注目トピックス 外国株ニュース一覧
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は強含み、税収の増加が財政支出の拡大期待を高めた
*09:21JST 概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は強含み、税収の増加が財政支出の拡大期待を高めた
【ブラジル】ボベスパ指数 119630.44 +0.41%18日のブラジル株式市場は小反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比492.58ポイント高(+0.41%)の119630.44で引けた。日中の取引レンジは118872.22-120108.98となった。売りが先行した後は買い戻され、引けまで狭いレンジでもみ合った。欧米株の上昇が好感され、ブラジル株への買いも広がった。また、米長期金利の低下も外資の流出懸念をやや後退させた。ほかに、原油価格の上昇が資源セクターの物色手掛かり。一方、インフレ率の加速などが指数の上値を抑えた。【ロシア】MOEX指数 3114.15 -2.18%18日のロシア株式市場は続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比69.53ポイント安(-2.18%)の3114.15ポイントで引けた。日中の取引レンジは3109.09-3176.01となった。売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。利上げ懸念の高まりが売り圧力を強めた。また、欧州連合(EU)がロシアに対して新な経済制裁を追加するとの観測も引き続き圧迫材料。ほかに、通貨ルーブル高が輸出大手の売り手掛かりとなった。一方、ブレント原油価格や欧米市場が上昇したが、相場を支えるには力不足だった。【インド】SENSEX指数 77301.14 +0.40%連休明けとなる18日のインドSENSEX指数は強含み。前日比308.37ポイント高(+0.40%)の77301.14、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同92.30ポイント高(+0.39%)の23557.90で取引を終えた。買いが先行した後は狭いレンジでもみ合った。税収の増加が財政支出の拡大期待を高めた。今年4月から6月までの直接税収額は前年度同期比で9.8%増加したと報告された。また、米ソフトランディング期待も外資の流出懸念をやや緩和させた。ほかに、外貨準備高の増加が支援材料。6月7日まで一週間の外貨準備高の残高は6558億米ドルまで拡大し、過去最高の水準を記録した。【中国本土】上海総合指数 3030.25 +0.48%18日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比14.36ポイント高(+0.48%)の3030.25ポイントと反発した。値ごろ感に着目した買いが相場を支える流れ。上海総合指数は前日、約2カ月ぶりの安値水準に落ち込んでいた。半導体産業などの振興や公共事業の拡充など、中国政府の景気支援に向けた動きも改めて材料視されている。ただ、上値は重い。中国不動産業の業績懸念がくすぶっているほか、通商問題を巡り、中国と西側諸国が対立を深めていることもネガティブ材料だ。指数は安く推移する場面もみられている。
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2024/06/19 09:21
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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は3日ぶりに反落、EUがロシアに対して新な経済制裁を追加するとの観測
*09:34JST 概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は3日ぶりに反落、EUがロシアに対して新な経済制裁を追加するとの観測
【ブラジル】ボベスパ指数 119137.86 -0.44%17日のブラジル株式市場は小反落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比524.52ポイント安(-0.44%)の119137.86で引けた。日中の取引レンジは118685.10-119663.06となった。小幅高で寄り付いた後は売りに押され、引けまで狭いレンジでもみ合った。成長予想の下方修正が足かせとなった。ブラジル中央銀行がエコノミストら約100人を対象にした最新調査では、2024年の成長予想が前回の2.09%から2.08%に下方修正された。24年末時点のインフレ予想は前回の3.90%から3.96%に引き上げられた。一方、指数の下値は限定的。原油価格の上昇が資源セクターの支援材料となった。また、米ソフトランディング期待の高まりも好感された。【ロシア】MOEX指数 3183.68 -1.00%17日のロシア株式市場は3日ぶりに反落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比32.23ポイント安(-1.00%)の3183.68ポイントで引けた。日中の取引レンジは3183.68-3221.84となった。買いが先行した後は売りに押され、その後は安値圏で推移した。欧州連合(EU)がロシアに対して新な経済制裁を追加するとの観測が嫌気された。また、通貨ルーブル安の進行も圧迫材料。ほかに、最近の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売り圧力が高まった。一方、原油価格が上昇したが、相場を支えるには力不足だった。【インド】休場【中国本土】上海総合指数 3015.89 -0.55%週明け17日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前営業日比16.74ポイント安(-0.55%)の3015.89ポイントと反落した。投資家の慎重スタンスが再び強まる流れ。直近で公表された中国経済指標がまだら模様となる中、国内経済の先行きがやや不安視された。金融や投資、不動産などが弱い内容。中でも、1-5月の不動産開発投資は前年同期比で10.1%減少し、縮小率は1-4月の9.8%から0.3ポイント拡大している。一方、5月の小売売上高は前年同月比で3.7%増加し、市場予想(3.0%)と4月実績(2.3%)を大幅に上回った。
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2024/06/18 09:34
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概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は強含み、欧州市場の下落や米消費の減速懸念など
*09:36JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は強含み、欧州市場の下落や米消費の減速懸念など
【ブラジル】ボベスパ指数 119662.38 +0.08%14日のブラジル株式市場は強含み。主要株価指数のボベスパ指数は前日比94.85ポイント高(+0.08%)の119662.38で引けた。日中の取引レンジは118828.08-120213.65となった。小幅安で寄り付いた後は前日の終値近辺でもみ合った。経済指標の改善が好感された。4月の経済活動指数は前年比で4.01%増加し、前月のマイナス2.18%と予想の3.90%を上回った。一方、指数の上値は重い。欧州市場の下落や米消費の減速懸念などがマイナス材料となった。【ロシア】MOEX指数 3215.91 +1.39%14日のロシア株式市場は続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比44.22ポイント高(+1.39%)の3215.91ポイントで引けた。日中の取引レンジは3160.17-3219.65となった。前日の終値近辺でもみ合った後は上げ幅をじりじりと拡大させた。ブレント原油価格の上昇が資源セクターの支援材料。また、通貨ルーブル安の進行も輸出銘柄の物色手掛かりとなった。一方、欧州市場の下落などが指数の足かせとなった。【インド】SENSEX指数 76992.77 +0.24%14日のインドSENSEX指数は強含み。前日比181.88ポイント高(+0.24%)の76992.77、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同66.70ポイント高(+0.29%)の23465.60で取引を終えた。売りが先行した後は買い戻され、引けまで狭いレンジでもみ合った。米長期金利の低下を受け、外資の流出懸念が後退した。また、政府が輸出刺激策を検討していることや海外航空会社に優遇税率を導入する計画なども好感された。ほかに、経済が安定的な成長を維持するとの観測が支援材料。インド工業連盟(CII)は最新リポートで、2024年度のインドの成長率が8%になるとの見方を示した。公共支出の拡大に加え、農業やサービス業の急成長が安定成長につながる強調した。【中国本土】上海総合指数 3032.63 +0.12%14日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比3.71ポイント高(+0.12%)の3032.63ポイントと反発した。見直し買いが優勢となる流れ。通商問題などを巡り、中国と西側諸国の対立が続いていることなどを嫌気し、指数は安く推移していたが、金融や不動産の銘柄が物色され指数は大引にかけてプラスに転じた。金融株などは増配も意識されている。当局が支援策を相次ぎ投入するなか、不動産セクターも強含みに推移した。
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2024/06/17 09:36
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概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は反落、投資家の慎重スタンスが強まる流れ
*09:11JST 概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は反落、投資家の慎重スタンスが強まる流れ
【ブラジル】ボベスパ指数 119567.53 -0.31%13日のブラジル株式市場は続落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比368.49ポイント安(-0.31%)の119567.53で引けた。日中の取引レンジは119170.66-120222.24となった。横ばいで寄り付いた後は前日の終値近辺でもみ合った。経済指標の悪化が指数の足かせに。4月の小売売上高の増加率(前年同月比)は2.2%となり、前月の5.7%と予想の3.9%を下回った。また、欧州市場の下落や米景気の減速懸念なども圧迫材料。一方、原油価格の上昇などが指数をサポートした。【ロシア】MOEX指数 3171.69 +0.02%休み明けとなる13日のロシア株式市場は小反発。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比0.59ポイント高(+0.02%)の3171.69ポイントで引けた。日中の取引レンジは3032.05-3178.01となった。売りが先行した後は徐々に買い戻され、終盤はプラス圏を回復した。欧州市場の下落など海外環境の悪化が足かせに。また、欧米との対立激化なども懸念材料となった。一方、資源大手の買いが終盤の上昇につながった。また、原油価格の上昇も好感された。【インド】SENSEX指数 76810.90 +0.27%13日のインドSENSEX指数は小幅続伸。前日比204.33ポイント高(+0.27%)の76810.90、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同75.95ポイント高(+0.33%)の23398.90で取引を終えた。買いが先行した後は狭いレンジでもみ合った。インフレ率の鈍化が好感された。これに伴う利下げ期待は高まっている。5月の消費者物価指数(CPI)上昇率は4.75%、12カ月ぶりの低水準を記録。また、2024年度の通期の予算が7月に発表されるとの観測も、モディ政権3期目による予算の拡大期待を強めた。【中国本土】上海総合指数 3028.92 -0.28%13日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比8.55ポイント安(+0.28%)の3028.92ポイントと反落した。投資家の慎重スタンスが強まる流れ。中国発の新規買い材料に乏しい中、中国と西側諸国の対立が不安視されている。欧州連合(EU)と米国は中国製の電気自動車(EV)に対し、追加関税を課す方針を表明。中国側も対抗措置を打ち出すとみられている。中国指標の発表も気がかり。国内では、15日までに5月の金融統計、週明け17日に同月の鉱工業生産や小売売上高などが公表される予定だ。12日に発表された5月の中国物価統計がまちまちの内容だっただけに推移を見極めたいとするムードも広がっている。米長期債利回りの低下などを手がかりに、朝方は強含む場面がみられたものの、上昇の勢いは続かなかった。
