注目トピックス 外国株ニュース一覧

注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は小幅続落、前日の終値近辺一進一退の展開 【ブラジル】ボベスパ指数 112517.08 +1.53%11日のブラジル株式市場は6日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比1700.37ポイント高(+1.53%)の112517.08で取引を終了した。110752.00から112552.12まで上昇した。おおむねプラス圏で推移し、終盤に上げ幅を拡大させた。米長期金利の低下が支援材料となり、ブラジル株への買いが継続。また、欧米市場の上昇なども買い安心感を与えた。ほかに、原油など資源価格の上昇が同セクターの物色手掛かりとなった。【ロシア】MICEX指数 2186.98 +1.27%11日のロシア株式市場は反発。主要指標のMOEX指数は前日比27.47ポイント高(+1.27%)の2186.98で取引を終了した。2153.55から2190.40まで上昇した。売りが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。欧米市場の上昇など海外環境の改善が支援材料。また、原油など商品相場の上昇も資源銘柄の物色手掛かりとなった。ほかに、米長期金利の低下が外資の流出懸念を後退させた。【インド】SENSEX指数 60105.50 -0.02%11日のインドSENSEX指数は小幅続落。前日比9.98ポイント安(-0.02%)の60105.50、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同18.45ポイント安(-0.10%)の17895.70で取引を終えた。売りが先行した後は前日の終値近辺一進一退の展開を示した。外国人投資家(FII)の売り越しが足かせ。FIIはこの日までに12日連続の売り越しとなった。また、財政赤字目標の引き下げが財政支出の減少懸念を強めた。ゴールドマン・サックス証券は最新リポートで、2023年の財政赤字目標が国内総生産(GDP)の5.9%に設定されると予測した。予想通りなら前年度の6.4%をやや下回る。【中国本土】上海総合指数 3161.84 -0.24%11日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比7.67ポイント安(-0.24%)の3161.84ポイントと続落した。重要な経済指標の発表前に買いが手控えられる流れ。中国ではあす12日、昨年12月の物価統計、13日に貿易統計が公表される。内容を見極めたいとするスタンスが強まった。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。中国リオープン(経済再開)の進展が改めて材料視され、指数はプラス圏で推移する場面もみられた。 <FA> 2023/01/12 09:51 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は小反落、原油価格の上昇が支援材料 【ブラジル】ボベスパ指数 110816.71 +1.55%10日のブラジル株式市場は5日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比1687.14ポイント高(+1.55%)の110816.71で取引を終了した。108478.19から111193.43まで上昇した。売りが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。通貨レアル高がブラジル株の支援材料。また、米国のインフレ率のピーク観測も好感された。ほかに、中国経済の再開が進展していることが対中輸出の拡大観測を高めた。【ロシア】MICEX指数 2159.51 -0.18%10日のロシア株式市場は小反落。主要指標のMOEX指数は前日比3.99ポイント安(-0.18%)の2159.51で取引を終了した。2162.92から2145.14まで下落した。終始マイナス圏で推移し、終盤に向けて下げ幅を縮小させた。ロシア経済が2023年もマイナス成長を継続するとの観測が足かせとなった。一方、指数の下値は限定的。原油価格の上昇が支援材料。また、米インフレ率のピーク観測や中国経済の再開が進展していることなども好感された。【インド】SENSEX指数 60115.48 -1.04%10日のインドSENSEX指数は反落。前日比631.83ポイント安(-1.04%)の60115.48、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同187.05ポイント安(-1.03%)の17914.15で取引を終えた。売りが先行した後は狭いレンジでもみ合った。外国人投資家(FII)の売り越しが圧迫材料。FIIはこの日までに10日連続の売り越しとなった。また、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演を控え、慎重ムードも強まった。【中国本土】上海総合指数 3169.51 -0.21%10日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比6.58ポイント安(-0.21%)の3169.51ポイントと7営業日ぶりに反落した。売り圧力が意識される流れ。上海総合指数は前日まで6連騰し、約1カ月ぶりの高値水準を回復していた。ただ、下値は限定的。中国リオープン(経済再開)の進展や、当局の景気重視スタンスが相場を下支えしている。中国人民銀行(中央銀行)の共産党委員会書記を務める郭樹清氏(中国銀行保険監督管理委員会主席を兼任)はこのほど、「中国の経済成長は迅速に正常化する」との見解を示した上で、民間企業への支援を強化し、プラットフォーム企業の健全な発展を促す方針を表明した。 <FA> 2023/01/11 09:46 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は4日続伸、原油高などが支援材料 【ブラジル】ボベスパ指数 109129.57 +0.15%9日のブラジル株式市場は4日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比165.87ポイント高(+0.15%)の109129.57で取引を終了した。108134.33から109937.57まで上昇した。前半はマイナス圏で推移したが、その後は買い戻された。原油高などが支援材料となり、資源の一角に買いが継続。また、中国経済の再開が進展していることも好感された。一方、指数の上値は重い。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、やや伸び悩む展開となった。また、ボルソナロ前大統領の支持者数千人が議会などに突入したことなど政治面での混乱も警戒された。【ロシア】MICEX指数 2163.50 +0.33%9日のロシア株式市場は続伸。主要指標のMOEX指数は前日比7.11ポイント高(+0.33%)の2163.50で取引を終了した。2162.01から2169.71まで上昇した。高く寄り付いた後は狭いレンジで一進一退の展開を示した。海外市場の上昇が買い安心感を与えた。また、原油価格の上昇も資源セクターの支援材料。ほかに、中国経済の再開が進展していることが対中輸出の拡大期待を高めた。【インド】SENSEX指数 60747.31 +1.41%9日のインドSENSEX指数は4日ぶりに反発。前日比846.94ポイント高(+1.41%)の60747.31、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同241.75ポイント高(+1.35%)の18101.20で取引を終えた。高く寄り付いた後は狭いレンジでもみ合った。米金利の先高感が後退していることが外資の流出懸念を緩和させた。また、海外株高も買い安心感を与えた。国内では、2023年の不動産市場も好調に推移するとの観測が同セクターの物色手掛かりとなった。また、米・印の貿易フォーラムが11日から開催される予定となり、対米貿易の拡大期待も高まった。【中国本土】上海総合指数 3176.08 +0.58%週明け9日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比18.45ポイント高(+0.58%)の3176.08ポイントと6日続伸した。約1カ月ぶりの高値水準を回復している。投資家のリスク選好が持続する流れ。中国リオープン(経済再開)の進展と当局の景気重視スタンスが引き続き材料視された。過度な景気懸念が後退している。共産党機関紙「人民日報」は8日付で、中国人民銀行(中央銀行)の党書記を務める郭樹清氏のインタビューを掲載。郭氏は「中国の経済成長は迅速に正常化する」との見解を示した。 <FA> 2023/01/10 09:53 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は4日続伸、前日までの好地合いを継ぐ流れ 【ブラジル】ボベスパ指数 107641.32 +2.19%5日のブラジル株式市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比2306.86ポイント高(+2.19%)の107641.32で取引を終了した。105333.08から107743.23まで上昇した。買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。通貨レアル高の進行が好感され、ブラジル株に買いが継続。また、11月の鉱工業生産が予想を上回ったことも買い安心感を与えた。一方、米国の金融引き締めの長期化懸念が指数の足かせとなった。【ロシア】MICEX指数 2156.67 -0.54%5日のロシア株式市場は続落。主要指標のMOEX指数は前日比11.75ポイント安(-0.54%)の2156.67で取引を終了した。2171.94から2154.16まで下落した。買いが先行した後は売りに押され、引けまで安値圏でもみ合った。米金融引き締めの長期化懸念が警戒され、売りが広がった。一方、指数の下値は限定的。プーチンウクライナ東南部の前線全域で36時間の停戦に入るとショイグ国防相に命じたことが好感されたもようだ。【インド】SENSEX指数 60353.27 -0.50%5日のインドSENSEX指数は続落。前日比304.18ポイント安(-0.50%)の60353.27、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同50.80ポイント安(-0.28%)の17992.15で取引を終えた。おおむねマイナス圏で推移し、後半は下げ幅を拡大させた。感染力の強いオミクロンBF.7型がベンガル州で4例確認されたことが警戒された。また、外国人投資家(FII)の売り越しも指数の足かせとなった。FIIはこの日までに8日連続の売り越しとなった。【中国本土】上海総合指数 3155.22 +1.01%5日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比31.70ポイント高(+1.01%)の3155.22ポイントと4日続伸した。約3週ぶりの高値水準を切り上げている。前日までの好地合いを継ぐ流れ。中国リオープン(経済再開)の進展期待が支援材料だ。新型コロナウイルスを巡っては、首都・北京を含む中国の大都市で、感染拡大ペースが鈍化し、人出が回復傾向を示している。