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概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は反落、対中関税を巡る警戒感がくすぶる流れ
配信日時:2022/07/06 09:55
配信元:FISCO
【ブラジル】ボベスパ指数 98294.64 -0.32%
5日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比314.12ポイント安(-0.32%)の98294.64取引を終了した。98607.87から96499.42まで下落した。
終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を縮小させた。欧州市場の下落が警戒され、ブラジル市場にも売り圧力が強まった。また、通貨レアル安の進行も嫌気された。一方、経済指標の改善が指数を下支えした。6月のS&Pグローバルサービス業購買担当者景気指数(PMI)は60.8となり、前月の58.6を上回った。また、5月の鉱工業生産増加率(前年比)も前月のマイナス0.5%からプラス0.5%に回復した。
【ロシア】MICEX指数 2226.64 +1.00%
5日のロシア株式市場は反発。主要指標のMOEX指数は前日比21.98ポイント高(+1.00%)の2226.64で取引を終了した。2187.57から2238.73まで上昇した。
前半はマイナス圏に転落する場面もあったが、その後は買い戻された。UCルサール(RUALR)などの大幅上昇が指数をサポート。同社がノリルスクニッケル(GMKN)と合併するとの観測が好感されたもようだ。また、通貨ルーブル安の進行も輸出大手の物色手掛かり。一方、企業配当の中止報道が相次いでいることが引き続き警戒された。また、プーチン大統領が国内企業の配当支給について、外国口座の経由禁止令に署名したことも、外資の流出懸念を高めた。
【インド】SENSEX指数 53134.35 -0.19%
5日のインドSENSEX指数は小反落。前日比100.42ポイント安(-0.19%)の53134.35、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同24.50ポイント安(-0.15%)の15810.85で取引を終えた。
プラス圏で推移した後は終盤マイナス圏に転落した。通貨ルピー安の進行が警戒され、インド株に売りが広がった。ルピーの対米ドルレートはこの日、再び過去最安値水準を更新。また、貿易赤字の拡大や経常赤字の一段拡大懸念なども嫌気された。6月の貿易赤字は256億米ドル(約3兆4816億円)に拡大した。
【中国本土】上海総合指数 3404.03 -0.04%
5日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比1.40ポイント安(-0.04%)の3404.03ポイントと反落した。
対中関税を巡る警戒感がくすぶる流れ。バイデン米大統領は早ければ今週中にも、中国の消費財に対する関税の一部撤回を発表する可能性があると伝えられる一方、中国政府の産業補助金に対する新たな調査を始動するとの観測も広がった。新たな調査については、テクノロジー製品など戦略的分野でのさらなる関税につながる恐れがあるという。また、中国の新型コロナウイルス再拡大が不安材料だ。感染拡大が顕著な中国東部の安徽省では、7月1日までに複数エリアで封鎖措置を導入している。関税一部撤廃を囃した買いが先行したものの、上値は重く、指数は中盤からマイナスに転じた。
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5日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比314.12ポイント安(-0.32%)の98294.64取引を終了した。98607.87から96499.42まで下落した。
終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を縮小させた。欧州市場の下落が警戒され、ブラジル市場にも売り圧力が強まった。また、通貨レアル安の進行も嫌気された。一方、経済指標の改善が指数を下支えした。6月のS&Pグローバルサービス業購買担当者景気指数(PMI)は60.8となり、前月の58.6を上回った。また、5月の鉱工業生産増加率(前年比)も前月のマイナス0.5%からプラス0.5%に回復した。
【ロシア】MICEX指数 2226.64 +1.00%
5日のロシア株式市場は反発。主要指標のMOEX指数は前日比21.98ポイント高(+1.00%)の2226.64で取引を終了した。2187.57から2238.73まで上昇した。
前半はマイナス圏に転落する場面もあったが、その後は買い戻された。UCルサール(RUALR)などの大幅上昇が指数をサポート。同社がノリルスクニッケル(GMKN)と合併するとの観測が好感されたもようだ。また、通貨ルーブル安の進行も輸出大手の物色手掛かり。一方、企業配当の中止報道が相次いでいることが引き続き警戒された。また、プーチン大統領が国内企業の配当支給について、外国口座の経由禁止令に署名したことも、外資の流出懸念を高めた。
【インド】SENSEX指数 53134.35 -0.19%
5日のインドSENSEX指数は小反落。前日比100.42ポイント安(-0.19%)の53134.35、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同24.50ポイント安(-0.15%)の15810.85で取引を終えた。
プラス圏で推移した後は終盤マイナス圏に転落した。通貨ルピー安の進行が警戒され、インド株に売りが広がった。ルピーの対米ドルレートはこの日、再び過去最安値水準を更新。また、貿易赤字の拡大や経常赤字の一段拡大懸念なども嫌気された。6月の貿易赤字は256億米ドル(約3兆4816億円)に拡大した。
【中国本土】上海総合指数 3404.03 -0.04%
5日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比1.40ポイント安(-0.04%)の3404.03ポイントと反落した。
対中関税を巡る警戒感がくすぶる流れ。バイデン米大統領は早ければ今週中にも、中国の消費財に対する関税の一部撤回を発表する可能性があると伝えられる一方、中国政府の産業補助金に対する新たな調査を始動するとの観測も広がった。新たな調査については、テクノロジー製品など戦略的分野でのさらなる関税につながる恐れがあるという。また、中国の新型コロナウイルス再拡大が不安材料だ。感染拡大が顕著な中国東部の安徽省では、7月1日までに複数エリアで封鎖措置を導入している。関税一部撤廃を囃した買いが先行したものの、上値は重く、指数は中盤からマイナスに転じた。
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