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日経平均は小幅続伸、円安進行と過熱感警戒で売り買い交錯
*12:05JST 日経平均は小幅続伸、円安進行と過熱感警戒で売り買い交錯
日経平均は小幅続伸。14.41円高の47965.29円(出来高概算10億5147万株)で前場の取引を終えている。 前日の米国株式市場は下落。ダウ平均は91.99ドル安の46602.98ドル、ナスダックは153.31ポイント安の22788.36で取引を終了した。相場に楽観的な見方に、寄り付き後、上昇。しかし、オラクルの下落が嫌気されさらに人工知能(AI)バブル警戒感が高まり、相場は下落に転じた。その後も終日軟調に推移し、終了。 米株式市場の動向を横目に、8日の日経平均は25.66円安の47925.22円と反落して取引を開始。その後は買い戻しの動きが広がったが、上げ幅は限定的で小幅高で前場の取引を終了した。日経平均は昨日までの4日続伸で3400円上昇し、高値警戒感が強まっており、短期的な利益確定売りが出やすかった。一方で、為替の円安傾向や先物買いの流れも支えとなり、全体として底堅さが意識されやすい状況となった 個別では、フジクラ<5803>、アドテスト<6857>、第一三共<4568>、コナミG<9766>、リクルート<6098>、東京海上<8766>、ソニーG<6758>、日東電<6988>、三菱重<7011>、トヨタ<7203>、三菱商<8058>、伊藤忠<8001>、日本取引所<8697>、IHI<7013>、アサヒ<2502>などの銘柄が上昇。 一方、SBG<9984>、東エレク<8035>、信越化<4063>、KDDI<9433>、富士フイルム<4901>、ダイキン<6367>、SMC<6273>、ディスコ<6146>、キーエンス<6861>、オリンパス<7733>、レーザーテク<6920>、ブリヂストン<5108>、テルモ<4543>、ローム<6963>、HOYA<7741>などの銘柄が下落。 業種別では、水産・農林業、保険業、銀行業などが上昇した一方で、ゴム製品、化学、精密機器などが下落した。 後場の日経平均株価は、方向感に乏しい展開となる可能性が高い。高市早苗総裁が重視する積極的な財政・金融政策への警戒から為替の円安傾向は続いて一時1ドル152円台に下落しており、輸出関連株には追い風が続こう。ただ、米ハイテク株安を受けてAI・半導体関連銘柄を中心に売りが優勢となる場面もあり、こちらは上値抑制要因となろう。そのほか、直近の急騰に対する過熱感も広がっており、売り買いが交錯する展開を想定しておきたい。
<NH>
2025/10/08 12:05
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日経平均は続伸、米ハイテク株高や円安が追い風に
*12:13JST 日経平均は続伸、米ハイテク株高や円安が追い風に
日経平均は続伸。320.22円高の48264.98円(出来高概算12億7612万株)で前場の取引を終えている。 6日の米国株式市場は高安まちまちの展開となった。NYダウは63.31ドル安の46694.97ドルと下落した一方、ナスダックは161.16ポイント高の22941.67と上昇した。ハイテク株を中心に買いが入ったとの指摘があり、特に半導体関連が支えとなったとの見方が出ている。セクター別では自動車・自動車部品、ソフトウエア・サービスが上昇した一方、電気通信サービスが下落。 米株式市場の動向を横目に、7日の日経平均は336.36円高の48281.12円と続伸して取引を開始した。序盤は買いが優勢な流れで始まり、切り返しに対する期待感が先行した。為替の円安や国内政治の不透明感後退も支援要因となり、買い手が先行しやすい地合いとなった。前場を通して堅調に推移し、上げ幅を維持したまま前引けを迎えた。 個別では、ソフトバンクG<9984>、アドバンテスト<6857>、フジクラ<5803>、東エレク<8035>、住友不<8830>、第一三共<4568>、住友電<5802>、日東電<6988>、トヨタ<7203>、KDDI<9433>、スズキ<7269>、三井不<8801>、三菱商<8058>、デンソー<6902>、HOYA<7741>などの銘柄が上昇。 一方、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>、バンナムHD<7832>、リクルートHD<6098>、ベイカレント<6532>、トレンド<4704>、安川電<6506>、コナミG<9766>、ソニーG<6758>、東京海上<8766>、ZOZO<3092>、レーザーテク<6920>、オリンパス<7733>、富士通<6702>、NEC<6701>などの銘柄が下落。 業種別では、非鉄金属や鉄鋼、鉱業が大きく上昇したほか、輸送用機器や電気・ガス業も堅調であった。電気機器は小幅下落となっており、全体として素材・資源関連セクターの強さが目立つ展開である。 後場の日経平均株価は、さらなる伸びを探る展開が想定されよう。政治・政策の動向や為替の変動が行方を左右しそうであり、円安傾向が続くかどうかが注目される。加えて、先物主導の動きと個別需給のかみ合わせに左右されやすい展開となろう。大引けに向けては利益確定の売りやポジション調整も出やすく、伸び悩む場面も意識されよう。ただし、日中を通じては買い意欲も下支え要因となる可能性がある。
<AK>
2025/10/07 12:13
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日経平均は大幅続伸、高市氏新総裁就任で上げ幅一時2100円超
*12:18JST 日経平均は大幅続伸、高市氏新総裁就任で上げ幅一時2100円超
日経平均は大幅続伸。2065.86円高の47835.36円(出来高概算15億7139万株)で前場の取引を終えている。 3日の米国市場でダウ平均は238.56ドル高の46758.28ドル、ナスダックは63.54ポイント安の22780.51で取引を終了。政府機関閉鎖問題が短期に決着がつくとの楽観的な見方に寄り付き後、上昇。ダウは引き続き利下げ期待が支え終日堅調に推移し、連日過去最高値を更新した。ナスダックは連邦準備制度理事会(FRB)高官の利下げに慎重な姿勢を受けた金利高を警戒し売りに転じ、まちまちで終了。 米国株式市場の動向を横目に、本日の日経平均は前営業日比866.57円高の46636.07円と大幅に3営業日続伸でスタート。朝方に大きく上げ幅を広げた後、前場の高値圏でもみ合う展開となった。4日投開票の自民党総裁選で高市早苗前経済安全保障相が新総裁に選ばれ、財政拡張的な政策が進むとの期待感から投資家心理が改善。急速な円安進行も追い風となり、幅広い銘柄が堅調に推移した。 個別では、アドバンテス<6857>、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、ファナック<6954>、TDK<6762>、ソニーG<6758>、日東電<6988>、テルモ<4543>、トヨタ<7203>、中外薬<4519>、ダイキン<6367>、信越化<4063>、安川電<6506>、レーザーテク<6920>などの銘柄が上昇。 一方、ニトリHD<9843>、良品計画<7453>、しずおかFG<5831>、三菱UFJ<8306>、横浜フィナンシャルグループ<7186>、千葉銀<8331>、ディー・エヌ・エー<2432>、りそなHD<8308>、ふくおか<8354>、三井住友<8316>、みずほ<8411>、三井金属<5706>、トクヤマ<4043>、あおぞら<8304>などの銘柄は下落。 業種別では、機械、電気機器、不動産業などを筆頭に多くの業種が上昇、銀行業のみ下落した。 後場の日経平均株価は、堅調な展開が継続しそうだ。高市氏は緩和的な金融政策を支持しており、日銀の追加利上げ観測の後退もポジティブに働いている。閣僚人事や野党との連立の行方が焦点となるため今後の動向には注目しておきたいが、売る材料には乏しく、買い手優位の状況が続こう。そのほか、今週は日米とも主だった経済指標の発表は少ないが、週を通してノーベル賞の発表が相次ぐこととなる。関連しそうな銘柄群への先回り的な動きなどは注目しておきたい。
<AK>
2025/10/06 12:18
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日経平均は大幅続伸、AI銘柄の物色の動きが広がる
*12:37JST 日経平均は大幅続伸、AI銘柄の物色の動きが広がる
日経平均は大幅続伸。647.81円高の45584.54円(出来高概算12億3943万株)で前場の取引を終えている。2日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は78.62ドル高の46519.72ドル、ナスダック総合指数は88.89ポイント高の22844.05で取引を終えた。政府機関の閉鎖による経済指標発表の制約のなか、利下げ期待が根強く意識され、半導体関連株やAI関連銘柄への買いが相場を押し上げたとの指摘がある。 米株式市場の動向を横目に、3日の日経平均は105.81円高の45042.54円と続伸して取引を開始した。国内では、対ドルで円安傾向が進んだことが株式市場に追い風となった。また、出来高変化率ランキングでは、個別物色の動きが強まってきたとの報道もあり、午前10時台には出来高の伸びが顕著な銘柄がいくつかランクインしている。また、Open AIとの提携を発表した日立<6501>や事業投資を行っているソフトバンクG<9984>、その他半導体関銘柄が大きく市場を牽引し、昨日に続き堅調な値動きとなった。 個別では、アドバンテス<6857>、ソフトバンクG、東エレク<8035>、リクルートHD<6098>、信越化<4063>、日東電<6988>、ソニーG<6758>、ファナック<6954>、TDK<6762>、KDDI<9433>、日立、テルモ<4543>、コナミG<9766>、中外薬<4519>、第一三共<4568>などの銘柄が上昇。 一方、良品計画<7453>、ニトリHD<9843>、フジクラ<5803>、任天堂<7974>、エーザイ<4523>、レーザーテク<6920>、アステラス薬<4503>、ディスコ<6146>、アサヒ<2502>、住友鉱<5713>、日ハム<2282>、武田<4502>、住友電<5802>、大塚HD<4578>、東京海上<8766>などの銘柄が下落。 業種別では、電気機器、情報・通信業、化学などが堅調な動きを示している。一方で、非鉄金属や石油・石炭製品は軟調に推移しており、業種間の明暗が目立つ。 後場の日経平均株価は、堅調な流れを維持しながらも上値警戒感も意識されそうだ。為替面では、対ドルで円安が進行しており、これが輸出関連やハイテク株に好影響を及ぼす可能性がある。なお、4日には自民党総裁選の投開票が予定されており、その結果を見極めたいとの思惑から、後場も方向感はやや抑制される可能性があろう。市場では、寄与度の高い銘柄の動向や出来高変化の急激な拡大銘柄に注目が集まりそうだ。
