注目トピックス 外国株ニュース一覧

注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は0.2%高で5日ぶり反発、発電・電力設備株に買い 【ブラジル】ボベスパ指数 112857.10 -0.96%11日のブラジル株式市場は3日続落。主要指標のボベスパ指数は前日比1113.52ポイント安(-0.96%)の114827.12で取引を終了した。115927.72から114296.52まで下落した。終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を縮小させた。世界景気の悪化懸念が嫌気され、売りが継続した。国際通貨基金(IMF)は11日、最新の世界経済見通し(WEO)を公表し、今年の世界経済成長率を3.2%(7月時点の予想は3.3%)、2023年の成長率を4.4%(同4.6%)に下方修正した。また、米国の利上げが長期にわたって行われるとの観測も圧迫材料。一方、国内の政権交代期待などが指数をサポートした。【ロシア】MICEX指数 1949.46 +1.69%11日のロシア株式市場は5日ぶりに反発。主要指標のMOEX指数は前日比32.49ポイント高(+1.69%)の1949.46で取引を終了した。1909.11から1952.80まで上昇した。おおむねプラス圏で推移し、終盤に上げ幅を拡大させた。連日の下落で値ごろ感が強まったほか、成長予想の上方修正が好感された。国際通貨基金(IMF)は最新リポートで、2022年のロシアの成長予想をこれまでのマイナス6%からマイナス3.4%に上方修正した。23年の成長予想は従来のマイナス3.5%からマイナス2.3%に引き上げられた。一方、欧米が対ロ制裁を緩めない方針を示していることが引き続き足かせとなった。【インド】SENSEX指数 57147.32 -1.46%11日のインドSENSEX指数は3日続落。前日比843.79ポイント安(-1.46%)の57147.32、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同257.45ポイント安(-1.49%)の16983.55で取引を終えた。終始マイナス圏で推移し、終盤下げ幅を拡大させた。海外株安を受け、インド株も売りが先行。また、インフレ率の加速も追加の利上げ懸念を強めた。9月のインフレ率は7.30%まで加速し、5カ月ぶりの高水準を記録したと報告された。また、収穫前の豪雨の影響で穀物の収穫量が減少しており、食品価格が一段と上昇すると懸念されている。外部環境では、米国の大幅な利上げ懸念が再燃していることが外資の流出懸念を高めた。【中国本土】上海総合指数 2979.79 +0.19%11日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比5.65ポイント高(+0.19%)の2979.79ポイントと5日ぶりに反発した。買い戻しが優勢となる流れ。上海総合指数は前日まで急ピッチに下落し、約5カ月半ぶりの安値水準に落ち込んでいた。ただ、上値は限定されている。中国経済の不透明感が重しとなった。国慶節連休をきっかけに、国内では新型コロナウイルスの新規感染数が増加している。16日開幕の5年に1度の中国共産党大会を前に、行動抑制が強化される恐れもある。人民元安の進行もマイナス材料。米利上げペース加速の見方が強まる中、米10年債利回りは上昇の勢いを増し、外国為替市場でも対米ドルのオフショア人民元は元安で推移している。指数は安く推移する場面もみられた。 <NH> 2022/10/12 10:47 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は続落、通貨ルピー安の進行 【ブラジル】ボベスパ指数 115940.64 -0.37%10日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比434.61ポイント安(-0.37%)の115940.64で取引を終了した。116840.61から115261.12まで下落した。買いが先行した後は売りに押され、引けまで安値圏でもみ合った。海外株の下落が警戒され、ブラジル株にも売りが広がった。また、米国の大幅な利上げ懸念の再燃も外資の流出懸念を高めた。一方、指数の下値は限定的。政権交代期待の高まりや資源セクターの上昇などがサポート材料となった。【ロシア】MICEX指数 1916.97 -1.43%10日のロシア株式市場は4日続落。主要指標のMOEX指数は前日比27.78ポイント安(-1.43%)の1916.97で取引を終了した。1917.91から1775.04まで下落した。終始マイナス圏で推移し、終盤にかけて下げ幅を縮小させた。ガスプロム(GAZP)の急落が指数の足かせに。同社の減配発表が嫌気されたもようだ。また、ウクライナ紛争の長期化など地政学的リスクの高まりや国内経済の低迷なども引き続き圧迫材料となった。【インド】SENSEX指数 57991.11 -0.34%10日のインドSENSEX指数は続落。前日比200.18ポイント安(-0.34%)の57991.11、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同73.65ポイント安(-0.43%)の17241.00で取引を終えた。終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を縮小させた。通貨ルピー安の進行を受け、インド株に売り圧力が強まった。報告によると、ルピー安を食い止めるため、インド準備銀行(中央銀行)は計1100億米ドルのルピー買い・ドル売りのオペを実施したという。そのため、外貨準備高は約2年ぶりの低水準まで落ち込んでいる。また、成長率の鈍化観測も嫌気された。野村インターナショナルは最新リポートで、2023年度のインド成長率について、22年度の7.0%(予想)から5.2%に鈍化するとの見方を示した。【中国本土】上海総合指数 2974.15 -1.66%国慶節連休明け10日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比50.24ポイント安(-1.66%)の2974.15ポイントと4日続落した。4月28日以来、約5カ月半ぶりに心理的節目の3000ポイントを割り込んでいる。国内景気の先行き不安が強まる流れ。8日に公表された民間集計の9月・中国非製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.3となり、市場予想(54.4)以上に前月(55.0)から低下した。景況判断の分かれ目となる50を4カ月ぶりに割り込んでいる。そのほか、国慶節の大型連休中(10月1-7日)に、国内で新型コロナウイルスの新規感染者数が大幅に増加したこともマイナス。16日に開幕する5年に1度の中国共産党大会を前に、行動抑制強化の懸念も高まっている。米国の対中圧力も警戒。バイデン米政権は7日、中国向けの新たな半導体輸出規制を発表した。指数は徐々に下げ幅を広げている。 <FA> 2022/10/11 10:10 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は小幅続落、EUが追加の経済制裁を発表 【ブラジル】ボベスパ指数 117560.83 +0.31%6日のブラジル株式市場は5日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比363.01ポイント高(+0.31%)の117560.83で取引を終了した。117143.65から118382.31まで上昇した。終始プラス圏で推移し、後半は上げ幅をやや縮小させた。政権交代期待の高まりが支援材料となり、ブラジル株に買いが継続。今回の大統領選挙では、元大統領ルーラの勝利確率が高まっている背景がある。また、原油価格の上昇も資源セクターの物色手掛かり。一方、米国の大幅利上げ懸念が再燃していることが指数の上値を抑えている。【ロシア】MICEX指数 2020.63 -0.46%6日のロシア株式市場は小幅続落。主要指標のMOEX指数は前日比9.25ポイント安(-0.46%)の2020.63で取引を終了した。2053.86から2015.09まで下落した。プラス圏で推移した後は後半は前日の終値近辺でもみ合った。欧州連合(EU)がロシアに対して第8弾の経済制裁を発表したことが嫌気された。また、米国の大幅利上げ懸念が再燃していることも引き続き圧迫材料となった。一方、指数の下値は限定的。石油輸出国機構にロシアなどの産油国が加わるOPECプラスが減産計画を発表したことが引き続き支援材料となった。【インド】SENSEX指数 58222.10 +0.27%6日のインドSENSEX指数は強含み。前日比156.63ポイント高(+0.27%)の58222.10、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同57.50ポイント高(+0.33%)の17331.80で取引を終えた。終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅を縮小させた。アジア市場の上昇が好感され、インド市場にも買いが広がった。また、財務省が航空業界に最大150億ルピー(約265億円)の資金支援案を承認したことも同セクターの支援材料。このほか、日用品などの消費が下半期に拡大するとの観測が小売セクターの物色手掛かりとなった。【中国本土】休場 <NH> 2022/10/07 10:20 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は4日続伸、財政支出の拡大期待が好感 【ブラジル】ボベスパ指数 117197.82 +0.83%5日のブラジル株式市場は4日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比(967.70ポイント)高(+0.83%)の117197.82で取引を終了した。115906.33から117514.25まで上昇した。前日の終値近辺でもみ合った後は上げ幅を拡大させ、引けまで狭いレンジでもみ合った。財政支出の拡大期待が好感された。ブルソナーロ大統領はこのほど、貧困層向けの支援を一段と拡大することを約束。また、原油価格の上昇や経済指標の改善もサポート材料となった。8月の鉱工業生産は前年同月比で2.8%上昇し、前月のマイナス0.4%(改定値)と予想のプラス2.4%を上回った。一方、米国の大幅利上げ懸念の再燃などが指数の上値を抑えた。【ロシア】MICEX指数 2029.88 -0.81%5日のロシア株式市場は4日ぶりに反落。主要指標のMOEX指数は前日比(16.54ポイント)安(-0.81%)の2029.88で取引を終了した。2045.62から1971.91まで下落した。終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅をやや縮小させた。ウクライナ紛争をめぐる地政学的リスクが再び高まっていることが懸念され、終始軟調な展開を示した。一方、指数の下値は限定的。