注目トピックス 外国株ニュース一覧
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は続落、新型コロナウイルス感染再拡大が不安視
【ブラジル】ボベスパ指数 98212.46 -2.07%11日日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比2076.48ポイント安(-2.07%)の98212.46取引を終了した。100282.06から97854.22まで下落した。売りが先行した後は下げ幅を拡大させ、引けまで安値圏でもみ合った。世界的な株安が警戒され、ブラジル市場にもリスク回避の売りが広がった。また、中国の一部地域で行動制限が再び強化されていることや世界景気の先行き不安も嫌気された。国内では、追加の利上げ懸念が引き続き圧迫材料となった。【ロシア】MICEX指数 2162.34 -2.71%11日のロシア株式市場は続落。主要指標のMOEX指数は前日比60.17ポイント安(-2.71%)の2162.34で取引を終了した。2224.35から2156.36まで下落した。売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。海外株安を受け、ロシア株にも売りが広がった。また、世界景気の先行き不安なども嫌気された。経済協力開発機構(OECD)が11日、6月の景気先行指数を発表し、世界経済の見通しが前回から悪化したと報告した。このほか、中国一部地域で行動制限が強化されていることが警戒された。【インド】SENSEX指数 54395.23 -0.16%11日のインドSENSEX指数は4日ぶりに反落。前日比86.61ポイント安(-0.16%)の54395.23、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同4.60ポイント安(-0.03%)の16216.00で取引を終えた。終始マイナス圏で推移し、終盤は前日の終値近辺まで下げ幅を縮小させた。両指数とも3日連続で上昇しており、足元での高値警戒感から利益確定売りが優勢。また、外国人投資家(FII)の売り継続も圧迫材料となった。FIIはきのう11日、3日連続の売り越しとなった。このほか、中国の一部地域でロックダウン(都市封鎖)が再び実施されていることが警戒された。【中国本土】上海総合指数 3313.58 -1.27%週明け11日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比42.49ポイント安(-1.27%)の3313.58ポイントと続落した。中国の新型コロナウイルス感染再拡大が不安視される流れ。中国最大の経済都市、上海市の保健当局は10日、これまでになく感染力の強いオミクロン派生型「BA.5」の感染例が8日に市内で初確認されたと報告している。同市では10日の新規感染者数が69人となり、5月後半以降で最多となった。「BA.5」感染例はすでに、北京市や陝西省西安市でも確認されている。行動制限も各地で強化される状況だ。また、9日に公表された6月の中国物価統計で、消費者物価指数(CPI)が予想以上に上昇加速したこともマイナス。これまではインフレが落ち着いているとして、金融政策に緩和余地があるとの見方だったものの、ここにきて引き締めも懸念された。
<FA>
2022/07/12 09:56
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概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は3日続伸、政府が一連の景気対策を発表
【ブラジル】ボベスパ指数 100288.94 0.44%8日のブラジル株式市場は3日ぶりに反落。主要指標のボベスパ指数は前日比440.78ポイント安(-0.44%)の100288.94取引を終了した。101576.67から99958.49まで下落した。前半はプラス圏でもみ合ったが、後半は売りに押された。インフレ率の加速が警戒され、売りが優勢となった。6月の拡大消費者物価指数(IPCA)は11.89%となり、前月の11.73%から加速。ブラジル中央銀行は8月にも追加利上げに踏み切るとみられている。一方、指数の下値は限定的。欧米市場の上昇などを受け、下値を探る展開はみられなかった。また、原油など資源価格の上昇も資源セクターの物色手掛かりとなった。【ロシア】MICEX指数 2222.51 -0.19%8日のロシア株式市場は小反落。主要指標のMOEX指数は前日比4.14ポイント安(-0.19%)の2222.51で取引を終了した。2234.55から2202.52まで下落した。おおむねマイナス圏で推移し、引けにかけて下げ幅を縮小させた。企業配当をめぐる不透明感が払拭されていないことが引き続き圧迫材料となった。一方、海外株高を受け、下値を探る展開はみられなかった。また、原油価格の上昇なども支援材料となった。【インド】SENSEX指数 54481.84 +0.56%8日のインドSENSEX指数は3日続伸。前日比303.38ポイント高(+0.56%)の54481.84、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同87.70ポイント高(+0.54%)の16220.60で取引を終えた。買いが先行した後は狭いレンジでもみ合った。海外高を受け、インド市場も買いが先行。また、政府が一連の景気対策を発表していることも対象セクターの物色手掛かりとなった。政府はこのほど、雇用促進狙いなどで電気自動車(EV)車の発展促進策を発表した。ほかに、インフレ率の落ち着き観測なども金融引き締め懸念を緩和させた。【中国本土】上海総合指数 3356.08 -0.25%8日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比8.32ポイント安(-0.25%)の3356.08ポイントと反落した。中国の新型コロナウイルス感染再拡大が不安視される流れ。国家衛生健康委員会(NHC)が8日朝方発表したところによれば、7日に確認された新規感染(症状あり)は47人で、無症状をあわせ全国378人に上った。6日連続で300人を超えている。感染が増加した地域で行動抑制が強化されるなか、経済活動の萎縮が懸念される状況だ。もっとも、下値は限定的。中国経済対策の期待感が高まったことで、指数はプラス圏で推移する場面もみられた。一部外電は7日、「景気対策の一環として、中国政府は専項債(公益事業向け資金調達を行う特別地方債)の前倒し発行を計画しているもよう」などと消息筋情報として伝えている。
<CS>
2022/07/11 09:15
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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は小反発、欧州市場の上昇や原油高なども支援材料
【ブラジル】ボベスパ指数 100729.72 +2.04%7日のブラジル株式市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比2010.74ポイント高(+2.04%)の100729.72取引を終了した。98721.51から101420.24まで上昇した。買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏でもみ合った。海外株高が好感され、ブラジル市場にも買いが広がった。また、通貨レアル高もブラジル株の物色手掛かりとなった。ほかに、原油など資源価格の上昇がウエートの高い資源銘柄の買い手掛かりとなった。【ロシア】MICEX指数 2226.65 +0.21%7日のロシア株式市場は小反発。主要指標のMOEX指数は前日比4.77ポイント高(+0.21%)の2226.65で取引を終了した。2206.16から2239.59まで上昇した。前半は弱含みの展開を示したが、後半は買い戻された。プラス圏で推移した後は終盤マイナス圏に転落した。通貨ルーブル高が好感され、ロシア株に買いが広がった。また、欧州市場の上昇や原油高なども支援材料となった。一方、指数の上値は重い。企業の配当をめぐる不透明感が払拭されていないことなどが引き続き圧迫材料となった。【インド】SENSEX指数 54178.46 +0.80%7日のインドSENSEX指数は続伸。前日比427.49ポイント高(+0.80%)の54178.46、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同143.10ポイント高(+0.89%)の16132.90で取引を終えた。終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅をやや拡大させた。政府が外資誘致や企業の経営環境の改善など一連の景気対策を検討していることが好感された。また、6月の石炭生産量が大幅に増加したとの報告も電力不足懸念をやや緩和させた。ほかに、前日の欧米市場の上昇を受け、インド株にも買いが先行した。【中国本土】上海総合指数 3364.40 +0.27%7日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比9.05ポイント高(+0.27%)の3364.40ポイントと3日ぶりに反発した。中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。商務部など関係部門は7日、「自動車の流通を活性化し、自動車消費を拡大するための若干の措置に関する通知」を発表した。自動車消費を拡大することで、経済の安定化、民生の改善を促す考え。各種措置は6項目にわたり、うち新エネルギー自動車(NEV)などの購入支援策については、期限の延長を検討するとした。中国当局はこのところ、国内景気の腰折れを回避するため、消費刺激や産業支援などの政策を矢継ぎ早に打ち出している。国内で新型コロナウイルス感染が再び拡大していることなどを不安視した売りが先行したものの、下値は堅く、指数は程なくプラスに転じた。
<FA>
2022/07/08 09:55
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概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は3日ぶり反発、欧米株高などを好感
【ブラジル】ボベスパ指数 98718.98 +0.43%6日のブラジル株式市場は3日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前日比424.34ポイント高(+0.43%)の98718.98取引を終了した。99141.21から97423.43まで下落した。中盤はマイナス圏に転落する場面もあったが、その後は再び買い戻された。欧米株の上昇が好感され、ブラジル株にも買いが広がった。また、経済指標の改善も引き続き支援材料。一方、通貨レアル安の進行が指数の上値を抑えた。また、中国や欧州での新型コロナウイルス新規感染が再び拡大していることも圧迫材料となった。【ロシア】MICEX指数 2221.88 -0.21%6日のロシア株式市場は小反落。主要指標のMOEX指数は前日比4.76ポイント安(-0.21%)の2221.88で取引を終了した。2273.24から2214.04まで下落した。プラス圏で推移した後は終盤マイナス圏に転落した。原油価格の下落が資源セクターの売り手掛かり。また、中国や欧州での新型コロナウイルス新規感染が再び増加していることも警戒材料となった。一方、指数の下値は限定的。欧米市場の上昇などが指数を下支えした。【インド】SENSEX指数 53750.97 +1.16%6日のインドSENSEX指数は反発。前日比616.62ポイント高(+1.16%)の53750.97、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同1.13%(178.95ポイント)高の15989.80で取引を終えた。終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅を拡大させた。欧州市場の上昇が好感され、終盤に買いが一段と広がった。国内では、政府がインフレ抑制など景気対策を強化していることが支援材料となった。【中国本土】上海総合指数 3355.35 -1.43%6日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比48.68ポイント安(-1.43%)の3355.35ポイントと続落した。中国の新型コロナウイルス感染再拡大が不安視される流れ。感染拡大が顕著な安徽省で封鎖措置が一部導入されたことに続き、陝西省の省都・西安市でも6日から7日間の移動制限措置が実施された。また、コロナ防疫戦の「勝利」を先月宣言した上海市政府は5日、大規模検査を再開する方針を示している。社会活動の停滞が景気を冷やすと懸念された。原油安も逆風。WTI原油先物は8.2%安と急落し、一時、4月下旬以来の安値を付けた。関連銘柄に売りが先行している。
