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概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は続伸、前週末の好地合いを継ぐ流れ
配信日時:2023/07/04 10:37
配信元:FISCO
*10:37JST 概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は続伸、前週末の好地合いを継ぐ流れ
【ブラジル】ボベスパ指数 119672.78 +1.34%
3日のブラジル株式市場は反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1585.78ポイント高(+1.34%)の119672.78で引けた。日中の取引レンジは118092.02 - 119877.04となった。
買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏でもみ合った。成長予想の上方修正が支援材料。ブラジル中央銀行がエコノミスト約100人を対象に実施した最新調査では、2023年の成長予想が前回の2.18%から2.19%に引き上げられた。また、米国の追加利上げ懸念の緩和も外資の流出懸念をやや後退させた。一方、通貨レアル安の進行などが指数の足かせとなった。
【ロシア】MOEX指数 2793.93 -0.12%
3日のロシア株式市場は5日ぶりに反落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比3.44ポイント安(-0.12%)の2793.93ポイントで引けた。日中の取引レンジは2790.81 - 2804.93となった。
中盤はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。弱い経済指標が足かせに。6月のS&Pグローバル製造業購買担当者景気指数(PMI)は前月の53.5から52.6に低下。また、連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売り圧力も強まった。一方、通貨ルーブル安の進行が一服していることがロシア株を下支えした。
【インド】SENSEX指数 65205.05 +0.75%
3日のインドSENSEX指数は4営業日続伸。前日比486.49ポイント高(+0.75%)の65205.05、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同133.50ポイント高(+0.70%)の19322.55で取引を終えた。
買いが先行した後は狭いレンジでもみ合った。海外市場の上昇を受け、インド株も買いが先行。また、米インフレ率の鈍化なども好感された。国内では、外国人投資家(FII)の買い継続が支援材料。FIIはこの日まで4日連続の買い越しとなった。また、物品・サービス税(GST)の徴収増や株式市場への外資流入が加速していることも支援材料。6月の株式市場への外資流入は10カ月ぶりの高水準を記録したと報告されている。
【中国本土】上海総合指数 3243.98 +1.31%
週明け3日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比41.91ポイント高(+1.31%)の3243.98ポイントと続伸した。2週ぶりの高値水準を回復している。
前週末の好地合いを継ぐ流れ。経済の持ち直しをサポートするため、中国当局は景気刺激策を強めるの見方が広がっている。人民元安進行の懸念も和らぐ。中央銀行の中国人民銀行は3日、人民元レートの対米ドル基準値を8営業日ぶりに元安方向で設定した。6月30日開催の人民銀行貨幣政策委員会では、人民元相場の合理的な水準で安定させる方針が確認されている。米中関係の改善期待が高まったこともプラス。ブリンケン米国務長官が先月、訪中したことに続き、イエレン米財務長官も今月6-9日の日程で首都北京を訪問することが正式に決定した。
<NH>
3日のブラジル株式市場は反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1585.78ポイント高(+1.34%)の119672.78で引けた。日中の取引レンジは118092.02 - 119877.04となった。
買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏でもみ合った。成長予想の上方修正が支援材料。ブラジル中央銀行がエコノミスト約100人を対象に実施した最新調査では、2023年の成長予想が前回の2.18%から2.19%に引き上げられた。また、米国の追加利上げ懸念の緩和も外資の流出懸念をやや後退させた。一方、通貨レアル安の進行などが指数の足かせとなった。
【ロシア】MOEX指数 2793.93 -0.12%
3日のロシア株式市場は5日ぶりに反落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比3.44ポイント安(-0.12%)の2793.93ポイントで引けた。日中の取引レンジは2790.81 - 2804.93となった。
中盤はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。弱い経済指標が足かせに。6月のS&Pグローバル製造業購買担当者景気指数(PMI)は前月の53.5から52.6に低下。また、連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売り圧力も強まった。一方、通貨ルーブル安の進行が一服していることがロシア株を下支えした。
【インド】SENSEX指数 65205.05 +0.75%
3日のインドSENSEX指数は4営業日続伸。前日比486.49ポイント高(+0.75%)の65205.05、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同133.50ポイント高(+0.70%)の19322.55で取引を終えた。
買いが先行した後は狭いレンジでもみ合った。海外市場の上昇を受け、インド株も買いが先行。また、米インフレ率の鈍化なども好感された。国内では、外国人投資家(FII)の買い継続が支援材料。FIIはこの日まで4日連続の買い越しとなった。また、物品・サービス税(GST)の徴収増や株式市場への外資流入が加速していることも支援材料。6月の株式市場への外資流入は10カ月ぶりの高水準を記録したと報告されている。
【中国本土】上海総合指数 3243.98 +1.31%
週明け3日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比41.91ポイント高(+1.31%)の3243.98ポイントと続伸した。2週ぶりの高値水準を回復している。
前週末の好地合いを継ぐ流れ。経済の持ち直しをサポートするため、中国当局は景気刺激策を強めるの見方が広がっている。人民元安進行の懸念も和らぐ。中央銀行の中国人民銀行は3日、人民元レートの対米ドル基準値を8営業日ぶりに元安方向で設定した。6月30日開催の人民銀行貨幣政策委員会では、人民元相場の合理的な水準で安定させる方針が確認されている。米中関係の改善期待が高まったこともプラス。ブリンケン米国務長官が先月、訪中したことに続き、イエレン米財務長官も今月6-9日の日程で首都北京を訪問することが正式に決定した。
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