原油価格の上昇が指数をサポートした。石油輸出国機構にロシアなどの産油国が加わるOPECプラスが減産計画を発表したことは支援材料となったもようだ。OPECプラスは5日、11月以降の1日当たりの原油産出量を200万バレル減らすと決定。これは2020年以来の大規模な減産となる。【インド】休場【中国本土】休場 <FA> 2022/10/06 10:02 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう インド株式市場は反発、米長期金利の大幅低下を受け 【ブラジル】ボベスパ指数 116230.12 +0.08%4日のブラジル株式市場は3日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比95.66ポイント高(+0.08%)の116230.12で取引を終了した。115837.20から118280.11まで上昇した。買いが先行した後は前日の終値近辺で一進一退の展開を示した。成長予想の上方修正が好感され、買いは継続。ブラジル中央銀行がエコノミスト約100人を対象に実施した最新調査では、2022年の成長予想が前回の2.67%から2.70%に上方修正された。また、米国の大幅な利上げ懸念の後退なども支援材料となった。一方、指数の上値は重い。弱い経済指標が指数の上値を抑えた。9月のS&Pグローバル製造業購買担当者景気指数(PMI)は51.1となり、前月の51.9を下回った。【ロシア】MICEX指数 2046.42 +0.22%4日のロシア株式市場は3日続伸。主要指標のMOEX指数は前日比4.46ポイント高(+0.22%)の2046.42で取引を終了した。2016.59から2079.67まで上昇した。買いが先行した後は前日の終値近辺でもみ合った。原油価格の上昇や米国の大幅利上げ懸念の後退が好感された。また、通貨ルーブル高の進行も支援材料となった。一方、指数の上値は重い。欧米が対ロ制裁を追加するとの懸念が払拭されていないことが引き続き足かせとなった。【インド】SENSEX指数 58065.47 +2.25%4日のインド株式市場は反発。前日比1276.66ポイント高(+2.25%)の58065.47、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同386.95ポイント高(+2.29%)の17274.30で取引を終えた。大幅高で寄り付いた後も高値圏でもみ合った。米長期金利の大幅低下を受け、外資の流出懸念の後退から買いが広がった。また、最近の下落で値ごろ感も強い。このほか、外国人投資家の買い継続が指数をサポートした。国内では、利上げサイクルの収束観測などが引き続き好感された。【中国本土】休場 <FA> 2022/10/05 09:46 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は大幅続伸、欧米が対ロ制裁の追加を見送ったことが好感 【ブラジル】ボベスパ指数 116134.46 +5.54%3日のブラジル株式市場は大幅続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比6097.67ポイント高(+5.54%)の116134.46で取引を終了した。110,047.56から116,134.46まで上昇した。買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏でもみ合った。政権交代期待が高まっていることが支援材料。2022年大統領選挙では、第1回投票でルラ元大統領が圧勝した。また、米長期金利の大幅低下も外資の流出懸念を緩和させた。ほかに、原油など資源価格の上昇が同セクターの物色手掛かりとなった。【ロシア】MICEX指数 2041.96 +4.32%3日のロシア株式市場は大幅続伸。主要指標のMOEX指数は前日比84.65ポイント高(+4.32%)の2041.96で取引を終了した。1972.43から2047.54まで上昇した。買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。欧米が対ロ制裁の追加を見送ったことが好感され、幅広い銘柄に買いが広がった。また、原油価格の上昇も資源セクターの物色手掛かり。このほか、ルーブル売りがいったん収束したことが買い安心感を与えた。【インド】SENSEX指数 56788.81 -1.11%3日のインドSENSEX指数は反落。前日比638.11ポイント安(-1.11%)の56788.81、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同207.00ポイント安(-1.21%)の16887.35で取引を終えた。終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅をやや拡大させた。景気の先行き不安が圧迫材料。利上げの実施に伴う資金調達コストの上昇を受け、7-9月期の設備投資が前期から一段と落ち込んだと報告されている。また、米利上げの終了が時期尚早だとの米連邦準備制度理事会(FRB)高官の発言も警戒された。米国が一段の利上げに踏み切るとの観測は外資の流出懸念を高めたもようだ。このほか、通貨ルピー安の進行などがインド株の売り圧力を高めた。【中国本土】休場 <CS> 2022/10/04 09:34 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は反発、最近の下落で値ごろ感が強まり 【ブラジル】ボベスパ指数 110036.79 +2.20%30日のブラジル株式市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比2372.44ポイント高(+2.20%)の110036.79で取引を終了した。107315.15から110502.20まで上昇した。売りが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。最近の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢。また、欧州市場の上昇など外部環境の改善も支援材料となった。国内では、政権交代に対する期待が指数をサポート。2022年大統領選挙では、第1回投票でルラ元大統領が圧勝した。【ロシア】MICEX指数 1957.31 +0.18%30日のロシア株式市場は小反発。主要指標のMOEX指数は前日比3.54ポイント高(+0.18%)の1957.31で取引を終了した。1872.95から2005.21まで上昇した。買いが先行した後は前日の終値近辺でもみ合った。内需関連の上昇が指数をサポートした。一方、指数の上値は重い。欧米が対ロ制裁を追加するとの懸念が引き続き嫌気されたほか、通貨ルーブルの急落がロシア株の売り圧力を強めた。【インド】SENSEX指数 57426.92 +1.80%30日のインドSENSEX指数は8日ぶりに反発。前日比1016.96ポイント高(+1.80%)の57426.92、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同276.25ポイント高(+1.64%)の17094.35で取引を終えた。売りが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。連日の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢。また、利上げサイクルがこれで終了するとの観測も支援材料となった。なお、インド準備銀行(中央銀行)はこの日、市場予想通り政策金利を5.4%から5.9%に引き上げると決定した。【中国本土】上海総合指数 3024.39 -0.55%30日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比16.82ポイント安(-0.55%)の3024.39ポイントと3日続落した。約5カ月ぶりの安値水準に落ち込んでいる。大型連休を前に買いが手控えられる展開。本土市場は国慶節の祝日に伴い10月3-7日にかけて休場となる。欧米の金融引き締め加速も懸念。高金利による世界的なリセッション(景気後退)も意識された。もっとも、大きく売り込む動きはみられない。中国の景気テコ入れ策に対する期待感で、指数はプラス圏で推移する場面もみられた。寄り付き直後に公表された9月の中国製造業PMIは50.1で着地した。予想(49.7)以上に8月(49.4)から改善している(一方、非製造業PMIは前月の52.6→50.6に低下)。 <CS> 2022/10/03 09:27 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は続落、中国景気の先行き不安が投資家心理の重し 【ブラジル】ボベスパ指数 107664.35 -0.73%29日のブラジル株式市場は反落。主要指標のボベスパ指数は前日比786.85ポイント安(-0.73%)の107664.35で取引を終了した。108448.54から106243.52まで下落した。終始マイナス圏で推移し、終盤は下げ幅をやや縮小させた。世界経済のリセッション懸念が再燃していることが警戒され、リスク回避の売りが広がった。また、原油価格の下落も圧迫材料となった。一方、指数の下値は限定的。ブラジル中央銀行が2023年6月から利下げになる可能性を示唆したことが好感されたもようだ。【ロシア】MICEX指数 1953.77 -0.51%29日のロシア株式市場は3日ぶりに反落。主要指標のMOEX指数は前日比10.09ポイント安(-0.51%)の1953.77で取引を終了した。2005.80から1917.62まで下落した。プラス圏で推移した後は売りに押され、引けまで狭いレンジでもみ合った。原油価格の下落が嫌気され、資源の一角に売りが優勢。また、欧米がロシアに対して制裁を追加するとの観測も引き続き圧迫材料となった。ほかに、弱い経済指標が景気の先行き不安を高めた。8月の小売売上高は予想以上に落ち込んだほか、同月の鉱工業生産もマイナス成長を継続した。【インド】SENSEX指数 56409.96 -0.33%29日のインドSENSEX指数は7日続落。前日比188.32ポイント安(-0.33%)の56409.96、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同40.50ポイント安(-0.24%)の16818.10で取引を終えた。買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。利上げ観測が嫌気され、売りが広がった。きょう30日に開催される金融政策決定会合では、4会合連続で利上げが実施されると予測されている。利上げ幅は0.50%になるとみられている。また、世界的なリセッション(景気後退)懸念の再燃もリスク回避の売りを加速させた。【中国本土】上海総合指数 3041.21 -0.13%29日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比3.86ポイント安(-0.13%)の3041.21ポイントと続落した。