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概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は反発、ロシアとウクライナの停戦交渉に対する期待

配信日時:2022/03/17 09:58 配信元:FISCO
【ブラジル】ボベスパ指数 111112.43 +1.98%
16日のブラジル株式市場は5日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前日比2153.13ポイント高(+1.98%)の111112.43で取引を終了した。108957.6から111183.4まで上昇した。

終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅を再び拡大させた。連日の下落で値ごろ感が強まり、下値を拾う動きが活発になった。また、海外株高も買い安心感を与えた。このほか、ロシアとウクライナの停戦交渉が進捗しているとの報道が支援材料。一方、利上げ懸念などが指数を上値を抑えた。なお、ブラジル中央銀行は17日日本時間未明、市場予想通りセリック金利(政策金利)を10.75%から11.75%に引き上げた。

【ロシア】
休場

【インド】SENSEX指数 56816.65(+1.86%)
16日のインドSENSEX指数は反発。前日比1039.80ポイント高(+1.86%)の56816.65、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同312.35ポイント高(+1.87%)の16975.35で取引を終えた。

終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅をやや拡大させた。前日の米株高に加え、この日のアジア市場の上昇を受け、インド株にも買いが広がった。また、ロシアとウクライナの停戦交渉に対する期待が高まっていることも支援材料となった。

【中国本土】上海総合指数 3170.71 +3.48%
16日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比106.75ポイント高(+3.48%)の3170.71ポイントと3日ぶりに反発した。

中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。中国国務院(政府)の金融安定発展委員会が16日開催され、主宰した劉鶴・副首相は「市場に有利な政策を積極的に打ち出す」と強調した。「緊縮的」な政策には慎重になる方針を示している。指数はこのところ急落していただけに、買い戻しも入りやすかった。新型コロナウイルス感染の再拡大や米中関係の悪化などを警戒し売られる場面がみられたものの、指数は中盤から再びプラスに転じ、終盤にかけて一段高となっている。

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