注目トピックス 外国株ニュース一覧
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は反落、感染対策として行動制限が強化されている
【ブラジル】ボベスパ指数 105529.50 -0.15%13日のブラジル株式市場は3日ぶりに反落。主要指標のボベスパ指数は前日比156.16ポイント安(-0.15%)の105529.50で取引を終了した。106250.9から104974.3まで下落した。中盤はプラス圏で推移したが、その後は再び売りに押された。米早期の引き締め懸念が再び高まっていることがブラジルなど新興国からの資金流出懸念を強めた。また、米株安などもブラジル株の売り圧力を強めた。一方、堅調な経済指標が指数をサポート。11ガとのIBGEサービス部門売上高は前年比で10.0%増加し、前月の7.5%と予想の6.9%を上回った。【ロシア】MOEX指数 3674.73 -4.05%13日のロシア株式市場は3日ぶりに反落。主要指標のMOEX指数は前日比155.22ポイント安(-4.05%)の3674.73で取引を終了した。3818.97から3664.48まで下落した。売りが先行した後はしばらく狭いレンジでもみ合ったが、後半は下げ幅をじりじりと拡大させた。原油価格の下落がウエートの高い資源銘柄の売り手掛かり。また、ウクライナ問題をめぐる地政学的リスクへの懸念も嫌気された。ほかに、米金融引き締めに対する懸念がロシアなど新興国からの資金流出懸念を強めた。【インド】SENSEX指数 61235.30 +0.14%13日のインドSENSEX指数は4日続伸。前日比85.26ポイント高(+0.14%)の61235.30、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同45.45ポイント高(+0.25%)の18257.80で取引を終えた。買いが先行した後は前日の終値近辺で一進一退の展開を示した。海外株高を受け、インド株も買いが先行。また、12月の第1週の輸出が前年同期比で33%増加したとの報告も、景気回復の加速期待を高めた。このほか、米国の急激な引き締めに対する警戒感が後退していることを受け、インドなど新興国からの資金流出懸念がやや後退している。【中国本土】上海総合指数 3555.26 -1.17%13日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比42.17ポイント安(-1.17%)の3555.26ポイントと反落した。新型コロナウイルスの感染再拡大が不安視される流れ。「ゼロコロナ」政策を進める中国では、感染対策として行動制限が強化されている。北京市に隣接する天津市は12日、重要な政治イベントである「両会」(人民代表大会、政治協商会議)の開催を延期すると発表。天津をはじめ、感染が集中した地区では操業を一時停止する工場が相次ぐ状況だ。北京冬季五輪の開催を来月に控え、コロナ対策の厳戒態勢が続いた場合、実体経済も落ち込むと危ぐされている。また、週明けにかけて重要経済統計の発表が集中することも買い手控え要因として意識された。あす14日は貿易統計、来週17日は小売売上高や鉱工業生産、GDP成長率などが公表される。
<NH>
2022/01/14 10:36
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は強含み、外部環境の改善を期待
【ブラジル】ボベスパ指数 105685.70 +1.84%12日のブラジル株式市場は堅調推移。主要株価指数のボベスパ指数は、前営業日比1906.70ポイント高(+1.84%)の105685.70で引けた。ボべスパ指数の92の構成銘柄では78が上昇、14が下落、変わらずは0で買いが優勢。アメリカのインフレ高進の懸念は多少緩和されており、外部環境の改善を意識した買いが入ったようだ。【ロシア】MOEX指数 3829.95 +1.18%12日のロシア株式市場は、堅調推移。主要株価指数のMOEXロシア指数は、前日比44.66ポイント高(+1.18%)の3829.95で引けた。日中の取引レンジは、3783.92−3841.72。原油価格の上昇が好感されたようだ。【インド】SENSEX指数 61150.04 +0.88%12日のインドSENSEX指数は、強含み。前日比533.15ポイント高(+0.88%)の61150.04、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは、同156.60ポイント高(+0.87%)の18212.35で取引を終えた。30社株価指数SENSEXの構成銘柄では、24が上昇、6が下落、変わらずは0で買いが優勢。マヒンドラ・マヒンドラ(MM)の上げが目立った。外部環境の改善を期待した買いが入ったようだ。【中国本土】上海総合指数 3597.43 +0.84%12日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比29.99ポイント高(+0.84%)の3597.43ポイントと反発した。物価上昇の一服が好感される流れ。朝方公表された2021年12月の中国物価統計では、消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)の上昇率がいずれも予想以上に鈍化した点が明らかにされた。過度なインフレ懸念が薄らぐ中、金融当局が緩和的な政策を継続できるとの見方が広がっている。
<FA>
2022/01/13 09:53
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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は反発、原油価格の上昇も資源セクターの物色手掛かり
【ブラジル】ボベスパ指数 103778.98 +1.80%11日のブラジル株式市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比1833.77ポイント高(+1.80%)の103778.98で取引を終了した。101918.4から103780.4まで上昇した。買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。欧米株高が好感され、ブラジル株にも買い戻しが広がった。また、原油など商品相場の上昇も資源セクターの物色手掛かり。このほか、米国の急激な引き締めに対する警戒感が後退していることがブラジルなど新興国からの資金流出懸念をやや後退させた。【ロシア】MOEX指数 3785.29 +1.25%11日のロシア株式市場は反発。主要指標のMOEX指数は前日比46.61ポイント高(+1.25%)の3785.29で取引を終了した。3751.45から3800.91まで上昇した。買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。欧米市場の上昇を受け、ロシア株にも買いが広がった。また、原油価格の上昇も資源セクターの物色手掛かり。一方、ロシアがウクライナへの侵攻が一段と強化なら、米国がロシアに対して輸出や金融制裁を追加すると発言したことが警戒された。【インド】SENSEX指数 60616.89 +0.37%11日のインドSENSEX指数は3日続伸。前日比221.26ポイント高(+0.37%)の60616.89、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同52.45ポイント高(+0.29%)の18055.75で取引を終えた。売りが先行した後は買い戻され、引けまで一進一退の展開を示した。取引時間内の欧州株高が好感され、インド株にも買いが広がった。また、雇用市場の回復などが指数をサポート。7-9月期の主要9業種の雇用者数は3100万人に拡大し、前年同期比で20万人増加したと報告された。【中国本土】上海総合指数 3567.44 -0.73%11日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比26.08ポイント安(-0.73%)の3567.44ポイントと反落した。新型コロナウイルス感染拡大の影響が改めて不安視される流れ。陝西省西安市(人口約1000万人)に続き、河南省安陽市(人口約550万人)では国内2カ所目となる都市封鎖に踏み切っている。また、北京市に隣接する天津市では、変異ウイルス(オミクロン)の市中感染が週末に確認された。北京冬季五輪の開催まで1カ月を切る中、「ゼロコロナ」政策を続ける政府は行動抑制を強化している。社会活動の停滞で、消費も落ち込むと懸念された。ただ、下値を叩くような売りはみられない。景気腰折れを回避するため、当局は経済対策を強めるとの期待が続いた。指数はプラス圏で推移する場面もみられている。
<CS>
2022/01/12 09:09
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概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は弱含み、成長予想の下方修正などを嫌気
【ブラジル】ボベスパ指数 101945.20 -0.75%10日のブラジル株式市場は弱含み。主要指標のボベスパ指数は前日比774.27ポイント安(-0.75%)の101945.20で取引を終了した。102719.00から101037.8まで下落した。終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅をやや拡大させた。成長予想の下方修正が嫌気された。ブラジル中央銀行がエコノミスト約100人を対象にまとめた最新調査では、2022年の成長予想が前回の0.36%から0.28%に引き下げられた。年末までの政策金利予想について、前回の11.50%から11.75%に引き上げられた。また、欧州市場の下落や国内外での新型コロナウイルス感染の増加なども足かせとなった。【ロシア】MOEX指数 3738.68 -0.88%10日のロシア株式市場は小反落。主要指標のMOEX指数は前日比33.36ポイント安(-0.88%)の3738.68で取引を終了した。3806.84から3726.73まで下落した。買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。欧州など海外株の下落が警戒され、ロシア株にも売りが広がった。また、国内外での新型コロナウイルス感染の増加なども引き続き圧迫材料。このほか、ウクライナ問題をめぐる欧米との対立が解消されていないことなどが圧迫材料となった。【インド】SENSEX指数 60395.63 +1.09%10日のインドSENSEX指数は続伸。前日比650.98ポイント高(+1.09%)の60395.63、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同190.60ポイント高(+1.07%)の18003.30で取引を終えた。買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。景気回復期待が高まっていることが支援材料。政府はこのほど、2021年度のインド国内総生産(GDP)成長率について、9.2%になると予想した。予想通りなら世界最速になる。なお、2020年度の成長率は7.3%だった。また、政府が利上げを当面見送るとの観測も引き続き好感された。【中国本土】上海総合指数 3593.52 +0.39%週明け10日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比13.98ポイント高(+0.39%)の3593.52ポイントと5日ぶりに反発した。中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。国内景気の鈍化懸念がくすぶる中、当局は景気テコ入れに動くとの見方が広がっている。先週は、デベロッパーに対する融資規制が緩和されるとの観測が流れた。資金繰り難の不動産企業は、国有企業などに資産売却をしやすくなる。ただ、上値は重い。新型コロナウイルス感染拡大の影響が懸念されている。北京市に隣接する天津市では、新型コロナ変異ウイルス(オミクロン)の感染者が初めて確認され、9日から約1400万人(東京都の人口に匹敵)の市民を対象にPCR検査が始まった。感染が集中した地区では、ロックダウン(都市封鎖)が導入され、工場などの一時操業停止も余儀なくされている。
