注目トピックス 外国株ニュース一覧
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は反落、経済活動の縮小が改めて危ぐされている
【ブラジル】休場【ロシア】MOEX指数 3702.72 -0.05%24日のロシア株式市場は小幅続落。主要指標のMOEX指数は前日比1.88ポイント安(-0.05%)の3702.72で取引を終了した。3703.72から3653.63まで下落した。中盤は下値を模索する展開を示したが、その後は前日の終値近辺まで回復した。多くの海外市場がクリスマス休暇で休場となったため、ロシア市場も閑散取引となった。一方、原油価格の上昇などが指数を下支えした。【インド】SENSEX指数 57124.31 -0.33%24日のインドSENSEX指数は4日ぶりに反落。前日比190.97ポイント安(-0.33%)の57124.31、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同68.85ポイント安(-0.40%)の17003.75で取引を終えた。後半はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。両指数とも3日続伸しており、高値警戒感から利益確定売りが優勢。また、2022年度の輸出増加ペースが鈍化するとの見通しも嫌気された。貿易関係者はこのほど、新型コロナウイルス流行に伴うサプライチェーンの停滞を受け、22年度の輸出増加ペースが鈍化するとの見方を示した。ほかに、外国人投資家(FII)の売り継続が指数の足かせとなった。【中国本土】上海総合指数 3618.05 -0.69%24日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比25.29ポイント安(-0.69%)の3618.05ポイントと反落した。新型コロナウイルス感染拡大の影響が不安視される流れ。中国中部の陝西省西安市では23日、コロナ感染が集中したことにより、事実上のロックダウン(都市封鎖)が始まった。西安市では、足もとでも感染拡大が続いている。一部の工場では、生産調整により製品出荷が遅れるとの見通しが示された。経済活動の縮小が改めて危ぐされている。
<FA>
2021/12/27 09:46
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概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は3日続伸、アジア市場が堅調な値動き
【ブラジル】ボベスパ指数 104891.32 -0.33%23日のブラジル株式市場は小幅続落。主要指標のボベスパ指数は前日比352.40ポイント安(-0.33%)の104891.32で取引を終了した。105453.3から104637.1まで下落した。買いが先行した後は売りに押され、引けまで安値圏でもみ合った。クリスマス休暇を前に買い手控える展開となった。また、経済赤字の拡大なども引き続き足かせとなった。一方、指数の下値は限定的。インフレ加速ペースの鈍化などが指数を下支えした。【ロシア】MOEX指数 3704.60 -1.12%23日のロシア株式市場は3日ぶりに反落。主要指標のMOEX指数は前日比42.15ポイント安(-1.12%)の3704.60で取引を終了した。3751.37から3691.04まで上昇した。小幅安で寄り付いた後は下げ幅をじりじりと拡大させた。連日の上昇で高値警戒感が強まり、利益確定売りが広がった。また、欧米市場のクリスマス休暇を控え、積極的な買いも手控えられた。一方、経済のプラス成長回復観測が好感された。プーチン大統領は23日、2021年の成長率について、4.5%まで回復するとの見方を示した。【インド】SENSEX指数 57315.28 +0.68%23日のインドSENSEX指数は3日続伸。前日比384.72ポイント高(+0.68%)の57315.28、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同117.15ポイント高(+0.69%)の17072.60で取引を終えた。買いが先行した後は狭いレンジでもみ合った。前日の欧米市場の上昇に加え、この日のアジア市場が堅調な値動きを示していたことを受け、インド株にも買いが広がった。また、米食品医薬品局(FDA)が製薬会社ファイザー(PFE)の新型コロナウイルス経口薬の緊急使用を承認したことを受け、オミクロン変異株に対する脅威も後退。このほか、インドと英国が来年から自由貿易協定(FTA)交渉に突入する予定となり、対英輸出の拡大期待が高まった。【中国本土】上海総合指数 3643.34 +0.57%23日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比20.72ポイント高(+0.57%)の3643.34ポイントと反発した。中国当局の景気重視スタンスが改めて意識される流れ。世界銀行などが中国経済の下振れリスクを指摘する中、当局は追加利下げなど景気テコ入れ策を強めるとの見方が広がっている。国内で新型コロナウイルス感染が拡大していることなどを嫌気した売りが散見されたものの、指数は中盤から上げ幅を徐々に広げた。
<NH>
2021/12/24 10:35
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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は続伸、原油・天然ガス価格の上昇が好感
【ブラジル】ボベスパ指数 105243.72 -0.24%22日のブラジル株式市場は小反落。主要指標のボベスパ指数は前日比256.16ポイント安(-0.24%)の105243.72で取引を終了した。105711.4から104385.9まで下落した。おおむねマイナス圏で推移し、終盤に下げ幅をやや縮小させた。経常赤字が予想以上に拡大したことが警戒された。11月の経常赤字は65億2200万米ドル(約7435億円)となり、前月の44億6400万米ドルと予想の62億米ドル以上に拡大した。一方、指数の下値は限定的。海外株高が支援材料となった。また、通貨レアル高もブラジル株を下支えした。【ロシア】MOEX指数 3746.75 +1.45%22日のロシア株式市場は続伸。主要指標のMOEX指数は前日比53.73ポイント高(+1.45%)の3746.75で取引を終了した。3699.06から3759.67まで上昇した。買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。原油・天然ガス価格の上昇が好感され、ウエートの高い資源銘柄に買いが広がった。また、通貨ルーブル高も銀行セクターの物色手掛かり。ほかに、欧米株高や米食品医薬品局(FDA)が製薬会社ファイザー(PFE)の新型コロナウイルス経口薬の緊急使用を承認したことが、オミクロン変異株への脅威を後退させた。【インド】SENSEX指数 56930.56 +1.09%22日のインドSENSEX指数は続伸。前日比611.55ポイント高(+1.09%)の56930.56、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同184.60ポイント高(+1.10%)の16955.45で取引を終えた。終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅を拡大させた。最近の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが継続した。また、米食品医薬品局(FDA)が製薬会社ファイザー(PFE)の新型コロナウイルス経口薬の緊急使用を承認したことも、オミクロン変異株への脅威を後退させた。このほか、銀行セクターの上昇などが指数をサポートした。【中国本土】上海総合指数 3622.62 -0.07%22日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比2.51ポイント安(+0.07%)の3622.62ポイントと小反落した。新規の買い材料に乏しい中、前日に物色が目立っていた銘柄群などが売りに押される流れ。追加利下げの見通しや、不動産引き締め緩和の期待などは引き続き手がかりになったものの、上昇の勢いを継続させるには材料不足だった。中国経済成長の鈍化も意識される。世界銀行は22日、中国の2021年の国内総生産(GDP)成長率予想を8.0%と予測し、今年9月時点の予測値から0.5ポイント下方修正した。中国経済の先行きについて、下振れリスクが高まっていると指摘している。
<CS>
2021/12/23 10:01
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概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は小幅高、外部環境の改善がやや意識されていた
【ブラジル】ボベスパ指数 105499.90 +0.46%21日のブラジル株式市場は、小幅高。主要株価指数のボベスパ指数は、前営業日比480.10ポイント高(+0.46%)の105499.90で引けた。ボべスパ指数の92の構成銘柄では452が上昇、46が下落、変わらずは1で売買拮抗。外部環境の改善がやや意識されていたようだ。【ロシア】MOEX指数 3693.02 +0.65%21日のロシア株式市場は、強含み。主要株価指数のMOEXロシア指数は、前日比23.97ポイント高(+0.65%)の3693.02で引けた。日中の取引レンジは、3670.16−3713.68。原油価格の上昇が好感されたようだ。【インド】SENSEX指数 55822.01 -2.09%21日のインドSENSEX指数は、強含み。前日比497.00ポイント高(+0.89%)の56319.01、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは、同156.65ポイント高(+0.94%)の16770.85で取引を終えた。30社株価指数SENSEXの構成銘柄では、23が上昇、7が下落、変わらずは0で買いが優勢。HCLテクノロジー(HCL)の上昇が目立った。一方、パワーグリットコーポレーションオブインディア(PWGR)はさえない動きとなった。【中国本土】上海総合指数 3593.60 -1.07%21日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比31.52ポイント高(+0.88%)の3625.13ポイント(上海A株指数は0.88%高の3799.38ポイント)と3日ぶりに反発した。中国経済対策の期待感が強まる流れ。複数の現地メディアはアナリストの分析を引用し、銀行貸し出し指標の最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」追加引き下げ見通しを伝えた。LPRは20日、1年物が20カ月ぶりに引き下げられている(3.85→3.80%)。市場の一部からは、「金融緩和が物足りない」との声も聞かれていた。景気先行き不安がくすぶる中、指数は安く推移する場面がみられたものの、徐々に上げ幅を広げている。
<FA>
2021/12/22 10:00
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概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は続落、経済活動が停滞すると懸念
