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日経QUICKニュース 外為8時30分 円、下落し111円近辺 日米金利差の拡大で 対ユーロでも下落  28日早朝の東京外国為替市場で、円相場は下落している。8時30分時点は1ドル=110円99銭~111円00銭と前日17時時点と比べて22銭の円安・ドル高だった。米連邦準備理事会(FRB)高官からテーパリング(量的金融緩和の縮小)に前向きな発言が相次ぎ、米長期金利が上昇。日米金利差の拡大を見込んだ円売り・ドル買いが優勢となった。 ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は27日、「予想通りに米経済の改善が続けば、資産購入ペースの縮小は正当化されうる」と話した。前週の米連邦公開市場委員会(FOMC)以降、金融緩和の縮小観測が高まり、円相場の重荷となっている。同日に円は一時111円07銭と7月上旬以来の安値圏まで売り込まれた。 韓国軍合同参謀本部は28日、北朝鮮が日本海に向けて飛翔(ひしょう)体を発射したと発表した。発射は15日の弾道ミサイル以来だが、円相場への影響は限定的だった。 円は対ユーロでも下落している。8時30分時点は1ユーロ=129円80~81銭と、同26銭の円安・ユーロ高だった。 ユーロの対ドル相場は横ばい圏で推移している。8時30分時点は1ユーロ=1.1693~95ドルと同0.0001ドルのユーロ安・ドル高だった。26日投開票のドイツ連邦議会選挙で中道左派のドイツ社会民主党が第1党となった。相場への影響は限られた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕 2021/09/28 08:54 日経QUICKニュース 外為17時 円、続落 110円台後半 対ユーロは高い  27日の東京外国為替市場で円相場は続落した。17時時点は1ドル=110円77銭近辺と、前週末の同時点に比べ30銭の円安・ドル高だった。米連邦準備理事会(FRB)高官の発言が米金融緩和の縮小に前向きと受け止められ、前週末の米長期金利が上昇した。日米金利差の拡大で円売り・ドル買いが優勢だった。 9~17時の安値は110円81銭近辺、高値は110円53銭近辺で、値幅は28銭程度だった。 円は対ユーロでは反発した。17時時点は1ユーロ=129円54~56銭と、同12銭の円高・ユーロ安だった。 ユーロは対ドルで3営業日ぶりに反落した。17時時点は1ユーロ=1.1695~96ドルと、同0.0043ドルのユーロ安・ドル高だった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕 2021/09/27 17:26 日経QUICKニュース 東証大引け 小反落 中国不動産問題を懸念 海運株が大幅安  27日の東京株式市場で日経平均株価は小幅に反落し、前週末比8円75銭(0.03%)安の3万0240円06銭で終えた。米ブルームバーグ通信がアジア時間27日に「中国の不動産大手、融創中国が浙江省紹興市の当局に支援を要請した」と伝えた。中国不動産市場の低迷を改めて懸念した売りが増えた。前週末に日本株は急騰していたため、このところ上昇していた海運株などに利益確定売りが出やすかった。 午前は前週末比で高く推移する場面が目立った。政府が緊急事態宣言を解除するとの観測が強まり、経済再開への期待で空運や鉄道、観光関連など景気敏感株が買われた。一方、新型コロナウイルス禍で買われた巣ごもり関連や医療関連は下げが目立った。 今週に投開票を迎える自民党総裁選を前に政策期待が高まっていることが相場全体を下支えした。円安・ドル高の進行も自動車など輸出関連には追い風となった。9月末の配当取りに絡んだ買いも入った。 JPX日経インデックス400は反落。終値は前週末比40.03ポイント(0.21%)安の1万8843.14だった。東証株価指数(TOPIX)も反落し、3.01ポイント(0.14%)安の2087.74で終えた。 東証1部の売買代金は概算で3兆2582億円。売買高は12億9346万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1355と、全体の約6割を占めた。値上がりは736、変わらずは96銘柄だった。 郵船や商船三井など海運株が大幅安となった。レーザーテクやキーエンスも安い。一方、米長期金利の上昇を背景に三菱UFJや三井住友FGなど銀行株は上昇した。円安・ドル高を追い風にトヨタは上場来高値を更新した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕 2021/09/27 15:31 日経QUICKニュース 新興株27日 マザーズ反落、ジャスダックは続伸 ビジョナルは連日高値  27日の新興企業向け株式市場で、東証マザーズ指数は反落した。終値は前週末比5.36ポイント(0.46%)安い1158.05だった。中国の不動産市場に対する不透明感などから午後に下落に転じた。メルカリやフリーなど時価総額の大きい銘柄に売りが出て指数の重荷となった。 フロンテオやそーせいが売られた。24日に新規上場したレナは大幅安だった。一方、ビジョナルは連日で上場来高値を更新。JMDCやGMO―FGが上昇した。 日経ジャスダック平均株価は続伸した。終値は前週末比8円91銭(0.22%)高い4098円27銭だった。