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株価指数先物 【週間展望】 ―日米の金融政策や米経済指標が相場の大きな変動要因に
配信日時:2023/06/11 17:00
配信元:MINKABU
「日米の金融政策や米経済指標が相場の大きな変動要因に」
今週の日経225先物は、日米の金融政策や米経済指標が相場の大きな変動要因になりそうだ。前週はカナダ銀行(中央銀行)が3会合ぶりとなる利上げを、オーストラリア準備銀行(中銀)が2会合連続となる利上げを決めた。予想外の利上げ決定を受けて、米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締めの長期化観測が相場の重荷となる場面も見られた。
一方、日銀の植田和男総裁は7日、大規模な金融緩和の一環で買い入れてきた上場投資信託(ETF)に関して、「処分についての言及はまだ早い」と衆院財務金融委員会で述べた。「ETFの処分議論」といったヘッドラインにアルゴリズムが発動し、日経225先物は一時軟化する場面があった。ただし、植田総裁は9日、ETFについて持ち続けることも選択肢との見解を示しており、海外投資家による日本株選好の流れは継続しよう。
13、14日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)、15、16日に開く日銀の金融政策決定会合では政策金利は据え置かれるとみられており、楽観視は禁物だ金利上昇を警戒していた投資家の間で安心感が広がりそうだ。
このほか、米国では13日に5月の消費者物価指数(CPIコア指数)、14日に5月の卸売物価指数(PPIコア指数)の発表が予定されている。前月から伸びが鈍化すると見込まれているが、予想通りの結果となれば、FRBにさらなる利上げ停止の根拠を与えることになるとみられ、7月の利上げ再開の観測を後退させる可能性がある。
先週の日経225先物は、週明けに節目の3万2000円を回復し、7日には一時3万2710円まで買われた。その後一転して、8日に3万1410円まで売られたが、週末9日のリバウンドで3万2200円台まで戻した。テクニカル面では、ボリンジャーバンドの+2σ突破から一気に+1σまで売られた後の反発だった。
一時センチメントを冷ます場面もあったが、これまでの切り上がるボリンジャーバンドの+1σと+2σによるレンジに沿ったトレンドを継続している。+1σは3万1790円まで切り上がり、+2σは3万2790円に上昇。また、6月限の先物・オプション特別清算指数算出(SQ)に絡んだ商いは買い越し、SQ値が3万2018円38銭となったこともあり、3万2000円処は支持線として意識されよう。そのため、オプション権利行使価格の3万2000円から3万2800円辺りのレンジを想定する。
恐怖指数と呼ばれるVIX指数は9日に13.83と前日の13.65から上昇したが、一時13.50に低下する場面もあり、リスク選好が強まりやすいだろう。なお、短期VIXは11.59だったが一時8.84までに低下しており、4月以降の10.00-15.00辺りのレンジを下回る場面があった。
先週のNT倍率は先物中心限月で14.50倍だった。6日に14.56倍まで上昇した後はNTロングのリバランスが優勢となり、8日には14.44倍まで低下した。いったんは、ボリンジャーバンドの+1σを下回ったものの、その後は+1σ水準で底堅さが見られた。14.50倍を挟んだ5月下旬以降のレンジ内での推移であり、引き続き22年8月高値の14.58倍が意識される。また、同水準を上回ると、21年2月高値の15.68倍に向けたNTロングが入りやすいとみておきたい。
5月第5週(5月29日-6月2日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では9週連続で買い越しており、買い越し額は2216億円(5月第4週は5954億円の買い越し)だった。なお、現物は5352億円の買い越し(同3816億円の買い越し)と10週連続の買い越しであり、先物は3136億円の売り越し(同2137億円の買い越し)と5週ぶりに売り越している。個人は現物と先物の合算で1694億円の買い越しで、2週連続の買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で6343億円の売り越しとなり、9週連続の売り越しだった。
経済スケジュールでは、12日に5月国内企業物価指数、米国5月月次財政収支、13日に4-6月期法人企業景気予測調査、米国5月消費者物価指数、14日にFOMC(終了後に政策金利発表)、米国5月卸売物価指数、15日に4月機械受注、5月貿易統計、中国5月小売売上高、中国5月鉱工業生産、中国1-5月固定資産投資、ECB(欧州中央銀行)政策金利、米国5月小売売上高、米前週分新規失業保険申請件数、米国6月ニューヨーク連銀製造業景気指数、米国6月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、16日に日銀金融政策決定会合(終了後に政策金利発表)、米国6月ミシガン大学消費者態度指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
07月限 日経225 26659.58 TOPIX 1890.16
08月限 日経225 28525.62 TOPIX 1963.05
09月限 日経225 28253.40 TOPIX 1957.76
10月限 日経225 26666.31 TOPIX 1885.58
11月限 日経225 28225.86 TOPIX 1978.52
12月限 日経225 27576.37 TOPIX 1945.27
01月限 日経225 26325.21 TOPIX 1900.71
02月限 日経225 27779.75 TOPIX 1986.19
03月限 日経225 28377.34 TOPIX 2047.32
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/09 06月09日 31700 32250 31440 32200 +600
22/06 06月08日 31840 32090 31410 31690 -180
22/06 06月07日 32390 32710 31850 31870 -550
22/06 06月06日 32330 32570 31930 32420 +180
22/06 06月05日 31610 32290 31610 32240 +690
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
22/09 06月09日 2196.0 2225.5 2179.0 2219.5 +29.5
22/06 06月08日 2202.5 2215.5 2179.5 2193.5 -9.5
22/06 06月07日 2230.0 2253.0 2203.0 2203.0 -27.5
22/06 06月06日 2227.0 2239.5 2197.5 2230.5 +7.5
22/06 06月05日 2187.0 2225.0 2187.0 2223.0 +39.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
06月09日(9月限) 32325 +125
06月08日(9月限) 31835 +235
06月07日(6月限) 31885 +15
06月06日(6月限) 32645 +225
06月05日(6月限) 32100 -140
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
06月02日 1551億円 +444億円 1兆3379億円 +1433億円
05月26日 1107億円 +204億円 1兆1946億円 +768億円
05月19日 902億円 -31億円 1兆1177億円 +1491億円
05月12日 934億円 -2480億円 9686億円 -511億円
05月02日 3414億円 -432億円 1兆0198億円 +986億円
04月28日 3847億円 -232億円 9211億円 -504億円
04月21日 4079億円 -207億円 9715億円 +235億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
06月07日 4882万株 -846万株 5億2660万株 -1563万株
06月06日 5729万株 +2345万株 5億4223万株 +3524万株
06月05日 3383万株 -110万株 5億0699万株 +3507万株
06月02日 3493万株 -38万株 4億7191万株 +1678万株
06月01日 3531万株 -353万株 4億5513万株 +2395万株
05月31日 3885万株 +530万株 4億3117万株 +577万株
05月30日 3354万株 +52万株 4億2540万株 -440万株
05月29日 3302万株 +685万株 4億2981万株 -673万株
05月26日 2616万株 -5万株 4億3654万株 +1871万株
05月25日 2622万株 +149万株 4億1783万株 +49万株
05月24日 2473万株 -111万株 4億1733万株 -142万株
05月23日 2585万株 +93万株 4億1875万株 +250万株
05月22日 2492万株 +425万株 4億1625万株 +649万株
■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日 701億円
1月25日 701億円
2月14日 701億円
3月07日 701億円
4月07日 701億円
5月19日 701億円
6月13日 701億円
6月17日 701億円
12月2日 701億円
【2023年】
3月13日 701億円
3月14日 701億円
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株価指数先物 【週間展望】 ―エヌビディアの決算が相場の転換点となるか
今週の日経225先物は、エヌビディアの決算が相場の転換点になりそうだ。先週の日経225先物は週間で500円上昇した。米国では米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として重視する4月の米消費者物価指数(CPI)が予想を下回ったことで、年後半には利下げに転じるとの観測が強まった。また、ウォルマートの予想を上回る業績見通しを受けて米経済に対する楽観的な見方も浮上し、NYダウは4万ドルの大台に乗せた。
一方、東京市場もリバウンドを見せ、日経225先物は16日には3万8970円(ナイトセッションを含む)まで買われた。節目の3万9000円接近では上値を抑えられる形ではあったが、徐々に下値を切り上げて、抵抗線として意識されていた25日移動平均線を支持線に変えてきた。
25日線と75日線とのデッドクロスにより、上向きで推移する75日線が支持線として機能するかを見極める必要はあるが、22日(日本時間23日早朝)に発表されるエヌビディアの決算が転換ポイントになるだろう。決算後の時間外取引やグローベックスのナスダック100先物の動向を睨みつつ、東京市場は先回り的に反応する可能性がある。