<NH>
2022/01/11 10:25
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は3日続落、経済活動の縮小が懸念される流れ
【ブラジル】ボベスパ指数 101561.05 +0.55%6日のブラジル株式市場は4日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前日比555.41ポイント高(+0.55%)の101561.05で取引を終了した。100999.9から102234.7まで上昇した。終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅をやや縮小させた。連日の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢となった。また、弱い経済指標を受け、景気対策への期待も高まった。ほかに、原油高などが資源セクターの物色手掛かり。一方、足元での景気悪化が指数の足かせとなった。11月の鉱工業生産は前年同月比で4.4%減少し、前月のマイナス7.8%を上回ったものの、予想のマイナス4.1%以上に落ち込んだ。【ロシア】MOEX指数 3753.29 -1.62%6日のロシア株式市場は続落。主要指標のMOEX指数は前日比61.76ポイント安(-1.62%)の3753.29で取引を終了した。3784.17から3720.17まで下落した。大幅安で寄り付いた後は狭いレンジでもみ合った。欧米株安が警戒され、ロシア株にも売りが継続した。また、米速やかな引き締め懸念がくすぶっていることも引き続き圧迫材料となった。ほかに、国内の新年休暇で公的機関や銀行など休みとなっており、積極的な売買は手控えられた。【インド】SENSEX指数 59601.84 -1.03%6日のインドSENSEX指数は5日ぶりに反落。前日比621.31ポイント安(-1.03%)の59601.84、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同179.35ポイント安(-1.00%)の17745.90で取引を終えた。終始マイナス圏で推移し、終盤は下げ幅をやや縮小させた。海外株安が警戒され、インド株も売りが優勢となった。また、新型コロナウイルス変異株(オミクロン)の世界的な流行も引き続き圧迫材料となった。このほか、米国の急速な利上げ観測がインドなど新興国からの資金流出懸念を強めた。【中国本土】上海総合指数 3586.08 -0.25%6日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比9.10ポイント安(-0.25%)の3586.08ポイントと3日続落した。経済活動の縮小が懸念される流れ。国内で新型コロナウイルスの感染拡大が散発する中、当局は「ゼロコロナ」政策による行動制限を強化している。また、ゴールドマン・サックスは最新リポートで、中国が2022年末までコロナ対策としての入国規制を継続する可能性があると指摘した。2月の北京冬季五輪、3月の「両会」(全国人民代表大会と全国政治協商会議)、秋の共産党大会など、重要イベントが相次ぐことを理由に挙げている。ただ、下値を叩くような売りはみられない。中国経済対策に対する期待感が根強い状況だ。李克強・首相は経済関連の直近の座談会で、「大規模な法人税減税を実施し、第1四半期の経済成長を促す」と述べている。
<FA>
2022/01/07 09:57
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概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は4日続伸、景気対策への期待
【ブラジル】ボベスパ指数 101005.64 -2.42%5日のブラジル株式市場は3日続落。主要指標のボベスパ指数は前日比2508.00ポイント安(-2.42%)の101005.64で取引を終了した。103513.6から100849.6まで下落した。売りが先行した後はしばらく狭いレンジでもみ合ったが、その後は下げ幅をじりじりと拡大させた。米国の急速な利上げ懸念が嫌気され、ブラジルなど新興国からの資金流出懸念を強めた。また、新型コロナウイルス変異株(オミクロン)の世界的な流行も改めて圧迫材料となった。ほかに、成長予想の下方修正が引き続き圧迫材料となった。【ロシア】MOEX指数 3815.05 -1.51%5日のロシア株式市場は4日ぶりに反落。主要指標のMOEX指数は前日比58.44ポイント安(-1.51%)の3815.05で取引を終了した。3875.25から3805.06まで下落した。売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。海外株安が警戒され、ロシア株にも売りが優勢となった。また、米急速な利上げ懸念などもロシアなど新興国からの資金流出懸念を強めた。ほかに、国内の新年休暇で公的機関や銀行など休みとなっており、株式市場は閑散取引が続いた。【インド】SENSEX指数 60223.15 +0.61%5日のインドSENSEX指数は4日続伸。前日比367.22ポイント高(+0.61%)の60223.15、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同120.00ポイント高(+0.67%)の17925.25で取引を終えた。前半はマイナス圏に転落する場面もあったが、その後は買い戻された。外国人投資家(FII)の買い継続が支援材料。また、景気対策への期待なども引き続き指数をサポートした。【中国本土】上海総合指数 3595.18 -1.02%5日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比37.15ポイント安(-1.02%)の3595.18ポイントと続落した。中国の経済活動縮小が不安視される流れ。北京冬季五輪の開催を来月に控える中、「ゼロコロナ」政策を続ける中国では、感染が集中する一部地区でロックダウンを実施している。工場操業休止による製品出荷の遅れや、サプライチェーンの混乱が危ぐされる状況だ。また、米国で長期金利が上昇基調を強める中、新興国から投資資金が流出するとの懸念もくすぶっている。
<NH>
2022/01/06 10:19
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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は続伸、新年休暇で閑散取引
【ブラジル】ボベスパ指数 103513.64 -0.39%4日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比407.95ポイント安(-0.39%)の103513.64で取引を終了した。104276.3から103096.3まで下落した。買いが先行した後は売りに押され、引けまで狭いレンジでもみ合った。成長予想の下方修正が警戒された。ブラジル中央銀行はこのほど、2021年、22年1-3月期の成長予想をそれぞれ4.51%、0.42%から4.50%、0.36%に下方修正した。2022年のインフレ予想を5.03%とし、目標の5.00%をやや上回った。一方、指数の下値は限定的。海外市場の上昇などが指数を下支えした。【ロシア】MOEX指数 3873.49 +0.54%4日のロシア株式市場は小幅に3営業日続伸。主要指標のMOEX指数は前日比20.99ポイント高(+0.54%)の3873.49で取引を終了した。3846.81から3892.33まで上昇した。前半はマイナス圏に転落する場面もあったが、その後はプラス圏で推移した。新年のご祝儀買いで続伸。また、海外市場の上昇や原油高も買い安心感を与えた。一方、国内の新年休暇で公的機関や銀行など休みとなっており、株式市場は閑散取引となった。【インド】SENSEX指数 59855.93 +1.14%4日のインドSENSEX指数は3日続伸。前日比672.71ポイント高(+1.14%)の59855.93、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同179.55ポイント高(+1.02%)の17805.25で取引を終えた。買いが先行した後はしばらく狭いレンジでもみ合ったが、終盤にかけて上げ幅をじりじりと拡大させた。新年のご祝儀買いムードが継続していたことが指数をサポートした。また、海外株高なども買い安心感を与えた。ほかに、国内外投資家の買い継続が指数の上昇に寄与した。【中国本土】上海総合指数 3632.33 -0.20%新年初商い4日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比7.45ポイント安(-0.20%)の3632.33ポイントと3日ぶりに反落した。新型コロナウイルス感染の影響が不安視される流れ。中国では一部地区でロックダウン(都市封鎖)が実施され、工場閉鎖を余儀なくされる事態も散見される状況だ。コロナ感染は、自動車産業が多く集まる陝西省西安市に続いて、電子、繊維・アパレルなどの産業が集積する浙江省寧波市などにも広がっている。
<NH>
2022/01/05 10:41
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概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は反落、戻り売りの興味が観測される
【ブラジル】ボベスパ指数 103921.60 -0.86%3日のブラジル株式市場は反落。主要株価指数のボベスパ指数は、前営業日比900.80ポイント(-0.86%)の103921.60で引けた。ボべスパ指数の92の構成銘柄では14が上昇、77が下落、変わらずは1で売りが優勢。外部環境は改善しつつあるものの、戻り売りの興味が観測された。【ロシア】MOEX指数 3852.50 +1.72%3日のロシア株式市場は、強含み。主要株価指数のMOEXロシア指数は、前日比65.24ポイント高(+1.72%)の3852.50で引けた。日中の取引レンジは、3823.50−3866.15。原油価格の上昇や、西側諸国との軍事的な対立は回避される公算が大きくなったことが好感されたようだ。【インド】SENSEX指数 59183.22 +1.60%3日のインドSENSEX指数は、強含み。前日比929.40ポイント高(+1.60%)の59183.22、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは、同271.65ポイント高(+1.57%)の17625.70で引けた。30社株価指数SENSEXの構成銘柄では、25が上昇、5が下落、変わらずは0で買いが優勢。年初で外国人投資家などの売りは縮小しているようだ。バジャジ・フィンサーブ(BJFIN)の上昇が目立った。【中国本土】休場