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2024/06/14 09:11
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概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は強含み、成長予想の上方修正が好感
*09:11JST 概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は強含み、成長予想の上方修正が好感
【ブラジル】ボベスパ指数 119936.02 -1.40%12日のブラジル株式市場は反落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1699.04ポイント安(-1.40%)の119936.02で引けた。日中の取引レンジは119544.21-122482.51となった。買いが先行した後は売りに押され、引けまで安値圏でもみ合った。通貨レアル安の進行がブラジル株の圧迫材料。また、米連邦公開市場委員会(FOMC)の慎重姿勢も足かせとなった。FOMCで予想通り政策金利据え置きを決定もメンバー予測で年内の利下げ予想が3回から1回に修正された。ほかに、4月の小売売上高や経済活動指数が翌13日から相次いで発表される予定となり、慎重ムードが強まった。【ロシア】休場【インド】SENSEX指数 76606.57 +0.20%12日のインドSENSEX指数は強含み。前日比149.98ポイント高(+0.20%)の76606.57、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同58.10ポイント高(+0.25%)の23322.95で取引を終えた。終始プラス圏で推移し、終盤上げ幅を縮小させた。成長予想の上方修正が好感された。世界銀行は最新リポートで、2024年度のインドの成長予想をこれまでの6.4%から6.6%に引き上げた。官民投資がそろって拡大していることを評価し、消費の拡大も言及された。また、生産連動型優遇策(PLI)スキーム経由の補助金について、電子部品部門が2倍に引き上げられる可能性があるとの報道も対象セクターの物色手掛かりとなった。【中国本土】上海総合指数 3037.47 +0.31%12日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比9.42ポイント高(+0.31%)の3037.47ポイントと反発した。自律反発狙いの買いが優勢となる流れ。上海総合指数は前日、4月23日以来、約1カ月半ぶりの安値水準に落ち込んでいた。人民元安の警戒感もひとまず後退。11日の上海外国為替市場では、オンショア(CNY)相場が一時1米ドル=7.2533人民元を付け、昨年11月以来、約7カ月ぶりの元安水準を記録していたが、12日は元高に転じている。中国人民銀行(中央銀行)は12日朝方、人民元レートの対米ドル基準値を再び元高方向に設定した。
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2024/06/13 09:11
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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は小幅続落、欧州市場の下落
*09:39JST 概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は小幅続落、欧州市場の下落
【ブラジル】ボベスパ指数 121635.06 +0.73%11日のブラジル株式市場は反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比875.55ポイント高(+0.73%)の121635.06で引けた。日中の取引レンジは120757.20-121759.04となった。終始プラス圏で推移し、終盤上げ幅をやや拡大させた。最近の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢となった。また、成長予想の上方修正も改めて好感された。一方、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控え、慎重ムードが強まった。また、欧州市場の下落も足かせとなった。【ロシア】MOEX指数 3171.10 -0.31%11日のロシア株式市場は小幅続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比9.84ポイント安(-0.31%)の3171.10ポイントで引けた。日中の取引レンジは3148.22-3191.27となった。前半はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。欧州市場の下落を受け、ロシア株にも売り圧力が強まった。また、通貨ルーブル安の進行も足かせに。ほかに、翌12日は銀行の休日となるため、手じまい売りが広がった。一方、原油価格の上昇が指数をサポートした。【インド】SENSEX指数 76456.59 -0.04%11日のインドSENSEX指数はまちまち。前日比33.48ポイント安(-0.04%)の76456.59、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同5.65ポイント高(+0.02%)の23264.85で取引を終えた。買いが先行した後は前日の終値近辺でもみ合った。欧州市場の下落を受け、終盤は売りが優勢となった。また、早期の米利下げ期待の後退が引き続き嫌気された。【中国本土】上海総合指数 3028.05 -0.76%休場明け11日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比23.23ポイント安(-0.76%)の3028.05ポイントと反落した。4月23日以来、約1カ月半ぶりの安値水準に落ち込んでいる。人民元安の進行が警戒される流れ。米利下げ観測が後退する中、先週末の米10年債利回りは上昇し、対米ドルの人民元相場も下落基調が続いている。中国人民銀行(中央銀行)は11日朝方、人民元レートの対米ドル基準値を元安方向に設定した。指標発表も気がかり。中国ではあす12日、5月の物価統計が公表される予定だ。先週7日に発表された同月の貿易統計では米ドル建て輸入が大幅鈍化し、内需の低迷が指摘されていただけに、物価指標でデフレ脱却の兆しがみられるが焦点となる。
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2024/06/12 09:39
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は小幅続落、通貨レアル安の進行がブラジル株の圧迫材料
*09:12JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は小幅続落、通貨レアル安の進行がブラジル株の圧迫材料
【ブラジル】ボベスパ指数 120759.51 -0.01%10日のブラジル株式市場は小幅続落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比7.68ポイント安(-0.01%)の120759.51で引けた。日中の取引レンジは120540.03-121421.30となった。小幅高で寄り付いた後は前日の終値近辺でもみ合った。通貨レアル安の進行がブラジル株の圧迫材料。また、インフレ率の加速懸念も指数の足かせとなった。一方、指数の下値は限定的。成長予想の上方修正が指数をサポートした。2024年の国内総生産(GDP)成長予想は前回調査の2.05%から2.09%に引き上げられた。また、米ハイテク株の上昇も対象セクターの物色手掛かりとなった。【ロシア】MOEX指数 3180.94 -1.62%10日のロシア株式市場は反落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比52.28ポイント安(-1.62%)の3180.94ポイントで引けた。日中の取引レンジは3180.21-3255.49となった。買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。利上げ懸念の再燃が圧迫材料。市場関係者の間では、ロシア中央銀行が7月にも利上げに踏み切るとの見方が広がっている。また、欧州市場の下落もロシア株の売り圧力を高めた。一方、原油価格が大幅い上昇したが、相場を支えるには力不足だった。【インド】SENSEX指数 76490.08 -0.27%10日のインドSENSEX指数は4日ぶりに反落。前日比203.28ポイント安(-0.27%)の76490.08、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同30.95ポイント安(-0.13%)の23259.20で取引を終えた。買いが先行した後は前日の終値近辺でもみ合った。早期の米利下げ期待の後退が外資の流出懸念を強めた。また、インフレ率の加速懸念も金融の緩和期待を後退させた。主要食材の上昇で5月のインフレ率が一段と加速すると懸念されている。ほかに、欧州市場が不安定な値動きを示していたことが終盤の売りにつながった。【中国本土】上海総合指数 3051.28 +0.08%7日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比2.49ポイント高(+0.08%)の3051.28ポイントと3日ぶりに反発した。自律反発狙いの買いが優勢となる流れ。上海総合指数はこのところ下げ基調を強め、足元で4月24日以来の安値を切り下げていた。米利下げ観測も支え。人民元安進行の警戒感が薄らぐ状況だ。もっとも、上値は重い。中国と西側諸国の対立や、中国経済の先行きが不安視されている。取引時間中に公表された5月の輸出入統計では、米ドル建て輸出が前月の1.5%増から7.6%増に拡大したものの(予想は5.7%増)、輸入が8.4%増から1.8%増に鈍化した(予想は4.3%増)。
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2024/06/11 09:12
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概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は3日ぶりに反発、自律反発狙いの買いが優勢となる流れ
*09:23JST 概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は3日ぶりに反発、自律反発狙いの買いが優勢となる流れ
