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日経QUICKニュース 東証後場寄り 安い水準で小動き 太陽誘電、AGCは一段安  13日後場寄り付きの東京株式市場で、日経平均株価は安い水準で小動き。前日比40円程度安い2万8100円台後半で推移している。引き続き世界経済の先行き懸念などが重荷になっているが、日本時間の13日夜に9月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控え、持ち高を一方向に傾ける動きは限られている。 前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約90億円成立した。 12時45分現在の東証1部の売買代金は概算で1兆3936億円、売買高は6億5328万株だった。 太陽誘電やAGCは下げ幅拡大。商船三井や川崎汽も売られている。マツダや三菱自が上昇。フジクラやジェイテクトが高い。〔日経QUICKニュース(NQN)〕 2021/10/13 12:52 日経QUICKニュース 外為12時 円、下落 113円台半ば 米2年金利が上昇  12日午前の東京外国為替市場で円相場は下落した。12時時点は1ドル=113円39~40銭と前日17時時点と比べて10銭の円安・ドル高だった。原油高などで米国のインフレが加速するとの見方から米金利の上昇観測が強まっている。12日は米長期金利は前営業日から低下したものの、金融政策の影響を受けやすい2年物国債利回りは上昇した。このため日米金利差の拡大を意識した円売り・ドル買いが入った。 米2年債利回りは前営業日比0.02%高い0.34%で取引を終えた。3年債入札がやや低調だったことから、2年債利回りは一時0.36%と2020年3月以来の水準に上昇していた。 12日の海外市場で円は2年10カ月ぶりの安値を付ける場面があり、13日の東京市場では目先の利益を確定する目的で円買い・ドル売りも入った。10時前の中値決済に向けては国内輸出企業の円買いも入った。9~12時の円の高値は113円35銭近辺、安値は113円58銭近辺で、値幅は23銭程度だった。 円は対ユーロでも下落した。12時時点は1ユーロ=131円ちょうど~01銭と同9銭の円安・ユーロ高だった。ユーロは対ドルでは小幅に下落し、12時時点は1ユーロ=1.1552~53ドルと同0.0003ドルのユーロ安・ドル高だった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕 2021/10/13 12:28 日経QUICKニュース 東証前引け 続落 景気敏感株に売り、下値で押し目買い旺盛  13日午前の東京株式市場で日経平均株価は続落し、前引けは前日比61円62銭(0.22%)安の2万8168円99銭だった。世界経済の減速が懸念されるなか、前日の米株式相場やきょうの上海株の下落を受けてリスク回避の姿勢がやや優勢だった。心理的な節目の2万8000円を割ると押し目買いが入って下げ渋った。 国際通貨基金(IMF)は12日改定の世界経済見通しで、2021年の実質成長率を5.9%と前回予測から0.1ポイント引き下げた。日本の成長率も2.4%と前回予測から0.4ポイント引き下げ、投資家心理に影を落とした。鉄鋼株や海運株など景気敏感株を中心に売りが出て、下げ幅は一時200円を超えた。 米金利や原油相場の先行き不透明感も相場の重荷だが、日経平均は売り一巡後は早くに下げ渋った。市場では「CTA(商品投資顧問)など短期筋が先物の買い戻しを進めた」(国内証券のストラテジスト)との指摘が聞かれた。国内の経済活動再開への期待も根強いため個人投資家などの押し目買い意欲も強く、2万8000円を割り込んで一段と下値を探る展開にはなりにくいとの声は多い。 JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はいずれも続落した。 前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆2707億円、売買高は5億8421万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1359と、全体の約6割を占めた。値上がりは715銘柄、変わらずは109銘柄だった。 商船三井など海運株が売られたほか、太陽誘電やスクリン、AGCなど下落した。半面、Jフロントや東宝が上昇。日揮HDやTOTOも高い。〔日経QUICKニュース(NQN)〕 2021/10/13 11:51 日経QUICKニュース 新興株前引け マザーズ、ジャスダックとも続落 時価総額上位の銘柄に売り  13日午前の新興企業向け株式市場で東証マザーズ指数は続落した。前引けは前日比4.73ポイント(0.43%)安い1095.27だった。12日の米国株相場が下落した流れを引き継ぎ、国内の新興市場でも売りが優勢となった。時価総額上位の銘柄に売りが目立った。もっとも、個別の材料のある銘柄には買いも入り、指数は上昇に転じる場面もあるなど方向感を欠いた。 Pアンチエイやフリー、ココナラが下落した。一方で、9月の月次売上高が好調だと受け止められたF―ブレインに買いが続いた。メルカリやヤプリが上昇した。 日経ジャスダック平均株価は続落した。前引けは前日比1円50銭(0.04%)安い3973円84銭となった。ジャスダック市場の売買代金は概算で261億円、売買高は4105万株。