中国景気の先行き不安が投資家心理の重しとなる流れ。国際機関や投資銀行は、中国GDP成長見通しの下方修正が相次いでいる。中国不動産業を巡る不透明感も再燃した「。上海を拠点とする不動産デベロッパー、旭輝HD(CIFIホールディングス:884/HK)にも債務不履行(デフォルト)観測が浮上している。不動産デベロッパーを巡っては、資金不足などにより建設工事が中断した未完成住宅「爛尾楼(ランウェイロウ)」や巨額債務の問題が不透明要因としてくすぶる状況だ。また、中国ではあす30日、9月の製造業PMIが公表されるほか、国慶節の祝日に伴う休場を10月3-7日に控えている。これらが買い手控え要因として意識された。ただ、指数はプラス圏で推移する場面もみられている。人民元安進行の一服や、当局の景気テコ入れスタンスが支えとなった。 <FA> 2022/09/30 09:51 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は弱含み、ITCなどの下げが目立った 【ブラジル】ボベスパ指数 108451.20 0.07%28日のブラジル株式市場は小幅高。主要株価指数のボベスパ指数は、前営業日比74.85ポイント高(+0.07%)の108451.20で引けた。米長期金利の低下が好感されたようだ。ボべスパ指数の92の構成銘柄では46が上昇、43が下落、変わらずは3。エスタシオ・パルティチパソエス(YDUQ3)などの上げが目立った。【ロシア】MICEX指数 1963.86 +0.53%28日のロシア株式市場は、小幅高。主要株価指数のMOEXロシア指数は、前日比10.40ポイント高(+0.53%)の1963.86で引けた。日中の取引レンジは、1948.25−2018.99。一時2000ポイント台を回復したが、利食い売りなどで上げ幅は縮小。【インド】SENSEX指数 56598.28 -0.89%28日のインドSENSEX指数は弱含み。前日比509.24ポイント安(-0.89%)の56598.28、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数Niftyは、同148.80ポイント安(-0.87%)の16858.60で取引終了。30社株価指数SENSEXの構成銘柄では、12が上昇、18が下落、変わらずは0。外部環境の改善は遅れており、一部で押し目買いが観測されたが、売りが次第に優勢となった。ITCなどの下げが目立った。【中国本土】上海総合指数 3045.07 -1.58%28日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比48.80ポイント安(-1.58%)の3045.07ポイントと反落した。約4カ月半ぶりの安値水準に落ち込んでいる。連日の人民元急落が懸念される流れ。28日の上海為替市場で対米ドルのオンショア人民元は7.20人民元を超え、2008年2月以来の元安水準で推移している。中国からの資金流出も警戒された。中国景気の先行きも不安視。国際機関や投資銀行は相次ぎ、中国経済成長率見通しを下方修正している。 <CS> 2022/09/29 09:17 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は反発、自律反発狙いの買いが観測 【ブラジル】ボベスパ指数 108376.35 -0.68%27日のブラジル株式市場は続落。主要株価指数のボベスパ指数は、前営業日比737.81ポイント安(-0.68%)の108376.35で引けた。米長期金利の上昇やドル高が嫌気されたようだ。ボべスパ指数の92の構成銘柄では19が上昇、71が下落、変わらずは2。アルパルガタス(ALPA4)などの下げが目立った。【ロシア】MICEX指数 1953.46 +1.04%27日のロシア株式市場は、反発。主要株価指数のMOEXロシア指数は、前日比20.11ポイント高(+1.04%)の1953.46で引けた。日中の取引レンジは、1904.24−1975.32。自律反発狙いの買いが観測された。ルーブル安が一服したことも好感されたようだ。【インド】SENSEX指数 57107.52 -0.07%27日のインド株式市場は弱含み。前日比37.70ポイント安(-0.07%)の57107.52、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数Niftyは、同8.90ポイント安(-0.05%)の17007.40で取引を終えた。30社株価指数SENSEXの構成銘柄では、17が上昇、13が下落、変わらずは0。自律反発狙いの買いが入ったことで一時強含みとなったが、買い一巡後は利食い売りが優勢となり、株価指数は小幅安となった。【中国本土】上海総合指数 3093.86 1.40%27日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比42.64ポイント高(+1.40%)の3093.86ポイントと5日ぶりに反発した。景気テコ入れ策に対する期待感が相場を支える流れ。中国人民銀行(中央銀行)は27日、リバースレポを通じ満期分との差引で1730億人民元を市中供給した。この供給規模は、2月28日以来、約7カ月ぶりの高水準となっている。また、中国国家発展改革委員会・高技術司の張志華・司長は26日の記者会見で、「新インフラ」建設への支援を強化するとともに、社会資本による投資を積極的に呼び込む方針を明らかにした。 <CS> 2022/09/28 09:19 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は大幅安、米長期金利の上昇や原油安が売り材料 【ブラジル】ボベスパ指数 109114.16 -2.33%26日のブラジル株式市場は大幅安。主要株価指数のボベスパ指数は、前営業日比2601.84ポイント安(-2.33%)の109114.16で引けた。米長期金利の上昇や原油安が売り材料となったようだ。ボべスパ指数の90の構成銘柄では3が上昇、89が下落、変わらずは0でほとんどの銘柄が下げている。エネルギー関連のRRRP3(BS)などの下げが目立った。【ロシア】MICEX指数 1933.35 -7.49%26日のロシア株式市場は、大幅安。主要株価指数のMOEXロシア指数は、前日比156.52ポイント安(-7.49%)の1933.35で引けた。日中の取引レンジは、1841.42−2054.56。原油安や欧州通貨安を意識した売りが観測された。【インド】SENSEX指数 57145.22 -1.64%26日のインド株式市場は下落。前日比953.70ポイント安(-1.64%)の57145.22、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数Niftyは、同311.05ポイント安(-1.80%)の17016.30で取引を終えた。30社株価指数SENSEXの構成銘柄では、6が上昇、24が下落、変わらずは0。マルチ・スズキ・インディア(MSIL)などの下げが目立った。アジア諸国の株安を嫌気して大半の銘柄が下げている。【中国本土】上海総合指数 3051.23 -1.20%26日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前営業日比37.14ポイント安(-1.20%)の3051.23ポイントと4日続落した。2022年5月以来の安値水準に落ち込んでいる。人民元安の進行が不安視される流れ。26日の中国外国為替市場では対米ドルのオンショア人民元が一段と元安(=米ドル高)方向に進み、20年5月以来の低い水準で推移している。中国人民銀行(中央銀行)は26日、元安抑制のため、外国為替フォワード取引の準備金比率引き上げを発表したものの、元安の動きに歯止めはかかっていない。中国本土からの資金流出懸念も一段と強まった。また、欧米の積極的な利上げスタンスを受け、世界の景気後退(リセッション)も警戒されている。 <CS> 2022/09/27 09:24 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は3日続落、人民元の進行が警戒される流れ 【ブラジル】ボベスパ指数 111716.00 -2.06%23日のブラジル株式市場は反落。主要指標のボベスパ指数は前日比2354.48ポイント安(-2.06%)の111716.00で取引を終了した。114046.98から110731.90まで下落した。売りが先行した後は下げ幅を拡大させ、引けまで安値圏でもみ合った。米長期金利の上昇観測を受け、外資の流出懸念が高まった。また、原油など資源価格の下落も同セクターの売り手掛かり。このほか、世界景気の先行き不安などが引き続き圧迫材料となった。【ロシア】MICEX指数 2089.87 -4.61%23日のロシア株式市場は反落。主要指標のMOEX指数は前日比101.00ポイント安(-4.61%)の2089.87で取引を終了した。2192.68から2071.37まで下落した。売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。欧米がロシアに対して制裁を追加するとの観測が嫌気されたほか、国内の「動員令」実施に伴う混乱が生じていることも引き続き圧迫材料。また、原油価格の下落やロシア経済のリセッション(景気後退)懸念の高まりなどもリスク回避の売りを加速させた。【インド】SENSEX指数 58098.92 -1.73%23日のインドSENSEX指数は3日続落。前日比1020.80ポイント安(-1.73%)の58098.92、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同302.45ポイント安(-1.72%)の17327.35で取引を終えた。売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。欧米の金融引き締めが長期化するとの観測を受け、外資の流出懸念が強まった。また、通貨ルピー安の進行もインド株の売り圧力を強めた。ルピーの対米ドル為替レートは過去最安値水準を更新している。ほかに、本日のアジア市場が軟調な値動きを示していたことを受け、インド株にも売り圧力が強まった。【中国本土】上海総合指数 3088.37 -0.66%23日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比20.54ポイント安(-0.66%)の3088.37ポイントと3日続落した。約4カ月ぶりの安値水準に低迷している。人民元の進行が警戒される流れ。米金利高を背景に、今週の外国為替市場で対米ドルの人民元は、連日で元安が進んでいる。中国本土からの資金流出不安も高まった。中国景気の先行き不安も続いている。国際機関や投資銀行などは相次いで、中国の経済成長率を予想を下方修正した。ただ、指数はプラス圏で推移する場面もみられている。中国の経済活動正常化や、景気テコ入れ策に対する期待感が根強い。また、このところの下落基調を受け、値ごろ感も着目された。 <FA> 2022/09/26 09:44 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は小反落、米長期金利の上昇なども外資の流出懸念を高めた 【ブラジル】ボベスパ指数 111935.86 -0.52%21日のブラジル株式市場は3日ぶりに反落。主要指標のボベスパ指数は前日比581.05ポイント安(-0.52%)の111935.86で取引を終了した。113294.37から111380.13まで下落した。買いが先行した後は前日の終値近辺で推移した。米連邦公開市場委員会(FOMC)結果で予想通り3会合連続で0.75%の利上げ実施が決定され、米景気後退懸念が高まった。また、原油など資源価格の下落も足かせに。一方、国内の成長予想の上方修正が引き続き指数をサポートした。【ロシア】MICEX指数 2130.71 -3.83%21日のロシア株式市場は大幅続落。主要指標のMOEX指数は前日比84.96ポイント安(-3.83%)の2130.71で取引を終了した。2186.43から2002.73まで下落した。大幅安で寄り付いた後は下げ幅を縮小させ、引けまで狭いレンジでもみ合った。プーチン大統領の演説が警戒され、リスク回避の売りが継続。大統領は21日のテレビ演説で、予備役を招集する「部分動員」を同日付で開始すると発表し、ロシア軍がウクライナで占領した領土を併合する方針を示した。また、原油価格の下落も資源セクターの足かせとなった。【インド】SENSEX指数 59456.78 -0.44%21日のインドSENSEX指数は小反落。前日比262.96ポイント安(-0.44%)の59456.78、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同97.90ポイント安(-0.55%)の17718.35で取引を終えた。おおむねマイナス圏で推移し、終盤に下げ幅をやや拡大させた。アジア市場の下落を受け、インド株にも売り圧力が強まった。また、米長期金利の上昇なども外資の流出懸念を高めた。ほかに、インフレ率の高止まりや追加の利上げ観測などが引き続き嫌気された。【中国本土】上海総合指数 3117.18 -0.17%21日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比5.23ポイント安(-0.17%)の3117.18ポイントと反落した。人民元安の進行が不安視される流れ。米金利高を背景に、外国為替市場で対米ドルのオフショア人民元は節目の7.0人民元を突破し、2020年7月以来の元安水準で推移している。資金流出の不安も高まる状況だ。米連邦準備理事会(FRB)は21日(日本時間22日未明)、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を発表する。FOMCでは、3会合連続で通常3倍の0.75%利上げが決定される見込みだ。中国景気の先行き不安も高まる。アジア開発銀行(ADB)は21日発表した最新の「アジア経済見通し」で、中国の2022年国内総生産(GDP)成長率予想を4月予測時の5.0→3.3%に下方修正した。もっとも、大きく売り込む動きはみられない。中国の経済活動正常化や、景気テコ入れ策に対する期待感が相場を下支えしている。指数はプラス圏で推移する場面もみられた。 <CS> 2022/09/22 09:35 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は急落、資源の輸出関税の引き上げ観測を警戒 【ブラジル】ボベスパ指数 112516.91 +0.62%20日のブラジル株式市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比693.02ポイント高(+0.62%)の112516.91で取引を終了した。111393.16から112543.88まで上昇した。小幅安で寄り付いた後は前日の終値近辺で一進一退の展開を示した。成長予想の上方修正が好感され、買いが継続。ブラジル中央銀行がエコノミスト約100人をまとめた最新調査では、2022年の国内総生産(GDP)成長予想が前回の2.39%から2.65%に引き上げられた。22年末の拡大消費者物価指数(IPCA)予想も前回の6.40%から6.00%に下方修正された。一方、海外株がさえない展開を示したことが指数の上値を抑えた。【ロシア】MICEX指数 2215.67 -8.84%20日のロシア株式市場は急落。主要指標のMOEX指数は前日比214.87ポイント安(-8.84%)の2215.67で取引を終了した。2436.30から2171.92まで下落した。売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。資源の輸出関税の引き上げ観測が警戒され、売りが広がった。地元メディアによると、2023-25年の財政収入を確保させるため、政府は資源セクターから3兆ルーブル(7兆200億円)以上の税金を追加で徴収する計画だという。また、ウクライナ紛争をめぐる緊張情勢が再び高まっていることもリスク回避の売りを高めた。【インド】SENSEX指数 59719.74 +0.98%20日のインドSENSEX指数は続伸。前日比578.51ポイント高(+0.98%)の59719.74、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同194.00ポイント高(+1.10%)の17816.25で取引を終えた。買いが先行した後は狭いレンジでもみ合った。アジア市場の上昇など海外環境の改善を受け、インド株にも買いが広がった。また、景気の先行きにポジティブな見方が優勢になっていることも好感された。調査によると、7割の消費者は景気の先行きに楽観的な見方を示しているという。【中国本土】上海総合指数 3122.4 +0.22%20日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比6.80ポイント高(+0.22%)の3122.41ポイントと5日ぶりに反発した。中国の景気テコ入れスタンスも改めて材料視される。国家発展改革委員会の報道官は19日、景気回復を支援するため建設プロジェクト加速と国内消費拡大を図るという方針を示した。また、新型コロナウイルス流行が落ち着きつつあることもプラス。行動抑制の緩和が進むと期待されている。ただ、上値は重い。人民元安の進行が警戒されている。週明け19日の中国外国為替市場では、オンショア人民元が対米ドルで2年2カ月ぶりの元安水準で取引を終えた(20日も同水準で推移)。米金融当局が21日(日本時間22日未明)に公表する政策金利は、今回も大幅な利上げが見込まれている。ドル高(=人民元安)進行を背景に、中国本土などからの資金流出も不安視される状況だ。 <NH> 2022/09/21 10:28 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は5日ぶり反発、買い戻しが優勢 【ブラジル】ボベスパ指数 111823.89 +2.33%19日のブラジル株式市場は5日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前日比2543.52ポイント高(+2.33%)の111823.89で取引を終了した。108507.76から111975.94まで上昇した。売りが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。連日の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢。また、米株高や中国の行動制限の緩和なども買い安心感を与えた。ほかに、原油など資源価格の上昇が同セクターの物色手掛かりとなった。【ロシア】MICEX指数 2435.18 -0.47%19日のロシア株式市場は小幅続落。主要指標のMOEX指数は前日比11.41ポイント安(-0.47%)の2435.18で取引を終了した。2453.03から2427.19まで下落した。中盤はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は売りに押された。米国の大幅な利上げ観測に伴う外資の流出懸念が引き続き足かせとなった。一方、指数の下値は限定的。利下げの実施が改めて支援材料となったもようだ。【インド】SENSEX指数 59141.23 +0.51%19日のインドSENSEX指数は4日ぶりに反発。前日比300.44ポイント高(+0.51%)の59141.23、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同91.40ポイント高(+0.52%)の17622.25で取引を終えた。買いが先行した後は狭いレンジでもみ合った。連日の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢になった。また、インフレ率の落ち着き観測も追加の景気対策への期待を高めた。原油など商品価格の下落を受け、2022年度下半期のインフレ率が上半期から鈍化すると予測されている。【中国本土】上海総合指数 3115.60 -0.35%週明け19日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比10.80ポイント安(-0.35%)の3115.60ポイントと4日続落した。5月26日以来、約3カ月半ぶりの安値水準を切り下げている。先週の軟調地合いを継ぐ流れ。景気先行き不安が引き続き投資家心理の重しとなった。格付け会社のフィッチ・レーティングスは最新リポートで、2022年の中国国内総生産(GDP)成長率見通しを3.7→2.8%に0.9ポイント下方修正している。人民元安の進行もマイナス。外国為替市場では、オフショア人民元が再び1ドル=7.0人民元台を付けた。中国本土からの資金流出などが警戒されている。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。中国の経済活動正常化期待が強まる中、指数はプラス圏に浮上する場面もあった。四川省成都市は本日(19日)、新型コロナウイルス流行が落ち着いたとして、事実上のロックダウン(都市封鎖)措置を市内全域で解除する。 <NH> 2022/09/20 10:25 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は続落、投資家の慎重姿勢が持続する流れ 【ブラジル】ボベスパ指数 109953.65 -0.54%15日のブラジル株式市場は3日続落。主要指標のボベスパ指数は前日比593.02ポイント安(-0.54%)の109953.65で取引を終了した。111100.41から109523.89まで下落した。プラス圏で推移した後は売りに押され、引けまで狭いレンジでもみ合った。米国の大幅な利上げ観測などを受け、世界全体のリセッション(景気後退)懸念が高まっている。また、原油価格の下落も資源セクターの売り手掛かり。一方、堅調な経済指標が指数を下支えした。