注目トピックス 外国株ニュース一覧
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は反発、海外株高が好感
【ブラジル】ボベスパ指数 112764.26 +2.78%12日のブラジル株式市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比3046.32ポイント高(+2.78%)の112764.26取引を終了した。109717.94から112764.26まで上昇した。横ばいで寄り付いた後は上げ幅をじりじりと拡大させた。海外株高が好感され、ブラジル株にも買いが広がった。また、米中景気の先行き不安が緩和されていることも支援材料。国内では、ガソリン税の引き下げに伴うインフレ率の落ち着き観測が大幅な利上げ懸念を後退させた。【ロシア】MICEX指数 2147.33 +0.67%12日のロシア株式市場は反発。主要指標のMOEX指数は前日比14.22ポイント高(+0.67%)の2147.33で取引を終了した。2117.08から2150.90まで上昇した。売りが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。海外株高が好感され、ロシア株にも買いが広がった。一方、指数の上値は重い。原油価格の下落が資源セクターの圧迫材料となったほか、4-6月期の国内総生産(GDP、速報)が翌13日に発表される予定となり、慎重ムードが強まった。なお、4-6月期のGDP成長率はマイナス4.0%となり、前月のプラス3.5%を下回ったが、予想のマイナス4.7%を上回った。【インド】SENSEX指数 59462.78 +0.22%12日のインドSENSEX指数は小幅続伸。前日比130.18ポイント高(+0.22%)の59462.78、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同39.15ポイント高(+0.22%)の17698.15で取引を終えた。売りが先行した後は買い戻され、引けまで狭いレンジでもみ合った。インフレ懸念の緩和が好感された。政府はこのほど、商品相場の下落を受け、インフレ率が一段と鈍化するとの見方を示した。また、インド準備銀行(中央銀行)はこのほど、インフレ率が2023年3月までに5%以下まで鈍化すると予測。このほか、外国人投資家(FII)の買い越しが支援材料となった。FIIはこの日、11日連続の買い越しとなった。【中国本土】上海総合指数 3276.89 -0.15%12日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比4.78ポイント安(-0.15%)の3276.89ポイントと小反落した。中国の新型コロナウイルス感染再拡大が不安視される流れ。新規感染が足もとで急増する中、製造業の拠点が集中する複数地域でロックダウン(都市封鎖)が導入された。指標発表も気がかり。中国では週明け15日、7月の各種統計が公表される予定だ(小売売上高や鉱工業生産、固定資産投資など)。金融統計も15日までに報告される。ただ、下値は限定的。企業業績の好調に加え、中国当局の産業支援スタンスなどが相場を支えた。指数は小高く推移する場面もみられている。
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2022/08/15 09:44
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概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は8日ぶりに反落、連日の上昇で足元では高値警戒感が強まる
【ブラジル】ボベスパ指数 109717.94 -0.47%11日のブラジル株式市場は8日ぶりに反落。主要指標のボベスパ指数は前日比517.82ポイント安(-0.47%)の109717.94取引を終了した。111309.64から109603.66まで上昇した。プラス圏でもみ合った後は終盤マイナス圏に転落した。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りが優勢。また、米国の根強い利上げ観測も外資の流出懸念を高めた。このほか、弱い経済指標が引き続き圧迫材料となった。一方、指数の下値は限定的。原油など資源価格の上昇が同セクターの支援材料となった。【ロシア】MICEX指数 2133.11 -0.85%11日のロシア株式市場は4日ぶり反落。主要指標のMOEX指数は前日比18.39ポイント安(-0.85%)の2133.11で取引を終了した。2174.90から2128.38まで下落した。プラス圏で推移した後は終盤マイナス圏に転落した。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りが優勢。また、欧州市場がさえない展開を示したことも売り圧力を強めた。一方、原油価格の上昇が指数を下支えした。【インド】SENSEX指数 59332.60 +0.88%11日のインドSENSEX指数は上昇。前日比515.31ポイント高(+0.88%)の59332.60、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同124.25ポイント高(+0.71%)の17659.00で取引を終えた。高く寄り付いた後は狭いレンジでもみ合った。前日の欧米市場の上昇に加え、この日のアジア市場が堅調な値動きを示していたことを受け、インド株にも買いが広がった。また、米国の利上げペースが加速するとの観測が後退していることも、外資の流出懸念を緩和させた。ほかに、外国人投資家(FII)の買い継続が指数をサポート。FIIはこの日までに10日連続の買い越しとなった。【中国本土】上海総合指数 3281.67 +1.60%11日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比51.65ポイント高(+1.60%)の3281.67ポイントと反発した。米利上げ加速の懸念が後退し、投資家に買い安心感が広がる流れ。7月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回り、金融当局が利上げペースを拡大するとの警戒感が薄らいだ。中国当局の景気下支えスタンスもプラス。中国人民銀行(中央銀行)は10日、第2四半期(4-6月)の金融政策執行報告を発表し、政策実施の強化と適度な流動性を確保する方針を示した。指数は徐々に上げ幅を広げている。
<FA>
2022/08/12 09:57
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概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は4日続伸、投資家のリスク選好が持続する流れ
【ブラジル】ボベスパ指数 108651.05 +0.23%9日のブラジル株式市場は6日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比248.77ポイント高(+0.23%)の108651.05取引を終了した。107841.98から109331.29まで上昇した。中盤はマイナス圏に転落する場面もあったが、終盤は買い戻された。インフレ率の落ち着きが支援材料。また、9月に開催される予定となる金融政策決定会合では、小幅な利上げにとどまるとの観測も好感された。一方、連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、伸び悩む展開を示した。【ロシア】MICEX指数 2136.80 +2.32%9日のロシア株式市場は続伸。主要指標のMOEX指数は前日比48.40ポイント高(+2.32%)の2136.80で取引を終了した。2071.72から2136.80まで上昇した。売りが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。取引時間内の原油価格が堅調な値動きを示したことが資源セクターの物色手掛かり。また、企業の好業績報告なども対象銘柄の支援材料となった。一方、欧州市場がさえない展開を示したことが指数の足かせとなった。【インド】休場【中国本土】上海総合指数 3247.43 +0.32%9日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比10.50ポイント高(+0.32%)の3247.43ポイントと4日続伸した。投資家のリスク選好が持続する流れ。当局による産業支援策の強化や、中国経済の持ち直し期待が引き続き相場を支えている。ただ、上値は重い。国内の一部地域で新型コロナウイルス感染が再拡大し、行動制限を強化していることは不安材料だ。指標発表も気がかり。中国ではあす10日、今年7月の物価統計が公表される予定だ。
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2022/08/10 10:02
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概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は続伸、FIIは8日連続の買い越し
【ブラジル】ボベスパ指数 108402.27 +1.81%8日のブラジル株式市場は5日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比1930.35ポイント高(+1.81%)の108402.27取引を終了した。106472.87から108489.25まで上昇した。買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏でもみ合った。利上げの停止観測が好感され、買いは継続した。また、通貨レアル高の進行もブラジル株の支援材料。ほかに、政権交代期待の高まりが引き続きサポート材料となった。【ロシア】MICEX指数 2088.40 +1.66%8日のロシア株式市場は6日ぶりに反発。主要指標のMOEX指数は前日比34.11ポイント高(+1.66%)の2088.40で取引を終了した。2086.98から2119.41まで上昇した。終始プラス圏で推移し、終盤上げ幅をやや縮小させた。連日の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢。また、原油価格の上昇なども資源銘柄の物色手掛かりとなった。一方、地政学的リスクが解消されていないことが引き続き指数の足かせとなった。【インド】SENSEX指数 58853.07 +0.80%8日のインドSENSEX指数は続伸。前日比465.14ポイント高(+0.80%)の58853.07、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同127.60ポイント高(+0.73%)の17525.10で取引を終えた。買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。外国人投資家(FII)の買い継続が指数をサポート。FIIはこの日、8日連続の買い越しとなった。また、利上げの実施が不動産販売への影響が限定的だとの見方も同セクターの買い手掛かり。ほかに、11月の「ディワリ」祭りの消費拡大が12月まで続くとの見方が小売関連の支援材料となった。【中国本土】上海総合指数 3236.93 +0.31%週明け8日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比9.91ポイント高(+0.31%)の3236.93ポイントと3日続伸した。中国景気の先行き不安後退で買われる流れ。中国海関総署(税関)が7日公表した7月の貿易統計では、輸出の伸びは人民元建てベースで23.9%となり、減速予想(19.6%)に反し、前月(22.0%)から加速した。中国経済の持ち直しが期待されている。国内の新型コロナウイルス感染再拡大などを嫌気した売りが先行したものの、下値は堅く、指数は程なくプラスに転じた