フェローテクやハーモニック、Mipoxが下落した。半面、3DMや川崎地質、ウエストHDは上昇した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕 2021/10/13 11:51 日経QUICKニュース 外為10時 円、下げ渋る 113円台半ば 中値「ドル余剰」  13日午前の東京外国為替市場で円相場は下げ渋っている。10時時点は1ドル=113円42~43銭と前日17時時点と比べて13銭の円安・ドル高だった。10時前の中値決済に向けては「ドル余剰だった」(国内銀行の為替担当者)といい、国内輸出企業による円買い・ドル売りが入ったとみられる。12日の海外市場で円は一時、2年10カ月ぶりの安値をつけており、目先の利益確定を目的とした円買い・ドル売りも入ったようだ。 円は対ユーロでは横ばいで、10時時点は前日17時時点と同水準の1ユーロ=130円91~92銭だった。ユーロは対ドルでは下げ幅を縮小し、10時時点は1ユーロ=1.1541~42ドルと同0.0014ドルのユーロ安・ドル高だった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕 2021/10/13 10:21 日経QUICKニュース 東証10時 上げ幅100円超、Jフロントや三越伊勢丹が高い  13日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は前日比70円ほど高い2万8300円近辺で推移している。上げ幅を100円超に拡大する場面もあった。前日の米株式相場が下落したこともあって売りが先行したが、下値では経済再開期待や値ごろ感からの買いが入っている。 市場では「日経平均が2万8000円を割り込んだ水準ですぐに押し目買いが入ったことで下値の堅さが確認され、短期筋の買い戻しを誘った」(国内運用会社)との見方もあった。 10時現在の東証1部の売買代金は概算で8215億円、売買高は3億8710万株だった。 Jフロントや三越伊勢丹が買われている。オリンパスやフジクラも高い。一方で郵船など海運大手は軒並み安い。東電HD、信越化も下落している。〔日経QUICKニュース(NQN)〕 2021/10/13 10:05 日経QUICKニュース 東証寄り付き 上げに転じる 経済見通し下げも押し目買い  13日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は続落して始まった後に下げ渋り、一時上げに転じた。前日に比べ30円ほど高い2万8200円台半ばで推移している。前日の米株式市場で主要指数が下落し、東京市場でも運用リスクを回避する動きが先行。景気敏感株を中心に売られて下げ幅は一時200円を超え、2万8000円を割る場面もあった。その後は押し目買いが優勢となった。 国際通貨基金(IMF)は12日改定の世界経済見通しで、2021年の実質成長率を5.9%と前回予測から0.1ポイント引き下げた。世界経済の減速懸念から米国では景気敏感株を中心に売りが出ていた。日本の成長率は2.4%と前回予測から0.4ポイント引き下げられており、東京市場でも投資家心理の重荷となっている。 内閣府が13日発表した8月の機械受注統計で、民間設備投資の先行指標である「船舶・電力を除く民需」の受注額(季節調整済み)は前月比2.4%減だった。QUICKがまとめた民間予測中央値の1.7%増を下回り、機械株の一角に嫌気する売りも出ているようだ。 JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も続落している。 スクリンや太陽誘電が下落している。OKIやアルプスアルも安い。半面、Jフロントやネクソンが上昇。スズキや三菱自が買われている。〔日経QUICKニュース(NQN)〕 2021/10/13 09:27 日経QUICKニュース 外為8時30分 円、下落 113円台半ば 米インフレ懸念で  13日早朝の東京外国為替市場で、円相場は下落している。8時30分時点は1ドル=113円51~52銭と前日17時時点と比べて22銭の円安・ドル高だった。原油高などによる米国のインフレ懸念から米長期金利の上昇観測が強まっており、日米金利差の拡大を見込んだ円売り・ドル買いが入っている。 12日の海外市場で円は一時113円78銭近辺と2018年12月以来、2年10カ月ぶりの安値を付けた。米連邦準備理事会(FRB)が11月の米連邦公開市場委員会(FOMC)でテーパリング(量的緩和の縮小)を決定するとの見方が市場では広がる。米金利の上昇観測は強く、ドルは円やユーロなど主要通貨に対して買いが優勢となっている。 円は対ユーロでは小幅な動きとなっている。8時30分時点は1ユーロ=130円90~92銭と同1銭の円高・ユーロ安だった。ユーロの対ドル相場は下落しており、8時30分時点は1ユーロ=1.1532~33ドルと同0.0023ドルのユーロ安・ドル高だった。欧州経済研究センター(ZEW)が12日に発表した10月のドイツ景気予測指数が市場予想を下回り、ユーロ売り・ドル買いが出ている。〔日経QUICKニュース(NQN)〕 2021/10/13 08:44 日経QUICKニュース 外為17時 円、3日続落 113円台前半 対ユーロも安い  12日の東京外国為替市場で円相場は3日続落した。17時時点は1ドル=113円31~32銭と、前日の同時点に比べ53銭の円安・ドル高だった。原油などエネルギー価格の上昇が日本の貿易赤字拡大につながるとの見方から円売り・ドル買いが優勢だった。