【ブラジル】ボベスパ指数 105019.78 -2.03%20日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比2180.78ポイント安(-2.03%)の105019.78で取引を終了した。107171.2から104357.8まで下落した。売りが先行した後は下げ幅を拡大させ、引けまで安値圏でもみ合った。海外市場の下落が警戒され、ブラジル株にも売りが広がった。また、通貨レアル安も圧迫材料。ほかに、新型コロナウイルスの世界的な感染増加などが投資家心理を悪化させた。【ロシア】MOEX指数 3669.05 -1.46%20日のロシア株式市場は続落。主要指標のMOEX指数は前日比54.22ポイント安(-1.46%)の3669.05で取引を終了した。3674.71から3629.61まで下落した。終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅をやや縮小させた。ブレント原油価格の大幅安が資源セクターの売り手掛かり。また、海外市場の下落もロシア株の売り圧力を強めた。ほかに、新型コロナウイルスの世界的な感染増などが投資家心理を悪化させた。【インド】SENSEX指数 55822.01 -2.09%20日のインドSENSEX指数は続落。前日比1189.73ポイント安(-2.09%)の55822.01、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同371.00ポイント安(-2.18%)の16614.20で取引を終えた。終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅をやや縮小させた。前営業日の欧米市場の下落に加え、この日のアジア市場がそろって下落していたことを受け、インド株にも売りが広がった。また、インフレの一段高進懸念が高まっていることも警戒された。専門家らは、卸売物価指数(WPI)の高進が消費者物価指数(CPI)に3-4カ月悪影響を与えると指摘。白物家電など耐久財は今年に入ってから3回目の値上げは実施されている。【中国本土】上海総合指数 3593.60 -1.07%週明け20日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比38.76ポイント安(-1.07%)の3593.60ポイントと続落した。中国の新型コロナウイルス感染拡大が不安視される流れ。国家衛生健康委員会の最新データによれば、20日に報告を受けた19日の新規感染は102人に上り、18日の83人からさらに拡大した。市中感染も散発している。北京冬季五輪の開催を来年2月に控える中、当局は北京市など一部都市で厳しい移動制限を発令。経済活動が停滞すると懸念された。金融緩和の動きを手がかりに指数はプラス圏に浮上する場面がみられたものの、上値は重く、中盤から再びマイナスに転じている。中国人民銀行(中央銀行)は朝方、銀行貸し出しの指標となる最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」の1年物を20カ月ぶりに引き下げた(3.85→3.80%)。
<NH>
2021/12/21 10:25
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概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は反落、消費者信頼感指数の低下
【ブラジル】ボベスパ指数 107200.56 -1.04%17日のブラジル株式市場は3日ぶりに反落。主要指標のボベスパ指数は前日比1125.77ポイント安(-1.04%)の107200.56で取引を終了した。108324.3から106517.8まで下落した。終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を再び拡大させた。欧米などでの新型コロナウイルス変異株(オミクロン)感染急増が警戒され、リスク回避の売りが広がった。また、欧米市場の下落も投資家心理を悪化させた。ほかに、追加の利上げ懸念が引き続き指数の足かせとなった。【ロシア】MOEX指数 3723.27 -0.72%17日のロシア株式市場は4日ぶりに反落。主要指標のMOEX指数は前日比27.09ポイント安(-0.72%)の3723.27で取引を終了した。3696.50から3739.59まで上昇した。売りが先行した後は狭いレンジで一進一退の展開を示した。海外市場の下落が警戒され、ロシア株にも売りが広がった。また、利上げの実施も圧迫材料。ロシア中央銀行は17日、政策金利を市場予想通り7.50%から8.50%に引き上げると発表した。一方、指数の下値は限定的。景気対策への期待や金融引き締めが当面停止されるとの観測が好感されたもようだ。【インド】SENSEX指数 57011.74 -1.54%17日のインドSENSEX指数は反落。前日比889.40ポイント安(-1.54%)の57011.74、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同263.20ポイント安(-1.53%)の16985.20で取引を終えた。売りが先行した後は狭いレンジで一進一退の展開を示した。消費者信頼感指数の低下が小売セクターの圧迫材料。11月の消費者信頼感指数は新型コロナウイルス流行前の11月(2019年)を16.1%下回ったと報告された。また、外国人投資家(FII)の売り継続も足かせに。FIIはこの日までに20日連続の売り越しとなった。米金融緩和の終了が前倒して実施されることが外資の流出を加速させたもようだ。【中国本土】上海総合指数 3632.36 -1.16%17日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比42.65ポイント安(-1.16%)の3632.36ポイントと反落した。米国の対中圧力が不安視される流れ。バイデン米政権は16日、中国の少数民族ウイグル人への弾圧、または中国軍を支援しているとして、中国の42企業・団体に対する投資や輸出を制限する制裁措置を科すと新たに発表した。米中関係の悪化、サプライチェーンの混乱拡大が懸念されている。中国本土の新型コロナウイルス感染散発も重し。中国経済をけん引する中心地の一つ、浙江省では、多数の上場企業が一時休業を宣言している。
<CS>
2021/12/20 10:02
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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は続伸、景気対策への期待が高まる
【ブラジル】ボベスパ指数 108326.33 +0.83%16日のブラジル株式市場は小幅続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比895.15ポイント高(+0.83%)の108326.33で取引を終了した。107432.6から109034.1まで上昇した。買いが先行した後は狭いレンジで一進一退の展開を示した。欧州市場の上昇が好感され、ブラジル株にも買いが広がった。また、財政刺激策の追加期待なども支援材料。一方、追加の利上げ懸念などが引き続き指数の上値を抑えた。また、米連邦準備制度理事会(FRB)が金融緩和を前倒しして終了させると決定したことも外資の流出懸念を強めた。【ロシア】MOEX指数 3750.36 +0.07%16日のロシア株式市場は3日続伸。主要指標のMOEX指数は前日比3.55%(128.54ポイント)高の3750.36で取引を終了した。3701.35から3755.07まで上昇した。高く寄り付いた後は上げ幅をやや拡大させた。弱い経済指標に伴う景気対策への期待が高まっていることが支援材料。7-9月期の国内総生産(GDP)成長率は4.3%となり、予想の4.4%をやや下回った。また、ロシア中央銀行が17日の金融政策決定会合以降、金融引き締めを当面停止するとの見方も好感された。中銀は17日の金融政策決定会合では1%の利上げに踏み切ると予測されている。このほか、欧州市場の上昇などが買い安心感を与えた。【インド】SENSEX指数 57901.14 +0.20%16日のインドSENSEX指数は5日ぶりに反発。前日比113.11ポイント高(+0.20%)の57901.14、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同27.00ポイント高(+0.16%)の17248.40で取引を終えた。買いが先行した後は前日の終値近辺で一進一退の展開を示した。連日の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢となった。また、欧州市場の上昇やハイテク関連に買いが広がったことも指数をサポートした。【中国本土】上海総合指数 3675.02 +0.75%16日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比27.39ポイント高(+0.75%)の3675.02ポイントと3日ぶりに反発した。経済対策の期待感が支えとなる流れ。15日に開催された国務院(政府)の常務会議では、景気テコ入れに向けて、中小・零細企業に対する金融支援を強化することが決定された。また市場では、来週20日に公表される銀行貸し出しの指標となる最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」に関し、20カ月ぶりに引き下げられるとの観測も浮上している。指数は徐々に上げ幅を広げた。
<NH>
2021/12/17 10:18
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概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は強含み、外部環境の改善を好感
【ブラジル】ボベスパ指数 107431.20 +0.63%15日のブラジル株式市場は強含み。主要株価指数のボベスパ指数は、前営業日比671.30ポイント高(+0.63%)の107431.20で引けた。ボべスパ指数の92の構成銘柄では62が上昇、28が下落、変わらずは2で買いが優勢。外部環境の改善を意識して買いが優勢となった。【ロシア】MOEX指数 3621.82 +0.07%15日のロシア株式市場はもみ合い。主要株価指数のMOEXロシア指数は、前日比2.43ポイント高(+0.07%)の3621.82で引けた。日中の取引レンジは、3608.60−3666.53。原油価格は底堅い動きを見せたが、材料視されなかったようだ。【インド】SENSEX指数 57788.03 -0.57%15日のインドSENSEX指数は、弱含み。前日比329.06ポイント安(-0.57%)の57788.03、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは、同0.60%(103.50ポイント)安の17221.40で推移。30社株価指数SENSEXの構成銘柄では、10が上昇、20が下落、変わらずは0で売りが優勢となった。外部環境の改善が遅れており、バジャジ・ファイナンス(BAF)の下げが目立った。一方、サン・ファーマ・シューティカル(SUNP)はしっかりとなった。【中国本土】上海総合指数 3647.63 -0.38%15日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比13.90ポイント安(-0.38%)の3647.63ポイントと続落した。国内消費伸び悩みが嫌気される流れ。取引時間中に公表された11月の各種経済統計では、小売売上高の伸びが前年同月比3.9%にとどまり、市場予想(4.7%)や前月実績(4.9%)を大幅に下回った。米国の対中圧力も不安視される。外電が15日、消息筋情報として伝えたところによれば、ICファウンドリ中国最大手の中芯国際集成電路製造(SMIC:688981/SH、981/HK)に対し、米バイデン政権がより厳しい制裁措置を検討しているもようだ。半導体製造装置の輸出規制強化などが検討されているという。
