880  -10 11月07日(12月限)  27620  +70 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 11月04日    5225億円  +421億円  5209億円  -983億円 10月28日    4804億円  +192億円  6193億円  -1912億円 10月21日    4611億円  -962億円  8105億円  -487億円 10月14日    5574億円  +768億円  8592億円  -296億円 10月07日    4805億円 +1138億円  8889億円  -1461億円 09月30日    3666億円 +1211億円 1兆0350億円  -3778億円 09月22日    2454億円  +603億円 1兆4129億円  -41億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 11月09日  1億2236万株   -714万株  1億6243万株   -331万株 11月08日  1億2950万株   -1654万株  1億6574万株   -1200万株 11月07日  1億4604万株   -810万株  1億7775万株   +167万株 11月04日  1億5415万株   +1295万株  1億7608万株   -2078万株 11月02日  1億4120万株   +184万株  1億9686万株   -1024万株 11月01日  1億3935万株   -250万株  2億0710万株   -465万株 10月31日  1億4186万株   +517万株  2億1176万株   -40万株 10月28日  1億3668万株   +1228万株  2億1217万株   -2141万株 10月27日  1億2440万株   +112万株  2億3358万株   -725万株 10月26日  1億2328万株   -462万株  2億4084万株   +744万株 10月25日  1億2790万株   -170万株  2億3340万株   -855万株 10月24日  1億2961万株    +92万株  2億4195万株   -4372万株 ■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分) 【2022年】 1月14日  701億円 1月25日  701億円 2月14日  701億円 3月07日  701億円 4月07日  701億円 5月19日  701億円 6月13日  701億円 6月17日  701億円 株探ニュース 2022/11/13 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―米中間選挙・CPIを警戒しつつ、下値切り上げトレンドを想定した押し目狙い 「米中間選挙・CPIを警戒しつつ、下値切り上げトレンドを想定した押し目狙い」  今週の日経225先物は、10日に発表される10月の米消費者物価指数(CPI)が警戒視されるなか、引き続き米金融政策に対する思惑などが相場の変動要因になる可能性が高いだろう。また、8日に投開票される米中間選挙の結果が、相場の大きな変動につながる可能性がある。中間選挙の結果次第では、バイデン大統領の残り2年の政権運営にも影響を及ぼす可能性があるが、下院は共和党が過半数を獲得する見通しであり、上院で多数派を死守できるかが注目されている。万が一、上下院両院とも共和党が過半数獲得となれば、債務上限問題に対する警戒感が高まってくる可能性がある。ちなみに、債務上限を一時凍結させる法案は12月16日に効力が失効する。  そのため、積極的にポジションを傾ける動きは限られよう。米国市場の値動きに連動する形で、日中はギャップスタート後にこう着感の強い相場展開になりうそうだ。もっとも、先週2日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の声明では、次回12月の会合で利上げペースを見直す可能性が示唆された。市場は利上げ幅の0.50%へのペースダウンに過半のFOMC参加者が11月会合で同意したと見ているようである。また、政策金利のゴールは従来想定より高くなると考えられている。  2日の米国市場では、政策金利のゴールが引き上げられるとの見方に過剰に反応し、NYダウは500ドルを超す下落となった。これにより、祝日明け4日の東京市場でも指数インパクトの大きい値がさ株の下げが相場を押し下げ、日経225先物は一時2万7010円まで急落する場面が見られた。ただし、25日移動平均が支持線として機能するなか、4日の米国市場が反発したことで、ナイトセッションは日中比290円高の2万7480円まで戻している。  4日の米国市場は、10月の米雇用統計で非農業部門雇用者数が予想を上回り、労働市場の好調さが改めて裏づけられた一方で、失業率が上昇したことで利上げ幅縮小の観測を支える格好となった。NYダウは400ドル高と5日ぶりに反発し、テクニカル面では75日線水準からのリバウンドをみせている。また、ボストン連銀のコリンズ総裁が、金融政策は比較的小幅な利上げを必要とする局面に入ったと述べたほか、リッチモンド連銀のバーキン総裁は利上げペースを緩める可能性に言及したと伝わったことも買い戻しに向かわせた。  基本的には、12月のFOMC会合で利上げペースを見直す確率は高まったと見られる。戻り売りを警戒しつつも、リバランスに伴うショートカバーによって、下値切り上げのトレンドが継続すると見ておきたい。東京市場も不安定ながらも、弱含む局面では押し目狙いのロングでの対応となろう。また、VIX指数は24.55に低下した。約2カ月ぶりに25.00を割り込み、75日線を明確に下放れてきており、リスク選好に向かわせやすいだろう。  日経225先物は25日線を支持線にリバウンドを見せており、5日、75日線水準を回復。一目均衡表では4日の下落で雲下限までの調整を経て、ナイトセッションで雲上限を上放れてきた。雲上限は2万7300円辺りで横ばい推移するため、同水準を支持線とした推移が続くようだと、ボリンジャーバンドの+2σが位置する2万7900円辺りを目先的なターゲットとしたトレンド形成が意識されてこよう。  先週のNT倍率は先物中心限月で一時14.15倍に低下した。10月半ば以降、支持線として機能していた25日線を下回ったことにより、リバランスに伴うTOPIX型優位の流れだった。週初はNTロングが入りやすいと見られるが、来週は指数インパクトの大きい東京エレクトロン <8035> [東証P]の決算が予定されていることもあり、同社の決算初動によってNT倍率が低下する局面では、その後の反転を狙ったスプレッド狙いも一考だろう。  10月第4週(10月24日- 28日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週ぶりに買い越しており、買い越し額は1780億円(前週は3542億円の売り越し)だった。なお、現物は835億円の買い越し(同4930億円の売り越し)と2週ぶりの買い越しであり、先物は945億円の買い越し(同1387億円の買い越し)と2週連続で買い越している。個人は現物と先物の合算で1904億円の売り越しで、3週ぶりの売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で770億円の買い越しとなり、6週連続の買い越しだった。  経済スケジュールでは、7日に中国10月貿易収支、米国9月消費者信用残高、8日に9月景気動向指数、ユーロ圏9月小売売上高、9日に中国10月CPI、中国10月生産者物価指数(PPI)、米国9月卸売売上高、10日に米国10月CPI、11日に10月国内企業物価指数、米国11月ミシガン大学消費者態度指数などが予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 01月限 日経225 28266.57  TOPIX  1988.69 02月限 日経225 27835.60  TOPIX  1965.67 03月限 日経225 25457.94  TOPIX  1808.03 04月限 日経225 27122.37  TOPIX  1904.02 05月限 日経225 25951.24  TOPIX  1838.12 06月限 日経225 28122.81  TOPIX  1955.38 07月限 日経225 26659.58  TOPIX  1890.16 08月限 日経225 28525.62  TOPIX  1963.05 09月限 日経225 28253.40  TOPIX  1957.76 10月限 日経225 26666.31  TOPIX  1885.58 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/12 11月04日  27610  27740  27010  27190  -450 22/12 11月02日  27640  27770  27500  27640  -50 22/12 11月01日  27520  27700  27450  27690  +140 22/12 10月31日  27010  27590  27000  27550  +540 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/12 11月04日  1934.5  1940.5  1904.0  1911.5  -24.5 22/12 11月02日  1937.5  1944.5  1927.5  1936.0  -4.0 22/12 11月01日  1924.5  1940.0  1920.5  1940.0  +14.0 22/12 10月31日  1887.5  1928.5  1887.0  1926.0  +39.5 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日比 11月04日(12月限)  27505  +315 11月03日(12月限)  27255  -385 11月02日(12月限)  27315  -325 11月01日(12月限)  27590  -100 10月31日(12月限)  27550   0 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 10月28日    4804億円  +192億円  6193億円  -1912億円 10月21日    4611億円  -962億円  8105億円  -487億円 10月14日    5574億円  +768億円  8592億円  -296億円 10月07日    4805億円 +1138億円  8889億円  -1461億円 09月30日    3666億円 +1211億円 1兆0350億円  -3778億円 09月22日    2454億円  +603億円 1兆4129億円  -41億円 09月16日    1851億円  -42億円 1兆4171億円  +115億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 11月01日  1億3935万株   -250万株  2億0710万株   -465万株 10月31日  1億4186万株   +517万株  2億1176万株   -40万株 10月28日  1億3668万株   +1228万株  2億1217万株   -2141万株 10月27日  1億2440万株   +112万株  2億3358万株   -725万株 10月26日  1億2328万株   -462万株  2億4084万株   +744万株 10月25日  1億2790万株   -170万株  2億3340万株   -855万株 10月24日  1億2961万株    +92万株  2億4195万株   -4372万株 10月21日  1億2868万株   -902万株  2億8567万株   +43万株 10月20日  1億3771万株   -2061万株  2億8524万株   +467万株 10月19日  1億5832万株    -87万株  2億8056万株   -1544万株 10月18日  1億5919万株   +552万株  2億9601万株   +0.2万株 10月17日  1億5366万株    -88万株  2億9600万株   -233万株 10月14日  1億5455万株   +1814万株  2億9834万株   -339万株 10月13日  1億3640万株   -297万株  3億0174万株   -259万株 10月12日  1億3937万株   -716万株  3億0433万株   +670万株 10月11日  1億4653万株   +843万株  2億9763万株   -938万株 ■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分) 【2022年】 1月14日  701億円 1月25日  701億円 2月14日  701億円 3月07日  701億円 4月07日  701億円 5月19日  701億円 6月13日  701億円 6月17日  701億円 株探ニュース 2022/11/06 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―FOMCを転換点に、リバランスに伴うショートカバー優勢の展開に期待  今週の日経225先物は、11月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で相場が転換する可能性が高まりそうだ。米連邦準備理事会(FRB)は11月のFOMCで4会合連続の0.75%利上げを決定すると予想されており、市場の焦点は12月以降の利上げペースの行方となる。  日米株式市場は、米ウォール・ストリート・ジャーナル紙が「11月のFOMCでは、12月会合で利上げペースを減速させるかを議論する」と報じたことをきっかけに需給状況が一変した。メタプラットフォームズ、アルファベット、アマゾン・ドット・コムなど大型テック株が予想を下回る決算が嫌気され急落したものの、利上げペース減速の思惑から長期金利が低下するなか、相場全体としてはリバウンド基調を継続していた。  さらに、28日の米国市場ではアップルが7-9月期決算を発表し、売上高および1株利益が予想を上回ったとして7.5%超上昇し、他のハイテク株に買いが波及する格好となったことで、総崩れしていた大型テック株の業績不安を払拭する格好となった。NYダウは6営業日続伸で2カ月ぶりの高値水準を回復し、ナスダックは25日移動平均線を支持線とした形での反発だった。  シカゴ日経平均先物は日中大阪比495円高の2万7505円で終えており、週明けの東京市場はこれにさや寄せする格好から、ギャップスタートで始まろう。先週の日経225先物は27日に一時2万7620円まで買われる場面があったが、終値では節目の2万7500円を超えられずにいる。また、9月半ば以降は75日線(2万7390円)が上値抵抗線として意識されているため、同水準では戻り待ちのショートも入りやすかった。ナイトセッションで75日線を突破し、節目の2万7500円を捉えてきたことで、75日線を支持線に変えてくる可能性が期待されそうだ。  また、足元の上昇については、米利上げペースの減速を材料視した短期的なロングが積み上がったというよりも、昨年2月以降の景気不透明感を背景としたリスクヘッジに伴うポジションの修正によって、需給状況が変化した可能性がある。NT倍率は先物中心限月で昨年2月に15.68倍まで上昇した後は低下傾向にあり、今年の3月には13.85倍まで低下した。その後は14.00~14.50倍辺りのレンジ推移を継続。そのため、需給が大きく変化することにより、長期的にリバランスが起きる展開も意識されよう。  もっとも、11月のFOMCで12月以降も積極的な利上げペースを続ける方針となれば、市場の失望を招き、足もとのリバウンドに対する反動が生じるだろう。ただし、25日線がサポートとして機能する可能性があり、2万6800円辺りでの底堅さが見られる局面では押し目狙いのスタンスとなるか。一方、予想通り利上げペースが鈍化すれば、いったんは材料出尽くしになったとしても、需給変化による先行きのNT倍率の上昇が想定され、日経平均型優位の展開に向かわせよう。  そのため、日経225先物は5日線を支持線としたオプション権利行使価格の2万7375円をサポートに、節目の2万8000円とのレンジを想定するとともに、9月14日につけた戻り高値2万8470円が射程に入る展開を想定する。一目均衡表において「雲」のねじれが起きるため、テクニカル面ではトレンドが出やすいタイミングでもある。決算発表が本格化する中でヘッジを考慮した動きとなろうが、ショート部分を徐々に減らす形に向かいそうだ。  また、FOMC発表は日本時間の3日未明であり、この日の東京市場は祝日で休場となる。ただし、先物市場では祝日取引によって先回り的な動きが活発化すると考えられ、祝日明け4日は大きなトレンドが出やすい。なお、VIX指数は25.75に低下し、1カ月ぶりに25日線を下回ってきた。いったんは反発が意識されるものの、リスク選好の動きを強めやすいだろう。  そのほか、今週は米国ではFOMC通過後の3日に9月の貿易収支、10月のISM非製造業景況指数、4日には10月の雇用統計が予定されている。FOMCで次回12月の利上げペース鈍化の方針が示されれば、これら指標の結果が予想を下回ったとしても、嫌気される局面では押し目狙いのロング対応を想定しておきたい。  10月第3週(10月17日-21日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週連続で売り越しており、売り越し額は3542億円(前週は759億円の売り越し)だった。なお、現物は4930億円の売り越し(同1524億円の買い越し)と3週ぶりの売り越しであり、先物は1387億円の買い越し(同2283億円の売り越し)と2週ぶりに買い越している。