【ブラジル】ボベスパ指数 120767.19 -1.73%7日のブラジル株式市場は反落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比2131.61ポイント安(-1.73%)の120767.19で引けた。日中の取引レンジは120679.06-122898.80となった。横ばいで寄り付いた後は下げ幅をじりじりと拡大させた。早期の米利下げ期待の後退が外資の流出懸念を強めた。また、通貨レアル安の進行もブラジル株の売り圧力を高めた。ほかに、インフレ率の加速が利下げ期待をやや後退させた。【ロシア】MOEX指数 3233.22 +1.28%7日のロシア株式市場は反発。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比40.84ポイント高(+1.28%)の3233.22ポイントで引けた。日中の取引レンジは3193.57-3268.89となった。終始プラス圏で推移し、終盤上げ幅をやや縮小させた。利上げの先送りが好感されたもようだ。ロシア中央銀行は7日、政策金利を年16.00%に据え置くと発表。また、4月の失業率の低下などもサポート材料となった。一方、早期の米利上げ期待の後退などが指数の足かせとなった。【インド】SENSEX指数 76693.36 +2.16%7日のインドSENSEX指数は3日続伸。前日比1618.85ポイント高(+2.16%)の76693.36、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同468.75ポイント高(+2.05%)の23290.15で取引を終えた。買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。外国人投資家(FII)の買い越しが指数をサポート。FIIはこの日、4日ぶりに買い越しに転じた。また、モディ政権の維持に伴い、景気対策への期待も高まった。【中国本土】上海総合指数 3051.28 +0.08%7日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比2.49ポイント高(+0.08%)の3051.28ポイントと3日ぶりに反発した。自律反発狙いの買いが優勢となる流れ。上海総合指数はこのところ下げ基調を強め、足元で4月24日以来の安値を切り下げていた。米利下げ観測も支え。人民元安進行の警戒感が薄らぐ状況だ。もっとも、上値は重い。中国と西側諸国の対立や、中国経済の先行きが不安視されている。取引時間中に公表された5月の輸出入統計では、米ドル建て輸出が前月の1.5%増から7.6%増に拡大したものの(予想は5.7%増)、輸入が8.4%増から1.8%増に鈍化した(予想は4.3%増)。
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2024/06/10 09:23
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7日の中国本土市場概況:上海総合0.1%高で3日ぶり反発、不動産株に買い
*16:46JST 7日の中国本土市場概況:上海総合0.1%高で3日ぶり反発、不動産株に買い
7日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。米雇用統計が想定内の内容ならドル買いに振れ、157円を目指す見通し。一方、日銀の金融正常化に距離があるとの見方から円売り地合いが続き、ドルの押し上げ要因となりそうだ。欧州中銀(ECB)は前日の理事会で想定通り政策金利を引き下げたが、今後の利下げには慎重な姿勢を示すとユーロは買戻し優勢の展開に。一方、米国の新規失業保険申請件数が前週よりも弱く、連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め的な金融政策への期待を弱めた。ユーロ・ドルは1.0890ドル付近に持ち直し、ドル・円は155円40銭台に失速。ただ、本日アジア市場でドル売りは後退しドル・円は156円付近に浮上した。この後の海外市場は米雇用統計にらみ。失業率と平均時給(前年比)は前回から横ばい、非農業部門雇用者数は増加が予想されている。雇用情勢の強さが意識されれば、FRBのタカ派的な政策方針を後押しし、金利高・ドル高の地合いを強める見通し。来週の連邦公開市場委員会(FOMC)は政策金利据え置きの公算だが、ドルは売りづらい。また、日銀による当面の緩和的な政策が見込まれ、ドル・円は円売り地合いが続く。【今日の欧米市場の予定】・18:00 ユーロ圏・1-3月期GDP確定値(前年比予想:+0.4%、改定値:+0.4%)・21:30 米・5月非農業部門雇用者数(予想:+18.5万人、4月:+17.5万人)・21:30 米・5月失業率(予想:3.9%、4月:3.9%)・21:30 米・5月平均時給(前年比予想:+3.9%、4月:3.9%)・21:30 カナダ・5月失業率(予想:6.2%、4月:6.1%)・23:00 米・4月卸売在庫改定値(前月比予想:+0.2%、速報値:+0.2%)・04:00 米・4月消費者信用残高(予想:+100.00億ドル、3月:+62.74億ドル)
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2024/06/07 16:46
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は続伸、景気対策への期待など
*10:21JST 概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は続伸、景気対策への期待など
【ブラジル】ボベスパ指数 122898.80 +1.23%6日のブラジル株式市場は7日ぶりに反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1.23%(1491.47ポイント)高の122898.80で引けた。日中の取引レンジは121377.07-123245.79となった。買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで狭いレンジでもみ合った。連日の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢となった。また、原油価格の上昇や欧州市場の上昇などもサポート材料。ほかに、5月の輸出が予想以上に伸びたことが好感された。一方、米雇用統計が7日に発表される予定となり、買い一巡後は上げ渋る展開となった。【ロシア】MOEX指数 3192.38 -0.78%6日のロシア株式市場は小反落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比0.78%(25.25ポイント)安の3192.38ポイントで引けた。日中の取引レンジは3178.21-3215.99となった。売りが先行した後は狭いレンジでもみ合った。弱い経済指標が指数の足かせとなった。4月の小売売上高や貨物出荷量はそろって前月から悪化した。一方、指数の下値は限定的。原油価格の上昇が指数をサポートした。また、欧州市場の上昇も支援材料となった。【インド】SENSEX指数 75074.51 +0.93%6日のインドSENSEX指数は続伸。前日比692.27ポイント高(+0.93%)の75074.51、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同201.05ポイント高(+0.89%)の22821.40で取引を終えた。買いが先行した後は狭いレンジでもみ合った。格付け会社フィッチ・レーティングスがインド経済見通しに「ポジティブ」な見方を示したことが好感された。フィッチは最新リポートで、政府の投資拡大を指摘。また、企業や銀行のバランスシートが改善されていることも評価し、インド経済見通しに「ポジティブ」な見方を改めて強調した。また、景気対策への期待なども引き続き支援材料となった。【中国本土】上海総合指数 3048.79 -0.54%6日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比16.61ポイント安(-0.54%)の3048.79ポイントと続落した。4月24日以来の安値を切り下げている。中国不動産業を巡る不透明感が重しとなる流れ。格付け会社のフィッチ・レーティングスは5日、2024年の新築住宅販売額について、中国全体で前年比15-20%減の8兆3000億-8兆8000億人民元(約178兆-189兆円)に縮小するとの見通しを示した。従来予想(5-10%減)から下方修正している。それより先、シティグループが最新リポートで、中国の不動産市場がソフトランディング(軟着陸)に向かっているとの見解を示していただけに、水を差された格好だ。また、大手各社の月次統計では、足元で物件販売の落ち込みが続いている。そのほか、米中対立の警戒感がくすぶっていることや、本土マネーの流出懸念などもマイナス材料だ。
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2024/06/07 10:21
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は続伸、原油価格の上昇が資源セクターの支援材料
*10:03JST 概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は続伸、原油価格の上昇が資源セクターの支援材料
【ブラジル】ボベスパ指数 121407.33 -0.32%5日のブラジル株式市場は6日続落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比394.73ポイント安(-0.32%)の121407.33で引けた。日中の取引レンジは121253.01-122170.07となった。中盤はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。通貨レアル安の進行がブラジル株の圧迫材料。また、鉱工業生産の下振れも嫌気された。4月の鉱工業生産が前月比でマイナス0.5%となり、前月のプラス0.9%と予想のマイナス0.4%を下回った。一方、連日の下落で値ごろ感が強まり、下値を模索する展開は見られなかった。【ロシア】MOEX指数 3217.63 +0.96%5日のロシア株式市場は続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比30.70ポイント高(+0.96%)の3217.63ポイントで引けた。日中の取引レンジは3,194.73-3,237.53となった。買いが先行した後は狭いレンジでもみ合った。原油価格の上昇が資源セクターの支援材料。また、年内の米利下げ期待の再燃も外資の流出懸念を後退させた。一方、弱い経済指標が指数の上値を抑えた。5月のS&Pグローバルサービス業購買担当者景気指数(PMI)は49.8となり、前月と予想の50.5を下回った。【インド】SENSEX指数 74282.24 +3.20%5日のインドSENSEX指数は大幅反発。前日比2303.20ポイント高(+3.20%)の74382.24、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同735.85ポイント高(+3.36%)の22620.35で取引を終えた。小幅安で寄り付いた後は上げ幅をじりじりと拡大させた。利下げ期待の再燃が支援材料。きのう4日の総選挙の開票結果では、モディ政権が率いるインド人民党が優勝したものの、議席数が大幅に減少。市場関係者の間では、モディ政権が利下げなど景気刺激策を強化するとの観測が広がっている。また、昨日の大幅反落を受けた反動から買い戻しも優勢。外部環境では、米長期金利の低下などが外資の流出懸念を後退させた。【中国本土】上海総合指数 3065.40 -0.83%5日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比25.80ポイント安(-0.83%)の3065.40ポイントと反落した。4月25日以来の安値を切り下げている。資源相場の軟調が重しとなる流れ。昨夜のWTI原油先物は1.3%安と5日続落し、約4カ月ぶりの安値を一時付けた。5日の上海期貨交易所(上海商品先物取引所)では、アルミや銅など主要産品が安く推移している。本土マネーの流出も警戒。本土メディアは5日「中国本土の個人による香港での保険加入が一段と増加している」と報じている。香港の高金利が着目されたほか、中国本土市場の低迷が背景にあるようだ。中国景況感の改善などで指数は下げ渋る場面がみられたものの、引けにかけて下げ幅を広げている。
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2024/06/06 10:03
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は5日続落、原油価格の下落が資源セクターの売り手掛かり
*09:11JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は5日続落、原油価格の下落が資源セクターの売り手掛かり