日経225先物は足もとでスキャルピング中心の売買であり、米国市場の流れを受けて始まった後は、ほぼ前場の段階で一回転していた。後場は持ち高調整の展開となり、先週の週後半はオプション権利行使価格の3万8500円から3万8875円辺りの狭いレンジでの推移だった。17日の取引終了後のナイトセッションでは3万8620円~3万8850円と小幅なレンジだったこともあり、ロングは積み上がっていないだろう。
一方で、米金融政策を巡る不透明感に加え、日本銀行の金融正常化観測、中東情勢を巡る地政学リスクの高まりなどから、ショートが入りやすい需給状況である。また、テクニカル面では4月半ば以降、一目均衡表の雲の中での推移が続いている。雲下限では底堅さがみられるものの、強弱感が対立しやすい状況である。ただし、雲の厚みが狭まってきているほか、遅行スパンが実線に接近してきたことで、今来週にもシグナル転換のタイミングが意識されやすい。
それだけに、エヌビディア決算への注目度は高い。米政府による中国輸出規制などを警戒し先行きに慎重な見通しを示してくると急落を演じる可能性はある。しかし、東京市場でも警戒感から東京エレクトロン <8035> [東証P]など半導体株は不安定な値動きを続けており、決算に対する期待値はそれほど高まっていないだろう。エヌビディア決算を受けて急落する局面があれば悪材料出尽くしにつながる一方で、逆に急騰をみせてくるとショートカバーを誘いやすいとみられる。
日経225先物は下向きで推移するボリンジャーバンドが徐々に収斂してきた。+1σは3万8900円処に位置しており、同水準をクリアしてくると、+2σの3万9490円がターゲットとして意識されてくる。下値は75日線(3万8510円)、25日線(3万8320円)がサポートとして機能しよう。そのため、オプション権利行使価格の3万8500円から3万9500円のレンジを想定する。レンジ下限を下回る局面では25日線辺りを意識しつつ、押し目狙いのロング対応となろう。
17日のVIX指数は11.99(前日は12.42)に低下した。昨年12月以来の12.00割れであり、終値で12.00を下回るのは2019年11月27日以来となる。年初からのボトム水準を下回ってきたことで、エヌビディアの決算反応次第では、一段とリスク選好を強めてくる流れが期待される。
なお、先週末のNT倍率は14.11倍に低下した。先週はNTショートを巻き戻す動きのなか、16日には一時14.22倍まで上昇した。週末はリバランスが見られ、14.15倍近辺に位置する25日、200日線を終値では下回っている。再びNTショートが入りやすい状況だが、エヌビディアの決算通過でアク抜けも意識されやすく、押し目ではNTロングへの転換を想定したスプレッド狙いの動きもみられそうだ。
5月第2週(5月7日-10日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週ぶりの売り越しであり、売り越し額は163億円(5月第1週は1836億円の買い越し)だった。なお、現物は2636億円の買い越し(同1745億円の買い越し)と3週連続の買い越しであり、先物は2799億円の売り越し(同90円の買い越し)と2週ぶりに売り越した。個人は現物と先物の合算で2123億円の売り越しで、3週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で628億円の買い越しとなり、4週連続の買い越しだった。
経済スケジュールでは、20日に中国5月最優遇貸出金利、21日に日銀「金融政策の多角的レビュー」に関する第2回ワークショップ、22日に3月機械受注、4月貿易収支、米国4月中古住宅販売件数、FOMC(4月30日~5月1日開催分)議事要旨、エヌビディア決算、23日に米国5月製造業PM、米国4月新築住宅販売件数、G7財務相・中央銀行総裁会合(~25日)、24日に4月全国消費者物価指数、米国4月耐久財受注などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/06 05月17日 38870 38970 38530 38740 -150
24/06 05月16日 38350 38970 38280 38890 +510
24/06 05月15日 38270 38840 38180 38380 +70
24/06 05月14日 38100 38490 38010 38310 +190
24/06 05月13日 38320 38440 37970 38120 -120
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/06 05月17日 2734.0 2749.5 2719.5 2745.0 +9.5
24/06 05月16日 2730.0 2750.0 2719.0 2735.5 +5.0
24/06 05月15日 2725.5 2759.5 2724.5 2730.5 +2.0
24/06 05月14日 2719.0 2743.5 2712.0 2728.5 +9.0
24/06 05月13日 2732.0 2742.0 2712.0 2719.5 -9.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
05月17日(06月限) 38745 +5
05月16日(06月限) 38560 -330
05月15日(06月限) 38705 +325
05月14日(06月限) 38590 +280
05月13日(06月限) 38185 +65
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
05月10日 3542億円 -793億円 1兆8841億円 1178億円
05月02日 4335億円 +158億円 2兆0020億円 -100億円
04月26日 4176億円 -28億円 2兆0120億円 -2864億円
04月19日 4205億円 -91億円 2兆2985億円 -1728億円
04月12日 4296億円 -1524億円 2兆4713億円 -495億円
04月05日 5821億円 +210億円 2兆5208億円 -278億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
05月15日 7953万株 -146万株 7億0694万株 +1043万株
05月14日 8099万株 -31万株 6億9651万株 +886万株
05月13日 8131万株 -13万株 6億8764万株 +77万株
05月10日 8144万株 -1849万株 6億8686万株 -1826万株
05月09日 9994万株 -1760万株 7億0513万株 +928万株
05月08日 1億1754万株 +293万株 6億9585万株 -2413万株
05月07日 1億1460万株 +1523万株 7億1999万株 -127万株
05月02日 9937万株 +11万株 7億2126万株 -1254万株
05月01日 9925万株 -62万株 7億3380万株 +338万株
04月30日 9987万株 +349万株 7億3042万株 -176万株
株探ニュース
2024/05/19 17:00
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株価指数先物 【週間展望】 ―米CPIを受けてトレンドが出やすいタイミング
今週の日経225先物は、足もとで煮詰まり感が台頭するなか、米国市場の影響を一段と受けやすい相場展開になりそうだ。先週は米雇用統計の結果を受けて米連邦準備制度理事会(FRB)が年後半に利下げに転じるとの期待が強まり、連休明け7日の日経225先物は一時3万8950円(祝日取引を含む)まで買われた。だが、翌8日は一時3万8160円まで売られ、前日の上昇分を打ち消しており、方向感のつかみづらい展開だった。週末には3万7980円(ナイトセッション)まで売られた後の切り返しで3万8770円まで戻したものの、その後は持ち高調整が優勢となり、3万8240円で取引を終えた。
決算発表がピークを迎えたほか、5月限オプションSQ(特別清算指数算出)を週末に控えていたことも方向感をつかみづらくさせていたが、チャートでは下向きに推移する25日移動平均線が上値抵抗として意識されている。上向きで推移する75日線を下値とする値動きであり、ボリンジャーバンドでは-1σと中心値(25日)とのレンジで推移している。25日線と75日線の乖離が縮小してきているため、トレンドが出やすいタイミングが近づいている。
日経225先物は現状、25日線が抵抗線として機能するなか、-1σ(3万7740円)が意識されやすいところである。ただし、国内では週前半で決算発表のピークを通過するほか、今週は米国ではFRBが金融政策を占う上で重視する4月の米消費者物価指数(CPI)の発表が予定されており、シグナル転換のきっかけとなる可能性があろう。
週足のボリンジャーバンドが収斂するなか、-1σと13週線による狭いレンジでの膠着が継続している。収斂が続いていたバンドは、先週やや拡大を見せてきた。13週線(3万8920円)が抵抗線として意識される可能性はあるが、米国市場でCPIがポジティブ視されるようだと、同水準を試しに行く展開は想定しておきたい。
そのため、25日線(3万8500円)が目先の抵抗線として意識されるものの、3万8920円辺りまでトレンドが強まる可能性もありそうだ。下値は節目の3万8000円辺りでの底堅さを意識しつつ、日足の-1σが位置する3万7740円処が下限になりそうだ。そのため、オプション権利行使価格の3万7750円から3万8875円のレンジを想定する。
10日の米国市場は年後半の利下げ期待により、NYダウは8営業日続伸となった。先週のNYダウは13週線を突破し、4月の下落分を埋めてきた。3月21日に付けた最高値3万9889ドルが射程に入ってきている。また、 S&P500指数も3月28日の高値5264ポイントに接近している。高値接近でショートカバーが強まりやすい状況下であり、CPIの結果次第で上へのバイアスが強まる可能性があるだろう。利下げ期待の後退により下へのトレンドをみせてくる展開も想定しておく必要はあるが、今週は日米ともに値動きが出やすいタイミングとなる。
なお、先週末に決算を発表した東京エレクトロン <8035> [東証P]は、PTS(私設取引)で買われる場面も見られたが、ADR(米預託証券)では軟調な推移となり、結局は10日の終値水準で終えていた。決算を控えるなかで週を通じて弱い値動きだったが、決算通過でアク抜けの動きをみせてくるようだと、指数インパクトの大きい値がさ株であるため、日経平均型を支えてくる可能性がある。
10日のVIX指数は12.55(前日は12.69)に低下した。4月19日に付けた21.36をピークに低下傾向を続け、直近では75日、200日線を明確に下放れ、昨年3月21日に付けた12.40に接近してきた。ダブルボトムが意識されやすい一方で、3月安値を明確に下放れてくると、ショートカバーを強めてくる展開がありそうだ。
なお、週末のNT倍率は先物中心限月で14.01倍に低下した。先週は14.16倍辺りで推移する200日線に跳ね返される形で低下傾向をみせており、週末には一時13.99倍まで下げる場面も見られた。2日に付けた13.95倍に接近してきたことで、いったんはNTショートを巻き戻す動きが入りやすい水準である。日経225先物がリバウンド基調を強めてくる局面では、NTロングを組成する動きもみられそうだ。