<NH>
2022/07/07 10:47
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概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は反落、対中関税を巡る警戒感がくすぶる流れ
【ブラジル】ボベスパ指数 98294.64 -0.32%5日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比314.12ポイント安(-0.32%)の98294.64取引を終了した。98607.87から96499.42まで下落した。終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を縮小させた。欧州市場の下落が警戒され、ブラジル市場にも売り圧力が強まった。また、通貨レアル安の進行も嫌気された。一方、経済指標の改善が指数を下支えした。6月のS&Pグローバルサービス業購買担当者景気指数(PMI)は60.8となり、前月の58.6を上回った。また、5月の鉱工業生産増加率(前年比)も前月のマイナス0.5%からプラス0.5%に回復した。【ロシア】MICEX指数 2226.64 +1.00%5日のロシア株式市場は反発。主要指標のMOEX指数は前日比21.98ポイント高(+1.00%)の2226.64で取引を終了した。2187.57から2238.73まで上昇した。前半はマイナス圏に転落する場面もあったが、その後は買い戻された。UCルサール(RUALR)などの大幅上昇が指数をサポート。同社がノリルスクニッケル(GMKN)と合併するとの観測が好感されたもようだ。また、通貨ルーブル安の進行も輸出大手の物色手掛かり。一方、企業配当の中止報道が相次いでいることが引き続き警戒された。また、プーチン大統領が国内企業の配当支給について、外国口座の経由禁止令に署名したことも、外資の流出懸念を高めた。【インド】SENSEX指数 53134.35 -0.19%5日のインドSENSEX指数は小反落。前日比100.42ポイント安(-0.19%)の53134.35、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同24.50ポイント安(-0.15%)の15810.85で取引を終えた。プラス圏で推移した後は終盤マイナス圏に転落した。通貨ルピー安の進行が警戒され、インド株に売りが広がった。ルピーの対米ドルレートはこの日、再び過去最安値水準を更新。また、貿易赤字の拡大や経常赤字の一段拡大懸念なども嫌気された。6月の貿易赤字は256億米ドル(約3兆4816億円)に拡大した。【中国本土】上海総合指数 3404.03 -0.04%5日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比1.40ポイント安(-0.04%)の3404.03ポイントと反落した。対中関税を巡る警戒感がくすぶる流れ。バイデン米大統領は早ければ今週中にも、中国の消費財に対する関税の一部撤回を発表する可能性があると伝えられる一方、中国政府の産業補助金に対する新たな調査を始動するとの観測も広がった。新たな調査については、テクノロジー製品など戦略的分野でのさらなる関税につながる恐れがあるという。また、中国の新型コロナウイルス再拡大が不安材料だ。感染拡大が顕著な中国東部の安徽省では、7月1日までに複数エリアで封鎖措置を導入している。関税一部撤廃を囃した買いが先行したものの、上値は重く、指数は中盤からマイナスに転じた。
<FA>
2022/07/06 09:55
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概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は4日ぶりに反発、外資の流出懸念が弱まった
【ブラジル】ボベスパ指数 98608.76 -0.35%4日のブラジル株式市場は小反落。主要指標のボベスパ指数は前日比345.14ポイント安(-0.35%)の98608.76で取引を終了した。99353.06から98264.28まで下落した。中盤はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。翌5日に5月の鉱工業生産や6月のS&Pグローバル製造業購買担当者景気指数(PMI)などの発表を控え、神経質な展開を示した。また、米国市場がこの日休場となったことを受け、ブラジル市場も積極的な売買は手控えられた。一方、米中貿易摩擦の緩和観測などが輸出の拡大期待を高めた。【ロシア】MICEX指数 2204.66 -0.09%4日のロシア株式市場は小反落。主要指標のMOEX指数は前日比1.95ポイント安(-0.09%)の2204.66で取引を終了した。2240.83から2197.39まで下落した。買いが先行した後は上げ幅を縮小させ、引けまで前日の終値近辺でもみ合った。企業が相次いで配当の見送りを発表したことが足かせとなった。また、通貨ルーブル安もロシア株の売り圧力を強めた。一方、経済指標の改善などが引き続き指数をサポートした。【インド】SENSEX指数 53234.77 +0.62%4日のインドSENSEX指数は4日ぶりに反発。前日比326.84ポイント高(+0.62%)の53234.77、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同0.53%(83.30ポイント)高の15835.35で取引を終えた。売りが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。連日の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢。また、米長期金利の低下を受け、外資の流出懸念が弱まった。【中国本土】上海総合指数 3405.43 +0.53%週明け4日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比17.79ポイント高(+0.53%)の3405.43ポイントと反発した。中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。先週の国務院(内閣に相当)常務会議では、3000億人民元(約6兆400億円)の債券を発行し、重大プロジェクトを支援する方針が示された。中国政府はこのところ、産業支援や消費拡大、雇用安定などの対策を矢継ぎ早に策定している。また、足もとの製造業景況感が改善した点も改めて材料視された。国内の新型コロナウイルス感染再拡大などを不安視した売りが先行したものの、下値は堅く、指数は程なくプラスに転じている。
<FA>
2022/07/05 09:42
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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は4日ぶり反発、企業の配当発表を好感
【ブラジル】ボベスパ指数 98953.90 +0.42%1日のブラジル株式市場は4日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前日比411.95ポイント高(+0.42%)の98953.90で取引を終了した。97231.18から99339.57まで上昇した。売りが先行した後はしばらく狭いレンジでもみ合ったが、終盤はプラス圏を回復した。連日の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢となった。また、米株高や米長期金利の低下なども好感された。一方、指数の上値は重い。6月の貿易黒字が予想以上に伸びなかったことなどが指数の足かせとなった。【ロシア】MICEX指数 2206.61 +0.08%1日のロシア株式市場は4日ぶりに反発。主要指標のMOEX指数は前日比1.76ポイント高(+0.08%)の2206.61で取引を終了した。2165.13から2237.92まで上昇した。売りが先行した後は買い戻され、引けまで狭いレンジでもみ合った。企業の配当発表が好感され、対象セクターに買いが広がった。また、経済指標の改善も支援材料。6月のS&Pグローバル製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.9となり、前月の50.8を上回った。一方、通貨ルーブル安の進行が指数の足かせとなった。【インド】SENSEX指数 52907.93 -0.21%1日のインドSENSEX指数は3日続落。前日比111.01ポイント安(-0.21%)の52907.93、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同28.20ポイント安(-0.18%)の15752.05で取引を終えた。終始マイナス圏で推移し、引けにかけて下げ幅を縮小させた。通貨ルピー安の進行が警戒され、売りが先行した。また、主要なアジア市場がさえない展開を示したことも圧迫材料。ほかに、物品・サービス税(GST)の適用税率の引き上げが消費の縮小懸念を強めた。【中国本土】上海総合指数 3387.64 -0.32%1日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比10.98ポイント安(-0.32%)の3387.64ポイントと小反落した。利益確定の売りに押される流れ。心理的節目の3400ポイント付近でもみ合う展開だった。ただ、下値は限定的。経済指標の改善や新型コロナウイルスの感染収束に伴う景気回復への期待感が続いている。午前中に発表された財新の6月中国製造業購買担当者指数(PMI)は51.7となり、市場予想(50.1)を1.6ポイント上回った。4カ月ぶりに節目の50を回復している。
<NH>
2022/07/04 10:23
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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は3日続落、原油価格の下落も資源セクターの圧迫材料