<NH>
2022/08/09 10:14
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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は5日続落、外資の流出懸念が高まる
【ブラジル】ボベスパ指数 105892.22 +2.04%5日のブラジル株式市場は4日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比2117.54ポイント高(+2.04%)の105892.22取引を終了した。105517.82から107176.06まで上昇した。朝方はマイナス圏でもみ合ったが、その後は買い戻された。通貨レアル高の進行がブラジル株の支援材料。また、政権交代期待の高まりも引き続き好感された。10月のブラジル大統領選挙で左派のルラ元大統領を支持する政党が9政党まで増加したと報じられた。一方、米国の大幅な利上げ懸念の再燃などがブラジルなど新興国市場の足かせとなった。【ロシア】MICEX指数 2054.29 -2.94%5日のロシア株式市場は5日続落。主要指標のMOEX指数は前日比62.29ポイント安(-2.94%)の2054.29で取引を終了した。2124.60から2052.08まで下落した。買いが先行した後は売りに押され、引けまで安値圏でもみ合った。外資の流出懸念が高まっていることが圧迫材料。ロシア中央銀行が予想以上の利下げを実施していることに加え、米国の大幅な利上げ懸念の再燃が背景にある。また、足元での景気悪化懸念も売り圧力を高めた。ほかに、欧米が対ロ制裁を緩めない姿勢を示していることが引き続き嫌気された。【インド】SENSEX指数 58387.93 +0.15%5日のインドSENSEX指数は小反発。前日比89.13ポイント高(+0.15%)の58387.93、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同15.50ポイント高(+0.09%)の17397.50で取引を終えた。買いが先行した後は上げ幅をじりじりと縮小させた。外国人投資家(FII)の買い越しが支援材料。FIIはこの日までに7日連続の買い越しとなった。また、本日のアジア市場がおおむね堅調な値動きを示していたことも買い安心感を与えた。【中国本土】上海総合指数 3227.03 +1.19%5日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比37.99ポイント高(+1.19%)の3227.03ポイントと続伸した。前日の好地合いを継ぐ流れ。台湾を巡る米中緊張の過度な警戒感後退や、中国の産業支援策に対する期待感などが支えになっている。米金融政策に大きな影響を与える米雇用統計の発表を今夜(日本時間)に控え、指数は上値の重い場面がみられたものの、引けにかけて上昇の勢いを増した。
<NH>
2022/08/08 10:02
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概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は3日続伸、政権交代期待の高まりが支援材料
【ブラジル】ボベスパ指数 105892.22 +2.04%4日のブラジル株式市場は3日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比2117.54ポイント高(+2.04%)の105892.22取引を終了した。103776.71から106161.56まで上昇した。買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏でもみ合った。政権交代期待の高まりが支援材料。10月のブラジル大統領選挙で左派のルラ元大統領を支持する政党が9政党まで増加したとの報道が好感された。ルラ元大統領が勝利した場合、ブラジル政府が停滞していたメルコスール(南アメリカ地域における自由貿易市場の創設を目的とする関税同盟)と欧州連合(EU)の自由貿易協定(FTA)について、再開される可能性があると期待されている。人権や環境保護、技術に関する一連の条項が追加するという前提条件で行う予定だ。一方、原油価格の下落や米雇用統計の発表などを控え、買い一服後はやや伸び悩む展開となった。【ロシア】MICEX指数 2116.58 -0.35%4日のロシア株式市場は4日続落。主要指標のMOEX指数は前日比7.34ポイント安(-0.35%)の2116.58で取引を終了した。2137.83から2111.87まで下落した。朝方はプラス圏を回復する場面もあったが、その勢いが続かなかった。原油価格の下落を受け、資源銘柄に売りが集中。また、米国がロシアに対して制裁を追加したことを引き続き嫌気された。このほか、新車販売の急減など弱い経済指標が景気の先行き不安を高めた。一方、連日の下落で値ごろ感が強まり、一段の下値を模索する展開はみられなかった。【インド】SENSEX指数 58298.80 -0.09%4日のインドSENSEX指数は7日ぶりに反落。前日比51.73ポイント安(-0.09%)の58298.80、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同6.15ポイント安(-0.04%)の17382.00で取引を終えた。買いが先行した後は売りに押され、引けまで狭いレンジでもみ合った。両指数とも前日まで6日続伸しており、買われすぎ感から利益確定売りがやや優勢。また、経済指標の悪化も懸念材料となった。7月のS&Pグローバルサービス業購買担当者景気指数(PMI)は55.5となり、4カ月ぶりの低水準を記録した。インフレ高進や需要の伸び鈍化などが主因だと説明された。【中国本土】上海総合指数 3189.04 +0.80%4日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比25.37ポイント高(+0.80%)の3189.04ポイントと3日ぶりに反発した。台湾を巡る米中緊張の警戒感がやや薄らぐ流れ。ペロシ米下院議長の訪台に抗議し、中国人民解放軍は台湾を囲むように6カ所で大規模な実弾演習を7日まで実施する見通しだが、「本格的な軍事衝突に発展する恐れはかなり少ない」との見方が流れている。また、中国本土では新型コロナウイルス新規感染の落ち着きや、当局の産業支援スタンスが改めて材料視された。
<FA>
2022/08/05 10:02
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概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は続落、米中間の緊張が懸念される流れ
【ブラジル】ボベスパ指数 103774.68 +0.40%3日のブラジル株式市場は小幅続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比412.98ポイント高(+0.40%)の103774.68取引を終了した。101693.98から103659.68まで上昇した。前半はマイナス圏に転落する場面もあったが、その後は買い戻された。欧米株高が好感され、ブラジル株にも買いが広がった。また、米景気後退懸念の緩和も買い安心感を与えた。一方、利上げ懸念が指数の上値を抑えた。なお、ブラジル中央銀行はきょう4日日本時間未明、政策金利であるセリック金利を予想通り13.25%から13.75%に引き上げると発表した。【ロシア】MICEX指数 2123.92 -0.63%3日のロシア株式市場は3日続落。主要指標のMOEX指数は前日比13.38ポイント安(-0.63%)の2123.92で取引を終了した。2156.54から2123.92まで下落した。前半はプラス圏でもみ合ったが、その後は売りに押された。台湾問題をめぐる米中関係の悪化懸念が引き続き圧迫材料。また、米国がロシアに対して経済制裁を追加したことも嫌気された。米政府は2日、鉄鋼メーカー大手MMKと同社の会長、プーチン大統領に近い元五輪新体操選手アリーナ・カバエワ氏を制裁リスクに加えると発表。MMKの納税がロシア政府の主要収入源になっていると制裁の理由として挙げた。【インド】SENSEX指数 58350.53 +0.37%3日のインドSENSEX指数は6日続伸。前日比214.17ポイント高(+0.37%)の58350.53、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同42.70ポイント高(+0.25%)の17388.15で取引を終えた。マイナス圏でもみ合った後は終盤プラス圏を回復した。外国人投資家(FII)の買い継続が支援材料。FIIはこの日までに5日連続の買い越しとなった。また、失業率の低下も好感された。7月の失業率は6.8%となり、約6カ月ぶりの低水準を記録した。【中国本土】上海総合指数 3163.67 -0.71%3日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比22.59ポイント安(-0.71%)の3163.67ポイントと続落した。ハンセン指数は約2カ月ぶりの安値水準を切り下げている。米中間の緊張が懸念される流れ。対中強硬派として知られる米政権ナンバー3のペロシ米下院議長は2日夜に訪台し、蔡英文・台湾総統などと3日に会談した。台湾を自国領と見なす中国は猛反発している。中国人民解放軍は2日夜から新たな軍事演習を始めた。台湾を囲み6カ所で訓練する。前日の下げが急だったこともあり、自律反発狙いの買いが先行したものの、上値は重く、指数は引けにかけてマイナスに転じた。
<FA>
2022/08/04 10:02
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概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は5日続伸、経済指標の改善が支援材料