「ゼロコロナ」政策解除による感染拡大の波がピークを迎えた可能性がある——との見方も浮上した。中国経済対策に対する期待感も根強い。中国人民銀行(中央銀行)は4日、「2023年は各種の金融政策ツールを適時に実施し、合理的で潤沢な流動性を維持する」と発表した。また、中国各地で地方版「両会」(人民代表大会と政治協商会議)が相次ぎスタート。複数の主要都市は、2023年のGDP成長目標を5%以上に設定している。22年1-9月GDP成長率は3.0%だっただけに、成長支援に向けた動きも加速すると予想された。 <NH> 2023/01/06 10:29 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は反落、米ハイテク株安を受けIT関連などに売りが先行 【ブラジル】ボベスパ指数 105334.46 +1.12%4日のブラジル株式市場は4日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前日比1168.72ポイント高(+1.12%)の105334.46で取引を終了した。103915.11から105627.28まで上昇した。おおむねプラス圏で推移し、終盤上げ幅を拡大させた。欧米株高が好感され、ブラジル株にも買いが広がった。また、連日の下落で値ごろ感も強い。ほかに、米景気減速懸念の緩和なども買い安心感を与えた。一方、原油価格の大幅続落などが資源セクターの売り手掛かりとなった。【ロシア】MICEX指数 2168.42 -0.20%4日のロシア株式市場は4日ぶりに反落。主要指標のMOEX指数は前日比4.26ポイント安(-0.20%)の2168.42で取引を終了した。2179.56から2162.06まで下落した。朝方はプラス圏でもみ合ったが、その後は売りに押された。原油安が嫌気され、資源銘柄を中心に売りが広がった。また、連日の上昇で足元では高値警戒感も強い。一方、欧米市場が堅調だったが、ロシア市場をサポートするには力不足だった。【インド】SENSEX指数 60657.45 -1.04%4日のインドSENSEX指数は反落。前日比636.75ポイント安(-1.04%)の60657.45、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同189.60ポイント安(-1.04%)の18042.95で取引を終えた。終始マイナス圏で推移し、終盤下げ幅を拡大させた。米ハイテク株安を受け、IT関連などに売りが先行。また、外国人投資家(FII)の売り越しも指数の足かせとなった。ほかに、マハーラーシュトラ州の国営電力3社の従業員が4日からストライキ突入しているとの報告が、電力供給の不安定性を高めた。【中国本土】上海総合指数 3123.52 +0.22%4日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比7.00ポイント高(+0.22%)の3123.52ポイントと小幅ながら3日続伸した。約3週ぶりの高値水準を回復している。中国リオープン(経済再開)の進展が好感される流れ。香港と中国本土に往来再開について、4日にも詳細が発表されると伝わった。新型コロナウイルスを巡っては、防疫措置の緩和以降、感染者が爆発的に増加したものの、コロナ拡大はピークを打ったとの見方もある。当局の発表によれば、広州では発熱外来の患者数が昨年12月23日以降に減少。首都・北京を含む中国の大都市では、感染拡大ペースが鈍化し、人出が回復傾向を示している。専門家によると、北京や上海、重慶などでも感染拡大の波が収束に向かいつつあるという。ただ、上値は重い。前日までの急ピッチな上昇を受け、売り圧力が意識された。また、中国人民銀行(中央銀行)が前日に続き、レポ取引を通じ市場から資金を吸収したことも嫌気されている。指数は安く推移する場面もみられた。 <FA> 2023/01/05 09:26 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は3日続伸、中ロ首脳の対話が好感 【ブラジル】ボベスパ指数 104165.74 -2.08%3日のブラジル株式市場は3日続落。主要指標のボベスパ指数は前日比2210.28ポイント安(-2.08%)の104165.74で取引を終了した。106683.69から103,852.27まで下落した。小幅高で寄り付いた後は下げ幅をじりじりと拡大させた。通貨レアル安の進行がブラジル株の売り圧力を高めた。また、米ハイテク株の下落も投資家の不安心理を強めた。このほか、原油価格の下落が資源セクターの売り手掛かりとなった。【ロシア】MICEX指数 2172.68 +0.86%年明け初商い3日のロシア株式市場は3日続伸。主要指標のMOEX指数は前日比18.56ポイント高(+0.86%)の2172.68で取引を終了した。2157.18から2174.23まで上昇した。買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで狭いレンジでもみ合った。中ロ首脳の対話が好感され、資源セクターを中心に買いが広がった。ロシアは今後も中国のエネルギー供給主要国であるとの位置付けは確定された。また、通貨ルーブル高の進行も支援材料。一方、米ハイテク株安など不安定な外部環境が指数の上値を抑えた。【インド】SENSEX指数 61294.20 +0.21%3日のインドSENSEX指数は小幅続伸。前日比126.41ポイント高(+0.21%)の61294.20、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同35.10ポイント高(+0.19%)の18232.55で取引を終えた。中盤はマイナス圏に転落する場面もあったが、その後は再び買い戻された。2023年度の予算に対する期待が高まっていることが支援材料。なお、23年度の予算は2月1日に発表される予定だ。また、電気自動車(EV)の販売が好調に進んでいることも同セクターの物色手掛かりとなった。2022年のEV販売台数は百万台に突入したと報告されている。【中国本土】上海総合指数 3116.51 +0.88%年明け初商い3日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比27.25ポイント高(+0.88%)の3116.51ポイントと続伸した。中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。12月の中国製造業PMI(国家統計局などが集計)が大幅に下振れたことを受け、「当局は景気テコ入れスタンスを強める」との見方が広がった。人民元高の動きもプラス。3日の外国為替市場では、対米ドルのオフショア人民元が元高基調を強め、昨年8月の水準で推移している。人民元国際化の思惑が高まった。中国人民銀行(中央銀行)は12月30日、人民元の為替取引の時間を1月3日から延長すると発表。人民銀は声明文で、アジア、欧州、北米市場の取引時間帯をより多くカバーすることで、人民元建て資産の魅力を高める狙いと説明した。景況感悪化を嫌気した売りが先行したものの、下値は堅く、指数は程なくプラスに転じている。 <NH> 2023/01/04 10:32 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は反落、通貨レアル安が足かせ 【ブラジル】ボベスパ指数 109734.60 -0.46%29日のブラジル株式市場は反落。主要指標のボベスパ指数は前日比502.11ポイント安(-0.46%)の109734.60で取引を終了した。111177.53から109560.31まで下落した。プラス圏で推移した後は後半マイナス圏でもみ合った。通貨レアル安が足かせに。また、原油などが資源価格の下落も同セクターの圧迫材料となった。一方、指数の下値は限定的。米金利の低下などが外資の流出懸念をやや低下させた。【ロシア】MICEX指数 2147.06 +0.34%29日のロシア株式市場は小反落。主要指標のMOEX指数は前日比7.29ポイント高(+0.34%)の2147.06で取引を終了した。2134.48から2149.94まで上昇した。売りが先行した後は買い戻され、引けまで狭いレンジでもみ合った。企業の配当発表が好感され、対象銘柄に買いが広がった。また、11月の鉱工業生産や小売売上高がそろって前月から改善したことも支援材料となった。一方、指数の上値は重い。2022年、23年がマイナス成長に陥るとの見通しが指数の上値を抑えた。なお、2022年の成長率はマイナス2.7%になると予測されている。【インド】SENSEX指数 61133.88 +0.37%29日のインドSENSEX指数は強含み。前日比0.37%(223.60ポイント)高の61133.88、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同0.38%(68.50ポイント)高の18191.00で取引を終えた。軟調な展開が続いた後は終盤プラス圏を回復した。住宅販売が順調に伸びているとの報告が同セクターの支援材料。2022年の住宅成約件数は前年比50%増加したと報告されている。また、自動車産業の拡大計画なども好感された。政府は自動車産業を2024年まで2倍に拡大させる方針を示した。【中国本土】上海総合指数 3073.70 -0.44%29日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比13.70ポイント安(-0.44%)の3073.70ポイントと続落した。前日の軟調地合いを継ぐ流れ。中国リオープン(経済再開)の進展に伴い、国内感染が急増していることがマイナス材料だ。経済活動が再び停滞すると懸念されている。また、米長期金利が上昇基調を強める中、人民元安進行の不安もくすぶる状況だ。 <NH> 2022/12/30 10:35 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は3日ぶりに反落、景気懸念がくすぶる流れ 【ブラジル】ボベスパ指数 110236.71 +1.53%28日のブラジル株式市場は3日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前日比1658.51ポイント高(+1.53%)の110236.71で取引を終了した。108578.38から110535.56まで上昇した。小幅高で寄り付いた後は上げ幅をじりじりと拡大させた。通貨レアル高が支援材料となり、ブラジル株に買いが広がった。また、連日の下落で値ごろ感も強い。ほかに、ルラ新政権による景気対策への期待などが指数をサポートした。一方、海外株安や米ハイテク株安などが警戒された。【ロシア】MICEX指数 2139.77 -0.52%28日のロシア株式市場は5日ぶりに反落。主要指標のMOEX指数は前日比11.15ポイント安(-0.52%)の2139.77で取引を終了した。2152.47から2136.68まで下落した。買いが先行した後は売りに押され、引けまで安値圏でもみ合った。原油価格の下落が資源セクターの売り手掛かり。また、連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りが優勢となった。ほかに、海外市場の下落や通貨ルーブル安などがロシア株の売り圧力を高めた。【インド】SENSEX指数 60910.28 -0.03%28日のインドSENSEX指数は弱含み。前日比17.15ポイント安(-0.03%)の60910.28、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同9.80ポイント安(-0.05%)の18122.50で取引を終えた。