ジャスダック市場の売買代金は概算で517億円、売買高は6080万株だった。Mipoxやマクドナルド、SEMTECが上昇した。半面、ウエストHDや東映アニメは下落した。 2021/09/27 15:16 日経QUICKニュース 外為14時 円、下げ幅縮小 110円台半ば 新規材料乏しく  27日午後の東京外国為替市場で円相場は下げ幅が縮小した。14時時点では前週末17時時点に比べ8銭の円安・ドル高の1ドル=110円55~56銭で推移している。米金融緩和の縮小観測を背景にした円売り・ドル買いが優勢となっているものの、手がかりとなる新規材料に乏しく、下値模索の動きは限られている。国内輸出企業など実需勢から円買い・ドル売りが入っていることも円相場の支えとなっている。〔日経QUICKニュース(NQN)〕 2021/09/27 14:31 日経QUICKニュース 東証14時 再び下げに転じる 中国の不動産問題を懸念  27日後場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は再び下げに転じ、前週末比30円ほど安い3万0220円台と軟調に推移している。米ブルームバーグ通信がアジア時間27日に「中国の不動産大手、融創中国(@1918/HK)が浙江省紹興市の当局に支援を要請した」と伝えた。中国の不動産市場低迷を改めて懸念した売りが増えた。 午前は、政府が緊急事態宣言を解除するとの期待を背景に買いが優勢となる場面が多かった。前週末も急騰していたため、報道をきっかけに利益確定売りが出ている。 14時現在の東証1部の売買代金は概算で2兆3005億円、売買高は9億3363万株だった。 ソフトバンクグループ(SBG)が再び下げに転じる場面がある。郵船など海運株は一段安となっている。一方、米金利の上昇を背景に三菱UFJなど銀行株はしっかり。トヨタは午後に上場来高値を更新した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕 2021/09/27 14:12 日経QUICKニュース 東証後場寄り 上げ幅を縮小 海運株に売り  27日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は上げ幅を縮小し、前週末比20円程度高い3万0260円前後で推移している。経済再開や自民党総裁選を控えた政策への期待などが支えとなっているものの、目新しい売買材料に乏しく、上値を追う動きは一服している。一時は前週末終値近くまで伸び悩んだ。 前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約690億円成立した。12時45分現在の東証1部の売買代金は概算で1兆8356億円、売買高は7億6429万株だった。 郵船や商船三井など海運株が下げ幅を拡大した。ダイキンも午後にきょうの安値を付けた。一方、トヨタや三菱UFJなどの景気敏感株は買われている。日立は午後に上げ幅を拡大している。〔日経QUICKニュース(NQN)〕 2021/09/27 13:00 日経QUICKニュース 外為12時 円、下落 110円台後半 米緩和縮小の観測で  27日午前の東京外国為替市場で円相場は下落した。12時時点は前週末17時時点に比べ15銭の円安・ドル高の1ドル=110円62~63銭で推移している。前週末に米連邦準備理事会(FRB)高官が米金融緩和の縮小に前向きな発言をしたことを受け、米長期金利が上昇。日米金利差の拡大を意識した円売り・ドル買いが優勢となっている。 9時すぎには一時110円81銭近辺と、7月7日以来およそ2カ月半ぶりの円安・ドル高水準をつけた。一方、10時前の中値決済に向けては「ドル余剰だった」(国内銀行の為替担当者)との声が聞かれた。国内輸出企業による円買い・ドル売りが入ったとの観測があり、円相場は次第に下げ渋った。 円は対ユーロで上昇し、12時時点は同3銭の円高・ユーロ安の1ユーロ=129円63~64銭だった。ユーロは対ドルで下落した。12時時点は同0.0020ドルのユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.1718~19ドルで推移している。 26日投開票のドイツ連邦議会選挙(総選挙)は中道左派、ドイツ社会民主党(SPD、社民党)が、メルケル首相の所属する中道右派、キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)に僅差で勝利する見通しと伝わった。いずれも過半数には及ばず、誰が後継首相になるかは連立協議次第で、政権発足には時間がかかるとの見方は多い。現時点でユーロ円相場やユーロドル相場への影響は限られている。〔日経QUICKニュース(NQN)〕 2021/09/27 12:14 日経QUICKニュース 東証前引け 続伸 緊急宣言の解除観測で 景気敏感株が高い  27日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前週末比109円81銭(0.36%)高の3万0358円62銭で前場を終えた。政府が緊急事態宣言を解除するとの観測が強まり、経済が再開するとの期待から景気敏感株を中心に買いが優勢となった。9月末の配当取りに絡んだ動きも支えとなり、上げ幅は一時160円を超えた。 