国内輸入企業による円売り・ドル買いが出たとの観測もあり、円は一時113円49銭近辺と2018年12月以来2年10カ月ぶりの安値をつけた。日本時間12日の取引で、休場明けとなる米長期金利が上昇したのも日米金利差の拡大を意識した円売り・ドル買いにつながった。 もっとも、円売り・ドル買い一巡後は下げ渋った。日本時間12日の取引では米原油先物の上昇が一服し、目先の利益を確定する目的の円買い・ドル売りが入った。12日の日経平均株価が下落したのも、「低リスク通貨」とされる円の買いを誘った。9~17時の円の高値は113円ちょうど近辺で、値幅は49銭程度だった。 円は対ユーロでも3日続落した。17時時点は1ユーロ=130円94~96銭と、前日の17時時点に比べ41銭の円安・ユーロ高だった。インフレ懸念からドイツなど欧州主要国の国債利回りも上昇が続いており、円売り・ユーロ買いが優勢だった。 ユーロは対ドルで反落した。17時時点は1ユーロ=1.1556~57ドルと、同0.0018ドルのユーロ安・ドル高だった。欧州中央銀行(ECB)のレーン専務理事は11日、サービス価格や賃金の伸びが鈍いため物価上昇率の高止まりは金融政策を変更するきっかけにならないとの認識を示した。米国に比べ欧州は金融正常化のペースは遅くなるとの見方から、対ドルではユーロ売りが優勢だった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕 2021/10/12 17:27 日経QUICKニュース 東証大引け 4日ぶり反落、原油高が重荷 円安で輸出関連は高い  12日の東京株式市場で日経平均株価は4営業日ぶりに反落し、前日比267円59銭(0.94%)安の2万8230円61銭で終えた。前日の米株式市場で主要株価指数が下落した流れを受け、東京市場でも売りが優勢となった。原油高で米長期金利の先高観が強まり、成長(グロース)株を中心に売りが出た。 米原油先物は11日に一時1バレル82ドル台に乗せ、約7年ぶりの高値を付けた。原油高による国内企業のコスト増の懸念も日本株の売りにつながった。業種別では空運や陸運、ガスの下げが目立った。 米株価指数先物や中国・上海株などアジアの株式相場が軟調に推移したことも日本株の重荷となった。日経平均は午前の中ごろから下げ幅を拡大し、300円あまり下げる場面もあった。 一方、自動車など輸出関連株の一部には買いが入り、相場全体を下支えした。外国為替市場で円相場が1ドル=113円台半ばまで円安・ドル高が進み、輸出採算の改善期待が高まった。原油高を背景にINPEXや石油元売りなど資源関連も買われた。 JPX日経インデックス400は3営業日ぶりに反落。東証株価指数(TOPIX)は3営業日ぶりに反落し、前日比13.90ポイント(0.70%)安の1982.68で終えた。 東証1部の売買代金は概算で2兆5637億円と8月30日以来の低水準だった。売買高は11億3493万株。東証1部の値下がり銘柄数は1743と、全体の約8割を占めた。値上がりは375、変わらずは65銘柄だった。 ファストリやソフトバンクグループ(SBG)など主力の値がさ株が下げた。東エレクやアドテストなど半導体関連も安かった。半面、三菱商やトヨタは上昇した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕 2021/10/12 15:26 日経QUICKニュース 新興株12日 マザーズとジャスダック4日ぶり反落、成長株に売り  12日の新興企業向け株式市場で東証マザーズ指数は4営業日ぶりに反落した。終値は前日比23.34ポイント(2.08%)安い1100.00だった。インフレが加速して米長期金利が大きく上昇するとの懸念から、前日の米株式市場では成長期待が高い銘柄に売りが目立った。マザーズ市場には収益成長が期待できる銘柄が多いとされ、きょうは売りが優勢となった。 メルカリやフリーが下落した。一方、11日発表した9月の月次売上高が32%増となったF―ブレインは制限値幅の上限(ストップ高水準)で配分された。サーキュも上昇した。 日経ジャスダック平均株価は4営業日ぶりに反落した。終値は前日比9円40銭(0.24%)安い3975円34銭だった。ジャスダック市場の売買代金は概算で408億円、売買高は6824万株だった。3DMやハーモニックが下落した。半面、川崎地質や出前館は上昇した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕 2021/10/12 15:20 日経QUICKニュース 東証14時 安値圏で小動き 半導体関連に売り  12日後場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は前日比240円ほど安い2万8200円台半ばと、安値圏で小動きとなっている。原油高で米長期金利の先高観は根強く、引き続き成長(グロース)株の売りを促している。半面、米株価指数先物が日本時間12日午後の取引でやや下げ幅を縮め、海外短期筋による日経平均先物への売りにも一服感が出ている。 円安・ドル高を背景に自動車関連などには買いが入り、相場を下支えしている面もある。原油高で総合商社の一角など資源関連も高い。市場では「今晩の米国株の動向を見極めようと、様子見姿勢も強い」(国内証券)との声もあった。 14時現在の東証1部の売買代金は概算で1兆8695億円、売買高は8億3640万株だった。 ファストリが下げ幅を拡大している。