小幅安で寄り付いた後は前日の終値近辺でもみ合った。外国人投資家(FII)の売り越しが足かせ。FIIはきのう28日まで4日連続の売り越しとなった。また、米ハイテク株安がITセクターの圧迫材料。このほか、国内総生産(GDP)の先行指標だと言われている主要8産業の生産高が今週30日に発表される予定となり、慎重ムードも強い。【中国本土】上海総合指数 3087.40 -0.26%28日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比8.17ポイント安(-0.26%)の3087.40ポイントと3日ぶりに反落した。景気懸念がくすぶる流れ。中国リオープン(経済再開)を囃した買いが一巡し、国内経済の成長鈍化が懸念材料として改めて意識された。中国国家統計局は27日、今年1-11月にかけた工業企業の利益総額が前年同期比3.6%減だったと発表。マイナス成長は5カ月連続で、減少率は1-10月の3.0%から拡大している。また、リオープンに伴い、新型コロナウイルス感染は足もとで急拡大。消費活動が停滞するとの不安感も広がった。 <FA> 2022/12/29 10:01 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は続伸、中国経済の再開期待が高まっている 【ブラジル】ボベスパ指数 108578.20 -0.15%27日のブラジル株式市場は小幅続落。主要指標のボベスパ指数は前日比159.55ポイント安(-0.15%)の108578.20で取引を終了した。109352.67から107418.40まで下落した。小幅高で寄り付いた後は前日の終値近辺でもみ合った。通貨レアル安の進行がブラジル株の足かせとなった。一方、指数の下値は限定的。中国の新型コロナウイルス防疫措置の変更に伴う経済の再開などが引き続き指数をサポートした。また、景気対策への期待も好感された。【ロシア】MICEX指数 2150.92 +0.55%27日のロシア株式市場は4日続伸。主要指標のMOEX指数は前日比11.71ポイント高(+0.55%)の2150.92で取引を終了した。2138.11から2154.35まで上昇した。買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。通貨ルーブル安の進行に伴う輸出銘柄の買いが広がったことが指数をサポート。また、海外株の上昇も買い安心感を与えた。一方、連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、積極的に上値を追う展開はみられなかった。【インド】SENSEX指数 60927.43 +0.60%27日のインドSENSEX指数は続伸。前日比361.01ポイント高(+0.60%)の60927.43、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同117.70ポイント高(+0.65%)の18132.30で取引を終えた。売りが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。アジア市場の上昇を受け、インド市場にも買いが広がった。また、中国経済の再開期待が高まっていることも支援材料。中国で実施されている新型コロナウイルスの水際対策(隔離措置)は2023年1月8日から撤廃される見通しだ。ほかに、景気対策への期待が高まっていることが引き続き好感された。【中国本土】上海総合指数 3095.57 +0.98%27日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比30.01ポイント高(+0.98%)の3095.57ポイントに続伸した。新型コロナウイルス水際対策の見直しで買われる流れ。国務院(政府)は26日夜、2023年1月8日付で新型コロナウイルス感染症の法的分類を「乙類甲」から「乙類乙」に変更し、中国入国者全員に対するPCR検査と施設の集中隔離義務撤廃を発表した。現在は5日間の施設隔離と3日間の自宅隔離が義務付けられている。今後、陸路と水路による出入国も段階的に開放。中国人の海外旅行も解禁する方針だ。 <FA> 2022/12/28 10:02 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は3日続伸、企業の配当計画などを好感 【ブラジル】ボベスパ指数 108737.75 -0.87%26日のブラジル株式市場は6日ぶりに反落。主要指標のボベスパ指数は前日比959.82ポイント(-0.87%)安の108737.75で取引を終了した。109755.23から108308.77まで下落した。小幅高で寄り付いた後は売りに押され、引けまで安値圏でもみ合った。連日の上昇で高値警戒感が強まり、利益確定売り圧力が高まった。また、欧米市場がクリスマス休暇で休場となったため、積極的な買いも手控えられた。一方、指数の下値は限定的。中国経済の再開期待などが支援材料となった。【ロシア】MICEX指数 2139.21 +0.72%26日のロシア株式市場は3日続伸。主要指標のMOEX指数は前日比15.19ポイント高(+0.72%)の2139.21で取引を終了した。2126.40から2139.78まで上昇した。終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅を拡大させた。企業の配当計画の発表や好業績予想が好感されたもようだ。また、中国経済の再開期待なども引き続き支援材料。一方、欧米市場がクリスマス休暇で休場となったため、閑散取引が続いた。【インド】SENSEX指数 60566.42 +1.21%26日のインドSENSEX指数は5日ぶりに反発。前日比721.13ポイント高(+1.21%)の60566.42、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同207.80ポイント高(+1.17%)の18014.60で取引を終えた。買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。海外市場の上昇が好感され、インド株にも買いが広がった。また、連日の下落で値ごろ感が強まり、下値を拾う動きも活発になった。ほかに、2022年度の欧州連合(EU)向けの医薬品輸出額が過去最高を記録するとの見通しが関連銘柄の物色手掛かりとなった。【中国本土】上海総合指数 3065.56 +0.65%週明け26日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比19.69ポイント高(+0.65%)の3065.56ポイントと8日ぶりに反発した。自律反発狙いの買いが先行。上海総合指数は先週末まで7日続落し、連日で約1カ月半ぶりの安値水準を更新していた。もっとも、上値は重い。国内各地で新型コロナウイルスの感染爆発が伝えられる中、経済活動の混乱が引き続き危ぐされた。 <NH> 2022/12/27 10:13 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は5日続伸、インフレ率の低下を好感 【ブラジル】ボベスパ指数 109697.57 +2.00%26日のブラジル株式市場は5日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比2146.05ポイント(+2.00%)高の109697.57で取引を終了した。107551.70から109994.23まで上昇した。小幅高で寄り付いた後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏でもみ合った。インフレ率の低下が好感され、追加の金融引き締め懸念が後退した。また、原油価格の上昇なども資源セクターの物色手掛かり。このほか、米株高などが買い安心感を与えた。【ロシア】MICEX指数 2124.02 +0.05%23日のロシア株式市場は小幅続伸。主要指標のMOEX指数は前日比1.11ポイント高(+0.05%)の2124.02で取引を終了した。2110.59から2128.27まで上昇した。軟調な展開が続いた後は終盤は買い戻された。原油価格の上昇が支援材料となった。ロシア政府は原油の減産に踏み切ると発言。一方、指数の上値は重い。ウクライナ情勢をめぐる欧米との対立が緩和されていないことが引き続き警戒された。【インド】SENSEX指数 59845.29 -1.61%23日のインドSENSEX指数は4日続落。前日比980.93ポイント安(-1.61%)の59845.29、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同320.55ポイント安(-1.77%)の17806.80で取引を終えた。売りが先行した後は下げ幅を拡大させた。米金融引き締めの長期化懸念が嫌気された。また、中国での新型コロナウイルス感染の急増なども世界の経済活動の回復遅れ懸念を強めた。国内では、足元での景気低迷が続いていることが引き続き嫌気された。【中国本土】上海総合指数 3045.87 -0.28%23日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比8.56ポイント安(-0.28%)の3045.87ポイントと7日続落した。11月10日以来、約1カ月半ぶりの安値を付けている。前日までの軟調地合いを継ぐ流れ。前日の終値付近でもみ合う展開だった。国内各地で新型コロナウイルスの感染爆発が発生する中、経済活動の混乱も危惧された。上海や北京など主要都市で人流が減少し、一部の商業施設や工場などは時間短縮や休業を余儀なくされている。ただ、大きく売り込む動きはみられない。指数はこのところの下げが急ピッチだったこともあり、値ごろ感に着目した買いも散見される。 <NH> 2022/12/26 10:35 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は6日続落、新型コロナウイルス感染拡大が投資家心理の重し 【ブラジル】ボベスパ指数 107551.52 +0.11%22日のブラジル株式市場は4日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比118.38ポイン高(+0.11%)の107551.52で取引を終了した。106509.70から108382.66まで上昇した。後半はマイナス圏に転落する場面もあったが、終盤は買い戻された。ルラ新政権の予算案が下院で通過したことを受け、景気対策への期待が高まった。また、通過レアル高の進行もブラジル株の支援材料。一方、連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、やや伸び悩む展開となった。また、米金融引き締めの長期化懸念も嫌気された。【ロシア】MICEX指数 2122.91 +0.32%22日のロシア株式市場は4日ぶりに反発。主要指標のMOEX指数は前日比6.78ポイント高(+0.32%)の2122.91で取引を終了した。2114.91から2134.48まで上昇した。終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅を縮小させた。通貨ルーブルが対米ドルで急反発したことがロシア株の支援材料。また、取引時間内に原油価格が上昇したことも資源セクターの物色手掛かりとなった。一方、足元での景気低迷や欧米金融引き締めの長期化懸念が引き続き圧迫材料となった。【インド】SENSEX指数 60826.22 -0.39%22日のインドSENSEX指数は3日続落。