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外為8時30分 円、下落 113円台半ば 米インフレ懸念で

配信日時:2021/10/13 08:44 配信元:QUICK
 13日早朝の東京外国為替市場で、円相場は下落している。8時30分時点は1ドル=113円51~52銭と前日17時時点と比べて22銭の円安・ドル高だった。原油高などによる米国のインフレ懸念から米長期金利の上昇観測が強まっており、日米金利差の拡大を見込んだ円売り・ドル買いが入っている。

 12日の海外市場で円は一時113円78銭近辺と2018年12月以来、2年10カ月ぶりの安値を付けた。米連邦準備理事会(FRB)が11月の米連邦公開市場委員会(FOMC)でテーパリング(量的緩和の縮小)を決定するとの見方が市場では広がる。米金利の上昇観測は強く、ドルは円やユーロなど主要通貨に対して買いが優勢となっている。

 円は対ユーロでは小幅な動きとなっている。8時30分時点は1ユーロ=130円90~92銭と同1銭の円高・ユーロ安だった。ユーロの対ドル相場は下落しており、8時30分時点は1ユーロ=1.1532~33ドルと同0.0023ドルのユーロ安・ドル高だった。欧州経済研究センター(ZEW)が12日に発表した10月のドイツ景気予測指数が市場予想を下回り、ユーロ売り・ドル買いが出ている。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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