個人は現物と先物の合算で2059億円の買い越しで2週連続の買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で1381億円の買い越しとなり、5週連続の買い越しだった。  経済スケジュールでは、31日に9月商業動態統計、9月鉱工業生産、中国10月製造業PMI、米国10月シカゴ購買部協会景気指数、11月1日に中国10月財新製造業PMI、豪準備銀行(中央銀行)政策金利、米国10月ISM製造業景況指数、2日に米国10月ADP雇用統計、FOMC政策金利、パウエルFRB議長会見、3日に英中銀(MPC)政策金利、中国10月財新サービス業PMI、米国9月貿易収支、米国10月ISM非製造業PMI、米国9月製造業新規受注、4日に米国10月雇用統計などが予定されている。  米決算ではアムコー・テクノロジー、オン・セミコンダクター、アドバンスト・マイクロ・デバイシズ、クアルコム、マイクロチップ・テクノロジーなど半導体企業のほか、ファイザー、ノババックス、アムジェン、モデルナなどバイオ企業の決算が予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 01月限 日経225 28266.57  TOPIX  1988.69 02月限 日経225 27835.60  TOPIX  1965.67 03月限 日経225 25457.94  TOPIX  1808.03 04月限 日経225 27122.37  TOPIX  1904.02 05月限 日経225 25951.24  TOPIX  1838.12 06月限 日経225 28122.81  TOPIX  1955.38 07月限 日経225 26659.58  TOPIX  1890.16 08月限 日経225 28525.62  TOPIX  1963.05 09月限 日経225 28253.40  TOPIX  1957.76 10月限 日経225 26666.31  TOPIX  1885.58 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/12 10月28日  27250  27360  26930  27010  -290 22/12 10月27日  27450  27620  27270  27300  -140 22/12 10月26日  27220  27590  27160  27440  +180 22/12 10月25日  26920  27330  26850  27260  +300 22/12 10月24日  26920  27310  26790  26960  +60 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/12 10月28日  1901.0  1909.0  1881.51886.5  -17.5 22/12 10月27日  1919.0  1929.0  1900.5  1904.0  -14.5 22/12 10月26日  1906.0  1926.5  1900.5  1918.5  +10.0 22/12 10月25日  1882.0  1913.5  1879.0  1908.5  +24.5 22/12 10月24日  1886.5  1906.0  1876.0  1884.0  -1.5 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日比 10月28日(12月限)  27505  +495 10月27日(12月限)  27075  -225 10月26日(12月限)  27380  -60 10月25日(12月限)  27555  +295 10月24日(12月限)  27145  +185 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 10月21日    4611億円  -962億円  8105億円  -487億円 10月14日    5574億円  +768億円  8592億円  -296億円 10月07日    4805億円 +1138億円  8889億円  -1461億円 09月30日    3666億円 +1211億円 1兆0350億円  -3778億円 09月22日    2454億円  +603億円 1兆4129億円  -41億円 09月16日    1851億円  -42億円 1兆4171億円  +115億円 09月09日    1893億円  -676億円 1億4056億円  +1795億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 10月26日  1億2328万株   -462万株  2億4084万株   +744万株 10月25日  1億2790万株   -170万株  2億3340万株   -855万株 10月24日  1億2961万株    +92万株  2億4195万株   -4372万株 10月21日  1億2868万株   -902万株  2億8567万株   +43万株 10月20日  1億3771万株   -2061万株  2億8524万株   +467万株 10月19日  1億5832万株    -87万株  2億8056万株   -1544万株 10月18日  1億5919万株   +552万株  2億9601万株   +0.2万株 10月17日  1億5366万株    -88万株  2億9600万株   -233万株 10月14日  1億5455万株   +1814万株  2億9834万株   -339万株 10月13日  1億3640万株   -297万株  3億0174万株   -259万株 10月12日  1億3937万株   -716万株  3億0433万株   +670万株 10月11日  1億4653万株   +843万株  2億9763万株   -938万株 10月07日  1億3810万株   +1173万株  3億0701万株   -2784万株 10月06日  1億2637万株   +3193万株  3億3485万株   +734万株 10月05日    9443万株   -653万株  3億2751万株   -2324万株 10月04日  1億0096万株   -113万株  3億5075万株   -623万株 10月03日  1億0210万株   +426万株  3億5699万株   -1131万株 ■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分) 【2022年】 1月14日  701億円 1月25日  701億円 2月14日  701億円 3月07日  701億円 4月07日  701億円 5月19日  701億円 6月13日  701億円 6月17日  701億円 株探ニュース 2022/10/30 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―センチメントは改善傾向、米テック決算次第で2万7250円~2万7875円へレンジ切り上げも 「センチメントは改善傾向、米テック決算次第で2万7250円~2万7875円へレンジ切り上げも」  今週の日経225先物は、米国市場の上昇や為替市場の変動を受けて、リバウンド基調を強めてくる展開が期待されそうだ。21日のNYダウは前日比748ドル高と大幅に上昇し、1カ月ぶりの高値で終えた。米長期金利が朝方に一時4.33%と2007年以来の水準をつけたことが警戒され、NYダウは一時127ドルほど下落する場面があった。だが、米ウォール・ストリート・ジャーナルが「米連邦準備理事会(FRB)が11月の連邦公開市場委員会(FOMC)で、12月会合での利上げ幅縮小について討議を行う」と報じ、長期金利が低下に転じると買い戻しが優勢となった。なお、為替市場では政府・日銀が市場介入に踏み切ったとみられ、一気に1ドル=152円台から140円半ばまで円高・ドル安が進む場面があった。  シカゴ日経平均先物は日中大阪比210円高の2万7110円だった。日経225先物は日中比250円高の2万7150円と、ナイトセッションの高値で終えている。一時2万6790円まで売られる場面も見られたが、同水準に位置する25日移動平均線が支持線として機能する形でリバウンド。この流れにより、足元で上値抵抗として意識されている75日線水準(2万7320円)のほか、10月6日の直近戻り高値である2万7400円を試す動きが期待されそうだ。  ナスダックは2%を超える上昇で上値抵抗の25日線を捉えてきたほか、SOX指数(フィラデルフィア半導体株指数)が3.7%の上昇を見せるなか、指数インパクトの大きい値がさハイテク株などが指数をけん引する格好になろう。  VIX指数は29.69に低下した。連日で30を下回り、支持線として機能していた25日線を明確に下放れてきた。5日線の切り下がりによって、25日線とクロスするデッドクロスを見せてきた。リスク回避姿勢が和らぐなか、これまで売り込まれていたセクターなどではリバランスに伴う買い戻しが入りやすいだろう。FRB当局者の発言などにより、利上げ加速懸念が再燃する可能性はあるものの、ショートカバーの動きを誘い込みそうだ。  先週末のNT倍率は、先物中心限月で14.26倍だった。抵抗線として意識される75日線水準での攻防を見せているが、週初はこの抵抗線突破の動きが意識されよう。米国市場の流れを引き継ぐ形でインデックス主導の流れに向かいやすく、ギャップアップによる影響もあって、NTロングによるスプレッド狙いの動きが強まりそうだ。  特に、今週は米国市場ではアルファベット、アップル、メタ・プラットフォームズ、アマゾン・ドット・コムといった大型テック株の決算を控えている。決算反応によっては神経質な展開となる可能性はあるが、予想を上回る決算ともなればセンチメントをさらに改善させてくるため、ヘッジを考慮した形でのNTロングが入りそうだ。  そのため、日経225先物は5日、25日線とのレンジ推移により、オプション権利行使価格の2万6875円~2万7250円のレンジ推移がコンセンサスとなるものの、75日線を明確に上放れてくる局面では、2万7250円~2万7875円の権利行使価格へレンジを切り上げてくる可能性を想定しておきたい。  10月第2週(10月11日-14日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週ぶりに売り越しており、売り越し額は759億円(前週は5579億円の買い越し)だった。なお、現物は1524億円の買い越し(同4035億円の買い越し)と2週連続の買い越しであり、先物は2283億円の売り越し(同1543億円の買い越し)と2週ぶりに売り越している。個人は現物と先物の合算で601億円の買い越しで、2週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で1461億円の買い越しとなり、4週連続の買い越しだった。  経済スケジュールでは、24日に米国10月製造業購買担当者景気指数(PMI)、25日に米国8月ケース・シラー米住宅価格指数、米国10月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)、米国10月リッチモンド連銀製造業指数、26日に米国9月卸売在庫、米国9月新築住宅販売件数、27日に欧州中央銀行(ECB)政策金利、米国7-9月期実質国内総生産(GDP)、28日に日銀政策金利、黒田日銀総裁記者会見、日銀展望レポート、米国9月個人所得・消費支出、米国10月ミシガン大学消費者態度指数確報値などが予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 01月限 日経225 28266.57  TOPIX  1988.69 02月限 日経225 27835.60  TOPIX  1965.67 03月限 日経225 25457.94  TOPIX  1808.03 04月限 日経225 27122.37  TOPIX  1904.02 05月限 日経225 25951.24  TOPIX  1838.12 06月限 日経225 28122.81  TOPIX  1955.38 07月限 日経225 26659.58  TOPIX  1890.16 08月限 日経225 28525.62  TOPIX  1963.05 09月限 日経225 28253.40  TOPIX  1957.76 10月限 日経225 26666.31  TOPIX  1885.58 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/12 10月21日  26980  27290  26870  26900  -100 22/12 10月20日  27150  27220  26860  27000  -230 22/12 10月19日  27160  27370  26960  27230  +40 22/12 10月18日  26760  27270  26730  27190  +460 22/12 10月17日  26990  27120  26570  26730  -320 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/12 10月21日  1892.5  1912.5  1881.0  1885.5  -7.5 22/12 10月20日  1899.0  1902.0  1884.5  1893.0  -10.5 22/12 10月19日  1902.5  1912.0  1886.0  1903.5   0 22/12 10月18日  1877.0  1907.5  1875.5  1903.5  +28.5 22/12 10月17日  1888.5  1898.5  1869.5  1875.0  -17.0 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日比 10月21日(12月限)  27110  +210 10月20日(12月限)  27020  +20 10月19日(12月限)  27035  -195 10月18日(12月限)  27095  -95 10月17日(12月限)  27075  +345 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 10月14日    5574億円  +768億円  8592億円  -296億円 10月07日    4805億円 +1138億円  8889億円  -1461億円 09月30日    3666億円 +1211億円 1兆0350億円  -3778億円 09月22日    2454億円  +603億円 1兆4129億円  -41億円 09月16日    1851億円  -42億円 1兆4171億円  +115億円 09月09日    1893億円  -676億円 1億4056億円  +1795億円 09月02日    2569億円  -82億円 1兆2260億円  -1866億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 10月19日  1億5832万株    -87万株  2億8056万株   -1544万株 10月18日  1億5919万株   +552万株  2億9601万株   +0.2万株 10月17日  1億5366万株    -88万株  2億9600万株   -233万株 10月14日  1億5455万株   +1814万株  2億9834万株   -339万株 10月13日  1億3640万株   -297万株  3億0174万株   -259万株 10月12日  1億3937万株   -716万株  3億0433万株   +670万株 10月11日  1億4653万株   +843万株  2億9763万株   -938万株 10月07日  1億3810万株   +1173万株  3億0701万株   -2784万株 10月06日  1億2637万株   +3193万株  3億3485万株   +734万株 10月05日    9443万株   -653万株  3億2751万株   -2324万株 10月04日  1億0096万株   -113万株  3億5075万株   -623万株 10月03日  1億0210万株   +426万株  3億5699万株   -1131万株 09月30日    9784万株   +3426万株  3億6830万株   -6688万株 09月29日    6357万株   -1093万株  4億3518万株   +1615万株 09月28日    7451万株   +432万株  4億1903万株   +4161万株 09月27日    7018万株   +407万株  3億7741万株   -5240万株 09月26日    6610万株   -482万株  4億2982万株   -6553万株 ■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分) 【2022年】 1月14日  701億円 1月25日  701億円 2月14日  701億円 3月07日  701億円 4月07日  701億円 5月19日  701億円 6月13日  701億円 6月17日  701億円 株探ニュース 2022/10/23 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―米決算に注目も金利動向に振られやすく、ボラティリティの高い状況に 「米決算に注目も金利動向に振られやすく、ボラティリティの高い状況に」  今週の日経225先物は、市場の関心が米国企業の決算に向かうものの、依然として各国金融当局の利上げ観測を受けて、長期金利の動向に振られやすい相場展開になりそうだ。14日の米国市場では朝方こそ、トラス英首相が法人減税の撤回を表明し、同国の財政懸念が和らいだことで買い戻しが継続する場面も見られた。しかし、10月のミシガン大消費者信頼感指数が59.8と前月(58.6)から上昇したほか、5年先のインフレ期待も2.9%と前月(2.7%)から上げた。