前日比241.02ポイント安(-0.39%)の60826.22、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同71.75ポイント安(-0.39%)の18127.35で取引を終えた。買いが先行した後は売りに押され、引けまで狭いレンジでもみ合った。インド準備銀行(中央銀行)のタカ派発言を受け、追加の利上げ懸念が高まった。また、中国での新型コロナウイルス新規感染の急増なども圧迫材料。このほか、足元での景気低迷などが引き続き警戒された。【中国本土】上海総合指数 3054.43 -0.46%22日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比13.98ポイント安(-0.46%)の3054.43ポイントと6日続落した。約1カ月半ぶりの安値水準を切り下げている。新型コロナウイルス感染拡大が投資家心理の重し。感染者が急増した上海市などでは、医療体制と医薬品がひっ迫し、従業員の感染で休業を余儀なくされる企業が相次ぐ状況だ。また、中国本土の機関投資家(銀行、投信会社など)に欠勤者が急増し、株式、為替などの各金融市場では商いが細っているという。リオープン(経済再開)が進んでいる点はプラスとなるものの、その半面、感染者増の悪影響も指摘されている。中国経済対策の期待感が根強い中、指数は小高く推移していたが、引けにかけてマイナスに転じた。 <FA> 2022/12/23 09:56 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は続落、世界景気の先行き不安や欧米金融引き締めの長期化観測 【ブラジル】ボベスパ指数 107433.14 +0.53%21日のブラジル株式市場は3日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比569.03ポイン高(+0.53%)の107433.14で取引を終了した。106065.73から107991.07まで上昇した。小幅高で寄り付いた後は前日の終値近辺でもみ合った。ルラ新政権の予算案が下院で通過したことが好感されたもようだ。現地メディアによると、連邦議会下院は総額320億米ドル(約4兆2240億円)に上るルラ新政権の予算を承認したという。また、米景気先行き不安の後退も支援材料となった。ほかに、通貨レアル高の進行がブラジル株のサポート材料となった。【ロシア】MICEX指数 2116.13 -0.15%21日のロシア株式市場は3日続落。主要指標のMOEX指数は前日比3.24ポイント安(-0.15%)の2116.13で取引を終了した。2139.49から2102.24まで下落した。プラス圏で推移した後は終盤マイナス圏に転落した。通貨ルーブル安の進行が圧迫材料となり、ロシア株の売りが継続。また、欧米の金利高なども警戒された。一方、指数の下値は限定的。米景気不安の後退などが指数を下支えした。【インド】SENSEX指数 61067.24 -1.03%21日のインドSENSEX指数は続落。前日比635.05ポイント安(-1.03%)の61067.24、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同186.20ポイント安(-1.01%)の18199.10で取引を終えた。買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。世界景気の先行き不安や欧米金融引き締めの長期化観測などが指数を圧迫。また、2022年度下半期の電力需要が減少するとの観測も経済活動の伸び鈍化懸念を強めた。このほか、外国人投資家(FII)が売り越しに転じたことが指数の足かせとなった。【中国本土】上海総合指数 3068.41 -0.17%21日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比5.36ポイント安(-0.17%)の3068.41ポイントと5日続落した。約1カ月半ぶりの安値水準を切り下げている。新型コロナウイルス新規感染の急増が不安視される流れ。北京大学病院の専門家は、「コロナ感染は『爆発期』に入った」との見解を示した。感染流行は1月下旬の春節以降も続くとの見方もある。足もとの経済活動停滞も不安視される状況だ。世界銀行は20日発表したリポートで、中国の2022年GP)成長予想を2.7%と予測。9月時点の予測値(2.8%)から0.1ポイント引き下げている。新型コロナの感染拡大、防疫措置の見直しなどの面で不確実性が残るほか、不動産業界の直面する圧力がマクロ経済や金融システムに影響を及ぼす恐れがあると指摘した。もっとも、下値は限定されている。中国人民銀行(中央銀行)がリバースレポによる資金供給を続けていることや、政府の経済対策に対する期待感が相場を下支えした。 <FA> 2022/12/22 09:56 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は続落、予想を下回る配当の発表が嫌気 【ブラジル】ボベスパ指数 106864.11 +2.03%20日のブラジル株式市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比2124.36ポイン高(+2.03%)の106864.11で取引を終了した。104606.87から107792.12まで上昇した。小幅安で寄り付いた後は買い戻され、その後も上げ幅をじりじりと拡大させた。最近の下落で値ごろ感が強まったほか、通貨レアル高の進行も支援材料。また、景気対策への期待が高まっていることも指数をサポートした。ほかに、2023年の成長予想の上方修正などが引き続き好感された。一方、欧米の金融引き締めの長期化懸念が引き続き指数の足かせになった。【ロシア】MICEX指数 2119.37 -0.50%20日のロシア株式市場は続落。主要指標のMOEX指数は前日比10.61ポイント安(-0.50%)の2119.37で取引を終了した。2119.37から2070.58まで下落した。終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を縮小させた。ルクオイル(LKOH)の急落が指数の足かせとなった。予想を下回る配当の発表が嫌気されたもようだ。また、欧米の金利高なども外資の流出懸念を強めた。一方、銀行などへの買いが広がったことが指数を下支えした。【インド】SENSEX指数 61702.29 -0.17%20日のインドSENSEX指数は小反落。前日比103.90ポイント安(-0.17%)の61702.29、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同35.15ポイント安(-0.19%)の18385.30で取引を終えた。売りが先行した後はしばらく狭いレンジでもみ合ったが、終盤は上げ幅を縮小させた。欧米の金利高などを受け、外資の流出懸念が強まった。また、中国のコロナ防疫措置の緩和に伴う国内の混乱が生じていることも圧迫材料。国内では、経済活動指数の鈍化観測が嫌気された。ビジネスや消費活動の伸び鈍化がこうした観測の背景にある。【中国本土】上海総合指数 3073.77 -1.07%20日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比33.35ポイント安(-1.07%)の3073.77ポイントと4日続落した。約1カ月半ぶりの安値水準に低迷している。前日までの軟調地合いを継ぐ流れ。中国で新型コロナウイルス感染が急増し、足もとの経済活動が停滞すると不安視されている。ワールド・エコノミクスが19日発表した最新調査によると、今年12月の中国企業信頼感(business confidence)は、調査開始の2013年1月以降で最低水準に落ち込んだ。中国人民銀行(中央銀行)が朝方公表した銀行貸出指標となる12月の最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」は、予想通り1年物(前月は3.65%)と5年物(同4.30%)がそれぞれ前月(11月)と同水準に続き据え置かれた。 <FA> 2022/12/21 09:39 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は3日ぶりに反発、最近の下落で値ごろ感が強まった 【ブラジル】ボベスパ指数 1884.05 +1.83%19日のブラジル株式市場は3日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前日比1884.05ポイン高(+1.83%)の104739.75で取引を終了した。102769.76から105107.19まで上昇した。小幅安で寄り付いた後は買い戻され、その後も上げ幅をじりじりと拡大させた。最近の下落で値ごろ感が強まったほか、通貨レアル高の進行がブラジル株の支援材料。また、成長予想の上方修正も好感された。ブラジル中央銀行がエコノミスト約100人を対象に実施した最新調査では、2023年の成長予想は前回の0.75%から0.79%に上方修正された。一方、欧米の金利高や中国のコロナ防疫措置の緩和に伴う国内混乱の発生などが指数の足かせとなった。【ロシア】MICEX指数 2129.98 -0.13%19日のロシア株式市場は小反落。主要指標のMOEX指数は前日比2.77ポイント安(-0.13%)の2129.98で取引を終了した。2139.07から2109.56まで下落した。安値圏でもみ合った後は終盤下げ幅を急速に縮小させた。天然ガスの供給価格上限を巡り、欧州との交渉が続いていることが対象セクターの売り手掛かりとなった。一方、指数の下値は限定的。最近の下落で値ごろ感が強まったほか、利上げの見送りなどが引き続き支援材料となった。【インド】SENSEX指数 61806.19 +0.76%19日のインドSENSEX指数は3日ぶりに反発。前日比468.38ポイント高(+0.76%)の61806.19、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同151.45ポイント高(+0.83%)の18420.45で取引を終えた。買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。連日の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢。また、国内の不動産市場が2023年度に大きく前進するとの見通しも好感された。ほかに、IT業界の利益率が拡大するとの観測が同セクターの物色手掛かりとなった。【中国本土】上海総合指数 3107.12 -1.92%週明け19日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比60.74ポイント安(-1.92%)の3107.12ポイントと3日続落した。11月28日以来の最安値を更新している。ほぼ全面安の展開。新型コロナウイルス感染再拡大が不安視された。国内の主要都市で、新規感染者数が急増している。上海市や広州市など各地の小中高学校ではオンラン授業が始まり、上海ディズニーランドは営業時間を短縮した。また、病院の外来に受診者が殺到し、各地で医療提供体制がひっ迫し始めたとも伝わっている。 <FA> 2022/12/20 10:01 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は続落、前日の軟調地合いを継ぐ流れ 【ブラジル】ボベスパ指数 102855.70 -0.85%16日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比881.98ポイン安(-0.85%)の102855.70で取引を終了した。104017.56から102248.42まで下落した。小幅安で寄り付いた後は下げ幅を拡大させ、引けまで安値圏でもみ合った。海外株安や欧米の金融引き締めの長期化懸念が警戒され、リスク回避の売りが継続した。また、外国人投資家によるブラジル株の売りが継続しているとの報告も嫌気された。ルラ新政権の経済対策が財政悪化を引き起こすとの懸念が広がっていることが背景にある。一方、レアル高などが指数を下支えした。【ロシア】MICEX指数 2132.75 +0.28%16日のロシア株式市場は3日ぶりに反発。主要指標のMOEX指数は前日比5.95ポイント高(+0.28%)の2132.75で取引を終了した。2116.08から2135.79まで上昇した。売りが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。利上げの見送りが好感され、買い戻しが優勢となった。ロシア中央銀行は16日、政策金利を7.5%に据え置くと発表した。一方、指数の上値は重い。原油安などが指数の足かせとなった。また、欧米が対ロ制裁を緩めない姿勢を示していることも引き続き警戒された。【インド】SENSEX指数 61337.81 -0.75%16日のインドSENSEX指数は続落。前日比461.22ポイント安(-0.75%)の61337.81、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同145.90ポイント安(-0.79%)の18269.00で取引を終えた。終始マイナス圏で推移し、終盤下げ幅を再び拡大させた。前日の欧米株の下落に加え、本日のアジア市場が軟調な値動きを示していたことを受け、インド株にも売りが広がった。また、欧米の金融引き締めの長期化懸念も外資の流出観測を強めた。【中国本土】上海総合指数 3167.86 -0.02%16日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比0.79ポイント安(-0.02%)の3167.86ポイントと小幅ながら続落した。前日の軟調地合いを継ぐ流れ。中国景気の先行き不安が強まっている。国家統計局が15日発表した11月の経済統計では、消費や投資関連などが事前予想を軒並み下回った。中でも小売売上高は前年同月比で5.9%減少し、2カ月連続のマイナス成長となっている。 <FA> 2022/12/19 10:01 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は反落、米利上げの長期化懸念も外資の流出観測を高めた 【ブラジル】ボベスパ指数 103737.69 -0.01%15日のブラジル株式市場は弱含み。主要指標のボベスパ指数は前日比8.09ポイント安(-0.01%)の103737.69で取引を終了した。105482.72から103014.26まで下落した。売りが先行した後は前日の終値近辺で一進一退の展開を示した。海外株安が嫌気され、ブラジル株にも売りが広がった。また、欧米の金融引き締めの長期化懸念が再燃していることも圧迫材料。一方、金融セクターの上昇などが指数を下支えした。また、成長予想の上方修正も好感された。ブラジル中央銀行は最新リポートで、2022年の成長予想をこれまでの2.7%から2.9%に引き上げた。失業率の低下などが成長予想の上方修正の理由として挙げられた。【ロシア】MICEX指数 2126.80 -1.53%15日のロシア株式市場は続落。主要指標のMOEX指数は前日比33.01ポイント安(-1.53%)の2126.80で取引を終了した。2151.69から2115.21まで下落した。終始マイナス圏で推移し、後半は下げ幅を拡大させた。米国がロシアに対して経済制裁を追加したことが嫌気された。地元メディアによると、米政府はロシアの企業や銀行、個人を制裁の対象リストに追加したという。また、原油価格の下落やマイナス成長の継続なども引き続き圧迫材料。ほかに、世界的な景気低迷などが引き続き投資家の不安心理を強めた。【インド】SENSEX指数 61799.03 -1.40%15日のインドSENSEX指数は反落。前日比878.88ポイント安(-1.40%)の61799.03、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同245.40ポイント安(-1.32%)の18414.90で取引を終えた。売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。海外株安を受け、インド株も売りが先行。また、米利上げの長期化懸念も外資の流出観測を高めた。国内では、経常赤字の拡大懸念が圧迫材料。7-9月期の経常赤字が前年同期比で1.3%増加すると予測され、予想通りなら37四半期ぶりの高水準を記録する。【中国本土】上海総合指数 3168.65 -0.25%15日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比7.88ポイント安(-0.25%)の3168.65ポイントと反落した。中国景気の先行きが不安視される流れ。取引時間中に公表された11月の中国経済統計は、消費や投資関連などが軒並み事前予想を下回った。また、米国で積極的な利上げの観測が再燃していることも不安視されている。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。中国経済対策の期待感が相場を下支えしている。国営メディアは14日、中国当局が経済発展を目指した内需拡大計画を策定したと報じた。 <NH> 2022/12/16 10:37 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は弱含み、米国の利上げの長期化懸念が指数の足かせ 【ブラジル】ボベスパ指数 103745.77 +0.20%14日のブラジル株式市場は小反発。主要指標のボベスパ指数は前日比206.10ポイン高(+0.20%)の103745.77で取引を終了した。101631.98から104515.83まで上昇した。前半はマイナス圏でもみ合ったが、その後は徐々に買い戻された。ボベスパ指数が直近2日間で約4%下落しており、値ごろ感から買い戻しが優勢となった。また、原油価格の上昇も指数をサポートした。一方、指数の上値は重い。米国の利上げの長期化懸念が外資の流出懸念を強めた。また、弱い経済指標も足かせとなった。10月の経済活動が前年同月比で3.68%上昇し、前月の4.53%(改定値)と予想の4.00%を下回った。【ロシア】MICEX指数 2159.81 -0.67%14日のロシア株式市場は弱含み。主要指標のMOEX指数は前日比14.57ポイント安(-0.67%)の2159.81で取引を終了した。2171.31から2154.65まで下落した。終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅をやや拡大させた。米国の利上げの長期化懸念が指数の足かせとなった。また、マイナス成長の継続も嫌気された。7-9月期の国内総生産(GDP、速報)はマイナス3.7%となり、前期と予想のマイナス4.0%を上回ったが、前期に続き2期連続のマイナス成長となった。一方、原油価格の上昇などが指数を下支えした。【インド】SENSEX指数 62677.91 +0.23%14日のインドSENSEX指数は小幅続伸。前日比144.61ポイント高(+0.23%)の62677.91、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同52.30ポイント高(+0.28%)の18660.30で取引を終えた。終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅を縮小させた。アジア市場が堅調な値動きを示していたことを受け、インド株も買いが広がった。また、外国人投資家(FII)の買い継続も支援材料。FIIはこの日、2日連続の買い越しとなった。ほかに、インフレ率の鈍化が追加の利上げ懸念を後退させた。11月の消費者物価指数(CPI)は5.88%となり、前月の6.77%と予想の6.35%を下回った。【中国本土】上海総合指数 3176.53 +0.01%14日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比0.20ポイント高(+0.01%)の3176.53ポイントと小幅ながら3日ぶりに反発した。米インフレ鈍化を好感した買いが先行する流れ。11月の米消費者物価指数(CPI)は前年同月比で7.1%上昇し、伸びは前月(7.7%)から大幅縮小し、市場予想(7.3%)も下回った。また、北京市などで新型コロナウイルス感染が急増しているにもかかわらず、当局はコロナ防疫措置の緩和スタンスを続けている点もプラス材料だ。ただ、上値は重い。あす公表される11月中国経済指標が気がかり材料として意識された。 <FA> 2022/12/15 09:51 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は続落、財政不安やインフレ加速懸念が嫌気 【ブラジル】ボベスパ指数 103539.67 -1.71%13日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比1803.66ポイン安(-1.71%)の103539.67で取引を終了した。106689.38から103409.27まで下落した。前日の終値近辺でもみ合った後は終盤下げ幅を縮小させた。財政不安やインフレ加速懸念が嫌気され、売りが継続した。ブラジル中央銀行はこのほど、財政ルールの変更がインフレ加速を引き起こす恐れがあると警告。また、ブラジル経済シンク・タンクの責任者をめぐり、左派エコノミストの起用も引き続き嫌気されたもようだ。【ロシア】MICEX指数 2174.38 +0.06%13日のロシア株式市場は6日続落。主要指標のMOEX指数は前日比1.22ポイント高(+0.06%)の2174.38で取引を終了した。2154.52から2177.95まで上昇した。後半は下値を探る展開を示したが、その後は徐々に買い戻された。連日の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢。また、原油価格の上昇も支援材料となった。一方、指数の上値は重い。通貨ルーブル安の進行が足かせとなった。また、欧州連合(EU)が対ロ制裁を追加したことも引き続き懸念材料となった。【インド】SENSEX指数 62533.30 +0.65%13日のインドENSEX指数は強含み。前日比402.73ポイント高(+0.65%)の62533.30、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同110.85ポイント高(+0.60%)の18608.00で取引を終えた。買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。前日の米株高を受け、インド株も買いが先行。また、景気の回復期待が高まっていることも支援材料となった。農村部の自動車販売が回復していると報告されている。ほかに、環境市場の拡大観測や非化石燃料の使用促進予算が議会で通過したことが対象銘柄の物色手掛かりとなった。