5月第1週(4月30日-5月2日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週連続の買い越しであり、買い越し額は1836億円の買い越し(4月第4週は1365億円の買い越し)だった。なお、現物は1745億円の買い越し(同2159億円の買い越し)と2週連続の買い越しであり、先物は90億円の買い越し(同794円の売り越し)と3週ぶりに買い越した。個人は現物と先物の合算で1656億円の売り越しで、2週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で257億円の買い越しとなり、3週連続の買い越しだった。
経済スケジュールでは、14日に国内企業物価、米国4月生産者物価指数、15日に4月訪日外客数、中国MLF(中期貸出制度)金利、米国4月消費者物価指数、米国4月小売売上高、米国5月ニューヨーク連銀製造業景気指数、16日に1-3月期GDP、3月鉱工業生産指数確定値、米国4月住宅着工件数、米国4月輸出入物価指数、米国4月鉱工業生産指数、17日に中国4月鉱工業生産指数、中国4月小売売上高、中国1-4月固定資産投資、米国4月コンファレンス・ボード景気先行指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
05月限 日経225 38509.47 TOPIX 2728.75
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/06 05月10日 38050 38770 37980 38240 +200
24/06 05月09日 38280 38460 38020 38040 -170
24/06 05月08日 38870 38910 38160 38210 -670
24/06 05月07日 38180 38950 37740 38880 +690
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/06 05月10日 2710.5 2755.5 2706.5 2729.0 +19.5
24/06 05月09日 2713.0 2732.0 2706.5 2709.5 ±0
24/06 05月08日 2748.5 2752.5 2705.0 2709.5 -40.5
24/06 05月07日 2720.0 2757.0 2689.5 2750.0 +28.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
05月10日(06月限) 38195 -45
05月09日(06月限) 38435 +395
05月08日(06月限) 38425 +215
05月07日(06月限) 38715 -165
05月06日(06月限) 38880 +690
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
05月02日 4335億円 +158億円 2兆0020億円 -100億円
04月26日 4176億円 -28億円 2兆0120億円 -2864億円
04月19日 4205億円 -91億円 2兆2985億円 -1728億円
04月12日 4296億円 -1524億円 2兆4713億円 -495億円
04月05日 5821億円 +210億円 2兆5208億円 -278億円
03月29日 5610億円 +567億円 2兆5487億円 +2685億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
05月08日 1億1754万株 +293万株 6億9585万株 -2413万株
05月07日 1億1460万株 +1523万株 7億1999万株 -127万株
05月02日 9937万株 +11万株 7億2126万株 -1254万株
05月01日 9925万株 -62万株 7億3380万株 +338万株
04月30日 9987万株 +349万株 7億3042万株 -176万株
04月26日 9638万株 -4万株 7億3219万株 -19万株
04月25日 9642万株 -349万株 7億3238万株 -1789万株
04月24日 9991万株 +33万株 7億5027万株 +664万株
04月23日 9958万株 0株 7億4363万株 -781万株
04月22日 9958万株 +47万株 7億5144万株 -1億0215万株
株探ニュース
2024/05/12 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―ボリバン中心値(25日)突破なら一段のリバウンドを想定
今週の日経225先物は、主要企業の決算発表がピークを迎えるなか、引き続き商いは膨らみづらく、決算に加えて外部環境の影響を受けやすい需給状況になりそうだ。3日に発表された4月の米雇用統計は非農業部門雇用者数が予想を下回り、2023年10月以来の低い伸びとなった。また、失業率が予想を上回ったことを背景に、利下げ開始時期の先送り懸念が後退し、同日のNYダウの上昇幅は一時500ドルを超す場面も見られた。
日経225先物は祝日取引(6日)で一時3万8640円まで買われている。4月19日に付けた3万6710円(ナイトセッションを含む)を安値に、上向きで推移する75日移動平均線を挟んだ形で緩やかなリバウンドを継続している。
足もとで日中の値幅の大きな状況が続いているが、大型連休を挟むこともあって商いが膨らみづらい状況だったことが影響している。大型連休明けでやや商いは膨らむ可能性はあろうが、今・来週は決算発表がピークを迎えるため、引き続きスキャルピング中心のトレードになりやすいだろう。
また、4月の米雇用統計は非農業部門雇用者数が前月比17万5000人増加と、予想(24万人増程度)を下回った。失業率は3.9%となり前月から0.1ポイント上昇し、予想(3.8%程度)を上回った。これにより年内の利下げ期待を残す形だった。一方、4月のISM非製造業総合景況指数は前月比2ポイント低下の49.4(市場予想52程度)となり、活動の拡大と縮小の境目である50を下回った。経済成長の減速懸念が高まる可能性がありそうだ。
日経225先物は4月19日にボリンジャーバンドの-3σまでの調整を見せたが、その後の緩やかなリバウンドにより、直近では-1σと中心値(25日)によるレンジで推移している。75日線が緩やかに上昇する一方で、25日線は下向きで推移しており、両線とのカイ離が縮小してきた。25日線が抵抗線として機能するようだと、調整基調をみせてくる可能性がある。半面、バンドが収斂してきており、-2σと-3σは横ばいから上向きに転じつつある。
バンドが収斂をみせるなか、4月以降上値を抑えられている中心値を捉えてくるようだと、+1σへレンジを切り上げてくる可能性がある。そのため、-1σと中心値であるオプション権利行使価格の3万7875円から3万8750円とのレンジを意識しつつ、中心値を捉えてくる場面では3万8750円から+1σが位置する3万9700円のレンジへの移行を想定しておきたい。
今週は7日に任天堂 <7974> [東証P]、8日にオムロン <6645> [東証P]、三菱重工業 <7011> [東証P]、トヨタ自動車 <7203> [東証P]、9日にダイキン工業 <6367> [東証P]、ソフトバンク <9434> [東証P]、10日には東京エレクトロン <8035> [東証P]の決算が予定されている。指数インパクトの大きい値がさ株の動向が注目されるが、週末の東京エレクトロンに投資家の関心が集まりやすいだろう。
3日のVIX指数は13.49(前日は14.68)に低下した。4月19日に付けた21.36をピークに低下傾向を続け、直近では75日、200日線辺りでの推移をみせていたが、明確に下放れてきた。米雇用統計の結果を反映した形であり、リスク選好に向かわせよう。200日線が位置する14.89辺りが抵抗線として意識されやすく、目先的には3月安値12.40に接近する局面がありそうだ。
なお、週末のNT倍率は先物中心限月で14.03倍(前日は14.00倍)だった。低下傾向が続くなか、一時13.95倍を付けており、4月22日の13.97倍を下回ってきた。週足のボリンジャーバンドはバンドが拡大傾向にあり、下向きで推移する-2σを挟んだ低下をみせている。週足の一目均衡表では雲下限まで低下したため、テクニカル面ではいったんNTショートを巻き戻す動きが入りそうだ。ただし、雲下限を明確に割り込んでくる局面では、昨年9月安値の13.55倍をターゲットとしたNTショートが強まる可能性があるだろう。
4月第4週(4月22 日-26日)の投資部門別売買動向は、7日に発表される予定である。なお、4月第3週(4月15日-19日)は、海外投資家は現物と先物の合算では3週ぶりに売り越しており、売り越し額は1兆1395億円の売り越し(4月第2週は8259億円の買い越し)だった。なお、現物は5924億円の売り越し(同5955億円の買い越し)と3週ぶりの売り越しであり、先物は5470億円の売り越し(同2304億円の買い越し)と2週ぶりに売り越していた。個人は現物と先物の合算で1兆1130億円の買い越しで、2週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で587億円の買い越しとなり、3週ぶりの買い越しだった。
経済スケジュールでは、7日に米国3月消費者信用残高、8日に米国3月卸売売上高、9日に日銀金融政策決定会合の主な意見(4月25~26日分)、3月景気動向指数、中国4月貿易収支、イングランド銀行(BOE)が政策金利を発表、10日に3月全世帯家計調査、4月景気ウォッチャー調査、米国5月ミシガン大学消費者信頼感指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/06 05月02日 38220 38490 37760 38190 -20
24/06 05月01日 38490 38590 38040 38210 -260
24/06 04月30日 38000 38750 37700 38470 +570
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/06 05月02日 2727.5 2744.0 2707.5 2722.0 -6.0
24/06 05月01日 2746.5 2754.0 2716.0 2728.0 -19.0
24/06 04月30日 2695.5 2758.0 2682.5 2747.0 +57.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
05月03日(06月限) 38360 +170
05月02日(06月限) 37875 -315
05月01日(06月限) 37965 -245
04月30日(06月限) 38165 -305
04月29日(06月限) 38325 +425
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
04月26日 4176億円 -28億円 2兆0120億円 -2864億円
04月19日 4205億円 -91億円 2兆2985億円 -1728億円
04月12日 4296億円 -1524億円 2兆4713億円 -495億円
04月05日 5821億円 +210億円 2兆5208億円 -278億円
03月29日 5610億円 +567億円 2兆5487億円 +2685億円
03月22日 5042億円 +672億円 2兆2802億円 +2058億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