これを受けて米連邦準備理事会(FRB)が積極的な金融引き締めを続けるとの観測から、長期金利が上昇。株式市場はほどなく下落に転じた。  また、シティグループ、JPモルガン・チェース、モルガン・スタンレーなど金融大手が相次ぎ決算を発表し、JPモルガンは7-9月期の純金利収入が四半期ベースで過去最高となり、通年の見通しも上方修正して買われたものの、モルガン・スタンレーが低調な決算を受けて下落率が5%を超えるなどまちまちのなか、次第に戻り待ちの売りが強まった。前日に820ドルを超える上昇で3万ドルを回復したNYダウは、400ドルを超える下落で3万ドルをキープできなかった。  また、地政学的リスクの高まりも重荷となりそうだ。ウクライナ全土に対し、ロシア軍が大規模なミサイル攻撃を実施したが、今回の攻撃の特徴として、軍事施設よりも民間施設、発電所などのインフラ施設への攻撃が目立つ。ロシア軍がベラルーシ領内に入ったとも伝えられており、ロシア・ウクライナ間で軍事的緊張が一段と高まる恐れがある。リスク資産を圧縮する動きのほか、アルゴリズムの発動によるショートには注意する必要があろう。  14日のシカゴ日経平均先物は、日中大阪比425円安の2万6625円だった。日経225先物のナイトセッションは日中比480円安の2万6570円となり、週初はこれにサヤ寄せする格好で売りが先行することになろう。日経平均株価は10月のSQ値である2万6666円31銭を下回ってくる可能性が高く、センチメントを冷ますほか、ヘッジ対応の売りが入りやすい。また、日経225先物は25日移動平均線に上値を抑えられる形状から5日線水準まで下げているため、既に週末の大幅上昇の反動と目される水準まで下落した。踏ん張りを見せたいところだが、この水準を下回ってくるようだと、ボリンジャーバンドの-1σが位置する2万6290円辺りを試してくる可能性は想定しておきたい。  また、週足ベースではボリンジャーバンドの-2σ割れからのリバウンドを見せる一方で、9月下旬以降、52週線に上値を抑えられている。ナイトセッションでは-1σ(2万6760円)を下回ってきており、-2σが位置する2万6020円辺りへのトレンドに向かいやすい形状であることも意識しておきたい。そのため、2万7000円~2万7200円の水準では強弱感が対立しやすく、リバウンドを強めてきたとしても同水準を明確に上放れるまでは、戻り待ちのショート対応に向かわせよう。オプション権利行使価格の2万6500円を起点として、下は2万6000円~2万6500円、上は2万6500円~2万7000円のゾーン内でボラティリティの高い状況が見込まれる。  VIX指数は32.02に上昇した。切り上がる25日線を支持線としたトレンドを継続。14日は0.25%高と小幅反発であったため、株式市場の下落ほどセンチメントは悪化していないと考えられる。ただ、トレンドからは25日線が位置する30.00水準を下回ってくるまではリスク選好ムードは強まりづらいであろう。  先週のNT倍率は先物中心限月で14.29倍に上昇した。ファーストリテイリング <9983> [東証P]の決算評価によるインパクトが大きかったと見られ、週末の上昇で25日、75日線を突破してきた。週初はファーストリテイリングの反動が見込まれ、NT倍率は低下する可能性はあるものの、25日線が位置する14.24倍辺りでの底堅さが見られるようであれば、NTロングに向かわせやすい。半面、同線をサポートできないようであれば、NTショートによるスプレッド狙いとなりそうだ。  10月第1週(10月3日- 7日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では4週ぶりで買い越しており、買い越し額は5579億円(前週は2兆1587億円の売り越し)だった。なお、現物は4035億円の買い越し(同5644億円の売り越し)と8週ぶりの買い越しであり、先物は1543億円の買い越し(同1兆5943億円の売り越し)と4週ぶりに買い越している。個人は現物と先物の合算で6841億円の売り越しで、4週ぶりの売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で953億円の買い越しとなり、3週連続の買い越しだった。  経済スケジュールでは、17日に8月鉱工業生産確報値、米国10月ニューヨーク連銀製造業景気指数、18日に中国7-9月期 GDP、中国9月小売売上高、19日に米国9月住宅着工件数、米国地区連銀経済報告(ベージュブック)、20日に米国10月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、米国9月中古住宅販売件数、21日に9月全国消費者物価指数(CPI)などが予定されている。  なお、米国の決算発表では、17日のバンク・オブ・アメリカ、18日のゴールドマン・サックス・グループ、ネットフリックス、19日のテスラ、IBM、ラムリサーチ、プロクター・アンド・ギャンブルなどが注目されよう。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 01月限 日経225 28266.57  TOPIX  1988.69 02月限 日経225 27835.60  TOPIX  1965.67 03月限 日経225 25457.94  TOPIX  1808.03 04月限 日経225 27122.37  TOPIX  1904.02 05月限 日経225 25951.24  TOPIX  1838.12 06月限 日経225 28122.81  TOPIX  1955.38 07月限 日経225 26659.58  TOPIX  1890.16 08月限 日経225 28525.62  TOPIX  1963.05 09月限 日経225 28253.40  TOPIX  1957.76 10月限 日経225 26666.31  TOPIX  1885.58 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/12 10月14日  26260  27180  25860  27050  +830 22/12 10月13日  26350  26480  26210  26220  -170 22/12 10月12日  26450  26620  26280  26390  -40 22/12 10月11日  27100  27180  26360  26430  -670 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/12 10月14日  1850.0  1906.5  1825.5  1892.0  +46.5 22/12 10月13日  1863.0  1874.0  1845.5  1845.5  -20.0 22/12 10月12日  1871.0  1884.0  1862.5  1865.5  -5.5 22/12 10月11日  1906.5  1911.0  1866.0  1871.0  -34.5 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日比 10月14日(12月限)  26625  -425 10月13日(12月限)  26790  +570 10月12日(12月限)  26360  -30 10月11日(12月限)  26350  -80 10月10日(12月限)  26665  -435 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 10月07日    4805億円 +1138億円  8889億円  -1461億円 09月30日    3666億円 +1211億円 1兆0350億円  -3778億円 09月22日    2454億円  +603億円 1兆4129億円  -41億円 09月16日    1851億円  -42億円 1兆4171億円  +115億円 09月09日    1893億円  -676億円 1億4056億円  +1795億円 09月02日    2569億円  -82億円 1兆2260億円  -1866億円 08月26日    2652億円  -69億円 1兆4126億円  -490億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 10月12日  1億3937万株   -716万株  3億0433万株   +670万株 10月11日  1億4653万株   +843万株  2億9763万株   -938万株 10月07日  1億3810万株   +1173万株  3億0701万株   -2784万株 10月06日  1億2637万株   +3193万株  3億3485万株   +734万株 10月05日    9443万株   -653万株  3億2751万株   -2324万株 10月04日  1億0096万株   -113万株  3億5075万株   -623万株 10月03日  1億0210万株   +426万株  3億5699万株   -1131万株 09月30日    9784万株   +3426万株  3億6830万株   -6688万株 09月29日    6357万株   -1093万株  4億3518万株   +1615万株 09月28日    7451万株   +432万株  4億1903万株   +4161万株 09月27日    7018万株   +407万株  3億7741万株   -5240万株 09月26日    6610万株   -482万株  4億2982万株   -6553万株 09月22日    7092万株   +2668万株  4億9535万株   -1167万株 09月21日    4424万株    -18万株  5億0703万株   -603万株 09月20日    4443万株    +6万株  5億1307万株   +918万株 ■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分) 【2022年】 1月14日  701億円 1月25日  701億円 2月14日  701億円 3月07日  701億円 4月07日  701億円 5月19日  701億円 6月13日  701億円 6月17日  701億円 株探ニュース 2022/10/16 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―CPIショック警戒し、戻り売りスタンスによる短期ショートでの取引が中心か 「CPIショック警戒し、戻り売りスタンスによる短期ショートでの取引が中心か」  今週の日経225先物は、引き続き米国のインフレ指標の内容に振られやすい需給相場になりそうだ。注目された7日発表の9月の米国雇用統計は非農業部門雇用者数が前月比26万3000人増加となり、予想ほど増えなかったほか、失業率は3.5%と市場予想の3.7%を下回った。堅調な結果を受けて、7日の米国市場では売りが優勢となり、NYダウ、S&P500、ナスダックの主要株価指数は3日続落。労働需給の引き締まりにより、米連邦準備理事会(FRB)が積極的な金融引き締めを継続するとの見方が強まり、長期金利が一時3.9%台に上昇する一方、株式市場ではリスク資産を圧縮する動きにつながった。  また、前日の時間外取引で売られていたアドバンスト・マイクロ・デバイシズが13%を超える大幅な下落となったほか、韓国サムスン電子が7日に発表した暫定集計が、7-9月に2019年以来の営業減益となり、市場コンセンサスを大幅に下回ったことも重荷となった。半導体SOX指数は6%を超す下落で直近安値水準まで下げてきた。  先週の週前半に3万ドルを超えたNYダウだったが、25日移動平均線に上値を抑えられる状況のなか、週末の630ドル安で支持線として意識されていた5日線を割り込んでいる。9月30日につけた2万8715ドルが再び意識されてきたことで、12日の米国9月卸売物価指数(PPI)、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨、13日の米国9月消費者物価指数(CPI)、14日の米国9月小売売上高、10月ミシガン大学消費者態度指数などの結果に関心が集まりやすいだろう。特に、これまでCPIショックが続いていることから、9月CPIでも改善が見られない場合、大幅利上げが継続されるとの観測が強まりやすく、波乱含みの相場展開が警戒されそうだ。  シカゴ日経平均先物は日中比385円安の2万6715円で終えたが、日経225先物は祝日取引で一時2万6510円まで売られる場面が見られた。グローベックスの米株先物はNYダウが120ドル安、ナスダック100先物は50pt程度下落して推移しており、コロンバス・デー明けの米国市場の下落が警戒されているようだ。日経225先物は25日、75日線に上値を抑えられる格好での下落となり、ボリンジャーバンドの-1σ水準まで下げているため、まずは-1σが位置する2万6460円辺りで下げ止まりを見せてくるかが注目されよう。この水準を下回ってくるようだと、再び2万6000円水準が意識されやすく、ショートを仕掛けてくる動きが強まることになりそうだ。  VIX指数は31.36に上昇した。25日線水準までの調整を経てリバウンドを見せてきており、6月高値とのダブルトップ形成が意識される9月28日の戻り高値34.88水準を捉えてくる可能性が警戒されて、リスク回避へ向かわせやすいだろう。先週末のNT倍率は先物中心限月で14.22倍だった。10月3日の14.05倍から上昇を見せているものの、AMDの予想を下回る見通しにより値がさハイテク株は手掛けづらくなり、NT倍率は低下傾向を見せてくる可能性がありそうだ。  とはいえ、今週は14日に米国でシティグループ、JPモルガン・チェース、モルガン・スタンレーなど金融大手の決算を控えていることもあり、NTショートによるスプレッド狙いの動きも限られると見られる。そのため、戻り売りスタンスによる短期的なショートでの取引が中心となる可能性が高い。  9月第4週(9月26日- 30日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週連続で売り越しており、売り越し額は2兆1587億円(前週は6754億円の売り越し)だった。なお、現物は5644億円の売り越し(同1756億円の売り越し)と7週連続の売り越しであり、先物は1兆5943億円の売り越し(同4998億円の売り越し)と3週連続で売り越している。個人は現物と先物の合算で7352億円の買い越しで、3週連続の買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で9290億円の買い越しとなり、2週連続の買い越しだった。  経済スケジュールでは、11日に9月景気ウオッチャー調査、12日に8月機械受注、米国9月PPI、FOMC議事要旨、13日に9月国内企業物価指数、米国9月CPI、14日に中国9月貿易収支、中国9月CPI、中国9月PPI、米国9月小売売上高、米国9月輸出入物価指数、米国10月ミシガン大学消費者態度指数などが予定されている。 (2022年10月10日11時 記) ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 01月限 日経225 28266.57  TOPIX  1988.69 02月限 日経225 27835.60  TOPIX  1965.67 03月限 日経225 25457.94  TOPIX  1808.03 04月限 日経225 27122.37  TOPIX  1904.02 05月限 日経225 25951.24  TOPIX  1838.12 06月限 日経225 28122.81  TOPIX  1955.38 07月限 日経225 26659.58  TOPIX  1890.16 08月限 日経225 28525.62  TOPIX  1963.05 09月限 日経225 28253.40  TOPIX  1957.76 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/12 10月07日  27210  27220  26910  27100  -190 22/12 10月06日  27050  27400  26840  27290  +210 22/12 10月05日  26950  27190  26920  27080  +170 22/12 10月04日  26180  26990  26080  26910  +680 22/12 10月03日  26140  26250  25610  26230  +220 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/12 10月07日  1918.0  1918.5  1893.5  1905.5  -17.0 22/12 10月06日  1911.5  1931.5  1898.0  1922.5  +11.0 22/12 10月05日  1905.5  1926.0  1905.0  1911.5  +8.0 22/12 10月04日  1845.5  1908.5  1840.0  1903.5  +55.5 22/12 10月03日  1853.0  1860.0  1814.0  1848.0  +5.5 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日比 10月07日(12月限)  26715  -385 10月06日(12月限)  27025  -265 10月05日(12月限)  27020  -60 10月04日(12月限)  27170  +260 10月03日(12月限)  26595  +365 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 09月30日    3666億円 +1211億円 1兆0350億円  -3778億円 09月22日    2454億円  +603億円 1兆4129億円  -41億円 