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概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は続落、中国発の新規材料に乏しい中で売りが継続する流れ
配信日時:2025/03/21 09:20
配信元:FISCO
*09:20JST 概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は続落、中国発の新規材料に乏しい中で売りが継続する流れ
【ブラジル】ボベスパ指数 131474.73 -0.42%
20日のブラジル株式市場は7日ぶりに反落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比553.55ポイント安(-0.42%)の131954.90で引けた。日中の取引レンジは131,813.03-132,712.52となった。
前日の終値近辺でもみ合った後は下げ幅を拡大させ、引けまで安値圏で推移した。利上げの実施が嫌気され、売りは優勢。ブラジル中央銀行は翌20日日本時間未明、政策金利であるセリック金利を市場予想通り13.25%から14.25%に引き上げると決定した。また、連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りも優勢。ほかに、米景気の先行き不安などが圧迫材料となった。
【ロシア】MOEX指数 3223.14 -0.21%
20日のロシア株式市場は続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比6.65ポイント安(-0.21%)の3223.14となった。日中の取引レンジは3,180.46-3,240.50となった。
買いが先行した後は売りに押され、引けまで狭いレンジでもみ合った。米景気の先行き不透明感が足かせとなり、ロシア株にも売り圧力が高まった。また、弱い経済指標も圧迫材料。1-3月期の消費者信頼感指数は前期のマイナス9からマイナス11に悪化した。一方、指数の下値は限定的。原油価格の上昇が指数をサポートした。
【インド】SENSEX指数 76348.06 +1.19%
20日のインドSENSEX指数は4日続伸。前日比899.01ポイント高(+1.19%)の76348.06、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同283.05ポイント高(+1.24%)の23190.65で取引を終えた。
買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。米連邦準備制度理事会(FRB)の量的引き締めの減速計画が好感された。これにより、外資の流出懸念がやや後退している。また、経済の安定的な成長観測も支援材料。格付け会社フィッチ・レーティングスは最新リポートで、2025年度のインドの成長予想を6.5%に据え置いた。26年度の成長予想はこれまでの予想から10bp引き上げの6.3%とした。ほかに、昨夜の欧米市場の上昇や外国人投資家(FII)が買い越しに転じたことが支援材料となった。
【中国本土】上海総合指数 3408.95 -0.51%
20日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比17.48ポイント安(-0.51%)の3408.95ポイントと続落した。
中国発の新規材料に乏しい中で売りが継続する流れ。当局が先ごろ打ち出した消費刺激策に関し、これから示される具体的な政策内容を見極めたいとするスタンスも強まっている。ほか、若手失業率の悪化も懸念材料。中国国家統計局によると、2025年2月の年齢別失業率で、学生を除く16-24歳は16.9%となった。昨年後半から低下が続いていたが、6カ月ぶりの上昇となっている。ただ、下値は限定的。朝方公表された実質的な政策金利となる3月の最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」に関しては、市場予想通りに据え置かれたが、市場では金融緩和の観測が根強い状況だ。中国人民銀行(中央銀行)は13日、「適度に緩和的な」金融政策を実施し、適切な時期に金利や預金準備率を引き下げる考えを示している。
<CS>
20日のブラジル株式市場は7日ぶりに反落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比553.55ポイント安(-0.42%)の131954.90で引けた。日中の取引レンジは131,813.03-132,712.52となった。
前日の終値近辺でもみ合った後は下げ幅を拡大させ、引けまで安値圏で推移した。利上げの実施が嫌気され、売りは優勢。ブラジル中央銀行は翌20日日本時間未明、政策金利であるセリック金利を市場予想通り13.25%から14.25%に引き上げると決定した。また、連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りも優勢。ほかに、米景気の先行き不安などが圧迫材料となった。
【ロシア】MOEX指数 3223.14 -0.21%
20日のロシア株式市場は続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比6.65ポイント安(-0.21%)の3223.14となった。日中の取引レンジは3,180.46-3,240.50となった。
買いが先行した後は売りに押され、引けまで狭いレンジでもみ合った。米景気の先行き不透明感が足かせとなり、ロシア株にも売り圧力が高まった。また、弱い経済指標も圧迫材料。1-3月期の消費者信頼感指数は前期のマイナス9からマイナス11に悪化した。一方、指数の下値は限定的。原油価格の上昇が指数をサポートした。
【インド】SENSEX指数 76348.06 +1.19%
20日のインドSENSEX指数は4日続伸。前日比899.01ポイント高(+1.19%)の76348.06、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同283.05ポイント高(+1.24%)の23190.65で取引を終えた。
買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。米連邦準備制度理事会(FRB)の量的引き締めの減速計画が好感された。これにより、外資の流出懸念がやや後退している。また、経済の安定的な成長観測も支援材料。格付け会社フィッチ・レーティングスは最新リポートで、2025年度のインドの成長予想を6.5%に据え置いた。26年度の成長予想はこれまでの予想から10bp引き上げの6.3%とした。ほかに、昨夜の欧米市場の上昇や外国人投資家(FII)が買い越しに転じたことが支援材料となった。
【中国本土】上海総合指数 3408.95 -0.51%
20日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比17.48ポイント安(-0.51%)の3408.95ポイントと続落した。
中国発の新規材料に乏しい中で売りが継続する流れ。当局が先ごろ打ち出した消費刺激策に関し、これから示される具体的な政策内容を見極めたいとするスタンスも強まっている。ほか、若手失業率の悪化も懸念材料。中国国家統計局によると、2025年2月の年齢別失業率で、学生を除く16-24歳は16.9%となった。昨年後半から低下が続いていたが、6カ月ぶりの上昇となっている。ただ、下値は限定的。朝方公表された実質的な政策金利となる3月の最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」に関しては、市場予想通りに据え置かれたが、市場では金融緩和の観測が根強い状況だ。中国人民銀行(中央銀行)は13日、「適度に緩和的な」金融政策を実施し、適切な時期に金利や預金準備率を引き下げる考えを示している。
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