04月30日 9987万株 +349万株 7億3042万株 -176万株
04月26日 9638万株 -4万株 7億3219万株 -19万株
04月25日 9642万株 -349万株 7億3238万株 -1789万株
04月24日 9991万株 +33万株 7億5027万株 +664万株
04月23日 9958万株 0株 7億4363万株 -781万株
04月22日 9958万株 +47万株 7億5144万株 -1億0215万株
04月19日 9910万株 -63万株 8億5359万株 -888万株
04月18日 9974万株 -29万株 8億6248万株 -409万株
04月17日 1億0003万株 +272万株 8億6657万株 -434万株
04月16日 9731万株 +3万株 8億7092万株 +1248万株
04月15日 9728万株 +215万株 8億5843万株 -1000万株
株探ニュース
2024/05/06 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―薄商いながら+1σが射程に入ってくる可能性
今週の日経225先物は、連休の谷間で3日間の立ち合いとなり商いは膨らみづらく、一段と米国市場など外部要因の影響を受けやすくなりそうだ。26日の米国市場では主要な株価指数が上昇。ナスダック指数は大幅反発により直近で上値を抑えられていた75日移動平均線を突破してきた。前日に発表した決算が予想を上回ったマイクロソフトやアルファベットが買われ、アマゾン・ドット・コム、アドバンスト・マイクロデバイセズ、アームホールディングスなど他のハイテク株にも買いが波及した。
26日発表の米個人消費支出(PCE)コア価格指数は、前年同月比2.8%上昇(予想は2.7%上昇程度)、PCE総合価格指数は同2.7%上昇(同2.6%上昇程度)と、いずれも予想を上回り、米利下げが後ずれするとの懸念が重荷となった。ただし、このところの予想を上回る経済指標の発表を受けて年内の早期利下げ観測が後退するなか、この日は決算を手掛かりとした物色に向かわせた。
なお、シティグループは、米利下げ見通しを従来の6月開始から7月開始へ後退させ、年内の利下げ幅を125ベーシスから100ベーシスに縮小したようだ。バンク・オブ・アメリカやドイツ銀行などが12月利下げ開始を想定するのに対し、ハト派的な見解を示してきたシティグループにおいても2024年の利下げ予想を縮小しており、市場はこれを織り込んできていると考えられる。
4月30日~5月1日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)、会合後に予定されているパウエル連邦準備理事会(FRB)議長の発言も大きな変化はなさそうだ。また、3日発表予定の4月の雇用統計では、非農業部門雇用者数の伸びは緩やかになるものの、依然として力強いペースを維持するとみられている。
東京市場は先週の荒い値動きによって持ち高調整の動きは一巡したと考えられる。日経225先物は26日の取引終了後のナイトセッションで、ボリンジャーバンドの-1σ(3万8000円)および75日線(3万8070円)を突破した。25日線(3万9020円)が射程に入ってきており、-1σと中心値(25日)とのレンジに移行することで、オプション権利行使価格の3万8000円から3万9000円によるレンジ推移が見込まれる。
3日間の取引で手掛けづらさはあるが、FOMC通過後にアク抜け的な動きともなれば、米雇用統計の発表を控えつつも、25日線を捉えてくる可能性はありそうだ。基本は膠着とみるが、若干ロングに向かう展開は想定しておきたい。
また、26日の取引終了後に決算を発表したところでは、アドバンテスト <6857> [東証P]がPTS(私設取引)で5%超の下落となったが、ADR(米預託証券)では2.5%安と下げ幅を縮めていた。株価は足もとで調整を継続していたこともあり、織り込まれていた面もあろう。一方で、三菱電機 <6503> [東証P]、日立製作所 <6501> [東証P]、NEC<6701> [東証P]の重電3社は内容としてはポジティブであった。アドバンテストのマイナスインパクトは限られるだろう。
日経225先物は、ナイトセッション開始後に3万7800円~3万8000円辺りと、75日線水準での攻防を続けたが、米国市場の取引開始後にレンジを上放れ3万8350円辺りでの推移となった。祝日取引では10時40分時点で一時3万8750円まで買われる場面も見られた。
イスラエルが恒久的な停戦に向けて議論する用意があるとハマスに提案した、と米国メディアが報じた。イスラエル側から停戦の意思が示されたのは初であり、地政学リスクの後退が材料視されているとみられる。楽観は禁物だが、懸念要因だった地政学リスクが和らげば、リスク選好に傾きやすいだろう。日経225先物は25日線突破を意識したスタンスから、+1σが位置する4万0030円が射程に入ってくる可能性がありそうだ。
26日のVIX指数は、15.03(前日は15.37)に低下した。19日には一時21.36と昨年10月下旬以来の水準まで上昇したが、その後は調整し25日に25日線を割り込み、26日には200日線水準まで下げてきた。前週の上昇分を打ち消す形の低下をみせている。FOMC、米雇用統計など経済指標の内容次第では再びショートが強まる可能性はあるが、地政学リスクの後退によって一段の低下となれば、ショートカバーを強めてくる可能性がある。
なお、週末のNT倍率は先物中心限月で14.09倍(前日は14.12倍)だった。低下傾向にあったが、22日に付けた13.97倍をボトムに、その後はリバウンドの動きを見せた。ただし、14.17倍辺りに位置する200日線が抵抗線して機能している。日経225先物の祝日明けの強さから、いったんは25日線突破からNTショートを巻き戻す動きが強まる展開を想定しておきたいところだろう。ただし、大型連休明け後には決算発表がピークを迎えることから、スプレッド狙いのトレードは限られそうだ。
4月第3週(4月15日-19日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週ぶりに売り越しており、売り越し額は1兆1395億円の売り越し(4月第2週は8259億円の買い越し)だった。なお、現物は5924億円の売り越し(同5955億円の買い越し)と3週ぶりの売り越しであり、先物は5470億円の売り越し(同2304億円の買い越し)と2週ぶりに売り越している。個人は現物と先物の合算で1兆1130億円の買い越しで、2週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で587億円の買い越しとなり、3週ぶりの買い越しだった。
経済スケジュールでは、4月30日に3月完全失業率、3月有効求人倍率、3月鉱工業生産、中国4月製造業PMI、米国4月コンファレンスボード消費者信頼感指数、5月1日に米国4月ADP雇用統計、米国4月ISM製造業景気指数、FOMC終了後に政策金利発表、パウエルFRB議長記者会見、2日に4月消費動向調査、米国3月貿易収支、米国1-3月期非農業部門労働生産性指数、米国3月製造業新規受注、3日に米国4月雇用統計、米国4月ISM非製造業景気指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/06 04月26日 37610 38120 37130 37900 +290
24/06 04月25日 38400 38400 37590 37610 -830
24/06 04月24日 37580 38470 37530 38440 +890
24/06 04月23日 37390 37850 37340 37550 +120
24/06 04月22日 37270 37590 37020 37430 +330
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/06 04月26日 2661.5 2695.0 2636.5 2689.5 +27.0
24/06 04月25日 2709.0 2709.0 2659.5 2662.5 -47.5
24/06 04月24日 2668.0 2713.5 2664.5 2710.0 +46.0
24/06 04月23日 2660.0 2689.0 2651.5 2664.0 +1.0
24/06 04月22日 2636.5 2675.5 2631.0 2663.0 +37.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
04月26日(06月限) 38365 +465
04月25日(06月限) 37665 +55
04月24日(06月限) 38185 -255
04月23日(06月限) 37915 +365
04月22日(06月限) 37725 +295
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
04月19日 4205億円 -91億円 2兆2985億円 -1728億円
04月12日 4296億円 -1524億円 2兆4713億円 -495億円
04月05日 5821億円 +210億円 2兆5208億円 -278億円
03月29日 5610億円 +567億円 2兆5487億円 +2685億円
03月22日 5042億円 +672億円 2兆2802億円 +2058億円
03月15日 4370億円 +233億円 2兆0744億円 +1529億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
04月24日 9991万株 +33万株 7億5027万株 +664万株
04月23日 9958万株 0株 7億4363万株 -781万株
04月22日 9958万株 +47万株 7億5144万株 -1億0215万株
04月19日 9910万株 -63万株 8億5359万株 -888万株
04月18日 9974万株 -29万株 8億6248万株 -409万株
04月17日 1億0003万株 +272万株 8億6657万株 -434万株
04月16日 9731万株 +3万株 8億7092万株 +1248万株
04月15日 9728万株 +215万株 8億5843万株 -1000万株
04月12日 9512万株 -2594万株 8億6844万株 -2270万株
04月11日 1億2106万株 -181万株 8億9114万株 -2276万株
04月10日 1億2288万株 -911万株 9億1390万株 -374万株
04月09日 1億3200万株 -125万株 9億1765万株 -640万株
04月08日 1億3325万株 -532万株 9億2405万株 +2430万株
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株探ニュース
2024/04/29 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―大きく振れやすい需給状況のなかでスキャルピング中心に
今週の日経225先物は、不安定な相場展開が続きそうだ。19日の米国市場では、NYダウが続伸する一方、 S&P500、ナスダックは6日続落した。個別ではアメリカン・エキスプレスが発表した2024年1-3月期の売上高と1株当たり利益が市場予想を上回り、6%を超す上昇となった。また、プロクター・アンド・ギャンブルも24年6月期業績予想を上方修正したことが材料視されて堅調に推移するなど、ディフェンシブ株の一角が買われた。