27日付の日本経済新聞朝刊などは「政府は19都道府県へ30日を期限に発令中の新型コロナウイルスの緊急事態宣言について、28日に解除の可否を決定する」と伝えた。ワクチン接種の進展で、国内の新型コロナの新規感染者数は減少傾向にある。市場では「オーバーナイトで海外勢の買いがみられた」(国内金融機関)との声があった。 外国為替市場で前週末に比べて円安・ドル高が進んだことで、輸出関連株には追い風となった。今週に投開票を迎える自民党総裁選を前に、政策期待が高まっていることも支援材料となった。 日経平均は下げに転じる場面もあった。コロナ禍で買われた巣ごもり関連や医療関連の銘柄の一部には売りが出て、上値を抑えた。前週末に日本株が急騰したため、利益確定の売りも出やすかった。 JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は続伸した。前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆6226億円、売買高は6億7145万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は966と、全体の4割強にとどまった。値下がりは1126、変わらずは95銘柄だった。 ソフトバンクグループ(SBG)やソニーGが買われた。米長期金利の上昇を背景に三菱UFJなど銀行株も高い。一方、このところ堅調に推移していた郵船など海運株は朝高後に下げに転じた。レーザーテクも安い。〔日経QUICKニュース(NQN)〕 2021/09/27 11:54 日経QUICKニュース 新興株前引け マザーズとジャスダックともに続伸 旅行関連に買い  27日午前の新興企業向け株式市場で東証マザーズ指数は続伸した。前引けは前週末比2.76ポイント(0.24%)高い1166.17だった。国内の新型コロナウイルスの新規感染者数が減少傾向で、経済活動の再開に向けた期待感から旅行関連銘柄などに買いが入った。 アドベンチャやベルトラが大幅高となった。ビジョナルやGMO―FGも買われた。一方、メルカリやフロンテオは下落した。 日経ジャスダック平均株価も続伸した。前引けは前週末比12円50銭(0.31%)高い4101円86銭となった。ジャスダック市場の売買代金は概算で316億円、売買高は3871万株。マクドナルドやフルヤ金属、SEMTECが上昇した。半面、ウエストHDや東映アニメは下落した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕 2021/09/27 11:42 日経QUICKニュース 外為10時 円、下げ渋り 110円台後半 中値「ドル余剰」の声  27日午前の東京外国為替市場で円相場は下げ渋っている。10時時点は前週末17時時点に比べ26銭の円安・ドル高の1ドル=110円73銭近辺で推移している。10時前の中値決済に向けては「ドル余剰だった」(国内銀行の為替担当者)との声が聞かれた。国内輸出企業による円買い・ドル売りが入ったとの観測があり、円相場を支えた。 9時すぎには一時110円81銭近辺と、7月7日以来およそ2カ月半ぶりの円安・ドル高水準をつけた。前週末に米長期金利が上昇し、引き続き日米金利差の拡大を意識した円売り・ドル買いが優勢だ。 円は対ユーロで下落し、10時時点では同8銭の円安・ユーロ高の1ユーロ=129円74~76銭だった。ユーロは対ドルで下げ、10時時点では同0.0021ドルのユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.1717~18ドルで推移している。〔日経QUICKニュース(NQN)〕 2021/09/27 10:23 日経QUICKニュース 東証10時 伸び悩み 巣ごもり関連や医薬品に売り  27日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は伸び悩んでいる。前週末比30円ほど高い3万0270円前後で推移している。新型コロナウイルスの新規感染者数の減少などによる経済再開への期待が支えとなっている。半面、巣ごもり関連の銘柄や医薬品の一部に売りが出て上値を抑えている。 下げに転じる場面もあった。市場では「中国恒大集団の債務問題など懸念材料は多く、積極的に上値を追いにくい」(岡三証券の小川佳紀投資情報部長)との見方があった。 10時現在の東証1部の売買代金は概算で1兆422億円、売買高は4億3920万株だった。 ソフトバンクグループ(SBG)や三菱UFJが買われている。円安・ドル高を追い風にトヨタは年初来高値を更新した。一方、レーザーテクやキーエンス、東エレクは安い。〔日経QUICKニュース(NQN)〕 2021/09/27 10:17 日経QUICKニュース 東証寄り付き 続伸 景気敏感株に買い 上げ幅一時100円超  27日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前週末に比べ50円ほど高い3万0300円前後で推移している。新型コロナウイルスのワクチン接種の進展による経済再開への期待から景気敏感株の一角が買われている。9月末の配当取りに絡んだ買いも支えとなり、上げ幅は一時100円を超えた。 国内の新型コロナの新規感染者数は足元で減少傾向にある。きょうは空運や陸運、銀行に物色が向かっている。今週に投開票を迎える自民党総裁選を前に、政策期待が高まっていることも追い風だ。 