<NH>
2022/01/04 10:06
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概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は弱含み、主要なアジア市場が下落した
【ブラジル】ボベスパ指数 104107.24 -0.72%29日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比756.93ポイント安(-0.72%)の104107.24で取引を終了した。105190.3から103850.8まで下落した。朝方はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は売りに押された。北東部の洪水被災が深刻であることが引き続き警戒された。また、新型コロナウイルス変異株(オミクロン)の感染力が以前のウイルスより強力であることや、欧州での新型コロナ感染が再び増加していることなども圧迫材料。ほかに、新年休みを控え、積極的な買いは手控えられた【ロシア】MOEX指数 3741.07 -0.97%29日のロシア株式市場は3日ぶりに反落。主要指標のMOEX指数は前日比36.49ポイント安(-0.97%)の3741.07で取引を終了した。3770.09から3727.35まで下落した。終始マイナス圏で推移し、後半は下げ幅を一段と拡大させた。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、外国人投資家を中心に利益確定売りが優勢となった。また、新年の大型連休を控え、積極的な買いも手控えられた。一方、原油価格の上昇などが指数をサポートした。【インド】SENSEX指数 57806.49 -0.16%29日のインドSENSEX指数は弱含み。前日比90.99ポイント安(-0.16%)の57806.49、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同19.65ポイント安(-0.11%)の17213.60で取引を終えた。前日の終値近辺でもみ合った後は終盤売りに押された。主要なアジア市場が下落したことがインド株の足かせとなった。また、欧州での新型コロナウイルス感染の増加や国内での緊急事態宣言の延長なども引き続き警戒された。ほかに、外国人投資家(FII)の売り越しが圧迫材料となった。【中国本土】上海総合指数 3597.00 -0.91%29日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比33.11ポイント安(-0.91%)の3597.00ポイントと反落した。新規材料に乏しい中で、中国景気の鈍化懸念が改めて意識される流れ。今月に入りシンクタンクやアナリストらからは、中国経済成長の下方修正が相次いだ。また、今週31日に公表される12月の中国製造業PMI(国家統計局などが集計)に関しては、11月からやや減速すると予測されている。新型コロナウイルス新規感染数の高止まりもマイナス。行動抑制の強化により、経済活動が縮小すると懸念された。
<FA>
2021/12/30 09:51
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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は続伸、原油価格の上昇が好感
【ブラジル】ボベスパ指数 104864.17 -0.65%28日のブラジル株式市場は反落。主要指標のボベスパ指数は前日比690.23ポイント安(-0.65%)の104864.17で取引を終了した。105652.1から104503.3まで下落した。朝方はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は売りに押された。北東部の洪水被災が深刻であることが警戒された。報道によると、今回の洪水で27日までに20人の死亡が確認され、約47万人が被災したという。また、欧州での新型コロナウイルス感染の増加なども引き続き警戒された。一方、原油価格の上昇や海外株高などが指数を下支えした。【ロシア】MOEX指数 3777.56 +0.99%28日のロシア株式市場は続伸。主要指標のMOEX指数は前日比36.93ポイント高(+0.99%)の3777.56で取引を終了した。3751.00から3790.44まで上昇した。終始プラス圏で推移し、後半は上げ幅を拡大させた。原油価格の上昇が資源セクターの支援材料。また、欧州市場の上昇も買い安心感を与えた。一方、12月のマークイット製造業購買担当者景気指数(PMI)などが翌日29日から発表される予定となり、慎重ムードが強い。【インド】SENSEX指数 57897.48 +0.83%28日のインドSENSEX指数は続伸。前日比477.24ポイント高(+0.83%)の57897.48、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同147.00ポイント高(+0.86%)の17233.25で取引を終えた。終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅をやや拡大させた。インフレ率の落ち着き観測が好感された。専門家によると、インフレ率の落ち着きが明らかになっているという。向こう数カ月は一段と鈍化すると予測されている。また、堅調な貿易統計も支援材料。12月最初3カ月の輸出額は前年同期比で36.2%増加したと報告された。ほかに、第5世代移動通信システム(5G)が2022年は13都市で展開するとの政府方針がIT関連の物色手掛かりとなった。【中国本土】上海総合指数 3630.11 +0.39%28日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比14.14ポイント高(+0.39%)の3630.11ポイントと3日ぶりに反発した。中国人民銀行(中央銀行)の資金供給スタンスが好感される流れ。人民銀は28日、リバースレポ取引を通じ、満期到来分との差引で資金1900億人民元を市場供給した。供給規模は10月下旬以来の大きさとなり、中国の短期金利も急低下した。また、人民銀は27日夜、マクロ経済を安定させるため金融政策を積極導入するとの声明を発表している。中国の新型コロナウイルス感染拡大に歯止めがかからず、経済活動の縮小を警戒した売りが散見されたものの、指数は終盤に入り上げ幅をやや拡大した。
<FA>
2021/12/29 10:09
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は3日ぶり反発、海外株高などを好感
【ブラジル】ボベスパ指数 105554.40 +0.63%27日のブラジル株式市場は3日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前日比663.08ポイント高(+0.63%)の105554.40で取引を終了した。104798.4から105694.5まで上昇した。朝方はマイナス圏に転落する場面もあったが、その後は買い戻されて引けまで高値圏でもみ合った。欧米市場の上昇が好感され、ブラジル株にも買いが広がった。また、原油価格の上昇も資源セクターの支援材料。このほか、堅調な週次貿易データが好感された。12月26日まで1週間の貿易黒字は11億8800万米ドル(約1365億円)となり、前週の3億6600万米ドルを大幅に上回った。一方、ボルソナロ政権のばらまき政策に対抗する勢力が強まっていることが政治不安を高めた。【ロシア】MOEX指数 3740.63 +1.02%27日のロシア株式市場は3日ぶりに反発。主要指標のMOEX指数は前日比37.91ポイント高(+1.02%)の3740.63で取引を終了した。3709.19から3742.12まで上昇した。終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅を一段と拡大させた。欧米市場の上昇が買い安心感を与えた。また、原油価格の上昇も資源セクターの物色手掛かり。一方、12月のマークイット製造業購買担当者景気指数(PMI)などが週後半から発表される予定となり、慎重ムードが強い。【インド】SENSEX指数 57124.31 -0.33%24日のインドSENSEX指数は4日ぶりに反落。前日比190.97ポイント安(-0.33%)の57124.31、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同68.85ポイント安(-0.40%)の17003.75で取引を終えた。後半はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。両指数とも3日続伸しており、高値警戒感から利益確定売りが優勢。また、2022年度の輸出増加ペースが鈍化するとの見通しも嫌気された。貿易関係者はこのほど、新型コロナウイルス流行に伴うサプライチェーンの停滞を受け、22年度の輸出増加ペースが鈍化するとの見方を示した。ほかに、外国人投資家(FII)の売り継続が指数の足かせとなった。【中国本土】上海総合指数 3615.97(-0.06%)週明け27日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比2.08ポイント0.06%)安の3615.97ポイントと続落した。前週末のNY市場がクリスマスで休場だったことから、手がかり材料難で方向感を欠く展開。国家統計局が午前に発表した一定規模を超える工業企業の11月の利益総額が前年同月比9.0%増の8059億9000万人民元となり、増加率が前月の24.6%から大幅に減速したことも重しとなった。新型コロナウイルス感染拡大の影響も不安視された。もっとも、下値は限定的。政策期待を支えに、指数はプラス圏で推移する場面もみられた。
<NH>
2021/12/28 10:31
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は反落、経済活動の縮小が改めて危ぐされている