<NH>
2021/12/16 10:21
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8日のポンド・円、売り・買い要因&支持抵抗ライン
○ポンド・円 (予想レンジ:149.50円-151.00円)【買い要因】・英国の政策金利は2022年前半までに上昇の可能性・原油高・欧州経済の回復期待・米国の低金利政策は長期化の公算【売り要因】・ウイルス変異株の感染増加が経済活動を抑制する可能性・英中央銀行の金融緩和策は当面継続の可能性・米長期金利の上昇・7-9月期の経済成長率は予想を下回る■支持抵抗ライン支持抵抗ライン:ポンド・円 (終値 150.43円)・ボリンジャー+2σ 155.62・先行スパン 1 155.08・先行スパン 2 153.59・55日移動平均 153.37・90日移動平均 152.64・基準線 152.62・200日移動平均 152.53・21日移動平均 152.31・ボリンジャー20日移動平均 152.28・HBOP 152.00・ピボット R2 151.57・転換線 151.52・ピボット R1 151.00・ピボット P 150.56・終値 150.43・5日移動平均 150.09・ピボット S1 149.99・ピボット S2 149.56・LBOP 148.99・ボリンジャー-2σ 148.93*HBOP=High Break Point*LBOP=Low Break Point*日本時間6:00現在のNY終値を使用
<CS>
2021/12/15 09:56
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概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は続落、慎重ムードが強まった
【ブラジル】ボベスパ指数 107383.32 -0.35%13日のブラジル株式市場は小反落。主要指標のボベスパ指数は前日比375.02ポイント安(-0.35%)の107383.32で取引を終了した。109492.9から107383.3まで下落した。前半はプラス圏で推移したが、終盤はマイナス圏に転落した。欧米市場の下落が警戒され、ブラジル株にも売りが広がった。また、欧州での新型コロナウイルス変異株オミクロンの感染が広がっていることなども警戒材料。ほかに、追加の利上げ懸念が引き続き圧迫材料となった。エコノミストらは、2022年末の政策金利予想について、前回の11.25%から11.50%に引き上げた。一方、景気対策への期待などが指数を下支えした。【ロシア】MOEX指数 3618.31 -3.77%13日のロシア株式市場は大幅続落。主要指標のMOEX指数は前日比141.92ポイント安(-3.77%)の3618.31で取引を終了した。3793.88から3613.88まで下落した。買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。ウクライナ問題をめぐり、欧州連合(EU)が対ロ制裁の追加を検討しているとの報道が警戒された。また、外国人投資家の売りが目立っていることも足かせに。このほか、欧州での新型コロナウイルス変異株オミクロンの感染が増加していることがリスク回避の売りを加速させた。【インド】SENSEX指数 58283.42 -0.86%13日のインドSENSEX指数は続落。前日比503.25ポイント安(-0.86%)の58283.42、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同143.05ポイント安(-0.82%)の17368.25で取引を終えた。買いが先行した後は売りに押され、引けまで下げ幅をじりじりと拡大させた。欧州での新型コロナウイルス変異株オミクロン感染の増加や英国で初のオミクロン株感染者の死亡が確認されたことが警戒された。また、外国人投資家(FII)の売り越しも足かせに。このほか、11月の物価指標や貿易収支などがこの日の取引終了後から相次いで発表されるため、慎重ムードが強まった。【中国本土】上海総合指数 3681.08 +0.40%週明け13日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比14.73ポイント高(+0.40%)の3681.08ポイントと反発した。3カ月ぶりの高値水準を回復している。中国政府の景気重視スタンが好感される流れ。先週閉幕した翌年の経済政策方針を決める重要会議「中央経済工作会議」では、積極的な財政政策と緩和的な金融政策の継続が確認された。また、中国メディアは13日、2022年分の専項債(公益事業向けに資金調達する特別地方債)に関し、当局は前倒し審査・承認の方針を決めたと報じている。
<NH>
2021/12/14 10:15
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は反落、利上げ懸念を嫌気
【ブラジル】ボベスパ指数 107758.34 +1.38%10日のブラジル株式市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比1467.10ポイント高(+1.38%)の107758.34で取引を終了した。106296.3から108274.9まで上昇した。終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅をやや拡大させた。米株高が好感され、ブラジル株への買いも広がった。また、新型コロナウイルス変異株オミクロンによるワクチン接種完了者に対する影響は緩やかとの米疾病管理予防センター(CDC)の発表も支援材料。ほかに、原油価格の上昇が資源セクターの物色手掛かりとなった。【ロシア】MOEX指数 3760.23 -1.39%10日のロシア株式市場は反落。主要指標のMOEX指数は前日比53.06ポイント安(-1.39%)の3760.23で取引を終了した。3814.06から3760.23まで下落した。終始マイナス圏で推移し、終盤下げ幅を再び拡大させた。利上げ懸念が嫌気された。17日に開催される予定の金融政策決定会合では、政策金利がこれまでの7.50%あら8.50%に引き下げられると予測されている。また、欧州市場の下落もロシア株の売り圧力を強めた。一方、原油価格が上昇したが、相場を支えるには力不足だった。【インド】SENSEX指数 58786.67 -0.04%10日のインドSENSEX指数は4日ぶりに反落。前日比20.46ポイント安(-0.04%)の58786.67、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同5.55ポイント安(-0.03%)の17511.30で取引を終えた。終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を縮小させた。成長予想の下方修正が指数の足かせ。格付け会社フィッチ・レーティングスは最新リポートで、2021年度のインドの成長予想をこれまでの8.7%から8.4%に引き下げた。新型コロナウイルスワクチン接種率は人口の3分の1以下にとどまっている上、新型コロナ変異株オミクロンの世界拡散がインド経済に悪影響を与えると指摘した。ただ、インド経済が強い回復を示していると強調した。【中国本土】上海総合指数 3666.35 -0.18%10日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比6.69ポイント安(-0.18%)の3666.35ポインと4日ぶりに反落した。中国景気の鈍化懸念が改めて意識される流れ。前日引け後に発表された11月の金融統計では、人民元建て新規融資とマネーサプライ(通貨供給量)M2がそれぞれ予想を下回った。中国不動産業を巡る懸念も重し。格付け大手のフィッチ・レーティングスは9日、流動性危機に直面する中国恒大集団(3333/HK)と佳兆業集団HD(カイサ・グループ・ホールディングス:1638/HK)の格付けを部分的なデフォルトに認定したと発表した(部分的なデフォルトとは、清算型倒産手続きが開始されていなく、事業停止にも至っていない状態を指すという)。もっとも、大きく売り込む動きはみられない。中国経済対策に対する期待感は持続している。
<NH>
2021/12/13 10:47
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は軟調推移、インフレ見通しなどを巡る情勢は不透明
【ブラジル】ボベスパ指数 106291.20 -1.67%9日のブラジル株式市場は、軟調推移。主要株価指数のボベスパ指数は、前営業日比1804.30ポイント安(-1.67%)の106291.20で引けた。ボべスパ指数の92の構成銘柄では9が上昇、82が下落、変わらずは1で売りが優勢。インフレ見通しなどを巡る情勢は不透明であり。売りが優勢となった。【ロシア】MOEX指数 3813.29 +1.05%9日のロシア株式市場は、堅調推移。主要株価指数のMOEXロシア指数は、前日比39.68ポイント高(+1.05%)の3813.29で引けた。日中の取引レンジは、3780.30−3847.76。原油価格は反落したが、特に影響なかった。【インド】SENSEX指数 58807.13 +0.27%9日のインドSENSEX指数は、小幅高。前日比157.45ポイント高(+0.27%)の58807.13、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは、同47.10ポイント高(+0.27%)の17516.85で取引終了。30社株価指数SENSEXの構成銘柄では、15が上昇、15が下落、変わらずは0で売買拮抗。利益確定を狙った売りが観測されたが、押し目買いの興味も残されている。ITCの買いが目立ったが、HDFC銀行などがさえない動きとなった。【中国本土】上海総合指数 3673.04 +0.98%9日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比35.47ポイント高(+0.98%)の3673.04ポイントと3日続伸した。約3カ月ぶりの高値水準を回復している。中国の金融緩和スタンスが引き続き材料視される流れ。中国人民銀行(中央銀行)が預金準備率を引き下げたことに続き、銀行貸し出しの指標となる最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」も引き下げられるとの観測が流れている(月に一度、原則20日に公表)。人民元高も追い風。中国人民銀行(中央銀行)は朝方、人民元レートの対米ドル基準値を約3年7カ月ぶりの元高・ドル安水準に設定した。上海外国為替市場でも元高が進んでいる。資金流入期待が高まったほか、輸入コスト低減につながるだけに、インフレの抑制が意識された。