09月16日    1851億円  -42億円 1兆4171億円  +115億円 09月09日    1893億円  -676億円 1億4056億円  +1795億円 09月02日    2569億円  -82億円 1兆2260億円  -1866億円 08月26日    2652億円  -69億円 1兆4126億円  -490億円 08月19日    2722億円  +30億円 1兆4617億円  +1369億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 10月05日    9443万株   -653万株  3億2751万株   -2324万株 10月04日  1億0096万株   -113万株  3億5075万株   -623万株 10月03日  1億0210万株   +426万株  3億5699万株   -1131万株 09月30日    9784万株   +3426万株  3億6830万株   -6688万株 09月29日    6357万株   -1093万株  4億3518万株   +1615万株 09月28日    7451万株   +432万株  4億1903万株   +4161万株 09月27日    7018万株   +407万株  3億7741万株   -5240万株 09月26日    6610万株   -482万株  4億2982万株   -6553万株 09月22日    7092万株   +2668万株  4億9535万株   -1167万株 09月21日    4424万株    -18万株  5億0703万株   -603万株 09月20日    4443万株    +6万株  5億1307万株   +918万株 09月16日    4436万株    +8万株  5億0388万株   -861万株 09月15日    4428万株    +30万株  5億1249万株   +175万株 09月14日    4398万株    -26万株  5億1073万株   -689万株 09月13日    4424万株    -8万株  5億1763万株   +461万株 09月12日    4432万株   -0.8万株  5億1301万株   +2445万株 ■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分) 【2022年】 1月14日  701億円 1月25日  701億円 2月14日  701億円 3月07日  701億円 4月07日  701億円 5月19日  701億円 6月13日  701億円 6月17日  701億円 株探ニュース 2022/10/10 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―下へのバイアスが強まりやすく、戻り売りでのショートスタンス 「下へのバイアスが強まりやすく、戻り売りでのショートスタンス」  今週の日経225先物は、下へのバイアスの強まりが警戒されるなか、引き続き不安定な値動きになりそうだ。先週は英トラス政権の大規模な減税策を受けて、英米の金利急伸により市場が混乱。9月28日に英イングランド銀行(中央銀行)が長期国債を無制限に買い入れる市場介入に踏み切ったことでいったんは落ち着きをみせたが、その効果は1日だった。28日に2万5680円まで売られた日経225先物は、29日に一時2万6540円まで買い戻されたが、日経平均構成銘柄の定期入れ替えのほか、四半期末に伴うリバランス需給の影響もあって値を崩し、週末30日は2万6000円を挟んで直近ボトム圏での推移となった。  30日の米国市場では、8月の個人消費支出(PCE)、PCEコア指数のいずれもが市場予想を上回る伸びとなったが、9月のミシガン大消費者信頼感指数(確報値)、9月のシカゴ購買部協会景気指数(PMI)が予想を下回り、一時長期金利が低下したため、NYダウはプラスに転じる場面も見られた。しかし、セントルイス連銀総裁やクリーブランド連銀総裁が利上げ継続は必要との見解を示すなど、米連邦準備理事会(FRB)の積極的な利上げ継続が景気後退を招くとの懸念が強まり下落に転じた。また、ロシアのプーチン大統領が30日、ウクライナ東部と南部の4州を一方的にロシアに併合すると宣言したことで地政学リスクも警戒されて、NYダウの下落幅は500ドルを超え、約2年ぶりに終値で2万9000ドルを割り込んだ。  シカゴ日経平均先物は、日中大阪比80円安の2万5930円だった。30日の日経225先物はインデックスイベントもあって300円を超える下落だったこともあり、結果的には米国市場の下落影響を織り込んだ格好である。テクニカル面では、切り下がるボリンジャーバンドの-2σに沿った調整ではあるが、週足でも-2σ水準まで調整してきたため、中期トレンドでもいったんは下げ渋りからの自律反発が意識されやすい水準だろう。とはいえ、今週も米国では3日に9月のISM製造業景況指数(PMI)、5日に9月のADP雇用統計、9月のISM非製造業PMI、7日には9月の雇用統計と注目指標の発表を控えており、自律反発狙いとしても積極的なロングは入りづらい。  そのため、2万6000円を挟んだレンジ推移が継続しやすいと考えられ、オプション権利行使価格の2万5750円~2万6250円辺りのレンジを想定しておきたい。このレンジを上放れるようであれば、権利行使価格の2万6500円がターゲットになる。一方で、下にブレイクしてくると、2万5500円の権利行使価格が意識されてくるだろう。また、下にブレイクすることで、6月20日の直近安値2万5240円が射程に入ってくる。外部環境からは下へのバイアスが強まりやすく、レンジ推移とはいえ、戻り売りでのショートスタンスに向かわせよう。  VIX指数は31.62に低下した。一時29.39と30.00を下回る場面も見られており、下値切り上げのトレンドは継続しているものの、終値で30.00を下回る局面では25日移動平均線が位置する27.19辺りまでの調整を想定し、短期的なロングで対応。なお、先週末のNT倍率は先物中心限月で14.11倍に低下した。トレンドは下向きであるため、NTショートが優位になりそうだが、節目の14.00倍に接近する局面では、いったんNTショートのリバランスにより、NTロングに向かわせる可能性がありそうだ。  9月第3週(9月20日- 22日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週連続で売り越しており、売り越し額は6754億円(前週は3447億円の売り越し)だった。なお、現物は1756億円の売り越し(同670億円の売り越し)と6週連続の売り越しであり、先物は4998億円の売り越し(同2776億円の売り越し)と2週連続で売り越している。個人は現物と先物の合算で2916億円の買い越しで、2週連続の買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で2291億円の買い越しとなり、3週ぶりの買い越しだった。  経済スケジュールでは、3日に日銀短観、米国9月ISM製造業PMI、4日に米国8月製造業新規受注、5日に米国9月ADP雇用統計、米国8月貿易収支、米国9月ISM非製造業PMI、6日に欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨、米国週間新規失業保険申請件数、7日に8月景気動向指数、米国9月雇用統計、米国8月卸売売上高などが予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 01月限 日経225 28266.57  TOPIX  1988.69 02月限 日経225 27835.60  TOPIX  1965.67 03月限 日経225 25457.94  TOPIX  1808.03 04月限 日経225 27122.37  TOPIX  1904.02 05月限 日経225 25951.24  TOPIX  1838.12 06月限 日経225 28122.81  TOPIX  1955.38 07月限 日経225 26659.58  TOPIX  1890.16 08月限 日経225 28525.62  TOPIX  1963.05 09月限 日経225 28253.40  TOPIX  1957.76 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/12 09月30日  26180  26350  25790  26010  -330 22/12 09月29日  25840  26540  25840  26340  +420 22/12 09月28日  26420  26460  25680  25920  -400 22/12 09月27日  26370  26500  26230  26320  +120 22/12 09月26日  27080  27180  26190  26200  -830 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/12 09月30日  1857.5  1864.5  1829.5  1842.5  -19.5 22/12 09月29日  1825.5  1875.0  1825.5  1862.0 +32.5 22/12 09月28日  1855.0  1858.0  1815.0  1829.5  -20.5 22/12 09月27日  1855.0  1863.0  1843.0  1850.0  +6.0 22/12 09月26日  1904.0  1908.0  1842.5  1844.0  -56.5 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日比 09月30日(12月限)  25930  -80 09月29日(12月限)  26175  -165 09月28日(12月限)  26480  +560 09月27日(12月限)  26185  -135 09月26日(12月限)  26335  +135 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 09月22日    2454億円  +603億円 1兆4129億円  -41億円 09月16日    1851億円  -42億円 1兆4171億円  +115億円 09月09日    1893億円  -676億円 1億4056億円  +1795億円 09月02日    2569億円  -82億円 1兆2260億円  -1866億円 08月26日    2652億円  -69億円 1兆4126億円  -490億円 08月19日    2722億円  +30億円 1兆4617億円  +1369億円 08月12日    2691億円  -121億円 1兆3248億円  +3743億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 09月28日    7451万株   +432万株  4億1903万株   +4161万株 09月27日    7018万株   +407万株  3億7741万株   -5240万株 09月26日    6610万株   -482万株  4億2982万株   -6553万株 09月22日    7092万株   +2668万株  4億9535万株   -1167万株 09月21日    4424万株    -18万株  5億0703万株   -603万株 09月20日    4443万株    +6万株  5億1307万株   +918万株 09月16日    4436万株    +8万株  5億0388万株   -861万株 09月15日    4428万株    +30万株  5億1249万株   +175万株 09月14日    4398万株    -26万株  5億1073万株   -689万株 09月13日    4424万株    -8万株  5億1763万株   +461万株 09月12日    4432万株   -0.8万株  5億1301万株   +2445万株 09月09日    4433万株   -1692万株  4億8856万株   +2299万株 09月08日    6126万株   +786万株  4億6557万株   +7175万株 09月07日    5340万株    -48万株  3億9381万株   -1397万株 09月06日    5389万株   -752万株  4億0779万株   -886万株 09月05日    6141万株   +0.8万株  4億1666万株   +91万株 ■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分) 【2022年】 1月14日  701億円 1月25日  701億円 2月14日  701億円 3月07日  701億円 4月07日  701億円 5月19日  701億円 6月13日  701億円 6月17日  701億円 株探ニュース 2022/10/02 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―週足ベースの-2σが位置する2万6050円辺りがターゲットとして意識されてくる可能性 「週足ベースの-2σが位置する2万6050円辺りがターゲットとして意識されてくる可能性」  今週の日経225先物は、米連邦準備理事会(FRB)の大幅利上げ観測が引き続き相場の不安材料になりそうだ。23日の米国市場はNYダウが約3カ月ぶりに節目の3万ドルを割り込み、年初来安値を更新した。インフレを抑え込むための急速な利上げによって、景気後退に陥るとの懸念が強まった。また、ロシアのプーチン政権が予備役の動員に踏み切るなど地政学リスクも警戒されて、リスク資産を圧縮する動きが強まった。シカゴ先物が22日の日中終値比615円安の2万6415円で終えたほか、日経225先物のナイトセッションは大阪比610円安の2万6420円となり、一時2万6250円まで売られる場面が見られた。  日経225先物は、これまでテクニカル面で機能していたボリンジャーバンドの-2σ(2万6695円)を明確に下回ってきたことで、売られ過ぎによるリバウンド機運の高まりが意識される一方で、週足ベースでの-2σが位置する2万6050円辺りをターゲットとする見方が強まる可能性もありそうだ。  9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)通過によるアク抜け期待が剥がれ、ロングポジションは積み上がっていないものの、週初はインデックスに絡んだ売りが集中するため、週足の-2σ辺りを狙ったショートの動きには注意しておきたい。なお、3月安値の2万4160円、6月安値の2万5240円をつなげたトレンドラインに接近しているため、週足の-2σを明確に割り込んでくるようだと、トレンド転換から5月安値の2万5240円がターゲットとなってきそうだ。  今週は9月30日に8月の米個人消費支出(PCEコア・デフレーター)、9月のミシガン大学消費者態度指数(確報値)の発表を控えていることもあり、週を通じて不安定な動きが予想される。  国内では日経平均構成銘柄の入れ替えに伴うリバランス需給が発生する。今回は新規採用銘柄のインパクトが大きいため、リバランスは3回に分けて行われる。29日に日本電産 <6594> [東証P]の採用と、持株会社設立により上場廃止となる静岡銀行 <8355> [東証P]の除外。10月3日にSMC <6273> [東証P]とHOYA <7741> [東証P]の採用と、ユニチカ <3103> [東証P]、沖電気工業 <6703> [東証P]の除外。10月4日にしずおかフィナンシャルグループ <5831> [東証P]の採用と、マルハニチロ <1333> [東証P]の除外が行われる。新規採用と除外銘柄の価格差が大きくなるため、新規採用を組み入れるために他の構成銘柄を売る動きも想定され、インデックスイベントも需給面での重荷となりやすい。  一方、28日が9月末の権利付き最終日となる。これによる日経平均へのインパクトは220円程度と観測されているため、この配当落ち分をヘッジするため9月末には先物に買い需要が発生する。これら国内での需給要因も加わり、方向感をつかみづらくさせそうである。  23日のVIX指数は29.92で終えており、一時32.31まで上昇する場面が見られた。27.50辺りが抵抗となる一方で、下値を切り上げる三角保ち合い形状のなかで上に放れる格好となっており、25日、75日移動平均線がゴールデンクロスを示現。6月半ばにつけた35.05および5月高値の36.64がターゲットとなる可能性が高まったことから、不安心理の高まりとともに、リスクオフ姿勢を強めてきそうだ。  22日のNT倍率は、先物中心限月で14.22倍に低下した。一時14.17倍まで下がり、14.20倍に位置するボリンジャーバンドの-2σを下回る場面ではリバランスの動きが見られたが、週明けのギャップスタートによりNT倍率は一段の低下が見込まれる。週足の-2σが位置する14.00倍辺りまでの調整を想定しておく必要があるほか、7月安値の13.93倍なども射程に入る可能性があり、NTショートを強めてくる動きには注視しておきたい。  なお、9月第2週(9月12日-16日)の投資部門別売買動向は、26日に発表される予定である。この週の日経平均株価は14日に796円安、16日には308円安を演じて2万7500円前半まで下落しており、海外投資家は2週ぶりに売り越したと見られる。  