【ブラジル】ボベスパ指数 98541.95 -1.08%30日のブラジル株式市場は3日続落。主要指標のボベスパ指数は前日比1079.62ポイント安(-1.08%)の98541.95で取引を終了した。99619.06から97758.43まで下落した。終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅をやや拡大させた。欧米市場の下落など外部環境の悪化が圧迫材料となり、ブラジル株にも売りが広がった。また、原油価格の下落なども資源セクターの売り手掛かり。一方、失業率の低下などが指数を下支えした。5月の失業率は9.8%となり、前月の10.5%と予想の10.2%を下回った。1ケタに低下したのは2016年以来となる。【ロシア】MICEX指数 2204.85 -7.30%30日のロシア株式市場は3日続落。主要指標のMOEX指数は前日比173.70ポイント安(-7.30%)の2204.85で取引を終了した。2407.20から2184.71まで下落した。買いが先行した後は下げ幅を急速に拡大させ、引けまで安値圏でもみ合った。天然ガス最大手ガスプロム(GAZP)が2021年の配当を見送る方針を示したことが嫌気され、幅広い銘柄に売りが広がった。また、原油価格の下落も資源セクターの圧迫材料。ほかに、5月の国内総生産(GDP)が前月に続き、一段のマイナス成長になるとの見通しが警戒された。5月のGDP成長率について、マイナス4.3%になると予測されている。4月はマイナス2.8%だった。【インド】SENSEX指数 53018.94 -0.01%30日のインドSENSEX指数は続落。前日比8.03ポイント安(-0.01%)の53018.94、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同0.12%(18.85ポイント)安の15780.25で取引を終えた。買いが先行した後は前日の終値近辺で一進一退の展開を示した。物品・サービス税(GST)適用率の引き上げ(一部品目)が7月18日から適用するとの方針が物価の上昇懸念を高めた。また、税当局が地方政府へのGST還付の延長案を却下したことも地方財政のひっ迫懸念を強めた。外部環境では、前日の欧州市場の下落を受け、インド株にも売り圧力が強まった。【中国本土】上海総合指数 3398.62 +1.10%30日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比37.10ポイント高(+1.10%)の3398.62ポイントと反発した。中国景気の持ち直しが意識される流れ。朝方公表された6月の中国製造業PMI(中国国家統計局などが集計)は50.2となり、景況判断の分かれ目となる50を4カ月ぶりに上回った。また、非製造業PMIは54.7となり、前月実績(47.8)から大幅に改善している。中国の景気テコ入れ策や、社会活動の早期正常化に対する期待感が続いていることもプラスだ。
<FA>
2022/07/01 09:49
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概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は続落、追加の利上げ観測も指数の足かせに
【ブラジル】ボベスパ指数 99621.58 -0.96%29日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比969.83ポイント安(-0.96%)の99621.58で取引を終了した。101313.08から99218.13まで下落した。買いが先行した後は売りに押され、引けまで安値圏でもみ合った。海外株安が警戒され、ブラジル株にも売り圧力が強まった。また、追加の利上げ観測も指数の足かせに。ほかに、原油など資源価格の下落が資源の一角の売り手掛かりとなった。一方、国内消費の回復観測が指数を下支えした。【ロシア】MICEX指数 2378.55 -1.25%29日のロシア株式市場は続落。主要指標のMOEX指数は前日比30.20ポイント安(-1.25%)の2378.55で取引を終了した。2407.49から2370.41まで下落した。終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を再び拡大させた。海外株の下落が警戒され、ロシア株にも売り圧力が強まった。また、米国がロシアに対して経済制裁を追加したことも引き続き嫌気された。ほかに、原油価格の下落などが指数の足かせとなった。【インド】SENSEX指数 53026.97 -0.28%29日のインドSENSEX指数は5日ぶりに反落。前日比150.48ポイント安(-0.28%)の53026.97、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同51.10ポイント安(-0.32%)の15799.10で取引を終えた。後半はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。通貨ルピー安の進行を受け、インド株に売り圧力が強まった。ルピーの対米ドル為替レートは前日28日、過去最安値を再び更新した。経常赤字の拡大懸念やインフレ率の高止まりなどがルピーの売り圧力を高めたもようだ。また、一部品目の物品・サービス税(GST)の適用税率が引き上げられるとの観測も嫌気された。【中国本土】上海総合指数 3361.52 -1.40%29日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比47.69ポイント安(-1.40%)の3361.52ポイントと5日ぶりに反落した。利益確定売りが先行する流れ。上海総合指数はこのところ急ピッチに上昇し、足もとでは約3カ月半ぶりの高値水準を切り上げていた。ただ、下値は限定的。中国の景気テコ入れ策や、社会活動の早期正常化に対する期待感が続いている。指数はプラス圏に浮上する場面もみられた。
<FA>
2022/06/30 09:52
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概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は4日続伸、中国経済対策の期待感が相場を支える流れ
【ブラジル】ボベスパ指数 100591.41 -0.17%28日のブラジル株式市場は3日ぶりに反落。主要指標のボベスパ指数は前日比172.20ポイント安(-0.17%)の100591.41で取引を終了した。102237.09から99956.21まで下落した。プラス圏で推移した後は後半は前日の終値近辺でもみ合った。米国景気の先行き不透明感が高まっていることが指数の足かせとなった。一方、指数の下値は限定的。原油など資源価格の上昇が好感された。また、雇用市場の改善も支援材料となった。5月の登録雇用創出統計は予想以上に伸びた。【ロシア】MICEX指数 2408.75 +0.34%28日のロシア株式市場は小反落。主要指標のMOEX指数は前日比8.31ポイント高(+0.34%)の2408.75で取引を終了した。2419.81から2392.26まで下落した。後半はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。米国がロシアに対して経済制裁を追加したことが嫌気された。米政府は28日、ロシア100の企業・個人を追加制裁リスクに組み入れたと発表。また、主要7カ国(G7)も対ロ制裁の追加を検討している。一方、指数の下値は限定的。原油価格の上昇などが指数をサポートした。【インド】SENSEX指数 53177.45 +0.03%28日のインドSENSEX指数は4日続伸。前日比16.17ポイント高(+0.03%)の53177.45、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同18.15ポイント高(+0.11%)の15850.20で取引を終えた。売りが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。景気対策への期待が高まっていることが引き続き支援材料。また、インド経済が安定的な回復を示しているとの政府の見解も投資家の不安心理を緩和させている。【中国本土】上海総合指数 3409.21 +0.89%28日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比30.03ポイント高(+0.89%)の3409.21ポイントと4日続伸した。3月4日以来、約3カ月半ぶりの高値水準を切り上げている。中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。新型コロナウイルスの感染拡大で経済成長が鈍化する中、地方政府による債券発行が加速している。中でも専項債(公益事業向け資金調達を行う特別地方債)の発行額は、6月末時点で2022年発行枠の99%を消化した。また、中国人民銀行(中央銀行)は資金供給を継続。人民銀は28日、リバースレポを通じ満期分との差引で1000億人民元を市中供給した。連日で資金供給を拡大させている。人民銀のウェブサイトには、「景気回復を支援するため、緩和的な金融政策を継続する」とする易綱・総裁の談話が掲載された。
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2022/06/29 10:02
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は3日続伸、狭いレンジで一進一退の展開
【ブラジル】ボベスパ指数 100763.60 +2.12%27日のブラジル株式市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比2091.34ポイント高(+2.12%)の100763.60で取引を終了した。98672.44から101106.14まで上昇した。小幅高で寄り付いた後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏でもみ合った。原油価格の上昇が好感され、資源セクターを中心に物色の動きが活発になった。また、海外市場が落ち着きを取り戻していることも支援材料。ほかに、中国の景気対策の強化や経済活動の正常化観測などが好感された。【ロシア】MICEX指数 2417.06 +1.07%27日のロシア株式市場は反発。主要指標のMOEX指数は前日比25.55ポイント高(+1.07%)の2417.06で取引を終了した。2384.32から2417.06まで上昇した。買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。原油価格の上昇が資源セクターの物色手掛かり。また、堅調な企業業績の報告も好感された。ほかに、通貨ルーブル高の進行がロシア株の支援材料となった。一方、欧米などによる追加の経済制裁懸念などが引き続き指数の足かせとなった。【インド】SENSEX指数 53161.28 +0.82%27日のインドSENSEX指数は3日続伸。前日比433.30ポイント高(+0.82%)の53161.28、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同132.80ポイント高(+0.85%)の15832.05で取引を終えた。高く寄り付いた後は狭いレンジで一進一退の展開を示した。海外市場の上昇を受け、インド株にも買いが先行。また、米国の金融引き締めの加速懸念が緩和されていることも好感されている。国内では、一部規制の緩和が今週30日に発表される予定となり、関連セクターに物色の動きが活発になった。【中国本土】上海総合指数 3379.19 +0.88%週明け27日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比29.44ポイント高(+0.88%)の3379.19ポイントと3日続伸した。3月4日以来、約3カ月半ぶりの高値水準を切り上げている。前営業日までの好調地合いを継ぐ流れ。中国経済対策や、経済活動正常化に対する期待感が相場を押し上げている。本土で新型コロナウイルスの新規感染者数は、このところ二ケタ台前半で推移。上海市は25日、コロナ防疫戦の「勝利」を宣言し、北京市では27日から小中学校で対面授業が再開された。また、中国人民銀行(中央銀行)は資金供給を継続。人民銀は27日、リバースレポを通じ満期分との差引で900億人民元を市中供給している。先週末に続き、資金供給を拡大させた。
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2022/06/28 09:57
