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外為12時 円、下落 113円台半ば 米2年金利が上昇

配信日時:2021/10/13 12:28 配信元:QUICK
 12日午前の東京外国為替市場で円相場は下落した。12時時点は1ドル=113円39~40銭と前日17時時点と比べて10銭の円安・ドル高だった。原油高などで米国のインフレが加速するとの見方から米金利の上昇観測が強まっている。12日は米長期金利は前営業日から低下したものの、金融政策の影響を受けやすい2年物国債利回りは上昇した。このため日米金利差の拡大を意識した円売り・ドル買いが入った。

 米2年債利回りは前営業日比0.02%高い0.34%で取引を終えた。3年債入札がやや低調だったことから、2年債利回りは一時0.36%と2020年3月以来の水準に上昇していた。

 12日の海外市場で円は2年10カ月ぶりの安値を付ける場面があり、13日の東京市場では目先の利益を確定する目的で円買い・ドル売りも入った。10時前の中値決済に向けては国内輸出企業の円買いも入った。9~12時の円の高値は113円35銭近辺、安値は113円58銭近辺で、値幅は23銭程度だった。

 円は対ユーロでも下落した。12時時点は1ユーロ=131円ちょうど~01銭と同9銭の円安・ユーロ高だった。ユーロは対ドルでは小幅に下落し、12時時点は1ユーロ=1.1552~53ドルと同0.0003ドルのユーロ安・ドル高だった。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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