東エレクやアドテストなど半導体関連も午後に安値を付けた。一方、マツダや郵船、三菱商は上げている。〔日経QUICKニュース(NQN)〕 2021/10/12 14:18 日経QUICKニュース 外為14時 円、113円台前半で小動き 利益確定の円買いは支え  12日午後の東京外国為替市場で、円相場は1ドル=113円台前半で小幅な動きとなっている。14時時点では113円32~33銭と前日17時時点と比べて54銭の円安・ドル高だった。原油高が貿易収支の赤字拡大につながるとの見方に加え、インフレ加速への警戒感から欧米金利の先高観が根強く円売り・ドル買いが続いている。だが、急ピッチな円安進行で利益確定を目的とした円買い・ドル売りが入りやすいうえ、休場明けの米長期金利の動向を見極めたいとして様子見ムードが強い。〔日経QUICKニュース(NQN)〕 2021/10/12 14:11 日経QUICKニュース 東証後場寄り 270円超安で軟調 アドテストは下げ幅拡大  12日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は、前日比270円程度安い2万8200円台前半と軟調に推移している。米長期金利の先高観を背景に成長(グロース)株を中心に売りが出ている。原油高による国内企業のコスト増の懸念も重荷となっている。もっとも、新規の売買材料に乏しく、下値を売り込む動きは限られている。 前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約59億円成立した。12時45分現在の東証1部の売買代金は概算で1兆5395億円、売買高は6億8504万株だった。 アドテストと資生堂が午後に下げ幅を拡大している。ファストリとソフトバンクグループ(SBG)も安い。一方、郵船など海運株は上げている。住友鉱も高い。〔日経QUICKニュース(NQN)〕 2021/10/12 13:00 日経QUICKニュース 外為12時 円、下落し113円台前半 一時2年10カ月ぶり安値、原油高が売り圧力に  12日午前の東京外国為替市場で、円相場は下落した。12時時点は1ドル=113円26~27銭と前日17時時点と比べて48銭の円安・ドル高だった。原油などエネルギー価格の上昇が日本の貿易赤字拡大につながるとの見方から円売り・ドル買いが優勢だった。国内輸入企業によるドル資金の調達が増えたとの観測もあり、円は一時113円49銭近辺と2018年12月以来2年10カ月ぶりの安値をつけた。 11日はニューヨーク原油先物相場が一時1バレル82ドル台に乗せ、約7年ぶりの高値をつけた。原油高が続けば、エネルギーを輸入に頼る日本の貿易赤字が拡大していくとの見方につながった。インフレ加速への懸念が欧米で金融政策の正常化を後押しするとの見方も円に対してドルやユーロなど主要通貨を買う動きにつながった。 もっとも、売りが一巡した後は円相場は下げ渋った。日本時間12日の取引で米原油先物相場の上昇が一服しており、目先の利益確定を目的とした円買い・ドル売りが活発となった。日経平均株価が一時300円あまり下げ、「低リスク通貨」とされる円には歩調をあわせるように買いも入った。9~12時の円の高値は113円25銭近辺で、値幅は24銭程度だった。 円は対ユーロでも売られ、12時時点は1ユーロ=130円89~90銭と、同36銭の円安・ユーロ高だった。ユーロは対ドルで下落した。12時時点は1ユーロ=1.1556~57ドルと同0.0018ドルのユーロ安・ドル高だった。欧州は米国と比べ金融政策の正常化ペースが鈍いとの見方からユーロ売り・ドル買いが優勢だった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕 2021/10/12 12:30 日経QUICKニュース 新興株前引け マザーズとジャスダック反落、米金利上昇を警戒  12日午前の新興企業向け株式市場で東証マザーズ指数は反落した。前引けは前日比16.04ポイント(1.43%)安い1107.30だった。インフレ加速によって米長期金利が大きく上昇するとの懸念から、前日の米株式市場では成長期待が高い銘柄に売りが出た。新興市場でも業績成長が期待できる銘柄が多いとされるマザーズ銘柄に売りが及んだ。 市場では「景気や企業業績の先行き不透明感が強まるなかで米長期金利が上昇しているため、株売りの口実になりやすい」(ネット証券の情報担当者)との声が聞かれた。 11日に前期業績を上方修正したココナラは利益確定売りが出た。WACULは、同日発表した2021年3~8月期単独税引き利益の通期計画に対する進捗が低調と受け止められ売りに押された。一方、エネチェンジやPアンチエイは上昇した。 日経ジャスダック平均株価は反落した。前引けは前日比6円82銭(0.17%)安い3977円92銭となった。ジャスダック市場の売買代金は概算で237億円、売買高は4214万株。3DMやハーモニックが下落した。半面、川崎地質やアンビスHDは上昇した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕 2021/10/12 11:52 日経QUICKニュース 東証前引け 反落、下げ幅一時300円超 原油高を警戒  12日午前の東京株式市場で日経平均株価は反落し、前日比265円88銭(0.93%)安の2万8232円32銭で前場を終えた。前日の米株式市場で主要株価指数が下落し、投資家心理が悪化。東京市場でも売りが優勢となった。