【ブラジル】ボベスパ指数 103361.70 +1.11%2日のブラジル株式市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比1136.62ポイント高(+1.11%)の103361.70取引を終了した。101693.98から103659.68まで上昇した。前日の終値近辺でもみ合った後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏でもみ合った。資源銘柄の上昇が指数の上げを主導。原油など商品価格の上昇が支援材料となったもようだ。また、景気対策への期待なども好感された。一方、米中関係の悪化懸念や国内金利の高止まり観測などが足かせとなった。【ロシア】MICEX指数 2137.30 -1.96%2日のロシア株式市場は続落。主要指標のMOEX指数は前日比42.79ポイント安(-1.96%)の2137.30で取引を終了した。2178.81から2134.30まで下落した。売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。米中関係の悪化懸念など地政学リスクの高まりが警戒され、リスク回避の売りが広がった。また、弱い経済指標も引き続き足かせに。ほかに、通貨ルーブル高の進行が輸出大手の売り圧力を高めた。【インド】SENSEX指数 58136.36 +0.04%2日のインドSENSEX指数は5日続伸。前日比20.86ポイント高(+0.04%)の58136.36、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同0.03%(5.40ポイント)高の17345.45で取引を終えた。マイナス圏で推移した後は終盤プラス圏を回復した。経済指標の改善が支援材料。7月の物品・サービス税(GST)の徴収額は前年同月比で28%増加した。また、同月のS&Pグローバル製造業購買担当者景気指数(PMI)は53.9から56.4に回復。ほかに、外国人投資家(FII)の買い越しが指数をサポートした。FIIはこの日までに4日連続の買い越しとなった。【中国本土】上海総合指数 3186.27 -2.26%2日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比73.69ポイント安(-2.26%)の3186.27ポイントと急反落した。約2カ月ぶりの安値水準に落ち込んでいる。米中関係の緊迫化を警戒し、リスク回避スタンスが強まる流れ。ペロシ米下院議長は今夜にも訪台する見通しで、蔡英文・台湾総統と面会するとの観測も流れている。米憲法によれば、下院議長は大統領継承順位で副大統領に次ぎ2位の要職。台湾を自国領と見なす中国は猛反発している。中国外交部の報道官は、「ペロシ議長が台湾訪問すれば、中国軍は『座視しない』」などと強く警告した。
<FA>
2022/08/03 09:41
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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は反落、弱い経済指標が嫌気
【ブラジル】ボベスパ指数 102596.66 +1.14%1日のブラジル株式市場は4日ぶりに反落。主要指標のボベスパ指数は前日比939.61ポイント安(-0.91%)の102225.08取引を終了した。103317.48から101764.38まで下落した。おおむねマイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を拡大させた。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りが優勢となった。また、米中関係の悪化懸念なども足かせに。ほかに、弱い経済指標が景気の回復遅れ懸念を強めた。7月の貿易黒字は54億4400万米ドル(約7131億円)となり、前月の87億6900万米ドル(改定値)と予想の69億8500万米ドルを下回った。【ロシア】MICEX指数 2180.09 -1.52%1日のロシア株式市場は反落。主要指標のMOEX指数は前日比33.72ポイント安(-1.52%)の2180.09で取引を終了した。2220.73から2178.98まで下落した。朝方はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は売りに押され、引けまで安値圏でもみ合った。弱い経済指標が嫌気された。7月のS&Pグローバル製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.3となり、前月の50.9と予想の51.0を下回った。また、4-6月期と7-9月期の成長率について、マイナス4.3%とマイナス7%になるとの予測も圧迫材料。ロシア中央銀行は最新リポートで、マイナス成長が当面続くとの見方を示し、2023年中盤にプラス回復すると予測した。このほか、原油価格の大幅安が資源セクターの物色手掛かりとなった。【インド】SENSEX指数 58115.50 +0.95%1日のインドSENSEX指数は4日続伸。前日比545.25ポイント高(+0.95%)の58115.50、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同181.80ポイント高(+1.06%)の17340.05で取引を終えた。買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。堅調な経済指標が好感された。7月のS&Pグローバル製造業購買担当者景気指数(PMI)は56.4となり、前月の53.9を上回った。また、6月の主要8業種の生産高増加率(前年同月比)は12.7%となり、前月の19.3%を下回ったものの、引き続き2ケタ成長を維持した。【中国本土】上海総合指数 3259.96 +0.21%週明け1日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比6.72ポイント高(+0.21%)の3259.96ポイントと反発した。中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。国務院(内閣に相当)は7月29日の常務会議で、新エネルギー自動車(NEV)の車両購置税(車両取得税)徴収開始の先送りを承認した。新型コロナウイルス禍などで困難に面している産業の支援に、増値税の減免などを継続することや、グリーンスマート家電の農村部普及策なども決定されている。中国景況感の悪化を嫌気した売りが先行したものの、下値は堅く、徐々に買いの勢いが増した。週末に公表された7月の中国製造業PMI(国家統計局などが集計)は49.0に停滞し、市場予想(50.3)に反し、前月(50.2)から低下。景況判断の境目となる50を再び割り込んでいる。市場の一部には、景気悪化は景気テコ入れ策の強化につながる——との見方も広がった。
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2022/08/02 09:54
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は3日続伸、海外株高が好感
【ブラジル】ボベスパ指数 102596.66 +1.14%29日のブラジル株式市場は3日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比1158.70ポイント高(+1.14%)の102596.66取引を終了した。101044.69から102685.67まで上昇した。横ばいで寄り付いた後は上げ幅をじりじりと拡大させた。海外株高が好感され、ブラジル株にも買いが広がった。また、原油など資源価格の上昇も同セクターの物色手掛かり。ほかに、米利上げペースの鈍化期待などが買い安心感を与えた。【ロシア】MICEX指数 2213.81 +1.13%29日のロシア株式市場は反発。主要指標のMOEX指数は前日比24.65ポイント高(+1.13%)の2213.81で取引を終了した。2181.07から2213.81まで上昇した。売りが先行した後は買い戻され、引けにかけて上げ幅をじりじりと拡大させた。海外株高が好感され、ロシア株にも買いが広がった。また、通貨ルーブル安が一段と進行するとの観測も輸出銘柄の物色手掛かり。国内では、経済状況が春に予想した景気動向を上回っているとの政府の見解が支援材料となった。【インド】SENSEX指数 57570.25 +1.25%29日のインドSENSEX指数は3日続伸。前日比712.46ポイント高(+1.25%)の57570.25、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同228.65ポイント高(+1.35%)の17158.25で取引を終えた。買いが先行した後は狭いレンジでもみ合った。米金利低下が引き続き支援材料。また、製造業などへの外資流入が加速していることも、早期の景気回復期待を高めた。ほかに、インフレ高進や経常赤字の拡大懸念が米利上げ後に少し緩和されるとの見方が好感された。【中国本土】上海総合指数 3253.24 -0.89%29日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比29.34ポイント安(-0.89%)の3253.24ポイントと反落した。様子見ムードが漂う流れ。中国本土では週末31日(日本時間10時ごろ)、7月の製造業PMI(国家統計局などが集計)が公表されるため、内容を見極めたいとするスタンスが強まった。中国の新型コロナウイルス防疫措置の継続も嫌気されている。中国共産党は28日の中央政治局会議で、足元の経済情勢と下半期の政策活動について検討し、「ゼロコロナ」政策の堅持方針を確認した。会議では、成長目標の達成には言及がなく、「5.5%前後」の成長を目指す数値目標の達成を事実上放棄したとする見方も広がっている。
<CS>
2022/08/01 09:25
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は反発、不動産業界を巡る透明感がやや薄らぐ流れ
【ブラジル】ボベスパ指数 102596.66 +1.14%28日のブラジル株式市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比1158.70ポイント高(+1.14%)の102596.66取引を終了した。101044.69から102685.67まで上昇した。前半はマイナス圏に転落する場面もあったが、その後は上げ幅をじりじりと拡大させた。米金利低下が好感され、買いが継続。また、インフレ率の落ち着きも追加の引き締め懸念を緩和させた。7月のFGVインフレIGPMは前年比で10.08%となり、前月の10.70%と予想の10.16%を下回った。一方、航空関連の一角に売りが広がったことが指数の足かせとなった。【ロシア】MICEX指数 2189.16 -0.32%28日のロシア株式市場は5日ぶりに反落。主要指標のMOEX指数は前日比7.06ポイント安(-0.32%)の2189.16で取引を終了した。2213.21から2169.21まで下落した。買いが先行した後は売りに押され、引けまで安値圏で推移した。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まったほか、成長鈍化が嫌気された。6月の国内総生産(GDP)成長率は前月のマイナス4.3%からマイナス4.9%に一段と低下した。一方、指数の下値は限定的。通貨ルーブル安の進行が輸出資源大手のサポート材料となった。【インド】SENSEX指数 56857.79 +1.87%28日のインドSENSEX指数は続伸。前日比1041.47ポイント高(+1.87%)の56857.79、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同287.80ポイント高(+1.73%)の16929.60で取引を終えた。買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。前日の欧米株高を受け、インド株も買いが広がった。また、米利上げペースの鈍化期待も通貨ルピー安の進行懸念を緩和させた。【中国本土】上海総合指数 3282.58 +0.21%28日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比6.82ポイント高(+0.21%)の3282.58ポイントと反発した。不動産業界を巡る透明感がやや薄らぐ流れ。資金不足などにより建設が中断した未完成住宅「爛尾楼(ランウェイロウ)」の工事再開を促すため、中国政府は銀行に1兆人民元(約20兆円)規模の融資を促す方針——などと伝わった。中国ではこのところ、未完成住宅のローン支払いを拒否する事例が相次いでいる。米利上げ加速の不安もやや後退。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は米連邦公開市場委員会(FOMC)後の会見で、「ある時点で利上げペースを抑制することが適切になる」と発言した。