【ブラジル】ボベスパ指数 121802.06 -0.19%4日のブラジル株式市場は5日続落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比229.52ポイント安(-0.19%)の121802.06で引けた。日中の取引レンジは120878.36-122031.66となった。終始マイナス圏で推移し、終盤下げ幅をやや縮小させた。原油価格の下落が資源セクターの売り手掛かり。また、通貨レアル安の進行もブラジル株の圧迫材料となった。一方、指数の下値は限定的。国内総生産(GDP)の上振れが好感された。1-3月期のGDP成長率は2.5%となり、前期の2.1%と予想の2.3%を上回った。【ロシア】MOEX指数 3186.93 +1.45%4日のロシア株式市場は4日ぶりに反発。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比45.51ポイント高(+1.45%)の3186.93ポイントで引けた。日中の取引レンジは3138.25-3201.53となった。おおむねプラス圏で推移し、終盤上げ幅を拡大させた。連日の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢となった。また、早期の米利下げ期待の再燃も外資の流出懸念を後退させた。一方、原油価格の下落などが指数の足かせとなった。【インド】SENSEX指数 72079.05 -5.74%4日のインドSENSEX指数は大幅反落。前日比4389.73ポイント安(-5.74%)の72079.05、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同1379.40ポイント安(-5.93%)の21884.50で取引を終えた。終始マイナス圏で推移し、終盤下げ幅を大幅に拡大させた。モディ首相が率いるインド人民党(与党)の得票数が取引中、思わしくない展開を示したことが警戒され、売りが優勢。なお、総選挙の開票結果では、与党が過半数を維持して勝利したものの、議席は大幅に減少した。また、国内外投資家がそろって売り越しに転じたことも指数の足かせとなった。【中国本土】上海総合指数 3091.20 +0.41%4日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比12.71ポイント高(+0.41%)の3091.20ポイントと4日ぶりに反発した。自律反発狙いの買いが優勢となる流れ。上海総合指数は前日まで続落し、4月25日以来の安値水準に落ち込んでいた。資源価格の下落や、一部産業の業績不安などで売り先行したが、指数は後場途中からプラスに転じた。中国景気の持ち直しも改めて意識される。3日発表された5月の財新中国製造業PMI(民間集計)は予想を上回る51.7に上昇し、景況判断の境目となる50を7カ月連続で超えている。約2年ぶりの高水準だ。米格付け大手ムーディーズは3日、2024年の中国経済成長率予測を4.0→4.5%に引き上げている。
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2024/06/05 09:11
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は3日続落、投資家の慎重スタンスが継続する流れ
*09:40JST 概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は3日続落、投資家の慎重スタンスが継続する流れ
【ブラジル】ボベスパ指数 122031.58 -0.05%3日のブラジル株式市場は4日続落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比66.52ポイント安(-0.05%)の122031.58で引けた。日中の取引レンジは121495.63-122495.33となった。買いが先行した後は前日の終値近辺でもみ合った。原油価格の下落が資源セクターの圧迫材料。また、インフレ率の加速観測も嫌気された。ブラジル中央銀行がエコノミストら約100人を対象に実施した最新調査では、2024年末時点のインフレ予想が前回の3.86%から3.88%に引き上げられた。ほかに、1-3月期の国内総生産(GDP)などが翌4日に発表される予定となり、慎重ムードも強まった。一方、連日の下落で値ごろ感が強まり、一部銘柄に買い戻しがみられた。【ロシア】MOEX指数 3141.42 -2.36%3日のロシア株式市場は3日続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比75.77ポイント安(-2.36%)の3141.42ポイントで引けた。日中の取引レンジは3087.99-3217.36となった。売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。原油安や通貨ルーブル高の進行が資源輸出大手の圧迫材料。また、利上げ懸念の高まりも引き続き嫌気された。このほか、小売大手マグニト(MGNT)の減配観測が同セクターの売り圧力を高めた。【インド】SENSEX指数 76468.78 +3.39%3日のインドSENSEX指数は大幅続伸。前日比2507.47ポイント高(+3.39%)の76,468.78、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同733.20ポイント高(+3.25%)の23,263.90で取引を終えた。買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。国内総生産(GDP)の上振れが支援材料。1-3月期のGDP成長率は7.8%となり、前期の8.6%(改定値)を下回ったものの、予想の7.0%を上回った。23年度の成長率は8.2%となった。また、23年度の財政赤字目標が達成されたとの報告も好感された。ほかに、米金利高が一服していることが外資の流出懸念を後退させた。【中国本土】上海総合指数 3078.48 -0.27%週明け3日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比8.32ポイント安(-0.27%)の3078.48ポイントと3日続落した。4月25日以来の安値水準に落ち込んでいる。投資家の慎重スタンスが継続する流れ。中国不動産業を巡り、依然として販売低迷が続いていることを不安視した。調査会社CRICのデータによると、主要100社の販売額(合弁会社など含む)は今年5月に3224億人民元(約6兆9910億円)にとどまり、前年同月比で33.6%の落ち込みが続いている。中央政府が5月17日に住宅ローン規制の緩和を発表して以降、各地方政府が具体的な実施規定を相次いで発表しているものの、政策の効果が発揮されるにはまだ時間がかかるとの見方が強い状況だ。取引時間中に公表された5月の財新中国製造業PMI(民間集計)が予想を上回ったことなどを手がかりに、指数はプラス圏に浮上したものの、買いの勢いは続かず、マイナス圏に再び転じている。
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2024/06/04 09:40
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は強含み、ソブリン格付け見通しの引き上げが改めて好感
*10:03JST 概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は強含み、ソブリン格付け見通しの引き上げが改めて好感
【ブラジル】ボベスパ指数 122098.09 -0.50%休み明けとなる31日のブラジル株式市場は3日続落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比609.19ポイント安(-0.50%)の122098.09で引けた。日中の取引レンジは121928.86-122837.28となった。朝方はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。原油価格の下落が資源セクターの売り手掛かり。また、通貨レアル安の進行もブラジル株の圧迫材料となった。ほかに、ボベスパ指数が引き続き過去最高値水準で推移しており、過熱感から利益確定売り圧力が強まった。【ロシア】MOEX指数 3217.19 -1.98%31日のロシア株式市場は続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比64.99ポイント安(-1.98%)の3217.19ポイントで引けた。日中の取引レンジは3211.19-3270.01となった。売りが先行した後は狭いレンジでもみ合った。利上げ懸念の高まりが圧迫材料。ロシア中央銀行は翌週の政策金利決定会合では、利上げに踏み切ると警戒されている。また、原油価格の下落も資源セクターの売り手掛かり。ほかに、最近の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りは強まった。【インド】SENSEX指数 73961.31 +0.10%31日のインドSENSEX指数は強含み。前日比75.71ポイント高(+0.10%)の73961.31、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同42.05ポイント高(+0.19%)の22530.70で取引を終えた。買いが先行した後は前日の終値近辺でもみ合った。ソブリン格付け見通しの引き上げが改めて好感された。また、前日の欧州市場の上昇も支援材料となった。ほかに、外国人投資家(FII)が買い越しに転じたことがサポート材料。FIIはこの日、3日ぶりの買い越しに転じた。【中国本土】上海総合指数 3086.81 -0.16%31日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比4.87ポイント安(-0.16%)の3086.81ポイントと続落した。約1カ月ぶりの安値水準に落ち込んでいる。製造業の成長鈍化が懸念される。寄り付き直後に国家統計局などが発表した製造業購買担当者景気指数(PMI)は、4月の50.4から5月は49.5に低下した。景況判断の境目となる50を3カ月ぶりに割り込んでいる。朝方は嫌気する売りが限定されたものの、上値は重く、指数は後場途中からマイナスに転じた。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。経済対策の期待感が相場を支えた。市場の一部からは、「指標悪化で当局は経済対策を強める」との声も聞かれている。
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2024/06/03 10:03
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は3日ぶりに反落、経済指標の悪化が圧迫材料
*09:27JST 概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は3日ぶりに反落、経済指標の悪化が圧迫材料
【ブラジル】休場【ロシア】MOEX指数 3282.18 -1.08%30日のロシア株式市場は3日ぶりに反落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比35.85ポイント安(-1.08%)の3282.18ポイントで引けた。日中の取引レンジは3275.54-3342.59となった。買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。経済指標の悪化が圧迫材料となった。4月の鉱工業生産の増加率(前年同月比)は3.9%となり、前月と予想の4.0%を下回った。また、原油価格の下落も資源セクターの売り手掛かり。ほかに、連日の上昇で足元では高値警戒感が強い。【インド】SENSEX指数 73885.60 -0.83%30日のインドSENSEX指数は続落。前日比617.30ポイント安(-0.83%)の73885.60、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同216.05ポイント安(-0.95%)の22488.65で取引を終えた。売りが先行した後は狭いレンジでもみ合った。米長期金利の上昇が外資の流出懸念を強めた。また、前日の欧米市場の下落を受け、インド株にも売り圧力が強まった。ほかに、外国人投資家(FII)の売り越しが指数の足かせに。FIIはこの日まで2日連続の売り越しとなった。【中国本土】上海総合指数 3091.68 -0.62%30日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比19.34ポイント安(-0.62%)の3091.68ポイントと反落した。米長期金利の上昇が重し。米利下げ先送り観測が強まる中、昨夜の米債券市場では米10年債利回りの上昇が続いた(一時、4週ぶりの高水準)。人民元安の進行も警戒される。米金利の上昇を受け、29日の上海外国為替市場では、対米ドルの人民元が昨年11月以来の安値を付けた。30日はやや人民元高に傾いたが、先安感は根強い。中国人民銀行(中央銀行)は朝方、人民元レートの対米ドル基準値を3日連続で元安方向に設定している。ただ、下値は限定的。中国景気の持ち直し期待が支えだ。財政部は29日、今年1-4月の国有企業・国有持株会社の利益総額が前年同期比で3.8%増加したと報告。増加率は1-3月の2.8%から1.0ポイント拡大している。また、国際通貨基金(IMF)は29日、中国の2024年GDP(国内総生産)成長率予想を上方修正した。