<NH>
2021/12/10 10:55
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概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は続伸、中国経済対策の期待感が持続する流れ
【ブラジル】ボベスパ指数 107557.67 +0.65%8日のブラジル株式市場は5日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比698.80ポイント高(+0.65%)の107557.67で取引を終了した。106867.5から108655.2まで上昇した。前日の終値近辺でもみ合った後は上げ幅をやや拡大させた。米株高が好感され、ブラジル株への買いも継続した。また、新型コロナウイルス変異株オミクロンのワクチンに対する期待が高まっていることも支援材料となった。一方、指数の上値は重い。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まったほか、利上げ懸念が指数の上値を抑えた。なお、ブラジル中央銀行は9日日本時間未明、市場予想通り政策金利であるセリック金利を7.75%から9.25%に引き上げると発表した。【ロシア】MOEX指数 3773.61 -2.57%8日のロシア株式市場は反落。主要指標のMOEX指数は前日比99.59ポイント安(-2.57%)の3773.61で取引を終了した。3915.65から3773.61まで上昇した。買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。銀行セクターの急落が指数の下げを主導した。また、新型コロナウイルス変異株オミクロンの世界拡散に伴う新たなロックダウン(都市封鎖)の導入懸念も圧迫材料。一方、原油価格が上昇したが、相場を支えるには力不足だった。【インド】SENSEX指数 58649.68 +1.76%8日のインドSENSEX指数は続伸。前日比1016.03ポイント高(+1.76%)の58649.68、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同293.05ポイント高(+1.71%)の17469.75で取引を終えた。買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。前日の欧米市場の上昇に加え、この日のアジア市場がおおむね堅調な値動きを示していたことを受け、インド株も買いが広がった。また、成長加速期待も支援材料。S&Pグローバル・レーティングは最新リポートで、2021年度と22年度のインドの成長率について、それぞれ9.5%、7.8%まで回復すると予測した。S&Pは、新型コロナウイルス変異株オミクロンがインド経済に与える悪影響が想定範囲内にあると指摘した。【中国本土】上海総合指数 3637.57 +1.18%8日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比42.48ポイント高(+1.18%)の3637.57ポイントと続伸した。約2カ月半ぶりの高値水準を回復している。中国経済対策の期待感が持続する流れ。中国人民銀行(中央銀行)は6日、市中銀行の預金準備率を15日から0.5%引き下げると発表した。銀行貸し出しの指標となる最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」に関しても、引き下げられるとの見方が広がっている(月に一度、原則20日に公表)。中国不動産大手のデフォルト(債務不履行)問題などが不安視され、上値の重い場面がみられたものの、指数は中盤から上げ幅を拡大した。
<CS>
2021/12/09 09:47
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概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は3日ぶりに反発、中国が金融緩和に踏み切った
【ブラジル】ボベスパ指数 107557.67 +0.65%7日のブラジル株式市場は4日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比698.80ポイント高(+0.65%)の107557.67で取引を終了した。106867.5から108655.2まで上昇した。終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅をやや縮小させた。海外株高が好感され、ブラジル株にも買いが広がった。また、原油など商品市況の上昇も対象セクターの物色手掛かりとなった。一方、指数の上値は重い。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まったほか、追加の利上げ懸念が引き続き指数の足かせとなった。【ロシア】MOEX指数 3873.20 +1.66%7日のロシア株式市場は4日ぶりに反発。主要指標のMOEX指数は前日比63.10ポイント高(+1.66%)の3873.20で取引を終了した。3810.03から3880.84まで上昇した。終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅を再び拡大させた。原油価格の上昇が資源セクターの物色手掛かり。また、海外市場の上昇も買い安心感を与えた。一方、ウクライナ問題をめぐる欧州との対立が激化するとの地政学的リスクが引き続き指数の足かせとなった。【インド】SENSEX指数 57633.65 +1.56%7日のインドSENSEX指数は3日ぶりに反発。前日比886.51ポイント高(+1.56%)の57633.65、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同264.45ポイント高(+1.56%)の17176.70で取引を終えた。高く寄り付いた後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏でもみ合った。海外市場の上昇を受け、インド株も買いが先行。また、新型コロナウイルス変異株オミクロンの重症化に対する懸念が後退していることも支援材料となった。ほかに、中国が金融緩和に踏み切ったことを受け、インドの追加利上げ懸念がやや後退している。【中国本土】上海総合指数 3595.09 +0.16%7日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比5.78ポイント高(+0.16%)の3595.09ポイントと反発した。中国政府の景気テコ入れスタンスが好感される流れ。中国人民銀行(中央銀行)は6日、市中銀行の預金準備率を15日から0.5%引き下げると発表した。また、2022年の経済政策などを議論した6日の共産党中央政治局会議では、不動産規制の緩和修正方針が示されている。中国指標の改善もプラス。取引時間中に公表された今年11月の貿易統計は、輸出と輸入の伸びがそろって予想を上回った。
<FA>
2021/12/08 09:43
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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は3日続落、リスク回避の売りを加速
【ブラジル】ボベスパ指数 106858.87 +1.70%6日のブラジル株式市場は3日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比1789.18ポイント高(+1.70%)の106858.87で取引を終了した。105069.7から107498.2まで上昇した。買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏でもみ合った。米株高が好感され、ブラジル株も買いが広がった。また、懸念されている新型コロナウイルス変異株オミクロンの重症化に対する楽観的な見方も支援材料。ほかに、内需関連への買いが継続したことが指数をサポートした。【ロシア】MOEX指数 3810.10 -2.63%6日のロシア株式市場は3日続落。主要指標のMOEX指数は前日比102.96ポイント安(-2.63%)の3810.10で取引を終了した。3937.54から3800.76まで下落した。買いが先行した後は売りに押され、引けまで安値圏で推移した。新型コロナウイルス変異株オミクロンの世界拡散懸念が解消されていないことがリスク回避の売りを加速させた。また、ウクライナ問題をめぐる欧州との対立が激化するとの地政学的リスクも圧迫材料。一方、原油価格が大幅に反発したが、指数を支えるには力不足だった。【インド】SENSEX指数 56747.14 -1.65%6日のインドSENSEX指数は続落。前日比949.32ポイント安(-1.65%)の56747.14、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同284.45ポイント安(-1.65%)の16912.25で取引を終えた。売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。利上げ懸念が嫌気された。インド準備銀行(中央銀行)は8日開催される金融政策決定会合で20bp(ベーシスポイント)の利上げを実施すると予測されている。また、首都圏デリー市で初の新型コロナウイルス変異株オミクロンの感染が確認されたことも警戒材料。地元メディアによると、5日に7人のオミクロン陽性が確認されたという。【中国本土】上海総合指数 3589.31 -0.50%週明け6日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比18.13ポイント安(-0.50%)の3589.31ポイントと反落した。新型コロナウイルス感染拡大の警戒感が重し。変異ウイルス「オミクロン」感染は急速に広がり、5日時点で40カ国・地域を超えている。感染者に重篤な症状は現時点でみられていないものの、各国が入境規制を強める中、世界経済の回復遅れが懸念された。また、中国国内で「オミクロン」感染は確認されていないが、従来型の感染は散発している。もっとも、下値は限定的。金融緩和期待を支えに、指数はプラス圏で推移する場面もみられている。李克強・首相は3日、「適切な時期に預金準備率を引き下げ、実体経済、特に中小企業への支援を強化する」と述べた。
<CS>
2021/12/07 09:56
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概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は小幅続伸、内需関連が上げ主導
