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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は小反発、インフレ率の鈍化に伴う利下げ期待の高まり
配信日時:2025/08/01 09:38
配信元:FISCO
*09:38JST 概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は小反発、インフレ率の鈍化に伴う利下げ期待の高まり
【ブラジル】ボベスパ指数 132725.69 +0.45%
31日のブラジル株式市場は3日ぶりに反落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比918.69ポイント安(-0.69%)の133071.05で引けた。日中の取引レンジは132,096.29-133,987.26となった。
売りが先行した後はマイナス圏で一進一退の展開を示した。欧米株の下落が警戒され、ブラジル株にも売り圧力が強まった。また、米国がブラジル製品に対して高関税を適用させる方針も引き続き嫌気された。ほかに、原油安などが資源セクターの売り手掛かり。一方、米中関係の悪化が緩和されていることが指数をサポートした。
【ロシア】MOEX指数 2732.12 +0.22%
31日のロシア株式市場は小反発。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比5.88ポイント高(+0.22%)の2732.12となった。日中の取引レンジは2,713.68-2,741.14となった。
前日の終値近辺でもみ合った後は終盤プラス圏を回復した。インフレ率の鈍化に伴う利下げ期待の高まりが支援材料となった。一方、指数の上値は重い。米国がインドにペナルティを追加する方針を示したことを受け、インドへの原油輸出が大幅に減少するとの懸念が高まっている。また、原油価格の下落も指数の足かせとなった。
【インド】SENSEX指数 81185.58 -0.36%
31日のインドSENSEX指数は3日ぶりに小反落。前日比296.28ポイント安(-0.36%)の81185.58、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同86.70ポイント安(-0.35%)の24768.35で取引を終えた。
後半はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。トランプ米政権がインドの輸出品に対し、25%の関税適用を決定したことが嫌気された。米政府は7月30日、関税の決定が8月1日から適用し、インドに対して不特定のペナルティを追加する方針も明確にした。また、通貨ルピー安の進行もインド株の圧迫材料。ルピーの対米ドルレートは約5カ月ぶりの安値を更新している。
【中国】上海総合指数 3573.21 -1.18%
31日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比42.51ポイント安(-1.18%)の3573.21ポイントと4日ぶりに反落している。
中国景況感の悪化が重しとなる流れ。寄り付き直後に公表された7月の製造業PMIは49.3と市場予想(49.7)に届かず、景況判断の境目となる50を4カ月連続で下回った。非製造業PMIは予想(50.2)をやや下回る50.1で着地している。一方、前日に開催された中国共産党の中央政治局会議に関しては、2025年下半期の基本的な政策スタンスとして、「より積極的な」財政政策と「適度に緩和的な」金融政策を実施する方針が示されたが、従来方針を改めて確認したにとどまり、市場ではポジティブサプライズがなかったとの見方が支配的となっている。
<CS>
31日のブラジル株式市場は3日ぶりに反落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比918.69ポイント安(-0.69%)の133071.05で引けた。日中の取引レンジは132,096.29-133,987.26となった。
売りが先行した後はマイナス圏で一進一退の展開を示した。欧米株の下落が警戒され、ブラジル株にも売り圧力が強まった。また、米国がブラジル製品に対して高関税を適用させる方針も引き続き嫌気された。ほかに、原油安などが資源セクターの売り手掛かり。一方、米中関係の悪化が緩和されていることが指数をサポートした。
【ロシア】MOEX指数 2732.12 +0.22%
31日のロシア株式市場は小反発。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比5.88ポイント高(+0.22%)の2732.12となった。日中の取引レンジは2,713.68-2,741.14となった。
前日の終値近辺でもみ合った後は終盤プラス圏を回復した。インフレ率の鈍化に伴う利下げ期待の高まりが支援材料となった。一方、指数の上値は重い。米国がインドにペナルティを追加する方針を示したことを受け、インドへの原油輸出が大幅に減少するとの懸念が高まっている。また、原油価格の下落も指数の足かせとなった。
【インド】SENSEX指数 81185.58 -0.36%
31日のインドSENSEX指数は3日ぶりに小反落。前日比296.28ポイント安(-0.36%)の81185.58、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同86.70ポイント安(-0.35%)の24768.35で取引を終えた。
後半はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。トランプ米政権がインドの輸出品に対し、25%の関税適用を決定したことが嫌気された。米政府は7月30日、関税の決定が8月1日から適用し、インドに対して不特定のペナルティを追加する方針も明確にした。また、通貨ルピー安の進行もインド株の圧迫材料。ルピーの対米ドルレートは約5カ月ぶりの安値を更新している。
【中国】上海総合指数 3573.21 -1.18%
31日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比42.51ポイント安(-1.18%)の3573.21ポイントと4日ぶりに反落している。
中国景況感の悪化が重しとなる流れ。寄り付き直後に公表された7月の製造業PMIは49.3と市場予想(49.7)に届かず、景況判断の境目となる50を4カ月連続で下回った。非製造業PMIは予想(50.2)をやや下回る50.1で着地している。一方、前日に開催された中国共産党の中央政治局会議に関しては、2025年下半期の基本的な政策スタンスとして、「より積極的な」財政政策と「適度に緩和的な」金融政策を実施する方針が示されたが、従来方針を改めて確認したにとどまり、市場ではポジティブサプライズがなかったとの見方が支配的となっている。
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