<NH>
2022/07/29 10:31
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概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は3日ぶりに反発、景気の回復観測が好感
【ブラジル】ボベスパ指数 101437.96 +1.67%27日のブラジル株式市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比1666.27ポイント高(+1.67%)の101437.96取引を終了した。99771.55から101471.00まで上昇した。終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅を拡大させた。欧米株高が好感され、ブラジル株にも買いが広がった。また、米利上げペースの鈍化期待もブラジルなど新興国からの資金流出懸念を後退させた。ほかに、原油価格の上昇などが資源セクターの物色手掛かりとなった。【ロシア】MICEX指数 2196.22 +0.17%27日のロシア株式市場は4日続伸。主要指標のMOEX指数は前日比3.80ポイント高(+0.17%)の2196.22で取引を終了した。2184.71から2220.82まで上昇した。売りが先行した後は買い戻され、その後はプラス圏で一進一退の展開を示した。原油価格の上昇が資源セクターの物色手掛かり。また、欧米市場の上昇も買い安心感を与えた。一方、指数の上値は重い。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まったほか、通貨ルーブルが対米ドルで大幅に反落したことがロシア株の足かせとなった。【インド】SENSEX指数 55816.32 +0.99%27日のインドSENSEX指数は3日ぶりに反発。前日比547.83ポイント高(+0.99%)の55816.32、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同157.95ポイント高(+0.96%)の16641.80で取引を終えた。買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。景気の回復観測が好感された。港湾が取り扱う貨物量は4-6月期に11%増加したと報告された。また、景気対策への期待なども引き続き好材料視された。ほかに、欧州市場の上昇などが終盤の買いにつながったもようだ。【中国本土】上海総合指数 3275.76 -0.05%27日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比1.68ポイント安(-0.05%)の3275.76ポイントと小反落した。中国経済の先行きが不安視される流れ。国際通貨基金(IMF)は26日に発表した最新の世界経済見通し(WEO)で、中国の2022年GDP(国内総生産)成長率予想を4.4→3.3%に下方修正した。新型コロナウイルス禍に加え、不動産市場の問題が中国経済の下振れリスクになると指摘している。ただ、下値は限定的。中国当局が産業支援策を相次ぎ打ち出していることが支えだ。工業企業の業績回復も期待される。中国国家統計局が取引時間中に公表した6月の工業企業利益は前年同月比で0.8%増となり、5月の6.5%減からプラス成長に回復した。
<NH>
2022/07/28 10:10
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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は3日続伸、景気の回復期待が高まっている
【ブラジル】ボベスパ指数 99771.69 -0.50%26日のブラジル株式市場は反落。主要指標のボベスパ指数は前日比498.16ポイント安(-0.50%)の99771.69取引を終了した。100753.40から99364.79まで下落した。買いが先行した後は売りに押され、引けまで安値圏で推移した。欧米株安が警戒され、ブラジル株にも売りが広がった。また、世界景気の減速懸念なども圧迫材料。ほかに、原油価格の下落などが資源セクターの売り手掛かりとなった。【ロシア】MICEX指数 2192.42 +2.98%26日のロシア株式市場は3日続伸。主要指標のMOEX指数は前日比63.46ポイント高(+2.98%)の2192.42で取引を終了した。2135.89から2192.42まで上昇した。買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。景気の回復期待が高まっていることが指数をサポート。また、予想以上の利下げも引き続き好感された。ほかに、通貨ルーブル安や欧州での天然ガス価格の上昇などが輸出資源大手の物色手掛かりとなった。【インド】SENSEX指数 55268.49 -0.89%26日のインドSENSEX指数は続落。前日比497.73ポイント安(-0.89%)の55268.49、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同147.15ポイント安(-0.88%)の16483.85で取引を終えた。終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を拡大させた。通貨ルピー安が一段と進行するとの懸念が引き続き圧迫材料。また、鉄鋼大手タタ製鉄(TATA)の減益報告も同セクターの売り圧力を高めた。タタ製鉄はこのほど、4-6月期の純利益が前年同期比で12.8%減少したと報告した。ほかに、米連邦公開市場委員会(FOMC)結果発表を控え、慎重ムードが強まった。【中国本土】上海総合指数 3277.44 +0.83%26日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比27.05ポイント高(+0.83%)の3277.44ポイントと4日ぶりに反発した。中国の産業支援スタンスが好感される流れ。資金繰り難に直面する不動産デベロッパーを支援するため、中国政府が2000億-3000億人民元(約4兆-6兆円)規模のファンド創設を計画しているもよう——などと報じられた。中国人民銀行(中央銀行)などは、旅行業界を救済するためのファンドを設立すると発表している。また、「金融機関も交え不動産団体は、デベロッパー救済に向けた会議を開くもよう」とも伝わった。新型コロナウイルスの新規感染者数が高止まりするなか、中国の薬品管理当局が25日、コロナ感染症の経口治療薬を条件付きで販売承認したこともプラス。社会活動の正常化も速まると期待された。
<FA>
2022/07/27 09:51
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概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は反発、レアル高などを好感
【ブラジル】ボベスパ指数 100269.85 +1.36%25日のブラジル株式市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比1345.03ポイント高(+1.36%)の100269.85取引を終了した。98925.16から100508.09まで上昇した。買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏でもみ合った。通貨レアル高の進行が好感され、ブラジル株に買いが広がった。また、原油価格の上昇も資源セクターの物色手掛かりとなった。一方、内需関連の下落などが指数の足かせとなった。【ロシア】MICEX指数 2128.96 +1.54%25日のロシア株式市場は続伸。主要指標のMOEX指数は前日比32.21ポイント高(+1.54%)の2128.96で取引を終了した。2090.22から2132.75まで上昇した。売りが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。予想以上の利下げが引き続き好感され、ロシア株にも買いが継続。また、通貨ルーブル高の進行も内需関連の物色手掛かりとなった。一方、資源の一角に利益確定売りが広がったことが指数の足かせとなった。【インド】SENSEX指数 55766.22 -0.55%25日のインドSENSEX指数は7営業日ぶり反落。前日比306.01ポイント安(-0.55%)の55766.22、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同88.45ポイント安(-0.53%)の16631.00で取引を終えた。終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を縮小させた。企業利益率の減少報告が嫌気された。4-6月期の上場企業決算では、インフレ高進の悪影響で利益率の縮小が目立っている。また、通貨ルピー安が一段と進行するとの観測もインド株の売り手掛かりとなった。【中国本土】上海総合指数 3250.39 -0.60%週明け25日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比19.59ポイント安(-0.60%)の3250.39ポイントと3日続落した。中国景気の先行き不安がくすぶる流れ。新型コロナウイルスの新規感染数が高止まりする中、行動抑制強化の影響が不安視されている。深セン市当局は24日、市内にある工業団地の防疫措置をこの日から強化すると関連業者に通知した。国家衛生健康委員会が25日発表したところによれば、24日に確認されたコロナの新規市中感染(症状あり)は101人となり、再び100人の大台にのせている。また、欧州や米国の景況感指数悪化もマイナス材料だ。
<NH>
2022/07/26 10:14
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概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は強含み、追加経済対策への期待で買いがやや優勢
【ブラジル】ボベスパ指数 98286.83 +0.04%21日のブラジル株式市場は、強含み。主要株価指数のボベスパ指数は、前営業日比746.34ポイント高(+0.76%)の99033.17で引けた。米長期金利の低下を意識した買いが入ったようだ。ボべスパ指数の90の構成銘柄では49が上昇、34が下落、変わらずは7で買いが優勢となった。【ロシア】MICEX指数 2053.64 -1.04%21日のロシア株式市場は、軟調推移。主要株価指数のMOEXロシア指数は、前日比21.60ポイント安(-1.04%)の2053.64で引けた。日中の取引レンジは、2022.16−2075.99。原油安を嫌気した売りが入ったようだ。【インド】SENSEX指数 55681.95 +0.51%21日のインドSENSEX指数は、強含み。前日比284.42ポイント高(+0.51%)の55681.95、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは、同84.40ポイント高(+0.51%)の16605.25で取引終了。30社株価指数SENSEXの構成銘柄では、25が上昇、5が下落、変わらずは0。多くの銘柄が上昇しており、追加経済対策への期待で買いがやや優勢となっている。インダスインド銀行の上昇が目立った。【中国本土】上海総合指数 3272.00 -0.99%21日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比32.72ポイント安(-0.99%)の3272.00ポイントと4日ぶりに反落した。前日までの続伸を受け、売りが先行する流れ。不動産ローン問題の警戒感、大型経済対策の期待感後退もマイナスだ。資金不足などにより建設工事が中断した未完成住宅「爛尾楼(ランウェイロウ)」を巡り、中国各地で物件購入者による集団ローン不払いが発生している問題に関しては、当局は救済措置を模索しているものの、具体策は依然みえていない。また、李克強・首相は19日、大規模な景気刺激策の実施に慎重姿勢を示し、成長目標の一定の下振れを容認する姿勢を示唆した。