<AK>
2025/10/03 12:37
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日経平均は小反発、調整売りが落ち着きを見せハイテク株が牽引
*12:15JST 日経平均は小反発、調整売りが落ち着きを見せハイテク株が牽引
日経平均は小反発。125.11円高の44675.96円(出来高概算12億3875万株)で前場の取引を終えている。 1日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は43.21ドル高の46441.10ドル、ナスダックは95.15ポイント高の22755.16で引けた。米国ではADP雇用統計で民間雇用者数が予想外に減少したことから景気減速懸念が広がる一方、利下げ期待が支援材料となった。医薬品株など買われた動きが指数を押し上げ、銀行株は弱含む展開となった。 米株式市場の動向を横目に、2日の日経平均は185.18円高の44736.03円と反発して取引を開始した。寄付き後は値がさハイテク株やソフトバンクG<9984>、アドバンテスト<6857>などの買いが先行。為替は1ドル=147円前後で推移し、輸出関連株には抑制的な要因となる場面もみられた。前日の下落の反動を意識した買い戻しやショートカバーも見られ、寄付きから11時前までの時間帯では比較的堅調な値動きのまま取引を終了した。 個別では、ソフトバンクG、東エレク<8035>、アドバンテスト、ディスコ<6146>、第一三共<4568>、スクリン<7735>、レーザーテク<6920>、アステラス製薬<4503>、中外薬<4519>、TDK<6762>、HOYA<7741>、住友鉱<5713>、SMC<6273>、荏原<6361>、キーエンス<6861>などの銘柄が上昇。 一方、コナミG<9766>、ソニーG<6758>、リクルートHD<6098>、テルモ<4543>、バンナムHD<7832>、京セラ<6971>、KDDI<9433>、ダイキン<6367>、ファナック<6954>、ファーストリテ<9983>、任天堂<7974>、トレンド<4704>、エムスリー<2413>、ベイカレント<6532>、塩野義<4507>などが下落。 業種別では、医薬品がプラス圏で推移し、非鉄金属や精密機器も堅調。一方で、電気・ガス業、サービス業、建設業、輸送用機器、小売業など複数セクターがマイナス圏での推移となっており、景気敏感株に売りが出る展開となっている。 後場の日経平均株価は、買い戻し優勢の流れが継続する可能性があるとの見方が意識されよう。為替の動向、米国の雇用統計や米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えた警戒感、需給バランスの変化も意識される。特に、円がやや強含む動きとなれば輸出関連株に抑制圧力も想定され、値がさ株の一段高には慎重な姿勢が出る可能性もあろう。前場の買いが一巡した後は、上値では戻り売り圧力も警戒されよう。さらに、後場寄付き直後の先物動向や出来高動向が方向性を左右するとの見方が意識されよう。
<AK>
2025/10/02 12:15
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日経平均は続落、マイナス圏で軟調推移
*12:12JST 日経平均は続落、マイナス圏で軟調推移
日経平均は続落。521.37円安の44411.26円(出来高概算11億608万株)で前場の取引を終えている。 9月30日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は81.82ドル高の46397.89ドル、ナスダックは68.86ポイント高の22660.01で取引を終了した。政府機関閉鎖を警戒し、寄り付き後、下落。予算案を巡る不透明感に加え、月末、四半期末で調整色が強まり終日軟調推移となった。しかし、終盤にかけ利下げ期待を受けた買いに支えられたほか、新期に向けた買いが強まり相場はプラス圏を回復。ダウは過去最高値を更新した。 米国株式市場の動向を横目に、1日の日経平均は100.68円安の44831.95円と4日続落して取引を開始した。寄り付き後は戻りを試す動きが出たが、為替のドル安・円高圧力や利益確定売りも重なって上値は限定的だった。国内の機関投資家から下期や四半期入りに伴うリバランスに絡む売りが出たほか、日銀が発表した9月の全国企業短期経済観測調査(短観)を横目に10月の利上げを意識した懸念も引き続き投資家心理の重石となった。 個別では、中外薬<4519>、大塚HD<4578>、ダイキン<6367>、コナミG<9766>、アドバンテス<6857>、第一三共<4568>、任天堂<7974>、豊田通商<8015>、協和キリン<4151>、ネクソン<3659>、キーエンス<6861>、アステラス薬<4503>、京セラ<6971>、スクリン<7735>、京成<9009>などの銘柄が上昇。 一方、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、TDK<6762>、リクルートHD<6098>、ファナック<6954>、日東電工<6988>、ベイカレント<6532>、ソニーG<6758>、フジクラ<5803>、ニトリHD<9843>、ファーストリテ<9983>、信越化学工業<4063>、三菱商事<8058>、KDDI<9433>、トヨタ<7203>などの銘柄が下落。 業種別では、不動産業、銀行業、その他金融業などを筆頭に多くの業種が下落、医薬品のみ上昇した。 後場の日経平均株価は、軟調な展開が継続か。為替ではドル・円が147円台後半から円高圧力を受けやすい動きが意識され、輸出株への重しとなる公算がある。需給面では前場での売り圧力や持ち高調整の余地も残っており、戻りを試す動意は限定的とみられよう。また、米国で今日以降発表されるADP雇用統計、新規失業保険申請件数、雇用統計など雇用・労働関連指標や、国内で4日に投開票が行われる自民党総裁選の結果などを確認したいとして積極的な買いを手控える向きもありそうだ。一方で、直近の下落に対する押し目待ちや自律反発狙いの買いも向かう可能性も想定しておきたい。
<AK>
2025/10/01 12:12
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日経平均は続落、9月末の調整売りの影響などでこう着
*12:18JST 日経平均は続落、9月末の調整売りの影響などでこう着
日経平均は続落。20.27円安の45023.48円(出来高概算9億1497万株)で前場の取引を終えている。 29日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は68.78ドル高の46316.07ドル、ナスダックは107.09ポイント高の22591.15で取引を終了した。トランプ大統領と議会指導者との予算を巡る会談を控え、政府機関の閉鎖回避期待に寄り付き後、上昇。会合の行方を睨み、一時ダウが下落に転じるなど失速も半導体のエヌビディアなどの上昇が相場を支え、続伸し終了した。 米株式市場の動向を横目に、30日の日経平均は11.21円高の45054.96円と反発して取引を開始した。寄付き直後は米国の上昇を受けた買いが先行したが、買いは限定され、方向感に欠く展開となった。上値追いには慎重な姿勢が目立ち、利益確定の売りが挟まれる場面もあった。需給面では、先物売りや持ち高調整の動きが散発的に意識され、全体的にこう着感の強い相場となった。 個別では、TDK<6762>、コナミG<9766>、中外薬<4519>、東エレク<8035>、富士フイルム<4901>、リクルートHD<6098>、信越化<4063>、SMC<6273>、荏原<6361>、村田製<6981>、テルモ<4543>、ニトリHD<9843>、東京海上<8766>、エムスリー<2413>、キーエンス<6861>などの銘柄が上昇。 一方、アドバンテス<6857>、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、KDDI<9433>、ホンダ<7267>、トヨタ<7203>、フジクラ<5803>、良品計画<7453>、スズキ<7269>、ブリヂストン<5108>、ダイキン<6367>、豊田通商<8015>、トレンド<4704>、ソニーG<6758>、デンソー<6902>などの銘柄が下落。 業種別では、化学、医薬品、機械、電気機器、精密機器、保険業、その他製品などが相対的に底堅さを示した。一方、鉱業、石油・石炭製品、ゴム製品、輸送用機器、海運業、電気・ガス業などの下落が目立った。 後場の日経平均株価は、下値余地を探る展開となる可能性がある。米国の次期政策金利見通しや為替の動きが重視されよう。また、国内では10月にかけて自民党総裁選を控えており、関連材料の出方も相場の重荷になり得る。先物ベースでは売りが先行する可能性も警戒されるが、売り一巡後には押し目買いも期待されるとの見方も残る。ただし、明確な上昇トレンドを描くには材料待ちの展開が想定されよう。
<AK>
2025/09/30 12:18
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日経平均は続落、四半期末の調整売りなどが影響
*12:15JST 日経平均は続落、四半期末の調整売りなどが影響
