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外為8時30分 円、下落し110円台後半 対ユーロも安い

配信日時:2021/09/27 08:42 配信元:QUICK
 27日早朝の東京外国為替市場で円相場は下落して始まった。8時30分時点では前週末17時時点に比べ28銭の円安・ドル高の1ドル=110円75~76銭で推移している。前週末に米連邦準備理事会(FRB)高官が米金融緩和の縮小に前向きな発言をしたことを受け、米長期金利が上昇。日米金利差の拡大を意識した円売り・ドル買いが優勢となっている。

 円は対ユーロで下落して始まった。8時30分時点では同13銭の円安・ユーロ高の1ユーロ=129円79~81銭で推移している。ユーロの対ドル相場は下落して始まった。8時30分時点では同0.0019ドルのユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.1719~20ドルだった。

 26日投開票のドイツ連邦議会選挙(総選挙)は独公共放送ARDの同日午後8時(日本時間27日午前3時)時点の得票予測によると、中道左派、ドイツ社会民主党(SPD、社民党)が、メルケル首相の所属する中道右派、キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)をわずかにリードする展開となっている。どちらの党も過半数には及ばず、メルケル首相の後継が誰になるかは連立協議次第となる。政権発足には時間がかかるとの見方は多く、現時点でユーロ円相場やユーロドル相場への影響は限られている。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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