【ブラジル】休場【ロシア】MOEX指数 3702.72 -0.05%24日のロシア株式市場は小幅続落。主要指標のMOEX指数は前日比1.88ポイント安(-0.05%)の3702.72で取引を終了した。3703.72から3653.63まで下落した。中盤は下値を模索する展開を示したが、その後は前日の終値近辺まで回復した。多くの海外市場がクリスマス休暇で休場となったため、ロシア市場も閑散取引となった。一方、原油価格の上昇などが指数を下支えした。【インド】SENSEX指数 57124.31 -0.33%24日のインドSENSEX指数は4日ぶりに反落。前日比190.97ポイント安(-0.33%)の57124.31、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同68.85ポイント安(-0.40%)の17003.75で取引を終えた。後半はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。両指数とも3日続伸しており、高値警戒感から利益確定売りが優勢。また、2022年度の輸出増加ペースが鈍化するとの見通しも嫌気された。貿易関係者はこのほど、新型コロナウイルス流行に伴うサプライチェーンの停滞を受け、22年度の輸出増加ペースが鈍化するとの見方を示した。ほかに、外国人投資家(FII)の売り継続が指数の足かせとなった。【中国本土】上海総合指数 3618.05 -0.69%24日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比25.29ポイント安(-0.69%)の3618.05ポイントと反落した。新型コロナウイルス感染拡大の影響が不安視される流れ。中国中部の陝西省西安市では23日、コロナ感染が集中したことにより、事実上のロックダウン(都市封鎖)が始まった。西安市では、足もとでも感染拡大が続いている。一部の工場では、生産調整により製品出荷が遅れるとの見通しが示された。経済活動の縮小が改めて危ぐされている。
<FA>
2021/12/27 09:46
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概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は3日続伸、アジア市場が堅調な値動き
【ブラジル】ボベスパ指数 104891.32 -0.33%23日のブラジル株式市場は小幅続落。主要指標のボベスパ指数は前日比352.40ポイント安(-0.33%)の104891.32で取引を終了した。105453.3から104637.1まで下落した。買いが先行した後は売りに押され、引けまで安値圏でもみ合った。クリスマス休暇を前に買い手控える展開となった。また、経済赤字の拡大なども引き続き足かせとなった。一方、指数の下値は限定的。インフレ加速ペースの鈍化などが指数を下支えした。【ロシア】MOEX指数 3704.60 -1.12%23日のロシア株式市場は3日ぶりに反落。主要指標のMOEX指数は前日比42.15ポイント安(-1.12%)の3704.60で取引を終了した。3751.37から3691.04まで上昇した。小幅安で寄り付いた後は下げ幅をじりじりと拡大させた。連日の上昇で高値警戒感が強まり、利益確定売りが広がった。また、欧米市場のクリスマス休暇を控え、積極的な買いも手控えられた。一方、経済のプラス成長回復観測が好感された。プーチン大統領は23日、2021年の成長率について、4.5%まで回復するとの見方を示した。【インド】SENSEX指数 57315.28 +0.68%23日のインドSENSEX指数は3日続伸。前日比384.72ポイント高(+0.68%)の57315.28、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同117.15ポイント高(+0.69%)の17072.60で取引を終えた。買いが先行した後は狭いレンジでもみ合った。前日の欧米市場の上昇に加え、この日のアジア市場が堅調な値動きを示していたことを受け、インド株にも買いが広がった。また、米食品医薬品局(FDA)が製薬会社ファイザー(PFE)の新型コロナウイルス経口薬の緊急使用を承認したことを受け、オミクロン変異株に対する脅威も後退。このほか、インドと英国が来年から自由貿易協定(FTA)交渉に突入する予定となり、対英輸出の拡大期待が高まった。【中国本土】上海総合指数 3643.34 +0.57%23日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比20.72ポイント高(+0.57%)の3643.34ポイントと反発した。中国当局の景気重視スタンスが改めて意識される流れ。世界銀行などが中国経済の下振れリスクを指摘する中、当局は追加利下げなど景気テコ入れ策を強めるとの見方が広がっている。国内で新型コロナウイルス感染が拡大していることなどを嫌気した売りが散見されたものの、指数は中盤から上げ幅を徐々に広げた。
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2021/12/24 10:35
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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は続伸、原油・天然ガス価格の上昇が好感
【ブラジル】ボベスパ指数 105243.72 -0.24%22日のブラジル株式市場は小反落。主要指標のボベスパ指数は前日比256.16ポイント安(-0.24%)の105243.72で取引を終了した。105711.4から104385.9まで下落した。おおむねマイナス圏で推移し、終盤に下げ幅をやや縮小させた。経常赤字が予想以上に拡大したことが警戒された。11月の経常赤字は65億2200万米ドル(約7435億円)となり、前月の44億6400万米ドルと予想の62億米ドル以上に拡大した。一方、指数の下値は限定的。海外株高が支援材料となった。また、通貨レアル高もブラジル株を下支えした。【ロシア】MOEX指数 3746.75 +1.45%22日のロシア株式市場は続伸。主要指標のMOEX指数は前日比53.73ポイント高(+1.45%)の3746.75で取引を終了した。3699.06から3759.67まで上昇した。買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。原油・天然ガス価格の上昇が好感され、ウエートの高い資源銘柄に買いが広がった。また、通貨ルーブル高も銀行セクターの物色手掛かり。ほかに、欧米株高や米食品医薬品局(FDA)が製薬会社ファイザー(PFE)の新型コロナウイルス経口薬の緊急使用を承認したことが、オミクロン変異株への脅威を後退させた。【インド】SENSEX指数 56930.56 +1.09%22日のインドSENSEX指数は続伸。前日比611.55ポイント高(+1.09%)の56930.56、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同184.60ポイント高(+1.10%)の16955.45で取引を終えた。終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅を拡大させた。最近の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが継続した。また、米食品医薬品局(FDA)が製薬会社ファイザー(PFE)の新型コロナウイルス経口薬の緊急使用を承認したことも、オミクロン変異株への脅威を後退させた。このほか、銀行セクターの上昇などが指数をサポートした。【中国本土】上海総合指数 3622.62 -0.07%22日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比2.51ポイント安(+0.07%)の3622.62ポイントと小反落した。新規の買い材料に乏しい中、前日に物色が目立っていた銘柄群などが売りに押される流れ。追加利下げの見通しや、不動産引き締め緩和の期待などは引き続き手がかりになったものの、上昇の勢いを継続させるには材料不足だった。中国経済成長の鈍化も意識される。世界銀行は22日、中国の2021年の国内総生産(GDP)成長率予想を8.0%と予測し、今年9月時点の予測値から0.5ポイント下方修正した。中国経済の先行きについて、下振れリスクが高まっていると指摘している。
<CS>
2021/12/23 10:01
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は小幅高、外部環境の改善がやや意識されていた
【ブラジル】ボベスパ指数 105499.90 +0.46%21日のブラジル株式市場は、小幅高。主要株価指数のボベスパ指数は、前営業日比480.10ポイント高(+0.46%)の105499.90で引けた。ボべスパ指数の92の構成銘柄では452が上昇、46が下落、変わらずは1で売買拮抗。外部環境の改善がやや意識されていたようだ。【ロシア】MOEX指数 3693.02 +0.65%21日のロシア株式市場は、強含み。主要株価指数のMOEXロシア指数は、前日比23.97ポイント高(+0.65%)の3693.02で引けた。日中の取引レンジは、3670.16−3713.68。原油価格の上昇が好感されたようだ。【インド】SENSEX指数 55822.01 -2.09%21日のインドSENSEX指数は、強含み。前日比497.00ポイント高(+0.89%)の56319.01、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは、同156.65ポイント高(+0.94%)の16770.85で取引を終えた。30社株価指数SENSEXの構成銘柄では、23が上昇、7が下落、変わらずは0で買いが優勢。HCLテクノロジー(HCL)の上昇が目立った。一方、パワーグリットコーポレーションオブインディア(PWGR)はさえない動きとなった。【中国本土】上海総合指数 3593.60 -1.07%21日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比31.52ポイント高(+0.88%)の3625.13ポイント(上海A株指数は0.88%高の3799.38ポイント)と3日ぶりに反発した。中国経済対策の期待感が強まる流れ。複数の現地メディアはアナリストの分析を引用し、銀行貸し出し指標の最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」追加引き下げ見通しを伝えた。LPRは20日、1年物が20カ月ぶりに引き下げられている(3.85→3.80%)。市場の一部からは、「金融緩和が物足りない」との声も聞かれていた。景気先行き不安がくすぶる中、指数は安く推移する場面がみられたものの、徐々に上げ幅を広げている。
<FA>
2021/12/22 10:00
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概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は続落、経済活動が停滞すると懸念