日経平均は続落。462.47円安の44892.52円(出来高概算9億9779万株)で前場の取引を終えている。 26日の米国株式市場は反発。ダウ平均は299.97ドル高の46247.29ドル、ナスダックは99.37ポイント高の22484.07となった。PCEコア価格指数でサプライズなく連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ軌道が継続との期待から寄り付き後、上昇。その後、ミシガン大消費者信頼感指数が予想を下回り失速、ナスダックは一時下落に転じた。しかし、年内の利下げ期待を受けた根強い買いに支えられ、終盤にかけ一段高となり取引を終了した。 米株式市場の動向を横目に、29日の日経平均は241.70円安の45113.29円と続落して取引を開始した。寄り付き後は買いが先行した場面もあったが、じわりと戻り売りが出る展開に。為替が円高圧力を帯びたこと、銀行や輸出株で警戒感が散見されたことなどから、午前の時間帯には売り直される動きが目立った。配当確定後の手じまい売りや機関投資家の四半期末調整などもあり、市場では目先の押し目買い意欲と戻り売り圧力との綱引きが続いた。 個別では、アドバンテス<6857>、フジクラ<5803>、エムスリー<2413>、レーザーテク<6920>、中外薬<4519>、荏原<6361>、住友ファーマ<4506>、IHI<7013>、住友鉱<5713>、古河電<5801>、ネクソン<3659>、住友重<6302>、OLC<4661>、SUMCO<3436>、メルカリ<4385>などの銘柄が上昇。 一方、ファーストリテ<9983>、KDDI<9433>、リクルートHD<6098>、ソフトバンクG<9984>、トヨタ<7203>、コナミG<9766>、TDK<6762>、ホンダ<7267>、ダイキン<6367>、テルモ<4543>、バンナムHD<7832>、豊田通商<8015>、日東電<6988>、スズキ<7269>、三菱商<8058>などの銘柄が下落。 業種別では、非鉄金属がプラス圏で堅調に推移したのに対し、建設業、輸送用機器、銀行業、証券・商品先物取引業などが相対的に目立って軟調であった。特に、資本財・輸送関連など景気敏感セクターへの売りが目立った。 後場の日経平均株価は、下げ幅拡大の流れをたどる可能性が意識されよう。米国の動向や為替の動き、輸出関連の業績見通しなどが引き続き重石となる見込みである。テクニカル的には、前場安値を割り込むかどうかが下値確認のポイントになろう。市場参加者の手控え姿勢が強まれば、戻りは限定的になる可能性が想定される。
<AK>
2025/09/29 12:15
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日経平均は反落、売り先行も次第に下げ幅縮小
*12:26JST 日経平均は反落、売り先行も次第に下げ幅縮小
日経平均は反落。125.14円安の45629.79円(出来高概算9億2395万株)で前場の取引を終えている。 25日の米国株式市場は続落。ダウ平均は173.96ドル安の45947.32ドル、ナスダックは113.16ポイント安の22384.70で取引を終了した。国内総生産(GDP)や雇用関連指標が強く速やかな利下げ期待が後退し、寄り付き後、下落。長期金利の上昇が嫌気されたほか、つなぎ予算審議が難航し政府機関閉鎖リスクが高まったことも売り材料となり終日軟調に推移し終了した。 米株式市場の動向を横目に、本日の日経平均は120.73円安の45634.20円と反落して取引を開始した。寄付き後は売り圧力が先行したが、為替が1ドル=149円台後半と円安方向で推移したことや、配当・優待の権利付最終日を控えた押し目買いの存在も意識され、指数は次第に下げ幅を縮小した。 個別では、リクルートHD<6098>、ファーストリテ<9983>、コナミG<9766>、富士フイルム<4901>、テルモ<4543>、日東電<6988>、信越化<4063>、ダイキン<6367>、バンナムHD<7832>、味の素<2802>、豊田通商<8015>、任天堂<7974>、三菱商<8058>、住友不<8830>、KDDI<9433>などが上昇。 一方、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、ディスコ<6146>、中外薬<4519>、レーザーテク<6920>、大塚HD<4578>、エムスリー<2413>、第一三共<4568>、フジクラ<5803>、スクリン<7735>、HOYA<7741>、トレンド<4704>、アステラス製薬<4503>、住友ファーマ<4506>などが下落。 業種別では、不動産業、鉱業、証券・商品先物取引業などが上昇、非鉄金属、医薬品、電気機器などが下落した。 後場の日経平均株価は、下値を意識したもみ合い交じりの推移が予想されよう。為替は1ドル=149円台後半で推移し、円安基調が続けば下支え要因となる。一方、週末要因に加えて、本日は米国で8月個人所得・個人支出・デフレーターなどの経済指標が発表となるため、次第に買い圧力が弱まる可能性もあろう。そのほか、権利取りに伴う売買動向や外資系の売買動向も後場の需給バランスを左右しそうななか、強弱入り混じる展開を想定しておきたい。
<AK>
2025/09/26 12:26
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日経平均は小幅続伸、過熱感が意識される中じり高が続く
*12:17JST 日経平均は小幅続伸、過熱感が意識される中じり高が続く
日経平均は小幅続伸。89.40円高の45719.71円(出来高概算7億9711万株)で前場の取引を終えている。 24日の米国株式市場は続落。ダウ平均は171.50ドル安の46121.28ドル、ナスダックは75.62ポイント安の22497.86で終了した。住宅市場の改善を示す新築住宅販売件数が予想を上回ったことが一時買いを誘ったが、長期金利の上昇や追加利下げ期待の後退を背景に相場は伸び悩んだ。FRB高官による利下げ慎重派の発言も下押し材料となった。 米株式市場の動向を横目に、25日の日経平均は30.24円安の45600.07円と反落して取引を開始した。寄付き後は戻り歩調をたどり、非鉄金属や石油・石炭、鉱業など資源関連セクターが上昇して指数を支えた。10時頃には一時下押す場面もあったが、その後幅広い業種で持ち直す動きが見られ、プラス圏で前場の取引を終えた。 個別では、ソフトバンクG<9984>、ソニーG<6758>、リクルートHD<6098>、東エレク<8035>、バンナムHD<7832>、住友鉱<5713>、日本取引所グループ<8697>、コナミG<9766>、ディスコ<6146>、トヨタ<7203>、住友不<8830>、三菱商<8058>、ニデック<6594>、エムスリー<2413>、TDK<6762>などの銘柄が上昇。 一方、アドバンテス<6857>、テルモ<4543>、ファーストリテ<9983>、KDDI<9433>、中外薬<4519>、ファナック<6954>、任天堂<7974>、良品計画<7453>、塩野義<4507>、東京海上<8766>、エーザイ<4523>、第一三共<4568>、SOMPO<8630>、キーエンス<6861>、HOYA<7741>などの銘柄が下落。 業種別では、非鉄金属、石油・石炭、鉱業などが上昇率上位に位置する一方、医薬品、精密機器、保険業などがさえない動きとなっている。前場時点で33業種中26業種が値上がり。 後場の日経平均株価は、緩やかな上昇の動きが意識されよう。午後に発表される国内企業決算や機関投資家の需給動向が注目される。為替や外部環境としては、ドル・円の動向や米国債利回りの変動が重しとなる可能性がある。また、国内外で公表される経済指標によっては市場心理が揺れる可能性もあるため、方向感は限定的になる可能性がある。ただし、前場で広がった買い基調や業種の幅広い上昇を背景に、目立ったイベント悪材料がなければ、緩やかに持ち直す局面も意識されそうだ。
<AK>
2025/09/25 12:17
ランチタイムコメント
日経平均は反落、売り先行も下げ幅は限定的
*12:13JST 日経平均は反落、売り先行も下げ幅は限定的
日経平均は反落。193.36円安の45300.30円(出来高概算8億5901万株)で前場の取引を終えている。 23日の米国株式市場は反落。トランプ大統領が民主党指導者との会談をキャンセルしたため政府機関閉鎖懸念が強まったほか、パウエル議長が労働市場とインフレ両方のリスクを認め政策判断で困難な状況に直面していることを明らかにした。ナスダックはハイテクの下落に押され終日軟調。パウエル議長が「株価は相当高い」などの発言もあり、高値警戒感に終盤にかけ一段安となり、終了。 米株式市場の動向を横目に、24日の日経平均は9.25円安の45484.41円と小幅に反落して取引を開始した。寄付き後は売りが先行し、前日の米国市場での主要指数の下落や、米国と民主党指導部の間の政府機関閉鎖懸念なども心理的な重しとなった。また、東京外国為替市場でのドル・円が147円50銭台とやや円高が進んだ。ただ、直近の上昇に対して買い遅れた投資家の押し目買いも広がっており、下げ幅は限定的となっている。 個別では、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、スズキ<7269>、コナミG<9766>、任天堂<7974>、大塚HD<4578>、KDDI<9433>、オリンパス<7733>、中外薬<4519>、塩野義<4507>、良品計画<7453>、イオン<8267>、ディスコ<6146>、三菱重<7011>、日立<6501>などが上昇。 一方、ファーストリテ<9983>、アドバンテス<6857>、ソニーG<6758>、TDK<6762>、リクルートHD<6098>、日東電工<6988>、ファナック<6954>、京セラ<6971>、ネクソン<3659>、テルモ<4543>、ダイキン<6367>、トヨタ<7203>、三菱商<8058>、東京海上<8766>などが下落。 業種別では、その他製品、機械、鉱業、医薬品などが上昇した一方で、ガラス・土石製品、サービス業、金属製品などが下落した。 後場の日経平均株価は、マイナス圏での推移が続くか。米国の追加利下げ期待の剥落や、政府機関閉鎖懸念など対外要因が心理的な抑制要因となる可能性がある。一方で、押し目買い意欲が残っており、今週26日は3月期決算企業の中間配当の権利付き最終売買日となるため、権利取りを狙った買いも下支え要因となろう。そのほか、10月4日の自民党総裁選の動向にも注目が集まっている。
<AK>
2025/09/24 12:13
ランチタイムコメント
日経平均は反発、米株高を好感し買い優勢局面が続く
*12:21JST 日経平均は反発、米株高を好感し買い優勢局面が続く