原油高によるインフレ懸念で米長期金利の先高観が強まり、成長(グロース)株を中心に売りを誘った。 米原油先物は11日に一時1バレル82ドル台に乗せ、約7年ぶりの高値を付けた。原油高による国内企業のコスト増の懸念も日本株の売りにつながった。空運や陸運、ガスの下げが目立った。 午前の中ごろに日経平均は下げ幅を拡大した。米株価指数先物が日本時間12日午前の取引で軟調に推移。海外投機筋による日経平均先物への売りに波及し、指数を押し下げた。中国・上海株式相場が続落して始まったことも日本株の重荷となり、日経平均の下げ幅は一時300円を超えた。 一方、トヨタなど輸出関連株には買いも入り、相場全体を下支えした。外国為替市場で円相場が1ドル=113円台前半と前日夕に比べて円安・ドル高で推移し、輸出採算の改善期待が高まった。原油高を背景にINPEXや石油元売りといった資源関連も買われた。 JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はともに反落した。前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆3836億円、売買高は5億9740万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1709と、全体の約8割を占めた。値上がりは401、変わらずは73銘柄だった。 ファストリやソフトバンクグループ(SBG)など主力の値がさ株が売られた。一方、トヨタやSUBARUなど自動車は上昇した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕 2021/10/12 11:47 日経QUICKニュース 外為10時 円、下げ拡大 113円台半ば 中値「ドル不足」の声  12日午前の東京外国為替市場で、円相場は下げ幅を広げている。10時時点は1ドル=113円44~45銭と前日17時時点と比べて66銭の円安・ドル高だった。10時前には一時113円49銭近辺と2018年12月以来2年10カ月ぶりの安値をつけた。中値決済に向け、市場では「ドル不足」(国内銀行の為替担当者)との声が聞かれた。最近の原油高を受けて国内輸入企業による円売り・ドル買いが増えたとの見方が相場を下押しした。 日本時間12日の取引で、休場明けとなる米長期金利が上昇しているのも日米金利差の拡大を見込んだ円売り・ドル買いにつながった。だが、日経平均株価が一時300円あまり下落するなど軟調で、「低リスク通貨」とされる円には買いも入りやすく円相場の支えとなった。 円は対ユーロでも下げ幅を拡大した。10時時点では1ユーロ=131円02~03銭と、同49銭の円安・ユーロ高だった。原油などエネルギー価格の上昇をきっかけにドイツなど欧州主要国でも国債利回りの上昇が続いており、円売り・ユーロ買いが優勢となっている。 ユーロは対ドルで小動きで、10時時点では1ユーロ=1.1549~50ドルと同0.0025ドルのユーロ安・ドル高だった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕 2021/10/12 10:22 日経QUICKニュース 東証10時 下げ幅拡大 300円超安、海外勢の先物売りで  12日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は下げ幅を拡大し、前日比300円ほど安い2万8200円近辺で推移している。米株価指数先物が日本時間12日午前の取引で軟調に推移し、海外短期筋による日経平均先物の売りが増え、指数を下押しした。インフレ懸念による米長期金利の先高観が引き続き重荷になっている。 10時現在の東証1部の売買代金は概算で8568億円、売買高は3億7468万株だった。 ファストリやソフトバンクグループ(SBG)など主力の値がさ株が下げ幅を拡大した。一方、円安・ドル高を背景にトヨタやホンダなど自動車関連は高い。原油など資源高を映し、住友鉱や三菱商も買われている。〔日経QUICKニュース(NQN)〕 2021/10/12 10:13 日経QUICKニュース 東証寄り付き 反落 原油高が重荷に 円安でトヨタは高い  12日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は反落し、前日に比べ160円ほど安い2万8300円台前半で推移している。前日の米株式市場で主要株価指数が下落した流れが波及し、東京市場でも売りが優勢となっている。原油高によるインフレ懸念を背景に米長期金利の先高観が強まっており、成長(グロース)株を中心に売りが出ている。 11日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続落。米原油先物の期近物は一時、1バレル82ドル台に乗せ、約7年ぶりの高値を付けた。原油高によるコスト増への懸念で空運や陸運の下げが目立つ。 一方、トヨタなど輸出関連銘柄には買いも入り、相場全体を下支えしている。外国為替市場で円相場が1ドル=113円台半ばと前日夕に比べて円安・ドル高で推移し、輸出採算の改善が意識されている。 JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は反落している。 ソフトバンクグループ(SBG)やファストリが下げている。一方、トヨタや東エレクは買われている。原油高でINPEXも高い。