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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は3日ぶりに反落、利益確定売りが優勢
【ブラジル】ボベスパ指数 98672.26 +0.60%24日のブラジル株式市場は4日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前日比591.92ポイント高(+0.60%)の98672.26で取引を終了した。98031.10から99312.74まで上昇した。買いが先行した後は狭いレンジで一進一退の展開を示した。海外株高が好感され、ブラジル株にも買いが広がった。また、最近の下落で値ごろ感が強い。ほかに、原油価格の上昇や経済指標の改善などが好感された。6月のFGV消費者信頼感指数は前月の75.5から79.0まで上昇した。一方、欧米の金融引き締め加速懸念が指数の上値を押えた。【ロシア】MICEX指数 2391.51 -0.54%24日のロシア株式市場は3日ぶりに反落。主要指標のMOEX指数は前日比13.03ポイント安(-0.54%)の2391.51で取引を終了した。2414.02から2372.05まで下落した。買いが先行した後は売りに押され、引けまで狭いレンジでもみ合った。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りが優勢。また、ガスプロム(GAZP)の大幅下落も指数の足かせとなった。同社が主導して手掛けている「ノルドストリーム2」プロジェクトについて、一部国営化されるとの観測が嫌気された。一方、原油価格の上昇が指数を下支えした。【インド】SENSEX指数 52727.98 +0.88%24日のインドSENSEX指数は続伸。前日比462.26ポイント高(+0.88%)の52727.98、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同142.60ポイント高(+0.92%)の15699.25で取引を終えた。買いが先行した後は狭いレンジでもみ合った。米金利の低下や海外株の上昇を受け、インド株にも買いが広がった。また、インド経済が2022年度は安定的な成長を維持するとの観測も好感された。エコノミストらは、22年度のインド経済の成長率について、7-7.8%になると予測した。ほかに、景気対策への期待などが引き続き支援材料となった。【中国本土】上海総合指数 3349.75 +0.89%24日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比29.60ポイント高(+0.89%)の3349.75ポイントと続伸した。3月7日以来、約3カ月半ぶりの高値水準を終値ベースで回復している。前日の好調地合いを継ぐ流れ。国内で経済活動の正常化期待が高まっているほか、当局が景気テコ入れ策を相次ぎ打ち出していることが引き続き材料視された。国務院(内閣に相当)は22日、李克強・首相の主宰で常務会議を開き、自動車消費などの支援策を強化する方針を確認。習近平・国家主席は同日、今年の経済目標を達成すると改めて表明した。また、中国人民銀行(中央銀行)の資金供給拡大も好材料。人民銀は24日、リバースレポを通じ満期分との差引で500億人民元を市中供給している。人民銀の資金供給はこのところ100億人民元にとどまり、前日は満期分との差引がゼロだった。
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2022/06/27 09:51
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概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は3日続落、追加の金融引き締め懸念を警戒
【ブラジル】ボベスパ指数 98080.34 -1.45%23日のブラジル株式市場は3日続落。主要指標のボベスパ指数は前日比1441.98ポイント安(-1.45%)の98080.34で取引を終了した。100231.96から97775.07まで下落した。買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。追加の金融引き締め懸念の高まりが警戒され、売りが継続した。また、原油など資源価格の下落も圧迫材料。一方、海外株高などが指数を下支えした。【ロシア】MICEX指数 2404.54 +1.31%23日のロシア株式市場は続伸。主要指標のMOEX指数は前日比31.02ポイント高(+1.31%)の2404.54で取引を終了した。2350.10から2404.54まで上昇した。売りが先行した後は買い戻され、引けまで狭いレンジでもみ合った。海外株高が好感され、ロシア株にも買いが広がった。また、追加の利下げ観測も支援材料。ロシア中央銀行はこのほど、追加の利下げ余地があると発言した。一方、原油価格の下落が指数の足かせとなった。【インド】SENSEX指数 52265.75 +0.86%23日のインドSENSEX指数は反発。前日比443.19ポイント高(+0.86%)の52265.72、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同143.35ポイント高(+0.93%)の15556.65で取引を終えた。中盤はマイナス圏に転落する場面もあったが、その後は再び買い戻された。モディ政権が2022年度の成長目標を7.5%に設定したことが好感された。これはインド準備銀行(中央銀行)が予測した7.2%を上回る水準だ。成長目標を達成させるため、一連の景気対策に対する期待は高まっている。また、経常赤字の縮小報告なども支援材料。1-3月期の経常赤字は134億米ドル(約1兆8224億円)となり、前期の222億米ドルを下回っている。【中国本土】上海総合指数 3320.15 +1.62%23日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比52.95ポイント高(+1.62%)の3320.15ポイントと4日ぶりに反発した。中国景気の先行き不安が後退する流れ。習近平・国家主席は22日、今年の経済目標を達成する方針を改めて表明している。多数のアナリストによる「新型コロナウイルス感染抑制策などにより、2022年の成長目標達成は困難」との指摘を否定した格好だ。足もとでは、新型コロナウイルスの感染状況が一部を除き落ち着いているほか、当局は強力な景気テコ入れ策を相次ぎ打ち出している。国務院(内閣に相当)は22日、李克強・首相の主宰で常務会議を開き、自動車消費などの支援策を強化する方針を確認した。
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2022/06/24 10:27
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概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は3日続落、投資家の慎重スタンスが続く
【ブラジル】ボベスパ指数 99522.32 -0.16%22日のブラジル株式市場は小幅続落。主要指標のボベスパ指数は前日比162.18ポイント安(-0.16%)の99522.32で取引を終了した。100373.69から98050.02まで下落した。中盤はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。海外株安が警戒され、ブラジル株にも売り圧力が高まった。また、原油価格の下落なども資源セクターの売り手掛かりとなった。一方、指数の下値は限定的。最近の下落で値ごろ感が強まり、一部の銘柄に買い戻しの動きが見られた。【ロシア】MICEX指数 2373.52 +0.62%22日のロシア株式市場は反発。主要指標のMOEX指数は前日比14.71ポイント高(+0.62%)の2373.52で取引を終了した。2320.87から2373.52まで上昇した。前半はマイナス圏で推移したが、その後は買い戻された。通貨ルーブル高の進行がロシア株の支援材料。また、インフレ率の鈍化も好感された。5月の生産者物価指数(PPI)上昇率は19.3%となり、前月の31.5%と34.9%を下回った。一方、原油安や海外市場の下落などが指数の上値を抑えた。【インド】SENSEX指数 51822.53 -1.35%22日のインドSENSEX指数は反落。前日比709.54ポイント安(-1.35%)の51822.53、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同225.50ポイント安(-1.44%)の15413.30で取引を終えた。終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を拡大させた。通貨ルピー安の進行がインド株の圧迫材料。ルピーの対米ドル為替レートは前日21日、過去最安値水準を更新した。経常赤字の拡大観測やインフレ加速懸念がルピーの売り圧力を高めたもようだ。【中国本土】上海総合指数 3267.20(-1.20%)22日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比39.52ポイント安(-1.20%)の3267.20ポイントと3日続落した。投資家の慎重スタンスが続く。中国の電力ひっ迫や、洪水・土砂災害が懸念材料として意識された。米景気の先行き不安が高まる中、中国経済に対する影響も不安視されている。ゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレーなど大手ブローカーは、ストラテジストが相次いで、急速な金融引き締めが企業収益の減少を招き、リセッション(景気後退)に陥るリスクが高まると指摘した。WTI原油先物が22日の時間外取引で急落したことも、リセッションの懸念を連想させている。米中関係の改善期待もやや後退。バイデン米政権が検討している対中制裁関税の引き下げ決定が先送りされると伝わったほか、米中首脳会談の開催時期も決まっていないもようだ。
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2022/06/23 09:59
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概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は続伸、政府が通信業界の支援策を延長