一方で、ネットフリックスが発表した1-3月期は予想を上回ったものの、四半期ごとの新規会員数公表を停止したことが嫌気され、株価は9%超下落した。また、エヌビディアが10%安となるなど、ハイテク株の弱い動きが目立った。
米国で決算発表が本格化するなか、今週はテスラ、ラムリサーチ、メタ・プラットフォームズ、アマゾン・ドット・コム、アルファベット、マイクロソフトなどの発表が予定されている。米大型テック株決算への市場反応が注目されるが、国内でも今週から決算発表が本格化する。主要企業の決算内容に影響を受ける需給状況となりそうだ。
また、足もとでは予想を上回る米経済指標の発表が続き、米当局者による利下げ慎重発言が相次いでいる。このため、今週発表される米国4月製造業PMI(23日)、米国1-3月期GDP(25日)、米国3月個人消費支出(PCE)(26日)の結果などを受けた米長期金利や為替市場の動向を見極めたいとするムードが高まりやすい。
このほか、先週の大幅下落の要因となった中東情勢の緊迫化を背景に、積極的にポジションを傾けてくる動きは限られよう。先週の日経225先物は週間で2450円ほど下落し、25日移動平均線を明確に下放れ、週末には75日線を割り込んだ。急落に対する自律反発も期待されるが、一方でリスク回避姿勢が強まったことで需給状況は悪化傾向にある。日経225先物は前週末に一時3万6710円まで売られ、ボリンジャーバンドの-3σまで下落した。バンドが下向きで推移するなか、19日の取引終了後のナイトセッションでは-3σは3万6483円、-2σは3万7460円まで下がっている。
早期に-2σを突破し、-1σが位置する3万8440円辺りまでのリバウンドは可能だろうが、-2σに上値を抑えられると、バンドに沿った調整が長期化しやすく、2月上旬以来の3万6000円割れが意識されてくるだろう。週足ベースでは3万7100円に位置する-1σまで下げており、同水準を明確に下放れてくると、-2σの3万5650円が意識されてこよう。
そのため、大きく振れやすい需給状況のなか、当面はスキャルピング中心のトレードとなろう。自律反発局面でも上値の重さが意識されてくるようなら、短期的にショート優位の需給になりそうだ。レンジとしては、オプション権利行使価格の3万6000円から3万8000円と広めのゾーンを想定する。
19日のVIX指数は18.71(前日は18.00)に上昇した。足もとで上昇基調を強めており、週末には一時21.36と昨年10月下旬以来の水準まで上昇した。昨年10月23日に付けた23.08が射程に入っており、2022年3月高値36.45をピークとした調整トレンドラインの上限まで上昇してきた。いったんは低下が見込まれるものの、同水準を明確に上放れてくると、ショート優位の需給のなかでリスク回避の動きが強まる可能性がある。
なお、週末のNT倍率は先物中心限月で14.12倍(前日は14.25倍)だった。低下傾向を続けながらも14.18倍辺りに位置する200日線が支持線として機能していたが、週末には同線を下放れ、2月7日に付けた直近安値14.13倍を下回った。ダブルボトム形成が意識されるが、米大型テック株の決算反応によっては、NTショートが強まる可能性がある。積極的にポジションを傾けてくる動きが限られるなか、NTショートでのスプレッド狙いの動きに向かわせやすいだろう。なお、大型テック株の決算がポジティブな反応につながるようであれば、NTロングへの転換ポイントになりそうだ。
4月第2週(4月8日-12日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週連続で買い越しており、買い越し額は8259億円(4月第1週は8353億円の買い越し)だった。なお、現物は5955億円の買い越し(同1兆1821億円の買い越し)と2週連続の買い越しであり、先物は2304億円の買い越し(同3467億円の売り越し)と7週ぶりで買い越している。個人は現物と先物の合算で3401億円の売り越しで、3週ぶりの売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で2382億円の売り越しとなり、2週連続の売り越しだった。
経済スケジュールでは、4月23日に4月月例経済報告、米国4月製造業PMI、米国3月新築住宅販売件数、24日に3月企業向けサービス価格指数、米国3月耐久財受注、25日に2月景気動向指数改定値、米国1-3月期GDP、米国3月卸売在庫、米国3月仮契約住宅販売指数、26日に日銀金融政策決定会合(終了後に政策金利を発表)、植田和男日銀総裁の記者会見、経済・物価情勢の展望(展望レポート)、米国3月個人所得、米国3月個人消費支出などが予定されている。なお、植田日銀総裁は前週末に米ワシントンで講演し、基調的に物価上昇が続けば金利を引き上げる可能性が非常に高いとの見解を示している。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/06 04月19日 38200 38220 36710 37100 -1070
24/06 04月18日 37940 38250 37630 38170 +330
24/06 04月17日 38430 38660 37840 37840 -550
24/06 04月16日 39240 39500 38340 38390 -840
24/06 04月15日 39560 39570 38790 39230 -320
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/06 04月19日 2681.0 2683.0 2594.0 2626.0 -51.0
24/06 04月18日 2661.0 2690.5 2651.5 2677.0 +22.5
24/06 04月17日 2691.0 2707.0 2654.5 2654.5 -39.0
24/06 04月16日 2751.5 2770.0 2690.5 2693.5 -58.0
24/06 04月15日 2760.0 2760.0 2717.0 2751.5 -6.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
04月19日(06月限) 37100 0
04月18日(06月限) 37790 -380
04月17日(06月限) 37780 -60
04月16日(06月限) 38465 +75
04月15日(06月限) 38705 -525
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
04月12日 4296億円 -1524億円 2兆4713億円 -495億円
04月05日 5821億円 +210億円 2兆5208億円 -278億円
03月29日 5610億円 +567億円 2兆5487億円 +2685億円
03月22日 5042億円 +672億円 2兆2802億円 +2058億円
03月15日 4370億円 +233億円 2兆0744億円 +1529億円
03月08日 4136億円 +3795億円 1兆9214億円 -1311億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
04月17日 1億0003万株 +272万株 8億6657万株 -434万株
04月16日 9731万株 +3万株 8億7092万株 +1248万株
04月15日 9728万株 +215万株 8億5843万株 -1000万株
04月12日 9512万株 -2594万株 8億6844万株 -2270万株
04月11日 1億2106万株 -181万株 8億9114万株 -2276万株
04月10日 1億2288万株 -911万株 9億1390万株 -374万株
04月09日 1億3200万株 -125万株 9億1765万株 -640万株
04月08日 1億3325万株 -532万株 9億2405万株 +2430万株
04月05日 1億3857万株 +977万株 8億9975万株 +691万株
04月04日 1億2879万株 -1629万株 8億9283万株 +4453万株
04月03日 1億4509万株 0株 8億4830万株 -725万株
04月02日 1億4509万株 +1656万株 8億5555万株 -2113万株
04月01日 1億2853万株 -121万株 8億7669万株 -2215万株
株探ニュース
2024/04/21 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―米決算と地政学リスクを受けた不安定な展開に
今週の日経225先物は、外部要因に振られやすい需給状況になりそうだ。12日の米国市場でNYダウは475ドル安と5日続落し、1月26日以来、およそ2カ月半ぶりに3万8000ドルを割り込んだ。4月の米ミシガン大学消費者態度指数が77.9と前月の79.4から低下し、市場予想(79.0程度)を下回った。1年先のインフレ期待は3.1%と前月の2.9%から上昇した。インフレの沈静化に時間がかかり、米利下げ開始時期が後ずれするとの見方が強まっている。また、この日は地政学リスクを巡る懸念が投資家心理の悪化につながった。
日経225先物は、12日の取引終了後のナイトセッションで日中比700円安の3万8850円だった。週明けの東京市場は、これにサヤ寄せする形で売り優勢の展開が見込まれる。大幅な下落からのスタートにより、インデックス売りが集中しやすく、オーバーシュート気味の動きが警戒される。また、12日の米国市場ではイスラエルに対するイランの報復が迫っているとの観測が広がったこともリスク回避姿勢を強めていた。
日本時間14日の早朝、イランからイスラエルに対して200余りのドローンが発射された。巡航ミサイルも発射したとの報道もなされており、リスク回避姿勢は一段と強まりそうだ。日経225先物は足もとで25日移動平均線を挟んだ膠着が続くなか、ナイトセッションで同線を明確に下放れる形となり、ボリンジャーバンドの-1σ(3万8850円)まで下げてきた。
昨年12月以降、日経225先物は明確には-1σを下回っておらず、テクニカル面では押し目狙いのスタンスに向かわせやすい水準ではある。ただし、地政学リスクを背景に-1σを下回ってくる可能性が高まっており、-2σが位置する3万8140円辺りが意識されてくるほか、3月半ばにつけた直近安値の3万8060円がターゲットとなりそうだ。この水準を割り込んでしまうと、ヘッジ対応のショートを強めてこよう。
また、米国では決算発表が本格化する。12日に発表したJPモルガン・チェースは、6%を超える急落となった。今週は15日にゴールドマン・サックス・グループ、チャールズシュワブ、16日にバンク・オブ・アメリカ、モルガン・スタンレー、17日にアルコア、USバンコープ、18日にネットフリックス、台湾積体電路製造(TSMC)などの決算発表が予定されている。地政学リスクの警戒感が和らいだとしても、本格化する企業決算を睨んでの展開となりそうだ。
一方で、国内の決算発表は翌週から本格化する。国内での手掛かり材料に欠けるため、海外など外部要因の影響が大きくなる。積極的にポジションを傾けづらい需給状況となるなか、ヘッジファンドなどの売買に振られやすいと考えられる。
そのため、日経225先物はオプション権利行使価格の3万8000円から25日線が位置する3万9550円辺りの比較的広めのレンジを想定する。-1σ水準で底堅さがみられるようだと、権利行使価格の3万9000円から3万9500円辺りのレンジでの膠着が続こう。