<FA>
2022/07/22 09:44
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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は3日ぶりに反発、通貨ルーブル高が輸出銘柄の圧迫材料
【ブラジル】ボベスパ指数 98286.83 +0.04%20日日のブラジル株式市場は4日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比42.03ポイント高(+0.04%)の98286.83取引を終了した。97277.15から98365.79まで上昇した。軟調な展開が続いた後は終盤プラス圏を回復。米株高が好感され、ブラジル株にも買いがやや優勢となった。一方、指数の上値は重い。連日の上昇で高値警戒感が強まり、利益確定売り圧力が強まった。また、原油価格の下落なども資源セクターの売り手掛かりとなった。【ロシア】MICEX指数 2075.24 +0.19%20日のロシア株式市場は3日ぶりに反発。主要指標のMOEX指数は前日比3.96ポイント高(+0.19%)の2075.24で取引を終了した。2067.37から2098.92まで上昇した。おおむねプラス圏で推移し、終盤に上げ幅を縮小させた。ガスプロム(GAZP)が主導するガスパイプライン「ノルドストリーム1」は、ドイツなど向けのガス供給が開始したとの報道が世界景気の先行き不安をやや緩和させた。一方、MOEX指数の上値は重い。通貨ルーブル高が輸出銘柄の圧迫材料となった。また、欧州連合(EU)がロシアに対して追加の経済制裁を発表したことも引き続き嫌気された。【インド】SENSEX指数 55397.53 +1.15%20日のインドSENSEX指数は4日続伸。前日比629.91ポイント高(+1.15%)の55397.53、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同180.30ポイント高(+1.10%)の16520.85で取引を終えた。高く寄り付いた後は狭いレンジでもみ合った。海外株高など海外環境の改善が好感され、インド株も買いが広がった。また、景気が着実に回復しているとの政府見解も好感された。財務省はこのほど、2022年度のインド成長率について、8-8.5%に回復するとの見方を示した。ほかに、ロシアの国営ガス会社ガスプロム(GAZP)が主導するパイプライン、ノルドストリーム1事業について、欧州への天然ガス輸出が再開されているとの報道が世界景気の先行き不安をやや緩和させた。【中国本土】上海総合指数 3304.72 +0.77%20日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比25.29ポイント高(+0.77%)の3304.72ポイントと3日続伸した。中国経済対策の期待感が引き続き支えとなる流れ。景気腰折れを回避するため、当局は産業支援や消費拡大など各種対策を実施している。なお、寄り付き前に中国人民銀行(中央銀行)が公表した銀行貸し出しの指標となる7月の最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」は、市場コンセンサス予想通り前月から据え置かれた。
<FA>
2022/07/21 09:45
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概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は3日続伸、海外株高が好感
【ブラジル】ボベスパ指数 98244.80 +1.37%19日日のブラジル株式市場は3日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比1328.66ポイント高(+1.37%)の98244.80取引を終了した。96917.30 から98346.17まで上昇した。買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。海外株高が好感され、ブラジル株にも買いが広がった。また、通貨レアル高の進行も支援材料。ほかに、鉄鉱石や鉄鋼関連の上昇が指数を押し上げた。鉄鉱石大手ヴァーレ(VALE3)が生産量予定を引き下げたことが支援材料となったもようだ。【ロシア】MICEX指数 2071.28 -1.20%19日のロシア株式市場は続落。主要指標のMOEX指数は前日比25.14ポイント安(-1.20%)の2071.28で取引を終了した。2089.28から2047.33まで下落した。終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅をやや縮小させた。欧州連合(EU)が追加の経済制裁を発表したことが嫌気され、対象銘柄に売りが広がった。一方、原油価格の上昇が指数をサポート。また、欧米市場の上昇も投資家の不安心理をやや緩和させた。【インド】SENSEX指数 54767.62 +0.45%19日のインドSENSEX指数は3日続伸。前日比246.47ポイント高(+0.45%)の54767.62、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同62.05ポイント高(+0.38%)の16340.55で取引を終えた。前日の終値近辺でもみ合った後は終盤上げ幅を拡大させた。インド経済が底を打ったとの観測が好感された。4-6月期の成長率について、14-15%まで加速すると予測されている。また、外国人投資家(FII)の買い越しも支援材料。FIIはこの日、2日連続の買い越しとなった。【中国本土】上海総合指数 3279.49 +0.04%19日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比1.33ポイント高(+0.04%)の3279.43ポイントと小幅に続伸した。不動産ローン問題の不透明感後退が相場を支える流れ。資金不足などにより建設工事が中断した未完成住宅「爛尾楼(ランウェイロウ)」を巡り、各地で物件購入者による集団ローン不払いが発生している事態を重視し、中国当局は一時的なローン返済猶予を検討しているもよう——などと報じられた。ただ、上値は重い。中国などで新型コロナウイルスの感染者が増加しており、行動抑制も強化されている。実体経済に対する悪影響が危ぐされる状況だ。
<FA>
2022/07/20 10:01
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概況からBRICsを知ろう 18日の上海総合指数は3日ぶりに反発、中国経済対策の期待感が相場を支える流れ
【ブラジル】ボベスパ指数 96916.13 +0.38%18日日のブラジル株式市場は小幅続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比365.13ポイント高(+0.38%)の96916.13取引を終了した。96552.61から98291.10まで上昇した。前半は高値圏でもみ合ったが、その後は上げ幅を縮小させた。通貨レアル高の進行がブラジル株の物色手掛かり。また、欧州市場の上昇も買い安心感を与えた。ほかに、原油価格の上昇が資源セクターの支援材料となった。一方、指数の上値は重い。米中景気の先行き不安が払拭されていないことが引き続き圧迫材料となった。【ロシア】MICEX指数 2096.42 -0.62%18日のロシア株式市場は反落。主要指標のMOEX指数は前日比13.10ポイント安(-0.62%)の2096.42で取引を終了した。2127.96から2083.01まで下落した。買いが先行した後は売りに押され、引けまで安値圏でもみ合った。欧州連合(EU)がロシアに対して経済制裁を追加するとの観測が警戒され、売りが優勢となった。一方、指数の下値は限定的。欧州市場が堅調だったことや原油価格の上昇が指数を下支えした。【インド】SENSEX指数 54521.15 +1.41%18日のインドSENSEX指数は続伸。前日比760.37ポイント高(+1.41%)の54521.15、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同229.30ポイント高(+1.43%)の16278.50で取引を終えた。高く寄り付いた後は上げ幅をじりじりと拡大させた。アジアや欧州株の上昇を受け、インド株にも買いが広がった。また、通貨ルピー安の進行について、そろそろ歯止めがかかるとの見方も好感された。米国の利上げペース加速懸念の後退などが背景にある。このほか、インフレ率の落ち着きを受け、4-6月期の成長率が順調に回復するとの観測が支援材料となった。【中国本土】上海総合指数 3278.10 +1.55%週明け18日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比50.04ポイント高(+1.55%)の3278.10ポイントと3日ぶりに反発した。中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。中国人民銀行(中央銀行)の易綱・総裁は16日に閉幕した20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で、「より強力な景気支援」で中国経済を支えると表明した。これまでも中国当局は、景気腰折れを回避するため、財政・金融政策を強化している。中国の不動産ローン問題の過度な警戒感が薄らいだことや、急ピッチな米利上げの懸念が薄らいだことも好感されている。指数は中盤から上げ幅を広げた。
<FA>
2022/07/19 09:47
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概況からBRICsを知ろう インド株式市場は弱含み、外部環境の大幅な改善は期待できない
【ブラジル】ボベスパ指数 96120.85 -1.80%14日のブラジル株式市場は、下落。主要株価指数のボベスパ指数は、前営業日比1760.31ポイント安(-1.80%)の96120.85で引けた。米国の大幅利上げ観測は後退したが、世界経済の大幅な減速に対する警戒感は消えていないようだ。ボべスパ指数の90の構成銘柄では32が上昇、55が下落、変わらずは3で売りが優勢。【ロシア】MICEX指数 2073.68 -2.82%14日のロシア株式市場は、続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は、前日比10.38ポイント安(-0.50%)の2063.30で引けた。日中の取引レンジは、2049.44−2105.61。外部環境の改善は遅れていることから、売りが優勢となった。【インド】SENSEX指数 53416.15 -0.18%14日のインド株式市場は、弱含み。前日比98.00ポイント安(-0.18%)の53416.15、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは、同28.00ポイント安(-0.18%)の15938.65で取引終了。30社株価指数SENSEXの構成銘柄では、12が上昇、18が下落、変わらずは0。外部環境の大幅な改善は期待できないことから、過半数の銘柄が下落。アクシス銀行などの下げが目立った。一方、サン・ファーマシューティカル・インダストリーズは堅調推移。【中国本土】上海総合指数 3281.74 -0.08%14日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比2.55ポイント安(-0.08%)の3281.74ポイントと小反落した。不動産ローンを巡る不透明感が重し。資金不足などにより建設工事が中断した未完成住宅に関し、物件購入者による集団ローン不払いが中国各地で続出しているなどと伝えられた。不動産業界の債務リスクが改めて意識されたほか、銀行の不良債権増加につながると懸念されている。