日経平均は反発。683.52円高の45729.33円(出来高概算8億1334万株)で前場の取引を終えている。 19日の米国株式市場は続伸した。ダウ平均は172.85ドル高の46315.27ドル、ナスダックは160.75ポイント高の22631.48で取引を終えている。利下げを好感した買いが先行したが、積極的な利下げ支持の弱さが意識され、金利上昇圧力から一時失速する動きがあった。また、米中首脳会談での進展期待や、下院が共和党のつなぎ融資案を可決したことが好感され、テクニカル要因も相場を支えた。 米株式市場の動向を横目に、22日の日経平均は147.96円高の45193.77円と反発して取引を開始した。寄付き後は買いが先行し、電気機器や精密機器などハイテク・グロース系が上昇の中心となった。為替ではドル・円が148円台前半で推移し、円安を好感する動きが一部にあったとの声がある。 また、レーザーテック<6920>などAI・半導体関連の銘柄に強い買いが入っており、市場のリスク選好ムードが前場において優勢であった。 個別では、レーザーテック、太陽誘電<6976>、村田製<6981>、オムロン<6645>、東エレク<8035>、TDK<6762>、ファナック<6954>、ソニーG<6758>、ファーストリテ<9983>、アドバンテス<6857>などの銘柄が上昇。 一方、中外薬<4519>、第一三共<4568>、ニトリHD<9843>、塩野義<4507>、KDDI<9433>、良品計画<7453>、花王<4452>、大塚HD<4578>、コナミG<9766>、川崎汽船<9107>、日製鋼<5631>、大成建<1801>、商船三井<9104>などの銘柄が下落。 業種別では、電気機器や精密機器が前場で特に上昇が目立った。一方、海運業が下落し業種全体を押し下げる動きがあった。他にも化学、鉱業、非鉄金属など資源・素材系が比較的堅調であった。医薬品は軟化したが、その下げは限定的であった。 後場の日経平均株価は、前場の反発を受けて引き続き高値追いが意識されよう。ただし上値にはシカゴ日経225先物との価格差や為替の円高・ドル安圧力が重石となる可能性がある。米国での利下げ期待の鈍化や長期金利の動向、さらに国内政策・自民党総裁選の動きなど材料が影響を与えよう。出来高の増加が買いをさらに下支えする一方で、目先の利益確定売りが重なる場面も想定される。
<AK>
2025/09/22 12:21
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日経平均は続伸、米株高横目に買い優勢の展開
*12:21JST 日経平均は続伸、米株高横目に買い優勢の展開
日経平均は続伸。348.65円高の45652.08円(出来高概算8億9014万株)で前場の取引を終えている。 18日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は124.10ドル高の46142.42ドル、ナスダックは209.40ポイント高の22470.73で取引を終了した。今後の連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ軌道を巡る不透明感に寄り付き後、まちまち。新規失業保険申請件数が前回から大幅減少し労働市場の底堅さが再表明されると年内の速やかな追加利下げ観測が後退し、一時伸び悩んだ。その後、エヌビディアなど半導体セクターの上昇がけん引し、終盤にかけ、相場は上げ幅を拡大。過去最高値を更新して終了した。 米株式市場の動向を横目に、19日の日経平均は330.86円高の45634.29円と続伸して取引を開始した。前場は輸出関連や半導体関連に買いが入り、アドバンテス<6857>や東京エレクトロン<8035>などの上昇が指数を後押しした。為替は円安ドル高の動きが一部見られ、輸出企業にとって追い風となった。ただ、朝方に一時上げ幅500円を超えたが、その後は短期的な過熱感を警戒した売りが出て伸び悩んだ。 個別では、アドバンテス、東京エレクトロン、ソフトバンクG<9984>、レーザーテク<6920>、中外薬<4519>、信越化<4063>、三菱商<8058>、スクリン<7735>、フジクラ<5803>、コナミG<9766>、豊田通商<8015>、三井物<8031>、トヨタ<7203>、伊藤忠<8001>、塩野義<4507>などの銘柄が上昇。 一方、TDK<6762>、ファーストリテ<9983>、リクルートHD<6098>、テルモ<4543>、HOYA<7741>、良品計画<7453>、SMC<6273>、任天堂<7974>、ソニーG<6758>、第一三共<4568>、セコム<9735>、富士フイルム<4901>、OLC<4661>、住友鉱<5713>、資生堂<4911>などの銘柄が下落。 業種別では、卸売業、その他金融業、輸送用機器などが上昇した一方で、水産・農林業、空運業、精密機器などが下落した。 後場の日経平均株価は、上値の重い展開となろう。米国での利下げ期待や半導体関連の続伸が意識されよう。一方で、高水準にある水準に対する警戒感や利益確定の売りが重荷となる可能性がある。本日、日銀が金融政策決定会合の結果を発表することもあって、投資家の様子見姿勢は強まろう。週末要因も相まって、僅かながらもさえない反応を示す銘柄も散見され、需給は引き続き混在したものとなりそうだ。
<AK>
2025/09/19 12:21
ランチタイムコメント
日経平均は反発、半導体への買い集中が続く
*12:27JST 日経平均は反発、半導体への買い集中が続く
日経平均は反発。487.05円高の45277.43円(出来高概算8億2390万株)で前場の取引を終えている。 17日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は前営業日比260.42ドル高の46018.32ドルで終え、ナスダック総合は前日比72.63ポイント安の22261.33ポイントで取引を終えている。連邦準備制度理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)で市場の予想通り0.25%の利下げを決定したほか、追加利下げが示唆されたためダウは続伸した。その後、今回の会合で大幅利下げへの広い支持がなかったとパウエル議長が指摘すると一時下落に転じる局面もあったが終盤にかけて回復。ナスダックは半導体セクターが重しとなり終日軟調に推移し、主要指数は高安まちまちで終了した。 米株式市場の動向を横目に、18日の日経平均は120.12円高の44910.50円と反発して取引を開始した。その後も輸出関連や半導体関連への買いが入り、円安進行も追い風となって上値を試す展開となった。為替は円安が進み、これが輸出株にプラスとなる見方が意識された。加えて、半導体装置や電子部品に関連する企業から好材料が相次ぎ、ディスプレイやセンサー関連の銘柄に資金が向かった。需給面では、外資系や年金資金とみられる買いが散発的に入る一方で、利益確定売りも部分的に見られるなどして、序盤は膠着感も伴う動きとなったが、すぐに堅調さを取り戻し、45000円の大台を突破して前場の取引を終了した。 個別では、アドバンテス<6857>、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、TDK<6762>、ソニーG<6758>、ファーストリテ<9983>、ディスコ<6146>、ファナック<6954>、中外薬<4519>、日東電<6988>、第一三共<4568>、スクリン<7735>、スズキ<7269>、レーザーテク<6920>、トレンド<4704>などの銘柄が上昇。 一方、任天堂<7974>、リクルートHD<6098>、コナミG<9766>、KDDI<9433>、味の素<2802>、HOYA<7741>、エムスリー<2413>、ダイキン<6367>、ニトリHD<9843>、東ガス<9531>、豊田通商<8015>、SUBARU<7270>、ソシオネクスト<6526>、IHI<7013>、テルモ<4543>などの銘柄が下落。 業種別では、電気機器、非鉄金属、不動産業が値上がり率上位、その他製品、電気・ガス業、水産・農林業が値下がり率上位となった。 後場の日経平均株価は、現在の上昇基調を維持して推移しようとの見方が優勢。為替の変動が一つの鍵となろう。輸出企業にとっては円安がプラス材料となる一方、資源・エネルギー価格や原材料コストの動向には注意が必要である。テクニカルでは、日経平均が45200円付近の抵抗帯を上抜けできるかどうかが上値の潮目となり、下値支持としては44000円台半ばが意識されよう。
<AK>
2025/09/18 12:27
ランチタイムコメント
日経平均は続伸、半導体関連が指数を押し上げ
*12:11JST 日経平均は続伸、半導体関連が指数を押し上げ
日経平均は続伸。93.52円高の44995.79円(出来高概算10億8071万株)で前場の取引を終えている。 16日の米国株式市場は反落。ダウ平均は125.55ドル安の45757.90ドル、ナスダックは14.79ポイント安の22333.96で取引を終了した。連邦公開市場委員会(FOMC)開始で利下げ期待に寄り付き後、上昇したが、結果発表を見極めたいとの思惑から利益確定売りが優勢となり相場は下落に転じた。終日調整色が強く、終盤にかけても戻りは鈍くなっている。 米株式市場の動向を横目に、17日の日経平均は150.43円安の44751.84円と反落して取引を開始した。寄付き後は円高進行や前日までの上昇幅を踏まえた利益確定売りが広がった。ただ、米国市場の利下げ期待や半導体関連などのテーマに買いが入る場面もあり、下げ幅を縮小すると、11時前には日経平均は前日終値を上回る水準に戻した。節目の45000円を上回る場面もあった。 個別では、東エレク<8035>、TDK<6762>、アドバンテス<6857>、ソニーG<6758>、ディスコ<6146>、ニトリHD<9843>、テルモ<4543>、エムスリー<2413>、トレンド<4704>、資生堂<4911>、日東電<6988>、ネクソン<3659>、アルプスアル<6770>、バンナムHD<7832>、村田製<6981>などの銘柄が上昇。 一方、ソフトバンクG<9984>、リクルートHD<6098>、ファナック<6954>、大塚HD<4578>、フジクラ<5803>、東京海上<8766>、任天堂<7974>、アステラス薬<4503>、ホンダ<7267>、コナミG<9766>、中外薬<4519>、MS&AD<8725>、第一三共<4568>、ソシオネクスト<6526>、ダイキン<6367>などの銘柄が下落。 業種別では、33業種中で上昇に転じているのは電気機器、空運業、小売業の3業種にとどまり、多くの業種が値下がりしている。値下がり率の大きい業種には電気・ガス業、保険業、非鉄金属、証券・商品先物取引、その他製品などが含まれている。 後場の日経平均株価は、方向感に欠ける値動きを想定しておきたい。米国でFOMCの結果発表やFRB議長の記者会見、国内で日銀金融政策決定会合を控えていることから、市場参加者が結果を見極める姿勢を強めており買い控え圧力が予想される。また、日経平均株価は東エレクを筆頭に半導体関連株の上昇寄与が大きく、東証株価指数(TOPIX)はマイナス圏で推移。前場時点の値下がり銘柄数は75.6%と幅広い銘柄が軟調に推移しており、米国の金融政策に対する不透明感が投資家心理の重しとなっている状況がうかがえよう。