12日のVIX指数は17.31(前日は14.91)に上昇した。4日の急伸で200日線を突破したが、その後は同線を支持線とした反動安の動きをみせていた。米消費者物価指数(CPI)の上振れでもリスク回避の流れにはならなかった。ただし、週末には地政学リスクの高まりを受けて、19.20まで切り上がる場面も見られた。2月半ばに付けた17.94を一時上回ってきており、ショートを仕掛けてくる動きが強まりやすくなった。
なお、週末のNT倍率は先物中心限月で14.34倍(前日は14.33倍)だった。低下傾向を続けながらも週前半は75日線が支持線として機能していたが、週後半には同線を下回る形で下へのトレンドを強めてきた。地政学リスクの高まりによりバリュー株にシフトしやすく、NTショートでのスプレッド狙いに向かいやすいだろう。目先的には2月安値や200日線が位置する14.20倍割れが意識されてくる。
4月第1週(4月1日-5日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週ぶりに買い越しており、買い越し額は8353億円(3月第4週は1兆1800億円の売り越し)だった。なお、現物は1兆1821億円の買い越し(同2126億円の売り越し)と2週ぶりの買い越しであり、先物は3467億円の売り越し(同9674億円の売り越し)と6週連続で売り越している。個人は現物と先物の合算で7831億円の買い越しで、2週連続の買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で5947億円の売り越しとなり、3週ぶりの売り越しだった。配当再投資に伴う買い需要に対して、新年度入りに伴う益出しの動きとみられる。
経済スケジュールでは、4月15日に2月機械受注、米国3月小売売上高、米国4月ニューヨーク連銀製造業景気指数、IMF・世銀春季会合(~20日)、16日に中国1-3月期GDP、中国3月鉱工業生産指数、中国3月小売売上高、米国3月住宅着工件数、米国3月鉱工業生産指数、IMF世界経済見通し、17日に3月貿易収支、米国地区連銀経済報告(ベージュブック)、18日に米国4月フィラデルフィア連銀景況指数、米国3月コンファレンス・ボード景気先行指数、G20財務相・中央銀行総裁会議、19日に3月全国消費者物価指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
04月限 日経225 39820.59 TOPIX 2766.89
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/06 04月12日 39460 39810 39100 39550 +140
24/06 04月11日 39590 39630 39020 39410 -140
24/06 04月10日 39750 39750 39290 39550 -240
24/06 04月09日 39400 39820 39350 39790 +400
24/06 04月08日 39050 39650 38910 39390 +410
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/06 04月12日 2750.0 2770.0 2727.0 2758.0 +8.5
24/06 04月11日 2741.0 2753.0 2712.0 2749.5 +8.5
24/06 04月10日 2756.0 2756.5 2731.5 2741.0 -17.0
24/06 04月09日 2732.5 2758.0 2728.5 2758.0 +26.0
24/06 04月08日 2709.5 2742.5 2700.0 2732.0 +26.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
04月12日(06月限) 38865 -685
04月11日(06月限) 39635 +225
04月10日(06月限) 39220 -330
04月09日(06月限) 39600 -190
04月08日(06月限) 39450 +60
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
04月05日 5821億円 +210億円 2兆5208億円 -278億円
03月29日 5610億円 +567億円 2兆5487億円 +2685億円
03月22日 5042億円 +672億円 2兆2802億円 +2058億円
03月15日 4370億円 +233億円 2兆0744億円 +1529億円
03月08日 4136億円 +3795億円 1兆9214億円 -1311億円
03月01日 340億円 -39億円 2兆0525億円 +927億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
04月10日 1億2288万株 -911万株 9億1390万株 -374万株
04月09日 1億3200万株 -125万株 9億1765万株 -640万株
04月08日 1億3325万株 -532万株 9億2405万株 +2430万株
04月05日 1億3857万株 +977万株 8億9975万株 +691万株
04月04日 1億2879万株 -1629万株 8億9283万株 +4453万株
04月03日 1億4509万株 0株 8億4830万株 -725万株
04月02日 1億4509万株 +1656万株 8億5555万株 -2113万株
04月01日 1億2853万株 -121万株 8億7669万株 -2215万株
03月29日 1億2974万株 -114万株 8億9884万株 +746万株
03月28日 1億3088万株 +2293万株 8億9138万株 +1億0177万株
03月27日 1億0794万株 +220万株 7億8960万株 +9430万株
03月26日 1億0574万株 -21万株 6億9529万株 -5693万株
株探ニュース
2024/04/14 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―いったん自律反発狙いで25日線水準を意識
今週の日経225先物は、前週の下落に対する自律反発狙いのロングが入りやすい一方で、引き続き米経済指標を睨んでの展開を余儀なくされそうだ。5日の米国市場では、NYダウが5日ぶりに反発した。
3月の米雇用統計は非農業部門雇用者数が前月比30万3000人増と市場予想(20万人増程度)を大きく上回り、失業率は3.8%と2月(3.9%)から低下した。足もとでは予想を上回る経済指標の発表が相次ぐなか、米当局者によるタカ派発言が続き、NYダウは前日まで4日続落し、4日間の下げ幅は1200ドル超に達していた。米雇用統計の通過を受けて、いったんアク抜け感から買い戻しが入ったと考えられる。NYダウは4日の530ドル安で支持線として機能していた25日移動平均線を明確に下放れ、75日線水準まで下げたこともあり、同線を支持線としたリバウンドが入りやすいタイミングでもあった。
今週は10日に発表される米国3月消費者物価指(CPI)を受け、インフレ懸念が高まり、早期の米利下げ期待が一段と後退する可能性はある。経済指標の結果を受けて不安定な流れになりやすいと考えられるものの、利下げ後ずれ観測については相当織り込みが進んでいるとみられる。また、週後半からはシティグループ、JPモルガン・チェースなど主要企業の決算発表が本格化してくるため、市場の関心は個別の決算動向に移るだろう。
先週の日経225先物は、週初に付けた4万0760円を高値に軟調な相場展開となった。新年度入りによる新NISA(少額投資非課税制度)の影響など新規資金流入への期待が高まった一方で、国内機関投資家による益出しの動きも観測された。その後も25日線を支持線としたボリンジャーバンド+1σとのレンジは続いていいたが、4日の急落によって25日線を割り込み、-1σ水準まで売られた。
日経225先物は5日の取引終了後のナイトセッションで反発し、日中比320円高の3万9300円で終えた。-1σ(3万8910円)を支持線としたリバウンドであり、自律反発を狙ったロングが入りやすいタイミングである。25日線(3万9610円)が抵抗線として想定されるほか、大台の4万円接近では戻り待ち狙いのショートが入りやすいと考えられる。
ただし、先週末の急落によって国内機関投資家による益出しの動きはピークを打った可能性があろう。そのため、まずは-1σと25日線とのレンジを意識し、オプション権利行使価格の3万8875円から3万9625円のレンジを想定した、押し目狙いのロング対応となろう。ただし、-1σを割り込み、同水準が抵抗線として意識される局面では、-1σと-2σ(3万8210円)のレンジに移行するとともに、3月12日に付けた直近安値である3万8060円がターゲットになりやすく、ヘッジに伴うショートが強まりやすい。
一方で、-1σを支持線に25日線を捉えてくる局面では、短期筋のショートカバーを誘い込みやすく、再び25日線と+1σ(4万0310円)によるレンジに戻ることが期待される。また、国内も決算シーズンに入ってくることから、業績面に着目したトレードが中心になりやすく、全体としては落ち着きをみせてきそうだ。
市場の関心が高い安川電機 <6506> [東証P]が5日取引終了後に発表した2024年12月期の連結業績は、売上高・各段階利益とも会社計画を下回っての着地だった。25年12月期は市場予想には届かないものの、省力化投資の回復に伴う需要を見込み、増収増益を計画している。同社株の反応としては、PTS(私設取引)、ADR(米預託証券)ではプラス圏での推移だったこともあり、決算に対する期待感が相場全体の底堅さにつながることが期待される。
なお、中東情勢の緊迫化がリスク回避に向かわせる点には注意が必要だろう。イランは、シリアにあるイラン大使館が攻撃されたことへの対応を準備しており、戦争が本格化するリスクがある。また、イランが米国に対し「手を引く」よう求めたことを明らかにしたと報じられている。
5日のVIX指数は16.03(前日は16.35)に低下した。ただし、直近の戻り高値水準であるほか、+3σを捉えてきたこともあり、いったんはリバランスが入りやすいと考えられる。ただし、テクニカル面では、週足の一目均衡表の「雲」下限が17.20辺りに位置しており、これを捉えてくる局面では昨年10月高値の23.08辺りが意識されてくるため、リスク選好には向かいづらい面はある。
なお、5日のNT倍率は先物中心限月で14.00倍(前日は14.57倍)に低下した。これにより、-1σと25日線との保ち合いを下放れ、一気に75日線水準まで下げてきた。-2σを割り込み、-3σまで下げたことで、リバランスを狙ったNTロングに向かわせる可能性はありそうだ。
3月第4週(3月25日-29日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週ぶりに売り越しており、売り越し額は1兆1800億円(3月第3週は348億円の買い越し)だった。なお、現物は2126億円の売り越し(同960億円の買い越し)と2週ぶりの売り越しであり、先物は9674億円の売り越し(同612億円の売り越し)と5週連続で売り越している。個人は現物と先物の合算で3910億円の買い越しで、2週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で3604億円の買い越しとなり、2週連続の買い越しだった。