<FA>
2022/07/15 09:48
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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は大幅安、米大幅利上げ観測を嫌気
【ブラジル】ボベスパ指数 97881.16 -0.40%13日のブラジル株式市場は、弱含み。主要株価指数のボベスパ指数は、前営業日比390.05ポイント安(-0.40%)の97881.16で引けた。米国の大幅利上げ観測が嫌気されたようだ。ボべスパ指数の90の構成銘柄では27が上昇、63が下落、変わらずは0で売りが優勢。【ロシア】MICEX指数 2073.68 -2.82%13日のロシア株式市場は、大幅安。主要株価指数のMOEXロシア指数は、前日比60.09ポイント安(-2.82%)の2073.68で引けた。日中の取引レンジは、2064.58−2142.51。米大幅利上げ観測を嫌気した売りが入ったようだ。【インド】SENSEX指数 53514.15 -0.69%13日のインドSENSEX指数は、弱含み。前日比372.46ポイント安(-0.69%)の53514.15、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは、同91.65ポイント安(-0.57%)の15966.65で取引終了。30社株価指数SENSEXの構成銘柄では、16が上昇、14が下落、変わらずは0。外部環境の悪化に対する警戒感は消えていないため、過半数の銘柄が下落。インダスインド銀行、バーティ・エアテルの下げが目立った。一方、ヒンドゥスタン・ユニリーバは堅調推移。【中国本土】上海総合指数 3284.29 +0.09%13日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比2.83ポイント高(+0.09%)の3284.29ポイントと4日ぶりに反発した。主要な経済指標の改善が好感される流れ。午後に報告された6月の中国貿易統計では、輸出の伸びが鈍化する予想に反し、前月から大幅に加速した。新型コロナウイルス感染再拡大の警戒感もやや薄らぐ。中国衛生当局が13日朝報告したところによれば、12日の1日当たり感染者数は261人にとどまり(症状のありなし両方)、300人を11日ぶりに割り込んだ。中国政府が相次ぎ景気テコ入れ策を打ち出していることも、改めて買い安心感を誘っている。貿易統計の報告が通常より遅延したことなどを懸念し、指数は弱含みで推移していたものの、発表後に再びプラス圏に浮上した。
<FA>
2022/07/14 09:56
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は小幅高、米長期金利の低下が好感
【ブラジル】ボベスパ指数 98271.21 +0.06%12日のブラジル株式市場は、小幅高。主要株価指数のボベスパ指数は、前営業日比58.75ポイント高(+0.06%)の98271.21で引けた。米長期金利の低下が好感されたようだ。ボべスパ指数の90の構成銘柄では58が上昇、32が下落、変わらずは0で買いが優勢。【ロシア】MICEX指数 2133.77 -1.32%12日のロシア株式市場は軟調推移。主要株価指数のMOEXロシア指数は、前日比28.57ポイント安(-1.32%)の2133.77で引けた。日中の取引レンジは、2105.26−2160.74。原油先物の下落を嫌気した売りが入ったようだ。【インド】SENSEX指数 53886.61 -0.94%12日のインドSENSEX指数は、弱含み。前日比508.62ポイント安(-0.94%)の53886.61、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは、同157.70ポイント安(-0.97%)の16058.30で推移。30社株価指数SENSEXの構成銘柄では、3が上昇、27が下落、変わらずは0。外部環境の悪化を警戒して、大半の銘柄が下げている。インフォシス、ネスレ・インディアの下げが目立った。【中国本土】上海総合指数 3281.47 -0.97%12日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比32.12ポイント安(-0.97%)の3281.47ポイントと3日続落した。約3週ぶりの安値水準に落ち込んでいる。新型コロナウイルス感染再拡大を不安視した売りが続く。感染力のより強いオミクロン派生型「BA.5」などが各地で確認される中、行動制限など防疫措置が強化されている。景気に下押し圧力がかかると懸念された。ただ、下値を叩くような売りはみられない。中国経済対策に対する期待感が根強いほか、前日に公表された6月の金融統計で、人民元建て融資が予想以上に伸びたことなどが好感されている。
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2022/07/13 09:47
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概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は続落、新型コロナウイルス感染再拡大が不安視
【ブラジル】ボベスパ指数 98212.46 -2.07%11日日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比2076.48ポイント安(-2.07%)の98212.46取引を終了した。100282.06から97854.22まで下落した。売りが先行した後は下げ幅を拡大させ、引けまで安値圏でもみ合った。世界的な株安が警戒され、ブラジル市場にもリスク回避の売りが広がった。また、中国の一部地域で行動制限が再び強化されていることや世界景気の先行き不安も嫌気された。国内では、追加の利上げ懸念が引き続き圧迫材料となった。【ロシア】MICEX指数 2162.34 -2.71%11日のロシア株式市場は続落。主要指標のMOEX指数は前日比60.17ポイント安(-2.71%)の2162.34で取引を終了した。2224.35から2156.36まで下落した。売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。海外株安を受け、ロシア株にも売りが広がった。また、世界景気の先行き不安なども嫌気された。経済協力開発機構(OECD)が11日、6月の景気先行指数を発表し、世界経済の見通しが前回から悪化したと報告した。このほか、中国一部地域で行動制限が強化されていることが警戒された。【インド】SENSEX指数 54395.23 -0.16%11日のインドSENSEX指数は4日ぶりに反落。前日比86.61ポイント安(-0.16%)の54395.23、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同4.60ポイント安(-0.03%)の16216.00で取引を終えた。終始マイナス圏で推移し、終盤は前日の終値近辺まで下げ幅を縮小させた。両指数とも3日連続で上昇しており、足元での高値警戒感から利益確定売りが優勢。また、外国人投資家(FII)の売り継続も圧迫材料となった。FIIはきのう11日、3日連続の売り越しとなった。このほか、中国の一部地域でロックダウン(都市封鎖)が再び実施されていることが警戒された。【中国本土】上海総合指数 3313.58 -1.27%週明け11日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比42.49ポイント安(-1.27%)の3313.58ポイントと続落した。中国の新型コロナウイルス感染再拡大が不安視される流れ。中国最大の経済都市、上海市の保健当局は10日、これまでになく感染力の強いオミクロン派生型「BA.5」の感染例が8日に市内で初確認されたと報告している。同市では10日の新規感染者数が69人となり、5月後半以降で最多となった。「BA.5」感染例はすでに、北京市や陝西省西安市でも確認されている。行動制限も各地で強化される状況だ。また、9日に公表された6月の中国物価統計で、消費者物価指数(CPI)が予想以上に上昇加速したこともマイナス。これまではインフレが落ち着いているとして、金融政策に緩和余地があるとの見方だったものの、ここにきて引き締めも懸念された。
<FA>
2022/07/12 09:56
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概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は3日続伸、政府が一連の景気対策を発表
【ブラジル】ボベスパ指数 100288.94 0.44%8日のブラジル株式市場は3日ぶりに反落。主要指標のボベスパ指数は前日比440.78ポイント安(-0.44%)の100288.94取引を終了した。101576.67から99958.49まで下落した。前半はプラス圏でもみ合ったが、後半は売りに押された。インフレ率の加速が警戒され、売りが優勢となった。6月の拡大消費者物価指数(IPCA)は11.89%となり、前月の11.73%から加速。ブラジル中央銀行は8月にも追加利上げに踏み切るとみられている。一方、指数の下値は限定的。欧米市場の上昇などを受け、下値を探る展開はみられなかった。また、原油など資源価格の上昇も資源セクターの物色手掛かりとなった。【ロシア】MICEX指数 2222.51 -0.19%8日のロシア株式市場は小反落。主要指標のMOEX指数は前日比4.14ポイント安(-0.19%)の2222.51で取引を終了した。2234.55から2202.52まで下落した。おおむねマイナス圏で推移し、引けにかけて下げ幅を縮小させた。企業配当をめぐる不透明感が払拭されていないことが引き続き圧迫材料となった。一方、海外株高を受け、下値を探る展開はみられなかった。また、原油価格の上昇なども支援材料となった。【インド】SENSEX指数 54481.84 +0.56%8日のインドSENSEX指数は3日続伸。前日比303.38ポイント高(+0.56%)の54481.84、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同87.70ポイント高(+0.54%)の16220.60で取引を終えた。買いが先行した後は狭いレンジでもみ合った。海外高を受け、インド市場も買いが先行。また、政府が一連の景気対策を発表していることも対象セクターの物色手掛かりとなった。政府はこのほど、雇用促進狙いなどで電気自動車(EV)車の発展促進策を発表した。ほかに、インフレ率の落ち着き観測なども金融引き締め懸念を緩和させた。【中国本土】上海総合指数 3356.08 -0.25%8日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比8.32ポイント安(-0.25%)の3356.08ポイントと反落した。中国の新型コロナウイルス感染再拡大が不安視される流れ。国家衛生健康委員会(NHC)が8日朝方発表したところによれば、7日に確認された新規感染(症状あり)は47人で、無症状をあわせ全国378人に上った。6日連続で300人を超えている。感染が増加した地域で行動抑制が強化されるなか、経済活動の萎縮が懸念される状況だ。もっとも、下値は限定的。中国経済対策の期待感が高まったことで、指数はプラス圏で推移する場面もみられた。一部外電は7日、「景気対策の一環として、中国政府は専項債(公益事業向け資金調達を行う特別地方債)の前倒し発行を計画しているもよう」などと消息筋情報として伝えている。