【ブラジル】ボベスパ指数 99684.50 -0.17%21日のブラジル株式市場は小反落。主要指標のボベスパ指数は前日比168.17ポイント安(-0.17%)の99684.50で取引を終了した。101068.71から99166.54まで下落した。プラス圏で推移した後は終盤マイナス圏に転落した。新たな手掛かりが少ないなか、方向感の乏しい展開を示した。また、流動性の悪化懸念も引き続き圧迫材料となった。一方、指数の下値は限定的。海外株高などが指数を下支えした。また、通貨レアル高も支援材料となった。【ロシア】MICEX指数 2358.81 -1.90%21日のロシア株式市場は反落。主要指標のMOEX指数は前日比45.59ポイント安(-1.90%)の2358.81で取引を終了した。2415.59から2357.27まで下落した。朝方はプラス圏に浮上する場面もあったが、その後は再び売りに押され、引けまで安値圏でもみ合った。欧州連合(EU)がロシアに対して経済制裁を追加するとの観測が警戒された。また、通貨ルーブル高の進行も資源輸出大手の売り手掛かり。ほかに、最近の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りの動きもみられた。【インド】SENSEX指数 52532.07 +1.81%21日のインドSENSEX指数は続伸。前日比934.23ポイント高(+1.81%)の52532.07、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同288.65ポイント高(+1.88%)の15638.80で取引を終えた。高く寄り付いた後は狭いレンジでもみ合った。海外株高を受け、インド株も買いが広がった。また、政府が通信業界の支援策を延長したとの報道も同セクターの物色手掛かり。地元メディアによると、政府は通信業界の支援策を一年延長したという。追加された支援金は400億ルピー(約692億円)に上る。ほかに、最近の下落で値ごろ感が強まり、下値を拾う動きも活発となった。【中国本土】上海総合指数 3306.72 -0.26%21日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比8.71ポイント安(-0.26%)の3306.72ポイントと続落した。利益確定売りが続く。上海総合指数は先月後半から上昇ピッチを速め、足もとでは約3カ月ぶりの高値水準を切り上げていた。もっとも、大きく売り込む動きはみられない。経済活動の早期正常化や、政府の景気テコ入れ策に対する期待感は根強く、指数はプラス圏で推移する場面もあった。中国本土の新型コロナウイルス感染は、一部の地域を除いて抑制されている。20日に確認された新規感染は、首都の北京市で5人、商都の上海市で9人にとどまった。
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2022/06/22 10:02
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概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は反落、国内外の利上げが嫌気
【ブラジル】ボベスパ指数 99824.94 -2.90%17日のブラジル株式市場は反落。主要指標のボベスパ指数は前日比2981.88ポイント安(-2.90%)の99824.94で取引を終了した。105478.15から101699.55まで下落した。売りが先行した後は下げ幅を拡大させ、引けまで安値圏でもみ合った。ボベスパ指数はこの日、100000ptの大台を割り込んで引けた。国内外の利上げが嫌気され、リスク回避の売りが広がった。欧米の利上げに続き、ブラジル中央銀行も16日、市場予想通り政策金利であるセリック金利をこれまでの12.75%から13.25%に引き上げると発表した。また、世界経済の成長が鈍化するとの懸念なども圧迫材料となった。【ロシア】MICEX指数 2353.98 -0.67%17日のロシア株式市場は4日ぶりに反落。主要指標のMOEX指数は前日比15.77ポイント安(-0.67%)の2353.98で取引を終了した。2382.49から2345.40まで下落した。朝方はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は売りに押された。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りが優勢。また、欧米の利上げなども改めて警戒された。一方、指数の下値は限定的。通貨ルーブルの高止まりなどが指数を下支えした。【インド】SENSEX指数 51360.42 -0.26%17日のインドSENSEX指数は弱含み。前日比135.37ポイント安(-0.26%)の51360.42、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同67.10ポイント安(-0.44%)の15293.50で取引を終えた。売りが先行した前日の終値近辺で一進一退の展開を示した。相次いでの欧米利上げを受け、外資の流出懸念が強まったほか、世界経済の成長鈍化懸念も高まった。また、外国人投資家(FII)の売り越しも圧迫材料となった。【中国本土】上海総合指数 3316.79 +0.96%17日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比31.41ポイント高(+0.96%)の3316.79ポイントと反発した。中国経済対策の期待感が持続している。指数は安くスタートしたものの、徐々に買い戻しが入り、中盤からプラスに転じた。ただ上値は限定的。高インフレ抑制のため、米国や欧州各国が相次ぎ利上げに踏み切る中、「引き締めが経済成長を鈍化させる」と不安視された。
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2022/06/20 09:40
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概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は反落、利益確定売りが広がる流れ
【ブラジル】休場【ロシア】MICEX指数 2369.75 +2.19%16日のロシア株式市場は堅調推移。主要株価指数のMOEXロシア指数は、前日比50.79ポイント高(+2.19%)の2369.75で引けた。日中の取引レンジは、2317.87−2374.24。米長期金利の低下や原油先物の反発を好感した買いがが入ったようだ。【インド】SENSEX指数 51495.79 -1.99%16日のインドSENSEX指数は軟調推移。前日比1045.60ポイント安(-1.99%)の51495.79、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは、同2.11%(331.55ポイント)安の15360.60で取引終了。30社株価指数SENSEXの構成銘柄では、1が上昇、29が下落、変わらずは0。ほぼすべての銘柄が下げた。タタ・スティールの下げが目立った。一方、ネスレ・インディアは小幅高。米金融政策の不透明感は払しょくされつつあるようだが、スイス中央銀行の金利引き上げが嫌気されたようだ。【中国本土】上海総合指数 3285.39 -0.61%16日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比20.02ポイント安(-0.61%)の3285.39ポイントと3日ぶりに反落した。利益確定売りが広がる流れ。上海総合指数はこのところ急ピッチに上昇し、足もとでは約3カ月ぶりの高値水準を切り上げていた。原油安も重し。需要減の警戒感で、昨夜のWTI原油先物は3.0%安と急落した。米金融当局が大幅利上げを決定する中、景気が落ち込むとみられている。中国経済対策の期待感などが持続し、指数は高く推移していたものの、中盤からマイナスに転じた。
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2022/06/17 09:03
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概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は弱含み、米金融政策を見極める必要がある
【ブラジル】ボベスパ指数 102806.82 +0.73%15日のブラジル株式市場は、強含み。主要株価指数のボベスパ指数は、前営業日比743.57ポイント高(+0.73%)の102806.82で引けた。米長期金利の低下が好感されたようだ。ボべスパ指数の92の構成銘柄では70が上昇、21が下落、変わらずは1で買いが優勢。【ロシア】MICEX指数 2318.96 +1.28%15日のロシア株式市場は堅調推移。主要株価指数のMOEXロシア指数は、前日比29.21ポイント高(+1.28%)の2318.96で引けた。日中の取引レンジは、2282.79−2320.40。米長期金利の低下観測を受けて押し目買いが入ったようだ。【インド】SENSEX指数 52541.39 -0.29%15日のインドSENSEX指数は弱含み。前日比152.18ポイント安(-0.29%)の52541.39、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは、同39.95ポイント安(-0.25%)の15692.15で取引終了。30社株価指数SENSEXの構成銘柄では、13が上昇、17が下落、変わらずは0。下げた銘柄がやや多かった。タタ・スティールの下げが目立った。バジャジ・フィンサーブなどは強含み。米金融政策を見極める必要があることから、買いは一部にとどまったようだ。【中国本土】上海総合指数 3305.41 +0.50%15日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比16.50ポイント高(+0.50%)の3305.41ポイント(上海A株指数は0.51%高の3463.62ポイント)と続伸した。3月11日以来、約3カ月ぶりの高値水準を切り上げている。中国経済の回復が期待される流れ。取引時間中に公表された5月の中国経済統計では、小売売上高の減少率が大幅に縮小し、鉱工業生産が予想外のプラス成長に転じた。足もとでは、政府関係部局が雇用やインフラ投資、産業支援、消費振興などに向けた対策を相次ぎ発表しているほか、プラットフォーム企業や不動産デベロッパーなどに向けた産業統制もやや緩和している。ただ、指数は引けにかけて上げ幅を縮小。中国の新型コロナウイルス感染再拡大や、米国の利上げペース加速が警戒されている。米国ではあす未明(日本時間)、米連邦準備理事会(FRB)の結果が発表される予定だ。
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2022/06/16 09:46
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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は小幅高、押し目買い興味は残されているようだ
【ブラジル】ボベスパ指数 102063.25 -0.52%14日のブラジル株式市場は、弱含み。主要株価指数のボベスパ指数は、前営業日比534.93ポイント安(-0.52%)の102063.25で引けた。米長期金利の上昇が嫌気されたようだ。ボべスパ指数の92の構成銘柄では28が上昇、61が下落、変わらずは3で売りが優勢。【ロシア】MICEX指数 2289.75 +0.19%14日のロシア株式市場は小幅高。主要株価指数のMOEXロシア指数は、前日比4.23ポイント高(+0.19%)の2289.75で引けた。日中の取引レンジは、2261.26−2308.43。ロシアの安全保障上のリスクは軽減されていないが、押し目買い興味は残されているようだ。【インド】SENSEX指数 52693.57 -0.29%14日のインドSENSEX指数は弱含み。前日比153.13ポイント安(-0.29%)の52693.57、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは、同42.30ポイント安(-0.27%)の15732.10で推移。30社株価指数SENSEXの構成銘柄では、15が上昇、14が下落、変わらずは1。売買拮抗となった。バーティ・エアテルなどがしっかりとした値動き。一方、インダスインド銀行、HDFC銀行など金融株は弱含み。【中国本土】上海総合指数 3288.91 +1.02%14日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比33.35ポイント高(+1.02%)の3288.91ポイントと反発した。3月11日以来、約3カ月ぶりの高値水準を回復している。中国政府による経済政策の期待感が相場を支える流れ。政府の関係部局は雇用やインフラ投資、産業支援、消費振興などに向けた対策を相次ぎ発表しているほか、プラットフォーム企業や不動産デベロッパーなどに向けた産業統制も緩和している。中国の新型コロナウイルス感染再拡大と米国の金利高を嫌気した売りが先行したものの、下値は堅く、指数は後場途中からプラスに転じた。
