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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は続落、原油や通貨ルーブルの同時安が警戒
配信日時:2022/04/12 09:38
配信元:FISCO
【ブラジル】ボベスパ指数 116952.85 -1.16%
11日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比1369.41ポイント安(-1.16%)の116952.85で取引を終了した。118320.39から116952.85まで下落した。
大幅安で寄り付いた後は狭いレンジでもみ合った。海外株安が警戒され、ブラジル株にも売りが広がった。また、インフレ高進懸念が高まっていることなども追加の金融引き締め観測を高めた。ほかに、ウクライナ情勢の不透明感が引き続き圧迫材料となった。
【ロシア】MOEX指数 2557.16 -1.37%
11日のロシア株式市場は続落。主要指標のMOEX指数は前日比35.56ポイント安(-1.37%)の2557.16で取引を終了した。2623.64から2557.16まで下落した。
前半はプラス圏で推移したが、その後は下げ幅をじりじりと拡大させた。原油や通貨ルーブルの同時安が警戒され、資源や銀行を中心に売りが広がった。また、海外株の下落もリスク回避の売りを強めた。このほか、欧米が対ロシア制裁を緩めないとのスタンスも引き続き圧迫材料となった。
【インド】SENSEX指数 58964.57 -0.81%
11日のインドSENSEX指数は反落。前日比482.61ポイント安(-0.81%)の58964.57、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同109.40ポイント安(-0.62%)の17674.95で取引を終えた。
終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を再び拡大させた。海外株安が警戒され、インド株にも売りが広がった。また、成長予想の下方修正も嫌気された。インド準備銀行(中央銀行)はこのほど、2022年度の成長予想をこれまでの7.8%から7.2%に下方修正した。インフレ率の高進や世界的な金融引き締めなどがインド経済に悪影響を与えると指摘した。
【中国本土】上海総合指数 3167.13 -2.61%
週明け11日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比84.72ポイント安(-2.61%)の3167.13ポイントと反落した。約4週ぶりの安値水準に落ち込んでいる。
中国の景気鈍化が警戒される流れ。新型コロナウイルス感染再拡大に歯止めがかからず、行動抑制が長期化すると不安視されている。上海市政府の発表によれば、10日の新規感染は2万6087人に拡大し、事実上のロックダウン(都市封鎖)を実施しているにもかかわらず、過去最多を連日で更新。物流の混乱などで、すでに複数の工場が稼働停止を余儀なくされている。中国のインフレ懸念も改めて意識。朝方公表された今年3月の中国物価統計は、消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)の上昇率が予想をそろって上回った。
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11日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比1369.41ポイント安(-1.16%)の116952.85で取引を終了した。118320.39から116952.85まで下落した。
大幅安で寄り付いた後は狭いレンジでもみ合った。海外株安が警戒され、ブラジル株にも売りが広がった。また、インフレ高進懸念が高まっていることなども追加の金融引き締め観測を高めた。ほかに、ウクライナ情勢の不透明感が引き続き圧迫材料となった。
【ロシア】MOEX指数 2557.16 -1.37%
11日のロシア株式市場は続落。主要指標のMOEX指数は前日比35.56ポイント安(-1.37%)の2557.16で取引を終了した。2623.64から2557.16まで下落した。
前半はプラス圏で推移したが、その後は下げ幅をじりじりと拡大させた。原油や通貨ルーブルの同時安が警戒され、資源や銀行を中心に売りが広がった。また、海外株の下落もリスク回避の売りを強めた。このほか、欧米が対ロシア制裁を緩めないとのスタンスも引き続き圧迫材料となった。
【インド】SENSEX指数 58964.57 -0.81%
11日のインドSENSEX指数は反落。前日比482.61ポイント安(-0.81%)の58964.57、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同109.40ポイント安(-0.62%)の17674.95で取引を終えた。
終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を再び拡大させた。海外株安が警戒され、インド株にも売りが広がった。また、成長予想の下方修正も嫌気された。インド準備銀行(中央銀行)はこのほど、2022年度の成長予想をこれまでの7.8%から7.2%に下方修正した。インフレ率の高進や世界的な金融引き締めなどがインド経済に悪影響を与えると指摘した。
【中国本土】上海総合指数 3167.13 -2.61%
週明け11日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比84.72ポイント安(-2.61%)の3167.13ポイントと反落した。約4週ぶりの安値水準に落ち込んでいる。
中国の景気鈍化が警戒される流れ。新型コロナウイルス感染再拡大に歯止めがかからず、行動抑制が長期化すると不安視されている。上海市政府の発表によれば、10日の新規感染は2万6087人に拡大し、事実上のロックダウン(都市封鎖)を実施しているにもかかわらず、過去最多を連日で更新。物流の混乱などで、すでに複数の工場が稼働停止を余儀なくされている。中国のインフレ懸念も改めて意識。朝方公表された今年3月の中国物価統計は、消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)の上昇率が予想をそろって上回った。
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