経済スケジュールでは、26日にOECD経済見通し、27日に中国1-8月工業企業利益、米国8月耐久財受注、米国7月住宅価格指数、米国7月ケース・シラー住宅価格指数、米国8月新築住宅販売件数、米国9月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)、米国9月リッチモンド連銀製造業指数、28日に7月景気動向指数改定値、米国8月卸売在庫、29日に米国4-6月期実質国内総生産(GDP)確定値、30日に8月失業率、8月商業動態統計、8月鉱工業生産、中国9月製造業購買担当者景気指数(PMI)、米国8月個人所得、米国8月個人消費支出、米国9月ミシガン大学消費者態度指数確報値などが予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 01月限 日経225 28266.57  TOPIX  1988.69 02月限 日経225 27835.60  TOPIX  1965.67 03月限 日経225 25457.94  TOPIX  1808.03 04月限 日経225 27122.37  TOPIX  1904.02 05月限 日経225 25951.24  TOPIX  1838.12 06月限 日経225 28122.81  TOPIX  1955.38 07月限 日経225 26659.58  TOPIX  1890.16 08月限 日経225 28525.62  TOPIX  1963.05 09月限 日経225 28253.40  TOPIX  1957.76 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/12 09月22日      16:30    ~09月24日      06:00  27080  27180  26250  26420  -610 22/12 09月22日  27070  27450  26720  27030  -90 22/12 09月21日  27500  27500  27030  27120  -330 22/12 09月20日  27340  27690  27210  27450  +100 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/12 09月22日      16:30    ~09月24日      06:00  1904.0  1908.0  1851.5  1862.5  -38.0 22/12 09月22日  1900.0  1919.0  1882.0  1900.5  -1.5 22/12 09月21日  1928.5  1929.5  1896.5  1902.0  -24.0 22/12 09月20日  1917.5  1938.0  1908.0  1926.0  +8.0 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日比 09月23日(12月限)  26415  -615 09月22日(12月限)  26800  -230 09月21日(12月限)  27010  -110 09月20日(12月限)  27230  -220 09月19日(12月限)  27490  +140 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 09月16日    1851億円  -42億円 1兆4171億円  +115億円 09月09日    1893億円  -676億円 1億4056億円  +1795億円 09月02日    2569億円  -82億円 1兆2260億円  -1866億円 08月26日    2652億円  -69億円 1兆4126億円  -490億円 08月19日    2722億円  +30億円 1兆4617億円  +1369億円 08月12日    2691億円  -121億円 1兆3248億円  +3743億円 08月05日    2813億円  -71億円  9504億円  +160億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 09月20日    4443万株    +6万株  5億1307万株   +918万株 09月16日    4436万株    +8万株  5億0388万株   -861万株 09月15日    4428万株    +30万株  5億1249万株   +175万株 09月14日    4398万株    -26万株  5億1073万株   -689万株 09月13日    4424万株    -8万株  5億1763万株   +461万株 09月12日    4432万株   -0.8万株  5億1301万株   +2445万株 09月09日    4433万株   -1692万株  4億8856万株   +2299万株 09月08日    6126万株   +786万株  4億6557万株   +7175万株 09月07日    5340万株    -48万株  3億9381万株   -1397万株 09月06日    5389万株   -752万株  4億0779万株   -886万株 09月05日    6141万株   +0.8万株  4億1666万株   +91万株 09月02日    6140万株    -3万株  4億1574万株   -218万株 09月01日    6143万株   +337万株  4億1792万株   +564万株 08月31日    5806万株    +8万株  4億1228万株   -989万株 08月30日    5798万株      0株  4億2217万株   -345万株 08月29日    5798万株   -562万株  4億2562万株   -3513万株 ■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分) 【2022年】 1月14日  701億円 1月25日  701億円 2月14日  701億円 3月07日  701億円 4月07日  701億円 5月19日  701億円 6月13日  701億円 6月17日  701億円 株探ニュース 2022/09/25 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―いったんはFOMC通過後のアク抜けを想定した押し目狙いも入りやすいところ 「いったんはFOMC通過後のアク抜けを想定した押し目狙いも入りやすいところ」  今週の日経225先物は、祝日の影響で3営業日の立ち合いとなるほか、20~21日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えているため、実質、FOMC通過後の22日に取引が集中することになりそうだ。16日の米国市場では、6-8月期決算が予想を下回ったことが嫌気されて、物流で高いシェアを持つフェデックスが21%を超える急落となるなか、世界経済の先行きや米企業業績の下振れへの懸念が強まった。この影響によりS&P500業種別指数では運輸が5%近く下落した。  先週の米国市場は、8月の消費者物価指数(CPI)が予想を上回る伸びとなったほか、FOMC会合で政策金利が1.00%引き上げられるとの観測が浮上し、13日のNYダウは率・幅ともに今年最大の下げを記録した。また、利上げの長期化観測により金利の先高観が強まり、米長期金利は3カ月ぶりの高水準を付けた。この影響から日経225先物は調整を強め、直近のリバウンド分を帳消しにし、支持線として意識される75日移動平均線水準まで下げてきた。  まずは、75日線が支持線として機能するかを見極めたいところであり、同水準を明確にブレイクしてくるようだと、9月7日につけた2万7030円(ナイトセッションを含む)、およびボリンジャーバンドの-2σが位置する2万6970円辺りまでの調整を想定しておく必要があるだろう。特に、これまでテクニカル面ではボリンジャーバンドが機能しており、8月半ばのリバウンド局面では2万8990円まで上昇したものの+2σに頭を抑えられ、その後の2万7030円までの調整では-2σまで下げていた。先週は+1σまで上昇した後に大幅な下落となっていた。  FOMCを前に持ち高調整は大きく進捗したと見られるため、19日の米国市場が底堅い値動きを見せてくるようだと、FOMC通過後のアク抜けが意識されやすい。グローベックスの米株先物は現在、小動きで推移しているほか、シカゴ先物は小幅ながらプラス圏で推移しているなど、落ち着いた動きを見せている。FOMCでは1.00%の利上げ観測が浮上しているものの、コンセンサスは3会合連続での0.75%利上げである。楽観視は禁物だが、祝日前の16日のプライム市場の売買高は14億株に膨れており、ポジション調整は進んでいよう。そのため、基本スタンスとしては0.75%の利上げによって、いったんはアク抜けを想定した押し目狙いのロングも入りやすいところである。  なお、日本取引所グループは23日に株価指数先物など、デリバティブの祝日取引を始める。海外市場の大きな変動に伴う損失リスクを軽減する機会を増やすためであり、TOPIX先物、JPX日経インデックス400オプション、金標準先物、パラジウム先物などが対象。基本的に商いは膨らまないと考えられるものの、TOPIX先物へのヘッジ対応によって、NTスプレッドはイレギュラー的な動きとなる可能性は想定しておきたい。こうした動きも先行きに対する慎重姿勢を高める一因になると考えられ、ポジションは傾けづらいだろう。  16日のVIX指数は26.30と小幅ながら上昇した。8月下旬以降、27.50辺りに上値を抑えられているものの、直近の保ち合いレンジの上限水準に位置しているため、慎重さが窺える。足元では下値を切り上げていることもあり、VIX指数の抵抗線突破に伴うセンチメントの悪化には警戒を要する。煮詰まり感が意識されてきているなか、FOMCの結果を背景に大きくトレンドが出やすく、上下いずれかにバイアスを強めてきそうだ。  こうした状況のなか、積極的にはポジションを傾けづらく、スキャルピング中心の取引も入りづらくさせよう。一方で、こう着感の強い相場展開となるようだと、FOMC通過後を想定したNTスプレッドのポジションが膨らみやすい。先週末のNT倍率は先物中心限月で14.25倍に低下し、8月以降、支持線として機能していた75日線を割り込んできた。一段の低下が見込まれるものの、ボリンジャーバンドの-2σまで低下してきたことで、いったんは反発を想定したNTロング(日経225先物買い・TOPIX先物売り)の動きが意識されよう。  なお、台湾東部で18日午後にマグニチュード6.8の強い地震があった。この影響から半導体企業には警戒感が高まる可能性があるものの、台湾積体電路製造(TSMC)については、今のところ重大な影響は確認されていないと報じられている。指数インパクトの大きい値がさハイテク株などが売られる局面では、NTロングのタイミングとなる可能性がありそうだ。  9月第1週(9月5日-9日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週ぶりに買い越しており、買い越し額は1248億円(前週は1兆8654億円の売り越し)だった。なお、現物は213億円の売り越し(同4273億円の売り越し)と4週連続の売り越しであり、先物は1462億円の買い越し(同7581億円の売り越し)と3週ぶりに買い越している。個人は現物と先物の合算で2337億円の売り越しで、3週ぶりの売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で1634億円の売り越しとなり、4週ぶりの売り越しだった。  経済スケジュールでは、20日に8月全国消費者物価指数、米国8月住宅着工件数、21日にFOMC(政策金利発表)、米国8月中古住宅販売件数、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長会見、22日に日銀金融政策決定会合(政策金利発表)、黒田日銀総裁会見、イングランド銀行(BOE)が政策金利発表、米国8月コンファレンス・ボード景気先行指数、23日に米国9月製造業購買担当者景気指数(PMI)、米9月サービス部門PMIなどが予定されている。 (本稿は19日午前10時執筆) ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 01月限 日経225 28266.57  TOPIX  1988.69 02月限 日経225 27835.60  TOPIX  1965.67 03月限 日経225 25457.94  TOPIX  1808.03 04月限 日経225 27122.37  TOPIX  1904.02 05月限 日経225 25951.24  TOPIX  1838.12 06月限 日経225 28122.81  TOPIX  1955.38 07月限 日経225 26659.58  TOPIX  1890.16 08月限 日経225 28525.62  TOPIX  1963.05 09月限 日経225 28253.40  TOPIX  1957.76 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/12 09月16日  27700  27720  27290  27350  -330 22/12 09月15日  27620  27820  27550  27680  +30 22/12 09月14日  28390  28470  27540  27650  -750 22/12 09月13日  28320  28450  28290  28400  +140 22/12 09月12日  28040  28400  27980  28260  +260 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/12 09月16日  1934.5  1935.5  1914.0  1918.0  -15.0 22/12 09月15日  1926.5  1938.0  1924.5  1933.0  +5.5 22/12 09月14日  1965.0  1970.0  1917.0  1927.5  -37.5 22/12 09月13日  1961.5  1969.0  1957.01965.0  +7.0 22/12 09月12日  1949.0  1966.0  1943.0  1958.0  +10.5 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日比 09月16日(12月限)  27305  -45 09月15日(12月限)  27480  -200 09月14日(09月限)  27720  +70 09月13日(09月限)  27630  -770 09月12日(09月限)  28330  +70 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 09月09日    1893億円  -676億円 1億4056億円  +1795億円 09月02日    2569億円  -82億円 1兆2260億円  -1866億円 08月26日    2652億円  -69億円 1兆4126億円  -490億円 08月19日    2722億円  +30億円 1兆4617億円  +1369億円 08月12日    2691億円  -121億円 1兆3248億円  +3743億円 08月05日    2813億円  -71億円  9504億円  +160億円 07月29日    2884億円  -734億円  9344億円  -149億円 07月22日    3619億円  -646億円  9493億円  +1825億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 09月14日    4398万株    -26万株  5億1073万株   -689万株 09月13日    4424万株    -8万株  5億1763万株   +461万株 09月12日    4432万株   -0.8万株  5億1301万株   +2445万株 09月09日    4433万株   -1692万株  4億8856万株   +2299万株 09月08日    6126万株   +786万株  4億6557万株   +7175万株 09月07日    5340万株    -48万株  3億9381万株   -1397万株 09月06日    5389万株   -752万株  4億0779万株   -886万株 09月05日    6141万株   +0.8万株  4億1666万株   +91万株 09月02日    6140万株    -3万株  4億1574万株   -218万株 09月01日    6143万株   +337万株  4億1792万株   +564万株 08月31日    5806万株    +8万株  4億1228万株   -989万株 08月30日    5798万株      0株  4億2217万株   -345万株 08月29日    5798万株   -562万株  4億2562万株   -3513万株 08月26日    6360万株   -0.4万株  4億6075万株   +39万株 08月25日    6360万株   -102万株  4億6036万株   +290万株 08月24日    6463万株    +2万株  4億5745万株   -1275万株 08月23日    6460万株   +0.8万株  4億7020万株   -1653万株 08月22日    6459万株      0株  4億8674万株   +691万株 ■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分) 【2022年】 1月14日  701億円 1月25日  701億円 2月14日  701億円 3月07日  701億円 4月07日  701億円 5月19日  701億円 6月13日  701億円 6月17日  701億円 株探ニュース 2022/09/19 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―FOMC通過後のアク抜けを想定したリバウンドの動きが優勢に 「FOMC通過後のアク抜けを想定したリバウンドの動きが優勢に」  今週の日経225先物(12月物)は、翌週に控える米連邦公開市場委員会(FOMC)での0.75%利上げを織り込むなか、リバウンドを試す相場展開が意識されそうだ。