〔日経QUICKニュース(NQN)〕 2021/10/12 09:29 日経QUICKニュース 外為8時30分 円、下落 113円台前半 一時2年10カ月ぶり安値  12日早朝の東京外国為替市場で、円相場は下落している。8時30分時点は1ドル=113円35~36銭と前日17時時点と比べて57銭の円安・ドル高だった。7時半すぎには113円42銭近辺と、2018年12月以来2年10カ月ぶり安値をつける場面があった。原油高が続き、エネルギーを輸入に頼る日本の貿易赤字拡大につながるとの見方から円売り・ドル買いが出た。 11日はニューヨーク原油先物相場が一時1バレル82ドル台に乗せ、約7年ぶりの高値をつけた。新型コロナウイルス禍からの経済再開に伴い需要が急増するなか、主要産油国による協調減産の縮小が緩やかなペースにとどまり需給が逼迫している。欧州で高騰する天然ガスからの代替需要への思惑もあって原油相場は上昇の勢いが止まらず、国内輸入企業など実需筋の円売り・ドル買いが膨らむとの見方が相場を下押ししている。 原油高を背景に欧米ではインフレ加速の懸念も強まっている。11日は米債券市場が休みだったものの、欧州市場ではドイツなど主要国の長期金利が上昇した。低インフレが続く日本と違い、インフレ圧力が金融政策の正常化を後押しするとの観測も円を売る動きにつながった。 円は対ユーロでも下落している。8時30分時点は1ユーロ=130円95~96銭と、同42銭の円安・ユーロ高だった。インフレ懸念からドイツなど欧州主要国の国債利回りは上昇基調にあり、円売り・ユーロ買いが活発となった。11日の海外市場では一時131円23銭近辺と、7月上旬以来およそ3カ月ぶりの円安・ユーロ高水準をつけた。 ユーロの対ドル相場は下落している。8時30分時点は1ユーロ=1.1552~53ドルと同0.0022ドルのユーロ安・ドル高だった。欧州中央銀行(ECB)のレーン専務理事は11日、サービス価格や賃金の伸びが鈍いため物価上昇率の高止まりは金融政策を変更するきっかけにならないとの認識を示した。米国に比べ金融正常化のペースは遅くなるとの見方からユーロが売られた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕 2021/10/12 08:54 日経QUICKニュース 外為17時 円、続落し112円台後半 2年10カ月ぶり安値  11日の東京外国為替市場で円相場は続落した。17時時点では前週末の同時点に比べ84銭の円安・ドル高の1ドル=112円79~80銭で推移している。17時すぎには一時112円93銭近辺と、2018年12月中旬以来およそ2年10カ月ぶりの安値をつけた。米国でインフレが加速するとの見方から前週末8日に米長期金利が上昇。日米金利差の拡大を意識した円売り・ドル買いが優勢だった。11日に日経平均株価が400円超上昇し、「低リスク通貨」とされる円には売りが出やすかった。 8日発表の9月の米雇用統計では、雇用者数の伸びが市場予想を大幅に下回ったが、平均時給は予想を上回る伸びとなり、同日の米長期金利は1.6%台に上昇した。原油高も円売り材料になった。ニューヨーク市場の時間外取引で原油先物相場が上昇し、日本時間11日には一時1バレル81ドル台をつけた。原油価格の上昇で貿易収支が悪化するとの見方から、円売り・ドル買いに弾みがついた。9~17時時点の円の安値は112円84銭近辺、高値は112円18銭近辺で値幅は66銭程度だった。 円は対ユーロで続落し、17時時点では同1円26銭の円安・ユーロ高の1ユーロ=130円53~54銭だった。ユーロは対ドルで反発。17時時点は同0.0025ドルのユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.1572~73ドルで推移している。 円は対オーストラリア(豪)ドルでも下落した。一時1豪ドル=82円88銭近辺と、7月以来およそ3カ月ぶりの安値をつけた。原油高を受け、資源国通貨とされる豪ドルを買って円を売る動きが広がった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕 2021/10/11 17:32 日経QUICKニュース 新興株11日 ジャスダックとマザーズがともに3日続伸  11日の新興企業向け株式市場で、日経ジャスダック平均株価は3日続伸した。終値は前週末比28円56銭(0.72%)高い3984円74銭だった。日経平均株価が急伸するなど株式相場全体の地合いが上向く中、新興市場でも個人投資家などが運用リスクを取る姿勢を強めた。国内の新型コロナウイルス感染者の減少を背景に、経済再開(リオープン)で恩恵を受けるとみられる銘柄などが物色された。 ジャスダック市場の売買代金は概算で383億円、売買高は6508万株だった。ウエストHDやイボキン、シダックスが上昇した。半面、ハーモニックや出前館は下落した。 東証マザーズ指数も3日続伸した。終値は前週末比17.78ポイント(1.61%)高い1123.34だった。メルカリやフリー、ビジョナルが上昇した。一方、メドレーやユーザベース、BASEが下落した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕 2021/10/11 15:21 日経QUICKニュース 東証大引け 3日続伸、中国の電力リスク後退 金融所得課税見直し懸念も解消  11日の東京株式市場で日経平均株価は3日続伸し、前週末比449円26銭(1.60%)高の2万8498円20銭で終えた。