<AK>
2025/09/17 12:11
ランチタイムコメント
日経平均は続伸、円安とハイテク株への期待で引き続き買い優勢
*12:22JST 日経平均は続伸、円安とハイテク株への期待で引き続き買い優勢
日経平均は続伸。136.01円高の44904.13円(出来高概算10億750万株)で前場の取引を終えている。 15日の米国株式市場は上昇した。ダウ平均は49.23ドル高の45883.45ドルで取引を終え、ナスダック総合指数は207.65ポイント高の22348.75ポイントと高値を更新した。S&P500も30.99ポイント高の6615.28ポイントと上昇。背景として、米連邦準備理事会(FRB)が今週開催予定の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて利下げ観測が根強いこと、また物価・雇用関連の経済指標が緩やかに推移している点が支持材料とされた。投資家はFRBが利下げを示唆する可能性に注目しており、直近のインフレ率や小売売上高などのデータが相場の方向を左右しようとの見方が意識されている。 米株式市場の動向を横目に、16日の日経平均は180.73円高の44948.85円と続伸して取引を開始した。寄付き後は輸送用機器・電気機器などハイテク関連が比較的買われ、為替が円安方向に進むとの思惑も支えとなった。中盤にかけては利食いの売りが見られたものの、その後買い戻し優勢の地合いでプラス圏に上昇。業種間では材料出揃いの銘柄や直近決算の好調が注目される銘柄に買いが集まり出来高もやや膨らむ場面があり、高値を維持したまま取引を終えた。外国為替市場ではドル円が前日に比べ若干円安となっており、それが輸出関連株の追い風となった。 個別では、東エレク<8035>、TDK<6762>、ディスコ<6146>、アドバンテス<6857>、信越化<4063>、セコム<9735>、HOYA<7741>、スクリン<7735>、トヨタ<7203>、村田製<6981>、ファナック<6954>、京セラ<6971>、オリンパス<7733>、デンソー<6902>などの銘柄が上昇。 一方、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、任天堂<7974>、日東電<6988>、バンナムHD<7832>、テルモ<4543>、フジクラ<5803>、ソニーG<6758>、良品計画<7453>、塩野義<4507>、エムスリー<2413>、三井不<8801>、コナミG<9766>、メルカリ<4385>、富士通<6702>などの銘柄が下落。 業種別では、石油・石炭製品、精密機器、輸送用機器などが値上がり率上位、その他製品、不動産業、小売業などが値下がり率上位となっている。 後場の日経平均株価は、前場の上昇を維持しつつも上値の重さが意識される展開となる見通し。為替はドル円の円安傾向が輸出株を支える可能性があり、またFRBの政策会合を控えた米国の金融政策動向が引き続き焦点となる。国内では企業決算の続報と業績見通しが売買動向に影響を与えよう。需給面では先物手口や海外勢の動きが後場の流れを左右しようとの見方が意識され、テクニカル面では日経平均が前場高値圏を上抜けられるかどうかとの見方がある。
<AK>
2025/09/16 12:22
ランチタイムコメント
日経平均は続伸、米利下げ期待を受けハイテク株中心に上昇
*12:19JST 日経平均は続伸、米利下げ期待を受けハイテク株中心に上昇
日経平均は続伸。322.15円高の44694.65円(出来高概算12億4875万株)で前場の取引を終えている。 11日の米国株式市場は上昇した。ダウ平均は617.08ドル高の46108.00ドル、ナスダックは157.01ポイント高の22043.07で取引を終了した。この背景には、8月の消費者物価指数(CPI)が前年比2.9%の上昇となり、市場予想とおおむね一致したこと、労働市場では新規失業保険申請件数が予想以上に増加し、雇用の鈍化を示すデータとなったことがある。これらを受けて、FRBが来週の会合で0.25%ポイントの利下げを実施するとの見方が強まり、年内に複数回の利下げが織り込まれていることが株価を押し上げる要因となった。 米株式市場の動向を横目に、12日の日経平均は430.80円高の44803.30円と続伸して取引を開始した。国内でも、米国CPIの内容が予想通りであったことおよび新規失業保険申請件数の増加が利下げ期待を支えるとの見方が強まり、投資家心理を下支えした。半導体関連株を中心に買いが優勢となっており、東エレク<8035>やアドバンテス<6857>などが前場における物色の中心となった。始値から大きな下落を見せることはなく、前場を通して堅調な展開となった。 個別では、東エレク、アドバンテス、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>、日東電<6988>、豊田通商<8015>、リクルートHD<6098>、日産化<4021>、KDDI<9433>、フジクラ<5803>、スズキ<7269>、ニデック<6594>、京セラ<6971>、ソシオネクスト<6526>、HOYA<7741>などの銘柄が上昇。 一方、ダイキン<6367>、アサヒ<2502>、スクリン<7735>、レーザーテク<6920>、良品計画<7453>、ディスコ<6146>、塩野義<4507>、味の素<2802>、TDK<6762>、協和キリン<4151>、日立<6501>、ニトリHD<9843>、エムスリー<2413>、キリンHD<2503>などの銘柄が下落。 業種別では、ゴム製品、電気機器、不動産業などが値上がり率上位、食料品、鉱業、陸運業などが値下がり率上位となる。 後場の日経平均株価は、前場の続伸基調を維持する展開が想定される。米国での利下げ期待が今後の政策発表や経済指標で裏付けられるかが焦点となる。国内では為替が大きく動いていないこと、ドル・円が147円前半にとどまっていることが下支え材料となる可能性がある。また、SQ通過による先物・オプションのポジション調整が後場に売買の変動要因となりうる。業種面では、半導体関連や内需関連に引き続き注目が集まりやすく、その動きが市場全体の方向性を左右する可能性がある。
<AK>
2025/09/12 12:19
ランチタイムコメント
日経平均は続伸、米利下げ観測で半導体株中心に買い優勢
*12:19JST 日経平均は続伸、米利下げ観測で半導体株中心に買い優勢
日経平均は続伸。434.25円高の44271.92円(出来高概算9億9151万株)で前場の取引を終えている。 10日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は前日比220.42ドル安の45490.92ドルで取引を終了、ナスダック総合指数は6.57ポイント高の21886.06ポイントとなった。S&P500種株価指数は0.30%上昇の6532.04と、史上最高値を更新した。背景には、8月の米卸売物価指数(PPI)が前月比で予想外に低下したことがあり、これにより連邦準備制度理事会(FRB)が9月にも利下げに踏み切るという観測が強まったことが投資家心理を支えた。 米株式市場の動向を横目に、11日の日経平均は38.55円高の43876.22円と続伸して取引を開始した。国内では、米物価指標の影響を注視する声が根強く、半導体・AI関連の銘柄に買いを向ける動きが見られつつある。また、上場投資信託(ETF・ETN)の売買代金が前日比30.9%増加し、日経平均連動型ETFの売買活発化が需給面で意識されている。 個別では、ソフトバンクG<9984>、アドバンテス<6857>、フジクラ<5803>、KDDI<9433>、ディスコ<6146>、東エレク<8035>、京セラ<6971>、良品計画<7453>、スクリン<7735>、大塚HD<4578>、ファナック<6954>、レーザーテク<6920>、エムスリー<2413>などの銘柄が上昇。 一方、ファーストリテ<9983>、TDK<6762>、コナミG<9766>、ソニーG<6758>、トヨタ<7203>、バンナムHD<7832>、ホンダ<7267>、豊田通商<8015>、東京海上<8766>、テルモ<4543>、ZOZO<3092>、スズキ<7269>、富士フイルム<4901>などの銘柄が下落。 業種別では、非鉄金属、情報・通信業、鉱業などが値上がり率上位、保険業、銀行業、輸送用機器などが値下がり率上位となっている。 後場の日経平均株価は、堅調な展開が見込まれる。米国で利下げ期待が継続しており、今日発表の日本国内の経済指標、ならびに今晩の米消費者物価指数(CPI)の結果が市場の注目を集めよう。為替は円安基調が意識されており、輸出関連などには追い風となりそうである。需給面ではETF等の買戻しの動きが引き続き見られることが期待されよう。
<AK>
2025/09/11 12:19
ランチタイムコメント
日経平均は反発、買い先行も伸び悩む展開
*12:11JST 日経平均は反発、買い先行も伸び悩む展開