前週末の米株式市場で主要株価指数は高安まちまちだった。日本株の方向感を決定付ける材料とはなっていない。 JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も続伸。三菱UFJやトヨタ、ソフトバンクグループ(SBG)が高い。一方、郵船やレーザーテクは下げている。〔日経QUICKニュース(NQN)〕 2021/09/27 09:35 日経QUICKニュース 外為8時30分 円、下落し110円台後半 対ユーロも安い  27日早朝の東京外国為替市場で円相場は下落して始まった。8時30分時点では前週末17時時点に比べ28銭の円安・ドル高の1ドル=110円75~76銭で推移している。前週末に米連邦準備理事会(FRB)高官が米金融緩和の縮小に前向きな発言をしたことを受け、米長期金利が上昇。日米金利差の拡大を意識した円売り・ドル買いが優勢となっている。 円は対ユーロで下落して始まった。8時30分時点では同13銭の円安・ユーロ高の1ユーロ=129円79~81銭で推移している。ユーロの対ドル相場は下落して始まった。8時30分時点では同0.0019ドルのユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.1719~20ドルだった。 26日投開票のドイツ連邦議会選挙(総選挙)は独公共放送ARDの同日午後8時(日本時間27日午前3時)時点の得票予測によると、中道左派、ドイツ社会民主党(SPD、社民党)が、メルケル首相の所属する中道右派、キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)をわずかにリードする展開となっている。どちらの党も過半数には及ばず、メルケル首相の後継が誰になるかは連立協議次第となる。政権発足には時間がかかるとの見方は多く、現時点でユーロ円相場やユーロドル相場への影響は限られている。〔日経QUICKニュース(NQN)〕 2021/09/27 08:42 日経QUICKニュース 外為17時 円、3日ぶりに反落し110円台半ば 株高で売り  24日の東京外国為替市場で円相場は3営業日ぶりに反落した。17時時点は1ドル=110円47~48銭と、祝日前22日の同時点に比べ1円3銭の円安・ドル高だった。中国不動産大手の中国恒大集団が人民元建て債の利払いに応じる姿勢を示したことで、債務不安がひとまず後退し日米株が大きく上昇。投資家心理が改善し「低リスク通貨」とされる円は売りが優勢となった。 米連邦準備理事会(FRB)は22日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で年内のテーパリング(量的金融緩和の縮小)開始を示唆した。早期の利上げ観測が高まり、米金利が上昇。24日午後も日米金利差の拡大を見込んだ円売り・ドル買いが続いた。9~17時の円の安値は110円57銭近辺、高値は110円32銭近辺で、値幅は25銭程度だった。 円は対ユーロでも3営業日ぶりに反落した。17時時点は1ユーロ=129円65~68銭と、祝日前22日の17時時点に比べ1円29銭の円安・ユーロ高だった。 ユーロは対ドルで続伸した。17時時点は1ユーロ=1.1736~37ドルと、同0.0007ドルのユーロ高・ドル安だった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕 2021/09/24 17:23 日経QUICKニュース 新興株24日 マザーズとジャスダック3日ぶり反発、レナはストップ安配分  24日の新興企業向け株式市場で東証マザーズ指数は3営業日ぶりに反発した。終値は前営業日比35.60ポイント(3.16%)高い1163.41だった。前日の米国株式相場の上昇を受けて投資家心理が改善し、マザーズ銘柄にも買いが及んだ。自民党総裁選候補が子どもに関する予算や支出の倍増に前向きな姿勢を示したと伝わり、子ども庁関連銘柄も物色された。 22日に新規株式公開(IPO)したユミルリンクは値ごろ感から買いが入った。日本電解も上昇した。一方、GWやEnjinが下落した。 24日にマザーズ市場に上場したレナの終値は制限値幅の下限(ストップ安水準)の初値比150円(15.4%)安の826円で配分された。 日経ジャスダック平均株価は3営業日ぶりに反発した。終値は前営業日比45円96銭(1.14%)高い4089円36銭だった。ジャスダック市場の売買代金は概算で632億円、売買高は6177万株だった。MipoxやEAJが上昇した。半面、ハーモニックや東洋合成は下落した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕 2021/09/24 15:30 日経QUICKニュース 東証大引け 大幅反発、3万円台回復 中国恒大巡る不安後退で  24日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に反発し、大引けは前営業日比609円41銭(2.06%)高の3万0248円81銭だった。終値で3万円台に乗せるのは17日以来1週間ぶり。足元で世界的に株式相場の下押し要因となっていた、中国不動産大手の中国恒大集団の債務問題を巡る不安がいったん後退し、短期筋による株価指数先物への買い戻しが先行した。円安・ドル高の進行も輸出関連株への買い安心感を誘い、主力株はほぼ全面高となった。 