中国の電力不足による供給制約への懸念が和らいだほか、外国為替市場で円安・ドル高が進んだことで、自動車など輸出関連株が買われた。金融所得課税の引き上げ観測の後退も買い安心感につながった。 電力不足が深刻になっている中国では石炭の輸入を増やしたり、当局が電力料金の引き上げを容認したりする方針が伝わった。供給制約で中国の景気が下振れするリスクが遠のいたとの見方から、幅広い銘柄に買いが入った。東南アジアの供給網の混乱が収束しつつあることや円安基調も輸出関連株の買いを誘った。 岸田文雄首相が金融所得課税の見直しについて、10日のテレビ番組で「当面は触ることは考えていない」と語った。投資家心理を冷やすとみられてきた税率引き上げへの懸念がひとまず解消した。国内では新型コロナウイルスの新規感染者数が減少傾向にあり、経済活動の再開が一段と進むとの見方から、内需関連銘柄が買われた。 前週末の米株式市場で高PER(株価収益率)のハイテク株が下落した流れを受け、朝方の東京市場では高PERの成長株や半導体関連銘柄に売りが先行。日経平均は下落する場面もあった。 JPX日経インデックス400は続伸した。東証株価指数(TOPIX)も続伸し、前週末比34.73ポイント(1.77%)高の1996.58で終えた。 東証1部の売買代金は概算で2兆7085億円。売買高は11億9417万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1834と、全体の8割強を占めた。値下がりは295、変わらずは54だった。 パナソニックやソニーGが上昇した。ソフトバンクグループや三菱自、郵船も高かった。一方、安川電や東エレク、東ガスは下落した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕 2021/10/11 15:21 日経QUICKニュース 外為14時 円、安値圏 112円台後半 対ユーロは大幅安  11日午後の東京外国為替市場で円相場は安値圏で推移。14時時点では1ドル=112円68~69銭と前週末17時時点に比べ73銭の円安・ドル高水準で推移している。11日午後の東京株式市場で日経平均株価が堅調に推移し、市場参加者の運用リスクをとる姿勢がやや強まっている。低リスク通貨とされる円には売りが出やすい。 ニューヨーク市場の時間外取引で、原油先物相場が上昇している。日本時間11日には一時1バレル81ドル台まで上げた。原油価格の上昇で貿易収支悪化が見込まれることも円売り材料とみられている。一方で、急速に円安が進んだ反動で持ち高調整の円買い・ドル売りも入っており、円の下げ足はやや鈍っている。 円は対ユーロで大幅安。14時時点では1ユーロ=130円39~41銭と前週末17時時点に比べて1円12銭の円安・ユーロ高で推移している。ユーロは対ドルで高値圏で小動き。14時時点では1ユーロ=1.1571~72ドルと同0.0024ドルのユーロ高・ドル安水準で推移している。 11日の米債券市場はコロンバスデーの祝日で休場となる。米市場の動向を見極めたいとの空気も広がっている。〔日経QUICKニュース(NQN)〕 2021/10/11 14:19 日経QUICKニュース 東証14時 2万8400円台後半で小動き ソフトバンクGは上げ幅拡大  11日後場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は前週末比420円ほど高い2万8400円台後半で推移している。外国為替市場で円安・ドル高の動きが一服。目新しい材料が少ないなか、小幅な値動きにとどまっている。 市場では「海外投資家の売りによる下げ圧力が落ち着き、経済活動の再開や外国為替相場の円安傾向などを手掛かりに値ごろ感の出た主力銘柄への買いが入っている」(T&Dアセットマネジメントの浪岡宏チーフ・ストラテジスト兼ファンドマネージャー)との見方があった。日経平均の業種別では、石油や空運、自動車が上昇率の上位に入っている。 14時現在の東証1部の売買代金は概算で1兆9759億円、売買高は8億8559万株だった。 ネクソンやソフトバンクグループが上げ幅を広げている。ファストリや信越化、ファナックも買われている。一方、東エレクや資生堂、安川電は下落している。〔日経QUICKニュース(NQN)〕 2021/10/11 14:09 日経QUICKニュース 東証後場寄り 高値圏、円安進み輸出関連に買い  11日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は、前週末比400円程度高い2万8400円台半ばの高値圏で推移している。昼休み時間中に円相場が1ドル=112円台後半と、円安・ドル高が一段と進んだ。後場には輸出採算改善の観測から、自動車など輸出関連株の買いを誘っている。 ニューヨーク原油先物が日本時間11日の取引で約7年ぶりに1バレル81ドル台に乗せた。石油開発事業の採算が改善すると見方からINPEXが一段高となっている。日経平均の業種別でも「鉱業」が上昇率トップとなっている。 前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約221億円成立した。 12時45分現在の東証1部の売買代金は概算で1兆6307億円、売買高は7億3301万株だった。 トヨタや日産自が上げ幅を拡大。AGCやANAHD、太平洋セメも上昇している。一方、資生堂や安川電、東エレクが下落している。