【ブラジル】ボベスパ指数 105019.78 -2.03%20日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比2180.78ポイント安(-2.03%)の105019.78で取引を終了した。107171.2から104357.8まで下落した。売りが先行した後は下げ幅を拡大させ、引けまで安値圏でもみ合った。海外市場の下落が警戒され、ブラジル株にも売りが広がった。また、通貨レアル安も圧迫材料。ほかに、新型コロナウイルスの世界的な感染増加などが投資家心理を悪化させた。【ロシア】MOEX指数 3669.05 -1.46%20日のロシア株式市場は続落。主要指標のMOEX指数は前日比54.22ポイント安(-1.46%)の3669.05で取引を終了した。3674.71から3629.61まで下落した。終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅をやや縮小させた。ブレント原油価格の大幅安が資源セクターの売り手掛かり。また、海外市場の下落もロシア株の売り圧力を強めた。ほかに、新型コロナウイルスの世界的な感染増などが投資家心理を悪化させた。【インド】SENSEX指数 55822.01 -2.09%20日のインドSENSEX指数は続落。前日比1189.73ポイント安(-2.09%)の55822.01、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同371.00ポイント安(-2.18%)の16614.20で取引を終えた。終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅をやや縮小させた。前営業日の欧米市場の下落に加え、この日のアジア市場がそろって下落していたことを受け、インド株にも売りが広がった。また、インフレの一段高進懸念が高まっていることも警戒された。専門家らは、卸売物価指数(WPI)の高進が消費者物価指数(CPI)に3-4カ月悪影響を与えると指摘。白物家電など耐久財は今年に入ってから3回目の値上げは実施されている。【中国本土】上海総合指数 3593.60 -1.07%週明け20日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比38.76ポイント安(-1.07%)の3593.60ポイントと続落した。中国の新型コロナウイルス感染拡大が不安視される流れ。国家衛生健康委員会の最新データによれば、20日に報告を受けた19日の新規感染は102人に上り、18日の83人からさらに拡大した。市中感染も散発している。北京冬季五輪の開催を来年2月に控える中、当局は北京市など一部都市で厳しい移動制限を発令。経済活動が停滞すると懸念された。金融緩和の動きを手がかりに指数はプラス圏に浮上する場面がみられたものの、上値は重く、中盤から再びマイナスに転じている。中国人民銀行(中央銀行)は朝方、銀行貸し出しの指標となる最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」の1年物を20カ月ぶりに引き下げた(3.85→3.80%)。
<NH>
2021/12/21 10:25
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は反落、消費者信頼感指数の低下
【ブラジル】ボベスパ指数 107200.56 -1.04%17日のブラジル株式市場は3日ぶりに反落。主要指標のボベスパ指数は前日比1125.77ポイント安(-1.04%)の107200.56で取引を終了した。108324.3から106517.8まで下落した。終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を再び拡大させた。欧米などでの新型コロナウイルス変異株(オミクロン)感染急増が警戒され、リスク回避の売りが広がった。また、欧米市場の下落も投資家心理を悪化させた。ほかに、追加の利上げ懸念が引き続き指数の足かせとなった。【ロシア】MOEX指数 3723.27 -0.72%17日のロシア株式市場は4日ぶりに反落。主要指標のMOEX指数は前日比27.09ポイント安(-0.72%)の3723.27で取引を終了した。3696.50から3739.59まで上昇した。売りが先行した後は狭いレンジで一進一退の展開を示した。海外市場の下落が警戒され、ロシア株にも売りが広がった。また、利上げの実施も圧迫材料。ロシア中央銀行は17日、政策金利を市場予想通り7.50%から8.50%に引き上げると発表した。一方、指数の下値は限定的。景気対策への期待や金融引き締めが当面停止されるとの観測が好感されたもようだ。【インド】SENSEX指数 57011.74 -1.54%17日のインドSENSEX指数は反落。前日比889.40ポイント安(-1.54%)の57011.74、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同263.20ポイント安(-1.53%)の16985.20で取引を終えた。売りが先行した後は狭いレンジで一進一退の展開を示した。消費者信頼感指数の低下が小売セクターの圧迫材料。11月の消費者信頼感指数は新型コロナウイルス流行前の11月(2019年)を16.1%下回ったと報告された。また、外国人投資家(FII)の売り継続も足かせに。FIIはこの日までに20日連続の売り越しとなった。米金融緩和の終了が前倒して実施されることが外資の流出を加速させたもようだ。【中国本土】上海総合指数 3632.36 -1.16%17日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比42.65ポイント安(-1.16%)の3632.36ポイントと反落した。米国の対中圧力が不安視される流れ。バイデン米政権は16日、中国の少数民族ウイグル人への弾圧、または中国軍を支援しているとして、中国の42企業・団体に対する投資や輸出を制限する制裁措置を科すと新たに発表した。米中関係の悪化、サプライチェーンの混乱拡大が懸念されている。中国本土の新型コロナウイルス感染散発も重し。中国経済をけん引する中心地の一つ、浙江省では、多数の上場企業が一時休業を宣言している。
<CS>
2021/12/20 10:02
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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は続伸、景気対策への期待が高まる
【ブラジル】ボベスパ指数 108326.33 +0.83%16日のブラジル株式市場は小幅続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比895.15ポイント高(+0.83%)の108326.33で取引を終了した。107432.6から109034.1まで上昇した。買いが先行した後は狭いレンジで一進一退の展開を示した。欧州市場の上昇が好感され、ブラジル株にも買いが広がった。また、財政刺激策の追加期待なども支援材料。一方、追加の利上げ懸念などが引き続き指数の上値を抑えた。また、米連邦準備制度理事会(FRB)が金融緩和を前倒しして終了させると決定したことも外資の流出懸念を強めた。【ロシア】MOEX指数 3750.36 +0.07%16日のロシア株式市場は3日続伸。主要指標のMOEX指数は前日比3.55%(128.54ポイント)高の3750.36で取引を終了した。3701.35から3755.07まで上昇した。高く寄り付いた後は上げ幅をやや拡大させた。弱い経済指標に伴う景気対策への期待が高まっていることが支援材料。7-9月期の国内総生産(GDP)成長率は4.3%となり、予想の4.4%をやや下回った。また、ロシア中央銀行が17日の金融政策決定会合以降、金融引き締めを当面停止するとの見方も好感された。中銀は17日の金融政策決定会合では1%の利上げに踏み切ると予測されている。このほか、欧州市場の上昇などが買い安心感を与えた。【インド】SENSEX指数 57901.14 +0.20%16日のインドSENSEX指数は5日ぶりに反発。前日比113.11ポイント高(+0.20%)の57901.14、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同27.00ポイント高(+0.16%)の17248.40で取引を終えた。買いが先行した後は前日の終値近辺で一進一退の展開を示した。連日の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢となった。また、欧州市場の上昇やハイテク関連に買いが広がったことも指数をサポートした。【中国本土】上海総合指数 3675.02 +0.75%16日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比27.39ポイント高(+0.75%)の3675.02ポイントと3日ぶりに反発した。経済対策の期待感が支えとなる流れ。15日に開催された国務院(政府)の常務会議では、景気テコ入れに向けて、中小・零細企業に対する金融支援を強化することが決定された。また市場では、来週20日に公表される銀行貸し出しの指標となる最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」に関し、20カ月ぶりに引き下げられるとの観測も浮上している。指数は徐々に上げ幅を広げた。
<NH>
2021/12/17 10:18
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概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は強含み、外部環境の改善を好感
【ブラジル】ボベスパ指数 107431.20 +0.63%15日のブラジル株式市場は強含み。主要株価指数のボベスパ指数は、前営業日比671.30ポイント高(+0.63%)の107431.20で引けた。ボべスパ指数の92の構成銘柄では62が上昇、28が下落、変わらずは2で買いが優勢。外部環境の改善を意識して買いが優勢となった。【ロシア】MOEX指数 3621.82 +0.07%15日のロシア株式市場はもみ合い。主要株価指数のMOEXロシア指数は、前日比2.43ポイント高(+0.07%)の3621.82で引けた。日中の取引レンジは、3608.60−3666.53。原油価格は底堅い動きを見せたが、材料視されなかったようだ。【インド】SENSEX指数 57788.03 -0.57%15日のインドSENSEX指数は、弱含み。前日比329.06ポイント安(-0.57%)の57788.03、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは、同0.60%(103.50ポイント)安の17221.40で推移。30社株価指数SENSEXの構成銘柄では、10が上昇、20が下落、変わらずは0で売りが優勢となった。外部環境の改善が遅れており、バジャジ・ファイナンス(BAF)の下げが目立った。一方、サン・ファーマ・シューティカル(SUNP)はしっかりとなった。【中国本土】上海総合指数 3647.63 -0.38%15日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比13.90ポイント安(-0.38%)の3647.63ポイントと続落した。国内消費伸び悩みが嫌気される流れ。取引時間中に公表された11月の各種経済統計では、小売売上高の伸びが前年同月比3.9%にとどまり、市場予想(4.7%)や前月実績(4.9%)を大幅に下回った。米国の対中圧力も不安視される。外電が15日、消息筋情報として伝えたところによれば、ICファウンドリ中国最大手の中芯国際集成電路製造(SMIC:688981/SH、981/HK)に対し、米バイデン政権がより厳しい制裁措置を検討しているもようだ。半導体製造装置の輸出規制強化などが検討されているという。