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2022/06/15 09:39
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は7日続落、世界的な株安連鎖が警戒
【ブラジル】ボベスパ指数 102598.18 -2.73%13日のブラジル株式市場は7日続落。主要指標のボベスパ指数は前日比2883.05ポイント安(-2.73%)の102598.18で取引を終了した。105478.15から101699.55まで下落した。小幅安で寄り付いた後は下げ幅を拡大させ、引けまで安値圏でもみ合った。世界的な株安連鎖が警戒され、ブラジル株にも売りが広がった。また、米国の利上げペースの加速懸念も圧迫材料。ほかに、国内での追加の利上げ観測がリスク回避の売りを加速させた。【ロシア】休場【インド】SENSEX指数 52846.70 -2.68%13日のインドSENSEX指数は続落。前日比1456.74ポイント安(-2.68%)の52846.70、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同427.40ポイント安(-2.64%)の15774.40で取引を終えた。大幅安で寄り付いた後は安値圏でもみ合った。世界的な株安を受け、インド株にも売り圧力が強まった。また、欧米の金融引き締め懸念が高まっていることも外資の流出懸念を高めた。国内では、熱波の到来に伴う停電の懸念が高まっていることが、経済活動の停滞不安を高めた。また、インフレ高進に伴う個人消費の落ち込みなども関連セクターの圧迫材料となった。【中国本土】上海総合指数 3255.55 -0.89%週明け13日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比29.28ポイント安(-0.89%)の3255.55ポイントと反落した。中国の新型コロナウイルス感染再拡大が不安視される流れ。行動制限が緩和された首都北京市では、新規感染数が増加し、学校再開も大半で延期された。新規感染者が確認された上海市では、週末に大規模なPCR検査を実施している。中国政府は「ゼロコロナ」政策を堅持しているだけに、ロックダウン(都市封鎖)突入の不安も漂っている。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。当局の景気支援策に対する期待感は持続している。今年5月の人民元建て新規融資は、政策支援の効果で4月から急回復し、予想も大幅に上回った。
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2022/06/14 10:01
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は反発、中国経済対策の期待感が相場を支える流れ
【ブラジル】ボベスパ指数 107093.71 -1.18%6日続落、欧米の金融引き締めを警戒10日のブラジル株式市場は6日続落。主要指標のボベスパ指数は前日比1612.48ポイント安(-1.51%)の105481.23で取引を終了した。107092.37から104647.59まで下落した。売りが先行した後は下げ幅を拡大させ、引けまで狭いレンジでもみ合った。欧米の金融引き締めスタンスが嫌気され、外資の流出懸念が一段と強まった。国内では、追加の利上げ観測が圧迫材料。翌週16日に開催される金融政策決定会合では、政策金利が12.75%から13.25%まで引き上げられると予測されている。一方、原油など資源価格の高止まりが指数をサポートしている。【ロシア】MICEX指数 2293.99 -1.07%10日のロシア株式市場は続落。主要指標のMOEX指数は前日比8.47ポイント安(-0.37%)の2285.52で取引を終了した。2296.10から2273.95まで下落した。おおむねマイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を拡大させた。通貨ルーブル高進行で輸出企業に売り圧力が強まった。また、欧米による追加の経済制裁懸念が根強いことも圧迫材料となった。一方、指数の下値は限定的。予想以上の利下げ実施が指数を下支えした。ロシア中央銀行は10日、政策金利を11.00%から9.50%に引き下げると発表。市場予想を1.00%の利下げだった。【インド】SENSEX指数 54303.44 -1.84%10日のインドSENSEX指数は反落。前日比1016.84ポイント安(-1.84%)の54303.44、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同276.30ポイント安(-1.68%)の16201.80で取引を終えた。大幅安で寄り付いた後は下げ幅をじりじりと拡大させた。一部の市中銀行が貸出金利を引き上げていることが嫌気された。これに伴う企業の資金調達コストが増加すると警戒されている。経常赤字の拡大なども圧迫材料。2021年度の経常赤字は438億米ドル(約5兆8692億円)となり、3年ぶりの高水準を記録した。【中国本土】上海総合指数 3284.83 +1.42%10日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比45.88ポイント高(+1.42%)の3284.83ポイントと反発した。3月11日以来、約3カ月ぶりの高値水準を終値で回復している。中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。世界銀行や経済協力開発機構(OECD)など、有力シンクタンクが経済見通しを相次ぎ引き下げるなか、中国政府は景気腰折れを回避するための対策を強めるとの見方が広がっている。取引直後に5月の中国物価統計が公表され、懸念されるほどインフレが進行していなかった点も買い安心感につながった。消費者物価指数(CPI)がプラス2.1%となり、上昇率は市場予想をやや下回っている。一方、生産者物価指数(PPI)はプラス6.4%と予想通りだった。欧米の金融引き締めなどを嫌気した売りが先行したものの、下値は堅く、指数は上げ幅を広げている。
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2022/06/13 09:43
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概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は5日ぶりに反発、燃料税の引き下げなどもインフレ高進懸念
【ブラジル】ボベスパ指数 107093.71 -1.18%9日のブラジル株式市場は5日続落。主要指標のボベスパ指数は前日比1273.96ポイント安(-1.18%)の107093.71で取引を終了した。108510.31から107067.62まで下落した。朝方はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。海外株安が警戒され、ブラジル株にも売りが広がった。また、追加の利上げ観測も引き続き圧迫材料。翌週16日に開催される政策金利決定会合では、政策金利であるセリック金利は12.75%から13.25%まで引き上げられるとみられている。ほかに、世界経済の成長鈍化観測などが引き続き足かせとなった。【ロシア】MICEX指数 2293.99 -1.07%9日のロシア株式市場は3日ぶりに反落。主要指標のMOEX指数は前日比24.86ポイント安(-1.07%)の2293.99で取引を終了した。2323.39から2275.22まで下落した。売りが先行した後は下げ幅を拡大させ、引けまで安値圏でもみ合った。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まったほか、通貨ルーブル安がロシア株の売り圧力を強めた。また、欧米などがロシアに対して経済制裁を追加するとの観測も引き続き圧迫材料となった。【インド】SENSEX指数 55320.28 +0.78%9日のインドSENSEX指数は5日ぶりに反発。前日比427.79ポイント高(+0.78%)の55320.28、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同121.85ポイント高(+0.74%)の16478.10で取引を終えた。売りが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。連日の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢となった。また、燃料税の引き下げなどもインフレ高進懸念を後退させた。【中国本土】上海総合指数 3238.95 -0.76%9日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比24.84ポイント安(-0.76%)の3238.95ポイントと5日ぶりに反落した。売り圧力が意識される流れ。上海総合指数は前日まで急ピッチに上昇し、足もとで約2カ月ぶりの高値水準を切り上げていた。取引時間中に公表された5月の貿易統計では、輸出の伸びが大幅に上振れたものの、市場の反応は限定されている。
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2022/06/10 10:55
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は3日続落、続伸、原油高やウクライナ情勢の緊張緩和期待で
【ブラジル】ボベスパ指数 108367.67 -1.55%8日のブラジル株式市場は4日続落。主要指標のボベスパ指数は前日比1702.09ポイント安(-1.55%)の108367.67で取引を終了した。110142.34から108045.38まで下落した。おおむねマイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を拡大させた。財政赤字の拡大懸念が警戒され、ブラジル株に売りが広がった。また、インフレ高進に伴う利上げ懸念も引き続き足かせに。このほか、世界銀行や経済協力開発機構(OECD)が相次いで世界経済の見通しを下方修正していることが成長鈍化懸念を高めた。【ロシア】MICEX指数 2318.85 +1.19%8日のロシア株式市場は続伸。主要指標のMOEX指数は前日比27.23ポイント高(+1.19%)の2318.85で取引を終了した。2296.62から2342.69まで上昇した。買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏でもみ合った。原油価格の上昇が資源セクターの物色手掛かり。また、プーチン大統領がウクライナのゼレンスキー大統領の会談に向けて準備が進められているとの報道も緊張するウクライナ情勢の緩和期待を高めた。一方、欧米がロシアに対して経済制裁を追加するとの観測が引き続き指数の足かせとなった。【インド】SENSEX指数 54892.49 -0.39%8日のインドSENSEX指数は4日続落。前日比214.85ポイント安(-0.39%)の54892.49、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同60.10ポイント安(-0.37%)の16356.25で取引を終えた。前半はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。予想以上の利上げが嫌気され、後半は再び売り優勢となった。インド準備銀行(中央銀行)はきのう8日、政策金利であるRBIレポレートを4.40%から4.90%に引き上げると発表。市場予想は0.30%の利上げだった。また、成長予想の下方修正も足かせに。世界銀行は最新リポートで、2022年度のインドの成長予想をこれまでの8.0%から7.5%に下方修正した。【中国本土】上海総合指数 3263.79 +0.68%8日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比22.03ポイント高(+0.68%)の3263.79ポイントと4日続伸した。約2カ月ぶりの高値水準を切り上げている。景気持ち直し期待が相場を支える流れ。中国の経済活動正常化や景気刺激策、産業統制の緩和などが引き続き支援材料だ。売り圧力が意識される中、指数は安く推移する場面がみられたものの、引けにかけて再び上昇の勢いが増している。