日経平均は反発。225.00円高の43684.29円(出来高概算9億6605万株)で前場の取引を終えている。 9日の米国株式市場は続伸した。ダウ平均は196.39ドル高の45711.34ドル、ナスダックは80.79ポイント高の21879.49で取引を終了した。労働統計局による雇用者数の年次改定が想定以上に下方修正されたことを受け、景気減速懸念から一時売りに転じたが、利下げ期待を受けて再び上昇し、終盤にかけて一段高となって過去最高値を更新したとの見方が強まった。 米株式市場の動向を横目に、10日の日経平均は53.87円高の43513.16円と反発して取引を開始した。前場にかけては、米国市場からの追い風を受けつつ、寄り付き後にも高い水準を維持した。ただ、43700円付近で上値の重い展開となり、一段高の動きは乏しかった。そのほか、為替は概ね安定し、特段の変動は観測されなかった。 個別では、ソフトバンクG<9984>、アドバンテス<6857>、コナミG<9766>、フジクラ<5803>、トレンド<4704>、ソニーG<6758>、バンナムHD<7832>、住友電<5802>、ディスコ<6146>、東エレク<8035>、富士通<6702>、豊田通商<8015>、ニトリHD<9843>、ベイカレント<6532>、ZOZO<3092>などの銘柄が上昇。 一方、ファーストリテ<9983>、ダイキン<6367>、リクルートHD<6098>、デンソー<6902>、テルモ<4543>、トヨタ<7203>、KDDI<9433>、第一三共<4568>、信越化<4063>、TDK<6762>、エムスリー<2413>、花王<4452>、ホンダ<7267>、日東電<6988>、中外薬<4519>などの銘柄が下落。 業種別では、非鉄金属や電気・ガス業、情報・通信業などが買われる一方で、輸送用機器や繊維製品、鉄鋼、機械といったセクターには下押し圧力がみられた。 後場の日経平均株価は、堅調な展開が見込まれる。米利下げ観測に加えて、国内では自民党総裁選を巡る思惑も引き続き意識されそうだ。為替が円安方向に振れるようであれば、輸出関連への追い風となる。ただ、目先の上値指向が強まる中では、調整局面への警戒も必要とされる。米国で今晩、8月の米卸売物価指数(PPI)、明日は8月の米消費者物価指数(CPI)が公表されることから、これらを見極めたいとして積極的な買いを見送る可能性もあろう。
<AK>
2025/09/10 12:11
ランチタイムコメント
日経平均は続伸、新政権への期待感から一時前日比500円超高
*12:21JST 日経平均は続伸、新政権への期待感から一時前日比500円超高
日経平均は続伸。88.99円高の43732.80円(出来高概算10億1401万株)で前場の取引を終えている。 8日の米国株式市場は反発した。ダウ平均が114.09ドル高の45514.95ドル、ナスダックが98.31ポイント高の21798.70で取引を終了している。金利低下を好感して寄り付き後に上昇したものの、今週発表が予定される消費者物価指数や生産者物価指数の発表を控え、様子見ムードも強かった。労働市場の減速を背景に9月FOMCでの大幅利下げ期待が高まり、特にハイテク中心に下支えされ、ナスダックは最高値を更新して終了した。セクターでは半導体や製造装置、小売が上昇し、電気通信サービスが下落している。 米株式市場の動向を横目に、9日の日経平均は263.74円高の43907.55円と続伸して取引を開始した。寄り付き後は、円安進行や新政権への政策期待が背景となり、上昇基調が強まった。ただ中盤以降は利益確定売りに押される場面が続き、何とかプラス圏を維持して前場の取引を終える格好となった。 個別では、アドバンテス<6857>、東エレク<8035>、ソニーG<6758>、中外薬<4519>、スズキ<7269>、スクリン<7735>、バンナムHD<7832>、住友不<8830>、任天堂<7974>、大塚HD<4578>、三菱電<6503>、日立<6501>、ホンダ<7267>、塩野義<4507>などの銘柄が上昇。 一方、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、TDK<6762>、日東電<6988>、味の素<2802>、フジクラ<5803>、オリンパス<7733>、ニトリHD<9843>、テルモ<4543>、キヤノン<7751>、武田<4502>、ダイキン<6367>、ファナック<6954>、富士フイルム<4901>、KDDI<9433>、住友電<5802>、京セラ<6971>、豊田通商<8015>などの銘柄が下落。 業種別では、電気機器、その他製品、空運業などが値上がり率上位、非鉄金属、鉄鋼、鉱業などが値下がり率上位となった。 後場の日経平均株価は、引き続き底堅い展開が期待される。前場までの続伸基調に加え、米国株高や円安の流れが引き続き支えとなり得る。今後の焦点は、今週発表予定の国内外経済指標および日銀の金融政策に関する動向である。特に消費者物価指数や生産者物価指数、FOMCの見通しなどが相場の方向性に影響を及ぼす可能性がある。一方、売り方の買い戻し圧力や政局を巡る政策期待などは、下支え要因として機能しており、中立的でありながら一定の堅調さが期待できる。
<AK>
2025/09/09 12:21
ランチタイムコメント
日経平均は大幅続伸、石破氏辞意表明受けて新政権誕生に期待する動き
*12:19JST 日経平均は大幅続伸、石破氏辞意表明受けて新政権誕生に期待する動き
日経平均は大幅続伸。611.79円高の43630.54円(出来高概算10億4978万株)で前場の取引を終えている。 5日の米国株式市場は下落した。ダウ平均は220.43ドル安の45400.86ドル、ナスダックは7.31ポイント安の21700.39で取引を終了した。雇用統計を受け早期利下げ期待が強まり、寄り付き後、上昇。同時に、予想を大幅に下回った結果で、景気後退入りを警戒した売りに押され、相場は下落に転じた。終日売り買いが交錯し、終盤にかけて下げ幅を縮小し、終了。 米株式市場の動向を横目に、8日の日経平均は432.32円高の43451.07円と続伸して取引を開始した。午前中は買いが先行し、7日に石破首相が辞任表明したことで、財政拡張派の新政権誕生に期待する動きが強まった。政治の混乱で日銀が利上げに一段と慎重になるとの見方もあり、円安により輸出企業の業績が改善するとの期待も広がった。需給面では外部からの買い圧力が依然として強く、結果的に前場は堅調な値動きで推移した。 個別では、アドバンテ<6857>、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、TDK<6762>、ソニーG<6758>、リクルートHD<6098>、任天堂<7974>、ファナック<6954>、中外薬<4519>、住友不<8830>、大塚HD<4578>、日東電<6988>、味の素<2802>、ソシオネクスト<6526>などの銘柄が上昇。 一方、コナミG<9766>、ディスコ<6146>、アサヒ<2502>、トヨタ<7203>、良品計画<7453>、SMC<6273>、ミネベア<6479>、ホンダ<7267>、住友ファーマ<4506>、キーエンス<6861>、アルプスアル<6770>、富士電機<6504>、東ガス<9531>、丸井G<8252>、三井住友<8316>などの銘柄が下落。 業種別では、不動産業や電気機器、サービス業、情報・通信業、医薬品業など多くのセクターが上昇した。一方で銀行業のみ下落した。 後場の日経平均株価は、プラス圏での推移を継続しそうだ。引き続き次期政権で財政拡張的な政策が進みやすくなるとの思惑が投資家心理にポジティブに働こう。ただ、前場に43800円台に到達して以降、上値の重い展開となっている。高値圏では主力株に利益確定売りが出ており、来週は日米の中央銀行の金融政策決定会合を控えるなか、後場での一段高の動きには期待しづらく、高値圏での横ばい推移を想定しておきたい。
<AK>
2025/09/08 12:19
ランチタイムコメント
日経平均は続伸、米株高横目に買い優勢の展開
*12:20JST 日経平均は続伸、米株高横目に買い優勢の展開
日経平均は続伸。310.58円高の42890.85円(出来高概算10億2886万株)で前場の取引を終えている。 4日の米国株式市場は上昇した。ダウ平均は350.06ドル高の45621.29ドル、ナスダックは209.97ポイント高の21707.69で取引を終了した。弱い雇用関連指標を受け、寄り付き後は軟調に始まったが、労働市場の減速を背景に利下げ観測が一段と強まり、期待感から買いが先行した。さらにISM非製造業景況指数が予想以上に上昇すると成長への悲観も後退し、上昇へ。NY連銀のウィリアムズ総裁が「いずれ利下げが適切となる」との発言を受け、長期金利が一段と低下し、終盤にかけて相場は上げ幅を拡大した。 米株式市場の動向を横目に、5日の日経平均は403.20円高の42983.47円と続伸して取引を開始した。朝方の買い一巡後は上値の重い展開となったが、プラス圏での推移となった。トランプ米大統領による自動車関税引き下げに関する大統領令への署名も追い風となり投資家心理が改善、輸出関連や技術セクターを中心に買いが広がり上昇基調を持続。為替では円相場が引き続き円安・ドル高方向で安定して推移しており、株価下支え要因となっている。 個別では、アドバンテス<6857>、TDK<6762>、ファーストリテ<9983>、HOYA<7741>、日東電<6988>、オリンパス<7733>、京セラ<6971>、フジクラ<5803>、レーザーテク<6920>、良品計画<7453>、ダイキン<6367>、ソフトバンクG<9984>、三井物<8031>、ニデック<6594>、三菱商<8058>などの銘柄が上昇。 一方、ソニーG<6758>、KDDI<9433>、リクルートHD<6098>、中外薬<4519>、バンナムHD<7832>、任天堂<7974>、ヤマトHD<9064>、信越化<4063>、第一三共<4568>、メルカリ<4385>、大成建<1801>、ローム<6963>、大塚HD<4578>、コムシスHD<1721>、鹿島<1812>などの銘柄が下落。 業種別では、精密機器や鉄鋼、ゴム製品などが上昇した一方で、空運業、建設業、石油・石炭製品などは下落した。 後場の日経平均株価は、プラス圏での推移を継続するか。米国の利下げ期待や円安の進行が輸出株を支える一方、ISM非製造業指数の好結果を受けた安心感も下支えとなろう。ただ、自民党が総裁選を前倒しするべきか、来週8日に国会議員や都道府県連の代表者に意思を確認することから、政治の先行き不透明感が意識されている。また、週末要因に加え、米国で今晩、8月の雇用統計が発表されることから、積極的な買いを見送る向きもあろう。
<AK>
2025/09/05 12:20
ランチタイムコメント
日経平均は大幅反発、ハイテク株中心に買いが集中
*12:21JST 日経平均は大幅反発、ハイテク株中心に買いが集中