〔日経QUICKニュース(NQN)〕 2021/10/11 12:55 日経QUICKニュース 外為12時 円、112円台後半に一段安 株高、日米金利政策の差も意識  11日午前の東京外国為替市場で円相場は下落した。12時時点では1ドル=112円54~55銭と前週末17時時点に比べ59銭の円安・ドル高水準で推移している。12時すぎに112円65銭近辺を付けた。2018年12月以来、2年10カ月ぶりの安値水準だ。株式市場で日経平均株価が一時500円高と堅調に推移した。市場参加者がリスク選好を強めていることを示し、低リスク通貨とされる円の売りにつながっている。 前週末に発表された9月の米雇用統計で賃金上昇傾向など米国の雇用情勢の底堅さが確認された。米長期金利は1.6%台まで上昇した。米雇用情勢を受け、米連邦準備理事会(FRB)が年内に金融緩和縮小に踏み切るとの見方が強まっている。大規模な金融緩和を続ける日銀との金融政策の違いが意識され、円安・ドル高が進みやすい。原油価格の上昇で貿易収支悪化が見込まれることも円売り材料とみられている。 9~12時の円の安値は112円55銭近辺、高値は112円18銭近辺で、値幅は37銭程度だった。 円は対ユーロで下落した。12時時点では1ユーロ=130円22~23銭と同95銭の円安・ユーロ高水準で推移している。ユーロは対ドルで上昇。12時時点では1ユーロ=1.1571ドル前後と同0.0024ドルのユーロ高・ドル安水準で推移している。 オーストラリア(豪)ドルは対円で上昇している。一時1豪ドル=82円44銭近辺まで上げ、7月以来の高値をつけた。原油先物相場の上昇を受け、資源国通貨とされる豪ドルには買いが集まっている。〔日経QUICKニュース(NQN)〕 2021/10/11 12:24 日経QUICKニュース 東証前引け 続伸、金融所得課税の強化観測が後退  11日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前週末比440円01銭(1.57%)高の2万8488円95銭となった。中国や東南アジアでの供給網混乱で生産活動が抑制されるとの見方が和らいだほか、外国為替市場で円安・ドル高が進み、自動車など輸出関連株の買いを誘った。金融所得課税の引き上げ観測が後退したのも買い安心感につながった。日経平均の上げ幅は500円を超える場面があった。 電力不足が深刻な中国が石炭の輸入を増やし電力需給の逼迫解消に動いている。東南アジアでは新型コロウイルスの新規感染者数が徐々に減少している。供給制約が次第に解消に向かい、景気下振れのリスクが後退するとの見方につながった。円相場が1ドル=112円台半ばと、2年10カ月ぶりの円安・ドル高水準となったことも、採算改善の観測から輸出関連株の追い風となった。 国内では新型コロナのワクチン接種が進み、新規感染者数の減少が続く。「新規感染の抑制で、経済活動の再開が一段と進むとの見方が日本株にプラスとなっている」(りそなアセットマネジメントの黒瀬浩一運用戦略部チーフ・ストラテジスト)との指摘があった。百貨店や鉄道、居酒屋など内需関連の一部が物色された。 岸田文雄首相は金融所得課税の見直しを巡って、10日のテレビ番組で「当面は触ることは考えていない」と述べた。税率の引き上げ観測が投資家心理を冷やしているとの見方があっただけに、買い安心感が広がった。 前週末の米株式市場で高PER(株価収益率)のハイテク株が下落した流れを受け、朝方の東京市場では高PERのグロース(成長)株や半導体関連銘柄に売りが先行。日経平均は反落して始まっていた。 JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はともに続伸した。朝方は下げる場面があった。 前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆4743億円、売買高は6億4963万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1670と、全体の8割弱を占めた。値下がりは420、変わらずは87だった。 パナソニックやソニーGが上昇した。三菱自や日産自の上げも目立った。JR東海やJフロントも高かった。一方、東ガスや東電HDが下落し、清水建が売られた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕 2021/10/11 11:57 日経QUICKニュース 新興株前引け ジャスダックとマザーズは続伸、経済再開関連に買い  11日午前の新興企業向け株式市場で日経ジャスダック平均株価は続伸した。前引けは前週末比22円99銭(0.58%)高い3979円17銭となった。国内の新型コロナウイルス新規感染者数の減少傾向が続いており、経済活動の再開で恩恵を受けるとみられる内需銘柄を物色する動きが目立った。 ジャスダック市場の売買代金は概算で204億円、売買高は3405万株。シダックスやかんなん丸、ウエストHDが上昇した。半面、出前館や東洋合成は下落した。 東証マザーズ指数は続伸した。前引けは前週末比13.16ポイント(1.19%)高い1118.72だった。ビジョナルやメルカリ、フリーが上昇した。一方、JMDCやメドレーは下落した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕 2021/10/11 11:40

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