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概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は4日ぶりに反発、成長予想の上方修正が好感

配信日時:2023/07/27 09:51 配信元:FISCO
*09:51JST 概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は4日ぶりに反発、成長予想の上方修正が好感 【ブラジル】ボベスパ指数 122560.38 +0.45%
26日のブラジル株式市場は5日続伸。主要株価指数のボベスパ指数は前日比552.61ポイント高(+0.45%)の122560.38で引けた。日中の取引レンジは121,370.43 - 122,746.72となった。

軟調な展開が続いた後は終盤プラス圏を回復した。ボベスパ指数はこの日、約2年ぶりの高値を更新して引けた。利下げ期待の高まりが引き続き支援材料。また、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が市場予想通りとなったことも終盤の買いにつながった。一方、連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、前半は利益確定売りが優勢となった。また、原油など資源相場が弱含みの展開を示したことも同セクターの売り圧力を高めた。

【ロシア】MOEX指数 2970.42 -0.17%
26日のロシア株式市場は4日ぶりに反落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比4.94ポイント安(-0.17%)の2970.42ポイントで引けた。日中の取引レンジは2,954.90 - 2,982.47となった。

小幅安で寄り付いた後は前日の終値近辺でもみ合った。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りが優勢となった。また、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控え、慎重ムードも強い。ほかに、原油価格が弱含みの展開が示したことが資源セクターの売り手掛かりとなった。

【インド】SENSEX指数 66707.20 +0.53%
26日のインドSENSEX指数は4日ぶりに反発。前日比351.49ポイント高(+0.53%)の66707.20、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同97.70ポイント高(+0.50%)の19778.30で取引を終えた。

買いが先行した後は狭いレンジでもみ合った。成長予想の上方修正が好感された。国際通貨基金(IMF)は最新リポートで、2023年度のインドの成長予想をこれまでの5.9%から6.1%に引き上げた。国内の投資が堅調に伸びていることを評価し、インド経済が厳しい局面から脱出していると強調した。また、前日の欧米市場の上昇なども買い安心感を与えた。ほかに、コングロマリットL&Tが好業績を報告したことや自社株の買い戻す計画を示したことが同セクターの支援材料となった。

【中国本土】上海総合指数 3223.03 -0.26%
26日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比8.49ポイント安(-0.26%)の3223.03ポイントと反落した。

前日に急伸した反動で、戻り売りに押される流れ。前日の上海総合指数は2.1%上昇し、約2週ぶりの高値水準を回復した。また、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表(日本時間27日未明)を前に、米金利動向を見極めたいとするスタンスも買い手控えにつながっている。もっとも、下値は限定的。中国当局の景気支援スタンスが引き続き相場の支えだ。

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