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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は弱含み、ルーブル安進行などが足かせ
配信日時:2023/07/06 10:15
配信元:FISCO
*10:15JST 概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は弱含み、ルーブル安進行などが足かせ
【ブラジル】ボベスパ指数 119549.21 +0.40%
5日のブラジル株式市場は小反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比472.84ポイント高(+0.40%)の119549.21で引けた。日中の取引レンジは118,688.39 - 120,199.87となった。
売りが先行した後は買い戻され、引けにかけて上げ幅をやや拡大させた。経済指標の改善が支援材料。5月の鉱工業生産増加率(前年同月比)は前月のマイナス2.7%からプラス1.9%に改善し、予想のプラス1.3%を上回った。また、6月の輸出も予想以上に伸びた。一方、指数の上値は重い。通貨レアル安の進行が圧迫材料となったほか、世界景気の先行き不透明感が強まっていることが足かせとなった。
【ロシア】MOEX指数 2805.00 -0.11%
5日のロシア株式市場は弱含み。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比3.22ポイント安(-0.11%)の2805.00ポイントで引けた。日中の取引レンジは2795.40 - 2813.76となった。
中盤はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。通貨ルーブル安の進行がロシア株の圧迫材料。また、内外景気の先行き不透明感が解消されていないことも引き続き警戒された。一方、原油価格の上昇などが指数を下支えした。
【インド】SENSEX指数 65446.04 -0.05%
5日のインドSENSEX指数はまちまち。前日比33.01ポイント安(-0.05%)の65,446.04、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同9.50ポイント高(+0.05%)の19,398.50で取引を終えた。
軟調な展開が続いた後は終盤前日の終値近辺まで回復した。両指数とも前日まで5営業日続伸しており、高値警戒感から利益確定売り圧力が強まった。また、前日の欧州市場の下落を受け、インド株も売りが先行。ほかに、通貨ルピーが今月も逆風に向かうとの予測がインド株の圧迫材料となった。
【中国本土】上海総合指数 3222.95 -0.69%
5日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比22.40ポイント安(-0.69%)の3222.95ポイントと4日ぶりに反落した。
投資家の慎重スタンスが高まる流れ。対外関係の悪化や中国景気の回復遅れが懸念されている。欧州連合(EU)の外交トップ、ボレル副委員長が来週予定していた訪中について、中国政府が延期したことが4日分かった。理由は明らかにされていない。足もとでは、半導体分野などを巡り、米国を中心とした西側諸国と中国の間で、摩擦が強まっている。また、取引時間中に公表された6月の財新中国サービス業PMI(民間による)は53.9となり、市場予想(56.2)以上に前月(57.1)から低下。足もとでは、予想を下回る経済指標の発表が相次いでいる。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。人民元安の進行が一服する中、資金流出の警戒感が薄れていることもプラスだ。
<NH>
5日のブラジル株式市場は小反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比472.84ポイント高(+0.40%)の119549.21で引けた。日中の取引レンジは118,688.39 - 120,199.87となった。
売りが先行した後は買い戻され、引けにかけて上げ幅をやや拡大させた。経済指標の改善が支援材料。5月の鉱工業生産増加率(前年同月比)は前月のマイナス2.7%からプラス1.9%に改善し、予想のプラス1.3%を上回った。また、6月の輸出も予想以上に伸びた。一方、指数の上値は重い。通貨レアル安の進行が圧迫材料となったほか、世界景気の先行き不透明感が強まっていることが足かせとなった。
【ロシア】MOEX指数 2805.00 -0.11%
5日のロシア株式市場は弱含み。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比3.22ポイント安(-0.11%)の2805.00ポイントで引けた。日中の取引レンジは2795.40 - 2813.76となった。
中盤はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。通貨ルーブル安の進行がロシア株の圧迫材料。また、内外景気の先行き不透明感が解消されていないことも引き続き警戒された。一方、原油価格の上昇などが指数を下支えした。
【インド】SENSEX指数 65446.04 -0.05%
5日のインドSENSEX指数はまちまち。前日比33.01ポイント安(-0.05%)の65,446.04、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同9.50ポイント高(+0.05%)の19,398.50で取引を終えた。
軟調な展開が続いた後は終盤前日の終値近辺まで回復した。両指数とも前日まで5営業日続伸しており、高値警戒感から利益確定売り圧力が強まった。また、前日の欧州市場の下落を受け、インド株も売りが先行。ほかに、通貨ルピーが今月も逆風に向かうとの予測がインド株の圧迫材料となった。
【中国本土】上海総合指数 3222.95 -0.69%
5日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比22.40ポイント安(-0.69%)の3222.95ポイントと4日ぶりに反落した。
投資家の慎重スタンスが高まる流れ。対外関係の悪化や中国景気の回復遅れが懸念されている。欧州連合(EU)の外交トップ、ボレル副委員長が来週予定していた訪中について、中国政府が延期したことが4日分かった。理由は明らかにされていない。足もとでは、半導体分野などを巡り、米国を中心とした西側諸国と中国の間で、摩擦が強まっている。また、取引時間中に公表された6月の財新中国サービス業PMI(民間による)は53.9となり、市場予想(56.2)以上に前月(57.1)から低下。足もとでは、予想を下回る経済指標の発表が相次いでいる。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。人民元安の進行が一服する中、資金流出の警戒感が薄れていることもプラスだ。
<NH>
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