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2024/05/31 09:27
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は続落、米長期金利の上昇が指数の足かせ
*10:01JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は続落、米長期金利の上昇が指数の足かせ
【ブラジル】ボベスパ指数 122707.28 -0.87%29日のブラジル株式市場は続落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1072.26ポイント安(-0.87%)の122707.28で引けた。日中の取引レンジは122457.54-123780.47となった。売りが先行した後は狭いレンジでもみ合った。米長期金利の上昇が指数の足かせとなった。また、原油価格の下落も資源セクターの売り手掛かり。このほか、欧米市場の下落が投資家の不安心理を高めた。一方、4月の失業率の低下など経済指標の改善が指数をサポートした。【ロシア】MOEX指数 3318.03 +0.46%29日のロシア株式市場は小幅続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比15.12ポイント高(+0.46%)の3318.03ポイントで引けた。日中の取引レンジは3284.14-3323.08となった。前日の終値近辺でもみ合った後は終盤上げ幅をやや拡大させた。通貨ルーブル安の進行が輸出銘柄に買いが継続。また、企業の増配期待も引き続き好感された。一方、米金利高が指数の上値を抑えた。また、原油価格の下落も指数の足かせとなった。【インド】SENSEX指数 74502.90 -0.89%29日のインドSENSEX指数は弱含み。前日比667.55ポイント安(-0.89%)の74502.90、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同183.45ポイント安(-0.80%)の22704.70で取引を終えた。終始マイナス圏で推移し、終盤下げ幅をやや拡大させた。米金利の上昇が外資の流出懸念を強めた。また、前日の欧州市場の下落を受け、インド株も売りが先行。このほか、外国人投資家(FII)が再び売りに転じたことが指数の足かせとなった。【中国本土】上海総合指数 3111.02 +0.05%29日の上海総合指は、主要指標の上海総合指数が前日比1.45ポイント高(+0.05%)の3111.02ポイントと小反発した。中国景気の持ち直し期待が相場を支える。国際通貨基金(IMF)は29日に発表した最新の世界経済見通し(で、中国の2024年GDP(国内総生産)成長率予想を4月時点の4.6%から5.0%に0.4ポイント上方修正した。中国人民銀行の資金供給もプラス。中央銀行の人民銀は朝方、リバースレポを通じ満期分との差引で2480億人民元(約5兆3820億円)を市中供給している。ただ、上値は限定的。中国と西側諸国の対立や、人民元安の進行が不安材料だ。29日の上海外国為替市場では、対米ドルの人民元が昨年11月以来の安値を付けている。中国からの資金流出も懸念される状況だ。
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2024/05/30 10:01
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は弱含み、利下げが当面実施されないとの観測
*10:56JST 概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は弱含み、利下げが当面実施されないとの観測
【ブラジル】ボベスパ指数 123779.54 -0.58%28日のブラジル株式市場は反落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比0.58%(716.14ポイント)安の123779.54で引けた。日中の取引レンジは123537.03-125392.39となった。買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。米金利の上昇が足かせとなった。また、インフレ予想の上方修正なども引き続き圧迫材料。一方、原油価格の上昇が資源セクターの物色手掛かりとなった。また、通貨レアル高もブラジル株の支援材料となった。【ロシア】MOEX指数 3302.91 +0.11%28日のロシア株式市場は4日ぶりに反発。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比0.11%(3.69ポイント)高の3302.91ポイントで引けた。日中の取引レンジは3277.48-3347.85となった。売りが先行した後は買い戻され、引けまで狭いレンジでもみ合った。原油価格の上昇が資源セクターの支援材料。また、企業の増配期待も好感された。ほかに、連日の下落で値ごろ感が強まり、下値を拾う動きが活発になった。一方、指数の上値は重い。米利下げ期待の後退が足かせとなった。【インド】SENSEX指数 75170.45 -0.29%28日のインドSENSEX指数は弱含み。前日比220.05ポイント安(-0.29%)の75170.45、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同44.30ポイント安(-0.19%)の22888.15で取引を終えた。買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。1-3月期の国内総生産(GDP)などが週後半に発表される予定となり、神経質な値動きが続いている。また、利下げが当面実施されないとの観測も足かせとなった。【中国本土】上海総合指数 3109.57 -0.46%28日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比14.47ポイント安(-0.46%)の3109.57ポイントと反落した。投資家の慎重スタンスが再び強まる。中国と西側諸国の対立が不安視された。カナダの自動車業界でも、同国政府が米国に追随し、中国製EV(電気自動車)の輸入関税を引き上げるとの見方が広がっている。欧州連合(EU)の欧州委員会も現在、中国製EVに関する反補助金調査を実施中だ。また、25日閉幕した主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議では、「中国製品の過剰供給が貿易相手国の経済を損ねている」と中国を批判する共同声明が採択されている。対中圧力の高まりにより、中国経済が圧迫されると不安視される状況だ。ただ、下値は限定されている。産業支援策などの期待感で、指数はプラス圏で推移する場面もみられた。
<AK>
2024/05/29 10:56
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は3日続落、高金利の継続観測が嫌気
*09:44JST 概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は3日続落、高金利の継続観測が嫌気
【ブラジル】ボベスパ指数 124305.57 -0.34%27日のブラジル株式市場は7日ぶりに反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比190.11ポイント高(+0.15%)の124495.68で引けた。日中の取引レンジは124081.39-124534.59となった。小幅安で寄り付いた後は前日の終値近辺でもみ合った。連日の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢。また、欧州やアジア市場が堅調な値動きを示していたこともサポート材料となった。一方、指数の上値は重い。米市場が「メモリアルデー」の祝日で休場となったため、ブラジル市場にも積極的な売買は手控えられた。また、インフレ予想の上方修正なども指数の足かせとなった。【ロシア】MOEX指数 3299.22 -2.86%27日のロシア株式市場は3日続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比97.28ポイント安(-2.86%)の3299.22ポイントで引けた。日中の取引レンジは3298.21-3392.99となった。売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。高金利の継続観測が嫌気され、売りが継続。また、通貨ルーブル高の進行も輸出大手の圧迫材料となった。一方、欧州やアジア市場が上昇したが、相場を支えるには力不足だった。【インド】SENSEX指数 75390.50 -0.03%27日のインドSENSEX指数は弱含み。前日比19.89ポイント安(-0.03%)の75390.50、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同24.65ポイント安(-0.11%)の22932.45で取引を終えた。中盤はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。外国人投資家(FII)の売り継続が足かせ。FIIはこの日まで2日連続の売り越しとなった。また、1-3月期の国内総生産(GDP)などが週後半に発表される予定となり、慎重ムードも強まった。【中国本土】上海総合指数 3124.04 +1.14%週明け27日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比35.17ポイント高(+1.14%)の3124.04ポイントと3日にぶりに反発した。自律反発狙いの買いが相場を支える流れ。上海総合指数はこのところ急ピッチに下落し、約1カ月ぶりの安値水準に落ち込んでいた。中国経済指標の改善もプラス。寄り付き後に公表された4月の工業企業利益は前年同月比で4.0%増となり、3月の3.5%減から上向いた。ただ、上値は限定的。西側諸国と中国の関係悪化が懸念され、指数は安く推移する場面もみられた。主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議は25日に閉幕し、「中国製品の過剰供給が貿易相手国の経済を損ねている」と中国を批判する共同声明を採択している。
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2024/05/28 09:44
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は5日続落、米株安を警戒
*10:44JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は5日続落、米株安を警戒