9日の米国市場では主要な株価指数が続伸し、NYダウ、 S&P500、ナスダックのいずれも心理的な上値抵抗である75日移動平均線を突破してきた。8月半ば以降の調整によってボリンジャーバンドの-2σまで下落し、売られ過ぎシグナルが発生。その後のリバウンドによって、達成感が台頭しやすい75日線を上回ってきたことにより、もう一段のリバウンドを試す動きが期待されてきた。東京市場でもセンチメントの改善に伴いリバウンドの動きが優勢になりそうだ。  先週の日経225先物は週半ば以降、リバウンドに転じた。8月26日のジャクソンホール会議でのパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の発言以降、FRB高官によるタカ派姿勢を支持する発言が相次いだほか、8月の米ISM非製造業景況指数が2カ月連続で改善するなど予想を上回る経済指標の発表があった。これを受けて米長期金利が6月以来の高水準となるなか、今月のFOMCでの積極的な金融引き締めが警戒されて、日経225先物は7日に一時2万7030円(ナイトセッションを含む)まで売られた。テクニカルでは75日線を割り込み、ボリンジャーバンドの-2σまでの調整となったが、その後の強いリバウンドによって週末には2万8000円を回復した。  2万8000円水準に位置する25日線を回復し、短期的には達成感が意識されやすい水準まで戻したことにより、週末の米国市場の動向が注目されていた。米国市場が続伸となった流れからナイトセッションで同線を明確に上回ってきたため、2万8000円を支持線としてもう一段のリバウンドを試す展開が意識されやすい。まずはボリンジャーバンドの+1σが位置する2万8500円が目先のターゲットとなろう。  先週末は9月限の先物オプション特別清算指数算出日(メジャーSQ)だったが、週末の日経平均株価は朝方に2万8286円まで上昇し、SQ値(2万8253円40銭)をクリアしたものの、その後は週末要因もあってSQ値を下回って推移していた。ただし、ナイトセッションを2万8190円で終えており、配当分(220円程度と推定)を考慮すると2万8410円となる。日経平均はSQ値を明確に上放れる格好となるため、ショートカバーも強まりやすいだろう。  今週は米国で13日に8月消費者物価指数(CPI)、14日に8月卸売物価指数(PPI)、15日には8月小売売上高、9月フィラデルフィア連銀製造業景気指数といった経済指標の発表が予定されている。それらの内容によってはFOMCでの積極的な金融引き締めを後押しする可能性がある。ただ、相場の不安要因となる展開は警戒されつつも、0.75%の利上げ自体は既に織り込まれているため、株式市場はアク抜けを想定した動きに向かいそうだ。  今月のFOMCで3会合連続の0.75%利上げを決定した後は、11月に0.50%、12月に0.25%の利上げが見込まれており、来年前半には利上げの打ち止めも意識されてくるとみられる。来週のFOMC通過後は年末に向けたリバウンド機運が高まりやすく、押し目待ちのロングも、エントリータイミングを切り上げてくる可能性が期待される。  VIX指数は22.79に低下し、支持線として意識される25日線水準を下回ってきた。同線を明確に下回ってくると、8月半ば以来の20.00割れも見えてくる。このため、センチメントとしては8月半ば以降の株価下落を埋める見方にも向かわせやすい。FOMC通過後になりそうだが、日経225先物も8月17日高値2万8990円を意識したトレンド形成を強めてくる可能性はありそうだ。  先週末のNT倍率は14.37倍で終えた。一時14.42倍まで上昇し、同水準に位置する25日線に上値を抑えられる格好だったが、今週は同線を突破してくる動きが意識されそうであり、8月16日の高値14.58倍をターゲットとした、NTロングを組成する動きが強まりやすいだろう。特に来週のFOMC通過までは積極的にはポジションを傾けづらいと考えられるため、ヘッジを考慮してのスプレッド狙いのトレードとして、NTロングに向かわせそうである。  8月第5週(8月29日-9月2日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週連続で売り越しており、売り越し額は1兆1854億円(前週は3757億円の売り越し)だった。なお、現物は4273億円の売り越し(同1212億円の売り越し)と3週連続の売り越しであり、先物は7581億円の売り越し(同2544億円の売り越し)と2週連続で売り越している。個人は現物と先物の合算で8674億円の買い越しで、2週連続の買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で206億円の買い越しとなり、3週連続の買い越しだった。  経済スケジュールでは、13日に7-9月期法人企業景気予測調査、米国8月消費者物価指数、14日に7月機械受注、米国8月卸売物価指数、15日に8月貿易統計、米国8月小売売上高、米国9月ニューヨーク連銀製造業景気指数、米国9月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、米国8月鉱工業生産、16日に中国8月小売売上高、中国8月鉱工業生産、米国9月ミシガン大学消費者態度指数などが予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 01月限 日経225 28266.57  TOPIX  1988.69 02月限 日経225 27835.60  TOPIX  1965.67 03月限 日経225 25457.94  TOPIX  1808.03 04月限 日経225 27122.37  TOPIX  1904.02 05月限 日経225 25951.24  TOPIX  1838.12 06月限 日経225 28122.81  TOPIX  1955.38 07月限 日経225 26659.58  TOPIX  1890.16 08月限 日経225 28525.62  TOPIX  1963.05 09月限 日経225 28253.40  TOPIX  1957.76 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/12 09月09日  27740  28060  27590  28000  +190 22/09 09月08日  27480  28080  27460  28030  +570 22/09 09月07日  27720  27760  27260  27460  -140 22/09 09月06日  27630  27810  27550  27600  -40 22/09 09月05日  27670  27900  27460  27640  -20 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/12 09月09日  1933.0  1950.5  1922.5  1947.5  +11.0 22/09 09月08日  1919.5  1957.5  1917.5  1956.0  +38.0 22/09 09月07日  1934.5  1936.0  1906.0  1918.0  -6.5 22/09 09月06日  1929.5  1939.5  1921.5  1924.5  -5.5 22/09 09月05日  1927.0  1945.0  1917.0  1930.0  +3.0 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日比 09月09日(12月限)  28195  +195 09月08日(12月限)  27865  +55 09月07日(09月限)  27710  +250 09月06日(09月限)  27580  -20 09月05日(09月限)  休場 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 09月02日    2569億円  -82億円 1兆2260億円  -1866億円 08月26日    2652億円  -69億円 1兆4126億円  -490億円 08月19日    2722億円  +30億円 1兆4617億円  +1369億円 08月12日    2691億円  -121億円 1兆3248億円  +3743億円 08月05日    2813億円  -71億円  9504億円  +160億円 07月29日    2884億円  -734億円  9344億円  -149億円 07月22日    3619億円  -646億円  9493億円  +1825億円 07月15日    4266億円  -965億円  7668億円  -1430億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 09月07日    5340万株    -48万株  3億9381万株   -1397万株 09月06日    5389万株   -752万株  4億0779万株   -886万株 09月05日    6141万株   +0.8万株  4億1666万株   +91万株 09月02日    6140万株    -3万株  4億1574万株   -218万株 09月01日    6143万株   +337万株  4億1792万株   +564万株 08月31日    5806万株    +8万株  4億1228万株   -989万株 08月30日    5798万株      0株  4億2217万株   -345万株 08月29日    5798万株   -562万株  4億2562万株   -3513万株 08月26日    6360万株   -0.4万株  4億6075万株   +39万株 08月25日    6360万株   -102万株  4億6036万株   +290万株 08月24日    6463万株    +2万株  4億5745万株   -1275万株 08月23日    6460万株   +0.8万株  4億7020万株   -1653万株 08月22日    6459万株      0株  4億8674万株   +691万株 08月19日    6459万株   -270万株  4億7983万株   -0.1万株 08月18日    6730万株    -1万株  4億7983万株   -816万株 08月17日    6731万株   +121万株  4億8799万株   +2196万株 ■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分) 【2022年】 1月14日  701億円 1月25日  701億円 2月14日  701億円 3月07日  701億円 4月07日  701億円 5月19日  701億円 6月13日  701億円 6月17日  701億円 株探ニュース 2022/09/11 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―メジャーSQ週でロール中心ながら、ボリンジャーの-2σ水準で底入れを意識した動きも 「メジャーSQ週でロール中心ながら、ボリンジャーの-2σ水準で底入れを意識した動きも」  今週の日経225先物は、外部環境の影響を受けやすい状況は続くが、売られ過ぎとの見方が強まりやすい水準までの調整によって、底堅さが意識されてくる可能性はありそうだ。また、先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を週末に控え、週を通じて限月交代に伴うロールオーバーが商いの中心になりやすく、積極的にトレンドを取りに行くトレードは限られそうである。  2日発表の8月の米雇用統計で、非農業部門雇用者数は前月比31万5000人増加と予想を上回った一方で、失業率は3.7%で半年ぶりの高水準となるなど、強弱まちまちの結果だった。これを受けて、米連邦準備理事会(FRB)が利上げを加速させる内容ではないとの見方を背景に、朝方の米国市場では直近の下げに対する買い戻しが先行した。ただし、金融引き締めの長期化が景気を冷やすといった見方は根強く、買い一巡後は売り優勢となるなか、レイバーデー(労働の日)の3連休を控えることもあって、午後にはポジション調整から下落に転じた。  また、ロシアの国営天然ガス会社ガスプロムが、オイル漏れがみつかった欧州向け天然ガスパイプライン「ノルドストリーム1」は問題が解消されるまで供給再開を行わないと発表。欧州景気への懸念が高まったことも重荷となった。これにより、NYダウは75日移動平均線まで戻した後に下げに転じており、ナスダックも一時75日線を上回ったものの、結局は戻り売りに押されて6営業日続落となった。  シカゴ日経平均先物は一時2万9000円まで買われたが、その後は2万7460円まで売られ、2万7515円で取引を終えた。日経225先物のナイトセッションは2万7540円で終えており、週明けはこれにサヤ寄せする格好から、指数インパクトの大きい値がさハイテク株などにインデックスに絡んだ売りが集中しそうだ。オプション権利行使価格の2万7500円水準が下値支持線となるものの、75日線を試す可能性もあるため、権利行使価格2万7375円にレンジを切り下げてくる動きを想定しておきたい。  また、週初は米国が休場となり、海外投資家のフローは限られるため、売り一巡後は底堅さが意識されそうだ。権利行使価格2万7375円まで下げてくるようだと、75日線のほか、ボリンジャーバンドの-2σ水準までの調整となるため、いったんは売られ過ぎとのセンチメントが台頭しよう。年初以降、ボリンジャーバンドの+2σ水準に上値を抑えられる一方で、-2σをブレイクした時点で、いったんは底入れの動きを見せてきたため、今回も-2σを捉えてくる局面では、調整一巡感が意識されやすいとみられる。  もっとも、今週はメジャーSQ週であり、積極的にトレンドを取りに行く流れにはなりづらい期間に入る。そのため、短期的にはSQ通過後のリバウンドを睨んだNTロングに向かいやすいだろう。先週のNT倍率は先物中心限月で14.35倍に上昇した。前日までの調整で14.24倍まで下げており、支持線として意識されていた75日線を下回る場面があった。ボリンジャーバンドの-2σまでの調整を経てリバウンドを見せており、25日線が位置する14.41倍辺りまでの切り返しを意識しておきたい。  そのほか、VIX指数は25.47に低下した。終値は75日線水準ではあるものの、一時23.19まで低下する場面も見られた。米国市場では9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)までは神経質な展開が見込まれるが、3回連続での0.75%利上げは織り込まれてきているため、次第にリバウンドのタイミングを探る動きに向かいそうである。  8月第4週(8月22日-26日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では4週ぶりに売り越しており、売り越し額は3757億円(前週は4040億円の買い越し)だった。なお、現物は1212億円の売り越し(同222億円の売り越し)と2週連続の売り越しであり、先物は2544億円の売り越し(同4263億円の買い越し)と6週ぶりに売り越している。個人は現物と先物の合算で3237億円の買い越しで、8週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で121億円の買い越しとなり、2週連続の買い越しだった。  経済スケジュールでは、5日に中国8月財新サービス部門購買担当者景気指数(PMI)、ユーロ圏7月小売売上高、6日に7月全世帯家計調査、米国8月ISM非製造業景況指数、7日に7月景気動向指数、中国8月貿易収支、米国7月貿易収支、米地区連銀経済報告(ベージュブック)、8日に4-6月期GDP改定値、8月景気ウオッチャー調査、欧州中央銀行(ECB)政策金利、パウエルFRB議長発言、9日に中国8月消費者物価指数(CPI)、米国7月卸売売上高などが予定されている。8日のECB理事会やパウエルFRB議長発言などを受けた金利の動向には注意が必要であろう。