【中国本土】上海総合指数 3176.33 -0.09%13日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比2.72ポイント安(-0.09%)の3176.33ポイントと続落した。国内の新型コロナウイルス感染動向が不安視される流れ。北京市で新型コロナ感染が急速に拡大している——などと報じられた。北京市衛生健康委員会の発表によると、11日の発熱外来の受診者は延べ2万2000人で、1週間前の16倍に急増し。当局は抗原検査キット2500万個を緊急配布したという。中国政府がコロナ対策を緩和した後、感染者の多数が自宅療養を選択。病院で診察を受けた感染者とPCR検査の受検者は減少傾向にある。一方、発熱外来の受診者とインフルエンザのような症状の患者は明らかに増加したという。もっとも、大きく売り込む動きはみられない。中国経済対策の期待感が相場を下支えしている。翌年の経済政策方針を決める重要会議「中央経済工作会議」は今週15日にも開催される見通しだ。積極的な財政・金融政策が打ち出される——との観測が流れている。 <FA> 2022/12/14 09:48 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は小反発、政府が鉄鋼や医薬などの輸出促進策を発表 【ブラジル】ボベスパ指数 107519.56 +0.25%9日のブラジル株式市場は3日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前日比270.52ポイン高(+0.25%)の107519.56で取引を終了した。107089.22から108565.57まで上昇した。おおむねプラス圏で推移し、終盤に上げ幅を縮小させた。連日の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢。また、中国経済の再開期待なども引き続き好感された。一方、指数の上値は重い。原油安が資源セクターの売り手掛かりとなった。また、米長期金利の上昇も外資の流出懸念を高めた。【ロシア】MICEX指数 2177.85 -0.30%9日のロシア株式市場は4日続落。主要指標のMOEX指数は前日比6.58ポイント安(-0.30%)の2177.85で取引を終了した。2183.97から2169.04まで下落した。終始マイナス圏で推移し、後半下げ幅を拡大させた。原油価格の下落が足かせとなった。また、米長期金利の上昇なども圧迫材料。一方、中国経済の再開期待などが引き続き指数をサポートした。また、インフレ率の落ち着きなども支援材料となった。【インド】SENSEX指数 62570.68 +0.26%8日のインドSENSEX指数は小反発。前日比160.00ポイント高(+0.26%)の62570.68、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同48.85ポイント高(+0.26%)の18609.35で取引を終えた。終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅をやや拡大させた。政府が鉄鋼や医薬などの輸出促進策を発表したことが対象セクターの支援材料。また、中国当局がコロナの防疫措置の緩和を発表したことも、同国経済の再開期待を高めた。【中国本土】上海総合指数 3197.35 -0.07%8日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比2.27ポイント安(-0.07%)の3197.35ポイントと続落した。中国の景気懸念が相場の重しとなる流れ。7日公表された今年11月の中国貿易統計では、米ドル建て輸出入の伸びがそろって大幅に鈍化した。人民元建てでは、輸入が予想外のマイナスに転じ、内需の弱さが再確認された格好となっている。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。中国リオープン(経済再開)進展の期待が支えとなっている。指数はプラス圏で推移する場面もみられた。 <FA> 2022/12/12 09:35 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は3日続落、原油価格の下落が資源セクターの圧迫材料となった 【ブラジル】ボベスパ指数 107249.04 -1.67%8日のブラジル株式市場続落。主要指標のボベスパ指数は前日比1819.51ポイン安(-1.67%)の107249.04で取引を終了した。109285.75から106905.81まで下落した。小幅安で寄り付いた後は下げ幅を拡大させ、引けまで安値圏でもみ合った。原油価格の下落が資源セクターの売り手掛かりとなった。また、財政不安の高まりも引き続き圧迫材料。一方、利上げの見送りが指数をサポートした。また、中国のコロナ政策の緩和も好感された。【ロシア】MICEX指数 2184.43 -0.39%8日のロシア株式市場は3日続落。主要指標のMOEX指数は前日比8.45ポイント安(-0.39%)の2184.43で取引を終了した。2197.77から2174.57まで下落した。売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。原油価格の下落が資源セクターの圧迫材料となったほか、世界景気の先行き不安が指数の足かせとなった。また、欧米の金融引き締めの長期化懸念なども引き続き嫌気された。一方、中国当局がコロナ防疫措置の緩和を発表したことが引き続き支援材料となった。【インド】SENSEX指数 62570.68 +0.26%8日のインドSENSEX指数は小反発。前日比160.00ポイント高(+0.26%)の62570.68、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同48.85ポイント高(+0.26%)の18609.35で取引を終えた。終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅をやや拡大させた。政府が鉄鋼や医薬などの輸出促進策を発表したことが対象セクターの支援材料。また、中国当局がコロナの防疫措置の緩和を発表したことも、同国経済の再開期待を高めた。【中国本土】上海総合指数 3197.35 -0.07%8日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比2.27ポイント安(-0.07%)の3197.35ポイントと続落した。中国の景気懸念が相場の重しとなる流れ。7日公表された今年11月の中国貿易統計では、米ドル建て輸出入の伸びがそろって大幅に鈍化した。人民元建てでは、輸入が予想外のマイナスに転じ、内需の弱さが再確認された格好となっている。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。中国リオープン(経済再開)進展の期待が支えとなっている。指数はプラス圏で推移する場面もみられた。 <CS> 2022/12/09 09:23 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場反落、世界景気の先行き不安が改めて警戒 【ブラジル】ボベスパ指数 109068.55 -1.02%7日のブラジル株式市場反落。主要指標のボベスパ指数は前日比1120.02ポイン安(-1.02%)の109068.55で取引を終了した。110246.79から108612.02まで下落した。終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を再び拡大させた。世界景気の先行き不安が改めて警戒された。11月の中国貿易統計では、ドル建て輸出入の伸びがそろって大幅に鈍化した。また、政策金利の発表を控え、慎重ムードも強い。なお、ブラジル中央銀行は8日日本時間未明6時、政策金利であるセリック金利を13.75%に据え置くと発表した。金利の据え置きは3会合連続となった。一方、中国経済の再開期待の高まりが引き続き支援材料となった。【ロシア】MICEX指数 22192.88 -0.15%7日のロシア株式市場は続落。主要指標のMOEX指数は前日比3.36ポイント安(-0.15%)の22192.88で取引を終了した。2193.71から2166.77まで下落した。大幅安で寄り付いた後はしばらく安値圏でもみ合ったが、終盤に下げ幅を急速に縮小させた。主要7カ国(G7)がロシア製原油の価格上限を決定したことが国内の経済活動への悪影響が改めて警戒された。また、原油安も資源セクターの売り手掛かり。一方、終盤に資源の一角に買いが広がったことが下げ幅を縮小させた。中国当局がコロナ防疫措置の緩和を発表したことが好感されたもようだ。【インド】SENSEX指数 62410.68 -0.34%7日のインドSENSEX指数は続落。前日比215.68ポイント安(-0.34%)の62410.68、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同82.25ポイント安(-0.44%)の18560.50で取引を終えた。買いが先行した後は売りに押され、引けまで狭いレンジでもみ合った。利上げの実施が足かせとなった。インド準備銀行(中央銀行)はこの日、政策金利であるレポレートを市場予想通り年5.90%から6.25%に引き上げると決定。今後の利上げペースは鈍化されると予測されている。また、米国景気の先行き不安なども警戒材料。国内では、下半期の成長率が内外の景気不安で4-4.5%まで鈍化するとの見方が嫌気された。【中国本土】上海総合指数 3199.62 -0.40%7日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比12.91ポイント安(-0.40%)の3199.62ポイントと3日ぶりに反落した。中国経済の先行き不安が強まる流れ。取引時間中に公表された今年11月の中国貿易統計では、人民元建て輸出の伸びが0.9%にとどまり(市場予想8.2%増)、輸入は1.1%減と予想外のマイナスだった(予想7.1%増)。内需の弱さが印象付けられている。なお、午後に新型コロナウイルス感染対策の緩和方針が発表されたが、内容は想定通りだったとの見方もあり、好感する買いは限定された。 <FA> 2022/12/08 09:51 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は小幅続伸、中国リオープン(経済再開)の進展が相場を支える流れ 【ブラジル】ボベスパ指数 109401.41 +0.72%6日のブラジル株式市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比787.16ポイン高(+0.72%)の109401.41で取引を終了した。109217.24から110662.73まで上昇した。後半はマイナス圏に転落する場面もあったが、その後は再び買い戻された。通貨レアル高が好感され、ブラジル株への買いが広がった。また、中国経済の再開期待なども引き続き支援材料。中国からの農産物の発注が大幅に増加していると報告されている。一方、米景気の先行き不安などが指数の上値を抑えた。【ロシア】MICEX指数 2196.24 -0.55%6日のロシア株式市場は反落。主要指標のMOEX指数は前日比12.04ポイント安(-0.55%)の2196.24で取引を終了した。2208.36から2184.65まで下落した。売りが先行した後は下げ幅を拡大させ、引けまで安値圏でもみ合った。欧州株の下落が警戒され、ロシア株にも売り圧力が強まった。また、原油価格の下落も資源セクターの売り圧力を高めた。