【ブラジル】ボベスパ指数 105069.69 +0.58%3日のブラジル株式市場は小幅続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比603.45ポイント高(+0.58%)の105069.69で取引を終了した。104090.0から106813.7まで上昇した。おおむねプラス圏で推移し、終盤に上げ幅を拡大させた。内需関連の上昇が指数の上げを主導した。一方、指数の上値は重い。新型コロナウイルス変異株オミクロンの世界拡散が警戒されたもようだ。また、11月の米雇用統計で雇用者数が予想の半分の伸びにとどまったことも足かせとなった。【ロシア】MOEX指数 3913.06 -0.87%3日のロシア株式市場は続落。主要指標のMOEX指数は前日比34.48ポイント安(-0.87%)の3913.06で取引を終了した。3977.16から3905.38まで下落した。買いが先行した後は前日の終値近辺で推移したが、終盤はマイナス圏に転落した。新型コロナウイルス変異株オミクロンの世界拡散が改めて警戒されたもようだ。また、弱い米雇用統計も指数の足かせに。11月の米雇用統計で雇用者数が予想の半分の伸びにとどまった。ほかに、原油相場が弱含みの展開を示したことが資源セクターの売り圧力を強めた。【インド】SENSEX指数 57696.46 -1.31%3日のインドSENSEX指数は3日ぶりに反落。前日比764.83ポイント安(-1.31%)の57696.46、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同204.95ポイント安(-1.18%)の17196.70で取引を終えた。買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。外国人投資家(FII)の売り越しが指数を圧迫。FIIはこの日までに11日連続の売り越しとなった。また、電力株の下落も指数の足かせに。このほか、新型コロナウイルス変異株オミクロンの世界拡散懸念が引き続き警戒された。【中国本土】上海総合指数 3607.43 +0.94%3日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比33.60ポイント高(+0.94%)の3607.43ポイントと反発した。中国景気の先行きを巡る過度な鈍化懸念が薄らぐ流れ。中国の政府顧問は2022年の経済成長目標について、今年の目標「6%以上」を下回る「5.0-5.5%」に設定するよう提言し、これについて市場では想定の範囲内と受け止められた。指数は徐々に上げ幅を広げた。
<NH>
2021/12/06 10:45
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概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は反落、経済活動の縮小が懸念されている
【ブラジル】ボベスパ指数 100774.57 -1.12%2日のブラジル株式市場は3日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前日比3691.67ポイント高(+3.66%)の104466.24で取引を終了した。100784.6から104466.2まで上昇した。買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。弱い経済指標を受け、景気対策への期待が高まっていることが指数をサポート。また、米株高も支援材料となった。一方、景気後退が指数の足かせに。7-9月期の国内総生産(GDP)成長率は4.0%となり、前期の12.4%と予想の4.3%を下回った。前期比ではマイナス0.1%となり、4-6月期のマイナス0.4%に続き、前期比で2期連続でマイナス成長となった。【ロシア】MOEX指数 3947.54 -0.30%2日のロシア株式市場は4日ぶりに反落。主要指標のMOEX指数は前日比11.75ポイント安(-0.30%)の3947.54で取引を終了した。3972.85から3914.43まで下落した。中盤はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。新型コロナウイルス変異株(オミクロン)の世界拡散に対する懸念が高まっていることが指数の足かせとなった。一方、指数の下値は限定的。主な産油国でつくる石油輸出国機構(OPEC)プラスが一日当たりの原油生産量を維持するとの観測が支援材料となった。また、経済指標の改善も引き続き好感された。【インド】SENSEX指数 58461.29 +1.35%2日のインドSENSEX指数は続伸。前日比776.50ポイント高(+1.35%)の58461.29、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同234.75ポイント高(+1.37%)の17401.65で取引を終えた。買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。経済指標の改善が好感された。11月の日経製造業購買担当者景気指数(PMI)は57.6となり、前月の55.9を上回った。今年1月以来の高水準を記録。雇用市場の改善や需要増などが主に寄与したもようだ。また、景気回復ペースの加速観測なども支援材料。SBIグループは最新リポートで、2021年度のインド成長率について、9.5%まで回復すると予測した。【中国本土】上海総合指数 3573.84 -0.09%2日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比3.05ポイント安(-0.09%)の3573.84ポイントと3日ぶりに反落した。新型コロナウイルス感染拡大が不安視される流れ。欧州やアフリカ、中東などで感染が広がっている変異ウイルス「オミクロン」は、米国でも初めて感染者が確認された。渡航制限など各国が水際対策を強化する中、経済活動の縮小が懸念されている。もっとも、下値は限定的。中国経済の先行き楽観や、産業支援策の期待感などが相場を下支えした。大型株などの物色で、上海市場の代表銘柄で構成される「上海50A株指数」は0.3%高とプラス圏で取引を終えている。
<CS>
2021/12/03 09:45
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概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は反発、経済指標の上振れが好感
【ブラジル】ボベスパ指数 100774.57 -1.12%1日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比1140.88ポイント安(-1.12%)の100774.57で取引を終了した。104086.7から100726.9まで下落した。プラス圏で推移した後は売りに押された。国内で新型コロナウイルス変異株オミクロンが確認されたことが警戒され、リスク回避の売りが継続。また、追加の利上げ懸念なども引き続き嫌気された。12月9日に公表される予定となるセリック金利(政策金利)について、現在の7.75%から9.25%に引き上げられると予想されている。【ロシア】MOEX指数 3959.29 +1.77%1日のロシア株式市場は3日続伸。主要指標のMOEX指数は前日比68.70ポイント高(+1.77%)の3959.29で取引を終了した。3900.16から3962.22まで上昇した。買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。経済指標の改善が好感された。11月のマークイット製造業購買担当者景気指数(PMI)は51.7となり、前月の51.6と予想の51.4を上回った。また、アジア市場の上昇なども買い安心感を与えた。一方、新型コロナウイルス変異株(オミクロン)の拡散懸念などが引き続き指数の足かせとなった。【インド】SENSEX指数 57684.79 +1.09%1日のインドSENSEX指数は反発。前日比619.92ポイント高(+1.09%)の57684.79、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同183.70ポイント高(+1.08%)の17166.90で取引を終えた。高く寄り付いた後は狭いレンジでもみ合った。経済指標の上振れが好感された。7-9月期の国内総生産(GDP)成長率は8.4%となり、予想の8.3%を上回った。また、10月の主要8産業の生産高増加率も7.5%となり、前月の4.5%を大幅に上回った。外部環境では、本日のアジア市場がおおむね堅調な値動きを示していたことを受け、インド株も買いが広がった。【中国本土】上海総合指数 3576.89 +0.36%1日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比13.00ポイント高(+0.36%)の3576.89ポイントと続伸した。中国景気の先行き楽観が相場を支える流れ。劉鶴・副首相は11月30日、国内経済が年初以来、回復を続けており、雇用や物価、国際収支などが正常に推移しているとの認識を示した。「来年の中国経済にも、充分な信頼感を抱いている」とも述べている。ただ、上値は限定的。新型コロナウイルス感染拡大が不安視されている。国家衛生健康委員会の最新発表(12月1日付)によると、11月30日に新たに確認された感染者は113人に拡大し、11月3日以来、約1カ月ぶりに100人を突破した。11日29日の39人から3倍弱に増えている。行動規制の強化で、経済活動も縮小すると危ぐされた。
<CS>
2021/12/02 09:26
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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は小幅続伸、景気対策への期待が高まっている
【ブラジル】ボベスパ指数 101915.45 -0.87%30日のブラジル株式市場は反落。主要指標のボベスパ指数は前日比898.58ポイント安(-0.87%)の101915.45で取引を終了した。103066.4から100074.6まで下落した。朝方はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。米テーパリング(資産購入規模の縮小)が加速されるとの観測を受け、ブラジルなど新興国からの資金流出懸念が高まった。また、南アフリカで確認された新型コロナウイルス変異株(オミクロン)の拡散懸念などもリスク回避の売りを加速させた。【ロシア】MOEX指数 3890.59 +0.28%30日のロシア株式市場は小幅続伸。主要指標のMOEX指数は前日比11.05ポイント高(+0.28%)の3890.59で取引を終了した。3827.55から3902.72まで上昇した。売りが先行した後は買い戻され、引けまで前日の終値近辺でもみ合った。景気対策への期待が高まっていることが支援材料となった。一方、指数の上値は重い。原油価格の下落が圧迫材料となったほか、新型コロナウイルス変異株(オミクロン)への懸念なども足かせとなった。【インド】SENSEX指数 57064.87 -0.34%30日のインドSENSEX指数は小反落。前日比195.71ポイント安(-0.34%)の57064.87、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同70.75ポイント安(-0.41%)の16983.20で取引を終えた。プラス圏で推移した後は終盤売りに押された。海外株安が警戒され、インド株にも売りが広がった。また、米テーパリング(資産買入の縮小)が加速するとの懸念もインドなど新興国からの資金流出懸念を強めた。ほかに、新型コロナウイルス変異株(オミクロン)への懸念などが引き続き警戒材料となった。【中国本土】上海総合指数 3563.89 +0.03%11月30日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比1.19ポイント高(+0.03%)の3563.89ポイントと小幅ながら4日ぶりに反発した。景況感の改善が支えとなる流れ。朝方公表された11月の中国製造業PMIは50.1となり、景況判断の分かれ目となる50を3カ月ぶりに回復した。ただ、上値は重い。新型コロナ変異ウイルス(オミクロン)の警戒感が強まるなか、指数は安く推移する場面もみられた。英メディアはアジア時間午後、「モデルナのステファン最高経営責任者(CEO)がオミクロンに関し、既存ワクチンの有効性が低下すると予想した」と報道。中国本土でオミクロン感染は確認されていないものの、アフリカ、欧州、香港、オーストラリア、カナダなど世界に拡大しつつある。