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2022/06/09 10:50
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概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は3日続落、利上げ懸念が引き続き足かせ
【ブラジル】ボベスパ指数 110069.76 -0.11%7日のブラジル株式市場は3日続落。主要指標のボベスパ指数は前日比116.15ポイント安(-0.11%)の110069.76で取引を終了した。110435.02から109393.54まで下落した。小幅安で寄り付いた後は前日の終値近辺でもみ合った。利上げ懸念が引き続き足かせとなった。一方、指数の下値は限定的。米株高などが好感されたほか、物価上昇ペースの落ち着き観測が指数を下支えした。【ロシア】MICEX指数 2291.62 +0.41%7日のロシア株式市場は4日ぶりに反発。主要指標のMOEX指数は前日比9.46ポイント高(+0.41%)の2291.62で取引を終了した。2239.72から2294.40まで下落した。朝方は下値を探る展開もみられたが、その後は上げ幅をじりじりと拡大させた。企業の増配期待の高まりが好感され、終盤はプラス圏を回復した。また、連日の下落で値ごろ感も強い。一方、欧米がロシアに対して制裁を追加するとの観測が引き続き嫌気され、前半は軟調な展開を示した。【インド】SENSEX指数 55107.34 -1.02%7日のインドSENSEX指数は3日続落。前日比567.98ポイント安(-1.02%)の55107.34、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同153.20ポイント安(-0.92%)の16416.35で取引を終えた。大幅安で寄り付いた後も安値圏でもみ合った。追加の利上げ観測が圧迫材料。翌8日に開催される予定となるインド準備銀行(中央銀行)理事会では、0.4%の利上げが予測されている。これに伴う流動性の低下は懸念されている。また、米金利の上昇基調なども外資の流出懸念を強めた。【中国本土】上海総合指数 3241.76 +0.17%7日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比5.39ポイント高(+0.17%)の3241.76ポイントと3日続伸した。約2カ月ぶりの高値水準を切り上げている。中国景気の持ち直しが期待される流れ。中国で経済活動が再開しつつあることや、当局の財政・金融政策に対する期待感が投資家心理を上向かせている。また、産業統制の動きが一巡したとの見方もプラス。配車サービス中国大手の滴滴出行(DIDI/NYSE)など3社に対し、中国当局がサイバーセキュリティ問題を巡る調査を近く終了するもよう——と伝わっている。早ければ今週中にも、新規ユーザーの登録禁止措置を解除する見込みという。ただ、上値は重い。指数はこのところの上昇ピッチが速かったこともあり、売り圧力が意識されている。
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2022/06/08 10:01
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概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は続伸、先週までの好地合いを継ぐ流れ
【ブラジル】ボベスパ指数 110185.91 -0.82%6日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比916.41ポイント安(-0.82%)の110185.91で取引を終了した。111934.78から110015.20まで下落した。買いが先行した後は売りに押され、引けまで安値圏でもみ合った。米金利の上昇基調が警戒され、売りが継続。国内では、追加の利上げ懸念が高まっていることが嫌気された。ブラジル中央銀行がエコノミスト約100人を対象に実施した最新調査では、12月のインフレ率が8.89%まで上昇するとの予想が示された。前回予想は7.89%だった。一方、中国経済の回復期待などが対中輸出の拡大観測を高めた。【ロシア】MICEX指数 2282.16 -1.12%6日のロシア株式市場は3日続落。主要指標のMOEX指数は前日比25.87ポイント安(-1.12%)の2282.16で取引を終了した。2321.75から2277.21まで下落した。朝方はプラス圏を回復する場面もあったが、その勢いは続かなかった。欧米がロシアに対して経済制裁を追加する予定だの観測が警戒され、リスク回避の売りが継続。国の証券保管振替機構も欧州連合(EU)の制裁リストに追加されたと報じられている。また、原油価格が弱含みの展開を示したことや、米金利の上昇基調なども圧迫材料となった。【インド】SENSEX指数 55675.32 -0.17%6日のインドSENSEX指数は小幅続落。前日比93.91ポイント安(-0.17%)の55675.32、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同14.75ポイント安(-0.09%)の16569.55で取引を終えた。後半はプラス圏を回復する場面もあったが、終盤は再び売りに押された。利上げ観測が指数の足かせ。今週8日に開催されるインド準備銀行(中央銀行)理事会では、50bp(ベーシスポイント)の利上げが実施されると予測されている。また、米国の引き締め懸念の再燃などもインドなど新興国からの資金流出懸念を強めた。【中国本土】上海総合指数 3236.37 +1.28%連休明け6日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比40.91ポイント高(+1.28%)の3236.37ポイントと続伸した。4月8日以来、約2カ月ぶりの高値水準を回復している。先週までの好地合いを継ぐ流れ。財政・金融政策や、経済活動再開の期待が投資家心をを上向かせている。中国人民銀行(中央銀行)の副総裁は2日の記者会見で、「穏健な金融政策を強化し、景気対策を前倒しする」と表明した。財政部長も同日の記者会見で、「景気刺激策を確実に実行していく」などと強調している。新型コロナウイルス感染対策で実施していた行動制限に関しては、事実上のロックダウン(都市封鎖)を1日に解除した上海市に続き、北京市では6日から飲食店での食事が一部地域を除いて再開された。
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2022/06/07 11:23
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概況からBRICsを知ろう インド株式市場は小反落、貿易赤字の拡大が足かせ
【ブラジル】ボベスパ指数 111102.32 -1.15%3日のブラジル株式市場は4日ぶりに反落。主要指標のボベスパ指数は前日比1290.59ポイント安(-1.15%)の111102.32で取引を終了した。112391.83から110935.15まで下落した。大幅安で寄り付いた後は狭いレンジでもみ合った。米引き締め懸念の再燃や米国の金利高などを受け、外資の流出懸念が強まった。また、連日の上昇で足元では高値警戒感も強い。国内では、鉱工業生産のマイナス成長が継続していることを受け、足元での景気低迷懸念が強まった。4月の鉱工業生産は前年同月比でマイナス0.5%となり、前月のマイナス1.9%(改定値)から改善したものの、引き続きマイナス成長となった。【ロシア】MICEX指数 2308.03 -1.37%3日のロシア株式市場は続落。主要指標のMOEX指数は前日比32.14ポイント安(-1.37%)の2308.03で取引を終了した。2348.03から2286.82まで下落した。買いが先行した後は売りに押され、引けまで安値圏でもみ合った。米国に続き、欧州連合(EU)がロシアに対して経済制裁を追加したことが嫌気され、リスク回避の売りが継続。EUはこのほど、6つの対ロ制裁パーケージを新たに発表した。一方、原油価格の高止まりなどが指数を下支えした。【インド】SENSEX指数 55769.23 -0.09%3日のインドSENSEX指数は小反落。前日比48.88ポイント安(-0.09%)の55769.23、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同43.70ポイント安(-0.26%)の16584.30で取引を終えた。プラス圏でもみ合った後は終盤マイナス圏に押された。貿易赤字の拡大が足かせ。5月の貿易赤字は233億米ドル(約3兆290億円)に上り、2021年11月以来の高水準を記録した。また、財政赤字の拡大観測に伴う財政支出の縮小観測も嫌気された。2022年度の財政赤字について、同年度のGDPの6.7%まで拡大すると予測されている。インフレ高進の対策資金が一段と拡大すると予測され、景気対策などに回す予算がカットされる可能性があると懸念されている。【中国本土】休場
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2022/06/06 10:02
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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は反落、米国が対ロ制裁を追加
【ブラジル】ボベスパ指数 112392.91 +0.93%2日のブラジル株式市場は3日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比1032.97ポイント高(+0.93%)の112392.91で取引を終了した。111218.20から112708.96まで上昇した。前半はマイナス圏に転落する場面もあったが、その後は上げ幅を拡大させた。米株高や米金利の落ち着きが好感され、ブラジル株にも買いが広がった。また、中国上海市での経済活動の再開なども引き続き支援材料となった。一方、指数の上値は重い。1-3月期の成長率が予想を下回ったことが嫌気されたもようだ。1-3月期の国内総生産(GDP)成長率は1.7%となり、前期の1.6%を上回ったものの、予想の2.1%を下回った。【ロシア】MICEX指数 2340.17 -1.45%2日のロシア株式市場は反落。主要指標のMOEX指数は前日比34.43ポイント安(-1.45%)の2340.17で取引を終了した。2382.23から2337.53まで下落した。買いが先行した後は売りに押され、引けまで前日の終値近辺で一進一退の展開を示した。。米国がロシアに対して経済政策を追加で発表したことが嫌気され、ロシア株への売りが広がった。米政府はこのほど、17のロシア企業・個人を制裁リスクに追加したと発表。一方、原油価格の上昇などが指数を下支えした。【インド】SENSEX指数 55818.11 +0.79%2日のインドSENSEX指数は3日ぶりに反発。前日比436.94ポイント高(+0.79%)の55818.11、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同105.25ポイント高(+0.64%)の16628.00で取引を終えた。買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。連日の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが広がった。また、経済指標が安定していることも景気後退懸念を緩和させた。インフレ率の上昇にもかかわらず、5月のS&Pグローバル製造業購買担当者景気指数(PMI)は54.6となり、前月の54.7をやや下回る程度だ。ほかに、再生可能エネルギーの増加が電力不足の懸念をやや緩和させている。【中国本土】上海総合指数 3195.46 +0.42%2日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比13.30ポイント高(+0.42%)の3195.46ポイントと反発した。4月18日以来、約1カ月半ぶりの高値水準を回復している。中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。このところ政府関係部局は雇用やインフラ投資、産業支援、消費振興などに向けた対策を相次ぎ発表している。景気腰折れが回避できると見方も改めて高まった。また、中国財政部の欧文漢・部長助理は2日の記者会見で、今年1-5月の専項債(公益事業向け資金調達を行う特別地方債)発行額が2兆300億人民元(約39兆円)に達したと報告している。専項債の利用範囲をさらに拡大し、新インフラや新エネルギープロジェクトなどを重点対象に含める考えも示した。ただ、上値は重い。あす3日は端午節の祝日で、本土・香港市場が休場となることもあり、積極的な売買も手控えられている。