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2021/12/16 10:21
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8日のポンド・円、売り・買い要因&支持抵抗ライン
○ポンド・円 (予想レンジ:149.50円-151.00円)【買い要因】・英国の政策金利は2022年前半までに上昇の可能性・原油高・欧州経済の回復期待・米国の低金利政策は長期化の公算【売り要因】・ウイルス変異株の感染増加が経済活動を抑制する可能性・英中央銀行の金融緩和策は当面継続の可能性・米長期金利の上昇・7-9月期の経済成長率は予想を下回る■支持抵抗ライン支持抵抗ライン:ポンド・円 (終値 150.43円)・ボリンジャー+2σ 155.62・先行スパン 1 155.08・先行スパン 2 153.59・55日移動平均 153.37・90日移動平均 152.64・基準線 152.62・200日移動平均 152.53・21日移動平均 152.31・ボリンジャー20日移動平均 152.28・HBOP 152.00・ピボット R2 151.57・転換線 151.52・ピボット R1 151.00・ピボット P 150.56・終値 150.43・5日移動平均 150.09・ピボット S1 149.99・ピボット S2 149.56・LBOP 148.99・ボリンジャー-2σ 148.93*HBOP=High Break Point*LBOP=Low Break Point*日本時間6:00現在のNY終値を使用
<CS>
2021/12/15 09:56
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は続落、慎重ムードが強まった
【ブラジル】ボベスパ指数 107383.32 -0.35%13日のブラジル株式市場は小反落。主要指標のボベスパ指数は前日比375.02ポイント安(-0.35%)の107383.32で取引を終了した。109492.9から107383.3まで下落した。前半はプラス圏で推移したが、終盤はマイナス圏に転落した。欧米市場の下落が警戒され、ブラジル株にも売りが広がった。また、欧州での新型コロナウイルス変異株オミクロンの感染が広がっていることなども警戒材料。ほかに、追加の利上げ懸念が引き続き圧迫材料となった。エコノミストらは、2022年末の政策金利予想について、前回の11.25%から11.50%に引き上げた。一方、景気対策への期待などが指数を下支えした。【ロシア】MOEX指数 3618.31 -3.77%13日のロシア株式市場は大幅続落。主要指標のMOEX指数は前日比141.92ポイント安(-3.77%)の3618.31で取引を終了した。3793.88から3613.88まで下落した。買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。ウクライナ問題をめぐり、欧州連合(EU)が対ロ制裁の追加を検討しているとの報道が警戒された。また、外国人投資家の売りが目立っていることも足かせに。このほか、欧州での新型コロナウイルス変異株オミクロンの感染が増加していることがリスク回避の売りを加速させた。【インド】SENSEX指数 58283.42 -0.86%13日のインドSENSEX指数は続落。前日比503.25ポイント安(-0.86%)の58283.42、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同143.05ポイント安(-0.82%)の17368.25で取引を終えた。買いが先行した後は売りに押され、引けまで下げ幅をじりじりと拡大させた。欧州での新型コロナウイルス変異株オミクロン感染の増加や英国で初のオミクロン株感染者の死亡が確認されたことが警戒された。また、外国人投資家(FII)の売り越しも足かせに。このほか、11月の物価指標や貿易収支などがこの日の取引終了後から相次いで発表されるため、慎重ムードが強まった。【中国本土】上海総合指数 3681.08 +0.40%週明け13日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比14.73ポイント高(+0.40%)の3681.08ポイントと反発した。3カ月ぶりの高値水準を回復している。中国政府の景気重視スタンが好感される流れ。先週閉幕した翌年の経済政策方針を決める重要会議「中央経済工作会議」では、積極的な財政政策と緩和的な金融政策の継続が確認された。また、中国メディアは13日、2022年分の専項債(公益事業向けに資金調達する特別地方債)に関し、当局は前倒し審査・承認の方針を決めたと報じている。
<NH>
2021/12/14 10:15
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は反落、利上げ懸念を嫌気
【ブラジル】ボベスパ指数 107758.34 +1.38%10日のブラジル株式市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比1467.10ポイント高(+1.38%)の107758.34で取引を終了した。106296.3から108274.9まで上昇した。終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅をやや拡大させた。米株高が好感され、ブラジル株への買いも広がった。また、新型コロナウイルス変異株オミクロンによるワクチン接種完了者に対する影響は緩やかとの米疾病管理予防センター(CDC)の発表も支援材料。ほかに、原油価格の上昇が資源セクターの物色手掛かりとなった。【ロシア】MOEX指数 3760.23 -1.39%10日のロシア株式市場は反落。主要指標のMOEX指数は前日比53.06ポイント安(-1.39%)の3760.23で取引を終了した。3814.06から3760.23まで下落した。終始マイナス圏で推移し、終盤下げ幅を再び拡大させた。利上げ懸念が嫌気された。17日に開催される予定の金融政策決定会合では、政策金利がこれまでの7.50%あら8.50%に引き下げられると予測されている。また、欧州市場の下落もロシア株の売り圧力を強めた。一方、原油価格が上昇したが、相場を支えるには力不足だった。【インド】SENSEX指数 58786.67 -0.04%10日のインドSENSEX指数は4日ぶりに反落。前日比20.46ポイント安(-0.04%)の58786.67、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同5.55ポイント安(-0.03%)の17511.30で取引を終えた。終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を縮小させた。成長予想の下方修正が指数の足かせ。格付け会社フィッチ・レーティングスは最新リポートで、2021年度のインドの成長予想をこれまでの8.7%から8.4%に引き下げた。新型コロナウイルスワクチン接種率は人口の3分の1以下にとどまっている上、新型コロナ変異株オミクロンの世界拡散がインド経済に悪影響を与えると指摘した。ただ、インド経済が強い回復を示していると強調した。【中国本土】上海総合指数 3666.35 -0.18%10日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比6.69ポイント安(-0.18%)の3666.35ポインと4日ぶりに反落した。中国景気の鈍化懸念が改めて意識される流れ。前日引け後に発表された11月の金融統計では、人民元建て新規融資とマネーサプライ(通貨供給量)M2がそれぞれ予想を下回った。中国不動産業を巡る懸念も重し。格付け大手のフィッチ・レーティングスは9日、流動性危機に直面する中国恒大集団(3333/HK)と佳兆業集団HD(カイサ・グループ・ホールディングス:1638/HK)の格付けを部分的なデフォルトに認定したと発表した(部分的なデフォルトとは、清算型倒産手続きが開始されていなく、事業停止にも至っていない状態を指すという)。もっとも、大きく売り込む動きはみられない。中国経済対策に対する期待感は持続している。
<NH>
2021/12/13 10:47
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は軟調推移、インフレ見通しなどを巡る情勢は不透明
【ブラジル】ボベスパ指数 106291.20 -1.67%9日のブラジル株式市場は、軟調推移。主要株価指数のボベスパ指数は、前営業日比1804.30ポイント安(-1.67%)の106291.20で引けた。ボべスパ指数の92の構成銘柄では9が上昇、82が下落、変わらずは1で売りが優勢。インフレ見通しなどを巡る情勢は不透明であり。売りが優勢となった。【ロシア】MOEX指数 3813.29 +1.05%9日のロシア株式市場は、堅調推移。主要株価指数のMOEXロシア指数は、前日比39.68ポイント高(+1.05%)の3813.29で引けた。日中の取引レンジは、3780.30−3847.76。原油価格は反落したが、特に影響なかった。【インド】SENSEX指数 58807.13 +0.27%9日のインドSENSEX指数は、小幅高。前日比157.45ポイント高(+0.27%)の58807.13、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは、同47.10ポイント高(+0.27%)の17516.85で取引終了。30社株価指数SENSEXの構成銘柄では、15が上昇、15が下落、変わらずは0で売買拮抗。利益確定を狙った売りが観測されたが、押し目買いの興味も残されている。ITCの買いが目立ったが、HDFC銀行などがさえない動きとなった。【中国本土】上海総合指数 3673.04 +0.98%9日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比35.47ポイント高(+0.98%)の3673.04ポイントと3日続伸した。約3カ月ぶりの高値水準を回復している。中国の金融緩和スタンスが引き続き材料視される流れ。中国人民銀行(中央銀行)が預金準備率を引き下げたことに続き、銀行貸し出しの指標となる最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」も引き下げられるとの観測が流れている(月に一度、原則20日に公表)。人民元高も追い風。中国人民銀行(中央銀行)は朝方、人民元レートの対米ドル基準値を約3年7カ月ぶりの元高・ドル安水準に設定した。上海外国為替市場でも元高が進んでいる。資金流入期待が高まったほか、輸入コスト低減につながるだけに、インフレの抑制が意識された。
<NH>
2021/12/10 10:55
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は続伸、中国経済対策の期待感が持続する流れ
