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外為12時 円、113円台半ばで横ばい圏 株高で買い弱まる

配信日時:2021/12/13 12:17 配信元:QUICK
 13日午前の東京外国為替市場で、円相場は横ばい圏で推移している。12時時点は1ドル=113円55~56銭と前週末17時時点と比べて3銭の円高・ドル安だった。10日発表の11月の米消費者物価指数(CPI)がほぼ市場予想通りの結果となり、ドルの買い持ち高を解消する動きが強まった。一方、国内輸入企業による円売り・ドル買いもあったとみられ、円相場の上値を抑えた。日経平均株価の上昇も「低リスク通貨」とされる円の売りを促した。

 日銀が13日発表した12月の全国企業短期経済観測調査(短観)で、2021年度の事業計画の前提となるドル円の想定為替レートは大企業・製造業で1ドル=108円36銭と、実勢レートより円高・ドル安だった。輸出企業の収益が上振れするとの見方も円売り・ドル買い材料となったようだ。

 9~12時の円の高値は113円49銭近辺、安値は113円56銭近辺で、値幅は7銭程度だった。

 円は対ユーロでもほぼ横ばいだった。12時時点は1ユーロ=128円24~25銭と、同3銭の円高・ユーロ安だった。ユーロは対ドルで横ばい。12時時点は1ユーロ=1.1293~94ドルと前週末17時時点と同水準だった。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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