21~22日に開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が、金融市場で混乱なく受け止められたことも支えとなった。市場では「FOMCを前に売り持ち高を増やしていた投資家が多く、きょうは買い戻しを迫られたようだ」(みずほ証券の三浦豊シニアテクニカルアナリスト)との指摘があった。 自民党総裁選や衆院選を控える中、日本株の先高観は根強いとの声も聞かれた。足元の相場は調整局面もあったため、テクニカル指標は特に過熱を示唆していないとして「9月前半の急ピッチの上昇局面で買い遅れていた投資家が、恒大問題の懸念後退を機に買いを入れたのではないか」(国内証券)との見方があった。 JPX日経インデックス400は反発。終値は前営業日比404.48ポイント(2.19%)高の1万8883.17だった。東証株価指数(TOPIX)は反発し、47.20ポイント(2.31%)高の2090.75で終えた。 東証1部の売買代金は概算で3兆5578億円。売買高は14億2537万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は2104と、全体の約96%を占めた。値下がりは68、変わらずは16銘柄だった。 ソニーGは5%高と急伸し、21年ぶりの高値を付けた。川崎汽は11%近く上昇し、三菱UFJ、日本製鉄も買われた。一方、信越化、エムスリーが下落した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕 2021/09/24 15:26 日経QUICKニュース 外為14時 円、下げ拡大 110円台半ば 日米金利差の拡大で  24日午後の東京外国為替市場で、円相場は下げ幅を広げている。14時時点では1ドル=110円43~44銭と、祝日前22日の17時時点と比べて99銭の円安・ドル高だった。日本時間24日の取引で米長期金利が一段と上昇しており、日米の金利差拡大を意識した円売り・ドル買いが増えた。日経平均株価が600円近く上昇しているのも「低リスク通貨」とされる円の売りを促した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕 2021/09/24 14:12 日経QUICKニュース 東証14時 高値圏で小動き 三菱UFJは一段高  24日後場中ごろの東京株式市場で日経平均株価はきょうの高値圏での小動き。前営業日比600円ほど高い3万0200円台前半での一進一退となっている。中国不動産大手の中国恒大集団の債務問題を巡る懸念後退を手掛かりにした短期筋の買い戻しは一巡しているものの、9月前半までの急ピッチな相場上昇局面で出遅れていた投資家の買いが入っているとの指摘もある。 日本時間午後の上海や香港など中国株相場は小安い水準で推移している。りそなアセットマネジメントの黒瀬浩一運用戦略部チーフ・ストラテジストは「中国恒大問題について、市場では中国政府が同国内で処理するのではないかとの見方が出ている。日本株には買い安心感が広がる半面、中国株には重荷となっている」と分析していた。 14時現在の東証1部の売買代金は概算で2兆3807億円、売買高は9億6697万株だった。 三菱UFJが上げ幅を拡大している。ルネサスは午後一段高。一方、イーレックスが安い。ツルハHDが軟調。〔日経QUICKニュース(NQN)〕 2021/09/24 14:08 日経QUICKニュース 東証後場寄り やや強含む 上げ幅600円超、中国株は小動き  24日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価はやや強含み、前営業日比600円超高い3万0200円台半ばと、きょうの高値を付けた。中国恒大の債務問題に対する懸念がいったん後退し、投資家のリスク選好が強まっている。ただ、24日の中国株は小幅な値動きとなっており、日本株の上昇が際立っている。市場では「日本では自民党総裁選や衆院議員選挙を控えて先高観が根強い。今週前半の下落で買いの好機が来たとみた投資家が買いを入れている」(楽天証券経済研究所の香川睦チーフグローバルストラテジスト)との指摘があった。 前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約836億円成立した。 12時45分現在の東証1部の売買代金は概算で1兆9823億円、売買高は8億1240万株だった。 ソニーGが上げ幅を拡大。郵船が引き続き買われている。スノーピークが売られている。〔日経QUICKニュース(NQN)〕 2021/09/24 13:06 日経QUICKニュース 外為12時 円、下落 110円台前半 日米株高や米金利上昇で  24日午前の東京外国為替市場で、円相場は下落した。12時時点は1ドル=110円39~40銭と、祝日前22日の17時時点と比べて95銭の円安・ドル高だった。中国不動産大手の中国恒大集団が人民元建て債の利払いに応じる姿勢を示すなど、債務不安がひとまず後退したとの見方から日米の株式相場が大きく上昇。投資家心理が改善し、「低リスク通貨」とされる円に売りが出た。 米連邦準備理事会(FRB)は22日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で年内のテーパリング(量的金融緩和の縮小)開始を示唆した。