注目トピックス 外国株

概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は3日続落、世界経済の混乱が警戒される流れ

配信日時:2022/03/07 09:59 配信元:FISCO
【ブラジル】ボベスパ指数 114473.78 -0.60%
4日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比691.77ポイント安(-0.60%)の114473.78で取引を終了した。115165.6から113389.4まで下落した。

終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅をやや縮小させた。ウクライナ情勢を巡る不透明感が引き続き警戒され、売りは継続。また、原油など商品相場の高止まりに伴うインフレ率の高進懸念も足かせとなった。一方、資源セクターの上昇が指数をサポート。また、政権交代への期待なども引き続き好感された。

【ロシア】
休場

【インド】SENSEX指数 54333.81 -1.40%
4日のインドSENSEX指数は3日続落。前日比768.87ポイント安(-1.40%)の54333.81、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同252.70ポイント安(-1.53%)の16245.35で取引を終えた。

終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を再び拡大させた。海外株の下落を受け、インド株も売りが広がった。また、ウクライナ情勢の不透明感なども引き続き圧迫材料となった。国内では、インフレ率の一段加速観測も利上げ懸念を強めた。

【中国本土】上海総合指数 3447.65 -0.96%
4日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比33.46ポイント安(-0.96%)の3447.65ポイントと3日続落した。

世界経済の混乱が警戒される流れ。ロシア軍は4日午前(日本時間)、ウクライナにある欧州最大の原子力発電所を砲撃した——などと伝わる中、西側諸国は対露制裁を一段と強化する見通しだ。ロシアは世界有数の資源国なだけに、サプライチェーンの分断も不安視されている。ただ、下値を叩くような売りはみられない。経済対策の期待感が高まる状況だ。中国では本日(4日)、国政助言機関の全国政治協商会議が開幕し、あす5日には、国会に相当する全国人民代表大会(全人代)がスタートする。全人代の開幕式では、李克強・首相が「政府活動報告」を読み上げ、2022年の政策方針などを明らかにする予定だ。

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