【ブラジル】ボベスパ指数 107557.67 +0.65%8日のブラジル株式市場は5日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比698.80ポイント高(+0.65%)の107557.67で取引を終了した。106867.5から108655.2まで上昇した。前日の終値近辺でもみ合った後は上げ幅をやや拡大させた。米株高が好感され、ブラジル株への買いも継続した。また、新型コロナウイルス変異株オミクロンのワクチンに対する期待が高まっていることも支援材料となった。一方、指数の上値は重い。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まったほか、利上げ懸念が指数の上値を抑えた。なお、ブラジル中央銀行は9日日本時間未明、市場予想通り政策金利であるセリック金利を7.75%から9.25%に引き上げると発表した。【ロシア】MOEX指数 3773.61 -2.57%8日のロシア株式市場は反落。主要指標のMOEX指数は前日比99.59ポイント安(-2.57%)の3773.61で取引を終了した。3915.65から3773.61まで上昇した。買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。銀行セクターの急落が指数の下げを主導した。また、新型コロナウイルス変異株オミクロンの世界拡散に伴う新たなロックダウン(都市封鎖)の導入懸念も圧迫材料。一方、原油価格が上昇したが、相場を支えるには力不足だった。【インド】SENSEX指数 58649.68 +1.76%8日のインドSENSEX指数は続伸。前日比1016.03ポイント高(+1.76%)の58649.68、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同293.05ポイント高(+1.71%)の17469.75で取引を終えた。買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。前日の欧米市場の上昇に加え、この日のアジア市場がおおむね堅調な値動きを示していたことを受け、インド株も買いが広がった。また、成長加速期待も支援材料。S&Pグローバル・レーティングは最新リポートで、2021年度と22年度のインドの成長率について、それぞれ9.5%、7.8%まで回復すると予測した。S&Pは、新型コロナウイルス変異株オミクロンがインド経済に与える悪影響が想定範囲内にあると指摘した。【中国本土】上海総合指数 3637.57 +1.18%8日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比42.48ポイント高(+1.18%)の3637.57ポイントと続伸した。約2カ月半ぶりの高値水準を回復している。中国経済対策の期待感が持続する流れ。中国人民銀行(中央銀行)は6日、市中銀行の預金準備率を15日から0.5%引き下げると発表した。銀行貸し出しの指標となる最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」に関しても、引き下げられるとの見方が広がっている(月に一度、原則20日に公表)。中国不動産大手のデフォルト(債務不履行)問題などが不安視され、上値の重い場面がみられたものの、指数は中盤から上げ幅を拡大した。
<CS>
2021/12/09 09:47
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概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は3日ぶりに反発、中国が金融緩和に踏み切った
【ブラジル】ボベスパ指数 107557.67 +0.65%7日のブラジル株式市場は4日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比698.80ポイント高(+0.65%)の107557.67で取引を終了した。106867.5から108655.2まで上昇した。終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅をやや縮小させた。海外株高が好感され、ブラジル株にも買いが広がった。また、原油など商品市況の上昇も対象セクターの物色手掛かりとなった。一方、指数の上値は重い。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まったほか、追加の利上げ懸念が引き続き指数の足かせとなった。【ロシア】MOEX指数 3873.20 +1.66%7日のロシア株式市場は4日ぶりに反発。主要指標のMOEX指数は前日比63.10ポイント高(+1.66%)の3873.20で取引を終了した。3810.03から3880.84まで上昇した。終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅を再び拡大させた。原油価格の上昇が資源セクターの物色手掛かり。また、海外市場の上昇も買い安心感を与えた。一方、ウクライナ問題をめぐる欧州との対立が激化するとの地政学的リスクが引き続き指数の足かせとなった。【インド】SENSEX指数 57633.65 +1.56%7日のインドSENSEX指数は3日ぶりに反発。前日比886.51ポイント高(+1.56%)の57633.65、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同264.45ポイント高(+1.56%)の17176.70で取引を終えた。高く寄り付いた後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏でもみ合った。海外市場の上昇を受け、インド株も買いが先行。また、新型コロナウイルス変異株オミクロンの重症化に対する懸念が後退していることも支援材料となった。ほかに、中国が金融緩和に踏み切ったことを受け、インドの追加利上げ懸念がやや後退している。【中国本土】上海総合指数 3595.09 +0.16%7日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比5.78ポイント高(+0.16%)の3595.09ポイントと反発した。中国政府の景気テコ入れスタンスが好感される流れ。中国人民銀行(中央銀行)は6日、市中銀行の預金準備率を15日から0.5%引き下げると発表した。また、2022年の経済政策などを議論した6日の共産党中央政治局会議では、不動産規制の緩和修正方針が示されている。中国指標の改善もプラス。取引時間中に公表された今年11月の貿易統計は、輸出と輸入の伸びがそろって予想を上回った。
<FA>
2021/12/08 09:43
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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は3日続落、リスク回避の売りを加速
【ブラジル】ボベスパ指数 106858.87 +1.70%6日のブラジル株式市場は3日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比1789.18ポイント高(+1.70%)の106858.87で取引を終了した。105069.7から107498.2まで上昇した。買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏でもみ合った。米株高が好感され、ブラジル株も買いが広がった。また、懸念されている新型コロナウイルス変異株オミクロンの重症化に対する楽観的な見方も支援材料。ほかに、内需関連への買いが継続したことが指数をサポートした。【ロシア】MOEX指数 3810.10 -2.63%6日のロシア株式市場は3日続落。主要指標のMOEX指数は前日比102.96ポイント安(-2.63%)の3810.10で取引を終了した。3937.54から3800.76まで下落した。買いが先行した後は売りに押され、引けまで安値圏で推移した。新型コロナウイルス変異株オミクロンの世界拡散懸念が解消されていないことがリスク回避の売りを加速させた。また、ウクライナ問題をめぐる欧州との対立が激化するとの地政学的リスクも圧迫材料。一方、原油価格が大幅に反発したが、指数を支えるには力不足だった。【インド】SENSEX指数 56747.14 -1.65%6日のインドSENSEX指数は続落。前日比949.32ポイント安(-1.65%)の56747.14、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同284.45ポイント安(-1.65%)の16912.25で取引を終えた。売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。利上げ懸念が嫌気された。インド準備銀行(中央銀行)は8日開催される金融政策決定会合で20bp(ベーシスポイント)の利上げを実施すると予測されている。また、首都圏デリー市で初の新型コロナウイルス変異株オミクロンの感染が確認されたことも警戒材料。地元メディアによると、5日に7人のオミクロン陽性が確認されたという。【中国本土】上海総合指数 3589.31 -0.50%週明け6日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比18.13ポイント安(-0.50%)の3589.31ポイントと反落した。新型コロナウイルス感染拡大の警戒感が重し。変異ウイルス「オミクロン」感染は急速に広がり、5日時点で40カ国・地域を超えている。感染者に重篤な症状は現時点でみられていないものの、各国が入境規制を強める中、世界経済の回復遅れが懸念された。また、中国国内で「オミクロン」感染は確認されていないが、従来型の感染は散発している。もっとも、下値は限定的。金融緩和期待を支えに、指数はプラス圏で推移する場面もみられている。李克強・首相は3日、「適切な時期に預金準備率を引き下げ、実体経済、特に中小企業への支援を強化する」と述べた。
<CS>
2021/12/07 09:56
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は小幅続伸、内需関連が上げ主導
【ブラジル】ボベスパ指数 105069.69 +0.58%3日のブラジル株式市場は小幅続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比603.45ポイント高(+0.58%)の105069.69で取引を終了した。104090.0から106813.7まで上昇した。おおむねプラス圏で推移し、終盤に上げ幅を拡大させた。内需関連の上昇が指数の上げを主導した。一方、指数の上値は重い。新型コロナウイルス変異株オミクロンの世界拡散が警戒されたもようだ。また、11月の米雇用統計で雇用者数が予想の半分の伸びにとどまったことも足かせとなった。【ロシア】MOEX指数 3913.06 -0.87%3日のロシア株式市場は続落。主要指標のMOEX指数は前日比34.48ポイント安(-0.87%)の3913.06で取引を終了した。3977.16から3905.38まで下落した。買いが先行した後は前日の終値近辺で推移したが、終盤はマイナス圏に転落した。新型コロナウイルス変異株オミクロンの世界拡散が改めて警戒されたもようだ。また、弱い米雇用統計も指数の足かせに。11月の米雇用統計で雇用者数が予想の半分の伸びにとどまった。ほかに、原油相場が弱含みの展開を示したことが資源セクターの売り圧力を強めた。【インド】SENSEX指数 57696.46 -1.31%3日のインドSENSEX指数は3日ぶりに反落。前日比764.83ポイント安(-1.31%)の57696.46、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同204.95ポイント安(-1.18%)の17196.70で取引を終えた。買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。外国人投資家(FII)の売り越しが指数を圧迫。FIIはこの日までに11日連続の売り越しとなった。また、電力株の下落も指数の足かせに。このほか、新型コロナウイルス変異株オミクロンの世界拡散懸念が引き続き警戒された。【中国本土】上海総合指数 3607.43 +0.94%3日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比33.60ポイント高(+0.94%)の3607.43ポイントと反発した。中国景気の先行きを巡る過度な鈍化懸念が薄らぐ流れ。中国の政府顧問は2022年の経済成長目標について、今年の目標「6%以上」を下回る「5.0-5.5%」に設定するよう提言し、これについて市場では想定の範囲内と受け止められた。指数は徐々に上げ幅を広げた。