一方、中国経済の再開期待などが引き続き指数をサポートした。【インド】SENSEX指数 62626.36 -0.33%6日のインドSENSEX指数は弱含み。前日比208.24ポイント安(-0.33%)の62626.36、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同58.30ポイント安(-0.31%)の18642.75で取引を終えた。終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅をやや縮小させた。前日の欧米市場の下落を受け、インド株も売りが先行。また、米国の利上げの長期化観測も外資の流出懸念を強めた。国内では、企業収益の悪化が嫌気された。報告によると、前2四半期の企業収益は急速に縮小し、中でも7-9月期の企業収益は国内総生産(GDP)に対する比率は3.48%まで低下したという。【中国本土】上海総合指数 3212.53 +0.02%6日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比0.72ポイント高(+0.02%)の3212.53ポイントと小幅続伸した。中国リオープン(経済再開)の進展が相場を支える流れ。国内では、新型コロナウイルスの新規感染数が減少しつつある。また、当局は早ければ今週7日にも、コロナ規制緩和に向けた10項目の新たな対策を発表するもよう——などと報じられた。ほか、来年1月にも、新型コロナの感染症分類を引き下げる可能性があるとも伝わっている。米利上げの長期化観測などを嫌気して売られる場面がみられたものの、下値は堅く、指数は終盤にプラス圏に再び浮上した。 <FA> 2022/12/07 09:58 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数はまちまち、最近の上昇で足元では高値警戒感が強まる 【ブラジル】ボベスパ指数 109401.41 -2.25%5日のブラジル株式市場は反落。主要指標のボベスパ指数は前日比2522.52ポイント安(-2.25%)の109401.41で取引を終了した。112,149.58から113760.75まで下落した。小幅安で寄り付いた後は下げ幅をじりじりと拡大させた。通貨レアル安の進行がブラジル株の売り手掛かり。また、欧米市場の下落も投資家の不安心理を高めた。ほかに、弱い経済指標が改めて警戒された。11月のS&Pグローバル製造業購買担当者景気指数(PMI)は44.3となり、前月の50.8を大幅に下回った。【ロシア】MICEX指数 2208.28 +1.28%5日のロシア株式市場は反発。主要指標のMOEX指数は前日比27.84ポイント高(+1.28%)の2208.28で取引を終了した。2174.17から2210.70まで上昇した。売りが先行した後は買い戻され、引けまで高値圏でもみ合った。中国で実施されている厳しい防疫措置が緩和されていることが好感された。また、主要7カ国(G7)がロシア産原油の価格上限(1バレル=60米ドル)に設定したことについて、実施時期がはっきりされていないことも投資家の不安心理をやや後退させたもようだ。【インド】SENSEX指数 62834.60 -0.05%5日のインドSENSEX指数はまちまち。前日比33.90ポイント安(-0.05%)の62834.60、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同4.95ポイント高(+0.03%)の18701.05で取引を終えた。おおむねマイナス圏で推移し、終盤下げ幅を縮小させた。最近の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りが優勢。また、足元での景気低迷なども引き続き嫌気された。【中国本土】上海総合指数 3211.81 +1.76%週明け5日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比55.67ポイント高(+1.76%)の3211.81ポイントと反発した。9月中旬以来、約3カ月ぶりの高値水準を回復している。投資家のリスク選好が高まる流れ。中国本土では、新型コロナウイルスの新規感染数が減少傾向にあり、行動規制など防疫措置が主要都市で一段と緩和された。人民元高の動きもプラス。中国人民銀行(中央銀行)は朝方、人民元レートの対米ドル基準値を4日連続で元高方向に設定した。米利上げペース鈍化の観測が流れる中、5日の外国為替市場では、対米ドルのオフショア人民元が節目の7.0人民元を割り込み、9月中旬以来の元高水準で推移している。外資ブローカーの強気見通しも追い風。モルガン・スタンレーは4日付の最新リポートで、中国株の投資判断を2年ぶりに引き上げた(イコールウエート→オーバーウエート)。香港・本土相互取引(ストックコネクト)スキームを通じた売買では、本土株が大幅な買い越しとなっている。 <FA> 2022/12/06 09:52 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は反落、G7が対ロ制裁を追加 【ブラジル】ボベスパ指数 111923.93 +0.90%2日のブラジル株式市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比998.33ポイント高(+0.90%)の111923.93で取引を終了した。109963.02から113760.75まで上昇した。朝方は不安定な値動きを示したが、その後は買い戻された。経済指標の改善が好感された。10月の鉱工業生産は前年同月比1.7%上昇し、前月の0.4%と予想の1.6%を上回った。また、米利上げの減速期待や中国のコロナ政策の緩和観測なども支援材料となった。【ロシア】MICEX指数 2180.44 -0.31%2日のロシア株式市場は反落。主要指標のMOEX指数は前日比6.85ポイント安(-0.31%)の2180.44で取引を終了した。2189.35から2173.48まで下落した。売りが先行した後は狭いレンジで一進一退の展開を示した。主要7カ国(G7)がロシア産原油の価格上限(1バレル=60米ドル)に設定したことが嫌気され、ロシア株の売り圧力が高まった。また、欧州市場の下落なども嫌気された。一方、米国の利上げの減速期待などが指数を下支えした。【インド】SENSEX指数 62868.50 -0.66%2日のインドSENSEX指数は9日ぶりに反落。前日比415.69ポイント安(-0.66%)の62868.50、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同116.40ポイント安(-0.62%)の18696.10で取引を終えた。売りが先行した後は狭いレンジでもみ合った。両指数と前日まで8連騰しており、高値警戒感から利益確定売りが優勢となった。また、アジア市場の下落もインド株の売り圧力を高めた。ほかに、成長予想の下方修正などが引き続き嫌気された。【中国本土】上海総合指数 3156.14 -0.29%2日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比9.33ポイント安(-0.29%)の3156.14ポイントと4日ぶりに反落した。売り圧力が意識される流れ。上海総合指数はこのところ急ピッチに上昇し、足もとでは約2カ月半ぶりの高値水準を切り上げていた。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。中国のリオープン(経済再開)に対する期待が相場を下支えしている。指数はプラス圏で推移する場面もみられた。 <NH> 2022/12/05 10:22 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は3日ぶりに反落、弱い経済指標が圧迫材料 【ブラジル】ボベスパ指数 110925.60 -1.39%1日のブラジル株式市場は3日ぶりに反落。主要指標のボベスパ指数は前日比1560.41ポイント安(-1.39%)の110925.60で取引を終了した。110547.84から112478.76まで上昇した。売りが先行した後は下げ幅を拡大させ、引けまで安値圏でもみ合った。弱い経済指標が圧迫材料。7-9月期の国内総生産(GDP)成長率は3.6%となり、前期の3.2%から加速したものの、予想の3.7%を下回った。また、11月のS&Pグローバル製造業購買担当者景気指数(PMI)も44.3に低下し、前月の50.8を大幅に下回った。一方、海外株高などが指数を下支えした。【ロシア】MICEX指数 2187.29 +0.59%1日のロシア株式市場は反発。主要指標のMOEX指数は前日比12.76ポイント高(+0.59%)の2187.29で取引を終了した。2183.57から2193.41まで上昇した。高く寄り付いた後は狭いレンジでもみ合った。海外株高が好感され、ロシア株にも買いが広がった。また、米国の利上げの減速期待なども支援材料。一方、足元での景気低迷などが引き続き指数の足かせとなった。【インド】SENSEX指数 63284.19 +0.29%1日のインドSENSEX指数は8日続伸。前日比184.54ポイント高(+0.29%)の63284.19、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同54.15ポイント高(+0.29%)の18812.50で取引を終えた。終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅をやや縮小させた。海外株高を受け、インド株も買いが先行。また、7-9月期の成長率が予想を上回ったことも支援材料となった。7-9月期の国内総生産(GDP)成長率は6.3%となり、前期の13.5%を下回ったものの、予想の6.2%を上回った。このほか、米国の利上げの減速期待が高まっていることが外資の流出懸念を後退させた。【中国本土】上海総合指数 3165.47 +0.45%12月1日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比14.14ポイント高(+0.45%)の3165.47ポイントと3日続伸した。9月15日以来、約2カ月半ぶりの高値水準を切り上げている。リオープン(経済再開)の期待が相場を押し上げる流れ。中国の新型コロナウイルス防疫措置に関しては、政府のコロナ政策を担当する孫春蘭・副首相が11月30日、関連部局や専門家らと会合を開き、流行しているオミクロン型は毒性も低く、ワクチン接種も進んでいるとして、「中国のコロナ政策は新段階に入った」と述べた。発表の中で「動態清零」(ゼロコロナ)という言葉が使用されなかっただけに、防疫措置の修正(緩和)が更に進むとの見方も浮上している。また、米利上げペースの鈍化観測が高まる中、外国為替市場で人民元高(対米ドル)が進んでいる点も好感された。 <CS> 2022/12/02 09:31 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は続伸、約2カ月半ぶりの高値水準を回復 【ブラジル】ボベスパ指数 112486.01 +1.42%30日のブラジル株式市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比1576.40ポイント高(+1.42%)の112486.01で取引を終了した。110202.25から112486.01まで上昇した。後半はマイナス圏に転落する場面もあったが、終盤は再び買い戻された。海外株高や米利上げペースの減速観測が好感され、ブラジル株にも買いが広がった。