経済スケジュールでは、4月8日に2月毎月勤労統計、3月景気ウォッチャー調査、9日に3月消費動向調査、10日に3月国内企業物価、米国3月消費者物価指、FOMC(3月19日~20日開催分)議事要旨、日米首脳会談(ワシントン)、11日に中国3月消費者物価指数、中国3月生産者物価指数、ECB(欧州中央銀行)政策金利、米国3月生産者物価指数、ラガルドECB総裁記者会見、岸田首相が米議会で演説、12日にオプションSQ、2月鉱工業生産確報値、中国3月貿易収支、米国3月輸出入物価指数、米国4月ミシガン大学消費者信頼感指数などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/06 04月05日 39890 40010 38780 38980 -840
24/06 04月04日 39550 40290 39540 39820 +290
24/06 04月03日 39900 39980 39240 39530 -390
24/06 04月02日 39940 40190 39740 39920 +50
24/06 04月01日 40550 40760 39700 39870 -680
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/06 04月05日 2738.0 2747.0 2680.5 2706.0 -27.0
24/06 04月04日 2712.5 2754.5 2711.0 2733.0 +22.0
24/06 04月03日 2715.0 2721.5 2687.5 2711.0 -5.0
24/06 04月02日 2728.0 2744.0 2706.0 2716.0 -8.5
24/06 04月01日 2774.5 2785.5 2711.5 2724.5 -49.5
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
04月05日(06月限) 39335 +355
04月04日(06月限) 39120 -700
04月03日(06月限) 40030 +500
04月02日(06月限) 39670 -250
04月01日(06月限) 39985 +115
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
03月29日 5610億円 +567億円 2兆5487億円 +2685億円
03月22日 5042億円 +672億円 2兆2802億円 +2058億円
03月15日 4370億円 +233億円 2兆0744億円 +1529億円
03月08日 4136億円 +3795億円 1兆9214億円 -1311億円
03月01日 340億円 -39億円 2兆0525億円 +927億円
02月22日 380億円 -0.04億円 1兆9598億円 +3387億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
04月03日 1億4509万株 0株 8億4830万株 -725万株
04月02日 1億4509万株 +1656万株 8億5555万株 -2113万株
04月01日 1億2853万株 -121万株 8億7669万株 -2215万株
03月29日 1億2974万株 -114万株 8億9884万株 +746万株
03月28日 1億3088万株 +2293万株 8億9138万株 +1億0177万株
03月27日 1億0794万株 +220万株 7億8960万株 +9430万株
03月26日 1億0574万株 -21万株 6億9529万株 -5693万株
03月25日 1億0595万株 +295万株 7億5223万株 -1831万株
03月22日 1億0299万株 +848万株 7億7055万株 +854万株
03月21日 9450万株 +61万株 7億6201万株 -463万株
03月19日 9389万株 +4万株 7億6664万株 +365万株
03月18日 9384万枚 +10万株 7億6298万株 +1538万株
株探ニュース
2024/04/07 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―米経済指標を睨んでの押し目狙いのロング対応
今週の日経225先物は、米国の経済指標の結果を受けた金利や円相場の動向を睨んでの相場展開となりそうだ。
29日の米国市場はグッドフライデー(聖金曜日)の祝日で休場だった。同日に発表された2月の米個人消費支出(PCE)統計では、PCE総合価格指数が前月比0.3%増と予想(0.4%増)を下回ったほか、米連邦準備理事会(FRB)が重視するPCEコア価格指数は前月比0.3%上昇し予想と一致した。
米国市場が休場だったこともあり、PCE価格指数の結果を受けた市場反応については、週明けの東京市場で確認することになる。ただし、日経225先物はナイトセッションでは市場参加者が限られる薄商いの中、4万0510円~4万0610円の狭いレンジでの推移となり、日中比変わらずの4万0550円で終えている。ナイトセッションで反応がみられなかったこともあり、週明けはグローベックスの米株先物の動向を睨みながらの動きとなりそうだ。
今週は、名実ともに4月相場入りとなる。先週は年金資金の比率調整に伴うリバランス売りや配当志向、日経平均構成銘柄の入れ替えなどに伴う需給の影響を受ける格好だった。日経平均株価は配当権利付き最終日の3月27日にはインデックス買いが入り、一時4万1000円に迫る上昇をみせたが、翌28日は配当落ち分(約260円)を大きく超える下げ幅となり4万円の大台割れ目前まで下落した。
週末29日の日経平均構成銘柄の入れ替え(引け値基準)では、新規組み入れ銘柄が値さが株であるため、除外銘柄の売却資金では足りず、他の構成銘柄を売ることで組み入れ資金を手当てするとみられていた。ただし、新規組み入れとなるディスコ <6146> [東証P]が終日強含みで3.6%の上昇となるなか、リバランスによる影響は織り込まれる形となった。
米国市場でも先週は四半期末と月末に伴うリバランスが中心だったほか、3連休を控えて市場参加者が限られていたため、方向感は定まらない状況だった。祝日明けの米国ではPCE価格指数の結果を受けた市場反応のほか、1日にISM製造業景気指数、2日に製造業新規受注やJOLTS求人件数、3日にはADP雇用統計、ISM非製造業景気指数、4日に貿易収支、そして週末5日には雇用統計の発表などが予定されている。これらの結果によって、利下げのタイミングを巡る思惑も高まりやすく、米長期金利や円相場に影響を与えそうだ。
そのため、様子見ムードが強まりやすいところではある。ただし、足もとの予想を上回る米経済指標を受けて、米国市場では経済のソフトランディング期待が広がるなどプラスの反応をみせている。また、米当局者からは「利下げを急ぐ必要はない」との見解が相次いでいるものの、年内利下げの見方は変わらず、需給環境は良好とみておきたい。
先週の日経225先物は週間では下落したが、4万円処では押し目狙いのロングが意識されていた。ボリンジャーバンドは緩やかに上向きに推移する+1σ(4万0310円)が概ね支持線として機能しており、+2σ(4万1060円)によるレンジを継続している。そのため、オプション権利行使価格の4万0250円から4万1000円のレンジを想定する。米経済指標の結果次第の面もあり、膠着感が強まる局面では、権利行使価格の4万0375円から4万0625円辺りでの推移になりそうだ。+1σに接近する場面では押し目狙いのロング対応に向かわせよう。
28日のVIX指数は13.01(前日は12.78)に上昇した。13.00を挟んだ小動きであり、祝日前で方向感は定まらなかった。PCE価格指数の結果を受けて、祝日明けにトレンドが出やすいとも考えられるが、米金融政策は年央にも利下げに転じるとの見方が引き続き相場を支えよう。今週も重要な経済指標の発表が相次ぐため楽観は許されないが、VIX指数がボトム圏で推移するなか、リスク選好によるショートカバーが入りやすい需給状況は続くとみておきたい。
なお、29日のNT倍率は先物中心限月で14.61倍(前日は14.63倍)に低下した。3月半ば以降、25日移動平均線に上値を抑えられる一方で、-1σが支持線として意識される形で保ち合いが続いている。期末要因によりTOPIX型優位の場面もみられたが、明確なトレンドは出ていない。期末の需給要因が通過したことで、新年度相場入りを意識したNTロングに振れる展開もありそうだ。
3月第2週(3月18日-22日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週ぶりに買い越しており、買い越し額は348億円(3月第2週は6839億円の売り越し)だった。なお、現物は960億円の買い越し(同875億円の売り越し)と2週ぶりの買い越しであり、先物は612億円の売り越し(同5964億円の売り越し)と4週連続で売り越している。個人は現物と先物の合算で8528億円の売り越しで、3週ぶりの売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で852億円の買い越しとなり、11週ぶりの買い越しだった。
経済スケジュールでは、4月1日に日銀短観、中国3月財新製造業PMI、米国3月ISM製造業景気指数、2日に米国2月製造業新規受注、米国2月JOLTS求人件数、3日に中国3月財新サービス業PMI、米国3月ADP雇用統計、米国3月ISM非製造業景気指数、4日に米国2月貿易収支、5日に2月全世帯家計調査、2月景気動向指数、米国3月雇用統計などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/06 03月29日 40210 40570 40180 40550 +320
24/06 03月28日 40430 40510 40080 40230 -200
24/06 03月27日 40260 40770 40190 40430 +240
24/06 03月26日 40140 40320 39970 40190 +80
24/06 03月25日 40630 40750 40110 40110 -600
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/06 03月29日 2748.5 2779.0 2746.0 2774.0 +24.5
24/06 03月28日 2765.0 2780.0 2744.5 2749.5 -15.0
24/06 03月27日 2763.0 2789.0 2760.0 2764.5 +6.5
24/06 03月26日 2752.0 2764.5 2744.0 2758.0 +6.5
24/06 03月25日 2788.5 2797.0 2749.5 2751.5 -41.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
03月28日(06月限) 40360 +130
03月27日(06月限) 40465 +35
03月26日(06月限) 40270 +80
03月25日(06月限) 40130 +20
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
03月22日 5042億円 +672億円 2兆2802億円 +2058億円