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2022/06/03 11:12
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概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は強含み、経済指標の改善が支援材料
【ブラジル】ボベスパ指数 111359.94 +0.01%1日のブラジル株式市場は強含み。主要指標のボベスパ指数は前日比9.43ポイント高(+0.01%)の111359.94で取引を終了した。110821.51から111930.89まで上昇した。買いが先行した後は前日の終値近辺で一進一退の展開を示した。経済指標の改善が支援材料。5月のS&Pグローバル製造業購買担当者景気指数(PMI)は54.2となり、前月の51.8を上回った。一方、指数の上値は重い。米金利高が外資の流出懸念を強めよう。また、翌2日に1-3月期の国内総生産(GDP)などが発表される予定となり、積極的な売買も手控えられた。【ロシア】MICEX指数 2374.60 +0.80%1日のロシア株式市場は4日ぶりに反発。主要指標のMOEX指数は前日比18.85ポイント高(+0.80%)の2374.60で取引を終了した。2338.90から2385.64まで上昇した。売りが先行した後は買い戻され、引けまで狭いレンジでもみ合った。経済指標の改善が好感された。5月のS&Pグローバル製造業購買担当者景気指数(PMI)は前月の48.2から50.8に上昇。また、欧州連合(EU)が当面、対ロ制裁を新たに追加しないとの観測も支援材料となった。一方、米金利高などが外資の流出懸念をやや強めた。【インド】SENSEX指数 55381.17 -0.33%1日のインドSENSEX指数は続落。前日比185.24ポイント安(-0.33%)の55381.17、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同61.80ポイント安(-0.37%)の16522.75で取引を終えた。前半はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。成長鈍化が嫌気された。1-3月期の国内総生産(GDP)は4.1%となり、前期の5.4%を下回った。2021年度の成長率は8.7%となった。また、外国人の売り越しも圧迫材料。5月のインド市場からの外資流出額は4400億ルピー(約7436億円)に拡大し、約2年ぶりの高水準を記録した。ほかに、インフレ高進懸念が根強いことが引き続き指数の足かせとなった。【中国本土】上海総合指数 3182.16 -0.13%1日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比4.27ポイント安(-0.13%)の3182.16ポイントと6日ぶりに反落した。売り圧力が意識される流れ。上海総合指数は前日まで急ピッチに5日続伸し、足もとで約1カ月半ぶりの高値水準を回復していた。中国景気の鈍化懸念もくすぶる。取引時間中に公表された5月の財新中国製造業PMI(民間集計)は48.1にとどまり、市場予想に届かなかった。
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2022/06/02 09:59
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は5日続伸、前日までの好地合いを継ぐ流れ
【ブラジル】ボベスパ指数 111350.51 +0.29%31日のブラジル株式市場は小反発。主要指標のボベスパ指数は前日比318.40ポイント高(+0.29%)の111350.51で取引を終了した。110685.49から111902.64まで上昇した。後半はマイナス圏に転落する場面もあったが、終盤は再び買い戻された。失業率の低下が好感され、買い戻しが広がった。4月の失業率は前月の11.1%と予想の10.9%を下回り、10.5%まで低下。これは6年ぶりの低水準を記録した。また、中国上海市での経済活動の再開も対中輸出の拡大期待を高めた。一方、指数の上値は重い。インフレ高進懸念が根強いことが指数の上値を抑えた。【ロシア】MICEX指数 2355.75 -1.86%31日のロシア株式市場は3日続落。主要指標のMOEX指数は前日比44.64ポイント安(-1.86%)の2355.75で取引を終了した。2400.75から2351.74まで下落した。大幅安で寄り付いた後は狭いレンジでもみ合った。欧州連合(EU)がロシアに対して経済制裁を追加すると発表したことが売り圧力を強めた。EUはパイプライン経由を除き、75%のロシア製原油の輸入禁止に踏み切った。また、通貨ルーブル高の進行も輸出大手の売り手掛かりとなった。一方、中国上海市の経済活動の再開などが指数を下支えした。【インド】SENSEX指数 55566.41 -0.64%31日のインドSENSEX指数は4日ぶりに反落。前日比359.33ポイント安(-0.64%)の55566.41、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同76.85ポイント安(-0.46%)の16584.55で取引を終えた。おおむねマイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を拡大させた。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りが優勢。また、この日の取引終了後に1-3月期の国内総生産(GDP)などが発表される予定となり、積極的な売買は手控えられた。なお、1-3月期のGDP成長率は4.1%となり、前期の5.4%を下回ったものの、予想の3.9%を上回った。【中国本土】上海総合指数 3186.43 +1.19%31日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比37.37ポイント高(+1.19%)の3186.43ポイントと5日続伸した。4月19日以来、約1カ月半ぶりの高値水準を回復している。前日までの好地合いを継ぐ流れ。中国の経済活動再開や景気刺激策の期待感が引き続き手がかりとなった。中国本土で新型コロナウイルスの1日当たり新規感染数は減少傾向にあり、一部では「ピークは過ぎた」との声も聞かれる。また、国務院(内閣に相当)が5月31日、先ごろの常務会議で決定した景気対策33項目の詳細を発表したことも好感されている。景況感の改善も追い風。朝方公表された今年5月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.6となり、前月実績(47.4)と市場予想(49.0)を上回っている。景況判断の分かれ目となる50は3カ月連続で割り込んだものの、調査対象21業種のうち、過半の12業種が50を超えた。前月比で3業種増えている。
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2022/06/01 09:52
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は3日続伸、海外株高を受け
【ブラジル】ボベスパ指数 111032.11 -0.81%30日のブラジル株式市場は3日ぶりに反落。主要指標のボベスパ指数は前日比909.57ポイント安(-0.81%)の111032.11で取引を終了した。112690.15から110655.46まで下落した。買いが先行した後は売りに押され、引けまで狭いレンジでもみ合った。東北部ペルナンブコ州の豪雨被害が拡大していることが改めて警戒されたもようだ。また、通貨レアルの下落なども圧迫材料。一方、海外株の上昇などが指数を下支えした。【ロシア】MICEX指数 2400.39 -0.30%30日のロシア株式市場は続落。主要指標のMOEX指数は前日比7.20ポイント安(-0.30%)の2400.39で取引を終了した。2433.04から2376.44まで下落した。買いが先行した後は売りに押され、引けまで狭いレンジでもみ合った。上場企業が年末配当の見送りを相次いで発表したことを受け、失望売りが広がった。また、欧州連合(EU)がロシアに対して新たな制裁を加えるとの観測も嫌気された。一方、MOEX指数の下値は限定的。通貨ルーブルの急反発が支援材料となった。【インド】SENSEX指数 55925.74 +1.90%30日のインドSENSEX指数は3日続伸。前日比1041.08ポイント高(+1.90%)の55925.74、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同308.95ポイント高(+1.89%)の16661.40で取引を終えた。大幅高で寄り付いた後も高値圏でもみ合った。海外株高を受け、インド株にも買いが先行した。また、米国の消費活動の回復報告も対中輸出の拡大期待を高めた。なお、米国は2021年度、中国を抜いてインド最大の貿易相手国となった。ほかに、中国の経済活動の再開期待などが対中輸出の増加期待を高めた。国内では、外国人投資家(FII)が買い越しに転じたことが指数をサポートした。【中国本土】上海総合指数 3149.06 +0.60%週明け30日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比18.82ポイント高(+0.60%)の3149.06ポイントと4日続伸した。4月20日以来、約1カ月半ぶりの高値水準を回復している。経済活動の正常化期待が相場を支える流れ。中国本土では、新型コロナウイルスの1日当たり感染数が減少しつつあり、足もとでは約3カ月ぶりの低水準に落ち着いている。中国最大の経済都市、上海市では副市長が29日の記者会見で、感染対策の徹底などを条件に、6月1日以降、企業活動の全面再開を認める方針を明らかにした。また、首都北京市では29日、制限措置が一部緩和されている。ただ、上値は重い。直近の上昇を受けて売り圧力が意識されたほか、あす31日に公表される5月製造業PMI(国家統計局などが集計)の内容を見極めたいとするスタンスも漂った。
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2022/05/31 09:40