<FA>
2021/12/01 10:05
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概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は強含み、外部環境が多少改善
【ブラジル】ボベスパ指数 102814.00 +0.58%29日のブラジル株式市場は、強含み。主要株価指数のボベスパ指数は、前営業日比589.70ポイント高(+0.58%)の102814.00で引けた。ボべスパ指数の92の構成銘柄では48が上昇、42が下落、変わらずは2で買いが優勢。外部環境が多少改善したことで押し目買いが入ったようだ。【ロシア】MOEX指数 3879.54 +1.80%29日のロシア株式市場は、堅調推移。主要株価指数のMOEXロシア指数は、前日比68.56ポイント高(+1.80%)の3879.54で引けた。日中の取引レンジは、3846.12−3928.52。原油価格の反発が好感されたようだ。【インド】SENSEX指数 57260.58 +0.27%29日のインドSENSEX指数は、小幅高。前日比153.43ポイント高(+0.27%)の57260.58、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは、同27.50ポイント高(+0.16%)の17053.95で取引を終えた。30社株価指数SENSEXの構成銘柄では、13が上昇、17が下落、変わらずは0で売りが優勢。外部環境の悪化が警戒されており、上げ幅は縮小。戻り売りの興味が残されているようだ。【中国本土】上海総合指数 3564.09 -0.04%29日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比1.39ポイント安(-0.04%)の3562.70ポイントと小幅ながら3日続落した。世界景気の回復鈍化が警戒される流れ。新型コロナ変異ウイルス(オミクロン)の感染例は、アフリカから英国、ドイツ、香港、オーストラリアなどにも拡大し、一部の国では渡航制限が強化されている。中国でも、北部地域などでウイルス感染が再拡大し、行動制限が強められている状況だ。もっとも、大きく売り込む動きはみられない。先週からの下げが急ピッチだったこともあり、自律反発狙いの買いなどが相場を下支えしている。
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2021/11/30 09:59
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は続落、外部環境の不透明感が売り材料視される流れ
【ブラジル】ボベスパ指数 102224.3 -3.39%26日のブラジル株式市場は4日ぶりに反落。主要指標のボベスパ指数は前日比3587.00ポイント安(-3.39%)の102224.3で取引を終了した。105810.1から101494.7まで下落した。売りが先行した後は下げ幅を拡大させ、引けまで安値圏でもみ合った。南アフリカで新たな新型コロナウイルス変異株が確認されたことが警戒され、リスク回避の売りが広がった。また、世界的な株安の連鎖でブラジル株も売られる展開となった。ほかに、追加の利上げ懸念などが指数の足かせとなった。【ロシア】MOEX指数 3810.98 -3.47%26日のロシア株式市場は3日続落。主要指標のMOEX指数は前日比136.84ポイント安(-3.47%)の3810.98で取引を終了した。3876.13から3810.75まで下落した。大幅安で寄り付いた後も安値圏でもみ合った。世界的な株安の連鎖でロシア株も売られる展開となった。南アフリカで新たな新型コロナウイルス変異株が確認されたことを受け、リスク回避の売りが各市場で広がったもようだ。また、原油価格の急落なども指数の足かせとなった。【インド】SENSEX指数 57107.15 -2.87%26日のインドSENSEX指数は反落。前日比1687.94ポイント安(-2.87%)の57107.15、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同509.80ポイント安(-2.91%)の17026.45で取引を終えた。売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。世界的な株安連鎖でインド株も売られた展開となった。南アフリカで新たな新型コロナウイルス変異株が確認されたことが警戒されたもようだ。また、外国人投資家(FII)の売りが継続した場合、軟調な展開も。FIIはきのう25日までに7日連続の売り越しとなった。【中国本土】上海総合指数 3564.09 -0.56%26日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比20.09ポイント安(-0.56%)の3564.09ポイントと続落した。中国国内の新規材料が乏しい中、外部環境の不透明感が売り材料視される流れ。中国当局の監督規制強化や、米中対立の悪化も引き続き懸念されている。配車サービスの滴滴出行(DIDI/NYSE)に対し、中国当局が米国での上場を廃止するよう求めているとの観測も浮上。テクノロジー企業に対する締め付け懸念が再燃した。欧州では新型コロナウイルス感染再拡大に歯止めがかからず、複数の国が行動規制を強化している。また、南アフリカ当局は25日、新たなコロナ変異種を確認したと発表。感染力が高いとみられ、専門家の間からは世界に広がる可能性も指摘されている。香港などでも確認されており、世界経済回復の足かせになると不安視された。
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2021/11/29 09:41
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概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は反発、景気対策への期待
【ブラジル】ボベスパ指数 105811.3 +1.24%25日のブラジル株式市場は3日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比1297.1ポイント高(+1.24%)の105811.3で取引を終了した。104514.2から106400.4まで上昇した。売りが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏でもみ合った。銀行などの上昇が指数の上げを主導した。また、株価の先高観が強まっていることも引き続き支援材料。一方、インフレ加速が指数の足かせとなった。11月の拡大消費者物価指数(IPCA-15)は前年比で10.73%上昇し、前月の10.34%と予想の10.69%を上回った。【ロシア】MOEX指数 3947.82 -0.07%25日のロシア株式市場は小幅続落。主要指標のMOEX指数は前日比2.74ポイント安(-0.07%)の3947.82で取引を終了した。3990.95から3932.55まで下落した。プラス圏で推移した後は前日の終値近辺でもみ合った。米市場が感謝祭で外国人投資家の参加者が少ないなか、閑散取引となった。また、インフレ加速懸念なども引き続き足かせに。一方、景気対策への期待などが指数を下支えした。【インド】SENSEX指数 58795.09 +0.78%25日のインドSENSEX指数は反発。前日比454.10ポイント高(+0.78%)の58795.09、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同121.20ポイント高(+0.70%)の17536.25で取引を終えた。売りが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。景気対策への期待などが指数をサポートした。エコノミストらは、農村部の雇用促進ファンドの増加を政府に要請したと報じられた。また、インドへの海外送金が4-9月に56%増加したとの報告も外貨準備の増加期待を高めた。【中国本土】上海総合指数 3584.18 -0.24%25日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比8.52ポイント安(-0.24%)の3584.18ポイントと5日ぶりに反落した。米中対立の警戒感がくすぶる流れ。米商務省は24日、複数の中国企業を「エンティティーリスト」(輸出を規制する外国企業リスト)に追加した。また、指数は前日までの上昇で約1カ月ぶりの高値水準を回復していただけに、売り圧力も意識されている。もっとも、大きく売り込む動きはみられない。景気回復の腰折れを回避するため、中国当局による景気テコ入れスタンスの強化が投資家心理を支えている。
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2021/11/26 09:41
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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は小反落、インフレ加速懸念が足かせ