7月の経済活動指数は前年同月比3.87%上昇し、前月の2.97%(改定値)と予想の2.80%を上回った。【ロシア】MICEX指数 2446.59 +0.44%15日のロシア株式市場は3日ぶりに反発。主要指標のMOEX指数は前日比10.70ポイント高(+0.44%)の2446.59で取引を終了した。2418.30から2457.02まで上昇した。前日の終値近辺でもみ合った後は買い戻され、引けまで狭いレンジでもみ合った。上海協力機構(SCO)サミットで、中ロ両国が主要分野での協力強化で合意したことが支援材料となったもようだ。一方、指数の上値は重い。原油安や米国の大幅な利上げ懸念が再び高まっていることが圧迫材料となった。【インド】SENSEX指数 59934.01 -0.68%15日のインドSENSEX指数は続落。前日比412.96ポイント安(-0.68%)の59934.01、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同126.35ポイント安(-0.70%)の17877.40で取引を終えた。買いが先行した後は売りに押され、引けまでマイナス圏で一進一退の展開を示した。内外の金融引き締め懸念が嫌気され、売りが優勢。米国の大幅な利上げ懸念に加え、国内は年内にも追加利上げが実施されるとみられている。また、外国人投資家(FII)の売り越しも圧迫材料。FIIはこの日、2日連続の売り越しとなった。【中国本土】上海総合指数 3199.92 -1.16%15日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比37.62ポイント安(-1.16%)の3199.92ポイントと続落した。投資家の慎重姿勢が持続する流れ。世界景気の先行き不安や、中国経済指標の下振れ懸念が気がかりだ。8月の各種統計(小売売上高や鉱工業生産、固定資産投資など)は、あす発表される。米中関係のさらなる悪化も警戒。米上院外交委員会は14日、台湾に対する米国の軍事支援強化や、中国が台湾に対し敵対行動に出た時の制裁を盛り込んだ「台湾政策法案」を賛成多数で可決した。中国の経済活動正常化や産業支援策などの期待感で買い先行したものの、上値は重く、指数は程なくマイナスに転じた。 <NH> 2022/09/16 10:17 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は反落、連日の上昇で足もとでは高値警戒感も強い 【ブラジル】ボベスパ指数 110546.67 -0.22%14日のブラジル株式市場は小幅続落。主要指標のボベスパ指数は前日比247.29ポイント安(-0.22%)の110546.67で取引を終了した。111504.47から110118.13まで下落した。前半はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。弱い経済指標が嫌気された。7月の小売売上高は前年同月比マイナス5.2%となり、前月のマイナス0.1%(改定版)と予想のマイナス3.5%を下回った。一方、指数の下値は限定的。原油価格の上昇などが資源セクターの支援材料となった。【ロシア】MICEX指数 2435.89 -0.45%14日のロシア株式市場は続落。主要指標のMOEX指数は前日比11.00ポイント安(-0.45%)の2435.89で取引を終了した。2439.96から2400.14まで下落した。終始マイナス圏で推移し、終盤下げ幅を縮小させた。米国が大幅な利上げを実施するとの懸念が引き続き警戒材料となった。また、政府が化学肥料の輸出関税を導入する方針を示したことも同セクターの売り手掛かりとなった。一方、指数の下値は限定的。原油価格の上昇が指数を下支えした。【インド】SENSEX指数 60346.97 -0.37%14日のインドSENSEX指数は5日ぶりに反落。前日比224.11ポイント安(-0.37%)の60346.97、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同66.30ポイント安(-0.37%)の18003.75で取引を終えた。大幅安で寄り付いた後は下げ幅をじりじりと縮小させた。米国が大幅な利上げに踏み切るとの観測がインドなど新興国からの資金流出懸念を強めた。8月の米国の消費者物価指数(CPI)上昇率が予想以上に伸びたことが背景にある。また、連日の上昇で足もとでは高値警戒感も強い。【中国本土】上海総合指数 3237.54 -0.80%14日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比26.26ポイント安(-0.80%)の3237.54ポイントと3日ぶりに反落した。米利上げ加速が懸念される流れ。米消費者物価指数(CPI)が予想を上回る上昇率となったことを受け、米金融当局は大幅利上げを継続するとの見方が市場に広がった。利上げ加速が世界景気を冷やすと不安視されている。外国為替市場で、対人民元の米ドル高が再び進行している点もマイナス。資金流出懸念もくすぶっている。米中関係のさらなる悪化も警戒された。米国の大手メディアは、「米政府は中国の台湾進攻を抑止するため、対中制裁を検討しているもよう」などと報じている。 <FA> 2022/09/15 09:48 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は3日ぶりに反落、指数の下値は限定的 【ブラジル】ボベスパ指数 110793.96 -2.30%13日のブラジル株式市場は4日ぶりに反落。主要指標のボベスパ指数は前日比2612.59ポイント安(-2.30%)の110793.96で取引を終了した。113400.22から110521.95まで下落した。小幅安で寄り付いた後は下げ幅をじりじりと拡大させた。欧米市場の下落が警戒され、ブラジル市場にも売りが広がった。また、米国が大幅な利上げに踏み切るとの観測もリスク回避の売りを加速させた。8月の米国の消費者物価指数(CPI)は予想以上に伸びた。このほか、連日の上昇で足もとでは高値警戒感も強い。【ロシア】MICEX指数 2446.89 -0.11%13日のロシア株式市場は3日ぶりに反落。主要指標のMOEX指数は前日比2.76ポイント安(-0.11%)の2446.89で取引を終了した。2465.55から2438.80まで下落した。プラス圏でもみ合った後は後半マイナス圏に転落した。8月の米国の消費者物価指数(CPI)が予想以上に伸びたことを受け、米連邦準備制度理事会(FRB)が大幅な利上げに踏み切るとの観測が圧迫材料となった。一方、指数の下値は限定的。ブレント原油価格の上昇などが指数をサポートした。【インド】SENSEX指数 60571.08 +0.76%13日のインドSENSEX指数は4日続伸。前日比455.95ポイント高(+0.76%)の60571.08、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同133.70ポイント高(+0.75%)の18070.05で取引を終えた。買いが先行した後は狭いレンジでもみ合った。アジア株高を受け、インド株も買いが広がった。また、外国人投資家(FII)の買い継続も支援材料。FIIはこの日までに6日連続の買い越しとなった。ほかに、消費の拡大期待などが引き続き小売関連の物色手掛かりとなった。【中国本土】上海総合指数 3263.80 +0.05%休場明け13日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比1.74ポイント高(+0.05%)の3263.80ポイントと小幅に続伸した。景気テコ入れ策に対する期待感が持続する流れ。中国の国営メディアは12日、「消費回復や投資促進に向け、李克強・首相は経済安定化策をさらに導入する方針」などとと伝えた。もっとも、上値は重い。中国の行動制限継続が懸念され、指数は一時、マイナス圏に沈んだ。新型コロナウイルスの新規感染者数は国内で減少しつつあるものの、一部地域ではロックダウン(都市封鎖)が続いている。市内の複数大学でクラスターが発生した北京市では、コロナ防疫措置が強化された。 <FA> 2022/09/14 09:39 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は3日続伸、海外株高や成長予想の上方修正で 【ブラジル】ボベスパ指数 113406.55 +0.98%12日のブラジル株式市場は3日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比1106.14ポイント高(+0.98%)の113406.55取引を終了した。112304.57から114159.53まで上昇した。高く寄り付いた後は狭いレンジでもみ合った。海外株高が好感され、ブラジル株にも買いが広がった。また、成長予想の上方修正も支援材料。ブラジル中央銀行がエコノミスト約100人を対象に実施した最新調査では、2022年の成長予想は前回の2.26%から2.39%に引き上げられた。年末のまでのインフレ率予想は前回の6.61%から6.40%まで下方修正された。2023年の国内総生産(GDP)成長予想は前回の0.47%から0.50%まで引き上げられた。一方、最近の上昇で足元では高値警戒感が強まり、やや伸び悩む展開となった。【ロシア】MICEX指数 2449.65 +0.97%12日のロシア株式市場は続伸。主要指標のMOEX指数は前日比23.59ポイント高(+0.97%)の2449.65で取引を終了した。2413.55から2465.22まで上昇した。売りが先行した後は買い戻され、引けまで高値圏でもみ合った。原油価格の上昇が資源セクターの物色手掛かり。また、海外環境の改善も買い安心感を与えた。一方、指数の上値は重い。エネルギー問題をめぐる欧米との対立などが引き続き指数の足かせとなった。【インド】SENSEX指数 60115.13 +0.54%12日のインドSENSEX指数は小幅続伸。前日比321.99ポイント高(+0.54%)の60115.13、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同103.00ポイント高(+0.58%)の17936.35で取引を終えた。買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏でもみ合った。海外株高を受け、インド株も買いが広がった。また、国内消費に回復の兆しがみられているとの報告も小売関連の物色手掛かり。クレジットカードなどデジタル決済は8月に増加していると報告されている。ほかに、外国人投資家(FII)の買い越しが指数をサポート。FIIはこの日、5日連続の買い越しとなった。【中国本土】休場 <NH> 2022/09/13 10:16 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は小幅続伸、景気対策への期待が高まっている 【ブラジル】ボベスパ指数 112300.41 +2.17%9日のブラジル株式市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比2384.77ポイント高(+2.17%)の112300.41取引を終了した。