【ブラジル】ボベスパ指数 124305.57 -0.34%24日のブラジル株式市場は6日続落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比423.83ポイント安(-0.34%)の124305.57で引けた。日中の取引レンジは124259.33-125257.27となった。プラス圏でもみ合った後は後半マイナス圏に転落した。経済指標の悪化が警戒された。5月の消費者信頼感指数は前月の93.2から89.2に低下。また、通貨レアル安の進行もブラジル株の圧迫材料となった。ほかに、米高金利の長期化観測が外資の流出懸念を高めた。一方、指数の下値は限定的。連日の下落で値ごろ感が強まり、一段下値を探る展開は見られなかった。【ロシア】MOEX指数 3396.50 -1.34%24日のロシア株式市場は続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比46.29ポイント安(-1.34%)の3396.50ポイントで引けた。日中の取引レンジは3377.64-3442.36となった。売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。欧州市場やアジア市場の下落が警戒され、ロシア株にも売り圧力が強まった。また、追加の利上げ観測も嫌気された。一方、原油価格が上昇したが、指数を支えるには力不足だった。【インド】SENSEX指数 75410.39 -0.01%24日のインドSENSEX指数は弱含み。前日比7.65ポイント安(-0.01%)の75410.39、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同10.55ポイント安(-0.05%)の22957.10で取引を終えた。売りが先行した後は前日の終値近辺でもみ合った。アジア市場の下落が警戒され、インド株にも売り圧力が強まった。また、米利下げ期待の後退や米金利高の長期化観測なども嫌気された。【中国本土】上海総合指数 3088.87 -0.88%24日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比27.52ポイント安(-0.88%)の3088.87ポイントと続落した。約1カ月ぶりの安値水準に落ち込んでいる。投資家の慎重スタンスが継続する流れ。米長期金利の上昇や、米中対立の激化懸念が投資家心理の引き続き重しとなっている。また、中国で来週27日に4月の工業企業利益、31日に5月の製造業PMI(国家統計局などが集計)などが公表されることも気がかり材料として意識された。ただ、下値は限定的。指数は約3週ぶりの安値水準で推移しているとあって、自律反発狙いの買いも散見される。一時プラス圏で推移した。
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2024/05/27 10:44
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は5日続落、米株安を警戒
*09:49JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は5日続落、米株安を警戒
【ブラジル】ボベスパ指数 125650.03 1.38%23日のブラジル株式市場は5日続落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比920.63ポイント安(-0.73%)の124729.40で引けた。日中の取引レンジは124430.54-125664.57となった。売りが先行した後は下げ幅を拡大させ、引けまで安値圏でもみ合った。米株安が警戒され、ブラジル株にも売り圧力が強まった。また、原油価格の下落も資源セクターの売り手掛かり。ほかに、米高金利の長期化観測が引き続き指数の足かせとなった。【ロシア】MOEX指数 3442.79 -0.05%23日のロシア株式市場は弱含み。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比1.85ポイント安(-0.05%)の3442.79ポイントで引けた。日中の取引レンジは3407.41-3444.79となった。終始マイナス圏で推移し、終盤下げ幅を縮小させた。原油価格の下落が資源セクターの売り手掛かり。また、米株安も足かせとなった。一方、指数の下値は限定的。インフレ率の落ち着きが利下げ期待を高めた。【インド】SENSEX指数 75418.04 +1.61%23日のインドSENSEX指数は続伸。前日比1196.98ポイント高(+1.61%)の75418.04、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同369.85ポイント高(+1.64%)の22967.65で取引を終えた。買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。外国人投資家(FII)が買い越しに転じたことが支援材料。FIIはこの日、15日ぶりの買い越しとなった。また、2023年度の成長率が予想以上に伸びるとの見方も引き続き支援材料。ほかに、スマートフォン(スマホ)の輸出が好調に進んでいるとの報告もIT関連の物色手掛かりとなった。【中国本土】上海総合指数 3116.39 +1.33%23日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比42.15ポイント安(-1.33%)の3116.39ポイントと反落した。約3週ぶりの安値水準に落ち込んでいる。投資家の慎重スタンスが強まる流れ。米中の対立激化が警戒された。両国はこのところ、政治や産業支援などを巡り、制裁関税の応酬を続けている。また、米利下げ観測の後退を受け、人民元安が進むとの懸念もくすぶっている。
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2024/05/24 09:49
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は小反発、中国の景気支援スタンスが改めて材料視される流れ
*09:23JST 概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は小反発、中国の景気支援スタンスが改めて材料視される流れ
【ブラジル】ボベスパ指数 125650.03 1.38%22日のブラジル株式市場は4日続落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1761.52ポイント安(-1.38%)の125650.03で引けた。日中の取引レンジは125524.26-127411.55となった。売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。原油価格の下落が資源セクターの売り手掛かり。また、欧米など海外市場の下落もブラジル株の売り圧力を高めた。ほかに、米高金利の長期化観測が外資の流出懸念を高めた。【ロシア】MOEX指数 3444.64 +0.47%22日のロシア株式市場は小反発。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比16.26ポイント高(+0.47%)の3444.64ポイントで引けた。日中の取引レンジは3433.36-3449.43となった。買いが先行した後は狭いレンジでもみ合った。中国の景気支援スタンスが好感されたもようだ。また、連日の下落で値ごろ感も強い。一方、原油価格の下落が指数の上値を抑えた。また、欧米市場の下落などもロシア株の売り圧力を強めた。【インド】SENSEX指数 74221.06 +0.36%22日のインドSENSEX指数は強含み。前日比267.75ポイント高(+0.36%)の74221.06、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同68.75ポイント高(+0.31%)の22597.80で取引を終えた。終始プラス圏で推移し、終盤上げ幅をやや拡大させた。インフレ率の落ち着き観測が好感された。インド準備銀行(中央銀行)はこのほど、政府が定めている4%のインフレ目標は25年度に達成するとの見方を示した。また、2023年度の成長率が7.8%になるとの予測も支援材料。予想通りなら政府が2月に予測した7.6%を上回る。【中国本土】上海総合指数 3158.54 +0.02%22日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比0.57ポイント高(+0.02%)の3158.54ポイントと小反発した。中国の景気支援スタンスが改めて材料視される流れ。超長期特別国債の発行で財政政策を強化するほか、売れ残り住宅の買い上げなど不動産業の支援も拡充する。新規の買い材料に乏しい中、これまでの経済対策が再びクローズアップされた格好だ。もっとも、上値は限定的。欧米と中国の対立激化を警戒し、指数は安く推移する場面もみられた。外電は22日、業界団体からの情報として、「大排気量エンジンを搭載した自動車に対し、中国が輸入関税の引き上げを検討しているもよう」などと報じた。それより先、イエレン米財務長官は21日、欧米は自国の製造業を守るため、中国の過剰な工業生産能力に連携して対応する必要があると述べている。
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2024/05/23 09:23
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数はまちまち、中盤はプラス圏を回復する場面もあった
*09:22JST 概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数はまちまち、中盤はプラス圏を回復する場面もあった
【ブラジル】ボベスパ指数 127411.55 -0.27%21日のブラジル株式市場は3日続落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比399.37ポイント安(-0.27%)の127411.55で引けた。日中の取引レンジは127205.34-128271.87となった。前半はプラス圏で推移したが、後半は売りに押された。原油価格と通貨レアルの同時安が圧迫材料。また、成長予想の下方修正なども引き続き嫌気された。一方、指数の下値は限定的。連日の下落で値ごろ感が強まり、一部銘柄に買い戻しがやや優勢となった。また、米株高なども支援材料となった。【ロシア】MOEX指数 3428.38 -1.14%21日のロシア株式市場は続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比39.71ポイント安(-1.14%)の3428.38ポイントで引けた。日中の取引レンジは3409.92-3460.19となった。売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。最近の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りは継続。また、原油価格の下落も資源セクターの売り手掛かりとなった。このほか、欧州市場の下落を受け、ロシア株への売り圧力が高まった。【インド】SENSEX指数 73953.31 -0.07%21日のインドSENSEX指数はまちまち。前日比52.62ポイント安(-0.07%)の73953.31、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同27.05ポイント高(+0.12%)の22529.05で取引を終えた。中盤はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。外国人投資家(FII)の売り越しが足かせに。FIIはこの日まで13日連続の売り越しとなった。また、需給関係のミスマッチでインフレ率の高止まりが10月まで続くとの予想も嫌気された。このほか、1-3月期のGDP成長率が前期の8.4%から6.7%まで鈍化するとの観測も圧迫材料。23年度の成長率は6.9-7.0%になると予測されている。【中国本土】上海総合指数 3157.97 -0.42%21日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比13.18ポイント安(-0.42%)の3157.97ポイントと4日ぶりに反落した。利食い売りにおされる流れ。上海総合指数は前日まで上昇し、約8カ月半ぶりの高値水準を回復した。当局はこのところ、不動産支援策を相次ぎ投入するなど経済対策を強めていたが、いったん好材料が出尽くしたとの見方もある。また、重要経済指標の発表はほぼ一巡し、新規の手がかりにも乏しい。この先は、来週27日に4月の工業企業利益、31日に5月の製造業PMI(国家統計局などが集計)が予定されているだけとなる。
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2024/05/22 09:22
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は8日ぶりに反落、連日の上昇で足元では高値警戒感が強まる
*09:21JST 概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は8日ぶりに反落、連日の上昇で足元では高値警戒感が強まる
