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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は急落、資源の輸出関税の引き上げ観測を警戒
配信日時:2022/09/21 10:28
配信元:FISCO
【ブラジル】ボベスパ指数 112516.91 +0.62%
20日のブラジル株式市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比693.02ポイント高(+0.62%)の112516.91で取引を終了した。111393.16から112543.88まで上昇した。
小幅安で寄り付いた後は前日の終値近辺で一進一退の展開を示した。成長予想の上方修正が好感され、買いが継続。ブラジル中央銀行がエコノミスト約100人をまとめた最新調査では、2022年の国内総生産(GDP)成長予想が前回の2.39%から2.65%に引き上げられた。22年末の拡大消費者物価指数(IPCA)予想も前回の6.40%から6.00%に下方修正された。一方、海外株がさえない展開を示したことが指数の上値を抑えた。
【ロシア】MICEX指数 2215.67 -8.84%
20日のロシア株式市場は急落。主要指標のMOEX指数は前日比214.87ポイント安(-8.84%)の2215.67で取引を終了した。2436.30から2171.92まで下落した。
売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。資源の輸出関税の引き上げ観測が警戒され、売りが広がった。地元メディアによると、2023-25年の財政収入を確保させるため、政府は資源セクターから3兆ルーブル(7兆200億円)以上の税金を追加で徴収する計画だという。また、ウクライナ紛争をめぐる緊張情勢が再び高まっていることもリスク回避の売りを高めた。
【インド】SENSEX指数 59719.74 +0.98%
20日のインドSENSEX指数は続伸。前日比578.51ポイント高(+0.98%)の59719.74、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同194.00ポイント高(+1.10%)の17816.25で取引を終えた。
買いが先行した後は狭いレンジでもみ合った。アジア市場の上昇など海外環境の改善を受け、インド株にも買いが広がった。また、景気の先行きにポジティブな見方が優勢になっていることも好感された。調査によると、7割の消費者は景気の先行きに楽観的な見方を示しているという。
【中国本土】上海総合指数 3122.4 +0.22%
20日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比6.80ポイント高(+0.22%)の3122.41ポイントと5日ぶりに反発した。
中国の景気テコ入れスタンスも改めて材料視される。国家発展改革委員会の報道官は19日、景気回復を支援するため建設プロジェクト加速と国内消費拡大を図るという方針を示した。また、新型コロナウイルス流行が落ち着きつつあることもプラス。行動抑制の緩和が進むと期待されている。ただ、上値は重い。人民元安の進行が警戒されている。週明け19日の中国外国為替市場では、オンショア人民元が対米ドルで2年2カ月ぶりの元安水準で取引を終えた(20日も同水準で推移)。米金融当局が21日(日本時間22日未明)に公表する政策金利は、今回も大幅な利上げが見込まれている。ドル高(=人民元安)進行を背景に、中国本土などからの資金流出も不安視される状況だ。
<NH>
20日のブラジル株式市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比693.02ポイント高(+0.62%)の112516.91で取引を終了した。111393.16から112543.88まで上昇した。
小幅安で寄り付いた後は前日の終値近辺で一進一退の展開を示した。成長予想の上方修正が好感され、買いが継続。ブラジル中央銀行がエコノミスト約100人をまとめた最新調査では、2022年の国内総生産(GDP)成長予想が前回の2.39%から2.65%に引き上げられた。22年末の拡大消費者物価指数(IPCA)予想も前回の6.40%から6.00%に下方修正された。一方、海外株がさえない展開を示したことが指数の上値を抑えた。
【ロシア】MICEX指数 2215.67 -8.84%
20日のロシア株式市場は急落。主要指標のMOEX指数は前日比214.87ポイント安(-8.84%)の2215.67で取引を終了した。2436.30から2171.92まで下落した。
売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。資源の輸出関税の引き上げ観測が警戒され、売りが広がった。地元メディアによると、2023-25年の財政収入を確保させるため、政府は資源セクターから3兆ルーブル(7兆200億円)以上の税金を追加で徴収する計画だという。また、ウクライナ紛争をめぐる緊張情勢が再び高まっていることもリスク回避の売りを高めた。
【インド】SENSEX指数 59719.74 +0.98%
20日のインドSENSEX指数は続伸。前日比578.51ポイント高(+0.98%)の59719.74、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同194.00ポイント高(+1.10%)の17816.25で取引を終えた。
買いが先行した後は狭いレンジでもみ合った。アジア市場の上昇など海外環境の改善を受け、インド株にも買いが広がった。また、景気の先行きにポジティブな見方が優勢になっていることも好感された。調査によると、7割の消費者は景気の先行きに楽観的な見方を示しているという。
【中国本土】上海総合指数 3122.4 +0.22%
20日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比6.80ポイント高(+0.22%)の3122.41ポイントと5日ぶりに反発した。
中国の景気テコ入れスタンスも改めて材料視される。国家発展改革委員会の報道官は19日、景気回復を支援するため建設プロジェクト加速と国内消費拡大を図るという方針を示した。また、新型コロナウイルス流行が落ち着きつつあることもプラス。行動抑制の緩和が進むと期待されている。ただ、上値は重い。人民元安の進行が警戒されている。週明け19日の中国外国為替市場では、オンショア人民元が対米ドルで2年2カ月ぶりの元安水準で取引を終えた(20日も同水準で推移)。米金融当局が21日(日本時間22日未明)に公表する政策金利は、今回も大幅な利上げが見込まれている。ドル高(=人民元安)進行を背景に、中国本土などからの資金流出も不安視される状況だ。
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