注目トピックス 外国株

概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は弱含み、外部環境の改善は大幅に遅れ

配信日時:2022/04/13 10:21 配信元:FISCO
【ブラジル】ボベスパ指数 116146.86 -0.69%
12日のブラジル株式市場は、弱含み。主要株価指数のボベスパ指数は、前営業日比805.99ポイント安(-0.69%)の116146.86で引けた。ウクライナ情勢の改善が期待されたことで国内勢などの買いが入った。ボべスパ指数の91の構成銘柄では34が上昇、56が下落、変わらずは1で売りが優勢。

【ロシア】MOEX指数 2540.99 -0.63%
12日のロシア株式市場は弱含み。主要株価指数のMOEXロシア指数は、前日比16.17ポイント安(-0.63%)の2540.99で引けた。日中の取引レンジは、2472.28−2570.78。プーチン大統領はウクライナとの停戦協議は停滞しているとの見方を示しており、売りが優勢となった。

【インド】SENSEX指数 58576.37 -0.66%
12日のインドSENSEX指数は弱含み。前日比388.20ポイント安(-0.66%)の58576.37、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは、同144.65ポイント安(-0.82%)の17530.30で取引を終えた。

30社株価指数SENSEXの構成銘柄では、9が上昇、21が下落、変わらずは0で売りが優勢だった。外部環境の改善は大幅に遅れており、タタ・スチールなどの下げが目立った。ただ、銀行株はややしっかりとした値動きを見せており、アクシス銀行などが買われた。

【中国本土】上海総合指数 3213.33 +1.46%
12日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比46.20ポイント高(+1.46%)の3213.33ポイントと反発した。

中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。新型コロナウイルスの感染拡大による景気下振れが懸念されるなか、中国で地方債の発行ペースが加速している。外電によれば、専項債(公益事業向け資金調達を行う特別地方債)発行規模は1兆2900億人民元に達し、コロナ禍で景気が悪化した2020年同期の記録を上回った。李克強首相は11日、「中国経済は下押し圧力にさらされている」と改めて強調し、マクロ政策を強化するべきと述べている。また、政府関係部局が11日、株式市場の安定策をまとめて発表したことも材料視された。

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