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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は続伸、非友好国での外貨口座凍結リスクを避けられる
配信日時:2022/04/01 09:58
配信元:FISCO
【ブラジル】ボベスパ指数 119999.23 -0.22%
31日のブラジル株式市場は3日ぶり反落。主要指標のボベスパ指数は前日比260.53ポイント安(-0.22%)の119999.23で取引を終了した。120879.66から119999.23まで下落した。
買いが先行した後は売りに押され、引けまで前日の終値近辺で一進一退の展開を示した。最近の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りが優勢。また、財政収支の悪化懸念が再び台頭していることも足かせとなった。ほかに、原油価格の下落が資源セクターの売り圧力を強めた。
【ロシア】MOEX指数 2703.51 +7.58%
31日のロシア株式市場は続伸。主要指標のMOEX指数は前日比190.48ポイント高(+7.58%)の2703.51で取引を終了した。2533.39から2703.51まで上昇した。
買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。米国がロシアに実施している経済制裁の一部を緩和したとの報道が好感された。地元メディアによると、米国が肥料を必需品に組み入れ、制裁リストから外したという。また、ロシア政府が欧州など非友好国に対し、天然ガスの決済通貨を4月1日からルーブルに指定したとの報道も支援材料。非友好国での外貨口座凍結リスクを避けられると見られているもようだ。
【インド】SENSEX指数 58568.51 -0.20%
31日のインドSENSEX指数は4日ぶりに小反落。前日比115.48ポイント安(-0.20%)の58568.51、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同33.50ポイント安(-0.19%)の17464.75で取引を終えた。
買いが先行した後は売りに押され、引けまで前日の終値近辺で一進一退の展開を示した。成長予想の下方修正が相次いでいることが嫌気された。地元の信用格付け会社ICRAに続き、地元の格付け会社インディア・レーティングスは30日付のリポートで、2022年度のインド成長予想をこれまでの7.6%から7-7.2%に引き下げた。また、原材料の高騰などを受け、大手食品メーカーらは相次いで大幅な値上げを計画しているとの報道もインフレ率の高進懸念を強めた。
【中国本土】上海総合指数 3252.20 -0.44%
31日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比14.39ポイント安(-0.44%)の3252.20ポイントと反落した。
中国景況感の悪化が嫌気される流れ。朝方公表された今年3月の製造業PMI(中国国家統計局などが集計)は49.5となり、市場予想(49.8)や前月実績(50.2)に届かなかった。節目の50を5カ月ぶりに割り込むなか、中国景気の鈍化懸念が強まっている。米国の対中圧力も警戒。米証券取引委員会(SEC)は3月30日、「外国企業説明責任法(HFCAA)」に抵触する上場企業の暫定リストに百度(バイドゥ:9888/HK、BIDU/NASDAQ)など5社を追加した。もっとも、下値は限定的。中国経済対策の期待感が相場を下支えしている。中国人民銀行は30日、金融政策の規模を拡大するなど一段の経済支援をしていく方針を表明した。人民銀は朝方、前日に続き厚めの資金を市中供給している。
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31日のブラジル株式市場は3日ぶり反落。主要指標のボベスパ指数は前日比260.53ポイント安(-0.22%)の119999.23で取引を終了した。120879.66から119999.23まで下落した。
買いが先行した後は売りに押され、引けまで前日の終値近辺で一進一退の展開を示した。最近の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りが優勢。また、財政収支の悪化懸念が再び台頭していることも足かせとなった。ほかに、原油価格の下落が資源セクターの売り圧力を強めた。
【ロシア】MOEX指数 2703.51 +7.58%
31日のロシア株式市場は続伸。主要指標のMOEX指数は前日比190.48ポイント高(+7.58%)の2703.51で取引を終了した。2533.39から2703.51まで上昇した。
買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。米国がロシアに実施している経済制裁の一部を緩和したとの報道が好感された。地元メディアによると、米国が肥料を必需品に組み入れ、制裁リストから外したという。また、ロシア政府が欧州など非友好国に対し、天然ガスの決済通貨を4月1日からルーブルに指定したとの報道も支援材料。非友好国での外貨口座凍結リスクを避けられると見られているもようだ。
【インド】SENSEX指数 58568.51 -0.20%
31日のインドSENSEX指数は4日ぶりに小反落。前日比115.48ポイント安(-0.20%)の58568.51、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同33.50ポイント安(-0.19%)の17464.75で取引を終えた。
買いが先行した後は売りに押され、引けまで前日の終値近辺で一進一退の展開を示した。成長予想の下方修正が相次いでいることが嫌気された。地元の信用格付け会社ICRAに続き、地元の格付け会社インディア・レーティングスは30日付のリポートで、2022年度のインド成長予想をこれまでの7.6%から7-7.2%に引き下げた。また、原材料の高騰などを受け、大手食品メーカーらは相次いで大幅な値上げを計画しているとの報道もインフレ率の高進懸念を強めた。
【中国本土】上海総合指数 3252.20 -0.44%
31日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比14.39ポイント安(-0.44%)の3252.20ポイントと反落した。
中国景況感の悪化が嫌気される流れ。朝方公表された今年3月の製造業PMI(中国国家統計局などが集計)は49.5となり、市場予想(49.8)や前月実績(50.2)に届かなかった。節目の50を5カ月ぶりに割り込むなか、中国景気の鈍化懸念が強まっている。米国の対中圧力も警戒。米証券取引委員会(SEC)は3月30日、「外国企業説明責任法(HFCAA)」に抵触する上場企業の暫定リストに百度(バイドゥ:9888/HK、BIDU/NASDAQ)など5社を追加した。もっとも、下値は限定的。中国経済対策の期待感が相場を下支えしている。中国人民銀行は30日、金融政策の規模を拡大するなど一段の経済支援をしていく方針を表明した。人民銀は朝方、前日に続き厚めの資金を市中供給している。
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