利上げ開始時期の前倒し観測もあって米長期金利が上昇し、日米金利差の拡大を見込んだ円売り・ドル買いも出た。国内輸入企業による円売り・ドル買いが活発だったとの見方も相場の重荷となった。 9~12時の円の安値は110円42銭近辺、高値は110円32銭近辺で、値幅は10銭程度だった。 円は対ユーロでも下落した。12時時点は1ユーロ=129円60~61銭と、同1円24銭の円安・ユーロ高だった。中国恒大の債務問題への懸念が後退したとの思惑から、対ユーロでも円が売られた。ユーロは対ドルで上昇した。12時時点は1ユーロ=1.1740ドル近辺と同0.0011ドルのユーロ高・ドル安だった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕 2021/09/24 12:21 日経QUICKニュース 新興株前引け マザーズとジャスダック反発、レナが初値  24日午前の新興企業向け株式市場で東証マザーズ指数は反発した。前引けは前営業日比29.67ポイント(2.63%)高い1157.48だった。米連邦公開市場委員会(FOMC)が無難に通過し、23日の米株式相場が上昇。新興市場でも投資家心理が上向いた。好材料銘柄の買いも支えになった。 市場では「中国不動産の債務問題について年内は社債利払い実施の有無を巡って不透明な状況が続きそうで、新興市場でも投資家心理の重荷となる」(auカブコム証券の山田勉マーケットアナリスト)との声が聞かれた。 全固体電池製造技術の特許が公開された日本電解が買われた。メルカリも上昇した。一方、PアンチエイやGWは下落した。 きょうマザーズ市場に上場したレナは公開価格(670円)を306円(45.7%)上回る976円で初値を付けた。午前終値は849円だった。 日経ジャスダック平均株価は反発した。前引けは前営業日比38円89銭(0.96%)高い4082円29銭となった。ジャスダック市場の売買代金は概算で386億円、売買高は3824万株。EAJやフェローテクが上昇した。半面、ウエストHDや東洋合成は下落した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕 2021/09/24 11:58 日経QUICKニュース 東証前引け 中国恒大問題の懸念後退で急反発 海運や鉱業など幅広く上昇  24日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅に反発し、前引けは前営業日比561円49銭(1.89%)高の3万0200円89銭だった。上げ幅は一時、600円を超えた。中国不動産大手、中国恒大集団の債務問題を巡る警戒感がいったん後退したことで、海外短期筋などが株価指数先物に買い戻しを膨らませた。業種別TOPIXで全33業種が上昇するなど幅広い銘柄が買われ、特に海運や鉱業の上昇が目立った。 21~22日に米連邦準備理事会(FRB)が開催した米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が、金融市場で混乱なく受け止められたことも支えとなった。米長期金利の上昇や円安・ドル高の進行も追い風に、東京市場では景気敏感株が買いを集めた。 中国恒大の債務問題について、市場では「懸念が払拭されたわけではない。今後は金融機関にもリスクが波及する可能性もあり、3万円を超える水準では個人を中心にいったん利益確定して様子を見る動きが出ている」(ケイ・アセットの平野憲一代表)との指摘があった。 JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はともに反発した。 前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆7799億円、売買高は7億2675万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は2064と、全体の約94%を占めた。値下がりは90、変わらずは32銘柄だった。 ソニーGが大幅上昇した。トヨタが高かった。郵船、日本製鉄も買われた。半面、信越化、第一三共が軟調だった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕 2021/09/24 11:47 日経QUICKニュース 外為10時 円、じり安 110円台前半 中値は「ドル不足」の声  24日午前の東京外国為替市場で、円相場がじりじりと下げ幅を広げている。10時時点は1ドル=110円36~37銭と、祝日前22日の17時時点と比べて92銭の円安・ドル高だった。中国不動産大手の中国恒大集団を巡る債務不安が後退したとの見方から、日経平均株価は一時600円あまり上昇。歩調を合わせるように「低リスク通貨」とされる円には売りが増えた。 10時前の中値決済に向け、市場では「ドルが不足していた」(国内銀行の為替担当者)との声が聞かれた。国内輸入企業による円売り・ドル買いが活発だったとの観測も円相場を下押しし、円は110円43銭近辺まで下げ幅を広げる場面があった。 円は対ユーロでも下げ幅を拡大している。10時時点では1ユーロ=129円63~64銭と、同1円27銭の円安・ユーロ高だった。