<CS>
2022/07/11 09:15
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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は小反発、欧州市場の上昇や原油高なども支援材料
【ブラジル】ボベスパ指数 100729.72 +2.04%7日のブラジル株式市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比2010.74ポイント高(+2.04%)の100729.72取引を終了した。98721.51から101420.24まで上昇した。買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏でもみ合った。海外株高が好感され、ブラジル市場にも買いが広がった。また、通貨レアル高もブラジル株の物色手掛かりとなった。ほかに、原油など資源価格の上昇がウエートの高い資源銘柄の買い手掛かりとなった。【ロシア】MICEX指数 2226.65 +0.21%7日のロシア株式市場は小反発。主要指標のMOEX指数は前日比4.77ポイント高(+0.21%)の2226.65で取引を終了した。2206.16から2239.59まで上昇した。前半は弱含みの展開を示したが、後半は買い戻された。プラス圏で推移した後は終盤マイナス圏に転落した。通貨ルーブル高が好感され、ロシア株に買いが広がった。また、欧州市場の上昇や原油高なども支援材料となった。一方、指数の上値は重い。企業の配当をめぐる不透明感が払拭されていないことなどが引き続き圧迫材料となった。【インド】SENSEX指数 54178.46 +0.80%7日のインドSENSEX指数は続伸。前日比427.49ポイント高(+0.80%)の54178.46、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同143.10ポイント高(+0.89%)の16132.90で取引を終えた。終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅をやや拡大させた。政府が外資誘致や企業の経営環境の改善など一連の景気対策を検討していることが好感された。また、6月の石炭生産量が大幅に増加したとの報告も電力不足懸念をやや緩和させた。ほかに、前日の欧米市場の上昇を受け、インド株にも買いが先行した。【中国本土】上海総合指数 3364.40 +0.27%7日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比9.05ポイント高(+0.27%)の3364.40ポイントと3日ぶりに反発した。中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。商務部など関係部門は7日、「自動車の流通を活性化し、自動車消費を拡大するための若干の措置に関する通知」を発表した。自動車消費を拡大することで、経済の安定化、民生の改善を促す考え。各種措置は6項目にわたり、うち新エネルギー自動車(NEV)などの購入支援策については、期限の延長を検討するとした。中国当局はこのところ、国内景気の腰折れを回避するため、消費刺激や産業支援などの政策を矢継ぎ早に打ち出している。国内で新型コロナウイルス感染が再び拡大していることなどを不安視した売りが先行したものの、下値は堅く、指数は程なくプラスに転じた。
<FA>
2022/07/08 09:55
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概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は3日ぶり反発、欧米株高などを好感
【ブラジル】ボベスパ指数 98718.98 +0.43%6日のブラジル株式市場は3日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前日比424.34ポイント高(+0.43%)の98718.98取引を終了した。99141.21から97423.43まで下落した。中盤はマイナス圏に転落する場面もあったが、その後は再び買い戻された。欧米株の上昇が好感され、ブラジル株にも買いが広がった。また、経済指標の改善も引き続き支援材料。一方、通貨レアル安の進行が指数の上値を抑えた。また、中国や欧州での新型コロナウイルス新規感染が再び拡大していることも圧迫材料となった。【ロシア】MICEX指数 2221.88 -0.21%6日のロシア株式市場は小反落。主要指標のMOEX指数は前日比4.76ポイント安(-0.21%)の2221.88で取引を終了した。2273.24から2214.04まで下落した。プラス圏で推移した後は終盤マイナス圏に転落した。原油価格の下落が資源セクターの売り手掛かり。また、中国や欧州での新型コロナウイルス新規感染が再び増加していることも警戒材料となった。一方、指数の下値は限定的。欧米市場の上昇などが指数を下支えした。【インド】SENSEX指数 53750.97 +1.16%6日のインドSENSEX指数は反発。前日比616.62ポイント高(+1.16%)の53750.97、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同1.13%(178.95ポイント)高の15989.80で取引を終えた。終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅を拡大させた。欧州市場の上昇が好感され、終盤に買いが一段と広がった。国内では、政府がインフレ抑制など景気対策を強化していることが支援材料となった。【中国本土】上海総合指数 3355.35 -1.43%6日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比48.68ポイント安(-1.43%)の3355.35ポイントと続落した。中国の新型コロナウイルス感染再拡大が不安視される流れ。感染拡大が顕著な安徽省で封鎖措置が一部導入されたことに続き、陝西省の省都・西安市でも6日から7日間の移動制限措置が実施された。また、コロナ防疫戦の「勝利」を先月宣言した上海市政府は5日、大規模検査を再開する方針を示している。社会活動の停滞が景気を冷やすと懸念された。原油安も逆風。WTI原油先物は8.2%安と急落し、一時、4月下旬以来の安値を付けた。関連銘柄に売りが先行している。
<NH>
2022/07/07 10:47
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概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は反落、対中関税を巡る警戒感がくすぶる流れ
【ブラジル】ボベスパ指数 98294.64 -0.32%5日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比314.12ポイント安(-0.32%)の98294.64取引を終了した。98607.87から96499.42まで下落した。終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を縮小させた。欧州市場の下落が警戒され、ブラジル市場にも売り圧力が強まった。また、通貨レアル安の進行も嫌気された。一方、経済指標の改善が指数を下支えした。6月のS&Pグローバルサービス業購買担当者景気指数(PMI)は60.8となり、前月の58.6を上回った。また、5月の鉱工業生産増加率(前年比)も前月のマイナス0.5%からプラス0.5%に回復した。【ロシア】MICEX指数 2226.64 +1.00%5日のロシア株式市場は反発。主要指標のMOEX指数は前日比21.98ポイント高(+1.00%)の2226.64で取引を終了した。2187.57から2238.73まで上昇した。前半はマイナス圏に転落する場面もあったが、その後は買い戻された。UCルサール(RUALR)などの大幅上昇が指数をサポート。同社がノリルスクニッケル(GMKN)と合併するとの観測が好感されたもようだ。また、通貨ルーブル安の進行も輸出大手の物色手掛かり。一方、企業配当の中止報道が相次いでいることが引き続き警戒された。また、プーチン大統領が国内企業の配当支給について、外国口座の経由禁止令に署名したことも、外資の流出懸念を高めた。【インド】SENSEX指数 53134.35 -0.19%5日のインドSENSEX指数は小反落。前日比100.42ポイント安(-0.19%)の53134.35、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同24.50ポイント安(-0.15%)の15810.85で取引を終えた。プラス圏で推移した後は終盤マイナス圏に転落した。通貨ルピー安の進行が警戒され、インド株に売りが広がった。ルピーの対米ドルレートはこの日、再び過去最安値水準を更新。また、貿易赤字の拡大や経常赤字の一段拡大懸念なども嫌気された。6月の貿易赤字は256億米ドル(約3兆4816億円)に拡大した。【中国本土】上海総合指数 3404.03 -0.04%5日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比1.40ポイント安(-0.04%)の3404.03ポイントと反落した。対中関税を巡る警戒感がくすぶる流れ。バイデン米大統領は早ければ今週中にも、中国の消費財に対する関税の一部撤回を発表する可能性があると伝えられる一方、中国政府の産業補助金に対する新たな調査を始動するとの観測も広がった。新たな調査については、テクノロジー製品など戦略的分野でのさらなる関税につながる恐れがあるという。また、中国の新型コロナウイルス再拡大が不安材料だ。感染拡大が顕著な中国東部の安徽省では、7月1日までに複数エリアで封鎖措置を導入している。関税一部撤廃を囃した買いが先行したものの、上値は重く、指数は中盤からマイナスに転じた。
<FA>
2022/07/06 09:55
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概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は4日ぶりに反発、外資の流出懸念が弱まった