【ブラジル】ボベスパ指数 104514.19 +0.83%24日のブラジル株式市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比860.37ポイント高(+0.83%)の104514.19で取引を終了した。102464.3から105041.2まで上昇した。売りが先行した後は買い戻され、引けまで高値圏でもみ合った。米長期金利の低下を受け、ブラジル市場からの資金流出懸念が後退。また、株価の上昇期待なども引き続き支援材料となった。一方、追加の利上げ懸念が引き続き指数の足かせとなった。【ロシア】MOEX指数 3950.56 -0.25%24日のロシア株式市場は小反落。主要指標のMOEX指数は前日比9.77ポイント安(-0.25%)の3950.56で取引を終了した。4021.25から3913.39まで下落した。プラス圏で推移した後は売りに押され、引けまで狭いレンジでもみ合った。インフレ率の加速懸念が警戒され、売りが広がった。10月の生産者物価指数(PPI)は前年同月比で27.5%となり、前月の26.3%から加速した。一方、指数の下値は限定的。経済指標の改善が好感された。10月の鉱工業生産は前年比で7.1%上昇し、前月の6.8%と予想の6.0%を上回った。【インド】SENSEX指数 58340.99 -0.55%24日のインドSENSEX指数は反落。前日比323.34ポイント安(-0.55%)の58340.99、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同88.30ポイント安(-0.50%)の17415.05で取引を終えた。プラス圏で推移したが、終盤はマイナス圏に転落した。前日の欧州市場の下落に加え、この日のアジア市場が軟調な値動きを示していたことを受け、インド市場も売りが広がった。また、国内での暗号資産の取引をめぐり、政府が冬季国会で禁止案を提出するとの報道も金融セクターの圧迫材料。ほかに、外国人投資家(FII)の売り越しもが指数の足かせとなった。FIIはこの日までに5日連続の売り越しとなった。【中国本土】上海総合指数 3592.70 +0.10%24日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比3.61ポイント高(+0.10%)の3592.70ポイントと4日続伸した。約1カ月ぶりの高値水準を切り上げている。景気下支え策の期待感が相場を支えた。経済回復ペースの鈍化懸念がくすぶるなか、中国人民銀行(中央銀行)は緩和的な金融政策に舵を切る——との見方が広がっている。また、工業和信息化部(工業情報化部)と人民銀は、中小企業の支援策を拡充していく方針をそれぞれ発表した。商品市況高も追い風。昨夜のWTI原油先物は前日比2.3%高と大幅続伸し、この日の上海商品取引所では非鉄や鉄筋など主要な産品の先物価格が堅調を保った。米金利の上昇基調や、欧州の新型コロナウイルス感染再拡大などを不安視した売りが先行したものの、下値は堅く、指数は中盤からプラスに転じている。
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2021/11/25 10:38
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は反発、ブラジル株の上昇観測が好感
【ブラジル】ボベスパ指数 103653.82 +1.50%23日のブラジル株式市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比1531.45ポイント高(+1.50%)の103653.82で取引を終了した。101736.3から103841.2まで上昇した。中盤はマイナス圏に転落したが、その後は再び買い戻された。ブラジル株の上昇観測が好感され、買い戻しが広がった。モルガン・スタンレー証券(MS)は最新リポートで、ボベスパ指数が年末までに120000ポイントの大台に乗せるとの予想を示した。予想通りなら前日の終値水準から18%の上昇となる。また、鉄鉱石価格の上昇も鉄鋼や鉄鉱石関連の物色手掛かりとなった。【ロシア】MOEX指数 3960.33 +2.26%23日のロシア株式市場は4日ぶりに反発。主要指標のMOEX指数は前日比87.56ポイント高(+2.26%)の3960.33で取引を終了した。3776.61から3974.76まで上昇した。売りが先行した後は買いが戻され、引けにかけて上げ幅をじりじりと拡大させた。連日の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢。また、原油価格がこの日大幅に回復したことも資源セクターの物色手掛かりとなった。ほかに、景気対策への期待などが引き続き好感された。【インド】SENSEX指数 58664.33 +0.34%23日のインドSENSEX指数は5営業日ぶりに反発。前日比198.44ポイント高(+0.34%)の58664.33、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同86.80ポイント高(+0.50%)の17503.35で取引を終えた。売りが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。成長加速期待が好感された。新型コロナウイルスワクチンの普及を受け、成長率が予想以上に加速すると期待されている。10-12月期の成長率について、一部では8.1%まで加速するとみている。また、2021年度の財政赤字が同年度の国内総生産(GDP)の6.6%にとどまるとの見通しも、財政支出の拡大期待を高めた。ほかに、両指数ともきのう22日まで4日続落しており、値ごろ感から下値を拾う動きが活発になった。【中国本土】上海総合指数 3589.09 +0.20%23日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比7.01ポイント高(+0.20%)の3589.09ポイントと3日続伸した。約1カ月ぶりの高値水準を回復している。中国の経済対策に期待感。市場では、景気腰折れを回避するため、中国人民銀行(中央銀行)が緩和的な金融政策に舵を切る——との見方が広がっている。ただ、全体としては上値が重い。欧州各国で新型コロナウイルス感染再拡大に歯止めがかからず、欧州景気の落ち込みが中国経済にも悪影響を及ぼすと危惧されている。指数は引けにかけて上げ幅をやや縮小させた。
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2021/11/24 09:41
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は反発、安寄り後に買われる流れ
【ブラジル】ボベスパ指数 103035.00 +0.59%19日のブラジル株式市場は5日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前日比609.00ポイント高(+0.59%)の103035.00で取引を終了した。102143.2から103975.3まで下落した。前日の終値近辺でもみ合った後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏でもみ合った。連日の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢となった。また、資源関連の上昇も指数をサポートした。一方、指数の上値は重い。財政不安への懸念が払しょくされていないことが引き続き足かせとなった。【ロシア】MOEX指数 4016.47 -1.89%19日のロシア株式市場は続落。主要指標のMOEX指数は前日比77.38ポイント安(-1.89%)の4016.47で取引を終了した。4127.00から4000.26まで下落した。買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。原油価格の下落がウエートの高い資源銘柄の売り手掛かり。ブレント原油価格はこの日、2%以上下落した。また、国内での新型コロナウイルス感染の増加も懸念材料。ほかに、予想以上の成長鈍化などが引き続き嫌気された。【インド】休場【中国本土】上海総合指数 3560.37 +1.13%19日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比39.66ポイント高(+1.13%)の3560.37ポイントと反発した。約3週ぶりの高値水準を回復している。安寄り後に買われる流れ。新型コロナウイルス感染の落ち着きが改めて材料視された。国家衛生健康委員会の発表によれば、新規の市中感染は、足もとで1ケタ台が続いている。中国政府は強制検疫(隔離)なしの香港からの渡航者受け入れについて、12月第1週に開始するもよう——とも伝わった。当初は12月17日の開始を計画していたが、前倒しで実施する方針という。米中関係の改善期待も支え。クリントン元米国務長官は19日、「バイデン政権は対中制裁関税の一部撤廃を見込んでいる」との認識を示した。指数は中盤から上げ幅を広げている。
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2021/11/22 09:50
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は3日続落、海外市場の下落
【ブラジル】ボベスパ指数 102426.00 -0.51%18日のブラジル株式市場は4日続落。主要指標のボベスパ指数は前日比522.45ポイント安(-0.51%)の102426.00で取引を終了した。103757.3から102014.00まで下落した。プラス圏でもみ合った後は売りに押され、引けまで安値圏で推移した。弱い外部環境が警戒され、ブラジル株にも売りが広がった。国内では、インフレ率の高止まりに伴う追加の利上げ懸念が引き続き圧迫材料。また、財政不安への懸念も引き続き指数の足かせとなった。一方、最近の下落で値ごろ感が強まり、内需関連の一角に買いが広がった。【ロシア】MOEX指数 4093.85 -1.33%18日のロシア株式市場は反落。主要指標のMOEX指数は前日比55.17ポイント安(-1.33%)の4093.85で取引を終了した。4150.57から4082.17まで下落した。おおむねマイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を拡大させた。予想以上の成長鈍化が嫌気された。7-9月期の国内総生産(GDP、速報)成長率は前期の10.5%から4.3%に鈍化。予想(4.5%)以上の落ち込みとなった。また、インフレ率の加速やさえない海外環境も足かせとなった。【インド】SENSEX指数 59636.01 -0.62%18日のインドSENSEX指数は3日続落。前日比372.32ポイント安(-0.62%)の59636.01、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同133.85ポイント安(-0.75%)の17764.80で取引を終えた。売りが先行した後は下げ幅を拡大させ、引けまで狭いレンジでもみ合った。海外市場の下落を受け、インド株も売りが広がった。また、インフレ率の高止まりなどが引き続き圧迫材料となった。【中国本土】上海総合指数 3520.71 -0.47%18日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比16.66ポイント安(-0.47%)の3520.71ポイントと反落した。中国経済の回復ペース鈍化が改めて警戒される流れ。新型コロナウイルス国内感染が直近で減少しているものの、中国は各地で移動制限が強化されている。もっとも大きく売り込む動きはみられない。米中関係の悪化懸念が薄らぐ中、産業サプライチェーンの正常化が期待されている。
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2021/11/19 09:42
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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は反発、原油価格の下落が指数の上値を抑えた