ユーロは対ドルでは小動きで、10時時点では1ユーロ=1.1745~46ドルと同0.0016ドルのユーロ高・ドル安だった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕 2021/09/24 10:15 日経QUICKニュース 東証10時 急上昇は一服 中国恒大問題「実体経済への影響注視」  24日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は急速な上昇が一服し、前営業日比500円ほど高い3万0100円台での一進一退となっている。中国不動産大手、中国恒大集団の債務問題を巡る懸念後退を受けた、短期筋による株価指数先物への買い戻しは一巡したとみられ、新たな材料待ちの状況。節目の3万円を上回る水準では実需の投資家による戻り待ちの売りも出ており、上値が重くなっている。 中国恒大問題について、ピクテ投信投資顧問の田中純平ストラテジストは「『リーマン・ショック』のようなシステマティック・リスクにはならないとの見方が広がった」と指摘する。もっとも「今後の実体経済への影響は注視すべきで、中長期勢はまだ積極的にリスクを取りづらい」とみていた。 10時現在の東証1部の売買代金は概算で1兆1715億円、売買高は4億8826万株だった。 郵船が年初来高値を付けた。第一生命HDが高い。ソニーGも買われている。一方、スギHDが売られている。味の素が軟調。〔日経QUICKニュース(NQN)〕 2021/09/24 10:09 日経QUICKニュース 東証寄り付き 急反発、一時600円超高で3万円台 中国恒大巡る不安後退  24日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は大幅に反発している。前営業日に比べ580円ほど高い3万0200円台前半と、取引時間中では21日以来の3万円台に乗せた。上げ幅は600円を超える場面があった。足元の懸念材料となっていた中国不動産大手、中国恒大集団の債務問題に関する不安が後退し、短期売買を手掛ける投資家などがリスク選好姿勢を強めた。日経平均は今週、2営業日で800円を超える下落となっていた反動もあって、幅広い銘柄に買いが先行している。 中国恒大が人民元建て債の利払いを実施すると発表し、前日の香港株式市場で中国恒大株は急伸した。また、前日の米株式市場では米長期金利上昇などを追い風に景気敏感株が買われ、主要株価指数が大幅上昇した。東京市場でもこの流れを引き継ぎ、鉄鋼や金融株などへの買いが目立っている。 21~22日に米連邦準備理事会(FRB)が開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)では、次回11月の会合でのテーパリング(量的緩和の縮小)の開始決定を強く示唆した。FOMCの結果とパウエルFRB議長の講演が金融市場で混乱なく受け止められたことも、日本株の買い安心感につながっている。 JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はともに反発している。 ソフトバンクGが大幅上昇。三菱UFJが高い。日本製鉄も買われている。半面、東電HDが軟調。ローソンが売られている。〔日経QUICKニュース(NQN)〕 2021/09/24 09:21 日経QUICKニュース 外為8時30分 円、下落し110円台前半 対ユーロも安い  祝日明け24日早朝の東京外国為替市場で、円相場は下落している。8時30分時点は1ドル=110円28~29銭と、祝日前22日の17時時点と比べて84銭の円安・ドル高だった。中国不動産大手の中国恒大集団を巡る債務問題への警戒感がひとまず和らいだとの見方から米株式相場が大きく上昇し、「低リスク通貨」とされる円には売りが出た。米金融緩和の正常化が早まるとの観測から米長期金利が上昇したのも円相場を下押しした。 中国恒大が23日の人民元建て社債の利払いを実施する方針を示したほか、同じ日には一部報道で「中国当局は中国恒大集団に対し、米ドル建て債の短期的な債務不履行を防ぐように求めた」とも伝わった。債務問題への懸念が後退したとの思惑から、米ダウ工業株30種平均は23日までの2日間で800ドルあまり上昇し、ドルやユーロなど主要通貨に対して円が売られた。 米連邦準備理事会(FRB)は22日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で年内のテーパリング(量的金融緩和の縮小)開始を示唆した。FOMC参加者らの政策金利見通しでも利上げ時期が前倒しされた。米長期金利は23日に約2カ月半ぶりの水準に上昇し、日米の金利差拡大を見込んだ円売り・ドル買いも出た。 円は対ユーロでも大きく下げ、8時30分時点は1ユーロ=129円51~53銭と、同1円15銭の円安・ユーロ高だった。ユーロの対ドル相場は上昇している。8時30分時点は1ユーロ=1.1744ドル近辺と、同0.0015ドルのユーロ高・ドル安だった。 23日は世界の中央銀行が相次いで政策金利を発表した。英中銀は政策金利を維持すると決めたが、2人の政策委員が国債購入枠の縮小を主張。量的金融緩和の拡大終了を求める声が強まっているとの見方から英ポンドには買いが優勢となっている。ノルウェー中銀は2年ぶりの利上げを決め、同国通貨のクローネも対主要通貨で上昇している。 一方、新興国ではトルコの通貨リラが急落した。対円では1リラ=12円50銭台、対ドルでは1ドル=8.77リラ近辺と過去最安値圏で推移している。トルコ中銀が主要政策金利の1週間物レポ金利を年19%から18%に引き下げた。