日経平均は大幅反発。517.27円高の42456.16円(出来高概算9億5871万株)で前場の取引を終えている。 3日の米国株式市場はまちまちの展開となった。ダウ平均は24.58ドル安の45271.23ドル、ナスダック総合指数は218.10ポイント高の21497.73ドルで取引を終了した。求人件数の減少を受け、FRBの利下げ観測が強まったことや、反トラスト訴訟でアルファベットに対する規制が比較的軽い判断となったことが、ナスダックなどを下支えした。アルファベットとアップルが上昇基調を主導したことも好感された。 米株式市場の動向を横目に、4日の日経平均は154.81円高の42093.70円と反発して取引を開始した。米アルファベットの訴訟に関連する懸念の後退などを受け、投資家のリスク選好が強まり、ハイテク関連を中心に医療・非鉄などの一部セクターに買いが見られた。また、為替市場では円安への振れが続いたものの寄付き直後の動きは限定的であった。需給面では、特に海外投資家の買い意欲が強く、前場全体を通じて買い優勢の展開となった。 個別では、ソフトバンクG<9984>、アドバンテス<6857>、ファーストリテ<9983>、フジクラ<5803>、TDK<6762>、ソニーG<6758>、東エレク<8035>、中外薬<4519>、トヨタ<7203>、東京海上<8766>、HOYA<7741>、ダイキン<6367>、任天堂<7974>などの銘柄が上昇。 一方、ニデック<6594>、信越化<4063>、良品計画<7453>、コナミG<9766>、キーエンス<6861>、ファナック<6954>、キヤノン<7751>、ローム<6963>、ソシオネクスト<6526>、京セラ<6971>、浜ゴム<5101>、SMC<6273>などの銘柄が下落。 業種別では、非鉄金属、鉄鋼、保険業などが値上がり率上位になった一方、ゴム製品のみが下落している。 後場の日経平均株価は、堅調な展開が期待される。米国の利下げ期待が継続しており、これが投資心理を支える可能性がある。為替が引き続き円安傾向にあること、加えて非鉄金属セクターなどへの買いの流れが後場でも続くことが見込まれる。ただし、前場での上昇幅が大きかったことから、利益確定の売りが出やすく、上値を抑える場面も見られよう。そのため、需給のバランスに注目しながら動向を見極める必要がある。
<AK>
2025/09/04 12:21
ランチタイムコメント
日経平均は反落、米株安横目に売り優勢の展開
*12:12JST 日経平均は反落、米株安横目に売り優勢の展開
日経平均は反落。123.90円安の42186.59円(出来高概算9億5177万株)で前場の取引を終えている。 米国株式市場は続落。ダウ平均は249.07ドル安の45295.81ドル、ナスダックは175.92 ポイント安の21279.63で取引を終了した。連邦控訴裁判所によるトランプ政権の関税措置を無効とする判断を受け不透明感が強まったほか、さらに、主要先進国の財政問題悪化を警戒した他市場の流れに連れ、下落。8月ISM製造業景況指数も予想を下回り景気減速を警戒した売りにも拍車がかかり、一段安となった。長期金利の上昇でハイテクも売られ、相場の重しとなり、終日軟調に推移した。 米株式市場の動向を横目に、3日の日経平均は224.83円安の42085.66円と反落して取引を開始した。寄付き直後には米金利や関税政策を巡る不透明感を嫌気しつつも、輸出関連や景気敏感株に対する押し目買いが先行した。需給面では、売り過熱による信用売り残の増加に対する慎重な見方もあり、一部では落ち着いた地合いが見られた。為替は円安進行が進みつつあり、輸出企業への下支え材料ともなった模様である。 個別では、ファーストリテ<9983>、アドバンテス<6857>、ソニーG<6758>、フジクラ<5803>、ファナック<6954>、住友電<5802>、浜ゴム<5101>、HOYA<7741>、味の素<2802>、エーザイ<4523>、コナミG<9766>、リクルートHD<6098>、キッコマン<2801>、塩野義<4507>、第一三共<4568>などの銘柄が上昇。 一方、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、ダイキン<6367>、バンナムHD<7832>、良品計画<7453>、三菱重<7011>、中外薬<4519>、テルモ<4543>、アサヒ<2502>、KDDI<9433>、信越化<4063>、三菱商<8058>、日立<6501>、野村総合研究所<4307>、横河電<6841>などの銘柄が下落。 業種別では、非鉄金属やゴム製品、パルプ・紙、鉄鋼などが上昇した一方で、銀行業や機械、海運業などは下落した。 後場の日経平均株価は、マイナス圏でもみ合う展開が続くか。引き続き為替動向と需給の落ち着きに支えられそうだ。為替では円安基調が継続すれば、輸出関連銘柄への支援材料となろう。テクニカル面では、下値支持線として意識される25日移動平均線近辺で下げ止まったことから、下値は堅いとの見方もある。ただ、米国の財政悪化の懸念が浮上するなか、自民党幹部の辞意表明を受けて政局の混迷が意識されており、買い材料には乏しい状況が続こう。
<AK>
2025/09/03 12:12
ランチタイムコメント
日経平均は小反発、半導体関連など主力株が牽引
*12:15JST 日経平均は小反発、半導体関連など主力株が牽引
日経平均は小反発。104.09円高の42292.88円(出来高概算8億6808万株)で前場の取引を終えている。 1日の米国株式市場はレーバーデーの祝日で休場。2日の日経平均は110.84円高の42299.63円と反発して取引を開始した。寄付き直後は買いが先行し、主力株を中心に堅調な動きとなった。背景には、米国の金融政策への期待のほか、半導体関連など一部セクターへの物色が影響したとみられる。しかし、前場の後半には始値付近にまで上げ幅を縮めた。その後じり高でプラス圏を維持する形で前引けを迎えた。 個別では、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、コナミG<9766>、三菱商<8058>、三井物<8031>、アサヒ<2502>、伊藤忠<8001>、豊田通商<8015>、HOYA<7741>、キリンHD<2503>、エムスリー<2413>、京セラ<6971>、スズキ<7269>、味の素<2802>などの銘柄が上昇。 一方、ソフトバンクG<9984>、アドバンテス<6857>、ファナック<6954>、良品計画<7453>、バンナムHD<7832>、中外薬<4519>、ダイキン<6367>、メルカリ<4385>、イオン<8267>、KDDI<9433>、ソニーG<6758>、OLC<4661>、リクルートHD<6098>、第一三共<4568>などの銘柄が下落。 業種別では、ガラス・土石製品、卸売業、海運業などが値上がり率上位となり、陸運業、情報・通信業、機械の3業種のみが値下がりした。 後場の日経平均株価は、引き続き堅調な展開となりそうだ。前場の輸出関連や景気敏感株への買いが後場にも継続する可能性がある。為替面では円相場の動きが相場の需給に影響しよう。テクニカル面では、42290円前後が支持水準として意識されそうであり、この水準を維持できれば下値は底堅くなるとの見方が意識されよう。ただし、今後発表予定の国内外の経済指標や企業決算が材料視されれば、後場の展開に変化が生じる可能性もあるため、これらの動向を注視したい。
<AK>
2025/09/02 12:15
ランチタイムコメント
日経平均は大幅続落、前週末の米株安受け軟調推移
*12:19JST 日経平均は大幅続落、前週末の米株安受け軟調推移
日経平均は大幅続落。868.65円安の41849.82円(出来高概算9億2422万株)で前場の取引を終えている。 8月29日の米国株式市場のダウ平均は45544.88ドル、ナスダックは21455.55ポイントとなり、ともに下落した。背景には、FRBが重視する7月のコアPCE価格指数が前年比で2.9%に上昇したことがある。寄付き後はドル買いが優勢となり売りが先行したが、その後発表されたシカゴ購買部協会景気指数(PMI)が予想以上に悪化し、さらにミシガン大学消費者マインド指数の確報値も市場予想を下回り、景況感の改善余地に対する懸念が強まった。この流れで、AI関連を中心とした半導体セクターが下落し、相場は終日軟調に推移した。 米株式市場の動向を横目に、1日の日経平均は355.76円安の42362.71円と続落して取引を開始した。為替がドル円147円台半ばで推移する中、寄付き直後に下げ幅を縮小する動きが見られたが、海外市場の景況感悪化を受けて先物主導の売りが広がった。需給面では、戻り売り圧力が強く、買い手控えムードが広がったことで、前場を通じて下落基調で推移した。 個別では、アドバンテス<6857>、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、コナミG<9766>、ディスコ<6146>、TDK<6762>、フジクラ<5803>、ファナック<6954>、ソニーG<6758>、豊田通商<8015>、日東電<6988>、リクルートHD<6098>、任天堂<7974>、バンナムHD<7832>などの銘柄が下落。 一方、オリンパス<7733>、KDDI<9433>、大塚HD<4578>、エーザイ<4523>、アサヒ<2502>、エムスリー<2413>、OLC<4661>、セコム<9735>、ホンダ<7267>、アステラス薬<4503>、7&iHD<3382>、中外薬<4519>、良品計画<7453>、電通グループ<4324>、第一三共<4568>などの銘柄が上昇。 業種別では、水産・農林業や鉱業、食料品などのディフェンシブ色の強い業種が堅調に推移した一方、電気機器や非鉄金属、機械などは売りが優勢だった。 後場の日経平均株価は、下値模索の展開となろう。半導体関連を含む景況感センチメントの弱さから戻りは限定的との見方が意識される。また、国内の長期金利は1.615%に上昇しているほか、国内では自民党内で総裁選の前倒しを求める声が広がっており、石破首相の進退を巡る思惑がくすぶっており、積極的な買戻しは限定的となりそうだ。
<AK>
2025/09/01 12:19
ランチタイムコメント
日経平均は反落、利益確定売りで幅広い銘柄が軟調推移
*12:16JST 日経平均は反落、利益確定売りで幅広い銘柄が軟調推移