03月15日 4370億円 +233億円 2兆0744億円 +1529億円
03月08日 4136億円 +3795億円 1兆9214億円 -1311億円
03月01日 340億円 -39億円 2兆0525億円 +927億円
02月22日 380億円 -0.04億円 1兆9598億円 +3387億円
02月16日 380億円 -18億円 1兆6210億円 +3722億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
03月27日 1億0794万株 +220万株 7億8960万株 +9430万株
03月26日 1億0574万株 -21万株 6億9529万株 -5693万株
03月25日 1億0595万株 +295万株 7億5223万株 -1831万株
03月22日 1億0299万株 +848万株 7億7055万株 +854万株
03月21日 9450万株 +61万株 7億6201万株 -463万株
03月19日 9389万株 +4万株 7億6664万株 +365万株
03月18日 9384万枚 +10万株 7億6298万株 +1538万株
03月15日 9373万株 -168万株 7億4760万株 -2075万株
03月14日 9542万株 -1959万株 7億6835万株 +1344万株
03月13日 1億1501万株 +1183万株 7億5491万株 +862万株
03月12日 1億0318万株 +48万株 7億4629万株 +1110万株
03月11日 1億0269万株 +1631万株 7億3518万株 +7006万株
株探ニュース
2024/03/31 17:00
みんかぶニュース その他
株価指数先物 【週間展望】 ―TOPIX先物の買い需要が需給面での下支えに
今週の日経225先物は、期末の需給要因の影響を意識した相場展開が見込まれる。3月期末を迎えて、配当落ち分を先物でヘッジすることになる。このため、TOPIX先物の買い需要が需給面での下支えとなり、相対的にTOPIX型優位の展開が意識されやすくなる。
また、先週の日経225先物は連日の大幅上昇により4万円の大台を突破し、3月7日高値の4万0340円を明確に上放れ、21日取引終了後のナイトセッションでは一時4万0910円まで買われた。週末22日は買い先行で始まった後に、急ピッチの上昇に対する過熱感もあって持ち高調整からロングをクローズする動きもみられた。
ボリンジャーバンドの中心値(25日)を下回る水準から強い基調によって、週後半には+2σ水準を捉えてきた。バンドは収斂から拡大に転じてきたため、過熱を警戒しつつも+2σに沿ったトレンド形成が意識されやすいだろう。22日のナイトセッションは利食い優勢で+2σを下回っているが、同水準での底堅さがみられており、方向性としては+2σが位置する4万0710円を挟んだ、+1σ(3万9940円)と+3σ(4万1480円)によるレンジ推移が期待されよう。
+2σが抵抗線として推移する局面では、+1σと+2σのレンジとなる。一方で、+2σを上回って推移するならば、+3σとのレンジに移行することになりそうだ。期末要因からTOPIX型優位の展開ではあるが、日米中央銀行の重要イベントを通過し、実質新年度相場入りとなるため、海外ファンドによる新規資金の流入が意識されてくる。日経平均型ファンドへの資金流入によって、指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均型を牽引してくる展開もありそうだ。
22日の米国市場では利益確定が優勢となったが、エヌビディアが5営業日続伸で3%を超える上昇となるなど、半導体株の一角が買われ、ナスダックは連日で過去最高値を更新した。日経225先物は22日の取引終了後のナイトセッションで日中比210円安の4万0500円だった。この影響により週初は利食い優勢で始まる可能性が高いものの、売り一巡後はハイテク株の底堅い値動きが下支えになるだろう。
そのため、4万0500円を中心としたオプション権利行使価格の4万0250円から4万0750円辺りのレンジを想定し、+2σをクリアしてきた時点で、4万0500円から4万1000円のレンジとみておきたい。4万0250円を下回り、4万円に接近する局面では押し目待ち狙いのロング対応に向かわせよう。
今週は米国で25日に2月新築住宅販売件数、26日に3月コンファレンスボード消費者信頼感指数、28日に3月シカゴ購買部協会景気指数、29日に2月個人所得・個人消費支出(PCE)の発表が予定されている。また、29日はグッドフライデー(聖金曜日)の祝日で主要各国は休場になるため、週後半に向けて商いが細る可能性がある。
週末のVIX指数は13.06(前日は12.92)に上昇した。先週は米連邦公開市場委員会(FOMC)通過後に下へのバイアスが強まり、支持線として意識されていた75日移動平均線を明確に下放れ、1月半ば以来の水準に低下した。今週発表される経済指標の結果を受けてリバウンドをみせる場面もありそうだが、方向性としてはリスク選好によりショートカバーが入りやすい需給状況とみておきたい。
なお、22日のNT倍率は先物中心限月で14.57倍(前日は14.60倍)に低下した。先週は上向きで推移する25日線に上値を抑えられる形で緩やかなリバウンドを見せているものの、期末要因や1ドル=151円台半ばと円安・ドル高で推移するなかで輸出関連が物色されており、相対的にTOPIX型優位の展開だった。今週もNT倍率は低下をみせてくる可能性が高そうだが、25日線を捉えてくる局面では、新年度入りを意識したNTロングに振れる展開もありそうだ。
3月第2週(3月11日-15日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週ぶりに売り越しており、売り越し額は6839億円(3月第1週は1758億円の買い越し)だった。なお、現物は875億円の売り越し(同1763億円の買い越し)と3週ぶりの売り越しであり、先物は5964億円の売り越し(同5億円の売り越し)と3週連続で売り越している。個人は現物と先物の合算で6403億円の買い越しで、2週連続の買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で3875億円の売り越しとなり、10週連続の売り越しだった。
経済スケジュールでは、25日に日銀金融政策決定会合議事要旨(1月22・23日開催分)、1月景気動向指数改定値、米国2月新築住宅販売件数、26日に2月企業向けサービス価格指数、米国2月耐久財受注、米国1月S&Pケースシラー住宅価格、米国3月コンファレンスボード消費者信頼感指数、27日に1-2月中国工業企業利益、28日に日銀金融政策決定会合の主な意見(3月18~19日分)、米国10-12月期GDP確報値、米国3月シカゴ購買部協会景気指数、米国3月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値、29日に2月完全失業率、2月鉱工業生産、米国2月個人所得・個人消費支出などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
04月限 日経225 28519.43 TOPIX 2019.76
05月限 日経225 29235.08 TOPIX 2090.33
06月限 日経225 32018.38 TOPIX 2211.13
07月限 日経225 32484.24 TOPIX 2245.68
08月限 日経225 32013.86 TOPIX 2278.68
09月限 日経225 32921.39 TOPIX 2370.93
10月限 日経225 32360.91 TOPIX 2326.75
11月限 日経225 32454.88 TOPIX 2318.99
12月限 日経225 32639.57 TOPIX 2343.77
01月限 日経225 36025.97 TOPIX 2513.46
02月限 日経225 37018.07 TOPIX 2563.93
03月限 日経225 39863.92 TOPIX 2716.15
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/06 03月22日 40590 40910 40490 40710 +130
24/06 03月21日 39570 40620 39460 40580 +980
24/06 03月19日 39510 39790 39180 39600 +80
24/06 03月18日 38450 39560 38420 39520 +1130
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 清算値 前日比
24/06 03月22日 2778.0 2798.5 2768.0 2792.5 +14.0
24/06 03月21日 2714.5 2778.5 2710.0 2778.5 +61.5
24/06 03月19日 2702.5 2732.5 2687.5 2717.0 +13.5
24/06 03月18日 2645.5 2703.5 2645.5 2703.5 +61.0
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
03月22日(06月限) 40555 -155
03月21日(06月限) 40800 +220
03月20日(06月限) 40335 +735
03月19日(06月限) 39835 +235
03月18日(06月限) 39415 -105
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
03月15日 4370億円 +233億円 2兆0744億円 +1529億円
03月08日 4136億円 +3795億円 1兆9214億円 -1311億円
03月01日 340億円 -39億円 2兆0525億円 +927億円
02月22日 380億円 -0.04億円 1兆9598億円 +3387億円
02月16日 380億円 -18億円 1兆6210億円 +3722億円
02月09日 398億円 -1036億円 1兆2488億円 +623億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
03月19日 9389万株 +4万株 7億6664万株 +365万株
03月18日 9384万枚 +10万株 7億6298万株 +1538万株
03月15日 9373万株 -168万株 7億4760万株 -2075万株
03月14日 9542万株 -1959万株 7億6835万株 +1344万株
03月13日 1億1501万株 +1183万株 7億5491万株 +862万株
03月12日 1億0318万株 +48万株 7億4629万株 +1110万株
03月11日 1億0269万株 +1631万株 7億3518万株 +7006万株
03月08日 8638万株 -2781万株 6億6511万株 -1億0216万株
03月07日 1億1419万株 +1667万株 7億6728万株 -8019万株
03月06日 9751万株 +8860万株 8億4748万株 +3664万株
03月05日 891万株 +3万株 8億1083万株 +1697万株
03月04日 887万株 +17万株 7億9386万株 +2302万株
株探ニュース
2024/03/24 17:00
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