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 01月限 日経225 28266.57  TOPIX  1988.69 02月限 日経225 27835.60  TOPIX  1965.67 03月限 日経225 25457.94  TOPIX  1808.03 04月限 日経225 27122.37  TOPIX  1904.02 05月限 日経225 25951.24  TOPIX  1838.12 06月限 日経225 28122.81  TOPIX  1955.38 07月限 日経225 26659.58  TOPIX  1890.16 08月限 日経225 28525.62  TOPIX  1963.05 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/09 09月02日  27620  27820  27550  27660  +30 22/09 09月01日  28070  28080  27580  27630  -490 22/09 08月31日  28250  28340  27850  28120  -80 22/09 08月30日  27930  28220  27880  28200  +290 22/09 08月29日  28650  28740  27760  27910  -700 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/09 09月02日  1933.0  1942.0  1920.0  1927.0  -7.5 22/09 09月01日  1959.5  1961.0  1932.5  1934.5  -27.5 22/09 08月31日  1971.5  1979.0  1946.5  1962.0  -5.0 22/09 08月30日  1947.0  1970.5  1943.5  1967.0  +22.5 22/09 08月29日  1979.0  1985.0  1932.0  1944.5  -32.5 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日比 09月02日(09月限)  27515  -145 09月01日(09月限)  27785  +155 08月31日(09月限)  27855  -265 08月30日(09月限)  27925  -275 08月29日(09月限)  28035  +125 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 08月26日    2652億円  -69億円 1兆4126億円  -490億円 08月19日    2722億円  +30億円 1兆4617億円  +1369億円 08月12日    2691億円  -121億円 1兆3248億円  +3743億円 08月05日    2813億円  -71億円  9504億円  +160億円 07月29日    2884億円  -734億円  9344億円  -149億円 07月22日    3619億円  -646億円  9493億円  +1825億円 07月15日    4266億円  -965億円  7668億円  -1430億円 07月08日    5231億円  +463億円  9098億円  +2426億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 08月31日    5806万株    +8万株  4億1228万株   -989万株 08月30日    5798万株      0株  4億2217万株   -345万株 08月29日    5798万株   -562万株  4億2562万株   -3513万株 08月26日    6360万株   -0.4万株  4億6075万株   +39万株 08月25日    6360万株   -102万株  4億6036万株   +290万株 08月24日    6463万株    +2万株  4億5745万株   -1275万株 08月23日    6460万株   +0.8万株  4億7020万株   -1653万株 08月22日    6459万株      0株  4億8674万株   +691万株 08月19日    6459万株   -270万株  4億7983万株   -0.1万株 08月18日    6730万株    -1万株  4億7983万株   -816万株 08月17日    6731万株   +121万株  4億8799万株   +2196万株 08月16日    6610万株   -197万株  4億6602万株   +942万株 08月15日    6807万株   +557万株  4億5660万株   +1407万株 08月12日    6250万株   -169万株  4億4252万株   +1億0541万株 08月10日    6419万株   +160万株  3億3711万株   +636万株 08月09日    6258万株   -401万株  3億3074万株   -151万株 ■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分) 【2022年】 1月14日  701億円 1月25日  701億円 2月14日  701億円 3月07日  701億円 4月07日  701億円 5月19日  701億円 6月13日  701億円 6月17日  701億円 株探ニュース 2022/09/04 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―9月FOMCまで慎重姿勢も、日米金利差を狙ったトレードに伴う資金流入が意識されやすい 「9月FOMCまで慎重姿勢も、日米金利差を狙ったトレードに伴う資金流入が意識されやすい」   今週の日経225先物は、経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」におけるパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演を受けた、米国市場の急落により波乱含みのスタートなろう。パウエル議長は講演でインフレ抑制について「やり遂げるまでやり続けなければならない」と述べ、利上げを継続する姿勢を示した。この発言によって早期利下げ観測が後退し、金融引き締めが長期化するとの観測が強まり、26日の米国市場では幅広い銘柄が売られ、NYダウの下落幅は1000ドルを超えた。  シカゴ日経平均先物は日中大阪比390円安の2万8220円で終えており、日経225先物はナイトセッションで同490円安の2万8120円だった。週明けの東京市場はこれにサヤ寄せする格好からギャップスタートが見込まれ、朝方はインデックスに絡んだ売りが集中することになるだろう。6月の戻り高値2万8350円を明確に下回ったほか、支持線として意識されていた25日移動平均線(2万8245円)を下回ったことによりトレンドは悪化し、8月17日高値の2万9230円で目先的なピークを打った形状となる。  また、FRB議長講演を受けて、9月20、21日に予定される米連邦公開市場委員会(FOMC)まで慎重姿勢がくすぶり続ける可能性がある。今週は米国では30日に6月ケース・シラー住宅価格指数、31日に8月シカゴ購買部協会景気指数、9月1日に8月ISM製造業景況指数、2日には8月雇用統計の発表が予定されている。さらに、翌週末には日本では先物オプション特別清算指数算出日(メジャーSQ)を控えていることもあり、徐々にSQに絡んだ商いが中心となりやすく、積極的にポジションを傾けてくる動きには向かいづらいだろう。もっとも、8月半ばの2万8000円水準から2万9230円までの急伸場面で下落を想定したダブルインバースの建玉が積み上がっていたが、これについてはカバーを入れやすくなるため、全体の需給状況としてはそれほど悪化しないと見られる。  また、日経225先物は若干25日線を下回った水準であり、8月前半の保ち合い水準だった2万8000円処では押し目待ち狙いのロングが意識されやすいだろう。一方、9月FOMCでの0.75%利上げの確率が高まってきているなか、NYダウは75日線に接近してきた。為替市場では1ドル=137円半ばと円安基調を見せていることもあり、日米金利差を狙ったトレードに伴う資金流入が意識されやすい。  VIX指数は25.56に上昇し、25日線を支持線に75日線水準まで急伸した。強弱の分かれ目となる25.00を超えてきたことで、リスクオフムードが高まりやすい。ただし、75日線が抵抗線として機能する可能性もあるため、まずは同線を明確に上放れてくるかを見極めたいところである。チャート上では同線をクリアしてくるようだと、6月半ばの35.05をピークとした下向きのトレンドは、8月半ばの19.12倍で目先底を打った形状になることから、投資家心理をより神経質にさせてくる可能性がある。  先週のNT倍率は先物中心限月で14.47倍に上昇した。8月半ばの14.58倍からの調整を継続していたが、25日線が支持線として機能する形で週後半にリバランスの動きを見せていた。週明けは指数インパクトの大きい値がさ株の下落によって、NT倍率は低下が見込まれる。米長期金利は上昇したが、比較的落ち着いた動きを見せていたこともあり、25日線が位置する14.40倍割れ辺りでは、NTロングを組成する動きも意識されてきそうだ。  8月第3週(8月15日- 19日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週連続で買い越しており、買い越し額は4040億円(前週は3943億円の買い越し)だった。なお、現物は222億円の売り越し(同1229億円の買い越し)と2週ぶりの売り越しであり、先物は4263億円の買い越し(同2714億円の買い越し)と5週連続で買い越している。個人は現物と先物の合算で1020億円の売り越しで、7週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で86億円の買い越しとなり、5週ぶりの買い越しだった。  経済スケジュールでは、29日に6月景気動向指数改定値、30日に米国6月ケース・シラー住宅価格指数、米国8月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)、31日に7月鉱工業生産、7月百貨店/スーパー販売額、中国8月製造業購買担当者景気指数(PMI)、米国MBA住宅ローン申請指数、米国8月シカゴ購買部協会景気指数、9月1日に4-6月期法人企業統計調査、中国8月財新製造業PMI、米国8月製造業PMI改定値、米国8月ISM製造業景況指数、2日に米国8月雇用統計、米国7月製造業新規受注などが予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 01月限 日経225 28266.57  TOPIX  1988.69 02月限 日経225 27835.60  TOPIX  1965.67 03月限 日経225 25457.94  TOPIX  1808.03 04月限 日経225 27122.37  TOPIX  1904.02 05月限 日経225 25951.24  TOPIX  1838.12 06月限 日経225 28122.81  TOPIX  1955.38 07月限 日経225 26659.58  TOPIX  1890.16 08月限 日経225 28525.62  TOPIX  1963.05 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/09 08月26日  28610  28790  28450  28610  +100 22/09 08月25日  28290  28530  28240  28510  +190 22/09 08月24日  28430  28570  28260  28320  -70 22/09 08月23日  28670  28680  28380  28390  -320 22/09 08月22日  28900  28920  28540  28710  -220 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/09 08月26日  1984.5  1989.5  1975.0  1977.0  ±0.0 22/09 08月25日  1964.5  1980.5  1961.0  1977.0  +10.5 22/09 08月24日  1971.0  1977.5  1963.0  1966.5  -1.5 22/09 08月23日  1985.0  1986.0  1967.0  1968.0  -20.0 22/09 08月22日  1994.0  1995.5  1973.0  1988.0  -7.5 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日比 08月26日(09月限)  28220  -390 08月25日(09月限)  28680  +170 08月24日(09月限)  28460  +140 08月23日(09月限)  28460  +70 08月22日(09月限)  28465  -245 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 08月19日    2722億円  +30億円 1兆4617億円  +1369億円 08月12日    2691億円  -121億円 1兆3248億円  +3743億円 08月05日    2813億円  -71億円  9504億円  +160億円 07月29日    2884億円  -734億円  9344億円  -149億円 07月22日    3619億円  -646億円  9493億円  +1825億円 07月15日    4266億円  -965億円  7668億円  -1430億円 07月08日    5231億円  +463億円  9098億円  +2426億円 07月01日    4768億円 +2043億円  6671億円  -907億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 08月24日    6463万株    +2万株  4億5745万株   -1275万株 08月23日    6460万株   +0.8万株  4億7020万株   -1653万株 08月22日    6459万株      0株  4億8674万株   +691万株 08月19日    6459万株   -270万株  4億7983万株   -0.1万株 08月18日    6730万株    -1万株  4億7983万株   -816万株 08月17日    6731万株   +121万株  4億8799万株   +2196万株 08月16日    6610万株   -197万株  4億6602万株   +942万株 08月15日    6807万株   +557万株  4億5660万株   +1407万株 08月12日    6250万株   -169万株  4億4252万株   +1億0541万株 08月10日    6419万株   +160万株  3億3711万株   +636万株 08月09日    6258万株   -401万株  3億3074万株   -151万株 08月08日    6660万株    +43万株  3億3225万株   +690万株 08月05日    6617万株   -112万株  3億2535万株   +774万株 08月04日    6730万株     0万株  3億1761万株   -1096万株 08月03日    6730万株    +18万株  3億2858万株   -675万株 08月02日    6711万株   -157万株  3億3533万株   -1516万株 ■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分) 【2022年】 1月14日  701億円 1月25日  701億円 2月14日  701億円 3月07日  701億円 4月07日  701億円 5月19日  701億円 6月13日  701億円 6月17日  701億円 株探ニュース 2022/08/28 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―日経225先物は短期的にはショートが入りやすい需給状況に 「日経225先物は短期的にはショートが入りやすい需給状況に」  今週の日経225先物は、日米ともに目先的なピーク感が意識されるなか、短期的にはショートが入りやすい需給状況になりそうだ。19日の米国市場は、長期金利が約1カ月ぶりの水準に上昇したことが重荷になり、利益確定の売りが優勢となった。米セントルイス連銀のブラード総裁が9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合で0.75%の利上げを支持したことが、大幅な利上げに対する警戒感につながったようである。  ただし、NYダウは6月半ば以降のリバウンドにより52週移動平均線水準まで回復したほか、S&P500が1月高値から6月安値までの半値戻しを達成したこともあり、いったんは利益確定の動きが入りやすい水準であろう。週末を前に持ち高調整の売りも入ったと考えられる。  東京市場でも日経平均株価は先週の上昇で一時2万9222円まで上昇し、1月5日につけた高値2万9388円に迫ったほか、日経225先物は17日に2万9230円まで買われ、1月4日の高値2万8970円を大きく上放れて年初来高値を更新している。テクニカル面では、ボリンジャーバンドの+2σを上回ったことで過熱感が警戒されていたため、利食いが入りやすいところであろう。  今週は24日に米エヌビディアの決算が予定されている。同社はゲーム向け画像処理半導体(GPU)の販売が落ち込むとして業績予想を下方修正しているほか、アナリストによる慎重な見通しも相次いだ。決算内容を見極めたいとのムードも強まりやすく、指数インパクトの大きい東京エレクトロン <8035> [東証P]などへの影響も警戒されるため、押し目買いは慎重にさせそうだ。  また、25~27日にはカンザスシティ連邦準備銀行が経済政策シンポジウム「ジャクソンホール会議」を開催する。26日に米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が経済見通しについて講演する予定であり、講演内容を見極めたいとのムードも手控えにつながろう。26日に米国7月個人消費支出(PCEデフレーター)の発表も控えており、週を通じて投資家心理を神経質にさせそうだ。  もっとも、19日のVIX指数は20.60と前日の19.56から上昇したが、20.00を挟んだボトム圏での推移を継続している。19日の主要な株価指数が下落するなかにおいても、比較的安定した動きであった。そのため、リスク警戒は強まっておらず、利食いの範囲内であったことが窺える。VIX指数は切り下がる25日線が上値抵抗線として機能しているため、同線を明確に上回ってくるまではリスク選好の地合いは継続すると見ておきたい。  日経225先物の19日取引終了後のナイトセッションは2万8730円で終えており、ボリンジャーバンドの+1σまで調整した。米国市場の動向次第では25日線が位置する2万8050円辺りが意識されてくる可能性があるだろう。ただし、これまでの上昇はロングポジションに傾いた需給状況ではなく、6月の急落局面でロングを解消したファンドなどによる持ち高を正常化させる動きや、ショートカバーが中心と見られる。  足元で2万9000円が抵抗線として意識されてきたことから若干レンジは切り下がるだろうが、オプション権利行使価格の2万8750円を中心とした、上下の権利行使価格2万8500円~2万8875円辺りのレンジを想定。レンジ下限を下回る局面では、2万8250円辺りを想定した押し目狙いのロングスタンスで対応したい。  