日経平均は反落。185.82円安の42642.97円(出来高概算9億427万株)で前場の取引を終えている。 前日28日の米国株式市場は続伸し、ダウ平均は71.67ドル高の45636.90ドル、ナスダックは115.02ポイント高の21705.16で取引を終了した。好調な経済指標が支えとなった。今回は、米実質GDPの改定値が年率3.3%増と速報値を上回ったほか、新規失業保険申請件数が減少し、投資家心理を下支えしたとの見方が広がった。一方で、ロシアによるウクライナへの攻撃強化が終戦期待を後退させ、またFRB理事クック氏がトランプ大統領による解任通告に対し提訴するなど、FRBの独立性を巡る懸念も意識されたが、ダウは終盤にかけて持ち直し最高値を更新、ナスダックも終日堅調であった。 米株式市場の動向を横目に、本日の日経平均は54.50円安の42774.29円と反落して取引を開始した。寄り付き後は前日の米株高を受けた下支えもあり一時は下げ渋る場面もあったが、為替が1ドル146円台で推移する中、短期的な利益確定売りが優勢となった。加えて、今晩発表予定の米7月PCE物価指数を見極めたいとの見方から積極的な買いが手控えられた様子も窺われた。前場を通じて軟調もみ合い展開となった。 個別では、ソフトバンクG<9984>、フジクラ<5803>、中外薬<4519>、電通グループ<4324>、ニトリHD<9843>、三菱商<8058>、三井物<8031>、富士通<6702>、伊藤忠<8001>、住友電<5802>、野村総合研究所<4307>、SMC<6273>、セコム<9735>、大成建<1801>、古河電<5801>などの銘柄が上昇。 一方、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、ファナック<6954>、ソニーG<6758>、リクルートHD<6098>、KDDI<9433>、トヨタ<7203>、ダイキン<6367>、味の素<2802>、任天堂<7974>、良品計画<7453>、レーザーテック<6920>、第一三共<4568>、ベイカレント<6532>、ディスコ<6146>などの銘柄が下落。 業種別では、小売業や電気・ガス業、食料品、輸送用機器など多くの業種が下落した。一方で、非鉄金属、パルプ・紙、卸売業など5業種のみが上昇した。 後場の日経平均株価は、前場の反落を受けて下値模索ながらも、米国株の堅調な動きや経済指標への評価から下げ渋りの展開が期待されよう。テクニカル面では、25日線に沿った値動きとなっており、底堅い推移が継続しそうだ。ただ、ドル円がやや円高傾向が続く中、今月末を控えて幅広い銘柄に利益確定を目的とした売りも一定重石となろう。
<AK>
2025/08/29 12:16
ランチタイムコメント
日経平均は続伸、米エヌビディアの決算終了が一定の安心感に
*12:15JST 日経平均は続伸、米エヌビディアの決算終了が一定の安心感に
日経平均は続伸。211.47円高の42731.74円(出来高概算8億1967万株)で前場の取引を終えている。 27日の米国株式市場は続伸。ダウは147.16ドル上昇し45565.23ドル、ナスダックも45.87ポイント上昇の21590.14、S&P500は15.46ポイント上昇の6481.40と史上最高値を更新して、取引を終えた。背景にはエヌビディアの決算発表を控えたAI関連への期待や、FRBの利下げ観測が高まったことが寄与した。特に10年債利回りの低下が資金流入を促したとの見方がある。 米株式市場の動向を横目に、28日の日経平均は212.13円安の42308.14円と反落して取引を開始した。米エヌビディアの決算発表が終了したことによる一定の安心感が朝方の東京市場に一定の下支えを与える中、輸出関連や自動車セクターに買いが広がった。一方で、為替の円高進行が一部ハイテク株の上値を抑える要因となったとの見方もあった。需給面では、海外投資家による先物への買いが目立ち、前場を通して堅調な展開となった。 個別では、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、フジクラ<5803>、KDDI<9433>、中外薬<4519>、豊田通商<8015>、京セラ<6971>、スズキ<7269>、アドバンテス<6857>、ソニーG<6758>、SOMPO<8630>、第一三共<4568>、日立<6501>などの銘柄が上昇。 一方、ファーストリテ<9983>、ダイキン<6367>、ファナック<6954>、コナミG<9766>、良品計画<7453>、富士通<6702>、7&iHD<3382>、エムスリー<2413>、ニトリHD<9843>、テルモ<4543>、ニコン<7731>、バンナムHD<7832>、オリンパス<7733>などが下落。 業種別では、鉱業、非鉄金属、証券。商品先物取引業が値上がり率上位となり、小売業、繊維製品、海運業の3業種のみ値下がりとなった。 後場の日経平均株価は、引き続き米国株の堅調さと円相場の動向が焦点となる展開が想定されよう。円相場が円高傾向をたどれば輸出株に重荷となり得るが、米金利の低下や利下げ観測が継続すれば買い安心感も広がる可能性がある。また、欧米の経済指標や決算動向、先物市場の需給の変化には注視が必要である。
<AK>
2025/08/28 12:15
ランチタイムコメント
日経平均は反発、米株高を受け回復基調
*12:23JST 日経平均は反発、米株高を受け回復基調
日経平均は反発。135.55円高の42529.95円(出来高概算9億3747万株)で前場の取引を終えている。 26日の米国株式市場は反発となった。NYダウは135.60ドル高の45418.07ドル、ナスダックは94.98ポイント高の21544.27で引けた。トランプ米大統領がFRB理事クック氏解任を表明し、FRBの独立性への懸念が広がったものの、耐久財受注や消費者信頼感指数が堅調だったことで相場を支えた。結果として主要指数はそろって上昇して前日の下落を払拭したとの見方が広がった。 米国市場を横目に、27日の日経平均は寄付きから81.69円高の42476.09円と堅調に始まった。その後、円相場が1ドル=147円半ばで推移したことが輸出関連に支援要因として作用した。市場ではハイテク株を中心に押し目買いを狙う動きがみられ、とくに日経225先物がシカゴで上昇、東京寄付きに影響したとされる。全体として前場は買い優勢で推移した。 個別では、アドバンテス<6857>、中外薬<4519>、ソフトバンクG<9984>、TDK<6762>、テルモ<4543>、ニコン<7731>、日東電<6988>、東エレク<8035>、ディスコ<6146>、横河電<6841>、浜ゴム<5101>、セコム<9735>、トレンド<4704>、ニトリHD<9843>、コムシスHD<1721>、花王<4452>、OLC<4661>、スズキ<7269>、清水建<1803>、ソニーG<6758>、三井不<8801>、住友ファーマ<4506>、日揮HD<1963>、三井金<5706>などの銘柄が上昇。 一方、コナミG<9766>、リクルートHD<6098>、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>、ダイキン<6367>、バンナムHD<7832>、任天堂<7974>、信越化<4063>、東京海上<8766>、KDDI<9433>、ベイカレント<6532>、ZOZO<3092>、エーザイ<4523>、スクリン<7735>、エムスリー<2413>、ニデック<6594>、アステラス薬<4503>、第一三共<4568>、良品計画<7453>、MS&AD<8725>、HOYA<7741>、野村総合研究所<4307>、味の素<2802>、伊藤忠<8001>、コマツ<6301>、富士フイルム<4901>、日立建機<6305>、TOTO<5332>、トヨタ<7203>、ホンダ<7267>などの銘柄が下落。 業種別では、非鉄金属や電気・ガス業、空運業が上昇し、医薬品も堅調だった。一方、その他製品や石油・石炭製品、保険業、サービス業はやや軟調に推移した。 後場の日経平均株価は、反発基調を維持しそうだ。引き続き米FRBの利下げ観測や米経済指標の動向、円動向、海外市場の流れが影響を与える見通し。そのうえで、先物や為替の方向性にも注目し、テクニカルでは25日移動平均線付近にある支持線を意識した下支えとなる可能性がある。ただし、エヌビディアの決算発表を控えているため、ハイテク関連株の動向には注意が必要。需給や外部材料の変化が後場のキーとなろう。
<AK>
2025/08/27 12:23
ランチタイムコメント
日経平均は反落、米株安・円高進行で売り優勢
*12:22JST 日経平均は反落、米株安・円高進行で売り優勢
日経平均は反落。453.29円安の42354.53円(出来高概算9億5033万株)で前場の取引を終えている。 25日の米国株式市場は反落となった。ダウ平均は349.27ドル安の45282.47ドル、ナスダックは47.24ポイント安の21449.29で取引を終了し、全体として下落となった。長期金利上昇への警戒感や地政学的リスクの高まりが売りを誘い、終盤にかけて下げ幅を拡大した。なお、エヌビディアへの期待から、ナスダックが一時プラス圏に浮上したが、その後再び軟化して引けた形となっている。 米株式市場の動向を横目に、26日の日経平均は188.16円安の42619.66円と反落して取引を開始した。その後、トランプ米大統領によるFRB理事解任のX投稿が伝わると、円高・ドル売り圧力が強まり、株価は急落し下げ幅は一時600円超にまで拡大した。この流れを受けて売りが主導する形となり、前場はこう着的な展開へ。出来高の膨らみとともに投資家の警戒感が続いており、需給は全般に慎重なものだった。 個別では、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、アドバンテス<6857>、リクルートHD<6098>、ダイキン<6367>、中外薬<4519>、東エレク<8035>、ソニーG<6758>、第一三共<4568>、KDDI<9433>、トヨタ<7203>、ホンダ<7267>、大塚HD<4578>、ニトリHD<9843>などの銘柄が下落。 一方、エムスリー<2413>、テルモ<4543>、TDK<6762>、ソシオネクスト<6526>、スクリン<7735>、良品計画<7453>、楽天グループ<4755>、アマダ<6113>、ローム<6963>、アルプスアル<6770>、電通グループ<4324>、ふくおかFG<8354>、東レ<3402>、オムロン<6645>、シャープ<6753>、T&DHD<8795>などの銘柄が上昇。 業種別では、医薬品、電気・ガス業、輸送機器などが値下がり率上位となっており、 繊維製品、倉庫・運輸関連業のみ値上がりした。 後場の日経平均株価は、下落基調ながらもトランプ氏の発言に対する通貨や先物の反応次第で戻りへの動きが意識されよう。ドル/円の動きが鍵となるなか、円高進行は引き続き株価の下押し要因となりそうである。テクニカル面では、一時600円超の下落を受けて過度な売りが一巡すれば、戻り待ちの買いが入りやすくなるとの見方もある。今後の米金融政策や為替動向、企業決算などの材料との連動に注目したい。
<AK>
2025/08/26 12:22