109922.25から112539.89まで上昇した。買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏で推移した。海外株高が好感され、ブラジル株にも買いが広がった。また、原油価格の上昇も支援材料。このほか、景気見通しの先行き楽観視がブラジル株のサポート材料となった。【ロシア】MICEX指数 2426.06 +1.50% 2426.069日のロシア株式市場は4日ぶりに反発。主要指標のMOEX指数は前日比35.79ポイント高(+1.50%)の2426.06で取引を終了した。2391.69から2426.81まで上昇した。買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。連日の下落で値ごろ感が強まったほか、海外株の上昇を受けた買い戻しが優勢。また、原油価格の上昇も資源セクターの物色手掛かりとなった。一方、欧米との対立が激化するとの懸念が引き続き指数の足かせとなった。【インド】SENSEX指数 59793.14 +0.18%9日のインドSENSEX指数は小幅続伸。前日比104.92ポイント高(+0.18%)の59793.14、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同34.60ポイント高(+0.19%)の17833.35で取引を終えた。おおむねプラス圏で推移し、終盤に上げ幅を縮小させた。前日の欧米市場の上昇に加え、この日のアジア市場がおおむね堅調な値動きを示したことを受け、インド株も買いが広がった。また、景気対策への期待が高まっていることも引き続き支援材料。ほかに、外国人投資家(FII)の買い越しが指数をサポートした。FIIはこの日までに4日連続の買い越しとなった。【中国本土】上海総合指数 3262.05 +0.82%9日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比26.47ポイント高(+0.82%)の3262.05ポイントと反発した。景気テコ入れ策に対する期待感が強まる流れ。国務院が先ごろ策定した新たな経済対策パッケージ19項目に関しては、詳細が近く公表される見通しだ。中国のインフレ懸念もやや後退。寄り付き直後に公表された8月の中国物価統計は、消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)の上昇率が予想を下回り、前月実績から鈍化した。人民元安の切り返しもプラス。外国為替市場のオフショア人民元は、米ドルに対して2日連続で上昇している。資金流出懸念も薄らぐ状況だ。 <FA> 2022/09/12 10:33 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は反発、外資の流出懸念が緩和 【ブラジル】ボベスパ指数 109915.64 +0.14%8日のブラジル株式市場は小反発。主要指標のボベスパ指数は前日比151.87ポイント高(+0.14%)の109915.64取引を終了した。108618.97から110767.67まで上昇した。中盤はマイナス圏に転落する場面もあったが、その後は再び買い戻された。欧米市場の上昇や米国景気の軟着陸観測などが支援材料となり、ブラジル株にも買いが広がった。一方、指数の上値は重い。最近の上昇で足元では高値警戒感が強まっているほか、追加の利上げ懸念が指数の上値を抑えた。【ロシア】MICEX指数 2390.27 -0.47%8日のロシア株式市場は3日続落。主要指標のMOEX指数は前日比11.30ポイント安(-0.47%)の2390.27で取引を終了した。2407.39から2378.30まで下落した。売りが先行した後は前日の終値近辺でもみ合った。欧米との対立懸念が引き続き足かせに。また、欧米による一連の制裁の実施でロシア経済の先行きの不透明感が強まっていることも引き続き圧迫材料となった。一方、指数の下値は限定的。原油価格の上昇が指数の下支えした。【インド】SENSEX指数 59688.22 +1.12%8日のインドSENSEX指数は反発。前日比659.31ポイント高(+1.12%)の59688.22、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同174.35ポイント高(+0.99%)の17798.75で取引を終えた。終始プラス圏で推移し、終盤上げ幅を拡大させた。米国の長期金利の低下を受け、外資の流出懸念が緩和された。また、この日のアジアや欧州市場がおおむね堅調な値動きを示したことも買い安心感を与えた。国内では、モディ首相がインド経済の先見通しについて、安定していると強調したことが景気の回復遅れ懸念を後退させた。【中国本土】上海総合指数 3235.59 -0.33%8日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比10.71ポイント安(-0.33%)の3235.59ポイントと5日ぶりに反落した。中国の行動抑制継続が嫌気される流れ。中国南西部の中核都市、成都市は8日、新型コロナウイルス感染拡大のリスクが収まらないと説明したうえで、市内全域で事実上のロックダウン(都市封鎖)をさらに延長した。ロックダウンは中国各地で実施されている。5年に1度の中国共産党大会が10月16日に北京で開催されるだけに、閉幕するまでコロナ防疫措置が緩和されることはないと悲観された。ただ、指数はプラス圏で推移する場面もみられている。足もとの軟調な経済指標を受け、中国当局が景気対策を強めるとの思惑が続いた。また、人民元安の一服もプラス。外国為替市場のオフショア人民元は、米ドルに対して上昇に転じた。 <NH> 2022/09/09 10:17 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は続落、原油安やマイナス成長見通しを嫌気 【ブラジル】休場【ロシア】MICEX指数 2401.57 -0.98%7日のロシア株式市場は続落。主要指標のMOEX指数は前日比23.76ポイント安(-0.98%)の2401.57で取引を終了した。2436.64から2394.56まで下落した。中盤はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。原油価格の下落が嫌気され、資源を中心に売りが広がった。また、2022年の成長率がマイナスになるとの見通しも圧迫材料。このほか、ロシアと欧米の対立激化などがリスク回避の売りを加速させた。【インド】SENSEX指数 59028.91 -0.28%7日のインドSENSEX指数は続落。前日比168.08ポイント安(-0.28%)の59028.91、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同31.20ポイント安(-0.18%)の17624.40で取引を終えた。終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を縮小させた。米国の金利上昇を受け、外資の流出懸念が強まった。また、経常赤字の拡大観測も嫌気された。野村インターナショナルは最新リポートで、2022年度の経常赤字予想を同年度の国内総生産(GDP)の3.5%に引き上げた。昨年の経常赤字はGDPの1.2%だった。世界景気の悪化がインドの貿易収支に悪影響を与えると指摘した。【中国本土】上海総合指数 3246.29 +0.09%7日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比2.85ポイント高(+0.09%)の3246.29ポイントと小幅ながら4日続伸した。中国の景気下支えスタンスが期待される流れ。取引時間中に公表された8月の中国貿易統計が大幅に下振れる中、市場に、当局が経済対策を強めるとの見方が広がった。それより先の5日、国家発展改革委員会は「景気支援を適切に強化する」と表明している。また、習近平・国家主席は6日、半導体を巡り米国が中国に圧力をかけていることを背景に、「ハイテク分野で中核技術を発展させることが重要」と述べた。指数は安く推移していたものの、終盤に入りプラス圏を回復している。 <NH> 2022/09/08 10:16 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は3日続伸、中国経済対策の効果に対する期待感が持続する流れ 【ブラジル】ボベスパ指数 109763.77 -2.17%6日のブラジル株式市場は4日ぶりに反落。主要指標のボベスパ指数は前日比2439.58ポイント安(-2.17%)の109763.77取引を終了した。112202.77から109348.31まで下落した。売りが先行した後は下げ幅を拡大させ、引けまで安値圏でもみ合った。ブラジル中央銀行のタカ派発言が嫌気され、売りが優勢。中銀はこのほど、年内の追加利上げの可能性を否定できないと発言した。多くの市場関係者は前月の利上げは年内で最後になると予想していた。外部環境では、米金利高や欧米とロシアの対立が激化するとの懸念が圧迫材料となった。このほか、連日の上昇で足元では高値警戒感が強い。【ロシア】MICEX指数 2425.33 -2.54%6日のロシア株式市場は8日ぶりに反落。主要指標のMOEX指数は前日比63.11ポイント安(-2.54%)の2425.33で取引を終了した。2492.15から2382.24まで下落した。おおむねマイナス圏で推移し、後半に下げ幅を拡大させた。欧米との対立が激化するとの懸念が警戒されている。ロシア政府はこのほど、欧米が対ロ制裁を解除しない限り、ノルドストリームを経由で欧州向けの天然ガスの供給を停止する可能性があると示唆した。また、連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売り圧力も高まった。【インド】SENSEX指数 59196.99 -0.08%6日のインドSENSEX指数は弱含み。前日比48.99ポイント安(-0.08%)の59196.99、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同10.20ポイント安(-0.06%)の17655.60で取引を終えた。中盤はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。欧州発のエネルギー危機が警戒され、売りはやや優勢。ロシア政府はこのほど、欧米の経済制裁が解除されない限りノルドストリーム経由の欧州向けの天然ガス輸送を停止する可能性があると発言した。また、中国の「ゼロコロナ」政策の堅持に伴う行動制限の拡大も世界景気への悪影響懸念を高めた。【中国本土】上海総合指数 3243.45 +1.36%6日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比43.54ポイント高(+1.36%)の3243.45ポイントと3日続伸した。中国経済対策の効果に対する期待感が持続する流れ。