【ブラジル】ボベスパ指数 127750.92 -0.31%20日のブラジル株式市場は続落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比399.79ポイント安(-0.31%)の127750.92で引けた。日中の取引レンジは127487.97-128730.25となった。中盤はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。成長予想の下方修正が嫌気された。2024年の成長予想は前回調査の2.09%から2.05%に下方修正された。24年末時点のインフレ予想は前回の3.76%から3.80%に引き上げられた。また、原油価格の下落も資源セクターの売り手掛かりとなった。一方、米ハイテク株の上昇などが指数をサポートした。【ロシア】MOEX指数 3468.09 -0.97%20日のロシア株式市場は8日ぶりに反落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比33.80ポイント安(-0.97%)の3468.09ポイントで引けた。日中の取引レンジは3468.09-3521.72となった。買いが先行した後は下げ幅を拡大させ、引けまで安値圏でもみ合った。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りが優勢。また、原油価格の下落も資源セクターの売り手掛かりとなった。一方、指数の下値は限定的。欧州市場の上昇などが支援材料となった。【インド】休場【中国本土】上海総合指数 3171.15 +0.54%週明け20日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比17.12ポイント高(+0.54%)の3171.15ポイントと3日続伸した。昨年9月4日以来、約8カ月半ぶりの高値水準を回復している。前週の好地合いを継ぐ流れ。中国政府が景気支援スタンスを強める中、国内景気の持ち直しペースが加速すると期待された。中国は超長期特別国債の発行で財政政策を強化するほか、生産設備の更新と消費財の買い替えを推進。半導体や不動産など、各種産業の支援策も拡充している。
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2024/05/21 09:21
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は小反落、インフレ率の加速が引き続き警戒
*09:13JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は小反落、インフレ率の加速が引き続き警戒
【ブラジル】ボベスパ指数 128150.71 -0.10%17日のブラジル株式市場は小反落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比132.91ポイント安(-0.10%)の128150.71で引けた。日中の取引レンジは127696.11-128463.70となった。おおむねマイナス圏で推移し、終盤下げ幅を縮小させた。インフレ率の加速が引き続き警戒された。また、欧州市場がさえない展開を示したことも足かせとなった。一方、指数の下値は限定的。中国当局が不動産支援を強化していることが好感された。また、レアル高の進行もブラジル株の支援材料となった。【ロシア】MOEX指数 3486.26 +0.45%17日のロシア株式市場は7連騰。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比15.54ポイント高(+0.45%)の3486.26ポイントで引けた。日中の取引レンジは3477.85-3490.77となった。終始プラス圏で推移し、終盤上げ幅をやや拡大させた。原油価格の上昇が資源セクターの物色手掛かり。また、米利下げへの期待が再び高まっていることも外資の流出懸念を後退させた。ほかに、中国の景気支援スタンスなどが対中輸出の拡大期待を高めた。一方、指数の上値は重い。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、やや伸び悩む展開となった。【インド】SENSEX指数 73917.03 +0.34%17日のインドSENSEX指数は強含み。前日比253.31ポイント高(+0.34%)の73917.03、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同62.25ポイント高(+0.28%)の22466.10で取引を終えた。前日の終値近辺でもみ合った後は上げ幅を拡大させ、引けまで狭いレンジでもみ合った。輸出の拡大期待が支援材料。2024年度の輸出額が5000億-5100億米ドルに拡大すると予測されている。また、インドの経済規模が24年度に4兆米ドルにタッチするとの見方も好感された。ほかに、景気対策への期待などが引き続きサポート材料となった。【中国本土】上海総合指数 3154.03 +1.01%17日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比31.63ポイント高(+1.01%)の3154.03ポイントと続伸した。中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。中国は財政政策を強化しているほか、不動産支援策を相次ぎ打ち出している。不動産市場のテコ入れに向け、中国人民銀行(中央銀行)と国家金融監督管理総局は17日、住宅ローン規制の緩和、住宅公共積立金(公積金)の金利引き下げを通知した。また、何立峰・副首相は17日の会議で、売れ残った住宅を地方政府に買い取らせる方針を示している。一方、取引時間中に公表された中国経済指標はまだら模様。今年4月の鉱工業生産は予想を上回ったものの、4月の小売や1-4月の固定資産投資が予想にとどかなかった。1-4月の不動産開発投資は減少率が拡大している。中国景気の鈍化が懸念される中、指数は安く推移する場面もあったが、後場途中から再びプラスに転じ、引けにかけて上げ幅を広げた。
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2024/05/20 09:13
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は小反発、不動産支援の動きが好感される
*09:24JST 概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は小反発、不動産支援の動きが好感される
【ブラジル】ボベスパ指数 128283.62 +0.20%16日のブラジル株式市場は強含み。主要株価指数のボベスパ指数は前日比256.03ポイント高(+0.20%)の128283.62で引けた。日中の取引レンジは127922.45-128965.46となった。買いが先行した後は上げ幅を縮小させ、引けまで狭いレンジでもみ合った。原油価格の上昇が資源セクターの物色手掛かり。また、内需関連の上昇も指数をサポートした。一方、米長期金利の上昇が指数の上値を抑えた。また、インフレ率の加速なども警戒された。5月のFGVインフレ率(IGP-10)は前月のマイナス0.33%からプラス1.08%に加速し、予想のプラス0.95%を上回った。【ロシア】MOEX指数 3486.26 +0.45%16日のロシア株式市場は強含み。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比15.54ポイント高(+0.45%)の3486.26ポイントで引けた。日中の取引レンジは3477.85-3490.77となった。終始プラス圏で推移し、終盤上げ幅をやや拡大させた。原油価格とルーブルの同時高が好感され、買いは広がった。一方、指数の上値は重い。米長期金利の上昇などが懸念された。また、1-3月期の国内総生産(GDP、速報)が今週18日に発表されるため、見極めるムードも高まった。【インド】SENSEX指数 73663.72 +0.93%16日のインドSENSEX指数は強含み。前日比676.69ポイント高(+0.93%)の73663.72、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同203.30ポイント高(+0.92%)の22403.85で取引を終えた。前日の終値近辺でもみ合った後は終盤プラス圏を回復した。貿易統計の改善が支援材料。4月の輸出・輸入がそろってプラス成長に回復した。また、景気対策への期待が高まっていることも支援材料となった。【中国本土】上海総合指数 3122.40 +0.08%16日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比2.50ポイント高(+0.08%)の3122.40ポイントと4日ぶりに小反発した。不動産支援の動きが好感される。中国政府は数百万戸に上る売れ残り住宅の買い上げを検討しているもよう――などと報じられた。そのほか、浙江省の杭州市臨安区住宅都市農村建設局は15日、「商品住宅を公共賃貸住宅として供給するための買い上げ購入に関する告知」を公布。臨安区の住宅在庫を購入し、公共賃貸住宅に転換することが明らかにされた。人民元高も追い風。米長期金利の下落基調を受け、16日の外国為替市場では対米ドルの人民元相場が高く推移している。ただ、上値は重い。米中対立の警戒感が依然としてくすぶっているほか、17日に4月の経済指標(小売売上高や鉱工業生産など)が集中して公表されることも気がかり材料となっている。指数はマイナス圏で推移する場面もあった。
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2024/05/17 09:24
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は弱含み、過半数の銘柄が下落
*09:51JST 概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は弱含み、過半数の銘柄が下落
【ブラジル】ボベスパ指数 128027.59 -0.38%15日のブラジル株式市場は弱含み。主要株価指数のボベスパ指数は、前営業日比487.90ポイント安(-0.38%)の128027.59で引けた。ボべスパ指数の86の構成銘柄では53が上昇、32が下落、変わらずは1。米長期金利は低下したが、ブラジル石油公社などの主要銘柄の売りが強まり、株価指数を圧迫した。【ロシア】MOEX指数 3470.72 +0.20%15日のロシア株式市場はやや強含み。主要株価指数のMOEXロシア指数は、前日比6.79ポイント高(+0.20%)の3470.72で引けた。日中の取引レンジは、3462.86-3476.49。原油先物の反発、米長期金利低下、中国との経済関係強化などが引き続き材料視されたようだ。【インド】SENSEX指数 72987.03 -0.16%15日のインドSENSEX指数は弱含み。前日比117.58ポイント安(-0.16%)の72987.03、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同17.30ポイント安(-0.08%)の22200.55で取引終了。30社株価指数SENSEXの構成銘柄では、13が上昇、17が下落、変わらずは0。米インフレ緩和の期待はあるものの、利食い売りも観測されており、過半数の銘柄が下落した。【中国本土】上海総合指数 3119.90 -0.82%15日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比25.87ポイント安(-0.82%)の3119.90ポイントと3日続落した。前日までの軟調地合いを継ぐ流れ。米中対立の激化懸念が強まっている。米バイデン政権は14日、通商法第301条に基づき、中国からの輸入品180億ドル(約2兆8150億円)相当に対する関税を大幅に引き上げる方針を発表した。ホワイトハウスのプレスリリースでは、中国側が人為的に低価格の輸出品を世界市場に氾濫させている事態を憂慮し、「米国の労働者と企業を護り、中国の不公正な貿易慣行に対抗する」と狙いを説明している。ただ下値は限定的。財政部は13日、超長期特別国債の発行計画を打ち出し、今月17日から30年債の発行を開始すると発表した。これを受けて、金融緩和の期待感も続いている。
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2024/05/16 09:51
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場はやや強含み、米長期金利が低下したことを好感
