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概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は反落、中国景気の回復遅れが改めて意識される流れ
配信日時:2023/07/18 09:45
配信元:FISCO
*09:45JST 概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は反落、中国景気の回復遅れが改めて意識される流れ
【ブラジル】ボベスパ指数 118219.46 +0.43%
17日のブラジル株式市場は小反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比508.92ポイント高(+0.43%)の118219.46で引けた。日中の取引レンジは116,591.12 - 118,302.34となった。
軟調な展開が続いた後は後半プラス圏を回復した。成長予想の上方修正が好感された。ブラジル中央銀行がエコノミスト約100人を対象に実施した最新調査では、2023年の成長予想が前回の2.19%から2.24%に引き上げられた。また、米経済成長に対する期待の高まりなども輸出の拡大観測を高めた。一方、弱い経済指標が指数の足かせに。5月の経済活動の増加率(前年同月比)は2.15%となり、前月の3.43%(改定値)と予想の4.00%を下回った。
【ロシア】MOEX指数 2917.61 +0.51%
17日のロシア株式市場は小幅続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比14.89ポイント高(+0.51%)の2917.61ポイントで引けた。日中の取引レンジは2,880.11 - 2,917.72となった。
売りが先行した後は買い戻され、その後は狭いレンジで一進一退の展開を示した。企業の配当期待に関連した買いが広がったことが指数をサポート。また、中国の景気対策への期待が高まっていることも輸出の拡大期待を高めた。一方、原油価格の下落が指数の上値を抑えた。また、欧州市場がさえない展開を示したことも指数の足かせとなった。
【インド】SENSEX指数 66589.93 +0.80%
17日のインドSENSEX指数は3日続伸。前日比529.03ポイント高(+0.80%)の66589.93、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同146.95ポイント高(+0.75%)の19711.45で取引を終えた。
買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。ビジネス環境の改善期待などが支援材料。S&Pグローバル製造業購買担当者景気指数(PMI)は最新リポートで、向こう1年のインドのビジネス活動指数や設備投資などが改善の方向に向かうとの見方を示した。また、クレジットカードの消費が好調に進んでいるとの報告も小売り関連の物色手掛かりとなった。5月のクレジットカードの消費額は1兆4000億ルピー(約2兆3660億円)に上り、月ベースでは過去最高を記録したという。
【中国本土】上海総合指数 3209.63 -0.87%
週明け17日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比28.07ポイント安(-0.87%)の3209.63ポイントと3日ぶりに反落した。
中国景気の回復遅れが改めて意識される流れ。取引時間中に公表された各種経済指標では、今年第2四半期(4-6月)の国内総生産(GDP)成長率が前年同期比6.3%にとどまり、前四半期(1-3月)の実績(4.5%)は上回ったものの、市場予想(7.1%)は下回った。また、6月の各種統計では、鉱工業生産が上振れる半面、小売売上高は予想に届いていない。国内消費の弱さが指摘されている。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。当局は追加の経済刺激策を打ち出す――との観測が一段と高まっている。
<CS>
17日のブラジル株式市場は小反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比508.92ポイント高(+0.43%)の118219.46で引けた。日中の取引レンジは116,591.12 - 118,302.34となった。
軟調な展開が続いた後は後半プラス圏を回復した。成長予想の上方修正が好感された。ブラジル中央銀行がエコノミスト約100人を対象に実施した最新調査では、2023年の成長予想が前回の2.19%から2.24%に引き上げられた。また、米経済成長に対する期待の高まりなども輸出の拡大観測を高めた。一方、弱い経済指標が指数の足かせに。5月の経済活動の増加率(前年同月比)は2.15%となり、前月の3.43%(改定値)と予想の4.00%を下回った。
【ロシア】MOEX指数 2917.61 +0.51%
17日のロシア株式市場は小幅続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比14.89ポイント高(+0.51%)の2917.61ポイントで引けた。日中の取引レンジは2,880.11 - 2,917.72となった。
売りが先行した後は買い戻され、その後は狭いレンジで一進一退の展開を示した。企業の配当期待に関連した買いが広がったことが指数をサポート。また、中国の景気対策への期待が高まっていることも輸出の拡大期待を高めた。一方、原油価格の下落が指数の上値を抑えた。また、欧州市場がさえない展開を示したことも指数の足かせとなった。
【インド】SENSEX指数 66589.93 +0.80%
17日のインドSENSEX指数は3日続伸。前日比529.03ポイント高(+0.80%)の66589.93、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同146.95ポイント高(+0.75%)の19711.45で取引を終えた。
買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。ビジネス環境の改善期待などが支援材料。S&Pグローバル製造業購買担当者景気指数(PMI)は最新リポートで、向こう1年のインドのビジネス活動指数や設備投資などが改善の方向に向かうとの見方を示した。また、クレジットカードの消費が好調に進んでいるとの報告も小売り関連の物色手掛かりとなった。5月のクレジットカードの消費額は1兆4000億ルピー(約2兆3660億円)に上り、月ベースでは過去最高を記録したという。
【中国本土】上海総合指数 3209.63 -0.87%
週明け17日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比28.07ポイント安(-0.87%)の3209.63ポイントと3日ぶりに反落した。
中国景気の回復遅れが改めて意識される流れ。取引時間中に公表された各種経済指標では、今年第2四半期(4-6月)の国内総生産(GDP)成長率が前年同期比6.3%にとどまり、前四半期(1-3月)の実績(4.5%)は上回ったものの、市場予想(7.1%)は下回った。また、6月の各種統計では、鉱工業生産が上振れる半面、小売売上高は予想に届いていない。国内消費の弱さが指摘されている。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。当局は追加の経済刺激策を打ち出す――との観測が一段と高まっている。
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