<NH>
2021/12/06 10:45
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概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は反落、経済活動の縮小が懸念されている
【ブラジル】ボベスパ指数 100774.57 -1.12%2日のブラジル株式市場は3日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前日比3691.67ポイント高(+3.66%)の104466.24で取引を終了した。100784.6から104466.2まで上昇した。買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。弱い経済指標を受け、景気対策への期待が高まっていることが指数をサポート。また、米株高も支援材料となった。一方、景気後退が指数の足かせに。7-9月期の国内総生産(GDP)成長率は4.0%となり、前期の12.4%と予想の4.3%を下回った。前期比ではマイナス0.1%となり、4-6月期のマイナス0.4%に続き、前期比で2期連続でマイナス成長となった。【ロシア】MOEX指数 3947.54 -0.30%2日のロシア株式市場は4日ぶりに反落。主要指標のMOEX指数は前日比11.75ポイント安(-0.30%)の3947.54で取引を終了した。3972.85から3914.43まで下落した。中盤はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。新型コロナウイルス変異株(オミクロン)の世界拡散に対する懸念が高まっていることが指数の足かせとなった。一方、指数の下値は限定的。主な産油国でつくる石油輸出国機構(OPEC)プラスが一日当たりの原油生産量を維持するとの観測が支援材料となった。また、経済指標の改善も引き続き好感された。【インド】SENSEX指数 58461.29 +1.35%2日のインドSENSEX指数は続伸。前日比776.50ポイント高(+1.35%)の58461.29、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同234.75ポイント高(+1.37%)の17401.65で取引を終えた。買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。経済指標の改善が好感された。11月の日経製造業購買担当者景気指数(PMI)は57.6となり、前月の55.9を上回った。今年1月以来の高水準を記録。雇用市場の改善や需要増などが主に寄与したもようだ。また、景気回復ペースの加速観測なども支援材料。SBIグループは最新リポートで、2021年度のインド成長率について、9.5%まで回復すると予測した。【中国本土】上海総合指数 3573.84 -0.09%2日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比3.05ポイント安(-0.09%)の3573.84ポイントと3日ぶりに反落した。新型コロナウイルス感染拡大が不安視される流れ。欧州やアフリカ、中東などで感染が広がっている変異ウイルス「オミクロン」は、米国でも初めて感染者が確認された。渡航制限など各国が水際対策を強化する中、経済活動の縮小が懸念されている。もっとも、下値は限定的。中国経済の先行き楽観や、産業支援策の期待感などが相場を下支えした。大型株などの物色で、上海市場の代表銘柄で構成される「上海50A株指数」は0.3%高とプラス圏で取引を終えている。
<CS>
2021/12/03 09:45
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概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は反発、経済指標の上振れが好感
【ブラジル】ボベスパ指数 100774.57 -1.12%1日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比1140.88ポイント安(-1.12%)の100774.57で取引を終了した。104086.7から100726.9まで下落した。プラス圏で推移した後は売りに押された。国内で新型コロナウイルス変異株オミクロンが確認されたことが警戒され、リスク回避の売りが継続。また、追加の利上げ懸念なども引き続き嫌気された。12月9日に公表される予定となるセリック金利(政策金利)について、現在の7.75%から9.25%に引き上げられると予想されている。【ロシア】MOEX指数 3959.29 +1.77%1日のロシア株式市場は3日続伸。主要指標のMOEX指数は前日比68.70ポイント高(+1.77%)の3959.29で取引を終了した。3900.16から3962.22まで上昇した。買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。経済指標の改善が好感された。11月のマークイット製造業購買担当者景気指数(PMI)は51.7となり、前月の51.6と予想の51.4を上回った。また、アジア市場の上昇なども買い安心感を与えた。一方、新型コロナウイルス変異株(オミクロン)の拡散懸念などが引き続き指数の足かせとなった。【インド】SENSEX指数 57684.79 +1.09%1日のインドSENSEX指数は反発。前日比619.92ポイント高(+1.09%)の57684.79、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同183.70ポイント高(+1.08%)の17166.90で取引を終えた。高く寄り付いた後は狭いレンジでもみ合った。経済指標の上振れが好感された。7-9月期の国内総生産(GDP)成長率は8.4%となり、予想の8.3%を上回った。また、10月の主要8産業の生産高増加率も7.5%となり、前月の4.5%を大幅に上回った。外部環境では、本日のアジア市場がおおむね堅調な値動きを示していたことを受け、インド株も買いが広がった。【中国本土】上海総合指数 3576.89 +0.36%1日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比13.00ポイント高(+0.36%)の3576.89ポイントと続伸した。中国景気の先行き楽観が相場を支える流れ。劉鶴・副首相は11月30日、国内経済が年初以来、回復を続けており、雇用や物価、国際収支などが正常に推移しているとの認識を示した。「来年の中国経済にも、充分な信頼感を抱いている」とも述べている。ただ、上値は限定的。新型コロナウイルス感染拡大が不安視されている。国家衛生健康委員会の最新発表(12月1日付)によると、11月30日に新たに確認された感染者は113人に拡大し、11月3日以来、約1カ月ぶりに100人を突破した。11日29日の39人から3倍弱に増えている。行動規制の強化で、経済活動も縮小すると危ぐされた。
<CS>
2021/12/02 09:26
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は小幅続伸、景気対策への期待が高まっている
【ブラジル】ボベスパ指数 101915.45 -0.87%30日のブラジル株式市場は反落。主要指標のボベスパ指数は前日比898.58ポイント安(-0.87%)の101915.45で取引を終了した。103066.4から100074.6まで下落した。朝方はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。米テーパリング(資産購入規模の縮小)が加速されるとの観測を受け、ブラジルなど新興国からの資金流出懸念が高まった。また、南アフリカで確認された新型コロナウイルス変異株(オミクロン)の拡散懸念などもリスク回避の売りを加速させた。【ロシア】MOEX指数 3890.59 +0.28%30日のロシア株式市場は小幅続伸。主要指標のMOEX指数は前日比11.05ポイント高(+0.28%)の3890.59で取引を終了した。3827.55から3902.72まで上昇した。売りが先行した後は買い戻され、引けまで前日の終値近辺でもみ合った。景気対策への期待が高まっていることが支援材料となった。一方、指数の上値は重い。原油価格の下落が圧迫材料となったほか、新型コロナウイルス変異株(オミクロン)への懸念なども足かせとなった。【インド】SENSEX指数 57064.87 -0.34%30日のインドSENSEX指数は小反落。前日比195.71ポイント安(-0.34%)の57064.87、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同70.75ポイント安(-0.41%)の16983.20で取引を終えた。プラス圏で推移した後は終盤売りに押された。海外株安が警戒され、インド株にも売りが広がった。また、米テーパリング(資産買入の縮小)が加速するとの懸念もインドなど新興国からの資金流出懸念を強めた。ほかに、新型コロナウイルス変異株(オミクロン)への懸念などが引き続き警戒材料となった。【中国本土】上海総合指数 3563.89 +0.03%11月30日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比1.19ポイント高(+0.03%)の3563.89ポイントと小幅ながら4日ぶりに反発した。景況感の改善が支えとなる流れ。朝方公表された11月の中国製造業PMIは50.1となり、景況判断の分かれ目となる50を3カ月ぶりに回復した。ただ、上値は重い。新型コロナ変異ウイルス(オミクロン)の警戒感が強まるなか、指数は安く推移する場面もみられた。英メディアはアジア時間午後、「モデルナのステファン最高経営責任者(CEO)がオミクロンに関し、既存ワクチンの有効性が低下すると予想した」と報道。中国本土でオミクロン感染は確認されていないものの、アフリカ、欧州、香港、オーストラリア、カナダなど世界に拡大しつつある。
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2021/12/01 10:05