また、通貨レアル高の進行も支援材料。ほかに、失業率の低下が好感された。10月の失業率は8.3%に低下し、前月の8.7%と市場予想の8.5%を下回ったほか、約7年ぶりの低水準を記録した。【ロシア】MICEX指数 2174.53 -0.49%30日のロシア株式市場は反落。主要指標のMOEX指数は前日比10.79ポイント安(-0.49%)の2174.53で取引を終了した。2184.27から2172.67まで下落した。終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を拡大させた。弱い経済指標が足かせとなった。10月の実質小売売上高は前年同月比でマイナス9.7%となり、前月のマイナス9.8%をやや上回ったものの、引き続きマイナス成長となった。一方、指数の下値は限定的。原油価格の上昇や海外株高などが指数を下支えした。【インド】SENSEX指数 63099.65 +0.67%30日のインドSENSEX指数は7日続伸。前日比417.81ポイント高(+0.67%)の63099.65、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同140.30ポイント高(+0.75%)の18758.35で取引を終えた。前日の終値近辺でもみ合った後は終盤に上げ幅を急速に拡大させた。欧州株高が好感され、終盤に買いが急速に広がった。また、外国人投資家(FII)の買い継続も支援材料。FIIはこの日、5日連続の買い越しとなった。ほかに、財政支出の拡大期待などもが引き続きサポート材料となった。【中国本土】上海総合指数 3151.34 +0.05%30日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比1.59ポイント高(+0.05%)の3151.34ポイントと続伸した。9月15日以来、約2カ月半ぶりの高値水準を回復している。経済活動持ち直しの期待が相場を支える流れ。中国の関係部局は29日引け後、新型コロナウイルス感染の防疫措置を巡り記者会見し、無秩序な防疫措置は是正する必要があり、措置の微調整は続けると強調した。徐々に規制が緩和されるとの見方が強まっている。ただ、上値は重い。寄り付き直後に公表された11月の中国製造業PMIは48.0となり、予想(49.0)以上に前月(49.2)から下降した。 <FA> 2022/12/01 09:37 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は3日続落、原油安や中国の異例の抗議活動で 【ブラジル】ボベスパ指数 108782.15 -0.18%28日のブラジル株式市場は小幅続落。主要指標のボベスパ指数は前日比194.55ポイント安(-0.18%)の108782.15で取引を終了した。109476.06から108377.75まで下落した。中盤はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。原油価格の下落や海外株安などが嫌気され、ブラジル株にも売り圧力が強まった。また、中国の「ゼロコロナ」政策に反発した抗議行動が全国で広がっていることも警戒材料となった。一方、指数の下値は限定的。財政支出の拡大期待などが指数をサポートした。【ロシア】MICEX指数 2177.45 -0.81%28日のロシア株式市場は3日続落。主要指標のMOEX指数は前日比17.72ポイント安(-0.81%)の2177.45で取引を終了した。2182.16から2163.44まで下落した。売りが先行した後は狭いレンジでもみ合った。原油価格の下落が資源セクターの売り手掛かり。また、中国での「ゼロコロナ」政策をめぐる異例な抗議行動が全国で広がっていることも不安材料となった。ほかに、海外株の下落など外部環境の悪化がロシア株の売り圧力を高めた。【インド】SENSEX指数 62504.80 +0.34%28日のインドSENSEX指数は5日続伸。前日比211.16ポイント高(+0.34%)の62504.80、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同50.00ポイント高(+0.27%)の18562.75で取引を終えた。終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅をやや縮小させた。外国人投資家(FII)の買い継続が支援材料。FIIはこの日、3日連続の買い越しとなった。また、景気対策への期待も引き続き好感された。地元メディアによると、政府は農村部の住宅プロジェクトに対し、2800億ルピー(約4732億円)の補助金を拠出する計画だという。【中国本土】上海総合指数 3078.55 -0.75%週明け28日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比23.14ポイント安(-0.75%)の3078.55ポイントと反落した。新型コロナウイルス感染拡大が売り材料視される流れ。中国で27日に確認された新規感染数は4万人を突破し、5日連続で最多を更新した。当局は感染拡大を徹底的に封じ込める「ゼロコロナ」政策を堅持。複数エリアでロックダウン(都市封鎖)などの行動抑制が実施されている。そうした中、首都・北京や商都・上海などで、異例の抗議活動がみられた。経済・社会の混乱も危ぐされている。中国経済の先行きも不安視。全国工業企業の利益総額は今年1-10月、前年同期比3.0%減の6兆9768億2000万人民元(約135兆円)に縮小した。マイナス成長は4カ月連続で、減少率は1-9月の2.3%から拡大している。 <NH> 2022/11/29 10:29 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は反落、通貨レアル安や原油安などを警戒 【ブラジル】ボベスパ指数 108976.70 -2.55%25日のブラジル株式市場は反落。主要指標のボベスパ指数は前日比2854.45ポイント安(-2.55%)の108976.70で取引を終了した。112,025.47から108,551.96まで下落した。売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。通貨レアル安の進行がブラジル株の売り圧力を高めた。また、原油価格の下落も資源セクターの売り手掛かり。ほかに、国内の財政不安が解消されていないことが引き続き懸念材料となった。【ロシア】MICEX指数 2195.17 -0.71%25日のロシア株式市場は続落。主要指標のMOEX指数は前日比15.78ポイント安(-0.71%)の2195.17で取引を終了した。2211.10から2190.67まで下落した。売りが先行した後は下げ幅を拡大させ、引けまで安値圏でもみ合った。原油価格の続落が圧迫材料となった。一方、指数の下値は限定的。欧州市場の上昇などが指数をサポートした。また、中国当局が銀行の預金準備率の引き下げを決定したなども好感された。【インド】SENSEX指数 62293.64 +0.03%25日のインドSENSEX指数は4日続伸。前日比20.96ポイント高(+0.03%)の62293.64、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同28.65ポイント高(+0.16%)の18512.75で取引を終えた。軟調な展開が続いた後は終盤プラス圏を回復した。連日の上昇で高値警戒感が強まり、前半は利益確定売りが優勢。また、主要なアジア市場が軟調な値動きを示していたこともインド株の売り圧力を高めた。【中国本土】上海総合指数 3101.69 +0.40%25日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比12.38ポイント高(+0.40%)の3101.69ポイントと反発した。中国当局の経済支援スタンスが改めて意識される流れ。中国国務院(内閣に相当)は22日の常務会議では、預金準備率引き下げなどの金融政策ツールを適時に実施し、合理的で潤沢な流動性を維持するという方針が確認された。また、中国政府の方針に従い、銀行大手が相次いで優良不動産デベロッパー向けの融資支援を決定。与信枠の総額は、公表されているものだけでも1兆2750億人民元(約24兆7000億円)に上る。中国の新型コロナウイルス感染拡大を嫌気した売りが先行したものの、下値は堅く、指数は程なくプラスに転じた。 <NH> 2022/11/28 10:35 注目トピックス 外国株 概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は3日ぶりに反落、中国の経済活動停滞が危ぐされる流れ 【ブラジル】ボベスパ指数 111831.16 +2.75%24日のブラジル株式市場は3日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前日比2990.01ポイント高(+2.75%)の111831.16で取引を終了した。108845.74から112612.16まで上昇した。買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏でもみ合った。最近の下落で値ごろ感が強まったほか、海外株高が改めて好感されたもようだ。また、米利上げペースの減速期待なども引き続き指数をサポート。一方、財政不安などが引き続き警戒された。【ロシア】MICEX指数 2211.89 +0.72%24日のロシア株式市場は弱含み。主要指標のMOEX指数は前日比0.94ポイント安(-0.04%)の2210.95で取引を終了した。2225.92から2206.12まで下落した。前半はプラス圏で推移したが、その後は下げ幅をじりじりと拡大させた。前日の原油価格の大幅下落など不安定な動きが警戒され、資源銘柄を中心に売りが広がった。一方、欧州市場の上昇などが指数をサポートした。また、米国の利上げペースの減速期待も引き続き支援材料となった。【インド】SENSEX指数 62272.68 +1.24%24日のインドSENSEX指数は3日続伸。前日比762.10ポイント高(+1.24%)の62272.68、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同216.85ポイント高(+1.19%)の18484.10で取引を終えた。買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。米利上げペースの減速観測が支援材料。これにより、外資の流出懸念が後退する見通しだ。また、海外株高も買い安心感を与えた。国内では、インドの成長率が2021年から2030年の間平均で6.3%になるとの予測が好感された。【中国本土】上海総合指数 3089.31 -0.25%24日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比7.60ポイント安(-0.25%)の3089.31ポイントと3日ぶりに反落した。中国の経済活動停滞が危ぐされる流れ。本土では新型コロナウイルス感染に歯止めがかからず、複数エリアで厳格な行動規制が導入された。中国の23日新規感染(無症状含む)は、3万1444人を数えている。上海市がロックダウン(都市封鎖)となった4月以降で初めて、全国で合計3万人を突破した。ただ、下値を叩くような売りはみられない。中国当局の景気テコ入れスタンスが支えとなっている。常務会議で、預金準備率の引き下げを検討していることを明らかにした。 <FA> 2022/11/25 09:52

ニュースカテゴリ