注目トピックス 外国株

概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は4営業日続落、国内では深刻な電力需給ひっ迫

配信日時:2022/04/19 09:36 配信元:FISCO
【ブラジル】ボベスパ指数 115687.25 -0.43%
18日のブラジル株式市場は小幅続落。主要指標のボベスパ指数は前日比494.36ポイント安(-0.43%)の115687.25で取引を終了した。116190.97から115176.64まで下落し
た。

売りが先行した後はマイナス圏で一進一退の展開を示した。米急速な利上げ懸念が高
まっていることが警戒され、売りが広がった。また、インフレ高進懸念の高まりも引
き続き圧迫材料。ほかに、中国経済の先行き不安などが対中輸出の伸び鈍化懸念を高
めた。一方、指数の下値は限定的。通貨レアル高の進行が指数を下支えした。

【ロシア】MOEX指数 2342.63 -3.40%
18日のロシア株式市場は反落。主要指標のMOEX指数は前日比82.36ポイント安(-3.40%)の2342.63で取引を終了した。2447.58から2338.36まで下落した。

買いが先行した後は売りに押され、引けまで下げ幅をじりじりと拡大させた。ウクライナ紛争の長期化懸念が嫌気され、リスク回避の売りが広がった。また、米利上げペースが急速に加速するとの懸念も嫌気された。このほか、海外株安がロシア株の売り圧力を強めた。

【インド】SENSEX指数 57166.74 -2.01%
18日のインドSENSEX指数は4営業日続落。前日比1172.19ポイント安(-2.01%)の57166.74、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同302.00ポイント安(-1.73%)の17173.65で取引を終えた。

大幅安で寄り付いた後は狭いレンジでもみ合った。国内では深刻な電力需給ひっ迫が起きていることが圧迫材料。また、ウクライナ紛争や世界的な新型コロナ流行の長期化観測を受け、インフレ高進リスクの高まりや景気後退に対する懸念が高まっていることも指数の足かせとなった。

【中国本土】上海総合指数 3195.52 -0.49%
18日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比15.72ポイント安(-0.49%)の3195.52ポイントと続落した。

取引時間中に今年1-3月の中国経済統計が公表され、GDPや鉱工業生産額などが上振れたことを手がかりに指数は3200ポイントを上回り、下げ渋る場面がみられたものの、徐々に売りの勢いが強まった。もっとも、下値は限定的。中国経済対策の期待感が相場を下支えしている。中央銀行の中国人民銀行は15日、銀行の預金準備率を0.25 0.50%引き下げると発表。大手銀行には0.25%、地方銀行などには0.50%を適用する。25日から実施すると通知した。景気下支えの効果が期待されている。

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