国務院が先ごろ策定した19項目にわたる新たな経済対策パッケージに関しては、9月上旬にも詳細が公表される見通しだ。また、国家発展改革委員会は5日、「景気支援を適切に強化する」と表明。財政部の幹部は同日、追加の専項債(公益事業向け資金調達を行う特別地方債)発行を急ぎ、各種インフラプロジェクトを推進していく方針を強調した。 <FA> 2022/09/07 09:55 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は強含み、景気回復への期待が高まっていることが支援材料 【ブラジル】ボベスパ指数 112203.35 +1.21%5日のブラジル株式市場は3日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比1339.11ポイント高(+1.21%)の112203.35取引を終了した。110864.76から112671.39まで上昇した。小幅高で寄り付いた後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏でもみ合った。成長予想の上方修正が好感された。ブラジル中央銀行がエコノミスト約100人を対象に実施した最近調査では、2022年の成長予想が前週の2.10%から2.26%まで引き上げられた。上方修正は10週連続となる。また、原油など商品価格の上昇も資源セクターの物色手掛かりとなった。一方、追加の利上げ観測などが指数の足かせとなった。【ロシア】MICEX指数 2488.44 +0.69%5日のロシア株式市場は7日続伸。主要指標のMOEX指数は前日比16.99ポイント高(+0.69%)の2488.44で取引を終了した。2440.88から2488.44まで上昇した。前半はマイナス圏でもみ合ったが、その後は買い戻された。原油価格の上昇が資源セクターの物色手掛かり。また、企業の配当期待も引き続き支援材料となった。一方、連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、やや伸び悩む展開。また、欧州市場の下落も圧迫材料となった。【インド】SENSEX指数 59245.98 +0.75%5日のインドSENSEX指数は強含み。前日比442.65ポイント高(+0.75%)の59245.98、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同126.35ポイント高(+0.72%)の17665.80で取引を終えた。終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅をやや拡大させた。景気回復への期待が高まっていることが支援材料。8月の鉄道輸送量は前年同月比で7.9%増加したと報告された。また、消費の拡大期待なども小売関連の物色手掛かりとなった。【中国本土】上海総合指数 3199.91 +0.42%週明け5日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比13.43ポイント高(+0.42%)の3199.91ポイントと続伸した。中国経済対策の景気下支え効果が期待される流れ。当局が先ごろ策定した19項目にわたる新たな経済対策パッケージに関しては、9月上旬にも詳細が公表される見通しだ。ただ、上値は重い。新型コロナウイルス感染を抑制するため、中国各地で行動制限が実施されている。経済活動停滞の長期化が危ぐされ、指数は安く推移する場面もみられた。 <NH> 2022/09/06 10:27 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は6日続伸、優良企業が配当を実施するとの期待が好感 【ブラジル】ボベスパ指数 110864.24 +0.42%2日のブラジル株式市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比458.95ポイント高(+0.42%)の110864.24取引を終了した。110,408.92から112,264.17まで上昇した。終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅を縮小させた。4-6月期の国内総生産(GDP)成長率が予想以上に伸びたことを受け、景気の先行き不安がやや緩和されたもようだ。また、原油価格の上昇も資源セクターの物色手掛かり。一方、内需関連の下落が指数の上値を抑えた。また、欧州発のエネルギー危機なども世界的なインフレ加速懸念を高めた。【ロシア】MICEX指数 2471.45 +1.05%2日のロシア株式市場は6日続伸。主要指標のMOEX指数は前日比25.68ポイント高(+1.05%)の2471.45で取引を終了した。2431.54から2474.71まで上昇した。売りが先行した後は買い戻され、その後も上げ幅を拡大させた。欧米による制裁にもかかわらず、優良企業が配当を実施するとの期待が好感された。また、原油高なども支援材料。一方、欧米の金融引き締めの長期化観測が引き続き足かせとなった。【インド】SENSEX指数 58803.33 +0.06%2日のインドSENSEX指数はまちまち。前日比36.74ポイント高(+0.06%)の58803.33、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同3.35ポイント安(-0.02%)の17539.45で取引を終えた。売りが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。両市場とも上値の重い展開。成長予想の下方修正が圧迫材料となった。ゴールドマン・サックス証券(GS)は最新リポートで、4-6月期のインド成長率が予想を下回ったことを指摘し、2022年度のインド成長予想をこれまでの7.2%から7.0%に下方修正。【中国本土】上海総合指数 3186.48 +0.05%2日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比1.50ポイント高(+0.05%)の3186.48ポイントと小幅ながら4日ぶりに反発した。自律反発狙いの買いが相場を支える流れ。上海総合指数はこのところ急ピッチに下落し、足もとでは約1カ月ぶりの安値水準の落ち込んでいた。中国経済対策の効果も改めて期待されている。国務院(内閣に相当)は8月31日の常務会議で、先ごろ策定した19項目にわたる新たな経済対策パッケージに関し、9月上旬にも詳細を明らかにすると表明した。ただ、上値は重い。中国経済の不透明感が引き続き重しとなり、指数は安く推移する場面もみられた。国内では、新型コロナウイルス感染の防疫措置が広がっている。新規感染者数の増加を受け、四川省成都市は1日の午後6時(現地時間)から事実上のロックダウン(都市封鎖)に突入。北京市周辺や中国東北部、南部の一部地域でも行動抑制が強化された。経済活動が停滞すると懸念されている。 <FA> 2022/09/05 10:00 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は3日ぶりに反発、GDP成長率が予想以上に伸びたことが好感 【ブラジル】ボベスパ指数 110405.30 -0.82%1日のブラジル株式市場は3日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前日比882.41ポイント高(+0.81%)の110405.30取引を終了した。108217.40から110405.30まで上昇した。中盤はマイナス圏に転落する場面もあったが、終盤は再び買い戻された。国内総生産(GDP)成長率が予想以上に伸びたことが好感された。統計局はきのう1日、4-6月期のGDP成長率が3.2%となり、前期の1.7%と予想の2.8%を上回った。一方、指数の上値は重い。翌2日に米雇用統計の発表を控え、積極的な買いは手控えられた。また、原油など商品価格の下落も資源セクターの売り手掛かりとなった。【ロシア】MICEX指数 2445.77 +1.90%1日のロシア株式市場は5日続伸。主要指標のMOEX指数は前日比45.69ポイント高(+1.90%)の2445.77で取引を終了した。2380.01から2448.50まで上昇した。マイナス圏で推移した後は終盤上げ幅を急速に拡大させた。ウエートの高いルクオイル(LKOH)が2ケタ上昇したことが指数を押し上げた。同社は配当を実施する方針を示したことが好感されたもようだ。また、モスクワ証券取引所が9月12日からナイト・セッションを再開すると発表したことも、流動性の改善期待を高めた。一方、原油価格の下落などが指数の足かせとなった。【インド】SENSEX指数 58766.59 -1.29%1日のインドSENSEX指数は下落。前日比770.48ポイント安(-1.29%)の58766.59、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同216.50ポイント安(-1.22%)の17542.80で取引を終えた。終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅をやや拡大させた。国内総生産(GDP)成長率の予想下振れが嫌気された。中央統計局は8月31日、4-6月期のGDP成長率が前期の4.1%から13.5%に加速したと発表。これは市場予想の15.3%を下回った。ほかに、外国人投資家(FII)が売り越しに転じたことが指数の足かせとなった。外部環境では、世界景気の先行き不透明感が払拭されていないことや、欧米の利上げペースの加速観測などが外資の流出懸念を高めた。【中国本土】上海総合指数 3184.98 -0.54%1日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比17.16ポイント安(-0.54%)の3184.98ポイントと3日続落した。中国経済の不透明感が投資家心理の重しとなる流れ。国内では、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、行動抑制など防疫措置が各地に広がっている。四川省成都市は1日、同日午後6時(現地時間)からロックダウン(都市封鎖)を実施すると公表した。それより先、中国南部の深セン市や広州市でも市内一部で新たな防疫対策を導入している。中国景況感の悪化も懸念材料。取引時間中に公表された8月の財新中国製造業PMI(民間集計)は予想を下回る49.5となり、景況判断の境目となる50を3カ月ぶりに割り込んだ。昨日発表された同月の中国製造業PMI(国家統計局などが集計)は49.4となり、前月実績(49.0)と市場予想(49.2)を上回ったものの、景況判断の境目となる50は前月に続き下回っている。 <FA> 2022/09/02 09:54 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は続落、前日の軟調地合いを継ぐ流れ 【ブラジル】ボベスパ指数 109522.88 -0.82%31日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比907.76ポイント安(-0.82%)の109522.88取引を終了した。