先週のNT倍率は先物中心限月で14.49倍に低下した。14.50倍~14.58倍辺りの高値保ち合い水準であるが、目先的には低下が意識されてNTショートが入りやすい。ただし、昨年9月~11月の抵抗線水準まで切り上がったことで、リバランスによるいったんの低下は想定線であろう。トレンドは上向きで推移しており、14.40倍辺りまで低下する局面では、その後の反転を想定したNTロングを組成する動きが意識されやすい。  8月第2週(8月8日- 12日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週連続で買い越しており、買い越し額は3943億円(前週は3375億円の買い越し)だった。なお、現物は1229億円の買い越し(同820億円の売り越し)と3週ぶりの買い越しであり、先物は2714億円の買い越し(同4196億円の買い越し)と4週連続で買い越している。個人は現物と先物の合算で3338億円の売り越しで、6週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で318億円の売り越しとなり、4週連続の売り越しだった。  経済スケジュールでは、23日に米国8月製造業購買担当者景気指数(PMI)、米国8月サービス部門PMI、米国7月新築住宅販売件数、24日に米国7月耐久財受注、25日に米国4-6月期GDP改定値、26日に米国7月個人所得、米国7月個人消費支出、米国7月卸売在庫などが予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 01月限 日経225 28266.57  TOPIX  1988.69 02月限 日経225 27835.60  TOPIX  1965.67 03月限 日経225 25457.94  TOPIX  1808.03 04月限 日経225 27122.37  TOPIX  1904.02 05月限 日経225 25951.24  TOPIX  1838.12 06月限 日経225 28122.81  TOPIX  1955.38 07月限 日経225 26659.58  TOPIX  1890.16 08月限 日経225 28525.62  TOPIX  1963.05 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/09 08月19日  28910  29140  28890  28930  -10 22/09 08月18日  29180  29190  28830  28940  -250 22/09 08月17日  28850  29230  28770  29190  +340 22/09 08月16日  28830  28920  28620  28850  -10 22/09 08月15日  28570  28890  28560  28860  +320 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/09 08月19日  1987.5  2005.0  1987.0  1995.5  +6.0 22/09 08月18日  2007.0  2007.5  1984.0  1989.5  -16.0 22/09 08月17日  1985.0  2008.0  1980.5  2005.5  +20.0 22/09 08月16日  1983.0  1988.0  1969.5  1985.5  +1.5 22/09 08月15日  1975.5  1986.0  1972.0  1984.0  +9.5 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日比 08月19日(09月限)  28725  -205 08月18日(09月限)  29105  +165 08月17日(09月限)  29000  -190 08月16日(09月限)  28950  +100 08月15日(09月限)  28880  +20 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 08月12日    2691億円  -121億円 1兆3248億円  +3743億円 08月05日    2813億円  -71億円  9504億円  +160億円 07月29日    2884億円  -734億円  9344億円  -149億円 07月22日    3619億円  -646億円  9493億円  +1825億円 07月15日    4266億円  -965億円  7668億円  -1430億円 07月08日    5231億円  +463億円  9098億円  +2426億円 07月01日    4768億円 +2043億円  6671億円  -907億円 06月24日    2725億円  +270億円  7579億円  -1360億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 08月17日    6731万株   +121万株  4億8799万株   +2196万株 08月16日    6610万株   -197万株  4億6602万株   +942万株 08月15日    6807万株   +557万株  4億5660万株   +1407万株 08月12日    6250万株   -169万株  4億4252万株 +1億0541万株 08月10日    6419万株   +160万株  3億3711万株   +636万株 08月09日    6258万株   -401万株  3億3074万株   -151万株 08月08日    6660万株    +43万株  3億3225万株   +690万株 08月05日    6617万株   -112万株  3億2535万株   +774万株 08月04日    6730万株     0万株  3億1761万株   -1096万株 08月03日    6730万株    +18万株  3億2858万株   -675万株 08月02日    6711万株   -157万株  3億3533万株   -1516万株 08月01日    6868万株    -6万株  3億5049万株   +2546万株 07月29日    6875万株   -723万株  3億2503万株   +287万株 07月28日    7599万株    -95万株  3億2215万株   -1521万株 07月27日    7694万株   -994万株  3億3736万株   +89万株 07月26日    8688万株   +105万株  3億3647万株   +675万株 ■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分) 【2022年】 1月14日  701億円 1月25日  701億円 2月14日  701億円 3月07日  701億円 4月07日  701億円 5月19日  701億円 6月13日  701億円 6月17日  701億円 株探ニュース 2022/08/21 17:00 みんかぶニュース その他 株価指数先物 【週間展望】 ―2万8500円~2万9000円のレンジに移行、1月高値が射程に入る 「2万8500円~2万9000円のレンジに移行、1月高値が射程に入る」  今週の日経225先物は、先週末の大幅上昇によって需給状況が大きく改善するなか、一段のリバウンドを窺う展開が見込まれる。先週は週初こそ、7月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控えるなか、エヌビディアやマイクロン・テクノロジーの慎重な先行き見通しに加えて、国内では指数インパクトの大きい東京エレクトロン <8035> [東証P]が市場予想を下回る4-6月期業績を発表したことを受けて、半導体需要の先行き懸念が相場の重荷となった。東京市場は祝日を挟んでいたこともあり、日経225先物はCPI発表前には一時2万7710円と節目の2万8000円を下回る場面も見られた。  しかし、10日発表の米CPIは約40年ぶりの上昇率だった前月から鈍化したことで、インフレ率はピークに達したとの見方が広がり、10日の米国市場は大幅に上昇。さらに、11日に発表された7月の米生産者物価指数(PPI)が予想に反して低下し、インフレ圧力の低下を示した。これを受けた12日の東京市場では日経225先物はギャップスタートから一気に6月10日につけた戻り高値2万8350円を突破。その後も終日強い値動きを続け、2万8540円と日中高値で取引を終えていた。  12日の米国市場では7月の米輸入物価指数が予想以上に低下するなど、足元でインフレ圧力の低下を示す指標の発表が相次ぐなか、米連邦準備理事会(FRB)が利上げペースを緩めるとの期待が高まった。また、8月の米ミシガン大消費者信頼感指数が予想以上に改善したことで、米国経済に対する悲観的な見方が後退し、ソフトランディング(軟着陸)は可能との見方が強まった。主要な株価指数は上昇し、ナスダックの上昇率が2%を超えたほか、シカゴ日経平均先物は日中大阪比170円高の2万8710円で取引を終えている。  週明けの東京市場はこの流れを引き継ぎ、日経225先物はギャップスタートとなろう。節目の2万8500円を明確に上放れるなか、支持線は3月と6月のダブルトップ水準だった2万8375円から2万8500円に切り上がるため、2万8500円~2万9000円とレンジに移行する。これにより、1月4日の高値2万8970円が射程に入ってくるだろう。  6月の急落分を完全に吸収したことにより、急落局面でポジションをほぼ解消していたファンドなどは、ポジションを従来の水準に戻す動きを強めると見られる。さらに、節目の2万8500円を突破し1月高値水準が意識されるなか、ロングオンリーのファンドは一段とポジションの積み増しを迫られよう。また、 S&P500が1月高値から6月安値までの半値戻しを達成したことで買いの動きが強まりやすいセンチメントとなり、ショートカバーも意識されそうだ。  米連邦準備理事会(FRB)高官は来年も利上げを続けるとの見通しを示しており、9月の連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ幅を予想するうえで、引き続き今後発表される経済指標の影響を受けやすいと考えられる。ただし、需給状況が改善するなか、調整局面での押し目買い意欲は強そうだ。また、VIX指数は12日に一時19.12と4月前半以来の水準まで低下する場面が見られており、リスク選好の動きは継続する。  なお、先週のNT倍率は14.45倍で終えた。朝方に一時14.21倍まで低下した後は急速に切り返していた。オプションSQに絡んだ商いでややイレギュラー的な動きがあったと見られるが、この修正によって日経225先物が押し上げられた面もあろう。イレギュラー的な動きを考慮すると戻り一巡感はあるものの、米国市場では慎重な見通しが嫌気されたエヌビディアが下落分を埋めてきたほか、マイクロン・テクノロジーは直近の戻り高値を上回ってきている。東京市場でも相対的に出遅れているハイテク株などを見直す動きが期待され、これにより日経平均型優位の動きからNT倍率は上向きのトレンドが意識されそうだ。  8月第1週(8月1日- 5日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週ぶりに買い越しており、買い越し額は3375億円(前週は1483億円の売り越し)だった。なお、現物は820億円の売り越し(同3083億円の売り越し)と2週連続の売り越しであり、先物は4196億円の買い越し(同1599億円の買い越し)と3週連続で買い越している。個人は現物と先物の合算で1074億円の売り越しで、5週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で2745億円の売り越しとなり、3週連続の売り越しだった。  経済スケジュールでは、15日に4-6月期実質国内総生産(GDP)、中国7月小売売上高、米国8月ニューヨーク連銀製造業景気指数、16日に米国7月住宅着工件数、17日に6月機械受注、7月貿易統計、米国7月小売売上高、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨、18日に米国8月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、米国7月景気先行指標総合指数、19日に7月全国消費者物価指数などが予定されている。 ――プレイバック・マーケット―― ●SQ値 01月限 日経225 28266.57  TOPIX  1988.69 02月限 日経225 27835.60  TOPIX  1965.67 03月限 日経225 25457.94  TOPIX  1808.03 04月限 日経225 27122.37  TOPIX  1904.02 05月限 日経225 25951.24  TOPIX  1838.12 06月限 日経225 28122.81  TOPIX  1955.38 07月限 日経225 26659.58  TOPIX  1890.16 08月限 日経225 28525.62  TOPIX  1963.05 ◆日経225先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/09 08月12日  27830  28540  27830  28540  +750 22/09 08月10日  27940  28000  27710  27790  -170 22/09 08月09日  28200  28310  27940  27960  -280 22/09 08月08日  28130  28260  27980  28240  +70 ◇TOPIX先物(日足)          始値   高値   安値   清算値  前日比 22/09 08月12日  1935.5  1986.5  1935.0  1974.5  +41.5 22/09 08月10日  1933.5  1939.0  1923.5  1933.0  -2.0 22/09 08月09日  1951.5  1961.0  1933.5  1935.0  -14.5 22/09 08月08日  1944.0  1952.0  1936.0  1949.5  +2.5 ●シカゴ日経平均 円建て           清算値  前日比 08月12日(09月限)  28710  +170 08月11日(09月限)  28120  +330 08月10日(09月限)  28120  +330 08月09日(09月限)  27820  -140 08月08日(09月限)  28125  -115 ※前日比は大阪取引所終値比 □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)         売り   前週末比   買い    前週末比 08月05日    2813億円  -71億円  9504億円  +160億円 07月29日    2884億円  -734億円  9344億円  -149億円 07月22日    3619億円  -646億円  9493億円  +1825億円 07月15日    4266億円  -965億円  7668億円  -1430億円 07月08日    5231億円  +463億円  9098億円  +2426億円 07月01日    4768億円 +2043億円  6671億円  -907億円 06月24日    2725億円  +270億円  7579億円  -1360億円 06月17日    2454億円  +319億円  8939億円  -1331億円 □裁定取引に係る現物ポジション(株数)         売り      前日比  買い       前日比 08月09日    6258万株   -401万株  3億3074万株   -151万株 08月08日    6660万株    +43万株  3億3225万株   +690万株 08月05日    6617万株   -112万株  3億2535万株   +774万株 08月04日    6730万株     0万株  3億1761万株   -1096万株 08月03日    6730万株    +18万株  3億2858万株   -675万株 08月02日    6711万株   -157万株  3億3533万株   -1516万株 08月01日    6868万株    -6万株  3億5049万株   +2546万株 07月29日    6875万株   -723万株  3億2503万株   +287万株 07月28日    7599万株    -95万株  3億2215万株   -1521万株 07月27日    7694万株   -994万株  3億3736万株   +89万株 07月26日    8688万株   +105万株  3億3647万株   +675万株 07月25日    8583万株    -5万株  3億2971万株   +300万株 07月22日    8589万株   -325万株  3億2671万株   +2041万株 07月21日    8914万株   -538万株  3億0629万株   +1310万株 07月20日    9453万株   -2021万株  2億9319万株   +2261万株 07月19日  1億1475万株   +166万株  2億7057万株   +421万株 ■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分) 【2022年】 1月14日  701億円 1月25日  701億円 2月14日  701億円 3月07日  701億円 4月07日  701億円 5月19日  701億円 6月13日  701億円 6月17日  701億円 株探ニュース 2022/08/14 17:00

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