【ブラジル】ボベスパ指数 98608.76 -0.35%4日のブラジル株式市場は小反落。主要指標のボベスパ指数は前日比345.14ポイント安(-0.35%)の98608.76で取引を終了した。99353.06から98264.28まで下落した。中盤はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。翌5日に5月の鉱工業生産や6月のS&Pグローバル製造業購買担当者景気指数(PMI)などの発表を控え、神経質な展開を示した。また、米国市場がこの日休場となったことを受け、ブラジル市場も積極的な売買は手控えられた。一方、米中貿易摩擦の緩和観測などが輸出の拡大期待を高めた。【ロシア】MICEX指数 2204.66 -0.09%4日のロシア株式市場は小反落。主要指標のMOEX指数は前日比1.95ポイント安(-0.09%)の2204.66で取引を終了した。2240.83から2197.39まで下落した。買いが先行した後は上げ幅を縮小させ、引けまで前日の終値近辺でもみ合った。企業が相次いで配当の見送りを発表したことが足かせとなった。また、通貨ルーブル安もロシア株の売り圧力を強めた。一方、経済指標の改善などが引き続き指数をサポートした。【インド】SENSEX指数 53234.77 +0.62%4日のインドSENSEX指数は4日ぶりに反発。前日比326.84ポイント高(+0.62%)の53234.77、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同0.53%(83.30ポイント)高の15835.35で取引を終えた。売りが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。連日の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢。また、米長期金利の低下を受け、外資の流出懸念が弱まった。【中国本土】上海総合指数 3405.43 +0.53%週明け4日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比17.79ポイント高(+0.53%)の3405.43ポイントと反発した。中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。先週の国務院(内閣に相当)常務会議では、3000億人民元(約6兆400億円)の債券を発行し、重大プロジェクトを支援する方針が示された。中国政府はこのところ、産業支援や消費拡大、雇用安定などの対策を矢継ぎ早に策定している。また、足もとの製造業景況感が改善した点も改めて材料視された。国内の新型コロナウイルス感染再拡大などを不安視した売りが先行したものの、下値は堅く、指数は程なくプラスに転じている。
<FA>
2022/07/05 09:42
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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は4日ぶり反発、企業の配当発表を好感
【ブラジル】ボベスパ指数 98953.90 +0.42%1日のブラジル株式市場は4日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前日比411.95ポイント高(+0.42%)の98953.90で取引を終了した。97231.18から99339.57まで上昇した。売りが先行した後はしばらく狭いレンジでもみ合ったが、終盤はプラス圏を回復した。連日の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢となった。また、米株高や米長期金利の低下なども好感された。一方、指数の上値は重い。6月の貿易黒字が予想以上に伸びなかったことなどが指数の足かせとなった。【ロシア】MICEX指数 2206.61 +0.08%1日のロシア株式市場は4日ぶりに反発。主要指標のMOEX指数は前日比1.76ポイント高(+0.08%)の2206.61で取引を終了した。2165.13から2237.92まで上昇した。売りが先行した後は買い戻され、引けまで狭いレンジでもみ合った。企業の配当発表が好感され、対象セクターに買いが広がった。また、経済指標の改善も支援材料。6月のS&Pグローバル製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.9となり、前月の50.8を上回った。一方、通貨ルーブル安の進行が指数の足かせとなった。【インド】SENSEX指数 52907.93 -0.21%1日のインドSENSEX指数は3日続落。前日比111.01ポイント安(-0.21%)の52907.93、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同28.20ポイント安(-0.18%)の15752.05で取引を終えた。終始マイナス圏で推移し、引けにかけて下げ幅を縮小させた。通貨ルピー安の進行が警戒され、売りが先行した。また、主要なアジア市場がさえない展開を示したことも圧迫材料。ほかに、物品・サービス税(GST)の適用税率の引き上げが消費の縮小懸念を強めた。【中国本土】上海総合指数 3387.64 -0.32%1日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比10.98ポイント安(-0.32%)の3387.64ポイントと小反落した。利益確定の売りに押される流れ。心理的節目の3400ポイント付近でもみ合う展開だった。ただ、下値は限定的。経済指標の改善や新型コロナウイルスの感染収束に伴う景気回復への期待感が続いている。午前中に発表された財新の6月中国製造業購買担当者指数(PMI)は51.7となり、市場予想(50.1)を1.6ポイント上回った。4カ月ぶりに節目の50を回復している。
<NH>
2022/07/04 10:23
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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は3日続落、原油価格の下落も資源セクターの圧迫材料
【ブラジル】ボベスパ指数 98541.95 -1.08%30日のブラジル株式市場は3日続落。主要指標のボベスパ指数は前日比1079.62ポイント安(-1.08%)の98541.95で取引を終了した。99619.06から97758.43まで下落した。終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅をやや拡大させた。欧米市場の下落など外部環境の悪化が圧迫材料となり、ブラジル株にも売りが広がった。また、原油価格の下落なども資源セクターの売り手掛かり。一方、失業率の低下などが指数を下支えした。5月の失業率は9.8%となり、前月の10.5%と予想の10.2%を下回った。1ケタに低下したのは2016年以来となる。【ロシア】MICEX指数 2204.85 -7.30%30日のロシア株式市場は3日続落。主要指標のMOEX指数は前日比173.70ポイント安(-7.30%)の2204.85で取引を終了した。2407.20から2184.71まで下落した。買いが先行した後は下げ幅を急速に拡大させ、引けまで安値圏でもみ合った。天然ガス最大手ガスプロム(GAZP)が2021年の配当を見送る方針を示したことが嫌気され、幅広い銘柄に売りが広がった。また、原油価格の下落も資源セクターの圧迫材料。ほかに、5月の国内総生産(GDP)が前月に続き、一段のマイナス成長になるとの見通しが警戒された。5月のGDP成長率について、マイナス4.3%になると予測されている。4月はマイナス2.8%だった。【インド】SENSEX指数 53018.94 -0.01%30日のインドSENSEX指数は続落。前日比8.03ポイント安(-0.01%)の53018.94、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同0.12%(18.85ポイント)安の15780.25で取引を終えた。買いが先行した後は前日の終値近辺で一進一退の展開を示した。物品・サービス税(GST)適用率の引き上げ(一部品目)が7月18日から適用するとの方針が物価の上昇懸念を高めた。また、税当局が地方政府へのGST還付の延長案を却下したことも地方財政のひっ迫懸念を強めた。外部環境では、前日の欧州市場の下落を受け、インド株にも売り圧力が強まった。【中国本土】上海総合指数 3398.62 +1.10%30日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比37.10ポイント高(+1.10%)の3398.62ポイントと反発した。中国景気の持ち直しが意識される流れ。朝方公表された6月の中国製造業PMI(中国国家統計局などが集計)は50.2となり、景況判断の分かれ目となる50を4カ月ぶりに上回った。また、非製造業PMIは54.7となり、前月実績(47.8)から大幅に改善している。中国の景気テコ入れ策や、社会活動の早期正常化に対する期待感が続いていることもプラスだ。
<FA>
2022/07/01 09:49
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概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は続落、追加の利上げ観測も指数の足かせに
【ブラジル】ボベスパ指数 99621.58 -0.96%29日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比969.83ポイント安(-0.96%)の99621.58で取引を終了した。101313.08から99218.13まで下落した。買いが先行した後は売りに押され、引けまで安値圏でもみ合った。海外株安が警戒され、ブラジル株にも売り圧力が強まった。また、追加の利上げ観測も指数の足かせに。ほかに、原油など資源価格の下落が資源の一角の売り手掛かりとなった。一方、国内消費の回復観測が指数を下支えした。【ロシア】MICEX指数 2378.55 -1.25%29日のロシア株式市場は続落。主要指標のMOEX指数は前日比30.20ポイント安(-1.25%)の2378.55で取引を終了した。2407.49から2370.41まで下落した。終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を再び拡大させた。海外株の下落が警戒され、ロシア株にも売り圧力が強まった。また、米国がロシアに対して経済制裁を追加したことも引き続き嫌気された。ほかに、原油価格の下落などが指数の足かせとなった。【インド】SENSEX指数 53026.97 -0.28%29日のインドSENSEX指数は5日ぶりに反落。前日比150.48ポイント安(-0.28%)の53026.97、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同51.10ポイント安(-0.32%)の15799.10で取引を終えた。後半はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。通貨ルピー安の進行を受け、インド株に売り圧力が強まった。ルピーの対米ドル為替レートは前日28日、過去最安値を再び更新した。経常赤字の拡大懸念やインフレ率の高止まりなどがルピーの売り圧力を高めたもようだ。また、一部品目の物品・サービス税(GST)の適用税率が引き上げられるとの観測も嫌気された。【中国本土】上海総合指数 3361.52 -1.40%29日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比47.69ポイント安(-1.40%)の3361.52ポイントと5日ぶりに反落した。利益確定売りが先行する流れ。上海総合指数はこのところ急ピッチに上昇し、足もとでは約3カ月半ぶりの高値水準を切り上げていた。ただ、下値は限定的。中国の景気テコ入れ策や、社会活動の早期正常化に対する期待感が続いている。指数はプラス圏に浮上する場面もみられた。
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2022/06/30 09:52