111364.05から109522.88まで下落した。プラス圏で推移した後は終盤にマイナス圏に転落した。欧米利上げペースの加速懸念が警戒され、リスク回避の売りが継続。また、原油価格の下落や世界景気の先行き不安なども圧迫材料となった。一方、指数の下値は限定的。政権交代への期待などが指数をサポートした。【ロシア】MICEX指数 2400.08 +4.05%31日のロシア株式市場は4日続伸。主要指標のMOEX指数は前日比93.46ポイント高(+4.05%)の2400.08で取引を終了した。2368.42から2423.12まで上昇した。高く寄り付いた後も高値圏で推移した。ガスプロム(GAZP)の急伸が指数の上げを主導。同社はこのほど、上半期の純利益が前年同期比約2倍の約2兆5000億ルーブル(5兆8000億円)に上ったと発表。配当金額は約前年同期の約3倍になる。一方、原油安や欧米の利上げペースの加速懸念が指数の足かせとなった。【インド】休場【中国本土】上海総合指数 3202.14 -0.78%31日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比25.08ポイント安(-0.78%)の3202.14ポイントと続落した。前日の軟調地合いを継ぐ流れ。国内で新型コロナウイルス感染の新規感染者数が高止まりする中、感染対策としての行動制限強化が懸念されている。また、欧米で金融引き締めが長期化するとの観測もマイナス材料だ。寄り付き直後に公表された8月の製造業PMI(国家統計局などが集計)は49.4となり、前月実績(49.0)と市場予想(49.2)を上回ったが、景況判断の境目となる50は前月に続き下回っている。 <NH> 2022/09/01 10:22 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は反発、景気対策への期待が高まっている 【ブラジル】ボベスパ指数 110430.64 -1.68%30日のブラジル株式市場は反落。主要指標のボベスパ指数は前日比1892.48ポイント安(-1.68%)の110430.64取引を終了した。112868.78から110103.11まで下落した。朝方はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は下げ幅をじりじりと拡大させた。欧米の金融引き締め懸念の高まりが警戒され、リスク回避の売りが広がった。米国の長期金利は上昇しているほか、大幅な利上げ懸念は再燃している。また、台湾問題をめぐる米中関係の悪化懸念なども圧迫材料となった。【ロシア】MICEX指数 2306.62 +0.45%30日のロシア株式市場は3日続伸。主要指標のMOEX指数は前日比10.29ポイント高(+0.45%)の2306.62で取引を終了した。2292.44から2314.53まで上昇した。おおむねプラス圏で推移し、終盤に上げ幅を縮小させた。企業の配当発表が好感され、対象銘柄の物色動きが活発になった。また、天然ガス価格の上昇も支援材料。一方、欧米の金融引き締めが警戒され、終盤は上げ幅を縮小させた。また、連日の上昇で足元では高値警戒感も強い。【インド】SENSEX指数 59537.07 +2.70%30日のインドSENSEX指数は反発。前日比1564.45ポイント高(+2.70%)の59537.07、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同446.40ポイント高(+2.58%)の17759.30で取引を終えた。高く寄り付いた後は上げ幅をじりじりと拡大させた。外国人投資家(FII)の買い越しが支援材料。FIIはきのう30日に3日ぶりの買い越しとなった。また、前週の一連の経済指数が回復しているとの報告も好感された。ほかに、景気対策への期待が高まっていることが引き続き支援材料となった。【中国本土】上海総合指数 3227.22 -0.42%30日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比13.51ポイント安(-0.42%)の3227.22ポイントと反落した。中国経済の不透明感が重しとなる流れ。国内では、新型コロナウイルス感染対策が強化されている。感染者が拡大した深セン市では、29日から地下鉄24駅を封鎖。そのほか、複数の地域で行動制限の措置がとられている。指標発表も気がかり。あす31日は国家統計局などが集計した8月の中国製造業PMI、翌9月1日は民間が集計した同月の財新中国製造業PMIが公表される。もっとも、下値は限定的。中国経済対策の効果が期待される中、指数はプラス圏で推移する場面もみられた。 <NH> 2022/08/31 10:25 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は続伸、原油価格の上昇がウエートの高い資源銘柄の物色手掛かり 【ブラジル】ボベスパ指数 112323.12 +0.02%29日のブラジル株式市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比24.26ポイント高(+0.02%)の112323.12取引を終了した。111689.15から113221.54まで上昇した。売りが先行した後は買い戻され、引けまで狭いレンジでもみ合った。原油価格の上昇が指数をサポート。また、通貨レアル高の進行もブラジル株の物色手掛かりとなった。一方、指数の上値は重い。海外株の下落や米長期金利の上昇などが指数の上値を抑えた。【ロシア】MICEX指数 2296.33 +1.21%29日のロシア株式市場は続伸。主要指標のMOEX指数は前日比27.44ポイント高(+1.21%)の2296.33で取引を終了した。2263.99から2296.33まで上昇した。買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏でもみ合った。原油価格の上昇がウエートの高い資源銘柄の物色手掛かり。また、通貨ルーブルの先安観測も輸出銘柄の支援材料となった。新しい予算案が国会で承認されると予測され、承認されるならルーブル安につながるとみられている。一方、海外株安などが指数の足かせとなった。【インド】SENSEX指数 57972.62 -1.46%29日のインドSENSEX指数は反落。前日比861.25ポイント安(-1.46%)の57972.62、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同246.00ポイント安(-1.40%)の17312.90で取引を終えた。売りが先行した後は狭いレンジでもみ合った。前日の欧米市場の下落に加え、本日のアジア市場が軟調な値動きを示していたことを受け、インド株にも売り圧力が強まった。また、米国が長期にわたる利上げを実施するとの観測も外資の流出懸念を高めた。国内では、インフレ率の高止まりが景気回復の足かせになるとの見方が嫌気された。【中国本土】上海総合指数 3240.73 +0.14%週明け29日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比4.51ポイント高(+0.14%)の3240.73ポイントと小反発した。中国経済対策の効果が期待される流れ。国務院(内閣に相当)が専項債(公益事業向け資金調達を行う特別地方債)発行額の上積み決定や、中国人民銀行(中央銀行)の金利引き下げを改めて材料視した。また、このところマーケットの売り材料となっていた電力需給のひっ迫問題に関し、一部地域で解消されつつあることもプラス材料となっている。ただ、指数は安く推移する場面もあった。景気鈍化懸念が根強いほか、新型コロナウイルス感染対策の行動抑制が一部地区で強化されていることが不安視されている。 <FA> 2022/08/30 09:43 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は4日ぶりに反落、連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり 【ブラジル】ボベスパ指数 112298.86 -1.09%26日のブラジル株式市場は4日ぶりに反落。主要指標のボベスパ指数は前日比1232.86ポイント安(-1.09%)の112298.86取引を終了した。114091.40から111978.20まで下落した。買いが先行した後は売りに押され、引けまで安値圏で推移した。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りが優勢となった。また、米国が長期にわたる利上げを実施するとの観測も外資の流出懸念を高めた。一方、原油など商品価格の上昇などが資源セクターの物色手掛かりとなった。【ロシア】MICEX指数 2268.89 +1.00%26日のロシア株式市場は3日ぶりに反発。主要指標のMOEX指数は前日比22.55ポイント高(+1.00%)の2268.89で取引を終了した。2239.66から2268.89まで上昇した。買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。ブレント原油価格の上昇が資源セウターの物色手掛かりとなった。また、企業の好業績に期待が高まっていることも対象セクターのサポート材料。ほかに、経済指標の改善などが引き続き好感された。【インド】SENSEX指数 58833.87 +0.10%26日のインドSENSEX指数は小反発。前日比59.15ポイント高(+0.10%)の58833.87、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同36.45ポイント高(+0.21%)の17558.90で取引を終えた。おおむねプラス圏で推移し、終盤上げ幅をやや縮小させた。アジア市場の上昇を受けて寄り付きでは買いが先行。また、外貨準備高の増加観測なども支援材料となった。ほかに、景気対策への期待感が引き続き好感された。【中国本土】上海総合指数 3236.22 -0.31%26日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比10.03ポイント安(-0.31%)の3236.22ポイントと反落した。中国経済の不透明感が重しとなる流れ。本土では記録的な干ばつや、電力需給のひっ迫が経済活動を停滞させると懸念された。電力不足を補うため、一部地域では、工場の稼働停止や商業施設の時間制限が実施されている。また、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演を今夜(日本時間23時ごろ)に控え、米金融政策を見極めたいとするスタンスも買い手控えにつながった。ただ、下値は限定されている。当局の経済対策に対する期待感は根強く、指数はプラス圏で推移する場面もみられた。 <FA> 2022/08/29 09:47

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