インフレ率の高止まりで政策金利を据え置くとの予想が多かったため、想定外の利下げでリラ売りが強まった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕 2021/09/24 08:53 日経QUICKニュース 外為17時 円、続伸し109円台半ば 対ユーロも続伸  22日の東京外国為替市場で、円相場は続伸した。17時時点では前日の同時点に比べ19銭の円高・ドル安の1ドル=109円44~45銭で推移している。中国の不動産大手、中国恒大集団の債務問題で投資家が運用リスクを取りづらくなるとの見方から「低リスク通貨」とされる円には買いが優勢となった。中国景気の先行き懸念もあって日経平均株価が軟調だったのも円相場を支えた。 もっとも、円は109円60銭近辺まで上げ幅を縮める場面があった。中国恒大集団は22日、期日を23日に迎える人民元建て債の利払いを実施すると発表した。信用不安が和らぐとの思惑から円には買い持ちを減らす売りが出た。22日の欧州市場で主要国の株価指数が上昇して始まったのも円売り・ドル買いにつながった。 円は対ユーロでも続伸した。17時時点では同18銭の円高・ユーロ安の1ユーロ=128円37~38銭で推移している。ユーロは対ドルでは横ばい圏で、17時時点は同0.0003ドルのユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.1729ドル近辺で推移している。〔日経QUICKニュース(NQN)〕 2021/09/22 17:26 日経QUICKニュース 新興株22日 ジャスダック、マザーズとも続落 CCT、ユミルリンクが初値  22日の新興企業向け株式市場で、日経ジャスダック平均株価は続落した。終値は前日比20円76銭(0.51%)安い4043円40銭だった。中国の不動産大手、中国恒大集団の債務問題を巡る不透明感が引き続き相場の重荷となった。時価総額上位の銘柄に売りが膨らんだ。 ジャスダック市場の売買代金は概算で486億円、売買高は5248万株だった。フェローテクやウエストHD、東映アニメが下落した。半面、ワークマンやフルヤ金属、SEMTECは上昇した。 東証マザーズ指数は続落した。終値は前日比10.88ポイント(0.96%)安い1127.81だった。PアンチエイやEnjin、BASEが下落した。半面、メルカリやビジョナル、HENNGEが上昇した。 マザーズ市場にきょう新規上場したCCTは初値(7040円)を下回る6590円で終えた。 マザーズ市場にきょう新規上場したユミルリンクは初値(1711円)を下回る1500円で終えた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕 2021/09/22 15:30 日経QUICKニュース 東証大引け 続落で3週ぶり安値、中国恒大問題を懸念  22日の東京株式市場で日経平均株価は続落し、前日比200円31銭(0.67%)安の2万9639円40銭で終えた。3日以来、約3週間ぶりの安値となった。中国の不動産大手、中国恒大集団の債務問題を巡る不透明感を背景に運用リスクを回避する売りが続いた。円相場が一時1ドル=109円台前半まで円高・ドル安が進み、輸出関連を中心に収益目減りを意識した売りも出た。下げ幅が260円を超える場面もあった。 午前の中ごろには一時上昇に転じた。中国恒大集団が同日午前、23日に期日が到来する人民元建て債の利払いを実施すると発表し、同問題を巡る不透明感が後退するとの思惑から買いが優勢となった。 もっとも、買いの勢いは続かなかった。「同日に利払いが到来するドル建て債については言及がない」との見方もあり再び売りが優勢となった。「債務問題を巡る状況は大きく変わらない」(SMBC日興証券の太田千尋投資情報部部長)との声も聞かれた。 午後の中ごろからは安値圏で小動きとなった。日本時間23日に結果発表を控える米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に様子見ムードが強まった。 日銀は22日まで金融政策決定会合を開き、大規模な金融緩和の維持を決めた。市場では想定通りとの受け止めが多く、株式相場への影響は限られた。 JPX日経インデックス400は続落。終値は前日比193.60ポイント(1.04%)安の1万8478.69だった。東証株価指数(TOPIX)も続落し、21.00ポイント(1.02%)安の2043.55で終えた。 東証1部の売買代金は概算で2兆8901億円。売買高は12億359万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1847と、全体の8割強を占めた。値上がりは287、変わらずは53銘柄だった。 トヨタやダイキン、ファナックが下げた。TOTOなど中国関連の一角も安い。一方、ファストリやソフトバンクグループ(SBG)は上昇した。郵船など海運株の上げも目立った。 きょう東証1部に上場した金融システム開発を手掛けるシンプレクスは9時4分に公開価格(1620円)を40円(2.5%)上回る1660円で初値を付けた。終値は2060円だった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕 2021/09/22 15:27

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