*11:16JST 概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場はやや強含み、米長期金利が低下したことを好感
【ブラジル】ボベスパ指数 128515.49 +0.28%14日のブラジル株式市場はやや強含み。主要株価指数のボベスパ指数は、前営業日比360.70ポイント高(+0.28%)の128515.49で引けた。ボべスパ指数の86の構成銘柄では45が上昇、34が下落、変わらずは7。米長期金利の低下を受けて買いが優勢となった。【ロシア】MOEX指数 3463.93 +0.20%14日のロシア株式市場はやや強含み。主要株価指数のMOEXロシア指数は、前日比6.82ポイント高(+0.20%)の3463.93で引けた。日中の取引レンジは、3457.31-3468.28。原油先物は下げたものの、米長期金利が低下したこと、中国との経済関係が強化されることから、これらを好感した買いが入ったようだ。【インド】SENSEX指数 73104.61 +0.45%14日のインドSENSEX指数は強含み。前日比328.48ポイント高(+0.45%)の73104.61、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同113.80ポイント高(+0.51%)の22217.85で取引終了。30社株価指数SENSEXの構成銘柄では、20が上昇、10が下落、変わらずは0。米長期金利低下への期待で過半数の銘柄が上昇した。【中国本土】上海総合指数 3145.77 -0.07%14日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比2.25ポイント安(-0.07%)の3145.77ポイントと小幅ながら続落した。投資家の慎重スタンスが継続する流れ。米国の対中圧力強化や、米金利動向の不透明感が重しとなっている。米国では週内に最新の物価統計が公表される予定。インフレに沈静化がみられなかった場合、米金利高が進み、人民元相場が下落する可能性もある。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。中国の政策に対する期待感で、指数はプラス圏で推移する場面もあった。財政部は13日、超長期特別国債の発行計画を打ち出し、今月17日から30年債の発行を開始すると発表している。これを受けて、金融緩和の観測も浮上。複数メディアが報じたところによれば、市場では国債発行による流動性の縮小を金融緩和でカバーするとの見方。
<NH>
2024/05/15 11:16
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は小反発、。利下げの実施が改めて好感
*09:18JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は小反発、。利下げの実施が改めて好感
【ブラジル】ボベスパ指数 127599.57 +0.46%13日のブラジル株式市場は小反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比555.22ポイント高(+0.44%)の128154.79で引けた。日中の取引レンジは127598.83-128669.39となった。終始プラス圏で推移し、終盤上げ幅をやや縮小させた。利下げの実施が改めて好感されたほか、米金利の低下が支援材料となった。一方、指数の上値は重い。ボベスパ指数が引き続き過去最高値水準で推移しており、過熱感からやや伸び悩む展開となった。また、欧州市場がさえない展開を示したことも足かせとなった。【ロシア】MOEX指数 3449.78 +0.50%13日のロシア株式市場は続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比7.33ポイント高(+0.21%)の3457.11ポイントで引けた。日中の取引レンジは3448.50-3465.62となった。おおむねプラス圏で推移し、終盤上げ幅を再び拡大させた。原油価格の上昇が支援材料となった。一方、指数の上値は重い。弱い経済指標が懸念されたほか、欧州市場の下落が足かせとなった。【インド】SENSEX指数 72776.13 +0.15%13日のインドSENSEX指数は小幅続伸。前日比111.66ポイント高(+0.15%)の72776.13、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同48.85ポイント高(+0.22%)の22104.05で取引を終えた。売りが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。景気対策への期待が高まっていることが支援材料。政府が製造業振興の一環として政府調達のうち、自国産の比率を引き上げる計画だと報告されている。また、米ソフトランディングへの期待が高まっていることも外資の流出懸念を後退させた。【中国本土】上海総合指数 3148.02 -0.21%週明け13日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比6.53ポイント安(-0.21%)の3148.02ポイントと3日ぶりに反落した。投資家の慎重スタンスが強まる流れ。先週末に公表された4月の金融統計では、人民元建て新規融資額とマネーサプライ(通貨供給量)M2の伸びが予想を大幅に下回った。また、物価統計では生産者物価指数(PPI)がマイナス2.5%。企業活動の低迷が危惧される状況だ。米国の対中圧力も不安材料。外電が報じたところによれば、バイデン米政権は早ければ14日にも、電気自動車(EV)や半導体、太陽光発電などの戦略的分野を対象に新たな関税を発表する可能性がある。ただ、下値は限定的。財政出動の期待感が高まっている。外電は13日、「中国は今週17日に超長期特別国債の発行を開始するもよう」などと報じた。指数はプラス圏に浮上する場面もみられている。
<CS>
2024/05/14 09:18
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は小幅ながら続伸、投資家のセンチメントが上向く流れ
*09:23JST 概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は小幅ながら続伸、投資家のセンチメントが上向く流れ
【ブラジル】ボベスパ指数 127599.57 +0.46%10日のブラジル株式市場は小幅続落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比588.77ポイント高(+0.46%)の127599.57で引けた。日中の取引レンジは127,466.58-129,021.93となった。買いが先行した後は売りに押され、引けまで狭いレンジでもみ合った。ボベスパ指数が引き続き過去最高値水準で推移しており、過熱感から利益確定売り圧力が強まった。また、原油価格の下落も足かせとなった。一方、指数の下値は限定的。米ソフトランディングへの期待が指数をサポートした。また、利下げの実施も好感された。【ロシア】MOEX指数 3449.78 +0.50%10日のロシア株式市場は続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比17.24ポイント高(+0.50%)の3449.78ポイントで引けた。日中の取引レンジは3438.50-3452.33となった。高く寄り付いた後は狭いレンジでもみ合った。米利下げ期待が再び高まっていることが外資の流出懸念を後退させた。また、海外株高も買い安心感を与えた。一方、指数の上値は重い。原油価格の下落が指数の足かせとなった。また、弱い経済指標も懸念材料となった。【インド】SENSEX指数 72664.47 +0.36%10日のインドSENSEX指数は強含み。前日比260.30ポイント高(+0.36%)の72664.47、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同97.70ポイント高(+0.44%)の22055.20で取引を終えた。終始プラス圏で推移し、終盤上げ幅をやや縮小させた。米利下げ期待が再燃していることが外資の流出懸念を後退させた。また、2023年度の財政赤字が予想以上に縮小するとの見方が好感された。なお、政府は23年どの財政赤字目標を同年国内総生産(GDP)の5.8%に設定していた。このほか、インド準備銀行(中央銀行)がきのう9日、1051億2000万ルピー(約1966億円)相当の国債を市場から買い戻したとの報告が流動性の改善期待を高めた。【中国本土】上海総合指数 3154.55 +0.01%10日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比0.23ポイント高(+0.01%)の3154.55ポイントと小幅ながら続伸した。投資家のセンチメントが上向く流れ。消費刺激や産業支援など、中国の景気対策に対する期待感が強まった。消費財更新、自動車買い替えの動きが各地に広がっている。雲南省商務庁は9日、「消費財と生産設備の『以旧換新』促進に関する実施計画」を公布。自動車などの買い替えと回収を促進する方針を示した。江西省政府もこのほど、「消費財と生産設備の大規模な『以旧換新』促進に関する実施計画」を公布。自動車や家電などの回収と買い替えを促す。
<CS>
2024/05/13 09:23
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は続落、米利下げ時期の先送り観測が外資の流出懸念を強めた
*09:21JST 概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は続落、米利下げ時期の先送り観測が外資の流出懸念を強めた
【ブラジル】ボベスパ指数 128188.34 -1.00%9日のブラジル株式市場は3日ぶりに反落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1292.55ポイント安(-1.00%)の128188.34で引けた。日中の取引レンジは127375.91-129467.87となった。売りが先行した後は下げ幅を拡大させ、引けまで安値圏でもみ合った。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りが優勢となった。また、政策金利の発表を控え、慎重ムードも強まった。なお、ブラジル中央銀行は9日日本時間未明、市場予想通り政策金利を年10.75%から10.50%に引き下げると決定した。一方、米利下げ期待の再燃が指数を下支えした。【ロシア】休場【インド】SENSEX指数 72404.17 -1.45%9日のインドSENSEX指数は続落。前日比1062.22ポイント安(-1.45%)の72404.17、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同345.00ポイント安(-1.55%)の21957.50で取引を終えた。売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。米利下げ時期の先送り観測が外資の流出懸念を強めた。また、3月の鉱工業生産など翌10日に発表される予定となり、慎重ムードも強まった。ほかに、外国人投資家(FII)の売り継続が指数の足かせに。FIIはこの日まで6日連続の売り越しとなった。【中国本土】上海総合指数 3154.32 +0.83%9日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比25.84ポイント高(+0.83%)の3154.32ポイントと反発した。昨年9月6日以来、約8カ月ぶりの高値水準を回復している。中国の景気支援スタンスが改めて材料視される流れ。中でも、不動産支援の動きが活発化している。浙江省杭州市は9日、「不動産市場コントロール政策の最適化に関する通知」を発表した。住宅購入規制の全面廃止に加え、住宅購入に対する信用支援の強化、高品質な住宅供給の推進、戸籍取得ポイント制の最適化など7つの措置を実施する方針だ。そのほか、地方都市が相次いで、住宅公共積立金(公積金)制度を利用した住宅ローンの融資限度額を引き上げている。中国貿易統計の上振れもプラス。取引時間中に公表された4月の輸出入統計では、米ドル建て輸出が1.5%増(予想は1.3%増)、輸入が8.4%増(予想は4.7%増)に改善している。前月は輸出入がそろってマイナス成長していただけに、中国景気の持ち直しが進むと期待された。
<CS>
2024/05/10 09:21