【ブラジル】ボベスパ指数 102948.45 -1.39%17日のブラジル株式市場は3日続落。主要指標のボベスパ指数は前日比1455.20ポイント安(-1.39%)の102948.45で取引を終了した。105535.2から102551.2まで下落した。買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。ボルソナーロ大統領のバラマキ色の強い政策を受け、財政不安が改めて警戒されたもようだ。また、追加の利上げ懸念も指数の足かせに。政策金利であるセリック金利について、年末まで現在の7.75%から9.25%まで引き上げられると予測されている。【ロシア】MOEX指数 4149.02 +0.70%17日のロシア株式市場は反発。主要指標のMOEX指数は前日比29.00ポイント高(+0.70%)の4149.02で取引を終了した。4101.96から4149.02まで上昇した。前日の終値近辺でもみ合った後は終盤に上げ幅を拡大させた。米長期金利の低下がロシアなど新興国からの資金流出懸念を後退させた。また、ベラルーシ国境をめぐる欧州との対立がやや緩和されていることもサポート材料となった。一方、原油価格の下落が指数の上値を抑えた。【インド】SENSEX指数 60008.33 -0.52%17日のインドSENSEX指数は続落。前日比314.04ポイント安(-0.52%)の60008.33、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同100.55ポイント安(-0.56%)の17898.65で取引を終えた。前日の終値近辺でもみ合った後は終盤下げ幅を拡大させた。外国人投資家(FII)の売り越しが足かせ。FIIはこの日までに4日ぶりの売り越しとなった。また、格付け会社フィッチ・レーティングスがインドの格付け見通しを「ネガティブ」に維持したことも嫌気された。フィッチは最新リポートで、インドの格付けも投資適格等級で最も低い「BBBマイナス」に据え置いた。2021年度の成長率について、8.7%になると予測。ほかに、インド株の割高感が強いとの指摘が引き続き圧迫材料となった。【中国本土】上海総合指数 3537.37 +0.44%17日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比15.58ポイント高(+0.44%)の3537.37ポイントと3日ぶりに反発した。対外関係の改善期待が強まる流れ。王岐山・副主席は17日のフォーラムで、「世界から孤立した状態で中国の発展はあり得ない」と発言し、世界経済成長のため各国と協力することや、外国からの投資開放を進める考えを示した。また、前日にはバイデン米大統領と習近平・国家主席がオンライン会談。台湾問題などで応酬はあったものの、偶発的な衝突を回避し、対話を継続する必要性の認識で一致した。
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2021/11/18 09:30
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概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は続落、成長率の鈍化観測が嫌気
【ブラジル】ボベスパ指数 104403.3 -1.82%休み明けとなる16日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比1931.2ポイント安(-1.82%)の104403.3で取引を終了した。106971.2から104112.8まで下落した。小幅高で寄り付いた後は売りに押され、引けまで安値圏で推移した。成長率の鈍化観測が嫌気された。ブラジル中央銀行はこのほど、2021年の成長率について、2.5-3.0%にとどまるとの見通しを示した。また、中銀は、財政収支の悪化も警告した。このほか、追加の利上げ観測が引き続き指数の足かせとなった。【ロシア】MOEX指数 4120.02 -0.37%16日のロシア株式市場は小反落。主要指標のMOEX指数は前日比15.12ポイント安(-0.37%)の4120.02で取引を終了した。4158.31から4094.15まで下落した。買いが先行した後は売りに押され、引けまで狭いレンジでもみ合った。景気の減速懸念が引き続き警戒された。7-9月期の国内総生産(GDP)成長率について、前期の10.5%から4.5%に減速すると予測されている。また、取引時間内での原油価格が不安定な展開を示したことも足かせに。一方、景気対策への期待などが指数をサポートした。【インド】SENSEX指数 60322.37 -0.65%16日のインドSENSEX指数は3日ぶりに反落。前日比396.34ポイント安(-0.65%)の60322.37、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同110.26ポイント安(-0.61%)の17999.20で取引を終えた。おおむねマイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を拡大させた。インフレ率の高止まりが追加の金融緩和期待を後退させた。10月の卸売物価指数(WPI)は前年比で12.54%上昇し、5カ月ぶり高水準を記録。また、インド株が割高だとの指摘も売り圧力を強めた。 香港に本拠を置く証券会社CLSAは最新リポートで、インド株の割高を指摘し、確定売りの時期だとの見方を示した。これより先、ゴールドマン・サックス証券、野村インターナショナル、モルガン・スタンレー証券(MS)なども相次いでインド株を格下げした。【中国本土】上海総合指数 3521.79 -0.33%16日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比11.52ポイント安(-0.33%)の3521.79ポイントと続落した。中国景気の先行き不安がくすぶる流れ。前日公表された10月の各種経済統計では、不動産関連の指標が軒並み低迷した。不動産業の落ち込みが鮮明化する中、経済全体に対する悪影響も懸念されている。米中首脳のオンライン会談が波乱なく終了し、両国関係の改善期待が強まる中で買われる場面がみられたものの、上値は重く、指数は中盤から再びマイナスに転じた。
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2021/11/17 09:09
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概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は反落、米中関係改善への期待
【ブラジル】休場【ロシア】MOEX指数 4135.14 +0.33%15日のロシア株式市場は小反発。主要指標のMOEX指数は前日比13.48ポイント高(+0.33%)の4135.14で取引を終了した。4111.04から4162.02まで上昇した。前日の終値近辺でもみ合った後は後半に上げ幅をやや拡大させた。欧州市場の上昇がサポート材料となり、ロシア株も買われる展開となった。一方、ブレント原油価格が伸び悩んでいることが足かせとなった。また、景気の減速懸念などが指数の上値を抑えた。7-9月期の国内総生産(GDP)成長率について、前期の10.5%から4.5%に減速すると予測されている。【インド】SENSEX指数 60718.71 +0.05%15日のインドSENSEX指数は小幅続伸。前日比32.02ポイント高(+0.05%)の60718.71、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同6.70ポイント高(+0.03%)の18109.45で取引を終えた。買いが先行した後は下げ幅を拡大させ、引けまで前日の終値近辺でもみ合った。企業業績の改善が好感された。7-9月期の国内企業の平均純利益は前年同期比で46.4%増加したと報告された。また、モディ首相が2021年度の成長率について、2ケタに期待していると発言したことも、景気対策への期待を高めた。【中国本土】上海総合指数 3533.30 -0.16%15日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比5.80ポイント安(-0.16%)の3533.30ポイントと3日ぶりに反落した。16日(中国時間)の米中首脳オンライン会議を前に、米中関係改善への期待から買いが入る場面も見られたが、前週末に2週間ぶりの高値を付けていたこともあり、次第に利益確定の売りに押された。
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2021/11/16 09:21
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概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は4日ぶりに反発、成長加速観測が好感
【ブラジル】ボベスパ指数 106334.54 -1.17%12日のブラジル株式市場は4日ぶりに反落。主要指標のボベスパ指数は前日比1260.13ポイント安(-1.17%)の106334.54で取引を終了した。107914.6から105842.2まで下落した。小動きで寄り付いた後は下げ幅を拡大させ、引けまで安値圏で推移した。弱い経済指標が改めて嫌気された。9月の小売売上高は前年比で5.5%下落し、前月と予想のマイナス4.1%を下回った。また、原油価格の下落や追加の利上げ観測も引き続き圧迫材料となった。【ロシア】MOEX指数 4121.66 -1.62%12日のロシア株式市場は反落。主要指標のMOEX指数は前日比67.69ポイント安(-1.62%)の4121.66で取引を終了した。4181.70から4089.32まで下落した。売りが先行した後は下げ幅を拡大させ、引けまで安値圏で推移した。原油価格の下落が資源セクターの圧迫材料。また、インフレ加速懸念も追加の金融緩和期待を後退させた。一方、財政収支の改善などが指数をサポートした。【インド】SENSEX指数 60686.69 +1.28%12日のインドSENSEX指数は4日ぶりに反発。前日比767.00ポイント高(+1.28%)の60686.69、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同229.15ポイント高(+1.28%)の18102.75で取引を終えた。買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。成長加速観測が好感された。2021年度の成長率について、10%前後に回復すると予測されている。また、外国人投資家(FII)が買い越しに転じたことも支援材料。FIIはこの日までに15日ぶりの買い越しとなった。ほかに、連日の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが広がった。【中国本土】上海総合指数 3539.10 +0.18%12日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比6.31ポイント高(+0.18%)の3539.10ポイントと続伸した。米ハイテク株高が好感される流れ。昨夜の米株市場では、ナスダック指数が3日ぶりに反発し、ADR(米国預託証券)上場する中国のネット株も軒並み買われた。米中関係の改善にも期待。両政府は、オンラインでの首脳会談を早ければ週明け15日にも開催する方向で調整に入ったと伝わっている。ただ、上値は重い。週明け15日に、今年10月の中国経済統計(小売売上高や鉱工業生産など)がまとめて公表されることもあり、様子見ムードも漂った。
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2021/11/15 09:41