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東証前引け 続落 景気敏感株に売り、下値で押し目買い旺盛
配信日時:2021/10/13 11:51
配信元:QUICK
13日午前の東京株式市場で日経平均株価は続落し、前引けは前日比61円62銭(0.22%)安の2万8168円99銭だった。世界経済の減速が懸念されるなか、前日の米株式相場やきょうの上海株の下落を受けてリスク回避の姿勢がやや優勢だった。心理的な節目の2万8000円を割ると押し目買いが入って下げ渋った。
国際通貨基金(IMF)は12日改定の世界経済見通しで、2021年の実質成長率を5.9%と前回予測から0.1ポイント引き下げた。日本の成長率も2.4%と前回予測から0.4ポイント引き下げ、投資家心理に影を落とした。鉄鋼株や海運株など景気敏感株を中心に売りが出て、下げ幅は一時200円を超えた。
米金利や原油相場の先行き不透明感も相場の重荷だが、日経平均は売り一巡後は早くに下げ渋った。市場では「CTA(商品投資顧問)など短期筋が先物の買い戻しを進めた」(国内証券のストラテジスト)との指摘が聞かれた。国内の経済活動再開への期待も根強いため個人投資家などの押し目買い意欲も強く、2万8000円を割り込んで一段と下値を探る展開にはなりにくいとの声は多い。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はいずれも続落した。
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆2707億円、売買高は5億8421万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1359と、全体の約6割を占めた。値上がりは715銘柄、変わらずは109銘柄だった。
商船三井など海運株が売られたほか、太陽誘電やスクリン、AGCなど下落した。半面、Jフロントや東宝が上昇。日揮HDやTOTOも高い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
国際通貨基金(IMF)は12日改定の世界経済見通しで、2021年の実質成長率を5.9%と前回予測から0.1ポイント引き下げた。日本の成長率も2.4%と前回予測から0.4ポイント引き下げ、投資家心理に影を落とした。鉄鋼株や海運株など景気敏感株を中心に売りが出て、下げ幅は一時200円を超えた。
米金利や原油相場の先行き不透明感も相場の重荷だが、日経平均は売り一巡後は早くに下げ渋った。市場では「CTA(商品投資顧問)など短期筋が先物の買い戻しを進めた」(国内証券のストラテジスト)との指摘が聞かれた。国内の経済活動再開への期待も根強いため個人投資家などの押し目買い意欲も強く、2万8000円を割り込んで一段と下値を探る展開にはなりにくいとの声は多い。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はいずれも続落した。
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆2707億円、売買高は5億8421万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1359と、全体の約6割を占めた。値上がりは715銘柄、変わらずは109銘柄だった。
商船三井など海運株が売られたほか、太陽誘電やスクリン、AGCなど下落した。半面、Jフロントや東宝が上昇。日揮HDやTOTOも高い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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